Top カメラ 比較2020’【2-3万円】初心者用デジカメ25機の性能とおすすめ・選び方:2万円以下・3万円以下・4万円以下のコンデジ (1)

2020年04月15日

比較2020’【2-3万円】初心者用デジカメ25機の性能とおすすめ・選び方:2万円以下・3万円以下・4万円以下のコンデジ (1)

【今回レビューする内容】2020年 2万円-3万円台!初心者におすすめの人気コンデジの性能とおすすめ・選び方:スマホ対応・Wi-Fi・Bluetooth対応コンパクトデジタルカメラ::キヤノン・ソニー・オリンパス・パナソニック・ニコン:iPhone Android Wi-Fi GPS 顔検出 無線LAN スマホ転送など機種の違い

【比較する製品型番】Nikon COOLPIX A1000 W300  A1000 パナソニック LUMIX DMC-TZ90 DMC-TZ95 Canon PowerShot SX620 SX720 HS 730 HS ソニー Cyber-shot DSC-WX350 WX500 DSC-HX99 DSC-WX700 DSC-WX800 オリンパス STYLUS TG-5 Tough

今回のお題
初心者にも使いやすい2-3万円前後のデジカメのおすすめはどれ?

 ども、Atlasです。

 今回は、2020年4月現在、最新モデルとなるデジカメの比較をします。

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 「ファミリー向け」・「初心者向けデジカメ」といえる2万円台〜3万円台の人気機種を中心に紹介しました。

 カメラ記事を長年書いているAtlasですが、友人に漠然と「おすすめカメラ」を訊かれた場合、この値段のカメラを挙げることが多いです。

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 なぜなら、このグレードの価格の製品は、「スマホ搭載カメラとの画質違いが分かる」点、「スマホと便利に連携できる点」で、初めて購入する入門用デジカメとして、最適だからです。

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1・1万円前後の入門デジカメ
2・3万円前後の人気デジカメ
3・5万円以上の高級デジカメ
4・超高倍率ズームのデジカメ
5・水や砂に強い高耐久デジカメ
6・自分撮影ができるデジカメ

7・単焦点レンズのデジカメ
8・ミラーレス一眼の比較
9・一眼レフカメラの比較
10・デジカメ全製品からのおすすめ【結論】

 なお、今回の記事は、最大でも5万円(前後)までの価格帯の製品の紹介です。

 そのため、レンズ性能が良く撮像素子も大きな、いわゆる「高画質コンデジ」を探している方は、このブログでは、上記3番の記事が適当でしょう。

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1・画質の良さ    ★★★★☆
2・ズーム倍率    ★★★★★
3・手ぶれ補正    ★★★★☆
4・フォーカス・連写 ★★★★☆
5・スマホ連携    ★★★★☆
6・動画撮影     ★★★☆☆
7・軽量性      ★★★★★
8・総合評価     ★★★★☆

 というわけで、以下の記事では、いつものように、各機種を比較していきます。

 そして、最後に「結論」として、上表の様なポイントから、予算別・目的別に、「Atlasのおすすめ機種」を提案していきます。

 よろしくお願いします。

1・初心者向けデジカメの選び方の基本

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 3万円前後のコンデジは、デジカメでは最も売れている価格帯の商品と言えます。

 1万円前後の機種と比較すると、スマホのカメラはできない面白い機能を持つデジカメが多くあります。

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 例えば、20倍-40倍の高倍率ズームへの対応や、完全防水への対応チルト式液晶の採用などが挙げられます。

 これらは、基本的に1万円以下のデジカメでは望めない機能です。

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 一方、3万円前後のコンデジは、5万円以上のデジカメと比較する場合、「撮像素子」という画質を決定づけるセンサー(光を検知する素子)が1/2.3型と小さめです。

 そのため、「超高画質」では撮影できません。

 ただ、アルバムとして残したり、写真プリントしたり、SNSへ投稿したりするには十分すぎる画質です。

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 ただし、初心者でも、解像感やボケ味のある「芸術的な写真を簡単に撮りたい!」ならば【5万円以上のおすすめ高級デジカメの比較記事】をお読みいただいた方が良いでしょう。

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 こうした状況を特長をふまえながら、今回の記事では、以下の点に注目しながら比較します。

1・画質の良さ
 =レンズやセンサーは優秀か?
2・ズーム倍率
 =どの程遠くが撮れるか?
3・スマホとの連携性能
 =外出先でスマホに写真を送れるか?
4・本体の重さ
 =携帯することができる軽さか?

 では、比較をはじめましょう。

1・キヤノンのデジカメの比較

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 最初に紹介するのは、キヤノンのデジカメです。日本の4大カメラメーカーの一角で、コンデジでも良い製品を出している企業です。

 なお、以下では、高評価できるポイントは「赤字」で、イマイチなところは「青字」で表記していきます。


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【2016】

 1・Canon PowerShot SX620 【黒】
 2・Canon PowerShot SX620 【赤】
 3・Canon PowerShot SX620 【白】
  ¥23,900 Amazon.co.jp (4/15執筆時)

撮像素子:1/2.3型CMOS (裏面照射型)
広角側の明るさ:F3.2
望遠側の明るさ:F6.6
画素数:2020万画素
光学ズーム: 25倍
焦点距離 :25mm〜625mm
手ぶれ補正:光学式(2軸, 2.5段)  
ファインダー:なし
AF:9点(コントラスト式)
連写速度:2.5コマ/秒
動画:4K非対応  
大きさ:96.9×56.9×27.9mm
重さ:158g(バッテリー含む182g)

 PowerShot SX620は、Canonの「パワーショット」シリーズの製品です。

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 本体の重さは、バッテリー込みで182gです。

 iPhone8は200gほどですから、5.5型のスマホとほぼ同じで軽いです。

 とくに本体の薄さは意識した作りで、女性用バックに手軽に入るのはもちろん、ポケットに入るサイズです。重さもスマホと変わりません

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 光学ズームは、25倍です。

 光学ズームは、一般的なスマホの電子ズームと異なり、レンズだけで倍率を調整するため、画質的に劣化しないズーム方法です。

 200グラム以下の小型機種は、スマホと差異化を図るため光学ズーム機能の高倍率化を押し進めています。

 この機種も、今までにないズーム倍率を搭載し、便利です。

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 撮像素子(センサー)は、先ほど書いたように、このグレードの製品は1/2.3型を採用します。

 また、こちらの機種は、「裏面照射型CMOS」なので、とくに夜間撮影や逆光時の撮影に特に強いセンサーです。

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 一方、本機は「HDR機能」は未付属です。

 HDRとは、複数の写真を合成し、夜間や逆光時の白飛び・黒つぶれを補正する機能です。

 スマホでもお馴染みですが、良いデジカメはこの機能が搭載されているものもあります。

 ただ、本機は、合成を伴わなないほうほうで「広ダイナミックレンジ(WDR)」を実現する方向です。

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 レンズの明るさは、1倍ズーム側でF値3.2です。

 「F値」とは、レンズの明るさを示す単位です。

 その数値が低いほど高画質です。値が低いほど、「明るいレンズ」で、夜間や逆光時の撮影に強くなります。

 その点で言えば、本機は、割と良いレンズです。

 なお、5万円以上のデジカメは、「F値2.8以下」製品もありますが、そういったカメラは、「芸術的な背景のボケ味」も出しやすいです。

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 オートフォーカス(ピント合わせ)は、測距点が9点の、一般的なコントラスト式AFです。

 多機能ではないですが、人物の動きに合わせて自動的に移動するAFなど、便利な仕様です。

 顔検出機能は、本機は、搭載です。

 検出対応だと、人物ピント合わせが正確・高速になります。

 その上で、便利機能として笑顔やウインクを検出してシャッターを切れる機能もあります。

 連写速度は、2.5枚/秒です。

 能力はあまり高くなく、子どもや、動きのあるスポーツの「決定的瞬間」を狙えるようなスペックではないです。

 画素数を約500万画素に落として撮影する場合、7.1枚/秒にできるものの、画質は落ちます。

 手ブレ補正は、光学式の2軸手ぶれ補正が搭載されます。

 補整力は「2.5段」で、「そこそこのレベル」です。

 なお手ぶれは、「段」が多いほど強力です。ズーム倍率を上げての撮影はブレやすいので、最低限搭載していることは重要です。

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 液晶モニターは、3.0型TFTカラー液晶です。

 ただ、92.2万ドットとあまり解像度が高くなく、タッチパネルも非採用です。

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 動画撮影は、ルハイビジョン画質です。

 しかし、30フレーム/秒ですので、動きのある被写体は解像度を落として撮るべきでしょう。

 いずれにしても、「オマケ感」が強いですね。

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 ネットワーク機能は、Wi-Fiが搭載されます。

 Canon Camera Connectというスマホアプリを経由して、外出先でもスマホに撮影した画像を転送できます。

 この機能は各社付けていますが、いずれもスマホとカメラを直接Wi-Fiでつなぐ方式なので、Wi-Fiスポットがなくてもどこでも転送可能です。

 また、本機はWi-Fi経由でスマホから位置情報(A-GPS)が得られます。ただ、Wi-Fiが電力を食うので、撮影時に自動取得はできなく、アプリ操作が必要です。

 そのため、ジオタグ付与にこだわりがある方は、他社機を含めて、Bluetooth LEでGPSの位置情報を転送できる機種が良いでしょう。

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 Canon バッテリーパック NB-13L  
  ¥4,990 Amazon.co.jp (4/15執筆時)

 予備バッテリーは、こちらです。

 フラッシュを使っていると、100枚ほどで電池が切れてしまうこともあるので、海外旅行などに持っていると安心ですね。

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 以上、CANONの PowerShot SX610の紹介でした。

 軽量で光学ズームが25倍というのが「売り」の機種です。

 しかし、レンズや手ぶれ補正は、あまり性能が良くありません。さらに、次に説明する機種と異なり、単にシャッターを押すだけの「オート撮影」の際の、画質調整力が弱いです。

 スマホが高画質化している今、このカメラを持つメリットはさほど高くは無さそうです。


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 【2016】【各色】

 4・CANON PowerShot SX720 HS
  ¥34,650 Amazon.co.jp (4/15執筆時)
 

撮像素子:1/2.3型CMOS 裏面照射型
広角側の明るさ:F3.8
望遠側の明るさ:F6.9
画素数:2030万画素
光学ズーム: 40倍
焦点距離 :24mm〜960mm
手ぶれ補正:光学式(2軸, 3段)  
ファインダー:なし
AF:9点(コントラスト式)
連写速度:5.9コマ/秒
動画:4K非対応   
大きさ:109.7×65.8×34.8mm
重さ:245g(バッテリー含む270g)

 SX720 HSは、キヤノンの「PowerShot」の中位機です。

ハイクオリティー・ズームシリーズ」に位置するモデルです。

 なお、「新しいモデル」として SX730が、Amazonでは表示されています。

 しかし、SX720はまだ「生産中」です。

 さらに言えば、(次に紹介する)SX730こそ、すでに「生産終了」で、「在庫限り」です。

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 本体の重さは、270グラムです。

 下位機種に比べると50gほど重量があるコンデジです。

 重量があるかわりに、ズーム倍率が高いほか、本体のダイヤル周りの使い勝手が向上しています。

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 ズーム倍率40倍です。

 これは、本格的な一眼レフならば、スポーツカメラマンが持つほどのサイズでなければ撮れないといえる高倍率です。

 この点で不満を感じる人は少ないでしょう。

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 撮像素子は、1/2.3型裏面照射型CMOSで、下位機種と同じです。

 ただし、この機種から画像エンジン「DIGIC 6」という1世代新しいものを採用します。

 そのため、後述する手ぶれ補正や連写などに、好影響を与えています。

 レンズの明るさは、広角側でF3.8です。

 下位機種より落ちます。

 ただ、望遠鏡と同じで、ズーム倍率の高いレンズを搭載するほど、レンズは暗くなります。

 40倍ズーム搭載機としては十分な数値です。

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 オートフォーカスは、この機種から高速AFに対応します。

 合焦速度(ピントが合うまでの速度)が0.12秒と下位機種より速いです。

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 顔検出機能は、本機は、下位機種と同じく、搭載です。

 一方、それらに加えて、顔の個人登録機能があるので、年齢に応じて自動的にピントと露出を調整する「個人認証機能」も利用できます。

 一方、キヤノン機では、シャッターを押すだけの「オート撮影」において、顔・背景・明るさなど被写体を分析して撮影モードを細かく変える「こだわりオート」は、本機から搭載です。

 1万円台の格安機は、細かいオート撮影がないので、入門機と中級機を分ける指標の1つです。

 手軽に綺麗な写真が撮りやすい、といえます。

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 連写速度は、5.9コマ/秒です。

 オートフォーカス(ピント合わせ速度)と連写性能は、子どもや動きのあるスポーツなどを撮影する場合に重要です。

 その点で、本機は優秀ですが、この部分は、後述のSONY機も優れるため、比較は重要です。

 手ブレ補正は、3段分の補整です。

 下位機種よりも上位です。

 ズーム時の手ぶれの問題はより起きにくい構造と言えます。


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 液晶モニターは、「3.0型TFTカラー液晶」です。

 タッチパネルではないですが、約92.2万ドットと2倍ほど高詳細です。視認性の高い「クリアライブ液晶」採用でとても見やすくなっています。

 ただし、このグレードの場合、タッチパネルは不採用であり、感覚的な操作は不可です。

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 動画撮影は、フルハイビジョン画質ですが、60フレーム秒の記録に対応です。 

 下位機種と違って、動きのある被写体でも違和感はないでしょう。

 また、動画と写真ではブレ方が異なるので、動画専用の5軸手ぶれ補正が付属します。こうした点でも高度です。

 ネットワーク機能は、本機もWi-Fiを搭載します。

 スマホアプリを使って外出先でもスマホに画像が転送できます。

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 以上、SX720 HS の紹介でした。

 40倍という圧倒的な高倍率ズーム高度な動画撮影機能を搭載した、野心的なカメラです。

 オートフォーカス・連写速度も速いため、小さいお子さんやお孫さんがいるご家庭や、スポーツ観戦が趣味の方などに向くカメラですね。

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 【2017年型番】【在庫限り】

 【2018年】

 5・Canon PowerShot SX740 HS BK
 6・Canon PowerShot SX740 HS SL
  ¥43,560 Amazon.co.jp (4/15執筆時)

光学ズーム倍率:40倍
焦点距離 :24mm〜960mm
広角側の明るさ:F3.3
望遠側の明るさ:F6.9
撮像素子: 1/2.3型 高感度MOS
画素数:2030万画素
手ぶれ補正:光学式(3段)
ファインダー :
AF:9点(コントラスト式)
連写: 7.4コマ/秒
動画:4K(30p)
液晶モニター:3.0型(92万)
重さ: 299g

 なお、このグレードにはもうひとつ新型の上位機( PowerShot SX730)があります。

 同じく40倍のズームを搭載する機種ですが、チルト式液晶が付属します。

 かなり目的がハッキリした機種なので、この機種については、【自撮り対応デジカメの比較とおすすめ】の記事に詳しく掲載しました。

3・ソニーのデジカメの比較

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 続いては、ソニー「サイバーショット」を紹介していきます。


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 【2014年登場】

 7・ソニー Cyber-shot DSC-WX350-W
 8・ソニー Cyber-shot DSC-WX350-B
 9・ソニー Cyber-shot DSC-WX300-P
  ¥23,000 Amazon.co.jp (4/15執筆時)

撮像素子:1/2.3型CMOS (裏面照射型)
広角側の明るさ:F3.5
望遠側の明るさ:F6.5   
画素数:2110万画素
光学ズーム: 20倍
焦点距離 :27mm〜540mm
手ぶれ補正:光学式(2軸)  
ファインダー:なし
AF:9点(コントラスト式)
連写速度:10コマ/秒
動画:4K非対応
大きさ:96x54.9x25.7mm
重さ:137g(バッテリー含む164g)

 DSC-WX350は、ソニーの「サイバーショット」シリーズの現行機です。

 こちらも、Amazonでは「新しいモデル」が表示されますが、この製品の在庫はまだ多いです。後継機は、次に紹介します。

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 本体の重さは、164gです。

 キヤノンのPowerShot SX620とほぼ同じ重さで、「ライバル」と言えます。

 いずれのモデルも「普段持ちには最良の機種」です。

 ボディはアルミ製で、質感も良いです。

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 ズーム倍率20倍です。

 PowerShot SX620は25倍でしたから、比較すると、やや弱いです。

 撮像素子は、裏面照射型の1/2.3型CMOSです。

 画素数も、約2110万画素で、こちらは変わらないレベルです。

 レンズの明るさは、広角側がF3.5です。

 F3.2のキヤノンに比べるとやや劣る点はネックでしょう。

 ズーム倍率が低い点を考えても、やや弱いです。

 また、広角側の焦点距離は、やや狭めの27mmですので、広く風景を撮るという点では、キヤノンに及ばない状況です。

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 HDR機能は、本機の場合、注目点です。

 本機は、HDR(ハイダイナミックレンジ)撮影機能を搭載します。

 これは、1回のシャッターで露出の異なる最大4枚の写真を撮り、合成することで暗い部分の画像を補正する技術です。

 これにより、夜間、逆光時の色潰れを効果的に防ぎます。

 一方、動く被写体に使いにくい難点はありますが、メリット性は高いです。それゆえに、高級スマホにも使われます。

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 画質に関わる部分で言えば、本機は、解像感を高めるディテールリプロダクション技術や、回折低減処理を行います。

 風景写真などの補正にも強いです。

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 オートフォーカスは、コントラスト式AFで、9点の測距点を持ちます。

 合焦速度は、この価格の軽量機としては、相当水準が高いです。

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 顔検出機能は、本機も付属します。

 笑顔の検出も可能です。

 一方、本機も、44パターンから自動で、最適な撮影モードを選択する「プレミアムおまかせオート」に対応します。

 キヤノンの上位機でも説明しましたが、シャッターを押すだけでも綺麗に撮れるこのような技術を搭載するのが、格安の入門機との差です。

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 連写速度も、10コマ/秒です。

 画素数を落とさず、メカシャッターでこの値なので、相当優秀といえます。

 ソニーは伝統的にこの部分が強いです。

 繰り返しますが、連写速度は、動物や子どもなど動く被写体に重要です。

 それをふまえると、子どもなどの動きのある被写体については、キヤノン機より期待感があります。

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 手ぶれ補正は、ソニーは段数は非公開です。

 ただ、2.5-3.5段ほどだと思われます。

 今モデルは、ジャイロセンサーで補整した画像を計算するアルゴリズムが、「BIONZ X」により強化されたので、従来モデルに比べて優秀です。

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  液晶モニターは、ただし、やや小さめ2.7型です。

 タッチパネルは引き続き不採用ですが、品質は高くソニーの「クリアフォト液晶」を採用しています。

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 動画撮影機能も、小型機としては強力です。

 フルハイビジョン画質(60フレーム秒)に対応します。

 また、光学式の手ぶれ補正と電子式手ぶれ補正を併用する独自の動画手ブレ補正は、キヤノンの5軸手ぶれ補正と同様の実力です。

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 ネットワーク機能は、Wi-Fiが搭載されます。

 したがって、スマホアプリで写真が確認・転送できます。

 ただ、写真の自動転送非対応で、GPSの位置情報取得も未対応です。

 このほか、NFCでも転送はできますが、回線速度は低速です。

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 SONY ソニー NP-BX1 バッテリー
  ¥5,198 Amazon.co.jp (4/15執筆時)

 予備バッテリーはこちらになります。

 ただし、本体のバッテリーの持続時間は約235分と、W220に較べて2倍長持ちですので不要かもしれません。

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 以上、SONY サイバーショット DSC-WX350の紹介でした。

 キヤノンの最軽量機のPowerShot SX620がライバル機です。比較すると、カメラとしての基本部分(レンズ・ズーム)は、弱めです。

 一方、動く被写体への対応力(連写・フォーカス)と、HDR機能による逆光・夜間撮影への対応力、風景写真などの改造感の調整力は高いです。

 とくに、前者は優れるので、「子ども撮り・スポーツ撮り」の部分では優位性があります。

 難しい選択ですが、個人用で「キレイな写真」を重視するならばキヤノンが、よく動き回る年齢の子ども撮りや、動物や動く被写体をよく撮影するならば、ソニが良いしょう。


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 【2015年】【後継機あり】

 10・ソニー Cyber-shot DSC-WX500-W
 11・ソニー Cyber-shot DSC-WX500-B
 12・ソニー Cyber-shot DSC-WX500-R
  ¥36,000 Amazon.co.jp (4/15執筆時)

撮像素子:1/2.3型CMOS (裏面照射型)
広角側の明るさ:F3.5
望遠側の明るさ:F6.4
画素数:2110万画素
光学ズーム: 30倍
手ぶれ補正:光学式(2軸)  
ファインダー:なし
AF:9点 ファストインテリジェントAF
連写速度:10コマ/秒
動画:4K対応
焦点距離 :24mm〜720mm
大きさ:101.6 x 58.1 x 35.5mm
重さ:209g(バッテリー含む236g)

 ソニーサイバーショットWX500は、サイバーショットWXシリーズ上位モデルです。

 2018年に後継機が出ていますが、現在も現役機です。後継機は、後ほど別に紹介するつもりです。

 本体の重さは、209グラムです。

 下位機種より重さはあります。

 とはいえ、これでも、手のひらサイズでポケットに収納できる利便性をキープしています。

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 ズーム倍率30倍です。

 キヤノンの最上位機の40倍には及ばない製品ですが、旅行時を含めて十分でしょう。

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 撮像素子は、裏面照射型の1/2.3型CMOSです。

 画素数も、約2110万画素で、こちらは他機と変わらないレベルです。


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 レンズの明るさは、広角側がF3.5です。

 下位機種よりズーム倍率が上がっているにもかかわらず、このF値をキープしているのは優秀でしょう。

 ドイツの高級カメラメーカーのカールツァイスのレンズです。

 望遠側のレンズの明るさも、F値6.5と、高倍率ズーム機としては明るいです。

 また、焦点距離は、この機種から広角側24mmなので、風景写真も得意です。

 HDR機能は、本機の場合も、搭載です。

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 オートフォーカスは、測距点が9点のコントラスト式AFです。

 0.09秒の合焦速度と下位機種に輪をかけて能力が高いです。

 というのも、この機種は、ファストインテリジェントAF採用するからです。

 方式は同じ、コントラスト式ですが、ピントの事前予測システムを搭載します。

 そのため、この価格帯では稀といえる性能を獲得しました。

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 顔検出機能は、本機も付属します。

 その上で、本機は、動く被写体でも顔にピントを合わせ続けられるロックオンAFを装備します。

 もちろん、「プレミアムおまかせオート」を含めた、下位機種の諸機能も網羅します。

 連写速度も、10コマ/秒です。

 やはり、上位機だけで比べても、動きのある被写体への対応度は、キヤノン以上の期待感があります。

 手ぶれ補正機能は、ソニーは段数は非公開です。

こちらも、2.5-3.5段ほどだと思われます。

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 液晶モニターは、このグレードの機種からは、可動式モニターが搭載です。

 これにより、「自分撮影」に対応しました。

 アングルは上下にしか変えられませんが、最近のトレンドを押さえている機能です。

 本体の重さがやや重いのは、この機構を装備したことも大きいです。

 なお、液晶モニターは、92.1万ドット「エクストラファイン液晶」です。

 ただ、タッチパネルは不採用で、直感的な操作はできません。

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 動画撮影機能は、こちらもフルハイビジョン画質(60フレーム秒)で、動画専用の5軸手ぶれ補正が搭載です。

 さらに、XAVC Sというソニーの4Kビデオカメラでも採用される圧縮技術に新しく対応しました。これにより動画撮影時のファイルサイズの圧縮とノイズの低減が期待できます。

 ネットワーク機能は、下位機種同様に、Wi-Fiのみ搭載されます。

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 以上、SONY サイバーショット DSC-WX500の紹介でした。

 手のひらサイズの軽量性を保ちつつ、高倍率ズーム可動式モニターを搭載する機種です。

 画質面でも、引き続き強力なオートフォーカス性能はもちろん、カールツァイス製のレンズも明るく高性能です。なお、この部分は、自動撮影(押すだけ撮影)をしがちな、初心者の方にも重要な部分です。

 価格は、3万円台とはなりますが、総合力は高く、楽しく使えそうなカメラです。


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 【2018年】

 【通常型番】

 13・ソニー Cyber-shot DSC-WX800
  ¥47,992 Amazon.co.jp (4/15執筆時)

 【ネット販売用型番】(性能は同じ)

 14・ソニー Cyber-shot DSC-WX700
  ¥53,307 楽天市場 (4/15執筆時)

撮像素子:1/2.3型CMOS (裏面照射型)
広角側の明るさ:F3.5
望遠側の明るさ:F6.4
画素数:2110万画素
光学ズーム: 28倍
手ぶれ補正:光学式(2軸)  
ファインダー:なし
AF:25点 ファストインテリジェントAF
連写速度:10コマ/秒
動画:4K対応(30p)
焦点距離 :24mm〜720mm
大きさ:101.6 x 58.1 x 35.5mm
重さ:207g(バッテリー含む233g)

 WX800 は、2018年に発売された DSC-WX500の後継機です。

 本機には、型番が2つありますが、どちらも性能は同じです。

 一方、1つ上で紹介したWX500と比較すると ズーム倍率が28倍と少し低いです。

 しかし、多くの点でパワーアップしています。

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 第1に、フォーカス性能です。

 同様のファストインテリジェントAFですが、測距点が9点から25点まで増えています。

 同じ仕組みならば、測距点が多いほどピントが合いやすいです。

 顔検出機能も、より詳細で、顔以上に細かい瞳検出に対応します(瞳AF)。

 フォーカス制度はさらに高まっています。

 先ほど「オートモード」が「入門機と中級機」を分けると書きました。この点で言えば、瞳AFを含む、フォーカス面での性能の高度化は、「中級機と上級機」の境目といえます。

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 第2に、4K動画の撮影への対応です。 

 30フレーム/秒と、上位機水準のフレームレートで対応できます。

 なお、本機も、動画専用の5軸手ぶれ補正も利用できます。ただ、4K動画撮影時は、強力なインテリジェントアクティブが選択できないという限界があります。

 ただ、この部分は、画像エンジン性能の問題なので仕方ないと思います。

 なお、4K動画の対応の有無も、現在的には「中級機と上級機」の境目です。ただ、こちらについては、発売年度の違いという部分もあります。

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 第3に、Bluetoothの搭載です。 

 本機も、画像転送はWi-Fi回線を利用しますが、Bluetoothの採用で、撮影時、スマホの位置情報(A-GPS)が自動取得できるようになっています。

 また、新しいアプリ(Imaging Edge Mobile )では、撮影した画像へのスマホへの自動転送も対応となりますが、ニコン同様に200万画素のサムネイル品質となります。

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 第4に、液晶です。

 WXシリーズでは、本機からタッチパネルが採用となります。

 タッチシャッターを含めて、感覚的な操作ができます。

 これら以外の違いは、一部フォーカスモードの追加程度です。

---

 以上、サイバーショットのDSC-WX800の紹介でした。

 値段は高額となりますが、高度なフォーカス・4K動画・Bluetoothによる位置情報の取得は、デジカメのグレードと新旧の「分水嶺」です。

 値段的に、今回の提案する価格水準を超えるので、あえて「おすすめ」にはしませんが、性能差はある、といえます。

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 【2018年】

 【通常型番】

 15・ソニー Cyber-shot DSC-HX99
  ¥55,749 Amazon.co.jp (4/15執筆時)

撮像素子:1/2.3型CMOS (裏面照射型)
広角側の明るさ:F3.5
望遠側の明るさ:F6.4
画素数:2110万画素
光学ズーム: 28倍
手ぶれ補正:光学式(2軸)  
ファインダー:0.2型 116万ドット
AF:25点 ファストインテリジェントAF
連写速度:10コマ/秒
動画:4K対応
焦点距離 :24mm〜720mm
大きさ:101.6 x 58.1 x 35.5mm
重さ:216g(バッテリー含む242g)

 なお、本機の上位機として、DSC-HX99 という製品の販売があります。

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 だだ、仕様は、WX800とほぼ同じです。

 違いは、本機のみ、電子ビューファインダー(EVF)が装備される点だけです。

 この部分が最も大きいでしょうが、約63.8万ドットの有機ELファインダを装備します。

 接眼検知機能があるために、目を近づけると自動でモニターからファインダーに撮影モードが切り替わります。

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 それ以外の部分は、基本的にDSC-WX800と同じです。

 基本的にEVFが欲しい人が選ぶと良いという製品です。

4・パナソニックのコンデジ

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 つづいて、総合家電メーカーのパナソニックの中級コンデジを比較しましょう。

 パナソニックは、光学メーカーではない一方、ビデオカメラで存在感がある会社なので、動画周りに力を入れた機種が多いです。


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 【2019年】

 16・パナソニック LUMIX DMC-TZ95-W
 17・パナソニック LUMIX DMC-TZ95-K
  ¥48,640 楽天市場 (4/15執筆時)

撮像素子:1/2.3型高感度MOS
広角側の明るさ:F3.3
望遠側の明るさ:F6.4
画素数:2030万画素
光学ズーム: 30倍
焦点距離 :24mm〜720mm
手ぶれ補正:光学式(2軸)  
ファインダー:なし
AF:49点(空間認識AF)
連写速度:10コマ/秒
動画:4K(30p)
大きさ:約112.0 x 67.3 x 41.2mm
重さ:286g (バッテリー・メモリ含む328g)

 DMC-TZ95は、パナソニックの発売する中級デジカメです。

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 本体の重さは、やや重い328グラムです。

 ソニーの DSC-HX99Vと同じ、高倍率ズーム・ファインダ・可動式モニターが搭載ですが、それに比べて、倍率は多少高いものの、軽量性は分が悪い機種です。

 ズーム倍率は、光学30倍ズームです。

 201509061243.jpg

 撮像素子は、裏面照射型の1/2.3型CMOSです。

 画素数も、約2030万画素で、この部分は各社「横並び」です。

 レンズの明るさは、一方で、広角側がF3.3と、ソニーのDSC-HX90Vより明るいです。 

 パナソニックは、ドイツライカ社DC VARIO-ELMARレンズが採用します。

 広角側も焦点距離は24mmからですので、ズームだけでなく、広くも撮影できる機種です。

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 HDR機能は、ソニーと同じで本機も採用です(iHDR)。

 ただし、オートモードのみ有効で、合成枚数も非開示で、ソニーほど力を入れていない印象です。

 ただ、本機は、合成せずに計算で補正するインテリジェントDレンジコントロールを採用します。そのため、明確な弱点ではないです。

 さらに、画質の部分で言えば、超解像技術や回折補正、広帯域輪郭強調処理など、特に風景写真などで有効な機能を網羅します。

 全体的な画質調整力は、ソニーに負けていません。

 201804301301.jpg

 オートフォーカスは、空間認識AFを採用し、測距点49点、0.12秒の合焦速度です。

 空間認識AFも、コントラスト式AFを改良したものです。

 合焦が速い一眼レフなどの位相差AFに近づける技術です。

 ただ、ソニーに比べると、公開される合焦速度は少し劣ります。

 202004151819.jpg

 顔検出機能は、本機も、ソニー機同様に、瞳が検出できる精度の顔・瞳認識AFです。

 その上で、他社上位機と同じで、「おまかせiA」という自動シーン調整機能もあります。

 その他、暗い場所でのAFに便利なローライトAFも付きますし、問題ない水準でしょう。

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 連写速度は、10コマ/秒とソニー並みです。

 追従時にも5コマということで、従来的に優秀だったソニーより優れる部分もあります。

 さらに、パナソニックは、最近4Kフォトという、「30枚/秒」の高速撮影モードを「売り」にしています。

 要するに「4K動画」から静止画を「切り出す」仕組みで、ベストショットが残しやすい方式です。

 画素数は、約880万画素(4K)でクオリティは落ちます。また、あくまで「動画の撮り方」です。

 しかし、「決定的瞬間」を逃す確率は低くなりますし、プリントアウトしないならば、これでも十分で、実用的でしょう。

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 また、この発想を応用して、フォーカスポイントを「後から選べる」撮影モードを利用することも可能です。

 手ぶれ補正機能は、光学式の手ぶれ補正が搭載です。

 段数は非公開ですが、実質的に3段前後だと思われます。

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 液晶モニターは、3.0型約104万ドットモニターです。

 また、ソニー同様にチルト式です。

 加えてこちらはタッチパネル式でもあるので、タッチでのピント合わせなど、この部分の使い勝手はソニー以上です。

 ファインダーは、ライブビューファインダーが付属します。

 約116万ドット相当と解像度は高いですが、有機ELを採用するソニーに比べるとやや落ちるでしょう。

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 動画撮影は、4K動画が撮影できるのが特長です。

 4Kの場合、フレームレートは、30コマ/秒ですが、フルHDではハイスピード撮影に対応し、5軸手ブレ補正が搭載されます。

 4Kについても、アクティブモードで手ぶれの補正ができます。

 また単に撮影できるだけでなく、ズームイン・アウトなどの操作スローモーション撮影など、動画撮影の「面白さ」「快適度」では、群を抜いています。

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 ネットワーク機能は、Wi-FiとBluetoothLEを搭載です。

 他社の両対応機と同じで、同じアプリでシームレスに移行するので、違いは意識する必要はないです。

 例えば、画像の自動転送は、Wi-Fiで対応し、スマホの位置情報の取得は、BluetoothLEで対応します。

---

 以上、パナソニックのDMC-TZ95の紹介でした。

 SONY DSC-HX99Vと同じく、ファインダーやチルト式液晶を装備する、「本格的な」中級機です。

 ファインダー部分の性能はソニーのが良いですが、そのほかは決定的な差が見られないです。

 あえて言えば、動く被写体への対応力はソニーが少し良く、風景写真などの解像感はパナソニックが良いでしょう。

 ただ、技術的にパナソニックは割と面白い新機能もあるため、新しもの好きならば同機のが良いでしょう。

ーーー

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 【2017】【後継機あり】

 18・パナソニック LUMIX DMC-TZ90-K
 19・パナソニック LUMIX DMC-TZ90-S
  ¥36,500 Amazon.co.jp (4/15執筆時)

撮像素子:1/2.3型高感度MOS
広角側の明るさ:F3.3
望遠側の明るさ:F6.4
画素数:2030万画素
光学ズーム: 30倍
焦点距離 :24mm〜720mm
手ぶれ補正:光学式(2軸)  
ファインダー:なし
AF:49点(空間認識AF)
連写速度:10コマ/秒
動画:4K(30p)
大きさ:約112.0 x 67.3 x 41.2mm
重さ:280g (バッテリー・メモリ含む322g)

 なお、本機には、旧世代となるDMC-TZ90があります。

 ただ、新機種との違いは、4Kフォトモードにかかわる使い勝手の改良です。

 201907011145.jpg

 具体的には、新機種は、30コマ連写の際に、「顔検出・「動き検出」を併用し、「割と良く撮れた」写真を、カメラが自動でオートマーキングして、見つけやすくしてくれる機能が付属しました。

 これ以外は、軌跡合成機能が追加されたくらいなのですが、ネットワーク面で、旧機種は、Bluetoothに非対応(Wi-Fiのみ)という点には注意が必要です。

5・ニコンのコンデジ

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 続いて、ニコンのコンデジを紹介します。日本を代表するカメラメーカーの1つで、ハイアマチュアのファンが多いメーカーです。


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 【2019年】

 20・Nikon COOLPIX A1000BK【黒】
 21・Nikon COOLPIX A1000SL【シルバー】
  ¥49,808 Amazon.co.jp (4/15執筆時)

撮像素子: 1/2.3型 高感度MOS
広角側の明るさ:F3.4
望遠側の明るさ:F6.9
画素数:1604万画素
光学ズーム: 35倍
焦点距離 :24mm〜840mm
手ぶれ補正:光学式(2軸)
ファインダー:0.2型 116万ドット
AF:9点(コントラスト式)
連写速度:10コマ/秒
動画:4K(30p)
大きさ:約114.2×71.7×40.5mm
重さ:バッテリー・メモリ含む330g

 Nikon COOLPIX A1000は、ニコンの発売する、中級のコンデジです。

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 本体の重さは、やや重い330グラムです。

 とはいえ、本機も、可動式のタッチパネルモニターとファインダーが付く機種といしては「平均値」といえる重さです。 

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 ズーム倍率は、光学35倍ズームです。

 キヤノンには及びませんが、ソニーやパナソニックより少し倍率が高めです。

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 撮像素子は、裏面照射型の1/2.3型CMOSです。

 画素数も、約2030万画素で、他社と同じです。

 レンズの明るさは、広角側がF3.4です。

 35倍ズームと高倍率の割に「明るい」水準であり、問題ないでしょう。

 202004151858.jpg

 HDR機能は、本機も対応です。

 最大4枚合成とSONYと同グレードです。

 また、本機は、パナソニック機と同じで、計算による補正となる、アクティブD-ライティングを併用しています。

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 オートフォーカスは、コントラストAFで、測距点は9点です。

 本機は、測距点や方式の部分で、ソニーやパナソニックに及ばない部分があります。

 顔検出機能も、瞳レベルは非対応です。

 追尾時も顔検出は有効になりません。

 ただし、他社上位機と同じで、「おまかせシーンモード」という自動シーン調整機能もあります。

 連写速度は、10コマ/秒です。

 この部分は性能が良いですが、AF部分を含めると、子ども撮りや動きのある被写体は、多少不向きでしょう。

 手ぶれ補正機能は、一方、本機は光学式2軸手ぶれ補正です。

 オーソドックスな方式で補正段数は3段です。


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 液晶モニターは、3.0型約103万ドットモニターです。

 本機もタッチパネル式です。

 ファインダーは、0.2型の液晶で116万ドットです。

 パナソニックと同水準で、ソニー以下です。

 動画撮影は、4K動画(30フレーム/秒)に対応です。

 ただ、動画専用の手ぶれ補正がなく、さほど力は入れていない印象です。

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 ネットワーク機能は、こちらの機種は、Wi-FiBluetoothLEに対応します。

 なお、ニコンの場合、スマホへの自動転送はBluetoothを使うため、200万画素のサムネイルとなります。

 また、動画の自動転送などには非対応です。

 一方、スマホからの、GPSの位置情報の取得には対応です。

---

 以上、ニコンA1000の紹介でした。

 前モデルとなるA900は、4段補正と強力な手ぶれをもち面白い機種でした。

 その後継機ではありますが、この価格帯のライバルとなる他社機に較べると、イマイチ抜け出る部分がなく、推すべきポイントが少ない印象です。


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 【2017】

 22・ニコン・COOLPIX W300【イエロー】
 23・ニコン・COOLPIX W300【オレンジ】
  ¥41,000 Amazon co.jp (4/15執筆時)

撮像素子: 1/2.3型 高感度MOS
広角側の明るさ:F2.8
望遠側の明るさ:F4.9
画素数:2029万画素
光学ズーム: 5倍
焦点距離 :24mm〜120mm
手ぶれ補正:光学+電子式 (2軸+1, 3段)
AF:9点(コントラスト式)
連写速度: 7.5コマ/秒
動画:4K (30p)
大きさ:約111.5×66.0×29mm
重さ:約231g(バッテリー含む)

 COOLPIX W300は、ニコンのやや特殊なカメラです。 

 本体の重さは、231グラムです。

 ズーム倍率は、光学5倍ズームです。

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 「重め」で、「ズームも弱い」カメラですが、その代わりに、タフさがあります。

 図のように、防塵・防水・耐衝撃・耐寒性能が高い、タフネス仕様です。特殊なジャンルのカメラですが、こうしたタイプのカメラは、特に夏場には広く売れています。

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 撮像素子は、裏面照射型の1/2.3型CMOSです。

 画素数も、約2030万画素で、先ほどの機種と同じです。

 レンズの明るさは、広角側がF2.8です。

 小型レンズを採用しますが、倍率を低めていますので、明るさの部分で優秀なカメラです。

 HDR機能は、本機も搭載です。

 ただ、アクティブD-ライティングについては、搭載しないようです。

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 オートフォーカスは、本機もコントラストAFを採用し、測距点は9点です。

 合焦速度は0.15秒と、他機より少し遅いです。

 連写速度は、7.5枚/秒です。

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 顔検出機能は、本機も搭載です。

 その上で、自動的に判断して画質を最適化するおまかせシーンモードをはじめ、充実します。

 例えば、笑顔シャッターのほか、肌の色を調整できる美肌モードや、夜間撮影に利点のある夜景モードや、水中モードなど多彩です。

 手ぶれ補正機能も、3段です。

 この倍率では全く問題ないです。

 201804301406.jpg

 液晶モニターは、3.0型約92万ドットモニターです。

 タフネス仕様ですので、タッチパネルなどは非対応です。

 動画撮影は、こちらも、4K動画(30フレーム/秒)に対応できる機種です。

 下位機種と比較すると、本機は、光学式と電子式を併用する5軸ハイブリッド手ブレ補正(VR)も利用できます。少し高度と言えます。

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 ネットワーク機能は、こちらの機種も、Wi-Fiに加えてBluetooth LEに対応します。

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 以上、ニコンのCOOLPIX W300の紹介でした。

 ズーム力はほとんどない製品です。ただ、3万円台の「タフネスカメラ」として、ニーズがありそうな製品です。

ーー

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 24・オリンパス OLYMPUS Tough TG-6BLK
 25・オリンパス OLYMPUS Tough TG-6RED
  ¥42,755 Amazon co.jp (4/15執筆時)

撮像素子:1/2.3型CMOS (裏面照射型)
広角側の明るさF2
画素数:1200万画素
光学ズーム: 4 倍
焦点距離 :25mm〜100mm
手ぶれ補正:光学式(2軸 2.5段)
AF:28点(コントラスト式)
連写 :5コマ/秒
動画:4K(30p)
手ぶれ補正:光学式補正
大きさ:幅113 ×高さ 66×奥行31.9mm
重さ:約250g(バッテリー込)

 ただし、「タフネスカメラ」というジャンルの製品は、それだけで「市場が確立」しておりライバル機種も多いです。

 この側面に期待して買われる方は、【おすすめ防水カメラの比較記事】を別に書いているので、そちらをご覧ください。

 今回紹介したNikonの機種を含めて紹介しています。

後編に続く!
初心者におすすめのデジカメは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、2-3万円前後の価格帯のデジカメを紹介しました。

 記事はもう少し続きます。

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1・画質の良さ    ★★★★☆
2・ズーム倍率    ★★★★★
3・手ぶれ補正    ★★★★☆
4・フォーカス・連写 ★★★★☆
5・スマホ連携    ★★★★☆
6・動画撮影     ★★★☆☆
7・軽量性      ★★★★★
8・総合評価     ★★★★☆

 次回の後編記事(こちら)では、ここまで紹介した全機種から、目的別・予算別ににおすすめ機種をあげていきます。

 引き続きよろしくお願いします。

 後編記事は→こちら

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posted by Atlas at 20:06 | カメラ

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