【今回レビューする内容】2026年 テレワーク向き!目が疲れないPC用小型液晶ディスプレイのおすすめ:21.5インチ 21.45インチ 23.0インチ:22インチワイド 製品の違いと人気ランキング
【比較する製品型番】LGエレクトロニクス 22U401A-Bイイヤマ XU2292HSU-B6 XUB2292HSU-B6 EIZO FlexScan EV2360-BK EV2360-WT S2134-HBK S2134-HGY EV2130-BK EV2130-HDBK EV2130-HDGY デル Dell E2225HSM E2225HM SE2225HM-A P2226H SE2222H ASUS MB229CF MB229CF-J VZ229HE-J VP229HE SE2225HM-R フィリップス 221V8L/11 221S9A/11 223S9A/11 223S9AE/11 HP M22f FHD HP Series 3 Pro 322pf Pro 322ph BOBN7UT#ABJ HP E22 G5 6N4E8AA#ABJ グリーンハウス GH-LCW22LH-BK ジャパンネクスト 富士通 VTF22011BT VTF22021BT NEC LCD-AS224F-BK LCD-AS222F アイオーデータ LCD-D222SDX EX-D222SD-F LCD-D222SD-FX EX-D222SD LCD-A221DBX EX-A221DB EX-A221DW EX-C222SDB EX-C222SDB-F LCD-C222SDBX EX-C222SDB EX-D221SV-F EX-C222SDW Lenovo E22-30 63EBMAR2JP Lenovo L22-4e フルHD 67D5KAC6JP ThinkVision S22-4e 64CBKAR6JP Xiaomi A22i ほか
今回のお題
目に優しい小型液晶モニターのおすすめはどれ?
ども、Atlasです。
今日は、2026年4月現在、最新のパソコン用小型液晶モニターの比較です。
書斎などに設置しやすい21.5型・22.5・23.0型の小型ディスプレイをメーカー別に比較します。
記事では、パネル自体の品質やスタンド部分の調整力、あるいは、明るさセンサーなどの独自の工夫などに注目しながら、長時間作業でも「目が疲れにくい」モニターを提案していきます。
細かい部分では、保証期間の長さや内容にも注目しました。

1・小型液晶モニターの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:イイヤマ〈日本〉
1-3:LG〈韓国〉
1-4:EIZO〈日本〉
1-5:DELL〈米国〉
2・小型液晶モニターの比較 (2)
2-1:ASUS〈台湾〉
2-2:フィリップス〈欧州〉
2-3:BenQ〈台湾〉
2-4:HP〈米国〉
3・小型液晶モニターの比較 (3)
3-1:アイオーデータ〈日本〉
3-2:レノボ ほか
4・小型液晶モニターの比較 (4)
4-1:最終的なおすすめの提案【結論】
以下では、小型モニターの「選び方の基本」をはじめに示します。
その後、以上のようなメーカー順に各社のモニターを比較していきます。
画質の良さ ★★★★★
目疲れしにくさ ★★★★★
スタンドの性能 ★★★★★
応答速度 ★★★★★
リフレッシュレート ★★★★★
品質保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最後の「結論」では、上表のような観点から、「Atlasのオススメ機種」を提案していきます。
よろしくお願いします。
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・27型FHDモニターの比較
=ビジネス用の大きめ
・24型FHD & WUXGAモニターの比較
=ビジネスに最適な中くらい
・23.8型FHDモニターの比較
=テレワークに人気な小さめ
・21.5型FHDモニターの比較
=奥行のない机で使える超小型
なお、今回の記事は、このブログの、サイズ別のモニターの比較記事全体の5回目記事として書きました。
1-1・目に優しい液晶モニターの選び方

具体的な製品の紹介に入る前に、モニターの「選び方の基本」を説明します。
主に、モニターを選ぶ際のスペックのうち、「映像美」や「目の優しさ」に大きくかかわる「パネルスペック」の読み方について、Atlasの考え方をここでは詳しく説明します。

液晶パネルは、PC用では複数の種類があります。
基本となるのは「TN・VA・IPS」という3系統です。
それぞれのパネルには固有の特性があり「向き不向き」があります。
この違いは重要なので、はじめに説明しておきます。
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第1に、VAパネルです。
液晶TVでの採用例が多いパネル種です。
コントラスト比が高く、黒の締まりを出しやすいからです。
ただ、TVと違って「近接視聴」になるPCモニターでは、VAは視野角がやや狭く、画面左右で見え方にムラが出やすい傾向があります。
とくに日本語は、アルファベットより字形が複雑なので、そのムラが違和感につながりやすく、「目の疲れにくさ」の部分では課題が出やすい方式です。
そのため、TV代わりの「エンターテインメント向き」の一部機種を除くと、PCモニターでは採用例は多くありません。
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第2にTNパネルです。
かつては、ゲーム向けで存在感のあったパネル種です。
応答速度が速く、動く画像に強かったからです。
ただ、視野角が狭く、黒の締まりも弱いのが難点です。そのため、応答速度を高めた新しいIPS(Fast IPSなど)の普及もあり、今では用途がかなり限られます。
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第3に、IPSパネルです。
現在のPCモニターの主流です。
視野角が広く、近接視聴でも見え方が安定しやすいからです。
業務向けで人気のあるEIZOやBenQでも、仕事用の主力はほぼこの系統です。
デザイナー向けやゲーム向けでも、今ではIPS系を中心に展開する製品が多く、むしろIPS系でないモデルを探すほうが難しいほどです。

IPS系パネルは、今ではLG系以外にも、多くの大手メーカーがさまざまな種類を生産するようになりました。
BOEのADS-IPSのほか、最近はAUOのAHVA-IPSや、TCL CSOTのHFS-IPSと特定できる製品も増えています。
その結果、IPS系のなかでも「グレード差」が生まれる状況になっています。とくに「映像美」に関わる部分では、IPSと一口に言ってもスペック差があります。
そのため、以前より「細かいスペック」に注目することが重要になっています。

例えば、上図は、現在のIPSのスタンダード機に多い典型的なスペックを示したものです。
この水準に届かないものや、水準の公開がないものは、パネルの質を見極めにくい機種です。
今回の記事でも、その点に注意して区別しています。

一方、上図は「新スタンダードIPS」とも言うべき、新パネルの典型的なスペックです。
主に「映像美」に関わる部分を進化させています。
今回の記事では、色域(sRGB99%以上)と輝度(300cd/u以上)を超えたパネルを「IPS+」として区別して表記します。
その上でコントラスト比(1500:1)も水準を超えるモデルは「IPS++」と表記します。
とくにコントラスト比の改善は、白黒の「テキストの見やすさ」にもつながるので、仕事用としてもある程度見るべき観点です。
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色域は、デザイン向けモニターでは重要です。
この部分を重視する場合、一般的なsRGBより基準が厳しい、DCI-P3(動画向け)やAdobe RGB(写真向け)のカバー率を示す機種もあります。
今回の記事では「広色域IPS」として該当機はパネルを区別します。専門的になるので、この話は、該当機が出た時点で個別に説明します。
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リフレッシュレートも、重要です。
昔はゲーム用を除けば60Hz機ばかりでしたが、最近は100Hzを超える仕事用入門機も増えました。
PC側の設定も必要ですが、少し高めにだせる機種は、スクロールやマウスの移動が「なめらか」にできますし、仕事利用でも最近は「ポイント」と考える方が増えています。
重要視しても良いでしょう。
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パネル表面処理は、ゲーム特化型の高級機を除けばほぼ全機が非光沢のノングレアです。
ノートPCとは違い、ハーフグレア(半光沢)、グレア(光沢)は、テレビ的に利用する一部機種を除けば、採用例は皆無に近いです。
この部分は、基本的にはあまり気にしなくて良いでしょう。
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以上、主にパネル面での「選び方の基本」をまとめました。
最近は、液晶パネルのほか、有機ELパネル(OLED・QD-OLED)を採用する機種や、液晶でもバックライトにMini-LEDを採用する機種も増えてきました。
ただ、液晶の一般機に比べると採用例はまだ限られるので、ここも該当機が出た段階で説明するつもりです。

また、目の疲れにくさの部分ではスタンドの調整力や、環境光センサーなどによる明るさの調整機能、仕事面では端子構成も重要と言えます。
こうした部分も、本編では詳しく説明します。
1・液晶モニターの選び方【まとめ】
2・Mac用モニターの選び方
ただ、こうした部分を含めて、このブログにおける「基本部分の選び方」を知りたいと感じる方は、以上の記事で、より詳しく書いています。
ただ、今回説明する内容だけでも「目に優しいモニター」は選べると思いますし、このまま読み進めていただいてOKです。
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では、各社の小型モニターの比較に移ります。
冒頭書いたような順番で、メーカーごと製品をみていきます。
1-2・イイヤマのモニターの比較

はじめに日本のイイヤマからです。
現在はマウスコンピュータ傘下ですが、古くからあるディスプレイメーカーであり、品質には信頼性があります。
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なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。

【2024年発売】
【21.5インチ】
1・iiyama 21.5型 XUB2292HSU-B6
¥17,841 Amazon.co.jp (4/8執筆時)
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
2・iiyama 21.5型 XU2292HSU-B6
¥18,455 Amazon.co.jp (4/8執筆時)
スタンド:チルト
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS方式 ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:0.4ms(MPRT)
リフレッシュレート:最大100Hz
HDR:
USB給電:
接続端子:HDMI DP
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:3年
XUB2292HSU-B6は、日本の老舗ディスプレイメーカーであるイイヤマの製品です。
2機種ありますが、後述するように、スタンドの種類が異なります。

パネルは、ノングレア(非光沢)のIPSです。
先述のように、視野角が広く、注視しても目疲れしにくい性質がある「目に優しい」傾向のパネルです。
スペックは、輝度(250cd/u)、コントラスト比(1000:1)、視野角(178°)とも、フルHD解像度のスタンダードクラスのIPSの性能はあります。
色域は非開示ですが、おそらく問題ない水準(sRGB 95%前後)でしょう。

なおイイヤマは、LG製パネルのみIPSとスペック表記します。
それ以外の製品は、本機もですが「IPS方式」との表記します。
LGの持つ商標の関係です。
イイヤマの説明では、「IPS方式」は、パネルの駆動方式と「同等の技術を使用した」パネルという表現になります。
上表は、IPS系パネルを製造する企業と、そのパネル名(商標)を示したものです。日本市場のPCモニターで、採用例が多いと言えるパネルを上から順番に並べています。
上表で示した大企業以外も産業用ほかに生産しますし、スペックから生産企業の特定はできません。
アイオーデータやジャパンネクストなど、最近は、具体的なパネル生産者をしっかり示す日本企業が増えましたが、イイヤマは旧来通りです。

応答速度は、0.4ms (MPRT)です。
MPRTは一般的な GtoG(中間色応答)とは異なり、黒挿入など「表示手法」を併用したときの最短値です。MPRT や VRB と表記される他社機も同じ考え方になります。
ただしこの方式はちらつきや輝度低下といった画質劣化を伴うため、本ブログでは GtoG 値を基準に比較しています。
本機の場合、GtoGで言えば、OD時に最速4-8msあたりの一般的なスペックのパネルでしょう。

自動画質調整は、i-Style Colorという機能が目に付きます。
選択した利用目的に合わせて、コントラストや明るさを自動調整してくれる機能です。
映画・ゲームなどのほか、「テキストモード」が採用されている点は、文書仕事には有利でしょう。
リフレッシュレートは、100Hzです。
ゲーミング用ではないですが、値は少し良いです。滑らかにカーソル移動を表現したいなどのビジネスニーズもあるからか、最近この仕様は各社とも増えてきました。
そのほか、ゲームなどで便利なアスペクト比固定も対応です。

画像補正機能は、ブルーライトカットほか、しっかり、フリッカー対策があります。
また、マニュアルの色補正について、感覚的に色温度の調整ができる仕様である点も、気が利いています。

ディスプレイスタンドは、下位機種と上位機種で異なります。
上位機種は、「パーフェクトスタンド」が採用されています。
調整幅は、上下150mm、左右90度、チルト(上22度、下5度)と縦回転です。
各社対応機がありますが、可動性はメーカーで違いがあります。本機は、かなり柔軟であり、「目に優しい」設置ができるスタンドです。
下位機種は、しかし、チルト式です。
この場合、上方向22度 下方向5度のみの調節です。
目が疲れないためには、モニタに対して目が水平にするのが原則です。
その点で言えば、上位機の方が、圧倒的に目が疲れにくいです。
接続端子は、 HDMI・Display-portという構成です。
小型モニターの場合、素直に「HDMI」を基本に考えればOKです。
ケーブルは、1.8mのものが2種類とも付属です。
そのほか、上位機は、背面にUSBハブ(USB 3.0)を装備します。
そこそこ速い端子ですので、ストレージをつなげても問題ないです。
スピーカーは、総合4Wのステレオスピーカーが搭載されています。
保証期間は、3年です。
十分でしょう。
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以上、イイヤマのXUB2292HSU-B6の紹介でした。
上位機は、スタンドの稼働性が評価できます。その上で柔軟な画質調整、高めのリフレッシュレートと、仕様面で優れる部分もあります。
ただ、最も重要と言えるパネルの出所がイマイチはっきりしないのが難点です。
スタンドも
旧機は、フリッカー対策がなかったのですが、その弱点もなくなりましたし、21.5インチだと仕事用として総合性能が良く「選べる」モニターに思います
1-3・LGのモニターの比較

続いて、LGエレクトロニクスのモニターです。
同社は、自社で(部品としての)IPSが生産できる世界的企業です。性能の良い機種が割安の場合が多いです。

【21.5インチ】
【2025年発売】
3・LG Electronics 22U401A-B
¥12,300 Amazon.co.jp (4/8執筆時)
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:VA ノングレア
コントラスト比:3000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:最大100Hz
HDR:HDR10
USB給電:
接続端子:D-Sub HDMI
スタンド:チルト
VESA:75mm
スピーカー:なし
保証期間:3年
22U401A-Bは、LGの21.5インチモニターです。
このシリーズは、他サイズだとIPSですが、21.5型はVAになります。

パネルは、ノングレア(非光沢)のVAです。
スペックは、輝度(250cd/u)、コントラスト比(3000:1)、色域(sRGB 99%)、視野角(178°)です。
VAらしく、コントラスト比が高く「黒が締まる」映像美重視の仕様です。PC向けの場合、表面はノングレアになるものの、TVにもよく使われる種類です。
一方、仕事用には「ギラツブ」とも呼ばれる独特の粒状感が、近接視聴においては不向きです。
HDRは、HDR10ですが、対応です。
対応したコンテンツの再生だと、輝度表現が高まります。
ただ、標準輝度がそこまで高いパネルではないですし、効果は限られるでしょう。
応答速度は、オーバードライブ時で最大5msです。
自動画質調整は、特段強調できるものはないです。
画像補正機能は、フリッカー対策を機能として持ちます。
ブルーライト軽減モードが付いています。ただ、これは色調を変えるものであるため、表示の正確性という意味ではあまり使えない機能です。

映像美の部分では、解像度の低い動画を補正して鮮明化できる、超解像度技術が採用されています(Super Resolution+)。

そのほかゲーム用機能ですが、黒挿入による同社の残像軽減技術(1ms Motion Blur Reduction)を持ちます。わりと高度ですが、同期技術(FreeSync)は非対応ですし、やはり一般機としてだされるラインです。
そのほか、こちらも主にゲーム用ですが、暗いシーンのコントラストを改善するブラックスタビライザーも搭載です。
モニタースタンドは、チルト角度調整のみです。
あまり性能が良くないです。
VESA規格に対応しますから、あとで、スタンド部分だけ他社製に交換することは可能です。
接続端子は、HDMI・D-SUB(アナログ端子)です。
アナログ接続は、色ムラが生じて「目に悪い」ため、利用は避けましょう。
スピーカーは、内蔵されません。
保証期間は、3年です。
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以上、LGの22U401A-Bの紹介でした。
VAですので仕事用に考える場合注意です。
逆に、動画視聴を中心に考える場合一定のメリット性はありますが、最近は、IPSでもある程度、コントラスト比が高いタイプも出ていますし、他機との比較は必要でしょう。
1-4・EIZOのモニターの比較

続いて、日本のEIZOのモニターです。
液晶専門の日本メーカーで、その品質には絶大な定評があるメーカーです。

【2020年発売】
【22.5インチ】
4・EIZO FlexScan EV2360-BK
4・EIZO FlexScan EV2360-WT
¥33,434 Amazon.co.jp (4/8執筆時)
解像度:WUXGA(1920×1200)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
HDR:
USB給電:
接続端子:DVI HDMI D-sub
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
リフレッシュレート:最大61Hz
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(1w×2)
保証期間:5年
FlexScan EV2360 は、EIZOの22.5インチモニターです。

本機は、22.5インチですので、少し変則的です。
サイズ的には、23型とだいたい同じに考えて良いです。
本機は、解像度が1920×1200のWUXGAです。
10:9の縦横比のフルHDをちょっと縦長にして、書類を表示しやすくしたもの、と考えてください。
一方、フルスクリーンで利用する場合は、映画の「黒帯」部分は増えるので、実際的には、23.0より多少ですが小さくなります。

パネルは、ノングレア(非光沢)のIPSです。
スペックは、輝度(250cd/u)、コントラスト比(1000:1)、視野角(178°)です。色域も、数字ではなく「sRGB相当」との記載です。
つまり、IPS+に相当する上位タイプではなく、スタンダードなIPSパネルです。
ただ、本機は「オフィス用」で映像美を求めるモデルではないので問題ないです。
特に輝度は、後述するように「十分落とせる」方が、目の優しさには重要で、そこを重視する機種です。
応答速度は、5msです。
ビジネス用の平均水準です。

自動画質調整は、充実します。
EIZOの場合、Screen InStyleというソフトが提供されており、アプリごとに指定したモードに画面を自動変換することができます。
それぞれの画質モードについては、マニュアル調整もできますので、高度です。
ただ、Windows用アプリだけですので、Macユーザーはやや残念です。

画像補正機能は、EIZOの場合、明るさセンサーが搭載される点も重要です。
周囲の明るさを感知し、輝度を自動調整するAuto EcoView機能が利用できるため、PCを利用する時間に応じて、「目に優しい」明るさに調整してくれます。
周囲の明るさがわかるので特に低輝度に調整した際にはフリッカーを完全にカットすることが可能です。

なお、仕事での実使用時は、よほど明るい部屋でなければ、輝度を「最大」で使う方はあまりいません。落として中輝度〜低輝度調光を使うのが普通です。
しかし、他社機の場合、輝度が十分に落とせないモデルも多いです。しかし、本機は1cd/uいう低輝度まで落とせるように調整されています。
また、単に落とせるだけでなく、独自のハイブリッド式調光で、輝度ムラや色再現性を維持する独自の仕組みもあります。
こうした「目の優しさ」に関連する独自技術は、本機の最も注目するべき独自性といえます。もちろん、フリッカー対策やブルーライトカットなど、他社にみられる装備も備えます。

加えて、EIZO機の場合、パネルがについて8-bit駆動であることを表明します。
ビット数は、表示可能色に関わります。
PCモニターの場合、フルHDだと、1677万色であることが普通です。
ただ、この色数は、6bit駆動でもディザリング処理を使ったFRC技術(Frame Rate Control)で表示できます。

画質にこの要素はあまり関係ないですが、階調表現においていくぶん差が出ます。
(点滅を利用する点で)FRC技術は仕事において目の疲れの原因になる可能性があります。そのため8bit駆動であることを明記するのは意味があります。
ただ、今だとノートPC用のモニターサイズ場合ほどで、PCモニター用だと、フルHDなら近年は他社でも出所が分かるような製品は8ビットパネルかとは思います。

モニタースタンドは、前後左右高さ回転の調整が可能な「パーフェクトスタンド」です。
他社も似た機能を搭載しますが、EIZOは昔からこの部分に力を入れていて、調整幅や、安定性の面で、信頼感が高いです。
調整幅も広いです。
チルト角度(上35°・下5°)、高さ(140cm)、左右(180°)と回転(180°)ができます。他社にもこのタイプはありますが、それらと比べても、可動範囲が広めなのもEIZOのこだわりです。
とくに、あまり画面が大きくないモニターは、この部分の調整力が、疲れにくさの部分で、決定的に重要です。
VESA規格に対応しているので、別売りの高性能アームに付け替えることもできますが、本機の場合は、不要でしょう。

接続端子は、D-Subx1 HDMI端子・DisplayPortという構成になっています。

なお、(四角い)USB-A形状のUSBハブがあります。
速度的には、USB3.0なので、一部の高速SSDなどを除けば実用水準です。
ケーブルは、DVI-DケーブルとHDMIケーブルが付属します。
それぞれ長さは2Mです。
スピーカーは、付属です。
ただ、他社同様、警告音専用と考えましょう。
音楽を聴くならば、【PC用スピーカーの比較記事】で書いたようなものを別に導入した方が良いでしょう。

保証期間は、5年保証が付属です。
さらに、6ヶ月の無輝点保証まで付けています。
「輝点」とは、画面を黒表示させた時に、画面の1ピクセルが発光してしまうという「不良」です。他社の場合、「液晶固有の性質」とみなし「交換保証対応」にはなりません。
同社は、出荷前に、しっかりキャリブレーションして送るため、品質信頼性は高いです。
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以上、EIZO のFlexScan EV2360 の紹介でした。
モニタースタンドの性能、明るさ調整の柔軟さという部分で、他社よりワンランク上の能力をもつ小型モニターと評価できます。
ビジネスに利用する方で、ある程度の予算がある方については、この機種で良いでしょう。
一方、解像度がフルHDではないです。
書類仕事やブラウジングならば「かえって便利」ですが、ゲームや動画用とも言いにくいため、その用途がメインなら、他機が良いでしょう。
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なお、EIZOからはこれ以外にも、小型モニターがいくつか出ています。
順番にみていきます。

【2023年発売】
【21.5インチ】
(DPケーブル付属)
5・EIZO FlexScan EV2130-BK
5・EIZO FlexScan EV2130-GY
¥32,500 楽天市場 (4/8執筆時)
(HDMIケーブル付属)
6・EIZO FlexScan EV2130-HDBK
6・EIZO FlexScan EV2130-HDGY
¥30,727 Amazon.co.jp (4/8執筆時)
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:最大61Hz
HDR:
USB給電:
接続端子:HDMI DP D-sub
スタンド:チルト
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(0.5w×2)
保証期間:5年
第1に、FlexScan EV2130です。

こちらは、21.5インチのフルHDなので、他社にも多くある「標準中の標準」といった仕様です。同社では最も小型で、消費電力も少ない(8W)とされます。
とはいえ、EIZO機らしく、明るさセンサーでの自動輝度調整(Auto EcoView)に対応し、6ヶ月の無輝点保証もあるなど、特長もある機種です。
一方、スタンドは、本機はチルト角度の調整のみ(上30° 下5°)と調整力がないです。ここは、「EIZOらしくない」仕様です。
実際、スタンドなしのモデル(EV2130-FBK EV2130-FGY)を受注生産で出すので、法人の大量調達用を小売にも出しているモデルに思えます。
端子構成は、HDMI・D-subほか、Display Portを持ちます。
ケーブルは、Display Portケーブルか、HDMIケーブルかを選ぶ方式です。
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結論的にいえば、価格は高めですし、個人用としては、(EIZO機としては)あまり魅力がないように思えます。
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【2023年発売】
【21.3インチ】S2132-HBK後継機
7・EIZO FlexScan S2134-HBK【黒】
7・EIZO FlexScan S2134-HGY【灰】
¥84,530 楽天市場 (4/8執筆時)
解像度:UXGA(1600×1200)
輝度:500cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1800:1
応答速度:6ms (GTG)
リフレッシュレート:最大61Hz
HDR:
USB給電:
接続端子:D-SUB DVI-D DP
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:
保証期間:5年
第2に、 FlexScan S2134です。
21.3cmと「特殊なサイズ」ですが、2023年に10年ぶりに新型が投入された、超ロングセラー機です。

なお、新型になって、輝度とコントラストが上がりました。
色域(色空間)は、sRGB相当という表現ではありますが、(Atlasが便宜的に定めた)記事冒頭で示した「IPS+」の基準には達しているでしょう。

こちらは、ワイドディスプレイではなく、伝統的なスクエアスタイルです。
縦長画面なので、実寸表示でA4を並べて表示できます。
スタンドは、縦回転できるため、A3を実寸で縦表示させることも可能です。
DTPの仕事や図面を扱う方の仕事用として、ニッチなニーズがあります。
接続端子は、 HDMIがない代わりに、 DisplayPortが付属します。
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結論的にいえば、ただ、本機は「ないと困る人がいる」とはいえ、相当特殊で、割高な製品ですので、一般的には、選択肢から除外してOKです。
1-5・デルのモニターの比較

続いて、「米国勢」となる、デルのモニターです。
米国系は、HPもそうですが、画質調整をPCに任せる構成」にして、価格を少し安くする傾向にあります。

【2025年発売】【21.5インチ】
8・ Dell E2225HSM
¥13,690 楽天市場 (4/8執筆時)
スタンド:チルト・高さ
スピーカー:あり
接続端子:HDMI1.4 DP1.2 D-Sub
9・Dell E2225HM
¥11,950 楽天市場 (4/8執筆時)
スタンド:チルト
スピーカー:
接続端子:HDMI 1.4 DP 1.2 D-Sub
(DPポートなし)
10・ Dell SE2225HM SE2225HM-A
¥10,400 Amazon.co.jp (4/8執筆時)
10・ Dell SE2225HM SE2225HM-R
¥15,800 楽天市場 (4/8執筆時)
スタンド:チルト
スピーカー:
接続端子:HDMI 1.4 D-Sub
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:VA ノングレア
コントラスト比:3000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:最大100Hz
HDR:
USB給電:
VESA:100mm
スピーカー:
保証期間:3年
E2225HSM は、DELLが販売する、Eシリーズの小型モニターです。
ビジネス用の下位シリーズで、Eは「エコノミー」を意味するように思います。
3グレード展開ですが、上に書いたようにスタンドの稼働性と、スピーカー、接続端子の有無が違いです。

サイズは、21.5インチです。
本体に電源が内蔵され、ACアダプター不要のスッキリ設計な製品です。

パネルは、ノングレア(非光沢)のVAです。
輝度(250cd/u)、視野角(178°)、コントラスト比(3000:1)と、VAらしいスペックです。
先述のように、コントラスト比が高く「黒が引き締まる」ので、テレビなどでも利用される液晶です。
良いパネルなのですが、近接すると「ギラツブ」とも呼ばれる独特の質感があり、目の疲れにくさにおいては、PC用としてイマイチです。
逆に、動画などの再生は(テレビと同じで)わりと強い仕様です。
応答速度は、オーバードライブ時、最大で5msです。
ただし、VAは、ドライブさせない標準の応答速度は一般的に、IPSより遅いです。
本機はその部分は非開示ですが、16msあたりかと思います。このあたりが、(FPSほかの)ゲームだとVAが敬遠される理由です。
画像補正機能は、ブルーライトカット(ComfortView Plus)は装備します。
フリーカーフリーは記載はないですが、DELLはComfortViewの基本機能になります。
一方、自動画質調整をふくめて、あまり多機能ではないです。
スタンドは、上位機のみフル稼動です。
チルト(上21° 下5°)、左右(346°)、高さ(13cm)と縦回転です。
Acerなどでもみられますが、ほぼ全周に回るスイーベルなスタンドです。
接続端子は、上位機だと、DP、HDMIとD-subです。
シンプルな構成ですが、必要十分です。
スピーカーは、上位機は付属です。
出力は非公開ですが、そう強くはないでしょう。

保証期間は、3年です。
一方、同社の上位品には「常時消灯(輝点)の交換保証」があります。
しかしEシリーズは、その部分は、保証対象外の機種です。
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以上、DELLのE2225HSM の紹介でした。
格安のモニターですが、仕事用としてはVAパネルという部分がネックです。
ただ、もっぱら映像視聴という場合や、格安な店舗用サイネージなど、ふさわしい用途ははあるでしょう。

【21.5インチ】
【2024年発売】(スタンドブラック)
11・Dell P2226H
¥22,800 DELL直販 (4/8執筆時)
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:300cd/u
液晶方式:IPS++ ノングレア
コントラスト比:1500:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:最大100Hz
HDR:
USB給電:15W
接続端子:HDM1.4I DP1.4
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:
保証期間:3年
P2226Hも、DELLが販売する、21.5インチモニターです。

Pからはじまる型番の場合、Dell Proシリーズという、Dellの「プレミアムモニター」になります。

パネルは、IPSです。
正確には、DELLの場合、「IPSテクノロジー」表記ですが、先述のように、パネル提供企業側の商標絡みの表記です。
スペックは、輝度(300cd/u)、コントラスト比(1500:1)、色域(sRGB 99%)視野角(178°)です。

今回の独自基準ではIPS++の水準となる「高品質IPS」です。コントラスト比も高めで、IPSの大きな弱点も改良された世代で、スペックは良いです。
おそらく、BOEのつくるADS-IPSで同社の「コントラスト強化型」でしょう。
応答速度は、オーバードライブ時に最大5msです(通常8m/s)。
質の良い液晶パネルと応答速度といえ、問題ありません。
リフレッシュレートも100Hzです。ゲーミング用とは言えませんが、水準は良いでしょう。
画像補正機能は、ただし、DELLの場合、上位機でも充実度は低めです。
やはり、フリーカーフリー・ブルーライトカット(ComfortView Plus)ほどです。

接続端子は、HDMIとDisplay Portが1系統ずつです。

そのほか、USBハブがあります。
USB-A(USB3.0)が3つと、USB-C(USB3.0)が1つです。
USB-Cは、15W給電には対応ですが、ノートPCに対する充電は不可です。
このほか、LANもある「ドッキングステーション」タイプです。
スタンドは、フルスペックです。
チルト(上21°・下5°)、左右(90°)、高さ(15cm)と縦回転です。
「プロ向け」として、ここは装備されます。
スピーカーは、ありません。

保証期間は、3年です。
Pシリーズの場合「常時消灯(輝点)の交換保証」があります(プレミアムパネル交換)。
新品ならば、どこで買っても保証対象です。
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以上、DELLのP2226H の紹介でした。
IPS系としてはすこし質の良いパネルを採用しています。
その上で、保証面が良いのと、スタンドと接続面の仕様が「プロ向け」という製品です。家庭向けの映像補正技術の部分は「あっさり」ですが、パネル性能も良いですし、仕事用ほか、動画視聴他で、自宅で多用途に使いたい場合もわりと向きそうです。
次回に続く!
目に優しい小型液晶モニターは結論的にこれ!
というわけで、今日は、21.5インチ前後のモニターの比較の1回目記事でした。
しかし、記事はまだまだ「続き」ます。

2・小型液晶モニターの比較 (2)
2-1:ASUS〈台湾〉
2-2:フィリップス〈欧州〉
2-3:BenQ〈台湾〉
2-4:HP〈米国〉
3・小型液晶モニターの比較 (3)
3-1:アイオーデータ〈日本〉
3-2:レノボ ほか
4・小型液晶モニターの比較 (4)
4-1:最終的なおすすめの提案【結論】
画質の良さ ★★★★★
目疲れしにくさ ★★★★★
スタンドの性能 ★★★★★
応答速度 ★★★★★
リフレッシュレート ★★★★★
品質保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、3回目記事の結論編(こちら)にはいり、今回紹介した製品全てから、「結論」として、予算別・目的別にAtlasのおすすめ機種!を選定していきます。
引き続き、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら!
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