【今回レビューする製品】2025年 ブラウンのシェーバー性能とおすすめ:機能や消耗品の違いとランキング:激安シェーバー シリーズ6 シリーズ5 シリーズ3
【比較する製品型番】ブラウン シリーズ3 3020s-B 3010s 310s シリーズ5 51-R7200cc 51-M1200s-V 52-A1200s 52-B7200cc 52-M1200s 52-N7200cc 51-W1200s 51-M1200s 51-M4500csv 50-B1200s 50-W1200s 51-B7200cc 51-W1200s-V 50-B7000cc 50-B7000cc-v 51-W7000cc 51-W7000cc-V 52-A7000cc 51-M1200s-SP 52-R1200s シリーズ6 61-B4200cs 60-B4200cs 60-N4200cs 61-N7000cc-V 50-M1200S-SP 300S-R-SP 62-S1200s 62-B7200cc
今回のお題
比較的安いブラウンのシェーバーのおすすめはどれ?
ども、Atlasです。
今回は、2025年7月現在、最新のドイツのブラウンの電気シェーバーの比較の3回目記事です。
3・ブラウン格安シェーバーの比較
3-1:選び方の基本の説明【導入】
3-2: シリーズ3
刃の数:3枚刃
予算:5,000円〜
3-3:シリーズ5
刃の数:3枚刃
予算:8,000円〜
3-4:シリーズ6
刃の数:3枚刃
予算:1.2万円〜
4-5:最終的なおすすめの提案【結論】
3回目記事では、「シリーズ3」「シリーズ5」「シリーズ6」を比較します。
値段は安めですが、初めて買う入門用としても人気です。
ブラウンシェーバーの特長がしっかり出ている機種も、多いです。
1・ブラウン高級シェーバーの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明 【導入】
1-2:シリーズ7
刃の数:3枚刃
予算:1.5万円〜
1-3:シリーズ8
刃の数:3枚刃
予算:2.5万円〜
1-4:シリーズ9 Pro +
刃の数:4枚刃 (5+1)
予算:3万円〜
2・ブラウン高級シェーバーの比較 (2)
2-1:シリーズ9 Pro + 9560cc系
刃の数:4枚刃 (5+1)
予算:5万円〜
2-2:シリーズ9 Sport+
刃の数:4枚刃(4+1)
予算:3万円〜
2-3:最終的なおすすめの提案【結論】
なお、予算的に2万円以上になる上位シリーズは、前回の1回目記事で見ています。
こちらをお探しだった場合は、【こちら】をご利用ください。
よろしくお願いします。
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肌の優しさ ★★★★★
シェーブ速度 ★★★★★
深剃り対応 ★★★★★
くせ毛対応 ★★★★★
清潔性 ★★★★★
おふろ剃り ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、いつものように、各機種を比較します。
そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。
ーー
1・ラムダッシュ5・6枚刃シェーバー
2・ラムダッシュ3枚刃シェーバー
3・ブラウンの高級シェーバー
4・ブラウンの格安シェーバー
5・フィリップスのシェーバー
6・イズミの低価格シェーバー
7・防水・風呂ぞり対応シェーバー
8・トラベル用・携帯用シェーバー
9・おすすめシェーバーまとめ【結論】
なお、今回の記事は、このブログのシェーバ比較記事全体としては、その4回目記事として書きました。
3-1・ブラウンのシェーバーの選び方の基本
はじめに、ブラウンシェーバーの「選び方の基本」からです。
今回は、ブラウン製品が、ライバルと言える、パナソニックとフィリップスもと比べてどのような特長があるか、簡単に確認しておきます。
あくまで「傾向」としてですが、これらのメーカーは次のような特色があります。
1・パナソニック
深剃りと肌の優しさが特長
シェービングスピードが速い。
2・フィリップス
肌に最も優しい。
シェービングに時間がかかる。
3・ブラウン
深剃りとクセ髭に強い。
シェービングス速度はパナソニックに次ぐ。
ブラウンの特長は、(格安機種でも)他社より深剃りが得意で「そり残しが少ない」という点です。
ブラウンの欠点は、肌への当たりが強めという点です。
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結論的にいえば、今までシェーバーで「肌負け」した経験のある方には、ブラウンの安いシェーバーはあまりオススメできません。
この部分に配慮のある、【ブラウンの高級シェーバー】を選ぶ方か、同じほどの値段ならば、フィリップスやパナソニックのほうがよいです。
ただ、深剃り対応とくせ毛への対応は、下位機種でも「とても優秀」です。
3-2・ブラウンのシリーズ3
では、紹介をはじめます。
はじめに、「シリーズ3」の多くの機種に共通する、シェービング技術の部分の基本性能について説明します。
1・シリーズ3のシェービング技術
ブラウンの場合、最上位機を除けば全て「3枚刃」です。
深剃りは、シリーズ3でもレベルが高いです。
左右2枚の刃に、900の編み目を持つ、ディープキャッチ網刃を採用するからです。
1.5万円を超える「シリーズ7」以降とは差がありますが、少なくとも(少し上位の)「シリーズ5」「シリーズ6」とこの部分で差はないです。
曲線部のそり味も、上位のシリーズ5と変わりません。
コアとなる技術は、3枚の刃が上下に浮き沈みする、3連サスペンションヘッドです。
クセヒゲ対応力は、一方、上位機と差があります。
クセヒゲは、真ん中のトリマー刃の性能がポイントなってきます。
しかし、シリーズ3は、上位機と異なる「S字型クセヒゲトリマー」で、くせ毛や長い毛の対策力は劣ります。
肌への優しさは、冒頭で示したように、さほど配慮がないです。
なお、ブラウンは、上位機種を含めて「肌に優しい」と言う言葉を「早く剃れるから、肌へのダメージは少なかろう」という意味で利用することがあります。
少し特殊な言い回しなので、他社機と比較する場合、やや注意が必要です。
とはいえ、シリーズ5の一部機種には、この部分にメスを入れた機種があるので、気になるならば、上位機を選ぶと良いと思います。
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結論的にいえば、深剃りの部分は、少なくとも、1万円以下の全製品を通しても優秀といって良い機種です。
ただし、1つ上位のシリーズ5と比較すると、クセヒゲ対応力が少し弱く、しっかり剃りきるのには、少し時間がかかるグレードといえます。
「深剃り対応力」については、上位機に比する十分な能力があります。
20年近く続く安定して、信頼できるシステムを使ったシェーバーですから、費用面からシリーズ3を選ぶのも「あり」だと思います。
2・シリーズ3の種類と選び方
では、最も安価なBraunのシリーズ3の各機を順番に紹介していきます。
なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記します。
〈2015年モデル〉
【Amazon限定】
58・ブラウン シリーズ3 3010s
¥5,480 Amazon.co.jp (7/11執筆時)
風呂利用:対応
【通常型番】
58・ブラウン シリーズ3 3020s-B
¥6,280 Amazon.co.jp (7/11執筆時)
風呂利用:不可(水洗い可)
駆動方式:往復式
刃の種類:3枚刃
ヘッド:フロートヘッド
音波洗浄機:なし
充電時間: 1時間
3020sと3010sは、シリーズ3のなかでは最もお買い得なモデルです。
発売開始は2015年ですが、現在も継続生産中のロングセラー機です。
同系列ですが、Amazon限定モデルのみ、風呂利用(泡剃り)対応です。
シェービングに関する技術は、先ほど示したシリーズ3に共通する技術を網羅します。
同じほどの価格の他社の入門機と比較する場合、深剃りの部分で、やはり有利です。
そのほか、もみあげや髭をきるため、ポップアップ式しのキワゾリ刃が付く点も、利便性の上では強調して良い部分です。
防水性能は、先述のように、通常型番は水洗いはできますが、風呂剃り不可です。
シェーバーの場合、コンセント充電中にも利用できる仕様にしているので、安全面でお風呂での利用は不可という意味です。
充電時間は、1時間の急速充電に対応します。また、一度の充電で45分の利用が可能と、タフさも自慢です。
ただ、電池の種類は、シリーズ3はどれもニッケル水素電池であり、リチウムイオン電池は不採用です。
充電切れ間際に出力が落ちがちで、交換までの電池寿命の部分もリチウムイオンより弱いです。
なお、電池残量はパネルでは分かりませんが、切れる寸前の充電督促ランプはあります。
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以上、3020sと3010sの紹介でした。
5000円以下の価格帯のシェーバーとしては、深剃り性能が高レベルと言える製品です。
お風呂での利用など、最近流行している機能も搭載しているので、深剃りできるモデルで、格安な物を探している方にはおすすめできます。
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〈2017年モデル〉
59・ブラウン シリーズ3 310s
¥3,978 楽天市場 (7/11執筆時)
〈エチケットカッター付属〉
59・ブラウン シリーズ3 310s-B-EN
¥6,142 楽天市場 (7/11執筆時)
風呂利用:対応
〈交換用網刃・内刃付属〉
59・ブラウン シリーズ3 300S-R-SP
¥7,280 楽天市場 (7/11執筆時)
風呂利用:不可(水洗い可)
駆動方式:往復式
刃の種類:3枚刃
ヘッド:フロートヘッド
音波洗浄機:なし
充電時間: 1時間
なお、310シリーズも300sシリーズも、シリーズ3のシェーバーですが、先ほどの機種の下位機種です。
こちらは、期間限定で、エチケットカッター付属のブラックモデルも見られます。
機能面では、ただ、通常内刃の脇にあるマイクロコームが省略です。
クセヒゲ対応力と肌のあたりの部分で、能力が劣ります。
そのほか、電池の残量表示ができないなど相当割り切った作りですし、あまりおすすめできません。
3-3・ブラウンのシリーズ5
つづいて、ブラウンの中級ラインとなる「シリーズ5」を紹介します。
なお、シリーズ5は、2020年に大きなモデルチェンジがありましたので、それをふまえて、解説しています。
〈2024年モデル〉〈ブルー〉
60・ブラウン シリーズ5 52-A1200s
¥7,474 楽天市場 (7/11執筆時)
69・ブラウン シリーズ5 52-M1200s
¥14,800 Amazon.co.jp (7/11執筆時)
(替え刃1回分おまけ)〈ブルーとブラック〉
60・ブラウン シリーズ5 52-M1200s-SP
¥13,469 楽天市場 (7/11執筆時)
60・ブラウン シリーズ5 52-M1200s-BSP
¥12,800 楽天市場 (7/11執筆時)
〈2022年モデル〉〈ブルーとシルバー〉
61・ブラウン シリーズ5 51-W1200s
61・ブラウン シリーズ5 51-M1200s
¥8,800 楽天市場 (7/11執筆時)
61・ブラウン シリーズ5 51-W1200s-V
61・ブラウン シリーズ5 51-M1200s-V
¥8,800 Amazon.co.jp (7/11執筆時)
【特定店向け】(+ポーチ・ヒゲトリマー・充電台)
62・ブラウン シリーズ5 51-M4500cs-V
¥12,800 楽天市場 (7/11執筆時)
〈2020年モデル〉〈ブルーとシルバー〉
63・ブラウン シリーズ5 50-B1200s
63・ブラウン シリーズ5 50-W1200s
¥13,619 楽天市場 (7/11執筆時)
【特定店向け】(+交換用網刃・内刃おまけ)
64・ブラウン シリーズ5 50-M1200S-SP
¥13,649 楽天市場 (7/11執筆時)
駆動方式:往復式
刃の種類:3枚刃
ヘッド:フロートヘッド
音波洗浄機:なし
充電時間: 1時間
風呂利用:対応
1200sシリーズは、シリーズ5のシェーバーの入門機です。
人気シリーズで、新旧含めてかなりの数があります。
そのため、はじめに、新旧の違いを確認しておきます。
第1に、2024年モデルです。
この年のみ、新ターボモードが付属です。
深剃り精度は同じですが、高速な部分で、シェービング速度自体は上がります。
ただ、バッテリー消耗が大きいほか、モーター負荷もかかるでしょうし、マストではないように思います。
ブラウン 替え刃 F/C53B
¥6,817 楽天市場 (7/11執筆時)
なお、20年モデルに「替え刃」をおまけに付けた製品がでています。
替え刃を別に買う場合は、以上の値段です。差額は見ましょう。
第2に、2022年モデルです。
この世代からは、センシングに人工知能テクノロジーが採用されました。
上位機の技術が下りてきた形です。センサーがヒゲの密度をセンシング(13回/秒)し、自動的にパワー制御する仕組みです。
パナソニックも似た機能がありますが、押しつけ圧でヒゲ量を量っていると思われます。いずれにしても「肌の優しさ」と「深剃り」双方に関係する技術です。
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結論的にいえば、22年モデル以降の機種が良いでしょう。
また、各年度とも流通ルートで型番を分けるだけで、後述する付属品の部分以外同じですので、基本どれを選んでもOKかなと思います。
あとは、かわりないので、同時にみていきます。
シェービングに関する技術は、シリーズ3との差は少ないです。
同じく3枚刃で、ディープキャッチ網刃、刃の部分だけ上下稼働するフロートヘッド(3連密着ヘッド)ですから、ほぼ変わらないと言えます。
ただし、中間のトリマーは、高性能化しているので、クセヒゲ対応力は少し上位です。
あえて言えば、ハンドルがスリムになり、人間工学的に合理的な形状になったので、使い方によっては、差を感じるかもしれません。
防水性能は、本機も対応です。お風呂で、シェービングできます。
さらに、刃を付けたまま、水洗いしやすいような「クイック洗浄システム」も搭載です。
刃の部分も、ワンクリックで外せる新形状になりました。
充電時間は、1時間の急速充電に対応します。
フル充電で50分の連続利用が可能です。また、1回分ですが、5分間の急速充電にも対応しました。
また、ブラウンの場合、シリーズ5より上位は、リチウムイオン電池です。それもあり、充電残量は3段階で表示されます。
シリーズ3まではニッケル水素電池ですが、比べると、バッテリー切れまでパワーを維持しやすく、また、電池寿命も長いと、良いところしかないです。電池のメモリー効果も無ではないですが、少ないです。
付属品は、新旧問わず、どの製品も後述する、着脱式のキワぞりトリマーと、持ちはこび用の網刃保護キャップは付属です。
「特定店向け」に、ヒゲトリマー・簡単なポーチ、あるいは、交換用網刃・内刃が「おまけ」で付くバージョンがあります。
ヒゲトリマーは、1mm・2mm・7mmと調整できるほか、キワゾリトリマーも兼ねます。
一方、この部分で補足しておけば、本機はヘッドの小型化に伴って、ポップアップ式のキワゾリ刃がない点は注意してください。
そのため、ヘッド交換式する方式のキワゾリトリマーが付く形です。交換は、ワンクリックで外せる工夫(ヘッド切替システム)があるので、そう面倒でもないです。
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以上、1200sシリーズの紹介でした。
新しいシリーズ5はシェービング技術の部分は、下位のシリーズ3とあまり変わらない製品です。ただ、お風呂で主に利用する方は、なかなか考えられた製品です。
その用途でにかぎれば、本機は良さそうです。
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〈2024年モデル〉
65・ブラウン シリーズ5 52-B7200cc 【青】
¥13,600 楽天市場 (7/11執筆時)
【Amazon限定】
66・ブラウン シリーズ5 52-N7200cc【黒】
¥14,800 Amazon.co.jp (7/11執筆時)
〈2022年モデル〉
67・ブラウン シリーズ5 51-B7200cc 【青】
¥13,000 Amazon.co.jp (7/11執筆時)
【Amazon限定】
68・ブラウン シリーズ5 51-R7200cc【赤】
¥18,800 Amazon.co.jp (7/11執筆時)
〈2020年モデル〉
69・ブラウン シリーズ5 50-B7000cc 【青】
¥11,500 楽天市場 (7/11執筆時)
(洗浄液2個)
70・ブラウン シリーズ5 50-B7000cc-v【青】
¥12,800 楽天市場 (7/11執筆時)
【廉価版】(キワゾリなし)
〈2024年〉
71・ブラウン シリーズ5 51-W7000cc-V 【白】
¥12,999 楽天市場 (7/11執筆時)
72・ブラウン シリーズ5 52-A7000cc 【青】
¥11,980 楽天市場 (7/11執筆時)
〈2022年〉
73・ブラウン シリーズ5 51-W7000cc 【銀】
¥12,999 楽天市場 (7/11執筆時)
駆動方式:往復式
刃の種類:3枚刃
ヘッド:フロートヘッド
音波洗浄機:付属
充電時間: 1時間
風呂利用:対応
一方、アルコール洗浄機付充電器のモデルも発売されています。
新旧の違いは、ターボモードと人工知能テクノロジーの部分となります。
こちらの場合も、基本的に2022年モデル以降が良いでしょう。
付属品は、一方「廉価版」と書いた2機はキワゾリトリマーが未付属です。
そこだけ注意しつつ、あとは値段できめて良いでしょう。
シェービングに関する技術は、洗浄機未付属の機種と違いはありません。
ブラウン 洗浄液 CCR3 CR (3個入)
¥2,060 Amazon.co.jp (7/11執筆時)
ブラウン 洗浄液 CCR6 CR (6個入)
¥3,310 Amazon.co.jp (7/11執筆時)
洗浄液のコストは、以上の通りです。
1ヶ月で、600円前後のコストになります。アルコール入りの洗浄機で、清潔性の面では定評のある製品です。
これを高いとみるか、安いとみるかはそれぞれですが、毎回清潔なシェーバーを使える快適さを考えれば、Atlasとしては大きな価値があると思います。
ただ、お風呂でのウェットシェーブに向いた機種に、洗浄機付きは不似合いなので、あまり売れない気もします。
実際のところ、ブラウンは(他社と異なり)、上位機のシリーズ8・9以外は、洗浄までで、ファンによる乾燥に非対応です。
自然乾燥だと乾ききらない場合があり、かえって不快になることもあるため、下位機ではあまりおすすめしません。
どうしても欲しい場合は、【ブラウンの上位機の比較記事】で紹介した、シリーズ9をおすすめしています。型落ち機ならそれなりに安いです。
3-4・ブラウンのシリーズ6
ここからは、1万円前後で購入できる中級機となる、シリーズ6を紹介します。
1・シリーズ6のシェービング技術
はじめに、新しい「シリーズ6」にみられる機能のうち、下位シリーズと比較して、とくに重要と思われるシェービング技術の進化について、説明します。
最も注目するべき進化点は、アゴなどの曲線部対応の強化です。
下位シリーズは、右図のように、外刃が上下する3連サスペンション(フロートヘッド)だけでした。
しかし、「シリーズ6」の場合、フロートヘッドに加えて、ヘッド自体が前後に20度スイングする「スイング密着システム」を採用します。
そのため、両方合わせても前後・上下に稼働するため、曲線部により密接でき、そり残しが少なくなります。
シェービング速度についても、それに応じて、高速化しています。
その他の部分は、クセヒゲ対応力は、シリーズ5とほぼ同等で、深剃りの部分は、シリーズ3とあまり変わらないと言えます。
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結論的にいえば、「深剃りできる」点では、「シリーズ6」と、先ほどみた「シリーズ5」は、さほど性能差はありません。
ただ、「クセヒゲの対応力」「肌への優しさ」「シェービングスピード」という3点については、シリーズ3よりも高機能化し、総合力はシリーズ5のが高いといえます。
一方、より上位のシリーズ7と比較すると、ヘッド構造の柔軟性がますなどして、クセヒゲや曲線部のシェービングがよりうまくなっていきます。また、「肌への優しさ」も、上級機は改善していきます。
深剃りも(密着できる分)得意になっていきますが、使い方がうまければ、あまり差は感じません。
いずれにしても、深剃りの部分で、ハッキリ技術的差異があるのは、最上位機シリーズ9だけなので、予算的に言って、このグレードを選ぶのは「あり」だと個人的には思います。
て、信頼できるシステムを使ったシェーバーですから、費用面からシリーズ3を選ぶのも「あり」だと思います。
2・シリーズ6の種類と選び方
では、シリーズ6の各機を順番に紹介していきます。
〈2025年モデル〉
75・ブラウン シリーズ6 52-R1200s
¥10,780 楽天市場 (7/11執筆時)
〈2024年モデル〉
76・ブラウン シリーズ6 62-S1200s
¥14,564 楽天市場 (7/11執筆時)
〈2022年モデル〉
77・ブラウン シリーズ6 61-B4200cs-V
¥14,580 Amazon.co.jp (7/11執筆時)
78・ブラウン シリーズ6 61-B4200cs
¥15,340 楽天市場 (7/11執筆時)
〈2020年モデル〉
79・ブラウン シリーズ6 60-B4200cs
79・ブラウン シリーズ6 60-N4200cs
¥15,199 楽天市場 (7/11執筆時)
駆動方式:往復式
刃の種類:3枚刃
ヘッド:スイング密着システム
音波洗浄機:なし/あり
充電時間: 1時間
風呂利用:対応
1200s・4200csなどは、新しいシリーズ6のシェーバーです。
いくつか型番があります。
シリーズ5と同じで、24年モデルのみに、ターボモード、22年モデル以降のみに、人工知能テクノロジーが搭載です。
先述のように、ターボモードは「マスト」ではないと思うので、22年モデル以降ならば、値段で決めて良いかなと思います。
75:52-R1200s
・キワゾリトリマー
76:62-S1200s
・キワゾリトリマー
・網刃保護キャップ
77・61-B4200cs-V
・キワゾリトリマー
・ソフトケース
・充電スタンド
・ポーチ
78・61-B4200cs
・キワゾリトリマー
・ソフトケース
・充電スタンド
79:60-B4200cs 60-N4200cs
・キワゾリトリマー
・ソフトケース
・充電スタンド
あとは、付属品の違いだけです。
ただ、上表のように流通ルートで「おまけ」の付属品がかなり変わります。
キワゾリトリマー(左図)は基本的にどれも付属します。
縦置き充電スタンド(右図)は未付属モデルがあります。
網刃保護キャップは、ソフトケースの代わりといえ、持ちはこび用に付いています。
持ちはこびの際に、刃が壊れないような装備と考えてください。
このほか、以前は、ヒゲトリマーとボディトリマーがおまけの構成もありました。
現在はないですが、一応書いておきます。
ヒゲトリマーは、一部機種のみ付属します。
0.5mm~7mmで、ヒゲの長さを調整できるトリマーで、キワゾリを兼ねます。
ボディトリマーは、体のグルーミングに利用するものです。
面白いものですが、(面倒で)利用しなくなる可能性はありそうです。
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結論的にいえば、どれもキワゾリはできますし、出張での持ちはこびがないならば、どれでも良いかなと思います。
あえて言えば、、自宅で利用する場合、充電台は、あったほうが便利かなとは思います。
シェービングに関する技術は、どの機種も同じです。
より正確に言えば、下位のシリーズ5搭載の基本技術は、全て網羅します。
防水性能は、本機も十分です。
お風呂での利用が可能で、シェービングフォームやジェルも利用できます。
充電時間は、1時間の急速充電に対応します。
なお、本機もポップアップ式のキワゾリ刃は未搭載です。
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以上、ブラウンのシリーズ6・1200s・4200csなどの紹介でした。
実売で1万円台前半で買える製品です。「とにかく、1日保つ深剃り!」を希望するならば、このグレードの製品は選択肢になります。
深剃りの部分は、下位シリーズとあまり変わらないでしょうが、曲線部のそり残しやクセヒゲ対応力が強く、総合的にシェービング速度も向上するでしょう。
この予算で選ぶとすると、現状で割と良い選択肢に思えます。
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〈2024年モデル〉
80・ブラウン シリーズ6 62-B7200cc
¥17,800 楽天市場 (7/11執筆時)
〈2023年モデル〉
80・ブラウン シリーズ6 61-N7000cc-V
¥14,800 楽天市場 (7/11執筆時)
駆動方式:往復式
刃の種類:3枚刃
ヘッド:スイング密着システム
音波洗浄機:なし/あり
充電時間: 1時間
風呂利用:不可
なお、シリーズ6にも洗浄機付きモデルが存在します。
こちらも、60番台の製品は、本機の場合も、人工知能テクノロジーによる強弱調節が未搭載です。
アルコール洗浄機は、下位機種と共通です。
ただ、先ほど書いたように、パナソニックなどと異なって、ブラウンは最上位機(シリーズ8/9)以外は、ファンでの風乾燥がないです。
冬場に完全に乾かない場合もあるため、ブラウンで洗浄機を選びたい場合は、シリーズ8以上で乾燥機能があるものを推しています。
78・62-B7200cc
・キワゾリトリマー
・網刃保護キャップ
79・61-N7000cc-V
・網刃保護キャップ
80・61-N7200cc 61-N7200cc
・キワゾリトリマー
・ソフトケース
・充電スタンド
あとは、機種ごとに、付属品が異なるのが注意点になります。
ただ、こちらは「キワゾリトリマー」なしの構成があるので、注意してください。
今回の結論
格安なブラウンシェーバーのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、ブラウンの比較的安いシェーバーを比較してきました。
最後にいつものように、目的別・価格別のAtlasのオススメ機種を提案しておきたいと思います。
第1に、1万円の予算で、ブラウンのシェーバーを選ぶ場合、おすすめできるのは、
〈2024年モデル〉
75・ブラウン シリーズ6 62-S1200s
¥12,439 楽天市場 (7/11執筆時)
〈2022年モデル〉
76・ブラウン シリーズ6 61-B4200cs-V
¥15,800 Amazon.co.jp (7/11執筆時)
77・ブラウン シリーズ6 61-B4200cs
¥18,370 楽天市場 (7/11執筆時)
78・ブラウン シリーズ6 61-R4650cs
¥(16,280) 楽天市場 (7/11執筆時)
駆動方式:往復式
刃の種類:3枚刃
ヘッド:スイング密着システム
音波洗浄機:なし/あり
充電時間: 1時間
風呂利用:対応
肌の優しさ ★★☆☆☆
シェーブ速度 ★★★★☆
深剃り対応 ★★★★★
くせ毛対応 ★★★☆☆
清潔性 ★★★★★
おふろ剃り ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
シリーズ6が良いでしょう。
24年モデルのみターボモード搭載、23年モデル以降のみ人工知能テクノロジー搭載です。
後者は有用に思うので、22年以降のモデルが良いかなと思います。
75:62-S1200s
・キワゾリトリマー
・網刃保護キャップ
76・61-B4200cs-V
・キワゾリトリマー
・ソフトケース
・充電スタンド
・ポーチ
77・61-B4200cs
・キワゾリトリマー
・ソフトケース
・充電スタンド
78:61-R4650cs
・ヒゲトリマー(キワゾリ可)
・ソフトケース
・ボディトリマー
・充電スタンド
あとは、付属品の違いだけです。
トリマーや充電スタンドが不要ならば、値段で決めてOKです。
シリーズ6は、2020年に完全リニューアルで、ヘッドの小型化に伴う操作性の強化がなされました。
その部分で操作性があがった点がまず評価できます。
一方、下位シリーズと比べると、深剃りの部分と、クセヒゲ対応力はあまり変わりません。
ただ、「スイング密着システム」はこのグレードからの搭載です。
実際シェービングで、もっとも時間を要する部分がここなので、「時短」という部分でも下位機種と差が生まれます。
下位機種の強みは網羅しつつ、総合的な性能が上がっているため、ブラウンの中位機として魅力があります。
一方、より上位のシリーズ7は、ヘッド構造の柔軟性がますなどして、クセヒゲや曲線部のシェービングがよりうまくなっていきます。また、「肌への優しさ」も、上級機は改善していきます。
深剃りも(密着できる分)得意になっていきます。ただ、この部分だけで言えば、使い方がうまければ、あまり差は感じません。
いずれにしても、深剃りの部分で、ハッキリ技術的差異があるのは、最上位機シリーズ9だけなので、予算的に言って、このグレードを選ぶのは「あり」だと個人的には思います。
一方、清浄機付もありますが、先述のように乾燥までできないと、とくに、多湿な時期や冬場には必ずしも爽快とは言えないです。
1・ブラウン高級シェーバーの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明 【導入】
1-2:シリーズ7
刃の数:3枚刃
予算:2万円〜
1-3:シリーズ8
刃の数:3枚刃
予算:2.5万円〜
どうしても欲しいならば、上のリンクでみている、上位のシリーズ8以上を選ぶべきでしょう。
第2に、クセ髭がない方で、ブラウン社のシェーバーができるだけ安く欲しい方は、
〈2015年モデル〉
【Amazon限定】
58・ブラウン シリーズ3 3010s
¥6,942 Amazon.co.jp (7/11執筆時)
風呂利用:対応
【通常型番】
58・ブラウン シリーズ3 3020s-B
¥6,920 Amazon.co.jp (7/11執筆時)
風呂利用:不可(水洗い可)
駆動方式:往復式
刃の種類:3枚刃
ヘッド:フロートヘッド
音波洗浄機:なし
充電時間: 1時間
肌の優しさ ★★★☆☆
シェーブ速度 ★★★☆☆
深剃り対応 ★★★★☆
くせ毛対応 ★★★☆☆
清潔性 ★★★★★
おふろ剃り ★★★☆☆(上位機)
総合評価 ★★★☆☆
価格の値頃な、シリーズ3の3010sが良いでしょう。
安いようならば、風呂剃り非対応ですが、通常型番の製品でも良いです。
ブラウンの得意な「深剃り」の性能(だけで言えば)は、シリーズ6とさほど差が無く、夕方まで髭が伸びにくいというメリット性はこのグレードでも感じられます。
値段を重視した場合、この機種はオススメです。
第3に、深剃りが得意な製品で、お風呂剃りにも高度に対応したいならば、
〈2024年モデル〉〈ブルー〉
60・ブラウン シリーズ5 52-A1200s
¥7,474 楽天市場 (7/11執筆時)
69・ブラウン シリーズ5 52-M1200s
¥14,800 Amazon.co.jp (7/11執筆時)
〈替え刃1回分おまけ〉
60・ブラウン シリーズ5 52-M1200s-SP
¥11,800 楽天市場 (7/11執筆時)
〈2022年モデル〉〈ブルーとシルバー〉
61・ブラウン シリーズ5 51-W1200s
61・ブラウン シリーズ5 51-M1200s
¥7,980 楽天市場 (7/11執筆時)
61・ブラウン シリーズ5 51-W1200s-V
61・ブラウン シリーズ5 51-M1200s-V
¥8,200 Amazon.co.jp (7/11執筆時)
【特定店向け】(+ポーチ・ヒゲトリマー・充電台)
62・ブラウン シリーズ5 51-M4500cs-V
¥12,800 楽天市場 (7/11執筆時)
駆動方式:往復式
刃の種類:3枚刃
ヘッド:フロートヘッド
音波洗浄機:なし
充電時間: 1時間
風呂利用:対応
肌の優しさ ★★★☆☆
シェーブ速度 ★★★☆☆
深剃り対応 ★★★★☆
くせ毛対応 ★★★☆☆
清潔性 ★★★★★
おふろ剃り ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
シリーズ5でしょう。
本機の場合も、ターボモードは不要だと思うので、旧機でも良いでしょう。ただ、ヒゲ量で強弱調節を自動で行う人工知能テクノロジーは欲しいですので、22年モデル以降のみ「おすすめ」とします。
シェービングに関する技術は、シリーズ3とあまり変わらないです。
また、ブラウンの場合、より上位の機種でもウェットシェーブに基本対応します。
ただ、本機はクイック洗浄システム搭載で、、水洗いのしやすい構造であり、お風呂利用を想定して設計された製品です。
使い勝手が風呂利用に合わせてよく設計されているので、専ら、お風呂で利用されるならば、本機は良い選択肢でしょう。
補足:他機種と比較したい方へ!
というわけで、今回は、ブラウンの比較的格安なシェーバーの紹介でした。
1・ラムダッシュ5/6枚刃シェーバー
2・ラムダッシュ3枚刃シェーバー
3・ブラウンの高級シェーバー
4・ブラウンの格安シェーバー
5・フィリップスのシェーバー
6・イズミの低価格シェーバー
7・防水・風呂ぞり対応シェーバー
8・トラベル用・携帯用シェーバー
9・おすすめシェーバーまとめ【結論】
なお、もうすこし、資金的余裕がある方は、音波振動によるシェービング機能をもつ、上位機種のシリーズ7やシリーズ9を検討されても良いかと思います。
その場合、引き続き、3番の比較記事をごらんください。
また、他社を含めて比較したい方は、「全体のまとめ記事」である9番の比較記事をごらんください。
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