Top ノートPC・タブレット 比較2023’ 最新Androidタブレット54機の性能とおすすめ・選び方 (1):NEC レノボ編

2023年03月19日

比較2023’ 最新Androidタブレット54機の性能とおすすめ・選び方 (1):NEC レノボ編

【今回レビューする内容】2023年 AndroidのタブレットPCの性能とおすすめ・選び方:安くて高性能なタブレット 7 8 10 11 12インチ:機種や性能の違い 4G LTE SIMフリー対応

【比較する製品型番】Lenovo Tab M7 ZA8C0052JP M8 ZA870041JP TAB M8 P22T Tab Tab M10 HD ZA6W0003JP Lenovo Yoga Tab 11 ZA8W0112JP ZA8W0113JP ZA8W0074JP Yoga Tab 13 ZA8E0008JP Tab P11 Pro 2nd gen ZAB50181JP Tab B10 ZA6W0205JP ZA6W0258JP NEC LAVIE T7 PC-T0755CAS T8 PC-T0855CAS PC-T0875CAS Tab E PC-TE708KAS ab E NSLKB854T1KZ1S PC-TE510KAS Tab T11 T1195/FAS PC-T1195FAS T11 PC-T1195BAS T117/BAS NEC LAVIE Tab T12 T1295/DAS Lenovo Tab P12 Pro ZA9D0067JPLenovo Tab M10 Plus 3rd Gen ZAAM0094JP ZAAE0009JP PC-T1075EAS ZAAN0121JP PC-T1055EAS

今回のお題
最新のAndroid系タブレットのおすすめはどの機種?

 どもAtlasです。 

 今日は、2023年3月現在、最新のAndroid系タブレット比較です。

 CPUやパネルなどのスペックについて、現行の最新製品を50機以上比べていきます。

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1・Androidタブレットの比較 (1)
 1-1・選び方の基本の説明【導入】
 1-2・ NECレノボ
2・Androidタブレットの比較 (2) 
 2-1・NEC・レノボ〈上位機〉
 2-2・サムスン
 2-3・ファーウェイ
3・Androidタブレットの比較 (3)
 3-1・VANKYO
 3-2・TCL
 3-3・KEIYO  
 3-4・アイリスオーヤマ
 3-5・パナソニック
4・Androidタブレットの比較 (4)
 =最終的なおすすめ機種の提案【結論】

 1回目記事(今回)では、はじめに「選び方の基本」を説明したあと、Android系タブレットでは、最大手になる、日本のNECと中国のレノボの製品をみていきます。

 その後、他社製品を以上のような順番でみていくつもりです。

軽量性  ★★★★★
画質   ★★★★★
処理速度 ★★★★★
総合評価 ★★★★★

 そしの上で、最後の結論編こちら)で、いつものように、目的別・価格別にAtlasのおすすめ機種を提案してていきます。

 よろしくお願いします。

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1・Androidタブレットの比較
2・iPadの比較
3・iPhoneの比較

4・Amazon Fireタブレットの比較
5・Microsoft Surfaceの比較

 なお、今回は、このブログ「モノマニア」のタブレット・スマホ関係の比較記事の1回目記事として書きました。

1-1・Android系タブレットの選び方の基本

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 はじめに、Androidの選び方の基本の説明からです。

 具体的な製品比較に先立って、主なスペックのうち、パネルの品質・本体のサイズ・CPU性能・OSのバージョン4点について、「どのような基準で選べば良いか」について、説明していきます。

1・タブレットのパネル品質

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 第1に、パネルの品質です。

 パネルの種類は、PCモニターやテレビと同じで、やはり重要です。

 映像美にかかわるほか、目の疲れにも関わる部分ですから、タブレット選びにおいても、最も重視するべきポイントです。

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 上表は、代表的な液晶パネルの種類と、その性質を示したものです。

 【PCモニターの選び方】の記事でより詳しく説明しました。基本的にタブレットもそれと同じです。

 パネルの種類は、タブレット場合、IPSパネルを採用するのが標準です。

 液晶系では最も「高品質」といえるパネルですが、格安タブレットでも採用例は多いです。

 しかし、タブレットに向くとは言えないタイプの液晶を採用する機種もあります。逆に、映像を楽しめる点で高度なOLED(有機EL)を採用する上位機もでてきました。

 無視できない要素なので、今回の記事では「パネルの種類」は重要視して説明していきます。

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1・WXGA解像度(1280×800)
2・フルHD解像度(1920×1200)
3・2..5K解像度(2560×1600)

 パネルの解像度は、タブレット選びの場合、「最も重要」です。

 格安タブレットだと、フルHD解像度に満たない製品である場合が多いからです。

 その場合、画像は粗くIPSパネルでも「映像美は楽しみにくく、文字の視認性も悪い」といえます。

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 結論的にいえば、テキストに動画に快適度を追求したい場合、IPS(あるいはOLED)を採用するパネルを選んだ上で、さらに、フルHD以上の解像度を持つ機種を選ぶの「マスト」です。8インチ機ならば、WXGA程度でも(まあ)OKでしょう。

 繰り返しますが、五感に関わる部分なので、タブレットを選びにおいて、パネルの部分が「最も重要」です。

 実際、モニターの品質が悪いと「失敗した!」と思いやすいですから。

 記事では、とくに力を入れて比較するつもりです。

2・タブレットのサイズ

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 第2に、タブレットの形状とサイズです。

 サイズは、8インチ前後10インチ前後の製品が最近は多いです。

 8インチ(左図)は、最近のタブレットとしては「小さめ」です。

 しかし「片手で利用」したい場合の限界サイズです。

 10インチ(右図)、仕事や動画閲覧において「スタンダード」なサイズと言えます。

 最近は、8インチ以下だと、高性能な機種がないので、「片手で持てる」ことにこだわらないならば、10インチ前後のサイズが「おすすめ」です。

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 12インチ以上は、すこし特殊です。

 ペンタブ用だったり、ネット会議用だったり、しっかりした目的がないと、重くて大きくて、不便に感じるでしょう。

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 本体の厚みも、選ぶ際には重要です。

 画面サイズや本体の重さに比べて、軽視されがちなスペックです。しかし「薄い」タブレットは軽量であるだけでなく、画面サイズに比して持ちやすいです。

 実際、「薄くする」ことはかなりの技術が要るので、格安品ほど厚みはあります。筐体の開発までは予算で賄えないので、汎用ユニットを使うからです。

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 結論的にいえば、「薄いことは高品質な証」ですので、今回の記事でもしっかり比べます。

3・CPUの性能とOSのバージョン

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 第3に、CPUの性能です。

 タブレットのCPUは、PC用と違って数が多いこともあり、ベンチマークで性能を比べるはかなり困難です。

 ただ「遅い」と快適性が格段に「落ちる」ので、それでも見ないわけにはいきません。

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 そこで、今回の記事では、2コア4コアなどCPUの数に、それぞれの速さ(クロック数)を乗算した表を作り、性能を比べることにしました。

 キャッシュなどの違いがふまえられず片手落ちなのですが、ベストの方法がほかないので、この形式にしました。

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 結論的にいえば、少なくとも上図で「10以上」あれば最近の平均点、「15以上」あれば、高性能機といえます。

 「15以上」出せるのは「8コア」以上の多コア機だけなので、「8コア以上の製品」と言い換えても良いかと思います。

 この部分は分かりにくいので、各機の説明の際、改めてフォローするつもりです。

 (省エネ性はこのやり方では測れないので、バッテリー量と、メーカーの「公称持続時間」を主な指標として比べるつもりです)

4・Android OSのバージョン


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 第4に、OSのバージョンです。

 iAndroid系の場合、選ぶ際に重視して良い部分です。

 なぜなら、Googleが新OSを発表しても、メーカー対応がないと新OSへアップグレードができないからです。

 その点をふまえると、古いバージョンのOSを搭載するタブレットは、格安でも選ばない方が良いでしょう。

Android 10 2019年9月
Android 11 2020年9月
Android 12 2021年9月

 結論的に言えば、少なくとも、2019年登場のAndroid 10以上のものを選んでください。

 GoogleはOSのサポート終了時期を予告しませんが、これ以前のものを買うのは、少々リスクがあると言えます。

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 以上、タブレットを選ぶ場合に、重要視するべき4点の紹介でした。

 基本的に、これらの部分を見ておけば、(同じ予算を利用する場合)「性能の劣った機種を選びにくい」と言えます。

 バッテリー・カメラなど、みておくべき要素はほかにもあります。

 しかし、同級の製品同士だとさほど差は付きにくいため、とくに優れた機種については、個別の製品説明の中で指摘していくつもりです。

1-2・NECとレノボのタブレットPC

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 というわけで、具体的な製品の比較にはいります。

 はじめに比較するのは、NEC(日本電機)とレノボが発売するタブレットPCです。

 NECは、レノボからの調達なので、本体部分のスペックが同じ機種が多いですので、同時に紹介しています。

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 なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。

1・小型タブレットPC

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 はじめに、レノボとNECの7〜8インチ機からです。


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 【2021年発売】

  【NEC版】

 1・NEC LAVIE T7 PC-T0755CAS
   ¥19,055 楽天市場 (3/19執筆時)

  【レノボ版】(執筆時在庫なし)

 2・ Lenovo Tab M7 ZA8C0052JP
   ¥------ レノボ直販 (3/19執筆時)

サイズ:7インチ
解像度:1024x600(160ppi)
CPU:MediaTek MT8166(4コア)
記憶容量:32GB
バッテリー:3750mAh 10時間
カメラ:5+2メガ
サイズ:176×102×8.3mm
重さ:240g

 Lenovo Tab M7 (3rd Gen)と NEC T0755/CASは、両社が生産する7インチのタブレットです。

 レノボ直販モデルもありましたが、あとで見る8インチの廉価版の登場もあってか、そちらは終売のようでした。

 違いは、後述するリアカメラの画素数のみですが、そもそもその部分に強みがある機種ではないため、どちらを選んでも良いかと思います。

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 本体のサイズは、176×102×8.3mmです。

 7インチは、現行製品では最も小型で、片手でもつかめるコンパクトサイズです。

 本体に比して画面が少し狭いですが、価格的には仕方ないでしょう。

 8インチタブレット全体として見ると、それなりに「薄めで持ちやすい」です。

 持ちやすさの点で不便はありません。重さも大画面スマホ並の240gと軽量です。

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 搭載されるOSは、Android 11 (Go edition)です。

 2020年登場ですが、通常のAndroid OSとは異なる、軽量版のAndroid Go OSのラインです。

 もともと途上国向けに出されていた軽量版Androidで、OS自体のインストール容量を節約した設計です。

 一方、アプリサイズに制限があるため、一部のAndroidアプリが利用不可です。

 とはいえ、YouTubeや基本アプリビジネスアプリなどは、軽量版を出しますので、この機種(CPU)ができる用途を考えても問題ない仕様だと思います。

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 CPUは、台湾のメディアテックが販売する、MediaTek MT8166です。

 2GHzの4コアCPUで、さほど処理力はないです。メモリも2GBですし、仕様としては「入門機中の入門機」と言えます。

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 液晶パネルは、高品質なIPS液晶です。

 ただし、解像度は1024x600です。

 画面サイズが小さいとは言え、現在的にかなり見劣りします。

 画面も5点マルチタッチまでに止まります。

 ネットワークは、Wi-Fi5とBluetooth 5.0を装備します。

 Wi-Fiの規格としては、最新の11ax(Wi-Fi6)はさすがに非対応です。

 ただ、他機同様にIEEE802.11ac(Wi-Fi5)ですので、【無線LANルーターの比較記事】で書いたような、11ac対応の高性能ルーターを使えば、自宅でも通信はそこそこ速いでしょう。

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 【Amazon限定】 [64GB〜512GB]

 ・Transcend マイクロSDカード
    ¥999〜 Amazon.co.jp (3/19執筆時)

 記憶容量は、32GBです。

 なかには、不足に感じる人がいるでしょうが、最大128GBまでのMicroSDカードにも対応します。

 カメラの性能は、リア・フロントとも200万画素です。

 NECはリアカメラが500万画素になるものの、やはりスペック的にさほどよいわけではないです。

 バッテリーは、10時間です。

 さほど長くはないですが、値段相応です。

 実使用時間の評価が、NEC版のほうがわずかに良い(12時間)のですが、バッテリー量は同じなので、評価の仕方の違いかと思います。

 センサー類は、加速度(重力)センサーが付属です。

 また、GPSを単独で搭載します。

 スピーカーはモノラルです。

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 以上、Lenovo Tab M7 (3rd Gen)と NEC T0755/CASはの紹介でした。

 ファミリー向けの「格安機」という位置づけです。性能は期待値が低いですが、子どもと一緒に「遊び倒す」ような使い方ならば、良いかと思います。

 一方、解像度の部分で、ビジネス用には向かないでしょう。


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 【2021年発売】(後継機あり)

 【NEC版】 T0855/CAS

 3・NEC LAVIE T8 PC-T0855CAS
   ¥24,500 Amazon.co.jp (3/19執筆時)

 【レノボ版 】(3rd gen)

 4・Lenovo TAB M8 ZA870041JP
   ¥21,321 楽天市場 (3/19執筆時)

記憶容量:32GB

 【NEC上位機 】T0875/CAS

 5・NEC LAVIE T8 PC-T0875CAS
  ¥32,900 Amazon.co.jp (3/19執筆時)

記憶容量:128GB

サイズ:8インチ
解像度:1280 x 800(189 ppi)
CPU:Helio P22T Tab(8コア)
バッテリー:5100 mAh
カメラ:5+2メガ
サイズ:199 ×122 ×8.15mm
重さ:305g

  NEC LAVIE T8Lenovo TAB M8は、両社が発売する8インチのタブレットの上位機です。

 NECのみですが、ストレージ量が128GBと多い上位モデルもあります。

 このほか、物理メモリも6GBと2倍なので、処理能力も少し上でしょう。

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 本体のサイズは、199×122×8.15mmです。

 8インチまでなら、片手持ちできますし、重さも305gと軽量です。

 本体も薄めですし、持ちやすいと言えます。

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 搭載されるOSは、Android 11です。

 2020年登場のOSです。

 こちらは軽量版のGOではないですし、問題もないでしょう。

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 CPUは、メディアテックの8コアMediaTek Helio P22T(MT6763T)を採用します。

 4コアの下位機種と比較すると、演算能力面でしっかり差はあります。

 格安機に限定してみれば、他社を含めて性能は高レベルです。

 メインメモリは3GBで、先述のように上位機は6GBと豪華です。

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 液晶パネルは、こちらも高品質なIPS液晶です。

 ただし、パネルはフルHD画質に非対応であり、解像度は1280 x 800です。

 ネットワークは、Wi-Fi5とBluetooth5.0を装備します。

 先ほどの機種と同じです。

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 【Amazon限定】 [64GB〜512GB]

 ・Transcend マイクロSDカード
    ¥999〜 Amazon.co.jp (3/19執筆時)

 記憶容量は、32GBです(上位機は128GB)。

 不足に感じる場合は、128GBまでのMicroSDカードにも対応します。

 カメラの性能は、フロント200万画素、リア500万画素です。

 本機の場合、レノボ版も500万画素ですので、NECと差はないです。

 バッテリーは、13時間と高寿命です。

 容量としても5100mAhですから、十分です。

 センサー類は、この機種は、加速度センサーのほか、光センサー・近接センサーを装備し、また、グロナスを含めGPSを内蔵します。

 なお、光・近接センサーは、画面への近づきすぎや目に悪い照度を警告することなどに使われます。

 スピーカーは、ドルビーアトモス対応ですが、モノラルです。

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 以上、NEC LAVIE T8Lenovo TAB M8はの紹介でした。

 2万円台という価格の製品では、CPU性能が良く、OSも新しいため、長く使えそうな製品です。

 ただ、液晶は、質の良いIPS液晶を採用するものの、解像度はフルHDに満たないない点で「ややものなりない」です。

 とはいえ、「簡単なブラウジング・動画視聴」という方の入門機として、また、お子さんやご両親へのプレゼントとしては、コスパはかなり良い製品と言えます。

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 【2023年発売】

 【レノボ版 】(4th gen)

 6・Lenovo TAB M8 ZABU0172JP
   ¥18,810 楽天市場 (3/19執筆時)

サイズ:8インチ
解像度:1280 x 800(189 ppi)
CPU:Helio A22 MT6762(4コア)
記憶容量:32GB (eMMC)
バッテリー:5100 mAh
カメラ:5+2メガ
サイズ:198 ×120 ×8.95mm
重さ:320g

 なお、レノボかは、8インチの廉価版が出ています。

 4th genなので、実質的に先ほどの機種の後継機と言えるかもしれません。

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 上で見た、8インチ機(Tab M8)のスタンダード機8コアでした。しかし、本機は4コア(2.0GHz)であり、どちらかと言えば、上でみた Tab M7に近いです。

 発売時期の関係で、OSは、Android 12 Goとなりますが、筐体の厚みが出るほか、オーディオ面ではDolby対応、センサー面では近接センサーと、総じてスケールダウンしています。

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 結論的にいえば、現在選ぶならば、先ほどの機種が良いでしょう。

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 以上、両社の小型タブレットを紹介しました。

 比較的安いタブレットが多かったですが、値段だけで言うと、この価格帯のタブレットには「強力なライバル」がいます。

 それは、Amazonのタブレット端末です。

 企業規模を活かして相当安く出せているので、液晶の品質・解像度・保証などの点で、Amazonはかなり有利です。

 詳しくは、このブログの別記事となる【AmazonのFireタブレットの比較記事】で紹介しますが、こちらも、(実は)Android「系」のOSを搭載します。

 いずれにしても、1万円台までの予算でお考えの場合は、いったん、Amazon端末と比較した方が良いでしょう。マイクロソフトOfficeも2021から対応しました。

2・大きめタブレットPC

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 続いて、レノボとNEC系列の10インチを超えるサイズのタブレットPCです。

 8インチ(点線)に比べて、サイズは1回り大きく、動画視聴やワープロ作業などに便利なサイズです。


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 【2022年発売】 (2nd Gen)

 7・Lenovo Lenovo Tab B10 ZA6W0258JP
  ¥22,433 レノボ直販 (3/19執筆時)

 7・Lenovo Lenovo Tab B10 ZA6W0205JP
   ¥19,800 Amazon.co.jp (3/19執筆時)

サイズ:10.1インチ
解像度:1280×800 (149ppi)
CPU:Helio P22T Tab(8コア)
記憶容量:32GB
バッテリー:5000mAh(8.5時間)
カメラ:8+5メガ
サイズ:241.5×149.3×8.25mm
重さ:420g   

  Lenovo Tab B10 は、レノボが直販限定で投入した、激安の大画面タブレットです。

 流通ルートで型番が変わります。ZA6W0205JPは、Android 10表記でOSが1バージョンですが、基本性能は同じです。値段で決めて良いでしょう。

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 液晶パネルは、注意が必要な部分です。

 というのも、本機は10.1インチと比較的大きな画面にもかかわらず、解像度がフルHDに満たない1280×800だからです。 

 品質としては、IPS液晶なのですが、画面密度の部分に安い理由があります。

 本体のサイズは、243.2×169.2×8.45mmです。

 値段からすれば健闘していますが、画面が大きいほど薄くしやすいという「タブレットの法則」からすれば、10インチクラスでは「太い」製品です。

 重さは、480gです。

 10.1インチ機の平均よりは軽めと言えます。

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 搭載されるOSは、Google Android 11.0です。

 2020年登場のOSです。問題ないでしょう。

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 CPUは、総計で8コアとなるMediaTek Helio P22T です。

 B10シリーズの旧機種は、Qualcomm Snapdragon 429でしたので、性能が上がりました。

 ネットワークは、11ac規格(Wi-Fi5)と、Bluetooth 5.0です。

 Wi-Fiは最新ではないですが、実用上、問題ないでしょう。

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 記憶容量は、16GBです。

 あまり多くないですが、MicroSDカードにも対応します。最大256GBまで対応です。

 バッテリーは、8.5時間持続との表記です。

 ただ、容量は4,850mAhですので、CPU性能からしても、実使用時間はそれよりは短いでしょう。

 センサー類は、GPS(ロシアのグロナス含む)・加速度センサ、照度センサー・近接センサーが付属します。

 十分でしょう。

 カメラの解像度は、フロント5メガ、リア8メガです。

 格安機としては割と良いです。顔認証にも対応です。

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 以上、Lenovo Tab B10 の紹介でした。

 激安水準の10.1インチタブレットです。CPUも問題ないですし、液晶もIPSではあるので、結構お買得です。

 問題はこのサイズでフルHD非対応という点です。ちょっとした調べ物や動画閲覧程度ならばOKでしょうが、使途は選ぶため、この部分の限界に熟知した中級者以上向けと言えるでしょう。


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 【2022年発売】

 【Wi-Fiモデル】

 8・Lenovo Tab M10 Plus (3rd Gen) ZAAM0094JP
   ¥35,800 楽天市場(Lenovo) (3/19執筆時)

 9・NEC LAVIE Tab T10 T1075/EAS PC-T1075EAS
   ¥46,066 楽天市場 (3/19執筆時)

 【SIMフリーモデル】

 10・Lenovo Tab M10 Plus (3rd Gen) ZAAN0121JP
   ¥39,800 楽天市場(Lenovo) (3/19執筆時)

 【格安モデル】

 11・ Lenovo Tab M10 (3rd Gen) ZAAE0009JP
   ¥33,800 楽天市場 (3/19執筆時)

 12・NEC LAVIE Tab T10 T1055/EAS PC-T1055EAS
   ¥37,600 楽天市場 (3/19執筆時)

サイズ:10.61インチ
解像度:2000 x 1200 (220ppi)
CPU:Snapdragon 680(8コア)
記憶容量:64GB
バッテリー:7500mAh 12時間
カメラ:8+8メガ
サイズ:251.2×158.8×7.5mm
重さ:465g

 Lenovo Tab M10 PlusNEC LAVIE Tab T10は、両社の10インチの入門機です。

 複数モデルがあります。

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 「格安モデル」と書いたものについては、Andorod OS 11になるほか、CPUグレード・センサー構成が落ちます。

 加えて(実質的な)画面解像度は同じですが、画面の四隅がカーブ(角丸)していません。スピーカー数(4→2)、バッテリー量ほか、サブカメラの解像度も落ちます(8M→5M)。

 結論的にいえば、この値段差ならば、通常モデルが良いかと思います。

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 本体のサイズは、251.2×158.8×7.5mmです。

 薄くはないですが、値段とグレードからすると「健闘」でしょう。

 重さも、465gです。AppleのiPad Pro 11の水準ですし、同じことが言えます。

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 CPUは、総計で「8コア」となる米国のQualcommSnapdragon 680です。

 先述の下位機種は、中国大手のUnisocの8コアですが、冒頭書いたような方法で比較しても20%弱の差があります。

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 搭載されるOSは、Android 12です。

 2021年登場で、機能面では、最近出てきた立体音響規格である「空間オーディオ」に対応したのが目を引くアップデートでした。

 その部分で言えば、本機も、「ドルビーアトモス」対応になっています。

 なお「空間オーディオ」規格については、このブログでもいろいろな所で書いていますが【ヘッドホン・イヤホンの選び方のまとめ記事】で、割と詳しめに書いています。

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 液晶パネルは、IPS液晶パネルで、解像度は、2000 x 1200です。

 数字が変則的になりますが、最近のスマホなどと同じで、画面のすみが(わずかに)カーブしているためで、実質的にはフルハイビジョンです。

 諸説ありますが、カーブがあるのは、機能性や心理学的な視覚効果というより、「デザイン性」からでしょう。

 ネットワークは、Wi-Fi とBluetooth 5.0を搭載です。

 他機同様、Wi-Fiは、11ac規格(Wi-Fi5)です。

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 【Amazon限定】 [64GB〜512GB]

 ・Transcend マイクロSDカード
    ¥999〜 Amazon.co.jp (3/19執筆時)

 記憶容量は、64GBです。

 十分な量ですが、これに加えて、1TBまでのマイクロSDカードの増設対応できます。

 カメラの性能は、メインが8メガ、サブが8メガです。

 平均的な仕様です。タブレットならばこれで良いでしょう。

 バッテリーは、7500mAです。12時間の持続時間です。

 十分でしょう。

 センサー類は、GPS(ロシアのグロナス含む)、加速度センサ、照度センサー・ジャイロセンサーが付属します。

 カメラを用いた、顔認識機能を用いたロック解除も対応です。

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 スピーカーは、4スピーカー仕様です。

 ドルビーアトモス対応ですが、各スピーカーがどのような構成なのかは不明です。恐らくステレオの2WAYの2chでしょう。

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 以上、Lenovo Tab M10 PlusNEC LAVIE Tab T10の紹介でした。

 2022年に世代交代をなして、CPUやカメラ性能ほか、全体の底上げがなされました。

 このグレードの製品は競合も強いでが、10インチクラスでは割と良い入門機の1つになったかと思います。

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 【2020年発売】

 【Wi-Fiモデル】

 13・ NEC LAVIE Tab E NSLKB854T1KZ1S
  ¥33,800 NEC ダイレクト (3/19執筆時)

 14・Lenovo タブレット Wi-fiモデル Tab M10
   ¥27,600 Amazon.co.jp (3/19執筆時)

 【Wi-Fi格安モデル】

 (メモリ2GB 記憶容量32GB)TE510/KAS

 16・NEC LAVIE Tab E PC-TE510KAS
  ¥24,300 Amazon.co.jp (3/19執筆時)

サイズ:10.3インチ
解像度:1920 x 1200 (214ppi)
CPU:Helio P22T Tab(8コア)
記憶容量:64GB
バッテリー:5000mAh 9時間
カメラ:8+5メガ
サイズ:244.2×153.3×8.15mm
重さ:460g

 一方、旧世代機も残ります。

 Appleと同じで、世代が変わっても機種名は同じなので注意してください。

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 新機種と比較する場合、CPU性能はHelio P22T ですので、処理能力は、10%未満の差です。

 ただ、CPU消費電力とバッテリー量の関係で、バッテリー持続時間ほか、本体の厚みの部分でも不利です。ジャイロも未搭載だったので、回転検知もできませんでした。

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 結論的にいえば、まだ現行水準は言えるのですが、全体として言えば、相当違いがあるため、選ぶならば、やはり新機種に思えます。

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 【2021年発売】 (2nd Gen)

  17・Lenovo Tab M10 HD ZA6W0003JP
  ¥29,800 楽天市場 (3/19執筆時)

サイズ:10.1インチ
解像度:1280x800 (143ppi)
CPU:Helio P22T Tab(8コア)
記憶容量:64GB
バッテリー:5000mAh 10時間
カメラ:8+5メガ
サイズ:241×149×8.25mm
重さ:420g

 このほか、レノボから、Lenovo Tab M10 HDというハイビジョン解像度機がでています。

 しかし、画面解像度が1280x800で、画面密度も143ppiですので、映像美という観点ではあまりおすすめできない機種です。

 なお、本機については、OSは、Android10です。


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 【2022年発売】

 【128GB】(メモリ4GB)

 18・ Lenovo Yoga Tab 11 ZA8W0112JP
  ¥53,700 楽天市場 (3/19執筆時)

 【256GB】(メモリ8GB)ZA8W0057JP後継

 18・ Lenovo Yoga Tab 11 ZA8W0113JP
  ¥50,743 楽天市場 (3/19執筆時)

 【2021年発売】

 【128GB】(メモリ4GB)

 19・ Lenovo Yoga Tab 11 ZA8W0074JP
  ¥38,090 楽天市場 (3/19執筆時)

サイズ:11インチ
解像度:2000 x 1200 (213ppi)
CPU:MediaTek Helio G90T(8コア)
記憶容量:256GB/128GB
バッテリー:7500mAh(15時間)
カメラ:8+8メガ
サイズ:169 ×256 ×(23-7.9)mm
重さ:650g

  Lenovo Yoga Tab 11は、2レノボの11インチタブレットです。

 同社のノートPCの商標である「Yoga」を冠していることから分かるように、Android系タブレットPCとしては、「やや特殊」といえる、仕様といえます。

 なお、2022年に型番が変わりましたが、OSのバージョンを含めて基本仕様は同じです。値段で決めてOKです。

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 本体のサイズは、166 ×242 ×(24-5.5)mmです。

 このシリーズの場合、写真のように自立します。これは、Google Assistantを利用して、普段はスマートディスプレイとして利用することを想定しています。

 3つのデジタルマイクを装備し、発声を拾って、天気やニュースなどの情報を届けてくれます。

  201907122056.jpg

 したがって、この部分では、【スマートスピーカーの比較記事】で紹介した、GoogleのGoogle Nest Hubが「ライバル」です。

 ただ、Android OS自体を搭載し、タブレットPCとしても単独で使える部分は「ユニーク」です。ニーズはあると思います。

 202110161110.jpg

 そのほか、モニターキーボードを利用したタイピングから、タッチペン入力まで、利用法の部分で多機能である点が「売り」です。

 そのほか、バックに開閉式のハンガーが付くため、吊して使うことも提案されます。

 考え方次第で色々に使えるのが、このシリーズの魅力です。

 重さは、650gです。

 色々できる分、やはり重さはあります。

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 CPUは、台湾のMediaTek Helio G90Tです。

 最近出てきたCPUで、2x 2.05 GHz + 6x 2.0 GHzという変則的な8コアです。

 下位機で4GB、上位機で8GBとわりと贅沢な物理メモリを搭載している部分も含めて、この値段ならば十分な性能でしょう。

  202110161017.jpg

 搭載されるOSは、Android 11です。

 2020年登場のOSです。問題ないです。

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 液晶パネルは、解像度が2000x1200ppiと(PCに詳しい方には)見慣れぬ刻みです。

 縦横比は15:9ですので、フルスクリーンで見る際に両側に黒帯が多少生じるでしょうが、問題ないでしょう。

 四隅に丸みがありますが、実質的によくある「WUXGA(1920 x 1200」と同じと考えて良いかと思います。フルHD解像度は超えますので、その水準はクリアです。

 なお、画面サイズは正確には、11.2インチだと思います。

 ネットワークは、11ac規格(Wi-Fi5)と、Bluetooth 5.0です。

 Wi-Fiは最新ではないですが、問題ないでしょう。

 記憶容量は、128GB256GBから選べます。

 MicroSDカードを最大512GB増設できるため、ストレージ容量は贅沢です。

 カメラの性能は、前後とも8メガ(800万画素)です。

 コロナ以後、フロントカメラの解像度も重視されてきました。レーザーを使ってフォーカスする、最近のスマホで流行のTOFセンサーも装備です。

 バッテリーは、公称で15時間とのことです。

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 音楽再生の部分では、米国のJBL4基のスピーカーを装備します。

 配置的にステレオと言うより、ドルビーアトモスを活かした、サラウンド性を重視していると思います。YOGAの特殊形状からすると、これで良いかと思います。

 センサー類は、この機種は、加速度センサーのほか、光センサー・ジャイロセンサーを装備し、また、グロナスを含めGPSを内蔵します。

 ただし、指紋などの認証センサーは非搭載です。

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 以上、 Lenovo Yoga Tab 11 の紹介でした。

 Android系のタブレットPCは、HUAWEIが圧倒的に「強い」のですが、被らない形で、自社の「強み」を活かした面白い製品だと思います。

 とくに「マルチメディア端末」として、自宅で利用を考えている方には「おすすめ」したい製品です。

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 【2021年発売】

 20・ Lenovo Yoga Tab 13 ZA8E0008JP
  ¥70,242 楽天市場 (3/19執筆時)

サイズ:13インチ
解像度:2160x1350 (196ppi)
CPU:Snapdragon 870 (8コア)
記憶容量:128GB
バッテリー:10000mAh(15時間)
カメラ:8メガ
サイズ:293.4x204.0x(6.2-24.9)mm
重さ:830g

 なお、 Lenovo Yoga Tabは、13インチモデルが同時発売となりました。

 液晶パネルは、解像度が2160x1350と、変則的な2Kサイズですが、縦横比は16:10なので、使い勝手は悪くないと思います。

202110161158.jpg

 CPUは、米国のSnapdragon 870です。

 コアクロック数の合計数値も良いですが、1コアのみ3.2GHzにしているため、8GBのメモリが実装される部分を含めて、実際的な処理は、11インチ機より良いかと思います。

 ネットワークは、11ax規格(Wi-Fi6)と、Bluetooth 5.2です。

 特にWi-Fiは最新規格なので、【無線LANルーターの比較記事】で書いたような対応ルーターを使うと、通信安定性が向上するでしょう。

 カメラの性能は、本機はリアカメラがなく、フロントカメラのみ800万画素で搭載です。

 重さ的に、持ち歩いて写真を撮ることも少ないでしょうし、この仕様で良いかと思います。

 センサー類は、加速度・光・ジャイロセンサーほか、デジタルコンパスが追加で装備されます。

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 結論的にいえば、本機は、家庭用の上位機というより、ビジネス用に(PC替わりに)持ち運びたい方向けを主にターゲットにした製品かと思います。

 自宅でも13インチが便利に感じる方は、スペックが良いので導入しても構いませんが、ニーズとしては、あまりないかもしれませんん。


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 【2022年発売】

  【レノボ版】(128GBメモリ)

 21・Lenovo Tab P11 Pro 2nd gen ZAB50181JP
  ¥62,700 Lenovo直販 (3/19執筆時)

  【NEC版】(256GBメモリ)

 21・NEC LAVIE Tab T11 T1195/FAS PC-T1195FAS
  ¥85,700 楽天市場 (3/19執筆時)

サイズ:11.5インチ(OLED)
解像度:2530x1536 (264ppi)
CPU:MediaTek Kompanio 1300T
記憶容量:128GB/256GB
バッテリー:8000mAh 約14時間
カメラ:13+8メガ
サイズ:263.7×166.7×6.8mm
重さ:480g

  Lenovo Tab P11 Pro は、レノボが販売するハイエンドクラスのタブレットです。

  本機はレノボ版ほか、NEC版があります。

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 【専用カバー】

 NEC LAVIE Tab T11 PC-AC-AD034C
  ¥85,700 楽天市場  (3/19執筆時)

 【専用カバー付キーボード】

 NEC LAVIE Tab T11 PC-AC-AD035C
  ¥13,860 楽天市場  (3/19執筆時)

 NEC版は「上級仕様」にしていて、ストレージが256GBになります。

 このほか、周辺機器の部分で専用カバーを用意する関係で、こちらだけ、マグネットに連動して電源をON/OFFさせるため、ホールセンサー(磁気センサー)が付属します。

 あとは、同じです。

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 本体のサイズは、263.7×166.7×6.8mmです。

 コンセプトの異なるYOGAシリーズではない同社の下位機と比べても薄めです。

 また、本機の場合、カメラが飛び出た形状ですので、握りの部分だけで言えば、6mmは少し切るでしょう。

 そうなるとAppleのiPad Pro(11インチ)とほぼ同様の重さ・薄さですので、優秀かと思います。

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 CPUは、台湾のMediaTekKompanio 1300T です。

 前世代のSnapdragon 730Gと同じ8コアですが、5%強性能が良いと言えます。

 10万円以内の予算で十分買えるAndroidタブレットだけで言えば、発売時「最高クラス」の処理能力とも言えます。

 搭載されるOSは、Android 12です。

 2021年登場です。

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 パネルは、11.2型で、2530x1536解像度の高リフレッシュレート対応のOLEDです。

 この部分の性能は本機のポイントなので、少し詳しめに書きます。

 解像度は、2530x1536と良いですが、数字が変則的です。

 下位機と同じで、パネルの「角が丸い」からです。普通にディスプレイの対角は同じです。画面密度の数字も264ppi(相当)ですから良いです。

 パネルは、液晶ではなく、OLED(有機EL)を採用します。

 OLEDは、TVでの評価は【有機ELテレビの比較記事】で詳しく書きましたが、日中に弱い部分がああるので、論争的な部分があります。

 しかし、スマホ他の小型端末については、基本的に「液晶の上位互換」と言って良いです。明るさについても、SDRで600ニトをキープしています。

 正確に言えば、長時間同じ画面を表示させるような使い方(例えば、パソコンでのワープロ作業)だと、画面の焼き付き問題がおこる可能性はあります。

 (ユーザー経験の部分で慎重な)AppleはそのためOLEDを自社タブレットに使わない部分はあります。

 リフレッシュレートは、120Hzです。

 いわゆる高リフレッシュレート(120Hz)対応機です。PCほか、PS5などゲーム機が最近対応する規格で、ゲーム利用時に画質効果が期待できますし、OSの操作感やペンタブ利用ほかでも、滑らかさの向上が期待できます。

 なお、リフレッシュレートをふくめた最近のゲーム回りの画質事情は、【ゲーミングモニターの比較記事】で、少し詳しく書いています。 

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 【Amazon限定】

  Samsung EVO Plus 256GB
   ¥2,980 Amazon.co.jp (3/19執筆時)

 記憶容量は、128GBです。

 別売のマイクロSDカードで最大1TBまでの増設に対応します。

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 カメラの性能は、フロント8メガ・リア13メガです。

 タブレットとしては高水準でしたが、前世代機は、前後に倍率の異なる2カメラだったので、この部分だけでいえば、負けます。

 前カメラについては、テレワーク時のビデオ通話などでの背景ぼかし用などにも使われましたが、さほどニーズがなかったからかもしれません。

 顔認証に対応しますが、指紋認証は不採用です。

 バッテリーは、最大で14時間です。

 充電は、一般的なUSB-Cケーブルで、2.3時間との表記です。

 センサー類は、指紋・加速度・光・ジャイロ・電子コンパスを搭載です。

 位置情報は、GPS衛星ほか、ロシアのグロナスもフォローです。

 ネットワークは、Wi-Fi 6とBluetooth 5.1を搭載です。

 2020年頃から普及した新規格です。最新ユニットですので【無線ルーターの比較記事】で書いた、Wi-Fi6対応製品が必要ですが、導入すれば、通信安定性は高まるでしょう。

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 Lenovo Precision Pen 3
  ¥----- Lenovo直販 (3/19執筆時)

 前世代は、「Lenovo Precision Pen 2」との連動面を強調した宣伝展開でした。

 本機は宣伝がされませんが、次世代(Lenovo Precision Pen 3)の発売が遅れているからのようです。そちらとは連携する見込みです。

 スピーカーはJBLの4スピーカーで、立体音響規格のドルビーアトモスに対応します。有機EL搭載の部分を含めて、マルチメディア端末として優秀です。

---

 以上、Lenovo Tab P11 Pro の紹介でした。

 ライバルはファーウェイの最上位機でしょう。

 比較する場合、CPUは多少あちらが上の印象ですが、Android 12搭載部分のほか、高リフレッシュレートで、明るい有機EL搭載など、マルチメディア対応部分での総合性能は本機が上でしょう。

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 【2021年発売】T1195/BAS PC-T1195BAS

 22・ NEC LAVIE T11 PC-T1195BAS
  ¥47,080 楽天市場 (3/19執筆時)

サイズ:11.5インチ(OLED)
解像度:2560x1600 (280ppi相当)
CPU:Snapdragon 730G 2.2Ghz 8コア
記憶容量:128GB
バッテリー:8400mAh 5.6時間
カメラ:13+5メガ / 8+8メガ
サイズ:264×171×5.8mm
重さ:485g

 一方、本機の(レノボ側の)旧機種は既に展開終了です。

 しかし、提供を受けるNEC側については、昨年モデルが結構残ります。

 CPUは旧世代ですが、先述のように、性能は5%ほどしか変わりません。

 一方、本機もOLEDですが、120Hzに非対応です。

 その代わり、カメラがズーム倍率が違う「前後に2つずつ」のカメラになります。

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 先述のように、前カメラは、テレワーク時に「背景ぼかし」に使える仕様でした。

 加えて、この世代は、顔認証に加えて指紋認証にもあるので、ビジネス用には新機種より「向いた部分」はあります。

 こうした仕様の違いは、間違いなく、コロナ禍のワークスタイルゆえかと思います。

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 結論的にいえば、リフレッシュレートの部分は結構大きな違いに思え舞うが、仕事に利用する場合は、(値段差の面を含めて)本機を選んでも良いように思えます。

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 【2021年発売】 

 【Wi-Fiモデル】

 (128GB)T1175/BAS

 23・ NEC LAVIE T11 T1175/BAS PC-T1175BAS
  ¥41,499 楽天市場 (3/19執筆時)

 (64GB)NSLKB941T1BZ1

 24・ NEC NSLKB941T1BZ1 PC-TAB11201
  ¥67,906 楽天市場 (3/19執筆時)

サイズ:11インチ(IPS)
解像度:2000x1200
CPU:Snapdragon 662 (2GHz+1.8GHz)
記憶容量:128GB /64GB
バッテリー:7500mAh 約13.6時間
カメラ:13+8メガ
サイズ:258.4×163×7.5mm
重さ:490g

 そのほか、NECについては、旧機種をベースにした下位機も売り出しています。

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 こちらについては、8コアながら、Snapdragon 730Gより少し劣るSnapdragon 662を採用します。

 また、カメラがWカメラ構成ではなく、電子コンパスや指紋認証センサーも未付属です。

 その分値段が安いとも言えるのですが、最も問題なのは、画面の縦横比が2000x1200と変則的なことです。

 一般的な、フルHD・4K画質は16:10より短いので、動画コンテンツをフル画面で見る際など、縦に黒帯が挟まれます。また、コンテンツによっては歪む問題が生じる可能性はあるでしょう。

 この縦横比の画面は、ファーウェイのMatePadでもあるのですが、あまりおすすめできません。

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 【12.6ワイド】PC-T1295DAS

 ・NEC LAVIE Tab T12 T1295/DAS
  ¥90,127 楽天市場 (3/19執筆時)

 【12.6ワイド】 ZA9D0067JP-S001

 ・Lenovo Tab P12 Pro ZA9D0067JP
  ¥116,714 Lenovo直販 (3/19執筆時)

 さらに、NECは、2021年末に12.6型OLEDの最上位機の展開をはじめています。

 ただ、(思ったよりも)記事が長くなりすぎてしまったので、【2回目記事】の冒頭で見る予定です。

次回につづく!
Android系タブレットおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、Android系タブレットPCの比較の1回目記事でした。

 記事は、まだまだ「続き」ます。

   201910201726.jpg

2・Androidタブレットの比較 (2) 
 2-1・NEC・レノボ〈上位機〉
 2-2・サムスン
 2-3・ファーウェイ
3・Androidタブレットの比較 (3)
 3-1・VANKYO
 3-2・TCL
 3-3・KEIYO  
 3-4・アイリスオーヤマ
 3-5・パナソニック
4・Androidタブレットの比較 (4)
 =最終的なおすすめ機種の提案【結論】

 つづく2回目記事こちら】では、NEC&レノボの上位機を追加で紹介します。

 その上で、サムスンのGalaxy Tabと、ファーウェイのタブレットを紹介していきます。

軽量性  ★★★★★
画質   ★★★★★
処理速度 ★★★★★
総合評価 ★★★★★

 その上で、全体の結論編こちら)で、いつものように、予算別・目的別に、Atlasのオススメ機種!を提案していきます。

 引き続きよろしくお願いします。

 2回目記事は→こちら

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posted by Atlas at 17:02 | ノートPC・タブレット

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