【今回レビューする内容】2024年 使用歴8年!家庭用製麺機の性能と価格の比較とおすすめ・選び方:生パスタ・10割蕎麦対応:全自動製麺器 生めん生麺 パスタマシン パスタメーカー生パスタ うどん そば ラーメン 必要な材料について フィリップス お家で生麺 生パスタ 低糖質うどん 十割蕎麦 ラーメンの麺 生ペンネなど
【比較する製品型番】フィリップス ヌードルメーカー HR2365/01 HR2369-01 エスパル ホームヌードルメーカー WGPM883WH そば打ち機 そば楽プラス RELICIA RLC-NM300 わがんせ おうちdeヌードル WGPM883WH S SMAUTOP MXBOAHENG VERSOS VS-KE19 Hanchen 全自動電気麺メーカー CGOLDENWALL CG-H8
今回のお題
家庭用のヌードルメーカーのおすすめはどの機種?
ども!Atlasです。
今回は、2024年9月現在、最新のヌードルメーカー(家庭用製麺機)の比較します。
定番のうどんやパスタはもちろん、10割蕎麦を含む、お蕎麦(日本そば)を作るのに向く機種も紹介するつもりです。
なお、(家電としての)自動製麺機が話の中心ですが、(調理器具としての)手動製麺機についても、比較する形でフォローしました。
ヌードルメーカーは、新しもの好きのAtlasも「これは流行りそうだな?」と予想し、発売と同時期に購入しました。その後、あまりにも便利なので、実家にもプレゼントしました。
後述するように「流行る」という予想は外れたのですが、結構使ったので、使用感もレビューできたると思います。
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うどん製麺 ★★★★★
そば製麺 ★★★★★
パスタ製麺 ★★★★★
価格 ★★★★★
打ちやすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
以下では、いつものように各機種を紹介し、最後に、上表のような観点から、Atlasのおすすめ製品を提案する形式で書いていきます。
よろしくお願いします。
1・ヌードルメーカーの利点
ヌードルメーカーは、日本でのブームの「火付け役」となった、フィリップスの製麺機の登場から、7年以上経ちました。
近頃はブームが終息しつつあり、個人的に残念です。
しかし、調理家電として「大変おもしろい」ので、メディアの特集次第で「再ブーム」もあるかなと思っています
1・素早く製麺可能
=10分程度で、茹でる状態まで行ける
2・麵の品質が高い
=市販の麵の水準を超える専門店並の味
コシも強い!
3・材料コストが安い
=小麦粉と塩以外の材料が必要ない
4・構造が単純なため誰でも使える
=ボタン1つで、製麺まで終了!炊飯器並
5・後片付けがとても簡単
=油分を含まないので洗い物が手軽!
Atlasがそう思うのは、上表のような日本市場に向く要素が揃っているからです。
文化としてみても、日本はパン色文化よりも麺類の文化のほうがなじみが深いといえます。
そのため、他社の後発商品の展開を含めて、再度のブームになり得る商品と考えます。
「麵の食事は太るのでは?」というレッテルがあります。しかし、揚げ物中心の飯食よりよほどヘルシーです。
とくに、ダイエットや健康を気にする方向けに、鳥越製粉から低糖質・低カロリーの専用小麦粉も発売されています。これについては、詳しくは記事の最後で解説します。
また、標準の小麦粉に比べて3倍の食物繊維や鉄分、ビタミンB1が入るなど、ダイエットに向く全粒粉を使った生麺(生パスタ)を打つこともできます。
レシピブックでは、ニンジンを使った野菜果汁入りの麵なども紹介されています。
また、うどんや生パスタが打てるのはもちろん、実際は、十割蕎麦を打つことも可能です。これについては、今回の記事の後半で簡単に紹介したいと思います。
なお、「新しもの好きの」Atlasも発売日に実機を入手し、3年ほど試しました。この経験をふまえて、各社から出ているヌードルメーカーを見ていきたいと思います。
1・フィリップスのヌードルメーカー
というわけで、比較をはじめます。
はじめにこの分野を切り開いた存在である、フィリップスの製麺機からです。
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以下では、いつものように、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字系で記していきます。
【2014年発売(終売)】
1・フィリップス ヌードルメーカー HR2365/01
¥17,580 楽天市場 (9/6執筆時)
1・フィリップス ヌードルメーカー HR2365/01
¥14,070 Amazon.co.jp (9/6執筆時)
HR2365/01は、オランダの大手家電メーカーフィリップスの発売するヌードルメーカーです。
「ヌードルメーカーの元祖」とも言うべき製品で、ブームの際は、品薄だったときもあります。
Atlasも本機を利用していますが、現状では「在庫限り」で終息のようです。後ほど紹介するような、アジア初の格安のライバル機が現れたことも影響しているでしょう。
フィリップスは、ヨーロッパの会社です。しかし、アジアや日本市場にローカル化した製品を出すのを得意にしています。
シェーバー・歯ブラシ・オーディオ機器なども、グローバル展開しつつ、日本のニーズに合わせた高級モデルを出すことで、シェアを拡大しています。
HR2365/01も、そういった経緯で発売されたものです。
ヨーロッパやアジアの麺類は、パスタや、ラーメン、フォーなど、日本よりも麵にコシをそれほど求めない文化です。
一方、日本はといえば、腰が強い讃岐うどんや、コシのある太麺ラーメンが好まれることから分かるように、麺類にコシを求めるという文化が根づいています。
そのため、フィリップスは、日本向けに、コネに関わる機能を強化することで、コシのある麵を作り出せるようにしました。
このようなローカライズは、日本の食文化になじんだ者にとっては嬉しいことです。
1・基本的な仕組み
さて、このヌードルメーカですが、Atlasも発売当日に入手してから、実験を繰り返してきました。
調理可能な麺の種類は、多彩です。
図のような出力キャップを交換することで、様々なサイズ・形状の麵が作成可能です。
丸麵から角麵まで出力できますから、パスタ、ラーメンから、蕎麦、うどんまで、日本の食卓にある麵が、自宅で生で作成可能です。
【中古品含む】
平麵用アタッチメント 1.6mm 平麺 HR2445/01
¥(5,980) Amazon.co.jp (9/6執筆時)
餃子用アタッチメント 0.8mm シート HR2435/01
¥8,900 Amazon.co.jp (9/6執筆時)
なお、平麵用と餃子用のシートやキャップが過去にありました。
パスタキット(1.3mm細麺+ペンネ) HR2425/01
¥9,880 Amazon.co.jp (9/6執筆時)
さらに、ペンネが作れるアタッチメントと、ラーメンなどの細麺が作れるアダプターも販売されていました。
いずれも販売が終息していて、(手に入らないこともないですが)「普通の値段」では現在手に入りません。
麺のコシは、だわっただけあって、確かに強力なこしです。
写真右のように、コネ時間にかかわるタイマーがつきます。これは6分〜8分で基本設定します。
最大の8分でこねる場合、うどん・パスタならば、出過ぎのほどの「こし」が出ました。
茹で方にもよりますが、やや細めながら讃岐うどんのようなコシが出せます。これはパスタやラーメンでも同様です。Atlasのような太麺好きにも十分対応できます。
2・基本的な使い方
基本的な使い方は、本当に簡単です。
素材を入れるだけで、ほぼ全自動で麵が出てくると考えてOKです。
ハンドメイドでのそばや生パスタ作りのように、手で捏ねたりする作業がいりません。
その上で、出来たての麺は、スーパーで買った麺より、美味しいです。
はじめに、粉を分量とおりに入れ、
スタートボタンを押し、
水や混合液を入れれば、
5分ほどで麵ができあがるので、あとは切って茹でて調理するだけです。
麺の量は、250グラム(1・2人用)、500グラム(3・4人用)の2種類の出力を選べます。
ジップロック フリーザーバッグ M90枚入
¥1,175 Amazon.co.jp (9/6執筆時)
麺の保存は、小麦粉などの打ち粉をまぶしておけば、だいたいの場合、冷蔵庫で2日は持ちます。
さらに、Atlasの実験の結果、ジップロックなどに入れて冷凍すれば、冷凍による長期保存も可能です。
500グラムを一気に製麺してしまい、5袋ほどに小分けして使うととても手軽です。市販の小麦粉は500グラムか、1キログラム入りですから、1回で余すところなく製麺できるのも良いです。
利用後の片付けも、簡単です。
全て取り外して丸洗いできます。洗いは3分以内で終わります。
片付けが不便な調理家電は、結局使わなくなりがちですが、ヌードルメーカーはそのようなことはありません。
なお、使わない出力キャップは、本体の下部がケースとなっており、そこに収納できます。
3・必要な材料
必要な材料は、以上の通りです。
うどんの場合はうどん粉(中力粉)と水と塩、生パスタの場合は、強力粉・薄力粉・玉子1つと塩、そばの場合は、強力粉とそば粉と塩です。
基本的にスーパーマーケットで購入できる材料で作成可能です。
とくにうどんは、中力粉だけでできますから、冷蔵庫に食材がないなどの非常用料理にも最適です。
中力粉・強力粉・薄力粉のバランスですが、Atlasの実験の結果、分量にこだわらなくても製麺可能でした。
とくに、ラーメン用・パスタ用・沖縄そば用に打つ麵は、小麦粉(薄力粉・中力粉・強力粉)に玉子を溶いて入れれば、どの料理でも使える品質の高い麵ができました。
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結論的にいえば、あまり難しいことを考えないでも、小麦粉さえ使えば、簡単にヌードルが作成可能です。
もちろん、コーン粉・米粉など、小麦グルテンが含まれない粉は、グルテンを足す必要はあります。
なお、アレンジレシピについては、日清製粉と協力したカラーのレシピ集が付属します。
例えば、キャロットパスタなどの色々なアレンジパスタのレシピもつきます。
TANITA デジタルクッキングスケール
¥2,580 Amazon.co.jp (9/6執筆時)
必要な道具は、余り多くないです。
計量カップなどは付属しています。ただし、材料の重さを量るため、デジタルクッキングスケール(はかり)はあっても良いでしょう。
これらのスケールがおすすめです。
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以上、フィリップスのHR2365/01の紹介でした。
Atlasも利用している良い製品です。ただ、メーカーでの日本での販売が終息で、すでに電気店では手に入りません。
ネットならば、まだ常識的な価格で購入できますが、買われる場合は急いだ方が良いでしょう。
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【2014年発売】(中古価格)
2・フィリップス ヌードルメーカー HR2369-01
¥16,300 楽天市場 (9/6執筆時)
なお、発売当時、HR2365/01という姉妹機も投入されていました。
基本的な仕様は、先ほどの機種と同じでした。
しかし、こちらは、1,6mm平面の平面のキャップがない代わりに、餃子の皮が押し出せる0.8mmシートが付属します。
ちなみに、餃子は、皮が丸くそのまま出てくるわけではなく、シート状に出てきたものを金型などで成形するイメージでした。
あとは、同じです。しかし、販売点数がもともと少なかったので、販売が終息している現状では、普段の価格では買えません。
2・他社のヌードルメーカー
続いて、フィリップス以外のメーカーが販売するヌードルメーカーを簡単に紹介していきます。
【2020年発売】
3・S SMAUTOP 製麺機
¥10,400 Amazon.co.jp (9/6執筆時)
第1に、SMAUTOP 製麺機です。
中国からの直輸入品ですが、2020年に登場したモデルで、新品在庫があります。
キャップ式で、2014年時代から性能面で変わった部分は見あたらないですが、製造が新しい分、それなりに信頼性は高いかと思います。
ただ、パワーについては、判断保留にします。
麺のコシは、押し出す際のモーターのパワーによるので、構造をみないとどこまで出せるか不明だからです。
フィリップスの場合は、720kgとパワーを明示していました。パワーは、麵を押し出す際の力にも影響するため、製麺機の場合は重要です。
パスタなどは問題ないですが、うどんにコシを出すのは、水分やこね時間の工夫が必要といえます。ただ、こねすぎると、穴から出てこなくなるわけですが。
代理店を経由したではないので、自己責任の部分はあります。
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【2024年発売】
4・Hanchen 全自動電気麺メーカー
¥20,800 Amazon.co.jp (9/6執筆時)
5・CGOLDENWALL 電動製麺機 CG-H8
¥21,999 Amazon.co.jp (9/6執筆時)
同じく、2024年頃から新品在庫がある製麺機が、数社から出てきました。
形状から見ても、出所は同じだと思います。
これらもキャップ式です。
できる麺の種類は、12種類となり、先行した製品より若干多めです。
やはり、押しだしのパワーは不明です。
そのため、コシが欲しい方は、レビューをよく見てください。
実際、海外だと(日本と違い)そこに注目する麺類は少ないと言えます。
【2017年発売】
6・NEWHT 製麺機
¥2,399 Amazon.co.jp (9/6執筆時)
第2に、NEWHT 製麺機です。
以前、MXBOAHENG製麺機として売られていたものと似た製品です。
材料を「こねる」までの工程をハンドメイドでやることを前提とした「製麺機」です。
一般的なパスタ製麺機と違って、アタッチメントでアジア系の麺の形状に対応できます。
場合によっては、本機でも良いでしょう。コンパクトで収納性も良いです。ただし、(うどんなど)腰を出すようなものの製麺は(日本特有ですし)向かないでしょう。
力が必要ですし、耐久性の部分で問題があります。生パスタ的な粘度ならば、問題なさそうです。
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なお、うどんやパスタ生地の「こねる」までの「自動化」について言えば、ホームベーカリーやもちつき機などの調理家電で「レシピ対応」できる機種が多いです。
合わせれば「半自動化」はできるため、この方法を検討されたい方は上の記事をご覧ください。
【2021年発売】
7・Qbey 製麺機 電気麺プレス機
¥3,494 Amazon.co.jp (9/6執筆時)
8・HANDY MONT BLANC2.0
¥47,182 Amazon.co.jp (9/6執筆時)
9・Vanboltモンブラン絞り器
¥17,214 Amazon.co.jp (9/6執筆時)
第3に、Qbey 製麺機 電気麺プレス機 です。
コンセント電源を取るタイプですが、ハンディで使える製品です。
こちらはもともと「モンブラン用」として売られていたものです。おそらく日本的な意味での(腰のある)麺は、押しだし圧の部分で、少し難しいかなと思います。
モンブランや、細めで柔らかい麺ならば、良いかもしれません。
【B096KL4YK9】
10・NEADER 洗えるパスタマシン 製麺機 MCS202
¥7,938 Amazon.co.jp (9/6執筆時)
第4に、 NEADER 洗えるパスタマシンです。
こちらも輸入品で、以前、NEADER 洗えるパスタマシン 製麺機 MCS202あるいは、広島のVERSOSが洗える製麺機 VS-KE19として似たものを売っていました。
これらと同じ製品かと思います。
一方、同じ「ハンドメイド式」で、やはり、麺の太さを選べる商品です。
本体サイズは大きいですが、ハンドル式なので、操作自体は本機の方が容易でしょう。
本機は、交換歯方式で、しかも水洗いに対応という部分も売りです。
レビューをみると、過去には、品質のバラツキが多かったようですが、2019年以降はそうした指摘も少なくなっていました(VERSO版)。
初回利用時に、バリと刃の潤滑油(植物性)をとるため、数回「捨て生地」をすることを忘れなければ、普通に利用できるでしょう。
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11・SEISSO 製麺機 パスタマシン
¥6,970 Amazon.co.jp (9/6執筆時)
このほか、ハンドル式は、パスタマシンならば、家庭用で使えるサイズのものは、他にもわりとあります。
ステンレス製で格好よいモデルが多いですが、錆が浮く場合があり、手入れがすこし面倒です。
他社機もそうですが金属刃を利用する製品は、刃の部分の錆は避けられないため、ある程度のメンテは必要です。
そういった製品をみると、(機械式の)ヌードルメーカーが、多くの場合、プラスチックの押し出し機を採用していたのは、結構意味のあることなのだと改めて思いました。
3・十割そばの製麺機でのレシピ
最後に、「日本そば」の作り方について、簡単にフォローします。
フィリップスなど一部の製麺機は、小麦粉のほうが多い「8・2蕎麦」の打ち方しか、説明書に書いてありません。
しかし、Atlasが実験した結果、蕎麦の地粉を使って、8割蕎麦や10割蕎麦を簡単に打つことができました。
【100メッシュ】
大西製粉 信州そば粉 金印 1kg
¥1,520 Amazon.co.jp (9/6執筆時)
【50メッシュ】
大西製粉 石臼挽き 挽きぐるみそば粉 1kg
¥2,090 Amazon.co.jp (9/6執筆時)
ポイントはいくつかあります。特に重要なのは「そば粉選び」です。
大きい製粉所のそば粉ならば、「メッシュ」という「ふるい」にかける際の粒子の単位が開示されています。
製麺機の場合、そば粉の粒子(メッシュ)が細かければ細かいほど成功確率が高いです。
そのため、最初に試す場合は、100メッシュの方が良いです。50メッシュでも8割ならばできやすいですが、それでも難易度は高めです。
そば粉:250g
水:90cc
塩:3g
水は、夏場ならば、必ず氷水を使ってください。
製麺時間は、7分ですが、これはそば粉の種類で変わるでしょう。
時間についてはあまり神経質にならず、初回は「とりあえず」7分で試すと良いと思います。
慣れた後は、多少ぼそぼそ固まってきたら、具合を見て、コネをとめられるようになります。
なお、10割の場合、湯がきすぎると、多少ちぎれます。
なるべく静かに茹でるのがポイントです。何回やっても、上手にいかない場合、小麦粉(強力粉)を混ぜて2・8程に比率を変え、グルテン分を補足して8割そばにしてください。
100メッシュのそば粉ならば、ほぼ100%成功します。
なお、利用するアダプターは1.6mmの角麵用です。ただ、細いとでにくい場合が多いので、(最初は)2.5mmの角麵もありです。
(その場合)蕎麦と言うより「黒いうどん」ですが、極太の「山形そば」風に仕上がるので、Atlasはわりと好きです。
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ちなみに、町中でかなり安く(300円ほど)で10割蕎麦を出しているお店は、業務用の蕎麦専用製麺機を使っているお店が多いです。
家庭用の製麺機は、手打ちのお店には敵いませんが、家庭でも、機械製麺と比較すれば、「勝負ができる」蕎麦が製麺できます。
12・そば打ち機 そば楽プラス そば三昧&うどん
¥9,350 Amazon.co.jp (9/6執筆時)
なお、10割そばについては、製麺機の「オルタナティブ」な選択肢がもうひとつあります。Atlas家にもあります。
「蕎麦打ち機」です。
これは、全自動ではないですが、水回し・コネ・ゆでがコツ要らずにできるセットです。
とくに、水回しは難しい部分ですが、6本の爪から水が適量滴下するため、コツ要らずに製麺できます。
ハンドルを2−3往復して「こねた」後は、直接水の中に蕎麦を出します。水の中に直接出せるのが「みそ」で、ボソボソ切れやすい10割そばが、切れずにゆで上げられます。
「こねた」状態で作り置きできるので、数人前は同時にできます。
【100メッシュ】
大西製粉 信州そば粉 金印 1kg
¥1,520 Amazon.co.jp (9/6執筆時)
そば粉は、さきほどの100メッシュのそば粉が推奨されますが、一般的な地粉でもあまり失敗せずできます。
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結論的にいえば、蕎麦だけ(特に十割)に特化して考えるならば、この製品は、一般的な製麺機より成功確率が高いです。また、速度的な意味で生産性も高いため、おすすめです。
なお、この機会で「うどん」もできますが、大量生産は面倒なので、基本的に「蕎麦に限る!」という方におすすめします。
今回の結論
家庭用のヌードルメーカーのオススメはこの機種!
というわけで、今回は、ヌードルメーカー(製麺機)4機種の紹介をしました。
個人的には「調理や後片付けの難易度の低い」家電の割に、味の改善効果が高いと思っています。もっと普及してほしい家電ですね。
楽しみながら料理ができる点もおすすめなので、「私にもできるかな?」と身構えずに、手軽に試して欲しいと思います。
最後にいつものようにAtlasのおすすめ機種!を書いておきます。
第1に、様々な麺類を楽しめるヌードルメーカーとして最もオススメできるのは、
1・フィリップス ヌードルメーカー HR2365/01
¥17,580 楽天市場 (9/6執筆時)
1・フィリップス ヌードルメーカー HR2365/01
¥14,070 Amazon.co.jp (9/6執筆時)
うどん製麺 ★★★★★
そば製麺 ★★★★★
パスタ製麺 ★★★★★
価格 ★★★★☆
打ちやすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
フィリップス社のHR2365/01が良いでしょう。
キャップの種類も多く、パスタから、うどんから、蕎麦から、基本的に麺類ならなんでも対応できますから。
実際、これに並ぶ競合品がほぼない状況で、しっかりした製品を選びたいならば、現状ではこれが唯一の選択肢でしょう。ただ、ほぼ中古しかないので、状態の良いものを探す必要があります。
とはいえ、本当に便利に使えるため、台所の収納に余裕がありそうならば、ぜひオススメします
第2に、新品が手に入り、比較的導入しやすい手軽な機種としては、
【2020年発売】
3・S SMAUTOP 製麺機
¥10,400 Amazon.co.jp (9/6執筆時)
うどん製麺 ★★★★☆
そば製麺 ★★★★☆
パスタ製麺 ★★★★★
価格 ★★★★★
打ちやすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
サードパーティの自動式製麺機でしょう。
先述のように、2024年に、他機種も結構出てきているので、そちらでもOKです。
基本的にはフィリップス機の「ジェネリック」なので、できる事は同じです。
ただ、コネまでハンドメイドでやるタイプに比べると、刃物を使わない分、メンテ性が良いので、あえて選ぶならば、こういった製品が良いでしょう。
麺のコシは、先述のように、本格的なコシを出そうとするような使い方はしない方が良いです。
パスタなどならば問題ないです。
第3に、日本そばをメインに考えて、製麺機を選ぶならば、
12・そば打ち機 そば楽プラス そば三昧&うどん
¥9,350 Amazon.co.jp (9/6執筆時)
うどん製麺 ★☆☆☆☆
そば製麺 ★★★★★★★
パスタ製麺 ★☆☆☆☆
価格 ★★★★★
打ちやすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
そば打ち機 そば楽プラスが良いでしょう。
製麺機でも蕎麦は可能ですが、こと、10割については、季節要因もあって出来が不安定です。
失敗も「楽しい」ものですが、できあがりの確実度については、「蕎麦に特化」したこの製品の方が圧倒的に高いです。
【100メッシュ】
大西製粉 信州そば粉 金印 1kg
¥1,520 Amazon.co.jp (9/6執筆時)
100メッシュのそば粉なら、ほぼ完全な再現性が期待できます。一般的な地粉でも、高い確率で製麺できます。
Atlas家も、蕎麦については、最近は、この機種を利用しています。
補足:同時に購入すると便利なもの
TANITA デジタルクッキングスケール
¥2,580 Amazon.co.jp (9/6執筆時)
なお、届いて直ぐ使いたい人で「はかり」がない方は、一緒に買ってしまいましょう。
オーサワジャパン 南部地粉 1kg
¥1,030 Amazon.co.jp (9/6執筆時)
小麦粉も手に入ります。1キロほどづつ小分けにされているものの方が、虫が付かなくて良いです。地粉(中力粉)も使えます。
小麦粉 中力粉 売れ筋 3銘柄 うどん粉 おためしセット
¥1,710 Amazon.co.jp (9/6執筆時)
珍しいところでは、讃岐うどん専用粉である、白椿 特雀 金魚の3点セットがあります。
グルテン含有量が異なり、コシの強さ・粘り気が違うので、楽しめる構成だと思います。
【100メッシュ】
大西製粉 信州そば粉 金印 1kg
¥1,520 Amazon.co.jp (9/6執筆時)
そば粉は、色々試しました。
しかし、10割で作るならば、100メッシュのそば粉であるちらが良かったです。
ただ、グルテンがあった方が固まるので、最初に試す際は、8:2蕎麦として、少し(20%)だけ、小麦粉(強力粉)を入れると良いでしょう。
パイオニア企画 全粒粉 800g
¥1,350 Amazon.co.jp (9/6執筆時)
あと、Atlasが試したのは全粒粉(全粉粉)です。
こちらは、繊維やミネラル豊富なので健康に良いです。全量を全粉粉にして、卵を入れたらちゃんと製麺されました。
一方、タコスを作るときに使うコーン粉で試したときは、小麦グルテンを含有しないので、固まりませんでした。
でも、米パンを作るときに使う小麦グルテン を混ぜたら製麺できました。
同じ要領で、レシピブック記載の麵以外でも、他の素材で製麺できると思います。Atlas的には、カロリーが低い素材でもう少し実験をしてみたいと思っています。
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というわけで、今日はヌードルメーカーについて書きました。
1・圧力鍋の比較
2・電気圧力鍋の比較
3・多機能調理機の比較
4・ノンフライヤーの比較
5・取ってのとれる鍋の比較
6・フライパンの比較
7・ジューサーの比較
8・ハンドミキサーの比較
9・フードプロセッサの比較
10・かき氷器の比較
11・ヨーグルトメーカーの比較
そのほか、このブログの「一芸調理家電」の比較記事もよろしくお願いします。
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