比較2019’【超高速!】53機の無線LANルーター性能とおすすめ・選び方 (2):一人暮らし・ワンルーム向け低価格・激安モデル

2019年09月25日

比較2019’【超高速!】53機の無線LANルーター性能とおすすめ・選び方 (2):一人暮らし・ワンルーム向け低価格・激安モデル

【今回レビューする内容】2019年 1万円以下の無線LANルーターの性能とおすすめ・Wi-Fiルーター・親機・無線ブロードバンドルーター:安くて性能の良い無線LANルーター:人気メーカーの製品紹介

【比較する製品型番】 バッファロー WSR-300HP WSR-300HP/N WCR-1166DS WHR-1166DHP4 WSR-1166DHP3 WSR-1166DHP3/MBK WXR-1750DHP2 WXR-1751DHP2 NEC PA-WG1200CR PA-WF1200CR PA-WG1200HP3 PA-WG1200HS3 IODATA WN-SX300FR WN-GX300GR WN-AX1167GR2/E WN-DX1167R WN-AX2033GR2 エレコム WRC-1167GHBK2-S WRC-1167GST2 WRC-1900GST2 WRC-1900GST2A-W WRC-1750GST2 TP-Link Archer C55

今回のお題
1万円以内の無線LANルーターのおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今日は、2019年9月現在、最新の無線LANルーターの比較です。

1・高速な無線LANルーターの比較
2・格安な無線LANルーターの比較
3・超高速 Wi-Fi 6 対応ルーターの比較
4・メッシュWi-Fi(中継機)の比較
5・おすすめの無線LANルーター  【結論】

 このブログには、無線LANルータ関連の記事が5本ありますが、今回は2回目の記事となります。

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 「激安だけど高性能」をキーワードにして、主に1万円以下の価格帯の製品を紹介しました。

 とくに、ワンルームマンションにお住まいの方や、隣接した2部屋程度で利用する場合に「おすすめ」の製品です。 

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 なお、3DKクラスのマンションや一軒家でお使いの場合は、1万円以下の機器だと心許ない部分もあります。

 そのため、こうした場合は、1万円以上の機種を比較している1番の【高速な無線LANルーターの比較記事】をご覧ください。

 よろしくお願いします。

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 というわけで、具体的な機種の比較にはいりたいと思います。

1・対応人数   世帯向き
2・速度(ネット)★★★★★
3・速度(宅内) ★★★★★
4・無線の安定性 ★★★★★
5・設定の容易さ ★★★★★
6・総合評価   ★★★★★

 以下では、各社の製品を一機ずつ紹介していきます。

 そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、価格別・性能別にAtlasのおすすめ機種を提案していきます。

 初心者の方にも分かるように書きますが、最後の「おすすめ機種」の部分だけ読めば、「どれを買えば良いか」分かるようにしてあります。

1・激安Wi-Fiルーターの選び方

 はじめに、入門向けと言える「相当安い」無線LANルーターを比較します。

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 このクラスのルータは、無線LANルーターパソコンやスマホとが、同じ部屋にある場合にっておすすめできる機種です。

 言いかえれば、ワンルーム以上の鉄筋マンションや一戸建てでは、快適な利用が厳しいグレードの製品となります。

 なお、以下の本文では、Atlasのおすすめポイントは赤字で、イマイチだと思う部分は青字で書いていきます。


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 【2019】

 22・IODATA WN-SX300FR
  ¥3,174 Amazon.co.jp (9/25執筆時)

 【Amazon限定】(本体仕様は同じ)

 23・IODATA WN-SX300FR/E
  ¥2,679 Amazon.co.jp (9/25執筆時)

ネット最高速度:100Mbps
2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:
有線LAN: 100BASE-T ×4
簡単設定機能 :WPS・QRコネクト

 アイオーデータ社のWN-SX300FR は、今回紹介する機種では、もっとも格安水準といえる機種です。

 なお、Amazon限定型番がありますが。簡易パッケージになる分、価格が安い、という同一製品です。

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 人気のあったWN-G300R3の後継品ですが、上位機に採用されていた新アンテナを採用した点が注目点です。

 同社が「360コネクト」と呼ぶもので、F型アンテナとパワーアンプの内蔵で、360度全方向に電波を飛ぶように設計を見直しました。

 方向性は、後ほど紹介するNECが先行しましたが、この価格帯の製品としては期待値が高いです。

 無線の最大速度は、ただし、300Mbpsです。

 「1bit=8バイト」なので、「1秒に約38メガバイトのデータが理論上は転送可能」という意味です。さほど速いとは言えないでしょう。

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 インターネット速度は、さらに、理論値でも100Mbps(12.5メガバイト秒)に止まります

 各ご家庭にあるだろう光ファイバーの終端装置から、この無線LANルーターまでのLANケーブル(=WAN)は、規格上100Mbps(12.5メガバイト/秒)が最高速度です。

 そのためそこがボトルネックとなり、実際のインターネット速度はここまで落ちます

 無線の安定性も、5GHz帯の接続に未対応です。

 この帯域は、電子レンジなどの家電の発するノイズや、近所の無線LAN(Wi-Fi)と混線しにくい特性があるため、残念な部分です。加えて、近所の電波との混線を防ぐ送信チャンネルの設定時自動切替機能などが未搭載な点も残念です。

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 有線LANポートは、4つ搭載されます。

 ただし、100BASE-T(最大速度100Mbps)であるため、有線LAN接続が無線LANよりも遅い点は、注意が必要です。

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 簡単設定機能は、豊富です。

 スマホについては、QRコードを撮影するだけで接続が可能なQRコネクトが、パソコンについても、ワンボタンで暗号化接続が設定可能なWPS機能が搭載されます。

 価格的にも初心者をターゲットにした製品なので、このあたりは抜かりありません。

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 以上、IODATAの WN-G300R3の紹介でした。

 本体価格が非常に安い点が魅力です。ただ、速度もさほど速くありませんので、インターネットからの大きな動画の快適な視聴やはやや厳しいでしょう。


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 【通常型番】

 24・バッファロー AirStation WSR-300HP
  ¥3,132 Amazon.co.jp (9/25執筆時)

 【アマゾン限定型番】

 25・バッファロー AirStation WSR-300HP/N
  ¥2,883 Amazon.co.jp (9/25執筆時)

ネット最高速度:300Mbps
2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度
有線LAN: 1000BASE-T ×4
簡単設定機能 :WPS・AOSS・QRsetup

 バッファローのWHR-300HP2は、同社の入門向け製品です。

 また、WSR-300HP/Nという型番は、【アマゾン通販限定版】で、パッケージ包装が簡略化されていますが、性能は同じです。

 無線の最大速度は、さきほどのアイオーデータの製品と同じ300Mbps(37.6メガバイト/秒)です。

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 インターネット速度は、こちらの場合、光ファイバーの終端装置から、この無線LANルーターまでの有線LANケーブル(WAN)の最大速度が1000Mbpsと余裕があります。

 そのため、(決して高速とは言いませんが)理論上、300Mbps(37.6メガバイト/秒)でそのままインターネットにつながります。したがって、アイオーデータの製品よりも、実際は高速です。

 無線の安定性は、5GHz帯の接続に未対応ながら、送信チャンネルの設定時自動切替機能が付属しています。

 近所でWi-Fiを使っている人が多いである、マンションなどの集合住宅では、この点は有利です。

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 有線LANポートは、4つ搭載されます。

 速度も、1000BASE-T(最大速度1000Mbps)と高速であり、利用上、問題ありません。

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 Buffalo QRsetup
  ¥0 iTunes Store

 Buffalo QRsetup
  ¥0 Google Play

 簡単設定機能は、この機種も豊富です。

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 スマホ(iOS/Android)については、QRコードを撮影するだけで接続が可能なQRセットアップが付属します。

 パソコンについても、バッファロー社の「売り」である「AOSS機能」が付属します。

 この機能は、ボタンを押すだけで、無線LANとプリンター・ゲーム機の無線対応機器などを接続できる機能です。また、つなげるだけではなく、WPA2/WPAによる強力なセキュリティが自動設定でき、情報漏洩対策などに効果的です。

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 以上、WHR-300HP2の紹介でした。

 実効速度の点でも、安定性の点でも、3000円台の機種としては高レベルにまとまっている機種です。設定も簡単なので、さほど速度や安定性にこだわらないワンルーム住まいの方ならば、この機種は最適です。

 ただし、予期せぬ電波の切断や、電子レンジなどの電波混線の問題を避けたい場合は、もう少し強力なルーターを購入した方が良いでしょう。

 もちろん、この機種は、一戸建てや2LDK以上のマンションにはオススメできるほど強力でもありません


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 26・バッファロー AirStation WCR-1166DS
  ¥3,388 Amazon.co.jp (9/25執筆時)

ネット最高速度:100Mbps
2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:867Mbps
有線LAN: 100BASE-T ×1
簡単設定機能 :QRsetup

 WSR-600DHP は、バッファローの新モデルの中型機種です。

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 同社のルーターでは最も小型な機種です。

 無線の最大速度は、11ac規格に対応しており、速度は867Mbpsと5000円前後の製品ではとても優秀です。

 インターネット速度は、しかしながら、この機種は、WAN(=無線LANルーターと、光ケーブルの端末とをつなぐLANケーブル)が、100BASE-T(最大100Mbps)までの対応です。

 そのため、インターネット速度は、「価格なり」であり、100Mbps(12.5メガバイト/秒)のスピードに止まります。

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 無線の安定性は、しかしながら、この機種の「売り」です。

 なぜなら、2.4GHz帯に加えて、電子レンジなどの機器や、ご近所のWi-Fiのアクセスポイントとの干渉に強い5GHz帯の接続領域にも対応しているからです。

 ここまで紹介して機種のように2.4GHz帯だけに対応するルーターは、帯域が混雑していると、映像などを再生・転送する際にコマ落ちが頻繁に発生します。

 しかし、この機種は、2.4GHz帯と 5GHz帯を併用できます。そのため、転送速度の一時的な低下が起こりにくく、安定した接続が可能です。特に、動画映像などを見る人には必須でしょう。

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 さらに、スマホ等の小型端末でも、その方向を特定して電波をその方向に発信できる、ビームフォーミング機能が実装されます。とくに、スマホ等で動画や音声が停止してしまう動画閲覧などが有利になります。

 有線LANポートは、割り切った作りで、100BASE-T(最大速度100Mbps)が1つです。

 小型機種のため仕方ない部分です。

 簡単設定機能は、この機種の場合、スマホ向けのQRsetupのみに対応します。

 パソコンなどともつなげられますが、設定は、やや面倒でしょう。

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 以上、バッファローのWCR-1166DS の紹介でした。

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 速度的なボトルネックがあるため、インターネット速度が理論値でも(12.5メガバイト/秒)と遅い点はネックです。

 それでも、各社の動画閲覧に必要な推奨速度からは上回りますが、「メインはスマホ」という場合は、価格的には良いでしょう。

 この点で言えば、11ac規格に対応し、アンテナを2本装備している点や、ビームフォーミング機能も実装などの面を見ると、回線の安定性は高いといえます。

 結論的にいえば、自宅にPCはないが、スマホやタブレットでWi-Fiを利用したい方には、このグレードほどでも良いでしょう。

2・マンション対応の標準ルーターの比較

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 ここからは、2DK程度のマンション一戸建てなど、ワンルームに比べて部屋数の多いご家庭に向いた無線LANルーターを紹介していきます。

 これらは、ワンルーム用に比べて搭載されるアンテナの本数(強度)が多く、遠くまで電波が飛びやすい無線ルーターです。

 もちろん、「大は小を兼ねる」ので、ワンルームでこの機種を使っても問題ありません。

 とくに、ワンルームでも、ルーターやパソコンを電子レンジなどの近くに置く場合や、鉄筋作りの1Kマンションで、モデムを置く部屋との間に壁や扉がある場合は、多少余裕を見て、これらのモデルを選ぶことが、電波の安定につながるでしょう。



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 27・BUFFALO WHR-1166DHP4
   ¥3,980 Amazon.co.jp (9/25執筆時)

ネット最高速度:867Mbps
2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:867Mbps
有線LAN:100BASE-T ×1
簡単設定機能 :QRsetup AOSS

 WSR-1166DHP4は、バッファローの上位モデルの無線LANルーターです。

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 無線の最大速度は、最大867Mbps(約110メガバイト/秒) です。

 これは、高速通信規格である11acに対応しているからです。

 インターネット速度も、WAN側も、しっかり1000BASE-Tに対応します。

 したがって、速度も同様に、理論値で最大867Mbps のままです。

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 無線の安定性は、5.0GHz帯に対応しつつ、2つのアンテナを装備するため高いです。

 遠くまで電波を飛ばせる技術であるハイパワーギガは、このグレードからの搭載です。

 また、スマホなどの小型端末の安定性に貢献するビームフォーミングにも対応します。大容量データーの送受信が早く途切れにくい点で、ここまで紹介した機種よりも有利です。

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 有線LANポートは、4つ搭載されます。

 ただ、100BASE-T(最大速度100Mbps)であるため、有線LANを使う場合は、速度的なボトルネックがあります。

 なお、繰り返しになりますが、光ケーブルなどの端末とつなぐ側の(WAN)のLANケーブルは、1000BASE-Tに対応しますので、無線ならば高速に使えます。

 簡単設定機能は、下位機種と同じく、AOSSQRsetupに対応します。

 そのため、スマホやプリンターなどとの接続設定は簡単です。

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 なお、電波の安定性の点で補足すれば、この機種は、同じ本体を2つ購入することで、中継機としても利用できます。電波環境が悪い一戸建ての場合、上図のように、中継機を挟むと、速度を改善することが可能です。

 特に、部屋数が多いご家庭の場合、高性能機を1台買うよりも、中継機を入れた方が電波の改善率は高い傾向にあります。

 結論的にいえば、高級機を1台買うよりも、この機種を2台購入するのは「あり」でしょう。ただし、2台とも、同じ機種を利用することが前提です。

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 以上、WSR-1166DHP4の紹介でした。

 この機種は、メーカーが価格競争のために戦略的に安くしている機種です。

 実際、無線の部分だけみれば、高性能で見劣りする部分も少ない機種です。有線LANの部分などは多少見劣りしますが、有線をあまり使われないならば、良い選択肢の1つです。


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 【2018】

 28・NEC Aterm WG1200 PA-WG1200CR
   ¥3,528 Amazon.co.jp
(9/25執筆時)

ネット最高速度:867Mbps
2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:867Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×1
簡単設定機能 :WPS・QRスタート

 PA-WG1200CR は、NECの比較的格安なルーターです。

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 端末のサイズは、約41×108.5×110mm超小型といえるものです。 

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 他社に比べると小型です。NECマイクロSRアンテナという超小型アンテナ技術を持っているため、本体を小型化できています。

 無線の最大速度は、こちらも11acに対応しします。

 そのため、最大867Mbps(約110メガバイト/秒) です。

 インターネット速度は、WAN側が1000BASE-Tなので、理論上の最大速度もしっかり867Mbps(約110メガバイト/秒) です。

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 無線の安定性は、こちらも、5.0GHz帯に対応し、2つのアンテナを装備する機種です。

 この機種は非常に小型ですが、360度方向への放射能力に定評がある同社のμSRアンテナを装備する上、ビームフォーミングにも対応する点で、バッファローのWHR-1166DHP4とほぼ同等な機種と言って良いでしょう。

 有線LANポートは、小型化の弊害で、1つのみ搭載されます。

 速度は1000BASE-T(最大速度1000Mbps)ですが、基本的に有線をあまり使わない人向けの小型モデルです。

 簡単設定機能は、こちらも、らくらく無線スタートと、らくらくQRスタートに対応します。バッファローと同じく、この面の安心感は高いと言えます。

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 以上、PA-WF1200CRの紹介でした。

 バッファローのWSR-1166DHP4が価格的にライバルでしょう。

 比較すると、電波の飛びは「互角」といえますが、圧倒的な省スペース性はこちらが有利です。一方、有線LANポートが1つしかない点は、場合によってはネックになるでしょう。

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 【2017】

 29・NEC Aterm WF1200 PA-WF1200CR
   ¥3,114 Amazon.co.jp
(9/25執筆時)

 ネット最高速度:100Mbps
 2.4GHz帯速度:300Mbps
 5.0GHz帯速度:867Mbps
 有線LAN:100BASE-T ×1
 簡単設定機能 :WPS・QRスタート

 なお、同じ形状でPA-WF1200CR というルーターもあります。

 ただ、こちらは、WAN側が00BASE-Tなので、インターネットの速度は、最大で100 Mbps(12.5メガバイト/秒)に制限されます。 

 すでに、上位機と価格差もないため、選ぶ必要性はないでしょう。


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 【2018】

 30・NEC Aterm PA-WG1200HP3
    ¥5,800 Amazon.co.jp (9/25執筆時)

ネット最高速度:867Mbps
2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:867Mbps
有線LAN:100BASE-T ×1/1000BASE-T ×3
簡単設定機能 :WPS・QRスタート

 PA-WG1200HP2 は、NECの1万円以下の価格の製品ではもっともグレードの高いモデルです。

 端末のサイズは、先ほどの機種よりはやや大きいですが、それでも薄型・小型で設置しやすい部類です。

 無線の最大速度は、こちらも11acに対応し、理論値で、867Mbps(約110メガバイト/秒) です。

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 インターネット速度も、インターネットの終端装置とつなげるLANケーブル(=WAN)について、1000BASE-Tなので、インターネット速度の制限を受けず、理論上は最大速度で接続可能です。

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 無線の安定性は、こちらも、5.0GHz帯に対応し、2つのアンテナを装備する機種です。

 この点は、他の1万円以下のグレードの製品と同じです。NECの下位機種と同じく、360度方向への放射能力に定評がある同社のμSRアンテナを装備する上、ビームフォーミングにも対応します。

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 さらに、この機種は、複数機器の運用に便利です。

 というのも、スマホなどを混雑していない帯域に自動的に誘導するバンドステアリング機能と、PCを含めて混雑していないチャンネルに自動的に変更するオートチャネルセレクト機能が装備されるからです。

 いずれも、この価格帯から搭載される機能で、複数の機器の同時接続により強くなっています。

 有線LANポートは、小型機であるためバッファローの仕様より1つ少ないですが、3つ搭載します。

 いずれも、しっかりと、1000BASE-Tに対応します。

 簡単設定機能は、こちらも、下位機種と同じで、らくらく無線スタートと、らくらくQRスタートに対応します。問題ありません。

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 以上、PA-WG1200HP2 の紹介でした。

 WAN側のボトルネックがない点で、1万円以下の製品では速度に期待できる機種です。

 また、複数の機器の同時接続についても、ビームフォーミングに加えて、ハンドステアリング機能オートチャネルセレクト機能が付くため、「得意」といえる機種です。

 本体も小型ですし、設置性も期待できるでしょう。見かけは小さいですが、μSRアンテナを装備する点で、他メーカーの大きなサイズの機種と能力は変わりません。

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 【下位機種】

 31・NEC Aterm PA-WG1200HS3
  ¥4,698 Amazon.co.jp (9/25執筆時)

 なお、こちらには下位機種があります。さほど価格は変わりませんが、バンドステアリング機能とオートチャネルセレクト機能が未付属になります。

 価格差もさほどありませんし、選ぶ必要はなさそうです。


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 32・BUFFALO WSR-1166DHP3
   ¥4,164 Amazon.co.jp (9/25執筆時)

 【Amazon限定】

 33・BUFFALO WSR-1166DHP3/MBK
    ¥3,768 Amazon.co.jp (9/25執筆時)

ネット最高速度:867Mbps
2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:867Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×4
簡単設定機能 :QRsetup AOSS

 WSR-1166DHP3は、バッファローの上位モデルの無線LANルーターです。

 NECのPA-WG1200HP3 の実質的な「ライバル」と言える機種ですね。ただし、本体は多少大型です。

 無線の最大速度は、こちらも11acに対応し、最大867Mbps(約110メガバイト/秒) です。

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 インターネット速度も、WAN側については1000BASE-Tなのでインターネット速度の制限を受けません。

 つまり、この部分の仕様はNECのPA-WG1200HP2 とさが見られません。

 無線の安定性は、こちらも、5.0GHz帯に対応し、2つのアンテナを装備する機種です。

 一方、こちらは、ビームフォーミング機能を搭載するものの、NECのバンドステアリング機能とオートチャネルセレクト機能に相当するものは非搭載です。この点で見劣りします。

 有線LANポートは、4つ搭載し、いずれも、1000BASE-Tに対応します。

 簡単設定機能は、下位機種と同じく、バッファローはQRsetupなど充実しており、迷うことは少ないでしょう。

 そのた、その他、対応テレビと連携が容易になるDLNAに対応する点が、下位機種との相違点です。

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 以上、PA-WG1200HP2 の紹介でした。

 ライバルのNECPA-WG1200HP2 と比べると、優れているのはLANポートの数です。

 ただ、複数の機器をつなげた場合の安定性は、NECに及ばないため、総合力では見劣りします。新機種の登場が待たれます。


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 34・エレコム WRC-1167GHBK2-S
  ¥3,730 Amazon.co.jp
(9/25執筆時)

ネット最高速度:867Mbps
2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:867Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×4
簡単設定機能 :WPS

 RC-1167GHBK は、エレコムから発売されている中級グレードの機種です。

 無線の最大速度は、こちらも11acに対応し、最大867Mbps(約110メガバイト/秒) です。また、WANは、1000BASE-Tに対応しますので、インターネット速度も同様に、最大867Mbps となります。

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 無線の安定性は、5.0GHz帯に対応し、2つのアンテナを装備する機種です。ビームフォーミング機能も搭載です。 

 加えて、デュアルコアCPUを搭載します。処理落ちが少なく、接続は安定します。

 また、ハードウェアNATの搭載を明言し、それで実効スループットを高めています。

 この2つがエレコムの「売り」といえます。ただ、NECと異なり、オートバンドセレクト機能がないため、100%この部分が活かせるわけでもなさそうです。

 一方、ハードウェアNATは、ネットゲームなどで、通信が間断的になるなどの弊害も過去にあり、搭載を止めた会社もありました。そのため、レビューには(念のため)注意してください。

 有線LANポートは、4つ搭載です。ただ、こちらは、1000BASE-Tであるため問題ありません。

 簡単設定機能は、エレコムの場合、スマホでの設定は容易です。一方、PCとの接続は、WPS機能はありますが、マニュアル設定ができない方は、付属CDを介するため多少面倒でしょう。

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 以上、WRC-1167GHBK2-S の紹介でした。

 こちらの場合も、ライバルのNECPA-WG1200HP2 となるでしょう。ハードウェアNAT処理を、この価格の製品でできるのは素晴らしいです。

 ビームフォーミングも搭載し複数台の処理にも強いと言えますが、それを生かしきる、補足技術にやや欠ける気もします。

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 【通常型番】

 35・エレコム WRC-1167GST2
  ¥4,568 Amazon.co.jp
(9/25執筆時)

 【Amazon限定型番】

 36・エレコム WRC-1167GST2A
  ¥5,765 Amazon.co.jp
(9/25執筆時)

ネット最高速度:867Mbps
2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:867Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×4
簡単設定機能 :WPS

 なお、エレコムからは先ほどの機種の「上位版」としてWRC-1167GST2という製品が販売されています。

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 主な価格差は、トレンドマイクロ社のスマートホームネットワーク機能が使える点です。

 「ざっくり」と言えば、セキュリティソフトの役割がルーターに内蔵されていると考えてください。IOT家電など、ソフト対策ができない製品の防護には効果はあります。

 ただ、ルーター内蔵型のセキュリティは、通信トラブルの原因ともなるので、Atlasはこういったシステムについては、(トラブルを自分で何とかできる)中級者以上にしかオススメしません。

 その他は、IPv6対応が挙げられますが、現状あまり重視しなくても良い部分です。


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 37・TP-Link Archer C55
  ¥3,900 Amazon.co..jp (9/25執筆時)

ネット最高速度:867Mbps
2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:867Mbps
有線LAN:100BASE-T ×4
簡単設定機能 :WPS

 Archer C55 は、中国(深圳)TP-Linkが販売する中級グレードの機種です。

 この速度帯の製品では価格が安いため、ネットでは人気のある製品です。

 無線の最大速度は、こちらも11acに対応し、最大867Mbps(約110メガバイト/秒) です。

 また、WANは、1000BASE-Tに対応しますので、インターネット速度も同様に、最大867Mbps となります。

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 無線の安定性は、5.0GHz帯に対応し、2つのアンテナを装備する機種です。

 ただし、ビームフォーミングへの言及がなく、CPUも不明です。

 有線LANポートは、4つ搭載です。ただ、100BASE-T(12.5MB/秒)であるため、有線LANも使う方には向きません。

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 簡単設定機能は、WPSに対応します。

 また、スマホを通しての設定も可能です。

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 以上、TP-LinkArcher C55の紹介でした。

 この価格で867Mbps対応というのは、価格破壊でしょう。ただ、無線LANの部分や、接続安定性にかかわる技術のいくつかは省略されている部分もあります。

 この部分は、今後の課題と言えそうです。


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 【2018】

 【通常型番】

 38・I-O DATA WN-AX1167GR2
  ¥4,135 Amazon.co..jp (9/25執筆時)

 【Amazon限定型番】

 39・I-O DATA WN-AX1167GR2/E
  ¥4,827 Amazon.co..jp (9/25執筆時)

ネット最高速度:867Mbps
2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:867Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×4
簡単設定機能 :WPS・QRコネクト

 WN-AX1167GR2/E は、アイオーデータが発売する中級機です。

 同社は、数年前に特徴的な「群青色」のルーターを推してきましたが、その際のデザインです。

 無線の最大速度は、こちらも11acに対応し、最大867Mbps(約110メガバイト/秒) です。

 インターネット速度は、WAN側が、1000BASE-Tに対応します。そのため、理論上のインターネット速度も同様に、最大867Mbps となります。

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 無線の安定性は、5.0GHz帯に対応し、2つのアンテナを装備する機種です。

 その上で、ビームフォーミングWに対応します。

 ここまで紹介したてきた機種にも、(普通の)ビームフォーミングを持つ機種がありました。しかし、この機種場合は、ビームフォーミングに対応しないスマホにも対応できます。

 バッファローにも、ビームフォーミングEXという技術がありますが、それと同等です。

 ただ、現状ではiPhone系ならば、iPhoneSE iPhone6以降ならば、ビームフォーミング対応のため、EXであることで大きなメリット性があるわけでもないです。

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 なお、アンテナについては、同社の機種同様に、(評価の高い)F型アンテナの「360度コネクト」を採用しています。

 有線LANポートは、4つ搭載です。

 しっかり、1000BASE-T対応で、問題ありません。

 簡単設定機能は、回機種同様に、WPS・QRコネクトに対応します。

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 なお、これ以外に、ルーターにセキュリティ機能を持たせる「ネットフィルタリング」機能が装備されます。

 ただ、この方式は初心者にはあまり向かず、5年後から更新手数料が、1年で2000円ほどかかります。

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 以上、アイオーデータのWN-AX1167GR2/Eの紹介でした。

 ビームフォーミングWを含めて、割と多機能です。好評の「360度コネクト」アンテナもしっかり採用しており、この価格帯の製品では実力もあります。

 ライバルは、NECの製品でしょうが、機能面ではバンドステアリングオートチャンネルセレクトがあるNECのほうがやや上位でしょう。

ーーー

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 【2018/12】

 40・I-O DATA WN-DX1167R/E
  ¥3,613 Amazon.co..jp (9/25執筆時)

ネット最高速度:867Mbps
2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:867Mbps
有線LAN:100BASE-T ×4
簡単設定機能 :WPS・QRコネクト

 なお、2018年末に、この機種の下位機種にあたる製品がアイオーデータから追加発売となっています。

 性能面では、ビームフォーミングWビームフォーミングに「格下げ」したほか、有線LANを100BASE-Tに「格下げ」しています。

 WAN側の速度は変わりませんので、インターネット速度は同様ですが、他社機に比べても構成が平凡のため、選ばない方が良いでしょう。

3・マンション用の中級ルーターの比較

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 最後に、1万円前後の予算でマンション用として選ぶ場合、性能がよりよいと言える製品をいくつか紹介します。


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 【2017年】

 41・BUFFALO WXR-1750DHP2   
  ¥7,300 Amazon.co.jp (9/25執筆時)

 42・BUFFALO WXR-1751DHP2  
  ¥7,982 Amazon.co.jp (9/25執筆時)

ネット最高速度:1000Mbps
2.4GHz帯速度:450Mbps
5.0GHz帯速度:1300Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×4
簡単設定機能 :QRsetup AOSS2

 WXR-1750DHP2は、バッファローの無線LANルーターです。

 価格的に1万円前後ですが、速度的な部分で、ここまで紹介してきた機種より「1グレード上」の機種です。

 なお、2機種ありますが、後者はネット販売専用の型番で、基本仕様は同一になります。

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 無線の最大速度は、帯域ごとで異なります。

 5.0GHz帯の電波は、最大1300Mbps(約162メガバイト/秒)です。

 ここまで紹介してきた中で最も速いです。

 2.4GHz帯の電波は 最大450Mbps(約56メガバイト/秒)です。

 ただし、最大速度を得るためには、パソコンなどの機器側が11acという規格に対応している必要があります。未対応だと、速度が落ちます。

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 BUFFALO 無線アダプタ WI-U3-866DS
  ¥3,580 Amazon.co.jp (9/25執筆時)

 お持ちでない場合は、USBタイプの子機があります。この子機は「アンテナ2本」なので速度は最大866Mbpsまでです。しかし、現状では「最高速」の子機です。

 インターネット速度は、このグレードの場合注意が必要です。

 規格上は最大1300Mbpsですが、事実上、最大1000Mbps(約125メガバイト/秒)が最大だからです。

 なぜなら、無線LANルーターの場合、無線LANルーターと光ファイバーの終端装置をつなぐケーブル(WAN)が最大1000Mbpsだからです。どのメーカーもそうですが、高性能機でも、最大1000Mbps以上は出せません

 もちろん、自宅内の無線ネットワークで完結する通信は、理論上、最大値の1300Mbpsまでスピードが出せます。

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 無線の安定性は、下位機種に比べて、次の3つの機能が注目に値します。

 第1に、ビームフォーミングEXです。

 ビームフォーミング自体は先ほども紹介しました。スマホや携帯ゲーム機などの端末の位置を特定するソナーです。(手に持つことで)動き回る小さなスマホ等の端末に安定した電波を送ることができます。

 一方、ビームフォーミングEXは、スマホなどの子機側に対応がなくても利用できるBUFFALOの技術となります。

 第2に、アドバンスドQoS機能です。 

 これは、複数の端末で、通信速度の優先順位を設定できる機能です。例えば、動画やゲームに通信量を優先設定しておけば、データが切れてしまうような事態をを防げるでしょう。

 第3に、バンドステアリング機能です。

 NECの製品でも紹介しましたが、スマホやタブレットなどについて、空いている周波数帯域に自動で切り替える機能です。同時接続時の回線速度低下に効果があるでしょう。 

 そのほか、800MHzの高速デュアルコアCPUを搭載している点も大きな利点です。計算処理が追いつかずに速度が低下してしまうことは少ないでしょう。

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 簡単設定機能は、AOSS2が装備されます。

 そのため、スマホがあれば、PCの動作を含めて全てのネットワーク設定ができます。 パソコンへのソフトのインストールが不要なので、設定はとても簡単です。もちろん、業界規格のWPS機能にも対応です。

 有線LANポートは、本体に4つ搭載されます。いずれも1000BASE-T 対応なので、最大速度(1000Mbps)でつなげることができます。

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 以上、バッファローWXR-1750DHP2の紹介でした。

 多くのアンテナを装備しており、かなり安定的かつ高速に通信が可能です。その上で、ビームフォーミングEXをはじめとする便利な機能が搭載されるため、1万円前後の機種としては優秀です。


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 【上位機種】【2018/12】

 43・エレコム WRC-1900GST2
  ¥8,086 Amazon.co.jp (9/25執筆時)

 【上位機種】【Amazon限定色】

 44・エレコム WRC-1900GST2A-W
  ¥9,745 Amazon.co.jp (9/25執筆時)

 【下位機種】

 45・エレコム WRC-1750GST2
  ¥7,961 Amazon.co.jp (9/25執筆時)

ネット最高速度:1000Mbps
2.4GHz帯速度:600Mbps
5.0GHz帯速度:1300Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×4
簡単設定機能 :WPS

  WRC-1900GST2 は、エレコムから発売されている上級グレードの機種です。

 Amazon限定型番は、白色ですが、本体の性能は同じです。

 無線の最大速度は、こちらも11acに対応し、最大最大1300Mbps(約162メガバイト/秒)です。

 一方、Amazonモデルを含み、「上位機種」については、2.4GHz帯が600Mbps対応です。

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 ただし、「2.4GHz帯」について言えば、実際はここまでの速度は出せません。なぜなら、この数字は、デジタル変調方式「256QAM」をいう規格を前提としたものだからです。

 この技術の利用には機側(PC・スマホ)の対応が必須です。しかし、この技術が採用されたPC・スマホは、現状で「皆無」です。

 インターネット速度は、WAN側のケーブルスペックの限界で、現実的には最大1000Mbps(約125メガバイト/秒)が最大です。

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 無線の安定性は、エレコムの下位機種とおなじで、デュアルコアCPUを搭載します。

 また、ハードウェアNATの搭載するのも特徴です。IPアドレスの変換においてソフトウェア的な処理をさせないため、実効スループットが高速化できます。

 ただ、この機能を利用する場合、ネットワークゲームやストリーミング動画など間断的切断が致命的なソースを利用する場合に、(過去には)障害が出ています。採用を止めた会社もあります。やや注意するべき点です。

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 一方、両帯域において3本ずつのアンテナを装備し、複数台の機器(スマホ・パソコンなど)を同時に使っても速度低下が起こりにくいMU-MIMOにも対応します。

 この技術も、1万円以下の製品ではELECOM独自であり、優位点です。

 一方、ビームフォーミングは、バッファロー同様に、スマホ側の対応が不要なタイプの、ビームフォーミングZです。

 その上で、混雑帯を回避するバンドステアリング機能も装備します。

 有線LANポートは、4つ搭載です。ただ、こちらは、1000BASE-Tであるため問題ありません。

 簡単設定機能は、下位機種同様で、バッファローのほうが初心者向きです。

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 一方、この機種も、トレンドマイクロ社のスマートホームネットワーク機能が使えるため、ルーターでセキュリティ対策ができます。ただ、発売後5年間の限定サービスですし、通信断など余計なトラブルを抱えることもあるため、一長一短です。

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 以上、WRC-1900GST2の紹介でした。

 バッファローのWXR-1750DHP2のライバルで、機能差もほとんどないので、値段で決めて良いでしょう。

 あえて言えば、バッファロー機がアドバンスドQoS機能を持つ点と、設定がしやすい点で、多少有利でしょう。


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 46・アイオーデータ WN-AX2033GR2
  ¥6,545 Amazon.co.jp (9/25執筆時)

ネット最高速度:1000Mbps
2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:1733Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×4
簡単設定機能 :WPS

 WN-AX2033GR2 は、日本のアイオーデータが販売する無線LANルーターです。

 無線の最大速度は、こちらも11acに対応し、速いです。

 5GHz帯は4本アンテナなので、理論値で言えば、最大1733Mbps(約162メガバイト/秒) で接続できます。

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 インターネット速度は、ただし、WAN側のケーブルスペックの限界で、現実的には最大1000Mbps(約125メガバイト/秒)が最大です。

 一方、2.4Ghz帯は最大で、300Mbpsと入門機並みの水準に止めています。

 やや「チグハグ」なスペックです。広告上、「最大速度」を強調しつつ、価格を抑えるための苦肉の策にも思います。ただし、5GHz帯での家庭用ネットワークの格安構築など、ニッチなニーズはあるかもしれません。

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 無線の安定性は、一方で、ビームフォーミング・MU-MIMOに対応します。CPUもデュアルコアです。

 とくに、ビームフォーミングは、バッファローのように機器側の対応が不要な上位版です。ただし、バンドステアリングは不採用で、この部分では価格相応でしょう。

 有線LANポートは、4つ搭載です。1000BASE-Tであるため問題ありません。

 簡単設定機能は、エレコムの場合、スマホでの設定は容易です。一方、PCとの接続は、WPS機能はありますが、マニュアル設定ができない方は、付属CDを介するため多少面倒でしょう。

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 一方、この機種も、デフォルトで5年間無料のセキュリティフィルターが搭載されます。

 こうした機能は、セキュリティソフトと競合し、相性問題が発生しやすく、ネット速度も落ちるため、基本使わない方が良いと思います。

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 以上、WRC-1167GHBK2-S の紹介でした。

 スペック的になかなか優れた機種で、この価格帯の機種としては、弱点は見あたりません。

 あえて言えば、約15×83×157mmとやや大きめのサイズと、バンドステアリング未搭載な部分くらいでしょう。

次回に続く
格安な無線LANルーターのおすすめは結論的にこれ!

 というわけで、今回は実売価格が1万円までの家庭用無線LANルーターを紹介してきました。

 しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。

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1・高速な無線LANルーターの比較
2・格安な無線LANルーターの比較
3・超高速 Wi-Fi 6 対応ルーターの比較
4・メッシュWi-Fi(中継機)の比較
5・おすすめの無線LANルーター  【結論】

1・対応人数   世帯向き
2・速度(ネット)★★★★★
3・速度(宅内) ★★★★★
4・無線の安定性 ★★★★★
5・設定の容易さ ★★★★★
6・総合評価   ★★★★★

 次回5回目の「結論編」(こちら)では、このブログで紹介した全機種から、価格別・目的別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。

 引き続き、よろしくお願いします!

 結論編は→こちら

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posted by Atlas at 20:27 | 無線LANルーター

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