【今回レビューする内容】2024年 ペットボトルのミネラルウォーターの味・硬度とおすすめ・選び方:ミネラルウォータ・アルカリイオン水・天然水:味の違いや人気ランキング 500ml 1.5L 2L Amazon限定ブランド対応
【比較する製品】伊藤園 Evian エビアンコントレックス大塚食品 クリスタルガイザー シャスタ オランチャピーク Volvic ボルヴィック Vittel ヴィッテル クアパンナ 四季の恵み 自然湧水 岐阜・養老 Happy Belly by Amazon 岐阜・美濃 安曇野 サントリー 天然水 南アルプス 奥大山 アサヒ おいしい水 富士山 六甲 日田天領水 白神山地の水 キリンのやわらか天然水 グラチア プラズマ解離水 美飲生活 天然水 い・ろ・は・す 天然水 ボナクア ほか
今回のお題
国内外のミネラルウォーターで安全でおいしい水はどれ?
ども、Atlasです。
今回は、2024年9月現在、最新のミネラルウォーター(天然水)の比較です。
内外のお水を、取水地別に硬度・加熱殺菌の有無・成分などの違いを説明します。取水地の周りの「環境保全」状況についても注目しました。
1・ミネラルウォーターの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:外国の水〈超硬水-軟水〉
1-3:日本の水〈軟水-超軟水〉
2・ミネラルウォーターの比較 (2)
2-1:日本の水〈中硬水〉
2-2:アルカリ性の水〈中硬水-軟水〉
2-3:バナジウム含有の水〈軟水〉
2-4:シリカ含有の水〈中硬水〉
2-5:最終的なおすすめの提案【結論】
記事では「選び方の基本」をはじめに説明します。
その後で、Amazonなどで売っている日本と海外のミネラルウォーターの硬度や味などを、Atlasの試飲結果を交えつつ上表の順番でみていきます。
なお、今回は、基本的に、市販のペットボトルの天然水の話「だけ」です。
サブスクの宅配水(=ウォーターサーバー)は比較しません。
ただ、宅配水の場合も、「水成分の見方はペットボトルと同じ」です。
硬度や味の面で、宅配水が「自分に合う性質」が事前に似たペットボトルを探したい場合、今回の記事は、参考にしてもらえるかなと思います。
(サーバーを選ぶ場合の注意点だけは、記事の最後に少しだけ書くつもりです)
水の硬度 0.2(超軟水)
水の飲みやすさ ★★★★★
水の甘さ ★★★★★
ミネラルの多さ ★★★★★
価格 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、いつものように商品を個別に比較します。
そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、「おすすめ商品」を提案する構成で書いていきます。
ーーー
1・ミネラルウォーターの比較
2・タンサンのペットボトルの比較
3・大手ビール・輸入ビールの比較
4・日本の地ビールの比較
5・日本のウイスキーの比較
6・プレミア焼酎と焼酎原酒の比較
7・ブランド米の比較
8・トクホ飲料の比較
9・野菜ジュースの比較
10・レトルトカレーの比較
なお、今回は、このブログ「モノマニア」の食品関係関連記事の、第1回目記事として書きました。
1-1・ミネラルウォーターの選び方の基本
市販のミネラルウォーターを比較して選んでいく場合、指標となるのが、以下の4つの観点です。
1・水の硬度
2・水の種類
3・水の取水地(都道府県)
4・PH値(アルカリ度)
そこで、具体的な製品紹介に入る前に、これらの数値の「読み方」について、簡単に説明しておきます。
1・水の硬度と水の味について
第1に、「水の硬度」については、以下のように数値的な特性がまとめられます。 軟水: 0 - 60
中硬水:60 - 120
硬水:120 - 180
非常な硬水:180-
硬度の読み方は「簡単」です。
日本の水道水は60-70程度です。
それより硬度が低いか高いかで「味の変化」を楽しむのが基本です。
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第1に、硬度が60より低い「軟水」の場合です。
水の味は、水道水よりまろやかな味の軟水になります。
日本の湧き水や井戸水で飲むような「甘くておいしい水」は、「硬度0」(純水)ではないにせよ、それに近い値が多いです。
実際 「日本の天然水ペットボトルは、軟水が多い」と言えます。
−
第2に、硬度が高い「硬水」の場合です。
水の味は、硬い水・はっきりした味の水になります。
とくに、外国には硬度1000を超えるような製品もあります。
硬度が高い水は、ナトリウム・マグネシウム・カルシウムの含有量が豊富で、ミネラル成分の補給効果が高く、その部分でも人気です。
ただ、極度に高すぎると、味が悪く、飲みにくく感じがちです。
−
今回の比較記事では、味覚に最も関わる部分なので、水の硬度は最も重視します。
水道水の硬度に近い味は、正直、飲んでも代わり映えがしないので、今回は、国内外の「硬度が特徴的な製品」を多く紹介するつもりです。
2・硬度による料理の味の違い
硬度は、炊飯などの調理や、コーヒー・紅茶に使った場合の味の差も生みます。
第1に、コーヒーを入れる場合です。
軟水を使うとマイルドな味の傾向になり、硬水を使うと、苦みが強調される傾向になります。
これは、水に含まれるミネラルがカフェインに干渉するためです。ただ、エスプレッソの場合は、硬水の方が向いているようで、余計な渋みを抑えてくれます。
第2に、紅茶・日本茶の場合です。
こちらは、軟水の方が抽出能力は高いです。
高級な茶葉には、軟水が合っており、香りを良く引き出します。
一方、硬水で紅茶を入れる場合は、えぐみ(渋み)が抑えられる傾向にあります。個性が強すぎる茶葉は、硬水で抽出すると案外うまくいくことがあります。
第3に、炊飯の場合です。
「もちもち」「ふっくら」系のご飯が好きならば「軟水」が向いています。
硬水を使うと、ご飯のもちもち感があまり出ませんから。逆に「さっぱり系」のご飯が好きならば「硬水」を水道水に少し混ぜて炊くとよいそうです。
そのほか、「超硬質水」は、最近ダイエット支援によく使われます。ミネラル分が便秘などの解消によいようですが、Atlasとしてはこのあたりは門外漢です。
3・水の取水地の環境について
日本のミネラルウォーターについては、とくに取水地が重要です。
日本:法律で取水地保護策はない
欧米:法律で水源保護を義務づけ
なぜなら、日本の場合、ミネラルウォーターを採取する水源近くの環境保護については、法律で業者に義務づけがないからです。
そのため、消費者は、水源近くに工場などがないか、地名が示すような大自然の近くか?など、自分自身で気をつけないといけません。
これは、確実に調査する方法が無いです。
ただ、今回は、Atlasが訪れた経験をふまえるほか、Google Mapを使って、取水工場周辺の環境についてできるだけ言及するようにしました。
結果、国立公園法など別の法体系で保護されている地区などを水源にした水を多く見つけました。
一方、実際、近年、日本の準大手が某県の工業団地に建設した水工場は、極めて至近に、自治体のゴミ最終処分場がありました。
誰もが名前を知る企業です。地図で確認しただけで、現地踏査もしてないので、「どこ」とは書きません。しかし、法律で水源を管理する外国との違いを改めて感じました。
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結論的にいえば、やはり、できる限りでも、消費者側がしっかりチェックして選ぶことは重要です。
「水商売は儲かる」類のビジネスで、近年は、ウォーターサーバーを含めてミネラルウォーター分野に新しい参入業者も多いです。TVやラジオの怪しい健康食品の宣伝に警戒するほどには、我々も気をつけるべきでしょう。
今回の記事もそのあたりを含めて書いています。
4・PH値について
最後に、「Ph値」について、書いておきます。
これは、水の酸性・アルカリ性を示す数値です。
日本の水道水の水質基準は、PH 5.8〜8.6 (弱酸性〜弱アルカリ性)と定められていますので、各製品に掲示する意義はあるといえます。
PH7(純水)より、PH値が高い水を「アルカリ水」と呼びます。
例えば、キリンの「アルカリイオンの水」(PH 8.8〜9.4)は、スーパーでもよく見かけます。
これは、天然水を電気分解して、「人工的に」作り出す製法です。
天然水でも、取水時に、アルカリ度の高い弱アルカリ水はありますので、今回も紹介しています。
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ただ、アルカリ度は、「味」の部分以外の言及は、今回避けるつもりです。
なぜなら、アルカリ水は、厚生労働省によれば、それ自体に健康効果は認められないとされるからです。
例えば、水が「アルカリ性」であることだけを基準で、同省の管轄するトクホ認証はとれません。
水道水は、残留塩素や不純物含有の指標として、水道水の品質を知るためにPH値は重要です。
しかし、天然水の場合は、そのような意義はないでしょう。
しかし、アルカリ水は、飲み心地における「とろとろ感」が強まるという、味の面での個性に大きく関係します。
Atlasとしては、個人的にも好きな口当たりです。
そのため、今回の記事では、味の面の部分について、主に、PH値に言及します。
5・採水方法と殺菌
「水の種類」は、軟水・硬水という区分以外にも、いくつかの指標があります。
浅井戸水:ポンプで上げた地下水
深井戸水:ポンプで上げた地下水
湧水:自噴している地下水
鉱泉水:ミネラルが含まれる地下水
温泉水:ミネラルが含まれる温水
伏流水:地上を流れる清流
例えば、日本のミネラルウォーターは、取水法・成分などから、以下のように区分可能です。
これらの指標は、「天然水の出所の信頼性」を高める意味はあります。しかし、味自体の傾向を示すものではありません。
もちろん、「温泉水」など、極めて特徴のある水種もあります。しかし、数値としての重要性は、ここまで示した要素よりは、「低め」でしょう。
製法の面は、「水の加熱処理」をしない「非加熱製法」かどうかは、重要です。
一般的に、高性能フィルターでろ過する非加熱製法は、加熱殺菌よりコストが増えますが、ミネラル分の残存に関係することもあり、味の面で違いを生みます。
加熱殺菌での水の味の変質は、(牛乳などと異なり)やや「論争的」です。
ただ、各社は「非加熱製法」をアピールすることは多いが、「加熱製法」については、言及しない(隠す)場合が多い点は、指摘に値するでしょう。
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以上、今回、ミネラルウォーターを比較にあたっての「基準」を5点書きました。
結論的にいえば、一般的には「水の硬度」「生産地」「PH値」「殺菌方法」をしっかり見ておけば、たいがいOKです。
今回の記事でも、その指標に沿いつつ、比較するつもりです。
ーーー
というわけで、比較をはじめます。
1・ミネラルウォーターの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:外国の水〈超硬水-軟水〉
1-3:日本の水〈軟水-超軟水〉
2・ミネラルウォーターの比較 (2)
2-1:日本の水〈中硬水〉
2-2:アルカリ性の水〈中硬水-軟水〉
2-3:バナジウム含有の水〈軟水〉
2-4:シリカ含有の水〈中硬水〉
2-5:最終的なおすすめの提案【結論】
冒頭にも書いたように、今回は、以上の順番で2回に記事を分けて説明をしていきます。
1-1:外国のミネラルウォーター
はじめに、外国産のミネラルウォーターからです。
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なお、ここから下の記事では、プラス評価ポイントは赤系の文字色で、イマイチな部分はは青字で書いていきます。
【1.5L×12本】
1・伊藤園 Evian(エビアン)
¥3,864 Amazon.co.jp (9/18執筆時)
【500ml×24本】(ラベルレス)
1・伊藤園 Evian(エビアン)
¥2,824 Amazon.co.jp (9/18執筆時)
メーカー:伊藤園(輸入)
取水地 :フランス・エビアン
硬度 :非常な硬水・304
殺菌方法:非加熱
pH値: 7.2
最初に紹介するのはエビアンです。
外国産のミネラルウォーターとしては、圧倒的に有名です。
取水地は、フランスのエビアンです。
この地域は、水を守るために取水地周辺のかなりの領域の開発が制限されています。そういった意味では安全な水と言えるでしょう。
水の種類は、「非常な硬水」であり、硬度は304になります。
マグネシウムとカルシウムがふんだんに含まれているためです。
水の味は、硬水なので、きりっと系で、日本の水にはない透明感です。
なお、100%エビアンは炊飯などには向かないですが、少し混ぜると「しゃっきり系」のご飯にできたりします。
エスプレッソや、苦みが旨みであるような部類のコーヒーと相性がとても良く、Atlasもたまにこれでコーヒーを出しています。
その上で、EU圏のミネラルウォーターなので、非加熱処理が保証されます。
ただ、鮮度を確保しつつ流通させないといけないので、値段は国産に較べると2倍程度します。
【Amazon 正規輸入品】
【1.5L×12本】
2・コントレックス 1.5L ×12本
¥2,064 Amazon.co.jp (9/18執筆時)
【500mL×24本】
2・コントレックス 500ml×24本
¥2,159 Amazon.co.jp (9/18執筆時)
メーカー:ポッカサッポロなど
取水地 : フランス・ロレーヌ
硬度 :非常な硬水・1468
殺菌方法:非加熱
pH値: 7.4
コントレックスは、日本でも一部にコアなファンが存在するミネラルウォーターです。
日本ではポッカサッポロが輸入していましたが、2018年から日本向け専用品から撤退しました。
並行輸入品が主ですが、最近Amazon本体が正規輸入品を売るようになりました。
取水地は、フランスのロレーヌ地方です。
フランスは水源保護に関しては厳しい法律があるため、安全性が高い水です。
水の種類は「非常な硬水」です。
ただし、信じられないほどに硬度が高くなっており、硬度は1468となります。
今回紹介する水の中でも「最高」です。
カルシウムやマグネシウムの含有量が高いため、お通じが良くなる効果があります。
この効果は、個人差があるそうですが、便秘にはマグミットなどが処方されることを考えても、効果はあるのでしょう。いずれにしても、超鉱水でミネラル分の含有量が高いために、ダイエット中のミネラル分の補給にも最適です。
水の味は、「飲用水」としては決して美味しい水ではありません。
むしろ「飲みにくい」です。Atlas的には、冷やすとかなり味がきつくなるので、冷やさずに常温で飲むようにしています。また、キンキンに冷やしてレモン水などにしても、無理なく飲めます。
【正規輸入品:シャスタ】
【700ml×24本】
3・大塚食品 クリスタルガイザー
¥2,954 Amazon.co.jp (9/18執筆時)
【500ml×24本】
3・大塚食品 クリスタルガイザー
¥2,531 Amazon.co.jp (9/18執筆時)
【500ml×40本】【Amazon限定】
3・大塚食品 クリスタルガイザー
¥3,648 Amazon.co.jp (9/18執筆時)
【並行輸入:オランチャピーク】
【500ml×24本】
4・クリスタルガイザー(500mL×48本)
¥3,650 Amazon.co.jp (9/18執筆時)
メーカー:大塚製薬(輸入)
取水地 :アメリカ・カリフォルニア州、
硬度 :38度(軟水)
殺菌方法:非加熱
pH値:
続いて、こちらも外国産のミネラルウォーターとして有名なクリスタルガイザーです。
米国産だけに、ドル高の影響をもろに被って、最近少し高くなってきました。
取水地は、アメリカのカリフォルニア州です。
正確には2カ所ありマウント・シャスタとオランチャピークとに分けられます。
大塚製薬(大塚食品)が直売する製品はシャスタ系、並行輸入品は多くの場合オランチャピーク系です。いずれの取水地も保護されており安全です。
水の種類は、シャスタ系は硬度38の軟水、オランチャピーク系は、やや高い68度の硬度となります。
シャスタ産は、海外から輸入される水の中では、おそらく日本のお水に最も近い軟水です。
水の味は、普段飲む水とさほどの違いは感じません。
ただ、シャスタ系にのみ、バナジウムが割と多く入っています(5.5μg/100ml)。
バナジウムの生理学的効用は、この記事の趣旨にそぐわないので書きません。ただ、ミネラル分の1つとして味の個性には関係するでしょう。
「青色キャップ」はシャスタ産のみという見分け方が知られます。ただ、最近は「白色キャップ」のエコボトルでもシャスタ産はあるので、版元とラベルを見るのが確実です。
とはいえ、味の面では、この2つについて、冷水での味の違いが分かる人は一部だと思います。
なお、いずれも、水は、非加熱処理です。
【500ml×48本】(並行輸入)
5・Volvic ボルヴィック
¥4,950 Amazon.co.jp (9/18執筆時)
メーカー:アイリスオーヤマ
取水地 : フランス中部・ヴォルヴィック
硬度 :60(中硬水)
殺菌方法:非加熱
pH値:7.0
ボルビックは、フランスのミネラルウォーターです。
日本ではキリンが取り扱っていましたが、2020年にキリンでの取扱が終了しました。
ただ、並行輸入のものがまだ手に入ります。
取水地は、エビアン同様のフランスの水です。
この国は、取水地の環境基準などが非常に高く、エビアン同様に水源地の開発が厳しく制限されています。
日本の一部の水工場のように、近くに工業団地があったりと言うことはないです。法律自体が違うのでいたしかたないですが、日本も何とかしてほしいものです。
水の種類は、硬度69の中硬水です。
これは日本の水道水に近い硬度のお水で珍しくないですが、日本人には受けが良い類の水です。
水の味は、やはり、普段飲む水とさほどの違いは感じません。
エビアンとの違いははっきり分かりますが、クリスタルカイザーとの区分は、Atlasにはできません。そのレベルです。
こちらも、EU圏なので非加熱処理ですね。
【500ml×24本】(グレートスプリング)
6・Vittel ヴィッテル ナチュラルミネラルウォーター
¥1,451 Amazon.co.jp (9/18執筆時)
【1500ml×6本】(グレートスプリング)
6・Vittel ヴィッテル ナチュラルミネラルウォーター
¥2,580 Amazon.co.jp (9/18執筆時)
メーカー:ネスレ(日仏貿易)
取水地 : フランス・ヴォージュ県
取水種類:鉱水
硬度 :非常な硬水・768
殺菌方法:非加熱
pH値:7.3
ヴィッテルは、フランスのミネラルウォーターです。
過去にはサントリーやポッカサッポロが売っていました。2018年に取扱終了になっていましたが、今は、日仏貿易が輸入します。
取水地は、フランス・ヴォージュ県のヴィッテルです。
取水地は、2世紀前からしっかり保護された地域です。
なお、村の中に取水地が複数あります。
硬度は、ボンヌスプリング(硬度:315度)グレートスプリング(硬度:768度)です。
現在は、19世紀からある後者です。サントリー・ポッカ時代は前者でした。
水の種類は 鉱水です。
水の味は、「非常な硬水」なので、しっかりした味です。
ただ、飲みにくさはコントレックスと違ってほぼなく、このあたりが日本でも愛され続ける理由でしょう。
この点で、目的があって硬水を飲みたいが、コントレックスに挫折した方には良い選択肢です。
【500ml×24本】
6・オルデン OLDEN ノルウェーの天然水
¥3,590 Amazon.co.jp (9/18執筆時)
メーカー:イデア
取水地 :ノルウェー・オルデダーレン渓谷
硬度 :14(超軟水)
殺菌方法:非加熱
pH値:7.1
オルデンは、ノルウェーのミネラルウォーターです。
販社が詳しく書いていません。
しかし、2021年から神戸のバイキングウォータージャパンが輸入したものを、ケンエンタープライズ(OLEDN事業部)が販売しているというもののようです。
ただ、ほかにも輸入ルートはあるようで、Atlasが飲んだものの別ルートのものでした。
取水地は、北欧のノルウェー・オルデダーレンです。
ノルウェーはEU非加盟なのでEU基準でないですが、場所柄、開発しているような地域でもないですし、出所もしっかりしているので、ここは問題ないです。
水の種類は こちらも、硬度12の「超軟水」です。
水の味は、したがって、「とろとろ系」です。
この味質のものは、先述のように、日本の天然水でもあるので、やや費用対効果は悪く感じない部分はあります。
ただ「歴史を飲む」という考え方はあるので、そういう観点で楽しむならば、良いかと思います。
【正規輸入品】
【500ml×24本】
7・ACQUA PANNA 天然水
¥2,700 Amazon.co.jp (9/18執筆時)
メーカー:直輸入(Amazon)
取水地 : イタリア・トスカーナ州
殺菌方法:非加熱
硬度 :106(中硬水)
pH値:
アクアパンナも、イタリアのミネラルウォーターです。
以前は割と見かけたブランドですが、最近Amazonが直輸入にて再開しました。
取水地は、イタリア中部のトスカーナ州です。
フィレンツェ北方の丘陵地帯が取水地です。メディチ家の領地として保護されてきたとされます。
1860年頃から取水開始と歴史は古いです。
水の種類は、中硬水です。
水の味は、ややアルカリ度が高め(PH8.2)ですが、結構、さらっとした感じです。
1-2:日本のミネラルウォーター〈軟水〉
続いて、日本国内で生産されているミネラルウォーターのうち、硬度が60度未満の軟水です。
柔らかい水は、ミネラル分が邪魔しないので「甘露」という表現が適当な、飲むと甘みを感じる場合が多いです。
【2L×10本】
8・四季の恵み 自然湧水 岐阜・養老
¥1,980 楽天市場 (9/18執筆時)
メーカー:ミツウロコビバレッジ
取水地 :岐阜県・養老
取水種類:鉱水
硬度 :15.0(軟水)
殺菌方法:加熱 (120度)
pH値:7.0
はじめに紹介するのは、「四季の恵み」シリーズの「養老」です。
取水地は、岐阜県の養老になります。
養老山地は水の名所で、「名水百選」にも選ばれた土地柄です。
取水場は、養老南部の津屋川流域の農村地帯にあります。写真は、Atlasが、養老鉄道で旅をしたときのものです。
水の種類は、硬度15の「軟水」です。
国内外問わず、軟水としてもかなり柔らかめで、はっきり特徴がある水です。
また、こちらは「鉱水」なので、カリウムやマグネシウムの含有量が多いです。そのため、ミネラル分の補給目的にも適うでしょう。
水の味は、超軟水らしく、口当たりが良くなめらかです。
水道水よりもだいぶ硬度が低いため、味の違いは明確に分かると思います。こちらは飲用のほか、コーヒーや料理に使っても良いでしょう。
一方、こちらは、加熱殺菌がなされますが、もともとミネラル分の低い軟水については、安全性はより高まりますし、それでも良い気もします。
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【アマゾン限定】
【500ml×24本】(ラベルレス)
9・by Amazon 岐阜・養老 天然水
¥1,229 Amazon.co.jp (9/18執筆時)
メーカー:ミツウロコビバレッジ
取水地 :岐阜県・養老
取水種類:鉱水
硬度 :15.0(軟水)
殺菌方法:加熱 (120度)
pH値:7.0
なお、アマゾン直営プライベートレーベル「by Amazon(旧名Happy Belly)で売られているお水も同じ取水工場でミツウロコビバレッジが作っている同じものです。
同じ水ですが、価格的にすこし安いのでおすすめです。
【500mL×24本】
10・四季の恵み 自然湧水 静岡・清水
¥1,490 Amazon.co.jp (9/18執筆時)
10・by Amazon 天然水 静岡・駿河
¥1,376 Amazon.co.jp (9/18執筆時)
メーカー:ミツウロコビバレッジ
取水地 :静岡県・清水
取水種類:鉱水
硬度 :57.0(軟水)
殺菌方法:加熱 (120度)
pH値:7.3
一方、ミツウロコは、静岡県清水市の庵原工場でも作っています。
静岡は、富士山系の地下水で水が綺麗な土地です。
ただ、工場自体は、東名の清水ジャンクションと国道1号線に挟まれる場所なので、自然が豊かな場所、というわけではないです。富士系に多い、バナジウム水でもないようです。
こちらは(ぎりぎり)軟水ですが、中硬水に近いので、同社の岐阜のものほど個性はないです。
【アマゾン限定】【2L×9本】
11・By Amazon 天然水 岐阜・美濃
¥1,118 Amazon.co.jp (9/18執筆時)
メーカー:友桝飲料
取水地 :岐阜県・岐阜市
取水種類:鉱水
硬度 :49(軟水)
殺菌方法:不明
こちらも、Amazonブランド(旧名:Happy Belly)売られているお水です。
タンサン水でむしろ有名ですが、友桝飲料という佐賀県の企業がPBを請け負っています。
ただ、詰める作業は、(取水地の)岐阜の西日本キャンパックの工場で行っています。
取水地は、岐阜県岐阜市です。
長良川水系という説明がありますが、具体的な取水地は非公開(秘密)です。
ただ、岐阜市自体は地下水が豊富で、銘水の里もいくつかあります。実際の製品の味も良かったです。
水の種類は、硬度49の「軟水」です。
軟水としては硬度が高めですが、これは、岐阜の地層の関係で、ミネラル(重炭酸カルシウム)が地層のなかにあるためと思われます。
甘さ控えめですが、ミネラル分は、「兄弟」製品よりやや期待できるでしょう。区分は、「鉱水」です。
水の味は、軟水らしい特長は、「美濃」のほうが確実にあります。
気取らない「普通タイプ」の水と評価できます。
【アマゾン限定】
【350mL×24本】
12・by Amazon 天然水 安曇野
¥1,954 Amazon.co.jp (9/18執筆時)
【500mL×24本】
13・ 信州北アルプス あづみ野湧水
¥2,926 Amazon.co.jp (9/18執筆時)
メーカー:東京アート
取水地 :長野県南安曇郡
取水種類:鉱水
硬度 :14(軟水)
殺菌方法:非加熱
pH値:7.2
こちらも、Amazonブランド(旧名:Happy Belly)売られているお水です。
製造元は、東京アートの信州の安曇野松川村の工場です。
同社は、通常ブランドでは、あづみ野湧水というお水を出していますが、そのプライベートブランドとなります。
東京アートについては、安曇野にもうひとつ工場がありますが、こちらは、松川村の工場となります。
取水地は、長野県南安曇郡松川村です。
ようするに、安曇野市の北部で自然豊かな場所です。高瀬川流域です。
水の種類は、硬度14の「軟水」です。区分は鉱水です。
水の味は、かなり柔らかく甘い水です。
Amazon製品を含め、しっかり、非加熱処理で作っているので、この部分にこだわる方には良い選択肢でしょう。
かなり、味の良い軟水なので、もう少しサイズの大きな製品をAmazonから安く出して欲しいところです。
【500ml×36本】
14・水想い 北アルプス 飛騨山脈の天然水
¥2,980 Amazon.co.jp (9/18執筆時)
【500ml×24本】
15・飛騨の雫 天然水
¥2,890 Amazon.co.jp (9/18執筆時)
メーカー:フォルダ
取水地 :岐阜県高山市
取水種類:鉱水/深井戸水
硬度:44-55(軟水)
殺菌方法:非加熱
pH値:7-7.8
水想い 北アルプス 飛騨山脈の天然水 は、東京のフォルダという会社が販売する製品です。
オシャレなパッケージで、Amazonでは人気です。
取水地は、岐阜県高山市です。
喜多嘉和という会社の水工場のOEMで、そちらでは「飛騨の雫」というブランドで売っています。
そちらは、硬度表記がわずかに異なりますが( 30〜47 )、同じ非加熱製法で、取水地も同じです。
場所的には飛騨古川の宇津江川流域にぽつんとあります。環境的に問題なさそうです。
水の種類は、こちらは、44-55とアバウトな表記です。
軟水(深井戸水)ですが、この部分で個性的ではないです。
一方、アルカリ度はPH7-7.8(中性)で、人間の体液(PH7.3)に近いことを売りにします。
ただし、(弱アルカリの日田天領水などを除けば)、この程度の硬度の日本の天然水は、たいていこの範囲です。
水の味は、硬度的な特色は水道水に近いので、よく言えば「飲みやすい」、悪く言えば、「特徴がない」味です。
【2L×12本】
16・ニチネン・尾瀬のおいしい水
¥2,498 Amazon.co.jp (9/18執筆時)
メーカー:ニチネン
取水地 :尾瀬・片品村・群馬県
取水種類:鉱水
硬度 :24.6(軟水)
殺菌方法:非加熱
pH値:7.3
こちらは、固形燃料の「ニチネン社」が多角経営の一環で生産している水です。
取水地は、群馬県の尾瀬です。
尾瀬は自然豊かな観光地ですので、説明は必要ないと思います。
取水地となる片品村は、白根山の麓であり、名水地としても有名です。取水場も写真のような田園地帯にあり、安心です。
水の硬度は、養老の水よりも硬度が高いものの硬度は24.6です。それでも、日本の水としても、やわらかめといえる軟水です。
水の種類は、鉱水で、やはりミネラル分が多く含まれるお水です。
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17・あさみや 尾鷲名水 熊野古道水
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¥3,050 Amazon.co.jp (9/18執筆時)
メーカー:あさみやグループ
取水地 :三重県尾鷲市
取水種類:湧水
硬度 :10(軟水)
殺菌方法:非加熱
pH値:
尾瀬銘水は、あさみやマーケティング という食品関係の会社が製造している天然水です。
取水地は、紀伊半島の三重県尾鷲市です。世界遺産の熊野古道に近い場所ですね。
三重県でも、工業地帯が続く四日市あたりと違って、こちらも人口密度が低い場所です。紀伊半島を電車で周回したことがありますが、伊勢から先は「秘境」と言って良い地域です。
取水地は、海に面した入り江にあります。周りは、海と森ばかりという場所ですね。安心感があります。
水の硬度は、硬度が10の超軟水です。
今回紹介する軟水のなかでも、硬度としては最大レベルに低い水です。水の種類は、湧水になり、ミネラル分は、さほど強調する部分はありません。
水の味は、やはり、柔らかさが際立ちます。まろやかな水を飲みたい場合は、おすすめできる銘水の一つです。
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18・サントリー 天然水 南アルプス
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メーカー:サントリー
取水地 :山梨県北杜市
取水種類:鉱水
硬度:30(軟水)
殺菌方法:加熱殺菌
pH値:約7.0
南アルプスの天然水は、サントリーの発売するミネラルウォーターです。
取水地は、山梨県の北杜市です。
サントリーの「北杜醸造所」がある場所と同じです。
サントリーは、洋酒メーカーとして、水にこだわってきた歴史があります。こちらは、それを、そのままミネラルウォーターにしたものです。
サントリーの北杜の工場の見学をしたことがありますが、かなりの山奥です。ちなみに、サントリーは、スコットランド(スコッチのふるさと)の地形に似た土地を取水地に選ぶそうです。
水の種類は、硬度30の軟水です。
軟水ですが、ここまで見てきた中では、やや、中硬水よりの水です。なお、水の区分は不明です。
水の味は、水道水よりほどよいまろやかさを感じられといえま。
ただ、明確な違いないレベルです。ただ、他の軟水較べると、やや硬いかなと印象はあります。
また、大手は、安全性と生産性の両立の方向で、瞬間加熱殺菌をしているのが普通ですが、同社もそうです。殺菌は、水の味を壊すという意見もあります。
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19・サントリー 天然水 奥大山
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メーカー:サントリー
取水地 :鳥取県
取水種類:不明
硬度 :20(軟水)
殺菌方法:加熱殺菌
pH値:約7.0
奥大山も、サントリーの販売する天然です。
サントリーは全国に3つ取水地がありますが、ここが一番新しい取水地です。大山山系ということで、大量に地下水が確保できるメリット性があったのでしょう。
取水地は、鳥取県の大山です。相当山深い所にあり、ブナ林が広がる大山直下です。大山も水が美味しいことで有名ですね。
山の周りは日置桜など美味しい日本酒も多い土地柄です。水が美味しいところは良い酒造メーカーが多いです。
水の種類は、硬度20の軟水です。サントリーの水としては最も低い値で、水道水との違いを感じやすい水です。
水の味は、かなり柔らかい系の飲み口です。
サントリーの天然水の中では「最も甘く」軟水としての良い部分がでています。
Atlas的には好きな部類のお水です。なお、取水区分については情報がなく、ミネラルについても際だった特徴はありません。
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20・ い・ろ・は・す 天然水
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20・ い・ろ・は・す 天然水
¥1,822 Amazon.co.jp (9/18執筆時)
メーカー:コカ・コーラ
取水地 :全国各地
取水種類:鉱水
硬度 :
殺菌方法:加熱殺菌
pH値:
いろはすは、自販機でみかけるコカコーラの天然水です。色々なテイストがある、同社らしいラインナップですが、ノーマルの天然水はこちらです。
取水地は、特定できません。
この水の場合、北海道・岩手・富山・山梨・鳥取・熊本の6つの取水地で取られた水を、区分せずに売られるためです。
生産終了の同社の「森の水だより」は産地別ですが、いろはすは(基本)分けては売っていないようです。
硬度は、公開があります。
北海道清田(硬度31.8)・富山砺波(硬度27.7)・岩手奥羽山脈(硬度27)・(硬度31)・山梨白州(硬度27)でいずれも軟水です。
一方、熊本阿蘇だけは、硬度71.1の中硬水になるので、少しミネラル分が多い一方、味の部分で差があると言えます。
ただ、アマゾンでは「軟水」との広告も調査時みられます。これは間違いではなく、とくに外国だと「中硬水」は「中軟水(中程度の軟水)」という表現もなされるからです。
水の味は、このような事情で、はっきりと言及はできません。
PH値は非公開です。
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【555ml×24本】
21・ コカコーラ ボナクア
¥4,848 楽天市場 (9/18執筆時)
メーカー:コカ・コーラ
取水地 :沖縄県浦添(製造)
取水種類:天然水ではない
硬度 :12
殺菌方法:加熱殺菌
pH値:
なお、コカコーラは、沖縄限定でBOAQUA(ボナクア・ボナアクア・アクアボナ)というレーベルの製品を出しています。こちらは日本だけでない世界展開の水です。
硬度12度の軟水です。
ただ、おそらく世界的に品質統一するためだと思いますが、ミネラル添加(硫酸Mg・塩化K)があるので、ミネラルウォーターですが天然水ではないです。
流通と地下水資源の関係ゆえに沖縄だけの展開、というものになるでしょう。
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22・アサヒ おいしい水 富士山
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22・アサヒ おいしい水 富士山
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メーカー:アサヒ飲料(株) 富士山工場
取水地 :静岡県富士宮市
取水種類:水(深井戸水)
硬度 :30度(軟水)
殺菌方法:加熱殺菌
pH値:8.0
おいしい水 富士山は、アサヒ飲料の天然水です。
六甲の美味しい水で有名でしたが、日本人が水を大量に消費するようになったため、富士山麓でも作り始めました。
取水地は、富士山の南西です。
静岡県は水が美味しい場所で有名です。水道水もトリハロメタンに最も汚染されていない県です。
取水地の近くは緑も多いですが、わりと工場も多い土地です。ただ、先ほど書いたように、深井戸の地下水を利用しており、検査も万全で、問題ありません。
水の種類は、硬度33.1度の軟水です。
水の種類は、珍しく「深井戸水」に分類されます。これは、「ポンプで深層からくみ上げた水」の名称です。
水の味は、常温ならば、ある程度のまろやかさを感じられます。
アルカリ水ほどではないですが、pH8.0と高めなのが影響しているかもしれません。
ただ、際だった特徴を表現するのは難しいですね。
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23・おいしい水 天然水 ラベルレスボトル
¥1,416 Amazon.co.jp (9/18執筆時)
なお、最近、「Amazon限定ブランド」として、ラベルレスの「アサヒおいしい水」が出ました。
ただ、ラベルがないので、取水地にかんする完全な情報がない状況で、「深井戸水」とのみ表記です。
一方、アサヒ飲料は、富士山のほか、次に紹介する、神戸・六甲に「深井戸水」の取水地を持つので、いずれかの製品になるでしょう。
ただ、公開されている画像情報からすると、こちらの取水地は(おそらく)同じ「富士山」のようです。
限定ブランドは、割引クーポンが付く場合が多いので、価格的にこれを選んでも良いと思います。
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24・アサヒ おいしい水 六甲
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24・アサヒ おいしい水 六甲
¥1,779 Amazon.co.jp (9/18執筆時)
メーカー:アサヒ飲料(株)
取水地 :神戸市西区井吹台
取水種類:水(深井戸水)
硬度 :32度(軟水)
殺菌方法:加熱殺菌
pH値:約7.0
おいしい水 六甲も、アサヒの天然水です。
もともとハウス食品が作っていましたが、アサヒ飲料が取得しました。
なお、こちらも、パッケージの本数と容量が変則的なので、値段の比較の際は注意が必要です。
取水地は、六甲山系からかなり離れた明石寄りの新興住宅地の中にあります。
実際、六甲山系の水かは議論が分かれる部分もありますが、販売当時から取水地は同じです。
水の種類は、硬度が32で、こちらも、深井戸水という分類です。
他社が取水地で水の硬度の違いを出しているのに対して、アサヒ飲料は、硬度や水の種類を合わせることで、取水地による品質のばらつきを無くしているのかもしれません。
水の味は、富士山の美味しい水と同じで、多少軟水かな?と感じさせる程度の味で、日本の水らしい水です。
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25・白神山地の水 黒ラベル
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25・白神山地の水 黒ラベル
¥3,225 Amazon.co.jp (9/18執筆時)
メーカー:白神山美水館
取水地 :青森県西津軽郡鯵ヶ沢町
取水種類:湧水
硬度 :0.2(超軟水)
殺菌方法:非加熱
pH値:
白神山地の水は、白神山美水館が販売する水です。
取水地は、岩木山や白神岳のある青森県鯵ヶ沢町です。
ストーブ鉄道で有名な五能線沿線で手つかずの自然が残された地ですね。なお、Atlasはこの秋訪問予定です。
水の種類は、こちらは、0.2mg/Lと温泉水99を超える超軟水です。
ただ、温泉成分ではない天然水でこのような軟水というのはかなりレアですね。また、水は、ポンプでくみ上げない自然の湧水です。
水の味は、相当まろやかで、尖った部分がない感じです。(良い意味)あまりに特徴的な水なので、現地を確認にすることにしたほどです。
さらに、市販ミネラルウォーターとしては珍しく加熱処理をしない「非加熱製法」です。
「レア度」が高い製品ですが、ネットでは手に入るので、一度試すと良いでしょう。超軟水は、コーヒーや炊飯の味が確実に変化します。
【310ml×30本】
26・キリンのやわらか天然水
¥1,995 Amazon.co.jp (9/18執筆時)
メーカー:キリン
取水地 :群馬県吾妻郡嬬恋村
取水種類:天然水(鉱水)
硬度 :19(軟水)
殺菌方法:(非加熱)
pH値:7.4
キリンのやわらか天然水は、キリンの販売するミネラルウォーターです。
ネット限定流通の製品ですが、パッケージがオシャレで人気です。
取水地は、群馬県吾妻郡嬬恋村です。
明言はないので推測ですが、嬬恋銘水というミネラルウォーターの会社のOEMだと思われます。
そちらが以前売っていた「嬬恋の天然水」と製品と成分表記も同じですので。
水の種類は、硬度19の軟水です。
嬬恋銘水の場合、鉱水の、非加熱製法ですので、(仮に同じだとすると)こちらもそうなります。
水の味は、軟水独特の甘みがあり、実際、口当たりもまろやかです。
決してパッケージだけの製品ではないといえます。
【500ml×24本】
27・LDC 自然の恵み天然水
¥1,453 Amazon.co.jp (9/18執筆時)
メーカー:LDC
取水地 :栃木県佐野市閑馬町
取水種類:天然水(鉱水)
硬度 :16(軟水)
殺菌方法:(非加熱)
pH値:6.8
自然の恵み天然水 は、LDC(ライフドリームカンパニー)の販売するミネラルウォーターです。
いくつかの取水源を持つ会社で、大手スーパーのノンブランドのミネラルウォーターでもここの製品をちらほら見かけます。
取水地は コカコーラの「いろはす」方式で、地域で取水地が異なるようです。
三重県尾鷲か、栃木県佐野市です。
後者の場合、栃木県佐野市閑馬町で採水したものを、同社の足利市の工場でパッケージしたものです。閑馬町という字以上の取水源の所在は特定できません。
ただ、あのあたりから日光・中禅寺湖にかけては湧水が多いです。
閑馬町は、近くに硅石の出る鉱山があるので、シリカ水かなと(シンプルに)思ったのですが、そうではないようです。
水の種類は、そちらの場合、硬度16の軟水です。
水の味は、取水地によりますが、軟水特有の柔らかい味です。
非加熱殺菌です。
【500ml×24本】
28・グラチア プラズマ解離水
¥3,420 Amazon.co.jp (9/18執筆時)
メーカー:グラチア
取水地 :山梨県富士河口湖町
取水種類:天然水(深井戸)
硬度 :46.8(軟水)
殺菌方法:非加熱(UV)
pH値:7.57
プラズマ解離水は、グラチアの販売するミネラルウォーターです。
取水地は、山梨県富士河口湖町です。
富士山系の取水地は多いですが、(忍野八海はあるにせよ)北側の取水地は割と珍しい気がします。
Google地図では、別荘地の中で、富士山水館という海外資本のインバウンド向けツアーホテルだった場所と同じです(それ以前は健康ランド)。
コロナ禍の中での一時的な業種転換かもしれませんが、詳細は不明です。
水の種類は、硬度46.6の軟水です。
非加熱でUV殺菌をしています。電解水の類ですが、アルカリイオン水ではなく、PHは8未満となります。
パッケージはオシャレですが、飲料水としては少し高めです。
次回につづく!
ミネラルウォーターのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、天然水ペットボトルの比較の1回目記事でした。
しかし、記事は、まだまだ「続き」ます。
2・ミネラルウォーターの比較 (2)
2-1:日本の水〈中硬水〉
2-2:アルカリ性の水〈中硬水-軟水〉
2-3:バナジウム含有の水〈軟水〉
2-4:シリカ含有の水〈中硬水〉
2-5:最終的なおすすめ製品の提案
次回の2回目記事(こちら)では、アルカリ系のお水と、アルカリ系水や特定のミネラル分を「売り」にする水ほか、日本の天然水などをもう少しだけ見てみます。
水の硬度 0.2(超軟水)
水の飲みやすさ ★★★★★
水の甘さ ★★★★★
ミネラルの多さ ★★★☆☆
価格 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
その上で、今回紹介した全てのミネラルウォーターから、味や硬度に基づいて、Atlasの「オススメ」ミネラルウォーターを提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら!
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