【今回レビューする製品】2023年 最新ミラーレス一眼カメラの性能の違いとおすすめ・選び方メーカー別まとめ:ソニー・ニコン・キヤノン・富士フイルム・パナソニック・オリンパス
【紹介する製品型番】SONY α6100 パナソニック LUMIX DC-GF90W DC-GF10W CANON EOS M6 Mark II OLYMPUS OM-D E-M1 Mark III パナソニック LUMIX DC-G100K-K DC-G100V-K ニコン Z 50 SONY α7 III
今回のお題
最新のミラーレス一眼カメラのおすすめはどの機種?
ども、Atlasです。
今日は、2023年1月現在、最新のミラーレスデジタル一眼カメラを比較します。
1・ミラーレス一眼の比較 (1)
メーカー:ソニー
撮像素子:APS-C
2・ミラーレス一眼の比較 (2)
メーカー:ニコン
撮像素子:APS-C
3・ミラーレス一眼の比較 (3)
メーカー:キヤノン
撮像素子:APS-C
4・ミラーレス一眼の比較 (4)
メーカー:富士フイルム
撮像素子:APS-C
5・ミラーレス一眼の比較 (5)
メーカー:パナソニック
撮像素子:フォーサーズ
6・ミラーレス一眼の比較 (6)
メーカー:オリンパス
撮像素子:フォーサーズ
7・フルサイズミラーレスの比較
メーカー:各社(20万円〜)
撮像素子:フルサイズ
このブログでは、ミラーレス一眼カメラをメーカー別に、全7回記事で細かくスペックを比較しています。
8・おすすめのミラーレス一眼【結論】
1:「選び方の基本」の紹介
2:最終的な おすすめ機種の提案
今回の記事は、これらの記事の導入編(0回目)と、結論編(8回目)を兼ねた「まとめ記事」です。
検索エンジンからいらしてくれた方は、「ミラーレスの選び方の基本」についても書きましたので、よろしければ、この記事から順番にご覧ください。
画質の良さ ★★★★★
フォーカスと連写 ★★★★★
手ぶれ補正 ★★★★★
動画撮影 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
防塵・防滴性 ★★★★★
セットレンズ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
ブログ内の個別記事から来ていただいた方は、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、予算別・目的別に「Atlasのおおすすめ機種」を選定しています。
長い記事ですが、よろしくお願いします。
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1・1万円台のデジカメの比較
2・3万円台のデジカメの比較
3・レンズの明るいデジカメの比較
4・高倍率ズームデジカメの比較
5・高耐久・防水デジカメの比較
6・動画撮影向けVlogカメラの比較
7・単焦点カメラの比較
8・ミラーレス一眼の比較
9・一眼レフカメラの比較
10・デジカメ全機からのおすすめ【結論】
なお、今回の記事は、このブログ「モノマニア」のデジカメ比較シリーズの第8回目記事として書きました。
1・ミラーレスカメラの選び方の基本!
はじめに、ミラーレスカメラの「選び方の基本」の紹介からです。
選び方の「ポイント」と呼べるものは多くあります。
1・本体の性能
・撮像素子・AF・顔認識・連写
2・レンズ性能の良さ
・セットレンズの倍率、明るさ、手ぶれ補正
3・撮影方法の多彩さ
・可動式液晶モニター・電子式ファインダ
多く説明しすぎても、「かえって混乱する」でしょうし、3点に絞って解説してみます。
1-1・本体性能の見分け方!
1/11執筆時
はじめに「本体部分の性能」です。
コンデジと違ってミラーレスは、「本体とレンズは別」なので、分けて考えると良いと思います。
いくつかの機能(パーツ)について説明します。
第1に、撮像素子です。
画像を電磁データに変換する部品でカメラの「心臓部」です。
スマホにも、小さな撮像素子が必ずあります。
撮像素子は、サイズが大きいほど、取り込める情報量が多く、性能が良いです。
ミラーレスの場合、上図にあるAPS-Cが標準です。
20万円以上だと「35mmフルサイズ」もありますが、本体が重く・大きくなるので、「プロ・上級用」と考えてください。
一方、パナソニックやオリンパスは、APS-Cより小型の 「フォーサーズ」を採用します。
素子の面積が20%ほど小さいので、画質(情報量)でAPS-Cに及ばない部分があります。
ただ、「フォーサーズ」は、小型・軽量化にダントツのメリット性があります。
交換レンズのマウントが採用各社で共通なので、他社の対応レンズと互換利用も可能です。
ミラーレス専用設計の「安い中古のレンズも多め」なので、その部分で楽しみやすいメリットがあります。
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結論的にいえば、初心者・入門者には、「フォーサーズ」もけっこう良いです。
持ち運びに苦労して、結局「使わなくなる」ことは、よくあるので。
第2に、オートフォーカスです。
オートフォーカスとは、カメラを半押しした際に「被写体に自動でピントを合わせる機能」です。
性能が良い場合、「誰でも綺麗に撮れる」ので、重視して良い部分です。
逆に性能がイマイチだと、子供・動物な被写体撮影する場合など、「ブレブレ」の写真になりがちです。
ミラーレス一眼の場合、上記5つの方式があります。
順番にみておきます。
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第1に、コントラストAFです。
レンズを移動させながらピントの合う場所を探すため、合焦精度は高いです。
また、コントラスト(明暗差)を見れるので、暗い場所に強い性質もあります。
しかし、合焦速度が遅く、動く被写体に撮影に弱いため、この方式は、高級機には使われません。
ただ、空間認識AFという、この方式の改良型を、パナソニックが利用します。
優秀なエンジン(CPU)とセンサーで、合焦速度を速めています。
また、ベクトル情報の算出で、動体撮影能力も高めています。
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第2に、像面位相差AFです。
一眼レフカメラの位相差AFの改良版で、撮像素子に組み込まれたAF機構です。
センサーで光を解析しピントを判断する方式です。
欠点は、本体が大きくなる点と、夜間の合掌を少し苦手とする点です。
しかし、合焦は、超高速です。
「30点AF」などオートフォーカスの測距点の数字(ピントを合わせられるマス目)が多いほど(基本)性能は高いと言えます。
なお、デュアルピクセルCMOS AFとして、キヤノンは、合焦をより高速化させる技術を持ちます。
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第3に、ハイブリッドAFです。
例えばソニーなら、ファストハイブリッドAFという名前です。他社も独自の名前を付けます。
コントラストAFと像面位相差AFを双方装備し、状況に応じて自動的に切り替て併用する方式です。それぞれの欠点を克服しています。
ただし、本体サイズは大きく、価格も高くなります。
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以上、オートフォーカスについて、少し詳しく見ました。
やはり、この部分も、(予算ほか)重さやサイズに関わる部分なので、「何を優先したいか」をよく考えて決めるべき機能です。
第3に、顔認識機能です。
こちらは、ファミリー向けに重要でしょう。
スマホ同様に、単に顔を認識することなら格安機でも可能です。
ただ、上位になると、顔より細かい瞳、さらに左右の瞳を検知します。
さらに、ソニー機など、像面位相差センサーを搭載する一部機種は、 動く被写体の顔・瞳を追尾することも可能です。
こうした技術は、オートフォーカスの速度や正確性に、好影響を与えます。
一方、2022年以降に出た上位機は、各社とも「被写体認識性能(物体識別)」が相当高度化しています。
AIによるディープラーニング技術などの発展で、物体識別の精度が上がったためです。
人間ほか、各種の動物・乗り物の識別ができるモデルがあります。また、動物については「瞳レベル」を認識して、追尾AFできるモデルも高級機には見られます
こうした部分はこのブログでも注目して比較しています。
第4に、連写速度(連続撮影枚数)です。
この部分は、スペック表記がメーカーによって異なります。
ミラーレスは、「電子シャッター」と「メカシャッター」という2種のシャッターがあります。
ほかに「電子先幕式」という中間的な方式もあります。ただ、煩雑になるので、今回は区別していません。
2者の違いを、少し説明してみます。
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「電子シャッター」は、連写速度(枚数)が多くできる方式です。
シャッター音も静かですが、画質面で欠点(歪み/フリッカー)があります。
「メカシャッター」は、連写枚数が少なめです。
ただ、画質的な問題はないため、だいたいの場合、これを利用します。
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今回は、画質重視の話なので「メカシャッター」で、連続撮影コマ数比べました。
ただ、メーカーのカタログでは、「メカシャッター」時に、1枚目にピント固定した場合の数値を表記している場合が多いです。
定点撮影なら良いですが、画質には影響があると言えます。
そのため、今回は、「メカシャッター」でかつ「「追尾AFが使える」状態の最大コマ数で比較しました。
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結論的にいえば、実数として、この場合の数字が「5コマ/秒」以上あれば問題ないです。
子どもなどの動く被写体に対して強いとみなしても良いでしょう。
2・レンズ性能の見分け方!
続いて「レンズ部分の性能」です。
ミラーレスは「交換式」なので、あとから買い増せると言え、多くのかたは、最初に本体付いている「セットレンズ」をそのまま使うでしょう。
こちらについては、「選び方の基本」は2点です。
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1・16-50mm F3.5-5.6 OSS SELP1650
2・55-210mm F4.5-6.3 OSS SEL55210
第1に、レンズのズーム倍率です。
上表は、某メーカーのセットレンズの構成例です。
この機種の場合、2本のレンズが、デジカメに付属しています。
16-50mmレンズは、各社の入門キットに必ずある倍率の「中望遠レンズ」です。
コンデジ的な言い方だと「3倍ズーム」相当です。
35mm換算で、風景などの広角撮影に向いた25mmの焦点距離から、ポートレートなどに向く80mm程度の中望遠まで1本で対応できる「万能なレンズ」です。
重さも軽く取り回しが良いレンズです。
ただし、運動会や野外コンサートには最低でも200mm相当は必要なので、長距離の望遠撮影はできないレンズです。
55-210mmのレンズは、スポーツ観戦や運動会などの際、長距離の望遠撮影をする場合に便利な、「望遠レンズ」です。
35mm換算で、80mmから350mm前後まで撮影できます。
この手のレンズは、「ダブルズームキット」として、1番の「中望遠レンズ」と「2本セット」で付属するのが普通です。
倍率で言えば、4倍前後のズーム力です。
遠くまで撮れますが、画角が狭いため、風景撮影などの広範囲の撮影は苦手です。
重さも、300g前後が平均と、やや重めです。
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このほか、単焦点レンズや高性能レンズを付属させる機種も多いです。
ただ、明るく、高性能で、倍率も高いレンズは、重い場合が大半なので「ちょっと良いやつ」を狙う場合は、少し注意してください。
第2に、手ぶれ補正です。
ミラーレス一眼の場合、レンズ内蔵式(2軸)の場合と、本体内蔵式(3軸・5軸)の場合があります。
また、キヤノンなど、撮像素子(CMOS)からブレ情報を取得して、補完する機種もあります。
結論的にいえば、ミラーレス一は、全て電子ファインダーなので、本体内蔵式(5軸手ぶれ補正)が上級です。
ただ、一部の機種ではレンズ(2軸)の情報を利用して、精度を高める場合もあります(2軸+5軸)。
パナソニック(Dual I.S.)などがこの方式です。
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手ぶれ補正の強さは、「シャッター速度「何段分」の補整」という書き方でスペック表記されます。
例えば、2段分の補整の場合ブレ幅は1/8程度に、4段なら1/16程度に軽減されます。
なp、動画用の手ぶれ補正は、写真用とは異なる別の仕組みです。動画も撮影する方は、動画でどのような手ぶれが効くかも注意をしてください。
3・撮影方法の見分け方!
最後に、「撮影方法」に関する部分です。
第1に、チルト式液晶です。
最近は、セルフポートレートが撮れる、チルト回転式液晶が全盛です。ミラーレス一眼にも対応機が多くあります。家族撮りを含めて便利です。
ただ、ミラーレス全機種の標準装備ではないため、今回の記事では、その有無に注意して比較するつもりです。
第2に、ファインダーです。
一方、ファインダーも、一部上位機のみの搭載です。
ミラーレス一は、光学ファインダを使う一眼レフカメラと違い、全て100%視野率の電子ビューファインダです。
この場合、のぞき窓に表示されるのは「ビデオ映像」であり、実像ではありません。
光学ファインダとことなり、電子情報が表示できるなどの利便性があり、今ではタイムラグなどもほぼありません。
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以上、ミラーレス一眼を選ぶ場合、重視した方がよいポイントを解説しました。
上位機能をたくさん搭載した機種は、画質や使い勝手が良くなるのは確かですが、そのような機種はどうしても本体重量が重くなります。
結果、ミラーレス一眼の魅力の1つである、携帯性・軽量性が削がれる場合があります。
こうしたバランスも重要なので、今回の記事では、「重さ」も考慮して「オススメ機種」を選んでいきます。
今回の結論
ミラーレス一眼のおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、全6回に渡って、ミラーレス一眼を紹介してきました。
全部合わせて、現行機だけで95機を紹介できました。
最後に、いつものように、Atlasのおすすめ機種!について書いておきます。
第1に、子ども撮りや動物撮りなど、ファミリー層に向く、ミラーレス一眼としておすすめなのは、
【2019年1発売】【各色】
【ダブルズームレンズキット】
1・SONY α6100 ILCE-6100Y B
¥100,950 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
【パワーズームレンズキット】
2・SONY α6100 ILCE-6100L B
¥128,000 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
【ボディのみ】
3・SONY α6100 ILCE-6100 B
¥89,800 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
撮像素子:APS-C
画素数:2420万画素
手ぶれ補正:2軸(レンズ)
ファインダー:有機EL(144万)
AF:ハイブリッドAF(425点)
連写速度:11コマ/秒
動画: 4K(30p)
モニター:3型タッチパネル(92万)
大きさ:120.0x 66.9x49.9mm
重さ:396グラム
画質の良さ ★★★★★★
フォーカスと連写 ★★★★★★
手ぶれ補正 ★★★☆☆
動画撮影 ★★★☆☆
軽量性 ★★★★☆
防塵・防滴性 ★★★★☆
セットレンズ ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
ソニーのSONY α6100 が良いでしょう。
この場合、、とにかく「オートフォーカス」と「連写」の性能に注目するべきです。
その点、本機は、レンズ込みで「10万円以下」ですが、性能面でまとまっています。
フォーカス性能は、ハイブリッドAFです。
測距点も位相差425点・コントラスト425点と万全です。
連写性能も、11枚/秒と十分です。
顔認識も、人間の顔や動物の顔を追う「リアルタイム瞳AF」と、それを追尾する「リアルタイムトラッキング」を備えます。
スマホとの連携面も、本機はBluetoothを備え、GPS位置情報を写真に付与できます。
転送もWi-Fiを使う方式で、問題ありません
動画撮影は、他社機のが強い部分もあります。
とはいえ、4K動画の撮影に対応しますし、十分でしょう。
手ぶれ補正は、レンズ2軸ですが、ここは妥協するべき点でしょう。
下手に重くなるよりよいですし、必要十分です。
使い勝手も、本格的なファインダーを備えるほか、上下に稼働性するチルト液晶の採用も良い部分です。
「自分撮影」だけでなく、「自分と子ども」のペアでの撮影も可能でしょう。
1・16-50mm F3.5-5.6 OSS SELP1650
2・55-210mm F4.5-6.3 OSS SEL55210
レンズは、3倍ズームの16-50mmだけ備えたパワーズームレンズキットでよいでしょう。
116gと軽量なので、このクラスでは少し重めの本体とは相性も良いです。
ただ、運動会にも利用する場合は、総計で13倍ズームになるダブルズームが良いでしょう。
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欠点はあまりない機種ですし、ファミリー向けとしては、現状で最もおすすめできます。
液晶保護フィルム SONY α6100用
¥831 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
Kenko レンズプロテクター 40.5mm
¥2,200 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
こちらが、この機種の液晶とレンズのプロテクターです。
レンズの口径に合わせて、プロテクタは買っても良いかと思います。
バッテリーパック NP-FW50
¥6,400 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
純正バッテリーは、下位機種と共通です。
海外旅行などには便利でしょう。
α6100 基本&応用撮影ガイド
¥1,628 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
売れ筋の機種だけに、専門の活用ガイドも販売されています。
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1・ミラーレス一眼の比較 (1)
メーカー:ソニー
なお、本機については、今回の1回目記事で詳しく紹介しています。
第2に、7万円前後の予算でレンズまで揃う、旅行用や趣味の写真撮りに向くミラーレス一眼としておすすめなのは、
【2018年発売】
【ダブルレンズキット】
4・パナソニック LUMIX DC-GF90W
5・パナソニック LUMIX DC-GF10W
¥79,800 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
【ダブルズームレンズキット】
6・パナソニック LUMIX DC-GF10WA
7・パナソニック LUMIX DC-GF90WA
¥71,000 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
撮像素子:フォーサーズ
画素数:1600万画素
手ぶれ補正:2軸(レンズ)
ファインダー:なし 1/11執筆時
AF:空間認識AF(49点)
連写速度:5.8コマ/秒
動画: 4K(30p)
モニター:3型タッチパネル(104万)
大きさ:幅106.5x高さ64.6x奥行33.3 mm
重さ:269グラム
画質の良さ ★★★★★
フォーカスと連写 ★★★★★★
手ぶれ補正 ★★★★☆
動画撮影 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
防塵・防滴性 ★★☆☆☆
セットレンズ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
この場合は、軽量性がマストである上で、旅行や日々のスナップに向く、画質かが重要でしょう。
その点で、パナソニックのGF シリーズが良いでしょう。
本機は撮像素子が「フォーサーズ」だけに、本体が269グラムと相当軽量です。
交換レンズ(3倍ズーム)と合わせても339gという機種は、ほかにないレベルです。
フォーカスは、先述の「空間認識AF」です。
この方式は、性能が良い上で、部品が軽いという、メリット性もあります。
「フォーサーズ」は、先述のように、情報量が少し少なめです。
しかし、撮像素子がローパスフィルターレスで、また、超解像技術が搭載なので、旅行時を含む、風景写真の解像感のレベルは相当高いです。
さらに、ボケ味がコントロールできる機能も搭載されるので、「背景がボケた芸術的な写真」も撮りやすいのが売りです。
スナップ写真も、ソニーほど高度ではないにせよ、顔・瞳認識AFに対応です。
撮影を補う部分での性能が高度です。
手ぶれ補正は、本機もレンズ2軸ですが、やはり重さを考えれば、必要十分です。
動画撮影は、パナソニックはメーカーとして力をいれる部分で、本機は優れます。
ピント合わせなど、使い勝手かなり優れます。動画を重視するならばこちらでしょう。
1・LUMIX G VARIO 12-32mm/F3.5-5.6
2・LUMIX G 25mm / F1.7 ASPH.
3・LUMIX G VARIO 35-100mm / F4.0-5.6
レンズは、 とくに、ダブルレンズキットが面白いです。
25mmの単焦点レンズがセットされるため、ボケ味のある写真は撮りやすいです。
液晶プロテクター LUMIX GF90用
¥929 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
レンズプロテクター (W) 37mm
レンズプロテクター (W) 46mm
¥2,283 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
液晶プロテクターはこちらになります。ダブルズームレンズキットでは、レンズプロテクターは2種類必要です。
それぞれ口径が違います。
バッテリー DMW-BLH7
¥6,516 楽天市場 (1/11執筆時)
メーカー純正のバッテリーはこちらです。
基本付属なので、旅行用の予備が欲しい場合などに購入します。
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5・ミラーレス一眼の比較 (5)
メーカー:パナソニック
なお、本機については、今回の5回目記事で詳しく紹介しています。
第3に、10万円以上のミラーレス一眼で、初心者から中級者にむくのは、
【2019年発売】
【ダブルズームキット】
8・CANON EOS M6 Mark II
¥134,000 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
【ダブルズームキット+EVF】
9・CANON EOS M6 Mark II
¥165,000 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
【EF-M18-150 IS STM レンズ】
10・CANON EOS M6 Mark II
¥138,600 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
【EF-M18-150 IS STM レンズ+EVF】
11・CANON EOS M6 Mark II
¥178,000 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
【ボディーのみ】
12・CANON EOS M6 Mark II
¥107,000 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
撮像素子:APS-C
画素数:3250万画素
手ぶれ補正:レンズ2軸+デュアルセンシングIS
ファインダー:付属あり
AF:デュアルピクセルCMOSAF(143点)
連写速度:14コマ/秒
動画: 4K(30p)
液晶モニター:3型タッチパネル(104万)
大きさ:119.6×68.4×49.2mm
重さ:408グラム
画質の良さ ★★★★★★
フォーカスと連写 ★★★★★★
手ぶれ補正 ★★★★★★
動画撮影 ★★★★★
軽量性 ★★★★☆
防塵・防滴性 ★★☆☆☆
セットレンズ ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
キヤノンのEOS M6 Mark IIでしょう。
10万円前後の他の製品より、今回基準とした評価軸に沿う場合、「総合力」が高いです。
撮像素子は、当然、APS-Cです。
その上で本機は、映像エンジンDIGIC 8のパワーで、画素数を3250万画素まで高めています。
下手に画素数を高めると、暗い場所でノイズがのりやすいのですが、本機は、常用感度ISO25600をキープしているので、犠牲になっていません。
したがって、解像感が高い、高級機らしい画質です。
オートフォーカスも、合焦が速いデュアルピクセルCMOS AFです。
測距点も143点です。
この方式は、像面位相差センサーの発展系なので、夜間撮影に弱い部分が以前はあったのですが、本機は、低輝度限界がEV-5と、逆に強いです。
顔検出機能の部分でも、瞳サーボAFに対応するなど、追随性を含めて、ソニーの高級機を除けば、最高レベルです。
連写も、14コマ/秒ですので、動く被写体にも強いです。
動画も、4Kに対応です。
手ぶれ補正は、2軸です。
この価格だと5軸手ぶれ補正搭載機もありますが、ここは妥協しました。
ただ、本機は撮像素子からもブレ情報が取れるので、「2軸+1」ともいえ、この範疇では少し優秀です。
1・EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM
2・EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM
3・EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM
セットレンズは、EF-M18-150mmがおすすめです。
強力な10倍ズームを1本で済ませられるからです。
重さは、300gなので、ボディとの総計でも700gで済みます。
ネットワーク面でも、スマホのGPSの取得も、画像の自動転送も対応しており、スキは無いでしょう。
弱点といえる部分は、(値段以外)ないですが、ファインダーが外付になる部分は、収納性の面で気になるかもしれません。
液晶保護フィルム M6専用
¥1,156 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
レンズプロテクター (W) 49mm
レンズプロテクター (W) 55mm
¥2,170〜 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
Canon バッテリーパック LP-E17
¥4,620 楽天市場 (1/11執筆時)
消耗品類はこちらです。
標準レンズとズームレンズとでは、レンズフィルターの径が異なります。
おすすめの、EF-M18-150mmは55mmのほうですね。
キヤノン EOS M6 mark2 マニュアル
¥1,738 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
ガイドブックはこちらです。
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3・ミラーレス一眼の比較 (3)
メーカー:キヤノン
なお、本機については、今回の3回目記事で詳しく紹介しています。
第4に、外でかなりタフに使う方におすすめできる、フィールドミラーレス一眼は、
【2022年発売】
【ボディ】
13・OLYMPUS OM SYSTEM OM-1
¥243,197 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
【12-100mm F4.0 PROキット】
14・OLYMPUS OM SYSTEM OM-1
¥355,100 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
撮像素子:フォーサーズ(積層型)
画素数:2037万画素
手ぶれ補正:5軸(ボディ)
ファインダー:有機EL(576万)
AF:ハイブリッドAF(1053点)
連写速度:10コマ/秒
動画:C4K(60p)
モニター:タッチパネル(162万)
大きさ:134.8×91.6×72.7mm
重さ:511グラム
画質の良さ ★★★★★
フォーカスと連写 ★★★★★
手ぶれ補正 ★★★★★
動画撮影 ★★★★★
軽量性 ★★★☆☆
防塵・防滴性 ★★★★★★
セットレンズ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
オリンパスのOM SYSTEM OM-1がオススメです。
ただ、少し高いので、同じ傾向のある同社の下位機種(M-D E-M1 Mark III )でもOKです。
ボディのタフさは、最も重要ですが、本体は防塵防滴設計で荒天にも強いです。
レンズ部分をふくめて、野外でタフに使える点が評価できます。
一方、そういったタフな機種は、同社の下位機種にもあります。
しかし、オリンパス機の魅力といえるハイレゾショット撮影機能が、新エンジンと新CPUの恩恵から、手持ちでも5秒で5Mに達します。
「撮影自体を楽しめる」工夫は、本体10万円台の製品では「多彩」と言え、飽きにくいと思います。
撮像素子は、本機もフォーサーズです。
ただ、新しい積層型の採用で受光部が広くとれた結果、解像感・ノイズ耐性が強化されています。APS-Cに対してフォーサーズの弱点といえた部分が、ある種、解決されました。
オートフォーカスも、値段に見合った1053点のハイブリッドAFです。
連写も、15コマ/秒です。
フィールドで重要になるだろうこの部分も、価格相応に問題のない性能です。
従来弱かった、ISO感度の部分も劇的に改善しており、欠点らしい欠点がないです。
顔検出機能にも、どちらかというと、野生動物撮影に向いていそうです。
山などで利用するには、かなり良いでしょう。
1・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
レンズキットも、F値がALL4という高性能な8.3倍ズームレンズです。
別に買えば15万円前後はするので、お買得感もあります。
手ぶれ補正も、しっかり5軸補整ですし、優秀です。
一方、動画撮影の部分は、そつがない構成ではありますが、その部分にはあまり個性はないので、本機については写真向きといえます。
液晶保護フィルム OM-1用
¥982 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
レンズプロテクター (W) 72mm
¥3,300 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
リチウムイオン充電池 BLX-1
¥10,000 楽天市場 (1/11執筆時)
消耗品類はこちらです。
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6・ミラーレス一眼の比較 (6)
メーカー:オリンパス
なお、本機については、今回の6回目記事で詳しく紹介しています。
第5に、動画(Vlog)専用で考える場合に、性能が良い機種は、
【2020年】
【標準ズームレンズキット】
15・パナソニック LUMIX DC-G100K-K
¥79,200 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
【標準ズームレンズキット+グリップ】
16・パナソニック LUMIX DC-G100V-K
¥84,000 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
撮像素子:フォーサーズ
画素数:2030万画素
手ぶれ補正:2軸+5軸(動画時)
ファインダー:0.4型 LCOS(368万)
AF:空間認識AF(49点)
連写速度:6コマ/秒
動画: 4K(30p)
モニター:3型タッチパネル(184万)
大きさ:115.6×82.5 × 54.2mm
重さ:345グラム
画質の良さ ★★★★★
フォーカスと連写 ★★★★★
手ぶれ補正 ★★★★★
動画撮影 ★★★★★★
軽量性 ★★★★☆
防塵・防滴性 ★★☆☆☆
セットレンズ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
パナソニックのDC-G100Kでしょう。
ソニーも良い機種を出しているので悩みましたが、パナソニックを推します。
パナソニックは、ソニーとともに、【ビデオカメラの比較記事】で紹介した製品のように、業務用を含めて、動画機の開発について長い実績があります。
本機は、Vlog向けのミラーレスとして、初めての専用設計製品ですので、使い勝手の部分で優れます。
手ぶれ補正が、動画の場合、重要だと思います。
本機については、動画に特化した5軸ハイブリッド手ブレ補正が利用できます。
動画用のカスタマイズもなされているため、シューティンググリップを持ちながらなど、動いての撮影において、ブレが少ないと言えます。
重さも、シューティンググリップ込みでも軽量です。
「フォーサーズ」の利点を活かしています。
オートフォーカスも、先述の「空間認識AF」ですが、こと動画撮影との相性という意味でも十分期待できます。
使い勝手の部分も、瞳AFと搭載マイクの連動など面白い新機軸もあります。
内蔵マイクや、動画用AFも優れるため、この用途には最も向くでしょう。
1・LUMIX G VARIO 12-32mm/F3.5-5.6
レンズは、3.7倍ズームで、70gと軽いレンズです。
セットはこれだけですが、「フォーサーズ」は、オリンパスなど他社と共通のマウントなので、中古レンズを含めて選びやすいのも魅力です。
バッテリーパック DMW-BLG10
¥6,120 楽天市場 (1/11執筆時)
なお、動画は、バッテリーも食うので、予備電池はあった方が良いと思います。
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5・ミラーレス一眼の比較 (5)
メーカー:パナソニック
なお、本機については、今回の5回目記事で詳しく紹介しています。
第6に、夜間などの暗い場所の撮影において、特に扱いやすいといえる中級機としては、
【2019年発売】
【ボディのみ】
17・ニコン Z 50
¥94,800 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
【Z 50 16-50 VR レンズキット】
18・ニコン Z 50 Z50LK16-50
¥112,200 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
【ダブルズームキット】
19・ニコン Z 50 Z50WZ
¥134,875 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
撮像素子:APS-C
画素数:2088万画素
手ぶれ補正:2軸(レンズ内補整)
ファインダー:有機EL(236万)
AF:ハイブリッドAF(209点)
連写速度:(11コマ/秒)
動画: 4K(30p)
モニター:3.2型タッチパネル(104万)
大きさ:126.5×93.5×60mm
重さ:450グラム
画質の良さ ★★★★★
フォーカスと連写 ★★★★★
手ぶれ補正 ★★★★☆
動画撮影 ★★★★☆
軽量性 ★★★☆☆
防塵・防滴性 ★★☆☆☆
セットレンズ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
ニコン Z 50でしょう。
富士フイルムのX-S10と相当迷いました。
そちらも良い機種ですが、値段の部分と、ISO感度の部分で、中級者までは本機のが扱いやすいと判断しました。
画質面では、APS-C機で、2088万画素ですので、特段特別なところはないです。
ただ、ISO感度が、オートでISO51200と強めの水準をキープしています。
オートフォーカスも、測距点209点のハイブリッドAFを採用です。
この方式は、コントラストAFの要素があるので、夜間に強いですが、実際、AFの低輝度限界も-2EVと水準をキープします。
さらに、ローライトAFに対応で、利用時に-4EVですので、撮影状況のあまり良くない場所での設営は「得意」だと言えます。
顔認識も、一般的な瞳AF/動物AFをには、対応できますし、顔ならば、追尾もしますし、使い勝手は十分かと思います。
連写は、ただし、メカシャッター時、5コマ秒とあまり強くはないですし、動く被写体は、ソニーなどのが良いかと思います。
1・NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
2・NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
レンズは、基本的には 16-50mmが付属するモデルで良いかと思います。
135gの重さのレンズなので、総重量585gで済みますし。
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2・ミラーレス一眼の比較 (2)
メーカー:ニコン
なお、本機については、今回の2回目記事で詳しく紹介しています。
第7に、画質部分の基本スペックが良いといえる、フルサイズのミラーレス機に挑戦を考えている方は、
【2018年発売】
【ボディのみ】
20・SONY α7 III ILCE-7M3
¥229,800 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
【ズームレンズキット】
21・α7 III ILCE-7M3K
¥238,599 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
撮像素子:フルサイズ
画素数:2420万画素
手ぶれ補正:5軸(ボディ)
ファインダー:有機EL(368万)
AF:ハイブリッドAF(693点)
連写速度:10コマ/秒
動画: 4K(30p)
モニター:3インチ(92万)
重さ:650グラム
画質の良さ ★★★★★★★
フォーカス性能 ★★★★★
連写速度 ★★★★★
動画撮影 ★★★★☆
手ぶれ補正 ★★★★★
軽量性 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★★
ソニーのSONY α7 IIIが良いでしょう。
先行してフルサイズミラーレスを展開してきたので、35mm用のEマウントレンズのラインナップが圧倒的で、(中古を含め)レンズが選びやすい点が評価できます。
また、価格面でも、性能に比して少し安めです。
【トランスルーセント対応】
マウントアダプター LA-EA4
¥29,245 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
【ボディAF機能対応】
マウントアダプター LA-EA5
¥21,800 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
アダプタで対応する、ソニーのAマウントレンズを含めれば、現状では「先行メーカー」のソニーが最も「楽しめる」と言えます。
能力面でも、各社の差が付きやすい、フォーカスの部分でファストハイブリッドAFが利用できる上、十分な連写速度もあります。
今回紹介する機種の中では、総合力は最も高いと言えます。
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1・フルサイズミラーレスの比較 (1)
1-1:ソニー
1-2:ニコン
2・フルサイズミラーレスの比較 (2)
2-1:キヤノン
2-2:パナソニック
2-3:富士フイルム
3・フルサイズミラーレスの比較 (3)
3-1:シグマ
3-2:最終的な「おすすめ機種」の提案
なお、「フルサイズミラーレス」、結構特殊なので、本機を含めて、もう少し細かく「おすすめ」を出してます。
興味のある方は、以上の記事をご覧ください。
補足:デジカメの周辺機器について
最後におまけです。
【4K動画 高速連写対応】【64GB〜】
サンディスク SDSDXDK-064G-GHJIN
¥14,647 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
【アマゾン限定】【32GB〜】
トランセンド TS32GSDC500S-E
¥2,690 Amazon co.jp (1/11執筆時)
第1に、SDカードです。
今回紹介したカメラには、撮影用のSDカードが付きません。
特に、4K動画は上位のSDカードを選ばないと撮影できません。
【おすすめSDカードの比較記事】を記事として紹介しています。よろしければご覧ください。
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第2に、三脚についてです。
こちらに【カメラ向きのおすすめ三脚の比較記事】も書いています。
ビデオ用途の違いなども書いていますので、こちらもよろしくお願いします。
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ではでは。