【今回レビューする内容】 2026年 SONYのウォークマンの性能とおすすめ・選び方
今回のお題
ソニーの最新ウォークマンのおすすめはどれ?
どもAtlasです。
今回は、2026年2月現在、最新のソニーのウォークマンの比較です。
言うまでもなく小型音楽プレーヤーのジャンルはスマホが代替材の役割を完全に果たしている感じです。
ウォークマンはもうずっと新製品への更新もないです。2025年後半からは定期的にあった映画やディズニーなどとの「コラボモデル」も新しいものは出なくなりました。
率直に言って、そろそろ「販売終了」の気配が出てきた感じの状況です。例えば、Android OS搭載の上位モデルも、OSのバージョンが古くなっており、Googleサポート期限も2025年で全機とも切れました。
ただ、長年の愛用者で「最終モデル」を「押さえたい」ような方もいると思うので、現況に触れつつ記事を改めて更新しました。
また、今回紹介したモデルの市場在庫はまだあります。

1・SONY ウォークマンの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:Sシリーズ
1-3:Aシリーズ
1-4・ZXシリーズ
1-5:WM1シリーズ
2・SONY ウォークマンの比較 (2)
2-1:最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、はじめに「選び方の基本」を示します。
その後、比較的安いモデルから、シリーズに分けて順番に紹介していきます。
ーー
音質の良さ ★★★★★
軽量性 ★★★★★
バッテリー量 ★★★★★
電車での利用 ★★★★★
運動時の利用 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
また、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、利用目的別に、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。
よろしくお願いします。
ーー
1・ソニーのウォークマンの比較
2・ハイレゾイヤホンの比較
3・Bluetoothイヤホンの比較
4・Bluetoothヘッドホンの比較
5・ハイレゾヘッドホンの比較
6・ノイキャンヘッドホンの比較
7・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】
今回の記事は、このブログのオーディオ製品関連記事の第1回目の記事として書きました。
1-1・ウォークマンの選び方の基本

具体的な製品紹介にはいる前に、「ウォークマンの選び方の基本」を紹介しておきます。
1・シリーズ間での違い

はじめに、各シリーズの違いについて説明しておきます。
上表は、同社の主な現行機種をシリーズごとに並べたものです。
シリーズ間の「選び方の基本」はシンプルに考えてOKです。
結論的にいえば、「ハイレゾ対応」「Wi-Fi(ストリーミング対応)」「防水」「音質」の各項目で皆さんが必要としている機能を網羅した上で、予算に応じて選べば、それでOKです。
とはいえ、表だけ示してもつまらないので、以下、少し詳しく説明します。

第1に、S310シリーズです。
現行機では、最も小型な端末です。
邪魔にならない持ち歩き用です。
価格としては、1万円ほどからあります。
音質は、ただし、他機よりはっきり劣るので、サイズに注目した場合のみ、選べるシリーズです。
ーー

第2に、A300シリーズです。
中型の端末です。
こちらはAndroid OS搭載となります。
Wi-Fiを使って定額聴き放題サービスを利用できるのがメリットです。
価格としては、3.5万円ほどです。

第3に、Z500シリーズです。
スマホ並みの重さとサイズの端末です。
できることはA300とあまり変わりません。
ただ、中身のパーツが「高級音響グレード」なので、音質面で利点があります。
価格としては、8万円前後です。
ーー

第4に、WM1シリーズです。
高級オーディオグレードで、10万円を超えるラインです。
できることは下位機とsこまで変わりません。
やはり中身のパーツや外観が「価格の理由」です。
ただ、先述のように、もう新製品が期待できない状況という点で言えば、遠い将来に「アンティーク的な価値」がでるのは、こういったレア製品でしょう。
価格としては、15万円前後です。
ーー
以上、シリーズ間の違いについて、簡単に解説しました。
結論は冒頭言ったとおりで、「ハイレゾ音源」「定額聴き放題」「音質」の部分を気にすれば、皆さんに必要なグレードは、自ずと決まるかと思います。
2・記憶容量の違い

つづいて、ウォークマンの記憶容量についてです。
同じシリーズでも搭載されるメモリー量の違いで、4GB〜128GBまで、複数の製品があります。
どの程度、楽曲をいれられるかは気になる部分ででしょう。

上表は、Android OSを搭載しないタイプ(A50やS310など)の登録可能楽曲数です。
シリーズで若干揺らぎがありますが、さほど変わりません。
当然、音質が良いほどデータ量が多いので、収録できる曲数は減ります。ハイレゾ音源は、1曲200MBを軽く越えるのが普通なので、かなり少ないです。
ただ、この数値はFlac(192kHz/24bit)での値なので、moraなどで売られる市販のFlac音源の場合(96kHz/24bit)、その2倍は入ります。
ーーーー

一方、Android OSを搭載するタイプ(A300やZX700)の場合、楽曲数は少し少なめです(上表はA300の例)。
これは、OSをインストールする分、メモリーを使っているからです。
また、上記はあくまで「最大量」なので、アプリを色々インストールするとどんどん減ります。
ーーーー

【64GB】(32GB-512GBもあり)
キオクシア(旧東芝) SDHCカード 32GB UHS-1
¥1,165 Amazon.co.jp (2/18執筆時)
ただ、S310とWS660を除けば、Micro SDカードが増設できます。

SDカードは、システムに容量を取られないので、上記ほどの楽曲を収録できるでしょう。
偏差はあると思いますが、いずれにしても「相応の量は入る」ので、特にCD音質以上で持ち運びたい場合は、大容量カードを買うのは良いでしょう。
対応する最大のメモリーサイズは、以前は128GBという明記がありました。しかし、最近はカタログに記載がないです。
ただ、(中古や格安なカードは分かりませんが)一般的に512GBまでは認識します。
なお、ウォークマンの場合、IF(インターフェイス)側にも速度面のボトルネックがあるので、過度な転送速度をもつカードを選ぶ必要はないです。
速度については、このブログの【おすすめマイクロSDカードの比較記事】で色々書いています。
ーーーー
以上、ウォークマンの選び方の基本について書きました。
1・SONY ウォークマンの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:Sシリーズ
1-3:Aシリーズ
1-4・ZXシリーズ
1-5:WM1シリーズ
2・SONY ウォークマンの比較 (2)
2-1:最終的なおすすめの提案【結論】
以下では、冒頭で書いたように順番で、シリーズごと見ていきます。
1-2・小型のSシリーズの比較

はじめに、ウォークマンでは、最も小型なSシリーズの紹介からです。
---
なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。

【2017年発売】
【単体モデル】
1・SONY NW-S313 [4GB]
¥14,226 Amazon.co.jp (2/18執筆時)
2・SONY NW-S315 [16GB]
¥17,200 Amazon.co.jp (2/18執筆時)
重さ:53g
バッテリー:最大52時間
ハイレゾ:非対応
コーデック:SBC
OS:
Sシリーズは、ウォークマンのなかでは、最も安価なラインです。
2017年に発売のS300シリーズが今も最新機です。

本体の重さは、53グラムです。
軽量なので、ポケットに入れて持ち運ぶことも可能です。
タッチパネルは未搭載ですが、1.77型のカラー液晶を搭載します。

記憶容量は、4GBと16GBがあります。
収録できる楽曲数は上表の通りです。
一方、MicroSDカード未対応ですので、後から増やせない点は注意です。
バッテリーは、優先利用ならば、52時間程度持ちます。
Bluetooth無線を利用する場合、最大23時間です。

音質に関わる技術は、上位機と比べると、やや物足りないです。
音の明瞭感を上げる「クリアフェーズ」機能や、圧縮音源の音質を高めるDSEEなどの音質向上機能が付属しないからです。
ハイレゾ音源にも未対応です。
その点でいえば、最近のスマホに対する優位性は、音質と言うより「軽量性」という部分になるでしょう。

ヘッドフォンは、有線イヤホンが付属します。
音漏れしにくい密閉型(カナル型)です。
こちらは、13.5mmの大きめのドライバーでを採用しており、音域が広く聴きやすい製品です。

無線ネットワークは、Bluetoothを搭載します。
お持ちのBluetoothヘッドフォンやスピーカーへの出力できます。
音質は、ただ、SBCという低スペックの圧縮技術(コーデック)です。
そのため、保存した音源の音質、あるいは、ヘッドホンの性能が良くても、音質は「イマイチレベル」になります。

SONY MDR-NWNC33
¥7,200 Amazon.co.jp (2/18執筆時)
ノイズキャンセリングは、普通、イヤホン側が機能として搭載するものです。
しかし、本機は、本体側にノイキャン内蔵です。別売の専用イヤホンを買うと、対応できます。
ただ、最近は【TWS型のイヤホンの比較記事】で書いたように、搭載するワイヤレスイヤホンがさほど高くないので、ニーズはあまりないかもしれません。

対応する音楽フォーマットは、MP3・WMA・FLAC・リニアPCM ・AAC です。
スマホで一般的な圧縮音源は網羅します。
Apple社のロスレスなど未対応の音源の場合も、付属ソフトで自動的に圧縮して転送されるので、初心者のかたはこの部分に神経質になる必要はないでしょう。

音楽以外のメディアは、FMラジオが搭載されます。
FM補完放送(AMラジオ)も対応です。
そのほか、こちらは語学学習のサポート機能が充実します。
再生する音のスピードを増減する「再生スピードコントロール」や、繰り返し練習に強い「A-Bリピート再生」などの語学学習に有用な機能が搭載されます。
---
以上、ウォークマンのSシリーズの紹介でした。
小型の音楽プレーヤーを探している方にが選択肢になる製品です。
一方、音質に関わる技術は「イマイチ」なので、そこをしっかり重視したい場合は、上位シリーズも選択肢に加えてください。
とはいえ、普通に聞き流す場合ほか、ラジオや語学学習などに使うなどの場合は問題ないでしょう。
1-3・Aシリーズの比較

つづいて、Aシリーズです。
最も売れているスタンダード機です。Android OSを搭載するモデルもあります。
現在はA50シリーズとA100シリーズが廃止で、A300シリーズのみの展開です。

【2023年1月発売】
3・SONY A300 NW-A306H [32GB]
¥35,838 Amazon.co.jp (2/18執筆時)
4・SONY A300 NW-A307H [64GB]
¥45,200 Amazon.co.jp (2/18執筆時)
重さ:113g
バッテリー:最大36時間
ハイレゾ:対応
コーデック:SBC AAC Apt-X HD LDAC
OS:Android 12
A300シリーズは、Aシリーズの最新機種で、ハイレゾ対応としては最も安い機種です。
2023年に約3年降りに登場したA100シリーズの後継機でした。
本体色は、3色です。
グレー(NW-A307 HC)・ブルー(NW-A307 LC)・ブラック(NW-A307 BC)が用意されます。Amazonでは、型番の最後にCが付きますが、流通ルートの違いによるもので、他製品と変わりません。

A50シリーズとの大きな相違点は、Android OS(12.0)を搭載する部分です。
そのため、Wi-Fi経由ストリーミング音楽サービスが利用できます。
Amazon Musicほか、定額音楽サービスにネイティブに対応できます。
![]()
Googleのサイト(Google Play)からAndroidスマホ用のアプリ(インターネットブラウザ・ラジオ・ニュース・動画・ゲームなど)も、インストール可能です。

搭載されるOSやCPUの関係で、全てのAndroidアプリの動作保証はないです。
とくに、位置情報を要求するアプリはGPSを利用できないため、使えません。
また、Android12は、2021年登場ですので、GoogleによるOSのサポート期限が終わっている(2025年9月1日)ことは言及しておきます。
センサーも、加速度センサーのみで、電子コンパスやジャイロはないため、それらを利用するアプリについても制限はあります。
とはいえ、利用できるアプリは多いですから、利便性の向上は大いに期待できるでしょう。
例えば、LINEも非公式ながら対応できます。
スマホ回線、あるいは固定電話の電話番号を利用しての認証です。
マイクは本体に内蔵されます。(まあ)バッテリー量は減りますが、試しても良いでしょう。

本体サイズは、5.6×9.9×11cmと小型です。
液晶パネルのサイズは、従来機よりすこし大きめで、3.6インチです。
解像度も、ハイビジョン(1280x720)で、視認性が良くなっています。
本体の重さは、113グラムです。
機能が増えましたが、A50シリーズと重さもそう変わらないのは、優秀です。

記憶容量は、32GB・64GBから選べます。
容量比で64GBのがだいぶ多くなるのは、Andoroid OSなどシステムに使う容量が多めだからです。

【64GB】(32GB-512GBもあり)
キオクシア(旧東芝) SDHCカード 32GB UHS-1
¥1,165 Amazon.co.jp (2/18執筆時)
MicroSDメモリーカードは、別に購入した方が良いと思います。
ソニーは利用可能な最大量を明記せず、対応カードの検証情報もないです。ただ、現状からすれば512GBまでならば、まず問題ないです。


音質に関わる技術は、下位機よりだいぶ充実します。
このグレードから「ハイレゾ音源」に対応になります。

「ハイレゾ音源」は、CD音質を超える「新時代の音源」です。
とくに、高音域の解像感は極めて高いです。
すでに、SONYの【mora】などで、ダウンロード音源が売られています。Atlasは、最近は(可能なかぎり)この音質で楽曲をダウンロード購入しています。
---
一方、Aシリーズの場合、自分の手持ちの音源が「ハイレゾ音源でないCD以下の音源」の音を強化できる「2つの機能」あります。
順番に見ておきましょう。

第1に、S-Master HXの搭載です。
具体的な効果は「ノイズの軽減」です。
このフルデジタルアンプは、Aシリーズからの搭載で、音の解像感・空気感がワンランク上です。とくに、ハイレゾ音源を聴くのに相応しい技術です。

第2に、DSEE HX(Utlra)技術の搭載です。
具体的な効果は、「音質の向上」です。
ソフト的な解析で、こちらは、CD音源・圧縮音源をハイレゾグ音質にアップスケーリングできます。つまり、ハイレゾ音源を持っていなくても、「ハイレゾ」を気軽に楽しめます。
なお、DSEE HXは、AIを利用した音源別の解析ができるほか、MP3などの圧縮音源の音質も向上できる技術なので、総合的な音質向上が期待できます。
ただし、このグレードの場合、ワイヤレスイヤホンだとDSEE HXは有効にできません。ここが上位機との違いとなります。
そのほか、音の解像度を上げて、ボーカルと楽器などを識別できるように臨場感を上げる「クリアフェーズ」や「クリアオーディオプラス」機能が搭載です。
一方、本機の場合、DSEE HXは、DSEE Ultimateに表記です。
仕組みと効果は同じです。ただ、ストリーミング配信の利用、また、Bluetoothヘッドホンでこの機能を有効にできるのが違いと言えます。

ハード面でも、上位です。
コンデンサの種類やハンダ・メッキなどが「上位のZXシリーズ」に近くなります。
ただ、このあたりは、普通に使う分には「目に見えない」というか、「耳に聞こえない」わずかな違いでしょう。

無線ネットワークは、BluetoothとWi-Fiを搭載します。
順番にみていきます。

第1に、Bluetoothです。
BluetoothはWi-Fiと違い回線が細いので、音源を飛ばす際、かならずデータを圧縮して送ります。
その際の転送規格(コーデック)は、上表のように複数あります。
本機の場合、SBC・AAC・AptX・Apt-X HD・LDACをフォローします。
Bluetoothヘッドホン側に採用が多いAAC・Apt-Xはしっかりフォローします。
一方、ハイレゾ再生に対応するLDACを使う必要があります。
ヘッドホン側もこの転送規格に対応する必要があります。対応製品を合わせて買いたい方は、【TWS型Bluetoothイヤホンの比較記事】をご覧ください。

一方、本機をスマホの「アンプ」にするような使い方は、できません。
旧機はこの機能があったのですが、スマホ自身でも音楽再生できますし、音質向上効果も限定的でしょうから、省略された形でしょう。

第2に、Wi-Fiです。
音楽については、Spotifyなど上記のストリーミングは、最初からインストールされています。そのほかのものも、GooglePlayからダウンロード可能なものはあります。
ハイレゾは本機も、再生対応です。
また、ハイレゾ対応のストリーミングサービスから、楽曲の直接ダウンロードもできます。純正の操作アプリ(W.ミュージック)をとおせば、ハイレゾ再生が可能でです。

音楽コンテンツは、一方、360 Reality Audioに対応できます。
Appleの「空間オーディオ」に相当する新しい音楽フォーマット(楽曲データ)です。映画館でお馴染みの「ドルビーアトモス」規格の「音楽版」といえ、立体的な音情報を持っています。
対応する音楽再生機機を、対応イヤホンと合わせると利用可能です。
この音源(360 Reality Audio)については、再生機機(イヤホン)とかかわる部分が大きいので、【ヘッドホン・イヤホンの選び方】の記事に書きました。興味のある方は、そちらをご覧ください。
バッテリーは、36時間です。
ハイレゾでも有線なら32時間です。
Bluetoothを使う場合は、SBCで21時間ですが、LDACで11時間(Wミュージック利用の場合)です。
Wi-FiやAndroidを制御するチップは電気を食うので仕方ない部分でしょう。

対応する音楽フォーマットは、A50シリーズと同じです。
ハイレゾはFlac(92kHz/24bit )やDSD564をふくめて、しっかり対応です。
MQAも対応します。
音楽以外のメディアは、ワイドFMの受信機能や語学学習機能が省略されました。
ただ、radikoアプリを利用するなどすれば、自宅では問題ないでしょう。

そのほか、USB-DAC機能が付属です。
パソコン保存の音源をUSB経由で本機を通すことで、音質向上効果が見込めます。ハイレゾ出力も可能です。
逆に、本機をもう少し性能の良い専門のDAC、例えば【ポータブルアンプの比較記事】で取りあげたような機器に出すこともできます。
---
以上、A300シリーズの紹介でした。
Sシリーズと比べると、音質周りの補正は、1ランク上位です。実際、一般的な「スマホより良い音」を望む場合、ウォークマンではこのグレード以上が良いでしょう。
その上で、Android OS搭載の部分も特色です。
ただし、先述のように、OSのサポート期限が終わっているので、今後も全ての機能性の利用が保証されるわけではない点は言及しておきます。
1-4・高性能なZXシリーズの比較

続いて、5万円を超えるZX500シリーズなどのハイアマチュア向けのウォークマンを紹介します。
ZXシリーズは、音質をとことんまで極めた「最強・最高峰のハイレゾ対応ウォークマン」として、2014年ごろに大ブームとなり、品切れが続出しました。
本機は、そのモデルの最新の後継機です。

【2023年1月発売】
[64GB]
5・SONY NW-ZX707 C
¥82,500 Amazon.co.jp (2/18執筆時)
重さ:227g
バッテリー:最大25時間
ハイレゾ:対応
コーデック:SBC AAC Apt-X HD LDAC
OS:Android 12
ZX700シリーズは、高品質なZXシリーズでは最も最近にでた製品です。
こちらも、Androidアプリを利用できる点で、A300シリーズと同系統の製品です。
その部分の説明は、繰り返しになるので、省略します。

本体の重さは、227グラムです。
iPhone 14など7インチクラスのスマホと同じほどの重さなので、この部分でのメリットはないです。
液晶画面は、5インチと大きめです。
解像度もしっかり、HD(1280×720)です。
重さとバーターですが、本機のターゲット層(音を楽しむ上級者)からすると、改良だといえそうです。
バッテリーは、最大25時間です。
若干、短い感じもありますが、ハイレゾ再生時でも、定額サービスによくある、96KのFlacならば 23時間です。
Bluetoothの場合、ハイレゾ級のLDAC(Wミュージック利用時)で11時間です。下位機種と同水準です。

音質に関わる技術は、とくにハード面で下位機種と異なります。
高性能アンプのように、大型コンデンサーを採用し、電源周りをとくに強化することで、中低音域の音質を大幅に改善しています。
ただし、高級オーディオ機器にはよくあることですが、数値的にそれを証明する手段は少ないです。
しかし、音周りの部分は非常に丁寧に作られている製品です。
Aシリーズと比べると、ハイレゾ音源の解像感を表現できるほど実力があります。

本体はAシリーズと同じアルミの削りだしですが、とても精巧かつ丁寧に作られており、デザイン性が極めて高いです。
堅牢な本体は不要な振動などもカットできるため音質アップの効果もあります。リアは、メッキを施したステンレス銅板が採用されます。

記憶容量は、64GBです。

【512GB】(32GB-256GBもあり)
キオクシア(旧東芝) SDHCカード 32GB UHS-1
¥5,780 Amazon.co.jp (2/18執筆時)
もちろん、microSDカードスロットが搭載されるので、対応するカードを購入すれば、より多くの音楽ファイルを持ち運べます。
先述のように、ソニーは、Micro SDカードの対応容量の最大値は非公開です。
ただ、公式で512GBまではセット販売があるので、問題ないかと思います。
まあ、512GBだと高いので、公式でセット販売されているNextorageのものが良いかと思います。同社は、ソニーの(カメラ向け)純正SDカードの企画製造もしている企業ですし。

ヘッドフォンは、この機種は「別売」です。
なお、ZXシリーズからは、一般的なステレオケーブルだけでなく、バランスケーブルによる接続に対応します。この場合、ステレオ感がより得やすい方式で、音質がアップします。
バランス接続は、従来から存在した形式です。
ただ、メーカーごとコネクタサイズが異なりました。しかし、近年「直径4.4mm」という業界規格ができました。
高音質化を目指したいライト層も広まりそうです。先行的に投資するのは「あり」でしょう。

無線ネットワークは、BluetoothとWi-Fiを搭載します。
Bluetoothは、SBC・AAC・AptX・Apt-X HD・LDACをフォローします。
ハイレゾ再生は、基本、LDACを利用すれば良いでしょう。
LDACは音声の遅延は起こりますが、動画を見る端末ではないので、ウォークマンの場合問題ないです。

Wi-Fiも、搭載です。
A100シリーズ同様に、Android12.0搭載です。
アプリもインストール可能ですが、先述のように、OSのサポート期限は終わっています。
定額聴き放題サービスを含めて、ネットワーク部分の仕様はA300と同じです。
対応する音楽フォーマットは、圧縮・ロスレス・ハイレゾを含めてほぼ完全に対応します。
DSDについても、11.2MHzまで対応となります。
音楽以外のメディアについては、ラジオなどは未付属です。
ただ、Androidアプリもありますし、大きな問題ではありません。
---
以上、ソニーのZX700シリーズの紹介でした。
ソフト的な部分では、Androidのバージョンを部分を含めてA300シリーズとあまり差はないです。
一方「音響パーツ」の部分の違いは、値段の違いを説明するのに、十分な説得力を感じます。
価格的に購入層を選ぶ機種です。ただ、音質面では保証できるため予算があれば「贅沢」するのはありでしょう。
ーーー

【2019年11月発売】
[64GB]
6・SONY NW-ZX507 B 【黒】
7・SONY NW-ZX507 S 【銀】
¥47,280 Amazon.co.jp (2/18執筆時)
重さ:164g
バッテリー:最大20時間
ハイレゾ:対応
コーデック:SBC AAC Apt-X HD LDAC
OS:Android 9
なお、旧シリーズとなるZX500シリーズの在庫が僅かに残ります。
OSは、3世代古いAndroid OS 9です。
液晶は、本機は3.6型と、新機種より小さめです。
ただ、その分、164gと少し軽いです。
![]()
記憶容量は、以上の通りで、新機種とあまり違いはないです。
音質面でも、パーツの若干の改良(コンデンサへの巻き線コイル採用)ほか、スペック的に強調される違いはないです。
あとは、A300シリーズの場合と同じで、イン・アウトとも利用できるUSB DAC機能が追加され、NFCが省略になった程度の違いです。
---
結論的にいえば、Android OS 9なので、すでにネットワーク面が陳腐化しちるので、ここを重要視する使い方にはオススメしません。
ただ、現状の価格差からして、下位のA300に対して「本体のパーツ面の豪華さ」を重視したい場合、選択肢にして良さそうに見えます。オフライン利用ならば、先ほどの機種とそう違いはないです。
1-5・ハイエンドのWM1シリーズの比較

続いて、ウォークマンのフラッグシップな高級機となるWM1シリーズの比較です。
5年近く更新がなかったので廃盤かとおもったところ2022年に改良版が出ました。

【2022年発売】
8・SONY NW-WM1AM2 [128GB]
¥151,375 楽天市場 (2/18執筆時)
重さ:299g
バッテリー:最大40時間
ハイレゾ:対応
コーデック:SBC AAC Apt-X HD LDAC
OS:Android 11
NW-WM1AM2は、WM1シリーズのメインラインとなる製品です。

いわゆる「高級オーディオグレード」な価格です。
値段が高い理由は、高級アンプなどと同じで、ノイズ対策などのため、シャーシやコンデンサなどのパーツを洗練させているためです。
本体の重さは、299グラムです。
ウォークマンとしては実際に重めで、スマホより重いほどです。
この点で言えば、完全に「目的を持った方」だけが買う製品です。
液晶は5インチで、ZXシリーズと同じ、HD解像度です。
バッテリーは、最大40時間です。
ハイレゾ再生時でも、定額サービスによくある、96KのFlacならば同じ時間です。
Bluetoothの場合、LDAC(Wミュージック利用時)で18時間です。
それなりに長めなので、充電はあまり心配ないでしょう。
DSD音源などを再生する形が多い機種ですし、その場合は短くなるので、無駄にはならないスペックです。
![]()
記憶容量は、128GBのみとなります。
ハイエンド機と考ええば普通ですが、Micro-SDカードに対応なので、多くの場合問題ありません。

【512GB】(32GB-256GBもあり)
キオクシア(旧東芝) SDHCカード 32GB UHS-1
¥5,780 Amazon.co.jp (2/18執筆時)
対応する最大容量の明記がないのですが、512GBまでで、大手製造のしっかりしたものならば、普通は問題ありません。

音質に関わる技術は、下位機種のZX500シリーズが持つ技術は基本的に網羅します。
ハイレゾコンバートのS-Master HXとDSEE Ultimate技術を含めて、しっかり搭載です。

(少なからずある)下位機種との値段差の理由は、先述のように、パーツ部分です。
ただ、ノイズ・振動対策のためのアルミ切削の専用の本体などZX700シリーズでも使われているので、値段差が示すほど、大きく異なるわけでもないです。
一方、電源周りはそれなりに強化されていて、パワー面の安定性は高そうです。実用最大出力として、バランス接続時に250mW×2ですので、20%の積み増しですから。
とはいえ、あとはハンダなど細かい違いですので、下位機との値段差が正当化できるかは「微妙」です。
あまり数が売れない高級グレードですので、まずまず良心的な価格設定かとは思いますが。

無線ネットワークは、BluetoothとWi-Fiを搭載します。
Bluetoothは、SBC・AAC・AptX・Apt-X HD・LDACをフォローします。
問題ありません。

Wi-Fiも、引き続き搭載です。
OSは、発売時期の関係でAndroid OS 11です。
各種のストリーミング配信も利用できます。
そのほかのAndroidアプリも基本インストール可能です。ただ、位置情報(GPS)を必須とする一部アプリは非対応です。これは、下位機種も同じです。
----
以上、ソニーのNW-WM1AM2の紹介でした。
一般向きに言えば、下位機種との値段差分の音質差は、おそらく感じられないでしょう。
実際、ここにお金をかけるならば、出力(イヤホン)のほうにお金をかけるべきです。
ただ、パーツに細かくこだわった高級機は、小型端末の技術研究とその継承の部分を含めて、ラインナップとして「あるべき」です。(スマホと違ってあまり儲けはないでしょうが)後継機を継続して出した部分に、価値を感じました。
とはいえ、本機の仕様をみると、ソニーのZX500シリーズの費用対効果が、むしろかなり良くみえるのは事実で、音質を重視するにしても、そちらで良い気がします。
ーーー

【2022年発売】
9・SONY NW-WM1ZM2 [256GB]
¥329,423 楽天市場 (2/18執筆時)
重さ:490g
バッテリー:最大40時間
ハイレゾ:対応
コーデック:SBC AAC Apt-X HD LDAC
OS:Android 11
なお、本機は、さらに上位のNW-WM1ZM2があります。

驚くべき価格なのは、主に、本体全体に無酸素銅を作った贅沢な筐体を採用しているからです。
ケーブルの線材も変わっていますが、価格はやはりこの本体部分が主な理由です。一般的には選択肢にならないでしょう。
---
実際、おそらく、インバウンド需要などのための機種だと思われます。
一方、パーツとしてさほどは高くないもの、あると便利といえるメモリの部分で、本機だけが256GBにというのは、あまりユーザーフレンドリーではないとは(少し)感じました。
次回に続く
ウォークマンのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回はソニーのウォークマンの比較の1回目記事でした。
しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。

2・SONY ウォークマンの比較 (2)
2-2:最終的なおすすめの提案【結論】
音質の良さ ★★★★★
軽量性 ★★★★★
バッテリー量 ★★★★★
電車での利用 ★★★★★
運動時の利用 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
続く2回目記事(こちら)は結論編です。
その上で、ここまで紹介してきた全機種から「結論」として、価格別・目的別に、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。
引き続き、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら!
---
1回目記事がお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。
