Top カメラ 比較2024'【結論】ミラーレス一眼60機の画質とおすすめ・選び方(まとめ)

2024年12月11日

比較2024'【結論】ミラーレス一眼60機の画質とおすすめ・選び方(まとめ)

【今回レビューする製品】2024-2025年 最新ミラーレス一眼カメラの性能の違いとおすすめ・選び方メーカー別まとめ:ソニー・ニコン・キヤノン・富士フイルム・パナソニック・オリンパス

今回のお題
ミラーレス一眼カメラのおすすめはどれ?

 ども、Atlasです。

 今日は、2024年12月現在、最新のミラーレスデジタル一眼カメラの比較です。

 基本となる撮像素子・フォーカス性能・手ぶれ補正など、カメラの画質にかかわるスペックに注目しながら、最適な製品の「選び方」を解説します。

 その上で、こうした条件を兼ね備えた「おすすめ」を予算別に提案していきます。

 201812091210.jpg

APS-C
 1・ソニーのミラーレスの比較
 2・ニコンのミラーレスの比較
 3・キヤノンのミラーレスの比較

 4・富士フイルムのミラーレスの比較
フォーサーズ

 5・パナソニックのミラーレスの比較
 6・オリンパスのミラーレス一比較
フルサイズ
 7・各社のフルサイズミラーレスの比較
全体まとめ
 8・おすすめのミラーレスカメラ【結論】

 このブログ「家電批評モノマニア」では、全7回の記事で、各社のミラーレスカメラを比較してきました。

 今回(8回目)は、いわゆる「まとめ記事」です。

 正確には、全記事の導入編0回目)と結論編8回目)を兼ねるものです。

 スペック面の「ミラーレスの選び方の基本」を改めて説明した上で、全体の結論として、全製品から、予算別・目的別にAtlasのおすすめを提案していきます。

 よろしくお願いします。

ーー

1・高画質な小型デジカメの比較【3倍-】
2・高倍率な中型デジカメの比較【16倍-】
3・
単焦点のデジカメの比較
4・入門用の格安デジカメの比較
5・高耐久の防水デジカメの比較
6・Vlog動画向けデジカメの比較
7・ミラーレス一眼の比較
8・一眼レフカメラの比較
9・デジカメ全体の選び方【解説】

 なお、今回は、このブログ「モノマニア」のデジカメ比較シリーズ全体としては、7回目記事として書きました。

1・ミラーレスカメラの選び方の基本!

 201804271605.jpg

 はじめに、ミラーレスカメラ選び方の基本の紹介からです。

 選び方の「ポイント」と呼べるものは多くあります。

1・本体の性能
 ・撮像素子・AF・顔認識・連写
2・レンズ性能の良さ
  ・セットレンズの倍率、明るさ、手ぶれ補正
3・撮影方法の多彩さ
  ・可動式液晶モニター・電子式ファインダ

 多く説明しすぎても、「かえって混乱する」でしょうし、3点に絞って解説してみます。

1-1・本体性能の見分け方!

 201808240859.jpg12/11執筆時

 はじめに「本体部分の性能」です。

 コンデジと違ってミラーレスは、「本体レンズは別」なので、分けて考えると良いと思います。

 いくつかの機能(パーツ)について説明します。


  202108291308.jpg

 第1に、撮像素子です。

 画像を電磁データに変換する部品でカメラの「心臓部」です。

 スマホにも、小さな撮像素子が必ずあります。

 撮像素子は、サイズが大きいほど、取り込める情報量が多く、性能が良いです。

 ミラーレスの場合、上図にあるAPS-Cが標準です。

 20万円以上だと「35mmフルサイズ」もありますが、本体が重く・大きくなるので、「プロ・上級用」と考えてください。

  201808240854.jpg

 一方、パナソニックオリンパスは、APS-Cより小型の 「フォーサーズ」を採用します。

 素子の面積が20%ほど小さいので、画質(情報量)でAPS-Cに及ばない部分があります。

 ただ、「フォーサーズ」は、小型・軽量化にダントツのメリット性があります。

 交換レンズのマウントが採用各社で共通なので、他社の対応レンズと互換利用も可能です。

 ミラーレス専用設計の「安い中古のレンズも多め」なので、その部分で楽しみやすいメリットがあります。

---

 結論的にいえば、初心者・入門者には、「フォーサーズ」もけっこう良いです。

 持ち運びに苦労して、結局「使わなくなる」ことは、よくあるので。


 201808251801.jpg

 第2に、オートフォーカスです。

 オートフォーカスとは、カメラを半押しした際に「被写体に自動でピントを合わせる機能」です。

 性能が良い場合、「誰でも綺麗に撮れる」ので、重視して良い部分です。

 逆に性能がイマイチだと、子供・動物な被写体撮影する場合など、「ブレブレ」の写真になりがちです。

 202112211725.jpg

 ミラーレス一眼の場合、上記5つの方式があります。

 順番にみておきます。

ーーー

 202108311301.jpg

 第1に、コントラストAFです。

 レンズを移動させながらピントの合う場所を探すため、合焦精度は高いです。

 また、コントラスト(明暗差)を見れるので、暗い場所に強い性質もあります。

 しかし、合焦速度が遅く、動く被写体に撮影に弱いため、この方式は、高級機には使われません。

 202108301949.jpg  

 ただ、空間認識AFという、この方式の改良型を、パナソニックが利用します。

 優秀なエンジン(CPU)とセンサーで、合焦速度を速めています。

 また、ベクトル情報の算出で、動体撮影能力も高めています。

ーーー

 202004131742.jpg

 第2に、像面位相差AFです。

 一眼レフカメラの位相差AFの改良版で、撮像素子に組み込まれたAF機構です。

 センサーで光を解析しピントを判断する方式です。

 欠点は、本体が大きくなる点と、夜間の合掌を少し苦手とする点です。

 しかし、合焦は、超高速です。

 「30点AF」などオートフォーカスの測距点の数字(ピントを合わせられるマス目)が多いほど(基本)性能は高いと言えます。

 202108301952.jpg

 なお、デュアルピクセルCMOS AFとして、キヤノンは、合焦をより高速化させる技術を持ちます。

ーーー

 201904021134.jpg

 第3に、ハイブリッドAFです。

 例えばソニーなら、ファストハイブリッドAFという名前です。他社も独自の名前を付けます。

 コントラストAF像面位相差AFを双方装備し、状況に応じて自動的に切り替て併用する方式です。それぞれの欠点を克服しています。

 ただし、本体サイズは大きく、価格も高くなります。

ーーー

 以上、オートフォーカスについて、少し詳しく見ました。 

 やはり、この部分も、(予算ほか)重さやサイズに関わる部分なので、「何を優先したいか」をよく考えて決めるべき機能です。


 201910061146.jpg

 第3に、顔認識機能です。

 こちらは、ファミリー向けに重要でしょう。

 スマホ同様に、単に顔を認識することなら格安機でも可能です。

 202112211822.jpg

 ただ、上位になると、顔より細かい瞳、さらに左右の瞳を検知します。

 さらに、ソニー機など、像面位相差センサーを搭載する一部機種は、 動く被写体の顔・瞳を追尾することも可能です。

 こうした技術は、オートフォーカスの速度や正確性に、好影響を与えます。

 202301111657.jpg

 一方、2022年から後に出た上位機は、各社とも「被写体認識性能(物体識別)」が相当高度化しています。

 AIによるディープラーニング技術などの発展で、物体識別の精度が上がったためです。

 人間ほか、各種の動物・乗り物の識別ができるモデルがあります。また、動物については「瞳レベル」を認識して、追尾AFできるモデルも高級機には見られます

 こうした部分はこのブログでも注目して比較しています。


201804301934.jpg

 第4に、連写速度(連続撮影枚数)です。

 この部分は、スペック表記がメーカーによって異なります。

 202112211920.jpg

 ミラーレスは、電子シャッターメカシャッターという2種のシャッターがあります。

 ほかに「電子先幕式」という中間的な方式もあります。ただ、煩雑になるので、今回は区別していません。

 2者の違いを、少し説明してみます。

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 電子シャッターは、連写速度(枚数)が多くできる方式です。

 シャッター音も静かですが、画質面で欠点(歪み/フリッカー)があります。

 メカシャッターは、連写枚数が少なめです。

 ただ、画質的な問題はないため、だいたいの場合、これを利用します。

 202109021557.jpg

 今回は、画質重視の話なのでメカシャッターで、連続撮影コマ数比べました。

 ただ、メーカーのカタログでは、メカシャッター時に、1枚目にピント固定した場合の数値を表記している場合が多いです。

 定点撮影なら良いですが、画質には影響があると言えます。

 そのため、今回は、「メカシャッター」でかつ「「追尾AFが使える」状態の最大コマ数で比較しました。

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 結論的にいえば、実数として、この場合の数字が「5コマ/秒」以上あれば問題ないです。

 子どもなどの動く被写体に対して強いとみなしても良いでしょう。

2・レンズ性能の見分け方!

 201403061140.jpg

 続いて「レンズ部分の性能」です。

 ミラーレスは「交換式」なので、あとから買い増せると言え、多くのかたは、最初に本体付いている「セットレンズ」をそのまま使うでしょう。

 こちらについては、「選び方の基本」は2点です。

ーーー

1・16-50mm F3.5-5.6 OSS SELP1650
2・55-210mm F4.5-6.3 OSS SEL55210 

 第1に、レンズのズーム倍率です。

 上表は、某メーカーのセットレンズの構成例です。

 この機種の場合、2本のレンズが、デジカメに付属しています。 

 201808240910.jpg

 16-50mmレンズは、各社の入門キットに必ずある倍率の「中望遠レンズ」です。

 コンデジ的な言い方だと「3倍ズーム」相当です。

 35mm換算で、風景などの広角撮影に向いた25mmの焦点距離から、ポートレートなどに向く80mm程度の中望遠まで1本で対応できる「万能なレンズ」です。

 重さも軽く取り回しが良いレンズです。

 ただし、運動会や野外コンサートには最低でも200mm相当は必要なので、長距離の望遠撮影はできないレンズです。

 201808240912.jpg

 55-210mmのレンズは、スポーツ観戦や運動会などの際、長距離の望遠撮影をする場合に便利な、「望遠レンズ」です。

 35mm換算で、80mmから350mm前後まで撮影できます。

 この手のレンズは、「ダブルズームキット」として、1番の「中望遠レンズ」と「2本セット」で付属するのが普通です。

 倍率で言えば、4倍前後のズーム力です。

 遠くまで撮れますが、画角が狭いため、風景撮影などの広範囲の撮影は苦手です。

 重さも、300g前後が平均と、やや重めです。

ーーー

 このほか、単焦点レンズや高性能レンズを付属させる機種も多いです。

 ただ、明るく、高性能で、倍率も高いレンズは、重い場合が大半なので「ちょっと良いやつ」を狙う場合は、少し注意してください。


 201606040927.jpg

 第2に、手ぶれ補正です。

 ミラーレス一眼の場合、レンズ内蔵式(2軸)の場合と、本体内蔵式(3軸・5軸)の場合があります。

 また、キヤノンなど、撮像素子(CMOS)からブレ情報を取得して、補完する機種もあります。

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 結論的にいえば、ミラーレス一は、全て電子ファインダーなので、本体内蔵式(5軸手ぶれ補正)が上級です。

 ただ、一部の機種ではレンズ(2軸)の情報を利用して、精度を高める場合もあります(2軸+5軸)。

 パナソニック(Dual I.S.)などがこの方式です。

ーー

 手ぶれ補正の強さは、「シャッター速度「何段分」の補整」という書き方でスペック表記されます。

 例えば、2段分の補整の場合ブレ幅は1/8程度に、4段なら1/16程度に軽減されます。

 なp、動画用の手ぶれ補正は、写真用とは異なる別の仕組みです。動画も撮影する方は、動画でどのような手ぶれが効くかも注意をしてください。

3・撮影方法の見分け方!

201702051025.jpg

 最後に、「撮影方法」に関する部分です。

 第1に、チルト式液晶です。

 最近は、セルフポートレートが撮れる、チルト回転式液晶が全盛です。ミラーレス一眼にも対応機が多くあります。家族撮りを含めて便利です。

 ただ、ミラーレス全機種の標準装備ではないため、今回の記事では、その有無に注意して比較するつもりです。

 y_NEX-6_evf-1.jpg  

 第2に、ファインダーです。

 一方、ファインダーも、一部上位機のみの搭載です。

 ミラーレス一は、光学ファインダを使う一眼レフカメラと違い、全て100%視野率の電子ビューファインダです。

 この場合、のぞき窓に表示されるのは「ビデオ映像」であり、実像ではありません。

 光学ファインダとことなり、電子情報が表示できるなどの利便性があり、今ではタイムラグなどもほぼありません。

ーー

 以上、ミラーレス一眼を選ぶ場合、重視した方がよいポイントを解説しました。

 上位機能をたくさん搭載した機種は、画質や使い勝手が良くなるのは確かですが、そのような機種はどうしても本体重量が重くなります。

 結果、ミラーレス一眼の魅力の1つである、携帯性・軽量性が削がれる場合があります。 

 こうしたバランスも重要なので、今回の記事では、「重さ」も考慮して「オススメ機種」を選んでいきます。

今回の結論
ミラーレス一眼のおすすめは結論的にこの機種!

  201812091210.jpg

 というわけで、今回は、全6回に渡って、ミラーレス一眼を紹介してきました。

 全部合わせて、現行機だけで95機を紹介できました。

 最後に、いつものように、Atlasのおすすめ機種!について書いておきます。


 第1に、子ども撮りや動物撮りなど、ファミリー層に向く、ミラーレス一眼としておすすめなのは、

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 【2023年発売】

 【 RF-S18-45 IS STM レンズキット】

 1・CANON EOS R50 5812C011【白】
 2・CANON EOS R50 5811C011【黒】
  ¥128,424 楽天市場 (12/11執筆時)

 【ダブルズームキット】

 3・CANON EOS R50 5812C021【白】
 4・CANON EOS R50 5811C021【黒】
  ¥134,350 楽天市場 (12/11執筆時)

 【ボディのみ】

 5・CANON EOS R50 5812C001【白】
 6・CANON EOS R50 5811C001【黒】
  ¥104,411 楽天市場 (12/11執筆時)

撮像素子:APS-C
画素数:2420万画素
手ぶれ補正:2軸(レンズ)
ファインダー:有機EL(236万)
AF:デュアルピクセルCMOS AF II
連写速度:7.6コマ/秒
動画: 4K(30p)
液晶モニター:3型タッチパネル(162万)
大きさ:116.3×85.5×68.8mm
重さ:375グラム

画質の良さ    ★★★★★★
フォーカスと連写 ★★★★★
手ぶれ補正    ★★★★☆
動画撮影     
★★★★★
軽量性      
★★★★★
防塵・防滴性   ★★★☆☆
セットレンズ   ★★★★☆
総合評価     ★★★★★

 キヤノンCANON EOS R50が良いでしょう。

 202304272137.jpg

 ファミリー向けの場合、本人以外も使う場合も想定できますので、(とりあえず)シャッターを押せば綺麗に撮れるほうが良いかと思います。

 その場合、「オートフォーカス」と「顔・動体認識機能」が重要ですが、フルサイズ機を除けば、現行機では本機はバランスが良いように思えます。

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 フォーカスは、デュアルピクセルCMOS AF IIです。

 ハイブリッド式ではないですが、「第2世代」になって、測距エリアが拡がりました。

 被写体の追従性も高度化したので、総点ととして、このグレードだと、ハイブリッドAFに負けない性能になったと言えます。

 202304271929.jpg 

 顔認識は、とくに見どころです。

 先述のように、2021年より後にでた機種は、ディープラーニング技術の深化で、認識できる物体やその細かさが増えています。

 本機は「瞳・顔・全身検出」対応であるのに加え、一部の動物(犬・猫・鳥)のそれも検出します。「リアルタイム瞳AF」として、動体でも追えます。

 さらに、レースカーとバイクの識別もできます。

 ソニー・ニコン・富士フイルムでも同じように高度なものもありますが、APS-Cだと、本機が割と安めです。

 202206241538.jpg

 悪条件での撮影も、画素数が高いAPS-C機で、最大ISO32000というのは数字が良いです。

 その上で、 HDR PQ撮影を含めて3枚合成のHDRが使えるので強力と言って良いです。

 連写性能は、7.6コマ/秒です(ワンショットAFは12コマ/妙)。

 本機の場合、メカシャッターが後幕だけの電子先幕式ですが、ミラーレスで、しかも、入門機ならば問題ないでしょう。

 ドライブ自体も実用水準以上です。

 動画も、新エンジン採用で、4K/30Pの水準まで、フルHDだと、フルHD/120Pまで対応できます。

 熱による4Kの持続時間制限も実際的に内容ですし、ちょっとしたVLOG用としても耐えます。

 スマホとの連携面も、本機はBluetoothを備え、GPS位置情報を写真に付与できます。

 転送もWi-Fiを使う方式で、問題ありません

 手ぶれ補正は、レンズ2軸ですが、ここは妥協するべき点でしょう。

 ある程度エンジンの部分の性能も良くなったので、大丈夫だと思います。

 動画は5軸併用なので、逆に良いです。

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 使い勝手も、本格的なファインダーを備えるほか、上下に稼働性するチルト液晶の採用も良い部分です。

 「自分撮影」だけでなく、「自分と子ども」のペアでの撮影も可能でしょう。

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1・RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STM
2・RF-S55-210mm F5-7.1 IS STM

 レンズは、2.5倍ズームの16-50mmだけ備えた RF-S18-45 IS STM レンズキットでよいでしょう。

 130g軽量なので、このクラスでは少し重めの本体とは相性も良いです。

 ただ、運動会にも利用する場合は、総計で6.3倍ズームになるダブルズームも選択肢です。

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 欠点はあまりない機種ですし、ファミリー向けとしては、現状で最もおすすめできます。

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 Kenko 液晶保護フィルム EOS R50/R8用 
  ¥1,584 Amazon.co.jp (12/11執筆時)

 Kenko レンズプロテクター 58mm
 Kenko レンズプロテクター 55mm
  ¥2,061 Amazon.co.jp (12/11執筆時)

 こちらが、この機種の液晶とレンズのプロテクターです。

 レンズの口径に合わせて、プロテクタは買っても良いかと思います。

 バッテリーパック LP-E17
  ¥4,848 楽天市場 (12/11執筆時)

 純正バッテリーは、下位機種と共通です。

 海外旅行などには便利でしょう。

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3・キヤノンのミラーレス一眼の比較

 なお、本機については、今回の3回目記事で詳しく紹介しています。 


 第2に、旅行用や趣味の写真撮りに向く、小型のミラーレス一眼としておすすめなのは、

 202412111359.jpg

 【2024年発売】

 【ボディ】

 1・FUJIFILM X-M5 13642993
  ¥(152,900) 楽天市場 (12/11執筆時)

 【XC15-45mmレンズキット】

 2・FUJIFILM X-M5-1545-B 13642955
  ¥165,506 楽天市場 (12/11執筆時)

撮像素子:APS-C
画素数:2610万画素
手ぶれ補正:2軸(レンズ)
ファインダー:なし
AF:ハイブリッドAF(425点)
連写速度:8コマ/秒
動画性能: 6.2K (30p)
モニター:タッチパネル(104万)
大きさ:111.9×66.6×38mm
重さ:355グラム

画質の良さ    ★★★★★★
フォーカスと連写 ★★★★☆
手ぶれ補正    ★★★☆☆
動画撮影     
★★★★☆
軽量性      
★★★★★★
防塵・防滴性   ★★★☆☆
セットレンズ   ★★★★★
総合評価     ★★★★★

 FUJIFILM X-M5でしょう。

 この部分で利点が出せる「フォーサーズ」機では(中古を除き)目立つ製品がないです。

 むしろ、より画質が良い傾向のAPS-Cである本機が良くみえます。

 202412111408.jpg

 サイズは、111.9×66.6×38mmです。

 重さも、セットレンズ込みでも500gで収まります。

 そのかわりファインダーはないですが、不要な方は多そうです。

 撮像素子は、しっかりAPS-Cです(画素2610万画素)。

 本編で書いたように、若干、ISO感度が低め(ISO 160-12800で)です。

 ただ、旅行用・持ち歩きようならば日中利用が多いでしょうし、室内や逆光状況でも、3枚合成のHDRはありますし、問題ない水準水です。

 フォーカスは、しっかりハイイブリッドAFです。

 測距点も最大で425点あり優秀です。

 202412111423.jpg

 その上で 同社の上位機でも使われる新エンジン採用で、被写体識別が高度です。

 動物(瞳対応)ほか、鳥・車・バイク・自転車・飛行機・電車・昆虫・ドローンの識別ができますので。

 追尾も含めて、小型のミラーレス機では最高水準です。連写も、メカシャッターで8コマ/秒できれば、合格点以上です。

 202412111417.jpg  

 オート撮影モードも、一通りあるので、押すだけで、ベストショットが得やすい部分で、初心者向きですし、旅行向きです。

 エフェクトも、同社の銀塩フィルムを基準にしたフィルムシュミレーションモードが利用できるのは、絵作りの部分で、面白みがあります。

  202412111430.jpg

 液晶モニターは、自在に動くバリアングル構造です。 

 この方式は、性能が良い上で、部品が軽いという、メリット性もあります。

 動画も、最大で6.2K/30Pに対応です。

 手ぶれ補正は、ただ、静止画も、動画も、そこまで、強くはないです。

 ただ、旅行用の気軽なモデルと考えれば、静止画はレンズ内蔵式の2軸式、動画は、大ブレ用の電子式補正があれば、及第点と思います。

 逆に言えば、重くて大きな、望遠レンズを持っていくような感じの方は、もっと良いモデルはあるでしょう。

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1・XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ

 レンズキットは、こちらの標準レンズなります。 

 135gで軽めですし、画角も持ち歩き用として適当でしょう。

  202412111613.jpg  

 液晶プロテクターFUJIFILM X-M5 専用
  ¥982 Amazon.co.jp (12/11執筆時)

 レンズプロテクター (W) 52mm
  ¥2,129 Amazon.co.jp (12/11執筆時)

 液晶プロテクターはこちらになります。ダブルズームレンズキットでは、レンズプロテクターは2種類必要です。

 それぞれ口径が違います。

 バッテリー NP-W126S
  ¥6,809 Amazon.co.jp (12/11執筆時)

 メーカー純正のバッテリーはこちらです。

 基本付属なので、旅行用の予備が欲しい場合などに購入します。

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4・富士フイルムのミラーレスの比較

 なお、本機については、今回の4回目記事で詳しく紹介しています。


 第3に、ミドルクラス仕様の大きめ製品で現状でおすすめできるのは、

 202206241702.jpg

 【2022年発売】

 【 RF-S18-45 IS STM レンズキット】

 29・CANON EOS R10
  ¥125,660 楽天市場 (12/11執筆時)

 【RF-S18-150 IS STM レンズキット】

 30・CANON EOS R10
  ¥162,647 楽天市場 (12/11執筆時)

 【ボディのみ】

 31・CANON EOS R10
  ¥120,317 楽天市場 (12/11執筆時)

撮像素子:APS-C
画素数:2420万画素
手ぶれ補正:2軸(レンズ)
ファインダー:有機EL(236万)
AF:デュアルピクセルCMOS AF II(143点)
連写速度:15コマ/秒
動画: 4K(30p)
液晶モニター:3型タッチパネル(104万)
大きさ:122.5×87.8×83.4mm
重さ:429グラム

画質の良さ    ★★★★★
フォーカスと連写 ★★★★★★
手ぶれ補正    ★★★★☆
動画撮影     
★★★★★
軽量性      
★★★★★
防塵・防滴性   ★★★☆☆
セットレンズ   ★★★★☆
総合評価     ★★★★★

 キヤノンのEOS R10でしょう。

 10万円前後の他の製品より、今回基準とした評価軸に沿う場合、「総合力」が高いです。

 撮像素子は、当然、APS-Cです。

 202206241525.jpg

 性能面は、映像エンジンDIGIC Xを採用するため、先ほど「おすすめ」にしたEOS R50と大きく変わりません。

 ただ、ダイヤル部分を含めた操作性が良くなるほか、中級者ならばこだわる方も多そうな、メカシャッターもこのグレードならば付属です。

 ファインダー236万ドットの、有機EL製のEVFです。

 0.39型であるのは入門機と同じですが、倍率(0.95倍)がしめされるほか、テイストも3段階で替えられます。

 連写も追尾AFでも15コマ/秒と強力なので、ドライブ面でも中級者仕様と言えます。

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1・RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STM
2・RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM

 レンズキットは、ダブルズームがなく、以上の2製品から選びます。

 後者は310gの「8倍ズーム」です。本体と合わせて739gで収まるのは強調できます。

 202304280949.jpg

 KENKO 液晶保護フィルム M6専用
  ¥700 Amazon.co.jp (12/11執筆時)

 Kenko レンズプロテクター 58mm
 Kenko レンズプロテクター 55mm
  ¥2,061 Amazon.co.jp (12/11執筆時))

 バッテリーパック LP-E17
  ¥4,818 楽天市場 (12/11執筆時)

 消耗品類はこちらです。

 標準レンズとズームレンズとでは、レンズフィルターの径が異なりますので、注意してください。

ーーー

 202001101149.jpg

 【2024年発売】

 【ボディのみ】B0DMNRNPLS

 1・ニコン Z50II B0DMNTC91G
  ¥118,450 Amazon.co.jp (12/11執筆時)

 【16-50 VR レンズキット】B0DMNTC91G

 2・ニコン Z50II Z50 2LK16-50
  ¥166,100 Amazon.co.jp (12/11執筆時)

 【18-140 VR レンズキット】B0DMNTSQKJ

 3・ニコン Z50II Z50 2LK18-140
  ¥181,000 Amazon.co.jp (12/11執筆時)

 【ダブルズームキット】

 4・ニコン Z50II
  ¥198,000 楽天市場 (12/11執筆時)

撮像素子:APS-C 
画素数:2088万画素
手ぶれ補正:2軸(レンズ内補整)
ファインダー:有機EL(236万)
AF:ハイブリッドAF(209点)
連写速度:5.6コマ/秒
動画: 4K(60p)
モニター:3.2型タッチパネル(104万)
大きさ:幅127×高さ96.8×奥行66.5mm
重さ:550グラム

 もう1機挙げるとすると、ニコン Z 50IIです。

 とくに、室内撮影や夜間撮影など、状況の悪い場所での撮影が多い場合は、候補にできます。

 画質面では、APS-C機で、2088万画素ですので、特段特別なところはないです。

 ただ、ISO感度が、オートを含め最大ISO51200と強めの水準をキープしています。

 202112211725.jpg 

 オートフォーカスも、測距点209点のハイブリッドAFを採用です。

 この方式は、コントラストAFの要素があるので、夜間に強いですが、実際、AFの低輝度限界も-2EVと水準をキープします。

 さらに、ローライトAFに対応で、利用時に-4EVですので、撮影状況のあまり良くない場所での撮影は「得意」だと言えます。

 202408161701.jpg

 顔認識も、同社の最新機ですから被写体識別できる対象は多いです。人間・犬・ネコ・鳥・車・バイク・自転車・列車・飛行機の識別に対応します。

 人物は、「目、顔、頭部、上半身・瞳」は識別します。瞳は、左右を選択もできます。

 この部分の精度は、発売時期に大きく影響しますが、同社は新しいと言えます。

 連写は、ただし、メカシャッター時、5.6コマ秒とあまり強くはないです。

 202001101220.jpg

1・NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
2・NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
3・NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR

 レンズは、基本的には 16-50mmが付属するモデルで良いかと思います。

 135gの重さのレンズなので、総重量585gで済みますし。

 ただ、 18-140mmは、遠くの被写体を撮るような方には、結構良さそうに思います。

 個人的に今買うならば、Atlasはこちらを選ぶでしょう。

ーーー

2・ニコンのミラーレス一眼の比較
3・キヤノンのミラーレス一眼の比較

 なお、これらの機首については、今回の2回目・3回目記事で詳しく紹介しています。


 第4に、画質優先で、上級機を選ぶ場合、総合性能が良いミラーレスカメラは、

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 【2023年発売】

 【高倍率ズームレンズキット】

 35・SONY α6700 ILCE-6700M B
  ¥240,980 Amazon.co.jp (12/11執筆時)

 【ボディのみ】

 36・SONY α6700 ILCE-6700 B
  ¥199,983 Amazon.co.jp (12/11執筆時)

撮像素子:APS-C 
画素数:2600万画素
手ぶれ補正:5軸(ボディ)
ファインダー:有機EL(235万)  
AF:ハイブリッドAF(759点)
連写速度:8コマ/秒
動画: 4K(120p)※要クロップ
モニター:3型タッチパネル(104万)
大きさ:122.0x 69.0x75.1mm
重さ:493グラム

画質の良さ    ★★★★★
フォーカスと連写 ★★★★★★
手ぶれ補正    ★★★★★
動画撮影     
★★★★★
軽量性      
★★★★☆
防塵・防滴性   ★★★★☆
セットレンズ   ★★★★★
総合評価     ★★★★★

 ソニー α6700シリーズでしょう。

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 オートフォーカス部分がとにかく強力なのが、やはり光ります。

 測距点759点のハイブリッドAF式である上で、被写体認識の部分がとにかく強力です。

 繰り返し書いてきたように、2021年以降にでた製品の多くは、ディープラーニング技術を活かしたAIによる被写体認識が相当高度です。

 202301111657.jpg

 他社も同様ですが、映像機器(テレビ)メーカーであるソニーは、実際、この部分の認識精度の水準が良いように思います。

 動物/鳥、動物、鳥、昆虫、車/列車、飛行機に対応するほか、動物だと瞳レベルの検知もできます。

 連射時のコマ数も、8コマです。

 他社のが多めではありますが、サイレントシャッター(電子シャッターで)11コマで、この部分も含めて十分でしょう。

 202308081344.jpg

 その上で、最近のもうひとつの「トレンド」と言える動画撮影の部分で、4K/120Pの、ハイフレームレート撮影に対応できる部分も光ります。

 本編で書いたようにクロップ制限があります。しかし、趣味的な撮影で、自宅のモニターや投稿で楽しむのには十分であり、実際、良いと思います。

 ネットワーク面も、ソニーは、この世代だとCreators' App対応で、課題だった、スマホでの利便性にメスが入っています。

 手ぶれ補正も、しっかり5軸ボディですし、値段に相応する性能はあります。

 個人的には、この予算ならば「フルサイズ」とも思うのですが、重さやサイズ、あるいは、(撮像素子以外の部分の)機能性、(コンバータなしでの)手持ちレンズの活用など、いろいろな部分を考えると、本機も「あり」かと思います。

ーーー

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 【2024年発売】

 【XC15-45mmレンズキット】LK-1545-S

 8・FUJIFILM X-T50
  ¥237,600 Amazon.co.jp (12/11執筆時)

 【XF16-50mmレンズキット】

 10・FUJIFILM X-T5 X-T50LK-1650-B
  ¥290,680 楽天市場 (12/11執筆時)

 【ボディのみ】

 11・FUJIFILM X-T50 X-T50
  ¥211,800 Amazon.co.jp (12/11執筆時)

撮像素子:APS-C
画素数:4020万画素
手ぶれ補正:5軸(ボディ)
ファインダー:有機EL(236万)
AF:ハイブリッドAF(425点)
連写速度:8コマ/秒
モニター:タッチパネル(184万)
動画性能: 6.2K (30p)
大きさ:123.8×84×48.8mm
重さ:438グラム

 同様に良いと思うのが、富士フイルムのX-T50です。

 フォーカス性能は、わずかにソニーが優ります。

 しかし、それ以外、Atlasが重視したい部分はほぼ同等の性能で、重さも同クラスです。

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 ただ、APS-Cとして、センサー解像度が4020万画素と高いのは、本機のみどころです。

 高めですが、夜間対応力は犠牲になっていませんし、解像感を楽しみたい場合、選んで良いように思います。 

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 手ぶれ補正も、ボディ内蔵の5軸補正で7.0段分と強力です。

 メーカーや発売時期で差が付きやすい被写体認識も、ソニーとほぼ同水準であり、優れます。

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1・FUJINON XF18-55mm F2.8-4 R OIS
2・FUJINON XF16-50mm F2.8-4.8 R LM WR

 付属レンズは、2種類から選べます。

 個人的には、240gと軽めで、マクロで、広角側30cm・望遠側40cmまで寄れるXF16-50mmが良さそうに見えます。

ーーー

1・ソニーのミラーレスの比較
4・富士フイルムのミラーレスの比較

 なお、これら2社のミラーレスについては、以上の記事で、詳しく書いています。

  202112211734.jpg

7・各社のフルサイズのミラーレスの比較

 また、価格的に20万円台の予算を出せるならば、フルサイズのミラーレスも選択肢になると思います。

 こちらは、細かく「おすすめ」も提案しているので、よろしければ、そちらをご覧ください。


 第5に、外でかなりタフに使う方におすすめできる、フィールドミラーレス一眼は、

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 【2024年発売】

 【ボディ】

 29・OM SYSTEM OM-1 Mark II ボディ
  ¥260,605 Amazon.co.jp (12/11執筆時)

 【12-45mm F4.0 PRO レンズキット】

 30・OM SYSTEM OM-1 Mark II
  ¥298,182 Amazon.co.jp (12/11執筆時)

 【12-40mm F2.8 PRO II レンズキット】

 31・OM SYSTEM OM-1 Mark II
  ¥332,218 Amazon.co.jp (12/11執筆時)

撮像素子:フォーサーズ(積層型)
画素数:2037万画素
手ぶれ補正:5軸(ボディ)
ファインダー:有機EL(576万
AF:ハイブリッドAF(1053点)
連写速度:10コマ/秒
動画:C4K(60p)
モニター:タッチパネル(162万)
大きさ:134.8×91.6×72.7mm
重さ:511グラム

画質の良さ    ★★★★★
フォーカスと連写 ★★★★★★
手ぶれ補正    ★★★★★
動画撮影     
★★★★★★
軽量性      
★★★☆☆
防塵・防滴性   ★★★★★★
セットレンズ   ★★★★★★
総合評価     ★★★★★★

 オリンパスOM SYSTEM OM-1 Mark2がオススメです。

 ただ、非フルサイズとしては少し高いので、同じ傾向のある同社の下位機種(M-D E-M1 Mark III )でもOKです。

 ボディのタフさは、最も重要ですが、本体は防塵防滴設計で荒天にも強いです。

 レンズ部分をふくめて、野外でタフに使える点が評価できます。

 202203171553.jpg

 一方、そういったタフな機種は、同社の下位機種にもあります。

 しかし、オリンパス機の魅力といえるハイレゾショット撮影機能が、新エンジンと新CPUの恩恵から、手持ちでも5秒で5Mに達します。

 202404291440.jpg

 加えて、合成系の技術として、ライブGND(グラデーションND)に対応するのも魅力です。明暗差のある状況で、シンプルで簡単なフィルターがかけられるので、とくに風景写真の効果において、実力を発揮しそうです。

 202404291711.jpg

 その部分では、スローシャッター効果を得やすいライブNDが7段階で調整できるのも良いところです。

 いずれにしても、特に、風景写真においてですが、 「撮影自体を楽しめる」工夫は、本体10万円台の製品では「多彩」と言え、飽きにくいと思います。

 202203171523.jpg

 撮像素子は、本機もフォーサーズです。

 ただ、新しい積層型の採用で受光部が広くとれた結果、解像感・ノイズ耐性が強化されています。APS-Cに対してフォーサーズの弱点といえた部分が、ある種、解決されました。

 202203171556.jpg

 オートフォーカスも、値段に見合った1053点ハイブリッドAFです。

 連写も、15コマ/秒です。

 フィールドで重要になるだろうこの部分も、価格相応に問題のない性能です。

 従来弱かった、ISO感度の部分も劇的に改善しており、欠点らしい欠点がないです。

 顔検出機能にも、今回の改良で、乗り物(飛行機・レースカー・飛行機・ヘリ・鉄道)と動物(鳥・犬・ネコ)の検出に人間を含めた被写体認識AFに対応シしました。

 野生動物撮影に向いていそうで、山などで利用するには、かなり良いでしょう。

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1・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO
2・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II

 レンズキットも、主にF値の違いで、2種類から選べます。

 前者は、F4ですが254g軽い部分評価できそうです。後者も、明るい上で382gの重さですし、欲しい方はいるでしょう。

 手ぶれ補正も、しっかり5軸補整(最大8.5段)ですし、優秀です。

 一方、動画撮影の部分は、そつがない構成ではありますが、その部分にはあまり個性はないので、本機については写真向きといえます。

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 液晶保護フィルム OM-1用
  ¥1,020 Amazon.co.jp (12/11執筆時)

 レンズプロテクター (W) 72mm
  ¥3,681 Amazon.co.jp (12/11執筆時)

 リチウムイオン充電池 BLX-1
  ¥9,990 楽天市場 (12/11執筆時)

 消耗品類はこちらです。

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6・オリンパスのミラーレス一眼の比較

 なお、本機については、今回の6回目記事で詳しく紹介しています。


 第6に、動画(Vlog)専用で考える場合に、性能が良い機種は、

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 【2020年発売】

 【標準ズームレンズキット】

 5・パナソニック LUMIX DC-G100DK-K
  ¥86,815 Amazon.co.jp (12/11執筆時)

 【ダブルズームレンズキット】

 6・パナソニック LUMIX DC-G100DW-K
  ¥104,680 Amazon.co.jp (12/11執筆時)

 【標準ズームレンズキット+グリップ】

 7・パナソニック LUMIX DC-G100DV-K
  ¥91,044 Amazon.co.jp (12/11執筆時)

撮像素子:フォーサーズ
画素数:2030万画素
手ぶれ補正:2軸+5軸(動画時)
ファインダー:0.39型 OLED(236万)
AF:空間認識AF(49点)
連写速度:6コマ/秒
動画: 4K(30p)
モニター:3型タッチパネル(184万)
大きさ:115.6×82.5 × 54.2mm
重さ:346グラム

画質の良さ    ★★★★☆
フォーカスと連写 ★★★★☆
手ぶれ補正    ★★★★★(動画)
動画撮影     ★★★★★★★
軽量性      ★★★★★
防塵・防滴性   ★★☆☆☆
セットレンズ   ★★★★★
総合評価     ★★★★★

 パナソニックのDC-G100DKでしょう。

 Vlog用はミラーレスとしては「売れ筋ジャンル」なので、候補は多いです。

 ただ、価格に値ごろ感があり、重さも軽めで、初心者・中級者でも使いやすいという部分で、こちらを推します。

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 パナソニックは、ソニーとともに、【ビデオカメラの比較記事】で紹介した製品のように、業務用を含めて、動画機の開発について長い実績があります。

 本機は、Vlog向けのミラーレスとして、初めての専用設計製品ですので、使い勝手の部分で優れます。

 201606040927.jpg

 手ぶれ補正が、動画の場合、重要だと思います。

 本機については、動画に特化した5軸ハイブリッド手ブレ補正が利用できます。

 動画用のカスタマイズもなされているため、シューティンググリップを持ちながらなど、動いての撮影において、ブレが少ないと言えます。

 重さも、シューティンググリップ込みでも軽量です。

 「フォーサーズ」の利点を活かしています。

 202010231810.jpg

 オートフォーカスも、先述の「空間認識AF」ですが、こと動画撮影との相性という意味でも十分期待できます。

 使い勝手の部分も、瞳AFと搭載マイクの連動など面白い新機軸もあります。

 内蔵マイクや、動画用AFも優れるため、この用途には最も向くでしょう。

 202010231823.jpg

1・LUMIX G VARIO 12-32mm/F3.5-5.6

 レンズは、3.7倍ズームで、70g軽いレンズです。

 セットはこれだけですが、「フォーサーズ」は、オリンパスなど他社と共通のマウントなので、中古レンズを含めて選びやすいのも魅力です。

 バッテリーパック DMW-BLG10
  ¥6,120 楽天市場 (12/11執筆時)

 なお、動画は、バッテリーも食うので、予備電池はあった方が良いと思います。

ーーー

6・Vlog動画向けデジカメの比較

 なお、Vlog向けのミラーレスについては、以上の記事で、パナソニックの上位機や、ソニーほかの他社機を含めてもう少し細かく「場合分け」したオススメを出しています。

 興味のある方は、以上の記事をご覧ください。

補足:デジカメの周辺機器について

 最後におまけです。

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 【4K動画 高速連写対応】【64GB〜】

 サンディスク SDSDXDK-064G-GHJIN
  ¥14,079 Amazon.co.jp (12/11執筆時)

 【アマゾン限定】【32GB〜】

 トランセンド TS32GSDC500S-E
  ¥2,880 Amazon co.jp (12/11執筆時)

 第1に、SDカードです。

 今回紹介したカメラには、撮影用のSDカードが付きません。

 特に、4K動画は上位のSDカードを選ばないと撮影できません

 【おすすめSDカードの比較記事】を記事として紹介しています。よろしければご覧ください。

ーーー

  201808201422.jpg

 第2に、三脚です。

 こちらに【カメラ向きのおすすめ三脚の比較記事】も書いています。

 ビデオ用途の違いなども書いていますので、こちらもよろしくお願いします。

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 ではでは。

posted by Atlas at 16:38 | カメラ

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