【今回レビューする内容】2025年 Android系タブレットPCの性能とおすすめ・選び方:安くて高性能なタブレット 7 8 10.1 11.5 12.4インチ:IPS OLED対応: 4G LTE SIMフリー対応:機種の違いと性能ランキング
【比較する製品型番】レノボ Lenovo Tab M9 ZAC30178JP B9 ZAC30212JP M8 4th gen ZABU0172JP ZAD30094JP Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) ZAEF0052JP Lenovo Tab M11 ZADA0020JP B11 ZADA0284JP ZADB0291JP M10 (3rd Gen) ZAAE0014JP Lenovo Tab ZAEH0063JP T11 T1175/FAS PC-T1175FAS Tab Plus ZADX0061JP Yoga Tab 11 ZA8W0112JP ZA8W0113JP Lenovo Yoga Tab Plus ZAEG0149JP Lenovo Idea Tab Pro ZAE40096JP NEC LAVIE Tab T9 T0975/GAS Tab T8 T0855/GAS PC-T0855GAS T9 T0995/HAS PC-T0995HAS T11 T1155/HAS PC-T1155HAS T10 T1055/EAS PC-T1055EAS Tab T11 T1175/JAS PC-T1175JAS T1175/FAS PC-T1175FAS T1195/FAS PC-T1195FAS T12 T1295/DAS サムスン Galaxy Tab S10 UltraGalaxy Tab S10+ Galaxy Tab S9 S9 FE S9+ S8+ S9 Ultra S8 Ultra Galaxy Tab S9 FE Galaxy Tab A9+ Galaxy Tab S6 Lite 2024 SM-P620NZAAXJP グーグル Google Pixel Tablet GA04754-JP GA06156-JP GA04750-JP GA06158-JP アイリス TM083M4V1-B TE084M4V1-B TM153M6V1-B AIWA aiwa tab AB8 JA3-TBA0802 AIWA aiwa tab AB8 JA3-TBA0802 AB10L-2 JA3-TBA1007 AS10(6) JA3-TBA1004-6 AS10-2(6) JA3-TBA1006-6 ファーウェイ HUAWEI MatePad 11.5 BTK-W09 HUAWEI MatePad T10s AGS3-W09 aiwa tab 10-X JA4-TBA1008 TCL TAB 10 Gen 2 8496G1 TCL TAB 8 9132X TAB 11 9466X3 Orbic TAB8 Xiaomi Redmi Pad Pro 6GB+128GB Xiaomi Redmi Pad SE 6GB+128GB Xiaomi Pad 6 8GB+128GB Xiaomi Redmi Pad SE 8.7 4GB+64GB 4GB+128GB ほか
今回のお題
最新のAndroid系タブレットのおすすめはどれ?
どもAtlasです。
今日は、2025年2月現在、最新のAndroid系タブレットの比較です。
CPU性能やパネル品質などの基本スペックを重視しながら、最新製品を比べます。
そのほか、重さ・サイズ・バッテリーなど、利便性にかかわる部分にも注目しながら、今買うのに最も良い機種を探していきます。
1・Androidタブレットの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:NEC・レノボ
2・Androidタブレットの比較 (2)
2-1:NEC・レノボ〈続き〉
2-3:Google (pixel)
3・Androidタブレットの比較 (3)
3-1:サムスン (Galaxy)
3-2:アイリスオーヤマ
4・Androidタブレットの比較 (4)
4-1:TCL
4-2:シャオミ
4-3:AIWA
5・Androidタブレットの比較 (5)
5-1:ファーウェイ
5-2:他の企業
6・Androidタブレットの比較 (6)
6-1:最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、はじめにタブレットPCの「選び方の基本」を説明します。
その後、最大手となるNEC・レノボ(連合)の製品を皮切りに、企業順に各製品をみていきます。
持ちやすさ ★★★★★
処理速度 ★★★★★
解像度 ★★★★★
画質の良さ ★★★★★
記憶容量 ★★★★★
バッテリー ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最後の結論編(こちら)では、目的別・価格別にAtlasのおすすめ機種も提案していきます。
よろしくお願いします。
ーーー
1・Androidタブレットの比較
2・iPadの比較
3・iPhoneの比較
4・Amazon Fireタブレットの比較
5・Microsoft Surfaceの比較
なお、今回は、このブログ「モノマニア」のタブレット・スマホ関係の比較記事の1回目記事として書きました。
1-1・Android系タブレットの選び方の基本
はじめに、Android系タブレットの選び方の基本の説明からです。
主なスペックのうち、パネルの品質・本体のサイズ・CPU性能・OSのバージョンの4点について、「どのような基準で選べば良いか」、順番に説明していきます。
1・タブレットのパネル品質
第1に、パネルの品質です。
この部分は、PCモニターやテレビと同じで、タブレットの場合も重要です。
映像美のほか、目の疲れにも関わる部分ですから。
パネルは、PCやタブレットPCの場合、液晶系(LED)と有機EL(OLED)を合わせて、以上の5種類に分類できます。
PCと同じなので、詳しくは、このブログだと【PCモニターの選び方】の記事で説明しています。
ただ、最近のタブレットの場合、格安機でも、IPS・ADSを含む「IPS系パネル」と言って良いです。
視野角も広く、目にも優しく、映像も美しいタイプです。
TNや VAなど、近接視聴になるタブレット用途に向かないパネルは(出所の知れないノンブランドを除けば)ほぼ淘汰されたといえます。
ただ、実際は「IPS系パネル」でも、細かい種類は表記しない機種が多いです。
これは、商標の関係で、IPSと同じ性質だが、IPSを名乗れない企業が多いからです。BOEやInnoluxが代表的です。
大手だけ示すと上表5社ですが、製造企業これ以外にもあります。
---
結論的にいえば、現状で製造メーカーまで気にすると「まともに選べない」です。また、IPSだけとっても、輝度や色域で「ランク」があるので。
今回、記事では、スペックの開示のある製品はしっかり説明します。また、ない製品で、少し注意するべき製品の場合も、できるだけ指摘するつもりです。
このほか、最近は、OLED(=有機EL)を採用する上位機もでてきました。OLEDは「黒が締まる」ので、映像美の部分では、IPSを含む液晶パネルより確実に上級です。
日光下の視認性が液晶に比べてイマイチな部分があるので、一概に全ての方に向くとも言いにくいです。
無視できない要素なので、ここも今回の記事では重要視して説明します。
ーーー
1・WXGA(1280×800)
2・WUXGA(1920×1200)
3・2..5K(2560×1600)
パネル解像度も、タブレット選びには、重要です。
タブレット型の場合、テレビの16:9ではなく、少しワイドな16:10の縦横比の製品がほとんどです。
一方、格安機の場合、テレビでいうフルHD (1920×1080)に満たないWXGA (1280×800)の製品がみられます。
8インチの小型タブレットならば、入門用として必要十分とも言えます。しかし、映像美を重視して10インチ以上を選びたい場合は、最低でもWUXGA1920×1200)は超えていた方が良いでしょう。
リフレッシュレートも、高級機だと注目してよいスペックです。
とくに、ゲーミングや、ペンタブを運用する方は、120Hzの高リフレッシュレートに対応していると、動きがスムーズです。
2・タブレットのサイズ
第2に、タブレットの形状とサイズです。
サイズは、Android系タブレットの場合、8インチ前後と10インチ前後の製品が多めです。
8インチ(左図)は、最近のタブレットとしては「小さめ」です。
しかし「片手で利用」したい場合の限界サイズです。
10インチ(右図)、仕事や動画閲覧において「スタンダード」なサイズと言えます。
最近は、8インチだと、高性能な機種がないので、「片手で持てる」ことにこだわらないならば、10インチ前後のサイズが「おすすめ」です。
12インチ以上は、特殊です。
ペンタブ用だったり、ネット会議用だったり、しっかりした目的がないと、重くて大きくて、不便に感じるでしょう。
ーー
本体の厚みも、選ぶ際には重要です。
画面サイズや本体の重さに比べて、軽視されがちなスペックです。
しかし「薄い」タブレットは軽量であるだけでなく、画面サイズに比して持ちやすいです。
実際、「薄くする」ことは技術が要るので、格安品ほど厚みはあります。筐体の開発までは予算で賄えないので、汎用ユニットを使うからです。
---
結論的にいえば、「薄いことは高品質な証」です。今回の記事でもしっかり比べます。
3・CPUの性能とOSのバージョン
第3に、CPUの性能です。
タブレットのCPUは、PC用と違って数が多いこともあり、ベンチマークで性能を比べるはかなり困難です。
ただ「遅い」と快適性が格段に「落ちる」ので、見ないわけにはいきません。
今回の記事では、8コア・16コアなどCPUの数に、それぞれの速さ(クロック数)を乗算した表を作り、そのスコア(合計クロック)を比べます。
ただ、この方法は欠点があります。
CPUは「技術革新」によって同じ処理能力(例えば2.0GHz)でも、CPUの「開発世代」や、統合されるGPUの性能などで差がでるからです。
ただ、タブレット用のCPUはPCと異なりデータ母数が少なく、ユーザーベンチマークはあてにならないので、先述の方法を選んでいます。
---
記事では「CPUコアの開発年代(=新しさ)」を考慮に入れた上で、各CPUのクロック数の合計値を比べていきます。
スコアは、最近のAndroidタブレットでは、15GHz前後が入門機の標準です。
それ以下だと、あまり快適ではないです。
5万円強の中級機だと17GHzあたり、10万円近い上級機だと、19GHzあたりが普通です。
闇雲に高くすると、(世代によっては)バッテリーの保ちや発熱による性能低下に影響しますが、そこまで偏った機種は(少なくとも大手では)みられません。
分かりにくいので、各機の説明の際に、改めてフォローするつもりです。
とくに、古い世代のCPUを使う機種の場合、同じコア数、クロック数でも処理性能は落ちるので、古めの設計で「危うそう」な製品の場合、言及することとします。
CPU性能は、省エネ製(バッテリーの保ち)にもかかわるため、その部分との兼ね合いも見ながらバランスの良い機種をおすすめとしてあげていくつもりです。
4・Android OSのバージョン
第4に、OSのバージョンです。
iAndroid系の場合、選ぶ際に重視するべき部分です。
なぜなら、Googleが新OSを発表しても、メーカー対応がないと新OSへアップグレードができないからです。
つまり、古いバージョンのOSを搭載するタブレットは、格安でも選ばない方が無難と言えます。
Android 11 (2020年9月)
Android 12 (2021年9月)
Android 13 (2022年8月)
Android 14 (2023年10月)
Android 15 (2024年10月)
結論的に言えば、少なくとも、2021年登場のAndroid 12以上のものを選ぶことをおすすめします。
GoogleはOSのサポート終了時期を予告しません。しかし、これ以前のものを買うのは、将来的に少々リスクが高まると言えます。
このほか、HUAWEI・Xiaomiは、自社の味付けを加えた「Android系OS」になります。その部分は、各社の製品説明の部分で詳しく書くつもりです。
ーーーーー以上、タブレットを選ぶ場合に、重要視するべき4点の紹介しました。
バッテリー・カメラなど、みておくべき要素はほかにもありますが、その部分は、本編でおいおい書いていこうと思います。
1-2・NECとレノボのタブレットPC
はじめに、NEC(日本電機)とレノボが発売するタブレットPCの紹介からです。
レノボは、旧IBMのThinkPadの製造でも有名なグローバル企業です。
NECは、言わずと知れた、老舗の日本企業です。
同社の場合、タブレットはレノボからの調達なので、スペックが同じ機種が多いです。
そのため、今回は両社の製品を同時に紹介していきます。
1:8型〜9型
2:10型〜11.5型
3:12.7型
両社はとくに、Android系タブレットの数が多いので、サイズで3種に小分けにします。
その上で、それぞれ価格が安めの製品からみていこうと思います。---
なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
8インチ前後のタブレットPC

【2023年発売】
【レノボ版】
(32GB)
1・Lenovo Tab M9 ZAC30178JP
¥18,016 楽天市場 (2/11執筆時)
(64GB)
2・Lenovo Tab B9 ZAC30212JP
¥19,800 レノボ直販 (2/11執筆時)
記憶容量:32GB/64GB (eMMC)
バッテリー:5100mAh 13時間
【NEC版】PC-T0975GAS
3・NEC LAVIE Tab T9 T0975/GAS
¥36,366 楽天市場 (2/11執筆時)
記憶容量:128GB (eMMC)
バッテリー:5100mAh 10時間
画面:9インチ
解像度:1340x800(173ppi)
CPU:MediaTek Helio G80(8コア)
カメラ:8+2メガ
サイズ:215.43×136.76×7.99mm
重さ:344g
Lenovo Tab M9と NEC LAVIE Tab T9は、両社が生産する9インチのタブレットです。
NECはレノボからの調達なので、両機は似ています。
本機の場合、NEC製品は記憶容量が128GBと多めです。その上で(電源連動の)専用カバーが用意される関係で、Hallセンサーが装備です。
NECのが高めの値付けになる部分は「アフターサポート体制」の違いほか、こうした部分にあります。
このほか、NECは直販だとバリエーションが他にあり、32GB/3GBメモリ(NSLKC292T8GZ1S )と、64GB/4GBメモリ(NSLKC293T9GZ1S )などが見られます。
画面サイズは、9インチです。
フレーム(ベゼル)が薄いので、一昔前の「8インチ機」とサイズはあまり変わらず「片手持ち」も可能なサイズと言えます。
本体のサイズは、いずれの機種も、215.43×136.76×7.99mmです。
割と本体が「薄め」で持ちやすいこと、10インチ以上のクラスより軽めの344gであることは、本機の場合強調できます。
搭載されるOSは、Google Android 12.0です。
2021年登場のOSであり、問題ないです。
CPUは、台湾のメディアテックが販売する、MediaTek Helio G80 です。
2つの高性能コアと6つの高効率コアを組み合わせる8コア(2.0GHz×2・1.8GHz×6)です。
プロセッサはAndroid系の場合、英国のARM社のCPUを使います。
冒頭書いたように、世代によって性能は変わります。本機は「2017年世代」のCortex-A75 / A55です。
スコアは、総合14.8GHzです。
最新ではないですが、発売当時は「中級機」だった関係もあり、今でも現役と言える数字です。
クロック数もコア合計で、14.8GHzですので、冒頭書いた15GHzという快適基準も「クリア」です。
液晶パネルは、しっかり、IPSです。
ただし、解像度は、フルHDに満たない1340x800ドットです。
詳しい方には縦横の数字が「変則的」にみえるでしょう。
これは(最近のスマホのように)画面のすみが丸みを帯びているからです。実際的には、1366×768(FWXGA)あたりと同じ、ワイドパネルです。
入門機の平均的な解像度といいえるフルHD(1920 x 1200)には届かないので、詳細感を含めて、「価格なり」の部分はあります。
映像美を楽しみたいような方は上位機が良いかと思います。ただ、モバイル用と考えれば、必要十分ではあります。
ネットワークは、Wi-Fi5とBluetooth 5.0を装備します。
入門機ならばこれで良いでしょう。ご自宅のルーターもたいていは対応しているでしょう。
理論上の最大速度は、Wi-Fi5のアンテナ2本なので5GHz帯で867Mbps(=108メガバイト/秒)あたりです。
ストレージは、32GBです。
速度は、入門型タブレットに多いeMMC 5.1です。
規格上の速度は400MB/秒クラスですが、このクラスだと問題ないです。
なお、容量は不足に感じる人もいるでしょうが、最大2TBまでMicroSDカードも使えます。
カメラの性能は、リア800万画素、フロント200万画素です。
最近のスマホに比べるとスペック的にさほどよいわけではないです。しかし、格安タブレットの刃青「平均点」と言えます。
フロントカメラは、動画だとフルHDクラスの画質で。顔認証に対応しますし、ちょっとした、ビデオ会議も問題ないです。
バッテリーは、13時間です。
NECは先述のように、ややハイスペックなので、10時間です。
センサー類は、GPSと加速度(重力)センサーが付属です。
GPSは、米国のGPS衛星ほか、上表のグロナスとガリレオに対応します。
衛星数が多いと、測位精度と速度が良くなります。本機は、わりと優秀です。
スピーカーは、ステレオです。
仮想的ですが、(3D立体音響の)ドルビーアトモスに対応します。
マイクも付属です。
---
以上、Lenovo Tab M9とNEC LAVIE Tab T9の紹介でした。
比較的小さめサイズの入門機としては、充実したスペックです。
唯一、9インチ機としてみても画面解像度がやや荒いのが気になります。
ただ、この辺は、じっくり動画視聴したり、頻繁に書類仕事をするわけでもないならば、必要十分な方は多いでしょう。
最高水準ではないですが、モバイル用としては現行製品として「及第点」に思えます。
ーー
【2023年発売】
【Wi-Fiのみ 】
32GB (eMMC)
4・Lenovo TAB M8 4th gen ZABU0172JP
¥18,810 レノボ直販 (2/11執筆時)
64GB (eMMC)
5・NEC LAVIE Tab T8 T0855/GAS PC-T0855GAS
¥24,319 楽天市場 (2/11執筆時)
CPU:Helio A22 MT6762(4コア)
記憶容量:32GB/64GB (eMMC)
バッテリー:5100mAh 16時間
【SIMフリー版 】
6・Lenovo TAB M8 4th gen ZAD30094JP
¥30,390 楽天市場 (2/11執筆時)
CPU:Helio P65 MT6768(8コア)
記憶容量:32GB (eMMC)
バッテリー:5100mAh 16時間
画面:8インチ
解像度:1280 x 800(189 ppi)
カメラ:5+2メガ
サイズ:198 ×120 ×8.95mm
重さ:320g
なお、レノボ・NECとも、本体サイズが8インチとなる下位機も併売中です。
NEC LAVIE Tab T8 と、レノボの販売するLenovo Tab M8 (4th Gen)も性能は同じです。
本体サイズは、198 ×120 ×8.95mmです。
9インチ機より多少小さく、軽くはなります。
しかし、その分、本体が厚みがでており、持ちやすさのレベルで「落ち」ます。
CPUは、Helio A22です。
ベースは1世代前の2012年登場のCortex-A53で、しかも、4コア(2.0GHz×4)ですので、価格差以上といえる性能差があります。
レノボのSIMフリー対応機だけは、Helio P65 MT6768です。
Cortex-A75+A55の組み合わせでの8コア(2.0GHz×2・1.7GHz×6)です。
M9に迫るスコアで、入門機としての水準はあります。
画面解像度は、ただ、いずれも1280 x 800ですので悪いです。
そのほか、スピーカーがステレオながらドルビーアトモスに非対応になる部分や、リアカメラの解像度が500万画素に落ちる部分などが目に付く相違点です。
--
結論的にいえば、値段差はありますが、最小のコンパクト製が「マスト」というわけでもないならば、9インチ機のほうが良く見えます。
ーーー
なお、現行機における両社の10インチ以下の小型タブレットは、あとで書く、10万円前後の9インチの高級機を除けば、以上で全てとなります。
比較的安いタブレットが多かったですが、値段だけで言うと、この価格帯のタブレットには「強力なライバル」がいます。
それは、Amazonのタブレット端末です。
企業規模を活かして相当安く出せているので、液晶の品質・解像度・保証などの点で、Amazonはかなり有利です。
詳しくは、このブログの別記事となる【AmazonのFireタブレットの比較記事】で紹介しますが、こちらも、(実は)Android「系」のOSを搭載します。
いずれにしても、1万円前後の低予算でお考えの場合は、いったん、Amazon端末と比較した方が良いでしょう。マイクロソフトのOfficeも稼動します。
【2025年発売】
7・Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) ZAEF0052JP
¥79,860 レノボ直販 (2/11執筆時)
画面:8.8インチ
解像度:2560x1600 (343ppi)
CPU:Snapdragon 8 Gen 3(8コア)
記憶容量:256GB (USF4.0)
バッテリー:6550mAh 約15時間
カメラ:13+2メガ / 8メガ
サイズ:208.5×129.5×7.6mm
重さ:350g
Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) は、レノボの販売する小型の高級タブレットです。
画面サイズは、8.8インチです。
AppleのiOSでいえば【iPadの比較記事】で書いたiPad miniに相当するサイズの製品です。
後ほど10型以上の製品をみますが、その下位機と比べても相当高額になります。
主に、ゲーミング向けに小型を探している方に向けた製品と言えます.
サイズは、208.5×129.5×7.6mmです。
重さは、350gです。
iPad miniと比べると若干厚みと重さがあるのですが、Android OSだとこのサイズのライバルはなく、貴重でしょう。
パネルは、2.5K相当の2560x1600の液晶パネルです。
開示はないですが、(ADSを含む)IPS系であることは間違いないです。
輝度は500ニトと明るいです(HBMモード時900ニト)。
日中でも問題ないでしょう。リフレッシュレートも最大165Hzですので、本格的なゲーミング要パネルを使っています。
CPUは、8コアのSnapdragon 8 Gen 3(3.3GHz×1 + 3.2GHz×3 + 3.0GHz×2 +2.3GHz×2 )です。
高性能コアは、2023年登場のCortex-X4です。それに、Cortex-A720 / Cortex-A720 / Cortex-A520と組み合わせています。
この世代のCPUは、いわゆるAI対応の新世代です。
グラフィック性能(GPU)も良い上で、AI処理用のNPUも搭載です。
スコアは、今回の計算方法で、合計23.5GHzです。
ゲーミング用として、かなりの出力です。
この場合、利用中の熱問題が生じますが、プレイ中に熱が気になりにくい配置にしたうえで、冷却面の工夫(ColdFront ベイパー チャンバー・ 3D 放熱構造)の言及があります。
また、ゲームアシスタント機能で、リフレッシュレートと温度を適切に調整できます。
メモリーも、12GBと多いです。
搭載されるOSは、Android 14です。
ストレージは、256GBです。
高速なUFS4.0で、ここもボトルネックにならないようにしています。
カメラの性能は、良いです。
リアカメラは、13M+2Mです。最近のスマホのように画角が異なる2つのカメラを搭載する形です。2Mは、動画とマクロ用に着いている感じでしょう。
フロントカメラは8Mです。
こちらもそれなりに良いです。
バッテリーは、最大で15時間です。
充電時間は1時間と速い上で、本機は、USB-Cが2系統で、充電しながらのポート利用も可能です。先述のように、ゲーム用だからです。
センサー類は、加速度・ジャイロと、光・近接センサーです。
近接センサーは、(おそらく)近づき過ぎを防止するためのアイケア用だと思います。
位置情報は、一方、本機はGPSは単独では非搭載です。
(ごくごく一部のスマホから取得するA-GPS位置情報だと駄目な)ゲームをする場合に注意したほうがよいでしょう。
ネットワークは、Wi-Fi7(アンテナ2本)、Bluetooth5.4と100Base-TのLANです。
Wi-Fiはとくに強調に値します。
2023年に普及がはじまった新規格で、同じアンテナ本数でも、従来機(Wi-Fi5 Wi-Fi6ほか)より、さらに速度が出ます。
近年、Wi-Fi規格が加速度的に進化しているので、5年以上買い替えていないような方は、新しく更新するのも手です。
対応ルーターや仕組みは【Wi-Fi7の比較記事】で詳しく書いています。
スピーカーは、ステレオです。
ドルビーアトモス対応で、対応音源の再生ならば、仮想的に立体音響に対応します。
X軸リニアモーター(X-BASS)対応で、振動を体感できるタイプになります。
---
以上、 Lenovo Legion Tab (8.8”, 3) の紹介でした。
ゲーミング用のポータブル型のタブレットとして上級です。
仕事につかっても問題ないですが、リフレッシュレートの部分ほか若干基本的にはそちら用に用意されたモデルですし、オーバースペックでしょう。
とはいえ「小型で高性能」という製品は久しぶりの展開ですし、ゲーミングにかぎらず、欲しい方は多いでしょう。
ーーー
【2024年発売】
【NEC型番】(256GBモデルはNSLKC377T9HZ1S)
8・NEC LAVIE Tab T9 T0995/HAS PC-T0995HAS
¥86,800 楽天市場 (2/11執筆時)
画面:8.8インチ
解像度:2560x1600 (343ppi)
CPU:Qualcomm SM8475P(8コア)
記憶容量:128GB (USF3.1)
バッテリー:6500mAh 約10時間
カメラ:13+2メガ / 8メガ
サイズ:208.5×129.5×7.6mm
重さ:365g
なお、NEC系で本機に相当するのは、NEC LAVIE Tab T9です。
ただ、これは日本展開がなかった、Lenovo Legion Y700 (2023)に相当するため、先ほどの機種の旧機というのが正確です。
画面サイズは、8.8インチです。
サイズは、208.5×129.5×7.6mmです。
重さを含めて、レノボ機とほぼ変わりません。
パネルは、こちらも2.5K相当の2560x1600の液晶パネルです。
リフレッシュレートは、ただ最大144Hzですので、レノボ機には負けます。
一方、こちらは色域の開示があり、DCI-P3カバー率で98%でした。
結構良いので、映像美は「楽しめる」仕様です。リフレッシュレートも問題ないです。
CPUは、8コアのQualcomm SM8475P(3.19Hz×1 + 2.75Hz×3 + 1.8Hz×4 )です。
コアはARM系(Cortex-X2 / Cortex-A710 / Cortex-A510)です。
スコアは、約19GHzですし、レノボ新機種に及ばないにせよ冒頭出した基準だと上級機に相当します。
発熱対策は、このクラスだと不要だから付きません。
メモリーは、8GBのメモリーです。
搭載されるOSは、Android 13です。
発売年の関係で1世代前です。
ストレージは、128GBです。
高速なUFS3.1ですが、ここもレノボ機の方が多めでう。
カメラの性能は、レノボ機と同じです。
バッテリーは、最大で10時間です。
センサー類は、加速度・光・ジャイロ・電子コンパスと、カバー用のHallセンサーです。
こちらもGPSはないです。
ネットワークは、Wi-Fi6とBluetooth 5.2を搭載です。
悪くないですが、速度(アンテナ2本)は、新機種のWi-Fi7には及びません。
スピーカーは、ステレオです。
本機も振動するスピーカーです。
---
結論的にいえば、現状では、値段を含めてレノボ機がゲーミング用としては有利です。
発熱問題も、実際、高リフレッシュレートを多用しないならば問題ないという部分を含めて、今だとレノボ機が良くみえます。
10インチ前後のタブレットPC
【2024年発売】
【Wi-Fiのみ】
32GB (eMMC)
9・Lenovo Tab M11 ZADA0020JP
¥30,146 楽天市場 (2/11執筆時)
128GB (eMMC)
10・Lenovo Tab B11 ZADA0284JP
¥29,810 レノボ直販 (2/11執筆時)
11・NEC LAVIE Tab T11 T1155/HAS PC-T1155HAS
¥36,800 楽天市場 (2/11執筆時)
【SIMフリー版 】128GB
12・Lenovo Tab B11 ZADB0291JP
¥36,850 レノボ直販 (2/11執筆時)
画面:10.95インチ
解像度:1920 x 1200 (208ppi)
CPU:MediaTek Helio G88(8コア)
記憶容量:32GB/128GB (eMMC)
バッテリー:7040mAh(10時間)
カメラ:8+8メガ
サイズ:272×182×7.2mm
重さ:465g
Lenovo Tab M11は、204年に出たレノボのMシリーズの入門機です。
上位のTab B11(MTK)もMの字は入りませんが、同じくMシリーズです。
そちらのみ、SIMフリー対応機があります。
一方、提供を受けるNEC側だと、LAVIE Tab T11がこれに相当する機種です。
仕様は変わりませんが、後述するタッチペンが別売になります。
画面サイズは、10.95型です。
本機は、写真のように、タッチペン(Lenovo Tab Pen)が付属するモデルです。
4096レベルの筆圧検知なので、実用的な水準です。本格的なお絵かき用というよりメモ書き用ですが、それ専用のアプリも付属です。
こうした点で、格安のM11は(最も安い)iPadをライバルに意識した格安機といえそうです。
本体のサイズは、72×182×7.2mmです。
納得感のある薄さで、持ちやすいでしょう。
重さは、465gです。
11インチ前後の製品のだいたいの平均値です。
OSは、Android 13です。
パネルは、IPSなどの種類が非表示です。
しかし、冒頭書いたような理由でIPS系であるのは間違いないです。
高輝度で、90Hzのリフレッシュレートと、400ニトの明るさを出せる製品ですので、BOEのADSか、TianmaのIPS系だと思います。
解像度はどれも、WUXGA(1920x1200)です。
PCやテレビでお馴染みの、フルHD(1920×1080)を下方面に拡張したサイズです。
「フルHD」水準を超えていれば、現行の入門機としては十分なサイズです。
縦横比は、フルHD(16:10)と異なり、16:10になります。
しかし、映像視聴時に延びることはなく、左右に多少黒帯がでるだけです。ノートPCやタブレット型ではよくある仕様で、問題ないです。
CPUは、MediaTekのHelio G88(2GHz×2 + 6×1.8コア)です。
2021年登場で、Armの高性能コア(CortexA75)と、 高効率コア(Cortex-A55)のコンビのよくあるものです。問題ないです。
スコアは、総合14.8Hzです。
入門機の水準ですが、問題ないです。
MediaTekのCPUですし信頼性もあるでしょう。
ネットワークは、11ac規格(Wi-Fi5)と、Bluetooth 5.1です。
Wi-Fiは最新ではないですが、実用上、問題ないでしょう。
ストレージは、32GBです。上位機は128GBです。
上位機は、eMMC表記なので、下位機もそうなるでしょう。メモリなどとの統合型の eMCP(uMCP)ではないようです。
このあたりは「入門機」相当のフラッシュドライブと言えますが、大きくは問題ないでしょう。
MicroSDカードにも対応します。最大1TBまで対応です。
バッテリーは、10時間持続との表記です。
容量は7,040mAhですし、十分でしょう。
センサー類は、GPS・加速度・ジャイロ、照度(光)センサーが付属します。
GPUは、ロシアのグロナスと欧州のガリレオも補足します。いずれも、日本の空にもある衛星なので意味はあります。
LTEモデルは、スマホの基地局情報(A-GPS)も取得します。
カメラの解像度は、フロント・リアともに8Mです。
格安機としては割と良いです。顔認証にも対応です。
このほか、スピーカーが、4スピーカーと上位仕様になります。
--
以上、Lenovo Tab M11などの紹介でした。
とくに、2GBは安いです。
本編で書いたように、【iPadの比較記事】で書いた、画面サイズが同じ(無印)IPadに相当する水準の入門機と言え、さほどハードに使わない方にはよさげです。
後ほど見る上位機とは、ディスプレイ密度や解像度、あるいはCPU性能は、はっきりめの差はあるのの、タッチペンがついてこの値段ならば、格安機として競争力はあるように思います。
とくに、タッチペン(+細かい筆圧検知)が必要で、格安機を探している場合、割と良くみえます。
ーーー
【2023年発売】64GB (uMCP)
13・ Lenovo Tab M10 (3rd Gen) ZAAE0014JP
¥26,800 楽天市場 (2/11執筆時)
【2022年発売】32GB (uMCP)
14・NEC LAVIE Tab T10 T1055/EAS PC-T1055EAS
¥26,815 楽天市場 (2/11執筆時)
画面:10.1インチ
解像度:1920 x 1200 (224ppi)
CPU:Unisoc T610(8コア)
記憶容量:64GB/32GB(uMCP)
バッテリー:5000mAh(8.5時間)
カメラ:8+5メガ
サイズ:239.8×158.7×8.5mm
重さ:460g
なお、M10 (3rd Gen) は、1つ上の製品の旧機です。
サイズは、旧機は、10.1インチでした。
価格は少し安いですが、タッチペンは未付属です。
メモリーは1GB少ない3GB、ストレージも、NEC版は32GBと差はつけます。
CPUなど他は同じで、性能差も誤差範囲です。
液晶パネルは、IPSです。
本体のサイズは、ただ、239.8×158.7×8.5mmです。
画面が大きいほど薄くしやすいという「タブレットの法則」からすれば、10インチクラスでは、厚みが「太め」の製品です。
搭載されるOSは、Google Android 12.0です(NECは11)。
CPUは、Unisoc Tiger T610 (1.8GHz×8)です。
ユニソックは中国の半導体企業です。コアはARM(Cortex-A75 / A55)です。
2017年登場の世代、同じような積み上げ算で、総合14.4Hzです。
新機種には少し及ばない程度と言えます。
ストレージは、メモリなどとの統合型の eMCP(uMCP)です。
あとは、言及したい違いはさほどないです。
フロントカメラの解像度が5Mと少し劣る点と、スピーカーが2つになるほどです。
---
結論的にいえば、CPU・パネル品質ともに、入門機として必要な最低減の水準はあります。ただ、現状の価格ならば、新機種でしょう。
【2024年発売】
15・ Lenovo Tab ZAEH0063JP
¥27,830 レノボ直販 (2/11執筆時)
画面:10.1インチ
解像度:1920 x 1200 (224ppi)
CPU:MediaTek Helio G85(8コア)
記憶容量:64GB(eMMC)
バッテリー:5100mAh(9.5時間)
カメラ:8+5メガ
サイズ:235.7×154.5×7.5mm
重さ:425g
Lenovo Tabも、レノボの10インチ前後のタブレットです。
画面サイズは、10.1型です。
サイズは、235.7×154.5×7.5mmです。
写真のとおり、本機は、キックスタンド付きのクリアケースが付属です。
ケースなどで取り外せますが、映像視聴ほか、キッチンでのレシピの確認など立て掛けて使うのが便利な方に向くでしょう。
なお、ケース込みの重さとサイズは、非公開です。ただ、おそらく重さは250〜300g前後かなと思います。持ち運ぶなら、ケースごと外せばよいでしょう。
パネルは、400ニトの輝度のスタンダードクラスのIPSです。
解像度(1920 x 1200 )を含めて、先ほどの機種と画面サイズ以外は同じです。
CPUは、8コアのMediaTek Helio G85(2.0GHz×2+1.8GHz×6)です。
スコアは、総合14.8GHzですので、先ほどのG88と変わりません。
実際、Cortex-A75とA55と同じ組み合わせで、ベンチのスコアの公開をみても、ほぼ同じです。
いずれにしても、入門機として問題ないです。
ネットワークは、Wi-Fi5と、Bluetooth 5.3です。
入門機として、問題ないです。
OSは、Android 14です。
ストレージは、64GBのeMMCです。
フォトフレーム的に使いたい方で、足りなく思う場合も、Micro-SDカード(最大1TB)を使えるので、十分です。
カメラは、本機も、5M+8Mです。
フロントカメラの解像度は低めですが、用途としては問題ないです。
リアは、しっかりAF対応です。
バッテリーは、9.5時間持続との表記です(5100mAh)。
用途的に軽く作る必要がないので、ここは充実します。
センサー類は、加速度・ジャイロ、照度(光)センサーとGPSです。
GPSは、米国のGPSほか、グロナス(露)、ガリレオ(欧州)も補足できる点で、装備は良いです。いずれも日本の上空も飛んでいるので、意味があります。
スピーカーは、普通のステレオですが、立体音響のドルビーアトモスに対応です。
---
以上、Lenovo Tabの紹介でした。
普段は、リビングの情報端末やフォトフレームとして、立て掛けて動画をみたり、キッチンでレシピの確認をしたりする、自宅用として良さそうです。
また、キックスタンドケースを外して、別売カバーを外せば持ちはこびもできますが、その用途ならば あえて本機でなくても良いでしょう。
ただ、ニーズはありそうです。
【2024年発売】TAB11/203
16・NEC LAVIE Tab T11 T1175/JAS PC-T1175JAS
¥61,449 楽天市場 (2/11執筆時)
画面:11.45インチ
解像度:2000 x 1200 (220ppi)
CPU:Snapdragon 685(8コア)
記憶容量:256GB
バッテリー:8600mAh 13時間
カメラ:13+8メガ
サイズ:268.7×169.4×7.2mm
重さ:520g
NEC LAVIE Tab T11は、11.45インチの大きめタブレットです。
同社の画面大きめの中級機です。
本体のサイズは、268.7×169.4×7.2mmです。
両手持ちが原則なサイズです。
厚みはさほどないですし、重さも500g前後をキープしますが、キーボード込みで持ち歩くならば、モバイル用のノートPCほどの重さにはなります。
iPadで言うならば、11型のiPad Pro(466g)の水準より重いですから、用途に合うかは考えてください。
CPUは、8コアのQualcomm Snapdragon 685(2.8GHz×4+1.9GHz×4)です。
コアはARM系(Cortex-A73 / A53)です。
クロック部分ではハイスペックなのですが、いずれも2016年世代とだいぶ前の設計のものとも言えます。
スコアは、ただ、総合18.8GHzです。
上級機に近い数字は出せますし、実際、性能は良いです。
ただ、先述のように、そこまで新しい構成ではないので、実際的には(典型的な)「中級機」水準と考えてください。
色々書きましたが、値段に見合った性能は期待して良いです。
搭載されるOSは、2024年登場のAndroid 14です。
液晶パネルは、IPSで、解像度は2000 x 1200です。
数字が変則的になりますが、最近のスマホなどと同じで、画面のすみが(わずかに)カーブしているためで、実質的には、WUXGA(1920x1200)相当です。
フルHDをきっちり上回るため、問題ありません。
諸説ありますが、カーブがあるのは、機能性や心理学的な視覚効果というより、「デザイン面」からでしょう。
そのほか、最大リフレッシュレートは90Hzと少し高めになります。
ネットワークは、Wi-Fi6 とBluetooth 5.2を搭載です。
Wi-Fi6は、2021年頃から普及した規格です。
従来のWi-Fi5と互換しますが、対応するルーターをお持ちの場合、上表のアンテナ2本の速度でつながります。
詳しくは、このブログの【無線LANルーターの比較記事】で説明しました。
【Amazon限定】 [64GB〜512GB]
・Transcend マイクロSDカード
¥980〜 Amazon.co.jp (2/11執筆時)
ストレージは、256GBです。
十分な量ですが、これに加えて、1TBまでのマイクロSDカードの増設対応できます。
カメラの性能は、メインが13メガ、サブが8メガです。
メインはフラッシュほか、AFも対応です。顔認証も対応です。
バッテリーは、8600mAです。
13時間の持続時間です。充電はUSB-C端子です。
センサー類は、GPS・加速度センサ・照度・近接センサー・ジャイロセンサーが付属します。
このほか、同社の専用周辺機器用を認識させるためのホールセンサーが付きます。
スピーカーは、4スピーカー仕様です。
ドルビーアトモス対応ですので、対応音源の場合スピーカーの数は表現力の部分で有利に働くでしょう。
---
以上、NEC LAVIE Tab T11の紹介でした。
CPU・画面解像度・カメラ・スピーカー・ネットワーク面を含めて、中級機らしく質の良い構成です。超ハイスペックを要求しないならば、ノートPC代わりとしても十分なレベルの性能を得られそうです。
家庭用としても、スピーカーに工夫が見られますし、カメラ解像度が良い部分を含めて、利用に問題ないです。
本体の重さが500gという部分に問題なければ「選べる中級機」です。
ーーーー
なお、このシリーズについては、旧機や、レノボ機がほかにあります。
違いを確認しておきます。
【2022年発売】
17・NEC LAVIE Tab T11 T1175/FAS PC-T1175FAS
¥50,106 楽天市場 (2/11執筆時)
画面:11.5インチ
解像度:2000 x 1200 (220ppi)
CPU:MediaTek Helio G99 (8コア)
記憶容量:128GB
バッテリー:7500mAh 12時間
カメラ:13+8メガ
サイズ:269.1×169.4×7.4mm
重さ:520g
第1に、PC-T1175FASです。
上で見た、製品の1世代前の旧機です。
主に、OSのバージョン(Android 12L)と、記憶容量(128GB)、バッテリー量とリフレッシュレートの部分で、新機種と変わります。
CPUは、8コアのMediaTek Helio G99(2.2GHz×2+2.0GHz×6)です。
コアはARM系(Cortex-A76 / A55)です。
スコアは、総合16.4GHzです。
CPUの積み上げ出言えば、新機種の方が良いです。
ただ、世代でいえば、本機のコアのが新しいので、CPU・GPUとも便利は、旧機の方が水準は良い感じです。
あとは、新機種と大きくは変わりません。
---
結論的にいえば、CPU部分は、むしろ旧機が良さそうです。
そのほかの部分は新機種が良いので難しいのですが、十分に安い状況ならば、こちらを選んでも良いでしょう。
ーーー
【2024年発売】
【256GB】(メモリ8GB)
18・Lenovo Tab Plus ZADX0061JP
¥43,780 Lenovo直販 (2/11執筆時)
画面:11.5インチ
解像度:2000 x 1200 (220ppi)
CPU:MediaTek Helio G99 (8コア)
記憶容量:256GB
バッテリー:8600mAh 12時間
カメラ:8+8メガ
サイズ:268.3×174.3×7.8-13.6mm
重さ:650g
第2に、Lenovo Tab Plusです。
このシリーズの「レノボ版」ですが、筐体仕様が少し変わります。
画面サイズは、同じく、11.5インチです。
パネルやCPUは、NEC(23年機)と同じです。
したがって、CPUは、MediaTek Helio G99ですので、性能面の期待値は高いです。
一方、本機の場合、チルトスタンドが付属です。
レノボの下位機とちがって、スタンド付きケースではなく、直付なので、取り外しは不可です。
自宅内で、寝室・キッチンなどで、立て掛けて使うことを想定した製品です。
その使い方ならば、実際、使いやすい仕様です。
キッチンでレシピを確認したり、寝室で映画を見たりなどに使いたい場合、結構便利でしょう。
OSは、Android14です。
カメラは、フロント・リアとも8メガですが、製品の性質上、問題ないです。
スピーカーは、一方、同社の下位機と比べても、パワーアップさせています。
こちらは、JBL製の8スピーカーで、トゥイーター(マトリックス・ツイーター)が4基と、ウーファー(フォース・バランスド・ベース・システム)が4基です。
3D立体音響(ドルビーアトモス)対応ですが、結構再現度は高そうです。
珍しく、アンプ出力が公開されていますが、総合22Wと良い上で、トゥイーター搭載を活かして、ハイレゾ音源対応も謳います。
ストレージは、UFS 2.2利用の表明があり、このクラスでは良い方です。
256GBと量も十分です。
あとは、Bluetoothのバージョンが上がっている点を除けば、言及したい違いはないです。
---
結論的にいえば、本機の場合、先ほどみた、同社の「スタンド付」とどちらにするかという選択になるでしょう。
同じく、寝室で、寝る前に見るようなシアター用途、キッチンでのレシピ確認や、テレビ代わりの利用などに向きそうですから。
ただ、CPUの性能、画面解像度、スピーカーの性能とも、水準が高いです。とくに、動画視聴を用途に考えている場合は、個人的には、こちらをおすすめします。
次回につづく!
Android系タブレットおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、Android系タブレットの比較の1回目記事でした。
記事は、まだまだ「続き」ます。
2・Androidタブレットの比較 (2)
2-1:NEC・レノボ〈続き〉
2-3:Google (pixel)
3・Androidタブレットの比較 (3)
3-1:サムスン (Galaxy)
3-2:アイリスオーヤマ
4・Androidタブレットの比較 (4)
4-1:TCL
4-2:シャオミ
4-3:AIWA
5・Androidタブレットの比較 (5)
5-1:ファーウェイ
5-2:他の企業
6・Androidタブレットの比較 (6)
6-1:最終的なおすすめの提案【結論】
つづく2回目記事【こちら】では、NEC&レノボの上位機を追加でみたあと、GoogleのPixel Tabletをみていきます。
持ちやすさ ★★★★★
処理速度 ★★★★★
解像度 ★★★★★
画質の良さ ★★★★★
記憶容量 ★★★★★
バッテリー ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その後、全体の結論編(こちら )で、いつものように、予算別・目的別に、Atlasのオススメ機種!を提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら
---
記事が皆さんのお役に立ったようならば、以下のTwitter Facebook はてなブックマークで話題を共有していただければ嬉しいです。