比較2019'【ハイレゾ対応】ポータブルアンプ20機のおすすめ・選び方:iPhone Android スマホ対応

2019年07月31日

比較2019'【ハイレゾ対応】ポータブルアンプ20機のおすすめ・選び方:iPhone Android スマホ対応

【今回レビューする内容】2019年 ハイレゾ対応ポータブルヘッドホンアンプの性能とおすすめ・選び方:人気機種の違いと人気ランキング iPhone iOS Android対応

【紹介する製品型番】ONKYO DAC-HA200(B) DENON DA-10SPEM TEAC HA-P50SE-B HA-P90SD-B SONY PHA-1A PHA-2A PHA-3 JVC SU-AX01 Pioneer XPA-700 iFI Audio USBDAC nano iDSD Black Label FiiO Q1 MarkII Fiio A5 A3 CHORD Mojo MOJO-BLK iFi xDSD FiiO Q5 FIO-Q5-AM3B FIO-Q5-AM3A FIO-K3

今回のお題
音質の良いハイレゾ対応ヘッドホンアンプのおすすめはどれ?

 ども、Atlasです。

 今日は、2019年7月現在、最新のハイレゾ対応ポータブルヘッドフォンアンプを比較します。

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 ポタアンは、スマホPCなどの音質アップにおいて、最も手軽かつ最適な機器です。

 以下の記事では、「ポタアンの選び方の基本」を紹介したあと、それに基づき、最新製品のスペックを詳しく比較します。

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1・軽量性    ★★★★★
2・音質の良さ  ★★★★★
3・対応音源の幅 ★★★★★
4・スマホ接続  ★★★★★
5・バッテリー  ★★★★★

6・総合評価   ★★★★★

 そして、最後の「結論」部分では、上表のようなポイントから、「Atlasのおすすめ機種!」を提案する形で記事を進めていきます。

1・ポータブルアンプの選び方の基本

 ポータブルアンプは、かなりニッチな製品です。

 そのため、5年以上前に製造された機種もまだ「最新機」だったりします。

 物によっては、「在庫があるから仕方なく売っている」という製品もあるため、「現在の水準」に見合った製品を選ばないと、「失敗」することもあります。

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 結論的にいえば、10万円以内のポタアンを選ぶ場合、「ハイレゾ音源に対応」できていれば、陳腐化が進んでいない「現在水準の機種」と見なせます。

1・サンプリング周波数
 = 96kHz以上
2・ビット数
 = 24bit以上

 「ハイレゾ音源に対応」させる場合、各製品のサンプリング周波数ビット数でいう2つの数値が、上表の基準を(最低限)上回る必要があります。

 CD音源時代は、33.1kHz/16bitあれば良かったため、要求水準は「厳しい」と言えます。

 今回の記事は、こうした基準をクリアした機種「だけ」紹介しています。


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 ハイレゾ音源は、E-ONKYO や、MORA など売られています。これらのハイレゾ音源(Flac/WAV)は、たいていのソースは、96kHz/24bitの音源です。

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 5万円以上の高性能なポタアンは、このスペックを超えた周波数・ビット数の音源も再生できます。

 ただ、こうした音源は、「多くの音楽を楽しむ」というより「音の良さを楽しむ」類のものです。そのため、「音楽を聴きたい」方は、あまり考慮に入れなくて良いでしょう。

 結論的にいえば、96kHz/24bit基準さえ超えたポタアンなら、そうそう「ハズレ」はありません。十分な性能なポータブルアンプと言えるでしょう。


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 一方、ハイレゾの音質を「フル」に活かして聴きたい場合、ポタアンに付ける再生機器(イヤホン/ヘッドフォン/スピーカー)もハイレゾに対応する必要があります。

 具体的に言えば、高音域の再生周波数帯域40kHz以上出せる再生機器(イヤホン/ヘッドフォン)でないと、ポタアンの性能を活かせません

 それぞれの対応機器の探し方については、今回のポタアン紹介記事の記事の最後で、改めて説明します。

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 なお、iOS系のスマホで再生したい場合、iTunesはハイレゾ再生に未対応です。

 そのため、ONKYOのHFプレーヤーなどの、ハイレゾ音源専用のアプリをダウンロードして使います。こちらは無料でダウンロードできます。

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 以上、ポータブルアンプを選ぶ場合の基本を紹介しました。

 こうした要素をふまえつつ、以下で、価格別にポタアンを細かく比較していきます。

2・低価格なポータブルアンプの比較

 ここからは、ハイレゾ対応のポタアンとしては、比較的値頃と言える1万円〜3万円台の製品を紹介します。

 なお、以下の本文では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


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 1・ONKYO DAC-HA200(B) ブラック
  ¥19,800 Amazon.co.jp
(7/31執筆時)

サンプリング周波数: 96kHz/24bit
バッテリー:8時間
サイズ:64x21.7x112 mm
重さ:210g
対応OS:iPhone Android Windows Mac  

 DAC-HA200は、オンキヨーから発売されている、ハイレゾ対応ポータブルアンプです。

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 重さは、210gと比較的軽量小型です。

 バッテリー持続時間も8時間と長めで、サイズ的にポケットインで持ち運べないこともないため、使い勝手の部分からも人気な製品です。

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 DACは、デジタル音声をアナログ音声に変換する回路です。音質傾向に影響を与える部品です。

 この製品の場合、DACは、バーブラウン社PCM5102 搭載します。

 I/V(電流-電圧)変換回路を搭載する製品で、据え置き型のアンプだと、5万円〜7万円ほどの機種によくみかけるもので、性能は良いです。

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 オペアンプは、アナログ音声を増幅する回路で、やはり音質傾向に影響を与える部品です。

 この製品は、新日本無線のMUSES892を搭載します。こちらも評判の良いもので、パーツ単位でも売れています。

 音質は、原音に忠実なオンキヨーの特長が出ており、また、突き抜ける感じのスピード感もありレベルは高いです。

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 サンプリング周波数は、96kHz/24bit対応となります。

 問題ない数値ですが、最近のポタアンは、192kHz/24bit対応がまでが標準となりつつあることを考えると「やや物足りない」とも言えます。

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 スマホへの接続については、USB端子を利用します。

 iPhoneの場合、本体のUSB端子をケーブルでつなげるだけでハイレゾ音質を得られます。

 Androidの場合、AOA2.0に対応していますので、USB端子を利用して接続すれば同じクオリティを得られます。

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 スマホでハイレゾ音源を聞くには、先ほど紹介したように、ONKYOのHFプレーヤーというアプリを使います。

 他社のポタアンでも、このソフトは利用できます。しかし、こちらの機種は、通常1000円のアプリ内課金のあるHDプレーヤーパックが無料で利用できるため、実質的には「1000円分」お得です。

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 以上、オンキヨーDAC-HA200の紹介でした。

 ハイレゾ特有のクリアさ・のびが良く、音の解像感もしっかり出ています。この価格帯のハイレゾ音源用のアンプとして、「比較基準」となりえる優秀作です。


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 【在庫限り】

 2・TEAC HA-P50SE-B 【黒】
 3・TEAC HA-P50SE-R 【赤】

  ¥14,685 Amazon.co.jp (7/31執筆時)

サンプリング周波数:96kHz/24bit
バッテリー:8時間
サイズ:64×21.7×130mm
重さ:210g
対応:iPhone Android Windows Mac

 HA-P50SEは、日本の音響メーカーであるTEAC(ティアック)から発売されているポータブルアンプです。

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 重さは、210gです。

 サイズはONKYOより一回り大きいですが、持ち運べないこともないでしょう。

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 DACは、オンキヨーと同じです。バーブラウン社PCM5102を搭載します。

 オペアンプは、テキサスインスツルメンツのOPA1602を採用します。旧製品はOPA1652の採用でしたが、新型のこちらはさらにレンジが広がった上位機です。

 音質は、オンキヨーに比べると、味付けがないクリアな感じです。この組み合わせは、いわゆる「原音に忠実な」ピュアオーディオ系の音です。

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 サンプリング周波数は、こちらのアンプも、96kHz/24bitまでの対応です。

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 スマホへの接続は、こちらもUSB端子を通します。

 iPhone系端末も、Android系端末も、つなげ方はONKYOと同じです。両者は昨年まで協業関係にあったため、機構も似ています。

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 TEAC HR Audio Player for iOS
 ¥0 iTunes Store

 再生ソフトは、Windows用Mac用と両方用意されています。また、iPhone向けに、TEAC HR Audio Player for iOS という専用再生アプリも用意されています。

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 以上、TEACHA-P50-Bの紹介でした。

 音質面で優れた機種で、サイズも、バッテリーの持続時間(8時間)も、DACもオンキヨーと同様なものを装備しています。

 味付けがないクリアな感じの音質が好みならば、TEACを選ぶのもありでしょう。



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 4・TEAC HA-P90SD-R
 5・TEAC HA-P90SD-B
  ¥19,080 Amazon.co.jp (7/31執筆時) 

サンプリング周波数: 192kHz/24bit
バッテリー:7時間
サイズ:69.6×21.5×123mm
重さ:280g
対応:iPhone Android Windows Mac

  HA-P90SDは、TEAC(ティアック)のポータブルアンプの上位機種です。

 重さは、280gです。

 上位機種の宿命とは言え、本体サイズと重さは下位機種より増えてきます。

 どちらかと言えば、メインは自宅で楽しみたい方向けのサイズでしょう。

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 DACは、先ほどの機種よりも上位のテキサスインストルメントのPCM1795を搭載します。

 高級機にも利用される品質の良い製品です。

 オペアンプは、下位機種と同じでテキサスインストルメンツ社のOPA1652を採用します。

 こちらも比較的新しく、特に増幅時の音の歪みが生じにくいと評判です。

 音質は、TEACの下位機種を踏襲したナチュラル系です。

 一方、2種のマスタークロックを採用するなど、音質はさらに洗練されています

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 サンプリング周波数192kHz/24bitまで対応と、下位機種よりも高音質な音源の再生に対応します。

 そのため、通常のハイレゾ音源のほか、特に高音質な、DSD 5.6MHzPCM 192kHz/24bitの音源にも対応できます。

 ただ、対応する音源(音楽)は、少ない状況です。

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 スマホへの接続は、USB端子を利用します。一方、この機種は前面に液晶モニターが、側面にmicroSDカードスロットが装備されており、単体の音楽プレーヤーとしても利用できる構造です。

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 再生ソフトは、下位機種と同じです。ただし、高性能化に伴って、本体の重さは280gとやや増加していますね。

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 以上、TEACHA-P90の紹介でした。

 多少高価な機種ですが、プレーヤーとして使える利便性や、対応音源の多さ、使われているパーツのグレードなど、多方面にわたりパワーアップしている機種です。

 こうした点で、この機種を選ぶのも「あり」でしょう。


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 6・SONY ポータブルアンプ PHA-1A
  ¥20,480 Amazon.co.jp
(7/31執筆時)

サンプリング周波数:192kHz/24bit
バッテリー:6時間
サイズ:約62 ×18.5×109 mm
重さ:145g
対応:iPhone Android Windows Mac

  PHA-1A は、SONYのポータブルヘッドフォンアンプです。

 同社は、ポタアンのラインナップが多めですが、こちらは、現状において最も安いモデルです。

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 デザインは、アルミケースを使用したスタイリッシュなものです。

 重さも、145グラムです。

 ここまで見てきた製品よりも30%は軽量化されています。サイズも小さいので、持ちはこびも楽でしょう。

 アルミの採用で、外部からのノイズにも強くなっています。ただし、バッテリー持続時間は6時間と少し短いです。

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 DACは、定評のあるイギリスのWolfson社の高性能DAC(WM8740)を使っています。

 オペアンプは、テキサスインストルメンツ社のLME49860です。部品単価は他社機とそうかわりません。

 音質は、他社にないパーツの組み合わせから、割と個性的です。

 とはいえ、高音から低音までのバランス感覚が良く、音の広がりが楽しめるものです。味付けもなく、ハイレゾ向きです。

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 サンプリング周波数は、 192kHz/24bitまで対応です。

 TEACの上位機と同様に、高音質なハイレゾ(PCM音源)にも対応できます。クラシックや過去の名曲は、少数ですがこのグレードの音源もあるので、ファンには嬉しいでしょう。

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 スマホへの接続は、こちらは本体にUSB端子が付きます。

 iPhoneは、スマホに付属している通常のUSBケーブルで利用可能です。

 iPhoneの場合は、ONKYOと同じで、最大96 kHz/24 bitまでの対応です。

 Androidは、ソニー社のXperiaウォークマンに限って対応します。

 こちらは、 192kHz/24bitまで対応です。

 パソコンの場合は、付属するUSBケーブルで利用できます。

 面白い部分は、この機種にUSB給電機能があることです。ポタアンを充電している際、本体につなげたウォークマンも充電できます。ただ、出力は弱く、スマホの充電は非対応です。

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 以上、SONYの PHA-1Aの紹介でした。

 パソコンなどで使う場合、 192kHz/24bitまで対応という余裕のあるスペックが魅力です。

 オンキヨーTEACのポタアンよりも30%は軽いために、持ちはこびの利便さを得たい場合は選択した製品と言えます。


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 7・iFI Audio USBDAC nano iDSD Black Label
  ¥29,160 Amazon.co.jp (7/31執筆時)

 【旧製品】

 8・iFi Audio iFi nano iDSD
  ¥31,726 Amazon.co.jp
(7/31執筆時)

サンプリング周波数: 384kHz/32bit
バッテリー:10時間
サイズ:96x94x25 mm
重さ: 139g
対応:iPhone Windows Mac  

 こちらは、iFi Audioのハイレゾ対応アンプです。

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 台湾のオーディオメーカーの製品でシルバーモデルに続く、このグレードの「二代目」となります。

 また、初代にくらべて、新型は小型化しているほか、出力が35%ほど上がっています。ヘッドホン端子も2系統に増えているため、選ぶなら、新型が良いという状況です。

 なお、DACなどのパーツや、対応フォーマットなどは旧機に準じます。

 本体の重さは、139gです。

 わりと軽量です。

 DACは、バーブラウンのDACです。型番がでておらず、独自モデルのようです。

 オペアンプも、型番非公開です。

 音質は、定評通りです。発売から5年経ちますが、価格以上の解像感を得られる点ではさすがに「名機」です。

 サンプリング周波数は、 384kHz/32bitまで対応しています。

 上表で示した一般的な音源レベルを超える、32bitのPCM音源や、12.4MHzまでのDSD256(Direct Stream Digital)音源の再生にも対応します

 ただ、これは「規格としての対応」であり、このレベルの音源は、ほぼ普及していません

 その点で言えば、好きな音楽を聴く」のではなく、「音質の良い音楽を聴く」ことを楽しみにする人以外は、さほど意味がありません

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 一方、新型になってから、ハイレゾを超圧縮してストリーミング再生に適応できるMQA方式にも対応しました。ただ、こちらも、普及はしていない、という状況です。

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 とはいえ、96kHz/24bitの音源の再生の場合も、AMRの「クリスタルクロック」を採用しているため、デジタルノイズやジッターの軽減は期待できます。

 メーカー曰く、この性能は「もっとずっと高価なDACと争える」とのこと。専門誌での評価も高いです。

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 A・アップル カメラアダプタ MD821 AM/A
  ¥2,876 Amazon.co.jp
(7/31執筆時)

 B・変換名人 USB3.0接続ケーブル
   ¥490 Amazon.co.jp
(7/31執筆時)

 スマホへの接続については注意が必要です。

 第1に、iOS系端末との接続は、カメラアダプタ(A)を経由させてから、その先に変換ケーブル(B)をつける型式にしないと、音質が劣化します。

 第2に、Android系端末は、お使いのスマホがUSB On-The-Goに対応ならば、市販のUSB-OTGケーブルを利用すれば可能と思います。

 しかし、しっかりとした対応の明示がない状況です。

 パソコンは、付属のUSBケーブルだけで対応可能です。

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 以上、 iFi nano iDSDの紹介でした。

 高音質音源が聴けますが、スマホの場合接続は面倒なのが難点です。

 多数の変換ケーブルを利用しないとスマホには接続できないため、ケーブルが不格好になるのが最大のネックです


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 【2018年3月発売】

 9・FiiO Q1 MarkU FIO-Q1MK2
  ¥14,096 Amazon.co.jp
(7/31執筆時)

サンプリング周波数: 384kHz/32bit(PC)
バッテリー:10時間
サイズ:99x59x12.5mm
重さ:101g
対応:iPhone Windows Mac

  FIO-Q1MK2 は、アキバの有名音楽家電店オヤイデ電気が輸入しているポータブルアンプです。

 性能からすると、価格が信じられないほど安い製品です。

 重さは、101gと軽量・コンパクトで、携帯性も良い機種です。

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 DACは、旭化成エレクトロニクスAK4452です。市販のポタアンではあまり見かけた記憶がないですが、3-4万ほどのパワーアンプに搭載される製品ですね。

 オペアンプは、OPA926です。こちらは、注文生産品で市販されていないものです。恐らく、Ti製だと思います。

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 サンプリング周波数は、 384kHz/32bitまで対応しています。 iFi nano iDSDと同水準です。

 音質は、100g程度の超軽量機としては健闘しています。

 全体の解像感は入門機クラスですが、高解像度音源を試聴する場合、値段以上に音質は良いと言えます。

 ただし、価格以上の価値があるわけではなく、3万円以上の高級機には及びません

 スマホへの接続は、iOS系のみフォローし、Androidは明示がない機種です。

 iOS系については、AppleのMFI認証を取っておりリンクは保証されます。また、Lightning-to-micro USBケーブルが付属します。

 その他、Windows/MacにもUSBケーブルでつなげられます。

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 以上、FIO-Q1MK2 の紹介でした。

 同社の旧機種に較べて、基本的スペックが大幅に上がった製品です。バッテリーも10時間保ちますし、入門用のハイレゾ対応ポタアンとして、有力な製品が現れた印象です。

 3万円台のポタアンとは解像感や性弱度の面で差は感じます。しかし、気軽にiOSにつなげて利用するならば、こちらで良いと思います。価格も下落し、入門機としてのお買得感も増しました。

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 10・Fiio A5 ヘッドホンアンプ
  ¥13,000 Amazon.co.jp
(7/31執筆時)

  11・Fiio A3 ヘッドホンアンプ
  ¥9,968 Amazon.co.jp (7/31執筆時)

 なお、同社のヘッドホンアンプとしては、Aシリーズが人気です。

 fiio DAコンバーター D03K-E
  ¥3,520 Amazon.co.jp (7/31執筆時)

 ただし、これらはDAC未搭載のアンプで、別に単体のDACが必要です。なお、同社からは同軸とオプティカルケーブルを変換できるDACが売られています。

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 12・FiiO K3 FIO-K3-B
   ¥12,444 Amazon.co.jp (7/31執筆時

 また、FiiO K3も人気機種で、こちらは、DACに、旭化成エレクトロニクスAK4452、オペアンプにOPA926をそれぞれ採用する点で、Q1の「兄弟機」です。

 ただ、バッテリーを内蔵せず、USB-C給電となる点で、形はポータブルアンプですが、やや特殊です。

3・高性能なポータブルアンプの比較

 続いて、5万円を超えるグレードの、高性能なポータブルヘッドホンアンプを比較します。 


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 13・SONY ポータブルヘッドホンアンプ PHA-2A
  ¥47,304 楽天市場
(7/31執筆時)

サンプリング周波数: 192kHz/32bit
バッテリー:5時間
重さ:290g
サイズ:80x23x133 mm
対応:iPhone Android Windows Mac  

 PHA-2A は、SONYのポータブルアンプの中級機です。

 重さは、290グラムです。

 軽量だった同社の下位機種と比較すると、性能が良い分、小型のデジカメほどの重さがあります。

 バッテリーは、5時間持ちます。

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 DACは、米国のESSテクノロジーES9018K2Mを搭載します。

 初見ですが、ESSにデータスペックはありました。メーカーによると、S/N耐ジッターに優れたDACです。

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 オペアンプは、テキサスインストルメンツ社のTPA6120です。

 JVCも採用していましたが、こちらはWで採用です。やはり、原音への忠実性がより高い仕様です。

 サンプリング周波数は、 PCM音源は192kHz/32bitまで、DSDもPCならば、5.6MHzまで対応しています。一般的に販売されている音源は、どれにも対応できます。

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 音質は、静寂感が下位機種より相当上がっている上で、ノイズも少なく解像感も上位です。

 高音域も余裕があり、一昔前ならば10万円近いグレードはしただろう音質です。バランス接続に対応しているので、可能ならば、試して見ると良いでしょう。

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 スマホへの接続については、USB端子を経由します。

 iOS系は、付属のデフォルトのケーブルでそのままデジタル接続可能です。

 ただし、その場合は(92kHz/24bit)が最大です。ハイスペック対応したい場合は、先述の他機のように、カメラアダプタを利用する型式です。

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  Androidは、市販のOTG対応のUSBケーブルで利用可能です。もちろん、お使いのスマホがUSB On-The-Goに対応していることが必要です。

 ただし、ソニーのXperiaやウォークマンならば、専用デジタル端子により192kHz/24bitの出力に対応します。

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 以上、PHA-2A の紹介でした。

 上位機として平均以上のスペックのある機種です。利用方法としては、重さが270グラムである点から言えば、USBオーディオを使って自宅で利用するために開発された製品と思います。


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 【2018年】

 14・iFi Audio iFi xDSD
  ¥58,320 Amazon.co.jp
(7/31執筆時)

サンプリング周波数: 768kHz/24bit
バッテリー:6時間
サイズ:158x68x28mm
重さ:127g
対応:iPhone Windows Mac Android

 xDSDは、iFi Audioのハイレゾ対応アンプの最新機です。

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 重さは、127gと従来機同様の軽量性を保ちます。

 バッテリー量も6時間と十分でしょう。


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 DACは、バーブラウンDSD1793です。生産は、テキサスインスツルメンツですが、合併する前のバーブラウンの設計となる「最終モデル」です。

 オペアンプは、情報非開示です。

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 サンプリング周波数は、 768kHzまで対応します。音源的には完全に「ほぼ皆無」な世界でしょう。

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 音質は、一方で、従来機よりも低音の充実度とサラウンド感を重視した仕様になったようです。

 XBass+システムの効果で、やや「品の良すぎる」感のあった従来機の特性を改善しています。

 また、ヘッドホン特有の「耳の中からきこえてしまう」という位置感覚を是正する3D+Matrixは、もうひとつの魅力でしょう。

 その上で、新しい、サイバードライブ・アンプ設計ノイズ対策も高度化しました。バランス接続にも対応します。

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 スマホへの接続については、下記の通りです。

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 A・アップル カメラアダプタ MD821 AM/A
  ¥2,905 Amazon.co.jp
(7/31執筆時)

 第1に、iPhone系との接続は、音質を重視したいならば、カメラアダプターを利用し、その先にUSBAケーブル(オス-オス)を差せば良いでしょう。

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 【純正ケーブル】

 USB On-The-Goケーブル
   ¥4,046 Amazon.co.jp (7/31執筆時)

 第2に、Android系は、USB OTGに対応するケーブルを買えば良いでしょう。こちらには、スマホ側USB-Cタイプと、Micro USBタイプがあります。

 パソコンの場合は、付属のUSBケーブルだけで対応可能です。

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 一方、この機種は、Bluetooth接続にも対応します。ただし、コーデックが、AACaptXなので、ハイレゾ音源の伝送には非対応です。この場合はCD音源レベルとなります。

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 以上、iFi Audio xDSDの紹介でした。

 2018年の「最新設計」であり、5万円台のライバル機を研究して、それを上回ることを目標にしただろう機種です。

 音質的には、より力強く、ノイズレスですから、iFi Audioの既存ユーザーの買い替え需要もありそうです。SONYPHA-2A がライバルでしょう。

 その場合、デスクトップで利用することを前提とするならば、恐らく音質は(後発の)こちらの方が良いでしょう。一方、スマホ利用時は、音質を優先すれば、カメラアダプターを利用せざるを得ない点がネックです。

 一長一短があるので「高級機を狙う初心者」はSONYが良いでしょうが、細かい設定を厭わない中級者以上は、こちらでしょう。


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 15・CHORD Mojo MOJO-BLK
  ¥49,980 Amazon.co.jp (7/31執筆時)

サンプリング周波数:768kHz/32bit(PC)
バッテリー:8時間
サイズ:82x 60x22mm
重さ:180g
対応:iPhone Android Windows Mac  

 MOJO(モジョ)は、英国の音響メーカーのCHORDが発売する、小型のポータブルアンプです。

 2015年の発売ですが、サンプリング周波数の広さから、オーディオフリーク中心に人気が出た機種です。

 重さは、180gと高性能なポータブルヘッドホンアンプとしては軽量です。バッテリー量も8時間と十分な水準です。

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 DACは、XilinxArtix7 FPGAを採用しています。

 オペアンプは、型番は非公開です。

 サンプリング周波数は、高性能なDACなどが奏功し、他社にはみられない、PCM 768kHz/32bitDSD256(11.2MHz/1bit)に対応します。

 ただ、市販でここまでの音源はほぼないので、完全に趣味の世界のものではあります。

 音質は、一方、このような超高音質音源は、世の中にさほどないわけですが、パーツ自体が高品質な組み合わせであるため、音の分解性・立体感は定評があります。

 その他、新世代のデジタル信号処理技術で最近注目される FPGAを最大限活かした設計で、音のスピード感、ノイズ処理、分解性などを高める工夫がなされます。

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 A・アップル カメラアダプタ MD821 AM/A
  ¥2,905 Amazon.co.jp (7/31執筆時)

 B・エレコム 変換アダプター USBケーブル
  ¥541 Amazon.co.jp (7/31執筆時)

 スマホへの接続については、やや面倒ですが、小型なので、工夫できそうです。

 iPhone系端末の場合、付属ケーブルとカメラアダプターで接続できます。

 Android系は、市販のUSB OTGケーブルでつなげられます。

 なお、ソニーのハイレゾ対応ウォークマンの場合は、専用ケーブルであるSony WMC-NWH10にて接続が可能です。

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 以上、MOJOの紹介でした。

 iFi Audio xDSDと、おそらく購入層が重複しているだろう機種です。

 ただ、聴き疲れしなさそうという傾向から言えば、どちらかといえば、こちらは第1の選択肢としてよい製品です。技術的にも独自の路線を行っており、面白いポタアンです。


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 【4.4mmバランス出力】(欠品中)

 16・FiiO Q5 FIO-Q5-AM3B
  ¥−−− Amazon.co.jp (7/31執筆時)

 【2.5mmバランス出力】

 17・FiiO Q5 FIO-Q5-AM3A
  ¥57,600
楽天市場 (7/31執筆時)

サンプリング周波数: 384kHz/32bit(PC)
バッテリー:10時間
サイズ:99x 59x12.5mm
重さ:101g
対応:iPhone Windows Mac

  FIO-Q5は、アキバの有名音楽家電店オヤイデ電気が輸入しているポータブルアンプの上位機です。

 重さは、195gです。

 ポタアンとしては十分軽量と言えます。バッテリー量は、最大で10時間とスタミナもあります。

 201806151909.jpg

 なお2機種あります。この機種は、下部のアンプがモジュール式で交換可能ですが、バランス接続時の端子の幅がことなる仕様です。いずれも、普通のヘッドホン端子は付属します。

 201806151912.jpg

 DACは、旭化成エレクトロニクスAK4490ENです。割とマイナーですが、「小型高級機向けハイエンド」として、2016年に出されたものです。これを、左右にWで搭載する仕様です。

 オペアンプは、AD8620と、テキサスインスツルメンツのOPA92の改良型が利用されています。

 サンプリング周波数は、 384kHz/32bitまで対応しています。

 音質は、バランス接続でヘッドホンに出した際の解像感は、言及に値します。気持ちよい音が鳴りました。

 スマホへの接続については、一部対応します。

 iOS系端末の場合、Lightning-to-micro USBケーブルは付属します。そのまま利用が可能です。AppleのMFi認証もとっています。

 Android系の場合、公式にはフォローされません。

 その他、Windows/MacにもUSBケーブルでつなげられます。また、Bluetooth接続もフォローされますが、コーデックはApt-Xまでなので、CD音源レベルです。

---

 以上、FIO-Q5の紹介でした。

 高級機として、かなり作り込まれた製品です。パーツ選びも、コストより音質を優先した傾向が見られ、値段以上の音質を確認できました。

 ポタアン初心者には、ややオーバースペックで、クセが強い気もしますが、バランス接続を目的に購入する中級者以上には、オススメできる新機種ですね。


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 18・SONY ヘッドホンアンプ PHA-3
  ¥56,265 Amazon.co.jp
(7/31執筆時)

サンプリング周波数:384kHz/32bit(PC)
バッテリー:5時間
サイズ:80×29×140.5mm
重さ:290g
対応:iPhone Android Windows Mac  

 PHA-3は、ソニーの最新ポータブルアンプ最上位機です。

 重さは、290gと重い機種です。一方、バッテリー量は、下位機種と同じ水準で5時間ですね。

 201806151746.jpg

 DACは、定評のある32bit対応の高級DACであるES9018Sを搭載します。ES9018K2Mに先行した製品ですが、全体の性能はこちらが上位です。

 オペアンプは、OPA2604LME49860をダブルで使っており、ノイズの少ないクリアな音質です。

 サンプリング周波数は、 PCM音源は192kHz/32bitまで、DSDもPCならば、5.6MHzまで対応しています。

 音質は、このグレードの製品まで来るとPHA-2Aとの差を言葉で表すのは難しいです。

 201611051321.jpg

 しかし、この機種は、次に紹介すJVCのポタアンに採用されていたK2テクノロジーと同じく、ハイレゾに満たない音質の通常音源を最大192kHz/24bit相当までアップコンバートするDSEE HXに対応する機能が付属します。

 その点で言えば、通常音源の音質向上は期待できる点では有利です。


201810130003.jpg

 スマホへの接続は、対応します。制限などについては、ソニーの下位機種のPHA-2Aと同じです。

----

 以上、PHA-3の紹介でした。

 重さがある製品ですが、使われている部品の品質は上位です。

 DSEE HXに対応する部分で音質の底上げもできています。ただ、PHA-2Aとの価格差を正当化するほどの明示的な音質差は感じられない機種ではあります。


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 【2016年】

 19・JVC ポータブルヘッドホンアンプ SU-AX01
   ¥105,800 楽天市場 (7/31執筆時)

サンプリング周波数: 384kHz/32bit(PC)
バッテリー:5.5時間
サイズ:80.4× 28.5 ×153.5mm
重さ:400g
対応:iPhone Windows Mac

  SU-AX01 は、JVCのポータブルアンプです。

 同社は、SU-AX7という普及価格帯の製品もありましたが、現在ではハイエンドのこちらのみの展開です。

 価格や性能的に言えば、SONYPHA-3と近く「ライバル」と言える機種ですね。

 重さは、400gです。

 ソニーと比べると、モバイル性についてはあまり重視されない作りです。バッテリーは、5.5時間の持続力です。

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 DACは、米国のESSテクノロジーES9018K2Mを搭載します。

 SONYでは中級機で採用が見られました。グレードとしては、SONYPHA-3の採用するES9018Sより下です。

 しかし、JVCとしては、音の傾向で選んだようです。いずれにしても、S/N比耐ジッターに優れたDACです。

 201901251215.jpg

 オペアンプは、情報としては非公開です。

 ただ、単体のオペアンプではなく、テキサスインストルメンツ社のLME49713など、複数のチップを組み合わせた高級仕様で、この部分では、SONYに引けを取らないでしょう。

 実際、重量が増えたのは、シャーシが堅牢な部分もありますが、アンプ出力を含めたパーツ構成を充実させた副作用とも言えます。

 ただ、最終的な出力は、電流帰還型を採用するSONYのPHA-3の方が上ではあります。

 201901251224.jpg

 音質は、ポータブルアンプとして、バッテリー駆動で聴いても、音の解像感、無音時の静寂感、大口径のヘッドホンに必要案パワーは、入門機よりワンランク上という印象です。

 201901251226.jpg

 Anker PowerPort 2 Elite
 ¥2,099 Amazon.co.jp (7/31執筆時)

 一方、音質面で言えば、据置で利用する場合、iPad対応の2.1A(2.4A)アダプターを利用すれば、より音の解像感を高められるハイインテンシティモードを搭載します。

 ただ、この部分は良かれ悪しかれで、最も良い音で聴きたい場合、配線が1本が余計に必要とい設計は、ポータブル性の否定であり、ややスマートさに欠けます

 サンプリング周波数(ビット数)としては、 384kHz/32bitですので、ソニーと同等です。

 201806151646.jpg

 また、メカ的に言えば、K2テクノロジーという音源の再計算・アップコンバート技術は注目に値します。

 ハイレゾ音源の補整だけでなく、非ハイレゾ音源(通常音源)のハイレゾ相当へのアップコンバートに対応できますので、通常音源メインのユーザーには最適です。

 ただ、先述のように、SONYDSEE HXという同等のコンバート技術をもっていますので、優位というわけではありません。

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 スマホへの接続は、こちらも本体にUSB端子が付きます。

 iPhoneは、AppleのMFi認証をとっており公式に対応します。USB-A形状の専用端子を利用した接続となります。

 Androidも、市販のUSB OTGケーブルでつなげられます。

 パソコンも、USBケーブルで利用できます。

---

 以上、JVCのポータブルアンプの紹介でした。

 ライバルは、SONYPHA-3でしょう。このグレードになると、単純な試聴では、解像感や音圧・音質上の違いはさほど見られません

 パーツ構成において、JVCは多少「伝統的」で賞を取りやすい構成、SONYは幾分「革新的」で新しい音と言えそうです。ただ、携帯性は皆無なので、こちらは自宅で利用するべき機種となるでしょう。


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 20・Chord Electronics Hugo 2 Black
  ¥189,800 Amazon.co.jp
(7/31執筆時)

サンプリング周波数:768kHz/32bit(PC)
バッテリー:内蔵(7時間)
サイズ:130x100x22mm
重さ:450g
対応:iPhone Android Windows Mac  

 Hugo 2 は、英国の音響メーカーのCHORDが発売する超高性能なポータブルアンプです。前モデルのHugoの後継機種として2017年に発売されるものです。

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 DACは、MOJOと同じく、XilinxArtix7 FPGAを採用します。

 オペアンプは、型番は非公開です。

 PCM 768kHz/32bitDSD256(11.2MHz/1bit)に対応します。

 サンプリング周波数は、Mojoと同じです。

 音質は、しかし、パーツを含めて性能はこちらが圧倒します。

 ポータブルアンプでは同社が唯一であるFPGA技術を活かしながら、音の立体感やノイズ処理を高度に行える端末ですね。パーツも航空機グレード堅牢なシャーシを採用し、外的な振動要因を排除するなど、高レベルにまとめています。

 スマホへの接続は、対応します。

 この機種は、USBのほか、オプティカルケーブル・同軸端子・Bluetoothでも接続が可能です。

 ただし、Bluetoothの場合は、CDグレードの音質です。ただ、同軸端子にせよ、USB以外の接続手段は、基本的には、PCM 768kHz/32bitには対応できないので、基本的にはUSBで楽しむべきものです。

---

 以上、Hugo 2 の紹介でした。

 非常に高額な製品もラインアップする同社の中位機種の新製品です。音質は、後日確認する物の、いずれにしても、趣味性の強い製品であり、本格的に極めるつもりがなければ選ぶ必要はなさそうです。

今回の結論
ポータブルヘッドフォンアンプのおすすめは、結論的にこれ!

 というわけで、今回は、ポータブルヘッドフォンアンプを紹介しました。

 最後に、いつものように、Atlasのオススメ機種を提案しておきます。


 第1に、スマホ用・自宅PC用として、軽量性と音質が両立した機種としておすすめなのは、

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 6・SONY ポータブルアンプ PHA-1A
  ¥20,480 Amazon.co.jp (7/31執筆時)

サンプリング周波数:192kHz/24bit
バッテリー:6時間
サイズ:約62 ×18.5×109 mm
重さ:145g
対応:iPhone Android Windows Mac

1・軽量性    ★★★★★
2・音質の良さ  ★★★★★
3・対応音源の幅 ★★★★☆
4・スマホ接続  ★★★★★
5・バッテリー  ★★★★★

6・総合評価   ★★★★★

 SONYのポータブルアンプPHA-1Aが良いと思います。

 まず、本体の重さが145gと他社モデルよりも軽量で持ち運びやすい点が、評価できます。

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 音質面でも、スマホ利用時でも 96kHz/24bitまでの音源に対応し、iPhoneでもiPhone付属のケーブルで使えるというメリットがあります。

 高性能で高価な機種もありますが、人間の聴覚可能領域や費用対効果・発売されている音源の数を考えると、この機種がベストだと思います。

 さらに、自宅でPCなどで使う場合には、192kHz/24bitまで再生可能ですし、持ちはこびと、自宅兼用としてもオススメできます。

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  Logitec LHC-UAL01BK
  ¥1,214 Amazon.co.jp
(7/31執筆時)

 なお、短めのライトニングケーブルを別に購入すると、携帯が楽です。【Lightningケーブルの比較記事】でより詳しく各種ケーブルを紹介してありますので、興味のある方はご覧ください。


 第2に、iOS用・自宅PC用として、格安で音質が良いと言える機種は、

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 【2018年3月発売】

 9・FiiO Q1 MarkU FIO-Q1MK2
  ¥14,096 Amazon.co.jp (7/31執筆時)

サンプリング周波数: 384kHz/32bit(PC)
バッテリー:10時間
サイズ:99x59x12.5mm
重さ:101g
対応:iPhone Windows Mac

1・軽量性    ★★★★★
2・音質の良さ  ★★★★☆
3・対応音源の幅 ★★★★★★
4・スマホ接続  ★★★☆☆
5・バッテリー  ★★★★★

6・総合評価   ★★★★☆

 FiiO Q1 MarkUでしょう。

 同じ価格帯の入門機である、ONKYODAC-HA200と迷いました。

 しかし、改めて試聴して較べた場合、解像感や音圧・音質などの面で、こちらのほうが良くきこえたため、評価を改めました。

  冒頭にも書きましたが、ONKYOを含めて、大手は、格安機について本体の更新が滞っています。

 こちらは新興メーカーですが、 発売が新しく、パーツの陳腐化も少ない点も評価できます。しかも、 人気機種の「2世代目」として、初代の弱点を潰せている点も、評価できるでしょう。

 とくに、サンプリング周波数の幅の広さは、実用度はともかく、(実験的な意味での)ハイレゾの楽しみを広げるという意味で評価できます。

 現在的に言えば、入門用としてはこの機種が最適でしょう。


 第3に、スマホ用・自宅PC用として、高音質を求める方におすすめできるのは、

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 13・SONY ポータブルヘッドホンアンプ PHA-2A
  ¥47,304 楽天市場 (7/31執筆時)

サンプリング周波数: 192kHz/32bit
バッテリー:5時間
重さ:290g
サイズ:80x23x133 mm
対応:iPhone Android Windows Mac  

1・軽量性    ★★★★☆
2・音質の良さ  ★★★★★★
3・対応音源の幅 ★★★★★
4・スマホ接続  ★★★★★
5・バッテリー  ★★★★☆

6・総合評価   ★★★★★★

 SONYのPHA-2 が良いでしょう。

 201806151631.jpg

  同社には、PHA-3という上位機もあります。しかし、サンプリング周波数的に考えると、「良音を楽しむ」のでなく、「音楽を楽しむ」のならば、ややオーバースペックだと感じます。

 音質の相違も、価格差ほどは感じませんし、このグレードで良いと思います。

 一方、3万円台の製品と比較すると、ノイズも少なく解像感において明らかな音質差を感じます。「ちょっと良い」製品を探しているならば、この機種は有力な選択肢です。

ーーーー

  201810122325.jpg

 【2018年】

 14・iFi Audio iFi xDSD
  ¥58,320 Amazon.co.jp (7/31執筆時)

サンプリング周波数: 768kHz/24bit
バッテリー:6時間
サイズ:158x68x28mm
重さ:127g
対応:iPhone Windows Mac Android

1・軽量性    ★★★★★
2・音質の良さ  ★★★★★★
3・対応音源の幅 ★★★★★★
4・スマホ接続  ★★★★★
5・バッテリー  ★★★★☆

6・総合評価   ★★★★★★

 ただ、自主録音した音源の再生など、「楽曲を楽しむ」というより「ハイレゾを楽しむ」面が強いならば、技術的・性能的には、iFi Audio iFi xDSDが面白いと思います。

 201810122328.jpg

 完全に「趣味の品」で、それも輸入品なので、詳しい説明書などは期待できません。ただ、使っているパーツは洗練されており、「価格以上の音」という同社の良い部分を受け継いだ最新機です。

 スマホは、iPhoneでもAndoridでも割と簡単につなげられますが、USB-OTGケーブルで直付できる点で、Andoridには(見映えの面でも)特にオススメでしょう。

補足:ハイレゾ再生に必要な機器について

 というわけで、今回は、USBポータブルヘッドフォンアンプの話でした。

 なお、このブログには、ハイレゾ再生に対応する音楽関連機器について、以下のような比較記事があります。

 181007-0022-24%.png

1・ハイレゾ対応ヘッドホンの比較
2・ハイレゾ対応イヤホンの比較

 先述のように、ハイレゾ音源に対応するためには、再生機器側の対応も必須です。

 ポタアンと一緒にそうしたヘッドホンを探している方、「ハイレゾ対応」製品を紹介したこれらの記事もよろしくお願いします。

3・Bluetoothヘッドホンの比較
4・Bluetoothイヤホンの比較
5・完全ワイヤレスイヤホンの比較
6・ノイキャンヘッドホンの比較
7・ノイキャンイヤホンの比較
8・Beatsのヘッドホンの比較
9・ライトニング端子イヤホンの比較
10・ウェアラブルネックスピーカーの比較

11・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】

 その他、再生機器については、総計で8つの記事があります。こちらもよろしくお願いします。

 なお、11番は、「多すぎて選び方が分からない」傾向のあるこれらの商品をAtlas流に「まとめ」ています。

ーー

 最後になりましたが、もし今回の記事がお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ、嬉しいです。

posted by Atlas at 11:43 | オーディオ製品

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