Top 炊飯器 比較2025’ 美味しく炊ける!炊飯器55機の性能とおすすめ・選び方(1)

2025年01月12日

比較2025’ 美味しく炊ける!炊飯器55機の性能とおすすめ・選び方(1)

【今回レビューする内容】2025年 最新の高性能・高級炊飯器の性能とおすすめ・選び方:5.5合炊き炊飯器:長時間保温が得意な機種など 2023年モデルの人気機種の違いと性能ランキング

【比較する製品型番】パナソニック おどり炊き SR-VSX101 ビストロ SR-V10BB SR-V10BB-K SR-V10BB-H SR-V10BA-K SR-W10BB-K SR-V10BA-H SR-MPW102 SR-W10A 象印 NW-JZ10 NW-JY10 NW-JX10-BA -BA NW-FB10-BZ NW-FB10-WZ NW-FA10-BZ NW-PV10 NW-PU10 NW-PT10-BZ SR-W10E3-K NW-FC10 NW-NA10 日立 RZ-V100HM  RZ-V100GM RZ-V100FM-W RZ-W100GM RZ-W100FM RZ-W100EM-K RZ-G1000E3M(W) RZ-TS106M W 三菱電機 本炭釜 NJ-VW10G NJ-BW10G NJ-VW10F NJ-BW10F NJ-BWD10 NJ-AWB10-B NJ-XSC10J タイガー 土鍋ご泡火炊き JRX-G100 JRX-G100-KG JRX-G100-WG JRX-G100K JRX-T100 JPL-T100 JPL-H100 JPL-H10 JPL-S100 JPI-S10N-K JPI-S10NK JPI-S10NW JPV-10Y4K JPI-10E4W 東芝 RC-10ZWW RC-10ZWW-K RC-10ZWW-W RC-10ZWV RC-10ZWT RC-10MGWE4(TS) アイリス RC-IF50-B T-Fal RK880 RK8808JP RK890 RK890EJP バーミキュラ RP23A-GY RP23A-SV ほか

今回のお題
美味しいご飯が炊ける!炊飯器のおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今日は、2025年1月現在、最新の家庭用炊飯器(炊飯機)の比較です。

 「美味しく炊ける!」をキーワードに、加熱方式・内釜の質・食感調整・保温機能などの機能差に注意しながら、各機を分析しました。

 見本市やイベントなどで味見をし、主観的な調査の結果もふまえています。

 皆さんが目的に適った炊飯器を「楽しく選べる」ような記事構成に心がけました。

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1・高性能炊飯器の比較 (1)
 1-1:選び方の基本の説明【導入】
 1-2:各社の中級機〈3〜5万円〉
 1-3:象印 1〈炎舞炊き〉
2・高性能炊飯器の比較 (2)
 2-1:象印 2 〈炎舞炊き〉
 2-2:パナソニック 〈ビストロ〉
 2-3:象印〈炎舞炊き〉
 2-4:三菱〈本炭釜 紬〉
 2-5:タイガー〈ご泡火炊き〉
3・高性能炊飯器の比較 (3)
 3-1:東芝〈炎匠炊き〉
 3-2:日立〈ふっくら御膳〉
 3-3:アイリス〈瞬熱真空釜〉
 3-4:ティファール〈ザ・ライス〉
 3-5:バーミキュラ〈ライスポット〉
4・高性能炊飯器の比較 (4)
 4-1:最終的なおすすめの提案【結論】

 記事では、はじめに高品質な炊飯器の「選び方の基本」を示します(1-1)。

 その後、味を重視したい方には最も人気のある「アンダー5万円台」の中級機を、メーカー横断的に比較します(1-2)。

 各社の「技術の粋」を結集した最高級機は、中級機をみたあと、メーカーごと説明していくという構成にしました(1-3以降)。

ーーー

もちもち炊飯  ★★★★★
しゃっきり炊飯 ★★★★★
ご飯の甘み   ★★★★★
保温性能    ★★★★★
手入れの手軽さ ★★★★★
総合評価    ★★★★★

 その上で、最後の結論編では、上表のようなポイントからAtlasのおすすめ機種を提案していきます。

 よろしくお願いします。

1-1・高性能炊飯器の選び方の基本!

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 はじめに、「炊飯器の選び方の基本」の紹介からです。

 選ぶ際に重要になる「価格による炊飯グレードの違い」について説明したあと、内釜・火力・炊き分けなど、「美味しさの違いを生むスペックの読み方」を解説していきます。

1・炊飯器の価格と炊飯グレード

 はじめに、炊飯器のグレードです。

 今年、Atlasが調査した現行の炊飯器だけでも、100機種を軽く上回りました。

 そのため、読者の皆さんも「自分に最も合う炊飯器」を選ぶのは「一苦労」だと思います。

1・かけられる予算
 =1万円・3万円・5万円以上
2・必要なサイズ
 =3合・5.5合・1升

 ただ、選ぶ場合の「はじめの一歩」として、「かけられる予算」と「必要なサイズ」を考えるだけで、皆さんが検討するべき機種は、一気に20機種前後まで絞れます。

 その場合のポイントを、以下で解説します。


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 第1に、かけられる予算です。

 炊飯器の場合、1万円台3万円台6万円台に、グレードの「分岐点」があります。

 1万円以上の場合、最新技術ではないものの、信頼できるIH式炊飯器や、圧力IH式炊飯器が選択できます。

 これ以下だと、マイコン式炊飯器しかないので、味は30年前と同じです。

 3万円以上の場合、各社の上位技術の一部を採用する中級機が選べます。

 終盤まで高温を維持でき、お米の潜在能力を出しやすい可変圧力IH炊飯器や、スチーム圧力IH炊飯器など、上位規格の製品も選べます。

 6万円以上の場合、各社の最先端の技術を採用する上級機が選べます。

 売出時価格は10万を超えるのが普通ですが(あまり性能のかわらない)1年の型落ちだと、この値段(あるいはそれ以下)で十分買えます。

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 結論的にいえば、予算に応じてで良いですが、性能で選ぶ場合、3万円台を1つの目安と考えると、技術が新しめの製品が選べます。

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 第2に、炊飯器のサイズです。

 炊飯器は、基本的に「大は小を兼ねない」点に注意してください。

 ヒーターが最大容量を前提に配置されているためです。

 むろん、5.5合機でも、対策力が強い高級機(ビストロほか)なら、3合程度でも美味しく炊けるモデルはあります。

 しかし、ういった機種を含めて、設置場所と電気代は余計にかかるので、導入効果は少ないと言えます。

 例えば、3合前後(約7-10杯分)しか毎回炊かないならば、「3.5合炊き」が最もおすすめです。

 結論的にいえば、(来客時ではなく)日常食べる杯数あわせて買うのがポイントです。

 (たまの)来客などに備えたいならば、まめに冷凍ご飯を作っておくか、このブログの【炊飯用土鍋の比較記事】で書いた、ガス火用を予備で備えれば良いかと思います。

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1・5合炊きの高級炊飯器の比較
 予算:3.5万円〜
2・5合炊きの格安炊飯器の比較
 予算:1万円〜
3・一升炊きの高級炊飯器の比較
 予算:3.5万円〜
4・一升炊きの格安炊飯器の比較
 予算:1万円〜
5・3合炊き小型炊飯器の比較
 予算:5千円〜
6・糖質カット炊飯器の比較
 予算:1万円〜
7・おすすめ炊飯器の選び方【まとめ】
 =選び方についての補足的な解説

 以上、選び方の基本の解説でした。

 これら2つの要素をふまえて、今回の記事は、炊飯器の記事を7つに分割しています。 

 今回は、上記リンクの1回目の記事です。

 最も人気のある実売「3.5万円以上」の「5.5合炊き」の炊飯器を扱います。

 5合でも少し安めで探している方は、2番の記事こちら】をご覧ください。

 そちらでも「性能が期待できる」機種を多く紹介しています。

 ご家族の人数的に、「3合炊きモデル」や、「一升炊きモデル」が良さそうという方も、上記のリンクの各記事をクリックしてご覧ください。

 よろしくお願いします。

2・スペックからの炊飯器の選び方

 つづいて、スペック面からの「選び方の基本」確認します。

 このサイズ・グレードの製品で、「美味しく炊ける」炊飯器を選ぶための「4つのポイント」は、以下の通りです。

 1・沸騰温度の持続性
 2・加熱方式
 3・内釜の素材と厚さ
 4・ご飯の炊き分け機能

 これらは、デンキヤの量販店で店員さんと相談しながら購入する場合でも、最低限おさえて置いた方がよいと言えるポイントです。 

 そのため「手短に」解説しておきます。


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 第1に、炊飯器の沸騰温度の持続性です。

 炊飯機で美味しいご飯を炊くためには、炊飯の中盤行程で沸騰温度を長時間維持できること、そして、水の少なくなる終盤行程でも、釜内の高温状態を維持できることが重要です。

 そのために重要な装備はいくつかありますが、基本となるのはヒーターのパワーです。

 各社とも、パワフルなIHヒーターを全周に回したり(パナソニック)、独特のローテーションヒーターを採用したり(象印)、工夫を凝らします。

 また、ヒーターの熱を逃しにくく筐体の断熱性を高める工夫(三菱)や、沸騰水をこぼさず貯め戻す仕組みなど、ヒーターの力を逃さないための工夫も多いです。

 いずれにしても 「火力」が味の優劣を生みますので、今回は、こうしたヒーターの本数や種類に注目して比較します。

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 第2に、炊飯器の加熱方式です。

 これらは、沸騰温度・釜内温度の持続性にも関係します。

 しかし、炊飯の味の方向性(個性)を決める要素でもあると、Atlasは考えています。

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 覚えておくとよい「加熱方式」と「味の傾向」は、上表の4つです。

 方式別に得意とするの傾向は、(ざっくりですが)上表の通りです。

 IH式炊飯器は、お米の銘柄の味がダイレクトにでる方式です。

 硬めの炊飯が得意であるほか、(お米をいじらないので)お米の品質や銘柄の個性が出やすく、銘柄の違いが楽しめます。

 ただ、例外はあるものの、食感や堅さの炊き分けが苦手で、お米の粘りも出しにくいと言えます。

 圧力IH炊飯器は、ご飯の甘みや粘りをよく引き出せます。

 しかし、銘柄に関わらず同じような味になりがちで、個性を楽しみにくい、とも言えます。

 可変圧力IH式は、複数の圧力段階が表現できるので、食感の炊き分けがしやすいといえます。

 炊飯中盤で沸騰時間が持続しやすく、終盤も庫内を高温にしやすいので、高級機だと可変圧力を採用する企業が多いです。

 スチーム圧力IH式は、高温スチームの噴射で、沸騰時間の持続性を高める方式です。

 味は可変圧力式に似ますが、お米の粘りより、ハリを重視した「内柔外硬」な食感が得意です。

 より細かくは、該当製品を紹介する中で、詳しくふれます。

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 第3に、内釜の素材と厚さです。

 高級炊飯器は、内釜の部品代が本体価格の大部分を占めているものもあるほど、各メーカーは重要視しています。

 内釜の厚さは、中級機までの場合、とくに重要です。

 例外はありますが、厚ければ厚いほど、沸騰温度の維持や温度の均質性において有利であり、味の面でプラス作用があると考えてください。

 とくに、底面に火力が集中する機種は、釜底の厚みが重要になります。

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 内釜の構造や材質も、重要です。

 企業によって、本当の萬古焼の土鍋(タイガー)を採用したり、本当の炭から削り出した本炭釜(三菱)を採用し、かまど炊き、土鍋炊きのリアルな再現を目指す製品もあります。

 ただし、こうしたものは部品代が高く、(レアケースですが)割れるので、採用は一部企業の上位機に限られます。

 他の企業は、金属を複合的に利用したり、中空構造を作ったり、外装コートを工夫し蓄熱性や熱伝導性を高めます。やはり、「かまど炊きや土鍋での炊飯」狙ったもので、目指すところは同じです。

 この部分は、とくにメーカー間の力の入れ方に差があるので、今回の記事では、釜の品質にも比重をおいて調査します。

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 第4に、ご飯の炊き分け機能です。

 炊飯器の多くは、「かためふつうやわらかめ」など、ご飯の堅さを指標にした炊き分けが可能です。

 高級機だと「しゃっきり」「もちもち」など食感系の指標も加わり、上図のように、立体的にご飯の炊き分けが可能な機種もあります。

 自分の好みのお米の「堅さ」「食感」が表現できる方は、炊飯器の炊き分け機能の有無を重要視するべきでしょう.。

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 一方、最近の高級な炊飯器は「どんなお米でも、希望通りの食感で美味しく炊けてしまう」傾向にあります。言い方を変えると、お米の銘柄本来の個性が分かりにくいともいえます。

 その部分で言えば、最近は「お米の銘柄ごとに炊き分ける機能搭載する機種が増えてきました。

 今回は、この部分も比較していきます。

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 以上、炊飯器の「選び方の基本」を紹介しました。

 今回は、これを基準としつつ、長時間保温機能・蒸気レス機能・お手入れの手軽さなど、利便性に関わる部分を含めて比較します。

1・高性能炊飯器の比較 (1)
 1-1:選び方の基本の説明【導入】
 1-2:各社の中級機〈3〜5万円〉
 1-3:象印 1〈炎舞炊き〉
2・高性能炊飯器の比較 (2)
 2-1:象印 2 〈炎舞炊き〉
 2-2:パナソニック 〈ビストロ〉
 2-3:象印〈炎舞炊き〉
 2-4:三菱〈本炭釜 紬〉
 2-5:タイガー〈ご泡火炊き〉
3・高性能炊飯器の比較 (3)
 3-1:東芝〈炎匠炊き〉
 3-2:日立〈ふっくら御膳〉
 3-3:アイリス〈瞬熱真空釜〉
 3-4:ティファール〈ザ・ライス〉
 3-5:バーミキュラ〈ライスポット〉
4・高性能炊飯器の比較 (4)
 4-1:最終的なおすすめの提案【結論】

 続く項目(1-2)では、「3万円〜5万円」の各社の製品をはじめにみます。

 美味しさを求める方に「人気」の価格帯なので、はじめにまとめて比較することにしました。

 その後、6万円オーバーの高級機や、10万円を超える「ハイエンドクラス(最高級機)をメーカーごと見ていくという構成にしました。

1-2・各社の中級グレードの炊飯器

 というわけで、具体的な製品紹介にはいります。

 はじめに、3万円台〜6万円台の中級グレードの炊飯器を、メーカー横断的に見ていきます。

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 なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記しています。


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 【2023年発売】SR-MPW102-W後継機

 1・パナソニック SR-W10A-W
  ¥43,414 Amazon.co.jp (1/12執筆時)

炊飯方法:可変圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.2気圧
内釜素材:ダイヤモンドかまど釜
内釜厚さ:2.4mm
内釜保証:3年保証
保温機能: 
堅さ調整:4種類

 SR-W10Aは、パナソニックおどり炊き Wシリーズに属する製品です。

 同社を代表する中級機です。

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 このクラスは、特定店向け(エディオン系)のブラック配色もあります(SR-W10E3-K)。

 仕様も 内鍋のダイヤモンドコートを増量し、付属の蒸し板で蒸し料理ができる、特注ですが、実売価格が約5万円と高いです。

 費用対効果を考えても、白色の通常機のほうが良いでしょう。

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 炊飯方式は、可変圧力IH炊飯です。

 最大1.2気圧です。

 一定の気圧(圧力)が掛けられるだけでなく、炊飯中に加圧・減圧をフレキシブルにできるのが特長です。

 とくに、可変圧力式は炊飯の終盤で一気に減圧できるため、「中はふっくら・もちもちで、外にハリがある」という美味しいご飯ができやすいという特性があります。

 そのため、通常の圧力式がやや苦手とする「かため」のご飯も(わりと)上手に炊けます。

 正確には、本機の場合、かための場合は、加減圧はせず炊くことで調整しています。

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 パナソニックは、その上で、高速相互対流ができます。

 上図のように、コイルを高速で切り替えることで、外向きと内向きの激しい交互対流を発生させ、「釜底全体から強力な泡の熱対流を起こすことで、お米をおどらせる」仕組みです。

 同社の炊飯器の源流の1つである旧三洋の「おどり炊き」は、釜の内部で対流や細かい泡を生み出すことで、炊飯中の米をかき混ぜ、一粒一粒のお米が立った「ふっくらした」お米の炊飯を炊けるように調整されていました。

 その進化形といえる技術で、相互対流を起こすことで、一粒一粒の芯までしっかり加熱でき、ふっくら大きく、よりうまみと甘みが増したおいしいごはんが炊き上がります。

 数値的にも説明されており、ご飯粒の大きさも約10%アップします。

 なお、高速相互対流と可変圧力という米を踊らせる2つの工夫がなされていることから、この炊飯器は「Wシリーズ(旧名:Wおどり炊き)」というブランド名が付いています。

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 ヒーターは、6段のIHヒーターです。

 火力制御が巧みなIHヒーターだけで6段回せるのは、IHヒーター部品を作れる同社だけです。他社は、普通の「シーズヒーター」を併用しますので。

  なお、他社の場合、シーズヒーター併用の場合は「」ではなく、「」という表現で表記します。

 この価格帯だと、他社と比べても総合的な火力は優位と言えます。

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 使われている釜は、ダイヤモンドかまど釜です。

 厚さは2.4cmと価格相応に厚く、実力が期待できます。

 より厚みのある製品は他社機にあります。

 しかし、パナソニックは、釜を多層にし、中空素材を入れ込むことで蓄熱性(断熱性)を増す工夫が見られます。形状は、「かまど」で使う羽釜の形を摸すことでも、発熱効率を向上させています。

 このほか、内装が遠赤効果(熱の伝わりを重視するコートと、沸騰時の泡立ちをよくする底面のディンプル加工があります。

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 圧力の工夫のほか「うまみ循環タンク」も言及に値します。

 蒸気から「おねば」を戻すことで、ご飯の甘み成分を戻す仕組みです。

 ご飯表面の「ハリ」について独自の制御(新制御おどり炊き)がなされているのも、パナソニックの見どころです。

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 ご飯の堅さは、かため・ふつう・やわらかめ・もちもちと4通りの選択ができます。

 先述の可変圧力と高速相互対流の仕組みで、割としっかり食感に差をつけられます。

 下面に大火力のコイルが使用されているため、おこげご飯も作れます。

 健康米は、本機も、玄米のほか、麦ごはんコース(押し麦・もち麦)が追加されています。

 ご飯の保温は、低めの温度で保温できる程度(いきいき保温)です。

 ここは「あっさり」です。

 蒸気セーブ機能は、搭載されません。

 結露などの面では配慮が必要です。

 お手入れは、洗う必要があるのは、ご飯のお釜内ぶたセット蒸気ガイドです。

 炊飯器としては標準的でとりたてて面倒でも楽でもないレベルです。

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 以上、パナソニックSR-W10Aの紹介でした。

 この価格帯の製品だけで言えば、甘く、ハリもあり、大粒なご飯が炊けるという部分で優秀と言えます。「ふっくら甘い」系のご飯も、「しゃっきり」系のご飯も、高レベルで炊き分けられるでしょう。

 一方、弱めと言えるのは保温部分です。炊きたて時以外のご飯の味にこだわりたい場合、(ZIPロックコンテナなどで)冷蔵・冷凍保存する必要はあるでしょう。

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 【2024年7月発売】(黒・白)

 ・パナソニック おどり炊き SR-M10B
  ¥34,380 楽天市場 (1/12執筆時)

 【2023年9月発売】(黒・茶)

 ・パナソニック おどり炊き SR-M10A
  ¥32,800 Amazon.co.jp
(1/12執筆時)

炊飯方法:可変圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.2気圧
内釜素材:ダイヤモンドかまど釜
内釜厚さ:2.4mm
内釜保証:3年保証
保温機能:
堅さ調整:3種類

 なお、パナソニック可変圧力IHの場合、1クラス下位の機種も選べます。

 先ほどの機種と比べると、高速相互対流に非対応で、ヒーターもIH5段なのではありますが、予算3万円以内で考えたい場合、性能は良いといえわりと良い候補の1つでしょう。

 このブログだと【5合炊きの格安炊飯器の比較記事】の方で、詳しい情報を載せました。

 興味のある方は、のちほどそちらもご確認ください。

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 【2024年9月発売】

 ・パナソニック ビストロ SR-V10BB-K
  ¥94,510 Amazon.co.jp (
1/12執筆時

 ・パナソニック ビストロ SR-W10BB-K
  ¥76,500 Amazon.co.jp (1/12執筆時)

 逆に、同社の上位グレード(ビストロ)は、他社の高級機と一緒に、後ほどまとめて紹介します。

 このランクになると、炊飯終盤(追い焚き・蒸らし)まで、内鍋の高温を維持できる、さらなる仕組みが加わります。

 このままお読みください。


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 【2024年発売】

 2・象印 極め炊き NW-WA10-BZ
  ¥45,350 Amazon.co.jp (1/12執筆時)

 【2023年発売】

 3・象印 極め炊き NW-JZ10-BA
  ¥40,700 Amazon.co.jp (1/12執筆時)

 【2022年発売】

 4・象印 極め炊き NW-JY10-BA
  ¥37,280 Amazon.co.jp (1/12執筆時)

 【2021年発売】

 5・象印 極め炊き NW-JX10-BA
  ¥43,578 楽天市場
(1/12執筆時)

 【2020年発売】

 6・象印 極め炊き NW-JW10-BA
  ¥45,000 Amazon.co.jp (1/12執筆時)

炊飯方法:圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.3気圧
内釜素材:豪炎かまど釜
内釜厚さ:2.2mm
内釜保証:3年保証
保温機能:極め保温
堅さ調整:81通り

  NW-WA10は、象印極め炊きシリーズの中級機です。

 象印の場合、このグレードだと圧力の強さに力点を置いた機種が多いです。

 旧機種が多く残ります。

 2024年機は、おかゆが2種類(粒立ち/普通)が選択できるようになった程度の違いです。

 2022-23年機は、色を除けば、それ以外は新機種と同じです。

 2020年機は、麦ごはんの炊き分けが1つ少ない1種類です。

 代わりに、液晶のバックライトがオレンジで見やすいです。

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 結論的にいえば、各年度ともそう大きな変化でもないため、買われる際の値段で決めてOKです。

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 炊飯方式は、圧力IH炊飯です。

 かけられる圧力は、最高1.3気圧と、最高水準です。

 象印の場合、気圧調整は、主に米の硬さ・食感を調整するために使われ、基本的に、炊きたいご飯の硬さに応じて、一定の気圧をかけ続けます。

 可変機構はないですが、これが「とびきり甘みを出す」という同社の素晴らしい個性を生んでいます。

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 ヒーターの段数は、底面にIH2段です。

 中段に(Wではない)1重の胴リングヒーターと、ふたヒーターという「4重加熱」構成です。

 炊飯器の値段からすると、平均的な火力です。

 消費電力は、1240Wです。

 ブレーカー問題はないでしょう。

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 使われている釜は、「鉄(くろがね仕込み)豪炎かまど釜」です。

 蓄熱性の高い鉄素材と、熱伝導性の高いアルミ素材を複合的に利用した製品です。釜の厚みは、圧力炊飯器としては優秀で、2.2mmの厚み(フチは3mm)と十分です。

 先述のように、火力は平均的ですが、それを十分補える実力のある釜だと言えます。

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 釜のコーティング素材は、プラチナコートです。

 プラチナナノ粒子は、水を弱アルカリ性にする効果があります。

 東京農大の検証では、甘み成分がアップ(45%)するようです。粘りがあり「ふっくら・甘みのある」ご飯の炊飯が可能です。

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 ご飯の堅さは、象印の場合「わが家炊きメニュー」という機能があります。

 堅さは7段階、粘りは9段階選べ、総計で81通りの炊き分けが可能です。

 多すぎる気もしますが、AI搭載で、液晶モニターにその日のご飯の評価を入力していくと、次の炊飯に反映していく仕組みがあり、便利です。

 そのほか、時間をかけるプレミアム炊飯(熟成炊き)や、高速炊飯などが可能です。おこげご飯も「鉄器おこげ」として対応できます。

 健康米は、雑穀米・玄米・麦飯などに対応し、それぞれ食感も2-3種選択できます。

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 ご飯の保温は、極め保温がポイントです。

 ふたセンサーが温度を見張り最大40時間までの保温を可能にするというものです。

 制御的には、人工知能AIとふた開閉センサー(うるおいセンサー)がご飯の残量を推測して、底部の火加減を調整する仕組みです(保温見張り番)。

 お手入れも手軽です。

 構造が単純なので、圧力IH炊飯器にしてはかなり掃除がしやすいといえます。

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 以上、象印の極め炊き NW-WA10の紹介でした。

 高圧が甘みを引き出すので、(それが自然かは別として)とにかく「ふっくら・甘い」ご飯が好きという方におすすめにできます。

 一方、炊き分けはできるものの、普段に「しゃっきり・かため」のご飯を炊きたいご家庭ならば、あえて本機を選ぶ意味性は薄いかと思います。


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 【2024年7月発売】RZ-V100HM-K

 7・日立 ふっくら御膳 RZ-V100HM-W
  ¥34,600 Amazon.co.jp (1/12執筆時)

 【2023年発売】RZ-V100GM-K

 8・日立 ふっくら御膳 RZ-V100GM-W
  ¥33,980 Amazon.co.jp (1/12執筆時)

 【2022年発売】RZ-V100FM-K

 9・日立 ふっくら御膳 RZ-V100FM-W
  ¥29,380 Amazon.co.jp (1/12執筆時)

 【特定店向け】RZ-TS106M K RZ-TS106M R

 10・日立 ふっくら御膳 RZ-TS106M W
  ¥54,980 ジャパネットたかた

炊飯方法:スチーム圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.3気圧
内釜素材:大火力 沸騰鉄釡
内釜厚さ:
内釜保証:6年保証
保温機能:スチーム保温
堅さ調整:3段階

 RZ-V100GMは、日立の「ふっくら御膳」シリーズの中級機です。

 他社に比べると、同社の中級機は、圧力とスチームの併用にこだわります。また、炊飯時の「蒸気カット」にも力を注いでいます。

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 一方、旧機などが残ります。

 2023年機は、24年機と性能は同じです。

 2022年機は、通常炊飯のプログラムが、旧式になります。

 新方式は「甘み12%アップ」とのことです。2022年までは「外硬内軟」という理想を追求していましたが、「圧騰甘み炊き」という表現に変わりました。

 ただ「ハリ」に重要な蒸らし行程は引き続き重視しますし、仕組みも(グラフも)同じなので、大きな傾向の変化ではないでしょう。あとは、冷凍ご飯モードがない程度です。

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 第2に、ジャパネットオリジナル機です。

 限定色の赤(RZ-TS106M R)もあります。

 上ぶた構造が異なり「蒸気カット構造(右図)」が不採用です。1ランク下の日立の入門機(RZ-X100DM)と同じ「蒸気セーブ構造(左図)」になります。

 日立は貯めた蒸気を蒸らし過程で還元するスチーム式なので、構造の違いは、利便性ほか、お米の味(ハリなど)にも影響をもたらすでしょう。

 「甘み12%アップ」は採用ですが、全体構成は入門機と同等です。いくつかの炊飯モード(極上すしめし、冷凍用ご飯)も省略です。

 ただ、発芽玄米用モード(極上発芽玄米ほか)が充実する部分は強調できます。あとはパネル部分の仕様が異なる程度で、内釜も同等です。

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 結論的にいえば、プログラムと蒸気部分が共に上位の2023年機が最も良いでしょう。

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 炊飯方式は、スチーム圧力IH炊飯です。

 蒸気は過熱時に上フタに貯め、それを再利用する「給水レスオートスチーマー」です。

 スチームの温度は最高107℃です。炊飯過程の終盤で水が少なくなった段階だと、圧による高温の維持が難しいので、その際に放出することで、釜内の高温の維持を図る工夫です。

 これにより、「外硬内軟(外はしっかり、中は柔らか)」という、日立が理想とする炊飯の方向性を実します。

 なお、圧力機構は可変せず、炊飯時の加圧・減圧はしません。

 炊飯中盤で沸騰時間を維持するために備えています。

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 ヒーターの段数は、非公開です。

 見た感じでは、底面が2段IH相当です。側面とフタのシーズーヒーターを合わせた全面加熱構造ですから、能力が期待できます。

 さらに、フタとボディに断熱性の高い素材を採用するとともに、空気断熱層を作ることで、熱を閉じ込める気風があります。

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 使われている釜は、「大火力 沸騰鉄釡」です。

 内層に熱伝導性の高いアルミと、蓄熱性の良い鉄を鋳こむハイブリッド仕様で、象印の上位機と方向性は同じです。

 その上で、熱伝導率の高いゴールドと、遠赤が戦を発する炭素のコーティングをすることで、ヒーターの発熱効率をアップさせています。

 一方、象印・パナソニックが、1200W前後の電力であるのに対して、日立は1400Wと多めの消費電力での炊き上げになります。

 電気代に差は生じないものの、コンセントの許容容量は注意してください。たこ足配線は駄目です。

 釜の厚さは、非開示です。

 しかし、見た感じ、このクラスの圧力炊飯器としては十分でしょう。

 ご飯の堅さは しゃっきり・普通・もちもちが選べます(極上コース)。

 そのほか、2合以下のお米を上手に炊ける、少量炊飯モードが搭載されます。

 健康米系は、玄米、雑穀米、麦飯に対応です。

 玄米は「おかゆ・炊きこみ」が、雑穀米は炊き込みに対応します。

 食感は調整できません。

 ご飯の保温は、スチーム保温モードが搭載されます。

 スチームを使って効果的にご飯の乾燥を防ぐことが可能です。

 一度に炊きあげて、保温しておく人には欠かせない機能でしょう。

 この点では、この機種も高機能といって良いです。最大24時間まで対応します。

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 お手入れは、洗う必要があるのは、ご飯のお釜ほか、フタ加熱板・オートスチーマープレート・蒸気キャップです。

 スチーマーと加熱板を分離する関係で、洗浄を要する部品点数は他機より1点多めです。

 蒸気カット機能は、搭載です。

 空気中に排出される水分量は5.8mLと、蒸気セーブ機能が無い機種にくらべて90%近くセーブされます。置き場所が自由に選べます。

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 以上、日立RZ-V100GMの紹介でした。

 スチーム圧力式は、の価格帯だと日立が唯一です。

 他社の中級機も炊飯中盤の沸騰時間の持続性に配慮した機種は多いですが、その上で、終盤までの沸騰温度の維持に配慮のあるのは、他社だともう少し上のクラスになります。

 むろん、それだけで味は決まらないものの、とくに、堅めでしゃっきりしたご飯の炊飯が好きな方は、良い候補になるでしょう。

 保温や蒸気セーブなどの機能面での工夫もありますし、総合力の高いです。


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【2024年発売】

 11・三菱電機 本炭釜 IH NJ-VW10G-B
 11・三菱電機 本炭釜 IH NJ-VW10G-W
  ¥64,600 楽天市場 (1/12執筆時)

【2023年発売】NJ-VW10F-W

 12・三菱電機 本炭釜 IH NJ-VW10F-B
  ¥59,300 楽天市場 (1/12執筆時)

炊飯方法:IH炊飯
圧力炊飯:
内釜素材:本炭釜
内釜厚さ:10mm(釜底)
内釜保証:3年保証
保温機能:
堅さ調整:3段階

 NJ-VW10Gは、三菱電機の炊飯器の中級機です。

 同社は「圧力を使う炊飯は不自然」という哲学があり、IH式を突き詰めた機種を展開します。

 旧機種が残ります。

 24年新機種は文字盤の視認性が良くなったほか、10種ながら「銘柄炊き」に対応し、また、「低温調理メニュー」も加わりました。

 ただ、炊飯の味に関わる基本機能どれも同じですし、値段で決めてOKです。あとは同じなので、同時にみていきます。

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 炊飯方式は、IH炊飯器です。

 あえて圧力を使わないことで「自然な炊き上がり」を重視するためです。

 一方、図のような蒸気回収機構があります。

 蒸気にご飯の旨み成分である「おねば」を回収して戻す旨みを戻す仕組みです。

 「吹きこぼれ」を気にせず火力を投入できるために、強火の持続性の部分でも能力が期待できます。

 その上で、内釜とふたの密閉性を重視し、熱を逃がしにくい構造にしています。圧力をかけずに、IHだけで豪熱を発生させるという思想です。

 なお、蒸気の一部は回収しますが、外に出す蒸気量を減らすという機能はありません。

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 ヒーターの段数は、8重加熱です。

 具体的には、底面の3段のIHヒーターと、胴回り4段とふたに1段のシーズーヒーターという構成です。

 圧力使わないので、この部分が重要ですが、「底力」はある機種です。

 消費電力は、火力を得るため、最大1380Wとやや高いです。

 コンセントの許容容量には注意です。

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 使われている釜は、最大10mmの本炭釜です。

 この部分に「最もお金をかけている」製品です。

 炭素材料を焼成し、職人が中をくりぬき「一点もの」として、釜を作っています。炭コーティングではなく、純度99.9%本物の「炭」です。

 炭素素材はIHと相性が良く、ステンレス素材の40倍の浸透度です。ふた部分も炭コートを施し、全体から遠赤を発生させるという方向性です。

 本体も、断熱材を多く使い、また、熱密封リングで、隙間を無くして熱が逃げないような工夫(熱密封かまど構造)があります。

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 ご飯の堅さは、かため、ふつう、やわらかの3段階です。

 その上で、10種の銘柄炊き分けができます。

 ただ、この程度の数の銘柄だけならば面白みに欠けるでしょう。

 おこげご飯も非対応です。

 健康米は、玄米・麦飯に対応です。

 ただ、食感は選べませんし、同社の上位機ほど充実しません。

 一方、珍しいところでは、アジア系の「長粒米」専用モードが目に付きます。

 ただ、日本の炊飯器の構造だとこの種はあまり美味しく炊けないです。短粒米とのハイブリッドの「ホシユタカ」なら、合うかもしれません。九州で小規模で作っているお米です。

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 このほか、低温調理機能も独自性です。

 上面にも温度センサー(ダイレクトセンサー)がある構造を活かし、65℃〜85℃で調理可能なレシピ(サラダチキンなど)の調理ができます。

 なお、このセンサーは、お米の季節による水分量の違いを監視するためについているもので、炊飯時にはお米の温度変化を監視しています。後ほど見る、パナソニックの「鮮度センシング」を簡単にしたようなものです。

 ご飯の保温は、温度を低温に設定できるほどに止まります。

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 お手入れは、洗う必要があるのは、うまみカードリッジ付き放熱板です。

 カードリッジもワンボタンで開くため手入れは簡単です。

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 以上、三菱の NJ-VW10Gの紹介でした。

 圧力を採用せず、密閉して「本当のかまどの味に近づける」という発想の製品です。

 また、IH炊飯器として見た場合、釜の厚みは大きなメリットでしょう。圧力炊飯のお米が苦手な人に一定の需要がありそうな機種です。

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 【2024年発売】

 ・三菱 本炭釜 紬 NJ-BW10G
   ¥77,339 楽天市場 (1/12執筆時)

 なお、三菱から選ぶならば、厚さ最大10mmの削り出し釜を利用し、さらに徹底して「かまど」に近づけている上位機種にむしろ魅力があります。

 各社の最上位機と同時に、後ほど改めて紹介します。


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 【2024年6月発売】

 13・東芝 真空圧力IH RC-10MGW-K
 13・東芝 真空圧力IH RC-10MGW-W
  ¥47,380 楽天市場 (1/12執筆時)

 【エディオン限定】RC-10VXVE3(TS)後継機

 14・東芝 真空圧力IH RC-10MGWE4(TS)
  ¥49,800 楽天市場 (1/12執筆時)

 【2023年発売】RC-10VXT後継機

 15・東芝 真空IH保温釜 RC-10VXV-K
 15・東芝 真空IH保温釜 RC-10VXV-W
  ¥47,800 楽天市場 (1/12執筆時)

炊飯方法:可変圧力IH炊飯
圧力炊飯:(1.05気圧)
内釜素材:備長炭かまど丸釜
内釜厚さ:7mm(最大)
内釜保証:5年保証
保温機能:真空保温
堅さ調整:5段階+銘柄炊き

  RC-10MGWは、東芝の中級グレードの炊飯器です。

 同社の場合、保温にわりと強めの工夫があります。

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 エディオン限定モデルは、内釜が同社の最上位機と同じで、下面の凹凸(ウェーブヒーター)が「14」と倍増です(倍増釜底WAVE加工)。そのほか、専用メニュー(豆腐コース・パン発酵コース・パン・ケーキ)のオマケが付きます。

 一方、2023年機は、圧力・蒸気弁周りが旧世代で、「追い焚き」の火力が新機種より弱めです。

 炊飯プログラムも変わっていますし、内釜の「スルッとコート」もないです。

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 結論的にいえば、今選ぶならば新機種でしょう。あとは同じなので、同時にみていきます。

 炊飯方式は、可変圧力IH方式です。

 パナソニックや後ほど見るタイガー機と同じです。

 かけられる圧力は、非公開です。

 ただ、従来は1.05気圧でした。強化された情報はなく他社より相当弱いです。

 メーカーもこの部分をあまり強調していないように思います。

 ヒーターの段数は、非公開です。

 ただ、熱源は下部で、底面加熱と釜の熱伝導性を重視する設計です。

 東芝は、下面に集中的にヒーターを配置することで、(本物の)かまどのように、下からの熱対流を促す仕組みです。それで、お米のかくはんを促す仕組みが取られます。

 その目的のため、下面に7本のウェーブヒーターを搭載します。

 いずれにしても、東芝は強火力と圧力の補助で、お米の対流を促すことを目指しています。

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 その上で、ごはんの浸水面の工夫があります(真空ひたし)。

 ポンプで気圧をコントロールする機構(0.5気圧)があります。

 これを利用してお米への吸水を促すという仕組みです。浸水時の工夫は他社も別の仕組みがありますが、東芝の真空式も効果があるでしょう。

 タイマー予約中には水を浸透しすぎないようにしています。

 消費電力は、ただ、下面火力の強化のため1420Wです。

 念のため、レンジ台のコンセントを使われる場合は、許容電力を確認してください。

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 使われている釜は、鍛造の「備長炭かまど丸釜」です。

 炭素系の素材は、素材としてはオーソドックスですが、熱伝導性も蓄熱性も良いので、問題ないです。

 他方、下面過熱なので釜底WAVE加工や、60度の丸みを帯びた内釜構造など、熱対流を促すことに主眼を置いた構造です。厚さは、釜底のみの開示ながら7mmです。

 コーティングは、層数自体の開示はないです。

 外面は、備長炭入り遠赤外線コート、内面はダイヤモンドチタンコートです。

 内釜は「スルッとコート」としてご飯がこびり付かない工夫もあります。

 やはり、炭素系で統一します。釜は5年保証です。

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 ご飯の堅さは、5通りの炊き分けです。

 一方、粘り系の指標と、硬さ系の指標が混じるので、「硬め」でも「粘り」重視など、こだわりたい方には、やや残念とも言えます。

 少し時間のかかるプレミア炊飯モードとなる「極匠炊き」があります。

 従来の「甘み炊き」の改良版です。今回は甘みより「ふっくら粒立ちの良いごはん」という部分を強調します。味としてはもちもち系です。最近のお米は低アミロースでもとも甘いので、PRの方向性は良いかと思います。

 そのほか、本機は「7銘柄」ですが、炊き分け機能もあります。おこげご飯は非対応です。

 健康米は、玄米・麦ごはん・雑穀米に対応です。

 食感調整はできませんが、玄米かゆはできます。

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 ご飯の保温は、真空技術が功を奏します。

 これを強調し、この炊飯器は、真空IH炊飯器とも呼ばれます。

 真空を作り出せることには、いくつか効果がありますが、例えば、「真空パック」と同等の原理で、保温の際の変色を防ぐ効果があります。保温時、0.6気圧です。

 方式は異なりますが、象印(極め保温)と同じ40時間の保温を謳います。真空技術は「ご飯が変色しにくい」利点もあるので、保温だけで言えば、総合的な技術水準は東芝が優るように思います。

 蒸気セーブ機能は、未搭載です。

 お手入れは、です。

 蒸気口の改良があったので、普段洗うパーツも2点です。先述の「スルッとコート」で内側も洗浄も楽でしょう。

 このほか、東芝は、水道水の水硬度によりプログラムの微調整ができます。この部分は、のちほど同社の高級機で意義を解説します。

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 以上、東芝のRC-10VXVの紹介でした。

 炊飯部分では、他社より抜き出た工夫はないものの、浸水部分ほか、内鍋、圧力機構、炊き分けなど、(最高ではないが)機能面のバランスがよい中級機です。

 ただ、最も魅力なのはおそらく保温機能であり、この部分を多用する方にはよさそうです。実際、「ねらい炊き」や「真空ひたし」を含めて、共働きなど忙しいご家庭には「優しい」機種に思えます。


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 【2024年6月発売】

 【上位版】

 16・タイガー ご泡火炊き JRI-A100-KM
 16・タイガー ご泡火炊き JRI-A100-WM
  ¥53,450 楽天市場 (1/12執筆時)

 【下位版】

 17・タイガー ご泡火炊き JRI-B100-K
 17・タイガー ご泡火炊き JRI-B100-W
  ¥37,000 楽天市場 (1/12執筆時)

炊飯方法:可変圧力IH(多段階圧力)
圧力炊飯:1.25気圧
内釜素材:遠赤9層土鍋かまどコート釡
内釜厚さ:3mm
内釜保証:3年保証
保温機能:粒立ち保温
堅さ調整:3段階

 JRI-A10シリーズは、タイガーの中級機です。

 下位機もありますが、内釜が、遠赤5層土鍋蓄熱コート釜となります。厚みは同じ3mmですが、この部分でのコストカットでご飯の味の差はあるでしょう。

 上位機が良いかと思います。

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 炊飯方式は、可変圧力IH炊飯になります。

 最大1.25気圧で、パナソニック同様に加減圧ができます。

 仕組みはただ独特で「ソレノイド式多段階圧力機構」を利用します。 

 タイガーの場合、従来機だと、2つの圧力ボールを備えることで段階の違う2つの圧を実現していました。こちらは、電磁部品であり、磁力を利用することで弁の開き加減を調整する新方式です。

 タイガーは最上位機でも「可変圧力」ではなく「多段階圧力」という表現を使っています。正確には、本機と圧の表現方法は異なりますが狙いは同じでしょう。

 炊飯終盤に圧を細かく落とすことで、甘みを引き出しつつ、粒感を保つための仕組みです。

 ヒーターの段数は、非公開です。 

 ただ、タイガーは、かまどでの土鍋炊飯の再現を理想とするので、最上位機を含め、熱源は底部のIHヒーターのみです。他社と違い、ふたや胴回りには回しません。

 これは、意味あってのことですので、問題ないです。熱は内鍋を通して自然に伝わります。

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 内釜は、遠赤9層土鍋かまどコート釜です

 後ほどみる同社の高級機は(本物の)本土鍋ですが、このクラスだと表層の遠赤系コートでそれを再現するのみです。

 とはいえ、複層的で工夫がある鍋で、厚みも3mmです。底面内側も泡立ちをよくするため、細かい凹凸がある特殊形状です。 

 ご飯の堅さは、しゃっきり・ふつう・もちもちで、調整できます。

 銘柄炊きはできませんが、1時間強の炊飯で、甘みと粘りを出す、プレミアム炊飯(極うま)はあります。あとは、冷凍ご飯、おこわ、おかゆ、炊込みなどお馴染みなモードが網羅です。

 炊きこみは、「炊きこみおこげ」が選べます。

 最近は(健康志向のためか)おこげご飯機能を搭載する機種が減っていますが、タイガーは、この部分で対応です。

 健康米は、麦飯・雑穀米・玄米(通常・GABA多め)です。

 タイガーは麦ごはん系を重視しますが、このグレードだと、他社と変わりません。

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 ご飯の保温は、さほどの工夫はないです。

 粒立ち保温という名前で蒸気センサーを利用するものですが、さほど強調はできません。

 お手入れは、ソレノイド式の機構を採用したことで、洗い物をする際、フタ部分が洗いやすくなった点が違いです。

 食洗機で洗うことも可能です。お手入れは中級の圧力系ではでもダントツででしょう。

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 以上、タイガーのJRI-A10シリーズの紹介でした。

 パナソニック同様に、多段階の可変圧力がかけられる製品ですが、底面加熱のみで、あとは内釜の力で熱を回す点で、独自性があり、実際、仕上がりの味の個性は変わります。

 どちらかと言えば、メーカーとして、粘りよりも、しゃっきり、粒だったご飯が得意な印象です。

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 【2023年7月発売】JRX-G100同等品

 ・タイガー 土鍋ご泡火炊き JRX-G100K
  ¥148,500 Amazon.co.jp (1/12執筆時)

 なお、タイガーも、このグレードの上位機があります。 

 「おひつ構造」を再現し、また、本物の「本土鍋」を装備した本格派です。型落ちだともっと安いので、比較すると良いでしょう。後ほど見ます。

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 以上、ここまでは、実売で(だいたい)6万円までの炊飯器を、メーカー横断的みました。

 予告したとおり、ここからはメーカー別にもう少し高い価格の炊飯器をみていきます。

1-3・象印の高級炊飯器

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 というわけで、ここからは「高級炊飯機」のメーカー別の紹介です。

 はじめに、象印の高級炊飯器です。

 同社のハイグレード機の場合、下位機種同様の「圧力」部分に加えて、「火力」に強いこだわりをみせています。


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 【2024年6月発売】

 18・象印 炎舞炊き NW-FC10-BZ
 18・象印 炎舞炊き NW-FC10-WZ
  ¥101,908 Amazon.co.jp (1/12執筆時)

 【2023年発売】

 19・象印 炎舞炊き NW-FB10-BZ
 19・象印 炎舞炊き NW-FB10-WZ
  ¥96,010 楽天市場 (1/12執筆時)

 【2022年発売】

 20・象印 炎舞炊き NW-FA10-BZ
 20・象印 炎舞炊き NW-FA10-WZ
  ¥102.143 楽天市場 (1/12執筆時)

炊飯方法:可変圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.3気圧
内釜素材:業炎かまど釜
内釜厚さ:2.2mm
内釜保証:5年保証
保温機能:極め保温
堅さ調整:121通り

 NW-FC10は、象印の最上位機です。

 炎舞炊きという固有名があるモデルとなります。もう、1ランク下の「炎舞炊き」もありますが、そちらはのちほど見ます。

 旧機種が残ります。

 2023年機は、新機種より後述する内鍋の鉄の純度が低いとされます。

 ただ、数字で示せるほどの違いはなくマイナーチェンジです。あとは「粒立ちがゆ」というメニューが加わった程度の違いです。

 2022年機は、さらに蒸気センサーが旧式です。

 その関係で、沸騰状況(中パッパ)以後の火力が5%弱いです。

 あとは、UI面の若干の利便性と雑穀米の食感調整ができないほどの違いです。

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 結論的にいえば、今の価格水準だと2023年がだいぶ「お買得感」があります。

 以下で説明する機能性に魅力を感じた場合、そちらがおすすめです。

 あとは、主要機能にかわりないので、同時にみていきます。

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 デザインは、スクエア型でかなり良いです。

 2022年以降、タッチパネル式になって格好良さが増しました。

 炊飯方式は、象印も最上位機は可変圧力IH炊飯です。

 0.05気圧ごとに圧を調整できる、圧力チューナーの記述があります。

 かけられる圧力は、同じく1.3気圧です。

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 搭載されるIHヒーターは、かなり独特な方式です。

 底IHヒーターを6つ搭載し、独立制御させるローテーションIH式です。

 この場合、内釜の中に、複数の複雑な対流が生じ、米が「激しくおどり」ます。

 (本当の)かまどのごはんは、炊飯中「炎がゆらぐ」わけでその再現を目指す方向性です。複数のIHヒーターを「ローテーション」させることで、底面の複雑な「熱対流」を再現しています。

 この熱対流は、米を「おどらせる」ため、「美味しいご飯を炊く秘訣」に適う方法です。

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 とくに、2020年以降の「炎舞炊き」は、独立制御させるローテーションIHが、以前の3基から倍増の6機に進化しました。

 2機ずつローテーションさせることで、同時に2カ所同時加熱させることで、より自然に近い「複雑な」対流の再現を狙っています。

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 消費電力は、最大で1240Wです。

 ブレーカーが落ちる心配を気にしなくても良い水準です。

 一方、上表は、各社最上位機の炊飯時の年間電気代の目安を示したものです。

 一見すると、象印は1回の炊飯に必要な電力量も151Whと少なく、省エネ達成率も良い(105%)です。しかし、これは(かためで不味い)エコ炊飯モードで炊飯した時の話です。

 補足すると、各社とも達成率を「盛る」ために、実際使われい(不味い)エコ炊飯モードを「出荷時初期設定」にして、数字を「ごまかし」ます。

 通常炊飯だと電気をより使う(268Wh)ので、実際の年間電気代は3,155円高めです(1日1回炊飯・保温含まず)。ただ、お米は「主食」ですし、年間で1000円程度の価格差ならば、許容するという方が大半だと思います。

 実際、見直されるべきは、省エネ達成率のほうであり、本機(象印側)ではないでしょう。

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 使われている釜は、「業炎かまど釜」です。

 アルミ・鉄・ステンレス複数素材を利用したハイブリッド式で、2.2mmの厚さの製品です。24年機から、鉄は純度の高いものになりました。 

 昔の象印の最上位機は「南部鉄器極め羽釜」という鋳鉄製の「伝統工芸」とも言える釜を使っていましたが、最近は費用や機能性を重視し、複合素材になっています。

 ローテーションIH式以前の時代の話ですし、熱伝導率は相当にパワーアップしています。新機種との対照実験(サーモグラフィ)でそれが示されています。

 なお、Atlasは、鋳鉄(南部鉄器)である技術的必然性について象印から説明がなく、効果に「疑問」がありました。その点でも、新機種の「進化」は、とても良いものだったと思います。

 象印が大事にしてきた羽釜形状も、厚め「ふち」をつける形で、継承しています。

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 釜のコーティング素材は、うまみプラチナコートです(うまみプラス)。

 下位シリーズにもあった「プラチナコート」に加え、遠赤コートもなしており、甘みのほか、うまみ(アミノ酸)の強化をはかっています。

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 ご飯の堅さは、自在に選べる仕様です。

 堅さは11段階、粘りは11段階選べ、総計で121通りの炊き分けが可能です。

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 食感評価をすることで、次回の炊飯で微調整する「わが家炊き」も搭載です。

 メニューも、メーカーおすすめのプレミアム炊飯となる「熟成炊き」ほか、「炊きこみ、すしめし・おかゆ(食感2種)、冷凍ご飯、お弁当用」ほか、多くのコースがあります。

 また、食感や焼き加減は調整できませんが、「おこげご飯(鉄器おこげ)」も炊けます。

 健康米は、雑穀米(食感3種)、麦ごはん(食感2種)、玄米(食感2種とおかゆ)に対応です。

 種類としては、上位機らしく多めですが、他社と比べると、そこまで機能性は強調しません。

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 ご飯の保温は、極め保温です。

 これは、底とふたに搭載のうるおいセンサー(湿度センサー)を利用して、ご飯の残量を推測しつつ最大40時間まで「おいしく」保温できる機能です。

 AI(人工知能)を利用しこれを制御しています。

 なお、AIは、保温だけではなく、炊飯についても、センサーから得られるデータで、季節や炊飯器の経年変化に応じて、微調整する目的にも使われます(人工知能AI炊飯)。

 いずれにしても、ご飯の乾燥を防ぐのにとても効果的です。

 蒸気セーブ機能は、(一応)対応です。

 ただ、蒸気セーブ炊飯利用時のみ、約80%蒸気セーブができるというものです。

 時間と味は落ちます。

 お手入れの際、洗う必要があるのは、ご飯のお釜内ぶたの2点です。

 1つに統一されたので、従来より掃除の手間が減っています。

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 以上、象印の炎舞炊き NW-FC10の紹介でした。

 象印が強い「加圧」に加えて、ローテーションIH式というオリジナルの新機軸を採用した炊飯器です。他社に類似の機種がないですし、理に適ったシステムでもあります。

 家電好きとしては、味の部分に注目した「技術の進化」として注目しています。味も確かです。

 なお、先ほどもふれたように、象印の高級機はどれも、(省エネ達成度の関係で)工場出荷時に「白米・エコ炊飯」を「標準モード」にしています。

 この炊き方だと「あっさりより(かため)」になりますが、専門誌のレビューで、この側面で同社の製品評価が辛い場合、この設定が影響している可能性はあります。実際は、(設定で)粘りと甘みは従来機よりだいぶ出ます。

次回につづく!
高性能な炊飯器のおすすめは結論的にこれ!

 というわけで、ここまで、各社の高級炊飯器の比較の1回目記事でした。

 しかし、記事はまだまだ続きます。

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2・高性能炊飯器の比較 (2)
 2-1:象印 2 〈炎舞炊き〉
 2-2:パナソニック 〈ビストロ〉
 2-3:象印〈炎舞炊き〉
 2-4:三菱〈本炭釜 紬〉
 2-5:タイガー〈ご泡火炊き〉
3・高性能炊飯器の比較 (3)
 3-1:東芝〈炎匠炊き〉
 3-2:日立〈ふっくら御膳〉
 3-3:アイリス〈瞬熱真空釜〉
 3-4:ティファール〈ザ・ライス〉
 3-5:バーミキュラ〈ライスポット〉
4・高性能炊飯器の比較 (4)
 4-1:最終的なおすすめの提案【結論】

 次回の2回目記事こちら)では、象印の他機を見たあと、パナソニックのビストロやタイガーの「ご泡火炊き」などを含みます。 

もちもち炊飯  ★★★★★
しゃっきり炊飯 ★★★★★
ご飯の甘み   ★★★★★
保温性能    ★★★★★
手入れの手軽さ ★★★★★
総合評価    ★★★★★

 その上で、「結論編」となる4回目記事こちら)で、今回紹介した炊飯器の全機種から、目的別・予算別に最もオススメでできる機種を選定していきます。

 ひきつづき、よろしくお願いします。

 →2回目記事は【こちら

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posted by Atlas at 13:10 | 炊飯器

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