1回目記事からの続きです→こちら
2-1・アンカーのバッテリー(コンセント内蔵)
2回目記事のトップバッターは、アンカーのバッテリーのうち、コンセントを内蔵するタイプ(PowerCore Fusion)の比較からです。
出張用に便利な仕様です。
1・USBモバイルバッテリーの比較(1)
1-1:選び方の基本の解説 【導入】
1-2・Anker〈一般型〉
2・USBモバイルバッテリーの比較(2)
2-1・Anker 〈コンセント内蔵型〉
2-2・Anker 〈Qi充電型〉
3・USBモバイルバッテリーの比較(3)
3-1・Anker〈ケーブル直付型〉
3-2・Anker〈大容量型〉
3-3:AUKEY
4・USBモバイルバッテリーの比較(4)
4-1:エレコム
4-2:無印良品
5・USBモバイルバッテリーの比較(5)
5-1:バッファロー
5-2:マクセル
5-3:他の企業
5-4:最終的なおすすめの提案【結論】
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なお、以下の記事では、Atlasのオススメポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う分を青字で記していきます。
【2021年発売】
11・Anker PowerCore Fusion 10000
¥5,990 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
蓄電容量:9700mAh
USB-A出力:1ポート
USB-C出力:1ポート
高速給電:PowerIQ 3.0 (Gen2)
入力 :コンセント
出力 :20W (9V 2.22A)
本体重量:278g
充電用端子:
パススルー:対応
低電流モード: 搭載
保証期間:2年
サイズ:高さ82×幅82×奥行35mm
Anker PowerCore Fusion 10000も、アメリカのANKERのモバイルバッテリーです。
本体色は、ブラック(A1623113)ほか、ホワイト(A1623123)とレッド(A1623193)です。
こちらは、収納式のコンセントプラグが付属するタイプの製品です。
重さは、278gです。
軽くはないですが、出張時などにホテルで使う使途で考えるならば、別途USBコンセントを持っていくことを考えると、必ずしも重いとは言えないでしょう。
サイズは、高さ82×幅82×奥行35mm となります。
充電容量は、9700mAhです。
一般的なスマホを約1回充電可能です。十分な量でしょう。
充電に要する時間は、4時間です。
仕組み上、コンセント経由の給電(100V 0.6A )ですが、わりと高速です。
スペックは出していませんが、実際的には、18Wによる給電をしていると思われます。
端子構成は、USB-CとUSB-Aが1ポートずつです。
USB-Cは、最大で20W (9V 2.22A) です。
本機には、UCB-PD規格は、公式には非対応です。
しかし、PowerIQ 3.0 (Gen2)対応です。USB PDと互換性の高いチップを採用し、電力(9V = 3A / 15V = 3A / 20V = 5A)の「ふり」ができます。
USB-Aは、12Wです。
QCには対応ですが、Power IQ 2.0の水準は出せない仕様です。
合計最大出力は、2端子を使って同時に給電する場合、総計で15Wになります。
本機の場合も、単独で1端子使う場合と数値は異なります。
バッテリーの安全性は、本機も多重保護システムの言及があります。
パススルー機能は、この機種は、対応します。
上図のように、バッテリーを充電しながらでもスマホを充電可能なので、とくに出張時には便利でしょう。
低電流モードも、搭載です。イヤホンなどの充電も問題ないでしょう。
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以上、アンカーのPowerCore III Fusion 10000の紹介でした。
コンセント付きで出張には便利そうな機種です。
Atlasは旅行・出張が多いですが、USBコンセントを忘れることがよくありますし、このような仕組みは個人的には有用だと考えています。
パススルー対応である点を含めて、出張用のギアとして考えるならば、充電量も多い本機は良い選択肢でしょう。重さも、充電器込みと考えるならば、妥当だと思います。
【2024年発売】(執筆時クーポンあり)型番:A1339N11
12・ANKER Prime Power Bank (9600mAh 65W)
¥14,990 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
蓄電容量:9700mAh
USB-A出力:
USB-C出力:2ポート
高速給電:USB-PD
入力 :コンセント + USB-C(30W)
出力 :60W (20V 3.25A)
本体重量:308g
充電用端子:コンセント ・USB-C
パススルー:対応
低電流モード:
保証期間:2年
サイズ:高さ115×幅44×奥行22mm
Anker PowerCore Fusion 10000も、コンセント充電対応の製品です。
サイズは、高さ115×幅44×奥行22mmです。
重さは、308gです。
基本は自宅内で、普段はコンセント充電器兼用で使いたい方に向けたものに思います。
一方、持ち運んで使う際は、端子が右側配置で、本体も縦長なので、ホテルの壁コンセントの位置によっては、使いにくい感じはあります。
一方、ポケットイン状態での充電は、パンツの場合は、この端子配置が(意外と)安定性はありそうな気がします。
充電容量は、同じく、9700mAhです。
充電に要する時間は、非開示です。
仕組み的に遅くはないでしょう。本機は、USB-Cからも充電はできますが、そちらは30Wです。
おそらく、どちらの場合も2-3時間程度で充電はできそうです。
出力は、USB-Cが2系統です。
USB-Aがない点は注意点です。
合計最大出力は、最大65Wで、併用する場合、45Wと20Wが最大です。
この部分で言えば、ノートPCの給電もできそうですが、蓄電容量からすると、その用途としては非力でしょう。
バッテリーの安全性は、温度センサーによるバッテリーの温度状況の表示ができるなど、工夫があります。
パススルー機能は、対応します。
低電流モードは、記載がないです。
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以上、アンカーのAnker PowerCore Fusion 10000の紹介でした。
端子配置が注意点です。合う方には、かなり便利でしょうが、そうでない方は、そこにフラストレーションを感じそうです。
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なお、コンセント内蔵のタイプ(Fusion)は、これ以外にも展開があります。
順番にみておきます。
【2024年発売】(執筆時クーポンあり)
13・Anker Power Bank (10000mAh, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)
¥7,990 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
ブラック: A1637N11
ホワイト: A1637N21
ピンク:A1637N51
ブルー:A1637N31(
パープル:A1637NV1
蓄電容量:9700mAh
USB-A出力:
USB-C出力:2ポート
高速給電:USB-PD
入力 :コンセント + USB-C(30W)
出力 :30W (20V 1.5A)
本体重量:250g
充電用端子:コンセント ・USB-C
パススルー:対応
低電流モード:
保証期間:2年
サイズ:高さ108×幅51×奥行31mm
第1に、Anker Power Bank (10000mAh, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)です。
こちらも、コンセント電源から電源が取れる製品です。
USBによる入出力は、先ほどの機種より小さな30Wです。
ただ、スマホやタブレットの充電ならば、これでも十分以上です。
その上で、250gと軽めである上で、端子がコンセントの真逆の配置なので、出張先のホテルなどでも、先ほどの機種よりも、設置柔軟性が高いように思えます。
ただ、2系統ともUSB-Cであるのは問題ないとしても、片側が直付け(ビルドイン)ケーブルです。
耐久性があるとも言えない、平麺ケーブルですし「断線したら終わり」ではあるので、個人的にこのタイプはあまり好みません。
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【2024年発売】
14・Anker Power Bank (10000mAh, Fusion, Built-In Lightningケーブル)
¥8,490 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
ブラック: A1637112
ホワイト:A1637122
ピンク:A1637132
ブルー:A1637152
パープル: A16371V2
蓄電容量:10000mAh
USB-A出力:
USB-C出力:2ポート
高速給電:USB-PD
入力 :コンセント + USB-C(30W)
出力 :30W (20V 1.5A)
本体重量:250g
充電用端子:コンセント ・USB-C
パススルー:対応
低電流モード:
保証期間:2年
サイズ:高さ108×幅51×奥行31mm
第2に、 Power Bank (10000mAh, Fusion, Built-In Lightningケーブル) です。
1つ上の製品のケーブルを、LightningにしたiPhone用です。
それ以外は同じなので、問題点も同じです。
【2022年発売】
15・Anker 733 Power Bank A1651111
¥9,990 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
蓄電容量:10000mAh
USB-A出力:1ポート
USB-C出力:1ポート
Qi充電:1ポート
高速給電:USB-PD 65W
入力:18W (9V 2A)
出力 :30W (20V 1,5A)
本体重量:約320g
充電用端子: コンセント/ USB-C(共用)
パススルー:対応
低電流モード: 搭載
保証期間:2年
サイズ:約111×63×31mm
733 Power Bank (GaNPrime PowerCore 65W) A1651111もAnkerのモバイルバッテリーです。
本体色は、ブラック(A1651111)ほか、ゴールド(A1651NB)・ホワイト( A1651NB1)という構成です。
バッテリー容量は、10000mAhです。
サイズは、約111×63×31mmです。
重さも、320gですし、この容量のモデルとしては大きめです。
ただ、本機については、モバイルバッテリー+スマホ充電器+PC充電器(USB-C PD)という、3WAYな部分を訴求する機種なので、欠点とはいえません。
ただこの部分の仕様は「ややこしい」ので詳しく見ていきます。
接続端子は、USB-Cが2ポートのほか、通常のUSB-Aが1つという構成です。
出力は、モバイルバッテリーとして利用する場合は、USB-Aは、最大22.5W、USB-Cが最大30Wです。
規格的には、同社のPowerIQ 3.0 Gen2対応チップなので、バッテリーとして使う場合も、USB-C PDとして動けます。
合計最大出力は、30Wです。
USB-Cは単ポートなら30W給電が可能な部分で、上図のように、モバイルノートならば、速度低下なしに給電しうるスペックです。
また、本機はコンセントにつなげた状態で「PC用(スマホ用)充電器」として利用できます。
パススルーというより、バッテリー部分を通さない回路があるためです。
利用する場合、USB-Cは65W(20W 3.25A)まで、総ポート合計で65Wまでの給電に対応です。
そのため、15インチ前後のノートでも速度低下なしに給電しうるスペックです。
ただ、どちらかと言うと、写真のようにモバイルノート+他の周辺機器のような使い方を前提にしていると思われます。
こうした仕様は、最近同社の製品に搭載がはじまったGaNPrimeという回路の小型化・高出力化の恩恵と言えます。
充電に要する時間は、本機については非開示です。
コンセント経由の給電(100V 1.68A)が標準であり高速です。
USB-C経由でも18Wでかのうです。
充電時間としては、おそらく4時間強と見込めますが、本機の主な利用形態を考え得ると、多少前後があっても問題はないでしょう。
バッテリーの安全性は、先述のGaNPrimeという新技術で小型化・高出力化した部分で、注意するべき点です。
ただ、ActiveShield 2.0として、多重保護の部分の監視回数を2倍に伸ばしています。不安に感じる要素をしっかり除く部分で、同社はやはり一歩抜けます。
パススルー機能は、先述のとおりの仕組みです。
低電流モードも、搭載です。
電源ボタンを2通しです。
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以上、Anker 733 Power Bank の紹介でした。
サイズ的に「モバイル」というより「据置」なので、こちらの記事での紹介が適当とは言えない部分がありますが、面白い製品です。
ニッチなので、利用者は限られるでしょうが、例えば、防災的な意味での「簡易的な停電時電源」などとして、自宅や職場に備えるのはありかなと感じます。
2-2・アンカーのバッテリー(Qi充電)
続いて、アンカー製のバッテリーのうち、Qiワイヤレス充電に対応するタイプです。
【2024年発売】
16・ANKER MagGo Power Bank (10000mAh)
¥9,990 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
ブラック: A1654011
ホワイト: A1654021
ブルー:A1654031
グリーン:A1654061
パープル:A16540V1
蓄電容量:10000mAh
USB-A出力:
USB-C出力:1ポート
Qi充電:1ポート(Qi2)
高速給電:USB-PD
入力 :20W (9V 2.22A)
出力 :27W (9V 3A)・15W(Qi2)
本体重量:約250g
充電用端子: USB-C(共用)
パススルー:対応
低電流モード:
保証期間:2年
サイズ:約105×66×20 mm
MagGo Power Bank (10000mAh) も、アンカーの製品です。
本機は、iPhone専用のバッテリーです。
また、スマホに対してQiワイヤレス充電(Qi2)に対応できる点です。
マグネット装備で磁力でiPhoneにくっつくので、マグネット対応のiPhone12以降Pro Max含む)の製品ならば利用できます。
iPhoneケース利用の場合もMagSafe対応ならば問題ないです。
なお、iPhoneは耐磁性がありますので、この仕様で問題ありません。磁石が近いとカメラのAFに影響があるので、外して写真を撮る点だけ気をつければOKでしょう。
写真のようなスタンドも付属します。
重さは、250gです。
サイズは、約105×66×20 mmです。
先述のように、磁石でくっつくので持ち運び時のホールド性の担保があります。
バッテリー容量は、10000mAhです。
給電力は、本機は、24年以降登場のQi2規格に対応です。
磁石の配置法に付いて新たに規定したQi規格の新世代です。具体的には、装着時、中心からコイルをズレにくくしています。コイルズレで充電すると過熱するのでその安全対策です。
これにより、従来以上の給電力を達成できました。
出力は、Qi2の場合は、最大15Wです。
そのほか、最大27WのUSB-C充電もできます。
なお、両者を同時に使うこともできますが、その場合は、合計出力は18Wです。
【USB-C 20W急速充電器】
Anker PowerPort PD 2
¥2,990 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
【USB-C to USB-Cケーブル】
Anker PowerLine III 60W PD対応
¥1,040〜 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
入力は、20Wです。
充電はUSB-Cで、USB-C出力との共用端子です。
充電に要する時間は、非公開です。
ただ、充電時間は電力量からして、約4.5時間ほどでしょう。
なお、最大速度を得たい場合は、USB-C側について20W以上対応の急速充電器と、20W以上の給電に対応するケーブルが必要です。
バッテリーの安全性は、温度センサーなどの記載は見られません。
バッテリー残量などは、側面で確認できます。
パススルー機能は、Qiだけを利用している状態の場合に限って対応です。
USB-Cが1系統なので当然ですが。
低電流モードは、記載がないです。
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以上、MagGo Power Bank (10000mAh) の紹介でした。
iPhone専用ですが、Qi2充電に対応したい場合は候補となるでしょう。
少し高めですが、Qi2は規格的に、接着性も強化された(ズレにくくなった)ので、充電性や異常発熱防止以外に、手持ち時の落下耐性も上がったと言えそうで、導入意義はあります。
写真撮影時などには気をつける必要がありますが、問題はその程度でしょう。
あとは、バッテリー自体にもQi充電ができれば「最強」だと思いますが、残念ながら一方通行です。
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なお、同社のQi対応タイプは、他にもあります。
順番にみておきます。
【2024年発売】
17・ANKER MagGo Power Bank (10000mAh Slim)
¥8,490 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
ホワイト: A1664N21
ブラック: A1664N11
ピンク:A1664N51
ミントブルー: A1664N61
蓄電容量:10000mAh
USB-A出力:1ポート
USB-C出力:1ポート
Qi充電:1ポート(Qi2)
高速給電:USB-PD
入力 :30W (15V 2A)
出力 :30W (15V 2A)・15W(Qi2)
本体重量:約207g
充電用端子: USB-C(共用)
パススルー:
低電流モード:
保証期間:2年
サイズ:約幅104×71×16 mm
第1に、Anker MagGo Power Bank (10000mAh, Slim)です。
同じく、Qi2規格対応で、15W給電できる製品です。
サイズは、約幅104×71×16 mmです。
縦横は先ほどの機種と変わりませんが、厚みの部分で、名前通り「スリム」です。
重さも、207gですので少し軽めです。
ただ、その代わり、サイドに電源表示パネルがない仕様で、LEDで残量目安がわかるだけです。
出入力は、USB-C利用時30Wと、逆に若干良いですが、パネルの有無に由来するものでしょう。
合計出力は、17Wと逆に弱めです。
バッテリーの安全性は、同社のActive Shield 2.0での多重の温度管理の説明があります。
一方、パススルーは、非記載です。おそらく、非対応でしょう(要確認)
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結論的にいえば、パススルー非対応で良いならば、軽めで安めなQi2対応機として選択肢にはできるでしょう。
出張など、出先で充電するつもりがない使い方ならば、これでもよさそうです。
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【2022年発売】
18・ANKER 633 Magnetic Battery (MagGo)
¥6,990 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
ブラック: A1641011 A1652N11
ホワイト: A1641021 A1652N21
ブルー: A1641031A1652NV1
蓄電容量:10000mAh
USB-A出力:1ポート
USB-C出力:1ポート
Qi充電:1ポート
高速給電:USB-PD
入力 :20W (9V 2.22A)
出力 :20W (9V 2,22A)
本体重量:約218g
充電用端子: USB-C(共用)
パススルー:対応
低電流モード:
保証期間:2年
サイズ:約107×66×18 mm
第2に、ANKER 633 Magnetic Batteryです。
形状は、冒頭見た(スリムではない)製品とほとんど同じです。
目的性も、ここまでの製品と変わりません。
しかし、発売時期の関係で、(初代の)Qi規格になります。
規格自体は初代でも「最大15W給電」までですが、発熱面の問題があったので、モバイルバッテリーだと、仕様上、どの製品も7.5W給電でした。
本機もそうなるため、給電力は新機種に及びません。
そのほか、新世代では、コイルと磁石の配置も規格化されたので、充電ズレによる異常発熱を含めた全体の安全性は上がりました。
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結論的にいえば、多少価格は安いですが、こうした点で言えば、やはり新機種が良いでしょう。
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【2023年発売】
【Mac向け】(執筆時在庫なし)
19・Anker 334 MagGo Battery (PowerCore 10000)
¥(6,990) Amazon.co.jp (6/2執筆時)
ブラック: A1642N11
ホワイト: A1642N21
ピンク: A1642051
パープル: A16420V1
蓄電容量:10000mAh
USB-A出力:1ポート
USB-C出力:1ポート
Qi充電:1ポート
高速給電:USB-PD
入力:15W (5V 3A)
出力:20W (9V 2.22A)
本体重量:約206g
充電用端子: USB-C(共用)
パススルー:対応
低電流モード: 搭載
保証期間:2年
サイズ:約107×70×18 mm
第3に、Anker 334 MagGo Batteryです。
おなじく、(初代)Qiの下位機です。
仕組みはだいたい同じですが、スタンドを省略しています。
その上で、入力が15Wになるので、充電速度が多少遅くなります。
あとの仕様は、基本的に同じですが、Qi2が出た部分で、やはり選ぶならば、そちらでしょう。
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【2021年発売】型番: A1617011
20・Anker PowerCore III 10000 Wireless
¥6,390 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
蓄電容量:10000mAh
USB-A出力:1ポート
USB-C出力:1ポート
Qi充電:1ポート
高速給電:USB-PD
入力:18W (9V 2A)
出力:18W (9V 2A)
本体重量:約243g
充電用端子: USB-C(共用)
パススルー:対応
低電流モード: 搭載
保証期間:2年
サイズ:約106×68×19 mm
第4に、Anker PowerCore III 10000 Wirelessです。
iPhoneが「Qi」に対応した当初に出た製品で、その際は上位機でした。
しかし、現状で言えば、Qi2規格に対応しないほか、入出力も弱めです。
今だと選べないでしょう。
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【2024年発売】
21・Anker MagGo Power Bank (10000mAh, 35W, For Apple Watch)
¥7,990 Amazon.co.jp (6/2執筆時)
ホワイト: A1657N21
ブラック: A1657N11
ミントブルー:A1654031
ピンク:A1657051
蓄電容量:10000mAh
USB-A出力:
USB-C出力:2ポート
Qi充電:1ポート
高速給電:USB-PD
入力:30W (15V 2A)
出力:30W (15V 2A)
本体重量:約243g
充電用端子: USB-C(共用)
パススルー:対応
低電流モード: 搭載
保証期間:2年
サイズ:約95×51×33 mm
第4に、Anker MagGo Power Bank (10000mAh, 35W, For Apple Watch)です。
名前通りに、下部に、Apple Watch用の充電パッド(5W)を埋め込んだ製品です。
出力は、そのほか、直付けのUSB-Cケーブルと、USB-C端子です。
単独で30Wの出力で、入出力兼用になります。
同時使用時は、時計と合わせて最大35Wです。
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結論的にいえば、出張の場合便利そうに思います。
ただ、USB-Cケーブルが直付けである部分の耐久性と、時計の充電パットの磁力はあまり強くないので、出張先などで、ズレて充電できなかったり、不意に端子を倒して、時計を忘れてきたりしないかは、個人的に(不注意なので)心配ではあります。
次回に続く
USBモバイルバッテリーのおすすめは結論的にこちら!
というわけで、今回は、モバイルバッテリーの比較の2回目記事でした。
しかし、記事は、まだまだ「続き」ます。
3・USBモバイルバッテリーの比較(3)
3-1・Anker〈ケーブル直付型〉
3-2・Anker〈大容量型〉
3-3:AUKEY
4・USBモバイルバッテリーの比較(4)
4-1:エレコム
4-2:無印良品
5・USBモバイルバッテリーの比較(5)
5-1:バッファロー
5-2:マクセル
5-3:他の企業
5-4:最終的なおすすめの提案【結論】
次回の3回目記事(こちら )では、アンカーのケーブル直付け型ほか、今回紹介しきれなかった上表の同社の製品を引き続き紹介していきます。
電池の容量 ★★★★★
本体の軽さ ★★★★★
充電の速さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最終回記事(こちら)で、ここまで紹介してきた機種の中から、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を選定したいと思います。
引き続きよろしくお願いします。
3回目記事は→こちら!