比較2017' 最新ビジネスインクジェット複合機25製品の性能とおすすめ(前編)エプソン・ブラザー・キヤノン:A4・A3ビジネスインクジェットプリンター複合機

2017年05月10日

比較2017' 最新ビジネスインクジェット複合機25製品の性能とおすすめ(前編)エプソン・ブラザー・キヤノン:A4・A3ビジネスインクジェットプリンター複合機

今回レビューする製品:2017年 A3 A4ビジネスプリンター複合機の性能とおすすめ:FAX・電話付プリンタ:エプソン・ブラザー・キャノン・PX-105 PX-S740 PX-M740F PX-M741F PX-S840 PX-M840F PX-1004 PX-S5040 PX-M5040F PX-M5041F プリビオ NEO MFC-J887N MFC-J5620CDW MFC-J5820DN MFC-J5720CDW MFC-J6580CDW MFC-J6980CDW MFC-J6995CDW MFC-J997DN MFC-J907DN DCP-J983N  MFC-J6973CDW MAXIFY iB4130 MB2730 MB2130 MB5130 MB5430 EW-M660FT エコタンク搭載プリンター PX-M160T PX-S160T レーザプリンタとビジネスインクジェットのランニングコストの違い・顔料インクと染料インクの違い・評判ランキング

今回のお題
最新モデルから、印刷コストと耐久性のあるビジネスインクジェットプリンター(複合機)を探す!

 どもAtlasです。今日はビジネスインクジェットプリンタービジネスインクジェット複合機(A4・A3)の比較をします。

 なお、このブログ「モノマニア」では、プリンターに関する比較記事を全部で8つ書いています。

1・A4インクジェット複合機(4色)
2・A4インクジェット複合機(6色)

3・A3インクジェット複合機   
4・ビジネスインクジェット →この記事!  
5・A4モノクロレーザープリンタ

6・A4モノクロレーザー 複合機

7・A4カラーレーザープリンタ

8・A3カラーレーザープリンタ

 今回の記事は4番の記事です。

 プリンターは50種類以上レビューしているので、恐らく生産終了品以外のほぼ全ての機種を網羅していると思います。

 今回は、ビジネス用に使うインクジェットプリンタ(複合機)を紹介で、前編・後編と2つの記事に分かれます。

 前編では、いつものように、機種別に解説していきます。後編では、前編で紹介しきれなかった機種を紹介し、最後に、Atlasの「おすすめ機種」を選定していきたいと思います。時間のない方で、オススメだけ知りたい方は、後編記事こちら】だけを読まれてください。

ビジネスインクジェットとは?

 ビジネスインクジェトは、ここ5年ほどで、急速にシェアを拡げた新しいタイプのカラープリンターです。

 

 簡単に言えば、家庭用のインクジェットプリンタを改良し、耐久性・インクコストを低減させ、印刷スピードを上げたプリンタです。

 カラーレーザープリンタと較べた場合、ビジネスインクジェットは、省スペースで、音が静かで、カラー印刷の費用が安い、故障時のメンテナンス料がかなり安いという特長があります。これらの理由から、小規模オフィスや個人事業主向けに、レーザープリンタの代替品として売れています。

 家庭用のインクジェットプリンタと較べた場合、印刷が高速で、耐水性や文字のにじみが少ないという特長があります。その点で、社内文書や企画書などの文字・写真・グラフなどの混在文書の印刷クオリティは総じてビジネスインクジェトの方が高いです。


 ただし、ビジネスインクジェトには共通する弱点もあります。

 第1に、画質です。年賀状や光沢紙などへの写真印刷については家庭用インクジェットほどクオリティが高くありません。例えば、年賀状向けの「縁なし印刷」は未対応です。

 第2に、本体サイズです。家庭用インクジェットに較べると本体サイズが少し大きめです。

 

 したがって、家庭用・ビジネス用として併用を考えている方や、年賀状や写真などを高画質に印刷したい方は、むしろ【こちら】で紹介している6色染料インクの家庭用インクジェット複合機 が良いでしょう。

 現在、ビジネスインクジェットを販売しているのは、エプソンブラザー・キヤノンです。特にエプソンはこの分野の開拓者といえ、安定した品質のモデルを多く出しています。

 それをふまえて、以下では、各社のビジネスインクジェトを1機種ずつ紹介していきます。

エプソンのA4ビジネスインクジェット

 最初にエプソンのA4対応のビジネスインクジェットを紹介します。

 本体の形の異なる3種類のプリンターを紹介します。なお、いつものように、高評価できる点は「赤色」、イマイチな点は「青色」の文字色で説明をしていきます。


  

 1・EPSON ビジネスインクジェット PX-105
  ¥6,057 Amazon.co.jp
(5/10執筆時)

【耐久性能】5万ページ
【インク代】カラー13.1円/モノクロ4.3円
【印刷速度】カラー4.7枚/分、モノクロ9枚/分

【接続方法】無線LAN・有線LAN・USB
【両面印刷】不可
【給紙容量】100枚(75g/m2普通紙使用時)
【スキャナ】なし
【FAX  】なし
【サイズ】 392×264×148(mm)

 1番の PX-105は、スキャナを装備せず、プリンター機能のみを持つインクジェットプリンタです。

 耐久性については、全機種ともに5万ページまでの印刷を保証しています。10万円以下のカラーレーザープリンターの耐久性は3万ページ〜8万ページが標準ですから、こちらは「高耐久性モデル」といえるでしょう。    「5万枚も使わない」という方も、耐久性が高い機種は、作りがしっかりしており故障がしにくいというメリットがあると言えます。   

 

  EPSON 純正インクカートリッジ IC4CL69 4色パック
  ¥3,690 Amazon.co.jp (5/10執筆時)
  EPSON 純正インクカートリッジ ICBK69L 大容量ブラック  
  ¥1,584 Amazon.co.jp (5/10執筆時)  

 インクは4色で、エプソンの69番シリーズを使っています。   

 B_business_018_img01.jpg  

  この機種のインクは4色ですが、全色とも顔料インクです。   

 家庭用のエプソンのインクジェットプリンター(カラリオ)の場合は、染料インクを全色使います。顔料インクは、写真のクオリティを出しにくいのですが、文字印刷、文字/写真混在印刷に強いインクで、ビジネス途にはむしろ適しています。なぜなら、にじみが少なく、耐水性があるからです。

 このインクのランニングコストは、A4のビジネス文書でカラー13.1円/モノクロ4.3円となります。ただし、アマゾンで純正インクがかなり安いため、現実的なランニングコストは、この値よりも2割ほど安いと見込めます。

 印刷速度は、カラー4.7枚/分、モノクロ9枚/分と高速ではありませんが、実用レベルです。また全機種とも、USBの他に無線LANに対応しており、接続性も便利です。

 以上、エプソンのA4ビジネスインクジェットを紹介しました。価格が安く、また印刷コストも安いために、費用的に最も導入しやすいA4プリンターと評価できます。ただ、こちらの両面自動機能がつかないために、印刷コスト削減効果は中途半端とも言えます。


  

 2・EPSON ビジネスインクジェット PX-S740
  ¥13,932 Amazon.co.jp
(5/10執筆時)  

【耐久性能】8万ページ
【インク代】カラー8.9円/モノクロ3.0円
【印刷速度】カラー10枚/分、モノクロ19枚/分

【接続方法】無線LAN・有線LAN・USB
【両面印刷】搭載
【給紙容量】250枚(75g/m2普通紙使用時)
【スキャナ】なし
【FAX  】なし
【サイズ】 収納時:449×380×171(mm)

 つづいて、EPSONのPX-S740を紹介します。こちらも、プリンター機能だけ持つインクジェットです。スキャナー・コピー・ファックスの機能は未付属です。

 耐久性は、先ほど紹介した下位モデルが5万枚でしたが、こちらは8万枚に上昇しています。大量のプリントアウトを予定している場合はメリット性が高いといえます。

 

 EPSON 純正インクカートリッジ IC4CL74 4色パック
  ¥3,730 Amazon.co.jp
  (5/10執筆時)
 EPSON 純正インクカートリッジ IC4CL75 大容量4色パック
  ¥7,780 Amazon.co.jp (5/10執筆時)   
 EPSON 純正インクカートリッジ ICBK75 大容量ブラック
  ¥3,853 Amazon.co.jp (5/10執筆時)

 インク代は、使用するタンクサイズが下位機種よりも大きいため、カラー8.9円/モノクロ3.0円と印刷コストが下位機種よりも大幅に安くなっています。こちらについても、アマゾンでインクが2割程度安く売っていますので、実際のランニングコストはこの数値より2割安いです。もちろんビジネスに強い顔料インクです。

 また、特にこちらの機種は、新型のPrecisionCoreプリントヘッドを採用しているので、印字のクオリティが解像度で600dpiと下位機種の360dpiよりも高画質です。普通紙のカラー印刷のクオリティが上昇するほか、細かい文字の鮮明度も上がるでしょう。

 印刷速度は、カラー10枚/分、モノクロ19枚/分にパワーアップしています。先ほど紹介した下位機種よりも倍近いスピードアップで、ストレスを感じないでしょう。

 201509251543.jpg

 このほか、無線LANが搭載されている点も3機種共通の利点として上げられます。また、自動両面印刷を全機種搭載している点も魅力です。両面印刷ができると、紙代の節約という点で、かなりのメリットです。給紙量も多いため、中規模なビジネスに向いている機種と言えるでしょう。

 以上、エプソンのPX-S740の紹介でした。下位機種に較べると、インクコストが低減され、印刷スピードが上がっている点が評価できます。また、自動両面印刷機能が搭載されているために、用紙コストの面もコスト削減できる点が魅力です。

 また、下位機種にくらべて、給紙量も250枚と多いです。下位機種に較べてやや本体が高いですが、インク代の安さや印字品質の高さを考えればすぐ元が取れるでしょう。A4では最もオススメできると言えます。


  

 3・EPSON ビジネスインクジェット PX-M740F
  ¥17,600 Amazon.co.jp
(5/10執筆時)       

【耐久性能】8万ページ
【インク代】
カラー8.9円/モノクロ3.0円
【印刷速度】
カラー10枚/分、モノクロ19枚/分
【接続方法】無線LAN・有線LAN・USB
【両面印刷】搭載
【給紙容量】250枚(75g/m2普通紙使用時)
【スキャナ】600dpi ADF付き(両面対応・30枚まで)
【FAX  】搭載
【サイズ】 収納時:449×417×243(mm)

 PX-M740Fは、スキャナー・コピー・ファックスの機能が付いた複合機になります。

 なお、使用するインク印刷速度は1つ上で紹介したPX-S740全く同じです。つまり、PX-S740スキャナ・コピー・ファックスの機能を付け足した機種と考えてください。

 201410311105.jpg

 スキャナ部には、上図のようなADF(原稿自動送り装置)も搭載されます。ADFとは、コピー機の上に付いているものと同じで、30枚までの原稿を置くだけで自動で取り込めるスキャナ装置です。

 こちらのADFは両面対応ですので、両面に印刷された書類の取り込みが可能です。ビジネス用途において、これはとても便利です。スキャナの性能も1200dpiとアップしています。

201509251541.jpg  

 FAXの送信はスキャナ経由でも、プリンタ経由でもできます。本体の液晶パネルで送信・受信前に受信原稿を確認することも可能です。

 なお、印刷コスト速度などのプリント面については、使用するインクを含めて下位機種と同じです。1つ上の説明をご覧ください。

  

 4・EPSON ビジネスインクジェット PX-M741F
  ¥21,720 Amazon.co.jp
(5/10執筆時)   

【耐久性能】8万ページ
【インク代】
カラー8.9円/モノクロ3.0円
【印刷速度】
カラー10枚/分、モノクロ19枚/分
【接続方法】無線LAN・有線LAN・USB
【両面印刷】搭載
【給紙容量】500枚(75g/m2普通紙使用時)
【スキャナ】1200dpi ADF付き(両面対応・30枚まで)
【FAX  】搭載
【サイズ】収納時:449×427×308(mm)

 PX-M741Fは、PX-M740Fの「プチ上位版」と言える機種です。

 スキャナー・コピー・ファックス・両面対応ADFに加えて、計500枚までのコピー用紙を入れられる「追加トレイ」が装備されます。下位機種は250枚の給紙トレイのみですが、こちらは2段トレイになります。 

 これら以外の部分は仕様は同じです。


 

 5・EPSON ビジネスインクジェット PX-S840
  ¥22,340 Amazon.co.jp
(5/10執筆時)

【耐久性能】15万ページ
【インク代】
カラー6.1円/モノクロ1.8円
【印刷速度】
カラー20枚/分、モノクロ20枚/分
【接続方法】無線LAN・有線LAN・USB
【両面印刷】搭載
【給紙容量】250枚(75g/m2普通紙使用時)
【スキャナ】なし
【FAX  】なし
【サイズ】収納時:461×422×342(mm)

  PX-S840は、エプソンのA4ビジネスインクジェットのハイグレード機になります。ここまで紹介して機種よりも、いくつかの点で印刷性能が向上しています。ただし、単機能のインクジェットプリンタであり。スキャナー・コピー・ファックス・ADFは未付属です。

 耐久性は、下位機種に較べると高く、15万枚まで上昇しています。大量のプリントアウトを予定している場合はメリット性は高いといえます。業務用として、多量印刷にも十分耐えられると言えます。

 

 EPSON ICBK92L ブラック 大容量
 EPSON ICM92L マゼンタ 大容量  
 EPSON ICY92L イエロー 大容量
 EPSON ICC92L シアン 大容量
  ¥5,615 Amazon.co.jp
  (5/10執筆時)

 インク代は、タンクの大きな92番シリーズを使えます。そのため、カラー8.9円/モノクロ3.0円とレーザープリンターに比べても相当安い価格です。インクジェット複合機は、ランニングコストが高いイメージです。しかし、このモデルについて言えば、その常識を覆しています。

 1セットあたりの単価は高いのがネックですが、1セットで4000枚印刷に対応できるのは、利便性の面では嬉しい部分でしょう。

 印字のクオリティについては、下位機種と同じく新型のPrecisionCoreプリントヘッドを採用しているので高画質です。普通紙のカラー印刷のクオリティが上昇するほか、細かい文字の鮮明度も上がるでしょう。

 印刷速度は、カラー20枚/分、モノクロ20枚/分になります。レーザープリンターに比する高速性を持ちます。

 このほか、下位機種と同じように、無線LAN・有線LANを装備します。自動両面印刷にも対応します。

 以上、エプソンのA4ビジネスインクジェットのハイグレードモデルPX-S840を紹介しました。インクのランニングコストと本体の耐久性を考えれば、最もお得なモデルです。本体もさほど大きくないので、大量に印刷するオフィスなどにこの機種は向いています。 


 

 6・EPSON ビジネスインクジェット PX-M840F
  ¥27,300 Amazon.co.jp
(5/10執筆時)
 6・PX-M840F対応増設トレイ
  ¥8,542 Amazon.co.jp (5/10執筆時)

【耐久性能】15万ページ
【インク代】
カラー6.1円/モノクロ1.8円
【印刷速度】
カラー20枚/分、モノクロ20枚/分
【接続方法】無線LAN・有線LAN・USB
【両面印刷】搭載
【給紙容量】500枚(75g/m2普通紙使用時)
【スキャナ】1200dpi ADF付き(両面対応・30枚まで)
【FAX  】搭載
【サイズ】収納時:461×422×342(mm)

 PX-M840F も、エプソンのハイグレード機種です。また、こちらは、プリンタだけではなく、スキャナー・コピー・ファックス・両面対応ADFの機能が付いた複合機です。給紙容量は250枚までですが、別売りの PX-B750F/PX-B700用のカセットトレイに対応しますので、最大500枚まで給紙が可能です。 

 これら以外の部分は、1つ上で紹介したPX-S840と仕様は同じです。

エプソンのA3ビジネスインクジェット

 さて、ここからは、エプソンのA3対応のビジネス用インクジェットプリンターを紹介してきます。


  

 7・EPSON A3インクジェットプリンター PX-1004
  ¥20,459 Amazon.co.jp
(5/10執筆時)   

【耐久性能】1.8万ページ
【インク代】カラー6.6円/モノクロ2.6円
【印刷速度】カラー5.5枚/分、モノクロ15枚/分

【接続方法】USB
【両面印刷】なし
【給紙容量】100枚(75g/m2普通紙使用時)
【スキャナ】なし
【FAX  】なし
【サイズ】 収納時:616×322×214(mm)

 最初に紹介するのは、エプソンのPX-1004です。写真から分かるように、印刷専用機です。かなりストイックな機種で、接続は無線LANなしのUSBのみです。

 耐久性1.8万ページとやや少なめの機種です。

 

 EPSON 4色パック・ブラック2本入り IC5CL59
  ¥4,518 Amazon.co.jp (5/10執筆時)   

 印字のクオリティは、A4機同様に高いです。先ほども書きましたが、家庭用のエプソンのインクジェットプリンター(カラリオ)の場合、染料インクを使います。顔料インクは、写真のクオリティが出しにくいのですが、文字印刷、文字/写真混在印刷に強いインクで、ビジネス用途に適しています。また、にじみが少なく、耐水性もあります。  

 インク代は、A4換算でカラー6.6円/モノクロ2.6円A4対応プリンタに較べて安価です。A3印刷の場合は単純に2倍のコストです。一方、こちらもアマゾンでは3割ほど安く売っているため、実際のランニングコストは3割ほど安上がりでしょう

 印字速度は、カラー5.5枚/分、モノクロ15枚/分です。必要十分な性能でしょう。

 以上、EPSONのA3ビジネスインクジェットの PX-1004の紹介でした。 この機種は、小売店などのチラシ用などに、「たまにA3を印刷したい方が買う」機種だと思います。


 

 8・EPSON A3 ビジネスインクジェット PX-S5040
  ¥27,980 Amazon.co.jp
(5/10執筆時)   

【耐久性能】8万ページ
【インク代】カラー7.2円/モノクロ2.4円
【印刷速度】カラー10枚/分、モノクロ18枚/分

【接続方法】無線LAN・有線LAN・USB
【両面印刷】搭載(A3対応)
【給紙容量】500枚(75g/m2普通紙使用時)
【スキャナ】なし
【FAX  】なし
【サイズ】収納時:H304×W567×D424(mm)

 PX-S5040 は、プリンターのみの搭載で、スキャナー・コピー・ファックス・ADFの未付属のモデルです。給紙トレイは2つ付いており、計500枚まで給紙可能です。

 耐久性は、8万枚です。A3対応機種としては、頑丈なモデルです。業務用など、大量のプリントアウトを予定している場合はメリット性が高いといえます。

 

 EPSON 純正インクカートリッジIC4CL76 大容量
  ¥9,203 Amazon.co.jp (5/10執筆時)

 インク代は、1回で2200枚まで印刷できるかなり大容量のインクタンクを搭載するために、カラー7.2円/モノクロ2.0円と値段は安めです。とくに、モノクロ印刷は安めです。

 印字のクオリティは、こちらもPrecisionCoreプリントヘッドを採用しているので高画質です。普通紙のカラー印刷のクオリティが上昇するほか、細かい文字の鮮明度も上がるでしょう。

 印刷速度は、カラー10枚/分、モノクロ18枚/分になります。この程度のスピードがあれば、快適に利用できるでしょう。

 このほか、こちらの機種は、無線LAN・有線LANを装備し、自動両面印刷にも対応です。A3も自動両面印刷に対応です。

 以上エプソンのPX-S5040 の紹介でした。大容量インクが使えるのに加えて、インクヘッドの改良で下位機種よりも普通紙カラー印刷の鮮明度が増しています。クオリティを重要視するならば、この機種が良いでしょう。


 

 9・EPSON A3 ビジネスインクジェット PX-M5040F【1段トレイ】
  ¥28,555 Amazon.co.jp
(5/10執筆時)   

【耐久性能】8万ページ
【インク代】カラー7.2円/モノクロ2.4円
【印刷速度】カラー10枚/分、モノクロ18枚/分

【接続方法】無線LAN・有線LAN・USB
【両面印刷】搭載(A3対応)
【給紙容量】250枚(75g/m2普通紙使用時)
【スキャナ】1200dpi ADF付き(両面対応・30枚まで)
【FAX  】搭載
【サイズ】収納時:H418×W567×D486(mm)

 PX-M5040Fは、1つ上で紹介したPX-S5040の上位機です。こちらは、プリンター機能の他に、スキャナー・コピー・ファックス・両面ADFの機能が搭載された複合機になります。

 給紙トレイは1段で、250枚までになります。なお、プリントアウトはA3までできますが、スキャニングについてはA4 までの対応ですので注意してください。

 その他、印刷コスト・速度・使用するインクについては、PX-S5040と同じです。


 

 10・EPSON A3 ビジネスインクジェット PX-M5041F【2段トレイ】
  ¥34,997 Amazon.co.jp
(5/10執筆時)

【耐久性能】8万ページ
【インク代】カラー7.2円/モノクロ2.4円
【印刷速度】カラー10枚/分、モノクロ18枚/分

【接続方法】無線LAN・有線LAN・USB
【両面印刷】搭載(A3対応)
【給紙容量】500枚(75g/m2普通紙使用時)
【スキャナ】1200dpi ADF付き(両面対応・30枚まで)
【FAX  】搭載
【サイズ】収納時:H418×W567×D486(mm)
 PX-M5041Fは、スキャナー・コピー・ファックス両面ADFの機能に加えて、2段トレイ(500枚)が付属するフルスペックモデルです。ただし、こちらもスキャニングについてはA4 サイズまでの対応です。

 それ以外は、下位機種と同じですね。 

ブラザーのA4ビジネスインクジェット

 つづいて、ブラザーのビジネスインクジェット複合機を紹介します。


  

 11・ブラザー プリビオ MFC-J887N 【本体のみ】
  ¥20,790 Amazon.co.jp
(5/10執筆時)  
 12・ブラザー プリビオ MFC-J997DN 【子機電話付属】
  ¥30,569 Amazon.co.jp
  (5/10執筆時)  
 13・ブラザー プリビオ MFC-J907DN  【子機+無線FAX】
  ¥36,689 Amazon.co.jp
  (5/10執筆時)  

【耐久性能】公表なし
【インク代】
カラー8.5円/モノクロ2.7円
【印刷速度】カラー10枚/分、モノクロ12枚/分

【接続方法】無線LAN・有線LAN・USB
【両面印刷】搭載
【給紙容量】100枚(75g/m2普通紙使用時)
【スキャナ】1200dpi ADF付き(片面対応・20枚まで)
【FAX  】搭載
【サイズ】収納時:559×418×365(mm)

 MFC-J880Nは、ブラザーのA4サイズでは最も安価な「ビジネスインクジェット」です。   

 3モデルありますが、MFC-J887Nは複合機本体のみの構成、MFC-J997DNは本体にワイヤレス電話子機が付属するタイプ、 MFC-J907DNは、これらに加えて、電話コンセントとプリンタの間がワイヤレスにできる無線FAX対応機です。

 その他の点は同様で、インクも同じものを使っています。

 201608291052.jpg

 なお、3機種いずれもFAXの受診が可能です。ブラザーの場合、本体の液晶画面でもファックスを確認できるため、用紙代の節約になります。

 さて、これらの機種ですが、価格・性能的に考えると、エプソンの PX-M741Fがライバルでしょう。例えば、印字速度は、カラー10枚、モノクロ12枚と、両者にさほどの差は見られません。

 自動両面印刷機能も、無線LANも、両社の機種とも搭載されています。ただし、ブラザーのこの機種場合、給紙容量が100枚とEPSONに較べると少ないです。一方で、本体の大きさはほとんど変わらないため、エプソンのモデルの方にくらべ省スペース性で劣ると言えます。

 ADF(原稿自動送り装置)片面のみ対応です。エプソンのPX-M740Fが両面対応と言うことを考えると、やはり物足りない印象です。 

 耐久性は、ブラザーは、エプソンと違って数値を出していません。レーザープリンターの代用品として、ビジネスに用いられるほど頑丈に設計されているか分からない点、若干不安が残ります。


 BROTHER お徳用4色パック LC211-4PK
  ¥3,645 Amazon.co.jp
(5/10執筆時)  

 インク代は、カラー8.5円・モノクロ2.7円です。エプソンの PX-M741Fと較べるとインクは安いです。ただ、エプソンの上位シリーズに比べると、インク代は同じほどですね。

 印字のクオリティは、しかしながら、全色に顔料インクを採用するEPSONとは異なり、黒のみ顔料インクで、他の色は染料インクです。染料インクは、家庭用の写真(フォト)印刷の場合は、優れた性能を持ちますが、耐水性やにじみの少なさの点で劣るので、業務用としては一般的に不向きと言われます。

 その点で、「ビジネスインクジェット」という分野では、4色顔料インクのエプソンにメリット性がありそうです。


 

14・ブラザー プリビオ DCP-J983N 【2017】
  ¥31,511 Amazon.co.jp  (5/10執筆時)      

【耐久性能】公表なし
【インク代】
カラー4.6円/モノクロ1.0円
【印刷速度】カラー10枚/分、モノクロ12枚/分

【接続方法】無線LAN・有線LAN・USB
【両面印刷】非搭載
【給紙容量】100枚(75g/m2普通紙使用時)
【スキャナ】1200dpi
【FAX  】搭載
【サイズ】420×341×172mm

  DCP-J983N は、ブラザーのA4サイズでは最も大きなインクタンクを搭載する機種です。

 ただし、一点だけ注意が必要で、こちらは、ビジネスインクジェットとして売られている製品ではない点です。「DCP」から始まる、型番は、ブラザーでは「家庭用」で、通常プリンターの延長線上の製品です。従ってFAX機能が装備されませんし、ビジネスに必要な耐久性も保証されません

 しかし、こちらは1年保証終了後も、3年間で1回無償修理が受けられる変則三年保証なので、小規模オフィスなどでは需要がありそうですので、紹介します。

 印字速度は、カラー10枚、モノクロ12枚と、先ほどの機種と同じスペックです。自動両面印刷や無線LANも同様に搭載し、給紙湯量も同じく100枚となります。

 ADF(原稿自動送り装置)は、その一方非搭載で、このあたりが、ビジネス向け設計ではないといえる点でしょうね。

 耐久性も、ブラザーは明示しません


 インクカートリッジ お徳用4色パック LC21E-4PK
  ¥17,280 Amazon.co.jp
(5/10執筆時)  

 インク代は、カラー4.6円・モノクロ1.0円です。この点では、A4のカラープリンタでは最高水準のコスパです。ただし、1回交換する際にかかる費用は結構しますね。

 なお、製品に最初に付属する「スターターインクカートリッジ」は、インク量が少ない別物なので、さほど、時を経ず「追加費用」が必要になります。これは、メーカー問わず、どのプリンターも同じなので、「あまり使わないだろうけど、付属インクが多そうだから、大容量モデルを買う」というのは間違いです。

 印字のクオリティは、他機種と同様で、のみ顔料インクで、他の色は染料インクで、写真に向いた品質ですね。

 以上、DCP-J983N の紹介でした。インクのコスパが良い機種です。ただ、本体の耐用枚数が不明時である点と、先ほど書いた「スターターインク」にまつわる部分は選ぶ場合には注意してください。

ブラザーのA3ビジネスインクジェット複合機

 つづいて、ブラザーのA3ビジネスインクジェットを紹介します。


  

 15・ブラザー プリビオ ネオ MFC-J5620CDW 【有線ファックス付】
  ¥26,780 Amazon.co.jp
(5/10執筆時)
 16・ブラザー プリビオ ネオ MFC-J5820DN【無線ファックス・電話付】
  ¥27,645 Amazon.co.jp (5/10執筆時)

【耐久性能】公表なし
【インク代】
カラー6.1円/モノクロ1.4円
【印刷速度】カラー18枚/分、モノクロ20枚/分

【接続方法】無線LAN・有線LAN・USB
【両面印刷】搭載 A4のみ
【給紙容量】250枚(75g/m2普通紙使用時)
【スキャナ】2400dpi ADF付き(片面対応・20枚まで)
【FAX  】搭載
【サイズ】480×290×186mm

 これらは、ブラザーのA3対応モデルでは最もお買得なモデルです。

 2機種ありますが、MFC-J5620CDWは、プリンタ・スキャナ・コピー・ファックスが付属した複合機で、MFC-J5820DNは、無線ファックスと電話が付いたオールインワンの上位モデルです。

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 MFC-J5820DNの場合、電話機用の受信ボックス(写真右)が付属しており、電話線を這わせずに、プリンタにつなげられる無線ファックス対応機になります。受信ボックスを電話線の近くに設置するだけでよいので、プリンタや電話の設置の自由が利きます。

 この2機種は、手差しトレイだけではなく、通常のトレイからもA3印刷が可能です。また、用紙トレイは1つ付属で250枚まで対応です。ただ、自動両面印刷機能はA4までしか対応しません

 ADF(現行自動送り装置)が付属します。枚数は下位機種に比べて35枚まで対応に伸びましたが、やはり両面には非対応です。普通のスキャニングについてもA4 までの対応です。


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 ブラザー工業 大容量タイプ お徳用4色パック LC219/215-4PK
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 ブラザー工業 インクカートリッジ大容量タイプ (黒) LC219BK  
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 印刷コストは、カラー6.1円・モノクロ1.4円と、ブラザーらしくかなり安価です。インクはさらに割引価格で売られていることから考えてもコスト面では有利なプリンタです。

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 印刷クオリティは、このモデルは「技ありインク」という新しいインクを使っており、色の再現領域が13%ほど高くなっています。コントラストが高いメリハリのある印刷が可能です。ただ、ブラックインクは、文字印刷に強い顔料インクで、その他は写真向けの染料インクのため、ビジネス文書に特化した場合はやはりエプソンにメリット性があります。ただ、これは一長一短であり、例えば、ビジネスでも、写真を印刷する場合、また、印刷してからラミネート加工するなどの場合は、印刷クオリティの高いこちらが有利でしょう。

 一方、ビジネス文書に特化した場合は、顔料インクを4本搭載するエプソンにメリット性があります。

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 その他、A4サイズの自動両面印刷機能や、無線LANに対応しており、使い勝手は良さそうです。液晶パネルもカラーで視認性も良いですね。

 ただし、ADF(現行自動送り装置)は、片面原稿のみ、A4までの対応です。エプソンが両面対応である点から見るといくぶん物足りません。耐久性も、エプソンと違って数値を出していません。業務用と考えると、給紙トレイが150枚というのはやや少ないかもしれません。


  

 17・ブラザー プリビオ ネオ MFC-J5720CDW
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【耐久性能】公表なし
【インク代】
カラー6.1円/モノクロ1.4円
【印刷速度】カラー18枚/分、モノクロ20枚/分

【接続方法】無線LAN・有線LAN・USB
【両面印刷】搭載 A4のみ
【給紙容量】500枚(75g/m2普通紙使用時)
【スキャナ】2400dpi ADF付き片面対応・50枚まで)
【FAX  】搭載
【サイズ】490×345×308mm

 MFC-J5720CDWは、ファックス機能が付いたプリンター複合機です。ただ、電話や無線ファックスは付かないタイプです。
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 その代わり、片面のみ対応ながら50枚まで読み取れるADF(現行自動送り装置)と、250枚まで給紙できるトレイが2つ付属します。A3用紙と、A4用紙に分けて入れられる点でとても便利です。ただ、自動両面印刷機能はについてはA4までしか対応しません。また、スキャニングについてもA4 までの対応です。

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 多機能ですが、サイズも奥行きが35センチを切るというコンパクトサイズです。

  

 ブラザー工業 大容量タイプ お徳用4色パック LC219/215-4PK
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 ブラザー工業 インクカートリッジ大容量タイプ (黒) LC219BK  
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 適応するインクは下位機種と同じで、印刷ユニットも同じなので、速度なども同様になります。そのため、詳しくは1つ上の説明をご覧ください。

後編の予告!
ビジネスインクジェットプリンター複合機のおすすめは結論的にこれ!

 というわけで、ここまでの前編記事では、A4とA3のビジネスインクジェットの比較をしました。

   

 続く後半記事こちら】では、ブラザーの最上位機を紹介した後、キヤノンのビジネスインクジェットプリンターを5機種紹介します。

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 また、エプソンから新しく発売された、コストパフォーマンスが圧倒的に高い「エコタンクプリンター」 EW-M660FT PX-M160T PX-S160Tについても、あわせて紹介したいと思います。

 その後、前編・後編を合わせた全機種から、目的別・用途別に「Atlasのおすすめ機種!」を提案していきます!

 後編記事は→こちら

 最後になりましたが、今回の前編記事がもしお役に立ったようならば、以下のTwitter Facebook はてなブックマーク ボタンなどから記事を共有していただければ幸いです!!(↓)

posted by Atlas at 16:37 | Comment(0) | プリンター

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