【今回レビューする内容】2024-2025年 最新の高圧洗浄機の性能とおすすめ・選び方::ベランダ掃除 自動車洗車 水タンク式 コードレス高圧洗浄機 機種の違いと性能ランキング 50Hz 60Hz対応
【比較する製品型番】ケルヒャー K MINI 1.600-050.0 1.600-970.0 K2CP 1.600-974.0 K 1 K1 1.600-022.0 K2 Little 1.600-930.0 K2 Little Plus 1.600-934.0 K2 Little Premium 1.600-931.0 K2 サイレント1.600-920.0 1.600-910.0 1.600-910.0 K2 Upright 1.602-517.0 K3 ホースリール 1.599-262.0 K2コードレス 1.117-223.0 KHB 6 1.328-113.0 K3 サイレントプラスベランダ 50Hz 60Hz 1.603-200.0 1.603-201.0 1.603-202.0 1.603-203.0 1.603-205.0 1.603-206.0 K4 プレミアムサイレントホーム1.603-440.0 1.603-441.0 1.603-442.0 1.603-443.0 K5 1.603-540.0 1.603-541.0 601-842.0 1.061-843.0 マルチクリーナー OC 3 FOLDABLE 1.599-302.0 HIDAKA HK-1890 京セラ KJP-1210 BPW-1800L1 AJP-1310F2 AJP-1310 AJP1210F2 AJP-1430 AJP-1430SP AJP-2100GQ AJP-1700V AJP-1700VGQ AJP-2030 KJP-1440 KMP-1200 アイリス FBN-301 FBN-401 SBT-412N SBT-512N STD-L101N JHW-201 RV-25B FBN-601HG-D FIN-801 サンコー ACTD2WS8 マキタ MHW080DPG2 MHW080DZK ボッシュ EA110 218 218H UA125 UA125J3 ほか
今回のお題
強力で静かな高圧洗浄機のおすすめはどれ?
ども、Atlasです。
今日は、2024年12月現在、家庭用の高圧洗浄機の比較です。
吐水圧力などのパワーほか、家庭用としては重要な静音性や、洗車用の泡ノズルなど、付属品の違いなどに注目しながら、各社の製品を分析します。
1・高圧洗浄機の比較記事 (1)
1-1:選び方の基本【導入】
1-2:高圧洗浄機(標準)
=水道と電源が必要
2・高圧洗浄機の比較記事 (2)
2-1:高圧洗浄機(強力)
=水道と電源が必要
3・高圧洗浄機の比較記事 (3)
3-1:高圧洗浄機(水タンク型)
=水道は不要、電源は必要
3-2:高圧洗浄機(バッテリー型)
=水道と電源も不要
4・高圧洗浄機の比較記事 (4)
4-1: おすすめ製品の提案【結論】
記事では、高圧洗浄機の「選び方の基本」のはじめに紹介します。
そのあと、一般的な水道(蛇口)と電源(コンセント)が必要な家庭向けの製品から、順番にみていきます。
1・ケルヒャー
2・アイリスオーヤマ
3・リョービ
4・ボッシュ
5・マキタ
シェア率が高い以上のメーカーは、だいたいの製品を網羅しました。
自動車洗車 ★★★☆☆
ベランダ掃除 ★★★☆☆
網戸掃除 ★★★★☆
石畳の掃除 ★★★★☆
パワフルさ ★★★★☆
静音性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
また、最後の「結論」では、上表ようなの指標から、目的別・価格別に「Atlasのおすすめ機種!」を提案していきます。
長い記事ですが、よろしくお願いします。
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1・掃除機の比較
2・スティック掃除機の比較
3・高圧洗浄機の比較
4・スチームクリーナーの比較
1-1・高圧洗浄機の選び方の基本
1・パワー(吐水圧力・水量)
2・ノズルの種類
3・泡による洗浄
4・静音性
5・接続方法(電源・水源)
はじめに、高圧洗浄機の「選び方の基本」の説明からです。
利用した方法によって、選ぶべきタイプが変わるため、あらかじめ上表「4点」だけ解説しておくことにしました。
順番に解説していきます。
吐出圧力:10.5MPa
吐出水量:330 L/h
第1に、高圧洗浄機のパワーです。
ここを知るには、吐出圧力(=吹き出す際の勢い)吐出水量(=1時間に吹き出す水の量)という値が重要です。
基本的には、数字が大きなほど洗浄力がパワフルになります。
ただし、吐出圧力は強いが、吐出水量は弱めという製品があります。この場合、水流は強いが水量を絞っているので、「太く強くは出せない」製品になります。
つまり、この2つの要素のバランスをみないと、用途に必要な製品を選べないと言えます。
また、技術的な裏打ちがなく、闇雲にパワフルな製品だと、静音性や本体サイズにしわ寄せがある場合があります。家庭用の場合、やはりこの部分の「バランス」も重要です。
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結論的にいえば、ベランダ掃除・洗車などに不便なく使うためには、上図の一般機とある程度のスペック性能は欲しいです。
一方、「超強力な高性能機が欲しい場合も、中段の高性能機ほどの水準があれば十分以上でしょう。
下段は、水よりちょっと強い程度の水流で、汚れ落としができる「少し強めの散水ノズル」程度に考えてください。
記事では、こうした部分も含めて、皆さんの目的にあったおすすめ機種を提案していくつもりです。
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なお、今回の記事では最大吐出圧力(=限界圧力)と最大吐出水量(=許容吐出水量)を比較します。
いずれもポンプ自体の「限界」を示す数字です。25-40%位は「実際の利用時のパワーは下回る」といえます。
その点では、常用吐出圧力・常用吐出水量のほうが、正確なパワーを示していると言えます。しかし、これらの値は、かららずしも全メーカーが公開していないので、比較が難しいです。
値が公開される企業のみ、併記して説明するつもりです。
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第2に、高圧洗浄機の付属ノズルの種類です。
安めの入門機を選ぶ場合、この部分も注意点です。
ケルヒャーを例にすると、3種類のノズルがみられます。
ワンジェットノズルは、水圧調整ができない、格安タイプです。
車や網戸程度の掃除ならばこれでも大丈夫です。しかし、広域に水が拡がらないので、掃除にやや時間はかかります。つまり、水道光熱費の水準はやや落ちます。
バリオスプレーランスは、ダイヤルで水圧(水幅)調整が可能なタイプです。
洗車時など、シーンに合わせてより使いやすいといえます。作業の時短化につながる部分で、水道光熱費の水準も良いとも言えます。
サイクロンジェットノズルは、可変性がないが、水圧が5割強いタイプです。
石畳の苔落としなど、頑丈な物体の汚れを強力に落とすのに向きます。ただ、水圧にデリケートなものには使えません。
他社の場合も、この3種に相当するノズルがグレードごと用意されるのが普通です。
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結論的にいえば、ノズルは、そのパワーだけをみるのではなく、圧力調整や水圧などの部分が、自分の用途に最適か、も見極める必要があります。
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第3に、高圧洗浄機の泡洗浄機能です。
ランスの先、ノズルの手前に中性洗剤、あるいは市販の洗浄剤を入れて、洗浄力を強化する仕組みです。
写真のようなフォームノズルは、通常は別売ですが、一部のセットのみ初期装備です。
車の泡洗浄などをしたい場合、フォームノズル(泡ノズル)付属モデルを選ぶと良いでしょう。京セラの上位品などは洗剤量などの調整もできます。
車やバイクの洗浄ならば、フォームノズルがあれば便利です。
一方、洗浄剤自体を本体に入れられる構造なのは、ケルヒャーのみです。
比較的安い機種は吸引ホース式ですが、上位機だとタンク内蔵です。
この場合、泡立ちはフォームノズルほどではないですが、デッキブラシなど、アタッチメントに左右されず使えます。また、手元が軽く使えるので、便利です。
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結論的にいえば、フォームノズルは、利用の幅が広まるので、特に外回りの掃除によく使う方は、便利に思います。
一方、内蔵式の洗浄剤タンクは、とくに床掃除を広い面積で行う場合、あったら便利な製品です。
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第4に、高圧洗浄機の静音性です。
先ほども少しふれましたが、対策のない高圧洗浄機は、基本「けたたましい音がする」と思ってくれて構いません。
とくに強力な機種は、70デシベルを軽く越えます。「掃除機よりうるさい」と思ってください。
ただ、水冷インダクションモーターを装備する機種は、掃除機以下の50デシベル台に抑えられたものもあります。
この部分に配慮がある機種は、かならず「静音性」を強調しているため、集合マンションにお住まいの方などで、昼間でも近所に配慮したい場合、静音性にも気をつけてください。
今回も、この側面は、評価軸に加えて説明しています。
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第5に、高圧洗浄機の接続方法です。
具体的には「水源(蛇口)」と「電源(コンセント)」です。
家庭用で選ぶ場合、ここが最初に重要になります。
ベランダ掃除・洗車・外壁掃除など、利用する場所の近くにこの2つがあるかどうかを、まず考えるべきです。
「電源(コンセント)」と「水源(蛇口)」は、別売のケーブルで延長はできます。原理上、50Mでも可能です。
しかし、長いケーブルは保管時に邪魔になります。また、キャンプで利用したい場合や駐車場が離れた場所などの場合などもあるでしょう。
「水源(蛇口)」がない場合は、水タンクを基本装備する機種を選ぶか、バケツから自給できるタイプを選ぶ必要があります。
「電源(コンセント)」がない場合は、さらに、バッテリーを装備する機種を選びます。
お探しの方も多いと思うので、今回の記事では、この2つのタイプは「分けて」紹介します。
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以上、高圧洗浄機の「選び方の基本」の紹介でした。
これ以外にも、高性能機でヘルツフリーでない機種の場合、お住まいの地域のヘルツ帯にも注して買う必要があるなど、注意点はいくつかあります。
ただ、そうした話は、本編でおいおい書いていこうと思います。
以下では、こうした部分を重視しながら、冒頭示した順番で、具体的な製品をみていくことにします。
1-2・一般的な高圧洗浄機の比較
はじめに、電源と水源を必要する、「一般的な」高圧洗浄機の比較からです。
水準以上のパワーはほぼ全機あるため、一般家庭の掃除や洗車ならば、このグレードでOKです。
1・ケルヒャー〈ドイツ〉
2・京セラ(旧リョービ)〈日本〉
3・アイリスオーヤマ〈日本〉
4・ボッシュ〈日本〉
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以下では、いつものように、高評価する部分は赤系の文字色で、イマイチな点は青字で表記していきます。
1・ケルヒャーの高圧洗浄機
【2020年発売】
1・ケルヒャー K MINI 1.600-050.0
¥21,897 Amazon.co.jp (12/6執筆時)
吐出圧力:9MPa(常用 6Mpa)
吐出水量:330 L/h(常用 270L/h)
ホース長:高圧5M(Flez仕様)
騒音 :72dB
K MINIは、ドイツのケルヒャーの発売する小型の高圧洗浄機です。
本体サイズは、幅280 x 奥行233 x 高さ295mmです。
付属品を収納した状態でも「超小型」であり、部屋の棚にも収納できる設置性で評判です。
従来の「ゴツゴツした」形状を大幅に見直した点は、本機の一番の魅力です。
本体の重さも、3.9kgですので、割と軽いです。
高圧洗浄機のパワーは、許容吐出圧力が、9MPa、最大吐出水量が330 L/hです。
常用表記だと、6Mpa・270L/hです。
高圧洗浄機の場合、この2つの値が高いほど、パワーのある機種です。
よりパワフルな機種はありますが、冒頭示した「入門機としての基準」には達しています。
小型機としては、結構「健闘している」といってよい水準です。
現実的に言えば、車や網戸など、水圧をさほど必要としない部分の掃除ではこのモデルで十分です。
また、ベランダや車の掃除も、これで十分まかなえるでしょう。
付属ノズルは、ショートバリオスプレーランス(先端部分)です。
冒頭の「選び方の基本」で書いたように、、ノズルの先端を回すことで無段階で水圧が調整できる仕様です。
水圧を強くしたくない網戸も、逆に強くしたい石敷の掃除にも対応できますので、基本的にはこの形状で利用するのが便利です。
なお、散水したいだけの場合は、ショート延長ランスを外して、ショートトリガーガン(根元部分)の状況でも利用できますが、水圧は2MPaほどです。
そのため、タイル掃除・コンクリ掃除などは、上手のような「フル装備」状態にして利用します。
高圧ホースは、プレミアムフレックス高圧ホースが5Mです。
2020年発売の本機から採用になった新しいホースです。従来品より柔軟でねじれにくいほか、低温でもホースが堅くなりにくいという利点があります。
KARCHER 高圧洗浄機用 3m 水道ホース
¥3,069 Amazon.co.jp (12/6執筆時)
給水ホース(水道ホース)は、付属しません。
特に純正である必要はないでしょうが、純正を買うとすればこれです。
静音性は、一方、言及がないタイプです。
高圧洗浄機は、小型だから静かという機械ではないため、それなりの稼働音がします。
近所に迷惑のかからないように使う必要はあるでしょう。
洗浄剤(洗剤)は、本体に洗剤タンクやホースがないので、非対応です。
K1を含む同社の他機の場合、洗浄剤を本体に取り込むことができます。他社との違いになるのですが、こちらはこの機能がありません。
フォームノズル 2.643-150.0
¥2,091 Amazon.co.jp (12/6執筆時)
別売で、フォームノズルは利用できますが、この用途で利用したい場合、もう少し上位の製品でも良いかと思います。
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以上、ケルヒャーのK MINIの紹介でした。
日本市場には、非常にマッチ度が高い製品と言えます。
写真のようにリビングに置く方は希でしょうが、設置性の悪さから高圧洗浄機を諦めていた方には、本機はおすすめできます。
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【2023年発売】
2・ケルヒャー K 1 K1 1.600-022.0
¥(11,289) Amazon.co.jp (12/6執筆時)
吐出圧力:7MPa(常用 5.5Mpa)
吐出水量:320 L/h(常用 240L/h)
ホース長:高圧3M
騒音 :69dB
なお、 K 1 エントリーモデルという廉価版が2023年にでました。
パワーは、先ほどの機種より若干低い程度です。
本体サイズは、幅188 x 奥行206 x 高さ445mmです。
そのため収納性の部分では特段配慮がないです。
付属品は、トリガーガンと1ショットノズルのみなので、最低減です。
高圧ホースも3Mと短いため、値段的に仕方ないものの、用途は限定されるでしょう。
とはいえ、若干ながら静か(60dB)とは言えます。
【2024年発売】
【1ジェットノズル】
3・ケルヒャー K2 Little 1.600-930.0
¥14,800 楽天市場 (12/6執筆時)
【バリオスプレーランス】
3・ケルヒャー K2 Little Plus 1.600-934.0
¥14,649 楽天市場 (12/6執筆時)
【1ジェット+サイクロンジェット】
3・ケルヒャー K2 Little Premium 1.600-931.0
¥18,667 Amazon.co.jp (12/6執筆時)
吐出圧力:8 MPa(常用 6Mpa)
吐出水量:330 L/h(常用 282L/h)
ホース長:高圧5M 6M
騒音 :75dB
ケルヒャー K2 Littleシリーズは、ケルヒャーの定番といえる入門機です。
3種類の展開ですが、詳しくは、後述しますがノズルの装備が変わります。あとは、上位のK2 Little Premiumのみ、水圧ホースが1M長い6Mとなるのが違いです。
本体のサイズは、幅389×奥行197×高さ264mmです。
下位機より幅広です。加えて背も高いですが、写真のように、巻取式の電源収納部が、下部にあるためです。コンパクトに収納できます。
高圧洗浄機のパワーは、最大許容圧力が、最大8MPa、最大吐出水量が330 L/hです。
パワーは「K MINI」とほとんど同じです。
付属ノズルは、散水用のトリガーガン( G 120 Q)はどれも装備です。
ただ、その他のアクセサリがグレードで変わります。
第1に、 K2 Littleです。
こちらは、1ジェットノズルです。
水圧は同じですが、扇状に一定の水圧の水を吹き付けるものです。
第2に、 K2 Little Plusです。
こちらは、バリオスプレーランスです。
水圧が手元調整でき広角噴射ができるタイプです。
洗車も、ベランダや網戸の掃除も1ジェットノズルでもできますが、泡消し時など、広めの水流が欲しい場合に、こちらは有利です。
第2に、K2 Little Premiumです。
こちらは、1ジェットノズルと、サイレントジェットノズルです。
サイレントジェットノズルはこちらのみの装備です。、ノズルが水を回転させながら出す構造になっている特別なノズルです。
バリオスプレーランスより水流が「5割増しで」強く、石畳やシャベルなど、頑固な汚れに効果を発揮します。
こちらは、洗車だと強すぎる感じで、写真のようにこびり付いた苔やドロを強力に落としたい場合利用します。
結論的にいえば、一般的には、水圧が調整可能な、バリオスプレーランスが付く、K2 Little Plusが便利そうです。
ただ、庭掃除など外回りでも利用する場合、サイレントジェットノズルがあるK2 Little Premiumは強力でしょう。
その場合、バリオスプレーランスは未装備ですが、洗車や網戸掃除どその他の用途では、1ショットノズルでも問題ないです。
サイクロンジェットノズル 2.642-727.0
¥5,455 Amazon.co.jp (12/6執筆時)
¥7,014 Amazon.co.jp (12/6執筆時)
なお、部品は互換するので、別売で買うならば、後からでも入手可能ですが、どれも5000円以上はします。セット購入がお買得ですので、よく考えてから本体を買った方が良いです。
高圧ホースは、5M付属します(最上位機は6M)。
本機も、給水ホース(水道ホース)は付属しません。
最後に紹介しますが、車庫での洗車用ならば、それなりに長いホースが必要でしょう。
静音性は、75dBですので、特別な配慮はないです。
はっきり「うるさい」タイプです。
洗浄剤は、本体に洗浄剤の吸引ホースがあるので、洗車用の洗剤やマルチクリーナーが利用できます。
フォームノズル 2.643-150.0
¥2,091 Amazon.co.jp (12/6執筆時)
デッキクリーナー PS20 2.642.871.0
¥7,409 Amazon.co.jp (12/6執筆時)
洗車は、手元で泡が作れるフォームノズルを利用した方が、手軽で、かつ、泡の質も良くなります。別売で、以上の値段です。
なお、他社の場合、本体に洗浄剤をいれる工夫は基本的に(ほぼ)ないです。
ただ、ベランダ掃除などでデッキブラシ(別売)などを利用したい場合などは、フォームノズルは利用できないので、本体に洗浄剤をいれられる仕組みになっています。ここはケルヒャー機の特徴の1つです。
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以上、ケルヒャー K2 Littleシリーズの紹介でした。
K2シリーズの最新機で、はじめて買う方の入門用によい製品です。
K MINIより大きくなりますが、ランスも長めで使いやすくもなるので、置き場所に困らないならば、こちらも良いでしょう。
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なお、K2は旧形状の製品が残ります。
順番にみておきます。
【2015年発売】
【1ジェットノズル】
4・K2 クラシック 1.600-970.0
¥13,500 Amazon.co.jp (12/6執筆時)
【バリオスプレーランス】
4・K2 クラシックプラス K2CP 1.600-974.0
¥13,740 楽天市場 (12/6執筆時)
吐出圧力:8 MPa(常用 6Mpa)
吐出水量:330 L/h(常用 282L/h)
ホース長:高圧5M
騒音 :73dB
第1に、K2 クラシックです。
ランスなどはこちらも小型化されておらず、パワーはK2 Littleと同じです。
サイズは、クラシックプラスで、幅393x奥行171x高さ243mmです。
新機種より背が低いですが、幅広です。
コードリールがないので、収納性は新機種に負けます。ただ、騒音値は、ごくわずかに、この形状のほうが優秀です。
洗浄剤は、こちらはタンクが装備で、そちらに入れる形状です。
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結論的にいえば、値段次第ですが、パワーはほぼ同じなので、価格が安いようならば、選択肢になるでしょう。
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【2015年発売】
【バリオスプレーランス+フォームジェット】
5・K2 クラシックプラスカーキット K2CPC 1.600-977.0
¥17,800 Amazon.co.jp (12/6執筆時)
【1ジェットノズル+フォームジェット】
5・K2 クラシックカーキット K2CC 1.600-977.0
¥15,280 Amazon.co.jp (12/6執筆時)
吐出圧力:8 MPa(常用 6Mpa)
吐出水量:330 L/h(常用 282L/h)
ホース長:高圧5M
騒音 :73dB
第2に、K2 カーキットです。
仕様は、旧仕様のK2とおなじですが、装備が洗車に特化されます。
2機種ありますが、こちらもランスの違いです。
下位機の場合、1ジェットノズルですが、上位機だと水圧が調整できるバリオスプレーランスです。
【車用: 2.643-150.0】
ケルヒャー フォームノズル
¥2,091 Amazon.co.jp (12/6執筆時)
【型番:2.642-783.0】
ケルヒャー ウォッシュブラシ
¥1,891 Amazon.co.jp (12/6執筆時)
【車用(ワックス効果):6.295-750.0】
ケルヒャー 3 in1 カーシャンプー
¥1,255 Amazon.co.jp (12/6執筆時)
一方、いずれもフォームノズル・ウォッシュブラシ・カーシャンプーが付属です。
「カーキット」という名前が付いているのはこのためです。初期装備だけで、洗剤を直接車に吹き付けて洗車できます。
先述のように、本機も、ここまでみた下位機種も本体に対して洗浄剤の吸引もできますが、手元で粟を作るフォームジェットのほうが、泡の質が良く、細かいです。
同社の場合、カーシャンプーは希釈せず、ボトルからそのままフォームノズルにつけて噴射できますが、他社製品を希釈して利用するなどのために、ボトルもついています。
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結論的にいえば、洗車に特化して考える場合、こちらを考えても良いかと思います。
ただ、洗車用の付属品は別に買っても安めではありますが、それでお、下位機は特に安いですし選択肢になりそうです。先述のように、1ジェットノズルでも一般的な洗車において問題なく使えます。
【2023年発売】
6・ケルヒャー K2 Upright 1.602-517.0
¥21,580 Amazon.co.jp (12/6執筆時)
吐出圧力:9 MPa(常用 7Mpa)
吐出水量:390 L/h(常用 312L/h)
ホース長:高圧8M
騒音 :71dB
K 2 UPRIGHTも、ケルヒャーのK2シリーズの製品です。
K2 Littleシリーズより1つ上位のラインといえ、2015年登場のK2(無印)の後継機です。
本体サイズは、幅242 x 奥行285 x 高さ790mmです。
外観通りの縦長形状なので、野外に物置や車庫などがある方に向きます。
本体の重さは、4.9kgです。
このグレードは、車輪で押し運べるので、この部分は問題ないです。
片手で持ち運べます。
高圧洗浄機のパワーは、吐出圧力が最大9MPa、吐出水量が390 L/hです。
とくに、吐出水量については、K2クラシックより上位の力を持っています。
付属ノズルは、可変式のバリオスプレーランスのほか、右図のような、サイクロンジェットノズルを装備します。
高圧ホースは、8メートルと長めのものが付属します。
水道ホースは、付属しません。
静音性は、71dBです。
下位機よりは良いですが、一般的に言えば大きめの稼働音です。
洗浄剤は、本体ホースから吸引可能です。
このクラスだと、高圧になりますので、バリオスプレーランスを低圧に合わせて洗剤を使い、その後、戻して洗い流すイメージです。
なお、洗車用のフォームノズルやベランダブラシなどは、こちらも別売です。
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以上、ケルヒャーのK 2 UPRIGHTの紹介でした。
ランスは上位品が2系統装備で、入門機としては充実します。パワーも下位機よりやや良と言えますので、押し歩いて運ぶタイプの入門機を探している場合、候補です。
ただ、後ほど見る、上位のK3とあまり価格差がないので、そちらとは比べても良いでしょう。
【2018年発売】
7・ケルヒャー K 2 サイレント1.600-920.0
¥23,870 楽天市場 (12/6執筆時)
吐出圧力:10 MPa(常用 7.5Mpa)
吐出水量:360 L/h(常用 310L/h)
ホース長:高圧8M
騒音: 63dB
K 2 サイレントも、ケルヒャーのK2シリーズの製品です。
名前の通り、本機はK2を「静音化」した機種となります。
本体サイズは、幅538 x奥行 293 x 高さ303mmです。
本体の重さは、5.8kgです。
おそらく、静音(制震)のためでしょうが、押し歩くローラーは未装備です。
ただ、あまり長細くないので、持ち運びやすい形状ではあります。
高圧洗浄機のパワーは、吐出圧力が最大10MPa、吐出水量が360 L/hです。
静音化しましたが、常用でみてもK2と同等にはパワフルです。
付属ノズルは、可変式のバリオスプレーランスと、水流を強く出せるサイクロンジェットノズルです。
この部分は「K2」と同じです。
高圧ホースは、8メートルと長めのものが付属します。
水道ホースは、付属しません。
静音性は、先述のように、吸音材や空気の流路の見直しで、配慮がある設計です。
K2よりも約50%カットとされます。デシベル値でみても掃除機並の63dBに止まります。
小型機では最も静かで使いやすいです。
洗浄剤は、本体ホースから吸引可能です。
また、洗浄剤は別売ですが、フォームノズルは付属です。
洗車に利用したい場合は便利でしょう。
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以上、ケルヒャーのK2サイレントの紹介でした。
同社の小型機では「最も静か」と言えます。
収納性を重視すれば冒頭の「K MINI」が良いでしょうが、集合住宅などで利用する場合はこの部分では重要であり、良い仕様と言えます。
ただ、静音性の部分では、次に見る京セラの入門機も良い装備で、また安いので、比較は必要です。
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【2021年発売】
8・JTK サイレント プラス 1.600-910.0
¥21,980 ジャパネットたかた (12/6執筆時)
吐出圧力:10 MPa(常用 7Mpa)
吐出水量:360 L/h
ホース長:高圧10M 給水3M
なお、恒例の「ジャパネットたかたオリジナルモデルの高圧洗浄機」はこれです。
ケルヒャー特注モデルの最新世代です。
【型番:2.642-783.0】
ケルヒャー ウォッシュブラシ
¥1,891 Amazon.co.jp (12/6執筆時)
【型番: 2.643-101.0】
ケルヒャー自吸用ホース 2643-101
¥4,582 Amazon.co.jp (12/6執筆時)
付属品は、ウォッシュブラシが追加され、高圧ホースが10Mと長めに、また、ポリタンクなどから自吸もできる3Mの水道ホースが付属です。
外観形状を除くと、この部分が、正規品との大きな違いです。
5000円程度の「おまけ」と言えるので、欲しい場合は、値段を比べましょう。
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【2024年発売】W0A37-00051A
8'・JTK サイレント S 1.600-952.0
19,800 ジャパネットたかた (12/6執筆時)
吐出圧力:10 MPa(常用 7Mpa)
吐出水量:390 L/h(常用 312L/h)
ホース長:高圧8M
一方、2024年にジャパネットモデルがもう1機出ました。
執筆時、高圧ホースは8Mで、ウォッシュブラシ・フォームノズルがない上で、給水ホース(自給ホース)も未付属です。
ケルヒャー「最小・最軽量」モデル とされますが、1つ上のモデルより100g軽いだけの5.2kg です。
同社の通例として「おまけ」で値ごろ感を出す方向性の可能性はありますが、円安影響でのモデルチェンジでしょう。同社から選ぶにしても、先ほどの機種のほうがおすすめです。
【2022年発売】【Amazon限定】
9・ケルヒャー K3 ホースリール 1.599-262.0
¥21,800 Amazon.co.jp (12/6執筆時)
吐出圧力:10 MPa(常用 7Mpa)
吐出水量:396 L/h(常用 312L/h)
ホース長:高圧10M 給水3M
騒音 :71dB
K3 HoseReel(Amazonスペシャルモデル)も、ドイツのケルヒャーの製品です。
K2の上位機です。K3系列は後ほど「ハイパワータイプ」でも見ます。
しかし、本機ははヘルツフリー機で、値段も安めなので「標準機」としてみています。
言い換えれば、同社のヘルツフリー機では「最大にパワフル」です。
家庭用ほか、50Hz・60Hzの境目あたりの「現場」にも良いかもしれません。
ホースリール付きで、Amazon限定で売られています。
本体サイズは、高さ805 x幅283 x 奥行296mmです。
本体の重さは、5.4kgです。
サイズ的に言えば、ローラーで押し歩いて使うものです。
高圧洗浄機のパワーは、吐出圧力が最大10MPa、吐出水量が396 L/hです。
最大値で言えば上位のK4並ですが、常用でみるとK2並なので、(値段的に当然ながら)そちらにむしろ近い機種です。
付属ノズルは、個々までにもみた可変式のバリオスプレーランスと、水流を強く出せるサイクロンジェットノズルです。
高圧ホースは、10メートルと長めのものが付属します。
水道ホースは、3Mの水道ホースが付属です。
特別モデルゆえでしょう。
静音性は、一方「サイレント」表記がないので、気を使うべき機種です。
一戸建ての外回り中心ならば、これで良いでしょう。
フォームノズル 2.643-150.0
¥2,091 Amazon.co.jp (12/6執筆時)
デッキクリーナー PS20 2.642.871.0
¥7,409 Amazon.co.jp (12/6執筆時)
その他の付属品は、本機は、洗車やデッキ掃除などの装備は、別売です。
K2シリーズ同様、本体に洗浄剤タンクはありますが、洗車の場合は、フォームノズルから泡を出した方が、質が良い泡ができます。
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以上、ケルヒャーのK3 ホースリールの紹介でした。
水道ホースなどおまけが充実するほか、L2と同等に強力な製品です。
「限定モデル」として、値段面以外のプレミアムもあるため、割と良い製品に思えます。
洗車用などのフォームノズルは付かないですが、別に買えるので問題ないでしょう。
一方、強力タイプで静音性の配慮がない機種ですので、マンションのベランダなど「気を使う」環境には、向かないと言えます。
それ以外ならば、良いでしょう。
2・京セラの高圧洗浄機
【2021年発売】
10・京セラ 高圧洗浄機 KJP-1210
¥6,980 楽天市場 (12/6執筆時)
10・京セラ 高圧洗浄機 AJP1210
¥11,385 Amazon.co.jp (12/6執筆時)
【+3M 水道ホース】
10・リョービ 高圧洗浄機 AJP1210F2
¥12,700 Amazon.co.jp (12/6執筆時)
吐出圧力:8MPa(常用 6.5MPa)
吐出水量:462L/h(常用 282 L/h)
ホース長:高圧5M
騒音 :
KJP-1210は、京セラインダストリアルツールズの販売する高圧洗浄機です。
同社は、リョービの高圧洗浄機事業を引き継いだ会社です。
流通ルートで型番が変わりますが、性能は同じです。
3Mの給水ホースが付くモデルがありますが、バンド式の普通のものです。
本体サイズは、奥行180×幅374×高さ411mmです。
本体の重さは、5.2kgです。
車輪のないタイプとしては、少し重めでしょう。
高圧洗浄機のパワーは、吐出圧力が最大8MPa、吐出水量が最大462 L/hです。
ケルヒャーと同じく「最大」で見た場合の数値です。
なお、京セラも常用吐出圧力・水量の目安も掲示します。そちらの値でみても、ライバルはケルヒャーの「K2 クラシック」と言えます。
装備の違いを無視して、この部分だけで言えば、値段は京セラが安めです。
付属品は、ダイヤルで水圧を調整できるバリアブルノズルランスが1本付属します。
このタイプは水圧を無段階で広範囲に広げることもできるため、水まき的に使うこともできます。
高圧ホースは、5Mです。
水道ホースは、上位版のみ3M付属です。
静音性は、本機もそれなりの稼働音がします。
なお、デシベル単位の騒音値は出しません。
京セラ バリアブル泡ノズル 6710257
¥5,100 Amazon.co.jp (12/6執筆時)
京セラ 泡ノズル 67100027
¥2,422 Amazon.co.jp (12/6執筆時)
洗浄剤は、一方、本体に引き込むようなケルヒャーのような仕組みは未付属です。
ただ、カーウォッシュのための泡ノズルは別売であります。
上位版の「バリアブル」は、洗剤の希釈濃度や噴射幅が調整も可能です。
洗車ならば必ずしもなくても良いでしょうが、網戸掃除などほかの用途にも利用する場合、融通が利く部分はありそうです。
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以上、京セラのAJP1210 の紹介でした。
ケルヒャーの入門機より少し安めです。パワーも「最大値(許容圧力)」で比べれば、ケルヒャーに優るといえます。
ただ、車輪がないので重さの部分は注意点になります。
【2022年発売】
11・京セラ 高圧洗浄機 AJP-1310
¥12,700 Amazon.co.jp (12/6執筆時)
【+8M 延長高圧ホース】
12・京セラ 高圧洗浄機 AJP-1310F2
¥12,700 Amazon.co.jp (12/6執筆時)
吐出圧力:9MPa(常用 6.5MPa)
吐出水量:480L/h(常用 300 L/h)
ホース長:高圧5M 給水3M
騒音 :
なお、京セラからは出力強化されたAJP-1310F2も販売されます。
こちらは、3Mの水道ホースはどちらも装備です。
・京セラ 8m延長高圧ホース 6710117
¥4,952 Amazon.co.jp (12/6執筆時)
その上で、8Mの延長高圧ホースをセットされる製品が出ています。
別に買う場合、以上の値段です。
本体サイズは、長さ221×幅387×高さ404mmです。
本体の重さは、6.2kgです。
形状的に本機は、下部が水受けトレイです。
給水タンクではなく、本体の水漏れ(水垂れ)を防ぐためです。
ベランダ掃除などでは便利です。
高圧洗浄機のパワーは、最大値で吐出圧力9MPa、吐出水量が480 L/hです。
ケルヒャーだと(クラシックではない)K2がライバルです。
常用の値を含め、圧はケルヒャーに負けるものの、吐出水量は数字的には勝つと言えます。ただ、実利用時に違いが分かるかは微妙です。
付属品は、本機も、ダイヤルで水圧を調整できるバリアブルノズルランスが1本です。
あとの部分は、下位機と同じです。
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以上、京セラのAJP-1310 の紹介でした。
「水受け」の工夫が目立つ機種です。屋外には不要でしょうが、窓付近など、水をこぼしたくないベランダ掃除などには重宝しそうです。
ただ、パワーが強い機種は、それに応じて静音性が削がれるという法則はあるので、マンション向けではないとは言えます。
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なお、京セラについては、入門機クラスの製品がこれ以外にいくつかあります。
順番にみておきます。
【2022年発売】
13・京セラ 高圧洗浄機 AJP-1430
¥16,800 Amazon.co.jp (12/6執筆時)
【+8M 延長高圧ホース】
13・京セラ 高圧洗浄機 AJP-1430SP
¥15,408 Amazon.co.jp (12/6執筆時)
【+8M 延長高圧ホース】(2023年発売)
13・京セラ 高圧洗浄機 KJP-1440
¥15,408 Amazon.co.jp (12/6執筆時)
吐出圧力:10MPa(常用 7MPa)
吐出水量:480L/h(常用 300 L/h)
ホース長:高圧5M 給水3M
騒音 :
第1に、AJP-143などです。
ヘルツフリーの入門機ですが、先ほどより少し強力になります。
サイズは、幅241×奥行304×高さ413mmです。
ただ、本機の場合、重さは3.8kgですので、割と軽めと言えます。
車輪が未付属なのはケルヒャーとの違いですが、この重さならば問題ないです。
そもそも、持ちはこびに車輪は使えないような状況ならばむしろ良いでしょう。
京セラ ターボノズルランス 6710147
¥3,849 Amazon.co.jp (12/6執筆時)
付属品は、下位機種も装備していた、ダイヤルで水圧を調整できるバリアブルノズルランスほか、ターボノズルが付属です。
この場合、水圧は調整できませんが、回転しながら水を吹き付ける構造で、外壁や石畳ののこびり付きよごれの除去には最適です。
なお、ターボノズルはランス込みではなく、ノズル部分のみの付属です。利用する際に換える形になります。別売だとランス部分も含めて3000円位です。
そのほか、長さ延長用の中間ランスも装備です。
洗浄剤は、このグレードも、本体に引き込むタンクなどはないです。
下位機同様に、泡ノズルを別に買って、ランスに取り付ける方法での対応です。
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結論的にいえば、洗車や外回りの利用で、ある程度「パワフル」に使いたい場合、京セラ機では本機は良いです。
先述のように、静音性の部分はケルヒャーの「サイレント系」のような配慮がないのですが、外回りでその部分を気にしなくて良いならば、選択肢の1つになりそうです。
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【2023年発売】668300A
14・京セラ 高圧洗浄機 AJP-2030
¥15,700 Amazon.co.jp (12/6執筆時)
吐出圧力:10MPa(常用 7MPa)
吐出水量:480L/h(常用 288 L/h)
ホース長:高圧6M(ソフト)
騒音:65.3dB
第2に、AJP-2030です。
別タイプの上級の入門機と言えます。
重さは、4.5kgと普通です。
サイズは、一方、361×幅237×高282mmと、若干コンパクト性を打ち出した製品です。形状も運びやすいですし、しまいやすそうです。
付属品は、バリアブルノズルランス・ターボノズルですので、先ほどと同じです。
水道ホースは、未付属です。
一方、高圧ホースは、6Mで付属ですが、こちらは「ソフトタイプ」です。ケルヒャーにもあったような、ねじれにくく、取り回し重視のタイプになります。それもあってか、吐出水量(常用)は、数字が少し落ちます。
このほか「静音タイプ」とされるのも特徴です。
本機は、65.3dBとの表記なので、実際、ケルヒャーの K 2 サイレントの次に「静か」といえます。
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結論的にいえば、とくに「静かさ」と、ホースの「取り回しやすさ」を重視する場合、かなり良い選択肢になりそうな製品です。
わりと「あっさり」な紹介でしたが、家庭用としてかなりおすすめです。
3・アイリスの高圧洗浄機
【2014年発売】
15・アイリスオーヤマ 高圧洗浄機 FBN-301
¥8,800 Amazon.co.jp (12/6執筆時)
吐出圧力:7.5MPa(常用5.3Mpa)
吐出水量:280 L/h(常用 230L/h)
ホース長:高圧5M 給水3M
騒音 :
FBN-301 は、アイリスオーヤマの入門用モデルです。抜群の安さです。
本体サイズは、幅約295×奥行155×高さ170mmです。
重さは、約3kgです。
重さと収納性の部分だけで言えば、K MINI以上です。
長方形なので物置などに収納しやすいことでも評判です。
高圧洗浄機のパワーは、吐出圧力が最大7.5 MPa、吐出水量が280 L/hです。
同じ小型モデルのケルヒャーの「K MINI」と比べると、最大値でも常用値でもパワーは負けます。
普段の洗車などに使うのがギリギリで、こびり付いた汚れを効果的に落とすような用途には向かないでしょう。
付属品も、広角ランスのみです。
広角ランスは水圧重視で広がりがないため、どちらかといえば、パワーが必要な、石畳やコンクリ外壁に向きます。逆に、網戸や散水などは、対応力が弱いです。
また、ランス自体では範囲調整できないのは、不便です。
高圧ホースは、5メートルです。
本機は、給水ホースも3メートル付属するので、買ってそのまま利用可能なのは嬉しい部分です。
静音性は、本機も、それなりの稼働音がします。
洗浄剤は、利用を前提としません。
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以上、アイリスオーヤマのFBN-301の紹介でした。
収納性を重視したいが「K MINI」少し高いという場合に選択肢にできる良コスパ機です。
ただ、パワー面は期待値が低いので、この部分に期待して買うべき機種ではないです。
【2011年発売】
16・アイリスオーヤマ 高圧洗浄機 FBN-401
¥10,010 Amazon.co.jp (12/6執筆時)
吐出圧力:8MPa(常用 6Mpa)
吐出水量:330 L/h(常用 270L/h)
ホース長:高圧5M 給水3M
騒音 :
FBN-401も、アイリスオーヤマの高圧洗浄機です。
こちらは、やや本体が大きい代わりに、パワーが強い機種です。
本体サイズは、幅250×奥行150×高さ380mmです。
重さは、約4kgです。
軽量ではないですが、重く感じる程でもないです。
高圧洗浄機のパワーは、吐水圧力は最大8MPa、吐出水量330L/hです。
比較するとケルヒャーの入門機(K2クラシック)と、ほぼ同等のパワーです。
より強い機種はあるものの、洗車やベランダ掃除には十分な威力でしょう。
付属ノズルは、可変拡散ランスが付属します。
ケルヒャーのバリオスプレーランスに似て、広範囲/狭範囲に噴射を調節できます。
ただし、バリオスプレーランスが無段階で調整できるのに対して、アイリスオーヤマは「高圧・低圧」の2段階となります。
とはいえ、泥を落とす際は広範囲に噴射できた方が便利ですから、車の掃除に向いているでしょう。ただし、洗剤を利用しての洗車には対応しません。
高圧ホースは、5メートルです。
本機も、3メートルの給水ホースが付属です。
静音性は、特段、配慮がない機種です。
洗浄剤は、利用を前提としません。
同社も、泡ノズル(フォームランス)の展開がありますが、本機の適合品として示される製品はないです。
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以上、アイリスオーヤマのFBN-401の紹介でした。
1万円を大幅に切る激安価格で、パワーも優秀な機種です。
むろん、オプション装備などの利便性の部分では差はありますが、洗剤などの利用を想定しない方で、水圧だけは欲しいという場合は、選択肢になるでしょう。
安めです。ただ、パワーは明らかに劣るため、おすすめしにくいです。
次回につづく!
高圧洗浄機のおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、家庭用の高圧洗浄機の比較の1回目記事でした。
しかし、記事はまだまだ「続き」ます。
2・高圧洗浄機の比較記事 (2)
2-1:高圧洗浄機(強力)
=水道と電源が必要
3・高圧洗浄機の比較記事 (3)
3-1:高圧洗浄機(水タンク型)
=水道は不要、電源は必要
3-2:高圧洗浄機(バッテリー型)
=水道と電源も不要
4・高圧洗浄機の比較記事 (4)
4-1: おすすめ製品の提案【結論】
次回の2回目記事【こちら】では、ハイパワータイプの高圧洗浄機をみていきます。
製品によっては業務用機並にパワフルになります。
自動車洗車 ★★★☆☆
ベランダ掃除 ★★★☆☆
網戸掃除 ★★★★☆
石畳の掃除 ★★★★☆
パワフルさ ★★★★☆
静音性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
また、4回目の「結論編」(こちら )では、上表ようなの指標から、目的別・価格別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。2回目記事は→こちら