比較2017'【結論】全45機の電子レンジ/オーブンレンジのおすすめ・選び方〈性能・価格別のまとめ〉:最新スチームオーブン・ウォーターオーブンの・選び方

2017年09月27日

比較2017'【結論】全45機の電子レンジ/オーブンレンジのおすすめ・選び方〈性能・価格別のまとめ〉:最新スチームオーブン・ウォーターオーブンの・選び方

今回レビューする製品:2017年秋 価格別の電子レンジ・オーブンレンジ新製品全45機種の価格別性能評価・おすすめと選び方:日立 ヘルシーシェフ・東芝 石窯ドーム・パナソニック ビストロ シャープ ヘルシ アイリスオーヤマ ツインバード工業 Panasonic 単機能レンジ エレック 3つ星 ビストロ 東芝 石窯ドームシャープヘルシオ日立ヘルシーシェフ:機種の違いや人気商品の比較

今回のお題
最新オーブンレンジ・電子レンジはどのように選ぶのがおすすめ?


 どもAtlasです。

 今回は、2017年9月現在、最新の電子レンジ・オーブンレンジを比較します。

1・1人暮らし向け電子レンジ
2・小型のスチームオーブン

3・中型のスチームオーブン

4・オーブン全体のおすすめ 【まとめ記事】

 このブログ「モノマニア」では、電子レンジ・オーブンレンジについて、これまで4つの個別記事を書いており、計45機種ほど紹介してきました。

 電子レンジは、1年で1回、必ずモデルチェンジがある家電のため、約3ヶ月ごとに最新データに更新しています。もちろん、価格が下落して安く買える旧モデルとの比較もしています。そのため、旧モデルを合わせれば、60機種近く網羅しており、主要メーカーの「現行製品のほぼ全て」を網羅できていると思います。

 1つ1つの製品のスペックを細かく比較しているブログとしては、おそらく「最多」の比較数ではないか?と思います。

ーーー

 

 今回の記事は、上のリンクで言えば、「第4回目」の記事にあたり、【結論編】となります。

 電子レンジ・オーブンレンジ・スチームオーブンについて、目的別・価格別に「どのように選ぶべきか」「どの機種がおすすめか?」についてまとめをするという内容です。

 もし、「スチームオーブンが欲しい!」など、購入する製品の種類を既に決めておられる方は、上の4つのリンクから、個別の比較記事を読んで頂いても構いません。

 ただ、今回の記事は「賢い選び方」を含めて書いています。

 そのため、この記事をお読み頂き、だいたいの傾向を掴んでから、それぞれ個別の比較記事を見て頂いたほうが、「よりしっかり製品を選べる」と思います。

 では、少々長い記事ですが、最後までお付き合い頂ければと思います。

オーブンレンジ・電子レンジの選び方

 はじめに、オーブンレンジと電子レンジの選び方について解説します。

 なお、あらかじめ今回重視したい「選ぶ際のポイント」を5点だけあげておきます。

1・本体のサイズ

 第1に、本体のサイズです。

 この点が主に問題になるのは、スチームオーブンの場合です。各社とも、同じような形状でも、庫内が1段式の「小型モデル」と、2段式「中型モデル」があります。

 中型の場合は、高さがあり、既存のレンジ台に設置できない場合もあるので注意してください。今回の記事ではこの部分をふまえて解説するようにしています。

2・お住まいの地のヘルツ数

 第2に、ヘルツ対応状況です。

  1万円未満の格安モデルについては、電力会社のヘルツ数の違いで「西日本専用」・「東日本専用」の機種に分かれます。この点についても、今回は解説に加えてあります。

3・電子レンジ機能の優秀性

 第3に、電子レンジの性能です。

 最近は(スチーム対応など)オーブン性能を競っていますが、家庭で最も使う機能は「電子レンジ機能」です。とくに性能差がでるのが「電子レンジのセンサー」です。粗悪なセンサーだと、自動あたため時などに「加熱ムラ」が生じるからです。

 後ほど詳しく紹介しますが、「重量センサー」「赤外線センサー」「湿度センサー」など、異なるシステムのセンサーを搭載しており、大きな性能差があります。

 特に1万円以上の機種の場合、この部分に注意が必要なので、今回は詳しく解説することにします。

4・オーブン機能の優秀性

 第4に、オーブン機能・グリル機能の優秀性です。

 特に重要なのは、「出力できるオーブンの最高温度」です。

 オーブン対応レンジでピザをクリスピーに焼きたい場合など、グリルの最高温度は注意しておくに越したことはありません。この点についても、違いが分かるように説明します。

5・トースト機能の優秀性

 第4に、トースト機能の優秀性です。

 オーブンレンジの場合、機種ごとに1度に焼ける枚数が異なるほか、途中で裏返さないと焼けない機種などもあります。

 この機能を多様する場合は、この部分も重要視する必要があり、、今回は詳しく解説することにします。

5・スチーム機能の優秀性

 第5に、スチーム機能の優秀性対応機です。

 スチームオーブンといっても、簡易的な「角皿式」と本格的な「水タンク式」に分かれます。さらに、上位機は、過熱水蒸気だけでオーブン・グリル調理をする「ウォーターオーブン」と、ヒーターを併用する「スチームオーブン」にも分かれます。

 スチームの発生のさせ方が簡易的だと、「焼く・煮る・炒める・揚げる」など多様な料理手法が扱えず作れるレシピやが少なくなります。そこで、今回の記事では、この点もふまえた解説をしたいと思います。

 というわけで、以下では、以上基準に沿って、価格の安い価格帯の「電子レンジ」から10万円を超える「スチームレンジ」まで、順番に、選び方のポイントを紹介していきます。

格安な単機能電子レンジの選び方

 はじめに、代表的な機種をいくつか例示しつつ、単機能の電子レンジの選び方を解説します。

 なお、以下の記事では、Atlasが高評価できる部分は赤字で、イマイチと思う部分は青字で書いています。


 

 1・アイリスオーヤマ IMB-T171-5【東日本用50Hz地域】
 2・アイリスオーヤマ IMB-T171-6【西日本用60Hz地域】
  ¥5,980 Amazon.co.jp (9/27執筆時)

機能    機能の有無
ヘルツフリー なし
サイズ 1人〜3人程度
トースト機能 なし
自動あたため なし
オーブン・グリル なし
スチーム減油調理 なし
搭載センサー なし

 この価格帯で人気なのは、上記のアイリスオーヤマの製品です。個別記事で紹介したように、比較的安価で、デザインも良い点で人気です。しかし、この機種を選ぶ場合、いくつかの点で注意が必要です。

 第1に、オーブン機能・トースト機能は搭載されない点です。単機能の電子レンジは、単に「チン」ができるだけの製品です。トースターは別に買う必要がアあります。

 201603161149.jpg

 第2に、ヘルツ対応です。中学の社会科でも習いますが、日本は、上図の赤線を境に、東は50Hz西は60Hzに、電気の周波数が分かれます。そのため、この機種のように、ヘルツフリー未対応の格安機の場合、別の地域に引っ越す場合、電子レンジを「買い直す」必要が生まれます。

 この点で、比較的短期で移動が考えられる大学生や単身赴任の方は注意が必要です。


 

 3・TWINBIRD ミラーガラスフラット DR-D269B
  ¥10,980Amazon.co.jp (9/27執筆時)

機能    機能の有無
ヘルツフリー 対応
サイズ 1人〜3人程度
トースト機能 なし
自動あたため なし
オーブン・グリル なし
スチーム減油調理 なし
搭載センサー なし

 DR-D269Bは、ツインバードの電子レンジです。フロントパネルにマジックミラーを採用し、調理時以外内部が見えない点で人気です。

 ヘルツ対応は、全国で使えるヘルツフリーとなります。他機種を含めて、ヘルツフリー対応機種を買う場合、1万円前後の予算が必要です。

 電子レンジ機能は、一方、この機種は、あまり性能は高くありません。なぜなら、電子レンジ用のセンサーが未搭載だからです。センサーがない機種は、「自動あたため機能」が付属しません。自分でレンジ出力の強さと加熱時間を設定する必要があるため、利便性に劣ります。 


 

 4・Panasonic 22L エレック NE-EH229-W
  ¥12,089 Amazon.co.jp
(9/27執筆時)

機能    機能の有無
ヘルツフリー 対応
サイズ 1人〜3人程度
トースト機能 なし
自動あたため 対応
オーブン・グリル なし
スチーム減油調理 なし
搭載センサー 蒸気センサー

 NE-EH229-Wは、パナソニックの1万円台前半の人気レンジです。

 ヘルツ対応は、全国で使えるヘルツフリーとなります。

 電子レンジ機能は、このグレードから、センサー搭載で、レンジ出力や加熱時間を設定しなくても、「自動あたため」が可能です。ただ、この機種は「蒸気センサー」搭載です。蒸気センサーは、庫内の蒸気量から、加熱時間を判定する仕組みです。そのため、ラップやジップロックをした状態の食品は、加熱してラップが外れるまで温度を判定できません。そのため、自動あたためが不安定です。

 しかし、以下で説明していくような上位機種(オーブンレンジ)は、重量で加熱時間を調整する重量センサーや、赤外線量で判定する赤外線センサーを搭載します。高度な電子レンジ機能が欲しい場合は、オーブン不要でも、それが搭載された上位機種を選ぶ必要があります。

 オーブン機能を搭載していても、電子レンジ自体のサイズも、ほとんど変わらないため、設置面での問題はないでしょう。

1・1人暮らし向け電子レンジ

 なお、ここまでの記事で紹介した機種以外にも、1万円前後までの単機能の電子レンジは多くの機種が販売されています。ここで紹介した機種を含めて、より具体的に機能差が知りたい方は、上記のリンク記事をご覧ください。

格安オーブンレンジの選び方

 続いて、比較的価格の安いオーブンレンジを紹介します。

 ここまで紹介してきた「電子レンジ」と、ここから紹介する「オーブンレンジ」の違いは、3つです。

1・オーブン・グリル機能が搭載

 第1に、オーブン・グリル機能が搭載される点です。

 ピザやグラタンなど熱で加熱する料理に対応できます。

2・トースト焼き機能の搭載

 第2に、トースト機能が搭載される点です。

 あまり本格的な料理をしない方でも、この機能は欲しい人は多いでしょう。

3・高性能センサーの搭載

 第3に、電子レンジのセンサーが高性能である点です。

 全ての機種がそうではありませんが、ラップをた食品でも温度が判定できるセンサーを搭載する機種が多いです。

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 なお、初めての1人暮らしの方も、トーストくらいは焼くでしょうし、別にトースターを購入するならば、オーブンレンジを買った方が良いと思います。ワンルームマンションは狭いですし、設置面でも有利です。


 

 5・SHARP オーブンレンジ RE-S5E-W【各色】
  ¥13,999 Amazon.co.jp
(9/27執筆時)

機能    機能の有無
ヘルツフリー 対応
サイズ 1人〜2人程度
トースト機能 対応(2枚)
自動あたため 対応
オーブン・グリル 200度
スチーム減油調理 なし
搭載センサー 重量センサー

 RE-S5E-Wは、シャープのオーブンレンジです。1万円台半ばの機種として人気があります。

 電子レンジ機能は、ラップをした食品に対応できる重量センサーが付いています。蒸気センサーに比べて高度であり、あたためムラは少ないでしょう。

 オーブン・グリル機能は、しかしながら、この機種を選ぶ場合の注意点です。。上表のように、この機種の最高温度は、最大200度です。本格的なオーブンは230〜250度出せることを考えると、本格的な料理をやりたい方には、物足りない性能です。

 トースト機能は、反面、裏返す必要なしに2枚まで焼ける機種で、優秀です。

 以上、RE-S5E-Wの紹介でした。下位機種の問題点だった「センサー精度」は、このグレードの製品の場合解決されています。一方、オーブンの最高温度は、本格的とは言えず、こちらに期待する場合は、もう一つ上のグレードの製品を選んだ方が良いです。


 

 6・Panasonic エレック ホワイト NE-T159-W
  ¥18,771 Amazon.co.jp
(9/27執筆時)

機能    機能の有無
ヘルツフリー 対応
サイズ 1人〜3人程度
トースト機能 対応(2枚)
自動あたため 対応
オーブン・グリル 230度
スチーム減油調理 なし
搭載センサー 重量センサー

 NE-T159は、2万円前後の予算で選ぶ場合、デンキヤでも人気のあるパナソニックのオーブンレンジです。

 電子レンジ機能は、こちらも、ラップをした食品に対応できる重量センサーが付いています。この点では、シャープと同じです。

 オーブン・グリル機能は、一方、最高温度に着目すると230度まで出せる機種です。250度以上出せる上位機もありますが、230度出せれば、大抵のオーブン調理に問題なく対応できます。

 トースト機能も、裏返す必要なしに2枚まで焼ける機種ですね。

 以上、パナソニックのNE-T159の紹介でした。オーブン・電子レンジ・トーストの機能が「標準レベル以上」の水準の機種です。予算としては、2万円前後必要と言うことになるでしょう。

1・1人暮らし向け電子レンジ

 なお、ここで紹介した機種以外に、いくつか別のモデルを紹介しています。上限を2万円前後として購入を考えている方はこの記事をご参照ください。

スチームオーブンレンジの選び方

 つづいて、スチームオーブンレンジの選び方についてです。スチームオーブンとは、オーブンレンジの「上位機種」です。

 

 各社とも最も力を入れている製品で、様々なタイプがあります。しかし、基本的には、本体に水タンクがあり、水を「過熱水蒸気」にすることで、オーブン・グリル調理ができるスチーム調理機能をもつ点に共通点があります。

 そのため、油を使わない揚げ物ができたり、旨みを損なわず肉の余分な油落としができたり、ビタミンを損なわず野菜を加熱できたりします。つまり、ダイエットやコレステロール対策にかなり向いている機能で、Atlasもダイエット時には、これを使った料理を多用しました。

 なお、最新機能を搭載した3万円以上の高級機は、軒並みスチームオーブンとなっています。そのため、「スチームは不要」という方も、例えば、より高機能な電子レンジ用センサーが欲しい場合、スチームオーブンを選ぶことになるでしょう。

1・減油・減脂機能を重要視→シャープ
2・グリル加熱機能を重要視→東芝
3・レンジ加熱性能を重要視→日立
・全体の総合性能を重要視→パナソニック

 スチームオーブンは、主に上記の4社から発売されています。しかし、使用される技術や、得意なポイントが異なります。つまり、スチームオーブンを選ぶ際のポイントは、メーカー別の傾向を知ることです。

 これを「ざっくり」とまとめれば、以下のようになります。


 

 【2017年】

 7・SHARP ヘルシオ ブラック AX-CA400-R   【赤】
  ¥54,690 Amazon.co.jp  (9/27執筆時)

機能    機能の有無
ヘルツフリー 対応
サイズ 1人〜3人程度
トースト機能 対応(2枚)
自動あたため 対応
オーブン・グリル 250度
スチーム減油調理 水タンク式
搭載センサー 赤外線センサー

 第1に、シャープヘルシオです。同社は、スチームオーブンをはじめて出したメーカーですが、AX-CA400 は、ヘルシオでは最も小型で、設置性の良さで評判の最新機種です。

 201603161247.jpg

 スチームオーブン機能は、シャープの場合、加熱したスチーム噴射だけで、オーブン・グリル調理をする仕組みです。この方式は、栄養素が最も残りやすいという利点があります。他社は、スチーム噴射とオーブン(電熱線)による加熱を併用するため、残存率では同社が優位です。

 オーブン・グリル機能は、逆にあまり高くなく、最大温度も250度までと、必要十分なレベルに止まります。

 電子レンジの性能も、シャープはさほど力を入れていません。例えばこちらは、搭載されるセンサーは、赤外線センサーです。赤外線センサーは、食品の表面温度を計測する方式で、湿度センサーよりは高度で、ラップした食品にも対応します。しかし、加熱ムラが生じることがあるほか、オーブンを使った後の加熱状態だと、庫内が赤外線だらけでセンサーが機能できないという弱点があります。

 トースト機能も、裏返す必要なしに2枚まで焼ける機種ですね。

 以上、シャープのAX-CA400 の紹介でした。過熱水蒸気だけで調理できる点で、スチームオーブン機能は他社を凌駕します。一方、オーブンや電子レンジの性能は、「そこそこ」ですので、ダイエットや健康を最重要視する方に向く機種と言えますね。


 

 8・東芝 石窯ドーム ER-RD8-W 【2017年】
  ¥47,505 Amazon.co.jp (9/27執筆時)

機能    機能の有無
ヘルツフリー 対応
サイズ 1人〜3人程度
トースト機能 対応(2枚)
自動あたため 対応
オーブン・グリル 250度
スチーム減油調理 水タンク式
搭載センサー 赤外線・温度センサー

 第2に、東芝の石窯ドームシリーズです。ER-RD8は、小型のスチームオーブンとして人気のモデルです。

 スチームオーブン機能は、東芝の場合、スチームだけではパワーが足りないため、オーブンによる加熱で補う方式です。減塩・減油調理などはその点で、シャープには及びません。

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 オーブン・グリル機能は、東芝が最も力を入れる部分です。独自の石窯構造で、オーブン調理の際に、ピザ釜のような遠赤効果を期待でき、食材を四方から効率よく加熱できるからです。そのため、ピザなども「外はカリッと」「中はふっくりと」加熱でき、ピザなどの洋食調理が多い、若い世代にも人気があります。

 電子レンジの性能は、シャープ同様の赤外線センサーと、絶対温度センサーが付属します。温度センサーは解凍ムラ解消に有利ですので、シャープよりは多少レベルは上でしょう。

 トースト機能は、スチームを併用することでふっくら焼き上げるスチームトースト機能が売りです。ただ、東芝の石窯ドームの場合、トースト中に手で裏返さないいけないのが難点です。

 以上、ER-RD8の紹介でした。やはり東芝のオーブンは、オーブン機能の充実がポイントです。電子レンジもそれなりに優れている一方、スチームオーブンの部分は、あくまで「おまけ」と言えそうです。ただ、強火力で焼くピザやグラタンなど、この部分を重視する機種は、かなりのニーズがあるでしょうし、この方向性で良いと思います。


 

【2017年】

 9HITACHI ヘルシーシェフ MRO-TS8-R
  ¥51,700 Amazon.co.jp (9/27執筆時)

【2016年】

 9HITACHI ヘルシーシェフ MRO-SS8-R
  ¥37,340 Amazon.co.jp (9/27執筆時)

機能    機能の有無
ヘルツフリー 対応
サイズ 1人〜3人程度
トースト機能 対応(2枚)
自動あたため 対応
オーブン・グリル 250度
スチーム減油調理 水タンク式
搭載センサー 温度・赤外線・重量センサー

 第3に、日立のヘルシーシェフです。MRO-TS8は、同シリーズの人気機種です。設置性は良い機種ですが、サイズは庫内容量が31Lなので「中型」ともみなせます。そのため、世帯用としても売れています。

 スチームオーブン機能は、このシリーズも東芝と同じく、スチーム噴射とオーブン(電熱線)による加熱を併用する方式です。減塩調理などは無難にこなせますが、東芝やシャープなどに見られる強烈な個性はありません

 オーブン・グリル機能も、最大250度まで出せる実力はありますが、構造面を含めて、東芝のような独自性には乏しいです。

 201603161314.jpg

 電子レンジ機能は、しかしながら、日立は非常にユニークです。日立は、温度センサー・赤外線センサーのほか、3カ所で重量を量るトリプル重量センサーが付属するからです。

 とくに、トリプル重量センサーは優秀であり、複数の食材を入れても、部分部分で重量を把握してくれるため、温度ムラが生じにくいという特長があります。これを、食材の表面温度を計るセンサーが補う形で、全メーカーを通しても、最もセンサーが力を入れています。電子レンジとしての機能を多用する方は、日立が向きます

 トースト機能は、2枚まで対応できますが、トースト中に手で裏返さないいけないのが難点です。

 以上、MRO-TS8の紹介でした。日立の場合は、電子レンジ機能が他社が追いつけないほど充実している点に特長があると言えます。電子レンジの加熱ムラや加熱不足は、ほぼ生じないでしょう。オーブン機能やスチームオーブン機能など他の機能については、多少弱い機種です。

 ただ、ある意味「電子レンジとしての王道」路線を地でいっており、「レンジとしての本質を見失っていない」点に好感が持てます。あまり凝った料理をしないならば、日立が良いでしょう。


 

 【2017年】
 10・パナソニック 3つ星 ビストロ NE-BS604
  ¥50,777 Amazon.co.jp (9/27執筆時)

機能    機能の有無
ヘルツフリー 対応
サイズ 1人〜3人程度
トースト機能 対応(2枚)
自動あたため 対応
オーブン・グリル 250度
スチーム減油調理 水タンク式
搭載センサー スイングサーチ赤外線

 第4に、パナソニックの三つ星ビストロです。NE-BS604 は、このシリーズでは、最も安い小型機種です。

 スチームオーブン機能は、こちらも搭載ですが、スチーム噴射とオーブン(電熱線)による加熱を併用する簡易的な方式です。

 201407061322.jpg

 オーブン・グリル機能は、パナソニックの場合、ヒーター出力を強化しており、遠赤Wヒーターを搭載します。東芝の石窯ドームと似ていますが、どちらかと言えば、焼き目を付けるこんがり系の料理がとくに得意な製品です。

 電子レンジ機能も、パナソニックの場合、スイングサーチ赤外線センサーを搭載します。通常の赤外線センサーを高度化し、広い範囲を測れるようにしたセンサーです。このため、赤外線センサーの弱点だった加熱ムラが軽減します。日立に準じて良いセンサーでしょう。また、マイクロウェーブ加熱機能で、冷凍食品の解凍ムラを少なくする技術も搭載です。

 トーストは、こちらは、4枚同時の調理が可能です。また、プレートの改良などで、裏返す必要なしに両面を焼けるようになりました。

 以上、パナソニックのNE-BS604の紹介でした。同社は、この機種以外も「こんがり系」のグリル調理を重視しています。電子レンジセンサーも日立に次ぐ水準なので、総合的な性能バランスは最も高いと言えそうです。総合家電メーカーらしいですね。

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  以上、主要4メーカーの小型のスチームオーブンの比較でした。

2・小型のスチームオーブン

 なお、これらのオーブンは、4メーカーの多機種を含めて、以上のリンク先ページで詳しく比較しています。「小型」と書きましたが、1人〜3人、子どもを含めれば4人家族程度までなら十分なサイズです。

世帯向けのオーブンの選び方

 最後に、スチームオーブンの上位モデル(中型以上)を紹介します。

 このグレードは、横方向の設置スペースは小型機種と代わらないものが多いです。しかし、たいていの機種は、庫内が2段になっているため、高さが多少ある機種です。設置には注意してください。

 なお、中型はかなりの数があるため、以下では、各メーカーの「最上位機種」を紹介します。10万円程度が相場ですが、、型落ちや下位機種ならば、5万円前後から、機能改善された機種が選べます。

 そのような機種については、別記事でまとめてありますので、最上位機種の説明した後、改めて「選び方」を説明したいと思います。


 

【2017年】

 11・シャープ ヘルシオ レッド AX-XW400-R 【赤】
 11・シャープ ヘルシオ ホワイト AX-XW400-W
【白】
  ¥140,169
Amazon.co.jp (9/27執筆時)

機能    機能の有無
ヘルツフリー 対応
サイズ 世帯用
トースト機能 対応(2枚)
自動あたため 対応
オーブン・グリル 250度
スチーム減油調理 水タンク式
搭載センサー スイングサーチ赤外線

 第1に、シャープの最高級機です。先ほどの機種と比べると、庫内が30Lと広い機種です。棚が2段で二段調理にも対応します。

201603161336.jpg

 スチームオーブン機能は、過熱水蒸気だけ使う栄養重視の方式は下位機種同様です。これに加えて、庫内が上下2段になっているのを活かして、焼き料理と蒸し料理が別に同時調理できるよう進化しました。また、熱風ファンが付属したのも特長です。そのために、以前別の記事で紹介した「コンベクションオーブン」のような使い方もできるようになりました。

 減油など健康に関わる調理は小型機同様に得意です。さらに、調理法についても、スチームを食材に集中させることで、単に食材の表面を「あぶり焼き」にすることもできます。

 オーブン・グリル機能は、10分間限定で300度を出せる仕様ですが、基本は250度で、下位機種と同じで、やはりやや弱いです。

 電子レンジの性能は、最も小型の機種と較べた場合、センサーがスイングサーチ赤外線センサーに高性能化している点が、大きな相違点です。

 また、これを利用しつつ、様々な食材の同時調理ができたりします。ただ、他メーカーと較べた場合、センサーがスイングサーチ赤外線センサーだけというのは、この価格では多少物足りない部分です。やはり、センサー部分は、シャープの弱いところです。

 201603161337.jpg

 自動調理は、この機種のもう一つのポイントです。この機種は、「焼く・炒める・揚げる・蒸す」という調理法を選ぶだけで、時間や温度などを自動で設定してくれる「ほぼ完全な自動調理機能」といえる「まかせて調理」に対応します。

 その他、カラーパネルを使った調理メニューなどが確認できるようにもなっています。自動調理できるレシピの数も大幅に増えていて、「料理を楽しむ」という点でも小型機種に比べて強化されています。

 トーストは、自動メニューで対応可能です。裏返さずに両面焼けます。2枚でも4枚でも焼けますが、10分ほどかかります。焦げ目もつきますが、裏面の焦げ目は表面よりも薄い焦げ目になります。

 以上、ヘルシオの最上位機の紹介でした。シャープの場合、下位機種の弱点だったオーブン機能とレンジ機能が上位機になるほど「底上げ」されていく傾向があります。


  

 12・東芝 石窯ドーム レッド ER-RD7000-R 【2017年】
  ¥116,304 Amazon.co.jp (9/27執筆時)

機能    機能の有無
ヘルツフリー 対応
サイズ 世帯用
トースト機能 対応(4枚)
自動あたため 対応
オーブン・グリル 300度
スチーム減油調理 水タンク式
搭載センサー 8眼スイングサーチ赤外線+温度

 第2に、東芝の最高級機です。

 スチームオーブン機能は、やはり、ヒーターと過熱水蒸気を併用する方式で、シャープに比べると多少機能面で落ちます。

 201603161343.jpg

 オーブン・グリル機能は 引き続き、石窯構造を採用する点では、同社の下位機種と同様です。

 しかし、こちらは、大きなファンを取り付けることで、熱風の循環をさらに良くして、より「コンガリ」「ムラのない」オーブン・グリル調理を可能にしています。また、熱風を吹き出させる構造を採用したことで、通常300度、5分間限定で350度という庫内温度を実現できています。

 電子レンジの性能は、下位機種では弱点でした。しかし、こちらは、8眼(1024ポイント)スイングサーチ赤外線センサーを採用します。これは、8点の場所の温度計測できるもので、レンジとしてのあたため能力は大幅に向上しています。さらに、センター赤外線センサー絶対温度センサーを搭載するため、自動調理や解凍時の性能は大幅に向上しています。

 トースト機能は、味の面では、スチームトースト機能が売りです。ただ、最上位機種でも東芝の場合は、トースト中に手で裏返さないいけないのが難点です。なお、4枚まで焼けます。

 以上、東芝の最上位機種の紹介でした。このように、東芝の場合は、上位機種になるほど、電子レンジ性能を高めているほか、同社の得意とするオーブン・グリル調理の性能をより高めているのが特長と言えます。


 

  【2017年】

 13・日立 ヘルシーシェフ レッド MRO-TW1-R
  ¥65,499 Amazon.co.jp
  (9/27執筆時)

機能    機能の有無
ヘルツフリー 対応
サイズ 世帯用
トースト機能 対応(2枚)
自動あたため 対応
オーブン・グリル 250度
スチーム減油調理 水タンク式
搭載センサー 重量+8眼スイングサーチ

 第3に、日立の最上位モデルです。他社と比べると割と安めの最上位機です。

 スチームオーブン機能は、東芝と同じくヒーターと過熱水蒸気を併用する方式で、シャープに比べると多少機能面で落ちます。

 オーブン・グリル機能は しかしながら、ダブル光速ヒーターの採用で、通常250度、10分間300度の高温状態が出せるようになっています。下位機種の弱点は緩和されてます。

 201709271134.jpg

 電子レンジの性能は、下位機種も優れていました。しかし、こちらは、トリプル重量センサーと温度センサーのほか、8眼赤外線センサーを加えています。そのため、電子レンジの部分では他社の追随を許しません

 自動調理は、一方で、カラー液晶などが採用されず、レシピ表示などには未対応ですね。

 トーストは、日立の場合、途中で裏返す必要があります。また、トーストは2枚までの対応です。

 以上、日立の最高級機の紹介でした。比較的価格が安く最上位機種が手に入るのが魅力です。性能面は、日立は、じょういきしゅになるほど、得意な電子レンジ機能をさらに伸ばす傾向にありますね。


 

【2017年】

 14・Panasonic 3つ星 ビストロ NE-BS1400-W
  ¥113,976 Amazon.co.jp (9/27執筆時)

機能    機能の有無
ヘルツフリー 対応
サイズ 世帯用
トースト機能 対応(2枚)
自動あたため 対応
オーブン・グリル 300度
スチーム減油調理 水タンク式
搭載センサー 64眼スイングサーチ赤外線

 第4に、パナソニックの最上位機です。こちらの場合、下位機種に比べて総合力を高めています。

 スチームオーブン機能は、東芝・日立と同じくヒーターと過熱水蒸気を併用する方式で、最上位機についても、シャープに比べると多少機能面で落ちます。

 オーブン・グリル機能は、一方で、 遠赤外線と近赤外線のダブル光ヒーターを加えることで、炭火のようにコンガリ焼ける点を強化しました。東芝は「オーブン」系調理が売りでしたが、こちらは「グリル」系調理が「売り」といえそうです。

 電子レンジの性能も、小型機では「8眼スイングサーチ赤外線センサー」だったものを、64眼スイングサーチ赤外線センサーにパワーアップさせ、より、加熱ムラがより生じなくなっています。ただ、日立に比べると重量センサーは未搭載ですので、2番目に性能が良いということになりそうです。

 201603161402.jpg

 自動調理は、シャープのように、カラー液晶を採用し、スマホとリンクさせられるなどの利便性の向上を総合的に図った点が、上位機種の特長です。ただし、シャープのような完全にお任せできる自動調理には非対応です。

 トーストは、パナソニックの場合、自動両面焼きで3枚まで焼くことが可能です。

 以上、パナソニックの上位機の紹介でした。同社の場合、上位機になるほど、スチームオーブン機能以外の部分の総合性能を満遍なく強化していると言えそうです。また、IOT家電を推進している同社らしく、シャープと同様に、ネットワークと関連付けた自動調理機能を強化していると言えますね。

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3・中型のスチームオーブン

 以上、中型のスチームオーブンの紹介でした。小型機種で紹介したものと、ここで紹介した中型機種では値段の差があります。しかし、実際は、両社の価格の中間ほどの機種や型落ち機種も数があります。

 なかには、5万円程度で買えるものもあります。

 それらを含めた世帯用のスチームオーブンのおすすめ機種は、上記のリンク記事で紹介していますので、世帯用のものをお探しの方は、ご覧ください。

今回の結論
オーブンレンジ・電子レンジのおすすめ機種はこれ!

 というわけで、今回は、電子レンジとオーブンレンジについてまとめました。最後に、「全体のまとめ」として、予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案しておきます。


 第1に、1万円前後の予算で最もおすすめしたいレンジは、

 

 5・SHARP オーブンレンジ RE-S5E-W【各色】
  ¥13,999 Amazon.co.jp
(9/27執筆時)

 性能評価 ★★★★☆

 シャープのオーブンレンジです。庫内容量は小さいので主に1人暮らし向きですが、トーストを焼く機能と、お弁当を温めるのに便利な重量センサーが付いており、この価格帯では性能が最も良いと思います。


 第2に、2万円台の予算で最もおすすめしたいレンジは、

 

 6・Panasonic エレック ホワイト NE-T159-W
  ¥18,771 Amazon.co.jp
(9/27執筆時)

 性能評価 ★★★★★

 パナソニックのNE-T158-Wでしょう。重量センサーを搭載しており、この価格帯の電子レンジでは、あたためめ性能が良いですし、オーブンも230度までだせ、庫内容量も多少大きめですから。


 第3に、3万円前後の予算で最もおすすめしたいレンジは、

 

【2017年】

 9HITACHI ヘルシーシェフ MRO-TS8-R
  ¥51,700 Amazon.co.jp (9/27執筆時)

【2016年】

 9HITACHI ヘルシーシェフ MRO-SS8-R
  ¥37,340 Amazon.co.jp (9/27執筆時)

 性能評価 ★★★★★

 日立のヘルシーシェフMRO-RS8-Rです。多用するだろう電子レンジのあたため機能は、温度・赤外線・トリプル重量センサー搭載と、最も優れており、日常の使い勝手の面で非の打ち所がないです。 

 オーブン・グリル調理も250度まで出せますし、もちろん、スチーム調理も可能なので、色々な料理を存分に楽しめると思います。迷ったらこれを買えば良い、と言える機種ですね。

 

 8・東芝 石窯ドーム ER-RD8-W 【2017年】
  ¥47,505 Amazon.co.jp   (9/27執筆時)

 性能評価 ★★★★★

 ただし、ピザやグラタンなどを美味しく焼きたいという方は、東芝の石窯ドームの方が良いでしょう。遠赤効果で、中はふっくら、そとはカラッと調理できます。もちろん、スチーム調理も可能です。

 

 【2017年】
 10・パナソニック 3つ星 ビストロ NE-BS604

  ¥50,777 Amazon.co.jp (9/27執筆時) 性能評価 ★★★★★

 また同じオーブン・グリル調理でも、焼き目をコンガリ付けるという「グリル系」の火力が欲しいならば、こちらでしょう。

 

 【2017年】

 7・SHARP ヘルシオ ブラック AX-CA400-R   【赤】
  ¥54,690 Amazon.co.jp (9/27執筆時)

 性能評価 ★★★★★

 一方、本格的な、減塩・減脂料理でダイエット効果を狙うならば、スチームだけで調理できる唯一の機種であるヘルシオを選ぶのが良いと思います。

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3・中型のスチームオーブン

 なお、4万円以上の「高級機」は、すべて中型のスチームオーブンと分類できます。

 料理の関係で、もう少し大きな製品を探している場合は、上のリンク記事でご覧ください。ただ、オーブンとしての性能は、4万円以内のクラスでも一般的には十分でしょう。

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 というわけで、今回は、電子レンジ・オーブンレンジのまとめ記事でした!

1・1人暮らし向け電子レンジ
2・小型のスチームオーブン

3・中型のスチームオーブン
4・オーブントースター
5・コンベクションオーブン

 なお、本ブログ「モノマニア」には、調理家電について、他にもいくつか記事があります。興味のある記事があれば、そちらもよろしくお願いいたします(より多くの商品へのリンク集は、このページ下部にもあります)。

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posted by Atlas at 16:45 | Comment(0) | 調理家電

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