Top 日用品 比較2024'【疲れない】インソール51点の性能とおすすめ・選び方:男女対応 (1)

2024年12月09日

比較2024'【疲れない】インソール51点の性能とおすすめ・選び方:男女対応 (1)

【今回レビューする内容2024-2025年 歩きやすい!靴用インソールのおすすめと選び方(靴の中敷き):スニーカー ウォーキングシューズ ビジネスシューズ 競技用シューズランニング スポーツ 自転車 ゴルフ パイク 登山靴 スキー靴 人気機種の違いや性能ランキング 女性用 男女兼用

【比較する主なブランド】 ソルボランニング エア ソルボウォーキング エアソフソール エアープラス アーチ ロープロフィール 村井 インソールプロ SIDAS バネ インソール SUPERFEET スぺンコ Spenco トータルサポート マックス オリジナル シン ニューバランス カップインソール RCP150 RCP130 RCP280-GR RCP900-GR ZAMST ザムストフットクラフト IWAMA HOSEI GYRO FLEXI ほか

今回のお題
疲れにくい!靴用インソールのおすすめはどれ?

 どもAtlasです。

 今日は、2024年12月現在、最新の高性能インソールを比較します。

 普段使いのウォーキング用は「疲れにくさ」を、ランニング・競技用用は、軽さやグリップ力など「競技に合わせた特性」に注目して、各製品のスペックを分析します。

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 特に、このブログが長年、ウォーキングなどに「おすすめ」してきた、米国のショックドクターウルトラ2が「日本終売(生産終了)」になりました。

 ショックドクターの代わりとなる代替となる製品を探さないといけないので、その提案のため、少し加筆修正しましました。

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1・高性能インソールの比較 (1) 
 ★はじめに
  1-1:選び方の基本の説明【導入】
 ★ウォーキング・ランニング・競技用
  1-2:ソルボ〈日本〉
  1-3:new balance〈米国〉
  1-4:ソフソール〈米国〉
  1-5:スぺンコ〈米国〉
  1-6:シダス〈仏国〉
2・高性能インソールの比較 (2)
  2-1:ZAMST〈日本〉
  2-2:IWAMA HOSEI〈日本〉
 ★ビジネスシューズ・パンプス用
  2-3:スぺンコ〈米国〉
  2-4:バネ〈日本〉
  2-5:シダス〈フランス〉ほか
 ★足のトラブル用
  2-6:村井〈日本〉
 ★まとめ
  2-7:最終的なおすすめの提案結論】

 記事では、はじめに、インソールの「選び方の基本」を説明します(1-1)。

 その後、ウォーキングランニング各種競技用シューズ用の高機能インソールを、ソルボの製品からメーカー別に見ていきます(1-2)。

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 さらに、少し特殊と言える、革靴・ヒール、パンプス用(2-3)と、屈腱炎・扁平足・外反母趾などに合わせた「トラブル別インソール(2-6)を最後にフォローしていきます。

 

安定性・グリップ ★★★★★
衝撃吸収性    ★★★★★
快適性・通気性  ★★★★☆
総合評価     ★★★★★

ウォーキング利用 ★★★★★
ジョギング利用  
★★★★★
競技用シューズ  
★★★★★
ビジネスシューズ 
★★★★★

 そして、最後の「結論」では、上表のような機能利用目的の両面から、目的別・予算別に、「Atlasのオススメ機種」を提案していきます。

 よろしくお願いします。

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1・歩き疲れないインソールの比較
2・歩き疲れないスニーカーの比較

 なお、今回の記事は、「歩き疲れない」をテーマに書いた記事の1回目記事として書きました。

1-1・インソールの選び方の基本

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1・安定性・グリップ力
2・衝撃吸収性
3・快適性(通気性)
4・インソールの厚み

 Atlasは、ここ10年来、ウォーキングシューズのインソールを全足確実に交換してきました。

 シューズ付属のインソールは(2万円を超えるものでも)、別売なら実売1000円程度のインソールと同じグレードであり、機能性に満足できなかったからです。

 色々試した長年の経験をふまえると、高性能インソールを選ぶ場合、重視するべきポイントは、以上の4点です。

 順番に、「少し詳しく説明」したいと思います。

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 第1に、安定性とグリップ力に関する工夫です。

 たいていのシューズに付属する中敷きは、この部分にほとんど工夫がないです。

 しかし、高機能インソールの場合、主にかかとの部分にかかる圧を調整し、着地安定性とグリップ力を増す工夫がなされています。

 競技用はもちろん、普通のウォーキングシューズについても重要な部分です。とくに、この部分に硬質素材を用いるものはホールド感が強く、長時間歩いて疲れた後など、疲れで体の傾きを感じるような場合の安定性が高まります。

 ここも、インソールの性能として重要なので、今回はこの部分を重視して比較します。

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 第2に、衝撃吸収性です。

 これについては、シューズ付属のインソールでも「そこそこ」機能性に配慮がある場合が多いです。

 また、インソールよりも、靴底自体のエア構造による部分も大きいため、(安定性やグリップ力よりは)重視しなくても良いと言えます。

 ただ、競技シューズや革靴など、厚みのないインソール(ロープロ)を使わざるを得ない場合は、「話は別」です。しっかり見ようと思います。

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 第3に、快適性・通気性です。

 高性能なインソールは、表面素材に、繊維メーカーが開発した冷感素材を採用したり、空気穴を工夫することで通気性・快適性に高い配慮があります。

 これにより、蒸れにくくなる点で、長時間シューズを履く方には、意味があります。

 なお、表面素材によっては「つるつる滑る」ため、グリップ力が犠牲になっている商品がありますが、そのような商品の場合は、今回の記事では、しっかり言及するつもりです。

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 第4に、インソールの厚みです。

 高性能インソールは、「3D形状」で立体的に支え、グリップ力と安定性を生み出す方向性です。

 そのため、付属インソールが外せないビジネスシューズや、靴内の上下の高さがきつめの各種競技用シューズの場合「足が入らない・足の甲が痛くなる」ことがあります。

 ただ、こうした点に配慮した、「ロープロフィール(低形状)」の高機能インソールもあるので、今回は、しっかり紹介します。

 このほか、外反母趾・偏平足・O脚などに対処するための形状を取ったものもあり、最近のインソールは「多彩」と言えます。

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 以上、インソールの選び方の基本を書いてきました。

 結論的にいえば、最も注目するべきは、安定性とグリップ力に関する工夫で、その部分が最も値段(グレード)に影響しています。

 いずれにしても、その他の部分をふくめ、高機能インソールは、その靴が本来持っているスペックを引き出すことができると、Atlasは考えています。

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 以下では、このような「確信」を持って別売インソールを10年以上愛用するAtlasの経験をふまえつつ、細かいスペックのや履き心地や疲れにくさなどを比較していきます。

ビジネス用インソールの比較

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 と言うわけで、以下では、冒頭で示したようなメーカー順に、ウォーキング・ランニング・スポーツ競技用のインソールから、メーカーごととにみていきます。

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 なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。

1-2・ソルボのインソールの比較

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 はじめに、日本のソルボ (SORBO)の製品です。

 運動靴を作る日本のアキレスの子会社で、和名だと三進興産で、英名だと、ソルボセインになります。

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 同社のインソールは、ミズノのシューズ用に提供されるほか、同社の靴に向けた、高機能インソールとして単体の販売もあります。

 1万円を超える高性能シューズに内蔵されている中敷きは、だいたいこの製品ほどの能力はあると言えるので「基準」として最初にみておきます。


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 【男女兼用:サイズ:22.0cm〜31.0cm】

 1・ソルボ DSIS ソルボランニング   
   ¥1,364〜 Amazon.co.jp (12/9執筆時)

 ソルボランニングは、ソルボの販売するインソールです。

 サイズ構成は、22cm〜31cmまで、6段階での準備があります。

 切らずに済む刻みで言えば、23cm・24.5cm・26.5cm・27.5cm・29cm・31cmです。

 他社もですが、ピッタリ合わない場合は、ハサミで切って加工します。

 主な用途は、特にランニングに最適化されたものです。

 この手の製品だと「最安クラス」と言えます。

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 使われる素材は、ソルボセインです。

 同社が生産する粘弾性高分子化合物の名前です。

 人工筋肉として医療現場でも利用される素材で、衝撃吸収性と圧力分散性に優れるため、インソールとしても利用されます。

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 サポートの仕組みは、図のゴム色のソルボセインで土踏まず支え、赤色の部分でかかとを支えるというものです。

 靴全体に使われているハイゲージシンカーパイルは、クッション性に優れた素材です。全体としてマメができるのを防ぎます

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 以上、ソルボランニングの紹介でした。

 1000円台のインソールとしては、足全体をガードする仕様で高機能です。

 ただ、全体として柔らかい素材を使っているため、ホールド感・サポート感は劣るでしょう。なお、ウォーキングには向きませんので、その点は注意が必要です。

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 【男性用:サイズ:23.5cm〜27.5cm】

 2・DSIS ソルボランニングエア MEN's
   ¥1,800〜 Amazon.co.jp (12/9執筆時)

 【女性用:サイズ:22.0cm〜26.0cm】

 3・DSIS ソルボランニングエア WOMEN's
   ¥1,509〜 Amazon.co.jp (12/9執筆時)

 なお、ソルボのランニング用はもソルボランニングエアという展開もあります。

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 こちらのほうが、エアーの効きが良く、衝撃吸収性は高いです。

 ただ、競技用ではなく、日常の趣味としてのジョギングにおける「疲れにくさ」の部分に最適化されている製品です。

 そういった使い方ならば、ソルボの中ではこちらが良いでしょう。ただ、もともとのシューズについているインソールとの違いは感じにくいかもしれません。

 高機能インソールでは珍しく、「男性用」「女性用」があります。「足幅」の部分と、中指の下の部分の構造を変えています。


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 【男女兼用:サイズ:22.0cm〜29cm】

 4・ソルボ DSIS ソルボウォーキング
   ¥1,528〜 Amazon.co.jp (12/9執筆時)

 ソルボウォーキングも、ソルボのインソールです。

 サイズ構成は、22cm〜29cmまで、5段階での準備があります。

 切らずに済む刻みで言えば、23cm・24.5cm・26cm・27.5cm・29cmです。

 主な用途は、ウォーキングです。

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 サポートの仕組みは、基本的にはランニングモデルと同じです。

 ただ、表生地を立体的なWラッセル構造にしているため、歩行時に重要なクッション性を高めています。

 また、素材的にも吸汗性があります。

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 以上、ミズノのソルボウォーキングの紹介でした。

 ランニング用ほど目立つ製品ではないですが、ウォーキングシューズ用の比較的格安なインソールとして性能は期待できます。

 ただ、今後みていくような、3000円台以上の高機能製品に比べると、サポート力などの部分で差はあります。

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 【男性用:サイズ:23.5cm〜27.5cm】

 5・ソルボ DSIS ソルボウォーキングエア MEN's
   ¥1,891〜 Amazon.co.jp (12/9執筆時)

 【女性用:サイズ:22.0cm〜25.5cm】

 6・ソルボ DSIS ソルボウォーキングエア WOMEN's
   ¥2,309〜 Amazon.co.jp (12/9執筆時)

 一方、ランニング用と同じで、「ソルボウォーキングエア」というラインもあります。

 こちらも、「衝撃吸収性」に軸をおいたものです。

 ウォーキング用ならばこちらも良さそうですが、「歩行安定性」の部分は、通常製品の方が機能性があるので、純粋に「上位製品」というわけでもありません。

 結論的にいえば、「軽やかさ」を求めるかたはこちらですが、(歩行を含めた)スポーツ用インソールとしての機能性は、先ほどみた機種に負けると言えます。

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 7・ソルボ DSIS スポーツ用各種
   ¥1,745〜 Amazon.co.jp (12/9執筆時)

DSISソルボゴルフ
DSISソルボテニス
DSISソルボスパイク
DSISソルボサッカー
DSISソルボベースボール
DSISソルボトレッキングエア

 このほか、ソルボからは、各種競技用のインソールが販売されます。

 基本的には、ここまで見た、2つのタイプの足形を、競技に合わせて微調整したものになります。

 競技用は、あとで見るように、フランスのシダスも強いのですが、価格面で言えば、ソルボは、安めの展開なので、気軽に試せるのは、良い部分として評価できます。

 このレベルの機能性ならば、1万円以下の靴に付属するインソールの違いは「味わえる」とも言えます。

1-3・NBのインソール

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 続いて、アメリカのNB(ニューバランス)のインソールです。

 同社のスニーカーに添付される中敷きと同じ技術が一部採用されるので、同社のスニーカーの中敷き交換用のほか、その機能性を期待して購入する、他社製品ユーザーもいます。


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 【男女兼用:サイズ:21.5cm〜30cm】

 8・NB カップインソール RCP150
   ¥1,402〜 楽天市場 (12/9執筆時)

 RCP150は、ニューバランスの販売するインソールです。

 NBは、高性能シューズを含めて、中敷き交換品の販売を行っていないため、代わりに、この製品を選ぶ人が多いです。

 1万円以下のスニーカーに添付される同社の中敷きに較べて「高性能」なので、「靴のアップグレード」を兼ねたい人が多いからでしょう。

 サイズ構成は、21.5cm〜30cmまで、6段階です。

 わりと細かめの刻みですので、切らなくても使える方は多いでしょう。

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 主な用途は、とくに定められません。

 ランニング・ウォーキングに問わず、同社のスニーカーに利用可能です。

 形状的に「冒険」していないので、中敷きが外せる靴ならば、他社製を含めて基本的にどのシューズにも使えます。

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 サポートの仕組みは、思想としては、ミズノとほぼ同じです。

 図の青色の部分が、ABZORBと呼ばれる衝撃吸収材です。同社の高機能シューズのインソールにも採用される素材で、EVA樹脂です。

 かかとの赤色の部分は、やや硬質なTPUウレタンで、こちらは、安定性・サポート力を維持に寄与します。

 ただ、赤色のTPUの部分がかなり軟質で、他社の専門的なインソールと較べると、サポート力(歩行時の安定性)は弱めです。

 この点で、高機能インソールを愛用する方は、なにか「物足りない」部分を感じるでしょう。

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 以上、NBのRCP150の紹介でした。

 同社の、5000円前後のNB製のスニーカーの中敷きと比較すれば、特に安定性の部分は向上していると評価できます。

 NBの靴の中敷きの「グレードアップ」としては、選択肢となるでしょう。

 ただ、同社の様々なタイプの靴に合わせるために汎用性を出す必要があるため、他社にくらべて、(ウォーキングなど)特定の用途にマッチする作りをしていない点は、面白みに欠けるところがあります。

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 【男女兼用:サイズ:21.5cm〜30cm】

 9・NB カップインソール RCP130  
   ¥1,156〜 Amazon.co.jp (12/9執筆時)

 なお、NBの多くの靴に初期添付される中敷きに最も「近い」と言えるのは、この製品の下位製品となるRCP130です。

 ただ、こちらの場合、かかとの部分に、安定性に寄与するTPUウレタンがなく、ホールド・安定性が劣るので、選ばない方が良いでしょう。


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 【男女兼用:サイズ:21.5cm〜30cm】

 10・NB RCP280-GR
   ¥1,738〜 Amazon.co.jp (12/9執筆時)

  サポーティブリバウンドインソール RCP280-GRは、ニューバランスの純正インソールでは最も高機能なインソールです。

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 サイズ構成は、こちらも21.5cm〜30cmまで、6段階です。

 構成は細かいですが、合わない場合は切って使う部分は、他製品と同じです。

 主な用途は、ランニングが想定され、同社のPL-1ラストにも対応します。

 サポートの仕組みは、下位機種と異なります。

 水色の部分に、同社の衝撃吸収材のABZORBを利用せず、反発性を重視した素材を採用します。

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 かかとの赤色の部分は、同じくTPUウレタンですが、中心部の青色の部分をクッションとして、着地衝撃性を向上させています。

 その上で、全面に防滑性素材であるナノフロントを採用し、下位機種より滑りにくくしています。

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 以上、NBの RCP280-GRの紹介でした。

 ランニング用としては、同社で最も高機能です。

安定性に寄与する赤色の部分が軟性のTPUウレタンである点は割り引くとしても、滑りにくさと反発力の強化は、シューズの機能性を高めるでしょう。

 以下紹介していくように、より立体的にホールド感に優れた他社製品はありますが、NBのランニングシューズのユーザーは、純正を一度試すのも良いでしょう。

 ただ、ウォーキング用にはあまり向かない仕様です。

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 【男女兼用:サイズ:21.5cm〜30cm】

 11・NB クッショニングレザーインソール RCP900
   ¥1,669〜 Amazon.co.jp (12/9執筆時) 

 なお、NBで最も柔らかいインソールは、RCP900です。

 この製品は、裏面全体にポリウレタンを採用した、完全に「クッション性だけを強化」した製品です。

 「衝撃吸収」を重視する部分で、ソルボの「エアー」に近いですが、それより柔らかいです。

 履き心地は良いですが、通気性と安定性が犠牲になっているため、今回の「疲れない」という基準にはあまり向かない仕様です。

1-4・ソフソールの比較


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 つづいて、機能性インソールとして最も人気のあるブランドの1つである、ソフソールを紹介します。

 こちらは、アメリカの大手スポーツソールメーカーのインパルス社の製品です。アメリカは、室内競技・室外競技が盛んなお国柄なので、シューズメーカーはもちろん、高機能インソールを出す企業も結構あります。

 ソフソールは、低価格モデルから高機能モデルまで、ラインナップも豊富です。

 なお、以下の商品には、「女性用」と「男性用」とありますが、どちらも同じ構造で、サイズと色のみが違います。機能的には「ユニセックス」と考えてください。


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 【男性用:サイズ 25-31cm】

 12ソフソール ジェルインソール 27002
   ¥1,769 Amazon.co.jp (12/9執筆時)

 【女性用:サイズ 22-27cm 】

 13・ソフソール ジェルインソール 27001
   ¥1,743 Amazon.co.jp (12/9執筆時)

 ジェルインソールは、ソフソールの中では最も格安なインソールです。

 以前、「ウォーキングプラス」という普段向けのソフソールが販売されていました。こちらは、実際的にその「後継機」となります。

 サイズ構成は、男性用(25.0~31.0cm)女性用(22.0~27.0cm)が用意されます。

 ただ、フリーサイズだけの展開ですし、(ほぼぼぼ)全員切る必要はあります。

 足が小さい方は、「切っても合いにくい」部分はあります。


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 主な用途は、ウォーキング、トレッキング、ワーキングシューズに向いたソールとして販売されています。

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 サポートの仕組みは、2カ所に衝撃吸収素材を使った上で、形状を足の形にフィットさせ、疲れを軽減させるというものです。

 以前のモデルの「ウォーキングプラス」と比べると、硬質素材の「アーチプレート」が搭載されたことで、体重を支える部分の安定性の向上も見られます。

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 以上、エアープラスの紹介でした。

 比較的格安で購入できる製品としては機能性が高いです。

 ただ、こちらは、フリーサイズであるために、場合によってはかなり切断する必要があります。

 そのため、脚の形状に合わせて大きさが多展開される上位モデルに比べると、フィット感はかなり劣るでしょう。 


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 【2023年発売】

 【男女兼用:サイズ:23cm〜30cm】

 14・ソフソール SOFSOLE PERFORM アスリート
   ¥1,854〜 Amazon.co.jp (12/9執筆時)

 アスリートは、ソフソールの代名詞的な人気の機能性インソールです。

 2023年に色と表面の抗菌加工の種類が変更されましたが、機能性は変わりません。

 サイズ構成は、男女兼用ですが、23cm〜30cmについて4段階で、サイズわけがあります。

 切らずに済む刻みで言えば、24.5cm・26cm・28cm・30cmです。

 フリーサイズでないのは、先ほどの機種との大きな違いです。

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 主な用途は、「スポーツ全般」です。

 具体的には、ランニングのほか、バスケ・バレー・テニスなどの球技に向いたモデルです。

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 新モデルの説明だと、ウォーキングほか普段の利用にも向くとされています。

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 サポートの仕組みは、2カ所の高密度・高反発ジェルと、それを支えるポリウレタンフォームという構造です。

 基本的な構造は、先ほどの「ジェル・インソール」と同じです。

 しかし、それ以外の部分(灰色の箇所)も、衝撃吸収素材で、ジョギングやゴルフ時など足全体にかかる衝撃を効率的に吸収する仕組みです。

 快適性の面では、表面の抗菌防臭加工(Silvadur)の記述が見られます。従来のHydrologixからの変更ですが、問題ないでしょう。

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 以上、アスリートの紹介でした。

 価格的には非常に安価な製品ですが、衝撃吸収に一定の配慮のある製品と言えます。

 ただし、ジェル以外の全体を覆うのは、衝撃吸収素材のみです。そのため、最近の高機能シューズに見られる、硬質プレートを使った安定化機構などは未搭載です。

 特に表面の湿度調整機能が旧式の加工法のため、快適性を考えれば、次に紹介する「エアープラス」の方がだいぶ優れています。

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 【2023年発売】

 【男女兼用:サイズ:23cm〜30cm】

 15・ソフソール SOFSOLE PERFORM アーチ
   ¥1,627〜 Amazon.co.jp (12/9執筆時)

 なお、同グレードの別製品として「アーチ」があります。

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 比較する場合、こちらは、アーチ(土踏まず)部分が高めのハイアーチです。

 ただ、土踏まずが低い方向けというより、足形状にかかわらず、すねへの負担軽減を狙った製品とされます。

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 主な用途は、アスリートと変わりません。

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 ただ、先ほど書いた機能面から、ゴルフや野球などには、同社は、こちらを推しています。

 一方、裏面の高密度・高反発ジェルがかかと部分で、前面にはないので、着地時の衝撃吸収については、アスリートや、次に見る、エアープラスのほうが良いように思います


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 【2023年発売】

 【男女兼用:サイズ:22.5cm〜29cm】

 (新製品)

 16・ソフソール SOFSOLE PERFORM エアープラス
  ¥2,261〜 Amazon.co.jp
(12/9執筆時

 (旧製品)

 16・ソフソール SOFSOLE PERFORM エアープラス
  ¥2,583〜 Amazon.co.jp
(12/9執筆時

 エアープラスは、ソフソールの上位モデルです。

 ソフソールブランドでは「中位機種」になり、機能面のグレード総じて高いと言える機種です。

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 23年に色の変更がありましたが、以下で説明する機能性も同じです。

 ただ、表面のマイクロバン(抗菌素材)の利用について、記述がなくなっています。

 その部分の素材変更はあるかもしれません。ないとしても、調理家電など、マイクロバンの採用が最近減っているので、分野は違いますが、同じ流れのなかの変更だと思います。

 サイズ構成は、男女兼用で、22.5cm〜29cmについて4段階です。

 切らずに済む刻みで言えば、24cm ・25.5cm・27cm・29cmです。

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 主な用途は、コンセプト的にはスポーツ用に最適化された軽量薄型のソールです。

 しかし、何でも利用できる汎用性を重視している製品と言えます。

 例えば、急な方向転換が多いバスケットやハンドボール、踏み込みの強いテニスやバドミントンなどに特に向きます。

 ただ、機能面を見ると、長時間歩く人やトレッキングにも向くインソールです。

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 サポートの仕組みは、このグレードの場合、底面の機能性が増しています。

 下位機種に比べると、スカイデックスという新型エアー構造を採用しており、ジョギングや歩行時の衝撃吸収性能をより高めています。

 かかとの安定性を高めるため、かかとの部分に緩やかな丸みを帯びるヒールパンプも、このグレードからの採用です。

 快適性の面では、下位機種に比べると、表面に湿度を制御するクールマックス素材を採用し、蒸れにくい構造になっています。実用面では嬉しい部分です。

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 以上、エアープラスの紹介でした。

 低価格ながら、スポーツ用としては、機能面で「アスリート」より優れますし、ウォーキング用にも良い「万能モデル」と言えます。

 2000円前後の予算ならば、これを選ぶのが「正解」だと思います。ただ、目的が決まっている場合、(少し予算を追加できれば)次にみる「オーソテックス+」や「エアープラス」のが良い部分はあります。


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 【男女兼用:サイズ:23cm〜29cm】

 17・ソフソール エアーオーソテックプラス
   ¥2,100〜 Amazon.co.jp (12/9執筆時)

 「エアー・オーソテックスプラス」は、ソフソールでは上位機種といえるグレードの製品です。

 サイズ構成は、男女兼用で、23cm〜29cmにまでの4段階です。

 切らずに済む刻みで言えば、23cm・26cm・27.5cm・29cmです。

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 主な用途は、構造上、スポーツに特化したインソールです。

 特に、バスケット・バドミントン・バレーボールなど、動きが激しいスポーツに、特に向きます。

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 サポートの仕組みは、先ほど紹介した「エアープラス」に搭載される機能に加えて、スタビリティプレートが採用されたのが大きな特長です。

 ジェル(エアー)を重視したモデルは、クッション性を重要視するあまり、不必要な部分まで「柔らかく」なりがちです。

 こちらは、しっかりとした硬質プレートを必要な部分にいれることで、安定性・グリップ力を格段に高めています。

 快適性の面では、こちらも、表面に湿度を制御するクールマックス素材を採用し、蒸れにくい仕様です。

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 以上、エアー・オーソテックスプラスの紹介でした。

 スタビリティプレートは、(競技用を除けば)市販のシューズのインソールにはおよそ搭載されない機能ですが、導入効果は高いです。

 激しい動きのスポーツには助けになるインソールでしょう。

 ただし、エアやジェルの構造を見た場合、こちらは、ウォーキングやジョギング用には不向きです。これらの用途には、ソフソールブランドから選ぶ場合は、次に紹介するモデルが良さそうです。 


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 【男女兼用:サイズ:22.5cm〜28cm】

 18・ソフソール SOFSOLE エアーセレクト
   ¥2,263〜 Amazon.co.jp (12/9執筆時)

 「エアーセレクト」ソフソールでは「上位機種」といえるグレードの製品です。

 Atlasも最近試しました。

 サイズ構成は、男女兼用で、22.5cm〜28cmまで、3段階です。

 切らずに済む刻みで言えば、24cm・26cm・28cmです。

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 主な用途は、普段のウォーキングや、ジョギングなどに向くタイプになります。

 そのほか、トレッキング・ゴルフにも向くインソールとされます。

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 サポートの仕組みは、歩行・走行に最適化されます。

 スタビリティプレートは本機も採用されますが、目的に合わせた形か軟性が強めです。

 しかし、「エアー・オーソテックスプラス」とは被う部分が異なり、歩行や走行を邪魔しないようになっています。

 また、背面のジェルが、ポリマージェルではなく、ウォーキングやジョギングに向く、ソフジェルになっており、衝撃吸収性が高い仕様です。

 逆に言えば、インソール由来の「ホールド感」は、他社のウォーキング向けに比べて物足りない部分は、今回使ってみて改めて感じました。

 快適性の面では、下位機種同様に、軽量で蒸れにくい素材をつかっており、良いです。

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 以上、エアーセレクトの紹介でした。

 本機も目的特化されているインソールです。

 ウォーキング・ランニング・トレッキング・ゴルフシューズなどでの利用時にはっきり効果がわかるでしょう。

 とくに、歩く目的で利用する場合、3000円前後のインソールでは選択して良いモデルの1つに思えました。


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 【男女兼用:サイズ:21.5cm〜29cm】

 19・ソフソール FIT2 ローアーチ
 20・ソフソール FIT2 ニュートラルアーチ
 21・ソフソール FIT2 ハイアーチ 
   ¥1,415〜 Amazon.co.jp (12/9執筆時)

 「フィット2」は、ソフソールの中では、すこし特殊といえるモデルです。

 サイズ構成は、21.5cmから29cmまで、1.5cm刻みで5段階です。

 切らずに済む刻みで言えば、23cm・24.5cm・26cm・27.5cm・29cmです。

 これに加えて、後述するように、足の形の違いで、3シリーズの区分けがあります。

 主な用途は、スポーツ競技です。

 特に、ジョギング、ランニング、野球、バドミントンなどに向く仕様です。

 土踏まずのサポートがしっかりしているので、履き心地も良いです。ただし、エアーなどを考えると、ウォーキングなどに利用するのには不向きです。

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 サポートの仕組みは、この機種は独特です。

 図のように、土踏まずの高さに合わせて3種類から選ぶ方式です。

 「ハイアーチ(土踏まずが高い人向け)」「ニュートラルアーチ」「ローアーチ(土踏まずが低い人向け)」と3種類のラインナップがあります。日本人の32%は土踏まずが低いため、外国製のシューズだと微妙に合わないことが多いようです。

 そういった人向けに売れています。

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 いずれの製品も、写真の色の付いた部分にプレートが回してあり、足首に近い部分のサポート感が強くなっています。

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 以上、ソフソールのフィットの紹介でした。

 扁平足の方などが、外国製のシューズを購入する場合、対応力が高い製品です。

 サポート力は強め(堅め)の製品なので、激しい方向転換のあるスポーツなどで、フィット感を高めたい方にも向きます。

 一方、形状を選べる製品は、後ほど見るZAMSTも出しているので、そちらとの比較は必要です。


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 【男女兼用】

 【サイズ:23cm〜29cm】

 22・ソフソール アスレティック
   ¥2,081〜 Amazon.co.jp (12/9執筆時)

 【サイズ:23cm〜29cm】

 23・ソフソール スタビリティ
   ¥1,891〜 Amazon.co.jp (12/9執筆時)

 【サイズ:22.5cm〜27cm】

 24・ソフソール ウルトラライト
   ¥2,178〜 楽天市場 (12/9執筆時)

 これらの製品も、ソフソールでは、すこし特殊といってよいモデルです。

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 共通の特徴は、いずれの製品も薄型(ロープロフィール)である点です。

 ただ、スパイク系競技に特化したような製品ではないです。

 ここまで見てきた通常製品に対して、靴の形状や足の甲の高さの関係などで、厚みに調整が必要な場合に選択肢とするべき機種です。

 主な用途サポートの仕組みは、それぞれ異なります。

 202211241859.jpg

 アスレティックは、バスケ・テニス・バド・トレッキングです。

 サポートの仕組みは、最低限の衝撃吸収性を残しつつ、軽量化を重視したストイックな方向性です。

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 スタビリティは、ランニング、バスケ、バレボ、トレッキングとされます。

 薄型ですが、ソフソール製品としては硬質といえるプレートを側面に入れて、下部からのサポート感を重視するタイプです。完全に、衝撃吸収というより、安定性を重視したい方向けのモデルです。

 そのため、ロープロフィールといえるモデルとしては、重さはあります。

 202211241903.jpg

 ウルトラライトは、ウォーキング・ハイキング・トレッキング向けです。

 薄型ながら全体に形状記憶フォームを回した形状で、軽い上で、衝撃吸収が欲しい方向けです。

 ただし、安定性(フィット感)の方面の工夫は、ないと言えます。

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 以上、ソフソールのロープロフィール系各製品の紹介でした。

 他社の場合もそうですが、このタイプは、靴にどうしても入らない、あるいは、どうしても軽くないと、という場合に選ぶべきものです。

 ただ、実際のそのようなニーズはあるため、ラインナップとしては「あって良い」と言えます。

1-5・スベンコのインソール

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 続いて、米国のユタ州にあるスぺンコメディカルのインソールです。

 同社のビジネス用は後ほど見ますが、ここでは、ウォーキングを含めたスポーツ用を紹介します。

 すでにみた、ソフソールと同じ系列で、そちらが扱うブランドの1つです。

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 先述のように、このブログで推してきた米国のミネソタ州ショックドクターが廃版ですが、その傾向に割と近いのがこちらかなと思います。


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 【2018年発売】

 【男女兼用:サイズ:23.5cm〜29cm】

 25・ スぺンコ Spenco トータルサポート MAX 硬質
  ¥2,800〜 Amazon.co.jp (12/9執筆時)

  トータルサポートマックス(TOTAL SUPPORT Max)は、スペンコが販売するインソールです。

 後ほど同社のビジネス向けを見ますが、こちらは、普段のウォーキングを含む、スポーツ向けの製品です。

 サイズ構成は、男女兼用で、23.5cm〜29cmまの3段階です。

 切らずに済む刻みで言えば、25cm・27cm・29cmです。

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 主な用途は、ランニング・トレッキング・バスケ・ハンドボール・バレーボールなどです。

 同社のオススメだと、ウォーキングは後で紹介する、(硬度が)次に高い製品です。

 ただ、トレッキング対応であることを含めて、長時間、それなりに高低差のあるところを歩くようなウォーキング用としても、向くと言えます。

 ウォーキングシューズ用としては、(最終的にはもう少し色々履いてから考えますが)いまのところ、 「安定感」の部分で、個人的にショックドクターの代替に最も良いと思っています。

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 販売サイトの説明でも、(シリーズ共通の要素として)長い時間、よく歩くような方全般に使い方に向くとしています。

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 サポートの仕組みは、パーツ構成から言っても高度です。

 基本となるのは、足首部全体をしっかり支えるアーチサポートとヒールカップです。

 しっかりした硬さとホールド感で支える仕組みで、足の疲れの防止や、フィット感、グリップ感の向上に寄与します。ソフソールのスタビリティプレートよりも固めです。

 202408131245.jpg  

 衝撃吸収は、着地時に硬さの異なる3つのクッションがポイントです(3-POD クッショニングシステム)。

 いずれも、着地時の足の内側への傾き(オーバープロネーション)を防ぐための仕組みです。履き心地はむろん異なりますが、この部分を重視する設計という意味で、「ショックドクター」に近いかなと思います。

 前足部も、 SpenCore クラッシュパッドを配置し、他社同様、衝撃をエネルギーに替える仕組みがあります。

 快適性の面では、前足部に熱を逃がすクライメイトコントロール機能が見られます。

 一方、ソフソールなどと比べる場合、抗菌消臭、あるいは、クールマックスなどの生地自体の工夫は言及がないです。

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 以上、スベンコのトータルサポートマックスの紹介でした。

 硬質のアーチで、かかと周りをしっかりホールドするため、長時間の歩行でも「疲れにくい」性質がある製品です。

 表面の工夫(滑りにくさや、生地の加工)はやや課題には思いますが、以前のショックドクターに近いものをお探しの場合、候補になるでしょう。

 すでにみた、ソフソールや、次に見るシダスにも安定性重視の製品はあり、Atlasも何足か使っていますが、サポートの方向性が少し違う気がします。

 足首のホールド感を優先するならば、こちらは悪くないですし、とくに、かなりの時間歩くような使い方の場合、良いかと思います。

 値段的に値ごろ感もあります。

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【男女兼用:サイズ:23.5cm〜29cm】

 26・スペンコ トータルサポート オリジナル
  ¥2,968〜 Amazon.co.jp (12/9執筆時)

【男女兼用:サイズ:23.5cm〜29cm】

 27・スペンコ トータルサポート シン
  ¥2,968〜 Amazon.co.jp (12/9執筆時)

 なお、スベンコのトータルサポートシリーズは、他に2種類があります。

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 オリジナルは、トータルサポートシリーズの標準モデルです。

 マックスほど、ヒールカップが硬くないセミ硬質素材になります。他社の同型状の安定性重視の製品と同じほどのホールド感です。

 旧ショックドクター ウルトラ2など、もともと硬いカップの製品を履いていたわけではない方の場合で、こちらも良いように思います。

 202211242049.jpg

 メーカーも、普段の(短時間の)ウォーキングなどは、こちらの方をオススメしています。

 履き心地も、普通のインソールと大きく変わらず、(一日中歩くわけでもない)ウォーキング用としては、こちらのほうが普通ですから。

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 シンは、スパイク対応のロープロになります。

 他社でも見たように、インソールが外せないスポーツ向けになります。

 その部分で言えば、旧ショックドクターのロープロの代替として良いでしょう。 

1-6・シダスのインソール

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 続いて、フランスのシダスインソールを紹介します。

 同社ははスキー用のインソールとして有名なメーカーでした。

 しかし、他のスポーツを含めてスポーツに特化した製品の展開を日本でもはじめています。


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 シダス3Dシリーズは、同社を代表する「競技特化型」のインソールです。

 サイズ構成は、製品によって違いますが、どれも5段階はあります。

 フリーサイズではないため、合いやすいでしょう。

 サポートの仕組みは、製品ごとに異なります。

 いか、順番に紹介します。

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 【男女兼用:サイズ:23cm〜29.5cm】

 【ランニング】(かため)

 28・SIDAS RUN 3D プロテクトJP 3162181
   ¥5,427〜 Amazon.co.jp (12/9執筆時) 

 【ランニング】(ソフト)

 28・SIDAS CUSION 3D 201215
   ¥4,889〜 Amazon.co.jp (12/9執筆時) 

 第1に、【ランニング】用です。

 需要が多いので、クッションの強さで複数の選択肢があります。

 ラン3DプロテクトJPは、基本モデルで、日本人の足に合わせたマラソン用です。

 ただ、グリップ感はショックドクターのほうがあります。傾向は似ているのですが、ホールドするようなインソールが苦手な場合は最適かもしれません。

 クッション3Dは、全体のジェルパットが多めです。

 特にかかとの部分は、ランニング用としては、かなり柔らかいです。ウォーキングを兼ねた利用や、ファンラン用でしょう。

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 【男女兼用:サイズ:22cm〜29.5cm】

 【登山】

 29・SIDAS OUTDOOR 3D V2 3153781
   ¥5,427〜 Amazon.co.jp (12/9執筆時) 

 第2に、【登山】の場合です。

 このモデルは、かかと部分のジェルが多めでクッション性が高くなっています。

 歩行時の衝撃を吸収するほか、全体としてクッション性が強い傾向があります。逆に言えばあまりホールド感がないタイプです。

 長時間足に負担をかけるような登山靴・トレッキングシューズなどに向いたソールだと思います。普段のウォーキングに使うモデルをシダスから選ぶとしたら、このモデルでしょう。

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 【男女兼用:サイズ:22cm〜29.5cm】

 【自転車用】

 30・SIDAS COMFORT 3D 3125761
   ¥4,259〜 Amazon.co.jp (12/9執筆時) 

 第3に、【自転車】の場合です。

 こちらについては、ペダルを漕ぐ足の前の部分のサポートを特に強化しています。

 パワーロスを避けるのに最適でしょう。また、表面に抗菌性能を持たせた上で、全体的に通気性を良くしており、長時間のトレーニングに最適なデザインです。

 競技用自転車はシューズも特殊なので専用モデルを選ぶ意味もありそうです。

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 【男女兼用:サイズ:22cm〜29.5cm】

 【ゴルフ用】

 31・SIDAS GOLF 3D 326914
   ¥3,991〜 Amazon.co.jp (12/9執筆時) 

 第4に、【ゴルフ】の場合です。

 前足部分は母趾を刺激する構造です。

 これは、スイングの安定性向上に寄与するとのことです。

 全体的にはあまり足をホールドしない仕様です。ただ、脚の後ろ部分全体をスタビリティプレートで被うことで、かかとを「しなやかに」支えて、ドライバーの飛距離をアップする効果があるとのことです。

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 【男女兼用:サイズ:22cm〜29.5cm】

 【スキー・スノボ用】

 32SIDAS WINTER 3D
   ¥6,137〜 Amazon.co.jp (12/9執筆時) 

 そのほか、シダス社からは、このほか、スキー・スノボ向けで保温性の高いウインター3D や、スパイクシューズに向いたクッション性とホールド感の良いスパイク3Dなど、スポーツに特化したインソールが売られています。

---

 以上、シダス競技用インソールの紹介でした。

 それぞれの競技に特化したインソールという点で圧倒的な独自性がある製品です。

 ウォーキング・ランニングというメジャー競技の場合は、より高性能な他社製品はありますが、いくぶんマイナーな競技の場合、これらのインソールは有効となるでしょう。

ーーー

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 【男女兼用:サイズ:22cm〜29.5cm】

 33・SIDAS ACTION+ 3132321 【ランニング】
 33・SIDAS WALK+ 3097261 【登山】
 33・SIDAS BIKE+ 201206【自転車】
 33・SIDAS GOLF+ 201101 【ゴルフ】
 33・SIDAS WINTER+ Pro 201103 【スキー】
   ¥8,990〜 Amazon.co.jp (12/9執筆時)

 なお、シダスについては、各競技用モデルについて上位モデルとなる「プラスシリーズ」も抱えます。

 どれも、靴が一足買えるほどの価格がする専門的なインソールです。

 主な用途は、先ほど同じで、競技に特化したインソールが網羅されます。

 サポートの仕組みは、基本的に下位機種と同じ目的を目指して作られています。

 ただ、素材を全面的に見直し、フィット感を高めるためエルゴノミクス的な3D形状を強化している点に特色があります。

 また、いずれの製品も、抗菌・防臭性をより高め、快適度をあげています。

---

 結論的にいえば、プロ競技者とタッグを組んだ高機能インソールとして、一定の需要があるでしょう。

 ただ、価格的には「稀少性のゆえに割高」であるため、一般競技者ならば下位機種で十分です。競技ごとの設計思想は同じですから。


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 【男女兼用:サイズ:22cm〜29.5cm】

 34・SIDAS コンフォートプラス 3102321
   ¥9,999〜 Amazon.co.jp (12/9執筆時)

 SIDAS コンフォートプラスは、シダスの製品では「ウォーキング向き」とえる上位製品です。

 サイズ構成は、22cm〜29.5cmの5サイズです。

 切らずに済む刻みで言えば、23cm・24.5cm・26.5cm・28cm・29.5cmです。

 主な用途は、なんにでも使える「オールラウンドモデル」です。

 Atlasも持っていますが、表側の生地のグリップ力が高いので、靴の中で足がすべりにくく、この点でウォーキングシューズにフィットします。

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 サポートの仕組みは、こちらも複合的です。

 バッテン部分(トランスフルックスC)は、サポート性とクッション性を高める工夫で、安定感に寄与します。

 多層構造で、全体的に反発力が高く、衝撃吸収性も良いです。

 快適性の面では、こちらも、抗菌防臭加工がなされます。

----

 以上、SIDAS コンフォートプラスの紹介でした。

 やや高いですが、ウォーキング用の高品質モデルを探している方で、歩く際に足が動く(滑る)のが気になっている方には本機がオススメです。

 利用時の靴のフィット感とグリップの良さの部分で、Atlasも気に入っています。その上で、クッション性も十分あり、大きな欠点がない良い製品に思います。

次回に続く!
疲れにくい!靴用インソールは結論的にこれ!

 というわけで、今回はシューズ用のインソール比較の1回目記事でした。

 しかし、記事は、もう少し「続き」ます。

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2・高性能インソールの比較 (2)
 ★ウォーキング・ランニング・競技用
  2-1:ZAMST〈日本〉
  2-2:IWAMA HOSEI〈日本〉
 ★ビジネスシューズ・パンプス用
  2-3:スぺンコ〈米国〉
  2-4:バネ〈日本〉
  2-5:シダス〈フランス〉ほか
 ★足のトラブル用
  2-6:村井〈日本〉
 ★まとめ
  2-7:最終的なおすすめの提案結論】


 次回の2回目記事こちら)では、今回紹介できなかったZAMSTほかのウォーキング・競技用のインソールを追加で紹介したあと、スペンコ・バネほかのビジネス用インソールの比較にはいっていきます。

安定性・グリップ ★★★★☆
衝撃吸収性    ★★★★★
快適性・通気性  ★★★★☆
総合評価     ★★★★★

ウォーキング利用 ★★★★★
ジョギング利用  ★★★★☆
競技用シューズ  ★★☆☆☆
ビジネスシューズ ★☆☆☆☆

 その上で、今回紹介した「全製品」から、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案します。

 引き続き、よろしくお願いします。 

 2回目記事は→こちら

---

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posted by Atlas at 17:40 | 日用品

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