2018年10月19日

比較2018'【使用歴15年】OCRソフト15点の性能とおすすめ【日本語・外国語OCR】:資料・名刺・縦書き文書認識、英語日本語混在文書の精度

【今回レビューする製品】2018年 おすすめ日本語対応OCRソフトの認識精度と選び方:製品版・無料版・バンドル版対応:変換精度の違いやおすすめランキング やOCRフリーソフトとの違いについて

【紹介するソフト一覧】Panasonic 読取革命 ver.15、エプソン・エーアイソフト 読んDE!!ココ ver13、メディアドライブ e.Typist v.14.0 Adobe Acrobat Standard Pro DC 2018 2017 透明PDF ソースネクスト 本格読取 ABBYY FineReader for ScanSnap ファイル管理革命Lite 読んde!!ココ パーソナルVer.4 読取革命Lite やさしく名刺ファイリング PRO v.15.0

今回のお題
変換精度が信頼できる日本語OCRソフトのおすすめはどれ?

 ども、Atlasです。

 今日は日本語OCRソフトを比較します。

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 日本を代表するOCRソフトの「御三家」と(実はOCR性能が高い)Adobe Acrobatについては、その精度を含めて、Atlasの実験結果を公開します。

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 また、スキャナに「おまけ」で付属する無料バンドル版の製品の情報も書きました。

ーー

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 Atlasは、(おおよそ)15年程前の大学院生時代にOCRを利用しはじめました。

 そして、ここまで試したソフトは、(バージョンの違いを合わせると)25本を超えます。 

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 なお、今回の記事は、学生や研究者などが、論文・資料を「検索可能な透明PDF」にする目的のほか、会社員の方が会議資料や名刺のスキャニングする場合についても、対応できるようにしました。

 いつものように、製品を比較した後で、「おすすめのOCRソフト」を選ぶ形式で書いていきます。

ーーー

1・日本語OCRソフトの比較
2・英語OCRソフトの比較
3・
PDF作成ソフトの比較
4・iPhone用のOCRアプリの比較

 なお、今回の記事は、このブログのOCRソフトの比較シリーズの「1回目記事」として書きました。

1・OCRソフトの「御三家」の比較

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 現在、日本語の高性能OCRソフトの「売れ筋」は、いくつかあります。

 有名どころでは、Panasonicの読取革命メディアドライブのe.Typist ソースネクストの本格読取が、和製のOCR専門ソフトとしては「TOP3」になります。

 以下、実験に基づく詳しい精度の話に入る前に、これらの製品の特長を簡単に紹介してみたいと思います。


 

 1・Panasonic・読取革命 Ver.15 製品版
  ¥9,335 Amazon.co.jp (10/19執筆時)  

 1・Panasonic・読取革命 Ver.15 UPG版
  ¥4,369 Amazon.co.jp (10/19執筆時)  

 →メーカーサイト

 読取革命は、パナソニックが発売するOCRソフトです。

 どちらかといえば後発でしたが、エプソンがこの分野から撤退した現在、大手では唯一OCRを展開します。

 現在のバージョンは、15です。

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 以下で書くように、今回のバージョンでJIS第2水準の「難しい漢字」に辞書対応し、その上で、基本辞書も拡充されました。

 また、取り消し線付きの文字など、印刷状態の悪い文字の認識も強化されました。

 基本変換性能に関わるメジャーアップデートですから、旧バージョンユーザーには新バージョンへのアップグレードをおすすめできます

 動作するOSは、Windowsのみです。

 ただし、Macについても読取革命Lite for Macという機能限定版がバンドルされており、簡易的利用が可能です。読取革命Liteについては、後ほど別に紹介します。

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 対応する言語は、日本語と英語、一部のギリシャ文字です。

 ただし、英語については、専門辞書が未搭載であるため【英語OCRソフトの比較】で紹介したような英語専門のソフトに比べると精度は劣ります。なお、日英混在文書の精度は、この記事で後ほど比較実験しています。

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 認識できる文字数は、日本語の認識対象文字数はJISの第2水準の全てを含めた約6800字です。

 1つ前のバージョンでは第2水準の漢字の半分が非対応でした。そのため、今回のバージョンアップで大幅な改善が見られたと言えます。姓名などの旧字体のデータを取り込もうと考えている場合にかなりの改善があると言えます。

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 用語辞書は、変換を補助するためのものです。

 この場合、単語辞書(文字パターン辞書)は18万ワード、日本語の専門用語辞書の単語登録(多いほど、単語としての認識精度が上がる)は、61万ワードが収録されます。

 用語辞書は、OCRの精度を上げるための絶対条件です。無料版や製品同梱番のOCRソフトの場合、導入されていない場合が多く、有料版と大きな差が付く部分と言えます。


 

 2・e.Typist (アジア言語対応)v.15.0
  ¥15,305 Amazon.co.jp (10/19執筆時)  

 →メーカーサイト

 e.Typistは、メディアドライブが発売するOCRソフトです。OCRソフトとしては「老舗」で信頼性の高い製品です。

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 現在のバージョンは、「15」です。

  14と比べると、OCR精度に関わる性能がアップグレードした点が見所です。

 具体的には日本語の斜体文字(イタリック)体の認識と、良く論文などでみかける縦書きの日本語の文章中に横書きの英語文字が混在する文章の認識とに対応しました。

 これらは過去バージョンにおける読取革命ではすでに対応していたものです。あとで実際に検証しますが、実際の精度はイマイチでした

 動作するOSは、Windowsのみです。

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 対応する言語は、英語の欧州言語とアジア言語(韓国語・中国語)なども対応です。とくに、アジア言語には定評があります。

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 認識できる文字数は、日本語の認識対象文字数はJISの第二水準のすべてを含んだ6700字ということになります。こちらは読取革命と同レベルで、住所録など旧字体の姓名の読み取りなどには向いていると言えます。

 用語辞書は、OCRの文字種のバリエーションの変化に対応する単語辞書(文字パターン辞書)は、読取革命に及ばない6万語です。専門用語の単語登録(多いほど、単語としての認識精度が上がる)は、そちらより多い150万ワードです。

 結論的にいえば、e.Typistは、専門用語の単語登録が多いため、状態の良い原稿の認識精度が高いと言えます。

 一方、単語辞書(文字パターン辞書)が少ないので、コピーした論文のような状態の悪い原稿の精度は読取革命に及ばないと言えます。


 3・e.Typist NEO(日・英のみ) v.15.0
  ¥7,907 Amazon.co.jp (10/19執筆時)  

 e.Typist NEOは、メディアドライブのe.Typistの廉価版です。

 動作するOSは、Windowsのみです。

 対応する言語は、日本語と英語のみに省略された製品です。機能面では、e.Typistに準じますが、対応言語が限定された廉価版という扱いです。

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 認識できる文字数は、したがって、同様で、日本語の認識対象文字数はJISの第二水準のすべてを含んだ6700字ということになります。

 用語辞書も、単語辞書(文字パターン辞書)は6万語、日本語の専門用語の単語登録150万ワードと上位製品と同様です。

 いずれにしても、こちらの製品は、アジア言語や、英語以外のヨーロッパ言語が不要ならば、価格的にこちらはお買得です。


 

 4・ソースネクスト本格読取 5
   ¥3,002 Amazon.co.jp (10/19執筆時)  

 本格読取は、ソースネクストが販売する、価格の安さが見所の製品です。

 動作するOSは、Windowsのみです。

 対応する言語は、日本語と英語です。

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 認識できる文字数は、情報が非開示です。エンジンは「読取革命」を出すパナソニック製を搭載していますが、最新のフルバージョンの提供ではありません

 用語辞書も、したがって、パナソニック製ですが、専門辞書は75万ワードと機能が限定されます。

 また、使い勝手の部分でも注意が必要で、こちらは、出力もワード・エクセル・テキストファイルのみで、PDF出力/透明テキスト化ができない仕様です。

2・バンドル版の無料のOCRソフト

 続いて、スキャナにバンドルされているOCRソフト(フリーソフト)について簡単に紹介してみましょう。


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 5・富士通 ScanSnap FI-IX500A
  ¥39,050 Amazon.co.jp (10/19執筆時)

 ABBYY FineReader for ScanSnapは、富士通のScanSnapシリーズに無料添付(バンドル)されるOCRソフトです。

 ScanSnapで読み取ったPDFのみOCRを欠けることができるという機能制限があります。

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 OCRエンジンは、後ほど紹介するABBYY FineReader という米国製ソフトを元としており、多言語の1つとして「日本語」ごをフォローしているレベルですので、日本語の変換は「不得意」です。

 対応する言語は、日本語と英語です。

 認識できる文字数は、非公表です。さらにイタリック文字や太字についても原稿通りに再現できません

 用語辞書も、単語辞書(文字パターン辞書)は、非搭載であり、字形のみからの判断のため再現率は低いです。

 こうした点で、日本語ないし、日英混在文書の変換には適さないと言えます。

 動作するOSは、Windowsのほか、Macにも対応です。


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 6・Canon imageFORMULA DR-C225W
  ¥32,299 Amazon.co.jp
(10/19執筆時)

 ファイル管理革命Liteは、キヤノンのDR-C225Wなどのドキュメントスキャナに同梱されるOCR対応ソフトです。

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 OCRエンジンは「読取革命」のパナソニックが作っています。

 対応する言語は、日本語と英語です。しかし、基本的にテキストファイルとして抽出のみ対応し、PDF書類の作成は不可能です。

 用語辞書も、非搭載となります。

 なお、製品版の「ファイル管理革命」についても、OCRの部分は、別売の「読取革命」と連携させる方式です。パナソニック製とはいえ、ファイル管理革命Liteは、その精度は期待できません。

 動作するOSは、Windowsのみです。


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 7・EPSON スキャナー DS-530
  ¥35,348 Amazon.co.jp (10/19執筆時)

 読んde!!ココ パーソナルVer.4は、エプソンのスキャナに付属するOCRソフトです。

 OCRエンジンは、AISOFTというエプソン系列の会社の「読んde!!ココ」というソフトのエンジンがベースです。このエンジンは、Adobe系のソフトのOCRとして利用されています。

 対応する言語は、日本語と英語です

 用語辞書は「非搭載」です。しかし、日本語としての変換精度はバンドル版としては良い部類です。

 なお、PDFの作成は可能ですが、透明PDFはできません

 無料ソフトとしては、本格的な部類ですが、本家の「読んde!!ココ」が残念ながら「生産終了」となっているため、「消えゆく製品」ではあります。

 動作するOSは、Windowsのほか、Macにも対応です。


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 8・Canon CanoScan LiDE220
  ¥9,655 Amazon.co.jp   (10/19執筆時)

 読取革命Liteは、キヤノンのフラッドベッド型スキャナの多くにバンドルされていたOCRソフトです。現在は契約終了ですが、お持ちの方はまだいるかと思います。

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 OCRエンジンは、パナソニックの読取革命を元としたものを利用します。

 対応する言語は、日本語と英語です。

 用語辞書も、こちらも「非搭載」です。ただ、字形認識機能は、正規品とほぼ同水準のものを利用しているため、「つぶれ文字」「傾いた文字」などの認識力は高いです。無料版としては、性能は上々です。

 ただし、出力はWordなどのみで、PDF化は、透明PDFを含めて未対応です。

 動作するOSは、Windowsのほか、Macにも対応です。

ーーー

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 以上、4種類の「フリーバンドル版」のOCRソフトを確認しました。

 結論的に言えば、これらは、OCRソフトとしては「お試し用」です。「御三家」の製品版ソフトより大幅に能力が劣ります

 製品版との大きな違いは「用語辞書の有無」であり、これが認識精度の大きな違いを生みます。いずれにしても、正確な変換精度が欲しければ、単体の製品版ソフトを購入する必要がある でしょう。

3・OCR機能が付属する専門ソフトの比較

 つづいて、OCR専門ソフトではないが、専門特化した高度なOCRソフトが「機能の1つ」として付属するソフトを紹介します。

 特に、Adbobe Acrobat DCシリーズは、使い方によっては「御三家に匹敵する利便性」を得られるため、注目するべきです。


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 【Windows用 3年版】 

 9・Acrobat Standard DC 2018
  ¥37,260 Amazon.co.jp
(10/19執筆時)

 【Windows/Mac用 3年版】

 10・Acrobat Pro DC 2018
  ¥45,560 Amazon.co.jp (10/19執筆時)

 Adobe Acrobat DCは、アドビ社のPDF作成ソフトの製品版です。

 現在は「時限ライセンス版」となっています。

・Acrobat Pro DC 2017
 
¥62,800→¥72,800

・Acrobat Standard DC 2017
 ¥39,800→¥45,770

 正確には、「Acrobat Pro DC 2017」という「永久ライセンス版」もありますが、2018年の値上げで「時限ライセンスに比べてのお得感が全くない状況」になっています。

 この点については、詳しくは【Acrobatのライセンスとお得な購入法】で書きましたので、今回は、あくまでOCR機能の説明に集中します。

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 このソフトの基本用途は「PDF作成」です。

 しかし、付属する便利機能の1つとして、OCR機能が付属します。後ほど実験するように、日本語の縦書きの対応能力などに限界がありますが、PDFファイルのOCR化に使う分にはかなり高性能です。


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 とくに、「検索できるPDF」を作る場合、【PDF作成ソフトの比較記事】で紹介したように、書類の文字の「画像」を、ベクターデータ化できるため、テキスト検索できるようになるだけでなく、画面での文字の見かけも綺麗にできます。拡大ズームをかけても「歪まない」よう「疑似的なフォント化する」という意味です。

 対応する言語は、この製品の場合、日本語・英語のほか、ヨーロッパ言語・アジア系言語を含む多言語のOCRに対応します。

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 認識できる文字は、情報が非開示です。

 ただ、おそらく、Epson(AiSoft)の読んDE!!ココ から提供された性能の良いエンジンを発展させたものだと思います。精度については、後ほど実験してみたいと思います。

 用語辞書は、こちらも情報非開示です。しかし、Atlasのユーザーとしての経験上、単語辞書、専門用語辞書ともにかなり貧弱であると結論できます。この点は専門のOCRソフトではないために割り引いて評価しないといけません。

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 なお、 Windows用には、スタンダード版とプロ版がありますが、OCRの部分の性能は両者とも同じです。

 加えて、

 その他の性能の詳しい違いについては、このブログの【PDF作成ソフトの比較記事】をご覧ください。

 また、学生版などお得な買い方については、【Acrobatのライセンスとお得な購入法】でフォローしています。


  

 11・DocuWorks8 日本語版
  ¥14,146 Amazon.co.jp (10/19執筆時)

 DocuWorks8は、富士ゼロックスが販売する、オフィス用パブリケーションソフトです。

 「Adobeのライバル」的なソフトで、複数のファイルを1つの規格のファイルにパッケージングすることがメインの製品です。

 同社の販売するコピー機と一緒に利用すると便利ですね。こちらも、Adobe社と同じで、「おまけ機能」として、OCR機能が付属します。

 対応する言語は、日本語・英語です。

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 認識できる文字数は、日本語の認識対象文字数はJISの第二水準のすべてを含んだ6700字です。こちらは、e.Typistを販売するメディアドライブの旧式のエンジン(活字文書OCRライブラリ v.6.0 ) の提供を受けているため、専門版と水準は同等です。

 用語辞書は、しかしながら情報が非開示です。おそらく、辞書は未搭載だと思います。

 こうした点から言えば、オフィス用パブリケーションソフトとしてはたいへん優秀なソフトですが、本格的なOCRソフトとしては、機能は貧弱です。


 

 12・やさしく名刺ファイリング PRO v.15.0
  ¥7,470 Amazon.co.jp (10/19執筆時)

 やさしく名刺ファイリング PROは、名刺整理ソフトの草分けで、それに専門特化したソフトです。「御三家」であるe.Typistを発売するメディアドライブが取り扱う、名刺に特化した製品です。

 スキャナなどで一括して取り込んだデータを、名刺管理データベース化することができる点で、ビジネスマンに人気です。

 対応する言語は、日本語・英語です。名刺の裏表の両面スキャンにも対応します。

 認識できる文字数用語辞書は、しかしながら情報が非開示です。辞書は、未搭載だと思います。

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 ただ、名刺については、「名字の入れ間違いが致命的」になる類のものです。

 この製品の面白い部分は、スキャンしたデータにOCRをかけるだけではなく、同社の「THE 名刺管理」というクラウドサービスで、500枚までの名刺データを目視チェック・訂正してくれる点です。

 最近多い、漢字圏のアジアの国へ「アウトソーシング」する名刺サービスの一環ですが、精度の高さは確実にOCRを超えます。

 以上、やさしく名刺ファイリング PROの紹介でした。名刺取り込みについては、正直なところ、OCRだけでは手に負えず、「人の目のチェック」が必要です。こうしたサービスを利用するのが良いでしょう。

4・多言語対応のOCRソフト

 最後に多言語対応OCRソフトについて、紹介します。


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 13・Fine Reader 14プロフェッショナル版
  ¥21,600 VECTORシェアレジ (10/19執筆時)

  

 14・OMNIPAGE Ultimate 英語版
  ¥ 59,184 Amazon co.jp (10/19執筆時)

   
 15・Readiris Pro 14
  ¥ 6,087 Amazon co.jp (10/19執筆時)

 これらのソフトは、多言語対応のOCRソフトとなります。

 基本的に英語圏で売られているものを、並行輸入したり、代理店が販売している形式です。

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 対応する言語は、日本語・英語を含めた世界の100以上の言語です。

 用語辞書は、アジア圏の言語について重要な部分ですが、いずれも未搭載です。

 英語などヨーロッパ言語専用として考える場合を除けば、利用しないのが無難でしょう。

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2・英語OCRソフトの比較

 なお、英語専用OCRの精度については、別に【おすすめ英語OCRソフトの比較記事】があります。翻訳用として考えている方は、そちらをご覧ください。

ーー

 以上、ここまでは、日本語に対応するOCRソフトを16製品紹介しました。

 結論的に言えば、制度の注目する場合、「読取革命」と「e.typist」が、搭載される用語辞書などの点で群を抜いていると言えます。一方、統合ソフトとしては、PDF書類の見かけも綺麗にできるAdobe DCの使い勝手も捨てがたいと言えます。

 そこで、以下では、これら3つのソフトについて、より詳しい実験をおこなっていくことにしたいと思います。

5・レイアウト認識に関する実験

 では、実際に文章を取り込みながら認識精度を比較していきましょう。

 状態の良い文章、悪い文章などいろいろな素材を使って試してみました。なお、以下の文章の素材は、特に断りのない場合、A4サイズ、グレースケール(ないしカラー)、400dpiの精度で取り込んだものです。


 資料や本を取り込む場合、複雑なレイアウトなもの、写真と文章が混在しているものがあります。

 これを「写真は写真」、「文章は文章」と、しっかりきちんと「切り分けられる」かを実験します。

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 元のデータはこれです。

 わりと複雑なレイアウトですが、各OCRソフトはどのように認識するでしょうか?


 A・読取革命の場合

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 第1に、パナソニックの「読取革命」です。

 文字の精度はここでは観点とせず、あくまでレイアウト認識の話なります。

 複雑なレイアウトをきちんと認識できているように見えますが、問題が1カ所あります。

 つまり、右上の「朝食に」から始まる文章、実は「画像」と認識されており、OCR処理がかかっていません。元データを見て欲しいのですが、この部分だけ緑がかった文字色です。コントラストの違いから「画像と誤認識」されてしまったようです。

 なお、画像に枠線がついていますが、これはソフト上の表示で、アウトプットの段階では表示されないので安心してください。


 B・e.Typistの場合

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 第2に、メディアドライブのe.Typistの場合です。

 こちらは、右上の「朝食に」の部分を含めて、綺麗にレイアウトを認識できています

 さらに、文字の間隔もスクリーン上、見やすく配置されていますね。

 なかなか優秀だと思います。


 C・Adobe Acrobatの場合

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 第3に、Acrobatです。Acrobatについては、編集機能が無いので、OCR化したあとで、認識結果をWordファイルに変換したものを表示しています。

 レイアウトについてはほぼ問題ありません。専門のOCRソフト並みの健闘を見せています。

 結論的に言えば、日本語横書きの認識がメインならば、(有料版の)Adobe Acrobatでも十分です。

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 先述のように、Acrobatで検索可能なPDFを作る場合、PCの画面に表示される文字も「ベクター化」してスクリーン上で見やすくしてくれる(ClearScan)機能を搭載します。

 この点からも、閲覧/検索兼用のPDF作成には、Adobe Acerobat はかなり向いています。(なおアクロバット最新版では、「Clearscan」は、日本語訳されて「編集可能なテキストや画像」と名称変更されています。

6・横書き文字の変換精度の検証実験

 続いて「横書きの文章」について実験しましょう。

 ビジネス書類に多いパターンですので、研究者以外に、ビジネスマンにも重要です。

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 検証する元データ(画像)は、上記のです。

 画像は粗く、レイアウトも複雑ですが、OCRソフトはどのように認識するでしょうか?


 A・読取革命の場合

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 第1に、読取革命です。

 表示しているのは「読み取り結果」の画面です。

 問題なくきちんと認識されていると言えるでしょう。100%認識できているといえます。優秀です。


 B・e.Typistの場合

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 第2に、e.typistです。

 こちらも健闘しています。惜しいのは、「1」の数字だけ「且」に文字化けしている点です。

 もしかすると、近辺の「具」という文字との類推を考えたのかもしれませんね。

 ただ、これは誤差レベルであり、読取とほぼ互角の性能といえます。


 C・Acrobatの場合

 etypist-33.png

 第3にAcrobatの場合です。

 このように、横書きの文章は問題なく認識できます。優秀と言えるでしょう。

 繰り返しますが、「横書きの認識性能」については、Acrobatはかなり優秀です。

ーー

 実は、これには事情があります。2015年頃から、自力でOCRエンジンを開発できる日本の「ソフトメーカー」が、総じて、OCRソフトの年次更新(新バージョンの発売)を止めてしまいました。(だから「ver15」なのです)

 Adobeは、せっせと機能革新をしているため、今後も差が開きかねない状況です。実際、英語圏のOCRソフトは、リッチテキスト認識に移行して久しく、「明朝体」「ゴシック体」など字体の判別もできます。

 一方で、日本のOCRはその水準にいくまでに「進化を止めて」います。「読んDEココ」などが実質撤退したことをふまえると、既存メーカーを責めることはできません。

 どちらかといえば、国が助成金をつけてやるべき仕事でしょうね。

7・縦書き文章の変換精度の検証実験

 続いて縦書き文章について、2段組の縦書き文章にOCRをかけてみました。


     etypist-16.png

 元のデータはこちらです。

 実験のポイントは、段組をきちんと把握しているか、と認識精度です。


 A・読取革命の場合

     etypist-17.png

 第2に、読取革命です。

 上図のように、段組をきちんと把握できています

 2段目の最後の「時ノ容姿」が「吟ノ容姿」になってしまっている以外は、ほぼ完全に認識できています。


 B・e.Typistの場合

     etypist-18.png

 第2に、e.typistです。

 ほぼ完璧に認識できていますね。状態の良い文章についてはe.typistの健闘が光ります。


 C・Adobe Acrobatの場合

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 第3に、Acrobatです。

 残念ながら、このフィールドを文字であると認識できず、画像として認識しました

 実は(ここまで激賞してきた)Adobe Acrobatですが、日本語の縦書きについては「壊滅的な状況」にあります。

8・横書き文字の変換精度の検証

 続いて、縦書き文章について。混在する横書きの英語文字を認識するかです。


     etypist-19.png

 元原稿はこれです。

 実験のポイントは、collégeをきちんと把握しているかと、認識精度です。ちなみに原文のeはフランス語綴りでéです。少し意地悪をしてみました。


 A・読取革命の場合

    etypist-20.png     

 第1に、読取革命です。

 「é」は認識できていません。しかし、きちんと文字を認識しています

 なお、縦書きになってしまっていますが、これは、透明テキストとしてOCR処理する分には通常のどうさで、むしろこのようになっていないと困る類のものです。


 B・e.Typistの場合

    201311062111.jpg

 第2に、e.typistです。

 残念ですが、全く英語の部分を単語として認識していません

 今回のバージョンから「対応」とメーカーは表明していましたが。しかし、実際の所は「からっきし」でした。

 一応他の部分もためしたけれど、うまく変換されませんでした・・・。学術論文の脚注の英語論文表記は基本このような形式なので、研究者には致命的でしょう。


 C・Adobe Acrobatの場合

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 Acrobatですが、先ほど書いたように、日本語の縦書きについては、ほぼ認識は不可能です。

9・和英混在文書の検証実験

 では横書きで英語と日本語が混在する場合はどうでしょうか?

 etypist-23.png

 実験に使った元画像はこちらです。

 ポイントは、英語の部分の認識と日本語部分との境界の把握です。


 A・読取革命の場合、

 etypist-25.png

 第1に、読取革命です。

 英語の単と単語の間の字間はきちんと認識できており、日本語との区分もついています。しかし、主にイタリック体の部分を中心に英語認識が「壊滅的」です。

 なお、手動でこの部分を「英語」と指定してから処理すれば少しは「まし」です。

 しかし、日本語と混在している場合は「語」としていすると、日本語部分が文字化けしてしまいます。

 読取革命は英語の部分はFine Readerという英語圏では最も信頼性が高いOCRを採用していますが、エンジンを上手く生かし切れていません。


 B・e.Typistの場合、

 etypistfafs.png

 第2に、e.typistです。

 イタリックの部分がほぼ壊滅です。さらに英単語と英単語の間の半角スペースの認識がほぼ欠如している様子です。

 単語が単語と認識できていない点で、読取革命より劣ると言わざるを得ないでしょう。


 C・Adobe Acrobatの場合

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 第3に、Acrobatです。

 日本語モードで認識した場合は、英語の部分が横書きでも認識ができないようです。画像として認識され、OCRがかかりませんでした。英語としてOCRにかければ、英語の部分はかかります。

10・状態の悪い文章の検証実験

 続いて、かなり状態の悪い文章の認識について検証します。

 etypist-27.png

 実験に使った元画像はこちらです。

 「電話帳サイズ」の本から、コピー機でコピーした原稿をスキャニングしたデータです。

 なおこれは、元データは白黒2値。見た感じ分かるようにかなり状態が悪い原稿です。

    etypist-26.png

 この論文の上記の部分の認識精度をみてみます。


 A・読取革命の場合 

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 第1に、読取革命です。

 英語の部分はご愛敬として、日本語の部分はかなり健闘していると言えます。英語の部分は基本的に諦めるしかない状況ですね。


 B・e.Typistの場合

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 第2に、e.typistです。

 レイアウト認識を含めてかなり壊滅的です

 e.Typistは状態の悪い原稿は昔から苦手で、このようになることが多いです。

 そのため、コピー論文などのOCR化については全く期待できない状況なんですね。日本語だけの文章でも、状態の悪い物は読取革命のほうが性能がかなり良いと言えます。


C・Acrobat


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 第3に、Adobe Acrobatです。

 やはり状態の悪い原稿は無理でした。横書きで状態の悪いものについても壊滅的な状況でした。

1・作成されるファイルサイズと品質

 最後に、作成されるファイルサイズとクオリティについて書き加えておきます。

 今回の実験では縦書きの日本語のハードカバーのPDF(グレースケール600dpi)を30ページを透明PDFにしました。なお、元の画像PDFファイルは1.8MBでした。

読取革命
  通常圧縮=15.7MB
  高圧縮=3.9MB
e.typist
 通常圧縮= 2.4MB
  高圧縮=1.7MB
Acrobat
 通常圧縮= 7.4MB
  Clearscan=2.2MB

 ファイル圧縮率は、上表の通りです。

 第1に、透明PDFを高圧縮で作成した場合、ファイルサイズの点で優秀なのは、1.7MBまで圧縮できるe.typistでした。

 作成されたファイルのクオリティもなかなかです。


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 こちらは、e.typistの認識結果を400%に拡大表示したものです。圧縮後の表示画質の点でも、及第点だと思います。

 201604231302.jpg

 こちらは、読取革命の認識結果を400%に拡大表示したものです。ファイルは3.9MBと2倍ほどのサイズですが、クオリティは変わらず高レベルと言えます。


 201604231306.jpg
 画像の階調も、両機種ともさほど変わりませんでした。



 第2に、高圧縮を選択せず、通常圧縮にした場合の結果は以下の通りです。


  201604231308.jpg

 e.typistは、通常圧縮でも2.4MBと高圧縮でした。しかし、視認性はさほど高くないです。

 e.typistの場合、中間域の色を排除した高圧縮率ファイルのほうが文字については視認性が良いです。これは、驚きの結果でした。

 201604231307.jpg

 読取革命は、通常圧縮の方が「文字のカクカク」が少なく解像度が高いです。

 ただファイルサイズは15.7MBと大きめです。



 201604231317.jpg

 AcrobatClearscanをかけた場合、画像としての文字についてもベクター化(=疑似フォント化)されます。

 そのため、視認性は、拡大した場合もかなり整っており、見やすさでは群を抜きます。ファイルサイズも2.2MBと小さくなります。

ーーーーーー
 以上をまとめれば、読取革命とe,typistを使って、高圧縮PDFを作る場合は、視認性はほぼ互角です。

 ファイルサイズの点では、e.typistが多少有利でしょう。ただ、その代わり、e.typistは、圧縮率の少ないPDFを作るのは不得意ですね。

 AcrobatClearscanは、視認性やファイルサイズの点では群を抜いて良いです。

 この点でも、状態の良い原稿を透明PDFにするならば、このソフトが最高と言えます。バックグラウンドのテキストを編集しないならば、こちらが良いでしょう。

 なお、読取革命e.typistも、ソフトへのPDF入力時に400dpiまでダウンスケーリングされます。なお、読取革命は標準では300dpiですが、今回の実験では、400dpiに設定変更して比較しました。

今回の結論
信頼できる日本語OCRソフトは結論的にこれ!

 というわけでOCRソフトをいくつかの観点から比較してみました。

 最後に、いつものように、目的別におすすめのOCRソフトを提案していきたいと思います。


第1に、ワープロ打ちした会議資料など、状態が良い原稿からの日本語の横書きと縦書き文章のOCR化を考えている方ですが、

 201806232012.jpg

 3・e.Typist NEO(日・英のみ) v.15.0
  ¥7,907 Amazon.co.jp (10/19執筆時)   

 2・e.Typist (アジア言語対応)v.15.0
  ¥15,305 Amazon.co.jp (10/19執筆時)  

 会議資料など、比較的新しく状態の良いものの認識させる場合、e.Typistが良いでしょう。

 文章認識の性能は、読取革命と較べた場合、僅かな差ですがこちらに認識性能の軍配が上がると思います。e.typistが150万の専門用語辞書、読取革命が60万の用語辞書ですからそのあたりの差が出たのかもしれません。

 ただし、上で紹介したように、縦書きの日本語に英語文字が入る場合や、小説や雑誌などの2段組の文章などは、読取革命に軍配があがります。その点で、英語が混在する研究論文を扱う方には読取革命の方が良いかもしれません。

 アジア言語が必要でない方は、英・日変換のみのe.Typist NEO(日・英のみ) v.14.0が最も安いです。


第2に、雑誌や本などレイアウトが複雑なものや、新聞や古い原稿など状態が良くない日本語文章のOCR化も考えている方ですが、

 

 1・Panasonic・読取革命 Ver.15 製品版
  ¥9,335 Amazon.co.jp (10/19執筆時)  

 1・Panasonic・読取革命 Ver.15 UPG版
  ¥4,369 Amazon.co.jp (10/19執筆時)  

 読取革命がおすすめです。

 レイアウト認識機能は、e.Typistより優れているため、雑誌や本など、レイアウトが複雑なものへの対応力があります。

 また、英語/日本語の混在文書などにも完全ではないですが、対応しています。これに加えて、横書きの英語混在文書の場合も読取革命の方がいいですから、おそらく研究者には読取革命の方が利便性が高いです。

 また、状態の悪い古い原稿への対応力も高いです。文字パターン辞書がe.Typistにくらべて12万字多く、潰れ文字の認識性能が高いためです。新聞など若干色味が付いた紙もこちらが良いでしょう。縦書き対応力も高いため、新聞の取り込みには良いです。

 e.Typist NEOより価格が高いですが、通常の会議資料などに限定せず、色々な取り込みに使うのならば読取革命が良いでしょう。

ーーー

 なお、格安のバージョンアップ版については、過去のあらゆるバージョンの読取革命、および無償版の読取革命Liteを持っていれば導入できます。現在PCにインストールされていない場合は、シリアル番号が必要になります。


第3に、テキストが検索できる画像PDF(透明PDF)を作る方で、ディスプレイ表示の「みやすさ」を重視したい方に最適なのは、

 201803021811.jpg

 【Windows用 3年版】 

 9・Acrobat Standard DC 2018
  ¥37,260 Amazon.co.jp
(10/19執筆時)

 【Windows/Mac用 3年版】

 10・Acrobat Pro DC 2018
  ¥45,560 Amazon.co.jp (10/19執筆時)

 元原稿の状態が良く、かつ横書きの英語か日本語限定、という制約は付きますが、Acrobat DCが良いです。

 というのも、AcrobatのClear Scan機能を使うと、ディスプレイ上に表示される「画像としての文字」が(見かけがかわらないまま)「疑似フォント化(ベクター化)」され、文字のギザギザが取れ格段に読みやすくなるからです。

 また、「疑似フォント化」されることでPDFファイルのサイズも格段に小さくなります。

 なお、この機能については【おすすめPDF作成ソフトの比較記事】で、格安購入法については、【Adobe Acrobat DCの利センス数と割引購入法】で、それぞれ記事化しています。

 興味のある方はご覧ください。

 なお、Acrobatで作成した透明PDFは、後から認識ミスを変更できません

 認識後に手動で直すなどしたい方は、読取革命などを選ばれた方が良いと思います。また、OCR専用ソフトではないため、詳しい説明書などもありません。

 そのため、OCR初心者の方は、(慣れるまで)最初は読取革命などを選ばれることをおすすめします。

 Atlasも、場合によって両者を使い分けています。

補足・本の自炊関連記事の紹介

 というわけで、今回は日本語OCRの話でした。

 なお、このブログ「モノマニア」では、最新モデルの自炊に関係する機材について、以下のような記事があります。

 201810151908.jpg

1・ドキュメントスキャナーの比較
2・ブックスキャナーの比較

3・裁断機の比較

4・ディスクカッターの比較

5・本の自炊の手順と必要機材【まとめ】

 OCRをするために、機材も一緒にお探しの方ご参考になさって下さい。なお、機材を選ぶ場合の、「おすすめ」の詳しい手順については、5番の「まとめ記事」で紹介しました。

 最後になりましたが、記事がもしお役に立ったようならば、以下のTwitter Facebook はてなブックマークボタンなどから記事を共有していただければうれしいです!!(↓)

posted by Atlas at 13:06 | 研究上の道具(ソフトウェア)

2018年10月13日

比較2018'【高機能】16点のPDF作成/編集ソフトの性能とおすすめ:無料PDFソフト/激安ソフト/acrobat DC正規版

【今回レビューする内容】2018年 PDF作成/編集ソフトの性能とおすすめ・選び方:有料版・無料フリーソフト版・Adobe Acrobat DC ReaderとDC 2018の違いの説明・性能ランキング

【比較する製品型番】Adcobe Acrobat DC 2018 ジャストシステム JUST PDF 3 [作成・編集・データ変換] [作成・高度編集・データ変換] Adobe Acrobat DC Reader Acrobat Pro DC iPad版 iPhone版 Android版 Windows Phone版 ソースネクスト いきなりPDF BASIC Edition Ver.5 STANDARD Edition Ver.5 COMPLETE Edition Ver.5 Ver.3

今回のお題
2018年最新のPDF作成ソフトのおすすめはどれ?

 ども、Atlasです。 

 今日は、PDF作成ソフトを比較します。

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 アドビアクロバットDC 2018・ソースネクストいきなりPDFジャストシステムJust PDF を含めてメジャーな製品はだいたい網羅しました。

 Windowsのほか、一部ソフトは、Macにも対応します。

 以下では、それぞれのPDF作成ソフトを紹介した後で、最後にAtlasのおすすめ機種!を提案する形式で書いていきます。

ーーー

1・PDF作成ソフトの比較  
2・Adobe CCの比較
3・日本語OCRソフトの比較
4・英語OCRソフトの比較
5・iPhone用のOCRアプリの比較
6・各社のオフィスソフトの比較

 なお、今回の記事は、このブログのソフトウェア比較記事の「第1回目」記事として書きました。

1・無料版Acrobat Readerと製品版の違い

 最初に、無料版のAcrobat Readerの話から始めましょう。

 なお、以下の本文では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分は青字で記していきます。


 201601221015.jpg

 【Windows版】【Mac版】

 1・Adobe Acrobat DC Reader
  ¥無料 Adobe Store (6/16執筆時)

 よく知られているように、Adobe Acrobatには無償版Adobe Acrobat DC Readerがあります。WindowsでもMacでも使えます。

 ただし、この無償版は、基本的にPDFの閲覧をするためソフトです。PDFファイルへの変換や、PDFファイルの編集には未対応です。

 201607040924.jpg

 Adobe PDF Pack (1年間)
  ¥5,350 Adobe Store (6/16執筆時)

 一方、月額575円の「拡張パック」に加入した場合、PDFに変換するサービスを得られます。

 これは、100MBまでのWordやExcelといったファイルをオンライン経由でPDFに変換するサービスです。ただし、作成したPDFを再編集することはできません

2・比較的格安なPDF作成ソフトの比較

 201806161423.jpg

 PDF(PDF/A)は、国際規格です。

 しかし、最初にそれを定義し、製品化したAdobe社が事実上、規格の更新を主導しています。そのため「純正PDFソフト」といえるのは同社の製品です。

 しかし、それと「互換」するPDFソフトは、他社からも売られています。

 日本市場の場合、ソースネクストジャストシステムの製品が多くのシェアを占めています。以下、そのラインナップを紹介していきます。

 はじめに、「各社」の「一番安い製品」の比較からです。


 

 【Windows版】

 2・いきなりPDF BASIC Edition Ver.5
  ¥2,543 Amazon.co.jp
(6/16執筆時)

 こちらは、ソースネクスト社が出しているいきなりPDF BASIC Edition Ver.5です。ソースネクストの製品では最も安価なPDFソフトです。

 201806161432.jpg

 PDFへの変換は、上位機同様に「対応」します。

 例えば、Word・Excel・PowerPointなどの各ファイルからPDFを作成することが可能です。

 パスワードロックをかけたセキュリティPDFも作成できます。

 201601221058.jpg

 PDFのページ単位の編集は、対応します。

 こちらの場合、作成したPDFを回転したり、ページを入れ替えたり、削除したりする編集機能が付属します。

 201806161505.jpg

 PDFのページ内の編集は、部分的に対応します。

 例えば、チームで仕事をする際などのためのハイライトノートの挿入可能です。

 そのほか、文字をくっきりさせる機能や、簡易的な承認印(ハンコ)を作成できる機能などが目立ちます。

 201806161444.jpg

 ただし、PDF本文に直接文字を加えたり、コメントを挿入したりといった、PDFファイル自体の文字の挿入や変換は非対応です。

 201806161435.jpg

 PDFの抽出は、画像およびテキストなどを部分的に抽出する機能が付属します。

 PDFからの変換は、一方で、未対応です。上位機は、PDFからExcelやWord形式に変換できますが、このソフトは対応できません。

---

 以上、いきなりPDF BASIC Edition Ver.5の紹介でした。上位機と比較した場合「PDFファイル」から他のファイルに変換ができない点と、PDF上の文字列の置換操作ができない点が、問題点です。

 つまり、「WordやExcelファイルをPDF化できさえすれば良い方」以外は上位機が良いでしょう。


  

 【Windows版】

 3・JUST PDF 3 [作成]
  ¥1,424 Amazon.co.jp
(6/16執筆時)   

 JUST PDF 3 は、ジャストシステムのJUST PDF 3 は「いきなりPDF ベーシック」のライバルです。

 201806161449.jpg

 PDFへの変換は、上位機同様に「対応」します。

 ジャストシステムの製品だけで、一太郎系フォーマットも公式対応します。また、インストールすると、Officeソフトにアドインボタンが挿入されるため、「ワンボタン」でPDFができる点も、「メリット性」です。

 上級者向けには、コマンドラインによるパッチ処理に対応できるため、大量処理には向きます。

 一方、PDFの編集PDFの抽出PDFからの変換は、機能が未搭載です。一部機能が搭載される「いきなりPDF ベーシック」に比べると、かなり割り切った作りです。

 ただし、その分価格は安いですし、パスコードロックなどのセキュリティ文書の作成には対応します。

----

 以上、JUST PDF 3 の紹介でした。

 最低限の機能なので、必要な機能が「きっちと分かって」いる方でないと、「後々機能が足りなくなる」でしょう。幸い、上位機種との価格差はさほどないので、基本的には上位機を選ぶとよいでしょう。

3・中級グレードのPDF作成ソフトの比較

 続いては、各社の「スタンダード」グレードのPDF作成ソフトの比較をします。


 

 【Windows版】

 4・いきなりPDF STANDARD Edition Ver.5
  ¥3,346 Amazon.co.jp (6/16執筆時)

いきなりPDF STANDARD Edition」は、ソースネクストの標準タイプのPDF作成ソフトです。

 201806161432.jpg

 PDFへの変換は、下位機種と同水準に対応します。

 もちろん、Word・Excel・PowerPointなどの各ファイルからPDFを作成することが可能です。その他JPEGなどにも変換できます。

 また、パスワードロックをかけたセキュリティPDFも作成できます。

 201601221058.jpg

 PDFのページ単位の編集は、対応します。

 つまり、作成したPDFを回転したり、ページを入れ替えたり、削除したりする編集機能が付属します。

 201806161438.jpg

 PDFのページ内の編集は、下位機種より高度です。

 例えば注釈機能は、ハイライトだけでなく、テキスト注釈の挿入にも対応します。

 ただし、引き続き、PDF本文に直接文字を加えたり、コメントを挿入したりといった、PDFファイル自体の文字の挿入や変換には非対応です。

 PDFの抽出は、こちらも、画像およびテキストなどを部分的に抽出する機能が付属します。

 201806161507.jpg

 PDFからの変換は、この機能の場合「対応」です。PDFからExcel・Word・PowerPoint形式に変換できます。

 201601221108.jpg

 OCR機能も、このグレードの製品から搭載です。

 なお、OCRとは、PDFファイル上の文字が「画像」だけで、テキストとして選択や検索できないファイルを文字化して検索できるようにするためのソフトです。テキスト画像の下に文字列を埋め込む「透明PDF」にも対応です。

 変換エンジンは、パナソニックの「読取革命」系のものを利用するため、ある程度の精度は期待できるでしょう。ただ、後ほど改めて説明するように、しっかりした(5,000円以上の)製品版のOCRソフトに比べると「お試し版」レベルではあります。

---

 以上、いきなりPDF STANDERD Edition Ver.5の紹介でした。下位機種と価格差はあまりないですが、PDFからの変換OCR機能という、ビジネスニーズが高い機能の搭載は魅力です。

 もちろん、PDF自体の本文の編集がない点は、「作成してからの修正が効かない」のでやや不便です。とくに、同僚からPDFファイルが来て、顧客に回す前に「微妙な修正が必要」だったり、「月日を挿入したい」場合などは、不便かと思います。

 そのような方は、「石橋を叩いて渡る」ではないですが、後ほど紹介する上位機を選ぶべきでしょう。



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 【Windows版】

 5・JUST PDF 3 (作成・編集・データ変換)
   ¥3,398 Amazon.co.jp (6/16執筆時)

 一方、JUST PDF 3 [作成・編集・データ変換] は、いきなりPDF STANDARD Editionのライバル機種です。

 201806161449.jpg

 PDFへの変換は、「対応」します。

 ジャストシステムの製品だけで、一太郎系フォーマットも公式対応します。

 201806161516.jpg

 PDFのページ単位の編集は、対応します。ジャストシステムの場合、このグレードの製品から搭載です。

 いきなりPDFと同じく、作成したPDFを回転したり、ページを入れ替えたり、削除したりする編集機能が付属します。

 201806161519.jpg

 また、作成後のPDFファイルの軽量化について、高度に対応する点は、このソフトの見所の1つです。

 いきなりPDFも作成時には軽量化できますが、事後処理ができる点では、このソフトが優秀です。メールなどの添付処理には便利でしょう。


201806161529.jpg

 PDFのページ内の編集は、一方で、アンダーラインや付箋・ノートには対応します。

 その一方で、ハンコの作成や文字くっきり機能は、未搭載で、いきなりPDFと比べるとやや低機能です。

 201806161531.jpg

 PDFの抽出は、Office系や一太郎などのほか、JPEGやテキスト形式の出力にも対応しますね。

 201601221139.jpg

 OCR機能は、搭載されます。

 使用されるエンジンの明記はありませんが、(恐らく)パナソニックのエンジンと思われます。したがって、変換精度はいきなりPDFと同等です。

 201601221141.jpg

 また、いきなりPDFと同じく、明テキスト(PDFの画像としてのテキストの、裏に隠された文字データ)を編集する機能が付く点と、複数のファイルを一括して変換できる機能を持つ点が魅力です。

 以上、JUST PDF 3 [作成・編集・データ変換] の紹介でした。3000円台のソフトとして、いきなりPDF STANDERD Editionのライバルです。

 比較した場合、正直、機能的な差異はあまりありません。あえて言えば、ハンコの作成ができない点では、こちらが不利ですが、PDFサイズの調整がジャストシステムのほうがやや細かいです。

4・上級グレードのPDFソフトの比較

 つづいて、各社の「最も高級なPDF作成ソフト」を比較していきましょう。


 
 【Windows版】

 6・いきなりPDF COMPLETE Edition Ver.4
    ¥7,986 Amazon.co.jp
(6/16執筆時)

 いきなりPDF COMPLETE Editionは、ソースネクスト社の最上位版です。

 201806161432.jpg 

 PDFへの変換は、下位機種と同水準に対応します。

 Word・Excel・PowerPointなどの各ファイルからPDFを作成することが可能です パスワードロックをかけたセキュリティPDFも作成できます。

 201601221058.jpg

 PDFのページ単位の編集は、対応します。

 つまり、作成したPDFを回転したり、ページを入れ替えたり、削除したりする編集機能が付属します。

 こちらも、下位機種と同じ水準です。

  201601221111.jpg

 PDFのページ内の編集は、下位機種より高度です。

 なぜなら、この機種は、PDFファイルの文字列への直接操作に対応できるからです。そのため、PDF上のテキストの修正・編集ができます。また、画像についても、挿入が可能です。

  201601221117.jpg

 また、細かい部分では、書類を受け取ったユーザーが、PDF書類のフィールドに文字入力できるフォーム作成機能や、電子署名機能なども搭載されます。

 また、変換したPDFファイルの枠線を認識し、一括して入力フォームを作成する機能も搭載されます。これらは、AdobeのAcrobat正規版には、「標準的」な機能なので、搭載されるのは便利です。

 PDFの抽出は、こちらも、画像およびテキストなどを部分的に抽出する機能が付属します。

 201806161507.jpg

 PDFからの変換は、この機能の場合「対応」です。PDFからExcel・Word・PowerPoint形式に変換できます。JPEGやテキスト形式にも対応です。

 OCR機能は、下位機種と同水準で搭載です。

 以上、いきなりPDF COMPLETE Editionの紹介でした。PDF自体の編集・改変を行いたい場合は、この製品が良いでしょう。編集機能も細かく、気が利いており、使いやすいです。

 Adobeの正規版が「高くて導入が難しい」場合は、簡単なビジネス用務ならば、この製品で十分代用できるでしょう。


  
 【Windows版】

 7・JUST PDF 3(作成 高度編集 データ変換)
  ¥8,292 Amazon.co.jp
(6/16執筆時)

 一方、JUST PDF 3 [作成・高度編集・データ変換]は、いきなりPDF COMPLETE Editionのライバル機種です。ジャストシステムの最上位機です。

 201806161449.jpg

 PDFへの変換は、下位機種と同じ水準で対応します。

 201806161519.jpg

 PDFのページ単位の編集も、やはり同じ水準で、対応します。ジャストシステムの場合、このグレードの製品から搭載です。 

 201806161556.jpg

 PDFのページ内の編集は、この製品の最大の見所です。

 ジャストシステムは、ワープロ(一太郎)を作成しているメーカーだけあり、PDFの文字列編集がかなり充実しています。感覚的に操作できる点は、いきなりPDFが「追いつけていない」部分だと思います。

 201806161600.jpg

 電子署名や、アンケート・申し込みフォームなどの作成も、感覚的にできます。一方、、変換したPDFファイルの枠線を認識し、一括して入力フォームを作成する機能は、いきなりPDFとことなり非搭載です。

 201806161531.jpg

 PDFの抽出は、下位機種と同じで、Office系や一太郎などのほか、JPEGやテキスト形式の出力にも対応しますね。

 OCR機能は、下位機種同様に、透明PDFに対応するものが搭載です。

 以上、JUST PDF 3 [作成・高度編集・データ変換]] の紹介でした。PDF編集の部分の出来は「本家のAdobeの正規版」よりも良い部分がある機種です。PDFを用いた編集作業を多く行う場合で、比較的安くソフトを導入したい場合には良い選択肢です。

 また、いきなりPDF COMPLETE Editionに比べて、編集効率や、ファイルサイズに比べてのクオリティが意外と良いので、このグレードの製品については、ジャストシステムに軍配が上がりそうです。


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 【Mac版】

 8・Mac Finder
  ¥無料

 Finderは、Macに標準搭載されるPDF作成・編集機能です。

 Macの場合、このソフトで、PDFの作成・編集・回転・結合・フォームの作成などが可能です。

 ただ、PDFのOCR化と、ページ内の高度な文字編集には未対応です。サードパーティのソフトがないので、対応させるためには、以下で紹介する、Adobe Acrobatの製品版が必要です。

5・Acrobat DC 2018について

 さて、続いて、Adobe Acrobat DC 2018についてです。

 なお、「永久ライセンス版」の最新版は、Adobe Acrobat DC 2017ですが、以下で説明するような機能は、DC2018と変わりません。

 なお、【Acrobat Proのお得な購入法の記事】で書いたように、2018年10月の価格改定で大幅な値上げがあり、(時限ライセンスでも)DC 2018を買う方がお得な状況です。


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 【Windows用 1年版】 

 9・Acrobat Standard DC 2018
  ¥16,253 Amazon.co.jp
(10/13執筆時)

 【Windows用 3年版】 

 10・Acrobat Standard DC 2018
  ¥37,260 Amazon.co.jp
(10/13執筆時)

 【Windows/Mac用 1年版】

 11・Acrobat Pro DC 2018
  ¥18,607 Amazon.co.jp
(10/13執筆時)

 【Windows/Mac用 3年版】

 12・Acrobat Pro DC 2018
  ¥45,560 Amazon.co.jp
(10/13執筆時)

 Adobe Acrobat DC 2018は、これらのバージョンがあります。

 スタンダード版プロ版の違いについては、後ほど別の項目で、詳しく書きます。

 ここでは、他社の互換ソフトと比較した場合の「性能」について説明していきます。

ーーー

 201806161423.jpg

 先述のように、PDF規格を定義している同社ですから、他社の「互換ソフト」が持つ、PDFとして必要な閲覧・作成・編集機能は全て網羅されます。

 さらに安定性なども高レベルで、PDFファイルが開けないという事態はありえません。

ーーー

 その上で、他社製ソフトに比べて優れている点は、以下の通りです。

  201601221209.jpg

 第1に、PDFの圧縮率の高さです。

 JUST PDF 3も画像ファイルなどの圧縮機能がありますが、Adobe Acrobat DCは、不可逆的圧縮を含め高度な圧縮が可能です。細かい設定もできますが、しなくても他ソフトに比べて、ファイルサイズがかなり小さくなる傾向です。

 第2に、互換性の高さです。

 PDFは、同じ拡張子でも10以上のバージョンがあります。上位ほど圧縮率が高いですが、下位互換性がないため、他ソフトだと不都合が生じる場合もあります。「完全互換」の他社ソフトはないということです。

 第3に、高度なPDF編集機能です。

 とくに、文字をPDFに直接入力する場合、画像から自動的に見かけと同じフォントを作成することで、自然な文字挿入を可能にしています。それは、ベクターなので、拡大表示してもボケません。

 第4に、OCR変換の性能です。

 独自の変換エンジン(日本語についてはエプソン系)とレイアウト認識で、作成される透明PDFの品質は高いです。また、国際商品なので、英語・日本語だけでなく、多言語対応しているという特長もあります。

 第5に、クラウド対応です。

 iPadをはじめとするタブレットやスマホからの変換に対応するようになりました。

 201504281653.jpg

 このほかにも、独自機能は多いのですが、主に企業環境向けの機能であり、一般ユーザーが使って便利な機能は少ないかもしれません。

 例えば、他社にもあった「ハンコ作成機能」の上位互換と言える、e-signなど、ネットを介した先進のセキュリティ文書機能の対応などです。

6・Acrobatの高度な編集機能

 Adbobe Acrobatの優れた機能のうち「高度なPDF編集機能」についてもう少し詳しく紹介します。


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 他社製ソフトの上級機や、前バージョンのAdobe acrobat 11 Proでも、PDFファイル上の文字や、透明テキストの編集は可能です。

 しかし、Acrobat Pro DC 2017は、図のように、文字枠・画像枠単位で高度な編集ができます。

 201504281020.jpg

 とくに文字の編集機能が秀逸です。本文中で使われているフォントの字体を元に、アクロバットが「カスタムフォント(オリジナルフォント)」を作ります

 そのために、パソコンに同一のフォントがインストールされていなくても、スクリーン上、同じような見映えのフォントが挿入可能です。

 例えば、上の画像では、New Yorkという元々の画像にあったフォントに、AtlasがPDF編集機能で、「York New」と新しく文字を加えていますが、これらのフォントは同じ見かけのフォントであることがわかります。

 同じように「アメリカ」のあとに「アメリカ」と同じ文字を新しく入力していますが、こちらも同じ文字であることが分かります。

 201504281024.jpg

 ただし、元々の画像ファイルに使われていない文字の場合は、既存のフォントセットから、できるだけ近いフォントが当てられます。

 上の画像では「人の」の部分がそれにあたります。この場合、フォントの字形が似ている「小塚明朝」があてられました。

  201504281040.jpg

 OCR(画像のテキスト化)は、例えば、本1冊など複数ページを自動でかけることが可能です。

 そのため、長ければ長いほど、カスタムフォント(オリジナルフォント)は多数生成され、全体の精度は上がっていきます。

201504281028.jpg

 加えて、今回のバージョンからPDF内の画像についても、ボックス単位で、画像の置換や編集が可能になりました。これらは、従来的にはAdobe InDesignなどで行わざるを得なかったものですが、今回、簡単にできるようになりました。

 ただし、これらの機能はプロ版のみ対応です。スタンダード版のアクロバットは未搭載ですので注意が必要です。

2・AcrobatのOCR機能

 つづいて、Acrobat DCOCR機能についてです。

 OCRというのは、スキャナなどで画像(=絵)として取り込んだ文字を、テキスト(文字フォント)に変換して、文字列が検索できたり、文字を編集したり、ワードなどにコピー&ペーストできるようにするための機能です。

 etypist-42.png

 図のように、スクリーン上の見かけは、元々の画像ファイルですが、実は(見えない形で)文字認識結果が埋め込まれおり、上図のように文字列を選択してコピーできたり、PCで検索できるようになったりするという仕掛けです。

 専門的には、透明PDFといわれる仕組みですが、アドビでは、Clear Scanと名前が付けられる機能です(補注:Acrobat DCよりClear Scan機能は、「編集可能なテキストと画像」という名前に変わっています)

 この方式だと、もしOCR認識で読み取られた文字が間違っていたとしても、スクリーン上は、元々の画像ファイルが表示されるので、人間による文字の誤読がありません

 Acrobat DCの場合、同じくOCR機能を持ついきなりPDFやJust PDFに比較して、次の2つの利点があります。

 第1に、PDFサイズの軽量化です。

 Acrobatの場合、OCR認識の過程で、認識した文字の画像を「ベクター化」し「カスタムフォント」とします。そのため、OCRをかけると、画質の劣化なし、最大10倍以上ファイルサイズが縮みます

 第2に、画像としての文字の美麗化です。

 画像としての文字がベクターデータ化されるため、文字の拡大での画像劣化がなくなります。そのため、スクリーンで文字を見たとき(拡大したとき)に変換前よりもなめらかに見えるという利点があります。

 これは、日本語でも英語でも同じです。AtlasもPDF化した本を読む際、Adobe AcrobatでOCR(ClearScan)をかけたファイルで見ていますが、視認性が高いです。

 続いて、Clear Scanの認識精度についてです。

 201504281541.jpg

 上図のような、レイアウトが複雑ではない、横書きの日本語画像を認識させる場合です。

 201504281608.jpg

 こちらが、認識させた結果としてのテキスト(PDFの裏側に埋め込まれており、ディスプレイではみえない透明テキスト)です。

 無用なスペースが何カ所か入っています。しかし、横書きの日本語についてはほとんど問題なく実用レベルでの認識が可能です。したがって、横書きの会議資料等の日本語OCR化には問題なく使えます

  201601221239.jpg

 こちらは縦書きの場合です。縦書きはさほど精度よく取り込みができていません

  201504281556.jpg

 こちらは同じファイルを(1万円ほどの)OCR専用ソフトの「読取革命」でOCRにかけたものです。

 認識結果としてかなりの精度の差があることがわかります。つまり、日本語でも縦書きを扱いたかったら「読取革命」などの専用ソフトにメリット性があります。

 「読取革命」については、別の場所に書いた【こちらの記事】も参考になさってください。

  rararapodasimu-11.jpg

 なお、英語・ドイツ語・フランス語・ロシア語・イタリア語・スペイン語・韓国語・中国語などの言語のOCR化をできます。特に、英語変換の精度については、特殊ですので別に記事にしてあります。

 Adobe Acrobat DCの外国語認識の精度や、Fine Readerをはじめとする専門英語OCRソフトについて書いた【こちら】の記事をご参照ください!

ーーーー

 以上、ここでは、OCRの認識精度についてまとめました。

 結論的にいえば、Adobe Acrobatは、横書きやビジネス文書ならば、かなり高機能であることが分かりました。また、ここでは紹介しませんでしたが、英語文書についても、ほぼ実用レベルの精度が得られました。

 高度なPDF変換機能は、他社製ソフトにはない、Adobe Acrobat独自の魅力だと思います。なお、OCR機能はAdobe Acrobatのスタンダード版でも利用が可能です。

8・Acrobatのクラウドへの対応

 クラウドへの対応も、Adobe DCのパワーアップポイントです。報道でもこの点を最も強調していました。

 201504281706.jpg

 13・Acrobat Pro DC iPad版
  ¥無料 itunes Store 

 14・Acrobat Pro DC iPhone版
  ¥無料 itunes Store 

 15・Acrobat Pro Android版
  ¥無料 itunes Store 

 16・Acrobat Pro DC Windows Phone版
  ¥無料 itunes Store

 具体的に言えば、上記のようなiOSやAndroid端末用の無償アプリケーションが用意されました。 

 単に閲覧できるだけではなく、ワード・エクセル・パワポのファイルをPDFに変換する機能も利用可能です。

 201504281720.jpg

 PDFの編集に関わる機能も強化されています。例えば、iPad版ではPDFの表示ページの削除PDFの並び替えコメントの編集ができます。また、現在の所iPadのみの対応ですが、iPadの場合、PDFの文字列の編集も可能です。また

 なお、これらのソフトは「アプリ内課金」商品です。しかし、Adobe Acrobat DCパッケージ版(永続ライセンス)購入者は登録すれば、これらの機能を無料で使えるようになります。

9・AcrobatのOfficeソフトとの連携

 オフィスソフトとの連携も、Adobe AcrobatDCの大きな特長です。

 201412011623.jpg

 これは、Windows版については他社製品にも搭載される機能ですが、PDFファイルを、Office系ソフト(ワード/エクセル/パワーポイント)への変換して出力できる機能が付属します。

 受け取ったPDF上のテキストを編集したい場合や、一度、ワードなどに変換してから編集したい場合、これらの機能は便利です

 201412011629.jpg

 加えて、インダー機能もAdobe Acrobatの大きな魅力です。

 これは、PDF以外の形式のファイルをPDFに突っ込むだけで、複数のファイルを1つのPDFとしてまとめる、「PDF結合」技術です。会議資料をまとめてPDFにしておいて、出先で印刷する場合などに便利です。これにより、動画などのマルチメディアファイルもPDF化することができるようになりました。

10・Acrobat ProとStandardの違い

 さて、Acrobatですが、Windows版・Mac版を合わせて、実に多くのラインナップがあります。

 201803021811.jpg

 【Windows用 1年版】 

 9・Acrobat Standard DC 2018
  ¥16,253 Amazon.co.jp
(10/13執筆時)

 【Windows用 3年版】 

 10・Acrobat Standard DC 2018
  ¥37,260 Amazon.co.jp
(10/13執筆時)

 【Windows/Mac用 1年版】

 11・Acrobat Pro DC 2018
  ¥18,607 Amazon.co.jp
(10/13執筆時)

 【Windows/Mac用 3年版】

 12・Acrobat Pro DC 2018
  ¥45,560 Amazon.co.jp
(10/13執筆時)

 Windows版については、機能が限定される「スタンダード」版もあります。

 スタンダード版は、「プロ版」に比べると、いくつか機能制限があります。とくに、「カスタムフォント」を利用できないので、元の文書と同じ体裁のフォントを挿入することはできません。この点は、今回のパワーアップでは重要な点ですのでやや残念な部分でしょう。

 その他、タブレッド利用時に限ってですが、ページを並べ替えたり、削除できない点PDFファイルに動画やオーディオなどが挿入できない点どが不便です。また、高度なセキュリティ文書の作成に関わる機能も使えませんが、このあたりは個人ユーザーには関係ない部分でしょう。

 なお、PCに何台インストール可能なのか?学生・教職員割引の資格の基準などについては、【Acrobat DCのライセンス数とお得な購入法】という別記事を書いていますので、後ほどそちらを見てください→こちら

今回の結論
最新のPDF作成ソフトのおすすめは、結論的この機種!

 というわけで、今回は、Adobe Acrobat DC 2015を中心に、PDF作成ソフトを10機種紹介してきました。

 最後に結論として、どのソフトを購入するべきか?書いておきます。


 第1に、リーズナブルにPDFの作成・編集・再変換を行いたいと考えている方におすすめなのは、

 

 【Windows版】

 4・いきなりPDF STANDARD Edition Ver.5
  ¥3,346 Amazon.co.jp (10/13執筆時)

 いきなりPDF STANDARD Edition Ver.5がよいと思います。

 ライバルのジャストシステムの中級製品と比較すると差はわずかですが、ハンコ作成機能文字くっきり機能など、一部便利機能の充実度と、ソフトの更新頻度の高さ(新しさ)の点で、多少こちらが有利でしょう。

 PDFのページ内文字列の直接編集はできませんが、3000円台の予算で考えるとすれば、こちらが「ベストバイ」です。


 第2に、作成・編集・再変換に加えて、PDFへの直接の文字入力も行いたい方は、

  
 【Windows版】

 7・JUST PDF 3(作成 高度編集 データ変換)
  ¥8,292 Amazon.co.jp
(10/13執筆時)

 一方、JUST PDF 3 [作成・高度編集・データ変換]でしょう。

 PDF自体の編集については「ワープロソフト」の一太郎を販売しているジャストシステムが一日の長があります。

 感覚的にワープロライクで利用できる上に、レイアウトの安定度も高いため、1万円弱の予算で考えるとすれば、この機種が良いでしょう。


 第3に、書籍や会議資料などの日本語OCR化を考えているビジネスパーソンにおすすめなのは、

 201803021811.jpg

 【Windows用 1年版】 

 9・Acrobat Standard DC 2018
  ¥16,253 Amazon.co.jp
(10/13執筆時)

 【Windows用 3年版】 

 10・Acrobat Standard DC 2018
  ¥37,260 Amazon.co.jp
(10/13執筆時)

 【Windows/Mac用 1年版】

 11・Acrobat Pro DC 2018
  ¥18,607 Amazon.co.jp
(10/13執筆時)

 【Windows/Mac用 3年版】

 12・Acrobat Pro DC 2018
  ¥45,560 Amazon.co.jp
(10/13執筆時)

  「プロ版」Acrobat Pro DC 2018が良いと思います。

 「スタンダード版」は、PDF編集機能上の、今回の大きな改善点と言える「カスタムフォント」を利用できないので、PDFを仕上げた後の品質で差がでると思います。OCRについても、横書きのビジネス文書ならば精度が高く安心です。

 別のベージで、インストール台数や、アップグレードや学生版の購入条件格安購入方法などについて書いていますので、貰っていますので、そちらのページもご覧ください。→こちら


第4に、検索できるPDF(透明PDF=OCR化)を目的で、アクロバットの導入を考えている方ですが、

  

 Windows 7〜10対応 

 【Windows用 通常版】 

 Panasonic・読取革命 Ver.15
  ¥9,335 Amazon.co.jp (10/13執筆時)

 【Windows用 UPG版】 

 Panasonic・読取革命 Ver.15
  ¥4,369 Amazon.co.jp (10/13執筆時)

 上で検証したように、日本語の縦書きのテキスト画像や、横書きでもレイアウトが複雑なテキスト画像の認識精度は、Acrobat Pro DCはイマイチ信頼性が高くないです。

 そのため、Acrobat Pro DCは、あくまでPDF編集用と考えて、OCRについては、専用ソフトを購入するべきでしょう。

 読取革命ほか、いくつかのOCRソフトが購入できます。詳しくは、【日本語OCRソフトの比較記事】で紹介したので、興味がある方はご覧ください。


第5に、英語やヨーロッパ言語の文章のOCR化を考えているかたですが、

  201702281443.jpg

 【Windows用 通常版】 

 Fine Reader 14プロフェッショナル版
  ¥21,600 VECTORシェアレジ (10/13執筆時)

 英語専用のOCRソフトであるFinerReaderがおすすめです。【英語OCRソフトの比較記事】 で紹介していますので、そちらを参考になさってください。

ーー

 というわけで、今日はPDF作成ソフトについて紹介しました。

 最後になりましたが、記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークボタンなどから話題を共有していただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 15:38 | 研究上の道具(ソフトウェア)

比較2018'【お得!】Acrobat Pro DCのライセンス認証数と割引購入法:Adobe Acrobat 2017永続版との違い・アクティベーション情報: windows & Mac

【今回レビューする内容2018年10月 アドビ アクロバットDC 2018の選び方: Adobe Acrobat Standard 2017 との違い:永続版のインストール可能台数・激安購入法・販売店情報・選び方:学生・教職員版の条件・アクティベーション・オンライン認証方法

今回のお題
Adobe Acrobat ライセンスはどのように買えばお得?
 

 ども、Atlasです。

 今日は、Acrobat DC 2018(時限ライセンス)とAcrobat DC 2017(永久ライセンス)の購入に関する話です。

 WindowsとMacいずれも対応します。

 201803021843.jpg

 とくに、2018年10月1日から、Acrobat DC 2017(永久ライセンス)の値上げと、販売形態の変化がみられました。今回は、それに対応できるように加筆しました。

ーー

 なお、今回は、ライセンス認証数や格安購入法に限定した内容です。

 201806161415.jpg

1・PDF作成ソフトの比較   

 そのため、どちらかと言えば、Acrobat DC「機能面」の情報を得たい方は、記事が別となります。

 恐れ入りますが、PDF作成ソフトを比較した別の記事【こちら 】をご覧ください。

 よろしくお願いします。

1・ライセンス体系の主な変更点(18年10月)

 先ほど書いたように、Adobeは、2018年10月にAcrobatのライセンス体系の抜本的な変更を行いました。

 これについては、大きく4点にまとめられます。

1・永続ライセンスの値上げ

 201803021824.jpg 

 第1に、永続版ライセンス版(Acrobat Pro 2017Acrobat Standard 2017)の価格改定です。

・Acrobat Pro DC 2017
 
¥62,800→¥72,800

・Acrobat Standard DC 2017
 ¥39,800→¥45,770

 大幅に値段が上がりました。

 そのため、後述するように、永続版がサブスクリプション版(年間ライセンス)よりお得であるという状況がなくなりました。

2・永続版のネット 店頭販売の終了

 201806161321.jpg

 第2に、永続版ライセンスのネット販売を全面的に廃止です。

 これまで販売していたAmazonや楽天だけでなく、ビックカメラやヨドバシカメラなどのデンキヤ直営ショップも、同様な状況です。

3・教職員ライセンス形態の変更

 201810131356.jpg

・Acrobat Pro DC 2017(TLP-5.0E)
 
¥27,370

 第3に、学生版・教職員版ライセンスの扱いの変更です。

 パッケージ販売を止め、TLP-5.0E(法人経由のボリュームディスカウント)に対応できる店舗(大学生協など)を通しての購入以外できなくなりました。

 事実上、生協に加盟する大学機関の一部以外の方は「閉め出された」格好です。(ただ、この部分は不確定な部分があるため、追加で調査します。)

4・アップグレード版の廃止

 201803021824.jpg

 第4に、アップグレード優待版の廃止です。

 以前は、2バージョン前ならば、アップグレード版が購入できましたが、今回これも廃止です。

ーー

201810131405.jpg

 結論的にいえば、Adobeの永続版ライセンスのサポートが「発売から5年間」ということをふまえても、5年間時限ライセンスのライセンス料としっかり価格を比較する必要が出てきました。

 そこで、今回の記事では、「どのように買えば最もお得なのか?」ライセンス数などを含めて解説していきます。

2・時限ライセンスと永久ライセンスの違い

 Acrobat DCは、ライセンスの形態から、2つに分類可能です。

 順番に説明していきましょう。

1・時限ライセンスの価格と特徴

 201803021811.jpg

 【Windows用 1年版】 

 Acrobat Standard DC 2018
  ¥16,253 Amazon.co.jp
(10/13執筆時)

 【Windows用 3年版】 

 Acrobat Standard DC 2018
  ¥37,260 Amazon.co.jp
(10/13執筆時)

 【Windows/Mac用 1年版】

 Acrobat Pro DC 2018
  ¥18,607 Amazon.co.jp
(10/13執筆時)

 【Windows/Mac用 3年版】

 Acrobat Pro DC 2018
  ¥45,560 Amazon.co.jp
(10/13執筆時)

 時限ライセンスは、オンラインコード版Acrobat DC 2018最新版として販売されています。

 利用できる機能の違いで、スタンダード版(Acrobat Standard DC)プロ版(Acrobat Pro DC)があります。(両者の違いは、【PDF編集ソフトの比較記事 】参照)

「12ヶ月版(1年版)」「36ヶ月版(3年版)」からの選択となります。

 時限ライセンスの場合、以下のような3つのメリット性があります。

ーー

 201803021817.jpg

 第1に、永久ライセンスでは使えない、上記、3つの機能が利用できる点です。

 第2に、クロスライセンスに対応し、WindowsとMacに関係なく「2台までインストール可能」という点です。(Acrobat Pro DCのみ)

 第3に、常に無償でアップグレードでき、買い直す必要が無い点です。

2・永続版ライセンスの価格と特徴

  201803021824.jpg

 第1に、永続版ライセンス版(Acrobat Pro 2017Acrobat Standard 2017)の価格改定です。

・Acrobat Pro DC 2017
 
¥72,800(税込 78,624)

・Acrobat Standard DC 2017
 ¥45,770(税込 ¥49,432

 永続版ライセンスは、Adobeの価格表記は税別なので、Amazonの税込み表示に合わせると以上の価格です。

201810131405.jpg

 永続版ライセンスが「5年間限定サポート」ということをふまえて「5年間」使うとすると、Pro版で、1年間で約15000円のコストです。

 時限ライセンスの36ヶ月版(3年版)のPro版も、1年間で約15000円のコストになります。

 結論的にいえば、今回の値上げは、5年間トータルでのコストを「変わらなくする」ための値上げだったといえます。

 おそらく、近い将来の「永続版の廃止」を前提とした経過措置で、ユーザーを「時限ライセンス」への移籍を促すための方策でしょう。

--

 固定費は避けたい方には「悲惨」でしょうが、セキュリティやバグ対策などのメリット性もありますので、Atlasとしては「一長一短」だと思っています。

201810131426.jpg

 さらに、2017年の発売からすでに1年経ってしまったので、打ち切りまでは「4年」です。

 この点で言えば、現状では、永続版ライセンスをわざわざ買う意味は既にほぼない、という状況です。

 201810131428.jpg

 おそらく、2012年発売のAcrobat11の時限サポート「終了」に伴い、買い換えを考えている皆さんもいると思います。

 しかし、既に「永続版ライセンス版を買ううまみ」はほぼないため、(割引率が高い)3年間の時限ライセンスを買うのが良いでしょう。

3・Adobe CCへのアップグレード

 201803021811.jpg

 ・Adobe Creative Cloud 24ヶ月版
  ¥113,544 Amazon.co.jp  (10/13執筆時)
 ・Adobe Creative Cloud 36ヶ月版
  ¥170,316 Amazon.co.jp  (10/13執筆時)

 ・Adobe CC 学生教職員版 24ヶ月版
  ¥45,144
Amazon.co.jp (10/13執筆時)
 ・Adobe CC 学生教職員版 36ヶ月版
  ¥67,716
Amazon.co.jp (10/13執筆時)

 というわけで、「時限ライセンスがベスト」という結論です。

 201810131434.jpg

 しかし、こうなると、上位版のAdobe Creative Cloudを契約を考える選択肢も出てくるわけです。

 こちらは、大学機関でない教職員・学生でも割引率が高い時限ライセンスが買えますし。

1・Adobe CCの料金プランの比較記事

 なお、Adobe系ソフトもご利用で、そのような手段も検討されている方は、このブログに、そちらの場合、どのように購入するのがお買得か?についての比較記事があります。

 よろしければご覧ください。

3・ライセンス数とアクティベーション 

 201808131939.jpg

 まず、どのパッケージも共通しますが、ライセンス数は、個人利用に限り2台まで利用OKが原則です。

 アドビサイトの本文を引用しておきます。

 201504281841.jpg

 アクティベーション(オンライン認証)は、かなり厳しいです。ソフトを立ち上げてオンライン認証させる方式です。

 2台目までは自動でオンライン認証されますが、3台目を自動認証させようとすると例外なくNGになります。

 3台目のPCにインストールする場合は、1台目のオンライン認証をソフトウェアから「解除」しないと、インストールできません。

 ただ、「2台同時使用不可」の規約については、オンラインでは「監視」はしていません。そのため「基本的に2台」という点をおさえつつ、購入を考えれば良いでしょう。

4・教職員・学生個人版の購入対象者

  201810131356.jpg

・Acrobat Pro DC 2017(AD19JVQ)
 
¥27,370

 永続ライセンス版(TLP-5.0E Level1)の場合、大学生協で申請書を書いて購入するのが基本です。

 公費払いにも対応できます。所属機関に大学生協がない場合は、TLP-5.0Eを扱える代理店を探すとこからはじまるでしょう。

 201803021811.jpg

 ・Adobe CC 学生教職員版 24ヶ月版
  ¥45,144
Amazon.co.jp (10/13執筆時)
 ・Adobe CC 学生教職員版 36ヶ月版
  ¥67,716
Amazon.co.jp (10/13執筆時)

 つづいて、(この際)Abobe CC学生・教職員版を選択される場合です。

 これは、言い方を変えれば「アカデミック版」です。なお、Acrobat DC学生・教職員版というのは、現状でネット販売がありません。(実店舗は確認中)

 また、Adobeの場合は、Microsoftの条件やAppleの条件が異なるので、細心の注意が必要です。

 screen-captufagre-65.png 

 たとえば、この図は、Microsoftの場合ですが、Officeなど幼稚園生からアカデミック版が購入できます。また、教育機関の定義も非常にあいまいで、何らかの書類があれば通ります。

 また、マイクロソフトのアカデミック版の場合、デンキヤなどの店員への証明書の提示ですみます。

 しかし、アドビ社製品の場合は、学生証や職員証コピーをアドビ社まで送らないと、アクティベーション(起動)可能なシリアルが発行されません

 かなり厳格だと考えて良いです。


 screen-captufagre-68.png

 では、Adobeの場合、どのような条件で認められるかですが、大学院・大学・高校・中学校・小学校・幼稚園の教員・研究員なら無条件にOKです。教員証か、在籍機関入った保険証があれば問題ありません。

 大学の場合は、非常勤講師も対応します。また、ポスドクなどの常勤研究員もOKです。職員証などの証明書が発行されていない場合は、大学から紙の在籍証明書の発行を受けましょう。

 なお、30日間はライセンス認証をせずに使えるので、先に購入しておいて、後から書類を準備するのでもOKです。

 一方、学生の場合は、大学院・大学・専門学校・高校・中学校・小学校・幼稚園に在籍していればOK です。ただし、3ヶ月以上の在籍が必要です。放送大学などの通信教育や、夜間学校でも大丈夫です。

 学生の場合、証明は、高校生以上は、学生証紙の在学証明書が必要です。一方で、幼稚園・保育園・小・中学生は(義務教育のため)、学生証がなくても年齢を証明できる保険証でもOKです。

 オーバードクター・研究生・研修生・聴講生は規約上NGです。

 大学などの職員(教職にない方)は、常勤職員のみ購入可能とのことです。契約や派遣で働いていても無理です。この辺は現在の大学の実情に合ってないと思います。

5・最も安くAcrobatを手に入れる手段

 201806161321.jpg

 最後に、販売価格についてです。

 アドビ社のソフトの場合、(特別な割引がない場合)アマゾンが2%ほど安い場合が多いです。

 デンキヤ店頭でもダウンロードカードの販売があります。しかし、多くの場合、ポイントの対象にはならないか1%ポイントです。

 201808131902.jpg

 さらに、Amazonの場合、「Amazonギフト券チャージタイプ 」の販売があります。

 銀行経由でプリペイドしておけば、年間ライセンスならば、実質で最大2%引で購入可能です。クレジットカードのポイント割を除けば、この方法での購入が一番安い価格だと思います。

 ギフトカードは、Amazonの別の買い物でも利用でき、有効期限は10年です。検討しても良いでしょう。詳しくは【こちら】に解説があります。

今回の結論
Adobe Acrobatのおすすめは結論的にこれ!


 というわけで、今日はアドビ社製品について書いてきました。

 ここまでの記事をふまえつつ、多数のパッケージのうち、どのソフトを購入したらいいか?、最後にまとめておきます。


 第1に、必要なソフトがAcrobatだけという方にオススメなのは、

 201803021811.jpg

 【Windows用 3年版】 

 Acrobat Standard DC 2018
  ¥37,260 Amazon.co.jp
(10/13執筆時)

 【Windows/Mac用 3年版】

 Acrobat Pro DC 2018
  ¥45,560 Amazon.co.jp
(10/13執筆時)

 Acrobat DC の時限ライセンスでしょう。

 ここまで書いてきたように、現状では「最終的にこれが最もお買得」です。

 なお、Windowsの方は、安めのスタンダード版が選べます。

 201806161415.jpg

1・PDF作成ソフトの比較

 なお、スタンダード版とプロ版との違いは、他社製互換ソフトを含めてまとめた上記のブログ記事に書いています。

 他社製ソフトとの違いについても書きましたので、よろしければ、ご覧ください。


 第2に、この際、Adobeの他のソフトも試そうという方は、

 201803021811.jpg

 ・Adobe Creative Cloud 24ヶ月版
  ¥113,544 Amazon.co.jp  (10/13執筆時)
 ・Adobe Creative Cloud 36ヶ月版
  ¥170,316 Amazon.co.jp  (10/13執筆時)

 ・Adobe CC 学生教職員版 24ヶ月版
  ¥45,144
Amazon.co.jp (10/13執筆時)
 ・Adobe CC 学生教職員版 36ヶ月版
  ¥67,716
Amazon.co.jp (10/13執筆時)

 Adobe Creative Cloud を選ぶと良いでしょう。

 こちらは、大学機関でない教職員・学生でも割引率が高い時限ライセンスが買えます。

1・Adobe CCの料金プランの比較記事

 なお、こちらのソフトについては、上記リンクで、もう少し詳しく書いています。

 興味のある方はご覧ください。 

補足:今回の関連記事について

 201803021824.jpg

 というわけで、今回は、Acrobatライセンスと価格についてでした。

 なお、「モノマニア」には、PC関連ソフトについて、以下のような記事もあります。

1・PDF作成ソフトの比較  
2・Adobe CCの比較
3・日本語OCRソフトの比較
4・英語OCRソフトの比較
5・iPhone用のOCRアプリの比較
6・各社のオフィスソフトの比較

 とくに、Acrobat Pro DCOCR機能(テキスト認識)の性能については、3番と4番で詳しい説明記事があります。

 こちらもよろしくお願いいたします。

 最後になりましたが、この記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークボタンから話題を共有していただければ嬉しいです。

 ではでは。

posted by Atlas at 15:14 | 研究上の道具(ソフトウェア)

2018年09月25日

比較2018'【使いやすい】人気4社の年賀状ソフトの性能とおすすめ・選び方:新元号・Windows Mac対応

【今回レビューする製品】2019年新春 年賀状ソフト はがき宛名作成ソフトの性能とおすすめ・選び方:宛名ソフト・乗換対象版の違いや人気機種の性能ランキング:セレクト版やダウンロード版と製品版の違いMac版 Windows版

【比較する製品型番】Windows版 Mac版 筆まめ Ver.20 ジャングル 筆ぐるめ 26 ソースネクスト 筆王 Ver.23 筆まめ Select2019 年賀編 筆王2019 Select版 宛名職人Ver.25

今回のお題
今年の年賀状作成におすすめな年賀状ソフトはどの製品?

 どもAtlasです

 今日は、2018年冬発売(2018年最新)のWindows用・Mac用のはがき作成ソフト(年賀状作成ソフト)の紹介をします。

 201809251528.jpg

 今年は、(来年末から)、「新元号」となるため、上記製品など、それに対応する機種が多く出ています。

 Windows版Mac版と双方に対応するように書きました。

 以下では、いつものように各記事を比較したあと、最後に、目的別・予算別に「Atlasのおすすめ機種」を提案する型式で書いていきます。

2・Windowsユーザー向け年賀状ソフト

 はじめに、Windows専用の、年賀状ソフトを比較します。

 各社から発売されており、年々機能が似通ってきており比較が難しいものですが、今回は詳しく見ていきます。

1・「有料年賀状ソフト」を毎年買う意味

 201809251330.jpg

 年賀状ソフトは、10月頃になると、毎年買い替えるかどうか悩ませる類の製品です。

 なぜなら、それぞれのソフトが搭載する編集機能は、1年単位ではほとんど変わらないです。

 しかし、毎年買替える意味(=買い替えざるを得ない理由)はあります。

 201809251357.jpg

 なぜなら、年賀状ソフトというものは、次年の干支以外は、(あまり使いたくならないような)オーソドックなデザインしか掲載しないものだからです(とても商売上手です)。

--

 さらに言えば、最近は、「買い替えない」と新しい年の干支の年賀状を作れないようにしているソフすらあります。

 こうしたものは、「2年先からの干支のデザイン」を「任意の追加ダウンロード形式」として、はじめに自動インストールしない仕様にしています。その上で、「ダウンロード期限」を設定し、期限後(2年ほど)は、追加ファイルをダウンロードできなくしています。

 お年寄りなどでなくても、この部分を知らない人も多いです。結果的に「仕方なく」買い替えようという方も多いように感じます(とても不親切です)。

---

 結論的にいえば、(納得がいかない部分もありますが)面白い年賀状を作りたい場合は、「毎年の買い換え」は意味があるといえます。

 年賀状のデザインには毎年のトレンドがありますし、(次年度新しい絵を描いてくれる)若手のデザイナー達への「寄付金」と思うのが健全かと思います。


 201410041158.jpg

 一方、「年賀状ソフトを最近買っていない」方は、話は別です。

 おそらく、編集機能の「進化」に驚くでしょう。

 例えば、5年前と比較すると、写真年賀状については、(一点突破的ながら)専門画像ソフト並みに細かい作業が可能になっています。

 これは、無料年賀状ソフトや無料サービスではできない部分ですから、「購入の動機」になるでしょう。


 201710040947.jpg

 さらに、「年賀状ソフトを過去に持っていない」という方は、もうひとつ魅力があります。

 それは、年賀状ソフトに付属する、豊富な日本語フォントです。

 Windowsの場合、インストールしたフォント(True Type)は、OS全体で利用できる仕組みなので、「凝った文書やプレゼン作成」にも使いまわせる!というメリット性があるでしょう。

 メーカーによっては単品で買ったら5000円以上するフォントを付属させていますし。

2・各社の製品構成について

 各社の年賀状ソフト(宛名書きソフト)は、毎年9月頃通常版(年賀状用)が、毎年2月頃に、オールシーズン版(次年度干支対応)がでます。

 最新デザインの年賀状は、(いうまでもなく)9月版のほうが豪華です。売上的にも、各社、9月版のほうがダントツで売れています。なお、いずれも「暑中見舞い」「欠礼用」など他のデザインも含まれます。

 ここで、一旦、今回紹介するWindows用年賀状ソフトを確認しておきましょう。


  201809251405.jpg

 【2019年年賀状用】

 1・筆まめ Ver.29 通常版DVD
  ¥5,513 Amazon.co.jp
(9/25執筆時)

 【2018年オールシーズン用】

 1・筆まめ Ver.28 通常版DVD
  ¥6,617 Amazon.co.jp
(9/25執筆時)

イラスト点数:450,000点
フォント総数:147書体
文例数:2,724点

  201809251407.jpg

 【2019年年賀状用】

 2・ジャングル 筆ぐるめ 26
   ¥3,898 Amazon.co.jp (9/25執筆時)
   

 【2018年オールシーズン用】

 2・ジャングル 筆ぐるめ 25
   ¥3,809 Amazon.co.jp (9/25執筆時)

イラスト点数:20,000点
フォント総数:151書体
文例数:2,000点 

  201809251408.jpg

 【2018年年賀状用】

 3・ソースネクスト 筆王 Ver.23
   ¥4,298 Amazon.co.jp
(9/25執筆時) 

 【2018年オールシーズン用】

 3・ソースネクスト 筆王 Ver.22
   ¥-------Amazon.co.jp
(9/25執筆時)

イラスト点数:約300,000点
フォント総数:152書体
文例数:1,511点

 これらのソフトは、年賀状ソフトの三強と言えます。

 どのソフトも既に10年以上毎年バージョンアップを繰り返しており、安定性・継続性の面では甲乙付けがたいといえます。

 価格的にも、機能的にも、これらの「三強」ならばほぼどれを買っても良いでしょう。

 ちなみに、売り上げ台数の点では、(なぜか)どの会社も自社の製品が第1位と宣言しています。

ーー

 「全て1位」という結論では面白くないので、以下、機能面について、いくつかの観点から比較をしてみましょう。

3・デザイン/レイアウトの充実度

  201809251405.jpg

 はじめに、年賀状などのデザイン面についてです。

 デザインは、純粋に写真やイラストの数だけ言えば、筆まめが450,000点と最強です。筆王の300,000点がそれに続きます。

 なお、どの製品も、「次年度の干支」や、「今年の話題」に即して「スペシャル年賀状デザイン」を、各製品は加えています。

 簡単にそれぞれの製品を見ていきましょう。


 201809251422.jpg

 第1に、筆まめです。

 毎年、「スペシャル年賀状」などを収録して目をひきます。

 今年は尾形光琳の風神雷神図と、西陣織のテキスタイルですね。後者については、2019年1月31日までの限定です。

 201809251424.jpg

 なお、45万点のイラストというのは、去年版と同じです。

 ただし、亥年にちなんだ絵柄は新作をふまえて相当数あるので、「上司と絵柄が被る」などはまずないでしょう。

 このほか、写真入り年賀状から、かなりカチッとした年賀状まで収録します。また、愛犬を使った年賀状も作成できます。

 約450,000点のラインナップは偏らず、普遍的です。


 201809251407.jpg

 第2に、筆ぐるめです。

 単純なデザイン数で言えば、筆ぐるめは、20,000点数の上では、やや少なめです。

 201809251427.jpg

 ただ、年賀状やその他のデザインは十分数があります

 各社ともデザイナーの個性がでた作品が多いです。

 従来はポップなものでも、和風のものでも、お正月らしい落ち着いた雰囲気のデザインが多かったソフトです。

 201809251431.jpg

 ただ、今年は、アニメ・マンガ系のデザインも充実しています。

 両極端ですが、ある意味「家族全員で使える」ソフトになってきている気がします。


  201809251408.jpg

 筆王は、300,000点とイラスト数が筆まめに匹敵するほど多いです。

 201809251432.jpg

 また、今年度の年賀状用の新作デザイン数は2000点と、三強では唯一実数を上げている点に自身が現れています。

 デザインはカジュアルなものから写真年賀状まで幅広くラインナップされています。特に後ほど改めて説明しますが、写真年賀状についてはテンプレートが多く、また使い勝手のレベルも高いと言えるソフトです。

4・付属のフォントの充実度


 201509261358.jpg

 続いて、付属するフォントの数を見てみましょう。

 とくに、(買うと高価な)日本語フォント(和文フォント)の数を重視します。


和文フォント 数字/ひらかな 欧文フォント
筆まめ 38+3 41 60
筆ぐるめ 32+1 44 67
筆王 48 40 60

 単純に「オマケフォント」実数で言えば、筆王が最高です。

 筆王の場合「完全に年賀状向き」な、ポップな感じの日本語フォントが多いです。暖かみのある書体が多く、凝った年賀状作りには良いです。

 筆まめ・筆ぐるめも割と多くの書体を持ちます。ただ、筆王と比較すると、明朝系・ゴシック系・教科書体など、「Word」でも使えそうなフォントも多いです。

 したがって「宛名書き」は割と選びがいがあるでしょう。  

 201710040947.jpg

 とくに、オススメできるのは、筆まめです。38書体には、

 201809251446.jpg

 業務用でフォント単体で買うと(このソフトより高い)流麗行書体や堀内正楷書が付属します。

 さらに、こ人名外字にも対応します。また、手描き風フォントではかなり人気な「バジョカフォント」など、フォントへのこだわりは相当です。

 年賀状だけでなく、チラシや販促品の印刷用にも備えて良いでしょう。

   201809251405.jpg

 【2019年年賀状用】

 1・筆まめ Ver.29 通常版DVD
  ¥5,513 Amazon.co.jp
(9/25執筆時)

 【2018年オールシーズン用】

 1・筆まめ Ver.28 通常版DVD
  ¥6,617 Amazon.co.jp
(9/25執筆時)

イラスト点数:450,000点
フォント総数:147書体
文例数:2,724点

 以上をまとめれば、デザイン・書体・文例の総合力では、筆まめが最もバランスが取れているといえます。

1・筆まめの年賀状デザイン→こちら
2・筆王の年賀状デザイン→こちら
3・筆ぐるめの年賀状デザイン→こちら

 なお、各社の代表的な年賀状の素材例は以下の通りです。

5・ソフトの編集機能の充実度

 続いて、ソフトの編集面の使い勝手を比較していきたいと思います。


  201809251405.jpg

 第1に、筆まめです。

 編集の面で言えば、筆まめ初心者向け機能が最も充実しています。

201310291925.jpg

 「はじめてモード」を使えば、選択肢を進めるだけで、凝った年賀状ができていきます。
201310291924.jpg

 また、住所面に「デコ」を入れる「デコモード」など、オリジナルで面白い機能も付属します。

 img_aa01.jpg

 また、送る相手との関係やデザインの雰囲気を入力するだけで、デザインを終えることのできる「年賀状デザインナビ」も付いて便利です。


 201609201110.jpg

 写真年賀状を作る際の補整機能も充実します。なぞるだけで、不要な部分を消せる機能が、専門的なソフトを使わずともできるのはかなり高度ですね。

 img_18.jpg

 その他、宛名ソフトとして様々なデザインを網羅しているのも魅力です。

 201710040915.jpg

 なお、愛犬画像の編集も、今年度の「売り」の一つにしています。


  201809251408.jpg

 第2に、筆王です。

 比較的格安なソフトですが、こと写真年賀状作りについては、筆まめ並の実力です。


 201410041158.jpg

 例えば、写真を囲むことで自動的に綺麗に切り抜き、合成することができる機能が搭載されます。

 201310291930.jpg

 写真を演出するアートフィルターも搭載です。

 201509261406.jpg

 また、こちらも写真をなぞるだけで修正できる機能など、Photoshopに搭載されるような画像補正機能も搭載されます。ビデオ撮影した動画からの画像の切り出しなどにも対応です。

 201310291931.jpg

 あと意外と難しい、複数写真のレイアウトを自動で行ってくれる機能が付きます。

 筆ぐるめなどは自動機能では写真が3点までで、レイアウトも制限されるため、写真年賀状作りでは、筆王が一歩リードします。


 201809251407.jpg

 第3に、筆ぐるめです。

201310291936.jpg

 筆ぐるめも、初心者に優しい作りで、簡単モードが搭載されます。

 201310291936.jpg

 切り抜き合成機能を含めて、写真年賀状として便利な機能は一通り付属します。細かい編集機能などを含めると、他シリーズに今一歩及ばない感じはあります。

 ただ、インターフェースはシンプルで分かりやすいので、あまり凝ったものを考えておらず、むしろ手早く作りたいならば、かえって良いでしょう。

6・優待版やダウンロード割引版

 続いて、各社の「優待版」や「機能限定版」など安めの製品との違いを解説します。


  

 【2019年年賀状用】

 1・筆まめ Ver.29 通常版DVD
  ¥5,513 Amazon.co.jp
(9/25執筆時)

 1・筆まめ Ver.29 アップグレード・乗り換え版
  ¥3,409 Amazon.co.jp (9/25執筆時)

 筆まめは、アップグレード・乗換版が「限定数」用意されます。

・筆まめ
・筆王
・筆ぐるめ
・はがきスタジオ 
・楽々はがき 宛名職人
・筆休め
・筆自慢

 対象ソフトは、すでに廃盤になったソフトを含めた上記のソフトです。

 ただし、これらのインストール用のCDか、インストールされたパソコンが必要です。

 なお、他社ソフトから乗り換えの場合は、住所録の変換機能もあります。


 3社のうち、筆王筆まめは格安の年賀状ソフト(ダウンロード版)を出しています。

  

  1・筆まめ Select2019 年賀編[ダウンロード]
   ¥1,944 Amazon.co.jp (9/25執筆時)

 筆まめは、イラストが1852点で、その年から2年間の年賀状(干支)にだけ特化したダウンロード版があります。

 201809251512.jpg

 Select2018年賀編は、フォトカッターなどの一部の機能が使えません。また、日本語フォントは6書体のみです。

 そのほかの主な機能の違いについては【こちら 】をご覧ください。比較表(但し2018年仕様)があります。


  

 【2019年年賀状用】

 2・ジャングル 筆ぐるめ 26
   ¥3,898 Amazon.co.jp (9/25執筆時)
   

 2・ジャングル 筆ぐるめ 26【特別キャンペーン版】
   ¥2,916 Amazon.co.jp (9/25執筆時)
   

 筆ぐるめは、限定数で「特別キャンペーン版」を売っています。

 ただ、素材の点数が3500点と1500点ほど少ないほか、フォント数も107本です。加えて、インストール可能なPCは1台まで(通常は5台)です。

 安い理由はあるので、選ぶならば通常版でしょうか。


  

 【2018年年賀状用】

 3・ソースネクスト 筆王 Ver.23
   ¥4,298 Amazon.co.jp
(9/25執筆時) 

 3・筆王2019 Select版 [ダウンロード]
  ¥2,138 Amazon.co.jp
(9/25執筆時)

 筆王も格安の筆王2018 Select版を出しています。

 digi_kirinuki-1.png

 筆王2016 Select版は、編集機能は通常版と変わらない仕様です。先ほど紹介した優秀なフォト年賀状作成機能も付属します。

 ただ、デザインについては約2000点に制限されます。選べるフォントの数は、筆王Selectは152書体と多いです。ダウンロード版なら筆王が良いでしょう。

ーーー


201809251526.jpg

 以上、ここまでは、Windows版の年賀状ソフトについて、細かく比較してきました。

 結論的にどのソフトがオススメかについては、次にMac版の年賀状ソフトを紹介した後、このブログ記事の最後の「結論」で書いていきたいと思います。

2・Mac版の年賀状ソフトの比較

 続いて、Macで使える年賀状ソフトを紹介します。


 

 4・宛名職人Ver.24 (最新版)
  ¥7,824 Amazon.co.jp
(9/25執筆時)

イラスト点数:150,000点
フォント総数:151書体
文例数:306点

 第1に、宛名職人です。

 対応するのは、OS 10.12 Sierraから先のバージョンです。

 かなり厳しい基準で購買層を減らしているような気もします。

 ただ、年賀状ソフトとして一通りの機能を持ちます。

 201809251532.jpg

 使える、年賀状素材については【こちら 】のメーカーサイトから確認できます。

 イラストは総計で15万点となります。亥年の特別な年賀状もあり、選択肢の幅は広いです。

 201809251534.jpg

 フォントも、日本語フォント32書体英語フォント79書体・数字40書体です。

 マックの場合、ヒラギノ系の質の良いフォントを標準装備しますが、日本語フォントのバラエティが貧弱なので、宛名職人で補えるのは魅力です。

 201710041019.jpg

 写真年賀状の編集にも対応します。

 ただし、複雑なコラージュなどはWindows版と異なり非対応です。

 201509261426.jpg

 住所録については、Macの住所録と連動するので、iPhoneなどと総合的に管理できて便利です。


   

 【2018年版につき注意!】

 2・ジャングル 筆ぐるめ 2018 for Mac
   ¥6,282 Amazon.co.jp (9/25執筆時)

イラスト点数:25,000点
フォント総数:150書体
文例数:2,523点

 第2に、筆ぐるめ for Macです。2016年から発売されたMac用の筆ぐるめです。

 なお、執筆時現在2018年版です。2019年モデルはおそらく10月に発売されます。

 161204-0008.png

 こちらは、イラストの点数は2万5000点、フォントも和文フォント39書体をふくむ150書体となります。


201612041609.jpg

 使い勝手の部分でも、シェア争いの激しいWindows版で培った技術で、「表面」「裏面」とも感覚的に年賀状が作れます。

 UI(ユーザーインターフェース)はMac用に新しく開発されたものでしょうが、郵便局のはがきデザインキットと同等の使い勝手で、分かりやすかったです。

 Windows版の筆ぐるめのほか、主要年賀状ソフトから住所録の変換にも対応するので、乗り換え用としても最適でしょう。

今回の結論
2018年のおすすめ宛名・年賀状ソフトは結論的にこれ!

 というわけで、今回は、宛名・年賀状作成ソフトについて見てきました。

 最後にいつものようにオススメソフトを紹介しましょう。


 第1に、個性豊かなはがきやを作れる、機能面で最も充実したはがき・年賀状ソフトとしておすすめなのは、

  201809251405.jpg

 【2019年年賀状用】

 1・筆まめ Ver.29 通常版DVD
  ¥5,513 Amazon.co.jp
(9/25執筆時)

 1・筆まめ Ver.29 アップグレード・乗り換え版
  ¥3,409 Amazon.co.jp (9/25執筆時)

 【2018年オールシーズン用】

 1・筆まめ Ver.28 通常版DVD
  ¥6,617 Amazon.co.jp
(9/25執筆時)

イラスト点数:450,000点
フォント総数:147書体
文例数:2,724点

 3メーカーから選ぶとすれば、筆まめでしょう。

 文例・デザイン・フォントが3ソフトの中で最も充実しています。また、デコモードなどのオリジナルの機能も豊富ですし、インターフェースの使い勝手も、老舗だけに考えられています

 201310291942.jpg

 宛名面のレイアウトについても、書道家の監修で3メーカーで最も美しいと思います。

 201310291943.jpg

 住所録入力なども使いやすいです。なお、他社メーカーの住所録も読み込めます。【こちら 】に対応するソフトが書いてあります。

 また、(Microsoft・オフィス系を除く)他社の年賀状製品をお持ちなら、安い「筆まめ乗換版」が利用できます。


 第2に、比較的安い価格で購入できる、写真年賀状・写真はがきに強いソフトとしておすすめできるのは、

 201809251408.jpg

 【2018年年賀状用】

 3・ソースネクスト 筆王 Ver.23
   ¥4,298 Amazon.co.jp
(9/25執筆時) 

 【2018年オールシーズン用】

 3・ソースネクスト 筆王 Ver.22
   ¥-------Amazon.co.jp
(9/25執筆時)

イラスト点数:約300,000点
フォント総数:152書体
文例数:1,511点

 ソースネクストの筆王が良いでしょう。

 201410041158.jpg

 写真年賀状については、筆まめも優秀です。ただ、総合的な使い勝手と編集能力では、筆王の方が上でしょう。

 使い勝手も洗練されているため、感覚的に操作できる点で、初心者向きです。

 なお、乗換版は用意されません。しかし、こちらも住所録の他社からの移動も簡単にできます。対応するメーカーは、【こちら

 201710041038.jpg

 また、住所録をクラウド(インターネット)上に保管しておき、毎年紛失することがないようにしてくれる機能なども搭載されます。


 第3に、自宅で印刷環境が無いが何とか作成したい方には、

  201809251407.jpg

 【2019年年賀状用】

 2・ジャングル 筆ぐるめ 26【通常版】
   ¥3,898 Amazon.co.jp (9/25執筆時)

 2・ジャングル 筆ぐるめ 26【DL版】
   ¥4,309 Amazon.co.jp (9/25執筆時)   

 【2018年オールシーズン用】

 2・ジャングル 筆ぐるめ 25
   ¥3,809 Amazon.co.jp (9/25執筆時)

イラスト点数:20,000点
フォント総数:151書体
文例数:2,000点 

 ジャングルの筆ぐるめでしょう。

 筆まめ・筆王・宛名職人は、富士フイルムと提携し、1枚82円の印刷費(はがき代別・送料別)で送るサービスが利用できます。 

 201809251553.jpg

 一方で、筆ぐるめは、ソフト上に、セブンイレブンのマルチコピー機に直接発注できる機能があります。

 プリント料金は、カラー裏面60円、宛名表面20円、そしてはがきは、インクジェット用の写真向けの年賀状用紙が使えないなどの 制約があります。また、プリント枚数は1回で30枚が上限です。

 とはいえ、ソフトの操作も簡単なので、年賀状の印刷枚数が少ない方で、さっさと作業を終わらしたい方は、筆ぐるめはおすすめです。

 とにかく「さっさと今日中に作成から投函までしたい!」という方は、【ダウンロード版筆ぐるめ】を買って、夕方にセブンによって印刷して買えれば良いでしょう。

 201809251427.jpg

 年賀状やその他のデザインは、かっちりしたものから、ポップな感じのものまで選択肢が広いです。

 他ソフトはソースネクスト系列に合弁してしまいましたが、筆ぐるめは単独なので、デザイナー系統が異なるからかもしれません。


 第4に、マックユーザーにおすすめの年賀状ソフトは

 

 4・宛名職人Ver.24 (最新版)
  ¥7,824 Amazon.co.jp
(9/25執筆時)

イラスト点数:150,000点
フォント総数:151書体
文例数:306点

 宛名職人でしょう。Macにおいて伝統あるソフトですので、安定的に利用できると思います。

 イラスト点数などが弱点でしたが、この部分は、運営会社の変更で、今年度は充実しています。豊富なフォントも魅力ですね。

補足1:年賀状の印刷について

  201605050028.jpg

 というわけで、今回は、年賀状ソフトの話でした。最後に「年賀状印刷」の話を補足しておきます。

 最近はネットで印刷も注文できます。

ただ、 「印刷まで自分でやった方が達成感」があります。また、差し出す相手別にコメントを挿入したりもできますし、忘れていたり、追加で出す必要が出た差出人にも素早く対応できます。


 201809251558.jpg

 また、写真印刷については、通常はがきのほか、「お年玉付き」の年賀状のインクジェット専用年賀はがきが利用できます。

 写真に不向きなカラーレーザーを使うネットプリントより、仕上がりも綺麗です。

 201807191457.jpg

 なお、ソフトと同時にプリンターの購入を考えている方ですが、本モノマニアにはプリンターに関する記事が10本あります。

1・A4インクジェット複合機(4色)
2・A4インクジェット複合機(6色)
3・A3インクジェット複合機
4・ビジネスインクジェット  
5・A4モノクロレーザー
6・A4モノクロレーザー 複合機
7・A4カラーレーザープリンタ
8・A3カラーレーザープリンタ
9・Mac用プリンターの選び方
10 プリンターの基本的な選び方

 年賀状を作る場合ですが選択肢は2つです。

 第1に、できるだけコストを抑えてプリンターを選ぶ場合、4色インクのプリンターがオススメです。

 このブログでは、【おすすめA4カラープリンターの比較記事(4色)】でまとめています。

 201807191128.jpg

 第2に、特に写真年賀状・はがきを作る方で、クオリティを重視する場合、6色インクのプリンターがオススメです。

 このブログでは、【おすすめA4カラープリンターの比較記事(6色)】でまとめています。

 201807212147.jpg

 また、プリンターにあまり詳しくない方で、どのサイズ・種類にしたら良いか迷っている方は、上記10番の【プリンターの基本的な選び方の紹介記事】でまとめています。こちらもよろしくお願いします。

---

  最後になりましたが、もしこの記事がもしお役に立ったようならば、はてなブックマーク・Twitter Facebookなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

 ではでは。

posted by Atlas at 16:03 | 研究上の道具(ソフトウェア)

2018年09月18日

比較2018'【Office365はお得?】Office2016との違いや選び方:ライセンス数の違い【Win Mac対応】

【今回レビューする内容】2018年 定額制のMicrosoft Office 365サービスの価格・性能と選び方:Office2019やOffice2016とどちらがお得?windows 10 Mac OS X 10.13 iPad iOS 対応情報 Office Premium対応・インストール可能台数やアクティベーション

【紹介する製品型番】Microsoft Office 365 Solo(1年版) Microsoft Office 365サービス Office Premium搭載パソコン専用1年延長版 Office 365 Business Premium OneDrive

今回のお題
定額制Office365はお得?Office2016との機能の違いは?

 ども、Atlasです。

 今日は、Office 365の比較です。Windows/Mac双方に対応する記事として書きました。 

 また、2018年10月2日に改正された、インストール台数規約の変更にも対応しました。

 180524-0018-25%.png

 今回は、マイクロソフトの定額制サービスであるOffice365は、パッケージ版のOffice2016と較べてお得なのか?について、ライセンス数などをふまえつつ考えます。

 180524-0019-16%.png

 また、2018年末に出ると見込まれる最新のOffice2019と比べた場合についても確認するつもりです。

ーーー

1・Win版 Office 2016の選び方
2・Mac版 Office 2016の選び方
3・定額制 Office 365の選び方

 なお、今回の記事は、このブログの一連のオフィス記事の3回目記事として書きました。

2・Office365サービスの種類について

 はじめに、現状でのOffice365サービスのラインナップと価格について簡単に確認しておきましょう。



  

 【1年版】

 1・Microsoft Office 365 Solo(1年版)
   ¥11,581 Amazon.co.jp
(9/18執筆時)  

 1・Microsoft Office 365 Solo(1年版)
   ¥12,744 マイクロソフト直販
(9/18執筆時)  

 【1年延長版】

 2・Office 365サービス Office Premium PC
   ¥5,672 Amazon.co.jp
(9/18執筆時)  

 2・Office 365サービス Office Premium PC
   ¥6,264 マイクロソフト直販  
(9/18執筆時)  

 オフィス365サービスで、一般向けに売られているパッケージは2種類です。

 Microsoft Office 365 Soloと、Office Premium搭載パソコン専用1年間延長カードです。

ーーー

  

 【1ヶ月版】

 3・Office 365 Business Premium
   ¥1,469 Amazon.co.jp (9/18執筆時)  

 法人向けには、このほかMicrosoft Office 365 business /premiumというバージョンもあります。ただ、登録制で、法人でしか契約できないので注意が必要です。

ーーー

 201810290941.jpg

 Office 365インストール可能台数は、2018年10月に見直しがありました。

 1ライセンスで「2台までインストール可能」から、1ライセンスにつき「同時使用台数5台まで」と、より「ユーザーフレンドリー」になりました。 

 とくに、インストール台数自体の制限がなくなり、無用なトラブルリスクが減ったのは評価できます。

 なお、Office 365は、クロスライセンスです。そのため、Windows1台とMac1台という組み合わせも可能です。

 法人用のOffice 365 Business Premiumについても、1ライセンスで5台までとなります。

---

 ユーザー認証はオンラインで行います。ライセンスを受けると、利用されているパソコンのシステムが登録されます。

 また、あくまで「個人用(solo)」で「家庭用(home)」の名を冠していないことから分かるように、ユーザーIDに紐付くライセンスとなるので、家族での共用はできません

 いずれにしても、ライセンス規約に沿わない利用形態はチェックされる仕様と言えるでしょう。引き続き、マイクロソフトは、ライセンス管理に厳格です。

 なお、2台までのライセンスとは別に、iPad版のOffice(ワード・エクセル・パワーポイント)の無料インストール権が、Microsoft Office 365 Soloに付属します。これは、パッケージ版(永久ライセンス版)のオフィスには付属しない権利です。

2・Office365で利用できるソフト構成

 さて、これらのOffice 365を契約した場合、利用可能なソフトについてです。

 皆さんがお使いになられるOSがWindowsとMacの場合で異なります。


 201410302103.jpg

 【永久ライセンス版の価格】

 4・ Microsoft Office Professional 2016
  ¥58,703 Amazon.co.jp  (9/18執筆時)  

 第1に、Windowsの場合です。

 Windowsでは、Office 365サービスを購入した場合、永久ライセンス版としては「最高級」である5万円強のOffice 2016 Professionalで利用可能な全てのソフトが利用可能です。

 つまり、Word, Excel Outlook OneNote PowerPoint Access Publisherの2016バージョンが全て利用可能です。


 201410302107.jpg

【永久ライセンス版の価格】

 5・Office Mac Home Business 2016
   ¥34,160 Amazon.co.jp  (9/18執筆時)  

 第2に、Macの場合です。

 Macでは、Mac Home Business 2016 (永久ライセンス版)で利用可能なWord, Excel Outlook PowerPoint1年間限定で利用可能です。

 ただし、OSXの最新バージョンと、それ以外の過去2バージョンのみフォローです。それ以前のOSXの場合、その後搭載される一部新機能が使えなくなります。

3・パッケージ版と比べた場合の費用

 続いて、パッケージ版(永久ライセンス版)のOffice2016と較べた場合、Office 365がお買得なのか?について考えてみましょう。

 

 Microsoft Office Personal 2016
  ¥29,252 Amazon.co.jp
(9/17執筆時)

ワード(ワープロ)
エクセル(表計算)
アウトルック(スケジュール管理)

 

 【永久ライセンス】

 Office Home and Business 2016
  ¥34,160 Amazon.co.jp (9/18執筆時)  

1・ワード(ワープロ)
2・エクセル(表計算)
3・アウトルック(スケジュール管理)

4・パワーポイント(プレゼン)
5・OneNote(高機能メモ)

   

【永久ライセンス】

  Office Professional 2016
  ¥58,703 Amazon.co.jp (9/18執筆時)  

1・ワード(ワープロ)
2・エクセル(表計算)
3・アウトルック(スケジュール管理)

4・パワーポイント(プレゼン)
5・OneNote(高機能メモ)

6・パブリッシャー(出版・DTP)
7・アクセス(データベース作成)

  Windowsの場合、パッケージ版(永久ライセンス版)は、3つの種類があり、いずれも1度購入すれば永久に使えます。ライセンス数は2台までです。

 パッケージ版にもオンライン認証があるので、2台までしかインストールできません。

 これらの永久ライセンス版と、1年間ライセンス版のMicrosoft Office 365 Soloとを較べた場合、永久ライセンス版のほうが3倍から4倍価格が高いと言えます。

 それをふまえると、3年〜4年以上Office2016を使う場合は、パッケージ版【永久ライセンス版】の方がお得と言えるでしょう。

 ただし、1年間ライセンスのOffice 365の場合、今後新しいOfficeが出た際に、追加費用でなし新しいOfficeがすぐに使えるというメリットがあります。これまでのところ、だいたい3年間隔で更新されています。

 180524-0019-16%.png

 最近の報道では、次期モデルはOffice 2019(2018年末ごろの発売)であるとの公式発表がありました。そのため、出てすぐに「最新版」に更新したい場合は、1年間ごとのライセンス契約であるMicrosoft Office 365 Soloを選ぶことは意味があると言えます。 

 なお、パッケージ版(永久ライセンス版)の方が適当だと感じた方、パッケージ版は、これ以外にも複数のバージョンがあります。お買得に買うために、どれを選ぶべきか?については別の記事があります【こちら 】。

 興味のある方は、ご覧ください。


 続いてMac版についてです。

 

 【永久ライセンス】

 Mac Home and Student 2016
  ¥23,361 Amazon.co.jp   (9/18執筆時)  

1・ワード(ワープロ)
2・エクセル(表計算)

4・パワーポイント(プレゼン)
5・OneNote(高機能メモ)

 

【永久ライセンス】

 Mac OfficeHome Business 2016
  ¥34,160 Amazon.co.jp   (9/18執筆時)  

1・ワード(ワープロ)
2・エクセル(表計算)
3・アウトルック(スケジュール管理)

4・パワーポイント(プレゼン)
5・OneNote(高機能メモ)

 Macの場合、パッケージ版(永久ライセンス版)のラインナップは2種類あります。やはり1度購入すれば、一生使えます。

 Outlook(メールソフト)が必要ない方は、Mac Home and Student 2016を選ばれるのが普通です。一方、こちらはビジネス(法人)では利用できない機種なので、法人で購入の場合は、Mac Home and Businessを購入します。

 ライセンス数は、いずれも1ライセンス2台までになります。

 Windowsと比較すると、Mac版のパッケージ版(永久ライセンス版)の価格は安いです。したがって、2年以上使う前提ならば、Office365を契約するよりもパッケージ版の方が安い計算です。

 なお、Macの場合について言えば、Office for mac 2011から Office for Mac2016まで5年近く更新が無かった事情があります。

 180524-0019-16%.png

 Office2019については、Mac版を同時に出すことについては声明がないです。そのため、次の更新周期が「Office 2019」や「Office 2020」である保証はありません。

 これらの点から、マックユーザーのがOffice 365を選ぶメリット性はやや乏しいと言えます。

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 ただし、例外もあります。それは、こちらの別記事で紹介したParallels for Macなどで、Mac本体でWindowsも併用しているなど、両バージョンのOffice(クロスライセンス)が欲しい方です。

  Macのパッケージ版(永久ライセンス版)も、上記で紹介した他にもラインナップがあります。どのパッケージ版(永久ライセンス版)を選ぶべきか?については、別に記事を書いています。【Mac版オフィスの選び方】の記事をご参考になさってください。

4・Office 365のクラウドサービス

 さて、1年間ライセンスのMicrosoft Office 365 Soloですが、上述のソフトの他に、クラウド関係の「おまけ」が付きます。

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 第1に、Skypeの60分間の無料通話サービスが付属します。

 ただし、スマホのSkypeは未対応です。

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 第2に、ワンドライブ【こちら】の1TB分のアクセス権が付属します。

 ワンドライブは、インターネット上にある「自分用のハードディスク(オンラインストレージ)」です。インターネットがあれば、どこからでも、どんなデバイスからもアクセスできる「オンラインのデータ倉庫」です。

 インターネットブラウザでも操作できますが、専用アプリケーションも用意されています。Windowsのほか、Mac用のアプリも用意されています。

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 専用アプリを使うと、ウェブブラウザを使わずとも、データ閲覧や移動が可能です。つまり、写真のように、PCにあるファイルと同じ場所から、同じようなやり方で、データを閲覧したり、保存したり、書き込んだりできるようになります。詳しくは、【こちら】。

 ワンドライブの無料利用権が得られるメリットは大きいです。

 というのも、同様の機能を持つ著名なサービスであるDropboxは、1TB運用で年間利用料が1万円以上の利用料が必要だからです。

 ワンドライブ1万円の価値があるとすれば、Microsoft Office 365 Soloは、Officeソフトが無料で手に入るようなものと考えることもできますね。

 そのため、オンラインストレージを利用されたい方は、Microsoft Office 365 Soloが良いかもしれません。

 201410302145.jpg  

 ワンドライブは、パソコンのほか、スマホやタブレットからもアクセス可能です。それぞれに専用アプリも用意されます。もちろん、Office書類に限定されず、写真でも、音楽でもなんでも好きなデータを保存可能です。

今回の結論
定額制のOffice365は、このような場合におすすめ!

 というわけで、今回はMicrosoft Office 365 Soloの紹介でした。

  

 【1年版】

 1・Microsoft Office 365 Solo(1年版)
   ¥11,581 Amazon.co.jp
(9/18執筆時)  

 1・Microsoft Office 365 Solo(1年版)
   ¥12,744 マイクロソフト直販
(9/18執筆時)  

 【1年延長版】

 2・Office 365サービス Office Premium PC
   ¥5,672 Amazon.co.jp
(9/18執筆時)  

 2・Office 365サービス Office Premium PC
   ¥6,264 マイクロソフト直販  
(9/18執筆時)  

 結論的に言えば、Windowsユーザーでも、Macユーザーでも、1TBの大容量のOneDriveを利用したい!と考えている方には、年間利用料が、他社のストレージの年間契約料と同様なので、相当お得です。

 一方、OneDriveを使う予定のない方も、MacとWindowsを併用しており、両方のライセンスが欲しい方は、こちらを選ぶのがお買得です。

 さらに、最新のOfficeソフトを更新なしで利用できる点もメリットです。

 180524-0019-16%.png

 とくに、Windowsの場合は、Office 2019の登場が「公式リリース」されている事情があります。そのため「1年限定」で、Office365を「つなぎで登板させる」のもよいでしょう。

 逆に、Macだけで利用される方は、次の更新が定かでは無いため、選ぶ動機としてはさほど決定的ではないかもしれません。

 また、5台までインストール可能ですが、「家庭での家族利用」はライセンス契約上できないため、その場合は、家族の人数分のライセンスが必要ですから、Windowsでも「割高」でしょう。

1・Win版Office2016の格安購入
2・Mac版Office2016の格安購入

 それらの場合など、Office365にメリット性を感じない方は、以上のリンク先で紹介している、パッケージ版(永久ライセンス版)のほうが良いでしょう。

 というわけで、今日は、はMicrosoft Office 365 Soloの紹介でした。

補足:Office365を選ぶ場合の注意点!

 最後に注意!です。

 過去に、上で紹介した以外のバージョンのMicrosoft Office 365 【日本語対応】と書かれた商品が売られている場合がありました。

 これらは格安です。

 しかし、こちらは中国版のOffice 365を輸入したものとなります。これは、ライセンス的に完全に「ブラック」です。正規の手段では認証ができず、国内保証が得られず、ストレージやマックの対応など日本と仕様も異なります

 そのため、正規版を購入することを強くおすすめします。

ーー

 最後になりましたが、この記事がもし皆さんのお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。ではでは。

posted by Atlas at 09:04 | 研究上の道具(ソフトウェア)

2018年09月17日

比較2018'【お買得】必要ソフト別 Office 2016の選び方や激安購入法!

【今回レビューする内容】 2018年 最新のMicrosoft Office 2016 2019 や互換オフィスソフトの選び方の解説:Personal Home and Business Professiona・学生アカデミック版・無料版オフィス・ライセンス数・認証方法・インストール可能台数制限対応:アクティベーション・オンライン認証の情報;WPSや一太郎などのOffice互換オフィスソフトとの違い

【紹介する製品名】 Microsoft Office 2016 Home and Business 2016 , Personal 2016 Professional 2016 Open Office 2016 Microsoft Office 365 Solo Word Excel PowerPoint Outlook Access 2016 キングソフト WPS Office Gold Edition Standard Edition ・イーフロンティア・EIOffice2013 一太郎2018 通常版 スーパープレミアム

今回のお題
Microsoft Office 2016は必要?どのように買うのがお買得

 ども、Atlasです。

 今日は、2018年最新の「Microsoft Office 2016」の紹介です。

 来年発売予定のOffice2019に向けて、(現状で)どのように購入するのがお買得か、まとめてみました。

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 今回は、「どのオフィスソフトを買ったら良いか分からない方」に向けた記事です。

 第1に、初心者に向けては、できるだけ分かりやすく、選び方の基本を紹介しました。

 第2に、中級者に向けては、ライセンス台数・セット割引に関する情報のほか、Office2019登場が確定している現在、どのように購入するのがお買得か?についても、まとめてみました。

 このほか、学生や大学関係者向きに、アカデミック版の情報も詳しく書いています。

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 また、純正のオフィス互換オフィスで迷っている方にも「選び方の基本」を解説してみました。

 いつものように、各製品を詳しく紹介したあと、最後に、Atlasのおすすめ機種!を提案する形式で書いています。

ーー

1・Windows版 Office2016の比較
2・MacOS版 Office2016の比較

 なお、Macユーザーの方は、専用の記事があります。2番のリンク記事をご覧ください。

1・Officeソフトの選び方の基本

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 はじめに、「初めてOfficeソフトを買う」新社会人や大学生に向けて、「オフィスソフト」の選び方の基本!について書きます。

1・純正のオフィスを選ぶ意味

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 1・Microsoft Word 2016
 2・Microsoft Excel 2016
 3・Microsoft Outlook 2016
 4・Microsoft PowerPoint 2016
 5・Microsoft OneNote 2016
 6・Microsoft Publisher 2016
 7・Microsoft Access 2016
  ¥14,526〜 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 Office 2016は、マイクロソフトが単品で販売する7本のソフトを組み合わせて割引セット販売している「総合オフィスソフト」です。

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 このうち、ワード(ワープロ)とエクセル(表計算)は、「ビジネス界の標準ソフト」です。どの大学のリテラシー講義でも必ず使い方を教えています。Atlasも、過去には大学でも教えたことがあります。

 ビジネスでは「他人とファイルのやり取り」をするため、この2つのソフトを使いこなせることが「社会人としてのマスト」です。

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 一方、純正のオフィスソフトが高額ということもあり、一太郎WPS Officeなど、他社製の互換ソフトは多くあります。また、後ほど紹介するように、無料ソフトすらあります。

 しかし、互換ソフトは、ワードとエクセルと、完全に互換する性能はどの機種もないです。

 レイアウトが崩れるなどして、(特に初心者は)相手に迷惑をかけることがあります。また、Excelのマクロなど、互換ソフトが搭載しない機能も多いです。インターフェースも共通化されていません。

 結論的にいえば、(PCにあまり詳しくない人は)互換ソフトは選ばず、マイクロソフトの純正品を「最も安い組み合わせ」でお得に選んで購入することをおすすめします。

 たしかに、例えば、一太郎は、一芸がありとても良いワープロソフトです。

 しかし、これは、ワード・エクセルの「基本」が分かった上で、その足りない部分を知った「中級者以上」に向く製品です。その他の無料ソフトも同じで、「何ができないのか」しっかり分かった中級者以上が使うものです。

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 そうしないと、ビジネスで最も避けるべき「相手に迷惑をかけること」になってしまいますから。

 とくに、真剣に学びたいと思っている方は、純正品は参考書がとにかく多いため、この点でも選ぶ意味があります。

2・必要なオフィスソフトの種類の見分け方

 先述のように、初心者の方にオススメなのは、純正のオフィスソフトです。

1・ワード(ワープロ)
2・エクセル(表計算)
3・アウトルック(スケジュール管理)

4・パワーポイント(プレゼン)
5・OneNote(高機能メモ)

6・パブリッシャー(出版・DTP)
7・アクセス(データベース作成)

「純正のオフィス(office 2016)」は、上表の7本のソフトがフル構成ですが、(OneNoteを除き)単品での販売部分的なセット販売がなされています。

 
  Microsoft Office Professional 2016
  ¥58,703 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 後述するように、フルセットで買う場合は、6万円近くと高いので、自分にとって「どのソフトが必要か?」をしっかり考える必要があります。

 初心者・新社会人・大学生の方にむけて「基本として揃えるべきソフト」を3点挙げておきます。

 

 1・Microsoft Word 2016
  ¥14,526 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 第1に、Wordです。

 基本的なワープロソフトとして、誰も必要でしょう。

 逆に言えば、例えば、既に仕事を引退した方でPCを覚えたいような方ならば、Wordの単品購入でも良いと思います。

 

 2・Microsoft Excel 2016
  ¥14,526〜 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 第2に、Excelは、表計算ソフトとして、ビジネスには必須でしょう。

 そのほか、大学生も、PCリテラシーの講義で利用することが多いので、文系でも、理系でも、揃えておくと良いソフトです。

 ただ、エクセルとワードを単品で購入するならば、Outlook(ビジネス向けメール・スケジュール管理ソフト)がセットになった「Office2016のセット販売品」とほぼ同価格ので、そちらを選ぶべきでしょう。

 セット品については、後ほど詳しく説明します。

 

 4・Microsoft PowerPoint 2016
  ¥14,526〜 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 第3に、Power Pointlは、営業職などで、PCでのプレゼンをする場合に必要でしょう。

 また、大学などでも、授業や学会のプレゼンで使う場合がありますし、リテラシー科目でも習う場合があります。

 こちらも揃えるならば、WordとExcelと一緒であるべきなので、後ほど紹介するセット(Office 2016)として一括購入すると良いでしょう。

 201809171700.jpg

 結論的にいえば、大学生や新社会人で「どのソフトを将来使うか分からない」という方は、Word・Excel・PowerPointの3点を押さえておけば、「とりあえずOK」だと言えます。

 大学の先生からも、職場の上司からも「文句」を言われることはそうそうないでしょう。

3・セット販売のOffice2016の選び方

 セット販売のOffice2016は、ここまで書いたように、自分の必要なソフトがしっかり分かっている場合、「お得」と言えます。

 現在、大きく分けて4種類の選択肢があるため、その構成を含めて順番に紹介します。



 8・Microsoft Office Personal 2016
  ¥29,252 Amazon.co.jp
(9/17執筆時)

ワード(ワープロ)
エクセル(表計算)
アウトルック(スケジュール管理)

 第1に、Office Personal 2016 です。

 最も基本的なソフト構成のものが、こちらのパーソナル版です。

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 構成されるソフトは、 ワード(ワープロ)+エクセル(表計算)+アウトルック(メールソフト)です。

 20年前からある「伝統的な組み合わせ」ですので、この組み合わせを「オフィス」と呼ぶ方は多いです。

 一方、この構成の場合、プレゼンテーション作成ソフトのパワーポイントが付属しません。企業や大学でほぼ必須と言えるため、後で出費したくない方は、次に紹介する上位製品が良いでしょう。

 インストール可能台数は、PC2台までとなります。この部分は、後ほど詳しくまとめます。


 
 9・Microsoft Office Home and Business 2016
  ¥34,160 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

ワード(ワープロ)
エクセル(表計算)
アウトルック(スケジュール管理)

パワーポイント(プレゼン)
OneNote(高機能メモ)

 第2に、上位機種となるのが、 Office Home and Businessです。

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 こちらは、ワード+エクセル+アウトルックのほか、プレゼンソフトのパワーポイントしっかり組み入れられた製品です。

 結論を先取りすれば、PC初心者であまり詳しくない大学生や新社会人に最もオススメできる構成はこちらです。

 なお、OneNoteという高機能メモ帳ソフトも付属します。コアなファンがいるソフトですが、単品販売されていないことから分かるように、主要ソフトではありません。あくまで「オマケ」です。

 インストール可能台数は、PC2台までとなります。ただし、家族以外(例えば友人との)共有は認められていません。



 
 10・ Microsoft Office Professional 2016
  ¥58,703 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

ワード(ワープロ)
エクセル(表計算)
アウトルック(スケジュール管理)

パワーポイント(プレゼン)
OneNote(高機能メモ)

パブリッシャー(出版・DTP)
アクセス(データベース作成)

 第3に、Office Professional 2016は、最も高額なソフトです。

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 今まで紹介した全ソフトに加えて、簡易的な出版(DTP)ソフトであるパブリッシャーと、高度なデータベースソフトのアクセスが付属します。

 両ソフトとも、使用頻度は、ビジネス界でも大学でも多くない特殊なソフトです。確実にこれらのソフトが「必要」と言えない方に、このセットは「無意味」です。

 インストール可能台数は、同じく2台までです。

 なお、この機種には、大学生・研究者向けに割安のアカデミック版があります。それついては、後ほど別に項目を立てて解説します。


  

 11・Microsoft Office 365 Solo(1年版)
   ¥11,581 Amazon.co.jp
(9/17執筆時)

ワード(ワープロ)
エクセル(表計算)
アウトルック(スケジュール管理)

パワーポイント(プレゼン)
OneNote(高機能メモ)

パブリッシャー(出版・DTP)
アクセス(データベース作成)

 第4に、Microsoft Office 365 Soloは、年間ライセンス版のオフィスです。

 ここまで紹介してきた機種は、1度買えばいつまでも使える永続ライセンス版でした。しかしこちらは1年ごとの契約更新が必要です。

 搭載されるソフトはProfessional版と同じ構成で、今回紹介しているソフト7本全てが利用可能です。

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 インストール可能台数は、こちらは、実質的に5台までです。

 2018年10月に規約の変更がなされました。それにより、インストール台数が無制限・同時利用可能台数が5台と、利用可能台数が増加しました。

 これは、パッケージ版に比べて有利です。しかし、「ホーム用」ライセンスと異なり、個人のアカウントとリンクしており、「家族用」ではなく、あくまで「個人用」である点は注意しましょう。

1・Mac版とのクロスライセンス(2台)
2・1TBのオンラインストレージ利用権
3・iOS/Android用Officeの使用権(2台)
4・新しいOfficeへの無料更新権

 「毎年お金を払うのは損」と思うかもしれませんが、ライセンス数のほか、正規品にはない特典が4つあります。

 第1に、Macでもライセンスが利用できること、

 第2に、OneDriveというオンラインストレージが無料で使えること、

 第3に、スマホ・タブレット版のOfficeのライセンスが貰えること、

 第4に、新しいOffice2019に、無料で更新できること、

 です。

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 金銭的な面で言えば、2点目のオンラインストレージ(OneDrive)の無料利用権は、かなりのメリットです。

 同種のサービスを買う場合、例えばDropBoxなどは、年間1万円以上の利用料金を課しています。

 それを考えれば、Microsoft Office 365 Soloは、「1年間のオンラインストレージ利用権」におまけで「Officeソフトが付いている」とも言えます。

 現在、オンラインストレージを利用している方については、Microsoft Office 365 Soloが良いかもしれません。

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 使い方は簡単です。

 基本的に、保存したいファイルをドラックアンドドロップするだけです。フォルダ上のファイルを上書き保存れば、自動更新もできます。

 もちろん、設定フォルダーの自動的な同期も可能です。

 Officeは3年周期の更新で、次回はOffice2019になる見込みです。常に最新版にしたいならば、Microsoft Office 365 Soloの契約も選択肢でしょう。

3・一部の方が買えるオフィスソフト

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1・アップグレード版
2・OEM版
3・アカデミック版

 過去10年ほどのOfficeソフトの販売形態を振り返ると、上表の3種類の「特別割引」なOfficeソフトがありました。

 しかし、アカデミック版を除き、抱き合わせ販売のOEM版や、過去のユーザーのためのアップグレード版も原則廃止されました。そのため、現在残るのは、アカデミック版だけです。


 

 ※Amazon Student加入割引時

 12・Microsof Office Academic 2016
  ¥59.800 (32,292)Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 13・Microsof Office Academic 2016
  ¥30,024 大学生協 (9/17執筆時)

ワード(ワープロ)
エクセル(表計算)
アウトルック(スケジュール管理)

パワーポイント(プレゼン)
OneNote(高機能メモ)

パブリッシャー(出版・DTP)
アクセス(データベース作成)

 アカデミック版は、アクセスやパブリッシャーを含む全ソフトが網羅された「お得な」製品です。

 ただ、2016年から販売条件が相当厳しくなり入手方法はかなり限定的です。


 201705221615.jpg

 第1に、大学生・大学院生の場合、Amazonで購入できます。

 リンク先の表示は通常版と同じ価格が出ていますが、Amazon Student会員になると、表記価格の54%引きになります。

 そのため、学生ならば、Mac Home and Student 2016より3万円強で購入可能です(執筆時現在)。

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 なお、Amazon Student会員 とは、「アマゾンプライム会員 」の「学生版」です。

 「お急ぎ便送料無料」や「本の10%ポイント還元」「アマゾンビデオ・ミュージック使い放題」などの特典が付属する有料サービスです。

 年会費1,900円ですが、6ヶ月無料で退会自由ですので、大学、大学院、短期大学、専門学校、高等専門学校の学生ならば、この買い方が最もお得です【Amazon Studentの特典について詳しくは→こちら


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 第2に、教職員の場合です。

 この場合、Amazonでは割引が適用になりません。

 そのため、大学生協や大手電気店で手に入れる必要があります。ただし、価格はAmazonの「学割」よりもやや高めの水準です。もちろん、学生証・職員証などが必須です。

 なお、実店舗でのアカデミック版の購入対象は「学校教育法で定められた幼稚園、小学校、中学校、高等学校、盲学校、聾学校、養護学校、または各種学校申請を出している外国人学校」の教職員と学生・生徒です。

 アドビと異なり、PTAにはライセンスされない点が特に重要です。  

 ライセンス数は通常と同じ2台までです。また、学生は卒業後も使い続けることが認められます。

4・ライセンス認証方法や必要スペック

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 続いて、Office2016を購入する場合、知っておいた方が良いことを解説します。

1・インストール可能台数
2・ライセンス認証の方法
3・必要なPC側の性能
4・必要なOSのバージョン
5・インストール方法

 具体的には、上表の5点に関する説明になります。

ーー

 第1に、インストール可能台数です。

 マイクロソフトの規約は単純明快です。どの製品の場合も、2台のパソコンまでOKになります。 (Office 365は、先述のように1ユーザー5台のライセンス)

ーー

 第2に、ライセンス認証の方法です。

 マイクロソフトはアクティベーション式でかなり厳格な認証をなしています。

 ライセンス番号とネットワークを紐つけて監視しており3台目はインストールできません。また、別のパソコンに再インストールの場合も電話認証が必要になります。

ーー

 第3に、必要なパソコン性能です。

 こちらは、分かりにくい表現ですが、「SSE2 対応の 1GHz プロセッサ」となります。

 低性能のCeleron/Pentium4/Core 2 DuoなどもSSE2対応ですから、5年以内に購入したPCならば、たいていの場合問題ないでしょう。

ーー

   

 【認証コード】

 Windows 10 Home (32bit/64bit )
  ¥17.010 Amazon.co.jp
(9/17執筆時)

 第4に、必要なOSのバージョンです。

 こちらは、WIndos7以上のOSとなります。

 滅多にいないとは思いますが、Windows VistaやWindows XPは非対応です。アップグレードが必要です。

 なお、最新のWindows10は、PC1台までのインストールしかできません。Windows10には32bit版と64bit版があります。両者ともにオフィスは問題なく稼働します。

 しかし、32bit版は4GB以上のメモリを認識しないので、基本的には64bit版が良いでしょう。

ーー

 第5に、インストール方法です。

 現行バージョンのオフィスは、「ダウンロード版」はもちろん、デンキヤなどにある「パッケージ版」も、インストールDVDを添付することを全面的に廃止しています。

 「パッケージ版」を買った場合も、パッケージの中身はダウンロードコードの書いた紙だけです。インターネット経由でソフトをダウンロードする必要があります。

 また、パッケージ版でも説明書や保証書の類はつきません。

5・互換オフィスソフトの紹介

 最後に、主な互換オフィスソフトを紹介しておきます。

 先述のように、互換ソフトは、初心者ではなく、「純正のオフィスとの違いをしっかり把握できている」中級者以上に限ってオススメします。

 中級者以上ならば、コスト削減意識から、こうした製品を選択するのも「あり」でしょう。



   

 14・キングソフト WPS Office Gold Edition
  ¥7,175 Amazon.co.jp   (9/17執筆時)

【いずれも互換】
 
ワード
 
エクセル
 
パワーポイント

 15・キングソフト WPS Office Standard Edition
  ¥5,698 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

【いずれも互換】
 ワード
 エクセル

 WPS Officeは、おそらく互換用オフィスソフトでは最も有名なソフトです。中国発で10年以上前から「お財布に優しい互換オフィス」を日本向けに提供しています。 

 以前は、KINGSOFT Office 2016という名前でしたが、2017年からキングソフト WPS Officeとブランド名称が変わりました。


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 使い勝手は、インターフェースが正規品に最も似通っており、使い勝手は同じという評判です。ただし、Excelのマクロは扱えないなど、違いが多いのも確かです。

 なお、、繰り返しますが、社会人と大学生のかたで、とくに初心者の方はオススメできません。

 慣れていないと、メールの添付資料などとして、正規のマイクロソフトオフィス2016ユーザーにファイルを送った場合、レイアウト(例えば段組など)が崩れたり、フォントが置き換わってしまう場合が多々あるからです。

 送られてきた書類が「ひどく見にくい(醜い)」ものだったら、社会人は評判が落ち、学生は単位が落ちるかもしれません。個人的にも、互換ソフトユーザーからのファイルは困っています。


 16・イーフロンティア EIOffice Windows10対応版
  ¥2,060 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

【いずれも互換】
 
ワード
 
エクセル
 
パワーポイント

 イーフロンティアから販売されているEIOffice 2013も中国製の互換ソフトです。

 やはり、互換性についてはキングソフト同様の問題を抱えます。


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 17・Apache Open Office
  ¥0無料 (9/17執筆時)

【いずれも互換】
 
ワード
 
エクセル
 
パワーポイント

 なお、低所得者や途上国向けの国際プロジェクトとしてOpen Officeというオフィスの互換ソフトをダウンロードで無償提供するプロジェクトがあります。

 こちらもWord・Excel・PowerPointの互換ソフトです。

 (無料ソフトとしてはなかなか優秀ですが)、やはり、キングソフトなどと同様に、レイアウトやフォントの互換性は低いです。実は、たまに学生がこのソフトでレポートを作成してもってくることがあります。(使い方が分かっていないこともあり)概して書式がグチャグチャです。

 いずれにしても、無料ソフト互換ソフトの類は、初心者が下手に手を出さないほうが無難です。表計算ソフトなどは、Open Officeを使うとしても、(社会的評判にも影響するリスクがあるので)せめてWord 2016だけは正規品を買いましょう。


  

 17・一太郎2018 通常版
  ¥18,300 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 18・一太郎2018 プレミアム
  ¥22,911 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 19・一太郎2018 スーパープレミアム
  
¥34,800 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

【いずれも互換】
 
ワード
 
エクセル
 パワーポイント

 一太郎は、日本製の有名なワープロソフトです。

 通常版は、ワープロソフトのみで統合オフィスソフトではないです。

 しかし、スーパープレミアム版には、表計算を行うJUST Calc 3 R.3プレゼンテーションソフトJUST Focus 3 /R.3を搭載し、「総合オフィスソフト」の看板を出しています。

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 ワープロソフトとしての一太郎は、Wordに比べると日本語、とくに縦書きや論文書式への対応力が高いです。

 例えば、簡単な出版用の版下ならば、InDesignなどの専門ソフトがなくてもできるほどです。

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 また、マイクロソフト系とは異なる日本語フォントも多く付属するのも特徴です。中級者以上で、美麗なフォントを増やしたい方などにも、向きます。さらに、日本語の校正能力も専門ソフト並みの高レベルです。

 さらに、通常版から、IMEより明らかに賢い、日本語入力システムの「ATOK」の最新版が付属します。

 プレミアム版以上は、とくに教育現場などに人気なグラフィックス素材集兼ソフトとしての花子も付属します。

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 表計算ソフトは、互換オフィスソフトとしては、(日本で特に需要が多い)Excelのマクロに真剣に対応している点で評価できます。

 もちろん完全互換ではなく、使えない機能もあります。また、一部関数表記が違っていたりしますが、中級者以上ならば、ある程度まで違和感なく使えるでしょう。  

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 プレゼンテーションソフトは、しかしながら、「おまけ」というレベルで、素材も少なめです。

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 結論的にいえば、和製の統合オフィスソフトとして、一太郎は、総合的にできがよいと言えます。

 ただ、純正のオフィスとのインターフェースの違いなどをふまえると、初心者や学習者がはじめに買うのはおすすめできません

 いったん純正のOfficeソフトを使ったことのある中級者が、「違いを求めて」購入するべきソフトです。逆に、そのほうが「一太郎の良さ」が分かると思います。

 繰り返しますが、日本語のために設計された「日本語のワープロソフト」である一太郎は、とても優秀なワープロソフトです。

 今回は、ワープロや表計算を「学習する」大学生や新社会人に向けた記事なので、(職場や教室でのシェアの問題から)イチオシにはしません

 しかし、とくに、文字に携わる現場の方には、(相対的にWordの欠点が分かってくるので)一度は使って欲しいソフトと言えます。Atlasは現在はMacがメインで、ATOKのみの利用ですが、「賢くきれいな日本語表記」は(若い頃)一太郎から学びました。

今回の結論
Office2016のおすすめ購入法は結論的にこれ!

 というわけで、今日は、Office2016のライセンスや選び方について書いてみました。

 最後に、いつものように、Atlasのおすすめ製品を提案しておきます。


 第1に、新社会人・大学生向きに最もオススメと言えるOffice2016の構成は、

 
 9・Microsoft Office Home and Business 2016
  ¥34,160 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

ワード(ワープロ)
エクセル(表計算)
アウトルック(スケジュール管理)

パワーポイント(プレゼン)
OneNote(高機能メモ)

  Office Home and Businessでしょう。

 201809171708.jpg

 先述のように、ワード・エクセル・アウトルックは、ビジネスや大学の授業では「マスト」と言えます。

 また、今現在、必要としない場合も将来的には必要となる可能性が高いため、揃えておくことをオススメします。

ーーー

 

 ※Amazon Student加入割引時

 12・Microsof Office Academic 2016
  ¥59.800 (32,292)Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 13・Microsof Office Academic 2016
  ¥30,024 大学生協 (9/17執筆時)

ワード(ワープロ)
エクセル(表計算)
アウトルック(スケジュール管理)

パワーポイント(プレゼン)
OneNote(高機能メモ)

パブリッシャー(出版・DTP)
アクセス(データベース作成)

 ただし、大学生や教職員の方は、上位のアカデミック版が安いため、基本的にこちらを選ぶべきでしょう。


 第2に、オフィスのフルセットが必要なビジネスマンや研究者におすすめなのは、

 201809171751.jpg  

 10・ Microsoft Office Professional 2016
  ¥58,703 Amazon.co.jp (9/17執筆時)
 
11・Microsoft Office 365 Solo(1年版)
  ¥11,581 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

ワード(ワープロ)
エクセル(表計算)
アウトルック(スケジュール管理)

パワーポイント(プレゼン)
OneNote(高機能メモ)

パブリッシャー(出版・DTP)
アクセス(データベース作成)

 永久ライセンスのOffice Professional 2016か、時限ライセンスのMicrosoft Office 365 Soloのいずれかでしょう。

 ただ、Windowsの場合、次期バージョンのOffice2019の発売が「ほぼほぼ」決まっていることもあるため、時限ライセンスのMicrosoft Office 365 Soloが良いと思います。

 1年間だけ使った後、Office2019の永久ライセンス品を買えば、経費の節減にも鳴るだろうからです。1TBのオンラインストレージ利用権も付属しますし、損とはならないでしょう。

補足:Officeソフト関連記事の紹介

 というわけで、今日はOffice2016の選び方について書きました。

 最後におまけで、ウイルス対策ソフトについての紹介です。

 201805191007.jpg

1・Windows向けウイルス対策ソフト

 Office2016の導入に合わせて、セキュリティ対策ソフト購入も考えている方も多いと思います。

 このブログでは、上記の記事で、現行製品を比較しています。興味のある方はぜひご覧ください!

ーーー

 最後になりましたが、今回の記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

 ではでは。

posted by Atlas at 18:58 | 研究上の道具(ソフトウェア)

比較2018' Macで動くOfficeソフト7製品の性能とおすすめ・選び方:Mac用ワープロ・表計算・プレゼンソフトの比較:Microsoft Office for Mac 2016 など

【今回レビューする内容】2018年 Macで使えるオフィスソフトの比較:ワープロ・表計算・プレゼンソフト:互換ソフトとの違い アクティベーション・インストール台数などについて:Windows版との互換性:オンライン認証に関する情報・互換性・アップグレード・購入法・ライセンス数など

【紹介する製品一覧】Apple Keynote Pages Numbers・ Mac Home and Student 2016 ファミリーパック Mac Home and Business 2016 Office for Mac Academic 2011 Nisus Writer 2.0 Pro Nisus Writer 3.0 EXPRESS :Microsoft Office for Mac 2016

今回のお題
Mac用のオフィスソフトをお得に購入する場合におすすめなモデルはどれ?

 どもAtlasです。

 今日は、Mac用のOfficeソフトの比較です。

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 2018年現在最新のMac用のOffice 2016をはじめ、Apple純正のPagesなどのオフィスソフトや、ポラリスその他のMacで動く互換ソフトを紹介します。

 インストール可能台数などアクティベーション情報も含めて解説します。

 その上で、Office2016については、ビジネス版アカデミックファミリー版などを含めて、どれを買えば最もお得なのか?について、詳しく考察していきたいと思います。

ーー

1・Mac用Officeソフトの比較
2・Mac向け仮想化ソフトの比較
3・Mac向けウイルス対策ソフトの比較

 今回の記事は、このブログのソフト関係記事の2回目記事として書きました。

1・Macで動くオフィスソフトの種類

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 はじめに、Microsoft Officeをはじめとする、Macで動くOfficeソフトの種類を確認しておきましょう。


 

 Mac 10.10〜10.13対応

  【ファミリー・マルチパック】

 1・Office Mac Home and Student 2016
  ¥23,361 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 マイクロソフト Office 2016は、Mac用のOfficeソフトとしては最も標準的なものです。

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 WindowsOSを売っているMicrosoft製のものですが、現状の世界のビジネス標準がOfficeフォーマットであるため、これは仕方ないことです。

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 ファイルの互換性は、今回紹介するソフトでは「最も高レベル」です。

 以前のMac用オフィス(Office2011)と異なり、Excelマクロを含めて、ファイルのやり取りで書式が崩れることはほぼなくなりました。

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 利用できるソフトは、Mac用のWord・Exce・PowerPointです。上位機については、スケジュール管理ソフトのOutlookが加わります。

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 MacのOffice場合は、しかしながら、AccessPublisherなどの業務用ソフトはオフィスに入りません。

 ただし、「どうしても使いたい!」という場合の回避手段については、記事の最後で紹介します。

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 ソフトの軽快さは、画像などが過度に挿入されていない軽量なファイルならば、Windowsに較べても「もたつく」ことは減りました。

 ただし、「キーに対する反応が素晴らしく良い」とは言えない標準レベルではあり、こと、ワープロについては、より軽快に打てるMac OSX用ソフトが他社から販売されている状況です。

 なお、旧バージョンのOffice2011との違いは、インターフェースの上でのWindows版との互換性の向上で、リボンなどの配置の統一化が計られた点です。また、レティナディスプレイへの完全対応も大きなポイントと言えるでしょう。


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 2・Apple プレゼンテーションソフト Keynote
  ¥2,400 App Store (9/17執筆時)
 3・Apple 日本語ワープロソフト Pages
  ¥2,400 App Store (9/17執筆時)
 4・Apple 表計算ソフト Numbers
  ¥2,400 App Store (9/17執筆時)

 Keynote Pages Numbersは、Mac純正のオフィスソフトです。

 201805241350.jpg 

 大昔は、Apple Work、一昔前はiWorkという名前でセット販売されていました。

 しかし、これを知る方は、結構な年齢でしょう。現在では、ワープロ表計算プレゼンソフトについては、Appleから単体の純正のアプがとして発売されています。オンライン直販限定です。

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 ソフトの軽快さは、これらのソフトの「売り」です。

 マック用に最初から開発されているので、機能に無駄がなく、Macに完全に最適化された設計です。マイクロソフトOffice 2016も近年安定感・軽快性を増しましたが、こちらに較べるとそこまでは機敏とは言えない状況です。

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 ファイルの互換性は、一定程度期待できます。

 Windows用のOfficeと同じ形式で出力できます。そのため、Office2016のユーザーとのファイルのやり取りは、基本問題ありません

 この点で言えば、ビジネスに使うわけではない方は、こちらのソフトで済ませるのも「あり」です。互換性はかなり良く、よほど難しいレイアウトにしていない限り、書式が崩れることも、さほどありません。

 ただし、注意点もあります。

 例えば、エクセルなどのマクロに対応しない点一部の関数が異なる点プレゼンソフトのアクション・アニメーションが異なる点ワード専用のフォントが付属しない点、などです。つまり、マイクロソフトのオフィスと「全く同じ」ではありません。

 自宅で個人的に使う分には、これらのソフトで問題ありません。ただ、完全に互換しているわけではないので、会社の書類を編集する場合は、マイクロソフトの純正ソフトを利用する方が良いでしょう。

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 一方、プレゼンソフトのKeynoteだけは例外です。

 故スティーブジョブズのようなApple社の「格好いいプレゼン」を作りたい方は、このソフトだけは買われることをおすすめします。とても優秀なソフトなので。


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 Mac 10.8〜10.13対応

 5・Nisus Writer 3.0 EXPRESS
  ¥2,400 App Store (9/17執筆時)
 6・Nisus Writer 2.0 Pro
  ¥9,800 App Store (9/17執筆時)

 Nisus Writerは、老舗のMac向けのワープロソフトです。表計算・プレゼンソフトはラインナップされず、ワープロだけです。

 アップル純正のワープロソフトであるPages同様に、軽快にソフトが動きます。

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 機能面では、スタイルシートを指定できたり、日本語/英語で別フォントを指定できたりする点で、純正のPagesよりも使い勝手の良いワープロソフトです。

 cocoaで完全に作成したソフトなので、軽快さはテキストエディタ並で、全くストレスというものを感じません。Atlasも、他人とやり取りしないレジメの作成などにおいては、Nisus Writer 2.0 Pro を愛用しています。

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 Nisus Writer 2.0 ProNisus Writer 3.0 EXPRESSの違いは、機能面です。

 Pro2.0にだけ、コメントの挿入機能目次作成機能(章の目次)変更履歴保存機能ブックマーク(脚注機能)インデックス作成機能(語彙の目次)マクロ図形描画ウォーターマークの挿入、ラインナンバー(1,2,3などの自動挿入)メールのエディットが可能です。

 論文などを書く場合は、プロ版が良いでしょう。一方、通常版(Express版)でも、テーブル(表)の作成、画像の挿入などは可能なので、凝ったことをしないならば、下位版で問題ありません。

 ファイルの互換性は、作成したファイルをMacやWindowsのWordでも問題なく閲覧可能です。doc方式のファイルも扱えますが、通常は、rtf方式(リッチテキスト)方式で書きますので、他ソフトとの互換性は高いです。

 ただし、Wordで作成したファイルを読み出す場合は、一部の書式が崩れるので、「一方通行」と考えてください。

 こういった点で、現状で、Office2016(ないしその過去バージョン)の入力速度に不満がある方は、ワープロソフトだけでもこちらを使うことは意味があります。


 

 Mac 10.10〜10.13対応

 7・Polaris Office for Mac
  ¥2,900 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 Polaris Office は、数年前から互換Officeソフトを売っている韓国のメーカーです。

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 ワープロ、表計算、プレゼンテーションと3つのソフトを網羅する格安のオフィススイートです。スマホ用のアプリも展開しています。

 ソフトの軽快さは、基本的に問題ないレベルです。ただ、駆動はナイサスほど軽くはありません。

 ファイルの互換性は、こちらも、Office形式で出力できます。

 ただし、完全互換ではなく、例えば、エクセルの関数の一部やマクロなどは非対応です。一方、ワープロについては、縦書きは対応するものの、複雑な書式は不可能です。

 「レイアウト崩れ」の問題があるため、信用が大事であるビジネスや学校のレポートでの利用には向きません。ただし、プライベートでの単純な利用ならば難なくこなすでしょう。

  Macで利用可能な統合オフィスソフトをできるだけ安く探している場合、Appleの純正を揃えるよりも「安上がり」ですので、このソフトのニーズはあると思います。クラウドを利用したスマホなどとのファイルのやり取りも用意なので、便利に使えるでしょう。

3・互換ソフトの信頼性について

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 以上、代表的な互換ソフトを紹介してきました。ワープロ(ナイサス)や、プレゼン(キーノート)は、快適性を追求するために、単体で購入されるのも良いでしょう。

 ただ、いくつかの用途に限っては、マイクロソフト社のOffice for mac 2016を購入すべきといえる方がいます。

ーー

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 第1に、ビジネスマンや大学生です。

 こういった方は、職場や大学でのファイルのやり取りが想定されますので、互換性が高度に保証される純正品を購入した方が良いです。

 とくに、ワードやエクセルで記入するタイプの申請書などは、複雑な書式の場合があるので、純正をおすすめします。また、大学生などでリテラシーの授業などでワードやエクセルを習う可能性のある方も、互換性の高いOffice 2016の方がいいでしょう。

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 第2に、編集者や文章を書く仕事をしている方です。

 特にワープロソフトですが、縦書きでの執筆や、行間マージンの設定など、Appleのソフトはあまり細かくできません。マイクロソフト純正を買った方が良いでしょう。

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 第3に、表計算を仕事にしている方です。

 Appleの表計算ソフトのNumbersは、関数の数や式は、Officeと同じです。しかし、グラフの種類などがやや異なるため、WindowsのOfficeで仕事馴れしている人には向きません

ーー

 結論的に言えば、家庭で簡単に使う程度ならば、AppleのPagesやNumbersで十分です。軽快で安定しているので、ストレスなく利用できます。

 しかし、ビジネスや大学でで使う方、ないし、Officeをかなり使い慣れている方は、以下で紹介するOffice 2016を買われれば良いでしょう。

4・Office 2016の「お買得」な選び方

  さて、ここからは、Mac用Office2016のラインナップを紹介しておきます。なお、今モデルからDVD版のラインナップは原則廃止され、すべてダウンロード版となりました。

 デンキヤで売られるパッケージ版についても、シリアルコードのみ添付で、DVDメディアは付かない仕様です。最近は、光学ドライブが付属しないMacばかりなので、当然の流れでしょう。


  

  【ファミリー・マルチパック】

 1・Office Mac Home and Student 2016
  ¥23,361 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 Office for Mac Home and Student 2016は、最もオーソドックスな選択肢です。

 ライセンスの形態は、「家族向け」「学生向け」です。要するに、「法人利用でなければ良い」ということです。とはいえ、べつに「学生証」などの提示は求められません(家族版と共用だからです)。

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 付属ソフトは、Mac用のWordExcelPowerPointがパッケージされています。

 ライセンスの数は、2ライセンスですから、2台までインストールする権利があります。オンラインでのアクティベーション(認証)により台数を管理するので、ライセンスキー1つで2台までインストールできるという仕組みです。

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 製品の形態は、パッケージ版ダウンロード版です。ただし、パッケージ版といっても、認証コードが書かれた紙が付属しているだけで、インストール用のメディアは添付されません。

 ご存じのように、最新のMacbookやiMacは、CD/DVDドライブが搭載されないようになっていますので、このような方式は時代の流れなのでしょう。

 以上、Office for Mac Home and Student 2016の紹介でした。基本的に、個人で持っているMacにインストールするならば、この製品で問題ありません。所定の率のAmazon割引もあり、割と安めです。


 

 【ビジネス・マルチパック】

 2・Office Mac Home Business 2016
  ¥34,160  Amazon.co.jp
(9/17執筆時)

付属するソフト
・ワード+エクセル+パワーポイント
・Outlook

 Office for Mac Home and Business 2016は、法人向けに販売されているOfficeです。

 ライセンスの形態は、「ビジネス用」なので、仕事での利用も可能です。

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 付属ソフトは、 WordとExcelとPowerPointのほか、企業で使っていることも多いメールソフトOutlookがパッケージされています。

 ライセンスの数は、こちらも、2台までインストールできる2ライセンスになります。

 製品の形態は、こちらも、パッケージ版ダウンロード版です。

 以上、Office for Mac Home and Business 2016の紹介でした。

 学生・ファミリー用は、規約的にビジネスに使ってはいけないライセンスなので、法人の方は、こちらのモデルを選ぶ必要があります。逆に言えば、それ以外の方は、この機種を選ぶ必然性はほぼないでしょう。


 

 【アカデミック版】

 3・Office Mac Home Business Student 2016
   ¥18,096(34,800)  Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 3・Office Mac Home Business Academic2016
  ¥18,144 大学生協 (9/17執筆時)

  ※Amazon Student加入割引時の価格

付属するソフト
・ワード+エクセル+パワーポイント
・Outlook

 Microsoft Office Mac Home Business 2016 AcademicStudent は、学生と教職員用に販売される特別モデルです。

 ライセンスの形態は、一般的に言う「アカデミックライセンス」です。

 つまり、大学、大学院、短期大学、専門学校、高等専門学校の学生教職員が対象です。

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 第1に、大学生・大学院生の場合、Amazonで購入できます。

 リンク先の表示はビジネス版と同じ価格が出ています。しかし、Amazon Student会員になると、表記価格の52%引きになります。そのため、学生ならば、Mac Home and Student 2016より割安に購入可能です(執筆時現在)。

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 なお、Amazon Student会員 とは、「アマゾンプライム会員 」の「学生版」です。「お急ぎ便送料無料」や「本の10%ポイント還元」「アマゾンビデオ・ミュージック使い放題」などの特典が付属する有料サービスです。

 年会費1,900円ですが、6ヶ月無料で退会自由ですので、大学、大学院、短期大学、専門学校、高等専門学校の学生ならば、この買い方が最もお得です【Amazon Studentの特典について詳しくは→こちら

 第2に、教職員の場合、Amazonでは割引が適用になりません。

 そのため、大学生協・アップルストア・大手電気店で手に入れる必要があります。ただし、価格はAmazonの「学割」よりもやや高めの水準です。もちろん、学生証・職員証などが必須です。

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 付属ソフトは、構成は基本的に、Mac Microsoft Office Mac Home Business と同じで、やはりOutlookまで付属します。

 ライセンスの数は、こちらも2台までのインストールが可能です。

 以上、Microsof Office Mac Home Business 2016 AcademicとStudentの紹介でした。

 2016年から販売条件が相当厳しくなり、Office for Mac Academic 2016が入手方法はかなり限定的です。一般的には、Office for Mac Home and Student 2016でまかなえるため、さして問題ないでしょう。


  

 4・Microsoft Office 365 Solo(1年版)
   
¥11,581  Amazon.co.jp (9/17執筆時)

付属するソフト
・ワード+エクセル+パワーポイント
・Outlook

 Microsoft Office 365 Soloは、永続ライセンスではなく、1年間の時限ライセンスで更新が必要な製品です。

 価格面で損なようですが、メリット性もあります。

   201805241315.jpg

 第1に、こちらがクロスライセンス製品だからです。

 Macでの理容も可能ですが、ライセンスの一部をWindowsにも割り当てられる仕様です。

 またWindows用としては、Professional版と同等なので、AccessやPublisherを含めて、Macにないソフトも利用できます。例えば、Parallelsユーザーなどにはオススメできます。

 なお、Mac OSXについては、新機能・新ソフトについて、「そのとき現在最も新しいOSXと過去2バージョンのみ対応」です。

 事情で、古いOSを利用する必要がある場合は、気をつけましょう。

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 第2に、ライセンス数とインストール台数の違いです。

 2018年10月に規約の変更がありました。それにより、インストール台数が無制限・同時利用可能台数が5台と、利用可能台数が増加しました。

 これは、パッケージ版に比べて有利です。しかし、「ホーム用」ライセンスと異なり、個人のアカウントとリンクしており、「家族用」ではなく、あくまで「個人用」である点は注意しましょう。

 このほか、iOSとAndroidのスマホ・タブレット用に2台ライセンスが付く点も魅力です。

 iPhoneiPadには、無料版のWord・Excel・PowerPoint・Outlook・OneNoteなどのアプリがそれぞれ用意されています。

 ただ、Microsoft Office 365のライセンスを持っていると、上位版のビジネス向けプランに搭載される追加機能が使えます。

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 第3に、OneDriveという1TB分のオンラインストレージが無料で使える点です。

 OneDriveの無料利用権は大きいです。というのも、同様の機能を持つDropboxの場合、1TB運用で年間利用料が1万円以上の利用料が必要だからです。

 それを考えれば、Microsoft Office 365 Soloはオンラインストレージに「おまけ」でOfficeソフトが付いているとも考えられるので、オンラインストレージの契約や乗り換えを考えている方は、Microsoft Office 365 Soloが良いかもしれません。

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 OneDriveは、Dropboxと同じような仕組みで、ウェブブラウザに依存せずにフォルダ単位で同期可能です。フォルダーに保存したいファイルをドラックアンドドロップするだけです。

 また、フォルダ上のファイルを上書き保存(つまりファイルを保存する場所をワンドライブのフォルダに設定)すれば、自動更新もできます。

 第4に、新しいオフィスソフトが出た場合、無料でアップグレードできる点です。

 常に最新版に買い換えている方は、こちらのほうが出費が減るでしょう。

 こうした点に魅力を感じるならば、時限ライセンス版を選ぶのは大いに「あり」でしょう。

5・アクティベーションとインストール可能台数

 

 Office2016の、インストール可能台数は Office 2016については、1ライセンスで同時使用にかかわらず2台でインストール可能という規約です。

 Mac Officeは、過去においては、3つ以上のライセンス数だった時代もありますが、今バージョンはWindows用と同じ仕様です。

 なお、過去バージョンユーザー向けのアップグレード割引はありません

 Microsoft Office 365は、先ほど書いたように、インストール制限数がなく、同時利用数が5台までとなります。

 個人ライセンスで家族との共用はできないものの、無料で最新版にアップグレードすることは可能です。新機能も対応します。

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 ライセンス認証(アクティベーション)は、Windowsのと同じように、不正インストール防止のためのアクティベーション(オンライン認証)があります。

 これは、インストール後に、マイクロソフトアカウントを入力することで規定台数認証される仕組みです。機種やOSのバージョンが送信されるので、制限台数は厳格に管理されています。

今回の結論
Mac用のOfficeソフトはこのように買えばお得!

 というわけで、今回は、マイクロソフトのOffice for mac 2016について紹介しました。

 最後に、いつものように、目的別・用途別に、Atlasのオススメ購入方法を書いておきます。


第1に、一般の方に最もオススメの購買方法といえるのは、

  

  【ファミリー・マルチパック】

 1・Office Mac Home and Student 2016
  ¥23,361   Amazon.co.jp (9/17執筆時)

付属するソフト
・ワード+エクセル+パワーポイント
・Outlook

 Office for Mac Home and Student 2016のダウンロード版で良いでしょう。メールソフトのOutlookは付属しませんが、Mac純正のメールソフトがありますしね。

 3台までインストール可能な点もメリット性が高いです。


第2に、大学生・教育関係者の場合にオススメなのは、

 

 【アカデミック版】

 3・Office Mac Home Business Student 2016
   ¥18,096(34,800)  Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 3・Office Mac Home Business Academic 2016
  ¥18,144 大学生協 (9/17執筆時)

  ※Amazon Student加入割引時

付属するソフト
・ワード+エクセル+パワーポイント
・Outlook

 同じく2台までインストール可能な、Office for Mac Home and Student 2011-3 パックのダウンロード版が良いでしょう。

 大学生の場合は、Amazon Studentに体験入会し、割引で買っても良いでしょう。

 教育関係者は、さほど急ぎでなく、かつ、証明書類が用意できる場合は、こちらでよいでしょう。ライセンス的にビジネスに使ってはならない点は、気をつけましょう。

  

  【ファミリー・マルチパック】

 1・Office Mac Home and Student 2016
  ¥23,361   Amazon.co.jp (9/17執筆時)

付属するソフト
・ワード+エクセル+パワーポイント
・Outlook

 証明書などでの確認が無理な場合は、同じく2台までインストール可能な、Office for Mac Home and Student 2016-2パックのダウンロード版が良いでしょう。


第3に、法人でソフトを利用する必要のある方は、

 

 【ビジネス・マルチパック】

 2・Office Mac Home Business 2016
  ¥34,160  Amazon.co.jp
(9/17執筆時)

付属するソフト
・ワード+エクセル+パワーポイント
・Outlook

 ライセンス規約上、Office for Mac Home and Business 2016のを購入する必要があります。

  

 4・Microsoft Office 365 Solo(1年版)
   
¥11,581  Amazon.co.jp (9/17執筆時)

付属するソフト
・ワード+エクセル+パワーポイント
・Outlook

 ただし、大容量のオンラインストレージが欲しい場合や、ParallelsなどでWindows用のOffice2016も併用したい場合は、時限ライセンス版のMicrosoft Office 365 Soloを購入するのは良い選択肢です。

 とくに、Office for Mac Home and Business 2016については、約3倍の価格の開きがあります。

 Windows用のOfficeは少なくとも3年周期で新しいバージョンが出ています。時限ライセンス版の場合、更新時に新しいソフトに無料でアップグレードできますので、最終的にはお買得でしょう。

 ただし、繰り返しますが「Home」ではなく、「個人用」として売られているので、家族でのライセンス共用はできません


 第4に、「一芸」に秀でたオフィス互換ソフトとして、追加投資する場合におすすめなのは、

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 Nisus Writer 2.0 Pro
  ¥11,581 App Store (9/17執筆時)

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 Apple プレゼンテーションソフト Keynote
  ¥2,400 App Store
(9/17執筆時)

 ワープロソフトは軽快なナイサス、プレゼンソフトとは、「格好いい」プレゼンができるKeynoteです。

 もちろん、互換性を考えた場合、Office2016を1本手元に置くのが前提ですが、この2つのソフトがあれば、さらに快適に作業を進められるでしょう。

補足:どうしてもWindows版Officeが必要な方へ

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 最後に、AccessやPublisherなど、Mac版が用意されていないソフトを「どうしても」利用しないといけない方に補足です。


   

 【2018年】

 【通常版】

 ・Parallels Desktop 14 for Mac
  ¥9,342 Amazon.co.jp
(9/17執筆時)

 【乗り換えアップグレード版】

 ・Parallels Desktop 14 for Mac
  ¥7,128 Amazon.co.jp
(9/17執筆時)

 Windowsからの乗り換えユーザーで、たとえば、Microsoft Accessなども使っているために、どうしてもWindows用Officeが使えないと困るというかもいるでしょう。

 また、操作が慣れているWindows版のOffice2016がどうしても使いたいという方、MacでもWindowsソフトを手軽に動かす方法があります。

 それは、Parallels Desktopというソフトを利用する方法です。

 簡単に言えば、「MacOS上でWindowsOSを動かせるソフト」です。

 201809171458.jpg

 Parallels Desktopとを利用すると、MacのOS上でMacのアプリケーションを操作しているかのようにWindows版のOffice2013を操作することができます。

 もちろん、周辺機器を使って、印刷やデータの保存も普通に可能です。Officeソフト以外にも、ゲームでも何でもWindowsソフトを動かせます。14回目の更新で、安定度も相当高くなっています。

 必要なのは、Officeソフトのほか、このエミュレーターソフトと、Windows系のOSです。もし興味のある方は【Mac用仮想化ソフトの比較記事】で紹介しましたのでよろしければご覧ください。

 Atlasも年に1回、どうしてもMacだと罫線がずれる官公庁のワード書式の申請書があるため、仕方なしにこちらを年に1度だけ使っています・・・。

ーーー

 というわけで、今回はMacで動くOfficeソフトを比較しました。

 201711011213.jpg 

1・Macbook Air Macbook Proの紹介
2・iMacの紹介
3・Mac miniの紹介

4・Mac向きのディスプレイの紹介
5・Mac向きのキーボードの紹介
6・Mac向きのプリンターの紹介
7・Mac向きのDVD・BLドライブの紹介
8・Mac用のテレビチューナー

 なお、Mac本体や周辺機器について、このブログではほかにも記事があります。

 よろしければ、ご覧ください。

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  最後になりますが、今回の記事がお役に立ったようならばTwitter Facebook はてなブックマークボタンなどから話題を共有していただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 15:35 | 研究上の道具(ソフトウェア)

比較2018' MacでWindowsが動く!仮想化ソフト6本のおすすめと選び方:Parallels for Mac 14 Boot Camp VMware Fusion 10 CrossOver Mac v17

【今回レビューする内容】2018年 Mac OSX用の仮想化ソフトのおすすめと選び方:Mac 32bitアプリも対応 OSX 10.13 HighSierra 10.14 mojave 対応:アクティベーション・ライセンス・バージョン・アップグレード・OSX 10.12 10.11 10.10対応・パラレルズデスクトップとVMwareの違いやメリット・選び方:

【紹介する製品型番】Parallels Desktop 14 for Mac Parallels Desktop Mac Pro Edition・VMware Fusion 10 BootCamp CrossOver Mac v17

今回のお題
MacでWindows版のソフトを快適に動かすために必要な仮想化ソフトのおすすめはどれ?

 ども、Atlasです。

 今日は、Macユーザー向けの仮想化ソフトの話題です。

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 Parallels Desktop 14VMware Fusion 10など、Mac上でWindows 10やWindows用のソフトを動かすための仮想化ソフトの比較します。

1・費用がかからないBootCamp

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 みなさんご存じだとは思いますが、Mac OSXでWindowsを動かしたい「だけ」ならば、仮想化ソフトを買う必要はありません

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 1・Apple Boot Camp(OS標準)
  ¥無料

 なぜなら、OSに標準搭載されているBootCampを利用すれば、WindowsソフトをMac本体にインストールできるからです。

 Boot Campを使いたい場合、Macのフォルダから、「アプリケーション」→「アクセサリー」と辿った先にある「Boot Campアシスタント」というアプリケーションを起動し、インストール手続きをはじめます。

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 ただ、Boot Campは、無料で使える点にメリットがある反面で、「Windowsを起動するか、Macを起動するかをパソコンの電源を入れる前に決める必要」があります。

 また、WindowsとMacで時計が合わないという問題や、その仕組み上、WindowsOSのライセンス認証をたびたび求められるなど、幾つかの固有の難点を抱えます。

 そこで、Boot Campを使う方法以外に、MacでWindowsを動かす使う3つの方法について、今回は紹介していきます。

2・Mac向け仮想化ソフトの比較

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 仮想化ソフトとは、写真のように、Windowsのアプリケーションを、Macのソフトと同じように使うことができるソフトです。

 例えば、ファイルやフォルダはマウスを動かすだけで移動できますし、プリンタ・周辺機器・Wi-Fiの共有も簡単です。

 インターネット接続も設定が不要です。「Mac OSX上でWindows10を動かせるソフト」なので、BootCampのようにいちいち起動し直す手間もなく快適です。

 以下では、現行製品の「仮想化ソフト」について、順番に紹介していきます。

   

 【2018年】

 【通常版】

 ・Parallels Desktop 14 for Mac
  ¥9,342 Amazon.co.jp
(9/17執筆時)

 【乗り換えアップグレード版】

 ・Parallels Desktop 14 for Mac
  ¥7,128 Amazon.co.jp
(9/17執筆時)

 Parallels Desktop 14 for Macは、市販の仮想化ソフトとしては最も売れており、ポピュラーといえるソフトです。 

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 14回目の更新で、(あまりおかしな使い多をしない限り)安定度は下層ソフトの中でも抜群です。

 完全にWindowsOSとして、画面全体に表示させることも可能ですが、便利なのは、Windowsのアプリケーションを、Macのアプリケーションの様に個別に表示して使えるモード(Coherenceモード)です。

 また、WindowsOSやソフトは、MacOSのHDDに「アプリ扱い」で単なる「ファイル」として収納されるため、Boot Campのようにパーティションを区切る必要もなく、安定性も高いです。

 CPUやメモリーも「どの程度Windowsに貸すか」量的な設定もできます。(お持ちのMacのグラフィックス性能次第ですが)DirectXを必要とするゲームも起動できます。

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 なお、Parallelsは、毎バージョンごと、1000円弱安い台数限定で「乗換アップグレード版」が出ます。乗換の場合Boot Campの利用で可能とあるため、実質誰でもOKでしょう。ただし、2000本限定です。

 動作条件は、MacがOS X El Capitan(10.11.6 以降)であることです。2018年秋登場のmacOS Mojave (10.14)まで、公式対応します。

 インストール可能なソフトは、多様です。

ーー

 第1に、Windowsです。

 こちらについては、WindowsXP〜Windows10までメジャーなものは全て対応です。また、Windows 3.11〜Windows 95,98 NT MS-DOS 6.22といった過去のOSも起動します。

 第2に、LinuxなどのOSです。

 こちらについては、Chrome OSLinux Android OSも、仮想環境で動作します。

 第3に、OSXについてです。

 こちらについては、OS X Lion 10.7以降の旧バージョンのMacが仮想環境で動かせます。

 2019年秋のOSX 10.15からは32bitアプリが未対応になるため、仮想環境で動作させざるを得ない「アプリ難民」が増えるでしょう。そういった場合に、過去のOSXが仮想環境にインストールできる機能は魅力です。

 MacOSの場合、Mac購入時にインストールされているOSより古いバージョンはインストールできない仕組みですので。

ーー

 つづいて、Parallels Desktop 14の 昨年バージョンのParallels 13と比較した場合の違いを3点解説しておきます。

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 第1に、圧縮技術の進化です。

 Parallelsは、Boot Campと異なり、Windows用のパーティションを分けずに、Macと同じHDDに収納できます。その際に、WindowsOSファイルを独自形式で可逆圧縮をしています。

 今回その精度が向上し「最大20GB」のHDD容量の節約を可能にしています。これは今回の「最大のポイント」でしょう。

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 第2に、パフォーマンスの向上です。

 メーカーによると起動速度が最大10%、アプリケーション起動速度が最大80%、サスペンド操作時間が最大30%、それぞれ向上しました。

 Coherenceモードでの秒当たりのフレーム数も17%増加し、全体のパフォーマンスの向上を見せています。

 一般的なソフトと異なり、Parallelsはバージョンアップにより負荷が減少する傾向にあります。

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 第3に、グラフィックスの進化です。

 主にCADソフトなどを利用している方向けですが、 OpenGLサポートの改善で機動環境が向上しました。SketchUp 2017/2018・CTVox・DIALux 8・OriginLabにて効果が見込めます。

 このほか、昨年に引き続き、Windows用のソフトのタッチバー対応が進んだ点がポイントですね。

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 一方、昨年の更新をサボって、Parallels12からの「2年ぶり」となる方について、解像度の変更が劇的に手軽になったことも感じると思います。

ゲームなどにおけるスクリーン切替は「挙動不審」な部分があったので、この機能は魅力的です。

 そのほか、Windowsファイル・ドキュメントに対する47%のアクセス速度の向上も昨年の更新のポイントでした。

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 なお、例年のことですが、次期、macOS Mojave(10.15)のサポートは、最新版のParallels Desktop 14のみとなります。これは古いバージョンでは全く動かないという意味ではなく、「不具合が生じた場合はサポート保証外」ということです。

 以上、説明してきたように、Parallelsは、かなり快適にWindowsを動かせるソフトです。

 ただ、OSそれぞれに別にメモリーを別に使うため、インストールには、4GB以上のメモリーを搭載している必要があります。CPUの性能よりもこの点がボトルネックになっています。

 製品は2種類ありますが【乗換アップグレード版】は、過去バージョンのParallelsならば、どのバージョン・どの買い方でも対応できます。ただし、現状でインストールされていない方は、ライセンスキーでの確認がなされます。


  

 【2018年 1年版】

 3・Parallels Desktop Mac Pro Edition
  ¥10,800 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 Parallels Desktop Mac Pro Editionは、Parallelsの上位機(1年間の時限ライセンス)です。

 通常版との違いは、【こちら】で説明があります。企業のIT管理者向けのアクセス制御や複数台のライセンス管理などに対応します。

 用途的には、仮想マシン領域の圧縮に対応するほか、128 GBまでの仮想メモリと32コアまでのCPUに対応できる製品です。なお、通常品は、8GB・4コアです。

 ただ、いずれにしても、iMacやMacbook proの水準ではオーバースペックです。

 こちらは、開発者・プログラマー以外はこちらを選ぶメリットはないでしょう。ただ一点、このエディションのみ、電話・メールでの24時間無休のサポートが1年間受けられる(通常版は30日間)ので、その面でのサポートを期待するならば、こちらでも良いでしょう。


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 4・VMware Fusion 10
  ¥9,925 VMware直販
(9/17執筆時)

 つづいて、VMware Fusion10 を利用する方法を紹介します。

 VMwareは、現行バージョンが「10」ですが、元々はParallelsよりも老舗の仮想化ソフトです。ただ、パッケージ版として市販するのをやめてしまい、日本ではやや知名度が下がってしまったソフトです。

 動作条件は、最新のMacOS 10.13には公式対応です。こちらは、macOS Sierra 10.12.5 以降のみ正式サポートと水準はやや厳しいです。

 インストール可能なソフトは、Windows系についてはXP以降で、OSXについては、10.11以降がサポート対象です。選択肢の幅はParallelsに比べると狭いです。

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 性能面では、現状では、ほとんどParallelsと同様で実用上の差はほぼ感じません。ただ、画面解像度調整周りと、DirectX 10.1 のサポート、利用するディスクの圧縮周りについては、Parallelsが秀でるでしょう。

 なお、Parallelsは、【こちら】で同社のParallels Desktop と、VMware Fusion 10に対する優秀性を比較し、こちらにに対する優秀性を強調しています。

 特に、VMware Fusion 10は、パッケージ版を売らなくなったこともあり、マニュアルの部分で、初心者向けの配慮にやや難があります。そういった部分も含めての「使い勝手」はやや劣りそうです。

ーー


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 5・VMware Fusion 10 Pro
  ¥19,753 VMware直販
(9/17執筆時)

 なお、上位機として、VMware Fusion10 をというソフトが併売中です。

 Parallelsの場合と同じく、開発者向けの仕様であり、OS間をシームレスに使えるアプリを開発する際の利便性の向上が主な変更点です。基本的に選択肢としなくて良いでしょう。


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 6・CrossOver Mac 17
  $ 59.95 コードウィーバー(9/17執筆時)

 CrossOver Macは、やや知名度の劣る仮想化ソフトです。

 ParallelsやVMwareなど他の仮想化ソフトの場合、Windowsのソフトを動かすためには、WindowsのOSを別途購入する必要があります。一方、CrossOver Macは、WindowsOSなしにWindowsソフトをMacで動かすためのソフトです。

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 挑戦的なソフトだと思いますが、利用できるソフトに限界があります。例えば、ライセンス認証が求められるソフトは未対応なので、Office2013は利用できず、Office2010までしか使えません。

 それでも、一太郎2015が使えますし、VOCALOIDや、日本ファルコムのゲームや、STEAMの一部ゲームについては、稼働するようです(公式な動作確認リストは【こちら 】)

 こうした点で、「安定して」使うのはやや難しいので、とくに初心者は注意が必要です。なお、こちらはOS X 10.10〜10.13までのMacにインストール可能です。

3・仮想化ソフトを利用する場合の注意点

   

 【2018年】

 【ダウンロードコード】

 ・Parallels Desktop 14 for Mac
  ¥9,342 Amazon.co.jp
(9/17執筆時)

 【乗り換えアップグレード版】

 ・Parallels Desktop 14 for Mac
  ¥7,128 Amazon.co.jp
(9/17執筆時)

 さて、Parallelsなどの仮想化ソフトを使う場合ですが、CrossOver Mac 14を除き、Windows10などのOSは、別に購入する必要があります。

 その際に購入するWindowsのバージョンについてですが、幾つか注意点があります。

ーー

 第1に、「アップグレード版」のWindows OSの対応についてです。

 仮想化ソフトの場合、「XP・VISTA・WIN7」があらかじめインストールされていれば、原理的にはできるはずです。しかし、Parallelsはそれを推奨していません

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 アップグレードはやめた方が無難だと思います。マイクロソフト側も仮想環境へのアップグレード版の使用を認めていないようです。

ーー

 

 【DSPバンドル版】

 ・Microsoft Windows10 Home 32bit
  ¥190,000 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 【DSPバンドル版】

 ・Microsoft Windows10 Home 64bit
  
¥16,518 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 第2に、インストールするWindowsOSについてです。

 仮想環境にインストールする場合は、クリーンインストールできる上記のような正規版のフルパッケージである必要があります。

 なお、Windows10については「64ビット」と「32ビット」が別ですが、どちらを選んでもParallels9もVMwareも対応します。

 「64ビット」は、処理速度的に勝るが、古い周辺機器やソフトが起動しない場合、または不安定な場合があります。

 「32ビット」は、安定性が抜群ですが、扱えるメモリーが4GBまでになっています。

 近年のMacは64ビットの作りなので、64ビットが良いと思います。Parallelsの公式でも、基本的には64bitで!と指示がありました。


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 なお、Windows10の場合、今年度から【USBドライブ版】【オンラインコード版】【DSPバンドル版(DVD版)】の3種類あります。基本的にはバンドル版で問題ありませんが、通常版(USB)からもParallelsへのインストールは可能です。

 Windows10についての詳しい情報は【Windouw10のライセンス数と購入法に関する記事】で別に執筆しましたので、よろしければご覧ください。

 Windows10 HomeProfessionalについては、家庭で使う場合は安いHomeを選んで良いです。

 なぜなら、企業ネットワークを前提にした機能しか追加されていないからです。ただし、購入後にWindows7やWindows8.1にダウングレードして使える権利がProfessional版だけに付属します。必要な方はProfessional版を選びましょう。

5・ライセンス認証とライセンス数

  

 つづいて、ライセンス認証(アクティベーション)とライセンス数についてです。

 仮想化ソフト側については、Parallelsは「1 ライセンスあたり 1 台の Mac のみで有効」、VMWareは、「1つのキーで3台の個人用Mac」という規約です。

 ただ、Parallelsはユーザーとパスワードだけの認証なので、ユーザーがインストールした台数をParallels側は実際管理していないようです。

 一方、Windows8.1Windows10のインストールパソコンの台数は、「パソコンないし仮想環境1台まで」です。とくに仮想環境の取り扱いが以前と違っています。

 つまり、Macで言えば、BootCampとParallelsを一台のMacで両方利用したい場合は2つのライセンスが必要となります。

 Parallelsの場合は、BootCampドライブを起動ドライブにもできますが、この場合も同じです。2つ別のライセンスキーがないと、BootCampとParallelsを起動するたびに、アクティベーションが求められます結果、マイクロソフトのオペレーターに電話することになるでしょう。

 こうした点で、Atlasは、BootCamp環境に依存せず、ParallelsやVMwareだけで利用することをおすすめします。その方が便利ですし、ハードディスクの容量も圧縮できます(ParallelsはWindowsパーテションの量の圧縮が得意です!)

 なお、OSX 10.10 yosemite以降は、Boot Campで動かしたい場合、Windows8, 8.1以上の64bit版のみインストール可能である点を注意してください。

今回の結論!
Windows版のソフトを快適に動かすために必要な仮想化ソフトのおすすめは、結論的にこの機種!

 というわけで、Mac用の仮想化ソフトを3種類比較しました。

 最後にいつものようにAtlasのおすすめ機種!を提案したいと思います。


 第1に、MacにWindows10の導入を考えている方は、

   

 【2018年】

 【通常版】

 ・Parallels Desktop 14 for Mac
  ¥9,342 Amazon.co.jp
(9/17執筆時)

 【乗り換えアップグレード版】

 ・Parallels Desktop 14 for Mac
  ¥7,128 Amazon.co.jp
(9/17執筆時)

 最新版のParallelsと、Windows10のHomeエディションの組み合わせが良いでしょう。安定性を重視すればParallelsがイチオシです。

 

 【DSPバンドル版】

 ・Microsoft Windows10 Home 32bit
  ¥190,000 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 【DSPバンドル版】

 ・Microsoft Windows10 Home 64bit
  
¥16,518 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 選ぶべきWindowsのバージョンについては難しい部分もあります。

 ただ、(実際はできますが)アップグレードインストールやダウングレード権の行使をParallelsが推奨していないことを考えると、Windows 10 Homeを購入して64bitでインストールするのが現状最も良いでしょう。


 第2に、MacにWindows8.1やそれ以前のOSの導入を考えている方は、 

   

 【2018年】

 【通常版】

 ・Parallels Desktop 14 for Mac
  ¥9,342 Amazon.co.jp
(9/17執筆時)

 最新版のParallelsと、手持ちのOSとの組み合わせが良いでしょう。


 第3に、果たしてインストールできるか相当不安がある初心者の方や、本格的に使いこなしたい上級者の方には、

 

 Parallels Desktop 12 for Macスタートアップガイド
  ¥1,500 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 2017年に詳しいガイドが発売されました。

 パラレルスは1年ごとバージョンが代わりますが、都度ガイドが更新されるとは限りません。そのため、こちらは2バージョン前のものですが、基本操作の参考になるでしょう。

補足:Parallels関連記事の紹介

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 第1に、ウイルス対策ソフトについてです。

 また、仮想空間でもWindowsを使う場合は、ウイルス対策が必須です。

1・Windows向けウイルス対策ソフト
2・Mac向けウイルス対策ソフト

 対策ソフト購入も考えている方は、上記のブログ記事もご覧ください。

 なお、皆さんは基本的にMacユーザーなので、2番の記事を参考に、クロスライセンスで、【MacでもWindowsでも使えるウイルス対策ソフト】を選ぶと良いと思います。


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 第2に、Windows用のOfficeについてです。

 仮想環境を構築する方で、Windows用のOfficeソフトの購入を考えのかた、Officeソフトのラインアップや、仮想ソフトを使う場合のライセンス数の考え方を紹介した記事があります。

 このブログ「モノマニア」の【Office2016に関する記事 】をご参照ください。

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 というわけで、今回は仮想化ソフトについての話でした。

 今回の記事がお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークボタンなどで話題を共有していただければ嬉しいです。ではでは。

posted by Atlas at 15:05 | 研究上の道具(ソフトウェア)

比較2018' 最新Mac用Office 2016の性能と賢い選び方:マイクロソフト Mac用オフィス2016

【今回レビューする内容】2018年 最新Microsoft Office for Mac 2016のアクティベーション・インストール台数などについて:Microsoft Office 2013互換するソフト:オンライン認証に関する情報 アップル社の互換ソフト・ダウンロード版・パッケージ版についての口コミ情報・アカデミック版の入手法

【紹介する製品名】Microsoft Office Mac Home Business 2016 Multi Pack Microsoft Office 365 Solo Microsof Office Academic 2016 for Mac: ファミリーパック 2016 2パック

今回のお題
2018年最新のMac用のオフィスソフトをお得に購入する場合におすすめなモデルはどれ?


 どもAtlasです。

 今日は、現在最も新しいパッケージ版Mac用のOfficeである、Microsoft Office for Mac 2016について書きます。

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 なお、最新版のOffice2016は、Mac OS X 10.10 yosemite以上が必須です。それ以前の旧OSを使っている方は、【こちら】の互換ソフト記事をご覧ください。

 今回は、新機能について簡単に解説し、その後に複数のバージョンがあるMac用のオフィスソフトの賢い選び方について紹介します。

 とくに、ライセンス数(アクティベーション)の関係でどれを買えば最もお得なのか?についても説明していきます。

1・Office2016の新機能や互換性

 製品の性質上、過去バージョンのOfficeからの買い換えの方も多いと思います。

 そこで、はじめに、Office2011と比較した場合のOffice2016の良い部分について、書いておきたいと思います。

1・ソフトの互換性

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 まず、過去バージョンのOffice2011との互換性ですが、これは、今回については「ほぼ問題ない」と言えます。

・インターフェースの改善
・クラウドやタブレットとの互換性

 というのも、今回のバージョンアップは、上記2点の「ユーザー体験」に関係する部分の改良が主な改善点だからです。

 Office2011は、.docxなどのファイル形式の採用や、Cocoaアプリ化エクセルマクロの再採用などのシステム面での変更が大きくありました。

 そのため、アップテートされるまでは、例えば、段組などのレイアウトがWindowsと正確に互換しないなどの問題がありました。

 今回は、そういったユーザーに不便をかけるようなことは、なく安定しています。(

2・インターフェースの統一

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 インターフェースは、リボンをふくめて、Office2011よりもましてWindows版のOffice2013との統一化が進みました。

 搭載機能面での差も無く、シームレスにWindowsとMacで作業ができそうです。

3・ソフトの起動速度や快適性

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 ソフトの起動速度は、Atlas宅のiMacの環境では、例えば、1万字ほどの Word 2011ファイルを開く場合、約4秒ですが、新しいWord 2016もほぼ同様の速度で開けました。

 また、比較的文字や画像容量の多いワードファイルの場合、 Word 2011の場合、動作が「もっさり」してしまい、エディタのような快適な入力ができないという問題がありました。しかし、Word 2016は、「きびきび」入力ができました。

 「物書き」にとってこの点は重要で、Atlasも普段はエディタなどで文字を打っていますが、もう直接Wordで打ってもよいかな?と思いはじめました。

4・Retinaディスプレイへの完全対応

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 MacbookiMacユーザー向けの重要な新機能といえるのは、 Retina ディスプレイへの完全対応です。

 Office2011は、2012年のバージョンアップでRetina解像度に対応しました。ただ、完全対応ではなく、フォントリストなどは、フォントリストや、ファイル保存画面の文字がぼやけたり、起動が遅かったりしました。

 また、文書に挿入した画像部分はRetina解像度が有効ではなく、低解像度のままで「ぼやけて」しまいました。

 一方、Office2016は、この点が完全に修正されています。ぼやけませんし、起動も速いです。Retina解像度でもストレス無く開けるように一から設計してある印象です。「名前を付けて保存」を押しても、「スタイルシート」を押しても、待たされず、すぐ保存画面がでるのは、Retinaユーザーには嬉しい部分です。

 とにかく、Retina対応の部分では、出来が良くてややびっくりしています。

3・Mac用Officeのラインナップ

 ここからは、デンキヤさんで売られているOffice2016のラインナップについて紹介します。


  

  【ファミリー・マルチパック】

 1・Office Mac Home and Student 2016
  ¥23,361 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

1・ワード(ワープロ)
2・エクセル(表計算)

4・パワーポイント(プレゼン)
5・OneNote(高機能メモ)

 Office for Mac Home and Student 2016は、最もオーソドックスな選択肢です。

 ライセンスの形態は、「家族向け」「学生向け」です。要するに、「法人利用でなければ良い」ということです。とはいえ、べつに「学生証」などの提示は求められません(家族版と共用だからです)。

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 付属ソフトは、Mac用のWordExcelPowerPointがパッケージされています。また、単品販売のない高機能メモ帳のOneNoteも付属します。

 ライセンスの数は、2ライセンスですから、2台までインストールする権利があります。オンラインでのアクティベーション(認証)により台数を管理するので、ライセンスキー1つで2台までインストールできるという仕組みです。

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 製品の形態は、パッケージ版ダウンロード版です。ただし、パッケージ版といっても、認証コードが書かれた紙が付属しているだけで、インストール用のメディアは添付されません。

 ご存じのように、最新のMacbookやiMacは、CD/DVDドライブが搭載されないようになっていますので、このような方式は時代の流れなのでしょう。

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 以上、Office for Mac Home and Student 2016の紹介でした。基本的に、個人で持っているMacにインストールするならば、この製品で問題ありません。所定の率のAmazon割引もあり、割と安めです。


 

 【ビジネス・マルチパック】

 2・Office Mac Home Business 2016
  ¥34,160  Amazon.co.jp
(9/17執筆時)

1・ワード(ワープロ)
2・エクセル(表計算)
3・アウトルック(スケジュール管理)

4・パワーポイント(プレゼン)
5・OneNote(高機能メモ)

 Office for Mac Home and Business 2016は、法人向けに販売されているOfficeです。

 ライセンスの形態は、「ビジネス用」なので、仕事での利用も可能です。

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 付属ソフトは、 Word・Excel・PowerPoint・OneNoteのほか、企業で使っていることも多いメールソフトOutlookがパッケージされています。

 ライセンスの数は、こちらも、2台までインストールできる2ライセンスになります。

 製品の形態は、こちらも、パッケージ版ダウンロード版です。

 以上、Office for Mac Home and Business 2016の紹介でした。

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 学生・ファミリー用は、規約的にビジネスに使ってはいけないライセンスなので、法人の方は、こちらのモデルを選ぶ必要があります。逆に言えば、それ以外の方は、この機種を選ぶ必然性はほぼないでしょう。



 

 【アカデミック版】

 3・Office Mac Home Business Student 2016
   ¥18,096(34,800) Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 3・Office Mac Home Business Academic2016
  ¥18,144 大学生協 (9/17執筆時)

  ※Amazon Student加入割引時の価格

1・ワード(ワープロ)
2・エクセル(表計算)
3・アウトルック(スケジュール管理)

4・パワーポイント(プレゼン)
5・OneNote(高機能メモ)

 Microsoft Office Mac Home Business 2016 AcademicStudent は、学生と教職員用に販売される特別モデルです。

 ライセンスの形態は、一般的に言う「アカデミックライセンス」です。

 つまり、大学、大学院、短期大学、専門学校、高等専門学校の学生教職員が対象です。

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 第1に、大学生・大学院生の場合、Amazonで購入できます。

 リンク先の表示はビジネス版と同じ価格が出ています。しかし、Amazon Student会員になると、表記価格の52%引きになります。そのため、学生ならば、Mac Home and Student 2016より割安に購入可能です(執筆時現在)。

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 なお、Amazon Student会員 とは、「アマゾンプライム会員 」の「学生版」です。「お急ぎ便送料無料」や「本の10%ポイント還元」「アマゾンビデオ・ミュージック使い放題」などの特典が付属する有料サービスです。

 年会費1,900円ですが、6ヶ月無料で退会自由ですので、大学、大学院、短期大学、専門学校、高等専門学校の学生ならば、この買い方が最もお得です【Amazon Studentの特典について詳しくは→こちら

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 第2に、教職員の場合、Amazonでは割引が適用になりません。

 そのため、大学生協・アップルストア・大手電気店で手に入れる必要があります。ただし、価格はAmazonの「学割」よりもやや高めの水準です。もちろん、学生証・職員証などが必須です。

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 付属ソフトは、構成は基本的に、Mac Microsoft Office Mac Home Business と同じで、やはりOutlookまで付属します。

 ライセンスの数は、こちらも2台までのインストールが可能です。

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 以上、Microsof Office Mac Home Business 2016 AcademicとStudentの紹介でした。

 2016年から販売条件が相当厳しくなり、Office for Mac Academic 2016が入手方法はかなり限定的です。一般的には、Office for Mac Home and Student 2016でまかなえるため、さして問題ないでしょう。


  

 4・Microsoft Office 365 Solo(1年版)
   
¥11,581  Amazon.co.jp (9/17執筆時)

1・ワード(ワープロ)
2・エクセル(表計算)
3・アウトルック(スケジュール管理)

4・パワーポイント(プレゼン)
5・OneNote(高機能メモ)

 Microsoft Office 365 Soloは、永続ライセンスではなく、1年間の時限ライセンスで更新が必要な製品です。

 価格面で損なようですが、メリット性もあります。

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 第1に、こちらがクロスライセンス製品だからです。

 Mac2台での利用も可能ですが、ライセンスの1つをWindowsにも割り当てられる仕様です。

 またWindows用としては、Professional版と同等なので、AccessやPublisherパを含めて、Macにないソフトも利用できます。例えば、Parallelsユーザーなどにはオススメできます。

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 第2に、OneDriveという1TB分のオンラインストレージが無料で使える点です。

 OneDriveの無料利用権は大きいです。というのも、同様の機能を持つDropboxの場合、1TB運用で年間利用料が1万円以上の利用料が必要だからです。

 それを考えれば、Microsoft Office 365 Soloはオンラインストレージに「おまけ」でOfficeソフトが付いているとも考えられるので、オンラインストレージの契約や乗り換えを考えている方は、Microsoft Office 365 Soloが良いかもしれません。

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 OneDriveは、Dropboxと同じような仕組みで、ウェブブラウザに依存せずにフォルダ単位で同期可能です。フォルダーに保存したいファイルをドラックアンドドロップするだけです。

 また、フォルダ上のファイルを上書き保存(つまりファイルを保存する場所をワンドライブのフォルダに設定)すれば、自動更新もできます。

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 第3に、PCライセンスとは別に、iOSとAndroidのスマホ・タブレット用に2台ライセンスが付く点です。

 iPhoneiPadには、無料版のWord・Excel・PowerPoint・Outlook・OneNoteなどのアプリがそれぞれ用意されています。ただ、

 Microsoft Office 365のライセンスを持っていると、上位版のビジネス向けプランに搭載される追加機能が使えます。

 第4に、新しいオフィスソフトが出た場合、無料でアップグレードできる点です。

 常に最新版に買い換えている方は、こちらのほうが出費が減るでしょう。

 こうした点に魅力を感じるならば、時限ライセンス版を選ぶのは大いに「あり」でしょう。

3・アクティベーションとインストール可能台数

 

 Office2016の、インストール可能台数は Office 2016については、1ライセンスで同時使用にかかわらず2台でインストール可能という規約です。Mac Officeは、過去においては、3つ以上のライセンス数だった時代もありますが、今バージョンはWindows用と同じ仕様です。

 なお、過去バージョンユーザー向けのアップグレード割引はありません

 もちろん、年払い世のMicrosoft Office 365ユーザーに限っては、無料で最新版にアップグレード可能です。

 201410060052.jpg

 ライセンス認証(アクティベーション)は、Windowsのと同じように、不正インストール防止のためのアクティベーション(オンライン認証)があります。

 これは、インストール後に、マイクロソフトアカウントを入力することで規定台数認証される仕組みです。機種やOSのバージョンが送信されるので、制限台数は厳格に管理されています。

今回の結論
Office for Mac 2016はこのように買えばお得

 というわけで、今回は、マイクロソフトのOffice for mac 2016について紹介しました。

 最後に、いつものように、目的別・用途別に、Atlasのオススメ購入方法を書いておきます。


第1に、一般の方に最もオススメの購買方法といえるのは、

  

  【ファミリー・マルチパック】

 1・Office Mac Home and Student 2016
  ¥23,361  Amazon.co.jp (9/17執筆時)

1・ワード(ワープロ)
2・エクセル(表計算)

4・パワーポイント(プレゼン)
5・OneNote(高機能メモ)

 Office for Mac Home and Student 2016 のダウンロード版で良いでしょう。メールソフトのOutlookは付属しませんが、Mac純正のメールソフトがありますしね。

 2台までインストール可能な点もメリット性が高いです。


第2に、学生・教育関係者にオススメなのは、

 

 【アカデミック版】

 3・Office Mac Home Business Student 2016
   ¥18,096(34,800)  Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 3・Office Mac Home Business Academic 2016
  ¥18,144 大学生協 (9/17執筆時)

  ※Amazon Student加入割引時

1・ワード(ワープロ)
2・エクセル(表計算)
3・アウトルック(スケジュール管理)

4・パワーポイント(プレゼン)
5・OneNote(高機能メモ)

 Office for Mac Academic 2016が最も安いです。大学生などの場合は、Amazon Studentに体験入会し、割引で買っても良いでしょう。

 教育関係者は、さほど急ぎでなく、かつ、証明書類が用意できる場合は、こちらでよいでしょう。ライセンス的にビジネスに使ってはならない点は、気をつけましょう。

  

  【ファミリー・マルチパック】

 1・Office Mac Home and Student 2016
  ¥23,361  Amazon.co.jp (9/17執筆時)

1・ワード(ワープロ)
2・エクセル(表計算)

4・パワーポイント(プレゼン)
5・OneNote(高機能メモ)

 証明書などでの確認が無理な場合は、同じく2台までインストール可能な、Office for Mac Home and Student 2016-2パックのダウンロード版が良いでしょう。


第3に、法人でソフトを利用する必要のある方は、

 

 【ビジネス・マルチパック】

 2・Office Mac Home Business 2016
  ¥34,160  Amazon.co.jp
(9/17執筆時)

1・ワード(ワープロ)
2・エクセル(表計算)
3・アウトルック(スケジュール管理)

4・パワーポイント(プレゼン)
5・OneNote(高機能メモ)

 ライセンス規約上、Office for Mac Home and Business 2016のを購入する必要があります。

 インストールは2台まで可能です。


第4に、Windowsと併用したい方、大容量のクラウドストレージが欲しい方には、

  

 4・Microsoft Office 365 Solo(1年版)
   
¥11,581  Amazon.co.jp (9/17執筆時)

1・ワード(ワープロ)
2・エクセル(表計算)
3・アウトルック(スケジュール管理)

4・パワーポイント(プレゼン)
5・OneNote(高機能メモ)

  大容量のオンラインストレージが欲しい場合や、ParallelsなどでWindows用のOffice2016も併用したい場合は、時限ライセンス版のMicrosoft Office 365 Soloを購入するのが最も良い選択肢です。

 とくに、Office for Mac Home and Business 2016については、約3倍の価格の開きがあります。

 Windows用のOfficeは少なくとも3年周期で新しいバージョンが出ています。時限ライセンス版の場合、更新時に新しいソフトに無料でアップグレードできますので、数年後に買い直すよりは、最終的にはお買得でしょう。

補足1:MacでWindows版Officeを利用する方法

 201805241329.jpg

 というわけで今回は、Office2016 for Macの話でした。

 最後に「補足」として、WindowsのOfficeソフトに関する補足です。

 201809171409.jpg

 Windowsからの乗り換えユーザーで、たとえば、Microsoft Accessなども使っているために、どうしてもWindows用Officeが使えないと困るという方もいるでしょう。

 また、操作が慣れているWindows版のOffice2016がどうしても使いたいという方もいると思います。

 その場合、MacでもWindowsソフトを手軽に動かす方法があります。

ーー

   

 【2018年】

 【ダウンロードコード】

 ・Parallels Desktop 14 for Mac
  ¥9,342 Amazon.co.jp
(9/17執筆時)

 【乗り換えアップグレード版】

 ・Parallels Desktop 14 for Mac
  ¥7,128 Amazon.co.jp
(9/17執筆時)

 Parallels Desktopというソフトを利用すると、MacのOS上でMacのアプリケーションを操作しているかのようにWindows版のOffice2013を操作することができます。

 もちろん、周辺機器を使って、印刷やデータの保存も普通に可能です。Officeソフト以外にも、ゲームでも何でもWindowsソフトを動かせます。

 必要なのは、Officeソフトのほか、このエミュレーターソフトと、Windows系のOSです。もし興味のある方は【Paralles Desktopの比較記事】で紹介しましたので、よろしければご覧ください。

 Atlasも年に1回、どうしてもMacだと罫線がずれる官公庁のワード書式の申請書があるため、仕方なしにこちらを年に1度だけ使っています・・・。

補足2:Apple製品関連記事について

 また、このブログには、アップルのパソコンやタブレットについて以下のような記事もあります。

  201803301833.jpg

1・Macbook Air Macbook Proの比較
2・iMacの比較
3・Mac miniの比較
4・Mac向きのディスプレイの比較
5・Mac向きのキーボードの比較
6・Mac向きのプリンターの比較
7・Mac向きのDVD・BLドライブの比較
8・Mac用のテレビチューナーの比較

 興味のある方は、これらの記事もご覧ください!!

 最後になりますが、今回の記事がお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 14:11 | 研究上の道具(ソフトウェア)

比較2018' Mac OSXでブルーレイを再生する方法!【iMac Macbook Pro Air Mac mini対応】:Mac go Mac Blu ray Player Pro

【今回レビューする内容】2018年 Macでブルーレイを見る方法:有料・無料視聴再生ソフトと対応プレーヤのおすすめ: Mac go Mac Blu ray Playe rMac Blu-ray Player PROの違い Leawo Blu-ray Player VIDEO LAN VLCプレーヤーなど

今回のお題
Macでブルーレイを見るためには何が必要か?
 

 どもAtlasです。

 今日は、Macでブルーレイを再生する方法に関する話です。

 201805230836.jpg

 iMacやMacbookでブルーレイを見る方法について書きます。

ーー

1・Mac用外付DVDドライブの比較
2・Mac用ブルーレイドライブの比較
3・Mac用ブルーレイ視聴ソフトの比較
4・Mac用ブルーレイ書込ソフトの比較

 今回の記事は、このブログの、Mac周辺機器に関する一連の記事の3回目の記事となります。

 ブルーレイ視聴のために必要な各社のドライブについては2番で紹介しています。

 ただし、再生ソフトを特集した今回の記事と連動するため、この記事をお読みになったあと、機種選びに必要ならば引き続きそちらをお読みください。

1・視聴のために必要なソフト

 201809170812.jpg

 さて、Macに少し詳しい人なら誰でも知っていますが、Macは、iTunesStoreで、オンラインでビデオを買う方がユーザーの利便性が高いと判断して、それをビジネスの1つにしています。

 そのため、Macはデスクトップでもノートパソコンでも、ドライブを付属させないというのが「常態」となっています。先ほどのポリシーから、今後実装する予定もなさそうです。

 ただし、再生するソフトや手段は、サードパーティの会社が用意しています。


 201603151116.jpg

 1・ Leawo Blu-ray Player
  ¥ 0 APP STORE (9/17執筆時

 以前は、無料ソフトもありました。しかし、対応がOSX10.9までの表記(16.3.15)であり、実際レビューでも動作不良が報告されています。 

 201603151120.jpg

 2・VIDEO LAN VLCプレーヤー  

 上級者向けには、フリープレイヤーのVLCに、有志が作った特定ファイルを追加して再生する方法もあります。

 ただし、こちらは、システムファイル(ホームフォルダ)を改変する方法となります。

 セットアップや、OSのアップグレードの際にOS自体の挙動に影響を与える懸念があるため、「初心者向け」ではありません


 

 【パッケージ版】  

 3・Mac go Mac Blu ray Player
  ¥ 5,144 Amazon.co.jp (9/17執筆時

 【ダウンロード版】

 4・Mac go Mac Blu ray Player
  ¥ 5,572 Amazon.co.jp (9/17執筆時

 製品版として定期的にアップデートしているメーカーはMacGoです。

 こちらのMac go Mac Blu ray Playerは、最も手軽に初心者でも使えるプレーヤーです。

 同社は、世界的なブルーレイ規格の「BLAブルーレイディスク協会)」に加盟し、サポート窓口も整備された企業です。 

 ダウンロード専用パッケージ版が、アマゾンから購入できますドライブとソフトを手に入れてしまえば、それ以降の操作は、簡単です。

 201507051141.jpg

 ソフトをインストールして、ブルーレイディスクドライブにディスクを入れるだけでブルーレイの視聴が可能です。

 201302031422.jpg

 速度的にコマ落ちもせず快適に視聴できます。


  

 【ダウンロード版】

 5・Mac go Mac Blu-ray Player PRO
  ¥ 9,846 Amazon.co.jp (9/17執筆時  

 なお、2017年初頭に、同社の上位モデルのPRO版がでました。 

 こちらの場合、ブルーレイメニューに対応し、字幕・オーディオトラックの選択まで対応できます。

 そのほか、新しい4K規格のUHD4Kに対応しますが。

 しかし、MacOS側の仕様による限界もあり、データファイルのみ対応で、ディスクからの読み込みには現状で非対応です。  

 ただし、メーカーによると、搭載されるBluFast MXアクセラレーションを有効にすると、CPUの使用率が最大50%ほどさがり、動画の動作が下位機種よりスムーズ化できるとのことです。

 音声面でもこちらはDTS 5.1chに対応しました。そのほか、新しいMacbook Proのタッチバーに対応する点が、「PRO版」と通常版の相違点です。  

ーー

 なお、これらのソフトは、初回版でエラーが頻発していたため、ネット上では評価が悪い面があります。しかし、発売後に機能改善の無償アップデートが出ており、改善しています。また、現在は、そちらがダウンロードされます。

今回の結論
Macでブルーレイを見るためには必要なソフトはこれ!

 というわけで、、今回は、Macでブルーレイを観る方法について書きました。

 最後に、いつものようにAtlasのおすすめ機種を提案していきたいと思います。


 第1に、「とりあえず」、Macでブルーレイを再生できればよいと考えている方におすめできるのは、

 【パッケージ版】  

 3・Mac go Mac Blu ray Player
  ¥ 5,144 Amazon.co.jp (9/17執筆時

 【ダウンロード版】

 4・Mac go Mac Blu ray Player
  ¥ 5,572 Amazon.co.jp (9/17執筆時

 Mac go Mac Blu-ray Playerでしょう。

 機能的にはシンプルですが、再生が可能です。さほど多機能は不要という硬や、例えば、自分で撮影して焼き付けたBDの再生をする方は、この製品で問題ないですね。


 第2に、シアター用途などが主で、フル機能が利用したいと考えている方におすすめなのは、

  

 【ダウンロード版】

 5・Mac go Mac Blu-ray Player PRO
  ¥ 9,846 Amazon.co.jp (9/17執筆時  

 ブルーレイメニューが利用できるより上位のPRO版が良いでしょう。高価ですが、CPUの使用率を削減できるなど多機能です。

対応するドライブに関する補足!

  201603151140.jpg

2・Mac用ブルーレイドライブの比較

  Macでブルーレイメディアを観る方については、このほかに、ブルーレイ対応のMac向けポータブルブルーレイドライブ が必要です。

  このブログでは、Macに対応するモデルをいくつか比較した記事もありますので、よろしければ、後ほどご覧ください。

ーー

  というわけで今日はブルーレイの書き込みの話でした。

  最後になりましたが、この記事がもし皆さんのお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 08:14 | 研究上の道具(ソフトウェア)

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