【今回レビューする内容】 2025年 防水・耐衝撃カメラの性能とおすすめ・選び方:ダイビング 水中 海水浴 水中撮影 スキー 建設工事現場カメラ 野外工事 登山 山歩き用GPSカメラ
【比較する製品型番】オリンパス OMデジタルソリューションズ Tough TG-7 BLK RED Tough TG-6 BLK RED リコー RICOH PENTAX WG-90 2134 2143 RICOH WG-80 BK OR WG-70 WG-60 WG-7 BK 03100 RD 03110 WG-6 RICOH G900 II RICOH WG-8 WG-8BLACK WG-8GREEN PENTAX WG-1000 2153 2162 ケンコー KC-WP06 KC-WP06 ST 163566 コダック PIXPRO WPZ2 WPZ2-AMZ ベルソス VS-N003SY フィールドスリー FFF F3DCWP-01 ブロードウォッチ DCAM-WT-4K
今回のお題
耐衝撃・防塵防水カメラのおすすめ機種はどれ?
ども、Atlasです。
今回は、2025年6月現在、最新の耐衝撃・防水デジカメの比較です。
このタイプは、水中やビーチ、登山やスキーなどのレジャーで人気です。
そのほか、タフネスさが評価され、工事現場・建設現場でも使われます。
防水性能:15メートル(IPX8相当)
防塵性能:IP6X相当
耐衝撃性:高さ2.1m /100kgf
耐寒性能:マイナス10度
今回は、それぞれの利用シーンにおける「頑丈度」については、各製品とも、詳しく説明しました。
1・防水デジカメの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:オリンパス
1-3:リコー
1-4:コダック
1-5:他の企業(Kenkoなど)
2・防水デジカメの比較 (2)
2-1:最終的なおすすめの提案【結論】
現在も防水型で現行品を出すのは、オリンパス・リコー・コダックです。
一方、富士フイルム・KENKOは撤退ですが、最近の話となり、状態のよさげな中古(あるいはアウトレット)はまだあるので、引き続き紹介しています。
なお、ニコンとパナソニックも過去に出していましたが、撤退から時間が経ったので、除外しました。
画質の良さ ★★★★★
ズーム倍率 ★★★☆☆
タフネス ★★★★★
オート撮影 ★★★★★
手ぶれ補正 ★★★★★
動画撮影 ★★★★★
アクセサリ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
長い記事ですが、よろしくお願いします。
ーー
1・高画質な小型デジカメの比較【3倍-】
2・高倍率な中型デジカメの比較【40倍-】
3・単焦点のデジカメの比較
4・入門用の格安デジカメの比較
5・高耐久の防水デジカメの比較
6・Vlog動画向けデジカメの比較
7・ミラーレス一眼の比較
8・一眼レフカメラの比較
9・デジカメ全体の選び方【解説】
なお、今回の記事は、このブログのデジカメ比較シリーズの5回目記事として書きました。
1-1・防水デジカメの選び方の基本
1・堅牢性に関わるスペック
・防水防塵・耐衝撃・耐低温
2・カメラの画質
・水中・暗い場所への対応力
3・ズーム倍率
・被写体を撮れるズーム力
4・動画撮影機能
・4K動画への対応
具体的な製品の紹介にはいる前に、防水・耐衝撃デジカメの「選び方の基本」を書いておきます。
このブログでは、【デジカメ全体の選び方の基本】を書いた記事があり、撮像素子・レンズ・フォーカスなど、基本となる用語やスペックの解説をしています。
細かい部分に興味のある方は(そちら)の記事をお読みください。
ここでは、「防水コンデジ特有の注意点」について、上表のような、ポイント4点に絞って、多少細かく説明したいと思います。
第1に、堅牢性にかかわるスペックです。
タフネス機の場合、各社とも「防水性」「耐衝撃性」「防塵性」「耐寒性」について、自社で検証したスペックを、仕様表で示しています。
防水・防塵性については、JIS規格で定められた統一基準の試験を、落下は、米陸軍基準(ミルスペック)に基づく試験をしているため、メーカー間で比較して問題ないです。
耐低温だけ、統一基準がないですが、さほど要求水準が高い部分ではないため、それで問題ないです。
これらの数値ですが、基本的には、製品の値段に比例しているとは言えます。
数年前、新製品開発ラッシュがあった時代、「メーカー間で競った」結果、どの数値もだいたい同じになったからです。
いずれにしても、4つ数値を出しながら各製品を比べるので、この部分は安心してください。
防水性は、ただし、一点だけ注意です。
一部の製品は、ハウジング(容器)に入れた場合のスペックを出している場合があります。
逆に言えば専用のハウジングに入れると、防水等級が格段に上がるので、ダイバーなどの方は、この部分に注意すると良いです。
第2に、カメラの画質です。
特に、水中や夜間などの暗い場所、または、工事現場の軒下などで使う場合に注意するべき部分です。
日中のビーチや晴れたスキー場なら、ともかく、暗い場所の撮影に弱いと、使い物にならないでしょう。
この場合、できるだけ「明るいレンズ」を備た製品をとが第一条件です。
カメラの明るさは「F値」というスペックで示されます。値が小さな程性能が良いことになるので、できるだけ数字が小さいものが良いです。
ただ、暗い場所への対応は、これだけで決まるわけでもなく、「撮像素子のサイズ」「HDR補整機能」「ISO感度の高さ」など、複合的な要素で決まってきます。
実際、分かりにくい部分ですので、今回の記事では(あまり詳しくなくても)悪条件下に強いカメラかどうか、分かるように書くつもりです。
第3に、ズーム倍率です。
あらかじめお断りしておくと、ズーム倍率は「期待しないで」ください。
防水性・耐衝撃性を高めるためには、(飛び出るような)ズームレンズを使えないからです。
倍率は、上図の様に、最大でも光学5倍ズームまでです。3カメラ式の最近の高性能スマホ(iPhoneやXperia)とさほど変わらない数字と思って下さい。
スポーツ観戦に使うような望遠ズームは望めません。
そのため、野外のスポーツ観戦などに利用する場合は、カメラ自体の種類を再検討して下さい。
1・高倍率/高級デジカメの比較
2・ミラーレス一眼の比
3・一眼レフカメラの比較
さしあたっては、キヤノンやSONYの「高倍率/高級デジカメ」、オリンパスの「ミラーレス一眼」、ペンタックス・ニコンの「一眼レフカメラ」あたりを選ぶのが「基本」です。
上記のリンク記事から該当機種を検索して頂ければと思います。ただし、デジカメでも6万円前後の予算ですから、さほど安くはないです。

第3に、動画撮影性能です。
今回みていく防水デジカメも、最新の4K動画を撮れる機種が存在します。
ただし、一般的なテレビ用の4K画像が60コマ/秒であるのに対して、30コマ/秒なので、車など高速に動く被写体に完全に対応はできません。
動画中心に考える場合で「防水・耐衝撃スペック」が欲しい場合は、【アクションカメラの比較記事】で紹介した、「動画専用機」を選んだ方が良いと思います。
画質を問わなければ、ビデオでも静止画(写真)は切り出せます。用途によってはそちらの記事もご検討ください。
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以上、防水・耐衝撃カメラの選び方の基本を紹介しました。
このほか、色々説明したい部分もありますが、本編の中で、おいおい書きたいと思います。
1・防水デジカメの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:オリンパス
1-3:リコー
1-4:コダック
1-5:富士フイルム
1-6:Kenko ほか
2・防水デジカメの比較 (2)
=最終的なおすすめの提案【結論】
以下では、以上のような順番で各社の製品を比較していきます。
1-2・オリンパスの防水カメラ
はじめに、オリンパス(OMデジタルソリューションズ)の製品からです。
古くからの日本の光学メーカーですが、防水・耐衝撃コンデジには、特に力を入れてきた企業です。
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なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思うポイントを青字で記していきます。
【2023年発売】
1・オリンパス Tough TG-7 BLK
2・オリンパス Tough TG-7 RED
¥59,030 Amazon co.jp (6/22執筆時)
【2019年発売】
3・オリンパス Tough TG-6 BLK
4・オリンパス Tough TG-6 RED
¥59,800 Amazon co.jp (6/22執筆時)
撮像素子:1/2.3型CMOS (裏面照射型)
広角側の明るさ:F2
望遠側の明るさ:F4.9
画素数:1200万画素
光学ズーム:4倍
焦点距離 :25mm〜100mm
手ぶれ補正:2軸(レンズ)
AF:コントラスト式(28点)
連写 :5コマ/秒(追尾時)
動画:4K(30p)
大きさ:幅113 ×高さ 66×奥行31.9mm
重さ:約250g(バッテリー込)
防水性能:15メートル(IPX8相当)
防塵性能:IP6X相当
耐衝撃性:高さ2.1m /100kgf
耐寒性能:マイナス10度
Tough TG-7は、オリンパス(OMデジタルソリューションズ)の「タフシリーズ」の防水カメラです。
毎年、夏頃になると、売れている人気モデルです。
2023年11月に久しぶりに新機種に更新されました。
画質に関わる部分は同様ですが、充給電の入力端子がUSB-Cになったほか、グリップに滑り止めが付きました。液晶パネルも解像度は同じものの、色域の部分が少し良くなったようです。
ただ、最も注目するべきは、従来のWi-Fiに加えて、Bluetooth搭載になったことです。接続が簡単な一方通信料は細い回線ですが、データ通信の際に、Wi-Fiにシームレスに受け渡せるため、スマホとの接続性はbといってよいです。
そのほか、従来は(後ほど見る)専用製品のみの搭載だった(業務向けの)工事写真用機能が、搭載になっています。
タフネスなコンデジは業務用のニーズもあるためです。
あとは同じです。
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結論的にいえば、中古狙いを除けば、今の値段だと新機種が良いでしょう。
防水・耐衝撃性は、かなり優秀です。
防水性は、水深15メートルまで対応できます。耐衝撃性(落下耐性)は、2.1メートルまで、温度は、マイナス10度まで対応します。
砂ほこりなどが入らない防塵性能もあり、いずれのスペックも最高クラスです。
防水プロテクター PT-059
¥38,130 楽天市場 (6/22執筆時)
一方、ダイバー向けには、専用の防水プロテクターも準備されています。
この場合は、水深45メートルまで利用可能です。
水中撮影については、水中撮影モードが搭載されます。
メディアやバッテリーケースの水中での不意の開閉を防ぐためのダブルロック構造など水中撮影においてのメリット性は高いです。
レンズの明るさは、この機種の見所です。
広角側のレンズの明るさが、F値2.0という飛び抜けて明るい高性能レンズだからです。
水中などは暗いため、この部分のスペックはかなり重要ですが、防水コンデジでは、「最高レベルの性能」と言えます。
撮像素子は、1/2.3型です。
撮像素子は、サイズが大きいほど、画質(解像感)が得られます。
ただ、防水コンデジは、ほとんどこのサイズです。
一方、本機の場合、撮像素子が裏面照射型CMOSセンサーである点は強調できます。
受光感度を高くできるため、夜景や水中などの暗い場所で、綺麗な写真が撮りやすいからです。
画質補整も、結構ダイバー向けな調整です。
自動撮影時のホワイトバランス調整に定評があり、海の青色を鮮やかに撮れます。
また、スマホのようなHDR撮影機能も付属するため、夜間撮影や、逆光時の撮影にも強いといえる製品です。
画素数は、1200万画素です。
この部分は、さほど高くなく、iPhone12 Proなどの高性能スマホの解像感です。
ただ、これには理由があります。
画素を無理やり上げると感度の最大値が低くなり、暗い場所でノイズがのりやすくなるからです。
水中や工事現場の暗いところにも使う「タフカメラ」なので、あえて低く抑えているわけです。
ISO感度は、結果、ISO100〜12800です。
最大値が大きいほど、基本的に暗い場所への対応力が強くなりますが、本機はかなり強力な値です。
ズーム倍率は、光学4倍です。
先述のように、防水・耐衝撃のタフネスコンデジの場合、ズームは構造上、伸ばせません。
手ぶれ補正機能は、光学式の2軸手ぶれ補正です。
補正量は、2.5段分です。
4倍ズーム程度ならばこれで十分な性能です。手ぶれの心配は低いです。
オートフォーカスは、コントラストAFです。
精度や暗い場所でもわりとピントが合いやすく、コンデジで一般的な方式です。
合焦速度(ピントが合うまでの速度)は、さほど速くない方式ですので、子どもや動物など動く被写体には、少し弱い部分もあります。
ただ、本機は、追尾AFを備えます。
そのため、動く被写体にピントを合わせ続けられます。格安機にはない機能で、本機のワンポイントです。
測距点は、多いほどピント合わせが正確で速くなります。
本機は、25点と多いので、タフカメラの枠内でみると、本機は優秀です。
顔検出機能は、搭載される場合、ピント合わせに有利です。
本機は、測距点の多さを活かし、しっかり顔検出機能を備えます。
連写は、5コマ/秒です。
防水カメラとして、優秀です。
ピントを1枚目に固定するならば、最大20コマ/秒まで伸ばせます(連写H)。
決定的瞬間が逃しにくく、この部分の性能は結構良いです。
動画撮影機能は、4K解動に対応します。
最大30フレーム/秒ですので、コンデジでは優秀です。
フルHD画質ならば、60フレーム/秒ですし、ハイスピード撮影に対応します。
手ぶれ補正は、動画にも有効です。
液晶モニターは、また、タッチパネルも不採用で、画素数も46万ドットと標準的です。
また、画面を裏返して、セルフポートレート撮影できるチルト式ではありません。
タフネス機として、用途的にはこれで良いかと思います。
ネットワーク機能は、Wi-FiとBluetooth 4.2 LEが搭載されます。
AndroidとiPhone用の専用アプリ(OI.Share)が用意され、簡単にリンクできるため、旅先で撮ったばかりの写真をスマホ経由で送ることも可能です。
また、スマホとはBluetoothで簡単に接続したあと、転送時、自動で回線の太いWi-Fiに切り替わりますので、接続が簡単です。
つまり、スマホアプリを起動するだけで、カメラがオフでも写真を確認・転送できる製品です。
センサーは、 オリンパスが「フィールドセンサーシステム」として強調する部分です。
この機種は、位置情報がわかるGPSのほか、気圧センサー・温度センサー・電子コンパスが搭載となります。
GPSは、米国のGPSのほか、ロシアのグロナス、日本のみちびきのデータも取得可能です。
また、本機は、Wi-Fi経由でスマホの位置情報(A-GPS)も取得・更新できます。
A-GPSは、自動取得ではなく、スマホ側の操作も必要ではありますが、(お空の)GPSは、天候や場所に左右され、即応性もあまりないので、その補助としては有効です。
こうしたデータは、デジカメ本体でこれらのデータが見れるほか、スマホアプリ上では、撮影した画像を、走行ルート、気温・気圧などを連動的に見ることも可能です。
トレッキングには非常に便利でしょう。
また、ダイビングの際は、水深と連動して表示することも可能です。こうした撮影後の楽しみの点で充実しているのが、この製品の最大のメリットとも言えるでしょう。
マクロ撮影機能は、本機の面白い部分です。
1cmまで被写体に寄れるカメラは、防水タイプでは珍しいです。
同社が「顕微鏡モード」と呼ぶ画像が楽しめます。
別売にはなりますが、マクロ撮影に向く周辺機器も充実します。
いくつか見ておきます。
LEDライトガイド LG-1
¥5,374 Amazon co.jp (6/22執筆時)
LEDガイドライトは、本体のLEDランプを均一に拡散させ、被写体に影がかからないようにするリングです。
カメラが被写体を完全に被う場合や、夜間撮影時の高度な補助照明として便利です。
フラッシュディフューザー FD-1
¥(5,973) Amazon co.jp (6/22執筆時)
フラッシュディフューザー は、より強力なフラッシュを拡散させる装置です。
動く生き物など、シャッター速度をあげたい場合に使えます。
フィッシュアイコンバーター FCON-T02
¥19,382 Amazon co.jp (6/22執筆時)
コンバージョンレンズアダプター CLA-T01
¥1,991 Amazon co.jp (6/22執筆時)
そのほか、人気機種だけに、別売のコンバーションレンズも豊富です。
例えば、Tough TG-6専用の「フィッシュアイコンバーター(魚眼レンズ)」です。
対角130度の範囲が撮影できる面白い写真が撮影できます。
操作性も、この機種の人気の秘密です。
例えばグローブをしながらでも撮影できるようなフォルムを採用するなど配慮があります。
レンズバリア LB-T01
¥5,760 Amazon co.jp (6/22執筆時)
操作性に関する周辺機器も充実しています。
例えば、グローブをはめた状態でもレンズキャップの開け閉めができるレンズバリアなどは、登山などにおいて利便性が高そうです。
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以上、OLYMPUSの Tough TG-7の紹介でした。
単なる防水カメラではなく、野外活動全般に便利に使える「フィールドギア」です。各種センサーの搭載は、その部分を強化するとても面白い工夫です。
画質部分も、F値2.0という極めて明るいレンズ、強いマクロ撮影機能、など評価できる部分が多いです。
結論的にいえば、綺麗な写真が撮りたい方は、やや高価ですが、予算があれば、この機種を選べば、後悔することは少ないと言えます。
1-3・コダックの防水カメラ
続いて、コダックの防水カメラの紹介です。
同社の日本製品のカメラは、日本のマスプロ電工が代理店です。
【2020年発売】
5・コダック PIXPRO WPZ2
¥27,750 楽天市場 (6/22執筆時)
【Amazon限定型番】(性能は同じ)
6・コダック PIXPRO WPZ2-AMZ
¥26,294 Amazon co.jp (6/22執筆時)
撮像素子:1/2.3型CMOS (裏面照射型)
広角側の明るさ:F3.0
望遠側の明るさ:F6.6
画素数:1635万画素
光学ズーム: 4倍
焦点距離 :27mm〜108mm
手ぶれ補正:電子式
AF:コントラスト式
連写速度:6コマ/秒
動画:4K未対応
大きさ:95x63x25 mm
重さ:約176g
防水性能:15メートル
防塵性能:IP6X相当
耐衝撃性:高さ2m
耐寒性能:
PIXPRO WPZ2 は、米国のコダックの販売する防水カメラです。
古くからのカメラブランドが出す、タフネスコンデジでは「安い」と言って良い製品です。
なお、Amazonだと型番が変わりますが、性能は同じです。
防水・耐衝撃性は、オリンパスと同等で、問題ありません。
ただ、耐寒性能は、評価試験がなされていません。
撮像素子は、1/2.3型の裏面照射型です。
オリンパスと同じですし、問題ないです。
レンズの明るさは、一方、広角側でF3です。
オリンパスに負けるものの、最近の防水カメラで言えば平均的でしょう。
実用上、問題ないです。
画素数は、1635万画素です。
ここも、必要十分です。
ISO感度は、しかし3200までです。
暗いところが大得意とも言えないでしょう。
ただし、HDRは機能としてあるので、それなりに暗い場所でも対応できそうです。
撮影機能は、水中モードを持ちます。
その上で、風景・スポーツ・花火などシーン調整はわりと充実するので、値段の割にこの部分は弱点ではないです。パノラマ撮影も可能です。
ズーム倍率は、光学ズーム4倍です。
強調はできませんが、平均的な倍率です。
手ぶれ補正機能は、しかし、電子式のみです。
低倍率機なのでしっかり持てば問題ないとは言え、物足りないです。
オートフォーカスは、コントラスト式AFです。
測距点などのデータは非公表です。
顔検出機能も、搭載です。
顔、笑顔、まばたきを検出可能です。
この部分は割と充実したスペックです。
連写速度は、6コマ/秒です。
それなりに良いですが、追尾AFを搭載しない機種なので、ピント固定時の数値です。
画質を落とさずこのスペックなので、パナソニックと同じで、防水カメラでは最高水準です。
動画撮影機能は、4Kは非対応です。
フルHDまでの動画しか撮れません。
液晶モニターは、2.7型の固定式のモニターで、タッチパネルが不採用です。
ネットワーク機能は、本機は、Wi-Fiのみ装備します。
iOSとAndroid双方に無料アプリ(PIXPRO Remote Viewer ) が用意されます。ただ、Bluetooth不採用なので、接続設定は面倒です。
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以上、コダックのPIXPRO WPZ2の紹介でした。
ターゲットは、現場撮影などに「格安で防水カメラが欲しい方」という製品です。値段的にも安めといえ、格安でタフネスコンデジを探している方には、候補の1つになります。
性能的にも、しっかり、裏面照射型の撮像素子を採用しつつ、堅牢性も担保されるます。相当暗めな場所で使わないならば、実用性において問題ないです。
なお、この製品とほぼ同じ仕様(恐らく同じ供給元)の製品が、次に見るリコーからも出ています。
外観は上図のように変わりますが、後ほど改めて説明します。
1-4・リコーの防水カメラ
続いて、リコーの防水・耐衝撃コンデジを紹介します。
防水カメラは、リコーが以前が買収したPENTAXがもともと力を入れていた分野になります。
【2023年12月発売】
7・RICOH PENTAX WG-90 2134
8・RICOH PENTAX WG-90 2143
¥47,595 Amazon co.jp (6/22執筆時)
【2022年発売】
9・RICOH 防水カメラ WG-80 BK
10・RICOH 防水カメラ WG-80 OR
¥42,340 Amazon co.jp (6/22執筆時)
【2020年発売】(中古含む)
11・RICOH 防水カメラ WG-70 BK
12・RICOH 防水カメラ WG-70 OR
¥16,800 Amazon co.jp (6/22執筆時)
【2018年発売】(中古含む)
13・RICOH 防水カメラ WG-60 BK
14・RICOH 防水カメラ WG-60 RD
¥17,580 Amazon co.jp (6/22執筆時)
撮像素子:1/2.3型CMOS(裏面照射型)
広角側の明るさ:F3.5
望遠側の明るさ:F5.5
画素数:1600万画素
光学ズーム: 5倍
焦点距離 :28mm〜140mm
手ぶれ補正:電子式
AF:コントラスト式(9点)
連写速度:
動画:フルHD(30p)
大きさ:幅122.5×高さ61.5×奥行29.5mm
重さ:約194g(バッテリー含む)
防水性能:14メートル(IPX8相当)
防塵性能:IP6X相当
耐衝撃性:高さ1.6m
耐寒性能:マイナス10度
PENTAX WG-90は、リコーの防水カメラの入門機です。
2023年からリコーの「PENTAX」にブランド変更になりましたが、旧機と基本的に同じ製品です。
WG-80は、1世代前の製品です。
モニターに低反射コート(ARコート)がないですが、その程度の違いです。
WG-70は、2世代前の製品です。
この世代のあと、マクロ撮影(デジタル顕微鏡モード)利用の際、リングライトの照度が高くなりました。照明も5段階で調光でるようになったので、その部分が違いです。
接写はこの機種の魅力の1つなので、重要な進化でしょう。
WG-60は、デジタル顕微鏡モードの微調整だけの違いです。
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結論的にいえば、2022年機・2023年機はマイナーチェンジなので、その2つから値段で選ぶのが良さそうです。
防水・耐衝撃性は、オリンパスと較べると、耐衝撃性のスペックがやや弱いです。
しかし、そのほかの部分は、ほとんど同じです。
ただし、別売の防水プロテクターがないため、深度の深いダイビングには使えない機種です。
センサー類は、GPSを含めて特に搭載はありません。
撮像素子は、1/2.3型の裏面照射型なので、オリンパスと同じです。
レンズの明るさは、しかし、広角側F値3.5と、やや暗めのレンズです。
画素数は、1600万画素です。
数値としては、オリンパスより高めです。
ISO感度は、ISO125〜6400です。
画素数が高めな分、オリンパスに比べると暗い場所の対応水準は劣ります。
ただ、本体価格の差もあるので、これでもそこそこ優秀だとは言えます。
裏面照射型センサーやHDR機能で条件の悪い場所で補完されてはいますが、レンズのF値も低めですから、オリンパス機とは「差」があるのはたしかです。
ただ、価格差を考えれば、「大健闘」です。
ズーム倍率は、光学ズーム5倍です。
オリンパスよりも倍率は高いです。
手ぶれ補正機能も、注意点です。
本機は、電子式手ぶれ補正だけで光学式2軸補正がないです。
画像ブレが事後、観点に補整されるだけで、その場合、画質も多少悪くなります。
ズーム倍率が高くないので、手ぶれ補正はさほど重要ではないとはいえ、補整力は期待できないでしょう。
オートフォーカスは、コントラスト式AFです。
オリンパスと同じですが、測距点が9点と少なく、ピント合わせの速度・精度は劣ります。
したがって、子供や動物など、動く被写体への強さは、イマイチです。
顔検出機能は、本機も搭載です。
人物撮影の際のピント合わせは割と楽です。
そのほか、この部分については、笑顔でシャッターがきれるスマイルキャッチやまばたき検出など、独自機能が光ります。
こうした点で、値段の部分を含めて、「ファミリー層」をターゲットにしたカメラです。
連写速度は、非公開です。
連写モードは持ちますが、この部分の期待値は低いでしょう。
動画撮影機能は、4K動画に非対応です。
フルHD画質でも30コマ/秒までの対応です。動画撮影の点ではさほど期待できないでしょう。
液晶モニターは、固定式です。
明るさ調節は可能ですが、24万ドットでタッチパネルに非対応です。
23年機からARコートで低反射にする工夫は加わりましたが、解像度は低めです。
ネットワーク機能では、Wi-FiもBluetoothも未搭載です。
マクロ撮影機能は、この機種も1cmマクロ撮影に対応します。
「デジタル顕微鏡モード」も搭載します。
新機種は12M(1200万画素)の高詳細で撮れるようになり、オリンパスと並びました。
一方、本機も補助光は付くのですが、LEDライトガイドなどの販売はなく、徹底度においては、オリンパスに及びません。
その他の機能としては、CALSモードを搭載して、国土交通省写真管理基準に対応します。
その点で、土木関係の仕事用には向くタフネスカメラの一つです。
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以上、PENTAX WG-90の紹介でした。
オリンパスのToughシリーズと比べると、旧機ならば、割と安価に防水カメラが手に入るのが魅力です。ズーム倍率の点でも魅力があります。
一方、Wi-Fi未搭載である部分ほか、暗い場所などでの撮影に多少弱いという弱点はあります。
ただ、晴天下のビーチやスキー場では問題ないですし、防水性も十分なレベルです。ファミリー向けの気軽なタフモデルとして、十分に活躍するでしょう。
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【2024年発売】
15・RICOH PENTAX WG-1000 2153
16・RICOH PENTAX WG-1000 2162
¥32,028 Amazon co.jp (6/22執筆時)
撮像素子:1/2.3型CMOS
広角側の明るさ:F3.0
望遠側の明るさ:F6.6
画素数:1635万画素
光学ズーム: 4倍
焦点距離 :27mm〜108mm
手ぶれ補正:電子式
AF:コントラスト式(25点)
連写速度:
動画:フルHD(30p)
大きさ:幅116×高さ68.5×奥行50.5mm
重さ:約220g(バッテリー含む)
防水性能:15メートル(IPX8相当)
防塵性能:IP6X相当
耐衝撃性:高さ2m(自主基準)
耐寒性能:
なお、2024年にリコーから、廉価版となるPENTAX WG-1000という製品が登場しています。
本機は、先ほどみたコダックのPIXPRO WPZ2とカメラ部分の性能や諸機能が、ほぼ同じです。
コダックが先行発売していたので、リコー側がOEM供給を受けたのかなと思います。
一方、そちらと、大きく異なるのは、外装です。
こちらは、別売の2点吊りのネックストラップ(O-ST174)に対応するほか、産業用に消毒(次亜塩素酸ナトリウム・エタノール・二酸化塩素水)の消毒に対応するボディです。
撮像素子は、一方、こちらは、1/2.3型CMOSとの表記です。
裏面照射型(高感度)の記載がないタイプになります。
コダックの仕様だと、裏面照射型(BSI CMOS)の技術があるので、(記載がないだけかもしれませんが)この部分で差がある可能性があります。
あとは、タフネスを含めてほぼ同じで、あえて言えば、独自のカラーフィルタ(色彩)が楽しめるほどです。
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結論的にいえば、先述の撮像素子の部分と、値段的面で、選ぶとしても、先発のコダック機のほうが今のところは良いように思います。
【2024年発売】
17・RICOH WG-8 WG-8BLACK B0D62LL4T6
18・RICOH WG-8 WG-8GREEN B0D62L7GBG
¥58,882 Amazon co.jp (6/22執筆時)
【2021年発売】
19・RICOH WG-7 BK 03100
20・RICOH WG-7 RD 03110
¥48,400 Amazon co.jp (6/22執筆時)
【2019年発売】(中古含む)
21・RICOH WG-6 OR 03851
22・RICOH WG-6 BK 03841
¥31,500 Amazon co.jp (6/22執筆時)
撮像素子:1/2.3型CMOS(裏面照射型)
広角側の明るさ:F3.5
望遠側の明るさ:F5.5
画素数:2000万画素
光学ズーム: 5倍
焦点距離 :28mm〜140mm
手ぶれ補正:電子式
AF:コントラスト式(9点)
連写速度:
動画:4K動画
大きさ:幅118.2×高さ65.5×奥行33.1mm
重さ:約242g(バッテリー含む)
防水性能:20メートル(IPX8相当)
防塵性能:IP6X相当
耐衝撃性:高さ2.1m
耐寒性能:マイナス10度
WG-7は、リコーの上位機です。
3世代の製品を出しましたが、カメラ部分の性能は同じです。
23年機と24年機を比べると、搭載GPSの部分で差があります。
旧機は、米国のGPS衛星・ロシアのグロナス・日本のみちびき(SBAS)に対応でした。
ただ、24年機は、GPSとグロナスのみで、日本のみちびきに非対応とGPSの部分で改悪しました。そのほか、明示的な追加機能は見られません。
2019年機は、その後の世代にある、USB接続でPCの外部カメラにできるWEBカメラ機能が省略です。
本機はライトを装備しマクロモードで1cmまで寄れるので、それを目的に買う人がいるかはともかく、この機能は「あれば使いたい」というシーンはあるでしょう。
シーンモードにおいて、 被写界深度合成が、この世代はありません。風景写真などで、前面背面のピントを合わせる自動合成です。Photoshopなどではお馴染みです。
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結論的にいえば、現在の値段差だと、その機能差を含めて、選ぶべきは、1世代前の2023年機と言えます。
タフ性能は、下位機種より高いです。
本体だけで20メートル防水です。
ただし、この分野では後ほど紹介するNikonが「さらに強い」機種を出しており、競争力の部分では微妙です。
撮像素子は、下位機種と同じです。
また、カメラ部分の性能は、フォーカス・レンズ・手ぶれ補正を含めて、仕様は共通です。
動画撮影機能は、4Kに対応しました。
動画用の手ぶれ補正も、4Kでは有効にならないものの、Movie SR +に進化しました。
ネットワーク機能は、引き続き、Wi-Fi・BluetoothLEなどが搭載されない点で、本体価格からして物足りない部分があります。
面白い部分は、リングライトの光量を下位機種の10倍に高め、補助照明力を強化している点です。
光量自体はLEDガイドライト装着時のオリンパスより強そうですから、海中撮影のほか、商品画像などのマクロ撮影にも向くでしょう。
ISO感度は、下位機同様にISO6400なでですし、この部分はなにかしら有効に使えるかもしれません。
センサーは、下位機種の弱点でしたが、こちらはGPSと電子コンパスは搭載します。
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以上、RICOH WG-7の紹介でした。
下位機種同様に、良かれ悪しかれ、「ライト」を何かに使える人が便利に使える機種です。
個人的にはあまり思いつきませんが、工事現場の床下の暗い場所、簡単な商品撮影におけるバックライト替わりなどが考えられるかと思います。
そのニーズがない場合は、下位機種で良いでしょう。
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【2024年発売】
(1年保証)
23・ リコー RICOH G900 II
¥96,500 Amazon co.jp (6/22執筆時)
(3年保証)
24・ リコー RICOH G900 II 安心保証モデル
¥------ Amazon co.jp (6/22執筆時)
【2019年発売】(旧製品)
25・リコー RICOH G900 162101
¥69,000 Amazon co.jp (6/22執筆時)
撮像素子:1/2.3型CMOS(裏面照射型)
広角側の明るさ:F3.5
望遠側の明るさ:F5.5
画素数:2000万画素
光学ズーム: 5倍
焦点距離 :28mm〜140mm
手ぶれ補正:電子式
AF:コントラスト式(9点)
連写速度:
動画:4K動画
大きさ:幅118.2×高さ65.5×奥行33.1mm
重さ:約242g(バッテリー含む)
防水性能:20メートル(IPX8相当)
防塵性能:IP6X相当
耐衝撃性:高さ2.1m
耐寒性能:マイナス10度
このほか、WG-8とまるきり仕様が変わらない RICOH G900 II という製品がでています。
旧機ものこりますが、こちらもWG-6と同等です。
一方、これらは「現場カメラ」として工事関係者や医療関係者にむけた製品です。
カメラとしての性能は内蔵メモリーを6.5GBに強化され、単独で利用できるようにしています。
そのほか、工事用の電子小黒板機能と、耐薬品耐性の付与ですが、全者は別売アプリが、後者は、先ほどみた機種と同じで、「エタノール、次亜塩素酸Na・二酸化塩素水」に限った話です。
あとは、セキュリティ面で、機能制限のパスワード(管理者・使用者)が付けられたり、SDカード自体へのPWを欠けられるなど、情報漏洩対策が重視されるカメラです。
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結論的にいえば、個人で買うものと言うより、企業が揃える類のカメラです。
特に、市販の電子小黒板作成ソフトを利用している方に向けた特殊なカメラと言えそうです。
1-6・ケンコーなどの防水カメラ
続いて、ケンコーをはじめとする、ここまでみた以外の防水カメラをみていきます。
【2023年発売】
26・ケンコー KC-WP06
¥12,300 Amazon co.jp (6/22執筆時)
【Amazon限定】(バッテリー2個おまけ)
27・ケンコー KC-WP06 ST 163566
¥15,800 Amazon co.jp (6/22執筆時)
撮像素子:1/3.2型CMOS
広角側の明るさ:F2.2
望遠側の明るさ:
画素数:800万画素
光学ズーム:1倍
焦点距離 :25.5mm
手ぶれ補正:電子式
AF:コントラスト式
連写:3コマ/秒
動画:2.7K/30P
大きさ:約105×68×33mm
重さ:約152g
防水性能:3.5メートル
防塵性能:IP5X相当
耐衝撃性:-----
耐寒性能:-----
KC-WP06は、カメラ周辺機器を多く出すケンコーの発売する防水コンデジ です。
2023年に登場した、防水カメラです。
なお、Amazon限定モデルは、予備バッテリーがおまけで2個付いています。
防水性は、水深3.5メートル、防塵性は、IP5X相当(粉じん保護)です。
スペックとしてはあまり良くないですが、海水浴程度ならば問題ないと言えばそうでしょう。
耐衝撃性は、ただ、情報がないです。
撮像素子は、1/3.2型CMOSです。
撮像素子は、電池の保ちが良いCMOSではありますが、素子は小さいといえます。
レンズの明るさは、F2.2です。
数字としては良いです。
ズーム倍率は、しかし、1倍(ズームなし)です。
この場合、レンズの枚数が少なくて良いのでF値はあげやすいので上がっていると言えます。なお、デジタルズームは4倍ですが、スマホと同じで、画質は落ちます。
焦点距離は、広角の25.5mmで固定なので、「広く撮れる」とはいえます。
ISO感度は、一方、オート時の感度は不明です。
100-400の範囲で設定はできます。
オートフォーカスは、コントラスト式です。
追尾AFは装備せず、顔認識もできません。
顔検出機能は、対応です。
一方、動画時に限定されますが、動きに応じて動画撮影をする「動き検出」という機能があります。ただ、静止画も含めて、動く被写体にピントを合わせ続ける機能(追尾AF)はないです。
そのほか、動画の場合、スローモーション撮影、静止画だと、タイムラプス撮影が可能です。ある程度「遊べる」要素は重視します。
連写時のコマ数は、3コマ/秒です。
手ぶれ補正は、電子式です。
写真の場合、あまり期待値は高くないです。
動画撮影機能は、最大で2.7K/30P(2688×1520)です。
フルHDの水準は超えるので、この部分はちょっと良いと言えます。
液晶モニターは、2.8型の固定式のモニターです。
その上で、前側にも1.5型の小さなモニターがあります。セルフィ用でしょう。
ネットワーク機能は、GPSもWi-Fiも非搭載です。
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以上、ケンコーの KC-WP06の紹介でした。
スペック的には「屋外の晴天専用カメラ」と言えます。その場合は、期待値に届く画質は得られるでしょう。
値段が安い上で、わりと「遊べる」要素はあるので、子供に渡していろいろ「撮り遊ぶ」のに向くようにおもいます。ただ、耐衝撃性がイマイチなのがその場合、難点でしょう。
若干「現場カメラ」としても弱いので、あえて言えば、(壊れてもさほど惜しくない価格のカメラとして)スマホを持ち歩けない、プールや海の中で撮るのには向くカメラには思えます。
色も、広告もそのような用途につ買って貰うことを期待してのことに思えました。
【2024年発売】
28・ベルソス ジョワイユ VS-N003SY-W
29・ベルソス ジョワイユ VS-N003SY-H
¥16,698 楽天市場 (6/22執筆時)
撮像素子:CMOS
広角側の明るさ:F3
望遠側の明るさ:
画素数:800万画素
光学ズーム: 1倍
焦点距離 :
手ぶれ補正:電子式
AF:
連写速度:
動画:フルHD
大きさ:W114×D29×H65mm
重さ:約140g
防水性能:3メートル(IPX8)
防塵性能:IP6X相当
耐衝撃性:
耐寒性能:
VS-N003SYは、広島のペルソスガ輸入するの防水カメラです。
防水・耐衝撃性は、IP6X相当の防塵性が明示されています。
ハウジングが本体くっついているような格好ですので、当然と言えばそうです。
防水性もありますので「現場カメラ」としては使える性能です。
撮像素子は、CMOSセンサーである以上の情報がないです。
レンズの明るさは、広角側でF3です。
他社で見た格安機とおなじですので、同じユニットかと思います。
画素数は、800万画素です。
ISO感度は、400までです。
撮影機能は、特段ないです。
ズーム倍率は、単焦点で、光学ズーム1倍です。
デジタル4倍ですが、画質が悪化します。
手ぶれ補正機能は、電子式のみです。
オートフォーカスは、記載がないです。
コントラスト1点でしょう。マクロは20cmまでよれます。
顔検出機能は、記載がないです。
連写速度も、記載がないです。
動画撮影機能は、4Kは非対応です。
フルHDまで対応です。フレームレートの表示はないですが、30Pでしょう。
液晶モニターは、「自撮り」てきに使うのに便利な、表と裏に2つあるデュアル仕様です。
背面は、2.7型の固定式のモニターで、前面は、1.8型です。
いずれもタッチパネルが不採用です。
ここも、他社の格安機と同じユニットでしょう。
ネットワーク機能は、ありません。
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以上、ペルソスの VS-N003SYの紹介でした。
防水・防塵等級がある点で、日本に拠点がある企業が売る、安めの現場カメラとしてプレゼンスがあります。
ただ、画質部分は全く期待できないので、とりあえず、明るさのある現場で全体をざっと撮影できればよい、という場合にのみ、おすすめできます。
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【2024年発売】
30・ フィールドスリー FFF F3DCWP-01
¥16,780 楽天市場 (6/22執筆時)
撮像素子:CMOS
広角側の明るさ:F2
望遠側の明るさ:
画素数:1300万画素
光学ズーム: 1倍
焦点距離 :
手ぶれ補正:電子式
AF:
連写速度:
動画:4K/30P
大きさ:W13×D27×H71mm
重さ:約143g
防水性能:5メートル(IPX8)
防塵性能:IP6X相当
耐衝撃性:1メートル
耐寒性能:
なお、ほぼ同じユニットですが、多少性能をアップしていると言えるのが、FFF F3DCWP-01です。
光学ズームのない単焦点であることは同じですが、F値2.0と少し明るめのレンズです。
そのほか、画素数・IPS感度(〜6400)・モニターサイズ(表2.8型・裏2型)・ビデオ機能(4K 30P)と耐衝撃性のスペックを出す点で、ペルソス機より良いです。
ただ、価格はそれに応じて上がりますし、撮像素子の素性(サイズ)も不明ですし、やはり、スマホ時代において、性能で選べる製品ではないでしょう。
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【2024年発売】
31・ ブロードウォッチ DCAM-WT-4K
¥15,800 楽天市場 (6/22執筆時)
撮像素子:1/3.06 CMOS
広角側の明るさ:
望遠側の明るさ:
画素数:1300万画素
光学ズーム: 1倍
焦点距離 :
手ぶれ補正:電子式
AF:
連写速度:
動画:4K/30P
大きさ:W11;1×D28×H66mm
重さ:約166g
防水性能:3メートル
防塵性能:
耐衝撃性:
耐寒性能:
一方、 ブロードウォッチ DCAM-WT-4Kも格安の防水カメラです。
一部のデンキヤチェーンにも卸される製品です。
撮像素子は、本機は公開があります。
SONYのIMX258(1/3.06型CMOS・1300万画素)とのことです。
仕様に56MP(5600万画素)との記載がみられますが、格安の他機と同じで、画素補間(縦横2倍)後の数字です。す。
本来的には1300万画素前後のセンサーでしょう。
防水性能も、3メートル水準と弱いです。
それ以外のタフネス性能も、数字としては示されないです。
レンズは、F値は非公開です。
基本的には明るい場所「専用」の製品で、現場用としてはやや使いにくいだろう点が注意点です。
次回に続く!
防水デジカメのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、防水・耐衝撃性コンデジの比較の1回目記事でした。
しかし、記事は、もう少しだけ続きます。
2・防水デジカメの比較 (2)
2-1:他の企業(Kenkoなど)
2-2:最終的なおすすめの提案【結論】
画質の良さ ★★★★★
ズーム倍率 ★★★★★
タフネス ★★★★★
オート撮影 ★★★★★
手ぶれ補正 ★★★★★
動画撮影 ★★★★★
アクセサリ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
続く2回目記事(こちら)は、Kenkoなどの他社のカメラを見た後、結論編に入ります。
ここまで紹介したきた全機種から、いつものように、目的別・価格別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきたいと思います。
引き続き、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら
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