【今回レビューする内容】2020-2021年 最新のハイレゾ対応ポータブルヘッドホンアンプの性能とおすすめ・選び方:人気ポタアンの違いと人気ランキング USB DAC内蔵ポータブルヘッドホンアンプ:有線イヤホンをBluetoothワイヤレス化できる小型アンプ:iPhone iOS Android対応
【紹介する製品型番】 FiiO FIO-BTR5-B SHANLING UP4 FiiO Q1 MarkU FIO-Q1MK2 K3 FIO-K3-B FiiO FIO-Q3 iFI Audio USBDAC nano iDSD Black Label iFi xDSD iFi Audio iFi hip-dac iBasso Audio DC03 SHANLING UP2 CHORD Mojo MOJO-BLK Chord Electronics Hugo 2 Black Silver HIDIZS USB DAC HDB01 Audiolab P-DAC RADSONE EarStudio ES100 MK2 radius Ne RK-DA50CK SHANLING UA1
今回のお題
音質の良いハイレゾ対応ヘッドホンアンプのおすすめはどれ?
ども、Atlasです。
今日は、2020年12月現在、最新のハイレゾ対応のポータブルヘッドフォンアンプ(ポタアン)を比較します。
ポタアンは、スマホやPCなどの音質アップにおいて、最も手軽かつ最適な機器です。
今回は、有線イヤホンをワイヤレス化できるBluetooth対応のハイレゾヘッドホンアンプも多く紹介しました。
以下の記事では、「ポタアンの選び方の基本」を紹介したあと、それに基づき、最新製品のスペックを詳しく比較します。
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1・軽量性 ★★★★★
2・音質の良さ ★★★★★
3・対応音源の幅 ★★★★★
4・スマホ利便性 ★★★★★
5・バッテリー ★★★★★
6・総合評価 ★★★★★
そして、最後の「結論」部分では、上表のようなポイントから、「Atlasのおすすめ機種!」を提案する形で記事を進めていきます。
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1・ハイレゾ対応ヘッドホンの比較
2・ハイレゾ対応イヤホンの比較
3・ハイレゾ対応ポタアンの比較
4・Bluetoothヘッドホンの比較
5・Bluetoothイヤホンの比較
6・完全ワイヤレスイヤホンの比較
7・ノイキャンヘッドホンの比較
8・ノイキャンイヤホンの比較
9・Beatsのヘッドホンの比較
10・ライトニング端子イヤホンの比較
11・ウェアラブルネックスピーカーの比較
12・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】
なお、今回の記事は、このブログのポータブルオーディオ関係の比較記事の3回目記事として書きました。
1・ポータブルアンプの選び方の基本
ポータブルアンプは、定期的に「ブーム」があります。
直近では、2015年前後に、「ハイレゾ対応ポタアンブーム」があり、多くの製品が各社から出ました。
・SONY PHA-1A
・SONY PHA-2A
・SONY PHA-3
・ONKYO DAC-HA200(B)
・TEAC HA-P50SE-B
・TEAC HA-P90SD-R
・JVC SU-AX01
以上のリストが、その際に人気があった、代表的な機種です。
しかし、「ハイレゾポタアンブーム」の際出た製品は、「後継機」が出ないまま、2019年には全機種とも「生産完了」となっています。
一部製品は「ネット在庫がある」のですが、スペックが「現在の水準」に見合わないです。
1・サンプリング周波数
= 48Hz以上
2・ビット数
= 24bit以上
2015年前後の「ハイレゾポタアンブーム」の際は、ポタアンが、上表のような、「ハイレゾ音源に対応する最低水準」をクリアしていれば、「高性能」と言えました。
しかし、現行の「最新水準のポタアン」で、このスペックのクリアは、「常識的」です。
実際、DAC部品の値下がりなどで、1万円以下の格安機でも、上表のスペックを「クリア」しています。
したがって、この点だけでは、ポタアンを選ぶ基準とはなりません。
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1・サンプリング周波数
= 384Hz以上
2・ビット数
= 32bit以上
USB接続において、上表のスペック満たすのが、現在の「平均値」です。
このスペックに及ばないポタアンは、例外もありますが、「売れ残りの旧機種」が多いです。
その上で、Bluetoothでの「ワイヤレスハイレゾ再生」に対応するのが、最新ポタアンの「現在地」です。
なお、Bluetoothの場合、「96Hz/24bit」に圧縮規格上のボトルネックがあります。
そのため、ワイヤレス接続で、96Hz/24bitがあれば、十分な「高性能ワイヤレス機」です。
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これらの部分を見ておけば「変な製品を選ばない」でしょう。
もちろん、今回の記事は、こうした基準をクリアした機種「だけ」を「おすすめ」として紹介しています。
なお、サンプリング周波数とビット数について、もう一点、補足しておきます。
ハイレゾ音源は、E-ONKYO や、MORA など売られています。
そちらで、売られている楽曲のハイレゾ音源(Flac/WAV)は、たいてい、96kHz・24bitの音源です。
この部分で言えば、最近のポタアンのスペックは、過剰であり、「オーバースペック」です。
それでも、DSDなど、「音の解像度を楽しむための音源」は、少しずつ増えており、それらを「楽しめる」のは、最新機だけです。
また、高ビットレート・周波数に対応できる製品は、原音再現性が高まった「最新のチップ」を採用しているので、通常解像度のハイレゾ音源でも、音は(基本的に)良いです。
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その点で言えば、「買い直し」として、数年ぶりに、ポタアンを探している方も、現在は「買い時」です。
1・ハイレゾ対応ヘッドホンの比較
2・ハイレゾ対応イヤホンの比較
なお、もう一点だけ、「入門者向け」に補足しておきます。
ハイレゾの聴きたい場合、ポタアンに付ける再生機器(イヤホン/ヘッドフォン/スピーカー)もハイレゾに対応する必要があります。
具体的に言えば、高音域の再生周波数帯域が、40kHz以上出せる再生機器(イヤホン/ヘッドフォン)でないと、ポタアンの性能を活かせません。
このブログでは、上記の記事で、詳しく紹介しました。
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以上、ポータブルアンプを選ぶ場合の基本を紹介しました。
こうした要素をふまえつつ、以下で、価格別にポタアンを細かく比較していきます。
2・ポータブルアンプの比較
では、具体的な商品の比較に入ります。
なお、2015年前後の「ハイレゾポタアンブーム」時にでた多くの日本製品は、先述のように、「生産完了」となっています。
その後、日本の大手メーカーは、ほぼ撤退したので、現在は、海外ブランド中心になります。
しかし、良い製品は、多くあります。以下、メーカーごと順番に紹介していきます。
1・FiiOのヘッドホンアンプの比較
はじめに紹介するのは、FiiOです。
FiiOは、中国の音響メーカーですが、最近はグローバルに見ても、ポタアン市場の中心です。
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なお、以下の本文では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2018年3月発売】
1・FiiO Q1 MarkU FIO-Q1MK2
¥13,436 Amazon.co.jp (12/3執筆時)
サンプリング周波数: 384kHz/32bit
バッテリー:10時間
サイズ:99x59x12.5mm
重さ:101g
対応:iPhone Windows Mac
FIO-Q1MK2 は、アキバの有名音楽家電店オヤイデ電気が輸入しているFiiO(フィーオ)のポータブルアンプです。
1万円前後で、ハイレゾ対応という、非常に貴重な機種です。
重さは、101gと軽量・コンパクトで、携帯性も良い機種です。
DACは、旭化成エレクトロニクスのAK4452です。
ちなみに、DACは デジタル音声をアナログ音声に変換する回路で、ポタアンにおいて、音質傾向に影響を与える重要なパーツです。
本機の場合、日本製のAK4452です。
パーツとしては2015年頃に出た製品で、ハイレゾ時代に対応するためのDACです。
かつてはONKYOのプリメインにも載せられており、信頼性は担保されます。
ワイドレンジで、低歪と帯域外ノイズ特性を持つOSRD (Over Sampling Ratio Doubler) 技術を採用します。
オペアンプは、OPA926です。
オペアンプは、アナログ音声を増幅する回路で、やはり音質傾向に影響を与える部品です。
こちらは、注文生産品で市販されていないものです。恐らく、Ti製だと思います。
サンプリング周波数は、 384kHz/32bitまで対応しています。
初期ブーム時に入門機を購入した方の場合、だいたいが「96kHz/24bit」だと思います。
その点で言えば、大幅に数値に余裕がある本機は「第2世代仕様」といえます
音質は、100g程度の超軽量機としては、健闘しています。
全体の解像感は入門機クラスですが、高解像度音源を試聴する場合、値段以上に音質は良いと言えます。
2016年頃発売の「第1世代」の入門機とは差はあります。ただし、ノイズ・歪み対策が施された、3万円以上の高級機には及びません。
スマホへの接続は、iOS系のみフォローします。Androidは明示がない機種です。
iOS系については、AppleのMFI認証を取っておりリンクは保証されます。また、Lightning-to-micro USBケーブルが付属します。
そのほか、Windows/MacにもUSBケーブルでつなげられます。
ヘッドホン出力は、3.5mmのステレオミニジャックのほか、2.5mmのバランスヘッドホン出力もあるため、高級ヘッドホンにも対応できます。
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以上、FIO-Q1MK2 の紹介でした。
「ハイレゾポタアン」の第2世代の入門機として、スペックは十分です。
バッテリーも10時間保ちますし、入門用のハイレゾ対応ポタアンとして、有力な製品です。
3万円台のポタアンとは解像感や性弱度の面で差は感じます。しかし、気軽にiOSにつなげて利用するならば、こちらで良いと思います。
【2020年1月発売】
2・FiiO FIO-BTR5-B
¥15,400 楽天市場 (12/3執筆時)
サンプリング周波数: 384kHz/32bit
バッテリー:9時間
サイズ:72x32x11mm
重さ:43.7g
対応:iPhone Windows Mac Android
BTR5も、中国のFiiO(フィーオ)のポータブルアンプです。
後述するように、この製品は、Bluetoothを搭載しています。
そのため、スマホなどの再生機器との間は無線で接続することを前提とするポータブルアンプです。
特に、本機は、Bluetooth 5.0に対応しており、通信安定性の部分で評価が高いと言えます。
重さは、26gです。
小型で、携帯性も良い機種です。
DACは、米国のESSのDAC+アンプ統合型チップ「ES9218P」を採用します。
DAC自体は、32bit/ 374KHzまで対応できる製品です。最近は、旭化成が目立ちますが、ESSはこの分野では古豪です。
また、本機は、左右独立構成で2機DACが搭載です。
一方、本機はバランス出力も対応します。しかし、一般的な3.5mmステレオ端子でシングルエンド出力した場合、2つのDACが駆動するのかは情報がないです。
のちほどライバルのSHANLING UP4は、明記がありますので、注意点です。
サンプリング周波数は、 Bluetooth接続時は、96kHz/24bitまで対応しています。
一方、本機は、USB-C端子経由で、一般的なUSB-DACとしても利用できます。
その場合は、小型機ながら、384kHz/32bit水準の再生力を持ちます。
Bluetoothのコーデックは、「AAC・SBC・aptX/aptX LL・ aptX HD・LDAC・LHDC」と、ほぼフルで対応します。
ハイレゾ用は、「aptX HD・LDAC・LHDC」ですが、データ圧縮規格の関係で、サンプリング周波数は「96kHz/24bit」までです。
音質は、Bluetooth製品ですので、他機と比較できません。
ただ、ハイレゾ規格については、通信量の関係で、ある程度電波が安定している空間(自宅など)でないと、遮断はある程度あるでしょう。
スマホへの接続は、iOS系・Android系ともフォローします。
PC・Macについても、Bluetooth経由ならば、ハイレゾ対応可能です。
ヘッドホン出力は、3.5mmのステレオミニジャックと2.5mmのバランス出力もできますが、
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以上、BTR5の紹介でした。
用途が特殊だが、便利な「ハイレゾポタアン」と言えます。
とくに、お気に入りの有線ヘッドホンを「手軽」にワイヤレスにしたい場合、便利に思います。
そのほか、Bluetooth受信器として、自宅のオーディオシステムやカーオーディオに、スマホに保存した音楽を転送する用途にも使えるでしょう。
なお、iOS系は、Lightning端子の廃止が噂されるため、Bluetoothは積んでいた方が良い気がします。
3・FiiO K3 FIO-K3-B
¥11,973 Amazon.co.jp (12/3執筆時)
サンプリング周波数: 384kHz/32bit
バッテリー:なし
サイズ:70x58x22mm
重さ:82g
対応:Windows Mac
ただし、この機種も「ニッチな仕様」で、バッテリーを搭載せず、USB-Cで給電する方式です。
要するに、自宅でのDT(デスクトップ)専用です。
重さは、82gです。
DACは、旭化成エレクトロニクスのAK4452です。
オペアンプは、TiのOPA926です。
要するに、先ほど紹介したQ1と同じ構成で、音質的には「兄弟機」となります。
ただ、バッテリーを内蔵せず、USB-C給電となる点で、形はポータブルアンプですが、やや特殊です。
サンプリング周波数は、 したがって、384kHz/32bitまで対応しています。
音質は、Q1と比較した場合、PCとの接続時の音質は、こちらのほうがやや上です。
電源が強力な分、バスブースト時の音圧などは多少良いでしょう。
スマホへの接続は、iOS系のみフォローします。Androidは明示がない機種です。
iOS系については、AppleのMFI認証を取っておりリンクは保証されます。また、Lightning-to-micro USBケーブルが付属します。
そのほか、Windows/MacにもUSBケーブルでつなげられます。
ヘッドホン出力は、3.5mmのステレオミニジャックのほか、2.5mmのバランスヘッドホン出力もあるため、高級ヘッドホンにも対応できます。
その上で、本体の後ろ側に同軸と光デジタルの出力があるため、DACとしてでなく、DDCとして利用することも可能です。
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以上、FiiO K3 の紹介でした。
基本的にQ1と音質傾向は同じですが、電力に余裕が出るUSB-Cからの給電なので、PCで使う場合は、こちらの方が音質は良いでしょう。
【2020年】
4・FiiO FIO-Q3
¥20,780 楽天市場 (12/3執筆時)
サンプリング周波数: 32bit/768kHz
バッテリー:最大19時間
サイズ:105x 59x12.5mm
重さ:110g
対応:iPhone Windows Mac Android
FIO-Q3 は、フィーオの上位機です。
FIO-Q5の下位機種と(いうか後継機)して登場しました。
上位機は、バランス2系統がモジュール交換でした。
しかし、本機は、今回は、ステレオ端子を含めて「全部入り」になっています。
重さは、110gです。
上級機としては軽量と言えます。
DACは、旭化成エレクトロニクスのAK4462です。
2020年に量産が開始された新チップです。
先ほどのAK4452も(チップ自体は)768kHz対応ですが、DSD512(22MHz)もフォローしました。
その上で、ダイナミックレンジが拡がったほか、(帯域外の信号を可とする)低分散ショートディレイフィルタが加わり、6種類のフィルタとなりました。
アンプは、THXのTHX-AAA28です。
最近話題のTHX-AAA(Achromatic Audio Amplifier)の下位グレードのチップです。
高出力時の低歪・低ノイズの部分で品質が期待できます。
ローパスフィルタは、OPA1612ですから下位機と同じです。
サンプリング周波数は、 旭化成の新型DACの採用で 768kHz/32bitです。
先述のように、DSDはDSD512(22MHz)もフォローします。
音質は、バランス接続でヘッドホンに出した際の解像感は、Q5には及ばないものの、ノイズも感じられず、値段以上の性能です。
スマホへの接続は、この機種の場合、USB-C端子を利用します。
USB-C to ライトニングを含む3種類のケーブルが付属するので、iOS・Android双方につながります。
Appleについては、こちらもMFI認証取得です。
PC接続も、付属のUSB-Cケーブルを利用します。
ヘッドホン出力は、3.5mmのステレオミニジャックと、2.5mm/44mmのバランスヘッドホン出力が選択可能です。
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以上、FIO-Q3の紹介でした。
従来みられなかったグレードの製品です。
最新のチップ構成が楽しめるため、その部分をふくめて、現状で選ぶ場合は、良い選択肢です。
2・iFI Audioのヘッドホンアンプの比較
続いて、台湾のオーディオメーカーのiFIオーディオの製品の紹介です。
第1次「ハイレゾポタアンブーム」時代にも目立ったメーカーですが、しっかり、後継品も出しています。
【2017年】
5・iFI Audio USBDAC nano iDSD Black Label
¥28,369 Amazon.co.jp (12/3執筆時)
【2013年】
6・iFi Audio iFi nano iDSD
¥35,609 Amazon.co.jp (12/3執筆時)
サンプリング周波数: 384kHz/32bit
バッテリー:10時間
サイズ:96x94x25 mm
重さ: 139g
対応:iPhone Windows Mac
nano iDSD Black Labelは、iFi Audioのハイレゾ対応アンプです。
本体の重さは、139gです。
わりと軽量です。
DACは、バーブラウンのDACです。型番がでておらず、独自モデルのようです。
オペアンプも、型番非公開です。
音質は、当初の定評通りです。
発売から5年経ちますが、価格以上の解像感を得られる点ではさすがに「名機」です。
音質の秘密の1つは、AMRの「クリスタルクロック」の採用です。
これにより、デジタルノイズやジッターの軽減は期待できます。
メーカー曰く、この性能は「もっとずっと高価なDACと争える」とのこと。専門誌での評価も高いです。
一方、3.5mm4極(TRRS)のS-バランス接続に対応する点も独自性です。
バランス接続でない一般的なステレオミニ端子の接続でも使える「バランス的接続の利点」が得られます。
要するに、入口はシングルエンドですが、左右を別々のアンプで駆動させる構造にすることで、ノイズ・干渉に強く、クロストーク現象が発生しにくい構造です。
ありますが、こちらについては、一般的な意味でのバランス接続ではないです。
サンプリング周波数は、 384kHz/32bitまで対応しています。
上表で示した一般的な音源レベルを超える、32bitのPCM音源や、12.4MHzまでのDSD256(Direct Stream Digital)音源の再生にも対応します。
このレベルの音源は、ほぼ普及していませんが、ポタアンを選ぶような(楽曲より)「音を楽しみたい」ような方には重要でしょう。
一方、新型になってから、ハイレゾを超圧縮してストリーミング再生に適応できるMQA方式にも対応しました。
A・アップル カメラアダプタ MD821 AM/A
¥3,080 Amazon.co.jp (12/3執筆時)
B・変換名人 USB3.0接続ケーブル
¥548 Amazon.co.jp (12/3執筆時)
スマホへの接続については、注意が必要です。
第1に、iOS系端末との接続です。
この場合、カメラアダプタ(A)を経由させてから、その先に変換ケーブル(B)をつける型式にしないと、音質が劣化します。
ちなみに、FiiOの上位機は、Lightningを付属させる関係か、サンプリング周波数が高いモデルでも、Lightningによる制限の記述はないです。
第2に、Android系端末との接続です。
お使いのスマホがUSB On-The-Goに対応ならば、市販のUSB-OTGケーブルを利用すれば可能と思います。ただ、しっかりとした対応の明示がない状況です。
パソコンは、付属のUSBケーブルだけで対応可能です。
ヘッドホン出力は、3.5mmのステレオミニジャックを2系統装備します。
一方、先述のように、3.5mm4極(TRRS)のS-バランス接続に対応とありますが、こちらについては、一般的な意味でのバランス接続ではないです。
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以上、 iFi nano iDSDの紹介でした。
音質が良い点は、1世代目から言い尽くさせた部分がありますが、現状でも相当高いレベルです。
また、旧製品でも定期的にファームウェアのアップデートがあるため、ユーザーフレンドリーでもあります。
一方、iOSとの接続は(APPLE側の仕様で仕方ないとはいえ)不確定要素があるので、このあたりは改良の余地があるでしょう。
【2020年】
7・ iFi Audio iFi hip-dac
¥16,687 楽天市場 (12/3執筆時)
サンプリング周波数: 384kHz/32bit
バッテリー:8時間
サイズ:102x70x14 mm
重さ: 125g
対応:iPhone Windows Mac
iFi hip-dacも、iFi Audioのハイレゾ対応アンプです。
本体の重さは、125gです。
同社の他機と同様軽量ですが、本機の場合、それに加えて、薄くて小型なので、持ちはこびに適します。
DACは、本機も、バーブラウンのDACです。型番がでておらず、独自モデルのようです。
DSD1793という話もありますが、カタログに載らないので確定はできません。
オペアンプも、型番非公開です。
音質は、基本的にnano iDSDの傾向を引き継ぎ、ノイズ・干渉に配慮した構成です。
音質に影響を与えるDACを同系統にしており、同社のサウンドの特性は引き継いでいる感じです。
本機も、先ほどの機種と同じで、S-バランス接続に対応します。また、MQAにも対応します。
一方、出力はiFi nano iDSDより小さく、(高度なジッター対策への言及がありつつも)従前のクリスタルクロックへの言及はないです。
実際、XBassつまみがあり、それを調整して、低域を「取り戻す」という新仕様ですから、思想は異なるでしょう。
それらの点から言えば、後継機というより、軽量化した別系統の下位機種というのが適当かもしれません。
サンプリング周波数は、 384kHz/32bitまで対応しています。
スマホへの接続については、基本的に、iFi nano iDSDと同じです。
そちらをご覧ください。
ケーブルは、USB-C OTG・USB-A・USB-Cが付属します。iPhoneようのカメラアダプタは別売です。
パソコンは、付属のUSBケーブルだけで対応可能です。
ヘッドホン出力は、一方、本機は、3.5mmのステレオミニジャックを1系統のほか、4.4mmバランスにも対応します。
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以上、 iFi hip-dacの紹介でした。
同社の新設計の小型機です。同社の音質の良さに「持ちやすさ」という要素が加わり、お出かけ用に良さそうです。
一方、iFi nano iDSDとは音質傾向は同じとはいえ、目的性が異なります。持ちはこびの利便性を重視しないならば、音質面では、実績ある後継機である、先ほどの製品が良いかも知れません。
【2018年】
8・iFi Audio iFi xDSD
¥45,980 Amazon.co.jp (12/3執筆時)
サンプリング周波数: 768kHz/32bit
バッテリー:6時間
サイズ:158x68x28mm
重さ:127g
対応:iPhone Windows Mac Android
xDSDは、iFi Audioのハイレゾ対応アンプの最新機です。
重さは、127gです。
十分に持ち運べる重さです。
バッテリー量は、6時間です。
最近の製品としては短めですが、用途を考えれば十分でしょう。
DACは、バーブラウンのDSD1793です。
生産は、テキサスインスツルメンツですが、合併する前のバーブラウンの設計となる「最終モデル」です。
オペアンプは、情報非開示です。
サンプリング周波数は、 768kHz/32bitまで対応します。
FiiOの最上位機と同じですが、音源的には完全に「ほぼ皆無」な世界でしょう。
音質は、低音の充実度とサラウンド感を重視した仕様です。
XBass+システムの効果で、やや「品の良すぎる」感のあった従来機の特性を改善しています。
また、ヘッドホン特有の「耳の中からきこえてしまう」という位置感覚を是正する3D+Matrixも、FiiOとの差異化という意味では、もうひとつの「魅力」でしょう。
その上で、新しい、サイバードライブ・アンプ設計でノイズ対策も高度化しました。バランス接続にも対応します。
スマホへの接続は、下記の通りです。
A・アップル カメラアダプタ MD821 AM/A
¥3,080 Amazon.co.jp (12/3執筆時)
第1に、iPhone系との接続は、768kHz/32bitに対応させたい場合は、下位機と同じで、OTG/CCKコネクターが必須です。
【純正ケーブル】
USB On-The-Goケーブル
¥5,480 Amazon.co.jp (12/3執筆時)
第2に、Android系は、USB OTGに対応するケーブルを買えば良いでしょう。こちらには、スマホ側USB-Cタイプと、Micro USBタイプがあります。
パソコンの場合は、付属のUSBケーブルだけで対応可能です。
一方、この機種は、Bluetooth接続にも対応します。
ただし、コーデックが、AACとapt-Xなので、ハイレゾ音源の伝送には非対応です。
この場合はCD音源レベルとなります。
ヘッドホン出力は、3.5mmのステレオミニジャックを2系統装備します。
バランスについては、下位機種と同じで、端子が備わらないので、非対応です。
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以上、iFi Audio xDSDの紹介でした。
ターゲットとしては、従来的なiFi Audioの既存ユーザーでしょう。クリスタルクロックに由来する同社の音質が好きな方で「バージョンアップ」を狙う場合は良い選択肢です。
一方、新規ユーザーについても、音質を重視した場合は5万円台ならば、FiiOの上位機より良さそうです。
ただ、スマホで利用する場合は、上位のBluetoothコーデックを採用する上、有線でのスマホ接続を明示し、ケーブルも付属するFiiOが良さそうです。
3・他社のヘッドホンアンプの比較
つづいて、ここまで見た以外のメーカーのヘッドホンアンプを紹介します。
【2020年10月発売】
9・iBasso Audio DC03 【Silver】
10・iBasso Audio DC03 【Black】
¥6,820 Amazon.co.jp (12/3執筆時)
サンプリング周波数: 384kHz/32bit
バッテリー
サイズ:105mm(長さ)
重さ:11g
対応:iPhone Windows Mac Android
DC03 は、iBasso Audioが販売するポータブルアンプです。
同社は中国の音響メーカーですが、日本ではMUSINという輸入商社が代理店です。
2019年に販売され人気だったDC02の後継機で、今回はアンプ構成の部分が大幅に変わっています。
重さは、11gです。
超小型のポタアンは、メーカーを変えつつ、一定間隔で「プチブーム」が起こる印象ですが、現状で人気があるのは、こちらです。
DACは、米国のシーラス・ロジック( Cirrus Logic)のCS43131です。
本機は、バランスではないですが、超小型設計の利点を活かして、デュアルDACにしています。
これにより分解能が高まり、解像感が相当向上します。
特に出力レベルが3倍近く高まったほか、ノイズ対策などもさらに強化されています。
前機種に採用されたAK4490EQも良い製品でしたが、同社によれば、温室に関わる、ほとんど全ての要素においてそれを上回ると言うことです。
サンプリング周波数は、 384kHz/32bitまで対応しています。
小型ですが、妥協はないです。
音質は、大きな製品に較べると、仕組み上、ノイズはのりやすいでしょう。
ただ、先述のように、今回の改良でノイズフロアは0.9μV未満と、この部分の性能は大幅に向上しています。
スマホへの接続は、USB-Cケーブルが利用できるAndroidならば、そのまま利用可能です。
A・アップル カメラアダプタ MD821 AM/A
¥2,945 Amazon.co.jp (12/3執筆時)
B・変換名人 USB3.0接続ケーブル
¥548 Amazon.co.jp (12/3執筆時)
iOS系の場合も、この機種は利用できますが、カメラアダプターは必須です。
PCについては、付属のUSB-C to USB-A変換コネクタを利用しても接続できます。
ヘッドホン出力は、3.5mmのステレオミニジャックとなります。
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以上、DC03の紹介でした。
Android系のスマホ・タブレットの「良音化計画」用として、面白い製品です。
一方、iOS系には向きませんし、PCで利用するなら、もう少し大きく、ノイズが音質に影響を与えない製品もありますし、そちらが良いでしょう。
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【2020年10月発売】
11・SHANLING UA1
¥5,720 Amazon.co.jp (12/3執筆時)
サンプリング周波数: 384kHz/32bit
バッテリー
サイズ:39mm x 15mm x 9mm
重さ:8.3g
対応:iPhone Windows Mac Android
なお、やはりMUSINが輸入する中国のSHANLING UA1という製品もあります。
同じコンセプトですが、ESSのES9218Pを搭載するシングルDACです。
そのぶん安いですが、デュアルDACという技術的な面白さで言えば、やや負けるでしょう。
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【3.5mmステレオ端子専用】
12・radius Ne RK-DA50CK
¥6,930 Amazon.co.jp (12/3執筆時)
13・Audiolab P-DAC
14・HIDIZS USB DAC HDB01
¥6,800〜 Amazon.co.jp (12/3執筆時)
サンプリング周波数:196kHz/24bit
バッテリー
サイズ:
重さ:
対応:iPhone Windows Mac Android
そのほか同じコンセプトの製品は、日本のラディウスや、中国系の製品でみられますが、サンプリング周波数は、24bit/192kHzになります。
ちなみに、DACは、radiusは、Qualcomm Aqstic DACです。
あまりDACのイメージはない会社ですが、Hi-fi用を2017年から供給していたようです。Audiolabは、ESSのES901、HDIZSは、米国のCirrus LogicのCS42L4となります。
ただし、いずれも、シングルDACです。
【2018年発売】
15・RADSONE EarStudio ES100 MK2
¥10,501 Amazon.co.jp (12/3執筆時)
サンプリング周波数: 96kHz/24bit
バッテリー:14時間
サイズ:25×50×.12mm
重さ:20g
対応:iPhone Windows Mac Android
EarStudio ES100 MK2 は、韓国のRADSONEの製品です。
重さは、20gです。
軽量機ですが、本機については、Bluetoothレシーバー型のポタアンになります。
LDACやApt-X HDという「ハイレゾ級」のコーデックにフル対応させることで、ワイヤレスにおけるハイレゾ音源の音質向上を狙うというユニークな製品です
DACは、旭化成エレクトロニクスのAK4375aです。
サンプリング周波数は、 196kHz/32bitまで対応しています。
むろん、Bluetoothコーデックの上限があるので、実質的には96Hz/24bit(LDAC)が最高でしょう。
音質は、小型機でコーデック的な限界はありますが、評判は良い機種です。
一方、SONYのDSEE HX技術のように、AACをはじめとする16bit音源を、24bit級に再計算する独自技術の表明もあります。
スマホへの接続は、したがって、BT接続となります。
iOS用【EarStudio 】と、Android用【EarStudio 】に同名のアプリが用意されており、EQなどの設定が可能です。
また、本体には、2.5mmと3.5mm端子が両方装備されます。
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以上、EarStudio ES100 MK2 の紹介でした。
お気に入りの有線イヤホンをBluetooth対応させたい場合に有効なアイデア商品といえます。LDAC対応のBTイヤホンで、ハイレゾ対応のお気に入りのものがない方は、選択肢になるでしょう。
【2020年発売】
16・SHANLING UP4
¥12,980 Amazon.co.jp (12/3執筆時)
サンプリング周波数: 96kHz/24bit
バッテリー:15時間
サイズ:50x36x13.5mm
重さ:37g
対応:iPhone Windows Mac Android
SHANLING UP4 は、中国のSHANLINGが販売するポータブルアンプです。
日本のデンキヤにもありますが、代理店は、こちらもMUSINという日本の輸入商社です。
この製品も、Bluetoothを搭載する製品です。
重さは、37gです。
小型で、携帯性も良い機種です。
バッテリー量は、SBC利用時に、15時間です。
DACは、米国のESSのES9218Pを採用します。
FiiO FIO-BTR5と同じアンプ統合型チップですので、傾向は似るでしょう。
本機も、DACを左右独立構成で搭載する構成ですし、全く同じです。
ただ、本機はバランス出力も対応しますが、通常の3.5mmのヘッドホン出力(シングルエンド)でも、DACが同時に駆動するDUAL DACモードの言及があります。
要するに普通のヘッドホンでも低音域の力強さに効果を発揮します。
FiiO FIO-BTR5のほうは、この部分がイマイチハッキリしないので、普通のヘッドホン用には、本機のほうが音質は良い(確率が高い)でしょう。
サンプリング周波数は、 Bluetooth接続時、96kHz/24bitまで対応です。
先述のように、Bluetoothを前提にする機種なので、ここにボトルネックがあります。
一方、本機も、普通のUSB DACとして、USB-CケーブルでPCとつなげることも可能です。
ただ、その場合のサンプリング周波数は、現状ではハイレゾ基準にはならないようです。
アップデートの可能性はありますが、あくまで、Bluetoothを利用することが前提です。
Bluetoothのコーデックは、「AAC・SBC・aptX/aptX LL・ aptX HD・LDAC・LHDC」と、ほぼフルで対応します。
その上で、ノイズに強いBluetooth5.0に対応できていますので、Bluetooth4.2に止まる、FiiOのBTR3より「わずかに優秀」でしょう。
音質は、チップの違いから、同じ用途のFiiOのBTR3とは異なるでしょう。
Atlas的に試聴はできていませんが、S/N比などのスペックを見れば、それなりに信頼性は担保されます。
スマホへの接続は、Bluetoothなので、iOS系・Android系ともフォローします。
PC・Macについても、Bluetooth経由ならば、ハイレゾ対応可能です。
なお、USB-Cポートから有線での接続ができますが、その場合に、ハイレゾに対応できるかは不明です。
ヘッドホン出力は、3.5mmのステレオミニジャックと2.5mmのバランスとなります。
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以上、SHANLING UP4の紹介でした。
Bluetooth対応機で、構成も価格も似ているライバルのFiiOのBTR 5とどちらを選ぶかは難しい選択肢です。
結論的にいえば、USB DACとしてPCからも使うつもりならばFiiOのBTR 5が、その用途を考えないならば、DUAL DACモードで普通のイヤホンの音質のアップが狙える本機が良いでしょう。
【2015年】
17・CHORD Mojo MOJO-BLK
¥50,490 Amazon.co.jp (12/3執筆時)
サンプリング周波数:768kHz/32bit
バッテリー:8時間
サイズ:82x 60x22mm
重さ:180g
対応:iPhone Android Windows Mac
MOJO(モジョ)は、英国の音響メーカーのCHORDが発売する、小型のポータブルアンプです。
2015年の発売ですが、最も最初に768kHz/32bit対応を表明した機種で、サンプリング周波数の広さから、オーディオフリーク中心に人気が出ました。
重さは、180gです。
高性能なポータブルヘッドホンアンプとしては軽量です。
バッテリーも、8時間と十分な水準です。
DACは、XilinxのArtix7 FPGAを採用しています。
かなり早い段階で、高いサンプリング周波数に対応したチップですね。
オペアンプは、型番は非公開です。
サンプリング周波数は、768kHz/32bitです。
以前はこの部分が「売り」でしたが、最近は他社も追いついています。
なお、USB入力のほか、光入力端子がありますが、この場合は、192kHz / 24bitが最大です。
また、同軸入力も備えますが、その場合も、同社の場合は、768kHz/32bitです。
音質は、音の分解性・立体感は定評があります。
また、新世代のデジタル信号処理技術で最近注目される FPGAを最大限活かした設計で、音のスピード感、ノイズ処理、分解性などを高める工夫がなされます。
また、外観は「玩具」っぽいですが、飛行機グレードのアルミニウムを採用しています。
A・アップル カメラアダプタ MD821 AM/A
¥3,080 Amazon.co.jp (12/3執筆時)
B・変換名人 USB3.0接続ケーブル
¥548 Amazon.co.jp (12/3執筆時)
スマホへの接続は、この機種も、iFi Audioと同じです。
iPhone系端末の場合、付属ケーブルとカメラアダプターで接続します。
Android系は、市販のUSB OTGケーブルでつなげられます。
Sony WMC-NWH10
¥2,818 Amazon.co.jp (12/3執筆時)
なお、このブログの【ソニーのハイレゾ対応ウォークマンの比較記事】で紹介した製品の一部は、専用ケーブルであるSony WMC-NWH10でも接続が可能です。
ヘッドホン出力は、3.5mmのステレオミニジャックのみ対応です。
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以上、MOJOの紹介でした。
iFi Audio xDSDと、おそらく購入層が重複しているだろう機種です。
ただ、聴き疲れしなさそうという傾向から言えば、どちらかといえば、こちらは第1の選択肢としてよい製品です。技術的にも独自の路線を行っており、面白いポタアンです。
【2017年】
18・Chord Electronics Hugo 2 Black
19・Chord Electronics Hugo 2 Silver
¥198,000〜 Amazon.co.jp (12/3執筆時)
サンプリング周波数:768kHz/32bit
バッテリー:7時間
サイズ:130x100x22mm
重さ:450g
対応:iPhone Android Windows Mac
Hugo 2 は、英国の音響メーカーのCHORDが発売する超高性能なポータブルアンプです。
前モデルのHugoの後継機種として2017年に発売されたものです。
DACは、MOJOと同じく、XilinxのArtix7 FPGAを採用します。
オペアンプは、型番は非公開です。
PCM 768kHz/32bitとDSD256(11.2MHz/1bit)に対応します。
サンプリング周波数は、Mojoと同じです。
USBと同軸に対応する点、光デジタル入力の場合のボトルネックも同様です。
音質は、しかし、パーツを含めて性能はこちらが圧倒します。
面白いのは4種のデジタルフィルターです。
MOJOは、アンプ独自の「味付け(スムースさ)」をしますが、同機は、リファレンス用に4種類のフィルター調整が選択可能です。
また、同社のFPGA技術を活かしながら、プロ用機材と言えるハイエンドのDAVEでも使われるWTA ( Watts Transient Aligned ) フィルターを新たに採用します。
D/N比の向上やノイズ処理について、価格相応に高度化しています。
スマホへの接続は、対応します。
ただ、iPhoneの場合、基本的には下位機種と同じ接続方法を盗ってください。
Bluetoothにも対応します。
ただし、CD音質のaptXのみなので、ハイレゾには対応できません。
ヘッドホン出力は、3.5mmのステレオミニジャックが1系統のほか、6.3mmのヘッドホンジャック、RCA出力に対応します。
バランスは対応しません。
そのほか、リモートコントローラーが付属です。
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以上、Hugo 2 の紹介でした。
価格的に例外的に高額であり、多くのかたにとっては「選択肢にはならない」でしょう。
ただ、微少な音まで再現する解像度の高さは、音自体を楽しみたい方には試す価値があると言えます。
後編につづく
ポータブルヘッドフォンアンプのおすすめは、結論的にこれ!
というわけで、今回は、ポータブルヘッドフォンアンプを紹介しました。
しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。
1・軽量性 ★★★★★
2・音質の良さ ★★★★★
3・対応音源の幅 ★★★★★
4・スマホ利便性 ★★★★★
5・バッテリー ★★★★★
6・総合評価 ★★★★★
続く後編記事(こちら)は結論編です。
いつものように、ここまで紹介した全機種から、目的別・価格別にAtlasのオススメ機種を提案しておきます。
引き続き、よろしくお願いします。
後編記事は→こちら
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