【今回レビューする製品】2024年 4K対応アクションカメラの性能とおすすめ・選び方:アクションカム ウェアラブルカメラ 小型ビデオカメラ 自転車・バイク・自動車・水中撮影・スキー用など 機種の違いと人気ランキング:ソニー・ゴープロ・DJIなど
【比較する製品型番】GoPro HERO13 BLACK CHDHX-131-FW HERO13 BLACK CREATOR EDITION CHDFB-131-JP GoPro HERO CHDHF-131-JP DJI OSMO POCKET 3 POCKET 3 クリエイターコンボ DJI OSMO Action 5 スタンダードコンボ CA2039 アドベンチャーコンボ CA2040DJI OSMO ACTION 5 PRO DJI OSMO Action 3 Insta360 GO 3S CINSAATA-ST-64 CINSAATA-ST-128 CINSAATA-SC-64 CINSAATA-SC-128 0 Insta360 Ace Pro 2 CINSBBGA-SB ACEPRO214/CINSBBGA Insta360 Insta360 Ace Pro Insta360 Insta360 Ace SONY Cyber-shot DSC-RX0M2 FeiyuTech Feiyu Pocket 2 Feiyu Pocket 2S Feiyu Pocket 2 DJI Action 3 SIGHTRON CUBE CAM DAC-201 ほか
今回のお題
最新の4Kアクションカメラのおすすめはどの機種?
ども、Atlasです。
今日は、2024年11月現在、最新のアクションカメラの比較です。
撮像素子やレンズの性能はもちろん、小型だと重要になる手ぶれ補正の精度や純正マウンターの展開を含めて、詳しく書きました。
1・アクションカメラの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:GoPro〈米国〉
1-3・DJI 1〈中国〉
2・アクションカメラの比較 (2)
2-1・DJI 2〈中国〉
2-2・ソニー〈日本〉
2-3・Thinkware〈韓国〉
2-4・INSTA360〈中国〉
2-5・FeiyuTech〈中国〉
3・アクションカメラの比較 (3)
3-1・トランセンド ほか
3-2:最終的なおすすめの提案【結論】
今回は、メーカー別に各社のアクションカメラをみていきます。
お馴染みのアメリカのGoProの製品ほか、DJI・INSTA360など、ユニークな製品を出す新興企業も多く取りあげます。
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なお、1点だけ、あらかじめ注意です。
今回の記事では、GoProに代表されるような、乗り物への車載や、手持ちでのカジュアルな利用に向くアクションカメラの、多く比較します。
1・全天球カメラ
=VR動画撮影用の小型軽量カメラ
2・Vlog向けカメラ
=ビデオブログ向けの中軽量カメラ
しかし、アクションカメラの「仲間」ともいえる、上表の2系統の製品は、記事を「完全に分けて」書きました。
デンキヤでは、同じコーナーにあるのですが、「撮れる映像の種類」がアクションカメラとは少し異なります。
初めて買われる向けに、あらかじめ解説しておきます。
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第1に、360度のアクションカメラです。
これは、いわゆるVR動画を撮るためのカメラです。
スペックを比較する際の基準が普通のアクションカメラと違うので、記事を完全に分けました。
お探しの場合、このブログの【おすすめ全天球カメラの比較記事】をご覧ください。
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第2に、Vlog専用設計のカメラです。
アクションカメラは、「ビデオカメラ」の進化形で、それを小さくしたものです。
Vlogカメラは、一方、「写真用のデジカメ」の進化形といえます。
利用目的は似ているのですが、400g以上と大きめ・重めになるので、(手持ちはできますが)車載などには不向きです。
その代わり、ビデオ用より高画質な撮影が可能で、レンズ交換もできます。
価格が高めになるほか、比較基準がアクションカメラとは変わるので、記事を分けています。
お探しの場合、このブログの【Vlogカメラの比較記事】をご覧ください。
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というわけで、今回は各社のアクションカメラ(だけ)を比較していきます。
画質の良さ ★★★★★
手ぶれ補正 ★★★★☆
防水性 ★★★★★
アクセサリー ★★★★★
バッテリー ★★★★☆
スマホ連携 ★★★★★
ライブ配信 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最後に「結論」として、上表の様な観点から、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。
1-1・アクションカメラの選び方の基本
具体的な製品紹介にはいる前に、はじめに、アクションカメラの「選び方の基本」を簡単に説明しておきます。
先述のように、アクションカメラは、小型ですがあくまで「ビデオカメラ」です。
そのため、(普通の)家庭向けのビデオカメラ(ハンディカメラ)と、スペック面での選び方は「共通」する部分が多くあります。
例えば、、撮像素子のサイズ、レンズの明るさなどです。
こうした部分のスペックの見方は、このブログの【家庭用ビデオカメラの比較記事】で、その基本を詳しく書いています。
1・手ぶれ補正の種類
2・4K動画の画質
3・マウンターの種類
一方、アクションカメラは、普通のビデオカメラにはない注意点がみられます。
上表の3点になりますが、以下で簡単に解説しておきます。
1・手ぶれ補正の性能
第1に、手ぶれ補正の性能についてです。
小型カメラは、普通のビデオカメラよりブレが発生しやすい撮影環境で撮ることが多いので、しっかりとした対策が重要です。
今回紹介するアクションカメラでみられるのは、以上の5方式です。
順番にみていきます。
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第1に、電子式です。
わりと多くの機種が装備する方式で、撮影画像をソフト的に処理するタイプの補正です。
写真と違って、動画の場合、この方式の補正はわりと有効です。
とくに、GoProは、電子式を独自強化(ハイパースムース)していて定評があります。
同社の手ぶれについては、下手な6軸ジャイロより実際補正が良い場合もあります。
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第2に、3軸式手ぶれ補正です。
この場合、撮影時に、ヨー(パン)・ピッチ(ティルト)方向の角度ブレや、縦横の回転ブレ(ロール)の制御ができます。
業務用のカメラも多かれ少なかれこうしたシステムがありますが、手持ちや自転車ほか、乗物撮影の場合有利です。
電子式のみ搭載の製品の場合、上図のような別売スタビライザ(ジンバル)を導入すると、この機能を追加できます。
ただ、後ほど見るように3軸補整に、メカ的な補整となる「3軸ジンバル補整」を組み合わせたカメラも出ています。
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第3に、6軸式手ぶれ補正です。
この場合、縦横方向のシフトブレと前後方向のブレも防げることになります。ドローンなどにも使われるセンサーです。
追加される3軸は、広角の固定焦点の動画撮影となる小型機では最重要ではないかもしれませんが、あるに越したことはないです。
なお、前後の手ぶれを除く、5軸手ぶれ補正(空間光学式)は、ソニーが撤退したので、現在は、小型機ではありません。
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【手持ち向け】
INKEE Falcon アクションカメラ用ジンバル
¥19,999 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
結論的にいえば、ブレを避けたい場合、「3軸補正」がかけられるものを使うと満足度が高いでしょう。
「3軸補正」ができるジンバルは(手持ち用なら)1万円前後でたくさんありますし、あとから考えてもOKです。
一方、車載(自転車ほか)で考える場合は、あまり安いものはないです。
そのため、電子式を独自強化したGoPro上位機か、3軸以上の補正力がある製品を選ぶと良いかと思います。
2・4K動画の画質
続いて、4K動画の画質です。
最近はどの機種も基本的に4K対応は常識です。
しかし、格安製品の一部は「60フレーム/秒」の記憶ができない製品があります。4K映像が滑らかではないので、画質で選びたい場合は、この部分を重視すると良いでしょう
一方、4K/60pの記録は、小型機としては結構なエンジンパワーを要する仕事なので、発熱問題があります。
普通のカメラと同じで、熱暴走するか、または、安全装置が働いて撮影が止まります。
GoProなどの高級機は(よほど悪条件出ない限り)20-30分ほどは持ちます。
しかし、格安機で4K/60p対応製品は、持続時間が短い場合、安全装置がない場合もあるため、高解像度・長時間を目当てに買われる方は、注意しましょう。
高解像度での長時間撮影が「マスト」ならば、【ビデオカメラの比較記事】で書いたような、大きめの製品が良いでしょう。
3・マウンターの種類の多さ
最後に、マウンターの種類です。
GoProの場合、自転車・バイク・自動車用、サーフボード・水中用、自撮り棒・ウェアラブル用など、用途に合った純正マウンターの販売があります。
SONYも多めですが、最近、アクションカムを終息させてきているため、現状ではGoProが勝ちます。
一方、格安の(いわゆる)「中華アクションカメラ」は、色々なマウンターを最初から付属させ、入門者がお手軽で楽しめるような工夫をしています。
先述の撮影時間の部分など色々限界はあるのですが、「本当に便利なのか」とりあえず、知りた方は、ためしにこう言った製品を買うのは「あり」です。
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というわけで、アクションカメラの「選び方の基本」を3点紹介しました。
これ以外にも、耐水や耐寒、衝撃対応性などの「タフネス性能」「バッテリーの保ち」なども重要ですが、こうした点は、個別の製品を比較する中で説明するつもりです。
1-2・GoProの4Kウェアラブルカメラ
はじめに、GoProの製品を紹介します。
最近は、アクションカメラの新製品を毎年1回ペースで販売するのは、Go Proだけです。名実共に、この分野の「トップ企業」と言えるでしょう
マウンターも豊富で、マニアファンも多いです。「高度な使いこなし術」的なウェブ・コンテンツは、同社の製品をベースにしたものが世界で最も多いといえます。
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なお、以下では、高評価できるポイントは赤系の文字色で、イマイチなところは青字で表記していきます。
【2024年10月発売】
【通常製品+2年無料保証】
1・GoPro HERO13 BLACK CHDHX-131-FW
¥62,140 楽天市場 (11/4執筆時)
【通常製品+2年無料保証】
2・GoPro HERO13 BLACK CHDHX-131-FW
¥68,800 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
【CREATOR EDITION 】
3・GoPro HERO13 BLACK CHDFB-131-JP
¥94,949 楽天市場 (11/4執筆時)
【CREATOR EDITION + マイクロSDカード】
4・GoPro HERO13 BLACK CHDFB-131-JP
¥104,800 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
【2023年10月発売】(旧製品)
5・GoPro HERO12 BLACK CHDHX-121-FW
¥59,800 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
撮像素子:1/1.9型 CMOS
画素数:2760万画素
F値:F2.5
手ぶれ補正:HyperSmooth 6.0
録画機能:5.3K 60フレーム/秒
防水防塵:最大10M
バッテリー:150分(最大)
ライブストリーミング:対応
重さ:159g(バッテリー含む)
GoPRO HERO 13 Blackは、米国のGo Proの上位機です。
旧機種が残ります。
1・充電 ・マウンターの磁石装着(別売)
2・Wi-Fi6対応
3・HBシリーズレンズ対応
4・バーストスローモーション対応(400FPS)
5・HLG HDRビデオ(広色域HDR)対応
6・バッテリー容量強化
7・ジオタグ対応
今回は、以上のような新要素があります。
Wi-Fiの通信規格が高速化(Wi-Fi6)したほか、後述するように、マウンターや、充電ケーブルの着脱がマグネット式になり、相当簡単になりました。
ほかにもありますが、目をひくのは以上の2点です。
・Contactoマグネット式ドア + 電源ケーブルキット
¥13,800
ただし、マグネット充電対応ドアとケーブルは別売です。
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結論的にいえば、旧機との値段差もあまりないですし、特に充電の着脱が簡単になったのは相当便利ですし、選ぶならば新機種でしょう。
一方(恒例の)直販限定の「セット商品」があります。
定番はクリエーターエディションです。
本体(+バッテリ)と、Volta(バッテリー内蔵型グリップ:1.65万円)と、メディアモジュラー(1万円)・ライトモジュラー(6000円)などが最初から付属です。
値段面で「セットでお買得」というわけではないですが、逆に「セットで損」な価格でもないと言えます。そのほか、Amazonの公式販売だと「アウトドア万能セット」などが選べますが、同じことが言えます。
ただ、はじめて買う場合(GoProはオプションが豊富すぎて)何を揃えれば良いか分からない部分があるので、こういうラインはあってよいでしょう。
・Samsung EVO Plus 128GB
¥1,690 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
このほか、Amazonだと、サムスンのマイクロSDカードがおまけに付きます。
価格差をみつつ、お買得ならば、選ぶと良いでしょう。
あとは、同じなので、通常版をベースに以下説明していきます。
【ADDIV-J01】
Protective Housing + Waterproof Case
¥9,380 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
防水性能は、ケースなしでも10メートル防水に対応します。
保護ハウジング( Super Suit )はを購入すると水深60Mまで対応できます。
ただ、日本で純正品の展開はみられないです。
ただ、互換製品ならば、Amazonに多く見られますので、困ることはないでしょう。
本体重量は、バッテリー込みで159gです。
確認モニターは、後面がタッチパネル式で大きいです。
全面はタッチ式でなく小型ですが、用途的にあったほうば便利なシーンがあるのでつきます。
【ディスプレイモジュラー AJLCD-001-AS 】
Display Mod Front Facing Camera Screen
¥2,500 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
そのほか、別売スクリーンが販売されており、角度を付けたい場合、それを利用することはできます。
撮像素子は、1/1.9型の撮像素子であることが公開されています。
解像度は、2700万画素、アスペクト比は8:7です。
この部分のスペックは過去2世代アップデートはないです。
ただ、旧世代(HERO10)と較べれば、撮像素子は(推定)20%ほど大きくなりました。画素数も15%ほど多くなり、解像感が高まりました。
5.7Kの動画ならば1800万画素で足りますが、静止画やタイムラプス撮影などで有利になるかと思います。
撮像素子自体が大きくなったので、画素数の増加に伴うノイズ増加の心配もないでしょう。
夜間撮影対応は、撮像素子やレンズの情報がないので、不明です。
撮像素子はおそらく「裏面照射型」でしょう。
ただ、レンズの明るさは引き続き、スペック非公開すですが、F2.5のようです。
手ぶれ補正機能は、Go Proは基本的な仕組み「電子式」です。
ただ、大きなブレの補正は「二重マル」しても良いほど、他社よりこだわりがあります。
今バージョンは、HyperSmooth6 (ハイパースムーズ 6.0)というシステムを搭載です。
(スマホに依存せず)カメラ内だけでホライゾンレベリングに対応し、最大傾斜45度までの補正(水平維持)に対応します。
さらに、HyperSmooth4(Hero10世代)と較べると、水平ロックも対応です。飛行機の宙返りの映像がGo Pro本サイトにありますが、カメラ360℃を回しても水平が取れます。
強度はオフも含めて選択できます。効果の自動ブーストも可能です。
別売の「ジンバル(スタビライザー)」がほぼ不要というのが、世間の評価です。
ハイパースムースは、強力なCPUとメモリーで、フレーム単位でブレの行方を予測し補整するいうものです。
電子式画像安定化機能(EIS)を改良し、同社独自の技術となっています。
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結論的にいえば「手ぶれ補正が弱点」と言われた、数世代前のGoProから、強力に改善されています。
ただし、EISは「相当な力技」な技術です。
フレームレートには制限がかかりませんが、利用時にバッテリー消費が多いほか、温時に利用できないなど制限が付きます。また、あくまで電子式ですので、強いと4K以上の撮影で、クロップ(画角の縮小)もあります。
まあ、本機の魅力はここだけではないので、オフにしてジンバル(スタビライザー)を利用しても良いでしょう。
長時間撮影の場合は、バッテリーを交換しつつ利用する方法も有り得ます。
4K動画撮影は、得意といえます。
なぜなら、120フレーム/秒で4K画質の録画ができるからです。
最大で、5.3K解像度で60フレーム/秒での撮影に対応します。
前世代で画像エンジンが相当強化された結果です。
フレームレートは、最大2.7Kで、240フレーム/秒と高速撮影にも対応します。
動きのある被写体の撮影や、スローモーション撮影(8倍)にも強いと言えます。
写真撮影は、最大2700万画素相当まで対応です。
動画で4K画質を得るためには800万画素以上、5.7Kでも1800万画素以上は、いくら数値が多くても無意味なのですが、静止画の場合は、画素が多いほど綺麗に撮れます。
複数の写真合成でコントラストを高めるHDR機能も付属です。
夜間の撮影や、逆光に強くなります。
GoProの場合「スーパーフォト」として、写真のノイズ除去やトーンマッピングも同時処理する機能を搭載します。
また、静止画の(切り出し)ショットボタンを押す前後の1.5秒の動画を保存し、適切なショットを選べる「ライブバースト」機能も付属です。iPhoneなどで先行していたものです。
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なお、Go Proは、動画や写真について、同社は、暗い場所でのサンプル映像を強調しない傾向です。あくまで日中下で、綺麗に撮れるという話です。
ただ、今回のエンジンの改良で、低輝度時の画像処理の改善があったので、従来よりは対応幅は増したとは言えます。
焦点距離は、19mmです(35mm換算)。
だいぶ広角ですが、4:3比でとった映像を左右を伸ばし、疑似的に16mm相当にしたスーパービューが選べます(上図)。
このモードだと(手ぶれ補正との兼ね合いもありますが)画角として言えばだいたい140度ほどであり超広角といえます。
スポーツなど(歪んでも)画角(POV)が広い方が独特の迫力が出る場合があるので、GoProに限らず各社ともこうした仕様が普通です。
そのほか、8:7から引き延ばしたハイパービュー(16mm相当)も選べます。
あとは、自撮りやスナップに向くスタンダードな広角(16mm-34mm)、風景などをとるため歪み(魚眼効果)を落とした、リニア(19mm-39mm)などが選べます。
画角に幅があるのは、普通のカメラやスマホでいうところの(画質の悪くなる)デジタルズームで、その焦点距離になるものだと考えてください。GoProが「デジタルレンズ」と表現しているのがそれにあたります。
ただ、2倍ほどの弱いズームですし、補正力が強いので、気になる画質劣化はないでしょう。
このほか、標準レンズだと、リニア+水平維持と水平ロックも可能です。先ほど説明したものです。いずれも、画角は100度前後になります。
画角部分で言えば、タイムワープ(TimeWarp 3.0)も評判で、乗り物などでの撮影中に、タップで、スローモーション撮影にできるので、相当不思議な映像が撮れます。
TimeWarp 3.0からは、録画中に2階の速度調整(音声付きのリアルスピードと、ハーフスピード)に対応となりました。
撮影機能は、そのほか、最大13倍の「バーストスローモーション」(HD/720P時に400フレーム/秒)ほか、一定間隔で写真を撮る「タイムラプス」と、それを夜に特化した「ナイトラプス(Night Lapse Video)」など、楽しみ方の工夫の提案は、すさまじいものがあります。
音声録音は、ステレオ録音に対応します。
3マイク式の風切り音軽減機能も付属です(ただし、モノラル録音)。
別売の3.5mmステレオマイクを付けて、ステレオ録音することは可能です。
【HERO9〜HERO13対応: ADFMD-001】
HERO メディアモジュラー
¥12,345 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
公式パーツの外部アクセサリーとしてメディアモジュラーも用意されます。
【GRH30後継品】
ハンドル シートポストマウント AGTSM-001
ヘッドストラップ&クリップ ACHOM-001
¥3,960〜 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
マウンターは、Goproの場合、その豊富さでは他社の追随を許しません。
GoProのファンは、基本的に、マウンターを楽しみたくて買う人も多いです。
Go Pro 3 in 1グリップ 3-WAY 2.0
¥10,125〜 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
例えば、る3WAY三脚は、グリップにもなります。
Go Pro トラベルキット AKTTR-002
¥11,553 楽天市場 (11/4執筆時)
三脚を兼ねたミニ延長ポールとクリップマウントのセットもあります。
そのほか、 4段階(最大200ルーメン)の明るさに調整可能なライトモジュールなど面白いものがあります。
【177度超広角撮影】
超広角レンズモッド AEWAL-00
¥16,973 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
【11cm〜75cmマクロ撮影】
マクロレンズモッドAEWAL-021
¥16,973 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
【光量調整フィルター】
ND フィルター4 枚パック
¥12,227 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
【21:9 ワイド撮影用レンズ】
アナモフィックレンズモッド
¥21,800(近日発売)
レンズ交換は、対応です。
HERO13からは、HBシリーズレンズが登場しました。装着されたモジュールが自動認識され、自動で最適化されるという仕組みです。
これは、NDフィルターや、アナモフィックレンズモッドを利用する場合、かなり楽になりそうです。
【HERO13用】
HERO13 Black用Enduroバッテリー AEBAT-001
¥5,050 楽天市場 (11/4執筆時)
HERO13 Black用Enduroバッテリー 2個 AEBAT-201
¥9,670 楽天市場 (11/4執筆時)
【HERO 13】AEDBD-201-AS
デュアルチャージャー + バッテリー1個
¥13,800 楽天市場 (11/4執筆時)
予備バッテリー類は、こちらです。
なお、HERO13からはバッテリーが変更で、旧機と変わりました。
デュアル充電器の市販もありますし、冒頭で書いたように、マグネット式充電も可能です。
2台同時充電できる充電器付きは、バッテリーが1個付属です。
稼働時間は、最長150分です(フルHD/30P)。
5.3K/30Pで90分が目安です。
新バッテリーは10%の容量アップですが、ごくわずか旧機より持続時間は短くなりました。先述のような新システムの導入に伴うものでしょう。
ただし、CPUの良い機種は発熱による限界時間の方が速くくるので、あくまでバッテリー部分の話になります。
一般的に無対策の場合、夏の屋外だと、だいたい4K/60pで20分、4K/120pだと10-15分にボトルネックがあります(外気などで偏差があります)。
ただ、前世代で「電源管理の効率化」があったので、実際はもう少し長い場合が多いです。
スマホとの連携は、専用アプリが用意されます。
動画の転送のほか、編集機能も充実します。
Go Proの場合、Wi-Fi(Wi-Fi6)の性能は特に良く、野鳥観察など、最長180m離れた場所に設置することが可能です。
また、GPSから位置情報の取得もできます。また、スマートフォンへの自動転送を実現するQuikStoriesにも対応です。
それを利用した速度、高度などを動画に表示させることもできます。
端子としてはHDMIを装備します。その上で、BluetoothとWi-Fiを搭載します。
ライブ配信は、スマホを媒介に、ライブストリーミングに対応します。
GoProは、YouTubeやFacebookに対して、デフォルト配信対応できるため、この用途を考える場合、かなり便利です。
最大1080pの解像度(480p 720pも可)です。
そのほか、「ビデオスタート」「電源オン」など14種の音声コントロールに対応する点も、リモート撮影には便利でしょう。
サンディスク microSD 64GB U3
¥1,612 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
記録は、市販のmicroSDカードを利用します。
512GBまでは、公式で稼働保証されるSANDISKのカードがあります。
なお、書込速度の部分で、4K動画対応のカードである必要があります。
この部分は【MicroSDカードの比較記事】で詳しく説明しましたが、今回の最後でも改めて示します。
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以上、HERO13 ブラックエディションの紹介でした。
カメラ性能としては、5.3K/60フレーム・4K/120フレープに対応する高級機です。
マウンターやバッテリーなどの種類も豊富ですので、特に固定撮影用につかうならば、かなり良い選択肢です。
数年前の機種に比べて、手ぶれ補正の部分が大幅に改良されましし、利用時の画角縮小の問題も、レンズモジュールで改善できるため使い勝手も向上しました。
結論的にいえば、(特殊な用途を除いて)1カメラ式のアクションカメラで、最も高性能で、使い勝手が良いと言えるのは、本機でしょう。
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【2024年発売】
【通常製品】
6・GoPro HERO CHDHF-131-JP
¥31,990 楽天市場 (11/4執筆時)
【通常製品+128GB マイクロSDカード】
7・GoPro HERO CHDHF-131-JP
¥35,800 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
撮像素子:
画素数:1200万画素
F値:F2.3
手ぶれ補正:HyperSmooth
録画機能:4K 30フレーム/秒
防水防塵:最大10M
バッテリー:156分(最大)
ライブストリーミング:
重さ:86g(本体のみ)
なお、GoPro Heroは、2024年に登場した本機の下位機です。
重さは、86gです。
上位機より半分の重さで、サイズも幅56.6x高さ47x奥行き29.4 mmと歴代最小です。
防水性も、水深5MまでならハウジングなしでOKです。
マウンター類も多くの場合、互換します。ただし、防水ハウジングはないです。
モジュールは、ただし、レンズを含めて交換非対応です。
手ぶれ補正は、HyperSmoothですが、バージョン非明記です。
アプリ(Quik)で、ビデオの大ブレ補正はします。
しかし、先述の、ホライゾンレベリングや、水平ロックなどは非対応です。
撮像素子は、サイズなどスペック非公開です。
おそらく、1/5.8型か、1/2.5型あたりで小さめになるでしょう。
レンズは、F2.3と明るく、悪くないです。
焦点距離は、ハイパービュー(15mm相当)で固定になります。
撮影面も、シンプルです。
とはいえ、スローモーションは2倍ながら対応です(上位機は最大13倍)。
音響部分は、マイクが2つ(上位機は3つ)になり、本体スピーカーがないです。
ノイズ低減ができない仕様で、外部マイク端子もないです。
機器操作は、ボイスコントロールは本機もできます。
ネットワークも、こちらは、Wi-Fi5です。
スマホアプリも共通です。ただし、ライブ配信は非対応です。
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結論的にいえば、上位機とは、ハード面も、撮影面も、大きな差はあります。
ただ、ここから見ていく他社機との比較は必要ですが、入門機としてあって良いラインナップに思います。
4K/60P以上の解像度の面で高品質な動画が不要で、また、手ぶれ補正も(水平ロックなどを使うほどは)高水準を要求しないライトな利用場合、選択肢になるでしょう。
1-3・DJIのジンバルカメラなどの比較
続いて、中国・深圳のDJIのカメラです。
日本市場では、カメラのほか、ドローンなども販売する最先端技術を持つ企業となります。
【2020年発売】(上位機あり)
【通常製品】
8・DJI OSMO POCKET 2
¥39,600 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
【Creator コンボ 黒】
9・DJI OSMO POCKET 2
¥55,000 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
【限定コンボ 白】
10・DJI OSMO POCKET 2
¥56,100 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
撮像素子:1/1.7型
画素数:1600万画素
F値: F1.8
手ぶれ補正:3軸ジンバル
録画機能:4K 60フレーム/秒
防水防塵:
バッテリー:140分(最大)
ライブストリーミング:
重さ: 116g
DJI OSMO POCKET2は、中国のDJIが売り出した、新しいタイプのカメラです。
・マイクロ三脚
・スマートフォンアダプター
・ワイヤレスマイクトランスミッター
・ワイヤレスマイクウィンドスクリーン
・Do-It-Allハンドル (延長ハンドル)
一方、新機種には「クリエーターコンボ」として、アクセサリーが添付された製品があります。
通常別売のマイクロ三脚ほか、ワイヤレスマイク・スマホアダプタ(クリップ式)まで付いた豪華版です。
なお、白モデルの方の「限定」は、ストラップなどカジュアルなアクセサリー類なので、黒の限定とは異なります。
SMO POCKETの特長は、ジンバル(スタビライザー)と小型カメラを「ニコイチ」にしている点です。
要するに、高性能な「自撮り棒」のような用途で売れています。大手では、カシオがこの方向性でいきそうでしたが撤退したので、市場のすき間を付いてブームになっています。
防水性能は、この機種は明示されません。
室内や晴天下でカジュアルに使う製品です。
撮像素子は、1/1.7型です。
この値は、GoProの最新型(1/1.9型)より少し大きめです。
撮像素子のサイズのスペックは、アクションカメラの「画質」を規定する最も重要な要素です。
本機は、(GoProの下位機ほか)多くが採用する1/2.5サイズより30%大きくとり込める水準です。
画素数は、1600万画素です。
レンズの明るさは、F値1.8です。
数値が大きいほど、明るいレンズです。
夜間撮影対応は、したがって、撮像素子と・レンズ性能というカメラ部分だけで言えば、(少なくともスペックでは)GoProよりも良いと言えます。
撮像素子が、(光を多く取り込める)裏面照射型でないのですが、ISO感度も6400まではOKなので、後述するジンバル部分も含めると、それなりに暗い場所でも対応できると言えます。
手ぶれ補正機能は、カメラの仕組みとしてはありません。
しかし、棒の部分が、3軸ジンバル(3軸スタビライザー)なので、それにより補整されます。
カメラ内蔵型の手ぶれ補正は、既存のカメラメーカーの「門外不出」な技術の1つです。それを逆手に取って「じゃあアナログなジンバルで!」という方法は、本当によく考えたと思います。
4K動画撮影は、この製品は、60フレーム/秒で4K画質の録画ができます。
その上で、本機は、【4K液晶テレビの比較記事】でも紹介し、最近のTVに対応が多くなってきた「HDR動画」にも対応しています。
対応するテレビやモニターに出す場合、通常以上の輝度情報が再生できるため、ダイナミックレンジが拡大し「映像の奥行き感」が増します。
なお、ややこしいのですが、「写真用」のHDR合成技術と動画規格」のHDR動画は完全に「別物」です。
その点で、HDR動画に対応する本機は、対応しないGoProに比べれば多機能と言えます。
HDR動画の場合は、最大2.7Kで30フレーム/秒とはなりますが、「映像美」という本質的な部分での強化は見所です。
なお、本機についても、4K/60p撮影の場合は、(熱で)撮影時間の限界はあります。実数は示されません。ただ、本機の用途性(ショートクリップ)からすれば、あまりここは気にしなくても良いかなと思います。
フルHD動画撮影も、120フレーム/秒の高速撮影に対応します。
その上で、本機には顔認識機能(顔へのオートフォーカス)が可能ですので、それを利用した美顔効果も効果として加えられます。
なお、本機は、カメラ部分にモーターが仕込んであり、左右に稼働します。
これと、先述の顔認識機能を活かして、ユーザーの目線で動くFPVモード、被写体にピントが追随するアクティブトラック(Active Track 3.0)、カメラヘッドが自動で動くことによる3×3 パノラマ撮影など、撮影機能が多彩です。
焦点距離は、35mmフィルム換算で20mmの単焦点となります。
ただ、先述のように、ジンバルの工夫で、パノラマ写真が撮りやすいなど、工夫は多いです。
音声録音は、対応します。
面白いのは、画像をズームインした際に、オーディオも連動してズームインする「オーディオズーム」です。
また、カメラの向きに合わせて、マイク感度が調整されるほか、前方のみ、前後方・全方位と、マイクの指向性が替えられます。
音楽動画のほか、インタビュー的な映像をとる場合、割とこれは活きるでしょう。
予備バッテリーは、内蔵式でバッテリーは用意されません。
稼働時間は、1080p/30 fpsで140分という数値なので、4K動画の場合は、実稼働時間として30分強でしょうか。
フル充電に要する時間は73分です。
スマホとの連携は、こちらも専用アプリが用意されます。
動画の転送のほか、編集機能も充実します。
また、スマホ用のアプリは、画像フィルタと音楽を自動で組み合わせて投稿用動画を作る「ストーリーモード」も搭載します。動画文化の進んだ中国らしい機能です。
ネットワーク機能は、一方、Wi-Fiなどは搭載しません。
正確にはワイヤレスモジュールで、BluetoothとWi-Fiに対応できますが、外出先で使うような製品ではありません。
記録は、マイクロSDカードです。
最大で256GBまで対応との表記です。
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以上、DJI OSMO POCKET 2の紹介でした。
手持ちでの撮影に特化することで、他社製品と棲み分けができているといえる機種です。
GoProでもスティックを買えば同じようなことはできます。ただ、専ら手持ち撮影がメインの場合は、それに特化した機能やアプリの部分を含めて、本機には優位性があります。
「持って使うタイプ」のアクションカメラをお探しならば、本機は有効な選択肢でしょう。
【2023年発売】
【通常製品】6941565969873
11・DJI OSMO POCKET 3
¥79,200 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
【Creator コンボ 】6941565969903
12・DJI OSMO POCKET 3 クリエイターコンボ
¥99,880 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
撮像素子:1型
画素数:940万画素
F値: F2.0
手ぶれ補正:3軸ジンバル
録画機能:4K 60フレーム/秒
防水防塵:
バッテリー:166分(最大)
ライブストリーミング:対応
重さ: 179g
DJI OSMO POCKET 3は、中国のDJIの、ジンバル型の最新上位機になります。
1つ上で見たDJI OSMO POCKET 3の上位機で、事実上の後継機です。ただし、通例通り、しばらくは併売されるようです。
1・Osmo Pocket 3 広角レンズ
6,556円
2・DJI Mic 2 トランスミッター
3・DJI Mic 2 ウインドスクリーン
4・DJI Mic 2 クリップマグネット
16,060円(3点セット)
5・Osmo ミニ三脚
1,650円
6・Osmo Pocket 3 キャリーバッグ
3,000円
新機種も「クリエーターコンボ」として、アクセサリーが添付された製品があります。
上記6点が通常モデルにプラスで付きます。
マイク用のトランスミッターセット(DJI Mic 2)は割と高価です。
どれも、実際使いそうなギアなので、素直にセット購入でも良さそうです。
なお、通常モデルだと、以上の付属品のみです。
撮影方法は、基本的に下位機と同じです。
ただ、今回の改良で、タッチパネル式確認モニターが大型化した上で、横回転できるようになったので、リアルタイムでの確認が容易になっています。
回転が電源と連動するなどの工夫もあります。先述のトランスミッター(マイク)は2つまでつながるため、2人まで遠隔で音声録音も可能です。
防水性能は、引き続き明示されません。
撮像素子は、1型です。
今回紹介するアクションカメラの中でも「最大サイズ」と言えます。
それもあり、本体が若干大型化し、重さも179gと少し増加しました。
ただ、現行水準の「高画質」を得たい方は多いでしょう。ニーズは多そうです。
レンズの明るさは、F値2.0です。
ここは若干落ちました。
ただ、画素数を4K動画に適正な水準に控えたことで、ISO感度の水寿は落ちていないので、うまいこと調整した感じはあります。用途的にも問題なさそうです。
画素数は、940万画素です。
下位機より落ちるのですが、先述のように、4K動画にここまでの画素数は不要です。
目的に、適切な撮像素子を導入し、抑えることで、先述のAFの部分や、感度の部分の向上を成し遂げたので、むしろ、機能性は向上したと言えます。
写真撮影で本機を使う方は、あまりいなそうですし。
夜間撮影対応は、したがって、旧機(下位機)より良いとも言えないものの、同一じほどの水準にはあるでしょう。
基本、屋外で遊びながら使う感じの製品ですし、室内でもパーティーなどでカジュアルに使う分には問題なさそうです。
「ナイトショット」を使えば、あまり考えずに室内でも使えそうです。
手ぶれ補正機能は、引き続き、3軸ジンバル(3軸スタビライザー)です。
補正の部分は、特段強化は見られません。
フォーカス速度は、一方、強調できます。
Osmo Pocket2までは、ミラーレスカメラなどでも見られるハイブリッドAF(コントラスト+AF)でしたが、本機は、全画素AF(全画素 高速フォーカス)にパワーアップしました。
簡単に言えば、ピントが合うまでの速度が、アクションカメラでは最速クラスになりました。後述するように、本機は、ライブ配信対応なので、ここは活きるでしょう。
4K動画撮影は、本機も、60フレーム/秒で4K画質の録画ができます。
フルHD動画撮影も、120フレーム/秒の高速撮影に対応します。
顔認識機能(顔へのオートフォーカス)も引き続き可能で、カメラモーター連動での自動的な追尾もできます。
単純な追尾ほか、自動的に黄金比を維持しつつ追尾するダイナミックフレーミングなども利用できます。通常モード利用時も、旧機に比べて、追尾部分の安定性も高まったようです。
画質補正は、テレビなどにも見られる、肌や顔を美しく見せる補正(美顔効果)が利用できます。
旧機(下位機も)この機能はありますが、美顔効果 2.0として、精度がアップしたようです。ここは、AI学習やビックデータの利用で、最近進化が速い部分の1つなので、旧機からの2年間で進化を遂げた部分なのだと思います。
焦点距離は、35mmフィルム換算で20mmの単焦点となります。
下位機と同じです。「オーディオズーム」など基本的な仕組みは同じです。
予備バッテリーは、内蔵式でバッテリーは用意されません。
稼働時間は、1080p/30 fpsで166分という数値です。4K/60P動画でも、最大116分という数字が出ますし、十分です。
フル充電まで32分、80%まで16分です。
スマホとの連携は、こちらも専用アプリが用意されます。
動画の転送のほか、編集機能・配信機能も対応です。
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ネットワーク機能は、本機は、Wi-FiとBluetoothを内蔵です。
ここも若干、本体が重くなった理由でしょうが、便利になりました。無線で直接、先述のトランスミッタに接続し、外部マイクとして利用できますし。
このほか、フルHDでのライブ配信も対応です。
旧機(下位機)は基本的には屋外用でしたが、本機の場合、室内でのウェブカメラ的な運用や、室内でのライブ配信にも使える、マルチな端末になりました。
記録は、マイクロSDカードです。
最大で512GBまで対応との表記です。
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以上、DJI OSMO POCKET 3の紹介でした。
1型の撮像素子、全画素AFと、カメラとしての基本部分に相当磨きをかけた機種です。真っ暗とはいきませんが、ある程度、明るさ面で条件の悪い場所での撮影は(アクションカメラとしては)「得意」そうなスペックです。
その上で、旧機で課題だったといえる、ネットワーク部分も改善し、ジンバル型では発売時、最も完成度が高いと言える機種に仕上げた感じがあります。
課題は、やはり重さの増加ですが、それでもスマホほどの重さですし、構造的にも重く感じることはなさそうです。正直、今欲しいカメラの1つです。
【2019年発売】(後継機あり)
【電源モジュール】
13・DJI Action 2 Powerコンボ
¥27,900 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
【フロントタッチ画面モジュール】
14・DJI Action 2 Dual Screenコンボ
¥28,970 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
撮像素子:1/1.7型
画素数:1200万画素
F値: F2.8
手ぶれ補正:
録画機能:4K 120フレーム/秒
防水防塵:(10M)
バッテリー:180分(160分)
ライブストリーミング:対応
重さ:56g+56.6g (64g)
OSMO ACTION 2も、中国深圳のDJIが販売する、アクションカメラです。
本機は、モジュラー式です。
上図のレンズ部分が本体で、単独で使えます。
一方、2つのモジュール(フロント画面付きとバッテリーのみ)が用意され、それらを付けた差異には、バッテリー量が増量される仕組みです。
DJI Action 2 防水ケース
¥6,500
防水性能は、本体については、10M防水です。
ただ、恐らくコネクタ接続するギミックの影響で、付属モジュラー接続時に防水性能がないです。
とはいえ、追加投資は必要ですが、防水のハウジングがあり、水深60Mまで対応できます。
本体重量は、56gです。
これにだいたい同じ重さのモジュールがつける場合、重さはその2倍ですが、その状態でも 軽量と言って良いでしょう。
ヘルメットマウントする場合など、軽量性が欲しい場合は有利です。
確認モニターは、左図のように、カメラユニットの後ろに1.76インチのタッチパネル式ディスプレイが付属します。
また、フロントタッチ画面モジュール付きの場合、同サイズのモニターが前方にもつくことになり、セルフィ撮影に便利です。
逆に言えば、その目的が不要ならば、電源モジュールモデルのほうが安くて良いでしょう。
撮像素子は、スペックがしっかり公開され、1/1.7型のCMOSセンサーです。
値段相応に良いものであり、画質の期待値は高いです。ただし、光を多く取り込める裏面照射型である記載はないです。
レンズの明るさは、F2.8です。
明るいともいえませんが、合格ラインにはあるでしょう。
ただ、レンズの指紋コーティングなど、「ユーザー体験」の部分は妥協しておらず、同社が、世界で受け入れられる理由となります。
画素数も、1200万画素です。
画素数はほどほどですし、夜間撮影にはある程度強そうです。ただ、ISO感度は、(動画同様に)3200までと低めですし、やはり、本機も日中メインの製品でしょう。
手ぶれ補正機能は、EIS(電子式映像ブレ補正)です。
上位方式には及ばないものの、GoProのようにHorizonSteadyも対応します(2.7K撮影以下のみ)。
4K動画撮影は、対応です。
本機については、5Kは対応できないものの、4K/120fpsでの撮影に対応します。
撮影時にEIS、が効かない点、また、CPUの発熱的な問題で約3分(最大5分)の撮影になりますが、スローモーション撮影を含め、便利に使えそうです。
フルHD動画撮影も、240フレーム/秒と高速撮影にも対応します。
ただ、この場合も、EISは100fps以上では作動しません。
DJI Action 2 マクロレンズ
¥7,260 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
焦点距離は、アマゾンの情報だと8.5mm-24mmです。
単焦点ですが、実際のレンズの焦点距離は不明です。
ただ、画角(FOV)は、最大155度ですので、広くは撮れるでしょう。
なお、別売ですが、マクロレンズが用意されて、写真のような接写も可能です。
寄れる距離などの情報は現状でありませんので、分かれば加筆します。
音声録音は、対応します。
この部分は贅沢です。指向性マイクを4基搭載で、立体的な録音ができるます。録音する方向を限っての集音も可能です。
さらにDJI OSMO POCKETと同じで、画像をズームインした際に、オーディオも連動してズームインする「オーディオズーム」でにも対応します。
マウンターは、延長ロッドをはじめ充実します。
DJI Action 2 電源モジュール
¥7,260 Amazon.co.jp (11/4執筆時)
予備バッテリーは、ようするに、先ほどの電源モジュールとしてですが、単品販売があります。
稼働時間は、本体のみだと、フルHD/30P撮影時で、最大70分です。
バッテリーモジュール装着時には180分、フロント画面付きの場合、160分まで伸びます。
スマホとの連携は、DJI Mimoというアプリが、iOS Android双方に用意されます。
日本語化もされています。スマホとの連携は、Wi-FiとBluetoothを利用する形式です。
ライブ配信は、対応です。
GoProと同じく1080p(30fps)で、ストリーム出力できます。
記録は、本機も、マイクロSDカードです。最大256GBまで認識します。
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以上、OSMO ACTION 2の紹介でした。
このシリーズでは数年ぶりの新機種登場でしたが、モジュール化によりさらに便利になった印象です。
撮影部分の性能も、撮像素子が強化された上、EISが搭載となりましたし、集音回りも充実度が増しました。
GoPRO HERO 9がライバルだと言えます。比較すると、カメラ部分単独で利用する場合の軽量性が本機の良い部分でしょう。
次回につづく!
アクションカメラのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、アクションカメラの比較の1回目記事でした。
しかし、記事は、まだまだ「続き」ます。
2・アクションカメラの比較 (2)
2-1・DJI 2〈中国〉
2-2・ソニー〈日本〉
2-3・Thinkware〈韓国〉
2-4・INSTA360〈中国〉
2-5・FeiyuTech〈中国〉
3・アクションカメラの比較 (3)
3-1・トランセンド ほか
3-2:最終的なおすすめの提案【結論】
次回の2回目記事【こちら】では、DIJの上位機(DJI OSMO ACTION 3 DJI OSMO ACTION 4 )を見たあと、SONYほか、以上のメーカーの製品を追加でみていきます。
いわゆる「中華アクションカメラ」として安めのモデルも見るつもりです。
画質の良さ ★★★★★
手ぶれ補正 ★★★★☆
防水性 ★★★★★
アクセサリー ★★★★★★
バッテリー ★★★★★
スマホ連携 ★★★★★
ライブ配信 ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
その上で、 今回紹介した4K対応のアクションカメラ全機種から、目的別・予算別のAtlasのおすすめ機種を数機種提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら!
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