【今回レビューする内容】2024年 自動車用ポータブルナビの性能とおすすめ・選び方:パナソニック ゴリラほか 小型カーナビ:FM-VICS・フルセグ対応:軽自動車・トラック対応 小型5インチ -大画面 7インチ:無料地図更新期間の違いや人気・性能ランキング
【比較する製品型番】パナソニック GORILLA CN-G1500VD CN-G750D セイワ PIXYDA PNM90F PNM89F ドリームメーカー DPLAY-1011ATP PN0907BTP PN0907AT PN0907B PN0907BT PN0905ATP(2023) PN1011ATP PN0907A PN0707A ダイヤモンドヘッド OVER TIME OT-N710AK OT-N903AK OT-TN910K OT-N707K OT-DN706K ロードクエスト RoadQuest RQ-G8 RQ-G10 RQ-A1021PVF AID AP-L7ST KYPLAZA KYP007X MAXWIN NV-A002E MAXWIN NV-A010G NV-A002E KAIHOU JWLFD B0BNNX8B5 8 seathestars nPLAce DIANAVI DT-RC323 DT-DR023 DNK-83F DNK-Y313 快適生活 2024年度版アシストナビ car-037 ほか
今回のお題
地図が正確な最新ポータブルナビのおすすめはどの機種?
ども、Atlasです。
今日は、2024年11月現在、最新の自動車用のポータブルナビの比較です。
自分で設置可能で、外して持ち運べるポータブルナビ限定でみています。
機能面では、不正確な無料地図を搭載する製品が最近増えたので、ゼンリンほか、日本の大手出版企業が出している市販地図をベースにした製品かに注目して比較しています。
そのほか、対応GPSの数と精度や、地図の縮尺の細かさ、市街詳細地図の多さ、大型車用に幅員の配慮があるトラックモードの有無、あるいは、無料の地図更新の有無に注目して比較していきます。
1・ポータブルナビの比較 (1)
1-1:選び方の基本の紹介【導入】
1-2:パナソニック(ゴリラ)
1-3:ロードクエスト
1-4:セイワ
1-5:ドリームメーカー
1-6:ダイヤモンドヘッド
2・ポータブルナビの比較 (2)
2-1:ダイヤモンドヘッド〈続き〉
2-2:他の企業
2-3:最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、「選び方の基本」はじめに説明します。
その後、上表のような企業順に各製品をみていきます。
地図の詳しさ ★★★★★
更新費用の安さ ★★★★★
GPSの精度 ★★★★★
テレビの画質 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
以下では、いつものように、各製品を紹介していきます。
そして、最後の「結論」では、上表のポイントから、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。
---
1・カーナビの比較
2・ドライブレコーダーの比較
3・自動車用消臭剤/消臭機の比較
4・ポータブルDVDプレーヤーの比較
なお、今回の記事は、このブログの、カーエレクトロ関係の比較記事の1回目として書きました。
1-1・ポータブルナビの選び方の基本
1・対応GPS衛星の数
2・地図の種類と精度
3・TVチューナーの種類
4・画面サイズ
5・地図更新の費用
具体的な製品紹介にはいる前に、ポータブルナビの「選び方の基本」を説明しておきます。
上表にある5点について、順番に説明していきます。
第1に、対応GPS衛星の数です。
日本国内で補足できる衛星電波は、アメリカのGPS衛星(31機)のほか、ロシアのグロナス衛星(24機)と、日本のみちびき(4機)です。
一方、カーナビならどの衛星も補足できるわけではなく、各機への対応が必要です。
格安機の場合、GPSのみという場合が多いですので、まずこの部分がポイントとなります。
第2に、地図の種類と精度です。
地図の提供社もナビの販社も、得に格安品は精度についての情報をあまり詳しく書かないため「分かる限り」ですが、以上のようにまとめられます。
いずれにしても、メーカー、機種によって搭載される地図とその精度に差があるのは確かです。簡単にグレードを示しておきます。
1位は、ゼンリンの16GBの住宅地図です。
正確には、パナソニックが「特注」する、詳細市街地図を1741都市と増量したものです。
市街地図は、20メートル以下の「細かい表示」ができるので、同社の場合、それを用いた最小縮尺は5Mと他社の4倍は細かいです。
2位は、追加の市街詳細地図を持たないゼンリンの16GBの住宅地図です。
ゼンリンから提供を受けた時期(年数回更新)で微妙に異なりますが、現状で2022年機以降は、は1450市街図との表記が多いです(それ以前は1295市街図)。
3位は、 昭交社のマップルナビ(8GB)です。
こちらも古くからの地図会社で優れた地図です。
とくに、色合い的な意味での地図の見やすさは個人的に好ましく思います。
1200都市の市街図と、データ量では少し及ばないため、地方在住の方には少し弱いと言えます。
4位は、住友電工システムの地図の市街地掲載版です。
こちらは、オプション契約で1401の市街地図を持ちます。
ただ、販売価格が安いため、ドライブマップとして地図の視認性はやや劣ります。
5位は、マップファン(上図)です。
つい最近までケンウッドが出していましたが、現状だと採用企業はないです。
こちらも、市街詳細地図がありました。
ただ、件数が非開示です。細経路把握の件数からすると、県庁所在地(46箇所)と政令指定都市(20箇所)という記載です。いずれにしても、少なめでしょう。
それ以外の地図は、いずれの場合も、市街地図がなく、10M精度の縮尺の詳細地図が出せない製品になります。
あえて言えば、地図精度として、ゼンリン(8GB)が少し良いと思います。
ただし、無料地図(オープンストリートマップ)は例外です。
これは「みんなで作る無料地図」という、尊いプロジェクトの成果です。
ただ、それゆえに、精度が担保されないので、値段だけで選ぶのは、あまりおすすめしません。縮尺も25Mからで、実質的に市街詳細地図は持たないです。
---
結論的にいえば、この部分だけで選ぶならば、市街詳細地図が付いたゼンリンの16GBが最高峰です。
ただ、それだけだと「パナソニック一択」になってしまいますし、2位のゼンリンの16GB、3位のマップルナビの8GB搭載機を含めて選べば、そうそう外すことはないかと思います。
第3に、TVチューナーの数と種類です。
TVチューナーを搭載する機種は多いです。
ただ、先ほど「1位」にしたパナソニックは、ワンセグだけの展開です。
受信感度は良いものの画質は高くないです。
一部企業は(普通のテレビと同じ解像度の)フルセグ対応機をだすので、AV機能を重視する場合は、これらの製品は必見となります。
なお、この部分を重視する場合、画面解像度にも少し注意してください。
だいたいのカーナビは、解像度がW-VGA(800×480)です。これでも、フルセグ視聴時に、ワンセグ(320×240)よりは画質は良く写ります。
ただ、一部のメーカーの製品は、解像度がWXGA(1280×800)のパネルを採用します。そういった機種は、フルセグ(1920×1080)画質がさほど劣化なしにみられます。
セイワやドリームメーカーなどがWXGA機を出しますので、テレビを重視したい方は、注目したら良いかと思います。
第4に、画面サイズです。
ポータブルナビの場合、9V型・7V型・5V型が多いです。
7V型サイズ(約19cm×12cm)は、この中では最も一般的です。
普通車・軽自動車ならば、このサイズが適当です。
5V型サイズ(約13cm×7cm)は、一般車だと、少し小さめです。
ただ、軽トラなど、ダッシュボードなどのスペースが限られる場合に便利です。
9V型サイズ(約23cm×15cm)は、一般車だと少し大きめに感じます。
多くの場合、トラック用として売られているサイズです。
一般車の場合、テレビ視聴などエンタテインメント目的でないならば、選ばない方が良いかと思います。
第5に、地図更新の費用です。
パナソニックの上位機は、3年間の無料地図更新に対応します。
他社も一部機種で対応する機種が(たまに)でます。
ただ、多くは更新が有料であるか、そもそも更新できない仕組み(買い切り)の場合がほとんどです。
新車にオプションで付く純正カーナビも、(定期点検を受けたら3年)など不親切ですが、ポータブルナビも「たいがい」ですから、気をつけて欲しい部分と言えます。
ーーー
以上、ポータブルナビの選び方の基本の紹介でした。
そのほか、にも色々注意するべき点はあります。
例えば、「るるぶ」などの観光データなどの件数が、電話番号や施設名検索の精度に関係する点で重要です。
業務用だと、大型車の車両規制上ををふまえたナビをする「トラックモードの」も重要になっています。
ただ、こういった部分は、本編で、おいおい説明していくこととします。
ーーー
【2021年発売】
【自分で取付】
・パイオニア NP1 NP-001 (3)
¥31,999 Amazon.co.jp (11/20執筆時)
【取付出張料込み】
・パイオニア NP1 NP-001 (1)
¥53,550 Amazon.co.jp (11/20執筆時)
なお、最近一部で話題のパイオニアのスマホ連携型の「音声ナビゲーション」については、ドラレコ一体型になるので、記事が別です。
このブログでは、【ドライブレコーダーの比較記事】で取り扱いますので、よろしくお願いします。
1-2・パナソニックのゴリラの比較
はじめに、パナソニックの「ゴリラ」シリーズの紹介からです。
ポータブルナビでは、シェアが最も高い製品です。
なお、パナソニック機は、一体賀のストラーダは継続ですが、ゴリラは、2024年秋段階で、全機とも大手量販店で生産完了情報がでています。
過年度で、地図だけ最新に更新して、販売継続された事例はあります。ただ、今年はパナソニック側の情報でも「在庫わずか」の表示があります。仕様紹介ページも削除されたので(今度こそ、とうとう)終売だろうというのが、Atlasの推測です。
ただ、まだ転倒在庫はあるのと、これ以上性能のよいポータブルナビはほかにないという意味で、「比較基準」になるため、最初に見ることにしました。
---
なお、以下の本文では、いつものように、オススメできるポイントを赤系の文字色で、イマイチな点については青字で書いていきます。
【2023年6月更新】(生産完了)
1・パナソニック GORILLA CN-G750D
¥61,380 楽天市場 (11/20執筆時)
画面サイズ:7V型(800×480)
GPS:GPS グロナス みちびき(3)
TV機能:ワンセグ
地図:有償更新
搭載地図:ゼンリン地図(16GB)
CN-G750Dは、パナソニックのカーナビのスタンダード機です。
本機は、2021年発売で型番は毎年同じです。しかし、2023年6月出荷分からその年度の地図に更新されています。
なお、現状で、生産完了情報が出ています。
まだ、店舗在庫はありますが、市場規模の縮小からして(地図を更新しての)新機種がでるかは微妙なところというのは、お知らせしておきます。
画面サイズは、7v型(14.2×11.0cm)です(左図)。
従来的にこれより小さな5V型(11.1× 6.2 cm)サイズもありました(右図)が、2022年で生産終了となりました。
設置寸法は、176.5× 113.7× 21.5 mmです。
多くの軽自動車やコンパクトカーでも、視認性を妨げず問題なく設置できるサイズです。
スマホを横にしたほどの画面の大きさです。
解像度は、W-VGA(800×480)です。
画面サイズからして問題ない解像度です。
搭載されるGPSは、本機は、日本をカバーする主要測位システムのうち米国のGPS・ロシアのグロナス・日本のみちびきの3衛星に対応します。
「みちびき」は、対応機でも、他社の場合、1衛星(1号機)のみ補足の場合があります。
その場合、1日約8時間の補足なのですが、本機は3衛星対応ですので、水準は高いと言えます。
加えて、パナソニックは、GPSを補う補助機能がかなり充実します。
3点にわけながら、以下、詳しく説明しておきます。
第1に、クイックGPS機能です。
これは、完全にGPSを受信できない状況でも、一部の受信データとそれまでの走行記録を元にして、現在地を素早く特定する機能です。
この機能がないと、運転後しばらくGPSデータが受信できない状況での走行になりますが、パナソニックはそうした時間が少ないです。
第2に、3Dハイブリットセンサー(ジャイロセンサー)です。
立体交差点・立体駐車場など、高さ方面の測位において精度が出ます。
第3に、Gロケーションです。
3Dハイブリットセンサーと3つのGPS衛星のデータを複合的に演算処理し、自社位置の測位の向上を目指したものです。そのため、測位精度はかなりよいです。
こうした部分は、他社機には必ずしも搭載されません。パナソニックを選ぶ場合の「大きなメリット性」と言えます。
地図容量は、最大16GBです。
冒頭書いたように、高詳細な住宅地図に定評があるゼンリンの16GB地図を採用します。
カーナビ用の地図としては最も優秀な地図です。
ライセンス料の分だけ、本体価格は高めになると言えますが、カーナビの「肝」ですし、ここは必要な投資でしょう。
一方、ゼンリンの16GB地図は、他社モデルでも搭載があります。
しかし、本機は、市街地図の数においてそれらと差があります。
パナソニック機は、ゼンリンの全国市街地図を元に、1741都市の市街地図を完全網羅します。建物の形状や道幅まで分かる仕様です。
全国の市街地カバー率は100%とされます。
地図の縮尺も、最大5mまで表示できます。
地図の面で不満に感じる部分は少ないでしょう。
【登録電話番号】約560万件
【施設名検索】約290万件
検索可能な電話番号や施設数は、上記の通りです。
ちなみに、プライバシー配慮のため、近年はタウンページ記載のデータ以外は載せない傾向です。昔より総件数が減っているのはそのためです。
【交差点拡大図】約1,870交差点
【高速入口拡大図】384カ所
【方面看板表示】約12,500交差点
【市街地図】1741(全国)
各種看板や拡大図は、相当充実します。
例えば、実際の標識と同じ方面看板表示、複雑な交差点を立体地図で示す交差点拡大図、高速道路の入り口や複雑なジャンクション構成を示す分岐図表示は、圧倒的に多いです。
ナビ画面でいっても、交差点拡大図のカラー塗装までフォローします。
渋滞予測機能は、未搭載です。
渋滞予測・渋滞情報をふまえてのルート回避は不可です。
この部分については、対応したければ、同社の上位機を買うしかありません。
地図更新は、しかし、有償です。
参考までに価格を示すと、現在では23,100円で、ダウンロードして、自分でSDカードを用意するなら1回9,900円です。
有償なので、基本的には「更新しない」方向けです。
TV性能は、ワンセグのみ搭載です。
パナソニックはフルセグ機がないので、あえて言えば、この部分が「他社の付けいる隙」です。
なお、GPS/TV用の外付けアンテナを付けたい方のために、MCX端子が備わります。
安全運転に関わる機能は、充実します。
注意喚起情報は、メーカー装備品同様に、音声とスクリーンで対応してくれます。
GPSを利用した高速道路での逆走検知など、独自機能もあります。そのほか、事故多発地点の注意機能、一時停止・踏切・速度制限のお知らせ機能も搭載です。
ただ、オービス情報などのデータは未付属で、このあたりはある意味「優等生」です。
---
以上、パナソニックのCN-G750Dの紹介でした。
本体性能や地図ともに「スタンダード機」ながら問題ない構成です。
ただ、先述のように、生産完了のため、価格が相当高いです。性能はともかく、費用対効果で現状おすすめできません。
【2023年6月更新】(生産完了時:実売価格¥60,920)
2・パナソニック GORILLA CN-G1500VD
¥94,500 Amazon.co.jp (11/20執筆時)
画面サイズ:7V型(800×480)
GPS:GPS グロナス みちびき(3)
TV機能:ワンセグ
地図:3年間無料
搭載地図:ゼンリン地図(16GB)
CN-G1400VD は、パナソニックのゴリラの最上位機です。
本機も2021年発売で型番は同じですが、毎年6月出荷分からその年度の地図に更新されています。
なお、本機も2024年に生産完了情報がでました。
そのため、在庫限りの販売です。後継機が出るかは、先述のように「微妙」です。
一方、下位機種に比べて「最上位機種だけが持つ機能」は、以下の通りです。
第1に、無料で3年間地図更新ができることです。
CN-G1500VD の場合、2026年7月末まで無料でデータの更新が可能です(2023年6月以降出荷分)。
部分地図は年間6回更新なので、作りかけの道路などが近くにある場合、有効です。
加えて、市街地図や観光情報を含めた「全地図更新が3年間で1回無料」です。
(詳細な)市街地図を含めたの更新には、これまで1万円以上の更新料が必要だったことを考えると、相当の「大盤振る舞い」でしょう。
【Amazon限定】
Transcend SDHCカード 32GB
¥2,880 Amazon.co.jp (11/20執筆時)
データ更新は、SDカードとパソコン(Windows)を使います。
インターネット(ゼンリンのサイト)からダウンロードする形式です。
ホームページにアクセスするだけなので、初心者でも簡単です。
SDカードは、16GB以上が必要です。
最新のSDXC規格のカードに対応していない点、Class4以上のスピードが必要な点が、選ぶ際の注意点です。
上のカードならば対応します。
Transcend カードリーダー
¥1,164 Amazon.co.jp (11/20執筆時)
ご自宅のパソコンにSDカードスロットがない場合は、カードリーダーをUSBに差すことで、SDカードが利用可能です。
-----
第2に、ナビ性能が優れている点です。
なぜなら、VICS WIDEに対応するからです。
この場合、FM電波で各地のライブの渋滞情報を自動的に受信可能です。
本機は、このデータを利用し、通行規制がかかっている場所や渋滞発生地を迂回して自動ルートする機能を持ちます。
従来のFM-VICSに比べて、タクシーなどの車両から収集した渋滞情報(プローブ情報)や、災害など緊急情報もふまえられるため、関東などの都市圏ではとくに便利でしょう。
-----
【2023年発売】CY-RC100KD後継品
バックカメラ CY-RC110KD
¥10,500 Amazon.co.jp (11/20執筆時)
接続ケーブル CA-PBCX2D
¥2,173 Amazon.co.jp (11/20執筆時)
第3に、リアビューカメラの対応です。
1万円ほどの投資とはなりますが、バックカメラを購入すると、駐車時などのリアビューの表示が可能となります。
カメラは31万画素ですが、1/3.7のCMOSとF値2.0のレンズでHDR対応、水平146度の視野角ですから、それなりに実用的です。なお、ドラレコとしての記録用途はありません。
以上の3点が、最上位機種だけが持つ機能です。
---
以上、パナソニックのCN-G1400VDの紹介でした。
3年間の無料地図更新は、費用や利便性を考えると、下位機種とはかなり大きな違いと言えます。
その上で、WIDE-VICS対応も、ビッグデータ活用の流れからすると重要度が今後増すでしょうし、性能や地図更新の部分だけで言えば、7インチならば、こちらの機種がオススメです。
ただ、本機も「生産完了」です。
なお、生産完了の際(2024年)の実売は60,920円でした。今の価格は適正ではないので、もし皆さんが値段を見たとき、この水準になっていない限りおすすめはしません。
むしろ、これに代わる機種を探す方が、今のところは「賢い」でしょう。
1-3・ロードクエストのポータブルナビ
つづいて、RoadQuest (ロードクエスト)のポータブルナビです。
韓国のNaviQuestの日本法人(ナビクエスト)が2013年から販売しているシリーズの最新版になります。
【2024年9月発売】
3・ロードクエスト RoadQuest RQ-G8
¥38,800 Amazon.co.jp (11/20執筆時)
画面サイズ:8V型(1280×800)
4・ロードクエスト RoadQuest RQ-G10
¥42,800 Amazon.co.jp (11/20執筆時)
画面サイズ:10.1V型(1280×800)
GPS:GPS みちびき グロナス
TV機能:フルセグ
地図:更新可(有料)
搭載地図:ゼンリン地図(16GB)
RoadQuest RQ-G8 は、ロードクエストが販売するポータブルナビです。
普通車両用では、ゼンリン地図(16GB)を搭載する数少ないナビとなります。
画面サイズは、2種類です。
8V型(幅19.7×高さ12.2cm)と10V型(幅24.3×高さ12cm)です。
パナソニック出していた7V型より大きいですが、たいていの普通車に載る場所はあるでしょう。
解像度は、WXGA(1280×800)です。
HDクラスで解像度は良いです。
見た目スタンドがないですが、しっかり付属しています。
搭載されるGPSは、GPS・みちびき・グロナスの3衛星対応です。
地図は、本機の注目点で、ゼンリンの16GB地図を搭載です。
ゼンリン16GBを搭載しているモデルでは、本機が「最安」クラスでしょう。
現在販売されているものは2024年版の地図です。
市街地図は、上から2番目の1450枚の水準です。
地図更新は、「対応」です。
正確には、旧機種をお持ちの方が、本機搭載の地図に更新できるSDカードの販売がある、という意味です。
価格は、2023年度(RQ-A1021PVF)で9680円でした。将来は不明ですが、目安になるでしょう。
最小縮尺は、説明書によると、50mです。
実用度はありますが、高価格帯の製品だと10m以下はあるとは言えます。
渋滞予測機能は、一方、本機はVICSに対応します。
ライブの渋滞情報を得られるのは、パナソニックの最上位機くらいなので、ここはワンポイントです。
ただ方式が少し異なっていて「オンデマンドVICS」と同社が呼ぶ方法になります。
この場合、スマホからWi-Fiテザリングを利用して、情報をカーナビに飛ばすことになります。そのため、スマホ回線容量(いわゆるギガ)は減ります。
VICSチケット
¥1,980 Amazon.co.jp (11/20執筆時)
さらに、1年ごとの更新料(VICSチケット)が必要です。
また、VICS WIDEのプローブ情報は得れない部分は、パナソニックとの違いです。
【登録電話番号】(約527万件)
【施設名検索】(約444万件)
検索可能な電話番号や施設数は、現品では非公開です。
ただ、マニュアルで機能の記載はあるため、旧バージョンのデータを出しておきました。
るるぶデータなどの情報については収録情報ないです。
【交差点拡大図】(約6,047交差点)
【高速入口拡大図】(1405カ所)
【方面看板表示】(約31,870交差点)
【市街地図】1450カ所
各種看板や拡大図は、充実します。
ゼンリンの16GBタイプで、同年モデルならば、データ数は同じです。
この部分も(市街地図数以外)実数の公開はないですが、旧機(上図)と大きな誤差はないでしょう。
繰り返しますが、同じ地図なら阿、データ取得日(年)が同じならば有意の差はないです。
TV性能は、フルセグ対応です。
地デジが、綺麗な12セグで受信できます。
加えて、本機はOSとして、Android13を搭載します。
(スマホのテザリングや、SAのフリーWi-Fiなど)Wi-Fi環境が用意できれば、You Tube Amazon Videoほかの動画の視聴も可能です。
制御CPUは、Rockchip RK3566(ArmCortexA55 ×4コア)です。
仕組み上、ゲームやブラウジングは可能ですが、ゲームについてはそこまでの性能はないです。
なお、同じ仕組みの製品が後述するドリームメーカー社からも出たので、汎用ユニットが中国の製造企業からでたのかなと思います。
ちなみに、同じ仕様のものが複数の企業から出るのは、日本のフルセグだと、ライセンス(B-CAS)の問題があるからです。
スピーカーは、定格1.5Wです。
ここは、本機は、Bluetooth対応なので、イヤホンを利用するなり、カーオーディオに音声端子からつなげるなり、不風波でできるでしょう。
そのほか、マイクロSDカード経由のコンテンツ再生もできます。
---
以上、ロードクエストのRoadQuest RQ-G8のカーナビの紹介でした。
値段がかなり安めですが、16GBのゼンリン地図が利用できる点と、TVの分でフルセグ対応できる点が見どころです。とくに8インチは、パナソニック(ゴリラ)が継続販売しない場合の、代替案になりそうです。
一方、観光データの部分が少し弱いほか、VICを利用しない場合、スマホ依存型であり2年目から有料になる部分が注意点です。ただ、パナソニックがやめる場合、そもそも対応企業はないという部分はあります。
いずれにしても、地図自体の信頼性もあるため、普通車用には良い候補になるかと思います。
ーーー
【2024年5月発売】
5・ロードクエスト RoadQuest RQ-A1021PVF
¥33,800 Amazon.co.jp (11/20執筆時)
画面サイズ:10.1V型(1280×800)
GPS:GPS みちびき グロナス
TV機能:フルセグ
地図:更新可(有料)
搭載地図:ゼンリン地図(16GB)
なお、同社からは、10.1V型のRQ-A1021PVFの販売もあります。
仕様はほぼ同じですが、Android OSは非搭載で、メディアはフルセグのみです。
あとの部分はほぼ同じです。画面が大きいので、基本的にトラック向けでしょう。
1-4・セイワのポータブルナビの比較
続いて、日本のセイワの PIXYDAシリーズのポータブルナビです。
同社はカー用品メーカーですが、AR(拡張現実)エンジンを搭載したポータブルナビを日本初で出しました。
【2023年11月発売】(2023年2月地図)
6・セイワ PIXYDA PNM90F
¥43,662 Amazon.co.jp (11/20執筆時)
【2022年7月発売】(2022年4月地図)
6・セイワ PIXYDA PNM89F
¥44,800 Amazon.co.jp (11/20執筆時)
画面サイズ:8V型(1200×800)
GPS:GPS みちびき グロナス
TV機能:フルセグ
搭載地図:ゼンリン地図(16GB)
PIXYDA PNM90Fは、SEIWAが販売するカーナビです。
本機も、ゼンリン地図(16GB)を装備する製品です。
液晶画面は、8v型です。
画質も、1280×800のWXGA解像度ですので、他社より優れます。
パネル種類は不明ながら「広視野角ディスプレイ」表記なので、格安のTN液晶は使ってないことは確かです。
寸法は、幅19.7×高さ12.2cmです。
7型より幅広ですが、普通車ならば工夫すれば載るでしょう。
搭載されるGPSは、アメリカのGPS衛星ほか、日本のみちびきとロシアのグロナスに対応しています。
地図は、ゼンリンの16GB版です。
詳細地図数が1450のものです。
【交差点拡大図】約1,863交差点
【高速入口拡大図】384IC /899画像
【方面看板表示】12,535交差点/31,836画像
【市街地図】1450エリア
各種看板や拡大図は、上表の通りです。
市街地図以外の部分では(地図作成年度が同じならば)データ数は同じです。
地図更新は、対応です。
2027年10月までの間に、1回だけですが、更新ができます。
注意点は、依頼後に、預かり修理となる点です。
往復送料無料なのは良い部分ですが、数日使えない点は、考慮にいれる必要があります。また、2回目以降の有償更新の案内はありません。
なお、旧機の販売もまだありますが、地図が約1.5年古く、更新期限が2024年10月で終わっています。
【登録電話番号】約557万件
【施設名検索】約510万件
検索可能な電話番号や施設数は、上記の通りです。
最小縮尺は、10Mからです。
この部分も、パナソニック機より劣ります。
渋滞予測機能は、未対応です。
TV性能は、フルセグです。
最近少ないフルセグ搭載機としても、貴重でしょう。
解像度も9インチのWXGA(1200×800)ですので、画質も良いです。
アンテナは、背面ロットアンテナです。
なお、microSDカード(32GBまで)があれば、音楽や写真の再生にも対応します。
安全運転に関わる機能は、データ更新はできませんが、390カ所のオービス地点の、表示には対応です。もちろん、移動式は無理です。
---
以上、セイワのPNM90Fの紹介でした。
16GBのゼンリン地図を搭載している上で、1回ですが、無料で地図更新できるのが売りでしょう。
現行でパナソニックが「撤退」のようなので、その部分を重視したい場合、候補の1つになりそうです。
フルセグ対応である点も、ワンポイントとなります。
1-4・ドリームメーカーのポータブルナビ
2回目記事のトップバッターは、日本のドリームメーカーのポータブルナビです。
茨城県の車載用品を製造する会社で、最近は、大型量販店でも見かけます。
7・ドリームメーカー DPLAY-1011ATP
¥49,800 Amazon.co.jp (11/20執筆時)
画面サイズ:10.1V型(1280×800)
TV機能:フルセグ+Wi-Fi
【2024年10月発売】(2024年地図)
7・ドリームメーカー PN0907BTP
¥44,800 楽天市場 (11/20執筆時)
画面サイズ:9V型(1024×600)
TV機能:
GPS:GPS みちびき グロナス
TV機能:フルセグ
搭載地図:ゼンリン地図(16GB)
DPLAY-1011ATPは、ドリームメーカーが販売するポータブルナビです。
2機種あります。
上位機(10.1V型)は、テレビ視聴(フルセグ)対応である上、Android OSを搭載する製品です。
タブレットPCのユニットでしょうが、スマホなどのWi-Fi回線のテザリング、あるいは、休憩中にWi-Fiスポット近くにいる場合、You Tube・Netflixなどを視聴できるというコンセプトの製品です。
すでにみた、ロードクエスト機と同じです。
下位機(9V型)は、逆に、テレビレスの製品で、カーナビ専用です。
基本としては、画面サイズとTVチューナーの有無の違いです。
そのため、支障のない程度に、画面サイズほか、解像度が低くなっています。
あとは同じなので、同時にみていきます。
画面サイズは、先述のように、2種類です。
9V型でも一般車には大きめで、基本的にトラック用として売られます。
パネル種類などは、10.1V型は、視野角が広く視認性の良いIPSパネルです。
下位機は不明です。
なお、本機は、ピボット機能で、縦表示もできます。
搭載されるGPSは、GPS・みちびき・グロナスの3衛星対応です。
地図は、ゼンリンの16GB地図を搭載です。
市街地図は、1450箇所を収録するグレードで、郵趣です。
【交差点拡大図】対応(数不明)
【高速入口拡大図】1405カ所
【方面看板表示】約31,870カ所
【市街地図】1450都市
地図データ数は、2024年春のゼンリンの16GBタイプならば共通です。
交差点拡大図の数は、ただ、今回実数だと非開示です。
地図更新は、対応できません。
最小縮尺は、20Mです。
トラック用なので、この程度で良いかと思います。
渋滞予測機能は、未付属です。
【登録電話番号】約527万件
【施設名検索】約444万件
検索可能な電話番号や施設数は、上記の通りです。
安全運転に関わる機能は、トラックモードが搭載です。
同社のトラックモードは、上位と下位があります。両機とも「上位」です。
大型車両規制標識のアイコンと、指定方向進入禁止アイコンが表示できます。
加えて、車両規制アイコンと、道路幅員表示も、のちほどみる下位機と同じく見られます。
車両規制は、車高・車幅・重量規制を含みます。むろん、ナビ案内もそれらを考慮した案内となります。
なお、データ量の関係で、るるぶデータは省略です。
トラックで観光する方は少ないでしょうし、問題ないでしょう。
TV機能は、10.1V型のみフルセグを搭載です。
先述のように、そちらは、Android OS(Android13)を搭載した、実質的な「タブレット」です。
そのため、Wi-Fi環境(例えばスマホのテザリング、休憩スポットのフリーWi-Fi)では、アプリをダウンロードしての、定額動画サービスの視聴も可能です。
制御CPUは、ロードクエスト機と同じユニットなので同じです。
繰り返せば、Rockchip RK3566(ArmCortexA55 ×4コア)なので、例えば、ゲームをするような用途までは性能は良くないです。ただ、映像視聴という想定される用途は問題ないでしょう。
なお、タブレットを買って、カーナビとして利用する場合のとの違いは、GPS精度が担保されるところでしょう。
スピーカーは、ただ、1Wのモノラルです。
Bluetooth対応なのでそれを利用するか、音声出力はあるので、そこは少し工夫したら良いでしょう。
なお、半画面ずつ、映像とナビを出すことも可能です。
電源は、いずれも、シガーアダプタから取れます。
赤外線バックカメラ CA-4T
¥15,400 Amazon.co.jp (11/20執筆時)
赤外線バックカメラ CA-5T
¥15,400 Amazon.co.jp (11/20執筆時)
バックカメラケーブル DAOP-BC01
¥1,798 Amazon.co.jp (11/20執筆時)
一方、いずれの製品もバックモニターモードを搭載です。
別売になりますが、以上のカメラを買えば、バックカメラが利用可能です。
配線は、上記の通りで、AVケーブル以外はカメラに付属します。
視野角は120度で、赤外線対応なので夜でも(白黒)ながら使えます。
IP69Kの防水防塵等級ですので、外設置で問題ないです。
なお、約25万画素の防犯カメラなみの解像度なので、走行中に「あおり検知」するような目的のものではないです。
---
以上、ドリームメーカーのトラック用のカーナビの紹介でした。
16GBのゼンリン地図が利用できる上で、トラックモードという独自性があります。大型車運転者には、割と良いでしょう。3衛星対応で、精度もある程度期待できます。
ただ、この仕様にするならば、バッテリー搭載にして、外しても使えればより便利かとは思いました。
ーーー
【2024年4月発売】
【9インチ】
8・ドリームメーカー PN0907AT
¥34,100 Amazon.co.jp (11/20執筆時)
TV機能:ワンセグ/フルセグ
9・ドリームメーカー PN0907BT
¥30,800 Amazon.co.jp (11/20執筆時)
TV機能:
画面サイズ:9V型(800×480)
地図容量:8GB
GPS:GPS みちびき グロナス
地図:更新不可
搭載地図:ゼンリン地図(8GB)
なお、ドリームメーカーは、先述のように、トラック向けに、少し安めの下位機を出しています。、
画面サイズは、いずれも9インチです。
こちらは、Android搭載機はなく、フルセグ機と、TVなしという2種類です。
こちらもピポット機能があり、縦表示が可能です。
地図は、2024年春番の「ゼンリン地図」です。
ただ、いずれも8GB版ですので、詳細市街地は未搭載です。
地図情報量や地図精度の部分で劣ります。
地図更新は、本機も、非対応です。
トラックモードも、車両規制アイコンと、道路幅員表示のみ対応です。
ナビは、車高・車幅・重量規制だけを考慮してナビします。幅員表示は対応できます。
あとの仕様は同じです。
−−
結論的にいえば、トラック用は、大型以外で道路の幅員が見れると便利ならば、本機でも良いでしょう。
逆に、大型トラックならば、やはり、先ほどみた上位機が良いかと思います。
ーーー
【2024年4月発売】
【7インチ】
10・ドリームメーカー PN0707A
¥25,480 Amazon.co.jp (11/20執筆時)
画面サイズ:7V型(1024×600)
【9インチ】
11・ドリームメーカー PN0907A
¥29,480 Amazon.co.jp (11/20執筆時)
画面サイズ:9V型(1024×600)
【9インチ】
12・ドリームメーカー PN0907B
¥26,400 Amazon.co.jp (11/20執筆時)
画面サイズ:9V型(800×480)
地図容量:8GB
GPS:GPS みちびき グロナス
TV機能:ワンセグ/フルセグ
地図:更新不可
搭載地図:ゼンリン地図(8GB)
一方、こちらを「家庭用」にしたシリーズも出ています。
地図は、こちらも8GBのゼンリン地図です。
トラックモードの代わりにJTBの「るるぶ情報」を掲載しているのが違いと言えます。
テレビは、すべてフルセグが搭載です。
あとは、小さめの7インチの展開がある以外は変わりません。
−−
結論的にいえば、一般機で最近少なくなってきた「フルセグ搭載」という部分が魅力な機種です。
16GBのゼンリン地図を搭載する展開がないのが残念ですが、市場規模の縮小を考えると仕方ないでしょう。
パナソニックが展開をやめるようなので、16GBのゼンリン地図搭載モデルを次期出してくれれば、結構良いようには思いました。
2-3・ダイヤモンドヘッドのポータブルナビ
つづいて、ダイヤモンドヘッドのポータブルナビです。
同社は、色々商標を持っていて、キッチン関係だとroommateブランドが有名です。
ポータブルナビは、TDP・東京Deco(トウキョウデコレーションパーク)ほかの名前で売っています。
ここでは、AKART・OVER TIMEなどのの同系列の製品も同時に見ようと思います。
【2024年発売】(旧機もあり)
【7インチ】
(2024年春地図)
13・ダイヤモンドヘッド OVER TIME OT-N710AK
¥14,500 Amazon.co.jp (11/20執筆時)
(2022年春地図)
14・ダイヤモンドヘッド OVER TIME OT-N704AK
¥11,980 Amazon.co.jp (11/20執筆時)
画面サイズ:7V型(800×600)
【9インチ】
(2024年春地図)OT-N902AK後継機
15・ダイヤモンドヘッド OVER TIME OT-N903AK
¥19,810 Amazon.co.jp (11/20執筆時)
画面サイズ:9V型(800×480)
地図容量:8GB
GPS:GPS衛星のみ
TV機能:ワンセグ
地図:更新不可
搭載地図:ゼンリン地図(8GB)
これらは、ダイヤモンドヘッドが販売するポータブルナビです。
なお、本機の一部は、発売時期によって、型番が同じでも地図の年度が違う場合があるので、この部分は注意してください。
画面サイズは、7V型・9V型と、2種類準備されます。
9V型が他社にもありましたが、やや大きめですので注意しましょう。
いずれも、タッチパネルです。
搭載されるGPSは、米国のGPS衛星のみ対応です。
価格的に仕方ないでしょう。オービス警告機能は対応です。
地図は、ゼンリンの8GB地図を搭載です。
同社の16GB地図とは、市街地図がないほか、データ数で差があります。
5万件以上の「るるぶ」の観光情報データは入りますので、家庭用にはある程度向きます。
【交差点拡大図】なし
【高速入口拡大図】一部対応
【ハイウェイ分岐図】3557カ所
【方面看板表示】一部対応
【市街地図】なし
【渋滞回避】なし
【その他】
各種看板や拡大図は、上表の通りの対応です。
ゼンリンの8GB地図なので、方面看板やレーン表示など、データ数とわかりやすさでは、差があります。
高速道路の分岐地図などは、掲載数は不明ながら対応です。
市街地図は、ゼンリンの8GBだと搭載はありません。
地図更新には、対応できません。
【登録電話番号】約663万件
【施設名検索】518万件
検索可能な電話番号や施設数は、上記の通りです。
個人の電話番号が登録されず、法人の電話番号のみになります。
最小縮尺は、10mからです。
渋滞予測機能は、未付属です。
TV性能は、ワンセグ搭載です。
安全運転に関わる機能は、特段強調するべきものはないです。
---
以上、ダイヤモンドヘッドなどのカーナビの紹介でした。
価格は安いですし、信頼性の高いゼンリン地図です。
ただ、ゼンリンの8GBは必ずしも優秀とは言い切れない部分がありますし、GPSの精度や表示機能は、大手に負ける部分は否めないでしょう。
ーーーー
【9インチ】(トラックモード)
【2024年発売】(2024年地図)
16・ダイヤモンドヘッド OVER TIME OT-TN911K
¥14,899 楽天市場 (11/20執筆時)
【2023年発売】(2022年春地図)
17・ダイヤモンドヘッド OVER TIME OT-TN910K
¥14,899 楽天市場 (11/20執筆時)
画面サイズ:9V型(800×480)
GPS:GPS衛星のみ(一部除く)
TV機能:ワンセグ
地図:更新不可
搭載地図:住友電工道路地図 (8GB)
一方、こちらは、住友電工地図をベースに、ドリームメーカーにもみられたトラックモードを加えたモデルです。
トラックモード搭載機としては、安いのです。
ただ、画面サイズの割に解像度がやや悪い点と、幅員考慮の記載はあるものの、車両規制表示ほか、ドリームメーカーの下位機・上位機で説明した、諸機能の表記はない点が注意点です。
その代わり、るるぶデータは搭載ですが、トラックにこのデータは必要かは微妙なところです。
地図は、住友電工道路地図 (8GB)であることは間違いないです。
また、販売店側の情報として、最新機は、2024年地図との記載でした。
なお、他社の事例ですが(調達価格の関係か)同社の旧版の地図を、最新機に搭載している例がみられました。
地図の名前をカタログなどに出さない方向で売っている企業の場合、地図の年度をメーカーに確認しても良いかと思います。
次回に続く
ポータブルナビのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、ポータブルタイプのカーナビの比較の1回目記事でした。
しかし、記事は、もう少しだけ「続き」ます。
2・ポータブルナビの比較 (2)
2-1:ダイヤモンドヘッド(続き)
2-2:他の企業
2-3:最終的なおすすめの提案【結論】
地図の詳しさ ★★★★★
更新費用の安さ ★★★★★
GPSの精度 ★★★★★
テレビの画質 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
続く2回目記事(こちら)では、ダイヤモンドヘッドの残りの製品をみたあと、その他の企業の製品をまとめてみていきます。
その上で、今回の記事の「結論」として、ここまで紹介した全機種から、予算別・目的別に、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。
引き続き、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら!--
今回の記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ幸いです。