比較2016' SnapLiteとe.Typist Mobileの紹介と評価:PFU PD-SL01, iPhone用のOCRソフト「イータイピストモバイル」

2016年03月10日

比較2016' SnapLiteとe.Typist Mobileの紹介と評価:PFU PD-SL01, iPhone用のOCRソフト「イータイピストモバイル」

今回紹介する製品群:PFU SnapLite スナップライト PD-SL01 ScanSnap SV600との違い: iPhone5〜iPhone 6、6 Plus対応 Spacer for SnapLite(スナップライト専用スペーサ) PZ-ESSL01

今回のお題
スナップライトはA4書類のスキャニングに十分使えるだろうか?

 どもAtlasです。今日は、PFU SnapLite スナップライト PD-SL01についてとiPhone/iPadアプリのOCRソフト「イータイピストモバイル」の性能の調査の2本立てです。

1. スナップライトの機能

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 PFU SnapLite スナップライト PD-SL01
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(16.3.10日執筆時)

 PFU SnapLite スナップライト PD-SL01
 ¥12,800 楽天市場
在庫あり (16.3.10日執筆時)

 こちらは今年発売されたiPhoneようの新型「スキャナー(書画カメラ)」です。


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 これは、写真のようにiPhoneを上段にセットアップして、書類を撮影するための装置です。赤色レーザーがスキャニング範囲を示していますので、それに沿って原稿を置けば綺麗に取り込める仕組み。iPhoneとの間はBluetoothで通信をします。

 サイズ的にはiPhone5〜iPhone 6、6 Plusまで使うことができます。

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 専用ソフトが用意され、傾き補正などにも対応し、綺麗に取り込めます。

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 また、iPhoneで照度がコントロールできるLEDデスクライトとしても使えます。原稿はA4サイズまで取り込めます。

 画質としては、iPhoneのカメラを使うので、その解像度に寄ります。A4程度のサイズならば、OCR化も可能なクオリティです。

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 Spacer for SnapLite(スナップライト専用スペーサ) PZ-ESSL01
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 なお、SnapLiteは単独では充電ケーブルをつなげたままの状態ではつかえません。しかし、(かなりニッチですが)スペーサーが用意されており、これを使うと、充電ケーブルをつなげたままでも理容可能です。主にiPhoneをLEDライトとして利用したい方向けの製品ですね。


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 Windows XP〜10対応 Mac 10.6〜10.11対応

 5・富士通 ScanSnap SV600 FI-SV600A【2年保証モデル】
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 一方、類似の機能を持つ機器として FI-SV600Aがあります。こちらは、iPhoneで運用すると言うよりも、パソコンで取り込むためのスキャナーになります。

 価格が高いですが、こちらはA3まで取り込めます。また、カメラで原稿を撮影するのではなく、スキャナと同様の方式で取り込む方式のために、取り込む画像の品質も高いです。とくに、構造的に本のとじしろの部分が水平に置けない(=綺麗に取り込めない)スタンドスキャナ欠陥の是正が見られる点に特徴があります。詳しくは【こちら】で解説しましたので、興味のある方はご覧ください。

 ただ、A4の会議資料を取り込むなど、保存目的でないならば、iPhoneで気軽に取り込めるスナップライトで十分です。

 以下で紹介するソフトを使ってOCR化も十分可能です。

2.イータイピストモバイルについて

 さて、ここからは、OCRソフトの紹介です。ここで紹介するのは、本格OCRソフトのiPhone版である「イータイピストモバイル」です。なお、パソコン用の日本語OCRソフトについては【こちら】に別に書いてありますのでご参考に!


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Media Drive Corporation e.Typist Mobile
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 パソコン用の日本語OCRソフトの「御三家」の1つであるイータイピストが、モバイル用のOCRを出しています。

 早速、これを使って実験をしてみましたので、報告します。


 一応3種類の原稿を実験してみました。


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 それぞれ、日本語の横書きの文章日本語の縦書きの文章英語の文章です。

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 ユーザーインターフェースはかなり作り込まれていて、説明書なしで直感的に操作できました。良くできたアプリだと思います。起動して、ファイルを選択して、読み取り範囲を変更し、出力先を選ぶ形です。出力はテキストファイルのほか、透明PDF化もできる高性能です。ただ、複数ページの連続読み取りには未対応で、1ページづつの読み取り・出力になります。

 そのため、おそらく用途としては、新聞や雑誌の特定の記事を高性能にOCR化して、検索にして、Evernoteなどに放り込むといった使い方でしょうか。

 出力自体は、GoodReader、Dropbox、SugarSyncに対応していました。なお、このアプリのサイズは22メガバイトほどでしたが、クラウド上でOCRを認識するタイプではなさそうです。



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 透明PDFは次のようにできます。といってもよく分からないでしょうが、最初の二行が反転選択できるようになっていることから、OCRがかかっていることは分かるでしょう。

 とはいえ、これでは、どれくらい正確にかかっているのか分からないでしょうから、テキストファイルの認識結果を提示します。



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 こちらは横書きの認識結果です。改行は取ってあります。写真からのOCRにしてはそこそこいけています。精度80%と言ったところでしょうか。繰り返しますが、今回はiPhone4でやっています。iPhone5でやればもう少し精度が上がるかもしれません。

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 こちらは縦書きの認識結果、元画像は、下部に横書きの部分がありましたが、そこは全て飛びました。ですが、縦書きの部分は読めるくらいの精度で認識できてます。90%ほどの精度でしょうか。日本の新聞は縦書きなので、縦書きの精度は重要ですが、実用に足るレベルと言えます。ただ、ルビが入ると少々難しい部分もありますが。

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 続いて、英語です。英語は「英語モード」にきちんと替えて認識させましたが、使い物にならないレベルです。認識率は10%を切るプアな結果です。


 以上、イータイピストモバイルの実機調査でした。日本語については、縦書き、横書き共に実用に足る精度だと思います。もちろん、正確に取り込みたい場合は、パソコン用の日本語OCRソフトを使うべきですが、簡易的にOCRをかけたい場合ならば、900円を出す価値があるソフトと言えます。

 例によって、アプリのレビューには★1つの評価の人が結構いますが、おそらくOCRソフトについてあまり詳しくなく、使いこなせない人だと思います。Atlasならば、日本語に関しては★4つはつけると思います。今後に期待が持てるソフトと言えるでしょう。

今回の結論
スナップライトとイータイピストモバイルは書類の取り込み用にオススメできる機種!

  というわけで、今回は、iPhone用のOCRソフトについて書きました。

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(16.3.10日執筆時)

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 201303051114.jpg

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 結論から言えば、A4書類を手軽に電子データ化をするにあたっては上記の組み合わせは鉄板であると言えます。

 上で紹介したスキャンスナップのSV600は、性能的にはたしかに高いですが、本体が大きく、デスクの上に備えるのには不向きです。しかし、スナップライトは小型で、普段はデスクライトとして使えますから、この用途には鉄板でしょう。

 ただし、取り込んだ書類を再印刷して、再利用するほどのクオリティは発揮できません。あくまで、自分用に取り込んで、OCRにかけて、パソコンで文字列を検索できれば良い、という方におすすめです。それ以外の方は、【こちら】で紹介したような、より本格的なスキャナーを買われた方が良いでしょう。

 取り込みソフトのイータイピストモバイルについては、縦書き・横書き共に実用レベルなので、900円出す価値は十分にあると思います。変換精度はスキャナ付属のOCRソフトの域に達しています。例えば、新聞記事や雑誌記事で気になった部分をOCR化する場合などには有用でしょう。また、名刺レベルならほぼ完全な精度で取り込めると思います。

 ただやはりiPhone用ということで、緊急的なOCRの使用にシーンは限定されるかな?常用するならば、iPhone用ではなくパソコン用のOCRソフトを使うべきですね。

 パソコン用の日本語OCRソフトについては、以下の記事を参考になさってください。

1・日本語OCRソフトの比較記事こちら


ーーー

 というわけで、今回はSnapLiteとiPhone用のOCRソフトの話題でした!

posted by Atlas at 18:42 | 研究上の道具(資料の電子化)

今回の記事はいかがだったでしょうか?

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