2019年03月16日

比較2019’【メッシュWi-Fi】最新の無線LAN中継機29機のおすすめ:メッシュWi-Fiネットワーク機器 Google Wi-Fi対応 (1)

【今回レビューする内容】2019年 旅館・企業に対応!無線LANルーター中継機の性能とおすすめ・選び方:メッシュルーター Wi-Fi システム一戸建・マンション用のWi-Fi中継機・相性重視:設置場所別の性能ランキング:バッファロー グーグル NETGEAR TP-Link NEC ELECOM アイオーデータ

【比較する製品型番】AirStation connect WTR-M2133HP/E2S WEM-1266 WRM-D2133HP/E1S GA00157-JP GA00158-JP Google Wi-Fi 3Pack Orbi Micro RBK23-100JPS RBK50-100JPS RBR20-100JPS RBS20-100JPS AC2200 Deco M9 Plus WEX-1166DHP WEX-1166DHPS WEX-733DHP WEX-G300 W1200EX-MS WTC-1167US-W WTC-1167USA-W WTC-733HWH2 WRC-300FEBK-R WTC-300HWH WN-AC1167EXP WN-AG300EXA WN-G300EXP RE650 RE200TL-WA850RE 

今回のお題
安定性の高い無線LAN中継機のおすすめ機種はどれ?

 ども!Atlasです。

 今日は、2019年3月現在、最新のメッシュWi-Fiシステムを含む無線LAN中継機の比較です。

  201810100942.jpg

 無線LAN親機と1対1でつなげる、昔からのインフラストラクチャ型の無線LAN中継機は、5社の最新製品を網羅します。

 201901051711.jpg

 また、2018年頃にGoogleが参入して以来、ブームの兆しがあるメッシュWi-Fi(メッシュネットワーク)型のシステムについても詳しく扱います。

 Atlasの経験をふまえつつ、「基本的な製品の選び方」や、スペックに基づきながら「オススメ機種」を紹介していきます。

 以下では、はじめに、(比較的高額な)メッシュネットワーク対応中継機を紹介したあと、(比較的安く、既存のルーターと組み合わせられる)インフラストラクチャ型中継機を紹介します。

ーーー

1・高速な無線LANルーターの比較
2・格安な無線LANルーターの比較
3・無線LAN子機の比較
4・メッシュWi-Fi/無線LAN中継機の比較

 なお、今回の記事は、このブログの無線LANルーター比較記事の4回目として書きました。 

1・メッシュWi-Fi対応ルーターの選び方

 201901060946.jpg

 メッシュネットワークとは、【親機→中継機→端末】と単線でしかデータ伝送ができない従来の中継機(インフラストラクチャ型)の欠点を克服し、【中継機→中継機】間もデータ伝送を可能にしたものです。

 「網の目」のように、つながるので、旅館・ペンションのようにとても広い一軒家には、従来のシステムには効果的だと言われます。

 ただし、良い部分イマイチな部分があります。

 ただし、良い部分イマイチな部分があります。

1・メッシュWi-Fiの良い部分

 201901051711.jpg

 第1に、メッシュネットワークの良い部分は、「無線の安定性」が向上する点です。

 中継ポイントにアクセスが集中した場合、または、電波状態が悪くなった場合迂回路に自動的に移動するため、通信遮断や速度遅延が起こりにくいと言えます。

 例えばバッファローの対応機は9台までのアクセスポイントを「メッシュ」にできるため、かなり広範囲をカバーできます。旅館やオフィス兼自宅などをお持ちの方には、オススメです。

 設定についても、機械が自動的に経路を設定するため、中継機としては割と設置が楽です。DLNAなども、対応できる機種があります。

2・メッシュWi-Fiのイマイチな部分

  201901061120.jpg

 第2に、メッシュネットワークのイマイチな部分は、互換性に乏しい点です。

 業界の統一基準がないので、無線LANの親機を含めて、同一のメーカーの製品を購入する必要が生じます。そのため、必要なコストは高めです。

 また、あくまで「中継機」を介する仕組みなので、現状では、最速でも866bps(約110メガバイト/秒)以上の速度向上は不可能です。

 201810101459.jpg

 メッシュWi-Fiを使わずに、従来的な「親機」で、【親機→端末】とダイレクトにつなげる場合、理論値において1000Mbps(125メガバイト/秒)で送信できるのが普通です。

 そのため、ご家庭で「電波が届いているが、速度が遅い、安定しない」という悩みを抱える方で、「数年、ルーターを買い替えた記憶がない」という方は、メッシュWi-Fiより、新しく、高性能な親機のほうが、導入効果が高いでしょう。

 そのような機種は、このブログでは、【高速な無線LANルーター(親機)の比較記事】で紹介しています。

 201806111016.jpg

 一方、「1カ所だけ届きたい部屋に届かない」という方の場合は、メッシュネットワークの構築は「費用対効果が悪い」です。

 今回の記事の後半で説明するような、(従来型の)インフラストラクチャ型中継機のほうが「だいぶ安い」ですし、まずはそちらで試すのが良いでしょう。

ーーー

 結論的にいえば、メッシュネットワークは、(場所)「個人経営の旅館・ペンション、オフィス兼自宅など」で、(人数)「同時に3−10端末以上を利用することが想定される環境」に向いたシステムです。

 自宅での利用は、3-4回線以上同時に使うようなご家庭で、(従来の)インフラストラクチャ型中継機を利用しても改善しないかった場合に限って、「オススメ」できます。

2・メッシュWi-Fiシステムの比較

 長短、両方ともあるシステムですが、現状で利用できる「メッシュWi-Fi」をいくつか紹介していきます。

 なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


  201901051641.jpg

 【親機+中継機2台】

 1・AirStation connect WTR-M2133HP/E2S
  ¥37,456 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 【専用中継機1台】

 2BUFFALO WEM-1266
  ¥7,862 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:866Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×1
簡単設定機能 :WPS

 WEM-1266は、バッファローの販売するメッシュネットワークシステムです。

 このカテゴリーの製品では、最も性能が良いと見なせます。

 201901061013.jpg

 この製品が用いるパラボラ形状の親機は、【高速な無線LANルーターの比較記事】でも詳しく紹介しました。

 繰り返せば、速度的利点がある5GHz帯について、2セットのアンテナ網を持つトライバンド仕様なので、回線速度の低下が起こりにくい特長がある機種です。

 したがって、「メッシュに向いた親機」です。

 201901051715.jpg

 中継機は、 130×126×73mmの、円形の中継機です。

 コンセントの近くに設置するのが原則です。

 なお、中継機は、後ほど説明する他社製品と異なり「中継機としての専用設計」なので、1機当たりのコストは安く済みます。

 201901051711.jpg

 もちろん、この方式でもメッシュネットワークの構築に支障はありません。

201806111016.jpg

 理論値上の通信速度は、帯域によって異なります。

 2.4GHz帯電波は、最大400Mbps(約50メガバイト/秒)です。

 5.0GHz帯電波は、最大866bps(約110メガバイト/秒)です。

 「中継機」は、「受信側」を(到達距離が長い)2.4GHz、「送信側」を(電波干渉に強い)5GHzを固定的に行う「デュアルバンド同時接続方式」です。

 したがって、メッシュ通信網を利用する場合、400Mbpsしか入っていないので、通信速度の上限は(理論値で)最大400Mbps(約50メガバイト/秒)となります。

 201901061020.jpg

 実測値は、メーカーによると、2F設置の環境で221Mbps(約27メガバイト/秒)ほどとなります。

 この値は、中継機としては「とても優秀」なレベルです。

 201901051732.jpg

 無線の安定性は、ビームフォーミングに対応する点が注目に値します。

 これは、スマホなどの端末の位置を特定するソナーを発信する機能です。(手に持つことで)動き回る小さなスマホ等の端末に安定した電波を送ることができる仕組みです。

 その上で、通信の混雑状況に応じて帯域を自動的に変えるバンドステアリング機能、4K動画の信号を優先させて、動画視聴を自動で安定させるアドバンスドQoS 「4Kモード」、家電の利用状況(特に電子レンジ)からのノイズを回避させる干渉波自動回避機能などが搭載です。

201901051627.jpg

 その上で、MUーMIMOに対応です。

 非対応機の場合、無線LANと接続する際、無線LAN機器が1台ずつしか処理できないために、実際は時間をミリ秒単位で区切って通信しています。

 しかし、MUーMIMOに対応する機種は、3台まで同時に伝送が可能であるため、複数台の機器(スマホ・パソコンなど)を同時に使っても速度低下が起こりにくいというメリットがあります。

 なお、これらは中継機ではこの機種だけに搭載される独自機能ですが、(繰り返し言えば)親機の性能に依存するシステムです。したがって、パラボラ型の親機とセットで利用してこそ、という製品です。

 なお、中継機能プラスに実質的に対応するため、この機種はDLNAにも対応します。

 201901051730.jpg

 簡単設定機能は、業界標準規格のWPSとAOSSに対応です。

 そのため、親機の設定が済んでいれば、親機と子機のWPSボタンを押すだけで設定が可能です。メッシュネットワークの構築は、あまり考えずともできるでしょう。

 有線LANポートは、中継機ご1つ搭載されます。1000BASE-T 対応なので、最大(1000Mbps)の速度でつなげることができます。親機は、3ポート搭載されます。

---

 以上、バッファローWEM-1266の紹介でした。

 先行した他社機と比較する場合、接続の安定性を高める複数の工夫がある点が、高く評価できます。あまり考えずに、「メッシュネットワーク」が、簡単に構築できるのが「売り」ですね。

 なお、この機種の場合、子機は最大9機まで増設可能です。したがって、個人経営の旅館やペンションなどでも導入する意義は高いでしょう。

ーーー

  201901051743.jpg

 【専用中継機1台】

 3・BUFFALO WEM-1266
  ¥7,862
Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 【親機+中継機2台】

 4・BUFFALO WRM-D2133HP/E1S
  ¥25,058
Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:866Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×1
簡単設定機能 :WPS

 なお、この機種の場合、親機を廉価版のWRM-D2133HPと組み合わせて利用することも可能です。

 201712091234.jpg

 ただ、先ほどの親機が5Ghz帯を2系統持ち、さらに、一本が指向性アンテナであるのに対して、こちらの親機は単なるデュアルバンドルーターです。

 中継機の導入目的を考えると、全くオススメできない機種で、「安くないと売れにくい」ため、妥協的に出した製品だと思います。これならば、親機にお金をかけた方が「まし」でしょうし、選択肢に加えずとも良いでしょう。


 201901051810.jpg

 5・Google GA00157-JP Google Wi-Fi
  ¥13,095
Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 6・Google GA00158-JP Google Wi-Fi 3Pack
  ¥41,698 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:866Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×2
簡単設定機能 :WPS

 Google Wi-Fi は、米国のGoogleが販売するメッシュネットワーク用Wi-Fi端末です。

 「メッシュネットワーク」を企業から家庭に広める世界的契機となったという製品です。

 201901061023.jpg

 基本的な仕組みは、バッファローの製品と同様です。

 中継機は、ただ、Googleの場合は、全てが親機と同等の機能を持ちます。

 これは一長一短がありますが、デメリットとしては、CPUなどをどれも同じ水準で持つため、導入コストが割高という点が挙げられるでしょう。

 201901051827.jpg

 設置法は、こちらもコンセントに直付けする方式です。

 理論値上の通信速度は、AC1200という表記です。

 これは米国流の表記です。バッファローと同じく、日本式に換算すると次のようになります。

 2.4GHz帯電波は、最大300Mbps(約38メガバイト/秒)です。

 5.0GHz帯電波は、最大866Mbps(約110メガバイト/秒)です。

 したがって、バッファローの「パラボラ型」よりやや劣るスペックです。

 アンテナの本数(2×2)のデュアルバンドですが、親機の部分について5GHz帯が2回線あるトライバンド仕様のバッファローより、親機から近い距離の安定性は劣るでしょう。

 その点で言えば、バッファローの方が「家庭向き」ではあります。

 201901061030.jpg

 無線の安定性は、バッファローと同じくビームフォーミングに対応です。

 スマホなどとの接続に強いでしょう。

 一方ライバルとなるだろう専業メーカーのバッファローに比べると、その他の独自機能がイマイチです。

 ただ、子機を含めてクアッドコアのCPUを採用するなど、ハードは(価格なりに)優秀です。CPU性能が良いと、一般的に実効スループット(速度)は高まるため、ある程度期待できそうです。

 簡単設定機能は、こちらも、業界標準規格のWPS対応です。

 有線LANポートは、1つの端末ごとに2つのギガビットイーサネットポートが付属です。

 そのほか、Bluetooth smartにも対応します。

---

 以上、Google Wi-Fi の紹介でした。

 メッシュネットワーク構築にあたって、バッファローのパラボラ型の対案となる製品です。デザイン性はさすがです。

 他社に比べての強みとしては、セキュリティ設定が容易で強固である点が挙げられるでしょう。一方、「中継機」にも本体機能があるため、価格的に割高な点と、ビームフォーミング以外の独自機能の乏しさがイマイチと言えます。


 201901061034.jpg

 【親機1台+サテライト2台】

 7・NETGEAR Orbi Micro RBK23-100JPS
  ¥35,257
Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 【親機1台+サテライト1台】

 8・NETGEAR Orbi Micro RBK50-100JPS
  ¥33,491
Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 【親機1台】

 9・NETGEAR Orbi Micro RBR20-100JPS
  ¥14,141 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 【サテライト1台】

 10・NETGEAR Orbi Micro RBS20-100JPS
  ¥12,926 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:400Mbps
5.0GHz帯速度:866Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×2
簡単設定機能 :WPS

 Orbi Microi は、米国の周辺機器メーカーのネットギアが販売するメッシュネットワーク用Wi-Fi端末です。

 201901061044.jpg

 基本的な仕組みは、他社と同様です。

 中継機は、一方、バッファローと同様の方式で、専用サテライト(中継機)を利用する仕組みです。

 サイズは、 14.2 × 6.0 × 16.7cmと、他社並みです。

 ただ、中継機の単価は「ネットギア」のがやや高めです。一方、15台までの同時接続に対応するので、9台までのバッファローより、より広範囲の利用を想定していると言えます。米国的です。

 理論値上の通信速度は、バッファローと同じです。

 2.4GHz帯電波は、最大400Mbps(約50メガバイト/秒)です。

 5.0GHz帯電波は、最大866bps(約110メガバイト/秒)です。

 一方、この機種は「親機」だけでなく、サテライト(中継機)も5GHz帯が2回線あるトライバンド仕様です。

 おそらく、バッファローは日本家屋のサイズと、平均的な通信速度を勘案して中継機は(値段重視)デュアルバンド仕様にしていたと思います。

 201901061056.jpg

 いずれにしても、ネットギアは、中継機の性能が良いので、安定性はバッファローと同じでも、特に(家庭内ネットワークの)速度は速いでしょう。

 専門誌の「速度測定」で評価が高いのも、このあたりの仕様が影響しているでしょう。

 5GHz帯で利用するならば、中継機を通しても理論上最大866bps(約110メガバイト/秒)で通るわけなので。実効スループットも高いでしょう。

 201901061030.jpg

 無線の安定性は、こちらもビームフォーミングとMUーMIMOに対応です。

 バッファローほど多機能ではないですが、水準としては十分でしょう。

 201901061058.jpg

 簡単設定機能は、こちらも、業界標準規格のWPS対応です。

 スマホ用のセットアップアプリも利用可能で、設定は容易です。

 201901061045.jpg

 有線LANポートは、1つの端末ごとに2つのギガビットイーサネットポートが付属です。親機は3ポートです。

 201901061100.jpg

 そのほか、細かい部分では【Amazon Ehco端末の比較記事】で紹介したAmazonの音声端末に対応します。ただ、現在日本については「準備中」です。

---

 以上、ネットギアのOrbi Microiの紹介でした。

 速度的な部分については、中継機もトライバンド仕様ということで、バッファローより性能はよさそうです。

 安定性に寄与する技術は、ビームフォーミングとMu-Mimoに対応なのである程度期待できますが、この部分は、バッファローの方が(明記されている機能の部分では)多機能です。

 一長一短があるので、最終的な「オススメ」は、記事の最後で改めて考えてみたいと思います。


 201901061120.jpg

 【2台セット】

 11・TP-Link AC2200 Deco M9 Plus
  ¥29,775
Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 【1台】

 12・TP-Link AC2200 Deco M9 Plus
  ¥16,755 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:400Mbps
5.0GHz帯速度:866Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×2
簡単設定機能 :WPS

 Deco M9 Plusは、中国(深圳)のTP-Linkが販売するメッシュネットワーク用Wi-Fi端末です。

 ネットワークでは、世界的なシェアのある会社ですね。

 201901061117.jpg

 基本的な仕組みは、割とユニークです。

 201901061118.jpg

 この機種の場合、ホームハブ機能があるため、Bluetoothについてもメッシュします。

 そのため、制御にBluetoothを利用する機器についても、遠隔操作が対応になるという点で面白いです。

 201901061121.jpg

 中継機は、Googleと同様の方式で、親機と仕組み上の区分けのない方式です。

 サイズは、 144 mm × 64 mmの、楕円形です。

 ただ、中継機の単価は「ネットギア」のがやや高めです。一方、15台までの同時接続に対応するので、9台までのバッファローより、より広範囲の利用を想定していると言えます。米国的です。

 理論値上の通信速度は、バッファローと同じです。

 2.4GHz帯電波は、最大400Mbps(約50メガバイト/秒)です。

 5.0GHz帯電波は、最大866bps(約110メガバイト/秒)です。

 一方、この機種もネットギアと同じで「親機」だけでなく、サテライト(中継機)も5GHz帯が2回線あるトライバンド仕様です。

 無線の安定性は、こちらもビームフォーミングとMUーMIMOに対応です。

 その上で、バッファローと同じく、バンドステアリングにも対応するため、性能はバッファローに準じるでしょう。

 201901061125.jpg

 簡単設定機能は、こちらも、業界標準規格のWPS対応です。

 スマホ用のセットアップアプリも利用可能です。

 有線LANポートは、1つの端末ごとに2つのギガビットイーサネットポートが付属です。

---

 以上、Deco M9 Plusはの紹介でした。

 中継機もトライバンド仕様で、バンドステアリングとビームフォーミングとMUーMIMOに対応します。

 10台までの設定が可能ということで使い勝手も良さそうです。性能面の総合力は高いと言えます。

 ただ、グローバル仕様であり、説明書をみても、どちらかと言えば、上級者である程度ネットワークの知識がある方に向く「上級機」と言えるでしょう。

3・無線LAN中継機の選び方

 201806110838.jpg

 続いて、ここからは、インフラストラクチャ型の(従来の)中継機を紹介していきます。

 このタイプの無線LAN中継機は、BUFFALOをはじめ、NEC・TP-Link・IODATA・ELECOMなどから多く販売されています。

ーーー

 結論的に言えば、無線LAN中継機は、無線LANルーター(親機)と違って「高額な製品を選べば選ぶほど安心」という原則は、あまり通じません

 また、他家で成功している機種だからといって、必ずしもご自宅で成功する保証はありません。

 これは、Atlasが自宅・職場・知り合い宅のWi-Fi管理の行ってきた経験に基づく経験からの意見です。

 しかし、どうしても「中継機を導入せざるを得ない場合」はあります。その場合は、次の2つのポイントを重視しましょう。

1・「親機」と同じメーカーを選ぶ

 201806110907.jpg

 第1に、親機と中継機の「メーカーを合わせる」ことです。

 中継機は、購入当初に安定的に接続できていても、数ヶ月後にトラブルを抱える場合が多いです。これは、周囲の電波環境や、電波に影響を与える電化製品の状況が常に変化しているからです。

 トラブルが生じた場合、中継機と親機が別メーカーだど、「問題の発生源の切り分けがしにくい」状況になります。また、メーカーサポートでは「他社製品との相性問題」とみなされがちで、保証期間内でも対応して貰えない場合があります。

 加えて、同じメーカーのほうが、速度的なパフォーマンスについても、傾向として「速い」です。

 また、 「設置のしやすさ」という点でも、有利です。とくに、中継機のラインアップが多いBUFFALO製品が親機ならば、素直に、メーカーを揃えた方が良いでしょう。

2・最新の「親機」を利用する

 201802211601.jpg

 第2に、最新の無線LANルーター親機の導入を「優先」することです。

 中継機は、「受信」と「送信」双方とも電波を使います。そのため、システムは複雑であり、電波が安定しにくい不安定要素が多いです。

 そのため、中継機を使わず、電波が強く干渉に強い「ランクの高い最新の親機」を導入した方が、ネット接続が「安定」する場合が多数です。

 一戸建てで「離れた部屋の電波状況」に悩んでいる方は、とくにそのように言えます。

 少なくとも、2年以上前の親機ならば、そちらをはじめに見直すことをオススメします。

ーーー

 以上、中継機を導入する場合の注意点を2点紹介しました。

 201806110838.jpg

中継機
=高性能親機で駄目だった場合にのみ購入を検討すべき

 結論的にいえば、今回紹介していく、無線LAN中継機は、「高品質な親機」を導入しても、「どうにもならなかった」場合のみ検討してください。

 昔の機種をそのまま使っている方は、まずは、無線LANルーターの導入を考えるべきです。

ーー

 とくに、初心者の方は、自動機能が充実したハイパフォーマンスタイプの親機を1台導入した方が良いです。

 Atlasの経験から言えば、届かない要因は、電波の「飛び」ではなく、周辺の家屋との「混戦問題」が主なので、親機の見直しで解決する場合が多いです。

 一方、中継機については、先述のように、接続安定性に「疑問符」が付きます。

 ネットユーザー評価や、雑誌のレビューでは、導入当初の効果のレビューが主で、「長期利用したあとの安定度」については、あまりレビューがありません。

 Atlasは、大学院の下積みの時代、「故障のたびに施工主の自宅(ないし管理者)に呼び出されてきた」経緯があります。

 そのため、「家庭での複雑すぎるネットワーク構築」を初心者向けに提案することに、やや懐疑的です。

1・高速な無線LANルーターの比較

 なお、「親機の選び方」については、このブログでは、以上の記事でフォローしています。

 201802211603.jpg

 とはいえ、中継機が「有意義」な場面もあります。

ーー

 第1に、一戸建てやマンションで、比較的最近の「親機」でも改善が見られない場合です。

 第2に、また、企業やホテルなど、面積が広く、厚めの防音壁がある複雑な構造の場合です。

ーー

 コスパ的には、3000円ほどの投資で済む可能性もあり、予算重視で考える場合、(初心者以外は)選択しても良いでしょう。

 いずれにしても、「最後の頼みの綱」として中継機の存在は重要です。そのため、以下では、しっかり比較していきたいと思います。

4・各社の中継機の比較

 では、メーカーごと具体的な製品を比較していきましょう。

 はじめに、BUFFALO無線LAN中継機からです。 

 なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


 201901061131.jpg

 13・BUFFALO WEX-1166DHP
  ¥6,580 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:866Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×1
簡単設定機能 :WPS

 WEX-1166DHPは、バッファローの中継機(単品)では、2番目に性能が良い中継機です。

 201806111044.jpg

 設置法は、160×80×28mmと横長ですが、コンセント直付けに対応します。

 もちろん、2Mの延長コードを利用して、付属のスタンドに設置も可能です。

 201806111020.jpg

 理論値上の通信速度は、帯域によって異なります。

 2.4GHz帯電波は、最大300Mbps(約38メガバイト/秒)です。

 5.0GHz帯電波は、最大866bps(約110メガバイト/秒)です。

 201806111016.jpg

 ただし、「中継機」は、「受信側」を(到達距離が長い)2.4GHz、「送信側」を(電波干渉に強い)5GHzを固定的に行う「デュアルバンド同時接続方式」です。

 したがって、中継機への段階で300Mbpsしか入っていないので、通信速度の上限は最大300Mbps(約38メガバイト/秒)となります。

 実測値は、メーカーによると、163Mbps(約20.3メガバイト/秒)ほどとなります。

 この値は、中継機としては「とても優秀」なレベルです。

 201806111035.jpg

 一方、子機側(PC側)が、2.4GHz帯しか対応しない場合は、話は別です。

 中継機では、親機・子機の送受信を交互にする必要があるため、通信速度は半分ほどの「約80Mbps(約10メガバイト/秒)」まで、さらに減衰します。

 こうした仕様が、(Atlasが)中継機は初心者ではないとみなしている部分の1つです。

 201806111043.jpg

 無線の安定性は、ビームフォーミングに対応する点が注目に値します。

 これは、スマホなどの端末の位置を特定するソナーを発信する機能です。(手に持つことで)動き回る小さなスマホ等の端末に安定した電波を送ることができる仕組みです。

 201806111046.jpg

 簡単設定機能は、業界標準規格のWPS対応です。

 そのため、親機の設定が済んでいれば、親機と子機のWPSボタンを押すだけで設定が可能です。

 そのため、他社のWPS対応親機との接続も容易ですが、冒頭書いたように、「相性問題」を考慮すると、BUFFALOの親機をオススメします。

 201806111049.jpg

 また、スマホで、親機、中継機の電波強度を確認できるアプリがあるため、最適な中継機の位置を見つけることも容易です。

 そのほか、子機(PC側)が「必ず」、中継機を経由するように、中継機用に親機と異なるSSIDを割り当てることも可能です。

 有線LANポートは、本体に1つ搭載されます。1000BASE-T 対応なので、最大(1000Mbps)の速度でつなげることができます。

---

 以上、バッファローWEX-1166DHPの紹介でした。

 理論値において最大300Mbps(約38メガバイト/秒)とスピード的な成績がよい中継機です。

 「デュアルバンド同時接続方式」で、速度的なパフォーマンスも期待できるので、親機がBUFFALO製ならば、この機種を選ぶと良いでしょう。

 ただし、この機種は、「中継機能プラス」に非対応ですので、DLNA電源の遠隔操作などには対応できない点、注意しましょう。対応させたい場合は、次に紹介する機種が(バッファローでは)唯一の選択肢です。


  201901061132.jpg

 14・BUFFALO WEX-1166DHPS
  ¥4,252
Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:866Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×1
簡単設定機能 :WPS

 WEX-1166DHPSは、バッファローの高性能なコンパクト機です。

 こちらは、あとからの増設用として、バッファローその他の一般的なルーターと組み合わせて良い製品です。

 201806111057.jpg

 設置法は、基本的にコンセントに直付けする方式です。上位機に比べてコンパクトで設置性は良いです。

 201806111020.jpg

 理論値上の通信速度は、上位機と同じです。また、速度的な減衰のない「デュアルバンド同時接続方式」である点も同じです。

 ただ、形状の小型かが影響してか不明ですが、実測値は、メーカーによると、126Mbps(約15.75メガバイト/秒)ほどと、上位機より劣ります。

 無線の安定性は、こちらも、ビームフォーミングに対応し、スマホなどの動きながらの利用に強いですね。

 これは、スマホなどの端末の位置を特定するソナーを発信する機能です。(手に持つことで)動き回る小さなスマホ等の端末に安定した電波を送ることができる仕組みです。

 201806111046.jpg

 簡単設定機能は、こちらも、業界標準規格のWPS対応です。

 スマホで、親機、中継機の電波強度を確認できるアプリがあるなど、その他の部分も同じです。

 有線LANポートは、1000BASE-T の通信速度のものが本体に1つ搭載されます。

---

 以上、バッファローWEX-1166DHPSの紹介でした。

 コンパクトで設置性の良さは評価できます。アンテナの本数なども同じですが、126Mbps(約15.75メガバイト/秒)ほどと実測値の速度が落ちている点はやや問題でしょう。


 201901061133.jpg

 15・BUFFALO WEX-733DHP
  ¥3,693 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:433Mbps
有線LAN:
簡単設定機能 :WPS

 WEX-733DHPは、BUFFALOの中級グレードの中継機です。

 設置法は、基本的にコンセントに直付けする方式です。上位機に比べてコンパクトで設置性は良いです。

 201806111108.jpg

 理論値上の通信速度は、先述のように、「デュアルバンド同時接続方式」の場合は、2.4GHz帯の最大速度に左右されるため、最大300Mbps(約38メガバイト/秒)です。

 一方、実測値は、メーカーによると、163Mbps(約20.3メガバイト/秒)ほどとなります。そのため、速度面では、最上位機と同じです。

 ただし、中継機と子機(PC側)の接続に利用する5.0GHz帯電波は、1本のアンテナなので、複数人で共有する場合や、動画などの大容量データの接続安定性は、上位機種に及ばないでしょう。

 無線の安定性は、こちらは、ビームフォーミングに非対応です。

 一方、Smart ExRate機能という上位機に搭載されないスループットを動画専用に最適化する機能は付きますが、5.0GHz帯電波でつなげる限りにおいては、上位機の方が安定度は高いでしょう。

 簡単設定機能は、こちらも、業界標準規格のWPS対応です。

 有線LANポートは、未付属ですね。

---

 以上、バッファローWEX-733DHPの紹介でした。

 「163Mbps(約20.3メガバイト/秒)という実測値が最上位機と同じ点は優秀です。ただし、5.0GHz帯電波は、1本のアンテナというのは、複数人の利用者がいる一軒家などではやや物足りないと思います。


 201901061134.jpg

 16・BUFFALO WEX-G300
  ¥2,875 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:
有線LAN:1000BASE-T ×4
簡単設定機能 :WPS

 WEX-G300は、BUFFALOの格安機です。

 201806111035.jpg

 ただ、この機種は2.4Ghz帯のみの対応です。

 先述のように、この場合、親機-中継機と、中継機-子機を切替ながら通信するため、理論値でも速度が半減します(150Mbps)。Wi-Fiで理世する場合、中継機の意味はあまりないしょう。

 有線LANポートは、一方で1000BASE-Tが4ポート付属という「豪華」な仕様なので、どちらかといえば、中継機より先は「有線でつなぐ」という方向けの特殊機です。


 201901061135.jpg

 17・NEC W1200EX
  ¥5,614 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 18・NEC W1200EX-MS【人感センサー】
  ¥6,980 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:867Mbps
有線LAN:100BASE-T ×1
簡単設定機能 :WPS

 PA-W1200Eは、NECが発売する中継機です。

 こちらも、NECが、自社の一般的案ルーターと組み合わせて使うために販売しているものです。

 201806111128.jpg

 設置法は、基本的にコンセントに直付けする方式です。なお、人感センサー付きの製品は、夜間用のセンサーライトとして足下照明に利用できるという「アイデア商品」です。

 理論値上の通信速度は、

 2.4GHz帯電波は、最大300Mbps(約38メガバイト/秒)です。

 5.0GHz帯電波は、最大867bps(約110メガバイト/秒)です。

 201806111135.jpg

 NECの場合、BUFFALOと逆で、親機と中継機の間を5.0GHzで、中継機から先が2.4GHzという構成が基本です。

 5.0GHz帯の子機(PCやスマホなど)につなぐ場合、中継機では交互に通信が行われるため、867Mbpsの半分の433Mbps(約54メガバイト/秒)で通信されます。

 2.4GHz帯電波の(PCやスマホなど)につなぐ場合、「デュアルバンド同時接続方式」となり減衰しません。そのため、最大300Mbps(約38メガバイト/秒)のままです。

 多少「ややこしい」話ですが、5.0GHz帯で接続する限りにおいては、BUFFALOよりも通信速度が速いです。実測値でも、180<bps程度のようですので、BUFFALOより高いです。

 ただ、安定性と速度の早いという意味で「多用」したい5.0GHz帯では、常に時分割通信をしていることは、安定面と耐用面でやや「疑問符」でしょうか。また、飛距離が短い5Ghz帯を親機との通信に利用すると言うことは、中継機は、「親機に近い方の場所」に設置する必要のある点も注意点です。

 これらの点で、方式としては、BUFFALOの安定感が強い気もします。

 201806111145.jpg

 無線の安定性は、こちらも、ビームフォーミングに対応です。

 簡単設定機能は、こちらも、業界標準規格のWPS対応です。

 有線LANポートは、1ポート付属ですが、100BASE-T と遅い規格ですので、家庭内ネットワークを組んでいる場合は不利です。

---

 以上、NECのPA-W1200Eの紹介でした。

 NECのルーターを利用している場合は、冒頭書いたように、同じメーカーのこちらが良いでしょう。帯域の組み合わせについても、親機側に外部アンテナを付けないポリシーであるNECとしては、この組み合わせの方が、「試したら良かった」ということなのでしょう。


  201903161553.jpg

 19・ELECOM WTC-1167US-W
  ¥6,447 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 【Amazon限定】

 20・ELECOM WTC-1167USA-W
  ¥5,480 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:867Mbps
有線LAN:100BASE-T ×1
簡単設定機能 :WPS

 WTC-1167USは、エレコムが販売する無線LAN中継機の最上位機です。

 親機のメーカーとしては、あまり「売れ筋」ではないです。

 しかし、その分、どのメーカーのルーターにも「汎用的に合いやすい」ようで、雑誌等で、同じく感・Wi-Fi親機で「使い比べ」をする場合、成績が優秀なメーカーです。

 なお、「Amazon限定版」は、箱などが簡易包装になった格安モデルですが、性能は同じです。

 201903161556.jpg

 設置法は、USB方式ですので、コンセントのほか、バッテリー駆動も可能です。

 コンセントに設置する際は付属のUSBアダプタを介しますが、形状的に、2コ口のコンセントを専有しないデザインがよいです。

 理論値上の通信速度は、

 2.4GHz帯電波は、最大300Mbps(約38メガバイト/秒)です。

 5.0GHz帯電波は、最大867bps(約110メガバイト/秒)です。

 軒並み他社の最上位機はこの規格で統一しています。

 ただし、この製品はスリムのため、両帯域の共用アンテナが2本だけという構成です。

 例えば、ここまで見てきた、NECやBUFFALOの同じ速度がだせる中継機は、それぞれの帯域ごと、送信2本・受信2本とアンテナを分けています。

 一方、エレコムの方式だと、常に時分割通信しているため、接続台数や接続帯域にかかわらず、最大速度は常に半減しているということになります。

 無線の安定性は、次の3点について、かなり手が込んでいます。

201903161644.jpg

 第1に、ビームフォーミングZを搭載します。

 各社のビームフォーミングの上級版で、非対応の古いスマホでも電波を送ることができます。iPhoneSE/6以前の場合などに有効です。

 第2に、MU-MIMOの搭載です。

 この場合、間断なく最大2台のスマホと同時通信できるため、速度遅延は少なくなります。

 201903161600.jpg

 第3に、 バンドステアリング機能の搭載です。

 インフラストラクチャ型中継機ではほとんど見かけない機能ですが、中継機から子機の経路において、混雑した帯域を賢く避けられるため、接続安定性は高いです。

 簡単設定機能は、こちらも、業界標準規格のWPS対応です。

 有線LANポートは、付属しません

---

 以上、エレコムのWTC-1167USの紹介でした。

 スリムサイズで設置性が良いため人気になりそうです。その上で、バンドステアリング機能・ビームフォーミングW・MU-MIMOと、親機並みの通信安定化技術がある点で、かなり魅力的です。

 ただし、スリムサイズの弊害かアンテナ2本を共用する方式のため、一長一短があります。

 その点で言えば、他社ユーザーがあえてこれを選ぶ必要はなく、エレコムの最新の親機を持っている方に限定してオススメと言えます。

ーーー

 201810100959.jpg

 21・ELECOM WTC-733HWH2
  ¥3,527 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:433Mbps
有線LAN:100BASE-T ×1
簡単設定機能 :WPS

 なお、エレコムからは、いくつか下位機種があります。

 このうち、WTC-733HWH2は、エレコムが販売する無線LAN中継機の中級機です。

 こちらの場合、5.0GHz帯電波433Mbpsと最大速度が落ちています。

 また、ビームフォーミングW・MU-MIMO・バンドステアリング機能などの先進機能も全て省略です。

 その他の部分は同じですが、価格差もほとんどないですし、選ぶ必要はなさそうです。買うならば、上位機でしょう。

ーーー

 201806111221.jpg

 22・ELECOM WRC-300FEBK-R
  ¥1,562 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 23・ELECOM WTC-300HWH
  ¥3,660 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:
簡単設定機能 :WPS

 さらに、これらは、エレコムの格安モデルです。

 上位機との相違点は、5.0GHz帯電波未対応である点です。

 2.4Ghz帯の方が電波到達距離が長いとはいえ、この方式の場合、「デュアルバンド同時接続方式」とならないので、さらにスピードが落ちることを考えると、全くオススメできないでしょう。


  201901061136.jpg

 24・IODATA WN-AC1167EXP
  ¥5,797
Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:867Mbps
有線LAN:
簡単設定機能 :WPS

 WN-AC1167EXP は、アイオーデータが販売する無線LAN中継機の最上位機です。

 201806111230.jpg

 設置法は、こちらもコンセントに直付けする方式です。2コ口のコンセントを(ギリギリ)専有せずに付けられそうな構造です。

 理論値上の通信速度は、

 2.4GHz帯電波は、最大300Mbps(約38メガバイト/秒)です。

 5.0GHz帯電波は、最大867bps(約110メガバイト/秒)です。

 アイオーデータも他社の最上位機と横並びです。

 ただし、こちらもエレコム同様に、両帯域の共用アンテナが2本という構成なので、5GHz帯・2.4GHz帯にかかわらず、理論上の最大転送速度は半減しています。

 201806111232.jpg

 アイオーデータの場合も、エレコムと同じで、親機・中継機中継機・子機にどの帯域を利用するかを、ユーザーに選ばせる方式です。

 サポートについては、050電話を用意している点で、必ず通話料の発生するナビダイヤルのみのエレコムよりも「親切」です。

 さらに、土日もサポートダイヤルがあいています。さらに、つながらなかった場合の「ペイバック保証」と、わりと「初心者への優遇度は高そう」です。

 無線の安定性は、一方で、ビームフォーミングに未対応です。動いて利用するスマホなどには不利です。

 簡単設定機能は、こちらも、業界標準規格のWPS対応です。また、BUFFALOのように、中継機用に個別のSSIDを振ることも可能です。

 有線LANポートは、付属しません

---

 以上、IODATAのWN-AC1167EXP の紹介でした。IODATAのルーターを使っている方は少数派でしょうが、例えば、オフィスやホテル用として、他社製でも「格安」な製品を探している方は良い選択肢です。

 とくに、ユーザーサポートについては、「手厚い」といえるので、「企業で設定するように言いつかった」(あまり詳しくない)総務の方などにも向くでしょう。


 201806111241.jpg

 25・IODATA WN-AG300EXA
  ¥5,980 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:300Mbps
有線LAN:
簡単設定機能 :WPS

 26・IODATA WN-G300EXP
  ¥2,681 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:
有線LAN:
簡単設定機能 :WPS

 これらは、IODATAの下位機種です。

 WN-AG300EXA は、据置型ですが、5GHz帯が11ac規格非対応のため、最大300Mbpsと遅いモデルです。

 その代わり、受信用の内蔵アンテナを3本搭載するモデルですが、その他の部分の仕様は、やや陳腐化の傾向にあります。

 WN-G300EXPは、小型サイズですが、5GHz帯に対応しません

 これらの点で、いずれも、「イマイチ」なので、同社から選ぶならば、WN-AC1167EXP のほうが安心でしょう。


   201901061137.jpg

 27・TP-Link RE650
  ¥9,414 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:800Mbps
5.0GHz帯速度:1733Mbps
有線LAN:1000BASE-T
簡単設定機能 :WPS

 TP-Link RE650 は、TP-Linkが販売する無線LAN中継機の最上位機です。

 設置法は、こちらもコンセントに直付けする方式です。

 サイズは、163x40x86mmですので、2つ口のコンセントを専有するサイズです。アンテナ部分もありますし、仕方ないでしょう。

 201806111321.jpg

 理論値上の通信速度は、

 2.4GHz帯電波は、最大800Mbps(約100メガバイト/秒)です。

 5.0GHz帯電波は、最大1733bps(約217メガバイト/秒)です。

 他社の中継機に比べて、アンテナ数が4本と多く、基本的なスピードスペックは最も良いです。

デュアルバンド同時接続方式」で、親機・中継機中継機・子機の帯域を替えれば、理論上は、約100メガバイト/秒を超える速度で通信が可能でしょう。

 無線の安定性は、ビームフォーミングに対応です。スマホなどについても接続性が良いと思います。

 さらにMU-MIMOにも対応するため、スマホやゲーム機との同時接続にも強みがあります。

 また、こうした技術を処理するためのCPUは、中継機と贅沢なデュアルコアCPUなので、処理能力がボトルネックになりにくいのもメリットです。

 201806111334.jpg

 簡単設定機能は、こちらも、業界標準規格のWPS対応です。そのほか、接続状況が、LEDランプで分かるなど、細かい工夫も気が利いています。

 有線LANポートは、1000BASE-Tの規格で1ポート付属します。

----

 201806111330.jpg

 以上、TP-Link RE650の紹介でした。通信規格は、中継機としては現状で最高水準の通信規格に対応します。

 とくに、中継機の先で、複数の端末に同時接続するような場合には、同時通信可能な4つのアンテナと、通信を制御する高性能CPUの力で高水準の能力が発揮されるでしょう。

 一方、グローバルメーカーということで、一部の機能に日本語の説明書がないなど、(いまのところ)中級者以上をターゲットにした製品である点は注意点です。ただs、サポートは、日本語対応で、しかもフリーダイヤルです。保証も3年間と長いですね。

 いずれにしても、他社の中継機を試した方が「最後に行きつく最終手段」がこの機種と言えそうです。


 201901061138.jpg

 28・TP-Link RE200 
  ¥2,790
Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:866Mbps
5.0GHz帯速度:300Mbps
有線LAN:100BASE-T
簡単設定機能 :WPS

 TP-Link RE200は、TP-LINKの無線LAN中継機の中位機種です。

 201806111346.jpg

 設置法は、こちらもコンセントに直付けする方式です。2コ口のコンセントを(ギリギリ)専有せずに付けられそうな構造です。

 理論値上の通信速度は、他社の上位機並の数値で、

 2.4GHz帯電波は、最大300Mbps(約38メガバイト/秒)です。

 5.0GHz帯電波は、最大866bps(約110メガバイト/秒)です。

 ただし、送受信に同じ帯域を使うと、スペックが半減するため、5.0GHz帯電波は、実質的には半分の最大433bps(約65メガバイト/秒)が最大です。これについは、NECで説明したのと同じ理屈です。

 無線の安定性は、ビームフォーミングに未対応です。

 簡単設定機能は、こちらも、業界標準規格のWPS対応です。

 有線LANポートは、付属しますが、100BASE-Tと速度は遅いですね。

----

 以上、TP-Link RE200の紹介でした。

 理論値で最大433bps(約65メガバイト/秒)以上のスペックの中継機としては「最安」です。

 ネットでは「売れ筋」の製品ですが、これは、スペックに比べて性能が期待できるからでしょう。上位機同様に、3年保証と、サポートも手厚いので、価格重視で「(高い)新ルーターを買い換える前に、とりあえず中継機でもいけそうか試したい」という方には向きそうです。


  201901061139.jpg

 29・TP-Link TL-WA850RE
  ¥2,190 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:
有線LAN:
簡単設定機能 :WPS

 TL-WA850REは、TP-LINKの無線LAN中継機の下位機種です。

 こちらは「価格重視」の機種であり、5.0GHz帯に未対応です。安いですが、この価格帯ならば、国内他社もまだ「勝負」できており、明確な優位性はないでしょう。

次回につづく!
無線LAN中継機のおすすめ機種は結論的にこれ!

 というわけで、今回は、無線LAN中継機の比較でした。

 記事はもう少し続きます。

 201901051711.jpg

 次回の後編記事(こちら)では、ここまで紹介してきた全機種から、予算別・目的別に「Atlasのオススメ機種」を提案していきます。

 ひきつづき、よろしくお願いします。

 後編記事は→こちら

--

 今回の前編記事がお役に立ったようならば幸いです。Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。ではでは。

posted by Atlas at 17:33 | 無線LANルーター

比較2019’【メッシュWi-Fi】最新の無線LAN中継機29機のおすすめ:メッシュWi-Fiネットワーク機器 Google Wi-Fi対応 (2)

前半からの続きです。前編は→こちら

今回の結論
無線LAN中継機のおすすめ機種は結論的にこれ!

 というわけで、前編記事(こちら)では、無線LAN中継機の比較でした。

 最後に、いつものように、Atlasのおすすめ機種!を提案しておきます。


 第1に、単体の中継機として最も性能が期待できるのは、

   201901061137.jpg

 27・TP-Link RE650
  ¥9,414 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:800Mbps
5.0GHz帯速度:1733Mbps
有線LAN:1000BASE-T
簡単設定機能 :WPS

 TP-Link RE650 でしょう。

 201806111321.jpg

 通信速度的に、理論値で、約100メガバイト/秒を超える速度で通信が可能なスペックですから。

 距離の面でも 2.4GHz帯電波は、最大800Mbps、速度の面でも5.0GHz帯電波は、最大1733bpsですから、これで満足な通信ができない場合は、有線LANケーブルを導入するしか方法はないでしょう。

 性能面では、ビームフォーミングとMU-MIMOに対応できるのは、もちろんのこと、搭載CPUが親機並みに優れる点も魅力です。また、4つのアンテナを利用した複数通信も得意なので、大家族にも向くでしょう。

 一方、細かい設定はできますし、ユーザー保証も厚いですが、設定方法は、「中級者以上をターゲットにしたもの」ですから、その点はある程度の覚悟が必要だと思います。


 第2に、初心者でも設定が容易な無線LAN中継機としておすすめなのは、

 201901061131.jpg

 13・BUFFALO WEX-1166DHP
  ¥6,580 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:866Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×1
簡単設定機能 :WPS

 201901061135.jpg

 17・NEC W1200EX
  ¥5,614 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 18・NEC W1200EX-MS【人感センサー】
  ¥6,980 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:867Mbps
有線LAN:100BASE-T ×1
簡単設定機能 :WPS

 最もシェアの多い「2大メーカー」の親機を利用しているならば、これらが良いでしょう。 

 購入方法としては、冒頭に書いたように、「所有しているルーターのメーカーと同じ方」が良いと思います。

 201806111043.jpg

 その上で、「通信速度」「安定性」に悩んでいる方の場合、「デュアルバンド同時接続方式」と「ビームフォーミング」には、最低限対応している方が良いでしょう。

 そうなると、各社の「上位機」のこれらが「最良の選択肢」だと思います。


 第3に、自営業の方などで、広い面積をカバーできるメッシュネットワークを構築したい方には、

  201901051641.jpg

 【親機+中継機2台】

 1・AirStation connect WTR-M2133HP/E2S
  ¥37,456 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 【専用中継機1台】

 2BUFFALO WEM-1266
  ¥7,862 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:866Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×1
簡単設定機能 :WPS

 バッファローのWEM-1266を取り入れたシステム構築をオススメします。

 201901051711.jpg

 子機間の通信もフォローする「メッシュネットワーク」に対応する製品は各社から出ています。

 ただ、「中級者以下」でネットワークの知識があまりない方が構築する場合、最も手軽で感覚的に設置できるのは、こちらでしょう。

 日本メーカー製ということで、サポートも容易に得られる点も評価できます。

 201901051730.jpg

 複雑な設定は不要で、ほぼほぼ自動設定できる点で、初・中級者のかたにも十分扱えそうです。

 機能面も充実しており、ビームフォーミングに対応するほか、バンドステアリング機能アドバンスドQoS 「4Kモード」干渉波自動回避機能など、親機と連携して効果を発揮する機能が網羅されています。

 この点でも、新たにセット購入をするならば、この機種が最も良いと言えます。とくに、もともと、中継機前提で売られているシステムなので、説明書が統一的であるほか、「詰まったら、メーカーサポートを受けやすい」のも良いでしょう。

 子機は最大9機まで増設可能ですので、個人でWi-Fiを設置したい旅館業などの自営業のかたにも向いています。

ーーー
  201901061034.jpg

 【親機1台+サテライト2台】

 7・NETGEAR Orbi Micro RBK23-100JPS
  ¥35,257
Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 【親機1台+サテライト1台】

 8・NETGEAR Orbi Micro RBK50-100JPS
  ¥33,491
Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 【親機1台】

 9・NETGEAR Orbi Micro RBR20-100JPS
  ¥14,141 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 【サテライト1台】

 10・NETGEAR Orbi Micro RBS20-100JPS
  ¥12,926 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:400Mbps
5.0GHz帯速度:866Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×2
簡単設定機能 :WPS

 ただし、速度的な問題を最優先する場合は、米国の周辺機器メーカーのネットギアの端末が良いでしょう。

 サテライト(中継機)を含めて、トライバンド仕様なので、最遠部の部屋における通信速度は、恐らくバッファローより上位です。

 201901061044.jpg

 難易度的には、バッファローの方が楽で、また、家庭向きの通信安定技術も多いですが、旅館やペンションを含む、自営業の方が個人設置する場合は、機器を15台(理論上は90台)まで柔軟に増やせる、こちらが候補です。

ーーーー

 201901061120.jpg

 【2台セット】

 11・TP-Link AC2200 Deco M9 Plus
  ¥29,775
Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 【1台】

 12・TP-Link AC2200 Deco M9 Plus
  ¥16,755 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:400Mbps
5.0GHz帯速度:866Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×2
簡単設定機能 :WPS

 一方、中国のTP-LinkDeco M9 Plusは、Bluetooth網も構築できる点と、ネットギアは対応しない、バンドステアリングにも対応する点で、性能が期待できます。

 ただ、実測値を示すデータがない点と、本体とサテライトが同一構造で、増設コストがやや高めなのがネックです。

補足:ルーター関連記事の紹介

 201802211601.jpg

 というわけで、今回は、無線LAN中継機の比較でした。

1・高速な無線LANルーターの比較
2・格安な無線LANルーターの比較
3・無線LAN子機の比較

 関連記事もお読み頂ける方は、上記のリンクからよろしくお願いいたします。

---

 また、最後になりましたが、今回の記事がお役に立ったようならば幸いです。Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

 (前半からの続きですので、前半記事をご紹介いただけると、いっそう嬉しいです)

 ではでは。

posted by Atlas at 17:24 | 無線LANルーター

比較2019’【超高速!】全47機の無線LANルーター性能とおすすめ(1):高速で到達距離の長いWi-Fi Routerの選び方!

【今回レビューする内容】2019年 最新の高性能無線LANルーターの価格・性能とおすすめ・選び方 :Wi-Fiルーター 親機 無線ブロードバンドルーター:Buffalo AirStation NEC Aterm ELECOM ASUS IODATA TP-Link など:スピードと安定性「最強」製品の違いとランキング! Windows Mac対応

【比較する製品型番】WSR-2533DHP2-CB WSR-2533DHPL WXR-1900DHP3 WXR-1901DHP3 WXR-2533DHP2 WTR-M2133HP-PR PA-WG1900HP2 WG1800HP4 WG2600HP3 WG2200HP AirMac Extreme ME918J/A WRC-2533GST2 RT-AC85U RT-AC88U RT-AX88U TP-Link Archer C5400 C3150

今回のお題
高速で安定性の高い無線LANルーターのおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今回は、2019年3月現在、最新の無線LANルーター(Wi-Fiルータ)の性能を比較します。

 201810101459.jpg

 なお、このブログ「モノマニア」には、無線LANルータの紹介記事が3つあります。

1・高速な無線LANルーターの比較
2・格安な無線LANルーターの比較
3・メッシュWi-Fi(中継機)の比較

 今回は、1番の記事です。

 現状で最も性能が期待できる、高速無線LANルーターを主に紹介します。

 201802211603.jpg

 2DK以上のマンション一戸建てにお住まいの方に向く、アンテナ本数の多い高速モデルを多く紹介するつもりです。

 現状で、通信速度の問題を抱えている方に有用な記事だと思います。


 201802211607.jpg

 一方、ワンルームマンションでの一人暮らしなどの方は、このブログの【格安な無線LANルーターの比較記事】にあるより安い1万円以下の入門機でも十分です。

 また、2DKなどでも見通しが良い場合は、1万円以下でもOKです。

 ただし、ご自宅にPCとスマホなどネット端末が複数ある方や、【NASの比較記事】で取り上げたような家庭内ネットワークを構築している方については、(今回紹介する)「少し高い製品」でも良いでしょう。

 なぜなら、高級機は、通信安定性の面で高いメリット性があるからです。

 いずれにせよ、結果的に安い機種を選ばれる場合も、今回の記事で「現状の技術水準」を知ってから、改めてそちらの記事も見るのが良いでしょう。


201901061220.jpg

 逆に、旅館業や小規模法人の方などで、(専門業者に依頼せずに)屋内の広域ネットワークを構築したいと考えている場合、今回紹介する「高速な無線LANルーター」でも、十分電波が飛ばない場合があります。

 その場合、最近「メッシュWi-Fiシステム」という、網の目状のWi-Fi網で、自動で最適なネットワークを構築するシステムが、比較的安価で登場しています。

 201901061044.jpg

 なお、この仕組みは、「家庭用」として(むしろ)流行中です。

 しかし、(一軒家を含め)、多くの場合オーバースペックです。設定も複雑化し、効果の割にトラブルの元が増えるだけなので、Atlasはあまりオススメしていません

 とはいえ、企業・旅館など向けに、広範囲・多人数をカバーしたい場合は、相当効果的な選択肢です。

 なお、(多少観点が変わるため)この類の製品については記事を分けています。このブログの【メッシュWi-Fiシステムと無線LAN中継機の比較記事】を、ご覧ください。  

ーーー

 というわけで、比較をはじめます。

 以下では、各製品を個別に紹介した後で、最後に結論として価格別・性能別にAtlasのおすすめ機種を提案していきます。

 初心者の方にも分かるように書きますが、最後の「おすすめ機種」の部分だけ読めば、「どれを買えば良いか」分かるようにしてあります。

1・無線LANルーターの選び方の基本

 このブログでは、各製品を紹介するにあたって、下図のようなスペックデータを各製品に加えています。

2.4GHz帯速度:800Mbps
5.0GHz帯速度1733Mbps

 「ごく簡単に」ざっくりと言えば、このデータからは、以下の3点に関する情報が読み取れます。


 201806111914.jpg

 第1に、無線の到達距離です。

 この場合、上表の「2.4GHz帯速度」(800Mps)の値が重要です。

 基本的に、この値が大きいほど、電波が遠くまで到達しやすいルーターです。

 とくに、一戸建てなど「広さ」が問題と感じる場合は、「2.4GHz帯速度」を重視して選ぶべきです。

 速度的に言えば、現状の最高値は、1000Mbps(=125MB/秒)です。

---

 201806111915.jpg

 第2に、無線の安定性です。

 この場合、上表の「5.0GHz帯速度」(1733Mps)の値が重要です。

 基本的に、この値が大きいほど、電波干渉に強く、接続安定性が高いルーターです。

 とくに、「通信がよく途切れる」ことが問題と感じる場合は、「5.0GHz帯速度」を重視して選ぶべきです。

 速度的に言えば、現状の最高値は、2167Mbps(=271MB/秒)です。

---

 201806111916.jpg

 第3に、無線の最大速度です。

 この場合、「2.4GHz帯速度」「5.0GHz帯速度」のうち「大きな方の数値」(1733Mbps)がそれにあたります。

 ただ、注意するべきは、これは「家庭内ネットワーク」の最大速度だということです。

 201810101844.jpg

 なぜなら、無線LANルーターとモデムとをつなげるLANケーブル(WAN)に速度的な限界があるからです。

 どれほどスペック値が高くても、「インターネット速度」は、1000Mbps(=125MB/秒)が最大です。

---

 以上、今回の比較にあたり重視する3つの観点を説明しました。

 「ざっくり」と書きましたが、記事の最後に「おすすめ」する製品は、これらの観点を高水準でクリアした製品のみです。

 なお、実際は、これ以外にも、アドバンスドQoS」「ビームフォーミング」「MUーMIMO」など、各社が工夫する回線安定化技術の有無が、実効速度・安定性に影響を与えます。

 しかし、これらについては、各製品を紹介する中で、個別に説明していきます。

 もちろん、WPS機能など、「初心者向けのかんたん設定機能の充実度の」などについても、しっかりフォローします!

2・高速無線LANルーターの比較

 というわけで、具体的な機種の紹介にはいります。

 以下の本文では、Atlasのおすすめポイントは赤字で、イマイチだと思う部分は青字で書いていきます。

 201806111626.jpg

 なお、Macユーザーに一定の存在感があった「APPLE AirMac Extreme(ME918J/A)」は、2018年にAppleがルーター事業から撤退したので、現在入手できません。

 ただ、今回紹介する他社の高性能機で「十分以上に代替可能」です。


  201806112213.jpg

【2017】 

 1・バッファロー WXR-1900DHP3
  ¥10,899 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 2・バッファロー WXR-1901DHP3
  ¥11,584 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:600Mbps
5.0GHz帯速度:1300Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×4
簡単設定機能 :QRsetup AOSS2

 WXR-1900DHP3 は、バッファローの無線LANルーターの中級機です。

 同社ではもうすこし安い機種もあります。しかし、現状で言えば、この機種以上が「高性能な無線LANルーター」であり、2LDKや一戸建てに対応できるグレードです。

 こちらは2機種あります。WXR-1911DHP3は、Amazonなど特定の会社に卸される製品で、型番以外は同じ製品です。

 201810112132.jpg

 無線の最大速度は、帯域ごとで異なります。

 5.0GHz帯の電波は、最大1300Mbps(約162メガバイト/秒)です。

 電波干渉に強い特長のある電波ですが、アンテナが3本搭載されて充実します。

 2.4GHz帯の電波は 最大600Mbps(約75メガバイト/秒)です。

 電波の到達距離が長い特長のある電波ですが、この帯域用にも3本のアンテナを搭載します。

 1万円を越えるグレードの無線LANルーターの場合、ユーザーは2種類の帯域から、目的に沿ったいずれかに帯域を各機器で選択して利用することになります。

 201810112133.jpg

 ただし、「2.4GHz帯」について言えば、実際はここまでの速度は出せません

 なぜなら、最大600Mbpsという数字は、デジタル変調方式「256QAM」を前提としたものだからです。

 256QAMは、新しいデータ圧縮方式で、同じアンテナ数でも1.3倍のデータ量が転送できます。

 しかし、この技術の利用には機側(PC・スマホ)の対応が必須です。さらに言えば、この技術が採用されたPC・スマホは、現状で「皆無」です。

  201806111716.jpg

 後ほどあらためて紹介しますが、256QAM技術に対応させるには、ゴツいPC内蔵子機を増設する必要があります。

 結論的にいえば、2.4GHZ帯の最大600Mbpsというスペックは、(実際にはほぼ全員使えない)256QAM技術の利用を織り込んで、1.3倍に「水増し」した後のスペックです。

 したがって、実際上の速度は、450Mbpsと考えた方がよいでしょう。

 201810112054.jpg

 また、これは、2.4GHz帯・5GHz帯双方に言えますが、パソコンなどの接続機器側に内蔵されるWi-Fiのアンテナ数が「3本」ないと、「最大速度」は達成できません。

 最新機種のMacBook(ノートPC)iMac(デスクトップPC)iPhoneXs(スマホ)などに内蔵されるWi-Fi子機のアンテナ搭載数(=子機側の最高速)は上表の通りです。

 Windows系もほぼ同じです。

  201802211632.jpg

 また、常識的なサイズなUSBWi-Fi端末を増設した場合も2本が普通です。

 結論的にいえば、対応子機の現状を見ると、各帯域に「アンテナ3本」のルーターが高級機といえる最低限のラインです。

 その点で言えば、3本搭載するこの機種はその基準を「クリア」できており、納得できる十分な速度を持つ高性能機とみなせます。

201810101844.jpg

 インターネット速度は、最大1000Mbps(約125メガバイト/秒)までです。

 先述のように、無線LANルーター本体と光ファイバーの終端装置(モデム)とをつなぐLANケーブルの部分に「ボトルネック」があるからです。

 もちろん、自宅内の無線ネットワークで完結する通信は、この機種は、理論上、最大値の1300Mbpsまでスピードが出せます。

 adsature01.png

 無線の安定性は、一方この機種は期待できます。

 なぜなら、こちらは、1GHzのデュアルコアCPUを含めて3つのCPUを搭載するからです。

 このため、幾つかのデバイスで大容量の通信を行う場合、CPUに負荷をかけても実効速度は下位機種より落ちにくくなっています。そのため、複数のパソコンを同時に使っているご家庭では、より能力を期待できるでしょう。

 201806111540.jpg

 さらに、安定性の部分では、次の3つの機能が注目に値します。

 第1に、ビームフォーミングEXです。

 これは、簡単に言えば、スマホや携帯ゲーム機などの端末の位置を特定するソナーです。(手に持つことで)動き回る小さなスマホ等の端末に安定した電波を送ることができます。

 他社にも「ビームフォーミング」はありますが、EXは、スマホなどの子機側に対応がなくても利用できるBUFFALOの技術です。

 201706211230.jpg

 第2に、バンドステアリングです。

 この機種は、スマホなどを混雑していない帯域に自動的に誘導する機能です。それなりの処理能力が必要なので、上級機にしか搭載されない機能です。 

 第3に、干渉波自動回避機能です。

 これは、電子レンジなどの電波を感知した場合、自動的にノイズを回避する機能です。とくに、双方向性のデータ通信が必要なゲームなどの断線対策に有効です。

 第4に、アドバンスドQoS4Kモードです。

 アドバンスドQoSとは、複数の端末で、通信速度の優先順位を設定できる機能です。例えば、動画やゲームに通信量を優先設定しておけば、データが切れてしまうような事態をを防げるでしょう。

 この場合、4K映像も対応するため、それを検知した場合、その映像を優先的に配信します。4Kはネット配信が始まっているので、今後さらに重要になるでしょう。

 201806111524.jpg

 簡単設定機能は、AOSS2が装備されます。

 そのため、スマホがあれば、PCの動作を含めて全てのネットワーク設定ができます。 パソコンへのソフトのインストールが不要なので、設定はとても簡単です。もちろん、業界規格のWPS機能にも対応です。

 設定については、BUFFALOは「伝統的にユーザーフレンドリー」ですね。

 有線LANポートは、本体に4つ搭載されます。いずれも1000BASE-T 対応なので、最大速度(1000Mbps)でつなげることができます。

 なお、この部分が100BASE-Tという機種もあります。その場合、最大100Mbps=12.5MB/秒と「ADSLレベルの遅さ」ですので、有線LANも併用する方は、注意が必要です。

---

 以上、バッファローの無線LANルーターのWXR-1900DHP3の紹介でした。

 専用のCPUを搭載することで、1万円以下の製品ではできないことがたくさんできる高性能機です。単に高速対応しているだけではなく、接続安定性を高める複数の技術を搭載します。

 その割には価格も安く、費用対効果は高いです。


 201810100915.jpg

 【2018】

 3・NEC Aterm PA-WG1900HP2
  ¥9,640 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:600Mbps
5.0GHz帯速度:1300Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×4
簡単設定機能 :WPS・QRスタート

 PA-WG1900HPはNECの上位モデルです。価格的にも、性能的にも、上で紹介したバッファローのWXR-1750DHP2のライバル機種です。

 無線の最大速度は、速度が速い5.0GHZ帯1300Mbps、遠くまで電波が飛ぶ2.4GHz帯600Mbpsとなります。

 こちらも、2.4GHz帯は、256QAMに対応しますが、事実上、ボトルネックが450Mbpsにあるのは、先ほどと同じです。アンテナは、一方、いずれの帯域も「3本」です。

 201806111603.jpg

 無線の安定性は、バッファローと同じくハンドステアリング機能が装備されます。

 これは、スマホやタブレットなどについて、空いている周波数帯域に自動で切り替える機能です。同時接続時の回線速度低下に効果があるでしょう。 

 ただ、ビームフォーミングEXを搭載するBUFFALOに比べると、子機側の対応が必要な(無印の)ビームフォーミングです。また、接続の優先性を設定するアドバンスドQoSも不採用です。

 201505021118.jpg

 一方、NECの場合、アンテナノイズを軽減する「μ(マイクロ)EBG」技術と小型アンテナながら全方位に電波を飛ばす「μ(マイクロ)SRアンテナ」が内蔵され、安定性がより高いです。

 他社は、可動式アンテナが上に3本見えているような機種を販売していますが、NECは、しかし、最上位機種まで一貫して全てのアンテナが内蔵されるモデルです。

 ただ、指向性アンテナの有無は、見た目のインパクトほどは、実際の電波の「飛び」にはさほど影響を与えないと言うのが通説であり、問題ありません。

 簡単設定機能は、業界標準規格のWPSと、スマホのQRコードを使ってネット接続ができるスQRスタートが搭載されます。設定も簡単です。説明書も詳しく、迷うことはないでしょう。

 有線LANポートは、こちらも4つ搭載され、1000BASE-T 対応と性能面でも問題ない仕様です。

---

 以上、PA-WG1900HP2の紹介でした。バッファローに比べると、小型アンテナの採用による、圧倒的なコンパクト性が売りです。縦置きも、横置きも可能ですので、できるだけ設置スペースを減らしたい方はこの機種がおすすめです。一方、電波の安定性についても、現行水準では必要十分を満たします。

ーーーー

 201810101449.jpg

 4・NEC Aterm WG1800HP4
  ¥7,939 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 なお、NECからは、同型の WG1800HP3という機種も売られています。

 こちらについては、2.4Ghz帯の最大速度が遅いほか、ハンドステアリング機能に非対応です。基本的に選択肢にする必要はないでしょう。


 201810101418.jpg

 【2018】

 5・BUFFALO WSR-2533DHP2-CB
 6・BUFFALO WSR-2533DHP2-CG
  ¥9,690 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 【Amazon限定】

 7・BUFFALO WSR-A2533DHP2-CB
 8・BUFFALO WSR-A2533DHP2-CG
  ¥12,600 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:800Mbps
5.0GHz帯速度:1733Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×4
簡単設定機能 :WPS・QRsetup

 WSR-2533DHP2 は、2018年に登場したバッファローの新機種です。

 やや高いAmazon限定モデルは、後述するように、バンドステアリングLiteという独自機能を搭載するプチ改良モデルです。ただ、その他の部分は同じ機種なので同時に紹介します。

 201810101730.jpg

 筐体自体を新しいものにした新機種です。小型ではないですが、見映えは良いです。

 201806111527.jpg

 無線の最大速度は、帯域ごとで異なります。

 5.0GHz帯の電波は、最大1733Mbps(約162メガバイト/秒)です。

 アンテナが4本搭載され、先ほどの機種より速度は速いです。

 2.4GHz帯の電波は 最大800Mbps(約100メガバイト/秒)です。

 この帯域用にも4本のアンテナを搭載します。

 201806111716.jpg

 この機種も、2.4GHz帯は、デジタル変調方式「256QAM」に対応するので、「規格値」で、最大800Mbpsまで対応します。

 ただし、先ほどの機種と同じで、この方式に対応するPC・スマホが事実上ないため、実際の最大値は600Mbpsです。

 インターネット速度は、先述のように、光ファイバーとの接続に有線ケーブルを使う以上、最大1000Mbps(約125メガバイト/秒)までです。

 自宅内の無線で完結する通信は、理論上、最大値の1733Mbpsまでスピードが出せます。

 201901051626.jpg

 無線の安定性は、1.35GHzのデュアルコアCPUを搭載するため、下位機種以上の「基礎」を持ちます。

 その上で、MUーMIMOに対応です。

 非対応機の場合、無線LANと接続する際、無線LAN機器が1台ずつしか処理できないために、実際は時間をミリ秒単位で区切って通信しています。

 201901051627.jpg

 しかし、MUーMIMOに対応する機種は、3台まで同時に伝送が可能であるため、複数台の機器(スマホ・パソコンなど)を同時に使っても速度低下が起こりにくいというメリットがあります。

 一方、ビームフォーミングEXは搭載ですが、下位機には搭載されていた干渉波自動回避・アドバンスドQoS4Kモード・バンドステアリング機能が不採用です。

 なお、Amazon限定モデルには、バンドステアリングLiteが搭載されます。ただ、これは、下位機のバンドステアリングと異なり、電波強度のみ計測可能で、混雑状況や接続台数が把握できない「簡易版」です。

 したがって、いずれのモデルも「無線の安定性」の部分で、必ずしも、同社の下位機種より上位ではありません

 201505021139.jpg

 簡単設定機能は、この機種も豊富です。

 スマホ(iOS/Android)については、QRコードを撮影するだけで接続が可能なQRセットアップが、パソコンについても、「AOSS機能」が付属します。

 この機能は、ボタンを押すだけで、無線LANとプリンター・ゲーム機の無線対応機器などを接続できる機能です。また、つなげるだけではなく、WPA2/WPAによる強力なセキュリティが自動設定でき、情報漏洩対策などに効果的です。

 下位機とは違う方式ですが、設定については、BUFFALOは「伝統的にユーザーフレンドリー」です。

 有線LANポートは、本体に4つ搭載されます。いずれも1000BASE-T 対応なので、最大速度(1000Mbps)でつなげることができます。

---

 以上、バッファローのWXR-2533DHP2の紹介でした。

1万円前後の機種では、無線の最大速度の点で最も高性能な機種です。

 ただ、速度的には「下位機より優れる」ものの、接続安定性の面では「下位機より劣る」、スピード特化型の機種です。かなり中途半端な感じがするので、基本的にはこの機種はオススメできません

ーーーー

 201901051622.jpg

 【2018】

 9・BUFFALO WSR-2533DHPL
  ¥7,314 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:800Mbps
5.0GHz帯速度:1733Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×4
簡単設定機能 :WPS・QRsetup

 なお、後から追加販売された「廉価版」としてWSR-2533DHPLという機種があります。

 ネットではこちらの方が人気ですが、型番末尾の「L」は恐らく「LITE」を意味しており、機能が省略されています。

 特に残念な部分は、複数端末の接続に欠かせないMUーMIMOに非対応な部分です。

 201901051631.jpg

 また、CPUが弱く、新機種に比べて、最大スループットが50%強、低い仕様です。

 筐体はコンパクトで、ビームフォーミングEXも搭載する機種ではありますが、性能面の理由から選択肢にしにくい機種です。特売用の「ライト版」だと思います。

3・各社のハイエンドルーターの比較

 201806111631.jpg

 ここからは、各社の「最高級クラス」のルーターを紹介します。予算的には、2万円前後から購入できます。

 高価ではありますが、家族で同時にインターネット回線に接続しているような状況のご家庭や、1人暮らしでもネット接続機器が多くあるご家庭は、このクラスを選んでも無駄ではないでしょう。

 また、これから紹介する機種は、現存するルーターで最も高性能なものです。

 201806110838.jpg

 もし、これで電波が届かない場合は、安定性の面で初心者にはおすすめできませんが、このブログの【無線LAN中継機の比較記事】で書いたような複雑なシステムを構築するか、工事業者に依頼し光ファイバーケーブルの配線を配線してもらうしかないでしょう。


 201810100917.jpg

 【2016】

 10・バッファロー WXR-2533DHP2
  ¥17,692 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:800Mbps
5.0GHz帯速度:1733Mbps
有線LAN: 1000BASE-T ×4
簡単設定機能 :QRsetup AOSS2

 WXR-2533DHP2は、バッファローのハイエンドルーターです。

 201806111636.jpg

 無線の最大速度は、帯域ごとで異なります。

 5.0GHz帯の電波は、最大1733Mbps(約217メガバイト/秒)です。

 複数接続に強く、電子レンジの干渉にも強い特長のある電波ですが、4本のアンテナを搭載し、速度も速いです。

 2.4GHz帯の電波は 最大800Mbps(約100メガバイト/秒)です。

 電波の到達距離が長い特長のある電波ですが、こちらも、4本のアンテナ搭載で、デジタル変調方式「256QAM」を採用します。

 ただ、先述のように、この技術を採用するPC・スマホ側のWi-Fiは皆無に近いです。表記はこの技術を利用した場合の「1.3倍まし」の数字なので、2.4GHz帯の実際の速度は、最大600Mbpsとなります。

 201810112054.jpg

 加えて、接続機器側にもボトルネックがあります。なぜなら、Wi-Fiアンテナを4本を内蔵したPC・スマホというのは、基本適に「ない」からです。

 201810112245.jpg

 したがって、自宅内で1733Mbpsという最速スピードを出したい場合は、無線LANルーター(親機)を2台購入し、2台目とPCを有線LANとを2本以上のケーブルでつなぐ必要があります。

 不可能ではありませんが、現実的にはかなり面倒くさいと思います。 

 インターネット速度は、繰り返しますが、1000Mbpsが最大です。

 201508161036.jpg

 無線の安定性は、複数の点でハイレベルです。

 第1に、CPUの性能の高さです。

 下位機種に比べて、高性能な1.4GHzのデュアルコアCPUが搭載されます。そのうえで、帯域ごとに補助CPUが2つ付属するため、処理面で大幅にパワーアップしています。

 第2に、両帯域でアンテナを4本装備する点です。

 たしかに、PCなど1機あたりの通信速度は、アンテナ2本分の866Mbpsです。しかし、複数の機器を同時接続する場合に、(余った)別のアンテナを利用するため、複数接続時の安定性が強化されます。

 それに加えて、この機種も、MUーMIMOに対応ですから、複数台の機器(スマホ・パソコンなど)を同時に使っても速度低下が起こりにくい機種です。

 一方、2016年発売モデルのため、その後にBUFFALOが開発したビームフォーミングEXアドバンスドQoS4Kモードバンドステアリング機能は、採用されません。ビームフォーミングは、子機側の対応が必要な「無印」のビームフォーミングに止まります。

 とはいえ、高性能CPUやアンテナの本数など、基幹となる技術は「1グレード高い」ので、安定性の面では、同社「最強」といえるルーターの1つです。

 有線LANポートは、1000Base-Tの高速対応で、4ポート搭載されます。

 簡単設定機能は、業界標準規格のWPSに対応した上で、下位機種と同じく、QRsetupAOSS2が装備されます。ハイエンドですが初心者にも優しい機種です。

 そのほか、NAS機能の高さも「売り」でしょう。

 USB3.0規格のハードディスクが2台まで接続でき、ネットワークHDDとして運用できるようになりました。無線の伝送速度に合わせて高速なUSB3.0規格が採用されている点が嬉しいです。

---

 201508161045.jpg

 以上、バッファローの無線LANルーターWXR-2533DHP2の紹介でした。

 接続の安定性は抜群であり、本体性能だけで選ぶならば、最高の機種です。現状でもうすでに通信速度の弱さで困っている方ならば、この機種は良い選択肢でしょう。

 ただ、あえて難点を上げるとすると大きさです。サイズは、316x161x57 mmであり、とくに幅が30センチを越えるサイズのため、置き場所は選ぶでしょう。

 また、同社の下位機種に搭載されるバンドステアリング機能アドバンスドQoS4Kモードの非搭載は、モバイル端末を複数つなげるようなヘビーユーザーに限っては、多少ですが、「不利」と言えそうです。ただ、前者についていえばMUーMIMOに対応する分、タブレットやスマホ利用時の快適度は、下位機種よりこちらが上でしょう。

 11ac規格で最高速度を得るためには、同じ筐体を2台購入する必要がありますが、MUーMIMOについてはこうした制限を受けません。

 そのため、複数の機器の同時接続については安定性が最高といえる機種です。やや本体が大きいのが難ですが、性能を重視する場合は、ぜひ選びたい商品の1つです。


 201806111655.jpg

 【2018】

 11・NEC Aterm WG2600HP3
  ¥13,500 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:800Mbps
5.0GHz帯速度:1733Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×4
簡単設定機能 :WPS・QRスタート

 WG2600HP3 は、NECのハイエンドモデルです。

 無線の最大速度は、5GHz帯1733MHzで、2.4GHz帯800MHzです。

 簡潔に言えば、1つ上で紹介したBUFFALOのライバル機と理論知的な速度では「同等」です。アンテナの本数も、両帯域共に、こちらも4本ずつですね。

 201806111905.jpg

 一方、「実効速度」についても、ライバル機と同水準です。

 NECは129.5x38x170mmと、BUFFALOより小型な端末で、さらに、複数の可動式アンテナがないため、「見た目的」にインパクトが少ないです。

 しかし、高い小型アンテナの技術で、「360度方向への電波の飛び」は、アンテナが目立つモデルとさして変わりません。

 とくに、このモデルは電波のひずみを反転波でキャンセルする新アンテナシステムを採用し、水平方向への実効速度が下位機より上がっています。

 201806111702.jpg

 無線の安定性は、下位機種の場合、バッファローに水をあけられていた部分がありました。

 しかし、この機種については、、高性能なデュアルコアCPUと2つの補助CPUを搭載した上で、スマホの接続に有利なビームフォーミングとバンドステアリング機能をしっかり搭載します。

 もちろん、両帯域において4本ずつのアンテナを装備し、複数台の機器(スマホ・パソコンなど)を同時に使っても速度低下が起こりにくいMU-MIMOにも対応します。これらの点で言えば、BUFFALOのWXR-2533DHP2とほぼ変わらない性能です。

 有線LANポートは、1000Base-Tの高速対応で、4ポート搭載されます。

 201806111708.jpg

 簡単設定機能も、WPSに対応する上で、スマホと一発で接続できる「らくらくQRスタート」や、バッファロー社のAOSSに相当する「らくらく無線スタート」が搭載され、初心者にも安心です。

---

 以上、NECのWG2600HP3の紹介でした。

 魅力は、コンパクト性と相対的に安いと言える価格でしょう。性能面でも、伝送スピードはもちろん、ビームフォーミング・ハンドステアリング・MU-MIMOに対応している点で、バッファロー社の WXR-2533DHPと比べても、ほぼ遜色ありません。

 こちらも、11ac規格で最大速度のフル性能を発揮するためは、中継機を含めて2台必要ですが、それでも3万円台前半に収まるのは、費用対効果の面で素晴らしいと思います。

ーーーーー

 201806111707.jpg

 12・NEC Aterm WG2200HP
  ¥9,960 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 なお、NECにはWG2200HPという型番の似た機種があります。

 こちらも5GHz帯で1733MHzの転送が可能な機種ですが、2.4GHz帯については450MHzの転送に止まる機種です。また、新アンテナシステムも未採用ですので、こちらは選ばない方が良いと思います。


 201810101608.jpg

 【2018】

 13・ELECOM WRC-2533GST2
  
¥11,498 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:800Mbps
5.0GHz帯速度:1733Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×4
簡単設定機能 :WPS・QRスタート

 WRC-2533GST2 は、ELECOMのハイエンドモデルです。

 無線の最大速度は、5GHz帯1733MHzで、2.4GHz帯800MHzです。

 NEC・バッファローと同じ速度で、この部分でメーカー間の優劣はないです。

 201810101610.jpg

 本体サイズは、NECに比べると141×36.5×160mmですから、わずかに大きめですね。

NECは129.5x38x170mmと、BUFFALOより小型な端末で、さらに、複数の可動式アンテナがないため、「見た目的」にインパクトが少ないです。

 一方、ELECOMは最近、DXアンテナと手を組み、新型のアンテナを開発しました。同社は360度飛ばすことに割と力を入れており、三階建てなど縦方向に長い自宅については、好成績を収めやすい特長があります。

 201810101619.jpg

 無線の安定性は、一方、この機種もデュアルコアCPUは採用します。その上で、ハードウェアNAT処理に対応し、実効スループットを高めています。

 この方式は以前からありますが、ネットゲームなどで、通信が間断的になるなどの弊害も過去にはあり、搭載を止めた会社もありました。おそらく解決されたのだと思いますが、発売後のレビューには(念のため)注意してください。

 一方、(上位の)ビームフォーミングZバンドステアリングMU-MIMOには対応しており、この部分では他社機に引けをとりません。

 有線LANポートは、1000Base-Tの高速対応で、4ポート搭載されます。

 簡単設定機能も、WPSに対応します。ただ、NECやバッファローのようなQRコードなどを使った独自の簡単接続機能は持ちません。

---

 以上、ELECOMのWRC-2533GST2の紹介でした。

 専門誌の検証記事で高評価だった機種の後継機で、新たにバンドステアリングに対応した最新機です。新アンテナの採用で実測値もまた伸ばしてきそうです。

 ただ、搭載CPUの性能や、接続の容易さで明確にスペックが優っている部分があるかと言えば、そうでもないです。

 201810101637.jpg

 あえて言えば、トレンドマイクロの「スマートホームネットワーク」に対応し、不正アクセス防止機能を付与したセキュリティ面です。

 ただ、ルーターにこうした機能を持たせると、PC内のセキュリティソフトと競合し、相性問題が起こりがちです。そのため、初心者向きのようで、必ずしもそうは言えない部分があります。

 また、エレコムは、電話サポートが有料ナビダイヤルです。メール相談も(法人以外)未対応です。(テスト稼働中の)チャットサポートも、平日の日中7時間のみです。

 国内のほかの周辺機器メーカーは、(海外企業と差を出すため)最近この方面のサポートを強化していますし、なんとか続いて欲しいところです。


 201810100918.jpg

 14・ASUS 無線LANルーター RT-AC85U
  ¥10,940 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:800Mbps
5.0GHz帯速度:1734Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×4
簡単設定機能 :WPS

 RT-AC85Uは、台湾のASUS(エイスース)社の発売するルーターです。NECと同じで、(目に見える)アンテナを省略して設置性を高めた機種です。

 無線の最大速度は、5GHz帯1734Mbps2.4GHz帯で、800Mpbsと、この部分でもNECと同じです。

 201806111716.jpg

 一方、ASUSに限っては、デスクトップPC用に最大2167Mbps対応の高速無線アダプタを自社で売っています。

 5.0Ghz帯(11ac)と2.4Ghz帯(1024QAM)に、それぞれ4つのアンテナを持つため、これを設置すれば、この機種の最大速度まで無線でカバー可能です。

 もちろん、バッファローやNECのルーターを購入した上で、このアダプタを使うことはできます。ただ、一般的に、同一社製品の親機と子機を利用した方が、速度は上がりやすい傾向があります。そのため、このパーツを新しく購入するならば、ASUSのルータを買うのが「正解」に思えます。

 201806111741.jpg

 無線の安定性も、5GHz帯・2.4GHz帯のアンテナを計16本搭載しており、安定的です。

 CPUは、しかしながら、880MHzのデュアルコアと、他社のハイエンド機に及びません。

 ただし、MU-MIMOはもちろん、バッファロー社のアドバンスドQoS機能と同じく、通信速度の優先順位を設定できる、Adaptive QoSにも対応します。加えて、ビームフォーミング機能に相当する、Ai Radar機能も搭載されています。

 有線LANポートは、1000Base-Tの高速対応で、4ポート搭載されます。

 簡単設定機能は、PC用のWPSのみの搭載です。ASUSは設定面では、「中上級者向き」ですね。

---

 以上、ASUSの RT-AC85Uの紹介でした。

 1万円台後半の機種で、アンテナがない機種としては、NECのWG2600HPがライバルです。高速無線アダプタをデスクトップPCに設置する前提ならば、この機種のほうが良いでしょう。

 ただ、初心者向けの設置の容易性や、価格面ではNECが多少上回ると思います。


  201901051433.jpg

 15・ASUS 無線LANルーター RT-AX88U
  ¥46,033 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:1148Mbps
5.0GHz帯速度:4804Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×8
簡単設定機能 :WPS

 RT-AX88Uは、台湾のASUS(エイスース)社の高級無線LANルーターです。同社の製品は、主にハイエンド価格帯の製品が中級者以上に人気があります。

 なお、【在庫限り】で旧モデルがあります。

 201806111715.jpg

 無線の最大速度は、帯域ごとに異なりますが、スペック的にはどちらも「業界最高速」です。

 5GHz帯では、最大速度は4804Mbps(約601メガバイト/秒)に対応します。

 2.4GHz帯も、最大1148Mpbs(約143メガバイト/秒)に対応します。256QAMの上位版といえる1024QAMに対応します。

 これにより、11ac規格の(未来の)次世代規格であるIEEE802.11ax(draft)に業界で最も速く対応しました。

 201806111716.jpg

 ASUS 2167 PCE-AC88
  ¥12,745 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 子機側の対応は未定ですが、先述のように、ASUSの場合、デスクトップPC用に2167Mbps対応の高速無線アダプタが売られています。

 これを利用すれば、ルーター自体のポテンシャルを(完全ではないにせよ)

 201806111722.jpg

 無線の安定性も、能力が高いです。こちらも、いくつかの観点から見ておきましょう。

 第1に、アンテナです。

 5GHz帯・2.4GHz帯のアンテナを、それぞれ4本ずつ計16本搭載します。家庭内の無線LAN同士で完結しうるアクセスならば、この高速性は最大限活きるでしょう。速度低下が起こりにくいMU-MIMOはもちろん採用です。

 とくに、IEEE802.11ax(draft)は、下り回線だけでなく、上り回線もMU-MIMOとできるので、多人数が同時に接続するような場所(例えば会社やホテルのロビーなど)には、この機種は特に向くでしょう。

 第2に、CPUです。

 1.8GHzのデュアルコアCPUを採用します。 

 そのほか、バッファロー社のアドバンスドQoS機能と同じく、通信速度を優先する機器を設定できる、Adaptive QoSにも対応します。加えて、ビームフォーミング機能に相当する、Ai Radar機能も搭載されます。

 201610031536.jpg

 家庭外(インターネット)接続については、先ほど書いたWAN側ケーブルの能力の事情で、1000Mbps以上あっても意味がないというのが現状です。

 ただ、こちらは、WTFastという通信経路の最適化機能があります。

 これは、ゲームなどをする場合、または、ネット配信の4K動画を閲覧する場合、サーバーとの通信経路が最適化されるため、通信先とのタイムラグが抑えられる、という仕組みです。ゲームや動画以外にも、反応速度が要求されるビジネス・金融上の取引などにも有用だと思います。

 有線LANポートは、1000Base-Tの高速対応で、8ポート搭載されます。

 簡単設定機能は、PC用のWPSこそ搭載されますが、さほど重要視されておらず、この点では「中上級者向き」製品です。

---

 以上、ASUSの RT-AX88Uの紹介でした。

 自作PCなどのデスクトップPCを所有しており、かつ子機を買い直す余裕がある方に、おすすめできる機種です。とくに、ネットワークゲームや、ネット配信の4K動画映像のユーザーのうち、回線の高速性に最大限にこだわりたい方向きの製品です。

 ただ、初心者向きとは言えない仕様で、多くの方にとっては「オーバスペック気味」の製品です。中級者以上で、しっかり「使いこなせる」方に向いた専門的な製品といえます。

ーーー

  201810100920.jpg

 【旧モデル】

 16・ASUS 無線LANルーター RT-AC88U
  ¥26,279 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:1000Mbps
5.0GHz帯速度:2167Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×8
簡単設定機能 :WPS

 なお、在庫限りで旧モデルのRT-AC88Uが併売中です。

 価格に値頃感がありますが、IEEE802.11ax(draft)に非対応です。

 相違点はその部分のみで、現状での利用においてほぼ問題ないとはいえます。ただ、公式規格のアップデートですし、「速度最優先」でハイエンドモデルを選ぶ場合は、新型が良いでしょう。

 201810100928.jpg

 17・TP-Link Archer C5400
  ¥24,129 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:1000Mbps
5.0GHz帯速度:2167Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×8
簡単設定機能 :WPS

 Archer C5400は、中国のTP-Linkの発売するハイエンドルーターです。

 同社は、ハイエンドルーターでは、最近世界市場でシェアを高めている企業ですね。シェアも高く、信頼性も高いです。「弟分」のArcher C3150と並んで、日本でも注目されつつある製品です。

 201806111746.jpg

 無線の最大速度は、5GHz帯2167MHzで、2.4GHz帯1000MHzです。

 2.4GHz帯については、1024QAMに対応するために、最大1000Mpbsとなります。この点で、ASUSのRT-AC88U同水準です。

 5.0GHz帯については、2167Mbps出せるシステムを2セット搭載します。

 そのため、高速な5GHz帯を2台以上で使う場合、ASUSの最上位機よりも速度低下がより抑制されます。

 単独でも複数同時接続でも速度を重視するならば、スペック上「最強の無線LANルーター」でしょう。

 201806111745.jpg

 無線の安定性は、MU-MIMOAdaptive QoSなど、他社水準の機能は網羅します。

 ただ、ASUSに比べると、WTFastなどの通信経路の最適化機能は非搭載です。

 簡単設定機能は、国内メーカーほどは重視されず、「中上級者向き」製品です。その他、有線LANポートが4つ、USB3.0ポートが1つ付属するため、NASとして運用できます。

 201704021050.jpg

 面白い部分では、Wi-Fiのポータル認証の構築機能が標準搭載されることです。この点で、こちらは、ホテルやカフェに設置するには良い機種ですね。

 以上、TP-LinkArcher C54000の紹介でした。

 速度面を最大限に重視するならば最高の機種です。本体が大きいのは、外国製のハイエンドに共通するネックではありますが、多人数が共有する場合はかなり酔いし機種ですので、家庭だけなく、業務用として個人経営者が導入するのに適した機種ですね。

 201810100930.jpg

 18・TP-Link Archer C3150
  ¥15,134 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 なお、この機種の下位機種として C3150 も併売されています。

 速度は同等ですが、5GHz帯の接続システムが1セットですので、同時接続時の安定性・高速性はイマイチです。


 201802211642.jpg

 【2018年】

 19・Buffalo AirStation WTR-M2133HP-PR
  ¥19,320 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 20・Buffalo AirStation WTR-M2133HP
  ¥21,349 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:400Mbps
5.0GHz帯速度:866+866Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×3
簡単設定機能 :AOSS WPS

 WTR-M2133HPは、Buffaloが2018年1月に新発売する新しい無線LANルーターです。

 2機種ありますが、微妙に色が違うだけです。

 201712091234.jpg

 無線の最大速度は、帯域ごとに異なります。

 5GHz帯では、最大速度は866Mbps(約108メガバイト/秒)です。

 価格に比してスペックが悪いです。しかし、ASUSRT-AC3200と同じく、こちらも2組のアンテナを装備しますので、複数の機器で同時大量の通信をする場合には「強い」です。

 2.4GHz帯は、最大速度は400Mbps(約50メガバイト/秒)です。こちらは、256QAMを利用しない場合の最大値(450Mbps)にも届きません。

 201806111735.jpg

 無線の安定性は、しかし、5GHz帯で、アンテナ1本を指向性、一本を内蔵アンテナとして、ゲーム・TV用、PC用と分ける構造を採用します。

 アドバンスドQoS「4Kモード」で、TV方面への経路を指向性アンテナで優先させるこができるため4Kネット動画のTV視聴には向きます

 有線LANポートは、1000Base-Tの高速対応で、3ポート搭載されます。

 簡単設定機能は、AOSSとWPSに対応するため、かなり初心者に優しい作りです。

 201806111733.jpg

 本体のサイズは、見かけの上では大きそうですが、さほどではありません。どちらかといえば、今までのルーターよりも、インテリア性は上回っています。

---

 以上、WTR-M2133HPの紹介でした。

 速度的には、2.4GHzは最大400Mbps、5Ghzも最大800Mbpsとスペック上、あまりふるいません。

 ただ、現状では、この水準以上の速度を得るためには、PCなどの接続する機器側が256QAMなどの規格に対応する必要があります。そして、その普及は(将来はなんともいえませんが)現在はあまり進んでいません

 それをふまえれば、「一般家庭」では、速度的にはこの水準で問題ないでしょう。価格はやや割高ですが、新機軸として、アドバンスドQoS「4Kモード」を搭載するため、とくにTVなどの4K動画視聴を重視する方に限っては、選択肢としてかなり良さそうです。

ーーー

 201901051641.jpg

 21・AirStation connect WTR-M2133HP/E2S
  ¥38,627 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 なお、この製品には、中継システムの導入を前提とした「メッシュネットワーク」構築のための特別モデルもあります。

 Atlas的には、中継システムは(扱いが複雑化するので)上級者以外オススメしません。 

 なお、メッシュネットワークを構築するためのルーターは、複数台導入するのが基本です。

  201901051819.jpg

 ・Google GA00157-JP Google Wi-Fi
  ¥13,099 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 ・Google GA00158-JP Google Wi-Fi 3Pack
  ¥41,698 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 そのため、 同様のタイプとなる、GoogleのWi-Fi製品を含めて、こうしたタイプの製品は、このブログの【無線LAN中継機の比較記事】で詳しく説明しています。

次回に続く
高速な無線LANルーターのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は実売価格が1万円を越える高性能無線LANルーターを紹介してきました。

 記事はもう少し続きます。

 201810101459.jpg

 次回の「結論編」(こちら)では、実売価格1万円以下の製品をふくめ、このブログで紹介した全機種から、価格別・目的別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。

 引き続き、よろしくお願いします!

 結論編は→こちら

--

 今回の記事がもし皆さんのお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題をシェアしていただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 14:52 | 無線LANルーター

比較2019’【超高速!】全47機の無線LANルーター性能とおすすめ(2):一人暮らし・ワンルーム向け低価格・激安モデル

【今回レビューする内容】2019年 1万円以下の無線LANルーターの性能とおすすめ・Wi-Fiルーター・親機・無線ブロードバンドルーター:安くて性能の良い無線LANルーター:人気メーカーの製品紹介

【比較する製品型番】 バッファロー WSR-300HP WSR-300HP/N WCR-1166DS WHR-1166DHP4 WSR-1166DHP3 WSR-1166DHP3/MBK WXR-1750DHP2 WXR-1751DHP2 NEC PA-WG1200CR PA-WF1200CR PA-WG1200HP3 PA-WG1200HS3 IODATA WN-SX300FR WN-GX300GR WN-AX1167GR2/E WN-DX1167R WN-AX2033GR2 エレコム WRC-1167GHBK2-S WRC-1167GST2 WRC-1900GST2 WRC-1900GST2A-W WRC-1750GST2 TP-Link Archer C55

今回のお題
1万円以内の無線LANルーターのおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今日は、無線LANルーターの比較をします。

1・高速な無線LANルーターの比較
2・格安な無線LANルーターの比較
3・無線LAN子機の比較
4・無線LAN中継機の比較

 このブログには、無線LANルータ関連の記事が4本ありますが、今回は2回目の記事となります。

 201802211529.jpg

 「激安だけど高性能」をキーワードにして、主に1万円以下の価格帯の製品を紹介しました。

 とくに、ワンルームマンションにお住まいの方や、隣接した2部屋程度で利用する場合に「おすすめ」の製品です。 

 201802211543.jpg

 なお、3DKクラスのマンションや一軒家でお使いの場合は、1万円以下の機器だと心許ない部分もあります。

 そのため、こうした場合は、1万円以上の機種を比較している上記1番の記事をご覧ください。

 というわけで、具体的な機種の比較にはいりたいと思います。

1・激安Wi-Fiルーターの選び方

 はじめに、入門向けと言える「相当安い」無線LANルーターを比較します。

 201802211532.jpg

 このクラスのルータは、無線LANルーターパソコンやスマホとが、同じ部屋にある場合にっておすすめできる機種です。

 言いかえれば、ワンルーム以上の鉄筋マンションや一戸建てでは、快適な利用が厳しいグレードの製品となります。

 なお、以下の本文では、Atlasのおすすめポイントは赤字で、イマイチだと思う部分は青字で書いていきます。


 201810101257.jpg

 【2019】

 22・IODATA WN-SX300FR
  ¥3,510 楽天市場
(3/16執筆時)

 【在庫限り】

 23・IODATA WN-G300R3
  ¥2,609 Amazon.co.jp
(3/16執筆時)

ネット最高速度:100Mbps
2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:
有線LAN: 100BASE-T ×4
簡単設定機能 :WPS・QRコネクト

 アイオーデータ社のWN-SX300FR は、今回紹介する機種では、もっとも格安水準といえる機種です。

 201903161154.jpg

 人気のあったWN-G300R3の後継品ですが、上位機に採用されていた新アンテナを採用した点が注目点です。

 同社が「360コネクト」と呼ぶもので、F型アンテナとパワーアンプの内蔵で、360度全方向に電波を飛ぶように設計を見直しました。

 方向性は、後ほど紹介するNECが先行しましたが、この価格帯の製品としては期待値が高いです。

 無線の最大速度は、ただし、300Mbpsです。

 「1bit=8バイト」なので、「1秒に約38メガバイトのデータが理論上は転送可能」という意味です。さほど速いとは言えないでしょう。

 201810101844.jpg

 インターネット速度は、さらに、理論値でも100Mbps(12.5メガバイト秒)に止まります

 各ご家庭にあるだろう光ファイバーの終端装置から、この無線LANルーターまでのLANケーブル(=WAN)は、規格上100Mbps(12.5メガバイト/秒)が最高速度です。そのためそこがボトルネックとなり、実際のインターネット速度はここまで落ちます

 無線の安定性も、5GHz帯の接続に未対応です。

 この帯域は、電子レンジなどの家電の発するノイズや、近所の無線LAN(Wi-Fi)と混線しにくい特性があるため、残念な部分です。加えて、近所の電波との混線を防ぐ送信チャンネルの設定時自動切替機能などが未搭載な点も残念です。

 201810101258.jpg

 有線LANポートは、4つ搭載されます。

 ただし、100BASE-T(最大速度100Mbps)であるため、有線LAN接続が無線LANよりも遅い点は、注意が必要です。

 201606240937.jpg

 簡単設定機能は、豊富です。

 スマホについては、QRコードを撮影するだけで接続が可能なQRコネクトが、パソコンについても、ワンボタンで暗号化接続が設定可能なWPS機能が搭載されます。

 価格的にも初心者をターゲットにした製品なので、このあたりは抜かりありません。

----

 以上、IODATAの WN-G300R3の紹介でした。

 本体価格が非常に安い点が魅力です。ただ、速度もさほど速くありませんので、インターネットからの大きな動画の快適な視聴やはやや厳しいでしょう。

ーーー

 201903161159.jpg

 【2016】

 24・IODATA WN-GX300GR
  
¥3,865 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

ネット最高速度:300Mbps
2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:
有線LAN: 100BASE-T ×4
簡単設定機能 :WPS・QRコネクト

 なお、先行して発売されていた、 WN-GX300GRという上位機は、WAN側のボトルネックがないため、インターネット速度は、最大300Mbpsまで改善しています。

 とはいえ、この価格帯の製品として「速い」とも言えない数字ですので、有力な選択肢とはならないでしょう。


 201810101302.jpg

 【通常型番】

 25・バッファロー AirStation WSR-300HP
  ¥3,025 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 【アマゾン限定型番】

 26・バッファロー AirStation WSR-300HP/N
  ¥2,830 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

ネット最高速度:300Mbps
2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度
有線LAN: 1000BASE-T ×4
簡単設定機能 :WPS・AOSS・QRsetup

 バッファローのWHR-300HP2は、同社の入門向け製品です。

 また、WSR-300HP/Nという型番は、【アマゾン通販限定版】で、パッケージ包装が簡略化されていますが、性能は同じです。

 無線の最大速度は、さきほどのアイオーデータの製品と同じ300Mbps(37.6メガバイト/秒)です。

 インターネット速度は、こちらの場合、光ファイバーの終端装置から、この無線LANルーターまでの有線LANケーブル(WAN)の最大速度が1000Mbpsと余裕があります。

 そのため、(決して高速とは言いませんが)理論上、300Mbps(37.6メガバイト/秒)でそのままインターネットにつながります。したがって、アイオーデータの製品よりも、実際は高速です。

 無線の安定性は、5GHz帯の接続に未対応ながら、送信チャンネルの設定時自動切替機能が付属しています。

 近所でWi-Fiを使っている人が多いである、マンションなどの集合住宅では、この点は有利です。

 201810101303.jpg

 有線LANポートは、4つ搭載されます。

 速度も、1000BASE-T(最大速度1000Mbps)と高速であり、利用上、問題ありません。

  201505021139.jpg

 Buffalo QRsetup
  ¥0 iTunes Store

 Buffalo QRsetup
  ¥0 Google Play

 簡単設定機能は、この機種も豊富です。

 201810101324.jpg

 スマホ(iOS/Android)については、QRコードを撮影するだけで接続が可能なQRセットアップが、パソコンについても、バッファロー社の「売り」である「AOSS機能」が付属します。

 この機能は、ボタンを押すだけで、無線LANとプリンター・ゲーム機の無線対応機器などを接続できる機能です。また、つなげるだけではなく、WPA2/WPAによる強力なセキュリティが自動設定でき、情報漏洩対策などに効果的です。

---

 以上、WHR-300HP2の紹介でした。

 実効速度の点でも、安定性の点でも、3000円台の機種としては高レベルにまとまっている機種です。設定も簡単なので、さほど速度や安定性にこだわらないワンルーム住まいの方ならば、この機種は最適です。

 ただし、予期せぬ電波の切断や、電子レンジなどの電波混線の問題を避けたい場合は、もう少し強力なルーターを購入した方が良いでしょう。

 もちろん、この機種は、一戸建てや2LDK以上のマンションにはオススメできるほど強力でもありません


 201810101316.jpg

 27・バッファロー AirStation WCR-1166DS
  ¥3,181 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

ネット最高速度:100Mbps
2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:867Mbps
有線LAN: 100BASE-T ×1
簡単設定機能 :QRsetup

 WSR-600DHP は、バッファローの新モデルの中型機種です。

 201810101317.jpg

 同社のルーターでは最も小型な機種です。

 無線の最大速度は、11ac規格に対応しており、速度は867Mbpsと5000円前後の製品ではとても優秀です。

 インターネット速度は、しかしながら、この機種は、WAN(=無線LANルーターと、光ケーブルの端末とをつなぐLANケーブル)が、100BASE-T(最大100Mbps)までの対応です。

 そのため、インターネット速度は、「価格なり」であり、100Mbps(12.5メガバイト/秒)のスピードに止まります。

 8fafafgu.gif

 無線の安定性は、しかしながら、この機種の「売り」です。

 なぜなら、2.4GHz帯に加えて、電子レンジなどの機器や、ご近所のWi-Fiのアクセスポイントとの干渉に強い5GHz帯の接続領域にも対応しているからです。

 ここまで紹介して機種のように2.4GHz帯だけに対応するルーターは、帯域が混雑していると、映像などを再生・転送する際にコマ落ちが頻繁に発生します。

 しかし、この機種は、2.4GHz帯と 5GHz帯を併用できます。そのため、転送速度の一時的な低下が起こりにくく、安定した接続が可能です。特に、動画映像などを見る人には必須でしょう。

 201806111459.jpg 

 さらに、スマホ等の小型端末でも、その方向を特定して電波をその方向に発信できる、ビームフォーミング機能が実装されます。とくに、スマホ等で動画や音声が停止してしまう動画閲覧などが有利になります。

 有線LANポートは、割り切った作りで、100BASE-T(最大速度100Mbps)が1つです。小型機種のため仕方ない部分です。

 簡単設定機能は、この機種の場合、スマホ向けのQRsetupのみに対応します。パソコンなどともつなげられますが、設定は、やや面倒でしょう。

----

 以上、バッファローのWCR-1166DS の紹介でした。

 201807301023.jpg

 速度的なボトルネックがあるため、インターネット速度が理論値でも(12.5メガバイト/秒)と遅い点はネックです。

 それでも、各社の動画閲覧に必要な推奨速度からは上回りますが、「メインはスマホ」という場合は、価格的には良いでしょう。

 この点で言えば、11ac規格に対応し、アンテナを2本装備している点や、ビームフォーミング機能も実装などの面を見ると、回線の安定性は高いといえます。

 結論的にいえば、自宅にPCはないが、スマホやタブレットでWi-Fiを利用したい方には、このグレードほどでも良いでしょう。

2・マンション対応の標準ルーターの比較

 201802211549.jpg

 ここからは、2DK程度のマンション一戸建てなど、ワンルームに比べて部屋数の多いご家庭に向いた無線LANルーターを紹介していきます。

 これらは、ワンルーム用に比べて搭載されるアンテナの本数(強度)が多く、遠くまで電波が飛びやすい無線ルーターです。

 もちろん、「大は小を兼ねる」ので、ワンルームでこの機種を使っても問題ありません。

 とくに、ワンルームでも、ルーターやパソコンを電子レンジなどの近くに置く場合や、鉄筋作りの1Kマンションで、モデムを置く部屋との間に壁や扉がある場合は、多少余裕を見て、これらのモデルを選ぶことが、電波の安定につながるでしょう。



 201810101321.jpg

 28・BUFFALO WHR-1166DHP4
   ¥4,980 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 ネット最高速度:867Mbps
 2.4GHz帯速度:300Mbps
 5.0GHz帯速度:867Mbps
 有線LAN:100BASE-T ×1
 簡単設定機能 :QRsetup AOSS

 WSR-1166DHP4は、バッファローの上位モデルの無線LANルーターです。

 201410281404.jpg

 無線の最大速度は、最大867Mbps(約110メガバイト/秒) です。

 これは、高速通信規格である11acに対応しているからです。

 インターネット速度も、WAN側も、しっかり1000BASE-Tに対応します。

 したがって、速度も同様に、理論値で最大867Mbps のままです。

 201810101325.jpg

 無線の安定性は、5.0GHz帯に対応しつつ、2つのアンテナを装備するため高いです。

 遠くまで電波を飛ばせる技術であるハイパワーギガは、このグレードからの搭載です。

 また、スマホなどの小型端末の安定性に貢献するビームフォーミングにも対応します。大容量データーの送受信が早く途切れにくい点で、ここまで紹介した機種よりも有利です。

 201810101326.jpg

 有線LANポートは、4つ搭載されます。

 ただ、100BASE-T(最大速度100Mbps)であるため、有線LANを使う場合は、速度的なボトルネックがあります。なお、繰り返しになりますが、光ケーブルなどの端末とつなぐ側の(WAN)のLANケーブルは、1000BASE-Tに対応しますので、無線ならば高速に使えます。

 簡単設定機能は、下位機種と同じく、AOSSQRsetupに対応します。そのため、スマホやプリンターなどとの接続設定は簡単です。

 201505021257.jpg

 なお、電波の安定性の点で補足すれば、この機種は、同じ本体を2つ購入することで、中継機としても利用できます。電波環境が悪い一戸建ての場合、上図のように中継機を挟むと大幅に速度を改善することが可能です。

 特に、部屋数が多いご家庭の場合ですが、高性能機を1台買うよりも、中継機を入れた方が電波の改善率は高い傾向にあります。そういった点で、高級機を1台買うよりも、この機種を2台購入するのは「あり」でしょう。設定も簡単です。

---

 以上、WSR-1166DHP4の紹介でした。

 この機種は、メーカーが価格競争のために戦略的に安くしている機種ですね。実際、無線の部分だけみれば、高性能で見劣りする部分も少ない機種です。有線LANの部分などは多少見劣りしますが、有線をあまり使われないならば、良い選択肢の1つです。


 201903161051.jpg

 【2018】

 29・NEC Aterm WG1200 PA-WG1200CR
   ¥3,937 Amazon.co.jp
(3/16執筆時)

 ネット最高速度:867Mbps
 2.4GHz帯速度:300Mbps
 5.0GHz帯速度:867Mbps
 有線LAN:1000BASE-T ×1
 簡単設定機能 :WPS・QRスタート

 PA-WG1200CR は、NECの比較的格安なルーターです。

 201903161054.jpg

 端末のサイズは、約41×108.5×110mm超小型といえるものです。 

 201505021118.jpg

 他社に比べると小型です。NECマイクロSRアンテナという超小型アンテナ技術を持っているため、本体を小型化できています。

 無線の最大速度は、こちらも11acに対応しします。

 そのため、最大867Mbps(約110メガバイト/秒) です。

 インターネット速度は、WAN側が1000BASE-Tなので、理論上の最大速度もしっかり867Mbps(約110メガバイト/秒) です。

 201903161046.jpg

 無線の安定性は、こちらも、5.0GHz帯に対応し、2つのアンテナを装備する機種です。

 この機種は非常に小型ですが、360度方向への放射能力に定評がある同社のμSRアンテナを装備する上、ビームフォーミングにも対応する点で、バッファローのWHR-1166DHP4とほぼ同等な機種と言って良いでしょう。

 有線LANポートは、小型化の弊害で、1つのみ搭載されます。

 速度は1000BASE-T(最大速度1000Mbps)ですが、基本的に有線をあまり使わない人向けの小型モデルです。

 簡単設定機能は、こちらも、らくらく無線スタートと、らくらくQRスタートに対応します。バッファローと同じく、この面の安心感は高いと言えます。

----

 以上、PA-WF1200CRの紹介でした。

 バッファローのWSR-1166DHP4が価格的にライバルでしょう。

 比較すると、電波の飛びは「互角」といえますが、圧倒的な省スペース性はこちらが有利です。一方、有線LANポートが1つしかない点は、場合によってはネックになるでしょう。

ーーー

 201810101328.jpg

 【2017】

 30・NEC Aterm WF1200 PA-WF1200CR
   ¥3,381 Amazon.co.jp
(3/16執筆時)

 ネット最高速度:100Mbps
 2.4GHz帯速度:300Mbps
 5.0GHz帯速度:867Mbps
 有線LAN:100BASE-T ×1
 簡単設定機能 :WPS・QRスタート

 なお、同じ形状でPA-WF1200CR というルーターもあります。

 ただ、こちらは、WAN側が00BASE-Tなので、インターネットの速度は、最大で100 Mbps(12.5メガバイト/秒)に制限されます。 

 すでに、上位機と価格差もないため、選ぶ必要性はないでしょう。


 201810101334.jpg

 【2018】

 31・NEC Aterm PA-WG1200HP3
    ¥6,721 Amazon.co.jp
(3/16執筆時)

ネット最高速度:867Mbps
2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:867Mbps
有線LAN:100BASE-T ×1/1000BASE-T ×3
簡単設定機能 :WPS・QRスタート

 PA-WG1200HP2 は、NECの1万円以下の価格の製品ではもっともグレードの高いモデルです。

 端末のサイズは、先ほどの機種よりはやや大きいですが、それでも薄型・小型で設置しやすい部類です。

 無線の最大速度は、こちらも11acに対応し、理論値で、867Mbps(約110メガバイト/秒) です。

 201810101844.jpg

 インターネット速度も、インターネットの終端装置とつなげるLANケーブル(=WAN)について、1000BASE-Tなので、インターネット速度の制限を受けず、理論上は最大速度で接続可能です。

 201810101336.jpg

 無線の安定性は、こちらも、5.0GHz帯に対応し、2つのアンテナを装備する機種です。

 この点は、他の1万円以下のグレードの製品と同じです。NECの下位機種と同じく、360度方向への放射能力に定評がある同社のμSRアンテナを装備する上、ビームフォーミングにも対応します。

 201706211230.jpg

 さらに、この機種は、複数機器の運用に便利です。

 というのも、スマホなどを混雑していない帯域に自動的に誘導するバンドステアリング機能と、PCを含めて混雑していないチャンネルに自動的に変更するオートチャネルセレクト機能が装備されるからです。

 いずれも、この価格帯から搭載される機能で、複数の機器の同時接続により強くなっています。

 有線LANポートは、小型機であるためバッファローの仕様より1つ少ないですが、3つ搭載します。

 いずれも、しっかりと、1000BASE-Tに対応します。

 簡単設定機能は、こちらも、下位機種と同じで、らくらく無線スタートと、らくらくQRスタートに対応します。問題ありません。

---

 以上、PA-WG1200HP2 の紹介でした。

 WAN側のボトルネックがない点で、1万円以下の製品では速度に期待できる機種です。

 また、複数の機器の同時接続についても、ビームフォーミングに加えて、ハンドステアリング機能オートチャネルセレクト機能が付くため、「得意」といえる機種です。

 本体も小型ですし、設置性も期待できるでしょう。見かけは小さいですが、μSRアンテナを装備する点で、他メーカーの大きなサイズの機種と能力は変わりません。

ーー

 201810101334.jpg

 【下位機種】

 32・NEC Aterm PA-WG1200HS3
  ¥5,461 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 なお、こちらには下位機種があります。さほど価格は変わりませんが、バンドステアリング機能とオートチャネルセレクト機能が未付属になります。

 価格差もさほどありませんし、選ぶ必要はなさそうです。


 201810101344.jpg

 33・BUFFALO WSR-1166DHP3
   ¥4,990 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 【Amazon限定】

 34・BUFFALO WSR-1166DHP3/MBK
    ¥4,714 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

ネット最高速度:867Mbps
2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:867Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×4
簡単設定機能 :QRsetup AOSS

 WSR-1166DHP3は、バッファローの上位モデルの無線LANルーターです。

 NECのPA-WG1200HP3 の実質的な「ライバル」と言える機種ですね。ただし、本体は多少大型です。

 無線の最大速度は、こちらも11acに対応し、最大867Mbps(約110メガバイト/秒) です。

 インターネット速度も、WAN側については1000BASE-Tなのでインターネット速度の制限を受けません。つまり、この部分の仕様はNECのPA-WG1200HP2 とさが見られません。

 無線の安定性は、こちらも、5.0GHz帯に対応し、2つのアンテナを装備する機種です。

 一方、こちらは、ビームフォーミング機能を搭載するものの、NECのバンドステアリング機能とオートチャネルセレクト機能に相当するものは非搭載です。この点で見劣りします。

 有線LANポートは、4つ搭載し、いずれも、1000BASE-Tに対応します。

 簡単設定機能は、下位機種と同じく、バッファローはQRsetupなど充実しており、迷うことは少ないでしょう。

 そのた、その他、対応テレビと連携が容易になるDLNAに対応する点が、下位機種との相違点です。

----

 以上、PA-WG1200HP2 の紹介でした。

 ライバルのNECPA-WG1200HP2 と比べると、優れているのはLANポートの数です。ただ、複数の機器をつなげた場合の安定性は、NECに及ばないため、総合力では見劣りしますね。新機種の登場が待たれます。


 201810101347.jpg

 35・エレコム WRC-1167GHBK2-S
  ¥3,954 Amazon.co.jp
(3/16執筆時)

ネット最高速度:867Mbps
2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:867Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×4
簡単設定機能 :WPS

 RC-1167GHBK は、エレコムから発売されている中級グレードの機種です。

 無線の最大速度は、こちらも11acに対応し、最大867Mbps(約110メガバイト/秒) です。また、WANは、1000BASE-Tに対応しますので、インターネット速度も同様に、最大867Mbps となります。

 201810101357.jpg

 無線の安定性は、5.0GHz帯に対応し、2つのアンテナを装備する機種です。ビームフォーミング機能も搭載です。 

 加えて、デュアルコアCPUを搭載します。処理落ちが少なく、接続は安定します。

 また、ハードウェアNATの搭載を明言し、それで実効スループットを高めています。

 この2つがエレコムの「売り」といえます。ただ、NECと異なり、オートバンドセレクト機能がないため、100%この部分が活かせるわけでもなさそうです。

 一方、ハードウェアNATは、ネットゲームなどで、通信が間断的になるなどの弊害も過去にあり、搭載を止めた会社もありました。そのため、レビューには(念のため)注意してください。

 有線LANポートは、4つ搭載です。ただ、こちらは、1000BASE-Tであるため問題ありません。

 簡単設定機能は、エレコムの場合、スマホでの設定は容易です。一方、PCとの接続は、WPS機能はありますが、マニュアル設定ができない方は、付属CDを介するため多少面倒でしょう。

----

 以上、WRC-1167GHBK2-S の紹介でした。

 こちらの場合も、ライバルのNECPA-WG1200HP2 となるでしょう。ハードウェアNAT処理を、この価格の製品でできるのは素晴らしいです。

 ビームフォーミングも搭載し複数台の処理にも強いと言えますが、それを生かしきる、補足技術にやや欠ける気もします。

ーーー

 201810101347.jpg

 36・エレコム WRC-1167GST2
  ¥6,160 Amazon.co.jp
(3/16執筆時)

ネット最高速度:867Mbps
2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:867Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×4
簡単設定機能 :WPS

 なお、エレコムからは先ほどの機種の「上位版」としてWRC-1167GST2という製品が販売されています。

 201903161136.jpg

 主な価格差は、トレンドマイクロ社のスマートホームネットワーク機能が使える点です。

 「ざっくり」と言えば、セキュリティソフトの役割がルーターに内蔵されていると考えてください。IOT家電など、ソフト対策ができない製品の防護には効果はあります。

 ただ、ルーター内蔵型のセキュリティは、通信トラブルの原因ともなるので、Atlasはこういったシステムについては、(トラブルを自分で何とかできる)中級者以上にしかオススメしません。

 その他は、IPv6対応が挙げられますが、現状あまり重視しなくても良い部分です。


 201901051601.jpg

 37・TP-Link Archer C55
  ¥4,132 Amazon.co..jp (3/16執筆時)

ネット最高速度:867Mbps
2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:867Mbps
有線LAN:100BASE-T ×4
簡単設定機能 :WPS

 Archer C55 は、中国(深圳)TP-Linkが販売する中級グレードの機種です。

 この速度帯の製品では価格が安いため、ネットでは人気のある製品です。

 無線の最大速度は、こちらも11acに対応し、最大867Mbps(約110メガバイト/秒) です。

 また、WANは、1000BASE-Tに対応しますので、インターネット速度も同様に、最大867Mbps となります。

 201901051603.jpg

 無線の安定性は、5.0GHz帯に対応し、2つのアンテナを装備する機種です。

 ただし、ビームフォーミングへの言及がなく、CPUも不明です。

 有線LANポートは、4つ搭載です。ただ、100BASE-T(12.5MB/秒)であるため、有線LANも使う方には向きません。

 201901051608.jpg

 簡単設定機能は、WPSに対応します。

 また、スマホを通しての設定も可能です。

---

 以上、TP-LinkArcher C55の紹介でした。

 この価格で867Mbps対応というのは、価格破壊でしょう。ただ、無線LANの部分や、接続安定性にかかわる技術のいくつかは省略されている部分もあります。

 この部分は、今後の課題と言えそうです。


  201903161214.jpg

 【2018】

 38・I-O DATA WN-AX1167GR2/E
  ¥5,479
Amazon.co..jp (3/16執筆時)

ネット最高速度:867Mbps
2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:867Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×4
簡単設定機能 :WPS・QRコネクト

 WN-AX1167GR2/E は、アイオーデータが発売する中級機です。

 同社は、数年前に特徴的な「群青色」のルーターを推してきましたが、その際のデザインです。

 無線の最大速度は、こちらも11acに対応し、最大867Mbps(約110メガバイト/秒) です。

 インターネット速度は、WAN側が、1000BASE-Tに対応します。そのため、理論上のインターネット速度も同様に、最大867Mbps となります。

 201903161217.jpg

 無線の安定性は、5.0GHz帯に対応し、2つのアンテナを装備する機種です。

 その上で、ビームフォーミングWに対応します。

 ここまで紹介したてきた機種にも、(普通の)ビームフォーミングを持つ機種がありました。しかし、この機種場合は、ビームフォーミングに対応しないスマホにも対応できます。

 バッファローにも、ビームフォーミングEXという技術がありますが、それと同等です。

 ただ、現状ではiPhone系ならば、iPhoneSE iPhone6以降ならば、ビームフォーミング対応のため、EXであることで大きなメリット性があるわけでもないです。

 201903161154.jpg

 なお、アンテナについては、同社の機種同様に、(評価の高い)F型アンテナの「360度コネクト」を採用しています。

 有線LANポートは、4つ搭載です。

 しっかり、1000BASE-T対応で、問題ありません。

 簡単設定機能は、回機種同様に、WPS・QRコネクトに対応します。

 201903161231.jpg

 なお、これ以外に、ルーターにセキュリティ機能を持たせる「ネットフィルタリング」機能が装備されます。

 ただ、この方式は初心者にはあまり向かず、5年後から更新手数料が、1年で2000円ほどかかります。

---

 以上、アイオーデータのWN-AX1167GR2/Eの紹介でした。

 ビームフォーミングWを含めて、割と多機能です。好評の「360度コネクト」アンテナもしっかり採用しており、この価格帯の製品では実力もあります。

 ライバルは、NECの製品でしょうが、機能面ではバンドステアリングオートチャンネルセレクトがあるNECのほうがやや上位でしょう。

ーーー

 201903161235.jpg

 【2018/12】

 39・I-O DATA WN-DX1167R
  ¥3,980 Amazon.co..jp (3/16執筆時)

ネット最高速度:867Mbps
2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:867Mbps
有線LAN:100BASE-T ×4
簡単設定機能 :WPS・QRコネクト

 なお、2018年末に、この機種の回機種にあたる製品がアイオーデータから追加発売となっています。

 性能面では、ビームフォーミングWビームフォーミングに「格下げ」したほか、有線LANを100BASE-Tに「格下げ」しています。

 WAN側の速度は変わりませんので、インターネット速度は同様ですが、他社機に比べても構成が平凡のため、選ばない方が良いでしょう。

3・マンション用の中級ルーターの比較

 201810101521.jpg

 最後に、1万円前後の予算でマンション用として選ぶ場合、性能がよりよいと言える製品をいくつか紹介します。


 201806111521.jpg

 【2017年】

 40・BUFFALO WXR-1750DHP2   
  ¥8,560 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 41・BUFFALO WXR-1751DHP2  
  ¥9,797 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

ネット最高速度:1000Mbps
2.4GHz帯速度:450Mbps
5.0GHz帯速度:1300Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×4
簡単設定機能 :QRsetup AOSS2

 WXR-1750DHP2は、バッファローの無線LANルーターです。

 価格的に1万円前後ですが、速度的な部分で、ここまで紹介してきた機種より「1グレード上」の機種です。

 なお、2機種ありますが、後者はネット販売専用の型番で、基本仕様は同一になります。

 201806111522.jpg

 無線の最大速度は、帯域ごとで異なります。

 5.0GHz帯の電波は、最大1300Mbps(約162メガバイト/秒)です。

 ここまで紹介してきた中で最も速いです。

 2.4GHz帯の電波は 最大450Mbps(約56メガバイト/秒)です。

 ただし、最大速度を得るためには、パソコンなどの機器側が11acという規格に対応している必要があります。未対応だと、速度が落ちます。

  201802211632.jpg

 BUFFALO 無線アダプタ WI-U3-866DS
  ¥3,920 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 お持ちでない場合は、USBタイプの子機があります。この子機は「アンテナ2本」なので速度は最大866Mbpsまでです。しかし、現状では「最高速」の子機です。

 インターネット速度は、このグレードの場合注意が必要です。

 規格上は最大1300Mbpsですが、事実上、最大1000Mbps(約125メガバイト/秒)が最大だからです。

 なぜなら、無線LANルーターの場合、無線LANルーターと光ファイバーの終端装置をつなぐケーブル(WAN)が最大1000Mbpsだからです。どのメーカーもそうですが、高性能機でも、最大1000Mbps以上は出せません

 もちろん、自宅内の無線ネットワークで完結する通信は、理論上、最大値の1300Mbpsまでスピードが出せます。

 201806111540.jpg

 無線の安定性は、下位機種に比べて、次の3つの機能が注目に値します。

 第1に、ビームフォーミングEXです。

 ビームフォーミング自体は先ほども紹介しました。スマホや携帯ゲーム機などの端末の位置を特定するソナーです。(手に持つことで)動き回る小さなスマホ等の端末に安定した電波を送ることができます。

 一方、ビームフォーミングEXは、スマホなどの子機側に対応がなくても利用できるBUFFALOの技術となります。

 第2に、アドバンスドQoS機能です。 

 これは、複数の端末で、通信速度の優先順位を設定できる機能です。例えば、動画やゲームに通信量を優先設定しておけば、データが切れてしまうような事態をを防げるでしょう。

 第3に、バンドステアリング機能です。

 NECの製品でも紹介しましたが、スマホやタブレットなどについて、空いている周波数帯域に自動で切り替える機能です。同時接続時の回線速度低下に効果があるでしょう。 

 そのほか、800MHzの高速デュアルコアCPUを搭載している点も大きな利点です。計算処理が追いつかずに速度が低下してしまうことは少ないでしょう。

 201806111524.jpg

 簡単設定機能は、AOSS2が装備されます。

 そのため、スマホがあれば、PCの動作を含めて全てのネットワーク設定ができます。 パソコンへのソフトのインストールが不要なので、設定はとても簡単です。もちろん、業界規格のWPS機能にも対応です。

 有線LANポートは、本体に4つ搭載されます。いずれも1000BASE-T 対応なので、最大速度(1000Mbps)でつなげることができます。

---

 以上、バッファローWXR-1750DHP2の紹介でした。

 多くのアンテナを装備しており、かなり安定的かつ高速に通信が可能です。その上で、ビームフォーミングEXをはじめとする便利な機能が搭載されるため、1万円前後の機種としては優秀です。


 201903161248.jpg

 【上位機種】【2018/12】

 44・エレコム WRC-1900GST2
  ¥10,445 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 【上位機種】【Amazon限定色】

 45・エレコム WRC-1900GST2A-W
  ¥10,133 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 【下位機種】

 46・エレコム WRC-1750GST2
  ¥9,493 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

ネット最高速度:1000Mbps
2.4GHz帯速度:600Mbps
5.0GHz帯速度:1300Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×4
簡単設定機能 :WPS

  WRC-1900GST2 は、エレコムから発売されている上級グレードの機種です。

 Amazon限定型番は、白色ですが、本体の性能は同じです。

 無線の最大速度は、こちらも11acに対応し、最大最大1300Mbps(約162メガバイト/秒)です。

 一方、Amazonモデルを含み、「上位機種」については、2.4GHz帯が600Mbps対応です。

 201810112133.jpg

 ただし、「2.4GHz帯」について言えば、実際はここまでの速度は出せません。なぜなら、この数字は、デジタル変調方式「256QAM」をいう規格を前提としたものだからです。

 この技術の利用には機側(PC・スマホ)の対応が必須です。しかし、この技術が採用されたPC・スマホは、現状で「皆無」です。

 インターネット速度は、WAN側のケーブルスペックの限界で、現実的には最大1000Mbps(約125メガバイト/秒)が最大です。

 201810101357.jpg

 無線の安定性は、エレコムの下位機種とおなじで、デュアルコアCPUを搭載します。

 また、ハードウェアNATの搭載するのも特徴です。IPアドレスの変換においてソフトウェア的な処理をさせないため、実効スループットが高速化できます。

 ただ、この機能を利用する場合、ネットワークゲームやストリーミング動画など間断的切断が致命的なソースを利用する場合に、(過去には)障害が出ています。採用を止めた会社もあります。やや注意するべき点です。

201810101542.jpg

 一方、両帯域において3本ずつのアンテナを装備し、複数台の機器(スマホ・パソコンなど)を同時に使っても速度低下が起こりにくいMU-MIMOにも対応します。

 この技術も、1万円以下の製品ではELECOM独自であり、優位点です。

 一方、ビームフォーミングは、バッファロー同様に、スマホ側の対応が不要なタイプの、ビームフォーミングZです。

 その上で、混雑帯を回避するバンドステアリング機能も装備します。

 有線LANポートは、4つ搭載です。ただ、こちらは、1000BASE-Tであるため問題ありません。

 簡単設定機能は、下位機種同様で、バッファローのほうが初心者向きです。

 201903161136.jpg

 一方、この機種も、トレンドマイクロ社のスマートホームネットワーク機能が使えるため、ルーターでセキュリティ対策ができます。ただ、発売後5年間の限定サービスですし、通信断など余計なトラブルを抱えることもあるため、一長一短です。

---

 以上、WRC-1900GST2の紹介でした。

 バッファローのWXR-1750DHP2のライバルで、機能差もほとんどないので、値段で決めて良いでしょう。

 あえて言えば、バッファロー機がアドバンスドQoS機能を持つ点と、設定がしやすい点で、多少有利でしょう。


 201810101644.jpg

 47・アイオーデータ WN-AX2033GR2
  ¥6,979 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

ネット最高速度:1000Mbps
2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:1733Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×4
簡単設定機能 :WPS

 WN-AX2033GR2 は、日本のアイオーデータが販売する無線LANルーターです。

 無線の最大速度は、こちらも11acに対応し、速いです。

 5GHz帯は4本アンテナなので、理論値で言えば、最大1733Mbps(約162メガバイト/秒) で接続できます。

201810101844.jpg

 インターネット速度は、ただし、WAN側のケーブルスペックの限界で、現実的には最大1000Mbps(約125メガバイト/秒)が最大です。

 一方、2.4Ghz帯は最大で、300Mbpsと入門機並みの水準に止めています。

 やや「チグハグ」なスペックです。広告上、「最大速度」を強調しつつ、価格を抑えるための苦肉の策にも思います。ただし、5GHz帯での家庭用ネットワークの格安構築など、ニッチなニーズはあるかもしれません。

 201810101653.jpg

 無線の安定性は、一方で、ビームフォーミング・MU-MIMOに対応します。CPUもデュアルコアです。

 とくに、ビームフォーミングは、バッファローのように機器側の対応が不要な上位版です。ただし、バンドステアリングは不採用で、この部分では価格相応でしょう。

 有線LANポートは、4つ搭載です。1000BASE-Tであるため問題ありません。

 簡単設定機能は、エレコムの場合、スマホでの設定は容易です。一方、PCとの接続は、WPS機能はありますが、マニュアル設定ができない方は、付属CDを介するため多少面倒でしょう。

 201810101701.jpg

 一方、この機種も、デフォルトで5年間無料のセキュリティフィルターが搭載されます。

 こうした機能は、セキュリティソフトと競合し、相性問題が発生しやすく、ネット速度も落ちるため、基本使わない方が良いと思います。

---

 以上、WRC-1167GHBK2-S の紹介でした。

 スペック的になかなか優れた機種で、弱点は、約15×83×157mmとやや大きめのサイズと、バンドステアリング未搭載な部分くらいでしょう。

次回に続く
格安な無線LANルーターのおすすめは結論的にこれ!

 というわけで、今回は実売価格が1万円までの家庭用無線LANルーターを紹介してきました。

 記事はもう少し続きます。

 201802211529.jpg

 次回の「結論編」(こちら)では、実売価格1万円以上の製品をふくめ、今回紹介した全機種から、価格別・目的別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。

 引き続き、よろしくお願いします!

 結論編は→こちら

--

 今回の記事がもし皆さんのお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題をシェアしていただければ嬉しいです!

posted by Atlas at 14:50 | 無線LANルーター

比較2019’【超高速!】全47機の無線LANルーター性能とおすすめ(3)

今回の結論
無線LANルーターのおすすめは結論的にこの機種!

 ども、Atlasです。

 今回は、無線LANルーターの3回目記事です。

1・高速な無線LANルーターの比較
2・格安な無線LANルーターの比較

 ここまでの2回の記事で紹介した全機種から、予算別・目的別にAtlasのオススメ機種!を最終的に提案していきます。


 第1に、ワンルーム用の低価格なルーターとしておすすめできるのは、

 201810101302.jpg

 【通常型番】

 25・バッファロー AirStation WSR-300HP
  ¥3,025 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 【アマゾン限定型番】

 26・バッファロー AirStation WSR-300HP/N
  ¥2,830 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

ネット最高速度:300Mbps
2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度
有線LAN: 1000BASE-T ×4
簡単設定機能 :WPS・AOSS・QRsetup

 総合評価 ★★★★

 バッファローのWSR-300HPシリーズでしょう。

 300Mbpsのエントリーモデルの中では値段が安いですが、やや高めの機種と較べても性能差はほとんどありません。あまりこだわらずにワンルームで利用するならば、さしあたってこの機種でしょう。

 201810101303.jpg

 光ファイバーの終端装置と本体をつなぐWAN側ケーブルも1000BASE-Tに対応するため、他社製品と違い、100Mbps前後にボトルネックがない仕様です。そのため、この価格帯としては、快適に使えると思います。

 また、ボタン一つでWi-Fi設定ができるAOSS機能や、スマホの設定が容易なQRsetupも、初心者には非常に便利だと思います。

 なお、【アマゾン通販限定版】は、パッケージ包装が簡略化されていますが、性能は同じです。


 第2に、1DKにも対応できる比較的安価なルーターとしておすすめできるのは

 201810101334.jpg

 【2018】

 31・NEC Aterm PA-WG1200HP3
    ¥6,721 Amazon.co.jp
(3/16執筆時)

ネット最高速度:867Mbps
2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:867Mbps
有線LAN:100BASE-T ×1/1000BASE-T ×3
簡単設定機能 :WPS・QRスタート

 総合評価 ★★★★★

 電波干渉や電子レンジなどのノイズに強い5GHz帯に対応しているNECのPA-WG1200HP3が良いでしょう。

 201806111909.jpg

 性能面では、バッファローの WHR-1166DHP2 も良い機種で「互角」です。

 しかし、NECは、ハンドステアリング機能とオートチャネルセレクト機能を搭載する点で、複数接続時により強いです。

 とくにネット動画などを頻繁に見るかたで、映像が途中で途切れたり、乱れたりするのを避けたい人、また、ダウンロードが途中で止まってしまう事態を避けたい人は、5GHz帯に対応し、回線の安定性の高いこちらのモデルはおすすめです。

 価格も戦略的に抑えられており、導入しやすいでしょう。

 NECの高性能な小型アンテナは定評がありますし、小型で設置性も良い本体です。1万円以下のグレードで選ぶならば、こちらが「最強」と言えそうです。

  201802211532.jpg

 なお、「マンションモデル」として紹介しましたが、最近のノートPCなどが軒並み11ac規格搭載になっている現状を考えると、ワンルームマンションでも性能を重視するならば、11ac規格に対応するこのグレード以上が「ベスト」です。

 価格もさほど変わりませんし。より広いお宅でも、ルーターとPCを同じ部屋に置くのならば、こちらの機種で十分です。

ーーー

 201810101644.jpg

 47・アイオーデータ WN-AX2033GR2
  ¥6,979 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

ネット最高速度:1000Mbps
2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:1733Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×4
簡単設定機能 :WPS

 ただし、複数の人が同時に端末を使う場合は、速度だけでなく、接続安定化を図る技術が重要となってきます。

 201810101653.jpg

 その点で言えば、 ビームフォーミング・MU-MIMOに対応し、また、デュアルコアCPUを採用を明言し、スループットの数値も良いアイオーデータのほうが良いでしょう。

 また、1人暮らしの場合も、例えば【NASの比較記事】で書いたような家庭内ネットワークで、データを頻繁やりとりする方などが、この機種が良いと思います。

 もちろん、家庭でも「速度」と「安定性」を重視して、本格的に運用する場合は、次に挙げるような、CPU(コア)が多い、1万円以上のより高速な無線LANルーターの方が良いでしょう。


 第3に、2LDK以上のマンションや一軒家の標準的なルーターとしておすすめなのは、

  201806112213.jpg

【2017】 

 1・バッファロー WXR-1900DHP3
  ¥10,899 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 2・バッファロー WXR-1901DHP3
  ¥11,584 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:600Mbps
5.0GHz帯速度:1300Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×4
簡単設定機能 :QRsetup AOSS2

 バッファローのWXR-1900DHP3 か、ネット用型番で同等性能の WXR-1901DHP3でしょう。

 やはり、広いご自宅で、電波の安定性・信頼性・速度を確保したい場合、5GHZ帯(11ac)が高速であるに越したことはないでしょう。

 201806111611.jpg

 その点で、アンテナを3本搭載し、規格値で1300Mbpsの速度を達成するこの機種は、将来を見こしても長く使えそうなスペックです。

 もちろん、より上位機には「4本のアンテナ」を搭載し、さらに高速のモデルもあります。しかし、先述のように、PC・スマホ側(子機)がほぼ対応できていないので、単純にスピード面にだけに限って言えば、こちらの水準で全く問題ないでしょう。

 一方、接続安定性や信頼性については、3つのCPUの採用が功を奏しており、高水準です。

 例えば、スマホやゲーム機などの携帯端末については、ビームフォーミングEX・バンドステアリング機能が有効です。

 テレビも含めた4K動画やネットゲームの接続安定性も、干渉波自動回避機能アドバンスドQoS4Kモードという最先端の機能が有効です。

 どの機種を購入するか迷っている方は、この機種を購入すれば性能面で後悔はしないでしょう。そういった点では、最もオススメできる機種です。

ーー

 201806112215.jpg

 なお、「スピード」について言えば、「最も売れているパソコン」といえる、Macは、高級機のiMac ProやMacBook Proでも「3アンテナ」(最大1300Mbps)です。

 Windows系の場合も、例えば、Microsoftの最新ノートPCの「Surface book 2」でも「2アンテナ」(866Mbps)です。

 これをふまえると、「3アンテナ(最大1300Mbps)」まで対応できるこちらのルーターは、「しばらくの間は十分なスペック」といえます。近い将来、新しいPCやスマホを導入することを考えている方でも、この機種は長く使えそうです。


 第4に、壁の厚いマンションや2階建の家屋で、現状すでに電波が弱く困っている人におすすめの高性能モデルは、

 201806111655.jpg

 【2018】

 11・NEC Aterm WG2600HP3
  ¥13,500 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:800Mbps
5.0GHz帯速度:1733Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×4
簡単設定機能 :WPS・QRスタート

 NECの WG2600HP3 が良いでしょう。5GHz・2.4GHz帯双方に4本のアンテナを装備しており、速度・安定性・到達距離の点で現状最高のモデルの1つです。

 その上で、複数機器の同時接続に強いMU-Mimoが搭載させる点が、この製品の「最大の魅力」といえます。

 MU-Mimoがは、最近の技術革新の中では最も「実用的」です。接続安定性の向上には、とくに欠かせないものです。そうした先端技術を搭載する割に、本体価格が「格安」で、お得感があります。

 201806111658.jpg

 一方、ライバル機に目を向けると、バッファローの WXR-2533DHP2MU-Mimoに対応し、ほぼ同等の性能と言えます。

 しかし、NECのほうがかなりコンパクトで、設置面積が1/2程で済みます。また、価格も比較すればNECのほうが安いです。加えて、NECは、最近アンテナの全面改良を行い、実効速度が大幅向上している点で、こちらを「おすすめ」としました。

 接続についても、「らくらくQRスタート」や、バッファローのAOSSに相当する「らくらく無線スタート」が搭載され、初心者にも迷わず設置できるでしょう。


 第5に、店舗などで、多人数のユーザーが利用する環境に適しているルーターは、

 201810100928.jpg

 17・TP-Link Archer C5400
  ¥24,129 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:1000Mbps
5.0GHz帯速度:2167Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×8
簡単設定機能 :WPS

  C5400 でしょう。5Ghz帯だけで2セットの接続システムを搭載するほか、最大速度も最高峰ですから。無線規格も、1024QAMまで対応するので、多少高いですが、将来高性能PC・スマホが出ても長く利用できると思います。

 家庭用としてそのサイズはネックです。また、ご家庭に複数のヘビーユーザーがいない限り、この機種はオーバースペックです。電波状況の改善だけが目的ならば、別の機種で十分です。

 ただ、店舗用としては、ユーザー認証画面の作成も可能ですので、かなり便利に使えるでしょう。


 第6に、ネットゲームやネット4K動画の安定的な受信に「とことん」こだわる方におすすめなのは、

  201901051433.jpg

 15・ASUS 無線LANルーター RT-AX88U
  ¥46,033 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:1148Mbps
5.0GHz帯速度:4804Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×8
簡単設定機能 :WPS

 ASUSRT-AX88U でしょう。

 スペック的に言って、速度がこれに優る機種は現状ないでしょう。IEEE802.11ax(draft)という、次世代の業界統一規格にかなった機種ですので、長期間「ハイエンド」モデルとして利用できると思います。

 とくに、ネットワークゲームなど、インターネットの反応速度を重視したい方は、WTFast対応が活きるでしょう。

 また、スペック的に言っても、家庭内LAN、インターネットとも速度的には最も速い機種です。そのため、単体利用ならば、速度的な満足感は最も高いと思います。

 ただ、ASUSの製品は、どちらかと言えば、上級者向けのハイスペック製品です。一般家庭でここまで高性能のルーターを必要とする方は、あまり多くないでしょう。2万円以内のグレードの製品でも十分です。

ーー

 201802211642.jpg

 【2018年】

 19・Buffalo AirStation WTR-M2133HP-PR
  ¥19,320 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 20・Buffalo AirStation WTR-M2133HP
  ¥21,349 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

2.4GHz帯速度:400Mbps
5.0GHz帯速度:866+866Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×3
簡単設定機能 :AOSS WPS

 一方、あまりネットワークに詳しくない初心者の方は、ASUSは設定難易度が高めだと思います。

 201806111733.jpg

 そのため、4Kネット動画サービスなどを利用するご家庭や、多人数のご家庭で、「複数台接続時の信頼性」を最も重視して選ぶという場合は、バッファローのパラボラ型が良いでしょう。

 TV向けにアドバンスドQoS4Kモードがあるほか、5GHz帯について2組のアンテナを装備している点が評価できます。

 現状の不満要素が「速度」というより「安定性」だった方は、この機種が良いでしょう。

補足1・ケーブルについて

 というわけで、今回は無線LANルーター(Wi-Fiルータ)の比較記事でした。

 数点、「おまけ」で、ケーブルについて、補足的な説明をしておきます。


 201903161403.jpg

 無線LANルーターの「買い換え」の際に、お手持ちの「古いLANケーブル」を「流用」しようと考えていると思います。

201903161411.jpg

 しかし、ケーブルにも規格があることに注意が必要です。

 なぜなら、お使いのLANケーブルがCAT5規格(カテゴリー5)の場合、、100Mbps(12.5メガバイト/秒)しか対応できないからです。

 古いLANケーブルで、10年以上前ならば、やや高い製品でもCAT5規格である可能性があります。

 速度的なボトルネックになるので、メインのパソコンまでの経路だけにでも、新しいものに「買い直し」を検討しましょう。

  201903161344.jpg

 【0.5m-20m】【CAT7規格】

 サンワサプライ 細径メッシュLANケーブル
  ¥970〜 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 エレコム つめが折れないLANケーブル
  ¥759〜 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 バッファロー つめが折れないLANケーブル
  ¥726〜 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 その場合、設置性の良い「平麺型のLANケーブル」よりも、単線かヨリ線のLANケーブルをオススメします。

 201903161411.jpg

 その上で、CAT7(カテゴリー7)のものは、ノイズ対策も認証の要件なので、選ぶ価値が高いです。

 なお、太いほど対策になるものの、取り回しにくいので、5mmほどの細径ケーブルが良いでしょう。

 201903161417.jpg

 各社のルーター製品には、どれも1メートル程度の長さのインターネット側(WAN)用のケーブルが「オマケ」で付属します。

 しかし、どれも、CAT7(カテゴリー7)ではないでしょう。

 短いですし「交換不要」ですが、FPSゲームをするなどの場合で、ノイズ対策にとことんこだわりたいならば、検討の余地はあるでしょう。

 品質については、国内メーカーが良いでしょう。

 上記のエレコム・iBuffalo・サンワサプライあたりが、ケーブルでは大手です。

 少額の小物類はデンキヤでは価格設定が「高め」ですから、ネットで購入するのが良いと思います。

補足2:ルーター関連記事の紹介

 201810101459.jpg

1・高速な無線LANルーターの比較
2・格安な無線LANルーターの比較
3・無線LAN子機の比較
4・無線LAN中継機の比較

 なお、予算的に異なる方向性で考えたい方は、引き続き上記の記事(1番・2番)をご覧ください。

 201802211632.jpg

 一方、11ac規格に対応しない古いノートパソコンを利用している方で、866Mbps以上で高速に接続したい方は、別売の無線LANアダプタ(子機) が必要です。

 それについては、3番の記事で比較記事を書いています。もし、同時にUSBアダプタの購入を検討されていたら、ご覧ください。

--

 最後になりましたが、今回の記事がもし皆さんのお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題をシェアしていただければ嬉しいです。

 (計3回の続き記事となりますので、1回目記事をご紹介いただけると、一層嬉しいです!)

posted by Atlas at 14:41 | 無線LANルーター

2019年01月24日

比較2019'【速度別】無線LAN子機25機の性能とおすすめ・選び方:バッファロー・NEC・プラネックス ASUS TP-Link など

【今回レビューする内容】2018-2019年 小型無線LANアダプタ(無線LAN子機)の価格・性能とおすすめ:USB Wi-Fiレシーバー:256QAM対応子機 USB 3.0【Win Mac対応】11ac対応無線LANアダプタの機種の違いとオススメ人気:バッファロー・tplinkなどゲーミングPC向け 11ac 256QAM対応 5GHz 2.4GHz対応

【評価する製品型番】TP-Link Archer T9E T4UH T1U TL-WN725N IODATA WN-G300UA バッファロー WI-U3-866DS WI-U2-433DMS WLI-UC-GNM2S WLI-UC-GNM WI-U2-300D WLI-UC-GNM2 WLI-UV-AG300S PLANEX GW-450D2 KATANA WLI-UC-G301N エレコム WDC-433SU2MBK  WDC-867DU3S PLANEX GW-900D GW-450D LAN-W150NU2AB NEC AtermWL900U PA-WL900U WLI-UC-G300HP WLI-UC-GNME PCE-AC68 PCE-AC88

今回のお題
電波が強く信頼性の高い無線LAN子機のおすすめはどの製品?

 ども、Atlasです。

 今日は、MacWindowsノートPCデスクトップPCなどで使う無線LAN(Wi-Fi)子機を比較します。

 201810120015.jpg

 USB接続タイプPCIタイプの両方をフォローする予定です。

 いつものように、各製品を比較したあと、最後に、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。

ーーー

1・高速な無線LANルーターの比較
2・格安な無線LANルーターの比較
3・無線LAN子機の比較
4・無線LAN中継機の比較

 なお、今回の記事は、このブログ「モノマニア」の無線LAN関係記事の第3回目記事として書きました。 

1・無線LAN子機の選び方の基本

 さて、無線LAN子機を選ぶ場合、2点注意しなければならない点があります。

1・5GHz帯の速度の速さ

 第1に、11ac規格(5GHz帯)についてです。

 201402201938.jpg

 5GHz帯は、2014年に認可された比較的新しい電波規格です。すでに、スマホPC、そして送信側の無線LAN親機の多くが対応を果たしています。

 従来的な接続よりも「理論上の最高速度が速い」ほか、 電子レンジや近隣のWi-Fi電波などとの「混線に比較的強い」規格です。

 11ac規格は、現状では「最大2167Mbps(=271MB/秒)」に対応する親機が出ています。

 しかし、勘違いして買われる方も多いのですが、「11ac」対応を明示している子機でも、必ずしも最大速度が出せるわけではないと言えます。

 なぜなら、11acという規格は、子機に搭載するアンテナ本数の違いで最大速度が変化するからです。

1・アンテナを1本搭載
 =【速度433Mbps】
2・アンテナを2本搭載
 =【速度833Mbps】
3・アンテナを3本搭載
 =【速度1300Mbps】
4・アンテナを4本搭載
 =【速度1734Mbps】

 現状の無線LAN子機の発売状況をみると、アンテナ本数は4つに区分できます。

 なお、1734Mbpsを超える子機も「アンテナ4本」ですが、これは、1024QAMなど、密度の高い新圧縮規格で伝送するからです。

   201802211632.jpg

 また、アンテナ設置にはスペースが必要なので、USBスティックタイプは「アンテナ2本」までです。したがって、速度的には833Mbps(104MB/秒)が最大です。

  201810112309.jpg

 正確には、最大で1333Mbpsに対応できるUSB子機もありますが、サイズは巨大で隣のUSBポートをふさぐサイズです。基本的には、デスクトップPCの拡張スロットで対応させるのが普通です。

2・2.4GHz帯の速さ

 第2に、11n規格(2.4GHz帯)についてです。

 201712091502.jpg

 2.4GHz帯は、11n 11g 11bなどがありますが、11ac規格(5GHz帯)より古い規格です。そして、ゲーム機や家電など、一般的な機器は「2.4GHz帯だけ」採用している機種が大半です。

 また、「無線LAN親機」も格安なものは「2.4GHz帯だけ」採用です。この種の電波は、あまり速度がでない一方で、到達距離が長いので、ホテルやフリースポットが多く採用します。

 そのため、ご自宅が「最新ルーター」でも、子機を選ぶ際は、この部分の「速度」も見ておくと安心です。

 なお、帯域幅が40MHzの11n接続を利用した場合の、理論上の最大速度は以下のようになります。

1・アンテナを1本搭載
 =【速度150Mbps】
2・アンテナを2本搭載
 =【速度300Mbps】
3・アンテナを3本搭載
 =【速度450Mbps】
4・アンテナを4本搭載
 =【速度600Mbps】

 これに一部の危機が対応する256QAMという送信密度向上技術を利用すると、上表の1.3倍まで出ますが、対応子機は(デスクトップ用以外)現状では皆無です。

3・おすすめモデルの選び方!

 201810112054.jpg

 スマホや格安PCの場合、内蔵する子機のアンテナ本数は「アンテナ2本」、MacBook やiMacなどの高級機は「アンテナ3本」です。

---

 結論的にいえば、現行水準のWi-Fi速度を、USB子機で得たい場合、できれば各帯域のアンテナを2本ずつ採用したモデルを選ぶと、速度的に満足がいくでしょう。

 というわけで、今回の記事では、以上の2点のスペックに注意を払いつつ無線LAN子機を比較します。ま

2・格安なUSB無線LAN子機の比較

 はじめに、比較的格安で小型な機種から紹介します。

 なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


 201810120003.jpg

 1・I-O DATA WN-G300UA
  ¥1,551 Amazon.co.jp (1/23執筆時)

速度:最大300Mbps
256QAM:未対応
セキュリテイ:WPA WPA2
対応OS:Windowsのみ
本体サイズ: 約16×152×15mm

  WN-G300UAは、日本の周辺機器メーカーである、アイオーデータの無線LAN子機です。

 本体形状は、写真のように、「外部アンテナ」を搭載している製品です。

 この形状のタイプは、高感度(ハイゲイン)であり、アンテナがない小型タイプよりは無線感度に優位性があります。この、アンテナは前後左右に動くので、壁などの遮蔽物が多い部屋での使用には特に効果があります。

 201806120937.jpg

 2.4GHz帯の電波は、IEEE802.11b/g/nに対応します。

 最大速度は、「内蔵アンテナ2本」の機種なので、300Mbps(=37.5メガバイト/秒)となります。自宅の格安無線LAN親機のほか、外出先のフリースポットでも、利用できるでしょう。

 5.0GHz帯の電波は、非対応です。

 先述のように、こちらは、速度が速く、電波干渉に強い帯域です。その点で、ご自宅の無線LAN親機の「性能はフルに活かせない」機種です。

 対応するOSは、Windowsのみです。

----

 以上、WN-G300UAの紹介でした。

 形状的に電波の届きやすそうな製品です。ただ、対応規格をは古くさく、自宅用としては、性能はあまり期待できないでしょう。


 201810120003.jpg

 【2017年型番】

 2・バッファロー WLI-UC-GNM2S
  ¥1,296 Amazon.co.jp (1/23執筆時)

 【2016年型番】

 3・バッファロー WLI-UC-GNM2  
  ¥2,800 Amazon.co.jp (1/23執筆時)

速度:最大300Mbps
256QAM:未対応
セキュリティ:WPA WPA2
対応OS:Windowsのみ
本体サイズ:16×20×9mm

 WLI-UC-GNM2Sは、日本の周辺機器メーカーであるバッファローの販売する超小型端末です。

 新旧ありますが、本体のスペックは同じです。

 201806120823.jpg

 本体形状は、アンテナがないタイプです。

 無線LANの場合、小型アンテナの性能が割と良いためこの程度のサイズでも問題ないのですが、ノートPCからノイズが多く出るため、形状的にはアンテナ式のが優位です。ただし、持ちはこびに使う際の利便性は、捨てがたいです。

 2.4GHz帯の電波は、こちらも、IEEE802.11b/g/nに対応します。

 最大速度は、「内蔵アンテナ2本」の機種なので、300Mbps(=37.5メガバイト/秒)となります。形状は異なりますが、スペックは同じですね。

 5.0GHz帯の電波は、非対応です。

 先述のように、こちらは、速度が速く、電波干渉に強い帯域です。その点で、ご自宅の無線LAN親機の「性能はフルに活かせない」機種です。

 対応するOSは、Windowsのみです。

----

 以上、バッファローのWLI-UC-GNM2Sの紹介でした。

 低スペックなので、あまり通信速度が必要とされない、ゲーム端末との通信をするなどの用途なら良いでしょう。

 しかし、ノートパソコンなどに利用する場合、速度は期待できません。とくにデスクトップに差して使う場合は、(USB延長ケーブルを使って、本体と離さない限り)安定した通信が得られない可能性が高いと言えます。


 201810120004.jpg

 4・PLANEX GW-450D KATANA
  ¥1,666 Amazon.co.jp (1/23執筆時)

速度:最大433Mbps
256QAM:未対応
セキュリティ:WPA WPA2
対応OS:Windows Mac対応
本体サイズ: 17.2× 18.1×187.2mm

 GW-450D KATANAは、周辺機器メーカーのプラネックス社の販売する製品です。

 本体形状は、外部アンテナを搭載した高感度対応モデルです。

 アンテナが上下左右に動かせるために、電波干渉に強いモデルと言えます。

 201806120830.jpg

 2.4GHz帯の電波は、こちらも対応します。

 最大速度は、しかし「内蔵アンテナ1本」の機種なので、11nでの接続で最大150Mbps(=18.8メガバイト/秒)と下位機種より遅いです。上位機は、5GHz帯のアンテナを「もう1本」乗せないといけないので、2.4GHz帯が「割を食っている」状況です。

 5.0GHz帯の電波は、対応です。

 最大速度は、「内蔵アンテナ1本」で、433Mbps(=54.1メガバイト/秒)となり、快適さは増しています。

 対応するOSは、WindowsとMacに公式対応します。

---

 以上、GW-450D KATANAの紹介でした。

 形状的に、外出先での利用を考えていないとは思います。そのため、ご自宅に、11acに対応するルーターがある方に「オススメ」できる機種です。

 ただ、2.4GHz帯の電波は、下位機種より「弱い」です。2.4GHz帯の電波は、5GHzより「距離的に飛びやすい」美点があるので、自宅でも、親機から離れた場所での利用は、あまりオススメできません。


  201810120005.jpg

 5・バッファロー WI-U2-433DHP
  ¥1,934 Amazon.co.jp (1/23執筆時)

速度:最大433Mbps
256QAM:未対応
セキュリティ:WPA WPA2
対応OS :Windows Mac対応(注)
本体サイズ: 約10× 15.1×18mm

 WI-U2-433DHP は、バッファローから発売されている無線LAN子機です。

 本体形状は、こちらも外部アンテナを搭載したモデルです。

 アンテナが上下左右に動かせるために、電波干渉に強いモデルと言えます。

 201806120837.jpg

 2.4GHz帯の電波は、こちらも対応します。

 最大速度は、「アンテナ1本」なので11nでの接続で最大150Mbps(=18.8メガバイト/秒)となります。上表では300Mbsとありますが、これは、11nを5Ghとしてで利用した場合のスペックです。

 5.0GHz帯の電波は、対応です。

 最大速度は、「内蔵アンテナ1本」で、433Mbps(=54.1メガバイト/秒)となり、プラネックスと同等です。

 201706211352.jpg

 一方、ライバル機のプラネックスのGW-450D と比べると、ビームフォーミングに対応する点が優秀です。親機側の対応も必要ですが、対応機は、親機が子機の一を判別して、適切に電波を飛ばせるため、障害物に強くなります。

 対応するOSは、Windowsのほか、マックにも正式対応しています。ただし、Macの場合、クライアントマネージャが利用できず、本体の無線LAN機能で設定することになります。

----

 以上、WI-U2-433DHP の紹介でした。

 ルーターから離れた場所で利用するアンテナ付属の高感度タイプとして実力があります。ただ、デスクトップPCなどに差して利用する場合は、これ単体での改善効果は乏しいでしょう。

 デスクトップのノイズ範囲内から遠ざけるため、USB延長ケーブルを併用し、できるだけ高い位置にアンテナ設置した方がより効果的です。


 201810120020.jpg

 6・PLANEX 433Mbps GW-450D2
  ¥1,666 Amazon.co.jp (1/23執筆時)

速度:最大433Mbps
256QAM:未対応
セキュリティ:WPA WPA2
対応OS :Windows  Mac対応
本体サイズ: 17.2× 30.7× 7.9mm(業界最小)

 GW-450D2 は、プラネックスの11ac対応の超小型USB端末です。

 201601291423.jpg

 本体形状は、写真のような超小型端末で、11ac対応端末としては業界最小のサイズです。

 とても小さく、隣のUSBポートと干渉しないので、モバイルノートでも使いやすい端末です。ただし、アンテナが小さい分、通信の安定性はそれ程高くありません

 201806120830.jpg

 2.4GHz帯の電波は、対応します。

 最大速度は、「アンテナ1本」なので11nでの接続で最大150Mbps(=18.8メガバイト/秒)となります。

 5.0GHz帯の電波は、対応です。

 最大速度は、「内蔵アンテナ1本」で、433Mbps(=54.1メガバイト/秒)となり、他機と同じです。

 一方、バッファローと比べると、ビームフォーミング機能はありません

 対応するOSは、なお、こちらはWindowsのほか、Macにも正式対応しています。

---

 以上、GW-450D2 の紹介でした。

 小型子機としてモバイル用に適した製品です。一方、フリースポットやホテルに多い、2.4GHz帯の電波は最大150Mbps(=18.8メガバイト/秒)とかなり「細い」ので、ノートPCを持ち出した先ではさほどのスピードが得られないでしょう。

 一方、デスクトップPC用としては、ノイズの発生源に近いため、あまりオススメできません。自宅内で利用するノートPCに限定してオススメできるでしょう。


   201810120021.jpg

 7・TP-Link Archer T1U
  ¥1,100 Amazon.co.jp (1/23執筆時)

速度:最大433Mbps
256QAM:未対応
セキュリティ:WPA WPA2
対応OS :Windows  Mac対応
本体サイズ:18.6 x 15 x 7.1mm

 Archer T1U は、中国のTP-Linkが販売する格安の無線LAN子機です。

 本体形状は、こちらも超小型端末で、金メッキ仕様が目立つ製品です。

 2.4GHz帯の電波は、注意が必要で、非対応です。

 したがって、Wi-Fiスポットやホテルでは利用できない可能性があります。自宅でも、親機から遠く離れた場所では入りにくいでしょう。

 5.0GHz帯の電波は、対応です。

 最大速度は、「内蔵アンテナ1本」で、433Mbps(=54.1メガバイト/秒)となり、他機と同じです。

 一方、ビームフォーミング機能はありません

 対応するOSは、Windowsのほか、Macにも正式対応しています。

--

 以上、Archer T1U の紹介でした。

 使い道としては、電波干渉に強い5GHz帯「だけ」使いたいような自宅ユーザーでしょう。しかし、特定の目的がない場合は、この部分がネックとなるでしょう。

ーー

 

 8・TP-Link TL-WN725N
  ¥700 Amazon.co.jp (1/23執筆時)

 なお、同社からは下位機種として TL-WN725Nという製品も併売中です。ほぼ同じ形状ですが、こちらについては、11n/11g/b2.4Ghz帯のみ対応ですので、注意してください。


 201810120022.jpg

 【2017年型番】

 9・バッファロー WI-U2-433DMS
  ¥1,790 Amazon.co.jp (1/23執筆時)

 【2016年型番

 10・バッファロー WI-U2-433DM
  ¥3,698 Amazon.co.jp (1/23執筆時)

速度:最大433Mbps
256QAM:未対応
セキュリティ:WPA WPA2
対応OS :Windows Mac対応(注)
本体サイズ:33×18×8mm

 WI-U2-433DMS もバッファローの11ac対応の小型無線端末です。

 新旧両機種ありますが、本体のスペックは新旧とも同じです。また、プラネックスの商品よりもやや高いですが、これは使っているチップの価格の違いもあるでしょう。

 201402211356.jpg

 本体形状は、この機種もプラネックスほどではないですが短いです。

 201806120837.jpg

 2.4GHz帯の電波は、こちらも対応します。

 最大速度は、「アンテナ1本」なので、11nでの接続で最大150Mbps(=18.8メガバイト/秒)となります。

 5.0GHz帯の電波は、対応す。

 最大速度は、「内蔵アンテナ1本」で、433Mbps(=54.1メガバイト/秒)となります。

 また、BUFFALOなので、同社の下位機種と同じで、ビームフォーミングに対応するため、動かして運ぶようなノートPCには、ある程度有利でしょう。

2fag4.jpg

 対応するOSは、こちらはWindowsのほか、マックにも正式対応しています。ただし、Macの場合、クライアントマネージャが利用できず、本体の無線LAN機能で設定することになります。

 逆にバッファロー社のルーターを使っている方は、Windowsユーザーなら、ボタン一つで接続でき、セキュリティ設定までやってくれるAOSS機能が使えます。特に初心者に便利な機種と言えます。

---

 以上、WI-U2-433DMS の紹介でした。

 同等の速度を持つ他社製品と比べると、ビームフォーミング機能の搭載が魅力です。バッファロー製の親機との相性は特に良いので、ユーザーはこちらを選ぶのも良いでしょう。これは、親機と子機のチップの相性からです。

3・高速なUSB無線LAN子機の比較

 ここから、紹介していくのは、11ac対応規格の子機のうち、アンテナが2本搭載されている高速モデルです。


  201810120006.jpg

 11・PLANEX カッ飛び! GW-900D-BK
  ¥2,700 Amazon.co.jp (1/23執筆時)

速度:最大866Mbps
256QAM:未対応
セキュリティ:WPA WPA2
対応OS:Windows  Mac対応
本体サイズ:約 26× 10.6× 80 mm

 GW-900D-BK は、プラネックス社の販売する子機では最もグレードが高い製品です。

 201507261052.jpg

 本体形状は、写真のように、USBフラッシュメモリーほどのサイズがあります。

 アンテナ形状をしたタイプと比べると、アンテナの方向を変えられないデメリットはあります。

 ただ、アンテナの方向を変えるよりも、USB延長ケーブルでPCから距離をとった方が通信速度は改善するため、さほど神経質にならずとも良いでしょう。

 201806120856.jpg

 2.4GHz帯の電波は、こちらも対応します。

 最大速度は、「アンテナ2本」なので、11nの接続で最大300Mbps(=37.5メガバイト/秒)となります。先ほどまでの機種は150Mbpsでしたが、このグレードでは「実用的な水準」になりました。

 5.0GHz帯の電波は、対応です。

 最大速度は、「内蔵アンテナ2本」で、866Mbps(=108メガバイト/秒)となります。

 対応するOSは、こちらはWindowsのほか、マックにも正式対応しています。

---

 以上、GW-900D-BKの紹介でした。

 やや大きいので、用途的には、家庭内や職場に置いて使うタイプです。特に、家庭内で、電波の問題を抱えている場合、このグレードの子機を買い、USB延長ケーブルで、やや高い位置にこの製品を設置するなどすれば、改善確率が高いでしょう。

 デスクトップパソコン用に格安で強力な子機を探しているならば、こちらが良いと思います。


 201810120007.jpg

【2017】

 12・BUFFALO WI-U3-866DS
  ¥4,215 Amazon.co.jp (1/23執筆時)

速度:最大866Mbps
256QAM:未対応
セキュリティ:WPA WPA2
対応OS :Windows  Mac対応
本体サイズ: 74×27×14mm

 こちらは、バッファロー社の無線LAN子機では最もハイグレードな製品です。

 gstwhbhw2.jpg

 本体形状は、このスペックの機種としては小型で、ノートパソコンでの持ちはこびに有利に設計されています。ノートPCでも形状的に安定的に使えそうです。

 201806120903.jpg

 2.4GHz帯の電波は、こちらも対応します。

 最大速度は、「アンテナ2本」なので、11nの接続で最大300Mbps(=37.5メガバイト/秒)となります。

 5.0GHz帯の電波は、対応です。

 最大速度は、「内蔵アンテナ2本」で、866Mbps(=108メガバイト/秒)となります。BUFFALOは、理論値だけでなく、実測値も公開しますが、491Mbpsと十分な水準です。

 このほか、同社の下位機種と同じく、ビームフォーミング機能も搭載です。

 gsfhgeg1.jpg

 面白いのは、写真のようなフックと0.5mの延長ケーブルが付属していて、この製品をノートの上部に付けることが可能な点です。上部に垂直設置することで、ノートの通信速度が大幅に改善できるでしょう。

 また、デスクトップユーザー向けにUSB延長ケーブルがセットされます。ただ、短いため、速度改善を目指すならば、長めのケーブルを買うべきでしょう。

 対応するOSは、こちらはWindowsのほか、マックにも正式対応しています。ただし、Macの場合、クライアントマネージャが利用できず、本体の無線LAN機能で設定することになります。

 また、こちらも、Windows系PCの場合、バッファロー社のルーターを使っている方は、ボタン一つで接続でき、セキュリティ設定までやってくれるAOSS機能が使えます。AOSSは業界標準規格のWPSとも互換します。

----

 以上、バッファローの WI-U3-866DSの紹介でした。

 速度的に優秀な866Mbpsモデルのなかで、モバイル的にも利用するなら、小型で設置性の良さそうなあるこの機種はよいでしょう。特に、ビームフォーミング機能を搭載するバッファローのルーターとの相性は良さそうです。


  201810112213.jpg

 13・NEC AtermWL900U PA-WL900U
  ¥4,106 Amazon.co.jp (1/23執筆時)

速度:最大866Mbps
256QAM:対応
セキュリティ:WPA WPA2
対応OS :Windowsのみ
本体サイズ: 約28×86×14mm

 PA-WL900Uは、NECが出している無線LAN子機です。

 NECもバッファローと同じで、ルーター(親機)を生産している大手メーカーです。とくに光ファイバーやADSLのプロバイダから提供されるブロードバンドルーターはNEC製であることが多いです。

 本体形状は、多少小型であるバッファローに比べると長めです。

 201806120908.jpg

 2.4GHz帯の電波は、こちらも対応します。

 最大速度は、「アンテナ2本」で、11nの接続で最大400Mbps(=37.5メガバイト/秒)となります。こちらの場合、256QAMという圧縮に関わる新規格に対応するため、最大速度が上がっています。ただし、ルーター側も256QAM対応である必要はあります。

 5.0GHz帯の電波は、対応です。

 最大速度は、「アンテナ2本」で、866Mbps(=108メガバイト/秒)となります。他社と同じです。

 このほか、同社の下位機種と同じく、ビームフォーミング機能も搭載です。

 対応するOSは、こちらはWindowsのみで、マックには非対応です。この点は注意が必要です。

---

 以上、NECのPA-WL900Uの紹介でした。

 ブロードバンドルーターの高シェアを誇るメーカーとして、通信速度はバッファロー社同様に優れます。その上で、256QAMに対応する点が売りです。2.4GHz帯は到達距離が長いので、一軒家など広いご家庭で、電波の「飛距離」の問題に困っている場合は試す価値があると思います。

 なお、デスクトップPCなどの場合は、USB延長ケーブルを併用し、多少高い場所にこちらを設置すると良いと思います。


  201810120008.jpg

 14・I-O DATA WN-AC867U
  ¥3,180 Amazon.co.jp (1/23執筆時)

速度:最大866Mbps
256QAM:未対応
セキュリティ:WPA WPA2
対応OS :Windowsのみ
本体サイズ:約32×101×14.2mm

 WN-AC867Uは、IODATA社が販売している子機です。

 同社は、最近ブロードバンドルーターに力を注がなくなっていますが、子機は出しており、格安路線でそこそこ売れています。

 03.jpg

 本体形状は、かなり大きいです。大きさは10センチを超えます。ただ、可動アンテナを装備しており、ある程度の方向性の調節ができる点が魅力です。

 2.4GHz帯の電波は、「アンテナ2本」で11nの接続で最大300Mbps(=37.5メガバイト/秒)となります。

 5.0GHz帯の電波は、「アンテナ2本」で、866Mbps(=108メガバイト/秒)となります。他社と同じです。

 ビームフォーミングは非対応です。

 対応するOSは、こちらはWindowsのみで、マックには非対応です。

---

 以上、IODATAの上級機の紹介でした。

 2本アンテナを装備する866Mbpsモデルとしては割と安いですが、AOSSなどの便利機能も付属しませんし、Macにも未対応です。価格以外の点で選ぶメリット性は低いように思えます。


  201810120009.jpg

 【2017年】

 15・エレコム WDC-867DU3S
  ¥3,161 Amazon.co.jp (1/23執筆時)

速度:最大866Mbps
256QAM:未対応
セキュリティ:WPA WPA2
対応OS :Windows  Mac対応
本体サイズ:約16×34×8mm

 WDC-867DU3Sは、エレコムが2017年に発売した、新しい無線LAN子機です。

 201712091522.jpg

 本体形状は、11acでアンテナを2本搭載する製品としては、22mmの出幅と圧倒的に小型です。

 2.4GHz帯の電波は、「アンテナ2本」で11nの接続で最大300Mbps(=37.5メガバイト/秒)となります。

 5.0GHz帯の電波は、「アンテナ2本」で、866Mbps(=108メガバイト/秒)となります。他社と同じです。

 最大接続速度は、11ac接続時は、866Mbps(=108.3メガバイト/秒)と他機種と同じです。

 対応するOSは、こちらは、Windowsのほか、Macにも対応です。

---

 以上、WDC-867DU3S の紹介でした。

 サイズという分かりやすいメリット性がある製品です。高速性と携帯性を両立できており良いと思います。また、接続についても、WPSに対応するため、スイッチ1つで無線LANとリンクでき、初心者向きでしょう。


 201810120010.jpg

 【2017年】

 16・TP-Link Archer T4UH
  ¥1,798 Amazon.co.jp (1/23執筆時)

速度:最大867Mbps
256QAM:未対応
セキュリティ:WPA WPA2
対応OS :Windows  Mac対応
本体サイズ:約16×34×8mm

 Archer T1U は、中国のTP-Linkが販売する格安の無線LAN子機です。

 201803060942.jpg

 本体形状は、この製品の場合、付属のUSB延長ケーブルを利用する方式です。

 ノイズの発生源と言えるPCから離して設置できる点がメリットです。また、指向性のアンテナが2本出ていますが、他社同様に、こうした外部アンテナは「お守り」程度と考えられます。

 2.4GHz帯の電波は、「アンテナ2本」で11nの接続で最大300Mbps(=37.5メガバイト/秒)となります。256QAMには未対応です。

 5.0GHz帯の電波は、「アンテナ2本」で、867Mbps(=108メガバイト/秒)となります。他社と同じです。

 対応するOSは、こちらは、Windowsのほか、Macにも対応です。

---

 以上Archer T1U の紹介でした。割と格安で、ケーブルも付属するため、PCから離して設置しようと考えている方には便利でしょう。こちらも、WPSに対応し、設定は楽です。保証も3年ですね。

−−

  201901241008.jpg

 【2018年】

 17・TP-Link Archer T4U V3.0
  ¥3,380 Amazon.co.jp (1/23執筆時)

速度:最大867Mbps
256QAM:未対応
セキュリティ:WPA WPA2
対応OS :Windows  Mac対応
本体サイズ:約16×34×8mm

 なお、同社からは、小型化した後継機が販売されています。

  201901241012.jpg

 速度的なスペックは先述の機種と同じですが、アンテナを内蔵式にしたことで感度はやや低下しているでしょう。

 一方、新しくビームフォーミングに対応していますが、(スマホとしない)持ち歩きをほぼ前提としないノートPCの環境では、大きな期待はできないと思われます。


  201810120011.jpg

 18・BaiTong 1200Mbps wifiアダプター usblan
   ¥2,199 Amazon.co.jp (1/23執筆時)

速度:最大867Mbps
256QAM:未対応
セキュリティ:WPA WPA2
対応OS :Windows
本体サイズ:約87×37×8mm

 なお、中国の深圳などから、割と安いWi-Fiアダプターが輸入されています。

 中国や米国などの外国の場合、速度表記が日本と異なり、2.4GHz帯と5.0GHz帯の合計値でスペックを表記している場合があります。この商品1200Mbpsと表記しているのはそのような理由です。

 ただ、Wi-Fi機器は日本の電波法に即した技適認証に準じた対応が必要です。輸入品を購入する場合は、こうした観点からスペックを見ることも重要です。

4・最高速の無線LAN子機の比較

 つづいて、「3本以上のアンテナ」が搭載された11ac規格の最高速対応モデルを紹介します。


 201810120012.jpg

 19・ASUS 1300Mbps高速無線アダプタ PCE-AC68
  ¥9,227 Amazon.co.jp (1/23執筆時)

速度:最大1300Mbps
256QAM:(対応)
セキュリティ:WPA WPA2
対応OS :Windowsのみ

  PCE-AC68は、台湾のASUSが販売する子機です。同社は、高性能ブロードバンドルーターを製造するメーカーとして日本市場にシェアがあります。

 201810112227.jpg

 本体形状は、写真の通りこれまで見たUSB接続のタイプではなく、デスクトップPCのPCI Expressスロットに挿入して利用する方式です。PC側のスロットに空きがあれば増設可能ですね。

 写真のような直付のほか、ケーブルを使って、ノイズ源から離した設置にも対応します。

 2.4GHz帯の電波は、「アンテナ3本」です。11nの接続で最大600Mbps(=75メガバイト/秒)となります。

 ただし、こちらは、TurboQAMという同社の独自技術を利用した場合の数字です。カンファレンスが256QAMを定義する前に発売された機種ですが、実際は256QAM規格と同じでしょう。

 なお、非対応の親機と合わせる場合は、最大450Mbpsです。

 5.0GHz帯の電波は、「アンテナ3本」で、1300Mbps(=167メガバイト/秒)となります。

  201810101844.jpg

 ただし、家庭用のブロードバンドルーター(親機)の場合、ルーターと光ファイバー機器の間の有線LAN(WAN)のが最大1000Mbps(=125メガバイト/秒)となるので、インターネット速度は、最大でもそれに止まります。

 もちろん、家庭内で完結するネットワークの場合は、これに限定されません。

 対応するOSは、こちらはWindowsのみで、マックには非対応です。

---

 以上、 PCE-AC68の紹介でした。デスクトップPCのヘビーユーザー向けの製品と言えます。自作パソコンに詳しくPCI Expressスロットを扱える方は、こちらを導入するとよいでしょう。 


  201810112314.jpg

 20・ASUS 高速Wi-Fi無線LAN子機 USB-AC68
  ¥7,892 Amazon.co.jp (1/23執筆時)

速度:最大1300Mbps
256QAM:未対応
セキュリティ:WPA WPA2
対応OS :Windowsのみ

  USB-AC68も、台湾のASUSが販売する子機です。

 ただ、基本的に海外仕様の製品で、日本での取扱はAmazonなどに限られます。

 本体形状は、USBスティック形状です。電源も不要です。ただし、長さが11.5cmで、相当な大物ですから基本的にはデスクトップ用と考えましょう。

 幅もあるため、隣のUSBポートを塞ぎがちでしょう。

 2.4GHz帯の電波は、「アンテナ3本」です。11nの接続で最大600Mbps(=75メガバイト/秒)となります。

 ただし、こちらも、TurboQAMを利用した場合の数値です。 なお、非対応の親機と合わせる場合は、最大450Mbpsです。

 5.0GHz帯の電波は、「アンテナ3本」で、1300Mbps(=167メガバイト/秒)となります。

 対応するOSは、こちらはWindowsのみで、マックには非対応です。

---

 以上、 USB-AC68の紹介でした。手軽に導入できるUSB方式としては「高速」な機種です。

 ただ、USB3.0の実効速度は、個人的経験から130メガバイト/秒ほどでボトルネックがある上、さらに、たのUSB機器をつなげる場合、帯域混雑でパフォーマンスを得にくい場合があります。

 そういった点で言えば、ノートPC用には大きすぎ、デスクトップ用には(帯域幅)が狭すぎです。日本市場であまり広く売られないのはこうした部分があるからだと思います。


 201810120013.jpg

 21・TP-LINK Archer T9E
  ¥6,180 Amazon.co.jp (1/23執筆時)

速度:最大1333Mbps
256QAM:対応
セキュリティ:WPA WPA2
対応OS :Windowsのみ

  Archer T9E は、中国のTP-Linkが販売するPCI Expressスロットに挿入して利用する方式の無線LAN子機です。

  201803060951.jpg

 本体形状は、同じ方式のASUSと較べると、ケーブルを挟まずスロットの外側にアンテナがつく方式です。

 PCノイズから離すことができないわけですが、配線をスマートにしたい場合は、一定のメリット性を感じます。ただ、スロット最上段でないと、アンテナ部分が、他のパーツと干渉するでしょう。

  201803060958.jpg

 2.4GHz帯の電波は、「アンテナ3本」で、11nの接続で最大600Mbps(=75メガバイト/秒)です。

 256QAMをフォローします。同規格に対応している親機なら、最大600Mbpsを得られるでしょう。

 5.0GHz帯の電波は、「アンテナ3本」で、1333Mbps(=167メガバイト/秒)です。

 なお、ASUSに較べると、ビームフォーミング機能が強調されます。親機との位置関係を把握して、電波を優先的に発する機能です。子機でこの技術に対応する機種は珍しく、この製品の「売り」でしょう。

 対応するOSは、こちらはWindowsのみで、マックには非対応です。

---

 以上、 Archer T9Eの紹介でした。

 ビームフォーミング機能目新しい機種です。この部分を期待するならばこの機種でしょう。ただ、親機側もこの技術に対応している方が望ましいですね。

 一方、PCに直付けする設置法は、ノイズ源対策の面と、PC後部に新たにスペースが必要となる点で、使える人を選びそうです。


 201806120928.jpg

 22・ASUS 2167Mbps高速無線アダプタ PCE-AC88
  ¥11,007 Amazon.co.jp (1/23執筆時)

速度:最大2167Mbps
256QAM:対応
セキュリティ:WPA WPA2
対応OS :Windowsのみ

  PCE-AC88は、台湾のASUSが販売する子機で、現状最もハイグレードといえる製品です。

 201810112223.jpg

 本体形状は、こちらもデスクトップPCのPCI Expressスロットに挿入して利用する方式です。直付と、ケーブル双方に対応します。

 2.4GHz帯の電波は、「アンテナ4本」で、最大1000Mbps(=75メガバイト/秒)です。

 こちらは、NitroQAM(1024QAM)という256QAMの上位互換規格に対応すします。そのため、このスピードが出ます。

 5.0GHz帯の電波は、「アンテナ4本」で、2167Mbps(=284メガバイト/秒)と、「世界最高峰」です。

 対応するOSは、こちらはWindowsのみで、マックには非対応です。

----

 以上、 PCE-AC88の紹介でした。ヘビーユーザー向けの製品で、「これで駄目なら後はない」という意味で、ハイエンドな製品だと思います。一軒家で、かなり電波状況が悪い方は、試す価値があるでしょう。ただし、ルーターとセットでの交換をおすすめします。


 201810112243.jpg

 23・バッファロー WXR-1900DHP3
  ¥10,672 Amazon.co.jp (1/23執筆時)

 24・バッファロー WXR-1901DHP3
  ¥13,626 Amazon.co.jp (1/23執筆時)

2.4GHz帯速度:600Mbps
5.0GHz帯速度:1300Mbps

 25・バッファロー WXR-2533DHP2
  ¥15,923 Amazon.co.jp (1/23執筆時)

2.4GHz帯速度:800Mbps
5.0GHz帯速度:1733Mbps

 バッファローが発売するこれらの機種は、一般的に「親機」と言われるものです。

 ただし、これらの機種は、親機としての利用のほか、事実上の「子機」としても利用できます。

 201810112245.jpg

 要するに、この機種を購入し、上図のようにPCの間を有線LANで接続すれば、「子機」化できます。

 下位機種は1333Mbps(=167メガバイト/秒)で、上位機は最大1733Mbps(約217メガバイト/秒)で通信が可能です。

 増設したルーターとパソコンの間は有線LANでつなげるため、いわば「有線(但し中間は無線)LAN接続」というのが正確な表現です。

1・高速な無線LANルーターの比較
2・格安な無線LANルーターの比較

 なお、これら機種については、実際のところ「親機」なので、上記1番の記事で相当詳しく比較しました。

 この方式でも良い場合は、参考になさってください。

 なお、増設するルーターは、NECでもバッファローでもよいですが、基本的に既存のルーターと同じメーカーの方が安定します。そして、できれば、同じ製品の方が良いです。

 なお、バッファローのWXR-1900DHP3WXR-1901DHP3は、ボタン1つで中継機を設定できる点で、初心者向けです。

今回の結論
信頼性の高いUSB無線LANの子機のおすすめはこれ!

 というわけで、今回はUSB無線LANの子機について書きました。

 最後にいつものように、目的別、予算別に「Atlasのおすすめ機種!」を提案したいと思います。


 第1に、ノートPC用として、高速な11ac接続を利用したいと考えている方は、

 201810120009.jpg

 【2017年】

 15・エレコム WDC-867DU3S
  ¥3,161 Amazon.co.jp (1/23執筆時)

速度:最大866Mbps
256QAM:未対応
セキュリティ:WPA WPA2
対応OS :Windows  Mac対応
本体サイズ:約16×34×8mm

 12番で紹介したエレコムの小型端末 WDC-867DU3S をオススメします。

 モバイル用としては、携帯性が何よりも大事です。省スペースに越したことはないでしょう。

 その上で、アンテナを2本積むため、5GHz帯では866Mpsとたいへん高速です。また、外出先のフリースポットなどで利用するだろう2.4GHz帯も300Mbpsと十分な水準です。


 第4に、主に、デスクトップPC用として、接続安定性や無線の到達距離を重視する場合は、

  201810112213.jpg

 13・NEC AtermWL900U PA-WL900U
  ¥4,106 Amazon.co.jp (1/23執筆時)

速度:最大866Mbps
256QAM:対応
セキュリティ:WPA WPA2
対応OS :Windowsのみ
本体サイズ: 約28×86×14mm

  NECPA-WL900Uが良いと思います。

 こちらは、11acに2本のアンテナで対応する上で、電波の到達距離と安定性で分のある2.4Ghz帯の11n接続において、デジタル変調方式の256QAMに対応し、最大400Mbpsまで速度が出せます。

 なお、この規格に公式対応しているUSB子機は、この機種だけであり、この部分でも「貴重」でしょう。

 Amazon USB3.0延長ケーブル 0.9m
  ¥892 Amazon.co.jp (1/23執筆時)

 なお、デスクトップパソコンは「ノイズの固まり」なので、長めのUSB3.0延長ケーブルでUSB無線LAN子機を本体から離して上げると通信速度の改善に効果がある場合があります。

 USB2.0ケーブルだと、ケーブルの規格上、480Mbpsにボトルネックがあるので、USB3.0対応ケーブルを用いるのが良いでしょう。ケーブルは、できるだけ上方にのばすと効果的です。

 こちらの場合も、延長ケーブルを利用すると、接続安定性がより改善するでしょう。


 第3に、デスクトップPCの無線化について、とことんこだわってやりたい方には、

 201806120928.jpg

 22・ASUS 2167Mbps高速無線アダプタ PCE-AC88
  ¥11,007 Amazon.co.jp (1/23執筆時)

速度:最大2167Mbps
256QAM:対応
セキュリティ:WPA WPA2
対応OS :Windowsのみ

  PCE-AC88でしょう。

 中継機を用いない方法では、唯一、5GHz帯2.4Ghz帯ともにアンテナ4本ですから。

 現状で、これを上回る性能の子機はないため、これで無理ならば、中継機を利用する方法しかないです。

  201810100920.jpg

 21・ASUS 無線LANルーター RT-AC88U
  ¥24,543 Amazon.co.jp (1/23執筆時)

 ご予算があれば、親機とセットで揃えればさらに効果的です。

ーーーー

 201810120013.jpg

 21・TP-LINK Archer T9E
  
¥6,180 Amazon.co.jp (1/23執筆時)

速度:最大1333Mbps
256QAM:対応
セキュリティ:WPA WPA2
対応OS :Windowsのみ

 ただし、予算をできるだけ節約したい場合は、TP-LINKArcher T9E が良いと思います。

 201810101844.jpg

 やや速度は落ちますが、WAN側のLANケーブルにボトルネックがある以上、インターネットの最大速度はASUSと変わりません。256QAMにも対応します。

 それに加えて、ビームフォーミング機能は、実測データこそ取りにくいためあまり評価されないものの、仕組みとしては期待値は高いです。価格面でもメリット性が高いですね。

補足:ルーター関連記事の紹介

 というわけで、今回は無線LANルーター子機の比較記事でした。

1・高速な無線LANルーターの比較
2・格安な無線LANルーターの比較
3・無線LAN子機の比較
4・無線LAN中継機の比較

 なお、先ほど説明した11ac規格や、256QAMなど新規格が多く登場しており、数年前に比べても無線LANルーター本体の性能も飛躍的に向上しています。

  201810101459.jpg

 それをふまえて、同時に親機の検討もなされている方は、上記1番をご覧ください。

 基本的には、子機と親機のメーカーを揃えた方がスピードは出やすいですが、その点に過度に神経質になるより、単純にスペックの良いものを選んで良いと思います。

 最後になりましたが、この記事がもし皆さんのお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

 ではでは。

posted by Atlas at 10:17 | 無線LANルーター

このブログ家電批評モノマニアには「家電やモノの比較記事」が約350本あります!

よろしければ、下部のリンク集もご覧ください。

<広告>

 この記事がお役に立てたようならば、右のリンクから「家電ブログランキング」にクリック投票お願いします。  201302192014.jpg
          

Googleなどの検索エンジンでは

「モノマニア」「家電ジャンル」or「型番」

の単語入力で、このブログの個別記事検索ができます!

<PR>

約350記事の完全なリンク集は、【トップページ】の下部にあります。

今後の
記事は【Twitter アカウント】でツイートしています。お題も募集中!

monomani31.png