【今回レビューする内容】2023年 最新の高圧洗浄機の性能とおすすめ・選び方::ベランダ掃除 自動車洗車 水タンク式 コードレス高圧洗浄機 機種の違いと性能ランキング 50Hz 60Hz対応
【比較する製品型番】ケルヒャー K MINI 1.600-050.0 K2CPC 1.600-977.0 1.600-970.0 K2CP 1.600-974.0 1.602-218.0 K 1 K1 1.600-022.0 K2 サイレント1.600-920.0 1.600-910.0 K2 Upright 1.602-517.0 K3 ホースリール 1.599-262.0 K2コードレス 1.117-223.0 KHB 6 1.328-113.0 K3 サイレントプラスベランダ 50Hz 60Hz 1.603-200.0 1.603-201.0 1.603-202.0 1.603-203.0 1.603-205.0 1.603-206.0 K4 プレミアムサイレントホーム1.603-440.0 1.603-441.0 1.603-442.0 1.603-443.0 K5 1.603-540.0 1.603-541.0 1.601-446.0 1.601-447.0 1.601-448.0 1.601-449.0 1.601-842.0 1.061-843.0 HIDAKA HK-1890 京セラ KJP-1210 BPW-1800L1 AJP-1310F2 AJP-1310 AJP1210F2 AJP-1430 AJP-1430SP AJP-2100GQ AJP-1700V AJP-1700VGQ AJP-2030 アイリス FBN-301 FBN-401 SBT-412N SBT-512N STD-L101N JHW-201 RV-25B FBN-601HG-D FIN-801 サンコー ACTD2WS8 マキタ MHW080DPG2 MHW080DZK ボッシュ EA110 218 218H UA125 UA125J3 ほか
今回のお題
強力で静かな高圧洗浄機のおすすめはどれ?
ども、Atlasです。
今日は、2023年8月現在、家庭用の高圧洗浄機の比較です。
吐水圧力などのパワーほか、家庭用としては重要な静音性や、便利な付属品の違いに注目しながら、各社の製品をを分析していきます。
1・高圧洗浄機の比較記事 (1)
1-1:選び方の基本の解説【導入】
1-2:入門用の高圧洗浄機〈各社〉
水道・必要
電源・必要
1-3:水タンク式高圧洗浄機〈各社〉
水道・不要
電源・必要
2・高圧洗浄機の比較記事 (2)
2-1:バッテリー式高圧洗浄機〈各社〉
水道・不要
電源・不要
2-2:ハイパワー高圧洗浄機〈ケルヒャー〉
水道・必要
電源・必要
3・高圧洗浄機の比較記事 (3)
3-1:ハイパワー高圧洗浄機〈他社〉
水道・必要
電源・必要
3-2:最終的な おすすめの提案【結論】
今回は、計3回の連続記事です。
皆さんが利用したい場所に、「水道(蛇口)」と「電源(コンセント)」があるかどうか、で分類して比較しています。
ただし、吐水圧力10MPaを超える「ハイパワー」機だけは、数が多い「ケルヒャー」だけ分けて紹介します。
1・ケルヒャー
2・アイリスオーヤマ
3・リョービ
4・ボッシュ
5・マキタ
そのほか、シェア率が高い以上のメーカーは網羅しました。
自動車洗車 ★★★☆☆
ベランダ掃除 ★★★☆☆
網戸掃除 ★★★★☆
石畳の掃除 ★★★★☆
パワフルさ ★★★★☆
静音性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
また、最後の「結論」では、上表ようなの指標から、目的別・価格別に「Atlasのおすすめ機種!」を提案していきます。
長い記事ですが、よろしくお願いします。
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1・掃除機の比較
2・スティック掃除機の比較
3・高圧洗浄機の比較
4・スチームクリーナーの比較
1-1・高圧洗浄機の選び方の基本
1・接続方法(電源・水源)
2・パワー(吐水圧力・水量)
3・ノズルの種類
4・静音性
はじめに、高圧洗浄機の「選び方の基本」の説明からです。
利用した方法によって、選ぶべきタイプが変わるため、あらかじめ上表「4点」だけ解説しておくことにしました。
順番に解説していきます。
第1に、接続方法です。
具体的には「水源(蛇口)」と「電源(コンセント)」です。
家庭用で選ぶ場合、ここが最初に重要になります。
ベランダ掃除・洗車・外壁掃除など、利用する場所の近くにこの2つがあるかどうかを、まず考えるべきです。
「電源(コンセント)」と「水源(蛇口)」は、別売のケーブルで延長はできます。原理上、50Mでも可能です。
しかし、長いケーブルは保管時に邪魔になります。また、キャンプで利用したい場合や駐車場が離れた場所などの場合などもあるでしょう。
「水源(蛇口)」がない場合は、水タンクを基本装備する機種を選ぶか、バケツから自給できるタイプを選ぶ必要があります。
「電源(コンセント)」がない場合は、さらに、バッテリーを装備する機種を選びます。
お探しの方も多いと思うので、今回の記事では、この2つのタイプは「分けて」紹介します。
吐出圧力:10.5MPa
吐出水量:330 L/h
第2に、パワーです。
今回の記事では、吐出圧力(=吹き出す際の勢い)吐出水量(=1時間に吹き出す水の量)を出して比較します。
高スペックだと「パワフル」になります。
しかし、吐出圧力は強いが、吐出水量は弱めという製品があります。この場合、出る際の水量を絞っているので、「太く強くは出せない」製品になります。
つまり、この2つの要素の「バランス」もみないと、用途に必要な製品を選べないと言えます。
一方、技術的な裏打ちがなく「パワフル」な高圧洗浄機は、「静音性」「本体サイズ」にしわ寄せがある場合が被いです。
パワーと両立しないので、家庭用の場合、やはりこの部分の「バランス」も重要です。
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結論的にいえば、この部分は、ベランダ掃除・洗車などに不便なく使うためには、上段の「一般機」とある程度のスペックは「欲しいところ」です。
一方、「DIYの匠」系な方で「超強力な高性能機」が欲しい場合は、中段の「高性能機」ほどあれば十分以上でしょう。
下段のものは、どちらかというと、キャンプ時の清掃ほか、園芸用の土の汚れ、窓の汚れ、自転車の汚れといった汚れを落とすための、「少し強めの散水ノズル」程度に考えてください。
今回の記事では、こうした部分も含めて、目的別に「おすすめ機種」を提案していくつもりです。
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なお、今回の記事では、最大吐出圧力(=限界圧力)と最大吐出水量(=許容吐出水量)を比較します。
いずれも、ポンプ自体の「限界」を示す数字です。そのため、実仕様空間では、25-40%位は「パワーは下回る」ものと考えてください。
なお、常用圧力・常用吐水水量のほうが正確な機能性を示しているとは言えそうなので、記事では最大値とともに併記しました。
ただ、今回見た機種では、低減率が実用を削ぐような機種はあまりなかったので、最大値だけみても、比べられるとは思えます。
第3に、ノズルの種類です。
比較的安い入門機を選ぶ場合、この部分も注意点です。
上図の様に、水圧調整(水幅)ができない機種もあるからです。
ケルヒャーで言えば、バリオスプレーランスが可変性のあるノズルです。
上位機だと、水圧が5割強いが可変性のない、サイクロンジェットノズルが同梱されています。下位機だと逆に、ワンジェットノズルのみという場合もあります。
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結論的にいえば、パワーだけをみるのではなく、付属するノズルが、自分の用途に最適か、も見極める必要があります。
第4に、静音性です。
先ほども少しふれましたが、対策のない高圧洗浄機は、基本「けたたましい音がする」と思ってくれて構いません。
とくに強力な機種は、70デシベルを軽く越えます。「掃除機よりうるさい」と思ってください。
ただ、水冷インダクションモーターを装備する機種は、掃除機以下の50デシベル台に抑えられたものもあります。
この部分に配慮がある機種は、かならず「静音性」を強調しているため、集合マンションにお住まいの方などで、昼間でも近所に配慮したい場合、静音性にも気をつけてください。
今回も、この側面は、評価軸に加えて説明しています。
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以上、高圧洗浄機の「選び方の基本」の紹介でした。
これ以外にも、高性能機でヘルツフリーでない機種の場合、お住まいの地域のヘルツ帯にも注して買う必要があります。
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以下では、冒頭示した区分にそって、各製品をみていくことにします。
1-2・一般的な高圧洗浄機の比較
では、具体的な機種の紹介をはじめます。
はじめに、電源と水源を必要する、「一般的な」高圧洗浄機の比較からです。
水準以上のパワーはほぼ全機あるため、一般家庭の掃除や洗車ならば、このグレードでOKです。
1・ケルヒャー〈ドイツ〉
2・京セラ(旧リョービ)〈日本〉
3・アイリスオーヤマ〈日本〉
4・ボッシュ〈日本〉
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以下では、いつものように、高評価する部分は赤色系、イマイチな点は青色系で表記していきます。
1・ケルヒャーの高圧洗浄機
【2020年発売】
1・ケルヒャー K MINI 1.600-050.0
¥15,500 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
吐出圧力:9MPa(常用 6Mpa)
吐出水量:330 L/h(常用 270L/h)
ホース長:高圧5M(Flez仕様)
騒音 :72dB
K MINIは、ドイツのケルヒャーの発売する小型の高圧洗浄機です。
本体サイズは、280 x 233 x 295mmです。
付属品を収納した状態でも「超小型」であり、部屋の棚にも収納できる設置性で評判です。
従来の「ゴツゴツした」形状を大幅に見直した点は、本機の一番の魅力です。
本体の重さも、3.9kgですので、割と軽いです。
高圧洗浄機のパワーは、許容吐出圧力が、9MPa、最大吐出水量が330 L/hです。
常用表記だと、6Mpa・270L/hです。
高圧洗浄機の場合、この2つの値が高いほど、パワーのある機種です。
よりパワフルな機種はありますが、冒頭示した「入門機としての基準」には達しています。
小型機としては、結構「健闘している」といってよい水準です。
現実的に言えば、車や網戸など、水圧をさほど必要としない部分の掃除ではこのモデルで十分です。
また、ベランダや車の掃除も、これで十分まかなえるでしょう。
付属品は、ショートトリガーガン(根元部分)・ショート延長ランス(真ん中部分)・ショートバリオスプレーランス(先端部分)です。
短いトリガーガン部分だけでも散水などに利用可能ですが、水圧は2MPaほどです。
そのため、タイル掃除・コンクリ掃除などは、上手のような「フル装備」状態にして利用します。
ショートバリオスプレーランスは、ノズルの先端を回すことで無段階で水圧が調整できる仕様です。
水圧を強くしたくない網戸も、逆に強くしたい石敷の掃除にも対応できますので、基本的にはこの形状で利用するのが便利です。
これらは、ケルヒャーの「最も基本」となる装備です。
フォームノズル 2.643-150.0
¥1,882 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
デッキクリーナー PS20 2.642.871.0
¥5,855 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
一方、ケルヒャーの上位機は、車などの泡洗浄に対応するフォームノズルや、ベランダ掃除に便利な、デッキクリーナーなどのオプションが付属します。
本機についても、これらを利用可能ですが、別売になります。
未添付は、収納性を重視した部分が理由でしょうから、欲しければ、別に買っても良いかなと思います。
高圧ホースは、プレミアムフレックス高圧ホースが5Mです。
2020年発売の本機から採用になった新しいホースです。従来品より柔軟でねじれにくいほか、低温でもホースが堅くなりにくいという利点があります。
水量とホース径の関係で、今後上位機に搭載になるかは不明なので、とりあえずのところ「本機の独自性」といえそうです。
KARCHER 高圧洗浄機用 3m 水道ホース
¥3,500 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
給水ホース(水道ホース)は、付属しません。
特に純正である必要はないでしょうが、純正を買うとすればこれです。
静音性は、一方、言及がないタイプです。
高圧洗浄機は、小型だから静かという機械ではないため、それなりの稼働音がします。
近所に迷惑のかからないように使う必要はあるでしょう。
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以上、ケルヒャーの「K MINI」の紹介でした。
日本市場には、非常にマッチ度が高い製品で、実際発売時は「予約で品薄」でした。
写真のようにリビングに置く方は希でしょうが、設置性の悪さから高圧洗浄機を諦めていた方には、本機はおすすめできます。
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【2023年発売】
2・ケルヒャー K 1 K1 1.600-022.0
¥11,800 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
吐出圧力:7MPa(常用 5.5Mpa)
吐出水量:320 L/h(常用 240L/h)
ホース長:高圧3M
騒音 :69dB
なお、 K 1 エントリーモデルという廉価版が2023年にでました。
パワーは、先ほどの機種より若干低い程度です。
本体サイズは、188 x 206 x 445mmです。
そのため収納性の部分では特段配慮がないです。
付属品は、トリガーガンと1ショットノズルのみなので、最低減です。
高圧ホースも3Mと短いため、値段的に仕方ないものの、用途は限定されるでしょう。
とはいえ、若干ながら静か(60dB)とは言えます。
【2015年発売】
【K2 クラシックプラスカーキット】
3・ケルヒャー K2CPC 1.600-977.0
¥16,280 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
吐出圧力:8 MPa(常用 6Mpa)
吐出水量:330 L/h(常用 282L/h)
ホース長:高圧5M
騒音 :73dB
K2 クラシックプラスカーキットは、ケルヒャーの入門機です。
2015年からのロングセラー機です。小型化していない分、「K MINI」ほど高くない製品です。
本体のサイズは、462 x 171 x 243mmです。
重さもほぼ同じですが、付属品を含めて考えると、収納時「ごちゃごちゃ」はします。
収納庫がある一軒家向けでしょう。
高圧洗浄機のパワーは、最大許容圧力が、最大8MPa、最大吐出水量が330 L/hです。
パワーについては、「K MINI」とほとんど同じです。
付属品は、本機も散水用のトリガーガンに、水圧が調整できるバリオスプレーランスです。
「K MINI」より全長が長いので持ちやすいですが、その分収納性は悪いです。
【型番:2.642-783.0】
ケルヒャー ウォッシュブラシ
¥1,891 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
【車用(ワックス効果):6.295-750.0】
ケルヒャー 3 in1 カーシャンプー
¥1,293 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
【車用: 2.643-150.0】
ケルヒャー フォームノズル
¥1,882 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
加えて、本機は、フォームノズル、ウォッシュブラシ、3 in 1 カーシャンプーがセットされます。
「カーキット」という名前が付いているのはこのためで、初期装備だけで、洗剤を直接車に吹き付けて洗車できます。
シャンプーは希釈(4%)して、フォームノズルに入れて噴射させます。
高圧ホースは、5メーター付属します。
しかし、本機も、給水ホース(水道ホース)は付属しません。
最後に紹介しますが、車庫での洗車用ならば、それなりに長いホースが必要でしょう。
静音性は、本機も、特別な配慮はないです。
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以上、ケルヒャーの「K2クラシックプラスカーキット」の紹介でした。
装備内容から言えば、自宅に洗車ができるような車庫がある方向きの製品でしょう。
洗車に特化して考えると「K MINI」よりも安いですし、選択肢にして良い機種です。
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【2015年発売】
【K2 クラシックカーキット】
4・ケルヒャー K2CC 1.600-977.0
¥12,522 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
吐出圧力:8 MPa(常用 6Mpa)
吐出水量:330 L/h(常用 282L/h)
ホース長:高圧5M
騒音 :73dB
なお、本機には、「K2 クラシックカーキット」という似た名前の下位機種があります。
ただし、本機の場合、水圧が調整できるバリオスプレーランスが未装備です。下位グレードとなる、扇状に一定の水圧の水を吹き付けるワンジェットノズルの装備となります。
また、フォームノズルも、ケルヒャーのカーシャンプーを挟み込む簡易的なものとなります。
結論的にいえば、利便性の部分の差が大きいので、選ぶならば、上位機でしょう。
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【2015年発売】
5・K2 クラシック 1.600-970.0
¥12,176 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
5・K2 クラシックプラス K2CP 1.600-974.0
¥13,390 楽天市場 (8/12執筆時)
吐出圧力:8 MPa(常用 6Mpa)
吐出水量:330 L/h(常用 282L/h)
ホース長:高圧ホース5M
騒音 :73dB
そのほか、K2クラシックシリーズは、2機の姉妹品があります。

第1に、「K2クラシック」です。
こちらは、水圧が調整できるバリオスプレーランスがなく、扇状に高圧の水を吹き付けるワンジェットノズルだけ装備したモデルです。
水圧は一定でさほど強くないため、使途は限定されるでしょう。
第2に、「K2クラシックプラス」です。
これは、水圧が調整できるバリオスプレーランスを装備したモデルです。
ただし、フォームノズルは、別の用途(ベランダ掃除)は未装備です。
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結論的にいえば、本機は、主に(車の掃除が不要の)家庭用の廉価版といえる製品です。
ただ、コンパクトで収納性がよい「K MINI」が発売された現在、「ごつさ」の部分で、家庭用としてもそちらがおすすめです。
【2023年発売】
6・ケルヒャー K2 Upright 1.602-517.0
¥25,080 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
【2015年発売】(旧機)
6・ケルヒャー K2 1.602-218.0
¥16,500 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
吐出圧力:9 MPa(常用 7Mpa)
吐出水量:390 L/h(常用 312L/h)
ホース長:高圧8M
騒音 :71dB
K 2 UPRIGHTは、ドイツのケルヒャーの中級機です。
「K2クラシック」の上位のラインで、2015年登場のK2の後継機です。
時代に合わせて軽量化(5.5kg→4.9kg)されれた点が目立ちます。
ただ、パワーは同じで吐水水量(常用)も僅かな差なので、予算によっては旧機でも良いかなと思います。
あとはだいたい同じなので、新機種ベースに見ていきます。
本体サイズは、242 x 285 x 790mmです。
外観通りの縦長形状なので、野外に物置や車庫などがある方に向きます。
本体の重さは、4.9kgです。
このグレードは、車輪で押し運べるので、この部分は問題ないです。
片手で持ち運べます。
高圧洗浄機のパワーは、吐出圧力が最大9MPa、吐出水量が390 L/hです。
とくに、吐出水量については、K2クラシックより上位の力を持っています。
付属ノズルは、可変式のバリオスプレーランスのほか、右図のような、サイクロンジェットノズルを装備します。
サイクロンジェットノズルは、水を回転させながら出す構造になっている特別なノズルです。
バリオスプレーランスより水流が「5割増しで」強く、石畳やシャベルなど、頑固な汚れに効果を発揮します。
フォームノズル 2.643-150.0
¥1,882 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
デッキクリーナー PS20 2.642.871.0
¥5,855 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
その他の付属品は、本機は、洗車やデッキ掃除などの装備は、別売です。
高圧ホースは、8メートルと長めのものが付属します。
水道ホースは、付属しません。
静音性は、本機も、静音タイプではないため、71dBと大きめの稼働音がします。
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以上、ケルヒャーのK2の紹介でした。
エントリークラスとしては高価ですが、ケルヒャー社の上位クラスの機能が使われている点で、入門用としてはイチオシといえるモデルです。
【2018年発売】
7・ケルヒャー K 2 サイレント1.600-920.0
¥20,040 楽天市場 (8/12執筆時)
吐出圧力:10 MPa(常用 7.5Mpa)
吐出水量:360 L/h(常用 310L/h)
ホース長:高圧8M
騒音: 63dB
K 2 サイレントは、ドイツのケルヒャーの中級機です。
名前の通り、本機はK2を「静音化」した機種となります。
本体サイズは、538 x 293 x 303mmです。
本体の重さは、5.8kgです。
おそらく、静音(制震)のためでしょうが、押し歩くローラーは未装備です。
ただ、あまり長細くないので、持ち運びやすい形状ではあります。
高圧洗浄機のパワーは、吐出圧力が最大10MPa、吐出水量が360 L/hです。
静音化しましたが、常用でみてもK2と同等にはパワフルです。
付属ノズルは、可変式のバリオスプレーランスと、水流を強く出せるサイクロンジェットノズルです。
この部分は「K2」と同じです。
一方、洗浄液は別売ですが、フォームノズルは付属するため、車の掃除や、ベランダの洗浄など利用したい場合は便利です。
高圧ホースは、8メートルと長めのものが付属します。
水道ホースは、付属しません。
静音性は、先述のように、吸音材や空気の流路の見直しで、配慮がある設計です。
K2よりも約50%カットとされます。デシベル値でみても掃除機並の63dBに止まります。
小型機では最も静かで使いやすいです。
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以上、ケルヒャーのK2サイレントの紹介でした。
ケルヒャーは、小型の下位機種ラインナップが複雑で、相当多いです。
ただ、(付属品を除いて)本体性能の部分で言えば、(収納性を重視して)冒頭の「K MINI」か、(静音性を重視して)「K2サイレント」かの2択で、基本考えて良いと思います。
特に、本機について言えば、静音性に優れるため、集合住宅などで利用する場合は、特に向くでしょう。
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【2021年発売】
8・JTK サイレント プラス 1.600-910.0
¥19,980 ジャパネットたかた (8/12執筆時)
吐出圧力:10MPa
吐出水量:360 L/h
ホース長:高圧10M 給水3M
なお、恒例の「ジャパネットたかたオリジナルモデルの高圧洗浄機」はこれです。
ケルヒャー特注モデルの最新世代です。
【型番:2.642-783.0】
ケルヒャー ウォッシュブラシ
¥1,891 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
【型番: 2.643-101.0】
ケルヒャー自吸用ホース 2643-101
¥3,655 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
付属品としては、ウォッシュブラシが追加され、高圧ホースが10Mと長めに、また、ポリタンクなどから自吸もできる3Mの水道ホースが付属です。
外観形状をのぞくと、この部分が、正規品との大きな違いです。
5000円程度の「おまけ」と言えるので、欲しい場合は、値段を比べましょう。
【2022年発売】【Amazon限定】
9・ケルヒャー K3 ホースリール1.599-262.0
¥23,455 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
吐出圧力:10 MPa(常用 7Mpa)
吐出水量:396 L/h(常用 312L/h)
ホース長:高圧10M 給水3M
騒音 :71dB
K3 HoseReel(Amazonスペシャルモデル)も、ドイツのケルヒャーの製品です。
K2の上位機です。K3系列は後ほど「ハイパワータイプ」でも見ます。
しかし、本機ははヘルツフリー機で、値段も安めなので「標準機」としてみています。
言い換えれば、同社のヘルツフリー機では「最大にパワフル」です。
家庭用ほか、50Hz・60Hzの境目あたりの「現場」にも良いかもしれません。
ホースリール付きで、Amazon限定で売られています。
本体サイズは、高さ805 x幅283 x 奥行296mmです。
本体の重さは、5.4kgです。
サイズ的に言えば、ローラーで押し歩いて使うものです。
高圧洗浄機のパワーは、吐出圧力が最大10MPa、吐出水量が396 L/hです。
最大値で言えば上位のK4並ですが、常用でみるとK2並なので、(値段的に当然ながら)そちらにむしろ近い機種です。
付属ノズルは、個々までにもみた可変式のバリオスプレーランスと、水流を強く出せるサイクロンジェットノズルです。
高圧ホースは、10メートルと長めのものが付属します。
水道ホースは、3Mの水道ホースが付属です。
特別モデルゆえでしょう。
静音性は、一方「サイレント」表記がないので、気を使うべき機種です。
一戸建ての外回り中心ならば、これで良いでしょう。
フォームノズル 2.643-150.0
¥1,882 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
デッキクリーナー PS20 2.642.871.0
¥5,855 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
その他の付属品は、本機は、洗車やデッキ掃除などの装備は、別売です。
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以上、ケルヒャーのK3 ホースリールの紹介でした。
水道ホースなどおまけが充実するほか、L2と同等に強力な製品です。
「限定モデル」として、値段面以外のプレミアムもあるため、割と良い製品に思えます。
洗車用などのフォームノズルは付かないですが、別に買えるので問題ないでしょう。一方、強力タイプで静音性の配慮がない機種ですので、マンションのベランダなど「気を使う」環境には、向かないと言えます。
それ以外ならば、良いでしょう。
2・京セラの高圧洗浄機
【2021年発売】
10・京セラ 高圧洗浄機 KJP-1210
¥12,147 楽天市場 (8/12執筆時)
10・京セラ 高圧洗浄機 AJP1210
¥10,050 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
【+3M 水道ホース】
10・リョービ 高圧洗浄機 AJP1210F2
¥8,439 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
吐出圧力:8MPa(常用 6.5MPa)
吐出水量:462L/h(常用 282 L/h)
ホース長:高圧5M
騒音 :
KJP-1210は、京セラインダストリアルツールズの販売する高圧洗浄機です。
同社は、リョービの高圧洗浄機事業を引き継いだ会社です。
流通ルートで型番が変わりますが、性能は同じです。
3Mの給水ホースが付くモデルがありますが、バンド式の普通のものです。
本体サイズは、奥行180×幅374×高さ411mmです。
本体の重さは、5.2kgです。
車輪のないタイプとしては、少し重めでしょう。
高圧洗浄機のパワーは、吐出圧力が最大8MPa、吐出水量が最大462 L/hです。
ケルヒャーと同じく「最大」で見た場合の数値です。
なお、京セラも常用吐出圧力・水量の目安も掲示します。そちらの値でみても、ライバルはケルヒャーの「K2 クラシック」と言えます。
装備の違いを無視して、この部分だけで言えば、値段は京セラが安めです。
付属品は、ダイヤルで水圧を調整できるバリアブルノズルランスが1本付属します。
このタイプは水圧を無段階で広範囲に広げることもできるため、水まき的に使うこともできます。
高圧ホースは、5Mです。
水道ホースは、上位版のみ3M付属です。
静音性は、本機もそれなりの稼働音がします。
なお、デシベル単位の騒音値はケ出しません。
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以上、京セラのAJP1210 の紹介でした。
ケルヒャーの入門機より少し安めです。パワーも「最大値(許容圧力)」で比べれば、ケルヒャーに優るといえます。
ただ、車輪がないので重さの部分は注意点になります。
【2022年発売】
11・京セラ 高圧洗浄機 AJP-1310
¥13,675 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
【+8M 延長高圧ホース】
12・京セラ 高圧洗浄機 AJP-1310F2
¥13,675 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
吐出圧力:9MPa(常用 6.5MPa)
吐出水量:480L/h(常用 300 L/h)
ホース長:高圧5M 給水3M
騒音 :
なお、京セラからは出力強化されたAJP-1310F2も販売されます。
こちらは、3Mの水道ホースはどちらも装備です。
10・京セラ 8m延長高圧ホース 6710117
¥4,952 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
その上で、8Mの延長高圧ホースをセットされる製品が出ています。
別に買う場合、以上の値段です。
本体サイズは、長さ221×幅387×高さ404mmです。
本体の重さは、6.2kgです。
形状的に本機は、下部が水受けトレイです。
給水タンクではなく、本体の水漏れ(水垂れ)を防ぐためです。
ベランダ掃除などでは便利です。
高圧洗浄機のパワーは、最大値で吐出圧力9MPa、吐出水量が480 L/hです。
ケルヒャーだと(クラシックではない)K2がライバルです。
常用の値を含め、圧はケルヒャーに負けるものの、吐出水量は数字的には勝つと言えます。ただ、実利用時に違いが分かるかは微妙です。
付属品は、本機も、ダイヤルで水圧を調整できるバリアブルノズルランスが1本です。
あとの部分は、下位機と同じです。
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以上、京セラのAJP-1310 の紹介でした。
「水受け」の工夫が目立つ機種です。屋外には不要でしょうが、窓付近など、水をこぼしたくないベランダ掃除などには重宝しそうです。
ただ、パワーが強い機種は、それに応じて静音性が削がれるという法則はあるので、マンション向けではないとは言えます。
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【2022年発売】
13・京セラ 高圧洗浄機 AJP-1430
¥15,514 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
【+8M 延長高圧ホース】
13・京セラ 高圧洗浄機 AJP-1430SP
¥18,750 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
吐出圧力:10MPa(常用 7MPa)
吐出水量:480L/h(常用 300 L/h)
ホース長:高圧5M 給水3M
騒音 :
なお、京セラは、ヘルツフリーながら本機より強力な機種も出します。
サイズは、長さ241×幅304×高413mmです。
ただ、本機の場合、重さは3.8kgですので、割と軽めと言えます。
車輪が未付属なのはケルヒャーとの違いですが、この重さならば問題ないです。
そもそも、持ちはこびに車輪は使えないような状況ならばむしろ良いでしょう。
京セラ ターボノズルランス 6710147
¥3,564 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
付属品は、下位機種も装備していた、ダイヤルで水圧を調整できるバリアブルノズルランスほか、ターボノズルが付属です。
この場合、水圧は調整できませんが、回転しながら水を吹き付ける構造で、外壁や石畳ののこびり付きよごれの除去には最適です。
なお、ターボノズルはランス込みではなく、ノズル部分のみの付属です。利用する際に換える形になります。別売だとランス部分も含めて3000円位です。
京セラ バリアブル泡ノズル 6710257
¥5,491 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
京セラ 泡ノズル 67100027
¥2,422 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
そのほか、長さ延長用の中間ランスも装備です。
なお、京セラの場合、洗車に使う泡ノズルは別売のみです。
ただ、上位版の「バリアブル」は、洗剤の希釈濃度や噴射幅が調整できます。
洗車ならば必ずしもなくても良いでしょうが、網戸掃除などほかの用途にも利用する場合、融通が利く部分はありそうです。
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結論的にいえば、洗車や外回りの利用で、ある程度「パワフル」に使いたい場合、京セラ機では本機は良いです。
先述のように、静音性の部分はケルヒャーの「サイレント系」のような配慮がないのですが、外回りでその部分を気にしなくて良いならば、選択肢の1つになりそうです。
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【2023年発売】668300A
14・京セラ 高圧洗浄機 AJP-2030
¥16,280 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
吐出圧力:10MPa(常用 7MPa)
吐出水量:480L/h(常用 288 L/h)
ホース長:高圧6M(ソフト)
騒音:65.3dB
このほか、AJP-2030という別タイプも追加で出ました。
重さは、4.5kgと普通です。
サイズは、一方、361×幅237×高282mmと、若干コンパクト性を打ち出した製品です。形状も運びやすいですし、しまいやすそうです。
付属品は、バリアブルノズルランス・ターボノズルですので、先ほどと同じです。
水道ホースは、未付属です。
一方、高圧ホースは、6Mで付属ですが、こちらは「ソフトタイプ」です。ケルヒャーにもあったような、ねじれにくく、取り回し重視のタイプになります。それもあってか、吐出水量(常用)は、数字が少し落ちます。
このほか「静音タイプ」とされるのも特徴です。
本機は、65.3dBとの表記なので、実際、ケルヒャーの K 2 サイレントの次に「静か」といえます。
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結論的にいえば、とくに「静かさ」と、ホースの「取り回しやすさ」を重視する場合、かなり良い選択肢になりそうな製品です。
わりと「あっさり」な紹介でしたが、家庭用としてかなりおすすめです。
3・アイリスの高圧洗浄機
【2014年発売】
15・アイリスオーヤマ 高圧洗浄機 FBN-301
¥8,889 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
吐出圧力:7.5MPa(常用5.3Mpa)
吐出水量:280 L/h(常用 230L/h)
ホース長:高圧5M 給水3M
騒音 :
FBN-301 は、アイリスオーヤマの入門用モデルです。抜群の安さです。
本体サイズは、幅約295×奥行155×高さ170mmです。
重さは、約3kgです。
重さと収納性の部分だけで言えば、K MINI以上です。
長方形なので物置などに収納しやすいことでも評判です。
高圧洗浄機のパワーは、吐出圧力が最大7.5 MPa、吐出水量が280 L/hです。
同じ小型モデルのケルヒャーの「K MINI」と比べると、最大値でも常用値でもパワーは負けます。
普段の洗車などに使うのがギリギリで、こびり付いた汚れを効果的に落とすような用途には向かないでしょう。
付属品も、広角ランスのみです。
広角ランスは水圧重視で広がりがないため、どちらかといえば、パワーが必要な、石畳やコンクリ外壁に向きます。逆に、網戸や散水などは、対応力が弱いです。
また、ランス自体では範囲調整できないのは、不便です。
高圧ホースは、5メートルです。
本機は、給水ホースも3メートル付属するので、買ってそのまま利用可能なのは嬉しい部分です。
静音性は、本機も、それなりの稼働音がします。
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以上、アイリスオーヤマのFBN-301の紹介でした。
収納性を重視したいが「K MINI」少し高いという場合に選択肢にできる良コスパ機です。
ただ、パワー面は期待値が低いので、この部分に期待して買うべき機種ではないです。
【2011年発売】
16・アイリスオーヤマ 高圧洗浄機 FBN-401
¥9,091 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
吐出圧力:8MPa(常用 6Mpa)
吐出水量:330 L/h(常用 270L/h)
ホース長:高圧5M 給水3M
騒音 :
FBN-401も、アイリスオーヤマの高圧洗浄機です。
こちらは、やや本体が大きい代わりに、パワーが強い機種です。
本体サイズは、幅250×奥行150×高さ380mmです。
重さは、約4kgです。
軽量ではないですが、重く感じる程でもないです。
高圧洗浄機のパワーは、吐水圧力は最大8MPa、吐出水量330L/hです。
比較するとケルヒャーの入門機(K2クラシック)と、ほぼ同等のパワーです。
より強い機種はあるものの、洗車やベランダ掃除には十分な威力でしょう。
付属ノズルは、可変拡散ランスが付属します。
ケルヒャーのバリオスプレーランスに似て、広範囲/狭範囲に噴射を調節できます。
ただし、バリオスプレーランスが無段階で調整できるのに対して、アイリスオーヤマは「高圧・低圧」の2段階となります。
とはいえ、泥を落とす際は広範囲に噴射できた方が便利ですから、車の掃除に向いているでしょう。ただし、洗剤を利用しての洗車には対応しません。
高圧ホースは、5メートルです。
本機も、3メートルの給水ホースが付属です。
静音性は、特段、配慮がない機種です。
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以上、アイリスオーヤマのFBN-401の紹介でした。
1万円を大幅に切る激安価格で、パワーも優秀な機種です。
むろん、オプション装備などの利便性の部分では差はありますが、洗剤などの利用を想定しない方で、水圧だけは欲しいという場合は、選択肢になるでしょう。
安めです。ただ、パワーは明らかに劣るため、おすすめしにくいです。
1-3・水タンク式高圧洗浄機の比較
続いて、水タンクを装備し、水道がなくても利用できる高圧洗浄機を紹介します。
水缶 コック付 BUB 20L 水タンク
¥1,690 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
ケルヒャー 自吸用ホース 2643-101
¥3,655 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
ケルヒャー 自吸用フィルター 2642-794
¥1,291 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
なお、先ほど紹介したケルヒャーのK2・K2クラシック・K2サイレントも、別売の自吸用ホースと、(水道水でないならば)フィルターあれば、ため水の利用が可能です。(同社の上位機K3も可能)
ただし、モーターを壊さないように、ペットボトルなどで右図のような「呼び水」が必要です。
以下で紹介する機種は、こうした所作が不要で、温水も利用できるという点で利便性が高いです。
1・アイリスの高圧洗浄機
【2017年発売】
17・アイリスオーヤマ SBT-412N
¥12,804 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
吐出圧力:7MPa(常用5.5Mpa)
吐出水量:290 L/h(常用 240L/h)
ホース長:高圧5M
騒音 :
SBT-412Nは、アイリスオーヤマの高圧洗浄機です。
本体サイズは、幅405×奥行310×高さ505mmです。
重さは、6.7kgです。
本機は、ここまで紹介したモデルとは、若干コンセプトの違うモデルです。
というのも、写真のように、取り外しできるバケツが用意されており、バケツに水を貯めて使うことができるタイプの高圧洗浄機だからです。
水タンクは、23Lの水が入ります。
約5分の運転時間に相当する水の量です。
高圧洗浄機のパワーは、吐水圧力7MPa、吐出水量290L/hです。
このタイプとしては健闘しており、自動車や自転車の掃除に問題のないパワーを持ちます。
また、水を一度張れば、5分程度は継続して運転できます。また、この機種はバケツに温水や洗剤を入れても良いので、ベランダ掃除などに薄めた洗剤を入れて利用することもできます。
その点で、この部分の洗浄力の高さは期待できます。
付属ノズルは、可変拡散ランスとターボランスが付属です。
可変拡散ランスは、無段階調整には非対応ながら、広範囲/狭範囲に噴射を2段階で調節できます。
ターボランスは、ケルヒャーのサイクロンジェットノズルと同じスパイラル水流で、タイヤの汚れなどピンポイントの部分の汚れに対応できるものです。
高圧ホースは、5メートルのものが付属します。
水道ホースは、「バケツタイプ」のため不要です。
静音性は、特段、配慮がない機種です。
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以上、アイリスオーヤマの高圧洗浄機 SBT-412 の紹介でした。
水道ホースに依存しないため、水道からの距離に縛られず使える点が、非常に便利な機種です。Atlasも水道から離れた場所での使うことが多く、これを導入しています。
【2017年発売】
【通常タイプ】
18・アイリスオーヤマ SBT-512N
¥13,813 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
【Amazon限定】
18・アイリスオーヤマ SBT-512N ベランダセット
¥23,092 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
吐出圧力:8.5 MPa(常用 6.5Mpa)
吐出水量:280 L/h(常用 220L/h)
ホース長:高圧10M
騒音 :
SBT-512Nは、アイリスオーヤマの水タンク式高圧洗浄機の上位機です。
本体サイズは、幅480×奥行280×高さ480mmです。
重さは、7.2kgです。
水タンクは、約26Lの水が一度に入ります。
1回の給水で、最大運転でも、5分30秒程度保つ量です。
高圧洗浄機のパワーは、吐水圧力8.5MPa、吐出水量280L/hです。
下位機種と比べて純粋に水圧が上げられています。
付属ノズルは、下位機種と同じ可変拡散ランスとターボランスが付属します。
高圧ホースは、この機種から10メートルのものが付属します。
水道ホースは、「バケツタイプ」のため不要です。
静音性は、担保されません。
以前は、騒音値71.5dBの静音タイプ(BT-512NS)がありましたが終売です。
なお、Amazon限定で「ベランダセット」がありますが、こちらについては、静音モデルではないです。
オマケとして、デッキブラシと(収納用の)バックルボックスが付属します。
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以上、アイリスオーヤマの高圧洗浄機 SBT-512N の紹介でした。
下位機種に比べてパワーが強いのが「売り」です。
ベランダ掃除や自動車洗浄などにおける「時短効果」も期待できるでしょう。とくに、静音性が向上している上位機は、室内での利用に良いでしょう。
予算が許せばこちらのほうが良いでしょう。
次回につづく!
高圧洗浄機のおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、家庭用の高圧洗浄機を紹介しました。
しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。
2・高圧洗浄機の比較記事 (2)
2-1:バッテリー式高圧洗浄機〈各社〉
2-2:ハイパワー高圧洗浄機〈ケルヒャー〉
3・高圧洗浄機の比較記事 (3)
3-1:ハイパワー高圧洗浄機〈他社〉
3-2:最終的な おすすめの提案【結論】
次回の2回目記事【こちら】では、前編で紹介できなかった上記の製品を追加で紹介します。
自動車洗車 ★★★☆☆
ベランダ掃除 ★★★☆☆
網戸掃除 ★★★★☆
石畳の掃除 ★★★★☆
パワフルさ ★★★★☆
静音性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
また、3回目の「結論編」(こちら)では、上表ようなの指標から、目的別・価格別に「Atlasのおすすめ機種!」を提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。2回目記事は→こちら