【今回レビューする内容】2025年 足下・足元・膝下の脚全体の寒さ・冷え対策!暖房器具の性能とおすすめ・選び方:電気代が安い足もと暖房:オフィス・テレワーク・キッチン・ダイニングテーブルの下向けの防寒対策・下半身・腰下・足冷え対策 デスクヒーター ホットパネル ホットキッチンマット パネルヒーター 電気ひざ掛け 電気毛布 着る毛布 着るこたつ
【比較する製品型番】 パナソニック DF-SAC30-T DC-1V4-MT DC-1NKB1-C DC-15NKB1 DC-15NK DC-PK3 DC-PK4 DC-15NKCD2 アイリスオーヤマ APH-16B DC-H5 DEH-45-T HCM-40S-T HCM-60S-T HCM-1890-T CWM110K-BW CWM120H-BW 椙山紡織 SB-TM60 SB-TM110 B-KM90 SB-KM130 SB-KM180 B-KM240 広電 KODEN VWM401H-HK VWM501H-HK VWM801H-HK VWM452K-B VWM602K-B VWM902K-B 山善 着る毛布 着るこたつ YAPP-402AC くるみケット Over Air+ YKPD-15 YAPP-75US YTAPP-751US YMM-W60BTH VWT441HS-B YMM-W401 YMM-W501 YMM-W45BF YMM-W60BTH YMM-W45902TH YMM-US40(LG) DEH-45-T YPPS-1551 YPP-183HK YPP-182HK コイズミ KDH-50237 KDH-50227 KDH-40234 KDH-40224 KDH-L126 メトロ MFH-321ET MFH-321ET-DA ほか
今回のお題
デスク下やキッチンの足もと暖房器具のおすすめはどれ?
どもAtlasです。
今回は、2025年1月現在、最新の足下を暖めるのに最適なミニ暖房家電を比較します。
主に、オフィスデスクの下、テーブルの下、キッチンにおける防寒対策になるモデルを中心にみるつもりです。
電気マットは、このジャンルだと定番と言えます。
そのため、各社の製品をサイズごと、多くみていきます。
そのほか、着るタイプ・パネルタイプ・膝掛けタイプ・コタツユニットタイプも扱います。
「ユニーク暖房」といえますが、Atlasが実用的と思えたものも、いくつか比較しました。
1・暖かい足元暖房の比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:デスクワーク用(足もと)
1-3:デスクワーク用(脚全体)
1-4:デスクワーク用(着るタイプ)
2・暖かい足元暖房の比較 (2)
2-1:テーブル用(足もと)
2-2:キッチン用(足もと)
2-3:最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、はじめに、足元暖房の選び方の基本を説明します。
その後、用途別に「デスクワーク向け」「テーブル向け」「キッチン向け」に分けて、順番でみていきます。
足もとの暖かさ ★★★★★
脚全体の暖かさ ★★★★★
暖房できる範囲 ★★★★★
電気代の安さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
よろしくお願いします。
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1・セラミックファンヒーターの比較
2・遠赤外線ヒーターの比較
3・オイルヒーター・オイルレスヒーターの比較
4・石油ファンヒーターの比較
5・ガスファンヒーターの比較
6・冬の足元暖房の比較記事
7・ホットカーペットの比較
8・冬の暖房記事全体のまとめ記事 【結論】
今回の記事は、このブログの暖房家電の比較シリーズの6回目記事として書きました。
なお、今回は、小さめの電気マットは扱います。
しかし、1畳を超えるサイズは、7回目の【ホットカーペットの比較記事】で別にまとめています。
ある程度「面での暖房」を考えている方は、そちらをご覧ください。
1-1・足元暖房の選び方の基本!
はじめに、足もと暖房の「選び方の基本」の紹介からです。
足元暖房は、暖房器具としてはニッチ(隙間産業)な分野です。
昔は電気マットくらいしか選択肢がなかったですが、最近はユニーク家電が増えて、なかなか活況を呈しています。
仕組みは、複数ありますが、大きく分けて3種です。
1・足裏・靴下の暖房
=ミニマット・足温器
2・腰下全体の暖房
=パネルヒーター・フットヒーター
3・身につける暖房
=電気膝掛け・着るこたつ
選ぶ際の「基本」とするべきなのは、「どこを暖めたいか」ということです。
それによって選ぶ家電が変わってます。
以下、少し簡単に紹介しておきます。
第1に、靴下部分の寒さを緩和したい場合です。
伝統的な足元暖房である電気マットや、足入れが付いた足温器が選択肢です。
サイズは、多用です。
デスク向けほか、キッチン向け、テーブル向けもあります。
電気代は、デスク用の60cmサイズなら、1時間で1円以内です。
本体価格も、かなり安めです。
欠点は、足裏しか温かくない点です。
つまり、マットから足を離せば足が冷えるので、注意しなと机に座る姿勢が不自然になり、足腰のトラブルにつながります。
第2に、腰下全体の寒さを緩和したい場合です。
この場合、パネルヒーターや、コタツの仕組みを使うフットヒーターが選択肢です。
欠点は、設置性と電気代でしょう。
サイズは、比較的大きめです。
そのため、職場などでは目立つ部分があります。
電気代は、デスク用なら、1時間で4-5円ほどです。
電気マットより高くなりますが、室内暖房の温度をその分下げられるのと、フットヒーターの場合は、室温も(それなりに)上がるので、経済性は悪くないです。
第3に、下半身全体の寒さを緩和したい場合です。
この場合、電気膝掛けや、コタツを纏うような着るコタツが選択肢です。
電気代は、デスク用なら、1時間で1-2円ほどです。
欠点は、足裏は暖かくできない点です。
靴下生活で「寒い」という場合は、不適当な家電です。
そのほか「着るタイプ」は、着脱が面倒なのが難点です。
ただ、最近は、USBバッテリーを搭載できる「コードレス」も出ました。
出力の関係で、必ずしも体全体でムラのない暖かさは得れませんが、それなりに実用的なモデルもでてきました。
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以上、足元暖房の選び方の基本の説明でした。
結論的に言えば、デスク用で、設置面・費用面で比較的余裕がある場合は、パネルヒーターやフットヒーターが、最も良いように思います。
部屋のメイン暖房の温度を下げて、健康に欠かせない「頭寒足熱」にできますので。
ただ、いずれも、職場だと目立つので、理解のない職場の場合、あるいは、自宅用でも、価格を重視する場合は、電気マットや足温器が良さそうです。
電気膝掛けは、例えば、床ヒーターがあるご家庭などで、足裏以外が寒い場合候補に思います。
なお、キッチン、あるいは、テーブル用だと、足下を暖かくする家電はあるので、今回の記事でもみます
ただ、腰下あるいは、下半身全体が暖かいという家電は、このジャンルだとないです。
風が出ないタイプでは、遠赤ヒーターが、速暖性・暖かさの質の部分で、この用途に向きます。
以上のリンク記事をご覧ください。
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というわけで、比較をはじめます。
1・暖かい足元暖房の比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:デスクワーク用(足もと)
1-3:デスクワーク用(脚全体)
1-4:デスクワーク用(着るタイプ)
2・暖かい足元暖房の比較 (2)
2-1:テーブル用(足もと)
2-2:キッチン用(足もと)
2-3:最終的なおすすめの提案【結論】
冒頭書いたように、以上のような順番で説明をしていきます。
1-2・デスクワーク向け暖房(足もと)
というわけで、ここからはデスクワーク向けの暖房の比較です。
デスクワーク用は結構数があるので、はじめに「足もと」だけを暖めるタイプから見ていきます。
比較的安く、値ごろ感がある製品が多いです。
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なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記します。
【2017年発売】
1・アイリスオーヤマ HCM-40S-T
¥3,800 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:40cm×40cm
消費電力量:19.1Wh
1時間の電気代: 0.6円
2・アイリスオーヤマ HCM-60S-T
¥4,424 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:60cm×60cm
消費電力量:31.6Wh
1時間の電気代: 1.0円
3・アイリスオーヤマ HCM-1890-T
¥(6,790) 楽天市場 (1/9執筆時)
サイズ:176cm×88cm
消費電力量:134.7Wh
1時間の電気代: 4.2円
HCM-40Sなどはアイリスオーヤマが販売する「ホットマット」です。
同社は、低価格帯製品に強さを発揮する日本の家電メーカーです。
大きさは、40cm・60cmの正方形の製品のほか、176×88cm長方形で、床に広く据え置ける製品も出しています。
素材は、ポリエステルです。
多少起毛していてなめらかな手触りです。
温度調節は、低価格品ながら、強弱の調整機能があります。
最も大きなタイプは、無段階の温度調整も可能です。
電気代は、マットタイプはとても安いです。
最近、業界の年間電気代の計算式が(電気代高騰で)変わりました。
変わったあとの計算でも、とくに60cmモデルまでは1時間約1円で収まります。
清潔性は、ただし、特段の配慮はなく、洗えない製品です。
ただし、最も大きなタイプについては、熱によるダニ退治機能が付属します。
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以上、アイリスオーヤマの電気ミニマットの紹介でした。
価格も安く安定的に手に入るため「とりあえず」という場合はこちらが良いでしょう。
とくに「ごろ寝用」の大判モデルは、他社に比べても安いです。ただ、あくまで「マット」なので、キッチンなど汚れやすいところのでの利用はおすすめできません。
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【マイヤー調】
4・KODEN VWM401H-HK
¥2,645 楽天市場 (1/9執筆時)
サイズ:40cm×40cm
消費電力量:14wh
1時間の電気代: 0.4円
5・KODEN VWM501H-HK
¥3,828 楽天市場 (1/9執筆時)
サイズ:50cm×50cm
消費電力量:20Wh
1時間の電気代: 0.6円
6・KODEN VWM801H-HK
¥3,720 楽天市場 (1/9執筆時)
サイズ:80cm×40cm
消費電力量:30Wh
1時間の電気代: 0.9円
【マイヤー調】
【2021年発売】
7・山善 ミニマットYMM-W402
¥2,834 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:40×40cm
消費電力量:12wh
1時間の電気代: 0.4円
8・山善 ミニマットYMM-W502
¥3,982 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:50×50cm
消費電力量:23wh
1時間の電気代: 0.7円
なお、これに類する製品は、他社からも多くでます。
単純な構造で、電気代も、表面温度もほぼ変わらないため、基本的には「サイズ」「色」「値段」だけを見ておけば、OKです。
本機を生産する広電がこの系統の暖房(糸偏暖房器具)の大メーカーなので、先述のアイリスオーヤマや山善などに、製品を提供している関係です。
繊維の編み方も、上で見た機種はどれも、どれも、短めながら起毛していて、ふかふかな「マイヤー調」です。
9・KODEN VWM452K-B
¥3,580 楽天市場 (1/9執筆時)
サイズ:45cm×45cm
消費電力量:20Wh
1時間の電気代: 0.6円
10・KODEN VWM602K-B
¥4,460 楽天市場 (1/9執筆時)
サイズ:60cm×60cm
消費電力量:30Wh
1時間の電気代: 0.9円
11・KODEN VWM902K-B
¥4,490 楽天市場 (1/9執筆時)
サイズ:80cm×40cm
消費電力量:40Wh
1時間の電気代: 1.2円
【2022年発売】
12・山善 ふかふか電気マットYMM-W60BTH
¥4,139 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:60×60cm
消費電力量:41wh
1時間の電気代: 1.3円/1時間
【2022年発売】
13・山善 ふかふか電気マットYMM-W45BF
¥3,799 楽天市場 (1/9執筆時)
14・山善 ふかふか電気マットYMM-W45BTH
¥3,090 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:45×45cm
消費電力量:20wh
1時間の電気代: 0.7円/1時間
15・山善 背中まで使える電気マットYMM-W45902TH
¥(5,499) 楽天市場 (1/9執筆時)
サイズ:90×45cm
消費電力量:41Wh
1時間の電気代: 1.3円/1時間
これらの製品は、各社のホットマットの「上位機」といえるものです。
機能面で、先ほどの機種との違いは、2段階の「温度切替」ができるという一点のみです。
室温が分かるセンサーがあるわけでないので、コタツの強弱切替のようなものです。
とはいえ、通常の室温の場合、表面温度として約52度・約42度にアバウトに調整されるため、熱すぎるのが苦手の場合は、こうした機能を持つ機種を選んでも良いでしょう。
電気代は、下位機種を含めて、どの機種も気にする程の差はないです。
素材は、広電の製品は、「フランネル」生地です。
マイヤー調が「毛布のようなふわふわ」な質感だとすると、こちらは「さらさらで、なめらか」な質感です。
フランネルの製品は、もちろん足下暖房でも使えますが、どちらかというと「座布団」的な使い方に向いていると言えます。
素材的に、デスクワークの足下だと、フランネルは(マイヤーも滑らないとは言いませんが)少し滑るからなとは思います。
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以上、「温度切替」ができるタイプの製品でした。
温度切替が結構なのは「お尻に敷いた場合」ですので、これらの製品については、そうした用途を主に想定しているのだと思います。
生地素材的にもそうした部分がみられるため、兼用するとしても「座布団メイン」の場合に良いかと思います。
16・Panasonic マルチウォーマー DF-SAC30-T
¥8,189 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:29cm×39cm
消費電力量:11Wh
1時間の電気代: 0.3円
DF-SAC30は、パナソニックのマルチウォーマーです。
この製品の特長は、文字通り、マルチな利用ができる点です。
第1に、足を完全に入れ込んで、足温器として利用できます。
この用途では、足の甲まで被うため、暖かさは、ホットマット以上です。
第2に、寝室で「あんか」として利用することが可能です。
第3に、デスクで、座布団や腰当てとしても利用できます。
大きさは、29cm×39cmの長方形です。座布団代わりに利用できるため、厚みも5cmもたせてあります。
品質も、暖かさに定評のあるマイクロファイバーです。生地部分はカバーなので洗濯も可能です。ただしマイクロファイバーなので、洗濯ネットに入れることが必要です。
パワーは、30Wです。生地自体の暖かさもあるため、構造的にこの程度で足りるでしょう。
温度調節も、手元のコントローラーで5段階で可能です。最大温度は41度で、36度までの調整が可能です。
電気代は、1時間利用しても0.3円とかなり安いです。
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以上パナソニックのDF-SAC30の紹介でした。
足温器というジャンルは以前からありました。しかし、それを多機能化した部分が面白いです。
座る際の姿勢が良い方限定とはなりますが、暖かさは相当感じられるでしょう。
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なお、マルチではないですが、足温器は他社からも販売があります。
17・広電 VWT441HS-B
¥4,572 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:44cm×44cm
消費電力量:14wh
1時間の電気代: 0.4円
第1に、広電のVWT441HSです。
一般的な足温器の形状で、その部分に特段個性はないです。
ただ、表面の毛羽に、同社の機能性繊維のデオテックスプレミアを使います。
消臭基が悪臭を分解する仕組みですが、汗臭・足裏臭に対応しますが、プレミアだと加齢臭に対応とのことです。
本製品は、カバーが洗えますが、洗って、陰干しすれば消臭基の機能性が復活します。
この部分は、ワンポイントです。
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18・山善 YMM-US40(LG)
¥3,790 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:42cm×42cm
消費電力量:(4W)
1時間の電気代:(USB給電)
第2に、山善のYMM-US40 です。
こちらは、USB給電式の足温器です。
4Wとなるので、しっかりすぐに暖かいのかは不明です。
一応、強運転時に42度ではありますが、室温20度のもとでの1時間後の温度ということです。それでも暖かいとすれば「生地の力」が大きいかなと思います。
19・椙山紡織 ホットテーブルマット SB-TM60
¥7,544 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:60×60cm
消費電力量:55Wh
1時間の電気代:1.7円
SB-TM60は、椙山紡織(なかぎし)が販売するソフトフローリング調の製品です。
大きさは、60×60cmです。
右図の製品となりますが、60cmですから、オフィス机用でも使えるサイズです。
なお、幅広で考える場合、あとでみる「ホットキッチンマット」というジャンルの家電になります。
温度調節は、非対応です。
床面は利用時は、45度に固定されていますが、これは他機と同じです。
電気代は、1時間1.5円と割と安めです。
タイマーは、この製品は付属しません。ただし、8時間後の切タイマーは付属します。
清潔性の点は、ただし万全で、抗菌・防かび・防水加工をなします。
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以上、椙山紡織(なかぎし)のSB-TM60の紹介でした。
結論的にいえば、仕事用で、ホットマットタイプを選ぶならば、このタイプがおすすめです。
マイヤー調にせよ、フランネルにせよですが、最近の製品は「座布団兼用」で考えているものが多く、靴下だと「やや滑りやすく」気が散る部分があるからです。
また、机の下というのは意外に汚れやすいですが、このタイプだと、ふき掃除できて清潔という部分も評価できますので。
1-3・デスクワーク向け暖房(脚全体)
続いて、主にデスク利用時において、足元・足裏だけでなく、脚全体を暖めることのできる暖房家電を紹介します。
【2019年発売】
20・Panasonic デスクヒーター DC-PKD4-H
¥12,790 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:48×45×30cm
消費電力量:168Wh
1時間の電気代:5.2円
デスクヒーターは、パナソニックから販売されているロングセラー製品です。
従来は、「女子向け」のデザインでしたが、割と一般的な色柄に変更になっています。
大きさは、48×45×30cmで、机の下に立てて利用するのが通常です。
高さがさほどないため、袖のないオフィスデスクの中に目立たず設置できるの製品です。
事務机(平机)用としては、良い選択肢の1つです。オフシーズンは、折り曲げて収納もできます。
電気代は、発売時期から現在までに電気代が上がっていますが、
今の水準で計算しても、1時間で5.2円ほどの光熱費と省エネです。
温度調節は、2段階で切替ができ、強だと表面温度が55度、弱だと37度になります。
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以上パナソニックのデスクヒーターの紹介でした。
デスクヒーターの利点は、足だけではなく、膝より下の部分を満遍なく暖めることができることです。
「じんわり」あたたまるものなので、エアコンなどの補助家電としては最適でしょう。エアコンなどをかけ過ぎると、眠くなりますので、「頭寒足熱型暖房」でお子さんの勉強用にも良いでしょう。
極度に熱くならないため、 安全性ですから。一方、消し忘れタイマーは付属しません。この点は残念です。
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なお、パネルヒーター型は、他社からもいくつか展開があります。
代表的な製品をみておきます。
【2023年発売】KPH-TSA-H後継機
21・アイリスオーヤマ APH-16B-P
21・アイリスオーヤマ APH-16B-H
21・アイリスオーヤマ APH-16B-T
¥7,120 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:45×48×30cm
消費電力量:(160W)
1時間の電気代:4.9円
第1に、アイリスのAPH-16Bです。
比較的安く手に入る製品です。
サイズは、45×48×30cmです。
パナソニックと、ほぼ同サイズです。
温度設定は、無段階調整です。
そのほか、自動切タイマー(6時間)付属など、機能面では割と優秀です。
実用性は十分です。
ただ、コントローラー部分や、パネル表面の生地の質感はイマイチです。その上で、値段もパナソニックとあまり変わらないとは言えます。
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【2024年発売】
【4面ヒーター】YPS-155後継機
22・山善 YPPS-1551
¥9,880 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:幅50×奥行35×高さ45cm
消費電力量:144Wh
1時間の電気代:4.5円
【3面ヒーター】
23・山善 YPP-183HK
¥(9,880) 楽天市場 (1/9執筆時)
23・山善 YPP-182HK
¥7,601 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:幅50×奥行30×高さ50cm
消費電力量:130Wh
1時間の電気代:3.8円
第2に、山善のYPPS-1551です。
こちらは、ボックス型の4面ヒーターです。
サイズは、足置き部分として(幅47×奥行35cm)で、高さは45cmです。
ボックス型に固定して利用するタイプなので、他機と違い、机によっては、足の可動範囲が限られる点と、コントローラーが前側で邪魔なのが、構造的に気になります。
温度は、3段階で調整できます。
そのほか、「おまけ」で(電気を使わない)膝掛け(80×130cm)が付属です。
なお、3面ヒーターモデルは、足下のヒータがないです。
そのかわり、ヒーターが側面で邪魔ではないのですが、靴下で使うならば、暖かさはイマイチでしょう。
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結論的にいえば、欠点が目立ちます。
4面ヒーターで、ヒーター配置が工夫された新機種がでれば、割と良いように思いました。
【2012年発売】
24・アイリスオーヤマ DEH-45-T
¥6,800 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:46×93×cm
消費電力量:(90W)
1時間の電気代:2.9円
DEH-45-T は、アイリスオーヤマが「デスクヒーター」として売っている製品です。。
大きさは、幅約46×奥行約35×高さ約3cmです。
こちらは、フラットヒーター本体にフリースのカバーを取り付けたものを、マグネットでスチール机にくっつけるという仕組みです。
覆ってしまうのは合理的で、これはとても暖かいでしょう。
電気代は、1時間で2.9円ほどの光熱費と省エネです。
温度調節は、一方この機種は非対応です。
この部分が難点で、バイメタル方式の過熱防止検知しかないため、適温になりにくいです。
清潔性は、毛布部分が洗えるなど問題ありません。ただ、生地的に毛玉ができやすいので、デリケートに洗ってください。
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以上、アイリスオーヤマのデスクヒーターの紹介でした。「寒がり」が自宅で利用するには良い製品でしょう。
ただし、温度調節機能がない点と、マグネットが落ちやすい点、構造的に(パネルヒーター土地外)靴の部分は寒いだろう点は、注意です。
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なお、この手の製品の「本格仕様」というか、こたつがそのまま机になった製品は山善も出しています。
こうした製品は、以上の別記事で書いています。
興味のある方は、そちらをご覧ください。
【2023年発売】MFH-181ET(DA)
25・メトロ フットヒーター MFH-181ET-DA
¥11,391 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:幅49×奥行21.8×高さ10.7cmm
消費電力量:180Wh
1時間の電気代:5.6円
【2022年発売】MFH-321ET(DA)
26・メトロ フットヒーター MFH-321ET-DA
¥14,172 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:幅82.9×奥行21.8×高さ10.7cm
消費電力量:320Wh
1時間の電気代:9.9円
MFH-181ET-DAなどは、コタツメーカーのメトロの製品です。
本機は、簡単に言えば、これは、テーブルや机の下に置くコタツです。
サイズは、幅の違いで、49cm、83cmの2種類があります。
利用方法は、両足を木製ユニットの上に載せて、下のこたつユニットからの熱で暖まる方式です。
こたつと同じハロゲンヒーターなので、じんわり、しっかりと、暖かさを得ることができます。
ハロゲンヒータが発する輻射熱は強いので、膝下全体を暖めることができます。
Atlasもこの製品を事務机の下に入れて利用しています。
こたつにような「こたつふとん」がなくても、十分暖かいです。木枠が、時間が経つと温くなっていくので、足をおいていると気持ちいいです。
夏場で利用しない時期も、足おきとして重宝しています。
電気代は、小型機は、1時間で5.6円ほどです。
大きめはさすがに1時間9.9円です。
暖かさの水準からすれば許容範囲でしょうが、足もと暖房としては、そこそこ光熱費はかかるほうです。
ただ、この出力だと、部屋の暖房にも寄与すると言えますし、出力も調整できます。
温度調節は、9段階のサーモスタット式です。
コタツと同じような温度調節と言えば分かりやすいでしょう。コードの中間にコントローラーがあるため、机の上で調節可能です。
タイマーも付属します。
5時間切タイマーが付いているので、切り忘れの心配はありません。朝、出勤したら、半日後には自動で切れているわけですから。
安全面も、配慮があります。
コタツなので、熱による脱臭機能もあります。
お手入れは、形状的に、上から落ちたゴミは、下部に落ちます。
この部分を引き出して、定期的に清掃することは必要ですが、簡単です。
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以上、メトロのMFH-181ET-DAなどの紹介でした。
個人的に長年自宅の机で使っていますが、便利で「廃版になったら困る」と思える良い足もと暖房です。足裏については、これ以上暖かい製品はないでしょう。足下から離れた部分も「じんわり」暖かいのが特長です。
足もと暖房としては、仕組み上、他方式より電気代はかかります。ただ、先述のように、部屋自体の暖房にもある程度寄与していそうですし、消し忘れても5時間で消えます。
難点は、発光するので、オフィスで使うには目立つ部分でしょうが、これは仕方ないです。自宅用ならば問題ないです。
1-4・デスクワーク向け暖房(着るタイプ)

続いて、膝掛けタイプ・ガウンタイプなど、身につけるタイプの製品をみていきます。
デスクワークだけでなく、ソファなどでも使いやすい製品が多いです。
【2020年発売】
27・Panasonic 電子ひざかけ くるけっと DC-H5-T
¥12,780 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:125×93cm
消費電力量:75Wh
1時間の電気代:2.3円
電子ひざかけ「くるけっと」も、パナソニックから販売されているバラエティ暖房です。
類似の製品でやすいものは他社からも出ていますが、生地の品質や、家電部分の性能はパナソニックの場合定評があります。
生地は、「マイクロファイバー」で、肌触りが良く、暖かさもあります。
大きさは、125×93cmです。
オフィスで利用する場合は、膝掛けのように利用する製品となります。
靴で仕事をしており、足自体は寒くないが、足下全体が寒いというかたは、このタイプが適合するでしょう。
電気代は、1時間で2.3円ほどの光熱費と省エネです。
温度調節は、格安品と違いところで、ニッケルサーミスタを利用した8段階の調節ができます。
最大44度ですから、暖かさは十分でしょう。
清潔性の面では、抗菌防臭加工がなされ、アクリルとポリエステル混の化繊なので、洗濯機で洗うことも可能です。
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以上パナソニックの電子ひざかけ「くるけっと」の紹介でした。
色目もオシャレで、中身の性能も期待できる製品です。足裏の防寒対策にはなりませんが、寒い場所が底ではないならばこちらは良い選択肢です。
【2023年発売】
28・コイズミ KDH-50237
¥8,280 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
【2022年発売】
28・コイズミ KDH-50227
¥7,182 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:190×170cm
消費電力量:50Wh
1時間の電気代:1.6円
KDH-50227は、コイズミが販売する電気式のひざかけです。
新旧両機種ありますが性能は同じです。
大きさは、160×70cmです。
それなりのサイズで、使いやすそうです。
素材は、アクリル混です。
機能性重視ではありますが、素材の特性として、生地自体の暖かさや肌触りも良いでしょう。写真のように、腕が出せるスリット、または、腰に巻けるボタンがあります。
以前はウール混の製品もあったのですが、価格、あるいは、手入れ重視で素材が変わりました。この場合、洗濯ができるのでその部分も重視したかと思います。
温度調節は、無段階階調整です。
コントローラーが付属していて、それで調整します。
電気代は、1時間で1.6円ほどです。
しっかり、適温と言える42度で調整した場合です。
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以上、コイズミのKDH-M483の紹介でした。
工夫次第でいろいろ使えるのが、ブランケットタイプの良い部分です。
洗濯もできますし、便利に使える方は多そうです。ただし、コードがあることは忘れないようにしてください。1.7mの範囲を超えては持ち運べません。そのまま、コネクター部分を外せば(まあ)脱がずとも移動できますが、正規の使い方ではないので。
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【2023年発売】
29・コイズミ KDH-40234
¥6,600 Amazon.co.jp (1/6執
【2022年発売】
29・コイズミ KDH-40224
¥4,280 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:110×70cm
消費電力量:40Wh
1時間の電気代:1.2円
30・コイズミ KDH-L126
¥12,999 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:130×70cm
消費電力量:50Wh
1時間の電気代:1.6円
一方、こちらはコイズミの少し安い電気ひざ掛けです。
こちらもアクリル混で、温度は最高42度の無段階調整とスペックは同じです。
ただし、110×70cmとやや小さいので(ブランケットと言うより)膝掛けとしてしか使えない感じです。
マイキー柄の KDH-0501Uは少し大きいですが、やはり用途は膝掛けだけです。
【2023年発売】YAPP-401AC後継機
【ACコンセントタイプ】
31・山善 着る毛布 着るこたつ YAPP-402AC
¥9,970 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:115×60cm
消費電力量:40W
1時間の電気代:0.8円/1時間
YAPP-402ACは、日本の暖房器具メーカーの山善が販売するユニークな製品です。
2022年初登場の製品ですが発売後大ヒットしました。別名「くるみケット」です。
継続的に人気なので毎年仕様が改良されていて、サイズ調整用のボタンや、ポケットの追加などがありました。
本体色は、ラベンダーが基本色で、ブラウン:YAPP-402AC(BR)とピンク:YAPP-402AC(SP)もあります。
使い方は、写真の通り3WAYです。
敷毛布やケットとして使うのは「想定内」です。しかし、肩紐つきのジャンパースカートのような「着る毛布」として使えるのは、ユニークです。
重さは、旧機のデータですが1.3kgです。
普通の服装だと、セーターとチノパンを合わせたくらいの重さです。
防寒具としては「あり」な重さですが、荷重が肩にきやすい部分はありそうです。
大きさは、115×65cmです。
服としては、ウエスト130cmまで対応できます。
対応できる身長は、着用モデルを見る限り、155cm〜180cmほどといえます。
温度調節は、電気毛布と同じ、コントローラーを利用する仕組みで行います。
コントローラーはポケットに入れることもできます。
強運転で表面温度が53度、中で33度、弱で23度です。
消費電力は40Wですし、熱源の強さは、コイズミのショールタイプとたいして変わりません。
ただ、エアコンなどを利用している部屋では、形状的防風効果は高いと言えます。
ヒーターユニットは、電気毛布と同じで、全体にヒーター線が回されるので、均一的に暖かいです。
電気代は、強運転1時間で0.8円ほどです。
2時間のオフタイマー、8時間の自動電源オフ機能がそれぞれ搭載です。
清潔性の面では、(電気毛布なので)洗えます。
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以上、山善のYAPP-402AC でした。
暖かさは、風をしっかり防げる部分で、ショールタイプより優れるでしょう。
ただ、デスクワークで使う場合、構造的に肩に荷重がかかるため、肩こりしやすい方には向かない感じはあります。
また、構造的に脱着は簡単ですが、移動する際、コントローラーを消した上で、ソケットを外す手間はあります。この部分で、頻繁に動く方、トイレに頻繁に行くような方は、あまり向かないでしょう。
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【2024年発売】
【USB-PDタイプ:袖付き】YAPP-75US
32・山善 くるみケット Over Air+ YKPD-15
¥7,610 楽天市場 (1/9執筆時)
【USBタイプ:袖なし】(旧機)
33・山善 くるみケット YAPP-75US
¥5,978 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
【USBタイプ・袖付き】YTAPP-75US後継機
34・山善 くるみケット Over Air YTAPP-751US
¥9,300 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
サイズ:105×120cm
消費電力量:15W 7.5W)
1時間の電気代:
一方、このタイプは、USB給電式もあります。
実際的にはスマホ用USBバッテリーを別に買って、ケーブルフリーで使うという提案です。
3種類ありますが、いずれも「3WAY」ではなく、着る専用です。
第1に、YKPD-15です。
袖付きで、このタイプでは最も暖かいタイプです(強45度)。
ただし、15Wなので、USB-PDに対応した18W(9V/2A)のモバイルバッテリーが必要です。
このブログの【モバイルバッテリーの比較記事】で書いた製品のうち、上位機にあたる製品が良いでしょう。
バッテリー容量は10000mAhあたりの製品が重さと
暖かさは、注意点です。
ACコンセント式と違って、パワーに限界があるので、ヒータユニットは3カ所に限定されます。
本機の場合、人体の前側に3カ所です。
持続時間は、10000mAhのバッテリーを用いての、強運転で2時間です。
ただ、上下それぞれについて、3段階(45℃ 40℃ 35℃)で調整できるので、実質的に、半日ほどは、暖かく使えそうです。
重さは、820gです。
バッテリー込みで1kgくらいです。
第2に、YAPP-75USです。
こちらは1世代前で、同じくUSBバッテリー式です。
ただ、USB-PDではなく、給電力が弱いので最高温度が通常製品より弱め(胸元42度)です。
生地も重めになりますし、袖がない状況でこのパワーだと、すこし物足りないでしょう。
第3に、YTAPP-751USです。
こちらは、24年モデルで袖付きです。
ただ、生地を軽量化しており820gです。
バッテリーは、こちらは、10W給電で良いのですが、暖房力は7.5Wです。
持続時間は、10000mAhのバッテリーを用いての、強運転で4時間です。
一方、ヒーターは、このモデルのみ背中の搭載になります。
デスクワークだと、若干熱いかなと思います。この配置にする理由が謎ですが、生地と熱源の弱さに関係するかもしれません。背中の方が熱は感じるでしょうし。
なお、いずれの製品もUSB部分は外せるので、洗濯可能です。
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結論的にいえば、ハイパワーの最上位モデルに限っては、メイン暖房の補助のもとですが、それなりに暖かく、ある程度、実用的に使えるように思います。
ACコンセント方式の製品と比べると、ヒーターが全面配置ではなく暖かさは限られると言えますが、ケーブルフリーで動き回りやすいので、ご自宅での「機動性」を重視する場合、選択肢にできるでしょう。
【2024年発売】
・ Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W)
¥3,490 Amazon.co.jp (1/9執筆時)
ただし、要求されるUSBバッテリーのスペックには注意してください。
対応できるモデルは【モバイルバッテリーの比較記事】で色々見てますが、軽めで安めの対応製品としては、以上の製品が選択肢になるでしょう。
次回に続く
足下暖房器具のおすすめは、結論的にこの機種!
というわけで、自宅やオフィスで足下を暖めるための暖房器具の比較の1回目記事でした。
しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。
2・暖かい足元暖房の比較 (2)
2-1:テーブル用(足もと)
2-2:キッチン用(足もと)
2-3:最終的なおすすめの提案【結論】
足もとの暖かさ ★★★★★
脚全体の暖かさ ★★★★★
暖房できる範囲 ★★★★★
電気代の安さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
続く、2回目記事(こちら)では、テーブル剥けと、キッチン向けの広めの足元暖房を見たあと、結論編に入ります。
いつものように、目的別・予算別にAtlasのおすすめ商品を提案したいと思います。
ひきつづき、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら!
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