【今回レビューする内容】2024-2025年 小型無線LANアダプターの価格・性能とおすすめ:USB Wi-Fiレシーバー:PCI-Express対応:Wi-Fi6 Wi-Fi6E対応:機種の違いと速度別ランキング:Windows 11 Mac OS 対応情報
【比較する製品型番】バッファロー AirStation WI-U2-866D WI-U2-866DM/N WI-U3-866DH WI-U3-866DHP/N WI-U3-2400XE2 WI-U3-2400XE2/N WI-U2-433DHP WI-U2-433DMS WI-U3-866DS WI-UG-AC866 ASUS USB-AC68 PCE-AX58BT WI-U3-1200AX2I WI-U3-1200AX2 ティーピーリンク TP-Link Archer TX50UH Archer TXE72E Archer T3U nano Archer TX20U Plus TX3000E Archer TX50E Archer T2U Nano TL-WN725N T2U Plus AC1300 Archer T3U T4U V3 Archer T4U Plus AC1900 T9UH T4E T2UB Nano Archer TX20UH X20UH/A Archer TX20E Archer TX20U Archer TXE70UH I-O DATA WLP-U2-433DM T3U Plus T2U V3 ASUS TXE75E PCE-AX58BT/J エレコム WDC-XE2402TU3-B WDC-X1201DU3-B WDC-867DU3S2 MSI GUAX18 NETGEAR Nighthawk A8000-100PAS インテル Intel AX200.NGWG.DTK
今回のお題
電波が強く信頼性の高い無線LAN子機のおすすめはどの製品?
ども、Atlasです。
今日は、2024年12月現在、最新の無線LAN(Wi-Fi)子機の比較です。
速度別にわけながら、USB接続タイプとPCIタイプの両方を紹介していきます。
1・無線LAN子機の比較 (1)
1-1・選び方の基本の説明【導入】
1-2・USB子機〈Wi-Fi5〉
:〜867Mbps
1-3:高速なUSB子機〈Wi-Fi6, 6E〉
:〜2,401Mbps
2・無線LAN子機の比較 (2)
2-1:PCI Express子機〈Wi-Fi6, 6E〉
:〜2,401Mbps
2-2・最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、はじめに「選び方の基本」を説明します。
その上で、速度の遅いものから順番に、現行の各機比べていきます。
最新のWi-Fi6・Wi-Fi6E (11ax)対応の子機を含めて、日本のデンキヤで手に入るモデルは全機種紹介するつもりです。
最大速度 ★★★★★
到達距離 ★★★★★
携帯性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
また、最後の「結論」部分では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種!を提案するつもりです。
よろしくお願いします。
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1・高速な無線LANルーターの比較
2・格安な無線LANルーターの比較
3・超高速 Wi-Fi 6 対応ルーターの比較
4・爆速のWi-Fi7対応ルーターの比較
5・メッシュWi-Fiの比較
6・無線LAN中継機の比較
7・無線LAN子機の比較
なお、今回の記事は、このブログ「モノマニア」の無線LAN関係記事の第6回目記事として書きました。
1-1・無線LAN子機の選び方の基本
具体的な製品紹介にはいる前に、無線LAN子機の「選び方の基本」を、書いておきます。
主には各製品の「最大速度」についての話になります。
そのほか、Macで利用したい場合の注意点や、ルーター(親機)側の性能に由来するネット速度の限界などにも触れます。
はじめに、速度についての話からです。
詳しい方なら常識ですが、無線LANは、5GHz帯と、2.4GHz帯があります。
特徴が異なるため、「速度重視」で子機を選びたい場合には、この部分の子機のスペックの読み方を理解しておく必要があります。
1・5GHz帯の最大速度
第1に、5GHz帯について説明します。
5GHz帯は、11ac規格(Wi-Fi5)などで利用している帯域です。
2.5GHz帯に比べて「理論上の最高速度が速い」周波数帯でなので、多くの場合、家庭での通信はこの帯域を使っています。
5GHz帯は、電子レンジや近隣のWi-Fi電波などとの「混線に比較的強い」周波数帯域でもあり、よく使うので、子機を選ぶ場合にも重視するべき帯域です。
今どきの無線LAN親機ならば、11ac規格(Wi-Fi5)の通信にはどの機種も対応しています。
最大速度は、最新の無線LAN親機で、「アンテナ4本」搭載の親機だと1734Mbps(=217MB/秒)」です。少し古い「アンテナ3本」機でも1301Mbps(=163MB/秒)の速度は出せます。
しかし、子機のほうが、親機に対応する本数のアンテナを持たないと、この速度には至りません。
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結論的にいえば、小型サイズのUSB子機(右図)だと「アンテナ2本」が限界です。
少し大きい(左図)でも「アンテナ3本」です。
「アンテナ4本」は、デスクトップPC用(PCIe接続)のみ存在します。
こうした点から言えば、一般的には「アンテナ2本」搭載の機種から選ぶのが無難と言えます。
2・2.4GHz帯の最大速度
第2に、2.4GHz帯についてです。
2.4GHz帯は、11g・11bなどの低速通信規格もありますが、速度的には11n(Wi-Fi4)が最も速度が出ます。
現状で、どんな格安親機でも11n(Wi-Fi4)に対応していないものはないです。
無線の最大速度は、5GHz帯ほど強くないです。
特殊な256QAM圧縮をしない限り、最大でも600Mbpsという速度です。
ただ、2.4GHz帯は、電波自体の到達距離が長いという特長があります。
フリースポットやホテルのWi-Fi、また家庭用の格安の「無線LAN親機」は、この規格だけ利用している場合、または、それしか受信できない場合もあります。
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結論的にいえば、子機を選ぶ際は、2.4GHz帯も、専用「アンテナ2本」以上を搭載する製品を選ぶべきでしょう。
3・Wi-Fi6子機の最大速度
第3に、Wi-Fi6(11ax)対応の子機についてです。
このブログの【Wi-Fi6対応無線LANルーターの比較記事】でも書きましたが、2019年頃から11ac規格(Wi-Fi5)を超えてさらに高速な、Wi-Fi6(11ax)対応するルーターが登場しました。
最新のルーターの多くが、すでに対応になってきています。
Wi-Fi6の場合、新しい圧縮方式を使うので、同じアンテナ本数でも速度が速くなります。
また、5GHz帯はワイドバンド(160MHz)に対応することで、アンテナ2本でも、最大2401Mbps出せる子機も現れています。
Wi-Fi6(11ax)は、多くの家族がいる方など、複数同時接続時の安定性も高いというメリット性もあります。
無線LAN子機も、Wi-Fi6(11ax)対応の子機が出はじめました。
現状でUSBタイプで「アンテナ2本」、PCI-Eタイプで「アンテナ2本+WB」が最大です。
ただ、USB子機タイプでこの規格に対応するものは「大きめ」なので、基本的には据置用です。
加えて、2022年から通信規格対応が、日本でも始まったWi-Fi6Eの対応子機がではじめました。
速度は、Wi-Fi6と変わりませんが、新しい6GHz帯が利用できるのがポイントになります。
6GHz帯は、チャンネル数が多く、とくに、安定通信に有利なワイドバンド帯域(160MHz)にチャンネルが3つ確保できます。
また、ご近所で普及してない帯域である部分と、Wi-Fi4(11n)・Wi-Fi5(11ac)など、遅い端末は入ってこれない部分で、速度が稼げる帯域です。
全帯域で飛行機や気象レーダーと被らない帯域ですので、(一時的な)ネットの断線(DFS待機)の懸念も減少します。
良いとこ取りですが、先述のように2022年に規格対応したばかりなので、親機は【Wi-Fi6ルーターの比較記事】で紹介したような、最新上位機のみ対応です。
4・インターネット速度の限界
第4に、「インターネット速度の限界」についてです。
これは、Wi-Fi6に限られませんが、今回紹介する子機のなかには「1000Mbps超え」のモデルもあります。
インターネット速度の限界は、しかし、その場合も「1000Mbps」にあります。
これはルーターとモデム(終端装置)とをつなげるLAN(WAN)の仕様に速度的な限界があるからです。
上級の親機(2.5Gbps・10Gbpsクラス)は、対処があります。ただ、そういった対策のあるのは、超高速の光回線を契約している方に向けたような、一部の高級機に限られます。
もちろん、家庭内で完結するネットワーク間の場合は、普通の親機でも(理論上)1000Mbpsは超えられますし、アンテナ数が多いことも、通信安定性の部分で「無駄」ではないです。
この部分の話は、親機について書いた【無線LANルーターの比較記事】で詳しく書きました。
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このほか、パソコン側のUSB接続端子の仕様も、速度面のボトルネックになることも言及しておきます。
パソコンで最も一般的なUSB3.0端子は、規格上、625メガバイト/秒(=5000Mbps)まで通せます。しかし、複数のUSB機器をつなげる場合、帯域が混むことにより、それ以下でも、実行速度が大幅に落ちる場合があります。
子機の場合、複雑な相互通信をするためです。各製品のレビュー評価はばらつくのはこの要素もあります。
5・Macでの子機の利用制限
第5に、Mac OSでの無線LAN子機の利用についてです。
Macは、だいぶ昔からWi-Fiが全機内蔵なので、子機のニーズはあまりないかと思います。
あり得るとすると、内蔵型の調子が悪い場合の交換用、あるいは、速度に不満を感じる場合の交換用です。
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結論的にいえば、(しかし)OS11.0以降、Macは、「Apple側がドライバを用意しないUSB機器」が「使用不可」という仕様になりました。
そのため、現状の最新OSを含めて、無線LAN子機の利用はMacではできない状況です。
Anker USB-C to イーサネットアダプタ
¥2,690 Amazon.co.jp (12/13執筆時)
対応策は、持ち運んで使う方については思いつきません。
しかし、据置で使う場合は、(有線LANならばドライバがフォローされるので)純正やサードパーティのアダプタを買って使うことはできます。
その上で、ケーブルを【無線LAN中継機の比較記事】で書いた製品のうち、LAN端子があるモデルに引き込んで、中間経路を「無線化」するくらいでしょう。
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以上、無線LAN子機の選び方の基本を4点紹介しました。
結論的にいえば、性能重視で選びたい場合、各帯域に対応する「アンテナ2本」搭載した、11ac規格(Wi-Fi5)の最大833Mbps(104MB/秒)のUSB子機を選ぶのが、現状では、総合的な満足度が高いと言えます。
それ以下だと、速度面のボトルネックが出やすいですし、それ以上だと、本体は大きくなりますし、性能的にもオーバースペック気味でと思います。
今回は、そういった機種を含めて、以上のような順番で、いろいろな製品を見ていこうと思います。
1-2・格安な無線LAN子機(Wi-Fi5)
はじめに、比較的格安で小型な機種から紹介します。
だいたいは、Wi-Fi5(11ax)の製品です。
速度は最も速いもので最大で867Mbps(約108メガバイト/秒)まで出せる製品があります。
いずれも「そこそこな速度で使えればよい」という場合に選ぶべき格安機になります。そのため、広いご自宅などで、現時点ですでに電波状況に不安がある場合は、もう少し上位グレードを考えても良いかなと思います。
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なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2024年発売】
1・バッファロー WI-U2-866D WI-U2-866DM/N
¥2,481 Amazon.co.jp (12/13執筆時)
速度:最大866Mbps
速度規格:Wi-Fi5
セキュリティ:WPA WPA2 WPA3
対応OS :Windows
本体サイズ:幅15×奥行21×高8mm
WI-U2-866DMは、バッファローの販売する無線LAN子機です。
サイズは、幅15×奥行21×高8mmです。
各社通しでみても、この速度規格だと超小型になります。
接続規格は、Wi-Fi5(11ac)です。
2.4GHz帯は、400Mbps(=50メガバイト/秒)までです。
5.0GHz帯は、866Mbps(=108メガバイト/秒)までです。
本機は、両帯域ともに、アンテナ2本ですので、この速度が出せます。
今どき決して「高速」とは言えないものの、入門機として、不便なく使える水準はクリアしています。
なお、2.4GHz帯で300Mbps以上の速度が出るのは256QAMという圧縮技術に対応するためです。
ただ、この規格はWi-Fi5や、それ以降の対応要件ではないため、必ずしも、お持ちのルーターでこの速度が出るわけでもないです。
セキュリティは、WPA3も対応です。
Wi-Fi5機だと、発売時期によって非対応の機種も割とあるのでポイントでしょう。
通信安定性は、ビームフォーミングとMU-MIMOともに対応します。
ビームフォーミングは、親機側の対応も必要ですが、親機が子機の一を判別して、適切に電波を飛ばせるため、障害物に強くなります。
MU-MIMOも、親機側の対応が必要ですが複数同時接続でも接続を安定化させることができます。
対応するOSは、Windowsです。
Macは、OSのバージョン問わず、非対応との説明です。
接続は、同社のAOSS機能が使えます。
ボタン一つで接続でき、セキュリティ設定までやってくれるので、対応する同社の親機との相性は良さそうです。
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以上、バッファローのWI-U2-866DMの紹介でした。
出幅の少ないタイプだと、各社とおしでみても、最小と言って良い製品です。子機の場合、そう複雑な処理をするわけでもないので、このサイズでも安定受信できるでしょう。
ただ、アンテナ位置は調整できない上で、小型機ですので、ご自宅などでWi-Fiの本数がMAXに立たないよう安電波が弱い場所の場合、もうすこし大きくても良いとは言えます。
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なお、本機と同様の小型機は、他社からもでます。
順番にみておきます。
【2022年発売】WDC-867DU3S後継機
2・エレコム WDC-867DU3S2
¥2,818 Amazon.co.jp (12/13執筆時)
速度:最大866Mbps
速度規格:Wi-Fi5
セキュリティ:WPA WPA2
対応OS :Windows Mac (-10.15)
本体サイズ:幅16×奥行34×高さ8mm
第1に、エレコムのWDC-867DU3S2です。
本体形状は、小型です。
ただ、発売時期の関係もありますが、出幅は22cmです。
バッファローより大きめです。
接続規格は、Wi-Fi5(11ac)です。
2.4GHz帯は、300Mbps(=37.5メガバイト/秒)までです。
5.0GHz帯は、866Mbps(=108メガバイト/秒)までです。
2.4GHz帯は、先述の256QAMに非対応の関係で、バッファローより遅いです。
ただ、普及している規格でもないので、実質は「同等」と考えて良いです。
通信安定性は、ビームフォーミングZとMU-MIMOに対応です。
ただし、同社の場合、汎用規格(ビームフォーミング)との接続は保証せず、エレコムの親機(ビームフォーミングZ)との接続時のみの保証です。。
対応するOSは、Windowsです。MacはOS10.15までしか対応しません。
WPA3には非対応です。
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結論的にいえば、この程度のサイズの違いだと、筐体が大きいことにあまり意味はないでしょう。
主に発売時期による違いですが、今買うならば、バッファロー機でしょう。
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【2022年発売】
【極小タイプ】T3U Nano/A
3・TP-Link MU-MIMO Archer T3U nano
¥2,454 Amazon.co.jp (12/13執筆時)
【小型タイプ】
4・TP-Link MU-MIMO AC1300 Archer T3U
¥2,255 Amazon.co.jp (12/13執筆時)
速度:最大866Mbps
速度規格:Wi-Fi5
セキュリティ:WPA WPA2
対応OS :Windows Mac (-10.15)
本体サイズ:幅15.7×奥行19.85x高さ7.39mm
第2に、TP-LinkのArcher T3Uシリーズです。
同社は、Wi-Fi機器に強さをもつ中国のグローバル企業です。
本体形状は、同じ速度で2種類あります。
極小タイプ(左図)は、出幅は、7.39mmですので最小サイズです。
ユニットが小さい分、ノイズの影響は受けやすいとは言えますが、小型サイズ同士で比べれば、五十歩百歩でしょう。
小型タイプ(右図)は、出幅は1.5cmほどあります。
ノイズ対策の部分で極小タイプよりわずかに有利です。
エレコム機とだいたい同じサイズになります。やはり、極小タイプとそう大きく、受信環境はかわらないと思います。
接続規格は、Wi-Fi5(11ac)です。
2.4GHz帯は、400Mbps(=37.5メガバイト/秒)です。
5.0GHz帯は、866Mbps(=108メガバイト/秒)までです。
アンテナ2本で、速度は、先述のバッファロー機と同じです。
通信安定性は、ただ、MU-MIMOは採用ですが、ビームフォーミングは未記載です。
対応するOSは、Windowsのほか、OS10.15までならMacにも対応です。
WPA3にも非対応です。
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結論的にいえば、「超小型」のほうば、バッファロー機に比する小ささです。
ただ、ビームフォーミングやWPA3への対応部分で、このタイプで今選ぶならば、バッファローでしょうか。
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【2020年発売】
【通常製品】
5・バッファロー WI-U2-433DMS
¥2,380 Amazon.co.jp (12/13執筆時)
【法人向け製品】
6・バッファロー WLP-U2-433DM
¥2,600 楽天市場 (12/13執筆時)
速度:最大433Mbps
速度規格:Wi-Fi5
セキュリティ:WPA WPA2
対応OS :Windows Mac (-10.15)
本体サイズ:幅18×奥行33×高さ8mm
第3に、バッファローのWI-U2-433DMS です。
同社の旧機(下位機)です。
法人用は「IEEE 802.1X/EAP認証」という法人向けのセキュアなルーターに対応させるための特殊モデルです。一般向けではないので、選択肢にしなくてOKです。
小型ですが、本機はアンテナ1本です。
2.4GHz帯の電波は、最大150Mbps(=18.8メガバイト/秒)です。
5.0GHz帯の電波は、433Mbps(=54.1メガバイト/秒)です。
いずれも弱いので、速度的に今選べる製品ではないです。
通信安定性の部分でも、ビームフォーミングのみ対応ですし。
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【2019年発売】
【極小タイプ】
7・TP-Link Archer T2U Nano
¥1,083 Amazon.co.jp (12/13執筆時)
【小型タイプ】
8・TP-Link Archer T2U V3
¥1,673 Amazon.co.jp (12/13執筆時)
【極小タイプ(廉価版)】
9・TP-Link TL-WN725N
¥556 Amazon.co.jp (12/13執筆時)
【極小タイプ(Bluetooth版)】
10・TP-Link Archer T2UB Nano/A
¥2,200 Amazon.co.jp (12/13執筆時)
速度:最大433Mbps
速度規格:Wi-Fi5
セキュリティ:WPA WPA2
対応OS :Windows Mac(-10.15)
第4に、TP-LinkのArcher T2Uシリーズです。
同社の下位機(廉価版)となります。
接続規格は、Wi-Fi5(11ac)ですが、本機もアンテナ1本なので、やはり遅いです。
また、TL-WN725Nは激安ですが、Wi-Fi4(11n)です。
5GHz帯が使えず、最大150Mbpsな廉価版です。
一方、T2UB Nano/Aは、Wi-Fi5ですので、両帯域が扱える上で、Bluetooth受信機の機能もある、2in1です。
両方必要な場合は便利でしょうが、速度がネックです。Bluetoothも4.2なので、あまり新しくないと言えます。
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結論的にいえば、いずれにしても、アンテナ1本機は、速度面で陳腐化が激しいです。
現状で選べないでしょう。
【2017年発売】
11・BUFFALO WI-U3-866DS
¥3,461 Amazon.co.jp (12/13執筆時)
速度:最大866Mbps
速度規格:Wi-Fi5
セキュリティ:WPA WPA2
対応OS :Windows Mac(-10.15)
本体サイズ: 幅27×奥行74×高さ14mm
WI-U3-866DSは、バッファローの販売するWi-Fi5クラスの無線LAN子機です。
本体形状は、 幅27×奥行74×高さ14mmです。
明らかに大型です。
発売時期の関係もありますが、アンテナの小型化ができない世代の旧製品とはいえます。
本機の旧機よりは小さいのですが、それでも出幅は5cm強ありますので。
一方、面白いのは写真のようなフックと0.5mの延長ケーブルが付属している点です。
この製品をノートの上部に付けることが可能です。
見映えの悪さを置いておけば、構造的にこの接続法のほうが通信は安定します。
接続規格は、Wi-Fi5(11ac)です。
アンテナ2本なので、2.4GHz帯は300Mbp、5.0GHz帯は、866Mbpsです。
通信安定性の面では、ビームフォーミングは対応で、MU-MIMO技術への非対応です。
対応するOSは、こちらはWindowsとMac 10.15までです。
先述のバッファローのAOSSにも対応です。WPA3は非対応です。
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以上、バッファローのWI-U3-866DSの紹介でした。
ここまえ大きい場合、アンテナ形状と、設置機器のノイズからアンテナが離せる部分で、「超小型」より通信は安定化するように思います。
ただ、MU-MIMO技術への非対応というのは、若干陳腐化してはいます。
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【2023年発売】
12・BUFFALO AirStation WI-UG-AC866
¥6,280 Amazon.co.jp (12/13執筆時)
速度:最大866Mbps
速度規格:Wi-Fi5
セキュリティ:WPA WPA2
対応OS :Windows Mac(-10.15)
本体サイズ:15.2×42×66mm
このほか、バッファローからは、大きめのスティック型としてWI-UG-AC866という製品展開もあります。
ただ、これは少し特殊な製品です。
というのも、テレビなどのAV機器やPCの有線LANポートに接続し、「有線LANの経路をWi-Fi化」するタイプの子機です。
大手がよくこのようなニッチな製品を発売したなと思いましたが、【TV録画向けNASの比較記事】で書いた(ソニーから同社が引き継いだ)PS(プレステ)向けのTV録画システムのNASNEの「ワイヤレス化」を主に意図しているようです。
それならば、一定度のニーズがあるでしょうし、妙に納得しました。
このほか、子機側で、5GHz/2.4GHzの一方を選べる「5GHz/2.4GHzスイッチ」が付属します。これも独特な仕様ですが、(思いつかないですが)なにかしら便利に感じる方はいるかもしれません。
【2024年発売】
13・バッファロー WI-U3-866DH WI-U3-866DHP/N
¥2,980 Amazon.co.jp (12/13執筆時)
【2016年発売】(旧機種)
14・バッファロー WI-U2-433DHP
¥3,820 Amazon.co.jp (12/13執筆時)
速度:最大866Mbps
速度規格:Wi-Fi5
セキュリティ:WPA WPA2 WPA3
対応OS :Windows
本体サイズ:幅18×奥188×高さ14mm
WI-U3-866DHPシリーズは、エレコムの販売する無線LAN子機です。
旧機は、アンテナ1本(最大433Mbps)です。値段からしても今選ばなくてOKです。
サイズは、伸ばした場合ですが、幅18×奥188×高さ14mmです。
下位機にもあったアンテナ型です。
先述のように、見た目ほどの効果はないです。
特に、ノートPCだと、USBケーブルで延長しなくても、超小型でもノートの向きを少し変えるほうが効果がある場合が多いですし。
ただ、ルーター近くなどで電波強度が強い場所で、安定速度を得たい場合は「お守り」程度の効果はあるかと思います。
接続規格は、Wi-Fi5(11ac)です。
2.4GHz帯は、400Mbps(=50メガバイト/秒)までです。
5.0GHz帯は、866Mbps(=108メガバイト/秒)までです。
本機は、両帯域ともに、アンテナ2本の256QAMですので、この速度になります。
先ほど、同社の「超小型」で説明した通りです。
セキュリティは、WPA3も対応です。
通信安定性は、ビームフォーミングとMU-MIMOともに対応します。
対応するOSは、Windowsです。
Macは、OSのバージョン問わず、非対応との説明です。
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以上、バッファローWI-U3-866DHPシリーズの紹介でした。
先述のように「お守り」程度の効果ですが、例えば、ゲーミングノートPCなどで、ルーターの近くで継続的に強い電波が欲しい場合は候補でしょう。
ただ、そうした用途の場合、後ほど見るWi-Fi6以上のほうが良いかもしれません。
また、現状で(ノートPCなどの)内蔵Wi-Fiだと弱いから交換を考えているという場合も、同じことが言えます。ただし、後者の場合は、むしろ親機側の交換を考えた方が効果的ということは補記しておきます。
詳しくは【無線LANルーターの比較記事】の冒頭の「選び方の基本」で書きました。
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なお、この速度規格のアンテナタイプの製品は、他社からもでています。
順番にみておきます。
【2020年発売】
15・TP-Link Archer T3U Plus
¥3,069 Amazon.co.jp (12/13執筆時)
【2019年発売】
16・TP-Link Archer T2U Plus
¥2,400 Amazon.co.jp (12/13執筆時)
速度:最大866Mbps
速度規格:Wi-Fi5
セキュリティ:WPA WPA2
対応OS :Windows Mac (-10.15)
本体サイズ:幅57.8 x 奥行173.4 x 高さ18 mm
第1に、TP-Linkの Archer T3U Plusです。
先述のように、Wi-Fi機器に強さをもつ中国のグローバル企業です。
旧機(下位機)となる T2U Plusは、アンテナ1本(最大433Mbps)ですので、選ばない方が良いです。
本体形状は、幅57.8 x 奥行173.4 x 高さ18 mmです。
バッファロー機とそこまでかわりません
モバイル性は期待できないタイプです。ハイゲインの外部アンテナ搭載なので、指向性はそこそこですが、先述のように、見かけほどの違いはないです。
接続規格は、Wi-Fi5(11ac)です。
2.4GHz帯の電波は、400Mbps(=50メガバイト/秒)です。
5.0GHz帯は、866Mbps(=108メガバイト/秒)までです。
アンテナ2本の256QAMですので、バッファローと変わりません。
通信安定性は、本機もMU-MIMOは採用ですが、ビームフォーミングは不採用です。
対応するOSは、Windowsのほか、OS10.15までならMacにも対応です。
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結論的にいえば、先述のように、アンテナタイプは積極的には推しません。
本機の場合、ビームフォーミング・WPA3にも対応しませんし、やや陳腐化しています。
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【2021年発売】
17・TP-Link Archer T4U Plus
¥4,190 Amazon.co.jp (12/13執筆時)
速度:最大867Mbps
速度規格:Wi-Fi5
セキュリティ:WPA WPA2
対応OS :Windows Mac(-10.15)
本体サイズ:84×156.3×19.2 mm
第2に、TP-Link Archer T4です。
付属のUSB-Aケーブルで外付けするタイプです。
速度は、先ほどの機種と同じです。
しかし、やや大型の高感度アンテナ搭載のモデルです。
本機も、見かけほどの効果はないです。
ただ、ケーブルでPCというノイズ源から離せるで、直付けよりは電波状態は良くなるでしょう。
通信安定性は、本機は、MU-MIMO技術と(汎用規格としての)ビームフォーミングに両対応なので、優秀です。
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結論的にいえば、入門機として、自宅に常において使うならば、選択肢にできます。
ただ、自宅で使う場合、もう少し速度に余裕がある機種を選んでも良いでしょう。
1-3・高速なUSB子機〈Wi-Fi6 6E〉
つづいて、理論上、1200Mbps(150メガバイト/秒)以上の速度がでる高速タイプのWi-Fiアダプターをみていきます。
USB接続では、現状で「最高速」が出せる規格になります。
速度規格は、Wi-Fi6(11ax)、あるいは、22年以降に登場した6GHz帯が使えるWi-Fi6E(11ax)です。Wi-Fi5(11ac)のモデルもわずかにありますが、少し古めのものになります。
なお、下位互換があるため、ご自宅のルーター(親機)がWi-Fi5だとしても(最高速は出せないだけで)どの機種でも「使え」ますので、そこは安心してください。
【2024年発売)
18・TP-Link Archer TX50UH
¥5,300 Amazon.co.jp (12/13執筆時)
速度:最大2402Mbps
速度規格:Wi-Fi6
セキュリティ:WPA WPA2 WPA3
対応OS :Windows のみ
本体サイズ:長さ111.7x高さ14.8x幅30.5mm
TX50UHは、中国のTP-Linkが販売する、Wi-Fi6対応の子機です。
形状は、USBスティック形状です。
サイズは、長さ111.7x高さ14.8x幅30.5mmです。
長めですし、通信安定性も含めて、ケーブルを利用する外部接続がおすすめです。
接続規格は、Wi-Fi6(11ax)です。
こちらは、アンテナ2本になります。
2.4GHz帯は、最大574Mbpsです。
5.0GHz帯の電波は、最大2402Mbps(=300メガバイト/秒)です。
数字的に5GHzはアンテナ2本でも高速ですが、これは、WB(ワイドバンド)に対応するからです。
ただし、ルーター側もこれに対応する必要はあります。対応しない場合は、最大でその半分です。
それでも(まあ)速いといえますが。
注意点は、ルーターを4-5年買い替えていない方です。
この場合、Wi-Fi5(11ac)のWBなしのアンテナ2本なので、上表の数字です。
まあ、この手の製品をお探しの方は、ルーターを新調したからでしょうし問題ないです。
古い場合も、先行投資にはなります。
通信安定化は、ビームフォーミングとMU-MIMOと双方に対応です。
ここは、Wi-Fi6の構成要件なので、Wi-Fi6の場合は他社機も付くことにはなります。
その上で、通信保護の面で、最新のWPA3に対応するのがワンポイントと言えます。
対応するOSは、Windowsのみです。
また、Windowsの場合、プラグ&プレイでそのまま使えるとしています。
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以上、TP-Link Archer TX50UH の紹介でした。
大きさに問題ない使い方ならば、現在的には、本機のような、Wi-Fi6(11ax)の「アンテナ2本」あたりの子機を買うのが「おすすめ」です。
10万円以下のノートPCやデスクトップでも、普通このクラス以上が「内蔵」ですから。現在、ご自宅がWi-Fi6対応ルーターでない場合も、先述のように、将来への投資になるかと思います。
一方、後ほど見るように、同社の上位機を含めてWi-Fi6Eに対応する上位品は、同サイズで、また、さほど値段差がなく手に入る状況です。
「先行投資」という観点では、そちらの方が良いようには思います。
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なお、同じように、可動式アンテナを搭載した、Wi-Fi6対応機は、他社らも出ています。
順番にみておきます。
【2023年発売】
19・ TP-Link Archer TX20UH/A
¥5,400 Amazon.co.jp (12/13執筆時)
20・ TP-Link Archer TX20UH
¥4,555 楽天市場 (12/13執筆時)
速度:最大1201Mbps
速度規格:Wi-Fi6
セキュリティ:WPA WPA2 WPA3
対応OS :Windows
本体サイズ:11.7 x 14.8 x 30.5 mm
第1に、 TP-LinkのTX20UHです。
同社の旧型です。
2種の型番がありますが、性能は同じです。
サイズは、幅111.7 × 高さ14.8 × 奥行30.5 mmです。
速度は、アンテナ2本のWi-Fi6機ですが、ワイドバンド非対応です。
そのため、最高速度は(速いとは言え)先ほどの機種の半減です。
選ぶならば、新型でしょう。
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【2023年発売】
21・MSI GUAX18
¥4,980 Amazon.co.jp (12/13執筆時)
速度:最大1201Mbps
速度規格:Wi-Fi6
セキュリティ:WPA WPA2 WPA3
対応OS :Windows のみ
本体サイズ:82 x 19 x 30mm
第2に、MSIの GUAX18です。
同じく台湾の大手PC周辺機器メーカーのMSIの製品です。
長さは、10.2cmで、重さは37gです。
多少ですが加減があります。
本機も、付属のクレードルとUSBケーブルでも使えますが、つなげて使う場合にとくに「スマート」といえるアンテナ形状でしょう。
速度は、こちらも先述のワイドバンドに対応しないので、最大速度は、TP-LINKよりは遅くなります。
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【2023年発売】
22・バッファロー WI-U3-1200AX2I
¥4,050 楽天市場 (12/13執筆時)
速度:最大1201Mbps
速度規格:Wi-Fi6
セキュリティ:WPA WPA2 WPA3
対応OS :Windows のみ
本体サイズ:幅80×高さ22×奥行30mm
第3に、バッファローのWI-U3-1200AX2Iです。
接続規格は、Wi-Fi6(11ax)です。
いずれも、アンテナ2本になります。
ただし、ワイドバンド非対応なので、5GHz帯の最大速度はTP-LINKには負けます。
一方、このシリーズは、他機にはないユニークな特徴があります。
ドライバーを本体メモリに内蔵していて、そのままインストールできる仕様です。
ネットにつなげない状態で、光学ドライブなどもない場合、便利なシーンはありそうです。
サイズは、幅80×高さ22×奥行30mmです。
結構太く見えますがさほどでもないです。重さはただ44.6gです。
本体形状は、USBスティック形状です。
また、他社機と比べると、可動式のアンテナではないですが、ここは大きな性能差にはならないでしょう。
万一、入らない場合は、こちらも、延長ケーブルと、縦置き用のクレードルも付属です
通信安定化は、ビームフォーミングとMU-MIMOと双方に対応です。
対応するOSは、本機もWindowsのみです。
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結論的にいえば、速度は最大で刃ないですが、同社の親機を利用している方は相性面では選べるとはいえます。
ただ、後で見るように、同社は同じ筐体でWi-Fi6E対応が出ているので、選ぶならば、そちらでしょう。
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【2022年発売】
23・ エレコム WDC-X1201DU3-B
¥3,191 Amazon.co.jp (12/13執筆時)
速度:最大1201Mbps
速度規格:Wi-Fi6
セキュリティ:WPA WPA2 WPA3
対応OS :Windows のみ
本体サイズ:88.0x 28.0 x14.0mm
第4に、エレコムのWDC-X1201DU3-B です。
速度を含めて、仕様は、1つ上のバッファローと同じです。
サイズ(約88.0x 28.0 x14.0mm)は、ただ、厚みがないほか、重さが25gと割と軽めです。
専用台座が未付属となる部分も違いと言えます。
接続安定性は、Wi-Fi6なので、その構成要件となる、ビームフォーミングとMU-MIMOと双方に対応です。
ビームフォーミングは、自社仕様(ビームフォーミングZ)です。
Wi-Fi6子機の場合(おそらく)他社の親機でも有効になるので、特に意味はないでしょう。
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結論的にいえば、(相性から)親機のメーカーがエレコムの方が選べる機種と言えます。それ以外の場合は、速度を含めtえ、とくに本機でなくても良いでしょう。
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【2022年発売】
24・IODATA WN-DAX1200U
¥5,550 楽天市場 (12/13執筆時)
速度:最大1201Mbps
速度規格:Wi-Fi6
セキュリティ:WPA WPA2 WPA3
対応OS :Windows のみ
本体サイズ:幅76×奥行28×高さ15mm
第4に、アイオーデータのWN-DAX1200Uです。
こちらも、速度を含めてバッファロー機・エレコム機と同じです。
サイズは、幅76×奥行28×高さ15mmで、重さが29gです。
1つ上のエレコムとほぼ同様のサイズです。
エレコムと同じく後発の利点で、ライバルのバッファローより小型化したと言えます。
延長ケーブルは付属しない機種です。サイズ的に、隣のポートを塞がないかは事前にチェックしておくと良いでしょう。
一方、小型化する場合、発熱による不安定化が心配になります。
しかし、IODATAは、放熱板経由で、本体表面とUSBコネクタに熱を逃がす工夫の説明があります。
熱は筐体表面に主に逃げそうですし、PC側の端子への影響についても問題なさそうです。この部分で、「ワンポイント」の安心感を得られるといえます。
接続安定性は、Wi-Fi6なので、その構成要件となる、ビームフォーミングとMU-MIMOと双方に対応です。
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結論的にいえば、ノートPCなどへの直挿で使う予定の方で、ここまでみたWi-Fi6製品だと、USBポートが「厳しい」という環境の場合は、本機が良さそうです。
サイズ・重さの部分ほか、放熱の部分に説明がある点でも安心感があります。
【2024年発売】
25・バッファロー AirStation WI-U3-2400XE2
¥4,976 楽天市場 (12/13執筆時)
26・バッファロー AirStation WI-U3-2400XE2/N
¥5,380 Amazon.co.jp (12/13執筆時)
速度:最大2402Mbps
速度規格:Wi-Fi6E
セキュリティ:WPA WPA2 WPA3
対応OS :Windows 11のみ
本体サイズ:幅80×奥行30×高さ22mm
AirStation WI-U3-2400XE2 は、バッファローの販売する製品です。
同社では初となる、Wi-Fi6Eに対応する子機です。
2系統ありますが、流通経路の違いで性能は同じです。
本体サイズは、幅80×奥行30×高さ22mmです。
同社の場合、突起部を除く長さですので、幅は同じほどかと思います。
あまり小型化していないのは熱対策のためでしょう。
可動式のアンテナはないですが、あまり問題には思えません。
こちらも、スタンドが付属です。
重さも、47.4gです。
接続規格は、Wi-Fi6Eです。
3つの帯域が選べるトライバンド対応です。
速度は、最大2402Mbpsです。
2.4GHz帯は574Mbpsですが、5GHzと6GHzは、2041Mbps(300MB/秒)出せます。
TP-LINKで書いたようにワイドバンド(WB)が使えるからです。
親機の対応も必要ですが、最近は対応機が多いので、あっても損ではないでしょう。
通信安定性は、ビームフォーミングとMU-MIMOと双方に対応です。
対応するOSは、6Eは、Windows11がマストです。
なお、バッファローの親機ならばAOSS対応で、接続設定は容易です。
その上で、同社の下位機と同じでインストーラー内蔵で、ドライバのダウンロードなしで「CDレスインストール」ができます。子機という性質上意味がある機能です。
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以上、バッファローのAirStation WI-U3-2400XE2の紹介でした。
Wi-Fi6Eに対応させるために欲しい方は多そうな製品です。冒頭書いたように、この帯域は、近所の電波との混線、気象レーザーによる切断、あるいは、遅いWi-Fi機器がつながらない点で、実質的な速度を稼げるといえます。
上級者に限りますが、試す価値はあるでしょう。逆に言えば、特段対応するルーターを購入するつもりがないならば、サイズが大きめですし選択肢にしなくて良いかと思います。
なお、バッファロー以外も、可動式アンテナがないタイプの、Wi-Fi6Eおよび、Wi-Fi6対応モデルがあります。順番にみておきます。
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【2024年発売】
27・エレコム WDC-XE2402TU3-B
¥5,018 Amazon.co.jp (12/13執筆時)
速度:最大2402Mbps
速度規格:Wi-Fi6E
セキュリティ:WPA WPA2 WPA3
対応OS :Windows 11のみ
本体サイズ:幅88×奥行28×高さ14mm
第1に、エレコムのDC-XE2402TU3-Bです。
接続規格は、こちらも、Wi-Fi6Eです。
ワイドバンド(WB)対応でのアンテナ2本機なので、速度はバッファローと変わりません。
本体サイズは、幅88×奥行28×高さ14mmです。
重さは、31gです。
突起を含めない場合、幅は75.5cmです。
バッファローと比べると厚みと高さなく、全体としてスッキリした外観です。
小型で放熱対策がない場合、放熱が心配です。利用時間によってはその部分が問題になりやすそうな感じはあります。
スタンドは、未付属です。
通信安定性は、ビームフォーミングとMU-MIMOに対応です。
ビームフォーミングは、自社独自の上位規格となるビームフォーミングZですが、子機の場合、と応していても大きな意味はないでしょう。他社ルーターとのコンビでも、ビームフォーミング対応ルーターならば、通信は最適化される(はず)です。
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結論的にいえば、スリムですが(放熱)部分が不明瞭です。問題ないとしても、限界ギリギリを攻めている感じがあります。
常時接続というわけではなく、限定した時間の利用を想定していそうです。スタンドをつけていないのは、コストカットほか、常時接続には使って欲しくない意図もありそうです。
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【2024年発売】
28・TP-Link Archer TXE70UH
¥6,900 Amazon.co.jp (12/13執筆時)
速度:最大2402Mbps
速度規格:Wi-Fi6E
セキュリティ:WPA WPA2 WPA3
対応OS :Windows 11のみ
本体サイズ:幅111.7×奥行30.5×高さ14.8mm
第2に、TP-LinkのXE70UH です。
接続速度は、バッファロー・エレコム機と同じで、アンテナ本数も同じです。
サイズは、幅111.7×奥行30.5×高さ14.8mmです。
幅の表記は、突起と台座を加味したものかと思いますが、短くはないです。
ただ、厚み(高さ)は薄めで、ネットギア同様、可動式アンテナがあります。
アンテナ調整で電波感度が劇的に上がるかは置いておくとしても、拡げた状態で使う場合、放熱面で有利な部分と、アンテナがノートPCから離せるので、感度面もごくわずか有利かなとは思います。
ビームフォーミングとMU-MIMOも、Wi-Fi6の必須要件なので、備えます。
あとは、他機と大きな違いはないです。
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結論的にいえば、熱対策には問題なさそうですし、こちらは選べる端末です。
ただ、外観形状はバッファローのが少し良くみえます。
次回に続く!
USB無線LANの子機のおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回はUSB無線LANの子機の比較の1回目記事でした。
しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。
2・無線LAN子機の比較 (2)
2-1:PCI Express子機〈Wi-Fi6, 6E〉
:〜2,401Mbps
2-2・最終的なおすすめの提案【結論】
2回目記事(こちら)では、USBタイプのWi-Fi6・Wi-Fi6E対応機をもう少しみたあと、、PCIe接続の製品をみていきます。
最大速度 ★★★★★
到達距離 ★★★★☆
携帯性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、いつものように、今回紹介した全機種から、目的別、予算別に「Atlasのおすすめ機種!」を提案します。
引き続き、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら!
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