比較2018'【高性能で安い】10合炊き炊飯器15機の性能とおすすめ・選び方(rice cooker-5)

2018年11月17日

比較2018'【高性能で安い】10合炊き炊飯器15機の性能とおすすめ・選び方(rice cooker-5)

【今回レビューする製品】2018年 10合対応高性能大型炊飯器の性能とおすすめ(1リットル大容量炊飯 ):極め炊き 大きめ炊飯器の性能の違いと人気ランキング:IH・圧力IH・スチーム圧力IH:象印・パナソニック・タイガー・日立

【比較する製品型番】NP-JT18-TA SR-PA188-T RZ-BV180M-R SR-PW188 SR-SPA188-K SR-VSX188-K NW-KA18-BZ JKX-V152-K

今回のお題
高性能な10合炊き炊飯器のおすすめはどれ?

 どもAtlasです。

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 今日は、10合炊きの大きめ炊飯器を紹介します。

1・一升炊きの格安炊飯器〜3万円】
2・一升炊きの高性能炊飯器3万円〜】

 調査してみたら、意外に機種が多かったので、記事は2つに分けました。

 今回の記事は、2回目です。「3万円以上」で、「高級でより高性能な炊飯器!を紹介します。

 「3万円以下」で、「安くて高性能」な炊飯器!については、前回の(こちら)の記事をご覧ください。

 以下では、いつものように、各機種を紹介し、最後に「結論」として価格や性能から「おすすめの機種」をいくつか提案していきます。

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1・3合炊き小型炊飯器【〜3万円】
2・
5合炊きの格安炊飯器【〜3万円】
3・5合炊きの高性能炊飯器【3万円〜】
4・一升炊きの格安炊飯器〜3万円】
5・一升炊きの高性能炊飯器3万円〜】
6・糖質カット/麦向き炊飯器
7・おすすめ炊飯器の選び方 【まとめ】

 なお、今回の記事は このブログの炊飯器の比較記事の第5回目記事として書きました。

1・炊飯器の選び方の基本!

 今回の記事では、「大型でも美味しく炊ける」をテーマに、各社の高級炊飯機を比較していきます。 

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 炊き上がりのごはん「味」で、炊飯器を選びたい場合、ポイントとなるのは、以下の3つの要素です。

1・沸騰温度の持続性!

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 第1に、炊飯器の沸騰温度の持続性です。

 家庭用炊飯器で美味しいご飯を炊くには、100度以上の温度を長く続けられることが最大のポイントです。

 しかし、炊飯器のヒータは単独だと、パワーが弱く、持続的な沸騰温度の維持ができない仕様です。そのため、性能の高い高級機は、複数のIHヒーターや、補助的な電熱ヒーターを、複数装備します。

 例えば、上図は、底面にIHヒーターが1段と、側面とふたに電熱ヒーターが3本の、総計「4重ヒーター」です。

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 「火力」が味の優劣を生みますので、今回は、こうしたヒーターの本数や種類に注目して比較します。



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 第2に、炊飯器の加熱方式です。

 これらは、沸騰温度の持続性にも寄与しますが、むしろ、炊飯の味の方向性(個性)を決める要素と、Atlasは考えています。

 覚えておくとよい「加熱方式」と「味の傾向」は、次の4つです。

1・IH方式  
 =米そのもの味の個性が出やすい
2・圧力IH方式
  =ふっくら/もちもち系の炊飯が得意
3・可変圧力IH式
 =かたさの炊き分けが得意
4・スチームIH炊飯方式
  =しゃっきり/かため系の炊飯が得意

 具体的な仕組みや得意とする味の傾向は、各製品を紹介する中で、詳しくふれたいと思います。 

 いずれにしても、今回の記事では、これらの区分をふまえて、皆さんの好みに即した炊飯器を皆さんに提案します。


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 第3に、内釜の素材と厚さです。

 高級炊飯器は、内釜の部品代が本体価格の大部分を占めているものもあるほど、メーカーが重要視しています。

内釜の厚さ」は、「最も」重要です。

 それが厚いほど、沸騰温度の維持や温度の均質性において有利であり、味の面でプラス作用があります。

内釜の構造や材質」は「2番目」に重要です。

 様々な素材で、釜を独特の形状に加工することで、「かまど炊きの再現」を狙った商品が多く出ています。

 今回の記事では、釜の品質にも比重を置いてを置いて調査します。


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 第4に、ご飯を細かく炊き分けられることです。

 安い炊飯器も、「かため」「ふつう」「やわらかめ」など、ご飯の堅さを指標にした炊き分けが可能です。

 高級炊飯器は、しかし、「しゃっきり」「もちもち」などご飯の食感も指標に加えます。

 上図のように立体的にご飯の炊き分けが可能な機種もあります。

 自分の好みのお米の「堅さ」「食感」が表現できる方は、炊飯器の炊き分け機能の有無を重要視するべきでしょう。その他、「おこげご飯」の炊飯ができる機種あります。

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 なお、最近の高級な炊飯器は「どんなお米でも、希望通りの食感で美味しく炊けてしまう」傾向にあります。

 これは「嬉しい」一方で、言い方を変えると、お米本来の個性が分かりにくいともいえます。

 一方で、最近のブランド米ブームで、色々な銘柄のお米の個性をハッキリ感じたい方も増えています。それをふまえて、「お米の銘柄ごとに炊き分ける機能も近年の高級機では流行しています。

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 以上、美味いご飯を炊ける炊飯器を見極めるポイントを4点紹介しました。

 今回は、これを基準としつつ、「長時間保温機能」や、「蒸気レス機能」・「お手入れの手軽さ」など、利便性に関わる部分を含めて比較します。

2・ハイグレードな大きめ炊飯器の比較

 さて、はじめに、3万円台〜4万円台で購入できるハイグレードな機種について紹介します。

 なお、以下の記事では、Atlasのおすすめできるポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


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  【2017】

 1・象印 極め炊き NP-JS18-VD 【赤】
 1・象印 極め炊き NP-JS18-WA【白】
  ¥39,800 Amazon.co.jp (7/27執筆時)

  【2018】

 2・象印 極め炊き NP-JT18-TA  【赤】
 2・象印 極め炊き NP-JT18-WA 【白】
  ¥53,200 Amazon.co.jp (7/27執筆時)

炊飯方法:圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.3気圧
内釜素材:鉄器コート豪熱羽釜
内釜厚さ:2.2mm
内釜保証:3年保証
保温機能:極め保温
堅さ調整:6種類(しゃっきり〜もちもち)

 NP-JS18-VD は、象印極め炊きシリーズに属する中級製品です。

 こちらのモデルは2017年旧モデルが併売中です。明示的な機能差はなく、型番のみ変更されています。旧機種が「お買得」ですね。

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 炊飯方式は、圧力IH炊飯です。

 象印は、7通りの圧力切替に対応します。ただし、気圧調整は、主に米の硬さ・食感を調整するために使われており、基本的に、炊きたいご飯の硬さに応じて、指定した一定の気圧をかけ続けています。

 つまり、パナソニックにように、加圧・減圧を繰り返すような「可変仕様」はありません。ただし、これが「とびきり甘みを出す」という同社の素晴らしい個性を生んでいもいます。「甘み」という部分では、(それが自然かは別として)象印が一番です。

 かけられる圧力は、最高で1.3気圧と高圧にできます。これは、この価格帯で言えば、最高水準の気圧です。

 つまり、味の面では、パナソニックに比して高い圧力をかけるために「ふっくら・甘い」ご飯の炊飯がかなり得意です。一方、「しゃっきり」「ハリがある」ご飯の炊き分けは、傾向としては、やや苦手とするでしょう。

 ヒーターの段数は、IH4段式で、全体を加熱する仕組みです。

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 使われている釜は、鉄器コート豪熱羽釜」です。

 釜の厚みは、圧力炊飯器としては優秀で、2.2mmの厚みと十分です。

 内釜の形状も、羽釜のようなリング形状の部分にヒーターをつけることでヒーティング能力を高め、また、密閉度を高めることで熱を逃さないようにして、沸騰温度をより持続できるようにされています。

 釜のコーティング素材は、IHヒーターと相性が良い鉄器コーティングを採用します。

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 その上で、内釜には「うまみプラスプラチナコート」がなされます。

 水を弱アルカリ性にする効果があり、東京農大の検証では、うまみ成分が5%、甘み成分が45%アップするようです。粘りがあり「ふっくら・甘みのある」ご飯の炊飯が可能になりました。

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 ご飯の堅さは、象印の場合「わが家炊きメニュー」という機能があり自在に選べる仕様です。

 堅さは7段階、粘りは7段階選べ、総計で49通りの炊き分けが可能です。多すぎる気もしますが、AI搭載で、液晶モニターにその日のご飯の評価を入力していくと、次の炊飯に反映していく仕組みです。

 なお、この機能は2017年モデルからこのグレードにも搭載されたもので、旧モデルは、「しゃっきり」「ややしゃっきり」「ふつう」「ややもちもち」「もちもち」と5通りの選択肢から選ぶ方式でした。

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 ご飯の保温は、象印は「こだわり」があるメーカーのひとつです。

 この機種は、人工知能AIとふた開閉センサーでご飯の温度をセンサーで監視する「保温見張り番」機能が装備されます。さらに「おひつボール」を上部に配置することで水分が逃げにくくする「極め保温」機能が搭載されます。これらにより、前の日に炊いたご飯も美味しく食べられる仕組みです。

 また、内ぶたの工夫により、水分の蒸発量を約40%抑制し、つやのあるご飯を長時間保つことを可能にしています。

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 お手入れも手軽です。洗う必要があるのは、ご飯のお釜内ぶたセット蒸気口です。圧力IH炊飯器にしては、かなり掃除がしやすいといえます。

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 以上、極め炊き NP-YT10の紹介でした。

 ポイントは、羽釜の採用でより美味しい炊飯が可能であること、またヒーティング能力の強化により、沸騰温度の維持がより効果的になっていることです。

 この羽釜は、象印の最高級機にも使われている同社イチオシの技術です。「かため」で「しゃっきり」したご飯から「ふっくら・甘みのある」ご飯の炊飯まで美味しく炊くことができるでしょう。


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 【2017】

 3・パナソニック SR-PA187-T
 3・パナソニック SR-PA187-W
  ¥35,900 Amazon.co.jp (7/27執筆時)

 【2018】

 4・パナソニック SR-PA188-T
 4・パナソニック SR-PA188-K
  ¥41,156 Amazon.co.jp (7/27執筆時)

炊飯方法:可変圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.2気圧
内釜素材:ダイヤモンドかまど釜
内釜厚さ:2.6mm
内釜保証:3年保証
保温機能:エコナビ保温  
堅さ調整:3種類(しゃっきり〜もちもち)

  SR-PA188は、パナソニックおどり炊きブランドの炊飯器です。

 「おどり炊き」シリーズは旧三洋電機が出していた人気シリーズです。しかし、統合でパナソニックに引き継がれました。

 こちらは、2017年モデルの在庫が豊富です。ただ、炊飯工程を一部見直した「マイナーチェンジ」です。「加圧追い炊き」「旨み熟成浸水」と名前が付きます。味の差は食べ比べないと分からないレベルなので、(ネットでは)旧機種がお買得です。

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 炊飯方式は、可変圧力IH炊飯です。

 パナソニックの場合、一定の気圧(圧力)が掛けられるだけでなく、炊飯中に加圧・減圧をフレキシブルにできるのが特長です。同社は、これを「可変圧力IH式」と呼んで、普通の圧力式と差を付けています。

 可変圧力IH式は、炊飯の終盤で一気に減圧できるため、中はふっくら・もちもちで、外にハリがあるという美味しいご飯ができやすいという特性があります。また、通常の圧力式がやや苦手とする「しゃっきり・かため」のご飯も割と上手に炊けます。

 かけられる圧力は、最大1.2気圧です。業界最高峰は象印の1.3気圧なので、「最高」ではありません。

 ただ、「おどり炊き」の場合は、炊飯時にお米を「対流」させて、均一に炊く目的で圧力を使うため、単純に比較はできません。

 パナソニックは、お米の内部対流を起こすことが、米の味を増す大きな要素となるという思想から、圧力でほどほどに甘みを引き出しつつ、一粒一粒のお米が立った「ふっくらした」お米の炊飯を炊けるように調整されています。

 結果として、ご飯が他社よりも大粒に炊きあがります。

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 搭載されるIHヒーターは、ふたから底まで5段階で加熱される、5段IHと高性能です。

 沸騰温度の持続性に大きな効果が期待できます。なお、他社の場合、「7重加熱」など、より多い数値を強調する場合がありますが、その場合、IHヒーターと普通のシーズヒーターの「併用」です。

 この部分では、最上位機種までパナソニックが「優位」です。

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 使われている釜は、「ダイヤモンドかまど釜」です。

 厚さは2.4センチと価格相応に厚く、実力が期待できます。形状については、こちらは、「かまど」で使う羽釜の形を摸すことで、発熱効率を向上させています。

 釜のコーティング素材は、ダイヤモンドハードコートです。釜は中空構造になっており、断熱性が高い仕様です。内釜は3年保証が付きます。

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 ご飯の堅さは、「かため」「ふつう」「やわらかめ」と3通りの選択肢があります。焦げ目を付けた「おこげご飯」にも対応します。

 また、パナソニックは独自の「おどり吸水」という技術があり、沸騰前のご飯の吸水時に、圧を調整することでお米への水の浸透率を調整し、堅さを調整します。

 こちらもサンヨー時代からの伝統的な方法で、定評があります。「おどり炊き」は可変圧力IH炊飯器の中では、「かたい」・「しゃっきりした」ご飯の炊飯も無難にこなせるといえます。もちろん「甘く・ふっくら系」のお米は代の得意の機種になります。

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 ご飯の保温については、重量センサーを用いて保温温度を調整するエコナビ保温機能が付きます。ただ、例えば、温度センサーを搭載する象印に比べると、節電性はともかく、美味しさのキープという点では、やや負けるかもしれません。

 いずれにしても、基本的には炊いたら時間を空けずに食べきるか、冷蔵庫に入れるのが良いでしょう。 また、象印と異なり、炊飯時に蒸気をセーブする機能にも、搭載されません。

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 お手入れは、洗う必要があるのは、ご飯のお釜内ぶたセット蒸気ガイドです。圧力IH炊飯器にしては、掃除が手軽で、こちらも掃除がしやすいモデルといえます。

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 以上、パナソニックおどり炊き SR-PA187 の紹介でした。甘くご飯が立った大粒なご飯がたける炊飯器という三洋の炊飯器の傾向が好きだった人は、このモデルが良いでしょう

 また、ふっくら系だけではなく、堅めでしゃっきりしたご飯も、可変圧力方式のためこの炊飯器でもよく炊けます。ただ、それは圧力炊飯器の範疇の話で、やはり堅めの傾向が好みの人は、後ほど紹介するよるスチームIH炊飯器の方が良いと思います。


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【2017】

  5・日立 打込鉄釜 RZ-AV180M-R【赤】
  5・日立 打込鉄釜 RZ-AV180M-W【白】
   ¥36,000 Amazon.co.jp (7/27執筆時)

【2018】

  6・日立 打込鉄釜 RZ-BV180M-R 【赤】
  6・日立 打込鉄釜 RZ-BV180M-W 【白】
   ¥45,717 Amazon.co.jp (7/27執筆時)

炊飯方法:スチーム圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.2気圧
内釜素材:打ち込み鉄釜
内釜厚さ:3mm
内釜保証:6年保証
保温機能:スチーム保温
堅さ調整:2種類(しゃっきり〜もちもち)

 RZ-AV100M は、日立の「ふっくら御膳」シリーズの炊飯器です。

 日立も2017年夏モデルが残っていますが、機能差はなく型番のみの変更です。ネットでは、割と安く型落ち品が手に入るのが嬉しいところです。

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 炊飯方式は、パナソニックの上位機とほぼ同じのスチーム圧力IH炊飯です。

 ただ、可変圧力(Wおどり炊き)に類する機構は、パナソニックと異なり未付属です。また、圧力調整機構はありますが、炊飯時に加圧・減圧はしませんので、可変式でない点では、象印と同じです。

 日立は、60度の高温の長時間浸しと、高温でのスチーム蒸らしにこだわっていますが、比較すれば、パナソニックの方が、技術投資をしている感じがします。

 ヒーターの段数は、非公開です。実物を見た感じでは、IHは2段だと思います。

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 使われている釜は、厚さ3mmの「高伝熱込鉄釜」です。

 これは、溶かした鉄を「超音速打込製法」で高速で打ち込んで錬成される釜です。熱伝導率の高いゴールドと、遠赤が戦を発する炭素のコーティングをすることで、ヒーターの発熱効率をアップさせています。釜の厚さは2.5mmですが、アルミ合金製の内釜で電熱性は高く、高火力を可能にしています。

 ご飯の堅さは さほど多彩ではないですが、炊き分けが可能です。標準モードの他に、「しゃっきり/もちもち」が選べるために、好みに合わせて炊飯が可能でしょう。

 炊きあげたご飯の保温については、「スチーム保温」モードが搭載されます。

 スチームを使って効果的にご飯の乾燥を防ぐことが可能です。一度に炊きあげて、保温しておく人には欠かせない機能でしょうね。ご飯を再加熱するモードも付いています。 象印同様、この点では、この機種も高機能といって良いです。最大24時間まで対応します。

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 お手入れは、洗う必要があるのは、ご飯のお釜のほか、給水レスオートスチーマープレート蒸気キャップなど4点です。各社の最新機種で比べると、洗浄を要する部品点数は1点多めですね。

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 蒸気カット機能は、搭載です。

 空気中に排出される水分量は4.0mLと、蒸気セーブ機能が無い機種にくらべて90%セーブされます。マンションなどで結露に悩まされている人には、とても便利な機能ですね。置き場所も自由にエラバベ増す。

 少量炊飯モードも搭載です。

 5.5合炊きの炊飯器で少量(2合以下)のご飯を炊くと、ご飯の煮崩れや焦げが生じてしまう場合があります。それを緩和してくれる機能です。電気代もセーブできます。

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 以上、日立のRZ-BV180M の紹介でした。

 パナソニックと日立がスチーム圧力炊飯器を出しているメーカーです。

 堅めでしゃっきりしたご飯が好きな方は、どちらにするか迷うところですね。炊飯器としての火力は、パナソニックがやや有利ですが、蒸気セーブ機能などの使い勝手では日立も負けていませんね。価格的にもお買得です。

3・最高級な大型炊飯器の比較

 さて、ここからは、4万円以上のハイエンド(最上位機種)のうち、デンキヤで売れ筋の4機種について紹介していきます。


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 【2017】

  7・パナソニック SR-PW187
   ¥ 39,795 Amazon.co.jp (7/27執筆時)

 【2018】

  8・パナソニック SR-PW188
   ¥ 54,200 Amazon.co.jp (7/27執筆時)

炊飯方法:可変圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.2気圧
内釜素材:ダイヤモンド竈釜
内釜厚さ:2.4mm
内釜保証:3年保証
保温機能:エコナビ保温  
堅さ調整:3種類(しゃっきり〜もちもち)

 SR-PWシリーズこちらは、パナソニックの炊飯器の 「大火力おどり炊き」SR-PW108です。

 旧機種のSR-PW187-Wは、先ほどの下位機種と同じく炊飯中の浸水方法の改良「旨み熟成浸水」と、細かい泡を発生しやすくするために内釜の底に凹凸を付けたこと(ディンプル加工)です。

 炊飯方式の抜本的な変化ではないため、味自体は大きく変わらないでしょう。新機種の登場で価格が下がっている旧機種をオススメします。

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 炊飯方式は、パナソニックの下位機と同じで、圧力の高低を切り替えられる、可変IH圧力炊飯器に分類される炊飯器です。

 ただし、高速相互対流という上位機能も採用されます。

 高速相互対流とは、上図のように、コイルを高速で切り替えることで、外向きと内向きの激しい交互対流を発生させ、「釜底全体から強力な泡の熱対流を起こすことで、お米をおどらせる」仕組みです。

 旧三洋の「おどり炊き」は、釜の内部で対流や細かい泡を生み出すことで、炊飯中の米をかき混ぜ、一粒一粒のお米が立った「ふっくらした」お米の炊飯を炊けるように調整されていました。

 この機種も、仕組みはやや異なりますが、相互対流を起こすことで、一粒一粒の芯までしっかり加熱でき、ふっくら大きく、よりうまみと甘みが増したおいしいごはんが炊き上がります。「ふっくら」効果は数値的にも証明されており、ご飯粒の大きさも、約10%アップします。

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 これらの、高速相互対流可変圧力という米を踊らせる2つの工夫がなされていることから、この炊飯器には「Wおどり炊き」というブランド名が付いています。

 同社の下位機種や、他社の可変圧力炊飯器と比べても、1つ1つの米に火が通りやすいため、お米はより美味しくなります。

 ヒーターの段数は、下位機種より1段多い6段IHヒーターを採用しています。その点で言っても、総合的な火力ではこちらの方が下位機種よりも優位と言えます。

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 使われている釜は「ダイヤモンド竈釜」です。厚さは、下位機種同様の2.4mmです。

 ご飯の堅さは、「かため」「ふつう」「やわらかめ」と3通りの選択ができます。Wおどり炊きモードが付属しますが、基本的には可変圧力炊飯器のため、「ふっくら」と「甘い」炊飯が得意です。

  逆の個性である「かため」で「しゃっきりした」「ハリのある」ご飯も高レベルで炊飯します。ただし、次に紹介するスチーム炊飯器のほうが高レベルです。

  また、この機種は下面に大火力のコイルが使用されているため、いわゆる「おこげご飯」が作れます

 ご飯の保温については、重量センサーを用いて保温温度を調整するエコナビ保温機能が付きます。この点は下位機種と同じで、あり他社より低機能です。

 蒸気セーブ機能は、搭載されません。結露などの面では配慮が必要です。

 お手入れは、洗う必要があるのは、ご飯のお釜内ぶたセット蒸気ガイドです。炊飯器としては標準的でとりたてて面倒でも楽でもないレベルです。

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 以上、パナソニックの炊飯器SR-PWシリーズの紹介でした。

 三洋の炊飯器とパナソニックの炊飯器の技術的なコラボレーションが見られる非常に優れた炊飯器です。「ふっくら甘い」系のご飯も、「しゃっきり」系のご飯も、高レベルで炊き分けられるでしょう


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 【2017】

  9・パナソニック SR-SPA187
   ¥45,799 Amazon.co.jp (7/27執筆時)

 【2018】

  10・パナソニック SR-SPA188-K
   ¥69,700 Amazon.co.jp (7/27執筆時)

炊飯方法:スチーム圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.2気圧
内釜素材:ダイヤモンド竈釜
内釜厚さ:2.4mm
内釜保証:3年保証
保温機能:220度スチーム保温
堅さ調整:4種類(しゃっきり〜もちもち)

 SR-SPAシリーズは、10合炊きでは、同社の十合炊きの上位機です。

 こちらも昨年度モデルが残ります。違いは、「旨み熟成浸水」と「ディンプル加工」と1つ上で見た下位機種と同じです。マイナーチェンジですから、価格の下がった旧機種はお買得です。

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 炊飯方式は、このグレードから、スチーム圧力IH炊飯に代わります。

 こちらも、高速相互対流と最大1.2気圧の可変圧力もかけられる構造になっている「Wおどり炊き」仕様です。ここまでは、下位機種と同じです。

 その上で、この機種は、スチームを使って炊飯をする機能を併せ持ちます。そのため、炊飯器の分類としては、スチーム圧力IH炊飯ないし、スチームW可変圧力IH炊飯器とも呼ぶべきモデルです。

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 スチーム炊飯器は、本体横に水を入れる容器があります。炊飯時にはそこに水を差します。その水が熱で220度のスチーム(蒸気)となります。追い炊きの時、内釜にそのスチームを吹き付けることで高温状態をキープする仕組みです。

 これによって、ごはんのはり、つや、甘みを引き出すことができます。また、メーカーによると、「スチームがごはんの表面をコーティングし、冷めても硬くなりにくく、ふっくら感をキープ」する効果もあります。

 また、炊飯の過程で、フタの部分に逃げ出した水蒸気をキャッチして還元するため、お米の「おねば」に含まれる旨みも同時に釜に戻し、還元できます。メーカーも「濃いおねばがだせる」ことを強調しています。

 そのほか、お米の浸水時(炊飯前半)の温度を高く設定する新・酵素活性浸水などが搭載される点は、パナソニックの下位機種と同じです。

 いずれにしても、スチーム式は、圧力だけに頼らず高温状態を出せるため、「かたい系」「しゃっきり系」の美味しいご飯がやや不得意な(可変)圧力炊飯器の弱点を補う効果があるでしょう。

 ヒーターの段数は、こちらも6段IHヒーターです。

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 使われている釜は、下位機種にも採用されるダイヤモンド竈釜で、厚さが2.4mmである点も同じです。

 ご飯の堅さ4種類の炊き分け機能が付きます。

 またこの機種は可変圧力IH式の機能スチーム炊飯式の機能とを合わせ持つため、「かたい」「やわらかい」といった堅さにかかわる指標だけではなく、「しゃっきり」「もちもち」という食感に関する味の指標も持っています。

 そのため、ご飯の堅さにこだわりのある人は、この機種はとても良い選択肢でしょう。また、下面に大火力のコイルが使用されているため「おこげご飯」が作れます

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 ご飯の保温は、スチーム保温機能が付きます。こちらは、スチームを吹き付けつつ保温するため、ご飯が乾きにくいです。長時間保温した後でも美味しくご飯が食べられる機種です。

 下位機種と同じく、重量センサーを使って、保温温度を調整するエコナビ保温もついていますので、さらに効果的と言えます。

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 お手入れは、洗う必要があるのは、ご飯のお釜内ぶたセット水容器です。圧力機能と旨み還元機能がつくため、下位機種にくらべて内ぶたに凹凸があります。

 また、中央部分のフィルターを取り外して洗浄する必要があるため、一手間余計にかかります。ただ、そうたいへんではなく、問題ないレベルです。

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 以上、パナソニックの炊飯器の SR-SPA107 の紹介でした。

 圧力IHの機能とスチームIHの機能が高度にミックスされた最高機種です。日によって、料理によって、お米の種類によって、ご飯を「ふっくら」「しゃっきり」など炊き分けたいと思っている方は、この機種がおすすめできます。


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【2017年】

 11・パナソニック SR-SPX187-R [レッド]
 11・パナソニック SR-SPX187-W [ホワイト]
  ¥62,047 Amazon.co.jp (7/27執筆時)

【2018年】

 12・パナソニック SR-VSX188-K 【黒】
 12・パナソニック SR-VSX188-W 【白】
  
¥91,513 Amazon.co.jp (7/27執筆時)

炊飯方法:スチーム圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.2気圧
内釜素材:ダイヤモンド竈釜
内釜厚さ:2.5mm
内釜保証:3年保証
保温機能:スチーム保温
堅さ調整:4種類(しゃっきり〜もちもち)

 SR-SPXシリーズはパナソニックの今年度の最上位機です。

 なお、2017年旧機種が、併売中です。2017年6月に登場した際は10万円を超えていました。現在は新機種の登場で、半値近くになっており、たいへんお買い得感があります。こちらは赤色があります。

 2018年6月登場の新機種との違いは、のちほどお知らせします。

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 炊飯方式は、スチーム圧力IH炊飯器です。

 繰り返しになりますが、高速相互対流と最大1.2気圧の可変圧力もかけられる「Wおどり炊き構造」と、スチームを使って炊飯をする機能を併せ持つ構造で、スチームW可変圧力IH炊飯器といえるものです。

 この点では、同社の下位機種と同じです。「堅めでしゃっきり系」のご飯はひときわ「得意」です。

 ヒーターの段数は、こちらも6段IHヒーターです。

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 使われている釜は、下位機種と同じ名前のダイヤモンド竈釜です。

 しかし、こちらは中空面を複数持たせ、また高断熱素材を多数使用することで、構造の内釜の断熱性がさらにアップしています。また、底面も凹みを付けたディンブル加工がなされ、米を踊らせる大きな泡を発生させやすくしています。

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 ご飯の堅さは この機種の場合、こだわりがあります。

 なぜなら、「ブランド米」の種類ごとに、銘柄に適した火加減で細かくご飯を炊き分ける機能が付属するからです。40種類以上のお米が登録されます。

 また、銀シャリモードの他「よりかため、かため、やわらか、よりかため」という堅さ系の指標と、「しゃっきり、よりしゃっきり、もちもち、よりもちもと」という食感系の指標で、計8通りの炊き分けが可能です。よりきめ細かい設定でご飯を炊くことができる高級機です。

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 また、さらに細かい銘柄の設定もできます。

 ただ、スマホの無料アプリを介する必要があります。なお、スマホアプリを使って炊飯器の予約操作なども可能です。炊飯器にWi-Fi機能があるため、こうした操作が可能という仕組みですね。

 炊きあげたご飯の保温については、下位機種同様に「スチーム保温」モードが搭載されます。

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 お手入れは、下位機種同様で、洗う必要があるのは、ご飯のお釜給水レスオートスチーマープレート蒸気キャップです。基本的に面倒ではありません。

 以上、SR-SPXシリーズの紹介でした。釜の品質が向上しているため、炊飯のスペックは確実に上がっていると言えます。

 下位機種と1万円以上の価格差がありますが、とくに銘柄米で炊き分けられる機能は、高級機を買おうとする購買層にはかなり魅力かでしょう。ブランド米は今とても流行ってますし、予算があれば、買って後悔することはない機種の1つですね。  

ーーー

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 なお、2018年6月登場の新機種については、5つの改良がなされました。

 第1に、炊飯中の浸水方法の改良(旨み熟成浸水)です。

 第2に、細かい泡を発生しやすくするために内釜の底に凹凸をディンプル加工)です。

 ここまでは、下位機種の場合と同じです。これに加えて最上位機は、次のような改良がなされています。


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 第1に、圧力センサーの改良です。

 1.2気圧と1気圧の中間に2段階(1.1気圧、1.15気圧)を検知できるようになっています。

 第2に、炊き分け機能の強化です。

 圧力制御が細かくできるようになったことで、ご飯の炊き分けが2段階から3段階に細分化されました。

 その他は、炊き分け銘柄の追加(2種類)と操作キーの改良などがポイントとなります。

 第3に、鮮度センシング機能です。

 圧力センサーを利用して、お米の水分(乾燥度)を検知し、精米から時間が経ったお米の炊き方を調整できます。

ーー

 新機種は、圧力系の改良ですので、味の傾向は従来機より変わってくるでしょう。とくに、米の鮮度に全く気を使わない方は、劇的な改善があるかもしれません。

 ただ、旧機種は倍以上安く、内釜や火力の部分は、新型と変わりません。この点から言えば、やはりAtlasとしては、「破格」といえる旧機種が魅力だと思います。


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 【2017年モデル】【8合モデル】

 13・タイガー THE炊きたて JKX-V152-K
  
¥35,334 Amazon.co.jp (7/27執筆時)

炊飯方法:可変圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.25気圧
内釜素材:本土鍋
内釜厚さ:4.5mm
内釜保証:3年保証
保温機能:
堅さ調整:

 JKX-Vシリーズは、タイガーの炊飯ジャー「炊きたて」シリーズの最上位機種です。タイガーについては「8合」となります。

 本当の「土鍋」を採用する面白い製品です。なお、新旧両機種ありますが、性能面は変わりません。

 炊飯方式は、圧力IH炊飯です。

 タイガーは、圧力を細かく調整しながら炊飯する可変IH圧力炊飯になります。なお、土鍋をつかっているため、メーカーでは土鍋圧力IH炊飯器と表現しています。

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 かけられる圧力は、最高1.25気圧になります。

 一方、可変IH圧力炊飯の構造は、独特です。こちらも、パナソニックのように加圧・減圧を繰り返すタイプですが、目的が異なります。

 パナソニックは、「米を踊らせる」という目的でしたが、タイガーは、気圧・温度を炊飯中に制御することで、お米の甘みと粘りをバランスよく引き出すという、直接的な「味」の意味で利用しています。

 そのため、圧力ボールをわざわざ2つ用意し、1.25気圧・1.05気圧という固定値で可変できる、W圧力仕様にしています。

 ヒーターの段数は、非公開です。問い合わせましたが、教えてくれませんでした。

 ただ、タイガーは、土鍋自体の蓄熱性を使って沸騰温度を維持する仕組みですから、段数はあまり意味ないから、という正当な理由があります。

 加熱にパワーが必要な土鍋のため、鍋底については「280度での高温にできる仕様」です。高温炊きで、「ふっくら・もちもち」感を出しつつ、ご飯のハリも重視すると言う点で、パナソニックのスチームIH式に、メーカーの推奨する「ご飯の理想像」は近いでしょう。

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 使われている釜は、「表面6層コート本土鍋」です。

 こちらは、本物の土鍋(セラミック)です。本体も鉄製の釜よりも重厚感がある感じで、見た目も非常に美味しく炊けそうです。土鍋は、焼成を3度繰り返すことで作られた本格仕様です。本体の値段の数割分はこの釜の値段でしょう。

 土鍋を模した構造のため、「香ばしい」ご飯が炊くことができます。ちなみに、メーカーで「香ばしい」を使っているのはタイガーの炊飯器だけです。

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 コーティングは、6層で、鍋の厚みは、4.5mmになります。。コーティングは3年保証です。ちなみに土鍋にはふたがつきますが、(当たり前ですが)炊飯時には使いません!炊きあがったとき、ご飯を「おひつ」とする場合に使うものです。

 さらに、内ぶたも土鍋コーティングがなされており、釜の中の熱を逃がさない構造担っています。

 象印のプラチナコーティングは、水を弱アルカリ性に変質させることで米の甘み成分を強化するものでした。タイガーの場合は、熱を逃がさず閉じ込めることを最重要視し、土鍋コーティングを施しているといえます。強火力で土鍋で炊いたご飯が美味しいという仕組みを応用したものです。

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 ご飯の堅さは、一方でこの機種は明示的な硬さの炊き分け機能はありません

 ただ、雑穀米や玄米を炊く機能のほか、麦飯専用のモードを搭載するなど、健康米系が充実するのが、タイガーの炊飯器に共通する特長ですね。

 また、「おこげご飯」も炊けます。パナソニックの「おこげご飯」と異なって、こちらは、3段階で焼き目を調整できます。「おこげご飯」を先に取り入れたのはタイガーなので、この方面での優位性があります。

 ご飯の保温は、温度を「低め」に設定することで乾くのを防ぐモードと、ご飯を再加熱するモードが付いています。あまり高機能とは言えません

 蒸気セーブ機能は、未搭載です。

 お手入れ洗う必要があるのは、ご飯のお釜内ぶたセット蒸気口(スチームキャップ)です。内ぶたは安全弁が2つあり、若干掃除が手間かもしれませんね。しかし、許容範囲でしょう。

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 以上、炊飯ジャー「炊きたて」JKX-Vシリーズの紹介でした。

 土鍋を使い熱を逃がさず高温に保つという、かなり独創的な炊飯器だと思います。また、独創的だけではなく、米の甘み成分をひきだすために沸騰温度を維持するにあたって理に適った正統的な発展形態だと思います。

 ただ、他の上位機種に較べると、お米を美味しく保温する機能が付いていない点はネックです。おひつのふたが付いているので、夏場以外は釜から出して保存はできますが、やはり、炊いたら直ぐ食べたり、ご飯を冷凍するなりする方向けの商品でしょう。


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 【2018】

 14・象印 炎舞炊き NW-KA18-BZ
 
15・象印 炎舞炊き NW-KA18-WZ
  ¥84,600 Amazon.co.jp (7/27執筆時)

炊飯方法:圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.5気圧
内釜素材:南部鉄器極め羽釜
内釜厚さ:1.7mm(釜底2.3mm)
内釜保証:3年保証
保温機能:極め保温
堅さ調整:7通り炊分

 NW-KAシリーズは、象印の2018年の最新モデルです。

 象印は、2018年に最高級機のフルモデルチェンジをし、従来とは大きく仕様を変えてきました。「炎舞炊き」という、キャッチーな愛称を付けた「初号機」となります。

 炊飯方式は、象印の下位機種と同じく、圧力IH炊飯です。

 かけられる圧力は、1.3気圧です。象印は、昨年度は1.5気圧でしたので、圧力の部分ではスペックダウンです。

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 搭載されるIHヒーターは、今までにない新方式です。底IHヒーターを3つ搭載し、独立制御させるローテーションIH式です。

 この場合、内釜の中に、複数の複雑な対流が生じ、米が「激しくおどり」ます。ムラのない熱対流は「美味しいご飯を炊く秘訣」ですが、サーモグラフィを見ても、実際相当に熱が均等です。

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 使われている釜は、新開発の「業炎かまど釜」です。

 アルミ・鉄・ステンレス複数素材を利用したハイブリッド式で、2.2mmの厚さの製品です。

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 なお、この部分で言えば、旧世代機は、「南部鉄器極め羽釜」という鋳鉄製の「伝統工芸」とも言える釜を使っていました。今回のモデルは、工業製品で、釜圧も薄いのです。

 しかし、先述のローテーションIH式の効用で、熱伝導率は相当にパワーアップしています。新機種との対照実験(サーモグラフィ)でそれが示されています。

 なお、Atlasは、鋳鉄(南部鉄器)である技術的必然性について象印から説明がなく、効果に「疑問」がありました。その点でも、新機種の「進化」は、とても良いものだったと思います。

 象印が大事にしてきた羽釜形状も、厚め「ふち」をつける形で、継承しています。

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 ご飯の堅さは、この機種も、かなり自在に選べる仕様です。

 堅さは11段階、粘りは11段階選べ、総計で121通りの炊き分けが可能です。AI搭載で、液晶モニターにその日のご飯の評価を入力していくと、次の炊飯に反映していく仕組みです。なお、「おこげご飯」が炊けますが、タイガーのように焼き加減は調整できません。

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 ご飯の保温については、人工AIが釜内に残ったごはんの量を推測し、温度コントロールをする機能が付きます。これは下位機種に付かないものですが、ご飯の乾燥を防ぐのにとても効果的です。

 これに加えて、下位機種と同じく、「うるおい二重ぶた」により、水分の蒸発量を約40%抑制し、つやのあるご飯を長時間保つことを可能にしています。

 蒸気セーブ機能は、搭載されます。ただ、この機能は、「蒸気セーブ炊飯」という特殊なモードで炊飯した場合に、約80%蒸気セーブができるというものです。

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 お手入れの際、洗う必要があるのは、ご飯のお釜内ぶたセット蒸気口です。

 このうち内ぶたは「二重ぶた」を外して洗う必要があります。内ぶた凹凸があり、若干洗いにくいですが、圧力IH炊飯器にしては掃除がしやすいといえます。

 以上、象印の「炎舞炊き」という最上位機種の紹介でした。

 従来的に象印が強い「加圧」に加えて、ローテーションIH式という、びっくりする新機軸を搭載した機種です。おそらく、数年にわたって評判を呼んでいく「名機」になると思っています。

 伝統工芸の進行も素晴らしいことですが、家電好きとしては「技術の進化」を感じさせるこの機種に、とても交換を持ちました。味も確かです!

後編に続く!
高性能10合炊き炊飯器のおすすめは、結論的にこれ!

 というわけで、今回は、比較的価格の高い炊飯器について比較しました。

 「比較の点数が少ないのではないか?」と思う方もいるかもしれません。しかし、1升炊きは、5合炊き以下と比べると購買層が少ないため、「中級〜高級機」に限定すると、この程度の数となります。

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 次回の後編【こちら】では、ここまで紹介してきた全機種の中から、目的別・予算別に最終的なおすすめ機種についてまとめておきたいと思います。

 後編は→こちら

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posted by Atlas at 18:02 | 炊飯機

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