Top 生活家電 比較2024’【夏も強力】除湿機82機の性能とおすすめ・選び方:衣類乾燥除湿機ほか(dehumidifier-1)

2024年08月01日

比較2024’【夏も強力】除湿機82機の性能とおすすめ・選び方:衣類乾燥除湿機ほか(dehumidifier-1)

【今回レビューする内容】 2024年 除湿機と衣類乾燥除湿機の性能とおすすめ・選び方:衣類乾燥機 除湿乾燥機 除湿器:デシカントコンプレッサー ハイブリッド・エコハイブリッド方式の違い 冷風機・口コミ・性能ランキング

【比較する製品型番】パナソニック F-YZX60B F-YZVX60 F-YZXJ60B-W F-YHX90B-W F-YHX90B-W F-YHVX90-W F-YEX120B -W F-YHVX120-W F-YHX200B-W シャープ CV-S60-W IJD-P20-W CV-P60-W CV-R71-W CV-P71-W CV-R120-W CV-P120-W CV-S180-W CV-R180-W CD-WH1824-W CM-S100-W KI-SD50-W KI-PD50-W KI-RD50-W アイリスオーヤマ IJD-P20-W KIJD-P20-W IJC-P70-W IJC-J56 IJH-L160-H IJCP-J160-W IJC-M120-W コロナ ホワイト CD-S6324 CD-S6323(W) BD-6324-AS CD-P63A2(W) CD-S6323-W CD-WH1224-W BD-H1824-AG CD-H18A(K) CD-H18A(W) CD-H1024-AE CD-H10A(W) CDM-1024-AS CDM-14234W IJDC-P60 KIJDC-K80 IJDC-K80 CDSC-H8024X(W) CDSC-H8023X(W) 三菱電機 MJ-M120WX-W MJ-M120MX-W MJ-M100VX-W MJ-P180WX-W MJ-P180VX-W MJ-P180RX-W MJ-PV250WX-W 日立 HJS-DR601 シロカ SDD-7D151 ダイキン MCZ704A-T エレクトロラックス UltimateHome500ほか

今回のお題
最新の除湿機でおすすめの機種はどれ?

 どもAtlasです。

 今日は、2024年8月現在、最新の除湿機(衣類乾燥除湿機)の比較をします。

 サイズに分けながら、除湿力省エネ性ほか、衣類を除湿機で乾燥する際の使い勝手にもこだわって、レビューしていきます。

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1・除湿機の比較 (1)
 
1-1・選び方の基本の説明【導入】
 1-2・小型除湿機(衣類乾燥・小部屋用)
  :木造10畳・鉄筋20畳以下
2・除湿機の比較 (2)
 2-1・中型除湿機(広めリビング用)
  :木造11畳・鉄筋20畳以上
3・除湿機の比較 (3)
 3-1・冷風扇タイプ  
  :木造10畳・鉄筋20畳〜
 3-2・衣類乾燥タイプ(衣類特化型)
  :木造9畳・鉄筋18畳以下
4・除湿機の比較 (4)
 4-1・除加湿空気清浄タイプ(加湿あり)
  :木造 6畳 鉄筋 13畳以上
 4-2・除湿空気清浄タイプ(加湿なし)
  :木造 6畳 鉄筋 13畳以上
5・除湿機の比較 (5)
 5-1・目的別のおすすめの提案【結論】

 記事では、除湿器の「選び方の基本」をはじめに示します。

 続いて、衣類乾燥用に人気な小型タイプ、家庭用としてパワフルな中型タイプの順番でみていきます。

 冷風扇型衣類乾燥特化型除加湿空気清浄対応機など、少し特殊なモデルは、別項目で、それらに続いてみるつもりです。

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部屋の除湿力 ★★★★★
衣類乾燥   ★★★★★
電気代の安さ ★★★★★
静音性    ★★★★★
総合評価   ★★★★★

 また、最後の「結論」部分では、上表のようなポイントから、「Atlasのおすすめ機種!」を提案する形で記事を進めていきます。

 よろしくお願いします。

1-1・除湿機の選び方と注意点

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 はじめに、除湿機の「選び方の基本」について説明しておきます。

 除湿機を選ぶ場合に、注意しなければならないのは、除湿方式の違いです。

 上表のように「3方式」あり、電気代や得意な季節などが大きく異なります。

 とくに「電気代」は、方式の違いだけで、2倍以上の差があるので、注意が必要です。

ーー

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 除湿方式の違いは、「失敗せずに除湿機を選ぶため」には極めて重要な部分です。

 そのため、今回の記事では、各機種の詳しい比較に入る前に、3つの除湿方式の違いをしっかりと説明します。

1・衣類乾燥が得意!デシカント式

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 第1に、デシカント式(ゼオライト方式)です。

 除湿の仕組みは、乾燥剤に水分を付着させ、それをヒーターの熱で乾燥させることで湿度を下げるというものです。

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 得意な季節は、冬場です。

 ヒーターを使うため、低温度の冬でも安定して除湿できるというメリットがあります。

 年中、素早く乾燥するので、衣類乾燥に使おうとする場合は、最適なタイプと言えます。

 電気代は、一方で、ヒーターを使うため電気代が高い傾向があります。

 例えば、鉄筋19畳・木造9畳のリビング用の機種の場合、衣類乾燥時に1時間で約20円です。

 利用時の問題点は、夏場にやや室温が上がってしまう(3度前後)点です。

 ヒーターを使うので、これは仕方のないことです。

 また、デシカント式を夏場に使ったとしても「不快」にはなりません。なぜなら、温度以上に湿度のほうがが落ちるため、不快指数が下がるからです。

 一方、小型機が多くお風呂の脱衣所(洗面所)で年中活躍します。ただし、お風呂場では、水に弱いため利用できません(他方式も同じ)。

ーー

 以上、 デシカント式(ゼオライト方式)の紹介でした。

 衣類乾燥用としてパワフル使いたい場合は、この方式が最良の選択肢でしょう。一方、夏場の酷暑対策として1日中付けっぱなしにするならば、ヒーターを使う点で、やや不利です。電気代も高めです。

2・電気代が安い!コンプレッサー式

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 第2に、コンプレッサー式です。

 除湿の仕組みは、エアコンと同じです。

 冷媒を使って空気を冷やし、空気中の水分を水滴にして除湿するという仕組みです。

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 得意な季節は、夏場です。

 室温が高いほど除湿力が高まりますから。風力が自慢の機種も多いです。

 また、ヒーターを使わないので、夏場に室温が上がりにくいです。

 電気代は、ヒーターを使わないため、安いです。

 例えば、鉄筋23畳・木造11畳の機種の場合、1時間で約10円です。

 また、リビング用の大きな機種同士で比較すると、その差は2倍以上に開きます。

 なお、コンプレッサーを内蔵する除湿機は、西日本(60Hz)だと東日本(50Hz)に比べて、同じ機種でも10%ほどパワーが上がる一方、消費電力も10%あがります。

 今回は(基本)東日本基準で書き、西日本の値も併記します。消費電力に対する東西のパワー差は、各機で差があるので注意して書きますが、(それでも)ここは過度に気にしなくて良いかと思います。

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 利用時の問題点は、冬場の低温時には能力が落ちるという点です。

 コンプレッサー式にも「衣類乾燥」を謳った商品があります。

 しかし、年中衣類乾燥に使うならば、デシカント式のほうがおすすめです。

 静音性も、わずかに劣ります。

 騒音値(デシベル)で言えば最近は良いですが、コンプレッサー特有の振動がありますので。

ーー

 以上、コンプレッサー式の紹介でした。

 梅雨の時期から夏にかけて以外は「収納しておく」使い方ならば、電気代が安いコンプレッサー式を推します。

 一方、年中「室内干し」をされるご家庭では、デシカント式が一般的には良いでしょう。

3・年中パワフル!ハイブリッド式

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 第3に、ハイブリッド式です。

 ハイブリッド式は、パナソニックが出しています。

 除湿の仕組みは、季節や気温に応じて、デシカント式とコンプレッサー式の両方の仕組みを併用するものです。

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 得意な季節は、1年中です。

 夏場はコンプレッサーで、冬場はデシカントでと、両者の欠点を補完できるからです。

 電気代は、(やはり)両方式のちょうど中間ほどの水準です。

 例えば、鉄筋23畳・木造11畳のリビング用の機種の場合、除湿(強)に、1時間で約6円前後です。

 冬でもだいたいこの数字ですから、コンプレッサー式と同水準です。

 衣類には、速乾モードで「ヒーター全開」にすれば約19円ですが、通常の衣類乾燥の「強運転」だと約6円前後です。

 利用時の問題点は、両方の機構をそなえるために、本体がやや大きいという点です。また、本体の価格も高めです。

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 なお、エコハイブリッド(エコHB)という新方式がパナソニック登場しています。 

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 詳しい仕組みは、パナソニックの中型1台しかまだないので、該当機で解説します。

 ただ、コンプレッサーと、空冷式熱交換器(空冷除湿機)を使った新方式です。

 冬場の対応力は、従来のハイブリッドには及ばないとはいえ「対応水準」である上、電気代が「抜群に安い」点で注目の製品です。

 洗濯機も出す企業なので、そちらの技術かなと思いますが、詳しくは中型機の項目で詳しく書きますj。


 以上、基本となる、3方式の説明でした。

 結論的に言えば、おすすめは次のようになります。

デシカント式
 =衣類乾燥をメインに年中使う方
コンプレッサー式
 =梅雨から夏にかけて主に使う方
ハイブリット式
 =1年中利用したい方

 改めて言えば、どの方式も「年中使えます」が、「得意な分野が異なる」という感じで理解してください。

 簡潔に言えば、

衣類乾燥重視の場合は、デシカント式
衣類乾燥不要の場合は、コンプレッサ式

 で良いでしょう。

 なお、ハイブリッド式は大きめの機種しかありません。

 和室8畳・洋室12畳以上で、「1年中便利に使いたい」場合にオススメします。

ーー

 というわけで、こうした違いをベースにしながら、以下、除湿機を具体的に紹介していきます。

1-2・小型の除湿機の比較

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 はじめに、木造10畳・鉄筋20畳まで対応できる小型(中型)タイプからです。

 家中除湿できるような大きなタイプをお探しでないならば、このサイズが「一般家庭向け」といえます。

 売れ筋で数が多いので、先ほど紹介した、デシカント式コンプレッサー式・ハイブリッド式に分けて説明していきます。

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 除湿機は、供給電力(東は50Hz/西は60Hz)の違いで、西日本では除湿力が5%前後ほどパワフルです。

 コンプレッサ先だと10%ほどパワフルです。消費電力はその分上がりますが、コンプレッサ式だと、上げ幅に対してパワフルな感じで、若干西日本に「お得感」があります。

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 以下では、断りのない限り東日本の水準を表記しますが、西日本で変わる場合は併記して説明します。

1・デシカント式の小型除湿機

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 はじめに、1年を通して衣類乾燥に強みを持つ、デシカント式の除湿機からです。

 先述のように、多少電気代がかかるものの、冬でもパワフルで、衣類乾燥にも向く方式の除湿機です。

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 なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤字系で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


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 【2024年5月発売】F-YZUX60後継機

 1・パナソニック ナノイー F-YZX60B-H
 1・パナソニック ナノイー F-YZX60B-C
  ¥26,727 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

 【2021年発売】

 2・パナソニック ナノイー F-YZVX60-H
 2・パナソニック ナノイー F-YZVX60-C
  ¥32,500 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

方式:デシカント式
適用畳数:木造 〜7畳 鉄筋 〜14畳
消費電力 295W465W
除湿量(1日): 3.5L/3.2L(5.4L/ 5.8L)
静音性:39〜48dB
センサー:湿温度センサー
タンク容量:約2L
サイズ:高さ459×幅178×奥行357mm 

 FF-YZU60は、パナソニックのデシカント式の衣類乾燥除湿機です。

 新旧両機種ありますが、性能は同じです。

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 適用畳数は、和室7畳・鉄筋14畳です。

 東日本(50Hz)でも、西日本(60Hz)でも同じです。

 能力的に言って、一般家庭用での使用に向いた除湿機の入門機です。

 サイズは、高さ459×幅178×奥行357mmです。

 十分な小型です。

 洗面所などの設置もできそうです。

 除湿力は、除湿運転の際は、最大1日で3.5リットルです(西日本3.2L)。

 適用畳数を考えると、必要十分です。

 衣類乾燥時もほぼ同じですが、「速乾」モードを利用する場合、5.4L(西日本5.8L)です。

 消費電力は、自動除湿運転時、最大295W、衣類乾燥時の速乾運転で465Wです。

 本機の場合、適用畳数は、除湿に合わせているので、速乾の衣類乾燥運転は「ブースト」的に考えれば良いかと思います。

 いずれも、ヒーターを使うデシカント式としては「省エネ水準」です。

 自動除湿だと、だいたい1時間9円ほどの水準でしょう。

 衣類乾燥時の速乾運転も500Wを切るのは水準が良いです。

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 衣類乾燥機能は、デシカント式なので年中利用できる実力があります。

 乾いた風を送り、風の力も利用しつつ乾かします。

 本機は110cmの送風幅です。

 送風範囲は、室内での「ちょっと干し」くらいに最適化されます。

 2キロほどの衣類ならば、108分で乾燥します。Yシャツ2枚ならば、15分で「からっと」仕上がります。

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 静音性は、除湿運転時で39dB(50Hz)です。

 この水準ならば、夜でも使えます。

 衣類乾燥は速乾・標準時だと48dBです。

 最小運転音は他社により大きなものがありますが、除湿機として静かなほうです。

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 センサーは、温湿度センサー(カラッとセンサー)を搭載します。

 自動運転で、濡れている間は「強く」、乾いたら自動的に運転を停止する運転ができます。

 乾いた後でも一定の湿度をキープする機能(カラッとキープモード)が搭載されます。

 外出中に洗濯物を乾かし、帰宅時まで省エネで除湿運転をなしたいなどのニーズに最適でしょう。

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 水タンクの容量は2Lです。

 小型機としては、十分な量でしょう。水替えも比較的容易です。

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 マイナスイオン発生機能は、ナノイーXです。

 ナノイーは風が直接当たる場所について消臭効果があるため、衣類の脱臭効果が期待できます。実験で効果が確認されているもので、部屋干し臭の除去には効果的です。

 風が直接あたっている部分にのみ有効です。6時間充てればですが、除菌効果も謳います。

 モードは、衣類乾燥以外に、洗面所・ウォークインクローゼットなどのカビ対策のためのサニタリー(40%以上の湿度で除湿)衣服のニオイ除去のためのニオイ(60%以上で除湿)衣類の花粉対策のための花粉(ナノイーXの送風のみ)の各モードあります。

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 以上、パナソニックのF-YZVX60の紹介でした。

 和室7畳・鉄筋14畳まで対応で、コンパクトなので毎年売れている機種です。

 デシカント式としては、他社よりすこし高めです。ただ、消費電力と省エネセンサーはこちらが圧倒的に優位です。衣類乾燥など、年中多用する場合は、コスト面で特に本機を選ぶ価値があります。

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 【2024年5月発売】

 3・パナソニック F-YZXJ60B-W
  ¥27,522 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

方式:デシカント式
適用畳数:木造 〜7畳 鉄筋 〜14畳
消費電力 295W465W
除湿量(1日): 3.5L/3.2L(5.4L/ 5.8L)
静音性:39〜48dB
センサー:湿温度センサー
タンク容量:約2L
サイズ:高さ335×幅177×奥行436mm 

 なお、同社からは、衣類乾燥部分の利便性に特化した、デシカント式の衣類乾燥除湿機としてF-YZXJ60Bの発売もあります。

 適用畳数は、和室7畳・鉄筋14畳です。

 この部分は、1つ上の機種と同じです。

 同じ適用畳数なので、除湿力(5.6L)・消費電力(295W)・静音性など、だいたいのスペックも同じです。

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 サイズは、ただ、高さ335×幅177×奥行436mmです。

 オフシーズンの収納性が良いほか、背を低めにして、室内用ハンガーの下に置きやすいという配慮です。

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 衣類乾燥機能は、100cmの送風幅です。

 したがって、先ほどの機種より狭いですが、雨の日などの「ちょっと干し」なら十分です。

 センサーは、こちらもカラッとセンサーを搭載します。

 乾燥後の停止、乾燥後にお部屋の湿度を自動的にキープすることも可能です。

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 水タンクの容量は、同じく2Lです。

 小型化で横長タンクですが、同じくタンクふたが付く構造ですので、排水はわりと容易です。

 マイナスイオン発生機能は、こちらもナノイーXです。

 風のあたる範囲において、消臭などの効果を発揮します。

 静音性は、除湿時に最小39dB、標準除湿、衣類乾燥時48dBです。

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 結論的にいえば、先ほどの機種に対して、特に収納性が評価できます。

 一方、低身長である部分も便利ですが、ご自宅の室内用ものほしの棒の位置が(上着の部分のが80cm位として)125cm以上ならば、先ほどの機種で良いでしょう。


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 【2024年発売】

 4・シャープ CV-S60-W
  ¥29,310 楽天市場 (8/1執筆時) 

 【2023年発売】

 5・シャープ CV-R60-W
  ¥20,941 楽天市場 (8/1執筆時) 

 【2022年発売】

 6・シャープ CV-P60-W
  ¥17,800 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

方式:デシカント式
適用畳数:木造 〜7畳/鉄筋 〜14畳
消費電力:480W/540W(510W/570W)
除湿量(1日): 5.1L /5.2L(5.4L/5.6L)
静音性:38〜51dB
センサー:湿温度センサー
タンク容量:約1.5L
サイズ:高さ300×幅300×奥行323mm 

 CV-S60は、シャープのデシカント式の衣類乾燥除湿機です。

 3年分の旧機がありますが、性能は同じです。

 適用畳数は、本機も、和室7畳・鉄筋14畳です。

 西日本でも、東日本でも同じです。

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 サイズは、高さ300×幅300×奥行323mmです。

 背を低めにして衣類乾燥での使い勝手を良くしています。

 体積で言えば、デシカント式ではもっとも小さいモデルです。

 除湿力は、除湿運転時、1日5.1L(西日本5.2L)です。

 衣類乾燥(速乾)で、1日5.4L(西日本5.6L)です。

 水準として良いです。

 消費電力は、ただ、除湿時は480W(西日本540W)、衣類乾燥時510W(西日本570W)です、

 パナソニック機と比べると消費電力がいずれも多く、1時間で15円ほどです。

 ただ、除湿(自動)時は、5.1L(西日本5.4L)と、パナソニック(3.5L/3.2L)より除湿力が上です。

 パナソニックに比べて、一気に低湿まで除湿してしまい、送風運転させる方式です。どちらが良いとも言えません。

 ただ、高気密住宅でも今の時代換気は止めないでしょうし、一般住宅を含めてパナソニック方式でも、効果的(快適)かなとは思います。

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 衣類乾燥機能は、送風幅は非開示です。

 ただ、360度送風なので60-80cmほどには対応できそうです。

 静音性は、自動運転の除湿時に38dB、衣類乾燥時51dBです。

 デシカント式として十分優秀です。

 センサーは、温湿度センサーを搭載します。

 適湿(18度〜24度時で60%)に向けて自動調整しつつ運転されます。

 水タンクの容量は、一方、1.5Lです。

 小型なので、水捨ての頻度は多めです。水捨て自体は楽です。

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 マイナスイオン発生機能は、シャープのプラズマクラスター7000を搭載です。

 仕組みは異なりますが、パナソニックのナノイーXと同じ消臭効果を期待できます。

 プラズマクラスターは発生量でランクがありますが、本機は一般的な「7000」です。

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 以上、シャープのCV-P60の紹介でした。

 パナソニック機のデシカント式のライバルでしょう。

 背が低い部分を活かして利用することが便利そうな方に、特に本機は良さそうです。

 一方で、電気代の部分と、水タンクの小ささは負けるので、一長一短はあると言えます。


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 【2023年発売】

 【通常型番】

 7・アイリスオーヤマ IJD-P20-W
 7・アイリスオーヤマ IJD-P20-H
  ¥12,400 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

 【特定量販店用型番】

 8・アイリスオーヤマ KIJD-P20-W
  ¥16,951 楽天市場 (8/1執筆時)

 【2018年発売】

 【通常型番】

 9・アイリスオーヤマ IJD-H20-A
 9・アイリスオーヤマ IJD-H20-P
  ¥12,780 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

 【特定量販店用型番】 KIJD-H202-S同型

 10・アイリスオーヤマ IJD-N20
  ¥13,600 楽天市場 (8/1執筆時)

方式:デシカント式
適用畳数:木造 〜3畳/鉄筋 〜6畳
消費電力:300W
除湿量(1日): 2.4L / 2.2L
静音性:39dB〜
センサー:
タンク容量:約2.0L
サイズ:高さ464×幅322×奥行211mm 

  IJD-P20シリーズ は、アイリスオーヤマのデシカント式除湿機です。

 流通ルートの違いで型番が変わりますが性能差はないです。

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 一方、旧機種が残ります(写真)。

 中身の性能は同じですが、形状は旧式で、すこしレトロ感があります。機能面では、ルーパーが下部に向けにくい部分が違いです。

 結論的にいえば、値段重視ならば旧機も選べそうです。ただ、さすがに設計が古いため、外観はやや「レトロ」には思います。

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 適用畳数は、木造3畳・鉄筋6畳までです。

 超小型モデルですし、洗面所などで狭い場所で利用する場合に「便利」な機種です。

 消費電力は、東西とも300Wです。

 1時間で9円ほどです。

 除湿力は1日で2.4Lです(西日本2.2L)。

 西日本だと少し少なめになります。

 適用畳数目安を超えると、常に全力運転で、却って電気代が増える点に注意です。

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 衣類乾燥は、ルーパーは上下120度ですが、送風幅は非開示です。

 2kg乾燥が182分目安ですので、パナソニック(2kg/108分)よりだいぶかかります。

 ルーパーは下向きにできます。(工夫すれば)靴乾燥などにも使えそうな部分は良い工夫に思えます。

 センサーは、未搭載です。

 そのため、湿度が下がりすぎたり、衣類が乾いたら停止というような自動運転は不可能です。4時間と8時間の切タイマーのみ付属します。

 水タンクの容量は、2.Lです。

 静音性は、39dBです。

 運転強度の切替はないようなので、常にうるさくないともいえます。

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 以上、アイリスのIJD-H20シリーズの紹介でした。

 値段は安く、お買得です。

 パワーは価格相応ですが、洗面所などで衣類を乾かすなどの目的ならば、十分な性能でしょう。ただ、パワー面で部屋での利用には向きません

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 なお、アイリスオーヤマの場合、このグレード以上の畳数の製品は、衣類乾燥(+空気循環)特化型と分類できます。

 そのため、3回目記事こちら)の後半で別に紹介しています。


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 【2019年発売】

 11・日立 HJS-DR601
  ¥18,836 楽天市場 (8/1執筆時)

方式:デシカント式
適用畳数:木造 〜7畳/鉄筋 〜14畳
消費電力: 290W460W
除湿量(1日):(5.6L)
静音性:33dB〜47L
センサー:湿度センサー
タンク容量:約2.5L
サイズ:高さ502×幅301×奥行204mm 

 HJS-DR601 は、日立のデシカント式の衣類乾燥除湿機です。

 適用畳数は、和室7畳・鉄筋14畳です。

 西日本でも、東日本でも同じです。

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 サイズは、高さ502×幅301×奥行204mmです。

 わりと背丈はある製品ですが、小型の域です。

 形状として上部にハンドルがあり、持ち運んで利用することも想定します。

 除湿力は、東西問わず、1日5.6Lとの表記です。

 ただ、これ衣類乾燥・結露セーブ運転(35-40%)の調湿時の値でしょう。

 通常の自動除湿では、パナソニック同様の3L強になると思います。

 消費電力は、衣類・結露セーブ運転時480W、標準290Wです。

 イオン発生機能がない部分もありますが、わずかにパナソニックより数字は良いです。

 前者で1時間15円、後者で9円ほどです。

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 衣類乾燥機能は、上下は130度という記述があります。

 ただ、左右の幅の情報は他機とことなりないです。

 日本電機工業協会の定めた基準による2kgあたりの乾燥時間の目安もないです。

 ただ、デシカントなので冬にも乾燥に使える利点は本機もあります。

 静音性は、自動運転の除湿・衣類乾燥時に47dBです。

 静音モード時は33dBですが、除湿量が非開示です。

 センサーは、湿度センサーを搭載します。

 適湿にむけた本機も自動調整しつつ運転できます。

 水タンクの容量は、一方、2.5Lです。

 デジカント式の小型モデルでは多めにしています。

 小型なので、水捨ての頻度は多めです。水捨て自体は楽です。

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 清潔性は、デジカント式ですので手入れは楽です。

 マイナスイオン発生機能は、未付属です。

 そかわり、デシカント素子の表面の脱臭加工の記載があります。

 触媒の種類は不明ですが、なにかしらの金属に酸化触媒かと思います。ニオイを熱分解する機能性があります。

 継続的に発生する類のニオイではなく、生ゴミ・体臭など一時的なニオイに効果を発揮します。

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 以上、日立のHJS-DR601 の紹介でした。

 ハンドル付きで持ち運んで利用しやすいのが良い部分です。

 一方、ライバル(パナソニック・シャープ)小型機と比べる場合、若干光熱費の水準が良い一方、衣類乾燥部分のスペックがさほど良くないと言えます。

 また触媒の脱臭加工は評価できますが、放出型ではないので、イオンに衣類の不着臭やニオイの除去ができない点も注意点です。この部分から言えば、主に、持ち運んで結露対策や、ジメジメする部屋の除湿に主に利用するのにむく小型機です。

 良いところもありますが、2019年発売と少し古いので、除湿機の衣類乾燥機能の近年のトレンドが(イマイチ)取り込めていない感じは受けました。

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 【2020年発売】

 12・シロカ SDD-7D151
  ¥29,000 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

方式:デシカント式
適用畳数:木造 〜9畳 鉄筋 〜18畳
消費電力:620W
除湿量(1日): 7.6L
センサー:
静音性:〜50dB
タンク容量:約2L
サイズ:高さ553×幅357×奥行212mm 

 なお、デシカント式だけで見る場合、現行機で最も出力が大きいのは、シロカSDD-7D151です。

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 除湿量は、1日で7.6Lです。

 今だとこのスペックの製品を他社は売りませんので。

 消費電力は、ただ、約620Wです。

 冬もパワフルながら、年間を通して1時間19円ほどなので、光熱費が良くないです。

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 装備面では、付属の排水ホースで連続排水ができるのが珍しいです。

 ただ、シャープや三菱電機のコンプレッサー式(中型)もできるので、設置面積を含めて比較は必要でしょう。

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 結論的にいえば、デジカント式については、ハイパワー機が少なくなっているのは、ある程度理由のあることに思えます。

 この方式のハイスペック機に使い慣れているような方の買換以外は、他方式も検討した方が良いかと思います。

2・コンプレッサー式の小型除湿機

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 続いて、コンプレッサー式の小型機です。

 冬場の衣類乾燥は不得意ながら、デシカント式に較べると、一般的に省エネ性の高い機種が多いです。


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 【2023年発売】IJC-H65後継機

 13・アイリスオーヤマ IJC-P70-W
 13・アイリスオーヤマ IJC-P70-H
  ¥17,800 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

 14・アイリスオーヤマ KIJC-P70-W
  ¥23,628 楽天市場 (8/1執筆時)

方式:コンプレッサー式
適用畳数:木造 〜7畳 鉄筋 〜19畳
消費電力:180W/190W
除湿量(1日): 5.5L / 7L
静音性:
センサー:湿度センサー
タンク容量:約2.5L
サイズ:高さ430×幅244×奥行233mm 

 IJC-P70シリーズは、アイリスオーヤマの発売するコンプレッサー式除湿機です。

 流通ルートの違いで2つの型番がありますが、色以外同じです。

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 サイズは、高さ430×幅244×奥行233mmです。

 体積は、デシカント式と比べても、さほどかわりません。 

 適用畳数は、東日本(50Hz)で木造7畳、鉄筋14畳までです。

 西日本(60Hz)で、木造9畳、鉄筋18畳です。

 消費電力は、180W(西日本は190W)です。

 除湿力は、1日5.5L(西日本は7L)の除湿量です。

 消費電力は、180W(西日本は190W)です。

 同社の場合は、西日本で5%ほどの消費電力の追加で、約20%の能力強化です。

 東日本でも1時間5.5円で使えますが、西日本だと(パワフルな分)「お得感」を感じる仕様です。

 とはいえ、適用畳数が同程度のデシカント式に比べて、東日本でも約2倍程度電気代が安くなります。

 光熱費を節約したい場合は、コンプレッサー式はよい選択肢です。

 静音性は、騒音値が非開示です。

 コンプレッサー式は、夏に温度が上がらないという利点はありますが、エアコンと同方式なので、対策のない機種の騒音は大きめです。

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 衣類乾燥は、対応可能です。 

 ただし、コンプレッサー式除湿機なので、冬場の衣類乾燥力はあまり高くなく、用途的には「不向き」です。20度の温度で、2kgで目安157分なので。

 センサーは、湿度センサーは搭載です。

 自動運転はできますが、湿度約50%以上で送風運転というシンプルな仕組みです。

 ただし、衣類の乾燥を自動で判断して停止するような機能はないです。

 水タンクの容量は、約2.5Lです。

 小型機としては十分な水準です。

 清潔性は、コンプレッサー式の場合、デシカント式より注意が必要です。

 使用後、送風乾燥させないと熱交換器がカビやすく、ニオイの元になるからです。

 本機の場合、消したあと約1時間の送風運転を自動で行います。旧機はこれがなかったのですが、今回は搭載です。

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 以上、アイリスオーヤマのIJC-P70シリーズの紹介でした。

 衣類乾燥用というより、夏場の部屋全体の除湿に利用するならば、省エネ性が良い機種です。

 ただ、方式に由来する部分ですが、静音性と、冬場の対応力がやや弱いとは言えます。

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 【2020年発売】

 15・アイリスオーヤマ 除湿機 IJC-J56
 15・アイリスオーヤマ 除湿機 KIJC-J56
  ¥15,960 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

方式:コンプレッサー式
適用畳数:木造 〜6畳 鉄筋 〜13畳
消費電力:140W/165W
除湿量(1日): 5L/5.6L
静音性:
センサー:湿度センサー
タンク容量:約2L
サイズ:高さ383×幅220×奥行230mm 

 このほか、アイリスオーヤマは、より小型な IJC-J56という製品の販売もあります。

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 サイズは、高さ383×幅220×奥行230mm 

 コンプレッサ式では、他社より小型で、市場の隙間をついた製品と言えます。

 適用畳数は、東日本で、木造最大6畳、鉄筋最大13畳です。

 西日本は、先述の理由で、木造最大7畳、鉄筋最大14畳となります。

 タンク2Lと最低限です。

 しかし、衣類乾燥などには使わず、さほど湿度がキツくない地域で、ならば、選択肢にはできそうです。

 静音性は、騒音値を開示しません。

 しかし、仕組み上、対策なしに小型化する、騒音値は上がるので、この部分は注意点です。

 清潔性の部分では、送風乾燥機能がないので、この部分がネックです。


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 【2024年発売】

 16・コロナ ホワイト CD-P6324-W
 16・コロナ ブルー BD-6324-AS
  ¥19,800 楽天市場 (8/1執筆時) 

 【2023年発売】

 17・コロナ ホワイト CD-P6323-W
 17・コロナ ブルー BD-6323-AS
  ¥18,880 楽天市場 (8/1執筆時) 

 【Amazon専用型番】

 18・コロナ ホワイト CD-P63A2(W)
  ¥21,800 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

方式:コンプレッサー式
適用畳数:木造 〜7畳/鉄筋 〜14畳
消費電力:160W/180W
除湿量(1日): 5.6L(6.3L)
静音性:38dB
センサー:
タンク容量:約3.5L
サイズ:高さ515×幅220×奥行330mm 

 Pシリーズは、コロナのコンプレッサー式の除湿機です。

 定番モデルとしてホームセンターでは、梅雨や夏によく売れる除湿機です。

 新旧両機種とAmazon専用型番がありますが、性能は同じです。

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 サイズは、高さ515×幅220×奥行330mmです。

 写真では「超小型」に見えますが、サイズとしては、他社の小型機と同じほどです。

 適用畳数は、東日本(50Hz)では木造7畳、鉄筋14畳まで対応になります。

 西日本(60Hz)だと木造8畳、鉄筋16畳です。

 除湿量は、1日5.6リットルです(西日本6.3L/日)。

 小型機種としては、平均的なパワーです。弱運転(節約)も可能です。

 消費電力は、160Wです(西日本は180W)。

 体積が同程度のアイリスオーヤマの機種とほぼ同水準です。

 1時間で5円水準です。

 静音性は、38dB(西日本34dB)です。

 衣類乾燥運転の際の数字なので、コンプレッサー式としては「かなり静か」と言って良い水準です。

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 衣類乾燥は、コンプレッサー式ですから、やはりデシカント式より劣ります。

 夏場で、2kgの衣類が173分です。

 冬場は、方式的に期待できないでしょう。

 センサーは、注意点です。

 温湿度センサーがないため乾燥状態を把握できず、自動停止することはありません。

 部屋の除湿目的で使う場合も、常に一定量の湿気を取り続けるだけの製品です。

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 水タンクの容量は、3.5Lです。

 水捨ての頻度は少ないでしょう。

 清潔性は、熱交換器に汚れの付きにくいクリアフィンコートがなされます。

 使用後の送風による熱交換器の「内部乾燥モード」も持ちます。経年変化でニオイはつきにくいでしょう。

 カビ防止の部分での対策は充実します。

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 以上、コロナコンプレッサー式の除湿機の紹介でした。

 大きなタンクで、電気代も安め水準の機種です。その上で、清潔性の部分で配慮する部分が多いのが本機の美点です。ただ、センサーがないので、人が暮らすメインルームには向かないです。

 しかし、例えば、常に湿気があり続けるような夏中ジメジメした部屋には、こういった機種は良いと思います。

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 【2024年発売】

 19・コロナ ホワイト CD-S6323-W
 19・コロナ ピンク CD-S6323-C
  ¥21,500 楽天市場 (8/1執筆時) 

 【2023年発売】

 20・コロナ ホワイト CD-S6323-W
 20・コロナ ピンク CD-S6323-C
  ¥21,500 楽天市場 (8/1執筆時) 

方式:コンプレッサー式
適用畳数:木造 〜7畳 鉄筋 〜14畳
消費電力:190W/215W
除湿量(1日): 5.6L /6.3L
静音性:38dB
センサー:
タンク容量:約3.5L
サイズ:高さ533×幅170×奥行365mm 

 コロナからは、形状をやや変更した家電量販店向けのSシリーズも売られています。

 適用畳数などは、1つ上の製品と同じです。

 しかし、形状のスリム化の影響で、タンクが3Lと、0.5L多少小さめです。

 静音性は、36dbですのでわずかに良いです。

 消費電力は、しかし(悪くないものの)190W(西日本215W)と水準が落ちます。

 ややデザイン重視の傾向がある機種なので、実用性をふまえると、あまりオススメできません。

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 【2024年発売】

 ・コロナ CDSC-H8024X(W)
  ¥39,076 楽天市場 (8/1執筆時) 

 このほか、コロナは、ファン分離式の面白い構造の製品もだします。

 コンプレッサー式なのですが、衣類乾燥が得意という、少し特殊なタイプなので3回目記事こちら)で詳しくみる予定です。


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 【2024年発売】

  21・シャープ CV-R71-W
  ¥21,800 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

 【2022年発売】

  22・シャープ CV-P71-W
  ¥24,522 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

方式:コンプレッサー式
適用畳数:木造 〜8畳 鉄筋 〜16畳
消費電力:175W/190W
除湿量(1日): 6.3L/7.1L
静音性:35-44dB
センサー:湿温度センサー
タンク容量:約2.5L
サイズ:高さ480×幅304×奥行203mm 

 CV-R71は、シャープのコンプレッサー式の除湿機です。

 新旧両機種がありますが、性能は同じです。

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 サイズは、高さ480×幅304×奥行203mmです。

 幅にはとくにコンパクトなので、洗面所やクローゼットに向く機種です。

 ルーパーは、風を下方向にもあてやすい仕様です。

 バスマットなど足もとの部分に便利です。

 適用畳数は、木造8畳、鉄筋16畳まで対応です。

 シャープも西日本(60Hz)だと木造9畳、鉄筋18畳までと、10%ほど能力が上がります。ただし、消費電力も同じほど上がります。

 除湿力は、6.3Lです。

 同じほどのサイズの他社機よりも強力に除湿できるスペックです。

 消費電力は、175Wです(西日本は190W)。

 強力にもかかわらず、1時間5.4円の低水準ですから、光熱費の部分では、優秀な機種と言えるでしょう。

 静音性も、弱運転で36dB、通常除湿・衣類乾燥時40dbです。

 コンプレッサー式除湿機としては優秀な水準です。

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 衣類乾燥機能は、搭載です。

 ただし、2キロの衣類乾燥に要する時間は180分です。

 やはり、この用途だと、コンプレッサ式は弱いです。

 センサーは、ただ、温湿度センサーが付属します。

 衣類の乾き具合に沿ったおまかせ運転にも対応できます。

 その部分で言えば、タイマー運転で時間をかけるならば衣類乾燥には使えそうです。ただ、ほうしきのげんかいで、夏場限定でしょう。

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 マイナスイオン発生機能は、同社の普及型のプラズマクラスター7000です。

 適用畳数は8畳までです。

 風のあたる範囲での静電気除去や衣服の付着臭の除去に効果が期待できます。

 202204220852.jpg  

 水タンクの容量は、2.5Lです。

 持ちやすい形状ですし、量も十分です。

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 【1m-10m】

 タカギ 内径15mm ソフトホース
  ¥200〜 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

 また、シャープ機の場合、ホースを利用した常時排水ができます。

 内径15mm(外径21mm以内)のホースならば、どれでもOKです。

 清潔性は、専用の「内部乾燥モード」はないです。

 「弱運転+2時間タイマー」で代用できますが、少し不便です。

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 以上、シャープCV-R71の紹介でした。

 小型機としては、温湿度センサーを搭載する点や、省エネ性が高い点、運転音が静かな点で、評価できます。

 あとは、(独立した)内部乾燥モードがあれば、言うことはないという機種です。

C・ハイブリッド方式の小型除湿機

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 続いて、ハイブリッド式の小型機です。

 この方式は、機構的に大型の除湿機に向くこともあり、小型除湿機ではラインナップが少なめと言えます。


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 【2024年発売】

 23・パナソニック F-YHX90B-W
  ¥61,000 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

 【2022年発売】

 24・パナソニック F-YHVX90-W
  ¥52,00 Amazon.co.jp (8/1執筆時)

方式:ハイブリッド式
適用畳数:木造 〜8畳 鉄筋 〜15畳
消費電力:170/185W535/555W
除湿量(1日): 7.8L/8.5L(6.0L/6.5L)
静音性:43〜49dB
センサー:湿温度センサー
タンク容量:約2.4L
サイズ:高さ355×幅470×奥行250mm 

 F-YHX90Bは、パナソニックが販売する、ハイブリッド式の除湿機です。

 新旧両機種ありますが、性能は同じです。

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 方式は、ハイブリッド型です。

 先述のように、、コンプレッサーとデシカント双方の仕組みがあります。

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 適用畳数は、東日本(50Hz)だと和室8畳・鉄筋15畳程度です。

 西日本だと鉄筋は16畳ですが、パワフルな分だけ10%消費電力が上がります。

 サイズは、高さ355×幅470×奥行250mmです。横長です。

 ハイブリッド型の限界で幅はそれなりにありますが、ただ、背は低いです。

 背を低くしたのは、洗濯物の下に置きやすい点を意識してのことです。

 除湿力は、1日で7.8L(西日本8.5L)です。

 夏場に、ヒーターを利用しないコンプレッサー運転をする場合も、1日で6L(西日本6.5L)ですし、そう能力は落ちません。

 消費電力は、コンプレッサー式運転時170Wです(西日本185W)。

 パワーからすると優秀で、1時間5円台です。

 冬場に速乾モードを利用する場合は、「デシカント式」での運転となるため、ヒーターを最大で利用すれば、535W(西日本555W)です。

 201805041222.jpg

 センサーは、ただ、温湿度センサー(カラッとセンサー)を搭載します。

 同社流にいうエコナビ搭載ですし、冬場でも状況に合わせて運転を強度をかえるため、ほったらかしでも、消費電力は抑えてくれ、経済性は問題ないです。

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 衣類乾燥は、下位機種同様、センサーで乾きを判断してくます。

 乾いた後でも一定の湿度をキープする機能(ケアキープモード)が搭載されます。

 送風は、この機種の場合、100cmの送風幅です。

 首を振らない構造ですので、乾きムラはないでしょう。

 (ウォーキング)クローゼットなどに向くモードもあり、高級な衣類乾燥除湿機として多機能です。

 乾燥時間は、2kgの衣類で97分です。かなり短いです。

 Yシャツ2枚ならば、15分程度で「からっと」仕上がります。

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 静音性は、最小43dB、最大49dBです。

 標準除湿・速乾でも49dBですので、音はありますが問題のない水準にはおさまります。

 コンプレッサ運転の音控えめモードで、43dBです。

 寝室以外ならば対応と言えます。

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 水タンクの容量は、2.4Lです。

 家庭用としては十分なサイズです。

 背の低い機種で、タテ持ちできない横型タンクですが、ふたはあります。

 加湿器と違って給水はしないので、これでも良いでしょう。

 清潔性は、ハイブリッド式も熱交換器を持ちます。

 しかし、しっかり「内部乾燥」モードを持ちますので、カビ対策はあります。

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 マイナスイオンは、同社のデシカント式と同じでナノイー搭載です。

 同社の上位グレードの48兆の新ナノイーXです。

 発生量が多く、同社によると部屋干し時の脱臭スピードが4倍とのことです。

 洗濯の際に残る界面活性剤の抑制効果も示されます

 ナノイーを利用て、干したフトンに照射する寝具ケアモードも付属です。

---

 以上、パナソニックのF-YHX90Bの紹介でした。

 ハイブリッド方式で、節電性が良い上でパワフルなので、1年中、衣類乾燥に使いたい場合は良い選択肢です。

 ネックは、その価格でしょう。一般家庭用としては高いですし、(縦型の大きめならば)次に紹介していく、中型機でも手に入るので。

次回に続く!
おすすめの除湿機は結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、除湿機の比較の1回目記事でした。

 しかし、記事はまだまだ「続き」ます。

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2・除湿機の比較 (2)
 2-1・中型除湿機(広めリビング用)
  :木造11畳・鉄筋20畳以上
3・除湿機の比較 (3)
 3-1・冷風扇タイプ  
  :木造10畳・鉄筋20畳〜
 3-2・衣類乾燥タイプ(衣類特化型)
  :木造9畳・鉄筋18畳以下
4・除湿機の比較 (4)
 4-1・除加湿空気清浄タイプ(加湿あり)
  :木造 6畳 鉄筋 13畳以上
 4-2・除湿空気清浄タイプ(加湿なし)
  :木造 6畳 鉄筋 13畳以上
5・除湿機の比較 (5)
 5-1・目的別のおすすめの提案【結論】

 次回の2回目記事こちら】では、少し大きめな中型以上の除湿機を見ます。

部屋の除湿力 ★★★★★
衣類乾燥   ★★★★★
電気代の安さ ★★★★★
静音性    ★★★★★
総合評価   ★★★★★

 その上で、最終回となる5回目記事こちら】で、ここまで紹介してきた機種全体から、価格別・目的別にAtlasのオススメ機種を選定していきます。

 引き続き、よろしくお願いします。

 2回目記事は→こちら

posted by Atlas at 21:23 | 生活家電

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