【今回レビューする内容】2025年 回転式・音波式電動歯ブラシの性能とおすすめ・選び方:ブラウン オーラルB・パナソニック ドルツ・フィリップス ソニッケアー・オムロン:交換ハブラシの種類と安さ・回転式と音波振動ハブラシの振動数の違いなど
今回のお題
最新モデルの電動歯ブラシのおすすめはどれ?
どもAtlasです。
今日は、2025年1月現在、最新の電動歯ブラシの比較です。
このブログ「モノマニア」では、以下の記事で、主要4メーカーの電動歯ブラシを「ほぼ全機種」紹介しています。
1・ブラウンのオーラルB
2・フィリップスのソニッケアー
3・パナソニックのドルツ
4・オムロンのメディクリーン
5・おすすめ電動ハブラシ 【まとめ】
今回は5回目の記事で、全記事の「まとめ」をします。
主要4メーカーの特長と欠点をふまえて、「電動歯ブラシの選び方の基本」を改めて詳しく解説します。
ブラッシング力 ★★★★★
洗浄の優しさ ★★★★☆
ホワイトニング ★★★☆☆
歯ぐきケア ★★★★★
磨き方の助言 ★★★★★
替ブラシの安さ ★★★★★
総合オススメ度 ★★★★★
また、上表のようなポイントから、「現状で最もオススメできる歯ブラシはどれか?」について結論を書いていきます。
1・電動歯ブラシの4大メーカー
電動ハブラシ市場は、大手4メーカーでが、市場を独占しています。
オランダの「フィリップス」、日本の「パナソニック」と「オムロン」、ドイツの「ブラウン」です。
他社も皆無ではありませんが、日本におけるシェアは、4社合わせて99%以上です。
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このブログで電動歯ブラシの比較記事をはじめてから、10年弱経ちます。
そのため、Atlasは、4メーカーとも、長い期間の使用・試用経験があります。
実用的な側面の違い
1:歯間ゴミの除去能力
2:着色の除去効果
3:歯茎への優しさ
感覚的な側面の違い
1:磨き心地
2:磨いた後の爽快感
その「経験」に基づいていえば、実用的な側面・感覚的な側面双方で、メーカー間の性質の差を強く感じます。
値段・グレードで変わりますが、最も良く売れる1万円台のミドルクラスの歯ブラシだと、各社ごと、以上のような得意・不得意が生じると言えます。
そこで、今回は、4社の代表的な製品を取りあげながら、メーカー固有の「個性」を説明することからはじめたいと思います。
これを通して、メーカーごとの「良いところ」「イマイチなところ」を知るのが目的です。
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以下の記事は、あくまで「家電」としての電動歯ブラシの紹介です。
執筆にあたっては日本電機工業会(JEMA)による安全上の注意点にをふまえました。
2・パナソニックのドルツの比較
はじめに、パナソニックの電動歯ブラシ「ドルツシリーズ」の説明から入ります。
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なお、以下の記事の本文では、Atlasのおすすめポイントとして強調する部分は、赤系の文字色で、イマイチと思う部分は青字で記します。
【代表的な入門機】
1・パナソニック ドルツ EW-DA18
¥8,909 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
【最上位機種】
2・パナソニック ドルツ EW-DT73-A¥45,540 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
洗浄方式
音波振動(31000回)
縦横振動(12000回)
磨き方
バス(横)磨き
パナソニックのドルツは、日本国内のシェアが高い電動歯ブラシです。
本体の価格は、「代表的な入門機」と「最も高額な製品」の2機種だけあげました。
値幅的に言えば、パナソニックは、「高級品を多くラインナップ」しています。
正確には、EW-DM74という5000円前後の製品があります。
しかし、ドルツが推奨する「バス磨き(ヨコ磨き」ができる機種は、このグレードからです。
極細毛ブラシ 2本 EW800-W
¥1,011 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
消耗品の単価は、最小購買本数である2本購入する場合、そして、最も標準的な極細毛ブラシを利用する場合、時期によりますが500円前後という価格です。
交換の目安は、同社によると3ヶ月です。
それを勘案しても消耗品がかなり安く、ランニングコストが抜群に良いのが「売り」です。多少ブラシ本体が高いメーカーですが、長期間使用するほど、コスト面ではとても有利です。
ハブラシの仕組みは、「音波振動式」です。
これは、ブラウン以外のメーカーが全て「基本」とする方式です。
ただ、パナソニック独自の特徴もあります。それが「バス磨き(ヨコ磨き」と「小さなヘッド」です。これは、「日本人の歯にあった歯ブラシにすること」を重視する同社の確信的技術です。
日本人は、欧米人に比べて、歯並びが曲線的に歯面が丸く、歯間に隙間があるのが特徴です。
それに対応するために、歯ブラシの大きさを小型化し、歯間に対応できるように音波振動の方向をヨコにして、「バス磨き」ができるような工夫がなされます。
パナソニックは、歯科の中央組織である日本歯科医師会(8020推進財団)の推薦 を得ています。連携して作られた点は、やはりこのモデルの特徴で評価できるでしょう。
ドルツの代表的な入門機と最も高額な製品の機能差は、以下のようになります。
【代表的な入門機】
1・パナソニック ドルツ EW-DA18
¥8,909 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
第1に、ドルツ EW-DL39は、代表的な入門機です。
しかし、音波振動は、上位機種と同じく31000ブラシストローク/分です。
もちろん、「ヨコ磨き機能」を搭載しており、同社の技術を十分活かした製品です。
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【最上位機種】
2・パナソニック ドルツ EW-DT73-A
¥45,540 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
第2に、ドルツ EW-DT51は、パナソニックの数ある製品の中で、最も高額な製品です。
音波振動は、上位機種と同じく31000ブラシストローク/分です。
ただし、この機種はモーターを2つ搭載することで、約12000回の上下振動も加えています(W音波振動)。
これにより、他社を含めた音波式の中では、「歯間の隙間のゴミの除去力が極めて高く」なっています。。
モード選択は、各社とも上位機種は充実します。
よく使うだろう、歯周病対策(ガムケア)とホワイトニング(ステインケア)は、専用モードと専用ブラシを用意します。W音波振動を活かせる専用モードもあります。
いずれのブラシの場合も、通常の歯磨き(歯垢除去)にも使えるので、交換の手間はなく、普段の歯磨きに使えます。また、ステインケアも兼用の上位ブラシがありますが、こちらは、先ほど紹介した標準ブラシより価格が高くなります。
一方、パナソニックは、専門性の高いブラシを多くラインナップします。
例えば、専門的なガムケア用(硬さ2段)、2週間に1度のステイン集中ケア用のブラシ(+ペースト)や舌ブラシがあります。それぞれ、専用モードを利用します。
ここまで専用のブラシを展開するのは、パナソニックのみなので、相当に高レベルでこだわりたい場合は、同社の上位機は良いです。各消耗品も安いです。
ネットワーク機能は、最上位機種は、Bluetoothを搭載し、スマホ用にドルツ専用アプリが用意されます。
アプリで「磨き方のプラン」を練り、スマホを見ながら、その計画通りの時間で部分ごと磨いていく方向性です。
加えて内蔵の「傾きセンサー・圧力センサー」を利用して、パナソニックが歯周ポケットの掃除に重要としてきた「斜め45度の角度」を維持しつつ、適切な「ブラッシング圧」で磨けているかをチェックしてくれます。
後述するように、他社からは、内蔵モーションセンサーで、「どこを磨いているのか・磨き残しているのか」「(手磨きの感覚で)不必要に歯ブラシを動かしていないか」まで検知できるモデルがすでに出ています。
ただ、パナソニックは、上記2つの指標について、スマホを使わない場合も、ライトの色で知らせる工夫があるので、本体だけで利用する場合は、他社より高度とも言えます。
実際、スマホを毎回、洗面所に持ち込むのは面倒なので、この仕様は個人的に評価できます。
パナソニックのまとめ
以上、パナソニックのドルツの紹介でした。
他社モデルに較べた場合、「ヘッドが小さく口が小さい方でも使いやすい」「ヨコ磨きで細かい部分まで磨ける」のが「売り」です。
歯間をふくめてポイントポイントを優しく磨くこともできるため、同社の製品は、歯ぐきの弱い方のケアに向きます。
また、上位機種のみですが、約12000回の上下振動(音波振動W)が加わることで、回転式に比べて弱かった「ゴミを隙間からかき出す力」もアップしている点も見逃せないでしょう。
3・ブラウンのオーラルBの比較
続いて、ドイツのブラウンの回転式の歯ブラシOral-Bについてです。
【代表的な入門機】
¥12,980 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
【最上位機種】
¥49,800 楽天市場 (1/13執筆時)
洗浄方式
回転式(ギア式 or リニアマグネティック)
磨き方
3D丸形回転 or 丸型回転
これらは、ドイツのブラウンが発売するオーラルBシリーズの電動歯ブラシです。
冒頭で解説しましたが、「回転式」は同社の特許で、独自色が強いです。
本体の価格は、低予算でも十分な性能の製品が多くあるのが特徴です。
高級品もありますが、価格は抑え気味と言えそうです。
【8本組】
マルチアクションブラシ 5本 EB50-8EL
¥7,670 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
消耗品の単価は、お徳用の8本入り(下位機種用)を買う場合、時期にもよりますが、1個(3ヶ月)あたり950円前後となります。
ネットだと割と安めに買えるのですが、それでも、パナソニックに比べると高いです。ただ、ブラシ部分は、頑丈でしっかりした作りなので、値段の理由はあるように感じます。
・アルティメットクリーン 黒 4本組 iORBCB-4EL
¥3,918 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
ただ、上位のiOシリーズは後述するように回転方法がすこし変わるため、別ブラシです。
こちらは、1個(3ヶ月)あたり1,000円〜1200円前後です。
Amazonだと割とまとめ買いのセール割引やクーポンがある時が多いので、消耗品ネットで買う前提ならば、これほどの価格で収まることが多いです。
価格は、パナソニックより高めで、フィリップスと同じほどです。
交換の目安は、いずれも、3−4ヶ月です。パナソニックと同じです。
ハブラシの仕組みは、ブラウンは、回転式です。
複数方式があります。
第1に、「ギア式」です。
簡単に言えば、モーターでぐるぐる回って歯磨きしていく方式です(左図)。
開店と同時に上下振動をするギミックも搭載します。正確には、振動回転式歯ブラシと言うべきかもしれません。
昔からある方式で、主に1万円までの機種に備わります。
第2に、「リニアマグネティック式」です。
磁力を利用して、ブラシを細かく円周上を左右に細かく振りながら、清掃していく仕組みです。
2020年に登場しました。ギア式より運転時に細かい制御ができるので、歯垢除去力(ブラッシング精度)がより高くできます。
同社の回転式の「上位モデル」に備わります。1万円台からあります。
ブラウンのハブラシのメリット性をまとめると以下のようになるでしょう。
第1に、ブラッシング後の爽快感が強い点です。
他社の音波歯ブラシの場合、歯に当てているだけですので「磨いている感」がほどんどありません。
しかし、ブラウンの回転式は、歯に振動があるので、通常の歯ブラシのように「磨いている感」が強く、ブラッシングの満足感得やすいです。
第2に、小型ブラシを採用する点です。この部分は、パナソニックと同じです。
先述のように、「日本人の歯」には隙間が多く、口も小さいので小型のブラシが向いています。
その点でいえば、ブラウンは「丸形で小型」です。こうした点で「日本人の歯にもマッチした方式」と言えます。
ただし、届きにくい歯の裏側などは、同じく小型ブラシのパナソニックに比べるとややコツが要るのは確かです。
第3に、洗浄力が高い点です。
回転式は、「かき出す力」はあらゆる多機種よりも優れます。
上位の「リニアマグネティック式」はその細かい制御で、「ギア式」も、歯間ワイパー付きブラシを用いれば、搭載される歯間ワイパー(写真で黄色の部分)が効果的にゴミを掻き出してくれます。
一方、洗浄力が強い反面、回転式は歯茎を痛めやすいとも言われます。
ただ、ブラウンもこの部分は承知しています。
そして、下位機を除くほぼ全ての機種に「加圧コントローラー・押しつけ防止センサー」がついており、歯に押しつけすぎると、自動的に回転を落とし、注意を促す構造になっています。
なお、ブラウンは、「世界歯科医師使用率NO1」というキャッチフレーズを用いています。
また、電動ハブラシでは唯一、第三者機関調査による検証結果が出ています。
具体的には、価値中立的な機関調査で有名なイギリスの「コクラン共同計画 」が、無作為比較試験により、「回転振動型の電動歯ブラシだけが唯一、一貫して、手用歯ブラシよりも効果が期待できる」と性能を評価しました。
オーラルBの代表的な入門機と最も高額な製品の機能差は、以下のようになります。
【代表的な入門機】
3・オーラルB PRO3 D5075135BK
¥12,980 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
第1に、PRO3シリーズは、代表的な入門機です。
信頼できる能力を持つ同社の機種としては、最も安い製品です。
回転方式は「ギア式」です。
毎分8800回の回転と40000回の上下振動により、特に歯間の隙間ケアに特化した製品です。
強力すぎるパワーで、歯ぐきを傷つけないように、押しつけ防止センサーと加圧ストッパーを備える機種です。
こちらより安い製品もありますが、安全性が一定程度確保されるのは、このグレードからです。
モードは、通常のクリーンモードほか、やわらかクリーン・ホワイトニング・プロクリーン・歯ぐきケアの5種類です。
ブラウンは、特別な歯間用歯ブラシを除けば、交換なしに普段のブラッシングに利用可能です。
1本のブラシで、ボタンでモード変更しつつ、「2分間のうち、最初は通常モード、30秒だけは回転の遅いホワイトニング、仕上げに舌ケアモード!」のような、使い方が基本です。
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【最上位機】
4・ブラウン オーラルB iO10 iOM10442ADCB
¥49,800 楽天市場 (1/13執筆時)
【2番目の上位機】
4・ブラウン オーラルB iO9 iOM92B22ACBK-1W
¥29,870 楽天市場 (1/13執筆時)
第2に、 オーラルB iO10は、同社の最上位機種です。
結構高いですが、発売当初である関係もあります。
上から2番目の iO9だと、後述する台座タイマーがないですが、だいぶ安いです。
回転方式は「リニアマグネティック」です。
磁力を利用して、円周上を左右に小刻みにふることで、疑似的に回転を再現する方式です。
この方式をとる機種は、遠心マイクロモーション技術も同時に採用し、ブラシ1本1本を振動させる構造になります。
回転式(ギア式)の弱点だった「強力すぎる部分」を補うため、細かいコントロールを実現する技術です。「ブラシ1本1本まで振動させる」ことで、洗浄力を高める工夫とも言えます。
1・標準クリーン
2・やわらかクリーン(ソフト)
3・歯ぐきケア
4・ホワイトニング
5・しっかりクリーン
6・超やわらかクリーン
7・舌クリーニング
モード選択は、本機も多彩です。
また、画像のように、カラーパネルを採用しており、高級感や実用性も高いです。
ネットワーク機能は、主要4社のなかで最も高水準です。
歯ブラシにモーションセンサーが内蔵されるため、ブラシの位置や動きのデータをスマホに送れます。
そのデータと、千人以上の歯磨きデータを基に、スマホアプリのAIが磨きムラや磨きクセを指摘し、磨き方のアドバイスをしてくれます。
フィリップスも同様の機能を持ちます。しかし、人工知能3Dトラッキングシステムで、磨いている部分が、内側か、前か、かみ合わせ面なのかまで立体的に把握します。合計で16箇所の部位を検知できるのは、ブラウンだけであり、高度です。
2023年の最上位機からは、充電台座に歯磨きタイマーがつきました。30秒ごと4箇所に分けての基本ブラッシングに便利です。
さらに、上部の6つのLEDで、磨き時間が足りない部位がわかるので、スマホなしで「ブラッシング指導」が受けられると言えます。台座にWi-Fiが搭載されるので、スマホアプリとのリンクも自動です。
ブラウンのまとめ
以上、ブラウンのオーラルBの紹介でした。
他社に真似できない「回転式」を用いている点が特長です。同じ時間磨いた場合の洗浄力はおそらくトップです。
一方、回転式は、専用モードや安全装置もあり、一定の配慮があるとは言え、歯ぐきが弱い方はさほど向かない方式です。
また、鏡(ないしスマホ)を見ながらブラッシングする場合、気をつけなければ、泡沫が飛び散るという弱点もあります。
ただ、後者の点については、「飛び散りにくい電動歯ブラシ用歯磨き粉」を利用するなど、打開策があるので、最後に紹介したいと思います。
4・フィリップスのソニッケアーの比較
続いて、オランダのフィリップスの電動歯ブラシについてです。
【代表的な入門機】
5・ Sonicare 3100シリーズ HX3671/23
¥6,880 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
【最上位機種】
6・9900 プレステージ HX9992/22
6・9900 プレステージ HX9992/21
¥37,044 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
洗浄方式
音波振動(31000回)
磨き方
タテ磨き
こちらは、フィリップスというオランダの会社の発売するソニッケアー・シリーズの電動ハブラシです。
本体の価格は、1万円以下の製品もありますが、一方で、他社より「超高級な電動歯ブラシ」まで、幅広いラインナップがあるメーカーです。
ハブラシの仕組みは、パナソニックと同じで音波振動式(音波水流式)です。
振動数についても、パナソニックと同じ31000ブラシストローク/分となります。
ただし、「ヨコ磨き」を基本動作とするパナソニックに対して、縦横無尽に動きます。
振動で歯垢を叩き出すこと、音波水流(=唾液の流れ)を生み出して、洗浄力を高めるためです。
パナソニックと比べた場合、「標準サイズの歯ブラシが全体的に大きめ」です。
やや高い消耗品費はこの部分にも由来します。広範囲を一度にブラッシングできるのが特長です。
そのため、ブラッシング時間は、音波式としては短いほうです。
幅広ブラシの場合、特に「歯面の掃除が得意」です。
その点でいえば、フィリップスの歯ブラシは、着色汚れ(ステイン)除去や、ホワイトニング用途で人気があります。
メーカーとしても力を入れており、専用のブラシ・モードも搭載します。
なお、交換用として小さめのブラシもありますが、やはり大きめです。傾向としては、やはり、歯間の清掃よりも、着色の除去など歯面の清掃が得意です。
「歯ぐきへの優しさ」は、もう一つの「売り」です。
先述の「音波水流」の工夫もあり、あたりが優しいため、歯ぐきの弱いのかたには特におすすめです。
専用のセンシティブブラシは、全メーカーを通しても「柔らかいブラシ」だと言えます。
なお、フィリップスのハブラシは、「日本の歯科医が・歯科衛生士使用率NO.1ブランド 」と宣伝されます。
ここまで見れば分かると思いますが、専門家の「権威」を使って、各社このような「宣伝」をしています。
そのため、実際のところの「おすすめ」の商品は、ユーザー側が機能をキッチリ比較しないと、「正確なところは分からない」とも言えます。
ソニッケアーの代表的な入門機と最も高額な製品の機能差は、以下のようになります。
【代表的な入門機】
5・ Sonicare 3100シリーズ HX3671/23
¥6,880 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
第1に、 Sonicare 3100シリーズ は、代表的な入門機です。
信頼できるフィリップスの製品の中では、格安で実力のあると言える製品です。
音波振動数は、最上位機種と同じで、31000ブラシストローク/分です。
2万円以上の機種と同じ振動数ですから、単純に除去力だけいえば、このグレードでも相当期待できます。
加圧センサー(押しつけ防止センサー)もしっかり装備するので、通常のブラッシングならば、これでも十分です。
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【最上位機種】
6・9900 プレステージ HX9992/22
6・9900 プレステージ HX9992/21
¥37,044 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
第2に、ソニッケアー 9900 プレステージは、同社の最高級機です。
回転数は下位機種と同じです。
モード選択は、上位機だけに、本機も多彩です。
こちらは、ディープクリーンモード・ホワイトニング・ガムケア・舌みがきモードが搭載です。
一方、同社の「モード」は、ホワイトニング・ガムケアについては、通常の2分間のブラッシングの後、(ボタン操作なしに)自動で専用モードに遷移する仕組みです。
前者は30秒間、後者は1分間、専用の振動を加えます。
ブラシは、ホワイトニング・ガムケアそれぞれの専用ブラシも、通常のブラッシングも使える仕様です。
ボタン操作なしに「完全に自動化」したい場合は、同社の製品は向きます。
【3本組】
プレミアムオールインワンブラシヘッド
¥3,987 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
2021年には、本機と同時に「プレミアムオールインワンブラシヘッド」というオールインワン型ブラシが登場しました。
1本あたり1200円前後です。「歯垢・ステイン(ホワイトニング)・歯ぐき(ガムケア)」のケアを可能にした「全部入り」になるからです。
ただし、先ほどみたミドルクラスやそれ以下のブラシでも使えますので、費用削減は可能です。
とくに、フィリップス機は、ブラシ判別機能が内蔵されています。ブラシに合わせて、自動的にモード選択されるため、自動化という部分では、同社は他社より優れます。
ネットワーク機能も、上位機は搭載され、スマホ連携します。
ソニッケアーも、ブラウン同様に位置センサーを搭載し、磨いた部分と磨いてない部分が確認できる点が新しいです。
ただし、16通りの位置が把握できるブラウンと比較すると、かみ合わせ面の区別ができないため、12通りの区別に止まり、立体的に把握することはできません。
フィリップスのまとめ
以上、フィリップスのソニッケアーの紹介でした。
他社に比べてのメリットは、広めのハブラシ・専用モードを活かし、着色の除去(ステイン除去)に強い部分でしょう。
また、音波振動以外の刺激を付けず優しく洗えるので、「歯ぐきにも優しい」と言えるメーカーです。消耗品価格は高めですが、ニーズはあるでしょう。
なお、フィリップスのソニッケアーの紹介記事で説明したように、本体については1万円前後(ダイヤモンドクリーンシリーズなど)でも、高性能な機種が多くあります。
5・オムロンのメディクリーンの比較
最後に、オムロンのメディクリーンの紹介です。
【代表的な製品】
6・オムロン メディクリーン HT-B319-W
¥6,499 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
洗浄方式
音波振動(33,000回)
磨き方
縦磨き・横磨き
メディクリーンは、オムロンの音波式歯ブラシです。
ドラッグストアでも売られており、よく見かけます。
本体の価格は、最大でも1万円以下です。
以前は、もう少しラインアップがありましたが、2020年頃から上位製品が生産終了で、本機が最上位機になりました。
【タイプ2】【2本組】
ステイン除去ブラシ SB-132
¥650 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
消耗品の単価は、最小購買本数である2本を購入する場合、最も標準的なステイン除去ブラシ で約300〜400円と安めです。
ただ、他社に比べると、ブラシ部分の洗浄力を向上させる新技術の搭載はイマイチです。
新しい幅広プレミアムブラシも、発想としてフィリップスに近く、(堅実ながら)新味には欠けます。
ハブラシの仕組みは、音波振動式です。
振動方法は、オムロンは、タテとヨコに同時に振動する方式です。
振動数は33,000ブラシストローク/分と他社より多いですが、通常のブラッシングでは、約25,500ブラシストローク/分で行います。
タテヨコに動くために、パワーが強すぎるからでしょう。
宣伝文句は、カタログなどに特に業界団体の推薦などはありません。大学の歯医者さんの推薦文があるのみです。
ネットワーク機能は、弱い部分です。
外部機器との連携機能はありません。
オムロンのまとめ
以上、オムロンのメディクリーンの紹介でした。
本体価格に加えて、消耗品単価が相当安いのが「売り」です。
その点で言えば、「費用対効果は高め」と言えるでしょう。
一方、洗浄力を高める独自の工夫は他社よりやや乏しいです。スマホ対応などのIOTの部分でもイマイチです。同社も、IOT化をすすめているため、この部分では今後に期待でしょう。
6・自分に合った電動歯ブラシの見つけ方
さて、以上4社のリサーチをふまえた場合、どのメーカーのハブラシを選べば良いのでしょうか?
具体的な「おすすめ機種」を提案していく前に、Atlasの「とりあえず」の結論を書きます。
第1に、洗浄力の強さと爽快感を重要視する方です。
この場合は、回転振動式のブラウンの「オーラルB」シリーズをオススメします。
歯垢除去のスピードも速く、最も「磨いた感」が強い機種ですから。
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第2に、「歯ぐきへの優しさ」を重要視したい方です。
この場合は、音波振動式のパナソニック「ドルツ」シリーズが良いです。
「ドルツ」よりパワーの強い機種は他にありますが、最も優しく丁寧に磨けるのはパナソニックです。
シリコン製のケア専用ブラシもありますし、力を入れています。
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第3に、ステイン(着色汚れ)除去や、ホワイトニングを重視したい方です。
この場合は、フィリップスのソニッケアーがおすすめです。
着色の除去については、ブラシが大きく、面で汚れを取りやすい点でフィリップスは有利です。
音波式は歯磨き粉が飛び散りにくく、ポイント磨きがしやすいです。
さらに、同社の場合、ボタン操作なしで、通常ブラッシング後、ホワイトニングモードに自動移行するので、ボタン操作に伴う飛び散りもないです。
普通のブラッシング時も、ブラシ幅が大きいフィリップスは、短時間でも着色汚れの除去しやすいでしょう。
第4に、比較的低価格で能力のある機種を手に入れたい方です。
この場合は、オムロンのメディクリーンがおすすめです。
オムロンの場合は、消耗品の替えブラシも安いので、ランニングコストで導入を悩んでいるならば、オムロンは、パナソニックと並んで、とても良い選択肢です。
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結論的に言えば、こうした点をふまえながら、自分に合ったメーカーのハブラシを購入していくのがおすすめです。
ただ、各社とも電動歯ブラシはかなりの数のラインナップがあり、どのモデルにすれば良いか悩んでいる方もいるでしょう。
そこで、以下では、ここまでの4回の記事をふまえて、全メーカーから「Atlasのおすすめ機種」を提案してみたいと思います。
今回の結論!
最新の電動歯ブラシのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、ブラウン・パナソニック・フィリップス・オムロンの各社の電動歯ブラシの特徴をまとめました。
最後に、Atlasがおすすめしたい機種を、目的別・価格別に提案しておきます。
第1に、ハブラシのように「磨いた感じ」が欲しい方で、洗浄力を重視したいならば、
【2番目の上位機】
4・ブラウン オーラルB iO9 iOM92B22ACBK-1W
¥29,870 楽天市場 (1/13執筆時)
【中級機】(白)
4'・オーラルB iO8 iOM82A11BCWT-W
¥25,794 楽天市場 (1/13執筆時)
洗浄方式
回転式(リニアマグネティック)
磨き方
丸型回転+上下振動
ブラッシング力 ★★★★★★
洗浄の優しさ ★★★★☆
着色の除去 ★★★★★
歯ぐきケア ★★★★☆
磨き方の助言 ★★★★★★
替ブラシの安さ ★★★★☆
総合オススメ度 ★★★★★★
ブラウンオーラルBの回転式のうち、上位方式の「リニアマグネティック式」を採用するモデルから選ぶのが良いと思います。
通常のブラッシングの洗浄力を重視する場合、(上から2番目の)iO9シリーズが良いと言えます。
ただ、価格が相当高いので iO8も選択肢でしょう。
こちらも、リニアマグネティック式で、洗浄力(清掃力)は同等です。
違いはモードが少ない(舌ケアなど)ほどで、このグレード以上ならば、本体液晶も上位機同様のカラーです。
回転式の洗浄力は、繰り返し説明するまでもないでしょう。
同社のリニアマグネティック式ならば、しっかりしたコントロールで、飛沫もさほど飛び散らず、歯垢もしっかり除去してくれます。
モードも、2機種とも、やさしめの歯ぐきケア・着色の除去モードをフォローし、バランスがとれています。
回転式は、歯ぐきを傷つける点が心配ですが、加圧コントローラーと押しつけ防止センサーが付属するため、そういった事故も防げます。
ネットワーク機能も装備し、スマホを利用した歯磨き指導も対応です。
この部分については、iO8は、検知精度がiO9より少し劣りますが、右奥歯・前歯・左奥歯の合計6箇所の検知はできるので、大きく問題にはならないと思います。
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【2023年発売】
【代表的な中級機】
(青:アルティメット1本)
5'・ ブラウン オーラルB iO3 IOG31A60IB
¥8,500 楽天市場 (1/13執筆時)
(青:アルティメット1本+フロスおまけ)
5'・ブラウン オーラルB iO3 IOG31A60IB-GCFL
5'・ブラウン オーラルB iO3 IOG31A60IB-CMFL
¥9,878 楽天市場 (1/13執筆時)
(白:アルティメット1本)
5'・ブラウン オーラルB iO3S iOG31A60WT
¥9,800 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
洗浄方式
回転式(リニアマグネティック)
磨き方
丸型回転+上下振動
ブラッシング力 ★★★★★
洗浄の優しさ ★★★☆☆
着色の除去 ★★★☆☆
歯ぐきケア ★★★☆☆
磨き方の助言 ★★★☆☆
替ブラシの安さ ★★★★☆
総合オススメ度 ★★★★★
多少予算を抑えて検討するとすれば、オーラルB iO3です。
本機も、リニアマグネティック採用の、同社の新しいタイプになります。
同社の場合、先述のように、入門機は「ギア式」にあります。
ただ、現状で、ギア式は(ほぼ)終息しかけてきています。価格差もなくなってきました。
ギア式とリニアマグネティックの違いは、電動歯ブラシの「本質的な部分での性能差」といえますし、今選ぶならば、リニア式の入門グレードとなる本機がが良さそうです。
洗浄力は、上位機と大きく変わりません。
モードも、基本的なものを網羅します。
重要な 加圧コントローラーはもしっかり装備します。
上位機と比べるとスマホでの歯磨き指導ができない部分が、目に付く大きな違いです。
しかし、「そこまでは不要」という方も多いでしょう。他社にも優ると言えるリニアマグネティックの洗浄力に期待する場合、価格を含めて、本機は良い選択肢です。
第2に、最も重視したい部分は、歯ぐきに優しいブラッシングであるという方は、
【代表的な入門機】
1・パナソニック ドルツ EW-DA18
¥8,909 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
【代表的な中位機】
1'・パナソニック ドルツ EW-DA48-A
¥13,209 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
洗浄方式
音波振動(31000回)
磨き方
バス(横)磨き
ブラッシング力 ★★★★★
洗浄の優しさ ★★★★★★
着色の除去 ★★★★★
歯ぐきケア ★★★★★★
磨き方の助言 ★★★★☆
替ブラシの安さ ★★★★★★
総合オススメ度 ★★★★★
パナソニックのドルツでしょう。一般的には、「入門機」で良いと思います。
この目的では、音波式電動歯ブラシを選ぶのは必然です。
パナソニックは、このグレードでは新型のパワー制御が搭載で、もともと「やさしさ」で定評のある音波振動方式の安全性がより増しています。それでも「押しつけ過ぎ」の場合、音で教えてくれます。
また、ブラシが小さめで、日本人の口に合った小さめの本体は傷を付けにくく、形状的にもこの機種は向いていると思います。
総合能力も高く、ホワイトニング系の機能に加えて、歯ぐき専用のガムケアモードも搭載されます。ソフトモードで、「ゆっくり伸張に」磨くこともできます。
場合によっては、1グレード高い「中位機」を選んでも良いと思います。
本体性能は同じですが、携帯ケースやブラシスタンドなど付属品は充実しますのです。
Panasonic:2時間充電/90分
ブラウン:3時間充電/28分
Philips:24時間充電/28分
オムロン:10時間充電/40分
一方、今回の記事では、あまり強調しませんでしたが、パナソニックの上位機は、バッテリーが優秀です。
中位機は、バッテリーメーカーらしく、リチウムイオン電池を採用するため、1時間の急速充電と、2分間で1回分相当のクイックチャージに対応します。
入門機は、17時間充電(最長90分駆動)ですので多少劣ります。
ただ、上表のように、他社は最上位機でもあまり、バッテリー性能は意識していませんから、それらと同等でしょう。
洗面所の構造的に「常に充電台に戻すような使い方」ができないならば、中級機のほうが、「うっかり充電忘れ」の問題を解決できるため、利便性が高いです。
極細毛ブラシ 2本 EW800-W
¥1,011 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
パナソニックの標準ブラシは、こちらです。1本で3ヶ月持ちますので、こちらで半年分となります。
先述のように、パナソニックは消耗品代がかなり安いため、総ランニングコストで考えると、割安でもあります。
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【最上位機種】(下段は旧機)
2・パナソニック ドルツ EW-DT73-A
¥45,540 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
2・パナソニック ドルツ EW-DT72-S
¥39,800 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
【上位機】(下段は旧機)
2'・パナソニック ドルツ EW-DP57
¥26,057 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
2'・パナソニック ドルツ EW-DP56
¥33,000 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
洗浄方式
音波振動(31000回)
縦横振動(12000回)
磨き方
バス(横)磨き
ブラッシング力 ★★★★★★
洗浄の優しさ ★★★★★★
着色の除去 ★★★★★
歯ぐきケア ★★★★★★
磨き方の助言 ★★★★☆
替ブラシの安さ ★★★★★★
総合オススメ度 ★★★★★★
一方、洗浄力を重視するならば、最上位機種を選択するのが良いです。
旧機(EW-DT72)は、(不必要にブラシを動かした際にLEDで注意する)「動かしすぎ」の検知がない以外は、付属ブラシの違いほどですので、選んでOKです。
また、パナソニックの場合、最上位機は、先述のスマホ機能(磨き方の助言)以外、1ランク下の「上位機」と大きな差はないです。
そのため、同じ洗浄方式(W音波振動)を採用し、モードなども同一である、EW-DP57(あるいは付属ブラシ以外変わらない)その旧機を選んだ方がお買得です。
繰り返しですが、ブラシは互換するので、そこで選ぶのはあまり意味がないですので。
第3に、歯の着色をとることを主な目的に買う場合、おすすめできる機種は、
【最上位機種】
6・フィリップス 9900 プレステージ HX9992/22
6・フィリップス 9900 プレステージ HX9992/21
¥37,044 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
【上位機種】
6’・フィリップス ダイヤモンドクリーン HX9911/67
6’・フィリップス ダイヤモンドクリーン HX9911/72
¥25,980 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
洗浄方式
音波振動(31000回)
磨き方
タテ磨き
ブラッシング力 ★★★★★
洗浄の優しさ ★★★★★★
ホワイトニング ★★★★★★
歯ぐきケア ★★★★★★
磨き方の助言 ★★★★★★
替ブラシの安さ ★★★★☆
総合オススメ度 ★★★★★★
ステイン(着色汚れ)除去は、近年は他社もこの側面を強化しています。
しかし、Atlasとしては、従来的に定評のある音波振動式のフィリップス・ソニッケアーをおすすめにします。
幅広ブラシを採用する同社は、「面の掃除」が得意であり、この用途において最も適正を見せているメーカーですから。
ブラウンも良いのですが、回転式は歯の前面を(鏡を見ながら)ブラッシングするとき、歯磨き粉が飛び散りやすいです。
やはり、(この目的では)フィリップスのソニッケアーを推します。
同社の最上位機は、位置センサー内蔵で、歯磨き指導力が高いほか、押しつけすぎの場合、自動的に強さを落とす機能など、「優しさ」の部分でも能力が良いです。
ただ、洗浄力で言えば、下位機種と差はないので、最上位機より安い「ダイアモンドクリーン 9000」でも良いかと思います。
いずれも、歯の表面の掃除だけではなく、歯ぐきなどのケアもできる総合能力の高い機種なので、その他の目的での購入を考えている方にも、おすすめできます。
【ブラシ認識機能対応】
【レギュラー】【3本組】
ホワイトプラス HX6063/67
¥3,238 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
【コンパクト】【5本組】
ホワイトプラス HX6075/67
¥4,412 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
「ダイアモンドクリーン 9000」の付属ブラシは、標準用の「プレミアムクリーンブラシ」です。
とりあえず、使って、使い切ったら、ホワイトプラスに切り替えると、この用途にはより合うでしょう。
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6’・フィリップス プロテクトクリーン プラス HX6421/11
¥11,830 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
洗浄方式
音波振動(31000回)
磨き方
タテ磨き
ただ、着色汚れをとることが主目的ならば、より格安な機種でも良いでしょう。
プロテクトクリーン プラスという入門機をオススメします。
もちろん、ホワイトニングモードが付属します。
先述のように、同社は2分間のブラッシング後にホワイトニングを30秒というふだんのブラッシングとセットの構成です。
あまり手間をかけずに(意識せずに)、日常週間としてホワイトニングしたい方におすすめです。
第4に、本体価格の安さと替えブラシのコストを考えた場合、おすすめできる機種は、
【2018年発売】
6'・オムロン メディクリーン HT-B303
¥2,975 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
洗浄方式
音波振動(25,000回)
磨き方
縦磨き・横磨き
ブラッシング力 ★★★★☆
洗浄の優しさ ★★★★☆
ホワイトニング ★★★☆☆
歯ぐきケア ★★★★☆
磨き方の助言 ★☆☆☆☆
替ブラシの安さ ★★★★★★
総合オススメ度 ★★★★☆
オムロンの音波振動式メディクリーンがおすすめです。
5000円を大きく切る価格の製品の中では優秀です。
上位機も先ほどみましたが、通常モードは上位機でも25000回転ですし、本機も縦と横に振動するマルチアクション音波を採用します。
ステイン除去ブラシ2個 SB-132
¥870 Amazon.co.jp (1/13執筆時)
また、交換用の替えハブラシが他社よりも安めです。
機能面や耐久性の違いもあるので、一概に比べられませんが、1回のコストは最安水準です。
補足:より詳しく知りたい方に!
というわけで、今回は、まとめ記事として、全メーカーの電動歯ブラシの比較をしました。
1・ブラウンの電動歯ブラシ
2・フィリップス電動歯ブラシ
3・パナソニック社の電動歯ブラシ
4・オムロンの電動歯ブラシ
各メーカーの「全体的な特徴」は説明できたと思います。
ただ、各社の全機種を網羅した詳しい説明は、以上の記事で行っています。
「オススメ機種」についても、値段面、機能面で、より細かく提案しています。安めの「型落ちも」みているので、よろしければご覧ください。
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最後になりましたが、この記事がもし皆さんのお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただけると嬉しいです。