比較2018'【非破壊自炊】スタンドスキャナー6機の性能とおすすめ:富士通 ScanSnap SV600A 実機をテスト!

2018年06月27日

比較2018'【非破壊自炊】スタンドスキャナー6機の性能とおすすめ:富士通 ScanSnap SV600A 実機をテスト!

【今回レビューする内容】2018年 非破壊自炊対応スタンドスキャナーの性能・評判・おすすめ 富士通 非接触オーバーヘッドスキャナ USB書画カメラ:機種の違いや評価ランキング レンタル情報など

【比較する製品型番】ScanSnap SV600 FI-SV600A サンワダイレクト USB書画カメラ 400-CMS013CMS-V33SV iOCHOW S1 バード電子 ブックプレッサー PZ-BP600-Z

今回のお題
富士通SV600などスタンドスキャナのおすすめ機種はどれ?

 どもAtlasです。

 今日は、スタンド型スキャナの話です。

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 富士通 ScanSnap SV600Aを中心に、各社のスタンドスキャナや、フラッドベッド式やシートフィード式など、他方式の製品と比較しました。

 とくに、富士通SV600Aについては、Atlas独自の「読取実験」も行ったので、そのあたりの使用感も書きました。

1・各社のスタンド型スキャナの比較

 富士通 ScanSnap SV600Aの実験結果を説明する前に、「選ぶメリット性」の確認も兼ねて、この製品と、類似の他社商品とを較べておきたいと思います。


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 1・ScanSnap SV600 FI-SV600A
   ¥49,248 Amazon.co.jp (6/27執筆時)

 富士通のFI-SV600は、スタンドスキャナとしては、日本で最も有名なスキャナです。

 本体サイズは、210mm×156×383mmです。これとは別に原稿を配置する場所が必要です。

 それを勘案すると、作業に必要なスペースは、 525×484×383mmとなります。

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 Atlasも発売早々に配備しましたが、思っていたよりも小型でした。写真の白い紙がA3のコピー用紙になりますので、目安としてはそれよりも一回りあれば設置できます。

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 読取方式は、この製品の最大の特長です。

 一般的なスタンドスキャナは、いわば、格安低性能のデジカメを、原稿の直上から撮影しているような仕組みです。

 デジカメのように、一瞬で撮影できますが、被写体深度が深く取れないために、原稿の中心から離れるほど歪む(=ピントが合わない)という、致命的な欠陥があります。

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 一方、FI-SV600は、オーバーヘッド型ですが、「フラッドベッドスキャナに近い」仕組みを取ることで、低歪曲率と画像ムラのなさを実現しています。

 第1に、被写体深度を合わせるための高被写界深度レンズ第2に、カメラ特有の色ムラを防ぐための高指向性LED光源第3に、可動式のラインCCD型センサーが、奏功した結果です。 

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 簡単に言えば、フラッドベッドスキャナと同じで、センサーが動く構造なので、センサーと原稿の距離が遠く離れていても、ある程度の画質をキープできているわけです。

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 画質は、記事の後半で詳しく実験しますが、一般的に「良好」です。

 とくに、FI-SV600は、CCDレンズについて縮小光学系を採用したことで、デジカメ方式など「影」になってしまうとじしろの部分も「しっかり認識できて」います。

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 ドライバーも、出来が良く、とくに歪んだ原稿の補整は、ほぼ自動的に水平に変換できます。初回利用時はその精度に「びっくり」しました。

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 このほか、原稿サイズや、カラー・グレースケール・白黒原稿の判別など、大量取り込み時の利便性にも配慮が見られます。

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 また、マルチクロップ機能も便利です。名刺や新聞の切り抜きなどをまとめて読み取り、その結果を、自動で切り分け、電子データとして相応しい形状にしてくれます。同じような仕組みで、見開きで取り込んだ、書籍などもページごとに分割可能です。

 一方、このドライバーは、ScanSnapの独自企画で、TWAINとISISには対応していません。他社の連携ソフトを利用する場合は注意点です。

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 PCとの接続は、USBケーブルです。Macにも対応します。

 利用においては、単独のスキャニングはできずパソコンが必須です。ただ、接続したPC経由で、DropboxやEvernoteに接続できる仕様で、この面でクラウド対応は充実する機種ですね。

 出力は、PDF形式のほか、Word・Excel・PowerPointにも直接的な変換ができます。なお、ScanSnapは、カラー判別機能があるほか、Windowsでは高圧縮機能も利用できるため、一般的にファイルサイズは小さいです。

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 【Windows】

 ニュアンス Power PDF Standard
  ¥11,000(日本円換算)
Nuance

 【Mac】

 ニュアンス Power PDF Standard
  ¥11,000(日本円換算) Nuance

 添付されるソフトは、PDFの高度な編集が可能な、ニュアンスのPower PDF StandardPower PDF Converter for Macです。。日本未発売ですが、日本円に換算した場合1万円強の価値のあるソフトになります。もちろん日本語に対応しています。

 以上、 FI-SV600Aの紹介でした。フラットベッド型のスキャナに近い読み取りシステムを取っているために、従来的なスタンドスキャナとは一線を画しているといえます。

 後ほど書くように、大きさの部分のほか、画質面でもフラッドベッドスキャナに比べると欠点もあります。そのため、利用目的は選ぶ機種なです。

 しかし、アイデア次第で、相当便利に使えそうな機種です。スタンドスキャナとして、選んで後悔することはないでしょう。


 

 2・サンワダイレクト USB書画カメラ 400-CMS013
  ¥19,800 Amazon.co.jp
(6/27執筆時)

 400-CMS013は、サンワダイレクトが直販しているスタンド型スキャナです。

 こちらもA3サイズまでの原稿に対応できる機種です。

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 本体サイズは、128mm×245×337mmです。

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 読取方式は、「書画カメラ式」です。

 富士通SV600のようなCCDセンサーではなく、1/2.5サイズのデジカメ用CMOSセンサーを採用します。500万画素となります。

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 デジカメなので、動画のように、モニター上の画面がライブに動くため、失敗撮影が少なくなる点で便利です。また、LED照明は、照度の調整はできませんが、簡易的なライトとしても使えるなど面白い仕組みもあります。

 しかし、被写体深度が浅いため、富士通SV600のような、本などの厚みのある被写体は不得意です。

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 画質も、仕組み上、色ムラが生じやすいと言えます。

 ドライバーは、Windows用のみ用意されます。トリミングやPDFの作成などはできます。富士通SV600のような、自動的に「傾き・歪み補整」をして「フラッドベッドスキャナ」のような取り込み結果を再現する機能はありません。

 PCとの接続は、USBケーブルです。なお、この機種の美点は、USB電源だけで動く点です。モバイル利用にはとくに便利でしょう。

 出力は、PDF形式のほか、JPEGなどの画像ファイルとしての出力に対応します。

 以上、サンワダイレクトの USB書画カメラ 400-CMS013の紹介でした。

 富士通SV600とは用途が異なり、どちらかといえば(クオリティよりスピード重視で)PC画面で確認しながら、原稿をぱぱっと取り込むための製品です。人に渡す原稿ではなく、自分の「メモ」用と考えれば、良いでしょう。

 USBケーブルで電源が取れる点からも、使い道は広そうです。

ーーー

  

 3・サンワサプライ USB書画カメラ CMS-V33SV
  ¥17,268 Amazon.co.jp (6/27執筆時)

 なお、同社からは、「ペンライト」タイプのUSB書画カメラも販売されています。こちらは、200万画素で画質が劣るもので、どちらかといえば、書類の一部を保存する目的に利用するタイプとなります。


 

 4・iOCHOW S1 高画質USB書画カメラ
  ¥19,877 Amazon.co.jp (6/27執筆時)

 iOCHOW S1は、Amazonで人気のスタンド型スキャナです。香港からのマーケットプレイス輸入品となります。

 こちらもA3サイズまでの原稿に対応できる機種です。

 本体サイズは、約240 x 80 x 350mmです。サイズ的には、やや小型で、設置性は良さそうです。

 読取方式は、「書画カメラ式」です。

 サンワダイレクトと同様ですが、800万画素のカメラです。ただ、センサーの種別とサイズは非公開であり、実力の程はイマイチ分かりません。また、カメラ固定式なので、富士通SV600とは、そもそも目的が異なる製品です。

 画質も、仕組み上、やはり色ムラが生じやすいと言えます。

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 ドライバーは、一方で、一定の水準があり、傾き補整や、取り込み時の指の自動消去など、サンワダイレクトより優れる部分もあります。OCR機能も搭載とのことです。

 PCとの接続は、USBケーブルです。USB電源単独で動きます。また、電源不足の際には、2つ搭載のUSB端子から補助電源を撮ることも可能です。

 以上、iOCHOW S1の紹介でした。サンワダイレクトの USB書画カメラとの「勝負」となる機種です。ドライバーの機能面でと画素数ではこちらが有利そうです。ただ、日本に代理店がない製品ですから、長期的に使う場合、ドライバ周りのアップデートなどには気を使いそうではあります。

ーーー

  

 5・iOCHOW S1 高画質USB書画カメラ
  ¥13,800 Amazon.co.jp (6/27執筆時)

 なお、ほぼ同様の設計思想であるiCODISは、やや安価ですが、500万画素カメラと言うことで、サンワダイレクトと同水準の画質品質です。

ーーー

   

 6・Aibecy スキャナ 最大A3スキャンサイズ
  ¥8,999 Amazon.co.jp (6/27執筆時)

 逆に、こちらは1000万画素で、解像度は高いですが、ソフト・ドライバー的な説明がもうすこし欲しいと感じる製品です。

2・他方式のスキャナと較べた場合の利点

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 【販売モデル】

 1・ScanSnap SV600 FI-SV600A
   ¥49,248 Amazon.co.jp (6/27執筆時)

 続いて、富士通ScanSnap SV600について、スタンド型スキャナ以外のスキャナと比較しつつ、「どのような仕事に向くのか?」考えます。

 

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 7・Canon CanoScan LiDE220
  ¥8,834 Amazon.co.jp
(6/27執筆時)

  第1に、低価格フラッドベッドスキャナと比較する場合です。

 平面的なビジネス紙書類の取り込みは、フラッドベッドスキャナの得意とする部分です。

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 一方、ScanSnap SV600についても、歪まないで設置できる平面的なビジネス紙書類や、ファイル程度の薄い冊子帯までならば、相当程度のクオリティで取り込めます。性能の良い可動式センサーと、ドライバーの高い補整能力ゆえです。

 作業効率の面では、ScanSnap SV600は「圧勝」でしょう。なぜなら、設置スペースさえ許せば、いちいち原稿を原稿台にセットせずとも、原稿を置いてボタン一つ押すだけで3秒で原稿の取り込みができるからです。

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 価格面では、一方で、相当に割高とも見なせます。

 ただし、注意するべきは、 ScanSnap SV600は、A3サイズまでの原稿に対応できる点です。【A3スキャナの比較記事】で書いたように、フラッドベッドスキャナで最も安いA3機は、5万円前後で、、ScanSnap SV600とほぼ同じです。

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 設置スペースの面では、やはり「収納が容易」なA3フラッドベッドスキャナに「負ける」でしょう。

 実際の所、富士通ScanSnap SV600を最も便利に利用するには、「日常的に常設できるスペースがあったほうがよい」と思います。

 以上、低価格フラッドベッドスキャナとの比較でした。

 この用途の場合、クオリティの面では、確実に「代替機」となりえると思います。常設できるスペースさえあれば、作業効率も各段に上がるため、仕事用にA3スキャナの導入を考えていた場合は、富士通ScanSnap SV600は十分検討に値するでしょう。

 Atlasも色々試しましたが、フラッドベッドスキャナの「上位互換」というのが、ScanSnap SV600の最も納得のいく位置づけです。


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 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.11

 8・Plustek OpticBook 3800
  ¥36,800 Amazon.co.jp
(6/27執筆時)

  第2に、ブックスキャナと比較する場合です。

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 ブックスキャナとは、フラッドベッドスキャナのジャンルの1つです。

 しかし、読取ガラス面が「エッジギリギリ」まであるため、左図のように本を置いて取り込むことで、右図のような「とじしろの影が発生しない」という製品です。

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 書籍の取り込みは、したがって、ブックスキャナの大得意とする分野です。裁断機を利用せず「非破壊自炊」で対応できるので、稀少書のスキャニングに重宝します。

 一方、ScanSnap SV600も同じく、「非破壊自炊」で書籍が取り込める方式です。しかし、それをもって、ブックスキャナの代替になるか?は難しい部分です。

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 タイマー撮影できるので、作業効率は悪くないし、OCRをかけられる程度の品質はScanSnap SV600でも得られます。30mmまでならば、少々厚い冊子や本の取り込みも、無難にスキャンをこなしてくれます。

 しかし、「個人の楽しみ・趣味として残しておくに値する」レベルの「画像品質」が出せるかというと難しいです。

1・Book Scannerの比較

 そのため、もし、本やコミックなどの非破壊自炊を目的に、ScanSnap SV600をお探しならば、Atlasとしては、ブックスキャナを選ぶことをむしろ「おすすめ」します。

 ビジネス文書の保存や閲覧、スライド用の素材に値する品質なら出せます。しかし、それい以上を期待する場合、 SV600はオススメできない部分があります。 

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 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.11

 9・ScanSnap iX500 FI-IX500A
  ¥39,999 Amazon.co.jp
(6/27執筆時)

  第2に、ドキュメントスキャナと比較する場合です。

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 取り込みスピードは、他社機に比べて「速いとは言えないScanSnap iX500でも、毎分25枚/50面です。

 ScanSnap SV600は確かに読取速度は、3秒(毎分20枚)ですが、ページめくりの手間を考えると、比較対象にできません。

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 また、そもそも、富士通のScanSnap iX500「破壊型」ドキュメントスキャナであり、裁断機で本を裁断してから取り込む必要があります。

 用途の面で、両者は「全く被らない」製品です。同じ基準では考えられないでしょう。

1・ドキュメントスキャナの比較
2・自炊初心者のための機材の選び方

 おそらく、両者を「比較」して、考えていた方については、選択基準を「再考」したほうが良いかもしれません。

 このブログでは、関連記事が2つあります。さしあたって、自炊初心者の方は、2番の記事をお読み頂くと良いかと思います。

3・富士通SV600の画質について

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 富士通FI-SV600画質が実用に足るものかを、スペックや、Atlasの「実験」をふまえつつ、考えていきます。

 スペック上の画質は、富士通のFI-SV600は、光学解像度主走査 が285dpi、副走査が283dpiです。これは、よく見かける数値に換算すると、カラー取り込みで最大600dpi程度になります。

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 FUJITSU ScanSnap iX500の場合は、この製品と同様で600dpi程度です。したがって、FI-SV600の画質は、同程度まで期待できるでしょう。

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 ブックスキャナは、1200dpi以上です。高性能なものでは、4800dpiまであります。

 そうした点で言えば、画質は「実用的な水準以上」は期待できないと言えます。

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 さらに、スタンドスキャナは、部屋の照明などの影響をうけます。

 ただこの辺りは実験したところ、照明(蛍光灯)がONでもOFFでもそれほど仕上がりには影響がなさそうでした。


 さて、では実際に取り込んだ場合の画像の品質はどうでしょうか?

 ためしに、あまり状態の良くない原稿で実験してみました。

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 こちらは、薄い冊子上の本のページを取り込んだ画像です。

 写真に「指」が移っていますが、このように、 両側を指で押さえて取り込んだ画像です。

 雑誌など、真ん中が浮いている原稿についても、指で押さえて伸ばせば、あまり歪まずに取り込めました。

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 こちらはA4サイズの原稿です。ただし、元原稿には「折り目」がありました。

 こちらも、指でどれだけ左右に原稿を引っ張って紙を水平にできるかが「勝負」でしたが、カラーに比べても割とキレイに取り込めていると思います。

 なお、綴じ込まれておらず、かつ、紙に折り目がないものは、富士通サイトの見本のように、実用的な精度(=日本語OCRが十分かかる程度の精度)で取り込むことが可能でした。

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 ただし、原稿を全く抑えず、浮いたままで取り込むと、上図のように、「歪んだ」取り込みになってしまいます。


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 バード電子 ブックプレッサー PZ-BP600-Z
  ¥16,200 Amazon.co.jp
(6/27執筆時)

 そうしたことを避けたい場合は、専用の「ブックプレッサー」が発売になっています。必ずしも書類だけ取り込むのではない方は、導入を考えても良いでしょう。

ーー

 結論的にいえば、富士通のFI-SV600は、「ビジネス書類」や30mmまでの「冊子帯」ならば、十分なクオリティを発揮できます。A3で取り込んだ場合も、OCRが十分かかるほどのクオリティでした

 しかし、状態の悪い原稿や厚みのある原稿については、「やや問題点もある」と言えます。

4・SV600の使い方の基本

 最後に、富士通のSV600の使い方を解説しつつ、ソフトウェアや本体仕様の実用性について考えてみます。

 スキャニング操作は、非常に簡単です。

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 スキャナのボタンを押せば、上図のようなダイアログが画面に出て、自動的に読み込まれます。

 デフォルトで、カラー/白黒の自動判別原稿サイズの自動判別をしてくれるので、「ボタンを押すだけ」でした。

 タイマーを使いつつ、複数枚の原稿を継続してスキャニングすることもできます。


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 取り込みたい画像のスキャンが終わったら、次の画面で、補正をするかどうかの選択をします。

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 歪みが生じていた場合などは、傾きなどのオート補整機能を利用して、「見るに堪える」クオリティにします。


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 最後に、ダイアログで保存方法を選んで「終了」です。


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 作業効率は、だいぶ「考えられた」構造になっています。

 スキャナ自体は3秒で起動します。

 その上で、冊子帯の場合、「ぺーじめくり検出機能」と「タイマースキャン機能」で、2枚目以降の自動スキャンに対応するため、雑誌等の綴じ込み原稿にも(作業効率の上)で「強い」とも言えます。

 allin-004.jpg

 画像補正も強力です。

 例えば、読み取った原稿の歪みの補正がワンボタンでできるブック補正機能、原稿にかかった指の部分を自動で消せるポイントレタッチ機能が付属します。

 とくに、ブック補正機能は、取り込んだ画像の全てのページについて自動で補正をすることができます(あとから再修正も可能)。ただ、ポイントレタッチについてば、べージごとに手動処理していく必要があります。

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 ただ、処理は非常に簡単で、具体的には、このような原稿について、

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 ワンボタンで、このような状況になります。 

 そのほかにも、原稿のカラー/白黒/グレーの自動判別機能、サイズ自動識別機能、傾き補正機能といった従来的なスキャンスナップに搭載される補正機能はこちらでも搭載されます。

今回の結論
目的別のスタンドスキャナのおすすめは結論的にこれ!

 というわけで、今回は、ScanSnap SV600などスタンド型スキャナの紹介でした。

 良い部分イマイチな部分があるジャンルなので、改めて、Atlasのおすすめ機種!を最後に提案しておきます。


 第1に、ビジネス書類をスピーディな取り込める「A3対応スキャナ」としておすすめできるのは、

 

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 【販売モデル】

 1・ScanSnap SV600 FI-SV600A
   ¥49,248 Amazon.co.jp (6/27執筆時)

 【レンタル】

 1・ScanSnap SV600 FI-SV600
   ¥4,040〜 DMMレンタル往復送料込

 ビジネス用に「A3対応のスキャナ」が欲しい方はFI-SV600Aが良いと思います。

 平面的な紙書類や100ページほどの冊子帯ならば、フラッドベッドスキャナと同等のクオリティで取り込めます。

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 その上で「裁断できない重要なファイルや本」の非破壊自炊についても、30mmまでという厚みの対応幅に気をつければ、十分以上のクオリティを出せます。

 「大事な顧客に渡す品質」とまでは行かずとも、OCRを書けたり、PowerPointのスライドで利用するレベルならば、問題ないでしょう。

 作業速度についても、本やファイルをいちいちセットせず「めくる」だけで済むので、フラッドベッドスキャナよりも体力を使わなくて済むというメリット性もあります。

 予算的には、A3対応のフラッドベッドスキャナと同程度の投資が必要です。しかし、それに見合う「価値」は手に入れられると思います。

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 また、名刺などの取り込みにも便利ですし、DropboxやEvernoteとの連携で、アイデア次第では相当便利に利用できるでしょう。

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 バード電子 ブックプレッサー PZ-BP600-Z
  ¥16,200 Amazon.co.jp
(6/27執筆時)

 また「たわみ」は、純正品のブックプレッサーが効果を発揮しますので、必要に応じて導入すると良いでしょう。

ーーー

 

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 7・Canon CanoScan LiDE220
  ¥8,834 Amazon.co.jp
(6/27執筆時)

 一方「A4以上の対応が不要」で、常設するのではなく、「必要な際に引き出しなどから出して使いたい」かたは、本体が大きなFI-SV600Aをふくめ、スタンド型スキャナは、あまりオススメできません。

1・A4フラッドベッドスキャナー(7機)
2・A4フィルムスキャナー(4機)
3・A3フラッドベッドスキャナー(5機)

  こちらで紹介したような、フラッドベッドスキャナを選ばれることをおすすめします。


 第2に、「クオリティ」を伴う「非破壊自炊」を望む場合におすすめできるのは、

 gagg66y-1.png

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.11

 8・Plustek OpticBook 3800
  ¥36,800 Amazon.co.jp
(6/27執筆時)

 ブックスキャナー を用いるのが、現状でベストな手段のように思います。

 スタンド型スキャナで取り込む場合も、歪み・色ムラは、ソフト的・ハード的な性能の高さである程度避けられると言えます。

 しかし、「永久保存したい品質」にするのは、無理です。

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 一方、一般的なフラッドベッドスキャナだと、とじしろの影が発生してしまうことを考えると、「非破壊自炊前提」ならば、ブックスキャナー が最も賢い選択肢に思えます。

1・Book Scannerの比較

 なお、こちらについても何種類か製品の選択肢がありますので、よろしければ、上の比較記事をご確認ください。

 第3に、書類や本を「切断する選択肢」も考えられるという方にオススメなのは、

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 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.11

 【販売モデル】

 9・ScanSnap iX500 FI-IX500A
  ¥39,999 Amazon.co.jp
(6/27執筆時)

 【レンタル】

 9・ScanSnap iX500 FI-IX500-C
  ¥3,540〜 DMMレンタル 往復送料込

 「切る選択」が可能ならば、ドキュメントスキャナの導入を「強く」オススメします。

 スタンド型スキャナと比べて、全体の作業速度として20倍以上の時間短縮、労力も(いちいちページをめくらず済む点から)同程度の効率化が期待できます。

 

 【レンタル】

 1・ScanSnap SV600 FI-SV600
   ¥4,040〜 DMMレンタル往復送料込

 とくに「切らずに残しておきたい本も少しだけ」あるという場合は、スタンド型スキャナはレンタルで借りるなどして、常備するのは、ドキュメントスキャナの方が最終的には効率的・経済的だと思います。

 設置スペースもこのほうが少なくて済みます。

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1・ドキュメントスキャナの比較
2・裁断機の比較

 なお、ドキュメントスキャナや裁断機については、このブログで、かなりの数を比較しています。

 比較して考えたい方は、上記のリンク記事をご覧ください。

ーーーー

 というわけで、今回は、富士通ScanSnap SV600についてでした。

 なお、本ブログ「モノマニア」では、最新の自炊に関係機材について、以下のような記事をこれまで書いてきました。

1・ドキュメントスキャナの比較
2・ブックスキャナの比較
3・裁断機の比較
4・ディスクカッタの比較
5・OCRソフトの比較
6・自炊初心者のための機材の選び方

 とくに6番の記事では、「自炊初心者のために、どのような機材が必要か?」についての「まとめ記事」です。

 よろしければご覧ください。

 また、最後になりましたが、この記事がお役に立てたようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。ではでは。

posted by Atlas at 20:12 | スキャナー

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