Top 炊飯器 比較2025'【美味しい】一升炊きの炊飯器50機のおすすめ・選び方(1)

2025年10月05日

比較2025'【美味しい】一升炊きの炊飯器50機のおすすめ・選び方(1)

【今回レビューする内容】2025年 一升炊きの大型炊飯器の性能とおすすめ:10合用・ IH・圧力IH・スチーム式: 機種の違いやランキング

【比較する製品型番】パナソニック SR-N518D SR-M18B 象印 NW-VK18-BA NW-QB18-BZ NW-YC18-BZ NW-BB18-BZ NW-VJ18-BA NW-VE18-BA NW-VP18E3-BA NW-VD18-BA NW-QA18-BA NW-YA18-BA NP-ZX18-TD NW-BA18-BA NW-CB18-BA NW-CA18-BA -BA NW-VR18-BA NW-YB18-BZ NW-YR18-BZ 日立 RZ-G18EM-T アイリスオーヤマ RC-IK10-B KRC-IK10-T RC-ME10-B RC-PD10-B 東芝 RC-18RXA RC-18RWA-K RC-18RWA-W RC-18VRV-K RC-18KGW-K RC-18RWB タイガー JPN-N180 K JPW-L180 JPV-X180 JPV-Y180  JPW-X180-HD JPW-S180-HM JPW-Y180-KV JPV-S180-KO JPV-G180-KM JPV-T180-KV JPV-18E4K JPV-H180-KV JKH-P181-KS JPI-Y180-WY JPI-T180-TC JPI-X180-KX JPI-18E4W PV-N180K 三菱電機 NJ-VS18H-W NJ-VP18H-B JPW-M180-KV NJ-VS18G-W NJ-VS18G-B NJ-VP18G-B NJ-VP18G-W ほか

今回のお題
美味しいご飯が炊ける10合炊き炊飯器のおすすめはどれ?

 どもAtlasです。

 今日は、2025年10月現在、最新の一升炊き炊飯器の比較です。

 「美味しく炊ける!」をキーワードに、加熱方式・内釜の質・食感調整・保温機能などの機能差に注意しながら、各機を分析しました。

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 なお、このブログ「モノマニア」には、炊飯器について次のような記事があります。

1・5合炊きの高級炊飯器の比較
 予算:3.5万円〜
2・5合炊きの格安炊飯器の比較
 予算:1万円〜
3・一升炊きの高級炊飯器の比較
 予算:3.5万円〜
4・一升炊きの格安炊飯器の比較
 予算:1万円〜
5・3合炊き小型炊飯器の比較
 予算:5千円〜
6・糖質カット炊飯器の比較
 予算:1万円〜
7・おすすめ炊飯器の選び方【まとめ】
 =選び方についての補足的な解説

 今回は、4回目の記事です。

 予算としては、1万円以上3万円台の水準で手に入る、8合〜10合炊きの大型炊飯器を比較します。

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 なお、3万円台を超える水準の「高級」な大型炊飯器は、3回目の記事こちら】で別に紹介しています。

 一升炊きサイズは、高級機と呼べる機種は、(5合炊きより)数が限定的ですが、よろしければ、そちらをご覧ください。

もちもち炊飯  ★★★★★
しゃっきり炊飯 ★★★★★
ご飯の甘み   ★★★★★
保温性能    ★★★★★
手入れの手軽さ ★★★★★
総合評価    ★★★★★

 というわけで、以下では、いつものように各製品を紹介します。

 そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントからAtlasのおすすめ機種を提案していきます。

1-1・家庭用炊飯器の選び方の基本!

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1・沸騰温度の持続性
2・加熱方式
3・内釜の素材と厚さ
4・ご飯の炊き分け機能
5・炊飯器のサイズ

 具体的な製品紹介にはいる前に、3万円代までの「炊飯器の選び方の基本」について、紹介しておきます。

 「低価格でも美味しく炊ける」炊飯器を選びたい場合、ポイントとなるのは、以上の4つの要素です。

 順番に解説しておきたいと思います。


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 第1に、炊飯器の沸騰温度の持続性です。

 炊飯機で美味しいご飯を炊くためには、炊飯の中盤行程で沸騰温度を長時間維持できること、そして、水の少なくなる終盤行程でも、釜内の高温状態を維持できることが重要です。

 そのために重要な装備はいくつかありますが、基本となるのはヒーターのパワーです。

 各社とも、パワフルなIHヒーターを全周に回したり(パナソニック)、独特のローテーションヒーターを採用したり(象印)、この部分に工夫を凝らします。

 また、ヒーターの熱を逃しにくく筐体の断熱性を高める工夫(三菱)や、沸騰水をこぼさず貯め戻す仕組みなど、ヒーターの力を逃さないための工夫も多いです。

 いずれにしても 「火力」が味の優劣を生みますので、今回は、こうしたヒーターの本数や種類に注目して比較します。


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 第2に、炊飯器の加熱方式です。

 これは、先ほどみた沸騰温度の持続性にも寄与します。

 しかし、むしろ、炊飯の味の方向性(個性)を決める要素と、Atlasは考えています。

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 覚えておくとよい「加熱方式」と「味の傾向」は、上表の4つです。

 方式別に得意とするの傾向は、(ざっくりですが)上表の通りです。

 マイコン式炊飯器は、格安機に多いです。

 底面に電熱線ヒータがあってそれが鍋を加熱する方式ですが、熱量やその均質性において、この方式で、美味しい炊飯は望めないです。

 選ばない方が良いので、今回は基本除外して比較しています。

 IH式炊飯器は、お米の銘柄の味がダイレクトでる方式です。

 硬めの炊飯が得意であるほか、(お米をいじらないので)お米の品質や銘柄の個性がストレートに出るので、銘柄の違いが楽しめます。

 安めの入門機を考えている場合、有力な候補です。

 ただ、例外はあるものの食感や堅さの炊き分けが苦手で、お米の粘りも出しにくいと言えます。

 圧力IH炊飯器は、ご飯の甘みや粘りをよく引き出せます。

 しかし、銘柄に関わらず同じような味になりがちで、個性を楽しみにくい、とも言えます。

 可変圧力IH式は、複数の圧力段階が表現できるので、食感の炊き分けがしやすいといえます。

 炊飯中盤で沸騰時間が持続しやすく、終盤も庫内を高温にしやすいので、高級機だと可変圧力を採用する企業が多いと言えます。

 他方式については、各製品を紹介する中で、詳しくふれたいと思います。


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 第3に、内釜の素材と厚さです。

 高級炊飯器は、内釜の部品代が本体価格の大部分を占めているものもあるほど、各メーカーは重要視しています。

 内釜の厚さは、中級機までの場合、とくに重要です。

 例外はありますが、厚ければ厚いほど、沸騰温度の維持や温度の均質性において有利であり、味の面でプラス作用があると考えてください。

 とくに、底面に火力が集中する機種は、釜底の厚みが重要になります。

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 内釜の構造や材質も、重要です。

 企業によって、本当の萬古焼の土鍋(タイガー)を採用したり、本当の炭から削り出した本炭釜(三菱)を採用し、かまど炊き、土鍋炊きのリアルな再現を目指す製品もあります。

 ただし、こうしたものは部品代が高く、(かなりレアケースですが)割れるので、採用は一部企業の上位機に限られます。

 他の企業は、金属を複合的に利用したり、中空構造を作ったり、外装コートを工夫し蓄熱性や熱伝導性を高めます。やはり、「かまど炊きや土鍋での炊飯」狙ったもので、目指すところは同じです。

 この部分は、とくにメーカー間の力の入れ方に差があるので、今回の記事では、釜の品質にも比重をおいてを置いて調査します。


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 第4に、ご飯の炊き分け機能です。

 炊飯器の多くは、「かためふつうやわらかめ」など、ご飯の堅さを指標にした炊き分けが可能です。

 高級機だと「しゃっきり」「もちもち」など食感系の指標も加わり、上図のように、立体的にご飯の炊き分けが可能な機種もあります。

 自分の好みのお米の「堅さ」「食感」が表現できる方は、炊飯器の炊き分け機能の有無を重要視するべきでしょう.。

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 一方、最近の高級な炊飯器は「どんなお米でも、希望通りの食感で美味しく炊けてしまう」傾向にあります。言い方を変えると、お米の銘柄本来の個性が分かりにくいともいえます。

 その部分で言えば、最近は「お米の銘柄ごとに炊き分ける機能搭載する機種が増えてきました。

 今回は、この部分も比較していきます。

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 以上、炊飯器の「選び方の基本」を紹介しました。

 今回は、これを基準としつつ、長時間保温機能・蒸気レス機能・お手入れの手軽さなど、利便性に関わる部分を含めて比較します。


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 第5に、炊飯器のサイズです。

 この部分は、「選び方の基本」というより、一升炊きを選んで良いか、という話になります。

 基本原則を言えば、一升炊きで5合以下の少量のご飯を炊くのと、5合炊きでそれを炊くのでは、後者の方が味がだいぶ良いです。

 炊飯器は、基本的に、その定格容量水準で美味しく炊けるように構造設計されているからです。

 電気代は大きく変わりませんが、毎日食べるものですし「来客に備えて大きめのものを」という選び方は基本的におすすめしません

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 そういう緊急時には、冷凍庫にご飯を小分けして保存しておくか、【炊飯土鍋の比較記事】で紹介したような、ガスコンロで炊飯できるものを予備に持っておくようなほうが、良いかと思います。

 少し小さなモデルの方が良い場合は【5.5合炊きの格安炊飯器の比較記事】をご覧ください。今回紹介するものと同じ価格帯の製品の紹介です。

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 以上、3万円台までの炊飯器の「選び方の基本」を4点紹介しました。

 今回は、これを基準としつつ、保温機能ほか、利便性に関わる部分などをみながら、各製品を比較していこうと思います。

1・一升炊き格安炊飯器の比較 (1)
 1-1:選び方の基本の説明【導入】
 1-2:パナソニック
 1-2:象印
 1-3:日立
 1-4:アイリスオーヤマ
2・一升炊き格安炊飯器の比較 (2)
 2-1:三菱電機
 2-2:タイガー
 2-3:東芝
3・一升炊き格安炊飯器の比較 (3)
 3-1:最終的なおすすめの提案【結論】

 今回は、以上のようなメーカー順で、各社の製品を紹介します。

1-2・パナソニックの炊飯器の比較

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 はじめにパナソニックの炊飯器です。

 同社は、「可変圧力炊飯」にこだわるメーカーです。「おどり炊き」というネーミングは、家電好きならば一度は聞いたことがあるでしょう。

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 なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記しています。


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 【2025年6月発売】

 1・パナソニック おどり炊き SR-N518D-K
 1・パナソニック おどり炊き SR-N518D-W
  ¥45,000 Amazon.co.jp (7/1執筆時)

 【2024年発売】

  (通常型番)

 2・パナソニック おどり炊き SR-M18B-K
 2・パナソニック おどり炊き SR-M18B-W
  ¥42,000 Amazon.co.jp (10/4執筆時)

 (エディオン限定)

 3・パナソニック おどり炊き SR-M18E4-W
  ¥(41,100) 楽天市場 (10/4執筆時)

 【2023年発売】(黒・茶)

 4・パナソニック SR-M18A-K
 4・パナソニック SR-M18A-T
  ¥40,757 楽天市場 (10/4執筆時)

炊飯方法:可変圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.2気圧
内釜素材:ダイヤモンドかまど釜
内釜厚さ:2.6mm
内釜保証:3年保証
保温機能:  
堅さ調整:3段階

 SR-N518Dは、パナソニックの炊飯器です。

 おどり炊きという愛称で、同社の人気シリーズです。

 本機の場合、3万円台の水準を多少超えますが、10合対応では最も安い機種となるので、こちらで見ています。

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 旧機種が残ります。 

 2024年モデルは、火力に関わる部分の名称が異なります。

 25年モデルから従来の「全面発熱5段IH」という名前から「大火力包み加熱(全面IH)」と名前が変わっているからです。

 機能差は、公式の説明はないです。おそらく、炊飯プログラムの違いはあれど、火力は新旧とも変わらないかなと思います。

 微妙に1回の炊飯あたりの消費電力量が(わずか)増しているので、ヒーターが新機種で強まった可能性はあります。ただ、断熱面などの仕様差は分からないので、正確には分かりません。炊飯時間は変わらないので、ご飯の味にかかわる部分では、新旧変わっていないように見えます。

 とりあえず(違いがあったとしても)気にしなくて良いレベルだろう、としておきます。

 2024年モデルは、エディオン限定版があります。

 比較する場合、内釜の内装コートのダイヤモンド粒子を多めにしています。

 そのほか、高速炊飯ボタンが付くほか、金芽ロウカットメニューの代わりに、発芽・分づきコースと赤飯メニューがオマケ要素です。なお、高速炊飯(30分前後)自体は通常機でもできます。ワンボタンで選べるという意味になります。

 2023年モデルは、24年機と比べると、少量コース(0.5-1.5合)がないです。

 そのかわり、おこげご飯モードがありました。

 あとは、各世代で、表示パネルの部分に微妙に機能差がある程度の違いです。

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 結論的にいえば、あったとしても、そこまで味に問題ない範囲の変更です。旧機を含めて、基本的に、値段で決めてOKです。

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 炊飯方式は、可変圧力IH式です。

 かけられる圧力は、1.2気圧です(105℃)。

 この方式は、一般的な圧力IH式と異なり、加圧と減圧を繰り返すことができます。そのため、米の対流を促し、ムラ無く加熱することができます。

 「おどり炊き」の名前の由来はここにあります。

 この方式は炊飯の終盤で一気に減圧できるため、「中はふっくら・もちもちで、外にハリがある」という美味しいご飯ができやすいという特性があります(新制御おどり炊き)。

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 なお、パナソニックは、お米の内部対流を起こすことが、米の味を増す大きな要素となるという「哲学」を持ちます。

 圧力でほどほどに甘みを引き出しつつ、一粒一粒のお米が立った「ふっくらした」お米の炊飯を炊けるように調整されています。

 結果として、ご飯が他社よりも大粒に炊きあがります。

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 可変圧力IH式は、(可変しない)普通の圧力式より、食感調整力は一般的に柔軟です。

 粘り・硬さを適切に調整しやすい方式です。 

 ご飯の甘みも、強調できます。

 蒸気ふたが「うまみ循環タンク」として機能していて、貯めた「おねば」を、炊飯後半(炊き上げ・蒸らし時)により適切に戻す仕組みですので。

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 また、かまどご飯の「一握りのわら燃やし」を再現するため、最後の仕上げ過程で加圧・追い炊きする点も、ご飯の「甘み」の引き出す要素です。

 同社は、このような構造を「可変圧力おどり炊き」と名付けています。

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 ヒーターは、IH5段式です。

 他社の場合、側面上部とふたは、普通のシーズヒーターをで、IHではない機種が多いです。

 その場合「5重」などと(多少苦しい)表現をしています。

 しかし、本機は、ふたヒータまでIH式です。

 同社は古くからIH式のクッキングヒーターを出していて、社内調達しやすいので、多用できるのでしょう。いずれにしても、IH熱源のみという部分に、長年の「こだわり」があります。

 消費電力は、1400Wとなります。

 1升炊きだとこの程度のモデルが多いです。

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 使われている釜は、こちらもダイヤモンドかまど釜です。

 厚さは2.4cmと価格相応に厚いです。

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 他社の場合、銅や陶器素材など、特殊な素材を内釜に採用する場合もあります。

 ただ、そういった製品は、内釜(製品)の価格が高くなるので、一般的に入門機水準では難しいです。

 そのため、パナソニックは釜を多層にし中空素材を入れ込むことで蓄熱性(断熱性)を増すという、加工面の工夫で効果を出しているといえます。

 実際、薄く銅を使っているだけの「なんちゃって銅釜」より効果はあるでしょう。

 形状も「かまど」で使う羽釜の形を摸すことでも、発熱効率を向上させています。

 こうした工夫で、鍋の厚さが示す以上の機能性を期待できます。

 釜のコーティングは、遠赤ダイヤモンドハードコートです。

 遠赤効果(熱の伝わりを重視するコートです。、沸騰時の泡立ちをよくする底面のディンプル加工があります。

 炭素系素材は、熱伝導性が良いので、各社ともよく使います。

 内釜は3年保証が付きます。

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 ご飯の堅さは、かため・ふつう・やわらかめ・もちもちから選べます。

 多彩ですが、同社の高級機と比べれば、粘り(かたい・やわらかい)、食感(しゃっきり・もちもち)の指標はわけていません。

 ただ、値段からすれば、十分でしょう。

 ちなみに、食感調整は、先述のように、パナソニックの可変圧力IH式は上手です。

 パナソニックは独自の「おどり吸水」という技術があります。

 沸騰前のご飯の吸水時に、圧を調整することでお米への水の浸透率を調整し、堅さを調整するというものです。旧三洋電機時代からの伝統的な方法で、定評があります。

 それに加減圧を組み合わせるのですが、「かため」の場合は、圧は一切かけず、普通のIH式(1気圧)として炊いています。

 このほか、すしカレー用、おかゆ(食感2種)、炊きこみ(おこわ兼用)の各モードがあります。

 先述のように、24年機から「おこげご飯」は省略です。

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 金芽ロウカット玄米 2kg
  ¥3,650 Amazon.co.jp (10/4執筆時)

 健康米は、玄米・金芽ロウカット玄米専用モードのほか、麦飯・雑穀米モードが付属です。

 わりと充実します。

 ご飯の保温は、あまり高度ではないです。

 「いきいき保温機能」という名前の簡易的な保温機能で、食べごろ温度より少し低めに保温するだけです。あとは、再加熱機能くらいです。

 一方、「冷凍用ごはんコース」という炊飯モードがあります。保温せず冷凍した方が美味しいよという提案です。

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 お手入れは、洗う必要があるのは、ご飯のお釜内ぶたセット蒸気ふたです。

 蒸気ふたが多いですが、「うまみ循環タンク」なので、仕方ないでしょう。

 加熱板は、凹凸が少なめで、洗いやすいです。この部分は食洗機にも対応です。

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 以上、パナソニックSR-N518Dの紹介でした。

 この価格帯の製品だけで言えば、甘く、ハリもあり、大粒なご飯が炊けるという部分で優秀と言えます。

 可変圧力式で炊き分けもできるので、食感部分で変化を付けられるのも見どころです。

 一方、弱めと言えるのは保温部分です。炊きたて時以外のご飯の味にこだわりたい場合、(ZIPロックコンテナなどで)冷蔵・冷凍保存する必要はあるでしょう。

1-3・象印の炊飯器の比較

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 つづいてに、象印の炊飯器を紹介します。

 同社の場合、比較的値ごろ感のある機種で「圧力式」があるのが特徴です。


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 【2025年8月発売】

 (通常型番)

 5・象印 極め炊き NW-VK18-BA
  ¥32,780 Amazon.co.jp (10/4執筆時)

 【2024年発売】

 (通常型番)

 6・象印 極め炊き NW-VJ18-BA
  ¥29,877 楽天市場 (10/4執筆時)

 (ホームセンター型番)

 6・象印 極め炊き NW-VR18-BA
  ¥22,800 楽天市場 (10/4執筆時)

 (エディオン限定型番)23年モデル

 6・象印 極め炊き NW-VP18E3-BA
  ¥23,800 楽天市場 (10/4執筆時)

 【2023年発売】

 7・象印 極め炊き NW-VE18-BA
  ¥20,200 Amazon.co.jp (10/4執筆時)

 【2022年発売】

 8・象印 極め炊き NW-VD18-BA
  ¥19,190 楽天市場 (10/4執筆時)

 【2021年発売】

 9・象印 極め炊き NW-VC18-TA
  ¥25,300 Amazon.co.jp (10/4執筆時)

炊飯方法:IH炊飯
圧力炊飯:
内釜素材:黒まる厚釜  
内釜厚さ:1.7mm
内釜保証:1年保証
保温機能:うるつや保温
堅さ調整:3段階

 NW-VJ18は、象印の炊飯器「極み炊き」シリーズの入門機です。

 旧機が残ります。

 2024年機は、全製品とも、新機種と本体の性能は同じです。

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 2020-23年機は、パネル部分にバックライトがありました。 

 新機種は省略ですので、旧機の方が多少ですが、この世代の方が装備が良いです。

 その上で、エディオン系型番( NWVP10E3BA NWVP10E3WA)は、装備が少し良いです。オリジナル要素として「センターターボ」を追加搭載されるためです。

 このグレードは通常底面のIHコイルが1段ですが、2段にすることでお米の対流を促します。同社のIH炊飯器の上位品の技術で「本格ツイン対流」という機能名を付けています。

 そのかわり、価格は少し高めになります。

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 結論的にいえば、エディオン限定だけは少し装備がよいので、同じほどの値段ならばそちらが良いでしょう。あとは、どれでも良いですが、バックライトのある旧機の方がすこし豪華とは言えます。

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 炊飯方式は、IH炊飯です。

 象印というと圧力IH炊飯器のイメージがありますが、下位機種は普通のIH炊飯器です。

 ヒーターの段数は、非公開です。

 ただ、IHヒーターは、多くて2段で、そのほかは普通のシーズヒーターでしょう。

 豪熱沸騰IHという名前が付きますが、あまり強調する部分ではありません。

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 使われている釜は、1.7mmの黒まる厚釜です。

 さほど厚みはない上で、素材的な工夫もないです。

 IH方式をできるだけ安く提供するために、釜の部分のコストを削減したのでしょう。

 このあたりは、割り引いて評価しないといけないでしょう。

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 ご飯の堅さは、かため・ふつう・やわらかめから選択可能です。

 圧力を伴わないIH炊飯なので、お米にハリのあるタイプの炊飯が得意でしょう。

 一方、熟成炊きという「プレミアム炊飯」メニューがあります。

 各社とも搭載例が多いですが、1時間ほどの長めの炊飯時間で、ご飯の旨みを引き出す、特別な炊飯モードです。逆に、時短系のメニューもありますが、味は落ちます。

 健康米は、玄米・雑穀米・麦飯の各モードがあります。

 高級機とくらべると、ここにさほどのこだわりはないです。 

 また、おこげご飯は非対応です。

 ご飯の保温は、「うるつや保温」を搭載します。

 底部の温度センサーで、最適な温度で保温するもので、最大30時間です。

 パナソニックのエコナビ保温と同じ仕組みですが、格安機では工夫があるほうです。

 お手入れは、簡単です。

 洗う必要があるのは、ご飯のお釜内ぶただけです。

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 以上、象印のNW-VJ18の紹介でした。

 IH式の安めの製品は多いですが、うるつや保温ができる点が、他社に比べた場合の見どころでしょう。内釜は薄めですが、火力は必要十分かと思います。

 ただ、象印は、どちらかと言えば、あとで見る圧力式に注力する企業なので、それと比べると、やや「平凡」に思えてしまう部分はあります。

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 【2025年9月発売】

 10・象印 極め炊き NW-QB18-BZ
  ¥35,800 Amazon.co.jp (10/4執筆時)

 【2024年発売】

 10・象印 極め炊き NW-QA18-BA
  ¥25,050 楽天市場 (10/4執筆時)

炊飯方法:IH炊飯  
圧力炊飯:
内釜素材:プラチナ厚釜
内釜厚さ:1.7mm
内釜保証:3年保証
保温機能:うるつや保温
堅さ調整:3段階

 一方、2024年からNW-Qシリーズという新機種が出ました。

 25年に新機種がでましたが、色をやや変えたのみで、本体仕様は変わりません。

 STAN.シリーズと同じIH式ですが、Stan.シリーズより若干優れます。

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 こちらは、大火力ユニットが装備される「豪熱大火力」対応だからです。

 ようするに、ご飯の味に欠かせない沸騰時間の持続性を実現するため、泡の吹きこぼれを防ぐ工夫です。

 この工夫があることにより、同社のプレミアム炊飯モード(熟成炊き)にも対応となります。時間がかかるが、ご飯の甘みを引き出せます。 

 そのほか、すしめし・おかゆ・玄米・麦ごはんの各モードが付属です。

 おこげは非対応です。

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 結論的にいえば、現状の値段で言えば、少し予算を追加すれば、次に見る象印の圧力系も選択できるので、今のところ、こちらも選択肢にはならないでしょう。


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 【2025年9月発売】

 (通常型番)

 11・象印 極め炊き NW-YC18-BZ
  ¥41,500 Amazon.co.jp (10/4執筆時)

 【2024年発売】

 (通常型番)

 12・象印 極め炊き NW-YB18-BZ
  ¥32,416 楽天市場 (10/4執筆時)

 (ホームセンター向け型番)性能は同じ

 12・象印 極め炊き NW-YR18-BZ
  ¥41,958 楽天市場 (10/4執筆時)

 (Amazon向け型番)性能は同じ

 12・象印 極め炊き NW-YB18AM-BZ
  ¥37,800 Amazon.co.jp (7/1執筆時)

 【2023年9月発売】

 13・象印 極め炊き NW-YA18-BA
  ¥31,190 楽天市場 (10/4執筆時)

炊飯方法:圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.15気圧
内釜素材:黒まる厚釜
内釜厚さ:1.7mm
内釜保証:1年保証
保温機能:うるつや保温
堅さ調整:2段階

  NP-YBシリーズは、象印の炊飯器「極み炊き」シリーズの中級機です。

 旧機が残ります。

 2024年機は、性能は新機種と同じです。

 正確には下位機種もですが、25年から付属しゃもじの素材が「バイオマスプラ」になっていますが、その程度です。

 2023年機は、一方、液晶のバックライトがありました。同じほどの値段ならば、2023年旧機は、すこし良いかと思います。

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 外観は、Stan.シリーズに近い、スクエア型のフォルムです。

 フラットトップで「お手入れしやすさ」を重視した形状でもあります。

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 炊飯方式は、圧力IH式です。

 下位機種はIH式炊飯式でしたが、この機種から「象印が得意」とする圧力炊飯とです。

 かけられる圧力は、しかし、1.15気圧です(104℃)。

 同社の上位機は、1.3気圧ですのでこのあたりは入門用です。

 圧力ボールは1つで、他機のような圧力の可変機構も付属しません

 したがって、1気圧(大気圧)と1.15気圧を表現できるだけになります。

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 とはいえ、沸騰温度の持続性は、写真のような大火力ユニットで、泡による吹きこぼれ防止構造にする工夫はあるので、(その温度範囲内で)圧力構造を活かしきることはできます。

 ヒーターの段数は、非公表です。

 おそらく多くて2段で、あとは、シーズヒーターで補うという方式です。

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 使われている釜は、象印では、最もランクの低い「黒まる圧釜」です。

 釜の厚さは1.7mmで、こちらも先ほどと同じです。

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 炊き分けは、3段階です。

 しゃっきり・ふつう・やわらかと選べます。

 圧力炊飯器は、基本的に「やわらか」な炊き上がりです。

 すしめしモードは、より堅めに仕上がるので、かため好きならば、通常でもそちらが良いです。

 ただ、圧力式は「かため」は不得意なので、好きな方は他方式を検討しても良いでしょう。

 あとは、おこわ・炊き込みご飯の専用コースがあります。

 おこげご飯は非対応です。炊き込みご飯は「白米モード」と共通で、さほど重視しません。

 おこげは、ライバルのタイガーのが(基本)充実します。

 このほか、時間をかけ、蒸気を加減して炊飯するコース(蒸気セーブ)はありますが、味は落ちるでしょう。

 このほか、同社のプレミアム炊飯モードである「熟成炊き」も対応です。

 IH式と同じ機能名ですが、粘りと甘みは、それ以上にだいぶ出ます。

 雑穀系は、玄米、麦飯・雑穀米の各モードがあります。

 ただ、さほど力を入れた開発ではなく、食感調整などはできません。

 ご飯の保温は、こちらも30時間の「うるつや保温」が搭載されます。

 底部の温度センサーで最適な温度でご飯を保存する機能です。

 このグレードでは、性能は良いと言えます。

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 お手入れは、洗う必要があるのは、ご飯のお釜内ぶたセット蒸気口です。

 圧力炊飯器のため、蒸気口は毎回手入れが必要です。また、内ぶたは安全弁などの突起部がありますが、他社同様に、最近の圧力IH炊飯器には掃除がしやすいです。

 ただ、内ぶたはステンレスではないので、若干汚れは落としにくいかもしれません。

 安全性は、圧力式でも問題ないです。

 お肉などを柔らかくする「圧力鍋」は(だいたい)1.7気圧以上です。

 それと比べると炊飯器だと「ごく低圧」ですから。

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 以上、象印のNP-YAシリーズの紹介でした。

 格安な圧力IH炊飯器ですが、圧力の高さや、内釜のコーティングなど、価格相応の部分も目立ちます。できれば、より上位の機種のほうが良いでしょう。

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 【2022年7月発売】

 14・象印 極め炊き NP-ZX18-TD
  ¥34,144 楽天市場 (10/4執筆時)

炊飯方法:圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.15気圧
内釜素材:黒まる厚釜
内釜厚さ:1.7mm
内釜保証:1年保証
保温機能:うるつや保温
堅さ調整:2段階

 なお、このグレードの旧機となるのが、 NP-ZXシリーズです。

 最も大きな違いは、外観で、旧来のオーソドックスな形状です。

 ただ、圧力構造・内釜・保温を含めて、基本機能は、新機種と同じでありつつ、内ふたがステンレスです。

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 結論的にいえば、値段が安い部分を含めて、外観のデザイン性にこだわらないならば、こちらを選んでも良いかなと思います。ただ、次に見る上位機とは差があるので、機能面の比較は重要です。


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 【2025年9月発売】

 15・ 象印 極め炊き NW-BB18-BZ
  ¥53,800 Amazon.co.jp (10/4執筆時)

 【2024年発売】

 (通常型番)

 16・ 象印 極め炊き NW-BA18-BA
  ¥40,600 Amazon.co.jp (10/4執筆時)

 (エディオン型番)

 17・ 象印 極め炊き NW-BH18E4-BA
  ¥54,800 楽天市場 (10/4執筆時)

 【2023年発売】

 18・ 象印 極め炊き NW-CB18-BA
  ¥43,000 Amazon.co.jp (10/4執筆時)

 【2022年発売】

 19・ 象印 極め炊き NW-CA18-BA
  ¥34,778 楽天市場 (10/4執筆時)

炊飯方法:圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.3気圧
内釜素材:鉄器コート黒まる厚釜
内釜厚さ:1.7mm
内釜保証:1年保証
保温機能:極め保温
堅さ調整:49通り

 NW-BA18は、象印の圧力IH炊飯器の中位機です。

 旧機種が残ります。

 23年モデルは、冷凍に適した性質に炊く冷凍ご飯モードがない以外は同じです。

 22年モデルは、それに加え雑穀米について3通りの食感炊き分けに対応しません。

 あとは、22年のみ液晶にバックライトがありました。

 一方、エディオン型番は、下位機と同じで、底面のIHコイルが2段で「ツイン対流」に対応する上位仕様です。その上で、硬さ調整が63通りです。

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 結論的にいえば、さほどの違いはないので、年度に寄らず、値段の安い方でOKでしょう。

 エディオン系は、同じほどの値段ならば選択肢に加えても良いですが、そこまで大きなおまけでもないため、やはり同じことが言えます。

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 炊飯方式は、圧力炊飯器です。

 かけられる圧力は、最高1.3気圧業界最高水準です。

 圧力IH炊飯器が得意な、もっちり、甘い系のお米の炊飯はかなり得意でしょう。

 なお、象印の場合は、圧力を一定の水準(7通り)で調整します。

 しかし、タイガーの「可変式」のように、高圧・低圧を切り替えて米を対流させる仕組みではなく、あくまで「甘さ」を引き出すための調整です。

 それが、象印特有の「個性」を生み出しています。

 IHヒーターの段数は、この機種も、非公表です。恐らくIH2段で、総計4重加熱だと思います。

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 使われている釜は、 鉄器コート黒まる厚釜です。

 1.7mmの釜で素材を含めて1つ上でみた下位機と同じです。

 ただ、表面に「鉄器コート(鉄コーティング)」がなされていて、熱伝導性を高めています。銅や炭素系素材のほうがこの部分の効果は高いですが、この価格帯では鉄もそこそこ良い素材の1つです。

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 ご飯の堅さは、49通りの選択肢が可能です。

 「しゃっきり」「もちもち」が7段階、「かため」「やわらかめ」が7段階でそれぞれ設定できる仕組みです。

 また、前回食べたお米についての感想(柔らかすぎたなど)を入力することで、それを学習した炊飯器が、次回の炊飯に反映します。「わが家炊き」メニューと名付けられた機能です。

 いずれにしても、米の堅さにこだわりがある人には特にオススメできます。

 健康米は、玄米(食感2種)・麦ごはん(食感2種)、雑穀米(食感3種)です。

 「茶色系」のご飯は、このクラスだと充実します。

 普通のご飯も、先述の「熟成炊き」ほか、すしめし・おこわ・おかゆ・炊き込みご飯や、先述の蒸気セーブなどです。

 一方、おこげご飯は、炊きこみを含めて非対応です。

 ご飯の保温 は、極め保温が搭載です。

 底(温度)センサーが温度を見張り最大40時間までの保温を可能にするというものです。

 制御的には、人工知能AIとふた開閉センサー(うるおいセンサー)がご飯の残量を推測して、底部の火加減を調整する仕組みです(保温見張り番)。

 この価格帯の製品としては、割と充実しています。

 AIは、炊飯時にも活用されていて、外気温や水温で炊飯の仕上がりを調整しています(人工知能AI炊飯)

 お手入れは、洗う必要があるのは、ご飯のお釜内ぶたセット蒸気口です。

 こちらは下位機種とかわりません。圧力IH炊飯器にしては掃除がしやすいとはいえます。

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 以上、象印の極め炊き NW-BA18の紹介でした。

 内釜の質はライバル機に比べると「そこそこ」です。ただ、1.3気圧の圧力機構と、全面加熱の火力の作用で、特に「粘る系・甘い系」のご飯が好きな場合、堅実な性能は期待できます。

 その上で、49通りの炊き分けと、最大40時間の保温に対応しますので、この価格帯の製品としては総合性能は高いほうです。

 保温は、ただ、東芝も独自性がありますので比較は必要です。しかし、炊き分け指標の細かさは、象印が優れます。

 圧力炊飯器の「甘く・粘る」系の味が好きでありつつも、いろいろな炊き加減を試したい人はこの機種はオススメです。

1-3・日立の炊飯器の比較

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 続いて、日立の炊飯器です。

 日立は、「圧力」と「スチーム」にこだわったメーカーです。


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 【2021年発売】

 20・日立 ふっくら御膳 RZ-G18EM-T
  ¥26,000 Amazon.co.jp (10/4執筆時)

炊飯方法:圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.2気圧
内釜素材:黒厚鉄釜
内釜厚さ:2.3mm
内釜保証:6年保証
保温機能:
堅さ調整:3段階

  RZ-G18DMは、日立の「ふっくら御膳」シリーズの炊飯器です。

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 炊飯方式は、圧力IH炊飯です。

 可変はしません。

 同社は、上図の様な圧力スチーム炊飯器が最上位なので、それに次ぐグレードになります。

 ヒーターの段数は、非公開です。

 見た感じでは、2段IHで、側面にシーズヒーターが1本だと思います。

 いずれにしても、火力自慢の機種ではないです。

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 使われている釜は、厚さ2.2mmの「黒熱鉄釜」です。

 蓄熱性のよい素材と、熱伝導性の良いアルミニウムをハイブリッドして鋳こんだ仕様です。

 この部分は特段、上位の工夫はないです。

 ご飯の堅さは 標準モードのほかに、「しゃっきり・ふつう・もちもち」が選べます。

 そのほか、おこわ、炊き込み、おかゆなどの各モードがあります。

 健康米は、雑穀米、玄米、麦ごはんに対応しますが、さほど凝ってはいません。

 一方、おこげご飯は、炊き込みを含めて、明示的に炊くモードはないです。

 炊きあげたご飯の保温については、特段機能はありません。

 お手入れは、洗う必要があるのは、ご飯のお釜と加熱板と蒸気キャップです。

 とくに面倒ではないです。

 蒸気カット機能は、ありません。

 同社の上位機には対応品がありますが、一升もでるは対応機がないです。「蒸気セーブ」までとなります。

---

 以上、日立の RZ-G18DMの紹介でした。

 やはり、同社の場合、上位クラスとなるスチーム圧力炊飯器が魅力です。

 この圧力炊飯器は、スチームがない点である意味平凡なので、あまりおすすめはできません。 

 10合炊きだとその展開がないのが少し残念です。

1-4・アイリスオーヤマの炊飯器の比較

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 つづいて、アイリスオーヤマの炊飯器を紹介します。

 同社は2016年から炊飯器事業への参入ですが、特徴ある機種を出しています。


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 【2021年発売】

 【極厚火釜 3mm】

 21アイリス 銘柄炊き RC-IK10-B
  ¥14,180 Amazon.co.jp (10/4執筆時)

 【極厚銅釜 3mm】

 22・アイリス 銘柄炊き KRC-IK10-T
  ¥20,980 楽天市場 (10/4執筆時)

炊飯方法:IH式炊飯
圧力炊飯:
内釜素材:極厚火釜  
内釜厚さ:3mm
内釜保証:1年保証
保温機能:
堅さ調整:

  RC-IK10 は、アイリスオーヤマの炊飯器です。

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 色違いのKRC-IK10は、極厚銅釜採用のプチ上位機です。

 素材的に熱伝導性が期待できるため、値段差は妥当かと思います。

 あとは同じなので、同時にみていきます。

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 アイリスオーヤマは、面白い炊飯器を多く企画しています。こちらは、「銘柄炊き分け」という独自色を打ち出したモデルです。

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 炊飯方式は、IH方式です。

 格安機では一般的な方式で、すでに多くの他社機をみました。

 ヒーターは、2段です。

 構成は、上下に1段ずつのIHヒーターです。

 アイリスオーヤマは、もともとは下面火力重視の方針でしたが、近年、この方式になりました。

 理由は不明です。

 ただ、この変更は、どの企業の製品も「炊飯器の中で米は踊っていない」という新しい哲学を表明した時期と重なります。

 それをふまえれば、上下加熱で「熱ムラ」を防ぐ方が、ご飯は美味しく炊き上がるという新しい哲学に基づくものかと思います。

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 使われている釜は、3mmの極厚火釜です。

 アルミとステンレスのプレスのよくある釜ですが、厚みはしっかりあります。

 このコンビは、熱伝導性・蓄熱性を両立できるので、格安機だとよく使われます。

 コートは、内側に、フッ素加工があるだけです。

 他社と比べると、釜に遠赤外線を発生させる仕組みはないと言えます。この部分で言えば、上下の火力と釜の厚みに傾注し、あとの要素は全て削ったという製品にみえます。

 どうしてこの構造にしたのかの技術的理由については、もう少し知りたい部分がありますが、情報が少ないので、何とも言えません。

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 ご飯の堅さは、調整可能です。

 3通りの「かたさ系」の指標と、3通りの「食感系」の調整が可能です。

 組み合わせとしては、9通りの炊き分けが可能です。

 銘柄炊き分けも対応です。

 「コシヒカリ・あきたこまち・つや姫・ゆめぴりか・ひとめぼれ・ヒノヒカリ」6種類のお米を炊き分けるボタンが付属します。

 他の銘柄米は、これらのお米のどの傾向に近いかということで選びます。

 説明書に「どの米のモードが適しているか」の記載がありますが、実質的には「6銘柄炊き分け」とも言えます。ただ、かたさ・食感調整は、銘柄炊きでも可能ですし、使わなくなる類の機能ではないでしょう。

 そのほか、炊き込みご飯・おかゆ・おこわの各メニューがありますが、おこげご飯は非対応です。

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 健康米は、麦飯・玄米・雑穀米のほか、低糖質というモードがあります。

 低糖質は、水分量を多く含むよう、やわらかめに炊くので味はイマイチでしょう。最大2.5合です。

 ご飯の保温は、低温保存などの特定の機能はありません。

  お手入れ は、単純な構造の炊飯器なので、とりたてて問題は感じません。

 一方、アイリスオーヤマの場合は、フッ素加工を含めた内釜の保証は1年です。

 他社は3年ですので、短めです。実際保つかはともかく、長期保証を出している企業の方が、コートの堅牢性は担保されるでしょう。

---

 以上、アイリスオーヤマのRC-IK50の紹介でした。

 物価高の中、IH式では、比較的値ごろ感を保っている機種です。

 保温と内釜の保証の部分は課題ですが、厚めの内釜を採用するほか、上下からのIHヒータ加熱など、性能面での個性も見られます。

 その上で、炊き分けが充実するというポイントもありますし、こうした部分でも他社機と勝負」できている機種です。

ーーー

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 【2021年発売】

 23・アイリスオーヤマ 炊飯器 RC-ME10-B
  ¥10,820 Amazon.co.jp (10/4執筆時)

炊飯方法:マイコン炊飯
圧力炊飯:
内釜素材:極厚火釜
内釜厚さ:
内釜保証:1年保証
保温機能:
堅さ調整:

 なお、これらの製品も、アイリスオーヤマの一升炊きです。

 しかし、こちらは、 火力が期待できないマイコン式炊飯器です。選ばない方が良いでしょう。


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 【2021年発売】

 【極厚火釜 3mm】

 24・アイリスオーヤマ RC-PD10-B
  ¥19,598 Amazon.co.jp
(10/4執筆時)

炊飯方法:圧力IH炊飯
圧力炊飯:
内釜素材:極厚火釜
内釜厚さ:3.1mm
内釜保証:1年保証
保温機能:
堅さ調整:9通り

 RC-PD10は、アイリスオーヤマの炊飯器の上位モデルです。

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 炊飯方式は、圧力IH炊飯です。

 冒頭紹介しましたが、通常のIH炊飯器より「ふっくら粘る」系の炊飯が得意な方式です。

 かけられる圧力は、最大1.25気圧・105度です。

 IHヒーターの段数は、こちらも2段です。

 先ほど書いたように、近年のアイリスオーヤマ機は、上と下にIHヒーターを配置して挟む形式に、変更しているようです。

 使われている釜は、こちらも極厚火釜です。

 他社の場合、圧力式を採用する機種は、総じて釜の厚みが薄くなります。

 しかし、本機は3.1mmという情報を開示します。厚みを含めて評価できます。

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 ご飯の堅さは、かたさ系と食感系で、9通りの炊き分けが可能です。

 もちろん、40種類のお米の銘柄炊きにも対応です。

 ここまでは、下位機種と同じですが、圧力炊飯である利点で、カレー・おむすび・冷凍ご飯などに最適化したメニューも加わります。

 健康米は、玄米・麦飯・雑穀米などに対応です。

 本機も、おこげご飯には非対応です。

 ご飯の保温は、引き続き、弱い部分です。

 こちらも低温保存などの特定の機能はありません。

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  お手入れ は、圧力炊飯器の場合、弁がある分、一手間かかります。

 他社の圧力炊飯器は構造が単純化してきていますが、アイリスオーヤマについては、少し突起部が多いです。

 とはいえ、通常の洗い物のレベルには収まるので、ストレスになることは少ないでしょう。

---

 以上、アイリスオーヤマのRC-PD10の紹介でした。

 この価格帯で、圧力IHを採用し、釜の厚みをキープし、複数の炊き分けにも対応させたのは、高く評価できます。

 一方、本機については、定格消費電力がコンセント容量ギリギリ(1425W)なので、たこ足配線はもちろん、ブレーカーにも注意が必要です。

次回の予告
1升炊き炊飯器のおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、中級クラスまでの1升炊きの炊飯器の比較の1回目記事でした。

 しかし、記事はまだまだ「続き」ます。

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2・一升炊き格安炊飯器の比較 (2)
 2-1:三菱電機
 2-2:タイガー
 2-3:東芝
3・一升炊き格安炊飯器の比較 (3)
 3-1:最終的なおすすめの提案【結論】

 続く2回目記事こちら】では、タイガーと三菱電機の機種を追加で紹介します。

もちもち炊飯  ★★★★★
しゃっきり炊飯 ★★★★★
ご飯の甘み   ★★★★★
保温性能    ★★★★★
手入れの手軽さ ★★★★★
総合評価    ★★★★★

 その後、最終回となる3回目記事こちら)では、安めの1升炊きの炊飯器全機種から、目的別・予算別に最もオススメでできる機種を選定していきます!

 引き続きよろしくお願いします。

 2回目記事は→こちら

posted by Atlas at 17:15 | 炊飯器

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