【今回レビューする製品】2025年 フルサイズミラーレス一眼カメラの性能とおすすめ・選び方: 機種の違いと性能ランキング
【比較する製品型番】SONY α1 II ILCE-1M2 ボディ α7C II ILCE-7CM2 S B α7C II ILCE-7CM2L S B α7CR ILCE-7CR S B α7C ILCE-7C ILCE-7CL α7S III α7R III α7R IV ILCE-7RM4 α9 ILCE-9 α7 III ILCE-7M3 ILCE-7M3K ILCE-7SM3 α9 II ILCE-9M2 α7R V ILCE-7RM5 VLOGCAM ZV-E1 B S ZV-E1L B S パナソニック LUMIX DC-S1M2 DC-S1M2M LUMIX DC-S1M2ES DC-S1M2ESM LUMIX DC-S9 DC-S9-H DC-S9-K DC-S9N DC-S1 DC-S1M-K DC-S1 LUMIX DC-S5 LUMIX DC-S5K DC-S5M2 DC-S5M2K DC-S5M2X DC-S5M2XK DC-S5M2XW DC-S5M2H FUJIFILM GFX 50S GFX 50R DC-S1RM2 DC-S1RM2M キヤノン CANON EOS R1 ボディ Canon EOS R5 Mark II RF24-105 IS STM レンズキット Canon EOS R8 ボディRF24-50 IS STM レンズキット EOS RP EOS R EOS Ra EOS R6 Mark II EOS R5 CANON EOS R3 EOS R5 C ボディ EOSR5C Nikon Z7 Z6 α7R IV ILCE-7RM4A ニコン Z f Z 6II Z 7II Z 5 Z 9 Z9 Z 8 Z8 Z6 Z6III ニコン Z5II 24-200 レンズキット Z5II 24-50 レンズキット Z5II ボディ ほか
今回のお題
フルサイズミラーレスのおすすめはどの機種?
ども、Atlasです。
今日は、2025年10月現在、最新のミラーレスデジタル一眼カメラを比較します。
撮像素子が、「フルサイズ」の撮像素子を持つ製品に限定して比較します。
価格としては、20万円台〜80万円台ほどのミドルレンジは、現行機のだいたいの製品を網羅するつもりです。

1・フルサイズミラーレスの比較 (1)
1-1:ソニー
2・フルサイズミラーレスの比較 (2)
2-1:キヤノン
3・フルサイズミラーレスの比較 (3)
3-1:パナソニック
4・フルサイズミラーレスの比較 (4)
4-1:ニコン
4-2:シグマ
5・フルサイズミラーレスの比較 (5)
5-1:最終的なおすすめの提案【結論】
今回は、上記のようなメーカー順で、紹介していきます。
画質の良さ ★★★★★
フォーカスと連写 ★★★★★
手ぶれ補正 ★★★★★
動画撮影 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
防塵・防滴性 ★★★★★
セットレンズ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、予算別・目的別に「Atlasのおおすすめ機種」を選定していきます。
長めの記事ですが、よろしくお願いします。
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1・ミラーレス一眼の比較
:APS-C・フォーサーズ
2・フルサイズミラーレス一眼の比較
:35mm
なお、今回の記事は、このブログ「モノマニア」のミラーレス一眼の比較シリーズ全体では、2回目記事となります。
1-1・SONYのフルサイズミラーレスの比較

では、具体的な製品の紹介にはいります。
はじめにSONY製品からです。出はじめからミラーレスに最も力を入れてきた企業で、展開ラインナップ数も多いです。
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以下では、高評価できるポイントは赤系の文字色で、イマイチなところは青字で表記していきます。
【2018年発売】
【ボディのみ】
1・SONY α7 III ILCE-7M3
¥210,511 Amazon.co.jp (10/14執筆時)
【ズームレンズキット】
2・α7 III ILCE-7M3K
¥222,999 Amazon.co.jp (10/14執筆時)
撮像素子:フルサイズ
画素数:2420万画素
手ぶれ補正:5軸(ボディ)
ファインダー:有機EL(368万)
AF:ハイブリッドAF(693点)
連写速度:8コマ/秒
動画: 4K(30p)
モニター:3インチ(92万)
重さ:650グラム
SONY α7 IIIは、ソニーのミラーレス一眼の入門機です。

【トランスルーセント対応】(中古含む)
マウントアダプター LA-EA4
¥34,700 Amazon.co.jp (10/14執筆時)
【ボディAF機能対応】
マウントアダプター LA-EA5
¥22,285 Amazon.co.jp (10/14執筆時)
アダプタで、ソニーの旧来のAマウントレンズが利用できます。
重さは、650グラムです。
前回見たAPS-Cサイズと比べて、本格仕様の機種ですから、妥協のない重みです。
それでも、だいたい同等の画質を得られる他社のフルサイズ一眼レフに比べれば、重さには配慮があるほうです。

撮像素子は、裏面照射型の35mmフルサイズ(35.8×23.9mm)です。
APS-Cに比べて、面積が4割ほど大きく、取り込める光量が多いです。

そのため、スナップではボケ味が出しやすいほか、レンズの倍率に比して広角側が広く撮れるので、より芸術的に写真が撮れる機種です。
画素数は、2420万画素です。
最近の平均値よりは少し高いです。
常用ISO感度は、最大ISO51200です。
オート時は最大ISO12800です。
いずれにしても、夜間撮影時のノイズ処理はそれなりの水準です。
HDR機能も、対応です。
もちろん、フルサイズなので、利用せずとも相当の広ダイナミックレンジ(WHR)ではあります。

オートフォーカスは、同社のプロ用機材であるα9の技術を継承した設計です。
ソニーの場合、ファストハイブリッドAFという機能名です。
一般的にはハイブリッドAFと言います。

これは、デジカメのようなコントラストAFと、一眼レフのような像面位相差AFを複合させたソニーの開発した技術です。他社にも技術供給しています。
本機は、693点位相差+425点コントラストという、信じられないほど多い測距点で、合焦速度は高速です(35mmフルサイズのレンズで利用する場合は、位相差の693点のみ)
オートフォーカスはソニーが最も強調する部分で「広範囲・高速・高追随なAF」として、4Dフォーカスと名前を付けています。
顔検出機能は、本機は、人間の瞳を検出して、それに追随する「瞳AF」も搭載します。
これは、他社上位機でもみられる機能ですが、かなりの精度で追随します。この機能は、Aマウントレンズでも利用可能です。
そのほか、一部ですが、「動物の瞳にも対応」です。
暗い場所での利用は、AFの低輝度限界が、最大EV-3なので、そう強調はできません。
連写は、8コマ/秒です。
リアタイム表示しないモード(Hi+)だと、さらに10コマ/秒と伸びます。
この部分の性能は同社は良いです。
177枚までの高速連写が可能となっています。

手ブレ補正は、5軸補整(ボディ5軸手ブレ補正)です。
シャッター速度5段分の補整力とかなり強力です。
なお、セットレンズも2軸補整ですが、手ぶれ対応レンズ装着時にレンズ側の情報を使っているという記述がありません。
実際のところ、一眼レフと異なり、全機がEVFを採用するミラーレスでは「レンズ内蔵式の手ぶれ補正はさほど意味がない」という意見もあります。
ボディ5軸式の方が「合理的」かつ「効果的」なのだと思います。

液晶モニターは、チルト可動式液晶モニターです。
タッチパネルも採用です。
ただし、ダイヤルが多く、ハイアマチュア向けな構成です。
ファインダーは、有機EL(235.9万ドット)です。
0.5型と大きめで、倍率は、50mm換算で、0.78倍です。
APS-Cに比べて撮像素子が広いので、倍率はこの程度あれば「標準」でしょう。

動画撮影は、4K動画の撮影に対応します(30p)。
ハイブリッドAFは、動画時にも有効です。
なお、格安機は、4K動画撮影時の手ぶれ補正機能に制限がかかる場合があります。本機はそういった記述はないです。
ネットワークは、Wi-Fiを搭載します。
防塵・防滴性能は、「配慮」はあるものの、侵入を完全に防ぐことはできません。

1・ FE 28-70mm F3.5-5.6
レンズキットは、上記レンズが付属します。
フルサイズの場合は、(基本)フルサイズ用レンズを使います。
重さは、295gですので、本体と合わせて1kg前後です。
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以上、SONY α7 III の紹介でした。
フルサイズのミラーレスが「20万円前後」という価格相場を決めたとも言える、21世紀の「名機」の1つです。
ハイブリッドAFや、連写速度ほか、ソニーが昔から大事にしている機能性を大事にしつつ開発した機種であり、同社を代表する機種1つと言えます。
ただし、発売から(さすがに)時間が経ってきており、AF(被写体認識)の部分など、若干、物足りない部分もでてきました。その点で、ライバル機や、同社の上位機との比較は必要な状況です。

【2021年発売】
【ボディのみ】
3・SONY α7 IV ILCE-7M4
¥297,980 Amazon.co.jp (10/14執筆時)
【ズームレンズキット】
4・SONY α7 IV ILCE-7M4K
¥306,000 Amazon.co.jp (10/14執筆時)
撮像素子:フルサイズ
画素数:3300万画素
手ぶれ補正:5軸(ボディ)
ファインダー:有機EL(368万)
AF:ハイブリッドAF(759点)
連写速度:8コマ/秒
動画: 4K(30p)
モニター:3インチ(104万)
重さ:658グラム
SONY α7 IV は、ソニーのフルサイズミラーレス一眼の新しい入門機です。

実際的には最初に見たSONY α7 IIIの後継機になります。ただ、「Beyond Basic」として、次に見ていく上位機との隙間を埋める「ミドルグレード」です。
重さは、658グラムです。
本体の重さは、SONY α7 IIIと同じです。
α7Cよりは重いくてやや大きい系統ですが、それでも軽めでしょう。

撮像素子は、裏面照射型の35mmフルサイズ(35.8×23.9mm)です。
画素数は、3300万画素です。
新機種になってわずかに伸びました。
ただ、上位機に比べると格段に差はあるため、この部分では「入門機」の範疇です。
常用ISO感度は、最大ISO51200で、オート時はISO12800です。
この部分も、SONY α7 IIIと同じです。
HDR機能も、対応です。

オートフォーカスは、本機もファストハイブリッドAFです。
本機の場合、35mmフルサイズで利用する場合は、759点の位相差AFです。

ただし、APS-Cレンズで利用する場合、あるいは、フルサイズでもAPS-Cで読み出す場合は、759点位相差+425点コントラストです。

顔検出機能は、瞳AFに対応できる水準です。
さらに、動体の追随性については、リアルタイムトラッキングに対応で、瞳・顔・色・模様など諸要素を使いながら、自動的に追尾できます。
現状のこの方面の機能としては「最高水準」です。
このため、瞳AFは、リアルタイム瞳AFと特別な機能名としています。

動物も、リアルタイム瞳AFします。犬猫などのほか、鳥専用モードにしておくと、飛んでいる鳥の瞳のリアルタイム検知も可能です。
いずれも、動画時にも有効です。
暗い場所での利用は、AFの低輝度限界が、最大EV-3です。
下位機種と同じ水準です。
連写は、8コマ/秒です。
リアルタイム表示しないモード(Hi+)だと、10コマ/秒です。この部分もSONY α7 IIIと同じです。

手ブレ補正は、本機も5軸補整(ボディ5軸手ブレ補正)です。
一方、精度は、シャッター速度5.5段分ですので、0.5段の技術向上が見られます。

液晶モニターは、チルト可動式液晶モニターです。
正確には、バリアングルで、オープン角約176°・チルト角約270°の稼働性なので、この部分も伸びたと言えます。
ファインダーは、有機EL(368.95ドット)です。
上位機には及ばないものの、QVGAの画素数の多めのものが採用されます。
0.5型で、倍率は、50mm換算で、0.78倍ですので、この部分は下位機と同じです。

動画撮影は、4K動画の撮影に対応します(30p)。
7K相当の情報量を、その情報を4Kに凝縮計算する仕組みなので、動画の解像感などにプラスのメリット性もあります。
一方、フルサイズでは、4k/30Pが最高ですが、Super 35mmに設定する場合、画素加算なしで4K 60pにも対応できます。
この解像度への対応は、ワンポイントです。

また、本機は、Vlog専用機ではないですが、USB接続でのストリーミングが可能です。
フルサイズ+4Kでの配信は贅沢ですがリモートで利用可能です。
なお、ストリーミング配信は、4K/15pまでですが、カードへの記録は4K/30pになるので、問題ないでしょう。

ネットワーク機能は、Wi-Fi 5とBluetooth 4.1です。
本機の場合、新しいCreators' App対応です。
スマホアプリでBluetooth接続設定をしておけば、転送時、勝手にWi-Fiに移行してくれるので便利です。接続が面倒な従来のソニーの弱点が消えています。
自宅内ならルーター経由、外出先ならアドホックにつながります。
Bluetoothは、一方、ペアリングしておく場合、時刻ほか、スマホの位置情報を取得できます。
ただ、LE(ローエナジー)ではないBluetooth 4.1なので、スマホ・カメラ双方のバッテリーは減りやすいと思います。ここが次の改善点かなと思います。

1・ FE 28-70mm F3.5-5.6
レンズキットは、SONY α7 IIIと同じ以上のレンズが付属します。
重さは、295gですので、やはり1kg前後です。
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以上、SONY α7 IVの紹介でした。
先述のように「Beyond Basic」がキャッチフレーズです。
新エンジンの効果で、フォーカス・ドライブ部分の性能が大幅に伸びたほか、4K動画撮影にかかわる利便性も相当向上しました。
解像感の部分では、画素数の面で上位の製品はまだありますが、(プロではない)一般人が使うには、フォーカス・ドライブほか、基本性能が充実するこのクラスが(上限として)適当で、使いやすいかなと思います。
よい進化をした機種ですし、予算が許せば、ハイアマチュア向けとして、選んで損はない機種と思えます。

【2023年発売】
【ボディのみ】
5・SONY α7C II ILCE-7CM2 S
6・SONY α7C II ILCE-7CM2 B
¥250,800 Amazon.co.jp (10/14執筆時)
【ズームレンズキット】
7・SONY α7C II ILCE-7CM2L S
8・SONY α7C II ILCE-7CM2L B
¥280,500 Amazon.co.jp (10/14執筆時)
撮像素子:フルサイズ
画素数:3300万画素
手ぶれ補正:5軸(ボディ)
ファインダー:有機EL(235万)
AF:ハイブリッドAF(759点)
連写速度:8コマ/秒
動画: 4K(30p)
モニター:3型(103万)
重さ:514グラム
SONY α7C IIは、2023年にソニーが出したフルサイズミラーレスです。
今回見るソニーのαシリーズでは、若干異色な製品と言え、画質だけでなく、「軽量化」も重視した製品と言えます。

重さは、514グラムです。
先述のように軽量性を重視した機種です。
サイズ感も同社のAPS-Cの最上位機並であり、「普及機」と言って良い形状です。

撮像素子は、こちらも、裏面照射型の35mmフルサイズ(35.8×23.9mm)です。
画素数・常用ISO感度・フォーカス性能は、1つ上で見たSONY α7 IVと同等です。
2023年発売機なので(値段が安くても)この部分は優秀です。
顔検出機能も、やはり同じ水準です。
したがって、動態追随性については、AI技術を利用したリアルタイムトラッキングに対応で、瞳(左右)・顔・色・模様など諸要素を使いながら、自動的に追随できます。

ただ、本機の場合、2022年に出た新しい処理能力8倍のBIONZ XRエンジンなので、さらに上位の機能を保有します。
この世代の場合、新しい物体識別(鳥・昆虫・車・列車・飛行機)対応を果たしました。AI学習とビックデータ技術の進展で、2022年前後にこの方面の技術進展が著しかったので、その成果と言えます。

リアルタイムトラッキングも、被写体の骨格情報と姿勢推定に基づく新方式の処理で、機能名をリアルタイム認識AFと変えています。
暗い場所での利用は、AFの低輝度限界が、最大-4EVと性能が良いです。
手ブレ補正は、本機もボディ内5軸手ブレ補正です。
補正効果は、最大7段です(E 50mm F1.2 GM装着時)。装着レンズの違いがあるので一概に言えませんが、示される性能は良いです。

液晶モニターは、チルト可動式液晶モニターです。タッチパネルも採用です。
軽量なので、シューティンググリップなどを利用した動画撮影はやりやすそうです。
オープン角176度、チルト角270度稼働するバリアングルです。
ファインダーは、小型化の犠牲となった部分と言えます。
先ほど紹介したα7 IIIは1.3cm(0.78倍)でしたが、本機は1cm(0.39倍)です。
概像度も236万ドット(XGA)です。
連写は、本機も8枚/秒です。
また、このグレードから、メカシャッターほか、電子シャッターにも対応です。
正確には、 EFCS方式(電子先幕+メカ後幕)ですが、本機はコンパクト機ですし問題ないでしょう。
リアルタイム表示しないモード(Hi+)だと10コマ/秒です。
動画撮影は、4K動画に対応します(30p)。
本機も、Super 35mmに設定する場合、画素加算なしで4K 60pにも対応できます。
その上で、先述の新しい被写体認識気重を利用することで(画角が狭くなるものの)オートフレーミングに対応します。
被写体に追随するので、三脚固定の1人撮影の際、便利になります。
ネットワークは、Wi-Fi 5・Bluetooth 4.2です。
先ほどの機種と同じです。USBストリーミングも可能です。
防塵・防滴性能には、「配慮」はあるものの、侵入を完全に防ぐことはできません。

1・FE 28-60mm F4-5.6
レンズキットは、以上レンズを採用します。
単品としては2021年販売で、6万円が希望小売価格です。
やはり軽量性が自慢で、2.1倍のズームレンズで167gというのは優秀でしょう。
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以上、SONY α7C IIの紹介でした。
細かく見ると省略される機能もありますが、大きく言えばファインダー以外は、大きな違いは見られません。おおよそSONY α7 IV の画質性能を保ったまま小型化できています。その上で、BIONZ XRエンジンの恩恵で、特にAF部分がパワーアップしています。
むろん、グリップ部分の持ちやすさやカスタマイズ性など、小型化は誰にも有利というわけでもないですが、普及用の「フルサイズミラーレス」としては、完成度が高いと言えます。個人的におすすめできる製品の1つです。
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【2020年発売】
【ボディのみ】
9・SONY α7C ILCE-7C S
10・SONY α7C ILCE-7C B
¥182,499 Amazon.co.jp (10/14執筆時)
【ズームレンズキット】
11・SONY α7C ILCE-7CL S
12・SONY α7C ILCE-7CL B
¥206,031 Amazon.co.jp (10/14執筆時)
撮像素子:フルサイズ
画素数:2420万画素
手ぶれ補正:5軸(ボディ)
ファインダー:有機EL(235万)
AF:ハイブリッドAF(693点)
連写速度:8コマ/秒
動画: 4K(30p)
モニター:3型(92万)
重さ:509グラム
なお、本機と同じ「軽量タイプ」の旧世代となるのが、α7Cです。
少し安いですが、画素(3000万→2420万)部分が劣るほか、エンジンが旧世代になるため、先述のリアルタイム認識AFには非対応になります。
あとは、AF時の測距点(759点→693点)が少ない点、動画のオートフレーミング、および、60P撮影に対応しない点なども、目立つ違いといえます。
先述のように、2022年前後でAIによる被写体認識技術が目に見えて向上したので、ことAFについては、値段差以上の差はあるように感じています。
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【2023年発売】
【ボディのみ】
13・SONY α7CR ILCE-7CR S
14・SONY α7CR ILCE-7CR B
¥355,797 Amazon.co.jp (10/14執筆時)
撮像素子:フルサイズ
画素数:6100万画素
手ぶれ補正:5軸(ボディ)
ファインダー:有機EL(235万)
AF:ハイブリッドAF(759点)
連写速度:8コマ/秒
動画: 4K(30p)
モニター:3型(103万)
重さ:514グラム
SONY α7C IIは、2023年にソニーが出したフルサイズミラーレスです。
こちらは軽量タイプの最新機で、SONY α7C IIの上位機となります。
画素数は、6100万画素です。
常用ISO感度は、最大ISO32000で、オート時はISO12800ので、次にみる(軽量タイプではない)上位機のSONY α7R Vを「軽量化」したタイプと理解すれば、良いかなと思います。ただし、そちらと違い8K動画は非対応です。
あとの仕様は、グリップエクステンション(GP-X2)が同梱される部分を除くと、 α7C IIとそう変わりません。

【ボディのみ】
【2022年発売】
15・SONY α7R V ILCE-7RM5
¥454,999 楽天市場 (10/14執筆時)
【2021年発売】
16・SONY α7R IV ILCE-7RM4A
¥306,236 Amazon.co.jp (10/14執筆時)
【2019年発売】(中古含む)
17・SONY α7R IV ILCE-7RM4
¥184,000 Amazon.co.jp (10/14執筆時)
撮像素子:フルサイズ
画素数:6100万画素
手ぶれ補正:5軸(ボディ)
ファインダー:有機EL(576万)
AF:ハイブリッドAF(693点)
連写速度:8コマ/秒
動画: 8K(24p)
モニター:3型(236万)
重さ:723グラム
SONY α7R Vは、2022年に登場した、α7シリーズの上位機です。

旧シリーズが残ります。
2022年機は、ナンバリングが変わっていることから分かるように、大きなアップデートです。
画像エンジンが、従来のBIONZ Xに対して、処理能力8倍のBIONZ XRに更新されたからです。
この恩恵で新しい物体識別(鳥・昆虫・車・列車・飛行機)対応を果たすなど、AF部分が進化したほか、8K動画(24p)に対応しました。
ほにも、AFの測距点の増加(567→693)、ファインダの大型・高解像度化(0.5型 576万→ 0.64 944万)、バリアングル液晶の可動範囲の構造など大きく変わりました。
なお、2世代前の2019年機は、液晶モニターが解像度が144万画素と落ちます。あとは、2021年機に対しての差は見られません。
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結論的にいえば、価格差はだいぶあるものの、性能面で現状で選ぶならば、やはり最新モデルだと思います。

重さは、723グラムです。
下位機ほか従来モデル(665グラム)より重くなっています。
撮像素子は、35mmフルサイズです。

画素数は、本機は、6100万画素です。
フルサイズのミラーレスでは、突出した数字です。
構造を見直した撮像素子を新開発したほか、画像処理エンジンの能力を高めた結果、実現できた数字です。
常用ISO感度は、最大ISO32000で、オート時はISO12800です。
夜間対応に影響を与えず詳細感を高めた、と言えます。
オートフォーカスは、本機もファストハイブリッドAFです。
本機の場合、35mmフルサイズ、あるいはフルサイズ装着のAPS-C読み出しの場合は693点の位相差AFです。APS-Cレンズを利用する場合は、ファストハイブリッド(693点位相差+25点コントラスト)です。

顔検出機能は、軽量機の下位機と同じで新世代のリアルタイム認識AFに対応です。。
先述のように、2022年以降の機種はビッグデータやAIによるディープラーニング技術の進化で各社ともここは相当レベルアップしています。少し以前(2021年以前)に発売された機種と較べる場合、最も大きな差がある部分です。
本機も、これらの技術と新しい画像エンジン(BIONZ XR)のパワーを利用し、高精度です。小さい被写体でも胴体と頭部を識別して追尾するほか、登録した敷きたいの識別も行います。

こちらも、人間以外の被写体の認識は、動物/鳥、動物、鳥、昆虫、車/列車、飛行機に対応できます。
暗い場所での利用も、AFの低輝度限界が、最大EV-4なので、すこし良いと言えます。
手ブレ補正は、本機も、5軸手ブレ補正です。
補整力は、5.5段と強力です。
液晶モニターは、上98度、下40度、横180度と270度の回転に対応する、タッチパネル式のバリアングルモニターです。
旧機より稼働性が良くなっていますが、重さがすこし増えた理由にもなっているかもしれ舞えん。
ファインダーも、高詳細な約944万ドット有機ELディスプレイです。
0.65型で、倍率は0.9倍/50mmです。
連写も、下位機種同様に、8枚/秒です。
画素数が上がりましたが、機動性は保っています。
Hi+だと10コマ/秒という仕様も同じです。

動画撮影は、4K動画の撮影に対応します(60p)。
8Kについても24Pで撮影ができます。ソニーは、XAVC HS方式の圧縮技術があるので、この方面に優位性があります。
手ぶれ補整の段数は、こちらも5.5段です。
その上で、6.2K映像を、画素加算をせず4Kにオーバーサンプリングすることでノイズを押さえる、高解像4K HDRにも対応しました。

ネットワークは、Wi-Fi 5を搭載します。
下位機種で説明した、新しいCreators' App対応ですので、Bluetoothからの以降もシームレスで、便利です。
その上で、消費電力効率が良いとされるBluetooth 5を搭載しました。
そのためカメラの電源をONにせずとも、カメラ内のファイルにスマホからアクセスできるようになりました。
一方、Bluetoothは、回線が細いので画像の転送には向きません。
ただ、スマホなどに、送信が必要な場合、アプリが、自主的にWi-Fiに切り替えて送信するので、シームレスであり、利便性は高いです。
防塵・防滴性能は、強化されたものの、完全に侵入を防げるものではないです。
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以上、SONY α7R Vの紹介でした。
新エンジンの採用と、近年のAI技術の応用で、特にAF部分の性能強化が目立ちます。
フルサイズの「6100万画素」という画質部分とともに、まとまった性能を持つ機種ですので、最近の高級機の「スタンダード」として本機を基準にすると(他社を含めて)選びやすいかと思います。
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【ボディのみ】
【2021年発売】
18・SONY α7R III ILCE-7RM3A
¥275,800 Amazon.co.jp (10/14執筆時)
【2017年発売】(中古含む)
19・SONY α7R III ILCE-7RM3
¥134,800 Amazon.co.jp (10/14執筆時)
撮像素子:フルサイズ
画素数:4240万画素
手ぶれ補正:5軸(ボディ)
ファインダー:有機EL(235万)
AF:ハイブリッドAF(425点)
連写速度:8コマ/秒
動画: 4K(30p)
モニター:3インチ(236万)
重さ:657グラム
なお、ソニーは、中間グレードのα7R IIIという製品もあります。
2021年に新型番になりましたが、背面モニターの解像度アップ(144万→236万)が、ほぼ唯一の仕様変更です。
4240万画素の機種ですが、399点位相差+425点コントラストとなり、オートフォーカス性能が悪いです。
基本的には、2017年設計製品のマイナーチェンジ版なので、4K周りの技術や、手ぶれ補正、ネットワーク周りで、やや「陳腐化」の状況もあるため、現状では、選択肢にしない方が良いでしょう。
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【2020年発売】
【ボディのみ】
20・SONY α7S III ILCE-7SM3
¥449,345 Amazon.co.jp (10/14執筆時)
撮像素子:フルサイズ
画素数:1210万画素
手ぶれ補正:5軸(ボディ)
ファインダー:有機EL(235万)
AF:ハイブリッドAF(759点)
連写速度:8コマ/秒
動画: 4K(120p)
モニター:3インチ(144万)
重さ:614グラム
一方、α7S III は、少し特殊な上級ミラーレスです。

画素数を1210万画素と割り切ることで、ISO感度409600という高感度撮影や、4K動画撮影時120pなどに対応させたものです。
フォーカスは、同じく、ハイブリッドAFですが、759点位相差+425点コントラストです。
映像クリエーター向けのニッチな製品ですが、需要はありそうです。

【ボディのみ】
【2024年1月発売】
21・SONY α9 III ILCE-9M3
¥749,030 Amazon.co.jp (10/14執筆時)
【2019年発売】
22・SONY α9 II ILCE-9M2
¥447,576 Amazon.co.jp (10/14執筆時)
撮像素子:フルサイズ
画素数:2520万画素
手ぶれ補正:5軸(ボディ)
ファインダー:有機EL(943万)
AF:ハイブリッドAF(759点)
連写速度:15コマ/秒
動画: 4K(120p)
モニター:3.2インチ(210万)
重さ:703グラム
α9 III ILCE-9M3は、ソニーのEマウントのフルサイズミラーレス一眼の上級機です。
旧機種となるα9 II ILCE-9M2が残ります。ただ、本機の場合、「2019年世代」です。先述のように、AF(被写体認識)の部分で、2世代ほど前の性能になるので、主にこの部分で陳腐化が見られます。
また、後述するように、撮像素子が2023年登場機から、新型の「グローバルシャッター」式になりましたので、ほぼ「別機種」といっても良い状況です。
重さは、703グラムです。
軽量機ではないです。

撮像素子は、本機も35mmフルサイズです。
ただ、Exmor Rを改良したExmor RSです。全機種通して最初に搭載になります。
あまり詳しい説明はないですが、裏面照射型ではなく、読み出し速度が自慢の積層型CMOSセンサーでしょう。
フルサイズだと、ソニーが提供するこの種の類似センサーが、2024年以降、他社でもみられれはじめました(パナソニックや、ニコン)。

グローバルシャッター方式を(産業用を除けば)初めて採用したものになります。
一般的なカメラは「ローリングシャッター」式で、(フラッドスキャナの走査線のように)高速ながら順番に画像を読み出していきますが、「グローバルシャッター」式の場合、全画素を同時に取得する(露光・読み出し)をすることになります。
そのため、電子シャッターでもいわゆる「ローリングシャッター現象(歪み)」が起こらないということになります。
これは画期的な新方式といえます。本機は、したがって、電子シャッター方式(メカシャッターなし)な仕様にしています。
画素数は、2520万画素です。
常用ISO感度は、最大ISO 25600で、オート時はISO12800です。
これらの部分は、下位機種より劣りますが、そこを深追いする機種ではないと言えます。ただ、旧機(AUTO ISO6400)に比べるとパワーアップしています。
オートフォーカスは、測距点759点のファストハイブリッドAFです。
顔検出機能は、本機も、2022年以降の機種なので、先述のリアルタイム認識AFに対応です。
暗い場所での利用も、AFの低輝度限界が、最大EV-4なので、良いと言えます。
手ブレ補正は、5軸手ブレ補正です。
補整力は、最大で8段(FE 50mm F1.2 GM装着時)と、下位機より強力です。

モニターは、3.2型と若干大きめです。
210万画素で、バリアングル(上98度、下40度、横180度、回転270度)とアングル変更は容易です。
ファインダーは、高詳細な約944万ドット有機ELディスプレイです。
0.65型で、倍率は0.9倍/50mmです。

連写は、最高速のHi+時に、ブラックアウトフリーで120コマ/秒です。
ただし、Hi以上の場合「フォーカスモードがAF-Cのときは、装着するレンズによって連続撮影の速度が異なる」という注意書きがあります。
今回は、制限がない場合の最高速は15コマ/秒なので、そう表記しました。
ただ、ドライブ部分にかなりの実用性と面白さがあるのは言うまでもないでしょう。

動画撮影は、4K動画の撮影に対応します。
8Kは非対応ですが、4K/120Pは対応する水準です。
一方、動画の連続撮影における熱限界は、キヤノンなどに比べてさほど良くはないです。
ネットワークは、Wi-Fi 5と、Bluetooth 5.0です。
Bluetoothは最新世代に更新されています。Wi-Fi 5も2アンテナで十分速く、データ転送に配慮があります。
防塵・防滴性能は、今のところ情報がないです。
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以上、α9 III ILCE-9M3の紹介でした。
上位の新エンジンの採用で、「ローリングシャッター現象」からフリーと言うことで、動く被写体への対応性の強化が一番のポイントでしょう。
シャッター速度が強化できたのもその部分の高価と言えますし、ソニーの従来の良い部分を、さらに強化した機種に思います。

【ボディのみ】
【2024年発売】
23・SONY α1 II ILCE-1M2
¥858,000 楽天市場 (10/14執筆時)
【2021年発売】
24・SONY α1 ボディ ILCE-1
¥658,000 Amazon.co.jp (10/14執筆時)
撮像素子:フルサイズ
画素数:5010万画素
手ぶれ補正:5軸(ボディ)
ファインダー:有機EL(235万)
AFAF:ハイブリッドAF(759点)
連写速度:10コマ/秒
動画: 8K(30p)
モニター:3.2インチ(210万)
重さ:743グラム
SONY α1は、2021年に登場したSONYのミラーレスのハイエンド機です。
こちらは、グローバルシャッター機ではない系列の最上位です。
21年発売の第1世代と比べると、AIプロセッシングユニット(AI処理用GPU)の更新が主な違いです。
それにより後発の下位機にも遅れていたといえる、(追尾を含む)被写体識別の部分で、ハイエンド機にふさわしい仕様になりました。
そのほか、モニターの解像度と可動性の進化、LANの2.5G対応、ノイズ対策、連写時のブラックアウトフリー対応などが目に付く大きな違いです。
ソフト的な部分では、USBストリーミング対応などもありますが、こちらはアップデートで旧機も対応です
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結論的にいえば、上位機の常ですが、そこまで新品価格に差がないように「みえる」ので、選ぶならば新機種でしょう。以下は、新機種をベースに紹介していきます。

重さは、743グラムです。
この部分はポイントで、ソニーは、ハイエンド機でも軽量性をある程度配慮した設計です。
後ほど見るニコンの同級機(Z 9)は、フルサイズの一眼レフ並なので、毛色が違います。
撮像素子は、35mmフルサイズです。

画素数は、5010万画素です。
常用ISO感度は、最大ISO32000で、オート時はISO12800です。
オート時の値は出さない社もあるため比較できませんが、スペックは下がります。

オートフォーカスは、ハイブリッドAFです。
フルサイズの時は、759点位相差です。APS-Cを利用する際は、575点位相差/425点コントラストとなります。

顔検出機能は、リアルタイム認識AFに対応する世代です。
人間以外の被写体の認識は、本機も動物/鳥、動物、鳥、昆虫、車/列車、飛行機です。
リアルタイムトラッキングにも対応で、人間・動物(犬・ネコ・鳥)の検出に対応します。また、瞳については、左・右目の指定も可能です。
つまり、先行発売していた下位機(α7R V)と同じ水準ですが、21年発売だった、本機の第1世代と比べると、大きな進化です。
一方、本機は、被写体認識において「オート」を選べるのは、下位機との違いです。
言葉で書くと簡単ですが、被写体が「何を撮ろうとしているか」をAIが分析できるのは、結構な進化でしょう。プロ向けのこのクラスはともかく、下位機に技術が降りてくれば、利便性がありそうです。
そのほか、AFの追随性を3段階(安定・標準・敏感)で選べる仕様も加わりました。
AFの高度から必要がでてきたとも言えそうです。
暗い場所での利用は、AFの低輝度限界が、最大EV-4なので、性能は良いです。
手ブレ補正は、本機もボディ内で、5.5段の5軸手ブレ補正です。

液晶モニターは、3.2型(210万ドット)です。
上97度、下40度ほか、横移動もできるバリアングルです。
旧機は上下チルトのみでしたので、この部分は進化です。
これ以外も、形状や、新しいダイヤルの追加ほか、第2世代は(ユーザーの声を聴いた)形状面の変更は多いです。

ファインダーは、旧機同様ですが、0.9倍の0.64型ファインダーです。
視野角に制限がつくものの240fpsという高リフレッシュレートにも対応しました。
表示遅延やブラックアウトもなく、動く被写体の連写にはより強いでしょう。

連写は、メカシャッター、電子シャッターと、電子先幕(EFCS)と選べます。
メカシャッターで追尾させても、Hi+(制限記載なし)時で最大10コマ/秒です。
電子シャッターを利用する場合、最大設定(Hi+)で30コマ/秒です。なお、第2世代では、ブラックアウトフリー対応になりまたし、この部分は、やはりソニーは優秀です。
このほか、電子シャッター時、シャッターを「半押し」した状態にあった場合、最大1秒前まで戻って連写を残せる「プリ撮影」機能もあります。
野鳥撮影などには便利そうです。なお、こちらはニコンでは「プリキャプチャー」と呼ばれる機能性です。

動画撮影も、8K動画(30P)や120フレームの4K動画対応します。
撮影時間は、第2世代のデータで以上となります。
ネットワークは、Wi-Fi5・Bluetooth 5を両方搭載します。
そのうえで、2.5GのLANも装備しており、仕様は充実します。

使い勝手の部分でも、超音波アクチュエーターによるアンチダストシステムが装備です。
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以上、SONY α1 IIの紹介でした。
3年降りに登場の新世代で、特にAF部分が「現代化」しています。また、初登場からの2世代目ということで、LANやモニターの仕様を含めた、使い勝手の部分も改良が見られます。
その他の部分はそこまで変わらないものの、初代の問題点を洗い出した「第2世代」というのは、特に高級機では、実用性の向上がみられるものです。
価格も想定よりも安めに思いますし、先述のように、ハイエンドながら「重さに配慮」部分を含めて人気が出そうです。

【2023年発売】
【ボディのみ】
25・SONY VLOGCAM ZV-E1 B ボディ
26・SONY VLOGCAM ZV-E1 W ボディ
¥269100 Amazon.co.jp (10/14執筆時)
【ズームレンズキット】
27・SONY VLOGCAM ZV-E1L B ボディ
28・SONY VLOGCAM ZV-E1L W ボディ
¥289,200 Amazon.co.jp (10/14執筆時)
撮像素子:フルサイズ
画素数:1290万画素
手ぶれ補正:5軸(ボディ)
ファインダー;なし
AF:ハイブリッドAF(759点)
連写速度:10コマ/秒(電子式)
動画: 4K(120p)※要クロップ
モニター:3型(103万)
重さ:483グラム
VLOGCAM ZV-E1/E1Lは、2023年にソニーが出した動画撮影特化型のフルサイズのVLOGカメラです。
今回はだいたい「グレード別」で見てきましたが、本機は動画用と言えるので、最後に別に見ることにしました。
動画用は、APS-Cサイズだと同社からありましたが、動画特化型フルサイズは、全社でも初となる機種です。
この手のタイプだと高級機ですが、今一番売れるジャンルのカメラですから、野心的な投入に思えます。

重さは、483グラムです。
歴代のソニー機としては最小・最軽量です。
持ち歩いて、シューティンググリップで利用する人も多いでしょうし、ここは重要視した用です。
ファインダーは、さすがに未装備で、ダイヤル類も少なめではあります。
重さ重視ですし、動画用ならば問題ないでしょう。

撮像素子は、本機も裏面照射型の35mmフルサイズ(35.8×23.9mm)です。
画素数は、一方、1210万画素です。
先述のVLOG用APS-C機よりこの部分は低いです。
長時間の動画撮影は、熱とエンジンの部分が問題になるためでしょう。本機でも、室温40度における熱限界が約20分(25度で30分)ですので。
ただ、フルサイズであることは、画質面でこうした制限をを上回る意義があります。
そもそも動画ならば、画素数を追っても仕方ないですし。
常用ISO感度は、最大ISO102400です。
画素数が低めの部分もあり、調整幅はかなり広めです。ただし、オート時は、本機もISO12800というスペックです。

オートフォーカスは、ファストハイブリッドAFです。
ハイブリッドAFのソニー版で、デジカメのようなコントラストAFと、一眼レフのような像面位相差AFを複合させたソニーの開発した技術です。
位相差の測距点は、ソニーでは発売時最大の759点(動画627点)です。
速度部分はソニーの魅力です。
顔検出機能は、本機は、人間の瞳を検出して、それに追随する「瞳AF」も搭載します。
これは、他社上位機でもみられる機能ですが、かなりの精度で追随します。この機能は、Aマウントレンズでも利用可能です。
そのほか、一部ですが、「動物の瞳にも対応」です。

顔検出機能は、瞳AFに対応できる水準です。
さらに、動体の追随性については、リアルタイムトラッキングに対応で、瞳・顔・色・模様など諸要素を使いながら、自動的に追尾できます。

被写体認識は、発売年度の新しさもありつつ、同社の上位機相当です。
人間以外の被写体の認識は、動物/鳥、動物、鳥、昆虫、車/列車、飛行機に対応できます。
暗い場所での利用は、AFの低輝度限界が、最大-6EVと性能が良いです。
手ブレ補正は、本機も光学式5軸ボディ内手ブレ補正です。
動画撮影時は、電子式手ぶれ補正も利用する「ハイブリッド」です。
これを併用した新モード(ダイナミックアクティブモード)だと、手持ち時の大きなブレを吸収します。従来より30%の効果上昇とされます。
画角は狭くなります。
ソニー シューティンググリップ GP-VPT2BT
¥11,100 Amazon.co.jp (1/11執筆時)
液晶モニターは、3型で、バリアングルです。
オープン角176度、チルト270度に稼働するバリアングルです。
シューティンググリップを利用しての自撮りも可能です。
連写は、スペック的に言えば最大で10コマ/秒です。
ただ、他機と違って、電子シャッターのみです。
動画用ですし、この仕様なのだと思います。

動画撮影は、4K HDR撮影に対応します。
アップデートで、4K 120P撮影に対応になりました。
約10%のクロップは付きますが、他社機を含めて対応するミラーレスと比べても率はだいぶ低いですし、問題ないです。
フルHD時ならば240Pであり、フルサイズの撮像素子である部分に加えて、ここも本機の良い部分です。

Vlog向け機能は、美肌効果(S-Cinetone)がとくに強調されます。
その上で、一発で雰囲気を作れる自動モード(クリエイティブルック)が10種類あり、本体だけでも、効果の高い絵作りが可能です。
ダイヤルも、「背景ぼけ切換機能」「商品レビュー用設定」「美肌効果」ほか、同社のVLOG用のAPS-C機で評判だった機能はそのまま搭載されます。

音声録音は、本体内に、インテリジェント3カプセルマイクを内蔵します。
指向性マイクなどで、集音範囲を前方・全方位で調整できます。自動化もできます。
ウインドスクリーンが最初から付属しているのも動画機らしいです。
MIシューもあるので、こだわるならば外部機器は使えます。
先ほどの機種と同じく、ショートカットが充実します。
1ボタンでボケを切り替えられる背景ぼけ切換ボタン、AFモードをワンタッチで切り替えられるボタンなど、小回りが効きます。
動画用の、美肌効果・顔優先AEなど、セルフ撮影時に便利な機能も網羅です。

ネットワークは、Wi-Fi・Bluetooth 4.2を搭載します。
本機は、ソニーの新アプリ(Creators' App)対応なので、Bluetooth経由でWi-Fiにツナがルンド絵、接続利便性が格段に良いです。
以前はここに課題があったメーカーなので、大幅な進歩です。
防塵・防滴性能には、一方記載がないです。

1・FE 28-60mm F4-5.6
レンズキットは、下位機種と同じSEL2860です。AmazonのセットではSELP2860とありますが、同じものかと思います(未確認)
軽量性が自慢で、2.1倍のズームレンズで167gです。
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以上、SONY VLOGCAM ZV-E1の紹介でした。
フルサイズでVLOGに特化するので、その目的ならばおすすめできる製品です。
比較対象は、本機も紹介する予定の【 Vlog動画向きカメラの比較記事】で書いた諸製品でしょうが、他社機も含めてフルサイズの解像感が楽しめるのは、本機だけです。
予算が許せば、価値はあると思います。
次回に続く
フルサイズのミラーレス一眼のおすすめはこれ!
というわけで、今回は、フルサイズミラーレスの比較の1回目記事でした。
しかし、記事はまだまだ「続き」 ます。

2・フルサイズミラーレスの比較 (2)
2-1:キヤノン
3・フルサイズミラーレスの比較 (3)
3-1:パナソニック
4・フルサイズミラーレスの比較 (4)
4-1:ニコン
4-2:シグマ
5・フルサイズミラーレスの比較 (5)
5-1:最終的なおすすめの提案【結論】
続く2回目記事(こちら)では、キヤノンのフルサイズミラーレスを追加で紹介します。
画質の良さ ★★★★★
フォーカス性能 ★★★★★
連写速度 ★★★★★
動画撮影 ★★★★★
手ぶれ補正 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、結論編となる4回目記事(こちら)で、目的別・価格別にAtlasのおすすめ機種を提案していきます。
引き続き、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら!
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