【今回レビューする内容】2025年 衣類スチーマーの性能とおすすめ・選び方:男性用 女性用 衣類除菌用 人気機種の性能・価格別ランキング
【比較する製品型番】パナソニック NI-FS70A-K NI-FS60B-A NI-FS60B-G NI-FS40A-W NI-FS60A-H NI-FS60A-P NI-FS70A-C NI-FS70A-K NI-FS790 NI-FS430-C NI-FS690 NI-FS420-W NI-GS400 NI-GS410 NI-FS40B-C 日立 CSI-RX71-A CSI-RX71-C CSI-RX50-W CSI-RX51-C CSI-RX3 CSI-RX70 CSI-ST1-P CSI-RX5BE C CSI-RX71-C CSI-RX71-A 東芝 La・Coo S TAS-V70(N) TAS-V6 TAS-M4 TAS-X5 TAS-MX6(H) TAS-V7(N) TAS-X7(W)TAS-MV7(W) ティファール DV4030J0 DV4050J0 DV7530J0 DV7030J0 DV7060J0 DV9120J0 DV9051J0 IRS-01-KN IRS-01-WS RS-01-WPG DT8261J0 T9531J0 DT8100J0 DT8110J0 DT3030J0 DT6101J0 ツインバード SA-4095B MAS-1000/K DT7131J0 DT7138J0 DT2020J0 DT2022J0 DT2026J0 アイリスオーヤマ IRS-02 IRS-P2 シロカ LAURASTAR ±0 XRS-D010 HW-SM1-AW HW-SM1-PA HW-SM1-SP SteamOne S-Nomad Black NS1750B NS506SB NS106GW NS1750T SteamOne George JPES700 SteamOne Stilys ST706SB JPFD130B M95B SIMON JPDTC120B ほか
今回のお題
基本性能の良い衣類スチーマーのおすすめはどれ?
どもAtlasです。
今日は、2025年2月現在、最新の各社の衣類スチーマーを比較します。
使い方やスチーム量に注目しながら、各社の最新機をみていきます。
本編記事に先立って、あらかじめ、今回の記事構成を示しておきます。
・衣類スチーマーの比較 (1)
:選び方の基本の説明【導入編】
:小型スチーマー
1回目(今回)は、全体の導入編けです。
前半では「衣類スチーマー全体の選び方の基本」を説明します。
その後、小型のプレス兼用型をメーカー別に比較していきます。
スチームだ(左図)だけでなく、プレス(右図)もできる軽量機です。
初めて買う方には、最も人気のあるタイプです。
最近はコードレス機も登場しています。
・衣類スチーマーの比較 (2)
:中型スチーマー
:旅行用スチーマー
2回目は、スチーム専用機を比較していきます。
プレスはできないですが、加圧式で、兼用より強力にシワ伸ばしできます。
仏国のT-Falのアクセススチームほか、中級者以上に人気の機種が多いです。
このほか、パナソニックなど「旅行用」もスチーム専用機なのでこちらで一緒にみます。
・衣類スチーマーの比較 (3)
:大型スチーマー
3回目は、大きめの据置型の紹介です(右図)。
日本では、どちらかと言えば「プロ用」です。
以前は米国のコンエアーでしたが、最近は仏国のSteamOneに存在感があります。
4・衣類スチーマーの比較 (4)
:最終的なおすすめ機種の提案【結論】
スチーム力(薄手)★★★★★
スチーム力(厚手)★★★★★
不着臭の除去 ★★★★★
プレス利用 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
4回目は、「結論編」です。
目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種を提案します。
結構長い記事なので、素早く「おすすめ」だけ知りたい方は、先にみて頂いても結構です(こちら)。
よろしくお願いします。
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1・コードレスアイロンの比較
2・コード付きアイロンの比較
3・衣類スチーマーの比較
4・ズボンプレッサーの比較
なお、今回の記事は、家庭用のプレス機の比較記事全体としては、3回目記事として書きました。
1-1・衣類スチーマーの選び方の基本!
はじめに、衣類スチーマーの「選び方の基本」の紹介からです。
1・プレス兼用の小型衣類スチーマー
2・プレス専用の中型衣類スチーマー
2・プレス専用の大型衣類スチーマー
多くの機種がありますが、先述のように3ジャンルに分けられます。
それらの違いについて、はじめに解説していきます。
第1に、プレス兼用の小型衣類スチーマーです。
各社からだされていて、最も選択肢が多い商品です。
良い部分は、衣類のプレスに対応できることです。
一部機種は、プレス時の温度設定(強・中・弱)が付属するため、麻などのデリケートな繊維にも対応できます。
比較的小型で、使いたいときにすぐ使えるため、気になる時に、ポイントプレスもできる融通性が、他方式に比べて良いところです。
イマイチな部分は、「スチーム力」と「かけ面の狭さ」です。
スチームは、専用機に比べると、蒸気量が少なめです。
本当に頑固なシワの対応力は「イマイチ」です。とくに、コードレス機の一部は、その傾向です。
1・スチームアイロンの比較(コードレス)
2・スチームアイロンの比較(コード付き)
プレスも、家庭用のスチームアイロン (写真)に比べると「かけ面」が狭いため、長めの作業時間が必要です。
プレスを優先で選ぶならば、専用機を選んだ方がよいでしょう(上記リンク)。
T-Falほか、そちらにも、スチームショットが強めな機種もありますから。
ただ、チーム稼働までの準備時間が長いほか、ハンガーショットの持ち方だと重さを感じるので、特化型の「衣類スチーマーが人気」だという側面はあります。
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結論的にいえば、小型衣類スチーマーは、「出かける前の身だしなみ用」として、ポイントプレスも使いたい方、あるいは、「1人暮らしで、Yシャツなどのプレスはたまにだけ」という方に、おすすめです。
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第2に、スチーム専用の中型衣類スチーマーです。
重さは、どれも1kgは超えてくる点で、「本格仕様」な製品です。
良い部分は、「もちやすい構造」と「パワフルさ」です。
形状は、、兼用型より「ハンガーショット」しやすいです。
パワーも、兼用機の約2倍のスチームです。頑固なシワも短時間で処理できます。
そのほか、水タンクもそこそこ大きいので、水補給も少なめで済みます。
イマイチな部分は、「プレス非対応」ということでしょう。
熱をいれてちょっと直したいシーンに、対応できません。
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結論的にいえば、中型衣類スチーマーは、身だしなみに「高レベル」に気を使いたい方向けでしょう。
スチームを「ニオイ取り」として利用したい場合も、蒸気量が多い部分でがおすすめです。
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第3に、スチーム専用の大型衣類スチーマーです。
据え置き型で、欧米では大昔からあるタイプです。また、一部製品では、ポイントプレスできるものもあります。
良い部分は、毎回水の補充が不要な部分です。
水道水は、腐ったり、ニオイの発生がないので、この部分で有利です。
イマイチな分は、設置性です。
コンセントを取れるような、ウォーキングクローゼットなどに向きます。
値段はさほど高いわけでもないため、置けるならばこれでも良いでしょう。
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結論的にいえば、日本では、基本的には、大量処理が必要な「スタイリスト」などに向く製品です。
ただ、水補給の部分で、スペースと電源が許せば、一般家庭での利用もありでしょう。
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以上、衣類スチーマーの「選び方の基本」でした。
1・衣類スチーマーの比較 (1)
プレス・スチーム兼用機〈小型〉
1-1:選び方の基本
1-2:パナソニック〈日本〉
1-2:日立〈日本〉
1-3:東芝〈日本〉
1-4:T-Fal〈仏国〉
1-5:アイリスオーヤマ〈日本〉
2・衣類スチーマーの比較 (2)
スチーム専用機〈小型〜中型〉
2-1:T-Fal〈仏国〉
2-2:コンエアー〈米国〉
2-3:パナソニック〈日本〉
2-4:アイリスオーヤマ〈日本〉
2-5:その他〈各社〉
3・衣類スチーマーの比較 (3)
スチーム専用機〈据置型〉
3-1:SteamOne〈仏国〉
3-2:LG〈韓国〉
そのほかの製品
3-3:他の企業〈各社〉
4・衣類スチーマーの比較 (4)
=最終的なのおすすめの提案【結論】
以下の記事では、基本的に、この区分をふまえながら、各社の衣類スチーマについて、その機能の違いが分かるように説明していきます。
ただし、展開数が少ない、企業の製品は3回目の最後に諸タイプをまとめてみるつもりです。
1-2・パナソニックの衣類スチーマー
はじめに、パナソニックの衣類スチーマーからです。
ちなみに、「プレスも、ハンガーショットもできる」2in1タイプの衣類スチーマーは、同社が開発し、他社に拡がったものです。
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なお、以下では、Atlasがおすすめできるポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分は、青字で書いていきます。
【2024年1月発売】
1・Panasonic NI-FS70A-K
1・Panasonic NI-FS70A-C
¥15,000 Amazon.co.jp (2/17執筆時)
2・Panasonic NI-FS70A-H
¥14,551 楽天市場 (2/17執筆時)
かけ面:セラミックコート
コード:コード付
注水量:130mL
スチーム量:15g/分
ハイパワースチーム:
かけ面サイズ:幅70×長さ160mm
重さ :690g
NI-FS70Aシリーズは、パナソニックの、兼用型の衣類スチーマーの上級機です。
黒系は流通ルートで型番が変わりますが、性能は同じです。
デザイン性は、高いです。
楕円形のフォルムの「格好良さ」もあり、このシリーズは、衣類スチーマーのなかでも「売れている」と言えます。
こちらの上位機は、後ほど見る下位機種(あるいは旧機種)と比べて、温度調整ボタン周りの周りがスッキリです。
側面の電源ボタンがなくなり、温度調整ボタンと統合されたためです。
統合されても安全性に問題ないですし、起動時の手間が1アクション減る点で、良い改良に思います。
加えて、スチームを出す際のスイッチが、ボタンプッシュ式から静電タッチ式になりました。
軽量化のためと、触るだけでスチームが出るとい利便性からの改良です。
ただ、押した感がなく(アナログ的な)操作感はないので、このタイプは好き嫌いはあると言えます。個人的には触感で場所が把握できる配慮があるので、問題ないと感じました。
基本的な用途は、スチームを使ったしわ伸ばしです。
蒸気を服に優しくあてていくだけでさっとシワが伸ばせるので、日本の朝の家庭事情にマッチしている製品と言えます。
水蒸気噴射量は、平均15g/分です。
しっかり衣服に浸透するので「浸透スチーム」という機能名を付けています。23年旧機は「ワイドスチーム」という機能名ですが、孔の配置は同じですので、この部分の改良はないと思います。
スチーム温度を維持しつつ、噴霧量を増やすのは、簡単なようで割と面倒な技術革新だったかと思います。
一方、多めだと「スチーム残り」があり得ますが、問題がありそうならば、中温でスチームすれば、10g前後に抑えられます。
そのほか、パナソニックの場合、吸水口とハンドル形状の工夫で、どの方向に動かしても、一定量のスチームが出る「360°パワフルスチーム」の仕組みがあります
他社のプレス兼用機の場合、最大水蒸気量は、あくまで「垂直状態」と註ががる場合もあるため、この部分は、パナソニックの良い部分です。
立ち上がり時間も、17秒です。
朝の忙しい時間に向きます。
水タンクは、130mLです。
スチームの持続時間は、約8分です。
重さは、本体部分で660gです。
パナソニック機は、軽量性の部分でも評価できます。
かけ面は、従来的なフラット形状のかけ面を採用します。
ハンガーに掛けてのスチームのほか、パンツのプレスなどにも兼用できます。
先が丸いので、ポイントプレスも割としやすいです。
対応する衣類の種類は、上表の通りです。
皮・合成皮革、100%麻の衣類は、(常識的にも)無理ですが、普通はそうです。
対応幅が広いのは、プレス時の温度が3段階で選べるためです。
デリケートな類の衣類をお持ちの場合、他社機を含めてここを「重視する意味」はあります。
中温でもスチームは利用できます。その場合、やや加減された量のスチームが出ます。
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以上、パナソニックのNI-FS790-Cの紹介でした。
通常利用で多めのスチームが出せる部分ほか、持ち手の工夫で、兼用機としては「最も持ちやすい」機種だと個人的には思います。
この部分は、最もはじめにこのタイプを出した企業としての誇りを感じます。
その上で、温度調整できる部分で、プレスでもスチームでも、デリケートな衣類に対応できる部分で、服を大事にしたい方にも向くと言えます。
なお、本機に類似する機種が東芝から出ているので、それは続いて見るつもりです。
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なお、冒頭で触れたように、パナソニックは、同じ形でこれより安い機種が、いくつかあります。順番にみていきます。
【2025年3月発売】(下位機)
3・Panasonic NI-FS60B-A
3・Panasonic NI-FS60B-G
¥14,000 Amazon.co.jp (2/17執筆時)
【2023年1月発売】(旧機)
4・Panasonic NI-FS790-C
4・Panasonic NI-FS790-H
¥12,300 Amazon.co.jp (2/17執筆時)
かけ面:セラミックコート
コード:コード付
注水量:115mL
スチーム量:15g/分
ハイパワースチーム:
かけ面サイズ:幅70×長さ150mm
重さ :690g
第1に、中位機の NI-FS60Bです。
さきほどの上位機と比べると、静電タッチが不採用です。
スチームトリガーがボタンで、電源スイッチもある旧形状です。
ただ、静電スイッチ式は(押した感の部分で)「好き好き」です。
先述のように、旧方式だと利用までに1アクション多くはなりますが、利便性においてそこまで問題ないと思います。
水タンクは、115mLと多少小さく、利用時間が1分少なめの7分になります。
立ち上がり時間も、やや遅い、17秒となります。
あとは、上位機と同じです。
一方、 NI-FS790は、もともと最上位機だったものの旧機になります。
こちらは、現状では、今の中位機のNI-FS60Bとほぼ性能は同じです。
あえて言えば、台座形状が少し異なりますが、その程度です。
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結論的にいえば、スチームトリガーがボタン式になるほどで、これらは、機能的に1つ上で見た機種とおおきな違いはないです。
旧機は、現状で安めですし、値段面で選択肢になると思います。
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【2024年1月発売】
5・Panasonic NI-FS60A-H
5・Panasonic NI-FS60A-P
¥11,455 Amazon.co.jp (2/17執筆時)
【2023年1月発売】(温度切替なし)
6・Panasonic NI-FS690-A
6・Panasonic NI-FS690-C
¥9,500 Amazon.co.jp (2/17執筆時)
かけ面:セラミックコート
コード:コード付
注水量:115mL
スチーム量:13g/分
ハイパワースチーム:
かけ面サイズ:幅70×長さ150mm
重さ :690g
第2に、NI-FS60Aなどです。
このシリーズの中位機の「1世代前」です。
スチーム量は、この世代は13gでした。
必要十分とは言えなくもないですが、15%ほど落ちますので。
この部分は、ここまで見た機種との差です。
NI-FS690は、その「2世代前」です。
この世代だと、温度調整が1段階で、高温(160度)です。
そのため、デリケートな衣類のプレスは無理です。
スチームも、中温がないので、ベルベット・ウール・シルクは、かけ面をあてずに、スチームを離してあてる配慮が必要です。
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結論的にいえば、2023年機は、選ばないほうが良いでしょう。
2024年機は買われる際の価格次第ですが、現状ではそこまで値ごろ感は感じません。
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【2025年3月発売】
7・Panasonic NI-FS40B-C
¥9,100 Amazon.co.jp (2/17執筆時
【2024年発売】
7・Panasonic NI-FS40A-W
¥7,090 Amazon.co.jp (2/17執筆時
【2023年発売】
7・Panasonic NI-FS430-C
¥7,180 Amazon.co.jp (2/17執筆時
【2021年発売】(オートオフなし)
7・Panasonic NI-FS420-W
¥7,150 Amazon.co.jp (2/17執筆時)
かけ面:セラミックコート
コード:コード付
注水量:50mL
スチーム量:11g/分
ハイパワースチーム:
かけ面サイズ:幅70×長さ150mm
重さ :670g
第3に、NI-FS40B-Cです。
いずれもパナソニックの下位機です。
4世代の旧機がありますが、基本性能は同じです。
21年機は、ただし、オートオフ(切り忘れ防止)がないです。
温度調整は、いずれも1段階で、高温(160度)のみです。
そのため、デリケートな衣類のプレスは無理です。
スチームも、中温がないので、ベルベット・ウール・シルクは、かけ面をあてずに、スチームを離してあてる配慮が必要です。
一方、いずれもスチーム孔の形状が上位機と異なり、360度スチームに非対応です。
そのほか、立ち上がり時間が30秒と遅い点が違いです。
値段差以上の機能差といえますので、やはり、上位機がよいです。
1-2・東芝の衣類スチーマー
続いて、東芝の衣類スチーマーです。
24年に最新機が出ましたが、パナソニックに形状が似るので、続いて紹介しています。
【2024年発売】
8・東芝 衣類スチーマー TAS-V70(N)
¥9,500 楽天市場 (2/17執筆時)
かけ面:シルバーセラミック
コード:コード付
注水量:130mL
スチーム量:15g/分
ハイパワースチーム:
かけ面サイズ:約165×70mm
重さ :690g
TAS-V70は、東芝の衣類スチーマーです。
基本的な用途は、本機も、スチーム・プレス兼用です。
温度調整もできるので、各社の上位機と同じです。
形状は、はじめにみたパナソニックと、重さを含めほぼ同じです。
あまりに似るので、発売時期もふまえて、パナソニックのOEM生産品かなと思います。ただ、少なくともかけ面は「東芝独自」で、比べると、パナソニックにはある静電タッチがないなどの差はあります。
水蒸気噴射量は、最大15g/分です。
パナソニックの上位機と同じ量で、パワフルです。
スチームは温度設定と連動し、中11g/分・弱6g/分となります。
弱でもスチームがでるのは「珍しい」と思います。パナソニックとの違いです。
立ち上がり時間は、「高温」で17秒です。
パナソニックの最上位機と同じです。
水タンクも、同じ130mlです。
持続時間は、高温で8分40秒です(中温で14分20秒)。
パナソニックより少しだけ長いのは、孔形状の違いかなと思います。
かけ面は、孔配置をふくめて、パナソニックと異なります。
カーブエッジで引っかかりにくい構造のパナソニックに対して、は先端にポイントプレスしやすい突起があるのが、東芝の「個性」です。
素材は、シルバーセラミックですので同じです。
東芝も本機の場合は、360度スチームとの表記です。
(しつこいですが)パナソニックと同じです。
対応する衣類の種類は、3段階の温度設定ができる他社の上位機の場合と同じです。
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以上、東芝のTAS-V70の紹介でした。
先述のように、パナソニック生産のOEMぽい仕様に思えます。パナソニックがOEM受注に力を入れるとの報道もありましたし。
違いはポイントプレスの部分と、操作部分の静電タッチに止まるので、パナソニックの上位機と中級機の「真ん中のグレード」のように考えたら良いでしょう。
TVにおけるレグザ機とハイセンス機の関係に思えました。
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なお、東芝からは、以下のような、旧機、下位機の発売もあります。
順番にみておきます。
【2023年発売】
9・東芝 衣類スチーマー TAS-V7(N)
¥6,479 楽天市場 (2/17執筆時)
【2021年発売】TAS-V6(H)
9・東芝 衣類スチーマー TAS-V6(N)
¥7,880 楽天市場 (2/17執筆時)
かけ面:シルバーセラミック
コード:コード付
注水量:120mL
スチーム量:15g/分
ハイパワースチーム:
かけ面サイズ:約170×70mm
重さ :690g
第1に、TAS-V7などです。
本機の旧機となる機種です。
かけ面などは同じですが、写真のようにレバー式ハンドルです。
21年機も性能は同じです。
24年新機種と比べる場合、スチームが240度までです。
傾けた場合、スチーム量が落ちる仕様である点が、新機種と異なります。
あとは、水タンクの量が若干少ないこと、立ち上がりが高温で33秒(中温28秒)であることが新機種と目に付く相違点です。
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結論的にいえば、利便性の部分で、新機種とはだいぶ差がある印象です。
【2023年発売】
10・東芝 衣類スチーマー TAS-MV7(W)
¥5,890 楽天市場 (2/17執筆時)
かけ面:セラミック
コード:コード付
注水量:70mL
スチーム量:11g/分
ハイパワースチーム:
かけ面サイズ:約160×70mm
重さ :640g
【2020年発売】
10・東芝 衣類スチーマー TAS-M4-H
¥3,580 楽天市場 (2/17執筆時)
かけ面:セラミック
コード:コード付
注水量:60mL
スチーム量:0.6g/回
ハイパワースチーム:
かけ面サイズ:約160×70mm
重さ :600g
第2に、 TAS-MV7(W)などです。
同社の下位機になります。
いずれもスチーム量が先ほどの機種より落ちます。
プレスで利用する場合、かけ面が160度(中温)固定ですし、大きな性能差があります。
一方、TAS-M4-Hは、スチーム量が(分ではなく)0.6g/回の表記です。孔数も4個(新機種は14個)なので、パワフルではないです。値段差分の差はあると言えます。
【2023年発売】
11・東芝 La・Coo S TAS-X7(W)
¥9,790 楽天市場 (2/17執筆時)
注水量:115mL
スチーム量:14g/分
ハイパワースチーム:20g/分
【2022年発売】(下位機)
12・東芝 La・Coo S TAS-MX6(H)
¥7,220 楽天市場 (2/17執筆時)
注水量:70mL
スチーム量:11g/分
ハイパワースチーム:
かけ面:セラミック
コード:コードレス
かけ面サイズ:約175×70mm
重さ :690g
TAS-X6も、東芝の衣類スチーマーです。
一方、旧型ベースで、やや形状が異なるTAS-MX6(H)は「下位機種」です。
水タンクが小さい(70mL)ので持続時間が6分強になるほか、スチーム自体も11gでハイパワースチームに対応できません。そのほか、プレス時の温度調整も不可(中温固定)なので、値段差以上の機能差があります。
選ぶならば上位機でしょう。
基本的な用途は、本機も、プレスとスチームの兼用型です。
しかし、バッテリー稼働のコードレス対応機という部分で、他機と違います。
コード付での運用もできますが、自由に動かせる点で、使いやすさは上級です。
水蒸気噴射量は、コードレス時と、コード付き時で異なります。
コード付き利用の場合、設定温度の違いで、14g /分・12g/分・8g/分の3段階です。
コードレス利用の場合、常に6gです。
充電なしで約2分間動きますが、基本的には「小物やキツくないシワ」用です。
一方、一時的に出力を強化する「シャワー」モードがあります。
コード付きで20g /分・15g/分、コードレスで14g /分・11g/分と、スチーム量が増えます。
ただ、シャワー利用時の持続時間は「温度による」以外の記述はないです。
仕組み的に、コードレスの高出力では、十分な作業時間は賄えないでしょう。
水タンクは、115mlです。
持続時間は、中温(11g/分)設定で、約11分です。
他社と違い、高温(15g/分)はスペックが出ないですが、7分前後でしょう。
充電時間は、1回のチャージでの持続時間は1分です。
コードを付けても2分ですので、他社機より短めでしょう。
立ち上がり時間は、高温設定時に、コードの有無にかかわらず70秒です。
「朝の忙しい時」に、コードレス式が向くかは微妙です。
かけ面は、シルバーチタンコートです。
同社のコード付きと形状は少し違いますが、低温利用時に6gのスチームが出るのは同じです。
対応する衣類の種類は、下位機種と同じです。
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以上、東芝のTAS-X6の紹介でした。
利便性はバッテリー式が良いのはいうまでもないでしょう。
ただ、持続時間・スチーム量の部分が課題があるので、実質的に、コードレス状態で「朝の衣類メンテ」が完全にできるかと言われると「微妙」です。
幸い、コード付きとしても運用できるため「全く使えなくなる」ことはないでしょう。パワー面で、プレスは洗濯後普通にやっている方に限定されるでしょうが、「コードが邪魔に感じていた」方ならば、試しても良いかなとは思います。
1-3・日立の衣類スチーマー
はじめに、日立の衣類スチーマーです。
パナソニックがブームに日を付けた翌年あたりから、売り出した企業です。
比べると、比較的格安な製品から温度設定ができるプレス向きモデルがあるのが特長です。
【2024年発売】(130mL・16g/分)
13・日立 衣類スチーマー CSI-RX51(C)
¥7,800 楽天市場 (2/17執筆時)
【2023年発売】(130mL・14g/分)
14・日立 衣類スチーマー CSI-RX50-W
¥7,500 楽天市場 (2/17執筆時)
14・日立 衣類スチーマー CSI-RX5BE C
¥10,980 Amazon.co.jp (2/17執筆時)
【2020年発売】(80mL・13g/分)
15・日立 衣類スチーマー CSI-RX3-W
15・日立 衣類スチーマー CSI-RX3-B
¥6,780 楽天市場 (2/17執筆時)
かけ面:セラミック
コード:コード付
注水量:130mL
スチーム量:16g/分
ハイパワースチーム:
かけ面サイズ:
重さ :690g
CSI-RX50(W)は、日立の衣類スチーマーです。
一方、旧機種が残ります。
23年機は、スチーム量が14g/分とわずかに少ないです。
22年機は、スチーム量が13g/分とさらに少ないです。
加えて、水タンクが小さいので、持続時間が5.5分と短めです。
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結論的にいえば、23年機以降が良いでしょう。
基本的な用途は、パナソニックの上位機と同じです。
3段階の温度調整で、プレスも、スチームショットも可能なコード式です。
ただ持ち手は、アーチ型ではなく、レバー型ハンドルです。
実機を両方みましたが、個人的には、衣類スチーマーは、(プレスと違って)立体的に本体を動かすので、小型機はアーチ型がのほうが使いやすいと思います。
スチーム量とスチームの持続性の関係で(ユーザーが下側に向けて使わない)レバー型ハンドルにせざるをえなかった理由はありそうです。
スチームボタンを1回押せば、1分間出続ける仕様(ワンプッシュ連続スチーム)があるも、この欠点の緩和のためだと思います。
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結論的にいえば、衣類スチーマーとして利用する場合の持ちやすさと追随性は、利用上問題ないとはいえ、比べれば、パナソニックの方が(多少)有利かとは思います。
水蒸気噴射量は、13g/分です。
パナソニックは上位機だと15gなので、そちらと較べる場合は「中位機相当」です。
ただ、発生量としては、このタイプでは「多い方」ですし、問題ないです。
噴射口は、十字型に配列されており、上下・左右どちらの方向のハンガースチームでもムラがないよう工夫されます。
水タンクは、新機種は130mlの容量です。
パナソニックと同じほどです。
総持続時間は示されませんが、7分前後かと思います。
本体部分に内蔵されます。
持続時間は、5分30秒です。
本体の重さは、690gです。
問題ないです。
立ち上がり時間は、高温まで30秒です(中温25秒)。
長くもないですが、長いなと感じる心理的な境界線(25秒位)は超える印象です。
かけ面は、ダイヤモンド型です。
本機は完全に「ポイントプレス用」です。普通の「面の作業」には必ずしも向かない形状です。
逆に言えば、ボタン付近などの細かい部分の処理はできるので、衣類スチーマーの方向性としては、良いとも言えます。
かけ面の表面コートは、パナソニックと同じ「セラミックコート」です。
プレスのできる中級機以上はだいたいこの素材です。
対応する衣類の種類は、温度調整対応なので、パナソニックの上位機と同じと考えてください。
やはり、中温スチーム(135°)に対応するため、プレスでも、スチームでもだいたいの繊維に対応可能です。
なお、日立の場合、当て布なしで、低温表示の衣類にスチームショットが可能な、ブラシアタッチメントも付属します。
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以上、日立の衣類スチーマーの紹介でした。
パナソニックの上位機のライバルですが、「値段が安め」な機種です。
先述のように「持ちやすさ」はパナソニックだと感じますが、しっかり温度調整できる上で、平均スチーム量も13g/分と、このタイプの水準を超えるため、「ちょっと試したい」程度の場合は、良い選択肢でしょう。
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【2023年発売】(16g/分)
16・日立 衣類スチーマー CSI-RX71(C)
16・日立 衣類スチーマー CSI-RX71(A)
¥11,485 楽天市場 (2/17執筆時)
【2023年発売】(14g/分)
16・日立 衣類スチーマー CSI-RX70(C)
16・日立 衣類スチーマー CSI-RX70(H)
¥9,056 楽天市場 (2/17執筆時)
かけ面:セラミック
コード:コード付
注水量:130mL
スチーム量:16g/分
ハイパワースチーム:
かけ面サイズ:
重さ :660g
なお、日立からは、CSI-RX70というの上位機もでています。
旧機種がはスチーム量が14g/分ですが、それ以外は同じです。
こちらも、安いうちは旧機で良いかなと思います。
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一方、先ほどの下位機機種との相違点は、大きく2点あります。
第1に、プレスアタッチメントが付属する部分です。
アタッチメントをはめ込む一手間はありますが、写真のように挟んで利用することで、ソデや裾のポイントプレスができます。親指、あるいは、人差し指で挟めるので、片手で操作できます。
アタッチメントを付けた状態でも、台座に置くこともできます。
なお、着脱は(危ないので)電源を消して、プレス部分に触れないように気をつける必要があることは、見逃さない方が良いでしょう。
この部分をふまえると、実質的に出かける前、スチームしたあと「最後の仕上げ」に使うものです。朝の忙しいときに、「1着だけ」に使うものといえます。
第2に、低温スチームです。
シルク・アクリルなどデリケートな衣類用とされます。
これらの素材は中温スチームでも対応できますが、より丁寧にという意味です。ただ、スチームが見えにくいので、実際使っている感がないかもしれません。
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結論的にいえば、立てた状態で、ポイントプレスを利用できることに利便性を感じるならばこちらも良いでしょう。
ただ、アタッチメントの着脱の手間があるので、複数の服を順番に作業ならば、プレス台で「ちょいがけ」するほうが「時短」にはなります。また、1着だけやるにしても、朝の忙しい時に、「アタッチメントの着脱まで果たしてする余裕があるか」は、事前に考えても良いかなと思います。
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【2022年発売】CSI-ST1BE H同型
17・日立 衣類スチーマー CSI-ST1-P
¥5,335 楽天市場 (2/17執筆時)
かけ面:セラミック
コード:コード付
注水量:70mL
スチーム量:(0.4g/2秒)
ハイパワースチーム:
かけ面サイズ:
重さ :660g
なお、本機の下位機種となるのが CSI-ST1です。
プレスは、温度が高温(170度)固定です。
高温なので、綿と麻以外の衣類はプレス非対応です。
スチームも、常時噴射が無理で、プッシュ式です。
そのため、2秒間(0.4g)のスチームショットしかできません。
続けたい場合は、スイッチを都度押すことになりますが、仕組み的に面倒ですし、かけ面の温度の低下で、完全な連続利用は無理です。
これらの部分で「特殊」という部分を理解して選ぶべき製品です。
1-5・T-Falの衣類スチーマー
続いて、フランスのティファールの衣類スチーマーです。
どちらかというと、2回目記事でみる、欧米風の「中型専用機」を得意としますが、兼用機も日本市場向けに出しています。
【2024年発売】
(アタッチメントブラシあり)
18・T-Fal スチーム シュプレ DV4030J0
¥7,090 楽天市場 (2/17執筆時)
(アタッチメントブラシなし)(オンライン限定)
18・T-Fal スチーム シュプレ DV4050J0
¥7,890 Amazon.co.jp (2/17執筆時)
かけ面:セラミック
コード:コード付
注水量:120mL
スチーム量: 13g/分
ハイパワースチーム:
かけ面サイズ:
重さ :690g
DV4030J0は、同社のプレス対応タイプでは、最も新しい製品です。
こちらは、コードレスではなく、パナソニックなどと同じ「コードつき」のタイプです。
なお、2機種ありますが、後者は、後述するアタッチメントブラシが付属しません。あとは同じです。
基本的な用途は、こちらもプレスとスチームショットの兼用です。
東芝と同じで、バッテリーを搭載したコードレス機で、コード付の運用も可能です。
スタンドから電源コードを外し、直接本体に電源をさして「コード式」にします。
本体の重さは、690gです。
パナソニックなど他社の同タイプと同じです。従来機よりだいぶ軽量化し、問題点の解決を図った新型と言えます。
水蒸気噴射量は、高温時に13g/分です。
オーバーブースト(ボタン3秒押し)で2秒間のみ最大16g/分ですが、他社は平均表記なので、比べるならそちらです。
ブーストは、以前パナソニックも昔採用していましたが、短時間だとあまり便利な感じはなかったです。
また、本機は、孔は中央に重点配置ですので、ハンガーショット利用時に、スチームの全体への拡がりやすさは「課題」でしょう。
水タンクは、120mlです。
持続時間は示されませんが、高温時で8分前後でしょう。
立ち上がり時間は、35秒です。
同社の従来機よりは短いですが、パナソニックの2倍ではあります。
かけ面は、表面加工はセラミックです。
持ち手は、レバー式ですので取り回しは良いですが、かけ面サイズと、体重の乗せやすさからすると、やはり「プレスはたまにでよい」という方向きでしょう。
対応する衣類の種類は、強・中・弱の温度設定ができる仕様です。
同社の場合、ベルベット・シルクはかけ面から離しての、スチームのみという指示ですが、問題ないかと思います。
なお、ブラシのアタッチメントが付属します。
かけ面がふれにくいので、先述のデリケート素材など「当て布」を要する素材や、熱による「テカリ」を防ぎたい場合、良いです。
ただ、高温状態では装着・着脱できない点は注意点です。
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以上、T-FalのDV4030J0の紹介でした。
外観デザインは、同社らしく所有欲が湧きます。
一方、アタッチメントは個性とは言えますが、スチーム量や広がりの工夫など、実用面で目につく特別な工夫が少ない部分は、すこし感じます。
【2020年発売】
19・T-Fal スチーム シュシュコードレス DV7530J0
¥8,264 Amazon.co.jp (2/17執筆時)
かけ面:セラミック
コード:コードレス
注水量:100mL
スチーム量: (14g/分)
ハイパワースチーム:
かけ面サイズ:
重さ :830g
DV7530J0も、T-Falの衣類スチーマーです。
先ほどの機種より前に出ていた製品です。
基本的な用途は、こちらも、プレスとスチームショットの兼用です。
ただ、こちらは、バッテリーを搭載したコードレス機です。
コード付の運用も可能ですが、ライバルは東芝と言えます。
重さは、ただ、830gと重めです。
この部分はネックです。
水蒸気噴射量は、一方、14g/分と表記です。
ただし「最大」で「平均」ではないのは注意点です。
「平均」表示の同じタイプの東芝と比べて多いかは不明です。
なお、プレス利用時は8gです。
水タンクは、100mlです。
稼働時間は中温(11g//分)で約11分です。他社と同じ高温時(15g/分)で言えば、だいたい7分前後と思われます。
持続時間は、コードレス時に最大70秒の持続時間です。その後は再充電が必要です。
立ち上がり時間は、45秒です。
短いとは言えないでしょう。
かけ面は、こちらも、セラミックです。
対応する衣類の種類は、強・中・弱の温度設定ができる仕様なので、東芝同様です。
革製品など以外は対応できるでしょう。
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以上、T-FalのDV7530J0の紹介でした。
同じコードレスの東芝と比べ、本体がやや重めです。コードレス利用時のスチーム量についても、平均値でいえば、東芝に及ばない可能性があります。
重さほか形状設計も、スチーマーとしての利用より、やや「プレス利用優先」かなと思う部分はあるので、そちら優先で考える場合は候補になると言えます。
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【2019年発売】
20・T-Fal スチーム シュシュ DV7030J0
20・T-Fal スチーム シュシュ DV7060J0
¥3,896 楽天市場 (2/17執筆時)
かけ面:セラミック
コード:コード付
注水量:70mL
スチーム量: 11g/分
ハイパワースチーム:
かけ面サイズ:
重さ :780g
なお、旧モデル的な位置づけで、同型状の「コード付き」モデルがあります。。
他社のコード付との比較になりますが、本体が重い割に、スチーム量が少ないです。
外観のデザイン性の高さは、さすがにT-falなのですが、性能で見劣りするのも確かです。
【2019年発売】
21・T-FAL オートスチーム DV9120J0
¥4,700 Amazon.co.jp (2/17執筆時)
かけ面:セラミック
コード:コード付
注水量:50mL
スチーム量:15g/分
ハイパワースチーム:45g分
かけ面サイズ:調査中
重さ :0.83kg
T-FAL オートスチーム DV9120J0 は、T-Falが発売しているスチーマーです。
昔ながらの形状の衣類スチーマーです。
基本的な用途は、本機も、プレストの兼用型です。
水タンクは本体一体型です。
重さは、水が空ならば830gです。
水蒸気噴射量は、15g/分です。
昔は本機が「抜けて多かった」時期もありましたが、最近は他社が追いつきました。
いずれにしてもニットなど厚手の生地を「しっとり」にさせるには向く機種です。
「パワフル連続スチーム」モードでは、3秒間のみですが45g/分となります。
時間が短いので、利用法は限定的ではあります。
水タンクは、60ml・稼働時間は標準で4分となります。
形状的な限界で、水タンクは小さめです。
かけ面は、他社にも採用が多いセラミックかけ面です。
対応する衣類の種類は、少なめです。
温度が、中温固定の1段階ですので。
なお、麻(100%)については、プレスだと「伸びにくい」という表現です。
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以上、T-falのトゥイニー オートスチームDV9120J0の紹介でした。
愛用者は多い機種で、個人的にも利用時に「持ちやすい」と思う機種の1つです。
ただ、重さの割に、水タンクが小さい欠点はあるので、突出してよいと思える機種ではなくなってきています。
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【2021年発売】
22・T-Fal ジェットスチーム 9051 DV9051J0
¥3,977 楽天市場 (2/17執筆時)
かけ面:アルミニウム
コード:コード付
注水量:50mL
スチーム量:
ハイパワースチーム:
かけ面サイズ:調査中
重さ :0.65kg
なお、似た形状の他機として、トゥイニー ジェットスチーム 9051もでます。
本機は、 3段階の温度調整ができるプレス兼用ですが。
ただ、正確に言えば、基本的にはプレス専用で、スチームショットのパワーなどの公開はないです。
1-6・アイリスオーヤマの衣類スチーマー
続いて、日本のアイリスオーヤマの衣類スチーマーです。
格安家電に強い、日本企業です。
【2024年発売】IRS-01後継機
23・アイリスオーヤマ IRS-02-HA
23・アイリスオーヤマ IRS-02-W
¥6,578 Amazon.co.jp (2/17執筆時)
かけ面:
コード:コード付
注水量:60mL
スチーム量: 11g/分
ハイパワースチーム:
かけ面サイズ:幅70×長さ160mm
重さ :790g
IRS-01は、アイリスオーヤマが販売する衣類スチーマーです。
基本的な用途は、本機もスチームとプレス兼用です。
水蒸気噴射量は、11g/分です。
実用水準ですが、最近の他社機に比べると、多いとは言えないです。
スチームの噴射口は直列に6つです。
その点で、広がりは、他社よりは劣るといえます。
水タンクは、60mlです。
稼働時間は5.5分です。
本体の重さは、790gです。
立ち上がり時間は、35秒です。
他社の平均より遅いです。
かけ面は、素材は非開示です。
おそらくフッ素コートです。すべりの面では「価格なり」でしょう。
対応する衣類の種類は、温度が1段階(中温固定)です。
デリケートな繊維は、対応できません。
また、高温でも利用できる綿素材などのプレスも時間がかかることになります。
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以上、アイリスオーヤマの IRS-01の紹介でした。
以前は、価格面でプレゼンスがあった機種ですが、最近は大手の(特に旧機種が)値崩れしてきたので、その方面でも目立たないと言えます。
次回につづく!
衣類スチーマーのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、衣類スチーマーの比較の1回目記事でした。
しかし、記事は、まだまだ「続き」ます。
2・衣類スチーマーの比較 (2)
スチーム専用機〈小型〜中型〉
2-1:T-Fal〈仏国〉
2-2:コンエアー〈米国〉
2-3:パナソニック〈日本〉
2-4:アイリスオーヤマ〈日本〉
2-5:その他〈各社〉
3・衣類スチーマーの比較 (3)
スチーム専用機〈据置型〉
3-1:SteamOne〈仏国〉
3-2:LG〈韓国〉
そのほかの製品
3-3:他の企業〈各社〉
4・衣類スチーマーの比較 (4)
=最終的なのおすすめの提案【結論】
続く2回目記事(こちら)では、T-Falのアクセススチームシリーズほか、プレスができないかわりに、スチームが強力な衣類スチーマーを紹介します。
また、あまりパワーは期待できないものの、携帯に便利な旅行用といえる小型機もみます。
スチーム力(薄手)★★★★★
スチーム力(厚手)★★★★★
不着臭の除去 ★★★★★
プレス利用 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、4回目記事となる結論編(こちら)では、全ての衣類スチーマーから、予算別・目的別に、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。
引き続き、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら
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