2018年05月19日

比較2018’【軽快】最新ウイルス対策ソフト15点の性能とおすすめ・選び方:Windows 10 PC向け:ノートン、ウィルスバスター、ESET、マカフィー、カスペルスキー

【今回レビューする内容】 安くて軽快!セキュリティソフト・アンチウィルスソフトの性能比較【Windows10対応】更新料の安さ・値段・使用台数などの点からのウィルス対策・セキュリティ対策ソフトの違いや性能ランキング

【評価する製品型番】カスペルスキー2017 シマンテック ノートンインターネットセキュリティESET パーソナル セキュリティ ファミリー セキュリティ ウイルスバスター クラウド 3年版 マカフィー アンチウイルス インターネットセキュリティーリブセーフ・スーパーセキュリティZERO Webroot SecureAnywhere コンプリート プラス F-Secure ソースネクストインターネット セキュリティ G DATA インターネットセキュリティ 2016

今回のお題
PC向けで強力・軽量なセキュリティソフトのおすすめはどの製品?

 ども、Atlasです。

 今日はウィルス対策ソフトの比較です。

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 ウィルス対策ソフトについては、この分野の「先駆け」と言える米国の「古豪」ノートンをはじめ、ウィルスバスター・マカフィー・カスペルスキー・キヤノンが、市場シェアの点で、日本における「5本指」です。

 今回の記事では、これらのメーカーの製品全てを比較します。

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 その上で、「更新料無料製品」として一定の人気のあるソースネクストのZERO スーパーセロ」 など注目するべきソフトも併せて紹介していきます。

 いつものように、各製品を比較した後で、最後に結論としてAtlasのおすすめ機種!を提案する形式で書きます。

ーーー

1・Windows向けウイルス対策ソフト
2・Mac向けウイルス対策ソフト

  なお、今回は、Windows向けの記事ですので、Macユーザーの方は上記2番のリンク記事をご覧ください。

1・ウイルス対策ソフトの賢い選び方

 ウイルス対策ソフトは、最近は「総合セキュリティソフト」と呼ばれることのほうが多くなっています。

 機能が「ブラックボックス化」しており、分かりにくい部分ですが、重要なのは以下の4つです。

1・ウイルス対策
 =メール経由のウイルスの対策
2・マルウェア対策
 
=ネットをみるだけで感染するウイルスの対策
3・フィッシング対策
 
=フィッシング詐欺などを未然に防ぐ機能
4・ファイヤーウォール
 
=公衆無線LANでの情報漏洩への対処

 大手のソフトは、この機能はすべて網羅されます。

 その上で、未成年の有害サイト対策(ペアレンタルコントロール)、個人情報の保護機能などで、他社との「差」を付けていますが、やはり最も重視するべきは、基本となる以上の4点です。

 ただ、現在的に言えば、冒頭にあげた「5本指」のメーカーについては、明確な性能差がほとんどない状況です。

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 一昔前は「ノートンが検出率一位!」などの比較記事が雑誌でも頻繁に特集されていたものです。

 しかし、軒並み性能が追いついたため、ユーザーレベルでは、昔ほど使用差を感じなくなっています。「コモディティ化が」進んでいると言えます。

 たしかに、プログラミングの出来・不出来は残り、「ソフトが安定的に、軽くサクサク使えるか?」という部分では、まだ多少の優劣があります。ただ、この部分は、パソコン側のパフォーマンスである程度解決しうる問題です。

 もちろん、各製品についてユーザーの不満もあるわけですが、主には「通知がいちいちされて邪魔」など、設定によってユーザーで対処できる部分がほとんどです。

ーーー

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 結論的に言えば、ことWindowsに限っていえば、(細かい部分の相違はさておき)冒頭の「5本指」のメーカーならば、「ライセンス料の高低」が最も大きな相違と言わざるを得ません。

 現代において、セキュリティ対策は重要な分野だけに、ある意味「コモディティ化(商品間の性能差の喪失)」の進行が速かったとも言えるでしょう。

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 一方、昔と変わらず重要だが軽視されている部分は、「電話などでのオンラインサポート」の対応の程度です。

 こちらについては、調べたた感じでは、だいぶ差があるため、今回は特に重要視して比較しました。

 というわけで、今回は、こうした状況をふまえながら、各社のソフトを個別に比較します。そして、た最後にAtlasのおすすめソフトを提案していきます。

2・「5本指」のウイルス対策ソフトの比較

 というわけで、比較をはじめます。はじめに、大手5社の製品の比較です。

 なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


  

 1・カスペルスキー セキュリティ 1年1台版
  ¥3,356 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

 年数:1年契約
 台数:1台まで
 ライセンス更新 =4,700円

 1・カスペルスキー セキュリティ 1年5台版
  ¥5,242 Amazon.co.jp   (5/19執筆時)

 年数:1年契約
 台数:5台まで
 ライセンス更新 =4,700円

 1・カスペルスキー セキュリティ 3年1台版
  ¥7,666 Amazon.co.jp
(5/19執筆時)

 年数:3年契約
 台数:1台まで
 ライセンス更新=11,000円/3年

 1・カスペルスキー セキュリティ 3年5台版
  ¥9,993 Amazon.co.jp
(5/19執筆時)

 年数:3年契約
 台数:5台まで
 ライセンス更新=11,000円/3年

 こちらは、ロシアカスペルスキー社の総合インターネットセキュリティソフトです。同社は、毎年名称を「カスペルスキー2016」・カスペルスキー2017」などと変更していました。しかし、2017年10月発売のこちらから、単なる「カスペルスキー」という名称にしました。そして、こちらが、「最新版」です。

 ライセンス年数は、3年契約1年契約があります。

 ライセンス台数は、契約1台のみの契約と、5台の契約が選べます。いずれも、登録台数が管理されているため、不正は許されない仕様です。

 ライセンス料は、ヘビーユーザーに向く、3年5台版については割安な傾向で、長期契約なほど有利という仕組みです。

 契約更新料は、新規契約に比べて「割高」です。これは他社でもそうですが、割引キャンペーン」がなかったら、契約が切れたら、新しく買い直すのが「お得」です。

 利用できるPCは、Windowsのほか、MacやAndroid系スマホが選べます。ご家族が多ければ、フルライセンスも活かせるでしょう。

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 セキュリティに関わる能力は、「五本指」としては後発ながら、ウイルスの検索率やファイアウォールの強力性において業界でも高い定評があります。ロシア製ということで、基礎になったシステムが違うためか、他社メーカーが検出できないウイルスを「発見」というニュースも何回か聞きました。信頼性は高いでしょう。

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 動作の軽快さは、Windowsソフトについては問題ありません。また、かなり細部までユーザー設定できるため、ある程度詳しい人には、使い勝手が良く評判が高いです。ただ、スペックの低いPCには、以前からさほど向かないと言われます。

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 ユーザーサポートは、あまり、比較対象とはされないですが、よく考えると、緊急時に初心者には最も重要な部分でしょう。

 調査時現在、技術的な問題については、WEBフォーム電話に対応です。「テンパっ」た時、最も即効性のある電話サポートは、昼間のみですが、土日も18時まで対応してくれるのは良い部分です。電話料金は、「ナビダイヤル」か「東京の市外局番」で、いずれもユーザー負担です。

 以上、ロシアカスペルスキー社のソフトの紹介でした。「ヘビーユーザー」には特にオススメできるソフトです。「五本指」企業については、どこも自社でウイルスの監視と対処を自社で作成できていますので、検出力で不満を感じるシーンもないでしょう。

 価格的に言えば、先ほど書いたように、長期・複数台契約がお買得です。細かく設定できる点は、とくに、ネット速度に敏感な、ヘビーユーザーに向くと言えます。


 2・ノートン セキュリティ プレミアム 1年3台版
  ¥5,616 Amazon.co.jp
(5/19執筆時)

 年数:1年契約
 台数:3台/10台まで
 ライセンス更新 非公開/1年

 2・ノートン セキュリティ プレミアム 1年10台版
  ¥13,026 Amazon.co.jp   (5/19執筆時)

 年数:1年契約
 台数:3台/10台まで
 ライセンス更新 非公開/1年

 2ノートン セキュリティ プレミアム 3年3台版
  ¥11,093 Amazon.co.jp
(5/19執筆時)

 年数:3年契約
 台数:3台まで
 ライセンス更新 非公開/1年

 ノートンは、1990年代からPC関係に携わっていた方なら「誰でも知っている」米国の老舗「シマンテック」の製品です。

 東西冷戦後に、冷戦の「二強」がライバル関係にあるのが個人的には、興味深いですね。情報機関の発展とも不可分ではないでしょう。

 ライセンス年数は、1年契約3年契約があります。なお、契約年数は、他社の動向を見ながら毎年替えています。

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 ライセンス台数3台契約と、10台の契約です。10台は、多くの個人ユーザーにとっては、事実上の「無制限契約」と言えるでしょう。

 ライセンス料は、やはり複数台の長期契約がお得です。3台・3年とカスペルスキーより登録可能台数は少ないのが、ヘビーユーザーには多少ネックです。「ブランド力」と「伝統」は「5本指」では屈指ですから、安売りはしない、ということでしょう。ただ、昔に比べたら、だいぶ安いです。このあたりも「コモディティ化」が進んでいるとAtlasが思う理由です。

 1年間のライセンス更新料は非公開で、ユーザーごとに通知されます。以前はかなり高かったのですが、現在は5000円弱です。ただ、更新月に割り引きキャンペーンなどがなければ、新しくパッケージを買い直すというやり方が良いでしょう。

 利用できるPCは、Windowsのほか、MacやAndroid系スマホが選べます。

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 セキュリティに関わる能力は、昔も今も同じで、かくべつの不評は聞きません。

 動作の軽快さは、昔ながらのユーザーは「ノートンは重い」というステロタイプがあるものですが、現在的にそれは感じません。Windowsで利用する限りは、他社製品と比べても十分軽いです。

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 ユーザーサポートは、ノートンの場合、24時間対応のチャットでのサポートが年中無休で受けれます。ネットに親しんだ初心者には嬉しいでしょう。なお、駆除不能の際の全額返金保証も付属です。

 一方、電話の場合は、平日の19時までとなります。また、電話サポートの前に、ネットフォームによる事前情報の提出が必要なので、あまり詳しくないお年寄りなどのサポートには向きません

 以上、米国のノートンの紹介でした。「老舗の安心感」を得たい場合は、おすすめして良いメーカーです。ただ、サポート体制は、「ある程度PCに親しんでいる人には分かりやすい」レベルですので、万人に勧められる、という訳ではありません。米国は「自助努力」を尊ぶ国である、という「国民性」を感じます。


  

 3・ESET パーソナル セキュリティ 1年1台版  
  ¥2,975 Amazon.co.jp
(5/19執筆時)

 年数:1年契約
 台数:1台まで

 ライセンス更新 3900円

 3・ESET パーソナル セキュリティ 1年3台版  
  ¥7,600 Amazon.co.jp
(5/19執筆時)

 年数:1年契約
 台数:3台まで

 ライセンス更新 3900円

 4・ESET ファミリー セキュリティ 1年5台版
  ¥4,770 Amazon.co.jp
(5/19執筆時)

 年数:1年契約
 台数:5台まで
 ライセンス更新 8300円

 4・ESET ファミリー セキュリティ 3年5台版
  ¥4,980 Amazon.co.jp
(5/19執筆時)

 年数:3年契約
 台数:5台まで
 ライセンス更新 8300円

 ESET は、キヤノンの販売するセキュリティソフトです。

 キャノンは国内総代理店で、開発元は東欧のスロヴァキアのESET社です。日本では、主に企業用として展開していましたが、安さと性能の両立から、むしろ個人ユーザーに人気となり「5本指」に入っています。

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 ライセンス年数は、1年契約3年契約があります。1年契約は「3種類」と充実します。

 ライセンス台数は、1台契約と、3台・5台の契約です。やはり、契約台数は、ライセンス登録時に「監視」されます。

 ライセンス料は、とくに「1年1台」は相当割安で、コスパを重視するライトユーザーに人気です。逆に、長期契約になると、あまり割安感がないのがネックですね。なお、調査時、1年間のライセンス更新料は3900円でした。新規契約した方が安いです。

 利用できるPCは、Windowsのほか、MacやAndroid系スマホが選べます。

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 セキュリティに関わる能力は、こちらのソフトは、ウイルス検索率が高いことで評判があります。2000年代でこの方面で結構な「名をあげた」メーカーで、とりわけ未知のウイルスの検索率はノートンを上回るという評価もあります。

 面白い部分は、モバイルPCの盗難対策機能です。Macにはデフォルトで付く機能ですが、IPアドレスなどで特定するほか、端末へのメール送信や、個人情報の緊急ロックなどをオンラインでかけることが可能です。

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 動作の軽快さは、こちらも評判で、価格の他にその点が評価されて売れている機種でもあります。

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 ユーザーサポートは、キヤノンが窓口となっています。一般的に家電系のサポートセンサーは(その経験から)充実度が高いです。

 電話とウェブフォームで対応します。電話は、土日祝ふくめて日中17時まで対応です。ただし、まれに「定休日」があります。電話料金も、050電話で割安にかけれるので、「五本指」メーカーでもかなり良心的な部類でしょう。

 以上、キャノンのESET ファミリー セキュリティの紹介でした。電話サポート時間が比較的長く、チャット馴れしてない初心者にはノートン以上に「慌てているときに役立つ」と言えそうです。実際、1年1台契約は最安の部類で、ソフトも軽快なので、初心者にもおすすめできるソフトです。


 

 【サポートなし】
 5・ウイルスバスター クラウド 1年3台版
  ¥4,981 Amazon.co.jp (5/19執筆時)
 【サポート付】
 6・ウイルスバスター クラウド 1年3台版
  ¥7,254 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

 年数:1年契約
 台数:3台まで
 ライセンス更新 =11880円

 【サポートなし】
 5・ウイルスバスター クラウド 2年3台版
  ¥8,963 Amazon.co.jp (5/19執筆時)
 【サポート付】
 6・ウイルスバスター クラウド 2年3台版
  ¥12,544 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

 年数:2年契約
 台数:3台まで
 ライセンス更新 =11880円

 【サポートなし】
 5・ウイルスバスター クラウド 3年3台版
  ¥11,000 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

 【サポート付】
  6・ウイルスバスター クラウド 3年3台版
  ¥16,889 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

 年数:3年契約
 台数:3台まで
 ライセンス更新 =5080円

 ウイルスバスタークラウドは、日本に本社を置くトレンドマイクロの発売するウイルス対策ソフトです。

 ライセンス年数は、1年契約3年契約があります

 ライセンス台数は、いずれの契約年数の場合も「3台」です。多くの個人が、デスクトップ+ラップトップ+タブレットを所有することを想定しているでしょう。

 ライセンス料は、3年の長期契約まで1年ごとあります。なお、掲示したのは「オンラインコード版」の価格です。パッケージ版はかなり割高ですが、これはデンキヤなどで買う方の、サポート電話率が高いからコストに転嫁したためでしょう。

 利用できるPCは、Windowsのほか、MacやAndroid系スマホが選べます。

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 セキュリティに関わる能力は、前モデルまでこのソフトはファイアウォールをWindowsの基本機能に依存する方式を取っていました。この点は「不評」でしたが、今モデルからは、脆弱性攻撃対策が強化され、不審な侵入が検知できるようになっています。

 また、このソフトの良い部分は、ウイルスなどの脅威の検出数です。ただ、誤った検出をしてしまう場合も多少あります。ただ、このあたりは「石橋を叩いて渡る」堅実性を表しており、一概に悪いとは言えないです。

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 動作の軽快さは、こちらも評判で、価格の他にその点が評価されて売れている機種でもあります。

 同社のソフトは、80%をクラウド処理するという「外注」方式ですので、通信環境が安定しているご家庭の場合は、とくに最適な製品です。

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 ユーザーサポートは、契約時に「電話サポート付きプラン」がある点がおもしろいです。

 これは、ウイルス対策ソフトに関わらない部分(OSのアップデート通知)などもサポートしてもらえるものです。システム的に、オペレーターと画面を共有しつつ、問題解決にあたるものです。ただ、他社でもそうですが、オペレーター側のスキルの限界はあるので、例えば「実家の超初心者の両親のサポート用」などと割り切ってください。

 なお、サポートプランに入っていない場合でも、ウイルスやセキュリティ上の質問は応答可能です。電話は、年中無休の17時30分までと割と長めです。チャットの場合は21時まで対応してもらえます。その他、LINEやメールでも可能です。また、サポート「加入・未加入」を問わず、電話相談の場合は、シリアル番号とパスワードをネットで入力しないとと「そもそも連絡できない」ので、「慌てたときには不利」です。

 以上、「ウイルスバスタークラウド」の紹介でした。おすすめは「サポートプラン」です。初心者で「ウイルスが原因なのか分からないが、とにかく誰かと相談したしたい」という場合が想定できるならば、この機種でしょう。

 全体の動作は軽快なので、その方面を重要視したい中級者は、割安な【サポートなし】プランを選ぶのも良いかと思います。


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 続いてマカフィーの製品の紹介です。

 マカフィー は、米国に本社を置く企業のセキュリティ対策ソフトです。ノートンと並ぶ老舗メーカーで総合力には定評があります。ウイルス検索力などは、競合メーカーに優るとも劣りません。マイクロソフトが正式採用したのがこのメーカーですので。

 マカフィーは、昔からラインナップが複雑で分かりにくい製品です。

 しかし、「アンチウイルス」「スモールビジネスセキュリティ」「インターネット セキュリティ」「 トータル プロテクション」の順で「高機能」になっていくと考えれば、それなりに分かりやすいです。

 というわけで、順番にその機能を見ていきましょう。

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 7・マカフィー アンチウイルス 1年版
   ¥2,916 マカフィーダイレクト
(5/19執筆時)

 年数:1年契約
 台数:1台

 第1に、「アンチウイルス」です。

 格安ですが、ウイルス対策ファイアウォール機能フィッシングなどWEB対策が網羅されます。

 一方、価格は安いですが、1年契約で1台のみのライセンスに限定されており、使い勝手は悪いソフトです。

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 8・マカフィー スモール ビジネスセキュリティ1年版
   ¥5,700 マカフィーダイレクト (5/19執筆時)

 年数:1年契約(下位機種のみ5台)
 台数:5台まで

 ライセンス更新 =5397円~

 第2に、「スモール ビジネス セキュリティです。

 こちらも、ウイルス対策ファイアウォール機能フィッシングなどWEB対策が網羅されます。

 相違点は、ライセンス数で5台まで利用できます。また、Windowsに限らず、Macやスマホなどでも利用できるクロスライセンスです。

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 9マカフィー インターネット セキュリティ1年版
   ¥7,180 マカフィーダイレクト (5/19執筆時)

 年数:1年契約(下位機種のみ5台)
 台数:無制限

 ライセンス更新 =5397円~

 9・マカフィー インターネット セキュリティ3年版
   ¥12,137 マカフィーダイレクト (5/19執筆時)

 年数:3年契約
 台数:無制限
(下位機種のみ5台)
 ライセンス更新 =5397円~

 第3に、「インターネット セキュリティ」です。

 このグレードから、ウイルス対策ファイアウォール機能フィッシングなどWEB対策に加えて、迷惑メール対策機能と、子供の有害サイト対策であるペアレンタルコントロール機能が付属します。

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 10・マカフィー リブセーフ 1年版
   ¥5,700 マカフィーダイレクト (5/19執筆時)

 年数:1年契約(下位機種のみ5台)
 台数:無制限

 ライセンス更新 =5397円~

 10・マカフィー リブセーフ 3年版
   ¥9,300 マカフィーダイレクト
(5/19執筆時)

 年数:3年契約
 台数:無制限
(下位機種のみ5台)
 ライセンス更新 =5397円~

 第4に、「リブセーフ」です。

 こちらは、下位機種の全ての機能に加えて、パーソナル ロッカーというクラウド上の「1GBのクラウド上のデータ金庫」の利用権が付属します。利用には、PINコードのほか、カメラ(顔認証)とマイク(声紋認証)が使われるという堅牢さです。

ーーー

 以上、4つのグレードの製品の違いを紹介しました。

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 9・マカフィー インターネット セキュリティ3年版
   ¥12,137 マカフィーダイレクト
(5/19執筆時)

 10・マカフィー リブセーフ 3年版
   ¥9,300 マカフィーダイレクト
(5/19執筆時)

 年数:3年契約
 台数:無制限
(下位機種のみ5台)
 ライセンス更新 =5397円~

 結論から言えば、上位二機である、「インターネット セキュリティ」と「リブセーフ」が、他社の一般的なソフトと主要機能面で「互角の品質」を持つと言えます。

 それより下位の2製品は、契約期間が短かったり、台数制限が厳しかったりするため、おすすめはできません。

 そこで、以下では、この2機種に絞って、他社製品と比較してみます。

ーー

 ライセンス年数は、1年契約3年契約があります。

 ライセンス台数は、個人利用ならば、この機種の特徴でインストール台数が無制限です。煩わしい台数認証がないのが、「売り」です。

 ライセンス料は、長期契約はお得で、なかでもこの2機種は特売がよくあり、1万円を切るため、たいへんお買得です。その場合、価格が逆転している場合がありますが、あくまで「リブセーフ」が上位機です。

 利用できるPCは、Windowsのほか、Macの他、iOS, WIndows, Android台数無制限で利用できます。

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 セキュリティに関わる能力は、検出基準を含めて問題ありません。たまに誤検索はありますが、セキュリティについては、「お節介なほど」注意をしてくれます。なお、「注意がうるさい」と感じる方は、設定をすれば修正も可能です。

 動作の軽快さは、マシンスペックさえ問題なければ、十分快適です。

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 ユーザーサポートは、テクニカルサポートについては年中無休で、夜の21時まで電話で受け付けてくれます。

 電話相談の水準としては、相当良いと言えます。チャットも、同じ時間対応してくれます。ただ、電話は、ナビダイヤルですので、料金はユーザー側負担です。いずれにしても「慌てているときに、IDなどを要求しない」のは良心的です。

 以上、マカフィーの紹介でした。「インターネット セキュリティ」か「リブセーフ」の3年の長期契約が割安です。

 台数無制限ですので、PC買い換えや、OSのアップグレード際に、ライセンスの移行時の登録制限数のトラブルで煩わされないのが良い部分です。また、ユーザーサポートも、受付時間が長く、その仕組みも「単純明快」なので、初心者の方でも安心できるでしょう。

3・他メーカーのウイルス対策ソフトの比較

 つづいて、「5本指」以外のメーカーの製品をいくつか紹介しましょう。


  

 【1年1台

 11・G DATA インターネットセキュリティ
  ¥3,711 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

 年数:1年契約
 台数:1台
 ライセンス更新 =3218円~

 【3年3台】

 11・G DATA インターネットセキュリティ
  ¥5,844 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

 年数:3年契約
 台数:3台
 ライセンス更新 =3218円~

 こちらは、ドイツGDATA社のセキュリティソフトです。ダウンロード販売ですが、ESETなどと比べて価格が安い点で、日本でも一定の支持があるソフトです。

 ライセンス年数は、1年契約3年契約があります。

 ライセンス台数は、1台と3台から選べます

 ライセンス料は、1年契約はさほどお買得感はないですが、3年契約は「最安水準」です。

 利用できるPCは、WindowsとAndroidで使えますが、MacやiPhoneでは使えません

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 セキュリティに関わる能力は、とくにウイルス検索については、複数のメーカーのウイルス検索エンジンを並行して動作させることで、ウイルス検索率を高めるという方式です。

 動作の軽快さは、この並行方式で走らせることが災いし、多少速度に影響を与えています。スペックの低いPCには、その点であまりおすすめできません。

 ユーザーサポートは、注意が必要な部分で、ウェブフォームによるメールの問い合わせ以外に手段が公開されず、いざという場合の即効性は期待できません。ただ、コールセンターの人件費を削減することで、価格を下げている部分もあるでしょうし、仕方ないでしょう。


 

 (3PC1年版)

 13・F-Secure インターネットセキュリティ2014
  ¥5,144 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

 年数:1年契約
 台数:3台
 ライセンス更新 =3639円~

 (3PC3年版)
 13・F-Secure インターネットセキュリティ2014
  ¥9,709 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

 年数:3年契約
 台数:3台
 ライセンス更新 =3639円~

 F-Secureは、北欧フィンランドの会社です。10年ほど前から日本でもセキュリティソフトを販売しています。プロバイダ向けの一括セキュリティサービスなどの展開しています。欧米では、よく見かける対策ソフトの1つですね。

 ライセンス年数は、1年契約3年契約があります。

 ライセンス台数は、1台と3台から選べます

 ライセンス料は、シェアのあまり高くないメーカーにしては、長期契約もやや割高でしょうか。

 利用できるPCは、Windowsのほか、MacやiOSに対応する製品になります。なお、名前に2014とありますが、定期的にアップデートがあるため、こちらも最新機種です。

 セキュリティに関わる能力は、近年、情報漏洩にかかわる事件があり、そのためネットでのこの商品の評価が全般的に下がっています。ただ、ソフト自体の安定性や、セキュリティ強度の面の問題ではないようです。

 動作の軽快さは、試した限り、問題ない水準です。

 ユーザーサポートは、電話対応かチャットです。電話の場合、平日の17時30分までと短いながら対応します。一方、チャットは、英語ページに飛ばされるなど、調査時の品質はイマイチでした。ただ、ウェブページの日本語表記は、翻訳ソフトを使ったような感じですし、微妙な部分も多いです。


  

 【3PC・1年】

 14・Webroot SecureAnywhere プラス
  ¥6,845 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

 年数:1年契約
 台数:1台
 ライセンス更新 =3639円~

 【3PC・3年】
 14・Webroot SecureAnywhere プラス
  ¥18,235 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

 年数:3年契約
 台数:3台
 ライセンス更新 =3639円~

 【3PC・1年】

 15・Webroot SecureAnywhere コンプリート
  ¥6,845 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

 年数:1年契約
 台数:3台
 ライセンス更新 =3639円~

 【3PC・3年】

 15・Webroot SecureAnywhere コンプリート
  ¥18,235 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

 年数:3年契約
 台数:3台
 ライセンス更新 =3639円~

 ウェブルートは、アメリカのコロラド州に本社を置く、中堅のウイルス対策ソフト会社です。

 ソフトは2種類あり、「SecureAnywhere コンプリート 」と「SecureAnywhere プラス」があります。コンプリート版のほうが上位になり、25GB分のバックアップ用ストレージが付いてきます。その他の機能はどちらも「同じ」です。

 ライセンス年数は、1年契約3年契約があります。。

 ライセンス台数は、3台契約が基本ですが、5台もあります。

 ライセンス料は、台数や契約期間を問わず割高な水準です。

 利用できるPCは、Windowsのほか、Macやスマホなどのマルチプラットフォーム対応です。

 セキュリティに関わる能力は、「石橋を叩いて渡る」系で、怪しいが、ブラックとも言えない状況のファイルは「グレー」として監視しする独自の仕組みをとっています。

 動作の軽快さは、以前より定評があり動作は相当軽快です。システムの大部分をクラウド化する方向性だからで、この点はこの製品の「売り」と言って良いでしょう。

 ユーザーサポートは、電話対応で、年末年始を除く年中無休で19時までです。フリーダイヤルであるのは良心的でしょう。ただ、規模的にはさほど大きくない会社で、どこまで対応してくれるかは未知数の部分もあります。


 

 16・スーパーセキュリティZERO 1台用(最新版)
  ¥3,659 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

 16・スーパーセキュリティZERO 5台用(最新版)
  ¥6,872 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

 年数:無期限
 台数:1台/5台(Windowsも可能)

 スーパーセキュリティZEROは、ソースネクスト社のセキュリティソフトです。

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 ライセンス年数は、無期限であり、「ウイルス定義ファイルの更新が無期限で受けられる」という点です。ただし、注意するべきは、「同じPC/Macが壊れるまで」「メーカーのOSの公式サポート終了時まで」「MicrosoftによるOSのサポートが切れる場で」という条件付きです。

 ライセンス台数は、1台契約のほか5台契約も選べます。

 利用できるPCは、WindowsとMacとAndroid用のセキュリティが用意されており、どの端末でも制限台数までインストールできます。

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 セキュリティに関わる能力は、性能面では、ウイルス定義については、東欧のルーマニアのビットディフェンダー社のものを使っています。ヨーロッパではシェアが高いソフトで、定義ファイルの更新の点では不安はありません。

 動作の軽快さは、マシン性能に依存する部分がありますが、軽量性はさほど強調できません。

 ユーザーサポートは、注意が必要です。電話対応はできますが、事前のユーザー登録が必須です。また、メーカー製PC以外は非対応という条件も見逃せないでしょう。

 以上、スーパーセキュリティZEROの紹介でした。3年以上1台のPCを使用し続ける場合に、年数無制限で使える点は、価格面で嬉しいと思います。ただ、インストール端末が厳格に管理される点で、それにまつわる認証トラブルのリスクはあります。

今回の結論
Windows向けのウイルス対策ソフトのおすすめはこれ!


 というわけで、今回はウイルス対策ソフトを紹介してみました。最後にいつも通り、おすすめソフトを書いておきます。


 第1に、ウイルス対策ソフトをインストールした後、ほったらかしだろう初心者の方に最もおすすめできるのは、

 2ノートン セキュリティ プレミアム 3年3台版
  ¥11,903 Amazon.co.jp
(5/19執筆時)

 年数:3年契約
 台数:3台まで
 ライセンス更新 非公開/1年

 信頼性    ★★★★★★
 軽快性    ★★★★★
 年間維持費  ★★★★★  

 総合セキュリティソフトとして万能な、ノートンの3年契約版が良いでしょう。動作はウイルス対策ソフトとしては軽量ですし、初心者が安心・安全をお金で買えるソフトといえると思います。年間維持費が安めなのもメリットでしょう。

 ウイルス駆除・ファイヤーウォール・フィッシング対策機能という基本機能は充実しますし、フィッシングなどの「ウェブ上の脅威」についても対応力で評判があります。

 サポートについても、24時間対応のチャットでのサポートが受けられるので、「インターネット世代」である程度詳しい方には、心強いと言えます。なお、チャットは同社のサイトから簡単に開始できるので「困ったらノートンのサイトに!」だけ覚えておけば良いでしょう。


 第2に、ソフトの軽快性を重要視して考えたい人、コスパを重視したい方は、

  

 3・ESET パーソナル セキュリティ 1年1台版  
  ¥2,980 Amazon.co.jp
(5/19執筆時)

 年数:1年契約
 台数:1台まで

 ライセンス更新 3900円

 3・ESET パーソナル セキュリティ 1年3台版  
  ¥7,600 Amazon.co.jp
(5/19執筆時)

 年数:1年契約
 台数:3台まで

 ライセンス更新 3900円

 4・ESET ファミリー セキュリティ 1年5台版
  ¥4,770 Amazon.co.jp
(5/19執筆時)

 年数:1年契約
 台数:5台まで
 ライセンス更新 8300円

 4・ESET ファミリー セキュリティ 3年5台版
  ¥4,980 Amazon.co.jp
(5/19執筆時)

 年数:3年契約
 台数:5台まで
 ライセンス更新 8300円

 信頼性    ★★★★★
 軽快性    ★★★★★★
 年間維持費  ★★★★★★  

 ESETが良いでしょう。動作の軽快さは定評がありますし、ライセンス料は、短期契約・長期契約とも格安水準ですから。「石橋を叩いて渡る」系ですが、ウイルス検索性能などの基本性能もかなり高いと言えます。

 電話は、土日祝ふくめて日中17時まで対応ですし「まさか」の際にも安心感があります。盗難防止に関わる機能もユニークです。


 第3に、パソコン初心者や、お年寄り向けにサポートが充実した製品としておすすめできるのは、

 

 【サポート付】

  6・ウイルスバスター クラウド 3年3台版
  ¥16,889 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

 年数:3年契約
 台数:3台まで
 ライセンス更新 =5080円

 信頼性    ★★★★★
 軽快性    ★★★★★
 年間維持費  ★★★★★  

 ウイルスバスターです。「サポート付き」プランの場合、パソコン関係全般について何らかの相談に載ってくれます。

 あまりパソコンに詳しくない方や、実家のご両親用のパソコンなどには手厚いサポートが得られる点は安心です。また、「家族と共用」の場合などは、考えても良いプランです。


 第4に、3台を超えるPC/Macなどを持つヘビーユーザーの方におすすめできるのは、

  201802031930.jpg 

 9・マカフィー インターネット セキュリティ3年版
   ¥12,137 マカフィーダイレクト (5/19執筆時)

 10・マカフィー リブセーフ 3年版
   ¥9,300 マカフィーダイレクト
(5/19執筆時)

 年数:3年契約
 台数:無制限
(下位機種のみ5台)
 ライセンス更新 =5397円~

 年数:3年契約
 台数:無制限(Windowsも可能)

 ライセンス更新 =5397円~ 

 信頼性    ★★★★★
 軽快性    ★★★★★★
 年間維持費  ★★★★★  

 今年度モデルで、インストール台数に制限がないモデルは、マカフィーのみです。ウイルス検索性能も老舗だけに信頼できますし、こちらを選ぶと良いでしょう。マルチプラットフォーム対応なので、家族全員分のセキュリティ対策になります。

 テクニカルサポートについては年中無休で、夜の21時まで電話で受け付けてくれますし、その点も安心です。

 なお、「リブセーフ」が上位機で「インターネットセキュリティ」が中位機になるのですが、同社の場合、セールで価格が逆転している場合が多いです。1万円前後で換える場合は「お得」なので、見つけたらチャンスかもしれません。

ーーー

 というわけで、今回は、Windows向けのウィルス対策ソフトについて紹介しました。

 もし今回の記事がお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで、話題を共有していただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 11:58 | 研究上の道具(ソフトウェア)

比較2018' 頑強なMac用ウイルス対策ソフト16種の性能とおすすめ;軽量で動くMac用インターネットセキュリティソフト

【今回レビューする製品】2018年 軽量で頑強なMac OSX向けのセキュリティソフトの価格・性能とおすすめ:更新料の安さ・値段・台数:動作の軽さや違いや評判・人気ランキング

【評価する製品型番】カスペルスキー シマンテック ノートン セキュリティ デラックス プレミアム マカフィー リブセーフ インターネットセキュリティー スモールビジネスセキュリティ ESET パーソナル セキュリティ ウイルスバスター クラウド Intego VirusBarrier X8 Intego Mac Internet Security X8 スーパーセキュリティZERO Webroot SecureAnywhere コンプリート プラス F-Secure ソースネクストインターネット セキュリティ

今回のお題
Macで使えるウイルス対策ソフトのおすすめ製品はどれ?

 ども、Atlasです。

 今日はMac向けのウィルス対策ソフトの比較です。

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 現在、Mac向けウィルス対策ソフトを販売しているのは、老舗のノートンを初めとして、ウィルスバスター、マカフィー、カスペルスキー、キヤノンがメジャーの「5本指」です。

 以下では、「更新料無料製品」として一定の人気のあるソースネクストのZERO スーパーセロ」 などを他機をふくめて、値段・軽量性・動作の安定性をふまえて各商品を紹介します。

 そして、最後に「結論」として、目的別・価格別にAtlasのおすすめソフト!を提案していきたいと思います。比較的長い記事なので「おすすめソフト」だけ知りたい場合は、最後だけでもある程度分かるように書きました。

1・Mac OSXにセキュリティソフトは必要か?

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 Mac OSXには、「安全神話」があるため、Mac単体でウイルス対策をする人は余りいないかもしれません。実際、Windowsと比較した場合、その安全性は格段に高い設計です。

 しかし、Macに感染するウイルスも増えています。また、対策において即効性が重要なフィッシングなどの問題もあります。

 また、Parallelsなどを使い、MacOS上で、仮想的にWindowsOSを動かしている方も、少なからずいるでしょう。その場合、安全性は保証されません。

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 最近のウイルス対策ソフトは、WindowsとMacにどちらでもOKのクロスライセンスの場合がほとんどです。

 そのため、Windowsマシンも併用していて、そちらにソフトを導入するついでに、Macにも万全を期そうという考えで選ぶのも「あり」だと思います。

ーー

 一方、Mac用にウイルス対策ソフトを選ぶ場合、注意するべき点があります。 

 「Mac対応」製品でも、「Windows版と大きな機能差」を設けている場合があるからです。Macユーザーはしっかりと「チェック」してから購入するべきでしょう。

1・Mac向けウイルス対策ソフト
2・Windows向けウイルス対策ソフト

 なお、今回の記事は、このブログのウイルス対策ソフトの比較記事の1回目記事として書きました。

1・Mac対応ウイルス対策ソフトの種類

 というわけで、具体的な製品の比較をはじめます。

 なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


  

 1・カスペルスキー セキュリティ 1年1台版
  ¥3,356 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

 年数:1年契約
 台数:1台まで
 ライセンス更新 =4,700円

 1・カスペルスキー セキュリティ 1年5台版
  ¥5,242 Amazon.co.jp   (5/19執筆時)

 年数:1年契約
 台数:5台まで
 ライセンス更新 =4,700円

 1・カスペルスキー セキュリティ 3年1台版
  ¥7,666 Amazon.co.jp
(5/19執筆時)

 年数:3年契約
 台数:1台まで
 ライセンス更新=11,000円/3年

 1・カスペルスキー セキュリティ 3年5台版
  ¥9,993 Amazon.co.jp
(5/19執筆時)

 年数:3年契約
 台数:5台まで
 ライセンス更新=11,000円/3年

 こちらは、ロシアカスペルスキー社の総合インターネットセキュリティソフトです。

 ライセンス年数は、3年契約1年契約があります。

 ライセンス台数は、契約1台のみの契約と、5台の契約が選べます。いずれも、登録台数が管理されているため、不正は許されない仕様です。

 ライセンス料は、ヘビーユーザーに向く、3年5台版については割安な傾向で、長期契約なほど有利という仕組みですね。

 契約更新料は、新規契約に比べて「割高」です。これは他社でもそうですが、割引キャンペーン」がなかったら、契約が切れたら、新しく買い直すのが「お得」です。

 利用できるPCは、Macのほか、WindowsやAndroid系スマホが選べます。ご家族が多ければ、フルライセンスも活かせるでょう。 

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 Macのセキュリティに関わる能力は、ウイルスの検索率は高い定評があるのですが、、Macについては「後発」であり、新OS移行時のトラブルは多めの印象です。

 実際、Macユーザーの間では、カスペルスキー社のこの製品は評判がさほど高くはないです。動作が不安定でアクティベーションがうまくいかない、重いという情報がかなりネット上で出ています。

 メーカーの方もそれに対して対策を打っているようなので、あながちブラフという訳でもなさそうです。ただし、年年、その手の話は減っています。

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 一方、カスペルスキーは、フィッシングに関わるブロック機能(多重防護)が評判ですが、Mac版でこの機能はフルに利用できない点はネックです。その他、ソフトの脆弱性を狙った攻撃や、外出先での公衆Wi-Fのセキュリティ対策、ペアレンタルコントロールも、Mac版は利用できません

 動作の軽快さは、Windowsソフトについては問題ありません。ただ、Macについては、デフォルトでインストールしたままの設定で使う場合、スペックの低いパソコンの場合は駆動が多少遅いです。

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 ユーザーサポートは、あまり、比較対象とはされないですが、よく考えると、緊急時に初心者には最も重要な部分でしょう。

 調査時現在、技術的な問題については、WEBフォーム電話に対応です。「テンパっ」た時、最も即効性のある電話サポートは、昼間のみですが、土日も18時まで対応してくれるのは良い部分です。電話料金は、「ナビダイヤル」か「東京の市外局番」で、いずれもユーザー負担です。

 以上、ロシアカスペルスキー社のソフトの紹介でした。Windowsユーザーには、相当評判でコアファンの多いソフトです。ただ、Macについて考える今回の「お題」にそくして言えば、もう少し進化が欲しい部分もあります。


 2・ノートン セキュリティ プレミアム 1年3台版
  ¥6,312 Amazon.co.jp
(5/19執筆時)

 年数:1年契約
 台数:3台/10台まで
 ライセンス更新 非公開/1年

 2・ノートン セキュリティ プレミアム 1年10台版
  ¥13,026 Amazon.co.jp  
(5/19執筆時)

 年数:1年契約
 台数:3台/10台まで
 ライセンス更新 非公開/1年

 2ノートン セキュリティ プレミアム 3年3台版
  ¥10,984 Amazon.co.jp
(5/19執筆時)

 年数:3年契約
 台数:3台まで
 ライセンス更新 非公開/1年

 ノートンは、1990年代からPC関係に携わっていた方なら「誰でも知っている」米国の老舗メーカーの製品です。

 2016年から「ノートンインターネットセキュリティ」から「ノートンセキュリティ」に改名しました。昔は超高級ソフトでしたが、年々ライセンス料が安くなり、とうとうカスペルスキーと同じほどになりました。

 ライセンス年数は、1年契約3年契約があります。なお、契約年数は、他社の動向を見ながら毎年替えています。

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 ライセンス台数3台契約と、10台の契約です。10台は、多くの個人ユーザーにとっては、事実上の「無制限契約」と言えるでしょう。

 ライセンス料は、やはり複数台の長期契約がお得です。3台・3年とカスペルスキーより登録可能台数は少ないのが、ヘビーユーザーには多少ネックです。「ブランド力」と「伝統」は「5本指」では屈指ですから、安売りはしない、ということでしょう。ただ、昔に比べたら、だいぶ安いです。このあたりも「コモディティ化」が進んでいるとAtlasが思う理由です。

 1年間のライセンス更新料は非公開で、ユーザーごとに通知されます。以前はかなり高かったのですが、現在は5000円弱です。ただ、更新月に割り引きキャンペーンなどがなければ、新しくパッケージを買い直すというやり方が良いでしょう。

 利用できるPCは、Windowsのほか、MacやAndroid系スマホが選べます。

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 Macのセキュリティに関わる能力は、ウイルス検出やファイアウォールに関わる部分で、Windows版からの省略はありません。

 ただ、お子さんのためのペアレンタルコントロール機能のうち、SNS監視や個人情報保護の機能がないほか、Windows版でつかえる25GBのオンラインストレージに非対応となります【こちら】。

 ただ、カスペルスキーなど他社に比べると、一般的なセキュリティに関する機能差は少ない状況です。

 動作の軽快さは、他社のクラウドに依拠する部分の多いソフトに比べて、Macでの動作はスペックの低い旧型だと多少重たい印象です。ただ、年年発売の最新の製品、とくにiMacやMBPなら問題なく動くでしょう。

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 ユーザーサポートは、ノートンの場合、24時間対応のチャットでのサポートが年中無休で受けれます。また、駆除不能担った場合の返金保証も付属です。

 ネットに親しんだ初心者には嬉しいでしょう。一方電話の場合は、平日の19時までとなります。また、電話サポートの前に、ネットフォームによる事前情報の提出が必要なので、あまり詳しくないお年寄りなどのサポートには向きません

 以上、米国のノートンの紹介でした。Mac・WindowsだけでなくAndroidにもライセンスが有効であるマルチプラットフォーム仕様ですので、Mac以外のメイン機がある方におすすめできます。

 一方、Mac用として考えた場合、セキュリティの強固さは「折り紙付き」で、ペアレンタルコントロール機能の部分以外の機能面でのWindowsに比べての省略が少ないのも嬉しいですね。


  

 3・ESET パーソナル セキュリティ 1年1台版  
  ¥2,975 Amazon.co.jp
(5/19執筆時)

 年数:1年契約
 台数:1台まで

 ライセンス更新 3900円

 3・ESET パーソナル セキュリティ 1年3台版  
  ¥7,600 Amazon.co.jp
(5/19執筆時)

 年数:1年契約
 台数:3台まで

 ライセンス更新 3900円

 4・ESET ファミリー セキュリティ 1年5台版
  ¥4,770 Amazon.co.jp
(5/19執筆時)

 年数:1年契約
 台数:5台まで
 ライセンス更新 8300円

 4・ESET ファミリー セキュリティ 3年5台版
  ¥4,980 Amazon.co.jp
(5/19執筆時)

 年数:3年契約
 台数:5台まで
 ライセンス更新 8300円

 ESET は、キヤノンの販売するセキュリティソフトです。キャノンは国内総代理店で、開発元は東欧のスロヴァキアのESET社です。日本では、主に企業用として展開していましたが、安さと性能の両立から、むしろ個人ユーザーに人気となり「5本指」に入っています。

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 ライセンス年数は、1年契約3年契約があります。1年契約は「3種類」と充実します。

 ライセンス台数は、1台契約と、3台・5台の契約です。やはり、契約台数は、ライセンス登録時に「監視」されます。

 ライセンス料は、、とくに「1年1台」は相当割安で、コスパを重視するライトユーザーに人気です。逆に、長期契約になると、あまり割安感がないのがネックですね。なお、調査時、1年間のライセンス更新料は3900円でした。新規契約した方が安いです。

 利用できるPCは、Windowsのほか、MacやAndroid系スマホが選べます。

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 Macのセキュリティに関わる能力は、ウイルス検出については、Windows版と同じで、ウイルス検索率が高いことで評判があります。

 とりわけ未知のウイルスの検索率はノートンを上回るという評価もあります。もちろん、ウイルス駆除・ファイヤーウォール・フィッシング対策機能というセキュリティ対策に必須な機能は網羅されていますし、定義の更新も頻繁にあります。

 ただ、Windows版に比べると、インターネットバンキング保護、ランサムウェアの保護、Webカメラアクセス制御、Javaスクリプト攻撃の保護など、未対応のセキュリティ機能もあります【こちら】。MacOSで標準的にカバーしている部分もあるので一概に「手抜き」とは言えないものの、他社と同じく、省略点があるのは認識しておくべきですね。

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 動作の軽快さは、Mac版についてもこのソフトは軽快です。その重さを意識することはまずないでしょう。

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 ユーザーサポートは、キヤノンが窓口となっていますが、電話とウェブフォームで対応します。電話は、土日祝ふくめて日中17時まで対応です。ただし、まれに「定休日」があります。電話料金も、050電話で割安にかけれるので、「五本指」メーカーでもかなり良心的な部類でしょう。

 以上、キャノンのESET ファミリー セキュリティの紹介でした。Macについても、ソフトの出来が良いと言って良いソフトです。重さで不満に感じる方は少ないでしょう。

 電話サポート時間が比較的長く、チャット馴れしてない初心者にはノートン以上に「慌てているときに役立つ」と言えそうです。実際、1年1台契約は最安の部類で、ソフトも軽快なので、初心者にもおすすめできるソフトです。

 こちらは、キヤノンのセキュリティソフトのESETです。契約の形態は、3年契約5台までと、1年契約1台までなどです。とくに1台限定で保守したい場合は、かなり格安です。一方、ライセンス更新料は高めですので、更新年には買い直すのが良いです。


 

 【サポートなし】
 5・ウイルスバスター クラウド 1年3台版
  ¥4,981 Amazon.co.jp
(5/19執筆時)
 【サポート付】
 6・ウイルスバスター クラウド 1年3台版
  ¥7,254 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

 年数:1年契約
 台数:3台まで
 ライセンス更新 =11880円

 【サポートなし】
 5・ウイルスバスター クラウド 2年3台版
  ¥8,963 Amazon.co.jp
(5/19執筆時)
 【サポート付】
 6・ウイルスバスター クラウド 2年3台版
  ¥12,544 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

 年数:2年契約
 台数:3台まで
 ライセンス更新 =11880円

 【サポートなし】
 5・ウイルスバスター クラウド 3年3台版
  ¥11,000 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

 【サポート付】
  6・ウイルスバスター クラウド 3年3台版
  ¥16,889 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

 年数:3年契約
 台数:3台まで
 ライセンス更新 =5080円

 ウイルスバスタークラウドは、日本に本社を置くトレンドマイクロの発売するウイルス対策ソフトです。

 ライセンス年数は、1年契約3年契約があります

 ライセンス台数は、いずれの契約年数の場合も「3台」です。多くの個人が、デスクトップ+ラップトップ+タブレットを所有することを想定しているでしょう。

 ライセンス料は、3年の長期契約まで1年ごとあります。なお、掲示したのは「オンラインコード版」の価格です。パッケージ版はかなり割高ですが、これはデンキヤなどで買う方の、サポート電話率が高いからコストに転嫁したためでしょう。

 利用できるPCは、Windowsのほか、MacやAndroid系スマホが選べます。

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 Macのセキュリティに関わる能力は、ウイルスなどの脅威の検出数をふくめて優秀です。時に、誤った検出をしてしまう場合も多少あります。ただ、このあたりは「石橋を叩いて渡る」堅実性を表しており、一概に悪いとは言えないです。。

 一方で、ランサムウェア対策やフィッシングメール対策など、Windowsに搭載され、Macに搭載されない機能はこの製品もあります【こちら】。これはMac自体のシェア率の低さと、OS自体がある程度「堅牢」であるからと言えます。ただ、セキュリティ対策の「コア」と言える部分は、こちらも「保護」されます。

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 動作の軽快さは、以前は動作が軽いことで有名でした。他社も軒並み追いついて吐きましたが、それでも現在も軽快さはこの機種の「売り」です

 同社のソフトは、80%をクラウド処理するという「外注」方式ですので、通信環境が安定しているご家庭の場合は、とくに最適な製品です。

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 ユーザーサポートは、契約時に「電話サポート付きプラン」がある点がおもしろいです。

 これは、ウイルス対策ソフトに関わらない部分(OSのアップデート通知)などもサポートしてもらえるものです。システム的に、オペレーターと画面を共有しつつ、問題解決にあたるものです。ただ、他社でもそうですが、オペレーター側のスキルの限界はあるので、例えば「実家の超初心者の両親のサポート用」などと割り切ってください。

 なお、サポートプランに入っていない場合でも、ウイルスやセキュリティ上の質問は応答可能です。電話は、年中無休の17時30分までと割と長めです。チャットの場合は21時まで対応してもらえます。その他、LINEやメールでも可能です。また、サポート「加入・未加入」をとわず、電話相談の場合は、シリアル番号とパスワードをネットで入力しないとと「そもそも連絡できない」ので、「慌てたときには不利」です。

 以上、「ウイルスバスタークラウド」の紹介でした。Macユーザーで軽快さのほか、フィッシングや個人情報の流出対策を考えたい場合良い選択肢です。

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 また、ユーザーサポートはMacでも得られるため、「初心者」や、「初心者の両親」のための契約には良いでしょう。Wordを初めとするOfficeソフトやSafari、その他、ハードウェアについても一定の相談に乗っていくれますので、やや高い価格の「安心料」と考えれば、納得できますね。


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 9・マカフィー スモール ビジネスセキュリティ1年版
   ¥5,700 マカフィーダイレクト
(5/19執筆時)
 10・マカフィー インターネット セキュリティ1年版
   ¥7,180 マカフィーダイレクト (5/19執筆時)
 11・マカフィー リブセーフ 1年版
   ¥5,700 マカフィーダイレクト (5/19執筆時)

 年数:1年契約(下位機種のみ5台)
 台数:無制限

 ライセンス更新 =5397円~

 10・マカフィー インターネット セキュリティ3年版
   ¥12,137 マカフィーダイレクト (5/19執筆時)
 11・マカフィー リブセーフ 3年版
   ¥9,300 マカフィーダイレクト
(5/19執筆時)

 年数:3年契約
 台数:無制限
(下位機種のみ5台)
 ライセンス更新 =5397円~

 マカフィー は、米国に本社を置く企業のセキュリティ対策ソフトです。。

 ノートンと並ぶ老舗メーカーで総合力には定評があります。ウイルス検索力などは、競合メーカーに優るとも劣りません。マイクロソフトが正式採用したのがこのメーカーですので。

 マカフィーは、昔からラインナップが複雑で分かりにくい製品です。しかし、現在の所「スモール ビジネス セキュリティ 」リブセーフ」「 インターネットセキュリティ」が「三本柱」です。

ーー

 基本的な違いは、以下の通りです。

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 第1に、「スモール ビジネス セキュリティは、ウイルス対策ファイアウォール機能フィッシングなどWEB対策に対応する、「廉価版」という扱いです。


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 第2に、「インターネット セキュリティ」は、これらに加えて、迷惑メール保護機能と子供の有害サイト対策であるペアレンタルコントロール機能が追加された「中級版」です。ただし、これら2つの追加機能は、Windowsのみ利用可能であるため、Macだけの場合は無意味です。

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 第3に、「リブセーフ」は、これら全ての機能に加えて、パーソナル ロッカーというクラウド上の「1GBのクラウド上のデータ金庫」の利用権が付属します。利用には、PINコードのほか、カメラ(顔認証)とマイク(声紋認証)が使われるという堅牢さです。

ーー

 結論から言えば「スモール ビジネス セキュリティと「インターネット セキュリティ」が他社の、一般的なソフトと「互角の品質」を持つと言えます。

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 10・マカフィー インターネット セキュリティ3年版
   ¥12,137 マカフィーダイレクト (5/19執筆時)

 ただし、3年の長期契約製品があるのは、中位の「インターネット セキュリティ」からなので、一般的にはこちらを選ぶことになるでしょう。また、上位の「リブセーフが特割」でこちらのが安い時期もあるので「要注意」です。

ーーー

 というわけで、「前置き」が長くなりましたが、先ほどと同じように、他社製品との比較をはじめましょう。

 ライセンス年数は、1年契約3年契約があります。

 ライセンス台数は、個人利用ならば、この機種の特徴でインストール台数が無制限です。煩わしい台数認証がないのが、「売り」です。ただし、最も安い「スモール ビジネス セキュリティだけは5台までとなります。

 ライセンス料は、長期契約はお得で、「インターネット セキュリティ」と「リブセーフ」は、3年契約の特売が多く、1万円程の場合があるので注意しましょう。

 利用できるPCは、Windowsのほか、Macの他、iOS, WIndows, Android台数無制限で利用できます。

 Macのセキュリティに関わる能力は、Windowsに比べても問題のない水準です。また、他社と較べた場合、flashやjavaなどのソフトのセキュリティホールを警告してくれる点です。セキュリティ・アップデート忘れをチェックできるため、不正侵入のリスクを軽減できます。

 一方、Mac版のみ省略される機能は、迷惑メール対策機能・ペアレンタルコントロール機能など、Macなら他の機能でも代替できる部分が多いです【こちら】。機能面での省略の少なさは、ノートンと同レベルで高いでしょう。

 動作の軽快さは、マシンスペックさえ問題なければ、Macの場合も十分快適です。

 ユーザーサポートは、テクニカルサポートについては年中無休で、夜の21時まで電話で受け付けてくれます。電話相談の水準としては、相当良いと言えます。チャットも、同じ時間対応してくれます。ただ、電話は、ナビダイヤルですので、料金はユーザー側負担です。いずれにしても「慌てているときに、IDなどを要求しない」のは良心的です。

 以上、マカフィーの紹介でした。台数制限に縛られないのが一番の魅力です。3年の長期契約が割安な時期も多いので、1万円ほどに割引されているようならばこの製品に「決め打ち」でも良いでしょう。

 台数無制限の場合、PC買い換えや、OSのアップグレード際に、ライセンスの移行時の登録制限数のトラブルで煩わされないのが良い部分です。また、ユーザーサポートも、受付時間が長く、その仕組みも「単純明快」なので、初心者の方でも安心できるでしょう。

 また、「インストール台数無制限」は、WindowsなどのOSにも有効で、このソフトはそちらの評価も高いため、BootCampやParallelsなどを運用している方にもおすすめできます。Parallels環境の運用も試しましたが不具合はありませんでした。


 

 [ダウンロード版]

 12・Intego VirusBarrier X9
  ¥4,890 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

 13・Intego Mac Internet Security X9
  ¥5,545 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

 年数:1年契約
 台数:1台まで

 ライセンス更新 =5500円~

 こちらは、IntegoウイルスバリアーX8です。1997年からMac専用のセキュリティ対策ソフトを出してきたMacソフト専業メーカーです。

 ライセンス年数は、1年契約のみです。

 ライセンス台数も、1台までとなります。

 ライセンス料は、1年契約としては多少割高でしょう。なお、Mac Internet Security X8は、ウイルスバリアーX8のほか、ネットバリアX8というソフトが同梱される上位版です。こちらには、ファイアウォール機能が搭載され、外出先の公衆無線LANなどを使う際のセキュリティレベルの向上が見込めます。

 利用できるPCは、先ほど書いたようにMacのみです。一方、スマホ用のサービスは提供していませんが、本体に接続したiPhoneについてもウイルススキャンする機能が付属します。

 Macのセキュリティに関わる能力は、Mac用としては老舗であり、信頼感の裏打ちは十分にあります。また、Macの場合、添付ファイルよりも、マルウェアやアドウェアに対するセキュリティが最も重要になりますが、この点を重要視してるソフトです。

 動作の軽快さは、Windowsで使えない代わりに、Macに不要な機能を根こそぎ削っているので、軽量性・安定性では定評があります。

 ユーザーサポートは、サイト記載の方法は、メールのみです。即効性がないため、この部分は大きな欠点でしょう。

 以上、IntegoウイルスバリアーX8の紹介でした。価格は高いですが、老舗の安心感があるソフトです。大手のソフトもMac用の改良を進めた結果機能面で差はないですが、それでも十分渡り合える実力と軽量性があります。ただ、販売代理店ページに、電話でのサポートの記載のないのは大きなマイナスです。


 

 (3PC1年版)

 14・F-Secure インターネットセキュリティ2014
  ¥5,144 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

 年数:1年契約
 台数:3台
 ライセンス更新 =3639円~

 (3PC3年版)

 14・F-Secure インターネットセキュリティ2014
  ¥9,709 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

 年数:3年契約
 台数:3台
 ライセンス更新 =3639円~

 F-Secureは、北欧フィンランドの会社です。10年ほど前から日本でもセキュリティソフトを販売しています。プロバイダ向けの一括セキュリティサービスなどの展開しています。欧米では、よく見かける対策ソフトの1つですね。

 ライセンス年数は、1年契約3年契約があります。

 ライセンス台数は、1台と3台から選べます

 ライセンス料は、シェアのあまり高くないメーカーにしては、長期契約もやや割高でしょうか。

 利用できるPCは、Windowsのほか、MacやiOSに対応する製品になります。なお、名前に2014とありますが、定期的にアップデートがあるため、こちらも最新機種です。

 Macのセキュリティに関わる能力は、さほど悪評はありません。ただ、近年、情報漏洩にかかわる事件があり、そのためネットでのこの商品の評価が全般的に下がっています。ただ、ソフト自体の安定性や、セキュリティ強度の面の問題ではないようです。

 動作の軽快さは、も同様に問題ありません

 ユーザーサポートは、電話対応かチャットです。電話の場合、平日の17時30分までと短いながら対応します。一方、チャットは、英語ページに飛ばされるなど、調査時の品質はイマイチでした。ただ、ウェブページの日本語表記は、翻訳ソフトを使ったような感じですし、微妙な部分も多いです。


 

 15・スーパーセキュリティZERO 1台用(最新版)
  ¥3,659 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

 16・スーパーセキュリティZERO 5台用(最新版)
  ¥6,872 Amazon.co.jp (5/19執筆時)


 年数:無期限
 台数:1台/5台(Windowsも可能)
 スーパーセキュリティZEROは、ソースネクスト社のセキュリティソフトです。
201805191113.jpg

 ライセンス年数は、無期限であり、「ウイルス定義ファイルの更新が無期限で受けられる」という点です。ただし、注意するべきは、「Macが壊れるまで」「メーカーのOSの公式サポート終了時まで」「AppleによるOSのサポートが切れる場で」という条件付きです。

 ライセンス台数は、1台契約のほか5台契約も選べます。

 利用できるPCは、WindowsとMacとAndroid用のセキュリティが用意されており、どの端末でも制限台数までインストールできます。 

201805191113.jpg  

 Macのセキュリティに関わる能力は、性能面では、ウイルス定義については、東欧のルーマニアのビットディフェンダー社のものを使っています。

 ヨーロッパではシェアが高いソフトで、定義ファイルの更新の点では不安はありません。ファイアウォール機能やペアレンタルコントロール機能も付属します。ただ、パスワード保護や、ファイル暗号化など一部の機能はMacでは使えません

 動作の軽快さは、マシン性能に依存する部分がありますが、軽量性はさほど強調できません。

 ユーザーサポートは、注意が必要です。電話対応はできますが、事前のユーザー登録が必須です。また、メーカー製PC以外は非対応という条件も見逃せないでしょう。

 以上、スーパーセキュリティZEROの紹介でした。3年以上1台のPCを使用し続ける場合に、年数無制限で使える点は、価格面で嬉しいと思います。ただ、インストール端末が厳格に管理される点で、それにまつわる認証トラブルのリスクはあります。

今回のお題
Macで使えるウイルス対策ソフトのおすすめはこれ!

 というわけで、今回はウイルス対策ソフトを紹介してみました。最後にいつも通り、おすすめソフトを書いておきます。


 第1に、安全性・信頼性と価格を重要視した場合に、最もおすすめできるのは、

 2ノートン セキュリティ プレミアム 3年3台版
  ¥11,903 Amazon.co.jp
(5/19執筆時)

 年数:3年契約
 台数:3台まで
 ライセンス更新 非公開/1年

 信頼性    ★★★★★★★
 軽快性    ★★★★★
 年間維持費  ★★★★★ 

 ノートンの3年版をおすすめします。子供の有害サイト対策の部分以外のセキュリティ面で、Windows版からの大幅な機能削除がない点を評価しました。

 価格面でより安い機種や、動作が軽い機種は他にもありますが、「Macを軽視しない企業性」というのは、経験則から言えば、重要視すべきポイントです。Macは1年ごとにOSを更新するため、新しいOSへの対応の速さもこの部分に影響するので、そういった点からはノートンを推したいと思います。

 よりクラウドに依存する軽快な機種もありますが、信頼性を重視する場合は、こちらが良いでしょう。


 第2に、OS付属のセキュリティの「保険」として、動作の軽量性を重視して考えるならば、

  

 4・ESET ファミリー セキュリティ 3年5台版
  ¥4,980 Amazon.co.jp
(5/19執筆時)

 年数:3年契約
 台数:5台まで
 ライセンス更新 8300円

 信頼性    ★★★★★★
 軽快性    ★★★★★
 年間維持費  ★★★★★★★ 

 ESET ファミリー セキュリティが良いでしょう。動作が軽快で、かつウイルスの検索率に定評があり、ノートンほど重くないのもメリット性があります。特に3台5年版は、価格も安いしオススメです。

 MacはOS自体のセキュリティ能力もある程度高いため、Windowsの場合ほど高いセキュリティレベルは不要とも言えます。そういった点では、この機種でも十分です。とくに、あまりスペックが高くないノートPCなどにインストールするならば、不要なトラブルを抱えにくいという点で、こちらが良いと思います。

 なお、こちらのソフトはWindows環境でも評判が良いソフトなので、マルチプラットフォームである方も、こちらをおすすめします!


 第3に、セキュリティの心配その他について、相談できる相手が欲しい場合には、

 

 【サポート付】

  6・ウイルスバスター クラウド 3年3台版
  ¥16,889 Amazon.co.jp (5/19執筆時)

 年数:3年契約
 台数:3台まで
 ライセンス更新 =5080円

 信頼性    ★★★★★
 軽快性    ★★★★★
 年間維持費  ★★★★★  

 ウイルスバスターがおすすめです。「サポート付き」プランの場合、ウイルス関係はもちろん、Mac全般について何らかの相談に載ってくれます。とくに、Apple Careに入っていない方、または、期限が切れた初心者には、心強いサービスでしょう。

 さほど専門的なことまで相談に乗ってくれるわけではないので、初心者の域を既に脱した方は不要でしょう。しかし、「家族と共用」の場合などは、考えても良いプランです。



 第3に、MacのほかにスマホやWindowsなど多数のパソコンで利用する方は、

 201802031907.jpg

 9・マカフィー インターネット セキュリティ3年版
   ¥12,137 マカフィーダイレクト (5/19執筆時)

 10・マカフィー リブセーフ 3年版
   ¥9,300 マカフィーダイレクト (5/19執筆時)

 年数:3年契約
 台数:無制限
(下位機種のみ5台)
 ライセンス更新 =5397円~

 信頼性    ★★★★★
 軽快性    ★★★★★★
 年間維持費  ★★★★★  

 インストール台数無制限のマカフィーが良いでしょう。ウイルス検索性能も老舗だけに信頼できます。直販限定商品ですが、クレジットカードで買えます。

 上述のように、「インターネットセキュリティ」が中位機で、「リブセーフ」が上位機ですが、特売の関係で、時期によっては価格が逆転しています。これは、マカフィーの場合よくあることなので、素直に安い方を買えば良いでしょう。

 性能面ではいずれのデバイスでも安定していますし、ヘビーユーザー向けの細かい設定もかなりできます。

ーーー

 というわけで、今回は、Mac向けのウィルス対策ソフトについて紹介しました。

 もし今回の記事がお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題をシェアしていただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 11:56 | 研究上の道具(ソフトウェア)

2018年05月11日

比較2018' 詳しく解説!Windows10のライセンス数と割安な購入法:Home Professiona,l 64bitと32bit DSP版

【今回レビューする内容】2018年 Windows10の選び方とお得な激安購入法:Home Professiona,l 64bitと32bitライセンスインストール可能台数・アクティベーション・オンライン認証の仕組み・通常版とDSP版の違い・インストール可能な台数 Microsoft Windows 10 Home 日本語版 Microsoft Windows 10 Professional DSP版 DVD LCP オンラインコードダウンロード版・パッケージ版 USBフラッシュドライブ版の違い・ダウングレード権などの情報

今回のお題
ライセンス方式から考えた場合、Win10のお買得なバージョンはどれ?

 ども、Atlasです。

 今日はWindows10のライセンス数やアクティベーション(オンライン認証)の解説記事です。

 201805111253.jpg

 2016年までは、Windows7Windows8から無料でWindows10にアップグレードできました。しかし、残念ながら、既に無料期間は終わっています

 というわけで、以下では、各製品を紹介し、最後に目的別のオススメの買い方を提案していきたいと思います。

1・Windows10のラインアップ

 Windows 10は、色々なバージョンがあって、ライセンス形態がかなり異なります。また、Windows8以前とは販売形態が異なるために、買う際には若干の注意が必要です。

 そこで、今回は、できるだけ分かりやすく説明していきたいと思います。


   

 【Anniversary Update適用版】 

 【USBドライブ】

 1・Windows 10 Home(32/64bit )
  ¥14.814 Amazon.co.jp (5/11執筆時)

 【認証コード】

 2・Windows 10 Home(32/64bit )
  ¥17.600 Amazon.co.jp (5/11執筆時)

  

 【USBドライブ】

 3・ Windows 10 Professional(32/64bit)
  ¥21,636 Amazon.co.jp (5/11執筆時)

 【認証コード】

 4・ Windows 10 Professional(32/64bit)  
  ¥25,325 Amazon.co.jp
(5/11執筆時)

 第1に、最も標準的と言えるのが「通常版」です。

 ライセンス数は、「同時使用しない限り2台まで」とされた以前のWindowsとは異なります。今回は、ライセンス数は「1台まで」です。つまり、「PCか仮想環境PCの1台のみ」という規約であり、それ以上はオンライン認証で弾かれてしまいます。

 製品の種類として【USBドライブ版】【認証コード版】とがあります。

 201805111301.jpg

 【USBドライブ版】は、以前の「パッケージ版」で、DVDの代わりにUSBフラッシュドライブがインストールメディアとして添付されているものです。

 【認証コード版】は、以前の「ダウンロード版」でライセンスコードだけ添付されて、OSはインターネットからダウンロードするタイプです。データでの販売なので、「偽物」の心配がないという利点があります。

 なお、プロフェッショナル版とホーム版との違いについては、後ほどまとめて解説します。


 

 【DSPバンドル版】

 5・Microsoft Windows10 Home 32bit
  ¥18,144 Amazon.co.jp (5/11執筆時)

 6・Microsoft Windows10 Home 64bit
  ¥16.144 Amazon.co.jp
(5/11執筆時)

 

 7・Windows 10 Professional 64bit  
  ¥25,920 Amazon.co.jp (5/11執筆時)

 続いて、【DSPバンドル版】です。

 【DSPバンドル版】は、パソコンやパーツとの「抱き合わせ購入」を条件として売られている特殊なWindows10と言えます。ライセンス数は、先ほどと同じで、「PCか仮想環境の1台のみ」という規約で、それ以上はオンライン認証で弾かれてしまいます。

 【DSPバンドル版】は、DVDでの提供になります。【USBドライブ版】で新規インストール場合、BIOS上で起動ドライブをUSBフラッシュを指定しないといけないため、「敷居が高い」と考える人も多いようです。従来通りのやり方を望むならば、DSP版は(高いけど)選択肢になります。

 【DSPバンドル版】は、32bit版か、64bit版かを購入時に選ぶ必要があります。どちらにすべきか?については、後でまとめて解説します。

 その他の点では同じのため、実際的にはDVDでの提供を受けたい場合以外は、選択するメリットはないです。

2・Win10 HomeとProとの違い

 201805111305.jpg

 Windows10は、Widows 10 homeと、Windows 10 pro、そして、ネットブック用のWindows RTがラインナップされています。このうち、ソフトとして単品で購入可能なのはWidows 10 homeWindows 10 proです。 

 家庭ユーザーは、基本的にプロフェッショナル版を買うメリットは乏しいです。なぜなら、Homeに比べて追加される機能が企業内ネットワークを前提としたグループワークやセキュリティに限定されるからです。

 職場で使うユーザーも、会社自体が対応していない場合は意味が無いため、基本的にpro版を購入する必要はないでしょう。

 201507011045.jpg

 ただし、「以前のWidows OSへのダウングレード権」については、Windows 10 プロフェッショナルだけに付属しています。

 例えば、Windows10で動かないソフトがあり、過去のバージョンに戻らざるを得ない場合、Windows 10 pro を購入していれば、無償で(=古いOSを購入することなしに)過去のOSに戻ることもできます。

 ダウングレードできる過去バージョンは、Windows 8.1 ProWindows 7 Professionalの2種類になります。

3・32ビット版と64ビット版の違い

 201805111307.jpg

 DSP版の場合は、32ビット・64ビットを購入時に選択して、OSを購入する必要があります。(通常版は両方とも付属) 

 両者の違いですが、簡単に言えば、64ビット版は処理速度的に勝るが、10年以上古い周辺機器やソフトが起動しない場合、または不安定な場合があります。一方で、32ビット版は、安定性が抜群ですが、扱えるメモリーが4GBまでに制限されることになっています。 

 Atlasとしては、メモリー使用量が格段に増えてきた昨今の事情をふまえて、64bitをおすすめします。2011年以降に発売された(ATOMのネットブックを除く)Windows用の国産パソコンなやMacの仮想環境での利用ならば、64bitで問題ありません  

今回の結論
Windows10 は、このバージョンを買えば良い!


 というわけで、今回は、Windows10の選び方や、お得な購入方法について解説しました。

 最後にいつものように、事例別にAtlasのおすすめ機種を提案しておきます。

 第1に、既存のWindows 8や7のOSの正規ライセンスを持っている方は、

  

 【Anniversary Update適用版】 

 【USBドライブ】

 1・Windows 10 Home(32/64bit )
  ¥14.184 Amazon.co.jp (5/11執筆時)

 【認証コード】

 2・Windows 10 Home(32/64bit )
  ¥17.600 Amazon.co.jp (5/11執筆時)

  無料でアップグレード期間は終了しています。そのため、OSの新規購入が必要です。DSP版は新規インストールが前提のライセンスなので、引き継ぐ方は正規版のこちらを選ぶとよいでしょう。


 第2に、自作PCや仮想化ソフトに新しくWindows10をインストールする場合は、

  

 【Anniversary Update適用版】 

 【USBドライブ】

 1・Windows 10 Home(32/64bit )
  ¥14.814 Amazon.co.jp (5/11執筆時)

 【認証コード】

 2・Windows 10 Home(32/64bit )
  ¥17.600 Amazon.co.jp (5/11執筆時)

 DSP版は価格が高いので、Windows 10 Home【USBドライブ版】【認証コード版】が良いと思います。

 現在的に、価格的に認証コード版のほうが高いです。ただ、USBドライブ版は、古い機種にそのまま使うには、BIOS設定で起動ディスクをいじる必要があるので、認証コード版のほうが手軽でしょうか。

 なお、Pro版は個人ユーザーが買う意味は乏しいのでHOME版を選びましょう。


 第3に、従来的なDVDを使ったインストールを取りたい人は、

 

 【DSPバンドル版】

 5・Microsoft Windows10 Home 32bit
  ¥18,144 Amazon.co.jp (5/11執筆時)

 6・Microsoft Windows10 Home 64bit
  ¥16.144 Amazon.co.jp
(5/11執筆時)

 DVDが添付されるのはDSP版だけなので、こちらを選ぶ必要があります。バージョンは相当古いPCで無い限りは、64bit版を選びましょう。


 第4に、Windows8やWindows7にダウングレードする可能性がある場合は、

  

 【USBドライブ】

 3・ Windows 10 Professional(32/64bit)
  ¥21,636 Amazon.co.jp (5/11執筆時)

 【認証コード】

 4・ Windows 10 Professional(32/64bit)  
  ¥25,325 Amazon.co.jp
(5/11執筆時)

 ダウングレード権が付属するのは、プロ版だけのため、プロフェッショナル版を選ぶ必要があります。 

補足・同時に必要なソフトなど

1・Windows版Office2016の比較
2・Mac版Office2016の比較
3・Windows 10の購入法
4・Mac用仮想化ソフトの比較

5・ウイルス対策ソフトの比較
6・Adobe CCの比較

 このブログ「モノマニア」には「PCソフト」に関する比較記事が、他にもあります。

 201507041547.jpg

 【ダウンロード版】

 Microsoft Office Personal 2016
  ¥29,252 Amazon.co.jp
(5/11執筆時)

 第1に、オフィスソフトの比較記事です。 

 よろしければ、上記1番の【Office2016の比較記事 】をご参照ください。

  

 5・ESET パーソナル セキュリティ 1年版  
  ¥2,980 Amazon.co.jp
(5/11執筆時

 第2に、セキュリティソフトの比較記事です。

 個人利用ならば、非常に格安なキヤノン社の対策ソフトをおすすめします。

 また、その他のセキュリティソフトについては、信頼性や年間維持費などの観点から【Windows向けのウイルス対策ソフトの比較記事 】があります。そちらもよろしければ、ご覧ください。

  

 第3に、仮想化ソフトの比較記事です。

 Macユーザーで仮想環境でWindowsをインストールする方は、こちらの【仮想化ソフトの比較】もよろしくお願いします。

ーーー

 最後になりましたが、今回の記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマーク などで話題を共有していただければ嬉しいです。ではでは。

posted by Atlas at 13:21 | 研究上の道具(ソフトウェア)

2018年04月26日

比較2018' 最新スマホ用辞書アプリ43点の性能とおすすめ【Android・iPhone】英語辞書・英和辞典・国語辞典・百科事典・ドイツ語辞書・フランス語辞書・広辞苑・医学事典セットなど】

【今回レビューする内容】2018年 スマホ用の英語辞書など辞書アプリの性能とおすすめ・選び方:Android iPhone対応:辞書間の串刺し検索・統合・応談検索など:ビックローブ辞書・物書堂・計測技研(富士通)・ロゴヴィスタなど

今回のお題
用途別のスマホ用の辞書アプリのおすすめはどの製品?

 ども!Atlasです。

 今日はスマホ用の辞書アプリを比較します。AndroidにもiPhoneにも対応するように書きました。

 スマホ用の辞書アプリを選ぶ場合、注意するべきポイントを解説した後、各辞書のおおまかな特長の紹介をします。

 そして、最後にAtlasのおすすめ製品を提案していくつもりです。

1・スマホ用辞書の選び方と注意点

 スマホ辞書は、(紙の)辞書を出版する出版社が、辞書コンテンツを販売する辞書ブラウザメーカー(=アプリ販売メーカー)に、ライセンスを卸す形で販売されています。

 そのため、同じ辞書であっても、検索の使い勝手などが大幅に異なります。また、新版の辞書がすでに販売されていても、ほぼ同価格で旧版が併売されている点も、紙の辞書との違いとして注意が必要でしょう。

ーー

 なお、今回の記事で最も注目するのは、「購入した複数の辞書間の串刺し検索(横断検索)」ができるかという点です。複数の辞書を同時に検索できると、使い勝手の部分で便利ですが、それに対応しないメーカーが結構あります。

 今は1冊のみ欲しい方絵も、対応するメーカーを選ばないと、後で追加したときにその辞書を横断検索できません。これでは「もったいない」ので、辞書ブラウザメーカーは、最初の辞書を買う際に、しっかり考えるべきです。

 以下の図表は、メーカーごとの状況を調べた結果です。

メーカー名 串刺し検索
【B】ビッグローブ辞書 未対応
【L】ロゴヴィスタ Androidは対応
【M】物書堂 セット商品のみ
【K】計測技研 Androidは対応

 第1に、業界大手の【B】ビッグローブ社の辞書です。

 こちらは、串刺し検索については、現状では未対応です。ただし、1つの辞書のみが欲しいという場合は、検索の使い勝手もよく、価格も安い製品です。また、辞書のラインナップも多めです。

  201802101229.jpg

 【Android版】

 LogoVista電子辞典閲覧用ブラウザ
  ¥0 Amazon.co.jp (4/26執筆時)

 第2に、古参の辞典ブラウザメーカー樽【L】ロゴヴィスタ社の辞書です。

 こちらの場合、Android版については「完全に横断検索に対応」します。

 上記の専用ブラウザを用意すれば、複数の辞書の横断検索が可能です。こういった利用法は、紙の辞書ではできないデジタルベースの利点ですので、使い勝手においては、ロゴヴィスタは一歩抜けます。

 ただし、iOS系については、OSのセキュリティ関係の問題アプリ間連携ができないためか、こうした便利な機能は利用できません。串刺し検索をしたい場合は、同社の「複数辞書セット」を購入するのが唯一の方法です。

 なお、セット辞書やその構成については、記事の中で個別的に紹介します。

 201802101249.jpg 

 第3に、物書堂という、iOS系の製品のみ販売している会社の場合です。

 こちらは、横断検索には対応しません。ただし、単語をなぞった部分について、「他のアプリで検索」を選択し、特定のアプリを起動させることは対応します。

 また、辞典Appで検索 という、URLで同様の検索する方法も提案されますが、いずれにしても、横断検索は不可能です。


201802101252.jpg

 第4に、【K】計測技研(富士通)です。

 こちらは、Android版については、相互串刺し検索に対応します。iOSについては、セット販売の辞書のみの対応です。

ーー

メーカー名 略号
ビッグローブ辞書 【B】
ロゴヴィスタ 【L】
物書堂 【M】
計測技研 【K】

 こうした状況をふまえると、Androidについては、ロゴヴィスタと計測技研が良いと言えます。iOSは、複合検索は基本的に無理なので、単体を買うか、各社の複数辞書セットを選ぶのが良いでしょう。

 以下の記事では、各辞書について簡単に解説を加えていきます。

 その際には、販売しているメーカー名を示すため、以上の図表のような略号【B】など)を用います。

2・スマホの英語辞書アプリの比較

 では、紹介に入ります。

 なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


 180210-0026-16%.png

 【Android版】

 1・ジーニアス英和(第5版)・和英(第3版)辞典 【B】
 1・ジーニアス英和(第5版)・和英(第3版)辞典 【L】
  ¥5,000 Amazon.co.jp (4/26執筆時)

 2・ウィズダム英和・和英辞典 公式アプリ【B】
  ¥1,900 Amazon.co.jp (4/26執筆時)

 3・旺文社オーレックス英和・和英辞典 【B】【旧1版】
  ¥2,600 Amazon.co.jp (4/26執筆時)

 【iPhone版】【物書堂】

 1・ジーニアス英和(第5版)・和英(第3版)辞典【G】
 1・ジーニアス英和(第5版)・和英(第3版)辞典【M】
  ¥5,000 iTunes Store (4/26執筆時) 

 2・ウィズダム英和・和英辞典 公式アプリ【M】
  ¥2,900 iTunes Store (4/26執筆時)

 3・旺文社オーレックス英和・和英辞典 【M】【新2版】
  ¥4,800 iTunes Store (4/26執筆時)

 ジーニアス・ウィズダム・オーレックスは、高校生が使う英語の中辞典です。

 以前紹介した【高校生向きの電子辞書の比較記事】で書いたように、高校生向きの辞書として「三種の神器」と言えます。

 英語の勉強のてはじめに、高校生や社会人が「とりあえず1冊だけ」買うならば、最もシェアが多く、普遍的で使いやすいといえるジーニアス英和・和英辞典が良いでしょう。

 それに追加するならば、コーパス(PCで収集した語彙のデータベース)から作成されている点で、日常英会話に強いウィズダム英和和英辞典と、用例が豊富で、英作文やビジネスレターの作成に参考になるオーレックス英和辞典・和英辞典を選ぶと良いでしょう。

 iPhone・iPadの場合、【M】物書堂のアプリで3つ揃うため、高校生のスマホ勉強用には良い構成です。現状串刺し検索はできませんが、それぞれの辞書の単語をなぞることで、他の辞書に飛べるため、ある程度便利に使えるでしょう。

 Android系の場合は、網羅するのが串刺し検索のできないビックローブというのがネックですが、今後の対応の可能性を考えれば同社でしょうか。ただし、オーレックスが旧1版である点は、それでも問題です。


 201802101614.jpg

 【Android版】

 4・新英和中辞典 第7版 (研究社)【K】
  ¥2,200 Amazon.co.jp (4/26執筆時)

 5・新和英中辞典 第5版 (研究社)【K】
  ¥2,200 Amazon.co.jp (4/26執筆時)

 【iPhone版】

 4・新英和中辞典 第7版 (研究社)【K】
  ¥2,200 iTunes Store (4/26執筆時)

 5・新和英中辞典 第5版 (研究社)【K】
  ¥2,200 iTunes Store (4/26執筆時)

 新英和中辞典・新和英中辞典も、グレードとしては、高校生向けの辞典です。ただ、新英和は、2003年から改定がなく、文章も硬いです。というか、だいぶ「大人」なAtlasですが、高校時代、これが「指定辞書」でした。それだけ「古参」です。

 値段もさほどお買得ではないので、用例を知りたく、複数の辞書にあたりたい方以外は、選ばない方が無難でしょう。もとはたしかな辞書なので、いずれにしても、改定が急がれます。


 201802101615.jpg

 【Android版】

 6・デイリーコンサイス英和・和英辞典【L】
  ¥1,200 Amazon.co.jp (4/26執筆時)

 【iPhone版】【ロゴウィスタ】

 6・デイリーコンサイス英和・和英辞典【L】
  ¥1,200 iTunes Store (4/26執筆時)

 7・ エースクラウン英和辞典 第2版【M】
  ¥1,900 iTunes Store (4/26執筆時)

 デイリーコンサイス英和・和英辞典は、「コンパクト小辞典」といえる薄い英語辞典です。紙の辞書の場合は、「軽い・持ちはこびしやすい」というメリット性がありました。しかし、スマホで使う場合は、ネット辞書もありますので、不要でしょう。

 エースクラウン英和辞典は、中学生の英語学習用の辞書です。中学生向けの初等英語辞典のスマホ用は、これ以外ないので、必要ならば、これと言うことになるでしょう。


 
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 【Android版】

 8・リーダーズスペシャル for Android 【L】
  ¥11,800 Amazon.co.jp (4/26執筆時)

 【iPhone版】

 8・リーダーズスペシャル for iOS 【L】
  ¥11,800 iTunes Store (4/26執筆時)

 9・新編英和活用大辞典【L】
 
 ¥10,800 iTunes Store (4/26執筆時) 

 10・新英和大辞典第6版 【L】
  ¥13,800 iTunes Store (4/26執筆時) 

 11・新和英大辞典第5版 【L】
  ¥13,800 iTunes Store (4/26執筆時) 

 リーダーズは、研究社が販売する日本を代表する英和大辞典です。英語を専攻する大学生や翻訳者などの「マスト」として、【大学生用の電子辞書の比較記事】でも以前紹介しました。 ロゴヴィスタビックローブから販売されますが、いずれも、紙版辞書で言うところのリーダーズ英和辞典リーダーズプラスの2冊セットです。

 新編英和活用辞典は、英語の活用方法を調べる辞典で豊富な文例が自慢です。新英和大辞典・新和英辞典は、リーダーズと同じ研究社の英語大辞典ですが、どちらかといえば、「英語研究」よりの学者向け辞書です。  なお、これら3冊の辞書は、ロゴヴィスタからiOSのみでの販売です。串刺し検索で威力を発揮する辞書ですが、iOSでは対応できないのが無念ですね。

 それをふまえれば、「とりあえず1冊」として、リーダーズを買うのがiOS Androidの場合も現状では良いでしょう。


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 【Android版】

 12・ジーニアス英和大辞典アプリ【B】
  ¥9,800 Amazon.co.jp (4/26執筆時)

 13・ランダムハウス英和大辞典【B】
  ¥3,800 Amazon.co.jp (4/26執筆時)

 【iPhone版】

 12・ジーニアス英和大辞典アプリ【B)】
  ¥9,800 iTunes Store (4/26執筆時) 

 13・ランダムハウス英和大辞典【B】
  ¥3,800 iTunes Store (4/26執筆時)

 ジーニアス英和大辞典は、大修館の販売するジーニアス系の大辞典です。大辞典では研究社のほうがシェアがありますが、こちらも用例数を含めてそれに匹敵しており、代替として利用しても問題ないでしょう。

 ランダムハウス英語大辞典は、日本の大辞典辞書としては珍しく、アメリカ英語を基本にした大辞典です。アメリカ研究者の「マスト」であり、Atlasも所有しています。古くなったのでそろそろ改訂して欲しいのですが、代わりとなる辞書は目下ない状況です。

 こちらも、串刺し検索で便利な辞書ですが、【B】ビックローブ辞書、串刺し未対応ですので、この点はネックですね。


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 【Android版】

 14・オックスフォード現代英英辞典
  ¥3,000 Amazon.co.jp (4/26執筆時)

 【iPhone版】

 14・オックスフォード現代英英辞典
  ¥3,000 iTunes Store (4/26執筆時)

 15・コリンズ英語辞典+シソーラス【M】
  ¥840 iTunes Store (4/26執筆時)

 16・コウビルド英英辞典(米語版)第2版 【M】
  ¥2,300 iTunes Store (4/26執筆時)

 17・ コウビルド英英辞典(第8版) 【M】
  ¥2,300 iTunes Store (4/26執筆時)

 18・ 小学館 オックスフォード英語類語辞典 【M】
  ¥2,800 iTunes Store (4/26執筆時)

 19・小学館 オックスフォード 英語コロケーション辞典 【M】
  ¥2,800 iTunes Store (4/26執筆時)

 英英辞典・英語辞典で、日本のメーカーが関与して、日本の辞書ブラウザで表示できるものは以上です。このほか、外国のアプリで対応できるものならば無数にあります。

 一冊だけ入れておくならば、オックスフォード現代英英辞典でしょう。ロングマンと並ぶ、英英辞典の双璧ですから。

 iOSについては、物書堂が、「三番手」といえるコウビルドについて多くの辞書を網羅してくれています。串刺し検索は未対応ですが、単語をなぞった部分について、「他のアプリで検索」を選択し、特定のアプリを起動させることは対応します。割と便利に利用できるかもしれません。


 201802101814.jpg

 【Android版】

 20・クラウン仏和辞典 第6版【B】
  ¥2,900 iTunes Store (4/26執筆時)

 21・クラウン独和辞典 第4版【B】
  ¥3,200 Amazon.co.jp (4/26執筆時)

 【iPhone版】

 20・クラウン仏和辞典 第6版【B】
  ¥2,900   iTunes Store (4/26執筆時)

 21・クラウン独和辞典 第4版【B】
  ¥3,200 iTunes Store (4/26執筆時)

 22・アクセス独和・和独辞典 【M】
  ¥7,400 iTunes Store (4/26執筆時)

 23・小学館 ロベール 仏和大辞典 【M】
  ¥5,800 iTunes Store (4/26執筆時)

 24・小学館 独和大辞典(第2版) 【M】
  ¥5,800 iTunes Store (4/26執筆時)

 独和辞典・仏和辞典は、ビックローブ物書堂の2社から販売されています。

 中辞典といえるクラウンとアクセスのほか、大辞典も2冊網羅されています。おそらく、大学生の第二外国語に利用するニーズがあるのでしょう。

3・スマホの国語辞書アプリの比較

 続いて、国語系の辞書について見ていきます。


 201802101812.jpg

 【Android版】

 25・広辞苑 第七版【岩波書店】【K】
  ¥9,800 Amazon.co.jp (4/26執筆時)

 26・大辞林【B】
  ¥1,600 Amazon.co.jp (4/26執筆時)

 27・デジタル大辞泉(小学館)【K】
  ¥2,000 Amazon.co.jp (4/26執筆時)

 【iPhone版】

 25・広辞苑第七版【岩波書店】 【K】
 26・広辞苑第七版【岩波書店】 【L】
  ¥9,800 iTunes Store (4/26執筆時)

 27・大辞林【M】
  ¥2,600 iTunes Store (4/26執筆時)

 28・精選版 日本国語大辞典 【M】
  ¥7,800 Amazon.co.jp (4/26執筆時)

 広辞苑は、語数の多い国語大辞典(専門的には中型国語辞典と呼称)です。2018年に改定になったばかりの第7版がすでに、計測技研ロゴヴィスタ(iOSのみ)から販売されています。

 明治・大正の古い言葉に強い辞書ですが、改定では新語も増えて、より使いやすい辞典になりました。日本を代表する辞書ですが、コンテンツを安売りしないため、本当に使わない方には割高です。

 大辞林は、広辞苑に並ぶ国語大辞典です。紙版はやや古いのですが、電子版は、スーパー大辞林3.0として増補版が出ており、こちらはその系統です。用例的には、伝統的に現代語に強いと言われます。

 大辞泉は、小学館の版倍する国語大辞典です。大辞林同様に、現代語に強いと言われる大辞典です。比較的最近に初版が発行された辞書なので、全体の構成も見やすいです。

 日本国語大辞典は、小学館が販売する収録語数では日本一の辞書です。こちらは、紙版でいうところの「精選版」で、そのうち辞書3冊分に圧縮した辞書です。串刺し用には便利でしょうが、一般向けには、やや専門的です。

 以上、国語系の大辞典の紹介でした。選ぶならばやはり「広辞苑」でしょう。表現においては保守とはいえ、新語に弱いという不評は今回の改定で、だいぶ是正されました。一方、価格重視ならば大辞林でも十分用途を果たすでしょう。

 なお、横断検索目的ならば、Android版は、幸い、串刺し対応の計測技研が販売するため、購入するならばこちらでしょうか。


 201802101811.jpg

 【Android版】

 29・新明解国語辞典 第七版【B】
  ¥1,200 Amazon.co.jp (4/26執筆時)

 30・三省堂国語辞典 第七版【B】
  ¥1,700 Amazon.co.jp (4/26執筆時)

 31・明鏡国語辞典MX第二版 【K】
 31・明鏡国語辞典MX第二版  【L】
  ¥1,200 Amazon.co.jp (4/26執筆時)

 32・岩波国語辞典第七版 新版 【L】
  ¥3,292 Amazon.co.jp (4/26執筆時)

 【iPhone版】

 29・新明解国語辞典 第七版 【B】
  ¥1,900 iTunes Store (4/26執筆時)

 30・三省堂国語辞典 第七版【B】
  ¥1,700 iTunes Store (4/26執筆時)

 31・明鏡国語辞典MX第二版 【B】【L】
  ¥1,200 iTunes Store (4/26執筆時

 これらは、国語の中辞典です。高校生などが使う一般的な辞書で、「国語辞典」といえば、このグレードです。

 新明解国語辞典は、三省堂の販売する辞書です。古くは用例の独創性で注目を浴びましたが、今でも、「明解的な語の解釈」はファンが多い辞書です。

 三省堂国語辞典も、三省堂が販売する辞書です。新語に強い一方で、表現が簡明でとっつきやすいので、学習用の辞書として人気が高いです。

 明鏡国語辞典は、大修館の発売する国語辞書です。「発見学習型の国語辞典」と言えます。誤用などの用例が豊富南なほか、文法に関する説明も充実するため、「自力で学習するタイプ」の受験生などに人気です。初版も比較的新しく、後発ゆえに、かえって、読んで面白い、という点で、この辞書は突出しています。なお、こちら「MX」は、紙版の改訂版となり、新語などを増やしています。

 岩波国語辞典は、広辞苑の「弟分」的な国語辞書です。表現が割と硬く、保守的な辞書と言われます。学習用としては、やや固く、とっつきにくいですが、伝統的な辞書として存在感があります。

 以上、国語辞書の紹介でした。一般教養のために買われるのならば、明解明鏡が良いでしょう。受験学習の補助に「1冊」使うならば、個人的には、三省堂国語辞典でしょうか。

 メーカーとしては、計測技研(富士通)については、Android版について、先ほど紹介した広辞苑と明鏡が串刺し利用できます。わりと「正反対」といえる個性の辞書なので、串刺しの場合は、重宝しそうです。


 201802101617.jpg

 【Android版】

 32・角川類語辞典【K】
  ¥2,600 Amazon.co.jp (4/26執筆時)

 【iPhone版】

 32・角川類語辞典【K】
 32・角川類語辞典【M】
   ¥2,600 iTunes Store (4/26執筆時)

 33・日本語大シソーラス−類語検索大辞典 【L】
  ¥5,000 iTunes Store (4/26執筆時)

 これらは、国語の類語辞典です。文章執筆にあたって、表現を豊かにする際などに利用するものです。

 収録語数でいうと、日本語大シソーラスが良いのですが、こちらは2017年に、紙については第2版がでていますが、スマホアプリにはまだなっていません。価格も高いので、1つ選ぶとすると角川類語でしょう。

 オススメは、Android版については、やはり、串刺しに対応する【K】計測技研です。同社は、国語に強いですね。


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 【Android版】

 34・新漢語林【大修館書店】第二版【L】
 34・明鏡漢語林MX【大修館書店【K】
  ¥1,900〜 Amazon.co.jp (4/26執筆時)

 35・漢字源 改訂第五版【L】
  ¥3,100
Amazon.co.jp (4/26執筆時)

 35・大修館 全訳古語辞典 【L】
  ¥2,100 Amazon.co.jp (4/26執筆時)

 【iPhone版】

 34・新漢語林MX【大修館書店】第二版
  ¥1,600 iTunes Store (4/26執筆時)

 35・漢字源 改訂第五版【L】
  ¥3,100 iTunes Store (4/26執筆時)

 36・大修館 全訳古語辞典 【L】
  ¥2,200 iTunes Store
(4/26執筆時)

 37・漢辞海 第三版 【M】
  ¥3,000 iTunes Store
(4/26執筆時)

 これらは、漢和辞典と古語辞典です。

 新漢語林は、日本の漢和辞典として著名で、学校の採用率も高いです。2011年に改訂版となります。なお、【K】計測技研から発売されているのは、先ほど説明した明鏡国語辞典とのW仕様となります。

 漢字源は、学研の高校生の漢文向けの辞書です。用例を含めてそれに特化してあるのが特徴です。2010年に改訂されています。

 全訳古語辞典は、スマホ用としてはおそらく唯一の古語辞典です。2011年の更新で、やはり、大学入試用の古文に特化した、学生向き辞書です。

 漢辞海は、三省堂が販売する漢和辞典です。こちらも、高校生の漢文向けに対応するものですが、紙版では4版が出ているため、現状ではイマイチでしょうか。

4・スマホの百科事典アプリの比較

 

 【Android版】

 38・ブリタニカ国際大百科事典 小項目版 【L】
  ¥8,400 Amazon.co.jp (4/26執筆時)

 【iPhone版】

 38・ブリタニカ国際大百科事典 小項目版 【L】
  ¥8,400 Amazon.co.jp (4/26執筆時)

 百科事典は、現状スマホで利用できるのは、ブリタニカのみです。

 ネット上のWikipediaは、典拠の部分で大学などでは「禁止」の場合もあるため、補助として、文責のハッキリするこうした百科事典を導入しておくのも良いでしょう。

 個人的には、ニッポニカ・大日本百科などの他の時点も対応して欲しいところです。

5・辞書アプリセットの比較

 最後に、複数冊の辞書がセットになったタイプの紹介です。

 冒頭に書いたように、iOS系は、串刺し未対応なので、こういった統合タイプは利便性が高いです。


 

 【Android版】

 39・ウルトラ統合辞書2017【K】
  ¥14,800 Amazon.co.jp (4/26執筆時)

 【iPhone版】

 39・ウルトラ統合辞書2017【K】
  ¥14,800 iTunes Store (4/26執筆時)

 ウルトラ統合辞書2017は、計測技研(富士通)が販売する統合辞書です。

  201802101539.jpg

 「1つのアプリ」に「複数の辞書」が入っている構成ですから、iOSでも横断検索(串刺し検索)に対応する点が魅力です。

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 収録辞書は、上表の通りです。上記で消化した広辞苑・リーダーズ英和辞典・漢語林が網羅されるのが嬉しいです。広辞苑が2008年の6版という部分がネックですが、本体価格の安さをふまえれば、それでもお得です。

 それをふまえれば、「とりあえず1冊」として、リーダーズを買うのがiOS Androidの場合も現状では良いでしょう。


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 【iPhone版】

 40・研究社 英語大辞典セット 【L】
  ¥34,800 iTunes Store (4/26執筆時)

 40・美しい日本語のための 言葉遣い辞典セット 【L】
  ¥23,800 iTunes Store (4/26執筆時)

 41・基礎学習セット 【L】
  ¥12,800 iTunes Store (4/26執筆時)

 42・南山堂医学辞典セット 【L】
  ¥27,800 iTunes Store (4/26執筆時)

 43・医学プレミアム辞典セット【L】
  ¥42,800 iTunes Store (4/26執筆時)

 これらは、ロゴヴィスタが販売する辞典セットです。5つの構成となります。

 第1に、研究社 英語大辞典セットは、新英和大辞典・新和英大辞典・新編英和活用大辞典の3冊のセット版です。横断検索に対応できます。

 英語系大辞典が、類語辞典を含めて3冊と、串刺し検索できる用例としては、iOS屈指でしょう。

 第2に、美しい日本語のための 言葉遣い辞典セットは、研究社の日本語コロケーション辞典日本語口語表現辞典類義語使い分け辞典と、大修館の類語辞典である日本語大シソーラスのセットです。

 一般的な国語辞書が網羅されないのは謎ですが、文章執筆者が「ちょっと類似の表現がないか」など、サクッと検索する用途では便利そうです。

 第3に、基礎学習セットは、ジーニアス英和(第5版)・和英(第3版)辞典新明解国語辞典 第七版新漢語林 第二版・全訳古語辞典のセットです。

 英語辞書・国語辞典・漢和辞典・古語辞典のセットであり、スマホで勉強する高校生が必要な辞書が網羅されている点が嬉しいです。価格も安いので、iPhoneユーザーにはかなりオススメですね。

 第4に、南山堂医学辞典セットは、南山堂医学大辞典20版医学英和大辞典12版のセットです。

 第5に、医学プレミアム辞典セットは、これに、 リーダーズ英和辞典広辞苑がセットになった物です。ただし、広辞苑は旧第6版であるため、微妙ですね。

 以上、辞書セットの紹介でした。串刺し検索できないiOS系のユーザーはこうしたモデルは一定の意味があるでしょう。とくに、基礎学習セットは、網羅性が高いので、高校生などのほか、教養のため「一通り辞書を入れておきたい」と考えている一般の方にもおすすめできそうです。

今回の結論!
用途別のスマホ用の辞書アプリのおすすめはこの製品!

 というわけで、今回は、スマホ用の辞書アプリの紹介でした。

 最後に、Atlasのおすすめ製品!を提案しておきます。


 第1に、Android系向きにおすすめな、辞典の構成としては、

 201802101628.jpg

 【Android版】

 1・ジーニアス英和(第5版)・和英(第3版)辞典 【L】
  ¥5,000 Amazon.co.jp (4/26執筆時)

 31・明鏡国語辞典MX第二版  【L】
  ¥1,900 Amazon.co.jp (4/26執筆時)

 38・ブリタニカ国際大百科事典 小項目版 【L】
  ¥8,400 Amazon.co.jp (4/26執筆時)

 この構成でしょう。英語の辞書を「1冊」に限定するならば、ジーニアス英和・和英が適当です。その上で、日常生活用に、明鏡国語辞典と百科事典としてブリタニカを加えれば十分でしょう。

 Android系のロゴヴィスタについては、先述のように「横断検索」に対応できるため、便利に使えると思います。

ーー

 201802101633.jpg

 【Android版】

 25・広辞苑 第七版【岩波書店】【K】
  ¥9,800 Amazon.co.jp (4/26執筆時)

 34・明鏡漢語林MX【大修館書店】【K】
  ¥1,600 Amazon.co.jp (4/26執筆時)

 32・角川類語辞典【K】
  ¥2,600 Amazon.co.jp (4/26執筆時)

 4・新英和中辞典 第7版 (研究社)【K】
  ¥2,200 Amazon.co.jp (4/26執筆時)

 5・新和英中辞典 第5版 (研究社)【K】
  ¥2,200 Amazon.co.jp (4/26執筆時)

 一方で、国語を中心に考えている場合ば、計測技研(富士通)で統一したこの構成がオススメです。

 最新の国語大辞典である広辞苑を軸に、それを口語方面で補う明鏡、文章校正などに有用な角川類語で補います。英語も計測技研の辞書が良いでしょう。


 第2に、iPhone iPad向きにおすすめな辞典の構成としては、


201802101637.jpg

 41・基礎学習セット 【L】
  ¥12,800 iTunes Store (4/26執筆時)

 ロゴヴィスタの基礎学習セットでしょう。 ジーニアス英和(第5版)・和英(第3版)辞典新明解国語辞典 第七版新漢語林 第二版・全訳古語辞典のセットとなります。

 高校生で、スマホで手軽に辞書を検索したいと考えている方のほか、一般向けで網羅的に検索したいというニーズにも対応できますから。

 iOSはアプリ横断型の串刺しシステムが構築できない以上、こういった携帯のものを選んだ方が恐らく満足度は高いです。

ーーー


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 【iPhone版】

 39・ウルトラ統合辞書2017【K】
  ¥14,800 iTunes Store (4/26執筆時)

 一方、もう少し「大人向け」「大学生向け」と考えた場合は、広辞苑・リーダーズ英和辞典・漢語林の構成の計測技研のウルトラ統合辞書2017がオススメですね。

ーーー

 というわけで、今回はスマホ用辞書アプリの紹介でした。

1・小学生向け電子辞書の比較
2・中学生向け電子辞書の比較
3・高校生/大学受験向け電子辞書の比較
4・大学生向け電子辞書の比較
5・英語学習向け電子辞書の比較
6・電子辞書の賢い選び方【まとめ記事】

 なお、「串刺し検索」の利便性や「辞書の多様性」を考えると、やはり専門機を買うのも「手」となります。

 この場合は、とくに6番の記事からお読み頂くと参考になるかと思います。

 また、最後になりましたが、皆様のお役にたったならば、SNSなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 22:35 | 研究上の道具(ソフトウェア)

2018年04月08日

比較2018' Adobe CCの価格とライセンス数とアクティベーションの情報:【アドビ フォトショップ CC イラストレーター CC】激安購入法やアカデミックライセンスの資格など

【今回レビューする内容】2018年 Windows版 Adobe Creative Cloud のライセンス台数やお得な購入法:3ヶ月版 12ヶ月版 学生・教職員個人版オススメの選び方など

【比較する製品型番】Adobe Photoshop CC Adobe Illustrator CC Adobe InDesign CC Adobe Acrobat 2017 Standard Pro Adobe Photoshop Elements 2018 Adobe Photoshop CS6 Extended Adobe Illustrator CS6 Adobe Design Standard CS6 Adobe Design & Web PremiumCS6   Adobe Dreamweaver CC Adobe Premiere Pro CC Adobe Muse CC

今回のお題
アドビ社ソフトのお得な購入方法について考える

 どもAtlasです。

 今日はAdobe(アドビ)社の製品についてです。Photoshop CC/ Illustrator CC等の最新製品の購入法について比較します。

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 2013年3月から、Adobe社はパッケージ版(箱版)の店頭販売をCS6までとして、それ以後の最新バージョン(Adobe Creative Cloud)は、1年/3ヶ月ライセンス契約による販売に限定することになりました。

 また、Mac OSX版については、2016年発売予定の「OS 10.12」からJava5がサポートされない関係で、CS6以前のAdobeは使用できなくなります。

 というわけで、今回は、現在の状況の対応版として、記事を書きました。

 なお、アマゾンだけではなく、デンキヤも含めて、ダウンロードライセンス版のみの販売になります。デンキヤではシリアル番号が書かれたカードが売られることになります。もちろん説明書も付属しませんし、割高です。

1・Adobe CCについて

 はじめに、「最新バージョン」のAdobe Creative Cloudについてです。

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 事実上の旧バージョンとなるCS6と比較した場合、「数百種類もの新機能」が搭載されたと宣伝されています。Photoshopにおける手ぶれ補正、イラストレーターにおける文字タッチツールなどがとりわけピックアップされています。

 ただ、今後Creative Cloudのみ対象の機能バージョンアップがその都度進んでいくようです。

 Adobe CCは「クラウド」の看板が示すように、20GBのクラウドストレージを利用して、オンライン同期を用いての作業が可能になりました。自宅と職場でデータを同期するなどが可能になりました。

 なお、クラウド版とはいえ、インターネットに常時接続している必要はありませんが、30日に1度、ライセンス確認のために通信は必要です。 

 さて、今回のラインナップは、かなりシンプルになりました。


  

 1・Adobe Creative Cloud 12ヶ月版
  ¥59,760 Amazon.co.jp  (4/8執筆時)

 こちらが最も高い、Adobe Creative Cloud版です。

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 名前通り全てのアドビ社のソフトを利用することができます

 これまでは、統合ソフトとして、Creative SuiteDesign Standardなど色々ありましたが、今回から単品を除けば、「全部入り」ライセンスだけになりました。分かりやすいですね!

 

 2・Adobe CC 学生教職員版 12ヶ月版
  ¥23,760
Amazon.co.jp (4/8執筆時)

 こちらについては学生・教職員版も用意されています。12ヶ月のみになります。学生・教職員版の要件については、最後で改めて書きます。 


 主な単品ソフトの価格は以下の通りです。

  

 3・ Photoshop CC12ヶ月版
  ¥28,253 Amazon.co.jp (4/8執筆時) 


  
 4・Illustrator CC 12ヶ月版
  ¥28,253  Amazon.co.jp (4/8執筆時)

2・AdobeCCのライセンス数について

  さて、これらのソフトですが、今回は、「ダウンロードカード」形態の販売になります。つまり、シリアル番号のみパッケージに付属し、ソフト自体はインターネットからダウンロードする形式です。

 ライセンス数ですが、「2台まで」です。ただ、CS6までとライセンスの方式が変わりました。以下はアドビ社のサイトの説明からの引用です。

  • Creative Cloud で提供されているデスクトップアプリケーションは 2 台のコンピューターに同時にインストールして使用できます。ただし、いずれのコンピューターにも同じユーザーがログインし、同じ ID で製品を使用することが前提です。メンバーは Mac OS 版と Windows 版の両方のアプリケーションにアクセスできるので、たとえば自宅で Mac を使用し、職場で Windows を使用している場合も、両方のマシンにアプリケーションをインストールできます。詳しくは、製品の使用許諾契約ページをご覧ください。

  つまり、CS6までは同時使用をしない場合に限り、職場PCと自宅PC、職場PCとノートパソコンなど、2台までインストールが許可されていました。しかし、今回から、2台までのパソコンで同時に利用可という規約に代わりました。また、Mac版とWindows版という区別もなくなりました。よりユーザーフレンドリーになったといえるでしょう(旧CS6シリーズは、区別があります)。

 アクティベーション(オンライン認証)は、Microsoftのソフトに較べてもかなり厳しいです。ソフトを立ち上げてオンライン認証させる方式です。 

 2台目までは自動でオンライン認証されますが、3台目の認証は例外なくNGになります。3台目に入れる場合は、1台目のオンライン認証をソフトウェア的に「解除」しないと、インストールできません。

3・学生・教職員版の購入対象者

  Adobe Creative CloudAdobe CS6を最も安く購入したい場合、 学生・教職員版が最も安く手に入ります。

 いわゆる「アカデミック版」ですが、Microsoftの条件やAppleの条件とはかなり異なるので、細心の注意が必要です。

 screen-captufagre-65.png 

 たとえば、この図は、Microsoftの場合ですが、Officeなど幼稚園生からアカデミック版が購入できます。また、教育機関の定義も非常にあいまいで、何らかの書類があれば通ります。

 また、マイクロソフトのアカデミック版の場合、電機屋などの店員への提示ですみますが、アドビ社製品の場合は、学生証のコピーや書類をアドビ社まで送らないと、アクティベーション(起動)可能なシリアルが発行されません。かなり厳格だと考えて良いです。

 screen-captufagre-68.png

 では、どのような条件で認められるかですが、大学院・大学・高校・中学校・小学校・幼稚園の教員・研究員なら無条件にOKです。教員証か、在籍機関入った保険証があれば大丈夫。大学の場合、こちらにあるように非常勤講師でもOKです。また、ポスドクなどの常勤研究員でもOKです。

 証明書がない場合は、大学から紙の在籍証明書の発行を受けましょう。

 一方、学生や児童・生徒の場合は、大学院・大学・専門学校・高校・中学校・小学校・幼稚園に在籍していればOK です。ただし、3ヶ月以上の在籍が必要です。放送大学などの通信教育や、夜間学校でもOKです。小中大なら問題ないですが、微妙なひとは、こちらで自分の所属機関が対象か確認してください。

 学生の方の証明書は、高校生以上は、学生証や紙の在学証明書、幼稚園・保育園・小中学生は(義務教育のため)、学生証の他、年齢を証明できる保険証でもOK。

 オーバードクターや研究生は微妙なラインです。聴講生は以下の規約をふまえれば無理ですね。アドビに電話で聞いてみてください。

  • 学位の授与などを前提としない社会人向けプログラムなどの学生は在籍期間にかかわらず対象にはなりません。教員は常勤・非常勤が対象です。職員は教育機関に雇用されている職員のみが対象となります。なお、雇用関係のない派遣の場合は対象外となります。

 なお、大学などの職員の方は、常勤職員のみ可能とのことです。契約や派遣で働いていても無理とのこと。この辺は現在の大学の実情に合ってないですね。

4・できるだけ格安に手に入れる方法

 アドビ社の製品は、以前は、デンキヤや大学生協などでも定額販売でした。 

 ただ、最近は、大型量販店において定価販売の上で10%程度まで「ポイント還元」する店も増えました。

 現金で買う場合、アウトレット系のお店を除けば、おそらく最安価格で買えるのはAmazonだと思います。すべて直販ですので領収書が同封されますので経理にも対応します。

 単品製品については、以下に書いたように、10%を超えるものもあり、大型量販店のポイント還元を受けるよりもさらに「お得」な場合もあります。

5・永続ライセンスがある製品

 Adobe Creative Suite 6 (CS6)ですが、現在終売となっています。

 永続ライセンスが購入できるのは以下の2種類の単品のみです。


1・アクロバット(単体製品)

  

 【Windows用】

 Acrobat Pro 2017 通常版
  ¥49,680 Amazon.co.jp
(4/8執筆時)
 Acrobat Pro 2017 アップグレード
  ¥29,245 Amazon.co.jp
(4/8執筆時)
 Acrobat Pro 2017 学生・教職員版
  ¥20,989 Amazon.co.jp
(4/8執筆時)

 【Mac用】

 Acrobat Pro 2017 通常版  
  ¥61,639 Amazon.co.jp
(4/8執筆時)
 Acrobat Pro 2017 アップグレード  
  ¥26,093 Amazon.co.jp
(4/8執筆時)
 Acrobat Pro 2017 学生教職員版
  ¥20,989 Amazon.co.jp
(4/8執筆時)

 【Windows用】 

 Acrobat Standard 2017 通常版
  ¥36,680 Amazon.co.jp
(4/8執筆時)
 Acrobat Standard 2017 アップグレード
  ¥19,410 Amazon.co.jp
(4/8執筆時)


2・フォトショップエレメンツ(単体製品)


 【 Win・Macintoshハイブリッド版

 Adobe Photoshop Elements 2018
 通常版 
  ¥12,918 Amazon.co.jp (4/8執筆時)

 Adobe Photoshop Elements 2018
 アップグレード版

  ¥9,720 Amazon.co.jp (4/8執筆時)  今回の結論
Windows版のアドビ社ソフトのお得な購入方法はこれ!

 というわけで、今日はアドビ社のAdobe Creative Cloudと CS6について書いてきました。

 なお、これらのソフトですが、基本的に、ビックカメラなどの店頭で購入するよりも、Amazonで購入した方がお得の場合が多いです。

 アドビ社のソフトは店頭販売の場合定価販売です。ビックカメラは製品版の定価に最大で10%(店によっては2%)ポイント還元ですが、アマゾンでは10%前後程度の割引販売の場合が多いかです。

 最後にいつものようにオススメです。


 第一に、時限ライセンスでも、最新のバージョンを試したい場合は、

  

 1・Adobe Creative Cloud 12ヶ月版
  ¥59,760 Amazon.co.jp  (4/8執筆時)

 統合ソフトのAdobe Creative Cloudが良いと思います。

 ライセンス的には月次ライセンスより、12ヶ月版のほうが2000円ほどお得になっています。短期集中的に使うのではないならば、長期ライセンスがお得でしょう。

  

 2・Adobe CC 学生・教職員個人版 12ヶ月版
  ¥23,760
(税込)Amazon.co.jp (4/8執筆時)

 教職員・学生版対象の方は、さらにお得です。


第2に、フォトショップなど、単品しか使う予定のない方は、

 主な単品ソフトの価格は以下の通りです。

  

 3・ Photoshop CC12ヶ月版
  ¥28,253 Amazon.co.jp (4/8執筆時) 

  

 4・Illustrator CC 12ヶ月版
  ¥28,253  Amazon.co.jp (4/8執筆時)

 月額、ないし、年額払いの単品製品を選ばれると良いでしょう。使う時期が限られている方は、月額版を直販サイトから買われるのも手ですね!

 というわけで、今日は、アドビ社製品についての話でした!記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークボタンなどで話題を共有していただければうれしいです。ではでは。

posted by Atlas at 16:36 | 研究上の道具(ソフトウェア)

比較2018' Adobe Creative Cloudの料金プランと価格の解説:使用台数や格安購入法【Mac版/Windows版】激安購入法:アドビシステムズ Acrobat11 Photoshop Illustrator Creative Suite 6 Photoshop Elements11 Adobe Photoshop CC Adobe Illustrator CC の機能の違い/オンライン認証/台数制限など

今回レビューする製品】2018年 フォトショップ CC・イラストレーター CC Adobe Creative Cloud 3ヶ月版 12ヶ月版 学生・教職員個人版 Adobe Photoshop CC Adobe Illustrator CC Adobe InDesign CC Adobe Acrobat 11 Standard Pro Adobe Photoshop Elements 2018 Adobe Photoshop CS6 Extended Adobe Illustrator CS6 Adobe Design Standard CS6 Adobe Design & Web PremiumCS6 Adobe Dreamweaver CC Adobe Premiere Pro CC Adobe Muse CC

今回のお題
ライセンス数に応じたAdobe製品のお得な買い方のおすすめは?

 どもAtlasです。

 今日はAdobe(アドビ)社の製品についてです。

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 2013年3月から、Adobe社はパッケージ版(箱版)の店頭販売をCS6までとして、それ以後の最新バージョン(Adobe Creative Cloud)は、時限ライセンス契約による販売に限定することになりました。

 今回は、現在の状況の対応版として、記事を書きました。

 なお、アマゾンだけではなく、デンキヤも含めて、ダウンロードライセンス版のみが今後は販売になります。デンキヤではシリアル番号が書かれたカードが売られることになります。もちろん説明書も付属しませんし、割高です。

1・Creative Cloudについて

 はじめに、「最新バージョン」のAdobe Creative Cloudについてです。

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 事実上の旧バージョンとなるCS6と比較した場合、「数百種類もの新機能」が搭載されたと宣伝されています。

 Photoshopにおける手ぶれ補正、イラストレーターにおける文字タッチツールなどがとりわけピックアップされています。ただ、今後Creative Cloudのみ対象の機能バージョンアップがその都度進んでいくようです。

 また、Adobe CCは「クラウド」の看板が示すように、20GBのクラウドストレージを利用して、オンライン同期を用いての作業が可能になりました。自宅と職場でデータを同期するなどが可能になりました。

 ただ、クラウド版とはいえ、インターネットに常時接続している必要はありません。30日に1度、ライセンス確認のために通信は必要です。 

 さて、今回のラインナップは、かなりシンプルになりました。


  

 1・Adobe Creative Cloud 12ヶ月版
  ¥59,760 Amazon.co.jp
  (4/8執筆時)

 こちらが最も高い、Adobe Creative Cloud版です。

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 名前通り全てのアドビ社のソフトを利用することができます。これまでは、統合ソフトとして、Creative SuiteDesign Standardなど色々ありましたが、今回から単品を除けば、「全部入り」ライセンスだけになりました。分かりやすいですね!

 アマゾンでも売られていますが、アマゾンから購入の場合、ライセンスコードとダウンロードはオンラインので可能です。シリアルナンバーなどはアマゾンで保管され、契約している期間はダウンロード保証がつきますのでオススメです。

 

 2・Adobe CC 学生教職員版 12ヶ月版
  ¥23,760
Amazon.co.jp (4/8執筆時)

 こちらについては学生・教職員版も用意されています。12ヶ月のみになります。学生・教職員版の要件については、最後で改めて書きます。


 主な単品ソフトの価格は以下の通りです。

  

 3・ Photoshop CC12ヶ月版
  ¥28,253 Amazon.co.jp (4/8執筆時) 


  
 4・Illustrator CC 12ヶ月版
  ¥28,253  Amazon.co.jp (4/8執筆時)

2・Creative Cloudの販売形態

 さて、これらのソフトですが、今回は、「ダウンロードカード」形態の販売になります。つまり、シリアル番号のみパッケージに付属し、ソフト自体はインターネットからダウンロードする形式です。

 ライセンス数ですが、「2台まで」です。

 ただ、CS6までとライセンスの方式が変わりました。以下はアドビ社のサイトの説明からの引用です。

  • Creative Cloud で提供されているデスクトップアプリケーションは 2 台のコンピューターに同時にインストールして使用できます。ただし、いずれのコンピューターにも同じユーザーがログインし、同じ ID で製品を使用することが前提です。メンバーは Mac OS 版と Windows 版の両方のアプリケーションにアクセスできるので、たとえば自宅で Mac を使用し、職場で Windows を使用している場合も、両方のマシンにアプリケーションをインストールできます。詳しくは、製品の使用許諾契約ページをご覧ください。

  CS6までは同時使用をしない場合に限り、職場PCと自宅PC、職場PCとノートパソコンなど、2台までインストールが許可されていました。

 しかし、今回から、2台までのパソコンで同時に利用可という規約に代わりました。また、Mac版とWindows版という区別もなくなりました。よりユーザーフレンドリーになったといえるでしょう。

 アクティベーション(オンライン認証)は、Microsoftのソフトに較べてもかなり厳しいです。ソフトを立ち上げてオンライン認証させる方式です。 

 2台目までは自動でオンライン認証されますが、3台目の認証は例外なくNGになります。3台目に入れる場合は、1台目のオンライン認証をソフトウェア的に「解除」しないと、インストールできません。

3・教職員・学生版の購入対象者

 さて、 Adobe Creative CloudAdobe CS6を最も安く購入したい場合、 学生・教職員版が最も安く手に入ります。 いわゆる「アカデミック版」ですが、Microsoftの条件やAppleの条件とはかなり異なるので、細心の注意が必要です。

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たとえば、この図は、Microsoftの場合ですが、Officeなど幼稚園生からアカデミック版が購入できます。また、教育機関の定義も非常にあいまいで、何らかの書類があれば通ります。

 また、マイクロソフトのアカデミック版の場合、電機屋などの店員への提示ですみますが、アドビ社製品の場合は、学生証のコピーや書類をアドビ社まで送らないと、アクティベーション(起動)可能なシリアルが発行されません。かなり厳格だと考えて良いです。


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 では、どのような条件で認められるかですが、大学院・大学・高校・中学校・小学校・幼稚園の教員・研究員なら無条件にOKです。

 教員証か、在籍機関入った保険証があれば大丈夫。大学の場合、こちらにあるように非常勤講師でもOKです。また、ポスドクなどの常勤研究員でもOKです。証明書がない場合は、大学から紙の在籍証明書の発行を受けましょう。

 一方、学生や児童・生徒の場合は、大学院・大学・専門学校・高校・中学校・小学校・幼稚園に在籍していればOK です。ただし、3ヶ月以上の在籍が必要です。放送大学などの通信教育や、夜間学校でもOKです。小中大なら問題ないですが、微妙な方は、こちらで自分の所属機関が対象か確認してください。

 学生の方の証明書は、高校生以上は、学生証や紙の在学証明書、幼稚園・保育園・小中学生は(義務教育のため)、学生証の他、年齢を証明できる保険証でもOKです。

 オーバードクターや研究生は微妙なラインです。聴講生は以下の規約をふまえれば無理ですね。アドビに電話で聞いてみてください。

  • 学位の授与などを前提としない社会人向けプログラムなどの学生は在籍期間にかかわらず対象にはなりません。教員は常勤・非常勤が対象です。職員は教育機関に雇用されている職員のみが対象となります。なお、雇用関係のない派遣の場合は対象外となります。

 なお、大学などの職員の方は、「常勤職員のみ可能」とのことです。契約や派遣で働いていても無理とのことです。この辺は現在の大学の実情に合ってないですね。

4・できるだけ格安に買う方法

 過去、基本的にアドビ社の製品はデンキヤや大学生協などでも定額販売でした。 

 しかし、最近は、大型量販店において定価販売の上で10%程度まで「ポイント還元」する店が増えました。

 現金で買う場合、アウトレット系のお店を覗けば、おそらく最安価格で買えるのはAmazonだと思います。すべて直販ですので領収書が同封されますので経理にも対応します。

 単品製品については、以下に書いたように、10%を超えるものもあり、大型量販店のポイント還元を受けるよりもさらに「お得」な場合もあります。

5・永久ライセンスのある製品

 Adobe Creative Suite 6 (CS6)は、2014年以降、終売になりました。

 そのため、購入できる「永久ライセンス」は、以下の単品ソフトだけです。


1・アクロバット(単体製品)

  

 【Windows用】

 Acrobat Pro 2017 通常版
  ¥49,680 Amazon.co.jp
(4/8執筆時)
 Acrobat Pro 2017 アップグレード
  ¥29,245 Amazon.co.jp
(4/8執筆時)
 Acrobat Pro 2017 学生・教職員版
  ¥20,989 Amazon.co.jp
(4/8執筆時)

 【Mac用】

 Acrobat Pro 2017 通常版  
  ¥61,639 Amazon.co.jp
(4/8執筆時)
 Acrobat Pro 2017 アップグレード  
  ¥26,093 Amazon.co.jp
(4/8執筆時)
 Acrobat Pro 2017 学生教職員版
  ¥20,989 Amazon.co.jp
(4/8執筆時)

 【Windows用】 

 Acrobat Standard 2017 通常版
  ¥36,680 Amazon.co.jp
(4/8執筆時)
 Acrobat Standard 2017 アップグレード
  ¥19,410 Amazon.co.jp
(4/8執筆時)


2・フォトショップエレメンツ(単体製品)


 【 Win・Macintoshハイブリッド版

 Adobe Photoshop Elements 2018
 通常版 
  ¥12,918 Amazon.co.jp (4/8執筆時)

 Adobe Photoshop Elements 2018
 アップグレード版
  ¥9,720 Amazon.co.jp (4/8執筆時) 

今回の結論
アドビ社ソフトのお得な購入方法はこちら!

 というわけで、今日はアドビのAdobe Creative Cloudと CS6について書いてきました。

 なお、これらのソフトですが、基本的に、ビックカメラなどの店頭で購入するよりも、Amazonで購入した方がお得の場合が多いです。

 アドビ社のソフトは店頭販売の場合定価販売です。ビックカメラは製品版の定価に最大で10%(店によっては2%)ポイント還元ですが、アマゾンでは10%前後程度の割引販売の場合が多いからです。

 最後にいつものようにオススメです。


 第1に、現状アドビ社の製品として最もおすすめなプランは、

  

 1・Adobe Creative Cloud 12ヶ月版
  ¥59,760 Amazon.co.jp
  (4/8執筆時)

 統合ソフトのAdobe Creative Cloudが良いと思います。月次ライセンスよりも、12ヶ月版のほうが2000円ほどお得になっています。短期集中的に使うのではないならば、長期ライセンスがお得でしょう。

  

 2・Adobe CC 学生教職員版 12ヶ月版
  ¥23,760
Amazon.co.jp (4/8執筆時)

 教職員・学生版対象の方は、さらにお得です。


 第2に、フォトショップなど、単品しか使う予定のない方は、

 主な単品ソフトの価格は以下の通りです。

  

 3・ Photoshop CC12ヶ月版
  ¥28,253 Amazon.co.jp (4/8執筆時) 


  
 4・Illustrator CC 12ヶ月版
  ¥28,253  Amazon.co.jp (4/8執筆時)

 月額、ないし、年額払いの単品製品を選ばれると良いでしょう。使う時期が限られている方は、月額版を直販サイトから買われるのも手ですね。

 というわけで、今日は、アドビ社製品についての話でした。

 記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。ではでは。

posted by Atlas at 16:24 | 研究上の道具(ソフトウェア)

2018年03月06日

比較2018' 人気4社のはがき作成ソフトの性能とおすすめ/選び方【年賀状作成ソフト+はがき宛名作成ソフト】Windows Mac

今回レビューする製品:2018年新春 Mac WindowsPC用の宛名作成・年賀状ソフトの比較とおすすめ:Windows版 Mac版 筆まめ Ver.28 ジャングル 筆ぐるめ 25 ソースネクスト 筆王 Ver.22 筆まめ Select2018 年賀編 筆王2018 Select版 宛名職人Ver.24 (セレクト版やダウンロード版と製品版の違い)宛名ソフト・乗換対象版の対象について

今回のお題
2018年現在おすすめの宛名・年賀状ソフトはどれ?

 どもAtlasです

 今日は、2017年冬発売(2018年最新)のWindows用・Mac用のはがき作成ソフト(年賀状作成ソフト)の紹介をします。

 多くの場合、「年末に買うもの」ですが、暑中見舞い・引っ越し挨拶など「はがき作成ソフト」としてのニーズがあるため、この時期も紹介しています。

ーー

 以下、はじめにWindows版の年賀状作成ソフトについてはじめに紹介し、続いて、Mac版の年賀状作成ソフトを紹介します。

 その後、記事の最後では、Atlasのおすすめソフトを提案していこうと思います。

Windows版の年賀状ソフト

 Windows用のメジャーどころのはがき・年賀状ソフトとしては次のようなソフトがあります。


    

 【2018年年賀状用】

 1・筆まめ Ver.28 通常版DVD
  ¥5,618 Amazon.co.jp
(3/6執筆時)

   

 【2018年オールシーズン用】

 1・筆まめ Ver.28 通常版DVD
  ¥5,871 Amazon.co.jp
(3/6執筆時)

イラスト点数:450,000点
フォント総数:147書体
文例数:2,724点

   

 【2018年年賀状用】

 2・ジャングル 筆ぐるめ 25
 
 ¥4,500 Amazon.co.jp (3/6執筆時)

   

 【2018年オールシーズン用】

 2・ジャングル 筆ぐるめ 25
 
 ¥4,500 Amazon.co.jp (3/6執筆時)

イラスト点数:20,000点
フォント総数:151書体
文例数:1,970点
 

  

 【2018年年賀状用】

 3・ソースネクスト 筆王 Ver.22
   ¥2,872 Amazon.co.jp
(3/6執筆時)

 

 【2018年オールシーズン用】

 3・ソースネクスト 筆王 Ver.22
   ¥2,872 Amazon.co.jp
(3/6執筆時)

イラスト点数:約300,000点
フォント総数:152書体
文例数:1,511点

 年賀状ソフトの三強と言えるのが、これらのソフトです。

 どのソフトも既に10年以上毎年バージョンアップを繰り返しており、安定性・継続性の面では甲乙付けがたいといえます。

 価格的にも、機能的にも、これらの「三強」ならばほぼどれを買っても良いでしょう。

 売り上げ台数の点では、どの会社も自社の製品が第1位と宣言しています。

ーー

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 なお、毎年のことですが、2月・3月になると、年賀状オフシーズン用の特別モデルとして「オールシーズン用」が発売されます。これらには、次年度の年賀状のデザインも入っているため、フルシーズン使えます。(ただし、毎年秋発売の新バージョンには、その年の干支にちなんだ新デザインのはがきが追加されます)。

 以下、機能面で、数値的な比較をしてみましょう。

デザインの豊富さ

  

 デザインの点数については、筆まめが450,000点と最強で、筆王の300,000点がそれに続きます。以下、年賀状モデルを例に見ていきましょう。

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 収録デザインについては、筆まめは、毎年、「スペシャル年賀状」などを収録して目をひきます。今年度は、葛飾北斎や友禅などの和風の絵柄です。北斎は、今年度はイギリスの大英博物館で大規模な展覧会を催され、凱旋展も行われ話題でした。

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 45万点のイラストというのは、去年版と同じですが、戌年にちなんだ絵柄は新作をふまえて相当数あるので、「上司と絵柄が被る」などはまずないでしょう。

 201710040913.jpg

 このほか、写真入り年賀状から、かなりカチッとした年賀状まで収録します。

 愛犬を使った年賀状は今年流行しそうですね。約450,000点のラインナップは偏らず、普遍的です。


   

 筆ぐるめは、20,000点数の上では、やや少なめです。

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 ただ、年賀状やその他のデザインは十分数があります。各社ともデザイナーの個性がでた作品が多いですが、筆ぐるめについては、ポップなものでも、和風のものでも、お正月らしい落ち着いた雰囲気のデザインが多いと思います。

 筆まめほど遊び心がなく、落ち着いた感じのデザイン構成なので、大人向きです。


  

 筆王は、300,000点とイラスト数が筆まめに匹敵するほど多いです。

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 また、今年度の年賀状用の新作デザイン数は2000点と、三強では唯一実数を上げている点に自身が現れています。

 デザインはカジュアルなものから写真年賀状まで幅広くラインナップされています。特に後ほど改めて説明しますが、写真年賀状についてはテンプレートが多く、また使い勝手のレベルも高いと言えるソフトです。


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 続いて、、付属するフォントの数を見てみましょう。

 筆まめは、日本語フォント38書体、連綿体(続け字)3書体、数字フォント41書体、欧文フォント60書体です。

 筆ぐるめは、日本語フォント32書体、連綿体(続け字)3書体、カナフォント44書体、 欧文フォント67書体です。

 筆王は、日本語フォント48書体、数字フォント40書体、、 欧文フォント60書体になります。

 年賀状をデザインする上で最も重要なのは日本語フォントです。

 そういった意味では、日本語フォントが48種類付属する、筆王が一歩リードです。実際、新作の日本語フォントも5種類加えています。ただ、フォント構成について言えば、リコーのHG系フォントが多数で、目新しさにやや欠けます。ポップなフォントは多いのですが、使い分けたほどではありません

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 フォント構成で最も充実しているのは、筆まめです。38書体には、フォント単体で買うと(このソフトより高い)流麗行書体、堀内正楷書が付属します。こちらは人名外字にも対応します。また、手描き風フォントではかなり人気な「バジョカフォント」など、フォントへのこだわりは相当です。

 年賀状だけでなく、チラシや販促品の印刷用にも備えて良いでしょう。

    

 【2018年年賀状用】

 1・筆まめ Ver.28 通常版DVD
  ¥5,618 Amazon.co.jp
(3/6執筆時)

   

 【2018年オールシーズン用】

 1・筆まめ Ver.28 通常版DVD
  ¥5,871 Amazon.co.jp
(3/6執筆時)

 以上をまとめれば、デザイン・書体・文例の総合力では、筆まめが最もバランスが取れているといえます。

 なお、各社の代表的な年賀状の素材例は以下の通りです。

1・筆まめの年賀状デザインこちら

2・筆王の年賀状デザインこちら

3・筆ぐるめの年賀状デザインこちら

ソフトの編集機能について

 ここからは、ソフトの編集面の使い勝手を比較していきたいと思います

   

 まずは筆まめです。編集の面で言えば、筆まめ初心者向け機能が最も充実しています。

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 「はじめてモード」を使えば、選択肢を進めるだけで、凝った年賀状ができていきます。
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 また、住所面に「デコ」を入れる「デコモード」など、オリジナルで面白い機能も付属します。

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 また、送る相手との関係やデザインの雰囲気を入力するだけで、デザインを終えることのできる「年賀状デザインナビ」も付いて便利です。


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 写真年賀状を作る際の補整機能も充実します。なぞるだけで、不要な部分を消せる機能が、専門的なソフトを使わずともできるのはかなり高度ですね。

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 その他、宛名ソフトとして様々なデザインを網羅しているのも魅力です。

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 なお、愛犬画像の編集も、今年度の「売り」の一つにしています。


   

 筆王は、比較的格安なソフトですが、こと写真年賀状作りについては、筆まめ並の実力です。


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 例えば、写真を囲むことで自動的に綺麗に切り抜き、合成することができる機能が搭載されます。

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 写真を演出するアートフィルターも搭載です。


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 また、こちらも写真をなぞるだけで修正できる機能など、Photoshopに搭載されるような画像補正機能も搭載されます。ビデオ撮影した動画からの画像の切り出しなどにも対応です。

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 あと意外と難しい、複数写真のレイアウトを自動で行ってくれる機能が付きます。筆ぐるめなどは自動機能では写真が3点までで、レイアウトも制限されるため、写真年賀状作りでは、筆王が一歩リードします。


   

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 筆ぐるめも簡単モードが搭載されます。

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 切り抜き合成機能を含めて、写真年賀状として便利な機能アは一通り付属します。ただ、細かい編集機能などを含めると、他シリーズに今一歩及ばない感じはあります。

 ただ、インターフェースはシンプルで分かりやすいので、あまり凝ったものを考えておらず、むしろ手早く作りたいならば、かえって良いでしょう。

優待版や低価格ダウンロード版について

 今シーズンは、「筆まめ」(年賀状モデル)だけ乗り換え版/バージョンアップ版が発売です。


  

 1・筆まめ Ver.28 通常版DVD
  ¥4,618 Amazon.co.jp
(3/6執筆時)
 1・筆まめ Ver.28 アップグレード・乗り換え専用
  ¥3,209 Amazon.co.jp (3/6執筆時)

【乗り換え対象/筆まめシリーズ】

  • 筆まめ〜Ver.28 筆まめSelect2007〜2017
  • 筆まめおつきあい帳〜3 筆まめBridal〜8
  • 筆まめPOP&DM 筆まめベーシック
  • 筆まめパソコン生活応援パック
  • 筆まめBB はがきプリント筆まめキッズ
  • 筆まめSELECTION

【乗り換え対象/他社ソフト】

  • 筆王 筆ぐるめ
  • はがきスタジオ 楽々はがき
  • 宛名職人 筆休め
  • 筆自慢

 自社の旧バージョンの他に、他社メーカーの過去版ソフトを持っていれば、割引価格で入手できる仕様になっています。これらは雑誌の付録に付いていたような無料ソフトも含まれます。なお、これらのインストール用のCDか、インストールされたパソコンが必要です。

 なお、他社ソフトから乗り換えの場合は、住所録の変換機能もあります。

 他社については、通常版の値段を下げることで、今年はこういった優待版を出さなかったようです。


 3社のうち、筆王筆まめは格安の年賀状ソフト(ダウンロード版)を出しています。

  

 1・筆まめ Select 2018 [ダウンロード]
   ¥2,834 Amazon.co.jp (3/6執筆時)
  1・筆まめ Select2018 年賀編[ダウンロード]
   ¥1,944 Amazon.co.jp (3/6執筆時)

 筆まめの場合は、パッケージ版とほぼ同様の45万点のデザインを収録したSelect2018版と、イラストが1852点で、戌年の年賀状にだけ特化したSelect2018年賀編の2つがあります。

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 Select2018年賀編は、フォトカッターなどの一部の機能が使えません。また、日本語フォントは6書体のみです。

 Select2018版は、大抵の編集機能は、正規品と同等ながら、フォントが117書体と少ないほか、人名外字に非対応です。

 そのほかの主な機能の違いについては【こちら 】をご覧ください。比較表があります。


  

 3・ソースネクスト 筆王 Ver.22
   ¥2,872 Amazon.co.jp
(3/6執筆時)

 3・筆王2018 Select版 [ダウンロード]
  ¥1,925 Amazon.co.jp
(3/6執筆時)

 一方、筆王は、ダウンロード版は通常のパック版と同じ内容です。

 それに加えて、筆王も格安の筆王2018 Select版を出しています。

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 筆王2016 Select版は、編集機能は通常版と変わらない仕様です。先ほど紹介した優秀なフォト年賀状作成機能も付属します。

 ただ、デザインについては約2000点に制限されます。選べるフォントの数は、筆王Selectは147書体と多いです。ダウンロード版なら筆王が良いでしょう。

 なお、結論的にどのソフトがオススメかについては、次にMac版の年賀状ソフトを紹介した後、このブログ記事の最後の「結論」で書いていきたいと思います。

Mac版の年賀状ソフト

 Macで使える年賀状ソフトは2種類あります。


 

 4・宛名職人Ver.24 (最新版)
  ¥6,351 Amazon.co.jp
(3/6執筆時)

イラスト点数:150,000点
フォント総数:151書体
文例数:306点

 第1に、宛名職人です。対応するのは、OS 10.8Mountain Lionから先のバージョンです。

 いずれのバージョンでも、年賀状ソフトとして一通りの機能を持ちます。ただ、価格は少し高いですね。ライバルが少ないので高価格なのかもしれません。

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 使える、年賀状素材については【こちら 】のメーカーサイトから確認できます。イラストは総計で15万点となります。戌年の年賀状も多く、選択肢の幅は広いです。これは、過年度より運営会社の変更があったことが大きいでしょう。ことしは充実します。

 フォントも、日本語フォント32書体英語フォント124書体です。マックの場合、ヒラギノ系の質の良いフォントを標準装備しますが、日本語フォントのバラエティが貧弱なので、宛名職人で補えるのは魅力です。

 201710041019.jpg

 写真年賀状の編集にも対応します。ただし、複雑なコラージュなどはWindows版と異なり非対応です。

 201509261426.jpg

 住所録については、Macの住所録と連動するので、iPhoneなどと総合的に管理できて便利ですね。


   

 【オフシーズンにつき終売】

 2・ジャングル 筆ぐるめ for Mac
 
 ¥------ Amazon.co.jp (3/6執筆時)

イラスト点数:25,000点
フォント総数:150書体
文例数:2,523点

 第2に、筆ぐるめ for Macです。2016年から発売されたMac用の筆ぐるめです。

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 こちらは、イラストの点数は2万5000点、フォントも和文フォント39書体をふくむ150書体となります。


201612041609.jpg

 使い勝手の部分でも、シェア争いの激しいWindows版で培った技術で、「表面」「裏面」とも感覚的に年賀状が作れます。UI(ユーザーインターフェース)はMac用に新しく開発されたものでしょうが、郵便局のはがきデザインキットと同等の使い勝手で、分かりやすかったです。

 Windows版の筆ぐるめのほあ、主要年賀状ソフトから住所録の変換にも対応するので、乗り換え用としても最適でしょう。

 ただし、現在の所、2017年新春向け製品が最新で、アップデートが待たれるところです。

今回の結論
2018年のおすすめ宛名・年賀状ソフトはこれ!

 
 というわけで、今回は、宛名・年賀状作成ソフトについて見てきました。

 最後にいつものようにオススメソフトを紹介しましょう。


 第1に、個性豊かなはがきやを作れる、機能面で最も充実したはがき・年賀状ソフトとしておすすめなのは、

    

 【2018年年賀状用】

 1・筆まめ Ver.28 通常版DVD
  ¥5,618 Amazon.co.jp
(3/6執筆時)

   

 【2018年オールシーズン用】

 1・筆まめ Ver.28 通常版DVD
  ¥5,871 Amazon.co.jp
(3/6執筆時)

イラスト点数:450,000点
フォント総数:147書体
文例数:2,724点

 3メーカーから選ぶとすれば、筆まめでしょう。文例・デザイン・フォントが3ソフトの中で最も充実しています。また、デコモードなどのオリジナルの機能も豊富ですし、インターフェースの使い勝手も、老舗だけに考えられています

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 宛名面のレイアウトについても、書道家の監修で3メーカーで最も美しいと思います。

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 住所録入力なども使いやすいです。なお、他社メーカーの住所録も読み込めます。【こちら 】に対応するソフトが書いてあります。

 また、(Microsoft・オフィス系を除く)他社の年賀状製品をお持ちなら、安い「筆まめ乗換版」が利用できます。


 第2に、比較的安い価格で購入できる、写真年賀状・写真はがきに強いソフトとしておすすめできるのは、

  

 【2018年年賀状用】

 3・ソースネクスト 筆王 Ver.22
   ¥2,872 Amazon.co.jp
(3/6執筆時)

 

 【2018年オールシーズン用】

 3・ソースネクスト 筆王 Ver.22
   ¥2,872 Amazon.co.jp
(3/6執筆時)

イラスト点数:約300,000点
フォント総数:152書体
文例数:1,511点


  筆王が良いでしょう。こちらは、写真年賀状については、筆まめと同等の編集力を持ちます。使い勝手も洗練されているため、感覚的に操作できる点も、初心者向きでしょう。

 なお、乗換版は用意されません。しかし、こちらも住所録の他社からの移動が簡単にできます。対応するメーカーは、【こちら

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 また、住所録をクラウド(インターネット)上に保管しておき、毎年紛失することがないようにしてくれる機能なども搭載されます。


 第3に、とりあえず、レイアウト作成と宛名と住所録だけを何とかできればよいWindowsユーザーは、

  

 3・筆王2018 Select版 [ダウンロード]
  ¥1,925 Amazon.co.jp
(3/6執筆時)

 比較的フォント数の多い筆王2018のセレクト版が良いでしょう。フォントは、年賀状以外でも使えますし、個性が出せますから。


 第3に、マックユーザーにおすすめの年賀状ソフトは

 

 4・宛名職人Ver.24 (最新版)
  ¥6,351 Amazon.co.jp
(3/6執筆時)

イラスト点数:150,000点
フォント総数:151書体
文例数:306点

 宛名職人でしょう。Macにおいて伝統あるソフトですので、安定的に利用できると思います。

 イラスト点数などが弱点でしたが、この部分は、運営会社の変更で、今年度は充実しています。豊富なフォントも魅力ですね。

年賀状印刷についての補足

 というわけで、今回は、年賀状ソフトの話でした。最後に「年賀状印刷」の話を補足しておきます。

 印刷については、一部の製品は「ネット印刷発注までソフトでサポート」します。

  

 筆まめ・筆王・宛名職人は、富士フイルムと提携し、1枚82円の印刷費(はがき代別・送料別)で送るサービスが利用できます。(筆まめ・宛名職人は11月のアップデートで対応予定)

   

 筆ぐるめは、セブンイレブンのマルチコピー機に直接発注できる機能があります。

 プリント料金は、カラー裏面60円、宛名表面20円、そしてはがきは、インクジェット用の写真向けの年賀状用紙が使えないなどの 制約があります。また、プリント枚数は1回で30枚が上限です。

 年賀状の枚数が少ない方で、さっさと作業を終わらしたい方は、筆ぐるめはおすすめできるかもしれません。

ーーー

 ただ、やはり、「印刷まで自分でやった方が達成感」があります。また、差し出す相手別にコメントを挿入したりもできますし、忘れていたり、追加で出す必要が出た差出人にも素早く対応できます。

 また、写真印刷については、「お年玉付き」の年賀状のインクジェット専用年賀はがきが利用できるので、写真に不向きなカラーレーザーを使うネットプリントより、仕上がりも綺麗です。

 ソフトと同時にプリンターの購入を考えている方ですが、本モノマニアにはインクジェットプリンターなどのプリンターに関する記事もあります。

  201605050028.jpg

1・A4インクジェット複合機(4色)
2・A4インクジェット複合機(6色)
3・A3インクジェット複合機
4・ビジネスインクジェット  
5・A4モノクロレーザー
6・A4モノクロレーザー 複合機
7・A4カラーレーザープリンタ
8・A3カラーレーザープリンタ
9・プリンターの基本的な選び方

 年賀状を作る場合ですが、できるだけコストを抑えてプリンターを選ぶ場合、4色インクのプリンターがオススメです。

 ただ、特に写真年賀状・はがきを作る方で、クオリティを重視する場合、6色インクのプリンターがオススメです。

 上記のリンク先1番と2番に、主要な現行製品を全て比較した記事を書いてありますので、ご参考になさってください。

 また、プリンターにあまり詳しくない方で、どのサイズ・種類にしたら良いか迷っている方は、上記9番の記事でまとめています。こちらもよろしくお願いします。ではでは。

posted by Atlas at 19:37 | 研究上の道具(ソフトウェア)

比較2018' MacでWindowsが動く!仮想化ソフト6本のおすすめと選び方:Parallels for Mac 13 Boot Camp VMware Fusion 10 CrossOver Mac 15

【今回レビューする内容】2018年 Mac OSX用の仮想化ソフトのおすすめと選び方:Mac 32bitアプリも対応 OSX 10.13 HighSierra対応:アクティベーション・ライセンス・バージョン・アップグレード・OSX 10.12 10.11 10.10対応・パラレルズデスクトップとVMwareの違いやメリット・選び方:

【紹介する製品型番】Parallels Desktop 13 for Mac Parallels Desktop Mac Pro Edition・VMware Fusion 10 BootCamp CrossOver Mac 15

今回のお題
MacでWindows版のソフトを快適に動かすために必要な仮想化ソフトのおすすめはどれ?


 ども、Atlasです。

 今日は、Parallels Desktop 13VMware Fusion 10など、、Mac上でWindows 10やWindows用のソフトを動かすための仮想化ソフトの比較します。

費用かかからないBoot Camp

 さて、みなさんご存じだとは思いますが、Mac OSXでWindowsを動かしたい「だけ」ならば、仮想化ソフトを買う必要はありません

  201609041325.jpg

 1・Apple Boot Camp(OS標準)
  ¥無料

 なぜなら、OSに標準搭載されているBootCampを利用すれば、WindowsソフトをMac本体にインストールできるからです。

 Boot Campを使いたい場合、Macのフォルダから、「アプリケーション」→「アクセサリー」と辿った先にある「Boot Campアシスタント」というアプリケーションを起動し、インストール手続きをはじめます。

 201510070020.jpg

 ただ、Boot Campには無料で使える点にメリットがある反面で、「Windowsを起動するか、Macを起動するかをパソコンの電源を入れる前に決める必要」があります。

 また、WindowsとMacで時計が合わないという問題や、その仕組み上、WindowsOSのライセンス認証をたびたび求められるなど、幾つかの固有の難点を抱えます。

 そこで、Boot Campを使う方法以外に、MacでWindowsを動かす使う3つの方法について、今回は紹介していきます。

仮想化ソフトの比較

 201510070016.jpg

 仮想化ソフトとは、写真のように、Windowsのアプリケーションを、Macのソフトと同じように使うことができるソフトです。

 例えば、ファイルやフォルダはマウスを動かすだけで移動できますし、プリンタや周辺機器の共有も簡単です。

 インターネット接続も設定が不要です。「Mac上でWindows10を動かせるソフト」なので、BootCampのようにいちいち起動し直す手間もなく快適です。

 以下では、現行製品の「仮想化ソフト」について、順番に紹介していきます。

   

 【2017年】

 【通常版】

 2・Parallels Desktop 13 for Mac
  ¥7,313 Amazon.co.jp
(3/6執筆時)

 【アップグレード版】

 2・Parallels Desktop 13 for Mac
  ¥------- Amazon.co.jp
(3/6執筆時)

 Parallels Desktop 13 for Macは、市販の仮想化ソフトとしては最も売れており、ポピュラーといえるソフトです。毎バージョンごと、1000円弱安い台数限定で「アップグレード版」が出ますが、既に売り切れのようです。

 動作条件は、MacがOS X Yosemite(v10.10)以降であることです。最新のMacOS 10.13には公式対応します。

 インストール可能なソフトは、多様です。

ーー

 第1に、Windowsです。

 こちらについては、WindowsXP〜Windows10までメジャーなものは全て対応です。また、Windows 3.11〜Windows 95,98 NT MS-DOS 6.22といった過去のOSも起動します。

 第2に、LinuxなどのOSです。

 こちらについては、、Chrome OSLinux Android OSも、仮想環境で動作します。

 第3に、OSXについてです。

 こちらについては、OS X Lion 10.7以降の旧バージョンのMacが仮想環境で動かせます。

 2018年秋のOSX 10.14からは32bitアプリが未対応になるため、仮想環境で動作させざるを得ない「アプリ難民」が増えるでしょう。そういった場合に、過去のOSXが仮想環境にインストールできる機能は魅力です。

 MacOSの場合、Mac購入時にインストールされているOSより古いバージョンはインストールできない仕組みですので。

ーー

 つづいて、Parallels Desktop 13の 昨年バージョンのParallels 12と比較した場合の違いを3点解説しておきます。


 201709051201.jpg

 第1に、Macbook Proのtouch Barに対応した点です。


 201709051203.jpg

 第2に、Parallels上の解像度が動的に変更できる点です。従来、ゲームなどにおけるスクリーン切替は「挙動不審」な部分があったので、この機能は魅力的です。

 第3に、Windowsファイル・ドキュメントに対する47%のアクセス速度の向です。

 一方、Parallels 11と比較した場合、これらに加えてサスペンドの速度の60%の向上と、Retinaへ完全対応が、大きな違いとなります。

 なお、例年のことですが、次期、macOS High Sierra(10.13)Windows 10 Fall Creators Update のサポートは、最新版のParallels Desktop 13のみとなります。これは古いバージョンでは全く動かないという意味ではなく、「不具合が生じた場合はサポート保証外」ということです。

 以上、説明してきたように、Parallelsは、かなり快適にWindowsを動かせるソフトです。。ただ、OSそれぞれに別にメモリーを別に使うため、インストールには、4GB以上のメモリーを搭載している必要があります。CPUの性能よりもこの点がボトルネックになっています。

 製品は2種類ありますが【アップグレード版】は、過去バージョンのParallelsならば、どのバージョン・どの買い方でも対応できます。ただし、現状でインストールされていない方は、ライセンスキーでの確認がなされます。


  

 【2017年】

 3・Parallels Desktop Mac Pro Edition
  ¥9,342 Amazon.co.jp (3/6執筆時)

 Parallels Desktop Mac Pro Editionは、Parallelsの上位機です。

 通常版との違いは、【こちら】で説明があります。

 用途的には、仮想マシン領域の圧縮に対応するほか、128 GBまでの仮想メモリと32コアまでのCPUに対応できる製品です。なお通常品は、8GB・4コアです。

 ただ、いずれにしても、iMacやMacbook proの水準ではオーバースペックです。

 こちらは、開発者・プログラマー以外はこちらを選ぶメリットはないでしょう。ただ一点、このエディションのみ、電話・メールでの24時間無休のサポートが1年間受けられる(通常版は30日間)ので、その面でのサポートを期待するならば、こちらでも良いでしょう。


 201712091757.jpg

 4・VMware Fusion 10
  ¥9,925 VMware直販
(3/6執筆時)

 つづいて、VMware Fusion10 を利用する方法を紹介します。

 VMwareは、現行バージョンが「8」ですが、元々はParallelsよりも老舗の仮想化ソフトです。ただ、パッケージ版として市販するのをやめてしまい、日本ではやや知名度が劣ってしまったソフトです。

 動作条件は、最新のMacOS 10.13には公式対応ですが、こちらは、macOS Sierra 10.12.5 以降のみ正式サポートと水準はやや厳しいです。

 インストール可能なソフトは、Windows系についてはXP以降で、OSXについては、10.11以降がサポート対象です。選択肢の幅はParallelsに比べると狭いです。

 201510070027.jpg

 性能面では、現状ほとんどParallelsと同様で実用上の差はほぼ感じません。ただ、画面解像度調整周りと、DirectX 10.1 のサポート、利用するディスクの圧縮周りについては、Parallelsが秀でるでしょう。

 なお、Parallelsは、【こちら】で同社のParallels Desktop 13 (最新バージョン)と、VMware Fusion 10に対する優秀性を比較し、こちらにに対する優秀性を強調しています。

 特に、VMware Fusion 8.5は、パッケージ版を売らなくなったこともあり、マニュアルの部分で、初心者向けの配慮にやや難があります。そういった部分も含めての「使い勝手」はやや劣りそうです。

ーー


201712091832.jpg

 5・VMware Fusion 10 Pro
  ¥19,753 VMware直販
(3/6執筆時)

 なお、上位機として、VMware Fusion10 をというソフトが併売中です。

 Parallelsの場合と同じく、開発者向けの仕様であり、OS間をシームレスに使えるアプリを開発する際の利便性の向上が主な変更点です。基本的に選択肢としなくて良いでしょう。


 201603221928.jpg

 6・CrossOver Mac 15
  $ 59.95 コードウィーバー(3/6執筆時)

 CrossOver Macは、やや知名度の劣る仮想化ソフトです。

 ParallelsやVMwareなど他の仮想化ソフトの場合、Windowsのソフトを動かすためには、WindowsのOSを別途購入する必要があります。一方、CrossOver Macは、WindowsOSなしにWindowsソフトをMacで動かすためのソフトです。

 201510070153.jpg

 挑戦的なソフトだと思いますが、利用できるソフトに限界があります。例えば、ライセンス認証が求められるソフトは未対応なので、Office2013は利用できず、Office2010までしか使えません。

 それでも、一太郎2015が使えますし、VOCALOIDや、日本ファルコムのゲームは稼働するようです(動作確認リストは【こちら 】)

 こうした点で、「安定して」使うのはやや難しいので、とくに初心者は注意が必要です。なお、こちらはOS X 10.7〜10.11までのMacにインストール可能です。

仮想化ソフトを利用する場合の注意点

   

 【2017年】

 【通常版】

 2・Parallels Desktop 13 for Mac
  ¥7,313 Amazon.co.jp
(3/6執筆時)

 【アップグレード版】

 2・Parallels Desktop 13 for Mac
  ¥------- Amazon.co.jp
(3/6執筆時)

 さて、Parallelsなどの仮想化ソフトを使う場合ですが、CrossOver Mac 14を除き、Windows10などのOSは、別に購入する必要があります。

 その際に購入するWindowsのバージョンについてですが、幾つか注意点があります。

 第1に「アップグレード版」のWindowsですが、仮想化ソフトの場合、「XP・VISTA・WIN7」があらかじめインストールされていれば、原理的にはできるはずです。しかし、Parallelsはそれを推奨していません

 fringe43.png

 アップグレードはやめた方が無難だと思います。マイクロソフト側も仮想環境へのアップグレード版の使用を認めていないようです。

 

 【DSPバンドル版】

 ・Microsoft Windows10 Home 32bit
  ¥18,144 Amazon.co.jp (3/6執筆時)

 【DSPバンドル版】
 ・Microsoft Windows10 Home 64bit
  ¥12.936 Amazon.co.jp
(3/6執筆時)

 仮想環境にインストールする場合は、クリーンインストールできる上記のような正規版のフルパッケージである必要があります。

 なお、Windows10については「64ビット」と「32ビット」が別ですが、どちらを選んでもParallels9もVMwareも対応します。

 「64ビット」は、処理速度的に勝るが、古い周辺機器やソフトが起動しない場合、または不安定な場合があります。

 「32ビット」は、安定性が抜群ですが、扱えるメモリーが4GBまでになっています。

 近年のMacは64ビットの作りなので、64ビットが良いと思います。Parallelsの公式でも、基本的には64bitで!と指示がありました。


 201510070122.jpg

 なお、Windows10の場合、今年度から【USBドライブ版】【オンラインコード版】【DSPバンドル版(DVD版)】の3種類あります。基本的にはバンドル版で問題ありません。

 Windows10についての詳しい情報は【Windouw10のライセンス数と購入法に関する記事】で別に執筆しましたので、よろしければご覧ください。

 Windows10 HomeProfessionalについては、家庭で使う場合は安いHomeを選んで良いです。

 なぜなら、企業ネットワークを前提にした機能しか追加されていないからです。ただし、購入後にWindows7やWindows8.1にダウングレードして使える権利がProfessional版だけに付属します。必要な方はProfessional版を選びましょう。

ライセンス認証とライセンス数について

  

 つづいて、ライセンス認証(アクティベーション)とライセンス数についてです。

 仮想化ソフト側については、「1 ライセンスあたり 1 台の Mac のみで有効」という規約です。ただ、Parallelsはユーザーとパスワードだけの認証なので、ユーザーがインストールした台数をParallels側は実際管理していないようです。

 一方、Windows8.1Windows10のインストールパソコンの台数は、「パソコンないし仮想環境1台まで」です。とくに仮想環境の取り扱いが以前と違っています。

 つまり、Macで言えば、BootCampとParallelsを一台のMacで両方利用したい場合は2つのライセンスが必要となります。Parallelsの場合は、BootCampドライブを起動ドライブにもできますが、この場合も同じです。2つ別のライセンスキーがないと、BootCampとParallelsを起動するたびに、アクティベーションが求められます。結果、マイクロソフトのオペレーターに電話することになるでしょう。

 こうした点で、Atlasは、BootCamp環境に依存せず、ParallelsやVMwareだけで利用することをおすすめします。その方が便利ですし、ハードディスクの容量も圧縮できます(ParallelsはWindowsパーテションの量の圧縮が得意です!)

 なお、OSX 10.10 yosemite以降は、Boot Campで動かしたい場合、Windows8, 8.1以上の64bit版のみインストール可能である点を注意してください。

今回の結論!
MacでWindows版のソフトを快適に動かすために必要な仮想化ソフトのおすすめはこの機種!


 というわけで、Mac用の仮想化ソフトを3種類比較しました。

 最後にいつものようにAtlasのおすすめ機種!を提案したいと思います。


 第1に、MacにWindows10の導入を考えている方は、

   

 【2017年】

 【通常版】

 2・Parallels Desktop 13 for Mac
  ¥7,313 Amazon.co.jp
(3/6執筆時)

 最新版のParallelsと、Windows10のHomeエディションの組み合わせが良いでしょう。安定性を重視すればParallelsがイチオシです。

 【DSPバンドル版】

 ・Microsoft Windows10 Home 32bit
  ¥18,144 Amazon.co.jp (3/6執筆時)

 【DSPバンドル版】
 ・Microsoft Windows10 Home 64bit
  ¥12.936 Amazon.co.jp
(3/6執筆時)

 選ぶべきWindowsのバージョンについては難しい部分もあります。ただ、(実際はできますが)アップグレードインストールやダウングレード権の行使をParallelsが推奨していないことを考えると、Windows 10 Homeを購入して64bitでインストールするのが現状最も良いでしょう。


 第2に、MacにWindows8.1やそれ以前のOSの導入を考えている方は、 

   

 【2017年】

 【通常版】

 2・Parallels Desktop 13 for Mac
  ¥7,313 Amazon.co.jp
(3/6執筆時)

 最新版のParallelsと、手持ちのOSとの組み合わせが良いでしょう。


 第3に、果たしてインストールできるか相当不安がある初心者の方や、本格的に使いこなしたい上級者の方には、

 

 Parallels Desktop 12 for Macスタートアップガイド
  ¥1,500 Amazon.co.jp (3/6執筆時)

 2017年に詳しいガイドが発売されました。

 パラレルスは1年ごとバージョンが代わりますが、都度ガイドが更新されるとは限りません。そのため、こちらは1バージョン前のものですが、基本操作の参考になるでしょう。


 なお、Widowsの導入に合わせて、Windows版のOffice2016の導入も考えている方、

 201507041547.jpg

 Officeソフトのラインアップや、仮装ソフトを使う場合のライセンス数の状況を紹介した記事があります。

 このブログ「モノマニア」の【Office2016に関する記事 】をご参照ください。

ーー

 また、仮想空間でもWindowsを使う場合は、ウイルス対策ソフトが必須です。

 購入も考えている方は、【MacでもWindowsでも使えるウイルス対策ソフト】を選ぶと良いと思います。

 

 ESET ファミリー セキュリティ

 オススメは、キヤノンの対策ソフトです。なお、Mac用のセキュリティソフトについては、信頼性や年間経費などの観点から「比較記事」を書きました

 よろしければ【Mac用ウイルス対策ソフトの比較記事】をご覧ください。

ーー

 というわけで、今回は仮想化ソフトについての話でした。

 今回の記事がお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークボタンなどで話題を共有していただければ嬉しいです。ではでは。

posted by Atlas at 10:51 | 研究上の道具(ソフトウェア)

比較2018'【使用歴15年】OCRソフト16点の性能とおすすめ【日本語・外国語OCR】:資料・名刺・縦書き文書認識、英語日本語混在文書の精度

【今回レビューする製品】2018年 おすすめ日本語対応OCRソフト16製品の性能と選び方:製品版・無料版・バンドル版対応:変換精度の違いやおすすめランキング やOCRフリーソフトとの違いについて

【紹介するソフト一覧】Panasonic 読取革命 ver.15、エプソン・エー・アイ・ソフト :読んDE!!ココ ver13、メディアドライブ:e.Typist v.14.0 Adobe Acrobat DC2017 透明PDF ソースネクスト 本格読取ABBYY FineReader for ScanSnap ファイル管理革命Lite 読んde!!ココ パーソナルVer.4 読取革命Lite やさしく名刺ファイリング PRO v.15.0

今回のお題
変換精度が信頼できる日本語OCRソフトのおすすめはどれ?

 ども、Atlasです。

 今日は日本語OCRソフトを比較します。

 各社の製品版のほか、スキャナなどに不蔵する無料版バンドル版の製品も比較をします。

 Atlasは、(おおよそ)15年程前の大学院生時代にOCRを利用しはじめ、現在に至ります。そして、ここまで試したソフトは、(バージョンの違いを合わせると)25本を超えます

 201712091722.jpg

 以下では、こうした経験をふまえて、主要ソフトについては、Atlasによる変換精度についての詳しい比較実験の結果についても公開します。 


 201803061019.jpg

 なお、今回の記事は、学生や研究者などが、論文・資料を「検索可能な透明PDF」にする目的のほか、会社員の方が会議資料や名刺のスキャニングする場合についても、対応できるように書きました。

ーーー

 このブログ「モノマニア」では、OCR・PDF関連ソフトについて、以下のような記事があります。

1・日本語OCRソフトの比較
2・英語OCRソフトの比較
3・
PDF作成ソフトの比較
4・iPhone用のOCRアプリの比較

 今回は、1番の記事です。

 主に、縦書き・横書きの日本語変換に強いOCRソフトについて比較していきます。

 いつものように、製品を比較した後で、「おすすめのOCRソフト」を選ぶ形式で書いていきます。

1・OCRソフトの「御三家」の紹介

 現在、日本語の高性能OCRソフトの「売れ筋」は、いくつかあります。

 有名どころでは、Panasonicの読取革命メディアドライブのe.Typist ソースネクストの本格読取が、和製のOCR専門ソフトとしては「御三家」になります。

 以下、実験に基づく詳しい精度の話に入る前に、これらの製品の特長を簡単に紹介してみたいと思います。


 

 1・Panasonic・読取革命 Ver.15 製品版
  ¥9,590 Amazon.co.jp (3/6執筆時)  
 1・Panasonic・読取革命 Ver.15 UPG版
  ¥4,368 Amazon.co.jp (3/6執筆時)  

 →メーカーサイト

 読取革命は、パナソニックが発売するOCRソフトです。どちらかといえば後発でしたが、エプソンがこの分野から撤退した現在、大手では唯一OCRを展開します。

 現在のバージョンは、15です。下で書くように、今回のバージョンでJIS第2水準の漢字に辞書対応した上で、基本辞書が拡充されました。また、状態の悪い文字への対応も強化されました。基本変換性能に関わるメジャーアップデートですから、旧バージョンユーザーには新バージョンへのアップグレードをおすすめできます

 動作するOSは、Windowsのみです。ただし、Macについても読取革命Lite for Macという機能限定版がバンドルされており、簡易的利用が可能です。読取革命Liteについては、後ほど別に紹介します。

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 対応する言語は、日本語と英語、一部のギリシャ文字です。ただし、英語については、専門辞書が未搭載であるため英語OCRソフトの比較】で紹介したような英語専門のソフトに比べると精度は劣ります。なお、日英混在文書の精度は、この記事で後ほど比較実験しています。

 認識できる文字数は、日本語の認識対象文字数はJISの第2水準の全てを含めた約6800字です。1つ前のバージョンでは第2水準の漢字の半分が非対応でした。そのため、今回のバージョンアップで大幅な改善が見られたと言えます。姓名などの旧字体のデータを取り込もうと考えている場合にかなりの改善があると言えます。

 用語辞書は、変換を補助するためのものですが、単語辞書(文字パターン辞書)は18万ワード、日本語の専門用語辞書の単語登録(多いほど、単語としての認識精度が上がる)は、上のような専門領域の61万ワード収録されます。

 なお、用語辞書は、OCRの精度を上げるための絶対条件ですが、無料版や製品同梱番のOCRソフトの場合、導入されていない場合が多く、有料版と大きな差が付く部分と言えます。


 

 2・e.Typist (アジア言語対応)v.15.0
  ¥11,967 Amazon.co.jp
(3/6執筆時)  

 →メーカーサイト

 e.Typistは、メディアドライブが発売するOCRソフトです。OCRソフトとしては「老舗」で信頼性の高い製品です。

 現在のバージョンは、こちらも15です。14と比べると、OCR精度に関わる性能がアップグレードした点が見所です。具体的には日本語の斜体文字(イタリック)体の認識と、良く論文などでみかける縦書きの日本語の文章中に横書きの英語文字が混在する文章の認識に対応しました。

 ただし、これらは過去バージョンにおける読取革命ではすでに対応していたものです。後で実際に検証しますが、実際の精度は?でした

 動作するOSは、Windowsのみです。

 fgrgkgudu-5.png

 対応する言語は、英語の欧州言語とアジア言語(韓国語・中国語)なども対応です。とくに、アジア言語には定評があります。

 認識できる文字数は、日本語の認識対象文字数はJISの第二水準のすべてを含んだ6700字ということになります。こちらは読取革命と同レベルです。

 用語辞書は、OCRの文字種のバリエーションの変化に対応する単語辞書(文字パターン辞書)は6万語、日本語の専門用語の単語登録(多いほど、単語としての認識精度が上がる)は、上のような専門領域の150万ワードです。住所録など旧字体の姓名の読み取りなどには向いていると言えます。

 なお、スペックだけみると、読取革命は単語辞書(文字パターン辞書)が多いためコピーした論文のような状態の悪い原稿に強く、e.Typistは、専門用語の単語登録が多いため、状態の良い原稿の認識精度が高いとまとめることができます。


 3・e.Typist NEO(日・英のみ) v.15.0
  ¥7,972 Amazon.co.jp (3/6執筆時)  

 e.Typist NEOは、メディアドライブのe.Typistの廉価版です。

 動作するOSは、Windowsのみです。

 対応する言語は、日本語と英語のみに省略された製品です。機能面では、e.Typistに準じますが、対応言語が限定された廉価版という扱いです。

 認識できる文字数は、したがって、同様で、日本語の認識対象文字数はJISの第二水準のすべてを含んだ6700字ということになります。

 用語辞書も、単語辞書(文字パターン辞書)は6万語、日本語の専門用語の単語登録150万ワードと上位製品と同様です。

 いずれにしても、こちらの製品は、アジア言語や、英語以外のヨーロッパ言語が不要ならば、価格的にこちらはお買得です。


 

 4・ソースネクスト本格読取 5
   ¥3,023 Amazon.co.jp (3/6執筆時)  

 本格読取は、ソースネクストが販売する、価格の安さが見所の製品です。

 動作するOSは、Windowsのみです。

 対応する言語は、日本語と英語です。

 認識できる文字数は、情報が非開示です。エンジンは「読取革命」を出すパナソニック製を搭載していますが、最新のフルバージョンの提供ではありません

 用語辞書も、したがって、パナソニック製ですが、専門辞書は75万ワードと機能が限定されます。

 また、使い勝手の部分でも注意が必要で、こちらは、出力もワード・エクセル・テキストファイルのみで、PDF出力/透明テキスト化ができない仕様です。

2・バンドル版の無料のOCRソフト

 続いて、スキャナにバンドルされているOCRソフト(フリーソフト)について簡単に紹介してみましょう。


 201712091627.jpg

 

 5・富士通 ScanSnap FI-IX500A
  ¥40,596 Amazon.co.jp (3/6執筆時)

 ABBYY FineReader for ScanSnapは、富士通のScanSnapシリーズに無料添付(バンドル)されるOCRソフトです。ScanSnapで読み取ったPDFのみOCRを欠けることができるという機能制限があります。

 OCRエンジンは、、後ほど紹介するABBYY FineReader という米国製ソフトを元としており、多言語の1つとして「日本語」ごをフォローしているレベルですので、日本語の変換は「不得意」です。

 対応する言語は、日本語と英語です。

 認識できる文字数は、非公表です。さらにイタリック文字や太字についても原稿通りに再現できません

 用語辞書も、単語辞書(文字パターン辞書)は、非搭載であり、字形のみからの判断のため再現率は低いです。

 こうした点で、日本語ないし、日英混在文書の変換には適さないと言えます。

 動作するOSは、Windowsのほか、Macにも対応です。


 171209-0007-30%.png

 

 6・Canon imageFORMULA DR-C225W
  ¥34,192 Amazon.co.jp
(3/6執筆時)

 ファイル管理革命Liteは、キヤノンのDR-C225Wなどのドキュメントスキャナに同梱されるOCR対応ソフトです。

 OCRエンジンは「読取革命」のパナソニックが作っています。

 対応する言語は、日本語と英語です。しかし、基本的にテキストファイルとして抽出のみ対応し、PDF書類の作成は不可能です。

 用語辞書も、非搭載となります。

 なお、製品版の「ファイル管理革命」についても、OCRの部分は、別売の「読取革命」と連携させる方式です。パナソニック製とはいえ、ファイル管理革命Liteは、その精度は期待できません。

 動作するOSは、Windowsのみです。


  201712091646.jpg

  

 7・EPSON スキャナー DS-530
  ¥36,146 Amazon.co.jp (3/6執筆時)

 読んde!!ココ パーソナルVer.4は、エプソンのスキャナに付属するOCRソフトです。

 OCRエンジンは、AISOFTというエプソン系列の会社の「読んde!!ココ」というソフトのエンジンがベースです。このエンジンは、Adobe系のソフトのOCRとして利用されています。

 対応する言語は、日本語と英語です

 用語辞書は「非搭載」ですが、日本語としての変換精度はバンドル版としては良い部類です。

 なお、PDFの作成は可能ですが、透明PDFはできません

 無料ソフトとしては、本格的な部類ですが、本家の「読んde!!ココ」が残念ながら「生産終了」となっているため、「消えゆく製品」ではあります。

 動作するOSは、Windowsのほか、Macにも対応です。


 201712091655.jpg

 

 8・Canon CanoScan LiDE220
 ¥9,278 Amazon.co.jp  
(3/6執筆時)

 読取革命Liteは、キヤノンのフラッドベッド型スキャナの多くにバンドルされているOCRソフトです。

 OCRエンジンは、パナソニックの読取革命を元としたものを利用します。

 対応する言語は、日本語と英語です。

 用語辞書も、こちらも「非搭載」です。ただ、字形認識機能は、正規品とほぼ同水準のものを利用しているため、「つぶれ文字」「傾いた文字」などの認識力は高いです。無料版としては、性能は上々です。

 ただし、出力はWordなどのみで、PDF化は、透明PDFを含めて未対応です。

 動作するOSは、Windowsのほか、Macにも対応です。

ーーー

 以上、4種類の「フリーバンドル版」のOCRソフトを確認しました。

 OCRソフトとしては「お試し用」です。「御三家」の製品版ソフトより大幅に能力が劣ります

 製品版との大きな違いは「用語辞書の有無」であり、これが認識精度の大きな違いを生みます。いずれにしても、正確な変換精度が欲しければ、単体の製品版ソフトを購入する必要がある でしょう。

9・OCR機能が付属した専門ソフト

 つづいて、OCR専門ソフトではないが、専門特化した高度なOCRソフトが付属したソフトを紹介します。

 特に、Acrobatシリーズは、使い方によっては「御三家に匹敵する利便性」を得られるため、注目するべきです。


 

 【Windows用 通常版】 

 9・Acrobat Standard DC 2017
  ¥38,820 Amazon.co.jp
(3/6執筆時)

 【Windows用 通常版】

 10・Acrobat Pro DC 2017
  ¥58,000 Amazon.co.jp
(3/6執筆時)

 【Mac用 通常版】

 11・Acrobat Pro DC 2017   
  ¥61,641 Amazon.co.jp
(3/6執筆時)

  Adobe Acrobat DCは、アドビ社のPDF作成ソフトの製品版です。

 このソフトはPDF作成ソフトですが、付属する便利機能の1つとして、OCR機能が付属します。後ほど実験するように、縦書きの対応能力などに限界がありますが、PDFファイルのOCR化に使う分にはかなり高性能です。

 とくに、「検索できるPDF」を作る場合、PDF作成ソフトの比較記事】で紹介したように、書類の文字の「画像」を、ベクターデータ化できるため、テキスト検索できるようになるだけでなく、画面での文字の見かけも綺麗にできます。

 対応する言語は、この製品の場合、日本語・英語のほか、ヨーロッパ言語・アジア系言語を含む多言語のOCRに対応します。

 認識できる文字は、情報が非開示です。ただ、おそらく、Epson(AiSoft)の読んDE!!ココ から提供された性能の良いエンジンを発展させたものだと思います。精度については、後ほど実験してみたいと思います。

 用語辞書は、こちらも情報非開示です。しかし、Atlasのユーザーとしての経験上、単語辞書、専門用語辞書ともにかなり貧弱であると結論できます。この点は専門のOCRソフトではないために割り引いて評価しないといけません。

 なお、 Windows用には、スタンダード版とプロ版がありますが、OCRの部分の性能は両者とも同じです。

 その他の性能の詳しい違いについては、このブログの【PDF作成ソフトの比較記事】をご覧ください。また、学生版などお得な買い方についても、【Acrobatの激安購入法の記事】でフォローしています。


  

 12・DocuWorks8 日本語版
  ¥11,506 Amazon.co.jp (3/6執筆時)

 DocuWorks8は、富士ゼロックスが販売する、オフィス用パブリケーションソフトです。「Adobeのライバル」的なソフトで、複数のファイルを1つの規格のファイルにパッケージングすることがメインの製品です。同社の販売するコピー機と一緒に利用すると便利ですね。こちらも、Adobe社と同じで、「おまけ機能」として、OCR機能が付属します。

 対応する言語は、日本語・英語です。

 認識できる文字数は、日本語の認識対象文字数はJISの第二水準のすべてを含んだ6700字です。こちらは、e.Typistを販売するメディアドライブの旧式のエンジン(活字文書OCRライブラリ v.6.0 ) の提供を受けているため、専門版と水準は同等です。

 用語辞書は、しかしながら情報が非開示です。おそらく、辞書は未搭載だと思います。

 こうした点から言えば、オフィス用パブリケーションソフトとしてはたいへん優秀なソフトですが、本格的なOCRソフトとしては、機能は貧弱です。


 

 13・やさしく名刺ファイリング PRO v.15.0
  ¥9,617 Amazon.co.jp (3/6執筆時)

 やさしく名刺ファイリング PROは、名刺整理ソフトの草分けで、それに専門特化したソフトです。「御三家」であるe.Typistを発売するメディアドライブが取り扱う、名刺に特化した製品です。

 スキャナなどで一括して取り込んだデータを、名刺管理データベース化することができる点で、ビジネスマンに人気です。

 対応する言語は、日本語・英語です。名刺の裏表の両面スキャンにも対応します。

 認識できる文字数用語辞書は、しかしながら情報が非開示です。辞書は、未搭載だと思います。

  201712091732.jpg

 ただ、名刺については、「名字の入れ間違いが致命的」になる類のものです。この製品の面白い部分は、スキャンしたデータにOCRをかけるだけではなく、同社の「THE 名刺管理」というクラウドサービスで、500枚までの名刺データを目視チェック・訂正してくれる点です。

 最近多い、漢字圏のアジアの国へ「アウトソーシング」する名刺サービスの一環ですが、精度の高さは確実にOCRを超えます。

 以上、やさしく名刺ファイリング PROの紹介でした。名刺取り込みについては、正直なところ、OCRだけでは手に負えず、「人の目のチェック」が必要です。こうしたサービスを利用するのが良いでしょう。

4・多言語対応OCRソフト

 最後に多言語対応OCRソフトについて、紹介します。

  201702281443.jpg

 14・Fine Reader 14プロフェッショナル版
  ¥21,600 VECTORシェアレジ (11/23執筆時)

  

 15・OMNIPAGE Ultimate 英語版
  ¥ 59,184 Amazon co.jp (11/23執筆時)

   

 16・Readiris Pro 14
  ¥ 5,542 Amazon co.jp
(11/23執筆時)

 これらのソフトは、多言語対応のOCRソフトとなります。

 基本的に英語圏で売られているものを、並行輸入したり、代理店が販売している形式です。

 対応する言語は、日本語・英語を含めた世界の100以上の言語です。

 用語辞書は、アジア圏の言語について重要な部分ですが、いずれも未搭載です。

 英語などヨーロッパ言語専用として考える場合を除けば、利用しないのが無難でしょう。

 なお、英語専用OCRの精度については、別に【おすすめ英語OCRソフトの比較記事】があります。翻訳用として考えている方は、そちらをご覧ください。

ーー

 以上、ここまでは、日本語に対応するOCRソフトを16製品紹介しました。

 結論的に言えば、制度の注目する場合、「読取革命」と「e.typist」が、搭載される用語辞書などの点で群を抜いていると言えます。一方、統合ソフトとしては、PDF書類の見かけも綺麗にできるAdobe DCの使い勝手も捨てがたいと言えます。

 そこで、以下では、これら3つのソフトについて、より詳しい実験をおこなっていくことにしたいと思います。

レイアウト認識についての実験

 では、実際に文章を取り込みながら認識精度を比較していきましょう。状態の良い文章、悪い文章などいろいろな素材を使って試してみました。なお、以下の文章の素材は、特に断りのない場合、A4サイズ、グレースケール(ないしカラー)、400dpiの精度で取り込んだものです。


  資料や本を取り込む場合、複雑なレイアウトなもの、写真と文章が混在しているものがあります。これを写真は写真、文章は文章と各OCRソフトはきちんと切り分けられるのかを実験します。

 元のデータはこれです。

 etypist-8.png

 わりと複雑なレイアウトですが、各OCRソフトはどのように認識するでしょうか?


A・読取革命
 etypist-9.png

 まずは読取革命です。文字の精度はここでは観点とせず、あくまでレイアウト認識の話なります。複雑なレイアウトをきちんと認識できているように見えますが、問題が1カ所。右上の「朝食に」から始まる文章、実は「画像」と認識されており、OCR処理がかかっていません。元データを見て欲しいのですが、この部分だけ緑がかった文字色です。コントラストの違いから画像と認識されてしまったようです。

 なお、画像に枠線がついていますが、これはソフト上の表示で、アウトプットの段階では表示されないので安心してください。


B・e.Typist

 etypist-10.png

 こちらは右上の部分を含めて、綺麗にレイアウトを認識できています。つけたせば、文字の間隔もスクリーン上、見やすく配置されていますね。


C・Acrobat

 etypist-32.png   

 つづいて、Acrobatです。Acrobatについては、編集機能が無いのでOCR化したあとで、認識結果をWordファイルにしたものを表示しています。

 レイアウトについてはほぼ問題なく、専門のOCRソフト並みの健闘を見せています。後でも書きますが、日本語横書きの認識がメインならば、アクロバット11でも実は十分なのです。また、アクロバット11でPDFを作った場合、表示の文字をベクター化してスクリーン上で見やすくしてくれる(ClearScan)機能を搭載しているので、閲覧用のPDF作成にもアクロバット11は向いています。(なおアクロバット最新版では、「Clearscan」は、日本語訳されて「編集可能なテキストや画像」と名称変更されています)

横書き文章の変換精度の検証実験

 続いて横書きの文章の考察。元のデータはこれです。

 etypist-13.png

わりと複雑なレイアウトですが、各OCRソフトはどのように認識するでしょうか?


A・読取革命


 etypist-14.png

 まずは読取革命です。問題なくきちんと認識されていると言えるでしょう。100%認識できているといえます。


B・e.Typist

 etypist-15.png

 e.typistについても健闘していますが、「1」の数字だけ「且」に文字化けが見られます。まあ、これは誤差レベルで読取とほぼ互角の性能といえます。


C・Acrobat

 etypist-33.png

 Acrobatも横書きの文章は問題なく認識できます。優秀と言えるでしょう。

縦書き文章の変換精度の検証実験

 続いて縦書き文章について、2段組の縦書き文章にOCRをかけてみました。


     etypist-16.png

 ポイントは、段組をきちんと把握しているか、と認識精度です。


A・読取革命

     etypist-17.png

 まずは読取革命です。段組をきちんと把握できています。2段目の最後の「時ノ容姿」が「吟ノ容姿」になってしまっている以外ほぼ完全に認識できています。


B・e.Typist

     etypist-18.png

 e.typistはほぼ完璧に認識できていますね。状態の良い文章についてはe.typistの健闘が光ります。


C・Acrobat

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 Acrobatですが、このフィールドを文字であると認識できず、画像として認識しました。実はAcrobatは日本語の縦書きについては壊滅的な状況にあります。

「横書き」文字の変換精度の検証実験

 続いても縦書き文章について。混在する横書きの英語文字を認識するかです。元原稿はこれ。


     etypist-19.png

 ポイントは、collégeをきちんと把握しているかと、認識精度です。ちなみに原文のeはフランス語綴りでéです。少し意地悪をしてみました。


A・読取革命
 

    etypist-20.png     

 読取革命ですが、「é」は認識できていませんが、きちんと文字を認識しています。なお、縦書きになってしまっていますが、これは、透明テキストとしてOCR処理する分には通常のどうさで、むしろこのようになっていないと困る類のものです。


B・e.Typist

    201311062111.jpg

 e.typistは、全く英語の部分を単語として認識していません。今回のバージョンから対応とメーカーは表明していましたが、実際の所は「からっきし」でした。一応他の部分もためしたけれど、うまく変換されませんでした・・・。学術論文の脚注の英語論文表記は基本このような形式なので、研究者には致命的かな。


C・Acrobat

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 Acrobatですが、先ほど書いたように、日本語の縦書きについては、ほぼ認識は不可能です。

英語・日本語混在文書の検証実験

 では横書きで英語と日本語が混在する場合はどうでしょうか?

etypist-23.png

 ポイントは、英語の部分の認識と日本語部分との境界の把握です。


A・読取革命

etypist-25.png

 読取革命ですが、英語の単と単語の間の字間はきちんと認識できており、日本語との区分もついています。しかし、主にイタリック体の部分を中心に英語認識が壊滅的です。

 なお、手動でこの部分を「英語」と指定してから処理すれば少しは「まし」ですが、日本語と混在している場合は「英語」としていすると、日本語部分が文字化けしてしまいます。読取革命は英語の部分はFine Readerという英語圏では最も信頼性が高いOCRを採用していますが、エンジンを上手く生かし切れていません。


B・e.Typist

etypistfafs.png

 e.typistも、イタリックの部分がほぼ壊滅です。さらに英単語と英単語の間の半角スペースの認識がほぼ欠如している様子。単語が単語と認識できていない点で、読取革命より劣ると言わざるを得ないかな。


C・ Acrobat

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 Acrobatですが、日本語モードで認識した場合は、英語の部分が横書きでも認識ができないようです。画像として認識され、OCRがかかりませんでした。英語としてOCRにかければ、英語の部分はかかります。

状態の悪い文章の検証実験

 最後に、かなり状態の悪い文章の認識について検証します。

etypist-27.png

 元々、電話帳サイズの本から、コピー機でコピーした原稿をスキャニングしたデータです。なおこれは、元データは白黒2値。見た感じ分かるようにかなり状態が悪い原稿です。

    etypist-26.png

 この論文の上記の部分の認識精度をみてみます。


A・読取革命 

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 読取革命ですが、英語の部分はご愛敬として、日本語の部分はかなり健闘していると言えます。英語の部分は基本的に諦めるしかない状況ですね。


B・e.Typist

 etypist-29.png

 e.typistは、レイアウト認識を含めてかなり壊滅的です。e.Typistは状態の悪い原稿は昔から苦手で、このようになることが多いです。そのため、コピー論文などのOCR化については全く期待できない状況なんですね。日本語だけの文章でも、状態の悪い物は読取革命のほうが性能がかなり良いと言えます。


C・Acrobat


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 Acrobatは、やはり状態の悪い原稿は無理でした。横書きで状態の悪いものについても壊滅的な状況でした。

作成されるファイルサイズとクオリティ

 最後に、作成されるファイルサイズとクオリティについて書き加えておきます。

 今回の実験では縦書きの日本語のハードカバーのPDF(グレースケール600dpi)を30ページを透明PDFにしました。なお、元の画像PDFファイルは1.8MBでした。

・読取革命:通常圧縮=15.7MB、高圧縮=3.9MB
・e.typist :通常圧縮= 2.4MB、高圧縮=1.7MB
・Acrobat :通常圧縮= 7.4MB、Clearscan=2.2MB

 ファイル圧縮率は、上表の通りです。

 第1に、透明PDFを高圧縮で作成した場合、ファイルサイズの点で優秀なのは、1.7MBまで圧縮できるe.typistでした。
 作成されたファイルのクオリティもなかなかです。

 201604231259.jpg
 こちらは、e.typistの認識結果を400%に拡大表示したものです。圧縮後の表示画質の点でも、及第点だと思います。

 201604231302.jpg

 こちらは、読取革命の認識結果を400%に拡大表示したものです。ファイルは3.9MBと2倍ほどのサイズですが、クオリティは変わらず高レベルと言えます。


 201604231306.jpg
 画像の階調も、両機種ともさほど変わりませんでした。



 第2に、高圧縮を選択せず、通常圧縮にした場合の結果は以下の通りです。


  201604231308.jpg

 e.typistは、通常圧縮でも2.4MBと高圧縮でした。しかし、視認性はさほど高くないです。e.typistの場合、中間域の色を排除した高圧縮率ファイルのほうが文字については視認性が良いです。これは、驚きの結果でした。

 201604231307.jpg

 読取革命は、通常圧縮の方が「文字のカクカク」が少なく解像度が高いです。ただファイルサイズは15.7MBと大きめです。



 201604231317.jpg

 AcrobatClearscanをかけた場合、画像としての文字についてもベクター化(=疑似フォント化)されます。そのため、視認性は、拡大した場合もかなり整っており、見やすさでは群を抜きます。ファイルサイズも2.2MBと小さくなります。

ーーーーーー
 以上をまとめれば、読取革命とe,typistを使って、高圧縮PDFを作る場合は、視認性はほぼ互角です。ファイルサイズの点では、e.typistが多少有利でしょう。ただ、その代わり、e.typistは、圧縮率の少ないPDFを作るのは不得意ですね。

 AcrobatClearscanは、視認性やファイルサイズの点では群を抜いて良いです。この点でも、状態の良い原稿を透明PDFにするならば、このソフトが最高と言えます。バックグラウンドのテキストを編集しないならば、こちらが良いでしょう。

 なお、読取革命e.typistも、ソフトへのPDF入力時に400dpiまでダウンスケーリングされます。なお、読取革命は標準では300dpiですが、今回は400dpiに設定変更して比較しました。

今回の結論
信頼できる日本語OCRソフトは結論的にこれ!

 というわけでOCRソフトをいくつかの観点から比較してみました。

 最後に、いつものように、目的別におすすめのOCRソフトを提案していきたいと思います。


第1に、ワープロ打ちした会議資料など、状態が良い原稿からの日本語の横書きと縦書き文章のOCR化を考えている方ですが、

 

 e.Typist NEO(日・英のみ) v.15.0
  ¥7,972 Amazon.co.jp (3/6執筆時)  

 

 e.Typist (アジア言語対応)v.15.0
  ¥11,967 Amazon.co.jp (3/6執筆時)  

 会議資料など、比較的新しく状態の良いものの認識させる場合、e.Typistが良いでしょう。文章認識の性能は、読取革命と較べた場合、僅かな差ですがこちらに認識性能の軍配が上がると思います。e.typistが150万の専門用語辞書、読取革命が60万の用語辞書ですからそのあたりの差が出たのかもしれません。


 ただし、上で紹介したように、縦書きの日本語に英語文字が入る場合や、小説や雑誌などの2段組の文章などは、読取革命に軍配があがります。その点で、英語が混在する研究論文を扱う方には読取革命の方が良いかもしれません。

 アジア言語が必要でない方は、英・日変換のみのe.Typist NEO(日・英のみ) v.14.0が最も安いです。


第2に、雑誌や本などレイアウトが複雑なものや、新聞や古い原稿など状態が良くない日本語文章のOCR化も考えている方ですが、

 

 Panasonic・読取革命 Ver.15 製品版
  ¥9,590 Amazon.co.jp (3/6執筆時)  
 Panasonic・読取革命 Ver.15 UPG版
  ¥4,368 Amazon.co.jp (3/6執筆時)  

 読取革命がおすすめです。レイアウト認識機能は、e.Typistより優れているため、雑誌や本など、レイアウトが複雑なものへの対応力があります。また、英語/日本語の混在文書などにも完全ではないですが、対応しています。これに加えて、横書きの英語混在文書の場合も読取革命の方がいいですから、おそらく研究者には読取革命の方が利便性が高いです。

 また、状態の悪い古い原稿への対応力も高いです。文字パターン辞書がe.Typistにくらべて12万字多く、潰れ文字の認識性能が高いためです。新聞など若干色味が付いた紙もこちらが良いでしょう。縦書き対応力も高いため、新聞の取り込みには良いです。。

 e.Typist NEOより価格が高いですが、通常の会議資料などに限定せず、色々な取り込みに使うのならば読取革命が良いでしょう。

 なお、格安のバージョンアップ版については、過去のあらゆるバージョンの読取革命、および無償版の読取革命Liteを持っていれば導入できます。それらが現在PCにインストールされていない場合は、シリアル番号が必要になります。

 なお、CANONのフラットベッドスキャナや複合機をお持ちの方、、もしくは、その購入を考えている場合は、読取革命Liteというアプリケーションがついています。

 

 Canon CanoScan LiDE220
  ¥9,278 Amazon.co.jp (3/6執筆時)    

 CANONのフラットベッドスキャナの新製品であるLIDE220にも読取革命LITEがついています。→このスキャナについては【フラッドベッドスキャナの比較記事】でも紹介しました。

 読取革命の正規版とバージョンアップ版の差額は約3,000円です。そして、読取革命Lite(正規品のお試し版)が付属しているこのフラットベッドスキャナは約9,000円です。

 資料の取り込みなどのために、もしスキャナーが欲しいと思われているなら、このスキャナと読取革命バージョンアップ版を一緒に買えば、実質5,000円あまりで最新スキャナも手に入る計算になります。ちなみにこのフラットベッドスキャナ、電源ケーブルなしでUSB給電で動くので一台あると便利です。


第3に、テキストが検索できる画像PDF(透明PDF)を作る方で、ディスプレイ表示の「みやすさ」を重視したい方に最適なのは、

 

 【Windows用 通常版】 

 9・Acrobat Standard DC 2017
  ¥36,820 Amazon.co.jp
(3/6執筆時)

 【Mac用 通常版】

 11・Acrobat Pro DC 2017   
  ¥61,641 Amazon.co.jp
(3/6執筆時)

 元原稿の状態が良く、かつ横書きの英語か日本語限定、という制約は付きますが、Acrobat DCが良いです。

 というのも、AcrobatのClear Scan機能を使うと、ディスプレイ上に表示される「画像としての文字」が(見かけがかわらないまま)「疑似フォント化(ベクター化)」され、文字のギザギザが取れ格段に読みやすくなるからです。また、「疑似フォント化」されることでPDFファイルのサイズも格段に小さくなります。

 なお、この機能については【こちら】で別に詳しく紹介しています。興味のある方はご覧ください。

 ただ、Acrobatで作成した透明PDFは、後から認識ミスを変更できません。認識後に手動で直すなどしたい方は、読取革命などを選ばれた方が良いと思います。また、OCR専用ソフトではないため、詳しい説明書などもないため、OCR初心者の方は、最初は読取革命などを選ばれることをおすすめします。(Atlasは、場合によって両者を使い分けています。)

ーーーー

 というわけで、今回は日本語OCRの話でした。

 なお、このブログ「モノマニア」では、最新モデルの自炊に関係する機材について、以下のような記事があります。

1・ドキュメントスキャナーの比較
2・ブックスキャナーの比較

3・裁断機の比較

4・ディスクカッターの比較

5・本の自炊の手順と必要機材【まとめ】

 OCRをするために、機材も一緒にお探しの方ご参考になさって下さい。なお、機材を選ぶ場合の、「おすすめ」の詳しい手順については、5番の「まとめ記事」で紹介しました。

 最後になりましたが、記事がもしお役に立ったようならば、以下のTwitter Facebook はてなブックマークボタンなどから記事を共有していただければうれしいです!!(↓)

posted by Atlas at 10:43 | 研究上の道具(ソフトウェア)

2018年03月02日

比較2018'【高機能】16点のPDF作成/編集ソフトの性能とおすすめ:無料PDFソフト/激安ソフト/acrobat DC正規版

【今回レビューする内容】2018年 PDF作成/編集ソフトの性能とおすすめ・選び方:有料版・無料フリーソフト版・Adobe Acrobat DC ReaderとDC 2017の違いの説明・性能ランキング

【比較する製品型番】Adcobe Acrobat DC 2017 ジャストシステム JUST PDF 3 [作成・編集・データ変換] [作成・高度編集・データ変換] Adobe Acrobat DC Reader Acrobat Pro DC iPad版 iPhone版 Android版 Windows Phone版 ソースネクスト いきなりPDF BASIC Edition Ver.4 STANDARD Edition Ver.4 COMPLETE Edition Ver.4 Ver.3

今回のお題
2018年最新のPDF作成ソフトのおすすめはどれ?


 ども、Atlasです。

 今日は、アドビアクロバットDC 2017ソースネクストいきなりPDFジャストシステムJust PDF 3などのPDF作成ソフトを比較します。

 なお、本ブログ「モノマニア」では、PDF関連ソフトについて、以下のような記事があります。

1・日本語OCRソフトの比較
2・英語OCRソフトの比較
3・
PDF作成ソフトの比較  
4・iPhone用のOCRアプリの比較

 今回は、3番の記事です。Windowsや一部Macにも対応するPDF作成ソフトを紹介します。

 それぞれのPDF作成ソフトを紹介した後で、最後にAtlasのおすすめ機種!を提案する形式で書いていきます。

無料版のAcrobat Readerと製品版の違い

 さて、最初に、無料版のAcrobat Readerの話から始めましょう。

 201601221015.jpg
 Windows 7〜10対応 Mac 10.6〜10.13対応

 1・Adobe Acrobat DC Reader
  ¥無料 Adobe Store
(3/2執筆時)

 よく知られているように、Adobe Acrobatには無償版Adobe Acrobat DC Readerがあります。WindowsでもMacでも使えます。

 ただし、この無償版は、基本的にPDFの閲覧をするためソフトです。PDFファイルへの変換や、PDFファイルの編集には未対応です。

 201607040924.jpg

 Adobe PDF Pack (1年間)
  ¥5,350 Adobe Store (3/2執筆時)

 一方、月額575円の「拡張パック」に加入した場合、PDFに変換するサービスを得られます。

 これは、100MBまでのWordやExcelといったファイルをオンライン経由でPDFに変換するサービスです。ただし、作成したPDFを再編集することはできません

PDFの作成・変換・編集ができるソフト

 PDF(PDF/A)は国際規格です。しかし、最初にそれを定義し、製品化したAdobe社が事実上、規格の更新を主導しています。そのため「純正PDFソフト」といえるのは同社の製品です。

 しかし、それと「互換」するPDFソフトは、他社からも売られています。日本市場の場合、ソースネクスト社ジャストシステム社の製品が多くのシェアを占めています。以下、そのラインナップを紹介していきます。


 
 Windows 7〜10対応 

 2・いきなりPDF BASIC Edition Ver.4
  ¥2,003 Amazon.co.jp
(3/2執筆時)

 こちらは、ソースネクスト社が出しているいきなりPDF BASIC Edition Ver.4です。同社の製品では最も安価なPDFソフトです。

 こちらの場合、WordやExcelなどの各ファイルからPDFを作成することが可能です。仕事によく使うだろう、パスワードロックをかけたセキュリティPDFも作成できます。

 201601221058.jpg

 加えて、作成したPDFを回転したり、ページを入れ替えたり、削除したりする編集機能も付属します。

 201601221059.jpg

 チームで仕事をする際などのためのハイライトノートの挿入も可能です。 

  201612061946.jpg  

 なお、 前バージョンのいきなりPDF BASIC Edition Ver.3と比較した場合の大きな違いは、現バージョンからは、PDFからテキストや画像を部分的に抽出する機能が付属した点です。このほか、クリップボードがらPDFを作成する機能がめあたらしいですが、全体とするとマイナーチェンジですね。

ーーー

  

 Windows 7〜10対応 

 3・JUST PDF 3 [作成]
  ¥1,482 Amazon.co.jp
(3/2執筆時)    

 一方、ジャストシステムのJUST PDF 3いきなりPDF・ベーシック」のライバルと言えます。

 ただし、こちらは、上記のうち、PDFファイルを作成する機能だけを持ちます。こちらの場合も、パスワードロックは可能です。


 
 Windows 7〜10対応 

 4・いきなりPDF STANDARD Edition Ver.4
  ¥4,869 Amazon.co.jp (3/2執筆時)

 こちらは、いきなりPDFの上位版である「いきなりPDF STANDARD Edition」です。下位機種に比べると、こちらのソフトは多機能です。

 201601221102.jpg

 具体的には、一度変換したPDFファイルを、Excel・Word・PowerPointなどの形式に再変換できます。

 201601221108.jpg

 さらにOCR機能が搭載されます。OCRとは、PDFファイル上の文字が「画像」だけで、テキストとして選択や検索できないファイルを文字化して検索できるようにするためのソフトです。

 こちらは「読取革命」など専門のOCRソフトを発売するパナソニックの文字認識エンジンを使っており、変換精度が高い製品です。

ーーー


 201601221128.jpg
 Windows 7〜10対応 

 5・JUST PDF 3 (作成・編集・データ変換)
   ¥3,799 Amazon.co.jp (3/2執筆時)

 一方、JUST PDF 3 [作成・編集・データ変換] は、いきなりPDF STANDARD Editionのライバル機種です。そして、抽出機能を除けば、ほぼ同等の機能を有します。

 201601221134.jpg  

 また、変換時に画像ファイルを圧縮することでPDFのサイズを押さえる機能も付属します。

 JUST PDF 3の下位機種には実装されなかった、PDFを回転したり、ページを入れ替えたり、削除したりする編集機能も付属します。


 201601221135.jpg

 PDFをExcel・Word・PowerPointなどの形式に再変換する機能も、いきなりPDF STANDARD Editionと同様に実装されます。それに加えて、ジャストシステム社の「一太郎形式」に変換することも可能です。

 201601221139.jpg

 OCR機能も搭載されます。使用されるエンジンの明記はありませんが、パナソニックのエンジンと思われます。したがって、変換精度はいきなりPDFと同等です。

 201601221141.jpg

 ただ、こちらの場合、明テキスト(PDFの画像としてのテキストの、裏に隠された文字データ)を編集する機能が付く点と、複数のファイルを一括して変換できる機能を持つ点が魅力です。


 
 Windows 7〜10対応 

 6・いきなりPDF COMPLETE Edition Ver.4
    ¥10,778 Amazon.co.jp
(3/2執筆時)

 いきなりPDF COMPLETE Editionは、ソースネクスト社の最上位版です。


 201601221111.jpg

 こちらの場合、上記の機能に加えて、より多様なPDFの編集が可能です。例えば、PDF上のテキストの修正・編集ができます


 201601221117.jpg

 また、細かい部分では、書類を受け取ったユーザーが、PDF書類のフィールドに文字入力できるフォーム作成機能や、電子署名機能なども搭載されます。

 なお、 旧バージョンのいきなりPDF COMPLETE Edition Ver.3と比較した場合、PDFからテキストや画像を部分的に抽出する機能のほか、テキストの墨消し機能PDFのリッチテキスト・CSVへの変換機能が増えた程度です。そのため、旧バージョンからの、買い換えニーズについてはほぼないと思います。

ーーー

  
 Windows 7〜10対応 

 7・JUST PDF 3(作成 高度編集 データ変換)
  ¥9,454 Amazon.co.jp
(3/2執筆時)

 一方、JUST PDF 3 [作成・高度編集・データ変換]は、いきなりPDF COMPLETE Editionのライバル機種です。テキストの編集やフォームの作成を含めて、ほぼ同等の機能を持ちます。


 201601221149.jpg

 Mac 10.6〜10.13対応

 Mac Finder
  ¥無料

 一方、Macユーザーの場合、OSに標準搭載されているFinderというソフトがあります。

 それで、PDFの作成・編集・回転・結合・フォームの作成などが可能です。ただ、PDFのOCR化には未対応です。対応させるためには、以下で紹介する、Adobe Acrobatの製品版が必要です。

Adobe Acrobat DC 2017の機能

 

 Windows 7〜10対応 
 8 Acrobat Standard DC 2017
  ¥37,000 Amazon.co.jp
(3/2執筆時)
 9・Acrobat Pro DC 2017
  ¥58,000 Amazon.co.jp (3/2執筆時)

 Mac 10.6〜10.13対応

 10・Acrobat Pro DC 2017   
  ¥61,641 Amazon.co.jp (3/2執筆時)

 さて、続いてAdobe Acrobat DC 2017についてです。Windows版については、スタンダード版プロ版が、Macについてはプロ版が市販されています。(スタンダード版とプロ版の違いは後ほど書きます)

 さて、PDF規格を定義している同社ですから、上で紹介した他社ソフトが持つ、およそPDFとして必要な閲覧・作成・編集機能は全て網羅されます。さらに安定性なども高レベルで、PDFファイルが開けないという事態はありえません。

 他社製ソフトに比べて優れている点は、以下の通りです。

 201601221209.jpg

 第1に、PDFの圧縮率の高さです。JUST PDF 3も画像ファイルなどの圧縮機能がありますが、Adobe Acrobat DCは、不可逆的圧縮を含め高度な圧縮が可能です。細かい設定もできますが、しなくても他ソフトに比べて、ファイルサイズがかなり小さくなる傾向です。
 
 第2に、互換性の高さです。PDFは、同じ拡張子でもいくつかの10のバージョンがあります。上位ほど圧縮率が高いですが、下位互換性がないため、他ソフトだと不都合が生じる場合もあります。「完全互換」の互換ソフトはないということです。

 第3に、高度なPDF編集機能です。とくに、文字をPDFに直接入力する場合、画像から自動的に見かけと同じフォントを作成することで、自然な文字挿入を可能にしています。

 第4に、OCR変換の性能です。独自の変換エンジン(日本語についてはエプソン系)とレイアウト認識で、作成される透明PDFの品質は高いです。また、国際商品なので、英語・日本語だけでなく、多言語対応しているという特長もあります。

 第5に、クラウド対応です。iPadをはじめとするタブレットやスマホからの変換に対応するようになりました。

 3点目・4点目・5点目は、今回のバージョンアップの「キモ」ですので、後ほど詳しく説明します。

 201504281653.jpg

 このほかにも、独自機能は多いのですが、主に企業環境向けの機能であり、一般ユーザーが使って便利な機能は少ないかもしれません。例えば、e-signなど、ネットを介した先進のセキュリティ文書機能の対応なでどす。

高度なPDF編集機能について

 

 高度なPDF編集機能は、Atlas的には今回のAcrobat一番の目玉です。


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 他社製ソフト(JUST PDF 3)や、前バージョンのAdobe11 Proでも、PDFファイル上の文字や、透明テキストの編集はこれまでも可能でした。

 しかし、Acrobat Pro DC 2017は、図のように、文字枠・画像枠単位で高度な編集ができます。

 201504281020.jpg

 とくに文字の編集機能が秀逸です。本文中で使われているフォントの字体を元に、アクロバットが「カスタムフォント(オリジナルフォント)」を作ります

 そのために、パソコンに同一のフォントがインストールされていなくても、スクリーン上、同じような見映えのフォントが挿入可能です。

 例えば、上の画像では、New Yorkという元々の画像にあったフォントに、AtlasがPDF編集機能で、「York New」と新しく文字を加えていますが、これらのフォントは同じ見かけのフォントであることがわかります。

 同じように「アメリカ」のあとに「アメリカ」と同じ文字を新しく入力していますが、こちらも同じ文字であることが分かります。

 201504281024.jpg

 ただし、元々の画像ファイルに使われていない文字の場合は、既存のフォントセットから、できるだけ近いフォントが当てられます。上の画像では「人の」の部分がそれにあたります。この場合、フォントの字形が似ている「小塚明朝」があてられました。

  201504281040.jpg

 OCR(画像のテキスト化)は、例えば、本1冊など複数ページを自動でかけることが可能です。そのため、長ければ長いほど、カスタムフォント(オリジナルフォント)は多数生成され、全体の精度は上がっていきます。

201504281028.jpg

 加えて、今回のバージョンからPDF内の画像についても、ボックス単位で、画像の置換や編集が可能になりました。これらは、従来的にはAdobe InDesignなどで行わざるを得なかったものですが、今回、簡単にできるようになりました。

 ただし、これらの機能はプロ版のみ対応です。スタンダード版のアクロバットは未搭載ですので注意が必要です。

Acrobat DCのOCR機能について

 つづいて、OCR機能についてです。

 OCRというのは、スキャナなどで画像(=絵)として取り込んだ文字を、テキスト(文字フォント)に変換して、文字列が検索できたり、文字を編集したり、ワードなどにコピー&ペーストできるようにするための機能です。

 etypist-42.png

 図のように、スクリーン上の見かけは、元々の画像ファイルですが、実は(見えない形で)文字認識結果が埋め込まれおり、上図のように文字列を選択してコピーできたり、PCで検索できるようになったりするという仕掛けです。専門的には、透明PDFといわれる仕組みですが、アドビでは、Clear Scanと名前が付けられる機能です(補注:Acrobat DCよりClear Scan機能は、「編集可能なテキストと画像」という名前に変わっています)

 この方式だと、もしOCR認識で読み取られた文字が間違っていたとしても、スクリーン上は、元々の画像ファイルが表示されるので、人間による文字の誤読がありません

 Acrobat DCの場合、同じくOCR機能を持ついきなりPDFやJust PDFに比較して、次の2つの利点があります。

 第1に、PDFサイズの軽量化です。Acrobatの場合、OCR認識の過程で、認識した文字の画像を「ベクター化」し「カスタムフォント」とします。そのため、OCRをかけると、画質の劣化なし、最大10倍以上ファイルサイズが縮みます

 第2に、画像としての文字の美麗化です。画像としての文字がベクターデータ化されるため、文字の拡大での画像劣化がなくなります。そのため、スクリーンで文字を見たとき(拡大したとき)に変換前よりもなめらかに見えるという利点があります。

 これは、日本語でも英語でも同じです。AtlasもPDF化した本を読む際、Adobe AcrobatでOCR(ClearScan)をかけたファイルで見ていますが、視認性が高いです。

 続いて、Clear Scanの認識精度についてです。

 201504281541.jpg

 上図のような、レイアウトが複雑ではない、横書きの日本語画像を認識させる場合です。

 201504281608.jpg

 こちらが、認識させた結果としてのテキスト(PDFの裏側に埋め込まれており、ディスプレイではみえない透明テキスト)です。

 無用なスペースが何カ所か入っています。しかし、横書きの日本語についてはほとんど問題なく実用レベルでの認識が可能です。したがって、横書きの会議資料等の日本語OCR化には問題なく使えます

  201601221239.jpg

 こちらは縦書きの場合です。縦書きはさほど精度よく取り込みができていません

  201504281556.jpg

 こちらは同じファイルをOCR専用ソフトの「読取革命」でOCRにかけたものです。

 認識結果としてかなりの精度の差があることがわかります。つまり、日本語でも縦書きを扱いたかったら「読取革命」などの専用ソフトにメリット性があります。

 「読取革命」については、別の場所に書いた【こちらの記事】も参考になさってください。

  rararapodasimu-11.jpg

 なお、英語・ドイツ語・フランス語・ロシア語・イタリア語・スペイン語・韓国語・中国語などの言語のOCR化をできます。特に、英語変換の精度については、特殊ですので別に記事にしてあります。

 Adobe Acrobat DCの外国語認識の精度や、Fine Readerをはじめとする専門英語OCRソフトについて書いた【こちら】の記事をご参照ください!

ーーーー

 以上、ここでは、OCRの認識精度についてまとめました。

 Adobe Acrobatは、横書きやビジネス文書ならば、かなり高機能であることが分かりました。また、ここでは紹介しませんでしたが、英語文書についても、ほぼ実用レベルの精度が得られました。

 高度なPDF変換機能は、他社製ソフトにはない、Adobe Acrobat独自の魅力だと思います。なお、OCR機能はAdobe Acrobatのスタンダード版でも利用が可能です。

クラウドへの対応

 クラウドへの対応も、Adobe DCのパワーアップポイントです。報道でもこの点を最も強調していました。

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 11・Acrobat Pro DC iPad版
  ¥無料 itunes Store 

 12・Acrobat Pro DC iPhone版
  ¥無料 itunes Store 

 13・Acrobat Pro Android版
  ¥無料 itunes Store 

 14・Acrobat Pro DC Windows Phone版
  ¥無料 itunes Store

 具体的に言えば、上記のようなiOSやAndroid端末用の無償アプリケーションが用意されました。 

 単に閲覧できるだけではなく、ワード・エクセル・パワポのファイルをPDFに変換する機能も利用可能です。

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 PDFの編集に関わる機能も強化されています。例えば、iPad版ではPDFの表示ページの削除PDFの並び替えコメントの編集ができます。また、現在の所iPadのみの対応ですが、iPadの場合、PDFの文字列の編集も可能です。また

 なお、これらのソフトは「アプリ内課金」商品です。しかし、Adobe Acrobat DCパッケージ版(永続ライセンス)購入者は登録すれば、これらの機能を無料で使えるようになります。

Officeソフトとの連携

 オフィスソフトとの連携も、Adobe AcrobatDCの大きな特長です。

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 これは、Windows版については他社製品にも搭載される機能ですが、PDFファイルを、Office系ソフト(ワード/エクセル/パワーポイント)への変換して出力できる機能が付属します。

 受け取ったPDF上のテキストを編集したい場合や、一度、ワードなどに変換してから編集したい場合、これらの機能は便利です

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 加えて、バインダー機能もAdobe Acrobatの大きな魅力です。

 これは、PDF以外の形式のファイルをPDFに突っ込むだけで、複数のファイルを1つのPDFとしてまとめる、「PDF結合」技術です。会議資料をまとめてPDFにしておいて、出先で印刷する場合などに便利です。これにより、動画などのマルチメディアファイルもPDF化することができるようになりました。

Acrobat PROとStandardの違い

 さて、Acrobatですが、Windows版・Mac版を合わせて、実に多くのラインナップがあります。

 

 【Windows用 通常版】

 8・Acrobat Pro DC 2017
  ¥58,000 Amazon.co.jp
(3/2執筆時)

 【Windows用 アップグレード版】
 8・Acrobat Pro DC 2017
  ¥29,252 Amazon.co.jp
(3/2執筆時)

 【Windows用 学生・教職員個人版】
 8・Acrobat Pro DC 2017
  ¥20,989 Amazon.co.jp
(3/2執筆時)


 【Mac用 通常版】

 9・Acrobat Pro DC 2017   
  ¥61,641 Amazon.co.jp
(3/2執筆時)

 【Mac用 アップグレード版】

 9・Acrobat Pro DC 2017   
  ¥26,093 Amazon.co.jp
(3/2執筆時)

 【Mac用 学生・教職員個人版】
 9・Acrobat Pro DC 2017
  ¥20,989 Amazon.co.jp
(3/2執筆時)

 

 【Windows用 通常版】 

 10・Acrobat Standard DC 2017
  ¥37,000 Amazon.co.jp
(3/2執筆時)

 【Windows用 アップグレード版】 

 10・Acrobat Standard DC 2017
  ¥19,434 Amazon.co.jp
(3/2執筆時)

 Windows版については、機能が限定される「スタンダード」版もあります。


 スタンダード版は、「プロ版」に比べると、いくつか機能制限があります。とくに、「カスタムフォント」を利用できないので、元の文書と同じ体裁のフォントを挿入することはできません。この点は、今回のパワーアップでは重要な点ですのでやや残念な部分でしょう。
 
 その他、タブレッド利用時に限ってですが、ページを並べ替えたり、削除できない点PDFファイルに動画やオーディオなどが挿入できない点どが不便です。また、高度なセキュリティ文書の作成に関わる機能も使えませんが、このあたりは個人ユーザーには関係ない部分でしょう。

 なお、PCに何台インストール可能なのか?学生・教職員割引の資格の基準については、【Acrobat DCのライセンス数とお得な購入法】という別記事を書いていますので、後ほどそちらを見てください→こちら

時限ライセンス版と永久ライセンス版の違い


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 【Windows用 12ヶ月版】 

 15・Acrobat Standard DC 2017
  ¥16,253 Amazon.co.jp
(3/2執筆時)

 【Windows/Mac用 12ヶ月版】

 16・Acrobat Pro DC 2017
  ¥18,067 Amazon.co.jp
(3/2執筆時)

 ここまで見た製品は、永久ライセンス版で、いつまでも利用できる形態のソフトです。しかし、Acrobat DCにはオンラインコード版という時限ライセンス(12ヶ月/24ヶ月/36ヶ月)もあります。

 201803021817.jpg

 こちらについては、(ややこしいのですが)永久ライセンス版にはない3つの機能が搭載される点で別ソフトと言えます。ただ、どれも独自機能はあまり魅力的ではないです。

 永久ライセンス版に較べての時限ライセンスのメリットは、新しいAcrobatが出た場合は、多額の追加投資をせずに利用できる点と、Acrobat Pro DCについては、MacとWindowsのクロスライセンスである点でしょう。

 ただ、時限ライセンスを選ぶ方で、その他のアドビ社のソフトも利用する可能性がある方は、総合ライセンスを買ったほうがお買得が相当高いと言えます。このブログの別記事として、【AdobeCCの料金プランの解説記事】があります。よろしければ、そちらをご覧ください。

Acrobat DC 2015と2017の違い

 

 Acrobat Pro DC 2015 通常版

 なお、Acrobat DC 2017は、旧バージョン(としてAcrobat DC 2015)の後継機です。

 新機能は、「Adobe社の説明」に詳しいですが、有用と思われるのは、次の4点です。

1・PDF比較ツールの新搭載
2・ブラウザのようなタブ表示機能の搭載
3・スキャナとの連携強化

4・タッチパネルに対応する操作系の改良

 これらは、主に操作の快適性をあげるもので、前回に比べるとかなりマイナーなアップデートという印象です。

 実際、ここまで書いてきた機能は、旧バージョンでも網羅されていた機能です。どうも、PDFフォーマットについては、「コモディティ化」が進みつつある印象です。

今回の結論
最新のPDF作成ソフトのおすすめは、結論的にこの機種!


 というわけで、今回は、Adobe Acrobat DC 2015を中心に、PDF作成ソフトを10機種紹介してきました。

 最後に結論として、どのソフトを購入するべきか?書いておきます。


 第1に、リーズナブルにPDFの作成・編集・再変換を行いたいと考えている方におすすめなのは、

 201601221128.jpg
 Windows 7〜10対応 

 5・JUST PDF 3 (作成・編集・データ変換)
   ¥3,799 Amazon.co.jp (3/2執筆時)

 JUST PDF 3 [作成・編集・データ変換]がよいと思います。PDFの作成や、回転やページ削除などの編集から、ノートの挿入まで、一通りのことができますから。また、変換時のレイアウトの乱れも少ないです。

 OCRの精度も高いですし、ファイルの圧縮率も純正には負けるものの、多機能でありオススメできます。


 第2に、作成・編集・再変換に加えて、PDFへの直接の文字入力も行いたい方は、

 
 Windows 7〜10対応 

 6・いきなりPDF COMPLETE Edition Ver.4
    ¥10,778 Amazon.co.jp
(3/2執筆時)

 いきなりPDF COMPLETE Editionがよいでしょう。JUST PDF 3とほぼ同等の機能を持ちますが、価格が多少安い点を評価しました。

 ただ、一太郎形式に対応したい場合は、JUST PDF 3がよいと思います。


 第3に、書籍や会議資料などの日本語OCR化を考えているビジネスパーソンにおすすめなのは、

 

 【Windows用 通常版】

 9・Acrobat Pro DC 2017
  ¥58,000 Amazon.co.jp
(3/2執筆時)

 【Windows用 アップグレード版】
 9・Acrobat Pro DC 2017
  ¥29,252 Amazon.co.jp
(3/2執筆時)

 【Windows用 学生・教職員個人版】
 9・Acrobat Pro DC 2017
  ¥20,989 Amazon.co.jp
(3/2執筆時)


 【Mac用 通常版】

 10・Acrobat Pro DC 2017   
  ¥61,641 Amazon.co.jp
(3/2執筆時)

 【Mac用 アップグレード版】

 10・Acrobat Pro DC 2017   
  ¥26,093 Amazon.co.jp
(3/2執筆時)

 【Mac用 学生・教職員個人版】
 10/Acrobat Pro DC 2017
  ¥20,989 Amazon.co.jp
(3/2執筆時)

  「プロ版」Acrobat Pro DCが良いと思います。「スタンダード版」は、PDF編集機能上の、今回の大きな改善点と言える「カスタムフォント」を利用できないので、PDFを仕上げた後の品質で差がでると思います。OCRについても、横書きのビジネス文書ならば精度が高く安心です。

 やや高いですが、アップグレード版や、学生・教職員版をうまく使えば、2万前後で購入できます。今回は、スマホやタブレットにも対応していますので、この値段を出しても費用対効果は高いでしょう。

 別のベージで、インストール台数や、アップグレードや学生版の購入条件格安購入方法などについて書いていますので、貰っていますので、そちらのページもご覧ください。→こちら


第4に、検索できるPDF(透明PDF=OCR化)を目的で、アクロバットの導入を考えている方ですが、

  

 Windows 7〜10対応 

 【通常版】

 Panasonic・読取革命 Ver.15
  ¥9,581
Amazon.co.jp (3/2執筆時)

 【アップグレード版】
 Panasonic・読取革命 Ver.15
  ¥4,368 Amazon.co.jp (3/2執筆時)

 上で検証したように、日本語の縦書きのテキスト画像や、横書きでもレイアウトが複雑なテキスト画像の認識精度は、Acrobat Pro DCはイマイチ信頼性が高くないです。

 そのため、Acrobat Pro DCは、あくまでPDF編集用と考えて、OCRについては、専用ソフトを購入するべきでしょう。読取革命ほか、いくつかのOCRソフトが購入できます。詳しくは、【日本語OCRソフトの比較記事】で紹介したので、興味がある方はご覧ください。


第5に、英語やヨーロッパ言語の文章のOCR化を考えているかたですが、

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 Windows 7〜10対応 

 Fine Reader 14プロフェッショナル版
  ¥21,600 VECTORシェアレジ (3/2執筆時)

 英語専用のOCRソフトであるFinerReaderがおすすめです。【英語OCRソフトの比較記事】 で紹介していますので、そちらを参考になさってください。

 ちなみにAtlas日本語については読取革命英語論文(状態の良いもの)についてはAcrobatのClearScan英語の歴史資料やマイクロ資料など状態が悪い物をFine Readerとそれぞれ使い分けています。


 というわけで、今日はPDF作成ソフトについて紹介しました。

 最後になりましたが、記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークボタンなどから話題を共有していただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 19:35 | 研究上の道具(ソフトウェア)

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