【今回レビューする内容】2025年 肌に優しいフィリップス回転式シェーバーの価格・性能・評判とおすすめ・選び方・機種の違いや口コミランキング: Philips S5000 S7000 S9000 Prestageシリーズなど
【評価する製品型番】S9000シリーズ S998 S9986/50 S9982/30 S9986/30 S9985/30 S9987/30 9697/50 S9985/50 S9982/54 S9987/59 S1334/41 S1232/41 S1133/41 S9697/31 S9696/31 3000シリーズ S3132/51 3000X X305 X3051/00 X3052/00 X3053/00 3001/00 5000シリーズ S58 S5889/10 S5880/10 S5898/10 S5882/10 S5885/10 S5881/10 S5587/16 S5889/60 S5880/60S5882/66 S5882/60 S5588/30 S5586/50 S5212/12 S5444/03 S5445/03 X3002/00 5000Xシリーズ X50 X5006/05 X5012/05 X5006/00 X5007/00 7000シリーズ S778 S7886/50 S7885/50 S7887/50 S7882/51 S7886/10 S7885/10 S7882/16 S7786/50 S7782/57 S7786/54S7786/54 S9980/50 S9980/30 S9000プレステージシリーズ SP998 SP9841/32 SP9840/32 SP9883/36 SP9885/36 SP9886/36 9000シリーズ S9031/26 S9031/37 i9000プレステージウルトラシリーズ XP9402/21 XP9404/21XP9405/49 XP9404/49 i9000プレステージシリーズ XP9202/05 XP9201/05 XP9205/05 XP9202/20 XP9201/20 XP9204/30 XP9201/30 XP9203/32 ほか
今回のお題
フィリップスのシェーバーのおすすめはどれ?
ども、Atlasです。
今回は、2025年7月現在、最新のフィリップスのシェーバーを比較します。
同社のシェーバーは肌への優しさにおいて他社の追随を許さない定評があります。
今回は、1万円以下で買える安めのシリーズから、2025年から展開開始で同社の「最上位」となる、i9000 Prestigeシリーズと、i9000 Prestige Ultraシリーズを含めて、全機種を見ていくつもりです。
1・フィリップスシェーバーの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:1000・3000・3000Xシリーズ
=お風呂でも使える入門機
1-3:5000・5000Xシリーズ
=3Dヘッド搭載の標準機
1-4:7000シリーズ
=肌に優しい上級機
1-5:S9000・S9000 Prestigeシリーズ
=深剃りもできる高級機
2・フィリップスシェーバーの比較 (2)
2-1:i9000 Prestige・Ultraシリーズ
=深剃りが得意な最上位機
2-2・ 最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、はじめに「選び方の基本」を説明します。
その上で、各シリーズに分けながら同社の製品を順番にみていきます。
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肌の優しさ ★★★★★
シェーブ速度 ★★★★★
深剃り対応 ★★★★★
くせ毛対応 ★★★★★
清潔性 ★★★★★
おふろ剃り ★★★★★
総合評価 ★★★★★
そして、最後の「結論編」(こちら)では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。
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1・ラムダッシュ5・6枚刃シェーバー
2・ラムダッシュ3枚刃シェーバー
3・ブラウンの高級シェーバー
4・ブラウンの格安シェーバー
5・フィリップスのシェーバー
6・イズミの低価格シェーバー
7・防水・風呂ぞり対応シェーバー
8・トラベル用・携帯用シェーバー
9・おすすめシェーバーまとめ【結論】
なお、今回の記事は、このブログのシェーバ比較記事全体としては、その5回目記事として書きました。
1-1・Philipsシェーバーの選び方の基本
さて、日本でシェアが多いシェーバーは、フィリップスのほか、ブラウンとパナソニックがあります。
パナソニックは日本、ブラウンはドイツ、フィリップスはオランダのメーカーです。
この三大メーカーは、それぞれメーカーごとに以下のようなメーカー独自の個性を持ちます。
1・パナソニック
深剃りと肌の優しさが両立
シェービング速度がダントツ速い。
駆動音が大きめ
2・フィリップス
深剃りがイマイチ
そり味が最も優しい
シェービングに最も時間がかかる。
3・ブラウン
深剃りが最も得意でクセ髭に強い。
シェービング速度はパナソニックに次ぐ。
結論的にいえば、フィリップスのシェーバーの特長は、次の3点にまとめられます。
第1に、肌への優しさです。
フィリップスのシェーバーは、大手3社の中では唯一、回転式という独自の方式がとられています。
この方式は、押し当てて、引っ張って切るような形になる、ブラウンやパナソニックの往復式よりも肌に優しいシェーバーとして定評があります。
「肌を優しくなでるような触感」とメーカーは、そり味を表現しています。いずれにしても、肌負けしやすい方には、最もオススメなブランドです。
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第2に、刃の耐久性です。
これについては、フィリップスの場合、「回転するたびに内刃が外刃に当たって磨かれ、内刃が一定の角度を保つ仕組み」が取られます。
したがって、刃先は使うたびにシャープに研がれます。フィリップスは、刃の耐久面でも優れています。
なお、回転式は、定期的な注油が不要であり、この点で利便性があるとも言えます。
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第3に、静音性です。
回転式は、剃る際の振動音がとても静かなのも大きな利点です。この点でも、主要3社の中では、最も優れます。
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一方、フィリップスのシェーバーの「弱点」は、シェービングに要する時間です。
優しく剃る分、ブラウンやパナソニックのラムダッシュよりも、シェービングにかかる時間はゆっくりです。
この点で言えば、時間のゆとりがあり、シェービングを「楽しめる」、ミドル世代以上に特にマッチする製品です。
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こうした点をふまえつつ、以下では、フィリップスから発売されている現行の新機種から、デンキヤで人気のある機種を順番に紹介していきたいと思います。
1-2・入門機シリーズの比較
はじめに、フィリップスのシェーバーの中では格安のラインになる3000Xシリーズと3000シリーズ・1000シリーズを紹介します。
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なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
〈2023年モデル〉
【通常型番】45分稼動
1・ フィリップス 3000X X305 X3051/00
1・ フィリップス 3000X X305 X3052/00
1・ フィリップス 3000X X305 X3053/00
¥6,300 楽天市場 (4/3執筆時)
【Amazon限定型番】40分稼動
2・ フィリップス 3000X X305 X3001/00
¥5,224 Amazon.co.jp (4/3執筆時)
【特定店向け型番】40分稼動
3・ フィリップス 3000X X305 X3002/00
3・ フィリップス 3000X X305 X3003/00
¥7,128 楽天市場 (4/3執筆時)
駆動方式:回転式
刃の種類:コンフォートカット刃×3
ヘッド: 4Dフレックスヘッド
音波洗浄機:なし
充電時間: 1時間
風呂利用:対応
S3132/51 は、フィリップスの3000Xシリーズの製品です。
3000Xシリーズは、1000シリーズとともに、同社の入門用グレードの格安ラインとなります。
複数の機種があります。基本的に、流通ルートと色の違いです。
一部、Amazon限定型番などは、表記上の稼働時間が5分短い代わりに、多少安めになります。電池容量は非開示なので、(この程度の時間差ならば)実際は同じかもしれません。
どれでも良いでしょう。
シェービングに関する技術は、「3つの回転刃を搭載する回転式」を採用します。
合計27枚刃(1つあたり9刃×3ユニット)で毎分5.5万回カットする本機の仕組みを、同社は「パワーカット刃」と呼んでいます。
機能的にも、入門機ながら、上位機同様に自動研磨システム搭載なので、切れ味の持続性は期待できます。また、低ニッケル含有率で(素材的に)低刺激で皮膚に優しい「低アレルギー性サージカルステンレス刃」ですので、安全です。
回転刃は、替刃の呼び方としては「コンフォートカット刃(SH30/51)」です。
刃のスリットが滑らかなのが特徴で、肌あたりの優しさ重視になります。ただし、深剃りやくせ毛カットについては、上位機ほどには工夫がない刃とも言えます。
曲線部(あごまわり)は、ヘッドの可動性も重要です。
本機は、ヘッド自体は固定で動きません。
しかし、刃の部分がフロート(浮き沈み)するので、そこで上下左右は(少し)動きます(4Dフレックスヘッド)。肌身密着しやすく、そり残しは少ないでしょう。
ただし、後ほどみる上位シリーズと違い、動くのは刃の部分だけで、ヘッド自体は可動しないので、あごなどの曲線部に(そこまで)強くなるわけではないです。
その部分の仕様には差はあります。
お風呂剃りは、フィリップスが力を入れている部分です。
同社のシェーバーは、一部の廉価版や旅行用を除けば、最上位機種まで防水性を持ちます。
また、泡フォームを使ってもOKです。
エレコム USB 充電器 ACアダプター
¥881 Amazon.co.jp (4/3執筆時)
充電時間は、1時間の急速充電が可能です。
5分の急速充電で1回分のパワーを緊急的に充電も可能です。電池残量は、1段階表示ながら、ランプによる充電督促もしてくれます。
ただし、本機はUSB充電式です。
ケーブルは付属しますが、USB電源アダプターは同梱されません。5Wならお持ちの(古い)スマホで使っていたものの流用でもOKです。
内蔵電池は、注意点で、ニッケル水素電池です。
上位機採用のリチウムイオン電池と異なり、充電量が少なくなるとパワーが落ちるほか、修理までの電池寿命(繰り返し充電回数)も短いです。
一方、トリマー刃(キワゾリ刃)は、内蔵されます。
同社の上位機は(ヘッドが大きいので)着脱式ですが、3000Xシリーズは普通に使えます。
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以上、フィリップスの3000Xシリーズの紹介でした。
入門者向けの格安機です。しかし、肌への優しさという同社の特長は期待できる機種です。その上で、アゴなどの曲線部の対応力も及第点です。
ただ、フィリップスだけで比較した場合も、深剃りはできず、シェービングも遅い機種ですので、これらの部分に期待する場合は、予算が許せば、同社の上位機が良いでしょう。
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一方、フィリップスは、1万円以下で購入可能な入門機が他にもあります。
本機との違いを確認しておきます。
〈2020年モデル〉
4・ フィリップス 3000 S3132/51
¥11,042 楽天市場 (4/3執筆時)
駆動方式:回転式
刃の種類:コンフォートカット刃×3
ヘッド:5方向可動ヘッド
音波洗浄機:なし
充電時間: 1時間
風呂利用:対応
第1に、3000シリーズです。
上でみた3000Xシリーズの旧機です。
比較する場合、こちらは、ニッケル電池より優秀なリチウムイオン電池でした。
ヘッドも、「5方向可動ヘッドです。
ようするに、「 4方向可動ヘッド」に対して、刃の部分がフロートで上下左右に動くのにプラスして、ヘッド全体が前後にもやや動く構造で、より密着性が高いと考えてください。
しかし、新機種と違い「フレックス」の文字がないことから分かるように、「旧型形状」なので、密着性の部分で、新旧に決定的な差があるとも言えません。
そのほかは、電池がコンセント充電になる部分を除けば、機能面の違いはないです。
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結論的にいえば、バッテリー面の違いは大きいので、1万円以内の予算でフィリップス機を選ぶ場合、新機種と値段差も十分あるようならば、本機は選択肢にできます。
ただ、次に見る上位機(5000シリーズ)とはこちらでも差があるので、見比べることは重要です。
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〈2020年モデル〉
【1時間充電】
5・フィリップス 1000 S1334/41
¥10,143 楽天市場 (4/3執筆時)
【8時間充電】S1231/41後継品
6・フィリップス 1000 S1232/41
¥10,613 楽天市場 (4/3執筆時)
【8時間充電】(トリマーなし)
7・フィリップス 1000 S1133/41
¥7,018 楽天市場 (4/3執筆時)
駆動方式:回転式
刃の種類:コンフォートカット刃×3
ヘッド:4方向可動ヘッド
音波洗浄機:なし
充電時間:上記参照
風呂利用:
第2に、1000シリーズです。
廉価版と言える格安機で、4系統でています。
それぞれの機種は、充電時間・トリマー(キワゾリ刃)の有無で、グレードに分かれています。それ以外は、側面のラインの色が異なるだけです。
一方、3000Xシリーズと比較すると、刃がフロートする構造(4方向可動ヘッド)は変わりませんが、ヘッド形状が旧式になります。
また、全体に渡って防水処置をしていないので、同社の製品としては例外的に、刃の部分以外水洗いができないドライ専用となります。
電池もニッケル水素電池ですので、性能はイマイチです。充電はコンセントです。
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結論的にいえば、回転式のシステムや刃のグレードは同じですが、選ぶならば上位シリーズが良いでしょう。
1-3・中級機の5000シリーズの比較
つづいて、5000シリーズの紹介です。
性能面では、3000シリーズと同様に、入門シリーズとも言えますが、そり味に関しては、一部でより上位の技術が搭載されます。
〈2023年モデル〉
【ポーチのみ】
(通常型番)
8・フィリップス 5000 S58 S5889/10【黒/青】
8・フィリップス 5000 S58 S5880/10【青】
¥12,780 楽天市場 (4/3執筆時)
(ビック系型番)
9・フィリップス 5000 S58 S5898/10 【黒】
9・フィリップス 5000 S58 S5882/10 【青】
¥18,526 楽天市場 (4/3執筆時)
(特定量販店向け型番)
10・フィリップス 5000 S58 S5885/10【青】
10・フィリップス 5000 S58 S5881/10【茶】
¥20,680 楽天市場 (4/3執筆時)
【鼻毛・耳毛トリマー付】
11・フィリップス 5000 S58 S5587/16 【グレー】
¥11,380 Amazon.co.jp (4/3執筆時)
〈2021年モデル〉
【充電スタンド付】
12・フィリップス 5000 S5588/25
¥16,700 Amazon.co.jp (4/3執筆時)
【ソフトケース付】
13・フィリップス 5000 S5588/30
¥13,500 楽天市場 (4/3執筆時)
駆動方式:回転式
刃の種類:スティールプレシジョン刃
ヘッド:360-Dフレックスヘッド
音波洗浄機:
充電時間: 1時間
風呂利用:対応
こちらは、フィリップスの5000シリーズに属する製品です。
このシリーズは、2021年にフルモデルチェンジしました(S5000シリーズ)。
流通ルートで型番を替えますので、かなりの数があります。
2023年機は、基本的に色だけの違いです。ただし、青系は、流通ルートで微妙に色を替えています。
一方、 S5587/16だけは、付け替え式の「鼻毛・耳毛トリマー」が付きます(左図)。
専用設計の製品とは若干駆動が違うのですが、オマケとしては「豪華」です。お持ちでない方は良いでしょう。
2022年機は、充電スタンド・ソフトケースが付属するモデルがあります。ヒゲスタイラー付も以前はありましたが、終了です。
この世代は、充電がコンセント式(新機種はUSB-A方式)だったので、スタンド付があります。そのほか、ヒゲスタイラー(1-5mm)が付属する機種がありました。
一方、ヒゲのセンシング(ヒゲ密度感知システム)が、新機種に比べて半分(125回)ですので、早剃りは若干新機種のが有利です。ただ、値段差分の差とはなりません。
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結論的にいえば、好みのアタッチメントがあれば、それを優先して選べば良いでしょう。充電方式の好みですが、この部分は後述します。
あとは、同じなので同時に見ていきます。
シェービングに関する技術は、下位機種と異なります。
回転刃は、「スティールプレシジョン刃(SH71/51)」です。
こちらは、合計45枚刃(1つあたり15刃×3ユニット)です。
3000シリーズのコンフォートカット刃(27枚刃)より多いため、主に、カット速度の強化(毎分9万カット)を狙っています。
上位の7000シリーズも採用する「上級」の刃になります。
ヘッドは、360-Dフレックスヘッドです。
下位機は刃の部分だけが上下左右にフロートしていました(4Dフレックスヘッド)。
しかし、こちらはヘッド自体が360度大きく動く構造です。
主な目的はアゴなどの曲線部の剃りの強化です。
一方、密着性は(下位機種と違って、沈む動作はないので)そこまでか大きくは変わらないかと思います。
また、「SkinIQテクノロジー」という名前で、ヒゲの密度をセンシングする仕組みが採用です。
ヒゲが薄い部分は自動的にパワーを落とすので、その部分では、下位機より「優しい」といえます。
一方、刃の部分には、「肌への優しさ」についての上位の工夫はないです。
気にされる方は、後ほど紹介する7000シリーズが良いでしょう。
シェーバー用の洗浄機は、このグレードは未付属です。
お風呂剃りは、対応です。
本機も防水性能があります。
充電時間は、1時間の急速充電対応です。5分での急速充電もできます。
一方、3000シリーズより、本体全体の高級感が増しています。
電池もしっかりリチウムイオン電池です。電池残量がなくなるまでパワフルで、壊れるまでの繰り返し充電回数も多いものです。
(モーターが落ちないので)電池残量が分かりにくいので、充電督促のためのランプ(3段階)もしっかりあります。
充電は、2023年モデルはUSB方式になりました。
(四角い)USB-A形状で5Wなので、スマホの充電器で十分です。完全充電で50分の駆動です。
キワゾリ刃は、本機は一体型のポップアップトリマーが付属です。
フィリップスの上位機はワンタッチ着脱式でが、5000シリーズについてはこの仕様です。
問題ないでしょう。
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以上、5000シリーズの紹介でした。
下位機種と比べると、深剃り・くせ毛対応とシェーバとしての本質部分で下位機種と差があります。シェービングにかかる時間もそれに応じて短くて済むでしょう。
一方、「肌への優しさ」という部分では、特段の上位機軸が見られません。その部分を主眼に置くと、下位機種との差はさほどはないでしょう。
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〈2023年モデル〉
【ポーチのみ】
(通常型番)
14・フィリップス 5000 S58 S5889/60 【黒/青】
¥15,395 楽天市場 (4/3執筆時)
15・フィリップス 5000 S58 S5880/60 【青】
¥19,799 楽天市場 (4/3執筆時)
【鼻毛・耳毛トリマー付】
16・フィリップス 5000 S58 S5882/60 【青】
¥12,980 Amazon.co.jp (4/3執筆時)
【鼻毛・耳毛トリマー付】
16・フィリップス 5000 S58 S5882/66 【青】
¥13,280 Amazon.co.jp (4/3執筆時)
〈2021年モデル〉
【ポーチのみ】
17・フィリップス 5000 S5586/50
¥18,550 Amazon.co.jp (4/3執筆時)
駆動方式:回転式
刃の種類:スティールプレシジョン刃
ヘッド:360-Dフレックスヘッド
音波洗浄機:付属
充電時間: 1時間
風呂利用:対応
なお、5000シリーズは、洗浄機が付属するモデルも展開されます。
本機も新旧ありますが、先述の、耳毛・鼻毛トリマーの有無と、2023年から充電方法がUSBになった部分だけ、注意すれば良いです。
本体性能は、先ほどの機種と同じです。
シェーバー用の洗浄機は、ただ、付属です。
ただ、本機は充電器兼用ではない、洗浄だけの「クイッククリーンポッド」です。
充電はできない点に注意です。
動力も、シェーバーのモーターを利用する方式ですので、単純に「洗浄剤がはいった容器」と考えてください。
とはいえ、アルコールフリーの潤滑剤入りで、1分間で洗浄完了という速度は魅力でしょう。。同社の他製品や他社に比べて、圧倒的に高速です。
【3個入り】
クリーンポッドカートリッジ CC13/51
¥2,345 Amazon.co.jp (4/3執筆時)
クリーニング液は、消耗品です。
1週間に一度の利用で3ヶ月、毎日だと1ヶ月で使い切りです。
3個入りなので、1個で600円ほどです。週1での利用ならば、他社の洗浄機を「毎日」使うのと同程度です。
なお、本機の洗浄機は、「洗浄・充電のみ」対応で、ファンによる乾燥はなされまん。自然乾燥となるため、ニオイ残りが心配です。
洗浄液に「レモンの香り」を付けてマスキングはしていますが。ちなみに、後ほど見るフィリップスの上位機は洗浄システムが異なり、乾燥機能もあります。
〈2023年モデル〉
【トリマーなし】
18・フィリップス 5000X X50 X5007/00
¥8,055 Amazon.co.jp (4/3執筆時)
19・フィリップス 5000X X50 X5006/00
¥9,960 楽天市場 (4/3執筆時)
【トリマーあり】
20・フィリップス 5000X X500 X5012/05
¥9,645 Amazon.co.jp (4/3執筆時)
21・フィリップス 5000X X500 X5006/05
¥9,749 楽天市場 (4/3執筆時)
駆動方式:回転式
刃の種類:マルチプレシジョン刃
ヘッド:360-Dフレックスヘッド
音波洗浄機:
充電時間: 1時間
風呂利用:対応
Shaver 5000X シリーズも、フィリップスが展開するシェーバーです。
相当ユニークな形状ですが、若者向けに訴求した新製品です。
エルゴノミクス馴れした世代には握りやすいかは微妙ではあります。しかし、直立して置けるなど、実際、若者受けするでしょう。
2系統ありますが着脱式のトリマーの付属の有無だけの違いです。
本機もポップアップ式のキワゾリ刃はないので、欲しい場合はそちらです。
シェービングに関する技術は、やや異なります。
回転刃は、「マルチプレシジョン刃(SH50/51)」です。
切れ味は、さきほどみた5000シリーズ採用の「スチールプレシジョン刃」に近いです。
くせ毛を持ち上げてカットしていくスーパーリフト&カット方式なので、カット方法も同じです。
しかし、その旧型にあたるので、刃の数が45枚ではなく(入門機の)3000シリーズのパワーカット刃と同じ27枚刃です。そのため、深剃りとカット速度の部分でやや下位といえます。
刃の外周は、逆に、5000シリーズより優秀な工夫があります。
肌への刺激を低減するため、1㎠あたり約10万個の「マイクロビーズコーティング」を採用します。
これは「肌への優しさ」に関わるもので、同社によると、20%の摩擦低減効果です。後ほどみる上位の7000シリーズで長年搭載されていた技術が下りてきた形です。
ヘッドは、360-Dフレックスヘッドです。
5000シリーズと同じです。
一方、本機は、ヒゲのセンシング機能(SkinIQ)の言及がないです。
少し「安め」に出すための策とも言えます。ただ、そもそも、肌の優しさ優先の回転なので、必要ではなかったとも言えます。
洗浄機は、未付属です。
お風呂剃りは、対応です。
本機も防水性能があります。
充電時間は、1時間の急速充電対応です。
こちらも、USB充電(5W)です。
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以上、Shaver 5000X seriesの紹介でした。
若者向けの訴求で、深剃り・早剃りなど良い部分を書いていますが、本質的には「肌の優しさ」を求めたい方に最も向きます。その部分で言えば、次に見る7000シリーズを新たな世代に向けて焼き直した製品に思えました。
ライバル社(パナソニック・ブラウン)も「美容男子」向けの製品を近年出しました。しかし、イオンエフェクター系で「肌美容」のほうに特化したもので、カット面はノータッチでした。
「肌の優しさ」に関する仕組みは、回転式が潜在的に有利です。
実際効果もあるでしょうし、(若者向けの)宣伝の仕方によっては「バズる」感じはしました。
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〈2022年モデル〉
22・フィリップス S5445/03
¥6,660 Amazon.co.jp (4/3執筆時)
〈2021年モデル〉
22・フィリップス S5444/03
¥8,360 楽天市場 (4/3執筆時)
駆動方式:回転式
刃の種類:マルチプレシジョン刃
ヘッド:360-Dフレックスヘッド
音波洗浄機:なし
充電時間: 1時間
風呂利用:対応
そのほか、5000シリーズは、2021年に特定店向けに出たS5444/03というモデルがあります。
本機も、360-Dフレックスヘッドを採用する点で「5000シリーズ」の仲間です。
刃は、新しい5000Xシリーズと同じマルチプレシジョン刃(SH50/51)」ですが、形状は旧5000シリーズに近いです。また、ヒゲの濃さを検知するSkinIQとキワゾリ刃も省略です。
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結論的にいえば、特売用の廉価版とみるべきシリーズで、やや強めに深剃りするシステムを採用する一方、そのあたりを軽減する工夫の部分がやや弱いと言えます。
ただ、1万円以下の予算で考える場合は、3000Xシリーズより(刃の機能性を含めて)上位ですし、選択肢にできます。
1-4・肌に優しい7000シリーズの比較
続いて、フィリップスのシェーバーでは、(ある部分では)最上位機以上に「最も肌に優しい」といえる7000シリーズを紹介していきます。
〈2023年モデル〉
【ケースのみ】
23・フィリップス 7000 S7886/50【黒】
¥18,800 楽天市場 (4/3執筆時)
24・フィリップス 7000 S7885/50【黒/青】
¥16,260 楽天市場 (4/3執筆時)
25・フィリップス 7000 S7887/50【クロム】
¥18,510 楽天市場 (4/3執筆時)
【鼻毛・耳毛トリマー】
26・ フィリップス 7000 S7882/51 【青】
¥17,859 Amazon.co.jp (4/3執筆時)
〈2021年モデル〉
【ケースのみ】
27・フィリップス 7000 S7786/50
¥23,480 楽天市場 (4/3執筆時)
【ヒゲトリマー+鼻毛・耳毛トリマー】
28・フィリップス 7000 S7782/57
¥26,780 Amazon.co.jp (4/3執筆時)
【充電スタンド】
29・フィリップス 7000 S7786/54
¥24,600 Amazon.co.jp (4/3執筆時)
駆動方式:回転式
刃の種類:スティールプレシジョン刃
ヘッド:360-Dフレックスヘッド
音波洗浄機:付属
充電時間: 1時間
風呂利用:対応
7000シリーズは、「最もフィリップスらしい」と言える製品です。
新旧両機種あります。
5000シリーズの場合と同じで充電がUSB方式に変わったこと、センシング(ヒゲ密度感知システム)の向上で、若干シェービング速度の向上が見込める点が違いです。
加えて、ヘッドのマイクロビーズコーティングの改良で「肌への優しさ」の部分も多少向上したと言えます(約5%)。
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結論的にいえば、現状の値段差ならば、2021年モデルにお買得モデルが多めに思えます。
あとは、流通ルートの違いで「おまけ」の付属品がつく部分に注意すれば、簡単に「選べる」でしょう。
付属品は、5000シリーズと共通なので、1つ上の5000シリーズの説明をご覧ください。
あとは同じなので、まとめて同時に紹介します。
シェービングに関する技術は、5000シリーズに比べると、肌への優しさを前面に打ち出した仕様です。
ヘッドは、5方向稼働の 360-D フレックスヘッドで、ヒゲセンサー(SkinIQ)も搭載です。
回転刃は、5000シリーズと同じ、スティールプレシジョン刃です。
しかし、本機は、 次の2点において、「肌への優しさ」が下位機種より優れます。
第1に、「スキンプロテクションテクノロジー」です。
ヘッドの外周に、マイクロビーズでスキングライドコーティングをすることで、肌と摩擦が起こりにくくなっています。 「肌への優しさ」を担保する技術です。
先ほどみた5000Xシリーズにも同等の技術が搭載されていましたが、1㎠あたり約25万個とより密度があり、同社によると、25%の摩擦低減効果となります。
第2に、「ヒゲ密度感知システム」です。
ヒゲの濃さを判定するヒゲ量センサー(Power Adapt センサー)が、500回/秒の密度で、自動でパワーを調整するものです。
おそらく加圧(回転数)から、プロセッサが密度を推し量る仕組みです。
なお、他社上位機も何かしら似た仕組みがあり毎秒の計測回数が違うのですが、この部分での数値比較はあまり意味がないでしょう。
むろん、本機は優秀です。
第3に、パーソナルシェービングプランです。
スマホを利用して肌に合わせたプランを選択できるモードです。
肌の弱いかた用に「ノーマル肌、敏感肌、超敏感肌」の3段階で調整できます。
使ってみて、仮に「ヒリついた」場合は、モードを変更すればよいでしょう。
また、スマホ機能と連動する形で、本機のシェービング動作検知センサー(モーションセンサー)を内蔵します。
これを使って、効率的なシェービングの「アドバイス」を貰えます。IOT時代のシェーバーです。
【3個入り】
クリーンポッドカートリッジ CC13/51
¥2,345 Amazon.co.jp (4/3執筆時)
シェーバー用の洗浄機は、全機種とも付属です。
ただ、5000シリーズと同じで、充電ができない洗浄だけの「クイッククリーンポッド」です。
1分間で高速に洗浄できる利点がある一方、乾燥機能がないため、ニオイの問題からはフリーではないです。
アルコールフリーの潤滑剤入りですが「レモンの香り」でマスキングしています。
お風呂剃りは、7000シリーズも防水設計なので、対応します。
充電時間は、こちらも1時間の急速充電対応です。
先述のように、5000シリーズと同じで、2023年機からUSB-A充電です。
こちらも5Wなので、(昔の)スマホ用充電器の流用でも十分です。
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以上、フィリップスの7000シリーズの紹介でした。
上位の9000シリーズも「十分肌に優しい」ですが、深剃りにも傾注しているため、肌への優しさを重視するならば、今も昔も7000シリーズが最高峰でしょう。
肌への優しさを重要視する場合、7000シリーズは最良の選択肢と言えます。
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〈2023年モデル〉
【ケースのみ】
30・フィリップス 7000 S7886/10【黒】
¥16,800 楽天市場 (4/3執筆時)
30・フィリップス 7000 S7885/10【黒/青】
¥19,798 楽天市場 (4/3執筆時)
30・フィリップス 7000 S7887/10【クロム】
¥25,114 楽天市場 (4/3執筆時)
【鼻毛・耳毛トリマー】
31・ フィリップス 7000 S7882/16 【青】
¥15,980 Amazon.co.jp (4/3執筆時)
駆動方式:回転式
刃の種類:スティールプレシジョン刃
ヘッド:360-Dフレックスヘッド
音波洗浄機:
充電時間: 1時間
風呂利用:対応
なお、2023年モデルからしばらくぶりに「洗浄機なし」のグレードが復活しました。
洗浄機の有無以外は、先ほどの機種と変わりません。
先述のように、充電・乾燥まではできない乾燥機ですので、こちらでも良いような気はします。
1-5・高級なS9000シリーズの比較
続いて、フィリップスの上位シリーズである、S9000シリーズとS9000プレステージを紹介します。
現状だと「上から2番目」のグレードです。
〈2023年モデル〉(24年追加)
【ケースのみ】
32・フィリップス S9000 S9986/50【黒】
¥33,800 Amazon.co.jp (4/3執筆時)
【ケースのみ】【Amazon限定色】
33・フィリップス S9000 S9980/50 【青】
¥32,109 Amazon.co.jp (4/3執筆時)
〈2022年モデル〉
【ケースのみ】
34・フィリップス S9000 S9985/50【銀】
¥29,981 Amazon.co.jp (4/3執筆時)
【ライト付き充電スタンド】
35・フィリップス S9000 S9982/54【黒】
¥28,000 Amazon.co.jp (4/3執筆時)
【充電スタンド+ヒゲスタイラー】
36・フィリップス S9000 S9987/59【クロム】
¥44,945 楽天市場 (4/3執筆時)
駆動方式:回転式
刃の種類:Dスティールプレシジョン刃
ヘッド:360-Dフレックスヘッド
音波洗浄機:付属
充電時間: 1時間
風呂利用:対応
S9000シリーズは、フィリップスの上位機です。
新旧ありますが、このグレードの場合、性能は同じです。
センシング部分も充電方式も変わりません。
付属品だけ見て、値段で決めてOKです。
なお、付属品構成は、ここまで見た機種と同じです。ただ、充電台は下位機種と違い「ライト付き充電台」になります。
シェーバー用の洗浄機は、「クイッククリーンポッド」が付属です。
先ほどみた7000シリーズと同で、単純に「洗浄剤がはいった容器」です。
1分間で洗浄完了ですので、他社の往復式シェーバーの洗浄機より楽ですが、本体の充電や、乾燥まではしない点では「簡易的」です。
【3個入り】
クリーンポッドカートリッジ CC13/51
¥2,345 Amazon.co.jp (4/3執筆時)
クリーニング液は、消耗品です。
1週間に一度の利用で3ヶ月、毎日だと1ヶ月で1個を使い切りです。3個入りなので、週一回で使うならば、1ヶ月で約250円ほどです。
洗浄液に「レモンの香り」を付けてマスキングはしていますが、アルコールフリーの潤滑剤入りで、洗浄力は良いです。
シェービングに関する技術は(肌に優しい)7000シリーズの特長を持ちつつ、早剃りと深剃りの精度を高めています。
ヘッドは、360-Dフレックスヘッドです。
(肌に優しい)7000シリーズと同じグレードです。
回転刃は、一方、本機はデュアルスティールプレシジョン刃です。
新開発の刃ですが、深剃りを強調している刃です。
回転式でこの部分を訴求するため、「切削力」を強化しています。
刃を二重構造にすることで、3つの回転刃合計で72枚刃(1つあたりだと内側9刃・外側15刃)にしています。毎分15万カットという値は、同社では最も強力です。
肌の優しさは、したがって、心配になる要素です。
しかし、最上位機だけに、しっかり工夫があります。
第1に、スキンプロテクションテクノロジーです。
(肌に優しい)7000シリーズにもみられた技術です。
繰り返せばヘッドのマイクロビーズで肌への摩擦を減らす仕組みです。
先述のように、よく切れる刃なので、この部分で肌を保護するわけです。
第2に、過圧防止センサーです(Power Adapt センサー)。
この部分は、新型発表時にフィリップスがもっとも説明に力を入れていたと言える部分です。
先述のヒゲ密度感知システムで、ヒゲの密度に応じてパワーを調節する機能は本機も付属です。
その上で「過圧防止センサー」が、シェーバーの「肌への押しつけすぎ」を検知(30回/秒)し、LED灯で警告してくれます。
回転式だからこそ採用できた技術でしょうが、フィリップス独自で、実際効果的でしょう。
同社が理想とする約400gの圧力に対して、弱すぎ(青)、強すぎ(オレンジ)で警告してくれます。
ネットワーク機能は、Bluetoothによる、スマホアプリとの連動に対応します。
搭載するモーションセンサーで、シェーバーの動きを把握できるため、正しいシェービングの仕方についての的確なアドバイスを得ることができます。
お風呂剃りは、防水仕様です。
シェービングフォームにも対応します。
充電時間は、こちらも1時間の急速充電対応です。
一方、下位機と違い、充電がUSB-Aではなく、従来のコンセント式です。
繰り返しますが、洗浄機自体には充電機能はない点と、縦置き充電スタンドは、標準モデルだとない点に注意してください。
トリマーは、どの機種にも、もみあげ用のポップアップトリマーが付属します。
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以上、フィリップスのS9000シリーズの紹介でした。
調べたり、試してみた印象では、「深剃りも」できつつ、「肌への優しさ」も配慮がある製品です。
この部分は他社も強いです。
フィリップスの場合、やや矛盾する言い方ですが、「どこまで優しく深剃りできるか」という部分を追求したものと思います。本質的には、前者を重視しつつ、深剃り(早剃り)の限界を探った機種と言えるでしょう。
一方、この部分は、ユーザーの使い方によるところも多い(回転式は往復式とは違うコツが要る)といえます。
その点は、過圧防止センサーや動作検知センサーを採用し、状況をユーザーにアドバイスしてくれる点で、これまでにない面白みを感じます。
実際、「メーカー推奨の剃り方」というのは、従来、写真や動画の見本などしか分からなかったわけで、たいへん面白く、実用的な取り組みでしょう。
個人的に、今使っているモデルがへたったら、欲しいと思った機種です。
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〈2023年モデル〉(24年追加)
【ケースのみ】
37・フィリップス S9000 S9980/30 【青】
¥32,400 楽天市場 (4/3執筆時)
38・フィリップス S9000 S9982/30【青】
¥42,800 楽天市場 (4/3執筆時)
39・フィリップス S9000 S9986/30【黒】
¥30,199 楽天市場 (4/3執筆時)
40・フィリップス S9000 S9985/30【Sクロム】
¥29,780 楽天市場 (4/3執筆時)
41・フィリップス S9000 S9987/30【Dクロム】
¥28,309 Amazon.co.jp (4/3執筆時)
〈2022年モデル〉
【ケースのみ】
42・フィリップス S9000 S9697/31【グレー】
¥19,192 Amazon.co.jp (4/3執筆時)
43・フィリップス S9000 S9697/50【Dクロム】
¥24,800 楽天市場 (4/3執筆時)
44・フィリップス S9000 S9696/31【黒】
¥18,809 Amazon.co.jp (4/3執筆時)
駆動方式:回転式
刃の種類:Dスティールプレシジョン刃
ヘッド:360-Dフレックスヘッド
音波洗浄機:
充電時間: 1時間
風呂利用:対応
なお、このグレードでも「洗浄機なし」があります。
近年のミニマル志向を反映したものとされますが、「オマケ」がない点をふまえると、物価高(原料高)の部分もありそうです。
ただ、先述のように、乾燥まではできない洗浄機なので、なくてもOKには思えます。
〈2023年モデル〉
【ケースのみ】
45・S9000プレステージ SP9841/32【クロム】
¥37,809 Amazon.co.jp (4/3執筆時)
46・S9000プレステージ SP9840/32【黒】
¥43,799 楽天市場 (4/3執筆時)
【ワイヤレス充電器+鼻・耳毛トリマー】
47・S9000プレステージ SP9883/36【クロム】
¥49,800 Amazon.co.jp (4/3執筆時)
48・S9000プレステージ SP9885/36【銀】
¥45,199 楽天市場 (4/3執筆時)
49・S9000プレステージ SP9886/36 【青】
¥47,560 楽天市場 (4/3執筆時)
駆動方式:回転式
刃の種類:Dスティールプレシジョン刃
ヘッド:フレックスサスペンションシステム
音波洗浄機:付属(一部除く)
充電時間: 1時間
風呂利用:対応
S9000プレステージは、「9000シリーズのプレミアムモデル」です。
こちらも流通ルートで複数の型番があります。
大きな違いは、Qi規格のワイヤレス充電パッドの有無です。
ずいぶん価格差がありますが、先述のように、同社の洗浄機には、充電機能がないので、他社機に比べるとわりと意味はありそうです。あとは、下位機と同じで、取付式の鼻・耳毛トリマーの有無となります。
シェーバー用の洗浄機は、付属です。
下位機種と同じ、「クイッククリーンポッド」ですので、乾燥・充電機能はないです。
先述のように、この仕様ならば個人的に洗浄機は「マスト」ではない気もします。
昨年機(第1世代)はそもそも付属モデルがなかったことから考えてもそう言えます。
本質的には、毎回時間をかけて水洗いして「最高の清潔性」を保つことも「楽しみ」とできるエグゼクティブ向け製品でしょう。
その部分で言えば、ワンタッチで開けて洗える構造です。
シェービングに関する技術は、高度です。
ヘッドは、フレックスサスペンションシステムを採用します。
もともとは「8方向フレックスヘッド」と呼んでいたものです。
前後左右の360度と角度という5方向ではなく、より自由度が高い、8方向フレックスヘッドを搭載します。
要するに、(下位機にあった)「刃のフロート構造(浮き沈み)」と、(中位機以降あった)「ヘッド稼動」相当ともフォローする形です。これにより、密着性はよりアップします。過去には、輪郭検知テクノロジーとも読んでいました。
回転刃は、本機も、デュアルスティールプレシジョン刃です。
肌への優しさも、配慮があります。
マイクロビーズの工夫は下位機と同じですが、単位面積あたりのビーズの密度が4割ほど細かいです。(スキンプロテクションテクノロジーPro)
ヒゲ密度感知システムも同様に装備します。
センシング回数は下位機と同じです。
一方、LEDライトによる過圧防止の工夫は不採用です。
高級機ですし「教えて貰わなくてもできる」方向けだからとは言えます。
その代わり、本体ボタンで、「センシティブ、ノーマル、ハイスピード」で、スピード調整ができます(パーソナルコンフォート設定)
お風呂剃りは、下位シリーズと同じで防水仕様です。
シェービングフォームにも対応します。
充電時間は、こちらも1時間の急速充電対応です。
上位機は、QI規格のワイヤレス充電に対応です。USB給電もできるので、長期出張でも問題ないです。
一方、下位機は、本体への給電自体がコンセント式になります。旧機も、本体充電の場合はコンセント式です。
トリマーは、どの機種にも、もみあげ用のポップアップトリマーが付属します
ただ、取付式の細部用トリマーも別に付属します。
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以上、S9000プレステージの紹介でした。
位置づけ的には「大人用」で、完全に身だしなみとして、メンテ法を含めて、回転式の使い方がマスターできているかたに向くと言えます。過圧防止センサーがないのも、それをふまえているように思えます。
もちろんエグゼクティブ向けのラグジュアリーな展開ですので、そういった方に向くでしょう。
次回に続く
フィリップスのシェーバーのおすすめは結論的にこの機種!
ということで、今回は、フィリップスの回転式シェーバーの比較の1回目記事でした。
しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。
2・フィリップスシェーバーの比較 (2)
2-1:i9000 Prestige・Ultraシリーズ
=深剃りが得意な最上位機
2-2・ 最終的なおすすめの提案【結論】
肌の優しさ ★★★★★
シェーブ速度 ★★☆☆☆
深剃り対応 ★★★★☆
くせ毛対応 ★★★☆☆
清潔性 ★★★★★
おふろ剃り ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
続く2回目記事(こちら)では、同社の最上位機をみていきます。
その後、今回の「結論編」として、いつものように、目的別・予算別にオススメ機種!を提案していきます。
引き続き、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら!
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