【今回レビューする内容】 2026年 最新電子レンジ・オーブンレンジ・スチームオーブンの性能からの選び方のまとめ:センサーの違い:水タンク式・カップ式・角皿式の違い、ウォーターオーブンと過熱水蒸気方式の違い、サイズの決め方 ほか
【紹介するブランド名】シャープ ヘルシオ日立 ヘルシーシェフ・東芝 石窯ドーム パナソニック エレック 3つ星 ビストロ 東芝 石窯ドーム アイリスオーヤマ ツインバード 象印 EVERINO バルミューダ など
今回のお題
最新オーブンレンジ・電子レンジのおすすめの選び方は?
どもAtlasです。
今日は、2026年1月現在、最新の電子レンジ・オーブンレンジの選び方のまとめ記事です。
性能・スペック面で「失敗しない」選び方を確認しつつ、予算や目的に応じた現行機のおすすめも提案していきます。

このブログ「家電批評モノマニア」では、一連の電子レンジの比較記事において、現行モデルだけで100機前後、旧機種を含めれば、300機以上比較しました。
今回は、こうした成果を改めてまとめ直したものになります。
1・電子レンジ・オーブンレンジの選び方 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:単機能レンジ
1-3:オーブンレンジ
1-4:スチームオーブンレンジ(小型)
2・電子レンジ・オーブンレンジの選び方 (1)
2-1:スチームオーブンレンジ(中型)
2-1:最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、はじめに、スペック面からの電子レンジの「選び方の基本」を説明します。
その上で、単機能レンジ、オーブンレンジ、スチームオーブンレンジのとわけて、各タイプの選び方を、それぞれ解説していきます。
スチーム調理 ★★★★★
自動あたため ★★★★★
解凍 ★★★★★
オーブン ★★★★★
グリル ★★★★★
トースト ★★★★★
総合評価 ★★★★★
また、最後の結論編では、いつものように、予算別・価格別にAtlasの「おすすめ」を提案していきます。
よろしくお願いします。
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1・小型電子レンジの比較
容量:15L〜18L
人数:1-2人向け
種類: レンジ or オーブンレンジ
2・中型電子レンジの比較
容量:20L〜27L
人数:1-4人向け
種類: レンジ or オーブンレンジ
3・小型スチームオーブンの比較
容量:18L〜26L
人数:1-2人向け
種類:スチームレンジ(庫内1段)
4・中型スチームオーブンの比較
容量:30L〜
人数:1-4人向け(世帯向け)
種類:スチームレンジ(庫内2段)
5・オーブン/レンジ全体の選び方 【まとめ】
=目的別・予算別のおすすめの提案
なお、今回の記事は、このブログの、電子レンジの比較記事全体としては、最終回の5回目記事として書いたものです。
1-1・電子レンジの選び方の基本
1・本体のサイズ
2・電子レンジのセンサー
3・オーブンの火力
4・グリルの火力
5・トースター機能
6・スチーム機能
はじめに、どのグレードの電子レンジを知っておいてほしい「選び方の基本」の解説からです。
以上、6点に分けて、順番に紹介していきます。
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なお、今回も、Atlasが高評価できる部分は赤系の文字色で、イマイチと思う部分は青字で書いています。
1・本体サイズ

はじめに、サイズ面(庫内容量)の選び方からです。
ここは、レンジの購入を考える際、はじめに考えるべき部分です。
以下では、「世帯用・単身者用」に分けて、それぞれに注意するべき点を説明します。
第1に、世帯用レンジの場合です。
各社とも、庫内が1段式の小型モデルと、2段式の中型モデルをだしています。
中型モデルは、けっこうな背の高さがあります。
そこが問題となり市販のレンジ台に設置できない機種があります。
ネットで買われる場合はとくにですが、事前に寸法をみるのがまず「大切」です。

高級機(=スチームオーブン)だと、「壁ピタ」配置で左右とも、廃熱スペース不要という機種が多いです。
中級機(=オーブンレンジ)は、割と広めの廃熱スペースが必要な機種が多いです。
断熱性を差ほど高めていないためです。
設置してみたら「思ったよりスペースが必要」になる場合も多いので、注意してください。
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第2に、単身向けレンジの場合です。
小型冷蔵庫の耐熱天板に置く場合も多いでしょう。
耐熱天板は幅48cmあたりが多いです。
レンジの脚の位置をふまえれば、庫内容量として20Lまでのレンジ・オーブンレンジなら無理なく置けると考えてください。つまり、1-2人用として売られるものはたいてい置けます。
ただ、小型でも、小型のスチームオーブン(22L)は無理な機種が多そうです。
2・センサー性能

つづいて、電子レンジのセンサー性能からの選び方です。
各グレードの電子レンジにおいて、最もメーカー間の性能差がみられる部分です。
粗悪なセンサーだと、自動あたための際や、解凍の際に「加熱ムラ」が生じますから、しっかり、スペックを見て選ぶことが重要です。
とくに1万円以下の格安機は、センサー自体がなく「自動あたため」ができない機種もあるので、注意しましょう。

上表は、1万円〜5万円あたりの価格レンジ製品に見られるセンサーの特徴を示したものです。
以下、各センサー特徴を順番に説明していきます。

第1に、温度・湿度センサーです。
1万円前後の格安機で、最近よく見かけるタイプです。
名前通り、前者は庫内の温度を、後者は、庫内の湿度を測るものです。
ただ、数値計測が相当アバウトで、また、運転後、計測できるまでかなりの時間がかかる仕組みです。そのため、「自動あたため」の精度は、他方式に比べてほとんど期待できません。

第2に、蒸気センサーです。
ほかに絶対湿度センサーという言い方で呼ぶ企業もあります。
この仕組の場合、利用前の基準湿度を把握できるため、庫内湿度の変化量が正確かつ、素早く測れます。
食品の湿度(絶対湿度)からあたたまりが判定できるので、自動あたための精度は(そこそこ)期待できます。
欠点は、ラップした製品の計測ができない点です。また、肉や魚の解凍は、精度が出せないほか、あらかじめのグラムしても必要と、やや苦手です。
とくに、解凍はあまり精度が出せないので、高級機では蒸気センサーをメインのセンサーとする事例はないです。

第4に、赤外線センサーです。
3万円前後中級機のうち、質の良い機種だけが搭載する上位センサーといえます。
こちらは、食品の表面温度が測れるので、「自動あたため」の精度が高いです。
ラップも気にしませんし、解凍もグラム指定なしに割と正確に行ってくれます。
一部機種は、加熱後の温度設定もできます。
欠点は、熱を測るので、オーブン利用後などに使う場合無力という点です。また、保存容器やラップをしたまま食品も(表面温度が分かりにくいので)若干精度が落ちるとも言えます。

ただ、5万円前後までの製品では最も堅実な方式といえますし、それ以上の高級機も、赤外線センサーの、計測点を増やした「上位版」を採用するのが普通です。

第5に、重量センサーです。
文字通り、食品の重さを量るセンサーです。
加熱開始前の重量を量り、加熱時間を決める参考データにしています。
実際、加熱完了の判断や、解凍精度も高く、特に、ラップをしたまま、あるいは、保存容器のままで加熱する場合において、他方式より精度が期待できるセンサーです。
欠点は、掃除のしにくさです。
避退の高級機は例外ですが、格安機はターンテーブル(=回転台)が必ずつきます。
台の部分が「はかり台」の役割をして重量を計測する仕組みだからです。
最近の製品はお掃除しやすいフラット庫内であるのが普通なので、掃除のしにくさは弱点と言えます。
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以上、センサーの説明でした。
結論的にいえば、1万円〜5万円あたりのレンジで最も質が良いのは、赤外線センサーと言えます。
このブログの個別記事でも、この価格クラスだと、赤外線センサー搭載機を「イチオシ」としている場合が多いと言えます。

一方、5万円以上の高級機(=スチームオーブン)の場合、これらのセンサーを複数搭載し、互いの欠点を補う場合が多いです。
3・オーブンの火力

つづいて、オーブンの火力です。
お肉料理、お魚料理などを作る方、あるいは、ピザを焼きたいような方には、重要となる部分でしょう。
この部分で、重要なのは「最高温度」とその継続時間です。
中級機(5万円以下)は、250℃が数分間だせれば、まずまず合格点です。
高級機(5万円以上)は、250℃以上を長時間継続して出せる製品もあります。
格安機(2万円前後)は、ただ、200℃が最高という製品があります。
200℃でも、市販のピザの調理などは問題ないです。
ただ、オーブンの場合、利用時の庫内温度の均一性や、食材浸透性が高い、遠赤外線の発生効率も重要です。
この部分は(正直)メーカーで優劣があり、東芝が抜きんでています。その理由は、後ほどの本編で詳しく書きます。
いずれにしても、身の厚いお肉やお魚を焼きたい方、あるいは、ピザを「クリスピー」に焼きたい方などは、オーブン性能に注目してください。
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以上、オーブンの選び方の説明でした。
そこまで高い製品を探していない場合、250℃が数分間だせれば、(まあ)問題ないと言えます。
高級機(5万円以上)だと、製品と言うより、むしろ企業単位で、力を入れる企業、そうでもない企業にはっきり分かれるといえます。
詳しくは、後ほどメーカーごとの説明の際、説明します。
3・グリルの火力

つづいて、グリルです。
日本の場合、レンジ選びでここを「重視」する人は意外と少ない印象です。
シンプルにオーブンの実力が強ければ、グリルの実力も高いと思っている方も多そうです。
しかし、例えば、オーブンが力強い仕様で、遠赤効果でお肉の中までしっかり火が通るレンジでも、表面にこんがり焼き目を付ける、グリルが苦手な製品は見られます。
日本のコンセント許容量が1500Wなので、その枠内で、上下の火力を調整しないといけないからです。
入門機(3万円以下)は、とくにグリルが弱い機種が目立ちます
庫内容量に対して、上火火力がやや弱い傾向の機種が多いからです。
その場合、例えば、庫内上段に角皿を置いても、お肉やお魚、あるいは、グラタンの焦げ目が付きにくいと言えます。

高級機(5万円以上)の場合は、だいたいの機種が、標準以上の上火火力を有します。
とくに、性能の良いものは、上火火力が強い上で、追加の工夫をする機種も多いです。
例えば、レンジのマイクロ波を受けられる専用のグリル皿を準備し、そちらのパワーもグリル利用する機種などです。パナソニック(ビストロ)が代表格です。
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以上、グリルの説明でした。
中級機以下だと、メーカーのカタログを見ても、強いのか、弱いのかとても分かりにくいといえる部分です。
ただ、例えば、上火火力の値や、標準的なトーストの焼き時間で、ある程度「推定」はできます。このブログのも、調べた上で性能が良いといえる機種は、高く評価してレビューしています。
また、オーブンの場合と同様に、メーカーごと、グリルへの力のいれ具合に差があります。後ほどメーカーごとの説明の際に説明します。
4・トースト機能

つづいて、トースト機能です。
オーブンレンジの多くに機能として付属します。
焼ける枚数は、小型レンジで2枚、中型レンジで4枚までです。
オーブンで食パンを焼くつもりのか他は、次の2点に注意してください。
第1に、火力です。
先ほどのグリルの話と同じです。
火力が弱い製品は、焼けるまで10分以上という機種があります。
説明書などに、標準の「焼き時間」がしっかり書いていない機種は、この部分が「怪しい」と考えてください。
第2に、両面焼き機能の有無です。
大抵のレンジは、上火火力重視で、下火はあまり強くない仕様です。
そのため、特別な工夫がない機種は、チャイムのお知らせ後、途中で、パンを「裏返す必要」があります。
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結論的にいえば、トースト好きは特にですが、オーブンレンジでのトーストはあまりおすすめしません。

なかには、スチーム機能を利用して(そこそこ)「さくふわ」な美味しくトーストしてくれる機種もあります。
しかし、特に格安レンジの場合は、単品のオーブントースターより美味しく焼くのは無理です。
こだわりたい場合は、このブログの【オーブントースターの比較記事】で紹介している単品製品を別に備えることを、Atlasとしてはオススメします。
5・スチーム機能

スチーム機能は、5万円以上のスチームオーブンに備わる機能です。
機能が不要でも、高級機は(ほぼ)スチームオーブンなので、好むと好まざるとに関わらず「備わる機能」」とも言えます。
仕組みは、200℃を遙かに超える過熱水蒸気を吹き付けて、「水で焼く」というものです。
普通のオーブンは、熱(ヒーター)で焼く仕組みです。
そのため、食材表面が過度に乾いてパサつく場合がありえます。
これが防ぎやすいのが、スチームの加熱方式の利点の1つです。

加えて、焼くと同時に、無駄な脂分と塩分が適度に「落とせる」ので、ヘルシーであるというのが、もうひとつの利点です。
さらに、豊富な蒸気量で熱伝導が高まり、短時間で加熱(焼き蒸し)できるので、野菜などの甘みを引き出すこと、あるいは、加熱時のビタミンを保持しやすいという良い部分もあります。

スチームオーブンは各社から販売がありますが、大きくわけて上表の4つの仕組みに分類できます。
以下、順番に説明していきます。

第1に、ウォーターオーブン方式です。
特許絡みもあり、実質的にシャープ(ヘルシオ)だけの機能です。
庫外のボイラー生成した水蒸気を、庫内(食材)に噴出し、300℃以上で吹き付けるという仕組みです。
この場合、相当量の蒸気を、素早く庫内に出せます。
実際、過熱水蒸気の食材への吹きつけだけで「焦げ目が付けられる」ほどの火力です 先ほど説明した過熱水蒸気の諸効果が(ある意味)100%発揮できるのは、この方式だけです。
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第2に、過熱水蒸気式です。
シャープ以外の企業のスチームオーブンの多くに見られる方式です。
下部に給水タンクがあるので「水タンク式」と呼ばれる場合もあります。
この方式は、庫外でスチームを作る機種もありますが、水を庫内に「点滴」し、オーブンのヒーター熱で気化させて蒸気を発生させる形式が大半です。
庫内の機密度などの違いもあり、ウォーターオーブン方式に比べ、庫内の「蒸気量」が少なめです。
「水だけで焼く」のは難しいので、庫内ヒーターの熱を利併用して、食材を「焼いて」いきます。
この仕組みだと、庫内の蒸気量が少なく、加熱にも時間がかかるので、冒頭で書いた「過熱水蒸気」の効果は「限定的」になります。
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第3に、スチームカップ式です。
中級機(5万円以下)の一部のオーブンレンジで採用されます。
過熱水蒸気式は、水タンクからポンプで上げた水を、庫外で蒸気にして、庫内に噴き出す方式です。
この方式は庫内のスチームカップに水を入れて予湿して、蒸気を発生させる仕組みです。先ほど説明したスチームの効果はさほどない上に、時間もかかる方式です。
つまり、過熱水蒸気になるのは、調理加熱の終盤のみであり、その効果は(かなり)限定的と言えます。
個人的には、このグレードの製品を「スチームオーブン」と呼んで良いか微妙だと思いますが、多くの企業は、普通にそう宣伝して売っています。
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第4に、角皿式です。
オーブン用の角皿の隅、あるいはそれ自体に、水を張るというものです。
簡易的であり、冒頭示した効果はほとんど期待できないと言えます。
この方式の場合、揚げ物を「カラッと」させる程度の機能性で「水で焼く」とは言いがたいです。
特定の自動料理メニュー(茶碗蒸しやプリン)の100度以下のスチーム加熱のために「水を張る」機能を付けている感じです。

スチームは、一方、100度を超える、過熱水蒸気調理以外の目的にも使われます。
例えば、解凍、発酵目的での利用や、100度以下での、野菜、ローストビーフなどの「低温蒸し」での利用、あるいは、中華の点心などをしっとり加熱する機能、などです。

高級機だと、スチームを噴射することで「焼く・煮る・炒める・揚げる」など、多様な料理手法を再現するためにも使われます。
詳しくは、該当機で、後ほど、説明するつもりです。
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以上、スチーム機能の説明でした。
ここは、店頭で選ぶ場合の注意点で、「スチームオーブン」と書いてある製品でも、100度以上の「過熱水蒸気」が作れない製品は結構あります。
また、作れる製品でも、マニュアル設定で利用できない機種、過熱水蒸気を使う(ヘルシーな)自動メニューレシピがほぼない機種などもあります。
格安機だと、100度以下だと、2−3品目の特定のメニュー(茶碗蒸し・プリン)が作れるので「スチームオーブン」を名乗っている「不届き」な製品もなかにはあります。
このブログの各記事では、このあたりもわりと細かく見ています。店頭で見て買う予定の方も、すこし「疑ってかかる」くらいで良いでしょう。
6・まとめ

というわけで、ここまでは、電子レンジを選ぶ場合に重要視した方がよいポイントを、5点に分けて説明しました。
改めて言えば、赤外線など上位のセンサーを装備した上で、最大250℃の水準のオーブンで、グリル上火の強さが確認できる製品ならば、ベストです。
スチームオーブンの場合は、それに水タンクの有無にも注意が必要です。
1・単機能レンジ
2・オーブンレンジ
3・スチームオーブン
こうしたポイントをおさえつつ、以下では、上表のレンジのジャンルごとに、いくつか代表的なレンジを取りあげながら、より細かい「選び方の基本」を見ていくことにします。
1-2・単機能レンジの選び方
はじめに、単機能の電子レンジの選び方を解説します。
オーブン機能やグリル機能がないタイプです。
「レンチン」機能以外は「不要」という方向けのレンジの選び方になります。

1・ハイアール JM-MH17B-W
¥9,839 楽天市場 (1/17執筆時)
レンジ出力:500W【ヘルツフリー】
庫内容量: 18L(ターンテーブル)
自動あたため:
オーブン機能:
トースト:
センサー:
サイズ: 幅44×奥行32.5×高さ25.8cm
ハイアールの JM-17K-5は、このブログの【小型レンジの比較記事】本編で「おすすめ」にあげた製品の1つです。
そちらでは、ある程度高級な単機能レンジ(2万円台)も取りあげました。
しかし、単機能レンジとしては、「売れ筋」な価格帯であるこちらを、取りあげました。

タイプは、ヘルツフリーの単機能レンジです。
単機能レンジだともっと安い製品はあります。
ただ、そういった製品は、ヘルツフリーではない製品が大半です。中学の社会科でも習いますが、日本は、上図の赤線を境に、東は50Hz西は60Hzに、電気の周波数が分かれます。
別の地域に引っ越す場合電子レンジを「買い直す」必要があるのと、不要になった時、売りにくい上で、低機能な製品しかないです。
そういった機種を除けば、本機は最安水準です。

庫内容量は、18Lです。
単身世帯や、2人ほどまでならば十分な容量です。
サイズは、幅44×奥行32.5×高さ25.8cmです。
冷蔵庫の耐熱天板を含めて、どこでも置けそうな「最小サイズ」です。

というより、格安機の場合、広めの隙間を要求するので、むしろ「冷蔵庫の耐熱天板向き」な製品とも言えます。

性能面では、このクラスの仕様は、ほぼ同じで、先述のセンサーも未搭載です。
ここは、価格的に仕方ないです。
庫内は、回転台のあるターンテーブル式です(写真)。
この方式はフラット庫内の製品に比べ掃除しにくいのが欠点です。また、特大サイズの「コンビニ弁当」だと回らない場合もあります。
ただ、この方式は、回転することで、レンジの加熱ムラを防ぐ効果を期待できます。
格安機では、加熱安定性があるこの方式は悪くないです。
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以上、ハイアールの JM-17K-5の紹介でした。
さほど凝った料理はせず、ご飯のあたためや、冷凍食品の解凍だけできれば良い、という場合は、本機でも良いと思います。
ただ、センサーがなく、ボタンひとつで「自動あたため」ができないのが難点ではあります。外観や内装もイマイチと言われればそうです。
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【2025年発売】
2・SHARP RE-TD186
¥28,861 楽天市場 (1/17執筆時)
レンジ出力:1000W【ヘルツフリー】
庫内容量: 18L(フラット庫内)
自動あたため:搭載
オーブン機能:
トースト:
センサー:蒸気センサー
サイズ:幅41.5×奥行35.0×32.0cm
ただ、確実に「1クラス上」といえるレンジだと2万円を越えます。
例えば、シャープの RE-TD184-Bです。
本機は、蒸気センサーを積む上で、外観も高級作りで、(部品として高価な)ジョグダイヤル付きで、操作性も良さそうです。
価格は、しかし、2万円は越えてきます。
この予算が出せるならば、次に見る「オーブンレンジ」で安めのものを選んだ方が良いかなと思います。
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1・小型の電子レンジ・オーブンレンジの比較
容量:15L〜18L
人数:1-2人向け
2・中型の電子レンジ・オーブンレンジの比較
容量:20L〜27L
人数:2-4人向け
なお、これらの機種の、より細かいスペックは、以上の本編記事で説明しています。
サイズや用途など、もう少し細かく分けた場合の「おすすめ」機種についても提案しています。興味のある方は、以上のリンクをご利用ください。
1-3・オーブンレンジの選び方

続いて、オーブンレンジの選び方です。
オーブン・グリル機能が搭載され、トースト機能も焼けるタイプのレンジです。

【2024年発売】
3・コイズミ オーブンレンジ KOR-1605/W
¥21,420 Amazon.co.jp (1/17執筆時)
レンジ出力:900W【ヘルツフリー】
庫内容量:16L(フラット庫内)
自動あたため:搭載
オーブン機能::200度
トースト:2枚まで(片面焼)
センサー:赤外線センサー
サイズ:幅46.1×奥行34.2×高さ29.3cm
コイズミの KOR-1605/Wは、このブログの【小型(オーブン)レンジの比較記事】本編で「おすすめ」にあげた製品の1つです。
比較的安めですが、性能が期待できる機種として取りあげた製品です。

庫内容量は、16Lです。
回転台のないフラット庫内です。
このクラスならば、あえて、ターンテーブルでなくても良いです。
16Lだと基本的に単身者から2人までに向くサイズです。

本体サイズは、幅46.1×奥行34.2×高さ29.3cmです。
本機も、冷蔵庫の上でも問題ないです。

電子レンジ機能は、1眼の赤外線センサーです。
先ほど「選び方の基本」で書いたように、5万円以内クラスでは、最も性能を期待できるセンサーです。
食材の表面温度が把握できるため、加熱も、解凍も精度が高く、ラップした食品も、測れますので。
このクラスだと(良くても)蒸気センサーの機種が多いので、本機は目立ちます。
オーブンは、200℃と弱めです。
グリルも、そこまで、強くないです。
ただ、市販のピザの加熱や、グラタンの焼き目付けほどならば、庫内も小さいモデルなので、(一般的に)問題ないです。
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以上、コイズミの KOR-1605/Wの紹介でした。
グリル、オーブンは、必要最低限の性能です。
ただ、「ちょっと料理好き」な単身者〜2人暮らしならば、このクラスで良いかと思います。
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【2024年9月発売】
4・象印 EVERINO ES-KA18-WM
¥40,950 Amazon.co.jp (10/4執筆時)
レンジ出力:900W【ヘルツフリー】
庫内容量:18L(フラット庫内)
自動あたため:搭載
オーブン機能:250度
トースト:2枚(両面焼き)
センサー:赤外線・温度
サイズ:幅45.9×奥行37.3×高さ33.3cm
ただ、「料理好き」の方で、機能性もある程度求めたい場合は、象印のEVERINO ES-KA18 が良いでしょう。
他社の場合、この価格クラスだと、スチームオーブン(の入門機)になりますが、その機能性があるぶん、センサーなどが、イマイチになります。
その点で、スチーム不要ならば、本機は「推せ」ます。

庫内容量は、18Lです。
本体サイズは、幅45.9×奥行37.3×高さ33.3cmです。
隙間も左右6cmだけで壁ピタできるので、設置性は良いです。

センサーは、赤外線センサーと温度センサーがダブル搭載です。
赤外線は、庫内が加熱すると無力ですので、その場合の補助で、温度センサーも付属です。
「選び方の基本」で書いたように、高級機は、互いの欠点を補うため、こうした方式を取る場合が多いです。
オーブンは、250℃の水準をクリアします。

グリルも、上に2本のヒーター搭載で、値段相応に力強いです。
例えば、グラタンの焼き目は3段階から選べます。

自動メニューは、本機は(メニュー数として)23種類です。
中級機以上だと、ワンボタンで自動調理してくれる機能が付きますが、本機もそうです。

調理技法は、その上で、本機は、とくにユニークです。
本機は 「レンジ→グリル」の手動運転・自動運転ができます。
例えば、ハンバーグの場合、レンジで中身を余熱してからグリルにすることで、手放しで焦げがついたハンバーグができます。

一般的に角皿はレンジ非対応(火花が散る)のですが、本機はセラミック加工なので、レンジしてから、そのままグリルができるという「仕掛け」です。

トーストも、この仕組みで、下部加熱にレンジのマイクロ波が利用できるので、裏返さず、かつ、2枚で4分20秒と高速で焼けます。
このように「ユニーク」な工夫があるレンジが欲しい場合、5万円以上でも(なかなか)難しいのです。
しかし、先述のように、象印は、スチーム機能をざっくり「省略」することで、こうした機能を付けられています。
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【23Lモデル】
【2023年8月発売】
5・象印 EVERINO ES-JA23-BM
5・象印 EVERINO ES-JA23-WA
¥40,990 Amazon.co.jp (1/17執筆時)
庫内容量:23L(フラット庫内)
トースト:2枚(片面焼)
サイズ:幅47.8×奥行39.8×高さ34.9cm
【26Lモデル】
【2025年8月発売】
6・象印 EVERINO ES-GX26-WA
6・象印 EVERINO ES-GX26-BM
¥40,600 Amazon.co.jp (1/17執筆時)
庫内容量:26L(フラット庫内)
トースト:4枚(片面焼)
サイズ:幅48.6×奥行39.9×高さ37.0cm
レンジ出力:1000W【ヘルツフリー】
自動あたため:搭載
オーブン機能:250度
センサー:赤外線・温度
なお、このシリーズは、23L、26Lと少し大きめの世帯用もあります。

小型機で説明した諸機能に加えて、揚げ物の再加熱ををワンボタンで美味しく仕上げる「サクレジ」など、こちらだけ追加される機能性もあります。
また、中型(26Lクラス)ならば、パナソニックも、赤外線系の上位センサーを搭載した製品を出します。
1・小型の電子レンジ・オーブンレンジの比較
容量:15L〜18L
人数:1-2人向け
2・中型の電子レンジ・オーブンレンジの比較
容量:20L〜26L
人数:2-4人向け
以上のリンク記事で、このクラスのオーブンレンジを多くみています。
各記事では、もう少し安めのオーブンレンジや、もう少し大きなオーブンレンジもいくつか見ています。
興味のある方は、ご覧ください。
1-4・スチームオーブンの選び方(小型)

続いて、小型のスチームオーブンレンジの紹介です。
冒頭の「選び方の基本」でも書きましたが、水タンクの水を100度以上の「過熱水蒸気」にすることで、オーブン・グリル調理ができるタイプのレンジです。
ここでは、主に、1〜3人用として向くサイズのみ扱います。
世帯用の中型は、次の項目で別に扱いますが、こちらから読まれても良いかと思います。
1・シャープ
→スチーム調理機能に強い
2・東芝
→ オーブン調理機能に強い
3・日立
→ レンジのセンサーに強い
4・パナソニック
→ グリル調理と解凍に強い
なお、スチームオーブンは、大手だと4社が、各グレードの製品を展開します。
上表はそれを簡単にまとめたものす。
どうしてこのように言えるのか、以下では、各社の現行の小型機(26L以下)の「最上位機」を概観しながら、「メーカーごとの個性」を明らかにしていきます。

【2025年11月発売予定】
1・SHARP ヘルシオ AX-U1C
¥90,100 楽天市場 (1/17執筆時)
庫内容量:26L(1段)
レンジ出力:1000W
トースト:4枚(両面焼)
スチーム:ウォーターオーブン(水タンク)
センサー:赤外線・蒸気温度
オーブン最高温度:250度(5分間)
外形寸法:幅480x奥行395×高さ350mm
同社は、スチームオーブンをはじめて出したメーカーです。本機は、最新のヘルシオでは、最も小型で、設置性の良さで評判の良い製品です。

庫内容量は、26Lです。
最近は各社とも、小型のスチームオーブンにつて同じほどの設置面積で容量を格段しています。シャープも2025年から増やしました。
子を含めた1-3人家族程度ならば余裕でOKな容量です。
シャープ製を含め、150L前後の小型2ドア冷蔵庫の耐熱天板の上にも無理なく置けるサイズです。

本体サイズは、幅480x奥行395×高さ350mmです。
(スチームのない)オーブンレンジと比べると、幅は同じ程度ですが、奥行と高さは必要です。ただ、この部分は注意が必要です。
というのも、このクラスの「高級機」になると、各社とも、左右と後ろの壁ピタ配置に対応するからです。とくに後ろのスペースが不要になるので、ボックス収納時はもちろん、普通の棚の上に設置する場合も、スッキリ設置できます。
この部分を考慮すれば、(本体サイズの小さな)オーブンレンジと設置性はそう変わらない場合が多いです。

スチーム機能は、ウォーターオーブン方式です。
シャープの場合、電熱ヒーターの助けが不要で、過熱水蒸気の熱だけで、オーブン・グリル調理ができる仕様です。
この方式の場合、減油・減塩効果が高く、栄養素が最も残りやすいという利点があります。
他社は、スチーム噴射とヒーター加熱を併用するので、健康効果の部分では同社が優位です。
オーブン・グリル機能も、ある程度優秀です。
過熱水蒸気を使いたくない場合、電熱ヒーターだけの加熱もできます。
オーブンの最高温度は 最大250度です(5分)。
その後も210℃で時間制限なく温度を維持できるため、加熱力は十分と言えます。

電子レンジは、赤外線センサーと蒸気(絶対湿度)センサーの2種類を搭載です。
メインは赤外線です。普通の固定式の1眼センサーですが、26Lの庫内なら問題ないです。
蒸気センサーも、連続利用時などの判断などのために、補助的に使われます。
解凍も、赤外線センサーを活かして精度良く解凍します。
シャープの場合、水タンクに水がある場合スチームを利用するので、仕上がりは良いです。

おまかせ調理は、最近各社とも上位機だと装備しており、1つのトレンドです。
シャープの場合「まかせて調理」という機能名で、 冷凍・冷蔵・常温を問わず、角皿に食材を並べておくだけで、センサー任せで調理してくれます。
一方、シャープは、30L以上のオーブンだと、他社に比べても「多芸」といえるのですが、このクラスだと、そこまで、この部分に個性はない印象です。
トーストは、6枚切で4枚まで対応です。
シャープ方式は、裏が薄くなるものの裏返さずに焼けます。また、本機は過熱水蒸気(ウォーターグリル)で焼き上げる方式なので、仕上がりも良いです。

ネットワーク機能も、小型では唯一ですが、無線LANを装備します。
生成AIを利用した相談機能が提供されます。本機の細かい仕様をAIが記憶しているので、ウェブ上でAIに普通に聴くより、精度は良いです。
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以上、シャープのAX-U1C の紹介でした。
過熱水蒸気だけで調理できる点で、スチームオーブン機能は他社を凌駕します。
一方、オーブンや電子レンジの性能は、「そこそこ」ですので、ダイエットや健康を最重要視する方に特化して「おすすめ」すべき機種と言えます。

【2025年8月発売】ER-4000B(K)
8・東芝 石窯ドーム ER-D4000B-K
¥71,500 楽天市場 (1/17執筆時)
庫内容量:26L (2段)
レンジ出力:1000W
トースト:2枚(裏返し)
スチーム:過熱水蒸気 (水タンク)
センサー:赤外線・温度センサー
オーブン最高温度:300度(5分間)
外形寸法:幅493x高さ357x奥行399mm
第2に、東芝の石窯ドームシリーズです。
同社は、オーブン機能にとことんこだわる企業ですが、小型モデルの最上位機となる本機もそうです。

本体サイズは、:幅493x高さ357x奥行399mmです。
断熱性に配慮があるので左右と壁側は「壁ピタ」できますし、設置性は良いです。
ただし、上だけ10cmの開放が必要です。

庫内容量は、26Lです。
1-3人用とすると、シャープよりやや広めです。
特に、本機は、背面に熱風ファンがある上で、火力も強いので、26Lでは唯一ですが、2段調理対応です。
液晶もカラー液晶で、ドアも、ソフトダンパー開閉で、値段相応に高級仕様です。

スチーム機能は、過熱水蒸気式方式です。
シャープと異なり、スチーム(過熱水蒸気)だけではパワーが足りないため、ヒーターによる食材の加熱で補う方式です。この場合、減塩・減油効果や栄養素の残存性などの点で、シャープには及びません。

むしろ、東芝は、過熱水蒸気+ヒーターのハイブリッド調理で、肉の表面に焼き目をつけるような使い方や、塩魚などの調理(減塩)目的にスチームを使います。
そのほか、野菜や玉子などの100℃以下の「蒸し調理」のため付けている印象です。

オーブン性能は、300度が5分間出せます。
この火力は30L未満だと、東芝だけです。
天面は石窯ドーム型構造です。熱対流を良くして遠赤効果高める仕組みです。
扉部分を除いた前後左右を遠赤熱であたため、庫内全体を浸透性の高い遠赤外線で包むことで、料理の芯までむら無く加熱していきます。
遠赤外線は食材への浸透性も高いので、厚いお肉やお魚で、料理の芯までむら無く加熱していきます。
ピザ焼きももちろん得意で、「外はカリッと」「中はふっくりと」加熱できます。
グリルの性能は、逆にイマイチです。
熱を食材表面に集中させ「焦げ目」をつけると言うより、(食材の中を含めて)庫内温度の均一を高めることを重視する本体構造だからです。
自動メニューも、グリル系は少なめで、肉関係は(やはり)自慢のオーブンを利用するメニューが多いです。オーブンでも、焦げ目は付くので。

電子レンジのセンサーは、この機種は温度センサーと赤外線センサーを併用しています。
温度センサーは補助的なものですので、ポイントは赤外線のほうです。
赤外線センサーは、ハイアングル赤外線センサーという名前です。
1眼の固定センサーですが、ハイアングル配置にしてラップした食材への高める工夫があります。 センサーの性能が良いと、レンチンの精度が上がります。
他社機にも言えますが、一般的な「自動あたため」も、上級のセンサー搭載機ほど、食材に合わせた適切な温度で「ゆっくり、じっくり」美味しく温めていくようになります。

食材の解凍機能も、センサーが大きく関係する部分です。
本機は、挽肉などの「お急ぎ解凍」ほか、スチームを利用した「全解凍」、刺身などの「半解凍」と3つの選択肢があります。
赤外線センサーを利用した本機の解凍は、後ほど見るパナソニックに次いで正確と言えます。

おまかせ調理は、小型機では充実します。
オーブン調理(予熱なし)について、分量、温度、加熱時間を調整せずとも、センサー判断で、勝手に「フルオート」で自動調理する石窯おまかせ焼きが魅力です。
トーストは、通常のトーストの場合、2枚で約6分50秒です。
途中で裏返す必要はありますが、スチームトーストも可能です。
ネットワークは、無線LANなどを装備しません。
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以上、東芝のER-D4000Bの紹介でした。
東芝のオーブンは、オーブン機能の充実がポイントです。電子レンジ部分もそれなりに優れています。
本編でも書きましたが、肉の調理やピザ焼きを中心に考えるならば、「東芝を指名買いで良い」と言えます。

【2025年9月発売】
8・日立 ヘルシーシェフ MRO-S7D
¥39,428 Amazon.co.jp (1/17執筆時)
【2025年2月発売】
9・日立 ヘルシーシェフ MRO-S7CA
¥40,828 Amazon.co.jp (1/17執筆時)
庫内容量:27L
レンジ出力:1000W
トースト:2枚(裏返し)
スチーム:スチームカップ式
センサー:重量・蒸気・温度
オーブン最高温度:250度
外形寸法:幅483×奥行355x高さ335mm
第3に、日立のヘルシーシェフです。同社の人気の小型機となります。

庫内容量は、27Lです。
本体サイズは、幅483×奥行355x高さ335mmです。
22Lサイズだったシャープ機とだいたい同じ設置サイズで、庫内はより広いと言えます。
シャープの場合「蒸気で本体を満たす」のが重要ですが、本機の場合広くできたという言い方もできるでしょう。
なお、日立の場合、後ろ側は壁にはピッタリ寄せられま。しかし、左右は4.5cmのスペースが必要です。
冷蔵庫上などの開放空間なら問題ないでしょうが、ボックス収納の場合は注意点です。

スチームオーブン機能は、しかし注意点です。
水タンク(左図)のない、スチームカップ式だからです(右図)。
日立の場合、水タンクは30Lクラスの中型機のみ装備で、小さめには採用されません。
スチームカップ式の場合、カップを庫内に置くわけですが、庫内が過熱水蒸気で満たされるので、加熱の終盤のみです。
そのため、加熱中の減油・減塩効果は、期待薄です。
実際、自家製揚げ物の場合、主たる火力はヒーターであり、最終盤に表面の「カリッと」させる際だけ「水で焼く」という感じです。
実際、自動レシピでも、角皿スチームを利用するメニューはさほどありません。
オーブン機能は、最大250度を5分間出せる実力はあります。
しかし、構造面を含めて、東芝の石窯構造のような独自性には乏しいです。

グリル機能も、上火がさほど強くなく、平凡です。
おまかせ調理は、一方、日立は、グリルを利用するものです。
本機は、角皿がセラミックでレンジ対応なので、レンジ+グリル加熱の併用で、分量と時間ともに「おまかせ」で焼けるらくらくプレート焼きが楽しめます。
ただ、同社の最上位機(30L)と異なり、鶏肉、魚、野菜以外の食材は使えません。
同じく、レンジ+グリル加熱を利用した、フライなどの「リベイク機能」もあります。

電子レンジ機能は、一方、日立は、力強い仕様です。
本機は、重量センサーと、蒸気・温度センサーを併用する方式だからです。
フラット庫内の小型レンジでで重量センサーを搭載するのは「日立独自」です。

高級な中型機だと、赤外線センサーが優秀な部分があります。
ただ、このセンサーは「ピンキリ」です。小型レンジに多い旧方式(1眼固定式赤外線センサー)ならば、重量センサーより、優秀とも言えない部分があります。
とくに、ハンバーグなど重さ・密度が高い料理や、揚げ物の入った市販のお弁当の温めなどは、重量センサーがあったほうが正確です。
その上で、日立の場合、蒸気センサーもそなえます。
つまり、本機は、重量センサーで加熱開始時の正確な分量をはかった上で、蒸気量から加熱後の状況を追えるので、食材の水分量や、食材の温度(冷凍・常温)で、加熱時間を「間違いにくい」と言えます。

解凍も、このセンサー構成だと、分量指定せず、最大1kgまで1ボタンでできます。
しかし、(時間はかかるが質が良い)スチーム解凍ができないので、あまり得意とも言えないです。
トースト機能は、2枚まで対応できます。
トースト中に裏返す必要がありますが、自動で8分(旧機は9分)です。
ただ、6枚切りのみ対応で、あとは手動でもう少し時間がかかりますので、差ほど得意とも言えないです。
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以上、日立の MRO-S7Dの紹介でした。
スチームを使った調理は、正直「おまけ」なので、シャープほか、東芝にも及ばないでしょう。
ただ、優秀なセンサーを平行利用して、データを付け合わせる仕組みで、「レンチン」の精度は、小型機では最も良いと言えます。
普段は総菜や冷凍食品などの「あたため」中心で、土日だけ「凝った料理」という生活スタイルならば、総合的な満足度は、この機種は最も高そうです。

【2024年発売】
10・パナソニックビストロ NE-BS6C-K
¥82,170 Amazon.co.jp (1/17執筆時)
庫内容量:25L
レンジ出力:1000W
トースト:4枚(両面対応)
スチーム:(水タンク式)
センサー:スイングサーチ赤外線
オーブン最高温度:250度
外形寸法:幅500×高さ347×奥行400mm
第4に、パナソニックの三つ星ビストロです。

本機は、同社の小型モデルでは、最も性能が良いものです。
大きめのカラー液晶と、高ふわっと「丁寧に」締まるソフトダンパードアを採用ていて、高級感があります。
庫内容量は、26Lです。
サイズは、幅500×高さ347×奥行400mmです。
他社の小型スチームオーブンに比べると、やや幅広です。
120Lの小型冷蔵庫だとやや厳しく、150Lサイズ以上なら乗るだろうという感じです。
一方、本機も、後側の壁ピタ配置は可能です。しかし、上部10cmほか、吸気口がある関係で左右も2cmあける必要はあります。

スチームオーブンは、東芝同じ過熱水蒸気方式です。
水タンクは備えますが、シャープと違い専用ボイラーを備えない仕様で、蒸気量は少なめです。
加えて、パナソニックは、マニュアル設定で「スチームオーブン(グリル)」は選べません。
つまり、「塩サバ・塩鮭・アジの開き・肉巻き野菜・鶏の照り焼き」など一部自動メニュー記載のものだけ「減脂「減塩」できるだけです。メニュー数も、確認できるのは数種のみです。

スチーム機能は、ただ、充実します。
過熱水蒸気に満たない100度以下について、沸騰温度ほか、60〜95℃の低温スチームが使えます。
その上で、高温スチームを庫内全体に向けてではなく、直接ヒートグリル皿だけに向けて「ピンポイント」で集中噴射する「スピードスチーム機構」は独自です。
つまり、利用温度は限定されますが、立ち上がりが速いのと、スチーム量が適宜調整しやすい点とで、蒸し加減が難しい蒸し物をムラなく仕上げます。

火加減(蒸し加減が)難しい、魚料理や、中高温の「卵料理(茶碗蒸し・ゆで卵など)」は特に上手にできると言えますし、餃子などは、十分な水量で蒸しながら、後述するヒートグリル皿で焼き付けるので、フライパンで蒸し焼きような本格的な仕上がりと言えます。
とはいえ、先述のように、マニュアル設定で自由に、スチームオーブンを使えない点で言えば、自由度は低い点は注意です オーブン機能は、ドライなら手動設定できます。
ただ、最高温度が250度が5分間ですし、とくに独自の面白い機能は無いです。

グリル機能は、逆に相当力を入れています。
同社の場合、上火が強力な大火力平面ヒーター(1350W)です。
その上で、ヒートグリル皿に電子レンジのマイクロ波を上下から照射することで、実質的に「高火力の両面焼」を実現しています。
なお、下火、上火だけで焼くことも設定できます。これにより、パナソニックの場合、「強火力で両面で焼くグリル料理」に高度に対応できます。

電子レンジは、赤外線センサーを搭載します。
先述のように、赤外線センサー方式は、グレードがあります。格安機だと、1眼ですが、本機は「ちょっと良い」スイングサーチ赤外線センサーです。
センサーがスイングして、広範囲の温度を監視するため、単眼の固定式センサーより、加熱ムラも少ない、上位方式です。

特にパナソニック(ビストロ)の場合、レンジ加熱時も調理中の現在の庫内温度の表示に対応します。レンチンの温度接待ができる上で、調理中の庫内温度を表示できるのは、同社のレンジだけです。
レンジセンサーの場合、1回の測定での検知精度はスペックで推測できますが、検知頻度は微妙に分かりません。しっかり測っていることが分かるので、本機は安心できます。

解凍は、スチーム全解凍、スチーム半解凍が選べます。
優秀なセンサーで監視しながら、スチームと、独自に改良したマイクロ波による加熱(サイクロンウェーブ加熱)とを利用しつつ、やさしく解凍していきます。
実際、解凍の質はこのクラスだと一番と言えます。
よほど特殊な状況を除けば、グラム指定せずとも、5段階で仕上がり具合を選ぶだけで、ムラ無く解凍してくれます。
おまかせ調理は、一方、パナソニックは、分量調整かのうなメニューはありますが、他社のような、完全に加熱と時間をおまかせにする「フルオート」調理は非搭載です。
レシピに沿って「真面目に作る」感じの仕様です。

トーストは、4枚同時の調理が可能です。
ビストログリル皿を利用できるので、裏返す必要なしに両面を焼けます。
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以上、パナソニックのNE-BS600の紹介でした。
スチーム調理は、減油・減塩のためというより、自動メニューにおける蒸し料理を充実させるために備わっている感じです。手動設定できない点を含め、スチームを目的には選びにくい製品です。
実際、100度以下の実際蒸し料理のレシピはかなり充実します。
その上で、やはり注目点は(ドライ)グリル機能です。仕組み的に、食材表面を焦がす力は小型機全機種通しても最もあるため、お肉やお魚をよく「グリル」する方は、最も良い選択肢です。
レンジ部分も、センサーとマイクロ波の工夫で解凍を含めて高性能です。その上で、外観の「見栄え」も良いので、個人的におすすめできる機種の1つです。
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以上、主要4メーカーの小型のスチームオーブンの比較でした。
3・小型のスチームオーブンの比較
容量:18L〜26L
人数:1-2人向け
なお、これらのオーブンは、以上のリンク先ページで詳しく比較しています。
自動メニューの部分など、ここで触れていないことももっと詳しく書いています。
なお、上では「小型」と書きましたが、1-3人家族程度までなら十分なサイズです。
(食べ盛り前の)子供さんならば、4人位までOKでしょう。
次回につづく
オーブンレンジ・電子レンジのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、電子レンジとオーブンレンジの選び方についてまとめました。
しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。

2・電子レンジ・オーブンレンジの選び方 (1)
2-1:スチームオーブンレンジ(中型)
2-1:最終的なおすすめの提案【結論】
スチーム調理 ★★★★★
自動あたため ★★★★★
解凍 ★★★★★
オーブン ★★★★★
グリル ★★★★★
トースト ★★★★★
総合評価 ★★★★★
続く2回目記事(こちら)では、世帯用で大きめといえるスチームオーブンの「選び方の基本」について説明します。
その上で、「全体のまとめ」として、予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
引き続き、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら
