比較2018' 美味しい!一升炊き炊飯ジャー21機の性能とおすすめ(8合ー10合)(rice cooker-7)【象印・日立・三菱電機・パナソニック・タイガー・東芝・アイリスオーヤマ】

2018年04月04日

比較2018' 美味しい!一升炊き炊飯ジャー21機の性能とおすすめ(8合ー10合)(rice cooker-7)【象印・日立・三菱電機・パナソニック・タイガー・東芝・アイリスオーヤマ】

【今回レビューする内容】2018年 一升炊きの大型炊飯器の性能とおすすめ: IH・圧力IH・スチーム式: タイガー 炊きたて 機種の違いやランキング

【比較する製品型番】JPE-B180-W JKT-J180-XT JPE-A180-W JPC-B181-W JPB-G182-WA JPC-A181-WH Panasonic IHジャー炊飯器 SR-HB187-W SR-HX187-W SR-PB187-W 象印 極め炊き NP-VJ18-TA NP-HF18-XA NP-ZD18-TD NP-BG18-TD NW-JA18-TA 三菱電機 炭炊釜 NJ-VE188-W NJ-VV188-W 東芝 真空IH保温釜 RC-18VRL-W RC-18VSL-RS RC-18VXL-R アイリスオーヤマ 炊飯器 RC-MA50-B RC-IB10-B

今回のお題
美味しいご飯が炊ける10合炊き炊飯器はどの機種?

 どもAtlasです。

 今日は、炊飯器の比較です。2018年最新モデルとなる炊飯器の話になります。

 なお、このブログ「モノマニア」には、炊飯器について次のような記事があります。

1・3合炊き小型炊飯器【〜3万円】
2・
5合炊きの格安炊飯器【〜3万円】
3・5合炊きの高性能炊飯器【3万円〜】
4・一升炊きの格安炊飯器〜3万円】
5・一升炊きの高性能炊飯器3万円〜】
6・家庭用精米器の比較
7・おすすめ炊飯器の選び方 【まとめ】

 今回は上記4番の記事になります。

 3万円以下の予算で手に入る、8合〜10合炊きの炊飯器について書きます。

 少量炊きモデルを探している方は、お手数ですが、上記のリンク記事から、ご覧ください。

1・美味しい炊飯器の選び方の基本!

 さて、最初に今回の比較基準を説明しておきます。

 言うまでもなく、炊飯器に関しては「美味いご飯」がいかにしてたけるかが大事です。

 そして美味いご飯を炊けるかの見極めポイントとなるのは、次の3つです。

1・持続的に沸騰温度を出せるか?

 炊飯器は、マイコン式炊飯器(底面に電熱線ヒータがあってそれが鍋を加熱する)、IH式炊飯器(鍋自体が電磁波で発熱する方式)、圧力IH炊飯器(IHに加えて圧力を加える方式)があります。

 このうち持続的な高温が維持可能なのは、IH式炊飯器(鍋自体が電磁波で発熱する方式)、圧力IH炊飯器(IHに加えて圧力を加える方式)になります。

 現在的にこの両者には「美味いご飯」を炊くための明確な差はありません。圧力炊飯の方が「ふっくら甘い」軟らかめのご飯が得意、IH炊飯の方が「しゃっきり」したご飯が得意と言えます。

 しかし、最近のIH式の進化で、この原則は変わってきています。

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 結論的に言えば、しゃっきりにせよ、ふっくらにせよ「持続的に沸騰温度を出せる」ことが美味しいお米を炊く上で重要です。今回はこの観点を重要視します。

 またメーカーによっては、スチーム(水蒸気)を使ったIHスチーム炊飯器や、圧力IHスチーム炊飯器があります。

 スチームは、気化した水ですから100度以上の温度を出せます。これを使って沸騰状態を維持したり、また、ご飯から水蒸気として放出されてしまう「うまみ成分」をご飯に還元したり、保温時のご飯の乾燥を防いでくれたりします。

2・釜の厚さとコーティング

 特に釜の厚さです。基本的に釜が厚いほど沸騰高温状況のキープが可能で、美味しく仕上がります。

 201509301809.jpg

 高級機種になるとメーカーごとに土鍋、はてはプラチナとよく分からないコーティングや素材が登場します。

 しかし、スペック的にいえば、釜の厚さが性能の見極めの大きなポイントです。ただし、圧力炊飯器については、圧力で熱を出す構造のため、必ずしもこの原則は適応されない場合があります。

3・ご飯の炊き分け

 一部の機種を除き、「かため」「ふつう」「やわらかめ」などにご飯を炊き分けられる機能がつきます。

 そのため、今回は、炊き分けられる場合、どの程度微調整が効くかについても注目します。

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 とくに、「しゃっきり」ご飯、「もちもち」ご飯など、堅さに加えて、粘り気の調整も対応する機種が出ています。

 さらに、「こしひかり」「ゆめぴりか」など銘柄で炊き分けられる機種さえも出てきました。

 そのほか、「おこげご飯」など一風変わったご飯が炊けるのかについても今回は注目します。

 これ以外の比較条件は、基本的にメーカー横断的に比較できません。

 実際、全機種買って「自分で」較べてみるしかないです。「自分で」というのは、お米は毎日食べるもので、人によって好みの違いが大きいからです。

ーー

 というわけで、以上の3つの要素を考えつつ比較していきます。

 これ以外にも、保温に関する性能や、米研ぎに関する性能蒸気セーブ機能などについても、補足的に説明をしていきます。

 そして、ブログの最後では、いつも通り、価格や性能から「おすすめの機種」をいくつかあげていきます。

2・タイガーの炊飯器の比較

 はじめに、タイガーの炊飯器を紹介します。

 なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していくこととします。



【2017】

 1・タイガー 炊きたて JPE-B180-W
  ¥20,076 Amazon.co.jp (4/4執筆時)

炊飯方法:IH炊飯
圧力炊飯:
内釜素材:土鍋コーティング釜  
内釜厚さ:1.5mm
内釜保証:1年保証
保温機能:
堅さ調整:

 最初に紹介するのは、タイガー社の炊飯器「炊きたて」シリーズです。

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 炊飯方式は、IH炊飯です。

 ヒーターの段数は非公開です。ただ、電熱ヒーター(シーズヒーター)は使われないため、「段数」で表現すれば、2段です。

 タイガーの場合、剛火IHと呼ばれる「鍋底130度」の高温度を、熱伝導性の高い釜で全体に回すのが「効率的」と判断しています。「かまど炊きご飯」も下火のみで作りますので、一理あります。

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 使われている釜は、タイガーの「銅入り3重層釜」です。

 タイガーは、比較的安い価格帯の炊飯器でも「土鍋コーティング釜」が採用されます。これは遠赤効果でご飯をふっくらさせる効果がありますが、この機種の場合、未搭載です。

 釜の厚さも3層で1.5mmで、IH炊飯器としてはかなり薄いといえます。このあたりは、割り引いて評価しないといけないでしょう。

 ご飯の堅さは、基本的に調整のできないタイプです。

 しかし、「おこげモード」が搭載され、芳ばしいおこげご飯を炊くことができます。この機能はタイガーの「売り」で、他社にはない機能です。この機能が欲しいためタイガーを選ぶ人も多いようです。

 ご飯の保温は、つやつや保温という機能を持ちます。

 これは、簡易的な保温機能で食べごろ温度より少し低めに保温するだけの機能です。高級機種に付いているようなスチーム保温などは取り入れられません。

 お手入れは、圧力炊飯器ではないのでお手入れは簡単です。

  洗う必要があるのは、ご飯のお釜内ぶたです。蒸気口は必要に応じて、汚れたら手入れすることになります。IH炊飯器は、圧力炊飯器に較べて手入れする部品の点数が少なく、内ぶたなどもフラットで掃除がしやすいです。

 以上、タイガーのJPE-Bシリーズの紹介でした。

 火力は強いのですが、釜のグレードが低いのが難点です。予算が許すならば、もう少し上位の機種が良いでしょう。


  

【2016】

 2・タイガー 炊きたて JKT-J180-XT
  ¥17,999 Amazon.co.jp (4/4執筆時)
炊飯方法:IH炊飯
圧力炊飯:
内釜素材:土鍋コーティング釜  
内釜厚さ:1.5mm
内釜保証:1年保証
保温機能:
堅さ調整:

 JKT-Jシリーズも、タイガーの炊飯器「炊きたて」シリーズ炊飯器です。こちらは、2016年モデルが最新機種です。発売から時間が経っているため、価格はより安いです。

 炊飯方式は、下位機種と同じくIH炊飯です。

 下面・側面の2段のヒーターによる、130度の火力など、この部分のスペックは下位機種と同じです。

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 使われている釜は、下位機種と同じで土鍋コーティングがなされた銅入3層遠赤釜です。

 実際の土鍋ではありませんが、「遠赤効果」が期待でき、ご飯をより「ふっくら」させる効果があります。ただし、内釜の厚さは、下位機種同様の1.5mmで、IH炊飯器としてはかなり薄いと言えます。  

 その他、下位機種と比べると、フタが取り外して洗える点が相違点ですが、違いはこの部分に止まります。つまり、値段の差は、内釜のコーティングの価格差と言った機種です。

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 それ以外の基本性能は、下位機種と同等です。ただ、こちらは面白い付加機能が付属します。「タクック」という調理用のバスケットが付属し、ご飯を炊きながら余ったスペースで炊飯と同時にロールキャベツなどの調理も可能な機能です。

 以上、JKT-J100-XT の紹介でした。炊飯しながら料理ができる「調理かご」が付くのが魅力です。ただ、炊飯器としての実力はさほど高くないでしょう。


 

【2017】

 3・タイガー 炊きたて JPE-A180-W 【白】
 3・タイガー 炊きたて JPE-A180-K 【黒】
  ¥25,166 Amazon.co.jp (4/4執筆時)

炊飯方法:IH炊飯
圧力炊飯:
内釜素材:土鍋コーティング釜  
内釜厚さ:1.5mm
内釜保証:1年保証
保温機能:
堅さ調整:

 JPE-Aシリーズも、タイガーの「炊きたて」シリーズの中位機です。

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 使われている釜は、こちらは、釜厚2.5mmとなり、「W銅入り5層遠赤特層釜」と内釜の名称が変わっています。

 5層コーティングで熱伝導率が高まっているほか、コーティングも、熱封中空ガラスビーズを加えた熱封土鍋コーティングに進化しています。

 その他の部分は、下位機種と基本性能は同じです。130度の剛火IHを採用し、強火力で炊飯する点も同様です。ただし、調理かごを使った「タクック」は未付属です。

 以上、タイガーのJPE-Aシリーズの紹介でした。釜厚2.5mmに進化した点は見所ですが、同価格帯の他社製品と比べると割高感はあります。


 

【2017】

 4・タイガー 炊きたて JPC-B181-W【白】
 4・タイガー 炊きたて JPC-B181-K【黒】
  ¥36,185 Amazon.co.jp (4/4執筆時)

炊飯方法:可変圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.25気圧
内釜素材:土鍋コーティング釜  
内釜厚さ:3mm
内釜保証:3年保証
保温機能:
堅さ調整:

 JPC-B1シリーズ は、タイガーの炊飯器「炊きたて」シリーズの中位機です。

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 炊飯方式は、この機種からは、圧力IH炊飯になります。最大1.25気圧です。

 圧力炊飯は、鍋の中の高温状態を維持しやすく、コメのアルファ化を促す作用があります。そのため、通常のIH炊飯器よりも、コメの持つ本来の旨みを効率よく引き出すことができます。とくに、コメの甘みを引き出したい人については、圧力炊飯器がオススメです。

 また、より正確に言えば、この機種は、「可変圧力IH炊飯器」です。

 通常の圧力IHは、圧力を逃がす弁が1つです。しかし、こちらは2カ所あります。そのため、炊飯中にも圧力を可変的に切り替えられます。

 とくに炊きあがり終盤で一気に圧力を抜けるため、「中はふっくらのままで、外側にハリのあるご飯」が炊飯できます。そういった点で、可変圧力炊飯器は、圧力炊飯器の進化形と言えます。

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 使われている釜は、「5層の熱封土鍋コーティング釜」です。

 こちらは、厚みが3mmとかなり厚くなっています。圧力IH炊飯器は、厚みを持たせるのが難しいのですが、たいへん健闘しています。また、フッ素加工について、3年間の内釜保証も付与されます。こちらの機種は「タクック」シリーズのため、炊飯と同時にロールキャベツなどの同時調理はできません。

 いずれも熱をよりムラ無く伝えることができる構造になっています。先ほども書いたように、同じIH炊飯器ならば、釜の厚みが、最も味に直結する要素です。

 ご飯の堅さは、調整のできないタイプです。「極うまモード」という、時間をかけて甘さを引き出す「プレミア炊飯器能」は付属しますが、細かい調整はできません。しかし、おこげご飯がたけるモードはこちらも搭載されます。

 ご飯の保温 は、下位機種同様の、簡易的な保温機能で食べごろ温度より少し低めに保温するだけの機能です。

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 お手入れは、通常のIH炊飯器に較べると洗浄するパーツの点数は多いです。しかし最近の製品は非常にお手入れ性能が向上しています。

 この機種も内ぶたに蒸気孔が付属するタイプであり、柔らかいスポンジがあれば簡単にお手入れ可能です。通常のIH炊飯器と洗う点数はほぼ同じで済みます。

 以上、タイガーのJPC-B1シリーズ の紹介でした。3万円を切る価格の製品としては、かけられる圧力や、丸釜の厚みの点で価値が高い機種です。

 長時間保温の機能がやや弱いのが難点ですが、ご飯を炊いた後、冷凍するなど長時間保温をしない方ならば、この機種を選ぶと良いでしょう。美味しいおこげご飯が炊けるのも魅力です。


 

【2017】

 5・TIGER ホワイト JPC-A181-WH
 5・TIGER レッド JPC-A181-RC
 5・TIGER ブルー JPC-A181-KA  
   ¥37,480 Amazon.co.jp (4/4執筆時)

【2016】

 6・TIGER ホワイト JPC-A180-WH
 6・TIGER レッド JPC-A180-RB
 6・TIGER ブルー JPC-A180-KA
   ¥32,631 Amazon.co.jp (4/4執筆時)
炊飯方法:可変圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.25気圧
内釜素材:9層遠赤特厚釜 
内釜厚さ:3mm
内釜保証:3年保証
保温機能:
堅さ調整:

 JPC-A180 も、タイガーの上位機の炊飯器です。2016年に初登場の機種で、従来機よりも多少小型です。

 新旧機種がありますが、「麦めしコース」の有無だけの相違ですので、安い方を選んでよいです。

 炊飯方式は、こちらも最大1.25気圧可変圧力IH炊飯です。この点では先ほどの機種と同じです。ただし、釜包みIHという、新開発のヒータを使っているため、総合的な火力は10%向上しています。

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 使われている釜は、新開発の「熱流・熱封土鍋コーティング釜」となります。丸みを帯びた形状を採用することで、土鍋のように、お米の対流をより促す構造です。ただし、新形状のためコーティングは9層と下位機種に及びません。厚さは3mmと下位機種と同じです。

 その他の点は、下位機種と同じです。火力のアップなど、ご飯の美味しさの部分で性能がアップしている点が見所です。その一方で、新開発機種である点で、本体価格が多少高いのがネックでしょう。

3・パナソニックの炊飯器の比較

 続いては、パナソニック社の8合炊きの炊飯器を見ていきます。


 

【2017】

 7・Panasonic SR-HB187-W 【白】
 7・Panasonic SR-HB187-K 【黒】
  ¥23,727 Amazon.co.jp (4/4執筆時)

炊飯方法:IH炊飯  
圧力炊飯:
内釜素材:ダイヤモンド銅釜 
内釜厚さ:1.7mm
内釜保証:3年保証
保温機能:
堅さ調整:

 PanasonicSR-HBシリーズは、パナソニックの1升炊きのIH式ではも安いモデルです。

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 炊飯方式は、標準的なIH炊飯です。柔らかく、ふっくらとした炊飯は圧力IH炊飯器に負けますが、しっかりと、米の弾力を感じる炊飯は、割と得意です。特にこちらは、5段式のIHヒーターを搭載します。強火で一気においしいごはんを炊きあげることが可能です。

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 第1に、「酵素活性浸水技術」です。

 お米の浸水時(炊飯前半)の温度を2段階で浸水することで、米の甘みを引き出す技術です。長時間お米を水に浸す時間がなくても、美味しいお米が炊けます。

 第2に、「旨みキャッチャー」です。

 通常蒸気を通して逃げてしまう「おねば」成分を炊飯器の中に戻す仕組みです。それにより、IH数班でもお米の甘さを感じられる炊飯を実現します。

 3万円以上する新機種は、「新・酵素活性浸水」・「トルネード旨みキャッチャー」とワンランク上の機能を搭載するとはいえ、同種の技術を1万円代の炊飯器に使っている点は好感がもてます。

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 使われている釜は、ダイヤモンド銅釜です。銅は熱伝導性が高いので、お米の対流がより促されるでしょう。

 また、表面にアーパナソニック独自のダイアモンド・コーティングがなされています。土鍋コーティングにせよ、ダイアモンドにせよ、炭素系のコーティングは熱伝導率を高めるので、ふっくらしたご飯を炊くのに有効です。釜の厚みは、1.7mmです。本体価格が安いことをふまえると、頑張っていますね。

 ご飯の堅さは、銀シャリコースというプレミア炊飯器能により、米の堅さを「ふつう」「やわらかめ」から設定可能です。「かため」は選べませんが、圧力をかけない炊飯方式なので、基本的にはハリのあるご飯ですし、問題ないでしょう。 

 ご飯の保温は、 いきいき保温という機能を持ちます。こちらも簡易的な保温機能であり、食べごろ温度より少し低めに保温するだけの機能です。また、ご飯の「再加熱」機能も付きます。いずれにしても、簡易的なレベルに止まります。

 お手入れは、簡単です。 洗う必要があるのは、ご飯のお釜内ぶたです。蒸気口は必要に応じて、汚れたら手入れすることになります。ただし、「旨みキャッチャー」が付いている分、「蒸気ふた」も洗わないといけません。その点で、タイガーに較べれば洗うパーツが1つ多いといえます。

 以上、PanasonicSR-HBシリーズの紹介でした。IH炊飯器としてのかなり格安なモデルの1つです。

 しかし、全面発熱5段IHヒーター熱伝導率の良い銅銅が使われており、米の味に直結する部分でたいへん優秀な機種だと思います。

 その他、酵素活性浸水技術や、旨みキャッチャーなどの独自技術が取り入れられているなど、性能面でも期待できる機種です。釜も1.7mmと厚みがあるので、炊飯性能も十分期待できます。こうした点で、この価格帯ではオススメ機種といえます。


  

【2017】

 8・パナソニック SR-HX187-W
  ¥28,843 Amazon.co.jp (4/4執筆時)

炊飯方法:IH炊飯  
圧力炊飯:
内釜素材:ダイヤモンド銅釜 
内釜厚さ:2.3mm
内釜保証:3年保証
保温機能:
堅さ調整:2通り

 続いて、パナソニックのSR-HXシリーズの紹介です。1つ上で紹介したSR-HBシリーズの上位機種となります。

 こちらも2016年旧モデルが併売中です。機能差は、やはり釜のコーティングで、「中空セラミックス入りの蓄熱コート」を新しく採用した点のみです。釜自体は同じで、マイナーチェンジですので、価格重視で旧機種を選んで良いでしょう。

 炊飯方式は、この機種もIH炊飯で、米の甘みを引き出す酵素活性浸水技術旨みキャッチャーも採用されています。

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 下位機種と同じで、「全面発熱5段IHヒーター」も採用されています。さらに、こちらは、大火力おどり炊き(高速交互対流)機能が付属します。

 これは、鍋の中のコイルを高速で切り替えて、ご飯お対流を促進することで、ご飯の炊き加減を均質にする新技術です。過去には、最高級の炊飯器にだけ搭載されていた技術ですが、この価格帯にも搭載されました。

 使われている釜は、先ほどと同じダイアモンド銅釜です。ただし、内側の厚さは2.3mmとより厚くなっています。この点は、些末なようですが、味の上では結構重要ですね。

 ご飯の堅さは、 下位機種同様に2通りから選べます。炊きあげたご飯の保温も下位機種同様で、こ簡易的な保温機能のみ搭載です。

 お手入れは、下位機種同様に、ご飯のお釜内ぶた旨みキャッチャーを洗うだけですね。

 以上、PanasonicSR-HXシリーズの紹介でした。

 下位機種に較べると、従来10万円オーバーの機種のみに搭載されている大火力おどり炊き(高速交互対流)機能の搭載は大きな魅力です。かためのご飯が好きで、お米の味にこだわりたい方なら、この機種は特にオススメです。


  

【2017】

 9・パナソニック SR-PB187-W
  ¥28,793 Amazon.co.jp  (4/4執筆時)

炊飯方法:可変圧力IH炊飯  
圧力炊飯:1.2気圧
内釜素材:ダイヤモンド銅釜 
内釜厚さ:1.8mm
内釜保証:3年保証
保温機能:エコナビ保温
堅さ調整:2通り

 パナソニックのSR-PBシリーズ は、 おどり炊きシリーズの炊飯器です。3万円台以上の高級炊飯器を除けば、パナソニックでは最も高性能な機種です。

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 炊飯方式は、タイガーの上位機のように可変圧力IH炊飯を採用します。ただ、かけられる気圧は1.2気圧までと、タイガーに多少劣ります。

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 一方で、下位機種搭載のうまみキャッチャーを進化させた旨み循環タンクで「おねば」を還元する独自の仕組みを搭載します。米の甘みのを効果的に引き出せます。

 201609021457.jpg

 加えて、フタを含めた5段のIHヒーターで全面加熱する構造です。つまり、パナソニックの場合、圧力だけに頼らずに、総合力で勝負している、とも言えます。

 使われている釜は、下位機種と同じダイアモンド銅コート釜です。ただし、厚さは1.8mmです。圧力IH炊飯器の場合、薄くなるのは仕方のないことで、それにしては健闘しているサイズです。

 ご飯の堅さ は、「ふつう」と「もっちり」から選べます。「もっちり」という指標に変わったのは、圧力IH方式を採用するからですね。そういった特徴のご飯は得意です。

 ご飯の保温は、エコナビ保温が搭載されます。お米の重量により保温温度を適切に保つ仕組みですね。

 お手入れは、圧力炊飯器なので、通常の炊飯器に較べると少し手間がかかります。圧をかける関係で、ふたに調整弁があるからです。ただ、昔に較べると、取り外すパーツの点数は少なく、かなり手軽になりました。現在的に、この点で圧力IH炊飯器を敬遠する必要は感じません。

 以上、PanasonicのSR-PBシリーズの紹介でした。圧力炊飯器は、IH炊飯器に較べるとワンランク上の炊飯が可能です。ご飯の「旨み」を重視したいのならば、この機種はオススメです。

4・象印の炊飯器の比較

 ここからは象印の炊飯器を紹介します。


 

 【2017】

 10・象印 極め炊き NP-VJ18-TA
  ¥18,475 Amazon.co.jp (4/4執筆時)

 【2016】

 10・象印 極め炊き NP-VQ18-TA
  ¥19,800 Amazon.co.jp (4/4執筆時)

炊飯方法:IH炊飯  
圧力炊飯:
内釜素材:黒まる厚釜  
内釜厚さ:1.7mm
内釜保証:年保証
保温機能:うるつや保温
堅さ調整:

 NP-VJ10は、象印の炊飯器「極み炊き」シリーズの入門機です。2016年発売モデルが併売されています。機能面での差異はないので、安い方を選ぶと良いですね。

 炊飯方式は、IH炊飯です。

 象印というと圧力IH炊飯器のイメージがありますが、下位機種は普通のIH炊飯器です。 

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 火力は、豪熱沸騰IHという多段ヒーターを搭載します。ただ、フタヒータ付きでIH5段のパナソニックに較べると4段ヒータとはなりますが、値段を考えると大健闘です。

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 使われている釜は、「黒まる圧釜」です。

 特にブランド名のあるコーティングなどはなされませんが、丸底形状は米の対流を促しやすい構造です。ただ、釜の厚さは1.7mmです。IH炊飯器としては薄い部類といえます。このあたりは、割り引いて評価しないといけないでしょうね。

 ご飯の堅さは、基本的に調整のできないタイプです。IH炊飯なので、お米にハリのあるタイプの炊飯が得意でしょう。ただ、甘みを引き出す「熟成炊き」というプレミア炊飯モードは搭載されます。

 ご飯の保温は、「うるつや保温」を搭載します。パナソニックのエコナビ保温と同等で、温度センサーによりご飯の保温温度を調整する仕組みですね。

 お手入れは、圧力炊飯器に較べて手入れする部品の点数が少なく、内ぶたなどもフラットで掃除がしやすいです。洗う必要があるのは、ご飯のお釜内ぶただけです。洗う必要のある点数の少なさで言えば、最も少なくて済む機種です。

 以上、象印のNP-VQ10の紹介でした。

 温度センサーを使った保温機能が付属している点が他機種に較べての大きな魅力でしょう。この機能は、他社のこの価格帯のモデルにはない機能なので、長時間保温をする人にはおすすめな機種です。 


  

 【2016】

 11・象印 極め炊き NP-HF18-XA
  ¥19,350 Amazon.co.jp (4/4執筆時)

炊飯方法:IH炊飯  
圧力炊飯:
内釜素材:プラチナ厚釜
内釜厚さ:1.7mm
内釜保証:3年保証
保温機能:うるつや保温
堅さ調整:

 NP-Hシリーズは、NP-VJシリーズの上位機にあたる炊飯器です。

 炊飯方式は、こちらもIH炊飯であり、その他の機能もほぼ下位機種と同じです。

 201509301719.jpg

 唯一の相違点は、内釜です。1.7mmと同様の厚みですが、同社の「プレミア釜」であるプラチナ厚釜が採用です。

 象印によれば、プラチナコーティングすることで、中の水を弱アルカリ性にすることで、炊きあげ時の米の甘み成分(還元糖量)を15%ほどアップさせることができます。

 ただ、4段IHの採用など、その他の点では同じです。また、この値段を出せば、象印の可変圧力IHも狙えるので、あまり購買意欲は湧きません。

5・アイリスオーヤマの炊飯器の比較

 続いて、アイリスオーヤマの炊飯器を紹介します。

 同社は2016年から炊飯器事業への参入ですが、特徴ある機種を出しています。


  

 【2017】

 12・アイリスオーヤマ 炊飯器 RC-IB10-B
  ¥13,674 Amazon.co.jp
(4/4執筆時)

炊飯方法:IH式炊飯
圧力炊飯:
内釜素材:銅コート釜  
内釜厚さ:3.1mm
内釜保証:1年保証
保温機能:
堅さ調整:

  RC-IB10-B は、アイリスオーヤマの10合炊きの炊飯器です。

 炊飯方式は、IH方式です。IHの段数は2段で、上面ヒータが補う形の構造です。圧力などは使わないものの、マイコン式に較べれば格段の火力が期待できます。

 201707081654.jpg

 使われている釜は、銅コード釜です。内蓄熱性のある銅コートを施し、その部分をある程度補っています。また、厚みも3mmと十分であり、決して「安かろう悪かろう」とは言えません。

 ただし、釜の層は総計で3層と物足りないです。、

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 ご飯の堅さは、調整できません。ただ、「コシヒカリ・あきたこまち・つや姫・ゆめぴりか・ひとめぼれ・ヒノヒカリ」6種類のお米を炊き分ける「銘柄炊き」機能が付属します。

 合計で31種のブランドへの対応を謳いますが、他の銘柄米については、上述の6種の炊き方のいずれかに分類されます。

 ご飯の保温は、低温保存などの特定の機能はありません。このあたりは、ネックで、改善が求められるでしょう。

  お手入れ は、単純な構造の炊飯器なので、とりたてて問題は感じません。

 以上、アイリスオーヤマのRC-IB10-Bの紹介でした。この機種の5.5合モデルはかなり割安なのですが、10合炊きはさほどでもありません。しかし、もう少し値下がりすると別の評価もあるでしょう。

ーーー

  

 【2016】

 13・アイリスオーヤマ 炊飯器 RC-MA50-B
  ¥11,227 Amazon.co.jp
(4/4執筆時)

炊飯方法:マイコン炊飯
圧力炊飯:
内釜素材:銅コート釜  
内釜厚さ:3.5mm
内釜保証:1年保証
保温機能:
堅さ調整:

 RC-MA50-B もアイリスオーヤマの一升炊きです。

 しかし、こちらは、 火力が期待できないマイコン式炊飯器です。選ばない方が良いでしょう。

後編の予告
1升炊き炊飯器のおすすめは結論的にこの機種!

 以上、前編では、タイガー・パナソニック・象印・アイリスオーヤマの炊飯器を見てきました。記事はまだ後編に続きます。

  201506280928.jpg

 続く後編 では、象印の上位機種及び、日立・三菱電機・東芝の機種を紹介した後で、1万円から3万円代で購入可能な炊飯器全機種から、目的別・予算別に最もオススメでできる機種を選定していきます!

 →後編の記事は【こちら 】のリンクから!

posted by Atlas at 14:03 | 炊飯機

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