2018年07月20日

比較2018'【低コスト】A4モノクロレーザー複合機15機のおすすめ・選び方(1)

【今回レビューする内容】 2018年 A4モノクロレーザー複合機の性能とおすすめ・選び方 :キヤノン・ブラザー・NEC :激安コピー機として利用可!家庭用 Windows 10 Macintosh 10.13 対応情報 リサイクルトナーの値段や性能の違い・人気ランキング

【今回評価する製品型番】Brother JUSTIO DCP-L2550DW DCP-L2535D FAX-L2710DN MFC-L2750DW MFC-L2730DN MFC-L6900DW Satera MF242dw MF244dw MF245dw MF249dw MF236n MF417dw MF521dw  MFC-L5755DW NEC MultiWriter 200F PR-L200F

今回のお題
低コストなモノクロレーザー複合機のおすすめはどれ?
 

 ども、Atlasです。

 コピー機能スキャナ機能が付属するタイプの「A4モノクロレーザー複合機」を比較します。

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 キヤノン・ブラザー・NECなど、代表的なメーカーの現行製品は全機種網羅しました。

 以下では、いつものように各機種を比較し、最後にAtlasのおすすめ機種を提案する形式で書いていきます。

ーーー 

1・A4インクジェット複合機(4色)
2・A4インクジェット複合機(6色)
3・A3インクジェット複合機   
4・ビジネスインクジェット  
5・A4モノクロレーザー
6・A4モノクロレーザー 複合機
7・A4カラーレーザープリンタ
8・A3カラーレーザープリンタ

 なお、今回の記事は、このブログのプリンター比較シリーズの第5回目記事として書きました。

1・レーザー複合機の選び方の基本

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 A4モノクロレーザー複合機は、デスク上におけるコンパクトな機種から、コピー機の代替として利用できる高機能モデルまで、15機のラインナップがあります。

 これらの機種の「性能の違い」を説明する前に、A4モノクロレーザー複合機を選ぶメリット性と、選ぶ場合に注意するべき点について、あらかじめ解説しておきたいと思います。

A・モノクロレーザー複合機の良い部分

 A4モノクロレーザー複合機を選ぶ「メリット」性は、次の3点に集約できます。

ーーー

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 第1に、レーザー式である点です。

 トナーは定着が早いので、インジェット式より「文字がにじみにくい」と言えます。顧客に渡すビジネス文書の印刷や、単位のかかったレポート・論文の印刷など、個人用としても「人気」です。

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 第2に、複合機である点です。

 スキャナ+コピーに対応できるほか、FAX対応機もあり、家庭や個人事務所などもに向く汎用性があります。

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 第3に、設置性が良い点です。

 A3サイズの複合機は完全に「業務用」でコンパクトな機種はありません。 

 カラーレーザー複合機はさらに大型なので「A4サイズ」で「モノクロ」を選ぶというのは、設置を考えると魅力的と言えます。

−−

 つまり、A4モノクロレーザー複合機は、「A4」・「モノクロ」・「レーザー」・「複合機」と、どの部分をとっても良い要素があり、導入を考えている方は、その時点で「かなり賢い!」と言えます。

B・A4モノクロレーザーの注意点

 ただし、機種を選ぶ際に、注意するべき点があるのもまた、事実です。

ーーー

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 第1に、トナーのランニングコストです。

 本体が安い機種の一部は、トナー(インク)がかなり割高な機種があります。

 そこで、今回の記事では、Amazonの実売平均価格をふまえて、ある程度正確な純正トナーの価格から、ランニングコストを計算しました。

 リサイクルトナー(互換トナー)の価格も載せますが、中身のトナー粒子の違いから純正とは仕上がりに違いが出る点、使った時点で、メーカー保証の対象外になる点は留意しましょう。


  201807201322.jpg

 第2に紙のランニングコストです。

 具体的には自動両面印刷に対応するかどうかが重要です。

 対応機種の場合、紙代の節約になります。加えて、資料などを持ち運ぶ量が半分で済むため、持ちはこびの負担が半分に減ります

 また、形式の決まった提出書類について裏表印刷指定がある場合もあるでしょう。

 今回の記事では、この部分も重視しました。


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 第3に、画質面での基本性能です。

 重要な部分ですが、レーザープリンタの場合は「案外」軽視される部分です。

 今回は、プリンタについては高画質のTrue1200 HQ1200に対応するか、スキャナについては、スキャナの解像度についても言及します。


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 第4に、ネットワーク接続の対応状況です。

 特に無線LAN(Wi-Fi)については、USBケーブルを使わない分部屋やオフィスがスッキリするというメリットがあります。

ーーーー

 以下では、これら4つの基準を重要視しながら、メーカー別にモノクロレーザー複合機を比較していきます。

 その後、最後に「結論」として、予算や用途別に、Atlasのおすすめ機種!を提案していきたいと思います。

2・ブラザーのレーザー複合機

 201807181900.jpg

 というわけで、比較をはじめます。

 はじめに、ラインナップの最も多いブラザーのレーザー複合機の紹介からはじめます。

 なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


 

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2018年】

 1・Brother JUSTIO DCP-L2535D
  ¥16,910 Amazon.co.jp
(3/30執筆時)

 DCP-L2535Dは、ブラザーの最新複合機です。

 価格的には、他社モデルを含めて最も安いモデルです。家庭向けに最も売れている機種の1つです。

 本体の大きさは、409×398.5×272mmです。スキャナ機能付きの機種なので、「極めて小さい」とは言えませんが、「低身長」で、机上棚にも置けるサイズをキープしています。


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 プリント速度は、毎分34枚という印刷速度です。価格が安いと言えど、ビジネスに重要な速度の点で見劣りしないのは見事です。  

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 プリント品質は、良いです。

 まず、業界標準の600dpiでの印刷をフォローします。

 その上で、速度低下なしに2400×600dpiの高解像度で印刷できるHQ1200と、半分程度に速度は落ちるが1200×1200dpi最高解像度が得られるtrue1200とにも対応です。

 また、トナーには工夫があり、安定性・定着性の高い重合トナーを使用しているため、純正トナーを利用する分には画質は期待して良い機種です。

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  純正トナー価格

  BROTHER TN-29J (3,000枚)
   ¥8,490 Amazon.co.jp (3/30執筆時)

  純正ドラム価格
  BROTHER DR-24J (12000枚)
   ¥7,686 Amazon.co.jp (3/30執筆時)

  リサイクル(互換)トナー価格
  
BROTHER TN-29J (3000枚)
   ¥1,980 Amazon.co.jp (3/30執筆時)

  リサイクル(互換)ドラム価格
  BROTHER DR-24J(12000枚
   ¥------- Amazon.co.jp (3/30執筆時)

 印刷コストは、Amazonで販売されているトナー価格から、1000枚あたりの印刷コストを計算すると以下の通りです。

印刷コスト(純正) ¥3,470
印刷コスト(リサイクル) ¥1,400
初期付属トナー:700ページ相当

 第1に、純正品は、トナーは2830円、ドラムは640円です。合計で3470円です。

 第2に、互換品は、トナーは660円、ドラムは640円です。合計で1400円です。

 互換ドラムは未発売ですので、純正品で計算です。

 結論的にいえば、他社モデルの小型機と比較すると「割高傾向」です。

 ただし、これは、2018年5月に久しぶりに発売された新機種であるため、トナー価格が十分に値下がりしていないからです。

印刷コスト(純正) ¥2,984
印刷コスト(リサイクル) ¥706
初期付属トナー:700ページ相当

 ほぼ「同性能」だった旧機種のトナーの場合、半年ほど以後は、以上の水準に落ち着きました。

 したがって、(本来的には)コスパは悪くない機種です。

 スキャナ・コピー機能は、搭載されます。ただし、光学解像度は、1200dpiなので、高解像度ではないです。プライベートな利用では問題ないでしょうが、人に渡すような書類にはやや不向きですね。

 ファックスは、未搭載です。

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 自動両面印刷は、対応です。

 ビジネス用としては最低限あってほしい機能なので、この点は評価できるでしょう。

 搭載メモリー量は、128MBです。

 モノクロ複合機ですし、複数人で共有する利用法を前提としない機種なので、十分だと思います。

 PCとの接続方法は、一般的なUSB接続のみです。Wi-Fiを搭載しないのは「古くさい」ですね。

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 給紙トレイへの給紙は、250枚までです。トレイの増設は別売でも不可です。

 耐久性は、5万枚です。堅牢性はさほど重視されず、あくまで「家庭用」「個人用」としての設計です。

 以上、ブラザーのモノクロ複合機のDCP-L2535Dの紹介でした。

 複合機として、安めの本体価格が魅力です。ランニングコストについては、これまでの経緯をふまえても、発売から時間が経てば、相当期待できるため、この部分も問題とはならないでしょう。

 自動両面印刷を装備し、十分なメモリー量もあるため、例えば「個人用」として、オフィス・書斎で利用するなどには、「机に設置できる大きさ」である点でも、おすすめできる機種の1つです。


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 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2018年】

 【FAXなし・無線LANあり・ADF片面】

 2・Brother JUSTIO DCP-L2550DW
  ¥22,578 Amazon.co.jp
(3/30執筆時)

 【FAXあり・無線LANなし・ADF片面】

 3・Brother JUSTIO MFC-L2730DN
  ¥30,787 Amazon.co.jp
(3/30執筆時)

 FAXあり・無線LANあり・ADF両面】

 4・Brother JUSTIO MFC-L2750DW
  ¥35,365 Amazon.co.jp
(3/30執筆時)

 DCP-L2000シリーズは、複数のラインナップからなる機種です。

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 本体の大きさは、いずれも、410×398.5×318.5mmです。後ほど説明するように、こちらはADF装置が上部につくぶん、多少「背が高い」です。

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 なお、3機種の寸法は同じですが、タッチパネル式のカラー液晶は、下位機種のDCP-L2550DWには付属しません。中位機と上位機のみとなります。

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 プリント速度は、毎分34枚と下位機種に準じます。同じ搬送ユニットを利用しているためです。

 プリント品質は、下位機種と全く同じ機構・トナーを利用するため、やはり同じです。

印刷コスト(純正) ¥3,470
印刷コスト(リサイクル) ¥1,400
初期付属トナー:700ページ相当

  純正トナー価格

  BROTHER TN-29J (3,000枚)
   ¥8,490 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

  純正ドラム価格
  BROTHER DR-24J (12000枚)
   ¥7,686 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

  リサイクル(互換)トナー価格
  
BROTHER TN-29J (3000枚)
   ¥1,980 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

  リサイクル(互換)ドラム価格
  BROTHER DR-24J(12000枚
   ¥------- Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 印刷コストも、トナーが同じため、1000枚印刷した場合のコストも、下位機種と同じです。

 繰り返しますが、2018年に出たばかりの機種で、現在は「割高」です。しかし、ブラザーは同じトナー・ドラムを複数の製品で使う仕組みなので価格が下がりやすく、トナー・ドラム価格の大幅な値下がりが期待できます。

 それをふまえると、ランニングコスト面では優秀な機種の1つです。

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 スキャナ・コピー機能は、この機種の場合、35枚まで対応するADF(原稿自動送り装置)が付属します。

 一方、上位機のみ、ADFの両面原稿の読み取りに対応し、それ以外は、片面読取です。

 両面印刷のビジネス文書を取り込みたい場合などは注意が必要です。解像度は、どれも1200dpi水準です。

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 ファックスは、最下位機種以外は付属します。 

 性能面では、「Super G3ファクス」という新規格の高速伝送に対応できます。そのため、A4原稿で2-3秒での伝送が可能です。

 また、PCからのFAX送信と、PCでのファックス閲覧双方に対応するため、印刷コストの大幅な節約が可能です。

 自動両面印刷は、どの機種も対応します。

 搭載メモリー量は、下位機種は128MBですが、上位機は256MBとなります。

 いずれも十分な分量ですが、上位機種は両面ADFに対応するため、やや多めにしているのかもしれません。

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 PCとの接続方法は、いずれの機種もUSB有線LAN(100Base-T)に対応します。

 また、中位機を除けば、Wi-Fi(2.5GHz)とネットワーク利用も可能です。小規模事務所などで買う「格安機」としても利用できるでしょう。

 なお、Brother iPrint &Scanという無料アプリ(iOS/andoroid)で、スマホ・タブレットからのダイレクト印刷にも対応します。

 給紙トレイへの給紙は、250枚までです。トレイの増設は別売でも不可です。

 耐久性は、5万枚です。この点で言えば、一日中「プリンターが動き通し」の環境には向きません。 

 以上、DCP-L2000シリーズの紹介でした。

 3機種あり、値幅もあるので、選ぶのが難しい機種です。

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 ただ、どれも設置サイズは同じですから、仕事用に考えるならば、両面ADFと無線LANは「あったほうが良い」でしょう。FAXの要不要にかかわらず、選ぶならば最上位機だと思います。

 個人事業主の方などで、大きな業務用の複合機は不要だが、家庭用の水準よりもワンランク上の性能を持つ製品を探しているならば、こちらは良い選択肢の1つです。

 一方、大量に印刷する可能性のある自営業の方やオフィス用としては、このクラスはおすすめできません。というのも、プリンター本体の耐用印刷枚数が5万枚/5年間だからです。

 ただ、繰り返しになりますが、個人で5万枚も印刷するのはまず考えられないことですし、家庭用・個人用ならば全く心配しないでも良いでしょう。

ーーー

 

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2018年】

 5・Brother JUSTIO FAX-L2710DN
  ¥32,310 Amazon.co.jp (7/20執筆時) 

 なお、このシリーズには、FAX-L2710DNという、別型番の機種もあります。「やや特殊」なモデルで、写真のように「受話器」が付く仕様です。

 プリント速度は、毎分30枚とこの部分は少し劣りますが、それ以外の部分は、画質・片面ADF・原稿自動送り・トレイのサイズ・FAXの性能など、MFC-L2730DN同等です。

 PCとの接続方法は、Wi-Fiが未搭載で、USBと有線LANのみの対応です。

 要するに「受話器」部分が欲しい方にオススメの機種となります。そうでないならば、価格やサイズを考えても選択肢にはならないでしょう。無線LANが付属しないのは特に残念です。


 

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 6・BROTHER JUSTIO MFC-L5755DW
  ¥64,230 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

 MFC-L5755DW は、ブラザーのモノクロ複合機の新機種で、同社の上位機種です。

 本体の大きさは、435×427×486mmです。画像から皆さんが想像するサイズよりは小さいでしょうが、幅と高さがあるため、基本は「小規模オフィス向け」です。

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 プリント速度は、毎分40枚と、本体価格に見合う高速性で、中位機種以下より速いです。

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 プリント品質は、下位機種同様であり、true1200HQ1200に対応です。

 こちらも、安定性・定着性の高い重合トナーを使用します。

印刷コスト(純正トナー)¥1,972
印刷コスト(リサイクル)¥429
初期付属トナー:3000ページ相当

 純正トナー価格
 Brother TN-61J (3000枚)
  ¥5,704 Amazon.co.jp (7/20執筆時)
 Brother TN-62J
(8000枚)
  ¥13,018 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 純正ドラム価格
 Brother DR-60J
(30000枚)
  ¥10,359 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 互換トナー価格
 Brother TN-62J (8000枚)
  ¥2,480 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 互換ドラム価格
 Brother DR-60J
(30000枚)
  ¥3,570 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 印刷コストは、ブラザーの場合、大容量トナーが利用できるために、下位機種に較べて、印刷のランニングコストがより優れます。

 純正品を使う場合、1000枚あたりの印刷で、トナーは1627円、ドラムは345円、

 互換品を使う場合、トナー310円、ドラムは119円、

 になります。他社と比べても、コスパは「たいへん優秀」と言えます。

 加えて、3000ページ相当まで印刷できる多めの「スタータートナー」を初期搭載しています。これは、他機に比べても多めです。

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 スキャナ・コピー機能は、こちらも両面対応のADF(原稿送り装置)を装備します。

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 ファックスは、受話器はないですが、こちらも付属します。

 下位機種と同じく、PCでの送受信に対応できます。「Super G3ファクス」も対応です。

 一方、インターネットファクスにも対応し、読み取ったデータをEメールとして送信・転送することも可能です。

 自動両面印刷は、対応します。

 搭載メモリー量は、256MBです。

 モノクロ印刷専用機ですので、これ以上はオーバースペックになると言える高水準です。

 PCとの接続方法は、USB接続のほか、有線LAN・無線LANでの接続に対応します。

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  増設記録紙トレイ LT-6500 (520枚)
   ¥20,980 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

  増設記録紙トレイ LT-5500 (250枚)
   ¥12,398 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 給紙トレイへの給紙は、250枚までです。ただ、こちらは、オプショントレイが最大2段利用できます。給紙量としては、最大で1340枚まで給紙可能です。

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 耐久性は、30万枚までです。職場の備品として考えると、この部分は重要で、堅牢性が期待できます。

 以上、ブラザーのMFC-L5755DW の紹介でした。見た目より圧迫感がないため、ご家庭でも広めの書斎ならば置けます。ただ主要なターゲットは、事業者でしょう。

 耐久性は、こちらは30万枚までとなります。この点で言えば、チラシなどの大量印刷の可能性のある場所の共用機としても向きます。もちろん、職場用として、複数台からのネットワーク印刷を組む場合も、これだけあれば安心です。


  

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 7・BROTHER JUSTIO MFC-L6900DW
  ¥108,900 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

 MFC-L6900DW は、ブラザーの最上位機です。

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 本体の大きさは、495×427×518mmです。

 部屋の隅など、設置スペースをしっかり用意して設置すべき機種です。

 プリント速度は、毎分50枚と、ブラザーで最速のユニットです。

 プリント品質は、True1200HQ1200に対応です。他社と品質は大きく変わりません。

 こちらも、安定性・定着性の高い重合トナーを使用します。

印刷コスト(純正トナー)¥1,972
印刷コスト(リサイクル)¥429
初期付属トナー:8000ページ相当

 印刷コストは、1つ上で紹介したMFC-L5755DWと同じです。

 ただ、付属する「スタータートナー」は8000ページと大容量トナー相当のものとなります。

 スキャナ・コピー機能は、こちらも両面対応のADF(原稿送り装置)を装備します。速度なども同じです。

 201807201538.jpg

 ファックスは、受話器はないですが、こちらも付属します。

 機能面では、PCでの送受信・Super G3ファクス・Eメールとして送信・転送と下位と同じ機能を網羅します。

 自動両面印刷も、対応します。

 搭載メモリー量は、一方で1GBです。ネットワークを組んで多人数で利用することを想定した、余裕のある作りです。

 PCとの接続方法は、USB接続のほか、有線LAN・無線LANでの接続に対応します。

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  増設記録紙トレイ LT-6505  (520枚)
   ¥21,140 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

  増設記録紙トレイ LT-5505  (250枚)
   ¥12,700 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

  増設記録紙トレイ TT-4000 (2080枚)
   ¥108,140 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 給紙トレイへの給紙は、各種サイズがあります。すでに台車ごとセットアップされたモデルもあり、職場に「コピー機」を作る場合にも向きますね。

 なお、本体内蔵の標準トレイは520枚となります。

 201807201626.jpg

 耐久性は、60万枚までです。寿命の長さは言うまでもありません。

 以上、ブラザーのMFC-L6900DWの紹介でした。

 職場などの「レンタルコピー機」をコスト削減のために「自前の多機能コピー機」に替えたい場合、に魅力の機種です。

 トレイを増設しない場合でも堅牢性が保証される点で、こうしたニーズに相応しいでしょう。一方、個人事業主のかたは「10万円の壁」を超えている点が難点でしょうか。

3・キヤノンのレーザー複合機

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 つづいて、キヤノンから販売しているA4モノクロレーザー複合機を紹介します。

 キヤノンは、このジャンルに特に力を入れていると言えるメーカーです。


  

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 8・キヤノン Satera複合機 MF236n  
  ¥24,800 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

 MF236n は、キヤノンが「スモールオフィス向け複合機」という宣伝文句で売り出している、同社では最もコンパクトサイズの複合機です。

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 本体の大きさは、390×371×360mmです。ブラザーに比べると、横幅と奥行きはややコンパクトで、その代わりに「背が高め」な機種です。ただ、立方体に近い外観は、モダンなオフィスや書斎には映えそうなデザインです。

 プリント速度は、一方で毎分23枚とブラザーの入門機よりも低速です。この側面では「勝負にならない」印象があります。

 プリント品質は、ブラザー同様に、True1200に対応ですが、Macの場合は最高600dpiでの印刷です。

 また、速度低下なしに2400×600dpiの高解像度で印刷できるHQ1200にはWindowsでも非対応なので、ドライバーの柔軟性の点では、ブラザーに負けます。

印刷コスト(純正) ¥2,877
印刷コスト(リサイクル) ¥537
初期付属トナー:1700ページ相当

 純正トナー価格
 CRG-337VP(2本パック)(4800枚)
  ¥12,209 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

 リサイクル(互換)トナー価格
 
CRG-337(1本パック (2400枚)
  ¥1,180 Amazon.co.jp  
(7/20執筆時)

 印刷コストは、Amazonの売価から、1000枚あたりで計算すると、純正トナーは、2405円互換トナーは、520円です。ドラムは一体型なので交換不要です。

 いずれのコストも「安め」であり、ランニングコスト面では「有利」な製品です。なお、純正品は2本組で、コスト率を下げる工夫をしています。

 また、付属する初期トナーで1700枚印刷できる点は、ブラザーの入門機より「お買得」と言えます。

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 スキャナ・コピー機能は、この機種は、片面ですがADF(原稿自動送り装置)が搭載される機種です

 スキャナ解像度は、600dpiとブラザーの半分です。さらに、ADF利用時は最大300dpiなるため、注意が必要です。高品質に取り込む用途には向かないでしょう。

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 ファックスは、搭載されます。

 高速伝送規格の「スーパーG3ファクス」に対応するほか、ファックスをPCやスマホで確認できる「見るだけFAX」、PCからファックスが送れる「PCファクス送信」に対応します。

 一方、このグレードでは、FAXを「自動」でEメールとして配信する転送機能は未付属です。ブラザーでも上位機のみの機能でした。

 自動両面印刷は、値段の割に意外ですが、未搭載です。


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 搭載メモリー量は、キヤノンの場合、CARPS2という、レンダリングなどPC側に処理を任せて、圧縮転送する高速通信規格があります。そのため、メモリーはさほど必要ないとされ、情報は非開示です。

 ただし、同社の業務用は公表していることから考えても、遅延が全くないわけではありません。この部分は、スペック上、他社とは比較できません。

 PCとの接続方法は、有線LANとUSBのみの対応です。実際は、さほど古い機種ではないのですが、「古くさい」仕様です。

 給紙トレイへの給紙は、250枚までです。トレイの増設は別売でも不可です。

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 以上、Satera MF236n の紹介でした。ブラザーの入門機と比較して、印刷速度が遅く、両面印刷も未対応と、価格の割に、残念な部分が目立ちます。キヤノンから選ぶ場合は、次に紹介するグレードの機種が良いでしょう。

 なお、耐用枚数については、他社と違ってキャノンはスペックデータを出していません。こちらは、ドラム交換にも対応していませんし、耐用枚数については、多く見積もっても5万枚程度と考えて良いでしょう。

 あくまで家庭用であり、大量印刷には向きません。


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 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 【片面ADFなし】

 9・キヤノン Satera複合機 MF242dw
    ¥18,200 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 【片面ADF付属】

 10・キヤノン Satera複合機 MF244dw
  ¥21,783 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

  MF242dw は、キヤノンのもう1つの入門機です。

 どちらかといえば、FAX機能を「捨てて」、その分、他にコストを回している機種です。2機種同時に紹介しますが、MF244dwについては、片面ADF(原稿自動送り装置)が付属しているだけの相違です。

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 本体の大きさは、390×371×312mmです。一方、 MF244dwはADFが付くので390×371×360mmとなります。

 形状ADFの部分以外は同じで、規格を統一することでコストダウンを図っていると言えます。

 プリント速度は、毎分27枚印刷となります。

 ブラザーの入門機は、毎分30枚でしたので、その点では及ばないでしょうが、キヤノンは1枚目の印刷が9秒以下と立ち上がりの速さは有利です。 

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 プリント品質は、先ほどの機種と同じで、WindowsはTrue1200に対応ですが、HQ1200には非対応です。

 Macで高詳細印刷ができないのはネックです。

印刷コスト(純正) ¥2,877
印刷コスト(リサイクル) ¥537
初期付属トナー:1700ページ相当

 純正トナー価格
 CRG-337VP(2本パック)(4800枚)
  ¥12,209 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

 リサイクル(互換)トナー価格
 
CRG-337(1本パック (2400枚)
  ¥1,180 Amazon.co.jp  
(7/20執筆時)

 印刷コストは、下位機種と同じです。コストについては、ブラザーの入門機より優秀です。

 付属する初期トナーも1700枚印刷でお得感があります。

201807201724.jpg

 スキャナ・コピー機能は、2機種で異なります。

 MF236n は、ADFが未付属で、MF244dwのみ付属します。解像度は、通常で600dpi、ADF利用時で300dpiとそれぞれ、ブラザーの半分です。

 ファックスは、非搭載です。その部分、価格は安くなっています。


 201807201726.jpg

 自動両面印刷は、搭載です。紙コストの削減においてこれは便利です。両面印刷時の速度はブラザーを逆転し、15.4ページと高速です。

 搭載メモリー量は、先ほど書いた事情で、キヤノンの場合非公表です。

  201807201728.jpg

 PCとの接続方法は、有線・無線LANに対応します。

 キヤノンもモバイル対応しており、Canon PRINT Businessというアプリで、スマホやタブレットから直接印刷可能です。加えて、Macユーザー/iPhoneユーザーについては、AirPrintに対応するため、特に設定せずに無線プリントができます。

 給紙トレイへの給紙は、250枚までです。トレイの増設は別売でも不可です。

 以上、Satera MF242dwMF244dwの紹介でした。

 比較的価格が安く、ブラザーの無線搭載の入門機DCP-L2540DWとどちらを選ぶか難しい機種です。ただ、印刷速度は、両面印刷において優位性があり、初期トナーの多さも魅力でしょう。あまり枚数を印刷しないならば、コスパの点でこちらかもしれません。

 一方、こちらも、耐用枚数については、多く見積もっても5万枚程度と考えて良いと思います。


 201807201730.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 【片面ADF付属】

 11・キヤノン Satera 複合機 MF245dw
  ¥31,590 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 【両面ADF付属】

 12・キヤノン Satera 複合機 MF249dw
  ¥39,290 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 MF245dwは、キヤノンの中級機種です。

 このシリーズのなかではよく売れている人気製品です。こちらも、MF249dwという上位機を同時に紹介しますが、主な相違点は、スキャナのADF(原稿自動送り装置)両面対応であることです。

 201807201739.jpg

 本体の大きさは、MF245dwは、先ほどの製品と同じ390×371(378)×360mmとなります。

 なお、いずれの機種もモノクロながら、液晶が使いやすいチルト式タッチパネルになっています。

 プリント速度は、下位機種と同じで毎分27枚印刷となります。1枚目の印刷が9秒以下とやはりこの点も優秀ですね。

 プリント品質は、先ほどの機種と同じで、WindowsはTrue1200に対応ですが、HQ1200には非対応です。

印刷コスト(純正) ¥2,877
印刷コスト(リサイクル) ¥537
初期付属トナー:1700ページ相当

 純正トナー価格
 CRG-337VP(2本パック)(4800枚)
  ¥12,209 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

 リサイクル(互換)トナー価格
 
CRG-337(1本パック (2400枚)
  ¥1,180 Amazon.co.jp  
(7/20執筆時)

 印刷コストは、こちらも、下位機種と同じトナーセットですので、1000枚印刷した場合のコストは同じです。

 ブラザーに比べると、純正品を利用する場合は、多少割高ですが、初期トナーは1700枚印刷で、この点ではお得感がある機種です。 

 adff2.jpg

 スキャナ・コピー機能は、下位機は片面ADFながら、上位機は両面ADFが装備されます。

 解像度は、通常で600dpi、ADF利用時で300dpiとそれぞれ、ブラザーの半分です。この部分は、キャノンは「弱い」です。

 201702032220.jpg

 なお、最上位機のMF249dwに限っては、SEND Lite機能を搭載します。最近の高性能コピー機のように、PCの介在無しでスキャンしたファイルをPCや共有フォルダに転送できます。

 ブラザーの場合、FAXについては、Eメール転送機能がありますが、スキャナ・コピーしたデータについては、ホストとなるPCの介在が必要です。その点、キャノンの仕様は便利です。

 キヤノン ハンドセットキットL11
  ¥4,879 Amazon.co.jp   (7/20執筆時)

 ファックスは、両モデルとも搭載です。こちらも、高速伝送規格の「スーパーG3ファクス」に対応します。

 一方、FAXのPCでの送受信に対応しますが、ブラザーの上位機のように、FAXのメール転送には非対応です。

 自動両面印刷は、搭載です。

 搭載メモリー量は、非公表です。

 また、この部分は、前述のようにキャノンはシステムが異なるので単純に比較できません。

 PCとの接続方法は、USBのほか有線・無線LANに対応します。モバイル対応を含め下位機種と同じで、スマホ・タブレット端末からダイレクトに印刷可能です。Apple系のAirPrintにも対応できます。

 給紙トレイへの給紙は、250枚までです。トレイの増設は別売でも不可です。

---

 以上、Satera  MF245dwMF248dwの紹介でした。

 201807201811.jpg

 なかでも、ファックスと両面ADFを搭載したMF248dwは、同様の機能を持つ、ブラザーMFC-L2750DWのライバル機と言えます。

 個人事業主や小規模オフィス用として優秀で、どちらを買えば良いか迷います

 SEND Lite機能など使い勝手や、初期添付されるトナーの多さ、トナーのランニングコストでは、この機種が有利です。一方、スキャナやプリンターなどの解像度など品質の点では、ブラザーが有利です。

 結論的にいえば、ビジネス文書の取り込み・印刷メインならば、総合的なコスパの良いキャノンでしょう。

 一方、個人で、書籍・写真など「趣味的なもの」を高解像度で取り込んだり、写真などの濃淡のある画像を「綺麗に」出力したいならば、ブラザーが向くと思います。

 いずれにしても、「最終的なおすすめ機種」は、記事の最後に改めてまとめます。

後編の予告
最もお得なモノクロレーザー複合機は結論的にどの機種? 

 というわけで、今回の前編では、ブラザーCANONの製品を紹介してきました。

 

 13・NEC MultiWriter PR-L200F
  ¥21,667 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

 続く【後編】では、キヤノンの上位機とNECの格安機種を紹介します。

 その上で、最終的に最もおすすめな機種!を選定していきたいと思います。

 →続きは後編で!→こちら

 今回の前編記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマーク などで話題を共有していただければ嬉しいです。

 PCとの接続方法は、USB接続のほか、有線LAN・無線LANでの接続に対応します。

posted by Atlas at 20:47 | プリンター

比較2018'【低コスト】A4モノクロレーザー複合機15機のおすすめ・選び方(2)

今回のお題
印刷コストが安いモノクロレーザー複合機のおすすめ機種は? 

 ども、Atlasです。

 201807201258.jpg

 今日はA4モノクロレーザー複合機 の比較の「2回目記事」です。

 前回からの続きの記事で、こちらは後編となります。

 最初からご覧になった方が分かりやすいと思いますので、前編記事からご覧ください。→前回の記事

3・キヤノンのレーザー複合機(続き)

  

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 13・キヤノン Satera複合機 MF417dw
  ¥53,464 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 MF417dwは、キヤノンのSateraシリーズの上位機種で、「スモールオフィス用」として販売されている上位ラインの複合機です。

 本体の大きさは、450×472×465mmとなります。

 50センチ四方ほどの比較的大きな複合機ですので、圧迫感はそれなりにあるでしょう。奥行きもあるので、プリンタ専用スペースを考えて設置しましょう。

 201702032236.jpg

 キヤノンも、このグレードからはカラータッチパネル液晶を採用します。サイズは、3.5インチですので、ブラザーの搭載機より「大きめ」です。

 プリント速度は、印刷速度は、毎分33枚印刷です。

 価格的な「ライバル機」となる、MFC-L5755DWよりやや遅いものの、実用において差はないでしょう。

 プリント品質は、先ほどの機種と同じで、WindowsはTrue1200に対応ですが、HQ1200には非対応です。

印刷コスト(純正) ¥2,852
印刷コスト(互換) ¥436
初期付属トナー:1700ページ相当

 純正トナー価格
 トナー CRG-320 (5000枚印刷)
  ¥14,539 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

 リサイクル(互換)トナー価格
 トナー CRG-320 (5000枚印刷)
  ¥2,180 Amazon.co.jp   (7/20執筆時)

 印刷コストは、1000枚あたりの実印刷コストは上表の通りです。

 十分「安い」とはいえ、ブラザーのライバル機MFC-L5755DWと比較すると、純正互換もややコスト高でしょう。

 下位機の場合「キヤノンが有利」だった、「スタータートナー」の枚数も逆転を許しています。

 201807201824.jpg

 スキャナ・コピー機能は、こちらも両面ADFを装備します。

 原稿は、ブラザー同様に50枚まで原稿がセットできる機種ですが、スキャナの解像度は、下位機種の場合と同じで、ブラザーの半分です。

 一方、キヤノンの下位機種同様に、PCの介在なしでデータがメールや共有フォルダに送信できるSEND Lite機能が付属する点は、魅力ですね。

 ファックスは、スーパーG3ファクス・PCからの送受信に対応します。

 この部分は下位機種と同じです。一方、この機種からは、ブラザーの上位機のように、EメールでインターネットFAXに対応します。

 自動両面印刷は、搭載です。


201807201850.jpg

 搭載メモリー量は、非公表です。

 ただ、この機種から、ページ記述言語がCARPS2からLIPS LXとグレードが上がります。メモリーに依存せず、データ処理をPCと分散化するため、回線の「ボトルネック」は生じないというのが、キヤノンの見解ですね。

 PCとの接続方法は、USB・有線・無線LANに対応します。

 こちらも、モバイル対応を含め下位機種と同じです。Apple系のAirPrintにも対応できます。 他方、こちらもSEND Lite機能も搭載されますので、オフィス環境で利用するには便利な機種の1つだと思います。

 

 1段カセットユニット・U1
  ¥19,677 Amazon.co.j (7/20執筆時)

 給紙トレイへの給紙は、この機種は大きく500枚までです。

 トレイの増設は別売の500枚トレイが1段分増設可能で、最大1000枚まで対応できます。ブラザーより多少枚数が少ないですが、普通紙は500枚単位の販売ですし、これで良いかもしれません。

 以上、キャノンのSateraシリーズのMF417dwの紹介でした。

 本体サイズは、それなりに大きい機種なので、一般的なご家庭には向きませんが、スモールオフィス用としては確実に候補に挙がる製品です。

 印刷コスト・印刷速度・スキャナ性能は、ブラザーのライバル機と比べるとやや悪い機種ですが、優れたデザイン性と多少の本体価格の安さは魅力です。

 一方、耐用年数を明示しない点で、業務用として信頼性・堅牢性を重視するならば、ブラザーです。


 201807201835.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

【2018年】

 14・キヤノン Satera複合機 MF521dw
  ¥78,019 Amazon.co.jp (7/20執筆時)   

 MF511dw は、キヤノンのSateraシリーズの最上位機種です。 最上位機については、2018年に本体自体の「フルモデルチェンジ」があり、いっそう「格好良く」なりました。

  201807201838.jpg

 本体の大きさは、494×464×452mmです。

 用紙トレイとADFユニットの設計変更で高さは45.2cmと却ってコンパクト化しています。とはいえ、49cmの幅ですから、床置きするべき機種です。

 201807201854.jpg

 一方、タッチパネル式液晶は5インチサイズです。スマホ並みの大画面で、チルト稼働もするため、視認性が抜群に良いです。おおきなチャームポイントです。

 プリント速度は、毎分43枚印刷です。ブラザーの最上位機を除けば最速クラスであり、優秀です。

 プリント品質も、また、高詳細の1200dpiの印刷ができますので、こちらも他社に見劣りしません。

印刷コスト(純正) ¥2,125
印刷コスト(リサイクル) ¥740
初期付属トナー:10000ページ相当

 純正トナー価格

 トナー CRG-041H (20000枚印刷)
  ¥42,500 Amazon.co.jp (7/20執筆時)
 トナー CRG-041 (10000枚印刷)
  ¥23,320 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 リサイクル(互換)トナー価格

 トナー CRG-041H (20000枚印刷)
  ¥14,800 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 印刷コストは、20000枚という大容量トナーを利用するため、1000枚あたりの印刷コストは(時期的な誤差はあるものの)「最安水準」です。

 互換トナーも豊富なので、コスパを優先する場合も良いです。

 スキャナ・コピー機能は、こちらも両面ADFが装備されます。

 201807201907.jpg

 注目点は、ADFが600dpiに対応した点です。

 この部分は重要な進化で、両面ADFを搭載するブラザーに「並んだ」と言えます。

 ファックスは、スーパーG3ファクス・PCからの送受信・インターネットFAXに対応します。

 自動両面印刷は、搭載です。

 搭載メモリー量は、非公表です。ただし、こちらも、LIPS LX対応機で、高速です。

 PCとの接続方法は、USB・有線・無線LANに対応します。有線LANは、ギガビット対応ですね。

 そのほか、AirPrint・SEND Lite機能も対応します。

 

 640枚ペーパーフィーダーPF-C1
  ¥25,025 Amazon.co.jp   (7/20執筆時)
 ハンドセットキットL11
  ¥4,879 Amazon.co.jp   (7/20執筆時)

 給紙トレイへの給紙は、この機種は、640枚までです。

 201807201919.jpg

  トレイの増設は3段まで対応ですので、フルに増設すれば、全部で1500枚までトレイで用紙が管理できますね。

 以上、キャノンのSateraシリーズのMF521dwの紹介でした。

 「オフィス用」と考えると、ブラザーのMFC-L6900DW が間違いないライバルでしょう。トナーコストはほぼ互角ですが、引き続き示されない耐用年数/耐用枚数は、大量印刷用としてはややネックです。

4・NECのレーザー複合機

 続いて、NECのモノクロレーザー複合機の紹介です。


 

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.12

 15・NEC・MultiWriter PR-L200F
  ¥21,667 Amazon.co.jp
(3/30執筆時)

 PR-L200Fは、NECのモノクロレーザー複合機です。

 コンパクト機ながら無線LANADFなどを一通り装備した優秀な機種です。

 201807201939.jpg

 本体の大きさは、幅409×奥行399×高さ317mmです。

 ブラザーのDCP-L2540DWとほぼ同型で、デザイン的にも似通っているので、恐らく製造はブラザー、販売だけNECという機種の気がします。

 ただ、ブラザーは同系を DCP-L2550DWにバージョンアップしましたが、こちらはまだなので、一部スペックが異なります。

 プリント速度は、毎分30枚印刷です。ブラザーの水準より4枚ほど遅い旧式です。

 プリント品質は、一方で速度低下なしに2400×600dpiの高解像度で印刷できるHQ1200に対応する一方、半分程度に速度は落ちるが1200×1200dpi最高解像度が得られるtrue1200には非対応です。

 供給元では差は付けているようです。

推定印刷コスト(純正) ¥3,583
推定印刷コスト(リサイクル) ¥1552
初期付属トナー:1000ページ相当

 純正トナー価格
 NEC PR-L5140-11
(2600枚印刷)
  ¥7,700 Amazon.co.jp
(3/30執筆時)

 純正ドラム価格
 NEC PR-L5140-31
(12000枚印刷)
  ¥7,745 Amazon.co.jp
(3/30執筆時)

 リサイクルトナー価格
 NEC PR-L5140-11  (2600枚印刷)
  ¥2690 Amazon.co.jp
(3/30執筆時)

 リサイクルドラム価格
 NEC PR-L5140-31 (12000枚印刷)
  ¥5,250 Amazon.co.jp  (3/30執筆時

 印刷コストは、1000枚あたりの印刷で、純正品を使う場合、トナーは2961円、ドラムは622円、リサイクル品の場合、トナーは1115円、ドラムは437円になります。

 発売時期に比して割高ですので、個人が買う必要はなさそうです。

 スキャナ・コピー機能は搭載です。

 一方、解像度は600dpi×1,200dpiですから、ブラザー製よりややスペックが低いです。ADFの解像度は600dpiですから同等です。

 ファックスは、未搭載です。

 両面印刷には、非対応です。

 搭載メモリー量は、64MBです。やや少なめですね。

 PCとの接続方法はUSB接続のほか、有線LAN・無線LANでの接続に対応します。一方、スマホ用の専用のアプリは用意されずAirPrintGoogle クラウドプリントという汎用規格を採用している点が、色の他、ブラザーとの相違点と言えそうです。

 給紙トレイへの給紙は、250枚までです。トレイの増設は別売でも不可です。

 以上、NECのPR-L200Fの紹介でした。

 恐らく、法人用として調達されたNECの複合機モデルだと思います。コスト面で「本家」のブラザーDCP-L2540DWに及びませんので、個人ユーザーはあえてこの機種を選ぶ必要はないでしょう。

今回の結論
印刷コストが最もお得なモノクロレーザー複合機はこの機種! 


 というわけで、今回はA4モノクロレーザー複合機についてレビューしてきました。

 最後に、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!をいつものように書いておきたいと思います。


 第1に、家庭やオフィスでの個人利用に向いたモノクロレーザー複合機としておすすめなのは、


  201807201951.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 【片面ADFなし】

 9・キヤノン Satera複合機 MF242dw
    ¥18,200 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 【片面ADF付属】

 10・キヤノン Satera複合機 MF244dw
  ¥21,783 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 キヤノンのMF242dw でしょう。そのデザイン性の高さを評価しました。

  201807201716.jpg

 シンプルなスクエアのフォルムは、設置において有利なほか、リビングや書斎にデザイン面でマッチしやすいと思います。

 ブラザーの小型機は、筐体はやや設計が古く、グローバル仕様で、やや「無骨」ですから。

印刷コスト(純正) ¥2,877
印刷コスト(リサイクル) ¥537
初期付属トナー:1700ページ相当

 純正トナー価格
 CRG-337VP(2本パック)(4800枚)
  ¥12,209 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

 リサイクル(互換)トナー価格
 
CRG-337(1本パック (2400枚)
  ¥1,180 Amazon.co.jp  
(7/20執筆時)

 トナーコストも、小型機としては安い水準で、互換トナーの流通量も問題ありません。スタータートナーが、1700枚と多い点も良い部分です。

 プリント速度も、家庭用としては毎分27枚あれば良いでしょう。自動両面印刷も搭載し、無線LAN搭載で配線もスマートにできます。


201807202001.jpg

 2機種あります。

 ADFが必要ならば、上位機MF244dwを選ぶのがよいでしょう。

 ただ、ADFがない下位機は、その分上面がフラットになるため、ホコリや汚れが溜まらず、古くなっても比較的綺麗に使えそうという利はあります。

 そのため、必要に応じて選ぶとよいでしょう。

 いずれにしても、隙のない機種ですので、ご家庭で使う場合は、「迷ったからこれを買えば良い」と言えそうです。


 第3に、個人事業主・オフィス向け製品として、便利に利用できそうな機種としておすすめなのは、

 

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 6・BROTHER JUSTIO MFC-L5755DW
  ¥64,230 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

印刷コスト(純正トナー)¥1,972
印刷コスト(リサイクル)¥429
初期付属トナー:3000ページ相当

 純正トナー価格
 Brother TN-61J (3000枚)
  ¥5,704 Amazon.co.jp (7/20執筆時)
 Brother TN-62J
(8000枚)
  ¥13,018 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 純正ドラム価格
 Brother DR-60J
(30000枚)
  ¥10,359 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 互換トナー価格
 Brother TN-62J (8000枚)
  ¥2,480 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 互換ドラム価格
 Brother DR-60J
(30000枚)
  ¥3,570 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 ブラザーの MFC-L5755DW でしょう。

 435×427×486mmと床に置くサイズで、家庭用には向かないです。

 しかし、オフィス用と考えるならば、純正・互換を問わず、トナー価格が抜群に安い水準である点は見逃せません。

 201707171255.jpg

 プリント速度毎分40枚と文句ない速さですし、プリント品質も、高画質なTrue1200とHQ1200に対応します。また、純正トナーを使う場合、定評のある重合トナーを利用できるため、印字品質も上々です。

 自動両面印刷も搭載です。

 flat_head35_01.jpg

 また、両面対応のADFが付く点も便利です。

 FAX機能も、PCで送受信できるだけでなく、Eメールとして配信できます。後者は、ブラザーでもこの機種からの対応で、選ぶならこちらでしょう。

 201807201545.jpg

 30万枚の耐久性は、「堅牢性への自信」ですから、そこまで印刷しない場合も「壊れにくい」と見なせます。

 一方、家庭や書斎で使われる方も、435×427×486mmという設置スペースがありそうで、印刷コスト重視で考えているならば、こちらの機種を考えるのは十分「あり」だと思います。

 201807201543.jpg

  増設記録紙トレイ LT-6500 (520枚)
   ¥20,980 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

  増設記録紙トレイ LT-5500 (250枚)
   ¥12,398 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 通常のトレイでも250枚まで給紙できます。ただ、500枚の増設トレイが最大2段まで利用できます。この点でもおすすめです。

 その他、DropboxやEvernoteなどとのクラウド連携機能、PCからのファックス送信・受信機能など、価格に見合う利便性を持ちますので、オフィス備品として買って後悔のない機種です。


 第3に、個人事業主・小規模オフィス用だが、5万枚も印刷しないという方におすすめなのは、

 201807201730.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 【片面ADF付属】

 11・キヤノン Satera 複合機 MF245dw
  ¥31,590 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 【両面ADF付属】

 12・キヤノン Satera 複合機 MF249dw
  ¥39,290 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

印刷コスト(純正) ¥2,877
印刷コスト(リサイクル) ¥537
初期付属トナー:1700ページ相当

 純正トナー価格
 CRG-337VP(2本パック)(4800枚)
  ¥12,209 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

 リサイクル(互換)トナー価格
 
CRG-337(1本パック (2400枚)
  ¥1,180 Amazon.co.jp   (7/20執筆時)

 MF245dwが良いと思います。

 より上位の機種もありますが、あまり高い製品を購入しても、耐用年数・枚数の関係で費用対効果が下がるため、このグレードが良いでしょう。

 プリント速度は、毎分27秒と実用的な速度です。プリント品質についても、Windowsならば、True1200には対応するため、高解像度印刷も可能です。自動両面印刷もそなわります。

 201702032220.jpg

 ファックス機能は、PCの送受信を含めて対応できますが、Eメールへの自動転送機能はありません。

 そのかわり、コピー・スキャナをPCの介在なしに送れるSEND Lite機能を搭載します。この機能はキヤノン独自なので、魅力的でしょう。

ーーー

 201807201603.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2018年】

 FAXあり・無線LANあり・ADF両面】

 4・Brother JUSTIO MFC-L2750DW
  ¥35,365 Amazon.co.jp (3/30執筆時) 

 ただし、キヤノン機は、ADF部分の解像度が300dpiまでと弱いという弱点があります。

 そのため、ADFによる書類の取り込みにおいて「高品質」を期待するならば、ブラザーのMFC-L2750DWをむしろ「おすすめ」します。

 201807201432.jpg

 こちらも小型で、自動両面印刷・ファックスが付くほか、カラー液晶を装備しており、使い勝手もよいです。

 印刷速度も毎分34枚で、キヤノンに優ります。

印刷コスト(純正) ¥3,470
印刷コスト(リサイクル) ¥1,400
初期付属トナー:700ページ相当

  純正トナー価格

  BROTHER TN-29J (3,000枚)
   ¥8,490 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

  純正ドラム価格
  BROTHER DR-24J (12000枚)
   ¥7,686 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

  リサイクル(互換)トナー価格
  
BROTHER TN-29J (3000枚)
   ¥1,980 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

  リサイクル(互換)ドラム価格
  BROTHER DR-24J(12000枚
   ¥------- Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 一方、この機種の、交換トナーの販売価格は、さほど安くないです。しかし、これは、最近発売された新トナーを搭載しているからです。

 流通量が増えてくれば、今後価格は下がってくる可能性は高いです。

 いずれにしても、本体のデザイン性より、ADFを重視したいならば、「ブラザー」を選んで良いと思います。


 第4に、レンタルコピー機の代替として、オフィスに導入を考えている方には、

  

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 7・BROTHER JUSTIO MFC-L6900DW
  ¥108,900 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

 ブラザーの最上位機でしょう。

 201807201613.jpg

 コピー機の代替に向く、本体色・デザインです。

 201807201626.jpg

 何よりも耐久枚数が60万枚と明確に示される点で、安心感が高いです。

印刷コスト(純正トナー)¥1,972
印刷コスト(リサイクル)¥429
初期付属トナー:3000ページ相当

 純正トナー価格
 Brother TN-61J (3000枚)
  ¥5,704 Amazon.co.jp (7/20執筆時)
 Brother TN-62J
(8000枚)
  ¥13,018 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 純正ドラム価格
 Brother DR-60J
(30000枚)
  ¥10,359 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 互換トナー価格
 Brother TN-62J (8000枚)
  ¥2,480 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 互換ドラム価格
 Brother DR-60J
(30000枚)
  ¥3,570 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 トナー価格も、モノクロレーザー複合機として「最安水準」なので、ランニングコスト面では間違いなく有利です。

 印刷速度・印字品質・ファックス・ADFなどの面でも、ほぼ欠点は見あたりません。

 201807201621.jpg

  増設記録紙トレイ LT-6505  (520枚)
   ¥21,140 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

  増設記録紙トレイ LT-5505  (250枚)
   ¥12,700 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

  増設記録紙トレイ TT-4000 (2080枚)
   ¥108,140 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 その上で、TT-4000 という最大数の増設トレイセットがあるため、最初から、「コピー機の代替」を作ろうとする場合は、非常に利便性が良いでしょう。

 ネットワークも、Wi-Fi・有線LANに対応するため、オフィスの什器として穴はありません。

補足:おすすめのコピー用紙など

 というわけで、今回はA4のモノクロレーザー複合機の紹介でした。最後におまけ!です。

 

 コクヨ KB用紙 A4 500枚 KB-39N
  ¥525 Amazon.co.jp  
(3/30執筆時)

 レーザープリンターの場合は、普通紙(共用紙)を使って印刷するのが通例です。紙は結構重量があるので、一緒に揃えてしまうと楽です。

 

 ホワイトコピー用紙 A4 500枚x5冊/箱 高白色
  ¥1,993 Amazon.co.jp (3/30執筆時)

 また、業務用の5袋セットならば、こちらをAtlasは愛用しています。

 紙厚はコクヨのKB用紙と同じ64グラムで十分な厚さです。白色度も高く、紙詰まりも起こりにくい良い紙だと思います。また、なにより安いです!

ーー

1・A4インクジェット複合機(4色)
2・A4インクジェット複合機(6色)
3・A3インクジェット複合機
4・ビジネスインクジェット  
5・A4モノクロレーザー
6・A4モノクロレーザー 複合機
7・A4カラーレーザープリンタ
8・A3カラーレーザープリンタ
9・プリンターの基本的な選び方 【まとめ】

 なお、このブログにはプリンターの記事がほかにもあります

 他のジャンルと比較して考えている方は、これらの記事もよろしくお願いします。

 なお、「カラーレーザーの複合機」は、10万円を超える相当大きな機種しかないので、紹介していません。

 最後になりましたが、今回の記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

 (今回は前半からの続き記事なので、前半記事をご紹介いただけると、いっそう嬉しいです!)

 ではでは。

posted by Atlas at 20:40 | プリンター

比較2018’ 低コストなA4モノクロレーザープリンタ19機のおすすめ(1)

今回レビューする内容】2018年小型A4モノクロレーザープリンターの激安価格と性能評価(Mac Win):両面印刷対応:エプソン オフィリオ キヤノン ブラザー ジャスティオ ランニングコスト リサイクルトナー価格や性能ランキング 機種の違いなど・Windows 10 MacOSX 10.13対応情報

【今回紹介する製品】HL-L5100DN HL-L5200DW HL-L6400DW LP-S180D LP-S180DN LP-S280DN LP-S380DN HL-L2330D HL-L2370DN HL-L2375DW CANON Satera LBP6030 LBP6040 LBP6230 LBP6240 LBP6330 LBP6340 LBP6600 LBP251 LBP252 OKI COREFIDO B432dnw

今回のお題
印刷コストが安いモノクロレーザープリンタはどれ?

 ども、Atlasです。

 今日は、小型のA4モノクロレーザープリンターを比較します。

 201807201118.jpg

 いつものように、各機種を比較したあと、最後にAtlasのおすすめ機種を提案していく形式で書きます。

ーーー

1・A4インクジェット複合機(4色)
2・A4インクジェット複合機(6色)
3・A3インクジェット複合機   
4・ビジネスインクジェット  
5・A4モノクロレーザー
6・A4モノクロレーザー 複合機
7・A4カラーレーザープリンタ
8・A3カラーレーザープリンタ
9・プリンターの基本的な選び方

 なお、今回の記事は、各種プリンター の価格と性能の比較記事をの5回目記事として書きました

 201807201032.jpg

 なお、プリンター機能だけではなく、スキャナ機能・コピー機能が付属する「モノクロレーザー複合機」を探している方は、上記の6番の記事(こちら)をご覧ください。

1・モノクロプリンタの選び方の基本!

 conpact.jpg  

 最新のモノクロレーザープリンターを選ぶ場合のポイントとなるのは、サイズのほか、以下の3つのポイントがあります。

1・純正トナー・リサイクルトナーの価格
2・両面印刷機能の有無
3・有線LAN・無線LAN対応 

 第1に、純正トナーとリサイクルトナーの実売価格です。

 いくらプリンタ本体が安くても、トナー(インク)が高いのでは意味がありません。そこで、今回は、Amazonの販売価格を調査し、純正トナーとリサイクルトナーの市場価格も含めて比較しました。

ーー

 第2に、両面印刷機能の有無です。

 これは、利便性に関わる部分ですが、紙コスト削減効果と持ち運ぶ紙の軽量化にも貢献します。小型でも両面印刷ができる機種もあります。

ーー

 第3に、Wi-Fi対応の有無です。とくに家庭に設置する場合、自由にプリンタの場所を選べるのは大きなメリットです。

 今回は、以上3つの観点を重要視しながら、プリンターを比較していきます。 

ーーーー

 201702040033.jpg

 なお、リサイクルトナー(互換トナー)は、純正品と同じ素材(トナー)を使っていない製品です。

 そのため、印字品質は「無難なレベル」に止まります。メーカー純正トナーは、定着品質を上げるため特許技術で特殊加工してあるものが多いからです。

 また、利用した時点で、メーカー保証がなくなります。リスクを避ける意味でも、初心者はできれば純正品を買うべきです。

2・エプソンのレーザープリンター

 201807181837.jpg

 では、比較に入ります。はじめにエプソンからです。同社は2017年にラインナップが一新されました。

 なお、以下の文章では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


 

 【2017年発売】

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13 

 【USBのみ】

 1・EPSON オフィリオ LP-S180D
  ¥18,530 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 【USB+有線LAN】

 1・EPSON オフィリオ LP-S180DN
  ¥28,510 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 印刷スピード:毎分30枚
 印刷解像度 1200dpi
 両面印刷:対応
 普通給紙:300枚
 大きさ378x393x265 mm
 接続方法:USB・有線LAN

 はじめに紹介するのは、エプソンLP-S180シリーズです。

 この商品は、およそ標準的な機能が網羅された機種のため、プリンタを複数から選ぶ場合に「基準」とすると良いモデルと言えます。

 2機種ありますが、上位機種のLP-S180DN有線LANを装備しネットワーク対応になります。下位機種はUSB接続のみです。なお、いずれのモデルもWi-Fiは非搭載です。

 201710151442.jpg

 大きさは、モノクロレーザーとしてはかなり小型で、写真のようにデスクの上に置くことも可能な機種です。

 印刷速度は、毎分30枚となります。

モノクロプリンターの高速性を十分「堪能」するには、「毎分30秒」という速度は一つの基準となります。両面印刷にも対応し、利便性の面でも優秀です。

 rarasimufag-2.jpg

 印字品質も、期待が持てます。エプソンは伝統的に高いクオリティを発揮しているからです。とくに、エプソンのプリンターは次の3つの高画質化技術を持つのが「売り」です。

 第1に、RITです。

 これは、走査線方向の解像度を2400dpi、紙送り方向を600dpiの高精度でコントロール」して、「1200dpi相当の高精細印刷を実現」する機能です。

 かみ砕いて言えば、つぶれがちな小さな文字や、ギザギザが出やすい拡大文字や、地図などの細かい曲線も、鮮明に表現できる技術です。なめらかで美しい文字印刷ができるのは、人に渡す書類を印刷する人には嬉しいです。

 第2に、PIGです。

 これは、写真に有効な機能です。階調表現力を高め、微妙な陰影やグラデーションのある写真やイラストもくっきりと鮮明に再現できます。

 第3に、AAMです。

 これは、文字の再現性や画像の部分のなめらかさに特に効果がある新技術です。モノクロの再現性だけではなく、カラー写真をモノクロでプリントしたときの再現性についても高い効果が見られます。

 こうした文字と写真に関わる3つの基礎技術で、エプソンの高画質が実現されている、というわけです。


201807201037.jpg

 内蔵メモリー512MBです。

 モノクロのページプリンタとしては十分な量と言えます。重いPDFなどでもサクサク印刷できるでしょう。

印刷コスト(純正トナー) ¥4,185
印刷コスト(再生トナー)
¥1,955
初期付属トナー:1000ページ相当

 純正トナー価格
 LPB4T24V (2700枚)
  ¥9,424 Amazon.co.jp (7/20執筆時)
 互換トナー価格
 LPB4T24 (2700枚)
  ¥5,200 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 トナー価格は、Amazonの価格価格から割り出すと、1000枚印刷あたりでメーカー純正トナーの場合、4,185円です。コスト的にはかなり高めの水準です。このタイプのトナーを使う機種が少ないため、今後も価格はさほど下落しないでしょう。

 一方、リサイクルトナーは、現在は出回っていません。互換トナーの場合は、1000枚印刷あたりで1955円です。こちらについても、一般的な水準よりやや高めです。。

 ちなみに、EPSONの交換用のトナーは「3700枚印刷」できると書いてあります。しかし、これはあくまで目安で、実際文字書類がメーンだとあまりトナーを使わないため、通常は3700枚を越える枚数の印刷が可能です。

 201807201041.jpg

 初期付属トナーは、一方で、1000ページしか印刷できない仕様です。大抵のメーカーがそうですが、通常より容量を減らしています。注意しましょう。

 耐久性は、10万枚の印刷までです。メンテナンスユニットの交換ができないので、部品の交換でもこれ以上は耐久性を伸ばせません。ただ、一般的にはこれだけあれば十分でしょう。


 201807201044.jpg

 給紙トレイは、用紙カセットに300枚までと、小型機種ながら標準的な給紙量を持っています。なお、カタログに420枚という記載がありますが、これは引き出し式のMPトレイを併用する場合の枚数です。

 以上、エプソンのLP-S180シリーズの紹介でした。

 印刷速度や印字品質に優れた良い製品です。ただ、印刷コストはさほど安いとは言えず、また、メモリー量が少ないのが「心配の種」と言った製品ですね。無線LANを搭載しないのも、多少「時代遅れ」です。

 これらの点で、他社製品と較べる余地はあるといえる製品です。


 

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13 

 2・EPSON オフィリ LP-S280DN
  ¥38,811 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 印刷スピード:毎分35枚
 印刷解像度 1200dpi
 両面印刷:対応
 普通給紙:300枚
 大きさ378×393×285mm
 接続方法:USB・有線LAN

  LP-S280DNは、エプソンのモノクロプリンタの上位機種です。

 ネットワークは、こちらは、USBと有線LAに対応しますが、残念ながらWi-Fi(無線LAN)には非対応です。

 201807201046.jpg

 大きさは、設置寸法は先ほど紹介した下位機種のLP-S210と同じです。

 背は20cm高めですが、家庭にも十分設置できる小サイズです。

 印刷速度は、こちらは35枚/分となり、下位機種よりも高速に印刷ができます。

 印字品質は、下位機種と同じ水準で、RIT・PIG・AAMという、文字と写真のクオリティを上げるエプソンのオリジナル技術も搭載されます。

 内蔵メモリーは、下位機種と同じ512MBです。十分な量と言えます。

推定印刷コスト(純正トナー) ¥3,540
推定印刷コスト(
再生トナー¥1,308
初期付属トナー:2000ページ相当

 純正トナー価格
  LPB4T24V (2700枚)
  ¥9,424 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

  LPB4T25V  (6100枚)
  ¥19,953 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 互換トナー価格
  LPB4T25V (6100枚)
  
¥7,700 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 トナー価格は、Amazonの販売価格からは、1000枚印刷あたりでメーカー純正トナーの場合3,540円になります。Mサイズのトナーが使えるため、下位機種よりはコストが安いです。

 なお、互換トナーを利用する場合は、1000枚印刷あたり1308円です。値段の面では、他社の大容量トナーモデルより多少割高です。

 初期付属トナーも多めで、2000ページの印刷が可能とお得感があります。

 メンテナンスユニット価格

  LPA4MTU5A
   ¥23,533 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

  LPA4MTU5B
   ¥19,213 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 耐久性は、LP-S210と同じで、10万枚までです。10万枚で上記2つのメンテナンスユニットを交換した場合、20万枚まで利用可能ですが、ユニット価格が高いため、あまり意味はなさそうです。

  201807201049.jpg

 増設1段カセットユニットLPA4Z1CU6
  ¥17,104 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 給紙トレイは、こちらも用紙カセットに300枚までとなります。小型機種ながら標準的な給紙量です。さらに、こちらは、300枚の増設トレイも増設可能です。

 以上、エプソンのLP-S280DNの紹介でした。

 Mサイズのトナーが使えるため、下位機種よりも印刷コストが安くなっています。他社に比べるとトナーコストはやや高めですが、印字品質や紙の搬送部分の信頼性は高いため、業務用には向くでしょう。



 

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13 

 5・EPSON オフィリオ LP-S380DN
  ¥47,023 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 印刷スピード:毎分40枚
 印刷解像度 1200dpi
 両面印刷:対応
 普通給紙:300枚
 大きさ:375×393×285mm
 接続方法:USB・有線LAN

 LP-S380DNは、エプソンのA4の上位機です。

 ネットワークは、中位機と同じ構成です。USBと有線LANに対応しますが、残念ながら無線LANには非対応です。

 201807201051.jpg

 大きさは、中位機とほぼ変わらない大きさです。専有面積もさほどないためデスクトップにも置けます

 印刷速度は、この機種は毎分40枚とより高速になります。しかし、こちらの機種は、ファストプリント(1枚目のプリント速度)も6.4秒と立ち上がりも良いです。

 印字品質は、下位機種同様にRIT・PIG・AAMに対応し、画質は期待できます。

 画像処理・印刷クオリティについては、(ここで紹介する中では)おそらく全メーカーを通しても最高クラスです。したがって、モノクロページプリンターにクオリティを求める人はエプソンを「指名買い」でも良いでしょう。

 内蔵メモリーも、512MBと下位機種同様です。モノクロレーザーならば、これ以上は要らないというレベルです。

推定印刷コスト(純正トナー) ¥3,280
推定印刷コスト(
再生トナー¥746
初期付属トナー:2000ページ相当

 純正トナー価格
  LPB4T24V (2700枚)
   ¥9,424 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

  LPB4T25V (6100枚)
   ¥19,953 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

  LPB4T26V (13300枚)
   ¥39,171 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 互換トナー価格
  LPB4T26V (13300枚)
   ¥9,930 Amazon.co.jp
(7/20執筆時

 トナー価格は、Amazonの実勢価格から割り出すと、1000枚印刷あたりでメーカー純正トナーの場合3,280円になります。こちらは、Lサイズのトナーが使えるため、コストが安いです。

 互換トナーの場合も、1000枚印刷あたりで745円と、他社と比べても「安い」といえる水準となります。

 初期付属トナーは、2000ページの印刷が可能となります。

 耐久性は、こちらも10万枚までです。10万枚で感光体などのメンテナンスユニットを使えば20万枚ですが、中位機の場合同様、部品代が高すぎるので、その場合は素直に「買い換え」でしょう。

  201807201049.jpg

 増設1段カセットユニットLPA4Z1CU6
  ¥17,104 Amazon.co.jp   (7/20執筆時)

 給紙トレイは、こちらも用紙カセットに300枚までとなります。上記のオプショントレイも装着できます。

--

 以上、LP-S380DNの紹介でした。

下位機種に比べると、印刷スピードの高速化のほか、大容量トナーが使える点が魅力でしょう。ただ、本体価格も総じて値上がりしているため、大量に印刷しないならば、中位機のほうがコスパは良さそうです。

3・ブラザーのレーザープリンター

  201807181900.jpg

 続いてブラザーのレーザープリンタを紹介します。 

 ブラザーもモノクロレーザープリンターに力を入れているメーカーです。エプソン・キャノンに比べて後発なので、いろいろな工夫をしています。

 とくに、ブラザーは家庭用に力を入れているような感じがします。


 201807201105.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13 

 【USBのみ】

 6・ブラザー ジャスティオ HL-L2330D
  ¥10,057 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

 【USB有線LAN付属】

 7・ブラザー ジャスティオ HL-L2370DN
  ¥14,742 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 【USB 有線 無線LAN付属】【通常型番】

 8・ブラザー ジャスティオ HL-L2375DW
  ¥14,000 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 印刷スピード:毎分34枚(2320Dのみ30枚)
 印刷解像度 1200 dpi
 両面印刷:対応
 普通給紙:250枚
 大きさ356×360×183mm
 接続方法:USB・(有線LAN・無線LAN)

 こちらの3機種は、ブラザーのジャスティオの超コンパクトプリンタです。

 ネットワークは、6番の HL-L2330DUSB接続のみですが、7番の HL-L2370DNは、USB接続に加えて有線LAN接続も可能です。さらに、8番のHL-L2375DWは、これらに加えて無線LAN(Wi-Fi)が内蔵される上位モデルになります。

 201807201119.jpg

 大きさは、これらの3機種はすべて同じです。

 356×360×183mmですが、エプソンの小型機種よりも、とくに本体の高さが低いです。インクを使うプリンタに較べても設置スペースが不要な小型モデルと言えます。

 印刷速度は、下位機種のHL-L2320Dは30枚/分です。

 これでも小型機の平均値はクリアしますが、上位機は34枚/分とより高速です。両面印刷機能が搭載されているのに、出っ張りのない綺麗な筐体デザインにしているのは優秀です。

 印字品質は、「そこそこ」のレベルです。

 1200dpiの解像度ではありますが、画像向上のための基本技術が、上位機やエプソンと異なり不採用です。

 ただ、一般的なレーザープリンターの水準はあるので、普段使いには問題ありません。Atlasもアメリカ在住時に、同性能の機種を使っていました。

 内蔵メモリーは、下位機種は32MBで、上位機種は64MBです。

 エプソンと比較するとこの部分は見劣りします。ワープロや多少の図表のある書類などの印字は問題ないでしょうが、大きなファイルサイズの印刷の場合は遅延する可能性があります。

推定印刷コスト(純正トナー) ¥3,050
推定印刷コスト(
再生トナー ¥910
初期付属トナー:700ページ相当

  純正トナー価格
  ブラザー TN-28J
(2600枚)
   ¥6,072 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

  純正ドラム価格
  ブラザー DR-23J(12000枚)
   ¥6,812 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

  リサイクル(互換)トナー価格
  ブラザー TN-28J(2600枚)
   ¥2,000 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

  リサイクル(互換)ドラム価格
  ブラザー DR-23J(12000枚)
   ¥1,580 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

 トナー価格は、トナードラム(感光体)が別の構造になっており、それぞれを交換する必要があります。トナーは2,600枚程度、ドラムは12,000枚程度です。そのため、コストについては、両者のコストを合わせて算出しました。

 純正品の場合、1000枚印刷あたりトナーは2550円、ドラムは556円になりました。互換トナーを使った場合のコストは、トナーは769円、ドラムは141円です。

 ドラムとトナーを合計しても、純正品で1000枚印刷あたり 3,050円互換品だと910円となります。コストはエプソンの入門機よりもかなりの低価格です。

 初期付属トナーは、その一方で、700枚までと少ないです。

 耐久性は、5万枚までとなります。

 給紙トレイは、給紙は250枚で、オプショントレイはありません。これらの点からも、この機種は家庭向けに開発されたものでしょうね。

 以上、ブラザーのジャスティオの超コンパクトモデルの紹介でした。

 印字品質・印字速度・印刷コストは標準的なレベルを超えませんが、1万円前後の予算で考えた場合、本体価格の安さは魅力です。とくに、無線LANが搭載されるHL-L2365DWは、設置性がよいので、家庭用として最もおすすめしたい低価格機です。


 

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13 

 【有線LAN搭載】【Amazon限定】

 9・ブラザー ジャスティオ HL-L5100DN
  ¥38,200 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

 【有線LAN搭載】【通常型番】

 9'・ブラザー ジャスティオ HL-L5100DN
  ¥39,800 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

 【無線・有線LAN搭載】

 10・ブラザー ジャスティオ HL-L5200DW
  ¥53,829 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

 印刷スピード:毎分40枚
 印刷解像度 2400×600dpi(HQ1200)
 両面印刷:対応
 普通給紙:300枚
 大きさ:371×384×245mm
 接続:USB+(有線/無線LAN)

 これらは、ブラザージャスティオの上位機種になります。用紙がオマケにつく、Amazon限定モデルがあります。

 ネットワークは、9番のHL-5100DNは、USB接続と有線LANのみ対応です。10番のHL-5200DWは、加えて無線LAN(Wi-Fi)接続も可能です。

 201807201120.jpg

 大きさは、下位機種に較べて373×388×255mmとやや大ぶりです。

 ただし、奥行きが40センチを切りますし、事務机の上に配置できるコンパクト性は保っています。

 印刷速度は、いずれの機種も毎分40枚とかなり高速な印刷が可能です。

 40枚/分は原稿のモノクロプリンターの最高速度に近く、速度の面で物足りなく感じることはないでしょう。スリープ状態からの復帰が4秒と速いです。両面印刷機能は、もちろん搭載です。

 resolution.gif

 印字品質は、エプソンと較べても劣らず、優秀と言えるレベルです。

 1,200dpiという解像度は同等です。

 一方、ブラザーの場合、トナーに工夫を施すことで、「ミクロサイズの均一な球状トナーを作り出す重合法技術」が採用されており、印刷が鮮明です。Atlasもこの機種を自宅で使っていました。モノクロの高詳細さはエプソンに比するレベルです。

 また、こちらには、最近はさほど重要視されませんが、日本語ポストスクリプト互換性能も付与されています。

 201807201037.jpg

 Transcend TS256MHP423A
  ¥4,104 ブラザーダイレクト
(7/20執筆時)
 Transcend TS256MHP423A  
  ¥6,086 Amazon.co.jp  (7/20執筆時)

 内蔵メモリーは、64MBです。家庭で使うモノクロプリンターならば十分です。

 ただ、最大320MBまで増設可能なため、いざ足りないとなったら増設できます。メモリーも他社に比べると良心的な価格で手に入ります。

推定印刷コスト(純正トナー) ¥1,830
推定印刷コスト(
再生トナー ¥534
初期付属トナー枚数:3000ページ相当

 純正トナー価格
  ブラザー TN-61J(3000枚)
  ¥5,704 Amazon.co.jp (7/20執筆時)
  ブラザー TN-62J(8000枚)
  ¥13,018 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 純正ドラム価格
 ブラザー DR-60J(3000枚)
  ¥10,466 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 互換トナー価格
  ブラザー TN-62J
(8000枚)
  ¥2,400 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

 互換ドラム価格
 ブラザー DR-60J(25000枚)
  ¥3,980 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 トナー価格は、トナードラム(感光体)が別になっており、それぞれを交換する必要があります。トナーは8,000枚程度、ドラムは30,000枚程度で交換です。

 実勢価格から割り出すと、純正品の場合、1000枚印刷あたりトナーは1518円、ドラムは375円になりました。互換品を使った場合のコストは、トナーは312円、ドラムは159円になりました。

 ドラムとトナーを合計すると、純正品で1000枚印刷あたり1,830円互換品だと534円と、圧倒的な低コストです。

 エプソンにせよ、ブラザーにせよ、トナーのインク(粉)にも工夫があるため、リサイクルトナーを使うと印字クオリティが落ちます。ただ、実用性には問題ないために、保証期間が終わったら互換トナーを使うのも良いです。

 初期付属トナーは、この機種は、3000ページ相当の量があります。簡単にはなくならない量なので、購入してしばらくは補充せず利用できそうです。

 201807201141.jpg

 耐久性は、30万枚までとなります。この部分も数値として優秀な機種で、業務用にも耐えることができます。これほど印刷しない場合も「壊れにくさ」を測る指標として重要でしょう。

  

 増設給紙トレイ LT-6500(500枚増設)
  ¥20,980 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

 増設給紙トレイ LT-5500(250枚増設)
  ¥12,398 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

 給紙トレイは、エプソンと同じく250枚です。ただ、増設給紙トレイが別売りされています。

 以上、ブラザージャスティオの上位機種の紹介でした。

 リサイクルトナーもとても安いですが、純正トナーのコストが、エプソンに較べて1000円以上安いのはかなりの魅力です。安定した品質が期待できる純正トナーを使い続けようと思っている方は、ランニングコストの点でこの機種はおすすめできます。とくに、 HL-L5200DWは、無線LANが搭載されており、設置の自由度が利く点でも家庭用としておすすめできます。


 

 【有線・無線LAN搭載】

 11・ブラザー ジャスティオ HL-L6400DW
  ¥80,100 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

 印刷スピード:毎分50枚
 印刷解像度 2400×600dpi(HQ1200)
 両面印刷:対応
 普通給紙:300枚
 大きさ:400×396×288mm
 接続:USB+(有線/無線LAN)

 HL-L6400DWは、ブラザーの最上位機です。

 201807201128.jpg

 本体色は、オフィス用に多い白色です。

 ネットワークは、USB接続のほか、有線LAN・無線LAN(Wi-Fi)接続も可能です。特に有線LANについては、1000BASE-Tのギガビット対応ですね。加えて、日本語ポストスプリクト互換機です。

 印刷速度も毎分50枚の印刷速度と高速化しています。

 resolution.gif

 印字品質は、下位機種同様に優秀と言える機種です。

 比較する場合、HQ1200に対応でありスピードを落とさずに高解像度印刷できる点で優れます。

 内蔵メモリーは、512MBです。大量印刷に適するように改善されています。

推定印刷コスト(純正トナー) ¥1,830
推定印刷コスト(
再生トナー ¥534
初期付属トナー枚数:8000ページ相当

 トナー価格は、1つ上で紹介した機種と同じトナーなので、費用は変わりません。かなり安いです。

 初期付属トナーは、この機種は、8000ページ相当の量があります。要するに純正の大容量トナーが付属するということになります。

 耐久性は、60万枚までとなります。下位機の2倍ですね。

  

 増設給紙トレイ LT-6505 (500枚増設)
  ¥21,040 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)
 増設給紙トレイ LT-5505
(250枚増設)
  ¥12,700 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

 給紙トレイは、520枚までと、下位機種の2倍の容量です。そのかわり、本体はすこし背が高いです。

 201807201130.jpg  

 なお、フルカスタムすると、かなり「ごつい」プリンターにもできますj。

 以上、HL-L6400DWの紹介でした。大量印刷用・業務用向けのモノクロプリンターです。耐久性も高いため、「レンタルプリンタの代替によるコスト削減」などを考えている事業主には向くでしょう。

 一方、家庭用としては、オーバースペックでしょう。

後編の予告!
モノクロレーザープリンタのおすすめは結論的にこれ!

 というわけで、ここまではブラザーEPSONのプリンターを紹介してきました。

 201807201147.jpg

 後編は、キヤノンとOKIのモノクロレーザープリンターを紹介します。

 そして最後に、3メーカーの機種からAtlasが最もオススメする機種はどれか?について書いていきます!

 →後編に続きます!!こちら

 今回の前編記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebookはてなブックマーク などで話題を共有していただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 12:22 | プリンター

比較2018’ 低コストなA4モノクロレーザープリンタ19機のおすすめ(2)

今回のお題
印刷コストがお得なモノクロレーザープリンターはどれ? 

 ども、Atlasです。

 今日は、小型のA4モノクロレーザープリンター について比較しています。

 201807201118.jpg

 なお、今回の記事は「後編記事」になります。前編 からの続きの記事なので、お手数ですが前編を先に読んでください!→こちら

4・キヤノンのレーザープリンター

 201807181908.jpg

 つづいて、キャノンの製品を紹介します。

 同社は、業務用レーザープリンタのメーカーでもあります。



 

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13 

【USBのみ】

 12・CANON Satera LBP6030
  ¥9,980 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

【USB+無線LAN】

 13・CANON Satera LBP6040  
  ¥11,300 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 印刷スピード:毎分18枚
 印刷解像度 600dpi(補正にて2400dpi相当)
 両面印刷:未対応
 普通給紙:250枚
 大きさ:364×249×199mm
 接続:USB(無線LAN)

 こちらは、キャノンの入門機です。

 ネットワークは、LBP6030はUSB接続のみ、LBP6040は、さらに無線LAN接続が可能な機種です。

 201510031242.jpg

 大きさは、体積で考えれば全メーカーで最も小さなモデルです。

 とくに、奥行きが狭い場所に適したデザインですね。また、ファンレス設計ですので、比較的静かに印刷できます。

 201807201151.jpg

 印刷速度は、毎分18枚とさほど速くありません。

ただ、立ち上りの早さは「売り」で、一枚目が7.8秒で印刷されます。

 印字品質は、強調する部分は少ないです。

 SSTという技術でアップコンバートする機能はありますが、エプソンなどに較べるとイマイチです。さらに両面印刷機能も非搭載です。機能を最小限に絞って、低価格とコンパクトさを出している機種ですので、このあたりは犠牲になります。

 内蔵メモリーも、32MBと最低水準です。

 増設もできません。ただ、エプソンの小型機と同じで、家庭で普通に使う分には、遅延もないでしょうし、十分です。

推定印刷コスト(純正トナー ¥3,062
推定印刷コスト(
再生トナー ¥1,050
初期付属トナー:700ページ相当

 純正トナー価格
  CANON CRG-325
(1600ページ)
  ¥ 4,79- Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

 リサイクルトナー(互換)価格
  CANON CRG-325
(1600ページ)
  ¥1,680
Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 トナー価格は、上表の通りです。1000枚印刷したときのコストは、ブラザーの小型機と同水準です。

 初期付属トナーは、700枚相当と少ないです。

 耐久性は、非公開ですが、交換ユニットがないこのタイプは、基本的に大量印刷をする環境には不向きです。

 以上、キヤノンの小型機種の紹介でした。

 3メーカーの「超小型機」同士でと較べると、印字クオリティではエプソンが、印字スピードではブラザーが、コンパクトさではキヤノンのこちらの機種が優位です。最終的にどれが「おすすめ」かは難しい部分ですので、記事の最後に改めて書きたいと思います。


 

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13 

 【有線LAN】

 14・CANON Satera LBP6230
  ¥13,380 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 【有線/無線LAN】

 15・CANON Satera LBP6240
  ¥14,980 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 印刷スピード:毎分25枚
 印刷解像度 600dpi(補正にて2400dpi相当)
 両面印刷:対応
 普通給紙:250枚
 大きさ:379x293x243 mm
 接続:USB・(有線・無線LAN)

 これらは、キャノンの中位機種です。 LBP6230は、USB接続と有線LAN接続が可能で、LBP6240はさらに無線LAN接続が可能です。

  space-saving.jpg

 大きさは、こちらもコンパクトな機種です。形としては、ブラザーのコンパクトモデルHL-2270DWと似ています。こちらは、高さはあるが、奥行きが狭い場所に適したデザインです。

 印刷速度は、下位機種よりは向上していますが、他社と比べると25枚/分と遅いです。ただし、下位機種と異なり、両面印刷機能は搭載されます。また、立ち上りが6秒と速く、静音性が高い点がこの機種の「売り」です。

 印字品質は、下位機種と差は無いと思います。やはりコンパクトモデルで比較した場合、印刷クオリティはエプソンが上位です。

 内蔵メモリーは、その一方で、64MBと他社の中型機に負けていません。ブラザーやエプソンと異なり、後から増設はできませんが、100枚以上の連続印刷をするのでも無い限りは、遅延はあまりないでしょう。

推定印刷コスト(純正トナー ¥2,856
推定印刷コスト(
再生トナー ¥713
初期付属トナー:900ページ相当

 純正トナー価格
  Canon CRG-326
(2100ページ)
   ¥ 6,160 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

 リサイクルトナー(互換)価格
    Canon CRG-326
(2100ページ)
   ¥1,480
Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 トナー価格は、メーカー純正トナーの場合2,856円、リサイクルトナーだと713円になりました。とくに、リサイクルトナーを使う場合は、かなり安いです。

 初期付属トナーも、900枚までと「そこそこ」ありますね。

 耐久性は、やはり非開示です。しかし、こちらは、トナーのみ交換可能なタイプなので、いずれにしても耐久性は高くないと思います。

 201807201156.jpg

 給紙トレイは、250枚とコンパクトなモデルでは標準的です。手差しトレイもあります。

 以上、キヤノンのコンパクトモデルの中位機種の紹介でした。

 他の小型機種と較べた場合、格安なリサイクルトナーが手に入りやすい機種です。ただ、小型機種の場合、大量に印刷する用途に使う人は稀だと思います。また、そのように使う場合、耐用枚数が不明瞭なのはネックです。


 

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13 

【有線LAN】

 16・CANON Satera LBP251
  ¥22,598 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

【有線/無線LAN】

 17・CANON Satera LBP252  
  ¥26,480 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 印刷スピード:毎分30枚/35枚
 印刷解像度 600dpi(補正にて2400dpi相当)
 両面印刷:対応
 普通給紙:250枚
 大きさ:400x377x298 mm
 接続:USB・(有線・無線LAN)


 こちらは、2016年に登場したキヤノンの新しい中位機種です。LBP6230の実質上の後継機と言えます。なお、これら2機種も、無線LANの有無が違いの1つになっています。

201702040003.jpg

 大きさは、下位機種はない液晶の確認窓とテンキーが付属するため、多少大きくなっています。

 印刷速度は、2機種で異なり、LBP251が毎分30枚LBP252が毎分35枚となります。

 同じ大きさのブラザーの機種には速度的に負けますが、十分に実用速度です。また、キヤノンは、立ち上りが6秒と速く、静音性が高い点も「売り」です。家庭用として向いていますね。

 印字品質は、取り立ててこの機種から採用されるものは無く、下位機種と差は無いと思います。

 ただし、両面印刷機能は、このグレードから搭載になります。

201807201037.jpg

 内蔵メモリーは、その一方で、LBP251が512MBLBP252が1GBと、他メーカーよりも多く搭載します。

 この点は高く評価できる部分で、遅延が起こる可能性はないです。この点で言えば、オフィスでの多人数での共有用途に向く機種です。

推定印刷コスト(純正トナー ¥2,763
推定印刷コスト(
再生トナー ¥340
初期付属トナー:900ページ相当

 純正トナー価格
 
Canon CRG-519II(6400ページ)
  ¥ 17,984 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

 リサイクルトナー(互換)価格
  Canon CRG-519II(6400ページ)
   ¥1,676 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 トナー価格は、メーカー純正トナーの場合2,763円、リサイクルトナーだと340円になりました。

 純正トナーを使う場合は、ブラザーに比べると割高ですが、リサイクルトナーはかなり格安で出回っています。リサイクル品を利用する前提ならば、コストパフォーマンスは良好です。

 201807201200.jpg

 500枚ペーパーフィーダ PF-44
  ¥9,503
Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 給紙トレイは、この機種も250枚となります。また、上記のユニットの購入で、最大750枚までの給紙が可能です。

 耐久性は、こちらも非開示です。

 以上、LBP251LBP252の紹介でした。キヤノンのモノクロレーザーの中では、速度やメモリー搭載量、液晶パネルの搭載など、見所が多いと言える製品です。

 とくにリサイクルトナーのコスパも良好なので、3万円以下の製品から選ぶとすると、おすすめしたい機種の1つですね。ただ、耐久性の面では非開示なので、その部分はマイナスでしょう。



 

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13 

 18・CANON Satera LBP6600
  ¥39,280 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

 印刷スピード:毎分33枚
 印刷解像度 600dpi(補正にて2400dpi相当)
 両面印刷:対応
 普通給紙:250枚
 大きさ:400×376×289mm
 接続:USB・有線LAN

  LBP6600 は、キャノンの上位モデルです。ただ、上位モデルですが、無線LANが非搭載です。

 201510031327.jpg

 大きさは、サイズは下位機種とほとんど変わりません。給紙量も250枚までと同様です。

 印刷速度は、毎分33枚と、それなりに健闘しています。ただ、本体価格を考えると多少遅めかと思います。両面印刷には対応できます。

 印刷のクオリティについては、ブラザーやエプソンの上位機種と較べるとあまり工夫はなく、際だったクオリティは期待できないでしょう。

 内蔵メモリーは、下位機種よりも少ないのですが、それでも256MBのメモリーを搭載しており、十分です。

 この機種は、LIPS Xという高性能な圧縮転送規格に対応するので、下位機種ほどは沢山のメモリーを必要としないという部分もあります。

推定印刷コスト(純正トナー ¥2,757
推定印刷コスト(
再生トナー ¥265
初期付属トナー:900ページ相当

 純正トナー価格
 
Canon CRG-519II(6400ページ)
  ¥ 17,984 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

 リサイクルトナー(互換)価格
  Canon CRG-519II(6400ページ)
   ¥1,676
Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 トナー価格は、 LBP251と同じトナーを使うためコストは同等です。

 純正トナーについては、1000枚印刷した場合2763円とそれなりです。また、リサイクルトナー利用時には265円リサイクルトナーを利用するならば、全機種を通しても最も安い機種です。

 初期付属トナーは、この機種は、900ページ相当と、標準的なサイズです。

 201807201200.jpg

 500枚ペーパーフィーダ PF-44
  ¥9,503
Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 給紙トレイは、ちらの機種も250枚までの給紙が可能です。また、上記のユニットの購入で、最大750枚までの給紙が可能です。

 耐久性は、やはり非開示です。

 以上、LBP6600の紹介でした。格安のリサイクルトナーが多いのが売りです。ただ、機能面で言えば、無線LANが非搭載であり、速度も「そこそこ」のレベルですので、利便性の面では多少劣るでしょう。

5・OKIのレーザープリンター

 201807201203.jpg

 つづいて、沖データの製品を紹介します。

 モノクロレーザーは低価格が進んでいますが、割としっかりした筐体のレーザープリンターを作っている会社です。


 201803301540.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13 

【無線LAN対応】

 19・OKI COREFIDO B432dnw
  ¥47,799 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

 印刷スピード:毎分38枚
 印刷解像度 1200dpi
 両面印刷:対応
 普通給紙:250枚
 大きさ:387×393×245mm
 接続:USB・(無線)・有線LAN


 OKI COREFIDO は、沖データのプリンターです。USB接続有線LAN接続に加えて無線LANに対応します。

 大きさは、387×393×245mmと、コンパクトサイズより一回り大きいサイズですね。床や棚に置くのが基本となるでしょう。

 印刷速度は、毎分38枚とブラザーに準じて高速です。両面印刷にも対応しています。

 201510031425.jpg

 印字品質は、エプソンの上位機と同水準と言えます。

 同社はLED方式のプリンターを他社に先立って開発していたこともあり、技術の蓄積があります。解像度もアップコンバートなしで1200dpiにできる点で、エプソンと比する高画質です。

 トナーについても、自社開発のマイクロファインHDトナーを採用するため、同様に自社トナーを使うブラザー同様に文字の鮮明感が高いです。印字品質だけ取ればこの機種は最高水準と言えるでしょう。高いクオリティが期待できます。ポストスクリプトにも互換します。

 内蔵メモリーも、512MBと余裕の搭載量で、大量印刷や、ファイルサイズの大きな印刷物でもかなり快適でしょう。 

推定印刷コスト(純正トナー ¥2,512
推定印刷コスト(
再生トナー ¥798
初期付属トナー枚数:2000ページ相当

 純正トナー価格
 OKI TNR-M4G2 (12000枚)
  ¥ 23,264 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

 純正ドラム価格
 OKI ID-M4E(30000枚)
  ¥ 15,147 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 互換トナー価格
 
OKI TNR-M4G2 (12000枚)
  ¥ 7,013 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

 互換ドラム価格
 OKI ID-M4E(30000枚)
  ¥ 7,980 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 トナー価格は、OKIはブラザーのようにトナードラム(感光体)が別になっており、それぞれを交換する必要があります。

 実勢価格から割り出すと、純正品の場合、1000枚印刷あたりトナーは1938円、ドラムは532円になりました。互換品を使った場合のコストは、トナーは574円、ドラムは266円になりました。

 ドラムとトナーを合計すると、純正品で1000枚印刷あたり2,512円互換品だと798円となります。

 純正品を使った場合のランニングコストは、ブラザーに次ぐコストパフォーマンスの良さです。

 耐久性は、5年/20万枚と業務用として耐えられる頑丈さです。さらにOKIのプリンターの良いところは、5年間の保証が標準で付いてくる点です。リサイクルトナーを使うと、この保証が無効化されるので、この点でも、純正トナーを使うべき機種と言えます。

  

 セカンドトレイ(580枚)TRY-M4C1
  ¥−−−
Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 給紙トレイは、250枚まで収納可能です。なお、こちらの機種は580枚までの給紙が可能な追加トレイも売られています。

 以上、OKIデータのプリンターの紹介でした。印字性能が良く、メモリー搭載量も多い上、無線LANや両面印刷機能などの便利機能も兼ね備えた良い機種だと思います。上位機のライバル機と比べた場合のオススメ機種は以下で改めて検討します。

今回の結論
印刷コストが最もお得なモノクロレーザープリンターはこの機種! 

 というわけで、今回は、現行モノクロプリンターを紹介してきました。売れ筋の人気モデルは全機種網羅できたと思います。

 最後にいつものように、目的別・予算別にAtlasのオススメ機種をあげておきます。


 第1に、家庭用、もしくはオフィスの個人用考えており印刷枚数もそれほど多くない方(年間1万枚以内)には、

 201807201105.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13 

 【USB 有線 無線LAN付属】【通常型番】

 8・ブラザー ジャスティオ HL-L2375DW
  ¥14,000 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 印刷スピード:毎分34枚(2320Dのみ30枚)
 印刷解像度 1200 dpi
 両面印刷:対応
 普通給紙:250枚
 大きさ356×360×183mm
 接続方法:USB・(有線LAN・無線LAN)

推定印刷コスト(純正トナー) ¥3,050
推定印刷コスト(
再生トナー ¥910
初期付属トナー:700ページ相当

  純正トナー価格
  ブラザー TN-28J
(2600枚)
   ¥6,072 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

  純正ドラム価格
  ブラザー DR-23J(12000枚)
   ¥6,812 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

  リサイクル(互換)トナー価格
  ブラザー TN-28J(2600枚)
   ¥2,000 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

  リサイクル(互換)ドラム価格
  ブラザー DR-23J(12000枚)
   ¥1,580 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

 ブラザーの HL-2365DWをオススメしたいと思います。用紙がオマケにつくAmazon限定モデルでも構いません。

 201807201210.jpg

 両面対応にもかかわらず、368x360x183 mmというコンパクトさに押さえられるのは非常にメリットがあります無線LAN機能がついているHL-2365DWは配線的に融通も利きますので、家庭やデスクサイドに置くには最適です。

 ランニングコストも純正を買っても平均的な値段で済みますし、リサイクルトナーを使えばよりやすく済みます。メーカー保証期間の1年間は純正トナーで回して、あとはリサイクルトナーを購入すれば良いと思います。


 第2に、耐久性や印刷品質が良く、ランニングコストも安いコンパクトモデルをお捜しの方

 

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13 


 【無線・有線LAN搭載】

 10・ブラザー ジャスティオ HL-L5200DW
  ¥53,829 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

 印刷スピード:毎分40枚
 印刷解像度 2400×600dpi(HQ1200)
 両面印刷:対応
 普通給紙:300枚
 大きさ:371×384×245mm
 接続:USB+(有線/無線LAN)

 ブラザーの上位機種であるこちらがオススメです。

 201807201120.jpg

 サイズはブラザーの下位機種よりも少し大きいですが、エプソンのコンパクト機種よりは小さく、机の上や棚などで十分運用できるコンパクトさを保っています。

推定印刷コスト(純正トナー) ¥1,830
推定印刷コスト(
再生トナー ¥534
初期付属トナー枚数:3000ページ相当

 純正トナー価格
  ブラザー TN-61J(3000枚)
  ¥5,704 Amazon.co.jp (7/20執筆時)
  ブラザー TN-62J(8000枚)
  ¥13,018 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 純正ドラム価格
 ブラザー DR-60J(3000枚)
  ¥10,466 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 互換トナー価格
  ブラザー TN-62J
(8000枚)
  ¥2,400 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

 互換ドラム価格
 ブラザー DR-60J(25000枚)
  ¥3,980 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 高クオリティが出せる純正トナーの価格が安いので、とくに、ある程度の印刷クオリティをキープしつつ、大量に印刷を考えている方は、こちらのモデルが良いでしょう。業務用としても十分な耐久性があるため、おすすめできます。

 両面印刷に対応しているほか、毎分38枚の印刷はクラス最高水準で、時短効果が望めます。

 また、HL-5200DWは、PostScript3互換性能を持つので、とくに文字の印刷において質的な向上が望めるでしょう。印字品質やトナークオリティの面でもブラザーのこのモデルは信頼性があります。無線LANの搭載も、配線の点で嬉しい部分です。スマホやタブレット端末からも直で印刷できますので。

 201807201037.jpg

 Transcend TS256MHP423A
  ¥4,104 ブラザーダイレクト (7/20執筆時)
 Transcend TS256MHP423A  
  ¥------- Amazon.co.jp  (7/20執筆時)

 なお、こちらの機種は、 HL-5440Dが64メガバイトのメモリー、それ以外がメモリーが128メガバイト内蔵されています。

 これらは通常使うには十分な量です。しかし、職場で共有して使う場合や、重いPDFファイルなどの印刷がある場合、以上の増設メモリーをスロットに差すこともできます。Atlasも増設しましたが、スロットに差すだけで簡単でした。


 第3に、画質を重視し、かつ、長期保証・高耐久のモノクロレーザーを選びたい場合は、、

 201803301540.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13 

【無線LAN対応】

 19・OKI COREFIDO B432dnw
  ¥47,799 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

 印刷スピード:毎分38枚
 印刷解像度 1200dpi
 両面印刷:対応
 普通給紙:250枚
 大きさ:387×393×245mm
 接続:USB・(無線)・有線LAN

  OKIのB432dnwが良いでしょう。画質は、このグレードの価格にふさわしく、1200dpi対応で高画質な上に、メモリー量は512MB標準搭載と性能面で他機種に劣る部分はみられません。

 耐久性も20万枚までメーカーが保証する上、5年間無償修理保証も付いている点で安心度も高いです。

推定印刷コスト(純正トナー ¥2,512
推定印刷コスト(
再生トナー ¥798
初期付属トナー枚数:2000ページ相当

 純正トナー価格
 OKI TNR-M4G2 (12000枚)
  ¥ 23,264 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

 純正ドラム価格
 OKI ID-M4E(30000枚)
  ¥ 15,147 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 互換トナー価格
 
OKI TNR-M4G2 (12000枚)
  ¥ 7,013 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

 互換ドラム価格
 OKI ID-M4E(30000枚)
  ¥ 7,980 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 印字品質も高く、エプソンと比しても負けていない機種です。ただ、トナーの工夫の部分が大きいため、この機種については、純正トナーを使い続けた方が良いでしょう。純正トナーは、他社よりも格安ですし。

−−

 

 【有線・無線LAN搭載】

 11・ブラザー ジャスティオ HL-L6400DW
  ¥80,100 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

 印刷スピード:毎分50枚
 印刷解像度 2400×600dpi(HQ1200)
 両面印刷:対応
 普通給紙:300枚
 大きさ:400×396×288mm
 接続:USB+(有線/無線LAN)

 ただし、企業・オフィス用として選択するならば、ブラザーのHL-L6400DWをおすすめします。

 201807201128.jpg

 耐久性60万枚の公表は、業界でもトップであり、堅牢性が保証されます。筐体もさほど大きいとも言えないので、一日に相当数の印刷をする場合はこちらでしょう。

推定印刷コスト(純正トナー) ¥1,830
推定印刷コスト(
再生トナー ¥534
初期付属トナー枚数:8000ページ相当

 純正トナー価格
  ブラザー TN-61J(3000枚)
  ¥5,704 Amazon.co.jp (7/20執筆時)
  ブラザー TN-62J(8000枚)
  ¥13,018 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 純正ドラム価格
 ブラザー DR-60J(3000枚)
  ¥10,466 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 互換トナー価格
  ブラザー TN-62J
(8000枚)
  ¥2,400 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

 互換ドラム価格
 ブラザー DR-60J(25000枚)
  ¥3,980 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 コスト面でも有利です。本体価格は高めですが、大容量トナーが付属ですから差額分の価値はあります。

 201807201130.jpg  

 増設給紙トレイ LT-6505 (500枚増設)
  ¥21,040 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)
 増設給紙トレイ LT-5505
(250枚増設)
  ¥12,700 Amazon.co.jp (7/20執筆時) 

 給紙トレイも最大4段まで増設できるため、オフィスのほか、学校などにも向くでしょう。レンタルからの転向にも向きます。

補足・コピー用紙についてなど

 というわけで今日は、A4モノクロレーザープリンターのレビューでした。

 最後におまけで用紙の話です。

 

 コクヨ KB用紙 A4 500枚 KB-39N
  ¥525 Amazon.co.jp
(7/20執筆時)

 レーザープリンターの場合は、普通紙(共用紙)を使って印刷するのが通例です。紙は結構重量があるので、一緒に揃えてしまうと楽ですよ!

 

 ホワイトコピー用紙 A4 500枚x5冊/箱 高白色
  ¥1,993 Amazon.co.jp (7/20執筆時)

 また、業務用の5袋セットならば、こちらをAtlasは愛用しています。

 紙厚はコクヨのKB用紙と同じ64グラムで十分な厚さです。白色度も高く、紙詰まりも起こりにくい良い紙だと思います。また、なにより安いです。

ーー

1・A4インクジェット複合機(4色)
2・A4インクジェット複合機(6色)
3・A3インクジェット複合機   
4・ビジネスインクジェット  
5・A4モノクロレーザー
6・A4モノクロレーザー 複合機
7・A4カラーレーザープリンタ
8・A3カラーレーザープリンタ
9・プリンターの基本的な選び方【まとめ】

 なお、このブログには他にもプリンターの記事があります。

 201807201032.jpg

 6回目にはモノクロレーザー複合機の記事もあります。そちらもよろしくお願いします。

 最後になりましたが、今回の記事がもしお役に立ったようならば、幸いです。Twitter Facebook はてなブックマーク などで話題を共有していただければ幸いです。

 (前編からの続き記事ですので、前半記事をご紹介いただけると、なお嬉しいです!)

 ではでは。

posted by Atlas at 12:20 | プリンター

比較2018' 【A3対応】カラープリンター29機の性能とおすすめ・選び方:EPSON・CANON・ブラザー・HP

【今回レビューする内容】 2018年 最新A3カラーインクジェット複合機の価格・性能とおすすめ・選び方:A3カラープリンター: エプソン カラリオ ブラザー プリビオ Canon インクジェットプリンター PIXUS :A3が印刷できるコンパクトなインクジェット複合機の性能の違いレビューと人気機種ランキング Widows 10 Mac OSX 10.13対応

【比較する製品型番】Colorio EP-979A3 EP-10VA プロセレクション SC-PX5VII SC-PX3V PIXUS iP8730 iP6830 プリビオ MFC-J6580CDW MFC-J6980CDW HP プリンターOfficejet 7612 G1X85A#ABJ

今回のお題
A3対応カラープリンタのおすすめ機種はどれ?

 ども、Atlasです。

 今回は、A3の印刷ができるカラープリンタと複合機をレビューします。

 201807200012.jpg

 「画質」「印刷速度」のほか、「インク代の安さ」には特にこだわって比較しました。

 以下では、いつものように、各製品を比較して、最後に、Atlasのおすすめ機種を提案する形式で書いていきます。

3・A3カラープリンタの種類と選び方

 201807192106.jpg

 このブログでは、A3対応カラープリンターを、全部で29機種を比較しています。

1・A3家庭用インクジェット複合機
2・A3ビジネスインクジェット
3・エコタンク搭載プリンタ
4・A3カラーレーザープリンタ

 もちろん一度には紹介できませんので、4つの記事に分けています。

 201807192121.jpg

 今回は、家庭向けのA3インクジェットプリンターと複合機を比較します。A3印刷に対応し、年賀状から大判の写真印刷まで使える便利なモデルです。

 「全色染料インク」を使うため、写真の印刷に強いモデルも多いです。

 201807181818.jpg

 なお、「仕事用」で考えている方は、「A3インクジェットプリンター」でも、10万枚以上の耐久性を誇る、【A3ビジネスインクジェットプリンター】が選択肢になるでしょう。

 「全色顔料インク」を使うため、文字がにじまず、ビジネスカラー文書に最適機種が多いです。

 こちらは【2回目】の記事で特集しました。

 201807192123.jpg

 一方、価格は相当高いですが、オフィス業務用の「A3カラーレーザープリンター 」をお探しだった方は、お手数ですが【4回目】の記事をご覧ください。

1・エプソンのA3プリンタの比較

 201807181837.jpg

 では、具体的な比較に入ります。最初に紹介するのは、エプソンA3対応プリンターです。

 なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントについては赤字で、イマイチと思う部分については、青字で書いています。


 

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 1・EPSON Colorio EP-979A3
  ¥24,106 Amazon.co.jp (3/30執筆時)  

 大きさ:479x148x356mm (収納時)

 EP-977A3 は「ふだんはA4、ときどきA3」のCMで有名な、EPSON「カラリオ」のA3印刷対応プリンターです。

 201807192138.jpg

 本体のサイズは、479x148x356mmとなります。

 A3対応のプリンターいえば、本体が大きく家庭用向きではありませんでした。

 しかしこちらの機種は、A3インクジェットプリンターとしては格段の小型化が図られました。

 A4プリンタと較べても遜色のないコンパクトサイズです。特に奥行については、A4プリンター並の省スペースで、家庭でも邪魔にならないサイズです。

ph_vds01_01.jpg

 液晶は感覚的に操作できるタッチパネル液晶式です。

 さらに、電源がONになると自動で排紙トレイ・用紙カバー・操作パネルが開き、印刷が終わると自動で収納される自動オープン機能が搭載されます。

 電源についても、パソコンから印刷が指令されると、連動して自動的にスリープ状態から起動して印刷を開始する自動電源オン・オフ機能も搭載されます。

 201707100120.jpg

 インクの色数は、6色インクです。

 シアン・マゼンダ・ブラック・イエローという標準色に加えて、ライトシアンマゼンダという中間色を加えています。全て写真向きの「染料インク」です。

 そのため、とくに、写真印刷時の発色については、他社機に比べても能力は高いです。

 img_top_715_257.jpg

 カラー印刷のクオリティは、高いです。

 他社のインクは、4色インクとなっています。クオリティ重視でカラー印刷をしたければ、4色インクは性能的に限界があるので、6色インクはクオリティ上、優位性があります。

 エプソンは、6色以上のインクを搭載する機種を「エプソンカラー」として、同社の「プレミアモデル」としています。

 モノクロ印刷のクオリティは、注意が必要です。

 なぜなら、黒インクも「染料インク」のため、ビジネス文書を普通紙に印刷する場合、やや文字が滲みやすいからです。

 その点で言えば「写真は得意だが、ビジネス文書はそこそこ」な機種です。

 

 EPSON ICBK80L ブラック 増量
  ¥1,215 Amazon.co.jp
(3/30執筆時)  
 EPSON IC6CL80L 6色セット  
  ¥7,029 Amazon.co.jp (3/30執筆時)  

 純正インクの単価は、こちらになります。

 世の中には、他社製の「互換インク」もあります。しかし、エプソンの高画質モデルは、インクが特別なので、互換インクだと十分な性能が発揮できない場合が多いです。

 また、それらを使うと1年保証も得られなくなるので、画質重視の場合は、ネットの特売を利用しながら、純正品を買うのが良いでしょう。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約19.9円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約15.5円
 フォト年賀状印刷 約29.3円
  A4Photoカラー 約85.7円

 インクのコストパフォーマンスは Amazonでの実売価格をふまえると、上表のようになります。

 写真印刷のコストは、L版写真約15.5円フォト年賀状約29.3円A4縁なし写真印刷約85.7円です。

 画質重視の「6色インク」のため、他社の4色モデルよりも高めのコスト水準です。ただし、クオリティとコストは反比例するため、ある程度は仕方ないでしょう。

 201807191212.jpg

 普通紙印刷のコストは、エプソンは非公開です。

 しかし、用紙サイズや印刷密度から試算すれば、A4普通紙印刷では(多く見積もって)約21円ほど、A4白黒印刷では、約9円ほどで済むでしょう。こういった印刷ならば、比較的低コストです。

 印刷速度は、メーカー公表値から、A3の光沢印刷で1分55秒で、L版写真で13秒になります。A4カラー写真は65秒程度で印刷できるでしょう。  

 また、実測値では、普通紙でビジネス文書を印刷する場合は、5.5枚/分になります。より速い機種もありますが、家庭用としては不満のないスペックです。

 ph_visual_cont_235_01_01.jpg

 A3印刷は、「手差し対応」になります。

 1枚づつ差していくことになるので、複数枚印刷するビジネス用途には向きません。しかし、例えば、ショップのチラシやメニュー印刷や、図面印刷には活躍できるでしょう。A4については、トレイで100枚まで対応します。

 自動両面プリントは、対応します。A4までの対応です。


 201807192147.jpg

 スキャナーは、解像度が4800dpiです。

 なかなか高性能で、単品で購入した場合8000円代の単品スキャナーと同等程度の性能になります。

 ただし、コピーやスキャニングの際に読み取る原稿を自動で送るADFは付属しません。また、スキャナーやコピーは、A4までの対応になります。

 201807192149.jpg

 ネットワークは、USBのほか、Wi-Fiと有線LANでの接続に対応します。スマホからの写真印刷もフォローします。

----

 以上、EPSONEP-979A3 の紹介でした、キャッチコピー通りで、普段はA4を使うが、「時々A3を使いたい」方に良い機種です。

 画質については、「エプソンカラー機」として、特に写真印刷に向く機種です。写真や年賀状印刷をメインに考えるならば「最適」です。

 手差し給紙でA3用紙が印刷できる構造にしたため、本体もA4機並みに小型であり、設置性も良いです。家庭用A3機として隙がない1台ですね。


  

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 2・EPSON Colorio EP-10VA  
  ¥44,730 Amazon.co.jp  (3/30執筆時)  

 大きさ:479x148x395mm (収納時)

 EP-10VA は、エプソンのA3対応のカラリオの「最上位機」です。

 201509301014.jpg

 本体のサイズは、479x148x395mm となります。

 下位機種より奥行きが4センチほど大きくなっただけ設置性は引き続き良いと言える機種です。こちらも、「格好が良い」自動開閉機能タッチパネル式液晶も付属です。

 201509301025.jpg

 インクの色数は、この機種も6色インクの製品になります。

 ただし、この上位機は色構成が異なり、ライトシアンマゼンダの代わりに、レッドグレーのインクタンクを用います。

 この配色は、エプソンプリンタの最近の特長です。高画質写真の「階調表現」「黒つぶれの軽減」などに寄与します。高性能化したデジカメ画像に対応するための「工夫」となります。

 201509301028.jpg

 カラー印刷のクオリティは、インクの変更の結果、赤色系の発色がたいへん向上しました。最近のテレビもそうですが、赤色の鮮やかさは一種の流行で、それを取り入れている感じがします。

 モノクロ印刷のクオリティも、グレーインクの採用で上がっています。階調表現がより豊かになっています。

 こうした点で、専門の印画紙を使うなどして、一眼レフなどの写真を大きく引き伸ばしたい方にこの機種は向きますね。

 ただし、染料黒インクを利用するため、普通紙に印刷する文字中心のビジネス文書は、「文字が滲みやすく」、カラー/白黒問わず「イマイチ」レベルです。

  

 EPSON YTH-BK ブラック
  ¥582 Amazon.co.jp
  (3/30執筆時)  
 EPSON YTH-6CL 6色セット
  ¥4,086 Amazon.co.jp
(3/30執筆時)  

 純正インクの単価は、上記の通りです。

 エプソンには大容量インクタンクモデルもありますが、こちらはレギュラーサイズです。ただし、エプソンは、特にこのモデルは「戦略的に」価格を下げているため、コスパはかなり良いです。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約12.7円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約7.1円
 フォト年賀状印刷 約18.7円
  A4Photoカラー 約39.0円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonでのインクの実売価格で、上表のようになります。

 写真印刷のコストは、1枚あたり、L版写真約7.1円フォト年賀状約18.7円A4縁なし写真印刷約39.1円です。 

 写真印刷について各サイズともかなり安価に印刷できます。

 本体価格は多少しますが、印刷コストは下位機種の半額程度で済むため、相当写真を印刷する方にこちらはおすすめできます。

 201807191212.jpg

 普通紙印刷のコストは、Atlasの試算では、A4普通紙印刷では約10円ほど、A4白黒印刷では約4円ほどで済むでしょう。この場合も相当低コストです。

 印刷速度は、メーカー公表スペックによるとA3の光沢印刷で2分23秒になります。

 A4のカラーは、80秒程度で印刷できるでしょう。カラービジネス文書を印刷する場合は、だいたい5枚/分程度です。高画質化した分、印刷速度は下位機種よりもやや遅いです。

 201509301018.jpg

 A3印刷は、手差しでの対応です。

 ただし、こちらの場合、手差しトレイから10枚までの連続印刷に対応します。また、この機種は自動両面印刷機能を搭載しますが、A3用紙については未対応です。「ときどきA3」モデルなので仕方ないですね。

 スキャナーは、下位機と同じグレードで、A4までの原稿に対応します。

 ネットワークは、USBのほか、Wi-Fiと有線LANでの接続に対応します。スマホからの写真印刷もフォローします。

---

 以上、EPSONのA3プリンターのEP-10VAの紹介でした。

 本体価格は高めですが、高画質化デジカメにも最適な「インク構成」としているため、を使っているため、写真印刷の面ではA4プリンターを含めて最上位です。

 インクコストも、下位機種の半額程度と4色モデルを含めて最安クラスで、コスパの点でもとても魅力的な機種です。写真を大きく引き伸ばして印刷するなどクオリティを重視したい方は、こちらがおすすめです。


 201807192208.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 【A3ノビ】

 3・EPSON プロセレクション SC-PX5VII
  ¥79,635 Amazon.co.jp (3/30執筆時)  

 大きさ:616×369×228mm (収納時)

  SC-PX5VIIは、エプソンのプロセレクションシリーズという「ハイアマチュア」向けのプリンターです。

 201807192230.jpg

 価格もとびきりします。

 しかし、性能は、「業務用」レベルと言える値段にあった超高画質であり、写真家向け高性能機として、地味ながら、たいへん売れています。なお、こちらは「複合機」ではありません。

 本体のサイズは、616×369×228mmとなります。とくに幅がある製品なので、設置にはは注意が必要です。

 201707100253.jpg

 インクの色数は、この機種の場合、8色インクの製品になります。

 ただし、この上位機は黒色について、光沢系のフォトブラックマットブラックを交換して使えるため、インクは9種類用意されます。タンクは9つあるため、インクの入れ替えは不要です。

 なお、プロセレクションシリーズについては、「全色とも顔料インク」です。

 「カラリオ」は染料インクを利用していましたが、プロ用については、速乾性があり、色温度の調整が容易な「顔料インク」を利用します。

 「全量顔料インク」で彩度や階調を出すためには、「8本ものインクが必要」なわけで、クオリティが出せるのは、高級機のみです。

 201707101322.jpg

 カラー印刷のクオリティは、こちらは黒とグレー系の表現力を高めることで、階調表現を高めると共に、黒つぶれを効果的に防ぐことに注力しています。

 TVの場合もそうですが、黒の表現力(深み)が増すと、カラー部分の階調性が高まるため、全体的な階調性が劇的に改善します。

 モノクロ印刷のクオリティも、高まっており、プロ用の印画紙を用いた展覧会用の印刷も、このグレードならばこなせます。

 一方、理論的には、文字印刷も「得意」となりますが、この目的に使うには「大げさな機種」でしょう。

  

 EPSON IC9CL79  9色セット
  ¥17,550 Amazon.co.jp
(3/30執筆時)  

 純正インクの単価は、上記の通りです。

 Epson UltraChrome K3インクを9本使うため、消耗品単価は高めです。写真の世界で費用がかかるのはアナログの昔からそうなので、これは仕方ないです。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約18.9円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約13.5円
 フォト年賀状印刷 約29.3円
  A4Photoカラー 約74.4円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonでの売価をふまえると、上表のようになります。

 201807192232.jpg

 写真印刷のコストは、1枚あたりで、L版の印刷が約13.5円、フォト年賀状が約29.3円、A4縁なし印刷で約74.1円のコストです。 

安価ではないですが、驚くほどは高くないという数字です。A3にのばして印刷しても、1回150円ほどのコストなので、ハイアマチュア以上なら、趣味の範囲として許される額でしょう。

 普通紙印刷のコストは、試算すれば、A4普通紙印刷では約16円ほど、A4白黒印刷では約6円ほどです。

 ただ、このプリンターは、フォト用紙への印字に最適化された製品なので、参考程度です。

 印刷速度は、L判の写真用紙の場合37秒というスペックです。また、A3ノビの写真用紙を利用する場合、約2分33秒になります。

 201707101342.jpg

 A3印刷は、こちらの場合はA3ノビサイズまで対応です。

 但しA4を超えるサイズの用紙の場合、こちらも手差し対応です。ただ、用紙のズレを効果的に防げる前面給紙を採用し、傾きによりスプリントは少ない仕様です。

 201807192234.jpg

 ただ、用紙については、ロール紙ホルダーが付属し、ロール紙にも対応できます。刷り物に利用する場合には便利でしょう。

 自動両面印刷は、構造的に不可能ですが、CDのレーベル印刷機能などは付属します。

 スキャナーは、こちらはプリンタ専用機のため未付属です。

 ネットワークは、USBのほか、Wi-Fiと有線LANでの接続に対応します。スマホからの写真印刷もフォローします。

----

 以上、プロセレクションシリーズ SC-PX5VIIの紹介でした。

 ハイアマチュア向けの超高級機で、画質は過程容器としては最高峰です。ここまでの額をプリンタに投資できる方は限られるでしょう。

 インクコストは、下位機種に比べてさほど高いわけではないです。その点で言えば、初期コストさえなんとかなれば、長期間楽しめるでしょう。

ーーー 

 

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

【A2ノビ】

4・EPSON プロセレクション SC-PX3V
  ¥142,327 Amazon.co.jp (3/30執筆時)  

 なお、こちらには同型でA2ノビサイズまで対応できるプロセレクション SC-PX3Vという商品もあります。

 同じく9色の顔料インク技術を使う製品ですが、A2サイズということで完全に業務用に向いた品です。注意しましょう。インクタンクの型番も異なります。

2・キヤノンのA3プリンタの比較

 201807181908.jpg

 続いて、CANONのA3対応プリンターを紹介しましょう。


 

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 5・Canon インクジェット PIXUS iP8730
  ¥24,516 Amazon.co.jp
(3/30執筆時)  

 大きさ:590x159x331 mm (収納時)

  PIXUS iP8730は、キヤノンから発売されているA3プリンターです。「A3ノビ」まで対応します。

 こちらも「複合機」ではない機種です。

 201807192243.jpg

 本体のサイズは、590x159x331 mm となります。

 エプソンの「カラリオ」に比べると、横幅がある製品ですので、寸法には注意してください。

 201402141702.jpg

 インクの色数は、6色です。

 エプソンの構成とは異なり、イエローシアンマゼンダブラック・グレーという染料インクと、顔料系のブラックという構成です。

 注目点は、ブラック顔料インクを利用する点です。

 顔料系インクは、速乾性で文字が滲みにくいため、文字の印字に力を発揮します。したがって、例えば、喫茶店のメニューなど、文字混在でカラー印刷する場合は優位性があります。

 201707101401.jpg

 カラー印刷のクオリティは、「顔料黒インク」である点が、ネックです。

 「染料インク」で統一するエプソンの「カラリオ」とは差があります。一方、普通紙で文字入りチラシなどを作成する場合は、差はないといえます。

 なお、エプソンの高級機「プロセレクション」は「全量顔料インク」でした。(繰り返しますが)あれは、8色インクという「力業」ゆえの例外であり、基本的に写真は「染料インク」がおすすめです。

 モノクロ印刷のクオリティは、ビジネス文書については、文字の鮮明度の面でこちらがエプソン「カラリオ」より上です。

 なお、グレーインクは採用されますが、「モノクロームな写真」については、「染料インク」で統一するエプソンの「カラリオ」に及びません。

  201807192253.jpg

 BCI-351XL+350XL/6MP 6色セット
  ¥5,978 Amazon.co.jp
(3/30執筆時)  

 BCI-350XLPGBK 黒大容量インク
  ¥1,649 Amazon.co.jp
(3/30執筆時)  

 純正インクの単価は、上記の通りです。

 6色組のセットが販売されています。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約15.5円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約11.7円
 フォト年賀状印刷 約22.8円
  A4Photoカラー 約64.5円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonでのインク価格をふまえた場合、上表のようになります。

 写真印刷のコストは、1枚あたり、L版印刷で約13.5円、フォト年賀状印刷で約29.3円、A4縁なし印刷で約74.1円のコストです。

  201807191212.jpg

 普通紙印刷のコストは、試算すれば、A4普通紙印刷約17円ほど、A4白黒印刷では約7円ほどです。

 エプソンの入門機に比べるとコスパは良いですが、上位機に比べるとやや高めの水準です。もちろん、モノクロの文章印刷は1/10ほどのコストで済むでしょう。  

 印刷速度は、文字中心のビジネス文書をA4印刷する場合、カラーは1分に10枚、モノクロだと1分に14.5枚印刷できます。したがって、写真を印刷しない場合については、キャノンのプリンタは、速度面で優秀です。

 ただし、写真用紙で印刷する場合は、L判の光沢紙で30秒A3写真用紙で約2分というスペックです。これは、エプソンに比べると多少遅いといえます。

 201807192308.jpg

 A3印刷は、EPSONのカラリオと異なり、こちらは「後部トレイでA3印刷を標準でサポートする」機種です。同時に150枚まで用紙挿入可能です。

 もちろんその分本体の大きさもやや大きめで、幅も広めです。

 自動両面印刷は、写真印刷専用機であるため、構造的に非対応です。

 スキャナーは、こちらもプリンタ専用機のため未付属です。

 ネットワークは、USBのほか、Wi-Fiでの接続に対応します。スマホからの写真印刷もフォローします。

 label-copy.jpg

 一方、EPSON「カラリオ」と異なり、液晶窓やタッチパネルは装備されません。CDのレーベル印刷ができる程度です。「ストイック」なプリンターです。

---

 以上、キヤノンのPIXUS iP8730の紹介でした。

 EPSONのA3プリンタと違って、手差しではなくて後トレイ(150枚)から直接A3が印刷できるのが大きな魅力です。ただ、片面のプリントしかできない機種で、スキャナなども付属しない機種です。筐体もやや大きめです。

 したがって、「ときどきA3」ではなく、「A3をよく印刷する」人向きの機種と言えます。また、ビジネス文書の印刷速度も速いので、業務用に探している方は、選択肢にしても良いかもしれません。


  201807192309.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 6・Canon PIXUS iP6830
  ¥21,156 Amazon.co.jp (3/30執筆時)  

 大きさ:590x159x331 mm (収納時)

  iP6830も、キャノンのA3ノビ対応プリンタです。ただし、上で見た、PIXUS iP8730の廉価版という扱いです。

 201807192310.jpg

 インクの色数は、こちらは、「染料インク」としてイエローシアンマゼンダブラック4色です。それに「顔料インク」の黒が加わり、タンクは5本です。上位機と比べると、中間色のグレーインクが欠如します。

 カラー印刷のクオリティは、グレイのインクがないために、写真の階調表現については、上位機種にくらべて劣ります。

 モノクロ印刷のクオリティは、顔料インク採用で、文字印刷のクオリティについては下位機種同様でしょう。ただし、グレーインクがない分、階調のあるモノクロ写真などは不得意です。

  

 Canon BCI-351XL 5色 大容量
  ¥5,102 Amazon.co.jp
(7/19執筆時)  

 Canon BCI-350XLPGBKブラック 大容量
  ¥1,649 Amazon.co.jp
(7/19執筆時)  

 純正インクの単価は、上記の通りです。5色組の大容量のセットが販売されています。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約14.7円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約12.1円
 フォト年賀状印刷 約21.6円
  A4Photoカラー 約66.7円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonでの売価をふまえた場合、上表のようになります。

 写真印刷のコストは、インクが少ない割に、上位機種より多少割高です。これはインクの量や、インクの値引率が上位機種の方が良いからでしょう。

 普通紙印刷のコストは、試算すれば、A4普通紙印刷では約17円ほど、A4白黒印刷では約7円ほどです。

 印刷速度は、下位機種と同じです。ビジネス文書をA4印刷する場合、カラーは1分に10枚、モノクロだと1分に14.5枚印刷きます。

 201807192308.jpg

 A3印刷は、こちらも、後トレイから150枚の給紙に対応します。

 本体の使い勝手は、こちらはCDのレーベル印刷ができない点が上位機とは異なります。

 Wi-Fi対応など、その他の部分は同じです。

 以上、PIXUS iP6830の紹介でした。

 上位機に比べると画質が及ばず、コスト面も悪い機種です。本体価格の差もさほどないため、キヤノンを選ぶならばこの機種ではなく、先ほどの上位機種を選ぶのが正解だと思います。

3・ブラザーのA3プリンタの比較

 201807181900.jpg

 続いて、ブラザーのA3プリンターを紹介していきましょう。


 201807192319.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 【トレイ一段 片面ADF】

 7・ブラザー プリビオ MFC-J6580CDW
  ¥29,912 Amazon.co.jp
(7/19執筆時)  

 大きさ:575×477×305mm

 【トレイ二段 両面ADF】

 8・ブラザー プリビオ MFC-J6980CDW
  ¥40,740 Amazon.co.jp
(7/19執筆時)  

 大きさ:575×477×375mm

  MFC-J6573CDWは、ブラザーのA3プリンター複合機です。

 ブラザーの場合、近年「家庭用」と「ビジネス用」とを明確に分けなくなったので、この機種はビジネス機とも言えます。

  201807192322.jpg

 本体のサイズは、575×477×305mm(375mm)と、背の高さがある機種です。

 とはいえ、A3のブラザー機では「もっとも小型」です。

 201807192325.jpg

 インクの色数は、4色です。ブラザーの場合、ブラックは顔料インク、マゼンダ・イエロー・シアンは染料インクとなります。

 カラー印刷のクオリティは、高度な写真印刷を前提にした作りではなく、エプソンのカラリオなど6色インク採用モデルには敵いません

 モノクロ印刷のクオリティは、顔料インク採用ですから、キヤノンと同水準であり、文字がにじみにくい利点がある機種です。

 201807192327.jpg

 Brother LC3117-4PK
  ¥3,753 Amazon.co.jp
(7/19執筆時)  

 Brother LC3119-4PK 【大容量】
  ¥8,794 Amazon.co.jp (7/19執筆時)  

 純正インクの単価は、上記の通りです。4色組の大容量のセットが販売されています。

メーカー公表印刷コスト
 A4普通紙カラー 1.3円
 A4普通紙モノクロ 6.0円

 インクのコストパフォーマンスは、ブラザーの場合、この機種を「写真印刷用機」としては販売していないため、光沢紙などへの写真印刷に要する費用は非公開です。

 A4普通紙のコストは、インクの実売価格を加味した場合、1枚あたりの普通紙カラーの印刷コストは、約1.3円、モノクロカラーの印刷コストは、約6.0円です。

 写真印刷のコストは、そこからの推定になりますが、L版の印刷コストは、約15円、A4用紙に縁なし印刷する場合、約60円ほどのコストでしょう。

 ただし、繰り返しになりますが、写真印刷を得意とする機種ではありません

 印刷速度は、こちらはビジネス向き機種として、大きなヘッドを採用し、印刷スピードが劇的に速い機種です。

 A4カラーで1分間に20枚、A4白黒で22枚と、エプソンの2倍以上の高スピードを実現しています。もちろん両面印刷もできます。

 201807192330.jpg

 A3印刷は、この機種の強調するべき点です。

 手差しや後トレイでなく、しっかりとした給紙トレイから差し込める形式です。下位機種は250枚入りで1段、上位機種は、250枚入りで2段に対応します。後トレイ式で150枚まで給紙だったキヤノンに比べて、大量印刷に向きます。

 201710021753.jpg

 自動両面印刷も、A3に対応します。

 また、無線LANに対応しており、他社と比べても問題点はありません。

 スキャナーは、解像度が1200×2400dpiですのでそれなりの実力です。また、こちらには、ファックス送信機能も付属します。サイズは、A3まで対応ですので本格的です。

 ネットワークは、USBのほか、Wi-Fi・無線LANでの接続に対応します。液晶窓もあるため、スマホからの写真印刷もフォローできます。

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 以上、ブラザーのMFC-J6573CDWの紹介でした。

 写真印刷にはあまり向かない機種です。

 一方、ビジネス用の文字と写真の混在文書や、完全な文字文書については、その印刷速度、インクのコスパを含めてかなり実力のある機種です。ビジネス用だが「家庭でも使えるサイズ」の万能機を探している方には「おすすめ」です。

4・HPのA3プリンタの比較

 最後に、米国ヒューレットパッカードのA3プリンタを見ておきます。


201807192342.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 9・HP Officejet 7612 G1X85A#ABJ
   ¥27,800 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 大きさ:585 × 419 × 189 mm

 Officejet 7612 は、HPA3対応プリンタです。「複合機」ではないプリンターです。

 本体のサイズは、585 × 419 × 189 mmと、小型化は重要視していない設計で、この辺は、良かれ悪しかれ「アメリカらしさ」を感じる仕様です。

 インクの色数は、ブラザーと同じ4色で、ブラック・マゼンダ・イエロー・シアンという基本的な4色インクを採用しています。

 この機種は興味深い特長があり、この機種は、全量顔色インクの製品です。このような仕様は、4色インクの家庭向けとしては珍しいでしょう。

 201707101644.jpg

 カラー印刷のクオリティは、カラー文字が滲みにくい点と、印刷自体の耐水性の向上で、ビジネス文書の印刷には最適です。

 モノクロ印刷のクオリティも、したがって文章の印刷は「得意ジャンル」です。

 ただし、写真印刷については、あくまで4色の顔料インクの表現力で、この部分には期待はできません。

  201807192347.jpg

 HP 932XL インクカートリッジ 黒(増量)
  ¥3,076 Amazon.co.jp
(7/19執筆時)  
 
HP 933XL インクカートリッジ (増量)
  ¥1,223 Amazon.co.jp
(7/19執筆時)  

 純正インクの単価は、上記の通りです。こちらは、セット品がないため、4色別に購入する必要があります。

 なお、カラーインクに比べて、黒インクの方が量が多いため、価格が高くなっています。

メーカー公表印刷コスト
 A4普通紙カラー 8.4円
実際の印刷コスト
 A4普通紙カラー 8.3円

 インクのコストパフォーマンスは、HPの場合、A4普通紙カラーのコストしか出しません。その面でのコスパは、ブラザーに比べてもさほど良いわけではありません

 ただ、HPは筐体を割と頑丈に作る傾向にあるため、リサイクル系のインクを使ってガシガシ印刷していくような使い方はありえます。ただ、保証期間中は少なくとも純正を使うべきでしょう。

 また、他機種と異なり、HPは、カラーインクが尽きても、黒インクだけでも黒印刷ができるメリット性ががります。また、一色だけ尽きた場合も、他の色で補完する技術もあり、印字品質を度外視すれば、この部分で、実際のランニングコストは、より向上する可能性があります。

 印刷速度は、A4カラーで1分間に8枚、A4白黒で15枚と、ブラザーには負けるそこそこなスペックながら、適度に速い機種です。

 A3印刷は、こちらもA3より一回り大きなA3ノビサイズまで印刷できます。この機種も給紙トレイから印字できますが、トレイは1つで、250枚用になります。

 自動両面印刷も、A3に対応します。

 本体の使い勝手は、こちらも無線LANに対応しており、確認用の液晶も付属します。


 201807192356.jpg

 スキャナーは、もう一つの注目点で、こちらは、A3サイズのスキャナが搭載されます。なお、ADF(現行自動送り)が付属しますが、こちらはA4までとなります。

 以上、HPのOfficejet 7612 の紹介でした。

 大きな筐体ですが、無理に小さくしていない分、ユニットの丈夫さは保証されます。印刷速度も過度にあげておあらず、安定性を重視している気もします。

 もちろん、月間推奨印刷枚数は800枚ですので、限界はあるものの、リサイクル系カードリッジで大量にガツガツ印刷していくのに向く機種です。全量顔料インクなので、文字のにじみや耐水性の面でも優れる機種です。その他、A3のスキャニングに対応させたい場合もこの機種が選択肢に入るでしょう。

今回の結論
A3カラープリンタのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、A3のインクジェットプリンターについて書いてきました。

 最後に、いつものように、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案しておきたいと思います。


第1に、たまにA3は使いたいが、普段はA4、年賀状などのクオリティーにもこだわりたい方は、

 

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

【2016年】

 1・EPSON Colorio EP-979A3
  ¥24,106 Amazon.co.jp (7/19執筆時)  

 大きさ:479x148x356mm (収納時)

 エプソンの「カラリオ」シリーズの、EP-979A3がオススメです。

 エプソンは、6色染料インクを採用しているため、カラー印刷のクオリティについては他社に圧倒します。

 印刷速度などは他社によりすぐれた機種はあります。しかし、画質を期待する場合、現状ではエプソン以上の機種はありません。その意味で、年賀状などの印刷などには重宝するでしょう。

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 本体のサイズも小さいですし、白を基調としたデザインもオシャレです。また、利用時に自動に本体がオープンする機能は便利ですし、「高級品を買った」という満足感を得られるでしょう。

 

 EPSON ICBK80L ブラック 増量
  ¥1,215 Amazon.co.jp
(7/19執筆時)  
 EPSON IC6CL80L 6色セット  
  ¥7,029 Amazon.co.jp (7/19執筆時)  

実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約15.5円
 フォト年賀状印刷 約29.3円
  A4Photoカラー 約85.7円

 対応するインクはこちらです。

 インクコストは過度に安くはなく標準的ですが、Amazonで買えば純正でも無理なく使えるレベルをキープしていると思います。

 なお、どのメーカーもそうですが、プリンターに初期付属する「スターターカードリッジ」は、別売品より容量が少なめです。そのため、予備インクは、プリンタと同時に購入した方が良いでしょう。

 もちろん、これらは、写真印刷した場合のコストなので、普通紙に文字や図表を印刷する場合は、1/10以下のコストで済みます。


 第2に、デジカメなどの写真の印刷用としてクオリティーが最も高い機種としては、

  

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 2・EPSON Colorio EP-10VA  
  ¥44,730 Amazon.co.jp  (7/19執筆時)  

 大きさ:479x148x395mm (収納時)  

 EP-10VAでしょう。

 新6色インクを採用し、発色と階調性の良さは下位機種を凌駕します。

 年賀状などならば下位機種でも十分高画質ですが、デジカメで撮った写真をA3に引き延ばしてみたい!という用途には、断然こちらが有利でしょう。

 201509301014.jpg

 サイズも、家庭用として邪魔になりにくいサイズをキープしています。

  

 EPSON YTH-BK ブラック
  ¥582 Amazon.co.jp
  (7/19執筆時)  
 EPSON YTH-6CL 6色セット
  ¥4,086 Amazon.co.jp
(7/19執筆時)  

実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約7.1円
 フォト年賀状印刷 約18.7円
  A4Photoカラー 約39.0円

 使用するインクはこちらです。先ほど書いたように、こちらの機種はEPSONが戦略的にコストを落としていると思われ、コスト面でかなりお買得です。

 そのため、初期投資費用としてこの額が出せるならば、長期的に見てランニングコストの面で有利です。

  201807192232.jpg

 EPSON 写真用紙[光沢] A3 20枚
  ¥2,370 Amazon.co.jp (7/19執筆時)  
 EPSON 写真用紙[光沢] A4 20枚
  ¥1,256 Amazon.co.jp (7/19執筆時)  

 エプソンの純正の写真用紙はこちらです。

 互換品はたくさんありますが、最初にプリンターの「実力」を確認したい場合は、純正用紙を試すのも良いでしょう。

 メーカーも自社製品の用紙で、プリンターを開発しているわけですので。もちろん、この用紙は、下位機種や他のメーカーのプリンタでも使えます。


 第3に、ビジネス用に購入を考えている方で、A3文書に対応させたい方におすすめなのは、

 201807192319.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 【トレイ一段 片面ADF】

 7・ブラザー プリビオ MFC-J6580CDW
  ¥29,912 Amazon.co.jp
(7/19執筆時)  

 大きさ:575×477×305mm

 【トレイ二段 両面ADF】

 8・ブラザー プリビオ MFC-J6980CDW
  ¥40,740 Amazon.co.jp
(7/19執筆時)  

 大きさ:575×477×375mm

 MFC-J6580CDWがオススメです。

 4色インクで写真印刷には向かない機種ですが、文字に強い顔料黒インクを採用し、印刷速度も高速で、ビジネスに向いた機種だと思います。

 A3サイズのトレイA3サイズの自動両面印刷A3サイズのファックス・スキャナ・コピーを装備し、「フルにA3」である点が最も魅力です。設置面積も、本格的なA3レーザープリンターよりだいぶ狭くて済むため、自宅兼オフィス等の方は、導入を検討して良いでしょう。

 250枚入る給紙トレイが2段装備された上位機も魅力ですね。

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 Brother LC3117-4PK
  ¥3,753 Amazon.co.jp
(7/19執筆時)  

 Brother LC3119-4PK 【大容量】
  ¥8,794 Amazon.co.jp (7/19執筆時)  

実際の印刷コスト
 A4普通紙カラー  1.3円
 A4普通紙モノクロ 6.0円

 ビジネス文書を印刷した場合の、インクのコストパフォーマンスも高いため、コスト面でもこの機種はおすすめできます。


 第4に、A3サイズで、カラーチラシなどの作成を考えている個人事業主の方におすすめなのは、

 

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 5・Canon インクジェット PIXUS iP8730
  ¥24,516 Amazon.co.jp
(7/19執筆時)  

 大きさ:590x159x331 mm (収納時)

 キヤノンのA3対応のピクサス iP8730が良いでしょう。

 写真+文字入りチラシを作る場合、文字に強く、水で滲みにくい顔料黒インクを採用するこの機種はメリット性があります。また、ブラザーよりも、インク数が多い分、階調性が高められますので、この用途には良いでしょう。

 画質的にはエプソンが良いですが、染料系インクを採用するため、文字の鮮明度と水への耐性ではキヤノンが上位です。

 印刷速度も他社より高速のため、使い勝手の部分でも良い製品です。

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 BCI-351XL+350XL/6MP 6色セット
  ¥5,978 Amazon.co.jp
(7/19執筆時)  

 BCI-350XLPGBK 黒大容量インク
  ¥1,649 Amazon.co.jp
(7/19執筆時)  

実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約12.1円
 フォト年賀状印刷 約21.6円
  A4Photoカラー 約66.7円

 消耗品のコスパも、アマゾンで買うならば下位機種より良いほどですし、この点でも、おすすめできます。

 というわけで、今回は、A3対応のインクジェットプリンターについて書いてみました。

1・A4インクジェット複合機(4色)
2・A4インクジェット複合機(6色)
3・A3インクジェット複合機   
4・ビジネスインクジェット  
5・A4モノクロレーザー
6・A4モノクロレーザー 複合機
7・A4カラーレーザープリンタ
8・A3カラーレーザープリンタ
9・プリンターの基本的な選び方

 このブログには、他にもプリンター関連の記事があります。こちらもよろしくお願いします。

 また、最後になりますが、この記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。ではでは。

posted by Atlas at 00:36 | プリンター

2018年07月19日

比較2018’【インク代も安い】A4カラープリンター29機のおすすめ・選び方(1)プリンター複合機:EPSON CANON ブラザー HP

【今回レビューする内容】 2018年 A4カラープリンター複合機の性能とおすすめ:1万円前後の人気プリンターなど:Wi-Fi/スマホ対応インクジェット複合機インク価格の違い・印刷コスト「最強」機種ランキング windows10 Mac OSX10.13対応

【紹介する製品型番】 Colorio PX-049A PRIVIO DCP-J572N DCP-J973N MCF-J893N DCP-J983N PIXUS TS3130 TS5130 TS6130 HP ENVY Photo 5020 6222 6220 7822 7820 HP OfficeJet 5220 ecotank EW-M770T EW-M571T EP-880

今回のお題
印刷コストの安いカラープリンターのおすすめはどれ?

 どもAtlasです。

 今回は、A4カラープリンター複合機の比較です。

 201807191457.jpg

 主要4社の2018年最新モデル全機種を、初心者の方にも「できるだけ分かりやすく」比較します。

 201807191459.jpg

 今回は、「画質」はもちろん、インクの販売価格をふまえた「印刷コスト」を「独自の方法」で計算して、「インク代の安い」機種を調査しました。

 以下では、いつものように、各製品を比較したあと、最後に「結論」として予算別・目的別にAtlasの「おすすめ機種」を数機種提案します。

1・プリンターの選び方の基本!

 201807191503.jpg

 このブログ「家電批評モノマニア」では、プリンター比較記事9本書いています。

1・A4インクジェット複合機(4色)
2・A4インクジェット複合機(6色)
3・A4ビジネスインクジェット  
3・A3インクジェット複合機
5・A4モノクロレーザー
6・A4モノクロレーザー 複合機
7・A4カラーレーザープリンタ
8・A3カラーレーザープリンタ
9・プリンターの基本的な選び方 【まとめ】

 今回は、「A4カラーインクジェット複合機」を比較する「1回目」の記事となります。

 201803301410.jpg

 「インクジェット複合機」とは、プリント・コピー・スキャナ機能が全て付属するプリンタのことです。1万円前後の格安プリンターも、現在は、ほぼすべてが「複合機」です。

 「インクジェット複合機」は、現行製品だけで29機種あります。

 そのため、記事は3つに分けてあります。

 201609011232.jpg

 第1に、4色インク搭載で、家庭向きの1万円前後の機種は、今回の記事で比較します。

 初心者に最適な製品で、世の中で「最も売れている」プリンタです。

 写真/文字印刷にオールマイティに力を発揮する機種が多いです。

 201807200149.jpg

 第2に、6色インク搭載の「高画質インクジェット複合機」は、2回目記事こちら)で比較します。

 年賀状・写真印刷において、クオリティを重視したい上級者向けです。

 201807200150.jpg

 第3に、4色インク搭載で、「ビジネス向けインクジェット複合機」は、3回目記事こちら)で比較します。

 普通紙で文字がにじみにくいインクを採用するので、家庭でも仕事用ならばこのジャンルが適します。

ーー

 「どのグレードの製品にするか検討中の方」は、さしあたって、今回の記事から読み進めて頂くと、分かりやすいと思います。

 ただし、レーザープリンタを含めて迷っている場合は、「全体の導入記事」となる【プリンターの選び方の基本記事】をはじめにご覧いただくと良いと思います。

2・4色インクジェットの選び方の基本!

 201807191453.jpg

 4色インクジェット複合機は、1万円以下の激安製品が主流です。

 そのため、「本体価格の安さ」を優先して「選んでしまう」方が多いと言えます。

 201807191517.jpg

 しかし、「安いプリンタ」には、水準より「インク代を高く設定」し、実は、ランニングコストが相当悪い機種もあります。

 201807191157.jpg

 そこで、今回は、「インクコスト」について、メーカーによる参考価格ではなく、アマゾンにおけるインクの実売価格を調べてコストを比較しました。

 201807191516.jpg

 もちろん、「印刷の美しさ」や「本体の機能性」なども「選ぶ際の基準」として、最大限注目して、解説していきます。

 例えば、画質を重要視し優秀なヘッドを搭載するブラザーや、印刷速度や文字印刷のクオリティを重視するキヤノン、黒インクだけでも印刷できるHPなど、よい特長をもった機種も多くあります。

ーー

1・印刷コスト
2・写真や文字のクオリティ

 というわけで、今回は、上記2点についてとくに注目しながら、各機を比較します。

3・エプソンのカラープリンター

 201807181837.jpg

 はじめに、比較するのは、エプソンの「カラリオ」です。

 なお、以下の本文では、高評価できる部分は赤字で、イマイチな部分は青字で書いていくことにします。


 201807191530.jpg

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2016】

 1・EPSON Colorio PX-049A  
  ¥5,910 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 高さ145×長さ390×奥行300mm (収納時)  

 PX-049A は、エプソンのプリンター複合機の入門機です。2016年発売ですが、2018年現在も引き続き生産されている機種です。

 201807191531.jpg

 格安な機種ですが、スキャナとコピーも付いたプリンター「複合機」です。

 

 EPSON 4色パック RDH-4CL
  
¥3,314 Amazon.co.jp (7/19執筆時)
 EPSON 大容量ブラック RDH-BK-L

  ¥1,335 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 純正インクの単価は、以上です。

メーカー公表印刷コスト
  L判光沢紙 約27.5円  
実際の印刷コスト
   L判光沢紙 約22.2円
  フォト年賀状印刷 34.3円   
   A4Photoカラー 約128.6円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonでの実売価格をふまえた場合、上表のようになります。

 写真印刷のコストは、L版写真約27.5円フォト年賀状約34.4円A4縁なしフォト印刷約128.6円です。

 201807191212.jpg

 普通紙印刷のコストは、非公表です。

 しかし、用紙の表面積などからコストを計算すれば、普通紙A4カラー印刷36円前後、A4白黒印刷ので約14円程度です。

 カラーもモノクロも、コストはさほど安くないです。

201602111330.jpg

 カラー印刷のクオリティは、格安機としては高いです。

 しかし、同社が「エプソンカラー」と呼び、「画質に力を入れるのは」6色モデルです。このような、4色モデルは、「廉価版」の扱いで、画質も落ちます

 とはいえ、5000円前後という値段の製品としては、印字品質は良く、階調性も良好で、デジカメ写真などの「黒つぶれ」も少なめです。

 201807191539.jpg

 文字印刷のクオリティも、意外に良いです。

 注目するべきは、4色全色が顔料インクである点です。一般的な染料インクよりも耐水性が強いので、普通紙印刷でも、「にじみ」ません。ビジネス用プリンターに力を入れるエプソン「ならでは」なポイントです。

 さらに、文字の輪郭を鮮明化させる「文字クッキリモード」の搭載も魅力です。

 エプソンの場合、「領域判定コピー」という機能が付属します。これは、文字と画像とを区別して認識し、それに合わせた適切な印刷を行う技術です。エプソンプリンターの核心的技術であり、格安機の割に文字印刷が良いのは、この部分が大きいです。

 印刷速度は、しかし、重要視されません。カラーの印刷速度が約105秒と入門機としても遅めです。

 また、普通紙へのA4のビジネス文書(黒・カラー)の印刷の場合、実測値で15秒/枚ほどで、毎分約4枚印刷できる速度です。

 印刷スピードに期待するならば、ブラザーやキヤノンの方が数倍速いです。ストレスはあるでしょう。

 201608120833.jpg

 Epson iPrint(スマホアプリ)
  ¥0 iTunes Store
 Epson iPrint(スマホアプリ)
  ¥0 Google Play

 ネットワーク機能は、この機種の場合、USB接続のほかWi-Fi(無線LAN)が搭載されます。そ

 のため、スマホアプリから直接印刷ができます(iPrint機能)。一方、この機種は、液晶パネルとSDカードスロットがないので、デジカメなどのSDカードからの印刷には未対応です。

---

 以上、PX-049の紹介でした。ポイントは、「飛び抜けて安い」ことと、4色とも顔料インクであることです。

 「文字がにじみにくい」点ため、普段使いには良いでしょう。明らかに遅い印刷速度に目をつぶれば、普通紙への印刷はカラー・白黒問わず強いでしょう。

 顔料インクは、「写真印刷のクオリティはイマイチ」なので、マット紙や光沢紙を使った年賀状やL判写真などには「全く向かない」点は注意が必要です。

 こうした側面に期待する場合は、カラーに染料インクを利用する他社機をおすすめします。

ーーー

 201807182249.jpg

 なお、エプソンは、家庭用の4色プリンターは、後ほど紹介する「エコタンクプリンター」を除けば、これ1台のみです。

 上位機は【6色インクジェットの比較記事】で紹介している機種となります。価格面では1万円前後からです。詳しくは、上記リンク記事をご覧ください。

4・ブラザーのカラープリンター

 201807181900.jpg

 つづいて、ブラザーのカラープリンターを紹介しましょう。

 ブラザーは、伝統的に4色インクにこだわりを持ち、その高性能化を目指している企業です。


 201803301429.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2017年モデル】

 【下位機種】

 2・ブラザー PRIVIO DCP-J572N 【白】
  
¥8,054 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 【中位機種】【通常型番】

 3・ブラザー PRIVIO DCP-J973N-W【白】
 3・ブラザー PRIVIO DCP-J973N-K【黒】  
  ¥12,267 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 【中位機種】【Amazon限定型番】

 4・ブラザー PRIVIO DCP-J973N-W【白】
 4・ブラザー PRIVIO DCP-J973N-K【黒】  
  ¥11,369 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 【上位機種】

 5・ブラザー PRIVIO MCF-J893N【黒】  
  ¥22,246 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 高さ172×奥行341×横幅400mm   

 プリビオは、ブラザーのプリンターです。2017年10月に発売された最新機です。

 毎年、【上位機種】【中位機種】【下位機種】3機種ラインナップを出しています。

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 【中位機種】 は、以下で紹介していく基本機能に加えて、CDのレーベル印刷機能USBメモリーからの印刷機能が付属します。

 Amazon限定モデルがありますが、サンプル用のA4用紙がつくのみの構成で、仕様は同じです。

201807191555.jpg

 【上位機種】 は、さらに、コピー機のようなADF(複数の原稿の自動送り装置)FAX機能が搭載されます。

 これ以外の機能は、後ほど紹介する印刷速度の若干の差を除けば、3機種とも同じです。

 つまり、ブラザーの場合は、CDのレーベル印刷とADF機能の要不要で選ぶのが基本です。いずれも「省スペース」を売りにした設置しやすいモデルです。

 

 Brother 4色パック LC3111-4PK
  ¥3,042 Amazon.co.jp (7/19執筆時)
 Brother ブラック2個 LC3111BK-2PK
  ¥1,593 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 純正インクの単価は、上記の通りです。

 黒インクに2本入りの「お徳用パック」などもあり、お買得感は高いです。

メーカー公表印刷コスト
  L判光沢紙 約18.6円
  A4普通紙カラー 約8.4円
  A4モノクロ 約2.7円 
実際の印刷コスト
  L判光沢紙    約12.6円
  フォト年賀状印刷 約18.6円       
  A4Photoカラー 約69.5円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonにおけるインクの実売価格からすれば、上表のようになります。

 写真印刷のコストは、エプソンと比べると、約4割近く安いです。ランニングコストの面でも、日常に使用するプリンターとしておすすめできます。

 普通紙印刷のコストは、メーカーが公開しており、A4カラー印刷1枚8.4円前後、A4白黒印刷の場合は、約2.7円程度です。

 いずれも、入門機としては、他社に比べても、圧倒的なコスパです。

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 カラー印刷のクオリティは、先述のように、ブラザーは4色インクでの写真画質に力を入れており画質はかなり高いです。

 エプソンは全色が「顔料インク」でした。しかし、ブラザーは、カラーインク3色は染料インクを利用します。写真の発色について染料インクは優位です。エプソンでも「6色インク以上」はそうしています。

 4色機だけで比較すると、最も画質が良いのはこちらでしょう。ヘッドも1.5plと細かいため、インクの粒状感も少なめです。

  201807191605.jpg

 FUJIFILM はがき写真用紙 画彩100枚
  ¥1,050 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

  なお、ブラザーは、キヤノン・エプソンと異なり高級写真専用紙を販売していませんが、今年度から富士フイルムとダッグを組んで、画彩シリーズに特化した印刷モードを採用しました。

 201807191606.jpg

 文字印刷のクオリティも、注目に値します。

 なぜなら、ブラザーは、カラーは染料インクですが、黒インクはエプソンと同じでにじみにくい顔料インクだからです。そのため、4色モデルとしては品質はトップレベルに高いです。

 印刷速度は、【下位機種】のみ、1分間にカラー6枚・モノクロ12枚です。【中位機種】以上は、カラー10枚・モノクロ12枚です。

 下位機種から印刷スピードを公開しているのは、同社の自信の表れです。エプソンのカラリオシリーズよりも約2倍は高速です。そのため、家庭で大量印刷を考えている方はブラザーがおすすめです。

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 Brother iPrint&Scan
  ¥0 iTunes Store
 Brother iPrint&Scan
  ¥0 Google Play

 ネットワーク機能は、この機種も、USB接続のほか、Wi-Fiに対応します。スマホから直接的に印刷できるため、今の時代には便利な機種だと思います。

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 操作も、ブラザーは全機種とも、2.7型のTFT液晶を装備し、しかもタッチパネル式です。

 直感的な操作が可能です。液晶パネルが付属し、SDカードスロットもあるため、デジカメからの直接印刷にも便利です。

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 自動両面印刷機能も搭載されます。

 エプソンは、入門機では不採用でした。職場などに持って行く書類のかさが2分の1にできるため、人によってはかなりメリット性があります。年賀状などの印刷にも便利ですね。紙コストの削減にもなります。  

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 以上、ブラザーの4色インク採用モデルの紹介でした。

 4色インクモデルだけで比べれば、印刷スピード・品質・コストの点で最も総合力が高いといえます。

 仕事・プライベート・年賀状の利用を勘案した総合力ではブラザーのプリビオが間違いなくオススメできます。同社のCM風に言えば「賢く選べばブラザー」と言えそうです。


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 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 【Amazon限定モデル】

 6・BROTHER PRIVIO DCP-J983N+A4PA
  
¥25,354 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 【通常モデル】

 6・BROTHER PRIVIO DCP-J983N
  
¥25,354 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 横幅420×奥行341×高さ172mm

 DCP-J983Nは、ブラザーの大容量インクタンク搭載モデルです。2モデルありますが、Amazon限定モデルのみ、サンプル用紙が「おまけ」で付属します。

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 DCP-J983Nは、大容量モデルですが、本体サイズとしては、横幅は他機種と同じです。

 数センチ高さが増しているだけなので、家庭用の省スペースモデルと言えます。本体色は、こちらは白色のみです。

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 大容量お徳用4色パック LC21E-4PK
  ¥5,760 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 純正インクの単価は、上記の通りです。

 セットインクは、通常の倍の価格ですが、その分大容量で、交換頻度が少なくて済みます

メーカー公表印刷コスト
  L判光沢紙 約15.1円
  A4普通紙カラー 約4.6円
  A4モノクロ 約1円 
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約15円
  フォト年賀状印刷 22円   
  A4フォトカラー 約82.5円

 インクのコストパフォーマンスは、アマゾン実売価格からすれば、以上の通りです。

 写真印刷のコストは、下位機種と比べて、実質的に差はありません。

 普通紙印刷のコストは、その一方で、公開印刷コストベースでも、A4カラー印刷1枚4.6円前後、A4白黒印刷の場合は、約1円程度と相当安い水準です。

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 こうした点で、普通紙カラービジネス文書を印字する場合の印刷コストは、従来機の半値であり、業界全体でも最安水準です。月200枚の印刷で、5年で3万円程度の差と、ブラザーは比較しています。

 また、単純計算で、インク交換無しに1500枚程度は印刷できるので、「インク替えの煩わしさ」から解放されたい方にも向きます。

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 カラー印刷のクオリティは、下位機種と同じく、4色モデルでは総合的に高水準です。大容量インク搭載のビジネスモデルだからといって、ヘッドの質などが妥協された作りではないです。

 文字印刷のクオリティも、下位機種と同じ水準です。評判が良いため、期待して良い部分です。

 印刷速度は、カラー印刷で10枚/分モノクロで12枚/分です。下位機種と同じ機構を採用しているようで、このあたりのスペックも同じです。

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 その他の点は、下位機種と同じです。ADFCDのレーベル印刷もできますし、Wi-Fiも装備されます。

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 以上、 DCP-J983Nの紹介でした。本体価格がやや高額な分、インク価格を「相当やすくしている」というモデルです。

 例えば、PTA活動で大量のチラシの印刷が想定されるなどの場合は、総コスト面でこの機種は有利でしょう。一方、年間の印刷枚数が1000枚以下ならば、下位機種で良いと思います。

5・キヤノンのカラープリンター

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 続いて、キヤノンの格安プリンタを紹介しましょう。

 同社の上位機は、「5本」のインクタンクを使う「4色」モデルもあります。


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 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2017年】

 7・Canon PIXUS TS3130  【各色】
  
¥6,102 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 高さ145×長さ435×奥行316mm

 TS3130は、最新機ではキヤノンのプリンターとしては、最も安い入門モデルです。

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 本体のサイズは、高さ145×長さ435×奥行316mmです。

 他社に比べても、非常に小型で、設置性の良い機種です。ただし、液晶パネルは、モノクロですね。

 

 CANON BC-346XL 3色カラー(大容量)
  ¥2,539 Amazon.co.jp (7/19執筆時)
 CANON BC-345XL ブラック(大容量)
  ¥2,772 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 純正インクの単価は、上記の通りです。

 大容量タンクが利用できるので、その価格を示しました。

メーカー公表印刷コスト
  L判光沢紙 約21.7円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙    約22.7円
  フォト年賀状印刷 約33.4円    
  A4Photoカラー 約125.1円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonでの実売価格をみても、メーカーの公開印刷コストをみてもインクコストが決して安い機種ではありません

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 また、こちらは、他社のように「4色独立タンク」を採用しておらず、「3色タンク」+「黒インクタンク」の構成です。カラーインクの1つがなくなると、カラータンク丸ごと交換になる機種です。

 使い方によってはさらに割高な場合も有り得る機種です。

 印刷速度は、A4普通紙へのカラー印刷は、1分間に4枚、モノクロ印刷は、1分間に7.7枚です。

 ブラザーに比べると遅い機種です。同社の昨年度の下位機種よりも遅く、この部分で性能を削っています。

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 カラー印刷のクオリティは、インクの最小サイズが2ピコリットルです。1.5ピコリットルのエプソン・キヤノンより粗いです。写真画質に強い染料インクながら、やや魅力に欠けます。

 文字印刷のクオリティは、黒インクが顔料インクで耐水性の高い独自のインクを使っています。そのため、品質は他社並みです。

 ネットワーク機能は、USB接続のほかWi-Fi対応です。液晶窓で確認はできませんが、スマホからのダイレクト印刷に対応できます。ただし、こちらは自動両面印刷機能が非搭載です。 

 以上、キヤノンのPIXUS MG3630の紹介でした。今回の記事の趣旨で言えば、「カラーが独立タンクでない」という点は、難がある機種です。

 そのほか、画質面や自動両面印刷の不採用などの面でも難があるので、同社の製品から選ぶとすると、続く上位機のほうが良いでしょう。


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 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2017年】

 8・Canon PIXUS TS5130   【各色】
  ¥9,460 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 高さ147×長さ435×奥行315mm

 TS5130 は、最新機ではキヤノンで2番目に安いモデルです。

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 下位機種と異なり、前面「ふた付き」で、2.5型のカラー液晶も採用された、デザイン性の高い小型機です。

 ただし、本体の液晶は、ブラザーと異なり、タッチパネルではないですね。

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 CANON BC-341XL 3色カラー(大容量)
  ¥2,888 Amazon.co.jp (7/19執筆時)
 CANON BC-340XL ブラック(大容量)
  ¥2,686 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 純正インクの単価は、上記の通りです。こちらは、昨年モデルと同じインクを流用しています。

メーカー公表印刷コスト
  L判光沢紙 約18.6円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙  約14.8円     
  フォト年賀状印刷 約27.4円
  A4Photoカラー 約81.6円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonの実売価格からすると以上の通りです。

 下位機種と同じで「4色独立タンク」を採用しておらず、「3色タンク」+「黒インクタンク」の構成で、使い方によってはさらに割高な場合もありえる機種です。

 印刷速度は、A4普通紙へのカラープリントは1分間に6.8枚、モノクロは、1分間に13.0枚と、下位機種より向上しました。

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 カラー印刷のクオリティは、下位機種と同じです。

 文字印刷のクオリティも、同じです。文字に強い仕様です。

 ネットワーク機能は、無線LAN搭載です。

 自動両面印刷機能は、搭載です。

 以上、PIXUS  TS5130の紹介でした。やはり、非独立タンクはインクコスト面で相当不利です。

 スタイリッシュな本体ですが、この機種は、今回の比較の観点からすると、あまりおすすめできる機種とはいえないでしょう。


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 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2017】

 9Canon PIXUS TS6130 WH ホワイト
 9・Canon PIXUS TS6130 BK ブラック  
  
¥12,454 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

  大きさ:約372×315×126(mm)(収納時)

 PIXUS TS6130は、キヤノンの中級機です。

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 本体の大きさは、かなり小型です。

 液晶も、このグレードからはブラザーと同じタッチパネル式で、サイズも3.0型とみやすいです。

 

 Canon BCI-3815色マルチパック
  
¥5,146 Amazon.co.jp (7/19執筆時)
 Canon BCI-380XLPGBK ブラック大容量
  
¥1,965 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 純正インクの単価は、こちらになります。

 ポイントは、このグレードから1色ずつ交換できる独立タンクという点です。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約17.2円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約15.0円
 フォト年賀状印刷 約22.1円
  A4Photoカラー 約97.9円

 インクのコストパフォーマンスは、2017年現在の実売価格をふまえると、上表の通りです。

 写真印刷のコストは、L版写真約15円フォト年賀状印刷約22.1円A4縁なし印刷約97.9円のコストです。

 びっくりするほど「安い」わけではないですが、後述するように、印字品質からすると安めと言えます。

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 普通紙印刷のコストは、明らかに安いです。

 A4カラー1枚20円前後、A4白黒印刷の場合は、約8円程度です。ブラザー上位機に次ぐ水準でしょう。

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 印刷速度は、特に、普通紙への印字スピードは、キヤノンが圧倒的に速いといえます。

 モノクロA4普通紙で15.0枚/分カラーA4普通紙でも10枚/分と、格安のレーザープリンターに比する速度を出せます。L判光沢紙の場合も31秒とやはり高速です。

 キヤノンは伝統的に「普通紙の印字速度の速さ」を売りにして、エプソンに対抗してきた経緯のある会社だということは言及に値するでしょう。ビジネス用で大量に印刷するならば、印刷の速いキヤノンがよいです。 

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 カラー印刷のクオリティは、他社の4色モデルと比べると健闘しています。

 というのも、キヤノンのこの機種は、ブラザーのように黄色・赤色・青色染料インクを採用した上で、黒色についても、染料インクを搭載するからです。

 顔料黒インクだけだと、コントラストと濃度が強すぎるため、カラーの階調が重要な写真に適応するのがやや困難です。その点で言えば、発色の良さや階調性は、(6色以上の高画質機を除けば)明らかに良いです。

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 モノクロ印刷のクオリティも、かなり良いです。

 というのも、この機種は、染料黒インクのほか、文字に強い顔料黒インクも積んでいるからです。ややカラー印刷のコストが高いのは、「4色モデル」ながら「5タンク式」を取るからですね。 

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 ネットワーク機能は、この機種もUSB接続のほか、Wi-Fi対応です。スマホからのダイレクト印刷も可能です。

 自動両面印刷機能も、搭載です。

 そのほか、スキャナーの性能が良く、1200×2400dpiなので、他社より性能が良いです。

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 以上、キヤノンのPIXUS TS6130の紹介でした。やや本体の値段はしますが、黒インクに顔料インク染料インクを搭載するため、写真の発色も、文字の鮮明度も下位機種より高いです。

 こうした点で言えば、文字印刷のクオリティと写真クオリティが両立した良機種です。普段は、モノクロ印刷だが、「年賀状はそれなりにこだわりたい」方には有力な候補です。

6・HPのカラープリンター

 続いて、米国のHP(ヒューレットパッカード)のプリンターです。


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 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 10・HP ENVY 5020/Z4A69A#ABJ
  ¥8,136 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 11・HP OfficeJet 5220/Z4B27A#ABJ
  ¥9,994 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 幅445 ×奥行 367 × 高さ128 mm

 こちらは、アメリカヒューレット・パッカード入門機です。

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 2機種ありますが、OfficeJet 5220のみ、上部に、ADF(原稿自動読み取り装置)とFAX機能が付属する点が相違点です。一方液晶は、2.2型のモノクロ液晶です。

 

 HP 63XL インク 黒 増量カードリッジ  
  
¥1,273 Amazon.co.jp (7/19執筆時)
 HP 63XL 増量インクカートリッジ
  
¥2,059 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 純正インクの単価は、上記の通りです。

 キヤノンの下位機種のように、こちらの機種も「4色独立タンク」を採用していません。つまり、カラーインクは、利用した色に偏りがあっても、一色がなくなれば「交換」です。

メーカー公表印刷コスト
  L判光沢紙 約22.9円
  A4カラー 約12.3円 
実際の印刷コスト
  L判光沢紙     約15.8円     
  フォト年賀状印刷 約23.3円
  A4Photoカラー  約87.2円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonの実売価格をふまえると、上表の通りです。

 写真印刷のコストは、L版写真約15.8円フォト年賀状印刷約23.3円A4縁なし印刷約87.2円です。

 ブラザーには及ばないものの、適度に安い値段です。しかし、独立タンクではないので、実際のコストはより高くなる可能性があります。

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 普通紙印刷のコストは、A4カラー1枚12.3円とのデータが公開されます。A4モノクロは推定で、1枚8円程度です。こちらの場合も、ブラザーに次ぐ水準になるでしょう。

 一方、HPには他機種にないメリット性が2点あります。

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 第1に、黒タンクだけでモノクロの印刷ができる点です。

 他社の場合は、「カラーインクの残量が限界値を下回った場合、(最長5日間)ブラックインクだけを使用して印刷できる」という、黒だけで「臨時的に」印刷ができる機能だけです。


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 第2に、プリンターヘッドがインク一体型である点です。

 年賀状で「年1回」などほとんど日常的に使わない場合、「ヘッドの故障(目詰まり)」があり得ます。その場合、ブラザー・エプソンは「修理」となります。

 HPは、インク側にヘッドが付くため、まさかの際は「インク全交換」で対応できます。インクも大容量タイプでなければ、全色交換しても2000円位なので、経済的です。

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 カラー印刷のクオリティは、カラー3色は染料インクです。そのため、「黒も染料インク」のキヤノンの最上位機を除けば、クオリティは同水準に高いです。

 ただし、「ピコリットル」単位で表す、1滴のサイズが非公開です。デュアルドロップボリューム テクノロジーという技術の採用はありますが、交換式ヘッドを採用する欠点で、染料インクを採用する他社より、精細感はないでしょう。

 文字印刷のクオリティは、顔料インク採用と言うことで、他社並みのクオリティは期待できます。

 印刷速度は、カラー6.8枚/分・モノクロ9.5枚/分というスペックです。ブラザーほど印刷は高速ではないですが、それに次ぐスピードで、十分です。

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 ネットワーク機能は、HPのもうひとつの「売り」です。

 USB接続Wi-Fi対応という点では他機種と同じですが、HPは、5GHz帯のWi-Fiをサポートします。また、設定の際は、Android系スマホの場合、Bluetooth Smartによる接続アシストが受けられるため、接続の手順が(多少)簡単です。

 自動両面印刷機能も、全機とも搭載です。

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 以上、HPの入門機を紹介しました。

 魅力は、ヘッド一体型インクの採用と、黒だけ印刷機能でしょう。

 特に前者は、日常的にあまりプリンターを利用しない方に、結構便利だと思います。印刷コストについては、ブラザーなどより安い機種もありますが、「まさかの際のメンテナンス出費」を考えると、こちらのほうが安く済む可能性はあるでしょう。

 一方、印字品質は、仕組み上他機に及ばないため、この部分を期待して選ぶ機種ではないと思います。


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 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 15・HP ENVY Photo 6222/Y0K14D#ABJ
  ¥9,800 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 15・HP ENVY Photo 6220 K7G20D#ABJ
  
¥16,033 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 幅454×奥行410×高さ161mm

 こちらは、HPの4色インク採用の中級機です。2機種ありますが、ホワイトは、デンキヤなどのもでる、ブラックは、HP直販限定モデルです。その関係で、価格差があります。

 なお、こちらは、上部にADF(原稿自動送り装置)がない機種です。

 

 HP HP804XL インク黒増量 T6N12AA
  ¥3,166 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 HP HP804XL インク カラー 増量 T6N11AA
  ¥3,030 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 純正インクの単価は、上記の通りです。

メーカー公表印刷コスト
  L判光沢紙
  A4カラー 約13.6円 
実際の印刷コスト
  L判光沢紙
  フォト年賀状印刷
  A4Photoカラー  

 インクのコストパフォーマンスは、ヒューレットパッカードは、このインク形式については、L判光沢紙の印刷費についての情報が非開示です。念のため、サポートにも訊きましたが、やはり非開示です。

 写真印刷のコストは、知る手段がありません。

 普通紙印刷のコストは、普通紙A4カラー1枚13.6円とのデータが公開されます。

 いずれにしても、独立インクではない点を考慮すればやや選びがたい点は同じでしょう。

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 カラー印刷のクオリティは、新インクの場合向上しています。

 3色染料インクを利用する点では同じですが、アクティブ インクバランス機能で、色の混合比による再現性が上がっています。

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 文字印刷のクオリティも、下位機種と同じ、文字に強い顔料インクを利用します。また、インク色についての新たな工夫がなされ、「真黒に近い表現」が可能になりました。これは、カラーの階調性にも奏功するでしょう。

 印刷速度は、モノクロ13枚/分・カラー8枚/分と、ブラザーやキヤノンの上位機と同じほどの水準ですね。

 その他の部分は、同社の下位機種と同じです。

 以上、HPの中級機の紹介でした。

 他社が公開するインクコストが非公表である点はネックです。ただ、印刷見本をみても、印字品質自体は明らかに向上しています。ヘッドも引き続き「インク一体式」ですし、「黒だけ印刷」も対応するため、この部分に魅力を感じるならば選んでも良いでしょう。


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 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 15・HP ENVY Photo 7822
  
¥11,581 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 幅454×奥行410×高さ161mm

 HP ENVY Photo 7822 は、HPの4色インク採用の最上位機です。HP ENVY Photo 7820という型番で兄弟機もありますが、そちらはHP直販限定です。

 この機種は、利用するインク・ヘッド構造は下位機種と同じです。

 印刷速度は、一方で、モノクロ15枚/分・カラー10枚/分と、いくぶん高速化しています。

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 そのほか、1・上部にADF(原稿自動送り装置)が搭載される点、2・FAX機能が付く点、3・接続方法に有線LANが選べる点、4・SDカードからの印刷ができる点、5・液晶がカラー液晶となった点です。

 主に使い勝手の改良ですが、さほど価格差がないので、HPの中位機と比較して「選ぶ」ならばこの機種でしょうね。

次回の予告!
インク代の安いカラープリンタのおすすめは結論的にこれ!

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 というわけで、ここまでは、エプソン・ブラザー・キヤノン・HPインクジェットプリンター複合機について見てきました。

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  続く第2回目【こちら】では、「桁違いのインク代の安さ」で評判のエプソンエコタンク搭載プリンターEW-M571T EP-M570Tを紹介します。

 その後、結論として、ここまでに見た「4色インクの機種すべて」から、価格別・目的別に「Atlasのおすすめ機種」を提案していきたいと思います。その後、6色インクタンクの機種の紹介に入ります。

 第2回目記事は→こちら!

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 最後になりましたが、この記事が皆さんのお役に立ったなら、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 20:01 | プリンター

比較2018’【インク代も安い】A4カラープリンター29機のおすすめ・選び方(2)

今回のお題
印刷コストの安いカラープリンターのおすすめはどれ?

 どもAtlasです。今回はプリンターの比較記事の第2回目です。

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 前回の記事では、インク代が安いカラープリンター複合機について、エプソン・ブラザー・プリンター・HPを比較しました。→【こちら

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 今回の記事では、インクコストがさらに安い!エプソンのエコタンク搭載プリンターを紹介するつもりです。

 その上で、全メーカーからのAtlasのおすすめ機種!を選定していきます。

7・エプソンのエコタンクプリンター

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 それでは、エプソンエコタンクプリンターの紹介です。

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 これは、通常のインクジェットとは異なる方式の「インク詰め替え式」プリンターです。


  

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2017年】

 16・エプソン ecotank EW-M770T
  
¥57,240 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 幅425×奥行359×高さ161mm

 エプソン ecotank EW-M660FT は、エプソンの「エコタンク搭載プリンター」です。

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 2017年の新製品で、家庭でも利用できるように本体を小型化した点に特色が見られます。

  

 エプソン MKA-BK ブラック
  ¥1,732 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 エプソン HNA-PB フォトブラック
 エプソン HNA-C シアン
 エプソン HNA-M マゼンタ
 エプソン HNA-Y イエロー
  ¥897 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 純正インクの単価は、上記の通りです。

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 従来の複合機との大きな違いは、インクについて、カードリッジではなくボトルを採用する点です。

 これにより、メーカーの公称値でも、破格と言えるインク代が実現しています。なお、1本で6500枚まで印刷可能です。

メーカー公表印刷コスト
  L判光沢紙 約6.0円
  A4普通紙カラー 約1.3円
  A4モノクロ 約0.5円 
実際の印刷コスト
   L判光沢紙 約6.0円
  フォト年賀状印刷 約8.9円
   A4Photoカラー 約32.7円  

 インクのコストパフォーマンスは、上記の通りです。

 写真印刷のコストは、L版写真の印刷コスト約6円フォト年賀状印刷コスト約8.9円A4用紙の縁なしフォト印刷のコスト約32.7円です。

 価格だけで言えば、最安だったブラザーの上位機と比べても、半額以下です。

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 普通紙印刷のコストは、A4普通紙カラーで約1.3円ですから、こちらは1/4程度の値段です。

 さらに言えば、購入時にインクボトルが付属するので5000〜8000ページほど印刷できます。

 保証もユーザー登録をすることで2年間に無償延長できますので、印刷が多い場合は、お得な機種です。交換インクタンクも安いです。

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 カラー印刷のクオリティは、一方で注意が必要です。

 エプソン製品ではありますが、ノズルを含めて、カードリッジ式とは技術体系が異なります。そのため、印刷の解像度が従来機種に比べても劣ります。水に強い「つよインク」でもありません。

 つまり、年賀状や写真の印刷は不得意です。

 とはいえ、文字用の顔料黒インクと、写真用の染料黒インクが別の5本タンク構成のため、「そこそこ綺麗」に印刷できます。

 例えば、家庭でも、例えば、バザーのチラシを作成するなど、「クオリティをさほど必要としない」印刷物の大量印刷には向くでしょう。

 文字印刷のクオリティは、さほどの解像度は不要なので、顔料インク搭載のこちらは期待できます。

 印刷速度は、カラー10枚/分・モノクロ13枚/分です。印刷速度の点でも、これらの機種は高速で優秀だと言えます。

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 ネットワーク機能は、USBのほか、Wi-Fiが利用可能です。その他、有線LANも搭載です。

 なお、カラー液晶も搭載ですが、タッチパネル式ではありません。スマホからのダイレクト印刷にはこの機種も「対応」です。

 自動両面印刷機能は、付属です。この辺は「ビジネス仕様」ですね。スキャナーも搭載です。 

 以上、エプソン ecotank EW-M660FT の紹介でした。

 低コスト・大容量インクという新方式を採用した注目のモデルです。エプソンが新興国で成功し、満を持して日本に「逆輸入」した新しいビジネスモデルの製品です。

 家庭用として考えた場合、1年間である程度の枚数(5000枚以上)印刷する方は、本体価格の高さを数年でペイできるでしょう。ただし、印刷クオリティは、通常のインクジェットに負けるため、年賀状印刷や写真印刷ならば、やはり通常機をおすすめします。


 

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2017年】

 17・エプソン ecotank EW-M571T
  
¥34,000 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

  幅375×奥行347×高さ187mm

 エプソン EW-M571T も、エプソンのエコタンク搭載プリンターです。


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 形状は背の高いタイプですが、サイズはこちらも「コンパクト」といえる小型機で、家庭でも利用可能です。

  

 エプソン YAD-BK インクボトル ブラック
  ¥1,792 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 エプソン HAR-C インクボトル シアン
 
エプソン HAR-M インクボトル マゼンタ
 エプソン HAR-Y インクボトル イエロー
  ¥895 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

メーカー公表印刷コスト
  L判光沢紙 約5,9円
  A4普通紙カラー 約0.9円
  A4モノクロ 約0.4円 
実際の印刷コスト
   L判光沢紙 約6.0円
  フォト年賀状印刷 約8.9円
   A4Photoカラー 約32.7円  

 純正インクの単価は、上位機種と異なり、インクタンク4本構成のため、普通紙における印刷コストはさらに軽減しています。

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 カラー印刷のクオリティは、しかしながら、黒インクが顔料インクのみなので、先ほどの機種以上に「向いていない」製品です。

 文字印刷のクオリティは、こちらの場合も顔料インクですから期待できます。

 印刷速度は、先ほどの機種とほぼ変わらず、カラー5枚/分・モノクロ10.5枚/分です。上十分「高速」と言えますね。

 ネットワーク機能は、Wi-Fiが搭載されスマホからの印刷に対応します。ただし、液晶パネルが非搭載のため、デジカメからの直接印刷はできません。

 自動両面印刷機能は、こちらも「標準対応」です。

 以上、エプソン EW-M571T の紹介でした。

 チラシ印刷などで「とにかく普通紙印刷のコストを下げたい」という場合は、これ以上の選択肢はないでしょう。5万枚が本体の耐用枚数ですが、それを5年ほどで使い切れるな自営業などの方などならば、長期的なコスト削減につながりそうです。ただ、家庭用として、「年賀状」などの印刷は全く向いていない機種です。

ーーー

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 なお、エコタンクプリンタはこれ以外にも、複数のラインナップがあります。

 ただ、本体が大きく「仕事用」のため、このブログでは、【ビジネス用エコタンクプリンターの比較記事】で別に紹介しています。仕事用して探している方は、こちらのシリーズもご覧ください。

今回の結論
インクジェット複合機のおすすめは結論的にこちら!

 というわけで、今回は4色インクジェットプリンター複合機について比較しました。

 ここからは、インクコストの他に、「予算制限の中でもできるだけ画質や機能性を追求したい」という方の要望もふまえて、4色インクモデルの中でAtlasがおすすめする機種を数台あげておきます。


第1に、モノクロ・カラーにかかわらず、一定量の印刷枚数(例えば月に30枚以上とか)を考えている人には、

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 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2017年モデル】

 【下位機種】

 2・ブラザー PRIVIO DCP-J572N 【白】
  
¥8,054 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 【中位機種】【通常型番】

 3・ブラザー PRIVIO DCP-J973N-W【白】
 3・ブラザー PRIVIO DCP-J973N-K【黒】  
  ¥12,267 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 【中位機種】【Amazon限定型番】

 4・ブラザー PRIVIO DCP-J973N-W【白】
 4・ブラザー PRIVIO DCP-J973N-K【黒】  
  ¥11,369 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 【上位機種】

 5・ブラザー PRIVIO MCF-J893N【黒】  
  ¥22,246 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 高さ172×奥行341×横幅400mm   

メーカー公表印刷コスト
  L判光沢紙 約18.6円
  A4普通紙カラー 約8.4円
  A4モノクロ 約2.7円 
実際の印刷コスト
  L判光沢紙    約12.6円
  フォト年賀状印刷 約18.6円       
  A4Photoカラー 約69.5円

 インク価格:★★★★★
 本体性能 :★★★★★

 ブラザーのプリビオ をオススメします。基本的には「下位機種」で良いでしょう。ただし、コピー機のようなADF(原稿自動送り装置)が欲しい場合は、「上位機種」でも良いでしょう。

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 1万円以下の小型機種では、圧倒的にインク単価が安い機種です。

 デンキヤで買うよりも本体価格も安いですし、無線LANも付いているし、印刷スピードも速いし性能的にも最もバランスがとれた良い製品です。

 ヒューレット・パッカードの上位機もインクコストは安そうですが、独立タンクではなく、コストが読めないので、やはりブラザーの方が安心でしょう。

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 印字品質も、ヘッドが1.5ピコリットルの精度ですから、4色モデルとしては上位です。カラーは染料インク・黒は顔料インクという、「写真も文字も得意!」という組み合わせで、クオリティを期待できます。

 そのほか、こちらは両面印刷機能が付属しており、書類の持ちはこびに有利です。年賀状などにも便利でしょう。

 印刷速度も、【下位機種】でも、1分間にカラー6枚・モノクロ12枚【中位機種】以上は、カラー10枚・モノクロ12枚とより高速です。

 

 Brother 4色パック LC3111-4PK
  ¥3,042 Amazon.co.jp (7/19執筆時)
 Brother ブラック2個 LC3111BK-2PK
  ¥1,593 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 なお「注意」ですが、プリンターに初期付属するインクは、各社とも「スターターインクカートリッジ」と呼ばれる「印刷枚数がやや少ないものです」。

 これは、ブラザーだけではなく、本体の実売価格を下げるため、どのメーカーもやっています。そのため、できれば、インクを1セット購入しておけば良いと思います。

 アマゾンでは、本体や交換インクなどブラザー製品がデンキヤよりもかなり安く売っているので、ランニングコストも低く済むでしょう。減りが早い黒インクは、最初にまとめて買っておけば送料と手間の節約になります。


 第2に、最大限のクオリティ(ベスト)は期待しておらず、人より優れた程度(ベター)のクオリティで満足できる人には、

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 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2016】

 1・EPSON Colorio PX-049A  
  ¥5,910 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 高さ145×長さ390×奥行300mm (収納時)

メーカー公表印刷コスト
  L判光沢紙 約27.5円  
実際の印刷コスト
   L判光沢紙 約22.2円
  フォト年賀状印刷 34.3円   
   A4Photoカラー 約128.6円 

 インク価格:★★★★☆
 本体性能 :★★★★

 エプソンのPX-49Aで十分だと思います。

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 全色顔料インク」ですが、「普通紙」や「普通紙年賀状」に印字するならば、「にじみのなさ」の点で、むしろこの構成の方が好ましいと思います。

 ただし、写真印刷をしたい方、自動両面印刷が必要の方は、ブラザーの機種のほうが良いでしょう。

 

 EPSON 4色パック RDH-4CL
  
¥3,314 Amazon.co.jp (7/19執筆時)
 EPSON 大容量ブラック RDH-BK-L

  ¥1,335 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 交換インクは、こちらです。なお、他メーカーの「入れ替えインク」を使うと、万一の場合保証が効かなくなるので、最低1年間は純正インクを使いましょう。

  

 Amazonベーシック USB2.0ケーブル 3m
  
¥6,512 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 なお、EPSONのプリンターは基本的に無線LANでつなぐことを前提としてか、USBケーブルが別売りです。

 写真のような形状のケーブルがご自宅にない場合は、アマゾンで同時に購入されれば良いでしょう。


 第3に、「年末だけ」などプリンターを使う時期が不定期な方には、

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 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 10・HP ENVY 5020/Z4A69A#ABJ
  ¥8,136 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 幅445 ×奥行 367 × 高さ128 mm

メーカー公表印刷コスト
  L判光沢紙 約22.9円
  A4カラー 約12.3円 
実際の印刷コスト
  L判光沢紙     約15.8円     
  フォト年賀状印刷 約23.3円
  A4Photoカラー  約87.2円

 インク価格:★★★☆☆
 本体性能 :★★★★☆

 HP(ヒューレット・パッカード)の入門機をおすすめします。

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 独立タンクを不採用で、インクのコスパもイマイチですが、ヘッドがインクタンクに付属するという、素晴らしい「美点」を評価しました。

 

 HP 63XL インク 黒 増量カードリッジ  
  
¥1,273 Amazon.co.jp (7/19執筆時)
 HP 63XL 増量インクカートリッジ
  
¥2,059 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 長期間ヘッドを利用しないと、ヘッドの目詰まりなどのトラブルを抱えやすいです。その場合、インクをまるごと取り替えるだけで「新品ヘッド」になるため、(逆説的ですが)プリンタをあまり使わない方こそ使って欲しい機種です。

 そのほか、片方のインクタンクが切れた場合、「黒だけ」で、黒印刷も可能です。逆に「カラーインクだけを混ぜて」黒も疑似的に再現できるので、「買い忘れ」対応力が高い点も「あまり使わない人向け」です。

 こうしたニーズは、非常にありそうで、アメリカらしいメンテナンス性をよく考えたグローバル製品だと感じました。


 第4に、家庭用として印刷コストとクオリティが両立したモデルとしておすすめな機種は、

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 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 【Amazon限定モデル】

 6・BROTHER PRIVIO DCP-J983N+A4PA
  
¥25,354 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 【通常モデル】

 6・BROTHER PRIVIO DCP-J983N
  
¥25,354 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 横幅420×奥行341×高さ172mm

メーカー公表印刷コスト
  L判光沢紙 約15.1円
  A4普通紙カラー 約4.6円
  A4モノクロ 約1円 
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約15円
  フォト年賀状印刷 22円   
  A4フォトカラー 約82.5円

 インク価格:★★★★★★
 本体性能 :★★★★★★

 ブラザーの大容量タンク搭載のDCP-J983Nでしょう。

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 インク代の面では、A4普通紙の白黒印刷1円・カラーでも4.6円と相当安いです。もちろん、エプソンエコタンク搭載プリンターなどに及びませんが、印刷クオリティはこちらが上位です。

 下位機種同様に、印刷速度も速いですし、自動両面印刷ネットワーク機能スマホやデジカメとの連携など、全体的にも欠点がなく良い機種です。普段の仕事から、年賀状印刷まで幅広く使えるでしょう。

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 大容量お徳用4色パック LC21E-4PK
  ¥5,760 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 純正インクの単価は、上記の通りです。先述のように、スターターカードリッジは印刷枚数がやや少ないので、念のため1セット購入しておけば良いでしょう。

 なお、【Amazon限定モデル】は、瀬能は同じですが、「オマケ」として用紙が付属します。価格も安いので、こちらを選んで良いでしょう。


第5に、ビジネス用でも、カラーの図表・文字印刷がメインで、ある程度印刷のクオリティが必要な方は、

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 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2017】

 9Canon PIXUS TS6130 WH ホワイト
 9・Canon PIXUS TS6130 BK ブラック  
  
¥12,454 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

  大きさ:約372×315×126(mm)(収納時)

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約17.2円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約15.0円
 フォト年賀状印刷 約22.1円
  A4Photoカラー 約97.9円

 インク価格:★★★★★
 本体性能 :★★★★★★

 文字印刷は、基本的には、1番目に「イチオシ」にした、ブラザーの4色モデルでも十分綺麗です。

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 ただし、例えば、飲食店のメニュー表作りなど、白黒文字とカラー写真の混在文書を印刷する際に、特にカラー部分のクオリティを最大限求めたい場合、やはり4色インクでは限界があります。

 そのような用途に使いたい場合、予算が許すならば、5本インクタンクを使用しているキヤノンの上位機種 を選択するのも「あり」でしょう。 

 キヤノンの上位機種は、文字に強く、水でにじみにくい顔料黒インクと、写真に強い染料黒インクを独立して両方搭載しています。そのため、文字と写真が混在したビジネス文書には特に強いです。

 印字速度も、モノクロA4普通紙で15.0枚/分カラーA4普通紙でも10枚/分と、ブラザー並の速度です。

 印刷コストも、「ブラザー並み」まではいきませんが、安値水準ですので、コスト面でも安心して利用できます。

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 CANON BC-341XL 3色カラー(大容量)
  ¥2,888 Amazon.co.jp (7/19執筆時)
 CANON BC-340XL ブラック(大容量)
  ¥2,686 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 純正インクは、こちらになります。

2・A4インクジェット複合機(6色)の比較

 ただ、「上には上がある」もので、キヤノンには、中間色のグレーインクを採用した、文字・カラー印刷にさらに向く上位機があります。

 予算は2万円ほどからあるので、興味のある方は、上記の記事をご覧ください。


第6に、写真印刷や年賀状など、クオリティがある程度必要なカラー写真印刷をメインに考えている人には

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 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2017】

 4・EPSON Colorio EP-880【各色】
   ¥14,753 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約20.6円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約14.0円
 フォト年賀状印刷 約20.7円
  A4Photoカラー 約77.4円

 インク価格:★★★★☆☆
 本体性能 :★★★★★★★

 大きさ:390x141x341mm(収納時)

 今回紹介してきた4色インクの商品だと品質が落ちます

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 その場合、エプソンの6色インク採用の EP-879Aを選ぶとよいと思います。

 ただし、エプソンの6色インクの機種は、基本的に、文字に弱く写真に強い性質の染料インクを全量使うため、普通紙印刷にはさほど向きません。

 どちらかと言えば、カラー写真印刷用ですから、その点は留意しましょう。

 つまり、マット紙や光沢紙で写真年賀状を印刷するような用途ではなく、モノクロ普通紙への印刷や、普通紙にカラー印刷する程度の場合は、今回紹介した4色でも十分です。

2・A4インクジェット複合機(6色)の比較

 なお、EP-780Aを含む、高品質な6色インクのインクジェット複合機については、最新モデルを含めて上記のリンク記事を参考になさってください。

補足:用紙やインクに関する注意点!

 ということで、今日は、最新機種のカラー複合機・インクジェットプリンターのオススメについて書いてみました。

 

 最後に、インクに関する、注意点です。

 第1に、スターターインクカートリッジについてです。

 この点は先ほど説明したように、「オマケ程度の容量」しか入っていません。

 アマゾンはプリンタ本体の価格もデンキヤより安いですが、純正インクは量販店よりかなり安いです。インク代と本体と総合的に考えれば、かなり費用を節約できます。

 第2に、互換トナーや詰め替えインクについてです。

 インクについては純正インクではない「互換インク」「入れ替えインク」があります。しかし、1年間の本体保証期間中は(少なくとも)純正インクを使いましょう。不良品も中にはありますし、まさかの場合にプリンタの無料修理保証が効きません

 なお、故障については、各社共にメーカーのサポートセンターに電話をかけて、宅急便での引き取って修理して貰う方式なので、実店舗で買っても、ネットで買っても手間は変わりありません。 


 続いて、用紙の話です。

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 コクヨ PPC用紙 A4 500枚
  ¥754 Amazon.co.jp (7/19執筆時)
  

 コクヨ プリンター用上質普通紙250枚 A4
  ¥419 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 富士フイルム 画彩 400枚  【各サイズ】
  ¥1,058 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 プリンター複合機を買われた場合に適切な用紙ですが、「おすすめ」は上記のものです。

 普通紙については、コクヨのPPC用紙の品質が高いです。格安品は紙厚が薄いものがあり、紙詰まりの原因になりますが、品質が安定しています。

 上質普通紙は、高品質で仕上げたい場合利用する普通紙です。白色度が高く「にじみ」の少ない印刷を得ることができます。

 写真光沢紙は、富士フイルムの画彩シリーズが、価格と品質を備えています。自社生産できるのでメーカー純正品より安く、品質が良いです。

ーーー

 というわけで、今回は、前編と後編で4色インクのプリンターについて紹介しました。

1・A4インクジェット複合機(6色)
2・A4インクジェット複合機(4色)
3・A3インクジェット複合機   
4・ビジネスインクジェット  
5・A4モノクロレーザー
6・A4モノクロレーザー 複合機
7・A4カラーレーザープリンタ
8・A3カラーレーザープリンタ
9・プリンターの基本的な選び方

 なお、プリンター関連の記事は他にもありますので、これらもよろしくお願いします。

 また、最後になりますが、今回の記事がもしお役に立ったようならば、以下のTwitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

 (なお、前半からの続き記事ですので、前半記事をご紹介いただけると、いっそう嬉しいです!)

 ではでは。

posted by Atlas at 19:55 | プリンター

比較2018'【写真/文字】高画質なカラープリンター29機のおすすめ・選び方(1)6色インクジェットプリンター:エプソン カラリオ キヤノン ピクサス

【今回レビューする内容】2018年 写真印刷対応!高画質な6色A4インクジェット複合機の価格・性能とおすすめ:エプソン・キヤノン カラリオとピクサスの画質の違いインクジェットの値段:写真印刷や年賀状向けの高画質プリンターの機能の違いと人気ランキング Widows 10 Mac OSX 10.13対応

【比較する製品型番】Colorio EP-708A EP-808AW EP-10VA PIXUS EP-710A EP-810A EP-880A TS8130 XK50 PIXUS XK50 PIXUS XK70 PIXUS MG7730 MG5730 MG6930 TS8030 TS9030 TS5030 EP-30VA EP-879AW EP-709A プロセレクション SC-PX3V SC-PX5VII

今回のお題
高画質なインクジェット複合機のおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今日は、インクジェットプリンター複合機を比較します。

1・A4インクジェット複合機(6色)
2・A4インクジェット複合機(4色)

 家庭用のインクジェット複合機は、合計29機と多いので、記事を2つに分けています。

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 今回は1番の記事で、「画質重視」で高画質な6色以上のタンクを採用する、高品質なA4インクジェット複合機の比較です。

 なお、「画質」より「インクの安さや印刷の速さ」を重視したい方は、2番の記事をご覧ください。

 以下では、いつものように、各機種を比較してから、最後に、「結論」として、価格別・目的別に、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。

ーーーー

1・A4インクジェット複合機(6色)
2・A4インクジェット複合機(4色)
3・A3インクジェット複合機   
4・ビジネスインクジェット  
5・A4モノクロレーザー
6・A4モノクロレーザー 複合機
7・A4カラーレーザープリンタ
8・A3カラーレーザープリンタ
9・プリンターの基本的な選び方

 今回の記事は、このブログ「モノマニア」のプリンタ比較シリーズの第1回目記事として書きました。

1・高画質プリンタの選び方の基本!

  「年賀状」や「デジカメプリント」に向く機種を選ぶ場合、中間色を含む「6色以上のインクタンク」でないと、「21世紀水準」のクオリティは得にくいと言えます。

1・高性能機を展開する2大メーカー

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 この多色印刷の技術を家庭用に出しているのは、現在、エプソンキヤノンの2社となります。

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 4色インクプリンタは、ブラザーHPも品質の良い製品を出しています。しかし、ハイアマチュア以上のニーズに対応する、フォト用のハイグレード機種はラインナップがありません。

 この分野では、20年以上の技術的蓄積があるエプソン・キヤノンのプリンターが市場を寡占しており、他メーカーが手を出せない状況です。これは、海外も同じです。

 今回は、この2社が「家庭用プリンタ」として出している「高画質機を全機種比較」します。

2・選ぶ際の比較のポイント!

1・インク構成
2・インクコスト
3・印刷速度

 今回の記事で、「特に重要視する比較ポイント」は、以上の3点です。

 順番に解説します。

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  第1に、「インク構成」です。

 最近の傾向を見ると、インクの工夫による「高画質化」の方向性は2系統あります。

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 第1に、シアンイエローマゼンダブラックという発色の基本となる色に、ライトシアンライトマゼンダなど「カラーの中間色」を入れて、色調表現を鮮やかにする方向性です。

 比較的昔からある方式ですが、彩度・発色が高まるため、スナップ写真の印刷や年賀状印刷には向きます。

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 第2に、シアンイエローマゼンダブラックという発色の基本となる色に、グレー・レッドなどの濃いめの色を混ぜる方法です。

 以上は、エプソンの例ですが、キヤノンもグレー・ブルーのなどを入れて、この部分を工夫しています。

 これは最近の傾向です。一眼レフの高性能化で「階調表現」「色域」が充実し、ハイアマチュアの理想とする「綺麗な写真の基準」が代わってきたためでしょう。

 黒つぶれせず、色彩の鮮やかさと奥行感を出すため、インク構成が変化してきたと思われます。もちろん、逆に太陽光の下での写真など低彩度写真の画質向上にも効果があります。

 現在お持ちのプリンタより「プレスアルファ」のクオリティを期待するなら、こうした色構成にも注目すると良いでしょう。

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 第3に、ブラックインクの種類です。エプソンは家庭用(カラリオ)については、黒インクを染料インクとしています。

 一方、キヤノンは、上位機を含めて顔料系黒インク染料系黒インクWで搭載するため、写真印刷にも文字印刷にも強い機種が多いです。

 年賀状・写真だけでなく、ビジネスにも利用したい方は、注目しておきましょう。


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  第2に、「インクコスト」です。

 多色インクモデルは、機種によって相当コストが異なります。

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 しかし、エプソンキヤノンも、カタログでは、L判用紙(8.9 × 12.7 センチ)のカラー印刷の場合の印刷コスト以外は「非公開」です。

 そのため、今回の記事では、メーカーが検証に使用した用紙やインクについてのデータを使いながら、A4サイズ(21 × 29.7 センチ)に換算した推定印刷コストも含めて試算しました。

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 印刷コストは、インクの希望小売価格ではなく、アマゾンの実売価格をふまえたものにしてあります。

 そのため、ある程度まで、現実的なコストをお伝えできると思います。面積比や原価と売価の差など、簡単なExcel計算式を作ってやりました。もちろん提示するデータは、あくまで「目安」です。


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  第3に、「印刷速度」です。

 エプソンの場合、基本的に高画質機は、スピードを重視せず、L判などの写真印刷速度しか公開しません。実際、実測値で、普通紙の印刷はA4で4枚/分程度です。

 キヤノンの場合、先述の顔料黒インクの採用など、ある程度まで「ビジネス的利用」も織り込んでいるため、普通紙で15枚/秒程度の機種もあります。

 速度性については、重要視するならば「キヤノンの指名買い」でも良いでしょう。

ーーー

 以上、プリンターの選び方の基本部分を紹介しました。

 これ以外の部分については、各機種を紹介しつつ、解説します。

3・エプソンのカラープリンタ

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 はじめにEPSONのプリンター複合機「カラリオ」から紹介します。

 以下では、Atlasのおすすめポイントは赤字で、イマイチと思う部分は青字で記していきます。

 なお、今回紹介する製品は、全てWindows10のほか、MacOSX に対応します。また、OSX10.13については、対応の有無を記載しています。


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 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 1・EPSON Colorio EP-710A【2017】
  ¥7,877 Amazon.co.jp  (7/19執筆時)

 2・EPSON Colorio EP-709A【2016】
  ¥9,800 Amazon.co.jp  (7/19執筆時)

 縁なし印刷:○
 印字速度:19秒(L版・光沢紙)
 大きさ:390×338×163(mm)(収納時)

 Colorio EP-710Aは、ここで紹介する中では最も安い機種です。

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 こちらは、EPSONのCMで言うところの、業界最小の「サメさん(ちいサメ)」モデルになります。

 なお、このモデルは2016年秋モデルのEP-709Aが併売中です。今年は型番のみの変更で、以下で説明する基本性能に変更がありませんでした。ただ、すでに価格差はない状況ですし、新機種で良いでしょう。

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 インクの色数は、6色インクになります。

 前回紹介した、1万円以下のEPSONやキヤノンのプリンター複合機では、インクは全て4色でした。クオリティ重視でカラー印刷をしたければ、4色インクは性能的に限界があるので、最低この程度の予算は、プリンタにかける必要があります。

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 カラー印刷のクオリティは、黒・赤・青・黄のほか、中間色となるライトマゼンダライトシアンを使っている点に特長があります。

 20年来の同社独自の配色ですが、他社よりも細かい「マイクロピエゾヘッド」と合わせて、フォト印刷のクオリティは他社の追随を許しません

 ただし、発色については、新インクを搭載し緑系の発色が向上した上位機種よりも多少劣るとは言えます。とはいえ、マイナーチェンジです。

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 なお、エプソンの最上位機種( PX-7V )では、すでに9色インクが搭載されています。

 しかし、エプソンは、6色以上のインクを搭載する自社の高品位印刷機種と位置づけており、それらの機種は「エプソンカラー」として、4色インクの機種とは一線を画すものとエプソンは表明しています。

 そのため、こちらは、格安ながら、「同社を代表する機種」の1つと言えます。

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 EPSON ITH-BK ブラック
  ¥837 Amazon.co.jp  (7/19執筆時)
 EPSON ITH-6CL 6色セット
  ¥4,644 Amazon.co.jp  (7/19執筆時)

 純正インクの単価は、こちらになります。

 互換インクなどもありますが、エプソンの高画質モデルは、インクが特殊なので、互換インクだと十分な性能が発揮できない場合が多いです。また、1年保証も得られなくなるので、画質重視の場合は、ネットの特売を利用しながら、純正品を買うのが良いでしょう。

 なお、実売インク価格をふまえた場合、そのコストは以下のようになります。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約26.5円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約18.7円
 フォト年賀状印刷 約27.5円
  A4Photoカラー 約103.0円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonでのインクの実売価格をふまえて計算すると以上のようになります

 カラー印刷のコストは、1枚あたりが、L版の印刷約18.7円フォト年賀状約27.5円A4縁なし印刷で、約103円のコストです。

 6色インクモデルとして、これは他機種よりも高めの水準です。

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 普通紙印刷のコストは、エプソンは非公開です。

 しかし、用紙サイズや印刷密度から試算すれば、A4普通紙印刷では(多く見積もって)約26円ほど、A4白黒印刷では、約10円で済むでしょう。比較的低コストです。

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 印刷速度は、その一方で、あまり重要視されません

 L版写真で19秒で、A4カラー印刷で、原稿1枚あたり67秒です。また、実測値ですが、A4普通紙印刷は、約4枚/分になります。他社に較べて高速とはいえないですが、家庭用としては十分です。

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 本体の使い勝手は、良いです。液晶画面は上図のような感じです。

 ナビ画面も大きく見やすいです。一方、自動両面印刷機能は、最近のプリンタ複合機では標準装備となりつつありますが、こちらの機種は両面印刷機能が付属しません

 スキャナーは、複合機のため装備されます。こちらは、1200×2400dpiの解像度を持ちます。上位機には及びませんが、コピーを含め問題ありません。

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 ネットワークは、USBWi-Fiです。

 最近は、どのメーカーの格安機もそうですが、スマホからのダイレクト印刷に対応します。

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 以上、EP-710Aの紹介でした。

 6色以上の「エプソンカラー」搭載モデルとしては最も値段が安く、クオリティも期待できる製品です。本体のコスパを重視しつつ、高画質の複合機を選ぶ場合は、特に「おすすめ」といって良いでしょう。

 「低予算でできるだけ綺麗なプリンター」が欲しいのならば、この機種を候補になります。


 

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 【2017】

 3・EPSON Colorio EP-810AW ホワイト
 3・EPSON Colorio EP-810AB ブラック

   ¥9,520 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 縁なし印刷:○
 印字速度:13秒(L版・光沢紙)
 大きさ:390×339×141(mm)(収納時)

 EP-810は、エプソンの6色インク機では2番目に安い製品です。

 201807191216.jpg

 先ほどの機種に比べて本体デザインが新しく、真四角に違いスッキリした形状です。

 それに伴い大きさも多少小型化しています。こちらは、2017年から登場したモデルです。本体色は、白のほかブラックも用意されます。

 201807191138.jpg

 インクの色数は、こちらも6色インクの製品になります。

 カラー印刷のクオリティは、下位機種と全く同じインクタンク・ヘッドを利用するため、性能は下位機種と同じです。

  201807191208.jpg

 EPSON ITH-BK ブラック
  ¥837 Amazon.co.jp  (7/19執筆時)
 EPSON ITH-6CL 6色セット
  ¥4,644 Amazon.co.jp  (7/19執筆時)

 純正インクの単価は、下位機種と同じインクを使うので同じですが、再掲しておきましょう。なお、実売インク価格をふまえた場合、そのコストは以下のようになります。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約26.5円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約18.7円
 フォト年賀状印刷 約27.5円
  A4Photoカラー 約103.0円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonでの実売価格を考慮すると、他機種よりも高めの水準ですね。

 印刷速度は、L版写真で13秒で、A4のカラーで原稿1枚あたり61秒程度かかります。

 下位機種と比較すると、本体の搬送性能の改良で、やや高速化しています。ただし、あくまでフォトプリンタなので、A4普通紙のビジネス文書を印刷する場合は、4.5枚/分程度になります。

 201709061244.jpg

 本体の使い勝手は、良好です。

 液晶は下位機種よりもやや大きめな2.7型で、こちらはタッチパネル式です。

 201709061246.jpg

 両面印刷機能は、下位機種は未搭載でした。

 しかし、こちらは、自動両面印刷に対応します。はがきの両面印刷にも対応するため、宛名印刷などの場合に便利でしょう。

 スキャナーは、下位機種と同様で、1200×2400dpiの解像度を持ちます。

 201309041231.jpg

 ネットワークは、USBWi-Fiです。スマホからのダイレクト印刷に対応します。

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 以上、EP-810の紹介でした。新型の本体を利用して自動両面印刷に対応させた点が、機構上の最も重要な変化でしょう。

 ただ、インクコスパを含めるとランニングコストに差がないと言える上位機種がある点で、現状ではイマイチ選択肢としておすすめしがたい機種です。


 201803301355.jpg

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 【2017】

 4・EPSON Colorio EP-880AW ホワイト
 4・EPSON Colorio EP-880AB ブラック

 4・EPSON Colorio EP-880AR レッド
 4・EPSON Colorio EP-880AN ベージュ
   ¥14,753 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 【2016】

 5・EPSON Colorio EP-879AW 【各色】
   ¥15,120 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 縁なし印刷:○
 印字速度:13秒(L版・光沢紙)
 大きさ:349mm×340mm×142mm(収納時)

 EP-880Aは、「エプソンカラー」搭載モデルの上位機となります。こちらもスキャナ機能を搭載した複合機です。

 2016年秋モデルも併売中です。新機種は4.0型の大型液晶の搭載が新機種目玉です。また、価格差はすでにないので、新型を買って良いでしょう。

 201807191219.jpg

 本体色は、ホワイトのほか、ブラック・レッドが用意されます。また今年度は「ニュートラルベージュ」という、主に木調のデスクのような場所にマッチする色彩の製品も加わりました。

 201807191138.jpg

 インクの色数は、この機種の場合も、6色インクの「エプソンカラー」製品になります。

 201609011232.jpg

 カラー印刷のクオリティは、この機種は、2016年開発の新系統のインクを搭載しており、下位機種に較べて、緑系の色の再現性が高まりました。

 発色の良さは、比較すると視認できるレベルで、クオリティは高いです。

 201807191342.jpg

 EPSON KUI-BK-L ブラック増量
  ¥1,090 Amazon.co.jp  (7/19執筆時)

 EPSON KUI-6CL-L 増量6色セット
  ¥6,078 Amazon.co.jp  (7/19執筆時)

 純正インクの単価は、こちらになります。先ほどの製品に比べると、インクタンクが大きいため、1回あたりの交換コストは高めです。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約20.6円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約14.0円
 フォト年賀状印刷 約20.7円
  A4Photoカラー 約77.4円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonでのインクの実売価格を考慮すると、上表のようになります。

 カラー印刷のコストは、L版光沢紙で約14.2円、フォト年賀状印刷で約30.3円、A4縁なし印刷で約78.1円のコストです。

 普通紙印刷のコストは、試算すれば、A4普通紙印刷では約19円ほど、A4白黒印刷では、約7円で済むでしょう。

 こうした点から言えば、下位機種よりも軒並みランニングコストが良いといえます。これは、大容量インクを使っているからです。最近は、互換インクなどを到達するためか、純正品のインク単価が軒並み下がって買いやすくなっています。

 201807191222.jpg

 印刷速度は、A4カラー印刷の速度が50秒と時間短縮しています。

 こちらの機種は高速MACHヘッドを採用するためです。L判の写真用紙で最速13秒とエプソンとしては速めです。普通紙でビジネス文書を印刷する場合も、実測値で、5.5枚/分程度まで改善しました。

 本体の使い勝手は、下位機種と比べて多くの点で改善が見られます。

 201709061308.jpg

 第1に、液晶パネルの性能です。

 こちらは、液晶パネルが4.0型のタッチパネル式になっており、スマートフォンのように感覚的に操作することができます。

 201807191223.jpg

 第2に、印刷の性能です。

 こちらは、自動両面印刷機能CDのレーベル印刷機能が搭載されます。ビジネス用にテキストなどを自宅で印刷する場合、両面印刷機能が付いていると持参する書類が少なくて済みますし、年賀状の宛名印刷にも便利でしょう。

ph_vds01_01.jpg

 第3に、操作性です。

 こちらの機種は、自動オープン機能自動電源オン/オフ機能が搭載されます。

 パソコンから印刷が指令されると、連動して自動的にスリープ状態から起動して印刷を開始します。そして、写真のように、自動で排紙トレイ・用紙カバー・操作パネルが開き、印刷が終わると自動で収納され、自動的に電源もオフになります。

 自動開閉機能は、実際にあると「格好良く、高級感もある」ので、Atlasは、おすすめです。

 201807191226.jpg

 スキャナーは、このグレードから、1200×2400dpiに解像度が上がっています。

 単品のフラットベッドスキャナーに較べると当然劣りますが、複合機としては十分で実用レベルの性能にといえます。そのため、手持ちの写真をスキャナで綺麗に取り込む用途に使うことを考えているのならば、このクラスは欲しいところです。

 201309041231.jpg

 ネットワークは、USBWi-Fiでの接続に対応です。なお、EPSONはどの機種も、一般的な2.4GHz帯のWi-Fiです。

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 以上、EPSONEP-880Aの紹介でした。

 下位機種と比較すると、インクのコスパ、印刷クオリティ、印刷速度という、最も重要な三要素が確実にパワーアップしていると言える機種です。

 その上で、利便性の面でも、自動オープン機能自動電源オン・オフ機能は、無線LANで離れた所にプリンターを設置する場合、いちいちプリンターの電源を入れたりせずとも良いので、とても便利です。また、他社を含めても、6色以上のプリンタでは最もコンパクトな機種で、設置性も良いです。

 このように、「隙がない機種」なので、現状では、「選ぶのに迷ったらこれを買って後悔しない機種」の一つと言えます。


   

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2016】

 6・EPSON Colorio EP-10VA
  ¥47,041 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 縁なし印刷:○
 大きさ:479x148x395mm (収納時)

 EP-10VA は、エプソンの6色シリーズでは最上位機です。最高級機は、毎年型番を更新しないのが普通なので、2016年モデルが最新版です。

 今回は「A4対応プリンター」を紹介する記事です。しかし、こちらは、手差し印刷時のみですがA3印刷にも対応できるプリンターです。

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 本体サイズは、479x148x395mm ですから、さほど大きいわけではありません。

 201807191140.jpg

 インクの色数は、こちらも同じ6色インクです。

 ただし、冒頭で書いた「高性能デジカメに対応」する、「最近流行のインク構成」となっています。基本となる4色以外のインクを、赤とグレーに変更した新6色インクを採用しています。

 201509301028.jpg

 カラー印刷のクオリティは、インク色の変更、特にレッドインクが功を奏します。

 特に赤色系統についてはあざやかな印刷ができます。従来、インクジェットの赤の発色はイマイチでしたので、その点のパワーアップは嬉しい部分です。

 モノクロ印刷のクオリティも、グレーインクの採用で、階調表現がより精緻にできるように改変されました。これは、カラー印刷における表現能力の向上にも寄与します。 

 いずれにしても、デジカメ写真のプリントアウトに最適といえます。

  201807191343.jpg

 EPSON YTH-BK ブラック
  ¥586 Amazon.co.jp
(7/19執筆時)
 EPSON YTH-6CL 6色セット
  ¥4,088 Amazon.co.jp
(7/19執筆時)

 純正インクの単価は、こちらになります。

 高画質機であるため、大容量インクは不採用です。ただし、エプソンは、2016年末にこの製品のインクの売価の大幅な引き下げをおこなっており、コスパは良いです。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約12.7円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約6.7円
 フォト年賀状印刷 約9.8円
  A4Photoカラー 約36.9円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonでのインク売価をふまえた場合、上表のようになります。

 カラー印刷のコストは、L版光沢紙で約6.7円、フォト年賀状で約9.8円、A4縁なし印刷で約36.9円です。 

 写真印刷は、下位機種に較べても半値以上安い価格です。半額程度で済むため、相当写真を印刷する方には、かなりおすすめできます。

 201807191212.jpg

 普通紙印刷のコストは、エプソンは非公開です。

 試算すれば、A4普通紙カラー印刷では約10円ほど、A4白黒印刷では約4円で済むでしょう。

 印刷速度は、メーカー公表スペックでは、A3用紙の光沢印刷で2分23秒になります。

 A4のカラーで原稿1枚あたり80秒程度で印刷できると思います。そのため、速さの点では下位機種に多少劣りそうです。

 また、推測値ですが、普通紙で文字中心のビジネス文書を印刷する場合は5枚/分程度になります。高画質化した分、印刷速度は下位機種よりもやや遅いです。

201807191240.jpg

 本体の使い勝手は、自動両面印刷など下位機種に備わる機能は網羅されています。自動開閉機能タッチパネル式液晶・CDレーベル印刷機能も付属です。

 スキャナーも、下位機種と同じ1200×2400dpiに対応する高いグレードのものが採用です。こちらは、A4までの原稿に対応します。

 ネットワークは、USBWi-Fiでの接続に対応です。また、このグレードは、100Base-Tの有線LAN接続にも対応します。

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 以上、EPSONのA3プリンターのEP-10VAの紹介でした。

 本体価格は高いですが、今年度から新採用された新しいインクを使っているため、画質の面ではA4プリンターを含めて最上位です。とくに、インクコストが相当割安であり、その点でもとても魅力的な機種です。


  

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2016】

 7・EPSON Colorio EP-30VA
   ¥41,963 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 縁なし印刷:○
 大きさ:390×339×141 (収納時)

  EP-30VAは、基本的には、 1つ上で紹介した「EP-10VA弟分」といえるインクジェット複合機です。

 201807191247.jpg

 相違点は、A4用紙までの対応である点です。

 その分、本体サイズは、特に横幅がコンパクト化しており、設置性は良いでしょう。液晶は、上位機同様の4.3型ワイドで、視認性は犠牲になっていません。

  201807191343.jpg

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約12.7円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約6.7円
 フォト年賀状印刷 約9.8円
  A4Photoカラー 約36.9円

 インクのコストパフォーマンスは、EP-10VAと全く同じ型番の高品質インクを採用しているので、コストは同じです。また、印刷速度も同等です。

 以上、EP-30VAの紹介でした。A3が不要で、最高画質を狙うならば、新発売のこの機種を選んでも良いでしょう。


  

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 【A2ノビ】

 8・EPSON プロセレクション SC-PX3V
  ¥152,258 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 【A3ノビ】

 9・EPSON プロセレクション SC-PX5VII
  ¥79,638 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 EPSON プロセレクションは、現状エプソンの家庭用プリンターでは「最高画質」と言える製品群です。

 それぞれ、A3ノビ/A2ノビまで印刷可能です。

201807191251.jpg

 本体サイズは、684×376×250mm/616×369×228ですから、スキャナ機能のない機種としては「大きい」です。

 201707100253.jpg

 インクの色数は、8色インク搭載です。

 こちらは、光沢系のフォトブラックマットブラックを(入れ替えずに)選択して使える点で、プロ用の印画紙に印刷したい写真愛好家に売れている機種です。

 なお、この機種は、「全量顔料インク」です。下位の「カラリオ」シリーズは発色を良くするため染料インクを利用していました。

 一方、この上位機は「美術作品」を印刷する機種という位置づけであるため、保存性の高い顔料インクを採用します。顔料インクは定着(乾き)が早いため、色合いの確認・補整が必要な「プロ」向きとなります。

 ただし、8色という(並外れた)色数だから顔料インクでも実現できるのであって、一般的には「染料インク」のが「顔料インク」のほうが写真向きです。

 201807191254.jpg

 カラー印刷のクオリティは、従来の「エプソンカラー」構成を軸に、階調表現を高める方向性です。

 グレー系のインクを充実することでこれを可能にしました。一方、黒インクはマッドブラッグとも利用可能です。マット系専用紙での定着感・インクの重層感を出すための工夫です。

 モノクロ印刷のクオリティも、より細かいグレーインクの採用で、階調表現に期待が持てます。

  

 EPSON IC9CL79  9色セット
  ¥17,552 Amazon.co.jp
(7/19執筆時)  

 純正インクの単価は、上記の通りです。

 高性能のEpson UltraChrome K3インクを9本使うため、やはり消耗品単価は高めです。写真の世界で費用がかかるのはアナログの昔からそうなので、これは仕方ないでしょう。

 なお、SC-PX3Vは、ICBK89という別型番の顔料インクです。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約18.9円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約13.5円
 フォト年賀状印刷 約29.3円
  A4Photoカラー 約74.4円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonのインク売価をふまえた場合、上表のようになります。

 カラー印刷のコストは、L版光沢紙で約13.5円、フォト年賀状で約29.3円、A4縁印刷で約74.1円です。 

 決して安価ではないですが、驚くほどは高くないという計算です。A3にのばして印刷しても、1回150円ほどのコストなので、ハイアマチュア以上なら、趣味の範囲として許される額でしょう。

 201807191212.jpg

 普通紙印刷のコストは、試算すれば、A4普通紙印刷では約16円ほど、A4白黒印刷では約6円ほどです。

 ただ、このプリンターは、フォト用紙への印字に最適化された製品なので、このスペックはあまり関係ないかもしれません。

 印刷速度は、L判の写真用紙の場合37秒というスペックです。また、A3ノビの写真用紙を利用する場合、約2分33秒になります。

 本体の使い勝手は。液晶は、タッチパネル式ではありませんが、確認用に搭載され、利便性の面で問題は感じません。

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 自動両面印刷は、構造的に不可能ですが、CDのレーベル印刷機能などは付属します。また、ロール紙にも対応するため、ポスター作成などにも便利です。

 スキャナーは、こちらはプリンタ専用機のため未付属です。

 ネットワークは、USBWi-Fiでの接続に対応です。100Base-Tの有線LAN接続にも対応します。

 201807191305.jpg

 以上、プロセレクションシリーズ SC-PX5VIIの紹介でした。

 「写真用」としては最高峰です。展覧会作品に向けての個人用途のほか、ロール紙を利用したポスターなど業務用機を所有したい場合選択肢となります。

 とはいえ、実際のインクコストは、下位機種に比べてさほど高いわけではないです。その点で言えば、初期コストさえなんとかなれば、誰でも長期間楽しめるでしょう。

 いずれにしても、デジカメ写真のプリントアウトに最適といえます。なお、この機種は、【おすすめA3カラープリンターの比較記事】でも簡単に紹介しました。

2・キヤノンのプリンターの比較

 201807181908.jpg

 続いて、キヤノンの複合機を比較したいと思います。

 キヤノンについても、今回紹介する製品は、全てWindowsのほか、MacOSに対応します。ただし、キヤノンはWindows XPのサポートを終了していますので、その点は注意です。


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 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2017】

 10・Canon PIXUS TS8130 【各色】
  ¥16,500 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

  縁なし印刷:可能
  大きさ:約372×324×139(mm)(収納時)

 PIXUS TS8130は、キヤノンの6色インク採用の高画質モデルでは、最も安い機種です。

 201807191316.jpg

 本体の大きさは、約372×324×139mmでエプソンの競合機より小型です。本体色は、3色から選べます。

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 インクの色数は、6種類です。

 シアンイエローマゼンダブラックという発色の基本となる色に顔料系黒インク染料系黒インクグレーが網羅されます。 

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 カラー印刷のクオリティは、キヤノンとしてはだいぶ良いです。

 とくに、エプソンの上位機同様にグレーインクが採用されるため、色安定性と階調表現については優秀です。一般的に言えば「満足できる高画質」だと言えます。

 とはいえ、染料インクを6系統搭載するEPSONと較べると、5系統となるキヤノンは、カラー写真における発色色再現性については、やはりエプソンに及びません

 201807191323.jpg

 モノクロ印刷のクオリティは、相当に強調すべき部分です。

 エプソンは、染料黒インクだけですが、キヤノンは、顔料黒インクも採用しており、6色モデルのなかでは文字印刷に圧倒的に強いからです。

 一方、染料黒インクグレーインクも搭載するので、エプソンの上位機のように、モノクロ写真・カラー写真の階調表現を強化も期待できます。

 こうした点で言えば、カラーのグラフや写真、そしてテキストが混在するビジネス文書の印刷に向いていると言えるでしょう。

 いずれにしても、テキスト印刷を併用する場合は、キヤノンの方が優れるので、この日本の二大プリンターメーカーはうまく住み分けができていると言えます。

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  BCI-381 +380 6色マルチパック
  ¥5,755
Amazon.co.jp (7/19執筆時)
 Canon BCI-380XLPGBK ブラック大
  ¥1,965
Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 純正インクの単価は、こちらになります。

この機種も新機種のため、アマゾンではなく、キヤノン直販価格を表示しました。グレイ以外のインクは、下位機種の5色モデルと同じインクタンクです。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約19.4円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約14.6円
 フォト年賀状印刷 約21.5円
  A4Photoカラー 約95.0円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonでの売価をふまえると、上表の通りです。

 カラー印刷のコストは、L版写真約15.9円フォト年賀状約28.8円A4縁なし印刷約103.4円です。

 こちらは、やや高めです。

 201807191212.jpg

 普通紙印刷のコストは、キヤノンも非公開です。

 しかし、試算すれば、A4普通紙カラー印刷では約28円ほど、A4白黒印刷では約11円ほどです。

 201807191331.jpg

 印刷速度は、モノクロA4印刷15.0枚/分カラーA4印刷でも10枚/分となります。

 エプソンに比べて、明らかに高速なので、ビジネス用と考えられます。L判光沢紙の場合も、18秒と高速です。て


 201709061457.jpg

 本体の使い勝手は、自動両面印刷機能に対応します。

 液晶はこちらもタッチパネル式で、大きさは、エプソンの上位機を超える4.3型です。また、キヤノンは、このグレードからSDカードからのダイレクト印刷にも対応します。

 スキャナーは、2400×4800dpiなので、エプソンの上位機を超えた優れたスペックです。やはり、キヤノンの場合、ビジネス用としても使える仕様です。

 201807191333.jpg

 ネットワークは、USBWi-Fiでの接続に対応です。キヤノンもスマホアプリが用意され、ダイレクト印刷が可能ですね。

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 以上、キヤノンのPIXUS TS8130の紹介でした。

 格安な機種と比べると、グレーインクの採用で画質が向上した点が最大の見所です。モノクロ印刷にも・カラー印刷にも影響するため、見逃せない部分です。また、地味ながら、スキャナ性能の向上は嬉しい部分です。


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 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2017】【液晶4.3型+無線LAN】

 11・Canon PIXUS XK50
  ¥37,143 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

  縁なし印刷:可能
  大きさ:約372×324×139(mm)(収納時)

  201710162007.jpg

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2017】【液晶5型+有線・無線LAN】

 12・Canon PIXUS XK70
  ¥42,051 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

  縁なし印刷:可能
  大きさ:約372×324×140(mm)(収納時)

 PIXUS PIXUS XK50は、キヤノンの新製品のインクジェット複合機の上位ラインです。

 なお、「最上位機」としてPIXUS XK70が発売されています。この2機種は、本体デザインがやや異なります。PIXUS PIXUS XK50は、下位機種と同じ4.3型ですが、最上位機では5インチという「クラス最大サイズ」の液晶を採用します。また、有線LANも搭載する点が異なります。

 ただ、違いはこれらの点に止まりますので、以下、同時に紹介していきます。

 201807191347.jpg

 インクの色数は、下位機種と同じ6色です。

 ただし、こちらは、色域を向上させた新開発のプレミアム6色ハイブリッドインクです。下位機種に採用されたグレーインクを廃して、「フォトブルー」インクを加えて6色としています。

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 カラー印刷のクオリティは、そのため、粒状感はグレーインク採用モデルより軽減され、より写真向きになりました。

 一方、グレーインクが廃止されており、暗部の階調表現については、下位機のが良いでしょう。キヤノンもこの機種の説明では、その部分を「省略」しています。

 言いかえれば、「画質の方向性は、(グレーインクを採用しない)エプソン機に近づいた」と言えます。

 モノクロ印刷のクオリティは、引き続き、黒が顔料インクのためクオリティは高いと言えます。

 ただ、グレーインクが不採用のため、モノクロ階調表現の点では下位機種に劣るでしょう。ただ、染料インクを採用する、エプソンのカラリオシリーズよりは引き続き、この面の性能は期待できます。

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 XKI-N11XL XKI-N10XL 6色大容量
  ¥5,253
Amazon.co.jp (7/19執筆時)
 XKI-N10XL PGBK ブラック[大容量]
  ¥1,419
Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 純正インクの単価は、こちらになります。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約12.5円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約9.3円
 フォト年賀状印刷 約13.7円
  A4Photoカラー 約60.5円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonの実売価格をふまえると、上表の通りです。

 カラー印刷のコストは、L版写真約9.3円フォト年賀状約13.7円A4縁なし写真印刷約60.5円です。

 コスパを比較すると、このモデルは、エプソンの上位機種には及びませんが、6色タンク以上のモデルではキヤノンでは最安水準です。

  201807191212.jpg

 普通紙印刷のコストは、試算すれば、A4普通紙カラー印刷では約15円ほど、A4白黒印刷では約6円ほどです。

 印刷速度は、モノクロA4印刷15.0枚/分カラーA4印刷でも10枚/分、L判光沢紙の場合と、下位機種と同じで、搬送系は、部品が共通仕様です。

 201807191353.jpg

 本体の使い勝手は、もちろん、Wi-Fi(無線LAN)の他、自動両面印刷機能に対応します。液晶はこちらもタッチパネル式です。特に上位機は5.0型ですから液晶の視認性は良いです。

 スキャナーは、2400×4800dpiと、下位機種同様に良いです。

 ネットワークは、USBWi-Fiでの接続に対応です。また、キヤノンは、このグレードからSDカードからのダイレクト印刷にも対応します。

 以上、キヤノンのPIXUS PIXUS XK50と70の紹介でした。印刷速度と印刷コストを最重要視したら、今年度については間違いなくこれが選択肢でしょう。

 写真画質も、「フォトブルー」インクの採用で、優位性のあるエプソンに追いついてきています。ビジネス面では、グレーインクこそ不採用でしたが、顔料黒インクの採用は引き続きエプソンに比して有利です。本体価格は高いですが、性能面では「まとまった」良機種です。

次回記事の予告!
高画質なプリンタ複合機のおすすめは、結論的にこれ!

 さて、今回の記事ではエプソン・キヤノンの最新機種について見てきました。

 201807191358.jpg

 次回の記事こちら】では、今回紹介した全機種の中から、価格や使い勝手から皆さんにもっともオススメできる機種について、提案していきます。

 引き続き、よろしくお願いします。

 →次回の記事はこちら

 なお、今回の前編記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 14:25 | プリンター

比較2018'【写真/文字】高画質なカラープリンター29機のおすすめ・選び方((2)

 前回からの続きの記事です。→前回の記事はこちら!

今回の結論
クオリティ重視のカラープリンタ複合機のおすすめはこの機種!

 どもAtlasです。

 前回の記事 では、エプソンキヤノン6色インクのプリンターを比較しました。

 最後に、いつものように、目的別におすすめ機種を選定したいと思います。


 第1に、クオリティを最重要視して、カラー写真の印刷をしたいと考えている方は、

 201803301355.jpg

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2017】

 4・EPSON Colorio EP-880AW ホワイト
 4・EPSON Colorio EP-880AB ブラック

 4・EPSON Colorio EP-880AR レッド
 4・EPSON Colorio EP-880AN ベージュ
   ¥14,753 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 縁なし印刷:○
 印字速度:13秒(L版・光沢紙)
 大きさ:349mm×340mm×142mm(収納時)

 文字印刷力:★★★★★
 写真印刷力:★★★★★★★
 印刷コスト:★★★★☆
 総合評価 :★★★★★★

 EPSONの2016年モデルとなる EP-880A をオススメします。

 201609011232.jpg

 「エプソンカラー搭載モデル」では、最も新しいインクを採用し、発色が良い点で下位機種と明確が差がある点を評価しました。

 また、カラー写真印刷を重要視する場合、キヤノンとエプソンとではカラーインクの数の差による性能差が明らかに見られます。そういった点で、信頼性の高い6色カラーインクのこのモデルを選ぶのはとても良い選択です。とくに、年賀状などカラー印刷を重視したい方は、こちらの機種が良いでしょう。

 201807191219.jpg

 使い勝手の部分でも、コンパクト型の上、スキャナが搭載されるほか、 両面印刷機能タッチパネル式ディスプレイという日頃の使い勝手にとって重要な機能を搭載しています。

 さらに、自動オープン機能自動電源オン/オフ機能も、無線LANで離れた所にプリンターを設置する場合、いちいちプリンターの電源を入れたりせずとも良いので、とても便利だと思います。また、自動開閉時のギミックは、近未来的で高級感があります。

  

 EPSON KUI-BK-L ブラック増量
  ¥1,090 Amazon.co.jp  (7/19執筆時)
 EPSON KUI-6CL-L 増量6色セット
  ¥6,078 Amazon.co.jp  (7/19執筆時)

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約20.6円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約14.0円
 フォト年賀状印刷 約20.7円
  A4Photoカラー 約77.4円

 インクのコストパフォーマンスも、新インクながら、大容量インクタンクモデルであるため良好と言えます。

 なお、保証が受けられなくなる可能性があるので。少なくとも1年間は純正インクを使いましょう。デンキヤでは消耗品はあまり割り引かないので、消耗品だけでもネットで買った方がお得です。

 また、どのメーカーの製品もそうですが、付属品として添付されるのは「セットアップ用インクカートリッジ」であり、通常よりも用量が少ないタンクです。そのため、少なくとも黒インクは、同時に1本買って置いた方が良いと思います。

 印刷速度は、さほど速くないですが、ビジネス文書ならば、5.5枚/分程度まで出せるため、そう毎日印刷しないのであれば、十分快適だと思います。

 

 EPSON 写真用紙L判 50枚 KL50PSKR
  ¥706 Amazon.co.jp (7/19執筆時)
 EPSON 写真用紙A4 50枚 KA450PSKR
   ¥2,980 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 写真を印刷しようと考えている方、最初は純正の光沢紙を使ってみることをオススメします!というのも、メーカーはこれを基準にプリンターの印刷品質を設定しているからです。これを最初に使っておけば、自分のプリンターの潜在能力を理解できるでしょう

 とにかく、迷ったらこれを買えば、画質的に公開しないだろう機種ですね。


 第2に、印刷クオリティとインクのコスパが両立した高級機として最もおすすめできるのは、

   

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2016】

 6・EPSON Colorio EP-10VA
  ¥47,041 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 縁なし印刷:○
 大きさ:479x148x395mm (収納時)

 エプソンEP-10VA で間違いないでしょう。

 201807191232.jpg

 こちらは、A3対応機ということもあり、サイズは、479x148x395mmと、A4機の390x141x341mmよりもやや大きめです。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約12.7円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約6.7円
 フォト年賀状印刷 約9.8円
  A4Photoカラー 約36.9円

 しかし、写真印刷については、EP-10VA は、インクコストがA41枚で約39.0円と、全機種通して見ても、最高水準です。

  201807191343.jpg

 EPSON YTH-BK ブラック
  ¥586 Amazon.co.jp
(7/19執筆時)
 EPSON YTH-6CL 6色セット
  ¥4,088 Amazon.co.jp
(7/19執筆時)

 本体は多少高いものの、フォト印刷を多用される方は、コスト面からこちらをおすすめします。 

 201509301028.jpg

 カラー印刷のクオリティも、高いです。とくに、一眼レフなどで撮影した写真をできるだけ高画質でA4やA3に引き延ばしたいと考えている方は、赤系のあざやかな発色が得られるこの機種は魅力でしょう。

 モノクロ印刷についても、グレーインクの採用で、鮮明度が向上しており、全方向に能力が高いといえます。

 201807191140.jpg

 インク構成も、冒頭で述べた「最新デジカメに適応させた新配色」であり、とくに階調性については、期待値が高いです。

 もちろん、年賀状やスマホやさほどグレードの高くないコンパクトデジカメの印刷については、A4対応機のEP-879AW で、十分こなせます。また、印刷速度もそちらの方が高速です。ただ、少し「クリエイティブ」な写真印刷がしたいならば、こちらを選ぶ価値はあります。

 なお、A3対応のプリンターについてより詳しく知りたい方は、A3対応インクジェット複合機 をレビューした【こちら】をご覧ください。


 第2に、モノクロ文書やテキストと画像が混在した文章を多く印刷するだろう人は、

  201710162006.jpg

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2017】【液晶4.3型+無線LAN】

 11・Canon PIXUS XK50
  ¥37,143 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

  縁なし印刷:可能
  大きさ:約372×324×139(mm)(収納時)

  201710162007.jpg

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2017】【液晶5型+有線・無線LAN】

 12・Canon PIXUS XK70
  ¥42,051 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

  縁なし印刷:可能
  大きさ:約372×324×140(mm)(収納時)

 文字印刷力:★★★★★★★
 写真印刷力:★★★★★
 印刷コスト:★★★★☆
 総合評価 :★★★★★★

 キヤノンのPIXUS PIXUS が最適でしょう。予算が許せば、液晶が大きく高級感もあPIXUS XK70を選んでもよいです。

 このニーズの場合、画質同様に印字速度が重要になってきますが、エプソンに比べるとキヤノンはモノクロA4普通紙で15枚/分カラーA4普通紙でも10枚/分と2倍以上高速です。

 201709061507.jpg

 カラー印刷のクオリティは、今年度はブルーインクの採用で、5色インクながら、従来弱いとされた発色の豊かさが旧機種より改善されています。評判も良いので、年賀状印刷も高クオリティが期待できます。

 モノクロ印刷は、文字印刷に強く、文字が滲みにくい顔料黒インクを搭載ですから、この部分では、ライバルのエプソンより期待値は高いですね。

 201807191212.jpg

 いずれにしても、普通紙の印字速度はエプソンを圧倒します。文字印刷のクオリティも顔料インク採用で文字のにじみや荒さが目立たず高品質です。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約12.5円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約9.3円
 フォト年賀状印刷 約13.7円
  A4Photoカラー 約60.5円

 インクコストも、エプソンの高級機を除けば、「最も安い」水準です。

 201807191351.jpg

 XKI-N11XL XKI-N10XL 6色大容量
  ¥5,253
Amazon.co.jp (7/19執筆時)
 XKI-N10XL PGBK ブラック[大容量]
  ¥1,419
Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 交換インクは、文字の印刷を考えて、大容量の顔料ブラックインクは少なくともプリンター本体と同時に購入しておくことをおすすめします。

 

 CANON 普通紙 A4 250枚 SW-101A4
  ¥754 Amazon.co.jp
(7/19執筆時)

 用紙はどれでも良いです。

 しかし大事な書類や、ビジネス用のDTP文書などについては、専用紙を使うと良いと思います。白色度が高く、コントラストの高い印字が得られますから。Atlasも大事な申請書類などは、白色度の高い用紙を使って出しています。

 また、光沢紙には及びませんが、買ったばかりのプリンターの品質もわかるでしょう。

 

 キヤノン写真用紙光沢 L判 400枚
  ¥1,990 Amazon.co.jp
(7/19執筆時) 

 キヤノン写真用紙光沢 A4 20枚
  ¥1,255 Amazon.co.jp
(7/19執筆時)

 純正の写真専用用紙はこちらになります。

−−

 201807191313.jpg

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2017】

 10・Canon PIXUS TS8130 【各色】
  ¥16,500 Amazon.co.jp (7/19執筆時)

  縁なし印刷:可能
  大きさ:約372×324×139(mm)(収納時)

 なお、本体価格の安さを考えると、下位機種のTS8130も選択肢に入ります。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約19.4円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約14.6円
 フォト年賀状印刷 約21.5円
  A4Photoカラー 約95.0円

 ただし、印刷コストはあまり良くないので、一定数印刷するならば、上位機のが良いでしょう。

   201807191335.jpg

  BCI-381 +380 6色マルチパック
  ¥5,755
Amazon.co.jp (7/19執筆時)
 Canon BCI-380XLPGBK ブラック大
  ¥1,965
Amazon.co.jp (7/19執筆時)

 純正インクの単価は、こちらになります。

補足:他方式のプリンターの紹介

 というわけで、今回は、6色インクジェットプリンター複合機を紹介してきました。

1・A4インクジェット複合機(6色)
2・A4インクジェット複合機(4色)
3・A3インクジェット複合機   
4・ビジネスインクジェット  
5・A4モノクロレーザー
6・A4モノクロレーザー 複合機
7・A4カラーレーザープリンタ
8・A3カラーレーザープリンタ
9・プリンターの基本的な選び方

 予算的にこの価格帯のプリンターに手が出せないようならば、4色インクのプリンターが選択肢になります。

 4色インクのおすすめ機種については第2回目に書きました。【インク代の安いカラープリンターの比較記事】からその記事を見てください。

 201803301046.jpg

 また、ビジネス用で考えているならば、「黒インクだけでなく、カラーも顔料インク」とし、ビジネスに重要な「文字の耐水性」を高めたインクジェット複合機も選択肢に入ります。

 その場合、上記4番の【おすすめビジネスインクジェットの比較記事】をご覧ください。

 201411050818.jpg

 そのほか、年賀状・宛名ソフトを同時に購入することをお考えの方は【こちら】に、Atlasによる年賀状・宛名ソフトの比較記事を書いておりますので、よろしければご覧ください!Windowsのほか、Mac用についても掲載しました。

ーー

 というわけで、長かった記事もこれで最後になりました。

 今回の記事がもしお役に立ったようならば幸いです。Twitter Facebook はてなブックマーク で話題を共有していただければ嬉しく思います。

 (今回は前編からの続き記事なので、前編記事をご紹介いただけると、一層嬉しいです)

 ではでは。

posted by Atlas at 14:21 | プリンター

2018年07月18日

比較2018' コスト別!ビジネスプリンター全32機の性能とおすすめ・選び方(1):A4・A3ビジネスインクジェットプリンター:エプソン・ブラザー・キヤノン

【今回レビューする内容】2018年 最新ビジネスインクジェットプリンター複合機の性能とおすすめ(A4 A3 ):FAX・電話付カラープリンター:エプソン・ブラザー・キャノン・レーザプリンタ・ビジネスインクジェット・エコタンク搭載プリンターの違いや人気機種の性能ランキング

【紹介する製品型番】EPSON PX-105 PX-S740 PX-M680F PX-M650F PX-M780FPX-M781F PX-M884F PX-S884 PX-M860F PX-M840F PX-1004 PX-S5080 PX-S7050 PX-M5080F PX-M5081F PX-M7050F PX-S7110P PX-M7110FP ブラザー プリビオ MFC-J837DN MFC-J837DWN MFC-J737DN MFC-J737DWN MFC-J997DN MFC-J907DN MFC-J5620CDW MFC-J5820DN MFC-J5720CDW MFC-J6580CDW MFC-J6980CDW MFC-J6973CDW MFC-J6995CDW キヤノン MAXIFY iB4130 MB2730 MB2130 MB5130 MB5430 EW-M670FT EW-M970A3T EW-M5071FT EW-M660FT PX-S160T

今回のお題
ビジネス向けのカラープリンター複合機のおすすめ機種はどれ?

 どもAtlasです。

 今日は、「ビジネスプリンター」の比較をします。 

 201807181818.jpg

 小規模オフィス向けに「インクコストが安い」点で評判のビジネスインクジェットプリンタービジネスインクジェット複合機の比較をします。

 エプソン・キヤノン・ブラザーA3・A4モデルは全機種比較するつもりです。

 201807182243.jpg

 ただし、「ビジネス用プリンター」は種類が多いため、今回は「インク式」のビジネスプリンターのみ扱います。

1・A4モノクロレーザー
2・A4モノクロレーザー 複合機
3・A4カラーレーザープリンタ
4・A3カラーレーザープリンタ

 そのため、レーザープリンター限定でお探しの方は、恐れ入りますが、「用紙サイズ別」「カラー別」にまとめた、上記のリンク記事をご覧ください。

 201807182239.jpg

 一方、ビジネス向けとして「インク」と「レーザー」のメリットデメリットを比較して考えたい方は、今回の記事を最初にご覧ください。

 以下では、いつものように、各機種を紹介した後で、最後に、Atlasの「おすすめ機種」を選定していきたいと思います。

1・ビジネスプリンターの特長

 201807181829.jpg

ビジネスプリンター」は、本来は家庭用だった「インクジェトプリンター」の仕組みをビジネス向けにアレンジした、新しいタイプのカラープリンターです。

 簡単に言えば、家庭用のインクジェットプリンタを改良し、耐久性とインクコストを低減させ、印刷スピードを上げたプリンタです。

 その意味では、「ビジネスインクジェット」という呼ぶのが、より正確でしょう。


 この 「ビジネスインクジェット」ですが、他の方式のプリンターと比べると、次のような利点があります。

 201807181831.jpg

 第1に、「カラーレーザープリンター」と較べた場合です。

 「ビジネスインクジェット」は、省スペースで、音が静かで、カラー印刷の費用が安い、故障時のメンテナンス料がかなり安いという特長があります。

 さらに、加熱処理をするレーザープリンタ式に較べて、電気代が安く、環境にも優しい点もメリットです。

 これらの理由から、「ビジネスインクジェット」は、小規模オフィスや個人事業主向けに、レーザープリンタの代替品として売れています。

 201807181830.jpg

 第2に、「家庭用のインクジェットプリンタ」と較べた場合です。

 「ビジネスインクジェット」は、印刷が高速で、耐水性や文字のにじみが少ないという特長があります。

 その点で、社内文書や企画書などの文字・写真・グラフなどの混在文書の印刷クオリティは総じてビジネスインクジェトの方が高いです。


 ただし、「ビジネスインクジェット」は、特に「家庭用」と考えた場合弱点もあります。

 第1に、画質です。

 年賀状や光沢紙などへの写真印刷については家庭用インクジェットほどクオリティが高くありません

 例えば、年賀状向けの「縁なし印刷」は未対応です。

 第2に、本体サイズです。

 家庭用インクジェットに較べると本体サイズが少し大きめです。

 201807182249.jpg

 したがって、家庭用とビジネス用として「兼用」を考えている方や、年賀状や写真などを高画質に印刷したい方は、あまり「おすすめ」しません。

 その場合は、家庭用の高画質プリンターを「兼用機」選んだ方が満足度が高いでしょう。

 なお、このブログでは、【高画質なA4イングジェットプリンターの比較記事】で、良い機種を多く紹介しています。

2・今回のプリンター記事の構成

 201803301055.jpg

 現在、ビジネスインクジェットを販売しているのは、エプソンブラザー・キヤノンです。特にエプソンはこの分野の開拓者といえ、安定した品質のモデルを多く出しています。

 今回は、3社のビジネスインクジェトを「ほぼ全機種」紹介します。

1・A4ビジネスインクジェット
2・A3ビジネスインクジェット
3・エコタンク搭載プリンタ

 ただ、ビジネスインクジェット式は、現行機種だけでも30種類以上あります。

 そのため、さらに3回の記事に分けて書きます。

ーー

 第1回目記事では、A4サイズのビジネスプリンタを特集します。

 第2回目記事では、A3サイズのビジネスプリンタを特集します。

 第3回目記事は、コスパ最優先のエコタンク搭載プリンタを特集します。

ーー

 A3サイズ限定で探している方などは、【2回目記事】からお読みください。よろしくお願いします。

3・EPSONのA4ビジネスプリンター

 201807181837.jpg

 最初にエプソンのA4対応のビジネスインクジェットを紹介します。

 本体の形の異なる3種類のプリンターを紹介します。

 なお、いつものように、高評価できる点は「赤色」、イマイチな点は「青色」の文字色で説明をしていきます。


  201807181848.jpg

 1・EPSON ビジネスインクジェット PX-105
  ¥6,881 Amazon.co.jp
(7/18執筆時)

【耐久性能】5万ページ
【インク代】カラー13.1円/モノクロ4.3円
【印刷速度】カラー4.7枚/分、モノクロ9枚/分
【接続方法】無線LAN・有線LAN・USB
【両面印刷】不可
【給紙容量】100枚(75g/m2普通紙使用時)
【スキャナ】なし
【FAX  】なし
【サイズ】 392×264×148(mm)

 PX-105は、エプソンから販売されるビジネスインクジェットの入門機です。

 本体のサイズは、392×264×148mm非常にコンパクトです。

 ただし、いわゆる「複合機」ではなく、スキャナ・コピー機能がない点は注意しましょう。

 201807181838.jpg

 プリント速度は、カラー4.7枚/分、モノクロ9枚/分となります。

 スペック的に言えば、家庭用の普通のプリンタと比較しても貧弱です。速度面は期待できないでしょう。

 B_business_018_img01.jpg  

 印刷品質は、その一方で健闘しています。

  重要なのは、この機種のインクは4色とも顔料インクであることです。。 エプソンの家庭用インクジェットプリンター(=カラリオ)は、染料インクを全色とも使います。

 顔料インクは、写真のクオリティを出しにくいのですが、文字印刷、文字/写真混在印刷に強く、ビジネス用に普通紙に印字するにはむしろ適したものです。にじみが少なく、耐水性があるからです。

 この点で「ビジネスに最適化された専用設計のインク」と評価できます。

  201807182300.jpg

  EPSON IC4CL69 4色パック
  ¥3,182 Amazon.co.jp (7/18執筆時)
  EPSON ICBK69L 大容量ブラック  
  ¥1,373 Amazon.co.jp (7/18執筆時)  

 印刷コストは、メーカの計算によると、A4のビジネス文書でカラー13.1円・モノクロ4.3円となります。

 ただし、アマゾンで純正インクが安いので、現実的なランニングコストは、この値よりも2割ほど安いと見込めます。インクは4色で、エプソンの69番シリーズを使っています。

 スキャナ・コピー機能は、先述のように「未搭載」である機種です。

 ファックスも、当然ながら「未搭載」となります。

 自動両面印刷は、非搭載です。

 「紙代の節約」という点で重要ですが、印刷コスト削減効果は中途半端です。

 201807181840.jpg

 PCとの接続方法は、割とよく考えられています。

 USBや有線LANのほか、配線面でメリットのある無線LANに対応できます。ただ、家庭用のカラリオシリーズと異なり、スマホからのダイレクトプリント(AirPrintなど)は非対応です。あくまで、PCとの配線が無線化できるという話です。

 給紙トレイへの給紙は、注意が必要です。

 なぜなら、この機種はトレイがなく、背面から給紙する方式だからです。A4サイズまでの用紙を最大100枚まで給紙できる仕様で、少なめです。

 201807181842.jpg

 本体の耐久性は、全機種ともに5万ページまでの印刷を保証しています。

 10万円以下のカラーレーザープリンターの耐久性は3万ページ〜8万ページが標準です。そのため、こちらは「耐久性が高いモデル」といえるでしょう。「5万枚も使わない」という方も、耐久性が高い機種は、作りがしっかりしており故障がしにくいというメリットがあるので、この部分は重要です。

--

 以上、エプソンPX-105を紹介しました。

 価格が安く、また印刷コストも安いために、費用的に最も導入しやすいA4プリンターと評価できます。印字品質も、全量顔料インクで普通紙印刷のクオリティが期待できます。

 ただ、スキャナが付属せず印刷速度が遅く両面プリントもできないなど、欠点も同時に見られる機種です。いずれにしても、ビジネスに使う場合は、もう少し予算をかけるべきでしょう。


  201807181849.jpg

 2・EPSON ビジネスインクジェット PX-S740
  ¥12,927 Amazon.co.jp
(7/18執筆時)  

【耐久性能】8万ページ
【インク代】カラー8.9円/モノクロ3.0円
【印刷速度】カラー10枚/分、モノクロ19枚/分
【接続方法】無線LAN・有線LAN・USB
【両面印刷】搭載
【給紙容量】250枚(75g/m2普通紙使用時)
【スキャナ】なし
【FAX  】なし
【サイズ】 収納時:449×380×171(mm)

 EPSONPX-S740は、同社では2番目に安いA4ビジネスプリンタです。

 本体のサイズは、449×380×171mmと先ほどの機種に比べると横幅があります。ただし、対応する用紙は同じで、A4サイズまでとなります。

 201807181844.jpg

 プリント速度は、カラー10枚/分、モノクロ19枚/分です。

 モノクロ印刷が、「快適な印字速度の基準」といえる1分20枚に近く、下位機種よりも改善しています。一方、カラー印刷の速度はさほど強調できません

 201807181845.jpg

 印刷品質は、こちらも4色の顔料インクです。

 ただ、こちらの機種は、新型のPrecisionCoreプリントヘッドを採用しています。そのため、印字のクオリティの面で言えば、解像度ベースで600dpiと画質が良いです。下位機種は300dpiなので、単純に2倍です。

 これによって、普通紙のカラー印刷のクオリティが上昇するほか、細かい文字の鮮明度も上がるでしょう。

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 EPSON IC4CL75 大容量4色パック
  ¥7,410 Amazon.co.jp (7/18執筆時)   
 EPSON ICBK75 大容量ブラック
  ¥3,550 Amazon.co.jp (7/18執筆時)

 印刷コストは、使用するタンクサイズが下位機種よりも大きいため、カラー8.9円/モノクロ3.0円と下位機種よりも大幅に安くなっています。

 ただ、こちらについても、アマゾンでインクが2割程度安く売っていますので、実際のランニングコストはこの数値より2割安いでしょう。

 スキャナ・コピー・ファックスは、こちらも「未搭載」となります。

 自動両面印刷は、その一方で、この機種は「対応」します。 両面印刷はビジネス用として不可欠ですので、嬉しい部分です。

 搭載メモリー量は、この機種の場合も非開示です。

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 PCとの接続方法は、下位機種と同じで、こちらも無線LANが搭載されている製品です。加えて、このグレードからは、Epson iPrint/AirPrintに対応し、スマホ・タブレットからのダイレクトプリントも可能です。

 201807181847.jpg

 給紙トレイへの給紙は、250枚まで対応です。下位機種と違って一般的な給紙トレイが装備されます。そのため、多少大型化しているわけです。

 耐久性は、先ほど紹介した下位モデルが5万枚でした。しかし、こちらは8万枚に上昇しています。大量のプリントアウトを予定している場合はメリット性が高いといえます。

 以上、エプソンのPX-S740の紹介でした。

 下位機種に較べると、インクコストが低減され、印刷スピードが上がっている点が評価できます。また、自動両面印刷機能が搭載されているために、用紙コストの面もコスト削減できる点が魅力です。

 また、給紙量も250枚と多いです。下位機種に較べてやや本体が高価ですが、インク代の安さや印字品質の高さを考えればすぐ元が取れるでしょう。スキャナ系の機能が不要ならば、A4プリンタでは最もオススメできると言えます。


   201807181850.jpg

 【2017年】

 3・EPSON インクジェット複合機 PX-M680F
  ¥18,043 Amazon.co.jp
(7/18執筆時)      

【耐久性能】8万ページ
【インク代】カラー11.4円/モノクロ3.2円
【印刷速度】カラー10枚/分、モノクロ20枚/分
【接続方法】無線LAN・有線LAN・USB
【両面印刷】搭載
【給紙容量】250枚(75g/m2普通紙使用時)
【スキャナ】600dpi ADF付き(片面・35枚)
【FAX  】搭載
【サイズ】 収納時:425×378×249(mm)

 PX-M650F は、エプソンの複合機タイプのビジネスインクジェットです。スキャナが搭載されるモデルとしては最も安い機種です。

 本体のサイズは、425×378×249mmです。大型化しているのは、複合機化しているせいですね。対応する用紙は同じで、A4サイズまでです。

 プリント速度は、カラー10枚/分、モノクロ20枚/分です。複合機ながら速度は、PX-S740とほぼ同等です。カラーのプリント速度は遅いですが、普段はモノクロが中心ならばストレスに感じないでしょう。

 印刷品質は、こちらも4色の顔料インクです。こちらも解像度ベースで600dpiと性能が良い新型のPrecisionCoreプリントヘッドを採用しています。また、インク配色に多少の変更があり、シアン、マゼンタの鮮明度がアップしています。

 201807182301.jpg

 EPSON IC4CL86 4色パック
  ¥7,898 Amazon.co.jp (7/18執筆時)   
 EPSON ICBK86 大容量ブラック
  ¥3,593 Amazon.co.jp (7/18執筆時)

 印刷コストは、カラー11.4円/モノクロ3.2円です。こちらは、全色大容量インクタンクとなるため、カラーの印刷コストも多少ですが抑えられています。ただ、次に紹介する上位機に比べるとコスパは悪いです。

 スキャナ・コピー機能は、搭載です。スキャナは600dpiの解像度で、家庭用の複合機と同じ程度のクオリティです。ビジネス用ならこれでも問題ないでしょう。

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 また、スキャナには、上図のようなADF(原稿自動送り装置)も搭載されます。読取速度は最大300dpiとなりまが、速度は1分間に7枚と実用性は高いです。ただし、こちらは、片面原稿の読取だけ対応します。

 ファックス機能は、搭載します。

 受話子機はないですが、固定電話用の出力があるため、電話と分配しなくても利用可能です。機能面では、高速送信規格の「スーパーG3ファックス」に対応します。それ以外にも、専用アプリで、PCでからファックスを送信・受信する機能もあります。また、簡易的ながら、プリンタの液晶画面で、送受信の確認も可能です。

 給紙トレイへの給紙は、250枚まで対応です。

 PCとの接続方法は、こちらも無線LANが搭載され、、Epson iPrint/AirPrintに対応し、スマホ・タブレットからのダイレクトプリントも可能です。

 耐久性は、こちらも8万枚と十分な強度です。 

 以上、PX-M680F の紹介でした。個人事業主の方などで、できるだけ低価格でビジネス複合機を買う場合に選択肢に入るモデルでしょう。印刷速度も速く、画質も鮮明で、機能面でも「さすが最新機種」といえる充実度があります。

 ただ、インクコストは「そこそこ」のレベルなので、大量に印刷する方は、次に紹介する上位機を選んだ方が総合的なコスト削減効果はありそうです。


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 【2017年】

 4・EPSON インクジェット複合機 PX-M780F
  ¥21,640 Amazon.co.jp
(7/18執筆時)

【耐久性能】10万ページ
【インク代】カラー7.3円/モノクロ2.2円
【印刷速度】カラー20枚/分、モノクロ20枚/分
【接続方法】無線LAN・有線LAN・USB
【両面印刷】搭載
【給紙容量】250枚(75g/m2普通紙使用時)
【スキャナ】600dpi ADF付き(片面・35枚)
【FAX  】搭載
【サイズ】 収納時:425×378×249(mm)

 PX-M780F は、PX-M680F の上位機になるビジネスインクジェット複合機です。

 本体のサイズ、先ほど紹介したPX-M680F と全く同じサイズで、筐体部分の作りは共通です。対応する用紙は同じで、A4サイズまでです。

 プリント速度は、その一方で、カラー20枚/分、モノクロ20枚/分と、カラー印刷の速度が2倍化しています。カラー印刷を多用する方は見逃せない部分です。ファーストプリントの速度もモノクロ・カラーともに7秒と向上しています。

 印刷品質は、こちらも4色の顔料インクであり、PX-M680F と同じく高いクオリティが期待できる仕様です。

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 EPSON IC4CL84 4色パック (大容量)
  ¥13,284 Amazon.co.jp (7/18執筆時)
 EPSON ICBK84 大容量ブラック
  ¥3,194 Amazon.co.jp (7/18執筆時)

 印刷コストは、カラー7.3円/モノクロ2.2円です。カラーも大容量のインクなので、特にカラーについては、コスト削減効果が抜群です。一方、独立インクタンクであるとは言え、一回の消耗品の交換コストは高いので、さほど印刷しない方はもてあます可能性はあります。ただ、その場合は、標準容量のタンクもあるため、問題ないでしょう。

 スキャナ・コピー機能ファックス機能、ネットワーク機能は、いずれも搭載です。

 1つ上で紹介した下位機種PX-M680Fとほぼ変わらないため説明は省略します。ただ、ADFの読み取り速度がカラー8枚/分、モノクロ12枚/分と向上しています。

 給紙トレイへの給紙は、250枚まで対応で、PCとの接続方法は、無線LANが搭載され、スマホ・タブレットからのダイレクトプリントも可能です。この部分も下位機種と同じですね。

 耐久性は、PX-M680Fより堅牢な設計で、10万枚という表記です。 

 以上、PX-M780F の紹介でした。

 下位機種のPX-M680Fより、印刷コストがかなり節約できる機種です。また、カラーの印刷速度の向上も嬉しい部分でしょう。価格もさほど高くないので、顔料インク採用のビジネス複合機を格安で探している方に最も良い選択肢でしょう。おすすめです。

ーーー

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 【2017年】

 5・EPSON インクジェット複合機 PX-M781F
  ¥26,992 Amazon.co.jp
(7/18執筆時)

【耐久性能】10万ページ
【インク代】カラー7.3円/モノクロ2.2円
【印刷速度】カラー22枚/分、モノクロ24枚/分
【接続方法】無線LAN・有線LAN・USB
【両面印刷】搭載
【給紙容量】250枚(75g/m2普通紙使用時)
【スキャナ】600dpi ADF付き(両面・50枚)
【FAX  】搭載
【サイズ】 収納時:425×388×330(mm)

 PX-M780F の「兄弟モデル」言えるPX-M781も同時発売されました。相違点は2点です。

 第1に、印刷速度が、カラー22枚/分、モノクロ24枚/分とわずかに上昇し、ファーストプリントの速度も0.5秒高速化している点です。

 第2に、用紙トレイが2段となり、総計で500枚まで用紙が入る設計である点です。2つの用紙を使い分ける場合に便利ですが、本体のサイズは、425×388×330と背の高さは割とあります。

 第3に、ADF(現行自動送り装置)が、両面スキャン対応になっている点です。50枚までの原稿を毎分16枚の速度で読み取れます。

 その他の部分は、利用するインクやそのコストを含めて、PX-M780F と同じです。要するに、用紙トレイが2つ欲しい方がこの機種を選ぶべきと言え、それ以外の方には、多少大きさが邪魔になるだろうと言える機種ですね。その意味で、こちらは設置場所を選ぶ機種です。


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 【2018年】

 6・EPSON インクジェット複合機 PX-M884F
  ¥45,674 Amazon.co.jp
(3/30執筆時)

【耐久性能】15万ページ
【インク代】カラー6.1円/モノクロ1.8円
【印刷速度】カラー24枚/分、モノクロ24枚/分
【接続方法】無線LAN・有線LAN・USB
【両面印刷】搭載
【給紙容量】250枚
【スキャナ】600dpi ADF付き(両面対応・30枚)
【FAX  】搭載
【サイズ】収納時:425×535×357(mm)

 PX-M884F は、2018年に(割とひっそり)登場したエプソンの新コンセプトのビジネスプリンターです。

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 こちらの場合、「インクカートリッジ」ではなく、「インクパック」を利用します。

 これは、(同社のエコタンクと異なり)コストカットの側面よりも、インク交換の回数を減らすための工夫となります。画質への影響は、問い合わせをしましたが、基本的にないとのことす。

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 本体のサイズは、425×535×357mmと、下位機種よりもとくに奥行が深くなっているとはいえ、普通の事務机に、さほど無理なく置けるコンパクト性を保っている点は優秀でしょう。

 プリント速度は、カラー24枚/分、モノクロ24枚/分となります。PX-M780Fの上位機種として、印字スピードも少し上昇しています。

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 印刷品質は、こちらも4色の顔料インクです。また、PrecisionCoreを採用した新方式も採用するため、通常のカードリッジモデルと、スペック的に印字品質は変わらないと評価できます。実際、確認した印字見本もそうでした。

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 EPSON IP01KB ブラック 大容量
  ¥16,011 Amazon.co.jp  (7/18執筆時)

 EPSON IP01MB マゼンタ 大容量  
  ¥6,847 Amazon.co.jp
  (7/18執筆時)

 印刷コストは、カラー6.1円/モノクロ1.8円と、エコタンク式を除くエプソン製品としてはランニングコストは最高水準です。

 ちなみに、レーザーに比べてもかなりのコスト削減効果が見込めるため、EPSONは、企業としてレーザー方式からほとんど手を引いてしまいました。

 ただし、この試算は上記の大容量インクパックを利用した場合の数値です。単価は高いですが、大容量は、黒10000枚・カラーで5000枚まで印刷可能なので、企業の印刷室や、病院などの処方箋レシート印刷用などには良いでしょう。

 スキャナ・コピー機能は、こちらも両面ADF搭載です。速度もカラー・モノクロ24枚/分と高速です。

 ファックス機能は、下位機種と同じです。SUPER G3対応である上、PCでのFaxの送受信もサポートされますし、無線LANが搭載され、スマホ・タブレットからのダイレクトプリントも可能です。

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 増設カセットユニット PXA4CU3
  ¥14,401 Amazon.co.jp  (7/18執筆時)

 給紙トレイへの給紙は、1段で550枚まで対応です。増設は1段までです。

 耐久性は、15万枚と下位の機種より伸びています。大量印刷には向くでしょう。

 以上、PX-M860Fの紹介でした。家庭用・個人事業主用いうよりも、企業の印刷室・医療機関のカウンター業務など、始終印刷される方に「優しい」機種でしょう。

 インクの交換頻度は少なくて済む上、(エコタンク式と異なり)画質も同水準で期待できる点で、こうした用途に向きます。常識的なサイズで、設置性も良いと言えます。 

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 7・EPSON インクジェットプリンタ PX-S884
  ¥30,652 Amazon.co.jp
(3/30執筆時)

【耐久性能】15万ページ
【インク代】カラー6.1円/モノクロ1.8円
【印刷速度】カラー24枚/分、モノクロ24枚/分
【接続方法】無線LAN・有線LAN・USB
【両面印刷】搭載
【給紙容量】250枚
【サイズ】収納時:425×535×357(mm)

 なお、こちらには「姉妹機」として、コピー・スキャナ・FAX機能のないPX-S884も販売されます。

 価格は安いものの、本体サイズは通常機と同じものを採用しており、設置性は同じです。どうせならば、複合機を選びたいところでしょう。


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【2015年】

 8・EPSON インクジェット複合機 PX-M860F
  ¥74,111 Amazon.co.jp
(7/18執筆時)

【耐久性能】30万ページ
【インク代】カラー6.1円/モノクロ1.8円
【印刷速度】カラー24枚/分、モノクロ24枚/分
【接続方法】無線LAN・有線LAN・USB
【両面印刷】搭載
【給紙容量】500枚
【スキャナ】1200dpi ADF付き(両面対応・30枚)
【FAX  】搭載
【サイズ】収納時:516×522×514(mm)

 PX-M840F は、エプソンのビジネスインクジェットでは最上位のラインに位置する機種です。

 レーザーの代替として大きなオフィスで利用することを想定してエプソンが売り出している機種ですね。そのため、価格は相応に高いです。

 本体のサイズは、516×522×514mmと、かなり大きく、この点でもオフィス用と言えます。液晶モニターは、3.5インチのカラー液晶が前面に搭載されます。視認性は良いですね。

 プリント速度は、カラー24枚/分、モノクロ24枚/分とわずかながらPX-M781より改善が見られます。

 印刷品質は、こちらは、4色の顔料インクです。また、従来的なカードリッジ式です。

 画質面では、PrecisionCoreを採用した新方式です。インクは、改良前のタンクを使用しますが、差はわずかでしょう。解像度の点でも2017年発売の中位機と変わりません。

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 EPSON ICBK92L ブラック 大容量
 EPSON ICM92L マゼンタ 大容量  
  ¥5,364 Amazon.co.jp
  (7/18執筆時)

 印刷コストは、カラー6.1円/モノクロ1.8円とさすがに、最上位機種として極めて安い水準です。

 スキャナ・コピー機能は、こちらも両面ADF搭載です。速度もカラー・モノクロ23枚/分と極めて高速と言えます。

 ファックス機能PCとの接続方法は、中位機種と性能面での差は見られません。PCでのFaxの送受信もサポートされますし、無線LANが搭載され、スマホ・タブレットからのダイレクトプリントも可能です。

 増設カセットユニット PXA4CU2
  ¥30,929 Amazon.co.jp  (7/18執筆時)

 給紙トレイへの給紙は、1段で500枚まで対応です。さらに、こちらはオプションで追加で2つまで用紙カセットの追加が可能です。複数の用紙を併用される方などは、追加購入されると良いでしょう。

 耐久性は、その上で、30万枚と伸びています。

 以上、PX-M860Fの紹介でした。

 オフィス用の製品ではありますが、事務用のレーザー複合機(コピー機)からコスト削減・省スペース効果を狙って購入を考えているならば、こちらはおすすめです。個人用としては、オーバースペックですが、耐久性を含めて、企業で利用するならば安心感がありますね。

4・ブラザーのA4ビジネスプリンター

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 つづいて、ブラザーのビジネスインクジェット複合機を比較します。

 なお、ブラザーの機種にはいくつか、Amazon限定モデルがありますが、基本的にサンプル用紙がおまけでつくだけの違いです。


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 【2017年】

 【子機1台+通信ボックス】

 9・ブラザー プリビオ MFC-J837DN
  ¥25,940 Amazon.co.jp  (7/18執筆時)  

 【子機2台+通信ボックス】

 9・ブラザー プリビオ MFC-J837DWN
  ¥32,271 Amazon.co.jp
  (7/18執筆時)

【耐久性能】公表なし
【インク代】カラー8.5円/モノクロ2.7円
【印刷速度】カラー10枚/分、モノクロ12枚/分
【接続方法】無線LAN・有線LAN・USB
【両面印刷】搭載
【給紙容量】100枚(75g/m2普通紙使用時)
【スキャナ】1200dpi
【FAX  】搭載
【サイズ】収納時:400×341×151(mm)

 MFC-J737シリーズMFC-837シリーズは、ブラザーのA4サイズでは最も安価な「ビジネスインクジェット」です。   

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 2モデルありますが、基本的な違いは、電話子機の台数通信ボックスの有無です。なお、通信ボックスは、FAX用の電話線をプリンターまでのばさず無線化するためのユニットです。

 本体のサイズは、400×341×151(mm)です。ファックス付モデルとしては、かなりの小型機種です。自営業などの方のFAXの買換ニーズに適したサイズでしょう。

 プリント速度は、カラー10枚/分、モノクロ12枚/分です。スピードは全く期待できない機種です。

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 印刷品質は、全色に耐水性の高いビジネス向きの「顔料インク」を採用するEPSONとは異なり、ブラザーは、黒のみ顔料インクで、他の色は染料インクです。

 染料インクは、家庭用の写真(フォト)印刷の場合は優れた性能を持ちますが、耐水性やにじみの少なさの点で劣るので、ビジネス用としては一般的に不向きと言われます。


 BROTHER 4色パック LC211-4PK
  ¥4,051 Amazon.co.jp
(7/18執筆時)  

 印刷コストは、カラー8.5円・モノクロ2.7円です。これは、エプソンと比較しても安い水準です。ただ、家庭用と同じ顔料インクと染料インクの組み合わせなので、一概には比較できません。

 スキャナ・コピー機能は、複合機のためこの機種も付属します。画質は、エプソン同様に「実用重視」で、写真を取り込むなど本格的なものではないですが、ビジネスでは問題ありません。ただし、ADF(現行自動送り装置)は未付属です。

 自動両面印刷は、エプソン同様に搭載されます。

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 ファックス機能は、こちらは、通信ボックスが付属するので、電話線からプリンターまで電話線をはわせる必要がありません。また、下位機種が非対応だったスーパーG3の高速通信対応となります。こうした点で、ファックス周りの機能は充実している製品です。

 また、オリジナルな仕様としては、EvernoteやDropboxなどにFAXを自動転送し、課内などで共有できる機能が目立ちます。ブラザーも液晶で内容を確認できる機能があります。

 給紙トレイへの給紙は、高さがない機種のため、1段で100枚までと少ないです。これは、コンパクト化を目指したデザイン面から仕方ない部分でしょう。

 PCとの接続方法は、こちらも有線LAN・USBのほか、無線LANが搭載され、スマホ・タブレット・SDカードからのダイレクトプリントも可能です。

 耐久性は、ブラザーの場合は、エプソンと違って数値を出していません。レーザープリンターの代用品として、ビジネスに用いられるほど頑丈に設計されているか分からない点、若干不安が残ります。

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 以上、ブラザーのMFC-J737シリーズの紹介でした。

 家庭用のインクジェットとしてAtlasはブラザーをおすすめすることが多いのですが、業務用に限っては、染料インクの採用がネックとなります。また、インクコストは、コンパクトなビジネスインクジェットとしては良いコスパだと思いますが、印刷速度など、ライバル機に水をあけられている部分をやや目立つ機種ですね。

 ただ、逆に言えば、写真印刷はそれなりに得意ですから、家庭用のファックスの買換用としては、かなり魅力です。

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 【2017年】

 【子機電話1台付属】

 10・ブラザー プリビオ MFC-J737DN
  ¥21,986 Amazon.co.jp
  (7/18執筆時)  

 【子機電話2台付属】

 10・ブラザー プリビオ MFC-J737DWN
  ¥29,060 Amazon.co.jp
  (7/18執筆時)

 なお、この機種には下位機種としてMFC-J737シリーズもラインナップされます。使用するインクタンクは同じで、本体のサイズも同じ機種です。

 ただし、ファックス用の「通信ボックスが未装備」であるほか、スーパーG3の高速通信に未対応です。また、印刷速度もカラー印刷が6枚/分とさらに低速化しています。


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 【2017年】

 【子機電話1台付属】

 11・ブラザー プリビオ MFC-J997DN
  ¥30,902 Amazon.co.jp
  (7/18執筆時)  

 【子機電話2台付属】

 11・ブラザー プリビオ MFC-J907DWN  
  ¥40,619 Amazon.co.jp
  (7/18執筆時)  
 

 【子機1台+通信ボックス】

 12・ブラザー プリビオ MFC-J907DN  
  ¥36,122 Amazon.co.jp
  (7/18執筆時)  

 【子機2台+通信ボックス】

 12・ブラザー プリビオ MFC-J907DWN  
  ¥48,000 Amazon.co.jp
  (7/18執筆時)  

【耐久性能】公表なし
【インク代】カラー8.5円/モノクロ2.7円
【印刷速度】カラー10枚/分、モノクロ12枚/分
【接続方法】無線LAN・有線LAN・USB
【両面印刷】搭載
【給紙容量】100枚(75g/m2普通紙使用時)
【スキャナ】1200dpi ADF付き(片面・20枚)
【FAX  】搭載
【サイズ】収納時:559×418×365(mm)

 MFC-J900シリーズは、ブラザーの「ビジネスインクジェット」の中級機です。   

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 4モデルありますが、「子機の台数」と、一つ上で説明した「通信ボックスの有無」以外は同じです。

 本体のサイズは、559×418×365です。エプソンの中位機と比較すると横幅はあるが、高さはない機種と言えそうです。また、ブラザーの下位機種よりは、やや大型化しています。

 プリント速度は、カラー10枚/分、モノクロ12枚/分です。エプソンの中位機と比べるとやはり遅いです。特に両面プリント時の速度は1分間で3枚とエプソンの3割程度のスピードとなります。


 BROTHER お徳用4色パック LC211-4PK
  ¥3,645 Amazon.co.jp
(7/18執筆時)  

 印刷品質は、下位機種と同じインクタンクを使います。やはり、黒のみ顔料インクで、他の色は染料インクですので、ビジネス文書の印刷には向きません。逆に、フォト専用紙などへの写真印刷は割と得意でしょう。

 印刷コストは、こちらも、カラー8.5円・モノクロ2.7円です。

 スキャナ・コピー機能は、下位機種に較べた場合、エプソンにも搭載されていたADF(現行自動送り装置)が付属します。ただし、片面のみ20枚まで対応・速度は1分間に6枚と、やはりさほど高性能ではありません。

 自動両面印刷は、エプソン同様に搭載されます。

 ファックス機能は、スーパーG3の高速通信や、PCでのファックスの送受信に対応します。

 給紙トレイへの給紙は、一方、こちらも1段で100枚までと少ないです。まめな給紙が必要でしょう。

 PCとの接続方法は、こちらも有線LAN・USBのほか、無線LANが搭載されています。

 耐久性は、やはり、ブラザーの場合は数値を出していません。若干不安が残ります。

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 以上、ブラザーのMFC-J880Nの紹介でした。

 電話付きの「小型モデル」としては、他者を含めて高機能な製品の一つです。ただ、やはり、インクの問題があるため、どちらかといえば「自営業」「個人事業主」の方が、家庭用のファックスないし電話として購入する場合に限り「おすすめ」といえそうです。

5・キヤノンのA4ビジネスプリンター

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 続いて、キヤノンのA4ビジネスインクジェットを比較します。


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 【2016年】

 13・キヤノン MAXIFY iB4130
  ¥10,616 Amazon.co.jp (7/18執筆時)  

【耐久性能】公表なし
【インク代】カラー6.1円/モノクロ1.8円
【印刷速度】カラー15.5枚/分、モノクロ24枚/分
【接続方法】無線LAN・有線LAN・USB
【両面印刷】搭載
【給紙容量】500枚(250枚×2段)
【スキャナ】
【FAX  】
【サイズ】収納時:約463×394×290mm

 MAXIFY iB4130 は、キヤノンのA4ビジネスインクジェトになります。こちらは、プリンタ機能のみを持つ機種です。

 本体のサイズは、約463×394×290mmです。スキャナ・コピー機能が省略されている分、本体はミニマムですね。対応する用紙はA4サイズまでです。

 プリント速度は、カラー15.5枚/分、モノクロ24枚/分です。

 黒印刷の快適性は特に強調して良いでしょう。キヤノンは、印字速度に従来から定評があり、ファーストプリントの速度もカラー7秒と高速です。両面印刷時も、モノクロ13枚/分と速いですね。

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 印刷品質は、エプソンと同じように、全色顔料インクである点は、この機種の大きな魅力です。

 ビジネス文書において重要な「文字のみやすさ」の点はエプソン同様に水準が高いでしょう。 ただし、普通紙でも600dpiの解像度を出せる新型のプリントヘッドを搭載するエプソンに比べると、画質の点では多少劣るでしょう。

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 ブラック 大容量 PGI-2300XLBK
  ¥3,776 Amazon.co.jp  (7/18執筆時)  
 マゼンダ 大容量 PGI-2300XL
  ¥1,790 Amazon.co.jp (7/18執筆時)
   

 印刷コストは、カラー6.1円・モノクロ1.8円です。顔料インクを採用するエプソンと比べても、「安い」と言って良い水準でコスパはかなり良好です。

 スキャナ・コピー・ファックス機能非搭載です。自動両面印刷は搭載されます。

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 給紙トレイへの給紙は、この機種は2段トレイを装備し、250枚ずつ計500枚まで対応します。業務用で用紙を使い分けるなどの場合便利でしょう。

 PCとの接続方法は、無線・有線LANなど、他社製品に備わる機能は網羅されます。スマホとの連携も可能です。

 耐久性は、ブラザー同様に非公開です。 このあたりは、エプソンが進んでいますね。

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 以上、MB2330の紹介でした。

 比較的高速なヘッドで、全量顔料インクを採用した、低コストプリンタとして魅力です。500枚の給紙が可能である点もビジネス向きです。単機能のプリンタしか必要ないが、大量に印刷する方には利便性が高い機種ですね。


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 【2016】

 14・キヤノン MAXIFY MB2730
  ¥17,829 Amazon.co.jp
(7/18執筆時)

【耐久性能】公表なし
【インク代】カラー6.1円/モノクロ1.8円
【印刷速度】カラー15.5枚/分、モノクロ24枚/分
【接続方法】無線LAN・有線LAN・USB
【両面印刷】搭載
【給紙容量】500枚(250枚×2段)
【スキャナ】搭載
【FAX  】1200dpi ADF付き
【サイズ】収納時:約463×389×320mm

 MAXIFY MB2730 は、キヤノンのA4ビジネスインクジェトの中位機種なります。先ほどの機種と異なり、コピー・スキャン・ファクスの機能も付属する複合機です。

 プリント速度は、カラー15.5枚/分、モノクロ24枚/分です。この点は、MB2330と変わりません。印刷品質印刷コストも、使用するインクが同じであるためにMB2330と同じです。

 スキャナ・コピー機能は、エプソンに比べると1200dpiのスキャナを搭載しており、画質は期待して良いレベルです。ADFも片面ながら50枚まで給紙できるものが装備されます。

 ファックス機能は、こちらも搭載されており、高速通信規格のスーパーG3ファックスや、PCでの送受信などにも対応できます。ただ、カラー液晶パネルは付属しますが、Faxをプリンター自体の液晶で確認することには非対応です。

 自動両面印刷は、こちらも搭載されます。

 給紙トレイへの給紙は、下位機種と仕様は共通しており、2段トレイを装備し、250枚ずつ計500枚まで対応します。増設はできませんが、不便はないでしょう。

 PCとの接続方法は、下位機種と同様です。無線LANが搭載され、スマホ・タブレットからのプリントも可能です。

 耐久性は、やは明示されません

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 以上、MAXIFY MB2730の紹介でした。全色顔料インク採用で高いコスパを誇るモデルとして、エプソンの2段トレイ装備の PX-M781Fの「ライバル」と言える機種です。

 印刷速度など互いに優位な部分があり、甲乙付けがたい部分はありますが、EPSONが両面ADFを採用して入る点、耐用枚数を明示している点でやや分があるかな?と思います。画質も多少エプソンが上回りそうです。

 ただ、インクのコスパは割引率をふまえてもキヤノンは優秀ですので、その部分を重視した場合、軍配はこちらでしょう。

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 14'・キヤノン MAXIFY MB2130
  ¥15,032 Amazon.co.jp
(7/18執筆時  

 なお、この機種には、MB2130という下位機種があります。

 こちらも複合機ですが、印刷スピードがカラー13枚/分、モノクロ19枚/分と遅いほか、大容量インクが利用できないため、印刷コストが割高です。トレイも1段のみです。

 こうした点から、こちらを選ぶ必要性はないでしょう。


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 15・キヤノン MAXIFY MB5130 【1段】
  ¥24,165 Amazon.co.jp (7/18執筆時)

 16キヤノン MAXIFY MB5430 【2段】
  ¥26,748 Amazon.co.jp (7/18執筆時)

【耐久性能】公表なし
【インク代】カラー6.1円/モノクロ1.8円
【印刷速度】カラー15枚/分、モノクロ24枚/分
【接続方法】無線LAN・有線LAN・USB
【両面印刷】搭載
【給紙容量】500枚(250枚)
【スキャナ】1200dpi ADF付き
【FAX  】搭載
【サイズ】収納時:約463×394×351mm

 MAXIFY MB5130MB5430は、キヤノンのビジネスインクジェトの上位機です。

 2機種ありますが、差はトレイの数だけであり、上位機種のみ2段トレイ(500枚)が付属します。A4とB5を使い分けるなどの場合は便利だと思います。

 一方、1つ上で紹介したMB2730 との差は1点だけです。

 それは、スキャナのADF(原稿自動送り装置)が両面対応になっている点です。そのため両面原稿の取り込みが不要ならば、下位機種を選んでも構わないでしょう。

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 ブラック 大容量 PGI-2300XLBK
  ¥4,494 Amazon.co.jp  (7/18執筆時)  
 マゼンダ 大容量 PGI-2300XL
  ¥2,452 Amazon.co.jp (7/18執筆時)  

 インクは、下位機種同様に、大容量タイプが使えます。同じインクなので、印刷コストは同じです。印刷スピードも同じです。

 以上、キャノンのA4ビジネスプリンターの紹介でした。この機種も、エプソンの2段トレイ装備の PX-M781Fの「ライバル」と言えそうです。印刷コスト面はこちらが優秀ですが、耐久力の明示と、画質はややエプソンが有利でしょう。また、凹凸部分を含んだ設置性や、デザイン性はエプソンも少し勝るでしょう。

次回の予告!
ビジネスインクジェットのおすすめは結論的にこれ!

 というわけで、今回の「1回目記事」では、A4のビジネスインクジェットの比較をしました。

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1・A4ビジネスインクジェット
2・A3ビジネスインクジェット
3・エコタンク搭載プリンタ

 なお、A4サイズのビジネスプリンターは、インクコストが圧倒的に有利「エコタンクプリンタ」という選択肢もあります。

 そのため「A4ビジネスプリンター全体での「最終的な」おすすめ機種」については、3回目記事の最後でまとめまています。

 よろしければ、引き続きご覧ください。

 3回目記事は→こちら

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posted by Atlas at 23:04 | プリンター

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