【今回レビューする内容】2026年 デロンギのエスプレッソマシンの価格・性能とおすすめ・選び方:家庭用と業務用の違い:カプチーノ・カフェラテ・ラテアート対応:ネスプレッソ イリーとの違いや性能ランキング De'Longhi
【比較する製品型番】デロンギ クラシック EM450J-M デディカ アルテ EC885J EC885J-BG EC885J-M EC885J-GY スティローザ EC235J ESAM1000SJ ECAM23210B EC200N BCO410J-W ECO310B ECO310W ECO310R EC200N-W EC200N-R EC200N-W マグニフィカ スタート ECAM22062B ECAM22062W ECAM22020B ECAM22020W マグニフィカ S ECAM22112B ECAM22112W ECAM25203 エレッタ カプチーノ ECAM44660BH アクティブ ECP3220J-R ディナミカ ECAM35055B ECAM35035W ECAM35015 エレッタ カプチーノ イーヴォ ECAM46860W ラ・スペシャリスタ・プレスティージオ EC9355J マグニフィカ イーヴォ ECAM29081XTB エレッタ エクスプロア Wi-Fiモデル ECAM45086T ECAM45055G オーテンティカ ETAM29510B ラ・スペシャリスタ・アルテ EC9155J EC9155J/W デロンギ リヴェリア EXAM44055G EXAM44055BG EXAM44035B
今回のお題
デロンギのエスプレッソマシンのおすすめはどの機種?
ども、Atlasです。
今日は、2026年1月現在、イタリア・デロンギのエスプレッソメーカー最新モデルの比較を行います。
各機種の機能やモードの違いに注目しながら、全自動マシンを含め、Atlasが把握している範囲で幅広く紹介していきます。

1・デロンギのエスプレッソメーカーの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:ディディカ・ラスペシャリスタ
抽出:手動(珈琲+ミルク)
価格:2万円〜
1-3:マグニフィカ・ディナミカ
抽出:自動(珈琲)+手動(ミルク)
価格:7万円〜
2・デロンギのエスプレッソメーカーの比較 (2)
2-1:マグニフィカ イーヴォ・スタート
抽出:自動(珈琲+ミルク)
価格:14万円〜
2-2:リヴェリア
抽出:自動(珈琲+ミルク)
価格:18万円〜
2-1:エレッタ
抽出:自動(珈琲+ミルク)
価格:28万円〜
3・デロンギのエスプレッソメーカーの比較 (3)
3-1:最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、はじめに、デロンギのエスプレッソメーカーの「選び方の基本」を紹介します。
の後、1・手動抽出でエスプレッソやカプチーノに対応する入門機、2・エスプレッソ抽出は全自動だが、ミルク系はスチームノズルを用いる中級機、3・ミルクコンテナを備え、ミルクメニューを含めて完全自動で作れる高級機、という順番で各機種を取り上げます。
エスプレッソ ★★★★★
カプチーノ ★★★★★
コーヒー ★★★★★
準備の手軽さ ★★★★★
コンパクトさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
そのうえで、最後の結論編では、上表のような観点から、予算別・目的別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
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1・紙フィルタ式コーヒーメーカー
2・ペーパーレスコーヒーメーカー
3・全自動コーヒーメーカー
4・ネスレのエスプレッソメーカー
5・デロンギのエスプレッソメーカー
6・他社のエスプレッソメーカー
7・おすすめのコーヒーメーカー 【結論】
なお、今回の記事は、このブログ「モノマニア」では、コーヒーメーカー関連記事の5回目記事として書きました。
1-1・エスプレッソメーカーの選び方の基本
1・コーヒー粉式とカプセル式の違い
2・ミルクの泡立て方法の違い
3・全自動式と手動式の違い
ここでは、エスプレッソマシン初心者の方に向けて、デロンギ製品の「選び方の基本」を説明していきます。
1・粉式とカプセル式の違い
まずは、コーヒー粉式とカプセル式の違いについてです。
この項目は、デロンギ製品内部での比較というより、他社製エスプレッソマシンとの違いをふまえ、デロンギ機の特徴を示すことを主眼としています。
特に「デロンギを選ぶべきかどうか迷っている方」に向けた解説となります。

1・エスプレッソマシンの比較 (1)
1-1・デロンギ〈イタリア〉
2・エスプレッソマシンの比較 (2)
2-1・ネスレ〈スイス〉
3・エスプレッソマシンの比較 (3)
3-1・イリー〈イタリア〉
3-2・ガジア〈イタリア〉
3-3・JURA〈スイス〉
3-4・ソリス〈スイス〉
3-5・T-fal〈フランス〉
エスプレッソメーカーは、デロンギ以外にも、ネスレ(ネスカフェ)、イリー、ガジア、JURA、ソリス、T-falなど、各社から幅広く展開されています。本ブログでも、それらの製品について別の記事で取り上げています。

抽出方式は、基本的にすべて「コーヒー粉」または「コーヒー豆」を使用するタイプです。
これはガジアなどの同系統メーカーと共通しています
全自動モデルでは豆挽きやタンピングまで自動化されますが、根本的には粉・豆を利用する点で同じです
この方式の利点は、コストパフォーマンスにあります。
コーヒー粉は、1杯あたり10gほど必要です。
豆のグレードにもよりますが、エスプレッソならば20-30円で飲めることになります。
特にエスプレッソは(高級な)アラビカ種ほか、(カフェイン多めで、安価な)ロブスタ種の豆でも美味しくできます。
実際、外で飲むエスプレッソにはロブスタを多く含むブレンドが一般的に使われています。そのため、アラビカ特有のアロマに強いこだわりがなければ、より低コストで楽しめます。

一部のマニュアル機種は、あらかじめ粉が詰められた「カフェポッド(E.S.E.規格)」にも対応しています。
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一方、ネスレ・イリーの製品は、「専用カプセル方式」を利用します。
この方式は準備や後片付けが非常に楽ですが、消耗品コストが課題です
1杯あたり75円〜110円程度が相場となり、多少の手間をかけても構わないなら、デロンギの粉・豆方式の方が経済的といえます。
味の楽しみ方においても違いがあります。
粉・豆方式では、豆の種類・鮮度・挽き方によって幅広い「味変」が可能です。
カプセル式でも複数のフレーバーが楽しめますが、選択の自由度という点では粉・豆方式に軍配が上がります。
2・ミルクの泡立て方法の違い
続いて、ミルクメニューの泡立て方法についてです。
ミルクメニューとは、牛乳を用いたエスプレッソ系ドリンク、すなわち、カプチーノやカフェラテなどを指します。
デロンギのエスプレッソマシンでは、ミルクの泡立て方式が機種によって異なります。ここでは順番に確認していきます。

第1に、スチームノズル式です。
デロンギの入門機から中級機まで幅広く採用されています。「マニュアル方式」と呼ばれ、ユーザーがミルクピッチャーをノズルにあてて泡立てる仕組みです。ある程度のコツや経験は必要ですが、カプチーノ用のふわふわしたミルクフォームを作ることが可能です。

一方、カフェラテ用のスチームミルク(液状のミルクフォーム)については、対応できるかどうかは機種によって異なります。。

下位機種では泡量の調整機能がなく、通常のミルクフォームを作ったうえで、泡を取り除く形になります。そのため、「スチームミルクだけを狙って作る」ことはできません。

上位仕様では「フロス調整つまみ」を備え、これを操作することでスチームミルクとフォームミルク(フロスミルク)を切り替えられます。この機能を使えば、狙ってスチームミルクを作ることが可能です。
ただし、この方式でつくるスチームミルクは、機器側で空気を混ぜて蒸気を出す方式です。そのため、喫茶店のようなキメの良いマイクロフォームは作りにくいのですが、その代わり、だれでも簡単に作成できる利点があります。

一方、マニュアル式ですが、デロンギだと空気と混ぜずに蒸気だけを出すノズル仕様の製品(デディカ アルテ: )もあります。本編記事でもみています。
ラテアートに最適な「マイクロフォーム」を作れるのは、この方式に限られます。操作にコツは必要ですが、ラテ系の口当たりや風味も増すと言えます。
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第2に、ミルクコンテナ式です。
ミルクコンテナ式は、デロンギの10万円以上の全自動機に限定して搭載される方式です。
一定量のミルクを専用コンテナに入れることで、完全自動でカプチーノやカフェラテなどのミルクメニューを作る仕組みです。コツや経験が不要で、カプチーノ向けのフォームミルク(フロスミルク)も、カフェラテ向けのスチームミルクもボタンひとつで作れます。

特に上位モデル(例:エレッタシリーズなど)では、ホットメニューだけでなくコールドメニューにも対応し、多彩なレシピを全自動で楽しめます。
お手入れは、一方、コンテナ式はパーツ点数が多いため、スチームノズル式に比べて洗浄がやや手間です。慣れれば大きな問題にはなりませんが、構造上の課題といえます。
なお、ネスレ製品にも同様の方式を採用した機種があります。
ただしデロンギの場合は、下位機種でもスチームノズルが搭載されており、比較的手ごろな価格でフォームミルクを使ったカプチーノを楽しめるのが特長です。「コーヒー粉」と「ミルク」を自由に組み合わせて「手作り感」のある一杯を楽しめるのはデロンギならではの強みです。
3・全自動式と手動式の違い

エスプレッソ抽出においても、デロンギのマシンには「手動抽出」と「全自動抽出」の2種類があります。ここではまず、手動抽出方式を紹介します。
ここではまず、手動抽出方式を紹介します。

第1に、手動抽出方式です。
手動抽出方式では、専用のタンパーを用いてコーヒー粉をポルタフィルターに詰め、タンピングで粉を均一に押し固める必要があります。
抽出中もダイヤルやボタン操作が必要で、基本的に目を離せないため「マニュアル方式」と呼ばれます。ただし、タンピングは経験を重ねることで上達できる要素でもあり、工程そのものを楽しめる方には魅力的な方式です。

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¥1,573 Amazon.co.jp (1/22執筆時)
なお、手動抽出方式の機種は手動機の多くは、E.S.E.規格(44mm)のカフェポッドに対応しています。
サードパーティ製も含めて流通があり、粉が飛び散らず扱いやすいため、カプセル式に近い感覚で利用できます。ただしコスト面ではカプセル式より大きな優位性はなく、セットや後片付けの簡便さでも劣るため、補助的な選択肢にとどまります。

なお、上位機種の「ラ・スペシャリスタ」シリーズでは、レバー操作によってグラインダーが挽いた粉を自動で押し固める機構が搭載されており、タンピング作業を簡略化できます。
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第2に、全自動式です。
全自動式は、グラインダーで挽いた豆が自動でタンパーに入り、圧をかけて抽出までをすべて自動で行う方式です。ホテルやコンビニ、オフィスなどでよく見かけるタイプで、一般の方にも馴染みがあるでしょう。
デロンギの上位機種では、抽出量・ミルク量・豆量はもちろん、水硬度や抽出温度(3段階)、豆の挽き具合などを細かく設定できます。豆の種類・焙煎度・粒度に応じたカスタマイズが可能で、自分好みの「理想の一杯」を追求できます。
マニュアル抽出には「作る楽しさ」がありますが、全自動式にも「楽でありながら楽しめる」要素が多く、日常的に便利です。
なお、全自動式も手動式も、デロンギのマシンは基本的に15気圧抽出に対応しています。
この点に機種差はなく、エントリーモデルでも「本格的なエスプレッソ」を楽しめることは補足しておきます。
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以上、デロンギのエスプレッソメーカーの「選び方の基本」の説明でした。
このほか、作れるメニューの種類や液晶パネルを含む操作性といった要素については、本編で順を追って説明していきます。
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1・デロンギのエスプレッソメーカーの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:ディディカ・ラスペシャリスタ
抽出:手動(珈琲+ミルク)
1-3:マグニフィカ・ディナミカ
抽出:自動(珈琲)+手動(ミルク)
2・デロンギのエスプレッソメーカーの比較 (2)
2-1:マグニフィカイーヴォ・スタート
抽出:自動(珈琲+ミルク)
2-2:リヴェリア
抽出:自動(珈琲+ミルク)
2-1:エレッタ
抽出:自動(珈琲+ミルク)
3・デロンギのエスプレッソメーカーの比較 (3)
3-1:最終的なおすすめの提案【結論】
ここからは、比較的安い入門機から順番に、各機をみていきます。
1-2・手動抽出タイプ(ディディカほか)
はじめに、デロンギのエスプレッソメーカーのうち、「全自動」ではない、マニュアルタイプの比較からです。
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なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。

【2021年発売】
1・ デロンギ スティローザ EC235J-BK
¥20,691 Amazon.co.jp (1/22執筆時)
エスプレッソ:対応
カプチーノ:対応
ポンプ圧:15気圧
対応:カフェポッド・コーヒー粉
サイズ:幅210×奥行265×高さ300mm
EC235Jは、デロンギのエスプレッソメーカーの入門機です。
長年販売されてきたロングセラーモデルで、2021年の改良により「スティローザ」という愛称が与えられました。

サイズは、幅210×奥行265×高さ300mmです。
コンパクトで、同社製品の中でも小型クラスに属します。
一般家庭でも比較的置き場所に困らない設計です。

水タンクの量は、1Lです。
数回続けて淹れても水補充の頻度は少なめです。2杯同時抽出にも対応しています。

抽出方法は、マニュアル方式です。
ホルダーにコーヒー粉をセットして抽出します。
多少のコツは必要ですが、手元のボタンで抽出を制御できるため、初心者でも扱いやすい設計です。冒頭で触れたように、E.S.E.規格のカフェポッドにも対応しています。
かけられる気圧は、ポンプ圧は15気圧、抽出圧は9気圧に設定されています。
この仕様はデロンギの上位機種も含め共通であり、入門機であっても「本格的なエスプレッソ抽出」が可能です。

ミルクメニューは、スチームノズル(フロッサー)方式を採用しています。
上位機に搭載される二重構造ノズルに比べると泡立てのしやすさに差があり、仕上がりにも違いが出ます。
「選び方の基本」で触れたようにフォームミルク(フロスミルク)は作りやすい一方、カフェラテに向く液状のスチームミルクは調整機能がないため、泡の部分を除いて作る形になります。

使用後のお手入れは、構造がシンプルな機種のため手間がかかりません。
基本的には、使用後にフィルターとドリップトレイを洗浄する程度です。ミルクを使用した場合は、スチームノズルの洗浄が必要になります。
また、半年に1回を目安に、フィルターの分解清掃や石灰除去を行います。除去には専用の石灰除去剤を使うのが一般的ですが、代替としてお酢を利用することも可能です。
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以上、デロンギのEC235Jの紹介でした。
入門機ながら15気圧ポンプを備えた本格仕様で、十分な実力を持つ機種です。
特に「ミルクメニューにはこだわらず、美味しいエスプレッソだけを楽しみたい」という方には、このモデルで必要十分といえます。

【2018年発売】
2・デロンギ アクティブ ECP3220J-R
3・デロンギ アクティブ ECP3220J-W
4・デロンギ アクティブ ECP3220J-BK
¥21,609〜 Amazon.co.jp (1/22執筆時)
エスプレッソ:対応
カプチーノ:対応
ポンプ圧:15気圧
対応:カフェポッド・コーヒー粉
サイズ:幅210×奥行265×高さ310mm
アクティブ ECP3220Jも、デロンギのマニュアル方式の入門機です。
1つ上のスティローザとほぼ同じ価格ですが、ミルク用のフロッサーの仕様はミルク用フロッサーの仕様はこちらの方が優れています。

本機は、キッチン家電をシリーズ全体で統一できる「アクティブシリーズ」の一角として追加されたモデルです。

サイズは、幅210×奥行265×高さ310mmです。
スティローザと専有面積はほぼ同じです。
スリムなデザインで設置性が良く、可動式の受け棚を備えているため、大きめのグラスやカップでの抽出も可能です。
水タンクの量は、1.1Lです。
2杯同時抽出にも対応します。
カフェポッドも利用可能ですが、対応するのは1杯用の44mmサイズのみで、2杯用の60mmには非対応です。
使用方法は、マニュアル式で、下位機種と同じです。
コーヒー粉かカフェポッドをセットして抽出します
かけられる気圧は、ポンプ圧は15気圧、抽出圧は9気圧と、デロンギ機に共通する本格仕様です。

ミルクメニューも対応できます。
抽出口までの高さに余裕があるため、大きめのカプチーノカップも使用できます。
ノズルは下位機と異なり、きめ細かい泡立てが可能な「二重スチームノズル」を採用します。これがスティローザとの大きな違いで、仕上がりはより良好です。
ただし、仕上がりの調整機能はないため、カフェラテ向けの液状スチームミルクを作る場合は、泡を取り除いて調整する必要があります。

使用後のお手入れは、基本的にスティローザと同様です。
毎日行うのは抽出口の清掃程度で、給水タンクは着脱式でメンテナンスが容易です。スチームノズルについても、ミルク使用時には洗浄が必要です。
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以上、 デロンギのECP3220Jの紹介でした。
価格が同程度なら、スティローザよりもフロッサーの仕様が優れている点でこちらを選ぶのがおすすめです。ただし、ミルクメニューを作らない方は、デザインの好みで選んでも良いでしょう。

【2011年発売】
5・デロンギ ICONA レッド ECO310R
6・デロンギ ICONA ブラック ECO310BK
7・デロンギ ICONA アズーロブルー ECO310B
8・デロンギ ICONA ホワイト ECO310W
¥28,355 Amazon.co.jp (1/22執筆時)
エスプレッソ:対応
カプチーノ:対応
ポンプ圧:15気圧
対応:カフェポッド・コーヒー粉
サイズ:幅265×奥行290×高さ325mm
アイコナ ECO310Bも、デロンギのマニュアル式エスプレッソメーカーの入門機です
リーズの中でも古くから販売され続ける超ロングセラーモデルで、1950年代イタリアのレトロデザインを取り入れた外観が人気の理由です。

サイズは、幅265×奥行290×高さ325mmです。
スティローザやアクティブよりわずかに大きめです。
デザイン性と存在感が強く、キッチンに置くと「映える」製品です。
水タンクの量は、1Lです。
この機種も2杯同時抽出に対応します。

使用方法は、マニュアル方式です。
こちらもコーヒー粉をセットして抽出します。
E.S.E.規格(44〜45mm)のカフェポッドにも対応していますが、コストパフォーマンス面では粉を使った方が有利です。
かけられる気圧は、本機も、ポンプ圧は15気圧、抽出圧は9気圧です。
デロンギの他機種と共通の仕様で本格的なエスプレッソ抽出が可能です。

ミルクメニューも、対応します。
きめ細かい泡立てが可能な二重スチームノズルも採用です。
ノズル部分はミルクが接触する構造ですが、清掃はそれほど手間ではありません。
ただし泡のきめを調整する機能はなく、カフェラテ向けのスチームミルクを作る場合は泡を取り除く必要があります。

装備面での大きな特長は、カップウォーマーの搭載です。
カップをあらかじめ温めることで、エスプレッソ表面のクレマが消えにくくなり、風味を損なわずに楽しめます。かつては多くの機種に搭載されていましたが、現在では本機のような一部機種に限られます。
使用後のお手入れは、下位機種とほぼ同様です。
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以上、デロンギのアイコナ ECO310の紹介でした。
下位機種との大きな違いは、カップウォーマーの搭載です。
それ以外は操作系や基本構造がスティローザなどと大きく変わらないため、湯煎でカップを温めるのが面倒でない方は、価格面を考慮して下位機種を選んでもよいでしょう。
とはいえ、クラシックな外観は大きな魅力であり、デザインを重視する方にはアイコナが最適です。

【2025年発売】
9・デロンギ クラシック EM450J-M
¥32,545 Amazon.co.jp (1/22執筆時)
エスプレッソ:対応
カプチーノ:対応
ポンプ圧:15気圧
対応:カフェポッド・コーヒー粉
サイズ:幅225×奥行290×高さ315mm
EM450J-M クラシック エスプレッソ・カプチーノメーカー は、デロンギが2025年に出した新型のマニュアル式のスタンダード機です。
この価格帯のマニュアル式の新型は久しぶりでした。

サイズは、幅225×奥行290×高さ315mmです。
スクエア型なので大きく見えますが、ここまでの他機より、設置幅は狭いです。
水タンクの量は、給水量として1.7Lです。
取り外し式で本体背面にあるタイプです。
この機種も2杯同時抽出に対応します。また、カップ受けは上下するので、大きめのカップも無理なく入ります。

使用方法は、本機もマニュアル方式です。
こちらもコーヒー粉をセットして抽出します。
本機もカフェポッド対応です。
別売のカフェポッド専用フィルター(5513281011)は、公式で、1200円ほどで売っています。

かけられる気圧は、本機も、ポンプ圧は15気圧、抽出圧は9気圧です。
気圧のかかり具合は、上部に付く気圧計でも確認できます。主には次回抽出時むけの「学習用」の装備で、適圧になっているか、粉量や、挽き目、タンピングなどを調整するための「参考資料」になります。
ただ、利用時においては(ほぼ)「飾り」です。あまりに圧が低い場合(薄くしないため)抽出を止めたりするのには使えますが、これは液の目視でもできますし。
一方、同社によると、入門機クラスでははじめて「サーモブロック」構造になったとされます。これは、水を流路で瞬間加熱するヒーター(ボイラー)構造で、普通のコーヒーメーカーでもよく見られる工夫です。
次に見る1つ上位の「ディディカ」クラスで、2023年に採用されてきた技術が降りてきたと言えます。湯温が安定しやすいので、室温などの外的要因によらず、安定した抽出ができると言えます。

ミルクメニューも、対応します。
一方、このクラスは、フロッサー(スチームノズル)に調整つまみが付きます(Adjustable Cappuccino System)。フォームミルクの量や「きめ」が調整できます。
調整機能付きの仕様だと、スチームミルクも生成可能です。
家庭用だ、操作しやすいよう蒸気に空気を混ぜて出す仕組みなので、お店のような本格的な「スチームワンド」で作るマイクロフォームとは違います。ただ、簡単に、ラテ向けの仕上がりにできまあす。
なお、カップウォーマーは未付属です。
使用後のお手入れは、下位機種とほぼ同様です。
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以上、デロンギの EM450J-M の紹介でした。
下位機と比べても、見た目ほど圧迫感はない感じです。外観もクラシックで本格感がありますし、比較的安めのマニュアルタイプのエントリーモデルとしては、完成度が高いです。
安定した抽出温度を得られる「サーモブロック」構造の工夫と、中級といえるフロッサーの搭載を含めて、同社の入門機では、現状で最も完成度が高く思います。

【2023年発売】EC680後継機
10・DeLonghi デディカ アルテ EC885J-M
11・DeLonghi デディカ アルテ EC885J-BG
12・DeLonghi デディカ アルテ EC885J-GY
¥45,782 Amazon.co.jp (1/22執筆時)
エスプレッソ:対応
カプチーノ:対応
ポンプ圧:15気圧
対応:カフェポッド・コーヒー粉
サイズ:幅150×奥行330×高さ305mm
デディカ アルテは、デロンギのマニュアル式のエスプレッソメーカーの中級機です。
主に「ラテ絵」をを楽しみたい方、抽出設定を詰めたい方に良い装備を持つ製品です。

サイズは、幅150×奥行330×高さ305mmです。
非常にスリムで、日本の狭いキッチン環境にも適した設計です。
全自動機に比べて廃熱スペースを必要としないため、設置性に優れています。
水タンクの量は、1Lです。
小型ながら、2杯同時抽出に対応します。
使用方法は、マニュアル式で、下位機種と同じです。
コーヒー粉またはE.S.E.カフェポッドを使用します。

味の面では、抽出温度と水硬度の設定が可能です。
初期設定は「温度=中」「水硬度=軟水」ですが、苦味や風味を調整したい場合に有効な機能です。
かけられる気圧は、ポンプ圧は15気圧(抽出圧9気圧)です。
下位機種と同様に本格抽出が可能です。
温度の安定性に寄与する「サーモブロック」は、先述のように、本機を含む上位機ならば装備です。

ミルクメニューも、対応します。
「クラシック」とは異なるタイプのノズルで、泡のきめをつまみで簡単に調整する機能はないです。
どちらかと言えば、お店で使うノズル(スチームワンド)に近く、空気を混ぜずに蒸気だけ出すタイプです。手元でフォームの調整がしやすいので、微細な(キメの良い)マイクロフォームを取り出しやすい仕様です(My LatteArt機能)。
ラテアートだとここは重要ですのでこの仕様にしています。はじめての場合も、慣れれば上質な泡が作りやすいので、エッチングアートの仕上がり自体も良くなるでしょう。もちろん、泡の口当たりや、風味にも関係します。
一方、カプチーノについては、キメの細かい泡で作る感じにはなるので、昔ながらの(スプーンでつくえるような)泡が多めで厚めの仕上がりには(逆に)しにくい点はあります。ただ、ラテ寄りのカプチーノも美味しいですが。
装備面では、カップウォーマーは非搭載ですが、スリープモード(オートオフ)機能を備えています。9分・30分・3時間の3段階で設定可能で、経過後に自動で節電モードに入ります。
使用後のお手入れは、下位機種とほぼ同様です。

ミルクジャグ 350ml DLSC060
¥3,900 Amazon.co.jp (1/22執筆時)
付属品は、通常別売の350mlのミルクジャグ(DLSC060)や手入れ用ピンが同梱されます。
購入直後からラテアートを楽しめるように配慮されています。
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以上、デディカ アルテ EC885Jの紹介でした。
デディカ アルテは「スリムサイズ設計」と「ラテアート対応ノズル」の採用が大きな特長です。
一方、設置場所に余裕がありラテアートに関心がない場合は、コスト面から下位機種を選んでも良いでしょう。置場所は問題なく、ラテ絵もとくに興味がない場合は、値段面で下位機でも良いでしょう。

【2011年発売】
13・コンビコーヒーメーカー BCO410J-W
13・コンビコーヒーメーカー BCO410J-B
¥37,080 Amazon.co.jp (1/22執筆時)
エスプレッソ:対応
カプチーノ:対応
ポンプ圧:15気圧
対応:カフェポッド・コーヒー粉
サイズ:幅370×奥行295×高さ320mm
コンビコーヒーメーカーは、デロンギの製品の中でもやや特殊な位置付けのエスプレッソマシンです。
その名の通り、エスプレッソだけでなく通常のコーヒーも淹れられる仕様を持ちます。

サイズは、幅370×奥行295×高さ320mm です。
幅が37cmと広いため、設置スペースには注意が必要です。
水タンクの量は、1.2Lです。この機種も2杯同時抽出に対応します。
さらにコーヒー用の独立タンク(1.35L)が備わっており、最大で約10杯のコーヒーを抽出可能です。。

使用方法は、マニュアル式です。
コーヒー粉とカフェポッド(44mm E.S.E.規格)に対応します。
かけられる気圧は、ポンプ圧は15気圧で、エントリーモデルと同等の仕様です。
温度・水硬度設定には非対応です。
ミルクメニューも、対応します。
他の入門〜中級マニュアル機と同様に、二重スチームノズルを搭載しています。
ただ、ラテアート向けの仕様ではないです。
コーヒーの抽出は、固定式の23.8金ゴールドフィルターを使用しています。
こちらはスイスのエルフォ社のゴールドフィルターです。
デロンギによれば、ゴールドは「ナイロンや金属、ペーパーフィルター等と比べ、フィルター部独特の雑味がほとんど 混ざらない」という利点があるとのことです。
紙フィルタは、非対応になります。
コーヒーの味は、スイス・エルフォ社製の23.8金ゴールドフィルターを採用します。
ナイロンや紙フィルターに比べて雑味が出にくく、コーヒーオイルを残してコクのある味わいを楽しめる点が特長です。なお、紙フィルターには対応していません。
使用後のお手入れは、、コーヒーメーカー部が追加されているため掃除箇所は多めですが、個々の単体機種と比べて特別に面倒というわけではありません
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以上、デロンギのBCO410Jの紹介でした。
コーヒーメーカーとエスプレッソメーカーを1台で兼ね備えることで、キッチンスペースの節約に大きなメリットがあります。
一方で、コーヒーメーカー部分の仕様は標準的で、特にガラス製保温ポットを使用している点には注意が必要です。
【コーヒーメーカーのまとめ記事】で説明したように、ガラスだと煮詰まります。
そのため、煮詰まりを防ぐためには、多めに淹れた場合は冷蔵保存して飲む際に温め直す、といった使い方が現実的でしょう。

【2022年発売】
14・ ラ・スペシャリスタ・プレスティージオ EC9355J
¥168,000 楽天市場 (1/22執筆時)
エスプレッソ:対応
カプチーノ:対応
ポンプ圧:15気圧
対応:コーヒー豆・コーヒー粉
サイズ:幅385×奥行370×高さ450mm
EC9355J は、通称「ラ・スペシャリスタ・プレスティージオ」と呼ばれる、マニュアル方式の上位機です。
全自動タイプではありませんが、価格帯・機能面ではそれに匹敵する高級モデルです。。
とくにグラインダーの機能性では光るものがあります。

サイズは、幅385×奥行370×高さ450mmです。
豆ホッパーを含めると「40cm四方」程度の大きさになります。
全自動機を含めても大型の部類に入るため、設置場所には注意が必要です。
水タンクの量は、2Lです。
もちろん、2杯同時抽出に対応します。

使用方法は、基本的には「マニュアル式」です。
ただ、本機はグラインダーを内蔵し、レバー操作で自動タンピングできる機能を搭載します(センサータンピング技術)
もっとも技術を要する粉の均一なセット作業を半自動化できるため、準自動式」とも呼べる構造です。ホルダー式は全自動より仕上がりの自由度が高いため、自宅で本格的に楽しみたいユーザーに向きます。

ミルは、エスプレッソに適したコーン式です。
粉量はダイヤル調整可能。粒度も8段階に調整でき、豆に応じて最適化できます。一度設定すれば、同じ豆での再現性は高いです。
粉量はダイヤルで調整できます。焙煎具合でホルダに入る粉量が変わるためです。
粒度も、別のダイヤルで8段階で調整できます。
同じ豆ならば一度設定すれば全自動化できるといえます。
かけられる気圧は、ポンプ圧で15気圧(抽出圧9気圧)です。
コーヒーの味は、エスプレッソほか、アメリカーノ・スペシャリティが選べます。
味の違いは、次の全自動タイプのところで説明します。

味の面では、抽出温度(3段階)と水硬度(3段階)が選べます。
とくに、硬度は付属の水硬度チェッカーで自宅の水道水の硬度を想定し、それに合わせた抽出が可能です。
オートオフも9分・1.5分・3時間で設定できます。

ミルクメニューも、対応します。
本機は、設置できるミルクコンテナは未装備で、下位機種と同じで、二重スチームノズル(フロッサー)を使用します。
これは従来のマニュアル機と同じで、アナログな操作感を重視する仕様です。
使用後のお手入れは、本機も簡単です。
清掃性も配慮されており、抽出後に「クリーンボタン」を押すことでノズル内部を自動洗浄できます。
なお、上部にはカップトレイがあり2脚置けますが、カップウォーマー機能は搭載されていません。
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以上、デロンギの EC9355J の紹介でした。
「完全自動」ではないものの、マニュアル抽出の楽しさを残しつつ、タンピングの半自動化やミル調整の充実によって、再現性と利便性を高めたモデルです。
アナログな操作にこだわりながらも、毎回安定した美味しいエスプレッソを淹れたい上級者に向いています。設置面積が大きい点は注意点ですが、趣味性の高い一台です。
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【2024年発売】EC9155J-W
(ダンピングステーションなし)
15・ ラ・スペシャリスタ・アルテ EC9155J EC9155J/W
¥109,870 楽天市場 (1/22執筆時)
エスプレッソ:対応
カプチーノ:対応
ポンプ圧:15気圧
対応:コーヒー豆・コーヒー粉
サイズ:幅285×奥行370×高さ400mm
なお、ラ・スペシャリスタ・アルテは、同シリーズの「弟分」にあたるマニュアル式エスプレッソメーカーです。

サイズは幅285×奥行370×高さ400mmで、プレスティージオよりややコンパクトです。
水タンク容量は、1.7Lで、2杯同時抽出に対応します。
一方、本機は「ダンピングステーション」が未搭載で、粉のレベリングとタンピングは完全に手動です。ホルダーやフィルターのほか、ダンピングマットやタンパーが付属するため、購入後すぐに本格的な手作業抽出に挑戦できます。
あとは、上位機に対して、メニューにスペシャルティがない点(給湯ボタンと入替)と、水タンクが2Lではなく、1.7Lであるほどの違いだけです。
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結論的にいえば、ラ・スペシャリスタ・アルテは、タンピングまで自分の手で行いたい「こだわり派」に向けた製品です。プレスティージオに比べて簡略化された部分もありますが、その分「本格派の手応え」を楽しめる点ではむしろ上級者向けといえるでしょう。
1-3・自動抽出タイプ(マグニフィカほか)

続いて、ここからは、マグニフィカほか、ミルク部分は「手動」だが、エスプレッソ部分の抽出が「全自動」となるタイプの製品をみていきます。
設置性も割と良いので、同社では(おそらく)最も売れているエスプレッソマシンです。

(同名上位機あり)
【2023年発売】ECAM22020B/W
16・マグニフィカ スタート ECAM22020B
17・マグニフィカ スタート ECAM22020W
¥68,970 楽天市場 (1/22執筆時)
エスプレッソ:対応
カプチーノ:対応
ポンプ圧:15気圧
対応:コーヒー粉・コーヒー豆
サイズ:幅240×奥行430×高さ350mm
マグニフィカ スタート は、デロンギ現行ラインナップにおける全自動エスプレッソマシンのエントリーモデルです。
同じシリーズにはミルクタンク付属の上位機もあります。ただ、こちらは「エスプレッソ抽出が全自動・ミルクは手動」のタイプです。

サイズは、幅240×奥行430×高さ350mmです。
全自動機ですが幅が約24cmとだいぶスリムです。

ただし、デロンギの全自動機は廃熱スペースを必要とするため、右側に20cmほど空けて設置する必要があります。これは本シリーズ上位機でも同様です。
水タンクの量は、1.8Lです。
やや大きめであり、家庭用だけでなく小規模ホテルなどでも使いやすい容量です。
2杯同時抽出にも対応します。

使用方法は、この製品の場合、オートメーション式(完全自動)です。
豆挽きから抽出までワンタッチでやってくれます。

ミルは、均一に極細引きができるコーン式ミルです。
タンピングを再現する機構もあるため、「全自動だけど、本格的な味」が実現できます。粒度は7段階に調整可能です。

一方、全自動機は、どれもコーヒーポッドに未対応です。
粉を使う場合は専用投入口からその都度入れる必要がありますし、基本はコーヒー豆での利用が前提です。

濃度(豆量)は、濃度(豆量)をダイヤルで調整できます。
グラインダーの粒度も5段階で設定可能です。
エスプレッソ抽出では基本「極細挽き」が前提ですが、豆質や焙煎度によって抽出に適さない場合などは、目盛を調整します。
かけられる気圧は、ポンプ圧は15気圧(抽出圧力9気圧)で、マニュアル方式と同じです。

抽出杯数は、ボタンで選択します。
ボタンで、1杯または2杯を指定できます。
抽出量(水量)は、30mLです。
好みに応じて20〜180mLの範囲でプログラム設定が可能です。
2杯ボタンはその倍量となります。
ただし、カフェ・ジャポーネは定量設定に対応していないため、この点は、あとでみる上位機種との違いとなります。
作れるコーヒーの種類は、3種類です。
上表は(ミルク系を除いて)最上位機の作れるコーヒーの種類をしめしたものです。
本機は、エスプレッソ(1種)ほか、2杯までの「カフェ・ジャポーネ」と「スペシャルティ」がボタン操作で自動抽出できます。

カフェ・ジャポーネは、エスプレッソの苦みとブラックコーヒーのすっきり感を両立した、日本人好みの中間的なコーヒーです。

スペシャルティは、よりライトで、豆の産地特性を活かした味わいを楽しめるメニューとなります。

抽出量(豆量)は、3段階で調整可能です。
ボタン選択式のため操作性は良好です。
水量(コーヒー量)は各ボタンごとにプログラム設定できます。
カフェ・ジャポーネを除いて自由に調整できます。

抽出温度は、事前設定で、3段階で設定できる仕様です。
イタリアンローストよりも浅煎りの豆などは少し温度が高い方が美味しくなるので、そういった場合に調整ができるメリット性があります。
ただし、切替は、プログラムモード(設定)で行う方式なので、頻繁に切り替えるというよりは、調整が必要な場合に使用する機能です。
水硬度についても事前設定が可能で、自宅の水質に合わせた抽出ができます。

ミルクメニューは、対応です。
本機は、マニュアル式にみられた「二重スチームノズル」よりもさらにきめ細かな泡立てが可能な「高性能フロスター」を採用します。
そのため、カプチーノ用のフォームミルク(フロスミルク)はより美しく仕上げられます。

カフェラテ向けの(液状の)スチームミルクは、泡を除くことで作れるため、公式でも対応メニューとされています。

使用後のお手入れは、利用後に、トレイ・カップ受け・カス受け・水滴受けの簡単な手入れ、洗浄が中心です。あとは、粉が飛んでいた場合は内部を軽く拭き取る程度で十分です。
フロッサーを利用した場合は、スチームノズルの洗浄も必要です。
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以上、マグニフィカ スタート ECAM22020Bの紹介でした。
高価な機種ですが、ボタンひとつで、ほぼコツ要らずに本格的なエスプレッソを抽出できる点が魅力です。手軽さと味を両立できる点で、おすすめできるエントリーモデルです。
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なお、マグニフィカ系だと、次のような旧機も残ります。
違いを順番にみていきます。

【2020年発売】
18・マグニフィカ S ECAM22112B
19・マグニフィカ S ECAM22112W
¥69,800 Amazon.co.jp (1/22執筆時)
エスプレッソ:対応
カプチーノ:対応
ポンプ圧:15気圧
対応:コーヒー粉・コーヒー豆
サイズ:幅238×奥行430×高さ350mm
第1に、ECAM22112です。
本機の旧機と言える入門機です。
まだ、ネットでは売られます。

比較する場合、操作系が旧式でタッチパネルでなかったほか、現在の方式に比べて、とくに細かくプログラムしようとする場合、複雑で面倒な操作系でした。
ただ、機能面では、スペシャルティに対応できない部分ほか、目に付く違いはほぼない(水温が4段階調整になる程度)と言えました。
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結論的にいえば、あまり凝った操作をほぼしない場合は、値段面で本機を選んでもOKです。
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【2019年発売】
【Amazon.co.jp限定】
20・オーテンティカ ETAM29510B
¥(83,828) Amazon.co.jp (1/22執筆時)
エスプレッソ:対応
カプチーノ:対応
ポンプ圧:15気圧
対応:コーヒー粉・コーヒー豆
サイズ:幅195×奥行480×高さ335mm
第2に、オーテンティカです。
現在だとAmazon限定で残るだけですが、もとはマグニフィカ系の上位機だったモデルです。

設置性は、幅195×奥行480×高さ335mmです。
マグニフィカより細身です。

ただ、右側の廃熱スペースは30cmになるので、実際の設置面でマグニフィカよりかなり有利ともなりません。
仕様面では、マグニフィカとそこまで大きくは変わりません。
ただ、 濃さ(豆量)や水量ほかの設定は、マグニフィカより細かく、次に見るディナミカ相当です。
コーヒーは、エスプレッソ・カフェ・ジャポーネ・ドッピオという対応幅です。
あとは、そこまで変わりません。
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結論的にいえば、現行のマグニフィカ・スマートに対して、機能面はほとんど有意の差はないです。
そのため、値段が安い場合で、設置性(見栄え)の部分で、スリム型が良い場合はこちらを選んでも良いでしょう。

【2019年発売】
【通常型番】
21・ディナミカ ECAM35035W
¥110,000 楽天市場 (1/22執筆時)
【業務型番】
22・ディナミカ ECAM35015
¥149,000 楽天市場 (1/22執筆時)
エスプレッソ:対応
カプチーノ:対応
ポンプ圧:15気圧
対応:コーヒー粉・コーヒー豆
サイズ:幅240×奥行445×高さ360mm
ディナミカは、2019年に登場した全自動エスプレッソマシンです。
マグニフィカ系列と同じく「スタンダード」モデルに位置づけられますが、仕様はやや上位となります。
法人向けモデルも存在しますが、保証体系やアフターサービスが異なるため、家庭用として選ぶ必要はありません。

サイズは、幅240×奥行445×高さ360mmです。
マグニフィカと同様にスリム設計です。
ただし、全自動機特有の廃熱スペースは必要ですので、キッチンの隙間にぴったり収めるといった設置は推奨できません。
水タンクの量も、同じで1.8Lです。
また、2杯同時抽出に対応します。

使用方法は、オートメーション式です。
本機は液晶ディスプレイを搭載しており、豆量や抽出量などを設定できる「マイメニュー」の登録が可能です。
ディスプレイは英語・イタリア語・日本語に対応しており、細かな設定を視覚的に確認しながら行える点が魅力です。
豆ホッパーも、300gと大容量です。
ミルは、切削方式や粒度調整機能を含め、基本的に下位機種と同じ仕様です。
作れるコーヒーの種類は、6種類です。
ここまで紹介した、エスプレッソ(2種類)に加えて、カフェ・ジャポーネ、スペシャルティ、ドッピオ+、レギュラー(ロングコーヒー)に対応します。
このほか、エスプレッソラージも抽出可能です。
エスプレッソラージは豆量は通常と同等ですが、抽出時間を長めにすることで濃く苦味の強い味わいになります。
アイスコーヒーやアッフォガート(デザートにかけるエスプレッソ)に適しています。

ここまで紹介していない味で追加されるのは、2種類です。
レギュラーコーヒー(ロング)は、上表が参考になりますが、要するに完全に中間的な性質の味です。

ドッピオ+は、豆の使用量を多めにし、香りを強めた濃厚でリッチなエスプレッソです。なお、スペシャルティ、ドッピオ+、カフェ・ジャポーネは1杯抽出専用となります。

ミルクメニューは、マグニフィカ・スタートとの違いが大きい部分です。
こちらは、記事冒頭の「選び方の基本」で書いたフロス調節つまみが搭載されます。
カプチーノ向けの泡立ち豊かなフォームミルク(フロスミルク)に加え、泡を少なめにしたスチームミルクもワンタッチで作ることができます。
従来は上位業務用機に限られていた機能が、このグレードで利用可能になり、家庭でも「喫茶店クオリティ」の仕上がりを実現できます。

濃さ(豆量)は、5段階で設定できます。
3段階のマグニフィカ系より上位です。

水量(コーヒー量)も、下位機同様に調節できます。
使用後のお手入れも、お手入れは下位機種と同じく簡単です。
トレイやカス受け、スチームノズルの洗浄が中心です。
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以上、ディナミカ ECAM35035Wの紹介でした。
本機は「エスプレッソを全自動で抽出しながら、自分好みの設定を追求したい」方に向く製品です
その上で、ドッピオ+とスペシャルティといった新しい抽出コースが加わり、楽しみの幅が広がります。
さらに、フロス調整つまみによりカフェラテ系の仕上がりが大きく向上しているため、ラテメニューを重視する方にも魅力的な選択肢となります。ただし、ミルクメニューまで完全自動化できる上位機種もあるので、予算や価格差を考慮して選択するのが良いでしょう。
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【2025年発売】
・デロンギ リヴェリア EXAM44035B
¥188,000 楽天市場 (1/22執筆時)
エスプレッソ:対応
カプチーノ:対応
ポンプ圧:15気圧
対応:コーヒー粉・コーヒー豆
サイズ:幅260×奥行460×高さ385mm
このほか、上位のリヴェリアにも「スチームノズル」式の製品があります。
ただ、こちらは、ミルクコンテナ付の同型機と同時に説明した方が分かりやすいので、後ほど別ににみていきます。
次回につづく!
エスプレッソメーカーのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、デロンギのエスプレッソメーカーの比較の1回目記事でした。
しかし、記事は、まだまだ続きます。

2・デロンギのエスプレッソメーカーの比較 (2)
2-1:マグニフィカ イーヴォ・スタート
抽出:自動(珈琲+ミルク)
価格:14万円〜
2-2:リヴェリア
抽出:自動(珈琲+ミルク)
価格:18万円〜
2-1:エレッタ
抽出:自動(珈琲+ミルク)
価格:28万円〜
3・デロンギのエスプレッソメーカーの比較 (3)
3-1:最終的なおすすめの提案【結論】
続くの2回目記事(こちら)では、今回紹介できなかった、デロンギの、上級のエスプレッソマシンを追加でみていきます。
エスプレッソ ★★★★★
カプチーノ ★★★★★
コーヒー ★★★★★
準備の手軽さ ★★★★★
コンパクトさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最終回の3回目記事(こちら)では、全体の結論として、予算別、目的別に、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら!
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