2018年10月17日

比較2018'【自炊歴15年】ブックスキャナー20機の性能とおすすめ:Plustek OpticBookシリーズ

【今回レビューする内容】2018年 非破壊自炊用ブックスキャナーの性能とおすすめ・選び方・A4とA3:裁断しない本の取り込み・図書館向けスキャニング機材

【比較する製品型番】Plustek OpticBook 3900 3800 4800O A300 4600 4800 3800 サンワダイレクト ブックスキャナ A4 1200dpi 400-SCN033 400-SCN038

今回のお題
本を裁断せずに取り込めるブックスキャナのおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今日は、ブックスキャナの比較です。

 「自炊歴15年」となったAtlasの視点で、2018年段階で「購入するべきおすすめブックスキャナ」を提案します。

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 なお、今回の紹介のメインとなるのは、「Book Scanner」です。

 「Book Scanner」とは、「非破壊自炊」でも「とじしろの影がでない」という、高性能な専門スキャナです。

 業務用語で「Book Scanner」と言えば、全てこのタイプで、3万円程度の機種から、図書館用専門機だと100万円近くするものまであります。

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 一方、ローラー搬送式のドキュメントスキャナ や、上から撮影する書画カメラ を含めて「ブックスキャナ」と表現する人が一部現れています。

1・Book Scannerの比較 (7機)
2・ドキュメントスキャナの比較(10機)
3・書画カメラ型スキャナの比較 (3機)

 このような(広い)意味での「ブックスキャナ」について、このブログでは、3つの記事で合計で20機種紹介しています。

 本来的な意味での「Book Scanner」以外をお探しの場合は、上のリンク記事をご覧ください。

4・自炊初心者のための機材の選び方

 また、「これらの違いがよく分からない!!」という方は、「自炊入門編」の記事があるので、そちらからお読み頂くと、わかりやすいかと思います。

 よろしくお願いします。

1・ブックスキャナとは何か?

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 一般的に「自炊」というと、基本的には書籍を電子化した後で捨てることが前提になります。

 というのも、断裁機でばらしてからドキュメントスキャナで取り込むのが、作業時間的に効率が良いからです。

 しかし、貴重書の場合でそれが不可能な場合、紙の媒体で本としても読み続けたい場合は、裁断せずに読み取れるフラットベッドスキャナで、本を取り込むことができます。

ーーー

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 ただ、一般的なフラッドベッドスキャナは、厚みのある本の場合、上の図にあるように、とじしろ(エッジ)の部分がスキャニングの時に浮いてしまいきれいにスキャニングできません

 しかし、ブックスキャナは、エッジまで綺麗に読み取ることが可能です。

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 上図のように本を配置することで、1ページごとに取り込めるからです。

 構造的に、ブックスキャナは、ガラス部分(読み取り面)と本体のエッジ(端)の隙間ほとんどなく、6mm程度です。

 そのため、文字が切れたり、影が入ったりすることなく、また端が切れてしまうこともなく、きれいにスキャニングすることができます。もちろん、PDFにすれば「見開き表示」ができます。

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 なお、他社のフラッドベッドスキャナや、プリンタ複合機のでは、幅が1.5cm以上あるため、この方法は不可能です。

 同じ置き方をしても、文字の端が切れてしまうでしょう。厚みのない本体形状もハードカバーなどの取り込みには不向きです。

ーーー

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 最近は、自炊をしたい個人だけではなく、図書の補完スペースが確保できない図書館が、学術書の電子化の目的で図書館などにこのブックスキャナを導入することもあります。

 図書館用の本格的なブックスキャナは100万円を超えますが、この機種ならば同様の作業が3万円台で可能です。

2・ブックスキャナーの種類と性能

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 ブックスキャナーは特許製品で、台湾の光学機器メーカーlustek (プラステック)が独占的に発売してます。Opticbook ブックスキャナーという製品名になります。

 そして、日本では、サンワサプライが同社から正規品を輸入して売っています。

 現行品では複数のラインナップがあるので、値段と共に紹介しましょう。


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 Windows 7〜10 

 1・Plustek OpticBook 3800
  ¥39,290 Amazon.co.jp (10/17執筆時)

 2・サンワダイレクト 400-SCN033
  ¥33,800 Amazon.co.jp (10/17執筆時)

読み込みスピード:7秒/1枚
光源:冷陰極管
本体寸法: 453X285X105mm
エッジ :6mm

 OpticBook 3800は、OpticBookの最廉価モデルです。

 なお、サンワダイレクト400-SCN033も同じ製品ですが、保証はサンワダイレクトが持つOEM品です。

 安いですし、サポートが期待できる点で、こちらが良いでしょう。6ヶ月保証も付属です。

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 解像度は、最高で1200dpi対応です。写真用としてより解像度の高い製品はありますが、ブックスキャナならば十分な水準です。

 そのため、画質については続いて紹介する上位機種と変わらないために、高位の性能を求めないならばお得なモデルです。

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 画質も、他社のビジネス用の格安機に見られるCISセンサーではなく、高性能なCCDセンサーを採用します。とくにカラー原稿の取り込みにおいて高画質を得られやすいです。

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 スキャン速度は、300dpiという標準的な画質で7.9秒、クオリティ重視の600dpiで18.2秒、特殊な用途で作品写真などを取り込む場合、高品質な1200dpiの取り込みで127秒です。

 実用的な速度で、快適さにおいて不満はないと思います。ただし、光源にLEDではなくて冷陰極管を採用している関係から、起動速度も上位機種より遅いです。

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 対応フォーマットは、上記の通りです。ビットマップ形式だとファイルサイズは大きいですが、最終的に透明PDFに加工すれば、ファイルサイズは1/10以上まで縮小可能です。

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 なお、OCR機能も付属しますが、「オマケ程度」です。テキスト検索できるようにしたいならば、【OCRソフトの比較記事】で書いたような専門ソフトを「オススメ」します。


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 ドライバーは、Plustek独自のものですが、傾き補正を含めて、大手の搭載する主要機能は網羅します。これは、上位機の場合も同じです。

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 以上、OpticBook 3800の紹介でした。

 個人ユーザーが購入する場合で、Windowsで利用するならば、この機種の導入で問題ないでしょう。画質面では、上位機と全く同じですから。


 

 Windows 7〜10 Mac OSX 10.7〜10.13

 3・Plustek OpticBook 3900
  ¥39,800 Amazon.co.jp (10/17執筆時)

 3・Plustek OpticBook 3900
  ¥39,800 楽天市場
(10/17執筆時)

読み込みスピード:7秒/1枚
光源:冷陰極管
本体寸法: 453X285X105mm
エッジ :6mm

 OpticBook 3900は、オーグショップAが輸入している、OpticBook 3800の改良機です。

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 と言ってもOpticBook 3800との相違点は1つだけで、こちらはMac OSXにも対応するモデルという点だけです。

 毎年ドライバの更新は「遅め」ですが、きちんとOSX 10.13まで対応しています。

 性能面では、解像度・読取速度などを含めて全く同じ性能です。サンワサプライからの販売はありません。


 

 Windows 7〜10

 4・Plustek OpticBook 4800
  ¥54,800 Amazon.co.jp (10/17執筆時)

読み込みスピード:3.6秒/1枚
光源:LEDランプ
本体寸法: 491X292X102mm
エッジ :2mm

 OpticBook 4800は、プラステック社のブックスキャナの上位機種です。なお、こちらもMac用のドライバはありません。

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 解像度は、基本的に下位機種と同じです。

 エッジは、2mmなので、閉じられた古い本のすみまで綺麗に取り込めるスキャナです。

 マンガなどのあまり厚くないソフトカバーの場合は、6mmエッジでも十分でしょう。

 ただ、エッジが2mmだと、スキャニングの際、本の背表紙部を上から押しつける圧力を軽減できるため、稀少書をスキャンする場合は有利です。

 画質は、こちらも、高性能なCCDセンサーであり、期待値は高いでしょう。

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 スキャン速度は、この機種は、LED光源を利用しているために高速です。3.6秒/1枚と下位機種の2倍速ほどにパワーアップしています。

 仕組み上光源の待機時間が不要なので、起動速度も速い機種です。

 その他の部分は、下位機種と変わりません。

ーー

 以上、OpticBook 4800の紹介でした。

 取り込みスピードが速い機種です。また、稀少書を傷めにくい点で、図書館業務などでの作業効率のは、こちらの上位機種がよいでしょう。

 ただ、価格面でかなり開きがあります。使用頻度が多くないならばOpticBook 3900でもよいでしょう。


 

 Windows 7〜10

 5・サンワダイレクト 400-SCN038
  
¥165,000 Amazon.co.jp (10/17執筆時)

 5・Plustek ブックスキャナー OpticBook A300
  ¥---------- Amazon.co.jp (10/17執筆時)

読み込みスピード:2.48秒/1枚
光源:冷陰極管
本体寸法:623 x 400 x 133 mm
エッジ :2mm

 OpticBook A300は、高額ですが、A3サイズに対応するブックスキャナです。

 こちらも、サンワダイレクトが、400-SCN038という型番でOEM販売しています。

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 エッジは、こちらも2mmと薄い仕様です。

 解像度は、一方で、最大で600dpiとなります。A3と大型化すると、処理的にそれ以上の水準をキープするのは無理だからでしょう。

 画質は、一方で、この機種も高性能なCCDセンサーであり、品質は良いです。

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 スキャン速度は、一方で、A3原稿でも600dpiで10.5秒と優秀です。

 ファイルサイズは、ビットマップ形式の表示なのでPDFなどにすれば大幅に圧縮できるでしょう。

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 対応フォーマットは、上記の通りです。下位機種と同じです。サンワサプライから型番を変更した、同製品が売られています。

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 以上、OpticBook A300の紹介でした。

 A3対応のブックスキャナということで明らかに「図書館の貴重書仕様」ですね。その部分で言えば、エッジは2mmまで対応と貴重書にも対応できますし、スピードも向上がみられるため快適でしょう。

3・ブックスタンドについて 

 
 OpticBook 4600 4800 3800専用スタンド
  ¥12,960 Amazon.co.jp
(10/17執筆時)

 なお、A4タイプのOpticBook には、別売りの専用スタンドがあります。ねじ穴の位置が同じため、ここで紹介したどの機種にも付けることができます

 スタンドは必ずしも必要がありませんが、あれば、本が机の卓上に付きにくくなり、本を傷めにくくするという効果があります。大型の本を取り込むことが多い場合などは重宝すると思います。

今回の結論
ブックスキャナーのおすすめ機種は結論的にこれ!

というわけで、今日はPlustek ブックスキャナについて書きました。最後にいつものようにAtlasのオススメです。


 第1に、マンガや文庫などがあまり厚みのない本がメーンな人は、

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 Windows 7〜10 

 1・Plustek OpticBook 3800
  ¥39,290 Amazon.co.jp (10/17執筆時)

 2・サンワダイレクト 400-SCN033
  ¥33,800 Amazon.co.jp (10/17執筆時)

読み込みスピード:7秒/1枚
光源:冷陰極管
本体寸法: 453X285X105mm
エッジ :6mm

 Windows 7〜10 Mac OSX 10.7〜10.13

 3・Plustek OpticBook 3900
  ¥39,800 Amazon.co.jp (10/17執筆時)

 3・Plustek OpticBook 3900
  ¥39,800 楽天市場
(10/17執筆時)

読み込みスピード:7秒/1枚
光源:冷陰極管
本体寸法: 453X285X105mm
エッジ :6mm

 WindowsユーザーはOpticBook 3800か、MacユーザーはOpticBook 3900が良いと思います。

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 性能面ではより高速な上位機はありますが、画質は変わりません。エッジも6mmあれば、家庭用としては十分以上なので、値段の面でもこれらで良いでしょう。

 なお、OpticBook 3800は、サンワサプライがOEM販売しています。大手の安心感はあるため、保証やサポート面でこちらを選ぶのも「あり」でしょう。


 第2に、厚みのある本の取り込み(目安として800ページを超えるようなハードカバー)を考えている人は、

 

 Windows 7〜10

 4・Plustek OpticBook 4800
  ¥54,800 Amazon.co.jp (10/17執筆時)

読み込みスピード:3.6秒/1枚
光源:LEDランプ
本体寸法: 491X292X102mm
エッジ :2mm

 OpticBook 4800 を購入するのが良いと思います。

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 速度やLED光源の仕様はさほど魅力ではないですが、エッジが2mmというのは、この用途ではかなり重要です。

 
 OpticBook 4600 4800 3800専用スタンド
  ¥12,960 Amazon.co.jp
(10/17執筆時)

 また、このような厚い本の場合は、先ほど紹介した専用スタンドの購入も考えて良いと思います。

 他方、価格がそれなりに高いため、自炊に慣れている人か、、稀少書の取り込みを考えている人にオススメのモデルですね。普通の用途ならば、OpticBook 3900で良いと思います。

補足:自炊関連の記事の紹介

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 というわけで、今日は、ブックスキャナの紹介をしてみました。

1・フラットベッドスキャナ
2・フィルムスキャナ
3・ドキュメントスキャナ
4・ハンディスキャナ
5・ブックスキャナ
6・A3対応スキャナ
7・Wi-Fi対応スキャナ

 なお、このブログには、他のタイプのスキャナも色々紹介していますので、興味のある方は是非ごらんください。

8・自炊初心者のための機材の選び方

 また、これから自炊をはじめようという方のための記事として、上記の入門記事もあります。こちらもよろしくお願いします。

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 では、最後になりましたが、今回の記事がお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題をシェアしていただければ嬉しいです。ではでは。

posted by Atlas at 16:36 | スキャナー

比較2018'【非破壊自炊】スタンドスキャナー6機の性能とおすすめ:富士通 ScanSnap SV600A 実機をテスト!

【今回レビューする内容】2018年 非破壊自炊対応スタンドスキャナーの性能・評判・おすすめ 富士通 非接触オーバーヘッドスキャナ USB書画カメラ:機種の違いや評価ランキング レンタル情報など

【比較する製品型番】ScanSnap SV600 FI-SV600A サンワダイレクト USB書画カメラ 400-CMS013CMS-V33SV iOCHOW S1 バード電子 ブックプレッサー PZ-BP600-Z

今回のお題
富士通SV600などスタンドスキャナのおすすめ機種はどれ?

 どもAtlasです。

 今日は、スタンド型スキャナの話です。

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 富士通 ScanSnap SV600Aを中心に、各社のスタンドスキャナや、フラッドベッド式やシートフィード式など、他方式の製品と比較しました。

 とくに、富士通SV600Aについては、Atlas独自の「読取実験」も行ったので、そのあたりの使用感も書きました。

1・各社のスタンド型スキャナの比較

 富士通 ScanSnap SV600Aの実験結果を説明する前に、「選ぶメリット性」の確認も兼ねて、この製品と、類似の他社商品とを較べておきたいと思います。


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 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.14

 1・ScanSnap SV600 FI-SV600A
   ¥51,600 Amazon.co.jp (10/17執筆時)

 富士通のFI-SV600は、スタンドスキャナとしては、日本で最も有名なスキャナです。

 本体サイズは、210mm×156×383mmです。これとは別に原稿を配置する場所が必要です。

 それを勘案すると、作業に必要なスペースは、 525×484×383mmとなります。

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 Atlasも発売早々に配備しました。

 思っていたよりも小型でした。写真の白い紙がA3のコピー用紙になりますので、目安としてはそれよりも一回りあれば設置できます。

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 読取方式は、この製品の最大の特長です。

 一般的なスタンドスキャナは、いわば、格安低性能のデジカメを、原稿の直上から撮影しているような仕組みです。

 デジカメのように、一瞬で撮影できますが、被写体深度が深く取れないために、原稿の中心から離れるほど歪む(=ピントが合わない)という、致命的な欠陥があります。

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 一方、FI-SV600は、オーバーヘッド型ですが、「フラッドベッドスキャナに近い」仕組みを取ることで、低歪曲率と画像ムラのなさを実現しています。

 第1に、被写体深度を合わせるための高被写界深度レンズ第2に、カメラ特有の色ムラを防ぐための高指向性LED光源第3に、可動式のラインCCD型センサーが、奏功した結果です。 

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 簡単に言えば、フラッドベッドスキャナと同じで、センサーが動く構造なので、センサーと原稿の距離が遠く離れていても、ある程度の画質をキープできているわけです。

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 画質は、記事の後半で詳しく実験しますが、一般的に「良好」です。

 とくに、FI-SV600は、CCDレンズについて縮小光学系を採用したことで、デジカメ方式など「影」になってしまうとじしろの部分も「しっかり認識できて」います。

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 ドライバーも、出来が良く、とくに歪んだ原稿の補整は、ほぼ自動的に水平に変換できます。初回利用時はその精度に「びっくり」しました。

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 このほか、原稿サイズや、カラー・グレースケール・白黒原稿の判別など、大量取り込み時の利便性にも配慮が見られます。

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 また、マルチクロップ機能も便利です。名刺や新聞の切り抜きなどをまとめて読み取り、その結果を、自動で切り分け、電子データとして相応しい形状にしてくれます。同じような仕組みで、見開きで取り込んだ、書籍などもページごとに分割可能です。

 一方、このドライバーは、ScanSnapの独自企画で、TWAINとISISには対応していません。他社の連携ソフトを利用する場合は注意点です。

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 PCとの接続は、USBケーブルです。Macにも対応します。

 利用においては、単独のスキャニングはできずパソコンが必須です。ただ、接続したPC経由で、DropboxやEvernoteに接続できる仕様で、この面でクラウド対応は充実する機種ですね。

 出力は、PDF形式のほか、Word・Excel・PowerPointにも直接的な変換ができます。なお、ScanSnapは、カラー判別機能があるほか、Windowsでは高圧縮機能も利用できるため、一般的にファイルサイズは小さいです。

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 【Windows】

 ニュアンス Power PDF Standard
  ¥11,000(日本円換算)
Nuance

 【Mac】

 ニュアンス Power PDF Standard
  ¥11,000(日本円換算) Nuance

 添付されるソフトは、PDFの高度な編集が可能な、ニュアンスのPower PDF StandardPower PDF Converter for Macです。。日本未発売ですが、日本円に換算した場合1万円強の価値のあるソフトになります。もちろん日本語に対応しています。

 以上、 FI-SV600Aの紹介でした。フラットベッド型のスキャナに近い読み取りシステムを取っているために、従来的なスタンドスキャナとは一線を画しているといえます。

 後ほど書くように、大きさの部分のほか、画質面でもフラッドベッドスキャナに比べると欠点もあります。そのため、利用目的は選ぶ機種なです。

 しかし、アイデア次第で、相当便利に使えそうな機種です。スタンドスキャナとして、選んで後悔することはないでしょう。


 

 2・サンワダイレクト USB書画カメラ 400-CMS013
  ¥19,800 Amazon.co.jp
(10/17執筆時)

 400-CMS013は、サンワダイレクトが直販しているスタンド型スキャナです。

 こちらもA3サイズまでの原稿に対応できる機種です。

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 本体サイズは、128mm×245×337mmです。

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 読取方式は、「書画カメラ式」です。

 富士通SV600のようなCCDセンサーではなく、1/2.5サイズのデジカメ用CMOSセンサーを採用します。500万画素となります。

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 デジカメなので、動画のように、モニター上の画面がライブに動くため、失敗撮影が少なくなる点で便利です。また、LED照明は、照度の調整はできませんが、簡易的なライトとしても使えるなど面白い仕組みもあります。

 しかし、被写体深度が浅いため、富士通SV600のような、本などの厚みのある被写体は不得意です。

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 画質も、仕組み上、色ムラが生じやすいと言えます。

 ドライバーは、Windows用のみ用意されます。トリミングやPDFの作成などはできます。富士通SV600のような、自動的に「傾き・歪み補整」をして「フラッドベッドスキャナ」のような取り込み結果を再現する機能はありません。

 PCとの接続は、USBケーブルです。なお、この機種の美点は、USB電源だけで動く点です。モバイル利用にはとくに便利でしょう。

 出力は、PDF形式のほか、JPEGなどの画像ファイルとしての出力に対応します。

 以上、サンワダイレクトの USB書画カメラ 400-CMS013の紹介でした。

 富士通SV600とは用途が異なり、どちらかといえば(クオリティよりスピード重視で)PC画面で確認しながら、原稿をぱぱっと取り込むための製品です。人に渡す原稿ではなく、自分の「メモ」用と考えれば、良いでしょう。

 USBケーブルで電源が取れる点からも、使い道は広そうです。

ーーー

  

 3・サンワサプライ USB書画カメラ CMS-V33SV
  ¥19,980 Amazon.co.jp (10/17執筆時)

 なお、同社からは、「ペンライト」タイプのUSB書画カメラも販売されています。

 こちらは、200万画素で画質が劣るもので、どちらかといえば、書類の一部を保存する目的に利用するタイプとなります。


 

 4・iOCHOW S1 高画質USB書画カメラ
  ¥19,877 Amazon.co.jp (10/17執筆時)

 iOCHOW S1は、Amazonで人気のスタンド型スキャナです。香港からのマーケットプレイス輸入品となります。

 こちらもA3サイズまでの原稿に対応できる機種です。

 本体サイズは、約240 x 80 x 350mmです。サイズ的には、やや小型で、設置性は良さそうです。

 読取方式は、「書画カメラ式」です。

 サンワダイレクトと同様ですが、800万画素のカメラです。ただ、センサーの種別とサイズは非公開であり、実力の程はイマイチ分かりません。また、カメラ固定式なので、富士通SV600とは、そもそも目的が異なる製品です。

 画質も、仕組み上、やはり色ムラが生じやすいと言えます。

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 ドライバーは、一方で、一定の水準があり、傾き補整や、取り込み時の指の自動消去など、サンワダイレクトより優れる部分もあります。OCR機能も搭載とのことです。

 PCとの接続は、USBケーブルです。USB電源単独で動きます。また、電源不足の際には、2つ搭載のUSB端子から補助電源を撮ることも可能です。

 以上、iOCHOW S1の紹介でした。サンワダイレクトの USB書画カメラとの「勝負」となる機種です。ドライバーの機能面でと画素数ではこちらが有利そうです。ただ、日本に代理店がない製品ですから、長期的に使う場合、ドライバ周りのアップデートなどには気を使いそうではあります。

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 5・iOCHOW S1 高画質USB書画カメラ
  ¥12,410 Amazon.co.jp (10/17執筆時)

 なお、ほぼ同様の設計思想であるiCODISは、やや安価ですが、500万画素カメラと言うことで、サンワダイレクトと同水準の画質品質です。

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 6・Aibecy スキャナ 最大A3スキャンサイズ
  ¥9,989 Amazon.co.jp (10/17執筆時)

 逆に、こちらは1000万画素で、解像度は高いですが、ソフト・ドライバー的な説明がもうすこし欲しいと感じる製品です。

2・他方式のスキャナと較べた場合の利点

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 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.14

 1・ScanSnap SV600 FI-SV600A
   ¥51,600 Amazon.co.jp (10/17執筆時)

 続いて、富士通ScanSnap SV600について、スタンド型スキャナ以外のスキャナと比較しつつ、「どのような仕事に向くのか?」考えます。

  

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.14

 7・Canon CanoScan LiDE400
  ¥9,696 Amazon.co.jp
(10/17執筆時)

  第1に、低価格フラッドベッドスキャナと比較する場合です。

 平面的なビジネス紙書類の取り込みは、フラッドベッドスキャナの得意とする部分です。

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 一方、ScanSnap SV600についても、歪まないで設置できる平面的なビジネス紙書類や、ファイル程度の薄い冊子帯までならば、相当程度のクオリティで取り込めます。性能の良い可動式センサーと、ドライバーの高い補整能力ゆえです。

 作業効率の面では、ScanSnap SV600は「圧勝」でしょう。なぜなら、設置スペースさえ許せば、いちいち原稿を原稿台にセットせずとも、原稿を置いてボタン一つ押すだけで3秒で原稿の取り込みができるからです。

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 価格面では、一方で、相当に割高とも見なせます。

 ただし、注意するべきは、 ScanSnap SV600は、A3サイズまでの原稿に対応できる点です。【A3スキャナの比較記事】で書いたように、フラッドベッドスキャナで最も安いA3機は、5万円前後で、、ScanSnap SV600とほぼ同じです。

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 設置スペースの面では、やはり「収納が容易」なA3フラッドベッドスキャナに「負ける」でしょう。

 実際の所、富士通ScanSnap SV600を最も便利に利用するには、「日常的に常設できるスペースがあったほうがよい」と思います。

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 以上、低価格フラッドベッドスキャナとの比較でした。

 この用途の場合、クオリティの面では、確実に「代替機」となりえると思います。常設できるスペースさえあれば、作業効率も各段に上がるため、仕事用にA3スキャナの導入を考えていた場合は、富士通ScanSnap SV600は十分検討に値するでしょう。

 Atlasも色々試しましたが、フラッドベッドスキャナの「上位互換」というのが、ScanSnap SV600の最も納得のいく位置づけです。


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 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.11

 8・Plustek OpticBook 3800
  ¥39,290 Amazon.co.jp
(10/17執筆時)

  第2に、ブックスキャナと比較する場合です。

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 ブックスキャナとは、フラッドベッドスキャナのジャンルの1つです。

 しかし、読取ガラス面が「エッジギリギリ」まであるため、左図のように本を置いて取り込むことで、右図のような「とじしろの影が発生しない」という製品です。

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 書籍の取り込みは、したがって、ブックスキャナの大得意とする分野です。裁断機を利用せず「非破壊自炊」で対応できるので、稀少書のスキャニングに重宝します。

 一方、ScanSnap SV600も同じく、「非破壊自炊」で書籍が取り込める方式です。しかし、それをもって、ブックスキャナの代替になるか?は難しい部分です。

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 タイマー撮影できるので、作業効率は悪くないし、OCRをかけられる程度の品質はScanSnap SV600でも得られます。30mmまでならば、少々厚い冊子や本の取り込みも、無難にスキャンをこなしてくれます。

 しかし、「個人の楽しみ・趣味として残しておくに値する」レベルの「画像品質」が出せるかというと難しいです。

1・Book Scannerの比較

 そのため、もし、本やコミックなどの非破壊自炊を目的に、ScanSnap SV600をお探しならば、Atlasとしては、ブックスキャナを選ぶことをむしろ「おすすめ」します。

 ビジネス文書の保存や閲覧、スライド用の素材に値する品質なら出せます。しかし、それい以上を期待する場合、 SV600はオススメできない部分があります。 

 201806271822.jpg

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.14

 9・ScanSnap iX500 FI-IX500A
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  第2に、ドキュメントスキャナと比較する場合です。

 201806271825.jpg

 取り込みスピードは、他社機に比べて「速いとは言えないScanSnap iX500でも、毎分25枚/50面です。

 ScanSnap SV600は確かに読取速度は、3秒(毎分20枚)ですが、ページめくりの手間を考えると、比較対象にできません。

201806271342.jpg

 また、そもそも、富士通のScanSnap iX500「破壊型」ドキュメントスキャナであり、裁断機で本を裁断してから取り込む必要があります。

 用途の面で、両者は「全く被らない」製品です。同じ基準では考えられないでしょう。

1・ドキュメントスキャナの比較
2・自炊初心者のための機材の選び方

 おそらく、両者を「比較」して、考えていた方については、選択基準を「再考」したほうが良いかもしれません。

 このブログでは、関連記事が2つあります。さしあたって、自炊初心者の方は、2番の記事をお読み頂くと良いかと思います。

3・富士通SV600の画質について

 201806271632.jpg

 富士通FI-SV600画質が実用に足るものかを、スペックや、Atlasの「実験」をふまえつつ、考えていきます。

 スペック上の画質は、富士通のFI-SV600は、光学解像度主走査 が285dpi、副走査が283dpiです。これは、よく見かける数値に換算すると、カラー取り込みで最大600dpi程度になります。

 201806271822.jpg

 FUJITSU ScanSnap iX500の場合は、この製品と同様で600dpi程度です。したがって、FI-SV600の画質は、同程度まで期待できるでしょう。

 gagg66y-1.png

 ブックスキャナは、1200dpi以上です。高性能なものでは、4800dpiまであります。

 そうした点で言えば、画質は「実用的な水準以上」は期待できないと言えます。

 functiodn-005.jpg  

 さらに、スタンドスキャナは、部屋の照明などの影響をうけます。

 ただこの辺りは実験したところ、照明(蛍光灯)がONでもOFFでもそれほど仕上がりには影響がなさそうでした。


 さて、では実際に取り込んだ場合の画像の品質はどうでしょうか?

 ためしに、あまり状態の良くない原稿で実験してみました。

 201307172325.jpg

 こちらは、薄い冊子上の本のページを取り込んだ画像です。

 写真に「指」が移っていますが、このように、 両側を指で押さえて取り込んだ画像です。

 雑誌など、真ん中が浮いている原稿についても、指で押さえて伸ばせば、あまり歪まずに取り込めました。

 201307172328.jpg

 こちらはA4サイズの原稿です。ただし、元原稿には「折り目」がありました。

 こちらも、指でどれだけ左右に原稿を引っ張って紙を水平にできるかが「勝負」でしたが、カラーに比べても割とキレイに取り込めていると思います。

 なお、綴じ込まれておらず、かつ、紙に折り目がないものは、富士通サイトの見本のように、実用的な精度(=日本語OCRが十分かかる程度の精度)で取り込むことが可能でした。

 201307172355.jpg

 ただし、原稿を全く抑えず、浮いたままで取り込むと、上図のように、「歪んだ」取り込みになってしまいます。


 201402261258.jpg

 バード電子 ブックプレッサー PZ-BP600-Z
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 そうしたことを避けたい場合は、専用の「ブックプレッサー」が発売になっています。必ずしも書類だけ取り込むのではない方は、導入を考えても良いでしょう。

ーー

 結論的にいえば、富士通のFI-SV600は、「ビジネス書類」や30mmまでの「冊子帯」ならば、十分なクオリティを発揮できます。A3で取り込んだ場合も、OCRが十分かかるほどのクオリティでした

 しかし、状態の悪い原稿や厚みのある原稿については、「やや問題点もある」と言えます。

4・SV600の使い方の基本

 最後に、富士通のSV600の使い方を解説しつつ、ソフトウェアや本体仕様の実用性について考えてみます。

 スキャニング操作は、非常に簡単です。

 13071d7-0001.png

 スキャナのボタンを押せば、上図のようなダイアログが画面に出て、自動的に読み込まれます。

 デフォルトで、カラー/白黒の自動判別原稿サイズの自動判別をしてくれるので、「ボタンを押すだけ」でした。

 タイマーを使いつつ、複数枚の原稿を継続してスキャニングすることもできます。


 1307d17-0002.png

 取り込みたい画像のスキャンが終わったら、次の画面で、補正をするかどうかの選択をします。

 130717-00d04.png

 歪みが生じていた場合などは、傾きなどのオート補整機能を利用して、「見るに堪える」クオリティにします。


 130717-00d06.png

 最後に、ダイアログで保存方法を選んで「終了」です。


 allin-002.jpg

 作業効率は、だいぶ「考えられた」構造になっています。

 スキャナ自体は3秒で起動します。

 その上で、冊子帯の場合、「ぺーじめくり検出機能」と「タイマースキャン機能」で、2枚目以降の自動スキャンに対応するため、雑誌等の綴じ込み原稿にも(作業効率の上)で「強い」とも言えます。

 allin-004.jpg

 画像補正も強力です。

 例えば、読み取った原稿の歪みの補正がワンボタンでできるブック補正機能、原稿にかかった指の部分を自動で消せるポイントレタッチ機能が付属します。

 とくに、ブック補正機能は、取り込んだ画像の全てのページについて自動で補正をすることができます(あとから再修正も可能)。ただ、ポイントレタッチについてば、べージごとに手動処理していく必要があります。

 201307172318.jpg

 ただ、処理は非常に簡単で、具体的には、このような原稿について、

 201307172321.jpg

 ワンボタンで、このような状況になります。 

 そのほかにも、原稿のカラー/白黒/グレーの自動判別機能、サイズ自動識別機能、傾き補正機能といった従来的なスキャンスナップに搭載される補正機能はこちらでも搭載されます。

今回の結論
目的別のスタンドスキャナのおすすめは結論的にこれ!

 というわけで、今回は、ScanSnap SV600などスタンド型スキャナの紹介でした。

 良い部分イマイチな部分があるジャンルなので、改めて、Atlasのおすすめ機種!を最後に提案しておきます。


 第1に、ビジネス書類をスピーディな取り込める「A3対応スキャナ」としておすすめできるのは、

 

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.14

 【販売モデル】

 1・ScanSnap SV600 FI-SV600A
   ¥51,600 Amazon.co.jp (10/17執筆時)

 【レンタル】

 1・ScanSnap SV600 FI-SV600
   ¥3,540〜 DMMレンタル往復送料込

 ビジネス用に「A3対応のスキャナ」が欲しい方はFI-SV600Aが良いと思います。

 平面的な紙書類や100ページほどの冊子帯ならば、フラッドベッドスキャナと同等のクオリティで取り込めます。

 201806271955.jpg

 その上で「裁断できない重要なファイルや本」の非破壊自炊についても、30mmまでという厚みの対応幅に気をつければ、十分以上のクオリティを出せます。

 「大事な顧客に渡す品質」とまでは行かずとも、OCRを書けたり、PowerPointのスライドで利用するレベルならば、問題ないでしょう。

 作業速度についても、本やファイルをいちいちセットせず「めくる」だけで済むので、フラッドベッドスキャナよりも体力を使わなくて済むというメリット性もあります。

 予算的には、A3対応のフラッドベッドスキャナと同程度の投資が必要です。しかし、それに見合う「価値」は手に入れられると思います。

 201806271652.jpg  

 また、名刺などの取り込みにも便利ですし、DropboxやEvernoteとの連携で、アイデア次第では相当便利に利用できるでしょう。

 201402261258.jpg

 バード電子 ブックプレッサー PZ-BP600-Z
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 また「たわみ」は、純正品のブックプレッサーが効果を発揮しますので、必要に応じて導入すると良いでしょう。

ーーー

  

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.14

 7・Canon CanoScan LiDE400
  ¥9,696 Amazon.co.jp
(10/17執筆時)

 一方「A4以上の対応が不要」で、常設するのではなく、「必要な際に引き出しなどから出して使いたい」かたは、本体が大きなFI-SV600Aをふくめ、スタンド型スキャナは、あまりオススメできません。

1・A4フラッドベッドスキャナー(7機)
2・A4フィルムスキャナー(4機)
3・A3フラッドベッドスキャナー(5機)

  こちらで紹介したような、フラッドベッドスキャナを選ばれることをおすすめします。


 第2に、「クオリティ」を伴う「非破壊自炊」を望む場合におすすめできるのは、

 gagg66y-1.png

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.11

 8・Plustek OpticBook 3800
  ¥39,290 Amazon.co.jp
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 ブックスキャナー を用いるのが、現状でベストな手段のように思います。

 スタンド型スキャナで取り込む場合も、歪み・色ムラは、ソフト的・ハード的な性能の高さである程度避けられると言えます。

 しかし、「永久保存したい品質」にするのは、無理です。

 201806271345.jpg

 一方、一般的なフラッドベッドスキャナだと、とじしろの影が発生してしまうことを考えると、「非破壊自炊前提」ならば、ブックスキャナー が最も賢い選択肢に思えます。

1・Book Scannerの比較

 なお、こちらについても何種類か製品の選択肢がありますので、よろしければ、上の比較記事をご確認ください。

 第3に、書類や本を「切断する選択肢」も考えられるという方にオススメなのは、

 201806271822.jpg

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.14

 【販売モデル】

 9・ScanSnap iX500 FI-IX500A
  ¥39,187 Amazon.co.jp
(10/17執筆時)

 【レンタル】

 9・ScanSnap iX500 FI-IX500-C
  ¥3,040〜 DMMレンタル 往復送料込

 「切る選択」が可能ならば、ドキュメントスキャナの導入を「強く」オススメします。

 スタンド型スキャナと比べて、全体の作業速度として20倍以上の時間短縮、労力も(いちいちページをめくらず済む点から)同程度の効率化が期待できます。

 

 【レンタル】

 1・ScanSnap SV600 FI-SV600
   ¥3,540〜 DMMレンタル往復送料込

 とくに「切らずに残しておきたい本も少しだけ」あるという場合は、スタンド型スキャナはレンタルで借りるなどして、常備するのは、ドキュメントスキャナの方が最終的には効率的・経済的だと思います。

 設置スペースもこのほうが少なくて済みます。

  201809130950.jpg

1・ドキュメントスキャナの比較
2・裁断機の比較

 なお、ドキュメントスキャナや裁断機については、このブログで、かなりの数を比較しています。

 比較して考えたい方は、上記のリンク記事をご覧ください。

補足:自炊関連記事の紹介!

 というわけで、今回は、富士通ScanSnap SV600についてでした。

  201810151908.jpg

1・ドキュメントスキャナの比較
2・ブックスキャナの比較
3・裁断機の比較
4・ディスクカッタの比較
5・OCRソフトの比較
6・自炊初心者のための機材の選び方

 なお、本ブログ「モノマニア」では、最新の自炊に関係機材について、以下のような記事をこれまで書いてきました。

 とくに6番の記事では、「自炊初心者のために、どのような機材が必要か?」についての「まとめ記事」です。

 よろしければご覧ください。

--

 また、最後になりましたが、この記事がお役に立てたようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。ではでは。

posted by Atlas at 16:19 | スキャナー

2018年10月15日

比較2018' A3対応スキャナー12機の性能とおすすめ:A3フラッドベッドスキャナ・A3ドキュメントスキャナー

【今回レビューする製品】2018年 A3対応スキャナー10機の性能とおすすめ・選び方:エプソン・キヤノン・PFU・コクヨ・サンワダイレクト業務用A3スキャナー:機種の違いと製品ランキング

【レビューする製品型番】fi-7460 fi-7480 DR-M1060DR-6030C EPSON DS-50000C DS-60000 DS-70000 DS-G20000 400-SCN025

今回のお題
A3対応のスキャナーのおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今日は、2018年最新のA3サイズ対応のスキャナーの比較をします。

 201810151908.jpg

 さほど数がなかったので、フラッドベッド・ドキュメント両タイプを同時に紹介することにしました。

 以下では、いつものように各機種を紹介したあと、最後にAtlasのおすすめ機種!を提案する型式で書いていきます。

1・フラットベッドスキャナー
2・高級フィルムスキャナー
3・ドキュメントスキャナー
4・ハンディスキャナー

5・ブックスキャナー
6・A3対応スキャナー
7・Wi-Fi対応スキャナー

 なお、今回の記事は、このブログ「モノマニア」のスキャナー関連記事の6回目記事として書きました。

1・A3フラッドベッドスキャナの比較

  はじめに紹介するのは、一般的なフラッドベッドタイプのA3スキャナーです。

 なお、以下の本文では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


 

 1・サンワダイレクト 400-SCN025
   ¥49,800 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

センサー方式:CIS
解像度:2400dpi
サイズ:約576x72x406 mm
OS:Windows Mac

読取速度(A3:300dpi)
 ・グレー・モノクロ:約9.8秒
 ・カラー:約9.8秒
読取速度(A3:1200dpi)  
 ・グレー・モノクロ:約95秒
  ・カラー:約118秒

 はじめに紹介するのはサンワダイレクトから販売されているA3対応スキャナーです。現行製品で唯一10万を切っている製品です。

 対応するOSは、WindowsとMacです。ただし、Macについては10.12以降の稼働保証がないので、実質的にWindows機でしょう。

 読取解像度は、最大2400dpiとなります。

 あまり低くない上、A3フルカラーでの実際の取込解像度は1200dpi以下が上限です。 


 201603161833.jpg

 ただ、フタを外して本全体をスキャンできるのは、研究者や図書館関係の業務にはかなり便利そうです。


201810151759.jpg

 以上、サンワダイレクトの400-SCN025の紹介でした。

 5万円以下で手に入るA3フラッドベッドスキャナとしては、現在唯一の製品です。国内メーカー製ではなく、外国企業のOEMではありますが、ニーズはあるでしょう。

---

 201807181818.jpg

1・A4ビジネスインクジェット
2・A3ビジネスインクジェット
3・エコタンク搭載プリンタ

 なお、A3スキャナー搭載の複合機というジャンルは「ニーズがある」ようで、国内大手も多くの機種を出しますう。

 この場合、4万円以下でも1200dpi程度のA3スキャナーを搭載する機種ならば購入できます。

 そのため、スペースの問題さえなければ、プリンター自体の買い換えも選択肢に入れてください。

 これについては、主に2番の記事で紹介していますが、1番から読んだ方が分かりやすいかと思います。


  

 2・EPSON DS-50000C
   ¥116,930 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

センサー方式:CCD
解像度:4800dpi
サイズ:約576x72x406 mm
OS:Windows Mac

 DS-50000C は、エプソンのA3対応スキャナです。スキャナとその光学部品が自社生産できるメーカー製としては、最も安いA3対応スキャナです。

 なお、2番は、キャンペーン用の特別な型番で、同じ製品です。時期によって安く売られる場合があります。

 対応するOSは、Windowsは10まで、Macは10.13までがオンラインアップデートにより対応です。

 読取解像度は、4800dpiと、サンワサプライのほぼ倍です。なお、リアル表記の光学解像度は600dpiです。値段なりの十分のクオリティが得られそうです。

 ただし、前回紹介したフィルム用のA4タイプのスキャナー に比べた場合、読み取り品質はこちらが落ちます。 

 201603161839.jpg

 ただ、業務用の図面などのスキャニングには十分すぎるクオリティです。

読取速度(A3:300dpi)
 ・グレー・モノクロ:約1.7秒
 ・カラー:約1.7秒
読取速度(A3:600dpi)  
 ・グレー・モノクロ:約3.5秒
  ・カラー:約6.9秒

 読取速度は、データの転送速度を考慮しない理論値で上表のデータとなります。

 値段なりのスペックで、この点に問題を感じる方は少ないでしょう。

201603161841.jpg

 ドライバーTWAINです。

 A4サイズのエプソンのスキャナと同じDocument Capture Proを用います。傾き補正や、写真のような見開き補正、文字クッキリ印刷機能など、補整面での能力は優秀で、作り込まれています。この点で、他社に後れを取っている部分はありません。

 以上、DS-50000Cの紹介でした。業務用として耐えられる単独のA3スキャナーとなると、このグレードからです。

 それなりに重くサイズ感もあるため、家庭用としてはオススメできませんが、図面のスキャニングなど、事務所用としては優れる製品です。


 

 3・EPSON DS-G20000
   ¥281,370 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

センサー方式:CCD
解像度:6400dpi
サイズ:約640×468×156mm
OS:Windows Mac

  DS-G20000もエプソンから発売されているスキャナです。

 ドライバーは下位機種と同じですが、後述するように高解像度対応機です。

 対応するOSは、WindowsとMacです。

 読取解像度は、こちらの場合、最大6400dpiです。

 特に注目するべきは、光学解像度が600dpiからリアル2400dpiにアップしています。

 専用機ではないですが、フィルムや写真などの高画質な取り込みに対応できるといえるグレードの機種です。

  

 透過原稿ユニット DSA3FLU1
  ¥89,649 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

 透過原稿用フィルムホルダ ESFLUHLD
  ¥7,128 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

 さらに結構な追加投資は必要ですが、透過原稿ユニットフォルダを買えば、フィルムスキャナとしても利用可能です。この場合も2400dpiで取り込めるので、需要はあるでしょう。
201603161850.jpg

 また、オートフォーカス機能が搭載されるので、マウンターに入ったフィルムでもぼやけずにスキャンできる機種です。

 そのほか、自動でほこりを除去する「ホコリ除去機能」、フィルムの「粒状低減」機能、古いフィルムに有効な「退色復元」機能など、A4のフィルム専用機にも搭載されない写真向きの機能が多く搭載されているのが目立ちます。

読取速度(A3:300dpi)
 ・グレー・モノクロ:約13.3秒
 ・カラー:約13.3秒
読取速度(A3:2400dpi)  
 ・グレー・モノクロ:約210秒
  ・カラー:約634秒

 読取速度は、データの転送速度を考慮しない理論値で上表のデータとなります。

 高解像度対応になるため、速度自体は下位機よりも下回ります。

 とくに、2400dpi取り込み時は相当遅いですが、面積比を考えるとL判写真ならば、1/10程度の時間でできると思います。

 以上、 DS-G20000の紹介でした。

 かなり「ニッチな」製品と言えるでしょう。ある程度の画質を要求される仕事で、A4では対応できない原稿を利用する方が利用するべき製品ですね。


 201603161757.jpg

 4・サンワダイレクト 400-SCN038
  
¥165,000 Amazon.co.jp (6/27執筆時)

 なお、サンワダイレクトから発売される書籍専用のブックスキャナー にもA3対応モデルがあります。

 上図のように利用することで、書籍のような厚みのある本を綺麗に取り込めるタイプです

 ただ、どちらかと言えば図書館用品なので【ブックスキャナーの比較記事】で別に紹介しています。

2・ADF付きのA3スキャナの比較

201810151837.jpg

 つづいても、フラッドベッド型ですが、原稿の大量処理に向くADF(原稿自動送り装置)が付属するモデルを紹介します。

 かなり高額であり、どちらかといえば、会社で揃えるタイプです。


 
 5・EPSON DS-60000
   ¥239,708 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

センサー方式:CCD
解像度:4800dpi
サイズ:約640×522×289mm
OS:Windows Mac

 DS-60000C は、エプソンのA3対応スキャナの中位機です。

 201810151844.jpg

 本体サイズは、約640×522×289mmです。存在感はかなりあります。

 対応するOSは、WindowsとMacです。

 読取解像度は、最大4800dpiです。

 光学解像度も開示されており600dpiなので、画質の部分では下位機と同等です。

読取速度(A3:300dpi)
 ・グレー・モノクロ:約1.7秒
 ・カラー:約1.7秒
読取速度(A3:600dpi)  
 ・グレー・モノクロ:約3.5秒
  ・カラー:約6.9秒

 読み込み速度は、ADFを利用しない場合のスペックは上表の通りです。

 エプソンのDS-50000Cと全く同じですから、同じ搬送ユニットを利用していると見なせます。

読取速度(A3:300dpi)
 ・モノクロ:約40枚/分
 ・カラー:約40枚/分

 また、ADFを利用して送る場合は、上表の通りです。

 速度的には、10万円以上のドキュメントスキャナと比較しても十分であり、作業速度は期待できます。もちろん、上下にスキャンユニットがある両面対応ADFです。

 

 給紙ローラーキット DSA3RKIT1
   ¥5,540 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

 給紙構造は、ADFタイプの場合、しっかり見ておかないといけません。

 こちらは上図のようなフィードローラーとリタードローラーを2つ組み合わせる堅実な方式です。10万枚で交換が必要ですが、紙の重送が起こりにくいという点で高品質でしょう。

 illusafsltrasonic.gif

 また、重送が起こった場合でも、紙の重送を防ぐための超音波重送検知センサーが搭載されます。

 給紙量200枚できるため、作業従事者の効率も良い製品です。

 ドライバーは、TWAINです。

 A4サイズのエプソンのスキャナと同じDocument Capture Proを用います。他社と比べても高度なので、一般的には不満はないでしょう。

  

 ネットワークス インターフェイス DSPNNW1
   ¥25,962 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

 なお、接続はUSB方式ですが、上記のキットを付属させると、ネットワークスキャナとしてLANとつなげることが可能です。

---

 以上、DS-60000C の紹介でした。

 小規模オフィスで、耐用度の高いコピー機兼用のスキャナが欲しいが、できるだけ費用を抑えたい、という場合選択肢になるでしょう。

 スキャナ部分はメンテパーツが交換式で割安なので、レンタルに頼るよりも買った方が経費は安いでしょう。


 
 6・EPSON DS-70000
   ¥289,044 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

センサー方式:CCD
解像度:4800dpi
サイズ:約640×522×289mm
OS:Windows Mac

読取速度(A3:300dpi)
 ・グレー・モノクロ:約1.7秒
 ・カラー:約1.7秒
読取速度(A3:600dpi)  
 ・グレー・モノクロ:約3.5秒
  ・カラー:約6.9秒

読取速度(A3:300dpi)
 ・モノクロ・グレー:約70枚/分
 ・カラー:約70枚/分

 DS-70000 は、エプソンのA3対応スキャナの上級機です。

 性能面は、下位機種とほとんど同じです。しかし、ADFを利用する際の読取速度が、カラー・白黒300dpiで70枚/分と速いです。

 例えば、企業の方で、資料室のファイルの電子化事業などを行う場合は、速度重視のこちらが良いでしょう。

 なお、ネットワークパーツを含め、オプションは下位機種と同じです。また、画質の部分も同じです。

3・A3ドキュメントスキャナーの比較

 201810151745.jpg

 コクヨ CaminacsW NS-CA2
   ¥------ Amazon.co.jp (10/15執筆時)

 続いて、A3対応のドキュメントスキャナです。

 廉価製品では、コクヨのキャミナックスWが有名でした。ただ、2017年で残念ながら「生産終了」です。A3タイプとしては、10万円を切る格安機種でしたので残念です。

 今回は、これを除く機種を紹介します。


  

 7・富士通 A3対応スキャナー fi-7460
   ¥239,801 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

センサー方式:CCD
解像度:600dpi
サイズ:約380x168x209 mm
OS:Windows

 PFU fi-5530C2 は、ScanSnapを出している富士通(PFU)の業務用ラインのA3対応機です。

 価格は高いですが、A3に対応させる場合は、20万円強が「最低ライン」です。

 対応するOSは、Windowsは10までです。Macは非対応です。

読取速度(A4:300dpi)
 ・モノクロ・グレー:約60枚/分
 ・カラー:約60枚/分

 読み込み速度は、A3書類の取り込みに関する実用速度での開示はありません。

 ただし、A4縦の場合、グレースケール300dpiで60枚/分、カラー300dpiでも60枚/分です。

 A4の長辺(長さ)は、A3の長辺70%程度ですから、(単純に)42枚/分かその程度でしょう。十分な速度です。

 201603071747.jpg

 給紙構造も、万全です。

 フィードローラーとリタードローラーを使うシステムですので、重送が起こりにくい機種です。重送検知機能も搭載されます。

 また、左右のローラーが独立して駆動することで、斜行補整機能も付属します。この機能については、低価格機には搭載しないもので、この機種の魅力の1つです。

 201706231812.jpg

 さらにこの機種は、左右のガイドがそれぞれ稼働する構造を採用します。

 その上、音検知機能と原稿移動量監視機能で、紙詰まりの発生を検知する機能もあります。

 いずれの機能も、一般的には不要です。

 ただ、斜行補正機能を含めて、業務の上で、複数のサイズの用紙を混在させて取り込む場合は、これらの仕組みは作業の効率化とミス防止の点で有用でしょう。

 ドライバーは、「Twain対応」です。

 同社のScanSnap系とは異なるPaperStream IPという系列のドライバーです。

 OCRをかけようと思う場合に、自動的に最適化する処理や、カラー原稿の自動トーン調整などの機能を装備します。マニュアル設定もかなりの程度できるため、苦労して使いこなすのが好きな人に向くでしょう。

 以上、PFU fi-5530C2の紹介でした。性能面ではこれと言った欠点はない機種です。Macで使えれば個人的には「完璧」ですが。

 なお、個人買われる場合、このグレードの製品は、本体価格を元に修理代を換算するため、部品交換修理になると相当高い点は、注意しましょう。


 

 8・富士通 A3対応スキャナー fi-7480
   ¥334,754Amazon.co.jp (10/15執筆時)

センサー方式:CCD
解像度:600dpi
サイズ:約380x168x209 mm
OS:Windows

読取速度(A4:300dpi)
 ・モノクロ・グレー:約80枚/分
 ・カラー:約80枚/分

  PFU FI-7480 は、上述のfi-7460の上位機です。

 性能は下位機種に準じますが、搬送性能がアップしており、A4縦の場合、グレースケール300dpiで80枚/分、カラー300dpiでも80枚/分です。

 ただ、性能差は他にはなく、基本的には割高感が強い製品です。


  

 9・CANON imageFORMULA DR-M1060
   ¥206,020 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

センサー方式:CIS
解像度:600dpi
サイズ:約424x120x245 mm
OS:Windows

 DR-M1060は、キヤノンのA3対応機としては、最も格安なモデルです。

 201810151912.jpg

 本体サイズは、約424x120x245 です。出っ張りのない構造なので、家庭の個人用としても設置できないサイズではないでしょう。

 対応するOSは、OSはWindows系のみで、Windowsは10まで対応しています。

読取速度(A4:300dpi)
 ・モノクロ・グレー:約30枚/分
 ・カラー:約30枚/分

 読み込み速度は、A3縦原稿での取り込み速度は非開示です。

 しかし、A4縦の場合、グレースケール600dpiで30枚/分、カラー300dpiで30枚/分です。

 A3の場合はこの数値の7割程度となると思います。いずれにしても、値段相応のスピードは期待できるでしょう。

 一方、カラー原稿を中心に取り込む場合は、富士通がセンサーにカラーに強いCCDを使っているのに対して、こちらは、CISセンサーです。カラー取り込み時のクオリティを重視するならば、富士通のほうが良いでしょう。

 201810151909.jpg

 給紙構造は、こちらも重送検知機能が付属します。

 また、フィードローラーとリタードローラーを使うシステムですので、重送は起こりにくいと思います。ただし、富士通に見られるような、サイズ混在の文書を取り込む際の工夫は見られません

 ドライバーは、Twain対応です。

 201810151911.jpg

 また、キヤノンの場合、A4の普及機と同じドライバーを使うため、斜行補正や、原稿のサイズやカラーの自動検知、古い本など状態の悪い文字に強いテキストエンハンストメント機能など、便利で高性能な機能が一通り使えます。

 以上、DR-M1060の紹介でした。

 この機種と富士通fi-7460 とどちらを選ぶかの選択は非常に難しい部分です。ただ、発売の新しい富士通の方が、構造的に重送などが起こりにくく快適に使えるでしょう。

 とくに、カラー現行が多いならば、CCDセンサーを搭載する富士通の機種が良いと思います。


 

 10CANON imageFORMULA DR-6030C
   ¥459,537 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

センサー方式:CIS
解像度:600dpi
サイズ:約398.4x191.4x312mm
OS:Windows

 DR-6030Cは、キヤノンのA3対応の上位機です。

 この機種は、Atlasが自宅で長いこと自炊用に使っているモデルです。

 201810151915.jpg

 サイズは、約398.4x191.4x312mmです。プリンター程度の大きさで、家庭でも邪魔にならないサイズです。

 対応するOSは、Windows系のみです。Windowsは10まで対応しています。

読取速度(A4:300dpi)
 ・モノクロ・グレー:約80枚/分
 ・カラー:約80枚/分
読取速度(A4:600dpi)
 ・モノクロ・グレー:約45枚/分
 ・カラー:約23枚/分

 読み込み速度は、A3縦原稿での取り込み速度は非開示です。

 しかし、A4縦の場合、グレースケール600dpiで45枚/分、カラー300dpiで80枚/分と高速です。

 A3の場合は、7割程度の枚数となるでしょう。ただ、普段の読み取りで、遅いと感じたことはあまりありません。

 201810151918.jpg

 給紙構造は、こちらについても重送検知機能とリタードローラーなどを搭載し、重送が起こりにくい仕様です。加えて、排紙ブレーキが搭載され、排紙の乱れによる詰まりが少ない構造です。

 以上、DR-6030Cの紹介でした。

 ユーザとして言えば、性能面で問題に感じるケースは少ない機種です。長年使っていますが、堅牢性も維持しています。

 ただ、業務用の機種なので、メンテナンス料がかなり高いです。過去、光学部品の交換で12万ほどかかりました。そういった面では、個人向けの機種ではないですね。

ーーー

  201806271632.jpg

 11・ScanSnap SV600 FI-SV600A
   ¥51,800 Amazon.co.jp (6/27執筆時)

 12・サンワダイレクト 400-CMS013
  ¥19,800 Amazon.co.jp
(6/27執筆時)

 なお、スタンドタイプのスキャナー も、A3原稿対応機があります。

 ただ、どちらかと言えば、スキャニング品質を問わない場合に使う製品ですので、分けて紹介しています。

 このタイプのスキャナをお探しならば、【こちら】をご覧ください。価格は5万円前後です。

今回の結論
A3対応のスキャナーのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今日は、最新のA3サイズのスキャナーの比較をしました。

 最後に、いつものように、Atlasのおすすめ機種!の提案をしておきたいと思います。


 第1に、主に、企業で業務用として利用する、A3スキャナを導入しようと思っている方には、

  

 2・EPSON DS-50000C
   ¥116,930 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

 2・EPSON DS-50000C
   ¥121,774 楽天市場 (10/15執筆時)

センサー方式:CCD
解像度:4800dpi
サイズ:約576x72x406 mm
OS:Windows Mac

読取速度(A3:300dpi)
 ・グレー・モノクロ:約1.7秒
 ・カラー:約1.7秒
読取速度(A3:600dpi)  
 ・グレー・モノクロ:約3.5秒
  ・カラー:約6.9秒

 読取速度は、データの転送速度を考慮しない理論値で上表のデータとなります。

 最新のOSまで対応できる機種、という点では、DS-50000C7が最も良いと思います。

 業務用に定期的に使うならば、後々の保守まで考えると、こちらを選んでしまった方が良さそうです。

  201603161839.jpg

 ADFは付属しませんが、画質の部分は20万円以上の上位機と同等ですから、割安感があります。

 速度面・耐久性の面でも不満を感じる方は、あまりいない高性能機だと思います。

ーーー

 
 5・EPSON DS-60000
   ¥239,708 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

センサー方式:CCD
解像度:4800dpi
サイズ:約640×522×289mm
OS:Windows Mac

読取速度(A3:300dpi)
 ・グレー・モノクロ:約1.7秒
 ・カラー:約1.7秒
読取速度(A3:600dpi)  
 ・グレー・モノクロ:約3.5秒
  ・カラー:約6.9秒

読取速度(A3:300dpi)
 ・モノクロ:約40枚/分
 ・カラー:約40枚/分

 ただし、大量の書類や図面も取り込むという方は、利便性を考えてADFモデルを導入するのも手です。

 201810151844.jpg  

 こちらについては、より上位の機種もありますが、費用対効果を考えると、この機種がベターでしょう。


 第2に、カラー原稿をできるだけ品質良く取り込みたいと考えている方は、

  

 3・EPSON DS-G20000
   ¥281,370 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

 3・EPSON DS-G20000
   ¥284,000 楽天市場 (10/15執筆時)

 3・透過原稿ユニット DSA3FLU1
  ¥89,649 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

 3・透過原稿用フィルムホルダ ESFLUHLD
  ¥7,128 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

センサー方式:CCD
解像度:6400dpi
サイズ:約640×468×156mm
OS:Windows Mac

読取速度(A3:300dpi)
 ・グレー・モノクロ:約13.3秒
 ・カラー:約13.3秒
読取速度(A3:2400dpi)  
 ・グレー・モノクロ:約210秒
  ・カラー:約634秒

 DS-G20000でしょう。

 デザイン系の事務所などで、昔のカラーチラシなどを保存用のため取り込むなど、クオリティを確保したい場合は、この機種の取り込み解像度が有用です。

 相当程度高い製品を除けば、これ以上のクオリティを出せるスキャナはないといえます。


 第3に、比較的低予算で、A3対応のスキャナを選ぶ場合は、

  

 1・サンワダイレクト 400-SCN025
   ¥49,800 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

センサー方式:CIS
解像度:2400dpi
サイズ:約576x72x406 mm
OS:Windows Mac

読取速度(A3:300dpi)
 ・グレー・モノクロ:約9.8秒
 ・カラー:約9.8秒
読取速度(A3:1200dpi)  
 ・グレー・モノクロ:約95秒
  ・カラー:約118秒

 一方、予算的に5万円以内で考えている方は、400-SCN025で良いでしょう。格安ですが、Windows10にも、Mac対応しますので、利用上問題ありません。

 201810151759.jpg

 10万円を超える機種は、故障時のメンテナンス料がかなり高いたこともあります。

   201807181818.jpg

1・A4ビジネスインクジェット
2・A3ビジネスインクジェット
3・エコタンク搭載プリンタ

 また、代替案として提示した複合機も、場所をとるのは確かです。そのような意味では、サンワサプライのA3スキャナーは確実にニーズがありそうです。


 第5に、大量の紙書類のスキャニングに適した製品としておすすめできるのは、

  

 7・富士通 A3対応スキャナー fi-7460
   ¥239,801 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

センサー方式:CCD
解像度:600dpi
サイズ:約380x168x209 mm
OS:Windows

読取速度(A4:300dpi)
 ・モノクロ・グレー:約60枚/分
 ・カラー:約60枚/分

 富士通の fi-7460が良いと思います。

  201706231812.jpg

 発売時期が比較的新しいことで、紙送りの部分で他機種より高度な工夫があります。

 クオリティ面でも、とりわけカラー取り込みに安定感があるCCDセンサーを搭載するため、期待できます。

 サイズも、常識的な範囲に収まっているので、家庭でも利用できるでしょう。A3に対応する必要のある、自炊の上級者は導入を考えても良いでしょう。

2・スキャナー関連記事の紹介

 201809130950.jpg

1・低価格のA4スキャナー
2・写真向けA4スキャナー

3・自炊用A4ドキュメントスキャナー

4・書籍用ブックスキャナー

5・モバイル用のスキャナー

 以上、今回は、A3対応のスキャナーを紹介しました。

 今回紹介したA3対応機種は価格が高く、画質面も、格安なA4機に比べて「性能がより高い」とも言えません

 そのため、業務に利用する場合を除いて、Atlasは、「A4モデル」をおすすめします。しっかりした目的がないと、スペースの無駄になってしまうので。

 なお、A4モデルについては、上記リンク記事をご覧頂ければと思います。

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 最後になりましたが、記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークで話題を共有していただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 19:47 | スキャナー

比較2018' 写真に強い!フィルムスキャナ17機の性能とおすすめ・選び方:高画質スキャナー

【今回レビューする製品】2018年 写真用A4フィルムスキャナの価格・性能とおすすめ:高性能・高解像度タイプ:35ミリネガフィルム・ポジフィルム、ブローニーなど銀塩写真対応ネガフィルム・スナップ写真の断捨離・カラー雑誌・コミック表紙対応 Windows Mac対応

【比較する製品型番】キヤノン・エプソン・サンワサプライ・ケンコー CanoScan9000F MarkII GT-X830 GT-X980 GT-F740 Plustek OpticFilm 8100 8200i 120 AI 400-SCN034 400-SCN041 400-SCN039 400-SCN022 KFS-1450 KFS-500WHBK 400-SCN055 400-SCN024 400-SCN006 KFS-14CB

今回のお題
フィルムやカラー写真に向く高画質スキャナのおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今日は、フィルムスキャナを比較します。

 201810151541.jpg

 現像した写真のほか、雑誌やコミック表紙の取り込みにも使えるフラッドベッド型は、全機種紹介しました。

 201806271319.jpg

 その上で、ィルム(ネガ・ポジ)の取り込みに専用となるフィルムホルダー付スキャナを合わせて全17機を紹介します。

---

 以下では、いつものように各機種を比較し、最後に「結論」として、目的別・用途別にAtlasのおすすめ機種を提案していきます。

1・フィルムスキャナの選び方の基本

1・シートフィード型スキャナ
2・フィルム専用スキャナ
3・フラッドベット型スキャナ

 フィルムスキャナは、タイプによって、3つの種類に分けられます。

 この区分は、「選び方」において重要な部分なので、具体的な製品紹介の前に、あらかじめ解説しておきます。

1・シートフィード型フィルムスキャナ

 201810151547.jpg

 第1に、シートフィード型スキャナです。

 こちらは、どちらかといえば「アルバム写真」の取り込み専用です。本体にローラーが付いていて、セットせずとも写真を取り込める点で、「作業効率重視派」に人気です。

 現像済みの写真は、A4サイズまで取り込めます。

 フィルムは、基本的に未対応ですが、35mmネガフィルムに対応できる機種があります。

 画質は、想像が付きますが、さほど高くない製品が多いです。

2・フィルム専用スキャナ

 201810151549.jpg

 第2に、フィルム専用スキャナです。

 比較的価格が高い機種が多く、ハイアマチュア以上に売れ筋の上位機種です。中盤・大判の銀塩写真のネガ・ポジフィルムの直接取り込みを意図した機種です。

 現像済みの写真は、名前が示すように、取り込めない機種です。

 フィルムは、35mmネガ/ポジフィルムのほか、ブローニー「しのご」まで取り込める機種があります。

 画質は、画質は期待できます。

 作業効率は、スライドケースに入れてコマごと送る形式ですので高めです。

3・フラッドベッド型フィルムスキャナ

 201810151551.jpg

 第3に、フラッドベットタイプのフィルムスキャナです。エプソンキヤノンがそれぞれ自社生産しており、センサー品質は最も良好なタイプです

 現像済みの写真は、写真専用紙などに印字したものについて、A4までの取り込みに対応できます。

 フィルムは、一部高級機は、アダブターにより、35mmネガ/ポジブローニー「しのご」まで対応できる製品があります。

 画質は、センサーの質が良く、写真を動かさないで撮影できるので、一般的に画質はどの方式に比べても、最も良いです。

 作業効率は、写真の場合は、一度に他枚数の取り込みが可能で効率的です。

 ただし、フィルム専用スキャナと比べると、必ずしもフィルム専用設計ではないので、フィルムを手早く取り込む部分は、専用スキャナに劣ります。

ーーー

 以上、3タイプの特長を紹介しました。

1・シートフィード型スキャナ
 =価格と速度を重視したい入門者向け
2・フィルム専用スキャナ
 =ネガフィルムが多い専門家向け
3・フラッドベット型スキャナ
 =画質を重視したい中級者向け  

 改めて、まとめ直せば、それぞれのおすすめタイプは上表のようになります。

 今回は、これらを順番に紹介していきます。

2・シートフィード型スキャナの比較

 はじめに、入門者に優しい、シートフィード型専のフィルムスキャナを比較します。

 なお、以下では、おすすめできるポイントを赤字で、イマイチな部分を青字で執筆します。


  

 1・サンワダイレクト 400-SCN041
  ¥19,800 Amazon.co.jp
(6/27執筆時) 

 2・Kenko COMBOフィルムスキャナーKFS-14CB
  ¥20,871 Amazon.co.jp (6/27執筆時) 

センサー方式:(固定焦点)
読取階調:不明
解像度: 3200 dpi
対応OS:(SDカード)

 400-SCN041 は、サンワダイレクトの製品です。

 このタイプ製品は、ナカバヤシフォトレコをはじめ、最近は(需要の減少で)淘汰されています。しぶとく生き残っている機種です。

 201806271310.jpg

 なお、KENKOからもKFS-14CBというほぼ同型の製品があります。

 全く同じ本体なので、生産元は同じでOEMでしょう。ただし、KENKOの場合は、110/126フィルム対応の別売フォルダーが(正式に)用意されます。

 201806271026.jpg

 接続方法は、USBケーブルを用いる方式です。

 電源コンセントも付属しますが、バッテリーでの動作(約80分)にも対応している機種です。USB接続で充電できます。なお、SDカードにも保存できるため、取り込み時にPCが無くても対応可能です。

 201806271021.jpg

 対応するフィルムは、35oのネガフィルムポジフィルムです。また、50mm×50mmのスライドフィルムに対応します

 また、コマ送りはモニターを確認しながらの「手動」となります。

 解像度は、フィルムの場合最高3200dpiです。

 なお、こちらの製品は、正確には「スキャナ」ではなく、上方から「デジカメ」でフィルムを撮影する「書画カメラ」の形式です。そのため、フィルム専門機と比べると画質は「価格相応」です。

 201806271027.jpg

 補整機能は、手動式の露出補正に対応しており、写真の黒つぶれは防げるでしょう。

 201806271025.jpg

 写真の取り込みは、L判・KGサイズまでの写真を、上図のように下部に差し込んで撮影する方式です。

 写真を「写真機(書画カメラ)」で撮影するのは不思議な感じです。なお、この場合、画質は最高700dpiです。

 201810151648.jpg

  トランセンド 32GB TS32GSDC500S-E
   ¥1,980 Amazon.co.jp  (6/27執筆時)

 SDカードは別売りです。

 L判の写真4000枚で2GBほどですので、さほどスペックの高いものは不要です。

 ただ、読み込みスピードを考えるとClass10に対応する製品が良いです。

 なお、SDカードについては、性能モデルや格安モデルを含めてSDカードの比較記事があります。【こちら】で別に紹介していますので、よろしければご覧ください。 

 201806271107.jpg

 以上、サンワダイレクトの400-SCN041の紹介でした。

 ニーズ的には、フィルムよりも写真やカラー雑誌の取り込みで考える人にむく機種です。「書画カメラ」方式で、速度的なパフォーマンスはよさそうです。古いアルバムを「次の100年残したい」が「時間も予算も節約したい」という方には、向く機種です。

 なお、「現像済みの写真」をこれ以上きれいに取り込もうと考える場合、最後に紹介する「フラッドベット型」を選ぶしか方法はないでしょう。


 

 3・サンワダイレクト 400-SCN039
  ¥27,800 Amazon.co.jp (6/27執筆時) 

センサー方式:CCD
読取階調:24bit出力
解像度: 3200 dpi
対応OS:Windows, Mac

 400-SCN039 簡単フォトスキャナーも、サンワダイレクトの製品です。

 こちらは「現像した写真専用機」ですが、「1つ面白い特長」がある機種です。

 201806271056.jpg

 接続方法は、USBケーブルを用いる方式です。ただし電源は別に取る必要があります。

 201806271044.jpg

 写真の取り込みは、A4サイズまでの写真を、上図のように下部に差し込んで撮影する方式です。

 ボタン操作不要で差すだけで、ローラーで取り込んで、下部に排紙される方式です。

201806271046.jpg

 解像度は、最高600dpiです。

 数値としては「並」ですが、レンズの手前にミラーがあるCCDセンサーを採用している点は、大きな特長です。

 201801261541.jpg

 【ドキュメントスキャナの比較記事】で以前紹介した、富士通の「スキャンスナップ」などの書類専用シートフィードスキャナは、CISセンサーという「モノクロ原稿の取り込みに強いタイプ」のセンサーを搭載します。

 CCDセンサーは「とくに高画質なカラー原稿の取り込み」に定評があるため、現像写真の場合は、この部分を重視する意味が一定程度あります。

 スキャン速度も、A4でも1枚5秒以下と高速です。作業効率は高いでしょう。

---

 以上、サンワダイレクトの400-SCN039 簡単フォトスキャナーの紹介でした。

 手元にフィルムがなく、現像した写真だけをPCを利用して「サクサク」取り込んでいきたいならば、有効な選択肢です。なお、2016年発売機種でWindows10対応ですが、Macの場合は、ドライバーが行使されていないため、最新機では動作保証がないです。

ーーーー

 

 4・サンワダイレクト 400-SCN022
  ¥13,800 Amazon.co.jp (6/27執筆時) 

 なお、同社からは「現像写真対応」として、上記の下位機種も出ています。ただし、CCDセンサーは未搭載で、上位機とは性能部分で差があるため、おすすめはできません。

3・フィルム専用スキャナの比較

 続いて、フィルムの取り込みに特化した「フィルム専用スキャナ」の紹介です。


 

  [1462万画素]

 5・Kenko フィルムスキャナー KFS-1450
  ¥10,584 Amazon.co.jp (6/27執筆時) 

センサー方式:(固定焦点)
読取階調:不明
解像度: 3000 dpi
サイズ:W269xD56xH44mm
対応OS:対応OS:Windows, Mac

 こちらは、ケンコーの製品です。

 接続方法は、画像をSDカードにためるタイプです。

 上部の液晶モニターで取り込んだ画像確認可能です。パソコンを介さずに作業できる点で「初心者」向きです。

 写真の取り込みは、現像写真の取り込み機構がないので、この機種は未対応です。

 201806271115.jpg

 対応するフィルムは、35oのネガフィルムポジフィルムです。

 ポジフィルムに対応する点が、ナカバヤシとの相違点ですね。一方、

 解像度は、3000dpiです。実用性においては十分なクオリティが期待できます。

 ただ、この機種は、スキャナというより固定焦点方式で、仕組み上(書画)カメラに近いものです。実用性は高いですが、高画質という意味では、さほど本格的な機種ではありません。

 補整機能は、6段階の露出補正ができるほか、取り込み時の自動傷補整などが装備されます。

 なお、この機種は、HDMI端子が装備されています。TVに直接画像を出せる点は、何かしら使い途がありそうですね。 

 201806271120.jpg

 一方、フィルムは自動で移動せず、ユーザーが手動で動かすタイプです。

 201810151648.jpg

  トランセンド 32GB TS32GSDC500S-E
   ¥1,980 Amazon.co.jp  (6/27執筆時) 

 SDカードは、こちらも別売りです。

---

 以上、ケンコーのフィルムスキャナの紹介でした。

 カメラ機器メーカーの製品らしく、露出補正や自動傷補整など、厳選されてはいるものの「欲しい機能」が網羅されているのが良い部分です。ただし、撮影は、固定焦点式(デジカメ撮影)と同じなので、画質は「そこそこ」レベルに止まるでしょう。

ーーー


 [517万画素]

 6・Kenko フィルムスキャナー KFS-500WHBK
  ¥5,681 Amazon.co.jp
(6/27執筆時) 

 なお、KENKOからは、下位機種として、SDカードに非対応で、PCに依存するタイプの下位機種が売られています。

 ただし、イメージセンサーの画素数が517万画素と相当低いため、基本的には上位機種をおすすめします。


  

 7・サンワダイレクト 400-SCN055
  ¥14,200 Amazon.co.jp (6/27執筆時) 

センサー方式:(固定焦点)
読取階調:24bit入出力
解像度: 3200 dpi
サイズ:不明
対応OS:(SDカード)

 400-SCN055 は、サンワダイレクトの製品です。なお、こちらはフィルムの対応幅が狭い旧製品も併売中です。

 接続方法は、こちらも、SDカードを介する形式です。

 201806271144.jpg

 対応するフィルムは、35oのネガフィルムポジフィルムです。また、50mm×50mmのスライドフィルム110/126フィルムにも対応します。

 201806271145.jpg

 スライドは手で動かしながら、液晶モニターで確認して、スキャンする方式です。一方、同社の下位機種や、他社機とことなり、ケースは短い仕様で、セットしたあと、フィルム自体は手で送る形式です。

 この方式にすることで、変則的なサイズにも対応できるようにした機種です。

 解像度は、3200dpiです。

 こちらも、デジカメと同じ方式で上から撮影するやり方です。解像度はケンコーとさほど変わりません。

 また、本体の価格的に、「本格的」な利用を考えている方は、48bitフルカラー(約281兆色)で出力できない点は注意してください。

 こちらは、24bitカラー(1677万色)までです。液晶モニターは24bitフルカラーが最大なので問題はないですが、Phonoshopなどで階調補正する方で、この部分を気にする方は、注意しましょう。

 補整機能は、手動式/自動式の露出補正に対応します。ただし、取り込み時の自動傷補整などには未対応ですね。

 なお、こちらもテレビに出力できますが、接続はアナログです。

----

 以上、サンワダイレクトのフィルムスキャナの紹介でした。ケンコーに比べると、スライドフィルムなどに対応しているのが魅力です。ただ、35mmに限定して考えると、ホルダーの使い勝手・安定性・編集能力においてケンコーに負ける感じです。

ーーー

 

 【110フィルム/ネガ未対応】【旧製品】

 8・サンワダイレクト 400-SCN024
  ¥11,800 Amazon.co.jp (6/27執筆時) 

センサー方式:(固定焦点)
読取階調:24bit入出力
解像度: 3200 dpi
接続:SDカード

 なお、こちらは旧製品です。解像度など画質は同等ですが、形状が異なります。

 安いですが、110/126のフィルムホルダーが別売ですね、ただ、ケースは、従来的なフルケースです。


 

 9・サンワダイレクト 400-SCN006
  ¥6,480 Amazon.co.jp (6/27執筆時) 

センサー方式:(固定焦点)
読取階調:24bit入出力
解像度: 1800 dpi
対応OS:(SDカード)

 400-SCN006も、サンワダイレクトの製品です。

 接続方法は、USBケーブルです。液晶画面はなく、確認はPC画面を介する形式です。

 対応するフィルムは、35oのネガフィルムポジフィルムです。また、50mm×50mmのスライドフィルムです。

 解像度は、1800 dpiかなり低いです。

 というのも、こちらは、センサーが1/2.5型・512万画素と上位機種に比べて貧弱だからです。レンズも暗いです。焦点固定式で、フィルムを「上からデジカメで撮影」しているのは、ここまで紹介してきた機種と同じですが、「その撮影用のデジカメの性能が悪い」ということです。

 補整機能は、手動式での露出補正にも未対応です。

---

 以上、サンワダイレクトのフィルムスキャナの紹介でした。

 値段の安さは魅力ですが、肝心のレンズとセンサーの性能が、「スマホにも負けるレベル」というのは、あきらかな難点です。


 201806271238.jpg

 【画像編集ソフトなし】

 10・Plustek OpticFilm 8100
  ¥29,300 Amazon.co.jp
(6/27執筆時) 

 【画像編集ソフトあり】

 11・Plustek OpticFilm 8200i AI
  ¥45,700 Amazon.co.jp
(6/27執筆時)   

センサー方式:CCD
読取階調:48bit入出力
解像度: 7200 dpi
接続:USB2.0
サイズ:120 x 272 x 119 mm
対応OS:Windows, Mac

 OpticFilmは、 Plustekという台湾の光学機器メーカーの製品です。ブックスキャナでも有名なメーカーです。日本ではオーグが代理店で、オーグ 高解像度フィルムスキャナー」としても売られています。

 接続方法は、USBケーブルです。

 パソコンを回して使う製品です。こちらはWindowsのほか、Macにも対応している点で、Macユーザーには嬉しい製品です。

 film7200_2.jpeg

 対応するフィルムは、35oのネガ・ポジフィルムです。

 ブローニーなどの大判は対応できません。また現像した写真の取り込みには未対応です。

 また、フィルムフォルダは自動で動き、全てのコマを撮影できるので、使い勝手は非常に高いです。速度も36秒ほどと高速です。なお、確認のための約8秒でクイックスキャンすることも可能です。

 201806271136.jpg

 解像度は、最大で7200dpiと高解像度です。また、プロ向けの48bit出力にも対応します。

 方式も、「書画カメラ」ではなく、被写体深度がある点で、写真の取り込みに向いたCCDセンサーを使った本格的な方式です。画質は期待できるでしょう。

 ただし、パソコンは2 GHz 以上のCPUと2GB以上のメモリを要求しています。なお、上記写真のようなフィルムフォルダに入れて使います。ポジ用が4枚、ネガ用が6枚収納でできます。

フィルム読取速度(1コマ:3600dpi)  
 ・35mm:約36秒
フィルム読取速度(1コマ:7200dpi)  
 ・35mm:約113秒

 フィルムの取り込み速度は、Plustekの発表する実測値によると上表の通りです。

 後ほど紹介するような、3万円台のフラッドベットタイプと比較しても遜色のないスピードです。

 速度的にイライラすることは少ないでしょう。

 201607151918.jpg

 補整機能は、傷補正、ホコリ補正、階調の補正かなり充実します。赤外線を利用した補整で、専用ソフトに頼らずとも、ある程度の補整は任せられます。

 なお、2機種のうち、OpticFilm 8100 は高度な補正用のソフトが付かないモデルです。その他の性能は同じです。くすんだ色のフィルムの彩度もある程度回復できます。

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 以上、OpticFilm の紹介でした。

 現在高機能なフィルム専用機として家庭用に市販されるのはこのメーカーの機種に限定されています。

 最大7200dpiという高解像度も、MacのRetinaを初めとする4K・5K解像度で再生することを考えても十分なスペックです。


  

 12・サンワダイレクト 400-SCN034
  ¥39,800 Amazon.co.jp (6/27執筆時) 

センサー方式:CCD
読取階調:48bit
解像度: 3600 dpi
対応OS:Windows

 400-SCN034は、サンワダイレクトの最上位機です。

 201806271157.jpg

 接続方法は、USBケーブルです。パソコンを回して使う製品です。ただし、こちらはWindowsのみ対応で、Macには対応していない製品です。

 201806271156.jpg

 対応するフィルムは、35oのネガ・ポジフィルムのみです。サンワダイレクトの下位機種はスライドに対応しましたが、こちらは未対応です。

 この製品も、電動モーター搭載で、フィルムの自動スキャンに対応します。

 解像度は、最大で3600dpiです。プラステックには負けますが、現実的には十分です。48bit入出力にも対応します。

フィルム読取速度(1コマ:3600dpi)  
 ・35mmネガ:約205秒

 フィルムの取り込み速度は、他社同様の48bitカラーでの情報開示は3600dpiのみです。

 その場合の速度は、値段の割には遅いです。

 補整機能は、本体入力時ではなく、付属の画像ソフトに依存する方式です。

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 以上、サンワサプライの400-SCN034の紹介でした。

 性能面ではOpticFilm 8100の後塵を拝する機種です。サンワダイレクトは、光学機器メーカーではないこともあり、多少、スペックの向上について、融通の利かない部分があるのかもしれません。


 

 13・Plustek OpticFilm 120
  ¥245,000 Amazon.co.jp
(10/15執筆時)   

センサー方式:CCD
読取階調:48bit入出力
解像度: 10600 dpi(光学5300dpi)
接続:USB2.0
サイズ:210 x 374 x 189 mm
対応OS:Windows Mac

 OpticFilm 120 は、 Plustekの最上位機種です。

 201806271159.jpg

 対応するフィルムは、35oのネガ・ポジフィルムのほかにブローニーフィルムに対応します。最大6×12サイズまで対応できる機種です。また、自動フィルム送り機能が装備されます。

 解像度は、最大で10600dpiです。また、レンズ部分も8枚構成にするなど、品質の面でも価格相応にこだわりのある機種です。

 補整機能は、同社の下位機種同様に、SilverFast 8を利用し、傷補正、ホコリ補正、階調の補正をする形です。

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 以上、OpticFilm 120の紹介でした。自動送り機能が付属しており、スライドなど次々に送りたいような場合は、便利です。

 一方、価格は相当高いです。大判のブローニーをデジタル化するのでないならば、下位機種で良いでしょう。

4・フラッドベッド型スキャナの比較

 201810151538.jpg

 最後に、フィルムの取り込みのほか、現像した写真や、写真集などの取り込みにも利用できるスキャナを紹介します。

 接続方法は、この形式の場合、いずれもUSBで、Windows用/Mac両対応になります。

 201806271226.jpg

 このタイプは「雑誌やコミック表紙の自炊」に利用する方もいるので、その用途にも対応するように書きました。

1・A4フラッドベッドスキャナー

 一方、画質よりもスピードを重視した「CISセンサー搭載機」は、ビジネス用なので別の記事となります。

 写真の取り込みなど画質を重視するのではない場合、上記のリンク記事をご覧ください。


 

 14・EPSON A4スキャナ GT-F740
  ¥15,982 Amazon.co.jp
(10/15執筆時) 

センサー方式:α-Hyper CCD II
読取階調:48bit入出力
解像度:4800dpi
サイズ:280×430×67mm
対応OS:Windows Mac

 GT-F740は、エプソンのフィルムスキャナ搭載モデルです。

 フィルムスキャンの機能が付いた同社のスキャナとしては、最も安い製品です。

 201607152024.jpg

 対応するフィルムは、35oのネガフィルムです。

 マウントフィルム(スライド)や、ポジフィルムにも対応です。専用のフィルムフォルダーが付属しており、これをスキャナ台の上に取り付けてフィルムを取り込みます。

 S_technology_01_img01.jpeg

 解像度は、4800dpiです。

 スペック値では、Plustekの専用機に及びません。しかし、本体価格の差を考えれば優秀でしょう。48bit入出力には対応できます。

 画像・画質の点では、センサーは、自社技術を使った「α-Hyper CCD II オンチップマイクロレンズ付12ラインカラーCCD」を採用します。

 CCDは、本来的にはエプソンが主導してきたセンサー技術で、同社の技術は安定性・信頼性があります。とりわけ、写真フィルムの取り込みについて言えば、ノイズが少ない画質が得られるメリット性があります。

標準読取速度(A4:600dpi)
 ・グレー・モノクロ:20秒
 ・カラー:約25秒
最高読取速度(L判:4800dpi)  
 ・グレー・モノクロ:約219秒
  ・カラー:約219秒

 読取速度は、理論値(msec/line)から換算する場合、上表のようになります。

 さすがに、最高解像度の場合は時間がかかりますが、それでも実用レベルです。

フィルム読取速度(1コマ:4800dpi)  
 ・35mmポジ:約85秒
 ・35mmネガ:約110秒

 フィルムの取り込み速度は、こちらは、エプソン発表の実測値です。

 35mmポジフィルムで85秒、35mmネガで110秒です。問題ないでしょう。

 201806271206.jpg

 補整機能は、いずれのメーカーに較べても高レベルです。

 同社のドライバーは、明度・彩度だけでなく、逆光補正に対応します。ほこり除去機能はもちろん、色あせた写真の退色復元機能も強力です。

 MediaImpressionというオマケの画像編集ソフトまで付属しており、専用ソフトがなくても、済むほどです。

 201806271225.jpg

 写真や雑誌の取り込みは、普通のスキャナなので、焼いた写真もA4サイズまで利用可能です。

 4800dpiで、センサーはCCDですから、【フラッドベッドスキャナの比較記事】で書いたようなCISセンサーを利用するタイプよりも、カラーの取り込みにおいて画質品質は高いでしょう。

 以上、エプソンGT-F740の紹介でした。

 2万円以下の予算で考える場合、最も高画質に取り込み、編集できるスキャナの1つです。今回は写真フィルムの話でしたが、同様の仕組みは、カラー書類や焼いた写真についても有効でしょう。

ーー

 201806271238.jpg  

 なお、自動搬送機能付きフィルム専用スキャナに比べると、フラッドベッド型は、ふたをしないといけない部分が、作業効率の部分で難点に思えます。

 201806271207.jpg

 また、ソフト的に「自動的なコマの切り出し」に対応するものの、画像の濃淡で切り出し認識がうまく行かない場合もある点も難点です。

 とはいえ、センサーは相当優秀ですし、(フィルムを動かさなくてよいぶん)画質はより良好です。そのため、画質最優先の場合は、フラッドベッドタイプが良いでしょう。


 

 15・キヤノン CanoScan9000F MarkII
  ¥22,750 Amazon.co.jp (10/15執筆時) 

センサー方式:CCD(12ライン)
読取階調:48bit入出力
解像度:4800dpi(9600dpi)
サイズ:270×480×111mm
対応OS:Windows Mac  

 CanoScan9000F MarkIIは、キヤノンのスキャナです。ただ、キヤノンは最近、フィルムスキャナに力を入れておらず、この機種が唯一の「フィルム対応機」です。

201806271218.jpg

 対応するフィルムは、35oのネガ・ポジ・スライドです。また、ブローニーフィルムに対応します最大6×12サイズまで対応です。大判対応機種としては最も格安ですね。

 201806271219.jpg

 また、35mmフィルムについては、12コマまで同時に取り込める仕様です。枚数の側面で言えば、エプソンの下位機種より作業効率は良いでしょう。

 luminance-transition.jpg

 解像度は、フィルムスキャニング時は、最大で9600dpiという高解像度で取り込めます。48bit入出力にも対応できます。

 ただ、この解像度の取り込みは、時間かかるほか、階調性が強調されるため「ボケる」傾向があります。したがって、実用解像度は、エプソンの同級機と同レベルです。

 super-toric-lens.jpeg

 センサーは、エプソンと同じ12ラインのCCDセンサーです。一般的な6ラインセンサーよりも高画質に取り込めます。

 また、キヤノンの製品は、光学メーカーらしく高性能の非球面STレンズが採用されており、ピントが「ぼけやすい」というCCDの弱点を補っています。通常取り込む分には、エプソンの下位機と差は出ません。

 しかし、数十枚連続して取り込む場合、熱による「ピント不良」が置きにくいというメリット性があります。レンズ移動量が少ないためです。

標準読取速度(A4:300dpi)
 ・グレー・モノクロ:4秒
 ・カラー:約4秒
最高読取速度(L判:4800dpi)  
 ・グレー・モノクロ:約121秒
  ・カラー:約121秒

 読取速度は、理論値(msec/line)から換算する場合、上表のようになります。

 A4は、600dpiのエプソンと異なり300dpiの数値ですが、両者発表の実測値から判断しても、少なくとも「キヤノンは2倍は高速」です。

フィルム読取速度(1コマ:1200dpi)  
 ・35mmポジ:約10秒
 ・35mmネガ:約18秒
フィルム読取速度(1コマ:9600dpi)  
 ・35mmポジ:約130秒
 ・35mmネガ:約370秒

 フィルムの取り込み速度は、キヤノン発表の実測値です。

 実測解像度を両者「ずらして」説明していますが、同一解像度なら、エプソンの下位機種とは明らかな速度的差があるでしょう。

 201806271222.jpg

 補整機能は、エプソンに準じて高レベルです。

 ごみ傷除去・退色補整・逆光補整など、重要な機能は網羅します。この点で、差を感じることはないでしょう。My Image Gardenというソフトも付属です。

 201806271225.jpg

 写真や雑誌の取り込みは、A4まで対応します。

 画質的にはエプソンの下位機種と同水準でしょう。ただし、熱による「ボケ」には強いため、一度に処理する場合の安定度は高そうです。

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 以上、CanoScan 9000Fの紹介でした。

 2万円前後で、35mmの12コマ連続読み取りに対応する点が魅力です。高解像度での取り込みは時間がかかりますが、「たまに」写真を取り込むならば、この機種が良いと思います。


 

 16・EPSON Colorio GT-X830
  ¥29,742 Amazon.co.jp (10/15執筆時)   

センサー方式:α-Hyper CCD II
読取階調:48bit入出力
解像度:6,400dpi
接続:USB2.0
サイズ:280×485×118mm
対応OS:Windows Mac  

 GT-X830は、エプソンのフィルム対応スキャナの上位機です。

 エプソンの場合、このグレードから、いわゆる「上級者」向けクラスになります。

 例えば、読み取りスピードが下位機種に較べて高速になっています。また、光源として白色LEDを二本搭載しています。これは、ウォームアップ時間の短縮に寄与しています。

 201806271233.jpg

 対応するフィルムは、35oのネガ・ポジ・スライドです。中盤のブローニーも取り込める仕様で、最大6×22cm判までとかなり大きなものまでいけます。

 35mmフィルムについては、キヤノンと同じで12コマまで連続で処理可能です。エプソンの下位機種よりも性能は優れます。コマの連続切り出しにも対応します。

201806271239.jpg

 解像度は、6,400dpiとほぼフィルム専用機に準じるスペックです。画質も下位機種に較べると高いです。

 というのも、本体の高さが118oになっており、被写体深度を確保できるからです。この点で、「ぼやけにくい」です。

 写真の取り込みにおいて高画質を求める人で、専用機ではなくて、兼用機を選ぶならば、このグレードは欲しいところです。

 48bit入出力には(もちろん)対応できます。

標準読取速度(A4:600dpi)
 ・グレー・モノクロ:12秒
 ・カラー:約12秒
最高読取速度(L判:6400dpi)  
 ・グレー・モノクロ:約285秒
  ・カラー:約285秒

 読取速度は、理論値(msec/line)から換算する場合、上表のようになります。

 解像度の数値を、2メーカーは(おそらく意図的に)合わせていないのですが、総合的にみても、CanoScan9000F MarkIIよりも、こちらの方が高速でしょう。

フィルム読取速度(1コマ:4800dpi)  
 ・35mmポジ:約72秒
 ・35mmネガ:約95秒
フィルム読取速度(1コマ:6400dpi)  
 ・35mmポジ:約92秒
 ・35mmネガ:約125秒

 フィルムの取り込み速度は、エプソン発表の実測値です。

 こちらも解像度がキヤノンと表記と異なりますが、やはり速度はこちらがあると思います。

 agjitr.gif

 写真や雑誌の取り込みは、ここまで紹介してきた機種に比べて「高性能」です。とくに、状態の悪い原稿の場合はそうです。

 2本のLEDの採用、違った角度から光をあてられるため、原稿シワが折り目が目立ちにくいからです。こうした製品の「自炊」には向くでしょう。

 bjdf6ggag-4.png

 補整機能も、下位機種に較べても高いです。

 読み取る際に、フィルム上のゴミ掃除や、写真の破れや汚れ、本の折れ目の画像的処理を自動的に行う機能(DIGITAL ICE。)が付きます。ドライバーで事後補整するよりも楽で、性能が良いです。

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 以上、GT-X830の紹介でした。

 やや高額ですが、読み取りスピード解像度が高くフィルムの対応の幅や補整機能も充実しています。フィルムスキャンの部分だけとっても、3万円以上のフィルム専用機とも十分張り合える機種です。

 一方、写真や雑誌の取り込みも、最終的な品質については、中級機との明確な性能差により、期待値は高いでしょう。クオリティを求めるならば、この程度の製品を選ぶのがオススメです。


 

 17・EPSON フラットベッドスキャナー GT-X980
  ¥58,784 Amazon.co.jp
  (10/15執筆時)   

 センサー方式:α-Hyper CCD II
 読取階調:48bit入出力
 解像度:6,400dpi
 接続:USB2.0/IEEE1394
 サイズ:308x152.5x503mm
対応OS:Windows Mac  

 GT-X980は、エプソンの最上位機種です。

 bjdf6ggag-8.png

 対応するフィルムは、大判の4×5フィルム(しのご)まで対応です。各種マウンターを付属しており、利用上問題を感じる部分はありません。

 解像度は、6,400dpiです。下位機種と同じスペックです。 bjdf6ggag-7.png

 画質は、より期待できます。

 こちらは、4群6枚構成高性能レンズが採用され、高詳細な取り込みが可能になっているからです。さらにARコートされているので、ゴーストの軽減にも繋がります。また、写真の暗部の階調表現にも優位性が期待できます。

 また、高詳細の6400dpiと4800dpiのレンズを2つ装備し、フィルムや原稿のサイズに合わせて最適なレンズでスキャニングされます。

 組み立てについても、日本製品の安心感で、専用のキャリブレータで、微調整をしてから出荷しており、個体差が少ないと言えます。

標準読取速度(A4:600dpi)
 ・グレー・モノクロ:21秒
 ・カラー:約21秒
最高読取速度(L判:6400dpi)  
 ・グレー・モノクロ:約113秒
  ・カラー:約113秒

 読取速度は、理論値(msec/line)から換算する場合、上表のようになります。

 エプソンのGT-X830と比べると、低解像度での取り込みはやや遅いですが、画質重視の場合、理論上は相当スピードが出るようです。

フィルム読取速度(1コマ:4800dpi)  
 ・35mmポジ:約66秒
 ・35mmネガ:約95秒
フィルム読取速度(1コマ:6400dpi)  
 ・35mmポジ:約85秒
 ・35mmネガ:約76秒

 フィルムの取り込み速度は、エプソン発表の実測値です。

 光学関係の変更からか、ネガフィルムの取り込みがポジより速いですね。速度的にも不満はなく、最高水準です。

 201806271225.jpg

 写真や雑誌の取り込みは、A4まで対応します。

 ただし、α-Hyper CCD IIセンサー は、ラインが6ラインです。下位機種の12ラインよりも少ないです。

 そのため、スキャンのスピードや、シワの寄ったような状態の悪い原稿については、下位機種に優位性があります。この点で、フィルムではなくて、写真そのものや書類の取り込みの場合は、下位機種が良いでしょう。

 補整機能は、デジタルアイスを含めて、下位機種と同等です。

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 以上、 GT-X980の紹介でした。

 フィルムの取り込み性能については、こちらが「とびきり優秀」です。銀塩カメラをかなり本格的にやっていた人が購入すると良い機種だと思います。

今回の結論
写真の取り込みに実力を発揮するおすすめスキャナーはこれ!

 というわけデ、今日は、エプソンとキヤノンのスキャナーについて紹介しました。

 最後に、いつものように、目的別におすすめ機種を書いておきます。


 第1に、画質重視で、現像写真やフィルム、あるいはカラー雑誌などを取りこみたい方には、

 

 16・EPSON Colorio GT-X830
  ¥29,742 Amazon.co.jp (10/15執筆時)   

センサー方式:α-Hyper CCD II
光源:白色LED(二本)
解像度:6,400dpi
接続:USB2.0
サイズ:280×485×118mm
対応OS:Windows Mac

 GT-X830が価格と性能の点で最もバランスが取れています。高画質化の狙えるセンサー、高い画像補整機能を備えており、「実用レベル」を越えた一定のクオリティが期待できます。

 さすがに本格的な銀塩カメラで撮影したものには向きませんが、スナップ写真や、小型カメラやハーフ判、または使い捨てカメラで撮ったネガやスライドの取り込みを考えている人は、これがおすすめです。

 agjitr.gif

 とくに、「コミック表紙・カラー雑誌・写真集」の取り込み用途の場合は、同社の上位機よりもラインが多く、光源に工夫があるこの機種が「ベスト」だと思います。


第2に、銀塩カメラで本格的に撮影した写真のデジタル画像化を考えている人、

 

 17・EPSON フラットベッドスキャナー GT-X980
  ¥58,784 Amazon.co.jp
  (10/15執筆時)   

 センサー方式:α-Hyper CCD II
 光源:白色LED
 解像度:6,400dpi
 接続:USB2.0/IEEE1394
 サイズ:308x152.5x503mm
対応OS:Windows Mac

 GT-X980でしょう。

 大判がある場合は特にオススメです。下位機種に較べても、解像度や被写体深度が高いため、10万円以内の機種では、最も高画質と言える家庭用スキャナだと思います。

 価格は高く、本体もコンパクトとは言えませんが、4K解像度という新時代に、銀塩写真の実力を発揮させたいならば、このグレードは良い選択肢です。


第3に、スナップ写真やネガを、簡単に取り込み「断捨離」したい方には

   

 1・サンワダイレクト 400-SCN041
  ¥19,800 Amazon.co.jp
(10/15執筆時) 

 2・Kenko COMBOフィルムスキャナーKFS-14CB
  ¥20,871 Amazon.co.jp (10/15執筆時) 

センサー方式:(固定焦点)
光源:LED
解像度: 3200 dpi
対応OS:(SDカード)

 サンワダイレクトの 400-SCN041 でしょう。SDカードに保存できるため、手軽に写真やネガの取り込みが可能です。ブログの写真掲載用にも便利です。

 専門機のような高いクオリティは期待できませんが、「インスタントカメラ」など、もともと画質にこだわって撮影したものでないならば、このグレードでも十分以上です。スマホや、TVやPCで家族で昔の写真を見たい、というような用途には最適です。

 201810151648.jpg

  トランセンド 32GB TS32GSDC500S-E
   ¥1,980 Amazon.co.jp  (10/15執筆時) 

 なおSDカードは別売りです。注意してください。容量は32GBもあれば十分ですが、SDカードは格安モデルを含めて、こちらのSDカードの比較記事で別に紹介しています。よろしければご覧ください。


第4に、フィルムの取り込みを効率優先で考えている方にオススメな高性能機は、

 201806271238.jpg

 【画像編集ソフトなし】

 10・Plustek OpticFilm 8100
  ¥29,300 Amazon.co.jp
(10/15執筆時) 

 【画像編集ソフトあり】

 11・Plustek OpticFilm 8200i AI
  ¥45,700 Amazon.co.jp
(10/15執筆時)   

センサー方式:CCD
光源:LED
解像度: 7200 dpi
接続:USB2.0
サイズ:120 x 272 x 119 mm
対応OS:Windows, Mac    

 オーグが販売する、Plustek OpticFilm 8200i AIでしょう。

 フィルムだけならば、専用機の方が総合的な処理にかかる時間は短いです。大きな写真への対応は、このグレードでは不可ですが、一眼で撮ったような普通の35mmフィルムならば問題ありません。

 フラッドベッドスキャナでの取り込み経験者で、コマの自動切り出しに難を感じた方は、このタイプを試すと良いと思います。画質についてもCCDセンサーですから、水準は高いでしょう。

補足:スキャナー関連記事の紹介

 というわけで、今回はフィルムスキャナの紹介でした。

  201806251953.jpg  

  なお、このブログでは、スキャナーの比較記事をいくつか書いています。

1・A4フラッドベッドスキャナー
2・フィルムスキャナー

3・ドキュメントスキャナー

4・書籍用ブックスキャナー

5・モバイル用のスキャナー
6・A3対応のスキャナー

 これらの記事もよろしくお願いいたします。

---

 また、最後になりましたが、今回の記事がお役に立ったようならば、witter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

 ではでは。

posted by Atlas at 17:29 | スキャナー

比較2018'【解説】フラットベッドスキャナ16機の性能とおすすめ:A4対応:CANON EPSON

【今回レビューする内容】2018年 人気のUSBフラッドベッドスキャナーの性能・価格とおすすめ:表紙・資料・新聞のスキャニング用激安モデル:CanoScan LiDE400 LiDE 220・EPSON GT-S650 DS-1630 DS-7500 DS-6500 DS-5500 DS-1630

今回のお題
最新のA4フラットベッドスキャナーのおすすめはどれ?

 ども、Atlasです。

 今日は、フラットベッドスキャナの比較です。

 201806251953.jpg  

 1万円程度の「個人用」から、10万円前後の「業務用」まで広く扱います。

 201806251709.jpg

 この家電ブログ「モノマニア」では、「スキャナの比較」に長年力を入れています。

 とくにセンサー部分を自社生産できる、「エプソン」「キヤノン」の家庭用製品は、「ほぼほぼ」全機種フォローしています。皆さんの目当てのスキャナは、おそらく「紹介」できていると思います。

ーーー

1・A4フラッドベッドスキャナー(7機)
2・A4フィルムスキャナー(4機)
3・A3フラッドベッドスキャナー(5機)

 なお、最新のフラッドベッドスキャナだけでも16機あるため、記事は3つに分けています。

 201806251611.jpg

 1番の「A4サイズ」の「書類の取り込み」に向いた、「フラッドベッドスキャナ」の比較が今回のテーマです。

 7機種のフラッドベッドスキャナを紹介しています。

 201806251612.jpg

 「A4サイズ」の「写真の取り込み」に向いた、「フラッドベッドスキャナ」の比較は、別記事です。

 2番の【写真用フィルムスキャナの比較記事】をご覧ください。

 4機種のフラッドベッドスキャナを紹介しています。

 201806251812.jpg

 「A3サイズ」の「書類の取り込み」に向いた、「フラッドベッドスキャナ」の比較も、別記事です。

 3番の【A3スキャナーの比較記事】をご覧ください。

 5機種のフラッドベッドスキャナを紹介しています。

1・フラッドベッドスキャナの選び方の基本!

 201806251618.jpg

 最近は、プリンター複合機を持つご家庭が増えており、一般的にフラットベッドスキャナーのニーズは減っています

 ただ、解像度の点で言えば、エプソン・キヤノン・ブラザーのプリンター複合機は、ほとんど全ての機種でスキャナー「おまけ」程度の性能しか持ちません。

 1万円以下の単品スキャナーに及ばない状況です。

 そのため、ビジネスマンの方は、資料の取り込み用に1台もっておくと便利です。自炊をやる人も、ドキュメントスキャナの場合、カラーはノイズが出やすいので、コミックやハードカバーの表紙の取り込みに使う用途に便でしょう。

 201806251625.jpg

 一方、「フラットベッドスキャナー」は、実は「ほぼ進化の止まった」機械です。新製品がほとんど出ません。

 長年「観測」してきましたが、 LED搭載の小型モデルが出たのを除けば、10年以上革新的な変化がありません。

 言い換えれば「実用に足る安定した性能」が既に確立しているともいえますので、やはり1台は手元に置きたいものです。

2・安価なフラッドベッドスキャナの比較

 というわけで、格安のフラッドベッドスキャナの比較をはじめます。

 読取速度は、実際の速度を掲載せず、msec/line(○○dpi)という単位でしか公表していないメーカーは、これを素にA4原稿サイズにAtlasが計算しています。ただし、測定条件が同一でないため、あくまでも目安です。


 

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.14

 1・Canon CanoScan LiDE400
  ¥9,699 Amazon.co.jp
(10/15執筆時)   

センサー方式:CIS
光源:RGB3色LED
解像度:4800dpi
接続:USB Type-C
サイズ:約250×367×42mm
発売日:2018年 8月  
電源:USB給電可
付属ソフト:

読取速度(A4:300dpi)
 ・グレー・モノクロ:約5.9秒
 ・カラー:約5.9秒
読取速度(A4:4800dpi)  
 ・グレー・モノクロ:約455秒
  ・カラー:約1411秒

 CanoScan LiDE400は、キヤノンが販売するフラッドベッドスキャナでは「最もお買得」な製品です。

 Atlasも資料の取り込みに使っていますが、長期間にわたり人気の機種です。

 201810151305.jpg

 本体のサイズは、250x39x365mmです。

 画像を読み取るCISセンサーが「ミラーレス」なので、小型・軽量にできています。また、センサーが固定なので、縦置きでのスキャンも問題なく動作します。

 201810151335.jpg

 接続方法は、USB方式です。また、1.5mのケーブルが付属します。なお、本体側の端子は、USB-TypeCですが、PC側の端子は従来の(普通の)USB端子です。

 ちなみに、高価なフラットベッドスキャナーは、電源をコンセントから取る必要があります。しかし、この機種は、電力消費にメリット性があるLED光源とCIS方式を使っているので、USB給電が可能です。

 軽量で電源不要なので、「スキャナを使いたいときだけ出してつなぐ」ことができます。このように取り回しの良さは、一番なので、Atlasも講義資料の取り込みなどに愛用しています。

201806251651.jpg

 読取速度は、理論値では、300dpiの実用解像度で6秒を切ります。

 書類を入れ替える時間を計算に入れなければ、1分間に10枚という速度です。

 実測値でも、キヤノンに寄れば300dpiで8秒とのことです。

 初回起動時のウォームアップ時間もほぼ不要で、すぐ使用できるのもメリットです。


 201810151352.jpg

 インターフェースは、上図のような配置です。

 また、それぞれのボタンをPCのドライバーでカスタマイズできます。例えば、PDFの場合は○○dpiで読み取り、どこに保存するかなどの指定ができます。

 また、Eメールのほか、クラウドサービスに直に送るように設定しておくことも可能です。

 scan-auto.jpeg

 画像補整機能は、キャノンは、プリンターメーカーでもあるため、高いです。

 注目するべき機能の1つは、「文字くっきり機能」です。

 これは、取り込んだ文書ーカラー混在の画像を補正して、文字を見やすくする機能が搭載されます。クオリティを高くできます。

 201712091655.jpg

 付属するソフトは、ドライバーソフト以外、特に付属しません。

 以前は、日本語OCRソフトの「ライト版」が添付されていましたが、このモデルから廃止です。

 したがって、欲しい方は、このブログの【OCRソフトの比較記事】で紹介している専用ソフトを購入する必要があります。

 ドライバーは、Windows系は、対応ソフトも多いTwain規格です。Macは、OS標準のスキャンドライバーで動きます。

 etypist-65.png

 画質面の実力は、光学解像度として4800×4800dpiの解像度です。

 家庭用のプリンタ複合機搭載のセンサー(2400×4800dpi)よりもだいぶ性能が良いです。

 一方、欠点もあります。

 それは、CISは被写体深度が浅く、凹凸のある厚みのある本などを取り込むときに、中心部に影ができやすいことです。冊子帯の資料の取り込みには、しがって不向きです。

201806251706.jpg

 ただ、前述の補正機能で、ソフト的に、「綴じ部の影補正」をする機能が搭載されています(背景が白色の場合のみ有効)。そのため、若干ながらこの原稿の弱点は緩和されています。

 

 2・Plustek OpticBook 3800
  ¥36,800 Amazon.co.jp
(10/15執筆時) 

 なお、厚みのある本の取り込みなどで、「綴じ部の影の補整」なしに、「サクサク」取り込みたい場合は「専門機」があります。

201806251712.jpg

 センサーが台座の端まであるため、本の文字を欠けさせず取り込める台湾の「プラステック社」のアイデア商品です。

4・書籍用ブックスキャナの比較

 これもフラッドベッドスキャナの一種です。

 しかし、Atlasは、「別ジャンル」と理解しています。そのため、本の取り込みがメインの方は、上記の比較記事【こちら】で別に紹介しました。

ーー

 以上、CanoScan LiDE400の紹介でした。

 値段が最も安い機種ですが、書類の取り込みならば「必要十分な高性能」が得られます。コンパクトですし、USB端子をさせばすぐ使える利便性もあるため、「一台もって置いて良い」ビジネスツールでしょう。

ーーー

 

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 1’・Canon CanoScan LiDE220
  ¥9,666 Amazon.co.jp
(10/15執筆時)   

センサー方式:CIS
光源:RGB3色LED
解像度:4800dpi
接続:USB2.0
サイズ:250x39x365mm
発売日:2014年 9月  
電源:USB給電可
付属ソフト:

 なお、旧機種の LiDE220がまだ市場に残っています。

 こちらについては、すでに価格が高いほか、読み取り速度も遅いため、選ぶ意味は薄いでしょう。

 旧機は、OCRソフトの「読取革命LITE」が利用できる特典がありましたが、それも2017年末で終了しました。


 


 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13  

 3・EPSON A4フラットベッドスキャナー GT-S650
  ¥8,959 Amazon.co.jp
(10/15執筆時)   

センサー方式:CIS
光源:RGB3色LED
解像度:4800dpi
接続:USB2.0
サイズ:249x39x364mm
発売日:2014年 12月
電源:USB給電可

読取速度(A4:600dpi)
 ・グレー・モノクロ:約8.3秒
 ・カラー:約24.3秒
最大読取速度(A4:4800dpi)  
 ・グレー・モノクロ:約516秒
  ・カラー:約1538秒

 EPSONGT-S650は、CanoScan LiDE220のライバル機です。

 冒頭で書いたように、競合メーカーがほぼない寡占状況なので、スキャナの新製品の更新は「ほぼほぼ」ない状況です。型番すら換えませんね。

 201806251725.jpg

 本体のサイズは、249x39x364mmです。

 後発の利点を生かして、キヤノンよりもわずかに小型にしています。

201502021629.jpg

 また、このスキャナは原稿カバーが外せます。

 キヤノンは最大22mmの書籍までしか対応できないため、厚みのある本などのスキャニングについては、キヤノンよりも得意と言えます。 

 201806251647.jpg

 接続方法は、USB方式です。こちらも、1.5mのケーブルが付属します。

 201806251731.jpg

 読取速度は、エプソンは600dpiの数値を出しているので、300dpiの理論値においてキヤノンと比較できません。

 メーカー公表の実測値は、300dpi時に10秒とやや遅いです。4800dpiの最大取り込み解像度の理論値で比べても、少なくともキヤノンより高速とは言えない機種です。

 2014年と設計が古い機種なので、この部分では負けています。

 201712091646.jpg

 付属するソフトは、一方でキヤノンと違って、ユーティリティソフト以外に「オマケ」がつきます。

 とくに、エプソンの読んde!!ココ パーソナルVer.4というOCRソフトが付くのは良い部分です。本格的なソフトではない「ライト版」ではありますが、文字認識を気軽に楽しめるでしょう。

 201806251738.jpg

 画質面の実力は、光学解像度として4800×4800dpiの解像度ですから、キヤノンと同じです。

 bjdf6ggag-1.png

 画像補整機能も、「文字くっきり機能」などキヤノンと同様の性能を有しています。

 ただし、ソフト的には、「綴じ部の影補正」をする機能がこちらには付属しません。とはいえ、原稿カバーが外せるので、補整しない前提ならば、こちらでしょう。

 ドライバーは、両OSともに、Twain規格です。

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 以上、エプソンのGT-S650の紹介でした。スキャナの解像度やドライバーの使い勝手、補整機能などは、CanoScan LiDE 400と互角です。

 一方、速度が劣る点と、付属するOCRソフトの使い勝手の部分では、やや負けるでしょうが。一方で、原稿カバーが簡単に外せる構造は、厚みのある本や雑誌の手軽なスキャンには便利そうです。

ーーー

 というわけで、格安1万円以内の機種を2機種紹介しました。

 数は少ないですが、「書類取り込み」に向いた格安機は「この2機種」です。

 引き続き業務用を紹介していきますが、家庭用格安機だけで考えている方は、次の項目は飛ばして、最後の「オススメ機種の提案」にお進みください。

3・業務用A4フラッドベッドの比較

 つづいて、A4対応の業務用スキャナを紹介します。

 業務用の場合、ADFが搭載される機種が多いです。



 

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 4・EPSON フラットベッドスキャナー DS-1630
  ¥35,272Amazon.co.jp
(10/15執筆時)   

センサー方式:CIS
光源:RGB3色LED
解像度:1200dpi
接続:USB3.0
サイズ:450x318x121mm
発売日:2016年 7月
電源:USB給電不可

読取速度(A4:300dpi)
 ・グレー・モノクロ:約3.8秒
 ・カラー:約4.9秒
読取速度(A4:600dpi)  
 ・グレー・モノクロ:約11.1秒
  ・カラー:約22.2秒

 エプソンDS-1630は、同社のフラッドベッドスキャナの上位モデルです。

 高価なスキャナーですが、写真フィルムに対応していないため、カテゴリーとしては、今回と同じ「通常のフラッドベッドスキャナ」です。

 201701051442.jpg

 本体のサイズは、450x318x121mmです。小さめなカウンターでも常設できるサイズです。

 接続方法は、USB方式です。

 シートフィーダが付属するのでUSBだけでは動きませんが、ACアダプター不要の設計なので設置はスマートです。

 201806251749.jpg

 読取速度は、写真のように、ADF(現行自動送り装置)が上部に付くので、これを利用すればかなり高速に可能です。

 公称値では、300dpiで片面原稿の場合、1分間で25枚、両面原稿の場合1分間で10枚まで読み取れます。

 一方、通常のスキャニングの場合も、理論値では、300dpiで約3.8秒でスキャン可能ですから、ここまで紹介した機種よりかなり高速です。

 画質面の実力は、通常の利用時に1200dpi、フラッドベッドスキャナとしての利用時は600dpiです。

 シートフィーダが付いて生産性の高いモデルですが、画質よりもスピードを重視した機種と考えましょう。ただ、写真の取り込みに使うわけではないので、実用解像度としては差はないでしょう。

 なお、1200dpi取り込み時のスピードについては、データが非開示です。

 ビジネス用途なら問題ない画質です。

 bjdf6ggag-1.png

 画像補正は、下位機種と同様に、「文字くっきり機能」など同等機能が付属します。

 付属するソフトは、こちらも読んde!!ココ パーソナルVer.4も付属です。

---

 以上、DS-1630の紹介でした。

 フラッドベッドスキャナが欲しいが、「ADFもたまには使う」という方には良いでしょう。解像度も実用解像度としては、下位機種と変わらないので、用途的にこうした使い方をしたいならば、オススメできます。


 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 5・EPSON A4高耐久 DS-5500
  ¥97,072 Amazon.co.jp (10/15執筆時) 
 

センサー方式:CCD
光源:白色LED
解像度:1200dpi
接続:USB3.0/有線LAN
サイズ:495x360x129mm
発売日:2012年
電源:USB給電不可

読取速度(A4:300dpi)
 ・グレー・モノクロ:約2.1秒
 ・カラー:約11.7秒
読取速度(A4:600dpi)  
 ・グレー・モノクロ:約2.1秒
  ・カラー:約11.7秒

  エプソンDS-5500は、同社のフラッドベッドスキャナの上位モデルです。

 本体のサイズは、495x360x129mmです。

 A4対応までなので、下位機種に比べてもびっくりするほどは大きくないです。

  

 インターフェイス パネル DSPNNW1
  ¥23,816 Amazon.co.jp (10/15執筆時)   

 接続方法は、USB方式です。そのほか、有線LANポート経由での接続にも対応します。

 また、別売のインターフェースパネルを利用すれば、多人数での共有利用も可能です。

 読取速度は、こちらは業務用の廉価版なので、ADFは付属しません。

 速度は、理論値でA4・300dpiで2.1秒ですから、速度は問題に感じないでしょう。メーカーによる実測値の公表でも、300dpiで8秒ですから。

 201806251831.jpg

 画質面の実力は、通常の利用時に1200dpiです。

 CCD方式はCIS方式に比べて旧式で装置が大きく、消費電力も高いのですが、カラー原稿の読み取りにおいてノイズが少ない画質が得られるメリット性があります。

 また、厚みのある原稿のスキャンも「割と得意で、CISより影ができにくい」です。

 201806251833.jpg

 画像補正は、EPSON Scanにより、本の綴じ代補正機能が利用できるなど、業務用として高性能です。ただし、Windowsのみ利用可能です。

 以上、DS-5500の紹介でした。

 価格的に「業務用」としてカラー原稿のクオリティは上位です。ただ、速度的なパフォーマンスとADFの非搭載は、やや物足りないでしょう。


 

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 6・EPSON A4高耐久 DS-6500
  ¥120,683 Amazon.co.jp (10/15執筆時) 
 

センサー方式:CCD
光源:白色LED
解像度:1200dpi
接続:USB3.0/有線LAN
サイズ:495x360x217mm
発売日:2012年
電源:USB給電不可

読取速度(A4:300dpi)
 ・グレー・モノクロ:約2.1秒
 ・カラー:約11.7秒
読取速度(A4:600dpi)  
 ・グレー・モノクロ:約2.1秒
  ・カラー:約11.7秒

 エプソンDS-6500は、同社のフラッドベッドスキャナのもうひとつの上位機です。

 本体のサイズは、495x360x217mmです。

 接続方法は、USB方式です。そのほか、こちらも有線LANポート経由での接続にも対応します。

 読取速度は、写真のように、100枚までの原稿に対応するADF(現行自動送り装置)が上部に付き、その速度が開示されています。  

 201806251855.jpg  

 公称値では、300dpiで片面原稿の場合、1分間で25枚、両面原稿の場合でも1分間で25枚まで読み取れます。

 両面でも速度が同じなのは、CCDセンサーが2つ搭載されるからです。いずれにしても、下位機種より高速です。

 一方、ADFを利用しない場合は、下位機種と同じです。

 201806251902.jpg

 また、ADFについては、超音波センサーによる原稿の重送検知機能があるため、スキャンミスが格段に減ります。実用性はかなり高いです。

 画質面の実力は、通常の利用時に1200dpiで、ADFだと600dpiです。

 問題ないでしょう。方式はこちらもCCD方式です。

 画像補正は、基本的に下位機種に準じる構成ですね。

 201806251900.jpg

 なお、業務用機は、筐体の耐久性も「上位」です。業務用機は、「保守契約を無ズンでの訪問修理」になることも多いので、メーカーは基本的に頑丈に作ります。

 以上、DS-6500の紹介でした。下位機種と比べると、同じくカラー原稿に強いCCDセンサーですが、ADFが付属する上で、読み取り速度は上位です。

 あくまで「業務用」とはいえ、写真向けの「フィルムスキャナ」も、画質的にCCDセンサーを搭載する機種はありますが、ADFは搭載されませんし、速度的観点でもこうした機種に負けますので、存在する意味のある機種だと思います。

ーーー

 

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 7・EPSON A4高耐久 DS-7500
  ¥143,000 Amazon.co.jp (10/15執筆時) 
 

 センサー方式:CCD
 光源:白色LED
 解像度:1200dpi
 接続:USB3.0/有線LAN
 サイズ:495x360x217mm
 発売日:2012年

 電源:
USB給電不可

読取速度(A4:300dpi)
 ・グレー・モノクロ:約2.1秒
 ・カラー:約11.7秒
読取速度(A4:600dpi)  
 ・グレー・モノクロ:約2.1秒
  ・カラー:約11.7秒


 なお、ADFのスピードを両面40枚/分にまで高めた最上位機、DS-7500も併売中です。

 基本的にADFの搬送性能以外は同じですが、シートフィード機能をメインに利用される方は、こちらを選んでも良いでしょう。

今回の結論
コストパフォーンスの高いフラットベッドスキャナーはこれ!!

 というわけで、今日は、A4対応のフラッドベッドスキャナを紹介しました。

 最後に、いつものように、予算別・目的別に、Atlasのおすすめ機種!を提案しておきます。


第1に、名刺や書類の取り込みや、コミックの背表紙の自炊など「個人用」としてオススメできるのは

 

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 1・Canon CanoScan LiDE400
  ¥9,699 Amazon.co.jp
(10/15執筆時)   

センサー方式:CIS
光源:RGB3色LED
解像度:4800dpi
接続:USB Type-C
サイズ:約250×367×42mm
発売日:2018年 8月  
電源:USB給電可
付属ソフト:

読取速度(A4:300dpi)
 ・グレー・モノクロ:約5.9秒
 ・カラー:約5.9秒
読取速度(A4:4800dpi)  
 ・グレー・モノクロ:約455秒
  ・カラー:約1411秒

 画質の良さ ★★★★☆
 読取の速度 ★★★★★

 価格も安く、読み取りも高速なCanoScan LiDE400をおすすめにします。

 さらに言えば、立ち上がりの速度はLiDE220に定評があるため、この点でこちらを選びました。

 201806251935.jpg

 ビジネス用としては、パワーポイントやカラー印刷で教材・資料作成するレベル(300dpi)では必要以上のクオリティで取り込めますし、かつ、取り込み速度も非常に速いです。

 自炊用としては、カラー向きのCCDセンサーは搭載しませんが、写真ほど階調が多くないコミック表紙や文庫本の扉絵ならば、CCDに比べて歪みが少ないCISセンサーのほうが、向いている部分もあります。

 

 ・Panasonic・読取革命 Ver.15 製品版
  ¥9,365 Amazon.co.jp (10/15執筆時)  

 ・Panasonic・読取革命 Ver.15 UPG版
  ¥4,368 Amazon.co.jp (6/235筆時)  

 付属ソフトは、さほど充実せず、OCRソフト自体は付属もしません。

 ただ、ライバルのエプソンも、本格的なOCRが付属するわけではないため、この部分を考慮に入れても、こちらが良いと思います。

 なお、OCRに興味のある方は、このブログの【OCRソフトの比較記事】で詳しく紹介しているので、よろしければご覧ください。

ーー

 201806251612.jpg

 なお、先ほども書いたように、「ビジネス」「自炊」を問わず、これ以上の画質を求める場合は、フィルムスキャナを選びます。

 このブログの2回目記事【おすすめフィルムスキャナの比較記事】で紹介しています。興味のある方はご覧ください。



 第2に、ファイリングした書類や書籍など厚みのある本を取り込みたいと考えている方におすすめなのは、

 


 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13  

 3・EPSON A4フラットベッドスキャナー GT-S650
  ¥8,959 Amazon.co.jp
(10/15執筆時)   

センサー方式:CIS
光源:RGB3色LED
解像度:4800dpi
接続:USB2.0
サイズ:249x39x364mm
発売日:2014年 12月
電源:USB給電可

読取速度(A4:600dpi)
 ・グレー・モノクロ:約8.3秒
 ・カラー:約24.3秒
最大読取速度(A4:4800dpi)  
 ・グレー・モノクロ:約516秒
  ・カラー:約1538秒

 EPSONGT-S650でしょう。

 201806251933.jpg

 表カバーを簡単に外してスキャンできる点で、あとでソフト的な補整をしない前提ならば、影が入りにくのはこの方式だと思います。キヤノンは、22mmまでしか対応できないので、この点を重視すればこの機種だと思います。

 また、エプソンは、「高画質」といえる600dpiについても取り込み速度の理論値を出しています。

 そして、そのスピードは十分な実用速度のため、300dpi以上に「綺麗に」スキャンする用途でも、スペック的な保証性があるこちらが良いと思います。

ーー

 

 2・Plustek OpticBook 3800
  ¥36,800 Amazon.co.jp
(10/15執筆時) 

4・書籍用ブックスキャナの比較

 ただ、厚みのある原稿については「専門特化」したスキャナが別にあります。上の記事でかなり詳しく紹介しましたので、よろしければご覧ください。


 第3に、小規模オフィスなどで多人数でスキャナを共有する場合にオススメできるのは

  

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 6・EPSON A4高耐久 DS-6500
  ¥120,683 Amazon.co.jp (10/15執筆時) 
 

センサー方式:CCD
光源:白色LED
解像度:1200dpi
接続:USB3.0/有線LAN
サイズ:495x360x217mm
発売日:2012年
電源:USB給電不可

読取速度(A4:300dpi)
 ・グレー・モノクロ:約2.1秒
 ・カラー:約11.7秒
読取速度(A4:600dpi)  
 ・グレー・モノクロ:約2.1秒
  ・カラー:約11.7秒

 エプソンDS-6500でしょう。

 100枚の原稿を搭載できるADFを搭載し、毎分25枚という高速取り込みが可能である上で、フラッドベッド式に取り込んでも高速な点を評価しました。

 ADFの部分は、正確性を担保できる「重送検知」が付いている点で実用度が格段に高いです。また、業務用として耐久度の高い本体を使っている点もこの用途に向くでしょう。

 一方、センサーは、カラーに強いCCDセンサーなので、カラー雑誌の取り込みの多い「自炊パワーユーザー」についても、現状でニーズがありそうな機種です。

ーーー

 201809130950.jpg

3・ドキュメントスキャナーの比較

 ただし、設置スペースが十分にあり、フラッドベッドスキャナのほか「もう一台」のスキャナを置くスペースがあるのならば、ADFによる取り込みに特化したスキャナを別に買うことをおすすめします。

 201805181210.jpg

 専用機は、重送が検知できるだけなく、重送が起こらないようなローラー部分の性能が高いからです。

 コスト的にも恐らく別に買った方が安いので、興味のある方は【ドキュメントスキャナの比較記事】をご覧ください。

補足:スキャナ関連記事の紹介

 201806251953.jpg  

 というわけで、今回紹介はフラットベッドスキャナーについての紹介でした。

1・A4フラッドベッドスキャナー
2・写真向けフィルムスキャナー

3・自炊用ドキュメントスキャナー

4・書籍用ブックスキャナー

5・モバイル用のスキャナー
6・A3対応のスキャナー

 なお、このブログには、スキャナ関係の記事が全部で6つあります。

 よろしければ、これらもご覧ください。

ーー

 また、最後になりましたが、この記事がもし皆さんのお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークボタンから話題を共有していたれば嬉しいです。 

 ではでは。

posted by Atlas at 15:00 | スキャナー

比較2018' Wi-Fi対応ドキュメントスキャナ8機の性能とおすすめ【iPad / iPhone転送】:DropboxやEvernoteへのクラウド転送も対応

【今回レビューする内容】2018年 スマホ対応の無線LAN対応ネットワークスキャナーの性能・価格とおすすめ:タブレットや職場での共用スキャナー・クラウドサービス対応スキャナの性能ランキング

【紹介する製品型番】BROTHER ADS-2800W ADS-3600W FUJITSU ScanSnap FI-IX500A iX1500 EPSON DS-570 Canon imageFORMULA DR-C225W Epson DS-40 Brother MDS-820W

今回のお題
WiFi対応のドキュメントスキャナのおすすめはどの製品?

 どもAtlasです。

 今日は、Wi-Fiに対応するスキャナーを比較します。

 201809130936.jpg

 いつものように各製品を個別に紹介し、最後にAtlasのおすすめ機種を提案する形式で書いていきます。

ーー

1・フラットベッドスキャナー
2・高級フィルムスキャナー
3・ドキュメントスキャナー
4・ハンディスキャナー

5・ブックスキャナー
6・A3対応スキャナー
7・Wi-Fi対応スキャナー

 なお、今回の記事は、このブログ「モノマニア」のスキャナー関連記事の7回目記事として書きました。

1・Wi-Fi対応の据置型スキャナの比較

 はじめに、据え置いて使う大きめキャナを5機種紹介します。

 なお、以下の本文では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


  

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.14

 1・BROTHER ADS-2800W
  ¥44,132 Amazon.co.jp
(9/13執筆時)

収納時サイズ:299x220x179mm
重さ :3.6Kg  
読み取りスピード(300dpi)  
 白黒=30枚/分(両面60面)  
 カラー=30枚/分(両面60面)
原稿枚数:50枚まで  

 2・BROTHER ADS-3600W
  ¥62,002 Amazon.co.jp
(9/13執筆時)

収納時サイズ:299x220x179mm
重さ :3.6Kg  
読み取りスピード(300dpi)  
 白黒=50枚/分(両面100面)  
 カラー=50枚/分(両面100面)
原稿枚数:50枚まで  

  ADS-2800WADS-3600Wは、いずれもブラザースキャナです。

 使用方法は、こちらの場合、電源をコンセントから取り、据え置き型で使うスキャナーになります。

 据え置き型は、本体が大きいほか大きなACアダプターがあるため、ハンディ型に較べると持ちはこびが容易でないです。

 ads2500w_fc_jyusou.jpeg

 しかし、ハンディ型より、紙の搬送性能は圧倒的に上位です。

 とくに、原稿がダブルフィード(重送)するのを未然に防ぐ超音波センサーが搭載されているのは、利便性の上で重要と言えます。

 大事な原稿をスキャンし忘れることは「ほぼ」なくなるでしょう。搬送部のローラーも、Wローラー仕様で、重送自体が起こりにくい構造です。

 読取速度も、据え置き型の最大の利点です。

 下位機種のADS-2800Wは、白黒・カラー共に30枚/分です。上位機種のADS-3600Wは、白黒・カラー共に50枚/分となります。いずれも、他社の据え置き型スキャナに比べても、「高速」と言えます。

 ads2500w_fc_pdf.jpeg

 Wi-Fi機能は、最初からWi-Fiユニットが内蔵されています。

 スキャン操作・転送は、ブラザーの場合、スキャナ本体の液晶パネルがあるため、スキャナ本体だけで、スキャン設定が可能です。

 201802031214.jpg

 読み取ったデータは、自動処理でPCファイルや、FTPサーバー、スマホ・タブレットなどに転送可能です。もちろん、Wi-Fiを経由させて、データをPCへの転送させることも可能です。

 PCで利用する場合は、スキャン to OCRスキャン to イメージ機能などで、テキスト化やデータの処理まで一体的な処理も可能です。

 201607071612.jpg

 クラウド連携は、Dropbox Facebook Evernote、flickerなどに対応します。

 そのため、あらかじめ設定しておけば、PCを介さずに直接オンラインサービスにアップロードできます。もちろん、指定したEメールに画像を直接発信することなどもできます。非常に多機能です。

 201802031231.jpg

 スマホ・タブレットでの利用は、Brother iPrint&Scanという、自社製の無料アプリを利用します。AndroidとiOS双方ともに対応します。

----

 以上、ブラザーADS-2800WADS-3600Wの紹介でした。

 以下で紹介する他社機と比較する場合、液晶モニタが付属する点が、この機種のチャームポイントです。

 スキャン操作をする際、パソコンや、スマホを必要としないという点で、「真のネットワークスキャナー」といえるでしょう。解像度などの変更も本体のパネルでできるので、パソコンなしで設定・転送ができます

 基本性能の面でも、重送検知機能が付いていること、取り込み速度的に圧倒していることなど、性能は優れます。これらの点をふまえれば、職場や家庭に据え置いて使うWi-Fiスキャナーとしては、最もオススメできます。


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 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 3・FUJITSU ScanSnap FI-IX500A
  ¥39,187 Amazon.co.jp (9/13執筆時)

収納時サイズ292×159×168mm
重さ :3.0Kg  
読み取りスピード(300dpi)  
 白黒・グレー=25枚(両面50面)  
 カラー=25枚(両面50面)
原稿枚数:50枚まで  

 iX500 は、富士通のScanSnapの最新機種です。

 使用方法は、こちらの場合も据え置き型です。電源をコンセントから取り、据え置き型で使うスキャナです。

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 こちらは、ブラザーと同様に、Wローラーと超音波による重送検知機能を搭載します。この点で言えば、ブラザーと甲乙を付けがたい利便性を持ちます。

 読取速度は、白黒・カラー共に25枚/分です。先発機種であることもあり、スピードでは他社機に負ける部分があります。

 Wi-Fi機能は、こちらも最初からWi-Fiユニットが内蔵されています。

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 スキャン操作・転送は、ブラザーと異なり、本体に液晶ディスプレイがない点は、注意するべきです。

 スキャナの細かい読取設定を変更する場合、スマホかPCで行う必要があります。その点で言えば、完全なスタンドアロンでの利用はできない機種です。

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 クラウド連携は、2017年末に大幅なソフトアップデートがあり、便利になりました。

 ブラザー同様に、PC・スマホを介さずに、直接的にクラウドサービスに転送できるようになりました。EvernoteのほかDropboxGoogle Drive ,One Driveなど大手のオンラインストレージはブラザー同様に対応です。

 それに加えて、名刺管理や会計管理など、オフィス用ソフトとの連携が充実する点が、ブラザーに較べての利点です。

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 スマホ・タブレットでの利用は、「ScanSnap Connect Application」という専用アプリを介します。こちらも、iOSとAndroid双方とも対応できます。

 ただし、スマホでの設定には限界があります。こちらにあるように、向き補整やOCR機能などPCで利用できるフル機能は利用できません

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 以上、ScanSnapFI-IX500の紹介でした。

 オフィスでの利用において公式対応するクラウドサービスの多さが自慢です。オフィスなどに備える場合で、会計・資産管理などに連動させる場合は便利でしょう。

 一方、液晶モニタが内蔵されない点、スマホでの設定が限界がみられるで、設置場所は、実質的には「PCの近く」に限られる点がデメリットです。

 そのほか、本体の搬送性能の更新が他社より遅れているため、読取速度などが現状やや劣る点は、考慮に入れるべきでしょう。


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 【2018年10月発売】

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.14

 4・富士通 ScanSnap iX1500
  ¥46,800 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

収納時サイズ292×161×152mm
重さ :3.4Kg  
読み取りスピード(300dpi)  
 白黒・グレー=30枚(両面60面)  
 カラー=30枚(両面60面)
原稿枚数:50枚まで  

  iX1500は、富士通のスキャンスナップの最上位機です。

 同シリーズの高スペックモデルとして、2018年に登場しました。

 読取速度は、白黒・グレー・カラー共に30枚/分です。

 ブラザーと比較すると、白黒を高解像度(600dpi)で取り込む場合も30枚/分という速度で利用できる点が魅力です。10万円以内のWi-Fi対応機としては、最も高速ですね。

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 原稿分離の性能や、重送検知機能は、超音波重送検知機能を含め、先ほど書いたScanSnapの下位機種と同程度の能力です。

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 Wi-Fi機能は、こちらも最初からWi-Fiユニットが内蔵されています。

 スキャン操作・転送、本体に液晶窓があるので、ブラザーと同じく、完全にスタンドアロンな利用法が可能です。

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 クラウド連携は、下位機種の場合と同じです。

 先述のように、Evernote・ドロップボックス・Googleドライブ・One Driveなどの基本ソフトを網羅した上で、会計・個人資産管理など、アウトソーシング方面に強い仕様です。

 名刺・レシート・写真など、取り込み原稿のサイズの違いで、自動的に対応のクラウドサービスに、仕分けして転送させることも可能です。

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 スマホ・タブレットでの利用は、こちらも、「ScanSnap Connect Application」という専用アプリを介します。

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 そのほか、レシート用、名刺用のガイドが付属する点や、高速で安定性のある11acの無線LAN規格に対応する点などが新しい部分ですね。

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 以上、富士通の iX1500の紹介でした。

 ブラザーのWi-Fi対応機の強烈なライバルです。比較した場合、レシートや名刺用のガイドと自動振り分け機能は相当便利でしょう。

 取り込み速度の点でも、業務用として最も多用するだろう、白黒の速度は、高画質の600dpi取り込みにしても速度が落ちませんし、Wi-Fi(11ac)やUSB(3.1 gen1)の規格も最新です。

 こうした点で、現在的に業務用のドキュメントスキャナとして最も完成度の高いのはこの機種だと思います。

 ただ、自炊などの目的に買われる場合は、他機に比べてのメリットはあまりないでしょう。富士通ならば、下位機種でも良いと思います。


 

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 5・EPSON シートフィードスキャナー DS-570  
  ¥39,235 Amazon.co.jp (9/13執筆時)

収納時サイズ:296×169×176mm
重さ :3.7kg  
読み取りスピード(300dpi)  
 白黒・グレー=35枚(両面70面)  
 カラー=35枚(両面70面)
原稿枚数:50枚まで  

 DS-570 は、エプソンが発売するスキャナーです。

 使用方法は、こちらも、電源をコンセントから取り、据え置き型で使うスキャナになります。ブラザーや富士通と同じで、Wローラーと超音波による重送検知を搭載し、搬送部分では他社に勝るとも劣らない製品です。

 読取速度は、他社よりもかなり優れる部分です。なぜなら、白黒・カラーにかかわらず、1分間に35枚(両面70面)Wi-Fi対応モデルの中では、最も高速な機種だからです。

 Wi-Fi機能は、こちらも最初からWi-Fiユニットが内蔵されています。

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 スキャン操作・転送は、ただし、富士通のScanSnapと同じで、液晶ディスプレイがないため、操作・設定は、PC/Macか、スマホを利用する必要があります。

 

  EPSON DSBXNW1
  ¥28,350 Amazon.co.jp (9/13執筆時)

 正確に言えば、上記のネットワークインタフェースユニットを購入すれば可能ですが、費用対効果は悪いでしょう。

 S_wifi_02_img01.jpg

 クラウド連携は、多少注意が必要です。

 というのも、こちらは、クラウドサービスとの直接的な連携ができないからです。つまり、PCやスマホのソフトに1度取り込んだ後で、これらのサービスにつなげる方式です。

 ただし、この方法で、DropboxやEvernote Google Driveなどの連携が可能です。パソコンを介した場合でも、EvernoteやGoogleドライブに対応できますが、会計・資産管理ソフトとの連携は、富士通のScanSnapのようには対応しません。 

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 スマホ・タブレットでの利用は、iOS、Android向けの無料アプリEpson DocumentScanを利用してスキャニングする形です。富士通とは異なり、検知機能などスマホだけの機能制限は受けないようです。

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 以上、DS-570 の紹介でした。スキャナとしての基本性能は、主にスピード面でScanSnapを凌駕する機種です。

 一方、Wi-Fi機能面ではブラザーと異なって、スキャナ単独でのクラウドへの自動転送はできません。さらに、富士通と異なり、PC/スマホを介さずに単独でのクラウドサービスとの自動転送はできないため、クラウド的な利用法には向かないでしょう。

 ただ、社内や家庭内の複数のPC/スマホで共有するような使い方ならば、読み取り速度などの基本性能がよいこちらはオススメと言えます。


 

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13 

 6・Canon imageFORMULA DR-C225W
  ¥32,299 Amazon.co.jp (9/13執筆時)

収納時サイズ300×156×200mm
重さ :330Kg  
読み取りスピード(300dpi)  
 白黒・グレー=25枚(両面50面)  
 カラー=15枚(両面30面)
原稿枚数:30枚まで  

 DR-C225Wは、キヤノンが発売するWi-Fi対応スキャナです。

 使用方法は、こちらも、電源をコンセントから取り、据え置き型で使うスキャナになります。こちらも、Wローラーと超音波による重送検知を搭載し、搬送部分では他社に勝るとも劣らない製品です。

 ただ、コンパクトサイズなので、一度にセットできる原稿は、30枚までと少なくなっています。

 読取速度も、据え置き型としては遅めの1分/25枚です。

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 画像処理は、キヤノンは定評があります。

 とくに 用紙の裏写りを自動で取り除く読み取りが得意です。そのため、状態の悪い原稿の場合、キヤノンを選択するのはメリット性があります。この部分は、エプソンとキヤノンが強い部分です。

 img-wifi3sdtep.jpg

 Wi-Fi機能は、こちらも最初からWi-Fiユニットが内蔵されています。

 スキャン操作・転送は、富士通やエプソンとほぼ同じで、液晶モニタが内蔵されないため、PC/スマホでの操作が必須です。ブラザーに較べると簡易的な仕様ですね。

 クラウド連携は、スマホやPCを介す必要があるという点で、エプソンと同じです。対応するサービスも少なめで、、DropboxやEvernote・SugarSyncなどのみです。

 スマホでのスキャン操作・転送は、注意が必要であり、画像処理性能や重送検知についてiPadなどのスマートフォン転送の場合は利用できません

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 以上、キヤノンDR-C225の紹介でした。

 多少本体設計が古い製品であり、後継機が待たれる状況です。コンパクトでデザイン性は良いのですが、今回注目しているWi-Fiやクラウド利用での利便性は他社製品に劣るでしょう。

2・スマホ転送対応の小型スキャナの比較

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 続いて、Wi-Fi転送できるドキュメントスキャナーのうち、携帯用の小型モデルを紹介します。

 なお、ハンディタイプでWi-Fi対応する機種はキヤノン製品に限られている状況です。


 

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 7・EPSON モバイルスキャナー DS-40
  ¥14,240 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

収納時サイズ:296×4.3×69mm
重さ :0.515kg
読み取りスピード(300dpi・毎分) 
 7枚/分
読み取り枚数1枚

 EPSONDS-40は、Wi-Fiに対応する小型ハンディタイプのスキャナです。

 本体の重さは、515gです。

 主に持ち運んでの使用を想定して作られています。出張やプレゼンなどでハンディタイプのスキャナを使おうと思っている場合、必ずしもパソコンを持って行く必要がなくなります。

 iPadユーザーなど、タブレットユーザーにはとても便利でしょう。

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 使用方法は、この製品は原稿抑えが付属しないため、1枚1枚手で差していくタイプのドキュメントスキャナになります。

 取り込みは、モバイル用の設計なので、片面ずつ読み取る方式で、両面同時読み取りは不可です。

 読取速度は、小型ですが、モノクロ・カラー共に約7枚/分と実用的です。

 Wi-Fi機能は、こちらも最初からWi-Fiユニットが内蔵されています。

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 画像処理は、EPSONは優秀です。自動傾き補正や、裏移りのある原稿や状態の悪い原稿は、キャノン同様にドライバーの補整機能で強力に対処できます。

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 スキャン操作・転送は、PCとスマホ対応します。

 スマホの場合に使用するアプリは、iOS・Andoroid用に用意されるCaptureOnTouch Mobileです。基本的にソフトを起動してスキャンボタンを押すだけでスキャンが始まります。もちろん解像度などの変更も可能です。

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 出先でWi-Fiがない場合も、スマホとアドホックに直接つなげて転送可能です。

 電源供給方法は、USB給電のほか、単4電池4本で駆動します。

 なお、Wi-Fiを利用する場合、電池方式でないと動きません。電池はA4で250枚ほど持ちます。ただし、Wi-Fi機能を使わず、USB接続のみで使う場合は、電池は必要ありません

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 EPSON DSACADP1
  ¥2,827 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

 なお、別売りオプションでACアダプターがあり、それでも、Wi-Fiを利用することができます。

 クラウド連携は、写真アルバムのほか、Evernote Dropbox、Microsoft OneDriveにデータを送ることが可能です。

 以上、Epson DS-40の紹介でした。モバイル用でワイヤレスに対応する数少ない機種です。複数枚の現行と両面対応できないのはやや不便ですが、出先でパッと紙原稿の処理やクラウド転送をなしたい場合など、その携帯性は有利でしょう。


 

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 8・BROTHER スキャナー MDS-820W
  ¥12,451 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

収納時サイズ:308×40×52mm
重さ :0.48Kg  
読み取りスピード(300dpi)  
 7.6枚/分
原稿枚数:20枚まで  

 MDS-820Wは、ブラザーの販売するWi-Fi対応の小型モデルです。

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 Epson DS-40のライバル機です。比較するとやや長めの機種ですが、重さは、480gとやや軽量です。

 使用方法は、エプソンと同様で、1枚1枚手で差していくタイプになります。

 取り込みも、こちらも、両面同時読み取りは不可です。

 読取速度は、モノクロ・カラー共に約7.5枚/分とエプソンより多少ですが高速です。

 Wi-Fi機能は、こちらも最初からWi-Fiユニットが内蔵されています。

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 画像処理は、EPSONに比べると、傾き補正など、基本的な機能に終始します。

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 スキャン操作・転送は、PCとスマホ対応します。EPSON同様に、出先でWi-Fiがない場合も、スマホとアドホックに直接つなげて転送可能です。

 ただ、それに利用するアプリのScanHubが、相当長い程度更新がなく、日本語対応もない状況です。最新OSで利用できないので、スマホ前提で作業するならば、Epsonをオススメします。

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 ただ、ブラザーはSDカード(別売)にデータを保存する形式なので、外出先でもスマホでいちいち確認せずに、処理するという場合は、効率が良いでしょう。

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 電源供給方法は、USB給電のほか、内蔵式のバッテリーでも対応します。

 バッテリーは、A4で450枚ほど持ちます。エプソンは電池式で250枚まででしたが、こちらは、450枚までとバッテリーも長持ちです。


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 クラウド連携は、特に配慮がありません。

 以上、ブラザーのMDS-820Wの紹介でした。企業内などのWi-Fi環境でPCで主に利用する場合、外出先でSDカードで保存する場合は魅力ある機種です。ただし、スマホとの連携がアプリ的に、新OSでは事実上できない点で、注意が必要です。

今回の結論
WiFi対応ドキュメントスキャナーのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、Wi-Fi対応のドキュメントスキャナーを紹介してきました。

 最後に、いつものように、目的別のおすすめ機種をあげておきたいと思います。


 第1に、会社や自宅に設置し、常にWi-Fi経由で使おうと考えている方は、

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 【2018年10月発売】

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.14

 4・富士通 ScanSnap iX1500
  ¥46,800 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

収納時サイズ292×161×152mm
重さ :3.4Kg  
読み取りスピード(300dpi)  
 白黒・グレー=30枚/分(両面60面)  
 カラー=30枚/分(両面60面)
原稿枚数:50枚まで  

  総合評価   ★★★★★★ 

 富士通のiX1500でしょう。

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 液晶モニターを搭載する機種はブラザーにもあります。

 ただ、対応クラウドサービスの豊富さ白黒原稿の読み取り速度などの点で、現状では富士通が一歩抜きんでています。

 Wi-Fiの規格も、5Ghz帯について11acに対応するため、安定性が高いでしょう。PCなどの近くに置かずともオフィスでも、家庭でも、どこでも置けて単独で利用できる点が便利です。

 とくに、職場において複数人で、スキャナとその読み取りデータを共有する場合は、この機種が最も向くでしょう。


第2に、オフィス用として、速度が要求される仕事にオススメのモデルとしては、

  

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.14

 2・BROTHER ADS-3600W
  ¥62,002 Amazon.co.jp
(10/15執筆時)

収納時サイズ:299x220x179mm
重さ :3.6Kg  
読み取りスピード(300dpi)  
 白黒=50枚/分(両面100面)  
 カラー=50枚/分(両面100面)
原稿枚数:50枚まで  

 総合評価   ★★★★★★

 ブラザーのADS-3600Wでしょう。

 読み取り速度は、Wi-Fi対応機としては「最高速」です。カラー原稿の場合はとくに、スキャンスナップよりだいぶ速いので、ビジネスカラー文書の取り込みにはこちらは向きます。

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 液晶モニターを搭載するため、こちらもPCなどに依存せず、スキャニングが開始できます。 

 一方、富士通ほど、アウトソーシング系サービスへの対応はしないものの、有名どころのドキュメントクラウドサービスは全て対応するため、基本的に問題ありません。

 作業の「時短」目的で選ぶならば、この機種はとくにオススメです。


第3に、PCの近くに設置するかたで、読み取り速度などを重視したい方は、


 

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 5・EPSON シートフィードスキャナー DS-570  
  ¥39,235 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

収納時サイズ:296×169×176mm
重さ :3.7kg  
読み取りスピード(300dpi)  
 白黒・グレー=35枚(両面70面)  
 カラー=35枚(両面70面)
原稿枚数:50枚まで  

 総合評価   ★★★★★★ 

 クラウドサービスへの自動転送や、オフィスなどでの複数の共有、というわけではなく、主に「配線をスッキリさせたい」という目的でWi-Fiを導入したい場合は、エプソンのDS-570 が良いでしょう。

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 他機種に較べて、本体価格の割に読み取り速度が速く画像処理もキヤノンと同様にトップクラスに良いです。そのため、Wi-Fiやクラウドの利便性でなく、単純に性能面で選ぶなら、現状はこの機種が「おすすめ」です。

 また、スマホでの操作もできるため、普段は常設しているが、たまに(別の部屋に)持ち運んでスマホで操作して使うかも?というレベルの方ならば、こちらが良いでしょう。

。 


第4に、小型で持ちはこびができるスキャナで、利便性が高い製品といえるのは

 

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 6・EPSON モバイルスキャナー DS-40
  ¥14,400 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

収納時サイズ:296×4.3×69mm
重さ :0.515kg
読み取りスピード(300dpi・毎分) 
 7枚/分
読み取り枚数1枚

 

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 7・BROTHER スキャナー MDS-820W
  ¥12,693 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

収納時サイズ:308×40×52mm
重さ :0.48Kg  
読み取りスピード(300dpi)  
 7.6枚/分
原稿枚数:20枚まで  

 総合評価   ★★★★★  

 Epson DS-40Brother MDS-820Wでしょう。

 エプソンは、電池式で、非常事態の充電は、電池を交換するだけなので、研究者など、海外調査に持って行くには良い選択肢です。スマホアプリも純正で出来が良いので、オススメです。

 ブラザーは、バッテリー式タフで良い機種です。ただし、スマホアプリが事実上利用できないので、どちらかといえば、外出先では、画質などを確認せずSDカードに「ガツガツ」貯め込んでいくタイプの方に向くでしょう。

 一長一短がありますが、総合的には「互角」だと思います。

補足:スキャナー関連記事の紹介

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 というわけで、今回はネットワーク対応のドキュメントスキャナーの話でした。

1・自炊用のドキュメントスキャナ
2・モバイル用のハンディスキャナ

 なお、今回はWi-Fiに注目しての比較でした。

 搬送性能などより多角的に製品を比較したいかたは、上記の記事も参考になさってください。

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 最後になりましたが、この記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 12:55 | スキャナー

比較2018' 自炊/仕事用の最新スキャナー13機の性能とおすすめ・選び方:趣味・ビジネス用のドキュメントスキャナー(document Scanner-1)

【今回レビューする内容】2018年 最新ドキュメントスキャナ9機種の性能とおすすめ:富士通 キヤノン エプソン ブラザーメーカー別の自炊用・事務用の最強機種の選び方や種類・人気ランキング

【紹介する製品型番】富士通 ScanSnap iX1500 iX500 FI-IX500A fi-7160 fi-7030 fi-7180キヤノン imageFORMULA DR-C225W DR-C240 DR-M260 エプソン シートフィードスキャナー DS-530 DS-570 ブラザー ADS-2800W ADS-3600 ADS-2200

今回のお題
自炊に向いた性能の良いA4ドキュメントスキャナーのおすすめはどれ?

 ども、Atlasです。

 今日は、自炊用のドキュメントスキャナー(据え置き型モデル)の話です。

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 2018年現在最新のモデルのうち、10万円前後までのモデルを比較します。

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 日本市場で信頼性のあるスキャナを販売している人気4社の製品を調べ、自炊などの目的に適った「ベストバイ」はどの機種なのか?について、多方面から検討します。

 その上で、記事の最後では、目的別・価格別に最もおすすめできる製品はどれなのか?について、結論を出したいと思います。

ーーー

1・フラットベッドスキャナー
2・フィルムスキャナー
3・ドキュメントスキャナー
4・ハンディスキャナー

5・ブックスキャナー
6・A3対応スキャナー
7・Wi-Fi対応スキャナー

 なお、今回の記事は、このブログ「モノマニア」のスキャナ関連記事の3回目記事として書いています。

 201806251953.jpg  

 もし、写真などを取り込むために使う長方形のスキャナを探している方は、フラットベッドスキャナフィルムスキャナを特集した記事が別にあります。

 お手数ですが、上のリンク集から関連記事に飛んでください。

1・メーカー別ドキュメントスキャナの比較

 では、具体的に、ドキュメントスキャナの紹介をはじめます。

 なお、以下の本文では、いつものように、高評価できる点については赤字で、イマイチな点については青字で書いていきます。


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 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.14

 1・富士通 ScanSnap iX500 FI-IX500A
  ¥39,187 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

 FI-IX500Aは、富士通のScanSnapの最新機になります。

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 ドキュメントスキャナーでは圧倒的に売れている人気製品です。以下、いくつかの観点から、この機種を比較してみましょう。

取り込み解像度 片面 両面 全機種中の順位
白黒  600dpi 25枚/分 50面/分 2位
グレー 300dpi 25枚/分 50面/分 9位
カラー 300dpi 25枚/分 50面/分 8位

 スキャン速度は、この機種の場合、どの解像度でも、両面原稿で1分間に50面というスピードです。

 これは、自炊の基本となりますが、タブレットやPCで快適に読みたい場合、一定の解像度が必要です。

1・仕事の資料・文字だけの小説
  =白黒 600dpi
2・ラノベやコミック
 =グレースケール 300dpi
3・写真集や雑誌
 =カラー300dpi

 例えば、仕事上の資料や、小説などの文字だけの原稿の場合、白黒で600dpiラノベやコミックのような絵や写真がある原稿は、グレースケールで300dpiが必要です。写真集などの場合、カラーで300dpi以上の解像度が必要です。

 その点、富士通のScanSnapは、どのクオリティでも実用的なスピードとクリアします。ただ、発売されてから時間が経った機種であることもあり、グレースケールやカラーの取り込み速度は、最近の機種としては遅めです。

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 原稿分離の性能は、スキャニングを快適に行う際に最も重要な要素です。

 差した原稿が1枚ずつ、しっかり分離されないと、ページが飛んだり、原稿が詰まるからです。

 その点で、富士通は、フィードローラーとリタードローラー」の2つの組み合わせる方式を採用します。2つのローラーを組み合わせることで、紙を確実に1枚1枚分離する仕組みです。これは、業務用の機種でも採用されている、現在、「業界標準」とも言える機能です。

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 重送検知機能も、重要な部分です。「重送」とは、原稿が2枚以上くっついて送られてしまう状況を差す言葉です。「ダブルフィード」とも言います。特に自炊の場合は「本の糊」が残っている場合も多く、注意しても重送は起こります。

 この機能がない場合、重送しないか、常にスキャナを見張っている必要」があります。

 しかし、この機種は「超音波重送検知」機能があり、重送した場合、スキャナを自動的に停止くれます。この機能があれば「ながら仕事」でもスキャニングができるために、作業効率が劇的に改善しました。

 なお、一部のメーカーの格安機種や、モバイル専用機種には、この技術が未搭載の場合がありますので注意が必要です。

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 原稿自動判別機能も、快適な取り込みには重要です。

 例えば、ラノベなど、カラーページと白黒・グレースケールページが混在する原稿を取り込む場合も想定されるからです。

 その点、ScanSnapは、カラー・グレースケール・白黒の自動判別機能をフル搭載します。ただ、どのメーカーも、「完全に間違いなく判定することは現在の技術水準では無理」なので、この点は、さほど重要視しなくても良いでしょう。

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 給紙可能枚数は、50枚(80g/m2紙)まで給紙可能です。他機種と較べても平均的な給紙容量といえます。

 搭載されるセンサーは、最近のスキャナのに多いCISセンサーです。

 CISセンサーは、読み取り時の反射光の影響を受けることがあるため、カラー原稿の読み取りは多少苦手です。

 ただし、モノクロ・グレースケールについていえば、全く問題ないですし、カラーの場合も、相当クオリティを重視する方でない限り、問題はありません。

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 画像処理技術も、富士通のScanSnapが弱い部分です。

 付属するドライバーソフトで、取り込む際の原稿の傾きを修正する自動傾き補正機能と、簡易的な「裏写り除去機能」はつきますが、補整機能は、そのレベルに止まります。古い原稿や状態の悪い原稿に対応する技術は、他社に比べると乏しいです。

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 ドライバーは、この機種の場合、業界の標準規格である、TwainとiSISというに非対応であり、独自の規格です。

 例えばOCRソフトや、イラレなど他社製の画像ソフトを利用する場合、連携ソフト除けば、他のソフトウェアから直接スキャナを操作して取り込むことは不可能になります。上級者は注意して良い部分でしょう。

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 ネットワーク機能は、ここ数年ドキュメントスキャナで、各社とも最もパワーアップした部分です。ScanSnapも、Wi-Fiを搭載し、ルーター経由でデータの操作・転送が可能です。

 ただし、こちらにあるように、画質や重送に関わる一部の技術は、スマホ・タブレットのアプリで取り込む場合は利用できません

 クラウド対応については、2017年末のドライバアップデートで、EvernoteDropboxなどに、PC・スマホを介さずに転送対応できるようになり、利便性は向上しています。

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 【Windows】

 ニュアンス Power PDF Standard
  ¥13,000(日本円換算)
Nuance

 【Mac】

 ニュアンス Power PDF Standard
  ¥13,000(日本円換算) Nuance

 添付されるソフトは、PDFの編集が可能な、ニュアンス社のPower PDF StandardPower PDF Converter for Macが注目に値します。Nuance社は、OCRソフトやPDF関連ソフトを出しているアメリカの会社です。

 これらの製品は日本未発売ですが、日本円に換算した場合1万円強の価値のあるソフトになります。もちろん日本語に対応しています。

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 以上、富士通のScanSnapFI-IX500Aの紹介でした。

 作りが堅実で、安定して取り込める技術も採用されており、自炊用に最も売れている機種である理由が分かる機種です

 ただし、速度や画像処理技術は、後発メーカー(キャノン・エプソン・ブラザー)に負けています。

 特に画像処理面は、通常の自炊では問題になりませんが、例えば、黄ばみかかった古い原稿や、破れかけの状態の悪い原稿が想定される場合は、他社製品のが良いでしょう。


 

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 2・Canon imageFORMULA DR-C225W
  ¥32,999 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

  DR-C225Wは、キャノンから販売されているドキュメントスキャナです。

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 ラウンド方式のスキャン構造を採用しているので、据え置きタイプとしてはかなり小型です。

 デスク上で邪魔にならずに利用しやすいと言う点で良い機種です。

取り込み解像度 片面 両面 全機種中の順位
白黒  600dpi 13枚/分 26面/分 8位
グレー 300dpi 25枚/分 50面/分 9位
カラー 300dpi 15枚/分 30面/分 10位

 スキャン速度は、上表の通りです。

 600dpiで取り込む場合の白黒の読み込み速度は、26面/分と、業界平均から見ても遅いのがネックです。また、コミックラノベハードカバーなど、挿絵や写真がある原稿は通常グレースケールで取り込みます。

 その面でも、スピードは現状速いと言えず、この面を期待して買う機種ではありません。

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 原稿分離の性能は、こちらもフィードローラーとリタードローラー」を組み合わせる方式です。

 重送検知機能も、ScanSnapと同じく超音波重送検知機能が付属しており、安心です。

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 給紙可能枚数は、注意が必要です。省スペースモデルであるため、30枚(80g/m2紙)のみの給紙となります。その点で、本のように大量の原稿を取り込む用途にはやや不利ですね。

 原稿自動判別機能も、Windowsについては、ScanSnapと同じく、カラー・モノクロ・グレースケールの自動判別機能を持ちます。ただ、Macの場合は、カラーとモノクロの判定だけと、実用性が低いです。

 搭載されるセンサーは、こちらも、CISセンサーです。多少、カラーの場合が苦手ですが、相当クオリティを重視する方でない限り、問題ありません。

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 画像処理技術は、富士通のScanSnapより上回ります。

 とくに、「テキストエンハンスドモード」という機能が便利です。 

 例えば、コピーした原稿などで、端に「黒つぶれ」があったり、文字に汚れがかかってしまっている場合、ScanSnapなどでは綺麗に仕上がりません。この状態だと、取り込んでもOCRソフト(=テキスト検索可能にするソフト)を利用できません。

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 しかし、テキストエンハンスドモードを使うと、ほぼ枠や汚れを消した状態で取り込んでくれます

 OCR化を前提にスキャナニングをする研究者にとって、この補整機能の搭載は大きいです。たしかに、Photoshopなどで後で加工し直すことも不可能ではないと思います。しかし、作業に費やすべき時間を考えると非現実的です。

 また、黄ばんだ古い原稿の補整などにも使えるので、日焼けした大量の古書を処理する場合などにも有効です。

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 その他、富士通にも搭載される自動傾き補正機能裏写り除去機能のほか、原稿への赤ペンでの書き込みを自動的に消去してくれる「赤色除去機能」や、ファイルの綴じ穴の後を自動的に消してくれる機能など、「かゆいところに手の届く」機能も満載します。 

 ドライバーは、TwainとiSISという標準規格に対応するため、Adobeのillustratorなど、他社ソフトとの連携も問題ありません。

 ネットワーク機能は、しかしながらこの機種の弱い部分で、Wi-Fiなどは未搭載です。添付されるソフトは、特に注目するべきものはありません。

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 以上、キャノンの DR-C225Wの紹介でした。

 画像補正性能が高いのが魅力の機種です。一方、原稿の給紙枚数は少ないのが欠点ですが、卓上における小型機種でできるだけ性能の良いものを探しているオフィスワーカーや、短い論文のコピーがたくさんある研究者の方などにはメリット性が高いでしょう。


 

 Windows 7〜10対応

 3・Canon imageFORMULA DR-C240
  ¥46,853 Amazon.co.jp
(10/15執筆時)

 DR-C240は、キヤノンの上位機種です。

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 価格的にはScanSnapのライバルとなる機種ですね。なお、この機種は、Mac用のドライバーがない点に注意してください。

取り込み解像度 片面 両面 全機種中の順位
白黒  600dpi 16枚/分 32面/分 7位
グレー 300dpi 45枚/分 90面/分 4位
カラー 300dpi 20枚/分 40面/分 9位

 スキャン速度は、上表の通りです。カラーを除けば、平均より安定して速いスペックです。

 特に、コミックラノベハードカバーなど、挿絵や写真がある原稿で利用するグレースケールでの取り込みは、300dpiで1分間90面と、ScanSnapに較べて約2倍速です。速度的なメリットが高い機種です。

 原稿分離の性能重送検知機能は、下位機種やScanSnapと、機能面で同じです。

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 給紙可能枚数は、60枚(80g/m2紙)まで給紙可能です。5万円以下で購入できるスキャナーでは、DR-C240が最も多くセットでき優秀です。

 原稿自動判別機能も、Windowsについては、こちらもカラー・モノクロ・グレースケールの自動判別機能を持ちます。

 搭載されるセンサーは、やはり同様のCISセンサーです。カラーが苦手ですが、通常の読み取りで差を感じる機会は少ないでしょう。

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 画像処理技術は、下位機種の DR-C225Wと同じく、古い原稿や黄ばんだ原稿の補整に有利な「テキストエンハンスドモード」などが採用されます。キヤノンは、家庭用プリンターメーカーですので、このあたりの技術は高いです。

 ドライバーは、この機種も、TwainとiSISという標準規格に対応になります。

 ネットワーク機能は、未搭載です。

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 以上、 DR-C240の紹介でした。結論的に言えば、新本のほか、黄ばんだ古書を取り込む場合は、画像補正性能が良く、給紙容量も多いこの機種はScanSnapより有利です。

 また、新本だけを考えている場合も、とくにグレースケールでの取り込みがScanSnapより2倍高速ですので、作業スピードを重視したい場合も、この機種は良い選択肢です。

 一方、ScanSnapに較べると、PDF編集ソフトが付属しない点でややお得感がないですね。また、挿絵のない小説で、白黒2値での取り込みがメインだろう方も、その部分では高速なScanSnapのほうが良いと思います。


 

  Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 4・EPSON スキャナー DS-530
  ¥35,348 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

 5・EPSON スキャナー DS-570  
  ¥39,235 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

 DS-530DS-570は、2016年に新発売されたエプソンのシートフィードスキャナです。

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 2機種ありますが、DS-570のみにWi-Fiが搭載されています。こちらは、Macフレンドリー企業のエプソンらしく、Macにも対応します。

取り込み解像度 片面 両面 全機種中の順位
白黒  600dpi 17枚/分 34面/分 6位
グレー 300dpi 35枚/分 70面/分 5位タイ
カラー 300dpi 35枚/分 70面/分 4位タイ

 スキャン速度は、今回の新型で大幅にスピードアップしました。600dpiでの白黒の取り込みは、業界2位の高速性を持ち、300dpiのグレースケール・カラー共に70面/分と標準より高速です。

 さらに、上表では書きませんでしたが、600dpiでのカラー・グレースケールの取り込みも約34面/分なので、画質を優先して取り込む場合も、速度的にかなり有利な機種です。

 ちなみに、ScanSnapの場合は14面/分まで低下しますので、それと比較しても高速でしょう。

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 原稿分離の性能も、今回、DS53RKIT1という幅広形状の新型ローラーを採用したことで向上しています。

 従来よりも薄い紙でも対応できるようになったほか、先ほど書いたような高速読込でも重送が生じにくくなっています。

 重送検知機能は、超音波重送検知機能に加えて、長さの違いで感知できる機能も搭載です。

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 給紙可能枚数は、50枚(80g/m2紙)まで給紙可能です。サイズ的にはキャノンの上位機よりも多少少ない枚数で、ScanSnapと同等ですね。

 原稿自動判別機能は、この機種の弱い部分と言えます。

 カラー・白黒の自動判別のみ対応で、グレースケールに未対応だからです。ただ、後述するように、グレースケールと白黒を領域判定できる「画像はっきり機能」をその代わりに持ちます。

 搭載されるセンサーは、この機種も同様のCISセンサーです。

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 画像処理技術は、キャノン同様に、オリジナル機能も目立ち、魅力的です。第1に、テキストエンハスドモードに値する「文字くっきり機能」が搭載されます。このため、状態の悪い原稿への対応も可能です。

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 さらに、例えば、以前紹介したAmazonのKindleに向いた白黒2値のPDFファイルを作る場合、白黒画像の部分と、文字の部分の領域を認識し、それぞれに最適な読み取りをする機能も付属します。

 このほか、傾き補正など、他社で一般的な機能はほぼ網羅されており、機能は優秀です。

 ドライバーは、Twainに対応します。ISISは未対応ですが、さほど困らないでしょう。

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 ネットワーク機能は、先ほど書いたように、 DS-570のみに付属します。

 基本は無線LANルーター経由ですが、アドホックに直接PCとつなげることも可能ですので、職場などのルーターが使えない環境でも使えます

 iOSやAndroid系の端末でも利用可能で、それらを介してDropboxやEvernoteなどクラウドに転送させることもできます。ただ、PCやスマホを介さないで、直接クラウドにアップロードすることは不可能です。

 付属するソフトは、OCRソフトの読んde!!ココ パーソナルVer.4やさしく名刺ファイリングエントリー5です。ScanSnapと比較するとPDF編集ソフトが付かない部分は残念ですね。この部分は魅力的とは言えません。

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 以上、エプソンのドキュメントスキャナの比較でした。

 ScanSnapなど、数年間機種の更新をしていないのですが、2016年に満を持して登場したこの機種は、読み込み速度や、取り込みの正確性などの点で、高レベルにパワーアップしています。

 画像補正性能も強いので、「新しいスタンダード」となりえる良い機種と言えます。  


  

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2018年】

 6・BROTHER ADS-2200【廉価版】
  ¥35,767 Amazon.co.jp
(10/15執筆時)

 ADS-2200は、BROTHER のドキュメントスキャナーです。入門機として2018年に追加販売されたものです。

取り込み解像度 片面 両面 全機種中の順位
白黒  600dpi 9枚/分 18面/分 10位
グレー 300dpi 35枚/分 70面/分 5位タイ
カラー 300dpi 35枚/分 70面/分 4位タイ

 スキャン速度は、300dpiによる取り込み速度が目立ちます。エプソンと同じですが、グレースケール・カラー共に70面/分と標準より高速です。

 一方、白黒600dpiの速度は相当遅くなるため、OCR用など、画像にこだわって小説などを取り込む場合には、エプソンに比べても速度的に不利で、全機中でもワーストの速度です。

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 原稿分離の性能は、今回はピックアップローラーを2本の構成にした3本構成にしています。Atlasも今回はじめて見た構成ですが、構造的にみて、「重送は起こりにくい」思います。

 重送検知機能は、しかしながら、この機種は超音波による重送検知が省略されています。原稿の傾きによる簡易的検知しかないため、(例え)新型ローラー搭載でも、精度の点では劣ります。

 給紙可能枚数は、50枚(80g/m2紙)まで給紙可能です。

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 画像処理技術は、ブラザーはあまり充実しません

 キャノンのテキストエンハスドモード、EPSONの文字クッキリ機能に類するものはありません。簡易的な「裏写り除去機能」などはつきますが、キャノン比較するとあまりメリット性が高いとは言えなそうです。

 ただし、傾き補正などの基本的な機能も付いています。

 ドライバーは、TwainとWinのWIA・MacのICAです。

 ネットワーク機能は、この機種は搭載されません。
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 以上、ADS-2200の紹介でした。面白い構造のローラーを採用するなど、2018年の新型として面白い部分もあります。

 ただ、超音波による重送検知がない点、600dpi取り込みが遅い点など、今回の記事の趣旨からすると、やや問題点もあります。この点は(新機種ながら)ネックでしょう。


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 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.14

 7・BROTHER ADS-2800W【下位機】
  ¥44,132 Amazon.co.jp
(10/15執筆時) 

 8・BROTHER ADS-3600W【上位機】
  ¥62,002 Amazon.co.jp
(10/15執筆時)

 こちらも、BROTHER のドキュメントスキャナーです。2機種ありますが、相違点は読み取り速度だけです。

 スキャン速度は、2機で異なります。

取り込み解像度 片面 両面 全機種中の順位
白黒  600dpi 24枚/分 48面/分 3位
グレー 300dpi 30枚/分 60面/分 7位タイ
カラー 300dpi 30枚/分 60面/分 6位タイ

 第1に、下位機種ADS-2800Wの場合、300dpiのグレースケール・カラーでの取り込みが60面/分です。

取り込み解像度 片面 両面 全機種中の順位
白黒  600dpi 24枚/分 48面/分 3位
グレー 300dpi 50枚/分 100面/分 3位
カラー 300dpi 50枚/分 100面/分 2位

  第2に、上位機種ADS-3600Wは、100面/分今回紹介する機種のなかでは最高速です。

 自炊でよく使うこの2つの読み取りモードが高速である点は、実用性の部分で有利です。

 ただ、エプソンの場合と異なり、カラー・グレーを、600dpiのスピードで高画質に取り込む場合は12枚/分と、能力の低下が見られます。

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 原稿分離の性能や、重送検知機能は、超音波重送検知機能を含め、ScanSnapと同程度の能力です。

 つまり、下位機種の問題点だった部分は解決されています。一方、ローラー形状は、発売時期の関係か、こちらは旧来のままのローラーですね。

 給紙可能枚数は、50枚(80g/m2紙)まで給紙可能です。サイズ的にはキャノンの上位機よりも多少少ない枚数で、ScanSnapと同等ですね。

 原稿自動判別機能は、ScanSnap同様に、白黒・グレースケール・カラーの判別に対応します。この点は有利ですね。

 搭載されるセンサーは、この機種も、他機と同様のCISセンサーです。

 rid8gfg-7.png

 画像処理技術は、上位機種も充実しません

 キャノンのテキストエンハスドモード、EPSONの文字クッキリ機能に類するものはありません。下位機種同様の構成です。

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 ネットワーク機能は、ブラザーの最大の「売り」です。USB接続のほか、Wi-Fi接続に対応できるからです。

 他メーカーとの明確な違いは、パソコンやスマホを介さずに、本体に付属する液晶パネルだけで、操作とデータの転送ができる事です。この点で、ブラザーのネットワーク機能は他社より優れます。

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 Facebookなどのソーシャルネットサービスや、Evernote・ドロップボックス・Googleドライブ・One DriveなどのオンラインストレージサービスにPCを介さずに直接アップロードできます。そのほか、指定したEメールに画像を直接発信することもできます。イントラネット常用、ファイル共有にも便利です。

 付属するソフトは、とくにありません。

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 以上、ブラザーのネットワークタイプのドキュメントスキャナの紹介でした。

 やはり、ネットワーク機能の充実はこの機種の「売り」です。小規模オフィスで共有して使うならば、この機種以上に便利な機種はないでしょう。

 ただ、次に紹介する、スキャンスナップの最上位機という強力なライバルがいるため、それと比較する必要はあるでしょう。


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 【2018年10月発売】

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.14

 9・富士通 ScanSnap iX1500
  ¥46,800 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

  iX1500は、富士通のスキャンスナップの最上位機です。

 同シリーズの高スペックモデルとして、2018年に登場しました。

取り込み解像度 片面 両面 全機種中の順位
白黒  600dpi 30枚/分 60面/分 1位タイ
グレー 300dpi 30枚/分 60面/分 7位タイ
カラー 300dpi 30枚/分 60面/分 6位タイ

 スキャン速度は、他社機と較べた場合、白黒の速度は家庭向け機種としては「業界最速」です。

 新機種の登場でこの称号を取り戻した結果です。

 やや業務用(業務効率化)よりの機種ですから、この部分は高く評価できます。

 一方、グレースケールとカラーについては、比較すれば「平凡」です。とくに注意するべきは、カラー・グレーを、600dpiのスピードで高画質に取り込む場合は8枚/分と、そうとうゆっくりである点です。

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 原稿分離の性能や、重送検知機能は、超音波重送検知機能を含め、先ほど書いたScanSnapの下位機種と同程度の能力です。


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 給紙可能枚数は、50枚(80g/m2紙)まで給紙可能です。この点も同じです。

 下位機種と比べると、レシートや名刺用のガイドが付いた点が新しいです。レシートの電子化整理を狙っている事業者の方には向くでしょう。

 原稿自動判別機能も、ScanSnap同様に、白黒・グレースケール・カラーの判別に対応します。

 搭載されるセンサーは、この機種も、CISセンサーです。

 画像処理技術は、やはり、エプソン・キヤノンの比べるとさほど充実しません

 なお、管理ソフトウェアは、下位機種と同じScanSnap Homeです。画質変換に関する部分の技術革新はありません。

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 ネットワーク機能は、今回のバージョンアップの最大の「売り」です。

 先行するブラザー同様に、液晶を付けて、スキャナ操作だけでデータ転送をできる仕様にしています。

 また、Wi-Fiについてもブラザーが対応しない、高速で安定性のある11ac規格に対応します。

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 クラウド連携について、Evernote・ドロップボックス・Googleドライブ・One Driveなど基本部分をおさえます。

 その上で、引き続き、会計ソフトや名刺管理ソフトなど、業務や経理に関するクラウドサービスとの連携が強いです。アウトソーシング系のサービスの利用はブラザー以上に充実するでしょう。

 特に会計ソフトは、Concur Expense弥生会計などメジャーなサービスを多く網羅します。

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 また、面白いのは、自動振り分け機能です。取り込みサイズから、レシート・名刺・文書・写真を判別して、対応クラウドサービスに自動的に転送させることが可能です。

 また、月に500ページに限定されますが、ScanSnap Cloudでの自動的なOCR化サービスが利用できるのも良い部分です。ただし、精度は専門ソフトに及ばないので、簡易的な検索ができるレベルです。

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 添付されるソフトは、下位機種と同じで、ニュアンス社のPower PDF StandardPower PDF Converter for Macです。

 ドライバーは、この機種の場合も、業界の標準規格である、TwainとiSISというに非対応であり、独自の規格です。

 画像処理ソフトなど、他社の高機能ソフトと連携させる上では、この点がネックとなる場合があるでしょう。

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 以上、富士通の iX1500の紹介でした。

 ブラザー同様に、業務用でオフィスで共用する場合に向くでしょう。ただ、個人用としても、個人事業主の方など、クラウドで会計や名刺整理を行う方については、レシートや名刺用のガイド自動振り分け機能は、相当便利でしょう。

 バックオフィス業務についての経費節減効果はかなり高いと思います。

 一方で、カラー・グレースケール原稿の取り込み速度はイマイチなので、自炊などの目的に買われる場合はさほど意味の無い機種です。


 

 Windows 7〜10対応 

 【2016年】

 10・富士通 A4両面カラースキャナ fi-7030
  ¥36,396 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

 続いて紹介するのは、富士通fi-7030です。2016年に発売開始の比較的新しい製品です。

 ScanSnapの名を冠しない、ビジネス向けのモデルで、こちらはWindows専用機です。

取り込み解像度 片面 両面 全機種中の順位
白黒  600dpi 14枚/分 7面/分
10位
グレー 300dpi 25枚/分 54面/分 8位
カラー 300dpi 25枚/分 54面/分 7位

 スキャン速度は、グレースケールや、カラーについては、300dpiで54枚/分となります。スペック的にはあまり良いとは言えません。

 さらに、600dpiの白黒原稿は7枚/分と驚くべき低スペックです。カラーやグレースケールも、600dpiの高解像度の場合、この速度まで低下します。

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 原稿分離の性能や、重送検知機能は、超音波重送検知機能を含めて、ScanSnapなどと同様です。

 ただし、スキャナに付着した「のり」などのゴミを検知する「縦スジ検知センサー」はこの機種のみの搭載で、便利機能と評価できます。

 給紙可能枚数も、50枚(80g/m2紙)までと同じです。

 原稿自動判別機能は、ScanSnap同様に、白黒・カラーのみ判別です。このあたりは業務用っぽい仕様です。

 搭載されるセンサーは、この機種も同様のCISセンサーです。

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 画像処理技術は、業務機については、ScanSnapと構成が違い、傾き補正のほか、高度な二値化処置など、とくに業務に必須なモノクロの取り込み技術はグレードアップしています。

 ドライバーは、一方、業務用の位置づけだからか、ScanSnapと異なり、TwainとISISに対応します。他のソフトウェアで利用する場合は有利です。

 ネットワーク機能は、この機種には付属しません

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 以上、富士通fi-7030の紹介でした。家庭用・自炊用として紹介すると、特にスピードの点で「イマイチ」といわざるを得ない製品です。

 一方、業務用と考えると、「縦スジ検知センサー」のほか、強力な斜行補正や、裏表同時に1枚の画像として出力できる機能、長尺用紙対応するほか、クレジットカードなどのエンボス加工のあるプラスチックカードも読み取れるため、業務用の小型機としては優秀です。


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 Windows 7〜10対応 

 【2017年】

 11・Canon imageFORMULA DR-M260
  ¥92,420 Amazon.co.jp
(10/15執筆時)

 DR-M260は、キヤノンが2017年に出した、家庭向きの最上位機です。富士通fi-7030に「対抗」して出してきた、ライバル機と見なせるでしょう。

 なお、この機種も、Mac用のドライバーがない点に注意してください。

取り込み解像度 片面 両面 全機種中の順位
白黒  600dpi 30枚/分 60面/分 1位
グレー 300dpi 60枚/分 120面/分 2位
カラー 300dpi 50枚/分 100面/分 2位

 スキャン速度は、上表の通りです。製品価格は高いですが、10万円前後までの家庭用製品としては、速度的に「最強」といえそうです。

 一方、上表では書きませんでしたが、600dpiの高解像度でグレースケールを取り込む場合は60面/分、カラーは24面/分となります。

 カラーの高解像度での取り込みはやや時間がかかると言えますが、コミックラノベハードカバーなど、挿絵や写真がある原稿で利用するグレースケールでの取り込みは、さすがの高速性です。

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 原稿分離の性能重送検知機能は、もちろん搭載です。

 さらに加えて、こちらは、重送が発生した場合、原稿を自動で逆走させ、再度搬送を試みる「リトライ機能」が搭載されています。この機種の登場まで業務用でも見られなかった新機軸で、利便性の面で向上しています。

 また、付箋を貼ったような原稿で重送検知がなされた場合、スクリーンないし、物理ボタンを押すことでスキャンを継続できるDFR(Double Feed Release)もこの機種からの搭載です。

 スキャナとして重要な部分を改良できている点で、かなり魅力があります。

 給紙可能枚数は、80枚(80g/m2紙)まで給紙可能です。DR-C240より多く差せます。実際、自炊用としては「贅沢」でしょう。

 原稿自動判別機能は、こちらもカラー・モノクロ・グレースケールの自動判別機能を持ちます。

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 搭載されるセンサーは、同様のCISセンサーです。

 ただ、実験したところ、新搭載のDRプロセッサーの効用か、カラー読み取りの画質の向上が見られました。裏写り・地色除去の性能向上も謳われますが、こちらは下位機種でも問題ないレベルかと思います。

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 画像処理技術は、こちらも、傾き補正のほか、古い原稿や黄ばんだ原稿の補整に有利な「テキストエンハンスドモード」などが採用されます。

 ドライバーは、この機種もTwainとiSISに対応になります。

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 ネットワーク機能は、この機種の弱い部分で、Wi-Fi機能が省略されています。

 オプション対応もないため、接続はUSBケーブルとなります。ただし、本体に液晶モニタが付属し、最大99件までジョブ登録できます。また、USB3.1規格での高速転送も対応しますので、個人で利用する場合は、問題はないでしょう。

 なお、この機種も長尺原稿が取り扱えます

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 以上、 DR-M260の紹介でした。

 高価格帯の製品として富士通fi-7030と比較すると、読み取り速度が期待できる点が、大きな魅力です。それに加えて、利便性の面で、「リトライ機能」の搭載や、給紙可能枚数の多さは、自炊中級者以上にも魅力的といえるでしょう。

 個人的にはMac用のドライバさえ用意してくれれば、「メイン機」にしたいと思える機種です。


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 Windows XP〜10対応

 12・富士通 A4両面カラースキャナ fi-7180
  ¥134,980 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

 13'・富士通 A4両面カラースキャナ fi-7160
  ¥----------- Amazon.co.jp (10/15執筆時)

 最後に紹介するのは、今回紹介する機種では最も高額な、富士通fi-7180です。スピードがやや劣る姉妹機として、 fi-7160がありましたが、【販売元在庫切れ】で品薄です。おそらく生産終了となりそうです。

 ロングセラーな製品ですが、現状では10万円前後で、唯一カラー原稿の読み取りに強いCCDタイプのセンサーを搭載する機種です。

取り込み解像度 片面 両面 全機種中の順位
白黒  600dpi 22枚/分 44面/分
5位
グレー 300dpi 80枚/分 160面/分
1位
カラー 300dpi 80枚/分 160面/分
1位

 スキャン速度は、自炊に多用するだろうグレースケールや、カラーについては、160面/分と圧巻の数字です。

 ただ、600dpiの白黒原稿は44面/分と低スペックです。カラーやグレースケールも、600dpiの高解像度の場合、この速度まで低下します。富士通の業務用は、スピード重視のため、高解像度の取り込みは「弱い」です。おそらく、CCD方式の限界もあるでしょう。

 原稿分離の性能や、重送検知機能は、超音波重送検知機能を含めて、下位機種と同様です。給紙可能枚数も、50枚(80g/m2紙)までと同じです。

 原稿自動判別機能は、白黒・カラーのみ判別です。

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 搭載されるセンサーは、この機種は、現行製品では珍しく、CISではなく、カラー原稿に強いCCDタイプのセンサーを使っています。

 据え置き型の(フラットベッド)スキャナの場合、CCDセンサーは、本などの凹凸のある厚物が得意です。

 そのため、CCDはCISよりも「高級機」という位置づけです。しかし、ドキュメントスキャナーの場合は、薄っぺらい原稿を差すだけなので、CCDのメリット性は少ないと言われています。そのため、富士通のScanSnapを含めて最新型のドキュメントスキャナは、全てCISを採用します。

 しかし、カラー原稿の場合はCCDが優位です。というのも、CISは読み取り時の反射光の影響を受けることがあるからです。昔のScanSnapはCCDタイプだったこともあり、カラーをきれいに取り込みたい古くからのユーザーは、その点でこの機種を選ぶこともあります。

 201805181228.jpg

 画像処理技術は、下位機種同様の構成です。

 ドライバーは、こちらもTwainとISISに対応します。

 ネットワーク機能は、この機種には付属しません

--

 以上、富士通fi-7180の紹介でした。

 自炊用としては「カラーに強いCCD採用」という一点のみでオススメできる機種です。その他の部分は値段ほどの機能差がある機種ではないため、例えば、コミックの表紙や挿絵だけカラーの場合などは、あえて、この部分を重要視せずとも良いでしょう。

後編につづく!
おすすめなドキュメントスキャナは結論的にどの機種?

 さて、まだまだ、ドキュメントスキャナーの比較は続きます。

  201506281800.jpg

 続く後編では、ここまで比較してきた8機種の製品について、総合的に見てどれが最もおすすめなのか?について結論を書いていきます!

  後編はこちら

 なお、この前編記事がもし皆さんのお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークボタンから話題を共有していたれば嬉しいです。

posted by Atlas at 12:13 | スキャナー

比較2018' 自炊/仕事用の最新スキャナー13機の性能とおすすめ・選び方:趣味・ビジネス用のドキュメントスキャナー(document Scanner-2)

今回の結論
自炊に向いた性能の良いA4ドキュメントスキャナーはこれ!

 ども、Atlasです。

 201809130950.jpg

 今回は、ドキュメントスキャナーの比較の記事の2回目になります。

 記事としては後編でなので、最初に前編 をご覧ください。(→こちら

 というわけで、この後編では、最後に「結論」として、いずれの品を買うべきかについて、まとめたいと思います。


 第1に、高速かつ安定的に取り込みができる自炊用スキャナとして最もおすすめできる機種は、

 

  Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 4・EPSON スキャナー DS-530
  ¥35,348 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

 5・EPSON スキャナー DS-570  
  ¥39,235 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

取り込み解像度 片面 両面 全機種中の順位
白黒  600dpi 17枚/分 34面/分 6位
グレー 300dpi 35枚/分 70面/分 5位タイ
カラー 300dpi 35枚/分 70面/分 4位タイ

 現状では、EPSONDS-530か、そのWi-Fi対応機種のDS-570でしょう。

 他社より新しい製品だけあり、5万円以下の製品で較べた場合、白黒・カラー・グレースケールの各読み込みともかなり高速です。

 とくに、600dpiレベルの高解像度の読み取りの場合、カラー・グレースケールでも速度が落ちないため、スピード面でも有利です。

  201608081357.jpg

 また、スキャンの安定面でも、新型ローラーの採用で、信頼性が高まっています。また、画像補正性能は、従来から定評があり、この部分でも信頼感があります。

 一方、白黒・カラー・グレースケールの原稿自動判別機能がない点は、自動処理したい方にはネックです。この場合は、この機種を避けた方が良いと思います。ScanSnapなどのほうが良いでしょう。

  201809131011.jpg

 2機種ありますが、DS-570のみにWi-Fiが搭載されています。スマホなどと連携したい場合に便利でしょう



 第2に、自炊で、黄ばみのある古い本や古いマンガなどの状態の悪い原稿も取り込もうと考えている方には、

 

 Windows 7〜10対応

 3・Canon imageFORMULA DR-C240
  ¥46,853 Amazon.co.jp
(10/15執筆時)

取り込み解像度 片面 両面 全機種中の順位
白黒  600dpi 16枚/分 32面/分 7位
グレー 300dpi 45枚/分 90面/分 4位
カラー 300dpi 20枚/分 40面/分 9位

 画像補正の充実したキヤノンのDR-C240が、良いと思います。

  201805181216.jpg

 「黄ばんでいる漫画」「図書館の本や雑誌をコピー機でコピーした原稿」「裏移りのしそうな新聞などの薄い原稿」が主の場合には、この機種の優れた画像補正機能(テキストエンハンスメント)が力を発揮します。

 また、カラー・モノクロ・グレースケールの自動判別機能を搭載し、かつ、一度に60枚の原稿をセットできる点で、大量の原稿の処理にはとくに向くでしょう。

 速度的には、自炊において最も使用頻度が多いだろうグレースケールが特に高速です。

 唯一残念な点は、Macに対応しない点ですね。

ーー


 

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 2・Canon imageFORMULA DR-C225W
  ¥32,999 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

取り込み解像度 片面 両面 全機種中の順位
白黒  600dpi 13枚/分 26面/分 8位
グレー 300dpi 25枚/分 50面/分 9位
カラー 300dpi 15枚/分 30面/分 10位

 Macユーザーは、スキャン速度が多少劣りますが、 DR-C225Wを選ぶと良いでしょう。


 第3に、ネットワークでの共有・使用を考えている方ですが、

 201810151111.jpg

 【2018年10月発売】

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.14

 9・富士通 ScanSnap iX1500
  ¥46,800 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

 小規模オフィスなどで、ネットワーク共有して使う場合は、この機種が最も良いと思います。

取り込み解像度 片面 両面 全機種中の順位
白黒  600dpi 30枚/分 60面/分 1位タイ
グレー 300dpi 30枚/分 60面/分 7位タイ
カラー 300dpi 30枚/分 60面/分 6位タイ

 スキャン速度は、業務用で最も多用するだろう白黒の速度は最高速です。

201810151125.jpg

 その上で、仕事に便利なクラウドサービス対応が相当充実しています。

 201810151132.jpg

 EvernoteやDropboxなどに対応するのはもちろん、会計・個人情報管理・名刺サービスなど充実したサービスと連携している点も魅力ですから。

 Wi-Fiを搭載する下位機種は多くありますが、業務用という観点から「できること」が最も多そうなのはこの機種だと思います。

  201503231610.jpg

 添付されるソフトも、実売で1万円を超える水準のPDFソフトが付属するなど、魅力度は高いです。

 注意点は、ドライバーがTwainとiSISに非対応である点です。

---

7・Wi-Fi対応スキャナーの比較記事

 なお、オフィスなどで、ネットワーク共有して使う場合「おすすめ」のスキャナについては、別に上記のような記事もあります。よろしければ、そちらをご覧ください。


 第4に、自炊上級者の買い換えなど、クオリティにこだわりたい方にオススメと言える機種は、

 201802031349.jpg

 Windows 7〜10対応 

 【2017年】

 11・Canon imageFORMULA DR-M260
  ¥92,420 Amazon.co.jp
(10/15執筆時)

取り込み解像度 片面 両面 全機種中の順位
白黒  600dpi 30枚/分 60面/分 1位
グレー 300dpi 60枚/分 120面/分 2位
カラー 300dpi 50枚/分 100面/分 2位

 キヤノンDR-M260でしょう。速度面の速さは言及する必要はないでしょう。

 201802031420.jpg

 加えて、利便性面で、原稿を自動で逆走させ、再度搬送を試みる「リトライ機能」が搭載されるなど、これまでになかった新機軸が見られる点で、高く評価できます。

 画質についても、新搭載のDRプロセッサーは、CISセンサーの弱点と言えた、カラーの読み取り精度の改善が見られます。この点に期待して「買い換え」を検討するのもアリでしょう。

ーー

 201512201523.jpg

 Windows XP〜10対応

 11・富士通 A4両面カラースキャナ fi-7180
  ¥134,980 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

 12'・富士通 A4両面カラースキャナ fi-7160
  ¥----------- Amazon.co.jp (10/15執筆時)

取り込み解像度 片面 両面 9機種中の順位
白黒  600dpi 22枚/分 44面/分
5位
グレー 300dpi 80枚/分 160面/分
1位
カラー 300dpi 80枚/分 160面/分
1位

 一方、カラーに特化して言えば、CCD方式を取る富士通の上位機 fi-7160 も良いと思います。

 201805181235.jpg 

 白黒2値原稿の高画質読み取りは、価格に比して低スピードです。

 しかし、カラー原稿、グレースケール原稿の読み取りは速度的にも優位性があります。

 そのため、カラーページがある漫画や小説、ないし図録などについて「とことん画質にこだわって」取り込もうと考えている方には良い選択肢です。

 201806251953.jpg

フラッドベッドスキャナの比較記事比較

 ただ、本体価格が高い点はやはりネックです。 

 一般的に、50000円を切るような他機種でも、カラー原稿は普通に読み取れます。

 また、コミックの表紙だけなどならば、その部分だけ、上で紹介しているフラッドベッドスキャナで行った方が効率が良いでしょう。


 第5に、初心者にも手軽に使える入門機として最適なのは、

 201805181206.jpg

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.14

 1・富士通 ScanSnap iX500 FI-IX500A
  ¥39,187 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

取り込み解像度 片面 両面 全機種中の順位
白黒  600dpi 25枚/分 50面/分 2位
グレー 300dpi 25枚/分 50面/分 8位
カラー 300dpi 25枚/分 50面/分 7位

 発売から年数が経っているため、以前のようなキャン速度面での優位性は失われています。

 201809130957.jpg

 しかし、安定した取り込み機構や、使い勝手の良さは、依然として定評があります。「自炊業者」も一般的にはこの機種を使う場合がほとんどです、

 初心者の方で、難しいことを考えずにオートで取り込むならば、この機種は、最も良いと思います。利用者も多いため、ネット上で「賢い利用法」も簡単に見つかるでしょう。PDF編集ソフトが付くのも嬉しい「おまけ」です。

 ただ、PCにある程度詳しい方や、スペックを重視したい方買い換えニーズの方は、やはり、発売から年数が経ち、基本スペックが見劣りしてきていますので、エプソンなどの他社製品を選んだ方が、現状では良いと思います。

補足:スキャナのお手入れ用品について

 というわけで、今回はスキャナの選び方について書きました。最後におまけです。

 コミックや本の取り込みをする場合、本の糊がスキャナの読み取り面に「本の糊(のり)」などが付いてしまい、光線や線がPDFに入ってしまうことが多いです。

 201303041445.jpg

 富士通 クリーナF1 FI-C100CF1
  ¥2,052 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

 キムワイプ 6箱(200枚入) S-200
  ¥1,580 Amazon.co.jp (10/15執筆時)

 そこで、日々のメンテナンスのために、このの2つのアイテムをスキャナと同時に揃えることをおすすめします。

 F1クリーナーは、富士通のScanSnap用のガラス面やローラーなどの専用の液体クリーナーです。これは、他のスキャナでも使えますので、1本持っておくことをオススメします。

 こちらはスプレー式ですので、キムワイプなどを湿らせて読み取り面やローラーを拭き掃除します。かなり大きいので、1度買えば当分持ちます。

 なお、キムワイプは、本来実験器具の清掃に使うものですが、ローラーやスキャナの掃除にも適しています。ゴミが読み取り面に入るので、水道水で湿らせたティッシュペーパーなどでは掃除しないほうがよいです。

ーーー

 なお、このブログ「家電批評モノマニア」には自炊関連用品として次のような比較記事もあります。

1・フラットベッドスキャナの比較
2・ドキュメントスキャナの比較

3・ブックスキャナの比較

4・ディスクカッターの比較
5・裁断機の比較
6・自炊に必要な製品【まとめ】

 これらの記事も、よろしければご覧ください。例えば、6番の記事では、「自炊初心者向け」に必要な機材について、詳しく説明しています。

 また、最後になりましたが、今回の記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマーク などで話題を共有していただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 12:12 | スキャナー

2018年09月14日

比較2018' ドキュメントスキャナの重送/紙詰まり/光線対策・掃除方法と補修部品:CANON/EPSON/Brotherなど

【今回レビューする内容】2018年 ドキュメントスキャナの光線・重送・光線(緑・赤・紫などのカラーの線が入る)故障の対処法とメンテナンス方法について: 交換ローラーや分離パッドの交換方法

【対応する製品型番】CANON imageFormulaDR-C225WDR-C125 DR-P215II DR-2510C EPSONDS-530 DS-570 DS53RKIT1 ブラザー ADS-2800W ADS-3600W

今回のお題
重送や光線を避けるためのドキュメントスキャナのメンテナンス法は?

 どもAtlasです。

 今日は、ドキュメントスキャナのメンテナンスについての話です。

 201805180959.jpg

 キヤノン・EPSON・Brotherのドキュメントスキャナについて、メンテナンスの方法や故障時の対処法について書きました。

 201805181520.jpg

 富士通のScanSnapについては、(とても人気がある機種のため)別に専用の記事を書いています。

 富士通のユーザーの方は、【ScanSnapのメンテナンス方法に関する記事】を参考になさってください。 

1・日常的なメンテナンスの必要性

  最近のドキュメントスキャナーは高性能化し、紙が薄いなどのことがないかぎり重送は滅多に起こらなくなりました。

 201805181528.jpg 

 ただ、それでも定期的にローラー部分を手入れをしないと重送は発生します。

201805181517.jpg

 また、読み取りを続けていると原稿に黒の線や、緑色などの光線が発生する場合があります。

 これは、スキャナ読み取り面が、本の糊などで汚れたために発生するものです。

 これについても定期的なメンテナンスが必要です。

2・日常的なメンテナンスの方法

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 頻繁に「重送」が発生している場合、メーカー問わず、どの製品でもはじめに必要なのは、ローラー部分の拭き掃除です。目に見えている部分を固く絞った布で拭いてください。

 faafarakaf-5.png

 例えば、これは、キヤノンの最新機であるDR-C225Wの内部構造を表した図です。

 このうち、少なくとも、駆動部(ローラー)は全て拭き掃除する必要があります。


 201805181528.jpg 

 とくに、重送防止の「核」となるパーツである、リタードローラーは、しっかり外して掃除するべきです。

 faafarakaf-6.png

 例えば、キヤノンDR-C225Wの場合、ローラーの外し方は以下のようになります。他機の場合も、ローラーは個人交換可能な消耗品として販売されているので、外せる構造のはずです。

3・拭き掃除に便利なアクセサリー

 拭き掃除にあたっては、ティッシュペーパーやぞうきんなどは控えて下さいしょう。

 なぜなら、それらの繊維が装置の奥に入り込み、さらに重送や光線問題がより深刻になりかねないからです。

ーーー

 201805181605.jpg

 ELECOM ドライクリーニングティッシュ
  ¥851 Amazon.co.jp
(9/14執筆時) 

 キムワイプ 12×21.5cm /1箱(200枚入) S-200
  ¥155 Amazon.co.jp
(9/14執筆時) 

 掃除には、エレコムのパソコン用の乾式紙クリーナーか、キムワイプをオススメします。

 なお、キムワイプは、本来実験器具の清掃に使うものですが、ローラーの掃除にも適しています。これを水で湿らせて拭くことになります。

 unnamed.jpeg

 富士通 クリーナF1 FI-C100CF1
  ¥2,052 Amazon.co.jp
(9/14執筆時) 

 エプソン クリーニングキット DSCLKIT1
  ¥2,890 Amazon.co.jp (9/14執筆時) 

 ブラザー ローラー用クリーナー CNR-A2001
  ¥4,534 Amazon.co.jp (9/14執筆時) 

 また、スキャナを多用している方は、水ではなく、パッド部分専用のクリーナーを買うとよいです。これでキムワイプを湿らせて拭き取ります。

 各社が発売しますが、中身の成分(=アニオン性界面活性剤)の差はないです。安いのを買ってください。


 201805181517.jpg

 なお、取り込んだ画像に、黒や白の線や、カラーの光線が発生している場合は、その原因は、(ほぼ)間違いなく、本体内部の読み取りガラス部分に本の糊が付着しているからです。

 読み取り面はデリケートで傷が付いたり、ほこりが付いたら「終わり」なので、より慎重に拭いてください。

 

 超極細繊維クリーニングクロス WC201MC
  ¥1,480 Amazon.co.jp
(9/14執筆時) 

 傷が付かないように、先ほど紹介したキムワイプを使うと良いです。また、ほこりが出ないクリーニングクロスを使っても良いでしょう。

4・掃除しても改善しない場合の対処法

 さて、「掃除しても改善しない場合」は、どうするべきでしょう?

 201805181517.jpg

 皆さんの抱えている問題が「光線問題」ならば、これは、残念ながら各社の「ユーザーサポート行き」です。

 とくに、本体内のガラスの読み取り部分の「裏側」にゴミが付着しているならば、ユーザーでは対処できません

 メーカーによる本体修理です。

 修理は、「持込み修理」です。光線の場合、読み取り部分(光源)の総取り替えになります。そのため、技術料と部品代で片側につき1万円以上の出費の覚悟は必要です。

 

 ちなみにAtlasは、キャノンの業務用のDR-6030C という専門機を長年愛用しています。この場合、光源ユニットの修理代に12万強もかかり、頭痛と胃痛を起こしたことがあります。

 いずれにしても、修理代は、小売価格ではなく定価ベースで決められるため、家庭用の場合もかなり割高です。

 201805181520.jpg

 買い直しを検討される場合、最新のドキュメントスキャナーについては、このブログでは、【おすすめドキュメントスキャナの比較記事】で紹介しています。よろしければ後ほどご確認ください。


 201805181528.jpg

 ただし、皆さんの抱えている問題が、重送の多発「だけ」の場合は、補修部品としてタードローラーを購入することで遅録解決可能です。

 この場合、メーカーに「修理」に出しても、補修パーツの交換対応になり、送料や技術料の分だけ割高になるだけです。

 201805181614.jpg

 キヤノン・ブラザー・エプソンの最新機の場合、ローラーは10万-20万スキャンほどで交換ですが、使い方が荒いと、かなり早い時期に交換となります。

 1冊の本を500(250枚)ページとするならば、ローラーユニットの交換時期です。メーカーによっては交換時期をお知らせしてくれる場合もありますが、プロパティでも、利用枚数は確認できます。

 201805181617.jpg

 ただし、モバイル機種や古いスキャナの場合、1つのローラーと、上図のような「はけ」状の「分離パッド」が交換部品となっている機種があります。

 この部品はかなり脆く、1万枚ほどで駄目になることもあります。早めに交換するべきです。

5・主要なスキャナの消耗部品の紹介

 重送の多発の場合、皆さんが購入するべき「メンテナンスパーツ」は以下の通りです。

 繰り返しますが、「リモコンにおける乾電池」と同じで、ユーザーが交換できるように設計されています。 

1・キヤノンの交換ローラー

 201805181653.jpg

交換ローラーキット

 DR-C125/225W用 5484B001
  ¥4,536 Amazon.co.jp (9/14執筆時) 

 spdriasfki-12.png

 キヤノン 4179B001 DR-150用分離パッド
  ¥1,729 Amazon.co.jp (9/14執筆時) 

 キヤノン 4179B002 DR-150用フィードローラー
  ¥1,199 Amazon.co.jp (9/14執筆時) 

 spdriasfki-14.png

 【交換ローラーキット

 キヤノン DR2510C/DR2010C/SF300P/220P用
  ¥4,070 Amazon.co.jp (9/14執筆時 

 201702071756.jpg

 【交換ローラーキット

 Canon キヤノン DR-M160U/M160/C240用
  ¥8,080 Amazon.co.jp (9/14執筆時  

 大抵の場合、これらの部品を交換してしまえば重送についての問題は解決します。

 若干の投資ですが、快適に使うためには必要だといえます。

2・エプソンの交換ローラー

 201805181631.jpg

 【交換ローラー】

 EPSON DS-530/DS-570用 DS53RKIT1
  ¥6,849 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

 EPSONの最新機のDS-570や、DS-530については、以上の交換ローラーとなります。EPSONは20万枚と頑丈ですが、やはり、掃除してもすぐに重送するならば「替え時」です。

3・ブラザーの交換ローラー

 201805181636.jpg

 【交換ローラー】

 ブラザー ADS-2800W ADS-3600W用 PRK-A2001
  ¥8,726 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

 ブラザーの現行機のADS-2800W ADS-3600Wの交換部品はこちらです。

 同社の場合も20万枚が目安です。

6・まとめにかえて

 201805181520.jpg

 というわけで、今日は、キャノン・エプソン・ブラザーのドキュメントスキャナのメンテナンスの話でした。

 なお、掃除しても、交換しても無理な場合は、残念ながら「寿命」です。

 ちなみに、家庭用の場合、装置寿命は(おそらく)40万枚前後です。過去に1-2回ローラーを交換した経験があれば、「買い換え」の検討も手です。

 201809130950.jpg

 このブログ「モノマニア」では、最新の自炊に関係する機材について、以下のような記事をこれまで書いてきました。

1・ドキュメントスキャナーの比較記事
2・ブックスキャナーの比較記事

3・裁断機の性能比較記事

4・ディスクカッターの比較記事

5・日本語OCRソフトの比較記事

6・英語OCRソフトの比較記事

 スキャナの買い換えなども検討される方は、これらの記事も、よろしくお願いいたします。

 また、最後になりましたが、この記事がもし皆さんのお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。ではでは。

posted by Atlas at 10:10 | スキャナー

2018年09月13日

比較2018' ScanSnapの重送/紙詰まり/光線対策:掃除法と補修部品・富士通・ピックローラユニットやパッドの交換メンテナンス

【今回レビューする製品】2018年 富士通のスキャンスナップの光線・重送・光線(緑・赤などのカラーの線が入る)の対策と故障修理について

【対応する製品型番】FUJITSU ScanSnap ScanSnap S1300 S300 S300M S1500 S1500M N1800 iX500 FI-IX500 FI-CS13PR FI-CS13P FI-CX50R FI-C611P FI-C611PR 富士通 クリーナF1 FI-C100CF1 クリーニングワイプ FI-C100CW

今回のお題
ScanSnapの重送・光線防止のためのメンテナンスの方法は?

 どもAtlasです。

 今日は、スキャナー掃除の話題です。

 201809131424.jpg

 具体的には、富士通ドキュメントスキャナーScanSnapの掃除方法について説明します。

 主に、重送や、紙詰まり、光線などが多発している方向けのメンテに関する記事となります。

---

1・スキャンスナップの掃除法
2・他社ドキュメントスキャナの掃除法

 なお、今回の記事は、スキャナーメンテ関連記事の1回目記事として書きました。

1・SnanSnapのメンテナンスの方法

  201805181528.jpg 

 最近のドキュメントスキャナーは高性能化し、「紙が薄い」などのことがないかぎり、重送は滅多に起こらなくなりました。

 ただ、それでも定期的にローラー部分を手入れをしないと重送は発生します。

 201805181517.jpg

 また、読み取りを長時間続けていると、原稿に白や黒の線や、緑色などの線が発生する場合もあります。

 これは、スキャナ読み取り面が、「本の糊」などで汚れたために発生するものです。これについも、定期的なメンテナンスが必要です。

 今回は、既に購入して使い込んだスキャナのメンテナンス方法について、そのやり方などを書いてみようと思います。 


 201805181520.jpg

 【現行機種】

 1・ScanSnap iX500 FI-IX500A
  ¥39,287 Amazon.co.jp (9/13執筆時) 

 【旧機種】

 2・ScanSnap S1500 FI-S1500-A
 3・ScanSnap S1500 FI-S1500M-A
  ¥---------- Amazon.co.jp (9/13執筆時)

  201809131412.jpg

 【小型機種】

 4・ScanSnap S1300i FI-S1300
 5・ScanSnap S1300i FI-S1300i
  ¥24,180 Amazon.co.jp (9/13執筆時) 

 ScanSnapは、発売されて結構な年月が経ちますが、FI-IX500Aが現在最新の機種です。

 ただ、今回は「メンテナンス」が中心の話題となります。そのため、以上の「やや古め」の機種についても、対応できるように情報を書きました。

 これら以前の機種についても、今回の記事を応用すれば、適応できるように書いたつもりです。

2・定期的なメンテナンスの方法

 はじめに、「日常的なメンテナンス」の方法について書きます。

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 重送が発生しているときには基本的にはローラー部分の拭き掃除になります。目に見えている部分を固く絞った布で拭いてください。

 縦線(光線)などが発生している場合は、ガラスの部分に本の糊(のり)が付着していることが原因です。ガラスの部分を集中して拭いてください!ただ、ガラスの部分は、読み取り面に使う部分です。かなりデリケートで、傷が付いたり、ほこりが内部に入ってしまったら「終わり」なので、慎重に拭いてください。

 メンテのやり方として望ましいのは、富士通が説明書にて推奨するクリーナーや洗浄液を使うことです。

 

 富士通 クリーニングワイプ FI-C100CW
  ¥2,160 Amazon.co.jp (9/13執筆時) 

 最も手軽なのは、洗浄液がシートに染みこんでいるウェットティッシュタイプのクリーナーで拭くことです。 

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 富士通 クリーナF1 FI-C100CF1
  ¥2,052 Amazon.co.jp (9/13執筆時) 

 また、、F1クリーナーという液体クリーナーを使うやり方も説明書に掲載されています。ワイプは割高なので、日常的にたくさん取り込む方は、クリーナーを購入することをおすすめします。

 

 ELECOM ドライクリーニングティッシュ
  ¥577 Amazon.co.jp (9/13執筆時) 

 

 キムワイプ 12×21.5cm /(200枚入) S-200
  ¥155 Amazon.co.jp
(9/13執筆時) 

 F1クルーナーは、ELECOMのパソコン用の乾式紙クリーナーか、そちらより安いキムワイプと合わせて利用することを、オススメします。

 ちなみに、キムワイプは、本来実験器具の清掃に使うものです。しかし、ローラーの掃除にも適しています。これを水で湿らせて拭くことになります。

 ただ、ELECOMのものも、繊維的に柔らかく、プラスチック部分の拭き取りに向いていそうです。

 

 超極細繊維クリーニングクロス WC201MC
  ¥1,480 Amazon.co.jp (9/13執筆時) 

 ほこりが出ないクリーニングクロスを使っても良いでしょう。

 では、実際に機種ごとのメンテナンスの方法を確認していきましょう。

S1500/ S1500M/N1800の場合


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 FI-S1500FI-S1500Mの場合、フィードローラーと排出ローラーが重送に影響してきます。そのため、この部分の拭き掃除をします。

 富士通は1000枚の読み取りで掃除をしなさいと薦めています。しかし、重送が発生したらその都度すぐにやるべきです。方法は、先ほど書いたとおりです。

 ローラーは、スキャンボタンを6回押すことで1回転します。回転しているうちに掃除を済ませます。

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 そのほかに、上の図で青く色が付いている部分の拭き掃除が必要です。

 なお、これらの部分を拭き掃除するにあたっては、ティッシュペーパー・タオル・ぞうきんなどの使用はやめてください。繊維が付着し、重送の原因になります。

最新のFi-IX500の場合

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 最新のFI-IX500についても、「拭き掃除」がメンテナンスの基本となる点については同じです。

 ただし、こちらは、ブレーキローラーが外せるので、外して拭きましょう。

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 フィードローラーの掃除についても必要です。こちらも、[Scan]ボタンを押すと、一定量ローラーが回転します。ローラーの表面を傷めないように、よごれやほこりを「軽く」ふき取りましょう。

FI-1300A・FI-S1300の場合


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 モバイル用のFI-S1300AびFI-S1300についても、「拭き掃除」のメンテナンスが必要です。

 手順についてはほぼ同じです。

 201302281701.jpg

 フィードローラーも同様に掃除してください。

3・掃除しても効果がない場合は? 

 以上の掃除でも改善が見られない場合もあります。

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 とくに、光線問題ならば残念ながら「ユーザーサポート行き」です。とくに、ガラスの裏側に「ゴミ」が見える場合は、確実に「本体修理」です。

 修理は、営業拠点への「持込み修理」です。光線の場合、読み取り部分(光源)の「総取り替え」になります。そのため、技術料と部品代は、技術料のほか、片側につき1万円以上の出費の覚悟は必要です。

 

 ちなみにAtlasは、キャノンのDR-6030C という専門機も所有しています。この場合、光源ユニットの修理代に「12万強」もかかり、「胃痛」を起こしたことがあります・・。業務用なので参考にならない話ではありますが・・。

 いずれにしても、修理代は、小売価格ではなく定価ベースで決められるため、家庭用の場合もかなり「割高」です。

 そのため、「光源に関する不良」の場合は、デンキヤの延長保証などで対応できない場合は、新しい機種に買い換えるのも手でしょう。

  201809130950.jpg

 最新のドキュメントスキャナーについては、このブログでは、【おすすめドキュメントスキャナの比較記事】で紹介しています。よろしければご覧ください。

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 一方、重送が多発しているだけならば、本体を買い換えなくても、補修部品のリタードローラーを購入することでほぼ解決されます

 メーカーに修理に出しても、ほぼ補修パーツの交換になり、技術料の分だけ割高になります。以下機種ごとに、交換ローラーについて紹介しておきます。 では、実際に機種ごとのメンテナンスの方法を確認していきましょう。

S1500/ S1500M/N1800の場合

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 富士通 パッドユニット FI-C611P
  ¥2,052 Amazon.co.jp (9/13執筆時)

 富士通 ピックローラユニット FI-C611PR
  ¥5,409 Amazon.co.jp (9/13執筆時) 

 ScanSnap S1500シリーズなどの場合、補修パーツは、上の2つのユニットです。

 それぞれ、5万枚・10万枚と交換目安があります。しかし、状態によってはそれよりも早く摩耗することがあります。

 5万枚ならば、300ページほどの本に換算すれば約300冊取り込むと「へたる」計算です。いずれにしても同時に交換してしまうことをおすすめします。

最新のFi-IX500の場合

 

 FUJITSU ローラーセット(iX500用) FI-CX50R
  ¥7,773 Amazon.co.jp
(9/13執筆時) 

 最新機種のFI-IX500の場合、補修パーツは、上の2つのローラーです。

 これらはセット販売になるので、同時に交換する必要があります。

FI-1300A・FI-S1300の場合

  

 富士通 パッドユニット FI-CS13P
  ¥1,080 Amazon.co.jp (9/13執筆時) 

 富士通 ピックローラユニット FI-CS13PR
  ¥4,909 Amazon.co.jp (9/13執筆時) 

 モバイル用ドキュメントスキャナである、FI-S1300などの場合は、ピックローラーユニットは、10万枚で交換です。

 一方、パッドユニットは1万枚で交換です。1冊の本を500(250枚)ページとするならば、40冊でパッドユニット交換、400冊でフィードローラーユニットの交換です。

 これらの補修部品は若干の投資です。しかし、快適に使うためにはやはりこういった補修部品を使うことは必要だといえます

補足:このブログのスキャナ関連記事

 というわけで、今回は、富士通のドキュメントスキャナのメンテナンスの話でした。

 なお、このブログ「モノマニア」では、最新の自炊に関係する機材について、以下のような記事をこれまで書いています。

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 「オススメの新型機種」についての情報をお探しなら、以下の記事もご覧ください。

1・ドキュメントスキャナーの比較記事
2・ブックスキャナーの比較記事

3・裁断機の性能比較記事

4・ディスクカッターの比較記事

5・日本語OCRソフトの比較記事

6・英語OCRソフトの比較記事

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 最後になりましたが、この記事がもし皆さんのお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークボタンなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

 ではでは。

posted by Atlas at 14:29 | スキャナー

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