Top 炊飯器 比較2022'【高性能】10合炊き炊飯器14機のおすすめ・選び方(1)

2022年05月03日

比較2022'【高性能】10合炊き炊飯器14機のおすすめ・選び方(1)

【今回レビューする製品】2022年 10合対応高性能大型炊飯器の性能とおすすめ(1リットル大容量炊飯 一升炊き ):極め炊き 大きめ炊飯器の性能の違いと人気ランキング:IH・圧力IH・スチーム圧力IH:象印・パナソニック

【比較する製品型番】パナソニック SR-MPA181-K SR-MPA181-T SR-MPA180-T SR-MPW181-W SR-MPW180-W SR-VSX181-K SR-VSX181-W 象印 極め炊き NW-JX18-BA NW-JW18-BA 炎舞炊き NW-LB18-BZ NW-LA18-BZ NW-LA18-WZ NW-PS18-BZ

今回のお題
高性能な10合炊き炊飯器のおすすめはどれ?

 どもAtlasです。

 今日は、2022年5月現在、最新の10合炊きの大きめ炊飯器を紹介します。

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1・一升炊きの格安炊飯器の比較
 価格:1万円〜
2・一升炊きの高性能炊飯器の比較
 価格:3万円〜

 予算別に2つの記事に分けています。

 今回は2回目記事です。

 「3万円以上」で、「高級でより高性能な炊飯器」を紹介します。

 「3万円以下」で、「安くて高性能な炊飯器」については、1回目記事こちら)をご覧ください。

 よろしくお願いします。

もちもち炊飯  ★★★★★
しゃっきり炊飯 ★★★★★
炊飯時間    ★★★★★
ご飯の甘み   ★★★★★
手入れの手軽さ ★★★★★
総合評価    ★★★★★

 というわけで、以下では、いつものように、各機種を紹介します。

 そして、本編の最後では「結論」として、価格や性能から「おすすめの機種」をいくつか提案していきます。

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1・5合炊きの高級炊飯器の比較
 人数:2-4人用
 予算:3.5万円〜10万円
2・5合炊きの格安炊飯器の比較
 人数:2-4人用
 予算:1万円〜3.5万円
3・一升炊きの高級炊飯器の比較
 人数:5人以上
 予算:3.5万円〜10万円
4・一升炊きの格安炊飯器の比較
 人数:5人以上
 予算:1万円〜3.5万円
5・3合炊き小型炊飯器の比較
 人数:1-2人用
 予算:5千円〜5万円
6・糖質カット炊飯器の比較
 人数:1-4人用
 予算:1万円〜3.5万円
7・おすすめ炊飯器の選び方 【まとめ】
  
 =全体のまとめ

 なお、今回の記事は このブログの炊飯器の比較記事全体としては、第3回目記事として書きました。

0・炊飯器の選び方の基本!

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1・沸騰温度の持続性
2・加熱方式
3・内釜の素材と厚さ
4・ご飯の炊き分け機能
5・炊飯器のサイズ

 はじめに、「3万円台以上」の一升炊きの高級炊飯機の「選び方の基本」の紹介です。

 このグレードの製品で、「美味しく炊ける」炊飯器を選ぶための「4つのポイント」は、上表の通りです。

 これらは、デンキヤの量販店で店員さんと相談しながら購入する場合でも、最低限おさえて置いた方がよいと言えるポイントです。 

 そのため「手短に」解説しておきます。

0-1・沸騰温度の持続性

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 第1に、炊飯器の沸騰温度の持続性です。

 炊飯器で美味しいご飯を炊くには、100度以上の温度を長く続けられることが最大のポイントです。

 しかし、ヒーター1本ではパワーが弱く、持続的な沸騰温度の維持ができないといえます。そのため、性能の高い高級機は、複数のIHヒーターや、補助的な電熱ヒーターを、複数装備します。

 例えば、上図は、底面にIHヒーターが1段と、側面とふたに電熱ヒーターが3本の、総計「4重ヒーター」です。

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 「火力」が味の優劣を生みますので、今回は、こうしたヒーターの本数や種類に注目して比較します。

0-2・炊飯器の加熱方式

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 第2に、炊飯器の加熱方式です。

 これらは、上述の沸騰温度の持続性にも寄与します。しかし、むしろ、炊飯の味の方向性(個性)を決める要素と、Atlasは考えています。

  覚えておくとよい「加熱方式」と「味の傾向」は、次の4つです。

1・IH方式  
 =お米の銘柄の個性が出やすい
2・圧力IH方式
  =ふっくら/もちもち系の炊飯が得意
3・可変圧力IH式
 =かたさの炊き分けが得意
4・スチームIH炊飯方式
  =しゃっきり/かため系の炊飯が得意
5・スチーム圧力IH炊飯方式
  =お米のハリと甘みが楽しみやすい

 具体的な仕組みや得意とするの傾向は、上表の通りです。

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 また、機種やメーカーによって差が大きいので出そうか迷いましたが、(ざっくり)これらの傾向を表にする場合、以上のようになります。

 IH式炊飯器は、硬めの炊飯が得意であるほか、(お米をいじらないので)お米の品質や銘柄の個性がストレートに出るので、銘柄の違いが楽しめます。

 しかし、食感や堅さの炊き分けが苦手で、お米の粘りも出しにくいと言えます。

 圧力IH炊飯器は、ご飯の甘みや粘りをよく引き出せます。

 しかし、どのような銘柄のお米も同じような味になりがちで、個性を楽しみにくい、ということになります。

 他方式については、各製品を紹介する中で、詳しくふれたいと思います。

0-3・内釜の素材と厚さ

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 第3に、内釜の素材と厚さです。

 高級炊飯器は、内釜の部品代が本体価格の大部分を占めているものもあるほど、各メーカーは重要視しています。

 とくに、「内釜の厚さ」は、比較する場合、とくに重要な要素です。

 基本的に、厚ければ厚いほど、沸騰温度の維持や温度の均質性において有利であり、味の面でプラス作用があります。

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内釜の構造や材質」も、重要といえます。

 高級機は、様々な素材の工夫で、釜を独特の形状に加工することで、蓄熱性や熱伝導性を高めています。

 そうすることで「かまど炊きや土鍋での炊飯の再現」を狙った商品が多く出ています。

 今回の記事では、釜の品質にも比重をおいてを置いて調査します。

0-4・ご飯の炊き分け

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 第4に、ご飯の炊き分け機能です。

 このグレードの炊飯器の多くは、「かため」「ふつう」「やわらかめ」など、ご飯の堅さを指標にした炊き分けが可能です。

 高級機だと、さらに、「しゃっきり」「もちもち」などご飯の食感も指標に加えます。

 上図のように、立体的にご飯の炊き分けが可能な機種もあります。

 自分の好みのお米の「堅さ」「食感」が表現できる方は、炊飯器の炊き分け機能の有無を重要視するべきでしょう。その他、「おこげご飯」の炊飯ができる機種あります。

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 なお、最近の高級な炊飯器は「どんなお米でも、希望通りの食感で美味しく炊けてしまう」傾向にあります。

 これは「嬉しい」一方で、言い方を変えると、お米本来の個性が分かりにくいともいえます。

 一方で、最近のブランド米ブームで、色々な銘柄のお米の個性をハッキリ感じたい方も増えています。それをふまえて、「お米の銘柄ごとに炊き分ける機能も近年の高級機では流行しています。

 今回は、こうした部分も比較要素に加えています。

0-5・炊飯器のサイズ

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 第5に、炊飯器のサイズです。

 この部分は、「選び方の基本」というより、一升炊きを選んで良いか、という話になります。

 基本原則を言えば、一升炊きで5合以下の少量のご飯を炊くのと、5合炊きでそれを炊くのでは、後者の方が味がだいぶ良いです。

 炊飯器は、基本的に、その定格容量水準で美味しく炊けるように構造設計されているからです。

 電気代は大きく変わりませんが、毎日食べるものですし「来客に備えて大きめのものを」という選び方は基本的におすすめしません

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 そういう緊急時には、冷凍庫にご飯を小分けして保存しておくか、【炊飯土鍋の比較記事】で紹介したような、ガスコンロで炊飯できるものを予備に持っておくようなほうが、良いかと思います。

 少し小さなモデルの方が良い場合は【5.5合炊きの高性能炊飯器の比較記事】をご覧ください。今回紹介するものと同グレードの製品の紹介です。

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 以上、3万円以上の一升炊き炊飯器の「選び方の基本」を4点紹介しました。

 今回は、これを基準としつつ、「長時間保温機能」や、「蒸気レス機能」・「お手入れの手軽さ」など、利便性に関わる部分を含めて比較します。

1・10合炊き高級炊飯器の比較

1・10合炊き高級炊飯機の比較 (1)
 1-1:パナソニック
 1-2:象印
2・10合炊き高級炊飯機の比較 (2)

 =最終的なおすすめ機種の提案

 それでは、比較をはじめます。

 あらかじめ断っておくと、10合炊き高級機というのは「数が極端に少ない」です。 

 少子化の影響もあると思いますが、高級機は、パナソニック象印のみの展開です。

 とはいえ、良い機種も多いですし、大家族ほか、小料理屋などお店向けの需要はありそうです。

1-1・パナソニックの高性能炊飯器

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 はじめにパナソニックの炊飯器です。

 同社は、「可変圧力炊飯」にこだわるメーカーですが、一部の上位機は、「スチーム」を使った炊飯も併用する点がユニークです。

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 なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記しています。


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 【2021/7】

 1・パナソニック SR-MPA181-K
 2・パナソニック SR-MPA181-T
  ¥47,298 楽天市場 (5/3執筆時)

 【2020/7】(黒は欠品)

 3・パナソニック SR-MPA180-T
  ¥38,800 楽天市場 (5/3執筆時)

炊飯方法:可変圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.2気圧
内釜素材:ダイヤモンドかまど釜
内釜厚さ:2.6mm
内釜保証:3年保証
保温機能:  
堅さ調整:3種類(しゃっきり〜もちもち)

 SR-MPA181は、パナソニックの炊飯器です。

 「おどり炊き」という相性で、旧三洋電機時代からの人気シリーズです。

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 旧機種のSR-MPA180も残ります。

 比較する場合、重量センサによってお米の量に応じて、保温時に5%ほど節電できるエコナビ保温が、新機種では省略されました。

 代わりに、解凍時にふっくら仕上がる「冷凍用ごはんコース」が新設されました。

 ようするに、保温せず冷凍した方が美味しいよという提案です。

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 この値段差ならば新機種で良いでしょう。

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 炊飯方式は、可変圧力IH炊飯です。

 パナソニックの場合、一定の気圧(圧力)が掛けられるだけでなく、炊飯中に加圧・減圧をフレキシブルにできるのが特長です。

 同社は、これを可変圧力IH式と呼んで、普通の圧力式と差を付けています。

 可変圧力IH式は、炊飯の終盤で一気に減圧できるため、「中はふっくら・もちもちで、外にハリがある」という美味しいご飯ができやすいという特性があります。

 また、通常の圧力式がやや苦手とする「しゃっきり・かため」のご飯も(わりと)上手に炊けます。

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 かけられる圧力は、最大1.2気圧です。

 業界最高峰は象印の1.3気圧なので、「最高」ではありません。

 ただ、「おどり炊き」の場合は、炊飯時にお米を「対流」させて、均一に炊く目的で「圧力」を使っています

 そのため、単純に他社と比較はできません。

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 なお、パナソニックは、お米の内部対流を起こすことが、米の味を増す大きな要素となるという「哲学」を持ちます。

 圧力でほどほどに甘みを引き出しつつ、一粒一粒のお米が立った「ふっくらした」お米の炊飯を炊けるように調整されています。

 結果として、ご飯が他社よりも大粒に炊きあがります。

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 少し余談ですが、パナソニック機は、このグレードの1世代前となる2020年機から「新制御おどり炊き」として、炊飯プログラムを大きく変更しました。

 最近の新興ブランド米の特色を反映し、ごはんの「ハリ」を重視し、加減圧のタイミングを早めた形です。

 改良は、(蒸気から「おねば」をもどす)うまみ循環タンクの容量アップを伴うので、プログラムの改良だけでなく、ハード的な変更です。

 「甘さ(粘り)」の進化を強調しがちな、最近の業界全体のモデルチェンジの傾向と一線を画しており、個人的に「面白く」感じました。


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 搭載されるIHヒーターは、ふたから底まで5段階で加熱される「5段IH」と高性能です。

 同社の炊飯器の注目ポイントです。

 高価な「IHヒータを」全面に配置できるのは、IHヒーターの生産技術を持つ同社だけです。他社は、普通の「シーズヒーター」を併用します。

 なお、他社の場合、シーズヒーター併用の場合は「」ではなく、「」という表現で表記します。

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 使われている釜は、ダイヤモンドかまど釜です。

 厚さは2.4cmと価格相応に厚く、実力が期待できます。

 より厚みのある製品は他社機にあります。

 しかし、パナソニック機は、釜を多層にし、中空素材を入れ込むことで蓄熱性を増す工夫が見られます。

 形状は、「かまど」で使う羽釜の形を摸すことでも、発熱効率を向上させています。

 釜のコーティングは、ダイヤモンドハードコートです。

 炭素系素材は、熱伝導性を良くするため、各社ともよく使います。

 パナソニックの場合、釜は中空構造になっており、蓄熱性(断熱性)にも配慮があります。

 なお、内釜は3年保証が付きます。

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 ご飯の堅さは、「かため」「ふつう」「やわらかめ」と3通りの選択肢があります。

 焦げ目を付けた「おこげご飯」にも対応します。

 また、パナソニックは独自の「おどり吸水」という技術があります。沸騰前のご飯の吸水時に、圧を調整することでお米への水の浸透率を調整し、堅さを調整します。

 こちらも三洋電機時代からの伝統的な方法で、定評があります。

 「おどり炊き」は可変圧力IH炊飯器の中では、「かたい」・「しゃっきりした」ご飯の炊飯も無難にこなせるといえます。

 もちろん「甘く・ふっくら系」のお米は代の得意の機種になります。

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 このほか、玄米のほか、麦飯(押し麦・もち麦)専用のコースが付属しました。

 ご飯の保温は、 いきいき保温機能を持ちます。

 他社にもありますが、簡易的な保温機能で、食べごろ温度より少し低めに保温するだけの機能です。ご飯の「再加熱」機能も付きますが、簡易的なレベルに止まります。

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 お手入れは、洗う必要があるのは、ご飯のお釜内ぶたセット蒸気ガイドです。

 圧力IH炊飯器にしては掃除が手軽で、こちらも掃除がしやすいモデルといえます。

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 以上、パナソニックSR-MPA1シリーズ の紹介でした。

 甘くご飯が立った大粒なご飯がたける炊飯器という三洋の炊飯器の傾向が好きだった人は、このモデルが良いでしょう

 また、ふっくら系だけではなく、堅めでしゃっきりしたご飯も、可変圧力方式のため、この炊飯器でもよく炊けます。

 ただ、それは圧力炊飯器の範疇の話で、やはり、堅めの傾向が好みの人は、後ほど紹介するよるスチームIH炊飯器を選んでも良いと思います。


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 【2021/7】

 4・パナソニック SR-MPW181-W
  ¥54,664 Amazon.co.jp (5/3執筆時)

 【2020/7】

 5・パナソニック SR-MPW180-W
  ¥58,859 Amazon.co.jp (5/3執筆時)

炊飯方法:可変圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.2気圧
内釜素材:ダイヤモンド竈釜
内釜厚さ:2.4mm
内釜保証:3年保証
保温機能:エコナビ保温  
堅さ調整:3種類(しゃっきり〜もちもち)

 SR-MPW181は、パナソニックの炊飯器の 「大火力おどり炊き」シリーズに属する上位の炊飯器です。

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 本機も新旧両機種あります。

 下位機種同様、重量センサーによるエコナビ保温省略された代わりに、ジップロックしたご飯が解凍時に美味しくなる「冷凍用ごはんコース」が新設されました。

 可変時間の見直しなどで、解凍時に、10%ハリ感・10%やわらかさがアップしたという触れ込みです。

 それ以外は同じですし、生活スタイルに応じて選んでOKです。

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 炊飯方式は、パナソニックの下位機と同じで、圧力の高低を切り替えられる、可変IH圧力炊飯器に分類される炊飯器です。

 ただし、高速相互対流という上位機能も採用されます。

 高速相互対流とは、上図のように、コイルを高速で切り替えることで、外向きと内向きの激しい交互対流を発生させ、「釜底全体から強力な泡の熱対流を起こすことで、お米をおどらせる」仕組みです。

 旧三洋の「おどり炊き」は、釜の内部で対流や細かい泡を生み出すことで、炊飯中の米をかき混ぜ、一粒一粒のお米が立った「ふっくらした」お米の炊飯を炊けるように調整されていました。

 この機種も、仕組みはやや異なりますが、相互対流を起こすことで、一粒一粒の芯までしっかり加熱でき、ふっくら大きく、よりうまみと甘みが増したおいしいごはんが炊き上がります。

 「ふっくら」効果は数値的にも証明されており、ご飯粒の大きさも、約10%アップします。

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 これらの、高速相互対流可変圧力という米を踊らせる2つの工夫がなされていることから、この炊飯器には「Wおどり炊き」というブランド名が付いています。

 同社の下位機種や、他社の可変圧力炊飯器と比べても、1つ1つの米に火が通りやすいため、お米はより美味しくなります。

 ヒーターの段数は、下位機種より1段多い6段IHヒーターを採用しています。

 その点で言っても、総合的な火力ではこちらの方が下位機種よりも優位と言えます。

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 使われている釜は「ダイヤモンド竈釜」です。厚さは、下位機種同様の2.4mmです。

 ご飯の堅さは、「かため」「ふつう」「やわらかめ」と3通りの選択ができます。

 Wおどり炊きモードが付属しますが、基本的には可変圧力炊飯器のため、「ふっくら」と「甘い」炊飯が得意です。

 逆の個性である「かため」で「しゃっきりした」「ハリのある」ご飯も高レベルで炊飯します。ただし、次に紹介するスチーム炊飯器のほうが高レベルです。

  また、この機種は下面に大火力のコイルが使用されているため、いわゆる「おこげご飯」が作れます

 一方、雑穀については、本機も、玄米のほか、麦ごはんコース(押し麦・もち麦)が追加されています。

 ご飯の保温については、重量センサーを用いて保温温度を調整するエコナビ保温機能が付きます。

 この点は下位機種と同じで、あり他社より低機能です。

 蒸気セーブ機能は、搭載されません。

 結露などの面では配慮が必要です。

 お手入れは、洗う必要があるのは、ご飯のお釜内ぶたセット蒸気ガイドです。

 炊飯器としては標準的でとりたてて面倒でも楽でもないレベルです。

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 以上、パナソニックの炊飯器SR-MPW181の紹介でした。

 三洋の炊飯器とパナソニックの炊飯器の技術的なコラボレーションが見られる非常に優れた炊飯器です。

 「ふっくら甘い」系のご飯も、「しゃっきり」系のご飯も、高レベルで炊き分けられるでしょう


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 【2021/6】

 【通常型番】

 6・パナソニック SR-VSX181-K
 7・パナソニック SR-VSX181-W
  ¥103,950 Amazon.co.jp (5/3執筆時)

炊飯方法:スチーム圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.2気圧
内釜素材:ダイヤモンド竈釜
内釜厚さ:2.5mm
内釜保証:3年保証
保温機能:スチーム保温
堅さ調整:12種類(しゃっきり〜もちもち)

 SR-VSX181はパナソニックの最上位機です。

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 炊飯方式は、このグレードから、パナソニック機自慢のスチーム圧力IH炊飯に代わります。

 本機も、高速相互対流と最大1.2気圧の可変圧力もかけられる構造になっている「Wおどり炊き」仕様です。

 ここまでは、同社の下位機種と同じです。

 その上で、この機種は、スチームを使って炊飯をする機能を併せ持ちます。

 そのため、炊飯器の分類としては、スチーム圧力IH炊飯ないし、スチームW可変圧力IH炊飯器とも呼ぶべき製品です。

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 スチーム炊飯器は、本体横に水を入れる容器があります。

 炊飯時にはそこに水を差します。その水が熱で220度のスチーム(2021年機は最高250度)となります。

 追い炊きの時、内釜にそのスチームを吹き付けることで高温状態をキープする仕組みです。これによって、ごはんのはり、つや、甘みを引き出すことができます。

 また、メーカーによると、「スチームがごはんの表面をコーティングし、冷めても硬くなりにくく、ふっくら感をキープ」する効果もあります。

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 また、炊飯の過程で、フタの部分に逃げ出した水蒸気をキャッチして還元するため、お米の「おねば」に含まれる旨みも同時に釜に戻し、還元できます。

 メーカーも「濃いおねばがだせる」ことを強調しています。

 そのほか、お米の浸水時(炊飯前半)の温度を高く設定する新・酵素活性浸水などが搭載される点は、パナソニックの下位機種と同じです。

 いずれにしても、スチーム式は、圧力だけに頼らず高温状態を出せるため、「かたい系」「しゃっきり系」の美味しいご飯がやや不得意な(可変)圧力炊飯器の弱点を補う効果があるでしょう。

 ヒーターの段数は、全面IHの6段ヒーターです。

 パナソニックは、IHヒーターを自社製造している関係で、これによる火力にかなりこだわりがあります。

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 使われている釜は、下位機種と同じな前で、ダイヤモンド竈釜です。

 しかし、こちらは中空面を複数持たせ、また高断熱素材を多数使用することで、構造の内釜の断熱性がさらにアップしています。

 また、底面も凹みを付けたディンブル加工がなされ、米を踊らせる大きな泡を発生させやすくしています。

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 ご飯の堅さは この機種の場合、こだわりがあります。

 なぜなら、「ブランド米」の種類ごとに、銘柄に適した火加減で細かくご飯を炊き分ける機能が付属するからです。新機種では、63銘柄のお米が登録されます。

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 その上で、パナソニック機の場合、他社に見られない「鮮度センシング」ができるのが「売り」です。

 「鮮度センシング機能」とは、圧力センサーで、精米後の「米の鮮度の落ち」を計測し、炊飯を最適化する仕組みです。

 米が乾燥するほど、炊飯器内の減圧が加速する現象を利用したパナソニックの独自技術です。

 精米をまとめ買いする方は、時間が経ったお米の美味しさが担保される点で、特に有用な機能です。

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 とくに、2021年機からは、火力・圧力に加えてスチーム温度に可変性(180度-250度)が付けられるようになったため、圧力調整・火力のほか、スチーム量でも、鮮度に応じた炊飯が可能になりました。

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 ご飯のかたさ調整は、銀シャリモードのほか「かため・やわらか」という堅さ系6段階の指標と、「しゃっきり・もちもち」という食感系6段階の指標で、計12通りの炊き分けが可能です。

 パナソニックの場合、圧力センサーの性能が良く、1.2気圧と1気圧の中間に2段階(1.1気圧、1.15気圧)を検知できるため、細かく制御できています。

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 ご飯の保温は、スチーム保温機能が付きます。

 こちらは、スチームを吹き付けつつ保温するため、ご飯が乾きにくいです。長時間保温した後でも美味しくご飯が食べられる機種です。

 なお、2020年機までは、上表のように2回の噴射でしたが、12時間で10回の噴射に改良されました。

 そのほか、重量センサーを用いて保温温度を調整するエコナビ保温機能が付きます。こちらは、味と言うより、節電が目的で、5%ほどの節電になります。

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 ネットワーク機能は、2021年機からWi-Fi搭載です。

 Wi-Fiを利用して、パナソニックのサーバーから、その年の作柄に応じたアップデータを取得できる出来栄え炊き分け(今年流)が目玉機能です。

 水分保有率のデータなどを利用するのでしょうが、まあ「おまけ」です。なお、炊飯器のファームウェア自体を書き換えるわけではないため、炊飯プログラムが「毎年進化」するわけではないです。

 ただ、外出先からの炊き上がり時間を変更できる部分には、かなり魅力を感じます。 

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 お手入れは、洗う必要があるのは、ご飯のお釜内ぶたセット水容器です。

 圧力機能と旨み還元機能がつくため、下位機種にくらべて内ぶたに凹凸があります。

 また、中央部分のフィルターを取り外して洗浄する必要があるため、一手間余計にかかります。ただ、そうたいへんではなく、問題ないレベルです。

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 以上、SR-VSX181の紹介でした。

 圧力IHの機能とスチームIHの機能が高度にミックスされた高級機です。

 その上で、鮮度センシングなど、同社が得意とするセンサーを活かして、お米の鮮度低下という要素に「メスを入れた」独自性も評価できます。

 銘柄・鮮度・食感と、色々な要素で炊き分けできる部分は、高級機を買おうとする購買層にはかなり魅力に感じるでしょう。

 予算があれば、買って後悔することはない機種の1つです。  

2-2・象印の高性能炊飯器

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 続いて、「高圧力での炊飯」にこだわった人気炊飯器を多く出す「象印」です。

 機能面では、ご飯の保温機能が充実した機種が多いメーカーです。


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 【2021/7】

 8・象印 極め炊き NW-JX18-BA
  ¥49,053 楽天市場 (5/3執筆時)

 【2020/7】

 9・象印 極め炊き NW-JW18-BA
  ¥38,480 楽天市場 (5/3執筆時)

炊飯方法:圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.3気圧
内釜素材:鉄器コート豪熱羽釜
内釜厚さ:2.2mm
内釜保証:3年保証
保温機能:極め保温
堅さ調整:6種類(しゃっきり〜もちもち)

 NW-JX18は、象印極め炊きシリーズに属する中級製品です。

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 新旧両機種あります。

 2020年機は、麦ごはんの炊き分けが1種類(新機種は2種)ですが、その代わり、液晶のバックライトがオレンジで、新機種より見やすいです。

 結論的にいえば、値段も安いですが、在庫があるうちは旧機種が良いでしょう。

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 炊飯方式は、圧力IH炊飯です。

 ただし、気圧調整は、主に米の硬さ・食感を調整するために使われており、基本的に、炊きたいご飯の硬さに応じて、指定した一定の気圧をかけ続けています。

 つまり、パナソニックにように、加圧・減圧を繰り返すような「可変仕様」はありません

 ただし、これが「とびきり甘みを出す」という同社の素晴らしい個性を生んでいもいます。「甘み」という部分では、(それが自然かは別として)象印が一番です。

 かけられる圧力は、最高で1.3気圧と高圧にできます。

 これは、この価格帯で言えば、最高水準の気圧です。

 つまり、味の面では、パナソニックに比して高い圧力をかけるために「ふっくら・甘い」ご飯の炊飯がかなり得意です。一方、「しゃっきり」「ハリがある」ご飯の炊き分けは、傾向としては、やや苦手とするでしょう。

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 ヒーターの段数は、底面にIH2段です。

 加えて、中段に1重の胴リングヒーターと、ふたヒーターという「4重加熱」構成です。

 2018年は、中間リングが2つで「5重加熱」でしたので、数としては、一見すると「改悪」です。

 ただし、次に説明するの部分を考えると、一概にそう言えない部分があります。

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 使われている釜は、2「鉄(くろがね仕込み)豪炎かまど釜」(左図)です。

 蓄熱性の高い鉄素材と、熱伝導性の高いアルミ素材を複合的に利用した製品です。釜の厚みは、圧力炊飯器としては優秀で、2.2mmの厚み(フチは3mm)と十分です。

 先述のように、火力は平均的ですが、それを十分補える実力のある釜だと言えます。

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 釜のコーティング素材は、プラチナコートです。

 プラチナナノ粒子を混ぜたもので、象印が昔から出しています。

 プラチナは、水を弱アルカリ性にする効果があり、東京農大の検証では、甘み成分がアップ(45%)するようです。粘りがあり「ふっくら・甘みのある」ご飯の炊飯が可能です。

 ただし、2020年機からは、先述のように赤外線を出す炭素系のコーティング(うまみプラス)が省略されています。

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 ご飯の堅さは、象印の場合「わが家炊きメニュー」という機能があり自在に選べる仕様です。

 堅さは7段階、粘りは9段階選べ、総計で81通りの炊き分けが可能です。多すぎる気もしますが、AI搭載で、液晶モニターにその日のご飯の評価を入力していくと、次の炊飯に反映していく仕組みです。

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 ご飯の保温は、象印は「こだわり」があるメーカーのひとつです。

 この機種は、人工知能AIとふた開閉センサーでご飯の温度をセンサーで監視する「保温見張り番」機能が装備されます。

 さらに「おひつボール」を上部に配置することで水分が逃げにくくする「極め保温」機能が搭載されます。これらにより、前の日に炊いたご飯も美味しく食べられる仕組みです。

 また、内ぶたの工夫により、水分の蒸発量を約40%抑制し、つやのあるご飯を長時間保つことを可能にしています。

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 お手入れも手軽です。

 とくに、2020年機については、「潤い二重ふた」の(写真中央)が省略されたため、洗う点数が2点となりました。

 この省略は味などの面では一長一短ですが、圧力IH炊飯器にしては、かなり掃除がしやすいといえます。

---

 以上、極め炊き NW-JX18の紹介でした。

 このクラスの中級機は、新機能のないまま機能を省略するなどコストカットを進めています。その点、買うならば、昨年度の旧機種と言うこととになります。

 ただ、象印の場合、2020年から上位の炎舞炊きについて「格安機」を作り、本機の+1万円程度のグレードにしています。機能面でも見所が多いため、そちらとの比較は重要でしょう。


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 【2021/7】

 10・象印 炎舞炊き NW-LB18-BZ
 11・象印 炎舞炊き NW-LB18-WZ
  ¥85,000 Amazon.co.jp (5/3執筆時)

 【2020/7】

 12・象印 炎舞炊き NW-LA18-BZ
 13・象印 炎舞炊き NW-LA18-WZ
  ¥94,000 Amazon.co.jp (5/3執筆時)

炊飯方法:可変圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.3気圧
内釜素材:業炎かまど釜
内釜厚さ:2.2mm
内釜保証:5年保証
保温機能:極め保温
堅さ調整:11通り炊分

 NW-Lシリーズは、象印の最上位機です。

 象印は、2018年に最高級機のフルモデルチェンジをし、従来とは大きく仕様を変えてきました。本機は「炎舞炊き」という、キャッチーな愛称を付けた「2021年の4代目モデル」になります。

 一方、2020年機が残りますが、今年度は型番以外、以下で説明するモデルに変更はないです。

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 象印のプレスリリース(報道資料)で説明される「今回新しくなったポイント」というのは、2世代前の2019年機と2021年機との比較ですので、注意してください。

 他社は、機能面変化がない場合、こう言う書き方は普通しないのですが、いずれにしても「注意点」です。

 結論的にいえば、(新しい部分はないので)価格が安い2020年がお買得です。

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 炊飯方式は、最上位機の場合、可変圧力IH炊飯です。

 0.05気圧ごとに圧を調整できる、圧力チューナーの記述があります。

 かけられる圧力は、1.3気圧です。

 象印の最上位機は1.5気圧でしたので、圧力の部分ではスペックダウンです。

 これは、圧力に可変性を持たせたためでしょう。

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 搭載されるIHヒーターは、象印は相当程度に独特な方式です。

 底IHヒーターを6つ搭載し、独立制御させるローテーションIH式です。

 この場合、内釜の中に、複数の複雑な対流が生じ、米が「激しくおどり」ます。

 (本当の)かまどのごはんは、炊飯中「炎がゆらぐ」わけでその再現を目指す方向性です。複数のIHヒーターを「ローテーション」させることで、底面の複雑な「熱対流」を再現しています。

 この熱対流は、米を「おどらせる」ため、「美味しいご飯を炊く秘訣」に適う方法です。

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 なお、(昨年モデルの)2020年機からは、 独立制御させるローテーションIH式が以前の3基から倍増の6機に進化しました。

 2機ずつローテーションさせることで、同時に2カ所同時加熱させることで、より自然に近い「複雑な」対流の再現を狙っています。

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 使われている釜は、新開発の「業炎かまど釜」です。

 アルミ・鉄・ステンレス複数素材を利用したハイブリッド式で、2.2mmの厚さの製品です。 

 なお、この部分で言えば、旧世代機は、「南部鉄器極め羽釜」という鋳鉄製の「伝統工芸」とも言える釜を使っていました。今回のモデルは、工業製品で、釜圧も薄いのです。

 しかし、先述のローテーションIH式の効用で、熱伝導率は相当にパワーアップしています。新機種との対照実験(サーモグラフィ)でそれが示されています。

 なお、Atlasは、鋳鉄(南部鉄器)である技術的必然性について象印から説明がなく、効果に「疑問」がありました。その点でも、新機種の「進化」は、とても良いものだったと思います。

 象印が大事にしてきた羽釜形状も、厚め「ふち」をつける形で、継承しています。

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 釜のコーティング素材は、うまみプラチナコートです。

 下位シリーズにもあった「プラチナコート」に加え、遠赤コートもなしており、甘みのほか、うまみ(アミノ酸)の強化をはかっています。

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 ご飯の堅さは、この機種も、かなり自在に選べる仕様です。

 堅さは11段階、粘りは11段階選べ、総計で121通りの炊き分けが可能です。

 AI搭載で、液晶モニターにその日のご飯の評価を入力していくと、次の炊飯に反映していく仕組みです。

 なお、「おこげご飯」が炊けますが、タイガーのように焼き加減は調整できません。

 ご飯の保温については、人工AIが釜内に残ったごはんの量を推測し、温度コントロールをする機能が付きます。

 下位機種に付かないものですが、ご飯の乾燥を防ぐのにとても効果的です。

 その上で、下位機種と同じく、「うるおい二重ぶた」により、水分の蒸発量を約40%抑制し、つやのあるご飯を長時間保つことを可能にしています。

 蒸気セーブ機能は、搭載されます。

 ただ、この機能は、「蒸気セーブ炊飯」という特殊なモードで炊飯した場合に、約80%蒸気セーブができるというものです。

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 お手入れの際、洗う必要があるのは、ご飯のお釜内ぶたセット蒸気口です。 

 従来は、2種のフタだったものが、1つに統一されて、掃除の手間が減っています。

 圧力式としては手入れは楽な方でしょう。

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 以上、象印の「炎舞炊き」という最上位機種(2020年モデル)の紹介でした。

 従来的に象印が強い「加圧」に加えて、ローテーションIH式という、びっくりする新機軸を搭載した機種です。おそらく、数年にわたって評判を呼んでいく「名機」になると思っています。

 伝統工芸の進行も素晴らしいことですが、家電好きとしては「技術の進化」を感じさせるこの機種に、とても好感を持ちました。味も確かです。

 なお、あまり知られていないのですが、今回紹介してきた象印の高級機はどれも、(省エネ達成度の関係で)工場出荷時に「白米・エコ炊飯」を標準にしています。

 この炊き方だと「あっさりより」になりますが、専門誌のレビューで、この側面で同社の製品評価が辛い場合、この設定が影響している可能性があります。

 実機を試していますが、実際は、(設定で)粘りと甘みは出せます。

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 【2020/7】

 14・象印 炎舞炊き NW-PS18-BZ
  ¥62,113 楽天市場 (5/3執筆時)

炊飯方法:可変圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.3気圧
内釜素材:業炎かまど釜
内釜厚さ:2.2mm
内釜保証:5年保証
保温機能:極め保温
堅さ調整:11通り炊分

 なお、2020年からNW-PS18という、2020年から登場した「炎舞炊き」の下位機種が登場しています。

 上位機との主な違いは、2点です。

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 第1に、ローテーションIHの数です。

 上位機は6個でしたが、本機は4個と減っています。

 ただ、対角線上の2機を同時に対流させる構造であり、ムラのない複雑な対流を生み出すという意味では、旧2019年機よりは優れているともいえます。

 第2に、内釜です。

 品質や最大の厚さは同じですが、口の部分は11mmと厚みのある上位機と異なり、3mmです。

 この部分では、2020年の上位機はもちろん、2019年よりも劣るでしょう。

 その他の部分は、2020年の上位機と同じです。

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 以上、NW-PS18の紹介でした。

 ローテーションIHの部分はともかく、内釜品質の違いの部分で上位機とは差があるでしょう。

 ただ、10合炊きについては、すでに(安い)旧機種もないので、値段的には魅力です。ローテーションIHを少し気軽に試せるのは良い部分でしょう。

次回に続く!
高性能10合炊き炊飯器のおすすめは、結論的にこれ!

 というわけで、今回は、比較的価格の高い10合炊きの炊飯器について比較しました。

 しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。

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1・10合炊き高級炊飯機の比較 (1)
 1-1:パナソニック
 1-2:象印
2・10合炊き高級炊飯機の比較 (2)

 =最終的なおすすめ機種の提案

もちもち炊飯  ★★★★★
しゃっきり炊飯 ★★★★★
炊飯時間    ★★★★★
ご飯の甘み   ★★★★★
手入れの手軽さ ★★★★★
総合評価    ★★★★★

 次回の2回目記事こちら】では、ここまで紹介してきた全機種の中から、目的別・予算別に最終的なおすすめ機種についてまとめておきたいと思います。

 2回目記事は→こちら

posted by Atlas at 13:18 | 炊飯器

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