Top 調理家電 比較2022’【高性能】オーブントースター37機のおすすめ・選び方 (1)

2022年01月03日

比較2022’【高性能】オーブントースター37機のおすすめ・選び方 (1)

【今回レビューする内容】2021-2022年 高性能オーブントースターの性能とおすすめ・選び方:トースト・ピザ 2枚・4枚焼き メーカー別人気ランキング: 象印・パナソニック・タイガー・バルミューダ・ツインバード・シロカ・シャープ・アイリスオーヤマ

【比較する製品型番】パナソニック ビストロ NT-D700 NT-D700-K NT-T501 NB-DT52 バルミューダ The Toaster K05A アラジン CAT-GP14A AET-GP14A AET-GP14A(G) AET-GP14(W) CAT-GS13B(G) AET-GS13B(W) AGT-G13A(G) AGT-G13A(W) 三菱電機 ブレッドオーブン TO-ST1-T 象印 ET-WM22-RM ET-GT30-VD ET-GB30-RZ ET-VB22-TM ET-GN30-BZ ET-GM30-BZ EQ-JA22-BA

今回のお題
美味しく焼ける!オーブントースターのおすすめはどの製品?
 

 どもAtlasです。

 今日は、2022年1月現在、最新のオーブントースター比較します。

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1・オーブントースターの比較 (1)
 1-1:パナソニック(日本)
 1-2:バルミューダ〈日本〉
 1-3:アラジン〈日本〉
 1-4:三菱電機〈日本〉
2・オーブントースターの比較 (2)
 2-1:タイガー〈日本〉
 2-2:シロカ〈日本〉
 2-3:シャープ〈日本〉
 2-4:アイリスオーヤマ〈日本〉
 2-5:日立〈日本〉
 2-6:他の製品〈各社〉
3・オーブントースターの比較 (3)
 =最終的なおすすめの提案【結論】

 Atlasの使用経験もふまえながら、「トーストの味」「オーブン性能」双方に注目しつつ、各社の製品を順番に見ていきます。

 人気のある機種は、ほぼ網羅できていると思います。

サックリ(火力) ★★★★★
ふっくら(保水) ★★★★★
ピザ焼き     ★★★★★
チーズトースト  ★★★★★
冷凍パン     ★★★★★
すばやさ(時短) ★★★★★
総合評価     ★★★★★

 そのうえで、最後の「結論」部分では、上表のようなポイントから、「Atlasのおすすめ機種!」を提案する形で記事を進めていきます。

 長い記事ですが、よろしくお願いします。

ーーー

1・1人暮らし向け電子レンジ
2・小型のスチームオーブン
3・中型のスチームオーブン
4・オーブントースター
5・コンベクションオーブン
6・オーブン全体のおすすめ【結論】

 なお、今回の記事は、このブログの調理家電の比較記事の4回目記事として書きました。

0・オーブントースターの選び方の基本!

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0-1・トースト調理技術
0-2・オーブン調理技術
0-3・その他の注意点

 はじめに、近年のトースターの「進化」をふまえつつ、オーブントースターの「選び方の基本」について書いておきます。

 「トーストを美味しくするための最新技術」と「オーブンを便利に使うための最新技術」にわけて、説明していきます。 

0-1・美味しい!トーストのための技術

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 はじめに、「トーストを美味しくするための最新技術」についてです。

 カタログをみれば分かりますが、各社の目指す「トーストの味」は、このブログの【炊飯器の選び方の記事】で説明したような炊飯器と違って、各社ともほとんど同じです。

 結論的にいえば、「表面はサクッと、中はしっとり、ふわっと」した食感のトーストです。

 この食感を再現するため、各社で技術を競っていると言えます。

 また、メーカー横断的にみる場合、革新となる技術は、以下の、3点にまとめられます。


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 第1に、スチーム技術です。

 近年のトースターブームの火付け役になったバルミューダThe Toasterにおいては「コア技術」です。

 上図のように、上から5ccの水を入れ、加熱水蒸気で食パンの表面に水分の膜をはります。

 その働きでパンのバターや水分の味を逃がないようにした上で、ある程度の時間をかけて、表面をサクッと焼き上げていく仕組みです。

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 ただし、「スチーム技術」についていえば、最近、各社とも採用しなくなってきています。

 「火力」と「水気」を合わせて制御するのは難しく、仕上がりにバラツキが生じやすいからでしょう。

 なお、少し方向性が異なりますが、三菱電機からは、(ワッフルのように)ふたをして焼く仕組みで、パンから生じる水分を利用する機種があります。

 こちらは、スチーム式の「進化形」といえる部分があります。


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 第2に、ヒーティング技術です。

 格安オーブントースターは、ガラス管ヒーターを併用する機種が多いです。

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 トーストの場合、ガラス管ヒーターだと、焼き目を付けるのに時間がかかるため、結果として中身の水分が飛んで、ふんわり感がなくなる場合があります。

 そのため、「トーストが美味しい」と評判の機種は、表面をこんがり焼きやすい、少し高級な遠赤ヒーター(カーボンヒーター)を使用します。

 そのほか、高級機になると、上表ほかのいろいろな種類のヒーターを組み合わせ、この部分の工夫を強めます。

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 例えば、パナソニックは、浸透性のある近赤ヒーターと、表面を温めやすい遠赤ヒーターを併用する両面加熱で、加熱時間の時短を図っています。

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 アラジンは「速熱姓」が高い遠赤グラファイトヒーターを搭載し、とにかく速く焼き上げることで、内部の水分を飛ぶのを防いでいます。

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 結論的にいえば、こうした部分に、何らかの工夫がある機種を選ぶと、美味しいトーストが焼きやすいと言えます。

 とくに、この部分に細かい工夫をした機種が最近多いので、比較する場合は「注目点」です。


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 第3に、温度制御技術です。

 格安なオーブントースターは、設定した時間、同じ温度で加熱するだけです。

 しかし、高級機は、マイコン制御を伴います。

 プログラムに基づき、ヒーターを制御し、トーストの仕上がりを良くしています。

 このうち「最先端」といえるのは、パナソニックの「インテリジェント制御」です。

 温度センサーを搭載するので、庫内の温度状況を見ることができます。時間や温度を適切に自動制御してくれるので、仕上がりにムラが生じにくくなります。

 パンの厚みの違いや、パンの状態(冷蔵・冷凍)に合わせた「調理」をしてくる点では、同社の高級機は、高性能レンジに近いとも言えます。

ーーー

 以上、「トーストを美味しくするための最新技術」を3点見ました。

 こうした技術を多く搭載する機種が、現在的に「性能が良いトースター」といえます。

 こうした技術トレンドをふまえつつ、今回は比較していくつもりです。  

0-2・使いやすい!オーブン調理の技術

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 続いて、「オーブンを便利に使うための最新技術」についてです。

 オーブントースターを、ピザ焼きや、揚げ物の加熱に利用する場合に重要になる話です。

 この部分について言えば、トースト技術に「特化」しすぎた機種ほど、オーブン性能や、利用時の利便性が「低くなる」という傾向があります。

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 逆に言えば、象印は、「高火力スイッチヒーティング」という独自の方式で、オーブン機能を相当強化しています。しかし、トースト部分は多くの見所はないと言えます。

 パナソニックの最上位機など双方優れる機種もありますが、その場合、値段も高くなります。 

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 結論的にいえば、この部分は、皆さんが、トースト機能とオーブン機能の「どちらを優先したいか」という話になります。

0-3・その他の注意点

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 最後に、その他の注意テントです。

 とくに、コンベクションオーブンについて、振れておきます。

 コンベクションオーブンとは、ざっくり言えば 「ファン付のオーブントースター」です。

 強めのヒーターに加えて、大きなファンが内蔵されるため、「トースト」「オーブン加熱」のほか、グリル調理・熱風調理・スローベーク調理も対応します。

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 調理技法が増えるため、調理可能なレシピ数、格段に多くなります。

 とくに、オーブン・グリル機能の実力が高いため、「冷凍ピザもより美味しく焼ける」とも言えます。

 トーストも、焼き上げ品質は、専門特化した高級オーブントースターを除けば、火力の分だけ上級とも言えます。

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 小型な機種では、オーブントースターほどのサイズの機種もあり、「料理好き」に人気です。

 予算的にも、1万円以下の機種もあります。

 ただし、このジャンルの製品は、仕組みが異なるので、今回とは別の記事で紹介しています。

 比較したい方は【コンベクションオーブンの比較記事】で特集しましたので、後ほどご覧ください。

ーーーー

 以上、オーブントースターの選び方の基本3点確認しました。

 こうした部分以外にも、説明したいことは多くあります。本文で、おいおい紹介していきたいと思います。

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1・オーブントースターの比較 (1)
 1-1:パナソニック(日本)
 1-2:バルミューダ〈日本〉
 1-3:アラジン〈日本〉
 1-4:三菱電機〈日本〉
2・オーブントースターの比較 (2)
 2-1:タイガー〈日本〉
 2-2:シロカ〈日本〉
 2-3:シャープ〈日本〉
 2-4:アイリスオーヤマ〈日本〉
 2-5:日立〈日本〉
 2-6:他の製品〈各社〉
3・オーブントースターの比較 (3)
 =最終的なおすすめの提案【結論】

 以下では、メーカー順に各社の製品を順番に見ていきます。 

 よろしくお願いします。

1-1・パナソニックのオーブントースター

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 はじめに、パナソニックのオーブントースターからです。

 誰でも知っている、日本の総合家電メーカーです。

 上位機は、同社の得意とするセンサーとマイコン制御を活かしたユニークな製品を展開します。

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 なお、以下の本文では、高評価できるポイントについては「赤字」で、イマイチな点は「青字」で紹介していきます。


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 【2020年】

 1・パナソニック NT-T501-W
 2・パナソニック NT-T501-H
  ¥7,755 Amazon.co.jp (1/3執筆時)

ヒーター:ガラス管×4
消費電力:1200W
庫内広さ:28.4cm×27.4cm×8.7cm 
火力調節: 5段階
寸法:幅34.5×奥行32.9×高さ21.9cm

 NT-T501は、パナソニックのオーブントースターのスタンダード機です。

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 設置寸法は、幅34.5×奥行32.9×高さ21.9cmです。

 本機は、パン4枚焼きですが、コンパクトでかなり設置性は良いです。 

 デザインは、独自性という意味ではイマイチながら、後ほど紹介するバルミューダ機を思わせる点で、流行を取り入れたと言えます。

 パワーは、1200Wです。

 他社のオーブントースター入門機に比べると、(値段にふさわしく)十分です。

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 ヒーターは、しかし、合計4本ながら、いずれもガラス管ヒーターです。

 本機は、後ほどみる同社の上位機と比べても、加熱面であまり工夫がない機種です。

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 庫内の広さは、奥行27.4cmです。

 これはオーブントースターとして言えば、広めと言えます。

 そのため、パンが4枚まで同時に焼けます

 ピザを焼く場合も、24センチまで対応可能です。

 火加減の調節は、5段階調節です。

 30分タイマーが付属するので、単純に「トーストを焼く」意外にもいろいろ使えそうです。

---

 以上、パナソニックのNT-T501の紹介でした。

 デザイン性は(新味はないですが)かなり良い機種です。

 ただ、パンの美味しさの部分に工夫がない機種です。どちらかというと、デンキヤの店頭やネットで写真をみて「オシャレさ」で選ばせる機種でしょう。

 いずれにしても、機能面であまりおすすめできません。


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 【2020年】

 3・パナソニック ビストロ NT-D700-K
  ¥26,730 Amazon.co.jp (1/3執筆時)

 3・パナソニック ビストロ NT-D700-K
  ¥26,730 楽天市場 (1/3執筆時)

ヒーター:遠赤外線×2 近赤外線×1
消費電力:1300W
庫内広さ:26.0×25.0×9.5cm
火力調節: 8段階(120〜260℃)
寸法:幅34.1×奥行32.8×高さ26.9cm

  NT-D700-は、パナソニックの「オーブントースター ビストロ」 シリーズの製品です。

 同社のオーブントースターの新しい最上位機です。

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 設置寸法は、幅34.1×奥行32.8×高さ26.9cmです。

 適度にコンパクトであり、冷蔵庫の上などにも置きやすい仕様です。

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 パワーは、最大1300Wです。

 ヒーターは、3本の「遠近トリプルヒーター」です。

 上面と下面に、それぞれWの遠赤外線ヒーターを配置します。

 その上で、近赤外線ヒーターとパナソニックが呼ぶものを上面にもう1本加える方式です。

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 遠赤外線ヒーターは、先述のように、表面を「こんがり」焼くのが得意で、トースターには欠かせないといえるヒーターです。

 ただ、内部の加熱は少し不得意なので、近赤外線ヒーターに「食材内部の加熱力」をフォローさせるという工夫です。

 それぞれのヒーターの特性をふまえて調整するので、普通のトーストから、具材のせトーストまで高度にフォローできる仕組みであり、同社のオーブントースターの個性です。

 ちなみに、この方式は、パナソニックの5万円台のオーブンレンジにも見られる独自技術です。

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 火加減の調節は、8段階のデジタル式です。

 一方、本機については、単純なサーモスタット(限界温度センサー)ではなく、庫内の現温度がわかる温度センサー内蔵です。

 そのため、120度〜260度という数値で温度設定が可能であるほか、このセンサーを活かして、調理時に、かなり高度なマイコン制御をします。

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 自動調理機能は、したがって、多彩です。

 15種類のオートメニューが選択できる点が見どころです。

 トーストだけでも5種類(厚切り・薄切り・冷凍厚切り・冷凍薄切り・アレンジトースト)あり、先述の温度センサーで内部の加熱を制御しながら、適切に焼いていきます。

 適切な温度制御で焼き上げる「インテリジェント制御」は、本機の見どころです。

 パンのほか、そうざいの温め直しや、焼き芋、お餅など、ニーズの多い調理についても自動ボタンがあります。

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 そのほか、手動加熱にはなりますが、グラタンやグリル野菜などのレシピが見られます。

 「遠近トリプルヒーター」方式は、上火が割と強いので(ちょっとした)グリルとして、上図に焼き目も付けられるのは、もうひとつの本機の魅力です。 

ピザ・トースト以外のパンについても自動温め用ボタンが付いています。フライや、餅の暖めボタンも付いています。

 ジョグダイヤルと液晶で、焼き色なども微調整できる仕様です。

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 庫内の広さは、奥行が25cmあります。

 ピザならば、23センチまで、トーストは2枚までの対応です。

 日本ハムの石窯工房(チルドピザ)がちょうど入るサイズです。

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 以上、パナソニックのNT-D700の紹介でした。

 シリーズ名に【スチームオーブンレンジの比較記事】で紹介したのと同じ「ビストロ」という名前を付けたのは、「レンジ機能がないだけのビストロ」を目指したからだと思います。

 実際、実温度指定できる温度センサーを搭載し、同社の特長でもある「強い上火」も期待できるので、名前負けしていないです。

 もちろん、他社の高級機とも比較すべきですが「家庭のレンジの上火が弱くて焼き目が付かない」など、グリルやオーブンの部分に不満があり、オーブントースターを購入しようと考えている方には、本機は、良いと思います。

 その上で、近赤外線ヒーターが、内部加熱が必要な食材をフォローするため、色々な調理に使うのならば、本機以上の製品はなかなかないでしょう。

 パンの美味しさの部分も、「火力」に注目するメーカーは最近増えましたが、「センサー制御」での「調理過程」に注目するのは本機だけで、かなり新しいです。

 「スチーム」から「火力」へと向かったトースターのトレンドは、次は、「調理過程の制御技術」に向かうことを予期させる、近未来的な製品に思います。

 上火の強さゆえに、チーズを含め、上に色々載せたアレンジパンも作りやすいですし、総合力は高いです。予算が許せば、買って損のない機種と言えます。

ーーー

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 【2019年】

 4・パナソニック コンパクト NB-DT52-W
 4・パナソニック コンパクト NB-DT52-S
  ¥22,980 Amazon.co.jp (1/3執筆時)

ヒーター:遠赤外線×2 近赤外線×1
消費電力:1300W
庫内広さ:26.0×25.0×10.5cm
火力調節: 8段階
寸法:幅33.1×奥行30.5×高さ26.3cm

 なお、昨年までの上位機だったのがこれらの機種です。

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 ヒーターやパワーなどは同じで、本機もマイコン制御です。

 ただ、自動調理の部分のメニュー数が少なくなるほか、温度センサーが非搭載です。

 他社機と比べてのパナソニック上位機の特長は、「多彩な調理機能」である点をふまえると、選ぶならば新機種と言えます。

1-2・バルミューダのオーブントースター

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 続いて、バルミューダのオーブントースターです。

 ワンポイントの機能性があるデザイン家電と得意とする日本企業です。

 トースターについても「スチーム」を利用するというアイデアを最初に広めました。


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 【2020年発売】

 5・バルミューダ The Toaster K05A
  ¥25,850 Amazon.co.jp (1/3執筆時)

ヒーター:遠赤外線×2
消費電力:1300W
庫内広さ:27.4× 20.4× 17.8cm
火力調節: 3段階
寸法:幅35.7×奥行32.1×高さ20.9cm

 BALMUDA The Toasterは、バルミューダが販売するトースターです。

 同社は、家電をデザイン重視で作っている日本のメーカーです。

 本機は、たいへんな人気を博した2017年登場製品(K01E)の2代目で、2020年に登場したものです。

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 新旧の違いは、本体のツマミに電源ボタンを付け、安全性を向上させた部分です。

 それ以外は、後述するチーズトースト時などの自動運転制御の若干の改良でした。

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 本体色は、3色から選べる構成です。

 ブラック(K05A-BK)・ホワイト(K05A-WH)・ベージュ(K05A-BG)と3色構成です。

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 パワーは、この機種も、最大1300Wです。

 最大温度のスペックも開示で、230度と相当でます。3段階の温度設定(170/200/230度)が可能です。

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 ヒーターは、遠赤外線ヒーターが上面と下面に付いているだけです。

 これだけ見ると、(少し高級な)普通のトースターに普通に見られるような構成に止まります。

 しかし、ヒーター意外の部分で、パンの焼き方に特別なこだわりがあります。

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 こちらのトースターの工夫は、写真のように上部から5ccの水を入れる部分にあります。

 加えた水分が下部のヒーターで加熱水蒸気となります。

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 この水分は、パンの表面を被って中の水分を保ちますが、遠赤ヒーターにより表面は焼き目が付きます。

 この方法だと、パンの中に元々ある水分やバターが飛ばないため、美味しいパンが焼き上がるという仕組みです。水膜があるので、加熱に時間のかかる遠赤ヒーターだけでも、水分が飛ばないという理屈です。

 火加減の調節も、温度センサーによって温度制御されます。

 特に、デンプン質のアルファ化が促される60度、焦げ目が付く160度、焦げ付きがはじまる220度の状況を注視し、きめ細やかに制御しながらパンが焼かれます。

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 庫内の広さは、奥行が20cmと、ピザを焼くには多少小さな仕様です。

 トーストも2枚までです。冷凍パンも対応できます。

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 自動調理機能は、パンに特化したものですが、上図の様なものが付属です。

 パンの種類については、専用のダイヤルがあり、パンに合わせた調理が可能です。

 例えば、チーズトーストの場合は「上火を強化」、フランスパンの場合は「弱火でじっくり」など、マイコン調整します。

 なお、スチームを使った電気釜は、パン屋さんの釜でも使われているもので、それを参考に商品化したのがこの商品です。

 多彩なレシピが可能なのですが、とくにチーズトーストとの相性は抜群です。

 Atlasもホームベーカリーで作ったパンで試しましたが、美味しかったです。「チーズ好きにはたまらない」クオリティの高いトーストができました。

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 以上、バルミューダ・デザインThe Toasterの紹介でした。

 パンの味は、定評通りで「美味しい」です。

 先述のチーズパンほか、特にバター多めのリッチパンの仕上がりは良いです。

 技術的にも、売りの「スチーム」以外に、火力と温度制御の部分でも工夫が見られますので、値段相応の実力はあります。

 一方、「水」という不確定要素が入る分、パンの厚み・鮮度(乾き方)によって、できが左右されることはあります。

 製品レビューの評価がばらつきやすいのは、このためでしょう。

 また、本機の場合、トースト以外には使いにくい点もあるので、完全にトースト専用と考える場合にのみ選択肢になります。

1-3・アラジンのオーブントースター

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 続いて、アラジンのオーブントースターです。

 英国発祥の企業ですが、今では、日本エー・アイ・シーが、調理家電や暖房家電を展開しています。


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 【2019年】

 【2枚焼き】

 6・アラジン CAT-GS13B(G) 【緑】
 6・アラジン AET-GS13B(W) 【白】
  ¥11,069 楽天市場 (1/3執筆時)

寸法:幅36.0×奥行35.5×高さ25.0cm

 【4枚焼き】

 7・アラジン AGT-G13A(G) 【緑】
 7・アラジン AGT-G13A(W) 【白】
  ¥18,100 楽天市場 (1/3執筆時)

寸法:幅36.0×奥行35.5×高さ25.0cm

ヒーター:グラファイト×1 石英ガラス管×1
消費電力:1300W
庫内広さ:31× 23.5× 8.7cm
火力調節: 100℃~280℃

 CAT-GS13Bなどは、Aladdinのグラファイト トースター2019年モデルです。

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 同社はイギリス発祥のメーカーで、日本では特に寒い地域のストーブについてシェアがあります。

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 なお、庫内がやや広く、パンが4枚焼けるAGT-G13Aもあります。火力は同じですが、図のような、グリルパンが付属している点です。

 グリル鍋を使うと、オーブンよりも高熱な330度の庫内温度を出せるため、唐揚げなどについて油を使わないノンオイル料理ができるというメリットがあります。

 また、グリルは、水気のものを貼ることで「蒸し料理」も可能です。例えば、レシピ集には、パエリヤや、蒸しプリンなどのレシピがあります。

 ただし、売れ筋は価格がかなり安い「2枚焼き」のほうです。

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 パワーは、バルミューダ同様に最大1300Wです。

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 ヒーターは、一方、従来的な石英管ヒーター1本を下面においた上で、上面に遠赤グラファイトヒーターを搭載します。

 遠赤グラファイトヒーターは、遠赤ヒーターと同種のヒーターです。

 ただ、素材にカーボンではなく黒鉛を利用していて、遠赤の発生効率を上げているほか、特に、その速暖性の良さを活かして、庫内温度を30%ほど速くあげることが可能です。

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 したがって、ヒーターの強力さでは、バルミューダ・デザインを上回り、高火力で「サクふわ」なトーストを一気に焼き上げるという仕組みです。

 トーストの美味しさは互角だと思いますが、約2分間で焦げ目が付くという速度面では、こちらが上位です。

 火加減の調節は、100℃~280℃まで設定可能です。

 トーストは2枚まで、高火力で焼くと美味しいピザは、小型機で20pまで、大型機では27cm程まで対応できる余裕の広さです。

 自動調理機能は、一方で、高級機ながら付属しません

 他社の高級機は、マイコン制御で、その社が「最高!」と思う火加減でトーストを焼く機能がありますが、この部分で、この機種は多少「アナログ」です。

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 以上、アラジングラファイト トースターの紹介でした。

 マイコン制御をしない従来のオーブントースターの延長線上にある機種として、これまでより「火力のスペックが格段に高い」点が売りです。

 実際、グリル機能を搭載できた点は、この火力ゆえでしょう。

 一方、トーストについては、熱源の性質あり、上に色々載せたアレンジトーストは、バルミューダなどに比べて作りにくい部分がありそうです。厚切りトーストの場合、ヒーターの種類的に、やや焦げやすいかと思います。

 また、出来不出来は、「ユーザーの火力設定と時間設定のさじ加減」に依存しますので、その部分を含めて、毎日楽しめる方が向く製品です。

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 【2021年発売予定】(CAT-GP14Aと同じ)

 【2枚焼き】

 8・アラジン AET-GP14A(G)
 8・アラジン AET-GP14(W)
  ¥39,800 楽天市場 (1/3執筆時)

ヒーター:グラファイト×1 石英管×1
消費電力:1430W
庫内広さ:31× 27.7× 10.7cm
火力調節: 100℃~280℃
寸法:幅39.1×奥行27.8×高さ27.6cm

 なお、アラジンからは、2021年AET-GP14Aという新機種が登場しています。

 進化したポイントは、大きく2点です。

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 第1に、温度センサーマイコン制御機能の搭載です。

 パナソニックほど細かい制御はしていないようですが、絶対温度が把握できる点で、パンの味は確実に良化するでしょう。

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 第2に、自動調理メニューの対応です。

 マイコン制御に関わりますが、トースト・冷凍トースト・温め・オーブン・高温グリル・「煮る・蒸す」・低温調理・発酵・炊飯と、8つのメニューが加わりました。

 調理パターンに対応させるために、本体形状を改良し、「容量2倍のグリルパン」が入るように改良されました。

 炊飯については、付属の「2合用の炊飯釜」を使います。ただ、釜はアルミ製ですし火力を含めて、味は期待できないでしょう。これについては、「不要なオマケ」に感じます。

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 結論的にいえば、もともと「火力は自慢」の機種だった部分に、「センサーとマイコンによる制御」を加えた点で、確実に進化したと言えます。

 ただ、炊飯もですが、そのほかの自動調理メニューも、高性能レンジと機能面で被るところが多いので、なんというか、純粋に「便利」なのかは微妙な部分があります。

 「レンジとオーブントースターの用途を分ける」という部分では、パナソニックの自動調理メニュー構成のほうが合理的な気はします。

1-4・三菱電機のオーブントースター

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 続いて、三菱電機のオーブントースターです。

 堅実な家電メーカーの印象ですが、たまにユニークなアイデアの製品を出すことがあります。

 トースターについてもそれが言えます。


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 【2019年】

 9・三菱電機 ブレッドオーブン TO-ST1-T
   ¥30,000 Amazon.co.jp (1/3執筆時)

ヒーター:フラットヒーター×2
消費電力:930W
庫内広さ:幅27×奥行22×高さ14cm
火力調節: 3段階
寸法:幅27.0×奥行22.3×高さ14cm  

  TO-ST1-は、三菱電機が売り出す、新しいタイプのオーブントースターです。

 冒頭でも書きましたが、Atlasも発売日に予約購入して、使い込んでいる機種です。

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 同社は、普通のオーブントースター(BO-S7)などもあります。

 しかし、今回は、完全に設計からやり直しており、Atlas的にかなり期待している新作です。

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 本体色は、レトロブラウンの1色構成です。

 また、写真で分かるように「1枚焼き専用」です。

 外観も幅27×奥行22×高さ14cmとコンパクトなので、収納性も高く、その部分も良いです。

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 パワーは、930Wです。

 ヒーターは、面で加熱するフラットヒーターが上下に2面です。

 ただ、この製品は、ワッフルメーカーのように、上下にフタをして、さらに密閉断熱し、プレートの熱を利用しつつトーストを焼き上げるという新機軸があります。

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 この方式の場合、水分が蒸散しにくいので、バルミューダThe Toasterと違って「水分をあとから補わず」、なかがふわっとする「生トースト」が焼けます。

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 自動調理機能は、冷凍トースト・トッピングトースト・フレンチトーストの各モードがあります。

 フレンチトースト対応は、構造的にこの製品の「売り」でしょう。さらに、トッピングトーストについても、庫内が汚れず片付けも楽という点で、構造的に向きます。

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 ただし、定められた厚みを超えると、排煙口から「煙が出てくる」ので、注意が必要です。

 厚みの許容範囲は、付属の「へら」に目印があり、測りやすくなっています。

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 さらに、5通りの焼き加減が選べるほか、6枚切、5枚切、4枚切とパンの厚みを選択できるため、失敗なく、しあがるという仕組みです。

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 お手入れは、プレートをふいてしまうだけで掃除が終わる「手軽さ」も売りです。

 日本人的感覚では「取り外して洗いたい」ところですが、加熱家電ですから、衛生的な問題はありません。

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 以上、三菱電機ブレッドオーブン TO-ST1-T の紹介でした。

 ここ数年、Atlasは、各社のスチーム系の「高級機」を色々試してきました。

 それらと比較しても、普通のトーストはもちろん、生ハムを挟むチーズトーストは、「最も仕上がりが良かった」と言えます。

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 試しに、(誰でも手に入りやすい)という観点から、セブンイレブンの4枚切(金の食パン)と、生ハム・チーズで、トーストを作ってみました。パンの保水率は抜群で、スチーム系より仕上がりが良いです。

 そのほか、トッピングトースト・フレンチトーストなどを簡単に楽しめるのが良い部分です。

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 三菱は、このブログの【高級炊飯器の比較記事】で書いたように、炊飯でも「圧力をかける炊き方は、不自然」という観点で、圧力をつかわない高級炊飯器を出しています。

 ブレッドオーブンの場合も、(想像するに)「スチームを使う方法は不自然!」という発想で、素材だけで、水分をキープできる、「ワッフルメーカー」的構造を採用したのではないでしょうか。

 弱点は「1人用」である点です。

 1枚焼きで2-3分の調理時間なので、家庭用としてはそこが「難点」ですが、その分、収納性も高いので、むしろ、これで良いのだと思います。

1-5・象印のオーブントースター

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 続いて、日本の老舗調理家電メーカーである象印のオーブントースターです。

 同社の場合、「火力」に注目する機種を昔から展開します。


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 10・象印 こんがり倶楽部 ET-WM22-RM
  ¥4,980 Amazon.co.jp
(1/3執筆時)

ヒーター:遠赤外線×2
消費電力:1000W
庫内広さ:27x22x11cm
火力調節: 無段階
寸法:幅40×奥行28×高さ23.5cm

 ET-WM22は、象印のオーブントースターです。

 設置寸法は、幅40×奥行28×高さ23.5cmです。

 2枚焼きのトースターとしては、少し幅が広めです。

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 パワーは、1000Wです。

 やや弱いですが、サイズ感からしたら問題ないです。

 ヒーターは、一方、ガラス管(石英管)ヒーターではなく、遠赤外線ヒーターが採用です。

 しかも、上面と下面両方のヒーターが遠赤であるのは注目点です。

 ガラス管ヒーターは「近赤外線」が多いので、熱がトーストの内部に浸透し、パンの水分を蒸発させてしまう欠点があります。

 トーストの場合、表面を「カリッと(サクッと)」香ばしく焼き上げた方が美味しいです。

 そのため、ガラス管採用モデルに比べると、遠赤で表面だけを焼ける遠赤外線ヒーター2本という構成のが有利です。

 その点で「トースト」の味は、この価格帯の製品としては、かなり期待できます。

 201807151440.jpg

 庫内の広さは、奥行き22cmです。

 こちらもパンを2枚同時に焼くことができます。パンを2枚並べて焼くことが可能です。

 ピザを焼く場合も、サイズは20cmの冷凍Mサイズピザならば、切らずに入れられます。

 火加減の調節は、温度調節が無段階で可能です。

 250度から80度という温度の値でダイヤル調節可能なので、レシピに合わせた加熱ができます。

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 清潔性も高いです。

 オーブントースターの扉や、焼き網は外して丸洗いができます。

 ピザなどを焼くためのトレーも付属しますが、これはシリコン加工がなされていて、汚れが落ちやすい加工がなされています。

---

 以上、象印ET-WL22-TCの紹介でした。

 価格の割に高機能と言えます。とくに、遠赤外線ヒーターをダブルで採用なので、ガラス管方式の1000Wよりも優れているでしょう。

 ただ、1000W機ですので、遠赤効果の部分を勘案しても、もうすこしパワーがあってほしい機種です。また、パン2枚までの製品としては、外形寸法は大きめで、この部分もすこしネックです。


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 【2017年】

 【火力無段階調節】

 11・象印 こんがり倶楽部 ET-GT30-VD
  ¥6,979 楽天市場 (1/3執筆時)

 【火力3段階調節】

 12・象印 こんがり倶楽部 ET-GB30-RZ
  ¥6,578 楽天市場 (1/3執筆時)

ヒーター:ガラス管×5
消費電力:1300W
庫内広さ:27×29.5×9cm
火力調節: 無段階調節
寸法:幅39.5×奥行34.5×高さ22.5cm

 ET-GT30は、象印の中級グレードのオーブントースターです。

 なお、下位機種としてET-GB30-RZもありますが、後述するように、火力とタイマーの点が相違します。

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 パワーは、いずれの機種も、1300Wです。

 ヒーターは、なんと、上面2本と下面3本も装備します。

 ただし、すべてガラス管(石英管)ヒーターです。

 力技ですが、この価格帯の製品としては、パンの表面を「カリッと」仕上げられる赤外線ヒーター(遠赤ヒーター)を採用せず、性能面ではイマイチです。

 201610082359.jpg

 庫内の広さは、奥行き25.5cmです。

 相当ワイドな仕様で、トーストなら4枚同時に焼けるサイズです。

 ピザを焼く場合は、冷蔵の25cmのLサイズピザなら、切らずに入れられます。

 本体の幅は、やや大きく39.5cmですが、例えば、耐熱パネルの搭載された小型冷蔵庫の上でも無理なく置けるサイズです。

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 焼きムラができにくく、輻射熱が得やすいディンプル加工がなされいるため、能力は高いでしょう。

 なお、上位機のみ また、自動トースト用スイッチが1〜2枚用、3〜4枚用と別に用意されます。

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 火加減の調節は、無段階で80度から250度までダイヤル調整できる仕様です。

 ただし、下位機種は、3段階の切替のみです。

 そのほか、上位機のみ、タイマーが下位機種の2倍の「30分タイマー」になっています。

 清潔性も高いです。オーブントースターの扉や、焼き網は外して丸洗いができます。

---

 以上、象印のET-GB30-RZの紹介でした。

 一度に4枚トーストが焼ける点で、家族向けの製品です。

 ただ、遠赤外線ヒーターを採用していない点は、やはり価格を考えると物足りないですね。

 庫内の広さは一定の魅力があるものの、できれば上位機が良いでしょう。

ーーー

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 13・象印 こんがり倶楽部 ET-VB22-TM
  ¥4,440 Amazon.co.jp (1/3執筆時)

ヒーター:ガラス管×2
消費電力:1000W
庫内広さ:幅26x奥行22x高さ10cm
火力調節: 5段階
寸法:幅37.5×奥行27×高さ23cm

 なお、象印については、こんがり倶楽部 ET-VB22という下位機種も見られます。

 ただ、パワーは、1000Wと弱く、遠赤外線効果の期待できないガラス管ヒーターだけです。

 この部分でパンの味が期待しにくいため、できれば上位機が良いかと思います。


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 【2019年】

 14・象印 こんがり倶楽部 ET-GN30-BZ
  ¥9,160 楽天市場 (1/3執筆時)

 【2017年】(Amazon限定)

 15・象印 こんがり倶楽部 ET-GM30-BZ
  ¥9,730 Amazon.co.jp (1/3執筆時)

ヒーター:遠赤外線×2 ガラス管×3
消費電力:1300W
庫内広さ:27x29.5x9cm
火力調節: 無段階調節対応
寸法:幅39.5×奥行34.5×高さ22.5cm

 こちらは、象印の ET-GN30です。

 象印のハイグレード機となります。

 本機は旧機種が残りますが、事実上、Amazon限定でアウトレット的に売られているものです。

 外見の配色以外同等ですので、セールに注意しつつ安い方で良いでしょう。

 この機種は、デジタルタイマーが搭載で、30分までのタイマー設定はかなり正確にできる機種です。

 設置寸法は、幅39.5×奥行34.5×高さ22.5cmです。

 本機は、やや大きめですが、これは、庫内寸法が広い世帯用だからです。

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 パワーは、最大1300Wです。

 ヒーターは、遠赤外線ヒータが採用されます。

 また、本機はヒーターの本数が多く、上面2本が遠赤外線ヒーターで、下面3本はガラス管ヒーターになります。

 上面に遠赤ヒーターが2機搭載なので、パンの表面を加熱する火力は強いです。トーストも遠赤でさっくり仕上げることができるでしょう。

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 庫内の広さは、奥行が29.5cmあります。

 そのため、ピザならば、25センチのLサイズまで焼けます。トーストについても、4枚までの対応です。

 清潔性は、象印の下位機種と同じです。オーブントースターの扉や、焼き網は外して丸洗いができます。

 また、ピザなどを焼くためのトレーも付属しますが、これはシリコン加工がなされていて、汚れが落ちやすい加工がなされています。

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 自動調理機能も、搭載します。このグレードになると、マイコンが搭載されます。

 トーストの焼き色調節がマイコン制御で可能です。自動モードの場合、象印は、「常に最大温度」ではなく、中間段階を「中温」にすることで、「カリッと」感じられるパンの表層をコントロールしています。

 単に加熱するだけでなく、工夫を凝らした制御が「パンの味を引き立てる」点は、この製品を含めた上級トースターの魅力でしょう。

 そのほか、ピザについても、冷凍と冷蔵の区別がある自動調理メニューが付属します。こちらのヒーターは遠赤外線ヒーターですし、ピザ焼きに向いた機種です。 

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 また、手作りパンコースが評判です。

 この機種の最大のセールスポイントです。

 生地を作った後、2次発酵から焼き上げまでの行程が簡単にできます。レシピにはロールパン・チョコパン・フォカッチャなどが載っていますので挑戦するのも良いでしょう。

---

 以上、象印の、 ET-GN30の紹介でした。

 象印のなかでは最も性能も高い機種です。手作りパンコースは料理好きには魅力的でしょう。また、外観のデザインも、トースターにありがちな安っぽさがなく、デザイン性も高いと言えます。

 主には、世帯用、ないし、オーブントースターを料理にも使う方用で言えますすが、予算が十分あれば、この機種はオススメです。


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 【2019年】

 16・象印 こんがり倶楽部 EQ-JA22-BA
  ¥12,569 楽天市場 (1/3執筆時)

ヒーター:遠赤×2 ガラス管×2
消費電力:(2000W)
庫内広さ:27x23.5x11cm
火力調節:18段階(80-250度)
寸法:幅33.5×奥行29×高さ26cm

 こちらは、象印の最高級機であるEQ-JA22です。

 パワーは、最大1032Wです。

 この部分だけみると、上位機種として「弱い」ということになります。

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 ヒーターは、上に遠赤ヒーターが2機、下にガラス管ヒーターが2機の構成です。

 その上で、この機種は、上下に1000Wのヒーター(合計2000W)を搭載し「交互に切り替えながら」温めていく、高火力スイッチヒーティング式を採用します。

 方式は違いますが、他社と同じく、高火力を活かして、食材の表面を「サクサク」させつつ、中まで温める方向です。

 象印の得意とする「マイコン制御技術」を活かした面白い製品です。

 コンセントでは、1500W出力以上は無理なので、よく考えたなあと思いました。

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 特に得意なのは「揚げ物」の温め直しと「ピザ」です。

 スイッチヒーティングで、「こがさず」に表面を「サックリ」できるため、おいしく仕上がります。ピザについては、裏面も焦げ目が付けます。

 一方、「パン焼き」について言えば、下面が石英管(ガラス管)ヒーターなので、(マイコン制御とはいえ)両面同じように加熱されるわけではないです。

 アラジンなどもそうですが、下面は、揚げものをする場合にトレイが置かれるため、遠赤ヒーターを採用できなかったのでしょう。

 火加減の調節は、80℃~250℃まで設定可能です。

 パナソニック機と同じで、温度センサー搭載で細かい温度設定が可能です。

 パンの焼き色が選べる点も同じです。

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 庫内の広さは、27x23.5x11cmです。

 そのため、ピザならば、23センチサイズまで焼けます。トーストは、2枚まです。

 清潔性は、象印の下位機種と同じです。オーブントースターの扉や、焼き網は外して丸洗いができます。

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 自動調理機能も、搭載します。

 モノクロ液晶が付き視認性が良いです。

 トースト、冷凍トースト、サクふわトースト、サクサクフライあたため、窯焼き冷蔵ピザ、窯焼き冷凍ピザ、窯焼き手作りピザ、手作りパンの各コースが選べます。

 同社の下位機種同様に「サクふわ」な食感のトーストがマイコン制御で可能です。

 もちろん「高火力スイッチヒーティング式」に適応した形で制御されるため、味はこちらが上位でしょう。

---

 以上、象印の、 EQ-JA22の紹介でした。

 パナソニックの最上位機と同じで、スーパーで買ってきた、揚げ物の「温め直し」ピザの加熱を中心に考えた場合、選択肢になるでしょう。

 一方、パン焼きの部分にも一定の工夫が見られますが、ヒーター構成としては、パナソニックのほうがパン焼きには向くでしょう。

 とくに「サクふわ」な食感のトーストを作る場合は2枚で、4.5-7分と多少時間がかかりますから。

 逆に、揚げ物のあたためや、ピザについては、高火力スイッチヒーティング式を採用する本機が、潜在的な火力が強いぶん、優秀かと感じます。

 ただ、差はわずかなので、どちらを優先したいか、という話にはなるでしょう。

次回に続く!
オーブントースターのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、オーブントースターの比較の1回目記事でした。

 しかし、記事は、まだまだ続きます。

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1・オーブントースターの比較 (1)
 1-1:パナソニック(日本)
 1-2:バルミューダ〈日本〉
 1-3:アラジン〈日本〉
 1-4:三菱電機〈日本〉
2・オーブントースターの比較 (2)
 2-1:タイガー〈日本〉
 2-2:シロカ〈日本〉
 2-3:シャープ〈日本〉
 2-4:アイリスオーヤマ〈日本〉
 2-5:日立〈日本〉
 2-6:他の製品〈各社〉
3・オーブントースターの比較 (3)
 =最終的なおすすめの提案【結論】

 次回の2回目記事こちら)では、今回紹介できなかった以上の製品を紹介します。

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サックリ(火力) ★★★★★
ふっくら(保水) ★★★★★
ピザ焼き     ★★★★★
チーズトースト  ★★★★★
冷凍パン     ★★★★★
すばやさ(時短) ★★★★★
総合評価     ★★★★★

 その上で、3回目記事こちら)は、今回の記事全体の「結論」として、いつものように、予算別、目的別にAtlasのおすすめ機種を数機種、提案していきます。

 引き続きよろしくお願いします。

 2回目記事は→こちら

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posted by Atlas at 20:30 | 調理家電

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