Top オーディオ製品 比較2022'【ハイレゾ対応】ポータブルアンプ31機の性能とおすすめ・選び方:iPhone Android スマホ PC対応 (1)

2022年05月31日

比較2022'【ハイレゾ対応】ポータブルアンプ31機の性能とおすすめ・選び方:iPhone Android スマホ PC対応 (1)

【今回レビューする内容】2022年 最新のハイレゾ対応ポータブルヘッドホンアンプの性能とおすすめ・選び方:人気ポタアンの違いと人気ランキング USB  DAC内蔵ポータブルヘッドホンアンプ:有線イヤホンをBluetoothワイヤレス化できる小型アンプ:iPhone iOS Android対応

【紹介する製品型番】 FiiO BTR5 2021 FiiO KA3 FIO-KA3 FIO-Q3-2021 iFi xDSD Gryphon iFi GO blu iFi hip-dac 2 nano iDSD Black Label iBasso Audio DC05 SHANLING UA2 UA1 SHANLING UP5 UP4 CHORD Mojo MOJO-BLK Chord Electronics Hugo 2 Black Silver radius Ne RK-DA50CK iFi audio GO bar FiiO KA1 TC FIO-KA1-TC KA1 LT FIO-KA1-LT SHANLING UA5

今回のお題
音質の良いヘッドホンアンプのおすすめはどれ?

 ども、Atlasです。

 今日は、2022年5月現在、最新のポータブルヘッドフォンアンプ(ポタアン)を比較します。

 人気のBluetooth対応の製品を含めて、ハイレゾ対応の小型機を多く取りあげます。

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1・ポータブルアンプの比較 (1)
 1-1:FiiO〈中国〉
 1-2:iFI Audio〈台湾〉
 1-3:Shanling〈中国〉
2・ポータブルアンプの比較 (2)

 2-1:iBasso Audio〈中国〉
 2-2:Astell&Kern 〈韓国〉
 2-3:Radius〈日本〉
 2-4:Hidizs〈中国〉
 2-5:CHORD〈イギリス〉
 2-6:ikko Audio〈中国〉
 2-7:RADSONE〈韓国〉
3・ポータブルアンプの比較 (3)
 =最終的なおすすめの提案【結論】

 今回は、3回連続記事です。

 1回目記事となる今回は、「ポタアンの選び方の基本」を紹介したあと、メーカーごと、順番に最新製品のスペックを詳しく比較します。

ーーー

 201911131427.jpg

 3-1・SONY〈日本〉
 
:PHA-1A PHA-2A
 :PHA-3
 3-2・ONKYO 〈日本〉
 :DAC-HA200(B)
 3-3・TEAC〈日本〉
 :HA-P50SE-B
 :HA-P90SD-R
 3-4・JVC〈日本〉
 :SU-AX01

 なお、上表は、過去に人気だった日本メーカーの製品です。

 市場縮小の結果、2019年頃に、どのメーカーも生産終了(撤退)してしまいました。

 現在は、中国・台湾などの中小のオーディオ企業が設計した製品を、日本の代理店が輸入する形式がほとんどです。

 デンキヤに並ぶものも、たいていそのような流通ルートです。

 「分かりにくい状況」なので、今回はこのような新状況を整理して、「現在の水準」で比較するつもりです。

---

軽量性    ★★★★★
音質の良さ  ★★★★★
対応音源の幅 ★★★★★
スマホ利便性 ★★★★★
バッテリー  ★★★★★
総合評価   ★★★★★

 そして、最後の「結論」部分では、上表のようなポイントから、「Atlasのおすすめ機種!」を提案する形で記事を進めていきます。

---

1・ハイレゾ対応ヘッドホンの比較
2・ハイレゾ対応イヤホンの比較
3・ハイレゾ対応ポタアンの比較
4・Bluetoothヘッドホンの比較
5・Bluetoothイヤホンの比較
6・完全ワイヤレスイヤホンの比較
7・ノイキャンヘッドホンの比較
8・ノイキャンイヤホンの比較
9・Beatsのヘッドホンの比較
10・ライトニング端子イヤホンの比較
11・ウェアラブルネックスピーカーの比較
12・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】

 なお、今回の記事は、このブログのポータブルオーディオ関係の比較記事の3回目記事として書きました。

1・ポータブルアンプの選び方の基本

 ポータブルアンプは、定期的に「ブーム」があります。

 201911131427.jpg

1・サンプリング周波数
 = 48Hz以上
2・ビット数
 = 24bit以上

 2015年前後の(第一次)「ハイレゾポタアンブーム」の際は、ポタアンが、上表のような、「ハイレゾ音源に対応する最低水準」をクリアしていれば、「高性能」と言えました。

 しかし、現行の「最新水準のポタアン」で、このスペックのクリアは、「常識的」です。

 実際、DAC部品の値下がりなどで、1万円以下の格安機でも、上表のスペックを「クリア」しています。

 したがって、この点だけでは、ポタアンを選ぶ基準とはなりません。

ーーー

  201911131933.jpg

1・サンプリング周波数
 = 384Hz以上
2・ビット数
 = 32bit以上

 結論的にいえば、USB接続において、上表のスペック満たすのが、現在の「平均値」です。

 このスペックに及ばないポタアンは、例外もありますが、「売れ残りの旧機種」が多いです。

 一方、最近は、768kHz/32bit表記の製品も現れていて、(意味があるかは置いておき)あそれが、次の第3世代仕様」

 201911131459.jpg

 その上で、Bluetoothでの「ワイヤレスハイレゾ再生」に対応するのが、最新ポタアンの「現在地」です。

 202201210042.jpg

 Bluetoothの場合、「96Hz/24bit」に圧縮規格上のボトルネックがあります。そのため、ワイヤレス接続で、96Hz/24bitがあれば、十分な「高性能ワイヤレス機」です。

 なお、iOS系(iPhone)は、(一部のLightning端子搭載製品以外は)どの機種もスマートにUSB接続しにくいため、Bluetooth接続できるポータブルアンプに注目して選ぶのが良いかと思います。

---

 これらの部分を見ておけば「変な製品を選ばない」でしょう。

 202202281455.jpg

1・出力(=mV)
 = 100mV以上
 = 200mV以上(バランス接続)

2・ノイズフロア(=μV)
 = 5μV以下

 あえて言えば、写真(左図)のような超小型ポタアンで、開放型(オープンエア)などで、(Ωの値が極単位多い)高インピーダンスヘッドホンにつなげる場合、出力(最大音量)とノイズフロア(雑音のなさの指標)をみておけば良い程度です。

 ただ、この部分は多くの方には関係ない部分ですので、(ニッチな仕様で)言及する必要があるポタアンの場合だけ、ふれていく予定です。


 201806151555.jpg

 続いて、サンプリング周波数ビット数について、もう一点、補足しておきます。

 ハイレゾ音源は、E-ONKYO や、MORA など売られています。

 202202281003.jpg

 そちらで売られている楽曲のハイレゾ音源(Flac/WAV)は、たいてい、96kHz・24bitの音源です。

 この部分で言えば、最近のポタアンのスペックは過剰であり、「オーバースペック」です。

 それでも、DSDなど、「音の解像度を楽しむための音源」は、少しずつ増えており、それらを「楽しめる」のは、最新機だけです。

 また、高ビットレート・周波数に対応できる製品は、原音再現性が高まった「最新のチップ」を採用しているので、通常解像度のハイレゾ音源でも、音は(基本的に)良いです。

---

 その点で言えば、「買い直し」として、数年ぶりに、ポタアンを探している方も、現在は「買い時」です。


 201806041239.jpg

1・ハイレゾ対応ヘッドホンの比較
2・ハイレゾ対応イヤホンの比較

 なお、もう一点だけ、入門者向けに補足しておきます。

 ハイレゾの聴きたい場合、ポタアンに付ける再生機器(イヤホン/ヘッドフォン/スピーカー)もハイレゾに対応する必要があります。

 具体的に言えば、高音域の再生周波数帯域が、40kHz以上出せる再生機器(イヤホン/ヘッドフォン)でないと、ポタアンの性能を活かせません

 このブログでは、上記の記事で、詳しく紹介しました。

---

 以上、ポータブルアンプを選ぶ場合の基本を紹介しました。

 こうした要素をふまえつつ、以下で、価格別にポタアンを細かく比較していきます。

2・ポータブルアンプの比較

 では、具体的な商品の比較に入ります。

1・ポータブルアンプの比較 (1)
 1-1:FiiO〈中国〉
 1-2:iFI Audio〈台湾〉
 1-3:Shanling〈中国〉
2・ポータブルアンプの比較 (2)

 2-1:iBasso Audio〈中国〉
 2-2:Astell&Kern 〈韓国〉
 2-3:Radius〈日本〉
 2-4:Hidizs〈中国〉
 2-5:CHORD〈イギリス〉
 2-6:ikko Audio〈中国〉
 2-7:RADSONE〈韓国〉
3・ポータブルアンプの比較 (3)
 =最終的なおすすめの提案【結論】

 冒頭書いたように、以上のようなメーカー順に製品をみていきます。

1-1・FiiOのヘッドホンアンプの比較

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 はじめに紹介するのは、FiiOです。

 FiiOは、中国の音響メーカーですが、最近はグローバルに見ても、ポタアン市場の中心です。

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 なお、以下の本文では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


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 【2021年】

 1・FiiO BTR5 2021
  ¥18,150 Amazon.co.jp (5/31執筆時)

サンプリング周波数: 384kHz/32bit
バッテリー:9時間
Bluetooth:対応
コーデック:aptX-HD LDAC ほか
入力端子:USB-C
出力端子:3.5mm + バランス (2.5mm)
音圧:80mW(240mW×2)
ノイズフロア:2μV(2.22μV)  
サイズ:72x32x11mm
重さ:43.7g
対応:iPhone Windows Mac Android

  BTR5は、中国のFiiO(フィーオ)ポータブルアンプです。

 日本では、アキバのオヤイデが昔から輸入しています。

 Atlasもなじみが深いブランドです。

 本機は、2020年に出ていた旧型(FIO-BTR5-B)の後継機となります。

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 本機は、Bluetoothを搭載しています。

 そのため、USB有線ほか、スマホなどの再生機器との間は無線で接続することもできるポータブルアンプです。

 重さは、26gです。

 小型で、携帯性も良い機種です。

 バッテリーは、シングルエンドで普通につなげた場合、最大で9時間です。

 バランス接続をする場合は、7時間です。

  550mAhのバッテリーが内蔵されます。

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 DACは、米国のESSのDAC+アンプ統合型チップ「ES9219Cを搭載します。

 この部分が旧機(ES9218P)から大きく変わった部分です。

 なおDACというのは、デジタル音声をアナログ音声に変換する回路です。ポタアンにおいては、音質傾向に影響を与える重要なパーツと言えます。

 パーツ代としてはさほど高いものではないですが、構成により音質は大きく変わります。各メーカーも、このパーツを中心に考えて音を設計する場合が大半です。

 本機の採用するES9219Cは、後ほどみるシャンリングなども同じものを使っています。

 消費電力の改善ほか、MQAのデコードに対応するなど、高性能な最新DACです。

 また、本機は、左右独立構成で2機のDACが搭載です。

 DACをデュアル構成にするのは、入門用のポタアンにおける最近の「流行」です。普通につなげる場合も、解像感の向上効果が期待できます。

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 サンプリング周波数は、USB接続に限りますが、32bit/ 384KHzまで対応できます。

 冒頭書いたように、音源の展開的にここまでは不要(オーバースペック)ではあるのですが、幅が広い分には良いでしょう。

 DSDは、256MHzまで、MQAのデコードも対応します。

 201907311105.jpg

 なお、MQAはハイレゾを超圧縮してストリーミング再生に適応できるようにする規格のことです。

 202202281028.jpg

 音圧は、専用ケーブルでヘッドホンとバランス出力する場合は、240mWです。

 一方、一般的な3.5mmステレオ端子でシングルエンド出力する場合は、2つのDACは使われない仕様で、80mWです。 

 ライバルのSHANLING UPシリーズと比べて、少し弱めです。

 イヤホンほか、(携帯して使うような)一般的なヘッドホンならば問題ないですが、そうではないならば、バランス出力を利用した方がよさげです。

 ノイズフロアは、2μV(バランス時2.22μV)です。

 本機は超小型機ではないのでさほど気にしなくても良いかとは思います。しかし、数字としては悪くないです。

 202202281710.jpg

 スマホへの接続は、iOS系・Android系ともフォローします。

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 接続については、先述のようにBluetoothほか、USB-C端子経由での入力も可能です。

 ケーブルは、USB-Cケーブル、USB-Aケーブルともに付属します。

 その場合は、384kHz/32bit水準の再生力を持ちますので、高性能です。

 202201210042.jpg

 Bluetooth接続は、一方、業界の圧縮規格(コーデック)上の限界で、最大でも96kHz/24bitまで対応になります。

 コーデックは、「AAC・SBC・aptX/aptX LL・ aptX HD・LDAC・LHDC」と、ほぼフルで対応します。スマホ側がこれらに対応する場合、その音質で転送されます。

 上表のうち、ハイレゾ用に使えるコーデックは、上表では「aptX HD・LDAC」です。そのほか、マイナーですが、LHDCにも対応です。

 本機は、Bluetooth 5.0に対応です。

 スマホ側がBluetooth5以上ならば、通信安定性の部分も向上します。

 PC・Macについても、利用が可能です。

 USB-DACとしてほか、Bluetooth経由でも使えます。

 音質は、Bluetoothでつなげる場合、

 ただ、ハイレゾ規格については、通信量の関係で、ある程度電波が安定している空間(自宅など)でないと、遮断はある程度あるでしょう。

 ヘッドホン出力は、一般的な3.5mmのステレオミニジャックと、2.5mmのバランス出力もできます。

 バランス出力の方が一般的に音質が良いですが、ヘッドホン(ケーブル)側の対応も必要となります。

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 以上、FiiOBTR5の紹介でした。

 ライバル機は他社にもありますが、割と古くからDACを作っており、定評もあるメーカーである部分での信頼性は強調できます。

 Bluetooth接続に対応できる中級機で、バランス出力ができる機種を探しているならば候補になるでしょう。 お気に入りの有線ヘッドホンを「手軽」にワイヤレスにしたい場合にも、便利に思います。

 ただ、4.4mmのバランスに対応できない部分は注意してください。

 一方、3.5mmのステレオ端子で、普通のヘッドホン(だけ)をつなげるつもりの方は、シングルエンド接続において工夫がみられる、シャンリングの製品と比較する必要はあるでしょう。


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 【2021年】

 2・FiiO FIO-Q3-2021
  ¥25,850 楽天市場 (5/31執筆時)

サンプリング周波数: 32bit/768kHz
バッテリー:最大10時間
Bluetooth:
コーデック:
入力端子:USB-C  
出力端子:3.5mm + バランス (2.5+4.5mm)  
音圧(32Ω):150mW(300mW)
ノイズフロア:5.5μV(5.5μV)
サイズ:105x 59x12.5mm
重さ:110g
対応:iPhone Windows Mac Android

  FIO-Q3 も、FiiO(フィーオ)ポータブルアンプです。

 執筆時在庫切れ(生産終了)でした。

 人気機種ですので(DACなどを替えるなどして)、遠からず後継機(FIO Q3 2022)がでるかなと思います。

 重さは、110gです。

 値段と機能のわりに「軽量」と言えます。

 バッテリーは、シングルエンドで普通につなげた場合、最大で10時間です。

 1800mAhの結構大きめのバッテリーを積んだ結果で、すこし長めと言えます。

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 DACは、旭化成エレクトロニクスのAK4462です。

 2020年に量産が開始されたチップです。 

 前モデルで、同社はAK4452という、DACを使っていました。

 それと同じで(チップ自体は)768kHz対応ですが、DSD512(22MHz)もフォローしました。

 その上で、ダイナミックレンジが拡がったほか、(帯域外の信号を可とする)低分散ショートディレイフィルタが加わり、6種類のフィルタとなりました。

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 オペアンプは、THXTHX-AAA28です。

 最近話題のTHX-AAA(Achromatic Audio Amplifier)の下位グレードのチップです。

 高出力時の低歪・低ノイズの部分で品質が期待できます。

 なお、オペアンプは、アナログ音声を増幅する回路で、やはり音質傾向に影響を与える部品です。

 ローパスフィルタは、OPA1612なので前と同じです。

 音圧は、150mW(バランス時300mW)です。

 ノイズフロアは、5.5μVです。

 問題ありません。

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 サンプリング周波数は、 768kHz/32bitです。

 冒頭書いたように、現行水準では最大であり、第3世代仕様」です。

 DSDは、DSD512(22MHz)もフォローします。

 ただ、MQAのデコードは対応しません。

 音質は、2016年頃発売の「第1世代」の入門機とは差はあります。

 現在的には、バランス接続でヘッドホンに出した際の解像感は、同社の上位機となるQ5には及ばないものの、ノイズも感じられず、値段以上の性能です。

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 Bluetooth接続は、本機は非対応です。

 スマホへの接続は、USB-C端子を利用します。

 3種類のケーブルが付属するので、iOS・Android双方にそのままつながります。

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 iOS系については、Lightning-to-micro USBケーブルが付属します。

 そのほか、Windows/MacにもUSBケーブルでつなげられます。

 一方、おそらく接続には問題ないとは思いますが、2020年バージョンにあったAppleのMFI認証の表記が新機種で消えました。

 理由は不明ですが、付属するLightning部分がApple純正パーツでなくなったかもしれません。

 PC接続も、付属のUSB-Cケーブルを利用します。

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 接続端子は、以前の同社の上級機は、バランス2系統がモジュール交換でした。

 しかし、本機は、今回は、ステレオ端子を含めて「全部入り」になっています。

 ヘッドホン出力は、3.5mmのステレオミニジャックと、2.5mmと44mmのバランスヘッドホン出力が選択可能です。

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 以上、FIO-Q3の紹介でした。

 従来みられなかったグレードの製品です。

 最新のチップ構成が楽しめるため、その部分をふくめて、現状で選ぶ場合は、良い選択肢です。


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 【2021年】

 3・ FiiO KA3 FIO-KA3
  ¥15,900 Amazon.co.jp (5/31執筆時)

サンプリング周波数: 32bit/768kHz
バッテリー:USB給電
Bluetooth:
コーデック:
入力端子:USB-C
出力端子:3.5mm + バランス (4.4mm)   
出力〈32Ω):130mW(240mW)
ノイズフロア:3.9μV(4.4μV)
サイズ:幅56×高さ12×奥行20mm
重さ:17.5g
対応:iPhone Windows Mac Android

  FiiO KA3も、中国のFiiO(フィーオ)ポータブルアンプです。

 202202281051.jpg

 重さは、17.5gです。

 スマホ用の超小型機で、あまり邪魔にならずに持ち歩けるというコンセプトの製品です。

 シャンリングなど、他社も同じような製品は展開しますが、同社からでるのは恐らくかと思います。

 バッテリーは、本機の場合、USB給電です。

 他社機もそうですが、ここまで小型の機種はこの仕様です。

 スマホの電池が相応に減るほか、バッテリー内蔵型よりも、音源の通信安定性は下がります。

 202202281054.jpg

 DACは、米国のESSのES9038Q2Mです。

 チップ自体は2019年頃に出たものですが、小型機向けの同社のハイエンドであり、768kHz//32bitDSD512に対応した「第3世代」です。

 音圧は、130mW(バランス時240mW)です。

 シングルDACの小型機ですが、3.5mmの接続でも130mWですので、値段相応に優秀です。

 バッテリー式よりスマホ給電型のほうが、割と出力レベルは高くしやすいようです。

 ノイズフロアは、3.9μV(バランス時4.4μV)です。

 この程度ならば問題ないでしょう。

 202202281059.jpg

 Bluetooth接続は、非対応です。

 スマホへの接続は、iOS系・Android系ともフォローします。

 ただ、本機についてはUSB-C端子で、付属ケーブルもUSB-C to USB-CケーブルとUSB-Aアダプタのみです。

 実際には、Android向けでしょう。

 ヘッドホン出力は、3.5mmのステレオミニジャックと、4.4mmのバランス出力に対応できます。

---

 以上、FiiO KA35の紹介でした。

 この手の製品は他社からも出ていて、比べると少し値段が高めですが、4.4mmのDACが利用できるのがポイントと言えそうです。

 先述のように、音についての信頼性は強調できるメーカーですので、安心感はあるでしょう。

 ただ、構成としてAndroid用であると言えますので、iOS(iPhone)については、やはりデフォルトでケーブルが付属するような製品を選んだ方が良いかと思います。

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 【2022年】

 【USB-Cモデル】

 4・ FiiO KA1 TC FIO-KA1-TC
  ¥7,920 Amazon.co.jp (
5/31執筆時

 【Lightningモデル】

 5・ FiiO KA1 LT FIO-KA1-LT
  ¥---- Amazon.co.jp (5/31執筆時))

サンプリング周波数: 384kHz/32bit
バッテリー:USB給電
Bluetooth:
コーデック:
入力端子:USB-C
出力端子:3.5mm
音圧(32Ω):45mW
ノイズフロア:
サイズ:幅40×高さ15×奥行8mm
重さ:10g
対応:iPhone Windows Mac Android

 一方、なお、 FiiO KA1が同社の最廉価版です。

 アンプは、ESSのES9281AC PROという最近登場した新しい汎用製品を使います。

 評価は定まっていませんが、ほかにも、Audirect Beam3Sなどが採用してきているので、改めて加筆するかもしれません。

 仕様的に、スマホ向けの格安機で、このグレードは、iBasso Audioが伝統的に強いので、比較は必要でしょう。

1-2・iFI Audioのヘッドホンアンプの比較

 202111041808.jpg

 続いて、台湾のオーディオメーカーのiFIオーディオの製品の紹介です。

 第1次「ハイレゾポタアンブーム」時代にも目立ったメーカーですが、しっかり、後継品も出しています。


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 【2017年】

 6・iFI Audio USBDAC nano iDSD Black Label
  ¥32,083 Amazon.co.jp (5/31執筆時)

サンプリング周波数: 384kHz/32bit
バッテリー:10時間
Bluetooth:
コーデック:
入力端子:USB-C
出力端子:3.5mm + バランス (2.5mm)   
音圧(32Ω):285mW
ノイズフロア:
サイズ:96x94x25 mm
重さ: 139g
対応:iPhone Windows Mac  

 nano iDSD Black Labelは、iFi Audioのハイレゾ対応アンプです。

 202106191259.jpg

 第一次ブームでも人気があったiFi nano iDSDの後継機です。

 本体の重さは、139gです。

 わりと軽量です。

 バッテリーは、シングルエンドで普通につなげた場合、最大で10時間です。

 平均より長めと言えます。

 DACは、バーブラウンのDACです。型番がでておらず、独自モデルのようです。

 オペアンプも、型番非公開です。

 音圧は、285mWです。

 さほど小型化していないので当然ですが、ポタアンとしては十分にパワフルです。

 ノイズフロアは、数値は非公開です。

 ただ、この値は出すメーカーのが珍しいですし、実際問題ありません。

 201806151658.jpg

 音質は、当初の定評通りです。

 発売から年数が経ちますが、価格以上の解像感を得られる点ではさすがに「名機」です。

 音質の秘密の1つは、AMRの「クリスタルクロック」の採用です。

 これにより、デジタルノイズやジッターの軽減は期待できます。

 メーカー曰く、この性能は「もっとずっと高価なDACと争える」とのこと。専門誌での評価も高いです。

 202005271605.jpg

 一方、3.5mm4極(TRRS)のS-バランス接続に対応する点も独自性です。

 バランス接続でない一般的なステレオミニ端子の接続でも使える「バランス的接続の利点」が得られます。

 要するに、入口はシングルエンドですが、左右を別々のアンプで駆動させる構造にすることで、ノイズ・干渉に強く、クロストーク現象が発生しにくい構造です。

 202202281003.jpg

 サンプリング周波数は、 384kHz/32bitまで対応しています。

 上表で示した一般的な音源レベルを超える、32bitのPCM音源や、12.4MHzまでのDSD256(Direct Stream Digital)音源の再生にも対応します

 このレベルの音源は、ほぼ普及していませんが、ポタアンを選ぶような(楽曲より)「音を楽しみたい」ような方には重要でしょう。

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 ハイレゾを超圧縮してストリーミング再生に適応できるMQA方式にも対応します。

 Bluetooth接続は、非対応です。

  201901251151.jpg

 A・アップル カメラアダプタ MD821 AM/A
  ¥3,081 Amazon.co.jp
(5/31執筆時)

 B・変換名人 USB3.0接続ケーブル
   ¥547 Amazon.co.jp
(5/31執筆時)

 スマホへの接続については注意が必要です。

 第1に、iOS系端末との接続です。

 この場合、カメラアダプタ(A)を経由させてから、その先に変換ケーブル(B)をつける型式にしないと、音質が劣化します。

 第2に、Android系端末との接続です。

 お使いのスマホがUSB On-The-Goに対応ならば、市販のUSB-OTGケーブルを利用すれば可能と思います。ただ、しっかりとした対応の明示がない状況です。

 パソコンは、付属のUSBケーブルだけで対応可能です。

 ヘッドホン出力は、3.5mmのステレオミニジャックを2系統装備します。

 一方、先述のように、3.5mm4極(TRRS)のS-バランス接続に対応とありますが、こちらについては、一般的な意味でのバランス接続ではないです。

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 以上、 iFi nano iDSDの紹介でした。

 音質が良い点は、1世代目から言い尽くさせた部分がありますが、現状でも相当高いレベルです。

 また、旧製品でも定期的にファームウェアのアップデートがあるため、ユーザーフレンドリーでもあります。

 一方、iOSとの接続は(APPLE側の仕様で仕方ないとはいえ)不確定要素があるので、このあたりは改良の余地があるでしょう。


 202202281114.jpg

 【2021年】

 7・ iFi audio iFi hip-dac2
  ¥27,500 Amazon.co.jp (5/31執筆時)

サンプリング周波数: 384kHz/32bit
バッテリー:8時間
Bluetooth:
コーデック:
入力端子:USB-C
出力端子:3.5mm + バランス (4.4mm)    
出力〈32Ω):280mW(400mW)
ノイズフロア:  
サイズ:102x70x14 mm
重さ: 125g
対応:iPhone Windows Mac  

 iFi hip-dac 2も、iFi Audioのハイレゾ対応アンプです。

 202005271559.jpg

 本体の重さは、125gです。

 同社の他機と同様軽量ですが、本機の場合、それに加えて、薄くて小型なので、持ちはこびに適します。

 バッテリーは、シングルエンドで普通につなげた場合、最大で8時間です。

 202202281120.jpg

 DACは、本機も、バーブラウンのDACです。

 詳しくは書いていませんが、(ボカした)写真からみるとDSD1793のようです。

 オペアンプは、OV2637という、同社のオリジナルになります。

 201806151658.jpg

 音質は、nano iDSDの傾向を引き継ぎ、ノイズ・干渉に配慮した構成です。

 音質に影響を与えるDACを同系統にしており、同社のサウンドの特性は引き継いでいる感じです。

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 本機も、先ほどの機種と同じで、ステレオ端子でも、疑似的な「バランス出力」として4極の効果を得られるS-バランス接続に対応します。

 ただ、出力はiFi nano iDSDより小さく、(高度なジッター対策への言及がありつつも)従前のクリスタルクロックへの言及はないです。

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 実際、XBassつまみがあり、それを調整して、低域を「取り戻す」という仕様ですから、思想は異なるでしょう。

 それらの点から言えば、後継機というより、軽量化した別系統の下位機種というのが適当かもしれません。

 音圧は、280mW(400mW)です。

 サイズ感からするとパワフルで、インピーダンスが高めでも鳴らせるでしょう。

 ノイズフロアは、数値は非公開です。

 サンプリング周波数は、 384kHz/32bitまで対応しています。

 また、MQAのデコードにも対応します。

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 Bluetooth接続は、非対応です。

 スマホへの接続については、基本的に、iFi nano iDSDと同じです。

 そちらをご覧ください。

 ケーブルは、USB-C OTG・USB-A・USB-Cが付属します。iPhoneようのカメラアダプタは別売です。

 パソコンは、付属のUSBケーブルだけで接続可能です。

 ヘッドホン出力は、一方、本機は、3.5mmのステレオミニジャックを1系統のほか、4.4mmのバランス接続にも対応します。

---

 以上、 iFi hip-dac2の紹介でした。

 同社の新設計の小型機です。同社の音質の良さに「持ちやすさ」という要素が加わり、お出かけ用に良さそうです。

 一方、iFi nano iDSDとは音質傾向は同じとはいえ、目的性が異なります。持ちはこびの利便性を重視しないならば、音質面では、実績ある後継機である、先ほどの製品が良いかもしれません。


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 【2021年発売】

 8・ iFi audio iFi GO blu
  ¥29,700 Amazon.co.jp (5/31執筆時)

サンプリング周波数: 96kHz/24bit
バッテリー:8時間
Bluetooth:対応
コーデック:aptX-HD LDAC ほか
入力端子:USB-C
出力端子:3.5mm + バランス (4.4mm)    
出力〈32Ω):165mW(245mW)
ノイズフロア:   
サイズ:幅34x高さ13x奥行55mm
重さ:27g
対応:iPhone Windows Mac Android

  iFi GO blu は、 iFi audioの出した超小型製品です。

 軽量でスマホ向きな製品は、他社からも出ていますが、本機は仕様がユニークです。

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 重さは、27gです。

 ポケットインして利用して苦にならないサイズであり、重さです。

 バッテリーは、シングルエンドで普通につなげた場合、最大で8時間です。

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 DACは、米国のシーラス・ロジック(Cirrus Logic)のCS43131です。

 あとで見るiBassoが同じく超小型機で先行採用していました。

 そちらと違いシングルDACですが、しっかりバランス回路で配線しています。

 オペアンプは、本機も同社のOVシリーズです。

 音圧は、165mW(バランス時245mW)です。

 重さからすると大健闘でしょう。十分です。

 ノイズフロアは、数値は非公開です。

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 サンプリング周波数は、96kHz/24bitです。

 先述のDAC自体のスペックは 384kHz/32bitですが、仕様はこれで間違いないです。

 本機の用途を考えるとBluetoothでつなげるユーザーが多いでしょうし、この仕様で問題ないように思えます。

 ただ、MQAのデコードには対応できません。

 202201210042.jpg

 Bluetooth接続は、対応です。

 ハイレゾ用は、「aptX HD・LDAC・LHDC」に対応可能です。 

 音質は、 iFi hip-dac2と同じく、XBassを備えていて、「低音を取り戻す」こともできます。

 加えて、XSpaceも対応です。

 これは、ヘッドホン特有の「耳の中からきこえてしまう」という位置感覚を是正するための技術で、同社の上位製品に搭載されるものです。

 同社のユニークな技術の1つです。

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 スマホへの接続は、本機はUSB-C入力を備えます。

 ただ、USB接続の場合、96kHz/24bitですから、その用途はあまり意図していないでしょう。

 基本的に、Bluetoothでつなげるユーザーに向く機種です。

 ヘッドホン出力は、3.5mmのステレオミニジャックほか、4.4mmのバランス出力に対応できます。

---

 以上、 iFi audio iFi GO bluの紹介でした。

 超小型機は他社からも多く出ますが、ハイレゾ対応のBluetoothを装備して、4.4mmのバランス出力ができる機種としては、最小・最軽量機といって良いでしょう。

 その上で、電源回りもパワフルで、バランス回路配線でノイズ対策もあります。その上で、XBassXSpaceというメーカー独自の補整を行うので、スペック部分からは、個性も実力も十分読み取れます。

 問題は、小型機としては少し高めである点ですが、Atlasが持ちはこび用途で今すぐ買うならば、これを選ぶかと思います。


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 【2021年発売】

 9・ iFi audio GO bar
  ¥49,500 Amazon.co.jp (5/31執筆時)

サンプリング周波数: 384kHz/32bit
バッテリー:USB給電
Bluetooth:
コーデック:
入力端子:USB-C
出力端子:3.5mm + バランス (4.4mm)    
出力〈32Ω):300mW(475mW)
ノイズフロア:   
サイズ:幅64x高さ22x奥行13.2mm
重さ:28.5g
対応:iPhone Windows Mac Android

  GO barも、iFi audioの製品です。

 「ポケットサイズで最高に音質の良いポタアン」を目指した点で、 iFi GO bluの上位機になります。

 重さは、28.5gです。

 シンプルな外観にすることで、軽量性を保っています。

 バッテリーは、USB給電です。

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 DACは、米国のシーラス・ロジック(Cirrus Logic)の384kHz/32bit対応のDACです。

 型番については情報がないですが、シングルです。

 オペアンプも同様に情報がないです。

 音圧は、300mW(バランス時475mW)です。

 相当クセのつよいヘッドホンでも対応できそうなパワーです。

 この部分はだいぶ重視していると言えます。

 ノイズフロアは、数値は非公開です。

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 サンプリング周波数は、384kHz/32bitです。

 DSDは256で、MQAフルデコードも対応です。

 Bluetooth接続は、非対応です。

 音質は、 XBass+でのブーストと、XSpaceに本機も対応です。

 その上で、4種のカスタムデジタルフィルタを搭載し、デジタルフィルタのかかりを調整できます。

 スマホへの接続は、本機もUSB-C入力をりようする形式です。

 ヘッドホン出力は、3.5mmのステレオミニジャックほか、4.4mmのバランス出力に対応できます。

---

 以上、 iFi audio GO bar の紹介でした。

 軽量小型であることを前提に、パワフルにならせるという特性を突き詰めた機種でしょう。

 かなりニッチで趣味性が強いのでニーズが合致する方は少なそうです。ただ、「尖った商品」なので、こういったものは試したい誘惑にかられます。


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 【2021年】

 10・iFi xDSD Gryphon
  ¥78,300 Amazon.co.jp (5/31執筆時)

サンプリング周波数: 768kHz/32bit
バッテリー:6時間?
Bluetooth:対応
コーデック:aptX-HD LDAC ほか
入力端子:USB-C
出力端子:3.5mm + バランス (4.4mm)   
出力〈32Ω):320mW(1000mW)
ノイズフロア:   
サイズ:幅75×高さ19×奥行123mm
重さ:215g
対応:iPhone Windows Mac Android

 xDSD Gryphonは、iFi Audioのハイレゾ対応アンプの上位機です。

 以前売られていた、iFi xDSDの後継機です。

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 重さは、215gです。

 持ち運べないこともないですが、軽量でもありません。

 バッテリーは、時間や量としての表記がないです。

 なお、本機の旧機種は6時間という表記でした。

 後述するように、本機はBluetooth対応ですが、コーデックで時間はかなり大きく変わるので、あえて非開示なのかもしれません。


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 DACは、バーブラウンDSD1793です。

 生産は、テキサスインスツルメンツですが、合併する前のバーブラウンの設計となる「最終モデル」です。

 オペアンプは、同社独自のOV2637とOV4627です。

 音圧は、320mW(バランス時1000mW)です。

 値段からすると当然ですが、パワーは相当です。

 ノイズフロアは、数値は非公開です。

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 サンプリング周波数は、 768kHz/32bitまで対応します。

 FiiOの最上位機と同じですが、音源的には完全に「ほぼ皆無」な世界でしょう。

 MQAもフルデコード対応です。

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 音質は、クリアな特性はそのままに、低音の充実度とサラウンド感が調整可能な仕様です。

 とくに、XBass IIシステムの効果で、やや「品の良すぎる」感のあった従来機の特性を改善しています。

 フルバランス回路設計(PureWave)で電源回りもパワフルなので、ハイインピーダンスのヘッドホンにバランス接続するような使い方に向くでしょう。

 そのほか、高感度イヤホン特有のヒスノイズ(サー音)を軽減するiEMatchなどが見どころです。

 加えて、ヘッドホン特有の「耳の中からきこえてしまう」という位置感覚を是正するためのXSpace技術も備わります。

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 Bluetooth接続は、本機は非対応です。

 スマホへの接続は、下記の通りです。

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 A・アップル カメラアダプタ MD821 AM/A
  ¥3,081 Amazon.co.jp
(5/31執筆時)

 第1に、iPhone系との接続は、768kHz/32bitに対応させたい場合は、下位機と同じで、OTG/CCKコネクターが必須です。

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 【純正ケーブル USB-C】

 USB On-The-Goケーブル
   ¥3,250 Amazon.co.jp
(5/31執筆時)

 第2に、Android系は、USB OTGに対応するケーブルを買えば良いでしょう。こちらには、スマホ側USB-Cタイプと、Micro USBタイプがあります。

 パソコンの場合は、付属のUSBケーブルだけで対応可能です。

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 Bluetooth接続は、上表にある全てのコーデックに対応です。

 今回は、クアルコムのQCC5100を採用した結果で、今回進化した部分です。

 Bluetoothのバージョンも、Bluetooth5.1ですので、安定性も高いです。

 ヘッドホン出力は、3.5mmのステレオミニジャックを2系統装備します。

 バランスについては、4.4mmのバランス接続に対応できます。

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 使い勝手の部分も見やすい有機ELが付きました。

---

 以上、iFi xDSD Gryphon の紹介でした。

 旧機種(iFi xDSD )より重くなった部分はありますが、Bluetooth接続の部分でかなり進化しました。

 主なターゲット層は、従来的なiFi Audioのユーザーでしょう。

 同社がこだわるバーブラウンのDACと、クリスタルクロックに由来する同社の音質が好きな方で「バージョンアップ」を狙う場合は、今回のモデルは良い選択肢です。

 一方、値段の理由の大部分は出力強化にあるので、(少し高いくらいの)ヘッドホン・イヤホンで利用するには、ここまでのスペックは不要には思えます。

 はじめて同社の製品を選ぶ場合は、下位機種でも良いかなと思います。

1-3・Shanlingのヘッドホンアンプの比較

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 つづいて、中国のSHANLING(シャンリング)の製品です。

 日本のデンキヤにもありますが、代理店は、iBassoと同じで、こちらも、MUSINという日本の輸入商社です。


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 【2020年10月発売】

 11・SHANLING UA2
  ¥12,760 Amazon.co.jp (5/31執筆時)

サンプリング周波数: 768kHz/32bit
バッテリー:USB給電
Bluetooth:
コーデック:
入力端子:USB-C
出力端子:3.5mm + バランス (4.4mm)   
出力〈32Ω):125mW(195mW)
ノイズフロア:  
サイズ:54x18x9mm
重さ:12.6g
対応:iPhone Windows Mac Android

 SHANLING UA2は、中国のSHANLINGが販売する、超小型機です。

 小型機と言うことで、後半でみるiBasso Audioの製品などの「ライバル機」です。

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 重さは、12.6gです。

 本機も小型で、スマホ用としての開発です。

 バッテリーは、USB給電です。

 したがって、充電は不要ですが、スマホの電池は減ります。

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 DACは、米国のESSのES9038Q2Mです。

 このタイプの超小型ポタアンでは初めてですが、 768kHz/32bitDSD512に対応した「第3世代」です。

 シングルDACですが、この部分はワンポイントでしょう。

 アンプも、公開されており、香港のRicoreが販売するRT6863という型番の製品です。

 音圧は、3.5mmのステレオ端子からつなげた場合、125mW@32Ω(バランス時 195mW)です。

 ノイズフロアは、情報が非公開です。

 超小型機は、できるだけ参考にできる情報があって欲しいのですが、この部分は残念です。

 202202281003.jpg

 サンプリング周波数は、先述のように 768kHz/32bitまで対応しています。

 DSDも11.2MHzまで対応し、MQAもレンダリング可能です。

 Bluetooth接続は、非対応です。

 スマホへの接続は、USB-Cケーブルが利用できるAndroidならば、そのまま利用可能です。

 iOSも、他機で説明したのと同じカメラアダプタ方法で利用できますが、専用アプリ(Eddict Player)での連携ができないなどの制限があります。

 なお、Macでは不要ですが、Windowsで利用する際は同社提供のドライバが必要です。

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 ヘッドホン出力は、3.5mmのステレオミニジャックと2.5mmのバランスに対応します。

 この形状の小型でバランスを持つのは珍しいと思います。

---

 以上、SHANLING UA2の紹介でした。

 仕様から言ってAndroidユーザーで、バランス接続を試したい場合に選ぶべき機種でしょう。

 小型ながら出力レベルが高めでたいていのヘッドホンはよく鳴らしてくれそうです。ただ、その分、スマホのバッテリーを多少食いやすく、また、多少熱を持ちやすい部分はあるでしょう。

ーーー

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 【2022年発売】

 12・SHANLING UA5
  ¥32,780 Amazon.co.jp (5/31執筆時)

サンプリング周波数: 768kHz/32bit
バッテリー:6時間
Bluetooth:
コーデック:
入力端子:USB-C
出力端子:3.5mm /バランス (4.4mm)/同軸
出力〈32Ω):112mW(137mW)
ノイズフロア:   
サイズ:68x27x13.5mm
重さ:29g
対応:iPhone Windows Mac Android

 一方、UA2と同じES9038Q2M RT6863を採用しつつ、デュアルDAC・デュアルオペアンプとした製品が2022年に登場しました。

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 軽量・コンパクト性は引き続き保ったままで、OLED画面と、リング上のコントローラーで、かなり細かい操作を可能にしているのが特徴です。

 シングルモードと、デュアルモードの切替も可能です。

 音圧も 137mW@32Ω(バランス時 211mW)ですので、総じて能力が上がっています。

 一方、こちらは、バッテリーを併用する形式になり、シングル6時間・デュアル3時間なので、ロスを考えると、長時間使うものではないという部分は注意点です。


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 【2021年発売】

 13・SHANLING UP5
  ¥21,560 Amazon.co.jp (5/31執筆時)

サンプリング周波数: 384kHz/32bit
バッテリー:15時間
Bluetooth:対応
コーデック:aptX-HD LDAC ほか
入力端子:USB-C
出力端子:3.5mm + バランス (2.5+4.4mm)
出力〈32Ω):112mW(240mW)
ノイズフロア:   
サイズ:68x39x14.5mm
重さ:50g
対応:iPhone Windows Mac Android

 SHANLING UP5 は、中国のSHANLINGが販売するポータブルアンプです。

 他社にもありますが、この製品もBluetoothを搭載する製品です。

 202111041925.jpg

 重さは、50gです。

 軽量ですが、旧機種よりは少し重さが増え、大きくなりました。

 利用形態的に、持ち運んで使う人が最近減っているからかもしれません。

 バッテリーは、シングルエンドのSBC利用時に、15時間です。

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 DACは、米国のESSのES9219Cを採用します。

 昨年モデル(UP4)は、ESSのES9218Pでしたが、質自体は新機種のほうが上でしょう。

 低消費電力で、高ビットレートに対応できる機種です。

 また、FiiO 機でも説明しましたが、DACを左右独立構成で搭載する構成です。

 最近増えていますが、実際音質面で効果はあります。

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 音圧は、3.5mmのステレオ端子からつなげた場合、112mW@32Ω(バランス時 240mW)です。

 なお、本機はバランス出力も対応しますが、通常の3.5mmのヘッドホン出力(シングルエンド)でも、DACが同時に駆動するDUAL DACブーストモードを使えます。

 112mWという値はその場合の値です。バッテリー内蔵型で、この重さ(サイズ)の製品としては、割と優秀と言えるでしょう。

 なお、このモードを利用することによる音質への影響については、言及がないです。

 ノイズフロアは、情報が非公開です。

 202111041925.jpg 

 サンプリング周波数は、 Bluetooth接続時、 96kHz/24bitです。

 一方、普通のUSB DACとして、USB-CケーブルでPCとつなげることも可能です。

 その際は384kHz/32bitで動作します。

 前モデル(UP4)から大幅にパワーアップのはここです。

 これに対応させるためのDACなどを変更し、かわりに重さがすこし増えたということになります。

 202201210042.jpg

 Bluetooth接続は、上表にある全てのコーデックに対応です。

 クアルコムのQCC5120を採用しています。

 Bluetoothのバージョンも、Bluetooth5ですので、安定性も高いです。

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 音質は、極度に小型化したモデルではないので、静粛性は担保されます。

 とくに、ジッター対策は、歴代、共に重視してきた部分で、今回も第三世代FPGA技術の言及がみられます。

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 スマホへの接続は、Bluetoothなので、iOS系・Android系ともフォローします。

 PC・Macについても、Bluetooth経由ならばハイレゾ対応可能です。

 USB-Cポートから有線での接続もできますが、その場合に、ハイレゾに対応できるかは不明です。

 ヘッドホン出力は、3.5mmのステレオミニジャックと、2.5mmと4.4mmのバランスとなります。小さめな製品ですが、240mW@32Ωは出力できるので、問題ありません。

 そのほか、本機は、通話用マイクを内蔵し、スマホ利用時の「会話」に利用できます。着信応答も、本体のダイヤルでできるので、場合によっては便利でしょう。

---

 以上、SHANLING UP5の紹介でした。

 Bluetoothの音質強化が主眼の製品です。ただ、さほど重さを増やさずに、高ビットレートに対応するUSB-DACとしての性質を併せ持った点で「進化」しました。

 似たような構成の機種はFiiO にもありますが、新DAC採用の面白さを含めて、今選ぶならば、こちらも良いかと思います。

次回につづく
ポータブルヘッドフォンアンプのおすすめは、結論的にこれ!

 というわけで、今回は、ポータブルヘッドフォンアンプを紹介しました。

 しかし、記事はまだまだ「続き」ます。

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1・ポータブルアンプの比較 (1)
 1-1:FiiO〈中国〉
 1-2:iFI Audio〈台湾〉
 1-3:Shanling〈中国〉
2・ポータブルアンプの比較 (2)

 2-1:iBasso Audio〈中国〉
 2-2:Astell&Kern 〈韓国〉
 2-3:Radius〈日本〉
 2-4:Hidizs〈中国〉
 2-5:CHORD〈イギリス〉
 2-6:ikko Audio〈中国〉
 2-7:RADSONE〈韓国〉
3・ポータブルアンプの比較 (3)
 =最終的なおすすめの提案【結論】

 続く2回目記事こちら)では、以上の製品を追加で紹介していきます。

軽量性    ★★★★★
音質の良さ  ★★★★★
対応音源の幅 ★★★★★
スマホ利便性 ★★★★★
バッテリー  ★★★★★
総合評価   ★★★★★

 その上で、3回目記事こちら)で、いつものように、ここまで紹介した全機種から、目的別・価格別Atlasのオススメ機種を提案していきます。

 引き続き、よろしくお願いします。

 2回目記事は→こちら

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posted by Atlas at 18:31 | オーディオ製品

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