【今回レビューする製品】2023年 ティファールの取ってのとれるフライパン インジニオ・ネオシリーズ最新製品の性能とおすすめ:コーティンググレードの違いセット構成の種類・口コミランキング ガス・IH兼用 ガス専用 セット6 セット9 セット10 セット3
【比較する製品一覧】T-fal インジニオ IHルージュ・アンリミテッド IHマロンブラウン ロイヤルブルー・インテンス ボルドー グランブルー マホガニー グレージュ プレミア ブラックチタニウム IHルビー IHセレナーデ IHトパーズ IHブルゴーニュ・エクセレンス IHチャコールグレー IHブラックチタニウム L68690 L24890NL61490 L63191 L43690 L49390 L49391I L66391 L66392 L60091 L25290 L851S6 L60990 L66891 L21590 L66692 L24890 L38390 L38391 L38392 L38590 L38593 L38591 L38991 L43790 L43792 L43791 L43990 L43991 L43992 L43890 L43891 L15191 L15190 L77998 L16690 L16699 L16699 L77991 L77298 L16190 L16390 L77995 L43894 L16398 L38992 P4704233 L15192 L43794 L43794A L38391 L38391A 15137
今回のお題
T-falのフライパン・鍋のおすすめセットはどう選ぶ?
どもAtlasです。
今回は、2023年8月現在、最新のティファールの調理器具のグレード・ランク別の選び方について書きます。
同社では、2021年9月に約3年ぶりに、とっての取れる鍋・フライパン(インジニオ・ネオ)の、フルリニューアルがなされました。
今年も2月に新セット構成が出たので、最新状況をふまえながら記事を加筆しました。
通常品はもちろん、特別な「Amazon限定モデル」を含めて、全て紹介するつもりです。
セット構成 ★★★★★
耐久性 ★★★★★
汚れにくさ ★★★★★
軽量性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
以下では、いつものように、各機種を順番に比較していきます。
そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、予算別・目的別にAtlasのおすすめを提案していきます。
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1・インジニオ・ネオのセット【T-Fal】
2・取っ手の取れるフライパン【他社】
3・フライパンの比較
4・鍋・ソースパンの比較
なお、T-Falのキッチンウェアでも、「ハンドルが取れない製品」は記事を別にしました。
こういったものをお探しのだった場合、上記3回目・4回目の記事をご覧ください。
よろしくお願いします。
1・インジニオネオの選び方の基本
1・底面素材の違い
2・コーティングの違い
3・本体素材の違い
各製品の具体的な比較にはいる前に、「インジニオ・ネオの選び方の基本」について、あらかじめ書いておきます。
鍋・フライパンを構成するパーツに注目しながら、上表の3点について順番に説明します。
第1に、底面素材の違いです。
インジニオネオは、底面素材の違いで、大きく2種類に区分できます。
「ガス式コンロ専用モデル」と「ガス・IH式兼用モデル」です。
キッチンがガス火のご家庭は、どちらを使ってもOKです。
ただ、それぞれ有利な部分と不利な部分があるので、解説しておきます。
重量は「ガス式コンロ専用モデル」のほうがだいぶ軽めです。
「ガス・IH式兼用モデル」は IHヒーターに対応するために、底面に金属の張り地があります(左図)。
「ガス式コンロ専用モデルだと底面の張り地が不要ですので、その差の分で軽量になります(右図)。
例えば、同社の26センチのフライパンの場合、「ガス式コンロ専用モデル」は約600gですが、「ガス・IH式兼用モデル」は約900gです。
熱伝導率・蓄熱性は、張り地が厚い分、「ガス・IH式兼用モデル」が有利です。
そのため、煮込みは、兼用モデルに優位性があります。
耐久性の高さも、「ガス・IH式兼用モデル」が有利です。
なぜなら、T-Falは「ガス式コンロ専用モデル」に、最高グレードのコーティングを使う製品はないからです。
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結論的にいえば、この部分については、フライパンの重さの好みで決めてもOKです。
例えば、非力な方やお年寄りは、「ガス式コンロ専用モデル」が合うでしょう。
ただし、蓄熱性のほか、「当初のすべりの持続性」を重要視したい場合は、「ガス・IH式兼用モデル」を選ぶべきです。
その理由について、続いて「深掘り」してみましょう。
第2に、コーティングの違いです。
これは、フライパンの表面の「フッ素加工(テフロン)」を含め、アルミ等の基材の上に何層か吹き付けられているコーティング層を意味します。
上表は、T-Falの現行品における「コーティングのグレード」です。
素材と層数の違いで、上位になるほど、耐久性がよくなり、また、買ったばかりのような「すべりの良さの持続期間」も、その分長くなります。
しかし、「最高品質」のコーティングは、T-Falの場合、「ガス・IH式兼用モデル」のみです。
「ガス式コンロ専用モデル」は、上位のコーティングは搭載しません。
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結論的にいえば、(少しでも)「長くすべりを維持したい」ならば、ガス火のご家庭でも、「ガス・IH式兼用モデル」を選ぶ意味は大いにあります。
あまり強火で使わずに大事にするならば、なおさらそう言えるでしょう。
ちなみに、同じ「セット」でも「鍋とフライパン」では、コーティングが異なります。この部分にも注目しながら、今回は比較しています。
第3に、本体素材(基材)の違いです。
インジニオ・ネオは、鍋本体の素材(作り)で、アルミ・ホーロー・ステンレスに分けられます。
皆さんが探しているのは「アルミ系素材」で、表面にフッ素加工(テフロン)を施したものでしょう。
ただ、インジニオ・ネオのなかには、用途が少し異なるホーロー・ステンレスも紛れている点は、意識しておいて良いかと思います。
今回は、(区別しつつ)そういった製品も含めて紹介しています。
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以上、「インジニオ・ネオの選び方の基本」を3点から紹介しました。
1・インジニオネオの比較 (1)
1-1:アルミ〈ガス用〉
1-2:アルミ〈ガス・IH兼用〉
2・インジニオネオの比較 (2)
2-1:ステンレス
2-2:ホーロー
3-3:直営店モデル
3・インジニオネオの比較 (3)
3-1:単品の鍋・フライパン
3-2:アクセサリー類
3-3:最終的なおすすめ機種の提案
このほか、各セットの内容(利便性)もふまえながら、上記リンクのように、今回は「全3回」の記事として、話を進めていきます。
これと決めた製品がない方は、このまま順番にお読みいただければ、と思います。
1-1・ガス専用のインジニオネオの比較
はじめに、インジニオ・ネオの「ガス式コンロ専用モデル」の比較です。
ベースがアルミである点は、「ガス・IH式兼用モデル」と同じです。しかし、底面張り地が不要なので、「軽く」、また、価格も少しだけ安めです。
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以下では、高評価できるポイントについては赤字で、イマイチな点については青字で書いていきます。
【2021年9月発売】
【セット5】
1・インジニオ・ネオ パプリカレッド L15191
¥6,000 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
【セット5】(新生活スターターキッド)
1・インジニオ・ネオ パプリカレッド 15137
¥6,580 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
フライパン:26cm
ソースパン:18cm
ガラスぶた:18cm
シールリッド:18cm
専用ハンドル:1本
【セット7】
2・インジニオ・ネオ パプリカレッド L15190
¥8,820 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
フライパン:22cm 26cm
ソースパン:18cm
ガラスぶた:18cm
シールリッド:18cm 26cm
専用ハンドル;1本
【セット9】
3・インジニオ・ネオ パプリカレッド L15192
¥11,800 楽天市場 (8/10執筆時)
フライパン:22cm 26cm
ソースパン:16cm 20cm
ガラスぶた:16cm 20cm
シールリッド:16cm 20cm
専用ハンドル;1本
インジニオ・ネオ パプリカレッドは、現行のインジニネオでは最も安い入門機です。
少し大きなスーパーの生活用品売り場でよく見かけるのは、このグレードの製品です。
2021年までは「インジニオ・ネオ・キウィ( L21790 L21790)という黄緑系の配色でしたが、今回は、真っ赤になりました。
付属する鍋やフライパンは、3つのセット構成から選べます。
ティファールの場合、コーティングや底面素材などのグレードは、同じシリーズ名ならば、いずれも同じです。
付属する鍋・フライパンの点数、写真のようなシールリッドと、ガラスふたの数だけが、セットにより変わってきます。
なお、期間限定と思われる「新生活スターターキッド」は、実売1000円程度のキッチンはさみ( K13441)と、非売品のターナーのおまけも付きます。

コーティングは、こちらは、フライパンも鍋も、6位のチタンです。
2021年以前の入門機は、チタンエクストラ(鍋は3層パワーグライド)だったのでそれよりはパワーアップしていて、強くなっています。
ただ、これから見ていく上位機との価格差をふまえても、本機は割高であり、耐久性の面でも「イマイチ」なグレードです。
もちろん、他社製品と比べると良いのかもしれません。
しかし、ティファール社では最下位ランクです。
とくにフライパンは、金属へらこそ使えますが、上位機種に比べると鍋の内面加工が貧弱です。
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以上、インジニオ・ネオ パプリカレッドの紹介でした。
大きめのスーパーの雑貨売り場で見かけるのはこのグレードです。ただ、コーティングなどの部分で上位機とは差があります。
また、色目的に汚れが目立ちやすい点も注意が必要です。
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Amazon限定色(オンライン限定)
【ブラック:セット3】
4・インジニオネオ ファミリーセット 3 L16390
¥7,402 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
フライパン:26cm
ウォックパン:26cm
ガラスぶた:
専用ハンドル:1本+ スプーン
【グレー:セット5】
5・フレーズグレー L16190
¥8,250 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
フライパン:26cm
ウォックパン:26cm
ガラスぶた:26cm
専用ハンドル;1本+スプーン
【グレー:セット9】
6・フレーズグレー L16199
¥10,700 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
フライパン:26cm
ウォックパン:26cm
ソースパン:16cm 18cm
ガラスぶた:16cm 20cm
シールリッド:16cm 20cm
専用ハンドル;1本
なお、入門機のオンライ限定モデルとなるのが、黒系の「ファミリーセット 3 」とグレー系のインジニオ・ネオ フレーズグレー です。
付属する鍋やフライパンは、どの構成も26cmのフライパンほか、深い26cmのウォックパン(いため鍋)が付いている構成です。
セット3とセット5は、プラスチックのスプーン(おたま)をカウントしての数字なので、少し「損した感じ」があります。
セット9は、しかし、単品単価が高いフライパン類(×4)・ガラスフタ(×2)がついて、この値段なので「お買得感」を感じます。
コーティングは、しかし、フライパンも鍋も、6位のチタンです。
ウォックパンは、使い方を考えるとコーティングが傷みやすい部分があります。
そのため、ウォックパンが欲しい方でも、やはり、上位コーティングの製品でそちらが付属するモデルのほうがオススメです。
【2021年9月発売】
【セット6】
【ブルー】
7・ロイヤルブルー・インテンス L43790
¥7,980 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
【ブラウン】
8・ヴィンテージボルドー・インテンス L43990
¥8,694 Amazon.co.jp (8/10執筆時)8/10執筆時
【ブラック】
9・ハードチタニウム・インテンス L43890
¥9,300 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
フライパン:22cm 26cm
ソースパン:18cm
ガラスぶた:18cm
シールリッド:18cm
専用ハンドル:1本
【セット7】
【ブルー】
10・ロイヤルブルー・インテンス L43794
¥12,900 楽天市場 (8/10執筆時)
【ブルー】(同じ製品のAmazon型番)
11・ロイヤルブルー・インテンス L43794A
¥12,990 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
フライパン:22cm 26cm
ソースパン:18cm
ガラスぶた:18cm 26cm
シールリッド:18cm
専用ハンドル:1本
【セット9】
【ブルー】
12・ロイヤルブルー・インテンス L43792
¥11,000 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
【ブラウン】
13・ヴィンテージボルドー・インテンス L43991
¥10,494 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
【ブラック】
14・ハードチタニウム・インテンス L43891
¥11,500 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
フライパン:26cm
ウォックパン:26cm
ソースパン:16cm 20cm
ガラスぶた:16cm 20cm
シールリッド:16cm 20cm
専用ハンドル:1本
【セット10】
【ブルー】
15・ロイヤルブルー・インテンス L43791
¥13,800 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
【ブラウン】
16・ヴィンテージボルドー・インテンス L43992
¥14,256 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
フライパン:22 28cm
ウォックパン:28cm
ソースパン:18cm 20cm
ガラスぶた:18cm 20cm
シールリッド:18cm 20cm
専用ハンドル:1本
これらは、インジニオ・ネオのガス火専用のインテンスシリーズの製品です。
現行のガス火専用タイプだけで言えば、最も「上位」のコーティングを採用する製品です。
本体色は、ブルー系・ブラウン系・ブラック系の3色展開です。
ただ、色以外の部分はどれも同じです。
なお、百貨店限定で、 グレーオーク・インテンス セット5(L640900)が展開しますが、そちらもやはり同じです。
付属する鍋やフライパンは、4種類の構成から選べます。
3人家族程度に標準的な、セット6のほか、炒め物に対応できる26cmウォックパンが付いたセット9、大きめの28cmウォックパンに加えて、フライパンも2サイズ付属するセット10です。
【26cm】
バタフライガラスぶた
¥2,455 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
セット7は、2023年に追加された新構成で、セット6の構成にフライパン用の26cmのガラスふた(L99366)が付きます。
大きいフライパン用のふたは、餃子や蒸し物など、使用頻度が結構あるので「別に買う」人は多いです。
ただ、別売だと約2500円で手に入るふたです。セット6との値段差は考えましょう。
フライパンは、同社5位のチタンインテンスです。
表面に厚めのフィニッシュ層を持つのが特徴です。
硬質チタンがフィニッシュ層近くに配置された部分を含めて、「当初のすべりの良さの持続性」は、下位機種より、期待値がだいぶ高いです。
アルミ本体面が出るまでの耐久性も、標準となるチタンコーティングに対して「2倍」ですので、ここまでみた製品より頑丈と言えます。
一方、冒頭にも書きましたが、後ほどみるIH兼用モデルの場合、より強靱な製品はあります。
しかし、フライパンがやや「重くなる」ので、軽々使いたいという部分で、ガス火モデルの愛用者は多いです。
鍋は、6位の「チタン」です。
鍋については、使途からしてフライパンほど強いコーティングは不要ですので、この仕様で十分でしょう。
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以上、ティファールのガス用のインテンスシリーズの紹介でした。
下位機種と較べる場合、フィニッシュ層(表面)の近い部分が厚いので「当初のすべりの良さ」は、より長く続くでしょう。
一方、耐久性を重視して、(当初のすべりの良さのまま)より長く使いたいならば、(ガス火でも)後ほどみていくIH兼用モデル(アンリミテッド)が良いかと思います。
ただ、IH兼用モデルはやや「重くなる」ので、(アルミパン特有の)「軽さ」が欲しいならば、やはりこちらです。
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なお、同じコーティンググレードの製品は、ほかにも「限定版」などいくつか出ています。以下で確認しておきます。
Amazon限定(ネット限定)
【セット6】【ブラウン系】
17・フレンチロースト L16690
¥9,700 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
フライパン:22cm 26cm
ソースパン:18cm
ガラスぶた:18cm 26cm
シールリッド:
専用ハンドル: 1本
【セット9】【ブラウン系】
17・フレンチロースト L16699
¥11,160 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
フライパン:22cm 26cm
ソースパン:16cm 20cm
ガラスぶた:16cm 18cm 26cm
シールリッド:
専用ハンドル: 2本
第1に、「ネット限定」となる、インジニオ・ネオ フレンチローストです。
執筆時、在庫がなかったですが、特注ゆえの時期による問題だと思います。そのうち復活するでしょう。
コーティングは同じですので、実際は「インテンスシリーズ」の仲間です。
【セット6】は、通常モデル(セット6)と比べて、(密閉する)シールリッドがない代わりに、フライパン用の26cmガラスふたが付属です。
同じく付属の通常製品の「セット7」でも書きましたが、大きいフタは、別に買うと結構な価格がしますし、「使う」ものです。良い構成に思えます。
【セット9】も、26cmガラスふたが付属です。
その上で、やはり単価の高いソースパン・フライパンが総計4つで、しかも、ハンドルが2本となるので、通常の【セット9】より、やはり「豪華」です。
ただ、(個人的には便利と思う)ウォックパン(深めの炒め鍋)は未付属になるため、欲しい場合は、(ガラスフタは別に買うとしても)通常モデルがよさそうです。
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【セット8】(2022年追加)
【ブラック】
18・ブラックチタニウム・インテンス L43894
¥10,098 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
【ブラック】(下位機)
18・ターゴイズブラック L16398
¥10,098 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
フライパン:22cm 26cm
ウォックパン:26cm
ソースパン:16cm
ガラスぶた:16cm
シールリッド:16cm
専用ハンドル:1本
スプーン:1本
第2に 黒系の「インジニオ・ネオ ブラックチタニウム・インテンス」です。
コーティングは、本機も「インテンスシリーズ」と変わりません。
・エピス スプーン 274409
¥528 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
セット数は「セット8」です。
しかし、同社の「エピスシリーズ」のおたま(400円くらい)を加えての数なので、実際は「セット7」相当です。
構成は、フライパン類が、ウォックパン(深鍋)をふくめ合計3つと多いです。
しかし、ソースパンが、ただ、小さめの16cmが1つです。
独特の構成ですが、別売で買うと比較的値段の高いフライパン類に重きを置く方については、本機を選択肢に加えるのは「あり」でしょう。
なお、同じ見かけで、同じ構成の「ターゴイズブラック」も同時に出ました。
ただ、こちらだけ「下位機種相当」です。
フライパンも鍋も、同社の6位のチタンですので、値段差分の差はあります。
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【セット5】(直販・百貨店限定)
19・グレーオーク・インテンス L64090
¥12,100 楽天市場 (8/10執筆時)
フライパン:26cm
ソースパン:16cm
ガラスぶた:16cm
シールリッド:16cm
専用ハンドル: 1本
第3に 百貨店とT-Fal店舗限定の、グレーオーク・インテンスです。
こちらも「インテンスシリーズ」の仲間です。
しかし、鍋・フライパンがさほど充実しない割に高い製品です。
おそらく、冠婚葬祭やお中元・お歳暮などの「引き出物」用として売られているものでしょう。選びにくいと言えます。
【2016年発売開始】(在庫限り)
【セット6】
【ブルー】
20・グランブルー・プレミア L61490
¥14,211 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
フライパン:22cm 26cm
ソースパン:18cm
ガラスぶた:18cm
シールリッド:18cm
専用ハンドル 1本
【セット9】
【ブラウン】
21・マホガニー・プレミア L63191
¥15,500 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
フライパン:26cm
ウォックパン:26cm
ソースパン:16cm 20cm
ガラスぶた:16cm 20cm
シールリッド:16cm 20cm
専用ハンドル:1 本
「プレミアシリーズ」は、1つ上でみた「インテンスシリーズ」の旧製品になります。
2021年9月に生産が終わったので、「在庫限り」で終わりです。
現状で、セット10(L61492 L63192)セット9( L60991 L63591 L61491 L21590)は、すでに在庫も尽きたと言えます。セット6(L6359 L609902)も、ブルーをのぞけば終わりです。
残ったのは、ここで取りあげた一部だけです。そちらも、生産は終わっているので、選ばれる場合、値段は(1つ上でみた新機種と)しっかり比べてください。
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本機の場合、青系のグランブルー・プレミアと、茶系のマホガニー・プレミアが、もともと「基本となるモデル」でした。
一方、インジニオネオ・ブラウニー は、その廉価版です。コーティングが、4層パワーグライドです。
下位機種相当なので、除外して考えてください。
付属する鍋やフライパンは、基本的に、新しい「インテンスシリーズ」と同じです。
繰り返せば、3人家族程度に標準的な、セット6のほか、ウォックパンが付くセット9です。
フライパンは、旧機種は、3位のチタンプレミアコーティングです。
したがって、耐久性は、2倍の新機種より強い3倍です。
低層にチタン粒子を含む高耐久なハードベースを使い、また、金属へらがあたる表面に、厚いフィニッシュ層を配備し、耐久性をアップさせています。
ただ、新しい「インテンスシリーズ」は、表面ベース層近くにチタン粒子を組み込んでいます。その点で言えば、「当初のすべりの良さ」は、新機種のが長く続くでしょう。
フッ素パンで、アルミの基層が露出するまで使う方は少ないでしょうし、新機種が「改悪」されたとは言えません。
鍋は、4層コートで、7位のチタンエキストラです。
こちらは、逆に、耐久性は新機種に及びません。
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以上、ティファールのガス用の「プレミアシリーズ」の紹介でした。
アルミが露出するまで使うならば、こちらの旧「プレミアシリーズ」のほうが良いです。
ただ、明確な価格差のない現在では、多くの方が重視したいだろう「当初のすべりの良さ」の持続を優先し、素直に新しい「インテンスシリーズ」を選ぶのが良いかと思います。
1-2・IH・ガス兼用のランクとグレード
つづいて、「ガス・IH式兼用モデル」の紹介です。
IH用の底面の張り地がある分、「ガス式コンロ専用モデル」より重さがあります。
反面、熱伝導率・蓄熱性の部分で有利であるほか、T-Falは「最上位」のコーティングは「ガス・IH式兼用モデル」しか出さないので、耐久性(当初のすべりの良さの持続性)部分でも有利です。
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ここでも、高評価できるポイントについては赤字で、イマイチな点については青字で書いていきます。
【2021年9月発売】
【セット3】
【レッド】
22・IHルージュ・アンリミテッド L38390
¥9,350 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
【ブラウン】
23・IHマロンブラウン・アンリミテッド L38590
¥8,779 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
フライパン:22cm 26cm
専用ハンドル:1本
【セット6】
【レッド】
24・IHルージュ・アンリミテッド L38391
¥11,291 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
【ブラウン】
25・IHマロンブラウン・アンリミテッド L38593
¥11,800 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
【ブラック】
26・IHハードチタニウム・アンリミテッド L38991
¥11,295 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
フライパン:22cm 26cm
ソースパン:18cm
ガラスぶた:18cm
シールリッド:18cm
専用ハンドル:1本
【セット7】
【レッド】
27・IHルージュ・アンリミテッド L38391
¥9,997 楽天市場 (8/10執筆時)
【レッド】(同じ製品のAmazon型番)
28・IHルージュ・アンリミテッド L38391A
¥13,802 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
フライパン:22cm 26cm
ソースパン:18cm
ガラスぶた:18cm 26cm
シールリッド:18cm
専用ハンドル:1本
【セット9】
【レッド】
29・IHルージュ・アンリミテッド L38392
¥12,100 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
【ブラウン】
30・IHマロンブラウン・アンリミテッド L38591
¥12,640 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
フライパン:22cm 26cm
ソースパン:16cm 20cm
ガラスぶた:16cm 20cm
シールリッド:16cm 20cm
専用ハンドル:1本
これらの製品は、2021年9月に登場した、「チタン・アンリミテッドという新シリーズの製品です。
同社のIH兼用モデルの「最上位機」です。
本体色は、本機も多色構成です。
しかし、黒を含めて、外装の違いによる性能差はないです。
付属する鍋やフライパンは、4つの構成から選べます。
セット3は、2種類のフライパンのみの割り切った構成です。
セット6は、それに、中くらいのソースパン(鍋)が付く構成です。
セット9は、世帯用として対応できるフル構成です。
必要に応じて選んでOKですが、単品であとから買うと割と高くなるので、セット6以降をおすすめします。
【26cm】
バタフライガラスぶた
¥2,455 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
セット7は、2023年春に追加された新構成です。
セット6に26cmのガラスふたが付属します。
大フライパン用のふたは実際「使える」と言えます。「セット6+ガラスふた単品」より安いようならば、おすすめします。
コーティングは、強力です。
フライパンは、新開発で、同社1位のチタンアンリミテッドコーティングです。
2位の「チタンエクセレンス」と比べると、コーティングは(1層少ない)5層です。
しかし、フィニッシュ層の1層目に、「ハードクリスタル素材」を採用することで、逆に、同社最高の「6倍の耐久性」表記になりました。
雑誌でたまに見る「機械で無理に削るような実験結果」は知りません。
しかし、普通に使う分には、フィニッシュ層近くのコーティングが強い方が長持ちですし、実際、そのようにいえるでしょう。
鍋は、5位の「チタン・インテンス」です。
ガス火用の最上位機は「チタン」ですので、それよりも強いです。
また、IH用の下位機種に比べても上位でのコーティングですので、煮込む前に軽く炒めるような場合でも安心感があるでしょう。
底面加工は、本機もステンレスの「IH対応2層底面」を採用します。
「IH対応2層底面」は、ガス用の底面(ディフィーザル底面)」と較べて、熱伝導性が高いです。
そのため、一度蓄熱した後の熱の持続性(蓄熱)はこちらの方がかなり上で、長時間の煮込みに向いています。
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以上、最上位の「チタン・アンリミテッド」シリーズの紹介でした。
ガス火専用を含めて、T-Falにおける最上位機です。
6倍という耐久性のスペックはもちろん、「当初のすべりの持続性」は高く評価できます。Atlasも発売日に買って使っていますが、へたりにくく、この点でかなりの満足感があります。
ガス火利用者も、できるだけ頑丈で、長持ちするフッ素コートを望むならば、この兼用モデルはオススメです。
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一方、「ガス・IH式兼用モデル」の最上位機についても、T-Falは流通限定で、いくつか他のバリエーションを出します。
以下で順番に確認しておきます。
Amazon限定
【セット5】
31・IHブルーマーキーズ・アンリミテッド L77995
¥10,080 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
フライパン:22cm
マルチパン:22cm
ガラスぶた:22cm
シールリッド:
専用ハンドル:1本+スプーン
【セット6】
31・IHブルーマーキーズ・アンリミテッド L77991
¥11,980 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
フライパン:22cm 26cm
ソースパン:18cm
ガラスぶた:18cm 26cm
シールリッド:
専用ハンドル:1本
【セット8】
31・IHブルーマーキーズ・アンリミテッド L77998
¥14,580 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
フライパン:22cm 26cm
ソースパン:16cm 20cm
ガラスぶた:16cm 20cm
シールリッド:
専用ハンドル:2本
第1に、「IH ブルーマーキーズ・アンリミテット」です。
こちらは、Amazon限定(オンライン限定)で売られる流通限定製品になります。
コーティングは、先ほどみた製品と同じで、同社では最高級です。
ただし、セット構成が通常と異なります。
セット4は、純正セットになく、単品でも売られない、22cmのマルチパンがソースパンの代わりに付属します。かなり「レア」です。
名前通り、ソースパンとしても、小さく深めのフライパンとしてもマルチに使えそうです。汁気のある炒め汁を盛りやすいので、個人的には(単品だったら)欲しいです。
一方、プラスチックのスプーン(おたま)をカウントして「セット4」ですので、実際は「セット3」です。
ただ、1人暮らしで小さめを探している方などは、純正の「セット3」と比べても「良い構成」に思えます。
【26cm】
バタフライガラスぶた
¥2,455 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
セット6は、通常モデルの【セット6】に対して(密閉させる)シールリッドがないかわりに、割と高価な、26cnのバタフライガラスふたが付属です。
フライパン用は欲しい人が多いでしょうし、これも割と「良い構成」に思えます。
セット8は、通常モデルの【セット9】と似た構成ですが、ハンドルが2本になります。
ハンドルは実際のところ、2本ないと不便なので、やはりこちらも「良い構成」です。
いずれも、用途にあうようならば、選んで良いと言えます。
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【セット8】(2022年追加)
【ブラック】
32・IHブラックチタニウム・アンリミテッド L38992
¥20,980 Amazon.co.jp (8/10執筆時
フライパン:22cm 26cm
ウォックパン:26cm
ソースパン:16cm
ガラスぶた:16cm
シールリッド:16cm
専用ハンドル:1本
スプーン:1本
第2に 黒系の「インジニオ・ネオ ブラックチタニウム・アンリミテッド」です。
ただし、セットの1つは「エピスシリーズ」のおたま(実売400円)なので、実際は「セット7」相当です。
構成は、通常製品にはない構成です。
フライパン類は、多めです。
フライパン22cmと26cmとそれに26cmのウォックパン(深鍋)ですから。
ソースパンは、しかし、小さめの16cmが1つです。
個性的というか、変則的な構成ではありますが、ウォックパンは、ちょっとした煮物にも使えるため、意外と、この構成を便利に感じる方はいるかと思います。
コーティングは本機も「最上位」です。
値段も値頃感がありますし、この構成が便利に感じるようならば、選択肢に加えて良いかと思います。
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【セット5】
【2021年発売】
33・ IHリュクス・アンリミテッド L39090
¥23,650 楽天市場 (8/10執筆時)
フライパン22cm
フライパン26cm
マルチパン22cm
バタフライガラスぶた22cm
専用ハンドル 1本
第3に インジニオ・ネオ IHリュクスアンリミテッドです。
特定百貨店の調理器具売り場限定になります
Amazonほかの限定構成しか見かけず、単品販売がない点でレアな22cmのマルチパンがセットされる構成です。
コーティングのグレードは本製品も同じですが、専用ハンドルは、 ステンレスプレート入りで高級感のあるタイプです。
とはいえ、セットの構成内容からすると割高です。
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【2022年発売】
【セット8】Amazon限定モデル
34・IHチャコールグレー L77298
¥14,374 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
フライパン:22cm 26cm
ソースパン:16cm 20cm
ガラスぶた:16cm 20cm 26cm
専用ハンドル:1本
第4に、インジニオ・ネオ IHチャコールグレー セット8です。
コーティングは、ただ、注意が必要です。
鍋は、最上位のアンリミテッドと同じ5位のチタンインテンスです。
こちらは、問題ありません。
しかし、フライパンは、4位のチタンフォースです。
そのため、新製品ながら、次に見る旧「エクセレンスシリーズ」よりも「下位」とみなすべきです。
26cmのガラスふたが付く部分など、構成は「良い」ので、値段によっては別の評価はあり得ます。しかし、現状ではすこし「選びにくい」製品と言えます。
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【2022年発売】
【オールインワンセット】ネット限定モデル
35・オール・イン・ワン セット P4704233
¥21,422 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
フライパン:26cm
ソースパン:16cm
圧力鍋:4.2L
専用ハンドル:1本
第5に、ティファール オール・イン・ワン セットです。
写真のように「取っての取れない」同社の圧力鍋が、セットで同梱される製品です。
【4.2L】
・T-Fal クリプソ ミニット デュオ ルージュ
¥11,870 Amazon.co.jp (10/22執筆時)
圧力鍋は、4.2Lのクリプソ ミニット デュオです。
普通に単品販売がある製品です。圧力はさほど強くない(65kpa)代わりに、相当の「安全設計」である、初心者に向くの機種1つです。
このブログでは【おすすめ圧力鍋の比較】の記事で詳しく紹介しました。
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結論的にいえば、圧力鍋の部分の値段を差し引いて考えると、さほどお買得感はないセットです。
おそらく、結婚式などの「引き出物」などのニーズになるかと思います。個人用の場合、欲しければ、それぞれ別に買えば良いでしょう。
【2016年発売】(在庫限り)
【セット6】
【レッド】
36・IHルビー・エクセレンス L66391
¥14,300 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
【ライトブラウン】
37・IHトパーズ・エクセレンス L66892
¥13,000 Amazon.co.jp (8/10執筆時)
フライパン:22cm 26cm
ソースパン:18cm
ガラスぶた:18cm
シールリッド:18cm
専用ハンドル:1本
「エクセレンスシリーズ」は、上でみたアンリミテッドシリーズが登場する前に「最上位」だった旧モデルです。
そのため、在庫限りで「終売」になります。
実際、セット6の黒と茶( L60790 L66694)とセット9の茶・赤・紫(L66392 L66692 L66491)は、すでに店頭在庫がないか、あっても割高価格になりました。Amazon限定で、少し構成が変わっていた灰色(L65290 L65291 L65391)も終売です。
ここでは、そういった機種は「除き」ましたが、皆さんが買われる際に、先ほどみた新しいアンリミテッドのほうが安い場合が多いです。
選ぶ際には、注意してください。
本体色は、IHルビーエクセレンス(赤)と、IHブルゴーニュ・エクセレンス(茶) などがありますが、性能はどれも同じです。
付属する鍋やフライパンは、セットで異なります。
セット6は、2枚のフライパンと中くらいのソースパン(鍋)が付く構成です。
コーティングは、フライパンは、2位のチタンエクセレンスが採用されます。
耐久性は「3倍」なので、新しいアンリミテッドより劣ります。
構造的には、こちらが「6層」で1層多いのですが、「当初のすべりの良さ」を含めて、アンリミテッドに負けます。
鍋は、7位のチタンエクストラです。
チタン配合ですが4層コーティングです。金属へらを使うこともない鍋系は、これでも良いと言えます。
底面加工は、こちらもステンレスの「IH対応2層底面」を採用します。
ただ、新機種よりディスクの面積が狭い(新機種は1.7倍)なので、熱伝導性は少し落ちます。
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以上、T-Falの「エクセレンスシリーズ」の紹介でした。
新シリーズにコーティング部分で劣ります。値段も安くないので、基本的に新機種でよいでしょう。
次回につづく!
T-Falのインジニオ・ネオのおすすめセットは結論的にこれ!
というわけで、今回は、ティファールのインジニオ・ネオシリーズについて比較しました。
しかし、記事はまだ「続き」ます。
2・インジニオネオの比較 (2)
2-1:ステンレス
2-2:ホーロー
3-3:直営店モデル
3・インジニオネオの比較 (3)
3-1:単品の鍋・フライパン
3-2:アクセサリー類
3-3:最終的なおすすめ機種の提案
・IHステンレス・アンリミテッド
: L97090
・IHステンレス・エクセレンス
: L93994 93989
・IHキャストライン
:L854S5
わりと、面白い製品も多いです。

そのほか、「IHショコラ・エクセレンス 」や「IHローズ・エクセレンス 」「IH・ブラックエクセレンス」など、(リアルな)T-fal直営店モデルも扱う予定です。
3回目記事(こちら)では、ガラス蓋やハンドルなど、インジニオネオの付属品と、各シリーズの、鍋やフライパンの単品販売製品の構成について、詳しく解説します。
セット構成 ★★★★★
耐久性 ★★★★★
汚れにくさ ★★★★★
軽量性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で(最終回なので)ここまで紹介してきた全機種から「Atlasのおすすめ機種!オススメセット!」を提案していきます。
引き続き、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら!
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