2018年09月20日

比較2018'【サイズ別】最新の防水お風呂TV23機の性能とおすすめ:防水ポータブルテレビ

【今回レビューする内容】2018年 人気の防水ポータブルテレビ 浴室液晶テレビ18機の性能とおすすめ・選び方:メーカー別機種の違いやランキング:PX7・地デジ BS・無線・ワイヤレスTV・ワンセグ・フルセグなど画質の違いや性能ランキング

【紹介する製品型番】パナソニック プライベート・ビエラ 500GB 15v型 10v型 UN-10E8-W UN-10T8-K UN-15T8-K UN-15TD8-K UN-15TD8-W 東芝 レグザ 10v型 10WP-1 グリーンハウス GH-PDV9HWT-WH YAZAWA TV05WH ツインバードVB-BS103W VB-BS122S VB-BS167W VB-BS169W VB-BS229W VB-BS329G リンナイ DS-501 DS-701 DS-1600HV-B KAIHOU KH-MID101W

今回のお題
防水性能が高いお風呂テレビ・ポータブルTVでおすすめな機種はどれ?

 ども、Atlasです。

 今日はお風呂用テレビ/ポータブルTVに関する話です。

 浴室に持ち込むタイプと、浴室に設置するタイプの両方を全部で23機ほどフォローします。

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 いつものように、各製品を比較してから、最後に、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。

1・防水テレビの選び方の基本

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 今回の記事に置ける、お風呂テレビの比較のポイントは、次の3点になります。

1・防水性能
2・バッテリー持続時間
3・ブルーレイなどとの連携

 このうち1の防水性能については、(言うまでもなく)最も重要です。

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 お風呂テレビ(防水テレビ)については、JAS規格で防水性能の基準が数値化されています。

 第1に、「IPX6級」は、格安の「お風呂テレビ」の多くが表明する防水基準です。

 しかし、これは、「水の中に入れられる」という意味での防水性を表す数値ではないため、風呂に「ドボン」した場合保証対象外です。

 第2に、「IPX7級」は、「水に浸しても大丈夫な」ことを表す規格です。

 故意の場合など例外はありますが、お風呂に少し「ドボン」して壊れても保証対象になります。

 そのため、今回は、「IPX7級」の性能を持つかどうかを明示して記事を書いていくつもりです。

2・パナソニックのお風呂テレビの比較

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 はじめに、パナソニックのお風呂テレビの紹介です。パナソニックの場合は、バッテリー搭載で、浴室に持ち込むタイプとなります。

 なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


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 【2018年】

 1プライベート・ビエラ UN-10E8-W
   ¥23,968 Amazon.co.jp (9/20執筆時)

 【2017年】

 2プライベート・ビエラ UN-10E7-W
   ¥25,600 Amazon.co.jp (9/20執筆時)

画面サイズ:10V
バッテリー:約3.5時間
防水性能:IPX7級・6級対応(完全防水)
番組録画:○
タッチパネル:×
対応:地上波/BS/CS

 UN-10E8は、パナソニックのプライベート・ビエラシリーズの最も安いモデルです。

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 お風呂TVは、日本のメジャー家電メーカーではパナソニックが最も力を入れており、ほぼ市場を支配しています。最も安いモデルですが、この機種でも地上波とBS/CSの3波に対応します。

 なお、新旧両機種ありますが、今年度は基本性能面での違いはないです。ただ、すでに新機種のが安めですね。

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 画面サイズは、10V(約180mm×260mmです。

 タブレットと大体同じサイズで、1人でお風呂で使うには十分なサイズです。フックに欠けるような利用法も可能です。もちろん、小型スピーカーが付属します。

 バッテリーは、輝度を落として約3.5時間と長く持ちます。

 明るい設定でも1.5時間は確保される容量です。なお放電後にフル充電をする場合、約3時間が充電に必要です。

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 映像は、フルセグ/ワンセグではなく、直接アンテナ線を左図のようなセットボックスに付け、Wi-Fiでお風呂場まで飛ばす仕組みです。

 Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n準拠で、アンテナが2本ですので、リビングに設置しても、風呂場まで無理なく電波が届くでしょう。

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 ・中継機 DY-WE20-W
   ¥11,907 Amazon.co.jp (9/20執筆時)

 なお、複雑で密閉性の高い場所にお風呂がある場合も、コンセント式の専用の中継機があるため、(接続トラブルがあった場合も)、同社のサポートは円滑に進むでしょう。

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 防水性は、JIS規格でIPX7級・6級対応と十分です。

 水にモニターを沈めてしまっても30分は大丈夫という品質です。

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 付属するリモコンは、もちろん、防水対応ですので、濡れた手でもTVを変えられます。

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 A・分波器+アンテナケーブル 2本セット
  ¥949 Amazon.co.jp (9/20執筆時)

 B・ELECOM アンテナケーブル 極細 (1-10m)
  ¥490 Amazon.co.jp (9/20執筆時)

 アンテナ線の配線は、この機種に限っては上位機種より面倒です。

 なぜなら、本体にBS/CSと地上波で1つの入力端子しかないため、地上波/BS/CSを全てみたい場合、別売の「混合器」が必要だからです。

 上記「A」のような分波器(=混合器)が別に必要です。上位機種はもう少し簡単に接続が可能です。

  

 BUFFALO ビデオ向けドライブ採用 2TB
   ¥11,165 Amazon.co.jp (9/20執筆時)

 録画については、USBケーブルで外付けハードディスクをつなげることで、予約番組録画も可能です。

 こちらの別記事で紹介したような「USB3.0に対応する外付けハードディスク」ならば基本的に対応します。しかし、上記の、バッファローのHDDは公式に動作確認されています。

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 また、この機種は、「外からどこでもスマホで視聴」に対応します。つまり、セットボックスで受信している映像や録画画像を、スマホに転送してみることができます。自宅のネットワーク外の外出先で視聴することも可能です。

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 Panasonic Media Access
  ¥0 iTunes Store
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  ¥0 Google Play 

 そのためには、上記のアプリをインストールするだけでOKです。スマホが防水ならば、もちろんスマホでTVをみることが可能です。

 以上、パナソニックのUN-10E6-Wの紹介でした。防水テレビとしては格安ですが、基本的な機能は網羅しています。放送中の番組を見たいだけならば、このグレードで十分でしょう。


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 【2018年】

 3・プライベート・ビエラ 10v型 UN-10T8-K
 3・プライベート・ビエラ 10v型 UN-10T8-W
   ¥42,044 Amazon.co.jp (9/20執筆時)

 【2017年】

 4・プライベート・ビエラ 10v型 UN-10T7-K
   ¥29,500 Amazon.co.jp (9/20執筆時)

画面サイズ:10V
バッテリー:約4時間
防水性能:IPX7級・6級対応(完全防水)
番組録画:○
タッチパネル:○
対応:地上波/BS/CS

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 【2018年】

 5・プライベート・ビエラ 15v型 UN-15T8-K  
 5・プライベート・ビエラ 15v型 UN-15T8-W
   ¥49,493 Amazon.co.jp (9/20執筆時)

 【2017年】

 6・プライベート・ビエラ 15v型 UN-15T7-K  
   ¥42,300 Amazon.co.jp (9/20執筆時)

画面サイズ:10V/15V
バッテリー:約3.5時間
防水性能:IPX7級・6級対応(完全防水)
番組録画:○
タッチパネル:○
対応:地上波/BS/CS

 T7シリーズは、パナソニックプライベート・ビエラの中位機です。

 こちらも、新旧両機種ありますが、性能面でのアップグレードはないので、安い旧型が良いでしょう。

 画面サイズは、こちらの場合、10V(約180mm×260mm15V(約1230mm×3000mmの2種類です。15インチにはお風呂用としてはやや大きめとも言えます。

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 しかし、こちらは、「お風呂だけでなく、寝室など家庭中で持ち歩いて使う」というコンセプトだからです。15V型でも1.4kgと軽量ですし、持ちはこびに支障はないでしょう。

 ただ、あくまで、お風呂だけならば、小さい方でも良いと思います。

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 これらの機種はモニターがタッチパネル対応になっています。

 そのため、リモコン使わず、チャンネルの切替などが感覚的に操作できます。もちろん、小型スピーカーが付属します。なおモニターは、4段階で角度調整できます。

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 リモコン(別売) DY-RM35
   ¥2,572 Amazon.co.jp (9/20執筆時)

 しかし、防水リモコンは未付属なので、必要な場合は別に購入する必要があります。 

 バッテリーは、下位機種と同じです。

 輝度を落として約3.5時間と長く持ち、明るい設定でも1.5時間は確保される容量です。充電は、10V型が3.5時間、15V型が4時間となります。

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 映像は、この製品もWi-Fiで飛ばす方式であり、下位機種と同じです。

 一方、この機種からはインターネットラジオ(radiko)に対応するほか、簡易的ながら、ブラウザもを搭載し、インターネットも利用可能です。なお、radikoについては、、radikoの<プレミアムサービスは非対応ですね。

 防水性は、JIS規格でIPX7級・6級対応とこの点も変わりません。

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 B・ELECOM アンテナケーブル 極細 (1m-10m)
  ¥490 Amazon.co.jp (9/20執筆時)

 アンテナ線の配線は、その一方で、リビングのTV近くに設置する場合、この機種は接続が容易です。

 なぜなら、地上波とBS/CS用の出力端子と入力端子が別に付いているからです。

 この場合、壁のアンテナとテレビの中間(ないし、ご自宅のブルーレイレコーダーとTVの中間)にこの機械を設置するだけで使えます。 簡単に言えば、アンテナケーブルを2本用意すれば、それだけでつなげられます。

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 録画については、こちらは、ボックス側に500GBのハードディスクが内蔵されるため、外付けUSBHDDを購入することなしに、最長約672.5時間録画できます。

 裏番組録画も対応ですが、しかも、15倍の長時間モードも搭載と、機能は充実します。

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 また、搭載される無線LAN経由ないし、有線LAN経由で、パナソニック製ブルーレイに撮りだめた番組も転送可能です。

 これは、お部屋ジャンプリンク機能と言います。対応機種は、最新製品ならば全機種です。

 詳しくは、このブログのパナソニックのブルーレーディーガの最新機種の比較爺をご覧ください。【こちら

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 その他、こちらについても、外出先のスマホに録画映像や放送中の映像を飛ばせる「外からどこでもスマホで視聴」に対応できます。

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 以上、パナソニックのT7シリーズの紹介でした。下位機種と比べると、BSを含めた配線が非常に楽な点、内蔵HDDに録画ができる点、リモコンなしに操作可能な点、などがパワーアップした部分です。

 他にも、インターネット視聴やラジコの対応など見所が多く、予算が許せばこちらを選んでも良いと思います。


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 【2018年】

 7・プライベート・ビエラ 15v型 UN-15TD8-K
 7・プライベート・ビエラ 15v型 UN-15TD8-W
   ¥60,008 Amazon.co.jp (9/20執筆時)

 【2017年】

 8・プライベート・ビエラ 15v型 UN-15TD7-K
 8・プライベート・ビエラ 15v型 UN-15TD7-W
   ¥49,424 Amazon.co.jp (9/20執筆時)

画面サイズ:15V
バッテリー:約3.5時間
防水性能:IPX7級・6級対応(完全防水)
番組録画:○
タッチパネル:○
対応:地上波/BS/CS

 TD7シリーズは、パナソニックプライベート・ビエラの最上位機です。こちらについては2色から製品を選択可能です。

 画面サイズは、15V(約1230mm×3000mmのみの展開です。

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 なお、現在は、2017年旧モデルも販売中です。新機種との違いは、YouTube Dazn dTV huluに対応となった点です。

 ヘビーユーザーには魅力でしょう。ただし、それ以外の基本性能は同じなので、不要ならば2017年モデルでも良いでしょう。旧機種でもRadikoには対応します。

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 リモコン(別売) DY-RM35
   ¥2,572 Amazon.co.jp (9/20執筆時)

 リモコンは、別売です。必要に応じて買う仕組みです。本体は、中位機と同じでタッチパネルになっていますので、リモコンは必ずしも必要ありません。ただ、濡れた手で操作するにはリモコンがあると便利ではあります。

 バッテリーは、約3時間です。下位機よりやや短いですが、問題ないレベルです。

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 映像は、この製品もWi-Fiで飛ばす方式であり同じです。一方、この機種は、ブルーレイが内蔵されるため、DVDやブルーレイの再生も可能です。その他、下位機種同様に、インターネットとラジオ(radiko)に対応します。

 防水性は、JIS規格でIPX7級・6級対応とこの点も変わりません。 

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 B・ELECOM アンテナケーブル (1m-10m)
  ¥490 Amazon.co.jp (9/20執筆時)

 アンテナ線の配線は、下位機種と変わりません。

 地上波とBS/CS用の出力端子と入力端子が別に付いているので、設置は楽でしょう。ただし、こちらもアンテナケーブルは別売です。BSと地上波で2系統のケーブルが最低限必要ですね。

 録画についても、下位機種と変わりません、

 ボックス側に500GBのハードディスクが内蔵されるため、外付けUSBHDDを購入することなしに、最長約672.5時間録画できます。裏番組録画・長時間録画も対応です。

 その他、「外からどこでもスマホで視聴」を含めて、下位機種に付属する機能は網羅されます。

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 以上、パナソニックのTD7シリーズの紹介でした。大きめのディスプレイで、お風呂の他、家中持ちはこびながら使うのに向くモデルですね。

 ボックス側にブルーレイも装備されるので、ワンルーム住まいの方の「メイン機」としても利用できそうです。このシリーズはどれもそうですが、モニター側にACアダプターを付けておけば、バッテリーを気にせず固定的なTVとして利用できるからです。

2・比較的安いお風呂テレビの比較

 続いて、パナソニック以外のメーカーから販売されている防水対応製品について紹介します。

 プライベートビエラだと「やや高い」と感じている方はこちらでしょう。


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 9東芝 レグザ 10v型 10WP-1  
  ¥23,700 Amazon.co.jp (9/20執筆時)

画面サイズ:10V(IPS液晶
バッテリー:約4時間
防水性能:IPX5級 5X対応
番組録画:×
タッチパネル:×
対応:地上波のみ(フルセグ・ワンセグ)

 10WP-1 は、東芝の防水テレビです。

 同社の防水テレビでは、唯一のラインナップです。

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 画面サイズは、10V(約180mm×260mmです。

 パナソニックの小型機種と同じサイズです。一方、液晶の品質は、解像度が1366×768のIPS液晶のため画質は期待ができます。

 とくにスピーカーは、パナソニックは0.8Wと弱小でしたが、東芝の場合は2Wのステレオスピーカーなので、ある程度この部分も期待できます。

 重さも、1.2kgです。

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 映像は、パナソニックのようなセットボックスを使う方式ではありません。

 こちらの場合、ワンセグ用のアンテナが装備されている点が特長です。

 例えば、キッチンなど、アンテナの利用が難しい場所でも利用できます。また、地デジ(フルセグ)を利用したい場合は、この本体にアンテナケーブルからの転送が必要です。

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 BS/CSチューナー未搭載です。

 しかし、Wi-Fiは搭載されているため、東芝のブルーレイ・TV(レグザ)から、録画映像や、現在の番組を転送できます。この方法ならば、BSなども対応できるでしょう。

 バッテリーは、公称値で4時間です。ポータブルとしては長いですね。

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 防水性は、JIS規格でIPX5級・5X級対応です。

 完全防水ではないので、お風呂で使いやすいタイプではないですね。水しぶきが飛ぶ台所などで利用する機種です。

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 付属するリモコンは、防水設計です。

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 以上、東芝のレグザ 10WP-1の紹介でした。

 キッチン用で、ワンセグも使えるという機種です。

 どちらかと言えば、東芝のTVやブルーレイを持っている方が、レグザリンクを利用して使用することを想定している機種ですね。東芝ユーザーの「買い足し」には向いています。


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 10・グリーンハウス 9型 GH-PDV9HWT-WH
   ¥18,798 Amazon.co.jp (9/20執筆時)

画面サイズ:9V
バッテリー:約2.5時間
防水性能::IPX7相当(完全防水)
番組録画:×
タッチパネル:×
対応:地上波のみ(ワンセグ・フルセグ)

 GH-PDV9HWT-WH は、日本の電機メーカーであるグリーンハウスの製品です。

 PCの周辺機器で有名ですが、液晶を扱う点で、こうした製品も出しています。


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 画面サイズは、9V(約196mm×110mmです。

 多少小型ですが、用途的には問題ありません。ただし、解像度は、800×480と東芝に比べて劣るため、画質を追い求める場合は、やや難があるでしょう。

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 映像は、東芝の方式に準じます。

 こちらも、ワンセグ用の伸縮アンテナと、ケーブルを用いるフルセグ対応ロッドアンテナが2つ装備されます。ただし、防水性のあるのは、伸縮アンテナのみですので、風呂場ではワンセグを見ることになります。

 BS/CSチューナーは未搭載です。

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 ただし、この製品は、DVDドライブを搭載し、各種メディアを再生できます。

 録画したDVDを再生する用途にも用いたい場合はこちらでも良いでしょう。例えば、風呂で環境映像を出しリラックスするような場合、外出先に持ち出してDVDを利用する方には、こちらが良いのかもしれません。

 バッテリーは、DVD利用時も公称値で4時間です。ポータブルとしては長いですが、TVの場合は2.5時間です。

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 防水性は、JIS規格でIPX7相当です。その点で、こちらは、お風呂で利用することを前提に作られた製品です。保証も1年間です。

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 付属するリモコンは、防水設計です。また、濡れた場所でないならば、本体のタッチセンサーでも操作が可能ですね。

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 以上、グリーンハウスのGH-PDV9HWT-WHの紹介でした。

 一体型本体で、自宅だけでなく手軽に持ち出せる防水テレビです。お風呂だけになく、野外活動で利用する方には向くでしょう。


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 11・ヤザワ 2.3v 防水ワンセグTV TV05WH
   ¥8,877 Amazon.co.jp (9/20執筆時)

画面サイズ:2.3V
バッテリー:約11時間
防水性能::IPX6相当
番組録画:×
タッチパネル:×
対応:地上波のみ(ワンセグ)

 TV05WH は、ヤザワのポータブルワンセグプレーヤーです。

 画面サイズは、2.3Vと写真の通り超小型端末です。ただし、こちらは、地上波TV以外に、AM・FMラジオチューナーも搭載されるという点で、「ニッチ」と言える製品ですね。

 映像は、ワンセグ用の伸縮アンテナのみで、TVについてはワンセグのみ対応です。ただ、画面サイズが小さいので、これは問題にならないでしょう。なお画面はありますが、ラジオのデータ放送は未対応です。

 バッテリーは、画面が小さいため長持ちで、公称値で11時間です。ラジオ利用の場合もその水準です。

 防水性は、JIS規格でIPX6相当です。そのため、飛沫の飛び交う場所では対応で、お風呂対応が明示されています。ただし、水に「ドボン」での故障はありえる水準ですので、気をつけてください。保証は1年間です。

 以上、ヤザワのTV05WH の紹介でした。画面が小さく、TV用としてはハンデがある機種です。ただ、ラジオや、TVでも音声メインに考えるならば、値段的にもお買得度は高いですね。


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 12・KAIHOU 10インチTV KH-MID101W
   ¥15,400 Amazon.co.jp (9/20執筆時)

画面サイズ:10V
バッテリー:約5時間
防水性能:飛沫防水
番組録画:×
タッチパネル:○
対応:地上波のみ(ワンセグ・フルセグ)
サイズ:145mm×95mm×25mm

  KH-MID101W は、海外ブランドの海宝の発売するポータブルテレビです。価格が相当安いことで人気です。

 画面サイズは、10インチとそこそこ大きいです。仕組みとしては、VIERAに近く、リビングに設置したユニットからWi-Fiで電波を飛ばす仕様です。

 映像は、フルセグで、地上波デジタル放送の受信が可能です。画面解像度も1280×800ですので、「安かろう悪かろう」とも言えません。

 バッテリーは、3.5時間と、わりと長持ちです。

 防水性は、しかしながら、JIS規格の明示がありません。お風呂での利用も用途としては示されていないので、こちらについては、台所などでつかえる飛沫防水レベルと考えた方が良いでしょう。

 なお、この端末には、前面後面とカメラとタッチパネルが搭載されます。また、メールやインターネット接続も対応です。

 OSもAndroid(ただし、フル機能の利用は不可)が搭載と言うことから分かるように、この性雛は「タブレットとして売られているパーツをTVに改造した」アイデア商品という扱いでしょう。

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 以上、 KH-MID101W の紹介でした。価格の安さは相当魅力です。ただ、お風呂で使えるレベルの防水性は期待できないと思います。その用途ではないならば、低価格のアイデア商品として面白い製品だと思いました。色々試して遊べそうです。

3・壁設置型の本格浴室TVの比較

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 続いて、より本格的な、「浴室の壁に設置する防水テレビ」について紹介します。

 また、基本工事費込みの製品についても紹介します。


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 【取り付け工事費なし】

 13・ツインバード 10v型 VB-BS103W
   ¥47,000 Amazon.co.jp (9/20執筆時)

 14・ツインバード 12v型 VB-BS122S
   ¥79,800 Amazon.co.jp (9/20執筆時)

 15・ツインバード 16v型 VB-BS167W
 15・ツインバード 16v型 VB-BS167B
   ¥88,000 Amazon.co.jp (9/20執筆時)

 【取り付け工事費込み】

 13・ツインバード 10v型 VB-BS103W
   ¥82,954〜 楽天リフォーム (9/20執筆時)

 14・ツインバード 12v型 VB-BS122S  
   ¥106,900〜 楽天リフォーム (9/20執筆時)

 15・ツインバード 16v型 VB-BS167W
 15・ツインバード 16v型 VB-BS167B
   ¥14,400〜 楽天リフォーム (9/20執筆時)

画面サイズ:上表参照
バッテリー:
防水性能:IPX7級(完全防水)
番組録画:×
タッチパネル:×

 これらは、ツインバード工業浴室液晶TVです。

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 ここまでの機種と違って、浴室の壁から電源を取り、直接設置するタイプです。

 ツインバード工業がかなりのシェアを持っています。

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 設置方法は、有線式で、新規設置の場合、工務店による工事が必要です。

 ただ、上記にあるように楽天市場(楽天リフォーム)では、一部機種について工事費込みのモデルがあります。工事は(業者によって差がありますが)基本的に全国対応です。

 個人で設置する場合は、設備が既設であり、「買い換え」の場合に限られるでしょう。浴室は壁の防水の問題があるので、よほどのDIY技術がないと相当面倒ですから。詳しくは、【こちら】のPDFの設置図が参考になるでしょう。

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 なお、10V型を除き、アンテナの配線のほか、HDMIも配線できます。そのため、HDMI対応機器(レコーダーなど)ならば、TVに写すことも可能です。ツインバードではスマホからの伝送を提案しています。

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 また、【STB機器の比較記事】で紹介した、GoogleのChromecast(5000円ほど)を使えば、無線での伝送も可能です。原理上、Amazon FireTVなどについても可能ですね。

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 画面サイズは、10型・12型・16型があります。

 いずれもチューナー自体は内蔵しており、アンテナから、BS/CS/地上波が受信できます。番組表にも対応です。

 映像は、12型はハイビジョン画質、16型はフルハイビジョン画質です。画質的には16型が期待できるでしょう。10型は、1024×600で、やや画質は悪いです。

 大きさは1坪程度の家庭のお風呂ならば、12型以上が見やすいでしょう。壁設置なので、目の悪い方が家族にいるならば、ポータブルテレビと違い手元に置けないため、眼鏡をしないで見ることを考えたほうが良いですね。その場合は16型をオススメします。

 バッテリーは、こちらは不要の設置タイプですね。

 防水性は、JIS規格でIPX6相当です。そのため、飛沫の飛び交う場所では対応で、お風呂対応が明示されています。

 なお、操作のためのリモコンも付属します。

 以上、ツインバード工業の浴室液晶TVの紹介でした。賃貸での導入は難しいでしょうが、持ち家ならば、このタイプを付けることを考えても良いでしょう。既設住宅ならば、Amazonで激安品を購入するのが良いと思います。

 新設ならば、工事費込みのモデルが面倒な手続きが要らず、良いでしょう。


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 【取り付け工事費なし】

 16・ツインバード 16v型 VB-BS169W  
 17・ツインバード 16v型 VB-BS169B
   ¥98,000 Amazon.co.jp (9/20執筆時)

 【取り付け工事費込み】

 16・ツインバード 16v型 VB-BS169W  
 17・ツインバード 16v型 VB-BS169B
   ¥150,600〜 楽天リフォーム (9/20執筆時)

画面サイズ:16V型
バッテリー:
防水性能:IPX7級(完全防水)
番組録画:×
タッチパネル:×

 VB-BS169W は、16型にだけ存在する上位機です。

 こちらの場合、下位機種の持つ全ての機能のほか、Bluetoothでの連結が可能です。

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 【防水Bluetoothスピーカーの比較記事】で書いた様な製品に音声出力ができるほか、スマホから音声をTVに入力もできる双方向性を持ちます。もちろん、Bluetoothは海鮮が細いので、映像の送受信は不可能ですが。

 その他の部分は、同じです。いくぶん「オマケ的」なので、基本的には「付属しない」ものでも良いでしょう。ただ、お風呂テレビは音声が弱いため、外部スピーカーも導入して、この部分も楽しみたいならば良いと思います。

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 【取り付け工事費込み】

 18・ツインバード 22v型 VB-BS229W   
 18・ツインバード 22v型 VB-BS229B   
  ¥238,400〜 楽天リフォーム (9/20執筆時)

 19・ツインバード 32v型 VB-BS329B
 19・ツインバード 32v型 VB-BS329G
 
¥----------
楽天リフォーム (9/20執筆時)

 なお、ツインバード工業からは、より大きな22v型と32v型も販売されています。

 家庭用の小型テレビ並みの大きさで、前者は、58cm×39.5cm、後者は、77.7cm×52cmの大きさがあります。奥行き3cm以上あるため、どちらかといえば(銭湯など)「業務用」的な製品でしょう。


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 【取り付け工事費なし】

 20・リンナイ 16V DS-1600HV-B
 20・リンナイ 16V DS-1600HV-W
   ¥102,900 Amazon.co.jp (9/20執筆時)

 【取り付け工事費込み】

 21・リンナイ 16V DS-1600HV-B
 21・リンナイ 16V DS-1600HV-W
   ¥143,000 楽天リフォーム (9/20執筆時)

画面サイズ:16v
バッテリー:
防水性能:IPX7級(完全防水)
番組録画:×
タッチパネル:×

 これらは、リンナイ浴室テレビです。

 工務店による住設タイプでは、ツインバード工業と「二強」です。ただ、AVメーカーであるツインバード工業に比べると、やや割高な価格です。

 設置方法は、有線式です。中継ケーブルで、アンテナ線と電源を引っ張ってくる方法は、ツインバード工業と同じです。配線もほとんど同様の方式ですので、メーカー間の入れ替えも工務店さんなら容易です。

 画面サイズは、16型です。こちらも、チューナーは内蔵しますが、HDMIは未装備です。

 映像も、ハイビジョン画質と、同じ16型でフルハイビジョン画質のツインバード工業より劣ります。

 バッテリーは、こちらは不要の設置タイプですね。

 防水性は、JIS規格でIPX6相当です。そのため、飛沫の飛び交う場所では対応で、お風呂対応が明示されています。

---

 以上、リンナイ浴室テレビの紹介でした。

 住設メーカーの製品で、AV専業ではない点で、価格と性能のパフォーマンスはツインバード工業に及ばない印象です。デザインはよいですが、積極的に推すようなポイントはあまりないでしょう。

ーーー

 201809201010.jpg

 【取り付け工事費なし】

 22・リンナイ 7V 浴室TV DS-701
   ¥46,090 Amazon.co.jp (9/20執筆時)

 23・リンナイ 5V 浴室TV DS-501
   ¥36,800 Amazon.co.jp (9/20執筆時)

 なお、リンナイからは、7V5Vの小型機種も販売されています。ただし、前者は地デジのみ対応、後者はワンセグのみ対応です。

 こうした点で、おすすめできない機種です。

今回の結論
防水TVのおすすめは、結論的にこれ!

 ということで、今回は、お風呂テレビ・ポータブルTVを紹介しました。

 最後に、いつものように、「Atlasのおすすめ機種!」について書いておきたいと思います。


 第1に、安定して地上波/BS/CS放送がお風呂場などで見たい場合は、

 201805301319.jpg

 【2018年】

 3・プライベート・ビエラ 10v型 UN-10T8-K
 3・プライベート・ビエラ 10v型 UN-10T8-W
   ¥42,044 Amazon.co.jp (9/20執筆時)

 【2017年】

 4・プライベート・ビエラ 10v型 UN-10T7-K
   ¥29,500 Amazon.co.jp (9/20執筆時)

画面サイズ:10V
バッテリー:約4時間
防水性能:IPX7級・6級対応(完全防水)
番組録画:○
タッチパネル:○
対応:地上波/BS/CS

 プライベートビエラUN-10T8か、それと同性能の2017年モデルでしょう。

 内蔵ハードディスク録画に対応する点、インターネットやラジオ視聴に対応する点などを評価しました。単純に「テレビを見れる」製品ではなく、「コンテンツを選んで楽しく見れる」のはこのグレード以上でしょう。

 また、パナソニックのディーガを所有している方は、「お部屋ジャンプリンク」を利用し、レコーダーに撮りだめた映像を見ることも可能です。ちなみに、パナソニックのブルーレーディーガの最新機種の比較については【こちら 】で別に記事化しています。

 なお、プライベートビエラの下位のEシリーズは、アンテナ端子の数が少なく配線が面倒です。また、電波の減衰などの心配があり、一般向けにはおすすめしかねます。敗戦の利便性から言っても、この機種が最も初心者向けでしょう。

 201809200903.jpg

 ・ELECOM アンテナケーブル (1m-10m)
  ¥490 Amazon.co.jp (9/20執筆時)

 なお、この製品にアンテナ線が付属していません。地上波用とBS/CS用に1本ずつ買いましょう。2mもあれば恐らく足ります。

 201809200901.jpg

 リモコン(別売) DY-RM35
   ¥2,572 Amazon.co.jp (9/20執筆時)

 また、この製品は、タッチパネルなので、防水リモコンも未付属です。

 要不要は、個人個人で異なるでしょうが、スマホで良くあると思い舞うが、濡れた手ではタッチパネルを操作するのが難しいこと、予約設定などをふくめて、風呂以外で利用する場合は合った方が確実に便利なことを考えると、買っておいた方が無難かもしれません。

 201809200850.jpg

 ・中継機 DY-WE20-W
   ¥11,907 Amazon.co.jp (9/20執筆時)

 なお、結構壁の厚いマンションなどにお住まいで、お風呂などの設置場所と本体ボックスの設置場所が離れる場合、こちらの専用中継機を介在させれば、安定的に電波を飛ばせます

 例えば、現状で、インターネットについてWi-Fiの電波で悩んでいるようなご家庭は、あらかじめ購入しておいても良いでしょう。ただ、基本的には、本体を購入して、駄目だったら買えば良い類のオプションです。


 第2に、お風呂に限らず、キッチン・寝室など、家中で楽しみたい方は、

  201805301338.jpg

 【2018年】

 7・プライベート・ビエラ 15v型 UN-15TD8-K
 7・プライベート・ビエラ 15v型 UN-15TD8-W
   ¥60,008 Amazon.co.jp (9/20執筆時)

 【2017年】

 8・プライベート・ビエラ 15v型 UN-15TD7-K
 8・プライベート・ビエラ 15v型 UN-15TD7-W
   ¥49,424 Amazon.co.jp (9/20執筆時)

画面サイズ:15V
バッテリー:約3.5時間
防水性能:IPX7級・6級対応(完全防水)
番組録画:○
タッチパネル:○
対応:地上波/BS/CS

 プライベート・ビエラTD7シリーズでしょう。

 画面が15インチと大きいので、寝室などでも便利に使えるでしょう。そのほか、例えば、キッチンに持ち出して、クックパッドをちょっと開く、など使い途は多そうです。

 その他、この機種は500GBのハードディスクのほか、ブルーレイも搭載されます。

 その点で言えば、ワンルーム住まいの方で、「TV好き」の方のメイン機としても比較的向いている気がします。HDMI端子も1系統はあるので、ゲーム機などにつなげることも可能ですし。

 201809200903.jpg

 ・ELECOM アンテナケーブル (1m-10m)
  ¥490 Amazon.co.jp (9/20執筆時)

 こちらも、アンテナ線を二本入手しておきましょう。

 201809200901.jpg

 リモコン(別売) DY-RM35
   ¥2,572 Amazon.co.jp (
9/20執筆時

 リモコンもできれば買っておくと良いです。

 201809200850.jpg

 ・中継機 DY-WE20-W
   ¥11,907 Amazon.co.jp (9/20執筆時)

 先ほどと同じで、中継機はこちらが対応します。


 第3に、アンテナ端子を介在させず、お風呂や野外で気軽にポータブルTVを楽しみたかったら、

  201809200907.jpg

 10・グリーンハウス 9型 GH-PDV9HWT-WH
   ¥18,798 Amazon.co.jp (9/20執筆時)

画面サイズ:9V
バッテリー:約2.5時間
防水性能::IPX7相当(完全防水)
番組録画:×
タッチパネル:×
対応:地上波のみ(ワンセグ・フルセグ)

 グリーンハウスGH-PDV9HWT-WHがよいでしょう。

 一体型で手軽ですし、DVDも付属するため、風呂以外に外に持ち出しても色々利用できそうです。映像はワンセグですが、逆に、多少電波が弱くても利用でき、風呂の位置にあまり左右されず視聴しやすいのもメリットですね。

 セットトップの設置を面倒に感じるならば、このタイプを選んでもよいでしょう。


 第4に、住設工事が可能なご自宅で、本格的なテレビを浴室に設けたいと考えているならば、

 201809200924.jpg

 【取り付け工事費なし】

 14・ツインバード 12v型 VB-BS122S
   ¥79,800 Amazon.co.jp (9/20執筆時)

 15・ツインバード 16v型 VB-BS167W
 15・ツインバード 16v型 VB-BS167B
   ¥88,000 Amazon.co.jp (9/20執筆時)

 【取り付け工事費込み】

 14・ツインバード 12v型 VB-BS122S  
   ¥106,900〜 楽天リフォーム (9/20執筆時)

 15・ツインバード 16v型 VB-BS167W
 15・ツインバード 16v型 VB-BS167B
   ¥14,400〜 楽天リフォーム (9/20執筆時)

画面サイズ:上表参照
バッテリー:
防水性能:IPX7級(完全防水)
番組録画:×
タッチパネル:×

 ツインバード工業浴室液晶TVがおすすめです。

 ライバルのリンナイに比べて、本体性能と価格の面で有利です。新設の場合も、リフォーム費用込みで売られており、その点でも導入しやすいでしょう。

 サイズは、複数の選択肢がありますが、1坪程度のお風呂で目が悪い方は、16型が良いでしょう。このサイズならば、目の悪い方でも楽に視聴可能ですから。

 一方、やや狭めなユニットバス程度ならば、12型がマッチすると思います。

 なお、工務店などに設置工事を依頼する場合、たいがい資材屋から割高の液晶テレビを仕入れます。

 そのため、一般的に、この水準の価格で工事は不可能です。楽天市場(楽天リフォーム)の場合は、パーツ代は「デンキヤの安売り水準の価格」です。

 それに、明示された基本工事費が上乗せされるタイプなので、こうした「割安価格」となっています。

補足:お風呂で利用する周辺機器の紹介

 というわけで、今回は、お風呂テレビ・ポータブルTVの紹介でした!

 なお、本ブログ「モノマニア」では、お風呂に関係する「防水家電」について、他に以下の記事があります。

 201809041544.jpg

1・ホームプラネタリウムの比較
2・スマホ(防水)の比較
3・Bluetoothスピーカー(防水)の比較

  お風呂でも使える機種も掲載していますので、よろしければこちらもご覧ください。  

  また、最新のTVやブルーレイディスクについては以下の記事があります。

1・ブルーレイレコーダーの選び方
2・液晶テレビ53機種の性能と選び方

 こちらもご覧ください! 

 また、最後になりますが、この記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 10:19 | 映像機器

2018年09月19日

比較2018’【使用歴6年】全19機のスマート学習リモコンのおすすめ:IOT家電:Google Home Amazon Alexa iPhone・Android スマホ対応

【今回レビューする内容】2018年 新製品の家電スマートリモコン・学習リモコンの性能とおすすめ・選び方:音声やスマホで家電操作!エアコン・TV・レコーダー対応の多機能リモコン・家電コントローラー:Google Assistant Amazon Echo音声入力対応:学習機能付き多機能リモコンリモートコマンダーの値段や使い勝手など人気ランキング

【比較する製品型番】LinkJapan eRemote RJ-3 eRemote mini ラトックシステム スマート家電コントローラ REX-WFIREX2 REX-BTIREX1 SONY RM-PLZ530D RM-PLZ330D RM-PLZ430D SONY HUIS REMOTE CONTROLLERiRemocon WiFi RM-03WLA Nature Remo Nature Remo mini covia ORVIBO Magic Cube CT-10 LiveSmart LS Mini LINE CLOVA WAVE

今回のお題
IOT時代に対応する学習型スマートリモコンのおすすめ機種はどれ?

 どもAtlasです。

 今日はリモコンなら何でも動作登録できる学習リモコンの比較です。

  201809190936.jpg

 今回は、昔ながらの(アナログな)「コマンダー型」の学習リモコンを紹介するほか、iPhoneやAndroidなどのスマホを学習リモコンにできる「スマートリモコン」も紹介したいと思います。

 もちろん、「電気を付けて!」など、音声入力だけで家電を操作することができるスマートスピーカーの利用法もフォローします。

 201805301227.jpg

 Atlasは、(珍しい米国モデルを含め)20年近く学習リモコンの使用歴と、6年にわたる「スマートリモコン」の愛用者です。

 現在も、Huisを含む一般的な学習リモコンは「3台」、家電リモコンは「2台」、スマートスピーカーは「6台」を所有しています。

 したがって、今回は「利用体験」に基づいて、説明します。

ーーー

1・Amazon Echoの比較
2・各社のスマートスピーカーの比較
3・スマート学習リモコンの比較

 なお、今回の記事は、このブログのスマート家電比較シリーズの3回目記事として書きました。

1・スマートリモコンの比較

 201809190945.jpg

 はじめに、スマホをリモコン代わりに使うタイプ(スマートリモコン)の製品を紹介します。

 なお、スマートスピーカーへの対応については、以下では、商品名の前に、【Alexa対応】【GoogleAssistant対応】と明示しています。

 なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。

1・eRemote社のスマートリモコン

 201809190946.jpg

 【Alexa対応】【GoogleAssistant対応】

 1・LinkJapan eRemote RJ-3
  
¥9,572 Amazon.co.jp (5/30執筆時)

 eRemoteは、日本でも比較的早くスマートリモコンの販売をはじめた会社です。

 201809190948.jpg

 対応するスマホは、iOS/ Androidです。タブレットでも操作可能です。

  201711191427.jpg

 LinkJapan eHome
  ¥0 Apple iTunes Store
 LinkJapan eHome
  ¥0 Google Play

 これらのリモコンアプリを利用しての操作となります。

 201711181646.jpg

 通信の仕組みは、単純です。

 スマホからWi-Fiで発信したリモコン信号をeRemote本体が受信します。

 そして、この本体が、TVやエアコンに赤外線信号を送るというものです。

 また、後述するように、「外出先からエアコンを付けるなどの操作」も可能です。

 201809190949.jpg

 音声操作は、本体単体ではできません

 しかし、Google HomeとAmazon Echoと連携可能なので、それらを利用することで操作が可能です。

 なお2機との連携方法については、【スマートスピーカーの比較記事】 でも紹介しましたが、アプリを利用するだけで簡単です。

 なお、この機種の場合は、Amazon(SmartHome Skill)とGoogle(SmartHome Direct Action)がそれぞれ許可する動作(家電のON/OFFや、照明の明るさの設定)などだけ、音声対応できる状況です。

 他社は、独自にカスタマイズし、エアコンの温度設定なども利用できるようにした機種があるため、この点でこの製品は高機能とは言えません

 ただ、(カスタマイズしていない分)安定度が高く、使いやすいとも言えます。この場合、AmazonやGoogleが(例えばテレビのチャンネル操作に)正規対応するのを気長に待つ必要はありますが、それも楽しみでしょう。

 201711191437.jpg

 リモコンアプリは、スマートリモコンメーカーごとに使い勝手が異なる部分です。

 eRemoteは、長い販売経歴があることもあり、他機と比較しても使い勝手は上々です。

 例えば、ボタンの割り当ては、自由にカスタマイズできます。また、ボタンを押した際に「バイブ」を設定できるので、物理的なボタンを押す感覚で操作できます。

 201809191001.jpg

 登録方法も、主なメーカーには「プリセット設定」があるほか、 ない場合も、(覚えさせたい)リモコンかのボタンを押し、eRemote本体の赤外線受信部向けて押すだけで、手動登録が可能です。

 つまり、(赤外線リモコンならば)エアコンや映像家電に限らず、どの家電でも登録できるという製品です。

 Atlasも、夏は、扇風機と空調を連動させて利用するなど、便利に使いました。

 201711191436.jpg

 複数機器の連動設定も、対応します。 

 Atlasは、TVをONにした最、自動で、BS-TBSを出すようにプログラムしています。

 応用的には、TV・アンプをオンにして、部屋の照明を消すなどのプログラムも可能です。

 なお、TVを起動してから、チャンネル操作ができるまではタイムラグがあるので、「5秒後に次の動作」など、時差設定もできます。設定は、感覚的にできるため、非常に簡単です。

 201711181523.jpg

 外出先からの操作は、この機種も対応します。

 帰宅直前に、「エアコンを25度・除湿」でなどの設定が可能です。

 仕組みは、eRemoteのサーバーを経由させ、リモコン信号を本体に送る方式です。初期設定も、eHomeアプリ上でユーザーIDとパスワードをするだけですので、誰でもできるでしょう。

 良い部分は、この機能が「登録料なしで無料」で利用できる点です。課金がないのは、この機種の大きな魅力です。

 201809191011.jpg

 赤外線の照射範囲は、他機に比べても「広い」です。

 本体の前方だけではなく、四方に7つもの赤外線ユニットが配置されます。

 したがって、360度どの方向にも電波を飛ばせます。なお、赤外線の性質上、壁紙が白い部屋の場合、赤外線は壁紙で反射しますので、部屋の大抵の部分には電波が届きます。

 201711181538.jpg

 搭載されるセンサーは、こちらの場合、温度センサーが内蔵されます。

 このセンサーを利用して、エアコンのON/OFFを室温と連動させることも可能です。

 201809191621.jpg

 LinkJapan eSensor
  
¥8,629 Amazon.co.jp (5/30執筆時)

 また、こちらには、eSensorという製品が発売されています。

 これと連動させることで、温度・湿度・照度・音・空気質のデータも同様に連動させられます。例えば、「湿度が80%を上回ったら」「除湿モードにする」など、色々な設定が可能です。

 

 LinkJapan - ePlug
  ¥2,980 Amazon.co.jp (5/30執筆時)

 また、Wi-FiでON・OFFできる電源スイッチも売られています。

 201809191016.jpg

 この機器を利用すると、リモコンのない(単純な)家電の操作が可能になります。

 Atlasは、室内換気扇に付けて、「空気質が悪くなったら」「換気扇を起動」という設定を冬場にしています。

 201603211441.jpg

 IFTTT
  ¥0 Apple iTunes Store
 IFTTT
  ¥0 Google Play

 応用的で高度な設定にも対応します。

 iPhoneやAndroid系の有名アプリに、IFTTTというものがあります。

 このアプリは「もし、○○」になったら「××」を実行する、という類の命令をスマホで可能にするアプリです。eRemoteはこのアプリに対応しています。

 したがって、「気温が20度」になったら、「注意のメールを出し」、「換気扇を起動」といったように、複数の操作をかなり詳しく関連づけられます。

----

 以上、eRemoteの紹介でした。スマホ利用型の学習リモコンは数多くありますが、こちらは、機能が最もまとまった製品です。また、IFTTTを利用できるため、拡張性も高く楽しんで使えるでしょう。

 また、利便性の面でも、赤外線リモコンの受信範囲は、正しく設定すれば現行機種の中でも範囲が広いため、この点でも「おすすめ」です。


 

【Alexa対応】【GoogleAssistant対応】

 2・LinkJapan eRemote mini
  
¥5,990 Amazon.co.jp (9/19執筆時)

 eRemote miniは、LinkJapaneから販売されている、小型機です。

  201809191022.jpg

 eRemoteと比べると小さくて設置性が良い機種であり、「できること」は中型機と同じです。また、上位機と異なり、USBからの給電でも動くため設置性も良いです。電波も360度飛びます。

 ただし、温度センサーを搭載しない点と、形状的に、Wi-Fiの受信範囲は上位機種よりはシビアです。

 これらの点でいえば、最初に購入するのは中型機のほうが良いでしょう。


 201809191029.jpg

【Alexa対応】【GoogleAssistant対応】

 3・LinkJapan eRemote PRO
  ¥−− Amazon.co.jp (9/19執筆時)

 eRemote PROは、LinkJapaneが2018年末に追加販売を予定する、上位機です。

 201809191549.jpg

 新機能は電流センサーの搭載です。(付属コンセントを利用する限りにおいて)電流量が分かるため、実際にエアコンが付いているかどうかをスマホで把握できるという点が新機軸となります。

 新機軸は、現在的にこの部分のみなので、基本的には従来機で良いと思います。

2・ラトックシステムのスマートリモコン

 201805301132.jpg

 【Alexa対応】【GoogleAssistant対応】【新製品】

 4・スマート家電コントローラ REX-WFIREX3
   ¥6,872 Amazon.co.jp (9/19執筆時)

 【Alexa対応】【GoogleAssistant対応】【旧製品】

 5・スマート家電コントローラ REX-WFIREX2
   ¥4,980 Amazon.co.jp (9/19執筆時)

 スマート家電コントローラ REX-BTIREX2は、日本の中堅周辺機器メーカーのラトックシステムが、2017年に発売した学習リモコンです。

 デンキヤで販売されているのは、(出所が明瞭な)eRemoteとこちらの製品が多いです。

 201805301136.jpg

 大きさは、直径6cmと相当小さいです。

 AeRemoteと並べてみましたが、一回り以上小型です。電源が取れる場所であるかぎり、設置の自由度は高いでしょう。

 201809191445.jpg

 対応するスマホは、こちらの場合も、iOS/ Androidです。タブレットでも操作可能です。

 通信の仕組みも、先行したeRemote本体と同じで、Wi-Fiを利用する型式で、スマホをリモコン化する仕組みが取られます。


 201809191447.jpg

 音声操作は、この機種も本体単体ではできません

 しかし、やはり、Google HomeとAmazon Echoと連携可能なので、それらを利用することで操作が可能です。 

 一方、eRemoteと比べると、可能な操作はこちらの方が多いです。

 201809072213.jpg

 第1に、Amazon Echoの場合です。

 このスマート家電コントローラは、エアコンを含む、家電の電源のON/OFF、照明の明るさ設定は「Alexa!TVを付けて!」、Alexa!照明を明るくして!」で操作できます。これは、先ほどのeRemoteと同じです。

 一方、スマート家電コントローラは、この方法加えて、TVのチャンネル操作・音量、エアコンのモード・温度変更も、音声で対応します。

 eRemoteは、Amazon側が提供するAVS の開発キット(スマートホーム)に準拠した機能のみ提供し、不安定化を防ぐ方針です。一方、スマート家電コントローラは、冒険的ながら、独自の機能を加える勇気を見せています。

 201809191509.jpg

 ただし、「Alexa!家電リモコンを使って、TVを付けて!」と起動するアプリ(家電リモコン)を指定して、呼びかける必要があり、一手間余計にかかる仕様です(=カンバセーションアクション)。そのため、誤認識も多く、実働度において、実験的な域は出ません。

 201807111903.jpg

 第2に、Google Homeの場合です。

 Google Homeについても、(カスタム設定で)2台の照明・扇風機・カーテンと対応できるこの機種の方が、対応の幅は広いです。

 しかし、実際の挙動については、試用の限り不安定気味でした。

 直接操作できず、スマート家電コントローラのフロントを呼び出してからの操作になってしまうことも多く、相当手間取りました。ただ、この点は、慣れたら評価は変わる可能性はあります。

---

 結論的にいえば、音声コントロールと同時に使う場合、安定的なのはeRemoteで「初心者」にはオススメです。冒険的で色々試せるのは、スマート家電コントローラで、トラブルを事故解決できる「上級者」には最適です。

  201711181455.jpg

 スマート家電コントローラー
  ¥無料 Apple App Store
 スマート家電コントローラー
  ¥無料 Google Play

 リモコンアプリは、上記アプリにより、iPhoneAndroidどちらでも対応します。

 この製品も、専用操作画面は自由にカスタマイズはできません。しかし、日本の家電に対応したボタン配置で、一般的な操作は十分です。また、エアコンなどの温度設定もできます。レイアウトは、eRemoteと比べると、ポップで温かみのあるデザインです。

 201809191513.jpg

 ただし、 複数機器の時差連動設定もできるeRemoteと比べると、細かい使い勝手はアバウトで、「検討課題」でしょう。

 外出先からの操作は、この機種も対応します。特に費用もかかりません。

 赤外線の照射範囲は、最大20mで、水平方向に最大360°、垂直方向に最大180°というスペックです。

 ただ、実際の電波の飛びは、eRemoteの上位機に比べると場所と方向を選ぶ感じではあります。

 201809191538.jpg

 搭載されるセンサーは、温度・湿度・照度センサーです。

 デフォルトで確認できる要素は、eRemoteより多いです。ただし、それを有機的に結びつけて「25度以上でエアコンを付ける」などの設定に結びつけられないのが、ネックです。あくまで「外出先からの確認用途」です。

 とくに、IFTTTの連動には公式には未対応です。そのため、さきほど「上級者向け」と書きましたが、(英語ソフトである)この部分も楽しみたい「ギーク」は、逆に、eRemoteのが「遊べる」かもしれません。

-- 

 以上、スマート家電コントローラ・REX-BTIREX2の紹介でした。

 基本的な機能を網羅して1万円以下の価格でおさえている点で、良い機種です。インターフェースも、ポップで良いといえます。

 ほぼ、eRemoteと互角ですが、音声コントロールで(IFFTTを利用しない)「カスタマイズ性が高い」点では、中級者以上に向くでしょう。

 一方、スマホで操作できれば良い!という方は、カスタマイズ性や利便性の上で、eRemoteに及ばないでしょう。


  
 6・ラトックシステム REX-BTIREX1
  
¥4,070 Amazon.co.jp (9/19執筆時)

 REX-BTIREX1は、ラトックシステムの家電コントローラーの下位機です。

 ただ、こちらはBluetoothでスマホとリンクする製品であり、外出先からの操作には非対応になります。

 したがって、音声コントロールにも非対応で、やや「古くさい」機種です。あまりオススメはできません。

3・アイリモコンのスマートリモコン

 

 【Alexa対応】

 7iRemocon WiFi RM-03WLA
  
¥22,240 Amazon.co.jp (9/19執筆時)

 iRemocon は、Glamoが発売している製品です。

 スマホで家電操作ができる!という機能を持つ学習リモコンは、この機種が「先駆者」でした。

 大きさは、直径105mm x 高さ37mmですので、こちらも「十分小型」です。

 201705071909.jpg

 iRemoconWiFi
  ¥0 Apple App Store
 iRemoconWiFi
  ¥0 Google Play

 対応するスマホは、こちらの場合も、iOS/ Androidです。タブレットでも操作可能です。

 201807111742.jpg

 音声操作は、この機種も本体単体ではできません

 一方他社機と同じく、 Amazon Echoと連携可能です。ただし、音声制御機能は、月300円の月額会員のみに開放されているという点でイマイチです。

 Google Homeは、公式には非対応ですが、有志で対応させている状況です。

 通信の仕組みは、Wi-Fiを利用する型式で、スマホをリモコン化する仕組みが取られます。

 201501041419.jpg

 赤外線の照射範囲は、こちらの場合、本体(中継機)前方から発する方式です。

 とはいえ、設置の自由度は高いです。広角高出力赤外線LEDを採用するため、電波の飛びについては他社に劣らないでしょう。先ほど書いたようにに壁紙が白い部屋の場合、赤外線は壁紙を反射しますので。

 iRemocon用IR延長ケーブル IRM-C02M
 ¥2,940 Amazon.co.jp (9/19執筆時)

 一方、例えば、部屋の真逆にエアコンがある場合などについては、別売りのIRケーブルを本体に差して、このケーブルをそちらの方向に向ければ、赤外線を飛ばせます。同時に2本まで設置可能です。

201501041407.jpg

 外出先からの操作は、こちらも対応します。

 面白いのは、iPhoneのGPSと連動する点です。そのため、自宅に近づいたらエアコンをON!照明をONなどの連動設定も可能です。逆に、離れたら自動でエアコンをOFFという設定も可能です!総じて、消し忘れなどに強い機器です。

 ただし、外出先からの操作は、先ほど書いた「有料会員のみ」に限定されます。月間300円かかるので、他社サービスに比べてコスパは悪いですね。 

 搭載されるセンサーは、温度センサー・湿度センサー・照度センサーが内蔵です。室内の快適性の測定ができるというメリット性のほかに、外出先から自宅の状況を確認できるため、防犯やお子さんの帰宅確認にもなります。

---

 以上、iRemoconの紹介でした。

 機能面は、カスタマイズ性についてeRemote同様にまとまっています。また「古株」だけに、詳しい有志が色々な補足情報・ツールを開発している点も面白いです。

 たただ、外出先からの家電操作・音声操作において、月額費用が発生する点と、本体価格が割高である点は、導入を躊躇する要素でしょう。GPSに連動する機能など、相当魅力的なシステムが搭載され、それが利用できる唯一の製品である点は悩ましいです。

4・Natureのスマートリモコン

  201809191625.jpg

 【Alexa対応】

 8Nature Remo
  
¥14,040 Amazon.co.jp (9/19執筆時)

 Nature Remo は、日本のベンチャー企業のNatureが販売するスマートリモコンです。

 大きさは、直径74mm x 高さ20mmですので、かなりの小型機と言えます。

 201809191630.jpg

 Nature Remo
  ¥0 Apple App Store
 
Nature Remo
  ¥0 Google Play

 対応するスマホは、こちらの場合も、iOS/ Androidです。

 既存の他社に比べると、UIがとても美しいのが特長です。思わず使いたくなるデザインであり、ここ10年で成功しているデザイン系家電メーカーの特長をしっかり持ち合わせています。

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 音声操作は、この機種も本体単体ではできません

 また、Amazon EchoとGoogle Homeに公式対応です。

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 ただし、この製品については、Amazon・Google各社の(純正の)スマートホームシステムとの提携がないため、先述の(英語ソフトの)IFFTTを利用して、相互に紐付ける点で、初心者にはややしきいが高いです。

 とはいえ、公式の説明は丁寧で分かりやすいので、長い休みなどに楽しみながら設定できる(Atlasのような)「家電好き」ならば、とても良いと思います。

 通信の仕組みは、他社と同様で、Wi-Fiを利用する型式で、スマホをリモコン化する仕組みが取られます。

 また、外出先からの操作のために、ID・PWの提供が必要な点も同様です。

 赤外線の照射範囲は、詳しい説明はありません。ただ、本体の形状を確認すると、この部分での優位性はあまりないでしょう。

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 外出先からの操作は、こちらも対応します。

 また、スマホのGPSと連動させて、自宅から出たらOFFなど他機に比べて、ルールの設定が単純・便利で、ここが人気の秘密です。

 搭載されるセンサーは、温度センサー・湿度センサー・照度センサー・人感センサーが内蔵です。

 多彩なセンサーを使い、エアコン周りの設定については、(1万円以内の)他社機を無双しています。別売のセンサーを買わずに済む点も、親切です。

---

 以上、Nature Remoの紹介でした。この製品の進化は、IFFTTを使うかどうかにかかっているでしょう。 

 この点で、初心者向けではないですし、かといって既存の機種にできないことができるわけでもないとも言えます。また、 赤外線の感度は(無骨な他機種に)負ける部分はあります。

 しかしながら、とくにUIが美麗で、使い勝手も良いため、この点だけでこれを選ぶ価値はあるでしょう。各社のスマートホームシステムにどう対応していくか、個人的にも注目しています。


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 【Alexa対応】

 9Nature Remo mini
  
¥8,618 Amazon.co.jp (9/19執筆時)

 Nature Remo mini は、Natureが販売するスマートリモコンの下位機です。

 サイズは、5.8cm四方とやや小型な機種です。一方、上位機と比べるとセンサーが温度センサーだけという機種です。

 豊富なセンサーが自慢のシリーズなので、できれば上位機種を選びたいところです。

4・他社のスマートリモコン

 続いて、ラインナップは多展開していないけれども、注目するべき製品を出しているメーカーの製品をいくつか紹介します。


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 【Alexa対応】【GoogleAssistant対応】

 10・covia ORVIBO Magic Cube CT-10
  ¥14,040 Amazon.co.jp (9/19執筆時)

 Magic Cube CT-10 は、フランスのコビアが製造するスマートリモコンです。日本にも輸入されており、正規代理店の販売するCovia Inc.のみ日本の「技適」を受けています。

 機能的には、先述のeRemoteに似た開発方針で、360度に10Mに届く赤外線のパワーを強調します。

 また、音声操作について、GoogleとAmazon双方に対応する点、カスタマイズができない点もRemoteと同じです。

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 TV・エアコンについても、スマホ操作用のプリセットが豊富ですし、UI(ユーザーインターフェイス)もユーロ的で良いです。

 ただ、メーカー側にサーバーの準備がなく、外出先からの操作に対応しない点が、ネックと言えそうです。


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 11・LiveSmart LS Mini
  ¥6,980 Amazon.co.jp (9/19執筆時)

 LS Miniは、Amazonで割と売れている、LiveSmartの直販商品です。

 新興勢力ですが、温度・照度センサーを装備し、他社製品の様に「スマートホーム化」できます。

 こちらは、ラトックシステム社のスマート家電コントローラと似て、音声操作について、GoogleとAmazon双方が設定するスキルのほか、カスタムスキルも実行可能です。

 LINEアプリからも操作できる点も面白いですが、この点では、次に紹介する純正のCloverも魅力でしょう。


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 12・LINE CLOVA WAVE
  ¥13,966 楽天市場 (7/11執筆時)

 CLOVA WAVE は、LINEが発売するスマートリモコンです。

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 こちらについては、本来的な用途がスマートスピーカーなので【スマートスピーカーの比較記事】で詳しい説明しました。

 ただ、Google・Amazonとことなり、本体時点に赤外線送信機を装備し、単独で「(音声による)スマートリモコンとしての機能」を持ちます。

 ただし、対応するのは、TVと照明の操作のみです。ただ、TVについては、(カスタムスキル以外対応できない)音量とチャンネル設定の指示ができます。カスタムスキル(カンバセーションアクション)を利用せず、チャンネルの指示ができるのは、他社を出し抜いており、1つの魅力です。

 ただ、他機と違い、赤外線リモコンからの登録機能がないので、指定されたTV・照明以外のリモコン学習は不可能です。そのほか、IFTTTなどを通した外部連携ができない点については、今後の課題と言えます。

2・アナログな学習リモコンの比較

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 続いて、、従来型の学習リモコン(リモートコマンダーの製品の紹介です。

 現在のところ、大手では、SONYが唯一の製造メーカーです。レトロな分野ですが、映像機器の操作では、スマホや音声より「即効性」があるため、現在でも一定の需要があります。


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 13・SONY RM-PLZ530D S【シルバー】
 14・SONY RM-PLZ530D L
【ブルー】
 15・SONY RM-PLZ530D R
【レッド】
  ¥3122 Amazon.co.jp
(9/19執筆時)

 →メーカーサイト

 PLZ530Dは、SONYから発売されている学習リモコンです。

ソニーは、大手で学習リモコンを販売し続けている唯一の企業です。こちらは、背面のカラーの違いで3モデルあります。

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 リモコンのデザインは、ソニー製のTVリモコンを踏襲したデザインです。リモコンには、「TV」「チューナー」「DVD」などのボタンがあります。

 例えば、「TV」ボタンを押した場合は、他のボタン全部がTV操作用になり、チューナーボタンを押した場合、他のボタン全部がチューナー操作用になります。

   201711181619.jpg

 ボタンの割り当て方法は、付属するメーカーの製品番号を初期設定でリモコンに登録するという方法です。

 もちろん、説明書には、必ずしも全てのメーカーの全製品の製品番号が網羅されているわけではありません。しかし、そのような場合でも心配は要りません。なぜなら、この製品は「登録型学習リモコン」だからです。

   201303082005.jpg

 例えば、ブルーレイに付属するリモコンの「オフタイマー」ボタンを、こちらの学習リモコンの「オフタイマー」に登録するとしましょう。

 上図のように、学習リモコンのスイッチを「ピピッ」と音がするまで押してから、登録したい家電のリモコンの「オフタイマーボタン」を押すことで、学習リモコンが赤外線を受信し、登録が実行されます。赤外線リモコンならば、どのような機種にも対応可能で、エアコンや扇風機なども登録できます。 

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 頃な値段の商品ですが、上のボタンの枠内ならどのボタンでも登録できます

 例えば、「AMP」というボタンを、「各種登録用」にして、数字の「」のボタンを押した際、室内照明の「ON」に、「」のボタンをエアコンのONに、「」をOFFに、「」を冷暖房切替に」「」を暖房25度設定に、「」を扇風機の「ON」に・・・など自由に登録可能です。

 また、1つのボタンに複数の機器の操作を関連づけることもできます。ブルーレイディスクレコーダーの再生ボタンと、テレビのONボタン、アンプのONボタンを、1つのボタンで一斉に操作できるようにも設定することも可能です。

---

 以上、PLZ530Dの紹介でした。一般的な形状をした学習リモコンとしては、最も高機能です。例えば、リモコンを紛失したなどの方で、代替品を探しているならば、こちらで十分でしょう。


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 16・SONY RM-PLZ430D【ブラック】
  ¥2,800 Amazon.co.jp (9/19執筆時)

 17・SONY RM-PLZ330D【ホワイト】
  ¥3,680 Amazon.co.jp (9/19執筆時)

 RM-PLZ330DRM-PLZ430Dは、ソニーの学習リモコンの下位機種となります。こちらも、上で紹介したものと同じ方法で、学習登録が可能です

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 上位機種との違いは、登録機器ボタンの数です。

 先ほどみた上位機種は「照明」「PC」「カメラ」ボタンなどがあり8種類でした。しかし、RM-PLZ430Dは5つ、RM-PLZ330Dは4つです。また、「照明」などのメーカー固有登録番号がこちらには無いため、登録させるためには、赤外線で学習させる必要があります。

 そのため、照明なども含めて多機能な操作をしたいのならば、やはり上位機種が良いでしょう。


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 18・SONY 電子ペーパー HUIS-100RC 【白】
  
¥23,812 Amazon.co.jp (9/19執筆時)

 19・SONY 電子ペーパー HUIS-100RC 【黒】
  
¥24,388 Amazon.co.jp (9/19執筆時)

 SONYHUIS REMOTE CONTROLLERでは、リモコンの形状をしたものでは、最も高性能な学習リモコンです。数年前、ソニーがクラウドファンディングを経て、一般発売したものです。

 特徴的な形状ですが、こちらは「電子ペーパー」形式を利用したタッチパネル式液晶を採用しています。

 電子ペーパーは、液晶とは違い、通電せずに画面を表示したままにできます。そのため、電池の持ちは長く、リモコン向きです。本体の充電はUSB経由で行います。しかし、無充電でも1ヶ月ほど保ちます

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 リモコンのデザインは、この機種の場合、自由にユーザーが設計できます。

 Windows系のパソコンがあれば、自分で設計できます。素材【こちら】も十分に用意されていますし、例えば、「シアターボタン」を押すと、照明が落とされ、TVが起動し、扇風機が止まるなどの、連動設定にも対応できます。

 なにより、複数の機器(例えばTVとブルーレイレコーダー)を、好きな配置で同一のディスプレイに自由に配置できます。そのため、リモコンの操作性の自由度は高いです。

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 ボタンの割り当て方法は、Atlasも購入して試しましたが、登録機器がソニー製かどうかにかかわらず、現行のほとんどの家電のリモコンの自動登録に対応します。また、登録時、操作インターフェースも多彩で使いやすかったです。

 未登録機器の登録も、かなりスムーズでした。

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 BLUETOOTH CRADLE HUIS-200CR【白】
 BLUETOOTH CRADLE HUIS-200CR【黒】
  ¥6,798 Amazon.co.jp (9/19執筆時)

 また、別売となりますが、Bluetooth対応のクレードルを購入すると、ゲーム機など、ブルトゥース無線のリモコンも対応できます。このクレードルの面白いのは「呼び出しボタン」で、リモコンを紛失した場合、どこにあるか振動で教えてくれます。

 一方、改善の余地がある部分は、バックライトがない点です。

 シアター利用など、完全に「暗闇」の場所では「電子ペーパー」が見えず操作ができません。ただ、他社の電子ペーパーを搭載する「読書端末」の場合、バックライトが搭載されますし、今後追加されていく可能性はあるでしょう。

 以上、HUIS REMOTE CONTROLLERの紹介でした。

 学習リモコンは「ニッチな」製品なのでしかたいですが、相当高額な製品です。ただ、圧倒的な自由度の点でハイエンドの学習リモコンとして現状「無双」といえます。バックライト搭載の新機種が出て欲しいのですが、最近は「赤外線リモコンを廃止して、Wi-Fi操作にする」というのが、世界的な方向性です。そのため、下手に待つより、むしろ、廃盤になってしまう前に確保する方が良いかな、と思います。

今回の結論
学習リモコンのおすすめ機種は結論的にこれ!

 と言うわけで、今回は、学習リモコンの比較でした。

 最後に、いつものように、Atlasのオススメ機種について書いておきます。


 第1に、スマートリモコン初心者におすすめできるモデルは、

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 【Alexa対応】【GoogleAssistant対応】

 1・LinkJapan eRemote RJ-3
  
¥9,572 Amazon.co.jp (9/19執筆時)

 LinkJapaneRemote RJ-3です。

 学習リモコンとしては、個人的に使い比べた中で、電波の飛びが最も良いです。

 部屋の真ん中でなくて、隅でもリモコンの照射は十分可能でした。メーカーによっては、赤外線出力が弱い場合もあるのですが、こちらは割と強めの印象です。

 USBケーブルで電源をとりますが、USB電源アダプタが付属するため、コンセントがあれば基本的にどこでも設置可能です。

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 スマホアプリは、各社性能が分かれる部分ですが、連動設定など、「実際あると凄く便利」といえる部分を集中して開発している印象で、現在日本で手に入るものでは、最も性能面で充実すると言えます。

 音声操作も、Google系・Amazon系双方とも、メーカー側が提供する正規の「スマートホーム」に準拠した作りなので、操作に手惑うことなく、利用可能です。

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 IFTTT
  ¥0 Apple iTunes Store
 IFTTT
  ¥0 Google Play

 超上級者向けには、(日本語化されてないものの)、IFTTTを利用できるため、かなり複雑な操作も可能です。特に、エアコンなどを絡める場合、上で書いたように、多様なIF設定ができるため、凝れば凝るほど面白くなるリモコンだと思います。

 スマホをリモコンとすると「スマホ利用時にはかえって不便」かとも思いますが、使ってみるとそうでもなく、付属リモコンをほとんど触らなくなっています。

ーーー

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 【Alexa対応】【GoogleAssistant対応】【新製品】

 4・スマート家電コントローラ REX-WFIREX3
   ¥6,872 Amazon.co.jp (9/19執筆時)

 ただし、(日本語で使えるソフトの範疇では)、ラトックシステムのスマート家電コントローラのほうが、メーカー独自のカスタム機能を搭載する分、AmazonやGoogleの音声コントロールを利用する場合は、便利でしょう。

 正直、eRemoteと一長一短があるので、Atlasは並べて両方使っている状況ですが、こちらは、(音声コントロールメインな目的で)テレビのチャンネルや、エアコンのモードなどまで(AmazonやGoogleが正規対応する前に)すぐに利用したい!という場合に特にオススメです。


 第2に、IOT家電の制御に便利なIFFTTを覚えたいと考えている上級者には、

  201809191625.jpg

 7Nature Remo
  
¥14,040 Amazon.co.jp (9/19執筆時)

 Nature Remo が良いでしょう。各社のスマートホームシステムに未対応なので、初心者向けではないです。

 ただ、IFFTTに「対応」するだけでなく、それを利用すること前提で全体が設計されているため、おそらく、長年(個人で)IOT家電化に取り組んできた方には、評価が最も高い機種だと思います。

 アプリのUIも美しいため、古参のiPhoneユーザーなどは、かなり共感を感じる家電ではないでしょうか。


 第2に、自宅内でつかう学習リモコンとして最もオススメできるモデルは、

 201809191606.jpg

 13・SONY RM-PLZ530D S【シルバー】
 14・SONY RM-PLZ530D L
【ブルー】
 15・SONY RM-PLZ530D R
【レッド】
  ¥3122 Amazon.co.jp (9/19執筆時)

 SONYの最上位機種の RM-PLZ530Dでしょう。

 最近、開発が廃れてきて、上位機が消えているのは残念です。

 しかし、こちらも、ボタン数は8つの多いですし、デフォルトで照明器具などがデータ登録されているのも、他メーカーの格安リモコンや、ソニーの下位機種よりも有利です。

 ボタンデザインや裏側のデザインも良く、テレビ付属のリモコンに匹敵するデザインレベルだと思います。


 第3に、操作性の自由度が高い高級学習リモコンとしておすすめなのは、

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 18・SONY 電子ペーパー HUIS-100RC 【白】
  
¥23,812 Amazon.co.jp (9/19執筆時)

 19・SONY 電子ペーパー HUIS-100RC 【黒】
  
¥24,388 Amazon.co.jp (9/19執筆時)

 SONYHUIS REMOTE CONTROLLERでしょう。Wi-Fiを介在させないタイプとしては久しぶりに新発売のリモコンですが、使い勝手は高いです。「電子ペーパー」を使うというコンセプトも優れており、資金を集めたクラウドファンディングもすぐ成立しました。

 多くの機器を1つのインターフェースで操作したい場合は、選んで良い品です。ただ、暗闇での操作はやや難があるため、現状では、シアターには向かない部分もあります。

 実験的、野心的な製品ですが、その部分を含めて試して見たい「新し物好き」の方にはおすすめできます。

 

 Perfect Shield HUIS REMOTE CONTROLLER
  ¥980 Amazon.co.jp (9/19執筆時)

 なお、「電子ペーパー」端末の液晶は傷つきやすいので、保護フィルムを貼ることをおすすめします。他社製ですが、違和感はありませんでした。 

ーーー

  201805301146.jpg

1・Amazon Echoの比較
2・各社のスマートスピーカーの比較
3・スマート学習リモコンの比較

  なお、リモコンだけではなく「電気を付けて!」など、声でも操作したい方は、AmazonやGoogleから発売されている音声入力端末を購入するだけで、簡単に可能です。

 価格は5000円ほどの追加投資になります。しかし、利便性が上がると思うので、検討する意味はあるでしょう。

 このブログでは、以上の【おすすめスマートスピーカーの比較記事】と【AmazonエコーなどAlexa対応端末の比較記事】で詳しく説明してあります。よろしければご覧ください。

ーーーー

 というわけで、今回は、学習用リモコンの話でした!  

 もし今回の記事がお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 18:02 | 映像機器

比較2018’ 海外で日本のTVを見る!ロケフリ7機の性能とおすすめ:スリングボックス M1とソニーのナスネ・トルネ

【今回レビューする内容】2018年 ロケーションフリープレーヤーの選び方・使い方:海外で日本のテレビを遠隔視聴する方法:海外でスカパープレミアムを見る方法地上波・CS・BS対応:設置法:長期の海外留学時・海外赴任時のハングアップ フリーズの対処法 実家の地元地方局のTVを見る方法

【今回比較する製品】 SONY nasne 1TBモデル CUHJ-15004 Sling Media Slingbox M1 SMSBM1H121 SMSBM1H111

今回のお題
海外などから日本のテレビ番組を視聴するために必要な機器や、設置法は?
 

 どもAtlasです。

 今日は、自宅外から、インターネット回線を利用し、日本の自宅のTVを遠隔視聴できる家電、いわゆる、「ロケーションフリープレーヤー(=ロケフリ)」を紹介します。

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 留学生海外赴任の方のほか、国内の出張先などから、「日本の法律に適った形」で、地上波、BS・CS・スカパープレミアムなどの番組全てを見たい方に向けての記事です。

 また、実際利用時におけるフリーズやハングアップ対策についても書きたいと思います。

1・現在のロケフリを巡る状況について

 あまり知られていませんが、最近のブルーレイレコーダーは、それ自体で「ロケフリ」的な機能があります。

1・ロケフリ対応ブルーレイレコーダー

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【チューナー数:3

 1・Panasonic DMR-BRT530
  ¥39,570 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

【チューナー数:2】

 2・SONY BDZ-ZW550M
  ¥37,552 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

【チューナー数:6】【全録対応】

 3・Panasonic DMR-BRX2030
  ¥62,800 Amazon.co.jp
(9/17執筆時)

【チューナー数:7【全録対応】
 4・東芝 REGZAサーバー DBR-M1007
  ¥52889 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 2015年以降、放送業界の規約が変わり、一般的なブルーレイレコーダーから、自宅外転送(スマホ・タブレット)に対応する機種が出はじめました。

 初心者にはこれがもっとも手軽な方法です。

2・ブルーレイレコーダーの欠点

 ただし、ブルーレイレコーダーを利用する方法は、次のような弱点があります。


  201809190750.jpg

1・BS放送・CS放送が一部視聴できない

 第1に、業界の規約などの関係で、ロケフリできるのは、地上波デジタル放送と一部のBS/CSに限られます。

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2・スカパープレミアム!が見れない

 第2に、別にチューナーが必要なスカパープレミアムが視聴できません

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 201809190753.jpg

3・海外からアクセスできない

 第3に、アクセス元を見ているので、日本のVPNサーバのレンタルサービスなどを利用しない限り、アクセスができません

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  201809190753.jpg

4・90日後の再認証なしでは見れない

 第4に、スマホとブルーレイレコーダーを90日以内に「自宅で」再度ペアリングさせないと使えなくなります。そのため、長期に自宅を離れるなどの場合は、利用が難しいと言えます。

3・ブルーレイレコーダーが向く

 201805251534.jpg

 仮に、上記の4つの制限が問題にならず、ブルーレイの買い換えも考えられるならば、最新のブルーレイレコーダーを導入するのが現在的には最も簡単で手軽です。

 国内からの閲覧が前提の場合、また、海外赴任でも、「90日以内」ならば、「VPNアプリを利用できること」「日本の接続業者と契約すること」という条件がクリアできれば、以外と手軽に「ロケフリ」視聴可能です。

おすすめブルーレイレコーダー 【結論】

 なお、対応機種は、かなりの数がある状況です。詳しくは、このブログにおいて人気ブルーレイレコーダーの比較をした、上記の記事をご覧ください。

ーーー

 一方、これら4つの制限が問題となる場合もあるでしょう。その場合は、「ロケーションフリープレーヤー」の出番となります。

 このほかにも、「高画質で転送ができる点」、「新規にブルーレイレコーダーを買うよりも安価な点」などでもこちらに優位性があると言えます。

 以下、具体的に紹介していきます。

2・ロケフリ本体の比較

   

 5・SONY nasne 1TBモデル CUHJ-15004
  ¥23,500 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 ロケーションフリープレーヤーとして現在最も有名なのは、ソニーNasne(ナスネ)でしょう。

 201809190756.jpg 

 実際、ナスネは、スマホに限れば海外からでも視聴可能であり、その点でネットメディアなどでは、「おすすめ」されることも多いです。

  201809190753.jpg

4・90日後の再認証なしでは見れない

 しかし、ナスネの場合も、「90日ごとの自宅での再ペアリング」問題があります。

 そのため、長期赴任・長期留学では、「スマホだけ帰省させる」などの「無茶」が必要になります。

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 これは、ナスネがハードディスクを搭載するため「レコーダー」扱いになることで、日本の業界規制にひっかかるためです。企業だけの努力ではどうにもならず、正直仕方ないでしょう。


  

 【HDMIセット SMSBM1H121】

 5・Sling Media Slingbox M1
   ¥44,800 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 一方、日本ではイーフロンティアが代理店を務める、アメリカのスリングメディア社Slingbox M1は、90日後のペアリング問題から「自由」です。

 こちらは、ハードディスクやTVチューナーを搭載しない単なる「転送システム」だからでしょう。

 以下では、この製品を少し詳しめに、紹介していくこととします。

3・スリングボックスの紹介

  

 【HDMIセット SMSBM1H121】

 5・Sling Media Slingbox M1
   ¥44,800 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 SLINGBOX M1 HDMIセットは、スリングボックスの入門機です。ご自宅のブルーレイレコーダーなどで受信した画像をインターネットに「飛ばす」ための家電製品です。

 なお、発売元のSling Media社は、日本ではイーフロンティアという会社が代理店です。格安の並行輸入品は、日本のPSEマークを取っておらず、電気安全法上問題があります。また、日本語でのサポート・保証を受けられません

 なお、Amazonで売っている商品はイーフロンティアを通したものですので、正規品です。

 201506301611.jpg  

 本体の設置は、ブルーレイレコーダーとテレビの中間に、この製品に付属するHDMIコンバーターを介在させる方法をとっています。スカパープレミアムチューナーを設置したい場合も、同じように接続するのが基本です。

 なお、上図の家「コンポーネントケーブル」は、本体に付属します。

 201711201403.jpg

 ネットワークへの接続は、本体後部の有線LANコネクターか内蔵のWi-Fiを利用します。それを、ご家庭のルーターに接続してネットに「飛ばす」、というのが、基本的な設置法です。

 なお、スリングボックスは、ブルーレイレコーダーを利用する場合より、高画質なフルハイビジョン画像を転送できます。そのため、少なくとも設置側には、ADSL、できれば光回線が合った方が有利でしょう。

 受ける側の回線、ADSLレベルのスピードで十分です。スマホならば、4K(LTE)回線が利用できれば十分です。


  

 【単体版 SMSBM1H111】

 7・Sling Media Slingbox M1
  ¥--------- Amazon.co.jp
(9/17執筆時)

 なお、Slingbox M1には、「単体版」という製品も発売されます。

 

 ATS direct 金メッキ変換ケーブル 1m
  ¥866 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 こちらは、HDMIコンバーターが付属しないタイプですが、その他の性能は同じです。その代わりに、D端子コンポーネント変換ケーブルが付属します。

 D端子があるブルーレイレコーダーならば、中間のコンバーターがない分、この方法が良いでしょう。変換操作もないため、画質は安定的です。

 とはいえ、HDMIが全盛で、D端子は最新機器からはなくなる傾向があるので、Atlasとしては、D端子利用者も、HDMIセットを購入し、別に変換ケーブルだけ購入する方法をおすすめします。

4・スリングボックスの仕組み

 

 ここまで見てきたように、スリングボックスはTVチューナーではありません。そのため、生放送を見る場合も、ブルーレイレコーダーなどに搭載されるチューナーを利用しています。

 そのために、スリングボックスは、ブルーレイレコーダー側のリモコンも遠隔操作できるようになっています。

 201506301639.jpg

 スリングボックスは、どの製品も、本体に「赤外線リモコンケーブル」が付属します。これを、ブルーレイレコーダーや、スカパープレミアムチューナーの赤外線受信部(リモコン信号を受け取る部分)にケーブルの先端をシールで取り付けます。

 そうすれば、スリングボックスが発信したリモコン信号がブルーレイレコーダーに送れるので、遠隔地からブルーレイレコーダーのチャンネルを変えたり、録画操作ができるわけです。

 201506301709.jpg

 具体的には、遠隔地に設置したパソコンやスマホブラウザに現れる「仮想的なリモコン」を操作することで、ユーザーは、自宅のブルーレイレコーダーなどのチャンネル操作や録画操作が可能です。

 ソフト設定は、常にオーソドックスで簡単なもので、ネットワークの知識が無くても、手順に沿うだけで簡単に進めることができます。

5・受信側の設定方法

 スリングボックスは、Windows系Mac系のパソコンや、Android系iOS系スマホタブレットに転送できます。

 受信側のインターネット回線は、ADSLでも構いません。携帯回線の場合も、標準画質(SD)ならば、携帯の3G回線でも大丈夫です。

 ただし、HD(ハイビジョン)クオリティで見たい場合は、受信値側は光回線やLET(4G)回線が導入されていた方が良いといえます。


 201506301708.jpg


 パソコンで見たい場合、インターネットブラウザを経由して、Slingboxの専用ホームページにアクセスして視聴します。MacでもWindowsでも可能です。

 感覚的には、Youtubeを見る感覚で、フルスクリーン表示にもできます。なお、映像上のリモコンを操作すると、送信地にあるHDDレコーダーを操作可能です。

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 iPhoneandroid等のスマホやタブレットでも見れます。3G回線でもSG画質(ワンセグ並の映像)で十分見られます

 ただし、iPadやiPhoneの場合は、次の専用のアプリケーションが必要です。

 201212122044.jpg

 SlingPlayer Mobile for iPhone(iPhone専用)
 ¥1,800 iTunes

 iPhone用が以上のものになります。上のようなアイコンを使いながら操作します。

 mzl.qinizanz.480x480-75.jpeg

SlingPlayer Mobile for iPad(iPad専用)
  ¥1,800 iTunes

 一方、こちらはiPad専用アプリです。解像度がiPadに最適化されています。iPadの画面サイズならばフルHDがかなり綺麗に見えます。

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 SlingPlayer Mobile for Phones
  ¥1,800 Google Play

 SlingPlayer Mobile of Tablets
  ¥1,800
Google Play 

 Android系の場合は、こちらのアプリ(アプリ内課金方式)になります。

6・フリーズ・ハングアップへの対策

 

 スリングボックスは、長期間海外赴任をする人に売れている機種です。Atlasも海外赴任時にはお世話になりました。

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 実際は見ている時間はさほど無かったのですが、スカパーオンデマンドは海外から使えないため、(当時)日本のサッカーの試合を見るためにどうしても必要でした。

 スカパーオンデマンドは、利用時にサービスの居住地判定がなされていたからです。

 正確に言えば、スカパーオンデマンドは、有料の日本のVPNサービスを契約して、IPアドレスを迂回させれば使うことも可能でした。

 その点、スリングボックスはこうした制限がなく使えますし、画質も良いです。

 ただ、問題点もありました。それは、夏の時期、スリングボックスがハングアップ(フリーズ)することです。これは、数ヶ月に一度ありました。

 Atlasの場合は、家人や知人にお願いして、電源を抜き差ししてもらいました。しかし、単身者はそう簡単にはいかないでしょう。

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 簡単デジタルタイマー PT70DW
  \1,050 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 帰国した今考えると、デジタルタイマーは、ハングアップ対策に有効かもしれません。

 デジタルタイマーを購入し、1週間に1度ほど(ないし1日一度ほど)、電源をオンオフするように設定しておけば、スリングボックスの電源を定期的に入れ直すことができるからです。

 また、長期間留守にする場合、ルーター(終端装置)もたまにフリーズし再起動が必要な場合がありますので、同様の方法を取ると良いです。これは自宅にサーバーを設置したり、自宅のPCにアクセスするような環境にある海外赴任者にもオススメの方法です。

 なお、スリングボックス自体に電源スイッチはなく、電源ケーブルを差すだけで起動できるため、この手法が使えます。もちろん、設定した時間になるまでハングアップは続くわけですが。


 

 Belkin WeMo
  \6,880 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 そこで、より高度に対応したい場合は、Wi-Fi対応のインサイトスイッチを購入するのも手かもしれません。こちらはスマホやタブレットで、外出先から電源の入切を設定できるタップになります。

 スリングボックスが起動しなくなったら、即座に電源を入れ直すことができます。ただ、Wi-Fiに依存する機器なので、ルーターのトラブルには無力です。使うならば、デジタルタイマーとの併用が良いでしょう。

今回の結論
海外などで日本のテレビ番組を視聴するためにおすすめの製品はこちら!


 というわけで、今回はロケーションフリープレーヤーについて解説しました。
 最後に必要な機器について改めてまとめておきたいと思います。

 第1に、長期の海外出張や留学で、PCやスマートフォンなどで安定的に見たいと考えている場合は、

  

 【HDMIセット SMSBM1H121】

 6・Sling Media Slingbox M1
   ¥44,800 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 スカパーチューナーなどのほか、映像を転送するSlingbox M1が必要です。

 セットアップに迷った場合も、Slingboxならば、日本語でサポートを受けられます。 ただし、設置は手順にそってやっていくだけで本当に簡単なので、まず相談する必要も無いと思います。


 第2に、90日以内の海外出張や短期留学の場合で、スマホで放映中のTV番組・録画番組をみたい方は、

  

 5・SONY nasne 1TBモデル CUHJ-15004
  ¥23,500 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 短期間で、かつ、スマホ・タブレットで見れれば良いという方は、「90日後の自宅でのペアリング」の問題が発生しません。それをふまえると、ソニーのナスネを選んでも良いでしょう。

 設置はこちらの方が手軽ですし、アプリを含めて出来が良いので、初心者でもとっつきやすいでしょう。

1・スマホ用のTVチューナーの比較記事
2・家庭用のNASの比較記事

 なお、今回は、ナスネについては、あまり紹介できませんでした。しかし、上記の記事である程度の内容をフォローしているので、よろしければ引き続きご覧ください。


 第3に、主に国内からTVを見れればOKというかたにおすすめなのは、

 201805251532.jpg

【チューナー数:3

 1・Panasonic DMR-BRT530
  ¥36,800 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

【チューナー数:2】

 2・SONY BDZ-ZW550M
  ¥37,552 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

【チューナー数:6】【全録対応】

 3・Panasonic DMR-BRX2030
  ¥62,800 Amazon.co.jp
(9/17執筆時)

【チューナー数:7【全録対応】
 4・東芝 REGZAサーバー DBR-M1007
  ¥52889 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 ブルーレイレコーダーに内蔵される「ロケフリ機能」を利用するのが良いでしょう。

 海外から利用する場合も、短期ならば、VPNアプリと、インターリンクなどの有料のVPN接続サービスを利用する手もあるでしょう。

おすすめブルーレイレコーダー 【結論】

 なお、対応機種は、上記の4種類以外にも、かなりの数がある状況です。

 詳しくは、このブログにおいて人気ブルーレイレコーダーの比較をした、上記の記事をご覧ください。

ーーー

 というわけで、今回は、ロケーションフリープレーヤーの紹介でした。

 この記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークから話題を共有していただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 08:16 | 映像機器

2018年09月18日

比較2018'【高画質で安い】プロジェクター35機のおすすめ:家庭・ホームシアター用(Projectors-1)

【今回レビューする内容】2018年 家庭用ホームシアター向けプロジェクターの性能とおすすめ・選び方:家庭用プロジェクター:機種の違い・価格別人気ランキング EPSON BenQ SONY リコー Acer ASUS

【紹介する製品型番】EPSON EB-W05 H6530BD EH-TW650 EH-TW5650 EH-TW6700 EH-TW8300 EH-TW8300W EH-TW8300 EH-TW8300W LSPX-P1 BenQ ホームプロジェクター TK800 短焦点 HT2150ST

今回のお題
安くて画質の良いプロジェクターのおすすめはどれ?

 ども、Atlasです。

 今日は、最新のプロジェクターの比較です。 

 201809181033.jpg

 価格としては、5万円以下の格安製品から、3万円以上の本格的な製品まで網羅しました。

 以下では、Atlasの10年以上の使用経験をふまえつつ各製品を比較したあと、最後に、Atlasのおすすめ機種!を提案する形式で書きました。

1・プロジェクターの選び方の基本!

1・家庭用プロジェクター
2・ビジネス用プロジェクタ
3・モバイル小型プロジェクタ

 比較サイトを見ると、「プロジェクター」というカテゴリで、上表のような3つの異なるジャンルの製品を一括りにして紹介する「記事」がみられます。

 しかし、ユーザー視点で見ると、これは、大きな問題があります。

 201809181017.jpg

 なぜなら、ホームシアターに向いた画質の高い映像視聴用の家庭用プロジェクターと、会議室など日中の明るい場所で使える軽量なビジネス用プロジェクターとでは、求められる性能が全く異なるからです。

 さらにいえば、最近は「手のひらサイズ」のモバイルプロジェクター もあります。これに至っては、完全に用途が異なります。

 メーカー側も明確に区別して説明しない場合もあります。しかし、この記事では、しっかり区分して、皆さんの「目的に沿った機種の選び方」を提案したいと思います。

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1・家庭用プロジェクター
2・ビジネス用プロジェクタ
3・モバイル小型プロジェクタ

 さしあたって、上で書いた理由から、今回の記事は「3つ」に分けてあります。

 今回は、家庭用のホームシアター用のプロジェクターを紹介する1番の記事です。

 ビジネス用プロジェクター などをお探しの方は、上記のリンク記事をご覧ください。

2・家庭用プロジェクター比較基準!

 さて、家庭用のプロジェクターを選ぶ場合、Atlasの経験をふまえると、買ってから後悔しないために、注意した方が良いポイントは、次の3点です。

1・コントラスト比と明るさ

 201802061319.jpg

 第1に、光学部分の明るさとコントラスト比です。

 この2つのスペックは、いずれも画質に影響する重要な部分です。

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 コントラスト比は、ホームシアター用としては、特に重要なスペックです。

 なぜなら、TVの場合と同じで、この値が低いと、映像の奥行き感・黒の引き締まりがない、味気ない映像になってしまうからです。

 スペックとしては、最低でも13000:1以上のコントラスト比があると良いでしょう。

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 明るさは、部屋を暗くして利用する場合、さほど重要視しなくてよいスペックです。

 ただし、完全にTVの代わりとして日中もお使いならば、最低でも、3000ルーメン以上の製品を買うのがおすすめです。

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 初心者には、用語などが多少難しい部分です。詳しくは、具体的に製品を紹介しながら説明していくので、この時点で「分からなくても」大丈夫です!

2・映像の傾き補正と焦点距離

 201802061318.jpg

 第2に、映像の傾き補正機能と焦点距離です。

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 映像の傾き補正機能は、設置環境的に真正面からずれて投影せざるを得ない場合、重要視するべきスペックです。

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 焦点距離は、投影サイズに影響する部分です。

 短焦点タイプのレンズを採用する高級品は、100インチサイズの投影でも1m以内で設置できますが、そうでない場合、平均では3m前後ないと100インチより小サイズでの投影となります。

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 とはいえ、2mでも60インチ程度の大画面にはなるため、過度には心配しないでください。100インチ投影に必要な距離についても、このブログでは簡単に紹介していきます。

3・鮮やかさと色再現性

 第3に、鮮やかさと色再現性です。

 いうまでもなくホームシアターでは重要な部分です。

 30万円以内のプロジェクターを買う場合、DLP方式3LCD液晶方式LCOS(反射型3LCD式)という投影方式の選択肢があります。

 そのため、順番に特徴を紹介しておきます。

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 201802061316.jpg

 DLP方式は、鏡を利用して光の反射によって映像を投影する型式です。

 格安でコントラスト比も高めやすいですが、彩度は3LCD液晶方式に及ばないと言えます。また、(色を分離して投写しない)30万円以下の製品は、色残像ノイズ(カラーブレーキング)を感じる人も多いです。

 ただ、BenQなど、色再現性について、テキサスインスツルメンツ社のBrilliantColor テクノロジーを採用するチップを搭載することで、緩和させているメーカーもあるため、今回はこの部分も注意します。

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 201809181212.jpg

 3LCD液晶方式は、強い光源ランプの光を液晶パネルに透過させたものをレンズで拡大する型式です。

 エプソンが得意とする型式です。

 DLP方式と比べて光源が明るく、三原色を分離して透過させるため、色の鮮やかさでは上位です。

 この方式の場合、比較的明るい場所での投影にも強く、綺麗に見えやすいです。以前はコントラスト比に難がありましたが、DLP方式と現在は差がありません。

 ただし、黒の引き締まりはイマイチで、真っ暗な場所での投影ならば、DLP方式と大きな差は感じないのも事実です。

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 201809181220.jpg

 LCOS(反射型3LCD式)は、基本的には50万円台クラスの高級機が採用する方式で、コントラスト比が高いです。

 ただし、本体が大型化して家庭向きとしてはやや煩わしいのが弱点です。なお、ソニーが小型短焦点機でこの技術を使っていますが、画質面での優位性は(このグレードでは)ない状況です。 

 結論的にいえば、特に明るい場所でも見る場合は、3LCD液晶方式が良く、暗くして利用する場合も、彩度の再現性の点では、3LCD液晶方式がやや勝つ、と言えます。

 基本的に同価格帯の製品ならば、3LCD液晶方式が画質の上では多少ですが「有利」です。

ーーー

 というわけで、家庭用プロジェクターを選ぶ場合に重要な3点を紹介しました。

 今回は、これらの指標に沿いながら、具体的なおすすめ製品を比較していきます。

1・一般的なプロジェクター
2・4K対応のプロジェクター
3・超短焦点プロジェクター

 なお、以下では、以上3つにカテゴリ分けして、それぞれ紹介します。

2・一般的な家庭用プロジェクター

 はじめに、ホームシアターに向いた家庭用プロジェクターを比較します。

 なお、以下では、高評価できる点は赤字で、イマイチな部分は青字で書いていきます。


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 【2017年】

 1・EPSON プロジェクター EB-W05
   ¥54,500 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

パネルタイプ:3LCD液晶(1677万色)
画素数:1280x800
コントラスト:15000:1
重さ:2.5キロ
明るさ:3300ルーメン
100インチ投影距離: 2.81〜3.38 m

  EB-W05 は、エプソンの「家庭用」ドリーミオシリーズでは最も安い製品です。

 これより安い機種もありますが、それらはホームシアター用ではないものです。

 画素数は、1280x800のワイド画面(16:10)です。地デジを含むフルHD信号は16:9の縦横比なので、シアター表示する場合、多少の黒帯が生じるでしょうが、価格的に問題ないレベルです。

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 コントラスト比は、15000:1で、明るさは、3300ルーメンになります。

 ホームシアター用として、余裕のあるスペックです。これらの点では、他のモデルと比較するための「基準」としてよいモデルといえます。

 さらにエプソンの場合は、明るさを画面が全て白色の「全白」状態だけでなく「カラー表示」状態でも3000ルーメンを保証しています。

 公の測定基準が「全白」であるため、カラー状況の明るさを表示するのは、企業の品質への自身の表れでしょう。

201510111027.jpg

 液晶方式は、3LCD液晶方式です。

 これは、他社標準のDLP方式などに比べて色再現性の高い液晶方式です。この部分は、「エプソンを選ぶ大きなポイント」です。十分なコントラスト比を持つ機種であり、明るめの部屋でも十分対応できます。

 端子は、HDMI端子を1つ装備します。

 そのほか、PC・映像機器用のアナログ端子などが一通り揃います。HDMIでつなげる場合は、音声も伝送できます。

 重さは、2.5kgです。

 ケースなどはなく、外出先までの持ちはこびは前提に考えられている機種ではないですが、家庭内や企業内の持ちはこびには支障の無い重さです。

 投影距離は、100インチサイズで投影したい場合、約3m必要です。

 短焦点ではなく、このあたりは10万円オーバーの機種には及びません。

 201510111038.jpg

 傾き補正は、縦方向は自動補整、横方向はレバー式(手動補整)です。

 他社は横方向を補整できない機種もあり、その場合正面からしか投影できません。しかし、エプソンは手動ながら対応でき優秀です。また、縦方向については、ワンボタンで調整できるのも魅力です。

 EPSON 無線LANユニット ELPAP10
  ¥7,686 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

 Wi-Fi機能は、オプションです。USB接続式の無線LANユニットを装着すると使えます。

 この場合、スマホアプリ経由で、スマホやタブレットもプロジェクターに接続できます。Android系・iOS系に対応します。また、スマホをプロジェクター用のリモコンとして利用することも可能となります。

 その他、Apple TV・Chromecast・Amazon Fire TVなどの端末との接続も公式にフォローします。

---

 以上、エプソンのEB-W05 の紹介でした。低予算で考えたとき、明るさや利便性の面で、まさに「基準」としたいプロジェクターです。


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 【2018年】

 2・Acer フルHDプロジェクター H6530BD
  ¥66,180 Amazon.co.jp
(9/18執筆時)

パネルタイプ:DLP(10億7000万色)
画素数:1920x1200
コントラスト:20000:1
重さ:3.5キロ
明るさ:3600ルーメン
100インチ投影距離:3.3-3.7m

 H6502BDは、台湾のAcerのプロジェクターです。以前人気があったH6517STの後継モデルです。

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 画素数は、1920x1200でワイド画面(16:10)の表示に対応します。

 フルHD【1920×1080】より縦長のWUXGAとなります。ただ、フルHD画質の映像も上下に黒帯が少しでるだけで解像度のまま投影可能です。そのほか、3D投影にも対応できる機種です。

 一方、120Hzの高リフレッシュレートに対応する製品です。この場合、TVの「倍速液晶」と同じで、動きのある映像につよくなるため、モータースポーツや、PCにつなげてのゲームなどは得意です。WUXGAを採用したのもPCを考慮したためかもしれません。

 201805250954.jpg

 コントラスト比は、20000:1で、明るさは3400ルーメンです。

 解像度の関係でコントラスト比はやや落ちます。ただ、Dynamic Blackテクノロジーの採用で、質感は良いです。

 いずれにしても、ホームシアター用として十分なスペックです。

 液晶方式は、BenQと同じDLP液晶方式です。色再現性の点ではエプソンには劣るでしょう。一方、ランプ寿命は、BenQと同じエコモードで利用する場合6500時間です。この部分では多少負けますが、画質面での向上を優先した設計なのだとも言えます。

 端子は、HDMI端子を1つと、PC・映像機器用のアナログ端子という標準的な構成ですね。重さは、2.2kgです。軽量性ではBenQよりやや落ちますが、高画素数機としては軽いと思います。

 201805250957.jpg

 投影距離は、1.1倍の光学レンズという単焦点レンズを使います。

 例えば、100インチサイズで投影したい場合、3.3m-3.6mというスペックです。傾き補正は、BenQと同じように、縦方向だけ対応でレバー式の手動調整です。

 Wi-Fi機能は未搭載です。スマホ画像を投影したい場合は、各社のHDMI変換ケーブル(AVアダプタ)を利用し有線でつなげます。

---

 以上、Acerのプロジェクターの紹介でした。最大の魅力はフルハイビジョン画質を超える機種で、「倍速液晶」を搭載する点です。

 この部分のスペックが高いと、画像のメリハリ・立体感が高まり、より臨場感が期待できます。フルHD画質対応ですので、TVのデジタル放送やブルーレイなど1280x800ではフル表示できないメディアを投影したい方にはとくにおすすめできるでしょう。


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 【2017年】

 3・EPSON EH-TW650
  ¥91,500 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

 【80型スクリーン付属】

 4EPSON EH-TW650S
  ¥99,679 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

パネルタイプ:3LCD液晶(1677万色)
画素数:1920x1080
コントラスト:15000:1
重さ:2.7キロ
明るさ:3100ルーメン
100インチ投影距離: 2.27〜2.75 m

 EH-TW650 は、EPSONのホームシアター専用モデルです。 

 201805251000.jpg

 画素数は、1920x1080対応のワイド画面(16:9)の表示で、フルハイビジョンサイズに対応できる機種です。

 他社のフルハイビジョン画質対応機に比べると、価格は高いですが、スペックは良いです。

 明るさは、3100ルーメンです。

 前モデルは多少明るさが劣っていたのですが、今回のモデルでは追いついています。一方、部屋の照度を落とすのが普通であるホームシアター用の場合、明るさよりも、画面のメリハリ(コントラスト)が重要です。その点でも、コントラスト比15000:1は、この価格帯の製品としては、必要十分です。

201510111027.jpg

 液晶方式は、しかし、エプソンの場合は、3LCD液晶方式です。DLP方式などに比べて色再現性の高いので、コントラスト比を込みで考えても、フルハイビジョンクラスのシアター用途では、こちらの方が美麗でしょう。

 端子は、HDMI端子を2つと、PC・映像機器用のアナログ端子という構成です。

 重さは、2.7kgあるため、据え置いて使うのに適したモデルです。本体の形状も持ち運ぶことを前提にはなってません。

 投影距離は、100インチサイズの投影でも2.27mからと、十分短焦点です。そのため、あまり大きくない部屋でも設置性は良いと思います。

 傾き補正は、縦方向は自動補整、横方向はレバー式(手動補整)です。他社と異なり、真正面以外からの投影にも対応する点で、優秀と言える機種です。

 201805251003.jpg

 Wi-Fi機能は、本体に内蔵されます。また、Bluetoothが内蔵されるため、スピーカーなどにワイヤレス転送することも可能です。もちろん、PC/Macからのワイヤレス投写にも対応できます。スマホ用の投写アプリ(iOS/Android)も用意されます。

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 以上、エプソンのEH-TW650 の紹介でした。

 フルハイビジョンサイズに対応するのはもちろんのこと、3LCD液晶方式を利用した上で、かなりの高コントラスト比を実現するなど、画質についてもこだわりのある上位機です。価格は高いですが、この液晶方式を採用するのはエプソンだけであり、画質重視の方にはおすすめできるモデルと言えます。


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 【2017年】

 5・EPSON EH-TW5650  
  ¥115,569 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

 【80型スクリーン付属】

 6・EPSON EH-TW5650S  
  ¥132,075 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

パネルタイプ:3LCD液晶(1677万色)
画素数:1920x1080
コントラスト:60000:1(最大)
重さ:3.5キロ
明るさ:2500ルーメン
100インチ投影距離: 2.95〜4.78 m

 EH-TW5650 も、EPSONのホームシアター専用モデルです。先ほどの製品と比べるとグレードの高いといえる製品です。

 画素数は、1920x1080のフルHD画質対応のワイド画面(16:10)の表示で、下位機種と同じです。

 201708241126.jpg

 明るさは、一方、2500ルーメンとスペックとして見ると下位機種より落としてあります。

 ただ、これは部品代を「ケチった」わけではなく、重要なコントラスト比を最大60000:1と高めるための工夫です。ここまで高められるならば、明るい部屋で、日常的な「テレビ代わり」として使っても問題ないでしょう

 液晶方式は、もちろん、美麗な3LCD液晶方式です。

201708241128.jpg

 画像処理も、この機種の「売り」です。こちらは、実際には存在しない画像と画像の間のフレームを再計算で作り出すことで、画像を「なめらか」に再生するフレーム補間技術のほか、ノイズリダクションなどの機能が標準搭載されます。

 ノイズリダクションは、【ブルーレイレコーダーの比較記事】で紹介したような高性能なが総処理技術を持つブルーレイレコーダーをお持ちなら、必ずしも必要ではありません。

 ただ、フレーム補完技術はTV側(プロジェクター側)の処理に任せるほかない部分です。高級液晶TVの「倍速液晶」に相当するもので、モータースポーツなどスピードのある映像の残像感の軽減に有用です。

 端子は、HDMI端子を2つと、PC・映像機器用のアナログ端子という構成です。

 重さは、3.5kgあるため、据え置いて使うのに適した製品と言えるでしょう。本体の形状も持ち運ぶことを前提にはなってません。

 投影距離は、100インチサイズの投影でも2.95mからと、こちらも短焦点です。傾き補正は、縦方向は自動補整、横方向はレバー式(手動補整)です。他社と異なり、真正面以外からの投影にも対応する点で、優秀と言える機種です。

 Wi-Fi機能は、本体に内蔵されます。また、Bluetoothが内蔵されるため、スピーカーなどにワイヤレス転送することも可能です。もちろん、PC/Macからのワイヤレス投写にも対応できます。スマホ用の投写アプリ(iOS/Android)も用意されます。

 その他、Apple TV・Chromecast・Amazon Fire TVなどの端末との接続も公式にフォローします。

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 以上、エプソンのEH-TW5650 の紹介でした。

 フルハイビジョンサイズに対応するのはもちろんのこと、高コントラスト比を実現するなど、画質についてもこだわりのある上位機です。DVD画質ならば、フルHDに対応しない下位モデルでも画質は同等ですが、ブルーレイなどを投影するならば、できるだけフルハイビジョン対応のモデルが欲しいところですね。


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 【無線LANなし】

 6・EPSON EH-TW6700
  ¥178,800 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

 【無線LANあり】

 7・EPSON EH-TW6700W  
  ¥213,840 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

パネルタイプ:3LCD液晶(1677万色)
画素数:1920x1080
コントラスト:70000:1(最大)
重さ:7.0キロ
明るさ:3000ルーメン
100インチ投影距離: 2.95〜4.78 m

 EH-TW6700は、EH-TW5350の1ランク上位の機種です。

 このあたりから、非常に価格差がでてきます。入門機と高級機の境目ですね。2機種ありますが、後者のみ、ワイヤレス対応になります。それ以外は同じです。


 201609040932.jpg

 明るさは、3000ルーメンです。

 ホームシアターは暗い場所で使うので、さほど重視するべきポイントではないですが、ここまで明るいと、日光でも画質は期待できるので、常設も「あり」なホームシアターといえます。コントラスト比も70000:1と価格相応にパワーアップしています。

 画像処理も、この機種から超解像度技術に対応し、テレビ番組など低解像度のソースでも、補完して綺麗に表示させられます。フレーム遅延を軽減するモードも付くので、ゲーム用としても高度です。

 201609040936.jpg

 投影距離は、倍率の高いレンズを採用するので、100インチサイズの投影でも1.76mです。また、幅の余裕もあるので、あまり前方に設置したくない場合もフレシキブルに対応可能です。

 さらに、光学レンズが動かせるレンズシフトに対応します。設置の柔軟性はどの機種よりも高いです。

 201609040941.jpg

 傾き補正は、縦方向・横方向とも自動補整です。縦横とも自動補整が付くのはこの機種からですね。

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 以上、エプソンのEH-TW6700 の紹介でした。

 とにかく、明るく、コントラスト比も高いため「液晶テレビからの完全な代替」としての利用も十分可能な機種です。ただ、価格はそれなり「高い」ですし、5年単位の買い換えを考えるならば、費用対効果の上では、基本的に下位機種で十分でしょう。

4・4K対応のプロジェクター

 続いて、4K対応のプロジェクターを紹介します。


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 【無線LANなし】

 8・EPSON EH-TW8300
  ¥319,800 Amazon.co.jp
(9/18執筆時)

 【無線LANあり】

 9・EPSON EH-TW8300W   
  ¥339,084 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

パネルタイプ:3LCD液晶(1677万色)
画素数:1920x1080
コントラスト:1,000,000:1(最大)
重さ:11.2キロ
明るさ:2500ルーメン
100インチ投影距離: 3.00〜6.3 m

 H-TW8300 は、エプソンの高級機です。

 201805251008.jpg

 EH-TW6700の1つ上位の機種ですが、やはり価格差があります。なお、このグレードの1つ上の機種は、レーザー投射採用のEH-LS10000ですが、80万円ほどします。

 201609041006.jpg

 この液晶の最大のポイントは4K画質に対応することです。ただ、この機種は画素数自体はフルHD(1920×1080)で、4K表示は、液晶を0.5 ピクセル単位でずらして、2パターンの画像を合成することで可能にしています。その点で「4K相当」の表示という表現になります。

 試しに見た限りでは、ソースが良い場合、解像度は高いです。スマホやカメラでも使われる画像合成技術のHDRなども採用されて、総合力は価格相応に高いですね。

 201805251009.jpg

 明るさは、2500ルーメンとスペック上下位機種よりも低いです。ただ、コントラスト比は100万:1という超高性能機ですので、昼間でも視認性は相当期待できます。

 投影距離は、さらに倍率の高いレンズを採用します。投影をかなり後ろからも可能です。広いリビングにお住まいの方には良い機種ですね。

 その他の部分の機能は、下位機種に準じます。

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 以上、エプソンのEH-TW8300 の紹介でした。

 新技術で4Kに対応させた高級機ですね。やはり、その部分に注目があるまりますが、HDR技術の採用や、高コントラスト比など、画質は総合的にアップグレードされています。予算が許せば「最高・最強のプロジェクター」でしょうが、やはり価格は購入者を選びそうです。


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 10・BenQ ホームプロジェクター TK800
  ¥144,000 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

パネルタイプ:DLP(10億7000万色)
画素数:4K UHD (3840 x 2160)‎
コントラスト:10000:1
重さ:4.2キロ
明るさ:3000ルーメン
100インチ投影距離:約3.25〜3.90m

 TK800 は、台湾のベンキューが発売する、家庭用のホームプロジェクターです。

 4K解像度に対応している機種では、かなり安い点で人気があります。

 201809181248.jpg

 明るさは、3000ルーメンです。

 十分な明るさがあるので、明るい室内でも照明の光の邪魔にはなりにくいでしょう。 

 201809181241.jpg

 液晶方式は、一方で、ベンキューはDLP方式を取ります。

 3LCD液晶方式ではないため、カラーの彩度はイマイチです。コントラスト比も、数字として高くないため、明るいところでも見やすいながら、その場合の映像の質では、「価格並みの実力」でしょう。

 また、4K対応なのですが、パネルが「色の三原色」のRGBカラーではなく、白を加えたRGBWカラーです。

 【4K液晶テレビの比較記事】でも書きましたが「疑似4K」と呼ばれる方式で主にコスト削減効果を狙う方式です。白のピクセル表現で、比較的「黒がしまる」DLP方式の利点が削がれていると見なせます。

 201809181251.jpg

 とはいえ、真っ暗なシアターを構築するならば、先述のように「同価格帯の製品と比較した場合の差は少ない」です。

 また、4K解像度に加えて、HDR10に対応するため、HDR情報を記憶したUHDブルーレイなどの映像を見る場合は、高い輝度表現を楽しめそうです。

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 画像処理は、エプソンに比べるとフレーム補完技術(倍速)は不採用です。

 HDR10対応にかかわり、自動HDR自然演色技術など、ベンキューの下位モデルにはない技術は採用されますが、動きのある映像に強いかは、「評価保留」ですね。

 端子は、HDMI端子を2つと、PC・映像機器用のアナログ端子という構成です。

 重さは、4.2kgあるため、据え置いて使うのに適した製品です。

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 投影距離は、100インチ投影で、約3.25〜3.90mですから、標準よりやや長めでしょう。

 縦自動台形補正機能を搭載するので設置は楽ですね。

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 以上、台湾のベンキューのTK800の紹介でした。10万円前後で4KHDR対応という点で注目が集まる機種です。DLP方式ですが、シアターの様に暗くして利用する分にはさほどの差を感じないです。

 この用途で、UHDブルーレイなどを鑑賞したい方にオススメですね。

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 11・BenQ ホームプロジェクター HT2550  
  ¥168,000 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

パネルタイプ:DLP(10億7000万色)
画素数:4K UHD (3840 x 2160)‎
コントラスト:10000:1
重さ:4.2キロ
明るさ:2200ルーメン
100インチ投影距離:約3.25〜3.90m

 なお、HT2550 は、ベンキューの上位機となります。

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 こちらは、下位機種と違ってRGBWカラーではないため、色精度の面で、Rec.709対応率が96%以上という水準です。下位機は92%という水準ですから、安作り出はない機種と言えます。

 その他の仕様は、下位機種と似通っています。

 しかし、あえて4Kモデルを「指名買い」する方は、UHDブルーレイなどを綺麗に鑑賞したいという用途でしょうから、対応モデルを選ぶならば(高いですが)、こちらでしょう。

3・短焦点タイプのプロジェクター

 続いて、1メートル前後の設置距離で使える短焦点タイプの紹介です。

 通常タイプに比べると、鋭角の投写になるため、(細かな部分もこだわる方には)わずかに歪みが気になる場合があります。

 ただ、設置上の利便性は高く、経験上、面倒がらずに、角度をしっかり設定すれば、短焦点も真四角にしっかり投影することはできます。


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 12・SONY ポータブルプロジェクター LSPX-P1
   ¥87,600 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

パネルタイプ:3LCD液晶
画素数 :1366x768
コントラスト:4000:1
重さ:0.93キロ
明るさ:100ルーメン
80インチ投影距離:0.28 m

  LSPX-P1 は、ソニーが2016年に投入した新しいタイプの超単焦点プロジェクターです。

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 壁際に設置するだけで、最大80インチの投影ができる点、本体の重さが1kgである点、最大2時間稼働できるバッテリーが搭載される点で、従来プロジェクターに興味のない層にも需要を喚起している人気製品です。

 画素数は、小型機としては優秀で、ハイビジョン画質(1280x800)を超える1366x768の投影が可能です。

 小さいからといって妥協していない点に好感が持てます。

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 コントラスト比は、4000:1、明るさは、100ルーメンになります。

 他のモニターに較べると、明るさが足りないため、画質で言えば、完全にシアター用の本格的機種ではありません。ただ、こちらは、色域が広いレーザー光源を利用しているため、画質は想像以上に高いです。黒が引き締まった画質ですし、部屋を十分暗くすれば、シアター用として十分なコントラストを得られるでしょう。

 液晶方式は、3LCD液晶方式です。これは、エプソンも採用しますが、業界標準のDLP方式などに比べて色再現性の高い液晶方式です。

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 端子は、HDMI端子を1つ装備します。また、こちらには無線LANとBluetoothが内蔵されるため、スマホなどからも気軽に投射できます。なお、本体に同梱されるワイヤレスユニットからは、無線でプロジェクターに飛ばす方式です。

 また、スマホをリモコン代わりに使うこともできるため、便利です。

 補正機能は、充実しています。レーザー投射方式である利点を利用し、ピントは測距センサーで完全にオートフォーカスされます。初心者でも簡単に投射できる点も、人気の秘密ですね。

 以上、LSPX-P1 の紹介でした。小型ですが、レーザー光源を利用した3LCD液晶を採用するなど、画質面で妥協のない成製品です。もちろん、「使い勝手」の部分、相当考えられた製品ですので、気軽にプロジェクターを使いたい方には、おすすめできます。


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 13・BenQ 短焦点プロジェクター HT2150ST
  ¥85,999 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

パネルタイプ:DLP(10億7000万色)
画素数:1920x1080
コントラスト:15000:1
重さ:3.6キロ
明るさ:2200ルーメン
100インチ投影距離:約1.52〜1.83m

  HT2150STは、台湾のベンキューが発売する、家庭用のホームプロジェクターです。

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 こちらも短焦点タイプのプロジェクターです。1.2倍のレンズは短焦点で、1.5m〜1.8mと短距離で100インチ投影が可能という機種です。

 部屋のスペースの関係で、どうしても、通常タイプが無理の場合「救世主」といえる機種でしょう。

 画素数は、こちらはしっかりフルHD画質に対応する機種です。

 液晶方式は、DLP方式です。コントラスト比も15000:1と十分です。

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 明るさは、一方、2200ルーメンですから、外光を入れないように配慮して使うべき製品ですね。

 画像処理は、エプソンに比べるとフレーム補完技術(倍速)は不採用です。

 ただ、ゲーム用途を主な購買層に設定していることもあり、応答速度と低入力遅延については、(スペックは未表記ながら)配慮があります。

 端子は、HDMI端子を2つと、PC・映像機器用のアナログ端子という構成です。

 重さは、3.6kgあるため、出し入れして使うには、多少重い気もします。

 投影距離は、先述のように100インチ投影で、1.5m〜1.8mとなります。一方、マニュアル式の縦方向の台形補正のみ搭載ですから、設置は面倒ではあります。

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 以上、台湾のベンキューのHT2150STの紹介でした。

 実用的な解像度を得られる短焦点として貴重でしょう。やや重さはありますが、ゲーム機と一緒に片付けて利用時のみ使うなど、用途の幅は広そうです。設置については、自動補整がないですが、「決まったポジション」に毎回置くようにすれば良いと思います。

今回の結論
プロジェクターでおすすめできる機種は結論的にこちら!

 というわけで、今回は、ホームシアター向けのプロジェクターを比較してきました。

 最後にいつものように、おすすめ機種について書いてみたいと思います。


 第1に、比較的低価格で、ホームシアター用途に向くプロジェクターと言えるのは、

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 【2017年】

 1・EPSON プロジェクター EB-W05
   ¥54,500 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

パネルタイプ:3LCD液晶(1677万色)
画素数:1280x800
コントラスト:15000:1
重さ:2.5キロ
明るさ:3300ルーメン
100インチ投影距離: 2.89〜3.48 m

 総合評価   ★★★★★ 

 エプソンの EB-W05でしょう。

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 3LCD方式の色再現性の高い方式を採用しつつ、明るさ・コントラスト比が高水準であるため、ホームシアターにオススメできる機種です。

 3Mを切る100インチ投影距離である点も、設置性の面で優れると言えます。

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 あえて難点をいえば、画素数がフルHDに満たないため、縦横比が16:9ではなく、16:10である点です。簡単に言えば、TV画像を表示する場合、黒帯がほんのわずかに生じるのは、「やや損」と感じるかもしれません。

 とはいえ、プロジェクターは、スクリーン位置で調整できるため、TVの場合よりは問題とならないです。

 いずれにしても、性能に比べれば価格も値頃なので、お買い得感もあります。

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 HORIC ハイスピードHDMIケーブル 10M
  ¥2,656 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

 なお、ホームシアター用に使う長いHDMIケーブルはプロジェクターにもちろん付属しません。こちらの準備もお忘れなく!結構長いケーブルが必要になるかと思います。

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 EPSON 無線LANユニット ELPAP10
  ¥8,452 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

 また、iPhone/iPadなどのAirPlayを用いて、無線LAN経由で投影をしたい場合は、こちらのアダプターを本体に挿入するとWi-Fiで利用できます。

 もちろんパソコンやAndroid系端末も対応します。


 第2に、性能重視でホームシアター専用の機種としておすすめなモデルは、

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 【2017年】

 5・EPSON EH-TW5650  
  ¥115,569 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

 【80型スクリーン付属】

 6・EPSON EH-TW5650S  
  ¥132,075 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

パネルタイプ:3LCD液晶(1677万色)
画素数:1920x1080
コントラスト:60000:1(最大)
重さ:3.5キロ
明るさ:2500ルーメン
100インチ投影距離: 2.95〜4.78 m

 総合評価   ★★★★★★  

 エプソンのEH-TW5650でしょう。ブルーレイなどの高スペック画像を綺麗に再生するには欠かせないフルハイビジョンに対応した機種のなかでは、コントラスト比が極めて高く3LCD液晶方式を採用で色再現性も期待できる機種ですから。

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 また、動きのある動画について、液晶テレビの「倍速液晶」に相当するフレーム補間技術を持つ点はかなり重要です。とくに、家庭に置いて、液晶テレビなどの代わりに「常用」するならば、ここは重視して良い部分です。

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 さらに使い勝手の部分でも、Wi-Fiが内蔵されるのに加えて、Bluetoothにも対応できるため、サウンドバーの比較で紹介したような、シアター向きの音響機器とワイヤレスでつながり便利です。

 もちろん、再生機器側にBluetoothが搭載されている場合は不要でしょうが、ストリーミング機器を直接プロジェクターに取り付ける場合などは有用だと思います。

 一方、20万を超えるこれより上位機種もあります。

 ただ、このグレード以上の製品は、相当こだわりを持った「映像・音響マニア向け」です。また、プロジェクターはさほど「コモディティ化」が進まず、逆に陳腐化が早い家電です。そのため、例えば、上位機種を10年使うよりも、このグレードを買って5年買い換えた方が満足度は高そうです。


 第3に、4KHDRに対応する最新鋭機としてオススメできるのは、

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 11・BenQ ホームプロジェクター HT2550  
  ¥168,000 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

パネルタイプ:DLP(10億7000万色)
画素数:4K UHD (3840 x 2160)‎
コントラスト:10000:1
重さ:4.2キロ
明るさ:2200ルーメン
100インチ投影距離:約3.25〜3.90m

  ベンキューのHT2550 でしょう。

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 先述のように下位機種は、画質的に評判の良くないRGBWカラーであり、高画質機とは言えない側面がありますので、こちらが良いでしょう。

 「もっぱらTV再生」という方は、フルHDモデルでも(当面)良いと思いますが、た4KHDRに対応する新しいBlu-ray規格(UHDブルーレイ)の映画を多く買う予定の方は、良い選択肢でしょう。


 第4に、狭めの部屋でも無理なく置けるフルHD対応プロジェクターとしてオススメできるのは、

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 13・BenQ 短焦点プロジェクター HT2150ST
  ¥85,999 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

パネルタイプ:DLP(10億7000万色)
画素数:1920x1080
コントラスト:15000:1
重さ:3.6キロ
明るさ:2200ルーメン
100インチ投影距離:約1.52〜1.83m

  台湾のベンキューが発売するHT2150STでしょう。

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 フルHDが表示できるスペックで、1.5m〜1.8mと短距離で100インチ投影が可能という機種です。(仕事ではなく)ホームシアター向けの短焦点は少なく、この機種はとても貴重だと思います。

 例えば、出し入れしてゲーム用に使うなどの場合は、応答速度に配慮がある点でも、特にオススメできます。


 第5に、家庭で気軽にホームシアターが楽しめる入門者に最適なモデルは、

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 12・SONY ポータブルプロジェクター LSPX-P1
   ¥87,600 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

パネルタイプ:3LCD液晶
画素数 :1366x768
コントラスト:4000:1
重さ:0.93キロ
明るさ:100ルーメン
80インチ投影距離:0.28 m

 総合評価   ★★★★★ 

 ソニーのLSPX-P1でしょう。

 画質面では、レーザー投射方式を採用し、小型でありながら十分な画質をキープしています。また、高度なオートフォーカスの採用で、ピント合わせが不要な点も初心者向きです。

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 なにより、設置場所を選ばず、気軽に、無線LAN、Bluetooth経由で、レコーダーやスマホの映像を飛ばすことのできるモデルなので、ほぼ悩まずに気軽に使える点が最大のメリットでしょう。

 新型ですが、これまでにないタイプのプロジェクターであり、現状ではAtlasも「イチオシ」の製品です。

ーー

 というわけで、今回はプロジェクターの話でした。

1・4K液晶テレビ
2・有機ELテレビ   
3・19-23インチの小型液晶テレビ
4・24インチの小型液晶テレビ
5・32インチの小型液晶テレビ
6・40-50インチの大型液晶テレビ
7・おすすめ液晶テレビのまとめ 【結論】

 なお、プロジェクターにするか、4Kの大型液晶にするかなど、液晶テレビもお探しの方は、以上のリンク記事もご覧頂ければと思います。ほぼ同じ形式で書いています。

補足:スクリーンとサウンド機器について

 さて最後にスクリーンサウンド面についての補足情報を紹介しておきます。


 まずスクリーンですが、これは大きく分けて3つのタイプがあります。

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 オーエス 100型 SMH-100HN-WG107
  ¥12,927 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

【100型サイズ】 255 x 9.5 x 8 cm ; 4 Kg

 オーエス 80型 SMH-080HN
  ¥10,886 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

【80型サイズ】197.1×118.×8cm 4 Kg

 一番楽なのはこのような掛け軸型のスクリーンです。ただし、壁に設置する必要があります。

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 SANWA SUPPLY PRS-Y100K
  ¥31,104 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

 【100型サイズ】W211×D28.5×H230mm

 SANWA SUPPLY PRS-Y80K
  ¥22,549 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

 【80型サイズ】W1700×D285×H2005mm

 壁に設置できない場合は、ロール式で床に置くタイプのスクリーンがオススメです。若干値段が高いです。

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 SANWA SUPPLY PRS-TS80
  ¥11,400 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

【80型サイズ】W172.7×D60×H173.5mm

 SANWA SUPPLY PRS-TS90
  ¥14,471 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

【90型サイズ】W192.7×D60×H195mm

 つり下げ式はかなり安く導入できますが、風などに弱い傾向にあります。ただ、ボルトで天井に固定できるならばこちらが良いかと思います。


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1・サウンドバーの比較
2・プリメインアンプの比較
3・AVアンプの比較
4・ブックシェルフ型スピーカーの比較
5・ホームシアター用スピーカーの比較

 続いて、スピーカーについてです。

 プロジェクターで、ホームシアターを構築する方で、音響システムのバージョンアップも考えているならば、サウンドバーの導入が手軽で効果的です。

 最近では、映像の出力に使う機器(ブルーレイやPCなど)から、ワイヤレス無線での接続にも対応できるため、スクリーンの下にスマートに配置できますので。

 なお、上級者向けにはアンプとスピーカーを利用する方法もあります。これらの具体的な製品については、上記3上記5の記事で紹介していますので、よろしければご覧ください。


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4・ブルーレイプレーヤーの比較
5・ブルーレイレコーダーの比較
6・ポータブルDVDプレーヤーの比較

 また、映像の出力機器についても、いくつか記事があります。こちらもよろしくお願いします。

ーー

 というわけで、今回は、プロジェクターの紹介でした。この記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 20:08 | 映像機器

比較2018'【高画質で安い】プロジェクター35機のおすすめ:仕事・ビジネス用軽量プロジェクター(Projectors-2)

【今回レビューする内容】2018年 ビジネスプロジェクターの性能とおすすめ・選び方:持ち運べる仕事用プロジェクターの機種の違い・価格別人気ランキングEPSON BenQ SONY リコー Acer ASUS

【紹介する製品型番】EPSON EB-S41 EB-X05 EB-W05 EB-S05 EB-X41 EB-W41 EB-U42 EB-1780W EB-1795W EB-1785W リコー PJ S2440 PJ X2440 PJ WX2440 BenQ MS550 MW550 MX550 MH550

今回のお題
安くて画質の良いビジネスプロジェクターのおすすめはどれ?

 ども、Atlasです。

 今日は、最新の仕事用・ビジネス用プロジェクターの比較です。 

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 紹介する製品は、価格としては、5万円以下の格安製品から、30万円以上の本格的な製品まで網羅しました。

 いつものように、各機種を紹介したあと、最後にAtlasのおすすめ機種!を提案する型式で書いていきます。

1・ビジネスプロジェクターの選び方の基本!

1・ビジネス用プロジェクター
2・モバイル小型プロジェクター
3・シアター用プロジェクター

 ビジネス用にプロジェクターをお探しの場合、選択肢は3種あります。

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 第1に、ビジネスプロジェクターです。

 今回の記事で紹介するものですが、2kg前後の重さで、都度持ち運んで設置するタイプのプロジェクターです。明るい室内でも使いやすいように、ルーメン値が高い機種が多いです。

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 第2に、モバイルプロジェクター です。

 最近登場した「新ジャンル」のプロジェクターで、「カバンに入れて持ち運べる」点が売りです。

 1対1のプレゼンなどに便利なもので、最近人気です。ただし、ビジネスプロジェクターと比べると、暗めの画面で、投影画質もイマイチです。

 こうしたタイプについては、【モバイル小型プロジェクターの比較記事】で別に紹介しています。

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 第3に、シアタープロジェクター です。

 こちらは、会社や学校などで、特に、動画・映画などを綺麗に投影したい場合の選択肢です。

 上述のビジネス用の場合、コントラスト比や輝度が動画映像に最適化されていないので、映像には不向きです。暗くするかどうかにかかわらず、映像を使う用途で、多少重くても構わない場合はこちらが選択肢です。

 また、4kgほどの重さはありますが、使うときだけ設置して利用することも可能です。

 このタイプについては【シアター用プロジェクターの比較記事】で書きました。家庭用と共通となります。

ーー

 というわけで、以下では、明るい場所でも使いやすく、軽量で持ちはこびも容易な、ビジネスプロジェクターを紹介していきます。

1・ビジネスプロジェクターの比較基準

 Atlasは、ビジネス用プロジェクターについては、現在も所有し、10年以上使い回しています。

 業務で使ったものを合わせると15機以上は経験していますが、色々試した結果、選ぶ際に最も重要と言えるのは、次の3点です。

1・本体の軽量性

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 第1に、プロジェクターの軽量性です。

 ビジネス用に持ち歩く場合、この部分は重要です。2キロを切ることが快適性の目安です。

 サイズも重要ですが、重量の部分を見ておけば、サイズは「後からついてくる」ため、今回は、特に重さを重視しています。

2・明るさ画面解像度

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 第2に、プロジェクターの明るさと画面解像度です。

 明るさは、ビジネス用で最も重要視するべきスペックです。

 ルーメンという単位で表しますが、少なくとも3000ルーメン以上ないと、ビジネスシーンで多い、明るい場所での利用に支障が出ます。

 なお、コントラスト比は、ホームシアター用と異なり、さほど重要視しなくて良いです。

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 画面解像度は、もうひとつ注意するべきポイントです。

 現在のPCは、1920×1080(フルHD)というフルハイビジョン解像度が普通です。また、これ以上の2K・4K解像度の場合も、画面の縦横比は16:10とフルHD基準に合わせています。

 しかし、格安のビジネスプロジェクターは、1024×768(XGA)と低解像度である上、画面の縦横比が4:310年以上前の水準の場合があります。

 解像度の違いはカバーできますが、縦横比の違いは、(アスペクト比の設定をしないと)画像が伸びて表示されるなど、クライアント(お客)を含む他人が利用する場合、トラブルの原因になる場合が多いです。

 結論的にいえば、予算があればフルHDを、それが望めない場合でも、16;9と縦横比が近いといえるWXGA(1280×800)は最低限クリアした製品を選びたいところです。

 今回の記事では、この部分も詳しく書きます。

3・映像の傾き補正

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 第3に、プロジェクターの傾き補正機能の充実度です。

 ビジネス用で持ち運ぶ場合、必ずしも真正面から投影できる環境でない場合があります。その場合、画面が台形になってしまい不格好です。

 ビジネスシーンでは、手動調整する時間がない場合も多いため、自動で画面が補整できる「横方向の傾き自動補正」は最低限欲しいところです。

 さらに、横方法の自動台形補正があると、斜めからの投影の場合も手動調整の手間がなく、極めて便利です。

ーーー

 以上、ビジネスプロジェクターをえらぶ場合の3つのポイントを紹介しました。

 前回紹介した【シアター用プロジェクター】もお読み頂いた方は、選び方の基準がかなり異なると感じて頂けたのではないでしょうか。

 とくに、ビジネスプロジェクターは、相当安い製品があるため、しっかり選ばないと「安物買いの銭失い」になる可能性が高いので、注意しましょう。

 というわけで、機種ごとの比較をはじめます。

2・ビジネス用のプロジェクターの比較

 では、ビジネス用のプロジェクターの比較に入ります。

 比較的安い製品から、高い製品の順で、各社の製品を比較していきます。

 なお、以下では、高評価できる点は赤字で、イマイチな部分は青字で書いていきます。



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 【2017年】

 【SVGA 800x600

  14・リコー プロジェクター PJ S2440
  ¥32,500 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

100インチ投影距離: 3.34〜3.66 m

 【XGA 1024x768

 15・リコー プロジェクター PJ X2440
  ¥57,223 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

100インチ投影距離: 3.34〜3.66 m

 WXGA 1280x800

 16・リコー プロジェクター PJ WX2440
   ¥48,550 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

100インチ投影距離: 3.96〜4.37 m

パネルタイプ:DLP
画素数:800×600/1024×768/1280×800
コントラスト:10000:1
重さ:2.6キロ
明るさ :3000/3100ルーメン
100インチ投影距離: 3.34〜3.66 m
100インチ投影距離: 3.96〜4.37 m

 PJシリーズは、リコーが最近販売をはじめた格安のビジネスプロジェクターです。

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 現在市場に出ているモデルでは、最も安い機種の1つであり、導入しやすさの点で人気です。しかしながら、スペック的にはイマイチです。

 画素数は、800×600(SVGA)・1024×768(XGA)・1280×800(WXGA)の3種類から選択できます。

 先述のように、SVGAとXGAは縦横比が4:3であり、現在のノートPC・デスクトップPCの16:10と合いません。プレゼン画像が歪むか、大きな黒帯が生じるかするため、少なくとも、1280×800(WXGA)以上が良いでしょう。

 そうなると、コスパが必ずしも高い機種ではないですが。

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 画面の明るさは、3000ルーメン(上位機は3100)です。

 ビジネス用は中間に使うのでこの部分は重要ですが、入門機ということで3000ルーメンという最低限の水準を上回る程度です。

 液晶方式は、DLP液晶方式で、コントラスト比10000:1です。

 暗い場所での映画鑑賞などには全く向かないスペックですが、ビジネスプロジェクターはこの部分は重要視しなくて良いです。

 端子は、HDMI端子を1つと、PC・映像機器用のアナログ端子という標準的な構成です。

 重さは、2.6kgです。

 他社のビジネス用よりも重めです。持ち運べない水準ではないですが、軽量でもありません。

 投影距離は、100インチサイズで投影したい場合、 3.34〜3.66 m(上位機は3.96〜4.37 m)です。1.1倍のレンズと柔軟性はややないですが、入門機ですし問題ありません。。

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 傾き補正は、簡易的なもので、縦方向だけ可能で、レバー式の手動調整です。

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 以上、リコーのプロジェクターの紹介でした。

 性能面では特筆するべき点はない機種です。予算が限られた状況での、会議室用プロジェクターの買い換えなどの場合、価格面でのメリット性はある機種ですね。ニーズはあると思います。


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【2017】

SVGA 800x600

 17・BenQ MS550 【3600ルーメン】
  ¥26,800 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

100インチ投影距離:3.98〜4.37m

XGA 1024x768

 18・BenQ MW550 【3600ルーメン】
   ¥34,720 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

100インチ投影距離:3.34〜3.66m

WXGA 1280x800

 19・BenQ MX550 【3600ルーメン】
   ¥37,088 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

100インチ投影距離:3.34〜3.66m

【FHD 1920x1080】

 20・BenQ MH550 【3500ルーメン】
   ¥64,818 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

100インチ投影距離:3.3〜3.63m

パネルタイプ:DLP(10億7000万色)
画素数:1280x800〜
コントラスト:20000:1
重さ:2.3キロ
明るさ:3500/3600ルーメン
100インチ投影距離:3.98〜4.37m
100インチ投影距離:3.34〜3.66m

 これらは、台湾のBenQのプロジェクターです。同社は、プロジェクターは多ラインナップです。

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 こちらは、入門機ですが、ホームシアター用のほか、教室などの設置向けにも人気のある機種です。

 画素数は、800×600(SVGA)・1024×768(XGA)・1280×800(WXGA)のほか、1920x1080(フルHD)も選択可能です。

 予算に余裕があれば、フルHDを選ぶと快適性・柔軟性は増すでしょう。ただ価格からいえば、1280 × 800(WXGA)も選択肢ですが、フルHD対応でこの価格は「安い」と思います。

 画面の明るさは、3600ルーメン(最上位機は3500)です。リコーに比べても明るさの水準が高いです。ビジネス用として期待値が高いですね。

 液晶方式は、DLP方式で、コントラスト比20000:1です。

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 ビジネスプロジェクターとして、この部分が意外と優秀なので、明るさの水準を勘案しても、動画や静止画の美麗さもある程度期待できそうです。もちろん、フルHDの場合で、画素数が少ないWXGA以下は、この部分の期待値は、他社機並みですが。 

 なお、DLP方式は、色の鮮やかさの点などから、次に紹介するエプソンの3LCD液晶方式に劣ります。

 ただ、ランプの経年劣化がしにくく耐久性が高いです。プロジェクターのランプ交換費用は高いので、ビジネス用に考えると、DLP方式は割とコスパが良くオススメできます。

 端子は、シアター用やビジネス用の基本となるHDMI端子を2つと、PC・映像機器用のアナログ端子なども搭載です。  

 重さは、2.3kgです。家庭用として標準的なサイズですが、持ちはこびもできるでしょう。

 投影距離は、それぞれの機種で異なります(上表参照)

 フルHDの場合、100インチサイズの投影には、3.9mとやや長めの点です。

201805251019.jpg

 傾き補正は、縦方向方向だけ台形の歪みがレバー式の手動調整が搭載です。

 横方向は本体の位置を変更するしか修正が効かないため、真正面以外からの投影には不向きです。

 Wi-Fi機能は未搭載です。スマホ画像を投影したい場合は、各社のHDMI変換ケーブル(AVアダプタ)を利用し有線でつなげます。

---

 以上、BenQのプロジェクターの紹介でした。

 性能を期待するならば、フルHD対応の上位機でしょう。このグレードの画面の明るさとコントラスト比ならば、シアター用として使えるスペックです。

 ビジネスメインだが、家庭でも、お子さんなどと「ちょっとしたシアターも」という用途には良いでしょう。重さも、2.3kgと抑え気味なので、やや重めながら持ち運んでも使えそうです。


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 【2017年】

SVGA 800x600

 21・EPSON プロジェクター EB-S41
  ¥46,000 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

100インチ投影距離:2.97-4.01 m

XGA 1024x768

 22・EPSON プロジェクター EB-X05
  ¥49,000 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

100インチ投影距離:3.02-3.63 m

WXGA 1280x800

 23・EPSON プロジェクター EB-W05
  ¥54,500 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

100インチ投影距離:2.81-3.38 m

パネルタイプ:3LCD液晶(1677万色)
画素数 :800x600/1024×768/1280×800
コントラスト:15000:1
重さ  :2.4キロ/2.5
明るさ :3200/3300ルーメン

 こちらは、EPSONのビジネスプロジェクターの入門機です。

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 画素数は、3機種で異なります。【下位機種】800×600と【中位機種】1024×768ということで、縦横比が4:3の旧来の形状のモデルです。

 【上位機種】は、1280×800となり、縦横比の点でも、ワイド画面のノートPCとの親和性が高いでしょう。

 画面の明るさは、3200ルーメン(上位機は3300)です。

 エントリークラスとしては十分な水準です。 

201809181551.jpg

 液晶方式は、エプソンの場合、画質の良い3LCD方式の液晶を採用します。

 他社のDLP方式に比べると、彩度が高いので、色鮮やかに見えやすいです。コントラスト比も、最大15000:1と高めです。

 なお、 EB-W05は、エプソンで「シアター用の入門機」として売っているモデルです。ビジネス用にはあまり関係ない部分ですが、動画などの画質もそれなりに期待できます。

 実際、ビジネス用に3LCD方式は、ややもったいない感じがするほどです。

 201510111038.jpg

 傾き補正は、注目点です。

 なぜなら、縦方向が自動補整対応だからです。プレゼンの際は緊張するものですから、プレゼンターが設置までするような場合は、「なるべく手数を不要に」しておくと良いです。

 その点で、ここまで紹介したモデルよりも優れます。横方向もレバー式(手動補整)ながら補整が効くので良いでしょう。

 201809181559.jpg

 重さは、2.4キロ(上位機は2.5kg)です。さほど軽量性は重視した作りではないですね。ただし、2kg台なら、一般的に「持ち運べるプロジェクター」とはいえます。

 端子は、HDMI端子が1つと、PC用のアナログ端子を装備します。

 投影距離は、100インチ投影距離が2メートルを切っています。ズーム倍率も1.2倍(1.35倍)なので、設置における柔軟性は高いです。

 201809181228.jpg

 EPSON 無線LANユニット ELPAP10
  ¥8,452 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

 Wi-Fi機能は、USB接続式の無線LANユニットを装着すると使えます。

 スマホやタブレット端末の接続に便利です。もちろん、HDMI変換ケーブルがあれば、有線でつなぐことも可能になります。

--

 以上、エプソンのビジネス用モデルの入門機紹介でした。

 他社と比べると、3LCD方式を採用し、入門価格帯で「画質的優位性」があるのがエプソンです。今回はビジネスプロジェクターの紹介で、この部分は「選外要素」です。

 しかし、暗くして動画上映の様なことを併用することは、ビジネスでも十分考えられるため、そうした用途にもフレキシブルに対応したい場合は良いと思います。

 その場合は、WXGA 1280x800良いでしょう。

ーーー

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 【2017年】

SVGA 800x600

 24・EPSON プロジェクター EB-S05  
  ¥40,793 Amazon.co.jp
(9/18執筆時)

 なお、下位機種には「より下位機種」のEB-S05 というモデルがあります。

 こちらの場合、明るさが3200ルーメンと落ちますが、その他の点では、EB-S41 と同じです。おそらく「特売用」なのだと思います。ただ、800×600ということで、使い勝手は悪いです。


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 【2017年】

XGA 1024x768

 25・EPSON プロジェクター EB-X41  
  ¥72,300 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

100インチ投影距離:3.02-3.63 m

WXGA 1280x800

 26・EPSON プロジェクター EB-W41  
  ¥87,665 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

100インチ投影距離:2.81-3.38 m

【WUXGA 1920x1200】

 27・EPSON プロジェクター EB-U42  
  ¥117,250 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

100インチ投影距離:2.99-3.64 m

パネルタイプ:3LCD液晶(1677万色)
画素数:1024×768/1280×800/1920×1200
コントラスト:15000:1
重さ:2.4キロ/2.8キロ
明るさ:3600ルーメン

 これらは、EPSONのビジネスプロジェクター中級機です。こちらも3機種ラインナップがあります。

 201805251032.jpg

 画素数は、3種類で選べます。

 選択肢は、1024×7681280×8001920×1200となります。先述のように、最低でも、1280×800は欲しいところです。

 一方、最上位機の1920×1200(WUXGA)は、テレビ映像などのフルHD(1920×1080)とほぼ同様のサイズです。フルHDを表示した場合、多少黒帯が生じるもの、解像度は落ちないため表示画質が高いです。

 16:10という縦横比は、(廃れてはいるものの)PCモニターで若干のニーズがあるため、あえてこれを搭載しているのだと思います。「大は小を兼ねる」部分ですから、全く問題ありません。

 画面の明るさは、3600ルーメンです。これだけの明るさが確保できれば、日中での利用も全く問題ないでしょう

 201805251044.jpg

 液晶方式は、この機種も、画質の良い3LCD方式の液晶を採用します。コントラスト比は最大15000:1です。

 傾き補正は、下位機種同様です。

 縦方向は自動補整、横方向はレバー式(手動補整)です。このグレードの製品としては優秀です。

 重さは、2.5キロです。ただ、最上位機については2.8kgです。この場合、やや重いので、移動は職場内などに止めるべき重さだと思います。

 端子は、HDMI端子のほか、PC用のアナログ端子を装備します。

 投影距離は、下位機種とほぼ同水準です。3mほどあれば100インチで投影可能で、小さめの会議室でも大きく投影できます。

 201805251034.jpg

 Wi-Fi機能は、最上位機種に限っては内蔵です。それ以外も、先ほど説明した、USB接続式の無線LANユニットを装着すると使えます。

---

 以上、エプソンのビジネス用モデルの中級機の紹介でした。オフィスの備品として通用するグレードの製品であり、快適に使えると思います。とくに、日差しが強い場所は、このグレードが良いと思います。

 価格的にはWXGA 1280x800がオススメですが、例えば、ブルーレイなどの映像を出力するならば、フルHD画質を劣化なしで表示できる最上位機を導入する意味はあるでしょう。会議室に常設する場合も、こちらが良いと思います。


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WXGA 1280x800

 28・EPSON プロジェクター EB-1780W
  ¥90,400 Amazon.co.jp
(9/18執筆時)

100インチ投影距離:2.26-2.71 m

WXGA 1280x800

 29・EPSON プロジェクター EB-1785W
  ¥132,680 Amazon.co.jp
(9/18執筆時)

100インチ投影距離:2.26-2.71 m

【FHD 1920x1080】

 30・EPSON プロジェクター EB-1795W
  ¥165,866 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

100インチ投影距離:2.46-2.97 m

パネルタイプ:3LCD液晶(1677万色)
画素数 :1280x720/1920×1080
コントラスト:10000:1
重さ  :1.7キロ
明るさ :3000/3200ルーメン
100インチ投影距離:2.26〜2.71 m

 EB-1700シリーズは、EPSONのビジネス用モデルプロジェクターの上位機です。

 ビジネス用の上位機になりますが、2017年に久々に全面リニューアルした機種です。Atlasも、最上位機の旧機を所有しています。

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 画素数は、EB-1780WEB-1785W については、16:10の縦横比の1280x800で、ビジネス機として先ほどの機種よりワンランク高い性能です。

 また、EB-1795W については、さらに、16:9の縦横比のフルHD画質(1920x1080)対応です。

 画面の明るさは、一方で3000ルーメン(上位機は3200)ですので、日中でも使える水準ながら下位機種よりは下回る水準です。

 液晶方式は、画質の良い3LCD方式の液晶を採用します。ただ、コントラスト比は最大10000:1と、ビジネスプロジェクターとして問題ない性能ながら、やはり下位機種に及びません。

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 重さは、しかしながら、この機種の注目点です。

 なぜなら、どれも1.8kgと非常に軽量な上、サイズもコンパクトだからです。また、厚みも44mmと相当薄いので、大きめのビジネスバックに入れて持ち運ぶことも可能です。

 この点は、仕事用として、重要でしょう。

 201510111341.jpg

 傾き補正も、豪華です。

 EB-1785W 以上の機種については、縦方向も、横方向もワンボタンで自動補整できる点でかなり優秀です。

 下位シリーズは横方向は手動だったので、パワーアップしている点です。

 201510111343.jpg

 EB-1785W 以上の機種については「フレームフィット」機能で、スクリーンサイズに合わせた適切な投影もワンボタンで可能です。

 投影距離は、100インチ投影でも2.26m(上位機2.46)はからと、かなりの短焦点です。

 斜め投影に強い傾き補正技術と合わせて、狭い会議室でも余裕で対応できます。

 その他、EB-1785WEB-1795W の上位2機については、Miracastに対応するWindows系PCスマホ・タブレットから、ワイヤレス投射できる機能が付属します。ただしMac系iOS系のAirplayにはいずれも未対応です。

ーー

 以上、EB-1700シリーズの紹介でした。会議室サイズでのプレゼンでも十分耐えうるビジネスプロジェクターを持ち歩きたい場合、これはとても良い選択肢です。

 とくに、個人所有を考えている方には、「持ちはこびやすさ」「補整の簡単さ」「設置の柔軟性」と三拍子揃う機種ですから、予算が許せばとても良い選択肢です。

今回の結論
ビジネスプロジェクターのおすすめは結論的にこちら!

 というわけで、今回は、ビジネス向けプロジェクターを比較してきました。

 最後にいつものように、予算別・目的別に、Atlasのおすすめ機種を考えてみたいと思います。


 第1に、費用対効果が高く、性能が優れるビジネスプロジェクターとしておすすめなのは、

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WXGA 1280x800

 19・BenQ MX550 【3600ルーメン】
   ¥37,088 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

100インチ投影距離:3.34〜3.66m

【FHD 1920x1080】

 20・BenQ MH550 【3500ルーメン】
   ¥64,818 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

100インチ投影距離:3.3〜3.63m

パネルタイプ:DLP(10億7000万色)
画素数:1280x800〜
コントラスト:20000:1
重さ:2.3キロ
明るさ:3500/3600ルーメン
100インチ投影距離:3.98〜4.37m
100インチ投影距離:3.34〜3.66m

 台湾のBenQのビジネスプロジェクターでしょう。

 サイズ的には、予算が限られる場合、ワイドサイズの1280×800(WXGAが、ある程度融通が効きそうならば、1920x1080(フルHD)が良いでしょう。

 いずれも、同じ画素数の他社機に比べると、価格が安くお買得感が高いです。

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 画面も3500ルーメンと明るいですし、重さも2.3kgと健闘しています。 これらの点で、ビジネス用のプロジェクターとして必要な要素は兼ね備えています。

 201805251019.jpg

 唯一の欠点は、自動台形補整に非対応で、手動でも縦方向のレバー調整しかできない点です。

 横町性がないので、スクリーンに対して斜めからの投影に難があると言えます。その点でいえば、十分な投影距離を・スペースを事前に確保できる場所、つまり、会社の備品として会議室に備えるのに向くプロジェクターです。

 もちろん、軽量ですから、普段は備品庫に入れておけば良いでしょう。

ーーー

 201809181539.jpg

 【2017年】

WXGA 1280x800

 23・EPSON プロジェクター EB-W05
  ¥54,500 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

100インチ投影距離:2.81-3.38 m

パネルタイプ:3LCD液晶(1677万色)
画素数 :1280×800
コントラスト:15000:1
重さ  :2.4キロ/2.5
明るさ :3300ルーメン

 ただし、斜めからの投影が生じそうな場合は、エプソンのEB-W05が良いでしょう。

 こちらは、縦方向の自動補整のほか、横方向のレバー式補整も可能なので、設置に関する柔軟度はより高いですから。


 第2に、社内だけでなく、持ち運んで利用する方にオススメなのは、

  201809181629.jpg

WXGA 1280x800

 28・EPSON プロジェクター EB-1780W
  ¥90,400 Amazon.co.jp
(9/18執筆時)

100インチ投影距離:2.26-2.71 m

WXGA 1280x800

 29・EPSON プロジェクター EB-1785W
  ¥132,680 Amazon.co.jp
(9/18執筆時)

100インチ投影距離:2.26-2.71 m

【FHD 1920x1080】

 30・EPSON プロジェクター EB-1795W
  ¥165,866 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

100インチ投影距離:2.46-2.97 m

パネルタイプ:3LCD液晶(1677万色)
画素数 :1280x720/1920×1080
コントラスト:10000:1
重さ  :1.7キロ
明るさ :3000/3200ルーメン
100インチ投影距離:2.26〜2.71 m

 エプソンのEB-1700シリーズでしょう。

 本体の重さ1.7kgと軽量である上、横方向・縦方向双方ともの自動台形補正が付属します。

 設置性についても、2m強で100インチ投影が可能な短焦点レンズですし、個人用としてはこの上ない利便性を持つ機種でしょう。

 できれば、フレームフィット機能がついた上位2機、さらに望むならば、フルHD画質1920×1080に対応できるEB-1795Wを選びたいとこです。

 ただ、決して安くないため、予算との相談でしょう。

補足:スクリーンについて

 さて最後にスクリーンについての補足情報を紹介しておきます。


 まずスクリーンですが、これは大きく分けて3つのタイプがあります。

これは大きく分けて3つのタイプがあります。

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 オーエス 100型 SMH-100HN-WG107
  ¥12,927 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

【100型サイズ】 255 x 9.5 x 8 cm ; 4 Kg

 オーエス 80型 SMH-080HN
  ¥10,886 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

【80型サイズ】197.1×118.×8cm 4 Kg

 一番楽なのはこのような掛け軸型のスクリーンです。ただし、壁に設置する必要があります。

  201809181231.jpg

 SANWA SUPPLY PRS-Y100K
  ¥31,104 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

 【100型サイズ】W211×D28.5×H230mm

 SANWA SUPPLY PRS-Y80K
  ¥22,549 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

 【80型サイズ】W1700×D285×H2005mm

 壁に設置できない場合は、ロール式で床に置くタイプのスクリーンがオススメです。若干値段が高いです。

 21td5pyQnkL._SL500_AA300_.jpg

 SANWA SUPPLY PRS-TS80
  ¥11,400 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

【80型サイズ】W172.7×D60×H173.5mm

 SANWA SUPPLY PRS-TS90
  ¥14,471 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

【90型サイズ】W192.7×D60×H195mm

 つり下げ式はかなり安く導入できますが、風などに弱い傾向にあります。ただ、ボルトで天井に固定できるならばこちらが良いかと思います。 

ーー

 というわけで、今回は、プロジェクターの紹介でした。

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posted by Atlas at 20:05 | Comment(0) | 映像機器

比較2018'【高画質で安い】プロジェクター35機のおすすめ:小型・モバイル用小型プロジェクター(Projectors-3)

【今回レビューする内容】2018年 超小型!モバイルプロジェクターの性能とおすすめ・選び方:ポケットサイズのミニプロジェクターの性能評価・ランキング・ASUS・SONY

【紹介する製品型番】SONY MP-CD1 ASUS P3B P3E ASUS S1 Travel ZenBeam Go E1Z LEDプロジェクター UO Smart Beam Laser LB-UH6CB

今回のお題
超小型のモバイルプロジェクターのおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 201809181951.jpg

 今日は、プロジェクターの比較です。

 スマホやタブレットでも利用できる「手のひらサイズ」の超小型のモバイル用の小型プロジェクターを比較します。

 デンキヤでも人気な、台湾のASUSや、日本のSONYの製品などを扱います。

 201809181033.jpg

 なお、モバイルプロジェクターでも、明るい場所に対応できる高性能機をお探しだった方は、記事が別にあります。ご面倒ですが、【ビジネスプロジェクターの比較記事】をご覧ください。

 というわけで、早速比較をはじめます。

 以下では、いつものように各機種を紹介し、最後に「結論」としてAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。

ーーー

1・家庭用プロジェクターの比較
2・ビジネス用プロジェクターの比較
3・モバイル小型プロジェクターの比較

 なお、今回の記事は、このブログのプロジェクターの比較シリーズの3回目記事として書いています。

1・ASUSのモバイルプロジェクター

 では、具体的な製品を比較していきます。

 はじめに紹介するのは、この分野の「先駆者」である台湾のASUSです。

 なお、以下では、高評価できる点は赤字で、イマイチな部分は青字で書いていきます。


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 【2018年】

 31・ASUS S1 Travel [シルバー]
   ¥34,395 Amazon.co.jp
(9/18執筆時)

 31・ASUS S1 Travel [ゴールド]
   ¥38,300 Amazon.co.jp
(9/18執筆時)

 【2016年】

 31・ASUS S1 [シルバー]
   ¥35,762 Amazon.co.jp
(9/18執筆時)

 31・ASUS S1 [ゴールド]
   ¥38,556 Amazon.co.jp
(9/18執筆時)

パネルタイプ:DLP
画素数:854x480
コントラスト:1000:1
重さ:342g
明るさ:200ルーメン
100インチ投影距離: 2.37m

  ASUS S1 Travel は、台湾のASUSが発売する、モバイル用プロジェクターです。

 旧記のASUS S1 が残っていますが、基本性能の差は無く、名前と型番のみの変更です。

201504131146.jpg

 重さは、342グラムです。

 投影距離は、しかしながら、1mの幅があれば41インチほどのサイズまで投影できるスペックです。

 100インチも2.42mで投影できる短焦点なので、性能面では、他社のマイクロモバイルプロジェクタに比べて実用性があります。

 201805251229.jpg

 明るさは、200ANSIルーメンです。

 明るい光源を採用するとバッテリーを喰うため仕方ないですが、【ビジネスプロジェクターの比較記事】で見たような、多人数の会議に使える水準ではありません。

 なお、ASUSは、ルーメンではなく、明るさの全体の平均値を表すANSIルーメン表記です。この表記は最近は少ないですが、色ムラが少ないことが保証されるため、モバイルプロジェクターの場合はこの表記のが良い気もします。

 つまり、ミーティングやプレゼンで図面を簡単に確認してもらったりという使い方に向きます。

 投影方式は、DLP式です。

 鏡を利用して光の反射によって映像を投影する型式です。小型ながら、一般的なプロジェクターに使われるのと同じ技術です。

 端子は、接続用にHDMI端子が1つです。

 バッテリーは内蔵式で、最大3時間とスタミナもあります。

 面白いのは、USBモバイル電源としても使える点です。緊急時のスマホの充電器になります。

 201809181827.jpg

 ただし、本体充電はACアダプタ経由です。

 201504131149.jpg

 Apple AVアダプタ MD826AM/A
  ¥5,348 Amazon.co.jp
(9/18執筆時)

 スマホとの連携面は、一定程度配慮があります。

 例えば、上図のようなHDMI変換アダプターがあれば、スマホからの投影が可能です。 バッテリー量の問題からWi-Fiは不採用ですね。

ーーー

 以上、ASUS S1の紹介でした。

 日本におけるモバイル小型プロジェクターの「草分け」ですが、現在でも実力がある製品です。会議で利用するような本格的な投影は無理ですが、発想次第で便利に使えそうな製品です。

 新味があるので、クライアント「受け」も良さそうです。確実にこうした商品のニーズはあるでしょう。


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 32・ASUS ZenBeam Go E1Z LEDプロジェクター
   ¥34,800 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

パネルタイプ:DLP
画素数 :854x480
コントラスト:3500:1
重さ  :307g
明るさ :150ルーメン
100インチ投影距離:約3.1m

 ZenBeam GoもAsusが販売するマイクロプロジェクターです。2018年に発売されたモデルです。

 201805251050.jpg

 重さは、約307gと先ほどの機種より多少ですが軽量です。

 ただし、8.3cm×11cmと筐体が長細い形になり、ポケットインできる携帯性を持ちます。

 201805251051.jpg

 投影距離は、その一方で、100インチで3.1mとやや長い距離が必要です。1mの投影で30インチほどの画面なります。

 明るさは、150ANSIルーメンです。この部分も下位機種よりもスペックが落ちます。ただ、コントラスト比は3500:1と伸びていますし、さほど明るくない場所で利用するならば、十分ですね。

 ただし、コンセントではなく、内蔵バッテリー利用時は、50ルーメンとなります。この部分はネックです。

 端子は、こちらはMicroUSB端子です。PCと接続する場合、USBモニターとなる点、HDMIがないので映像機器との接続が面倒な点は注意が必要でしょう。

 投影方式は、下位機種と同じく、DLP式です。

 201809181821.jpg

 バッテリーは、内蔵式です。先ほどの製品と比べるとスペック表では「最大5時間」と、S1よりスタミナが増したようにも思えます。

 ただ、これは明るさを50ルーメンに絞った場合の最大時間です。バッテリー量はやや増えたものの、この点では、下位機種とほぼ同じでしょう。 

 201809181827.jpg

 ただし、本体充電はACアダプタ経由です。

 201809181737.jpg

 スマホとの連携面は、こちらの方が親切です。 

 USB Type-A - mircoUSB ケーブル・mircoUSB - mircoUSBケーブル・USB Type-C変換アダプタが付くからです。

 Android系・Windowsデバイスからならば、アクセサリーを買わずとも接続可能です。iPhoneについては、USBを介するタイプは著作権の問題があるため、未対応ですね。

 そのほか、2Wと小さな物ですが、スピーカーも搭載です。

 201805251016.jpg

 傾き補正は、こちらの機種については、自動台形補正が付属します。未搭載の機種の場合、正面・直角からの投影でないと、映写される映像が台形になりますが、補整ができる機種の場合、この問題を回避可能です。

 以上、ASUS ZenBeam GOの紹介でした。

 USBモニターとなるため、用途的には、Android系スマホとWindows系デバイス用でしょう。ただ、とくにAndroid系のタブレット・モニターとの相性は良いため、こうしたデバイスからのプレゼンを考えている方などは良いと思います。

 その場合、とくに、台形補正と5時間のバッテリーは実用面では相当魅力です。明るさを抑えつつも、コントラスト比は高いですし、ASUSのマイクロモデルから選ぶならば、現在的にはこちらが良さそうです。


 

 33・ASUS 小型プロジェクター P3B
   ¥76,259 Amazon.co.jp
(9/18執筆時)

パネルタイプ:DLP
画素数:1280×800
コントラスト:10,000:1
重さ:750g
明るさ:800ルーメン
100インチ投影距離: 1.7m

 P3B は、ASUSの販売するモバイルプロジェクターです。

 201809181853.jpg

 重さは、750gとここまで紹介してきた製品からすると重いと言えます。

 ただ、サイズについていえば、十分な小型と言え、バッグに入れても邪魔ではないでしょう。

 投影距離は、100インチの投影に必要な距離が1.7mと相当な短焦点です。3.4mの距離があれば、200インチの投影も可能と、実力は高いです。投写角度もスタンドで2段階に切り替えられます。

 投影方式は、ASUSの下位機と同じで、一般的なDLP式ですね。コントラスト比は10000:1とモバイル用としては優れており、実力はあります。

 明るさも、800ルーメンですから、ある程度日光を遮る必要はあるものの、ビジネス用としての実用性は高そうです。

 画素数は、もうひとつの注目点です。こちらは、1280×800と、モバイルプロジェクターとしては最大級です。十分なコントラスト比もありますので、値段ほどの画質は期待して良い機種です。

 バッテリーは内蔵式です。ただ、この部分が課題で、500ルーメンとやや光量を押さえた状況で1時間です。「最大3時間」との宣伝表記は、さらに抑えた場合となります。

 接続は、HDMIのほか、USBポートに付属のWi-Fiドングルを差せば、無線利用も可能です。ただ、Wi-Fiの利用については、Android用アプリのみ用意されており、どちらかといえば、Asusのスマホと会わせて欲しい、という販売方法のようです。

 その点でいえば、この機種も、充電はACアダプタ経由ですが、そのACアダプターはAsusのPC用と同じで、それと合わせれば、「持ち物が減らせる」という作りです。かなり「商売上手」です。

 201809181903.jpg

 傾き補正は、この機種は、角度検出機能を使った自動台形補整機能が利用できます。レバーなどで操作しなくても良いため、楽ですね。

--

 以上、ASUSのP3Bの紹介でした。ルーメンを欲する環境での利用を考えているビジネスマンには「待ちに待った」製品です。ただ、バッテリー持続時間が弱いのが欠点です。個人的にそれならば、バッテリー搭載せずに、軽量化をした機種でよいのでは?と思っていました。

ーー

 

 【2018年】

34・ASUS 小型プロジェクター P3E
   ¥75,834 Amazon.co.jp
(9/18執筆時)

パネルタイプ:DLP
画素数:1280×800
コントラスト:10,000:1
重さ:750g
明るさ:800ルーメン
100インチ投影距離: 1.7m

 そうしたところ、まさに「バッテリーを外した」後継品が、2018年に出ました。

 ただ、調べてみると、バッテリーがないにもかかわらず、軽量化がなされていないため、買うならばバッテリー付きで良いと思います。

2・SONYのモバイルプロジェクター

 つづけて、SONYが発売するモバイルプロジェクターを紹介します。

 2018年からの参戦となりますが、面白い機種を出しています。


  201809181805.jpg

【2018】

 35・SONY モバイルプロジェクター MP-CD1
 
¥40,527 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

パネルタイプ:DLP
画素数 :854 x 480
コントラスト:400:1
重さ  :280g
明るさ :105ルーメン
100インチ投影距離: 約2.9m

 こちらは、ソニーが2018年に発売したモバイルプロジェクターです。

 日本メーカーでは、このジャンルに「初参戦」ですね。

 投影方式は、こちらも、DLP式です。

  201805251214.jpg

 重さは、約280gと先発のAsusを意識してか、より軽量にしています。

 サイズは、幅83.×奥行16×高15cmなので、ASUS同様に、ポケットインできる携帯性を持ちます。

 201805251216.jpg

 投影距離は、その一方で、100インチで約2.9mという計算になります。Asusよりもわずかですが短焦点です。投影距離は短くて済みそうです。

 明るさは、105ANSIルーメンです。コントラスト比は、400:1と、こちらはややASUSに負ける部分もあります。

 201809181925.jpg

 バッテリーは内蔵式です。ただし、保ちは最大2時間です。

 一方、Asusに比べてソニーの良い部分は、コンセントではなく、USB-Cでの給電ができる点です。そのため、非常時には、USB InPortからUSBケーブルだけでPCから給電可能です。

 一方、USB-C-OUTポートを装備するため、ASUSのように、スマホなどへの給電用にも利用できます。

 

 Apple AVアダプタ MD826AM/A
  ¥5,348 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

 端子は、接続用にHDMI端子が1つです。 こちらも、HDMI変換アダプターがあれば、iPhoneなどのスマホからの投影も可能です。

 なおUSB端子は充電・給電用で、モニター接続用としては利用できません。

201805251228.jpg

 傾き補正は、こちらの機種については、自動台形補正が付属します。ビジネス用には「マスト」だと思います。

  そのほか、1Wですが、スピーカーも搭載です。

 以上、ソニーのMP-CD1の紹介でした。ASUSのS1トラベルとどちらにするべきか悩ましい新機種だと思います。

 比較する場合、映像自体の明るさ・クオリティはASUS S1トラベルに及ばない部分がありますが、台形補整が利用できるほか、USB-C経由で給電できる点が重要なポイントでしょう。

 モバイラー・ノマドワーカーの類は(Atlasもですが)できるだけ物を持ち歩きたくないでしょうし、大きなACアダプターが不要というのは便利に感じます。

3・UO Smartのプロジェクターの比較

 最後に、韓国発で、アメリカの家電協会の賞を受賞した、面白いモバイルプロジェクターを紹介します。


 

 36・UO Smart Beam Laser LB-UH6CB
   ¥38,800 Amazon.co.jp
(9/18執筆時)

パネルタイプ:LCoS
画素数:1280x720
コントラスト:10,000:1
重さ:0.2キロ
明るさ:100ルーメン
100インチ投影距離: 2.4m

 こちらは、韓国のSK Telecomが手がけているUO Smart Beam Laser です。

 

 全米家電協会(CES)の受賞作で、日本でも発売されたものです。

 重さは、ASUSとよりもさらに軽く、200グラム弱の重さです。

 投影距離は、60cmほどあれば、20インチのスクリーンに、最大で100インチのスクリーンを投影できます。100インチの投影に距離は2.4m必要です。

 201809181841.jpg

 投影方式は、反射型液晶方式(LCoS)です。

 30万円強の高画質プロジェクターに使われるのと同じ技術で画質には定評があります。レーザー投射(安全性の高いクラス1)を採用し、起動も速くビジネス・プレゼン向きです。

 なお、レーザー式は、ピント合わせが不要で、設置は楽です。

 明るさは、しかしながら、100ルーメンです。

 日光のある場所でのプロジェクターの利用はコントラスト比よりも、ルーメン値の方が重要です。そのため、本格的な用途には向かないプロジェクターです。

 ただ、さすがにLCoSを採用していることから、コントラスト比は10000:1と抜群に高いです。そのため、映像の彩度という意味では、画質が良いといえます。

 201609041132.jpg

 用途は限られますが、暗くした場所で映像を楽しむ場合は、ここまで紹介した機種以上の鮮やかさで利用できるのは間違いないでしょう。

 バッテリーは内蔵式で、最大120分までの投影が可能です。もちろん、USBモバイル電源などがあれば、チャージが可能です。

 201809181840.jpg

 接続は、この機種はHDMI端子だけではなく、Wi-Fiを搭載します。iOSの場合、特別なアプリをインストールせずとも、標準のAir Playにて、外部プロジェクターとして利用可能です。Androidも、ワイヤレス出力機能で対応できます。

 傾き補正は、こちらの機種については付属しません

--

 以上、UO Smart Beam Laser の紹介でした。

 モバイルプロジェクターとしては高品質機ですが、ルーメン値の問題から、暗ければ暗いほど真価を発揮するという製品でしょう。

 その点でいえば、自宅で趣味的に使うのに最適で、ガジェット好きのAtlasも好感がある製品です。ただ、ビジネス用途には向かないでしょうが、例えば自宅の天井投影ならば、台形補整機能も不要ですし、レーザー式特有のフォーカスフリー仕様ですから、楽しく使えそうです。

今回の結論
モバイルプロジェクターのおすすめは結論的にこちら!

 というわけで、今回は、もばプロジェクターを比較してきました。

 最後にいつものように、おすすめ機種について書いてみたいと思います。


 第1に、小型のモバイルプロジェクターとして、ビジネス用におすすめできるのは、

  201809181805.jpg

【2018】

 35・SONY モバイルプロジェクター MP-CD1
 
¥40,527 Amazon.co.jp (9/18執筆時)

パネルタイプ:DLP
画素数 :854 x 480
コントラスト:400:1
重さ  :280g
明るさ :105ルーメン
100インチ投影距離: 約2.9m

 ソニーMP-CD1でしょう。

 201805251214.jpg

 【ビジネスプロジェクターの比較】で説明した2kg前後のプロジェクターの様に、モバイルプロジェクターは(どう頑張っても)明るい場所で利用するためのルーメン値が足りない製品です。

 1対1の商談などにおいても、あまり光の入らない場所で利用する必要があります。

 こうした点で、現在は「実用的な製品」というより、緊急時のアイテム、ないし、ある種の衒示的(見せびらかし的)な効果が期待できるだけです。

 201809181925.jpg

 そうなると重要なのは、携帯性です。USB-Cを採用しPCから給電できる点は魅力です。ASUSは、非常時を考えるとACアダプターを持ち歩かざるを得ないため、やはりソニーの方がスマートです。

 一方、ASUSもですが、スマホなどに給電できる点も魅力です。【USBモニターモバイルバッテリーの比較記事】で書いたように、これとほぼ同じ容量の5,000mAhのバッテリーを搭載したものは200g程度の重さです。

 SONYのMP-CD1は280gなので、オマケでプロジェクター機能が付いているバッテリーと考えると、なんとなく、持ち歩くモチベーションが沸きます。

 201805251228.jpg

 もちろん、機能面でも自動台形補正が付属するなど見所はありますし、「アーリーアダプター」のかたは導入しても良いと思います。ユーザーが増えて、後継品の開発につながればよりよいと思います。


 第2に、家庭などの光の届きにくい場所で、天井照射などで楽しめそうなのは、

 

 36・UO Smart Beam Laser LB-UH6CB
   ¥38,800 Amazon.co.jp
(9/18執筆時)

パネルタイプ:LCoS
画素数:1280x720
コントラスト:10,000:1
重さ:0.2キロ
明るさ:100ルーメン
100インチ投影距離: 2.4m

 UO Smart Beam Laser でしょう。

 低価格製品ながら、反射型液晶方式(LCoS)を採用するなど、画質方面の技術的面白さは、さすがに 全米家電協会(CES)の受賞作だと思います。

 201609041132.jpg

  ルーメン値的に、明るい空間やビジネスではあまり有効ではないでしょうが、天井投影などをして色々楽しむには、本当に良さそうな製品です。Wi-Fiを搭載する点も、用途的発想を広げます。


 第3に、仕事用に「とにかく小型」なモバイルプロジェクターを探している方には、

  

 33・ASUS 小型プロジェクター P3B
   ¥76,259 Amazon.co.jp
(9/18執筆時)

パネルタイプ:DLP
画素数:1280×800
コントラスト:10,000:1
重さ:750g
明るさ:800ルーメン
100インチ投影距離: 1.7m

 ASUSP3B でしょう、

 201809181853.jpg

 画素数1280×800と、仕事における「最低水準」をクリアした機種としては、750gという重さは最軽量です。かつ、本体は、(大きめ)お弁当箱サイズに止まり、持ちはこびが苦ではありません。

 201809181937.jpg

 もちろん、バッテリーによる持続時間の短さを勘案すると、専用のACアダプターを持ち歩く必要はありますしかし、これより大きなサイズのプロジェクターは、少なくとも【ビジネスプロジェクターの比較】で説明したEPSONの1.8kgモデルです。

 そう考えると「あまり明るいところでは使えないにせよ、抜群に軽量」な、この機種は市場のニーズが一定程度あると思います。

ーーー

1・家庭用プロジェクターの比較
2・ビジネス用プロジェクターの比較
3・モバイル小型プロジェクターの比較

 ただし、明るい場所では使えないので、そういったニーズが必須の方は、(やや重めの機種ながら)引き続き2番の記事をお読み頂ければと思います。

--

 というわけで、今回は、モバイルプロジェクターの紹介でした。

 最後になりましたが、この記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

 ではでは。

posted by Atlas at 20:03 | 映像機器

2018年09月04日

比較2018'【高画質で安い!】ビデオカメラ27機の性能とおすすめ(4K/フルHD)(1)

【今回レビューする内容】 2018年 新製品の家庭用ビデオカメラ人気26機の性能とおすすめ・選び方:ソニー ハンディカム・ パナソニック:旅行・運動会・子ども・ペット動画・防水機能むき、初心者向け「最強」機・人気機種の違いと種類別性能ランキン

【評価する製品型番】SONY HDR-CX470 HDR-CX680 HDR-PJ680 FDR-AX45 BC FDR-AX60 FDR-AX100 FDR-AX1 Panasonic HC-V360MS HC-V480MS HC-W585M HC-VX985M HC-VZX990M HC-VX990M HC-WX995M-T HC-VZX1M HC-VX1M HC-WZX1M HC-WX1M HC-WZXF1MHC-WXF1M HC-X1000  JVC EVERIO GZ-F270 GZ‐R470-Y GZ‐RX670 Canon iVIS HF G21 HF G40

今回のお題
高画質なビデオカメラのおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今日は、2018年の家庭用のビデオカメラの最新機種を比較します。

 201809041234.jpg

 5万円台からの4K対応ビデオカメラと、2万円台からのフルハイビジョンビデオカメラ双方をフォローします。

 201808211255.jpg

 一方、ビデオカメラでも、頭や乗物に付ける、超小型カメラ(アクションカム)については、別の記事があります。ご面倒ですが、【アクションカメラの比較記事】をご覧ください。

ーーー

 以下では、各製品を比較したあと、最後に「結論」としてAtlasのおすすめ機種!を提案する形式で書いていきます。

1・ビデオカメラの選び方の基本

 201809041243.jpg

 ビデオカメラは、スマホ動画の高性能化にもかかわらず、割と売れ続けている映像家電です。

 201809041238.jpg

 運動会を含む子どもや孫の成長記録を取りたいニーズのほか、YouTubeなどへの動画の投稿用にも一定の人気があります。

 201809041240.jpg

 各メーカーが最近強調する「選び方のポイント」は4K動画への対応の有無です。

 高画質機はほぼ「対応」してきましたが、ただ、これだけを基準に選ぶのは、Atlasとしては、全くおすすめできません

 201809041245.jpg

 なぜなら、4K対応高画質機は、画質が良い反面、光学ズーム力が劣ったり本体が重かったりする場合があるからです。

 結論的にいえば、後悔せずに最適なビデオカメラを選ぶ場合に「ポイント」となるのは、次の3点です。

1・撮像素子のサイズ

 201809041247.jpg

 第1に、撮像素子のサイズ(画質)です。

 201805131902.jpg

 ビデオカメラには光を電子データに変換する撮像素子というセンサーがあります。

 デジカメの場合と同じで、このサイズが大きいほど、多く光を取り込めるため、高画質の動画が撮れます。

 例えば、1/2.5型の撮像素子は、1/5.8型の撮像素子よりも、基本となる画質は上位です。

 ただし、熊本地震の影響で、1/5.8センサーが品薄で、1/2.5型を代用的に使っているが、実は1/5.8センサー並の機種と言う場合もあります。

 そこで、今回の記事では、フルHD/4Kという区分だけでなく、この点にも注目して画質の比較をしたいと思います。

2・ズーム倍率と手ぶれ補正

 201801241546.jpg

 第2に、ズーム倍率と手ぶれ補正です。

 ズーム倍率は、運動会など遠くから撮影する場合、ある程度のズーム倍率ないと不便です。

 しかし、冒頭に示したように、4K動画対応機は、光学ズームの倍率が、下位機よりも低く、運動会などに向かない場合もあります。

 手ぶれ補正も、ズーム倍率が高い機種は総じて手ぶれしやすくなるため、「子ども撮り」を考える場合に重要です。

 高級機は、「空間光学式」など動画専用に開発された最先端の補正技術が搭載されます。

---

 そこで、今回の記事では、特に子ども撮りに向く下位機種について、これらの2点に注目して比較しました。

3・バッテリーの持続時間と価格

 201805131449.jpg

 第3に、バッテリーの持続時間とバッテリーの価格です。

 こちらの部分は、ビデオカメラを選ぶ場合、意外と軽視してしまいがちです。しかし、ビデオカメラは長くても1時間強の撮影時間でバッテリーが終わります。

 そのため、運動会などでは、予備バッテリーが必須です。格安の「互換バッテリー」もありますが、Atlasの経験上、数回の充電で「満了充電できなくなる」などリスクがあります。

---

 そこで、今回は、純正バッテリーの価格も紹介し、総コストが分かるように比較しました。

ーー

 以上、ビデオカメラを選ぶ場合に基本とするべき3点について書いていました。

 以下のの記事では、これらにとくに注目しながら、最新のビデオカメラを比較していきます。

2・ハンディカムの比較(フルHD)

 201805121036.jpg

 はじめに紹介するのは、ソニーの「ハンディカム」シリーズです。

 画質的にはどの機種も、フルハイビジョン画質(フルHD)に対応するモデルです。

 以下では、いつものように、Atlasのオススメポイントは「赤字」で、イマイチな点は「青字」で記載していきます。


 201801241711.jpg

 【2017年発売開始】

 1・SONY HDR-CX470 【各色】
   ¥26,322 Amazon.co.jp
(9/4執筆時)

撮像素子:裏面照射形CMOS 1/5.8型
動画有効画素数:229万画素
静止画有効画素数:171万画素
光学ズーム;光学式:30倍
ズーム倍率: 26.8-804.0mm(16:9時)
フルHD録画:可能
防水防塵:ーーーー
記録媒体:内蔵(32GB) microSDXC
バッテリー:実撮影時間1時間15分
付加機能:
重量: 215グラム(バッテリー込)

 1番目に紹介するのは、ソニーのハンディカムシリーズの入門機にあたるHDR-CX470です。

 本体の重さは、215gです。上位機種と比べてサイズがコンパクトで軽量製品です。大きめのスマホとほぼ重さが変わらないですね。

 y_hdr-cx420_003.jpg

 ズーム倍率は、30倍です。

 広角側の画角が広いので、遠くが大きく撮れるだけでなく、風景や建物の撮影などを「引いて」広範囲に撮るのも得意な機種です。他社よりも広範囲にわたる撮影ができます。

 手ぶれ補正は、光学式が搭載されます。

 ただし、さほど強力ではないので、30倍など拡大したときは、手持ちでは「ブレる」でしょう。

 201805131741.jpg

 撮像素子は、1/5.8型です。

 高性能とは言えませんが、入門機でよく採用されるサイズです。撮像素子のタイプは、裏面照射形のCMOSセンサーです。夜間撮影などの条件の悪い際の撮影は得意でしょう。

 201407221455.jpg  

 搭載されるマイクは、5.1ch対応の高品質のものです。

 液晶パネルは、タッチパネル式で、3.0型46万ドット クリアフォト液晶とクラス標準のものが搭載されます。 

 201407221458.jpg

 撮影機能の面では、ソニー社は多彩です。

 例えばタッチパネルでフォーカスしたい人物の顔をタッチすれば、明るさ・肌の色などを優先的に最適化する「優先顔キメ機能」が搭載されます。また、動画撮影中に笑顔を発見すると自動的に静止画も残す「スマイルシャッタ」なども搭載です。

 ネットワーク機能は、Wi-Fiを搭載します。Wi-Fi経由でデータをPCに転送したり、スマホに直接転送させたりすることも可能です。  

 SONY バッテリーパック NP-BX-1
  ¥5,409 Amazon.co.jp (9/4執筆時)

 付属バッテリーは、実撮影時間が55分とかなり短いです。多くの方には、別売の予備バッテリーが必須です。

 以上、SONYHDR-CX470の紹介でした。

 軽量でスリムな機種として魅力がありますが、手ぶれ補正の弱さと、バッテリーの短さは、実用を考えるとあまり「おすすめ」とは言えなそうです。


 201801241726.jpg

 【2017年発売開始】

 2・SONY HDR-CX680 【各色】
  ¥44,276 Amazon.co.jp (9/4執筆時)

撮像素子:裏面照射形CMOS 1/5.8型
動画有効画素数:229万画素
静止画有効画素数:171万画素
光学ズーム:空間光学式:30倍
ズーム倍率: 26.8-804.0mm(16:9時)
フルHD録画:可能
防水防塵:防塵性能
記録媒体:内蔵 (64GB) microSDXC
バッテリー:実撮影時間1時間15分
付加機能:防塵性能
重量: 355グラム(バッテリー込み)

 HDR-CX680は、ソニーの中級機です。

 本体の重さは、355gと下位機種ほど軽量化は重視していません。

 y_hdr-cx420_003.jpg

 ズーム倍率は、30倍と下位機種と同率です。撮影範囲も下位機種と変わりません。

 201510081323.jpg

 手ぶれ補正は、一方で下位機種より能力が高いです。

 こちらの機種は、空間光学手ブレ補正が搭載されます。レンズ全体を中空に浮いているように保つことで、動画撮影に多いこまかいブレを吸収する仕組みです。ソニーの「売り」の機能で、手持ち撮影ではかなりの威力を発揮します。

 201805131741.jpg

 撮像素子は、1/5.8型と同等です。

 そのほか、搭載されるマイク液晶パネルネットワーク機能は、下位機種と同じです。

 201805131522.jpg

【実撮影時間5時間25分】

 SONY NP-FV100A
  ¥15,900 Amazon.co.jp (9/4執筆時)

 付属バッテリーは、付属バッテリーでは1時間15分が限界です。しかし、大容量バッテリーを利用することで、最大5時間10分のスタミナを得れます。

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 以上、HDR-CX680の紹介でした。

 手ぶれ補正が優秀なので、手持ちでの撮影メインの方の入門用として最適です。強力な手ぶれ補正があるため、実際撮れる映像は、(手ぶれが弱い他社機より)高品質でしょう。

 倍率的にも、運動会まで対応できるので、「ファミリー用にオススメの一台」ですね。


 201805131526.jpg

 【2017年発売開始】

 3・SONY HDR-PJ680【各色】
   ¥63,029 Amazon.co.jp (9/4執筆時)

撮像素子:裏面照射形CMOS 1/5.8型
動画有効画素数:229万画素
静止画有効画素数:171万画素
光学ズーム:空間光学式:30倍
ズーム倍率: 26.8-804.0mm(16:9時)
フルHD録画:可能
防水防塵:防塵性能
記録媒体:内蔵 (64GB) microSDXC
バッテリー:実撮影時間1時間15分
付加機能:
重量: 375グラム(バッテリー込み)

 HDR-PJ680 は、SONYのフルHD対応きの上位機です。

 ただし、重さや、画質に関わるほとんどのスペックは、下位機のHDR-CX680とほぼ同じです。

 下位機種との違いは、「使い勝手」の部分です。

 201809041314.jpg

 具体的には、この機種にはプロジェクター投影機能が付属し、簡易的に画像を投影することができる機能です。

 プロジェクターは、明るさが25ルーメン簡易的なものです。しかし、撮った映像をその場で壁などに映写することができます。サイズは最大で100型テレビと同様のサイズまで投影できます。

 そのため、例えば、学校の先生が子どもに見せるなどに向いているでしょう。

 付属バッテリーは、予備バッテリーを含めて下位機と同じです。

----

 以上、HDR-PJ680の紹介でした。

 性能は下位機種と変わりません。プロジェクター投影機能が欲しい方のみ、この機種を選ばれると良いと思います。

3・パナソニックのビデオカメラ(フルHD)

 201805121020.jpg

 続いて、パナソニックのファミリー層向けビデオカメラの紹介です。特にブランド名は付けていませんが、ソニーと並ぶ人気メーカーです。

 こちらも、フルハイビジョン画質の製品を先に紹介します。


 201801241715.jpg

 【2016年発売開始】

 4・パナソニック HC-V360MS 【各色】
  ¥28,900 Amazon.co.jp (9/4執筆時)

撮像素子:高感度CMOSセンサー 1/2.3型
動画有効画素数:220万画素
静止画有効画素数:170万画素
光学ズーム;ハイブリッド式50倍
ズーム倍率:28.0-1740mm(16:9時)
フルHD録画:可能
防水防塵:ーーーー
記録媒体:内蔵 (16GB) SDXCカード
バッテリー:実撮影時間1時間5分
付加機能:
重量: 256グラム(バッテリー込)

 HC-V360MS は、パナソニックのビデオカメラの入門機です。

 本体のサイズは、53×59×121mmです。

 ソニーの軽量入門機に匹敵する小型機で、重さも20g程度しか変わりません。

 201805131536.jpg

 光学ズームは、光学ズームは50倍(デジタルで90倍)です。

 ソニーは30倍でしたので、ズーム力はパナソニックの方が強力です。

 軽量機で高倍率ズームを搭載できているのは、駆動するレンズ群を3つにするというパナソニック独自の技術を採用しているからです。

 一方、ワイド側の画角は28.0mmなので、1倍ズーム側では、26mmのソニーのほうが広範囲に撮影できます。特に旅行で風景を移す際などは、2ミリの差は多少は感じるでしょう。

 201407221703.jpg

 手ぶれ補正は、コンデジにおける動画補整でも定評のある5軸式のハイブリッド手ぶれ補正です。

 電子式と光学式を併用しつつ高度にブレを補整します。実力としては、ソニーの空間光学式手ぶれ補正に勝るとも劣らない性能を期待できます。

 201805131540.jpg

 撮影素子は、スペック的に、1/2.3型とソニーよりも相当大きな撮像素子を搭載します。

 ただし、この機種については、有効面積が1/5.8型相当であり、画質はソニーの入門機と同等です。5.8型の撮像素子が(熊本地震で)入手困難になったための、代替措置のようです。

 ただ、ソニーの裏面照射型センサーに相当する高感度CMOSセンサーを採用し、夜間撮影などにも高度に対応しますので、「ソニー並」とは言えます。

 201501131423.jpg

 撮影機能の面では、、運動会などの際、手持ち撮影時に傾いて撮影してしまった画像を自動で傾き補正する機能が注目に値します。実際利用すると、これは便利で、補整力については実力がある機種です。

 一方、ただし、ソニー社に採用されるスマイルシャッターや「優先顔キメ機能」などの便利機能は、パナソニックの入門機は不採用です。一方で、「おまかせiA」機能など、オート撮影の精度は高いです。

 ネットワーク機能は、こちらはWi-Fiを搭載しません

 小型機ですので、持ち歩いてスマホに転送という場面もあるでしょう。

 201805131550.jpg

 液晶モニターも2.7型液晶モニター(約23万ドット)と、ソニーよりもサイズや解像度が低いです。

 マイクも、2chステレオマイクですので、5.1chサラウンド対応のソニーより劣ります

 Panasonic VW-VBT380-K
  ¥10,957 Amazon.co.jp (9/4執筆時)  

 付属バッテリーは、同梱のバッテリーパックを使う場合1時間5分で、別売りの大容量パックVW-VBT380-K  を使うと約1時間55分です。ソニーの入門機とさほどかわりません。

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 以上、パナソニックの HC-V360Mの紹介でした。

 ソニーの入門機と比較する場合、50倍ズームが魅力です。それをフォローする5軸式のハイブリッド手ぶれ補正も強力なので、ズーム重視派には最適な一台です。

 1倍ズーム側の画角の広さやWi-Fi対応などの点で、ソニーの入門機には及びません。一長一短ですが、パナソニックから選ぶならば、1つ上位の方が良いでしょう。

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 【2016年発売開始】

 5・パナソニック HC-V480MS 【各色】
  ¥25,280 Amazon.co.jp (9/4執筆時)

 なお、この機種にはHC-V480M という上位機があります。

  HC-V360Mと比べると、内蔵メモリーが32GBと倍となっている点と、5.1chサラウンドマイクに対応する点で上位です。

 ただ、価格差ほどの機能差はないので基本的に下位機をオススメします。


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 【2017年発売開始】

 6・パナソニック HC-W585M 【各色】
   ¥34,623 Amazon.co.jp
(9/4執筆時)

撮像素子:CMOSセンサー 1/5.8型
動画有効画素数:220万画素
静止画有効画素数:170万画素
光学ズーム;ハイブリッド式50倍
ズーム倍率:28.0-1740mm(16:9時)
フルHD録画:可能
防水防塵:ーーーー
記録媒体:内蔵(64GB) SDXCカード
バッテリー:実撮影時間1時間10分
付加機能:
重量: 268グラム

 HC-W585Mは、パナソニックの中位機です。

 本体サイズは、下位機種よりやや大きめで、重さ264グラムです。

 さほど「重い」とも言えないですが、下位機種ほどは軽量性に特化していません。ただし、ソニーの同クラスの本体よりは軽量な作りです。

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 光学ズームは、50倍(デジタルで90倍)とこの点でも下位機種と同じです。

 手ぶれ補正も、5軸式のハイブリッド手ぶれ補正と、この部分は下位機種と同クラスです。

 ただ、2017年発売開始モデルから、「手ぶれロック」が付属しました。これは、いわば「手ぶれの強度の自動調整機能」で、強弱が自動で調整される点で、より便利です。

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 撮影素子は、下位機種よりも小さな1/5.8型です。

 しかし、先ほど書いたように、有効面積は同等なので性能は同じです。こちらも、裏面照射型センサーも搭載されます。一方、HDR技術の搭載も目を引きます。

 HDR技術とは、コントラストの違う2枚の写真を自動で重ねて、画像の白飛びや黒つぶれを軽減する強力な画像補正機能です。高画質デジカメではお馴染みの機能ですが、ビデオカメラではこの機種が初搭載です。

 とくに、夜や逆光時の撮影に強いです。最近のAV家電の核心的な技術の1つなので、画像にかなりの好影響を与えるでしょう。

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 撮影機能の面では、ワイプ撮りの対応が目を引きます。

 メインカメラの他に補助的なカメラが付いており、「子画面」と別アングルの写真が挿入できます。また、スマホからWi-Fi経由で写真を取り込むことも可能です。

 マイクは、こちらも、5.1chサラウンドマイクなど下位機種と同等水準です。

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 液晶モニターは、下位機種と同じくタッチパネル式ですね。

 付属バッテリーは、同梱のバッテリーパックを使う場合1時間10分です。バッテリーは下位機種と共通で、別売の大容量パックを使うと約2時間30分です。やや改善されますが、ソニーの方がスタミナはあります。

 ネットワーク機能は。Wi-Fi機能が搭載されます。これは、撮影した動画を外出先で転送してスマホ経由でアップロードするなどに使えます。iPhoneでもAndroidでも対応です。

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 以上、パナソニックの HC-W570Mの紹介でした。

 「ワイプ撮り」にどれほどの価値を見いだせるかが決め手となる機種です。搭載は面白いですが、使わない方は差が乏しいため、下位機でも良いでしょう。

4・JVCケンウッドのエブリオの比較

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 続いて、JVCケンウッドの「エブリオシリーズ」の紹介です。

 このメーカーは格安な機種が人気ですが、防水性能を持つカメラをラインナップする点で、特長があります。


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【2017年・下位機種】

 7・JVC EVERIO GZ-F270 【各色】
  ¥25,938 Amazon.co.jp
(9/4執筆時) 

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【2017年・上位機種】

 8・JVC Everio GZ‐R470-Y  【各色】
  ¥28,479 Amazon.co.jp (9/4執筆時)

撮像素子:裏面照射形MOSセンサー 1/5.8型
動画有効画素数:229万画素
静止画有効画素数:171万画素
光学ズーム;電子式:40倍
ズーム倍率:40.5〜1990mm(16:9時)
フルHD録画:可能
防水防塵:耐衝撃など(下で説明)
記録媒体:内蔵(32GB) SDXCカード
バッテリー:2時間50分
重量: 296g/312g

 こちらは、JVCケンウッドのGZ-F270と、その上位モデルのGZ-R470です。

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 本体の特色は、その堅牢性です。

 GZ-F270は、1.5mからの落下の耐衝撃性能と-10度までの耐低温性能を持ちます。スキーなどに持って行くのに最も適した入門用カメラです。

 GZ-R470は、これらに加えて、5mまでの水中防水機能とJIS基準5級に相当する防塵性能を持ちます。

 ビーチやスキーなど、アウトドアでの使用については他社製品よりも向いていると言える機種です。

 なお、この点を除けば、下位機種と上位機種は同じなので、以下は同時に紹介します。

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 光学ズームは、40倍です。

 パナソニックとソニーの中間と言ったところでバランスを重視しています。ただ、広角側が両メーカーよりも弱く40.5ミリとなります。広範囲を撮るのは苦手な機種ですね。

 手ぶれ補正は、かなり弱いです。一般的な電子式なので、ズーム時の補正効果は期待できません。

 撮像素子は、 1/5.8型で、裏面照射CMOSですので、パナソニックやソニーと横並びです。

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 液晶パネルは、3.0インチです。ただし、解像度は23万画素で詳細さはイマイチです。また、タッチパネルも装備しません

 撮影機能の面では、スマイルシャッターのほか、顔認識機能追っかけ撮影機能など、人気の機能は網羅されています。また面白い所では、ペットの顔の検出にも対応します。

 マイクは、Dolby Digital 2chまで対応です。実用面では問題ないでしょうが、5.1chサラウンドには未対応です。

 付属バッテリーは、実撮影時間は最大で2時間20分までです。

 かなり電池はタフですが、本体の堅牢性を高めるためバッテリー交換は不可になります。本体が堅牢な分、仕方ないでしょう。なお、ACアダプターの充電は6時間10分かかるので、これ以上の撮影時間が想定される場合は、他機種が良いと思います。

 ネットワーク機能は、残念ながら、Wi-Fiを搭載しません

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 以上、 GZ-F270GZ-R470の紹介でした。

 種々の堅牢性を持つ点が最大の特長です。最大2時間20分撮影可能と電池の持ちも良いですし、アクティブに活動する方にはおすすめできる頑丈な機種といえます。野外で持ち運びやすいようなグリップベルトを採用するなど、アウトドアに強い仕様ですね。

 ただ、手ぶれ補正機能の弱さがやや目立つ機種でもあります。そのため、主に選ぶべきは、荒天や海での仕様が想定される方でしょう。


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 9・JVC Everio GZ‐RX670【各色】  
   ¥34,978 Amazon.co.jp (9/4執筆時)  

撮像素子:裏面照射形MOSセンサー 1/5.8型
動画有効画素数:229万画素
静止画有効画素数:171万画素
光学ズーム;電子式:40倍
ズーム倍率:40.5〜1990mm(16:9時)
フルHD録画:可能
防水防塵:防水・防塵・耐衝撃
記録媒体:内蔵(64GB) SDXCカード
バッテリー:2時間50分
重量: 292グラム

  EVERIO GZ-X670 は、JVCの最上位モデルになります。

 1つ上で見たZ-R400と較べると、防水・防塵能力やバッテリーなど基本的な部分のスペックは同じです。

 相違点は、次の部分です。

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 第1に、ネットワーク機能です。こちらは、他社の入門機と同じくWi-Fi機能が搭載され、スマホなどと連携がとれます。

 第2に、プログレシップ記録の対応です。1080/60pモードで記録できます。ただ、他社では入門機から同等の機能が搭載されます。

 第3に、内蔵メモリの増量です。こちらは64GBと倍増されています。

 機能の違いは以上の点に止まります。堅牢性に加えて、Wi-Fiが必要だと思う方は、この機種が良いでしょう。ただ、Wi-Fiを搭載した分、バッテリーの持続時間が10分短くなっています。また、手ぶれ補正機能の弱さは下位機種と同じです。

5・パナソニックの4Kビデオの比較 

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 つづいて、ここからはパナソニックのビデオカメラのうち「4K動画に対応するビデオカメラ」を見ていきます。


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 【2017年発売】

 10・パナソニック HC-VX985M【各色】
  ¥50,290 Amazon.co.jp (9/4執筆時)

 【2018年発売】

 11・パナソニック HC-VZX990M
 12・パナソニック HC-VX990M
  ¥64,687 Amazon.co.jp (9/4執筆時)

撮像素子:ハイスピードCMOS 1/2.3型
動画有効画素数:829万画素
静止画有効画素数:700万画素
光学ズーム;ハイブリッド式:20倍
ズーム倍率:30.8-626mm(16:9時)
フルHD録画:4Kも対応
防水防塵:ーーーー
記録媒体:内蔵メモリー (64GB) SDXCカード
バッテリー:実撮影時間50分
付加機能:
重量: 395グラム(バッテリー込み)

 HC-VX985Mは、パナソニック4K対応機です。なおこの機種は2018年6月に後継機が販売されますが、

 基本性能に差はないので安い旧機種で良いでしょう。なお、新機種は型番が2つありますが、流通経路の違いで同一品です。

 本体の重さは、362グラムです。

 4K対応機は、「しっかりとした重さ」があるものですが、この機種は、400gを切る重さでたいへん優秀といえるでしょう。「4Kは対応して欲しいが、重いのは勘弁」、という方にはおすすめできます。

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 光学ズームは、20倍ズームです。

 なお、4K対応ビデオカメラは、光学ズームの倍率は全体的に低いです。画質と倍率を維持しようとすると、本体の重さに悪影響するため、実用水準の20倍程度に止めています。

 ただし、デジタルズーム40倍です。この場合、画質は劣化しますが、電子ズームの化をTVと同様の超解像度技術で防ぐという仕組みを取ります。多少は、画質の向上が見込めます。

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 手ぶれ補正は、入門機と同じく、5軸式のハイブリッド手ぶれ補正が搭載されます。

 繰り返しとなりますが、ソニーの空間光学式手ぶれ補正に勝るとも劣らない性能を期待できます。  

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 撮像素子は、1/2.5サイズです。

 先ほどの機種と違い、有効面積も広がっているので、実質下位機種より、画素面積が1.7倍です。この点で言えば、このグレードから画質のランクが「1つ上がり」ます。

 ただし、高感度センサーは引き続き未搭載ですが、撮像素子のサイズが大きくなったことの効果のが期待できます。どの下位機種よりも、暗い場所や逆光に強いでしょう。

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 撮影機能の面では、スマホを使っての「ワイヤレスワイプ撮り」が目を引きます。

 別角度からの写真を合成して表示できる機能です。「子画面」の写真は、Wi-Fiでスマホで映像を撮っておき、あとで転送・合成する方式です。このほか、お子さんの寝顔などが撮影できるナイトモード(赤外線撮影)が搭載されるのも特色ですね。

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 面白い部分では、4K撮影をしておいて、実質はフルHD解像度で記録することで、編集がタッチパネルで簡単にできる「後から追っかけ」機能が付属します。「

 液晶モニターは、3型で解像度は約46万ドットです。

 マイクは、こちらも、5.1chサラウンドマイクで、ソニーと同等水準です。

 Panasonic バッテリー VW-VBT380-K
  ¥10,957 Amazon.co.jp (9/4執筆時)

 付属バッテリーは、実撮影時間は50分です。しかし、上記の大容量バッテリーを使う場合、実撮影時間は1時間50分です。

 ネットワーク機能は。こちらも、Wi-Fi機能が搭載されます。

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 以上、パナソニックHC-VX985Mの紹介でした。4Kに対応できる機種としては比較的安い点が魅力です。

 ズーム力はフルHD機より落ちますが、超解像度の採用はある程度それをカバーするでしょう。手ぶれ補整も強いためその点も魅力です。また、タッチパネルは採用されない機種ですが、オートフォーカスは優秀です。

 こうした点をまとめると、「初心者が4K画質で自動撮影」するのに便利な性能をキープしていますので、4Kに挑戦したい場合は、よい選択肢でしょう。

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 【2017年発売】

 13・パナソニック HC-WX995M-T
  ¥74,800 Amazon.co.jp (9/4執筆時)

 なお、HC-WX995M-Tという上位機が併売されています。こちらについては、本体性能は下位機と同じです。

 こちらは、付属するのがワンランクよいバッテリーで、実撮影時間が1時間半と長いです。

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 その他は、サブカメラを搭載して「ワイプ撮り」に対応する点です。下位機は、サブカメラはスマホを利用する「ワイヤレスワイプ撮り」だけでしたが、こちらは両方対応となります。

 ただ、価格的なメリット性はやや低くなります。


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 【2018年発売開始】

 14・パナソニック HC-VZX1M
 15・パナソニック HC-VX1M
  ¥77,111 Amazon.co.jp (9/4執筆時)

撮像素子:ハイスピードCMOS 1/2.5型
動画有効画素数:2590万画素
静止画有効画素数:829万画素
光学ズーム;ハイブリッド式:24倍
ズーム倍率:25.06-600mm(16:9時)
フルHD録画:4Kも対応
防水防塵:ーーーー
記録媒体:内蔵メモリー (64GB) SDXCカード
バッテリー:実撮影時間1時間40分
付加機能:
重量: 479グラム

 HC-VZX1Mは、パナソニック4K対応機の中位機です。

 こちらについても、型番が2つありますが、流通経路の違いだけで同一の品です。

 本体の重さは、479グラムです。「ずっしり」と言うほどではないですが、決して軽くない重さですね。一眼レフカメラの本体ほどはあります。

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 光学ズームは、24倍ズームです。

 超解像度技術を伴う電子ズームを併用すると最大48倍です。

 下位機種より4倍ズーム力が上がっています。ただ、ズーム倍率からすると、1倍ズーム側がより広く撮れるようになったという改変ですね。使い勝手は増しているでしょう。

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 手ぶれ補正は、入門機と同じく、5軸式のハイブリッド手ぶれ補正が搭載されます。

 撮像素子は、1/2.3サイズですが、こちらについても、有効面積は実際より小さいです。

 ただし、この機種は4K動画向けの専用開発である、4KハイスピードMOSセンサーを採用します。

 画像に線が入るローリングシャッター現象が起こりにくいため、4K画質でも動きの速い乗り物をなめらかに撮影できます。動く被写体にはパナソニックが良さそうです。

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 ただし、夜間撮影や逆光撮影に強い、高感度CMOS(裏面照射型)は不採用です。ただし、この部分は、写真を2枚合成してダイナミックレンジを確保するHDR動画技術が付属しますので、安心でしょう。

 画像エンジンは、4K用に開発されたクリスタルエンジン4Kが採用されます。

 撮影機能の面では、スマホを使っての「ワイヤレスワイプ撮り」や「後から追っかけ」機能など、下位機種と同等の性能ですね。

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 液晶モニターマイクは、下位機種と同じ水準です。

 付属バッテリーは、「大容量バッテリー」が付属するので実撮影時間1時間40分です。

 ネットワーク機能は。こちらも、Wi-Fi機能が搭載されます。 

 以上、パナソニックHC-VZX1Mの紹介でした。「撮像素子が大型化した」に尽きる機種です。室内などの暗い場所の撮影にとくに威力を発揮するでしょう。こうした用途にはオススメできます。

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 【ワイプ撮り対応】

 16・パナソニック HC-WZX1M
 17・パナソニック HC-WX1M
  ¥97,929 Amazon.co.jp (9/4執筆時)

 【ビューファインダー対応】

 18・パナソニック HC-WZXF1M
 19・パナソニック HC-WXF1M
  ¥121,665 Amazon.co.jp (9/4執筆時)

 なおHC-VZX1Mには2種類の上位機があります。

 前者は、下位機の場合にもあった「ワイプ撮り」に対応する機種です。

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 後者は、可動式のビューファインダーが付く本格的なカメです。

 その他の点の改良は画質と言うよりも「使い勝手」の部分で、とくに、(オート撮影ではなく)マニュアル操作における利便性の向上を図っています。

 ただ、撮像素子のサイズなど、基本部分は、下位機と同じです。

6・4K対応ハンディカムの比較

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 続いて、ソニーの4K対応機を紹介します。


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 【2018年発売開始】

 20・SONY 4Kビデオカメラ FDR-AX45 BC  
 21・SONY 4Kビデオカメラ FDR-AX45 TI
   ¥77,000 Amazon.co.jp
(9/4執筆時)

撮像素子:1/2.5型 Exmor R CMOS
動画有効画素数:829万画素
静止画有効画素数:829万画素
光学ズーム:空間光学式:20倍
ズーム倍率: 26.8-536.0mm(16:9時)
フルHD録画:4K対応
防水防塵:防塵性能
記録媒体:内蔵 (64GB) SDXCカード
バッテリー:実撮影時間1時間20分
付加機能:
重量: 560グラム(バッテリー込み)

  FDR-AX45 は、ソニーの4K解像度対応機としては、最も安価なモデルです。

 パナソニックと異なり「入門機」的な位置づけの値段は出していませんね。

 本体の重さは、この機種の場合、560グラムとなります。

 同じほどの価格のパナソニックの4K対応機よりも多少ですが重めの水準です。

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 ズーム倍率は、光学20倍ズームです。パナソニックは24倍でしたのでわずかに劣ります。

 ただ、超解像技術も採用しているので、デジタルズームを使う場合など、効果的に画像をアップコンバートしてくれるでしょう。

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 撮像素子は、ソニーも1/2.5型 と大型の撮像素子を採用します。

 パナソニックの同クラス機(HC-VZX1M)と比較する場合、撮像素子は同じサイズで、上級クラスです。一方で、こちらは、裏面照射型のExmor R CMOSセンサーなので、室内・夜間・逆光への対応力はパナソニックより優れると言えます。

 レンズも、4Kというハイスペックを活かすため、レンズも高品質なドイツ製のカールツァイスのバリオ・ゾナーレンズを採用します。

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 手ぶれ補正は、ソニー独自の空間光学手ブレ補正が搭載されます。

 フルHD機の説明でもしましたが、レンズなど全体を中空に浮いているように保つことで、動画撮影に多いこまかいブレを吸収する仕組みです。

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 液晶パネルは、タッチパネル式で、3.0型46万ドット クリアフォト液晶とクラス標準のものが搭載されます。

 搭載されるマイクは、5.1ch対応の高品質なものです。この点は、パナソニックに較べても引けをとりません。

 SONY NP-FV100A【大容量バッテリー】
  ¥15,900 Amazon.co.jp (9/4執筆時)

 バッテリーは、添付の標準バッテリーの場合、実撮影時間が1時間15分大容量バッテリー使用時だと、最大2時間20分となります。

 割と長めですが、、基本的に予備バッテリーを用意するのが基本です。

 ネットワーク機能は、Wi-Fiを搭載します。

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 撮影機能の面では、多彩なエフェクトを装備するほか、簡単にスローモーションが撮影できるハイスピード撮影など、下位機種より充実した面白い機能が多いです。

 オートフォーカスもファストインテリジェントAFというコントラスト式AFの改良版を採用するため、ピント合わせも速いですね。

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 以上、FDR-AX45の紹介でした。

 他社に比べると、ピント合わせなどの自動調整メニューの使い勝手が良いのが特長です。他方、画質について言えば、4K対応機としては、撮像素子がやや小さい点が残念でしょう。


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 【2018年】

 22・SONY 4Kビデオカメラ FDR-AX60
  ¥102,930 Amazon.co.jp
(9/4執筆時)

撮像素子:1/2.5型 Exmor R CMOS
動画有効画素数:829万画素
静止画有効画素数:829万画素
光学ズーム:空間光学式:20倍
ズーム倍率: 26.8-536.0mm(16:9時)
フルHD録画:4K対応
防水防塵:防塵性能
記録媒体:内蔵(64GB) SDXCカード
バッテリー:実撮影時間1時間5分
付加機能:
重量: 585グラム

 ソニーのHDR-AX60は、ソニーの4K対応ハンディカムの高級機です。ただし、HDR-AX40との機能差は2点だけです。

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 第1に、マニュアルフォーカス(手動でのピント合わせ)のための、フォーカスリングを搭載する点です。

 第2に、155万ドットのチルト式の電子ビューファインダーが付属する点です。

 いずれも、ハイアマチュア向けの機能なので、一般的には価格面で値頃な下位機種で良いでしょう。


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 23・SONY 4Kビデオカメラ FDR-AX100
   ¥134,800 Amazon.co.jp
  (9/4執筆時)

撮像素子:1型 Exmor R CMOSセンサ
動画有効画素数:1420万画素
静止画有効画素数:1420万画素
光学ズーム:光学式:12倍
ズーム倍率: 29-348.0mm(16:9時)
フルHD録画:4K対応
防水防塵:
記録媒体:
バッテリー:実撮影時間1時間5分
付加機能:
重量: 790グラム

  FDR-AX100 は、ソニーの4K対応ビデオカメラのハイエンド機になります。

 価格はひときわ高価ですが、レンズ周りの基本スペックが高い機種です。こちらも、フォーカスリング電子ビューファインダが付属するハイアマチュア向け仕様です。

 本体の重さは、下位機種よりも200g以上重い、790グラムです。

 ビデオカメラの撮影環境を考えると、長時間の場合はこちらも、三脚などを利用することが前提です。そのため、「旅行用」という点ではやや不利でしょう。サイズも、81×83.5×196.5mmと結構あります。

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 ズーム倍率は、こちらは光学12倍ズームです。

 ズーム倍率は、本体の重さと撮像素子と両立できない部分があり、高画質機の場合は、この点を妥協しなければいけません。デジタルズームは160倍ですが、画質は粗いでしょう。

 一方、超解像技術を利用して画質の劣化を防ぎつつズームをする全画素超解像ズームを用いると、比較的画質の劣化がなく18倍まで4K画像のズームが可能です。

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 撮像素子は、下位機種よりも大きな1.0型 Exmor R CMOSセンサを搭載します。

 高画質なデジカメ並みのハイスペックで、画質について言えば、下位機種と明確な差があるでしょう。三脚で固定して、風景などの4K映像を長時間撮影するなどの場合、美麗な映像が撮れるでしょう。

 レンズも、カールツァイスのバリオ・ゾナーレンズを採用します。

 手ぶれ補正は、一方、この機種は空間光学手ブレ補正が不採用で、通常の光学式になります。空間光学式は、ソニーによれば「(通常の)15倍ぶれない」品質となりますが、こちらは「10倍ぶれない」と表現されます。

 ただ、こうした高画質機は、用途的に固定撮影が多いでしょう。そうでない場合は必要に応じて、スタビライザーなどで対応、ということになると思います。

 画像エンジンは、下位機種と同じでBionzXを採用します。

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 搭載されるマイクは、下位機種よりも高度です。

 5.1ch対応という点では同じですが、独立したマイクを搭載し、外部アダプタなしでもそれなりの音がとれます。また、下位機種の風音低減機能をより進化させた自動風ノイズ低減機能も、魅力でしょう。同社のノイズキャンセル技術が使われています。

 液晶パネルは、3.5型91万ドットと下位機種よりも大きめで、詳細です。

 【実撮影時間4時間30分】

  SONY NP-FV100A
  ¥15,900 Amazon.co.jp (9/4執筆時)

 バッテリーは、実撮影時間が1時間5分、大容量バッテリー使用時で最大4.5時間となります。なお、バッテリーは、下位の機種と共通なので、NP-FV70Aなども利用できます。

 ネットワーク機能は、Wi-Fiを搭載します。入門機同様にスマートフォンへの転送などもできます。

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 以上、FDR-AX100 の紹介でした。 

 家庭用のビデオカメラとしては高価なのはネックですが、撮像素子がひときわ大きい点は大きな魅力です。中級者以上で、あまり持ち歩いて撮るような使い途をとらないならば、画質面で相当有利ですし、環境映像などの撮影用に高画質機を狙っている方は、買って後悔はないでしょう。

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 以上、4K対応機の紹介でした。

 記事はまだ続きますが、どちらかといえば「プロ用」の機材の紹介です。そのため、10万円以下の製品だけ探している方は「Atlasのおすすめ機種」を提案する、リンク先の結論編(こちら)に進んでください。

2・各社のハイエンドビデオの比較

 最後に、ソニー・パナソニック・キヤノンのハイエンド機種を2機種紹介します。

 この2つの紹介をもって、このブログでは、日本の家電量販店で手に入るホームサイズの4Kカメラは「全て網羅」となります。


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【上位機種】【2014年発売開始】

 24・パナソニック HC-X1000  
  ¥261,799 Amazon.co.jp
(9/4執筆時)

撮像素子:CMOSセンサー 1/2.3型
動画有効画素数:885万画素
静止画有効画素数:885万画素
光学ズーム:ハイブリッド式
フルHD録画:4Kも対応
防水防塵:ーーーー
記録媒体: SDXCカード
バッテリー:実撮影時間2時間20分
付加機能:
重量: 1780グラム

 HC-X1000 は、パナソニックが販売するハイエンドモデルです。

 プロユースの大きなファインダーが付いた機種ですが、家庭用としては1780gと非常に重量がある製品です。

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 家庭用と比べると、一眼カメラのようなマニュアル調整用のリングがレンズ付近に3つ付属しているなど、使いやすさについては抜群の配慮があります。

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 撮像素子は、 1/2.3型です。この機種は2014年発売開始のモデルであり、撮像素子のサイズは、発売の新しい家庭用の上級機がすでに追いついています。

 手ぶれ補正は、5軸手ぶれ補正を採用します。ただし、4K記録時は単なる光学式となる点で、仕様に「古くささ」がみられるでしょう。

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 ズームは、光学20倍ズームと、この点でも同じです。

 4K対応機としては控えめです。レンズは、ライカ社のDICOMARを採用しますが、F値(レンズの明るさ)は、パナソニックの家庭用とすでに同じ水準です。

 液晶パネルは、115万ドットの3.5インチのファインダーです。本体が大きい分、大きなモニターの採用、というわけではありません。

 撮影機能は、先ほど書いたように、マニュアル操作用のリングなど、「ショートカット」的なボタンはひときわ充実しています。

 その他、SDカードスロットが2つあり、切り替えて使ったり、バックアップ用として同時記録できる仕様である点が目立ちます。

 ネットワーク機能は、Wi-Fiを搭載します。

 バッテリーは、モニター利用の有無で時間が変わりますが、実撮影時間は最高画質2時間20分とさすがにかなり長めです。

----

 以上、パナソニックのHC-X1000 の紹介でした。 

 大きく「威圧感がある」点で、「運動会の場所取り」において威圧感を発揮できそうです。しかし、画像周りの技術は、発売から3年以上経ち、10万円前後クラスの同社の新型がすでに追いついてしまっています。

 その点をふまた上で言えば、前編記事で紹介した「パナソニックの家庭用の10万円前後のビデオカメラは、安くて性能が良い」とも言えるでしょう。こちらの機種については、いずれにしても、モデルチェンジが待たれます

後編に続く!
デジタルビデオカメラのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回はビデオカメラの比較でした。

 201809041234.jpg

 続く後編記事こちら)では、前編で紹介できなかった数機種を紹介します。

 また、その上で、ここまで紹介した全機種から、最終的な「Atlasのおすすめ機種」を提案していきます。

 引き続きよろしくお願いします。

 後編は→こちら

 また、こんかいの前編記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題をシェアしていただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 14:11 | 映像機器

比較2018'【高画質で安い!】ビデオカメラ27機の性能とおすすめ(4K/フルHD)(2)

今回のお題
最新のビデオカメラのおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 前回の記事(こちら)では、各メーカーの最新ビデオカメラ機種を紹介しました。

 201801241526.jpg 

 今回の記事では、前回紹介できなかった数機種を補足的に紹介します。

 その上で、最後に「結論」として、全製品から、予算別、目的別に、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。

2・各社のハイエンドビデオの比較(続き)

 201809041333.jpg

【上位機種】【2013年発売開始】

 25・ソニー・ハイエンドカムコーダー FDR-AX1
  ¥367,000 Amazon.co.jp
(5/13執筆時)

撮像素子:CMOSセンサー 1/2.3型
動画有効画素数:885万画素
静止画有効画素数:
光学ズーム:光学式
フルHD録画:4Kも対応
防水防塵:ーーーー
記録媒体:内蔵(64GB) SDXCカード
バッテリー:実撮影時間2時間20分
付加機能:
重量: 2770グラム

  FDR-AX1 は、ソニーのハイエンド機です。

 こちらは、パナソニックに比べてもさらに重量級であり、2770gと大型ノートPC並の重量がある製品です。3連独立リング各種ショートカットなど、パナソニック同様に、操作性の部分で「セミプロ・ハイアマチュア向け」と言える製品です。

 撮像素子は、 パナソニックと同じで、1/2.3型です。この機種は、現行機種ですが、2013年発売開始のモデルで、撮像素子のサイズはすでに、1型を採用するソニーの家庭用に負けています。

 手ぶれ補正は、通常の光学式です。手持ちで安定的に撮るためには、スタビライザー系のパーツなどを工夫する必要はありそうです。

 ズームは、光学20倍ズームです、F値(レンズの明るさ)は、ワイド側でF値1.6とこの部分では性能が期待でき、レンズ構成の面でも価格相応に良質です。

 液晶パネルは、120万ドットの3.5インチのファインダーです。通常のサイズですね。

 201809041334.jpg

 XQDメモリーカード 64GB QD-G64E J
  ¥15,020 Amazon.co.jp (5/13執筆時)

 撮影機能は、こちらも「ショートカット」的なボタンはひときわ充実しています。一方、SDカードは利用できますが1枚までです。その代わり、XQDメモリーカードが2枚差しできる仕様ですが、価格は高めです。

 ネットワーク機能は、Wi-Fi未搭載です。

 バッテリーは、モニター利用の有無で時間が変わりますが、実撮影時間は最高画質2時間30分と長めです。

-----

 以上、ソニーFDR-AX1 の紹介でした。

 パナソニックの場合と同じで、長い期間モデルチェンジがない機種で、多くの部分で機能が陳腐化しています。

 現在も生産中の製品ながら、機能面・価格面ではあまりおすすめできません。やはり、SONYの場合も、高級機を選ぶとしても、10万円以下の4Kカメラがおすすめですね。


 201701070953.jpg

 26・Canon iVIS HF G21 【Wi-Fiなし】
  ¥99,800 キヤノンオンライン
(9/4執筆時)

 27・Canon iVIS HF G40 【Wi-Fiあり】
  ¥129,880 キヤノンオンライン
(9/4執筆時)

撮像素子:CMOS PROセンサー 1/2.84型
動画有効画素数:291万画素
静止画有効画素数291万画素
光学ズーム;光学式:20倍
フルHD録画:可能
防水防塵:ーーーー
記録媒体:内蔵(64GB) SDXCカード×2
バッテリー:実撮影時間1時間40分
付加機能:
重量: 880/900グラム

 HF G21G40は、キヤノンの家庭用ビデオカメラの上級機です。こちらも、キヤノンのオンラインショップ限定発売です。

 2機種ありますが、下位機種は、Wi-Fiが搭載されない製品です。その他、後述するように液晶モニターの品質が異なるほか、リモコンが付属せず、各種ケーブルが「別売」となります。

 201805131930.jpg

 撮像素子は、1/2.84型です。高級機らしく高感度センサー(裏面照射型)ですが、最近の高級機種としては、素子が小さめです。また、20万近い機種としては、4Kに対応していない点はネックでしょう。

 201805131929.jpg

 手ぶれ補正は、5軸手ぶれ補正を採用します。一方、他社が採用している、新世代の高度な手ぶれ補正はありません。

 ズームは、光学20倍ズームと、4K対応機としては控えめです。ただ、光学メーカーの利点を活かし、レンズの質はそれなりに高く、F値1.8-2.8というスペックの明るいレンズを採用します。ただし、その分、本体は、総重量1kgに近い重さです。

 液晶パネルは、上位機種は123万ドットの3.5インチの有機ELです。また、こちらには、SONY同様にファインダーも付属します。こちらは、有機ELパネル採用で高性能といえます。一方、下位機種は、46万ドットの液晶パネルと、一般的な性能です。ファインダーは同じですね。

 201805131930.jpg

 撮影機能は、自動撮影・調整機能はさほど充実しません。一方、マニュアル調整は、かなり本格的です。とくに高輝度優先モードなどの、階調・輝度に関する調整は、細かくできる仕様です。

 ネットワーク機能は、Wi-Fiを搭載します。

 バッテリーは、モニター利用の有無で時間が変わりますが、実撮影時間は最高画質1時間45分と長めですね。

 以上、キャノンのHF G21 G40 の紹介でした。良いレンズを搭載したハイエンド機ですが、4Kに対応しないなど、多少陳腐化の傾向があります。通販限定になっているため、価格的にも多少高いのがネックです。

今回の結論
デジタルビデオカメラのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、ビデオカメラの比較でした。

 最後に、いつものように、予算別、目的別に、Atlasのおすすめ機種!をあげておきたいと思います。


 第1に、普段使いのほか、海外旅行用などとして最もおすすめと言える機種は、

 201801241726.jpg

 【2017年発売開始】

 2・SONY HDR-CX680 【各色】
  ¥44,276 Amazon.co.jp (9/4執筆時)

撮像素子:裏面照射形CMOS 1/5.8型
動画有効画素数:229万画素
静止画有効画素数:171万画素
光学ズーム:空間光学式:30倍
ズーム倍率: 26.8-804.0mm(16:9時)
フルHD録画:可能
防水防塵:防塵性能
記録媒体:内蔵 (64GB) microSDXC
バッテリー:実撮影時間1時間15分
付加機能:防塵性能
重量: 355グラム(バッテリー込み)

 三脚の撮影 ★★★★★
 手持ち撮影 ★★★★★
 風景の撮影 ★★★★★★

 ソニーのハンディカムシリーズのHDR-CX680でしょう。

 201510081323.jpg

 この機種は、ビデオカメラの「画質」を決めるとも言える手ぶれ補正が「高度」と言えます。

 高性能な空間光学手ブレ補正は、旅行などの手持ち撮影を強力にサポートしてくれるでしょう。

 ズームは30倍と十分な倍率ですが、とくに広角側(1倍ズーム)が広いので、旅行などでは「大活躍」してくれると思います。

 201805131741.jpg

 撮像素子は入門機クラスのサイズですが、ソニーの場合、暗い場所に強い裏面照射型CMOSセンサーなので、夜景や室内を含めて、高度に対応してくれると思います。

 防塵性能も高いので、旅先など撮影の際のホコリに強いという点でも、普段使いや旅行用として最適でしょう。

 加えて、予備バッテリーの実撮影時間もパナソニックに比べてタフなので、長期旅行には特に向いています

 

【実撮影時間5時間25分】

 SONY NP-FV100A
  ¥15,900 Amazon.co.jp (9/4執筆時)

【実撮影時間2時間40分】

 SONY NP-FV70A
  ¥8,000 Amazon.co.jp (9/4執筆時)

【実撮影時間1時間15分】

 SONY NP-FV50A
  ¥6,090 Amazon.co.jp (9/4執筆時)

 海外旅行や長時間撮影用の予備バッテリーはこちらです。容量の違いで3種類あります。本体に付属するのはNP-FV50です。

 なお、この機種は2017年モデルが併売中ですが、内蔵メモリーが64GBに増量されただけの相違なので、基本的に値段で選んでよいでしょう。


 第2に、運動会などの子ども撮りに最もおすすめと言える機種は、

 201801241717.jpg

 【2017年発売開始】

 6・パナソニック HC-W585M 【各色】
   ¥34,623 Amazon.co.jp
(9/4執筆時)

撮像素子:CMOSセンサー 1/5.8型
動画有効画素数:220万画素
静止画有効画素数:170万画素
光学ズーム;ハイブリッド式50倍
ズーム倍率:28.0-1740mm(16:9時)
フルHD録画:可能
防水防塵:ーーーー
記録媒体:内蔵(64GB) SDXCカード
バッテリー:実撮影時間1時間10分
付加機能:
重量: 268グラム

 三脚の撮影 ★★★★★★
 手持ち撮影 ★★★★★
 風景の撮影 ★★★★★

 パナソニックの中位機の HC-W585M を推します。

 201805131536.jpg

 撮像素子のサイズ(有効面積)は、ソニーの入門機と同じです。

 しかし、光学50倍という高倍率ズームはパナソニックの独壇場です。

 とくに、三脚を用いて固定する場合は、50倍というズームは、運動会などの強力な「武器」となるでしょう。また、手持ちでの撮影についても、5軸式のハイブリッド手ぶれ補正がある程度フォローしてくれるでしょう。 

201501131423.jpg

 また、学芸会などを取る機会もあるだろうお子さん持ちのご家庭にもオススメです。

 パナソニックの場合、アングルが傾いている場合、自動的に補整する傾き補正機能が付属します。学芸会など混んでいる場所での撮影で、水平が得られない環境には強い味方でしょう。

 201805131604.jpg

 ワイプ撮り(2画面撮り)も搭載されますが、この搭載・未搭載を除いても、子ども撮りにはこの機種が最適でしょう。逆効果に強いHDRの搭載も、野外撮影には向くでしょう。 

 

 VW-VBT190-K(実撮影時間1時間10分)
  ¥7,353 Amazon.co.jp (9/4執筆時)

 VW-VQT380-K(実撮影時間2時間30分)
  ¥15,500 Amazon.co.jp (9/4執筆時)

 こちらの機種のバッテリーは以上の2種類です。本体の付属は前者のVW-VBT190-Kです。


 

 Panasonic 標準三脚 VW-CT45
  ¥7,117 Amazon.co.jp
(9/4執筆時)

 なお、パナソニックは純正の三脚も売っています。52 cm〜148センチまでの高さ調節ができ、重さも1.4Kgとそれなりにしっかりしており、運動会などには重宝すると思います。


 第4に、海や山のレジャーで撮影を考えているならば、

 201805131616.jpg

【2017年・上位機種】

 8・JVC Everio GZ‐R470-Y  【各色】
  ¥28,479 Amazon.co.jp (9/4執筆時)

撮像素子:裏面照射形MOSセンサー 1/5.8型
動画有効画素数:229万画素
静止画有効画素数:171万画素
光学ズーム;電子式:40倍
ズーム倍率:40.5〜1990mm(16:9時)
フルHD録画:可能
防水防塵:耐衝撃・防滴
記録媒体:内蔵(32GB) SDXCカード
バッテリー:2時間50分
重量: 296g/312g

 三脚の撮影 ★★★★☆
 手持ち撮影 ★★★★☆
 風景の撮影 ★★★★☆

rx130_feature01.jpg

 全機種の中で、唯一、防滴性能を持っている、JVCのEverio GZ‐RX600が良いでしょう。高価なビデオカメラですから、悪環境で使ってもできるだけ壊れないような機種を選ぶのが正解です。

 このカメラは、防塵・防滴仕様のため、バッテリー交換はできないタイプです。ただ、2時間以上保つバッテリーですから、そうそう充電不足は起こらないでしょう。


 第5に、比較的低価格で購入できる、軽量・コンパクトモデルとしておすすめしたいのは、

 201801241715.jpg

 【2016年発売開始】

 4・パナソニック HC-V360MS 【各色】
  ¥28,900 Amazon.co.jp (9/4執筆時)

撮像素子:高感度CMOSセンサー 1/2.3型
動画有効画素数:220万画素
静止画有効画素数:170万画素
光学ズーム;ハイブリッド式50倍
ズーム倍率:28.0-1740mm(16:9時)
フルHD録画:可能
防水防塵:ーーーー
記録媒体:内蔵 (16GB) SDXCカード
バッテリー:実撮影時間1時間5分
付加機能:
重量: 256グラム(バッテリー込)

 三脚の撮影 ★★★★★
 手持ち撮影 ★★★★★
 風景の撮影 ★★★★★

 パナソニックのHC-V360MS でしょう。

 200g前後の軽量タイプで持ちはこびしやすい点を評価しました。価格も、。3万円を切る価格で費用対効果も高いと言えます。

 201407221703.jpg

 性能面では、ハイブリッド式の5軸手ぶれ補正や、裏面照射型センサーを採用し、さらに50倍ズームも搭載します。基本スペックは、上位機に迫っており、Wi-Fiがないのが唯一の弱点といえる程度だと思います。

 傾き補正も優秀なので、ビデオカメラ入門者の方が「子ども撮りに選ぶ」機種として、たいへん優れた機種だと思います。迷ったらこれを買えば後悔は少ないでしょう。


 第6に、運動会など、三脚固定して遠方から撮影する場合が多い方にオススメな4Kビデオカメラは、

 201805131657.jpg

 【2017年発売】

 10・パナソニック HC-VX985M【各色】
  ¥50,290 Amazon.co.jp (9/4執筆時)

 【2018年発売】

 11・パナソニック HC-VZX990M
 12・パナソニック HC-VX990M
  ¥64,687 Amazon.co.jp (9/4執筆時)

撮像素子:ハイスピードCMOS 1/2.3型
動画有効画素数:829万画素
静止画有効画素数:700万画素
光学ズーム;ハイブリッド式:20倍
ズーム倍率:30.8-626mm(16:9時)
フルHD録画:4Kも対応
防水防塵:ーーーー
記録媒体:内蔵メモリー (64GB) SDXCカード
バッテリー:実撮影時間50分
付加機能:
重量: 395グラム(バッテリー込み)

 三脚の撮影 ★★★★★★★
 手持ち撮影 ★★★★★
 風景の撮影 ★★★★★★

 パナソニックの4K対応モデルのHC-VX985M でしょう。ホームビデオカメラとして、4K対応機としては格段に安く、価格面でも優位性がみられます。

 201801241618.jpg

 4K対応機は、ズーム倍率を高くできないのが難点です。

 その部分の「工夫」が重要になりますが、パナソニックの場合、、固定撮影時の超解像技術による倍率はソニーを上回ります。こうした点で、4K対応機のなかでは、運動会などに向くでしょう。

 201507031627.jpg

 「子画面」を使う「ワイヤレスワスプ撮り」機能も、家族にスマホの撮影を任せれば、面白い複合映像が楽しめるでしょう。

 固定撮影にかぎらずとも、K専用設計の撮像素子の採用や、信頼性の高いハイブリッド式の手ぶれ補正の採用など、見所と言える部分は多く、「特に用途を定めずに」選ぶ場合も、良いでしょう。

 動く被写体の撮影にも強いので、モータースポーツや電車などの乗物撮影にも向きそうです。

 

 VW-VBT380-K(実撮影時間1時間30分)
  ¥10,957 Amazon.co.jp (9/4執筆時)

 VW-VBT190-K(実撮影時間45分)
  ¥7,353 Amazon.co.jp (9/4執筆時)

 なお、交換バッテリー(予備バッテリー)は以上になります。実撮影時間は4K画質で記録した場合の目安です。画質が良い分、電気が必要なので、予備バッテリーはあって良いでしょう。


 第7に、家族旅行やビーチなど、手持ちで被写体に向かう場合にお勧めできる製品は、

 201805131457.jpg

 【2018年発売開始】

 20・SONY 4Kビデオカメラ FDR-AX45 BC  
 21・SONY 4Kビデオカメラ FDR-AX45 TI
   ¥77,000 Amazon.co.jp
(9/4執筆時)

撮像素子:1/2.5型 Exmor R CMOS
動画有効画素数:829万画素
静止画有効画素数:829万画素
光学ズーム:空間光学式:20倍
ズーム倍率: 26.8-536.0mm(16:9時)
フルHD録画:4K対応
防水防塵:防塵性能
記録媒体:内蔵 (64GB) SDXCカード
バッテリー:実撮影時間1時間20分
付加機能:
重量: 560グラム(バッテリー込み)

 三脚の撮影 ★★★★★
 手持ち撮影 ★★★★★★★
 風景の撮影 ★★★★★★

 ソニーのHDR-AX45でしょう。

 201805131741.jpg

 2.5型の有効面積を持つ「上位機」としては値段が安いです。パナソニックの方がやや倍率は大きいものの、夜間が逆光に強い裏面照射型CMOSを採用する点で、総合力はこちらも高いです。

 201510081323.jpg

 手ぶれ補正についても、定評ある空間光学式手ぶれ補正の採用は手持ちの場合、とくに心強いでしょう。

 そのほか、ソニーはフォーカス・ピントに関する便利機能が充実しており、家族旅行用としては、とくに重宝しそうです。


 第8に、環境映像など、風景などの美しい映像を撮りたい場合におすすめなのは、

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 23・SONY 4Kビデオカメラ FDR-AX100
   ¥134,800 Amazon.co.jp
  (9/4執筆時)

撮像素子:1型 Exmor R CMOSセンサ
動画有効画素数:1420万画素
静止画有効画素数:1420万画素
光学ズーム:光学式:12倍
ズーム倍率: 29-348.0mm(16:9時)
フルHD録画:4K対応
防水防塵:
記録媒体:
バッテリー:実撮影時間1時間5分
付加機能:
重量: 790グラム

 三脚の撮影 ★★★★★★
 手持ち撮影 ★★★★☆
 風景の撮影 ★★★★★★★★

  FDR-AX100 でしょう。

 201801241608.jpg

 家庭用としては、最大級の1型 Exmor R CMOSセンサの採用で、基礎的な画質スペックがワンランク上ですから。

 一方、やや重い点・倍率が低めの点・手ぶれ補正が充実しない点で、ファミリー向きではないです。そういった場合は、別の機種が良いでしょう。


 【実撮影時間4時間30分】

  SONY NP-FV100A
  ¥14,900 Amazon.co.jp (9/4執筆時)

 予備バッテリーはこちらとなります。

補足:SDカード購入上の注意点

 最後におまけで、SDカードに関する注意!です。

なお、ビデオカメラには、メディアが付属せず、内蔵メモリーも限られるので、撮影用のSDカードマイクロSDカードを同時に購入する必要があります。

  

 【アマゾン限定】

  トランセンド 32GB TS32GSDHC10U1E
   ¥1,980 Amazon.co.jp
(9/4執筆時)

  トランセンド 128GB TS128GSDXC10U1
   ¥7,188 Amazon.co.jp (9/4執筆時)

 パナソニックとJVCの全製品は、SDカードを利用します。 アマゾン限定のTranscend社のSDカードは格安でスピードも速くオススメです。

 ただ、SDカードにも「品質」があります。詳しくは【おすすめSDカードの比較記事】で紹介していますので、興味のある方はご覧ください。

  201601241221.jpg

【並行輸入品】 [32GB]

 SANDISK SDSQXCG-032G-GN6MA
   ¥1,999 Amazon.co.jp
(9/4執筆時)

【並行輸入品】 [64GB]

 SANDISKSDSQXCG-064G-GN6MA
   ¥3,310 Amazon.co.jp
(9/4執筆時)

 ソニー社4K対応以外のビデオカメラはマイクロSDカードが採用されています。規格が違うので購入の際は注意してください。

 こちらは、転送速度が速い高性能タイプですが、【より格安なマイクロSDカードについてはこちら】の別記事で紹介しました。

 

 トランセンド UHS-I U3 64GB TS64GSDU3
  ¥4,350 Amazon.co.jp (9/4執筆時)

 一方、パナソニックとソニーの4K対応機は、全てSDカードを利用します。

 201809041240.jpg

 しかし、4K録画をする場合についてはUHSスピードクラス3という新規格にカード側が対応している必要があります。

 この点を注意してください。4K対応するSDカードの比較とおすすめに関して、別に記事があります。【こちら】で紹介しています。よろしければご覧ください。

 一般的に、32GBのSDカードだと、フルHD画質で2時間30分ほど撮影できます。4K画質で記憶する場合は、32GBだと55分ほどになります。現在128GBまでのSDカードがあるので、必要に応じた量を購入しましょう。

補足:三脚購入上の注意点

 201808201110.jpg

 一方、運動会などの撮影に便利な三脚もお探しの方、ビデオカメラ用とカメラ用の三脚は別と言うことに注意してください。

 そのため、このブログでは、【ビデオカメラ向きの三脚の比較記事】を用意しています。リモコンが使えるソニーの純正品を含めて1紹介していますので、よろしくお願いします。

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 最後になりましたが、この記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題をシェアしていただけれ嬉しいです。

 (前半からの続きとなりますので、前半記事をご紹介いただけると、一層嬉しいです!)

 ではでは。

posted by Atlas at 14:09 | 映像機器

2018年09月02日

比較2018’ 解説!液晶テレビ最新129機の選び方/おすすめ(まとめ):液晶TVサイズ別性能人気ランキング

【今回レビューする内容】2018年 最新の液晶テレビの価格・性能とおすすめ・選び方(まとめ記事):LGエレクトロニクス・シャープ AQUOS・パナソニック VIERA・ 東芝 REGZA ・SONY BRAVIA・クアトロン プロ: 1人暮らし用のテレビ・リビング用の大画面液晶テレビ:ゲーム・アニメ・スポーツ・映画向け、倍速液晶搭載TVなど

今回のお題
最新の液晶テレビはどのように選ぶのがおすすめ?

 どもAtlasです。

 今日は、2018年最新の液晶テレビの比較をします。

 201805121051.jpg  

 このブログ「モノマニア」では、最新の液晶テレビについて、製品ごとの比較・紹介記事を書いています。

 201805121535.jpg

 レビューした製品数を改めて数えたら、(現在購入可能なモデルのみで)129機種もレビューしていました。

1・4K液晶テレビ
2・有機ELテレビ   
3・19-23インチの小型液晶テレビ
4・24インチの小型液晶テレビ
5・32インチの小型液晶テレビ
6・40-50インチの大型液晶テレビ
7・おすすめ液晶テレビのまとめ 【結論】

 今回の記事は、このブログのTV比較シリーズの7回目の記事です。

 全体の「まとめ記事」として、「賢い選び方の解説」と「最終的なオススメ機種の提案」をします。

 201809011946.jpg  

 なお、購入したいTVのサイズが決まっておられる方は、上のリンクから、「TVの種類」や「サイズ」をクリックして、個別記事をご覧いただいても構いません。

 記事だけ読めばわかるように書いてあります。

 ただし、例えば、「テレビのサイズや購入法について迷っている方」は、(お時間が許せば)今回の記事をご覧頂いてから選んだほうが良いかと思います。

--

 では、「失敗しない選び方の基本!」の解説に入りましょう。

1・視聴距離からの画面サイズの選び方

 201502281144.jpg

 はじめに説明するのは、サイズ別のテレビの適切な視聴距離です。

 これは、テレビを選ぶ際に「最も重要」で、かつ、「最も失敗しやすい」部分です。

 テレビは「強い光」です。

 そのため、不適当なサイズを買ってしまうと、視聴距離が合わず、目が疲れたり、健康を害したりします。

画面のサイズ  液晶の視聴距離  4K液晶の視聴距離 
19V 0.7メートル
24V 0.8メートル
32V 1.2メートル
40V 1.5メートル 0.7メートル
43V 1.6メートル 0.8メートル
49V 1.8メートル 0.9メートル
55V 2.0メートル 1.0メートル

 上表は、画面サイズ別の「最低視聴距離」として、業界が「参考」として示すデータです。

 例えば、55インチの液晶テレビの場合は、約2.0mの視聴距離が必要です。

 4K液晶テレビの場合は、解像度が高く、粗く見えにくいため、55インチの場合は約1.0mと半分ほどで良いとされます。

 ただし、これらは、あくまで(大画面を売りたい)業界が提案する「視聴距離」です。

 201809021242.jpg

 一方、Atlas目線で言えば、「目への負担」を考えて、この基準は「やや辛い」です。

 4Kでも通常のテレビでも、入ってくる光量は同様なので、目の疲れやすい方は普通の液晶と同じ設置基準で選択するのが無難です。

 さらに「Atlasが考える適切な視聴距離」をより細かく書くと、以下のようになります。

 201809021243.jpg

 第1に、スポーツなど動きの速い映像をよく見る場合です。

 動きのある映像は見疲れしやすいため、上表の視聴距離より、2割程度は遠くから見た方が良いです。

201809021245.jpg

 第2に、ゲームや字幕映画をよく見る場合です。

 テキストが全て視界に入らないと視点の移動が頻繁に発生するので、やはり上表の視聴距離より、2割程度は遠くから見た方が良いです。

 また、どんなに大きくても、43インチ以上は、眼球と首の移動が相当発生するため、あまりオススメできません。

 201809021247.jpg

 第3に、子ども部屋に置くテレビの場合です。

 画面を食い入るように見る子どもの「習性」を考慮に入れて、視聴距離にかかわらず、32インチ前後の小型液晶TVが適当です。画面が小さすぎても、近くに「寄って」しまいます。

ーー

 結論的にいえば、「欲張りすぎて大きすぎるテレビを選ばないようにする」のが、満足のいくTVを選ぶ際の「基本」です。

2・テレビの設置スペースからの選び方

 201805131218.jpg

 第2に、TVを設置するスペースです。

 あまり考えずに買うと、「大きすぎてボードに置けない」サイズを買ってしまいます。

画面のサイズ  テレビの横幅  テレビの高さ 
19V 41センチ 32センチ
24V 56センチ 40センチ
32V 73センチ 48センチ
40V 90センチ 57センチ
43V 97センチ 63センチ
49V 110センチ 70センチ
55V 125センチ 78センチ

 上表は、TVを置くのに必要な横幅と高さを表したものです。

 例えば、55インチ大画面型テレビの場合約125センチの幅と、約78センチの高さとなります。

 201805131221.jpg

 長方形の8畳から10畳程度のリビングにおくならば、長方形の短辺の側におくとしても、50インチ程度までは圧迫感なく置けます。

 55インチを超えるサイズについては、テレビの横幅が相当出てくるので、長辺に置くか、サイドにおくと良いでしょう。

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 LOWYA テレビボード 50インチ対応
  ¥8,990 Amazon.co.jp (1/22執筆時)

 こうした点や、コスパ的な観点から、Atlasは、40〜50インチに収まるサイズのTVをリビング用として、おすすめすることが多いです。

 それならば、図のような、TVボードの規格にも「すんなり」収まるからです。

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 アイリスオーヤマ カラーボックス 2段
  ¥1,159 Amazon.co.jp (1/22執筆時)

 一方、カラーボックスの上にテレビを置こうと考えている方は多いと思います。

 実寸を調べたら、幅40cm・高さ59.5cm・奥行29cmほどでした。

 したがって、縦に置く場合は19V型が限界で、横に置く場合も32V型あたりが限界です。

 なお、耐荷重は全体で50kgですので、重さ面では問題なさそうです。

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 不二貿易 リビング収納 TVラック
  ¥2,355 Amazon.co.jp (1/22執筆時)

 部屋の美観を考えるならば、やはりTVラックを購入するべきです。

 例えば、32インチテレビが置けるラックでも十分低価格です。こちらは、幅89cm×奥行29.5cm×高さ42cmですね。

3・価格面からのテレビの選び方

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 第3に、価格です。

 TVは、高い買い物なので、予算をいくら組めるかも重要なポイントです。

画面のサイズ  普通の液晶TV  4K液晶テレビ 
19V 2万円台〜
24V 3万円台〜
32V 4万円台〜
40V 5万円台〜
7万円台〜
43V 6万円台〜
8万円台〜
49V 7万円台〜 10万円台〜
55V
12万円台〜

 上表は、ここまでの比較記事で、Atlasが性能面で「おすすめ」にあげた、信頼できる機種について、現在の価格を示したものです。

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 大画面液晶テレビ(フルハイビジョン)は、40インチ前後のタイプが性能の割にお買得です。

 4K液晶テレビの場合も、各社が最も争っている大きさが43V前後であることもあり、40インチ前後がお買得です。

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 小型液晶テレビは、最も売れ筋で、お買得と思えるのが4万円前後で買える32インチです。

 24インチは、安いですが、質の良い液晶と画像エンジンを搭載したモデルがほぼありません

 19インチは、どちらかと言えば寝室に置くための設計で、リビング用には不向きです。

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 大型画面テレビは、金に糸目をつけないならば、100万円以上の機種もあります。

 ただ、液晶テレビは、バックライト寿命があり、段々輝度が落ちること、有機ELでも焼き付け問題と無縁ではないこと、そして、技術革新のペースが速いことを考慮すべきでしょう。

 これらを考えれば、現状20万円以上は「高い費用対効果は望めない」と思います。

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 結論的に言えば、「どんなに高くても20万円以内」が良いでしょう。Atlasならば、20万円のテレビを(無理に)10年使い続けるより、10万円のテレビを途中で買替えて、リサイクルします。

4・パネル品質からの選び方

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 第4に、液晶テレビのパネルのグレードです。

 家電好きの方以外は、一番聞くのが面倒な部分でしょう。

 しかし、とても重要なのでしっかり選び方を説明します。

1・液晶の解像度

画面のグレード 画面の種類
1位 4K対応テレビ
2位 フルHD(2K)テレビ
3位 ハイビジョンテレビ

 第1に、「液晶テレビの解像度」についてです。

 上表のように、最近のTVは、対応する「解像度」によって、大きく3種類に分けられます。

ーー

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 ハイビジョンTVは、小型機種に多いです。

 しかし、先ほど書いたように、32インチを下回る小型ならば、この部分は軽視しても良いと思います。むしろ、次に説明する「液晶パネルの品質」が重要です。

ーー

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 フルハイビジョン(フルHD)対応TVは、約2.3倍の画面密度を表示できる規格です。

 40インチを越える液晶TVはほとんどの場合、これに該当します。

 フルHDに対応する機種は、スカパーやBSプレミアム、ブルーレイなど、高解像度放送がそのままの画質で見れます

 ただし、32インチ以下の液晶の場合は、画面自体が小さいので、フルHDに対応していなくても綺麗に見えます。

ーー

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 4K対応TVは、フルHDの4倍となる解像の高い4K放送を見るために必要な規格です。

 4K映像は、地上波などでは未対応ですが、ネット動画サービスなどで現在増えつつあり、「買えば観れる」状態になりつつあります。

 また、最近は、通常画質の画像を、再計算により「4K画質」にアップコンバートする機能を内蔵するメーカーが大半なので、地デジなどの場合でも総合的な画質は4K対応の方が有利です。

2・液晶パネルの品質

画面のグレード 画面の種類
1位 各社の「ブランド液晶」
2位 IPS液晶
3位 VA液晶
4位 TN液晶

 第2に、「液晶パネルの品質」です。

 Atlasが思うに、液晶TVを選ぶ際に、最も重要視するべき点はここです。

 例えば「アクオス」とか「ビエラ」とか「ブラビア」とか、各社のTVのブランド名がありますが、同じ名前のテレビでもTN液晶だったり、VA液晶だっり、IPS液晶だったりします。

 注意が必要な部分なので、「ランキング」形式で簡単に解説しましょう。

ーー

 201804111715.jpg

 第4位は、TN液晶です。

 最も安価なTVに採用される方式で、色味も悪く、視野角が狭い格安液晶です。

 まず、「見やすい液晶TV」を購入したければ、これは検討対象から外すべきです。

ーー

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 第3位は、VA液晶はです。

 小型サイズの格安液晶TVで多く採用されるパネルですが、TN液晶よりも視野角が広く高性能で、特に正面からの視聴の場合はコントラストが良いです。

 一方、視野角や目の疲れにくさの点で、上位の液晶とは明確な差がある液晶です。

 つまり、テレビがVAを搭載する場合は、「高価なIPS液晶を使わずコストを削減したい(善意の解釈では、「ユーザーに安く提供したい!」)」という思惑があることを注意してください。

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 第2位は、IPS液晶です。

 これは、視野角が広く、ぎらつきも少なく見やすい良い液晶です。

 3万円の小型サイズでの液晶でも、きちんと商品を選べば、IPS液晶を搭載するモデルがあります(探し方は後で解説します)。

 ただし、こちらには2種類の「下位機・互換機」があります。ADS液晶と、RGBW-IPS液晶です。

  ADS液晶は、サードパーティ製のIPS液晶です。

 電界の利用法が異なりますが、表示品質はIPSに準じます。もちろん、生産管理はIPSの名を冠したものが上回るでしょう。

 RGBW-IPS液晶は、格安4K液晶テレビで最近増えているタイプです。

 赤・緑・青の三原色に、白のピクセルを加えた構成のIPS液晶です。結論的に言って「安売り用」で、TV画質に重要な引き締まった黒を得られません。注意が必要です。

ーー

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 第1位は、各社の「ブランド液晶」です。

 こちらは、各社オリジナルのブランド名を付けている「上位モデル」のことです。例えば、シャープの場合は「クアトロン液晶」、ソニーの場合は、「トリルミナス液晶」などです。

 こういった製品の一部は、コントラスト比を稼ぐため、VA液晶パネルを採用する場合があります。しかし、性能面では、格安機種に搭載されるVA液晶とは全く異なる高品質パネルです。

 「ブランド液晶」は高級テレビにしか載せないので、現在は4K液晶テレビ以外はほとんど採用されません。ただ、普通の2Kテレビ(フルハイビジョンTV)の場合、IPS液晶でも十分綺麗です。

ーーー

 なお、格安モデルは、スペックを見ても液晶パネルの種類が分からない場合も多いです。

 また、例えば「IPS液晶」と表記があっても、RGBW-IPS液晶など、表示性能が劣るIPSパネルの場合もあるので、注意が必要です。

 しかし、このブログ「モノマニア」では、独自調査したものを含めて、機種ごとに使用パネルを記載してありますので、ご安心ください。

3・バックライトの品質

画面のグレード 画面の種類
1位 直下型LED+エリア制御
2位 直下型LED
3位 エッジ型LED+エリア制御
4位 エッジ型LED

 第3に、「バックライトの品質」についてです。

 バックライトとは、液晶パネルを後方から照らす明かりである、LED光源のことです。

 液晶は、有機ELなどと違って電圧を掛けても自発光できないので、バックライトを使っています。

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 バックライトの性能が悪いと、画面の立体感・奥行き感を出すのに重要な、輝度やコントラスト比を出すことができない仕組みです。

 酷い場合だと、画面全体の明るさのムラが生じたりします。

 なお、最近は、多くのTVメーカーが液晶パネルを外注しているので、パネルよりもバックライトの品質に性能差が現れることも多く、選ぶ際には重要です。

 とりわけ、大画面モデルの場合は、輝度ムラは「命取り」で、この部分の品質が重要です。

 そのため、こちらも「ランキング」形式で紹介します。


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 第4位は、エッジ型LEDバックライトです。

 最も普及している低コストな方式ですが、LEDライトを隅(エッジ)だけに配置する方式です。

 24インチなど、小型液晶の場合はほぼ問題ありませんが、大型の場合、画面全体の輝度ムラや、奥行感がでないという弊害があります。


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 第3位は、エッジ型LED+エリア制御です。

 大画面テレビででよく使われる形式で、パネルの部分部分で彩度を調整できるように改良したモデルです。

 エッジ型としては、輝度が高められるので、価格面で中級グレードの商品に多いです。なお、メーカーによって輝度をソフト的に調整できる機種もあります。


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 第2位はに、直下型LEDです。

 一部の高級機に利用されている方式です。

 この方式の場合、LEDを隅(エッジ)ではなく、パネル全体の直下にたくさん配置しているので、画面の輝度やコントラストをかなりの精度で調節できます。

 直下型は、特に東芝が得意で、小型を含めて多くの機種が採用しています。ただし、エッジが他に比べると、LEDをパネルの下に配置する分、テレビの厚みがやや出ます。


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 第1位は、前面直下型LED+エリア制御です。

 最高級パネルにも使われる方式です。

 高精度に、輝度やコントラストを制御するので、画面の奥行き感・立体感が最高に出せます。最近は10万円以下の4K液晶にも、LGが搭載してきました。

ーーー

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 以上、液晶パネルの選び方の紹介でした。

 結論的に言えば、性能の良い液晶を選ぶ場合は、液晶パネルの品質・バックライトの品質を注目して選ぶと良いです。

 なお、現在のこうした「ブランド液晶」の傾向は、「色彩の鮮やかさの強化」といえます。強化する色の方向性は、シャープが黄色系、ソニーがやパナソニックが赤系など、メーカーで違います。

 しかし、どれも4K画質をより綺麗に見るための工夫になります。

5・付加機能からのTVの選び方

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 ここからは、パネル以外のハード面の性能について説明します。


適した用途
倍速液晶 スポーツ・アニメなど全般
超解像度技術 アニメ・DVD・古い映像
HDR技術 映画・紀行番組など全般 

 先ほど書いたように、基本的に、「質の良い液晶パネル優れたバックライト」を搭載するモデルに注意すればら、液晶テレビを選ぶのはさほど難しくありません。

 しかしながら、特に大画面の4K液晶テレビを選ぶ場合は、さらに、上の3つの機能の有無は注意するべきです。

1・倍速液晶

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 第1に、倍速液晶です。

 倍速液晶とは、放送局から送られてくる信号(絵)の2倍にあたる毎秒120枚のフレームの表示を可能にする技術です。

 テレビ側で、2枚のフレームの中間画像を生成することで可能にします。

 これにより、モータースポーツや球技など動きの速い画像の画質が格段に上昇します。画面の大きな、40インチオーバーの液晶では重要になる技術です。

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 ただし、格安のTVは、「廉価版」の方式として、高級な「倍速パネル」ではなく、LEDバックライトの点滅・発光制御で、倍速を「仮想的」に実現する仕組みをとります。

 この場合、「2倍速相当」などのあいまいな表現となります。この方式も相当な効果はありますが、基本的に、動画ブレの補正力は倍速パネルを採用する場合より「下位」です。

 ただし、効果はあるので、最上位機は「倍速パネル」と「バックライトの点滅」の合わせ技で「4倍速相当」としている場合もあります。

2・超解像技術


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 第2に、超解像度技術です。

 これについては、小型機種も搭載されるモデルがあります。これは、画質の低い、昔の番組の再放送や、アニメの再放送などの画像を再分析し、画像を補完して綺麗に見せる技術です。

 4Kの場合は、フルハイビジョン画質のものを「4K画質にアップコンバートする技術」を超解像度と言います。また、「画像解析・補整」という意味では、複数回の解析を行うなど、より高度で複雑な技術を持つものもあります。

 超解像度技術の搭載は、低レベルの画質の底上げにつながるため、特に、BSの再放送など古い映像を愛好する方は、綺麗に見るためには是非欲しいところです。

3・HDR技術


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 第3に、HDR技術(HDR10)です。

 HDR(ハイ・ダイナミック・レンジ)とは、画面のピーク輝度を従来より上昇させる技術のことです。そうすることで、画像の立体感や解像感を高める個とを目的としています。

 ご存じのように、メガネをかける必要のある3Dテレビは、世界では全く普及しませんでした。HDR技術は眼鏡無しに、TVの立体感を出そうという最新規格です。各社の新機種がこの機能を搭載しはじめています。

 例えば、次世代のブルーレイであるUltra HD ブルーレイでは、HDR規格が採用されました。しかし、現状では、HDR対応番組はありません

 しかし、超解像度技術と同じく、HDR技術も、一部の高級機では、TVが再計算することで、通常の画質の映像にみ、このHDR効果を擬似的に再現する機能を持たせています。そのため、「HDRコーンバート技術」対応機は、現状でもより高画質です。

 液晶テレビの世界では「8Kテレビ」が普及する前に、HDR技術が先行して普及していくだろうといわれています。そのため、HDRは、ここ数年のTVのトレンドになるだろう重要なキーワードです。

6・液晶テレビと有機ELテレビの違い

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 【55インチ】

 1'・ LGエレクトロニクス OLED55B8PJA
  ¥196,196 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 最近、有機ELテレビ がの値下がりが著しく、20万円ほどで購入できるようになりました。

 画面サイズは、しかし、55センチが「最小」となり、広いリビング向け以外は、引き続き液晶テレビが優勢な状況です。

 有機ELテレビは、次の点で、液晶テレビに対する優劣があります。



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 第1に、サイズです。

 通常の液晶テレビに較べるとバックライトが不要なので、「超薄型」にできます。壁掛けにするとたいへんスマートです。


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 第2に、画質です。

 とくに、黒表現とダイナミックレンジ(白と黒の明暗の幅)は、どの液晶テレビよりも優れます。

 先述のように、バックライトが不要で、素子自身が自発光できる仕様ですから、完全にライトをオフにできるためです。その点で、シアターのように、暗くして使う際は、とくに映像は美しいです。

 ただ、逆に、白表現(光線表現)やや苦手です。白色LEDで白を表現できる液晶TVと違って、色を重ねて白系の色味を出さざるを得ないからです。また、自然光下でみる場合、映り込みは液晶より気になると言えるでしょう。


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 第3に、装置寿命です。

 有機ELテレビは、パネルの10万時間と言われます。液晶より短いですが、家庭用としては問題ないでしょう。

 一方、よく話題に上がる「長期間使用時の画面焼き付け」問題は、第2世代の有機ELテレビパネルの登場で、2層の監視体制となり、ある程度解決されました。プラズマディスプレイ同様の懸念点は払拭されました。

ーーー

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 以上、液晶テレビと有機ELテレビの相違点を3点較べてみました。

 結論的にいえば、画質については、現状では決定的な差はなく、「色調の好みの問題」に還元できるレベルの差だと、Atlasは判断しています。

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 実際、上位機の液晶テレビと比較しても、ピーク輝度や白表現についてはまだ課題があります。価格も低下したとは言え、高目です。

 5年ペースで買い換えを検討している方は、(今回は4k液晶の買換えとして)「もう5年ほど待っても良いかなあ」と思います。

 この技術が活きるだろうHDR技術も5年で大きく技術発展しそうですし。

 むしろ、有機ELテレビ という新しい「上位規格」がでたことで、4K液晶テレビの値下がりスピードが最近速くなっています。そのため、液晶テレビは、費用対効果が最近高まっているという側面もあります。

今回の結論
液晶テレビのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、ここまでは、どのように液晶TVを選べば良いのかについて、5通りの基準を見てきました。

 これらの基準に則った上で、目的別・予算別・サイズ別にAtlasのおすすめしたい機種を最後にいくつかあげておきたいと思います。


 第1に、寝室や、カラーボックスの上に置く「小さめのTV」としておすすめできる超小型機種は、

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 【2017年】

 1・パナソニック VIERA TH-19E300
   ¥24,154 Amazon.co.jp
(9/1執筆時)

モニターサイズ:19V型
モニターパネル:IPS液晶
倍速液晶:なし

 19インチのパナソニックE00シリーズでしょう。

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 サイズ的には、ワンルームに邪魔にならず置ける寸法です。

 その上で、この機種は、22インチ以下の液晶テレビでは、例外的に高品質なIPS液晶を採用します。また、価格もVA液晶を採用する機種に比べてさほど高くなく、値頃感のある製品です。

 スポーツから紀行番組まで、何でも「綺麗に」見ることができるでしょう。

ーー

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 【2018年】9月10日発売

 2東芝 REGZA 19S22 [19インチ]
  ¥34,430 Amazon.co.jp (9/1執筆時)

モニターサイズ:19V型
モニターパネル:(VA液晶
倍速液晶:なし

 ただし、TV視聴のみならず、ゲーム用にも考えているならば、東芝の19S22が良いでしょう。

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 東芝のこの機種は、レグザエンジンという画像エンジンを積んでいて、画像補正力が小型機では抜けて良いです。

 これを活かした劣化した映像に強い、超解像度技術が唯一採用される上、ゲームに向いた低遅延の画像モードを搭載するなど、この用途に「定評」があります。

 液晶も、コントラスト比が高く、黒が引き締まるVA液晶で、映画やゲームには向くでしょう。

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 【Amazon限定】

 バッファロー 2TB HD-AD2U3
  ¥8,780 Amazon.co.jp
(9/1執筆時)

 いずれの機種も、番組表などの使い勝手も良く、また、ハードディスクを買えば裏録もできる点で、1人暮らしの方で、レコーダーと兼用したい方にもおすすめできる機種です。

2・19-23インチの小型液晶テレビ

 なお、これらのサイズの液晶テレビについては、上記リンクでより詳しく比較しています。


 第2に、設置スペースを節約しつつも、ほどほどの画面も欲しいワンルーム用暮らしの方におすすめできるのは、

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 【2018/2】

 3・東芝 REGZA 24S12 [24インチ]
  ¥27,000 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 【2018/10】9月10日発売

 4・東芝 REGZA 24S22 [24インチ]
  ¥------ Amazon.co.jp (9/2執筆時)

モニターサイズ:24V型
モニターパネル:(VA液晶
倍速液晶:なし

 東芝RegzaS12シリーズだと思います。

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 新しい画像エンジン「レグザエンジンファイン」を採用し、このサイズでは、唯一画像補正において「違い」を見せられている機種ですから。液晶も、正面からの視認性が良く、「黒が引き締まる」VA液晶です。

 こうした点で、24インチサイズのテレビでは、頭一つ抜けている印象があります。1人暮らし用には最適だと思います。

ーーー

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 【2017】

 5・パナソニック VIERA TH-24ES500-S
 6・パナソニック VIERA TH-24ES500-W
   ¥49,476 Amazon.co.jp   (5/12執筆時)

モニターサイズ:24V型
モニターパネル:IPS液晶
倍速液晶:なし

 ただし、「目の疲れにくさ」を重要視するならば、「多少高い」ですが、IPS液晶採用のパナソニックの製品を選ぶのも良いでしょう。

 この点では、VA液晶より明確に優れるため、この機種が良いでしょう。

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 パナソニックの「アクトビラ」対応なので、NHKオンデマンドなどをそのまま見ることもできます。

3・24インチの小型液晶テレビ

 なお、このサイズのTVについては、上記リンクで、より多くの機種を紹介しました。


 第3に、ワンルームマンションに置く、多少サイズの大きめの機種としておすすめできるのは、

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 【2017】

 7・SONY BRAVIA KJ-32W730E
   ¥63,651 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

モニターサイズ:32V型フルハイビジョン
モニターパネル:VA液晶
倍速液晶:なし

 ソニーBRAVIAが良いと思います。

 32インチでは唯一フルハイビジョンに対応する機種だからです。32インチほどの画面の場合、フルハイビジョンの対応の有無で、画質がかなり変わるので。

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 画像エンジンも優秀で、X-Reality Proは、超解像度技術を利用しつつ、フルHDに相応しい画像表現を実現しています。

 純粋に「綺麗に見える」TVとして評価できます。シネマ・スポーツ・アニメ・ゲームなど画像の最適化も可能で、実力が高い製品です。

 動画サービスもNetflixとYouTubeには対応します。

ーーー

 【2017】

 8・東芝 REGZA 液晶テレビ 32S21
  ¥31,150 Amazon.co.jp  (9/2執筆時)

 【2018】9月発売予定

 9・東芝 REGZA 液晶テレビ 32S22
  ¥----- Amazon.co.jp  (9/2執筆時)

モニターサイズ:32V型
モニターパネル:(VA液晶
倍速液晶:なし

 ただ、ソニーは多少価格が高いので、費用対効果を優先すれば東芝のS21シリーズも良さそうです。

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 高機能画像エンジン「レグザ」を使った処理で、ゲームや、スポーツ観戦に最も向く機種です。

 また、質感リアライザーマスターリファインなど、古い映像の再生に力を発揮する部分があるので、昔のアニメや映画の再放送などにも強いです。 

 新開発のエンジンの力で、ゲームや動きのあるスポーツについては、特に良い傾向です。

ーーー

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 【2017/9】

 10・パナソニック VIERA TH-32ES500-S
 11・パナソニック VIERA TH-32ES500-W
   ¥51,048 Amazon.co.jp   (9/2執筆時)

モニターサイズ:32V型
モニターパネル:IPS液晶
倍速液晶:なし

 一方、「映画好き」で、長時間TVを見がちの方は、「目の疲れにくさ」を優先した方が良いでしょう。

 IPS液晶採用のパナソニックのVIERAをオススメします。32型TVでは目への負担が最も軽いでしょう。また視野角が広いので、2人以上で観る場合もこの機種が良いです。

 201710271130.jpg

 また、この機種は、dTV・YouTube・Netflix・DAZNなど、32インチテレビとしては例外的に多くの動画サービスに対応するため、この点でも魅力度が高いです。

4・32インチの小型液晶テレビ

 なお、これらの機種については、上のリンク記事で、もっとたくさんの機種と比較・紹介してあります。よろしければ、続けてご覧ください。


 第3に、4Kはまだ不要だが、リビングに置く大きめのTVが欲しい方におすすめできるのは、

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 【2017】

 12・東芝 REGZA 40V31【40インチ】
  ¥53,499 Amazon.co.jp
(9/2執筆時)

モニターサイズ:40V型フルHD
モニターパネル:VA液晶
倍速液晶:なし

 東芝のレグザのV31シリーズでしょう。

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 画像エンジンは、定評のあるレグザエンジンを採用し、液晶も、黒が引き締まるVA液晶です。

 東芝の場合は、古い映像ソースやアニメのアップコンバート技術には定評があり、この点で、新旧問わず、映画やアニメが綺麗に見えるでしょう。

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 また、ネットサービスへの対応度も高く、便利に使える機種だと思います。

 価格も5万円台に突入していますので、その点で「4Kへのつなぎ」として費用面でも有利でしょう。

5・38 40 43インチの大型液晶テレビ

  なお、これ以外の機種については、上記のリンク記事でサイズ別に比較しました。今回、おすすめに、あげれなかった機種もありますので、よろしければご覧ください。


 第4に、リビングに置く4Kテレビとしておすすめできるのは、

 201809012314.jpg

 【2018年】【Amazon限定型番】

 【43インチ

 13・LGエレクトロニクス 43UK6500EJD
   ¥79,800 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

モニターパネル:IPS
バックライト;直下型
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
コンバート;4K+HDR
BS/CS 4K用チューナー:未付属

 LGエレクトロニクスの製品でしょう。液晶パネルを自社生産できるメーカーらしく、価格面で他社が対抗できないほどの低価格で出しています。

 性能面でも、IPS液晶を採用し、倍速液晶4K超解像度技術を搭載するなど、ほぼ隙がありません。不評だった、番組表などの使い勝手も、近年では向上しており、実用上問題ないです。

 なお、LGの下位機は、RGBW-IPS液晶を採用する機種になりますが、Amazon限定型番のこちらは、例外的に、IPS液晶パネルです。

ーーーー

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 【2018年】9月発売予定

 【49インチ】

  14・東芝 REGZA 49Z720X
  ¥−−−−
Amazon.co.jp (9/2執筆時)
  14・東芝 REGZA 49Z720X
   ¥215,870
楽天市場  (9/2執筆時)

  55インチ9月発売予定

  15・東芝 REGZA 55Z720X
   
¥−−−− Amazon.co.jp (9/2執筆時)
  15・東芝 REGZA 55Z720X
   ¥259,070
楽天市場  (9/2執筆時)

モニターパネル:IPS
バックライト;直下型
解像度:4K画質
倍速液晶:4倍速相当
コンバート:4K/HDR10
BS/CS 4K用チューナー:付属

 ただし、より映像美を追求するならば、東芝のZシリーズ がオススメです。

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 有機ELや超高級の液晶TVを除けば、最も高度な技術を採用します。

 新型のIPS液晶・直下型LEDバックライト・倍速液晶・超解像度技術に加えて、HDR技術にも対応します。

 定評ある、アニメや昔のドラマの再生から、HDR技術を活かした映画・紀行番組の視聴まで1レベル高い性能を得られるでしょう。

 スポーツや動きのあるゲームを綺麗に見たい場合も、この機種が搭載する「4倍速液晶」が活きるでしょう。

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1・4K液晶テレビ
2・有機ELテレビ   

 なお、4Kテレビについては上記の1番のリンク記事で紹介しました。

 東芝の機種は高めですが、下位機種や型落ちの安い製品も多く紹介しています。よろしければ、ご覧ください。

 また、有機ELテレビを試して見たい方は、2番のリンク記事で比較してあります。

補足:このブログの関連記事について

 というわけで、今回は液晶テレビのまとめ記事でした。

1・4K液晶テレビ
2・有機ELテレビ   
3・19-23インチの小型液晶テレビ
4・24インチの小型液晶テレビ
5・32インチの小型液晶テレビ
6・40-50インチの大型液晶テレビ
7・おすすめ液晶テレビのまとめ 【結論】

 このブログの以上の記事では、1機種ずつ、もっと細かい分析をしています。

 よろしければ、これらもご覧ください。 

 最後に「おまけ」で、同時にそろえると良いだろういくつかの機器について補足します。


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 第1に、ブルーレイレコーダーです。

 テレビと同時に購入することの多い家電でしょう。

 同時購入の場合、ブルーレイレコーダーの選び方の基本は、TVメーカーと併せることです。

 両者は、電源回り・ネットワーク周りの連携機能が多いので、利便性の面でこの方法が最適です。

7・おすすめのブルーレイ(全体まとめ)

 なお、ブルーレイレコーダーについてもまとめ記事がありますので、よろしくお願いします。


  201703212338.jpg  

 第2に、スピーカーです。

 今回紹介したテレビも、上位機は優れたスピーカーを採用します。

 ただし、その音質は、あくまで「テレビレベル」であり、映画館のような、「オーディオグレード」とはほど遠いと言えます。

 また、「テレビを購入する」場合、意外と「音質」が軽視されます。

 しかし、正直、少数の例外を除けば、どのテレビも最大でも20W程度の出力の貧弱なスピーカーしか採用していません。家電雑誌でこの点があまり書かれないのは、「家電評論家は、TV付属のスピーカーを信頼せず、そもそも自宅で使っていないから」というだけです。

 音声は、映画音楽番組だけでなく、ニュース番組や紀行番組を見る際にも、アナウンスの聞き取りやすさなどに関係する点で重要な要素です。良い音が得られることで、「TVを購入した満足感」はさらに高まるでしょう。

サウンドバーの比較

 実際、テレビの前面に配置する1本のスピーカーで手軽にTVの音質を強化できる製品が、1万円前後から手に入ります。

 設置が手軽な機種を、上記の記事で20種類ほど比較しています。よろしければご覧ください。

  201803111800.jpg

 そのほか、より本格的なホームシアターの構築を考えておられる方は、以下のようなものがあります。

1・AVアンプの比較
2・シアター用スピーカーの比較
3・ブルーレイレコーダーの比較
4・ブルーレイイプレーヤーの比較
5・家庭用プロジェクターの比較

  とくに、後方にもスピーカーを置きサラウンド環境を構築したい方については、上記1番と2番の記事で対応できます。これらの記事もよろしくお願いします。

ーー

 最後になりましたが、今回の記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで、話題を共有していただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 13:51 | 映像機器

比較2018'【詳しく解説】最新4社の有機ELテレビの性能とおすすめ:液晶テレビと有機ELテレビの画質違い:55インチ 65インチ

【今回レビューする内容】2018年 新製品の有機ELテレビの性能とおすすめ・選び方:液晶テレビと有機ELテレビの画質の違い【55v 65v型】:パナソニック・LG・ソニー・東芝・20万円前後から30万円・50万円台のOLEDテレビ

【評価する製品型番】LGエレクトロニクス OLED55C7P OLED65C7P パナソニック TH-55EZ950 TH-65EZ950 SONY BRAVIA KJ-55A1 KJ-65A1 東芝 REGZA 55X920 65X920

今回のお題
最新の有機ELテレビのおすすめはどの機種?

 どもAtlasです。

 今回は、有機ELテレビの比較です。

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 2018年6月に各社の新機種が登場しますが、それをふまえた記事です。

 今回は50万円以下で買えるモデルは全て網羅しました。ただし、新機種については、Atlasの「お試し視聴」が未了のため、十分確認できた後で、改めて追記もするつもりです。

 というわけで、 以下では、いつものように、各機種を個別に紹介し、最後にAtlasのおすすめ機種を提案していきます。

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1・4K液晶テレビ
2・有機ELテレビ   
3・19-23インチの小型液晶テレビ
4・24インチの小型液晶テレビ
5・32インチの小型液晶テレビ
6・40-55インチの大型液晶テレビ
7・おすすめ液晶テレビのまとめ 【結論】

 なお、今回の記事は、このブログ「モノマニア」のテレビ比較記事の1つとして書いたものです。

1・有機ELテレビと液晶テレビの違い

 さて、今回比較する有機ELテレビですが、一般的に液晶テレビの上位互換」と思われがちです。

 しかし、正確には、「優れた部分」と「劣った部分」がある点には注意するべきです。

 以下、簡単にですが確認しておきましょう。

1・画質面での相違点

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 第1に、黒表現です。

 有機ELテレビは、どの機種も液晶テレビに較べて深みのある「真の黒」が表現できるという点では優れます。

 液晶テレビは、バックライトが必須ですので、無光が表現できず、真の黒が表現できません。対して、有機ELは、自発光できる仕様ですから、完全にオフにできます。

 この点で言えば、有機ELテレビの特性はプラズマテレビに近く、その代替としてファンに人気です。

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 第2に、白表現(光線表現)です。

 こちらは、有機ELテレビ課題です。

 白色LEDで白を表現できる液晶に較べると、重ねて色を出さざるを得ない有機ELテレビは、一般的に画質が劣ると言えます。

 各社とも、エンジンによるソフト的対応で対処していますが、抜本的な対策はできていない印象です。

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 第3に、ダイナミックレンジ(白と黒の明暗の幅)です。

 これも有機ELテレビの良い部分で、液晶テレビが14stopほどであるのに対して、最新の有機ELテレビは21stopと、数値で見てもより広がっています。

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 以上、有機ELテレビの特徴について紹介しました。

 このように、画質面では優劣があります。そのため、輝度面では、完全に優位性がないので、ソニーシャープなど、液晶方式で高性能機を作り続けているメーカーもあります。

 ただ、一般的に言えば、「暗くしてシアター」のように見る場合、有機ELテレビは有利で、自然光下でみるならば、映り込みの少ない液晶が有利と言えるでしょう。もちろん、メーカーは欠点に自覚的で、映り込み対策も進んでいます。

2・装置寿命と焼き付き

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 装置寿命については、液晶テレビと比較しても特に問題ないと言えます。

 有機ELテレビは、パネルの10万時間と言われます。液晶より短いですが、家庭用としては問題ないでしょう。

 一方、プラズマテレビでみられた「長期間使用時の画面焼き付け」問題は、第2世代の有機ELテレビパネルの登場で、ある程度解決されました。

 実際に、経年変化実験させたわけではないので完全な評価はできませんが、焼き付け異常を検知するセンシング技術が高まっています。

 このほか、バックライトが不要な分、有機ELテレビは「薄型」にできるという見かけ上の特長もあります。

ーーー

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 以上、液晶テレビと有機ELテレビの相違点を較べてみました。

 1年前と較べて、輝度ムラ・焼き付け問題・ノイズの問題の解消が進んでおり、個人的には、20万円台の予算で購入するならば、「有機ELテレビ」を選んでも問題ないレベルになったと考えています。

 5-8年間のサイクルで買い換える前提で、この予算を出せる場合は、「デンキヤへGO」で良いでしょう。ただし、上述のように、画質面で、価格帯の液晶テレビに全ての点で上回るわけではないので、液晶TVとはきちんと比較して考えるべきですね。

2・各社の有機ELテレビの比較

 というわけで、具体的な比較に入りましょう。

 以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


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 【2018年4月】

 【55インチ】

 1'・ LGエレクトロニクス OLED55B8PJA
  ¥196,196 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 【65インチ】

 2'・LGエレクトロニクスOLED65B8PJA
  ¥290,229 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

モニターサイズ:55/65型
モニターパネル:OLED
倍速液晶:2倍速
BS/CS 4K用チューナー:未付属

 OLEDB8P シリーズは、LGエレクトロニクスの販売する有機ELテレビです。

 同社は、大画面の有機ELを生産できる唯一のメーカーであり、その利点を生かして、比較的安価に有機ELを販売しています。値段の面で4K液晶テレビに唯一競争できるメーカーと言えるでしょう。

 パネルは、同社のOLED液晶です。供給元は現在1つなので、この部分で、メーカーごとの本質的な画質の差はない状況です。一方、LGのOLEDは「世代」があるのですが、こちらは最新の第2世代で、明るさは800ニト(カラン)です。

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 画像エンジンは、特定の名前はつきませんが、True Color Accuracyという技術を採用し、再計算で色再現性を高める仕組みがとられます。色再現性は、同社の先発モデルに較べて6倍に達し、色再現性についての標準規格のBT.2020をクリアできる水準です

 HDR技術(HDR10)は、「Active HDR」という名前で搭載です。HDR(ハイダイナミックレンジ)とは、輝度を拡大表示できる最新技術で、画像の立体感や解像感を高める4K向きの最新技術です。

 ご存じのように「3Dテレビ」は眼鏡を使う必要がある点がネックで普及しませんでした。HDR技術は「眼鏡なし」でも奥行きを感じられるように進化していくために必要な技術で、それを先駆的にこの機種は採用しました。

 HDRは、夜のシーンなど暗い場面でもしっかり映像が分かるような解像感も期待できます。

 ただ、対応する映像ソースはまだ少なく、次世代のブルーレイ規格Ultra HD ブルーレイやネット動画などに限られます。ただ、この製品は、HDR未対応の画質をアップコンバートする機能(HD Effect)を搭載しており、通常映像でも高輝度部分の「白飛び」は塞がれます。

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 上位のHDR技術としては、ドルビービジョンに対応します。

 先述のHDR10の場合、メディア全体で最大輝度が設定されますが、この規格は、1フレーム(画像)ごとに輝度を設定することができるため、テレビの持つ性能をフルに出せます。

 また、LGの場合、未対応のソースでも、エンジンでそれに準じるように再計算されます。この点で、他社と比べても優れるでしょう。

 なお、これ以外に「Ultra HD Premium」という指標もありますが、こちらはパネル・画像部分の業界の品質基準を表すだけでのものです。気にしないで良い部分です。

 倍速表示機能(オーバードライブ)は、 TruMotion 120が搭載です。

 これはスポーツなど動きのある映像を試聴する場合に重要です。こちらは、「2倍速」ですが、搭載している分、スピード感ある映像に強い機種です。

 ちなみに、有機ELは応答速度の速さもその特性ですが、そのままだと動画ボケが発生します。倍速駆動できるシステムは必要です。

 録画機能も、別売の外付けハードディスクの増設により対応します。裏番組録画も対応です。

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 音質は、左右のフルレンジスピーカーに2個のウーファーで総計40Wのスピーカーを搭載します。

 こちらは、ドルビーアトモス対応です。ドルビーアトモスは、高さ方向の音情報もブルーレイなどに入れることで、頭上の航空機の上からの走行音を再現するという方向性の規格で、最近の映画音声などで利用されます。

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 操作性も、良質な画像エンジンを採用しているため、他社に劣りません。

 ただ、番組表の情報量やユーザーインターフェースの使い勝手については、日本のメーカーにやや及ばない印象です。しかし、TV機能をさほど重視しない(ゲーム・ブルーレイレコーダー・スカパー中心など)の方は、基本性能が高くお買得なこのモデルを選ぶのは「あり」です。

 映像配信サービスは、LGの場合、同社のWebOS3.5を利用します。

 ソニーは、GoogleのAndroidTVを採用していますが、こちらは独自のものです。ただ、DAZN・Netflix・Amazonビデオ・ツタヤTV・アクトビラなどメジャーな動画サービスは対応しています。

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 以上、OLEDB8Pシリーズの紹介でした。パネル供給メーカーとして価格的メリットを出せている機種です。また、画像エンジンや音質の部分でも、同社の下位シリーズ(液晶)よりも力を入れており、値段以上の性能を期待できるでしょう。

 追随する日本メーカーは、厳しい戦いを強いられそうです。

ーーー

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 【2017年】【後継機あり】

 【55インチ】

 1・ LGエレクトロニクス OLED55C7P
  ¥173,800 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 【65インチ】

 2・LGエレクトロニクス OLED65C7P
  ¥285,997 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

モニターサイズ:55/65型
モニターパネル:OLED
倍速液晶:2倍速
BS/CS 4K用チューナー:未付属

 なお、この機種は、昨年度モデルが割安で売られています。

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 新機種の場合、画像エンジンが新しくなり、ダイナミックレンジや輝度表現など画質全般の改善が見られます。

 一方、こうした修正面は、(パネルを生産出来ない分)国内他社も頑張っている部分ですので、さほどの優位性は現状ないでしょう。

 その他は、「リモコンのAIの進化」などのマイナーチェンジですので、価格差によってはこちらを選ぶのも手です。


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 【2018年6月登場】

 【55インチ】

 3'・パナソニック VIERA TH-55FZ950
  ¥263,200 Amazon.co.jp
(9/2執筆時)

 【65インチ】

 4'・パナソニック VIERA TH-65FZ950
  ¥450,000 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

モニターサイズ:55/65型
モニターパネル:OLED
倍速液晶:2倍速
BS/CS 4K用チューナー:未付属

 こちらは、パナソニックの4Kテレビ、VIERA 4KEZ950シリーズです。

 サイズのラインナップは、LGと同様です。先述のように、パネル提供元が1社のみだから当然でしょう。

 国産メーカーの場合、価格面でLGに太刀打ちできないため、画像エンジンや音響、ユーザーインターフェイスなどの面で、「LGに較べていかに使いやすいか」という面での勝負となるでしょう。

 サイズの、ラインナップは3機種です。同社では中級機ですが、20万円前後の予算で考える場合は、これが「最高級」と言えます。

 パネルは、LGのOLED液晶です。2018年モデルですから、むろん最新のパネルを採用します。

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 画像エンジンは、画質面で、LGと差を付けられるという意味で重要な部分です。

 パナソニックの場合、「ヘキサクロマドライブ プラス」という補整機能を利用できる高度なエンジンを搭載します。

 パナソニックは、有機ELテレビと同じ自発光タイプの「プラズマテレビ」を終盤まで生産していたメーカーであり、黒の表現力には「一家言」あるメーカーです。そのため、暗部の階調域の広さが災いしての黒つぶれを防止するためのチューニングには定評があります。

 これは、眩しいほどのデンキヤの展示室ではわかりにくい部分ですが、シアターで見た限り、暗部表現は良好と感じました。

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 逆に、有機ELが弱いといわれる白色系の光線表現についても、輝度のチューニングにより鮮やかさが高いです。

 漆黒表現より、むしろこの部分の工夫が、LGに較べてのメリット性と感じます。

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 HDR技術(HDR10)対応するモデルです。一方、低解像ソースをHDRにアップコンバートする技術については、HDRダイナミックレンジリマスター機能が搭載です。カタログ未記載ですが、機能的に付属することを確認しました。

 また、通常画質の映像を4Kにアップコンバートする4Kファインリマスターエンジンは搭載となります。

 上位のHDR技術としては、この製品は、「ドルビービジョン」には非対応です。「Ultra HD Premium」基準には相当するものの、規格面ではやや優れません。

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 倍速表示機能(オーバードライブ)は、搭載します。

 LG同様に、2倍速(120コマ)で対応します。

 録画機能も搭載です。この機種の場合、3チューナーなので、見ている番組以外に2つの番組が同時録画できる仕様です。こちらも、ダビング10に対応です。

 また、外出先からの遠隔録画操作やスマホなどに飛ばして、放送中・録画番組の視聴することにも対応します。

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 音質は、メインスピーカーは10Wのスコーカーです。

 中音域に強く声が聞き取り安い部類でTV向きでしょう。低音域は、2つのウーハーと4パッシブラジエーターが搭載です。

 パッシブラジエーターは、電磁ユニットがないコーン部分だけのスピーカーで、ウーハーのサポートをするユニットです。総出力は40WとLGより低いですが、W数に入らないパッシブラジエーターの働きで、意外と迫力はありました。

 もちろん、五万円台ほどの【サウンドバー】などを導入した方が音は良いですが、これは他社にも言えます。

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 番組表は、日本メーカーとしてこだわる部分です。

 新聞のTV欄のような表示で見やすく、チャンネル同時表示数や、ジャンル別色分けなど、細かく設定可能です。

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 映像配信サービスは、同社のスマートTVアプリを利用できます。

 同社のアクトビラのほか、Netflix、Amazonビデオ、DAZN、ひかりTVなど、一通り対応します。LGと較べても、充実しています。

 無線LANも、搭載です。

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 以上、パナソニックのVIERA 4KEZ950シリーズの紹介でした。画質に関する部分は、とりわけ、白色系の光線表現については、LG期待できる部分があります。ただ、漆黒表現は、LGも悪くなく、ドルビービジョン非対応である点など、一長一短です。

 一方、TV番組表の使い勝手や、ネットTVとの連動性、番組のインターネットでの遠隔視聴や予約など、利便性はワンランク上です。とくに、他の部屋のTVや、ブルーレイレコーダーがパナソニックの場合は、相性が良さそうです。

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 【2017年】【後継機種あり】

 【55インチ】

 3・パナソニック VIERA TH-55EZ950
  ¥238,000 Amazon.co.jp
(9/2執筆時)

 【65インチ】

 4・パナソニック VIERA TH-65EZ950
  ¥450,130 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

モニターサイズ:55/65型
モニターパネル:OLED
倍速液晶:2倍速
BS/CS 4K用チューナー:未付属

 なおパナソニックも、2017年機が併売中です。

 価格は執筆時現在まだ未発表ですが、登場時価格は、旧機種の+10万円ほどでしょう。

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 新機種については、「第二世代」ということで、旧機種に比べると、画質面の制御技術が向上しました。

 有機ELが不得意な、白色光の表現と黒とのコントラストが微調整されました。ただ、パネルは同等ですが、制御技術の微調整なので、(比較写真が示すほどは)劇的な変化ではないでしょう。

 その他の基本機能は変わらないので、新機種登場とともに値下がった旧機種もオススメです。


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 【2018年6月登場】

 【55インチ】

 5'・SONY BRAVIA KJ-55A8F
  ¥274,103 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 【65インチ】

 6'・SONY BRAVIA KJ-65A8F
  ¥445,136 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

モニターサイズ:55/65型
モニターパネル:OLED
倍速液晶:2倍速+バックライト制御
BS/CS 4K用チューナー:未付属

 続いて、ソニーKJ-55シリーズの紹介です。

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 パネルは、先述のように供給元が他社と同一のため、差はないでしょう。

 ソニーの場合、液晶TVと同様に、トリルミナスディスプレイというブランド名が付きます。

 液晶の場合は、パネル制御とバックライト制御を合わせた広色域化技術を示す、オリジナルな「ブランド液晶」だったと言えます。

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 OLEDの場合は、独自の画像解析処理を行うOLEDを「トリルミナスディスプレイ」と称しています。

 具体的には、画像からピックアップできる色の要素を細分化し、独立処理させることで、SONYのメーカー的特徴である、「鮮やかさ」を実現しています。

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 画像エンジンは、X1 Extreme(エックスワン エクストリーム)という新開発のエンジンが使われます。

 これにより、先述のトリルミナスディスプレイによる色域の拡大や、後述のHDR制御にメリット性があると言えるでしょう。

 また、4K映像に満たないソースをアップコンバートする4K X-Reality PROに対応します。他社にも見られたものです。

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 HDR技術(HDR10)は、この機種も搭載します。また、LGにもみられた通常ソースをHDR画質まで高めるHDRリマスターが搭載となっています。

 上位のHDR技術は、未搭載です。また、「Ultra HD Premium」基準への対応は明言されませんが、コンソーシアムに参加していないだけで、実質はこの能力は持つでしょう。

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 倍速液晶は、他社同様で、2倍速にて対応します。

 さらに、SONYは、バックライトのエリア制御により、液晶流にいえば「4倍速相当」の駆動力を持ちます。バックライト制御は画面全体で行うと、画面が暗くなりがちという欠点がありますが、エリア制御することで解決できています。

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 音質は、ソニーの最も面白い部分です。

 画面全体を振動させることで音を発生させるアクチュエーターが4個装備されます。従来のオーディオ技術とは一線を画する方法ですが、ステレオ感は良好です。映画などの会話の画面で、複数の登場人物がいる場合の臨場感・奥行き感(どこから声がでているか?)は、良好でした。

 TVスピーカーは「外部スピーカーが買えない場合の劣化番のオマケ」という印象がありましたが、内蔵でないと扱えない独自性がある分、この機種は「面白い」と言えます。音響製品を多く出す、同社らしいですね。なお、低音部分は1機のウーハーが補う構造です。

 このほか、以前紹介したウォークマンなどの音楽機器にも使われている、音質のアップコンバート技術であるDSEE に対応します。


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 録画機能は対応です。

 こちらはWチューナー搭載なので裏番組録画が可能です。ただ、ダビングには対応しないようです。

 一方、この機種は、パナソニックと同じく、外出先などからスマホアプリ経由での録画にも対応します。この点は便利ですね。

 番組表は、ソニーは使いやすく、操作もサクサク動きます

 SONYは番組表の使い勝手については、特に定評があり、リモコンがサクサク動きます。。ゲーム機開発のノウハウがフルに活かされているのでしょう。レイアウトもジャンル別に分かれて見やすい番組表といえます。無線LANも、内蔵です。

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 映像配信サービスは、ソニーの場合、Android TVを搭載します。

 そのため、4Kコンテンツを含むNetflix・DAZNを含めて好きなアプリをGoogle Playからダウンロードしインストールできます。

 そのため、「スマートTV」としては、東芝より非常に高度です。AndroidTV対応の有機ELはほかになく、この部分で選ぶメリット性はありそうです。

 無線LANも、搭載です。

ーーー

 以上、ソニーのKJ-55シリーズの紹介でした。

 画質については、トリルミナスの名を冠しているだけあり、他社よりも赤色系・緑色系の発色が良いです。この点で、4K映像などでも特に紀行番組などはとても鮮やかに見える傾向があります。映像美を楽しみたい方は、とくに向くでしょう。

ーーー

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 【2017年】【後継機種あり】

 【55インチ】

 5・SONY BRAVIA KJ-55A1
  ¥269,800 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 【65インチ】

 6・SONY BRAVIA KJ-65A1
  ¥510,984 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 【77インチ】

 7・SONY BRAVIA KJ-65A1
  ¥2,540,000 Amazon.co.jp
(9/2執筆時)

モニターサイズ:55/65/77型
モニターパネル:OLED
倍速液晶:2倍速+エリア制御
BS/CS 4K用チューナー:未付属

  なお、ソニーも2017年6月モデルが残っています。

 ソニーは新機種については、画質についての機能進化はほぼなく、主にリモコンなどの使い勝手の改善です。ただ、価格的にはすでに変わりません。


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 【2018年5月登場】

 7・東芝 REGZA 55X920  [55インチ]
  ¥319,943 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 8・東芝 REGZA 65X920 [65インチ]
  ¥496,348 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

モニターサイズ:55/65型
モニターパネル:OLED
倍速液晶:2倍速+バックライト制御
BS/CS 4K用チューナー:付属

 こちらは、東芝X920シリーズです。ラインアップは他社同様に2種類です。

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 一方、東芝の場合、今年度モデルからBS/CS 4K視聴チップに対応しました。そのため、別途購入なしに、これらの受信が可能です。

 パネルは、この製品の場合も、LGからの供給です。世代も2018年仕様で同様です。

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 画像エンジンは、定評があるレグザエンジンEvolution PROを搭載します。

 とくに、東芝がこだわりを持つのは、超解像技術の部分です。

 4Kに満たない画像の復元技術は、多種多様です。違いがハッキリ出るのは、文字・字幕表示、ゲームのテキスト表示で、読みやすさはかなりのレベルです。また、新旧のアニメなどの表現力も、この技術が有効であり、高い親和性があります。

 また、東芝の中級製品(液晶テレビ)に較べると、処理を2度で行う2段再構成型超解像に対応し、純粋に、映像のクリアさはこちらが上位です。

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 「真黒表現」は、有機ELテレビの特性としてこちらも有能です。白系の光線表現についても、広色域復元プロや人肌に特化した美肌リアライザーが奏功して、きわめて自然な表現になっています。ソニーのトリルミナスのほうが、迫力・映像美はありますが、見つかれしない色彩という点では、こちらがやや優れます。オート画質設定で、映像をいじらないなら、それはなおさらです。

 HDR規格(HDR10)にはこちらも対応します。また、低解像度ソースについてもAI機械学習HDR復元を搭載しており、他社に負けない品質です。4K画質へのアップコンバートについても地デジビューティPROにて対応です。

 上位のHDR技術は、未搭載です。東芝も、「Ultra HD Premium」基準への対応は明言されませんが、コンソーシアムに参加していないだけで、実質はこの能力は持つでしょう。

 倍速液晶は、倍速 4K OLEDクリアダイレクトモーション搭載で、2倍速相当ですね。

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 音質は、バスレフ型のフルレンジスピーカーが左右2機、高音域用にツイーターが2機の4つ構成です。

 他社と異なり、低音域用のウーハーを搭載しない形式です。ただ、大きなバスレフボックスでそれを補っています。

 このやり方の場合、TV向きの中音域の聞き取りやすさが向上する一方で、迫力もある程度キープされそうです。

 とくに、別にデジタルアンプを備えた高音域用のツイーターの搭載はメリットで、どちらかといえば、解像感の高い音源、クラシックなどを落ち着いて聴くにはこの構成も悪くないでしょう。常識的な音量で聴くならば、BGMなどにも向きます。

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 【Amazon限定】

 バッファロー 2TB HD-AD2U3
  ¥8,780 Amazon.co.jp
(9/2執筆時)

 録画機能は、いわゆる「全録」対応であり、地上波デジタル放送6チャンネルを80時間分自動録画する「タイムシフト機能」が付属します。ただし、別売りの外付けハードディスクが必要です。

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 映像配信サービスは、Netflixの4Kサービスや、DAZNを含めて対応です。この部分で他社に劣ることはないでしょう。

 以上、東芝Z720Xシリーズの紹介でした。

 OLEDは各社ともLGからのパネル供給で、サイズや仕様もおそらく共通企画で卸されているので、液晶よりいっそう差がつきにくいです。

 そのなかで、BS・CS・4Kチューナーを先駆けて対応させた点や、充実する録画機能など、使い勝手の部分で頑張っている印象です。その上で、東芝の「売り」である、画像エンジンによる高度な解析が、基本性能を底上げしており、(価格面はともかく)充実した構成です。

今回の結論
最新の有機ELテレビのおすすめは結論的にこの機種!


 というわけで、今回は、人気4社の液晶テレビを紹介してきました。

 最後に、いつものように、目的別・用途別にAtlasのおすすめ機種をあげておきたいと思います。


 第1に、比較的低予算で、最先端の技術を試して見たい方におすすめできるのは、

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 【2018年4月】

 【55インチ】

 1・ LGエレクトロニクス OLED55B8PJA
  ¥196,196 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 1・ LGエレクトロニクス OLED55B8PJA
  ¥199,800 楽天市場 (9/2執筆時)

 【65インチ】

 2・LGエレクトロニクスOLED65B8PJA
  ¥290,229 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 2・LGエレクトロニクスOLED65B8PJA
  ¥291,390
楽天市場 (9/2執筆時)

モニターサイズ:55/65型
モニターパネル:OLED
倍速液晶:2倍速
BS/CS 4K用チューナー:未付属

 LGエレクトロニクスOLEDC7P シリーズでしょう。

 画質については、他社に先立ってドルビービジョンに対応しているのをはじめ、価格以上の期待感が持てる機種です。音質も、最先端と言えるドルビーアトモス対応であり、画質と音質面で、不安はありません。

 一方、番組表の使い勝手ネットTVの充実度などは、国産メーカーの後塵を拝する部分もあります。ただ、こうした点は、数年前の同社製の製品に較べるとだいぶ追いついています。

 メインの利用がTVではなく、ゲーム機やブルーレイの再生である方などは、この機種を選択する意義はとくに高いでしょう。


 第2に、画質的に見つかれしにくい点で、「TV好き」におすすめできる製品は、

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 【2018年5月登場】

 7・東芝 REGZA 55X920  [55インチ]
  ¥319,943 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 8・東芝 REGZA 65X920 [65インチ]
  ¥496,348 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

モニターサイズ:55/65型
モニターパネル:OLED
倍速液晶:2倍速+バックライト制御
BS/CS 4K用チューナー:付属

 倍速液晶:2倍速 東芝X910シリーズです。

 超解像技術の部分の技術が他社より圧倒的に充実するため、4K放送以外のTV番組の投影には非常に向く仕様です。

 先述のように、字幕表示に強い点で映画・ゲームのテキスト表示などにメリット性があります。また、従来から定評のある新旧のアニメなどの表現力も期待値は引き続き高いといえます。

 色味も、見疲れしないように調整されていますし、また、自動調整メニューも多彩ですから、休みなどに、テレビを長時間「つけっぱなし」のご家庭には、こちらのモデルは向くでしょう。

ーーー

 201809021003.jpg

 【2018年6月登場】

 【55インチ】

 3'・パナソニック VIERA TH-55FZ950
  ¥263,200 Amazon.co.jp
(9/2執筆時)

 【65インチ】

 4'・パナソニック VIERA TH-65FZ950
  ¥450,000 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

モニターサイズ:55/65型
モニターパネル:OLED
倍速液晶:2倍速
BS/CS 4K用チューナー:未付属

 ただし、「疲れにくさ」という点では、パナソニックの4Kテレビも良いと思います。 

 特に、ブルーレイがパナソニックという方は、遠隔視聴や連動性が抜群なので、「指名買い」でも良さそうです。


 第3に、4KHDRの華やかな映像美を楽しむのに最適な有機ELテレビは、

 201809021011.jpg

 【2018年6月登場】

 【55インチ】

 5'・SONY BRAVIA KJ-55A8F
  ¥274,103 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 【65インチ】

 6'・SONY BRAVIA KJ-65A8F
  ¥445,136 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

モニターサイズ:55/65型
モニターパネル:OLED
倍速液晶:2倍速+バックライト制御
BS/CS 4K用チューナー:未付属

 ソニーKJ-55シリーズでしょう。

 同社のトリルミナス技術は、4K映像の詳細さを華麗に表現できます。紀行番組や環境映像などの映像美を楽しむならば、この機種は最適でしょう。

 そのほか、アクチュエーターが4個装備されたスピーカーは、従来的にない臨場感がありますので、ドラマや、コンサート映像などの再生も得意と言って良いと思います。

 やや価格が高めですが、こうした面のほか、AndroidTVに対応するなど、利便性の面でも優位性があるため、選んで損はないと思います。

補足:テレビと周辺機器について

 201809021055.jpg

 というわけで、今回は、OLEDタイプのテレビを紹介しました。

1・4K液晶テレビ
2・有機ELテレビ   
3・19-23インチの小型液晶テレビ
4・24インチの小型液晶テレビ
5・32インチの小型液晶テレビ
6・40-55インチの大型液晶テレビ
7・おすすめ液晶テレビのまとめ 【結論】

  なお、このブログには、その他のテレビの比較記事があります。

  201809011946.jpg  

  よろしければ、これらもご覧ください。

 また、このブログが特集したテレビ全機種・全サイズから、果たしてどのモデルを選ぶべきか?については、【液晶テレビのまとめ記事】もあります。上記6番の記事をご覧ください。

 最後に「おまけ」で、同時にそろえると良いだろういくつかの機器について補足します。

1・レコーダー

 201509041413.jpg

 第1に、ブルーレイレコーダーです。

 ブルーレイレコーダーは、4K映像を見るためには最も一般的な手段に「思え」ます。

   

 スター・ウォーズ/最後のジェダイ ブルーレイ
   ¥3,461 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 しかし、今までの「ブルーレイ規格のディスク」は、フルハイビジョン画質で記録されており、4K画質ではありません

   

 スター・ウォーズ/最後のジェダイ 4K ULTRA HD
   ¥6,592 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 そのため、4K画質の再生に対応できる新しい「ウルトラHDブルーレイという新規格の「ブルーレイディスク」を、業界は定義しました。

 例えば、上記の『スターウォーズ』などは、ULTRA HD用のブルーレイディスクです。

 しかし、従来のレコーダーではこの規格のブルーレイは再生できないため、この規格に対応する新型のブルーレイレコーダーか、対応プレーヤーのいずれかが必須です。

1・SONYのブルーレイレコーダー
2・パナソニックのブルーレイディーガ

3・東芝の全録レグザブルーレイ 
4・シャープのアクオスブルーレイ
5・再生専用のブルーレイプレーヤー
6・おすすめブルーレイレコーダー【結論】

 テレビと合わせて、レコーダーやプレーヤーを探しているか違いましたら、このブログに別記事があります。 

 特に6番の【ブルーレイレコーダーの比較記事】では、ソニー・パナソニック・シャープ・東芝のブルーレイレコーダーを全機種紹介しています。合わせてご覧頂ければと思います。

 「せっかく4K対応TVを買ったのだから、4K映像も楽しみたい!」という方は、ぜひご検討ください。

2・ストリーミング機器

 

 第2に、ネットストリーミング端末についてです。こちらは、より手軽に4K映像を楽しめる手段と言えます。

 201710271820.jpg

 ここまで見てきたように、ソニーやシャープのTVなどは、AndroidTVを標準装備し、別売の機器無しでも、ネットの4K動画サービスを広範に利用できるようにしています。

 しかし、他社については、「完全対応」しません。しかし、その場合は、【セットトップボックスの比較記事】で書いたような、端末を利用すると、多くの4Kコンテンツサービスにアクセス可能です。

 興味のある方は、このブログの【セットトップボックスの比較記事】をご覧ください。

3・テレビ用の高音質スピーカー

 201705061550.jpg

 第3に、スピーカーです。

 今回紹介したテレビも、上位機は優れたスピーカーを採用します。

 ただし、その音質は、あくまで「テレビレベル」であり、映画館のような、「オーディオグレード」とはほど遠いと言えます。

サウンドバーの比較
2・ホームシアターシステムの比較
3・AVアンプの比較

 その場合、別途スピーカーを導入するのは「手」です。

 特に最近は、TVの前「だけ」に設置し、音質などを強化できる別売りスピーカーが出ています。1万円程度からラインアップがあります。

 詳しくは、【サウンドバー・シアターバーの比較記事】で20機種ほど紹介していますので、よろしければ、合わせてご覧ください。

 そのほか、5.1chシアターシステムを紹介する記事もあります。

4・録画用ハードディスク

  201809011055.jpg

 【Amazon限定】

 バッファロー 2TB HD-AD2U3
  ¥8,780 Amazon.co.jp
(9/2執筆時)

 第4に、テレビ録画用のハードディスクについてです。

 ブルーレイレコーダーを導入しない方で、テレビ録画希望者は、同時に購入することを「強く」オススメします。

 経験上、後からだと「面倒に」なって絶対設置しようと思わないからです。具体的なおすすめ製品を知りたい方、【外付けハードディスクの比較記事】もあります。こちらも、よろしくお願いします。

 201803111800.jpg

 そのほか、TV購入と同時に、ホームシアターの構築を考えておられる方は、以下のようなものがあります。

1・AVアンプの比較
2・シアター用スピーカーの比較
3・サウンドバーの比較
4・プリメインアンプの比較
5・ブルーレイイプレーヤーの比較
6・家庭用プロジェクターの比較

 さしあたって、本格的に構成するならば1番と2番の製品が、手軽にやるならば3番の製品が必要です。

 これらの記事もよろしくお願いします。

ーー

 最後になりましたが、この記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。ではでは。

posted by Atlas at 11:00 | 映像機器

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