【今回レビューする内容】2026年 最新脱臭機の性能とおすすめ・選び方:ペット臭・タバコ・トイレ臭・犬猫用 家庭用消臭機 介護向け:機種の違いと性能ランキング
【比較する製品型番】富士通ゼネラルPLAZION DAS-15R-W DAS-15R-T DAS-303R-W DAS-303R-T HDS-302R DS-3000R パナソニック ジアイーノF-MV6000C-SZ F-MV5000C-W F-MV5000C-H F-MV5020C-W F-MV4420-WZ F-MV1300 F-MV1300-W F-MV2300-WZ F-MV4300 F-JDU55 F-JDU75 F-ML4000B マクセル MXAP-DAE280 MXAP-AE270 MXAP-FAE275R MXAP-FAE275T MXAP-ARD200 MXAP-AE400 MXAP-AEA255 シャープ DY-S01-W cado SAP-003 カルテック ターンド・ケイ KL-W01 KL-W01P KL-P01 KL-P02 三菱電機 デオダッシュ DA-8000A-W 東芝 Uvish CSD-B03 カルテック SPOT AIR KL-S01 サンスター QAIS-air- 03-DD01AAW QAIS-air- 04A1J-OW OP-W QAIS-air- 04A1J-OW-2P ほか
今回のお題
ペット・トイレ・タバコ臭に強い脱臭機のおすすめはどれ?
どもAtlasです。
今日は、2026年1月現在、最新脱臭機を比較していきます。
脱臭機といっても、メーカーごとに方式が異なり、それによって脱臭力だけでなく、消耗品コストやお手入れの頻度も変わります。この記事では、その仕組みの違いを含めて解説します。

1・最新の脱臭機の比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:富士通
1-3:パナソニック
2・最新の脱臭機の比較 (2)
2-1:マクセル
2-2:シャープ
2-3:カドー
2-4:カルテック
2-5:三菱電機
2-6:東芝
2-7:サンスター
2・最新の脱臭機の比較 (3)
3-1:最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、選び方の基本をはじめに説明します。
その上で、上表のように、メーカーごと各社の製品を比較していきます。
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脱臭パワー ★★★★★
脱臭スピード ★★★★★
消耗品コスト ★★★★★
花粉対策 ★★★★★
お手入れ ★★★★★
コンパクトさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種!を数機種提案する形式で書いていきます。
よろしくお願いします。
1-1・脱臭機の選び方の基本!

具体的な製品の比較に入る前に、「脱臭機の選び方の基本」の説明からです。
1・脱臭方式の違い

脱臭機は、日本企業の製品だけでもかなりの数が販売されています。
しかし、脱臭方式の違いに注目すると、上表の5つに大きく分類できます。のあ、主要企業名を例として挙げましたが、同じ方式を採用する他メーカー製品も存在します。
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以下、これら5方式の、良い部分とイマイチな部分について、簡単に確認していきます。

第1に、金属触媒加熱式です。
家庭用では富士通が有名で、このほか三菱電機やカドーも採用機種を出しています。
仕組みは、吸い込んだ臭気成分を酸化触媒をコートした金属フィルターに吸着させ、酸化分解によって無臭分子へ変える方式です。
消耗品費は、不要です。
吸着した物質は1日1回ヒーターで加熱分解され、自動再生される仕組みのためです。
脱臭力は、強力です。
さらに小型機を作りやすい点も特徴です。家庭用に向く方式と言えるでしょう。
本体価格も比較的安価で、導入しやすい選択肢のひと

第2に、次亜塩素酸方式です。
かつては日立も製品を出していましたが、現在はパナソニック「ジアイーノ」のみが展開しています。
仕組みはタンクに入れた水と塩タブレットを電気分解し、次亜塩素酸を発生させて脱臭する方式です。
脱臭力は、強力ですし、安全性の面でも実績がある方式です。
もともと法人用だったので、60畳用モデルまであります。
ただし、タバコ臭への対応は公式に不可とされています。ペット臭や生活臭に向いた方式といえます。
消耗品費は、必要です。
塩タブレット自体は安いです。
しかし、電極・フィルタ・保護エレメントなどの消耗品が必要です(3〜7年交換)。コスト目安は機種によりますが、年間換算で5,000〜7000円ほどになります。
メンテは、日々のメンテはほぼ不要です。
ただ、水を使う家電のため、気化式加湿器と同じく年1回ほどフィルタや水経路の清掃が必要です。乾燥時間を除けば30分以内で終えられます。

第3に、低濃度オゾン方式です。
この方式は、脱臭機ではマクセルが代表的に採用しています。
仕組みは、電極で低濃度のオゾンを生成し、その酸化作用でニオイを分解するというものです。金属触媒式に似ていますが、大きな違いはオゾンを外気に放出する点です。
オゾンは濃度が高いと人体に有害で、独特のにおいも伴います。そのため、換気ができない部屋や、マイナスイオン発生機などすでに微量オゾンを発生させる家電がある環境では注意が必要です。
脱臭力は、オゾン濃度に依存します。
業務用の大空間モデルでは次亜塩素酸方式に匹敵する性能も期待できますが、家庭用は安全上の制約で電極数を増やせず、効果は「普通程度」となります。
消耗品費は、基本、不要です。

第4に、光触媒方式です。
カルテックほか、サンスターもこの方式を併用しています。
仕組みは、光触媒に付着した臭気成分に紫外線(UV)LEDを照射し、酸化分解するというものです。
消耗品費は、光触媒は光で自己再生するため、基本不要です。
脱臭力は、標準的ですが、仕組み上どうしても反応に時間がかかります。そのため、人の出入りが少なく、臭気が滞留しやすい場所で効果を発揮しやすい方式です。
ユニット的に小型化しやすいので、不着臭の防止目的などに導入したいならば有効な方式です。
メンテは、必要です。
数か月ごとにフィルタを水洗いして乾燥させる必要があり、これを怠ると脱臭効果が著しく低下します。
第4に、光触媒+フィルタ方式です。
仕組みは、市販の脱臭剤などと同じで、活性炭フィルタで臭気を吸着する方式です
活性炭は使用に伴い効果が低下しますが、光触媒を併用することでフィルタに付着した臭気を分解し、寿命を延ばす仕組みになっています。
消耗品費は、比較的、抑えられます。
活性炭単体では交換が必要ですが、光触媒によって劣化が緩和されるためです。
ただし、シャープのようにプラズマクラスター(マイナスイオン)を併用する場合は、電極が交換部品となります。とはいえ、コストは大きくありません。
脱臭力は、活性炭が主体のため即効性があり、タバコ・生活臭・ペット臭にバランスよく効果を発揮します。
メンテは、基本的に不要で、ホコリ掃除程度です。
一方で、仕組み上どうしても本体は大きめになりやすく、フィルタで空気を吸い込むためファン音が目立つ場合があります。利用場所を選ぶ点は留意が必要です。
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以上、脱臭機の各方式の説明でした。
それぞれに一長一短があります。
あえて家庭向きに選ぶなら、比較的安価で導入しやすいのは金属触媒加熱式です。
一方で、タバコ臭に対応する必要がないなら、次亜塩素酸方式は非常に強力で、高い効果が得られます。業務用やリビングなど広い空間でも候補になります。
また、光触媒を含めた他方式も、組み合わせることで弱点を補っている機種があります。こうした複合方式については、本編で詳しく解説していきます。
2・タバコ対策について
最後に、タバコ対策について、追加で説明しておきます。
脱臭機はいずれの方式でも、アンモニア臭・ペット臭・生活臭には効果が見込めます。。
しかし、購入理由が「タバコ臭対策」である場合は、一度立ち止まって考えた方がよいでしょう。

なぜなら、タバコ臭を「大得意」と言える製品は基本的に存在しないからです。
次亜塩素酸方式を除き、多くの脱臭機はタバコ臭をある程度除去できますが、除去速度や効果は限定的です。
加えて、タバコの煙に含まれる粒子状物質は取り除けないため、壁や天井の汚れ、有害成分の除去まではできません。

これらを濾し取るには「ホコリ吸着フィルタ」が不可欠です。フィルタを備えた脱臭機も存在しますが、性能は限定的です。
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結論的にいえば、この部分の対策を考える場合、空浄機をむしろ選ぶべきです。

高性能な空気清浄機では、ホコリ用の集塵フィルタとニオイ用の活性炭フィルタを併用するため、タバコ対策において「二重丸」と言える性能が期待できます。
さらに、大風量で空気を循環させるため、煙の除去スピードも速いのが特徴です。
1・空気清浄機の選び方(まとめ記事)
2・空気清浄機の比較
3・加湿空気清浄機の比較
空気清浄機については、このブログで上記のように別記事でまとめています。
用途を考えて「脱臭機では対応できなそう」と感じる方は、まず、上の「まとめ記事」からご覧いただくのがおすすめです。
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というわけで、各社の脱臭機の比較に入ります。
1・最新の脱臭機の比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:富士通
1-3:パナソニック
2・最新の脱臭機の比較 (2)
2-1:マクセル
2-2:シャープ
2-3:カドー
2-4:カルテック
2-5:三菱電機
2-6:東芝
2-7:サンスター
2・最新の脱臭機の比較 (3)
3-1:最終的なおすすめの提案【結論】
以上のような順番に、メーカーごとに、各製品の説明をしていきます。
1-2・富士通の脱臭機

はじめに、富士通ゼネラルのプラズィオン脱臭機です。
Atlasもこの系統を1台持っています。
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なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記しています。

【2023年発売】
1・富士通ゼネラル DAS-15R-W
2・富士通ゼネラル DAS-15R-B
¥22,799 楽天市場 (1/5執筆時)
適用畳数:10畳まで
脱臭方式:金属触媒加熱+オゾン
電気代:2.0円/1時間
消耗品:不要
サイズ:幅174×高さ282×奥行178mm
DAS-15Rは、富士通の「PLAZION」では、最も小型の脱臭機になります。

本体のサイズは、幅174×高さ282× 行178mmです。
かなりの小型といえ、トイレのような狭いスペースでも無理なく導入できます。
適用畳数は、最大10畳です。
そのため、一般的な部屋でも、このサイズで対応できます。

脱臭の仕組みは、金属触媒方式です。
冒頭で書いたように、金属の酸化作用を利用するものです。

本機は、金属に酸化触媒をコーティングしたフィルターを備えます。
そこに臭い成分を吸着させ、無臭分子などに「科学的に」分解しています。
脱臭の持続性は、この方式は期待できます。
なぜなら、酸化触媒は、ヒーターで加熱すれば脱臭効果が回復するからです。
本機は、24時間に1回フィルターを加熱し、ニオイを加熱分解します。
結果、フィルター交換不要で10年間以上効果が持続します。

オゾン脱臭機能も、富士通の脱臭機は備えます。
オゾンは、壁などにこびり付く付着臭の脱臭効果もあります。
すでに、吸着して脱臭機で吸い込めないニオイの対策と言えます。
オゾン発生量は、0.03ppm以下です。
業界団体(日本オゾン協会)の設定する安全基準(0.06ppm)より、濃度は半分以下です。
さらに、富士通の場合、最終的に酸化分解する仕組みなので、トイレなど狭い空間でも安全です。

脱臭力は、非常に強力です。
個人的にもトイレで利用していますが、効果を感じています。
センサーは、未搭載です。
ニオイを検知できないため、本機は常時稼働で、一定の風を出し続けます。
ただ、消費電力は4Wで、電気代は1日付けっぱなしでも2円ほどと経済的です。
花粉やほこりの除去は、非対応です。
専用の紙フィルターを搭載しないためです。
こうした用途が意識された製品ではありません。

静音性は、弱運転で20デシベル(ささやきより小さな音)です。
うるささは感じないでしょう。
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以上、富士通のDAS-15Kの紹介でした。
本機は、小型で設置性が良く、10畳程度まで使えるパワーを兼ね備える機種です。
そのため、1カ所の除臭ならば、この機種だけで十分でしょう。比較的価格は安いですが、効果は期待できます。
脱臭方式は、独自性の強い仕組みであり、ニオイを除去する力は非常に効果的な製品です。
ただ、繰り返しますが、花粉などの吸着は「基本的には不可能」です。ニオイに特化した家電ですから、その点だけは誤解なさらないようにしてください。
なお、Atlasの場合、1週間ほど連続稼働させたら、ニオイが全く気にならなくなりました。

【2023年発売】
3・富士通ゼネラル DAS-303R-W
4・富士通ゼネラル DAS-303R-T
¥31,500 Amazon.co.jp (1/5執筆時)
適用畳数:20畳まで
脱臭方式:金属触媒加熱+オゾン
電気代:2.0円/1時間
消耗品:不要
サイズ:幅300×奥行276×高さ446mm
DAS-303Rは、富士通のプラズィオン脱臭機の中位機種です。
基本「脱臭機」なのですが、加湿もできるので「加湿脱臭機」というジャンルの製品として売られます。

本体のサイズは、幅300× 奥行276× 高さ446mmです。
先ほどの小型機に比べると倍ほどのサイズで、特に背の高さはそれなりです。
適用畳数は、20畳までの脱臭が可能です。
10畳以上のリビングの場合や、ペットなどが動き回る場所を広範にカバーしたいのならば、導入のメリット性は高いです。
脱臭の仕組みは、基本的に下位機種と同じです。
金属の酸化作用とオゾン脱臭機能を使うダブル方式です。
加えて、本機は、同社のマイナスイオン発生器である、プラズマイオンも付属します。
風が当たる範囲においての静電気や不着臭の除去効果は「オマケ的」ながら、期待できます。

脱臭力は、本体が大きい分脱臭力は高いです。
同じ畳数で使うならば、下位機種の2倍です。

センサーは、本機は、ニオイセンサー付属です。
ニオイを検知して自動運転が可能です
節電になりますし、静音性の点でも安心だと言えます。
花粉やほこりの除去は、本機は、脱臭機としては「例外的に可能」です。
なぜなら別に集塵フィルターが付属するからです。
フィルターは、メンテナンスについては、1年に1度水洗いするだけで良い仕様です。
ただ、水洗フィルターは基本的に目が粗いため、PM2.5・花粉・タバコの粉じんなどの粒子を完全に捕まえることはできない性能です。

高機能集じんフィルターDAS-30HSFB
¥2,720 Amazon.co.jp (1/5執筆時)
一方、こちらの機種は、本格的な紙フィルターも搭載「可能」です。
このフィルタは別売品で、フィルターは1年ごとの交換が必要です。この場合、やや高いですが、PM2.5などの細かい汚染物質にも対応できます。

加湿運転も、本機は、対応します。
ヒーターを使わず、水車で水を蒸発させていく「気化式」なので、電気代は安いです。
加湿機能のため、温湿度センサーを搭載しているため、結露するような状況は避けやすいd酢。
水タンクは2.6リットルです。
そこそこ大きいので、7〜10時間程度の連続運転が可能です。
静音性は、弱運転で20デシベル(ささやきより小さな音)です。
うるささは感じないと思います。
安全性の面でも、電源ケーブルが二重皮膜で、かみ癖のあるペットにも安心です。
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以上、富士通ゼネラルのDAS-303Rの紹介でした。
脱臭機の域を超えた多機能な機種です。
ただ、脱臭機能がメインで、その他は専用機に比べると「オマケ」的」です。
脱臭力は「太鼓判」が推せるレベルです。20畳まで対応できるペットやゴミなどの強力脱臭機として、存在価値があるかと思います。
センサー運転ができるため、常に臭うわけではないという場合にも適当な機種でしょう。

【2024年発売】HDS-302G後継機
5・富士通ゼネラル HDS-302R
¥31,800 楽天市場 (1/5執筆時)
適用畳数:20畳まで
脱臭方式:金属触媒加熱+オゾン
電気代:2.0円/1時間
消耗品:不要
サイズ:幅274 × 奥行262 × 高さ643mm
HDS-302Rは、富士通ゼネラルのプラズィオン脱臭機の1つです。

本体のサイズは、幅274× 奥行262× 高さ643mmです。
幅と奥行が狭いスリムサイズで、壁際設置しやすい製品です。
別売の壁掛け金具(DAS-T1) を使えば、壁設置も可能です。
適用畳数は、最大20畳です。
この部分では、先ほどの機種と同じです。
脱臭の仕組みは、本機も同様です。
金属の酸化作用とオゾン脱臭機能を使うダブル方式です。
ただし、マイナスイオン発生装置は、本機は未装備です。
脱臭力は、形状は違いますが、先ほどのAS-30Kと同じパワーと考えて良いです。
搭載されるセンサーは、注意が必要です。
本機は、ニオイセンサーが付属しません。
常に回し続けるタイプの常用型です。
電気代は、1日3.6円さほどかかりません。

花粉やほこりの除去は、交換不要の水洗い対応フィルターだけ付属します。
ただ、先ほどの機種と同じで、別売の紙フィルターを使ったとしても、花粉に完全対応しきれる水準には及ばないでしょう。
加湿運転は、非対応です。
静音性は、弱運転で19デシベル(ささやきより小さな音)です。
強運転の際の静音性も45dbとそこそこ優秀です。
安全性も、電源ケーブルが二重皮膜なので、かみ癖のあるペットにも安心です。
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以上、富士通ゼネラルのHDS-302Rの紹介でした。
先ほど紹介した下位機に比べると、多少スリム化した点だけがメリットです。
実際、ニオイセンサーなど重要な部分が省略されていることから考えても、この機種を選択するメリット性はさほどないでしょう。

【2024年発売】HDS-3000G後継機
6・富士通ゼネラル HDS-3000R
¥40,372 楽天市場 (1/5執筆時)
適用畳数:20畳まで
脱臭方式:金属触媒加熱+オゾン
電気代:2.0円/1時間
消耗品:不要
サイズ:幅274 × 奥行262 × 高さ643mm
HDS-3000Rは、富士通のプラズィオン脱臭機の最上位機種です。

本体のサイズは、幅274× 奥行262×高さ643mmです。
形状としては先ほど紹介したHDS-302Gと全く同じサイズです。
こちらも、別売の壁掛け金具(DAS-T1) を使えば、壁設置が可能です。
適用畳数は、20畳までです。
こちらも同様です。

脱臭の仕組みは、金属の酸化作用とオゾン脱臭機能を使うダブル方式です。
同社の中位機にみられた、プラズマイオン(マイナスイオン)発生装置も、本機は装備します。

消耗品となるうるおいカセット(HDS-UC1)を付けると、ビタミンC誘導体も放散できます。
抗酸化作用があり、肌に良い「可能性」があります。
ただ、実証試験は極限られた密閉空間(1m3ボックス内)のものです。
脱臭機能とは無関係ですので、なくても良いでしょう。
脱臭力は、基本的に下位機種と同等です。
搭載されるセンサーは、本機は、ニオイセンサーが付属します。
ニオイに合わせて、運転が切り替わるため、節電にもなりますし、静音性の点でも安心です。
電気代は、イオン発生装置が付属する分、1時間4.6円と多少アップしています。

花粉やほこりの除去は、交換不要の水洗い対応フィルターが付属します。
こちらの場合、浮遊菌の除去効果を謳うカテキン抗菌フィルターです。
ただ、繰り返しますが、こうしたフィルターは、花粉やPM2.5に対応できる水準ではないです。
加湿運転は、非対応です。
静音性は、先ほどの機種と同じ騒音値で、静かです。
安全性の面でも、電源ケーブルが二重皮膜です。
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以上、HDS-3000Gの紹介でした。
「イオン発生装置」と「うるおいカセット」が目玉機能ですが、両方とも脱臭機能には本質的に不要と言えるものです。
スリムタイプである必要がないならば、加湿機能の有無にかかわらず、中位機のDAS-303を選ぶべきでしょう。
1-3・パナソニックの脱臭機

つづいて、次亜塩素酸を利用するパナソニックの脱臭機の比較です。
パナソニックの最新技術を使った製品で、、創業100周年時に発表されました。

【2021年発売】
7・パナソニック ジアイーノ F-MV1300-W
¥62,000 Amazon.co.jp (1/5執筆時)
7・パナソニック ジアイーノ F-MVB13-W
¥77,980 楽天市場 (1/5執筆時)
適用畳数:9畳まで
脱臭方式:次亜塩素酸式
電気代:0.7円/1時間
消耗品:必要
サイズ:幅360×奥行230×高さ580mm
ジアイーノは、パナソニックが販売する、脱臭機です。
後述するように、タブレット状の「次亜塩素酸」を使う点で、ユニークな製品です。
複数製品型番がありますが、基本性能は同じです。値段で決めてOKです。

本体のサイズは、高さ580×幅360×奥行230mmです。
ワンサイズ大きな製品も後ほど紹介しますが、そちらは脱臭機としては大きめです。
こちらは、(割とコンパクトな)「勉強部屋用」として最適なサイズです。
適用畳数は、9畳までの脱臭が可能です。
富士通の脱臭機に比べるとやや狭いです。

脱臭方式は、次亜塩素酸方式です。
日立がやめたので、この方式はパナソニック独自です。

タンクに入れた水と投入した塩タブレットを電気分解し、次亜塩素酸をつくります。
そして、本体内部の除菌フィルターでニオイをこした後、次亜塩素酸を含む空気を大気に放出するというサイクルです。
同社の業務用で長いことあった技術を家庭用に応用した形です。

安全性は、コロナ以後、他社から格安な「次亜塩素酸水の噴霧器」がでたことで、注目する人も多い部分です。
ただ、【パナソニックのサイト】でも説明されるように、本機は2006年から業務用で展開されてきた「塩」から精製する従来式です。
噴霧器のように次亜塩素酸水の液体(ミスト噴霧)ではなく、揮発させた気体状の次亜塩素酸です。

実際、発生時は約10ppmですが、放出時は、環境基準の0.1ppm以内となりますし、問題を感じません。
脱臭の持続性も、塩タブレットを利用する形式なので、優秀です。
消耗品を取り替えている限り、機械としての能力の減衰はないでしょう。

・ジアイーノ用 塩タブレット F-ZVC03
¥2,845 Amazon.co.jp (1/5執筆時)
塩タブレットは消耗品です。
1本300粒入っており、10畳用の場合、300回分です。
あくまで「塩」なのでコスパは良いです。
交換部品は、このほか、除菌フィルタ(F-ZVT1000)と防かびユニット(FKA0430071)が約5年、(ほこりからの)保護エレメント(F-ZVF1000)と、電極ユニット(FKA4100014)が約3年で交換です。
指定通りの期間でそれぞれを交換すると、実売価格で言えば、1年あたり7,000円ほどのランニングコストです。

使用時のお手入れは、一方、他機よりは一手間かかります。
水タンク式の製品となるため、加湿器と同様に、1ヶ月に約1度の加湿フィルターの押し洗いと、フロートの排水と水ゆすぎが必要です。
ただ、防かびユニットが付属していること、また、そもそも除菌を目的にした機器であることから、掃除不足によるニオイ発生という問題は発生しにくいと思います。
実際、十分手軽ですので、お手入れ面で購入を躊躇する必要はないでしょう。

脱臭力は、気になる部分です。
しかし、富士通のようなフィルターを使うタイプにくらべてより本格的です。
とくに、脱臭効果の即効性はより高く、脱臭効果も感じられやすい製品です。
ただ、この製品はタバコ臭には効かない類のものであり、喫煙環境での仕様も推奨されません。

一方、次亜塩素酸は、プールの消毒のようなニオイをわずかに持ちます。
苦手な人は注意してください。ただ、これは「空気が綺麗になっている証」として、実感性を高める効果があるでしょう。電解強度も3段階で設定できますので、一般的に問題ないです。
搭載されるセンサーは、ニオイセンサーと温湿度・照度センサーです。
ニオイセンサーによる自動運転に対応です。
加温湿度センサーは、温度によって電界強度を変えるために装備されています。
照度センサーは、おやすみ時に本体照明を落とし、風量も控えるための省エネセンサーです。

花粉やほこりの除去は、未対応です。
紙フィルターを装備しないからです。
一方、次亜塩素酸は、マイナスイオン発生装置などと違って、科学的に検証されたウイルス除菌機能があります。
そのた、繊維などに付着したウイルスに対しては効果が示されます。
実際、本機は「家庭用」ですが、「業務用」として医療機関や学習塾の自習室などで導入されてきた実績もあります。
加湿機能は、非搭載です。
水を使う構造上、「なされている」とも言えますが、明確な機能はないです。
なお、タンクは、1.8Lで、強運転で10時間、静音運転で36時間で給水です。
静音性は、強運転時に約46dBです。
富士通の脱臭機とあまり変わらないレベルです。
電気代も、強運転で0.7円/時、弱で0.2円/時で、安いです。
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以上、パナソニックのジアイーノの紹介でした。
今回は、あくまで「脱臭機」の範疇での評価ですが、今までの家庭用になかった仕組みで、期待値は高いです。価格は正直「高い」製品です。
しかし、脱臭以外の効果(インフルエンザ対策)などを含めて考えるならば、導入意義は高いでしょう。

【2021年発売】
【12畳まで】
8・パナソニック ジアイーノ F-MV2300-WZ
¥60,800 Amazon.co.jp (1/5執筆時)
適用畳数:12畳まで
電気代:0.6円/1時間
【18畳まで】
9・パナソニック ジアイーノ F-MV4300-SZ
9・パナソニック ジアイーノ F-MV4300-WZ
¥72,468 Amazon.co.jp (1/5執筆時)
適用畳数:18畳まで
電気代:1.7円/1時間
脱臭方式:次亜塩素酸式
消耗品:必要
サイズ:幅398×奥行270×高さ710mm
ジアイーノ F-MV2300と F-MV4300などは「家庭用」ジアイーノシリーズの中級機です。

本体のサイズは、どちらも高さ710×幅398×奥行270mmです。
リビング向けで、とくに高さ方面では、かなり存在感があります。
ただ、キャスター付きで、移動は容易です。
適用畳数は、上位機は、18畳までの脱臭が可能です。
脱臭の仕組みは、下位機種と同じです。
脱臭の持続性は、強運転時、12畳用で16時間、18畳用で11.4時間です。
旧機種は2.1Lタンクだったのですが、4Lに倍増したため、水替えの頻度は短くなりました。運転モードを中にすると、5割ほど稼働時間がさらに延びます。

【5年交換】
HEPAフィルター F-ZVF4300
¥4,864 Amazon.co.jp (1/5執筆時)
花粉やほこりの除去は、原則的に対応です。
ただし、本機は「集塵フィルター」ではなく「保護エレメント」という表記であることです。
そして、この表記の違いは、メーカーとしての「意図」があり、また、その意図を少し考える値打ちはあるように思います。
以下、少し詳しく書いてみます。

パナソニックの定義によれば、このパーツ(=保護エレメント)は、機能的に「空気清浄」はできるものの、あくまで、機器保護のため混入する「ほこり」から保護するためのパーツになります。
しかし、空清機といえる集塵性能(8畳/11分)が示されることからも分かるように、このパーツは、事実上、空浄機と「同じ」作用をするものとと、同社は説明しています。
検証の数字も、同社の空浄機と同じ効果の測定基準(JIS規格)の試験方法での数字であり、信頼もあります。つまり、花粉対応力については、問題ない水準と言えます。
ただし、本機は【加湿空気清浄機の比較記事】で紹介ような同社の専門機と、次の2点相異します。
第1に、制菌加工などのプラスαの、フィルタの表面加工がなされない点です。
第2に、脱臭用の活性炭フィルタが未装備である点です。
後者は、「次亜塩素酸」でニオイを脱臭する方式なので、一見すると問題ないです。しかし、一部のタバコなどの含有物質の除去は、次亜塩素酸方式では対応しきれないとは言えます。
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結論的にいえば、「タバコ対応」の部分が「集塵フィルタ」ではなく「保護エレメント」という(ある意味)曖昧な機能名を、本機が使わざるを得なかった理由だと思います。
つまり、花粉やPM2.5など細かい粒状物質について、本機はしっかり除去できると考えてよいです。脱臭も、タバコ関係の一部のニオイ物質を除けば、次亜塩素酸で力に処理できるでしょう。
フィルタ寿命は、同社の空浄機のような10年寿命ではなく、1日12時間利用で5年間です。
しかし、フィルタ価格は、その分安く良心的です。ここも、やはり問題ないです。
交換部品は、先述の(ほこりからの)保護エレメント(F-ZVF4300)ほか、除菌フィルタ(FK-ZVT4300)と防かびユニット(FKA0430072)と、電極ユニット(FKA4100016/ FKA4100017)です。
いずれも5年寿命ですが、12畳用の電極ユニットのみ3年です。
指定通りの期間で交換する場合、実売価格で言えば1年あたり5,000円ほどのランニングコストです。
センサーは、下位機種と同じで、ニオイ・温湿度・照度センサーです。
この部分で言えば、普通の空気清浄機と違い、ホコリを検知するホコリセンサーがないので、花粉などの粒状物質を検知しての運転はしません。
これは、次亜塩素酸を使う方式からして、当然と言えばそうです。

加湿量は、12畳用で430mL/h、18畳用で650mL/hです。
仕組み的に旧機でも加湿はするでしょうが、2021年機から明示的な加湿機能を示すようになりました。
それぞれ、適用畳数にふさわしい加湿量を得られます。
ただ、この加湿量を得たい場合は、「加湿・多め」に設定する必要があるため、持続時間(水の交換頻度)は、強運転時、12畳用で9.3時間、18畳用で6.1時間です。
とはいえ、8畳程度ならば、「加湿・標準」でOKなので、先ほどの機種と同じ持続時間です。
お手入れは、本機の場合、下位機とことなり、加湿のための回転水車があります。
ただ、下位機と同じで水車部分のフィルターの押し洗いができる仕様です。
嫌なニオイの原因となりやすい部分なので、この部分の仕様は評価できます。経路の水のヌメリも、次亜塩素酸による除菌で強力な対策があるので、全体的に清潔です。
電気代は、18畳用の強運転でも、1.7円/時となります。

一方、これらの上位機は、ともに「塩タブレット自動投入機能」が付属します。
下位機種は、通常、水タンクの補充に合わせてタブレットも入れる必要がありました。
しかし本機は、約70粒まで詰められるため、強運転でも数ヶ月はタブレット投入が不要です。
ある意味、ジアイーノの「面倒な部分」が改善されているため、よい進化です。普段は、給水のみでこの部分のメンテ不要なので、家庭ほか、企業や、特に(ニオイが課題の)ホテル個室などの装備に良さそうです。
そのほかの点は、下位機種と能力は変わりません。
静音性も、同じほどの水準で、一般的な空浄機ほどのファン音はあります。
ただ、ホワイトノイズの類なので、気になりにくいです。
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以上、ジアイーノの F-MV2300などの紹介でした。
下位機に比べると、次亜塩素酸による脱臭に加えて、加湿・空気清浄機能が追加になるのがポイントです。塩タブレットの自動投入も便利でしょう。
本体は決して小さくないですので、基本的には「強力脱臭」が欲しい方向けの製品です。ただ、リビングに何度も空調家電を置くのは難しいでしょうし、ハイブリッド機として、加湿・脱臭・空気清浄用を1台置きたい場合、特に良いかなと思います。ただし、タバコ臭の除去は、次亜塩素酸ではできないので、そこだけは注意してください。
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なお、ジアイーノには、家庭用・業務用を含めて、他にもラインナップがかなりあります。
代表的なモデルを、以下でみておきます。

【2023年発売】
【18畳まで】
10・ジアイーノ ペットエディション F-MV4420-WZ
¥107,641 Amazon.co.jp (1/5執筆時)
適用畳数:18畳まで
脱臭方式:次亜塩素酸式
電気代:1.7円/1時間
消耗品:必要
サイズ:幅398×奥行270×高さ710mm
第1に、F-MV4420です。
2023年にジアイーノ ペットエディションという製品が追加で出ています。
基本的に、21年の「18畳モデル」がベースで、ペット用にマイナーな改良を加えたという感じです。
もともと、ジアイーノは「ペット向け」に人気があったので、その方面を強化したモデルにです。

風質は、通常機(21年機)に比べて、風量切替時の風温アップを「ゆるやか」にして、ペットを驚かせないという工夫が加わります。

モードは、スピード脱臭運転モードが加わります。
電解強度「強」、風量「強」という最高出力で1時間運転させる専用ボタンです。
通常機でも、2ボタン押せば手動設定できますが、通常機は電解強度の変更ボタンがサイドパネル内なので、緊急脱臭が必要な場合に「便利」です。

【5年間】
HEPAフィルター(肉球) F-ZVF4420
¥7,150 楽天市場 (1/5執筆時)
HEPAフィルター F-ZVF4300
¥4,864 Amazon.co.jp (1/5執筆時)
あとは、標準フィルター(保護エレメント)が変更で、汚れると肉球の絵が浮き出る特別仕様です。ただ、単価は上がるので、さきほどみた通常品を使うのも良いでしょう。
除去スピードは、8畳/11分です。
保ちは、通常で5年です。
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結論的にいえば、本体は同じですし、通常機に対して、地味な改良ではあるのですが、ペット向きに「有用な改良」でもあります。とくに、スピード脱臭運転モードは、あると便利でしょう。
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【2024年発売】
【18畳まで】
11・パナソニック ジアイーノ F-ML4000B-W
11・パナソニック ジアイーノ F-ML4000B-H
¥70,048 楽天市場 (1/5執筆時)
適用畳数:18畳まで
脱臭方式:次亜塩素酸式
電気代:0.8円/1時間
消耗品:必要
サイズ:幅280×奥行185×高さ450mm
第2に、 F-ML4000Bです。

サイズは、注目点で、幅280×奥行185×高さ450mmです。
従来の18畳用と比べて、設置性が良いです。
背も低いですが、特にA4サイズの設置面積で済む部分がポイントです。
一方、本機は水タンクが小さめ(0.9L)なので、明示的な加湿性能は、ないです。

HEPAフィルター F-ZLF400B
¥5,780 楽天市場 (10/29執筆時)
花粉やほこりの除去は、HEPAフィルター(保護エレメント)は装備です。
ただし、8畳/30分です。ただ、正確に言えばこちらは「集塵フィルター」ではないです。先ほど書いた「保護エレメント」の定義はご一読ください。
(脱臭部分が)同じ適応畳数の先ほどの機種は8畳/11分でしたので、より弱めです。
本格的なフィルタではなく、空気清浄の適応畳数はスペック的に最大8畳となり、花粉対策としては弱いです。フィルターの耐用期間も、3.5年と短くなります。
また、センサー(ニオイ)も省略です。
連続運転時間は、強で10時間、中で10.5時間ですので、従来機と同じです。
パワーが弱くなるものの、静音運転d、23.5時間ですので、主に家庭で導入しやすく改良したと言えます。
静音性も、小型な部分で少し良くなっています(強で48dB)
タブレットの補充も、8ヶ月に1回なので、問題ないです。

お手入れは、このタイプは水車ではなく、パナソニックのFusion繊維なので、フィルタが押し洗いできます。
メンテ性は、本機は良いですし、この部分の消耗品の交換頻度も2年長い7年です。
あとは、(夜用の)照度センサーがない程度です。
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結論的にいえば、例えば、ご自宅に、加湿機なり、空気清浄機なりがあって、「脱臭」だけ強化したい場合に、本機は、機能が重複しないので選択肢として良いと言えます。
逆に言えば、ハイブリッド化されていない部分は、選ぶ際の注意点でしょう。

【2025年発売】
(通常製品)
12・パナソニック ジアイーノ F-MV5000C-W
12・パナソニック ジアイーノ F-MV5000C-H
¥99,000 Amazon.co.jp (1/5執筆時)
(ペット向け)
13・パナソニック ジアイーノ F-MV5020C-W
¥110,000 Amazon.co.jp (1/5執筆時)
適用畳数:22畳まで
脱臭方式:次亜塩素酸式
電気代:1.9円/1時間
消耗品:必要
サイズ:幅360×奥行220×高さ580mm
F-MV5000C-W は「家庭用」ジアイーノシリーズの広めのリビング向けの22畳用上位機です。
なお、18畳用もあった「ペット用」が同時発売です。

パナソニック 天面アタッチメント F-ZVH50C
¥7,470 楽天市場 (10/29執筆時)
そちらのみ「ニオイモード」として、ニオイセンサーの感度を強める機能性と、本体に乗るネコに使える「天面アタッチメント」が取りつけられる構造になっています。
センサー部分を含めて割高感は感じなくもないですが、要不要で考えて良いでしょう。
あとは同じなので、同時にみていきます。

ただ、先ほどのリビング用(18畳用)の後継機ともいえます。
日本のリビングの実情に合わせて適用畳数をやや増やした上で、ジアイーノの欠点であるサイズ面で小型化をすすめた製品と言えますから。
実際、日本のリビングの場合、22畳用だと1台でほぼ「フルカバー」できる場合が多いようです。

本体のサイズは、どちらも幅360×奥行220×高さ580mmです。
従来機(F-MV4300)より3方向とも小型化しました。
大きめの空気清浄機並のサイズ感になったため、導入をためらう理由が1つ減った感じがあります。
適用畳数は、22畳までの脱臭が可能です。
花粉やほこり(保護エレメント)としても適用畳数の目安は22畳です。
一方、本機も加湿機能がありますが、その用途としては6畳用です。
この部分は後で詳しく書きます。
脱臭の仕組みは、下位機種と同じです。
脱臭の持続性は、強運転時6.1時間、中で10.5時間、弱・静音で23.5時間です。
水タンクが1.3Lと、従来機(18畳用)の4Lより大幅に少なくなりました。
小型化の弊害といえます。常にフルパワーで除湿しない中運転でも、半日保つほどですので。
このサイズならば、一部の空気清浄機のように、「やかん」などで吸水しやすい仕組みがあっても良いと思いましたが、それも不採用です。

花粉やほこりの除去は、本機も、原則的に対応です。
先述のように「集塵フィルター」ではなく「保護エレメント」という表記ですが、JIS基準の関係で、実用上区別しなくて良いです。
ただ、風量(5.3㎥/min)とあまり強くないため、8畳を13分という清浄時間に止まります。
中価格帯(3万円以下)の空気清浄機と同等レベルなので、本機の本体価格からすると、フィルタ部分はイマイチで、花粉対策として「超強力」ではないです。
脱臭フィルター(活性炭)は、引き続き、未搭載です。
したがって、タバコなど非対応で、ジアイーノの欠点のカバーは無理です。

【5年間】
HEPA 集じんフィルター F-ZVF4300
¥4,864 Amazon.co.jp (1/5執筆時)
フィルタ寿命は、下位機と同じフィルタなので、1日12時間利用で5年間です。
交換部品は、5年交換の集じんフィルター(F-ZVF4300)ほかは、除菌フィルタ(F-ZVT3000)と防かびユニット(FKA0430072)と、電極ユニット(FKA4100022)とも7年での交換です。
指定通りの期間で交換する場合、実売価格で言えば1年あたり4,000円ほどのランニングコストです。さほどビックリする価格ではないです。

【消耗品・6枚入り】
貼り替えプレフィルター 6枚 F-ZVA50C
¥1,814 Amazon.co.jp (1/5執筆時)
なお、このモデルから使い捨てのプレフィルターが同梱です(6枚組)。
ジアイーノは仕組み的にパーマネントな「プレフィルター」がなく、従来機は、フィルター本体(保護エレメント)を取り出して直接、掃除機にかける必要がありました。
それを考えると、メンテ性はやや良くなったとはいえます。1ヶ月での張り替えが推奨されますが、集じんフィルターを掃除するならば交換は任意です。ランニングコストは優秀です。
センサーは、ニオイ・温湿度センサーです。
下位機種にあった照度センサーが未搭載ですので、夜間に光を気にする方は注意点です。
ほこりセンサーは、引き続きありません。
加湿量は、210mL/hです。
先述のように、加湿器としては6畳用です。
リビングでは、部屋を区切らないと意味がない水準なので、この部分のハイブリッド化(兼用)は難しいでしょう。

お手入れは、パナソニックの小畳数用と同じ押し洗いできるタイプのフィルターなので楽です。
一方、フィルター部分はプレフィルターがない構造で、保護エレメント(集じんフィルター)自体を掃除機で吸わせないといけないので、やや面倒です。

電気代は、22畳用の強運転でも、1.9円/時となります。
なお、塩タブレットは、こちらも自動投入機能が付属します。
投入は、電解強度と風量「中」設定で約8か月に1回です。
使い方にもよりますが、強設定でも1-2ヶ月は補充不要でしょう。
静音性は、最小約25dBとの表記です。
最大値は50dBですが、先述のように、ホワイトノイズの類なので、気になりにくいです。
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以上、ジアイーノのF-MV5000Cの紹介でした。
端的に言えば、従来の18畳より小型で設置性が良くなった一方で水補給の頻度が増えるという製品です。また、実際的に加湿が非実用的な水準に止まるのも注意点です。実質的に別に加湿器が必要でしょう。こうした点で、家庭用とバランスがあまり良いとは思えないです。
あえて言えば、例えば、同社の最新エアコン(加湿機能付き)を持っている方が、追加導入するならば意味があると思いましたが、本機は、IOT化しておらず、そちらと連動運転ができない点を考えると、開発意図が伝わってこなかった製品です。
あえて言えば、デンキヤの店頭でみて「大きすぎて躊躇していた」層への訴求でしょうが、買ってから「後悔しそうな」要素もやや多めだと思います。
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なお、22畳以上の畳数の製品が他にもあるので、確認しておきます。

【2025年発売】
14・パナソニック ジアイーノ F-MV6000C-SZ
¥152,400 Amazon.co.jp (1/5執筆時)
適用畳数:26畳まで
脱臭方式:次亜塩素酸式
電気代:1.8円/1時間
消耗品:必要
サイズ:幅398×奥行270×高さ710mm
第1に、F-MV6000Cです。
同時発売の26畳用です。

サイズは、幅398×奥行270×高さ710mmです。
こちらは既に見た18畳用(F-MV4300)と同サイズのまま、脱臭部分の能力を26畳用まで延ばしたモデルと言えます。
水タンクも、4Lと18畳用と同じなので、強運転で10.5時間、中運転で16時間、強運転で23.5時間と、実用性の高いスペックです。
空気清浄も、保護エレメント部分の性能として26畳(風量6.0㎥/min)です。
8畳の浄化速度も11分と、上級機としてそれなりに納得感のある速度であり、問題ないです。
加湿面も、18畳のスペック(650mL/h)はあるので、文句はないです。
強運転で6.1時間ですが、中運転(380mL/h)なら約10.5時間です。
ある程度気密性のあるご自宅ならば、安定湿度の持続は長いでしょうし、実用的でしょう。

【5年間】
HEPAフィルター F-ZVF4300
¥1,980 Amazon.co.jp (1/5執筆時)
利用するフィルターは下位機と同じです。12時間利用で5年寿命です。
静音性は、加湿量多め設定の強運転で54dB、少なめの静音運転で25dBです。
適用畳数からすれば、こんなものでしょう。
あとは、先ほどの機種に対して言及したい違いはないです。
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結論的にいえば、18畳用までで賄えないだろうリビングで導入したい場合、22畳用より圧倒的にこちらを(断然)「おすすめ」します。
繰り返しませんが、22畳用は設計上、利便性を大きく削ぐ要素が多すぎますが、こちらはそういった要素が見られません。
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【2022年発売】
【30畳】
15・パナソニック ジアイーノ F-JDU35-W
¥187,600 楽天市場 (1/5執筆時)
【45畳】
16・パナソニック ジアイーノ F-JDU55-W
16・パナソニック ジアイーノ F-JDU55-K
¥227,536 楽天市場 (1/5執筆時)
【60畳】
17・パナソニック ジアイーノ F-JDU75-W
17・パナソニック ジアイーノ F-JDU75-K
¥301,800 楽天市場 (1/5執筆時)
適用畳数:30-60畳
脱臭方式:次亜塩素酸式
電気代:1.9円/1時間
消耗品:必要
サイズ:幅400×奥行280×高さ670mm (30畳用)
第2に、 F-JDU35はなどです。
ジアイーノの業務用の大型機の現行モデルになります。

こちらは、塩タブレット自動投入に加え、次亜塩素酸の生成と除菌脱臭とも別室にする「ジアチャージ方式」として、次亜塩素酸の生成濃度の安定化を図っています。
大畳数向きの新機能です。

【30畳用】
F-JDU35 交換用フィルター F-ZVF1000
¥4,127 Amazon.co.jp (1/5執筆時)
【45畳・60畳用】
交換用フィルター FKA0330215
¥8,315 楽天市場 (1/5執筆時)
空気清浄は、対応です。
高精度のHEPAフィルタも装備しる本格派です。
気化した次亜塩素酸がフィルターにかかる際、付着したウイルスを抑制するという効能も示されます。
フィルタは、3年で交換です(1日タバコ5本相当で)。
次亜塩素酸は(そもそも)タバコ対策には向かないので、喫煙環境で使わないという部分をふまえると、納得水準の使用年限と価格です。
風量は、30畳用で4.2㎣/分・45畳用6.2㎣/分・60畳用8.1㎣/分)です。
一般的な空気清浄機と比べると適用畳数に対する風力が弱いように思います。
ただ、本機は脱臭フィルタがない構造なので、これでも示される適用畳数に相当する効果はあるということのようです。むろん、コンクリのオフィスで使うとしての話です。
センサーは、ニオイセンサーのみで、あとは温湿度センサーです。
ほこりセンサーはないですが、(花粉対策というわけでないならば)オフィス用として問題ないです。
加湿機能は、(仕組み的に加湿はされるでしょうが)適用畳数からして多少なので、明示的な機能としてはないです。
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結論的にいえば、オゾンを使うものなど、オフィス用の大畳数モデルは他社にも多くありますが、安全性や効果を考えると、個人的にはこれが良いように思います。
課題は月1のメンテが必要な部分ですが、そこさえ厭わなければ選んで良いでしょう。
また、特段うるさいわけではない(強風で44dB)ので、(サイズが問題ないならば)かなり広いご自宅で使っても問題ないでしょう。
今回の結論
強力な脱臭機のおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今日は、脱臭機の比較の1回目記事でした。
しかし、記事はまだまだ「続き」ます。

2・最新の脱臭機の比較 (2)
2-1:マクセル
2-2:シャープ
2-3:カドー
2-4:カルテック
2-5:三菱電機
2-6:東芝
2-7:サンスター
2・最新の脱臭機の比較 (3)
3-1:最終的なおすすめの提案【結論】
次回の2回目記事(こちら)では、マクセルの機種ほか、上記各社の製品をまとめて紹介します。
脱臭パワー ★★★★★
脱臭スピード ★★★★★
消耗品コスト ★★★★★
花粉対策 ★★★★★
お手入れ ★★★★★
コンパクトさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、3回目記事(こちら)で、ここまで紹介してきた全機種から、Atlasのおすすめ機種!を最終的に提案していきます。
2回目記事は→こちら
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