2019年09月06日

比較2019’【画質重視】液晶テレビ173機の選び方/おすすめ(まとめ)液晶TVサイズ別の性能人気ランキング

【今回レビューする内容】2019年 最新の液晶テレビの価格・性能とおすすめ・選び方(まとめ記事):LGエレクトロニクス・シャープ AQUOS・パナソニック VIERA・ 東芝 REGZA ・SONY BRAVIA・クアトロン プロ: 1人暮らし用のテレビ・リビング用の大画面液晶テレビ:ゲーム・アニメ・スポーツ・映画向け、倍速液晶搭載TVなど

今回のお題
最新の液晶テレビはどのように選ぶのがおすすめ?

 どもAtlasです。

 今日は、2019年9月現在、最新の液晶テレビの比較をします。

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 このブログ「モノマニア」では、最新のテレビについて、製品ごとの比較・紹介記事を書いています。

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 レビューした製品数を改めて数えたら、(現在購入可能なモデルのみで)173機も書いていました。

 有機ELも含めると、200機を超えています。

1・4K液晶テレビ
2・有機ELテレビ
3・19-23インチの小型液晶テレビ
4・24インチの小型液晶テレビ
5・32インチの小型液晶テレビ
6・40-50インチの大型液晶テレビ
7・おすすめ液晶テレビのまとめ 【結論】

 今回の記事は、このブログのTV比較シリーズの7回目の記事です。

 全体の「まとめ記事」として、「賢い選び方の解説」と「最終的なオススメ機種の提案」をします。

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 なお、購入したいTVのサイズが決まっておられる方は、上のリンクから、「TVの種類」や「サイズ」をクリックして、個別記事をご覧いただいても構いません。

1・パネル品質  ★★★★★
2・画像エンジン ★★★★★  
3・音質の良さ  
★★★★★
4・ネット動画  
★★★★★
5・番組表    
★★★★★
6・総合評価   
★★★★★

 個別記事だけ読めばわかるように書いてありますし、最後の「結論」では、いくつかのポイントから「おすすめ機種」も分析しています。

 ただし、例えば、「テレビのサイズや購入法について迷っている方」は、(お時間が許せば)今回の記事をご覧頂いてから選んだほうが良いかと思います。

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 では、「失敗しない選び方の基本!」の解説に入りましょう。

1・視聴距離からの画面サイズの選び方

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 はじめに説明するのは、サイズ別のテレビの「適切な視聴距離」です。

 これは、テレビを選ぶ際に「最も重要」で、かつ、「最も失敗しやすい」部分です。

 テレビは、要するに「強い光」です。

 そのため、不適当なサイズを買ってしまうと、視聴距離が合わず、目が疲れたり、健康を害したりします。

画面のサイズ  液晶の視聴距離  4K液晶の視聴距離 
19V 0.7メートル
24V 0.8メートル
32V 1.2メートル
40V 1.5メートル 0.7メートル
43V 1.6メートル 0.8メートル
49V 1.8メートル 0.9メートル
55V 2.0メートル 1.0メートル

 上表は、画面サイズ別の「最低視聴距離」として、業界が「参考」として示すデータです。

 例えば、55インチの液晶テレビの場合は、約2.0mの視聴距離が必要です。

 4K液晶テレビの場合は、解像度が高く、粗く見えにくいため、55インチの場合は、約1.0mと半分ほどで良いとされます。

 ただし、これらは、あくまで(利ざやの出る大画面を売りたい)業界が提案する「視聴距離」です。

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 実際、「Atlas目線」で言えば、「目への負担」を考えて、この基準は「やや辛い」です。

 4Kでも通常のテレビでも、入ってくる光量は同様なので、目の疲れやすい方は普通の液晶と同じ設置基準で選択するのが無難です。

 さらに「Atlasが考える適切な視聴距離」をより言えば、以下のようになります。

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 第1に、スポーツなど動きの速い映像をよく見る場合です。

 動きのある映像は見疲れしやすいため、上表の視聴距離より、2割程度は遠くから見た方が良いです。

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 第2に、ゲームや字幕映画をよく見る場合です。

 テキストが全て視界に入らないと視点の移動が頻繁に発生するので、やはり上表の視聴距離より、2割程度は遠くから見た方が良いです。

 また、どんなに大きくても、43インチ以上は、眼球と首の移動が発生するため、あまりオススメできません。

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 第3に、子ども部屋に置くテレビの場合です。

 この場合、画面を食い入るように見る子どもの「習性」を考慮に入れる必要があります。

 視聴距離にかかわらず、32インチ前後の小型液晶TVが適当です。画面が小さすぎても、近くに「寄って」しまいます。

ーー

 結論的にいえば、「欲張りすぎて大きすぎるテレビを選ばないようにする」のが、満足のいくTVを選ぶ際の「基本」です。

2・テレビの設置スペースからの選び方

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 第2に、TVを設置するスペースです。

 あまり考えずに買うと、「大きすぎてボードに置けない」サイズを買ってしまいます。

画面のサイズ  テレビの横幅  テレビの高さ 
19V 41センチ 32センチ
24V 56センチ 40センチ
32V 73センチ 48センチ
40V 90センチ 57センチ
43V 97センチ 63センチ
49V 110センチ 70センチ
55V 125センチ 78センチ

 上表は、TVを置くのに必要な横幅と高さを表したものです。

 例えば、55インチ大画面型テレビの場合約125センチの幅と、約78センチの高さとなります。

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 長方形の8畳から10畳程度のリビングにおくならば、長方形の短辺の側におくとしても、50インチ程度までは圧迫感なく置けます。

 55インチを超えるサイズについては、テレビの横幅が相当出てくるので、長辺に置くか、サイドにおくと良いでしょう。

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 LOWYA テレビボード 50インチ対応
  ¥9,990 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

 こうした点や、コスパ的な観点から、Atlasは、40〜50インチに収まるサイズのTVをリビング用として、おすすめすることが多いです。

 それならば、図のような、TVボードの規格にも「すんなり」収まるからです。

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 一方、カラーボックスの上にテレビを置こうと考えている方は多いと思います。

 実寸を調べたら、幅40cm・高さ59.5cm・奥行29cmほどでした。

 したがって、縦に置く場合は19V型が限界で、横に置く場合も32V型あたりが限界です。

 なお、耐荷重は全体で50kgですので、重さ面では問題なさそうです。

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 不二貿易 リビング収納 TVラック
  ¥2,161 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

 部屋の美観を考えるならば、やはりTVラックを購入するべきです。

 例えば、32インチテレビが置けるラックでも十分低価格です。こちらは、幅89cm×奥行29.5cm×高さ42cmですね。

3・価格面からのテレビの選び方

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 第3に、価格です。

 TVは、高い買い物なので、予算をいくら組めるかも重要なポイントです。

画面のサイズ  普通の液晶TV  4K液晶テレビ 
19V 2万円台〜
24V 3万円台〜
32V 4万円台〜
40V 5万円台〜
7万円台〜
43V 6万円台〜
8万円台〜
49V 7万円台〜 10万円台〜
55V
12万円台〜

 上表は、ここまでの比較記事で、Atlasが性能面で「おすすめ」にあげた、信頼できる機種について、年間の平均的な価格を示したものです。

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 大画面液晶テレビ(フルハイビジョン)は、40インチ前後のタイプが性能の割にお買得です。

 4K液晶テレビの場合も、各社が最も争っている大きさが43V前後であることもあり、40インチ前後がお買得です。

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 小型液晶テレビは、最も売れ筋で、お買得と思えるのが4万円前後で買える32インチです。

 24インチは、安いですが、質の良い液晶と画像エンジンを搭載したモデルがほぼありません

 19インチは、どちらかと言えば寝室に置くための設計で、リビング用には不向きです。

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 大型画面テレビは、金に糸目をつけないならば、100万円以上の機種もあります。

 ただ、液晶テレビは、バックライト寿命があり、段々輝度が落ちること、有機ELでも焼き付け問題と無縁ではないこと、そして、技術革新のペースが速いことを考慮すべきでしょう。

 これらを考えれば、現状20万円以上は「高い費用対効果は望めない」と思います。

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 結論的に言えば、「どんなに高くても20万円以内」が良いでしょう。

 Atlasならば、20万円のテレビを(無理に)10年使い続けるより、10万円のテレビを途中で買替えて、リサイクルします。

4・パネル品質からの選び方

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 第4に、液晶テレビのパネルのグレードです。

 家電好きの方以外は、一番聞くのが面倒な部分でしょう。

 しかし、とても重要なのでしっかり選び方を説明します。

1・液晶の解像度

画面のグレード 画面の種類
1位 4K対応テレビ
2位 フルHD(2K)テレビ
3位 ハイビジョンテレビ

 第1に、「液晶テレビの解像度」についてです。

 上表のように、最近のTVは、対応する「解像度」によって、大きく3種類に分けられます。

 順番に詳しく解説します。

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 ハイビジョンTVは、小型機種に多いです。

 しかし、先ほど書いたように、32インチを下回る小型ならば、この部分は軽視しても良いと思います。むしろ、次に説明する「液晶パネルの品質」が重要です。

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 フルハイビジョン(フルHD)対応TVは、32インチ以上のテレビに多く見られます。 

 ハイビジョンの約2.3倍の画面密度で表示できる規格です。

 例えば、32インチの「フルハイビジョン機」と「ハイビジョン機」を比較する場合、前者が「2.3倍」詳細に表示できます。

 40インチを越える液晶TVは、ほとんどの場合、「フルハイビジョン機」に該当します。

 この場合、スカパーやBSプレミアム、ブルーレイなどの高解像度放送がそのままの画質で見れます

 ただし、24インチ以下の液晶の場合は、画面自体が小さいので、フルHDに対応していなくても綺麗に見える場合があります。

ーー

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 4K対応TVは、フルHDの4倍となる、解像度の高い4K放送を見るために必要な規格です。

 4K映像は、地上波では未対応です。

 しかし、ネット動画サービスのほか、2018年12月からは、BS・CSでも放送が始まりました。

 そのため、専用チューナー内蔵型のテレビか、【新4K衛星放送チューナーの比較記事】で書いた別売チューナーやアンテナ類を導入すれば、「観れる」状態になりつつあります。

 一方、最近は、地デジなどの通常画質の画像を、再計算により「4K画質」にアップコンバートする機能を内蔵するメーカーが大半です。

 そのため、地デジの場合でも、画質は4K対応機の方が総合的には有利です。

2・液晶パネルの品質

画面のグレード 画面の種類
1位 各社の「ブランド液晶」
2位 IPS液晶
3位 VA液晶
4位 TN液晶

 第2に、「液晶パネルの品質」です。

 Atlasが思うに、液晶TVを選ぶ際に、最も重要視するべき点はここです。

 例えば「アクオス」とか「ビエラ」とか「ブラビア」とか、各社のTVのブランド名がありますが、同じ名前のテレビでもTN液晶だったりVA液晶だったりIPS液晶だったりします。

 注意が必要な部分なので、「ランキング」形式で簡単に解説しましょう。

ーー

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 4位は、TN液晶です。

 最も安価なTVに採用される方式で、色味も悪く、視野角が狭い格安液晶です。

 また、メーカーがカタログで液晶パネルの種類を書いていない場合、TN液晶であることが「疑われ」ます。

 いずれにしても、「見やすい液晶TV」を購入したければ、これは検討対象から外すべきです。

ーー

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 3位は、VA液晶です。

 小型サイズの格安液晶TVで多く採用されるパネルです。

 TN液晶よりも視野角が広く高性能で、特に正面からの視聴の場合はコントラストが良いです。

 しかし、視野角や目の疲れにくさの点で、上位の液晶とは明確な差がある液晶です。

 つまり、テレビがVA液晶を搭載する場合は、「高価なIPS液晶を使わずコストを削減したい(善意の解釈では、「ユーザーに安く提供したい!」)」という思惑があることを注意してください。

ーー

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 2位は、IPS液晶です。

 これは、視野角が広く、ぎらつきも少なく見やすい良い液晶です。

 3万円の小型サイズでの液晶でも、きちんと商品を選べば、IPS液晶を搭載するモデルがあります(探し方は後で解説します)。

 ただし、IPS液晶には、2種類の「下位機・互換機」があります。ADS液晶と、RGBW-IPS液晶です。

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 ADS液晶は、サードパーティ製のIPS液晶です。

 電界の利用法が異なりますが、表示品質はIPSに準じます

 ただし、販売元の生産管理の違いから、品質はIPSの名を冠したものが上回るでしょう。

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 RGBW-IPS液晶は、格安4K液晶テレビで最近増えているIPS液晶です。

 赤・緑・青の三原色に、白のピクセルを加えた構成のIPS液晶です。

 これは、単に、価格を下げるための手段です。

 結論的に言って、RGBW-IPSは「安売り用」で、TV画質に重要な「引き締まった黒」を十分得られません。

 最近、一部メーカーは、品質の劣るRGBW-IPSを、単に「IPS液晶」という表記で売っています。画質を重視するならば、注意が必要です。

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 1位は、各社の「ブランド液晶」です。

 こちらは、各社オリジナルのブランド名を付けている「上位モデル」のことです。

 例えば、シャープの「4K低反射液晶」、ソニーの「トリルミナス液晶」などです。

 こういった製品の一部は、「黒の引き締まり」を重視するため、コントラスト比の出しやすいVA液晶パネルを採用する場合があります。

 しかし、性能面では、格安機種に搭載されるVA液晶とは全く異なる高品質パネルです。

 「ブランド液晶」は高級テレビにしか載せないので、現在は4K液晶テレビ以外はほとんど採用されません

 ただ、普通の2Kテレビ(フルハイビジョンTV)の場合、IPS液晶でも十分綺麗です。

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 なお、格安モデルは、スペックを見ても液晶パネルの種類が分からない場合も多いです。

 また、「IPS液晶」でも、RGBW-IPS液晶など、表示性能が劣るIPSパネルの場合もあるので、注意が必要です。

 しかし、このブログ「モノマニア」では、独自調査したものを含めて、機種ごとに使用パネルを記載してありますので、ご安心ください。

3・バックライトの品質

画面のグレード 画面の種類
1位 直下型LED+エリア制御
2位 直下型LED
3位 エッジ型LED+エリア制御
4位 エッジ型LED

 第3に、「バックライトの品質」についてです。

 バックライトとは、液晶パネルを後方から照らす明かりである、LED光源のことです。

 液晶は、有機ELなどと違って電圧を掛けても自発光できないので、バックライトを使っています。

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 バックライトの性能が悪いと、画面の立体感・奥行き感を出すのに重要な、輝度やコントラスト比を出すことができません

 酷い場合だと、画面全体の明るさのムラが生じたりします。

 最近は、多くのTVメーカーが液晶パネルを外注しているので、パネルよりもバックライトの品質に性能差が現れることも多く、選ぶ際には重要です。

 とりわけ、大画面モデルの場合は、輝度ムラは「命取り」で、この部分の品質が重要です。

 そのため、こちらも「ランキング」形式で紹介します。

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 4位は、エッジ型LEDバックライトです。

 最も普及している低コストな方式ですが、LEDライトを隅(エッジ)だけに配置する方式です。

 24インチなど、小型液晶の場合はほぼ問題ありませんが、大型の場合、画面全体の輝度ムラや、奥行感がでないという弊害があります。

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 3位は、エッジ型LED+エリア制御です。

 大画面テレビででよく使われる形式で、パネルの部分部分で彩度を調整できるように改良したモデルです。

 エッジ型としては、輝度が高められるので、価格面で中級グレードの商品に多いです。なお、メーカーによって輝度をソフト的に調整できる機種もあります。

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 2位は、直下型LEDです。

 一部の高級機に利用されている方式です。

 この方式の場合、LEDを隅(エッジ)ではなく、パネル全体の直下にたくさん配置しているので、画面の輝度やコントラストをかなりの精度で調節できます。

 直下型は、特に東芝が得意で、小型を含めて多くの機種が採用しています。

 ただし、エッジが他に比べると、LEDをパネルの下に配置する分、テレビの厚みがやや出ます。

 そのため、高級機でも「薄い紙のような設置性」を重視したい場合は、エッジ型LED+エリア制御を利用する場合があります。

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 1位は、前面直下型LED+エリア制御です。

 最高級パネルにも使われる方式です。

 高精度に、輝度やコントラストを制御するので、画面の奥行き感・立体感が最高に出せます。最近は10万円以下の4K液晶にも、LGが搭載してきました。

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 以上、液晶パネルの選び方の紹介でした。

 結論的に言えば、性能の良い液晶を選ぶ場合は、液晶パネルの品質・バックライトの品質を注目して選ぶべきです。

 なお、現在のこうした「ブランド液晶」の傾向は、「色彩の鮮やかさの強化」といえます。強化する色の方向性は、シャープが黄色系、ソニーがやパナソニックが赤系など、メーカーで違います。

 しかし、どれも4K画質をより綺麗に見るための工夫になります。

5・付加機能からのTVの選び方

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 ここからは、パネル以外のハード面の性能について説明します。


適した用途
倍速液晶 スポーツ・アニメなど全般
高画質化技術 アニメ・DVD・古い映像
HDR技術 映画・紀行番組など全般 

 先ほど書いたように、基本的に、「質の良い液晶パネル優れたバックライト」を搭載するモデルに注意すればら、液晶テレビを選ぶのはさほど難しくありません。

 しかしながら、特に大画面の4K液晶テレビを選ぶ場合は、さらに、上の3つの機能の有無は注意するべきです。

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 第1に、倍速液晶です。

 倍速液晶とは、放送局から送られてくる信号(絵)の2倍にあたる毎秒120枚のフレームの表示を可能にする技術です。

 テレビ側で、2枚のフレームの中間画像を生成することで可能にします。

 これにより、モータースポーツや球技など動きの速い画像の画質が格段に上昇します。画面の大きな、40インチオーバーの液晶では重要になる技術です。

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 ただし、格安のテレビは、「廉価版」の方式として、高級な「倍速パネル」ではなく、LEDバックライトの点滅・発光制御で、倍速を「仮想的」に実現する仕組みをとります。

 この場合、「2倍速相当」などのあいまいな表現となります。この方式も相当な効果はありますが、基本的に、動画ブレの補正力は倍速パネルを採用する場合より「下位」です。

 ただし、効果はあるので、最上位機は「倍速パネル」と「バックライトの点滅」の合わせ技で、「4倍速相当」としている場合もあります。

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 第2に、画像エンジンです。

 処理能力の高い画像エンジンを装備する製品は、ソフト的に画像を高度に処理する技術が多く採用されます。

 各社とも機能に色々な名前を付けますが、画像解析による、地デジを含む低解像度画像の「高精細化」「ノイズ除去」「超解像技術」「広色域化処理」が機能としての4本柱です。

 これらについては、小型機種も搭載されるモデルがあります。

 いずれも、画質の低い、昔の番組の再放送や、アニメの再放送などの画像を再分析し、画像を補完して綺麗に見せるために、必要とする技術です。

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 このうち、最も重要と言える処理は、「超解像技術」です。

 「超解像技術」は、4K時代に突入した現在は、特に重要な技術なので、詳しく説明しておきます。

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 4Kテレビは、放送局の地デジ解像度(1920×1080)の画像情報を、4K解像度(4096×2160)に「アップコンバート(引き延ばし)」して表示しています。

 引き延ばす際、普通のテレビは、隣接する画像との違いを関数的に「なだらかに」拡大表現するだけです。

 そのため、「YouTubeの低解像度動画を無理やり全画面表示」させたような「色と色の境目がボケボケな」感じに、スクリーンに投影されていまいます。

 しかし、「超解像技術」を持つテレビは異なります。

 高度な「画像解析」と「再計算」により、自然な形で「拡大」することが可能です。正確には、ほかにも、鮮鋭化フィルタ(エッジ強化)など「高精細化技術」を使う、別の手法もありますが、効果は下回ります。

 BSの再放送など古い映像を愛好する方は、とくに、綺麗に見るためにあって損はない機能です。

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 なお、「超解像技術」は、前後のフレームまで解析する「フレーム間処理」ができる機種と、単純に1フレーム(静止画)だけ見て解析する「フレーム内処理」をする機種の、2パターンあります。

 高度な「フレーム間処理」を採用するのは、現在のところ東芝ハイセンスの一部上位機です。

 両社は、こうした処理のできる性能の良い画像エンジンを積むことで、複数回の解析を行うなど、複雑なシステムを実現しています。

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 第3に、HDR技術(HDR10)です。

 HDR(ハイ・ダイナミック・レンジ)とは、画面のピーク輝度を従来より上昇させる技術のことです。

 そうすることで、画像の立体感や解像感を高めることとを目的としています。

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 ご存じのように、メガネをかける必要のある3Dテレビは、家庭用として全く普及しませんでした

 HDR技術は「眼鏡無し」に、TVの立体感(奥行感)を出そうという最新規格です。

 各社の新機種がこの機能を搭載しはじめています。

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 対応するコンテンツも増えています。

 例えば、次世代のブルーレイ規格であるUltra HD ブルーレイは、HDR10規格が採用されました。

 また、2018年12月に開始された新4K放送では、HLG形式のHDRがフォローされました。

 さらに、Netflixなどのネット動画サービスでも、「HDR10」規格に準拠するコンテンツが利用できます。

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 もちろん、現状では、地デジを含めた番組は、HDR対応でありません

 しかし、一部の高級テレビは、「画像エンジン」を利用し、通常画質の映像を、HDRに疑似的に底上げする機能を持たせています。

 「HDRアップコンバート技術」と呼びますが、対応機は高画質化がはかれます。

 液晶テレビの世界では「8Kテレビ」が普及する前に、HDR技術が先行して普及していくだろうといわれています。

 そのため、HDRは、ここ数年のTVのトレンドになるだろう重要なキーワードです。

6・液晶テレビと有機ELテレビの違い

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 【2019年9月登場】【55インチ】

 ・パナソニック VIERA TH-55GZ1000
  ¥252,000 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

 最近、有機ELテレビ (OLED)がの値下がりが著しく、20万円以下でも購入できるようになりました。

 画面サイズは、しかし、55センチが「最小」となり、広いリビング向け以外は、引き続き液晶テレビが優勢な状況です。

 有機ELテレビは、次の点で、液晶テレビに対する優劣があります。

ーー


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 第1に、サイズです。

 通常の液晶テレビに較べるとバックライトが不要なので、画質を犠牲にせず、「超薄型」にできます。

 壁掛けにするとたいへんスマートです。

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 第2に、画質です。

 とくに、黒表現とダイナミックレンジ(白と黒の明暗の幅)は、どの液晶テレビよりも優れます。

 先述のように、バックライトが不要で、素子自身が自発光できる仕様ですから、完全にライトをオフにできるためです。その点で、シアターのように、暗くして使う際は、とくに映像は美しいです。

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 ただ、逆に、白表現(光線表現)やや苦手です。

 白色LEDで白を表現できる液晶TVと違って、色を重ねて白系の色味を出さざるを得ないからです。また、自然光下でみる場合、映り込みは液晶より気になると言えるでしょう。

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 第3に、装置寿命です。

 有機ELテレビは、パネルの10万時間と言われます。

 液晶より短いですが、家庭用としては問題ないでしょう。

 一方、よく話題に上がる「長期間使用時の画面焼き付け」問題は、第2世代の有機ELテレビパネルの登場で、2層の監視体制となり、ある程度解決されました。プラズマディスプレイ同様の懸念点は払拭されました。

ーー

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 以上、液晶テレビと有機ELテレビの相違点を3点較べてみました。

 結論的にいえば、画質については、現状では決定的な差はなく、「色調の好みの問題」に還元できるレベルの差だと、Atlasは判断しています。

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 実際、上位機の液晶テレビと比較しても、ピーク輝度や白表現についてはまだ課題があります。価格も低下したとは言え、高目です。

 5年ペースで買い換えを検討している方は、(今回は4k液晶の買換えとして)「もう5年ほど待っても良いかなあ」と思います。

 この技術が活きるだろうHDR10技術も5年で大きく技術発展しそうですし。

 むしろ、有機ELテレビ という新しい「上位規格」がでたことで、4K液晶テレビの値下がりスピードが最近速くなっています。そのため、液晶テレビは、費用対効果が最近高まっているという側面もあります。

今回の結論
液晶テレビのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、ここまでは、どのように液晶TVを選べば良いのかについて、5通りの基準を見てきました。

 これらの基準に則った上で、目的別・予算別・サイズ別にAtlasのおすすめしたい機種を最後にいくつかあげておきたいと思います。


 第1に、寝室や、カラーボックスの上に置く「小さめのTV」としておすすめできる超小型機種は、

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 【2019年3月発売】

 1・パナソニック VIERA TH-19G300
   ¥23,859 Amazon.co.jp
(9/6執筆時)

モニターサイズ:19V型
モニターパネル:IPS液晶
倍速液晶:なし

 19インチのパナソニックE00シリーズでしょう。

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 サイズ的には、ワンルームに邪魔にならず置ける寸法です。

 液晶パネルは、22インチ以下の液晶テレビでは、例外的に高品質なIPS液晶を採用します。

 また、価格もVA液晶を採用する機種に比べてさほど高くなく、値頃感のある製品です。

 スポーツから紀行番組まで、何でも「綺麗に」見ることができるでしょう。

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 【Amazon限定】

 バッファロー 2TB HD-AD2U3
  ¥8,280 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

 番組表などの使い勝手も良く、また、ハードディスクを買えば裏録もできる点で、1人暮らしの方で、レコーダーと兼用したい方にもおすすめできる機種です。

2・19-23インチの小型液晶テレビ

 なお、このサイズの液晶テレビについては、より多くの機種を上記リンクでより詳しく比較しています。


 第2に、設置スペースを節約しつつも、ほどほどの画面も欲しいワンルーム用暮らしの方におすすめできるのは、

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 【2018年10月発売】

 2・東芝 REGZA 24S22 [24インチ]
  ¥25,194 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

 【2018年2月発売】

 3・東芝 REGZA 24S12 [24インチ]
  ¥28,989 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

モニターサイズ:24V型
モニターパネル:TN液晶/VA液晶
倍速液晶:なし

 東芝RegzaS12シリーズが良いでしょう。

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 画像エンジンは、「レグザエンジンファイン」を採用し、このサイズでは、唯一画像補正において「違い」を見せられている機種です。

 液晶パネルも、正面からの視認性が良く、「黒が引き締まる」VA液晶です。

 こうした点で、24インチサイズのテレビでは、頭一つ抜けている印象があります。1人暮らし用には最適だと思います。

 なお、2018年10月発売のS24シリーズは、VA液晶からTN液晶に変更されている蓋然性が高いです。

 バックライトは、その代わり、24インチとしては珍しい直下型バックライトに進化しています。そのため、総合的なグレードはそう下がりません。

 値段との相談ですが、S12シリーズと価格差が相当開いてきたらS24シリーズを選んで良いでしょう。

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 【2017】

 4・パナソニック VIERA TH-24ES500-S
 5・パナソニック VIERA TH-24ES500-W
  ¥43,682 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

モニターサイズ:24V型
モニターパネル:IPS液晶
倍速液晶:なし

 ただし、「目の疲れにくさ」を重要視するならば、「多少高い」ですが、IPS液晶採用のパナソニックの製品を選ぶのも良いでしょう。

 この点では、VA液晶より明確に優れるため、この機種が良いでしょう。

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 パナソニックの「アクトビラ」対応なので、NHKオンデマンドなどをそのまま見ることもできます。

3・24インチの小型液晶テレビ

 なお、このサイズのTVについては、上記リンクで、より多くの機種を紹介しました。


 第3に、ワンルームマンションに置く、多少サイズの大きめの機種としておすすめできるのは、

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 【2017】

 6・SONY BRAVIA KJ-32W730E
   ¥61,156 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

モニターサイズ:32V型フルハイビジョン
モニターパネル:VA液晶
倍速液晶:なし

 ソニーBRAVIAが良いと思います。

 液晶パネルは、「引き締まった黒」を実現できるVA液晶です。

 その上で、この機種は、32インチでは唯一、フルハイビジョン表示に対応できます。地デジを解像度的に劣化させずにみれるため、32インチの現行機では、かなり水準が高いと言えます。

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 画像エンジンも優秀で、X-Reality Proは、「高精細化」「ノイズ除去」だけでなく、「超解像技術」もフォローします。

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 その上で、カラーマネージメント処理で画面の発色の良さもあるので、この分で高度です

超解像技術」利用しつつ、フルHDに相応しい画像表現を実現しています。

 純粋に「綺麗に見える」TVとして評価できます。シネマ・スポーツ・アニメ・ゲームなど画像の最適化も可能で、実力が高い製品です。

 ネット動画サービスも、NetflixとYouTubeに対応しますし、便利に使えるでしょう。

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 【2017年発売】

 7・東芝 REGZA 液晶テレビ 32V31
   ¥36,983 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

モニターサイズ:32V型
モニターパネル:VA液晶
倍速液晶:なし

 ただ、ソニーは多少価格が高いので、費用対効果を優先すれば東芝のS21シリーズも良さそうです。

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 液晶パネルは、コントラスト比が高いVA方式です。

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 画像エンジンは、東芝の優れた、レグザエンジンファインを採用します。

 このサイズの小型テレビで、画質の「高画質化」処理に真面目に取り組むのは、東芝くらいですから、かなり貴重です。

 「高精細化」「ノイズ除去」「超解像技術」をフォローします。

 細かい機能面では、質感リアライザーマスターリファインなど、古い映像の再生に力を発揮する技術が多く採用されるので、昔のアニメや映画の再放送などにも強いです。 

 新開発のエンジンの力で、ゲームや、スポーツについても、良い傾向です。

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 ネット動画サービスも、幅広く、VOD(ビデオオンデマンド)の対応しますし、この部分でも実力があります。

 (ネットでは)かなり値が下がっていますし、小型テレビでは、買って後悔のない機種と言えます。

ーーー

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 【2017年9月発売】

 8・パナソニック VIERA TH-32ES500-S
 9・パナソニック VIERA TH-32ES500-W
   ¥49,380 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

モニターサイズ:32V型
モニターパネル:IPS液晶
倍速液晶:なし

 一方、「映画好き」で、長時間TVを見がちの方は、「目の疲れにくさ」を優先した方が良いでしょう。

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 液晶パネルに、VA液晶より目が疲れにくいIPS液晶を最小する、パナソニックのVIERAをオススメします。

 32型TVでは目への負担が最も軽いでしょう。

 また視野角が広いので、2人以上で観る場合もこの機種が良いです。

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 動画配信サービスも、dTV・YouTube・Netflix・DAZNなどが対応します。

 32インチテレビとしては東芝より多くの動画サービスに対応するため、この点でも魅力度が高いです。

4・32インチの小型液晶テレビ

 なお、これらの機種については、上のリンク記事で、もっとたくさんの機種と比較・紹介してあります。よろしければ、続けてご覧ください。


 第3に、4Kはまだ不要だが、リビングに置く大きめのTVが欲しい方におすすめできるのは、

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 【2017年発売】

 10・東芝 REGZA 40V31【40インチ】
  ¥49,980 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

モニターサイズ:40V型フルHD
モニターパネル:VA液晶
倍速液晶:なし

 東芝のレグザのV31シリーズでしょう。

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 画像エンジンは、定評のあるレグザエンジンを採用し、液晶パネルも、黒が引き締まるVA液晶です。

 東芝の場合は、古い映像ソースやアニメのアップコンバート技術には定評があり、この点で、新旧問わず、映画やアニメが綺麗に見えるでしょう。

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 また、ネットサービスへの対応度も高く、便利に使える機種だと思います。

 価格も5万円台に突入していますので、その点で「4Kへのつなぎ」として費用面でも有利でしょう。

5・38 40 43インチの大型液晶テレビ

  なお、これ以外の機種については、上記のリンク記事でサイズ別に比較しました。今回、おすすめに、あげれなかった機種もありますので、よろしければご覧ください。


 第4に、リビングに置く4Kテレビとしておすすめできるのは、

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 【2018年発売】 【Amazon限定型番】

 【43インチ】

 11・LGエレクトロニクス 43UK6500EJD
   ¥44,800 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

モニターパネル:IPS
バックライト;直下型
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
コンバート;4K+HDR
BS/CS 4K用チューナー:未付属

 LGエレクトロニクスの製品でしょう。液晶パネルを自社生産できるメーカーらしく、価格面で他社が対抗できないほどの低価格で出しています。

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 性能面でも、IPS液晶を採用し、倍速液晶4K超解像技術を搭載するなど、ほぼ「すき」がありません。

 不評だった、番組表などの使い勝手も、近年では向上しており、実用上問題ないです。

 なお、LGの下位機は、RGBW-IPS液晶を採用する機種になりますが、Amazon限定型番のこちらは、例外的に、IPS液晶パネルです。

ーーーー

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 【2019年6月発売】【新4K衛星放送対応機】

 【43インチ】

  12・東芝 REGZA 43Z730X
   ¥125,570 楽天市場 (9/5執筆時)

 【49インチ】

  13・東芝 REGZA 49Z730X
   ¥141,480 楽天市場 (9/5執筆時)

モニターパネル:IPS
バックライト;直下型
解像度:4K画質
倍速液晶:4倍速相当
コンバート:4K/HDR10
BS/CS 4K用チューナー:付属

 ただし、より映像美を追求するならば、東芝の730Xシリーズ がオススメです。

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 装備面でも、有機ELや超高級の液晶TVを除けば、最も高度な技術を採用します。

 新型のIPS液晶・直下型LEDバックライト・倍速液晶・超解像技術・HDRという、今回の記事で紹介した重要な要素を網羅します。

 とくに、超解像技術についていえば、「フレーム間解析」に対応する、相当高度な処理ができるモデルです。

 定評ある、アニメや昔のドラマの再生から、HDR技術を活かした映画・紀行番組の視聴まで1レベル高い性能を得られるでしょう。

 スポーツや動きのあるゲームを綺麗に見たい場合も、この機種が搭載する「4倍速液晶」が活きるでしょう。

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 その上で新4K放送用チューナーも付属するため、長期間陳腐化の危険がないのが良い点です。

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1・4K液晶テレビ
2・有機ELテレビ

 なお、4Kテレビについては上記の1番のリンク記事で紹介しました。

 東芝の機種は高めですが、下位機種や型落ちの安い製品も多く紹介しています。よろしければ、ご覧ください。

 また、有機ELテレビを試して見たい方は、2番のリンク記事で比較してあります。

補足:このブログの関連記事について

 というわけで、今回は液晶テレビのまとめ記事でした。

1・4K液晶テレビ
2・有機ELテレビ
3・19-23インチの小型液晶テレビ
4・24インチの小型液晶テレビ
5・32インチの小型液晶テレビ
6・40-50インチの大型液晶テレビ
7・おすすめ液晶テレビのまとめ 【結論】

 このブログの以上の記事では、1機種ずつ、もっと細かい分析をしています。

 よろしければ、これらもご覧ください。 

 最後に「おまけ」で、同時にそろえると良いだろういくつかの機器について補足します。


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 第1に、ブルーレイレコーダーです。

 テレビと同時に購入することの多い家電でしょう。

 同時購入の場合、ブルーレイレコーダーの選び方の基本は、TVメーカーと併せることです。

 両者は、電源回り・ネットワーク周りの連携機能が多いので、利便性の面でこの方法が最適です。

8・おすすめのブルーレイ(全体まとめ)

 なお、ブルーレイレコーダーについてもまとめ記事がありますので、よろしくお願いします。


  201807091406.jpg

 第2に、スピーカーです。

 今回紹介したテレビも、上位機は優れたスピーカーを採用します。

 ただし、その音質は、あくまで「テレビレベル」であり、映画館のような、「オーディオグレード」とはほど遠いと言えます。

 また、「テレビを購入する」場合、意外と「音質」が軽視されます。

 しかし、正直、少数の例外を除けば、どのテレビも最大でも20W程度の出力の貧弱なスピーカーしか採用していません。

 家電雑誌でこの点があまり書かれないのは、「家電評論家は、TV付属のスピーカーを信頼せず、そもそも自宅で使っていないから」というだけです。

 音声は、映画音楽番組だけでなく、ニュース番組や紀行番組を見る際にも、アナウンスの聞き取りやすさなどに関係する点で重要な要素です。

 良い音が得られることで、「TVを購入した満足感」はさらに高まるでしょう。

  201703212338.jpg  

9・サウンドバーの比較

 実際、テレビの前面に配置する1本のスピーカーで手軽にTVの音質を強化できる製品が、1万円前後から手に入ります。

 設置が手軽な機種を、上記の記事で20種類ほど比較しています。よろしければご覧ください。


  201803111800.jpg

 そのほか、より本格的なホームシアターの構築を考えておられる方は、以下のようなものがあります。

10・AVアンプの比較
11・シアター用スピーカーの比較
12・ブルーレイレコーダーの比較
13・ブルーレイプレーヤーの比較
14・家庭用プロジェクターの比較

  とくに、後方にもスピーカーを置きサラウンド環境を構築したい方については、上記1番と2番の記事で対応できます。これらの記事もよろしくお願いします。

ーー

 最後になりましたが、今回の記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで、話題を共有していただければ嬉しいです。

 ではでは!

posted by Atlas at 17:16 | 映像機器

比較2019'【画質重視】有機ELテレビ最新40機の性能とおすすめ:55インチ 65インチ (1)

【今回レビューする内容】2019年 新製品の有機ELテレビの性能とおすすめ・選び方:液晶テレビと有機ELテレビの画質の違い【55v 65v型】 10万円台 20万円前後からのOLEDテレビ

【評価する製品型番】LGエレクトロニクス OLED55C9PJA OLED65C9PJA OLED77C9PJA OLED55E9PJA OLED65E9PJA OLED65W9PJA OLED77W9PJA パナソニック VIERA TH-55GZ1000 TH-65GZ1000 TH-55FZ950 TH-65FZ950 TH-55GZ1800 TH-65GZ1800 TH-55GZ2000 TH-65GZ2000 SONY BRAVIA KJ-55A8G KJ-65A8G KJ-55A9G KJ-65A9G KJ-65A9G東芝 有機EL REGZA Pro 55X830 65X830 55X930 65X930 ハイセンス 55E8000 55E8100 FE-55U7020 FE-65U7020 FE-55U6020

今回のお題
最新の有機ELテレビのおすすめはどの機種?

 どもAtlasです。

 今回は、2019年9月現在、最新の有機ELテレビの比較です。

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 今回は、日本市場にある現行機は、激安機から高級機まで全て網羅する予定です。

1・パネル品質  ★★★★★
2・画像エンジン ★★★★★  
3・音質の良さ  
★★★★★
4・ネット動画  
★★★★★
5・番組表    
★★★★★
6・総合評価   
★★★★★

 以下では、いつものように、各機種を順番に紹介していきます。

 そして、最後の「結論」部分では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。

ーーー

1・4K液晶テレビ
2・有機ELテレビ
3・19-23インチの小型液晶テレビ
4・24インチの小型液晶テレビ
5・32インチの小型液晶テレビ
6・40-55インチの大型液晶テレビ
7・おすすめ液晶テレビのまとめ 【結論】

 なお、今回の記事は、このブログ「モノマニア」のテレビ比較記事の1つとして書いたものです。

1・有機ELテレビと液晶テレビの違い

 さて、今回比較する有機ELテレビですが、一般的に液晶テレビの上位互換」と思われがちです。

 しかし、正確には、「優れた部分」と「劣った部分」がある点には注意するべきです。

 以下、簡単にですが確認しておきましょう。

1・画質面での相違点

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 第1に、黒表現です。

 有機ELテレビは、どの機種も液晶テレビに較べて深みのある「真の黒」が表現できるという点では優れます。

 液晶テレビは、バックライトが必須ですので、無光が表現できず、真の黒が表現できません。対して、有機ELは、自発光できる仕様ですから、完全にオフにできます。

 この点で言えば、有機ELテレビの特性はプラズマテレビに近く、その「代替」としても人気です。

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 第2に、白表現(光線表現)です。

 こちらは、有機ELテレビ課題です。

 白色LEDで白を表現できる液晶に較べると、重ねて色を出さざるを得ない有機ELテレビは、一般的に白の表現力が劣るとされます。

 各社とも、エンジンによるソフト的対応で対処していますが、抜本的な対策はできていない印象です。

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 第3に、ダイナミックレンジ(白と黒の明暗の幅)です。

 これは有機ELテレビの良い部分です。

 液晶テレビが14stopほどであるのに対して、最新の有機ELテレビは21stopと、数値で見てもより広がっています。

---

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 以上、有機ELテレビの特徴について紹介しました。

 このように、画質面では長所と短所があります。

 そのため、輝度面では、完全に優位性がないので、ソニーシャープなど、液晶方式でも、高性能な製品を作り続けているメーカーもあります。

 ただ、一般的に言えば、「暗くしてシアター」のように見る場合、有機ELテレビは有利で、自然光下でみるならば、映り込みの少ない液晶が強いと言えるでしょう。

 もちろん、メーカーは欠点に自覚的で、映り込み対策も進んでいます。

2・装置寿命と焼き付き

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 装置寿命については、液晶テレビと比較しても特に問題ないと言えます。

 有機ELテレビは、パネルの10万時間と言われます。液晶より短いですが、家庭用としては問題ないでしょう。

 一方、プラズマテレビでみられた「長期間使用時の画面焼き付け」問題は、第2世代の有機ELテレビパネルの登場で、ある程度解決されました。

 実際に、経年変化させて実験させたわけではないので完全な評価はできませんが、焼き付け異常を検知するセンシング技術が高まっています。

 このほか、バックライトが不要な分、有機ELテレビは「薄型」にできるという見かけ上の特長もあります。

---

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 以上、液晶テレビと有機ELテレビの相違点を較べてみました。

 数年前と較べて、輝度ムラ・焼き付け問題・ノイズの問題の解消が進んでおり、個人的には、20万円台前半の予算で購入するならば、「有機ELテレビ」を選んでも問題ないレベルになったと考えています。

 5-8年間のサイクルで買い換える前提で、この予算を出せる場合は、「デンキヤへGO!」で良いでしょう。

 ただし、上述のように、画質面で、価格帯の液晶テレビに全ての点で上回るわけではないので、液晶TVとはきちんと比較して考えるべきです。

2・LGの有機ELテレビの比較

 というわけで、具体的な比較に入りましょう。

 はじめに、有機ELパネル全体の供給元であるLGエレクトロニクスの製品を紹介します。

 以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


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 【2019年4月】

 【55インチ】

 1・ LGエレクトロニクス OLED55B9PJA
  ¥179,565 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

 【65インチ】

 2・LGエレクトロニクスOLED65B9PJA
  ¥253,735 楽天市場 (9/6執筆時)

モニターサイズ:55/65型
モニターパネル:OLED
倍速液晶:2倍速
BS/CS 4K用チューナー:付属

 OLEDB8P シリーズは、LGエレクトロニクスの販売する有機ELテレビです。

 同社は、大画面の有機ELパネルを生産できる唯一のメーカーです。

 その利点を生かして、比較的安価に有機ELを販売しています。値段の面で4K液晶テレビに唯一競争できるメーカーと言えるでしょう。

 パネルは、同社のOLED液晶です。

 供給元は現在1つなので、この部分で、メーカーごとの本質的な画質の差はない状況です。

 一方、LGのOLEDは「世代」があるのですが、こちらは最新の第2世代で、明るさは800ニト(カラン)です。

 また、液晶TVで言うところの「エリア制御」にあたる「Luminance Optimizer for Local DimmingII」に対応し、適切に輝度・コントラスト調整をします。

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 画像エンジンは、α7 Gen2 Intelligent Processorを搭載します。

 LGでは2番目に性能の良い、新しいプロセッサです。

 画質にかかわる具体的な処理については、「高精細化」「ノイズ除去」については、フォローされます。

 一方、地デジなど4K水準に満たない画像のアップコンバート時に力を発揮する「超解像技術」については、言及がないです。

 また、豊かな色を表現する特別な「広色域化技術」についても、言及がないです。

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 HDR技術(HDR10)は、「Cinema  HDR」という名前で搭載です。

 新4K放送に使われるHLG形式もフォローします。

 HDR(ハイダイナミックレンジ)とは、輝度を拡大表示できる最新技術で、画像の立体感や解像感を高める4K向きの最新技術です。

 ご存じのように「3Dテレビ」は眼鏡を使う必要がある点がネックで普及しませんでした。HDR技術は「眼鏡なし」でも奥行きを感じられるように進化していくために必要な技術で、それを先駆的にこの機種は採用しました。

 HDRは、夜のシーンなど暗い場面でもしっかり映像が分かるような解像感も期待できます。

 対応する映像ソースはまだ少なく、次世代のブルーレイ規格Ultra HD ブルーレイやネット動画などに限られます。

 ただ、この製品は、HDR未対応の画質をアップコンバートする機能(HD Effect)を搭載しており、通常映像でも高輝度部分の「白飛び」は防がれます。

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 上位のHDR技術としては、「ドルビービジョン」に対応します。

 先述のHDR10の場合、メディア全体で最大輝度が設定されますが、この規格は、1フレーム(画像)ごとに輝度を設定することができるため、テレビの持つ性能をフルに出せます。

 また、LGの場合、未対応のソースでも、エンジンでそれに準じるように再計算されます。この点で、他社と比べても優れるでしょう。

 なお、これ以外に「Ultra HD Premium」という指標もありますが、こちらはパネル・画像部分の業界の品質基準を表すだけでのものです。気にしないで良い部分です。

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 4Kチューナーは、搭載します。

 ただ、シングルチューナーなので、試聴中に裏番組の録画はできない仕様です。

 また、2018年登場の最新機らしく、BS/CS 4K視聴チップに対応するため、2018年末にはじまったBS/CSの4K新放送を専用チューナーなしで受信可能です。

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 なお、新放送についての対応状況や必要設備は、詳しくは【新4K衛星放送対応チューナーの比較記事】で書きました。これを目的に買い換えを検討されている方は、後ほどお読みください。

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 倍速表示機能(オーバードライブ)は、 TruMotion 120が搭載です。

 これはスポーツなど動きのある映像を試聴する場合に重要です。こちらは、「2倍速」ですが、搭載している分、スピード感ある映像に強い機種です。

 ちなみに、有機ELは応答速度の速さもその特性ですが、そのままだと動画ボケが発生します。

 そのため、倍速駆動できるシステムは、液晶TV同様に必要です。

 録画機能も、別売の外付けハードディスクの増設により対応します。

 裏番組録画も対応です。

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 スピーカーは、左右のフルレンジスピーカーに2個のウーファーで総計40Wのスピーカーを搭載します。

 こちらは、ドルビーアトモス対応です。

 ドルビーアトモスは、高さ方向の音情報もブルーレイなどに入れることで、頭上の航空機の上からの走行音を再現するという方向性の規格で、最近の映画音声などで利用されます。

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 操作性も、良質な画像エンジンを採用しているため、他社に劣りません。

 ただ、番組表の情報量やユーザーインターフェースの使い勝手については、日本のメーカーにやや及ばない印象です。

 しかし、TV機能をさほど重視しない(ゲーム・ブルーレイレコーダー・スカパー中心など)の方は、基本性能が高くお買得なこのモデルを選ぶのは「あり」です。

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 映像配信サービスは、LGの場合、同社のWebOSを利用します。

 ソニーは、GoogleのAndroidTVを採用していますが、こちらは独自のものです。

 ただ、DAZN・Netflix・Amazonビデオ・ツタヤTV・アクトビラなどメジャーな動画サービスは対応しています。

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 音声アシスタントサービスは、未搭載です。

 TVの音声によるON/OFF操作などを希望する場合は、【スマート学習リモコンの比較記事】で紹介したような、別の機器が必要です。

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 以上、OLEDB9Pシリーズの紹介でした。

 パネル供給メーカーとして価格的メリットを出せている機種です。また、画像エンジンや音質の部分でも、同社の下位シリーズ(液晶)よりも力を入れており、値段以上の性能を期待できるでしょう。

 追随する日本メーカーは、厳しい戦いを強いられそうです。


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 【2019年4月】

 【55インチ】

 3・ LGエレクトロニクス OLED55C9PJA
  ¥206,417 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

 【65インチ】

 4・LGエレクトロニクス OLED65C9PJA
  ¥296,884 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

 【77インチ】

 5・LGエレクトロニクス OLED77C9PJA
  ¥790,066 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

モニターサイズ:55/65型
モニターパネル:OLED
倍速液晶:2倍速
BS/CS 4K用チューナー:付属

 C8Pシリーズは、LGエレクトロニクスの販売する有機ELのプレミアムモデルです。

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 下位機種との大きな違いは、画像エンジンの部分です。

 新開発のα9 plus Intelligent Processorを搭載します。

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 処理能力が向上したため、4段階のノイズリダクションが可能です。

 その上で、色再現性については、True Color Accuracy Pro Advanced Color Enhancer 、奥行感についてはTrue Color Accuracy Pro Advanced Color Enhancerに進化しています。

 このように、ノイズ除去と高詳細化技術は、他社と比べてもレベルが高いです。

 ただし、東芝と比べると、フレームを解析して、4Kに満たない地デジなどの画質を高めて表示する、超解像技術に対する言及がないです。

 LGとしては、高い画像処理技術を持ちますが、この部分では、(同社がパネルを提供する)国内勢が太刀打ちできる余地があります。

 そのほかの部分は、スピーカーに若干の改良があるほどで、下位機種と同じです。

---

 以上、C9Pシリーズの紹介でした。

 パネルの品質と価格の安さはキープしつつ、画像エンジンを強化した製品です。有機ELテレビの場合、液晶パネルの供給元はLGだけなので、(価格のほか)画像エンジンの部分の優劣が、メーカー間で比較する場合重要です。

 その部分に「てこ入れ」されているこの機種は、国内他社にとっては「結構な脅威」でしょう。


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 【2019年4月発売】

 【55インチ】

 6・ LGエレクトロニクス OLED55E9PJA
  ¥263,224 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

 【65インチ】

 7・LGエレクトロニクス OLED65E9PJA
  ¥357,078 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

 【2018年4月発売】

 【55インチ】

 8・ LGエレクトロニクス OLED55E8PJA
  ¥179,800 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

 【65インチ】

 9・LGエレクトロニクス OLED65E8PJA
  ¥270,611 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

モニターサイズ:55/65型
モニターパネル:OLED
倍速液晶:2倍速
BS/CS 4K用チューナー:付属

 E9Pシリーズは、LGエレクトロニクスの販売する、もうひとつの有機ELのプレミアムモデルです。

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 このシリーズも、2018年発売の旧機種が残っていますが、大きな違いは、4K放送チューナーの有無だけです。

 一方、下位機種にあたる、C8Pシリーズとの大きな違いは2点です。

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 第1に、ピクチャーオングラスの採用です。

 要するに、極薄パネルの上にガラスを、外観をガラスと一体化させ、高級感を出したということです。ガラスというと反射が問題に感じますが、最近の蒸着処理技術の向上で問題はなさそうです。

 第2に、スピーカーの強化です。

 下位機種は、全音域を担当するフルレンジスピーカー2機と、低音を強調するウーファー2機というシンプルな構成でした。こちらは、高音域用にトゥイーターを別に2機搭載する3ウェイ式となっています。

 外部スピーカーを導入しない前提ならば音質は良いでしょう。

 以上、E9Pシリーズの紹介でした。

 先述のように、パネルが同じ以上、製品の差異化は、画像エンジンなどそれ以外の部分でつきます。

 その点で言えば、画像エンジンほど本質的ではないにせよ、「外観デザイン」「スピーカー」という要素も、有機ELテレビを比較する場合は重要でしょう。

 ただ、TV自体の能力とはやや外れる部分ではあるので、下位機種を選んでも問題ないと思います。


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 【2019年4月】

 【65インチ】

 10・LGエレクトロニクス OLED65W9PJA
  ¥494,500 楽天市場 (9/6執筆時)

 【77インチ】

 11・LGエレクトロニクス OLED77W9PJA
  ¥927,244 楽天市場 (9/6執筆時)

モニターサイズ:55/65型
モニターパネル:OLED
倍速液晶:2倍速
BS/CS 4K用チューナー:付属

 W8Pシリーズは、LGエレクトロニクスのOLED最上位モデルです。

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 一方、パネルや画像エンジンなどの性能は、下位機種と同じです。

 ただ、チューナーユニットとパネルをある程度離して設置できる機種です。

 チューナーユニットとはFPCケーブルでつなげます。こちらについては、延長FPCケーブルも同梱されているので、チューナーユニットの位置はある程度フレキシブルです。

 その他の部分は、下位機種と同じです。

---

 以上、W8Pシリーズの紹介でした。

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 多様な設置法が提案されますが、やはり「壁掛け」「壁張り」を目的に買う機種でしょう。なお、「ハイエンドモデル」ですが、デザイン部分以外の画質面では変わりません。

 ハイエンドと性能差がほぼないことを考えると、LGの場合、下位機種はお買い得感が高いです。

3・パナソニックの有機ELテレビ

 つづいて、パナソニックが販売する有機ELテレビの紹介です。


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 【2019年9月登場】

 【55インチ】

 12・パナソニック VIERA TH-55GZ1000
  ¥252,000 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

 【65インチ】

 13・パナソニック VIERA TH-65GZ1000
  ¥474,000 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

 【2018年6月登場】

 【55インチ】

 14・パナソニック VIERA TH-55FZ950
  ¥195,000 Amazon.co.jp
(9/6執筆時)

 【65インチ】

 15・パナソニック VIERA TH-65FZ950
  ¥334,889 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

モニターサイズ:55/65型
モニターパネル:OLED
倍速液晶:2倍速
BS/CS 4K用チューナー:付属

 こちらは、パナソニックの4Kテレビ、VIERA 4KGZ1000シリーズです。

 2019年モデルが現在最新となりますが、2018年モデルの在庫もあります。

 相違点は、後述するように、相当な部分で画質面の処理能力の向上がみられるほか、新4K放送チューナーが搭載です。

 価格差も大きいですが、陳腐化を避ける意味でも「選ぶならば新機種」でしょう。

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 パネルは、LGのOLED液晶です。

 むろん最新のパネルを採用します。

 国産メーカーの場合、価格面でLGに太刀打ちできないため、画像エンジンや音響、ユーザーインターフェイスなどの面で、「LGに較べていかに使いやすいか」という面での勝負となるでしょう。

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 画像エンジンは、画質面で、LGと差を付けられるという意味で重要な部分です。

 パナソニックの場合、「ヘキサクロマドライブ プラス」という画像補整機能が利用できる高度なエンジンを搭載します。

 「高精細化」については、能力が高いです。

 パナソニックは、有機ELテレビと同じ自発光タイプの「プラズマテレビ」を終盤まで生産していたメーカーであり、黒の表現力には「一家言」あるメーカーです。

 そのため、暗部の階調域の広さが災いしての黒つぶれを防止するためのチューニングには定評があります。

 これは、眩しいほどのデンキヤの展示室ではわかりにくい部分ですが、シアターで見た限り、暗部表現は良好と感じました。

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 逆に、有機ELが弱いといわれる白色系の光線表現についても、輝度のチューニングにより鮮やかさが高いです。

 漆黒表現より、むしろこの部分の工夫が、LGに較べてのメリット性と感じます。

 なお、「ヘキサクロマドライブ プラス」は「ノイズ除去」「広色域化技術」を合わせた技術の総称ですので、これらについても「対応」となります。

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 さらに、2019年モデルは、Dot Contrastパネルコントローラーを追加搭載しました。

 明るさと色情報を別に成業する技術であり、コントラストや色再現性双方を、従来機より改善しています。

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 HDR技術(HDR10)は、対応するモデルです。

 一方、低解像ソースをHDRにアップコンバートする技術については、AI HDRリマスター搭載です。

 2018年モデルについては、HDRダイナミックレンジリマスター機能でしたが、名称変更しました

 人工知能を利用した、新しい方式の変換アルゴリズムとの触れ込みです。

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 また、2019年モデルからは、通常画質の映像を4Kにアップコンバートするエンジンについて、素材解像度検出4Kファインリマスターエンジンが搭載になりました。

 従来機もアップコンバートは対応でした。

 しかし、元画像の品質を見極めて、(質の悪い)ハイビジョン画像の場合に特別な処理ができるよう「素材解像度」を見極められるようになっています。

 上位のHDR技術は、2019年モデルから、ドルビージョンに対応となりました。

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 倍速表示機能(オーバードライブ)は、搭載します。

 LG同様に、2倍速(120コマ)で対応します。

 その上で、2019年機から「オブジェクト検出倍速処理」という独自処理を行う仕様となりました。

 画像内で動体だけを検出して処理できるため、残像感の軽減のほか、輪郭表現がクリアになりました。

 録画機能も搭載です。

 この機種の場合、3チューナーなので、見ている番組以外に2つの番組が同時録画できる仕様です。こちらも、ダビング10に対応です。

 また、外出先からの遠隔録画操作やスマホなどに飛ばして、放送中・録画番組の視聴することにも対応します。

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 4Kチューナーは、2019年から搭載となりました。

 チューナー数は2つなので、裏番組も録画も可能です。

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 音質は、メインスピーカーは10Wのスコーカーです。

 中音域に強く声が聞き取り安い部類でTV向きでしょう。低音域は、2つのウーハーとパッシブラジエーターが搭載です。

 パッシブラジエーターは、電磁ユニットがないコーン部分だけのスピーカーで、ウーハーのサポートをするユニットです。総出力は50Wですが、W数に入らないパッシブラジエーターの働きで、意外と迫力はありました。

 もちろん、5万円台ほどの【サウンドバー】などを導入した方が音は良いですが、これは他社にも言えます。

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 番組表は、日本メーカーとしてこだわる部分です。

 新聞のTV欄のような表示で見やすく、チャンネル同時表示数や、ジャンル別色分けなど、細かく設定可能です。

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 映像配信サービスは、同社のスマートTVアプリを利用できます。

 同社のアクトビラのほか、Netflix、Amazonビデオ、DAZN、ひかりTVなど、一通り対応します。LGと較べても、充実しています。無線LANも、搭載です。

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 音声アシスタントサービスは、未搭載です。

 TVの音声によるON/OFF操作などを希望する場合は、【スマート学習リモコンの比較記事】で紹介したような、別の機器が必要です。

---

 以上、パナソニックのVIERA 4KGZ1000シリーズの紹介でした。

 画質に関する部分は、とりわけ、白色系の光線表現については、LGも期待できる部分があります。

 ただ、2019年モデルのパナソニックは、倍速液晶の部分と、4K・HDRリマスターの部分でかなりの新機軸を搭載しました。

 この点で言えば、スポーツなど「動く映像」や、地デジなどでも、「比較的古い作品の再放送」などを見る場合、LGよりわりとメリット性が出てくると思います。

 その上で、TV番組表の使い勝手や、ネットTVとの連動性、番組のインターネットでの遠隔視聴や予約など、利便性はワンランク上です。とくに、他の部屋のTVや、ブルーレイレコーダーがパナソニックの場合は、相性が良さそうです。


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 【2019年9月登場】

 【55インチ】

 16・パナソニック VIERA TH-55GZ1800
  ¥307,000  Amazon.co.jp (9/6執筆時)

 【65インチ】

 17・パナソニック VIERA TH-65GZ1800
  ¥515,043 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

モニターサイズ:55/65型
モニターパネル:OLED
倍速液晶:2倍速
BS/CS 4K用チューナー:付属

 GZ1800シリーズは、パナソニックの2019年モデルの上位機です。

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 パネルは、下位機種と同じで、LGのOLED液晶です。

 一方、パナソニックの場合、上位機種と下位機種の差を分けるのは「サウンド」です。

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 スピーカーは、下位機種も総計で50Wと充実していましたが、こちらは80Wと音の厚みがより増しています。

 LGは最上位機でも60Wでしたので、単純にパワーだけで言えば、パナソニックが上位です。

 その上で、パナソニックは、自社の高級オーディオ部門(テクニクス)の技術を取り入れつつ、オーディオグレードのコンデンサーを利用するなど、音質の部分に最大級の力を注ぎます。

 スピーカーを独立させて複数配置する方法は、ノイズ対策にも良いでしょう。

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 特徴的なのは、すべて前方に向けてスピーカーが配置されている点で、テレビ向きのオーディオ配置だと思います。

 その他の部分は、下位機種同様です。

 以上、EZ1800シリーズの紹介でした。

 言うまでもなく、スピーカー重視の機種です。

 ただ、ドルビーアトモスなどサラウンド感については、(同社製品を含む)【サウンドバー】の上位機の方が良さそうなので、価格差を考えても、下位機種+別売のサウンドバーの選択肢の方が、満足度は高いかもしれません。

 ただ、配線の手間がない点と、ケーブルレスで美観が良い点で、一体型であるメリット性はあります。


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 【2019年9月登場】

 【55インチ】

 18・パナソニック VIERA TH-55GZ2000  
  ¥427,000  Amazon.co.jp (9/6執筆時)

 【65インチ】

 19・パナソニック VIERA TH-65GZ2000  
  ¥583,083 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

モニターサイズ:55/65型
モニターパネル:OLED
倍速液晶:2倍速
BS/CS 4K用チューナー:付属

 GZ2000シリーズは、パナソニックの2019年モデルの最上位機です。

 こちらの場合も、下位機・中位機との違いは音質面です。

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 スピーカーは、総合出力140Wと並外れています。

 下位機種同様の前方向け構成ですが、10個のスピーカーユニットと2つのパッシブラジエータと、「てんこ盛り」構成です。 

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 その上、天井方向に向けたイネーブルドスピーカが2機搭載されるので、映画館のような「天井降そそぎ音」がフォローされます。

 最近のハリウッド映画などのブルーレイは、5.1chサラウンドデーターに加えて、「ドルビーアトモス」という天井方向からの音情報も収録されています。

 そうしたデータを再現できるため、「テレビだけで(疑似的な)立体音響が実現できる」機種です。

 ただ、それに応じて、値段が高いため、(そこそこ高級な)アンプとスピーカーを別に買うのとさほど値段が変わらないのは、ネックでしょう。

4・SONYの有機ELテレビ

 つづいて、SONYの有機ELテレビの紹介です。


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 【2019年7月登場】

 【55インチ】

 20・SONY BRAVIA KJ-55A8G
  ¥251,800 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

 【65インチ】

 21・SONY BRAVIA KJ-65A8G
  ¥466,560 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

 【2018年6月登場】

 【55インチ】

 22・SONY BRAVIA KJ-55A8F
  ¥212,899 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

 【65インチ】

 23・SONY BRAVIA KJ-65A8F
  ¥348,000 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

モニターサイズ:55/65型
モニターパネル:OLED
倍速液晶:2倍速+バックライト制御
BS/CS 4K用チューナー:未付属

 続いて、ソニーA8Fシリーズの紹介です。

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 ソニーも、2019年7月に新機種を発売しました。

 ただ、ソニーは、この新型については、新4K放送チューナーを省略しています。他社と価格を比べる場合の大きな注意点です。

 一方、2018年旧モデルとの相違点は、Android OS 8.0へのアップデートが保証される程で、明示的な改良がない状況です。

 結論的にいえば、旧機種を選んで問題ありません。

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 パネルは、先述のように供給元が他社と同一のため、差はないです。

 一方、ソニーの場合、液晶TVと同様に、トリルミナスディスプレイというブランド名が付きます。

 液晶の場合は、パネル制御とバックライト制御を合わせた広色域化技術を示す、オリジナルな「ブランド液晶」だったと言えます。

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 OLEDの場合は、独自の画像解析処理を行うOLEDを「トリルミナスディスプレイ」と称しています。

 具体的には、画像からピックアップできる色の要素を細分化し、独立処理させることで、SONYのメーカー的特徴である、「鮮やかさ」を実現しています。

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 画像エンジンは、X1 Extreme(エックスワン エクストリーム)という新開発のエンジンが使われます。

 機能としては、「高精細化」「ノイズ除去」「広色域化技術」を全て網羅します。

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 とくに、「広色域化技術」は、トルリミナス技術として、最も強調するところで、鮮やかな赤色の発色は、特にソニーの独自性です。

 処理面で抜かりはありません。

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 HDR技術(HDR10)は、この機種も搭載します。

 また、LGにもみられた通常ソースをHDR画質まで高めるHDRリマスターが搭載となっています。もちろん、HLG形式も対応します。

 上位のHDR技術は、未搭載です。

 また、「Ultra HD Premium」基準への対応は明言されませんが、コンソーシアムに参加していないだけで、実質はこの能力は持つでしょう。

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 倍速液晶は、他社同様で、2倍速にて対応します。

 さらに、SONYは、バックライトのエリア制御により、液晶パネル的ににいえば「4倍速相当」の駆動力を持ちます。

 バックライト制御は画面全体で行うと、画面が暗くなりがちという欠点がありますが、エリア制御することで解決できています。

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 音質は、ソニーの最も面白い部分です。

 画面全体を振動させることで音を発生させるアクチュエーターが4個装備されます。

 従来のオーディオ技術とは一線を画する方法ですが、ステレオ感は良好です。映画などの会話の画面で、複数の登場人物がいる場合の臨場感・奥行き感(どこから声がでているか?)は、良好でした。

 TVスピーカーは「外部スピーカーが買えない場合の劣化番のオマケ」という印象がありました。

 しかし、内蔵でないと扱えない独自性がある分、この機種は「面白い」と言えます。音響製品を多く出す、同社らしいですね。なお、低音部分は1機のウーハーが補う構造です。

 このほか、以前紹介したウォークマンなどの音楽機器にも使われている、音質のアップコンバート技術であるDSEE に対応します。


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 録画機能は対応です。

 こちらはWチューナー搭載なので裏番組録画が可能です。ただ、ダビングには対応しないようです。

 一方、この機種は、パナソニックと同じく、外出先などからスマホアプリ経由での録画にも対応します。この点は便利ですね。

 番組表は、ソニーは使いやすく、操作もサクサク動きます

 SONYは番組表の使い勝手については、特に定評があり、リモコンがサクサク動きます。。ゲーム機開発のノウハウがフルに活かされているのでしょう。レイアウトもジャンル別に分かれて見やすい番組表といえます。無線LANも、内蔵です。

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 映像配信サービスは、ソニーの場合、Android TVを搭載します。

 そのため、4Kコンテンツを含むNetflix・DAZNを含めて好きなアプリをGoogle Playからダウンロードしインストールできます。

 そのため、「スマートTV」としては、東芝より非常に高度です。AndroidTV対応の有機ELはほかになく、この部分で選ぶメリット性はありそうです。

 無線LANも、搭載です。

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 音声アシスタントサービスは、充実します。

 ソニーのこの機種場合、AmazonのAlexaに公式対応します。

 【Amazon Echoの比較記事】で書いたような対応スピーカーを購入した場合、Wi-Fi経由で、テレビの入/切、ボリューム、チャンネルなどの操作が音声で可能です。別売の家電コントローラーを導入する必要がないので、かなり手軽です。

 さらに、【スマートスピーカーの比較】で紹介したGoogleアシスタントにも対応しますので、対応幅は広いです。

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 以上、ソニーのA8Fシリーズの紹介でした。

 画質については、トリルミナスの名を冠しているだけあり、他社よりも赤色系・緑色系の発色が良いです。

 この点で、4K映像などでも特に紀行番組などはとても鮮やかに見える傾向があります。映像美を楽しみたい方は、とくに向くでしょう。


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 【2018年6月登場】

 【55インチ】

 24・SONY BRAVIA KJ-55A9G
  ¥285,000 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

 【65インチ】

 26・SONY BRAVIA KJ-65A9G
  ¥502,300 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

 【77インチ】

 27・SONY BRAVIA KJ-65A9G
  ¥991,517 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

 【2018年10月登場】

 【55インチ】

 28・SONY BRAVIA KJ-55A9F
  ¥242,200 楽天市場 (9/6執筆時)

 【65インチ】

 29・SONY BRAVIA KJ-65A9F
  ¥415,970 楽天市場 (9/6執筆時)

モニターサイズ:55/65型
モニターパネル:OLED
倍速液晶:2倍速+バックライト制御
BS/CS 4K用チューナー:付属

 続いて、ソニーA9Fシリーズの紹介です。

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 このシリーズも、2018年発売の旧機種が残っています。

 大きな違いは、4K放送チューナーの有無です。

 ソニーの場合、とくに、新4K放送チューナーについてはダブルチューナーにしているため、裏番組の録画に対応できる点で優れます。

 そのほか、スピーカー部分についても、改良が加えられました。後ほど紹介します。

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 一方、ソニーの場合、下位機種との違いを「画像エンジンの性能」と「パネル制御技術」、「スピーカー」の「3本立て」でなしています。

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 画像エンジンは、ハイエンド機のために新開発されたX1 Ultimateという新しいプロセッサを装備します。

 とくに注目するべき画質面の機能は、映像中の被写体に応じて超解像処理をするオブジェクト型超解像です。

 4Kに満たない地デジなどのソースを綺麗に見るためには「超解像技術」は重要です。

 前後のフレームまで解析する「フレーム間処理」がこそしませんが、搭載を表明するのは明確なメリット性です。

 その上で、「ノイズ除去」と、HDRリマスターの精度も、やはり、計算力の向上により成し遂げられました。

 LGが、α9 Intelligent Processorの開発で追い上げを図ってきましたが、SONYは新型で超解像度に対応することで、さらに突き放した状況です。

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 パネル制御技術については、ピクセルコントラストブースターを新搭載しています。

 パネル自体は供給元が同じなので品質は他社と同等です。

 ただ、その制御技術に注目した点が新しいです。HDR映像など輝度が高い際にも、色域が劣化しない技術です。

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 スピーカーは、引き続き「画面から音が出る」アコースティック サーフェス オーディオシステムを採用します。

 ただ、下位機種も同名ですが、出力が20W高い60Wのため、「プラス」という文字がつきます。

 構成としては、アクチュエーター2機とサブウーファー2機の2.2chなので下位機種と同じです。

 一方、2018年モデルまでは、これらにセンタースピーカーがもう一機ある3.2ch構成で、パワーも98Wと業界最大級でした。

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 ただ、これが実質的に「改悪」なのかは微妙な所です。

 というのも、このグレードのTV購入者は、おそらく、別売の音響機器を買って、シアターシステムを組むだろうからです。

 その場合、内蔵スピーカーを「センタースピーカー」として使えるモードを用意していることから、「グレードにアタ提案の変更」と、これについては、前向きに捉えられるでしょう。

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 そのほか、下位機種と比較した場合、リモコンの一部ボタンについて、赤外線のほか、無線も発信するような構成ととし、TVにリモコンを向けなくても操作されるような改良がなされました(2019年から)。

−−

 以上、ソニーの A9Gシリーズの紹介でした。

 下位機種と比較した場合、「画面スピーカー」のブラッシュアップが光ります。シアターシステムを構築する場合、本体のスピーカーをセンタースピーカーとして利用するのは、面白い提案だと思います。

 アンプを用意し、【ホームシアタースピーカーの比較記事】で紹介したような、同社の製品と組み合わせるのも良いでしょう。

5・東芝の有機ELテレビの比較

 続いて、東芝の有機ELテレビの比較です。


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 【2019年7月登場】

 【55インチ】

 30・東芝 有機EL REGZA Pro 55X830  
  ¥219,601 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

 【65インチ】

 31・東芝 有機EL REGZA Pro 65X830
  ¥399,800 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

モニターサイズ:55/65型
モニターパネル:OLED
倍速液晶:2倍速
BS/CS 4K用チューナー:付属

 東芝X830シリーズは、同社の有機ELテレビの入門機です。

 パネルは、この製品の場合も、LGからの供給です。世代も最新の2019年仕様で、同様です。

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 画像エンジンは、定評があるレグザエンジン Professionalを搭載します。

 東芝は、画像エンジンについて、「最もこだわる」メーカーです。

 他社も、高度な「高精細化」「ノイズ除去」「広色域化処理」を持ちます。

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 ただ、東芝の場合、これらを網羅した上で、相当高度な、超解像処理をなしています。

 その時点のフレーム内の補整だけでなく、前後のフレームも参照仕手解析する、高度なフレーム間処理の技術を明示するのは、(ハイセンスを含む)東芝系だけの特長です。

 4Kに満たない画像の復元技術は、多種多様です。

 違いがハッキリ出るのは、文字・字幕表示、ゲームのテキスト表示で、読みやすさはかなりのレベルです。また、新旧のアニメなどの表現力も、この技術が有効であり、高い親和性があります。

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 さらに、4K映像に比べて粗い「地デジ画像」は、3段階の超解像処理をなしています。

 ソニーの上位機も、超解像処理を搭載します(オブジェクト超解像)。

 ただ、これは、フレーム内に完結する処理のため、(この部分だけ取り出せば)東芝に一日の長があると言えます。

 なお、この技術は、2019年から「AI超解像技術」と名前を変えました。

 そして、新しい深層学習テクノロジーで画像の「ギラつき」の抑制について、軽減をはかっています。

 今年度は、かなりこの部分に力を入れて変更が加えられました。

 例えば、従来2段階刻みだった、「超解像度技術」が、3段階の処理となったこと、美肌リアライザーHDRの搭載で、(通常画質以外に)HDR画像の肌の質感も改善できるようになったことなどが、確実に進化している印象です。

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 一方、「真黒表現」は、有機ELテレビの特性としてこちらも有能です。

 白系の光線表現についても、広色域復元プロや人肌に特化した美肌リアライザーHDRが奏功して、きわめて自然な表現になっています。

 ソニーのトリルミナスのほうが、迫力・映像美はありますが、見つかれしない色彩という点では、こちらがやや優れます。オート画質設定で、映像をいじらないなら、それはなおさらです。

 HDR規格(HDR10)にはこちらも対応します。

 また、低解像度ソースについてもAI機械学習HDR復元を搭載しており、他社に負けない品質です。4K画質へのアップコンバートについても地デジビューティPROにて対応です。

 上位のHDR技術は、未搭載です。

 東芝も、「Ultra HD Premium」基準への対応は明言されませんが、コンソーシアムに参加していないだけで、実質はこの能力は持つでしょう。

 倍速液晶は、倍速 4K OLEDクリアダイレクトモーション搭載です。

 2倍速相当ですね。

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 スピーカーは、55インチについては、フルレンジスピーカーが左右2機、高音域用にシルクドームツイーターが2機の4つ構成です。

 総合出力は40Wですから、他社機より多少弱めです。

 65インチについては、フルレンジスピーカーを左右総計4機搭載することで、56Wと標準といえる水準になっています。

 なお、他社と異なり、低音域用のウーハーを搭載しない形式です。ただ、大きなバスレフボックスでそれを補っています。

 このやり方の場合、TV向きの中音域の聞き取りやすさが向上する一方で、迫力もある程度キープされそうです。

 とくに、別にデジタルアンプを備えた高音域用のトゥイーターの搭載はメリットです

 どちらかといえば、解像感の高い音源、クラシックなどを落ち着いて聴くにはこの構成も悪くないでしょう。常識的な音量で聴くならば、BGMなどにも向きます。

 ただ、ソニーやパナソニックの上位機に比べると、(悪くはないですが)技術の新しさはあまり見られず、比較優位というわけでもありません。

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 【Amazon限定】

 バッファロー 2TB HD-AD2U3
  ¥8,280 Amazon.co.jp  (9/6執筆時)

 録画機能は、いわゆる「全録」対応です。

 さらに、地上波デジタル放送6チャンネルを80時間分自動録画する「タイムシフト機能」が付属します。ただし、別売の外付けハードディスクが必要です。

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 4Kチューナーは、搭載です。

 チューナー数は2つなので、裏番組も録画も可能です。

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 映像配信サービスは、Netflixの4Kサービスや、DAZNを含めて対応です。

 この部分で他社に劣ることはないでしょう。

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 音声アシスタントサービスは、東芝の場合、AmazonのAlexaに公式対応します。

 【Amazon Echoの比較記事】で書いたような対応スピーカーを購入した場合、Wi-Fi経由で、テレビの入/切、ボリューム、チャンネルなどの操作が音声にて可能です。

---

 以上、東芝Z720Xシリーズの紹介でした。

 OLEDは各社ともLGからのパネル供給で、サイズや仕様もおそらく共通企画で卸されているので、液晶よりいっそう差がつきにくいです。

 そのなかで、充実する録画機能は、同社の独自性として評価できます。

 その上で、東芝の「売り」である、画像エンジンによる高度な解析が、基本性能を底上げしています。とくに、超解像技術については、どのメーカーより技術水準は高いです。

 スピーカーの部分で、多少目新しさがないものの、それ以外の部分は、高レベルな機種ですね。 


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 【2019年7月登場】

 【55インチ】

 32・東芝 有機EL REGZA Pro 55X930   
  ¥257,695 Amazon.co.jp
(9/6執筆時

 【65インチ】

 33・東芝 有機EL REGZA Pro 65X930  
  ¥455,202 楽天市場 (9/6執筆時)

モニターサイズ:55/65型
モニターパネル:OLED
倍速液晶:2倍速
BS/CS 4K用チューナー:付属

 東芝X930シリーズは、同社の有機ELテレビの上位機です。

 他社の場合と同じで、液晶パネルや表示にかかわる部分の性能は、下位機種同様です。

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 スピーカーの部分が、やはり大きく異なる部分です。

 総合出力は50Wですが、対向型のパッシブラジエータ左右の2WAYスピーカーという構成です。

 ただ、やはり、新基軸という意味ではあまり面白みがない構成です。 

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 チューナーは、一方、新4K放送チューナーのほか、スカパー!プレミアムサービスチューナーが内蔵です。

 おそらく、テレビでは「初搭載」だと思いますが、別にチューナーを買ったり、レンタルせずにすむほか、スペースの節約面で有利です。増設USBへの録画も対応です。

 その上で、スカパーの見逃し番組を視聴できるスカパー!ハイブリッドにも対応するため、この部分ではかなり便利です。

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 その他の部分は、タイムシフトのボイスコントロールに対応したほどの違いです。

---

 以上、東芝X930シリーズの紹介でした。

 下位機種と比較すると、スカパー対応の部分が魅力でしょう。同サービスの契約ユーザーで、テレビ周りのユニット数を減らしたいと考えている人は良いでしょう。

 ただ、それ以外の部分は、あまり魅力に感じないので、使わない方は下位機種で良いと思います。

後編につづく!
最新の有機ELテレビのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、人気4社の液晶テレビを紹介してきました。

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・ハイセンス 55E8000
・ハイセンス 55E8100
・フナイ FE-55U7020
・フナイ FE-65U7020
・フナイ FE-55U6020

 次回の後編記事(こちら)では、ここまで紹介できなかったフナイ・ハイセンスの製品を紹介します。

1・パネル品質  ★★★★★
2・画像エンジン ★★★★★  
3・音質の良さ  
★★★★★
4・ネット動画  
★★★★★
5・番組表    
★★★★★
6・総合評価   
★★★★★

 その上で、今回紹介した全製品からいつものように、目的別・用途別にAtlasのおすすめ機種をあげておきたいと思います。

 後編記事は→こちら!

ーー

 前編は最後になりましたが、この記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。引き続きよろしくお願いします。

posted by Atlas at 16:49 | 映像機器

比較2019'【画質重視】有機ELテレビ最新40機の性能とおすすめ:55インチ 65インチ (2)

前半からの続きです。前半記事は→こちら

6・ハイセンスの有機ELテレビの比較

201905311633.jpg

 続いて、中国のハイセンスの4Kテレビです。

 数年前と異なり、東芝映像ソリューションのテレビ部門を吸収しており、技術水準が高くなっています。

 「東芝と同じで安い」などと評判ですが、あくまで、東芝ブランドとの差異化は図っているため、注意が必要な部分もあります。


 201906011307.jpg

 【2019年4月登場】

 34・ハイセンス 55E8000 [55インチ]
  ¥174,804 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

 35・ハイセンス 55E8100 [55インチ]
  ¥181,440 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

モニターサイズ:55/65型
モニターパネル:OLED
倍速液晶:4倍速相当
BS/CS 4K用チューナー:付属

 こちらは、ハイセンスE8100シリーズです。

 201812181757.jpg

 いずれも、2019年登場機ですが、販路の違いで型番が2つあります。

 性能は同じで、いずれも、新4K放送チューナーが1機装備されます。

 パネルは、この製品の場合も、LGからの供給です。

 世代も最新の2018年仕様で、同様です。

 201905311926.jpg

 画像エンジンは、レグザエンジンNEO plusを採用します。

 東芝同様に、高詳細化やノイズ除去処理のほか、フレーム間の解析による、高度な超解像処理もフォローします。

 201905311930.jpg

 ただ、グレードとしては、あくまで東芝が上位のようです。

 例えば、東芝の画質の要である「超解像技術」は、ハイセンス版が2段階の処理であるのに対して、東芝は3段階です。

 もちろん、両者の価格差を考えると、この機種は「ずいぶんお買得」ではあります。

 HDR規格(HDR10)にはこちらも対応します。

 HDRコンテンツは、新4K衛星放送もHLG形式で対応します。

 一方、通常画像のHDR画質へのアップコンバートには言及がないです。4Kアップコンバートのみ対応です。 そういった機能はこのテレビの場合、未対応です。

 201902181631.jpg

 倍速液晶は、搭載します。 

 その上で、ハイセンス独自の技術のSMR(スムースモーションレート)技術が使われます。

 フレーム間の補正技術ですので、他社的な言い方では「4倍速相当」と言ったところでしょう。応答速度は、3msです。

  201905311833.jpg

 スピーカーは、特段の工夫はない20Wのスピーカーです。

 東芝を含めた国内メーカーほどの工夫はないです。

 201806282050.jpg

 【1TBモデル】

 ・バッファロー HDV-SQ1.0U3/VC
  ¥13,000 Amazon.co.jp (5/31執筆時)

 録画機能は、他社同様に、外付ハードディスクの増設に対応できます。

 トリプルチューナー搭載で、2番組録画にも対応する機種です。

 シーキューボルトにも対応するため、対応するHDDならば、TVを買い替えた後も引き継げる仕様です。

 201902181641.jpg

 番組表は、この機種のもうひとつの見所です。

 東芝吸収の効果が発揮され、電子番組表が非常に見やすくなっています。

 201902181644.jpg

 ネット動画サービスは、ハイセンス系のOSであるVIDAAにて対応です。

 Netflix・dTV・YouTube・DMM・ツタヤなどに対応します。

 201902181646.jpg

 音声アシスタントサービスは、【スマートスピーカーの比較記事】で書いたGoogleアシスタントに対応します。

---

 以上、ハイセンスE8100シリーズの紹介でした。

 東芝に比べて、数割程度安く、REGZAエンジン搭載機が選べるのが魅力です。

 番組表などのユーザーインターフェイスも、「東芝効果」で改善されており、選ばない理由は少なくなっています。

 一方、同じREGZAエンジンでも、やや差を付けている部分はあるため、あくまで「廉価版」としておすすめできます。そのほか、タイムシフト(全録)非対応という部分も、東芝に比べての違いと言えます。

7・フナイの有機ELテレビの比較

 続いて、フナイの有機ELテレビを比較します。

 フナイはヤマダ電機独占販売ですが、ネットではYahoo!ショッピング店で購入可能です。


 201812191208.jpg

 【2019年7月】

 【55インチ】【新4K衛星放送対応機】

 36・フナイ FE-55U7020
  ¥269,784 楽天市場 (9/6執筆時)

 【65インチ】【新4K衛星放送対応機】

 37・フナイ FE-65U7020
  ¥410,184 楽天市場 (9/6執筆時)

 【2018年7月】

 【55インチ】【新4K衛星放送未対応機】

 38・フナイ FE-55U7010
  ¥215,784 楽天市場 (9/6執筆時)

 【65インチ】【新4K衛星放送未対応機】

 39・フナイ FE-65U7010
  ¥356,184 楽天市場 (9/6執筆時)

モニターサイズ:55/65型
モニターパネル:OLED
倍速液晶:2倍速
BS/CS 4K用チューナー:なし

 こちらは、フナイの有機ELテレビです。

 新旧両機種ありますが、主な変更点は、後述するように、画像エンジンの部分の改良です。

 パネルは、この製品の場合も、LGからの供給です。世代も同様です。

 201909061601.jpg

 画像エンジンは、クリアピクスエンジン4K HDR OLED Zを搭載します。

 詳細な機能については、情報が開示されず不明な部分が多いです。

 超解像度処理とノイズ軽減処理についての記述がありますが、フレーム間処理などは伴わないでしょう。

 この部分は、他社に比べて、さほど高機能ともいえないです。

 「広色域化技術」 については、ブリリアントワイドカラーという機能が名前のみだされますが、やはり、説明不足です。

 201812191213.jpg

 HDR規格(HDR10)にはこちらも対応します。

 HLGにも対応なので、新4K放送にも(他社同様)対応します。ただ、高度な処理に対応しません。

 上位のHDR技術としては、2019年機から「ドルビービジョン」に対応します。

 倍速液晶は、2倍速相当です。

 201812191215.jpg

 音質は、スピーカー構成としてみると、フルレンジスピーカーウーファーという構成です。それをパッシブラジエータが補う方向性です。

 他社ほどのこだわりはないものの、50Wとそこそこ出力はあるので、TV付属のスピーカーとしては優秀でしょう。

 201812191217.jpg

 録画機能は、この機種はハードディスクが内蔵です。

 録画一体型テレビは、三菱電機が得意ですが、有機ELテレビには参入していないので、フナイの独壇場です。

 ただ、内蔵モデルとしては仕様的に問題があり、長時間録画に未対応です。最大128時間までしか録画できません。また、裏番組録画はできますが、2番組録画はできない仕様です。

 201812181757.jpg

 4Kチューナーは、2019年モデルのは搭載となっています。

 ダブルチューナーですが、片方は視聴専用となります。

 映像配信サービスは、Netflix・YouTube・dTV・U-NEXT・DAZNと大手は網羅します。

 音声アシスタントサービスは、非対応ですね。

---

 以上、フナイU7010 シリーズの紹介でした。

 録画一体型テレビは、「デンキヤ店頭」で、家電にあまり詳しくない方に「強力な訴求力」があります。そういったニーズはありそうですが、この分野が得意な三菱電機に比べると、「ほぼオマケ」という仕様である点が残念です。

 画像エンジンやスピーカーなどについて、同価格帯の上位機とくらべて、目立った部分がないことをふまえると、この部分がもう少し充実すると、良いモデルになりそうです。

ーーーー

 201812191208.jpg

 【2019年7月】

 【55インチ】【新4K衛星放送未対応機】

 40・フナイ FE-55U6020
  ¥--------- 楽天市場 (9/6執筆時)

モニターサイズ:55/65型
モニターパネル:OLED
倍速液晶:2倍速
BS/CS 4K用チューナー:なし

 なお、2019年機については、下位機種としてU6020シリーズが販売されています。

 こちらは、新4K放送用のチューナーが未搭載であるほか、クリアピクスエンジン4K HDR OLED Z未採用です。

 国内他社の場合、下位機種であっても、映像美にかかわる部分は省略していない場合がほとんどですので、注意点です。

 超解像技術やノイズ除去において、性能が劣るため、おすすめできません。店頭での、特売セール用でしょう。

今回の結論
最新の有機ELテレビのおすすめは結論的にこの機種!


 というわけで、前半記事(こちら)は、人気4社の液晶テレビを紹介してきました。 

 最後に、いつものように、目的別・用途別にAtlasのおすすめ機種をあげておきたいと思います。


 第1に、比較的低予算で、最先端の技術を試して見たい方におすすめできるのは、

 201906010940.jpg

 【2019年4月】

 【55インチ】

 1・ LGエレクトロニクス OLED55B9PJA
  ¥179,565 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

 【65インチ】

 2・LGエレクトロニクスOLED65B9PJA
  ¥253,735 楽天市場 (9/6執筆時)

モニターサイズ:55/65型
モニターパネル:OLED
倍速液晶:2倍速
BS/CS 4K用チューナー:付属

1・パネル品質  ★★★★★
2・画像エンジン ★★★★★  
3・音質の良さ  ★★★★☆
4・ネット動画  ★★★★☆
5・番組表    ★★★☆☆
6・総合評価   ★★★★☆

 LGエレクトロニクスOLEDC8P シリーズでしょう。

  201906010943.jpg

 画質については、α7 Gen2 Intelligent Processorの力で、有機ELが苦手な、白色表現もある程度無難にこなします。

 その上で、倍速液晶など「マスト」といえる装備は、一通り備えているので、国産の入門機と比較しても、さほど悪くありません。

 201801232103.jpg

 スピーカーも、最先端の工夫はないものの、40Wですから、別売品を増設しなくても、画面の大きさに負けず、それなりに満足できるでしょう。

 201509031705.jpg

 一方、番組表の使い勝手ネットTVの充実度などは、国産メーカーの後塵を拝する部分もあります。

 ただ、こうした点は、数年前の同社製の製品に較べるとだいぶ追いついています。

 メインの利用がTVではなく、ゲーム機やブルーレイの再生である方などは、この機種を選択する意義はとくに高いでしょう。

 201812181757.jpg

 シングルチューナーながら、2019年末にはじまる新4K放送には対応しますので、陳腐化の危険も少ないでしょう。

 なお、必要なアンテナ機器をふくめて、受信において他に必要なものについては、【新4K衛星放送対応チューナーの比較記事】で書きました。

 興味のある方は、後ほどご覧ください。


 第2に、画質的に見つかれしにくい点で、「TV好き」におすすめできる製品は、

 201909061532.jpg

 【2019年7月登場】

 【55インチ】

 30・東芝 有機EL REGZA Pro 55X830  
  ¥219,601 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

 【65インチ】

 31・東芝 有機EL REGZA Pro 65X830
  ¥399,800 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

モニターサイズ:55/65型
モニターパネル:OLED
倍速液晶:2倍速
BS/CS 4K用チューナー:付属

1・パネル品質  ★★★★★
2・画像エンジン ★★★★★★
3・音質の良さ  ★★★★☆
4・ネット動画  ★★★★★
5・番組表    ★★★★★
6・総合評価   ★★★★★

 東芝X830シリーズでしょう。

 201905311107.jpg

 4K解像度で超解像処理をするのは、結構なエンジンのパワーが必要です。

 その点で、東芝は、超解像技術の部分の技術が他社より圧倒的に充実するため、4K放送以外のTV番組の投影には非常に向く仕様です。

 先述のように、字幕表示に強い点で映画・ゲームのテキスト表示などにメリット性があります。

 また、従来から定評のある新旧のアニメなどの表現力も期待値は引き続き高いといえます。

 色味も、見疲れしないように調整されていますし、また、自動調整メニューも多彩ですから、休みなどに、テレビを長時間「つけっぱなし」のご家庭には、こちらのモデルは向くでしょう。

 201809011055.jpg

 【Amazon限定】

 バッファロー 2TB HD-AD2U3
  ¥8,280 Amazon.co.jp  (9/6執筆時)

 その上で、外付けハードディスクを増設した際に、タイムシフト「全録」対応にできる点は、プラスアルファの魅力です。


 第3に、スポーツなど動く映像や、古い映画などに強さを発揮しそうな機種としては、

 201909061400.jpg

 【2019年9月登場】

 【55インチ】

 12・パナソニック VIERA TH-55GZ1000
  ¥252,000 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

 【65インチ】

 13・パナソニック VIERA TH-65GZ1000
  ¥474,000 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

モニターサイズ:55/65型
モニターパネル:OLED
倍速液晶:2倍速
BS/CS 4K用チューナー:付属

1・パネル品質  ★★★★★
2・画像エンジン ★★★★★
3・音質の良さ  ★★★★★
4・ネット動画  ★★★★★
5・番組表    ★★★★☆
6・総合評価   ★★★★★

 パナソニックの4Kテレビでしょう。

 201909061415.jpg

 画質の部分は、超解像技術にこだわる東芝の方向性とは多少異なります。

 ただ、新開発の素材解像度検出4Kファインリマスターエンジンの効果で、とくに、昔の映像に強い仕様といえます。

 その上で、「オブジェクト検出倍速処理」で、動きのある映像についても、東芝より能力を期待できる部分もあります。

 201909061429.jpg

 その上で、スピーカーの部分の工夫は、東芝以上ですから、総合力では負けていません。

 特に、ブルーレイがパナソニックという方は、遠隔視聴や連動性が抜群なので、「指名買い」でも良さそうです。


 第3に、4KHDRの華やかな映像美を楽しむのに最適な、ハイエンドな有機ELテレビは、

 201812191117.jpg

 【2018年6月登場】

 【55インチ】

 24・SONY BRAVIA KJ-55A9G
  ¥285,000 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

 【65インチ】

 26・SONY BRAVIA KJ-65A9G
  ¥502,300 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

 【77インチ】

 27・SONY BRAVIA KJ-65A9G
  ¥991,517 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

モニターサイズ:55/65型
モニターパネル:OLED
倍速液晶:2倍速+バックライト制御
BS/CS 4K用チューナー:付属

1・パネル品質  ★★★★★
2・画像エンジン ★★★★★★
3・音質の良さ  ★★★★★★
4・ネット動画  ★★★★★
5・番組表    ★★★★★
6・総合評価   ★★★★★★

 ソニーA9Gシリーズでしょう。

 201801241245.jpg

 画質については、パネルが同じ以上、どのメーカーも基本は同じです。

 ただ、同社のトリルミナス技術の利用で、4K映像の詳細さを華麗に表現できます。

 紀行番組や環境映像などの映像美を楽しむならば、この機種は最適でしょう。

  201812191129.jpg

 その上、新開発の画像エンジンX1 Ultimateの恩恵で、フレーム内補整ながら、超解像処理に対応したうえ、パネル制御に目を付けて、色域を拡大している点も、他のハイエンド機の「差」と言えます。

  201812191134.jpg

 スピーカーは、このグレードのTVを買う方の多くは外部スピーカーを使うでしょう。

 ただ、その場合でも、テレビの背面配置のソニー方式のスピーカーは、「オリジナル性が高くて、楽しめそう」という部分も高く評価できます。

補足:テレビと周辺機器について

 201809021055.jpg

 というわけで、今回は、OLEDタイプのテレビを紹介しました。

1・4K液晶テレビ
2・有機ELテレビ   
3・19-23インチの小型液晶テレビ
4・24インチの小型液晶テレビ
5・32インチの小型液晶テレビ
6・40-55インチの大型液晶テレビ
7・おすすめ液晶テレビのまとめ 【結論】

  なお、このブログには、その他のテレビの比較記事があります。

  201809011946.jpg  

  よろしければ、これらもご覧ください。

 また、このブログが特集したテレビ全機種・全サイズから、果たしてどのモデルを選ぶべきか?については、【液晶テレビのまとめ記事】もあります。上記6番の記事をご覧ください。

 最後に「おまけ」で、同時にそろえると良いだろういくつかの機器について補足します。

1・レコーダー

 201509041413.jpg

 第1に、ブルーレイレコーダーです。

 ブルーレイレコーダーは、4K映像を見るためには最も一般的な手段に「思え」ます。

   

 スター・ウォーズ/最後のジェダイ ブルーレイ
 
 ¥3,580 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

 しかし、今までの「ブルーレイ規格のディスク」は、フルハイビジョン画質で記録されており、4K画質ではありません

   

 スター・ウォーズ/最後のジェダイ 4K ULTRA HD
 
 ¥6,200 Amazon.co.jp (9/6執筆時)

 そのため、4K画質の再生に対応できる新しい「ウルトラHDブルーレイという新規格の「ブルーレイディスク」を、業界は定義しました。

 例えば、上記の『スターウォーズ』などは、ULTRA HD用のブルーレイディスクです。

 しかし、従来のレコーダーではこの規格のブルーレイは再生できないため、この規格に対応する新型のブルーレイレコーダーか、対応プレーヤーのいずれかが必須です。

1・SONYのブルーレイレコーダー
2・パナソニックのブルーレイディーガ

3・東芝の全録レグザブルーレイ 
4・シャープのアクオスブルーレイ
5・再生専用のブルーレイプレーヤー
6・おすすめブルーレイレコーダー結論】

 テレビと合わせて、レコーダーやプレーヤーを探しているか違いましたら、このブログに別記事があります。 

 特に6番の【ブルーレイレコーダーの比較記事】では、ソニー・パナソニック・シャープ・東芝のブルーレイレコーダーを全機種紹介しています。合わせてご覧頂ければと思います。

 「せっかく4K対応TVを買ったのだから、4K映像も楽しみたい!」という方は、ぜひご検討ください。

2・ストリーミング機器

 

 第2に、ネットストリーミング端末についてです。こちらは、より手軽に4K映像を楽しめる手段と言えます。

 201710271820.jpg

 ここまで見てきたように、ソニーやシャープのTVなどは、AndroidTVを標準装備し、別売の機器無しでも、ネットの4K動画サービスを広範に利用できるようにしています。

 しかし、他社については、「完全対応」しません。しかし、その場合は、【セットトップボックスの比較記事】で書いたような、端末を利用すると、多くの4Kコンテンツサービスにアクセス可能です。

 興味のある方は、このブログの【セットトップボックスの比較記事】をご覧ください。

3・テレビ用の高音質スピーカー

 201705061550.jpg

 第3に、スピーカーです。

 今回紹介したテレビも、上位機は優れたスピーカーを採用します。

 ただし、その音質は、あくまで「テレビレベル」であり、映画館のような、「オーディオグレード」とはほど遠いと言えます。

サウンドバーの比較
2・ホームシアターシステムの比較
3・AVアンプの比較

 その場合、別途スピーカーを導入するのは「手」です。

 特に最近は、TVの前「だけ」に設置し、音質などを強化できる別売りスピーカーが出ています。1万円程度からラインアップがあります。

 詳しくは、【サウンドバー・シアターバーの比較記事】で20機種ほど紹介していますので、よろしければ、合わせてご覧ください。

 そのほか、5.1chシアターシステムを紹介する記事もあります。

4・録画用ハードディスク

  201809011055.jpg

 【Amazon限定】

 バッファロー 2TB HD-AD2U3
  ¥8,780 Amazon.co.jp  (9/6執筆時)

 第4に、テレビ録画用のハードディスクについてです。

 ブルーレイレコーダーを導入しない方で、テレビ録画希望者は、同時に購入することを「強く」オススメします。

 経験上、後からだと「面倒に」なって絶対設置しようと思わないからです。具体的なおすすめ製品を知りたい方、【外付けハードディスクの比較記事】もあります。こちらも、よろしくお願いします。

 201803111800.jpg

 そのほか、TV購入と同時に、ホームシアターの構築を考えておられる方は、以下のようなものがあります。

1・AVアンプの比較
2・シアター用スピーカーの比較
3・サウンドバーの比較
4・プリメインアンプの比較
5・ブルーレイプレーヤーの比較
6・家庭用プロジェクターの比較

 さしあたって、本格的に構成するならば1番と2番の製品が、手軽にやるならば3番の製品が必要です。

 これらの記事もよろしくお願いします。

ーー

 最後になりましたが、この記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。ではでは。

posted by Atlas at 16:47 | 映像機器

比較2019’【高画質で安い】4K液晶テレビ95機の性能とおすすめ (1)

【今回レビューする内容】2019年 最新4Kテレビの性能とおすすめ・選び方:10万円前後-20万円台 パナソニック シャープAQUOS 東芝 REGZA ソニー ブラビア LG 三菱電機 アイリスオーヤマ DMM FUNAI TCL ハイセンス:スポーツ 映画 アニメ ゲーム向け4KTV人気機能の違いと「最強機種」ランキング:40 42 43 49 50 55 65インチ

【比較する製品型番】東芝 REGZA 43M530X 50M530X 55M530X 65M530X 43RZ630X 50RZ630X 49Z730X 55Z730X 65Z730X シャープ AQUOS 4T-C40BJ1 4T-C45BL1 4T-C50BL1 4T-C65BL1 4T-C45BN1 4T-C50BN1 4T-C60BN1 4T-C50BN1 4T-C40AJ1 4T-C45AJ1 4T-C45AL1 4T-C50AN1 4T-C60AN1 4T-C43AM1 4T-C50AM1 4T-C60AM1

今回のお題
最新モデルの4K液晶テレビのおすすめはどの機種?

 どもAtlasです。

 今回は、2019年9月現在、最新の4K対応の液晶テレビの比較です。

 201809011946.jpg  

 5万円台〜40万円台で購入できる、各メーカーの最新4K液晶テレビを(ほぼほぼ)全機種紹介しました。

 201809011945.jpg

1・映像の美しさ  ★★★★★
2・目の疲れにくさ ★★★★★  
3・音質の良さ   ★★★★★
4・ネット動画   ★★★★★
5・番組表     ★★★★★
6・総合評価    ★★★★★

 以下では、いつものように、各製品を比較します。

 そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、目的別、予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案する型式で書いていきます。

ーー

1・4K液晶テレビ
2・有機ELテレビ   
3・19-23インチの小型液晶テレビ
4・24インチの小型液晶テレビ
5・32インチの小型液晶テレビ
6・40-50インチの大型液晶テレビ
7・おすすめ液晶テレビのまとめ 【結論】

 なお、今回の記事は、このブログの液晶テレビ比較シリーズの1回目記事として書きました。

1・最近の4Kテレビの画質

 201705061400.jpg

 4Kテレビは、「高画質な次世代のテレビ」であると、我々は日々のCMで「すり込まれて」います。

 しかし、「4Kテレビ」なら、どのような機種でも、高画質に見れるとは必ずしも言えません

 なぜなら、テレビの画質を決めるのは、「解像度だけではないから」です。

 結論的に言えば、以下の4要素の性能が、液晶テレビの画質を「ほぼ」決めます

1・液晶パネルとバックライト
 =画質を決める基本要素
2・画像エンジン
 =画質補整・リモコン操作の速度向上
3・超解像技術
 
=低画質映像の画質の底上げ
4・ 倍速液晶
 =動きのある映像への対応

 今回の記事では、これらの要素や、HDR10を含む最新の状況をふまえて(少なくとも)「5年以上は使えそうなテレビ」を探していきます。

ーーー

 ただその前に、1点だけ、「画面サイズの選び方」について解説しておきます。この点を間違って選ぶと「目が相当疲れるテレビ」を選んでしまうからです。

2・画面サイズの選び方

 201809012006.jpg

 2018年現在4K解像度のTV最小サイズは、40インチです。

 PC用を除けば、これ以下のサイズの4Kテレビは、現在発売されていません。

 4Kテレビを選ぶ場合、はじめに考えるべきは、TVまでの視聴距離です。

画面サイズ 普通の液晶 4K液晶
32V 約1.2M
40V 約1.5M 約0.7M
43V 約1.6M 約0.8M
49V 約1.8M 約0.9M
55V 約2.0M 約1.0M

 上表は、業界が示す、適切な最低視聴距離(メートル単位)を示したものです。

 4Kテレビは高詳細で、地上波デジタル放送などの画像の粗い2K以下の映像も「4K相当」にアップコンバートするため、画面に近づいても粗く見えません。

 そのため、視聴距離は、今までのフルハイビジョンの半分ほどの距離で良くなります。


 201809012013.jpg

 ただし、画面全体を視野に入れる必要があるゲームなどに対応させる場合は、視点の移動による「目の疲れ」を考慮するべきです。

 それ以外でも、目が疲れやすい方は、上表の「普通の液晶の基準」を適応し、その上で、サイズも最大で43インチ程度に止めた方が良いでしょう。

 ゲームをやる方以外でも、ご家族に「目が疲れやすい」方がいる場合は、上表の「普通の液晶の基準」に合わせた方が良いです。

  201809012015.jpg

 結論的に言えば、8-10畳間に置くならば43インチ〜55インチがオススメです。それ以下の畳数の場合は、43インチかそれ以下が向いています。

 55インチ大でも、8畳間の長辺に置くならば置けます。ただ、部屋のバランスとの兼ね合いになりますし、一般的にはオススメしません。

今回の記事の構成!

1・東芝・シャープの4Kテレビ
2・ソニー・パナソニックの4Kテレビ
3・LG・三菱の4Kテレビ
4・新興ブランドの激安4Kテレビ
5・おすすめの4K液晶テレビ 【結論】

 というわけで、ここからは、メーカーごとに4K解像度に対応する液晶テレビを紹介します。

 しかし、かなりの数の4K液晶テレビを紹介するため、記事は全5回に分けています。

 201902181131.jpg

 1-3回目の各記事では、全国のデンキヤで見かける、人気5社東芝・ソニー・LG・シャープ・パナソニック・三菱)の製品は、超高額機を除けば全機種を紹介します。

 201902181343.jpg

 加えて、4回目記事(こちら)では、新興ブランドアイリスオーヤマ・ハイセンス・フナイ・TCL)が発売する「激安」4K液晶TVもフォローします。

 その上で、連続記事の最終回では、「結論」として最終的に「Atlasのオススメ機種!」を提案していきます。長い記事ですので、飛ばし飛ばしでもよいので、お読みください。

3・東芝の4K液晶TVの比較

 201809020321.jpg

 はじめに東芝の比較的格安な液晶テレビの紹介から入ります。

 なお、以下では、いつものように、Atlasのおすすめできるポイントを赤字系で、イマイチと思う部分を青字系で書きます。


 201905310934.jpg

 【2019年6月発売】【新4K衛星放送対応機】

 【40インチ】

  1・東芝 REGZA 43M530X
   ¥82,200 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【50インチ】

  2・東芝 REGZA 50M530X   
   ¥96,800 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【55インチ】

  3・東芝 REGZA 55M530X   
   ¥114,000 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【65インチ】

  4・東芝 REGZA 65M530X
   ¥169,983 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターパネル:VA
バックライト:エッジ型+エリア制御
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
コンバート:4K+HDR
BS/CS 4K用チューナー:付属

 530Xシリーズは、2019年モデルの東芝の4Kテレビでは「最も安い4K入門機」となります。

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 液晶パネルは、VA液晶パネルです。

 VA液晶と聞くと、TVのパネルに詳しい方だと、IPS液晶パネルに比べると「格下」というイメージがあります。

 しかし、VA液晶は、コントラストがあげやすく、メリハリが付けやすいため、30万円を超えるような液晶テレビの最上位機種には、各社ともVA液晶を採用する場合が多いです。

 その場合、単なる「VA液晶」という呼称ではなく、メーカー独自のブランド名を付け「ブランド液晶」として売っています。

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 こちらのモデルについて言えば、510Xという旧機種は「クリアブラック液晶」という(ある種の)「ブランド液晶」でした。

 そちらは、「黒が引き締まって見える」利点がある一方、グレア液晶(=光沢液晶)で、明るい場所で見る場合、外光反射の問題がある、一長一短な液晶でした。

 一方、今回の入門機である530Xは、単なる「VA液晶」という表記になりました。恐らくハーフグレアの一般的なVA液晶に変更になったのだと思います。

 あまり好ましい変化とは言えず、ダウングレードと言えます。

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 バックライトは、エッジ型バックライトです。

 この機種に採用されるエッジ型は、本体が薄くできるメリット性ある一方で、上位機が採用する直下型LED配置に比べると、明暗の差を出すのが苦手です。

 とはいえ、東芝の場合は、「ダイナミックグローバルディミング」という、映像エンジンを利用する独自の輝度制御機能を搭載します。そのため、階調表現は(他社のエッジ型に比べれば)良いと言える機種です。

 なお、4K液晶の場合、臨場感(3D感)を出すため、バックライト制御で、輝度(明暗の差)が重要です。

 最近は、液晶パネルはほとんど外注のため、この部分が、「メーカーごとのTVの差」を生み出す要素にもなっています

 その点で言えば、画質面はある程度期待できます。

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 4Kチューナーは、内蔵します。2018年末にはじまったBS/CSの4K新放送を専用チューナーなしで受信可能です。

 また、東芝は、新4K放送チューナーをダブルで搭載します。

 旧機種の場合、新4K放送の「裏番組録画は不可」でしたが、今回から対応となりました。

 その上で、地デジなどのソースの4K画像へのアップコンバートにも対応です。

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 なお、新放送についての対応状況や必要設備は、詳しくは【新4K衛星放送対応チューナーの比較記事】で書きました。

 これを目的に買い換えを検討されている方は、後ほどお読みください。

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 HDR10技術は、東芝はこのグレードで対応です。この点は大きなポイントです。

 HDR10(通称HDR)とは、4Kと同時に普及してきている輝度に関する新しい業界規格です。

 「ハイダイナミックレンジ」の略称で、画像の立体感や解像感を高める4K向きの最新技術です。同名のデジカメで使われてきたHDR技術とは仕組みは異なりますが、明暗差をつけるという目的では同じです。

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 ご存じのように、「3Dテレビ」は眼鏡を使う必要がある点がネックで、過程では普及しませんでした。

 しかし、HDR技術は「眼鏡なし」で奥行を感じられるように進化していくために、必要な技術です。

 これにより、夜のシーンなど暗い場面でもしっかり映像が分かるような解像感も期待できます。

 4Kパネル搭載が標準となってきている現在ですが、HDR規格の搭載は、その次に「標準」になると言われています。

 事実、次世代のブルーレイ規格Ultra HD ブルーレイでは、HDR規格が採用されました。また、新4K放送でも、HLG形式のHDRが採用となっています。

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 さらに、東芝の場合、アドバンスドHDR復元に対応します。

 そのため、HDR規格に対応しない通常のTVについても、画像のクオリティをひき上げることが可能です。

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 倍速液晶は、4Kダイレクトモーション120を搭載します。

 倍速液晶とは、放送局から送られてくる信号(絵)の2倍にあたる毎秒120枚のフレームの表示を可能にする技術です。テレビの側で、2枚のフレームの中間画像を生成することで可能にします。

 これにより、モータースポーツや球技など動きの速い画像の画質が格段に上昇します。画面の大きな、40インチオーバーの液晶では重要になる技術です。

 ただし、東芝の場合、LEDバックライトの点滅制御で倍速を仮想的に実現する仕組みなので「2倍速相当」という表現となります。

 なお、PCモニターでは「オーバードライブ」とも呼ばれる技術です。

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 画像エンジンは、レグザエンジン Evolution-Sを搭載します。

 処理能力の高い画像エンジンを装備する製品は、ソフト的に画像を高度に処理する技術が多く採用されます。

 この機種は、低解像度画像の「高精細化」をはかるための4K精細感復元や、文字や映像の「ノイズ除去」のための4Kノイズクリアを機能として持ちます。

 上位機と比べると、超解像処理がされない点はありますが、他社の同価格帯のテレビより相当充実します。

 多くのかたは、地デジやBSなどを見るために購入するのでしょうし、地デジ用のソースを4K高画質に変換する機能(4Kマスターリファイン)が充実する東芝機は魅力的です。

 ソースの粗い昔のアニメや、再放送番組に「強い」と言われるのは、この部分が理由です。

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 その上で、東芝は、画質の自動調整機能も充実します。

 ネット動画モードや、アニメモードなど多彩なモードを搭載します。

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 録画機能は、通常のハードディスクを使用した場合は、2TBで約241時間の録画ができる計算です。

 また、こちらはトリプルチューナー搭載なので、2番組録画が可能です。また、レグザリンクによるダビング10対応で、パナソニックのディーガなどのレコーダーにムーブやコピーもできます。

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 【1TBモデル】

 ・バッファロー HDV-SQ1.0U3/VC
  ¥12,700 Amazon.co.jp
(9/5執筆時)

 さらに、SeeQVaultという新しいコンテンツ保護技術に対応します。

 これまでは、TVの録画機能の場合、TVが壊れて買い換えた場合、新しいTVに従来の録画データを写すことはできませんでした。

 しかし、この機能は対応するUSBハードディスクを増設すれば、新しいTV(別のテレビ)でも再生できるようになります。

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 番組表は、東芝の場合、カラフルで情報量が多く、また視認性が良いです。

 この部分では全く問題額、見やすく、便利に作られています

 番組表からすぐに録画に入ることができます。

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 とくに、東芝は、2019年からUI(ユーザーインターフェース)全体を再設計しています。

 過年度モデルに較べても、操作性は向上しています。

 無線LANも、内蔵です。

 高速な11ac規格に対応するなど、この部分も力を入れます。

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 映像配信サービスは、充実します。

 YouTubeをはじめ、Netflix dTV DAZN ひかりTVなどメジャーなサービスは全て対応です。

 契約があれば、PCなどの介在なしで自由に見れます。NetflixやひかりTVなどの4K配信にも対応するため、TVの実力を手軽に確かめられるでしょう。

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 スピーカーの音質は、割と期待できます。

 20Wの出力と標準的な迫力ではありますが、人の声を聴きやすくする工夫がされるなどの点が目立ちます。

 性能なフロントスピーカーは、周波数帯域の点で、音楽の視聴により向いた仕様でしょう。

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 音声アシスタントサービスは、東芝の場合、AmazonのAlexaに公式対応します。

 【Amazon Echoの比較記事】で書いたような対応スピーカーを購入した場合、Wi-Fi経由で、テレビの入/切、ボリューム、チャンネルなどの操作が音声にて可能です。

---

 以上、東芝の530Xシリーズの紹介でした。いち早く、BS/CS 4K視聴チップに対応した点で人気のある機種です。

 一方、画質面では、HDR10技術・倍速液晶などに対応する点で高度ですが、どちらかといえば「薄さ重視」のデザイン重視の設計で、エッジ型バックライトを採用するなど、画質面ではやや疑問符がつきます。

 とくに、ブランド名が付かない単なるVA液晶を採用している点が、Atlas的には気がかりです。


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 【2019年6月発売】【新4K衛星放送対応機】

 【43インチ】

  5・東芝 REGZA 43RZ630X  
   ¥116,500 楽天市場 (9/5執筆時)

 【50インチ】

  6・東芝 REGZA 50RZ630X   
   ¥133,452 楽天市場 (9/5執筆時)

モニターパネル:VA
バックライト:エッジ型+エリア制御
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
コンバート:4K+HDR
BS/CS 4K用チューナー:付属 

 630Xシリーズは、530Xシリーズの上位機です。

 要するに、2018年5月登場(旧機種)の1ランク上の中級機です。

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 下位機種の場合と同様に、2019年モデルのこちらは、新4K放送チューナーがダブルで搭載され、また、画像エンジンが「レグザエンジン Evolution-S」へと進化しています。

 ただし、530Xシリーズとは、それ程性能が変わらないので、「プチ上位機」と言えます。

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 パワーアップしている部分は、録画機能です。

 いわゆる「全録」対応機になります。

付属」する2TBハードディスクで、地上波デジタル放送6チャンネルを約40時間分自動録画する「タイムシフト機能」が付属します。

 別売の外付けハードディスクを購入する場合3日以上、チャンネルや録画時間を制限する場合は1週間以上の録画も可能です。

 なお、「全録」については、【東芝レグザブルーレイレコーダーの比較記事】でかなり細かく説明しています。

 ニュアンスは同じなので、より詳しく知りたい方はご覧ください。

 以上、630Xシリーズの紹介でした。

 中級機で「タイムシフト機能」を初搭載した点が注目点です。ただし、次に紹介する、2019年の最上位シリーズ(720X)は、それらの機能を持つ上で、パネル性能が相当向上しています。

 画質重視で投資するならば、そちらのほうが良さそうです。


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 【2019年6月発売】【新4K衛星放送対応機】

 【43インチ】

  7・東芝 REGZA 43Z730X
   ¥125,570 楽天市場 (9/5執筆時)

 【49インチ】

  8・東芝 REGZA 49Z730X   
   ¥141,480 楽天市場 (9/5執筆時)

 【55インチ】

  9・東芝 REGZA 55Z730X
   ¥158,720 楽天市場 (9/5執筆時)

 【65インチ】

  10・東芝 REGZA 65Z730X
   ¥247,111 楽天市場 (9/5執筆時)

モニターパネル:IPS VA
バックライト;直下型
解像度:4K画質
倍速液晶:4倍速相当
コンバート:4K/HDR10
BS/CS 4K用チューナー:付属

 東芝Z730Xシリーズは、東芝の4K液晶テレビの2019年モデルの最上位機です。

 画面サイズは、43・49・55・67インチのラインナップです。

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 液晶パネルは、この機種の場合、IPS液晶が採用されます。

 IPS液晶パネルは一般的に、VA液晶より高品質と言われる液晶です。

 使われていると「安心感」があるパネルで、視野角が広く、目が疲れにくい高品質パネルです。

 さらに、こちらは、表面コーティングについて、東芝独自の工夫を添えた、いわゆる「ブランド液晶」です。そのため、「高コントラストIPS液晶パネル」という特別な名称を持ちます。

 また、グレアではないので、外光反射の問題も少ないと思います。IPS液晶ながら、黒も引き締まって見えます。

 なお、65インチだけは、VA液晶です。

 ただ、同様に、特殊処理した低反射VAパネルですので、こちらも「ブランド液晶」と範疇で理解して良いでしょう。

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 バックライトは、直下型配列式のLEDバックライトです。

 液晶は自発光しないので、どの機種も後ろからライトで照らす構造になっています。

 諸方式ありますが、直下型配列式は、本体の厚みを薄くしにくいデメリットはありますが、画質は抜群で、色ムラが生じにくい方式です。

 530Xシリーズのような、エッジ型に較べて、全面直下式は、輝度の点でとても有利です。

 4K解像度をフルに活かすには、輝度制御は現在最も重要な部分なので、多少予算をかけても、直下型を選ぶのは意味があります。

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 さらに、東芝の場合、新世代の全面直下LEDバックライトを採用します。

 リアルブラックエリアコントロールという名称ですが、明かりの点滅制御の高度化で、輝度調整を高度化しました。

  IPS液晶でも十分な奥行感(3D感)を感じさせるでしょう。

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 4Kチューナーは、こちらも、ダブルで搭載です。

 BS/CSの4K放送を別売の専用チューナーなしで視聴可能です。

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 HDR10技術は、こちらも対応します。

 下位機種よりも精度の高いAI機械学習HDR復元を搭載しており、規格に満たない水準の画像により強くなっています。

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 倍速液晶は、下位機種より強化されます。

 4倍速相当の4Kクリアダイレクトモーション480を搭載します。こちらは、しっかり2倍速パネルを採用した上で、LEDの点滅技術を合わせているため「4倍相当」となります。

 いずれにしても、動きのある映像に「より強くなった」と言えます。

 なお、倍速液晶は、スポーツなどの速い映像に強いほか、高倍速の液晶の場合、コマ数が少ないアニメについても中間の動きを再計算するため、動きがなめらかになります。

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 画像エンジンは、このグレードから、レグザエンジン Professionalを搭載しています。

 この部分は、注目点です。先述のように、東芝の下位機種は、画像解析による、低解像度画像の「高精細化」「ノイズ除去」の部分で充実していました。

 この機種の場合、これ、高度な「超解像技術」が機能として加わります。

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 超解像技術の搭載は、低レベルの画質の底上げにつながります。

 この技術を搭載するテレビは他社にもありますが、東芝の場合、前後のフレームまで解析する「フレーム間処理」をしている点と、繰り返し3回の解析を行う点でより高度です。

 他社搭載機は、1フレーム(静止画)だけ見て解析する「フレーム内処理」に止まっており、この点でこの機種は優秀です。

 なお、この技術は、2019年から「AI超解像技術」と名前を変えました。

 そして、新しい深層学習テクノロジーで画像の「ギラつき」の抑制について、軽減をはかっています。

 今年度は、かなりこの部分に力を入れて変更が加えられました。

 例えば、従来2段階刻みだった、「超解像度技術」が、3段階の処理となったこと、美肌リアライザーHDRの搭載で、(通常画質以外に)HDR画像の肌の質感も改善できるようになったことなどが、確実に進化している印象です。

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  このほか、、パネルの発色を良くする「広色域化技術」も搭載しますが、全体として、色つけは自然でバランス重視です。

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 録画機能は、この機種も、「全録」対応のタイムシフト機です。

 ハードディスクの大きさに応じて、上波デジタル放送6チャンネルを自動で録画し、番組表から「過去数日分の番組」を振り返って見ることができます。(通常録画も可能です)

 一方、ハードディスクは「別売」となる点、注意してください。おすすめ機については、最後に改めて紹介します。

 映像配信サービスは、Netflixの4Kサービスや、DAZNを含めて下位機種同様に対応です。

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 スピーカーの音質は、東芝としては上位の仕様です。

 ONKYOと共同開発の大型バスレフボックス2ウェイスピーカーを採用します。

 さらに、重低音の強化のためウーファーが別に2つ付属するため、「レグザ重低音バズーカオーディオシステム PRO」と名付けています。

 東芝は、上位機の付属スピーカーに特にこだわりを見せるメーカーです。

 実は、本機の旧モデルをAtlas別宅に導入したのですが、音について(うるさい)家人にも好評です。

 音声アシスタントサービスは、下位機種と同じで、AmazonのAlexaに公式対応します。

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 以上、東芝Z730Xシリーズの紹介でした。

 下位機種と比べて、パネル性能・バックライト性能・映像エンジン・音質の部分で、相当レベルアップしています。

 東芝のラインナップの中でも、この機種については、相当気合が入った良い機種だと評価できます。やや高めですが、ネットならば、それなりに安く買えるでしょう。

 予算があればこの機種はとても良い選択肢です。

4・シャープの4K液晶TVの比較

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 続いて、シャープの4K液晶の紹介です。


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 【2019年7月発売】【新4K衛星放送対応機】

【40インチ】

 11・シャープ AQUOS 4T-C40BJ1
  ¥102,000 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

【45インチ】

 12・シャープ AQUOS 4T-C45BL1
  ¥111,421 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

【50インチ】

 13・シャープ AQUOS 4T-C50BL1
  ¥132,112 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

【55インチ】

 14・シャープ AQUOS 4T-C65BL1
  ¥160,200 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターパネル:4K低反射液晶パネル
バックライト :エッジ型※
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
コンバート;4K
BS/CS 4K用チューナー:付属機あり

 シャープの4KテレビBJ1シリーズBL1シリーズは、同社の4Kテレビの最新入門機です。

 画面サイズは、40・50・55・58インチと4サイズのラインナップです。

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 液晶パネルは、パネルが自社生産できる点で、シャープの最大の「売り」の部分です。

 この製品は、高品質液晶である4K低反射液晶パネルを採用します。

 映り込みが少なくなるような低反射タイプの液晶で、IPS液晶よりも視認性が高い技術水準の高い液晶です。

 バックライトは、ただしエッジ型で、LEDバックライトのエリア制御には非対応です。

 ただし、40インチの4T-C40BJ1についてのみ、例外的に「直下型」なので、この部分を気にする方は良いかもしれません。

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 4Kチューナーは、搭載です。

 東芝と同じで、新4K放送用のチューナーをダブルで搭載するので、BS・CS4K放送を見ながら裏番組も録画できます。

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 HDR10技術は、この機種も対応します。新衛星放送に使われるHLG規格も東芝同様にフォローです。

 画像の立体感や解像感は未対応機よりも高いでしょう。

 ただし、HDRアップコンバート技術が非搭載です。この点は残念です。

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 画像エンジンは、AQUOS 4K Smart Engine PRO を搭載します。

 東芝の同様に、「高精細化処理」「ノイズ除去」を機能として持ちます。超解像技術はありませんが、それは、東芝の下位機種もそうなので、欠点とは言えないでしょう。

 なお、通常画質のテレビ番組の4Kアップコンバート機能(4K-Master アップコンバート)は、他社同様に対応します。

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 なお、パネルの発色を良くする「広色域化技術」として、リッチカラーテクノロジーを搭載します。

 こちらは、輝度のほか色調も調整する点で高度です。

 これもあり、シャープは、他社標準より「鮮やかな」画面です。

 倍速液晶は、2倍速相当が搭載されます。

 こちらも、バックライト制御によって「2倍速相当」を実現するものです。動きのある映像にもある程度対応できるでしょう。

 録画機能は、USB接続のハードディスクを使用した場合、利用可能です。

 2TBで約174時間の録画ができます。また、この機種は、2番組同時録画に対応します。

 ただし、新4K放送の録画については、繰り返しになりますが、「裏番組録画」までの対応です。

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 番組表は、シャープも見やすく、便利に作られています

 とくに、シャープは他社に先駆けて、番組表を4K画質で作っているため、視認性が良く、情報量も多いです。純粋に、番組表画面の見やすさだけで言えば、この点で他社を出し抜いています。

 ジャンル別・キーワードで番組を検索することもできます。また、検索結果に基づいて、番組表を色分け表示にすることも可能です。オススメ番組を自動でお知らせする機能も付きます。

 無線LAN内蔵です。

 そのほか、ココロビジョン機能も見所です。TVの視聴傾向から、AIがオススメ番組の情報を教えてくれる機能が付属します。2019年モデルからは、新4K放送も対応となりました。

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 映像配信サービスは、相当充実します。

 というのも、ソニー同様にAndroidTVに対応するためです。、豊富なネットコンテンツを便利に利用できる利便性はあるでしょう。

 スピーカーの音質は、シャープも重視する部分です。

 ONKYOの技術協力で、新型のバスレフ型スピーカーを搭載します。

 TVの場合、従来的な高音質化とは重低音の強化に置かれることが多かったのですが、こちらは、中音・フロントスピーカー式を採用し、高音域も含めて自然な音が鳴るように調整されている点が嬉しい部分です。

 東芝の上位機と方向性は似ていますが、良質な音が得られると思います。

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 音声アシスタントサービスは、未搭載です。

 TVの音声によるON/OFF操作などを希望する場合は、【スマート学習リモコンの比較記事】で紹介したような、別の機器が必要です。

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 その他、面白い部分は、視聴位置が動かせるスイーベル式台座を採用している点です。最近の大型ディスプレイは、総じて固定式である点を考えると、この部分は「面白い」試みですね。

---

 以上、シャープの4KテレビBJ1シリーズBL1シリーズの紹介でした。

 高品質の4K液晶パネルを搭載している点、内蔵スピーカー音質が良い点が魅力です。4Kの映像美を堪能するには最も大事な部分ですので、この点はこの機種の売りでしょう。

 特にAL1シリーズは、新4Kチューナーを先行的に搭載している点で、発売以後、人気が出そうです。

 ただし、いずれに機種も、HDR10についてSDR画像からのアップコンバートに言及がない点で、低品質画像対応力は弱いと感じます。

ーーーー

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【2018年5月】

【40インチ】

 15・シャープ AQUOS 4T-C40AJ1
  ¥63,500 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

【45インチ】

 16・シャープ AQUOS 4T-C45AJ1
  ¥69,800 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

【50インチ】

 17・シャープ AQUOS 4T-C50AJ1
  ¥65,494 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

【55インチ】

 18・シャープ AQUOS 4T-C55AJ1
  ¥90,793 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

【2018年12月】

【45インチ】【新4K衛星放送対応機】

 19・シャープ AQUOS 4T-C45AL1
  ¥82,456 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターパネル:4K低反射液晶パネル
バックライト :エッジ型
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
コンバート;4K
BS/CS 4K用チューナー:付属機あり

 なお、シャープの場合、昨年度の入門機が(ネットでは)まだそれなりの数が残っており、さらに安いです。

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 大きな相違点は、新4K放送用のチューナーが付属しない点です。ただし、2018年12月に追加販売された、 4T-C45AL1については例外で、チューナー搭載です。

 これ以外の部分は、画像エンジンとAndroidTVのバージョンが1世代上がった点が異なるほどで、マイナーチェンジです。

--

 結論的にいえば、画質については、ほとんど差がないため、チューナー不要ならば、値下がりした2018年機を選んで良いでしょう。

 ただし、デンキヤの店頭在庫はほぼありませんでしたが、ネットではまだ一定数あります。


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 【2019年7月】【新4K衛星放送対応機】

 【45インチ】

  20・AQUOS 4T-C45BN1
   ¥132,445 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【50インチ】

  21・AQUOS 4T-C50BN1
   ¥149,200 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

  【60インチ】

  22・AQUOS 4T-C60BN1
   ¥211,200 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【70インチ】

  23・AQUOS 4T-C50BN1
   ¥289,647 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターパネル:N-Blackパネル
バックライト :エッジ型※
解像度:4K画質
倍速液晶:4倍速相当
コンバート;4K
BS/CS 4K用チューナー:付属機あり

 続いて、シャープの4KテレビBN1シリーズの紹介です。

 こちらは、4K液晶テレビでは、同社の最上位機機種となります。

 画面サイズは、45・50・60・70インチ4種のラインナップです。

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 液晶パネルは、同社の「高級ブランド液晶」の1つであるN-Blackパネルを採用します。

 こちらは、下位機種よりも品質が良いパネルで、とくに、周囲のものがテレビに映り込むのを効果的に防ぎます。こうした加工には、特殊な素材が必要なため、高級機のみに搭載されます。

 バックライトは、エッジ型です。

 ただ、高効率の新型が採用されており、消費電力の点で有利なほか、輝度が従来機よりも高いです。

 その点で、HDR技術などの効果もより高いと思います。

 HDR10技術は、この機種は搭載です。

 ただし、低解像ソースをHDRに再計算するアップコンバートは未搭載です。

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 4Kチューナーは、この機種も、2チューナー搭載です。

 裏番組も録画できます。。

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 番組表は、下位機種と同様、4K画質対応です。

 シャープの強い部分で、見やすく、便利に作られています

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 映像配信サービスは、こちらも充実します。

 下位機種同様にAndroidTVに対応です。

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 スピーカーの音質は、こちらについては、シャープの自社開発のワイドエリアサウンドシステムを採用します。

 中・低音域用のミッドレンジウーファー高音域用のトゥイーターが2機付属するうえ、低音をより強調するサブウーファーが中央に1機配置されるのが特徴です。

 東芝の最上位機ほどではないですが、スピーカーには気を使っている機種です。

 ので、別売のTV用スピーカーなどを購入しないならば、こちらは良いと思います。

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 音声アシスタントサービスは、未搭載です。

 TVの音声によるON/OFF操作などを希望する場合は、【スマート学習リモコンの比較記事】で紹介したような、別の機器が必要です。

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 なお、この機種は、視聴位置が動かせるスイーベル式台座を採用しています。

 大画面液晶テレビでこの部分に配慮があるのは、シャープと三菱だけで、あとのメーカーは基本固定式です。

---

 以上、US40シリーズAM1シリーズの紹介でした。

 映り込みの少ない品質の良い液晶と、8倍速の液晶を採用する点が、売りの機種です。

 難点はさほどない機種ですが、HDRのアップコンバートに標準対応しない点は、他社と比較した場合に、やや残念かもしれません。

ーーー

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 【2018年6月】

 【43インチ】

  24・AQUOS 4T-C43AM1
   ¥74,600 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【50インチ】

  25・AQUOS 4T-C50AM1
   ¥85,657 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

  【60インチ】

   26・AQUOS 4T-C60AM1
   ¥143,000 Amazon.co.jp
(9/5執筆時)

 【2018年12月】【新4K衛星放送対応機】

 【50インチ】

  27・AQUOS 4T-C50AN1
   ¥99,749 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

  【60インチ】

   28・AQUOS 4T-C60AN1
   ¥168,241 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターパネル:N-Blackパネル
バックライト :エッジ型
解像度:4K画質
倍速液晶:4倍速相当
コンバート;4K
BS/CS 4K用チューナー:付属機あり

 なお、シャープの上位機についても、昨年度モデルがネットで残っています。

 201909051735.jpg 

 大きな相違点は、下位機種の場合と同じで、2018年12月に追加発売された2機を除いて、新4K放送用のチューナーが採用されない点です。

 加えて、上位機の場合、スピーカーの配置が新機種と若干異なります。ただ、出力やシステム構成は同じなので、さほどの差はないでしょう。

 画像エンジンとAndroidTVのバージョンの違いに止まるため、「マイナーチェンジ」です。

---

 結論的にいえば、シャープを指名買いする場合、これらの2018年上位機は、「安くてお買得」といえます。

 パネルも同じく高品質なものなので、選んで良いでしょう。

第2回記事に続く!
4K液晶テレビのおすすめ機種はこちら!

 というわけで、今回は4Kに対応する液晶テレビを紹介しました。

 しかし、記事はまだ「続き」ます。

  201809012006.jpg

1・東芝・シャープの4Kテレビ
2・ソニー・パナソニックの4Kテレビ
3・LG・三菱の4Kテレビ
4・新興ブランドの激安4Kテレビ
5・おすすめの4K液晶テレビ 【結論】

 つづく第2回記事こちら)では、ソニーの「BRAVIA」とパナソニックの「VIERA 4K」を紹介します。

 201809011946.jpg  

1・映像の美しさ  ★★★★★
2・目の疲れにくさ ★★★★★  
3・音質の良さ   ★★★★★
4・ネット動画   ★★★★★
5・番組表     ★★★★★
6・総合評価    ★★★★★

 その上で、5回目の結論こちら)では、全機種から、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種!を提案します。

 しかし、お時間のあるかたは、引き続き、2回目記事をお読み頂くよう、よろしくお願いします。

 2回目記事は→こちら

 ーーー

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posted by Atlas at 13:14 | 映像機器

比較2019’【高画質で安い】4K液晶テレビ95機の性能とおすすめ(2)

【今回レビューする内容】2019年 最新4Kテレビの性能とおすすめ・選び方:パナソニック ソニー編 40 42 43 49 50 55 65インチ

【比較する製品型番】ソニー ブラビア KJ-43X8000G KJ-49X8000G KJ-55X8000G KJ-65X8000G KJ-43X8500G KJ-49X8500G KJ-55X8550G KJ-65X8550G KJ-75X8550G KJ-43X8500F KJ-49X8500F KJ-55X8500F KJ-65X8500F KJ-49X9500G KJ-55X9500G KJ-49X9000F KJ-55X9000F KJ-65Z9F KJ-75Z9F パナソニック VIERA TH-43FX500 TH-49FX500T TH-43FX750 TH-49FX750 TH-55FX750 TH-43GX750 TH-49GX750 TH-43GX850 TH-49GX850 TH-55GX850 TH-43GX500 TH-49GX500

今回のお題
最新モデルの4K液晶テレビのおすすめはどの機種?

 どもAtlasです。

 今回は、2019年9月現在、最新の4K対応の液晶テレビの比較記事2回目です。

1・東芝・シャープの4Kテレビ
2・ソニー・パナソニックの4Kテレビ
3・LG・三菱の4Kテレビ

4・新興ブランドの激安4Kテレビ
5・おすすめの4K液晶テレビ 【結論】

 前回の1回目記事に続いて、今回は、ソニー・パナソニックの4K液晶テレビを紹介していきます。

 201809011945.jpg

 以下では、いつものように、各製品を比較したあと、最後に、目的別、予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案する型式で書いていきます。

5・ソニーの4K液晶TVの比較

 つづいて、ソニーの4K液晶テレビの紹介です。

 ソニーは、バックライトの工夫で、画面の鮮やかさに優れた機種を多くラインナップします。


 201905311208.jpg

 【2019年5月登場】

 【43インチ】

  29・ソニー ブラビア KJ-43X8000G   
    ¥90,863 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【49インチ】

  30・ソニー ブラビア KJ-49X8000G  
    ¥107,759 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【55インチ】

  31・ソニー ブラビア KJ-55X8000G  
    ¥147,455 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【65インチ】

  32・ソニー ブラビア KJ-65X8000G
    ¥206,988 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターパネル:トリルミナス(VA)
バックライト:トリルミナス
解像度:4K画質
倍速液晶:4倍速相当
コンバート:4K+HDR
BS/CS 4K用チューナー:未付属

 X8000Gシリーズは、ソニーの「BRAVIA」の、2019年モデルの入門機です。

 201611041539.jpg

 液晶パネルは、ソニーの場合、入門機から同社の「ブランド液晶」である、トリルミナスを採用します。

 正確には、パネルではなく、画像エンジンによる「広色域化技術」と、バックライトの制御技術を利用したものですが、一般的な液晶テレビよりも、色域と彩度の向上が見られます。

 ソニーは、テレビの作り方としては、「鮮やかさ重視」です。紀行番組などの自然描写はとくに得意です。

 201503050551.jpg

 写真のように、通常に比べて発色が良いです。

 ハイビジョンの紀行番組などを見ると差が分かります

 とりわけの発色にこだわっているようで「鮮やかな画質」が好きな方にはおすすめできます。

 なお、色つけはメーカーごとに傾向があり、パナソニックや東芝が比較的ナチュラル志向とすれば、ソニーは「赤系が綺麗な色あざやかな」味付け、シャープは「黄系に強い色鮮やかな」味付けだと思います。

 201905311211.jpg

 4Kチューナーは、こちらの機種については、搭載しません。

 そのため、BS/CS放送用の新4K放送には未対応です。

 ただし、HLGには対応するので、別売のチューナー機を買えば、高画質での再生は可能です。

 また、東芝と同じで、インターネット上の4K動画の再生や、地デジやBSなどを4K画質にアップコンバートする技術を持ちます。

 201805130906.jpg

 HDR10技術は、搭載します。

 ただし、地デジなどをHDR画質へのアップコンバートする機能は未搭載です。

 倍速液晶も、未搭載です。

 201905311219.jpg

 画像エンジンは、4K X-Reality PROを搭載します。

 これは、ソニーとしては一世代古いエンジンです。

 「高精細化」「ノイズ除去」は機能として持ちますが、出力や世代の関係で、HDRへのアップコンバートなどはできない、というレベルなので、やや古くさいとも言えます。

 録画機能は、対応です。

 こちらはWチューナー搭載なので裏番組録画が可能です。スマホアプリ経由での録画にも対応します。

 番組表は、下位機種同様に使いやすい仕様です

 無線LANも、内蔵です。

 201710271820.jpg

 映像配信サービスは、ソニーの場合、Android TVを搭載します。

 そのため、4Kコンテンツを含むNetflixやDAZNを含めて好きなアプリをGoogle Playからダウンロードしインストールできます。

 そのため、「スマートTV」としては、東芝より非常に高度です。

 201803292239.jpg

 スピーカーの音質は、ソニーの場合、音響メーカーらしく、下位機種から力を入れています。

 以前紹介したウォークマンなどの音楽機器にも使われている、音質のアップコンバート技術であるDSEEに対応します。入力ソースの音質が高解像度にするため、他社より音質は上位だと思います。

 ただし、出力は20Wで背面タイプのバスレフ型スピーカーですから、スピーカー性能自体は、東芝の下位機種と同等性能でしょう。

 201812181402.jpg

 音声アシスタントサービスは、ソニーの場合、TV自体でAI(Googleアシスタント)を呼び出せるので、GoogleHomeなど【別売のスマートスピーカー】なしで、音声によるテレビ操作が可能です。

 ただし、呼び出せるには、リモコンのGoogleボタンを押した際だけです。

 これにより、音声でボリュームやオンオフの調整、または、ネット経由での天気予報などの情報検索に対応できます。

---

 以上、ソニーの8000Gシリーズの紹介でした。

 最新機にもかかわらず、、BS/CS放送用の新4K放送には未対応である点がネックです。

 また、ソニーのトリルミナス技術は、パネルとエンジン処理で複合的に表現する技術であることをふまえても、同社から選ぶ場合、もう少し上のグレードの方が良いでしょう。


 201905311139.jpg

 【2019年6月登場】【新4K衛星放送対応機】

 【43インチ】

  33・ソニー ブラビア KJ-43X8500G   
    ¥114,500 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【49インチ】

  34・ソニー ブラビア KJ-49X8500G
    ¥124,913 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【55インチ】

  35・ソニー ブラビア KJ-55X8550G
    ¥158,216 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【65インチ】

  36・ソニー ブラビア KJ-65X8550G
    ¥229,881 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【75インチ】

  37・ソニー ブラビア KJ-75X8550G
    ¥354,121 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターパネル:トリルミナス(VA)
バックライト:トリルミナス
解像度:4K画質
倍速液晶:4倍速相当
コンバート:4K+HDR
BS/CS 4K用チューナー:付属

 X8500Gシリーズは、ソニーの「BRAVIA」の2019年モデルの中級機です。

 201611041539.jpg

 液晶パネルは、ソニーの場合、入門機と同じでトリルミナスを採用します。

 201905311211.jpg

 4Kチューナーは、ソニーの場合、このグレードから搭載です。

 東芝と同じくダブルチューナーで、裏番組の録画にも対応できます。

 一方、インターネット上の4K動画の再生や、地デジやBSなどを4K画質にアップコンバートする技術は、この機種も搭載します。

 201805130906.jpg

 HDR10技術は、この機種も搭載します。

 その上で、下位機種と異なり、HDR画質へのアップコンバートに対応します。他社の上位機なみの水準でしょう。

 倍速液晶は、モーションフローXR240が搭載です。

 東芝の最上位機同様に、倍速パネルを採用します。

 その上で、バックライト制御により「4倍速液晶相当」ですので、2倍速の他社よりも、動きのあるスポーツなどの映像により強い仕様です。

 201803292242.jpg

 画像エンジンは、このグレード以上は、最新のHDRX1プロセッサを搭載します。

 先述のHDRアップコンバートに対応できたのは、この新型プロセッサのおかげです。

 そのほかにも、下位機種同様に、入力する画像に合わせて、ノイズを軽減したり、伝送の際にロスした画像情報を「高精細化処理」して、テレビ画像を最適化させて、より見やすくできます。

 録画機能は、対応です。

 こちらはWチューナー搭載なので裏番組録画が可能です。スマホアプリ経由での録画にも対応します。

 番組表は、下位機種同様に使いやすい仕様です

 無線LANも、内蔵です。

 201710271820.jpg

 映像配信サービスは、ソニーの場合、Android TVを搭載します。

 そのため、4Kコンテンツを含む好きなアプリをGoogle Playからダウンロードしインストールできます。「スマートTV」としては、非常に高度です。

 201905311238.jpg

 スピーカーの音質は、基本的には下位機種と同じです。

 さらに、55インチ以上のX8550Gシリーズに限っては、アコースティック マルチ オーディオに対応します。

 ソニーの最上位機は、画面自体をスピーカーにした「アコースティック サーフェス オーディオプラス」という技術を持ちます。

 この機種は、その技術を応用したもので通常下部にあるスピーカーの一部を上部に設置することで、音の定位感の上昇を狙う技術です。

 ただ、総合20Wの2ウェイ4スピーカーですので、音圧と迫力の面では、東芝の上位機に負けるでしょう。

 音声アシスタントサービスは、下位機種同様に搭載です。

 201905311147.jpg

 そのほか、一部のボタンについて、赤外線だけではなく、無線伝送方式にすることで、「TVの方向にリモコンを向けなくても操作できる」ようになっています。

---

 以上、ソニーの8500Gシリーズの紹介でした。

 新4K放送チューナーのほか、優れたネットコンテンツ視聴機能を搭載する上で、高級パネル・HDR10・倍速液晶を搭載する機種です。

 価格も安いので、メーカーで「指名買い」するならば、この機種をオススメします。

ーーー

 201805130855.jpg

 【2018年6月登場】

 【43インチ】

  38・ソニー ブラビア KJ-43X8500F  
    ¥90,200 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【49インチ】

  39・ソニー ブラビア KJ-49X8500F
    ¥104,700 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【55インチ】

  40・ソニー ブラビア KJ-55X8500F
    ¥158,777 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【65インチ】【75インチ】【85インチ】

   41・ソニー ブラビア KJ-65X8500F
    ¥265,706 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターパネル:トリルミナス(VA)
バックライト:トリルミナス
解像度:4K画質
倍速液晶:4倍速相当
コンバート:4K+HDR
BS/CS 4K用チューナー:未付属

 なお、この機種については、2018年モデルとなるX8500Fシリーズの在庫が多少残っています。 

 X8500Gシリーズと比較する場合、新4K放送用のチューナーが未搭載となります。

 あとは、リモコンが赤外線発信のみ対応である点と、若干のUIが相違するだけの違いです。

---

 結論的にいえば、高級パネル・HDR10・倍速液晶を搭載する点では、新機種と同じであるため、価格を重視して、この機種を選ぶのは「あり」でしょう。


 201905311253.jpg

 【2019年6月発売】【新4K衛星放送対応機】

 【49インチ】

  42・ソニー ブラビア KJ-49X9500G   
    ¥154,139 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【55インチ】

  43・ソニー ブラビア KJ-55X9500G   
    ¥190,470 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【65インチ】

  44・ソニー ブラビア KJ-65X9500G
    ¥290,000 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【75インチ】

  45・ソニー ブラビア KJ-75X9500G   
    ¥478,578 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【85インチ】

  46・ソニー ブラビア KJ-85X9500G   
    ¥478,578 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターパネル:トリルミナス(VA)
バックライト:トリルミナス
解像度:4K画質
倍速液晶:4倍速相当
コンバート:4K+HDR
BS/CS 4K用チューナー:付属

 X9500Gシリーズは、ソニーの最新「BRAVIA」のうち、20万以内で買える製品がある機種では、最も上位となる機種です。

 こちらは性能的に、下位機種と多くの点で「被る」ので、X8500Gシリーズと異なる点だけを確認しておきましょう。

 201812181347.jpg

 第1に、バックライトです。

 下位機種はエッジ式でしたが、こちらは、細かいコントラストの調整ができる直下型LED配置となります。

 さらに、部分駆動に対応し、きめの細かいエリアコントロールができます。明暗がハッキリ付く点で、「高級テレビ」としての特長をより増しています。

 201905311309.jpg

 また、75インチ以上の機種に限っては、X-Wide Angleという、視野角の向上技術が利用されます。

 トリルミナス式の「進化形」といえ、LEDライトの光の拡散性を高めることで、大画面に必要な視野角をより向上させたようです。

 201905311302.jpg

 第2に、倍速液晶です。

 バックパネル制御を利用した「4倍速相当」である点は、下位機と同じです。

 しかし、この機種の場合、部分駆動制御ができるため、利用時に画面が暗くなりにくい特性があります。

 そのため、X-Motion Clarity機能と下位機種と名前を変えています。

 201812181346.jpg

 第3に、画像エンジンです。

 こちらは、ソニーの独自技術である、X-tended Dynamic Range PROが採用されます。

 先述の部分駆動と連動し、暗部に使うはずの電流を明部に利用することで、コントラスト比をさらに上げています。

 201906011525.jpg

 一方、この機種は、下位機種に見られた「高精細化」「ノイズ除去」処理に加えて、東芝同様に「超解像度技術」を搭載するとの言及があります。

 ノイズ除去と組み合わされた「デュアルデータベース分析」という機能名です。

 ただ、こちらについては、前後のフレームまで解析する「フレーム間処理」ではなく、1フレーム(静止画)だけ見て解析する「フレーム内処理」に止まります。

 もちろん、機能としてあった方が良いですが、はあります。

---

 以上3点が主な違いです。

 なかでも、直下型配置エリア制御に対応した点は、画質的に大きな魅力です。実売価格は高いですが、「高級テレビ」として、その高コントラスト比は十分に価格に見合う性能と言えます。

 スピーカーの部分は、下位機種と同じ構成です。つまり、55インチ以上のみ、音の定位感が高いアコースティック マルチ オーディオに対応となります。

ーーー

 201809012237.jpg

 【2018年】

 【49インチ】

  47・ソニー ブラビア KJ-49X9000F  
    ¥119,000 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【55インチ】

  48・ソニー ブラビア KJ-55X9000F  
    ¥155,544 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターパネル:トリルミナス(VA)
バックライト:トリルミナス
解像度:4K画質
倍速液晶:4倍速相当
コンバート:4K+HDR
BS/CS 4K用チューナー:未付属

 なお、この機種も、2018年発売の旧機種にあたるX9000Fシリーズの在庫があります。

 新機種に比べると、新4K放送チューナーが内蔵されない点が大きな違いです。

 ただ、直下型LEDの採用をはじめ、画質にかかわる部分では同じなので、新機種の登場で値段の下がっている現在は、かなりお買い得感が高いです。


 201812181349.jpg

 【2018年】

 【65インチ】

  49・ソニー ブラビア KJ-65Z9F
    ¥368,000 楽天市場 (9/5執筆時)

 【75インチ】

  50・ソニー ブラビア KJ-75Z9F
    ¥645,840 楽天市場 (9/5執筆時)

モニターパネル:トリルミナス(VA)
バックライト:トリルミナス
解像度:4K画質
倍速液晶:4倍速相当
コンバート:4K+HDR
BS/CS 4K用チューナー:未付属

 Z9Fシリーズは、2018年末にソニーが追加販売した「液晶テレビの最高峰モデル」です。

 液晶方式としては同社の最上位機であり、フラッグシップ機です。

  201611041539.jpg

 液晶パネルは、ただし、下位機種と同じ、同社の「ブランド液晶」であるトリルミナスを採用しています。

 201812181704.jpg

 画像処理は、さすがに「フラッグシップ機」らしく、X1 Ultimateという新しいプロセッサの力で、下位機種にない機能が多く搭載します。

 例えば、X-tended Dynamic Range PROをより高度にして、最大輝度を2倍(×12)にしています。

 さらに、「超解像度技術」の部分を、「オブジェクト型超解像に強化しています。

 下位機種と同じく「フレーム内処理」ではあるものの、画面内のより細かい要素に分解して処理するため、徹底度が上昇しています。

 201812181401.jpg

 音声アシスタントサービスは、一方、この機種はハンズフリー対応です。

 リモコンを利用せず、声だけでボリュームや電源操作を完了できます。この点では、下位機種より便利です。

 その他の部分は、下位機種に準じます。

---

 以上、Z9Fシリーズの紹介でした。

 新しいプロセッサの力を借り、画像処理の部分で新技術を導入している点が光ります。この部分は東芝が従来強かったのですが、この機種に限っては、ソニーも相当力強い進歩を感じます。

 ただ、問題は値段新4K放送チューナーが付属しない点でしょう。

 なお、ソニーは【有機ELテレビの比較記事】で紹介した機種が「実際はフラッグシップ機」です。スピーカーなど良いものを搭載していることからも、(予算を考えず)選ぶならばそちら(A9Fシリーズ)かなと感じます。

6・パナソニックの4K液晶TVの比較

 201805121020.jpg 

 続いて、パナソニックの4K液晶テレビの紹介です。


 201902181208.jpg

 【2019年7月】【新4K衛星放送対応機】

 【43インチ】

  51・パナソニック TH-43GX500
   ¥82,697 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【49インチ】

  52・パナソニック TH-49GX500
   ¥95,790 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【2019年1月】

 【43インチ】

  53・パナソニック TH-43FX500
   ¥59,990 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【49インチ】

  54・パナソニック TH-49FX500
   ¥69,990 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターパネル:IPS(RGBW)
バックライト :エッジ型
解像度:4K画質
倍速液晶:なし
コンバート;4K
BS/CS 4K用チューナー:付属機あり

 FX600シリーズGX600シリーズは、パナソニックの4KテレビVIERA では最も安価な「入門機」となります。

 同社は、高性能なテレビもありますが、こちらは、「激安液晶ブランド」と対抗するための「激安入門モデル」の位置づけです。

 画面サイズは、43インチ・49インチがあります。

 201803292343.jpg

 液晶パネルは、いずれもIPS液晶を採用します。

 テレビの場合、最上位機種には、各社とも上位ラインの「ブランド液晶」に、VA液晶を採用する場合が多いです。

 VA液晶は、コントラストがあげやすく、メリハリが付けやすい特性あるからです。

 ただ、10万円前後の製品で、メーカー固有の「ブランド名」が付いていない普通の液晶パネルについては、VAより「IPS液晶のほうが視認性が良い」と言えます。

 201904101253.jpg

 ただし、注意点があります。

 それは、この機種の場合、IPS液晶といっても、色の三原色に白を加えた4色パネル(RGBW型)である点です。

 ここ数年で出現した廉価製品のIPSとなります。

 したがって、「黒の締まりの良さ」はさほどレベルが高くないです。

 バックライトは、エッジ型です。

 前編でも出てきましたが、エッジ型は、直下型に比べると、本体が薄くできる一方で、明暗の差を出すのが苦手です。お買得なので、価格的に仕方のない部分です。

 201905311211.jpg

 4Kチューナーは、後発のGX600シリーズについては付属します。

 ただし、他社機と比較する場合、チューナー数が1つで裏番組も録画ができない仕様なのは、注意点です。

 201803292349.jpg

 HDR10技術は、このグレードでも採用があります。

 ただし、通常画像のHDR画像へのアップコンバートは非対応です。パナソニックの場合、入門機には省略されるようです。

 倍速液晶も、こちらには、搭載されません

 倍速液晶は、先ほども説明しましたが、映像のコマのフレームとフレームの間を補完して、残像感を軽減させる技術です。

 対応しないモデルは、スポーツなどの動きのある映像に弱いと言えます。反面、紀行番組やドラマなど、動きのない番組については、あまり重要ではありません。

 201902181213.jpg

 画像エンジンは、注意が必要です。

 この機種は、特別な名前のエンジンを搭載しないからです。

 そのため、「高精細化」「ノイズ除去」にかんして、「パナソニック水準」とは必ずしも言えません

 4Kテレビは、解像度が高いため、地デジなど解像度が4Kの水準に及ばない映像を拡大して表示しています。

 例えるならば、画素の低いカメラで撮ったスナップ写真を、A3サイズまで引き延ばして投影しているようなものです。そのため、画質を適切にアップコンバートして、画像のアラを取り除く画像エンジンの性能がものを言うところがあります。

 その点、この機種については、やや残念感があります。

 201806282050.jpg

 【1TBモデル】

 ・バッファロー HDV-SQ1.0U3/VC
  ¥13,000 Amazon.co.jp
(9/5執筆時)

 録画機能は、備わっています。

 USB外付ハードディスクを購入した場合、そこに録画できる機能を備えています。裏番組録画に対応し、見ている番組の他、1つの裏番組の録画が可能です。

 録画時間は通常のハードディスクを使用した場合は、2TBで約241時間の録画ができる計算です。

201902181220.jpg

 番組表は、Panasonicの場合、多少課題です。

 番組表のメイン画面の視認性やフォントの見やすさの点では、無理に押し込んだ感じがあり、大手ではイマイチなところもあります。

 ただ、操作性は良いですし、便利機能を含めた実用度はさすがに高く総合力は高いです。

 201805121427.jpg

 無線LANも、搭載です。

 また、パナソニックがブルーレイなどで採用する「外からどこでもスマホで視聴」に対応します。

 放送中番組や、HDDに録画した番組を外出先でもインターネット経由で観ることができます。予約も可能ですね。

 201710271836.jpg

 映像配信サービスは、パナソニックの場合、同社のスマートTVアプリを利用します。

 DAZN・Netflix・Amazonビデオ・ひかりTV・YouTube・dTV・アクトビラ・HULU・ツタヤTVなど、日本でサービスインしている動画サービスはソニー並みに網羅されます。

 この点で不満を感じる方は少ないでしょう。

 YouTubeをはじめ、Netflix dTV DAZN ひかりTVなどメジャーなサービスは全て対応です。契約があれば、PCなどの介在なしで自由に見れます。

 NetflixやひかりTVなどの4K配信にも対応するため、TVの実力を手軽に確かめられるでしょう。

 スピーカーの音質は、他社同様の20Wで、あまり工夫がないです。

 201805301227.jpg

 音声アシスタントサービスは、未搭載です。

 TVの音声によるON/OFF操作などを希望する場合は、【スマート学習リモコンの比較記事】で紹介したような、別の機器が必要です。

---

 以上、パナソニックの4Kテレビ、FX500シリーズの紹介でした。

 日本メーカー製では格安な機種です。ただ、激安モデルとして見た場合、「RGBW」仕様のIPSパネル、超解像技術・倍速液晶・HDRアップコンバートの不採用と、画質面で重要な部分で秀でた部分が少ないです。

 日本ブランドである点と、値段を重視する場合以外は、あまり選択肢とはならなそうな製品です。


 201905311408.jpg

 【2018年1月】【後継機あり】

 【43インチ】

   55・パナソニック TH-43FX750
   ¥86,184 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【49インチ】

  56・パナソニック TH-49FX750
   ¥118,670 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【55インチ】

  57・パナソニック TH-55FX750
   ¥149,990 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターパネル:IPS
バックライト :エッジ型+Wエリア制御
解像度:4K画質
倍速液晶:4倍速相当
コンバート:4K+HDR
BS/CS 4K用チューナー:未付属

 こちらは、パナソニックの4Kテレビ、VIERA 4KFX750シリーズです。

 なお、これらの機種には後継機としてGX750シリーズが登場していますが、ある部分「改悪」されたところがあるため、(在庫がまだある)こちらを先に紹介します。

 画面サイズは、43・49・55インチから選択可能です。

 201603100944.jpg

 液晶パネルは、視野角が広く、高品質なIPS液晶です。

 下位機種と異なり、従来通りのRGBカラーの高品質IPSです。

  201803300040.jpg

 バックライトは、こちらも、エッジ型です。

 ただし、こちらはエリア制御(グローバルディミング)に対応します。より正確には、より細かいエリアコントラスト制御ができるWエリア制御に対応です。

 これにより、バックライトの輝度を部分部分で制御できるため、本体の薄さをキープしつつ、直下型に比べての難点(色ムラ)をある程度克服できています。

 4Kチューナーは、この機種は未搭載です。

 201803300025.jpg

 HDR10技術は、こちらも、対応するモデルです。

 また、「高輝度対応色補正処理/適応型色補正」という名称ですが、事実上のHDR画質へのアップコンバート的機能もこのグレードから備えいます。

 したがって、通常画質のTVについても、画像のクオリティが上がります。

 201906011548.jpg

 画像エンジンは、4Kファインリマスターエンジンを搭載します。

 機能としては、「高精細化」「ノイズ除去」機能を持ちますが、「超解像度技術」については、明確な言及はないです。

 しかし、同社の画像処理技術の総称としての「ヘキサクロマドライブ」の機能として使われている可能性はあります。ただし、東芝のような、高度なフレーム間解析ではないです。

 201803300036.jpg

 一方、パナソニックが強調するのは、ソニー・シャープ同様に「広色域化技術」です。

 色再現性に力を入れています。とくに、HDRに重要な輝度の適正化は、信頼性が高いです。

 201809020206.jpg

 倍速液晶は、倍速表示/クリアモーションを搭載し、他社的な表現では、4倍速相当で対応します。

 録画機能も搭載です。この機種の場合、見ている番組以外に2つの番組が同時録画できる仕様です。こちらも、ダビング10に対応です。

 201902181220.jpg

 番組表は、下位機種と同じです。

 映像配信サービスは、こちらも、同社のスマートTVアプリを利用できます。4Kコンテンツを含めて充実度は高いです。

 201805121427.jpg

 無線LANも、搭載です。

 また、下位機種と同じで、「外からどこでもスマホで視聴」に対応します。

 放送中番組や、HDDに録画した番組を外出先でもインターネット経由で観ることができます。予約も可能です。

 スピーカーの音質は、下位機種と同じで、総計30Wとアンプが高出力で、基本スペックが高いです。

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 以上、パナソニックFX750の紹介でした。

 ヘキサクロマドライブによる彩度などの補整が魅力です。

 パナソニックの場合、色の三原色について全体的にナチュラルな補整なので、IPS液晶の採用とあいまって、目が疲れにくいと思います。

 また、倍速液晶を搭載し、下位機種よりもスポーツなどの動きに強く、高輝度対応色補正処理液晶の高度なバックライト制御で陰影のコントラストがはっきり出ます。

 この点で、紀行番組や映画などにも強いといえる製品です。

 一方、難点は、昨年モデルであるゆえに、新4K放送用のチューナーが別売となる点でしょう。現在の水準だと、やや陳腐化しているため、「確実に不要」でないならば、上位機を選んだ方がよいです。

ーーー

  201902181235.jpg

 【2019年1月発売】【新4K衛星放送対応機】

 【43インチ】

  58・パナソニック TH-43GX750
   ¥107,000 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【49インチ】

  59・パナソニック TH-49GX750
   ¥111,595 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターパネル:IPS
バックライト :エッジ型
解像度:4K画質
倍速液晶:4倍速相当
コンバート:4K+HDR
BS/CS 4K用チューナー:付属

 なお、先述のように、GX750シリーズという後継型番が登場しています。

 こちらは、先ほどと異なり新4K衛星放送対応機です。

 201902181237.jpg

 しかし、高画質化回路のヘキサクロマドライブが未搭載で、かつ、バックライトのエリア制御をせず、エリアコントラスト制御のみと「改悪」されました。

 さらに、適応型色補正はなされますが、HDRへのアップコンバート(リマスター)は、2019年モデルについては、次に紹介する上位機以上に搭載となりました。

 201812181757.jpg

 新4K衛星放送対応機として、他社と価格的競争力を持たせるためのやむを得ない措置と思いますが、新旧機種を選ぶにあたっては注意が必要です。


 201902181258.jpg

 【2019年1月】【新4K衛星放送対応機】

 【43インチ】

  60・パナソニック TH-43GX850
   ¥113,750 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【49インチ】

  61・パナソニック TH-49GX850
   ¥155,393 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【55インチ】

  62・パナソニック TH-55GX850
   ¥174,614 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【65インチ】

  63・パナソニック TH-65GX850
   ¥299,225 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターパネル:IPS
バックライト :エッジ型+Wエリア制御
解像度:4K画質
倍速液晶:4倍速相当
コンバート:4K+HDR
BS/CS 4K用チューナー:付属

 こちらは、パナソニックの4Kテレビ、VIERA 4KGX850シリーズです。

 液晶テレビのカテゴリーでは、2019年モデルで最上位の製品で、新4K衛星放送対応機となります。

 画面サイズは、43・49・55・65インチから選択可能です。

 201902181303.jpg

 液晶パネルは、視野角が広く、高品質なIPS液晶です。

 201902181304.jpg

 バックライトは、こちらも、エッジ型です。

 さらに、2019年最新モデルに限っては、この機種が唯一バックライトのエリア制御に対応です。

 その上でエリアコントロール制御(プロ)にも対応するため、HDR10などのコンテンツにより向く仕様です。Panasonicは、Wエリア制御と呼んでいます。

 とくに、エリアコントロール制御は新型であり、実物を見ても、直下型に比するといえる品質を実現できています。

 コントラストがより鮮明です。

 201905311211.jpg

 4Kチューナーは、この機種については付属します。

 ただし、東芝などと比較した場合、チューナー数が1つで裏番組も録画ができない仕様です。

 201902181307.jpg

 HDR10技術は、こちらも対応するモデルです。

 この機種の場合、AI HDRリマスターという名前で、はっきりと通常画質のHDRへのアップコンバートを表明しています。

 Panasonicの場合、AI学習を使った変換アルゴリズムを売りにしています。既存技術の「言い換え」だと思いますが、精度の向上が見込めます。

 201906011554.jpg

 画像エンジンは、素材解像度検出4Kファインリマスターエンジンを搭載します。

 明確な言及はないですが、ソニーのオブジェクト超解像のような手法で、フレーム内の高詳細化(高画質化)をなしています。

 したがって、地デジなどのソースの表現は、巧みでしょう。

 201803300036.jpg

 一方、「広色域化技術」については、2019年モデルは、この機種のみヘキサクロマドライブに対応します。

 三次元カラーマネジメント回路で、発色を良くする技術で、デンキヤで「Panasonicのテレビの綺麗さ」を実感するのは、大程度、この部分が好影響しています。

 201809020206.jpg

 倍速液晶は、倍速表示/クリアモーションを搭載し、他社的な表現では、4倍速相当で対応します。

 録画機能も搭載です。この機種の場合、見ている番組以外に2つの番組が同時録画できる仕様です。こちらも、ダビング10に対応です。

 201902181220.jpg

 番組表は、下位機種と同じです。長細いメイン画面の視認性はイマイチながら、実際の利便性は高い、という傾向ですね。

 映像配信サービスは、こちらも、同社のスマートTVアプリを利用できます。

 4Kコンテンツを含めて充実度は高いです。

 無線LANも、搭載です。また、下位機種と同じで、「外からどこでもスマホで視聴」に対応します。

 放送中番組や、HDDに録画した番組を外出先でもインターネット経由で観ることができます。予約も可能です。


201902181317.jpg

 スピーカーの音質は、下位機種と同じで、総計30Wとアンプが高出力で、基本スペックが高いです。

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 以上、パナソニックGX850の紹介でした。全体の総合性能は、他社の上位機と比するものがあり、十分です。

 現状では、ヘキサクロマドライブと4倍速相当の液晶を搭載する2018年旧モデルのFX750シリーズがあるので、コスパを優先するならそちらでしょう。

 ただ、そちらは4Kチューナーがないので、将来を見こして今選ぶならばこちらでしょう。とはいえ、チューナー数が他社より少ないのは、注意点です。

次回記事の予告
4K液晶TVのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、4Kに対応する40インチ以上の液晶テレビ紹介してきました。

 しかし、記事は、もう少しだけ「つづき」ます。

  201809011945.jpg

1・東芝・シャープの4Kテレビ
2・ソニー・パナソニックの4Kテレビ
3・LG・三菱の4Kテレビ

4・新興ブランドの激安4Kテレビ
5・おすすめの4K液晶テレビ 【結論】

 次回の第3回目の記事では、LGと三菱電機から発売されている4K液晶テレビを、4回目は、海外の激安4Kテレビを比較します。

1・映像の美しさ  ★★★★★
2・目の疲れにくさ ★★★★★  
3・音質の良さ   ★★★★★
4・ネット動画   ★★★★★
5・番組表     ★★★★★
6・総合評価    ★★★★★

 その上で、5回目の結論(こちら)で、ここまで紹介してきた全機種を対象に、上表のようなポイントから、目的別・用途別にAtlasのおすすめ機種!について書きたいと思います。 

 引き続き、よろしくお願いします。

 第3回目の記事は→こちら

posted by Atlas at 13:13 | 映像機器

比較2019’【高画質で安い】4K液晶テレビ95機の性能とおすすめ (3)

【今回レビューする内容】2019年 最新4Kテレビの性能とおすすめ・選び方(LG 三菱電機編)40 42 43 49 50 55 65インチ BDレコーダー録画機能付4K液晶テレビ

【比較する製品型番】LGエレクトロニクス 43UM7500PJA 55UM7500PJA 65UM7500PJA 49UM7100PJA 49UK6300PJF 55UK6300PJF 43UK6500EJD 50UK6400EJD 55UK6500EJD 49SM8100PJB 55SM8100PJB 65SM8100PJB 75SM8600PJB 55SM9000PJB 65SM9000PJB 三菱 Real LCD-A40RA1000 LCD-A50RA1000 LCD-A58RA1000 LCD-A40XS1000 LCD-A50XS1000 LCD-A58XS1000LCD-A40RA2000 LCD-A50RA2000 LCD-A58RA2000

今回のお題
最新モデルの4K液晶テレビのおすすめはどの機種?

 どもAtlasです。

 今回は、2019年9月現在、最新の4K対応の液晶テレビの比較記事3回目です。

1・東芝・シャープの4Kテレビ
2・ソニー・パナソニックの4Kテレビ
3・LG・三菱の4Kテレビ

4・新興ブランドの激安4Kテレビ
5・おすすめの4K液晶テレビ 【結論】

 前回までのに続いて、今回は、LGと三菱電機の4K液晶テレビを紹介していきます。

  201809011945.jpg

 以下では、いつものように、各製品を比較したあと、最後に、目的別、予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案する型式で書いていきます。

7・LGの液晶TVの比較

 つづいて、韓国のLGの液晶テレビの紹介です。

 グローバル仕様な機種が多い印象ですが、最近は、番組表などを含めて、日本の現地化にも力を入れています。 


 201905311435.jpg

 【2019年4月】【新4K衛星放送対応機】

 【43インチ】

  64・LGエレクトロニクス 43UM7500PJA
   ¥67,800 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【55インチ】

  65・LGエレクトロニクス 55UM7500PJA
   ¥103,318 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【65インチ】

  66・LGエレクトロニクス 65UM7500PJA
   ¥151,693 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターパネル:IPS
バックライト;直下型
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
コンバート;4K+HDR
BS/CS 4K用チューナー:付属

 UM7500Pシリーズは、LGエレクトロニクス社の最新モデルの入門機です。

 同社は、世界的な液晶パネルメーカーであるため、比較的低価格で品質の良い液晶テレビを出すことができます。

 201905311439.jpg

 液晶パネルは、IPS液晶を採用します。

 先述のように、IPS液晶は、「黒の引き締まり」はVA液晶や、それを利用した各社の「ブランド液晶」に及びません。

 しかし、視野角の広さと目の疲れにくさにおいては、定評があります。入門機グレードの場合、むしろこのタイプの方が表示品質は良いです。

 201904101253.jpg

 一方、LGは2018年の入門機について、色の三原色に白を加えた4色IPSパネル(RGBW型)という、コントラスト性能がさらに劣る、廉価モデルを利用していました。

 しかし、この2019年モデルは、RGBW型の表示が消えました。販売価格も相応に上がっているので、おそらく間違いないでしょう。

 201905311444.jpg

 バックライトも、エッジ型ではなく、画質に信頼性がおける直下型LEDバックライトの採用です。

 一方、他社上位機のような、エリア制御技術は未採用です。価格的には妥当でしょう。

 201905311211.jpg

 4Kチューナーは、LGは2019年モデルから、新4K放送チューナーを搭載してきました。

 ただし、シングルチューナーなので、東芝やソニーと異なり、新4K放送の裏番組の録画は非対応です。

 201803292252.jpg

 HDR10技術は、「Active HDR」という名前で搭載です。

 他社にも見られた、通常画質(SDR)をHDRにアップコンバートする機能(HDR Effect)も搭載します。

 また、海外メーカーですが、新4K放送に使われるHLG形式にも対応します。

 倍速液晶は、 TruMotion 120が搭載です。

 バックライト制御による方法なので2倍速「相当」ですが、搭載している分、スピード感ある映像に強い機種です。

 201906011601.jpg

 画像エンジンは、今年度からα7 Intelligent Processorを装備します。

 画質にかかわる具体的な処理については、「高精細化」「ノイズ除去」については、AI映像機能という名称でフォローされます。

 一方、「超解像技術」のほか、豊かな色を表現する特別な「広色域化技術」については、言及がないです。

 操作性も、良質な画像エンジンを採用しているため、他社に劣りません。

 録画機能も、別売の外付けハードディスクの増設により対応します。

 新4K放送を除けば、裏番組録画も対応です。

 201902181144.jpg

 番組表は、その一方であまり強調されません。

 EPGは取得し、日本の他社同様に番組情報も得られますが、画面の情報量と視認性は、工夫がイマイチです。

 ただ、乗せているエンジンが良いためか、サクサクと動く操作性はかなり良いですし、ネットテレビなどを操作するためのUIの出来も良いです。

 いずれにしても、TV機能をさほど重視しない(ゲーム・ブルーレイレコーダー・スカパー中心など)の方は、基本性能が高くお買得なこのモデルを選ぶのは「あり」です。

 201905311449.jpg

 映像配信サービスは、LGの場合、同社のWebOS3.5を利用します。

 ソニーは、GoogleのAndroidTVを採用していますが、こちらは独自のものです。

 ただ、DAZN・Netflix・Amazonビデオ・ツタヤTV・アクトビラなどメジャーな動画サービスは対応しています。

 スピーカーの音質は、総合出力は、20Wと多少非力です。

 ただ、DTS Virtual:Xに対応ということで、最近流行している、天井からの跳ね返り音を疑似的に再生できるサラウンド機能があります。

 とはいえ「オマケ」的ではあります。

 201805301227.jpg

 音声アシスタントサービスは、未搭載です。

 TVの音声によるON/OFF操作などを希望する場合は、【スマート学習リモコンの比較記事】で紹介したような、別の機器が必要です。

---

 以上、LGのUM7500Pシリーズの紹介でした。

 IPS液晶・倍速液晶・HDR10・直下型バックライトと、画質の部分で欲しい部分を網羅している機種です。2019年最新機で、この値段というのは、パネルメーカーならではでしょう。

 一方、番組表の使い勝手などは、そこに注力している国産メーカーにやや負けます

 また、とくに画像エンジンの制御技術は、(差を付けるため)他社も頑張っているため、この部分も値段なりということは言えます。

 ただ、それを除けば、費用対効果は相当に高い機種であり、「できるだけ安く、高性能機を買う」としたら選択肢に入れて良い製品です。

ーーー

 201905311504.jpg  

 【2019年4月】【新4K衛星放送対応機】

 【49インチ】

  67・LGエレクトロニクス 49UM7100PJA
   ¥65,585 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターパネル:IPS
バックライト;直下型
解像度:4K画質
倍速液晶:
コンバート;4K+HDR
BS/CS 4K用チューナー:付属

 なお、2019年モデルのLGの入門機は、49v型のみ、UM7100Pと別の型番が付いています。

 この機種については、(やや理由不明ながら)倍速液晶が採用されないためです。

 50インチ近い大画面で、倍速液晶なしはやや残念感があるため、選択肢にしなくて良いと思います。

ーーー

  201905311455.jpg

 【2018年4月登場】

 【49インチ】

  68・LGエレクトロニクス 49UK6300PJF
   ¥69,100 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【55インチ】

  69・LGエレクトロニクス 55UK6300PJF
   ¥69,500 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターパネル:IPS(RGBW)
バックライト;直下型
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
コンバート;4K+HDR
BS/CS 4K用チューナー:未付属

 また、去年の入門機である、UK6300Pシリーズが、いくつかの画面サイズのみ残っています。

 201904101253.jpg

 しかし、この機種については、色の三原色に白を加えた4色パネル(RGBW型)との表記があった機種です。

 その点で、個人的に(安くても)イマイチに感じます。

ーーー

 201809012314.jpg

 【2018年発売】

 【Amazon限定型番】

 【43インチ】

  70・LGエレクトロニクス 43UK6500EJD
   ¥44,800 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【50インチ】【VA液晶】

   71・LGエレクトロニクス 50UK6400EJD
   ¥45,482 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

  【55インチ】

   72・LGエレクトロニクス 55UK6500EJD
   ¥64,800 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターパネル:IPS
バックライト;直下型
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
コンバート;4K+HDR
BS/CS 4K用チューナー:未付属

 さらに、2018年モデルの「兄弟機」としてUK6600シリーズが展開されていました。

 こちらは、グローバルには流通していますが、日本ではAmazon限定型番です。

 201904101253.jpg

 こちらの機種のうち、43インチについては、RGBWと断りのない、通常のIPS液晶を採用しています。

 その上で、倍速液晶・直下型バックライトHDRに対応するため、値段を重視して選ぶならば、割と良い選択肢でしょう。

 ただし、50インチと55インチは、バックライトが直下型ではなく、エッジ型液晶+エリア制御という組み合わせです。また、50インチは、(ノンブランドの)VA液晶ですので、注意しましょう。

   201905311501.jpg

 LG マジックリモコン AN-MR19BA
   ¥4,143 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 なお、いずれのモデルも標準リモコンは装備します。

 ただLGのWebrOSは、同社のマジックリモコンを利用してこその利便性なので、追加で購入しても良いでしょう。


 201905311514.jpg

 【2019年4月】【新4K衛星放送対応機】

 【48インチ】

  73・LGエレクトロニクス 49SM8100PJB
   ¥101,014 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【55インチ】

  74・LGエレクトロニクス 55SM8100PJB
   ¥114,201 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【65インチ】

  75・LGエレクトロニクス 65SM8100PJB
   ¥154,245 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターパネル:Nano Cell Display
バックライト;エッジ型+エリア制御
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
コンバート;4K+HDR
BS/CS 4K用チューナー:付属

 SM8100PJB シリーズは、LGエレクトロニクス社の最新モデルの中級機です。

 同社は、世界的な液晶パネルメーカーであるため、比較的低価格で品質の良い液晶テレビを出すことができます。

 201905311522.jpg

 液晶パネルは、LGの場合、このグレードから、IPS液晶の発展系と言える「ナノセルディスプレイ」という同社独自の「ブランド液晶」を利用します。

 こちらは、液晶パネル成形時の工夫なので、パネル提供業者ゆえにできる工夫でしょう。

 方向性としては、RGBカラーの純度向上をと目指すものです。横から見ても色変化が少ないとされます。

 (仕組みは全く違うものの)他社が競っている「広色域化技術」に対するLG独自の解答に思えます。

 201905311537.jpg

 バックライトは、ただし、(壁掛けで額縁モードができるほど)スタイリッシュな薄型外観を目指す方向性から、直下型LEDを採用せず、エッジ型です。

 ローカルディミング(エリア制御)はしていますが、やはり注意点です。

 201905311211.jpg

 4Kチューナーは、新4K放送チューナーを搭載です。

 ただし、下位機種同様に、新4K放送の裏番組の録画は非対応です。

 HDR10技術は、下位機種同様に、「Active HDR」が搭載です。

 倍速液晶は、 TruMotion 120が搭載です。

 画像エンジンは、α7 Intelligent Processorを装備します。

 したがって、パネル表示以外の本体性能は、基本的に下位機種と同じです。

    201905311501.jpg

 LG マジックリモコン AN-MR19BA
   ¥4,143 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 そのほかは、リモコンのみ、標準リモコンではなく、LGのマジックリモコンが標準添付となる点が、下位機種異なります。

 あとは、大きな違いは見られません。

---

 以上、LGのSM8100PJB シリーズの紹介でした。

 下位機種と比較する場合、「ナノセルディスプレイ」の搭載は、大きな注目点でしょう。

 おそらく、直下型LEDをバックライト採用しない「薄型」に限定した場合、10万円前後では、最もパネル品質が良い製品です。

 一方、番組表などのインターフェースの使い勝手や、多少貧弱と言えるスピーカー部分など、国内メーカーの付けいる隙があるのも事実でしょう。

ーーー

 201905311546.jpg

 【2019年4月】【新4K衛星放送対応機】

 【75インチ】

  76・LGエレクトロニクス 75SM8600PJB
   ¥300,372 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターパネル:Nano Cell Display
バックライト;エッジ型+エリア制御
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
コンバート;4K+HDR
BS/CS 4K用チューナー:付属

 なお、中級機は、75v型のみ、型番を替えて販売しています。

 主な相違点は、スピーカーで、こちらは2ウェイ4スピーカーで40Wの総合出力となります。

 出力の点で、他社上位機に追いついたと言えます。


 201905311514.jpg

 【2019年4月】【新4K衛星放送対応機】

 【55インチ】

 77・LGエレクトロニクス 55SM9000PJB
  ¥148,556 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【65インチ】

 78・LGエレクトロニクス 65SM9000PJB
  ¥199,880 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターパネル:Nano Cell Display
バックライト;直下型
解像度:4K画質
倍速液晶:4倍速相当
コンバート;4K+HDR
BS/CS 4K用チューナー:付属

 SM9000Pシリーズは、LGエレクトロニクス社の最液晶テレビの最上位機機です。

 201905311554.jpg

 中位機と比較した場合、違いはいくつかあります。

 第1に、バックライトです。

 中位機はエッジ型でしたが、直下型バックライトに変更された点が注目点です。

 下位機種も装備していましたが、東芝の上位機のようにエリア制御(Full Array Dimming)しているため、技術レベルが異なります。

 これにより、「ナノセルディスプレイ+直下型」となるため、液晶表示の部分について言えば、相当レベルが高いディスプレイとなっています。

 第2に、倍速液晶です。

 エリア制御が奏功する形で「4倍速相当」となっています。

 同社は、世界的な液晶パネルメーカーであるため、比較的低価格で品質の良い液晶テレビを出すことができます。

 201905311606.jpg

 そのほか、HDR10について、上位のHDR10 PRO HLG PROに対応を表明している点が、相違点です。

---

 以上、LGのSM9000Pシリーズの紹介でした。

 さほど注目されているとは言い難い機種ですが、「ナノセルディスプレイ+直下型」かつ、「4倍速液晶」、「高度なHDR規格への対応」と、純粋にパネル周りの技術レベルから言えば、今回紹介した機種の中でも、最高レベルでしょう。

 あえて、欠点を上げれば、映像エンジンの熟成と、番組表などのUIの視認性になるでしょう。

 とはいえ、(Atlasのような家電好きには)相当程度、試したくなる要素の多い機種です。

8・三菱電機の4K液晶テレビの比較

 続いて、三菱電機の4K液晶テレビの紹介です。

 201812181949.jpg

 同社は、REALシリーズで有名ですが、バックライトにレーザーを利用するレーザーバックライト方式に独自性と、発色の良さに強みがあったメーカーでした。

 しかし、2018年現在この方式から撤退し、(画質重視の今回の記事企画としては)ラインナップはやや残念な状況にあります。


 201812181957.jpg

 【2018年9月】

 【40インチ】【新4K衛星放送対応機】

  79・三菱 LCD-A40RA1000
   ¥139,938 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【50インチ】

  80・三菱 LCD-A50RA1000
   ¥167,980 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

  【58インチ】

  81・三菱 LCD-A58RA1000
   ¥238,000 Amazon.co.jp
(9/5執筆時)

モニターパネル:非開示
バックライト :非開示
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
コンバート;4K
BS/CS 4K用チューナー:付属

 RA1000シリーズは、三菱電機の4K液晶テレビです。

 201812182006.jpg

 この機種は、いわゆる「録画テレビ」で、ブルーレイと2TBのハードディスクが内蔵されるモデルです。そのため、今回は録画の部分も含めて説明します。

 液晶パネルは、三菱電機は情報非開示です。

 同社は、いわゆる「ブランド液晶」としてDIAMOND Panelを持ちますが、この機種は不採用です。全体的に白っぽく、TN液晶などの蓋然性が高いです。

 いずれにしても、この部分の情報が非開示の機種は、画質面での期待値が低いでしょう。

 バックライトも、情報非開示ですが、エッジ型でしょう。

 HDR10技術は、搭載です。

 ただし、低解像ソースをHDRに再計算するアップコンバートは未搭載です。

 201812182029.jpg

 画像エンジンは、DIAMOND ENGINE 4Kを搭載します。

 機能面の説明では、「超解像度技術」については、対応し処理を行っているようです。

 一方、「高精細化」「ノイズ除去」には言及がないです。何らかの処理は行っているでしょうが、力はそれ程入れていないと思います。

 一方、「広色域化技術」については、ウルトラカラーマトリックスを搭載します。8000点の補整点で色を部分調整する仕組みで、色の鮮やかさの向上を目指しています。

 4Kアップコンバートについては言及がないですが、これは搭載でしょう。

 倍速液晶は、2倍速ながら対応できます。

 4Kチューナーは、さすがに新型ですから、装備します。

 ダブルチューナー仕様ですし、問題ないでしょう。

 201812182019.jpg

 録画機能は、先述のように、2TBのハードディスクとブルーレイを内蔵するため充実します。

 とくにブルーレイは、4K画質に対応するULTRA HDです。単品のレコーダーでも搭載しない機種も多い状況なので、録画部分は相当充実した機種です。

 201812171752.jpg

 12倍録画に対応するので、最大1080時間の録画が可能です。

 3チューナー搭載なので、2番組を同時に録画することも可能です(4K放送は裏番組録画)。外出先からのスマホアプリでの予約にも対応(iOS Android)するため、この部分は割と高度と言えます。

 なお、内蔵HDDが付属した場合は、他社同様に、外付けHDDを増設可能です。

 201812171731.jpg

 番組表は、一方、三菱電機はあまり力を入れていない印象です。 

 操作法を音声で教える機能、文字を拡大する機能など、お年寄り向け機能はありますが、本質的にはあまり工夫がありません。

 映像配信サービスは、ツタヤTVアクトビラのみの対応です。

201812171754.jpg
 スピーカーは、総計10Wのスピーカーです。

 ブラウン管時代から同社は割とスピーカーに力を入れる会社でした。

 その点で言えば、中・低音域用のウーファー高音域用のトゥイーターが2機付属します。 

 ただ、4K液晶テレビは他社も相当気を使う部分なので、それらに比べると目立って音質が良いわけではない機種です。

 音声アシスタントサービスは、未搭載です。

 201812171903.jpg

 一方、面白い部分では、オートターン機能があげられます。

 三菱電機が昔からこだわる部分で、スタンドの方向がリモコン操作で自在に動きます。

 先述のように、この機種は、視野角があまり広くなく、正面以外からの色ムラが目立つので、このような機能はある意味必須と言えます。他社は、こうした機能を付属しませんが、それは、視野角が広いから、基本不要だからでしょう。

---

 以上、三菱電機RA1000の紹介でした。

 ギミックとして分かりやすいオートターン機能や、初心者にも説明しやすい「録画一体型」という利便性の部分が「受けて」、あまり家電に詳しくない年配の方に人気のテレビです。

 そうした方々への訴求は、番組表の見やすさへの配慮など、メーカーも実際意識していると思われます。

 ただし、今回の比較基準でこの機種をみると、液晶の品質がイマイチで、その部分にコストカットの跡が色濃いです。

 201909051925.jpg

 また、映像機器として壊れやすい部分は、モーターのある部分(録画機能)です。

 つまり、内蔵ハードディスクブルーレイドライブの部分です。三菱電機もこの点は気にしており、部品単位で簡単に交換できる構造にしています。

 ただし、ユーザー自身での交換は不可で、「訪問修理」です。 

 保守部品の価格は、定価ベースで高いですし、デンキヤの延長保証も稼働性のある部分は、保証対象外の場合が大半です。

 結論的にいえば、「オールインワン型」は初心者に訴求力はある言葉ですが、長期的に考えて「一体型が初心者に向く」のかは、Atlasとしては「疑問」に思います。

ーーー

 201812182039.jpg

 【2018年9月】

 【40インチ】【新4K衛星放送対応機】

  82・三菱 LCD-A40XS1000
   ¥108,900 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【50インチ】

  83・三菱 LCD-A50XS1000
   ¥97,800 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

  【58インチ】

  84・三菱 LCD-A58XS1000
   ¥189,000 Amazon.co.jp
(9/5執筆時)

モニターパネル:非開示
バックライト :非開示
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
コンバート;4K
BS/CS 4K用チューナー:付属

 なお、三菱電機は、下位機種として、ブルーレイとハードディスクが内蔵されないXS1000シリーズも併売しています。

 ただ、三菱電機の魅力は録画の部分であるので、そこが削がれるとオートターン機能の部分しか、他社に比べての違いが見いだせないです。

 結論的にいえば、あまりオススメできません


 201909051914.jpg

 【2019年秋発売予定】

 【40インチ】【新4K衛星放送対応機】

  85・三菱 LCD-A40RA2000
   ¥------- Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【50インチ】

  86・三菱 LCD-A50RA2000  
   ¥-------- Amazon.co.jp (9/5執筆時)

  【58インチ】

  87・三菱 LCD-A58RA2000  
   ¥-------- Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターパネル:非開示
バックライト :非開示
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
コンバート;4K
BS/CS 4K用チューナー:付属

 RA2000シリーズは、三菱電機が2019年に販売を予定する、最上位機です。

 ただ、性能面は、RA1000シリーズとほとんど同じです。

 201812182006.jpg 

 唯一といえる相違点は、ブルーレイに対して、録画した4K動画をそのまま移せるようになった点です。

 RA1000シリーズは、4K映像を焼き付ける場合、ダウンコンバートが必要だったのである種「改善」といえます。

 それ以外は、ネット配信サービスに、AbemaTVが追加されたほどです。

---

 結論的にいえば、発売を待つほどの機能差ではないので、RA1000シリーズでよいでしょう。

次回記事の予告
4K液晶TVのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、4Kに対応する40インチ以上の液晶テレビ紹介してきました。

 しかし、記事は、まだまだ「つづき」ます。

  201809011945.jpg

1・東芝・シャープの4Kテレビ
2・ソニー・パナソニックの4Kテレビ
3・LG・三菱の4Kテレビ

4・新興ブランドの激安4Kテレビ
5・おすすめの4K液晶テレビ 【結論】

 次回の第4回目の記事では、最近話題の海外の激安4Kテレビを比較します。

1・映像の美しさ  ★★★★★
2・目の疲れにくさ ★★★★★  
3・音質の良さ   ★★★★★
4・ネット動画   ★★★★★
5・番組表     ★★★★★
6・総合評価    ★★★★★

 その上で、5回目の結論(こちら)で、ここまで紹介してきた全機種を対象に、上表のようなポイントから、目的別・用途別にAtlasのおすすめ機種!について書きたいと思います。 

 引き続き、よろしくお願いします。

 第4回目の記事は→こちら

posted by Atlas at 13:12 | 映像機器

比較2019’【高画質で安い】4K液晶テレビ95機の性能とおすすめ (4)

【今回レビューする内容】2019年 最新4Kテレビの性能とおすすめ・選び方:激安4K液晶テレビ編(ハイセンス アイリスオーヤマ・TCL フナイ編)40 42 43 49 50 55 65インチ

【比較する製品型番】ハイセンスレグザエンジンNEO 43A6800 50A6800 43E6800 50E6800 43A6100 50A6100 55A6100 43F60E 50F60E 55U7E 65U7E FUNAI FL-43U3020 FL-55U3020 FL-43U4020 FL-49U4020 FL-55U4120 アイリスオーヤマ LUCA LT-43A620 LT-49A620 LT-55A620 LT-65A620 TCL 43P8B 50P8S 55P8S 60P8S 55C8 65C8 65X10 55C600U 65C600U DMM DME-4K43DG3 DME-4K55DG3 DME-4K65DG3

今回のお題
ノンブランド系の激安4K液晶テレビのおすすめはどの機種?

 どもAtlasです。

 今回は、2019年9月現在、最新の4K対応の液晶テレビの比較4回目記事です。

  201809011946.jpg

1・東芝・シャープの4Kテレビ
2・ソニー・パナソニックの4Kテレビ
3・LG・三菱の4Kテレビ

4・新興ブランドの激安4Kテレビ
5・おすすめの4K液晶テレビ 【結論】

 ここまでの3回の記事では、全国のデンキヤで見かける、大手5社東芝・ソニー・LG・シャープ・パナソニック・三菱)の製品をほぼ全機種紹介しました。

 201902181343.jpg

 今回の4回目記事では、新興ブランドアイリスオーヤマ・ハイセンス・フナイ・TCL)が発売する「激安」4K液晶TVなどを紹介します。

 大手のデンキヤでも「特売扱い」として取扱われはじめており、主に値段を重視する場合に選択肢になるメーカーです。

 いつものように、各製品を比較したあと、最後に、「結論」として最終的に「Atlasのオススメ機種!」を提案していく構成で書いていきます。

9・ハイセンスの4Kテレビの比較

 201905311633.jpg

 続いて、中国のハイセンスの4Kテレビです。

 数年前と異なり、東芝映像ソリューションのテレビ部門を吸収しており、技術水準が高くなっています。

 「東芝と同じで安い」などと評判ですが、あくまで、東芝ブランドとの差異化は図っているため、注意が必要な部分もあります。


 201905311814.jpg

 【2019年5月発売】

 【新4K衛星放送対応機】

 【43インチ】

  88・ハイセンス 43E6800
   ¥63,434 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

  【50インチ】

  88・ハイセンス 50E6800
   ¥71,545 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターパネル:VA液晶
バックライト :直下型
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
コンバート:4K
BS/CS 4K用チューナー:対応

 E6800シリーズは、中国のハイセンスの4K液晶テレビです。

 先述のように、東芝の技術が入ったテレビですが、「廉価版」の位置づけです。

 ただ、過年度のハイセンスよりも格段に画質は良いです。

 201905311819.jpg

 液晶パネルは、VA液晶です。

 VA液晶は、「引き締まった黒」が実現できるテレビ向けの液晶パネルです。

 一方、ハイセンスの場合、液晶パネル(偏光フィルター)とバックライトの間に「特殊フィルム」を装備します。新手法ですが、これは、輝度を高める技術です。

 最近は、HDRコンテンツに対応するため、輝度の向上がメーカーの「必須の課題」となっているため、あまり費用をかけずに、輝度を上げるための工夫です。一定の効果はあるでしょう。

 201902181612.jpg

 バックライトは、東芝の最上位機と同じで、直下型を採用しています。

 格安品はエッジ型も多いですが、この部分はしっかりした構成です。

 ただ、東芝ブランドのように、バックライトのエリアコントロール制御はしませんので、「値段なり」ではあります。

 また、これはパネル自体の品質もかかわりますが、直下型バックライトの光源がさほど強くないため、同じ直下型の東芝のZ730Xシリーズと比べると、差はあるでしょう。

 201902181619.jpg

 HDR10技術は、搭載です。

 これについても、前回記事で説明しました。復習しておけば、HDRは、4Kと同時に普及してきている輝度に関する新しい業界規格です。

 対応するコンテンツを再生する場合、暗い場面でもしっかり映像が分かるような解像感も期待できます。

 一方、HDRコンテンツは、新4K衛星放送もHLG形式で対応しますが、地上波やBS/CSなどでは意味の無い技術です。

 東芝など大手の製品は、通常の画質(SDR)のテレビ映像をHDR画質にコンバートする技術を持ちます。

 しかし、そういった機能はこのテレビの場合、未対応です。

 201902181624.jpg

 画像エンジンは、NEOエンジンを搭載します。

 旧機種は「レグザエンジンNEO」という名前を使っていましたが、今回改名しています。

 能力としては、「高精細化」「ノイズ除去」に関連して、地デジ高画質処理・エリア別高精細復元・テクスチャー復元など、レグザ同様のノイズ除去と高詳細化処理をします。

 ただし、「超解像技術」は、このグレードでは不採用で、発色についても「広色域化技術」に、特段の言及はないです。

 201902181631.jpg

 倍速液晶は、こちらの製品の場合、倍速のパネルは採用されません。

 しかし、ハイセンス独自の技術のSMR(スムースモーションレート)技術が使われます。フレーム間の補正技術ですので、他社的な言い方では「2倍速相当」と言ったところでしょう。

 応答速度はアイリスオーヤマと同じ8.0ms(GtoG)とそれなりです。

 201902181640.jpg

 4Kチューナーは、こちらは、BS/CS 4K視聴チップを内蔵するため、BS/CSの4K放送を専用チューナーなしで受信可能です。

 ただし、チューナー数は1つなので、4Kコンテンツの裏番組の録画は非対応です。

 201806282050.jpg

 【1TBモデル】

 ・バッファロー HDV-SQ1.0U3/VC
  ¥12,829 Amazon.co.jp
(9/5執筆時)

 録画機能は、他社同様に、外付ハードディスクの増設に対応できます。

 トリプルチューナー搭載で、2番組録画にも対応する機種です。

 シーキューボルトにも対応するため、対応するHDDならば、TVを買い替えた後も引き継げる仕様です。

 201902181641.jpg

 番組表は、この機種のもうひとつの見所です。

 東芝吸収の効果が発揮され、電子番組表が非常に見やすくなっています。

 201902181644.jpg

 ネット動画サービスは、ハイセンス系のOSであるVIDAAにて対応です。

 Netflix・dTV・YouTube・DMM・ツタヤなどに対応します。

 201905311833.jpg

 スピーカーは、特段の工夫はない20Wのスピーカーです。

 出力としては、他社の入門機と同レベルです。

 201902181646.jpg

 音声アシスタントサービスは、【スマートスピーカーの比較記事】で書いたGoogleアシスタントに対応します。

---

 以上、ハイセンスE6800シリーズの紹介でした。

 実際、ハイセンス系のSMR(スムースモーションレート)技術など、同社のコラボが見られる面白い機種です。

 とくに、パネル部分の「VA液晶+特殊フィルム」という輝度向上技術は、目を引きます。

 ただ、こうした手法をとる場合、画質は、派手目の味付けになりそうです。

 IPS液晶より疲れやすいVA液晶である点をふまえても、目の疲れやすい方には不向きでしょう。逆に、ゲームや映画などで迫力ある映像表現を望む方は、未採用機よりも親和性が高いでしょう。

ーーー

  201902181555.jpg

 【2018年11月発売】

 【新4K衛星放送対応機】

 【43インチ】

  89・ハイセンスレグザエンジンNEO 43A6800
   ¥57,049 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

  【50インチ】

  89・ハイセンスレグザエンジンNEO 50A6800
   ¥67,767 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターパネル:VA液晶
バックライト :直下型
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
コンバート:4K
BS/CS 4K用チューナー:対応

 なお、ハイセンスについては旧機種がまだ併売中です。

 201905311819.jpg 

 新機種との大きな違いは、液晶部分に特殊フィルムを使わない仕様である点です。

 そのため、本体の輝度は、新機種よりは弱めです。

 ただ、こちらも、黒が引き締まるVA液晶直下型バックライトを採用します。

 その上で、、SMR(スムースモーションレート)技術により動きのある映像に強いと言えます。HDRにも対応です。

 特殊フィルムの採用は、一長一短があるため、値段を考えるとこちらを選ぶのも良いと思います。

 とくに、新4K衛星放送チューナーを装備してこの価格ですから、費用対効果は、抜群に良いと言えます。


 201902181657.jpg

 【2018年】

  【43インチ】

  90・ハイセンス 43A6100
   ¥40,202 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

  【50インチ】

  90・ハイセンス 50A6100
   ¥49,384 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

  【50インチ】

  90・ハイセンス 55A6100
   ¥57,233 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターパネル:(VA)
バックライト :直下型
解像度:4K画質
倍速液晶:
コンバート:4K
BS/CS 4K用チューナー:なし

 A6100シリーズは、ハイセンスが発売する、超激安価格の廉価版の4K液晶テレビです。

 本体のパネルは上位機と同等で、直下型LEDを採用します。

 しかし、固有名を持つ画像エンジンが不採用であり、画質の部分で上位機種のもつ利点が削がれています。

 また、新4K衛星放送未対応で、HDR10に対応しない部分、ネット動画に対応しない部分、SMR(スムースモーションレート)技術が未搭載な部分、チューナー数が2つである点など、差は大きいです。

 201902181709.jpg

 番組表も、旧来のハイセンスの側の仕様となるため、やはり、ハイセンスで選ぶ場合は、上位機が良いでしょう。

ーーーー

 201909061035.jpg

 【2019年8月】

  【43インチ】

  91・ハイセンス 43F60E
   ¥53,784 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

  【50インチ】

  91・ハイセンス 50F60E  
   ¥56,967 Amazon.co.jp (9/5執筆時

モニターパネル:VA液晶
バックライト :直下型
解像度:4K画質
倍速液晶:
コンバート:4K
BS/CS 4K用チューナー:なし

 さらに、2019年秋に、おそらく、A6100シリーズの後継となるF60Eシリーズが販売されました。

 201909061037.jpg

 液晶パネルは、VA液晶の明示があります。

 そのうえで、廉価版扱いながら、直下型LEDを採用します。

 しかし、固有名を持つ画像エンジンが不採用であり、画質の部分で上位機種のもつ利点が削がれています。

 201909061038.jpg

 加えて、HDR10(HLG)に対応する点が、従来の入門機との相違点となります。

 その他の部分は、HDMI端子が1つ増えたほどの違いで同等です。

 したがって、東芝系の画像エンジンが未搭載なので、やはり、性能を重視してハイセンスから選ぶ場合は、選択肢にならないでしょう。


 201905311814.jpg

 【2019年3月発売】

 【新4K衛星放送対応機】

 【43インチ】

  92・ハイセンス 55U7E
   ¥99,880 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

  【50インチ】

  92・ハイセンス 65U7E
   ¥137,825 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターパネル:VA液晶
バックライト :エッジ型+エリア制御
解像度:4K画質
倍速液晶:4倍速相当
コンバート:4K
BS/CS 4K用チューナー:対応

 U7Eシリーズは、中国のハイセンスの4K液晶テレビの最上位ラインです。

 201905311918.jpg

 液晶パネルは、VA液晶です。

 下位機種とは、作りが異なるので、「特殊フィルム」は使わない仕様です。

 バックライトは、一方、この機種は、エッジ型です。

 ただし、東芝と同じで薄型の、エリア別の制御(ローカルディミング)に対応するため、薄型としては画質面で問題はないでしょう。東芝同様に、画像エンジンと連動した処理をしています。

 HDR10技術は、搭載です。

 一方、通常画像のHDR画質へのアップコンバートには言及がないです。4Kアップコンバートのみ対応です。 そういった機能はこのテレビの場合、未対応です。

 201905311926.jpg

 画像エンジンは、レグザエンジンNEO plusを採用します。

 また、このグレード製品については、「高精細化」「ノイズ除去」以外に、「超解像度技術」への言及があります。

 もちろん、東芝の上位機と同じで、前後のフレームまで解析する「フレーム間処理」となります。

 201905311930.jpg

 ただ、グレードとしては、あくまで東芝が上位のようです。

 例えば、東芝の画質の要である超解像度技術は、ハイセンス版が2段階の処理であるのに対して、東芝は3段階です。

 もちろん、両者の価格差を考えると、この機種は「ずいぶんお買得」ではあります。

 倍速液晶は、搭載します。

 その上で、SMR(スムースモーションレート)技術の効果を勘案すると、「4倍速相当」と言ったところでしょう。

 応答速度自体は、8.0ms(GtoG)とです。

 201902181640.jpg

 4Kチューナーは、こちらは、BS/CS 4K視聴チップを内蔵するため、BS/CSの4K放送を専用チューナーなしで受信可能です。

 4Kコンテンツの裏番組の録画は非対応です。

 201806282050.jpg

 【1TBモデル】

 ・バッファロー HDV-SQ1.0U3/VC
  ¥13,000 Amazon.co.jp
(9/5執筆時)

 録画機能は、他社同様に、外付ハードディスクの増設に対応できます。

 トリプルチューナー搭載で、2番組録画にも対応する機種です。

 その他の部分は、下位機種に準じます。

 スピーカーについては、30Wと多少パワーが上がっています。

---

 以上、ハイセンスU7Eシリーズの紹介でした。

 エッジ型で画面が薄いため、インテリア性がある機種です。

 その上で、レグザエンジンNEO plusを採用し、(ほぼ)最新の超解像技術を利用できる点が「売り」と言えるでしょう。価格も確かに安いですし、番組表回りも、東芝と視認性の面では、張り合えています。

 その点で、既存の国産メーカーにとっては、「脅威」となる機種だと思います。

 ただ、「エッジ型」を採用する各社の薄型テレビでも、型落ちの旧モデルならば、性能が同等程度期待できるものがあります。それを考えると、東芝「レグザ」ブランドで販売している、ハイセンスの製品を含めて、しっかり比較して、選ぶべきでしょう。

 いずれにしても、最終的な「おすすめ機種」については、記事の最後で改めて考えたいと思います。

10・フナイの4Kテレビの比較

 続いて、日本の船井電機の4K液晶テレビの紹介からです。

 古くから米国などで販売シェアが高いFUNAIが、日本に「逆輸入」した製品で、ヤマダ電機の独占販売製品としてニュースにもなりました。


 201909061046.jpg

 【2019年9月発売】

 【43インチ】

 93・FUNAI FL-43U3020 43V型
   ¥48,434 楽天市場 (9/5執筆時)

 【55インチ】

 93・FUNAI FL-55U3020 55V型
   ¥86,184 楽天市場 (9/5執筆時)

モニターパネル:非公開
バックライト :エッジ型?
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
コンバート: 4K
BS/CS 4K用チューナー:未付属

 3020シリーズは、船井電機が販売する4Kテレビです。

 ヤマダ電機店舗のほか、楽天市場のヤマダ電機店舗でも購入可能です。

 こちらは、TVチューナーを内蔵し、BS・CSにも対応できます。

  201804121547.jpg

 液晶パネルは、フナイ自体はパネルの種類は、非公開です。

 前モデルは、VA液晶でしたが、明示がない場合、生産ロット(生産時期)によって仕様が変わる可能性もあり、明言できません。

 ようするに、「テレビに詳しい人」に売りたい製品ではないといえます。

 なお、液晶パネルの品質の違いについてより詳しく知りたい方は、このブログの【液晶テレビの選び方の記事】をご覧ください。

 201909061053.jpg

 バックライトも、その方式が、非開示です。

 ただ、価格と薄型の形状から、エッジ型で間違いないでしょう。

 この方式は、本体が薄くできるメリット性ある一方で、東芝やハイセンスなどの直下型LED配置に比べると、明暗の差を出すのが苦手です。

 それを軽減する「エリア制御」という技術がありますが、それも非搭載です。

 4Kチューナーは、未装備です。

  201603100953.jpg

 HDR10技術は、対応です。

 ただし、低解像ソースをHDRに再計算するアップコンバートは未搭載です。

 201902181414.jpg

 倍速液晶は、2倍速相当です。

 他社の下位機同様に、2倍速のパネルを使うのではなく、バックライトの点滅で疑似的に倍速を実現する方式なので「2倍速相当」となります。

 201902181400.jpg

 画像処理は、4Kクリアピクスリマスターを搭載します。

 詳細な情報はメーカーが出していないので能力は不明です。

 とくに、「高精細化」については不明です。「アップコンバートの際に独自のアルゴリズムを加える」との表記はありますので、ただ、何らかの処理はやっているでしょう。

 録画機能は、外付けHDDを利用した場合、裏番組の録画に対応です。

 201806282050.jpg

 【1TBモデル】

 ・バッファロー HDV-SQ1.0U3/VC
  ¥13,000 Amazon.co.jp
(9/5執筆時)

 さらに、東芝レグザにも見られましたが、SeeQVaultという新しいコンテンツ保護技術に対応します。

 TVが壊れて買い換えた場合でも、新しいTVに従来の録画データを写すことができます。

 201902181411.jpg

 番組表は、搭載されます。

 ただし、メイン画面に解説はなく、作りも大手に比べると解説がないなど雑です。

 201902181413.jpg

 一応詳細表示や録画へのリンクなどは可能ですが、リモコン操作の追随性など、スペック表に載らない部分の作り込みはかなり「甘い」印象です。

 映像配信サービスは、未対応です。

 音声アシスタントサービスも、未搭載です。

---

 以上、船井電機の3020シリーズの紹介でした。

 テレビを生産できる技術を持つ国内メーカー製の製品としては驚くべき価格、というのが感想です。

 ただ、画質面の性能を重視して選ぶ今回の企画だと、残念ながら「選外」とはなります。

 ただ、画質を気にしないシーン、例えば、会社や学校の備品的な用途など、確実にニーズはあるでしょう。選択肢は広い方が良いですし、ニッチニーズを満たすという意味では「あり」だとおもいます。


 201809020139.jpg

 【2019年3月発売】

 【新4K衛星放送対応機】

 【43インチ】

 94・FUNAI FL-43U4020
   ¥102,384 楽天市場 (9/5執筆時)

 【49インチ】

 94・FUNAI FL-49U4020
   ¥13,184 楽天市場 (9/5執筆時)

 【55インチ】

 94・FUNAI FL-55U4120  
   ¥172,584 楽天市場 (9/5執筆時)

モニターパネル:不明
バックライト :不明
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当/4倍速相当
コンバート:4K+HDR
BS/CS 4K用チューナー:未付属

 4020シリーズは、船井電機が販売する4Kテレビの上位機です。

 同社の日本生産品の場合、2番目に安い機種ですね。

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 液晶パネルは、こちらも、パネルの種類を明示しません。

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 IPS液晶における「IPS-RGBW」など、表示品質が劣るパネルが使われているかは分かりません。

 さらに、視野角が狭いTN液晶の可能性もあります。

 いずれにしても、明示のない場合、ロット単位で変わる可能性があります。

 バックライトも、その方式が、非開示です。

 ただ、エッジ型だと思います。

 HDR10規格には、対応します。

 ただ、通常画質のHDRコンバートには未対応です。

 201902181640.jpg

 4Kチューナーは、BS/CS 4K視聴チップを内蔵するため、対応です。

 搭載チューナー数は2つです。

 なお、フナイの場合、ダブルチューナーの片方は視聴専用ですので、裏番組録画までの対応です。

 201902181414.jpg

 倍速液晶は、2倍速相当です。

 他社の下位機同様に、2倍速のパネルを使うのではなく、バックライトの点滅で疑似的に倍速を実現する方式なので「2倍速相当」となります。

 なお、最も大きいサイズについては、4倍速相当となります。

 画像処理は、クリアピクスエンジン4K HDRを搭載します。

 詳細は非公開ですが、色域やコントラストの向上が見込めます。

 201909061111.jpg

 録画機能は、船井電機が力を入れている部分ですが、こちらは、1TBのハードディスクを内蔵します。

 そのため、地デジDR画質で約120時間までの録画ができます。最大で12倍までの長時間録画にも対応します。

 裏番組録画にも対応します。ただし、ダビングなどには未対応、長時間録画も不可です。

 また、下位モデルのようにUSBハードディスクの増設にも対応できます。その場合は、先ほど解説した、SeeQVaultに対応できますから、新しいTVに乗り換えてもそのまま利用可能です。

 201809020215.jpg

 加えて、この機種は、スマホでの外出先からの録画にも対応します。この機能は便利でしょう。


201809020229.jpg

 映像配信サービスは、搭載です。基本的なサービスは網羅します。ただ、Android TVは非対応ですね。

 無線LANも、搭載で、番組表は、下位機種同様のものが搭載されます。

 音声アシスタントサービスは、未搭載です。

----

 以上、船井電機の4020シリーズの紹介でした。

 引き続き、パネル性能の部分で情報が開示されないのが問題点です。一方、見所としてはハードディスクを搭載する部分でしょう。

 外出先からの録画予約を含めて便利です。録画はしたいが、外付けHDDの増設が面倒な方は、こちらが選択肢です。

 一方、ライバルは、同じくハードディスク搭載機を頑張っている三菱電機でしょう。比較した場合、そちらは、ブルーレイドライブも搭載ですので、値段で較べる場合は注意しましょう。

 なお、大手5社については、自社でテレビの訪問修理網がありますが、フナイの場合は、外部の委託業者(IDK)への委託で、訪問修理に対応するようです。

11・アイリスオーヤマの4Kテレビの比較

 つづいて、 アイリスオーヤマの4Kテレビの比較です。

 同社は、総合家電メーカーを目指し、最近家電のラインナップの充実化を図っており、2018年秋からTV分野にも新規参入しました。


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 【2018年11月】

 【43インチ】

  95・アイリスオーヤマ LUCA LT-43A620
   ¥49,800 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【49インチ】

  95・アイリスオーヤマ LUCA LT-49A620
   ¥85,552 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

  【55インチ】【VAパネル】

  95・アイリスオーヤマ LUCA LT-55A620
   ¥93,744 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

  【60インチ】

  95・アイリスオーヤマ LUCA LT-65A620
   ¥110,000 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターパネル:IPS(RGBW)
バックライト :直下型
解像度:4K画質
倍速液晶:なし
コンバート:4K
BS/CS 4K用チューナー:なし

 A620シリーズは、アイリスオーヤマの4K液晶テレビです。

 同社は、総合家電メーカーを目指し、最近家電のラインナップの充実化を図っており、2018年秋からTV分野にも新規参入しました。

 201812182107.jpg

 液晶パネルは、IPSパネルです。

 201904101253.jpg

 ただ、アイリスオーヤマは、カタログスペック的に(格安の)IPS-RGBWと(高画質の)IPS-RGBについて、区別して表していません

 実際、一部RGBが利用される場合がありますが、(明記がないため)ロット単位での変更の可能性はあるでしょう。

 また、55インチについては、VAパネルです。 

 ブランド液晶でないVA液晶は、基本的にIPS液晶に及ばないのですが、IPS-RGBWと比較した場合については、むしろ、VAパネルのほうが良いかもしれません。

 201812171252.jpg

 バックライトは、エッジ型でなく直下型を採用しています。

 直下型は、東芝が得意とする部分ですが、アイリスオーヤマもその技術を採用しています。

 ただし、こちらは、エリア制御技術を利用しないため、東芝機ほどの画質は得られません。

 201812182112.jpg

 HDR10技術は、搭載です。

 ただし、低解像ソースをHDRに再計算するアップコンバートは未搭載です。

 画像エンジンは、一方、詳しい情報がありません。

 このあたりは、大手TVメーカーは、自社の技術力の蓄積している部分があるので、やや及ばない部分でしょう。

 倍速液晶は、公式的に未搭載です。

 大画面液晶テレビとして、この部分は残念です。

 ただ、応答速度を開示しており、8.0ms(GtoG)とそれなりなので、さほど大きな問題ではないでしょう。

 201812182117.jpg

 録画機能は、他社同様に、外付ハードディスクの増設で、4TBで約480時間録画できます。

 裏番組録画にも対応する機種です。ハードディスクは直接つなぐ場合でも2台つなげます。

 201812171303.jpg

 番組表も、情報量としては標準的です。番組表からの予約録画も対応できます。

 ネット動画サービスは、非対応です。

 スピーカーは、特段の工夫はない10Wのスピーカーですね。

 音声アシスタントサービスは、未搭載です。

---

 以上、アイリスオーヤマRA620シリーズの紹介でした。

 (技術者の系譜から)「東芝に近いモデル」という噂ですが、直下型の技術を採用している点で、方向性として似ていると思います。本体自体の性能もある程度期待できるでしょう。

 201904101253.jpg

 とはいえ、(格安の)IPS-RGBWと(高画質の)IPS-RGBの選別がなされない点は問題です。

 そのほか、画像エンジン(補整)と番組表などの使い勝手、倍速液晶技術なども、ここまでみてきた、(老舗の)映像機器大手に及んでいない状況です。

 一方、アイリスオーヤマも、テレビの故障の際は、外部の委託業者(IDK)の訪問修理網を利用しており、故障の際は安心です。

12・TCLの4K液晶テレビの比較

 続いて、中国のTCLの液晶テレビの比較です。

 世界で急成長したテレビメーカーで、最近は日本の大手デンキヤにも製品が本格的に並びはじめています。


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 【2019年9月発売】

 【43インチ】

  95・TCL P8シリーズ 43P8B
   ¥54,327 Amazon.co.jp
(9/5執筆時

 【50インチ】

  95・TCL P8シリーズ 50P8S
   ¥59,296 Amazon.co.jp
(9/5執筆時

 【55インチ】

  95・TCL P8シリーズ 55P8S
   ¥77,417 楽天市場 (9/5執筆時)

  【60インチ】

  95・TCL P8シリーズ 60P8S
   ¥111,578 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターパネル:VA
バックライト :直下型
解像度:4K画質
倍速液晶:
コンバート:4K
BS/CS 4K用チューナー:

 P8シリーズは、中国のTCLの4K液晶テレビです。

 日本市場では、超大画面の激安モデルとして、知名度を上げてきています。

 201909061136.jpg

 本体サイズは、4種類の展開です。

 43V型のみ脚の形状が、ほかと異なりますが、それ以外の性能は同じです。

 液晶パネルは、パネルの種類が公開されており、こちらはVAパネルです。

 ただ、特段の加工はしていないので「ブランド液晶」ではないです。

 201909061140.jpg

 バックライトは、しっかり、直下型を採用します。

 その上で、マイクロディミング技術が採用されます。

 これは、パネルを部分駆動させるエリア制御(ローカルディミング)ではないですが、それなりに効果があるでしょう。

 5万円からのラインナップの製品としては、この部分は「強い」です。

 広色域化技術もしっかり採用です。

 201902181640.jpg

 4Kチューナーは、一方、非搭載です。

 201902181726.jpg

 HDR10技術は、この機種も搭載です。

 日本の新4K放送規格に採用されたHLGも対応です。

 ただし、低解像ソースをHDRに再計算するアップコンバートは未搭載です。

 画像エンジンは、特段の記述がない製品です。

 このあたりは、割り切っています。

 倍速液晶も、省略です。

 ただし、パネルの応答速度は8msと割と早いですね。

 201806282050.jpg

 録画機能は、他社同様に、外付ハードディスクの増設に対応できます。

 ダブルチューナーなので裏番組の録画に対応できます。

 201902181730.jpg

 番組表は、最も重要な視認性の面で、健闘しています。

 国内他社の製品とフォントの視認性などの部分でさほど劣らないです。この部分は、高く評価できます。

 201909061145.jpg

 ネット動画サービスは、この機種はAndroidTVに対応するため、国内メーカーの対応機同様に、幅広いサービスに対応できます。

 スピーカーは、16Wの一般的なものを採用します。

 音声アシスタントサービスは、対応しません。

 ---

 以上、TCLP8シリーズの紹介でした。

 おそらく、低価格機として、ハイセンスやLGなどと強力に競争して行くだろう機種です。

 性能面でも、直下型バックパネルとマイクロディミングに対応し、重要な部分は押さえています。

 あえて言えば、倍速液晶を搭載していない点で、動きのある映像に多少弱い点、超解像技術などを採用しない点で、画質の底上げが限定的な点が、ネックです。

 そのほかは、低価格機として不満はないです。故障の際の出張修理も対応します。


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 【2019年9月発売】

 【55インチ】

  96・TCL C8シリーズ 55C8  
   ¥99,502 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

  【60インチ】

  96・TCL C8シリーズ 65C8  
   ¥132,797 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターパネル:VA
バックライト :直下型
解像度:4K画質
倍速液晶:
コンバート:4K
BS/CS 4K用チューナー:

 C8シリーズは、TCLの2019年発売モデルの中級機です。

 201909061159.jpg

 基本ユニット構成は、下位機種のP8Sシリーズと同じですが、スピーカー周りが強化されます。

 【サウンドバーの比較記事】で書いたような、別売のスピーカーが、内蔵される機種です。

 能力としては、総計30W出力で、トゥイーターとウーハーが合計4機つくシステムです。

 同社の製品としては、下位機種の弱点を克服しています。

 その他の部分は、下位機種と同じです。

---

 以上、TCLC8シリーズの紹介でした。

 サウンド周りの強化は魅力です。音質面で、東芝やソニーの高級機ほどの実力はないでしょうが、セールなどで値段が下がっている場合、割と良い選択肢になるかもしれません。


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 【2019年9月発売】

  【65インチ】

  97・TCL X10シリーズ 65X10  
   ¥219,410 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターパネル:VA
バックライト :量子ドットQLED
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速
コンバート:4K
BS/CS 4K用チューナー:

 X10シリーズは、中国のTCLの、日本における最上位機です。

 本体サイズは、「シアターサイズ」の65インチだけです。


 201909061214.jpg

 液晶パネルは、こちらも、VAパネルです。

 ただし、ソニーのトリルミナスのように、パネルの後ろの部分に、かなりの工夫があります。

 こちらの場合、光源に青色LEDを採用した上で、パネルの後部に特殊フィルムを差し込むことで、色域を向上させる量子ドット(QLED)技術を採用します。

 元は、韓国のサムソンが、前回紹介したLGの「ナノセルディスプレイ」に対抗して出した技術ですが、同社は、日本に展開がないので、「初上陸」でしょう。

 効果としては、ナノセル同様に、広色域化に寄与する部分が大きいです。

 201909061219.jpg

 バックライトは、直下型を採用します。

 下位機種同様にエリア制御に対応します。その上で、LEDミニライトを15,000個投入することで、輝度ピークを1500ニトに高めています。

 あまり見ない数値ですが、高輝度化技術であるHDR10技術への適応性は高いでしょう。

 その上で、こちらは、先述のマイクロディミング技術のほか、エリア制御(グローバルディミング)に対応します。

 その点で、他社の「最高級機」と技術水準は並び立つと言えます

 201902181640.jpg

 4Kチューナーは、一方、非搭載です。

 高級機として考えた場合、この部分を日本市場に「ガラパゴス化」しなかったのは、大きなマイナスです。

 HDR10技術は、この機種も搭載です。

 先述のように、輝度ピークが1500ニトですし、HDR技術を採用したコンテンツの再生には向きます。

 画像エンジンは、特段の記述がない製品です。


201909061231.jpg

 倍速液晶は、一方で、しっかり「2倍速」を採用します。

 パネルの応答速度は6msといく記述です。

 201909061145.jpg

 録画機能・番組表・ネット動画サービスは、いずれも、同社の下位機種と同じです。


201909061234.jpg

 スピーカーは、中位機種より充実し、総計50Wとなります。

 下部に独立した形で、スピーカーを横置きするタイプです。

 音声アシスタントサービスは、対応しません。

 ---

 以上、TCLPX10シリーズの紹介でした。

 下位機種の難点だった倍速液晶の部分を改善した上で、量子ドット(QLED)技術という技術的な見所も加えられた良い機種だと思います。

 あえて言えば、この価格で、4Kチューナーを装備しないのは、現在の日本市場の動向を見ると残念な部分です。


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 【2018年9月】

 【43インチ】

  98・TCL C60シリーズ 55C600U
   ¥59,296 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

  【60インチ】

  98・TCL C60シリーズ 65C600U
   ¥89,045 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターパネル:VA
バックライト :エッジ型
解像度:4K画質
倍速液晶:
コンバート:4K
BS/CS 4K用チューナー:

 C60シリーズは、中国のTCLの4K液晶テレビです。

 日本市場では、超大画面の激安モデルとして、知名度を上げてきています。

 液晶パネルは、パネルの種類が公開されており、こちらはVAパネルです。

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 バックライトは、本体を薄くできるメリット性を重視してエッジ型です。

 一方、エリアコントロール制御には対応しないため、このサイズ感では、画質の部分ではやや不安はあります。

 201902181726.jpg

 HDR10技術は、この機種も搭載です。

 ただし、低解像ソースをHDRに再計算するアップコンバートは未搭載です。

 画像エンジンは、特段の記述がない製品です。

 このあたりは、割り切っています。

 倍速液晶も、省略ですが、パネルの応答速度は8msと割と早いですね。

 4K再生は、こちらは、BS/CS 4K視聴チップを内蔵しない製品です。

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 録画機能は、他社同様に、外付ハードディスクの増設に対応できます。

 ダブルチューナーなので裏番組の録画に対応できます。

 201902181730.jpg

 番組表は、最も重要な視認性の面で、健闘しています。

 国内他社の製品とフォントの視認性などの部分でさほど劣らないです。この部分は、高く評価できます。

 ネット動画サービスは、非対応です。

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 スピーカーは、割とこだわる部分で、米国のJBLと組んだ30Wのスピーカーが4本搭載されます。

 音声アシスタントサービスは、対応しません。

 ---

 以上、TCLC60シリーズの紹介でした。

 値段重視で「超大画面」を探している方には朗報となるモデルでしょう。番組表の使い勝手など、小回りの部分も(割と)効いています。

 ただ、大画面モデルで、エリアコントロール制御がないエッジ型で、しかも倍速が付属しないため、画質に期待して買う機種とも言えない部分はあります。例えば、ホテルの備品など、業務用として揃える場合に選択肢になるでしょう。

 故障の際の出張修理も対応します。

13・他社の4K液晶テレビの比較

 最後に、主にネットで販売がある、モデルを紹介していきます。


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 【2019年6月】

 【43インチ】

 99・DMM DME-4K43DG3  
  ¥44,967 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【55インチ】

 99・DMM DME-4K55DG3
  ¥65,415 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【65インチ】

 99・DMM DME-4K65DG3
  ¥65,415 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターパネル:VA
バックライト :エッジ型
解像度:4K画質
倍速液晶:なし
コンバート: 4K
BS/CS 4K用チューナー:未付属

 DG3シリーズは、通販大手のDMMが販売する「新しい4Kテレビ」です。

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 工場を持たないファブレス生産で安く売っているものです。

 なお、こちらはTVチュナーが一切付属せず、その部分はレコーダーなどに任せるという仕様です。

 その代わりにHDMI端子が3つ付属しており、それをうまく利用して運用していくタイプのテレビです。

 リモコンも付属し、ファームウェア更新も対応するため、出始めの頃の格安液晶4Kテレビと異なり、品質における過度の心配は不要に思えます。

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 液晶パネルは、VA液晶(AMVA)です。

 特殊な加工を施した、いわゆる「ブランド液晶」ではない、通常のVA液晶です。

 バックライトはエッジ型で、エリア制御は未対応です。

 HDR10規格は、対応します。

 新4K放送に利用されるHLGも対応ですから、問題ないでしょう。

 倍速液晶は、非対応です。

 動きのある映像にあまり強くない点は、ややネックとなります。

 録画機能は、TVチューナー未搭載機のため、こちらには未付属です。

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 映像配信サービスは、非対応です。

 サイトに「対応」との紹介がありますが、これは【セットトップボックスの比較記事】で書いたような、USB形状のメディアストリーミング端末に対応するという意味になります。

 音声アシスタントサービスも、未搭載です。

---

 以上、DMMの4Kディスプレイの紹介でした。

 65インチサイズがある点が「売り」でしょう。「大画面を手軽に」という方向性では、重要なラインアップの1つと言えます。

 一方、倍速液晶を搭載しない点や、エッジ型液晶である点などは、「快適な視聴」という部分では注意点といえます。とはいえ、業務用などに設置するモニターなど、用途を選ぶならば、十分な製品でしょう。

次回記事の予告
4K液晶TVのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、4Kに対応する比較的安めの液晶テレビ紹介してきました。

 しかし、記事は、あと1本だけ「つづき」ます。

1・東芝・シャープの4Kテレビ
2・ソニー・パナソニックの4Kテレビ
3・LG・三菱の4Kテレビ

4・新興ブランドの激安4Kテレビ
5・おすすめの4K液晶テレビ 【結論】

  201902181409.jpg

1・映像の美しさ  ★★★★★
2・目の疲れにくさ ★★★★★  
3・音質の良さ   ★★★★★
4・ネット動画   ★★★★★
5・番組表     ★★★★★
6・総合評価    ★★★★★

 次回の5回目の結論記事こちら)では、ここまで紹介してきた全機種から、目的別・用途別にAtlasのおすすめ機種!について改めてまとめます。

 引き続き、よろしくお願いします。

  第5回目の記事は→こちら

posted by Atlas at 13:11 | 映像機器

比較2019’【高画質で安い】4K液晶テレビ95機の性能とおすすめ (5)

今回の結論
高性能で安い!4K液晶TVのおすすめは結論的にこちら!

 ども!Atlasです。

 今回は、4K液晶TVの比較記事の5回目(最終回)です。

  201809012021.jpg

1・東芝・シャープの4Kテレビ
2・ソニー・パナソニックの4Kテレビ
3・LG・三菱の4Kテレビ
4・新興ブランドの激安4Kテレビ
5・おすすめの4K液晶テレビ 【結論】

 第1回目の記事【こちら】から、4Kに対応する40インチ以上の液晶テレビを紹介してきました。

 第5回目となる今回の記事では、ここまで紹介してきた機種から、目的別・用途別にAtlasのおすすめ機種!について書いておきたいと思います。

ーー

 なお、検索エンジンからいらし方たは、お手数ですが、1回目の記事からお読みいただいたほうがわかりやすいかと思います。お手数をおかけします。→こちら


 第1に、映画・ドラマ・アニメ・スポーツに強い高性能な4K液晶テレビを選ぶ場合におすすめと言えるのは、

 201905311037.jpg

 【2019年6月発売】【新4K衛星放送対応機】

 【43インチ】

  7・東芝 REGZA 43Z730X
  ¥126,360 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

  7・東芝 REGZA 43Z730X
   ¥125,570 楽天市場 (9/5執筆時)

 【49インチ】

  8・東芝 REGZA 49Z730X    
  ¥142,426 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

  8・東芝 REGZA 49Z730X   
   ¥141,480 楽天市場 (9/5執筆時)

 【55インチ】

  9・東芝 REGZA 55Z730X
  ¥162,800 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

  9・東芝 REGZA 55Z730X
   ¥158,720 楽天市場 (9/5執筆時)

 【65インチ】

  10・東芝 REGZA 65Z730X
  ¥249,614 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

  10・東芝 REGZA 65Z730X
   ¥247,111 楽天市場 (9/5執筆時)

モニターパネル:IPS VA
バックライト;直下型
解像度:4K画質
倍速液晶:4倍速相当
コンバート:4K/HDR10
BS/CS 4K用チューナー:付属

1・映像の美しさ  ★★★★★★
2・目の疲れにくさ ★★★★★★  
3・音質の良さ   ★★★★★★
4・ネット動画   ★★★★★
5・番組表     ★★★★★
6・総合評価    ★★★★★★

 東芝のZ730Xシリーズ がオススメです。

 201809012149.jpg

 画質エンジンは、言うまでもなく、この機種の最大の見所です。

 優れた画像エンジンレグザエンジン Professionalを利用した、「フレーム間処理」による高度な超解像技術をはじめ、画像解析・補正技術の質と数は、他機種を凌駕しています。

 201809012144.jpg

 液晶パネルも、IPS液晶が採用されます。

 その上で、明所でのコントラストを従来の2倍にしたリアルブラックエリアコントロール技術を採用した「ブランド液晶」であり、期待値は高いです。

 バックライトも、新方式の点滅制御方式を使う直下型のバックライトを採用し、優秀です。

 201803292221.jpg

 倍速液晶も、4倍速相当の倍速液晶を搭載するため、動画にも相当強いです。

 アニメ・ドラマ・映画からまでマルチに活躍するでしょう。動きのあるスポーツにが、特に向きます。

  201705061336.jpg

 スピーカーも、出力が高く、総合的な期待値は非常に高いです。

 201710271812.jpg

 映像配信サービスも、AndroidTVにこそ対応しませんが、充実し、全般的に「優れた機種」と言えます。

 201905310948.jpg

 さらに、新BS4K衛星放送対応チューナーを搭載する点も、評価できる機種です。

 やや高額ですが、(ネットでは)割と安くなってきているため、多方面で「欠点がない」モデルとしてオススメできます。

 映像表現については、色々な映像を見るだろう方は、色味の面で、他社より「味付け」が少なめと言う点で、東芝は向いてます。


第2に、紀行番組・自然描写に強く、見疲れしない4K液晶テレビを選ぶ場合におすすめと言えるのは、

 201902181258.jpg

 【2019年1月】【新4K衛星放送対応機】

 【43インチ】

  60・パナソニック TH-43GX850
   ¥113,750 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【49インチ】

  61・パナソニック TH-49GX850
   ¥155,393 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【55インチ】

  62・パナソニック TH-55GX850
   ¥174,614 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【65インチ】

  63・パナソニック TH-65GX850
   ¥299,225 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターパネル:IPS
バックライト :エッジ型+Wエリア制御
解像度:4K画質
倍速液晶:4倍速相当
コンバート:4K+HDR
BS/CS 4K用チューナー:付属

1・映像の美しさ  ★★★★★
2・目の疲れにくさ ★★★★★★  
3・音質の良さ   ★★★★☆
4・ネット動画   ★★★★☆
5・番組表     ★★★★☆
6・総合評価    ★★★★★

 パナソニックのVIERA 4K GX850シリーズが良いでしょう。

 201803300040.jpg

 液晶パネルは、目が疲れにくい、IPS液晶です。

 バックライトは、本体の薄さを重視するためエッジ型です。しかし、高度なエリア制御技術を持つため、過度に問題視する必要はないでしょう。

 その上で、標準画質のHDRアップコンバート機能を含めて、HDR技術倍速液晶を搭載するため、およそ必要と思われる機能は網羅します。

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 画像処理も、ヘキサクロマドライブとして、とくに「広色域化技術」に力を入れます。 

 しっかりした彩度があり、鮮やかさでは、東芝以上です。

 一方、地デジなどの4K以下の低解像度コンテンツについては、画像エンジンが、フレーム内の高詳細化(高画質化)をなしているため、フレーム間処理をする東芝を除けば、高性能といえます。

 とくに、パナソニックのブルーレイや、PS4、PS Vitaなどを使っている場合は、お部屋ジャンプリンクなどと相性が良いこちらが良いと思います。

 画像設定なども、それらに適したように自動調整されます。

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 映像配信サービスも、スマートTVアプリに対応し、充実度は高いです。


 第3に、AndroidTVに対応した、ネット動画サービスに強い4KTVとして魅力があるのは、

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【2018年5月】

【40インチ】

 15・シャープ AQUOS 4T-C40AJ1
  ¥63,500 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

【45インチ】

 16・シャープ AQUOS 4T-C45AJ1
  ¥69,800 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

【50インチ】

 17・シャープ AQUOS 4T-C50AJ1
  ¥65,494 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

【2018年12月】

【45インチ】【新4K衛星放送対応機】

 19・シャープ AQUOS 4T-C45AL1
  ¥82,456 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターパネル:4K低反射液晶パネル
バックライト :エッジ型
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
コンバート;4K
BS/CS 4K用チューナー:付属機あり

1・映像の美しさ  ★★★★★★
2・目の疲れにくさ ★★★★★  
3・音質の良さ   ★★★★☆
4・ネット動画   ★★★★★★
5・番組表     ★★★★★★
6・総合評価    ★★★★★★

 201805130855.jpg

 【2018年6月登場】

 【55インチ】

  40・ソニー ブラビア KJ-55X8500F
    ¥128,504 Amazon.co.jp (5/31執筆時)

 【65インチ】【75インチ】【85インチ】

   41・ソニー ブラビア KJ-65X8500F
    ¥125,800 Amazon.co.jp (5/31執筆時)

モニターパネル:トリルミナス(VA)
バックライト:トリルミナス
解像度:4K画質
倍速液晶:4倍速相当
コンバート:4K+HDR
BS/CS 4K用チューナー:未付属

1・映像の美しさ  ★★★★★★
2・目の疲れにくさ ★★★★★  
3・音質の良さ   ★★★★★
4・ネット動画   ★★★★★★
5・番組表     ★★★★★
6・総合評価    ★★★★★

 2機種あります。

 画面サイズが、50インチ以下ならばシャープの2018年モデルが、それ以上ならばソニーが良いでしょう。

 いずれも新機種が出ており、値段がかなり下がっており、お買い得感がかなり高いです。

 201710271820.jpg

 映像配信サービスは、他社の場合、自社独自のOSを採用する場合が多いです。

 ただ、使い勝手やコンテンツの数を考えると、現状では、AndroidTVに対応するものを選ぶのがベストです。

 その上で、値段の安さほか、ある程度の「映像面での性能」を持つ機種、という観点からは、これらの機種となります。

 いずれも、「HDR10・倍速液晶・ブランド液晶」を網羅しますので、性能面では期待して良いでしょう。

 201805130906.jpg

 画質は、両メーカーとも、「広色域化技術」にこだわるので、業界標準より「派手で鮮やかな色合い」に調整されています。

 コレに加えて、パネルがVA液晶ということもあって、相当長時間みると、多少目が疲れやすいとは言えます。

 また、2018年モデルとなるため、新4K放送チューナーは未搭載となる点は注意してください。


 第4に、費用の面で非常に「お買得!」と言える4K液晶テレビとして、おすすめなのは、

 201809012314.jpg

 【2018年発売】

 【Amazon限定型番】

 【43インチ】

  70・LGエレクトロニクス 43UK6500EJD
   ¥44,800 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【50インチ】【VA液晶】

   71・LGエレクトロニクス 50UK6400EJD
   ¥45,482 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

  【55インチ】

   72・LGエレクトロニクス 55UK6500EJD
   ¥64,800 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターパネル:IPS
バックライト;直下型
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
コンバート;4K+HDR
BS/CS 4K用チューナー:未付属

1・映像の美しさ  ★★★★★
2・目の疲れにくさ ★★★★★  
3・音質の良さ   ★★★★☆
4・ネット動画   ★★★★☆
5・番組表     ★★★☆☆
6・総合評価    ★★★★☆

 LGエレクトロニクス【Amazon限定型番】となる43UK6500EJDでしょう。

 201905311439.jpg

 液晶パネルは、LGには、「格安IPS」こと、4色IPSパネル(RGBW型)を利用する格安機もあります。

  201904101253.jpg

 しかし、【Amazon限定型番】のこちらはその表記がなく、信頼性の高いRGBカラーのIPS液晶です。

 201809012258.jpg

 その部分が解決するならば、LGのこちらの機種は、「直下型バックライト」・「2倍速液晶」・「HDR技術」・「高性能な画像エンジン」という、最新のトレンドをほぼ押さえていいます。

 したがって、この価格帯では、かなりお買い得な製品と言えます。

 LGは、パネルの生産メーカーですので、価格面では相当「冒険」できます。

  201905311444.jpg

 ただ、「安い」だけでなく、性能に直結するバックライトを直下型にするなど、その他の部分の画質品質にもこだわっています。

  201905311449.jpg

 映像配信サービスも、AndroidTVこそ使いませんが、充分に充実します。

   201905311501.jpg

 LG マジックリモコン AN-MR19BA
   ¥4,143 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 一方、国産メーカーと比較すると、番組表などがやや弱い面もあります。

 ただ、CPU自体が弱いわけではないので、もっさり感はありません。別売のマジックリモコンを利用すれば、より快適に利用することもできます。

ーーー

  201902181555.jpg

 【2018年11月発売】

 【新4K衛星放送対応機】

 【43インチ】

  89・ハイセンスレグザエンジンNEO 43A6800
   ¥57,049 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

  【50インチ】

  89・ハイセンスレグザエンジンNEO 50A6800
   ¥67,767 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターパネル:(VA)
バックライト :直下型
解像度:4K画質
倍速液晶:2倍速相当
コンバート:4K
BS/CS 4K用チューナー:対応

1・映像の美しさ  ★★★★☆
2・目の疲れにくさ ★★★★☆
3・音質の良さ   ★★★★☆
4・ネット動画   ★★★★★
5・番組表     ★★★★☆
6・総合評価    ★★★★☆

 ただし、新4K衛星放送対応機を選びたいと考えている方は、中国のハイセンスA6800シリーズが良いでしょう。

 201902181608.jpg 

 液晶パネルは、明記がないですが、視野角から判断して、おそらくVA液晶でしょう。

 「ブランド液晶」ではないものの、「引き締まった黒」を表現できる点で、TV向きであり問題ないです。

 バックライトは、LGと同じく、直下型バックライトを採用します。

 画像エンジンは、その上で、東芝との共同開発のレグザエンジンNEOを採用します。

 液晶とバックライトの技術水準が同様ならば、(ソフト的な処理)がTVの画質の差を分けます。

 その点で、東芝の技術を利用したこの機種は、期待値が高いです。

 201902181641.jpg

 番組表は、一方、海外メーカーの従来の欠点です。

 しかし、ハイセンスは、東芝の番組表技術もこの機種には取り入れているため、視認性に関しては、国産メーカーとくらべても違和感がないです。

  201810241345.jpg

1・新4K8K衛星放送チューナーの比較記事

 なお、こうした格安機を考える方で「ネック」と感じるかもしれないのは、2018年末にはじまった、BS/CS放送による4K放送の受信に(テレビだけで)対応しない点でしょう。

 ただ、このブログのの比較記事【こちら】で紹介したように、あとからチューナーなり、チューナー付レコーダーなどを導入すれば、将来利用は可能です。

 対応チューナーは高いですし、現在的に、未対応チューナーが(未対応ゆえに)「値段が相当下がっている」部分もあるので、不要ならば、付属しない2018年モデルの格安機は「買い時」だと思います。


 第5に、50インチを超える4K液晶テレビを、価格重視で選ぶ場合におすすめなのは、

 201909061128.jpg

 【2019年9月発売】

 【50インチ】

  95・TCL P8シリーズ 50P8S
   ¥59,296 Amazon.co.jp
(9/5執筆時

 【55インチ】

  95・TCL P8シリーズ 55P8S
   ¥77,417 楽天市場 (9/5執筆時)

  【60インチ】

  95・TCL P8シリーズ 60P8S
   ¥111,578 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターパネル:VA
バックライト :直下型
解像度:4K画質
倍速液晶:
コンバート:4K
BS/CS 4K用チューナー:

1・映像の美しさ  ★★★★☆
2・目の疲れにくさ ★★★★☆
3・音質の良さ   ★★★★☆
4・ネット動画   ★★★★☆
5・番組表     ★★★☆☆
6・総合評価    ★★★★☆

 TCLが候補となるでしょう。

 201909061140.jpg

 低価格機の場合、パネル制御技術が画質面で大きな要素となります。

 その点で、この機種は、VA液晶を採用した上で、直下型配置のLEDを装備します。

 その上で、エリア制御こそ対応しませんが、マイクロディミング技術でフォローしている点も評価できます。

 技術的には、HDR10に対応します。

 新4K放送チューナーは装備しませんが、それは価格的に妥協するしかないでしょう。新4K放送に採用されるHLG自体は対応なので、後ほどチューナーを増設する場合も安心です。

 倍速液晶は、不採用ですが、低価格機として応答速度はそれなりにしっかりあるので、動く画像の品質に、さほどこだわりをもたないならば、問題ないと思います。

ーーー

  201909061239.jpg

 【2019年6月】

 【55インチ】

 99・DMM DME-4K55DG3
  ¥65,415 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【65インチ】

 99・DMM DME-4K65DG3
  ¥65,415 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターパネル:VA
バックライト :エッジ型
解像度:4K画質
倍速液晶:なし
コンバート: 4K
BS/CS 4K用チューナー:未付属

1・映像の美しさ  ★★★☆☆
2・目の疲れにくさ ★★★☆☆
3・音質の良さ   ★☆☆☆☆
4・ネット動画  
☆☆☆☆☆
5・番組表     
☆☆☆☆☆
6・総合評価    ★★★☆☆

 一方、TVチューナーのなくてもよいならば、DMMという選択肢もあるでしょう。

 ただ、こうした方式については、このブログの【4K液晶モニターの比較記事】で紹介した、「PC用の大画面モニター」を利用するという選択肢も存在します。

 PC用についてもHDMI端子は装備しますから、同等の使い勝手は期待できます。

 こうした機種に、興味がある方は、このブログの【4K液晶モニターの比較記事】をご覧ください。

補足:テレビと一緒に揃えたい機器!

 というわけで、今回は、4K画質に対応する液晶テレビについて紹介しました。

 最後に「おまけ」で、同時にそろえると良いだろういくつかの機器について補足します。

1・レコーダー

 201509041413.jpg

 第1に、ブルーレイレコーダーです。

 ブルーレイレコーダーは、4K映像を見るためには最も一般的な手段に「思え」ます。

   

 スター・ウォーズ/最後のジェダイ ブルーレイ
   ¥2,768 Amazon.co.jp (5/31執筆時)

 しかし、今までの「ブルーレイ規格のディスク」は、フルハイビジョン画質で記録されており、4K画質ではありません

   

 スター・ウォーズ/最後のジェダイ 4K ULTRA HD
   ¥6,023 Amazon.co.jp (5/31執筆時)

 そのため、4K画質の再生に対応できる新しい「ウルトラHDブルーレイという新規格の「ブルーレイディスク」を、業界は定義しました。

 例えば、上記の『スターウォーズ』などは、ULTRA HD用のブルーレイディスクです。

 しかし、従来のレコーダーではこの規格のブルーレイは再生できないため、この規格に対応する新型のブルーレイレコーダーか、対応プレーヤーのいずれかが必須です。

1・SONYのブルーレイレコーダー
2・パナソニックのブルーレイディーガ

3・東芝の全録レグザブルーレイ 
4・シャープのアクオスブルーレイ
5・再生専用のブルーレイプレーヤー
6・おすすめブルーレイレコーダー結論】

 テレビと合わせて、レコーダーやプレーヤーを探しているか違いましたら、このブログに別記事があります。 

 特に6番の【ブルーレイレコーダーの比較記事】では、ソニー・パナソニック・シャープ・東芝のブルーレイレコーダーを全機種紹介しています。合わせてご覧頂ければと思います。

 「せっかく4K対応TVを買ったのだから、4K映像も楽しみたい!」という方は、ぜひご検討ください。

2・ストリーミング機器

 

 第2に、ネットストリーミング端末についてです。こちらは、より手軽に4K映像を楽しめる手段と言えます。

 201710271820.jpg

 ここまで見てきたように、ソニーやシャープのTVなどは、AndroidTVを標準装備し、別売の機器無しでも、ネットの4K動画サービスを広範に利用できるようにしています。

 しかし、他社については、「完全対応」しません。しかし、その場合は、【セットトップボックスの比較記事】で書いたような、端末を利用すると、多くの4Kコンテンツサービスにアクセス可能です。

 興味のある方は、このブログの【セットトップボックスの比較記事】をご覧ください。

3・テレビ用の高音質スピーカー

 201705061550.jpg

 第3に、スピーカーです。

 今回紹介したテレビも、上位機は優れたスピーカーを採用します。

 ただし、その音質は、あくまで「テレビレベル」であり、映画館のような、「オーディオグレード」とはほど遠いと言えます。

1・サウンドバーの比較
2・ホームシアターシステムの比較
3・AVアンプの比較

 その場合、別途スピーカーを導入するのは「手」です。

 特に最近は、TVの前「だけ」に設置し、音質などを強化できる別売りスピーカーが出ています。1万円程度からラインアップがあります。

 詳しくは、【サウンドバー・シアターバーの比較記事】で20機種ほど紹介していますので、よろしければ、合わせてご覧ください。

 そのほか、5.1chシアターシステムを紹介する記事もあります。

4・録画用ハードディスク

  201809011055.jpg

 【Amazon限定】

 バッファロー 2TB HD-AD2U3
  ¥8,280 Amazon.co.jp
(5/31執筆時)

 第4に、テレビ録画用のハードディスクについてです。

 ブルーレイレコーダーを導入しない方で、テレビ録画希望者は、同時に購入することを「強く」オススメします。

 経験上、後からだと「面倒に」なって絶対設置しようと思わないからです。具体的なおすすめ製品を知りたい方、【外付けハードディスクの比較記事】もあります。こちらも、よろしくお願いします。

ーーー

 最後に、再びですが、液晶テレビについてです。

1・4K液晶テレビ
2・有機ELテレビ   
3・19-23インチの小型液晶テレビ
4・24インチの小型液晶テレビ
5・32インチの小型液晶テレビ
6・40-50インチの大型液晶テレビ
7・おすすめ液晶テレビのまとめ 【結論】

 このブログでは以上の液晶テレビに関する記事があります。

 これらについて、全機種から果たしてどのモデルを選ぶべきか?について、6回目記事で【液晶テレビのまとめ記事】もあります。もしよろしければこちらもご覧ください。

 201803111800.jpg

 また、TV購入と同時に、ホームシアターの構築を考えておられる方は、以下のようなものがあります。

1・AVアンプの比較
2・シアター用スピーカーの比較
3・サウンドバーの比較
4・プリメインアンプの比較
5・ブルーレイレコーダーの比較
6・ブルーレイプレーヤーの比較
7・液晶テレビの比較
8・家庭用プロジェクターの比較

 さしあたっては、1番と2番の記事が、映像と音声に関わる部分です。

 これらの記事もよろしくお願いします。

ーー

 では、最後になりましたが、この記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどから話題を共有していただければ嬉しいです。

 (全5回の続き記事でしたので、1回目記事をご紹介いただけると、一層嬉しいです!)

 ではでは。

posted by Atlas at 13:06 | 映像機器

2019年09月05日

比較2019'【安くて多機能】大画面液晶TV18機の性能とおすすめ:40v 43v 45v 49v 55v型

【今回レビューする内容】2019年 40インチ以上の大画面液晶テレビの性能とおすすめ・選び方:フルハイビジョン画質:違いと口コミランキング

【評価する製品型番】パナソニック VIERA TH-43F300 SONY BRAVIA KJ-43W730E 東芝 REGZA 40S21 40V31 シャープ AQUOS LC-40E40 2T-C40AC2 2T-C40AE1 LC-40W5 LC-45W5 アイリスオーヤマ LUCA LT-40A420 ハイセンス 43A50 49A50 55K30 三菱 LCD-A40BHR11オリオン OL40WD100

今回のお題
格安な大画面液晶テレビのおすすめはどの機種?

 どもAtlasです。

 今回は、2019年9月現在、最新の大画面液晶テレビの比較をします。

  201805121552.jpg

 比較的安価な大画面液晶テレビのほか、4K液晶テレビ有機ELテレビをフォローします。

 いつものように各機種を比較し、最後にAtlasのおすすめ機種!を提案する型式で書いていきます。

---

 なお、液晶テレビは数がとても多いので、記事は3つに分けています。

1・フルHD 大画面液晶TVの比較
2・4K対応 大画面液晶TVの比較
3・有機ELテレビの比較

 今回は、1番の記事です。

 大画面ながら価格が安いフルHD画質の液晶テレビを比較します。

 そのため、4K対応の液晶テレビ有機ELテレビをお探しの方は、おそれいりますが、2番と3番のリンク記事をご覧ください。

1・テレビサイズの選び方の基本

 201805121535.jpg

 大画面液晶テレビは、「大きければ大きいほど見やすい」とは言えません

 適切な視聴距離をとらないと、視線の移動が増えて目が疲れたり画面のアラが目立つことになります。

 201603100903.jpg

 適切な視聴距離は、上表の通りです、8畳程度のリビングならば、視聴距離は問題ないでしょう。

 しかし、ワンルームを含む、6畳程度の部屋の場合は、部屋の短辺だと配置が難しいので、長辺の長さをうまく使う工夫が必要です。購入前には注意しましょう。

 実際、視認距離を得るのが無理そうならば、よいテレビもたくさんありますし、32インチの液晶をおすすめします。その場合、【32インチ液晶テレビの比較記事】で詳しく紹介しました。

2・SONYの大画面液晶テレビの比較

 というわけで、ここからは、各社の40インチ前後のモデルを比較・紹介してきます。

 はじめにソニーの大画面液晶TVの紹介からです。

 なお、以下では、Atlasがおすすめできると考えるポイントを赤字系で、イマイチと思う部分を青字系で書いていきます。


 201805121605.jpg

 【2017】

 1・SONY BRAVIA KJ-43W730E
  ¥61,363 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターサイズ:43V型フルHD
モニターパネル:VA液晶(S-PVA)
倍速液晶:なし

 KJ-40W730Eは、ソニーのBRAVIAブランドの液晶テレビです。

 201809011834.jpg

 パネルサイズは、43型です。

 外形としては、スタンドを含めて97.0 x 62.3 x 22.6cmですから、リビングはもちろん(頑張れば)ワンルームにも置けそうです。

201805121606.jpg

 液晶パネルは、VA液晶を採用します。

 VA液晶は、特に正面から見た場合のコントラストが良好な機種です。

 「高品質」と言われるIPS液晶に較べると、視野角の広さと目の疲れにくさの点でややや劣り、正面以外のポジションからの視認性は多少物足りないグレードです。

 もちろん、1人で見るならば、問題ありません。

 バックライトは、端のみにLEDが搭載されるエッジ型です。

 上位機種に多い直下型に較べると、輝度とコントラストがあげにくいという難点がありますが、その分、本体は薄型でスタイリッシュです。

 201906011656.jpg

 画像補正は、X-Reality Proという画像エンジンを搭載します。

 東芝同様に、「高精細化」「ノイズ除去」などを機能として持ちますが、加えて、「超解像技術」に対する言及もあります。

 高度なフレーム間解析ではないですが、魅力的な部分です。

 201608041608.jpg

 そのほか、独自のカラーマネージメント処理も行っており、画面の発色の良さには定評があります。

 201809011055.jpg

 【Amazon限定】

 バッファロー 2TB HD-AD2U3
  ¥8,280 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 録画機能は、外付けHDDを増設した場合に利用可能です。

 こちらの機種の場合は、1TBのハードディスクに、標準画質で124時間の録画が可能です。

 また、Wチューナー搭載で、裏番組の同時録画ができる仕様です。ただし、ダビングは不可能です。ハードディスクは、全部で8台まで登録できますが、同時に接続可能なのは1台までです。

 201805121608.jpg

 ネット動画サービスは、Wi-Fi経由で「対応」します。

 ただ、他社に比べると、YouTubeとNetflixのみの対応で、やや物足りない部分はあります。

 y_KDL-W650_011.jpg

 番組表は、使いやすく、操作もサクサク動きます

 番組表の使い勝手については、特に定評があり、リモコンがサクサク動きます。

 ゲーム機開発のノウハウがフルに活かされているのでしょう。レイアウトもジャンル別に分かれて見やすい番組表といえます。ジャンルやキーワードを入れてフリーワード検索することもできます。

 201805121607.jpg

 スピーカーも、バスレフ方式が採用されています。

 これにより、「音を直接反射することができ、テレビの前面から音がでているようにし、クリアに聴こえるよう」になっています。

 また、ソニーの場合、S-Forceフロントサラウンドシステムのほか、ハイレゾ対応のウォークマンなどにも採用されているClear Phaseテクノロジーなどの高音質化技術が取り入れられています。

---

 以上、ソニーのブラビアの紹介でした。

 高画質と高音質が両立しており、人気なのがよくわかる機種です。一方、インターネット映像配信サービスはやや弱く、スマートTVとしての実力はやや低いでしょう。その部分にこだわらないならば、良い選択肢でしょう。

3・東芝の大画面液晶TVの比較

 続いて、東芝のモデルです。


  201805121609.jpg

 【2017】【在庫限り】

 2・東芝 REGZA 40S21 【40インチ】
  ¥41,000 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターサイズ:40V型フルHD
モニターパネル:VA液晶
倍速液晶:なし

 こちらは、レグザのS21シリーズです。

 2017年に発売された東芝の40v型液晶テレビです。こちらは2018年に後継機種が出ませんでした。

 大画面は、4Kモデルに移行が進んでいるため、格安のフルHDモデルはラインナップが各社とも減っています。

 201805121610.jpg

 液晶パネルは、ソニーと同じで、正面からのコントラストが良好なVA液晶です。

 バックライトも、同様でエッジ型LEDが採用です。

 201805121612.jpg

 画像補正は、一方、東芝の「強み」と言える部分です。

 こちらは、優れた画像エンジン「レグザエンジンファイン」が搭載されます。

 他社より東芝はこの部分に力を入れており、「高精細化」「ノイズ除去広色域化技術」」関する技術を持ちます。

 表示画質の底上げに「エンジン」はかなり重要で、残像低減や階調と質感の調整、色彩表現の復元などの点でメリット性があります。

 201710271523.jpg

 例えば、質感リアライザーは、画像のコントラストを高め、画像に奥行(立体感)を出します。高性能なテレビほど立体感を感じられるものでかなりの性能です。

 このほか、地デジノイズクリア地デジ精細感復・カラーテクスチャー復元など、画像解析によりノイズを押さえて画像の再現性をより高めてくれる諸機能が網羅されます。

 さらに、明るさセンサーで、部屋の明るさが電球色系か、昼白色系かをふまえた色調整など、細かい調整を自動で行ってくれます。

 201412020831.jpg

 画質調整は、遅延軽減処理がなされた「ゲームモード」と、原画の再現性を高める「映画プロモード」が搭載されます。これらもレグザエンジンの力を利用した機能です。

 アニメモードは、現在の地デジアニメに適した映像処理の他、昔のセル画を使ったアニメにも最適化する映像処理も自動判別し、高度に処理します。

 201805121614.jpg

 ゴルフ・サッカーなども搭載されます。

 こちらは、先ほど解説した質感リアライザーと同様に、画像エンジンを使った処理技術で、緑色の芝の上で行うフィールドスポーツの立体感を増す仕組みです。

 201809011055.jpg

 録画機能は、こちらも外付けHDDで対応できます。

 1TBのハードディスクに標準画質で125時間の録画が可能です。

 ただし、東芝の場合、シングルチューナーなので、裏番組の録画には完全に対応できません

 地デジを見ながら、BSやCSを録画することはできます。ただ、地デジを見ながら、地デジを録画、BSを見ながらBSを録画などは不可です。

 ネット動画サービスは、この機種は非対応です。無線LANが非搭載だからです。

 img_recording_05_01.jpg

 番組表は、東芝も見やすく、便利に作られています

 番組表からすぐに録画に入ることができます。ジャンル検索のほか、こちらの機種にもフリーワード検索機能は付属します。

 また、連続するドラマなどの自動録画機能が搭載されています。野球のナイターの延長中継による番組の移動や、最終回の拡大放送にも対応するので便利です。

 スピーカーは、今回新開発したクリアダイレクトスピーカーを搭載します。

 総計20Wの比較的高出力のスピーカーです。音質的には、出演者の声が聞きやすくなるクリア音声モードの搭載が目立ちます。

---

 以上、東芝RegzaのS21シリーズの紹介でした。

 ソニーのライバル機ですが、画質調整に関わる機能は非常に優秀です。ゲームやアニメについては、特に「強い」機種と言って良いと思います。

 ただし、録画面や音質面などの付加機能では、ソニーがやや有利ですので、ニュースや映画程度ならば、ソニーが第一候補でしょうね。


 201905301658.jpg

 【2017年発売】

 3・東芝 REGZA 40V31【40インチ】
  ¥49,980 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターサイズ:40V型フルHD
モニターパネル:VA液晶
倍速液晶:なし

 こちらは、REGZAの上位機種にあたるV31シリーズです。

 201905301632.jpg

 この機種は2018年現在も「現役」な機種です。

 液晶パネルは、VA液晶です。

 バックライトエッジ型LEDです。

 画像補正も、下位機種と同じスペックです。

 ようするに、この3点は下位機種と同じです。

 相違点は、主に次の2点です。

 201905301633.jpg

 第1に、録画機能です。

 V30シリーズは、チューナーが3つ搭載されます。そのため、裏番組が2つ録画できるW録に対応します。外付けHDDを導入して、録画機能を多用したい方にはかなりオススメです。

 201710271226.jpg

 第2に、ネット動画配信サービスへの対応です。

 こちらは、Wi-Fiが搭載され、それ経由で、YouTube・Netflix・DMMなどに直接アクセスできます。

 対応メディアは、ソニーよりも多めです。ただ、現状、DAZNは対応しません

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 以上、レグザのV31シリーズの紹介でした。

 S21シリーズの優れた画質調整機能をそのまままに、インターネット映像配信サービスと録画性能を高度化した製品です。

 ただ、録画やネットサービスを利用するつもりがない方については、機能面で下位機種と差がないので、価格の安い下位機種を選ぶとよいでしょう。

4・シャープの大画面液晶TVの比較

 ここからは、シャープのフルHD画質の大画面液晶TVを紹介します。

 各社のきなみ、フルHD画質の大画面から撤退するなか、シャープは割とラインナップの数が多いです。


 201812171428.jpg

 【2017】【後継機あり】

 4・シャープ AQUOS LC-40E40
  ¥47,790 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターサイズ:40V型フルHD
モニターパネル:VA液晶
倍速液晶:なし

 こちらは、シャープのE40シリーズに属するLC-40E40です。

 液晶パネルは、こちらもVA液晶です。

 液晶メーカーですが、シャープの自社生産品ではないでしょう。

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 バックライトは、一方で、直下型LEDバックライトを採用します。

他社のエッジ型LEDの場合、LEDを隅にしか配置しません。

 しかし、この機種は、液晶モニターの下に全面的に貼っています。

 そのため、色ムラが少なく、輝度やコントラストも高いです。

 画質調整は、しかし、この機種の場合、特に目立つ部分はありません

 こちの部分は「手薄」というのがシャープの下位機の印象です。

 とくに、この機種は、シャープが採用する「広色域化技術」である、「リッチカラーテクノロジー」が不採用です。

 その点で言えば、「AQUOS品質」とは言えないでしょう。

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 【Amazon限定】

 バッファロー 2TB HD-AD2U3
  ¥8,280 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 録画機能は、外付けHDDにて対応可能です。2TBで約174時間の録画ができます。

 ただし、裏番組録画はできません

 見ている番組のみ録画可能です。またダビング10に未対応ですので、録画した番組をブルーレイレコーダーなどに後から移すことはできません。

 表示については2画面対応で、複数の番組を同時に視聴することができます。

 ネット動画サービスは、この機種は非対応です。無線LANも非搭載です。

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 番組表は、見やすく、便利に作られています

 ジャンル別・キーワードで番組を検索することもできます。

 また、検索結果に基づいて、番組表を色分け表示にすることも可能です。オススメ番組を自動でお知らせする機能も付きます。

 スピーカーは、合計で10ワットのステレオスピーカーを内蔵します。

 このサイズだとやや出力弱めのスピーカーといえます。

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 以上、シャープLC-40シリーズの紹介でした。

 機能面では、直下型LEDバックライトの搭載が魅力です。

 40インチとしては価格が安めなのが魅力です。

 一方、液晶部分も、バックライトが直下式で、ある程度の性能は期待できますが、パネルと画質調整面では「価格相応」の部分も見られますね。

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 【2018】

 5・SHARP LED AQUOS 2T-C40AC2
  ¥48,000 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターサイズ:32V型
モニターパネル:VA液晶
倍速液晶:なし

  なお、2018年11月にこのモデルの「特別版」として2T-C40AC2が販売になっています。

 上図の様に、台座の形状は違いますが、直下型配置VA液晶を採用する点など、基本的な性能は先ほどの機種に準じます。裏番組録画にも対応しません

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 一方、この機種は、下部のベゼルを広めにとって、新型のスピーカーを採用しました。パワーは下位機種と同じですが、音はこちらの方が良さそうです。

 その他の部分の基本性能は、先ほどの機種と同じです。価格次第ですが、現状ではコスパは悪いです。


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 【2018年8月発売】

 6・SHARP LED AQUOS 2T-C40AE1
  ¥45,320 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターサイズ:40V型
モニターパネル:VA液晶
倍速液晶:なし

  2T-C32AE1は、AE1ラインに属する、シャープでは2番目に安い入門機です。

 液晶パネルは、高品質な全面直下型LEDバックライトが採用されるVA液晶です。下位機種と同じです。

 画質調整の、部分も同じグレードです。

 引き続き、広色域技術「リッチカラーテクノロジー」が不採用である点が残念です。

 入力端子は、ゲームなどに使うHDMI端子が3つと、AV端子が1つです。

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 録画機能は、その一方で、この製品は、チューナーを2つ搭載します。

 そのため、裏番組録画に対応しています。これは大きな改善点と言えるでしょう。

 2TBで約174時間の録画ができますが、引き続きダビング10に未対応です。

 また、【シャープのAQUOSブルーレイレコーダーの比較記事】で紹介した同社のブルーレイと連動させるとができます。

 その場合、見逃した場面の再生のため、試聴中の番組を自動的に録画してくれる「AQUOSタイムシフト機能」が利用できます。

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 番組表は、下位機種と同じです。見やすく、便利に作られています。

 ネット動画サービスは、非対応です。

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 なお、Wi-Fiは搭載しませんが、有線LANで他の部屋に置いたシャープ製機器から、録画映像が飛ばせるという機能は付属します。

 便利機能としては、部屋の明かりに応じて自動的に画面の明るさを調整する「明るさセンサー」機能があげられます。夜に部屋の照明を落としてからTVを視聴する際に、自動的に照度を落とすので「目に優しい」といえます。また、チューナーが増えたため、2画面表示にも対応します。

 スピーカーは、総計10Wのスピーカーが付属します。

 また、音声について言えば、「音くっきりボタン」というTVの出演者の声を聞き取りやすくするリモコンボタンが付属します。

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 以上、シャープのAQUOSAE1ラインの紹介でした。

 下位機種と較べた場合の大きな改善点は裏番組録画・2画面表示への対応でしょう。ただ、引き続き画質面でリッチカラーテクロノジが未搭載な点は残念と言えます。


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 【2017年9月発売】

 7・SHARP LED AQUOS LC-40W5
  ¥59,340 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターサイズ:40V型フルHD
モニターパネル:VA液晶
倍速液晶:なし

 8・SHARP LED AQUOS LC-45W5
  ¥59,379 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターサイズ:45V型フルHD
モニターパネル:VA液晶
倍速液晶:なし

 これらは、シャープのW5ラインの液晶テレビです。

 液晶サイズは、2種類のラインナップがあります。40インチ45インチです。

 液晶パネルは、下位機種と同じVA液晶です。

 バックライトは、注意が必要で、40インチは直下型LEDバックライトを採用しますが、45インチは、おそらくスリム化を重要視したために、画質が落ちるエッジ式です。

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 画質調整は、ただし、このグレードからは、同社の「広色域化技術」となるリッチカラーテクノロジーが搭載されます。

 従来のTVよりも色域を拡げる技術で、従来上位機のみに搭載されていたものです。ソフト的な再計算により鮮やかな画面を得られます。

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 加えて、「高精細化」「ノイズ除去をなす技術である、高画質アクティブコンディショナーが搭載となります。

 こちらは、画像の自動調整機能で、画像ソースに合わせてコントラストや色を調整するほか、各種ノイズを低減する機能です。

 ブロックノイズなどの軽減につながるため、画質は下位機種より良いでしょう。

 なお、こちらも明るさセンサーが搭載されますが、電球色に応じた調整には非対応です。

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 録画機能は、通常のハードディスクを使用した場合は、2TBで約174時間の録画ができます。

 裏番組の録画は対応できます。

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 ネット動画サービスは、Wi-Fi経由で、YouTubeのほか、アクトビラ・TSUTAYA TV・Hulu・Netflixに対応します。平均より対応メディアは多めだと言えます。ただ、DAZNには対応できません

 番組表は、下位機種と同じグレードのものが搭載です。

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 スピーカーは、この機種から新開発にフロントサウンドシステムを採用します。

 パワーは10Wと同じですが、スピーカーネットのない新形状で、音のクリアさが増しています。

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 以上、シャープのAQUOSのW5シリーズの紹介でした。

 画質調整機能が他社の上位機並みに多彩化しています。VA液晶を採用する点では他社と同じですが、40インチについては直下型LEDバックライトを採用します。この点で、画質面では大いに期待できそうです。

 とはいえ、最終的にどの機種が「おすすめ」なのかは、最後に改めてまとめます。

5・パナソニックの大画面液晶TV

 つづいて、パナソニックの大画面液晶TVです。


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 【2018】

 9・パナソニック VIERA TH-43F300
  ¥66,700 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターサイズ:43V型フルHD
モニターパネル:IPS液晶
倍速液晶:なし

 こちらは、パナソニックのVIERAのF300シリーズです。

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 液晶サイズは、43インチがラインナップされます。

 液晶パネルは、E300シリーズ「目に優しい」高品質なIPS液晶が採用されています。

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 IPS液晶は、VA液晶に較べて視野角が広く、ぎらつきも少ない高品質パネルです。

 VA液晶に較べると、正面視聴の際のコントラストの点で若干不利とも言われます。しかし、リビング用で多人数でみるだろう40インチサイズならば、視野角の点で有利なIPSはおすすめです。

 特に、ゲームやテレビを長時間なさる方については、IPS液晶を基準にこのモデルを選ぶと満足度が高いと思います。パネル品質は、液晶テレビにおいて最も重要な要素であり、目が疲れに関係するからです。 

 バックライトは、薄型設計の製品のため、エッジ型LEDが採用です。

 録画機能は、通常のハードディスクを使用した場合は、2TBで約241時間の録画ができる計算です。裏番組録画に対応します。

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 ネット動画サービスは、有線LAN経由で対応できます。

 ただし、パナソニックのアクトビラのみですから、NHKオンデマンドやDMMなど、他社サービスの対応は限定的です。


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 番組表は、下位機種と同じように、見やすく、便利に作られています

 字の見やすさの点では、シャープよりも優れていると思います。

 スピーカーは、総計20Wのスピーカーとなります。

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 以上、パナソニックのE300シリーズの紹介でした。

 「目に優しい」IPS液晶を使っている点が最大の売りです。液晶テレビの本質はやはり表示性能と見やすさです。もっとも眼が疲れにくいテレビなので、長時間TVを使う方にはおすすめです。

6・アイリスオーヤマの大画面液晶TV

 続いて、アイリスオーヤマの大画面液晶TVです。

 同社は、最近家電のラインナップの充実化を図っており、2018年秋からTV分野にも新規参入しました。


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 【2018/11】

 10・アイリスオーヤマ LUCA LT-40A420
   ¥32,800 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターサイズ:40V型フルHD
モニターパネル:VA液晶
倍速液晶:なし

 アイリスオーヤマLT-32A320 は、同社のスタンダードモデルです。

 こちらも、BS/CS/地上波全てを受信可能です。

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 液晶パネルは、他社同様にVA液晶を採用します。 

 バックライトも、エッジ型でなく直下型を採用しており、豪華と言えます。この部分に妥協がないのは良いことです。

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 画質調整は、ただし、こちらも目立った高画質化機能はありません

 このあたりは、先行するTVメーカーは、自社の技術力の蓄積している部分があるので、やや及ばない部分でしょう。

 ただ、国内テレビメーカーとしては唯一、応答速度のスペックを公開しており、8.5ms(GtoG)です。倍速液晶機能はないですが、スポーツ観戦などには有利でしょう。

 入力端子は、ゲームなどに使うHDMI端子が2つと、AV端子が1つです。

 録画機能は、他社同様に、外付ハードディスクの増設で、4TBで約480時間録画できます。

 裏番組録画にも対応する機種で、タイマー録画もできます。

 ネット動画サービスは、非対応です。

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 番組表も、情報量としては標準的です。番組表からの予約録画も対応できます。

 スピーカーは、特段の工夫はない8Wのスピーカーですね。

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 以上、アイリスオーヤマLT-40A420 の紹介でした。

 後発メーカーですが、特にパネル部分の性能を削り「安売りしなかった」点で、テレビ参入への「本気度」を感じます。

 ただ、他社と比較した場合、大画面テレビとして画像調整機能があまり充実しないのがややネックで、今後に期待したい部分です。

7・ハイセンスの大画面液晶TVの比較

 つづいて、中国のハイセンスの大画面液晶TVを紹介します。

 東芝映像ソリューションとの統合して以来、黒物家電において、日本市場でのプレゼンスがかなり高くなっている企業ですね。


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 【2018/6】【43V型】

 11・ハイセンス 43A50
  ¥35,152 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【2018/6】【49V型】

 12・ハイセンス 49A50
  ¥40,202 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターサイズ:43型/49型フルHD
モニターパネル:IPS液晶
倍速液晶:なし

 A50シリーズは、中国のハイセンスの大画面液晶TVです。

 サイズ的には43V型と49V型の展開です。価格的には、他社機より2割程度安い水準ですね。

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 液晶パネルは、新機種については、IPS液晶パネルという明示がありました。

 高品質パネルを利用している上で、価格を国内勢より相当押さえている点が、中国家電業界の力強さを感じます。

 バックパネルは、大画面49型を含めて直下型配置です。応答速度は、アイリスオーヤマ同様に公開しており8msとそこそこです。

 画像補正は、一方、特段力を入れていない機種です。

 ちなみに、日本メーカーはパネル品質と価格での劣勢を、技術力の蓄積がものを言うこの部分で返して、劣勢を克服している部分があります。

 録画機能は、この機種の場合も、ハードディスク録画に対応です。また、裏番組録画にも対応します。

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 番組表は、昔の海外製に比べるとだいぶ改善しました。

 ただ、日本のTVメーカーの番組表に比べると情報量や視認性が多少劣ります。このあたりは、グローバル仕様なので、仕方ないでしょう。

 入力端子は、HDMI端子が2つです。そのほか、アナログ端子が1つですね。

 スピーカーは、重低音を強調したスーパーバスという商品名がつきますが、8Wとあまり強力ではないですね。

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 以上、ハイセンスの液晶テレビの紹介でした。

 番組表の使い勝手画像補整機能など、価格相応の部分もあるので、そちらに注意するべきです。

 とはいえ、IPS液晶で直下型配置のLEDバックライトを採用してこの価格というのは、素晴らしくコスパが良いのは事実でしょう。

 3年保証ですし、予算重視ならば、選択肢として良い機種です。


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 【2018/3】

 13・ハイセンス 55K30
  ¥50,490 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターサイズ:55型フルHD
モニターパネル:VA液晶
倍速液晶:なし

 55K30は、ハイセンスの大画面モデルです。

 55インチサイズですが、フルHDで50インチ以上というのは、現状で新発売しているのは(大手では)同社に限られます。

 レトロゲーマーなどは、アップコンバートの関係で4Kだと(画質的に)不都合な場合もあるので、ニッチニーズはそれなりにあると思います。

 重要なラインナップでしょう。

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 液晶パネルは、VA液晶です。

 【4K液晶テレビの比較記事】で書いたように、各社とも最上位機では、コントラストがIPS液晶より高めやすい点で、VA液晶を高度化した「ブランド液晶」を利用します。

 ただ、ハイセンスの場合は、単なるVA液晶ですので、主にコスト面からそのようにしたと考えられます。ただ、応答速度は8msありますし、バックパネルは直下型配置です。

 性能面で、大きな妥協はみられません。

 画像補正は、ただし、この機種も特段力を入れていない機種です。

 録画機能は、この機種の場合も、ハードディスク録画に対応です。また、裏番組録画にも対応します。

 その他の部分は、ほぼ下位機種と同じです。

---

 以上、ハイセンスの55インチ液晶テレビの紹介でした。

 50インチを超える大画面で、フルHD画質を超えるモデルを探していた方には「救世主」でしょう。

 液晶パネルも、VA液晶の直下型配置です。日本メーカーと比較する場合、画像調整機能がイマイチ充実していない部分以外は、特段欠点もないと思います。

 コントラストも4000:1と高く、応答速度もある機種なので、ゲームにテレビに活躍してくれるでしょう。3年保証が付属する点も良い部分です。

9・三菱電機の大画面液晶TVの比較

 最後に、三菱電機の大画面液晶TVの紹介です。

 同社は、録画ができる一体型テレビなど、面白い機種を出しています。


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 【2017】

 14・三菱電機 LCD-40ML8H
   ¥40,688 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターサイズ:40型フルHD
モニターパネル:情報非開示
倍速液晶:なし

 15・三菱電機 LCD-50ML7H
   ¥75,057 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターサイズ:50型フルHD
モニターパネル:情報非開示
倍速液晶:なし

 こちらは、三菱電機のMLシリーズの液晶テレビです。

 サイズは、40v型と50v型のラインナップがありますが、50V型はすでに「生産終了」です。

 液晶パネルは、ただ、三菱はパネル情報が非開示状態です。

 このモデルについては視野角も不明ですので、(このサイズで)格安のTN液晶ということはないでしょうが、信頼性の部分で、しっかり開示する他社に比べて疑問があります。

 ただし、LEDバックライトは、直下型配置ですので、この部分の能力は問題ないでしょう。

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 画像補正は、DIAMOND HDという名前の超解像技術が搭載です。

 古くからある画像処理法で、東芝なども採用します。ただ、現状ですでにテレビ放送などはフルHDであることをふまえると、この技術が活きるのは、DVDなどだけです。

 それをふまえると、ソニーや東芝などとは、画像補正技術において差があるでしょう。

 入力端子は、ゲームなどに使うHDMI端子が2つと、AV端子が1つです。また、D端子が珍しく残っていたり、ビデオ用のSDカードスロットがあったり、構成はユニークですね。

 録画機能は、他社同様に、別売の外付けHDDでの録画に対応します。ただし、裏番組録画ができない仕様です。

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 ネット動画サービスは、一方、ツタヤTVアクトビラには対応します。

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 番組表は、一方、三菱電機はあまり力を入れていない印象です。

 操作法を音声で教える機能、文字を拡大する機能など、お年寄り向け機能はありますが、本質的にはあまり工夫がありません。

 スピーカーは、総計8Wのスピーカーです。ブラウン管時代から同社は割とスピーカーに力を入れる会社でした。

 この機種も、DIATONEのテクノロジーで、サラウンド感や重低音に配慮があるほか、圧縮音のアップコンバート技術を搭載するなど、この部分は、一定の見所があります。

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 一方、面白い部分では、オートターン機能があげられます。三菱電機が昔からこだわる部分で、スタンドの方向がリモコン操作で自在に動きます。他社は固定なので、この部分も、同社の「良い部分」と言えます。

 こちらは、視野角の狭いTN液晶である蓋然性が高い機種なので、ある意味この機能との親和性は高いでしょう。

---

 以上、三菱電機のMLシリーズの紹介でした。

 他社に比べての見所は、「ダイヤトーン技術(音声)」とリモコンでの角度調整機能ということになるでしょう。

 ただ、VA液晶以上を採用する大型テレビの場合、角度調整は(リビングでも)マストではありません。このほか、画像処理面とパネル品質に不確実な部分があるほか、番組表や録画などの利便性が国内他社に及ばない状況です。

 明確にオススメとは言いにくい機種ですね。


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 【2019年発売】

 16・三菱電機 REAL LCD-A40BHR11
   ¥129,000 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【2017年発売】

 17・三菱電機 REAL LCD-A40BHR10
   ¥83,700 Amazon.co.jp
(9/5執筆時)

モニターサイズ:32V型
モニターパネル:ダイヤモンドパネル
倍速液晶:なし

 こちらは、三菱電機のREAL BHRシリーズの液晶テレビです。

 新旧両機種ありますが、基本性能は同じです。型番の変更で価格の下がった旧モデルはお買い得感があります。

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 価格が高いのは、ブルーレイドライブと、1TBのハードディスクを内蔵した録画一体型テレビだからです。

 三菱電機はこの方式に、現在活路を見いだしているふしがあります。 

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 液晶パネルは、この機種は、DIAMOND Panelを搭載します。

 液晶パネルにメーカー独自の表面処理をした「ブランド液晶」であり、品質は期待できます。元のパネルは非開示ですが、おそらく「黒の締まり」を強調している点からVA液晶で間違いないでしょう。

 バックパネルは直下型配置ですし、レベルは高いです。あえて言えば、SONYと違い、フルハイビジョンを採用しなかった点が残念なくらいです。

 画像補正は、DIAMOND Engineという名前の技術が搭載です。

 ノイズ処理と明るさ制御を基本とするメーカー独自の処理技術です。ただ、他社に比べて弱い状況は引き続きます。

 入力端子は、ゲームなどに使うHDMI端子が2つと、AV端子が1つです。

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 録画機能は、先述のように、1TBのハードディスクとブルーレイを内蔵するため充実します。

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 12倍録画に対応するので、最大1080時間の録画が可能です。

 3チューナー搭載なので、2番組を同時に録画することも可能です。外出先からのスマホアプリでの予約にも対応(iOS Android)するため、この部分は割と高度と言えます。

 なお、内蔵HDDが付属した場合は、他社同様に、外付けHDDを増設可能です。

 ネット動画サービスは、特に対応しません。

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 番組表は、先述のようにあまり力を入れていないメーカーです。

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 スピーカーは、総計10Wのスピーカーです。

 前面配置のスピーカーで、独自の高音質化技術も引き続き採用されるため、内蔵スピーカーを使う前提ならば、この部分も魅力です。

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 面白い部分では、この機種も、リモコン操作でテレビの角度が変えられるオートターン機能が付属します。他社にはない独自の機能ですね。

---

 以上、三菱電機のREAL BHR10シリーズの紹介でした。

 レコーダーとテレビを別に買うよりも安くあがる点が良い部分です。【ブルーレイレコーダーの比較記事】で紹介したような単品製品と比較しても、下位機並の実力はありますので。

 液晶パネルの品質も良いので、この機種については、割と高評価できそうです。

 一方、映像機器として壊れやすい部分は、モーターのある部分(録画機能)です。これをふまえると、録画部分が壊れると、TV部分も買い換えとなる機種なので、ここをどう評価するかがポイントとなりそうです。

10・ORIONの32型液晶テレビの比較

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 続いてオリオン電機のテレビの紹介です。

 同社は、ブラウン管時代からの国内TVメーカーで、自社でテレビが生産できるメーカーです。TV界の「ジェネリック家電」メーカー的な位置におり、価格の安い商品を多く出しています。

 現在は、販売について、家電メーカーのドウシシャが受け持っています。


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 【2019年8月発売】

 【通常型番】

 18・オリオン OL40WD100 [40インチ]
   ¥37,800 楽天市場 (9/5執筆時)

モニターサイズ:19V型
モニターパネル:TN液晶?
倍速液晶:なし

 OL40WD100 は、オリオンの40型の液晶テレビです。

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 液晶パネルは、情報非開示です。

 ただ、TN液晶である可能性が高いで。

 バックライトも、形式の説明がありません。

 【Amazon限定型番】については、エッジ型ではなく「直下型」との記載があります。

 画像エンジンは、特段の記載はありません。

 ただ、機能としては、超解像技術(スーパーレゾリューション)搭載です。

 地デジ(フルHD)以下の画質、例えば、DVDなどの画質の底上げ効果は期待できるでしょう。

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 録画機能は、他社並みの水準です。1TBのハードディスクに、標準画質で約120時間の録画が可能です。

 2チューナー搭載なので、裏番組録画まで可能です。

 チャプターマークを入れて、スキップボタンでCMを飛ばす機能もあります。

 ネット動画サービスは、非対応です。

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 番組表は、大手に較べると、オリオンは簡素です。

 国内メーカーですが、この部分はあまり力を入れない印象です。

 入力端子は、HDMI端子が2つと、音声用の光デジタル端子が1つ、RCA(ビデオ入力)が1つです。

 スピーカーは、総計8Wのスピーカーです。

---

 以上、オリオンのOL40WD100 の紹介でした。

 メインボードの設計は「日本」という触れ込みの機種です。ただ、液晶パネル以外の部分の品質情報が未開示のほか、同社がこれまで力を入れてきた「サウンド周り」の独自性も省略されました。

 値段以外の部分の目新しさに欠けますし、爆発的に安いわけでもないので、多少選びにくい機種と言えます。

今回の結論
40インチ前後の液晶TVのおすすめは結論的にこれ!

 というわけで、今回は、40インチ前後の液晶テレビを紹介してきました。

 最後に、いつものように、目的別・用途別にAtlasのおすすめ機種をあげておきたいと思います。


 第1に、特にアニメ・映画を中心に利用する方で、性能面の総合力でおすすめできるのは、

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 【2017年発売】

 3・東芝 REGZA 40V31【40インチ】
  ¥49,980 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターサイズ:40V型フルHD
モニターパネル:VA液晶
倍速液晶:なし

 アニメや映画を重視するならば、東芝のレグザのV31シリーズでしょう。

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 コントラスト比が高く、映画に向くVA液晶を採用した上で、東芝は優れた画像エンジンを持つため、画像面でのクオリティが他社よりも高いです。

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 優れた画像エンジンを活かした超解像技術は、古い映像ソースやアニメのアップコンバート技術には定評があり、この点で、新旧問わず、映画やアニメが綺麗に見えるでしょう。

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 ネットサービスへの対応度も高く、便利に使える機種だと思います。

 4Kに対応しない点を除けば、大画面液晶テレビでは最も画質面で期待できる機種です。ネットではかなり安く出ていますので、とりあえず、「迷ったらこの機種を選べばよい」と言える機種ですね。


 第2に、「目の優しさ」を重視し、長時間視聴での疲れにくさを重視したい場合は、

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 【2018】

 9・パナソニック VIERA TH-43F300
  ¥66,700 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターサイズ:43V型フルHD
モニターパネル:IPS液晶
倍速液晶:なし

 パナソニックのTH-43E300でしょう。

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 大家族の方や、1人暮らしでも比較的長時間の視聴をしそうな方は、IPS液晶を採用するこちらが良いと思います。

 視野角が広く、目が疲れにくい高品質な液晶なので、このような用途に向きます。

 また、IPS液晶は視野角が広く、斜めから見た場合の視認性において有利なので、家族で見るリビングには特に向く製品でもあります。

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 映像配信サービスは、アクトビラのみ対応ですので、この部分は東芝より弱いでしょう。


 第3に、紀行番組などの「映像美」を重要視したい方におすすめなモデルは

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 【2017年9月発売】

 7・SHARP LED AQUOS LC-40W5
  ¥59,340 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターサイズ:40V型フルHD
モニターパネル:VA液晶
倍速液晶:なし

 8・SHARP LED AQUOS LC-45W5
  ¥59,379 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターサイズ:45V型フルHD
モニターパネル:VA液晶
倍速液晶:なし

 色域や彩度が高い子シャープのW5ラインが良いと思います。

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 特に、紀行番組や自然番組などは、発色の良さが重要となりますがこの機種はリッチカラーテクノロジーを搭載します。

 ノイズ処理についても、東芝を除けば、最高水準の機種ですので、この用途には向くと思います。

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 映像配信サービスも、YouTubeのほか、アクトビラ・TSUTAYA TV・Hulu・Netflixに対応ですから、DAZNを使わないならば、十分でしょう。


 第4に、低価格で購入できる大画面TVとしておすすめできるのは、

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 【2018/6】【43V型】

 11・ハイセンス 43A50
  ¥35,152 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【2018/6】【49V型】

 12・ハイセンス 49A50
  ¥40,202 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターサイズ:43型/49型フルHD
モニターパネル:IPS液晶
倍速液晶:なし

 ハイセンスの大画面モデルでしょう。

 画質補正に関するスペックや番組表は国産機に及びません

 しかし、視野角の広いIPS液晶を採用する上に、直下型配列のLEDを採用しますので、パネルまわりの性能は、今回紹介した国産機の上位機に匹敵します。

 価格を考えると、相当のコスパがあるでしょう。

  201812171503.jpg

 【2018/3】

 13・ハイセンス 55K30
  ¥50,490 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターサイズ:55型フルHD
モニターパネル:VA液晶
倍速液晶:なし

 一方、コスパの良い50インチ以上の大画面を狙う場合はこちらとなります。

 ただ、直下型ながらVA液晶とはなるので、(画面の大きさを考えても)目の疲れの部分を気にする場合は、目の疲れにくいIPS液晶を採用する49A50が良いと思います。


第5に、録画一体型テレビとして、おすすめできる製品は、

 201812171914.jpg

 【2019年発売】

 16・三菱電機 REAL LCD-A40BHR11
   ¥129,000 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【2017年発売】

 17・三菱電機 REAL LCD-A40BHR10
   ¥83,700 Amazon.co.jp
(9/5執筆時)

モニターサイズ:32V型
モニターパネル:ダイヤモンドパネル
倍速液晶:なし

 新機種の登場で価格の下がっている、三菱のREAL BHR10シリーズでしょう。

 録画一体型テレビを「真面目に」作っているといえる唯一の会社の、唯一のフルHD画質の大型テレビです。

  201812171742.jpg

 録画部分についても、スマホアプリによる外からの予約に対応できたり、長時間録画に対応するなど、割と真面目に作られています。

 もちろん、【ブルーレイレコーダーの比較記事】で紹介した上位機の持つような高画質化機能などは未搭載ですが、32型液晶テレビであることをふまえると、この部分は問題としなくて良いでしょう。

 201812171745.jpg

 テレビの部分についても、グレアに反射防止コーティングをしたDIAMOND Panelを利用します。

 独自に液晶パネルの表面加工をしtふぁ「ブランド液晶」を低価格機で投入しているのは、三菱電機だけで、この点もこの機種の良い部分です。

 ただ、先述のように、録画一体型テレビは、「録画部分が壊れると買い換え」というリスクがあります。そのため、録画を多用しない方は、(外付けHDDで録画できる)他社テレビで良いでしょう。

 逆に多用する方は、【ブルーレイレコーダーの比較記事】で紹介した、単独のレコーダーをTVと別に買った方が良いでしょう。

 201812171903.jpg

 その点で言えば、この機種は、利用頻度がその中間くらいの「一般ユーザー」にオススメできます。

 リモコン操作でテレビがスイーベルする機構も、「お茶の間テレビ」としては魅力があります。番組表の文字視認性への配慮など、どちらかと言えば、高齢者に寄せて作っているきもしますね。

補足:テレビ関連の記事について

 というわけで、今回は、40インチ前後の液晶テレビについて紹介しました。

  201705061400.jpg

1・4K液晶テレビ
2・有機ELテレビ
3・19-23インチの小型液晶テレビ
4・おすすめ液晶テレビのまとめ 【結論】

 なお、10万円前後の予算があれば、質の良い4Kテレビを選択することも可能です。

 このブログ「モノマニア」では、以上のリンクの1番に専用の記事を用意していますので、よろしければ、ご覧ください。

 そのほか、このブログが特集したテレビ全機種・全サイズから、「果たしてどのモデルを選ぶべきか?」については、【液晶テレビのまとめ記事】もあります。上記4番の記事をご覧ください。

 ではでは。

posted by Atlas at 12:31 | 映像機器

比較2019'【高画質!】小型液晶テレビ60機の性能とおすすめ:32型:ソニー・シャープ・東芝・シャープ・日立・アイリスオーヤマ: (1)

【今回レビューする内容】2019年 高画質で安い!小型液晶テレビの性能とおすすめ・選び方:〜32インチ:1人暮らし向け液晶TVの録画対応テレビ: 使い勝手の違いや口コミランキング

【比較する製品型番】シャープ AQUOS 東芝 REGZA パナソニック ソニーBRAVIA アイリスオーヤマ LUCA LED AQUOS ハイセンス 三菱電機 REAL KJ-32W500E KJ-32W730E 32S21 32S2232V31 LC-32E40 2T-C32AC2 2T-C32AE1 LC-32W5 TH-32G300 TH-32ES500 BN-32SH10 RN-32SF10 32N20 32A50 32K30 LT-32A320 LCD-A32BHR11 LCD-32LB8 32E50 オリオン OL32WD100 OL32WD100A

今回のお題
画質が良い!小型液晶テレビのおすすめはどの製品?

 ども、Atlasです。

 今日は、2019年9月現在、最新の小型液晶テレビの比較です。

 201809011648.jpg

 国内メーカーの機種を含めて、新製品のほぼ全機種を比較します。

1・液晶パネルの品質 ★★★★★
2・バックライト   ★★★★★
3・画像エンジン   ★★★★★
4・番組表の視認性  
★★★★★
5・総合評価     ★★★★★

 以下では、いつものように、各機種を比較していきます。

 そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、目的別・価格別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。

1・小型TVの選び方の基本!

 201805121048.jpg

 今回比較する液晶テレビは、32インチ以下の小型機に限っても、新製品が42機種あります。

 選択肢が多いのは消費者には良いことですが、ユーザーにとって「選びやすい状況」とは言えません。

 とはいえ、「画質」「使い勝手」の部分について言えば、以下の4点を「基準」として選べば、「充実した買い物ができる」と言えます。

1・液晶パネルの品質
2・画像エンジンの賢さ
3・番組表の視認性
4・ネット動画サービスへの対応

 実際、今回の記事は、これらの部分に注目しながら比較しました。

 201805121051.jpg 

 ただ、皆さんに「もうひとつ考えて欲しいこと」があります。

 それは、画面サイズと「視聴距離」です。

 これらは、「目の疲れ」に関係する部分ですから、慎重に考えるべき点です。

 大事な部分なので、小型液晶テレビにおける「適切な画面サイズの選び方」をについて「2点」だけあらかじめ解説を加えます。

1・適切な視聴距離

 201502281144.jpg

 液晶テレビは、近づきすぎると目に悪いために、適切な視聴距離があります。

32v型=120cm
24v型=80cm
19v型=70cm

 設置に必要な視聴距離は、一般的に業界で推奨される距離として、以上の距離が最低限必要です。

 適切な視聴距離が取れない場合、画面も粗く見え、「目も疲れる」と言えます。

 上表のように、32型のテレビの場合、最低120cmです。

 結論的にいえば、ワンルームやリビングにおく小型機としては、32型のテレビがおすすめです。

  201809011455.jpg

 32型のテレビは、極端に横幅はなく、設置についても、TVラックやTVボードに80cmの横幅があれば無理なく設置できます。

 ただし、机に設置して近接視聴でゲームに利用する場合は、24型のテレビをオススメします。ちなみに、24型のテレビの横幅は60cmほどです。

2・画面サイズと映像の迫力

 201809011535.jpg

32v型=約40×70cm
24v型=約30×50cm
19v型=約23×42cm

 画面のサイズについては、上図・上表のようになります。

 201809011400.jpg

 32型のテレビは、小型液晶TVとしては、最も画面が広く、約40センチ×70センチです。

 1人用でも映像にある程度迫力を持たせたい場合、または、リビング用の小さめ機種として「おすすめ」です。

 201809011311.jpg

 24型のテレビは、近接視聴ならば迫力を感じられるでしょう。ただ、リビング用としては明らかに小さすぎるため、不向きです。 

 19型のテレビは、画面がより小さく、どちらかといえば寝室用として売られているので、迫力は期待できません。

 なお、32型の次のサイズは、40インチと大型です。

ーー

 結論を繰り返していえば、Atlasがおすすめする小型液晶テレビは、やはり32型サイズです。

 201809011248.jpg

 第1に、画質面では、32型サイズは、画質の良い、IPS液晶/フルハイビジョン液晶や、性能の良い画像エンジンを利用した質の良いTVが選びやすいです。

 とくに、24型以下のテレビは、高品質なIPS液晶パネルを利用した機種が「生産終了」になっているため、画質を追い求める場合は、32インチをオススメします。

 第2に、価格面でも、32型サイズは、パネルの流通量が多いこともあり、小さめパネルとほぼ同水準の価格です。

 単純に、大きい方が「お買得」と言えます。

---

1・32インチの液晶テレビ
2・24インチの液晶テレビ
3・19-22インチの液晶テレビ

 なお、このブログは、60機種あまりの小型液晶テレビを比較します。

 一度に比較するには、あまりに多すぎるため、画面のサイズから3種類に分けています。

 今回は、32型のテレビを紹介する1回目記事です。

 201805121424.jpg

 寝室用や近接視聴用など、もう少し小型サイズのTVを探している方は、恐れ入りますが、上記1番、2番のリンク記事をご覧ください。

2・シャープの32型液晶TVの比較

 201805121019.jpg

 はじめにシャープの「32型液晶テレビ」の紹介からです。

 同社は、小型テレビのラインアップが他社より多めで、とくに力を入れている企業です。 

 以下では、いつものように、高評価できる点は「赤字」でイマイチな点は「青字」で説明していきます。


 201812171222.jpg

 【2018年11月発売】

 1・SHARP LED AQUOS 2T-C32AC2
  ¥32,600 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターサイズ:32V型
モニターパネル:VA液晶
倍速液晶:なし

  2T-C32AC2 は、シャープのAC2ラインに属する、シャープの32インチの小型液晶テレビです。

 本体デザインは、周囲の額縁(ベゼル)がうすく、スタイリッシュなモデルです。

 今回紹介する機種はどれもそうですが、BS/CS/地上波全てを受信可能です。

 なお、量販店によっては、「2T-C32AC1」という型番で売られていますが、性能は同じとなります。

 201608041459.jpg 

 液晶パネルは、正面のコントラスト性能の高いVA液晶です。

 バックライトは、高品質な全面直下型LEDバックライトが採用されます。

 他社が採用する、隅から明かりを照射するエッジ型に較べて、明るさが均一で、輝度やコントラストが出しやすいと言えます。

 201611041123.jpg 

 画質調整は、しかし、この機種の場合、特に目立つ部分はありません

 とくに、シャープは、会社として、画面の発色を良くする「広色域化技術」に力を入れますが、その要と言える「リッチカラーテクノロジー」が不採用です。

 その点で言えば、「AQUOS品質」とは言えない機種です。

 入力端子は、最新ゲームに使うHDMI端子が2つと、AV端子が1つです。

 201809011055.jpg

 【Amazon限定】

 バッファロー 2TB HD-AD2U3
  ¥8,280 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 録画機能は、通常のハードディスクを使用した場合は、2TBで約174時間の録画ができます。

 ただし、この製品は裏番組録画ができない点で、利便性に劣るでしょう。

 また、ダビング10に未対応ですので、録画した番組をブルーレイレコーダーなどに後から移すことはできません。

 

 201710271030.jpg

 番組表は、見やすく、便利に作られています。

 ジャンル別・キーワードで番組を検索することもできます。また、検索結果に基づいて、番組表を色分け表示にすることも可能です。オススメ番組を自動でお知らせする機能も付きます。 

 201905301346.jpg

 ネット動画サービスは、非対応です。

 最新は対応テレビも多いですが、この機種の場合、視聴したい場合は【セットトップボックスの比較記事】で書いたような、別売の装置が必要です。

201812171228.jpg

 スピーカーは、総計10Wのスピーカーが付属します。

 下部のベゼルを広めにとって、新型のスピーカーなので、音質は多少ですが期待できます。

---

 以上、シャープのAQUOSのH40シリーズの紹介でした。

 非常に安い製品です。ただ、裏番組録画ができない点と、リッチカラーテクロノジが未搭載な点で劣ります。利便性を求めるならば、より上位機の機種をオススメします。


 201809011441.jpg

 【2018年8月発売】

 2・SHARP LED AQUOS 2T-C32AE1
  ¥34,480 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【2017年発売】

 3・SHARP LED AQUOS LC-32S5
  ¥33,799 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターサイズ:32V型
モニターパネル:VA液晶
倍速液晶:なし

  2T-C32AE1は、AE1ラインに属する、シャープでは2番目に安い入門機です。

 新旧両機種ありますが、大きな違いは、後述するホームネットワーク機能の部分です。

 その他は変わりませんが、価格差はすでにないため、(特売時を除き)新機種で良いでしょう。

 201608041459.jpg  

 液晶パネルは、正面のコントラスト性能の高いVA液晶です。

 バックライトは、高品質な全面直下型LEDバックライトが採用されます。

 したがって、パネル部分は下位機種と同じです。

 画質調整の、部分も同じグレードです。

 この機種の場合も、広色域技術「リッチカラーテクノロジー」が不採用である点が残念です。

 入力端子は、ゲームなどに使うHDMI端子が3つと、AV端子が1つです(S5シリーズは2つ)。

 201809011055.jpg

 録画機能は、その一方で、この製品は、チューナーを2つ搭載します。

 そのため、裏番組録画に対応しています。

 これは大きな改善点と言えるでしょう。2TBで約174時間の録画ができますが、引き続きダビング10に未対応です。

 また、【シャープのAQUOSブルーレイレコーダーの比較記事】で紹介した同社のブルーレイと連動させることができます。

 その場合、見逃した場面の再生のため、試聴中の番組を自動的に録画してくれる「AQUOSタイムシフト機能」も利用できます。

 ネット動画サービスは、残念ながら、非対応です。

 201710271030.jpg

 番組表は、下位機種と同じです。見やすく、便利に作られています。

 201809011053.jpg

 一方、2018年モデルについては、有線LANで他の部屋に置いたシャープ製機器から、録画映像が飛ばせるようになった点(ホームネットワーク機能)で、旧記より連携性が高いです。

 便利機能としては、部屋の明かりに応じて自動的に画面の明るさを調整する「明るさセンサー」機能があげられます。

 夜に部屋の照明を落としてからTVを視聴する際に、自動的に照度を落とすので「目に優しい」といえます。また、チューナーが増えたため、2画面表示にも対応します。

 スピーカーは、総計10Wのスピーカーが付属します。

 また、音声について言えば、「音くっきりボタン」というTVの出演者の声を聞き取りやすくするリモコンボタンが付属します。

---

 以上、シャープのAQUOSAE1ラインの紹介でした。

 下位機種と較べた場合の大きな改善点は裏番組録画・2画面表示への対応でしょう。ただ、引き続き画質面でリッチカラーテクロノジが未搭載な点は残念と言えます。


 201809011447.jpg

【2017年9月発売】

 4・SHARP LED AQUOS LC-32W5
  ¥53,800 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターサイズ:32V型
モニターパネル:VA液晶
倍速液晶:なし

 こちらは、シャープのW5シリーズの32インチ液晶です。現行モデルでは、同社の32インチの最上位機という位置づけです。

 液晶パネルは、下位機種と同じVA液晶です。

 201809011449.jpg

 画質調整は、このグレードからは、「広色域化技術」として、リッチカラーテクノロジーが搭載されます。

 これは、従来のテレビよりも色域を拡げる技術で、従来上位機のみに搭載されていたものです。ソフト的な再計算により鮮やかな画面を得られます。

  201710271056.jpg

 加えて、高画質アクティブコンディショナーが搭載となります。

 こちらは、画像の自動調整機能で、画像の「高精細化」「ノイズ除去」に寄与するものです。

 具体的に派、画像ソースに合わせてコントラストや色を調整しつつ、各種ノイズを低減する機能です。ブロックノイズなどの軽減につながるため、画質は下位機種より良いでしょう。

 入力端子は、最新ゲームに使うHDMI端子が4つと増量しています。その他AV端子が1つです。

 201809011055.jpg

 録画機能は、通常のハードディスクを使用した場合は、2TBで約174時間の録画ができます。

 裏番組の録画は対応できますが、こちらは、3倍の長時間録画には非対応です。

 番組表は、下位機種と同じグレードのものが搭載です。

 201809011452.jpg

 ネット動画サービスは、このグレードの製品から、Wi-Fiユニットが搭載されます。

 それを利用して、YouTubeHuluのほか、TSUTAYA TV、DMM動画などのインターネット映像配信の直接受信に対応します。一方、大手では、NetflixやDAZNには非対応です。

 スピーカーは、この機種から新開発にフロントサウンドシステムを採用します。

 パワーは10Wと同じですが、スピーカーネットのない新形状で、音のクリアさが増しています。

 便利機能としては、こちらも明るさセンサー機能があげられます。

---

 以上、シャープのAQUOSのW5シリーズの紹介でした。

 スタイリッシュなデザインで、若い世代をターゲットに開発された機種です。また、下位機種よりも画質補整が優れているほか、インターネット映像配信サーブスに対応する点も魅力でしょう。

3・パナソニックの32型TVの比較

 201805121020.jpg

 続いて、パナソニックの製品を見ていきましょう。


 201905301555.jpg

 【2019/4】

 5・パナソニック VIERA TH-32G300
   ¥39,000 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターサイズ:32V型
モニターパネル:VA液晶
倍速液晶:なし

  TH-32F300 は、パナソニックVIERAのG300シリーズの入門機です。パナソニックも、BS/CS/地上波全てを受信可能です。

 201809011248.jpg

 液晶パネルは、VA液晶です。

 コントラスト比が高く「黒が引き締まって見える」特性があります。

 ただ、パナソニックについては、上位機では「広視野角で目に優しい」高品質なIPS液晶を採用するため、「2番目におすすめ」と言えるグレードです。

 バックライトも、シャープと同じ直下型です。

 201905301558.jpg

 画質調整は、2019年モデルから、あざやか色再現回路を搭載します。

 同社の上位機でも伝統的に使われてきた、独自の回路を使った6軸色補正を中心とする技術です。

 パネルに応じた調整がなされるため、こうした「広色域化技術」を持たない格安品に比べると、色再現性は高いでしょう。

 入力端子は、ゲームなどに使うHDMI端子が2つと、AV端子が1つです。

 201809011055.jpg

 録画機能は、外付けハードディスクの増設で、2TBで約241時間録画できます。

 長時間録画には未対応ですが、こちらは、地上波/CS/BSに2つのチューナが内蔵されますので、裏番組の録画(見ながら別の番組を録画)できます。

 201809011502.jpg

 番組表は、見やすく、便利に作られています。

 日本の大手メーカーは、この部分はどこも優れますが、パナソニックも操作性が良いです。ジャンル検索機能とキーワード検索も付属します。 

 ネット動画サービスは、非対応です。

 2018年モデルまでは、パナソニックの「アクトビラ」に対応していましたが、省略となりました。

 入力端子は、HDMI端子が2つ付属します。

 RCAもあるので、古いゲーム機などについても、対応可能でしょう

 スピーカーは、総計10Wのスピーカーが付属します。

 201809011503.jpg

 ネットワークは、他機種と同じく有線LANのみです。

 ただし、パナソニックがブルーレイなどで採用する「外からどこでもスマホで視聴」に対応します。

 番組表から検索して、放送中番組や、HDDに録画した番組を外出先でもインターネット経由で観ることができます。

---

 以上、パナソニックのG300シリーズの紹介でした。

 あざやか色再現回路を搭載が目を引きます。一方、次に紹介する機種と比べると、液晶の品質が1ランク劣るため、画質で選ぶならば、上位機が良いと思います。


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 【2017年9月発売】

 6・パナソニック VIERA TH-32ES500-S
 7・パナソニック VIERA TH-32ES500-W
   ¥49,380 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターサイズ:32V型
モニターパネル:IPS液晶
倍速液晶:なし

 VIERAES500シリーズは、E300シリーズの上位機種にあたります。

 パナソニックの32v型機種では、最も高級な製品です。

 201809011248.jpg

 液晶パネルは、このシリーズの「売り」です。

 なぜなら、VA液晶より上位と言える、「広視野角で目に優しい」高品質なIPS液晶を採用するからです。

 img_ei_0014_ips.jpg

 IPS液晶は、VA液晶に較べて視野角が広く、ぎらつきも少ない高品質パネルです。

 32型以下の小型液晶では、これ以上のグレードの液晶を採用する機種はほかにありません。

 バックライトも、直下型です。

 201710271126.jpg

 画質調整は、「きれいめ画質」という「広色域化技術」が採用されます。

 名前は異なりますが、下位機種の「あざやか色再現回路」と機能としては同等でしょう。

 ただ、パナソニックは、液晶パネルについて、本質的に良いものを採用しますし、画質の総合力はより高いです。

 入力端子は、ゲームなどに使うHDMI端子が2つと、AV端子が1つです。

 録画機能は、外付けハードディスクの増設で、2TBで約242時間録画できます。

 長時間録画には未対応ですが、こちらは、地上波/CS/BSに2つのチューナが内蔵されますので、裏番組の録画(見ながら別の番組を録画)できます。

 201710271130.jpg

 ネット動画サービスは、この機種からはWi-Fiが内蔵されます。

 そのため、シャープの上位機と同じく、dTV・YouTube・Netflix・DAZNその他のインターネット映像配信サービスのTV単独での受信も可能です。

 便利機能としては、こうしたネット配信サービスの一部(dTVYouTube)について、専用スマホアプリで番組を選び、切り替えられる機能が搭載される点です。

 そのほか、他の部屋のビエラや、ディーガ(=パナソニック社のブルーレイレコーダー)に録画した番組を視聴する「お部屋ジャンプリンク」が搭載されます。

 ネットワーク機能は、こちらの場合は、Wi-Fiでつなげられる点がメリットです。

 スピーカーは、総計10Wのスピーカーが付属します。

---

 以上、VIERAES500シリーズの紹介でした。

 なんと言っても「目に優しい」IPS液晶を使っている点が最大の売りです。液晶テレビの本質はやはり表示性能と見やすさです。もっとも眼が疲れにくいテレビなので、長時間TVを使う方にはおすすめです。

 その上で、インターネット映像配信サービスへの高度な対応がもうひとつの見所です。

 今年の小型TVは、こうした「スマートTV」機能が総じて高度化していますが、なかでもパナソニックは、選べるメディアの数と、スマホをつかった利便性の向上の面で、優れています。

ーーーー

 201905301619.jpg

 【2018年3月発売】

 8・パナソニック VIERA TH-32F300
   ¥34,800 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターサイズ:32V型
モニターパネル:IPS液晶
倍速液晶:なし

 なお、パナソニックには、「在庫限り」ですが、上位機と下位機種の「ちょうど中間グレード」のF300シリーズが存在します。

 上位機と同じくIPS液晶を採用するものの、Wi-Fiがないためネット動画サービスに対応しません。また、「きれいめ画質」などの画質補整機能も不採用です。

 そのかわり、IPS採用の機種としては「価格が安い」ので、ネット動画などが不要で「格安で目が疲れにくい液晶テレビ」を探している場合は、選択肢の1つとなるでしょう。

4・アイリスオーヤマの小型液晶TVの比較

 201812171241.jpg  

 続けて紹介するのは、アイリスオーヤマのTVです。2018年から本格的にテレビ事業に参入しました。

 今年は日立がTV事業から撤退するなど、デンキヤ的には寂しい状況がありますが、その中で、同社の参入は明るいニュースです。


 201812171249.jpg

 【2018年11月発売】

 9・アイリスオーヤマ LUCA LT-32A320
   ¥25,600 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターサイズ:32V型
モニターパネル:VA液晶
倍速液晶:なし

 アイリスオーヤマLT-32A320 は、同社のスタンダードモデルです。

 こちらも、BS/CS/地上波全てを受信可能です。

 201812171252.jpg

 液晶パネルは、他社同様にVA液晶を採用します。 

 バックライトは、一方で、エッジ型でなく直下型を採用しており、豪華と言えます。

 この部分に妥協がないのは良いことです。

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 画質調整は、しかし、目立った高画質化機能はありません

 ただ、テレビメーカーとしては唯一、応答速度のスペックを公開しており、6.6ms(GtoG)と速いです。

 小型テレビながら、動く映像がそれなりに楽しめそうなのが良い部分です。

 入力端子は、ゲームなどに使うHDMI端子が2つと、AV端子が1つです。

 録画機能は、他社同様に、外付ハードディスクの増設で、4TBで約480時間録画できます。

 裏番組録画にも対応する機種で、タイマー録画もできます。ただし、シャープのような長時間録画には未対応です。

 ネット動画サービスは、非対応です。

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 番組表も、情報量としては標準的です。番組表からの予約録画も対応できます。

 スピーカーは、特段の工夫はない8Wのスピーカーですね。

----

 以上、アイリスオーヤマLT-32A320 の紹介でした。

 後発メーカーですが、性能を削り、過度に「安売りしなかった」点で、テレビ参入への「本気度」を感じます

 他社と比較した場合、直下型配置のLEDの採用と、応答速度のスペック開示が優秀です。おそらく、ゲームやスポーツ観戦に向くでしょう。

 ただ、最近は、「東芝映像ソリューション」を吸収した中国のハイセンスが相当強力な値下げ攻勢をしているため、それらと比較することは必要でしょう。

5・東芝の32型液晶テレビの比較

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 つづいて、東芝の小型機種を紹介します。

 同社は、画像補正などに特長のみられる画質重視のTVが多いです。


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 【2018年発売】【TN液晶】

 10・東芝 REGZA 液晶テレビ 32S22
  ¥29,719 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【2017年発売】【VA液晶】

 10・東芝 REGZA 液晶テレビ 32S21
  ¥33,798 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターサイズ:32V型
モニターパネル:VA液晶/TN液晶
倍速液晶:なし

 東芝RegzaS22シリーズは、東芝の小型機種の入門機となります。

 201805121435.jpg

 液晶パネルは、新機種の32S22は、カタログに液晶の種別表記がないです。

 こういった場合、(VA・IPSより視野角の狭い)格安のTN液晶である蓋然性が高いです。販売店でのメーカーへの問い合わせも「非公表」でした。

 旧機種の24S11 については、視野角の広い「VA液晶」との表記がありました。

 バックライトは、しかし、コントラスト比が高く、色ムラが出にくい直下型LEDライトを採用します。この点は、新機種も同じであり、優秀です。

 201809011116.jpg

 画像エンジンは、32インチ前後の小型機としては例外的に、優れた画像エンジンを搭載します。

 「レグザファインエンジン」と言う名前で、大型テレビのように「高精細化」「ノイズ除去」「広色域化技術」に関する技術を持ちます。

 表示画質の底上げに「エンジン」はかなり重要で、残像低減や階調と質感の調整、色彩表現の復元などの点でメリット性があります。

 他社の場合、「広色域化技術」は見られますが、それ以外の部分については、小型機ではあまり力を入れませんので。

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 こうした機能のうち、質感リアライザーは、見所です。

 受信までに失われた映像信号の色、画像エンジンが解析し、コントラストを明瞭にする効果があります。

 そのほか、輝度の再現性を高める技術や、地デジの精細感復元など、以前上位機に搭載されていた機能が、小型機にも多く下りてきています。

 したがって、画質面では、東芝の新機種は極めて優秀です。 

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 画面モードも多彩です。

 明るさセンサーを利用しつつ映像を最適化する映画プロモードや、低遅延化処理をするゲームモードなどが選択できます。

 このように、画質面では期待できる小型テレビといえます。

 入力端子は、HDMI端子が2つとD4端子が1つ付属します。

 録画機能は、1TBのハードディスクに標準画質で125時間の録画が可能です。

 また、USBハブを通して全部で8台(同時に4台)までUSBハードディスクをつなげることができます。容量が一杯になってしまったことを考えると、追加でハードディスクを導入しやすいというメリットがあります。

 ただし、ダビング10には未対応ですので、取った番組はこのテレビでしか見ることができません

 裏番組録画には、限定的に可能です。つまり、地デジを見ながら、BSやCSを録画することはできます。ただ、地デジを見ながら、地デジを録画、BSを見ながらBSを録画は不可です。

 そのほか、外出先からメールを使って録画予約ができる機能が付属します。

 ネット動画サービスは、残念ながら対応しません。

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 番組表は、東芝の場合も見やすく、便利に作られています。

 番組表からすぐに録画に入ることができます。こちらは、ジャンル検索のほか、

 こちらの機種にもフリーワード検索機能は付属します。また、連続するドラマなどの自動録画機能が搭載されています。野球のナイターの延長中継による番組の移動や、最終回の拡大放送にも対応するので便利です。

 テレビでこの機能が付くのはどうやら東芝のみのようです。

 スピーカーは、クリアダイレクトスピーカーを搭載し、他社よりも大きな、合計20Wの出力を誇ります。

 ネットワーク機能は、この製品はWi-Fiは未搭載で、有線LANは未装備です。

---

 以上、東芝RegzaS22シリーズの紹介でした。

 いうまでもなく、画像エンジンを使った補正機能が強力なのは、大いに「見所」でしょう。

 一方、新機種でTN液晶(推定)、旧機種でもVA液晶となり、IPS液晶を利用しない部分は高画質機としては残念です。とはいえ、バックパネルは直下型配置で、画像エンジンは全社合わせても圧倒的に良い機種です。

 他社並みの価格で出すためにパネル価格を削っているとはいえ、総合力では画質面で他社に抜きんでた実力があります。再生に関する機能も良いため、ゲーム・アニメ・映画などの視聴には向いている機種の一つでしょう。

 VA液晶の旧型は、ネットならばまだ在庫があるので、ゲットしてしまうのが「オススメ」ですが、次に紹介する現行機と値段が大きく変わらないので、選ぶならばそちらでしょう。


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 【2017年発売】

 11・東芝 REGZA 液晶テレビ 32V31
   ¥36,963 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターサイズ:32V型
モニターパネル:VA液晶
倍速液晶:なし

 こちらは、REGZAの上位機種のV31シリーズです。2017年9月に新売された、東芝の小型機種の上位機機となります。

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 S22シリーズと比較すると、このシリーズは、現行機ながら、直下型バックライトとVA液晶を採用する機種です。

 TN液晶と比較して、視野角やコントラストの部分で強く、画質が良いです。

 さらに、上位機として、次の2点でパワーアップしています。

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 第1に、録画機能です。

 V30シリーズは、チューナーが3つ搭載されます。そのため、裏番組が2録画できるW録に対応します。外付けHDDを導入して、録画機能を多用したい方にはオススメです。

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 第2に、ネット動画サービスの対応です。

 Wi-Fiが搭載されますので、それに伴って、東芝は、このグレードから、インターネット映像配信サービスが利用可能です。YouTube・Netflixなど、一般的なサービスは網羅します。

 ただ、現状、DAZNは対応しません

---

 以上、レグザのV31シリーズの紹介でした。

 S22シリーズと異なり、VA液晶を採用している点が見所です。

 その上で、下位機種でも優れていた画質調整機能をそのまままに、インターネット映像配信サービスと録画性能を高度化した製品です。

 とくにインターネット映像配信サービスを多用される方は、他社製品と比べても、こちらを選ぶべきでしょう。

6・SONYの32型液晶テレビの比較

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 つづいてSONYの小型機の紹介です。東芝同様に、液晶の画質補正に力を入れているメーカーです。


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 【2017】

 12・SONY BRAVIA KJ-32W730E
   ¥61,156 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターサイズ:32V型フルハイビジョン
モニターパネル:VA液晶
倍速液晶:なし

 こちらは、SONYのブラビアW730Cシリーズです。

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 液晶パネルは、正面視聴の際のコントラストが良く、「黒が引き締まる」点でテレビ向きのVA液晶です。

 IPS液晶ではないものの、能力は水準以上です。

 その上で、この機種は、フルハイビジョン(フルHD)解像度対応テレビです。

 フルHDに対応するモデルは現状これだけです。

 地デジのほか、BSプレミアムスカパーの高画質番組、またはブルーレイにつなげる場合、高解像度が楽しめます。

 また、フルHD出力に対応するゲーム機の接続にもメリット性があります。

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 画像補正は、X-Reality Proという画像エンジンを搭載します。

 東芝同様に、「高精細化」「ノイズ除去」などを機能として持ちます。

 さらに、「超解像技術」に対する言及もあり、ネット画像を含めた、低解像度画像の底上げが期待できます。

 フルハイビジョン解像度で送信される地デジについても、この処理で、圧縮時に失われた情報を復元できるため、画質の「底上げ」が可能です。

 高度な「フレーム間解析」は行いませんが、このサイズでは東芝も採用しない「超解像技術」を搭載するのは、言及に値します。

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 そのほか、独自のカラーマネージメント処理も行っており、画面の発色の良さには定評があります。

 ただし、東芝のレグザと較べた場合、静止画やアニメーションなどについては、ソニーよりも東芝のレグザエンジンのほうが補正精度が高いように思います。

 一方、紀行番組や自然描写では、色の再現性(鮮明度)の高いソニーの方がオススメです。

 入力端子は、ゲームなどに使うHDMI端子が2つと、AV端子が1つです。

 録画機能は、外付ハードディスクを購入した場合、1TBのハードディスクに、標準画質で124時間の録画が可能です。

 また、裏番組の録画が可能です。こちらも、ダビングは不可能です。USBハードディスクは、全部で8台まで登録できますが、同時に接続可能なのは1台までです。

 ネット動画サービスは、Wi-Fiを搭載しており、対応できます。

 ただ、YouTubeとNetflixのみの対応なので、他社に比べると対応メディアは少なめです。

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 番組表は、使いやすいです。操作もサクサク動きます。

 SONYは番組表の使い勝手については、特に定評があり、リモコンがサクサク動きます。。

 ゲーム機開発のノウハウがフルに活かされているのでしょう。レイアウトもジャンル別に分かれて見やすい番組表といえます。

 ジャンルやキーワードを入れてフリーワード検索することもできます。

 スピーカーは、総計10Wのスピーカーですね。

---

 以上、ソニーのブラビアの紹介でした。

 フルHD画質に対応する点は、画質を重視したい場合かなりの魅力でしょう。東芝のV30シリーズのライバル機でしょう。

 両者の比較は難しいです。

 ただ、映像の鮮やかさとコントラスト感を優先すればソニーが優位でしょう。一方、質の悪い地上波などの画質補整や、ゲームなどの動きのある映像の対応力は東芝がやや上です。

 その他の部分は、甲乙つけがたいですが、場合分けで考えると良いと思います。

ーーーー

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 【2017】

 13・SONY BRAVIA KJ-32W500E
   ¥39,835 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 なお、ソニーからは、下位機種としてW500Eシリーズも併売中です。

 しかし、こちらは、フルハイビジョン未対応で、さらにX-Reality Pro未搭載です。

 Wi-Fiも未搭載の廉価版ですが、その割には他社より割高であるため、基本的にソニーから選ぶならば、上位ラインが良いでしょう。

7・三菱電機の32型液晶テレビの比較

 続いて、三菱電機の32型液晶テレビの比較です。


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 【2017】

 14・三菱電機 LCD-32LB8
   ¥27,697 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターサイズ:32V型
モニターパネル:情報非開示
倍速液晶:なし

 こちらは、三菱電機のLB8シリーズの液晶テレビです。

 現在、ネットではわりと安い価格で出ており、注目度の高い製品の1つです。

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 液晶パネルは、ただ、三菱はパネル情報を非開示です。

 ただ、「広視野角」という文言が、カタログの(画質の項目ではなく)便利機能の項目にあったので、VA液晶と推測できます。

 バックライトは、直下型配置ですので、この部分の能力も優れます。

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 画像補正は、DIAMOND HDという名前の「超解像技術」が搭載です。

 ただ、三菱の場合、処理可能なのは、DVDやネット画像のみです。

 ソニーは、地デジ画像(フルハイビジョン画質)でも、圧縮時に失われた情報に「超解像技術」を施すことで画質を向上化させています。三菱電機は、しかし、これに非対応です。

 入力端子は、ゲームなどに使うHDMI端子が2つと、AV端子が1つです。

 また、D端子が珍しく残っていたり、ビデオ用のSDカードスロットがあったり、構成はユニークですね。

 録画機能は、一方注意点で、外付けHDDでの

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 ネット動画サービスは、一方、ツタヤTVアクトビラには対応します。

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 番組表は、一方、三菱電機はあまり力を入れていない印象です。

 操作法を音声で教える機能、文字を拡大する機能など、お年寄り向け機能はありますが、本質的にはあまり工夫がありません。

 スピーカーは、総計8Wのスピーカーです。

 ブラウン管時代から同社は割とスピーカーに力を入れる会社でした。

 この機種も、DIATONEのテクノロジーで、サラウンド感や重低音に配慮があるほか、圧縮音のアップコンバート技術を搭載するなど、この部分は、一定の見所があります。

---

 以上、三菱電機のLB8シリーズの紹介でした。

 他社に比べての見所は、「ダイヤトーン技術(音声)」ということになるでしょう。

 ただ、画像処理面に弱い部分があるほか、番組表や録画などの利便性が国内他社に及ばない状況です。明確にオススメとは言いにくい機種ですね。


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 【2019年5月発売】

 15・三菱電機 REAL LCD-A32BHR11
   ¥101,800 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【2018】

 15・三菱電機 REAL LCD-A32BHR10
   ¥67,712 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターサイズ:32V型
モニターパネル:ダイヤモンドパネル
倍速液晶:なし

 こちらは、三菱電機のREAL BHR11シリーズの液晶テレビです。

 なお、2018年モデルがまだ相当数残っています。ただ、基本性能面の明示的な変更はなかったので、値下がりした旧機種はお買得です。

 また、大手電気店などでは、新機種について「LCD-S32BHR11」「LCD-V32BHR11」という別型番と付けています。これは、主に「店頭値引き対策」で、性能は同じです。

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 価格が高いのは、ブルーレイドライブと、1TBのハードディスクを内蔵した録画一体型テレビだからです。

 三菱電機はこの方式に、現在活路を見いだしているふしがあります。 

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 液晶パネルは、この機種は、DIAMOND Panelを搭載します。

 液晶パネルにメーカー独自の表面処理をした「ブランド液晶」であり、品質は期待できます。元のパネルは非開示ですが、おそらく「黒の締まり」を強調している点からVA液晶で間違いないでしょう。

 バックパネル直下型配置です。

 したがって、画質部分のレベルは高いです。あえて言えば、SONYと違い、フルハイビジョンを採用しなかった点が残念なくらいです。

 画像補正は、DIAMOND Engineという名前の技術が搭載です。

 「ノイズ除去」と明るさ制御を基本とするメーカー独自の処理技術です。ただ、他社に比べて弱い状況は引き続きます。

 入力端子は、ゲームなどに使うHDMI端子が2つと、AV端子が1つです。

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 録画機能は、先述のように、1TBのハードディスクとブルーレイを内蔵するため充実します。

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 12倍録画に対応するので、最大1080時間の録画が可能です。

 3チューナー搭載なので、2番組を同時に録画することも可能です。外出先からのスマホアプリでの予約にも対応(iOS Android)するため、この部分は割と高度と言えます。

 なお、内蔵HDDが付属した場合は、他社同様に、外付けHDDを増設可能です。

 ネット動画サービスは、特に対応しません。

 番組表は、先述のようにあまり力を入れていないメーカーです。

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 スピーカーは、総計10Wのスピーカーです。

 前面配置のスピーカーで、独自の高音質化技術も引き続き採用されるため、内蔵スピーカーを使う前提ならば、この部分も魅力です。

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 一方、面白い部分では、スイーベル機能があげられます。

 三菱電機が昔よりこだわる部分で、スタンドは自在に動きます。他社は固定なので、この部分も、同社の「良い部分」と言えます。

---

 以上、三菱電機のREAL BHR10シリーズの紹介でした。

 レコーダーとテレビを別に買うよりも多少安く上がる点が良い部分です。【ブルーレイレコーダーの比較記事】で紹介したような単品製品と比較しても、下位機並の実力はありますので。

 液晶パネルの品質も良いので、この機種については、割と高評価できそうです。

 一方、映像機器として壊れやすい部分は、HDDとドライブのモーターのある部分(録画機能)です。

 これをふまえると、録画部分が壊れると、TV部分も買い換え、ないし修理となるので、ここをどう評価するかがポイントとなりそうです。

8・ハイセンスの32型TV

 続いて、中国のハイセンスの32インチの液晶の紹介です。

 東芝映像ソリューションとの統合して以来、黒物家電において、日本市場でのプレゼンスがかなり高くなっている企業ですね。


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 【2018/10】【通常型番】

 16・ハイセンス 32A50
  ¥22,800 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

 【2018/10】【Amazon限定型番】

 17・ハイセンス 32K30
  ¥23,800 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターサイズ:32V型
モニターパネル:IPS液晶
倍速液晶:なし

 32K30は、中国のハイセンスの32インチの液晶です。

 Amazonの限定モデルがありますが、同じ製品です。

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 液晶パネルは、視野角が広く、目が疲れにくい液晶である、IPS液晶パネルです。

 パナソニックでも紹介しましたが、小型テレビに限っては、IPS液晶は視認性において「最強」です。その上で価格を国内勢より相当押さえている点が、中国家電業界の力強さを感じます。

 バックパネルは、もちろん、直下型配置です。

 応答速度は、アイリスオーヤマ同様に公開しており8msとそこそこです。

 画像補正は、一方、特段力を入れていない機種です。

 同社の一部機種の場合、東芝のレグザエンジンを投入して、この部分の改良を図っています。

 この機種はどちらかと言えば「値段重視」の仕様ですね。

 録画機能は、この機種の場合も、ハードディスク録画に対応です。また、裏番組録画にも対応します。

 ネット動画サービスは、特に対応しません。

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 番組表は、昔の海外製に比べるとだいぶ改善しました。

 ただ、日本のTVメーカーの番組表に比べると情報量や視認性が多少劣ります。このあたりは、グローバル仕様なので、仕方ないでしょう。

 入力端子は、HDMI端子が2つです。

 スピーカーは、重低音を強調したスーパーバスという商品名がつきますが、6Wとあまり強力ではないですね。

----

 以上、ハイセンスの液晶テレビの紹介でした。

 番組表の使い勝手画像補整機能など、価格相応の部分もあるので、そちらに注意するべきです。とはいえ、IPS液晶で直下型配置のLEDバックライトを採用してこの価格というのは、素晴らしくコスパが良いのは事実でしょう。

 3年保証ですし、予算重視ならば、選択肢として良い機種です。


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 【2018/10】【ビデオオンデマンド搭載機】

 18・ハイセンス 32N20
  ¥30,800 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターサイズ:32V型
モニターパネル:IPS液晶
倍速液晶:なし

 32N20は、ハイセンスの上位機です。

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 性能面は、下位機種と同じですが、有線LANのほか、Wi-Fiを搭載しておりい、VOD対応となります。 

 ただ、「YouTube、アクトビラ、ツタヤTV、U-NEXT、クランクインビデオ」と対応幅が狭いのがネックです。

 その他の部分は、下位機種と同じです。


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 【2019/4】

 19・ハイセンス 32E50
  ¥26,617 Amazon.co.jp (9/5執筆時)

モニターサイズ:32V型
モニターパネル:IPS液晶
倍速液晶:なし

 32E50は、中国のハイセンスが発売する32インチ液晶テレビの上位機です。

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 液晶パネルは、引き続き、目が疲れにくい液晶である、IPS液晶パネルです。

 バックパネルは、一方、「プライベートルーム向け」のシンプルデザインを志向しているため、本体が薄くできるエッジ型です。

 応答速度は、下位機種同様に、8msとそこそこです。

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 画像補正は、東芝系の画像エンジン(レグザ)採用の明言こそないですが、かなり充実します。

 東芝レグザの「質感リアライザー」に相当する「質感再現処理」のほか、エリア別高精細復元テクスチャー復元を機能として持ちます。

 したがって、「高精細化」の部分については、東芝機並みに高度に処理します。

 この点で、同社の製品としては、最も画質面で期待できます。

 画質の自動調整についても、ゲームモードと映画モードを持つなど、凝った作りです。

 録画機能は、この機種の場合も、ハードディスク録画に対応です。また、裏番組録画にも対応します。

 ネット動画サービスは、特に対応しません。

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 番組表は、下位機種と同等です。

 その上で、「連続番組予約」などの便利機能が利用できる仕様に進化しています。

 入力端子は、HDMI端子が2つです。アナログ端子も1つ付きます。

 スピーカーは、下位機種と同じで、6Wです。

----

 以上、ハイセンス32E50の紹介でした。

 IPS液晶+高度な画像処理機能を持つ機種です。番組表の視認性などUIの部分と、ネット動画サービスに対応しない点除けば、国内メーカーの諸製品に対して、相当な「価格破壊」といえる機種です。

 LEDがエッジ型で本体が薄いので、設置性も良いです。

 ただ、リアル店舗をふくめて店頭在庫が現状ほぼないので、供給安定性が今後の課題でしょう。

次回につづく!
小型液晶テレビのおすすめは結論的にこれ!

 というわけで、今回は、32v型の高性能な小型液晶テレビを紹介しました。

 記事はもう少し続きます。

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1・液晶パネルの品質 ★★★★★
2・バックライト   ★★★★★
3・画像エンジン   ★★★★★
4・番組表の視認性  
★★★★★
5・総合評価     ★★★★★

 次回の後編記事こちら)では、紹介が済んでいないオリオン電機の2製品を紹介します。

 そして、全機種から、改めて「予算別、目的別に、Atlasのオススメ機種」を選定していくつもりです。

 引き続き、よろしくお願いします。

 後編記事は→こちら

 なお、前編はこれで最後となりますが、ここまでの記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどから話題を共有していただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 11:50 | 映像機器

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