2020年07月04日

比較2020'【全22機】新型のMacBook Pro, Airの性能とおすすめ・選び方 (1)

【今回レビューする内容】2020年 最新のApple Macbookの性能とおすすめ・選び方:Apple Store BTO CTO対応:Mac用ノートブックPC 性能の違い・ランキング:MacBook Pro(マックブックプロ) 12インチ MacBook (マックブック) 13インチ MacBook Air(マックブックエア)13 MacBook Pro 16インチ 15インチ MacBook Pro Retina Macbook 1200 1300 1600 2200 2300 2600

【比較する製品型番】MWTL2J/A MWTJ2J/A MWTK2J/A MVH52J/A MVH22J/A MVH42J/A MVVK2J/A MVVM2J/A MVVJ2J/A MVVL2J/A MR942J/A MPXQ2J/A MR9U2J/A MR972J/A MR932J/A MR962J/A MV922J/A MV902J/A MV932J/A MV912J/A MXK62J/A MXK32J/A MXK72J/A MXK52J/A MWP72J/A MWP42J/A MWP82J/A MWP52J/A

今回のお題
最新のApple MacBookのおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今日は、2020年7月現在、最新のAppleMacBookの比較です。

 15年を越える長年のMacユーザーとして、スペックの違いや使用感について、一機ずつ、詳しく説明します。

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 その上で、最後に「結論」では、予算別・目的別に、Atlasのおすすめ機種!を提案する形式で書いていきます。

【評価】「メインマシンにもできる小型機!」
 1・処理能力 ★★★★★
 
2・画質   ★★★★★
 
3・軽さ   ★★★★☆
 
4・価格   ★★★★☆
 
5・総合評価 ★★★★★

 なお、今回は、「あまりスペックとか分からない!」という方にも、「おすすめポイント」が分かりやすいように、上表のような寸評を、各機に付けています。

 「なぜおすすめか?」しっかり分かるようにしてありますので、Mac初心者の方でも安心してご覧ください。

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1・Macbookの比較
2・iMacの比較
3・Mac miniの比較

 なお、今回の記事は、このブログのMac比較シリーズの1回目記事として書きました。

1・MacBookの選び方の基本!

 MacBookは、現在、ショップで手に入る新製品だけで、(色の選択肢を含め)20機以上の選択肢があります。

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1・13インチMacBook Air 1.25kg
2・13インチMacBook Pro 1.4kg
3・16インチMacBook Pro 2.0kg

 ただ、シリーズとして見ると、画面サイズと本体の重さで、3シリーズに(おおまかに)区分できます。

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 そこで、「初めてMacBookを買う!」または、「久しぶりにMacBookを買う!」という方に向けて、現状のシリーズの特徴と位置づけを「ざっくりと」説明しておきます。

 各機種の「詳しいスペックの比較」は、その後に行おうと思います。

 よろしくお願いします。

1・MacBook Air(13インチ)


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 第1に、13インチ Macbook Airです。

 本体の価格は、12万円台からで、Appleのノートでは、値段が最も安いシリーズです。

 実際、初めてMacを購入する人は、この機種が「候補」のことが多いでしょう。

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 本体の重さは、1.25kg で、本体の薄さ1.56cmです。

 とにかく軽量で薄いので、普段、持ち歩くのに向いています。

 本体の性能は、上位機に較べると「そこそこ」です。

 ただ、12万円という値段を考えれば、Windows系ノートより優れます。

 とくに、「起動速度」の部分では、13インチMacBook Proとあまり差はないです。 

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 液晶の品質は、ただし、注意が必要です。

 こちらも、上位機と同じ「Retinaディスプレイ」で、解像度の部分ではiPhone級に美しいです。

 しかし、中身のパネルについてTN液晶ディスプレイを採用します。

 TN液晶は、応答速度は速いのですが、視野角が狭く、表示に黄色みがかかるため、視認性は、MacBook Proに採用されるIPS液晶より劣ります。

 主に、この部分で、MacBook Proと性能差を付けていると言えます。

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 キーボードは、フルサイズの19mmのキーピッチです。

 普通のキーボードですが、右上に指紋認証機能がある仕様です。

 キーの品質は上位機と同じで打ちやすいです。


 以上、13インチ Macbook Airの概要説明でした。

 結論的にいえば、13インチ Macbook Airは、(主に値段の面で)ハードに使わない「初心者用」の機種です。

 とはいえ、「起動速度」など快適性にかかわる部分は、十分な性能で安心感があります。

 ただし、液晶の品質の部分で、上位のMacBook Proと差が大きいとも言えますが、12万円という価格ですから、その部分は妥協する必要があるでしょう。

 そのほか、(主に軽量性の面で)モバイル上級者向けの「サブ機」としても向きます。

2・MacBook Pro(13インチ)

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 第2に、13インチ MacBook Proです。

 家庭用で「ちょっと性能が良い機種」を探している方に、よく選ばれる製品です。

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 本体の重さは、1.4kgで、本体の薄さは、1.49cmです。

 MacBook Airほどではないですが、十分に軽量で持ちはこびできるサイズです。

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・30W USB-C電源アダプター
 約100g 5.5×5.5×3cm

 =MacBook Air
・61W USB-C電源アダプター
 約200g 7.5×7.5×3cm

 =13インチMacBook Pro

 ただし、MacBook Airの30Wアダプターに較べて、MacBook Proの61Wアダプターは、100g重くサイズも大きいです。

 モバイル用として考える方は、注意しましょう。

 本体の性能は、CPU・ストレージについては、最新世代の高速性を堪能できる水準です。

 ただし、GPUはこのグレードでも弱いので、プロ用の映像ソフトの編集などには、まだ不向きです。

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 液晶の品質は、このグレードから、「IPS液晶ディスプレイ」を採用します。

 視野角が広く、目に優しく、表示が美しいため、MacBook Airとは、この部分で大きな差があります。

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 キーボードは、このグレードから、最上段が、カラー液晶のTouchBar(タッチバー)となっています。

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 この仕様は、ファンクションキー(Fキー)を多用してきた旧来のユーザーには不評です。

 しかし、アプリケーションごとファンクションキー表示の固定ができるため、慣れればブラインドタッチも支障はないです。

 以上、13インチ Macbook Proの概要説明でした。

 結論的にいえば、メイン機として1台だけ持つ場合、13インチ MacBook Proは、最も良い選択肢です。

 普段は自宅で利用して、たまに持ち運ぶという人には最適でしょう。

 液晶の品質も良く、最もバランスの取れた、MacBookのスタンダード機です。

3・16インチMacBook Pro

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 第3に、16インチ Macbook Proです。

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 本体の重さは、2kgあります。

 重いのですが、本体の薄さは1.62cmですし、大きめのバッグなら、収納に問題なく持ち運べます。

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・96W USB-C電源アダプター
 約260g 7.9×7.9×3cm

 =16インチMBP

 ただ、この機種は、充電に96Wの巨大アダプターを必要とする機種です。

 日常的に持ちはこぶのは、(さすがに)辛い重さでしょう。

 本体の性能は、CPU・GPUを含めて、デスクトップ並みの高性能を誇ります。

 ただし、25万前後の値段であり、Windows系のような「格安で大画面」な製品はありません。

 液晶の品質キーボードの部分は、基本的に13インチMacBook Proと(サイズ以外は)同じです。

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 なお、大きな筐体ですが、MacBookの場合、いわゆる「オールインワン型ノート」はないため、ドライブは別売になります。

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 以上、16インチ Macbook Proの概要説明でした。

 結論的にいえば、この機種は、(主に値段の面で)15インチ Macbook Proは、ハードな処理をしたい「プロ用」です。

 値段もかなりしますので、デスクトップ代わりに使いたい方「専用」と考えれば良いと思います。

4・各シリーズの中での製品の違い

1・13インチMacBook Air(約1.25kg)
 =格安入門機としておすすめ
 =モバイル上級者にもおすすめ 
2・13インチMacBook Pro(約1.4kg)
 
=一般ユーザーにおすすめ
3・16インチMacBook Pro(約2kg)
 =ゲームや動画編集におすすめ

 というわけで、ここまでは、3シリーズの「ざっくり」とした特徴を紹介してきました。

 あらためて、まとめれば、上表のようになるでしょう。

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 ただ、MacBookの場合、 同じシリーズ名でも、CPU(パソコンの頭脳)や、GPU(グラフィック用の頭脳)、物理メモリーなどを変えて、複数のグレードの製品を販売しています。

 なぜなら、「インターネット・ワープロ・動画閲覧」など中心に使うだろう一般の方と、「動画編集・ハイスペックゲーム・DTP」などで用いる専門的な方とでは、必要とする性能が異なるからです。

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 初心者には選ぶのが難しい部分ですので、以下の個別の製品の比較記事では、利用目的に留意しつつ、用途に見合ったスペックの製品を、具体的に提案するようにします。

2・MacBook Air 13インチの比較

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 では、具体的な製品の比較に入ります。はじめに、13インチのMacBook Airを紹介していきます。

 いつものように、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


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 【2020年3月発売】

 【ゴールド】【グレイ】【シルバー】

 1・MacBook Air 13 Retina MWTL2J/A
 2・MacBook Air 13 Retina MWTJ2J/A
 3・MacBook Air 13 Retina MWTK2J/A
  ¥115,280 Amazon.co.jp (7/4執筆時)

CPU:第10世代 Intel Core i3 1.1GHz
メモリ:8GB
SSD:256GB

 【ゴールド】【グレイ】【シルバー】

 4・MacBook Air 13 Retina MVH52J/A
 5・MacBook Air 13 Retina MVH22J/A
 6・MacBook Air 13 Retina MVH42J/A
  ¥148,280 Amazon.co.jp (7/4執筆時)

CPU:第10世代 Intel Core i5 1.1GHz
メモリ:8GB
SSD:512GB

モニター:13.3型 Retina液晶
グラフィックス:Intel Iris Plus Graphics
タッチバー:非搭載
接続端子: Thunderbolt3 ×2
バッテリー: 最大11時間
重さ: 1.29kg

【評価】「入門用にもおすすめの低価格機!」
 1・処理能力 ★★★☆☆
 
2・画質   ★★★★☆
 
3・軽さ   ★★★★★
 
4・価格   ★★★★★
 
5・総合評価 ★★★★☆

 最初に紹介するのは、MacBook Air13インチモデルです。

 最新版は、2020年3月に発表されたこちらの製品です。

 2019年7月にモデルチェンジを果たしたばかりですが、1年2回ペースのアップルにしては早い更新頻度で、第3世代が登場しました。

 旧機種も残っていますが、新製品との違いは後ほど紹介します。

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 本体色は、ゴールド・スペースグレイ・シルバーの3色展開です。

 iPhoneの配色と同じです。ゴールドについては、実際的には「ピンクゴールド」という表現が適当です。

 本体の重さは、1.29kgです。

 Air(軽い)という表現通り、13インチのMacBookでは、もっとも軽量・薄型といえるモデルです。

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 電源アダプターは、30W USB-C電源アダプターです。

 現行のMacBookでは、最も小さいサイズで、重さも100gと持ち運びやすいです。

 電源アダプター込みで考えても、「持ち運びやすさ」に配慮があります。

 バッテリーは、11時間とかなり保ちます。

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 CPUは、下位機種、上位機種で異なります。

 下位機種は、第10世代 Intel Core i3を搭載します。

 Appleは通常、CPUの型番を公開しません。しかし、2コア4スレッドCore i3-1000G4を採用していることで、ほぼ確定です。 

 上位機種は、第10世代 Intel Core i5を搭載します。

 型番は、Core i5-1030G7となります。

 CPUの能力は、みなさん、気になる部分でしょう。

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 第1に、下位機種の採用する、Core i3-1000G4は、スコアとして4000程度でしょう。

 このCPU自体のベンチマークないので、ほぼ同仕様のIntel Core i3-1000NG4からの推定値となります。

 目安としてスコア3000程度が、(Windowsを含めて)入門機の標準なので、それを上回る水準です。

 もちろん、スレッド数の部分の限界があるので、複数のアプリの同時使用や、写真・動画「編集」など、マシンパワーを要する処理は「苦手」とします。

 とはいえ、ウェブ・動画閲覧・ワープロ・表計算・プレゼンなどは、ストレスを感じずに使えるのは、間違いないことです。

 ちなみに、Macbook Airの2019年機に採用されていた第8世代intel Core i5 8210Yは、ベンチマークスコアが2880なので、本機はそれよりは上回ります。

 ただ、SSDを増量しつつ値段を10万円前後に下げた、ということをふまても、これは「大健闘」です。

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 第2に、上位機種の採用するcore i5-1030G7は、5700程度と思われます。

 こちらも、類似するスペックの Core i5-1030NG7からの推定値ですが、細かいスペックがほぼ同じなので、ほぼ正確でしょう。

 上位機と下位機の差は、最大で30%程度と見込めます。

 とはいえ、上位機でも、処理能力を必要とする作業には向かず、あくまで「モバイル用の2台目のノート」という位置づけに止まります。

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 結論的にいえば、Macbook Airは、CPU的に言えば、過度な処理をしないライトユーザーと、持ちはこびと割り切って利用できるモバイル「上級者」とに向く製品と言えます。

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 グラフィックス(GPU)は、画像処理に関係するパーツです。最近は処理の上でCPU並に重要視される向きもあります。

 MacBook Airは統合型で、上位機種・下位機種ともに、Intel Iris Plus Graphicsの搭載ですが、この部分は、従来機に較べて、格段の進化があります。

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 下位機種G4でも、2019年旧機種採用の Intel UHD Graphics 617に対して、スコア的に2倍程度の違いがあります。 

 上位機種G7は、G4より20%程度、ベンチマークスコアが高いです。

 ただ、その差は、実感できるほどは大きくはないでしょう。

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 結論的にいえば、グラフィック処理の部分では、CPUの部分より、進化の度合いが大きいと言えます。

 ちなみに、Apple公表値では、従来機より80%程度の能力向上とのことです。

 高スペックゲームなどを除けば、他社機に較べても相当快適な水準であり、常識的な処理においては十分以上な水準です。

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 メモリーは、8GBの搭載量です。

 MacOSに最低限必要なのは4GBです。 

 その点で言えば、比較的余裕を持っています。ただし、増設には非対応です。

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 記憶ストレージは、(読み出しの遅い)ハードディスクは採用されず、SSDドライブを採用します。

 MacBookは、現在全ての機種が、高速に読み出し可能なSSDドライブに統一されています。

 ハードディスクに比べて、OSの起動速度は2倍以上高速です。CPUやメモリー以上に、快適性の部分で導入効果が高いといえます。

 PCIeベースSSDとなるので、MacBook Proよりは遅いですが、体感速度は十分に高速です。

 なお、Macは、SSDが本体基板に直づけされた上、マザーボードと太い回線でつながっています。パーツと本体を一体設計するApple方式の利点で、同じグレードのWindows系ノートより、一般的に速いです。

 SSDのサイズは、256GB512GBから選択可能です。

 容量の節約術を知らない超初心者でも256GBあれば十分な水準なので、下位機種で良いと思います。

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 液晶の性能は、13インチサイズながら、4K表示ができるRetinaディスプレイです。

 2,560 x 1,600(400万ピクセル)の高解像度でモニターです。

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 老眼のお年寄りなど、高解像度すぎるモニターを採用したノートPCで、文字が小さくなる点を心配される方もいるでしょう。

 しかし、Macは、全機種とも、文字を4倍の高密度で、文字を高解像度表示(レティナ)できますので、文字は小さくならず、むしろ、「はっきりくっきり」綺麗に見えます。

 その点で、目の疲れが大幅に緩和可能な液晶パネルです。

 動画や静止画の表示もかなり鮮明です。高解像度でも文字などの表示が細かくならないので、老眼世代の方にもオススメです。

 1点だけ注意が必要です。

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 それは、使用される液晶が、高品質で視野角の広いIPS液晶パネルではなく、TN液晶である点です。

 この点で、視野角と画面の明るさの部分で、MacBook Proとは少しがあります。

 長時間使用時に、目が疲れやすい方は、注意が必要です。

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 なお、本機は True Tone テクノロジーの採用されています。

 これは、ディスプレイにかかわる新技術です。環境光に合わせてホワイトバランスの自動調整を行えます。色調が自然となり、目の疲れの軽減につながる点で、「進化」といえます。

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 ネットワークは、最新の「802.11ac 高速Wi-Fiワイヤレスネットワーク接続」に対応しています。

 なお、MacBookは、どの機種も有線LANポートがないので、有線で接続したい場合は、USB端子経由で変換アダプタを利用してください

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 【DVDドライブ】【アマゾン限定型番】

 ・I-O DATA DVDドライブ EX-DVD04K
  ¥2,180 Amazon.co.jp (7/4執筆時)

 ドライブは、MacBookはどの機種も付属しません。他社製を必要に応じて購入します。

 「オススメの機種」については、【おすすめMac用DVDドライブの比較記事】を別に書いています。この記事の最後で、改めて紹介します。

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 APPLE USB-C - USBアダプタ
  ¥1,970〜 Amazon.co.jp (7/4執筆時)

 接続端子は、Thunderbolt 3(=USB-C)端子が2つと、逆側にヘッドホンジャックが1つのみです。

 また、Thunderbolt 3端子の1つは、ACアダプターからの充電用にも使うので、充電中に自由に使えるのは「1ポート」となります。

 なお、写真で分かるように、昔からのUSB 3.0端子(=USB-A)端子はありません。 

 お持ちのUSBメモリーや外付けHDDを使う場合は、上記のような、別売の変換アダプタが必要です。

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 なお、Thunderbolt 3は、転送速度はUSB3.0よりも相当速いです。

 そのため、このブログの【ポータブルSSDの比較記事】で紹介したような、次世代デバイスの運用にはむしろ向いています

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 キーボードは、打ちやすいフルサイズです。

 Windows系のノートPCを選ぶ場合、しっかりチェックして選ぶべき部分です。

 しかし、MacBookの場合、キーピッチ(キーの幅)については、19ミリのキー間隔をどの機種も持っており、特殊配列も基本的にないです。

 19mmのピッチは、故スティーブ・ジョブズもこだわっていた部分です。デスクトップ用のキーボードと同じく快適に打てます。

 キーストローク(キーの押し味)は、このモデルからは、数年間続いた薄型の「バタフライ式」から、「改良型シザー式」にと再変更になりました。

 これにより、1mmのストロークが確保され、耐久性のほか、押し味がより良くなりました。

 なお、 右隅に指紋認証でのログインができるTouch Barが採用されています。

 ただし、Fキーの部分は、タッチパネル液晶ではなく、物理キーです。

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 トラックパッドは、感圧式のタッチトラックパッドを採用します。

 実際にはクリックしない(押し込まない)のですが、押すと内蔵モーターが反動を手に返すので、押した感覚があります。

 押す圧力の「弱め」「強め」が認識できるため、実際上、2種類のクリック動作を行えることになります。対応するアプリが増えてくると操作性が向上するでしょう。

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 USB-C HDMI Multiport アダプタ
  ¥5,373 Amazon.co.jp (7/4執筆時)

 プレゼンでの利用は、本体にHDMI端子がないので、変換アダプターを利用します。

 その他の点の注目点としては、MacBook Pro同様に、T2チップを採用する点が挙げられます。

 これにより、セキュリティ面の底上げができます。また、Appleの人工知能となるSiriに対応できるようになりました。

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 以上、MacBook Air 13インチの紹介でした。

 同シリーズの看板である「安さ」を維持した上で、持ち運べる「Air(軽さ」上に、CPUパワーも画面サイズも「そこそこ」ある、「中級機」と言えます。

 特に、初心者には欠かせない「少し多めの」ストレージのサイズも今回確保されたので、下位機種は、10万円程度で「初めてのMacBook」を探している方には、最適でしょう。

 一方、2台目のサブノートを探している方にも、下位機種は、最適です。

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 先述のように、Macbook 12インチがなくなった現在、本機は、モバイル用では「最も小型」で持ち運びやすいモデルです。

 また、「そこそこのCPU能力」ながら「多めのストレージ」で、しかも、「軽くて安い」という、Macbook 12インチの哲学を継ぐ仕様だと思います。多様なニーズに応えられる展で「名機」と言えます。

 (さすがに)2コアのCPUに過大な能力は期待できないので、メインマシンとしての処理能力を期待したい方には、次に紹介するMacbook Proをオススメします。

 ただ、個人的には(慣れて)すでに違和感はないのですが、どうしてもタッチバーが嫌で、物理的なFキーが欲しい方に、本機は「救世主」になるでしょう。

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 【上級者向け情報】

CPU:Core i7-1060G7
 + ¥15,000
CPUメモリ:16GB
 + ¥22,000
SSD:1TB
 + ¥22,000
SSD:2TB
 + ¥66,000

 なお、路面店を含むAppleストアの特注カスタムメイド(BTO)注文の場合、追加費用で装備をアップグレードできます。

 注目はやはり、BTOだけ選択できる、CPUのアップグレードでしょう。

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 Appleが宣伝する2019年発売の従来機と比較して「最大2倍の処理能力」とは、こちらのCore i7-1060G7に、CPUをカスタマイズした場合のみの話です。

 こちらは、1.2GHzのCPUですが、4コア8スレッドです。

 ほぼ同じスペックのCPUであるIntel Core i7-1060NG7では、6200程度という数字が出ています。

 測定数の数が少ない点ので確実に言えない部分はありますが、約10%程度の性能の向上に止まるようです。

 アップルは、部品代が市場価格に連動しないため、増設は割高です。モバイル用として利用する場合は、CPUの部分を含めて、基本的には不要でしょう。 

4・MacBook Proの比較(13インチ)

 続いて、13インチMacBook Proを紹介します。


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 【2020年5月発売】

 【SSD256GB】

 7・MacBook Pro 13 Retina MXK62J/A
 8・MacBook Pro 13 Retina MXK32J/A
  ¥148,280 Amazon.co.jp (7/4執筆時)

 【SSD512GB】 

 9・MacBook Pro 13 Retina MXK72J/A
 10・MacBook Pro 13 Retina MXK52J/A
  ¥170,280 Amazon.co.jp (7/4執筆時)

CPU:第8世代 Intel Core i5 1.4GHz
メモリ:8GB
SSD:128GB or 256GB
モニター:13.3型 IPS Retina液晶
グラフィックス:Intel Iris Plus Graphics 645
タッチバー:搭載
接続端子:Thunderbolt 3×2
バッテリー: 最大10時間
重さ: 1.37kg

【評価】「メインマシンにもできる小型機!」
 1・処理能力 ★★★★★
 
2・画質   ★★★★★
 
3・軽さ   ★★★★☆
 
4・価格   ★★★★☆
 
5・総合評価 ★★★★★

 こちらは、MacBook Pro 13インチ下位モデルです。

 グレード的には、MacBook Air13インチに続く、13インチでは上位ランクの製品です。

 なお、本機は、2020年5月発売の新機種ですが、下位グレードの場合、CPUを含めて仕様が2019年モデルと同じでした。ただし、旧機種は発表と同時に市場からほぼない状況です。

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 本体色は、シルバースペースグレイの2色構成です。

 重さは、Airよりは重いですが、1.37kgです。

 薄い形状ですし、(一般的に)十分に持ち歩きやすい水準をキープしています。

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 電源アダプターは、ただし、61W USB-C電源アダプタです。

 MacBookAir と比較して、縦横2.5cmほど大きく、重さは200gと2倍になります。

 もちろん、十分「モバイルできるサイズ」ですが、MacBook本体との合計重量で、MacBook Airと比して300gの差にはなります。

 そのため、荷物の重さに、にこだわる方は注意しましょう。

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 CPUは、第8世代 Intel Core i5 1.4GHzです。

 型番として言えば、Intel Core i5-8257Uとなり、4コア8スレッドのCPUです。

 Macbook Proの場合、Macbook Airの上位機と比較して30%程度の性能差があります。

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 結論的にいえば、複数のアプリを立ち上げての、少々の並行処理には「びくともしない」パワーを持つと言えます。

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 グラフィックス(GPU)は、Intel Iris Plus Graphics 645です。

 MacBook Airと同じCPU統合型です。

 Macbook Air搭載のG4より少しベンチマーク値が低めです。ただ、本機は、128MBのeDRAMが搭載される点で、気にするほどの差ではないでしょう。

 メモリーは、標準で8GBです。

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 ストレージは、128GB256GBから選択できます。

 さらに、こちらは、高速のM.2 SSDを採用します。この場合、MacBook airのような PCI ExpressベースのSSDと比べて、約3倍まの速度向上が見込めます。

 理論値では、読込3.2GB/s・書込2.2GB/sです。

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 ディスプレイは、Retinaグレードの13インチの液晶です。

 さらに、MacBook Airと較べた場合、高品質で視野角が広いIPS液晶パネルです。そのため、表示品質と目の疲れにくさにおいて、「1ランク上」です。

 輝度500ニトと明言がありますので、グレードとしては、こちらの方が明らかに上位です。

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 キーボードは、MacBook Airとは、大きく異なる部分です。

 なぜなら、(ESCキーを除く)Fキー(ファンクションキー)の部分が、タッチパネル式カラー液晶の「タッチバー」Touch Bar)となっているからです。

 OSやApple純正ソフトのほか、対応するアプリ(Abobe系など)のショートカットが自動で表示されるほか、ユーザーによるカスタマイズにも対応します。

 この部分は、従来の「Fキー使い」には、一般的に不評です。

 ただ、Atlasの個人的経験からは「慣れれば違和感なく使える」とフォローしておきます。

 Fキー表示に固定できるので、この部分をだけ気にして選択肢を除外してしまうのは、あまりおすすめしません。

 なお、MacBook Airと較べると、キーボードにバックライトが搭載されるので、夜間作業におけるメリット性もあります。

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 タッチIDによる指紋認証は、MacBook Air同様に対応します。

 ログインや、Apple Payによる支払いなどにも対応します。

 キーストローク(1mm)とキーピッチ(19mm)は、MacBook Airと同じです。

 キー方式も、(バタフライ式の前モデルと異なり)押し味の良い「改良型シザー式」です。

 この部分に、問題は感じません。

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 トラックパッドは、MacBook Airと同じで、感圧式のトラックパッドです。

 スピーカーは、多少ですが、MacBook Airより配慮があり、高性能スピーカーを両端に配置します。

 その結果、低音部については、従来より250%のボリュームアップとなっています。

 それなりの良音を得られそうです。

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 接続端子は、MacBook Airと同じです。

 つまり、Thunderbolt 3(=USB-C)端子が2つと、逆側にヘッドホンジャックが1つのみです。

 無線LANは、「802.11ac 高速Wi-Fiワイヤレスネットワーク接続」に対応します。

 MacBookはどの機種もBluetooth対応ですが、こちらもBluetooth4.2も搭載です。

 また、こちらも、T2チップを採用しますので、セキュリティ面の底上げができます。また、Siriに対応できる機種です。

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 以上、MacBook Pro13 Retinaの下位モデルの紹介でした。

 CPUパワーの向上やIPS液晶パネルの採用などで、MacBook Airと比較して、総合的な快適度はより増しています。

 その分、ACアダプタの重量込みで300gほど重い点価格も数万高い点がネックです。

 ただ、個人的経験から言えば、十分持ち運べる重さですし、値段が高い部分にも「正当な理由」があります。

 いずれにしても、自宅にデスクトップPCがなく「メインマシン」としてノートPCを運用する場合で、予算が十分確保できるならば、この機種が「おすすめ」です。


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 【2020年5月発売】

 【SSD512GB】

 11・MacBook Pro 13 Retina MWP72J/A
 12・MacBook Pro 13 Retina MWP42J/A
  ¥207,680 Amazon.co.jp (7/4執筆時)

 【SSD1TB】 

 13・MacBook Pro 13 Retina MWP82J/A
 14・MacBook Pro 13 Retina MWP52J/A
  ¥229,680 Amazon.co.jp (7/4執筆時)

CPU:第10世代 Intel Core i5 2.0GHz
メモリ:16GB
SSD: 512GB/ 1TB
モニター:13.3型 IPS Retina液晶
グラフィックス:Intel Iris Plus Graphics 655
タッチバー:搭載
接続端子:Thunderbolt3×4
バッテリー: 最大10時間
重さ: 1.37kg

【評価】「処理性能が良いが、多少割高感」
 1・処理能力 ★★★★★★
 
2・画質   ★★★★★
 
3・軽さ   ★★★★☆
 
4・価格   ★★★☆☆
 
5・総合評価 ★★★★☆

 続いて紹介するのは、MacBook Pro13 Retinaの「上位機種」です。

 本体や液晶などは同じ製品ですが、主にCPUやSSDの容量の点で、下位機種と異なります。

 本体の重さは、1.37kgです。

 電源アダプターのサイズを含めて、MacBook Pro13 の下位機種と同じ重さです。

 バッテリーも、最大10時間ですから、同等です。

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 CPUは、第10世代 Intel Core i5 2.0GHz(Turbo Boost時 3.8GHz)です。

 下位機種と同じ4コア8スレッドのCPUで、型番は Intel Core i5-1038G7です。

 こちらも、ほぼ同様仕様のCPU(NG7)のデータとの比較ですが、下位機種と比較すると15%程の性能差があります。

 値段差ほどは、CPU性能の部分だけで言えば、割高感はあるでしょう。

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 グラフィックス(GPU)は、CPU統合型ですが、Intel Iris Plus Graphicsとだけの表記です。

 本機もCPU統合型のGPUですが、eDRAM(L4)は不採用で、普通の6MBのL3キャッシュになっています。

 ただ、アップルによると、下位機種も採用するIntel Iris Plus 655に対して、「最大で」80%の性能差と言うことで、下位機種よりも、優れるようです。

 おそらくですが、G4以上で、G7並(スコア900ほど)にはなっていそうです。

 メモリーは、16GBと増量されます。

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 ストレージは、こちらも、高速のM.2 SSDを採用します。

 下位機種と比較する場合、選択できる容量が唯一の違いで、512GB1TBのモデルから選択可能です。

 モバイル用ならば、256GBもあれば十分な水準ですし、贅沢に思えます。ただ、メインマシンとして運用するかたには、1TBというのは魅力でしょう。

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 APPLE USB-C - USBアダプタ
  ¥2,420 Amazon.co.jp (7/4執筆時)

 接続端子は、下位機種より2倍多く、Thunderbolt 3(=USB-C)端子が両側に2つずつ、総計4つあります。

 便利ではありますが、旧来のUSB3.0規格の端子につなげる場合は、いずれにしても、変換ケーブルが必要ではあります。

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 その他の部分は、キーボードや、タッチIDの仕様を含めて、下位機種と同様です。

---

 以上、MacBook Pro13 Retina上位機の紹介でした。

 確定的なスペック情報は、確定以後修正します。しかし、CPUを含めた処理関係の部分では、下位機種と価格相当の差はない気がします。

 下位機種と比較する場合、CPUのベースクロックは高めなのですが、コア数やブースト時のスペックはあまり変わらないといです。

 グラフィックスも、(キャッシュ部分の仕様の違いもあるため)そう大きな違いはないでしょう。

 とはいえ、1TBのSSDが付属する上位機は、メインマシンとして使う場合は魅力的ではあります。

 しかし、一般向けには、このサイズのノートとしては、「オーバースペック」なので、普通の方には、先ほど紹介した下位機種がおすすめです。

ーー

 【上級者向け情報】

CPU:第8世代 Intel Core i7 1.7GHz
 + ¥33,000
CPU:第10世代 Intel Core i7 2.3GHz
 + ¥22,000
メモリ:32GB
 + ¥44,000
SSD:2TB
 + ¥44,000
SSD:4TB
 + ¥101,000

 なお、路面店を含むAppleストアの特注カスタムメイド(BTO)注文の場合、追加費用で装備をアップグレードできます。


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 CPUは、カスタムメイドの場合、下位機種は、第8世代のIntel Corei7-8557Uに、上位機種は、第10世代のCore i7-1068G7に交換できます。

 第1に、第8世代のIntel Corei7-8557Uは、ベンチマークは8000以下と振るいません。

 ブースト時のクロック数は高いので、通常機と性能差はありますが、値段差分の価値は、正直ないでしょう。

 第2に、第10世代のCore i7-1068G7は、同等機との比較ですが、通常機と8%程度の差しかないので、やjはり割高感があります。導入しないでも良いでしょう。

 メモリーは、後から増設できないので、あっても良いでしょうが、相当割高です。

 SSDも、値段面では同じことがいえるので、クラウドなり、外部ストレージの導入が良いでしょう。

---

 結論的にいえば、CTOは、Appleの場合、本当に必要な人以外は避けるべきです。

 一律ともいえる値段の付け方を見ても、割高感を感じます。

5・MacBook Proの比較(16インチ)

 続いて、新しい16インチのMacBook Proを紹介していきます。

 大画面ノートとしては比較的軽量の2キロで、本体も薄いので、必ずしも持ち運べないこともありません

 画面サイズとしては、現状で最も大きいMacBookとなります。


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 【2019年11月18日発売】

 【SSD256GB】【各色】

 15・MacBook Pro 16インチ MVVJ2J/A
 16・MacBook Pro 16インチ MVVL2J/A
  ¥273,680 Amazon.co.jp (7/4執筆時)

CPU:第9世代7コア Intel Core i7 (2.6GHz)
SSD:512GB
グラフィックス: Radeon Pro 5300M(4GB)

 【SSD512GB】【各色】

 17・MacBook Pro 16インチ MVVK2J/A
 18・MacBook Pro 16インチ MVVM2J/A
  ¥317,680 Amazon.co.jp (7/4執筆時)

CPU:第9世代7コア Intel Core i9 (2.3GHz)
SSD:1TB
グラフィックス: Radeon Pro 5500M(4GB)

メモリ:16GB
モニター:15.4型(IPS Retina液晶)
接続端子:Thunderbolt3×4
バッテリー: 最大11時間
重さ: 2kg

【評価】「プロ用の据置ノートとして」
 1・処理能力 ★★★★★★★
 
2・画質   ★★★★★★
 
3・軽さ   ★☆☆☆☆
 
4・価格   ★☆☆☆☆
 
5・総合評価 ★★★★★

 MacBook Pro 16インチ は、MacBookの最高性能機です。

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 これまでの最大サイズだった15インチに較べて、画面が、横幅が2cm程度、縦幅が1cm程度大きいです。

 A3ビジネスバッグに無理なく入るサイズとしては「これが限界」といえ、ギリギリのところで「攻めて」きました。

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 本体の重さは、2kgです。

 2kg以上は、心理的な部分も含めて「重い」と感じてしまうので、この部分も「ギリギリ」をうまく攻めています。

 実際、ボディを自社製造できる利点で、16インチノートで、堅牢性があり、2kgを切るモデルというのは、かなり優秀です

 本体の厚みも1.62cmとかなり薄いので、大画面を持ち運びたいというニーズに応えてくれる機種です。

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・96W USB-C電源アダプター
 約260g 7.9×7.9×3cm

 =16インチMBP

 アダプターは、新開発の96W USB-C電源アダプターです。

 13インチに採用される61Wと比較した場合、重くてデカいので、モバイルには適しません。

 バッテリーは、11時間持続というスペックですから、モバイル用としても利用可能な水準です。

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 CPUは、第9世代のIntel Coreシリーズが搭載されます。

 上位機種は、第9世代の Intel Core i9-9880H 2.30GHzという8コア16スレッドのCPUです。

 下位機種は、Intel Core i7-9750H 2.60GHzとなります。6コア・12スレッドのCPUです。

 性能差は、例によって20%ほどですが、下位機種でもスコア10000を余裕で超えており、重い作業でも快適でしょう。

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 その上で、今回のモデルチェンジで、新型ファンの採用を含めて、熱アーキテクチャ(エアフロー)が進化しました。

 そのため、長時間利用時の熱によるCPUパワーダウンは少ないでしょう。

--

 結論的にいえば、2019年の上位機は、(デスクトップ機の)iMacの27インチ上位機と較べても、性能が負けていません。

 同じMacBookでは「抜け出た能力」と言えます。

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 グラフィックス(GPU)は、MacのノートPCでは唯一、メモリーをCPUと共有しない、単独型のノートパソコン用GPUを搭載します。

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 下位機種Radeon Pro 5300M上位機種Radeon Pro 5500Mです。

 いずれもAppleがAMDに発注したオリジナルの型番です。

 GPUスコアは、下位機種で3866、上位機で4408となります。

 したがって、両者は、最大で25%程度の性能差と言えます。

 いずれにしても、独立したGPUを採用せず、Intel Iris Pro Graphicsのみを搭載する13インチのMacBook Proと較べると、格段の性能差があります。

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 ・Blackmagic eGPU
  ¥89,800
Apple Store (7/4執筆時)

 なお、サードパーティ製ですが、Thunderbolt3接続に対応する外部GPUが発売されています。

 8GBRadeon Pro 580グラフィックプロセッサですから、Radeon Pro Vega 56を搭載するiMac Proに比する性能でしょう。

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 メモリーは、16GBです。

 新しい2,666MHz DDR4規格ですが、オンボードであとから増設できない仕様です。

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 ストレージは、高速のM.2 SSDです。

 512GB1TBから選べます。

 なお、MacBookは、ストレージもメモリーも直づけであり、後から交換はできません。必要なサイズを搭載するモデルを買ってください。

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 液晶の性能は、16インチと大画面のパソコンですが、Retinaグレードの非常に高詳細なIPSパネルで、視野角も広く見やすいです。

 13インチのMacBook Pro retinaと較べて、液晶パネル上の作業領域が広いので、複数のウィンドウを並べながら、快適に作業できると思います。

 例えば、ワープロとブラウザを並べておいても邪魔にならないサイズです。動画編集や3Dの作業をする人は上位機種を選ぶのが正解です。

 もちろん、必要以上に文字が細かくないため、老眼世代の方にもオススメです。

 なお、13インチの場合と同じで、新機種は、輝度が500ニトと明示された上で、環境光に合わせたホワイトバランスの自動調整機能であるTrue Tone テクノロジーが付属します。

 色調が自然となり、目の疲れの軽減にもつながります。広色域化技術のP3にも対応します。

 輝度が高いモデルですが、鏡面反射シートで98%の入射光を弾くため、視認性にも配慮があります。

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 キーボードは、この機種も、MacBook pro 13インチと同じく、ファンクションキー(Fキー)が、タッチパネルカラー液晶式の「タッチバー」を採用し、指紋認証機能も搭載します。

 一方、MBP16インチについては、ESCキーが「リアルキー」に戻されました。

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 そのほか、本体の大きさを活かして、矢印キーが、他のキーとは離れた配置で、打ち間違いが少ないと言えます。

 キー自体は、下位機種と同じ「改良型シザー式」です。

 薄いバタフライ式は一部に不評だったので、今回、進化したポイントです。

 トラックパッドは、こちらも感応式のタッチトラックパッドが搭載されます。

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 【DVDドライブ】【Amazon限定モデル】

 ・I-O DATA DVDドライブ EX-DVD04K
  ¥2,180 Amazon.co.jp (7/4執筆時)

 ドライブは、15インチではありますが、こちらもDVDドライブは内蔵しない仕様です。

 記事の最後にMacBook対応の機種をまとめて紹介しますが、【Mac用DVDドライブの比較記事】で紹介したような、他社製品を別途購入する必要があります。

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 接続端子はThunderbolt3(USB-C)が左右に計4ポートという仕様です。

 この機種も、従来のUSB端子(=USB3.0端子)を利用するには、変換アダプタが必要です。

 ネットワークは、Bluetooth5.0のほか、「802.11ac 高速Wi-Fiワイヤレスネットワーク接続」に対応しています。

 ただし、この規格の通信を行うためにはWi-Fi(無線LAN)の親機の買い換えが必要です。詳しくは【こちら】の紹介記事をご覧ください。

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 オーディオは、MacBook系列では唯一、6スピーカーサウンドシステムを採用です。

 ただし、ステレオで、多チャンネル再生というわけではないです。

 左右のスピーカとは別に、2組のデュアルフォースキャンセリングウーファーを採用しての「6スピーカー」という表記です。

 これらのシステムは、ファン搭載のノートPC特有のシステム振動を軽減させる役目を果たします。

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 したがって、音質は期待できるでしょう。

 ただ、基本的には【PCスピーカーの比較記事】で紹介した、外部オーディオを利用する方が、音は格段に良いです。

 その他の点は、T2チップを採用し、Siriに対応できるようになった点が目新しいです。

---

 以上、16インチのMacBook Proの紹介でした。

 【iMacの比較記事】で紹介した、AppleのデスクトップであるiMacと比較した場合、27インチiMacとほぼ同等レベルの性能です。

 この点で言えば、この製品は、処理性能面では買って間違いの無い機種です。

 ただ、やはり公平に評価すれば、ここまでの性能が必要なのは相当のパワーユーザーだけです。一般的な目的で、普通にMac使う方には、ここまでの処理性能は必要ないでしょう。

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 16インチの画面も、デスクトップパソコンの代用品として使いたい場合や、マルチタスクやExcelなどの作業が多い場合を除けば、不要でしょう。

 目の疲れの点を考慮しても、13インチよりも横幅が長く視点の移動が必要なので、長時間の作業では疲れる場合があります。

 パソコンの場合、「高級・高性能な機種ほど、長く使えてお得」とはなりません。電気を食うだけ無駄ですので、特定の目的がないならば、MacBook Pro13 Retinaでも十分です。

ーー

 【上級者向け情報】

CPU:第9世代 Intel Core i9 2.4GHz
 + ¥22,000
メモリ:32GB
 + ¥44,000
メモリ:64GB
 + ¥88,000
SSD:2TB
 + ¥44,000
SSD:4TB
 + ¥111,000
SSD:8TB
 + ¥242,000
グラフィックス: Radeon 5500M(8GB)
 + ¥11,000
グラフィックス: Radeon 5600M(8GB)
 + ¥70,000

 なお、路面店を含むAppleストアの特注カスタムメイド(BTO)注文の場合、追加費用で装備をアップグレードできます。

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 CPUは、カスタムメイドの場合、第9世代のCorei9(Core i9-9980HK )となります。

 8コア16スレッドのCPUですが、CPUスコア的には、さほど違いはなく、10%程です。

 シングルスレッドあたりのスコアもあまり変わらないため、基本的にはアップグレードは不要でしょう。

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 GPUも、変更可能です。

 Radeon 5500M(8GB)は、メモリーを倍増させただけの仕様ですので、劇的な変化はないでしょう。

 Radeon 5600M(8GB)は、2020年に追加されたGPUで、新世代のRadeonです。

 こちらについては、30%以上のスコアの違いがあります。ただ、7万円という価格なので、グラフィック関係の仕事を想定したオプションでしょう。

 そのほか、価格は問題とはいえ、同社のノートでは、SSDが8TBが初めて選択できるようになったのも進化です。

後編の予告!!
最新MacBookのおすすめ機種は結論的にこれ!

 というわけで、今回は、現行のMacBook Pro Airの新機種を紹介しました。

 記事は、もう少しだけ続きます。

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【評価】「上級者専用のサブマシン」
 1・処理能力 ★★☆☆☆
 
2・画質   ★★★★★
 
3・軽さ   ★★★★★★
 
4・価格   ★★★★☆
 
5・総合評価 ★★★★☆

 つづく後編【こちら】では、紹介しきれなかった、15インチ MacBook Pro を紹介します。

 その上で、ここまで紹介してきた全機種から、目的別・予算別にもっともオススメできる機種はどれか?を考えていきたいと思います。

 また、DVDドライブなどの周辺機器をどうするべきか?についても書きたいと思います。  

後編ページは→こちら

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posted by Atlas at 18:30 | Mac関連機器

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