【今回レビューする内容】2023年 人気の布団クリーナーの性能とおすすめ・選び方:ダニ対策用のベッド・ふとん掃除機:レイコップ パナソニック ダイソン シャープ アイリスオーヤマ コードレス機対応:機能の違いやレビュー・性能ランキング
【比較する製品型番】Panasonic MC-DF500G MC-DF110C-P DYSON V7 Mattress HH11 COM V7 Trigger pro HH11MH PRO レイコップNewStyle レイコップ RS4-100JPWH RS2 RN RE RX RP アイリスオーヤマ FCA-B2H FCA-A3 IC-FAC2 IC-FAC2PZ IC-FAC3 IC-FAC4 KIC-FAC4 レイコップ PRO RS3-100JPWH Shark CH951J CH966J RPC-300JPWH RSC-300JPWH RSC-100JPWH RHC-300JPWH RHC-100JPWH ソウイジャパン SY-062 コイズミ カルスイ KCL-1010/W
今回のお題
ふとん掃除機・ふとんクリーナーのおすすめはどの機種?
どもAtlasです。
今日は、2023年1月現在、最新のふとんクリーナーの比較です。
1・布団専用掃除機の比較 (1)
1-1:レイコップ〈韓国〉
1-2:ダイソン〈イギリス〉
1-3:パナソニック〈日本〉
1-4:アイリスオーヤマ〈日本〉
1-5:コイズミ〈日本〉
2・布団専用掃除機の比較 (2)
2-1:シャーク〈アメリカ〉
2-2:最終的なおすすめ機種の提案
効果的な「ダニ対策」ができるかを主題に、レイコップやダイソンを含めて、主要製品を紹介します。
吸引力(ベッド)★★★★★
吸引力(ふとん)★★★★☆
本体の操作性 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★
以下では、いつものように、各機種を比較します。
そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
よろしくお願いします。
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1・ふとん乾燥機の比較
2・ふとん掃除機の比較
3・ランク別の羽毛ふとんの比較
なお、今回の記事は、このブログのふとん関係記事の1回目記事として書きました。
0・布団クリーナーの選び方の基本
具体的な製品の比較にはいるまえに、「布団掃除機の選び方の基本」をあらかじめ書いておきます。
ふとんクリーナーを選ぶ場合、注意するべきポイントは、お使いの寝具の種類です。
お使いの寝具が「ふとん」なのか「ベッド」なのか、または、その「両方」なのかで、おすすめと言える機種が変わります。
なぜなら、ふとんクリーナーは、上表のように、3タイプに分けられるからです。
この部分について、順番に紹介していきます。
0-1・ふとん叩きタイプ
第1に、「叩き出しタイプ」です。
このタイプは、有名な、レイコップに代表されます。
こちらは、1分間で10000回以上、布団に叩き振動を加えることで、「ゴミを叩き出して、そこそこの風量でダニを吸引するタイプ」です。
このタイプは、畳に敷く伝統的な和布団には、とくに向きます。
なぜなら、強風自慢の他機だと、「薄くて吸い付きやすい」日本の布団には使いにくいからです。
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結論的にいえば、そこそこの吸引力を、叩き出しで補うこのタイプは、「日本のふとん」には、最適な方式です。
0-2・強力吸込タイプ
第2に、「吸引力を重視するタイプ」です。
ダイソンに代表されますが、「掃除機のような強い吸引力で吸いこむタイプ」です。
この方式は、厚みがある洋風ベッドのダニ対策において強力です。
ダイソンはイギリスの会社で、基本的にベッド(マットレス)を想定し、開発しているからです。
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結論的にいえば、吸引力が強くくっつきすぎるので和ふとんには向かないですが、ベッドユーザーのダニ対策に効果的なのが、この方式です。
0-3・ハイブリッドタイプ
第3に、「ハイブリッドタイプ」です。
この分野にあとから参入した日本企業が多く採用する方式です。
この場合、「叩き出し」と「吸引力」双方を強化した上で、吸引力を調整できる構造にしています。
そのため、布団にも、ベッドにも、その他のファブリックにも、どれでも「そこそこ」対応できるような性質を持ちます。
目的特化型ではないので、個別の能力は、以上の2タイプに及びませんが、総合性能では、評価ができる製品でです。
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結論的にいえば、広い一軒家などのご家庭で、色々な寝具のタイプがあるタイプのご家庭に向いています。
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以上、フトンクリーナーの分類法の紹介でした。
他にも、「コードレスかどうか」、「ゴミセンサーが付くかどうか」など、重要な部分はあります。
しかし、そういったことについては、各製品を紹介しつつ、おいおい説明します。
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1・布団専用掃除機の比較 (1)
1-1:レイコップ〈韓国〉
1-2:ダイソン〈イギリス〉
1-3:パナソニック〈日本〉
1-4:アイリスオーヤマ〈日本〉
1-5:シャーク〈アメリカ〉
2・布団専用掃除機の比較 (2)
2-1:シャーク〈アメリカ〉
2-2:コイズミ〈日本〉
2-3:最終的なおすすめ機種の提案
なお、冒頭書いたように、以下では、以上の順番で、メーカーごと、製品を紹介していくつもりです。
1-1・レイコップのふとん掃除機
はじめに、韓国のレイコップです。
言うまでもなく「布団叩きタイプ」の元祖です。
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なお、以下の本文では、Atlasのおすすめポイントを「赤字」で、イマイチな点を「青字」で書いていきます。
【2017年発売】
【吸引幅165mm】
1・レイコップ RN VCEN-100JPWH
2・レイコップ RN VCEN-100JPPK
¥12,580 楽天市場 (2/12執筆時)
電源:コンセント式
重さ:1.9kg
叩き出し:18000回(回転式)
吸引力:65W(吸込仕事率)
ゴミセンサー:なし
レイコップ RNは、レイコップの発売する製品です。
本機は、2010年代の「ふとんクリーナーブーム」の火付け役になった同社の製品の改良版となる、「第3世代機」です。
接続方法は、コンセント式です。
フトンの近くに電源ケーブルが必要なタイプです。
吸引方法は、もちろん「叩き出しタイプ」です。
本機の場合、吸引ローラー部分の突起を利用します。
緑色のフィンパンチブラシが、ふとん面に18000回振動を与えるという仕組みです。
先述のように「叩き出し方式」は、吸い付きにくいのでふとん向きです。
さらに、本機はフロントグリルの部分に、空気を逃す工夫があり、吸いつき問題にたいして、別の方面からのアプローチもなしています。
いずれにしても、ホコリをたたき出してから、ローラー部分で吸引するので、レイコップは、日本のふとん叩きに近い仕組みです。
綿を多用する日本式のふとんの場合は特に、「叩き出し式」は特に効果を発揮すると言えます。
ダニ対策は、光クリーン機能が付属します。
これは、11Wの紫外線ランプで、ダニの動きを止めて吸収しやすくするというものです。
なお、紫外線自体はダニの根絶には効かないというのが定説です。
そのため「止める」という表現になっています。
吸引力は、仕事率として65Wです。
余り高くないです。
しかし、これは、強力すぎる吸引力でふとんが吸い付いてしまうことを防ぐという目的性があるので、問題ありません。
実際、叩き出し機能との相互作用で、取れるゴミの量は多いです。
清潔性は、99.9%の吸塵力を誇るHEPAフィルタを利用します。
同機は、排気のクリーンさにも配慮があります。
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以上、レイコップの「第2世代機」となるRS2の紹介でした。
冒頭にも書きましたが「ふとん」メインの寝具構成ならば、依然、選択肢になる製品です。
発売から時間も経ち値段も下がっているので、その部分でも導入しやすいでしょう。
【2019年発売】
【1年保証モデル】
3・レイコップPRO RS3-100JPWH
¥20,240 楽天市場 (2/12執筆時)
電源:コンセント式
重さ:2.2kg
叩き出し:28800回(回転式)
吸引力:
ゴミセンサー:なし
レイコップPRO は、2019年から展開される同社の上位モデルです。
接続方法は、コンセント式です。
フトンの近くに電源ケーブルが必要なタイプです。
吸引方法は、こちらも「叩き出しタイプ」です。
また、この機種は、下位機種を進化させた形式です。
吸入部分にあるブラシを改良し、1分間に28000回の振動を加えるアクティブパンチブラシとなりました。
吸引力は、下位機種の技術を踏襲します。
フロントグリルの形状の工夫なので、布団に吸い付きすぎないような配慮があるなど、「ふとん用」として、高度です。
ダニ対策としては、本機は、8WのUVランプ(波長253.7nm)を搭載します。
そのほか、「ドライエアブロー」機能を搭載したが大きな特長です。
こちらは、ふとん内部の湿気を60度の熱風で取り除く機能です。
湿気を除き、ダニが繁殖しにくくします。
また、同社の調査では、3秒以上密着させることで、ダニの死滅効果もあるとのことです。
清潔性の部分では、本機も、99.9%の吸塵力を誇るHEPAフィルタを利用します。
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以上、レイコップPROの紹介でした。
下位機種との大きな違いは、「ドライエアブロー」の搭載です。
温風ケアをどのように評価するかは難しい部分です。
【ふとん乾燥機の比較記事】で紹介したように、熱で完全に対策するには、60分以上熱風でさらさないと、あまり意味がないからです。
その点をふまえれば、現状でレイコップ社の製品を選ぶならば、下位機種で良いでしょう。
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【2020年発売】
4・ ソウイジャパン SY-062
¥6,500 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
電源:コンセント式
重さ:1.35kg
叩き出し:4000回(パッド式)
吸引力:30W
ゴミセンサー:なし
なお、他社ですが、ソウイジャパン SY-062も、温風機能(50度)とUVランプ(6W 253.7nm)を搭載する、叩き出しタイプの製品を出します。
安いですが、それぞれ、スペックがレイコップより下回るのですが、安いです。
ただ、叩き出し構造がレイコップがかなり昔に採用していた「振動パッド式」です。吸引口もシンプルで、パワーも弱めなので、値段差分の性能差はありそうです。
【2021年発売】
5・NewStyle レイコップ RS4-100JPWH
¥22,800 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
電源:コードレス式
重さ:1.42kg
叩き出し:3600回(回転式)
吸引力:
ゴミセンサー:なし
RS4-100JPWH は、2021年に登場したレイコップの新型です。
ポイントは、重さで、本機は1.42kgと、他社機を含めてもダントツに軽量にしています。
接続方法は、本機は、コードレス式です。
バッテリーは、標準運転で28分間ほど連続使用が可能です。
パワーモードでも16分なので、1回の充電で、家族のふとんをまとめて掃除できるでしょう。
充電は、3.5時間で満了です。
吸引方法は、こちらも「叩き出しタイプ」です。
UVランプと一体型構造で新設計です。
一方、叩き出しの回数だけで言えば、毎分3600回ですので、ハンディタイプではだいぶ少ないです。
一方、本機は吸引がサイクロン式となります。
この方式だと、気流でゴミを分離するため、下位機種と比べて、吸引力の持続性は高いです。
吸引力は、強力という表記しかないです。
先述のように、布団の場合、「ひっつき」の問題があるので、強ければ良いと言うわけではないので、高ければよいというものではないです。
ただ、本機だけは、他機に見られる「3分でハウスダスト除去効率90%以上」という表記がないのは注意点です。
ダニ対策としては、本機も、UVランプを搭載します(6W 253.7nm)。
コンパクト化で、すみまで光が届きやすいことをポイントとします。
ランプ自体は、6Wなので、下位機より少し弱いです。
一方、UVの機能性の説明を「ダニ除去」ような働きに止まらず、「除菌・ウイルス除去」という機能性を挙げています。
温泉などにみられるコームのUV殺菌灯(253.7nm)と同じ波長ですので、効果はあるでしょう。
なお、紫外線は目などに悪いですが、本機は、対象感知センサーがあり、ふとんから引き離すとUV光がとまるなど、(目に入らない)配慮はあります。
ただ、それゆえ、暗い色(黒)のカバーやカーテンなどだと、反応しないケースはあるようです。
効果については、評価を担保します。
近接させての照射なので、無意味と言うことはないですが、期待値を得るためには、少なくとも、ゆっくり、ゆっくり操作(10秒前後)したほうがよいでしょう。
なお、UV照射だけを行うUVオンリーモードを搭載し、その場合、120分の連続利用が可能です。
清潔性の部分では、本機も、99.9%の吸塵力を誇るマイクロHEPAフィルタを利用します。
ダストボックスのフィルターも水洗いできるほか、ヘッドの着脱も簡単で、毛絡みなども除去しやすいです。
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以上、レイコップの RS4-100JPWHの紹介でした。
布団のゴミが吸い出せるパワーをキープさせつつ、軽量性を追求した部分がポイントでしょう。
ただ、同じくコードレス機で、同じUVランプも搭載されるスティック型コードレス機が先発でており、そちらも(布団掃除機としてつかうぶんには)十分軽量です。
後でに紹介しますが、比較は必要でしょう。
【2019年発売】
6・レイコップRPC RPC-300JPWH
¥49,390 楽天市場 (2/12執筆時)
電源:コードレス式
重さ:2.9kg
叩き出し:4200回(回転式)
吸引力:
ゴミセンサー:なし
RPC-300は、2019年から展開されるレイコップの床掃除との兼用タイプです。
掃除用途とのハイブリッド性があるため、両方の観点から見ておきます。
接続方法は、コードレス式です。
同社初のコードレス機でした。
バッテリーは、標準運転で40分間ほど連続使用が可能です。
パワーモードでも20分なので、ふとん掃除は1回で終わるでしょう。一方、ターボモードは、持続が6分間ですが、これは基本、床用です。
充電は3.5時間で満了です。これは、最近の(床用の)掃除機としては長めです。
ベットテリーは簡単に取り外して充電できます。床兼用に使う場合は、別売の予備があると便利でしょう。ただし、補修部品扱いなので、レイコップから購入する必要があります。
吸引方法は、こちらも「叩き出しタイプ」です。
フィンパンチブラシの「パワフル叩き」の回数としては、毎分4200回というスペックなので、専用機(PRO)に劣ります。
ただ、本機は「3分でハウスダスト除去効率90%以上」という表記は残るので、パワー的には、先ほどみたコードレスのRS4-100JPWHよりは吸いそうです。
本機の場合、中間のパイプと取り外して利用します。
パイプがあったほうが、屈まなくてお年寄りには優しい気がしますが、利用時の角度の問題のほか、吸引力も関係しているのでしょう。
ダニ対策としては、本機もUVランプを搭載です。
ランプのW数は不明ですが、波長は同じで、記載のある効果も同じですから、差はないでしょう。
ただ、UVランプだけ照射を行うUVオンリーモードはありません。
一方、普通の床掃除には、別のヘッドが用意されます。
このブログでは、【コードレス掃除機の比較記事】で100機近いコードレス掃除機も比較しています。
それらと比較する場合、フローリング向けのソフトブラシ(上部)と、カーペット向けのメインブラシ(下部)が両方とも内蔵される「デュアルヘッド」である点は、とても面白いです。
いずれもモーター自走式で、操作性も良好です。
付属品は、このほか、ファブリック掃除に便利なミニモーターヘッドのほか、隙間ノズルなどが付属です。
一方、床掃除用の他社機と比較する場合、いくつかの課題もあります。
第1に、重量です。
パイプ・ヘッドを合わせると、2.9kgとなります。床掃除用機としては、最重量級です。
デュアルヘッド搭載のマイナスポイントで、女性やお年寄りにはすこしキツいでしょう。
第2に、ゴミ圧縮です。
スティック式の高級機は、サイクロンの場合、ゴミ圧縮機構があります。
ゴミ捨て回数は減るほか、ゴミが取り出しやすい利点もありますが、本機は不採用です。
第3に、収納性です。
本機は、自立できない構造で、釘で打ち付ける方式のホルダーが必要です。
ダイソンなど他社機も昔はこの方式でした。しかし、最近は賃貸などで使えるようにスタンドを付属させています。そのまま自立して置ける重心構造にしているメーカーもあります。
本機は、先述のように、付属品が多いので、それらを共にうまく置けるスタンドが欲しかったところです。
吸引力は、日本電産のデジタルインバータモータ採用です。
バッテリー機ですが、それなりに吸引するでしょう。
清潔性の部分では、本機も、99.9%の吸塵力を誇るマイクロHEPAフィルタを利用します。
ダストボックスのフィルターも水洗いできます。
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以上、レイコップのRPC-300の紹介でした。
基本的には、メインは床掃除機で、高性能なふとん用ヘッドが付いているという製品です。
他社の床タイプにも、ふとん用ヘッドが付いているモデルはありますが、「ここまで、高性能なものはない」ため、その部分で魅力があります。床掃除の部分も、デュアルヘッド採用で、じゅうたんにも対応できるため、使い勝手も良いでしょう。
一方、本文で述べたような課題もあり、特にその重量感は、気にする必要もあるでしょう。
「ハイブリッド性」は魅力ですが、収納に問題がないようならば、ふとん掃除と床掃除は「別に」考えても良いかなと思います。
【2020年発売】
【ふとん用UVヘッドあり】
7・レイコップRSC RSC-300JPWH
¥27,830 楽天市場 (2/12執筆時)
【ふとん用UVヘッドなし】
8・レイコップRSC RSC-100JPWH
¥22,800 楽天市場 (2/12執筆時)
電源:コードレス式
重さ:1.7kg
叩き出し:6200回(回転式)
吸引力:
ゴミセンサー:なし
RSC-300は、レイコップの兼用タイプの新型・軽量機です。
100番台の下位機種もありますが、こちらについては、ふとん掃除機用のUVが未付属です。
いずれも、2019年販売の旧機種( RHC-300JPWH・ RHC-100JPWH)の後継機ですが、モーターの改良で、「よりパワフル」になりました。
接続方法は、本機もコードレス式です。
バッテリーは、ロー38分、ミドル20分、マックス9分の稼働時間です。
マックスは、床用でしょうし、持続時間は問題ないでしょう。
充電は、3.5時間で満了です。
着脱式で便利なバッテリーを含めて、この部分は、上位機とほぼ同じ仕様です。
吸引方法は、こちらも「叩き出しタイプ」です。
床掃除用とは別の専用品となる、UVヘッドが付属です。
また、フィンパンチブラシの回転数が6200回に上がっている関係で、「3分で99%以上のハウスダスト除去効率」と、ふとん掃除機としての性能は、こちらのほうが良いです。
本体の重さは、スティックヘッド込みで、1700gです。
上位機の課題だった床掃除の際の本体の重さは、完全に解決された機種です。
ただし、吸引力が自慢のデュアルヘッド構造は不採用です。
1つの吸入口に、かき出し用のブラシを植毛したパワーブラシを採用増す。
ただ、小型でパワー効率の良いブラシレスDCモーターを採用ししたこともあり、フローリングとじゅうたんに「両対応」としています。
付属品は、上位機に比較すると、ミニモーターヘッドが付属しなくなります。
ノズル類は、引き続き付属です。
収納性の部分も、引き続きスタンドは未付属ですが、立てかけられる構造を採用するなど収納性に新たな配慮があります
また、利便性の部分でも、ゴミ圧縮機構こそ未付属ですが、構造的に、ゴミ捨てがワンタッチ仕様になっており、楽です。
吸引力は、小型のブラシレスDCモーターの採用で、じゅうたん対応とされます。
ダニ対策としては、専用タイプの下位機種と同じ仕様で、UVランプのみ搭載です。
清潔性の部分では、本機も、HEPAフィルタを利用します。
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以上、レイコップのRSC-300の紹介でした。
(どうしても)ふとん掃除機と床用を兼用させたいならば、本機の方が良いです。
ただ、モーターのパワーとヘッド構造、ダストボックスが圧縮サイクロンでない点を見ると、毛の長いカーペットに完全に対応するとは言いがたいです。
本機の登場で、上位機を「廃版」にしなかったのは、そのあたりの事情もあると思います。
結論的にいえば、ふとん掃除機と、ちょっとした床掃除に使える(メイン機ではない)サブ機との兼用機と言えます。
1-2・ダイソンの布団掃除機
続いて、イギリスのダイソンです。
冒頭書いた区分では、ベッドが得意な「強力吸込タイプ」となります。
ただ【コードレス掃除機の比較記事】で書いたように、最近は、各社ともそれらのオプション(アクセサリー)として、マットレス専用ヘッドを装備させる場合が多いです。
そのため、布団特化型クリーナーとしては、以下のダイソン機ほかはシャークが目立つ程度です。
【2017年発売】
9・DYSON V7 Mattress HH11 COM
¥37,000 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
電源:コードレス式
重さ:1.76kg
叩き出し:なし
吸引力:15気筒(サイクロン式)
ゴミセンサー:なし
ダイソンのV7 Mattressは、サイクロンクリーナーになります。
接続方法は、コードレス式です。
電源なしに利用できるタイプです。
バッテリーは、20分間ほど連続使用が可能です。
ただし、ふとん掃除用の強運転モードは、持続が6分間です。
充電は3.5時間で満了です。
吸引方法は、「吸引力を重視するタイプ」です。
要するに、掃除機と同じです。
「マットレス」の名が冠されていることから分かるように、ベッド用の厚手の生地が得意の機種です。
重量は、1.76キロほどです。
同社の最新のスティック式は、重い製品もありますが、本機は割と軽量です。
叩き出しは、このタイプは、機能自体が付属しません。
ダイソンは、以前、叩き効果に否定的な見解を出しており、今後の搭載もないでしょう。
吸引力は、サイクロン方式を採用しますので強いです。
サイクロンは、掃除機の吸引力の指標である「吸込仕事率」が正確にでません。
しかし、ダイソンの場合、15気筒の強力なサイクロンを、同社のデジタルモーターV7で動かす仕組みです。
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結論的にいえば、パワーの部分でコード付きに引けを取ることはないです。
ふとん掃除は、自走式のミニモーターヘッドで行います。
パワーが強く、ダニがかき出されている感覚は強いです。
ただし、先述のように、日本式のふとんの場合、吸引力がありすぎる点は問題なので、用途は選ぶとも言えます。
ただ、その弱点は、ダイソンも了解しているので、「フトンツール」という、吸引力を弱めた専用ヘッドを付属させています。
もちろん、「叩き出すタイプ」に較べたら、技術的な徹底度は低いでしょう。
一方、本機の場合、フトンツール以外に、上記種類の「おまけ」が付属です。
ダイソン延長パイプ(各色)
¥5,980 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
延長パイプを購入すれば、普通のクリーナーとしても利用できる仕様です。
この用途の利便性を強調する方もいますが、布団とのヘッドの兼用は、不潔だと思います。
そのため兼用で考える場合は、このブログの【おすすめコードレス掃除機の比較】で比較したような普通の掃除機で、(布団掃除用の)ミニモーターヘッドが「オマケ」で別に付いている機種を選ぶべきです。
清潔性の面では、本機はポストモーターフィルターが採用されます。
吸いこんだダニが再度舞い上がりにくくなっています。
ゴミにアクセスせずに、ワンタッチで捨てられる点も強調できるでしょう。
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以上、ダイソンのV7 Mattressの紹介でした。
吸引力については「折り紙付き」です。寝室が洋風ベッドである場合は、この機種は「断然オススメ」です。コードレスですから、自動車でも使えるでしょう。
一方、和ふとんへの対応については、「フトンツール」でカバーしています。
ただ、完璧ではないので、購入のメインの目的が、「フトン掃除」の場合については、あまりおすすめできません。
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【ふとんツールなし】
10・Dyson V7 Trigger HH11MH
¥49,700 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
【全部付属】
11・Dyson V7 Trigger pro HH11MH PRO
¥45,500 楽天市場 (2/12執筆時)
電源:コードレス式
重さ:1.76kg
叩き出し:なし
吸引力:15気筒(サイクロン式)
ゴミセンサー:なし
なお、ダイソンのV7シリーズはこれとは別に2機種の選択肢があります。
V7 Mattressと同じミニモーターヘッドが付属するため、同レベルのふとん掃除に対応できます。
HH11MHは、しかし、布団ツールがないため、軽い布団には対応できません。また、延長ホースも未付属です。
HH11MH PROは、布団ツールが付属し、その上で、カーチャージャー・延長ホース・ハードブラシが付属します。
したがって、マットレスのほか、車のファブリック掃除に使いたい場合は良いでしょう。
[並行輸入品]
ミニモーターヘッド V7 V8シリーズ専用
¥6,080 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
ただ、車は、靴を履いて座る部分もあります。
そのため、布団と兼用する場合の清潔性の面を重視するならば、ミニモーターヘッドを別に買っておき、使い分けるのも良いでしょう。
1-3・パナソニックの布団掃除機
続いて、パナソニックの布団掃除機です。
冒頭書いた区分では、布団に向く「ふとん叩きタイプ」と、「ハイブリッドタイプ」と、の2種類を展開します。
【2015年発売】
12・Panasonic ふとん掃除機 MC-DF110C-P
¥8,300 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
電源:コンセント式
重さ:2.3kg
叩き出し:あり
吸引力:180W
ゴミセンサー:付属
MC-DF110C-Pは、パナソニックのふとん掃除機です。
同社は、日本の大手家電では初めてふとんクリーナーを発売したメーカーです。
この商品は、初号機のMC-DF100Cに続く、2世代目の最新機になります。
接続方法は、コンセント式です。
吸引方法は、「叩き出しタイプ」です。
吸いつきを防ぐために、ノズル部分に付いたローラーが叩く仕組みです。
なお、表面のゴミのかき出し効果も同社は、強調します。
吸引力は、180Wです。
和ふとんへの対応の場合、強さが必ずしも有利ではないです。
ローラーに結構な凹凸を付けることで、張り付きを防止する構造があるため、過度な心配は不要でしょう。
ダニ対策は、本機は、紫外線や温風どの機能は持ちません。
ただ、こうした機能が効果的かは、疑問もあるため、この仕様で問題ありません。
一方、本機は、ハウスダストセンサー(ゴミセンサー)を搭載します。
ノズルに「赤外線センサー」を配置し、微細なダニやゴミを検知し、ランプで知らせる機能です。
見えないホコリを取り切ったかどうか、目で判断できるので便利です。
ただ、精度がよくない(70μm)ので、ダニの死骸や糞までの感知には対応しません。
付属品は、ロングホースアタッチメントのほか、小型ノズルとサッシ用のノズルが付きます。
清潔性は、4層式のフィルターを装備しますが、集塵率などは非公開です。
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以上、パナソニック社のMC-DF100Cの紹介でした。
かなり安めで、日本の大手のふとんクリーナーが手に入る点で貴重です。オプションも豊富でハンディクリーナーとして利用できる点も便利そうです。
ただ、パナソニックは後ほど紹介する「ハイブリッド」機のほうに力を入れているので、そちらとの比較は重要でしょう。
【2015年発売】
13・パナソニック MC-DF500G-S
14・パナソニック MC-DF500G-P
¥15,623 楽天市場 (2/12執筆時)
電源:コンセント式
重さ:2kg
叩き出し:6000回(パッド式)
吸引力:(450W)
ゴミセンサー:付属
MC-DF500Gは、パナソニックの最新のふとんクリーナーです。
接続方法は、コンセント式です。
吸引方法は、「ハイブリッドタイプ」です。
こちらも「吸い込み」重視の作りでありつつ、「叩き出し」に似たシステムも搭載します。
叩き出しは、独立した振動パッド(ビートブラシ)を持ちます(2)。
このブラシは、6000回/分で高速振動して、ほこりを「かきあげる」構造を取ります。
表面に振動を与えつつ、かき上げたホコリをノズルに吸いこませます。
シーツや薄めの布団が吸い付かず、しっかりとゴミをかき上げます。
吸引力は、吸込仕事率としては、情報非公開です。
ただ、450Wの電力を用いてモーターを動かす新開発のハイパワーモーターです。
従来機よりもかなり性能が増しています。
また、ビートブラシと(水色の)スムースローラーのおかげで、吸い付かずに駆動できるため、吸引力と操作性が両立できています。
ダニ対策は、同社の下位機種同様に、ハウスダスト発見センサーが強調できます。
一方、本機のセンサー精度は高く、20μmまでの細かいダストを検知します。
したがって、ダニの死骸や糞まで感知できる精度です。
交換用パック(S型) 10枚 AMC-U2
¥620 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
清潔性の面では、本機が、パック式を採用している点が強調できます。
これは、ゴミを捨てる際にゴミが散らないようにという配慮です。
ハウスダストの除去を最優先という設計です。
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以上、パナソニックのMC-DF500Gの紹介でした。
強い吸引力を持ちつつ、張り付き防止に配慮がある、代表的な「ハイブリッド機」です。
評判の高い、精度の高いゴミセンサーを採用する部分も魅力でしょう。
ベッドとフトンに特化していないので、専門機には負けます。しかし、どちらも無難に対応できる点で、総合力で評価できる製品です。
1-4・アイリスのふとん掃除機

続いて、アイリスオーヤマの布団掃除機です。
ニッチな家電分野は特に得意とするメーカーです。
同社も「ハイブリッド式」と言えます。
【上位機種】(15000回転)
(抗菌排気フィルターなし)2022年
17・アイリスオーヤマ FCA-B2H-W
¥16,550 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
(抗菌排気フィルターあり)2019年
18・アイリスオーヤマ KIC-FAC4
¥15,300 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
【中位機種】(14000回転)
(抗菌排気フィルターあり)2021年
19・アイリスオーヤマ IC-FAC4
¥13,290 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
電源:コンセント式
重さ:2.2kg
叩き出し:15000回(パッド/ローラー)
吸引力:100W
ゴミセンサー:付属
【下位機種】(7000回転)
(抗菌排気フィルターなし)2022年
20・アイリスオーヤマ FCA-A3-W
¥9,400 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
(抗菌排気フィルターあり)2019年
21・アイリスオーヤマ IC-FAC3
¥8,300 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
電源:コンセント式
重さ:1.6kg
叩き出し:7000回(パッド式)
吸引力:70W
ゴミセンサー:付属
FCA-B2Hは、アイリスオーヤマの布団クリーナーです。
ここ数年、大手家電メーカーが新機種を投入しないなかで、新機種を多く投入しているのが同社です。
発売時期や流通流通ルートの違いで複数の機種あります。
しかし、基本は「叩き回数と吸引仕事率」の違いです。
上位機と中位機は、この点であまり差がないので、同モデルとみなして良いでしょう。
下位機種( FCA-A3)は、1.6kgと少し軽めな一方で、吸引力と叩き回数が落ちます。
ただ、後述するように、実際的な「叩き出しの回数」は上位機と数字ほどは変わりません。
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結論的にいえば、費用対効果の高いのは下位機です。
【2個セット】
・アイリスオーヤマ CF-FHK3
¥2,280 Amazon.co.jp (2/12執筆時
一方、2022年機は、全機種とも排気フィルターが書記添付されず別売になりました。
なくても使えます。しかし排気の清潔さまで気にする方は、合計金額で較べましょう。2個セットで以上の値段です。

接続方法は、どれもコンセント式です。
吸引方法は、上位機・中位機は、100Wの仕事率ですし、構造的にも「ハイブリッドタイプ」と言えます。
下位機も、ふとん叩き寄りではありますが、そういっても良いかと思います。
叩き出し機能は、専用の叩きパッドを利用する方式です。
下位機は、叩きパッドで7000回(旧機は6500回)です。
上位機は、15000回です。
しかし、叩きパッドで7000回で、回転ブラシの部分で「8000回」という計算です。
この構造だと、おそらく主に「叩く」のはパッドの部分です。その点で言えば、下位機種と上位機種は、「叩き出し」の部分では、数字ほどの差はないと言えます。
ただし、回転ブラシがある上位機は、ふとんほか、ファブリックに絡んだゴミ(毛など)は取りやすいかと思いますので、全く同じではありません。
吸引力は、上位機・中位機は仕事率100Wで、下位機でも70Wです。
いずれも「サイクロン式」です。
同社の場合、一般的な横気流のサイクロンのほか、ヘッド内部で縦気流を起こしてゴミを吸引しやすくする仕組みが取られます。吸込みを重視した設計です。
上位機を含め、吸引部にローラー(モーターヘッド)がない構造です。この点で言えば、100Wの上位機については、布団への吸い付きにおいて、やや懸念はあります。
ダニ対策は、温風、紫外線などの工夫は本機もありません。
ただ、ゴミの取り残しを知らせる「ダニちりセンサー(ゴミセンサー)」の搭載は目をひきます。
センサー感度は約20μmまでですから、パナソニックの上位機と同じです。ゴミの残りを、サイクロン部分のイルミネーションで表示されるのが面白いです。
CF-FT1 使い捨てフィルター 25枚
¥732 楽天市場 (2/12執筆時)
なお、本機はサイクロン式ですが、使い捨てフィルターを用いることも可能です。
この場合、ゴミ捨てが寄り簡単ですが、25枚は最初から付属しています。
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以上、アイリスオーヤマのFCA-B2Hなどの紹介でした。
先述のように、このシリーズは下位機が、むしろ費用対効果の面で良いように思えます。
サイクロン構造ほか技術的にも面白いですし、高感度型のゴミセンサーが付属して「この値段」というのは、お得感も感じます。
重さの部分も、下位機種は1.6kgと軽量であり評価できます。
吸引部分にローラーがない点で、ソファや毛布などの毛絡みの除去には少し向かないとはいえますが、「ふとん類専用」ならば十分でに思います。
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【2018年発売】
【6000回叩き/分】IC‐JNFAC2同級品
22・アイリスオーヤマ IC-FAC2
¥7,600 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
【5800回叩き/分】
23・アイリスオーヤマ IC-FAC2-W
¥9,130 Amazon.co.jp (2/12執筆時)
電源:コンセント式
重さ:1.6kg
叩き出し:6000回(パッド式)
吸引力:(400W)
ゴミセンサー:付属
なお、同社の布団掃除機は、以上の2機のラインナップがあります。
先ほどみた7000回転の機種の「旧仕様」と考えてください。
こちらは、先述のオマケのフィルター(25枚)が付属しない機種です。
一方、この世代は、布団をふっくらせ、ダニが繁殖しいにくい環境をつくるため、温風吹きつけ機能がありました。ようするに「排気の熱」ですが、先述のフィルターはもとはそのためにあったように思います。
温風の効果は薄いでしょうし、ユーザーに望まれなかったので、搭載がなくなった形でしょう。実際、こちらを選ぶならば、新機種(下位機)のほうが良いかと思います。
1-5・コイズミのふとん掃除機
続いて、日本の家電メーカー、コイズミの布団掃除機です。
同社の場合、冒頭示した3分類の範疇だとうまく収まらない感じです。
ふとん掃除が得意なのですが、叩く機能はない、といった感じです。
【2021年12月発売】
24・コイズミ カルスイ KCL-1010/W
25・コイズミ カルスイ KCL-1010/K
¥31,137 楽天市場 (2/12執筆時)
電源:コードレス式
重さ:1.27kg
叩き出し:なし
吸引力:(サイクロン式)
ゴミセンサー:なし
KCL-1010は、コイズミが発売するクリーナーです。
「カルスイ」というブランド名で、スタートアップ(Makuake)発の製品となります。
レイコップにもあったような、ハンディ・カーペットの掃除機との共用タイプです。
接続方法は、コードレス式です。
バッテリーは、弱運転で40分間ほど連続使用が可能です。
ただ、パワーモードだと10分です。この仕様だと、弱だとふとんに対応できなそうなので連続使用は限りがあるでしょう。
充電は4.5時間で満了です。
かなり長めですので、この部分でも連続使用に難があります。
これは、最近の(床用の)掃除機としては長めです。
吸引方法は、ふとん掃除機として使う場合「吸引力を重視するタイプ」です。
フレキホースが付属するのでそれを通して利用します。
ただ、ダイソンのようにベッド向けの強吸引ではなく、あくまでふとん向けです。
本機については、マグネット吸着式のふとん専用ヘッドを持ちます。
こちらは、格子状の配置とゴム製スポンジの工夫で、吸い付きすぎないような工夫があります。自走はしません。
一方、本機の場合、叩き出すような工夫がないですが、吸い付き過ぎずに強吸引するので、用途的に無垢で用。
清潔性の部分では、床掃除用のヘッドについては、底面のみ交換して使う方式です。
ヘッド自体が専用ではないのは、日本の清潔感とは少しズレを感じます。
一方、ゴミ捨てはフィルタ式ですが、ティッシュペーパーを挟むことで、フィルタ掃除を軽減できる構造です。
ただ、装着が簡単とも言えず、なしだと使えない上、ティッシュの厚みやサイズにも指定があります。
吸引力は、あまり期待できないです。
床掃除用のヘッドについて言えば、非自走式で、ブラシもない構造です。
「カルスイ」という名前が示すように、吸いつきを抑えることに力点がおかれるためでしょうが、基本的にフローリング用で、じゅうたんは吸わないでしょう。
逆に、格子状のヘッドとして吸引の偏りを防ぐため、薄めのラグなどに吸い付きにくいメリット性はあります。
ヘッドにブラシがない点で毛絡みフリーですから、ペットを買っている方にも良いかと思います。
付属品は、専用充電スタンドほか、先述のホースや、延長パイプなど結構充実します。
このほか、ファブリック掃除に便利なミニモーターヘッドのほか、隙間ノズルなどが付属です。
静音性は、一方、強運転で71dBですので、掃除機のカテゴリーとしては、かなりうるさめです。
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以上、コイズミ カルスイ KCL-1010/W の紹介でした。
工夫のある面白い製品です。ただ、ふとん掃除機としてみると、底面のみ交換という部分に少し違和感を感じます。
床掃除については、吸いつきにくい工夫が面白いです。ただ、吸引力と静音性が犠牲になる部分があります。
また、【コードレス掃除機の比較記事】でもみたように、ブラシ付きの製品でも吸いつき過ぎの防止について工夫がある製品は多いため、その部分でも、他社機との比較は必要に思えます
次回に続く
ふとんクリーナーのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、ふとんクリーナーについて書いてみました。
しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。
2・布団専用掃除機の比較 (2)
2-1:シャーク〈アメリカ〉
2-2:コイズミ〈日本〉
2-3:最終的なおすすめ機種の提案
吸引力(ベッド)★★★★★
吸引力(ふとん)★★★★★
本体の操作性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
続く2回目記事(こちら)は、今回見れなかった、米国のシャークの製品を追加で紹介します。
その腕、記事の「まとめ」として、今回紹介した機種から、予算別・目的別に、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。
引き続き、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら!
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