2019年09月15日

比較2019'【写真/文字】高画質カラープリンター24機のおすすめ・選び方(1)6色インクジェットプリンター:エプソン カラリオ キヤノン ピクサス

【今回レビューする内容】2019年 写真印刷対応!高画質な6色A4インクジェット複合機の価格・性能とおすすめ:エプソン・キヤノン カラリオとピクサスの画質の違いインクジェットの値段:写真印刷や年賀状向けの高画質プリンターの機能の違いと人気ランキング Widows 10 Mac OSX 10.14対応

【比較する製品型番】EPSON Color EP-881AW AE AR EP-812A EP-712A EP-711A EP-811A EP-881A EP-881AW EP-881AB EP-881AR EP-10VA EP-30VA Canon PIXUS TS8230 TS8330 XK60 XK80 XK70 プロセレクション SC-PX3V SC-PX5VII SC-PX7VII PIXUS PRO-10S PRO-1000 PRO-100S

今回のお題
高画質なインクジェット複合機のおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今日は、2019年9月現在、最新のインクジェットプリンター複合機を比較します。

1・A4インクジェット複合機(6色)
2・A4インクジェット複合機(4色)

 家庭用のインクジェット複合機は、合計36機と多いので、記事を2つに分けています。

 201807182249.jpg

 今回は1番の記事で、「画質重視」で高画質な6色以上のタンクを採用する、高品質なA4インクジェット複合機の比較です。

 なお、「画質」より「インクの安さや印刷の速さ」を重視したい方は、2番の記事をご覧ください。

1・インクコスト ★★★★★
2・画質(普通紙)★★★★★
3・画質(写真) ★★★★★ 
4・印刷スピード ★★★★★
5・総合評価   ★★★★★

 以下では、いつものように、各製品を一機ずつ丁寧に比較していきます。

 そして、最後の「結論」では、上表の様なポイントから、予算別・目的別にAtlasの「おすすめ機種」をいくつか提案していくつもりです。

ーーーー

1・A4インクジェット複合機(6色)
2・A4インクジェット複合機(4色)
3・A3インクジェット複合機   
4・ビジネスインクジェット  
5・A4モノクロレーザー
6・A4モノクロレーザー 複合機
7・A4カラーレーザープリンタ
8・A3カラーレーザープリンタ
9・プリンターの基本的な選び方

 今回の記事は、このブログ「モノマニア」のプリンタ比較シリーズの第1回目記事として書きました。

1・高画質プリンタの選び方の基本!

  「年賀状」や「デジカメプリント」に向く機種を選ぶ場合、中間色を含む「6色以上のインクタンク」でないと、「21世紀水準」のクオリティは得にくいと言えます。

1・高性能機を展開する2大メーカー

 201803301337.jpg 

 この多色印刷の技術を家庭用に出しているのは、現在、エプソンキヤノンの2社となります。

 201807191120.jpg

 4色インクプリンタは、ブラザーHPも品質の良い製品を出しています。

 しかし、ハイアマチュア以上のニーズに対応する、フォト用のハイグレード機種はラインナップがありません。

 この分野では、20年以上の技術的蓄積があるエプソン・キヤノンのプリンターが市場を寡占しており、他メーカーが手を出せない状況です。これは、海外も同じです。

 今回は、この2社が「家庭用プリンタ」として出している「高画質機を全機種比較」します。

2・選ぶ際の比較のポイント!

1・インク構成
2・インクコスト
3・印刷速度

 今回の記事で、「特に重要視する比較ポイント」は、以上の3点です。

 順番に解説します。

 201807191128.jpg
  はじめに、「インク構成」です。

 最近の傾向を見ると、インクの工夫による「高画質化」の方向性は2系統あります。

 201807191138.jpg

 第1に、シアンイエローマゼンダブラックという発色の基本となる色に、ライトシアンライトマゼンダなど「カラーの中間色」を入れて、色調表現を鮮やかにする方向性です。

 比較的昔からある方式ですが、彩度・発色が高まるため、スナップ写真の印刷や年賀状印刷には向きます。

 201807191140.jpg

 第2に、シアンイエローマゼンダブラックという発色の基本となる色に、グレー・レッドなどの濃いめの色を混ぜる方法です。

 以上は、エプソンの例ですが、キヤノンもグレー・ブルーのなどを入れて、この部分を工夫しています。

---

 これらは最近の傾向です。

 一眼レフの高性能化で「階調表現」「色域」が充実し、ハイアマチュアの理想とする「綺麗な写真の基準」が代わってきたためでしょう。

 黒つぶれせず、色彩の鮮やかさと奥行感を出すため、インク構成が変化してきたと思われます。もちろん、逆に太陽光の下での写真など低彩度写真の画質向上にも効果があります。

 現在お持ちのプリンタより「プラスアルファ」のクオリティを期待するなら、こうした色構成にも注目すると良いでしょう。

 201807191148.jpg

 第3に、ブラックインクの種類です。

 エプソンは家庭用(カラリオ)については、黒インクを染料インクとしています。

 一方、キヤノンは、上位機を含めて顔料系黒インク染料系黒インクWで搭載するため、写真印刷にも文字印刷にも強い機種が多いです。

 年賀状・写真だけでなく、ビジネスにも利用したい方は、注目しておきましょう。


 5gus-78.jpg

 つづいて、「インクコスト」です。

 多色インクモデルは、機種によって相当コストが異なります。

 201807191156.jpg

 しかし、エプソンキヤノンも、カタログでは、L判用紙(8.9 × 12.7 センチ)のカラー印刷の場合の印刷コスト以外は「非公開」です。

 そのため、今回の記事では、メーカーが検証に使用した用紙やインクについてのデータを使いながら、A4サイズ(21 × 29.7 センチ)に換算した推定印刷コストも含めて試算しました。

 201807191157.jpg

 印刷コストは、インクの希望小売価格ではなく、アマゾンの実売価格をふまえたものにしてあります。

 そのため、ある程度まで、現実的なコストをお伝えできると思います。面積比や原価と売価の差など、簡単なExcel計算式を作ってやりました。もちろん提示するデータは、あくまで「目安」です。


 201807191202.jpg

  最後に、「印刷速度」です。

 エプソンの場合、基本的に高画質機は、スピードを重視せず、L判などの写真印刷速度しか公開しません。実際、実測値で、普通紙の印刷はA4で4枚/分程度です。

 キヤノンの場合、先述の顔料黒インクの採用など、ある程度まで「ビジネス的利用」も織り込んでいるため、普通紙で15枚/秒程度の機種もあります。

 速度性については、重要視するならば「キヤノンの指名買い」でも良いでしょう。

ーーー

 以上、プリンターの選び方の基本部分を紹介しました。

1・エプソンのカラープリンタ
2・キヤノンのカラープリンタ
3・プロ向けのカラープリンタ

 これ以外の部分については、上表の順番で、各機種を紹介しながら解説していきます。

3・エプソンのカラープリンタ

 201807181837.jpg

 はじめにEPSONのプリンター複合機「カラリオ」から紹介します。

 以下では、Atlasのおすすめポイントは赤字で、イマイチと思う部分は青字で記していきます。

 なお、今回紹介する製品は、全てWindows10のほか、MacOSX に対応します。また、OSX10.13については、対応の有無を記載しています。


 201908161456.jpg

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.14

【2019年発売】

 1・EPSON Colorio EP-712A
  ¥17,607 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料インク
カラーインク数:5色
黒インク数: 1色
印刷速度:4枚/分(A4普通紙)
サイズ:390×338×163mm
ふちなし印刷:対応  
自動両面印刷:

 Colorio EP-711Aは、ここで紹介する同社の新機種では、最も安い機種です。

 201807191213.jpg

 こちらは、EPSONのCMで言うところの、業界最小の「サメさん(ちいサメ)」モデルになります。

 201807191208.jpg

 インクの色数は、黒系1色とカラー5色の6色インクタンクになります。

 前回紹介した、1万円以下のEPSONやキヤノンのプリンター複合機では、インクは全て4色でした。クオリティ重視でカラー印刷をしたければ、4色インクは性能的に限界があるので、最低この程度の予算は、プリンタにかける必要があります。

 201807191138.jpg

 カラー印刷のクオリティは、黒・赤・青・黄のほか、中間色となるライトマゼンダライトシアンを使っている点に特長があります。

 20年来の同社独自の配色ですが、他社よりも細かい「マイクロピエゾヘッド」と合わせて、フォト印刷のクオリティは他社の追随を許しません

 ただし、発色については、新インクを搭載し緑系の発色が向上した上位機種よりも多少劣るとは言えます。とはいえ、マイナーチェンジです。

 201807191209.jpg

 なお、エプソンの最上位機種( PX-7V )では、すでに9色インクが搭載されています。

 しかし、エプソンは、6色以上のインクを搭載する自社の高品位印刷機種と位置づけており、それらの機種は「エプソンカラー」として、4色インクの機種とは一線を画すものとエプソンは表明しています。

 そのため、こちらは、格安ながら、「同社を代表する機種」の1つと言えます。

  201807191208.jpg

 EPSON SAT-BK ブラック
  ¥883 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 EPSON SAT-6CL 6色セット
  ¥4,998 Amazon.co.jp (9/15執筆時) 

 純正インクの単価は、このようにになります。

 互換インクなどもありますが、エプソンの高画質モデルは、インクが特殊なので、互換インクだと十分な性能が発揮できない場合が多いです。

 また、1年保証も得られなくなるので、画質重視の場合は、ネットの特売を利用しながら、純正品を買うのが良いでしょう。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約29.5円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約20.5円
 フォト年賀状印刷 約30.2円
  A4Photoカラー 約113.1円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonでのインクの実売価格をふまえて計算すると、以上のようになります。

 カラー印刷のコストは、1枚あたりが、L版・フォト年賀状A4ふちなし写真印刷で、それぞれ上表のようになります。

 6色インクモデルとして、これは他機種よりも高めの水準です。

 201807191212.jpg

 普通紙印刷のコストは、A4カラー文書印刷でメーカー公表値で17円です。

 モノクロ印刷だと、画面密度の差を勘案し、約6.5円ほどとなるでしょう。

 比較的低コストです。

 201807191214.jpg

 印刷速度は、その一方で、あまり重要視されません

 L版写真17秒で、A4カラー印刷で、原稿1枚あたり67秒です。

 また、実測値ですが、A4普通紙印刷約4枚/分になります。

 フォト用ということもあり、他社に較べて高速とはいえないですが、家庭用としては十分です。

 cont_192_01_01.jpg 

 本体の使い勝手は、良いです。液晶画面は上図のような感じです。

 ナビ画面も大きく見やすいです。

 自動両面印刷機能は、最近のプリンタ複合機では標準装備となりつつあります。

 しかし、こちらの機種は両面印刷機能が付属しません

 スキャナーは、複合機のため装備されます。こちらは、1200×2400dpiの解像度を持ちます。上位機には及びませんが、コピーを含め問題ありません。

 201309041231.jpg

 ネットワークは、USBWi-Fiです。

 最近は、どのメーカーの格安機もそうですが、スマホからのダイレクト印刷に対応します。

---

 以上、EP-712Aの紹介でした。

 6色以上の「エプソンカラー」搭載モデルとしては最も値段が安く、クオリティも期待できる製品です。本体のコスパを重視しつつ、高画質の複合機を選ぶ場合は、特に「おすすめ」といって良いでしょう。

 「低予算でできるだけ綺麗なプリンター」が欲しいのならば、この機種を候補になります。

ーーー

 201907191142.jpg

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.14

【2018年発売】

 2・EPSON Colorio EP-711A
  ¥8,628 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料インク
カラーインク数:5色
黒インク数: 1色
印刷速度:4枚/分(A4普通紙)
サイズ:390×338×163mm
ふちなし印刷:対応
自動両面印刷:

 なお、このモデルの昨年機としてS、Colorio EP-711Aが残っています。

 新規と、同じ筐体を採用するため、印刷クオリティや速度にかかわるスペックは、新機種と変化はありません

1・スマホアプリの進化
2・逆光補正の強化
3・色鮮やかモードの採用

 新機種の大きな変更点は、以上の3点です。

---

 第1に、スマホアプリの進化です。

 写真以外に、スマホ上の文書などの印刷設定が細かくできるようになりました。

 第2に、逆光補正の強化です。

 エプソン機は、写真をプリンターする際に、「オートフォトファインEX」という、自動補整機能を持ちます。

 第3に、色鮮やかモードです。

 印刷の際に、彩度を高めに調整してくれる機能です。

--

結論的に言えば、いずれも「マイナーチェンジ」のレベルであり、個人的には、新機種の登場で(値段の下がった) EP-711Aを選ぶのが良いと思います。

  201807191208.jpg

 EPSON ITH-BK ブラック
  ¥778 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 EPSON ITH-6CL 6色セット
  ¥4,518 Amazon.co.jp (9/15執筆時) 

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約26.5円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約18.7円
 フォト年賀状印刷 約27.5円
  A4Photoカラー 約103.0円

 なお、旧機種は、こちらのインクタンクとなります。

 画質的な変化はないですが、発売時期の関係で、旧機種の方がランニングコストも安いです。

 しばらくの間は、この状況が続くでしょうし、現在は、ランニングコストの面でも、2018年モデルをオススメします。 


 201809241002.jpg

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.14

 【2019年発売】

 3・EPSON Colorio EP-812A ホワイト  
   ¥23,532 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【2018年発売】

 4・EPSON Colorio EP-811AW ホワイト  
 4・EPSON Colorio EP-811AB ブラック
   ¥13,547 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料インク
カラーインク数:5色
黒インク数: 1色
印刷速度:4.5枚/分(A4普通紙)
サイズ:90×339×141mm
ふちなし印刷:対応
自動両面印刷:対応

 EP-812は、エプソンの6色インク機では2番目に安い製品です。

1・スマホアプリの進化
2・逆光補正の強化
3・色鮮やかモードの採用

 こちらも、旧機種のEP-811が残っています。

 基本性能面の違いは、下位機種の場合と同じで、上表の3点と、インクの型番のみです。

 マイナーチェンジなので、新機種の登場で値段が相当安い、2018年旧モデルで良いでしょう。

 201807191216.jpg

 本体は、はじめに紹介した機種に比べてデザインが新しく、真四角に違いスッキリした形状です。

 それに伴い大きさも多少小型化しています。

 本体色は、白のほかブラックも用意されます。

 201807191138.jpg

 インクの色数は、こちらも6色インクの製品になります。

 カラー印刷のクオリティは、下位機種と全く同じインクタンク・ヘッドを利用するため、性能は下位機種と同じです。

  201807191208.jpg

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約29.5円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約20.5円
 フォト年賀状印刷 約30.2円
  A4Photoカラー 約113.1円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonでの実売価格を考慮すると以上のようになります。

 インク自体は、それぞれの発売年度の下位機種と同じインクを利用しますので、下位機種と同じです。

 繰り返せば、カラー印刷は、標準より高め水準で、モノクロは「ほどほど安め」です。

 印刷速度は、L版写真で13秒で、A4のカラーで原稿1枚あたり61秒程度かかります。

 下位機種と比較すると、本体の搬送性能の改良で、やや高速化しています。

 ただし、あくまでフォトプリンタなので、A4普通紙のビジネス文書を印刷する場合は、4.5枚/分程度になります。

 201709061244.jpg

 本体の使い勝手は、良好です。

 液晶は下位機種よりもやや大きめな2.7型で、こちらはタッチパネル式です。

 201709061246.jpg

 両面印刷機能は、下位機種は未搭載でした。

 しかし、こちらは、自動両面印刷に対応します。

 はがきの両面印刷にも対応するため、宛名印刷などの場合に便利でしょう。

 スキャナーは、下位機種と同様で、1200×2400dpiの解像度を持ちます。

 201309041231.jpg

 ネットワークは、USBWi-Fiです。スマホからのダイレクト印刷に対応します。

---

 以上、EP-812の紹介でした。

 新型の本体を利用して自動両面印刷に対応させた点が、機構上の最も重要な変化でしょう。

 ただ、インクコスパを含めるとランニングコストに差がないと言える上位機種がある点で、現状ではイマイチ選択肢としておすすめしがたい機種です。


 201809241008.jpg

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.14

 【2019年発売】

 5・EPSON Colorio EP-882AW 【白】
 6・EPSON Colorio EP-882AB 【黒】
 7・EPSON Colorio EP-882AR 【赤】
  ¥30,897 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【2018年発売】

 8・EPSON Colorio EP-881AW 【白】
 9・EPSON Colorio EP-881AB 【黒】
 10・EPSON Colorio EP-881AR 【赤】
 11・EPSON Colorio EP-881AN 【木調】
  ¥15,921 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料インク
カラーインク数:5色
黒インク数: 1色
印刷速度:5.5枚/分(A4普通紙)
サイズ:349×340×142mm
ふちなし印刷:対応
自動両面印刷:対応

 EP-882は、「エプソンカラー」搭載モデルの上位機となります。こちらもスキャナ機能を搭載した複合機です。

1・スマホアプリの進化
2・逆光補正の強化
3・色鮮やかモードの採用

 こちらも、旧機種のEP-881が残っています。

 相違点は、下位機種と同じで上表の3点のみです。

 この機種の場合も、マイナーチェンジな上、新旧でインクの型番も同じです。

 値段差が詰まる初売りまでは、新機種の登場で値段が相当安い、2018年旧モデルで良いでしょう。

 201807191219.jpg

 本体色は、ホワイトのほか、ブラック・レッドが用意されます。

 また、2018年については、「ニュートラルベージュ」という、主に木調のデスクのような場所にマッチする色彩の製品もあります。

 201807191138.jpg

 インクの色数は、この機種の場合も、6色インクの「エプソンカラー」製品になります。

 201609011232.jpg

 カラー印刷のクオリティは、この機種は、2016年開発の新系統のインクを搭載しており、下位機種に較べて、緑系の色の再現性が高まりました。

 発色の良さは、比較すると視認できるレベルで、クオリティは高いです。

 201907191112.jpg

 EPSON 6色増量パック KAM-6CL-L
  ¥5,771 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 EPSON 大容量ブラック KAM-BK-L
  ¥1,001 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 純正インクの単価は、こちらになります。

 先ほどの製品に比べると、インクタンクが大きいため、1回あたりの交換コストは高めです。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約20.6円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約13.8円
 フォト年賀状印刷 約20.4円
  A4Photoカラー 約76.4円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonでのインクの実売価格を考慮すると、上表のようになります。

 カラー印刷のコストは、L版光沢紙で約13.8円、フォト年賀状印刷で約20.5円、A4縁なし印刷で約76.4円のコストです。

 普通紙印刷のコストは、試算すれば、A4普通紙印刷では約19円ほど、A4白黒印刷では、約8円で済むでしょう。

 こうした点から言えば、下位機種よりも軒並みランニングコストが良いといえます。

 これは、大容量インクを使っているからです。最近は、互換インクなどを到達するためか、純正品のインク単価が軒並み下がって買いやすくなっています。

 201807191222.jpg

 印刷速度は、A4カラー印刷の速度が50秒と時間短縮しています。

 こちらの機種は高速MACHヘッドを採用するためです。

 L判の写真用紙で最速13秒とエプソンとしては速めです。普通紙でビジネス文書を印刷する場合も、実測値で、5.5枚/分程度まで改善しました。

 本体の使い勝手は、下位機種と比べて多くの点で改善が見られます。

 201709061308.jpg

 第1に、液晶パネルの性能です。

 こちらは、液晶パネルが4.0型のタッチパネル式になっており、スマートフォンのように感覚的に操作することができます。

 201807191223.jpg

 第2に、印刷の性能です。

 こちらは、自動両面印刷機能CDのレーベル印刷機能が搭載されます。

 ビジネス用にテキストなどを自宅で印刷する場合、両面印刷機能が付いていると持参する書類が少なくて済みますし、年賀状の宛名印刷にも便利でしょう。

ph_vds01_01.jpg

 第3に、操作性です。

 こちらの機種は、自動オープン機能自動電源オン/オフ機能が搭載されます。

 パソコンから印刷が指令されると、連動して自動的にスリープ状態から起動して印刷を開始します。

 そして、写真のように、自動で排紙トレイ・用紙カバー・操作パネルが開き、印刷が終わると自動で収納され、自動的に電源もオフになります。

 自動開閉機能は、実際にあると「格好良く、高級感もある」ので、Atlasは、おすすめです。

 201807191226.jpg

 スキャナーは、このグレードから、1200×2400dpiに解像度が上がっています。

 単品のフラットベッドスキャナーに較べると当然劣りますが、複合機としては十分で実用レベルの性能にといえます。そのため、手持ちの写真をスキャナで綺麗に取り込む用途に使うことを考えているのならば、このクラスは欲しいところです。

 201309041231.jpg

 ネットワークは、USBWi-Fiでの接続に対応です。なお、EPSONはどの機種も、一般的な2.4GHz帯のWi-Fiです。

---

 以上、EPSONEP-881Aの紹介でした。

 下位機種と比較すると、インクのコスパ、印刷クオリティ、印刷速度という、最も重要な三要素が確実にパワーアップしていると言える機種です。

 その上で、利便性の面でも、自動オープン機能自動電源オン・オフ機能は、無線LANで離れた所にプリンターを設置する場合、いちいちプリンターの電源を入れたりせずとも良いので、とても便利です。また、他社を含めても、6色以上のプリンタでは最もコンパクトな機種で、設置性も良いです。

 このように、「隙がない機種」なので、現状では、「選ぶのに迷ったらこれを買って後悔しない機種」の一つと言えます。


 201905121225.jpg

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.14

 【2016】

 12・EPSON Colorio EP-10VA
  ¥40,440 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料インク
カラーインク数:4色
黒インク数: 2色
印刷速度:5.5枚/分(A4普通紙)
サイズ:479x148x395mm
ふちなし印刷:対応
自動両面印刷:対応  

 EP-10VA は、エプソンの6色シリーズでは、最上位機です。

 最高級機は、毎年型番を更新しないのが普通なので、2016年モデルが最新版です。

 今回は「A4対応プリンター」を紹介する記事です。しかし、こちらは、手差し印刷時のみですがA3印刷にも対応できるプリンターです。

 201807191232.jpg

 本体サイズは、479x148x395mm ですから、さほど大きいわけではありません。

 201807191140.jpg

 インクの色数は、こちらも同じ6色インクです。

 ただし、冒頭で書いた「高性能デジカメに対応」する、「最近流行のインク構成」となっています。基本となる4色以外のインクを、赤とグレーに変更した新6色インクを採用しています。

 201509301028.jpg

 カラー印刷のクオリティは、インク色の変更、特にレッドインクが功を奏します。

 特に赤色系統についてはあざやかな印刷ができます。従来、インクジェットの赤の発色はイマイチでしたので、その点のパワーアップは嬉しい部分です。

 モノクロ印刷のクオリティも、グレーインクの採用で、階調表現がより精緻にできるように改変されました。これは、カラー印刷における表現能力の向上にも寄与します。 

 いずれにしても、デジカメ写真のプリントアウトに最適といえます。

  201807191343.jpg

 EPSON YTH-BK ブラック
  ¥723 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 EPSON YTH-6CL 6色セット
  ¥4,025 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 純正インクの単価は、こちらになります。

 高画質機であるため、大容量インクは不採用です。

 ただし、エプソンは、2016年末にこの製品のインクの売価の大幅な引き下げをおこなっており、コスパは良いです。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約12.7円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約6.5円
 フォト年賀状印刷 約9.5円
  A4Photoカラー 約35.6円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonでのインク売価をふまえた場合、上表のようになります。

 カラー印刷のコストは、L版光沢紙で約6.5円、フォト年賀状で約9.5円、A4縁なし印刷で約35.6円です。 

 写真印刷は、下位機種に較べても半値以上安い価格です。半額程度で済むため、相当写真を印刷する方には、かなりおすすめできます。

 201807191212.jpg

 普通紙印刷のコストは、エプソンは非公開です。

 試算すれば、A4普通紙カラー印刷では約10円ほど、A4白黒印刷では約4円で済むでしょう。

 印刷速度は、メーカー公表スペックでは、A3用紙の光沢印刷で2分23秒になります。

 A4のカラーで原稿1枚あたり80秒程度で印刷できると思います。そのため、速さの点では下位機種に多少劣りそうです。

 また、推測値ですが、普通紙で文字中心のビジネス文書を印刷する場合は5枚/分程度になります。高画質化した分、印刷速度は下位機種よりもやや遅いです。

201807191240.jpg

 本体の使い勝手は、自動両面印刷など下位機種に備わる機能は網羅されています。自動開閉機能タッチパネル式液晶・CDレーベル印刷機能も付属です。

 スキャナーも、下位機種と同じ1200×2400dpiに対応する高いグレードのものが採用です。こちらは、A4までの原稿に対応します。

 ネットワークは、USBWi-Fiでの接続に対応です。また、このグレードは、100Base-Tの有線LAN接続にも対応します。

---

 以上、EPSONのA3プリンターのEP-10VAの紹介でした。

 本体価格は高いですが、新しい高品質なインクを使っているため、画質の面ではA4プリンターを含めて最上位です。

 とくに、インクコストが相当割安であり、その点でもとても魅力的な機種です。


 201905121227.jpg

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.14

 【2016】

 13・EPSON Colorio EP-30VA
  ¥37,100 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料インク
カラーインク数:4色
黒インク数: 2色
印刷速度:5.5枚/分(A4普通紙)
サイズ:390×339×141mm
ふちなし印刷:対応
自動両面印刷:対応  

  EP-30VAは、基本的には、 1つ上で紹介した「EP-10VA弟分」といえるインクジェット複合機です。

 201807191247.jpg

 相違点は、A4用紙までの対応である点です。

 その分、本体サイズは、特に横幅がコンパクト化しており、設置性は良いでしょう。液晶は、上位機同様の4.3型ワイドで、視認性は犠牲になっていません。

  201807191343.jpg

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約12.7円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約6.7円
 フォト年賀状印刷 約9.8円
  A4Photoカラー 約36.9円

 インクのコストパフォーマンスは、EP-10VAと全く同じ型番の高品質インクを採用しているので、コストは同じです。また、印刷速度も同等です。

 以上、EP-30VAの紹介でした。A3が不要で、最高画質を狙うならば、新発売のこの機種を選んでも良いでしょう。

2・キヤノンのプリンターの比較

 201807181908.jpg

 続いて、キヤノンの複合機を比較したいと思います。

 キヤノンについても、今回紹介する製品は、全てWindowsのほか、MacOSに対応します。ただし、キヤノンはWindows XPのサポートを終了していますので、その点は注意です。


 201909151617.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.11〜10.14

 【2019】

 14・Canon PIXUS TS8330  【各色】
  ¥29,134 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 Windows 7〜10 Mac 10.10〜10.14

 【2018】

 15・Canon PIXUS TS8230 【各色】
  ¥15,434 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料+顔料インク
カラーインク数:3色
黒インク数: 2色
印刷速度:5.5枚/分(A4普通紙)
サイズ:373×319×140mm
ふちなし印刷:対応
自動両面印刷:対応   

 PIXUS TS8130は、キヤノンの6色インク採用の高画質モデルでは、最も安い機種です。

 新旧両機種ありますが、使用するインクは同じ、プリント品質・速度も同じです。

 相違点は、アプリのマイナーチェンジに止まるため、セールに注意しつつ、値段で決めて良いです。

 201807191316.jpg

 本体の大きさは、約373×319×140mmです。

 エプソンの競合機より小型です。本体色は、3色から選べます。

 201807191317.jpg

 インクの色数は、6色です。

 シアンイエローマゼンダブラックという発色の基本となる色にグレーが網羅されます。また、ブラックは、顔料系黒インク染料系黒インクの2本です。

 201409282243.jpg

 カラー印刷のクオリティは、キヤノンとしてはだいぶ良いです。

 とくに、エプソンの上位機同様にグレーインクが採用されるため、色安定性と階調表現については優秀です。一般的に言えば「満足できる高画質」だと言えます。

 とはいえ、染料インクを6系統搭載するEPSONと較べると、5系統となるキヤノンは、カラー写真における発色色再現性については、やはりエプソンに及びません

 201807191323.jpg

 モノクロ印刷のクオリティは、相当に強調すべき部分です。

 エプソンは、染料黒インクだけですが、キヤノンは、顔料黒インクも採用しており、6色モデルのなかでは文字印刷に圧倒的に強いからです。

 一方、染料黒インクグレーインクも搭載するので、エプソンの上位機のように、モノクロ写真・カラー写真の階調表現を強化も期待できます。

 こうした点で言えば、カラーのグラフや写真、そしてテキストが混在するビジネス文書の印刷に向いていると言えるでしょう。

 いずれにしても、テキスト印刷を併用する場合は、キヤノンの方が優れるので、この日本の二大プリンターメーカーはうまく住み分けができていると言えます。

  201807191335.jpg

 BCI-381 +380 6色マルチパック
  ¥5,438 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 Canon BCI-380XLPGBK ブラック大
  ¥1,586 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 純正インクの単価は、こちらになります。

 この機種も新機種のため、アマゾンではなく、キヤノン直販価格を表示しました。グレイ以外のインクは、下位機種の5色モデルと同じインクタンクです。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約19.4円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約14.6円
 フォト年賀状印刷 約21.5円
  A4Photoカラー 約95.0円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonでの売価をふまえると、上表の通りです。

 カラー印刷のコストは、L版写真約15.9円フォト年賀状約28.8円A4縁なし印刷約103.4円です。

 こちらは、やや高めです。

 201807191212.jpg

 普通紙印刷のコストは、キヤノンも非公開です。

 しかし、試算すれば、A4普通紙カラー印刷では約28円ほど、A4白黒印刷では約11円ほどです。

 201807191331.jpg

 印刷速度は、モノクロA4印刷15.0枚/分カラーA4印刷でも10枚/分となります。

 エプソンに比べて、明らかに高速なので、ビジネス用と考えられます。L判光沢紙の場合も、18秒と高速です。て


 201709061457.jpg

 本体の使い勝手は、自動両面印刷機能に対応します。

 液晶はこちらもタッチパネル式で、大きさは、エプソンの上位機を超える4.3型です。また、キヤノンは、このグレードからSDカードからのダイレクト印刷にも対応します。

 スキャナーは、2400×4800dpiなので、エプソンの上位機を超えた優れたスペックです。やはり、キヤノンの場合、ビジネス用としても使える仕様です。

 201807191333.jpg

 ネットワークは、USBWi-Fiでの接続に対応です。キヤノンもスマホアプリが用意され、ダイレクト印刷が可能です。

---

 以上、キヤノンのPIXUS TS8130の紹介でした。

 格安な機種と比べると、グレーインクの採用で画質が向上した点が最大の見所です。

 モノクロ印刷にも・カラー印刷にも影響するため、見逃せない部分です。また、地味ながら、スキャナ性能の向上は嬉しい部分です。


 201809241026.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.11〜10.14

 【下位機種】

 【2019年モデル】

 17・Canon PIXUS XK60
  ¥38,425 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【2018年モデル】

 17・Canon PIXUS XK80
  ¥39,378 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

  201710162007.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.11〜10.14

 【上位機種】

 18・Canon PIXUS XK70
  ¥39,191 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料+顔料インク
カラーインク数:4色
黒インク数: 2色
印刷速度:5.5枚/分(A4普通紙)
サイズ:372×324×139mm/372×324×140mm
ふちなし印刷:対応
自動両面印刷:対応   

 PIXUS PIXUS XK80は、キヤノンの新製品のインクジェット複合機の上位ラインです。

 下位機種については、2018年旧モデルが残ります。ただ、先ほどの機種と同じで、新旧両機種にインクコスト・品質・速度の面で性能差はありません。値段で決めて良いです。

 上位機種XK70については、無線LANを装備する点、液晶が下位機種野4.7型に対して、5.0型とわずかに大きな点が、下位機種との相違点です。

 ただ、違いはこれら2点に止まりますので、基本的には、どれを選んでも良いと思います。

 201807191347.jpg

 インクの色数は、下位機種と同じで、顔料・染料の黒インク2本と、カラーインク4本の組み合わせで6色です。

 ただし、こちらは、色域を向上させた新開発のプレミアム6色ハイブリッドインクです。下位機種に採用されたグレーインクを廃して、「フォトブルー」インクを加えて6色としています。

 201709061507.jpg

 カラー印刷のクオリティは、そのため、粒状感はグレーインク採用モデルより軽減され、より写真向きになりました。

 一方、グレーインクが廃止されており、暗部の階調表現については、下位機のが良いでしょう。キヤノンもこの機種の説明では、その部分を「省略」しています。

 言いかえれば、「画質の方向性は、(グレーインクを採用しない)エプソン機に近づいた」と言えます。

 モノクロ印刷のクオリティは、引き続き、黒が顔料インクのためクオリティは高いと言えます。

 ただ、グレーインクが不採用のため、モノクロ階調表現の点では下位機種に劣るでしょう。ただ、染料インクを採用する、エプソンのカラリオシリーズよりは引き続き、この面の性能は期待できます。

 201807191351.jpg

 XKI-N11XL XKI-N10XL 6色大容量
  ¥5,477 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 XKI-N10XL PGBK ブラック[大容量]
  ¥1150 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 純正インクの単価は、こちらになります。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約12.5円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約9.3円
 フォト年賀状印刷 約13.7円
  A4Photoカラー 約60.5円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonの実売価格をふまえると、上表の通りです。

 カラー印刷のコストは、L版写真約9.3円フォト年賀状約13.7円A4縁なし写真印刷約60.5円です。

 コスパを比較すると、このモデルは、エプソンの上位機種には及びませんが、6色タンク以上のモデルではキヤノンでは最安水準です。

  201807191212.jpg

 普通紙印刷のコストは、試算すれば、A4普通紙カラー印刷では約15円ほど、A4白黒印刷では約6円ほどです。

 印刷速度は、モノクロA4印刷15.0枚/分カラーA4印刷でも10枚/分、L判光沢紙の場合と、下位機種と同じで、搬送系は、部品が共通仕様です。

 201807191353.jpg

 本体の使い勝手は、もちろん、Wi-Fi(無線LAN)の他、自動両面印刷機能に対応します。

 液晶はこちらもタッチパネル式です。特に上位機は5.0型ですから液晶の視認性は良いです。

 スキャナーは、2400×4800dpiと、下位機種同様に良いです。

 ネットワークは、USBWi-Fiでの接続に対応です。

 また、キヤノンは、このグレードからSDカードからのダイレクト印刷にも対応します。

---

 以上、キヤノンのPIXUS PIXUS XK50と70の紹介でした。印刷速度と印刷コストを最重要視したら、今年度については間違いなくこれが選択肢でしょう。

 写真画質も、「フォトブルー」インクの採用で、優位性のあるエプソンに追いついてきています。

 ビジネス面では、グレーインクこそ不採用でしたが、顔料黒インクの採用は引き続きエプソンに比して有利です。本体価格は高いですが、性能面では「まとまった」良機種です。

次回記事の予告!
高画質なプリンタ複合機のおすすめは、結論的にこれ!

 さて、今回の記事ではエプソン・キヤノンの最新機種について見てきました。

 記事は、もう少し続きます。

  190208-0053-12%.png

19・ EPSON プロセレクション SC-PX3V
20・EPSON プロセレクション SC-PX5VII
21・EPSON プロセレクション SC-PX7VII

22・Canon PIXUS PRO-10S
23・Canon PIXUS PRO-1000
24・Canon PIXUS PRO-100S

 次回の記事こちら】では、今回紹介しきれなかった、エプソンとキヤノンの上位機を4機を紹介します。

  201807191251.jpg

1・インクコスト ★★★★★
2・画質(普通紙)★★★★★
3・画質(写真) ★★★★★ 
4・印刷スピード ★★★★★
5・総合評価   ★★★★★

 その上で、今回紹介した全機種の中から、価格や使い勝手から皆さんにもっともオススメできる機種について、提案していきます。

 引き続き、よろしくお願いします。

 →次回の記事はこちら

 なお、今回の前編記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 16:50 | プリンター

比較2019'【写真/文字】高画質カラープリンター24機のおすすめ・選び方(2)

 前回からの続きの記事です。→前回の記事はこちら!

4・各社のプロ向けのカラープリンタ

 最後に、エプソンとキヤノンから、「プロ向け」として販売されている、5万円以上の高画質フォト用プリンターを紹介します。

 ここまでの製品を必要としている方は少ないでしょう。そのため 飛ばし読みして、記事の結論の「最終的なオススメ機種」に移っていただいても構いません。

 ただ、「最高性能」を知ることで、自分の必要な画質レベルが分かってくる部分もあると思います。


 201902091016.jpg

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.14

 【A2ノビ】

 19・EPSON プロセレクション SC-PX3V
  ¥136,202 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【A3ノビ】

 20・EPSON プロセレクション SC-PX5VII
  ¥76,565 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:顔料インク
カラーインク数:5色
黒インク数: 4色
印刷速度:5.5枚/分(A4普通紙)
サイズ:684×376×250mm//616×369×228mm
ふちなし印刷:対応
自動両面印刷:

 EPSON プロセレクションは、現状エプソンの家庭用プリンターでは「最高画質」と言える製品群です。

 それぞれ、A3ノビ/A2ノビまで印刷可能です。

 201807191251.jpg

 本体サイズは、684×376×250mm/616×369×228mmですから、スキャナ機能のない機種としては「大きい」です。

 201707100253.jpg

 インクの色数は、9色インク搭載です。

 こちらは、光沢系のフォトブラックマットブラックを(入れ替えずに)選択して使える点で、プロ用の印画紙に印刷したい写真愛好家に売れている機種です。

 なお、この機種は、「全量顔料インク」です。下位の「カラリオ」シリーズは発色を良くするため染料インクを利用していました。

 一方、この上位機は「美術作品」を印刷する機種という位置づけであるため、保存性の高い顔料インクを採用します。

 顔料インクは定着(乾き)が早いため、色合いの確認・補整が必要な「プロ」向きとなります。

 ただし、8色という(並外れた)色数だから顔料インクでも実現できるのであって、一般的には「染料インク」のが「顔料インク」のほうが写真向きです。

 201807191254.jpg

 カラー印刷のクオリティは、従来の「エプソンカラー」構成を軸に、階調表現を高める方向性です。

 グレー系のインクを充実することでこれを可能にしました。一方、黒インクはマッドブラッグとも利用可能です。マット系専用紙での定着感・インクの重層感を出すための工夫です。

 201902091033.jpg

 一方、顔料インク(UltraChromeK3インク)は、反射光の関係で一般的に光沢紙でムラが出やすいといえます。

 しかし、エプソンは、この点を補うため、全量とも樹脂コーティングされた顔料インクを利用しており、(ブロンジング現象の部分を含め)弱点は緩和されています。

 モノクロ印刷のクオリティも、より細かいグレーインクの採用で、階調表現に期待が持てます。

 201902091015.jpg

 EPSON IC9CL79  9色セット
  ¥17,669 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 純正インクの単価は、上記の通りです。

 高性能のEpson UltraChrome K3インクを9本使うため、やはり消耗品単価は高めです。写真の世界で費用がかかるのはアナログの昔からそうなので、これは仕方ないでしょう。

 なお、SC-PX3Vは、ICBK89という別型番の顔料インクです。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約18.9円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約13.5円
 フォト年賀状印刷 約29.3円
  A4Photoカラー 約74.4円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonのインク売価をふまえた場合、上表のようになります。

 カラー印刷のコストは、L版光沢紙で約13.5円、フォト年賀状で約29.3円、A4縁印刷で約74.1円です。 

 決して安価ではないですが、驚くほどは高くないという計算です。

 A3にのばして印刷しても、1回150円ほどのコストなので、ハイアマチュア以上なら、趣味の範囲として許される額でしょう。

 201807191212.jpg

 普通紙印刷のコストは、試算すれば、A4普通紙印刷では約16円ほど、A4白黒印刷では約6円ほどです。

 ただ、このプリンターは、フォト用紙への印字に最適化された製品なので、このスペックはあまり関係ないかもしれません。

 印刷速度は、L判の写真用紙の場合37秒というスペックです。

 また、A3ノビの写真用紙を利用する場合、約2分33秒になります。

 本体の使い勝手の部分では、液晶が搭載されます。

 ただ、タッチパネル式ではありません。確認用に搭載されるだけですが、利便性の面で問題は感じません。

 201807191312.jpg

 自動両面印刷は、構造的に不可能です。

 しかし、CDのレーベル印刷機能などは付属します。また、ロール紙にも対応するため、ポスター作成などにも便利です。

 スキャナーは、こちらはプリンタ専用機のため未付属です。

 ネットワークは、USBWi-Fiでの接続に対応です。100Base-Tの有線LAN接続にも対応します。

---

 201807191305.jpg

 以上、プロセレクションシリーズ SC-PX5VIIの紹介でした。

 「写真用」としては最高峰です。展覧会作品に向けての個人用途のほか、ロール紙を利用したポスターなど業務用機を所有したい場合選択肢となります。

 とはいえ、実際のインクコストは、下位機種に比べてさほど高いわけではないです。その点で言えば、初期コストさえなんとかなれば、誰でも長期間楽しめるでしょう。

 いずれにしても、デジカメ写真のプリントアウトに最適といえます。なお、この機種は、【おすすめA3カラープリンターの比較記事】でも簡単に紹介しました。


 201902091018.jpg

【A3ノビ】

 21・EPSON プロセレクション SC-PX7VII
  ¥54,474 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:顔料インク
カラーインク数:6色
黒インク数: 3色
印刷速度:5.5枚/分(A4普通紙)
サイズ:633×324×219mm
ふちなし印刷:対応
自動両面印刷:

 SC-PX7VIIは、エプソンのプロセレクションシリーズに属するもうひとつのプリンターです。

 本体サイズは、633×324×219mmですから、この機種も大きめです。

 A3ノビまで印刷可能です。

 201902091023.jpg

 インクの色数は、8色インク搭載です。

 黒系は、光沢系のフォトブラックマットブラックです。

 カラー系は、ブルー・レッド・オレンジ・シアン・マゼンダ・イエローの構成です。

 また「透明インク」があるため、全部で9本のインクを利用しています。なお、マットブラックは、ブルーとの差し替えになりますから、実際的には7色機です。

 201902090956.jpg

 透明インクは、「グロスオプティマイザインク」と名付けられています。

 これは、顔料インクの「弱点」といえる、表面のざらつき・反射を抑えるためのものです。

 先ほど紹介した機種も対策はありますが、光沢紙(写真紙)へのインクの「のり」は、印字サンプルを見ても、こちらのほうが良いです。

 201902091037.jpg

 カラー印刷のクオリティは、先ほどの機種とは方向性が異なると言えます。

 先述のように、光沢感が出る上、青系のインキが充実するため、染料インク機のように、天気の良い日の空のような鮮やかな写真は、かなりマッチします。

 モノクロ印刷のクオリティも、一方、黒系の表現力が低いため、全体的な階調性は、 SC-PX5VIIに及ばない部分があります。

 したがって、コンテストに出すような「作品」よりも、趣味の延長で綺麗な写真を印字したいならば、こちらの方が向くでしょう。ただ、染料インク採用の下位機(EP-10VA)も、この側面では優秀です。

 そのため、上位機と下位機の中間的な本機の位置づけは難しい部分があります。

 201902091015.jpg

 EPSON IC9CL88  9色セット
  ¥9,749 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 純正インクの単価は、上記の通りです。

 セット販売があります。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約21.7円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約14.7円
 フォト年賀状印刷 約20.8円
  A4Photoカラー 約78.1円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonのインク売価をふまえた場合、上表のようになります。

 カラー印刷のコストは、L版光沢紙で約14.7円、フォト年賀状で約20.8円、A4縁印刷で約78.1円です。 

 上位高級機と同じく、「プロ用」として安いのは、インクの実売価格が安いからでしょう。

 印刷速度は、L判の写真用紙の場合36秒というスペックです。

 ネットワークは、USBWi-Fiでの接続に対応です。100Base-Tの有線LAN接続にも対応します。

 その他の部分は、先ほどの機種と同じです。

---

 以上、プロセレクションシリーズ SC-PX7VIIの紹介でした。

 顔料インク機は、印刷時のプロファイル設定が面倒で、とくに光沢紙との相性が悪いため、写真好きでもPC嫌いな方には面倒です。

 その点で言えば、透明インクの採用で扱いやすさではこちらの方が上です。

 画質については、傾向の違いはあるものの、染料インク採用の下位機(EP-10VA)とさほど変わりませんが、顔料インクは経年変化による退色に強いので、その部分を期待するならば、こちらでしょう。

 もちろん、デジタル画像ですから、退色したら印刷し直せばよい、という考え方もあるため、ニッチではあります。


  201902081918.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.10〜10.14

 【A3ノビ】

 22・Canon PIXUS PRO-10S
  ¥57,200 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:顔料インク
カラーインク数:6色
黒インク数: 3色
印刷速度:
サイズ:約689×385×215mm
ふちなし印刷:対応
自動両面印刷:

  PIXUS PRO-10S は、キヤノンのプロ向けの上級PROLINEシリーズに属する製品です。

 ライバルはもちろんエプソンのフラッグシップ機にあたる「プロセレクションシリーズ」です。

 201902082133.jpg

 印刷サイズは、キャノンの場合もA3ノビまで印刷可能です。

 一方、エプソンと異なり、ロール紙は対応しませんが、対応する他社製の印画紙のICCプロファイルを公開するなどの点では、エプソンより優れます。

 したがって、純正紙以外の用紙を楽しむ分にはキャノンのほうが良さそうです。

 本体サイズは、約689×385×215mmです。

 エプソン機とそう変わりません。

 201902081925.jpg

 インクの色数は、10色インクタンク搭載です。

 エプソン同様に、こちらの上位機は、全色とも乾きの早い「全量顔料インク」です。

 カラーについては、シアンマゼンダイエローの原色のほか、レッドフォトシアンフォトマゼンダの6色です。

 ブラック系については、マットブラックフォトブラックグレーの構成です。

 201902081933.jpg

 ただ、これら9本のインクに、光沢感・暗部の階調表現・インクの段差を整える、透明インクのクロマオプティマイザーが付属するため、総計で10色のインクを利用します。

 したがって、構成としては、同じく透明インクを利用する、エプソンのSC-PX7VIIに近く、光沢紙への印刷にも強いと言えます。

 カラー印刷のクオリティは、光沢紙との相性について言えば、透明インクに加えて、樹脂コーティングもなされるエプソンのSC-PX7VIIのほうがやや有利です。

 モノクロ印刷のクオリティは、傾向が似たSC-PX7VIIと比較する場合、黒系のインキが多い分、階調性の部分でこちらも優秀です。

  

 【10色別売】

 インクタンク PGI-73
  ¥1,030 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 純正インクの単価は、1本当たり1000円前後の実売価格です。

 エプソンのプロセレクションシリーズと異なり、セット割引販売はありません。

 1/4以下の価格の互換インクもあります。しかし、ここまで微細な色調表現をするプリンターでは利用するべきではないでしょう。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約22.7円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約24.8円
 フォト年賀状印刷 約36.5円
  A4Photoカラー 約161.7円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonのインク売価をふまえた場合、上表のようになります。

 カラー印刷のコストは、L版光沢紙(ゴールド)で約24.8円、フォト年賀状で約36.5円、A4縁印刷で約161.7円です。

 メーカーがコスト算出した時期よりも、Amazonにおける現在の売価が上がっています。そのため、実印刷コストのほうが高いです。また、エプソンに比べても20%ほど高いです。

 印刷速度は、L判の写真用紙の場合60秒というスペックです。

 201902082153.jpg

 ネットワークは、USBWi-Fiでの接続に対応です。100Base-Tの有線LAN接続にも対応します。

---

 以上、キヤノンのプロ向けの上級PROLINEシリーズの紹介でした。

 透明インクを採用し、光沢紙との相性を高めている点で、どちらかと言えば、エプソンの上位機である SC-PX5VIIの比較対象と言うより、下位機の SC-PX7VIIの比較対象です。

 その点で言えば、最近のデジカメ印刷ではとくに重要な、階調表現は、黒インクの充実の結果キヤノンのほう良いため、家庭用の上級機として、画質重視ならば、選択肢となります。

 ただ、インクタンクがバラ売りだけで、単価も高い点で、気軽に楽しむには、エプソンのほうが良さそう、という機種ですね。

 また、キヤノンのプロ機は、インク粒子が4ピコリットルで、エプソンは2ピコリットルである点で言えば、年賀状やL判など小さな用紙への印刷は、エプソンのほうが得意でしょう。

ーーー

  201902082200.jpg

 【A2】

 23・Canon PIXUS PRO-1000
  ¥124,900 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:顔料インク
カラーインク数:6色
黒インク数: 5色
印刷速度:
サイズ:約723×435×285mm
ふちなし印刷:対応
自動両面印刷:

 なお、この機種には全11色対応の上位機として、 PRO-1000 があります。

 201902082032.jpg

 カラー印刷のクオリティは、黒系のインクが5本と最大であることから、階調表現がさらに向上しています。

  201905121240.jpg

 【12色別売】

 インクタンク PFI-1000
  ¥4,999 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 ただし、純正インクの単価は、1本当たり5000円前後の実売価格です。完全にプロ用です。

 「業務用が家庭用にも市販されている」製品ですので、多くのかたには他山の石となるでしょう。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約18.2円

 インクのコストパフォーマンスは、一方で、さほど悪くないのは、1本当たりのタンクが大きいからです。

 この点についても、インク自体の消費期限は1年ほどであるため、やはり、短期間に大量に印刷出力するプロ業務用の製品です。


 201902082021.jpg

 【A3ノビ】

 24・Canon PIXUS PRO-100S
  ¥58,800 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料インク
カラーインク数:4色
黒インク数: 4色
印刷速度:
サイズ:約689×385×215mm
ふちなし印刷:対応
自動両面印刷:

  PIXUS PRO-100S も、キヤノンのプロ向けの上級PROLINEシリーズに属する製品です。

 本体サイズは、約689×385×215mmです。 

 したがって、先ほど見たPIXUS PRO-10Sと、外観はほぼ同じ形状です。

 201902082039.jpg

 インクの色数は、7色インク搭載です。

 カラーについては、シアンマゼンダイエローの原色のほか、フォトマゼンダの4色です。

 ブラック系については、マットブラックフォトブラックグレー・ライトグレーの4色構成です。

 これに、透明インクのクロマオプティマイザーが付属し、総計で8色のインクを利用します。

 201902082048.jpg

 カラー印刷のクオリティは、一方、この機種は、エプソン・キャノンの「プロ用機」では唯一、全色が染料インクの機種です。

 顔料インクと比べて乾きにくく、ある程度、印画紙がにじみます。また、経年変化による退色もあります。しかし、光沢紙に出した場合の質感は、透明インクや樹脂コーティングを施された顔料インクであっても、染料インクのほうが良いです。

 その点で、染料インクの下位機種を使い慣れてきた方には、こちらが「しっくり」来るでしょう。

 また、顔料インクは、定着時にムラが出やすく違和感が出やすい点から言って、出力はこちらのほうが楽でしょう。いずれにしても、写真印刷を気軽に楽しむには、染料インクのほうが気が楽です。

  

 【8色別売】

 インクタンク BCI-43
  ¥1,028 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 純正インクの単価は、1本当たり1000円強の実売価格です。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約19.7円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約20.1円
 フォト年賀状印刷 約29.5円
  A4Photoカラー 約130.8円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonのインク売価をふまえた場合、上表のようになります。

 カラー印刷のコストは、L版光沢紙(ゴールド)で約20.1円、フォト年賀状で約29.5円、A4縁印刷で約130.8円です。

 こちらも、メーカーが算出した際の価格より、Amazonにおける現在の売価が高です。また、エプソンに比べても割高でした。

 印刷速度は、L判の写真用紙の場合31秒というスペックです。

 ネットワークは、USBWi-Fiでの接続に対応です。100Base-Tの有線LAN接続にも対応します。

 以上、キャノンのPRO-100Sの紹介でした。染料インクを「極めたい」場合におすすめできる製品です。

 ただ、公平を期して言えば、染料インクは、顔料インクほど搭載タンクの色数で差がでるというわけでもないです。

 201905121225.jpg

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.14

 【2016】

 12・EPSON Colorio EP-10VA
  ¥40,440 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 その点で言えば、設定を詰めずに、一般的な光沢紙に印刷するだけならば、前半記事で紹介した、エプソンの6色機(EP-10VA)と、この機種は「良い勝負」といった感じでしょう。

 201807191140.jpg  

 とくに、解像度については、インクの粒子がエプソンのほうが細かで、小さい用紙でも扱いやすいです。

 この部分と、印刷コストの違いをふまえても、費用対効果が良いのは、エプソン機と言えます。

今回の結論
高画質なカラープリンタ複合機のおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、前回の記事 からの続きで、エプソンキヤノン6色インクのプリンターを比較してきました。

 最後に、いつものように、価格別・目的別にAtlasのおすすめ機種を選定したいと思います。


 第1に、クオリティを最重要視して、カラー写真の印刷をしたいと考えている方は、

 201809241008.jpg

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.14

 【2019年発売】

 5・EPSON Colorio EP-882AW 【白】
 6・EPSON Colorio EP-882AB 【黒】
 7・EPSON Colorio EP-882AR 【赤】
  ¥30,897 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【2018年発売】

 8・EPSON Colorio EP-881AW 【白】
 9・EPSON Colorio EP-881AB 【黒】
 10・EPSON Colorio EP-881AR 【赤】
 11・EPSON Colorio EP-881AN 【木調】
  ¥15,921 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料インク
カラーインク数:5色
黒インク数: 1色
印刷速度:5.5枚/分(A4普通紙)
サイズ:349×340×142mm
ふちなし印刷:対応
自動両面印刷:対応

1・インクコスト ★★★★★
2・画質(普通紙)★★★★☆
3・画質(写真) ★★★★★★ 
4・印刷スピード ★★★★☆
5・総合評価   ★★★★★★

 EPSONのEP-881A をオススメします。

 新旧両機種ありますが、マイナーチェンジな上、新旧でインクの型番も同じですので、2018年モデルがお買得です。

 201609011232.jpg

 「エプソンカラー搭載モデル」では、最も新しいインクを採用し、発色が良い点で下位機種と明確が差がある点を評価しました。

 また、カラー写真印刷を重要視する場合、キヤノンとエプソンとではカラーインクの数の差による性能差が明らかに見られます。

 そういった点で、信頼性の高い6色カラーインクのこのモデルを選ぶのはとても良い選択です。とくに、年賀状などカラー印刷を重視したい方は、こちらの機種が良いでしょう。

 201807191219.jpg

 使い勝手の部分でも、コンパクト型の上、スキャナが搭載されるほか、 両面印刷機能タッチパネル式ディスプレイという日頃の使い勝手にとって重要な機能を搭載しています。

 さらに、自動オープン機能自動電源オン/オフ機能も、無線LANで離れた所にプリンターを設置する場合、いちいちプリンターの電源を入れたりせずとも良いので、とても便利だと思います。

 また、自動開閉時のギミックは、近未来的で高級感があります。

 201907191112.jpg

 EPSON 6色増量パック KAM-6CL-L
  ¥5,771 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 EPSON 大容量ブラック KAM-BK-L
  ¥1,001 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約20.6円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約13.8円
 フォト年賀状印刷 約20.4円
  A4Photoカラー 約76.4円

 インクのコストパフォーマンスも、新インクながら、大容量インクタンクモデルであるため良好と言えます。

 なお、保証が受けられなくなる可能性があるので。少なくとも1年間は純正インクを使いましょう。デンキヤでは消耗品はあまり割り引かないので、消耗品だけでもネットで買った方がお得です。

 また、どのメーカーの製品もそうですが、付属品として添付されるのは「セットアップ用インクカートリッジ」であり、通常よりも用量が少ないタンクです。そのため、少なくとも黒インクは、同時に1本買って置いた方が良いと思います。

 印刷速度は、さほど速くないですが、ビジネス文書ならば、5.5枚/分程度まで出せるため、そう毎日印刷しないのであれば、十分快適だと思います。

 

 EPSON 写真用紙L判 50枚 KL50PSKR
  ¥609 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 EPSON 写真用紙A4 50枚 KA450PSKR
   ¥2,341 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 写真を印刷しようと考えている方、最初は純正の光沢紙を使ってみることをオススメします!

 というのも、メーカーはこれを基準にプリンターの印刷品質を設定しているからです。これを最初に使っておけば、自分のプリンターの潜在能力を理解できるでしょう

 とにかく、迷ったらこれを買えば、画質的に公開しないだろう機種ですね。


 第2に、印刷クオリティとインクのコスパが両立した高級機として最もおすすめできるのは、

 201905121225.jpg

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.14

 【2016】

 12・EPSON Colorio EP-10VA
  ¥40,440 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料インク
カラーインク数:4色
黒インク数: 2色
印刷速度:5.5枚/分(A4普通紙)
サイズ:479x148x395mm
ふちなし印刷:対応

1・インクコスト ★★★★★★
2・画質(普通紙)★★★★☆
3・画質(写真) ★★★★★★★ 
4・印刷スピード ★★★☆☆
5・総合評価   ★★★★★★★

 エプソンEP-10VA で間違いないでしょう。

 201807191232.jpg

 こちらは、A3対応機ということもあり、サイズは、479x148x395mmと、A4機の390x141x341mmよりもやや大きめです。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約12.7円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約6.7円
 フォト年賀状印刷 約9.8円
  A4Photoカラー 約36.9円

 しかし、写真印刷については、EP-10VA は、インクコストがA41枚で約39.0円と、全機種通して見ても、最高水準です。

  201807191343.jpg

 EPSON YTH-BK ブラック
  ¥723 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 EPSON YTH-6CL 6色セット
  ¥4,025 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 本体は多少高いものの、フォト印刷を多用される方は、コスト面からこちらをおすすめします。 

 201509301028.jpg

 カラー印刷のクオリティも、高いです。

 とくに、一眼レフなどで撮影した写真をできるだけ高画質でA4やA3に引き延ばしたいと考えている方は、赤系のあざやかな発色が得られるこの機種は魅力でしょう。

 モノクロ印刷についても、グレーインクの採用で、鮮明度が向上しており、全方向に能力が高いといえます。

 201807191140.jpg

 インク構成も、冒頭で述べた「最新デジカメに適応させた新配色」であり、とくに階調性については、期待値が高いです。

 201807191251.jpg

 もちろん、エプソンのプロセレクションシリーズや、キャノンのPROLINEシリーズのように、さらに色数の多い「プロ用機」があります。

 しかし、そういった機種はユーザーが少ないため、インクコストが相当割高であるほか、すでに、5年以上新機種・新インクを投入していないため、技術革新的な新味もありません。

 結論的にいえば、少し「クリエイティブ」な写真印刷がしたい程度ならば、この機種で十分以上だと思います。


 第2に、モノクロ文書やテキストと画像が混在した文章を多く印刷するだろう人は、

 201809241026.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.11〜10.14

 【下位機種】

 【2019年モデル】

 17・Canon PIXUS XK60
  ¥38,425 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【2018年モデル】

 17・Canon PIXUS XK80
  ¥39,378 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

  201710162007.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.11〜10.14

 【上位機種】

 18・Canon PIXUS XK70
  ¥39,191 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料+顔料インク
カラーインク数:4色
黒インク数: 2色
印刷速度:5.5枚/分(A4普通紙)
サイズ:372×324×139mm/372×324×140mm
ふちなし印刷:対応

1・インクコスト ★★★★★
2・画質(普通紙)★★★★★★★
3・画質(写真) ★★★★★
4・印刷スピード ★★★★★★
5・総合評価   ★★★★★★

 キヤノンのPIXUS PIXUS が最適でしょう。

 3機種ありますが、印刷性能は同じですから、値段で選んで構いません。

 予算が許せば、液晶が大きく高級感もある、上位機のPIXUS XK70が良いでしょう。

 一方、モノクロ・カラー混在文書の印刷というニーズの場合、画質同様に印字速度が重要になってきます。

 その点、キヤノンはモノクロA4普通紙で15枚/分カラーA4普通紙でも10枚/分と2倍以上高速です。

 201709061507.jpg

 カラー印刷のクオリティは、今年度はブルーインクの採用で、5色インクながら、従来弱いとされた発色の豊かさが旧機種より改善されています。評判も良いので、年賀状印刷も高クオリティが期待できます。

 モノクロ印刷は、文字印刷に強く、文字が滲みにくい顔料黒インクを搭載ですから、この部分では、ライバルのエプソンより期待値は高いですね。

 201807191212.jpg

 いずれにしても、普通紙の印字速度はエプソンを圧倒します。文字印刷のクオリティも顔料インク採用で文字のにじみや荒さが目立たず高品質です。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約12.5円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約9.3円
 フォト年賀状印刷 約13.7円
  A4Photoカラー 約60.5円

 インクコストも、エプソンの高級機を除けば、「最も安い」水準です。

 201807191351.jpg

 XKI-N11XL XKI-N10XL 6色大容量
  ¥5,477 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 XKI-N10XL PGBK ブラック[大容量]
  ¥1150 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 交換インクは、文字の印刷を考えて、大容量の顔料ブラックインクは少なくともプリンター本体と同時に購入しておくことをおすすめします。

 

 CANON 普通紙 A4 250枚 SW-101A4
  ¥380 Amazon.co.jp
(9/15執筆時)

 用紙はどれでも良いです。

 しかし大事な書類や、ビジネス用のDTP文書などについては、専用紙を使うと良いと思います。白色度が高く、コントラストの高い印字が得られますから。Atlasも大事な申請書類などは、白色度の高い用紙を使って出しています。

 また、光沢紙には及びませんが、買ったばかりのプリンターの品質もわかるでしょう。

 

 キヤノン写真用紙光沢 L判 400枚
  ¥2,130 Amazon.co.jp
(9/15執筆時) 

 キヤノン写真用紙光沢 A4 20枚
  ¥1,026 Amazon.co.jp
(9/15執筆時)

 純正の写真専用用紙はこちらになります。

−−

 201807191313.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.10〜10.14

 【2018】

 14・Canon PIXUS TS8230 【各色】
  ¥15,434 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料+顔料インク
カラーインク数:3色
黒インク数: 3色
印刷速度:5.5枚/分(A4普通紙)
サイズ:372×324×139mm
ふちなし印刷:対応

1・インクコスト ★★★★☆
2・画質(普通紙)★★★★★★
3・画質(写真) ★★★★☆
4・印刷スピード ★★★★★★
5・総合評価   ★★★★★

 なお、本体価格の安さを考えると、下位機種のTS8230も選択肢に入ります。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約19.4円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約14.6円
 フォト年賀状印刷 約21.5円
  A4Photoカラー 約95.0円

 ただし、印刷コストはあまり良くないので、一定数印刷するならば、上位機のが良いでしょう。

   201807191335.jpg

 BCI-381 +380 6色マルチパック
  ¥5,438 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 Canon BCI-380XLPGBK ブラック大
  ¥1,586 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 純正インクの単価は、こちらになります。


 第3に、専用の印画紙などに印刷して楽しむのに向いたハイアマチュア向け製品としては、

 201902091018.jpg

【A3ノビ】

 21・EPSON プロセレクション SC-PX7VII
  ¥54,474 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:顔料インク
カラーインク数:6色
黒インク数: 3色
印刷速度:5.5枚/分(A4普通紙)
サイズ:633×324×219mm
ふちなし印刷:対応

1・インクコスト ★★★★★
2・画質(普通紙)★★☆☆☆
3・画質(写真) ★★★★★★★★ 
4・印刷スピード ★★★☆☆
5・総合評価   ★★★★★★★

  SC-PX7VIIをオススメします。

 201902091023.jpg

 これを考えている方は、染料インク機からの乗換を考えている方が多いと思います。

 顔料インク機は、「にじまない」などメリット性が多い反面、光沢紙など用紙との相性の面で難しい部分があります。

 201902091037.jpg

 その点で、エプソン機は、樹脂コーティングされたインキと、透明インクという二重の対策があります。

 より上位のSC-PX5VIIも、樹脂コーティング部分の対策はありますが、透明インクは不採用です。一般用紙への印字の際の使い勝手の部分で、こちらのほうがこなれています。

 一方、キヤノン機と比較する場合、インク粒子の細かさ(解像度)の面で、エプソンは優れます。そのため、L判や年賀状などの用途にも使いやすい点で、エプソン機が有利です。

 201902091015.jpg

 EPSON IC9CL88  9色セット
  ¥9,749 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約21.7円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約14.7円
 フォト年賀状印刷 約20.8円
  A4Photoカラー 約78.1円

 その上で、インク単価が、同じ透明インクを採用するキヤノン機よりだいぶ安いので、ランニングコスト面も良いでしょう。

 201905121225.jpg

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.14

 【2016】

 12・EPSON Colorio EP-10VA
  ¥40,440 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料インク
カラーインク数:4色
黒インク数: 2色
印刷速度:5.5枚/分(A4普通紙)
サイズ:479x148x395mm
ふちなし印刷:対応

1・インクコスト ★★★★★★
2・画質(普通紙)★★★★☆
3・画質(写真) ★★★★★★★ 
4・印刷スピード ★★★☆☆
5・総合評価   ★★★★★★★

 ただ、あくまでプロ用であり、「自動設定だけで綺麗に印刷できるわけではない」点には注意してください。

 画像編集ソフトやプリンタ設定を詰めて考える時間がない方は、染料インク機のEP-10Aを選んだ方が、総合的な印字品質は良いと思います。

補足:他方式のプリンターの紹介

 というわけで、今回は、6色インクジェットプリンター複合機を紹介してきました。

 201807191453.jpg

1・A4インクジェット複合機(6色)
2・A4インクジェット複合機(4色)
3・A3インクジェット複合機   
4・ビジネスインクジェット  
5・A4モノクロレーザー
6・A4モノクロレーザー 複合機
7・A4カラーレーザープリンタ
8・A3カラーレーザープリンタ
9・プリンターの基本的な選び方

 なお、予算的にこの価格帯のプリンターに手が出せないようならば、4色インクのプリンターが選択肢になります。

 4色インクのおすすめ機種については第2回目に書きました。【インク代の安いカラープリンターの比較記事】からその記事を見てください。

 201803301046.jpg

 また、ビジネス用で考えているならば、「黒インクだけでなく、カラーも顔料インク」とし、ビジネスに重要な「文字の耐水性」を高めたインクジェット複合機も選択肢に入ります。

 その場合、上記4番の【おすすめビジネスインクジェットの比較記事】をご覧ください。

 201411050818.jpg

 そのほか、「令和対応」の年賀状・宛名ソフトを同時に購入することをお考えの方は【こちら】に、Atlasによる年賀状・宛名ソフトの比較記事を書いております。よろしければご覧ください!

 Windowsのほか、Mac用についても掲載しました。

ーー

 というわけで、長かった記事もこれで最後になりました。

 今回の記事がもしお役に立ったようならば幸いです。Twitter Facebook はてなブックマーク で話題を共有していただければ嬉しく思います。

 (今回は前編からの続き記事なので、前編記事をご紹介いただけると、一層嬉しいです)

 ではでは。

posted by Atlas at 16:49 | プリンター

比較2019’【インクも安い】A4カラープリンター36機のおすすめ・選び方(1)プリンター複合機:EPSON CANON ブラザー HP

【今回レビューする内容】 2019年 新製品のA4カラープリンター複合機の性能とおすすめ:1万円前後の人気プリンターなど:Wi-Fi/スマホ対応インクジェット複合機インク価格の違い・印刷コスト「最強」機種ランキング windows10 Mac OSX10.14対応

【紹介する製品型番】 Colorio PX-049A EW-052A EW-452A PRIVIO DCP-J988N MFC-J1500N DCP-J983N DCP-J577N DCP-J978N DCP-J582N DCP-J982N-W MCF-J903N MCF-J898N PIXUS TS3130S TS5130S TS6230 TS7330 TS6330 TS5330 HP ENVY Photo 5020 6222 6220 7822 7820 HP OfficeJet 5220 ecotank EP-M552T EP-M752T EW-M770T EP-880 G3310 G1310

今回のお題
印刷コストの安いカラープリンターのおすすめはどれ?

 どもAtlasです。

 今回は、2019年9月現在、最新のA4カラープリンター複合機の比較です。

 201807191457.jpg

 主要4社の最新モデル全機種を、初心者の方にも「できるだけ分かりやすく」比較します。

 201807191459.jpg

 今回は、「画質」はもちろん、インクの販売価格をふまえた「印刷コスト」を「独自の方法」で計算して、「インク代の安い」機種を調査しました。

ーーーー

1・インクコスト ★★★★★
2・画質(普通紙)★★★★★
3・画質(写真) ★★★★★ 
4・印刷スピード ★★★★★
5・総合評価   ★★★★★

 以下では、いつものように、各製品を一機ずつ丁寧に比較していきます。

 そして、最後の「結論」では、上表の様なポイントから、予算別・目的別にAtlasの「おすすめ機種」をいくつか提案します。

1・プリンターの選び方の基本!

 201807191503.jpg

 このブログ「家電批評モノマニア」では、プリンター比較記事9本書いています。

1・A4インクジェット複合機(4色)
2・A4インクジェット複合機(6色)
3・A4ビジネスインクジェット
4・A3インクジェット複合機
5・A4モノクロレーザー
6・A4モノクロレーザー 複合機
7・A4カラーレーザープリンタ
8・A3カラーレーザープリンタ
9・プリンターの基本的な選び方 【まとめ】

 今回は、「A4カラーインクジェット複合機」を比較する「1回目」の記事となります。

 201803301410.jpg

 「インクジェット複合機」とは、プリント・コピー・スキャナ機能が全て付属するプリンタのことです。1万円前後の格安プリンターも、現在は、ほぼすべてが「複合機」です。

 「インクジェット複合機」は、家庭向けの現行製品だけで36機種あります。

 そのため、記事は3つに分けてあります。

 201609011232.jpg

 第1に、4色インク搭載で、家庭向きの1万円前後の機種は、今回の記事で比較します。

 初心者に最適な製品で、世の中で「最も売れている」プリンタです。

 写真/文字印刷にオールマイティに力を発揮する機種が多いです。

 201807200149.jpg

 第2に、6色インク搭載の「高画質インクジェット複合機」は、2回目記事こちら)で比較します。

 年賀状・写真印刷において、クオリティを重視したい上級者向けです。

 201807200150.jpg

 第3に、4色インク搭載で、「ビジネス向けインクジェット複合機」は、3回目記事こちら)で比較します。

 普通紙で文字がにじみにくいインクを採用するので、家庭でも仕事用ならばこのジャンルが適します。

ーー

 「どのグレードの製品にするか検討中の方」は、さしあたって、今回の記事から読み進めて頂くと、分かりやすいと思います。

 ただし、レーザープリンタを含めて迷っている場合は、「全体の導入記事」となる【プリンターの選び方の基本記事】をはじめにご覧いただくと良いと思います。

2・4色インクジェットの選び方の基本!

 201807191453.jpg

 4色インクジェット複合機は、1万円以下の激安製品が主流です。

 そのため、「本体価格の安さ」を優先して「選んでしまう」方が多いと言えます。

 201807191517.jpg

 しかし、「安いプリンタ」には、水準より「インク代を高く設定」し、実は、ランニングコストが相当悪い機種もあります。

 201807191157.jpg

 そこで、今回は、「インクコスト」について、メーカーによる参考価格ではなく、アマゾンにおけるインクの実売価格を調べてコストを比較しました。

 201807191516.jpg

 もちろん、「印刷の美しさ」や「本体の機能性」なども「選ぶ際の基準」として、最大限注目して、解説していきます。

 例えば、画質を重要視し優秀なヘッドを搭載するブラザーや、印刷速度や文字印刷のクオリティを重視するキヤノン、黒インクだけでも印刷できるHPなど、よい特長をもった機種も多くあります。

ーー

1・印刷コスト
2・写真や文字のクオリティ

 というわけで、今回は、上記2点についてとくに注目しながら、各機を比較します。

3・エプソンのカラープリンター

 201807181837.jpg

 はじめに、比較するのは、エプソンの「カラリオ」です。

 なお、以下の本文では、高評価できる部分は赤字で、イマイチな部分は青字で書いていくことにします。


  201908161021.jpg

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.14

 【2019年8月発売】

 1・EPSON Colorio EW-052A
  ¥7,753 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料+顔料インク
カラーインク数:3色
黒インク数: 1色
印刷速度:約4枚/分(A4普通紙/黒)
サイズ:高さ146×長さ390×奥行300mm
自動両面印刷:

 EW-052Aは、エプソンのプリンター複合機の「入門機」です。

 2019年8月に発売されたばかりの機種です。

 201908160941.jpg

 格安な機種ですが、しっかりと、スキャナとコピーも付いたプリンター「複合機」です。

 201908160942.jpg

 EPSON 4色パック MUG-4CL
  ¥3,592 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 EPSON ブラック RDH-BK-L
  ¥1,648 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 純正インクの単価は、Amazonでは、以上の額で販売しています。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約25.7円
 A4普通紙カラー 約13.2円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約18.3円
 フォト年賀状印刷 27.0円   
  A4Photoカラー 約101.2円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonでの実売価格をふまえた場合、上表のようになります。

 写真印刷のコストは、L版写真約18.3円フォト年賀状約27.0円A4縁なしフォト印刷約101.2円です。

 201807191212.jpg

 普通紙印刷のコストは、A4普通紙へのカラー印刷で約13.2円と、公表があります。

 A4普通紙へのモノクロ印刷の費用は非公表です。

 しかし、用紙の表面積などからコストを計算すれば、約4.3円という計算です。

 カラーもモノクロも、本体が格安なプリンターとしては優秀な水準で、印刷コストはそこそこ安いです。

 ただし、後ほど紹介するブラザー機など、この点でさらに優秀な製品もあるため、比較は必要です。

201602111330.jpg

 カラー印刷のクオリティは、格安機としては、高いです。

 5000円前後の製品としては、印字品質は良く、階調性も良好です。デジカメ写真などの「黒つぶれ」も少なめです。

 しかし、同社が「画質に力を入れる」機種は「エプソンカラー」機と呼びますが、この機種は、「写真印刷に強い」インクである、黒の染料インクを採用しないので、その「称号」を得ていません。

 黒以外の3色は「染料インク」で、インクの打ち出しも、エプソン自慢のMACH方式(マッハジェット式)ですが、それでも、インク構成の部分で、同社の6色上位機などより、画質は落ちます

 201908160956.jpg

 文字印刷のクオリティは、逆に、良好です。

 なぜなら、黒インクについて、くっきりブラック(顔料インク)を採用するからです。

 顔料インクは、一般的な染料インクよりも耐水性が強いので、普通紙印刷では、文字が「にじみ」にくく、ビジネス文書の印刷に向きます。

 201908161002.jpg

 ヘッドについても、6色インクモデルにも採用する滴下するインクのサイズを的確に打ち分ける、MSDT(マルチ・サイズ・ドット・テクノロジー)を装備します。

 201908161006.jpg

 印刷速度は、エプソンの4色機の最大の問題点です。

 A4原稿へのカラー(写真用光沢紙)の印刷速度が、2分49秒と相当遅いからです。

 普通紙へのA4のビジネス文書(黒・カラー)の印刷の場合の速度も、非公開です。

 ただ、同じ排紙構造・速度の旧機種で取った実測値を参考にすると、15秒/枚ほどです。

 毎分約4枚印刷できる速度ですから、他社の低価格機と較べても、ストレスはあるでしょう。


201908161029.jpg

 自動両面印刷機能も、この機種の問題点であり、非搭載です。

 紙代の節約などのため、裏表を印刷したい場合は、2回操作が必要であり、不便です。

 給紙量も、同社の上位機の半分の50枚までです。

 こうした点で、あくまで「入門機」という仕様です。

 201608120833.jpg

 Epson iPrint(スマホアプリ)
  ¥0 iTunes Store
 Epson iPrint(スマホアプリ)
  ¥0 Google Play

 ネットワーク機能は、この機種の場合、USB接続のほかWi-Fi(無線LAN)が搭載されます。

 そのため、スマホアプリから直接印刷ができます(iPrint機能)。

 ただし、この機種は、本体に液晶パネルがないので、こうした利用には、不向きです。

---

 以上、EW-052Aの紹介でした。

 比較的安く購入できる「エプソン機」として、人気のある機種です。

 ただ、能力を見ると、印刷速度は期待できないですし、両面印刷も非対応です。そのため、毎週のように使う方にはおすすめできませんが、それ以外の性能はまとまっています。

 印刷コストも割安水準ですし、逆説的な表現ですが、プリンターを「あまり使わない方」で、ある程度信頼できる格安機を探している場合、候補となります。


 201908161021.jpg

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.14

 【2019年8月発売】

 2・EPSON Colorio EW-452A
  ¥12,616 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料+顔料インク
カラーインク数:3色
黒インク数: 1色
印刷速度:約4枚/分(A4普通紙/黒)
サイズ:高さ170×長さ375×奥行300mm
自動両面印刷:対応  

 EW-452Aは、エプソンのプリンター複合機の中級機です。

 1つ上で紹介した、EW-052Aの上位機にあたります。

 201908160942.jpg

 ただし、利用するインクと、搬送ユニットは下位機種と共通化しているため、印刷コスト・印刷速度・印字品質など、基本となる部分は「同じ」です。

 一方、下位機種よりパワーアップする部分のうち、注目するべきは、以下の2点です。

 201908161032.jpg

 第1に、操作パネルに液晶が付属した点です。

 1.44型の小さなものですが、コピーなどの操作の確認がしやすくなっています。

 スマホから直接印刷する場合も、パネルで確認ができるため、失敗は少なくなるでしょう。

201908161029.jpg

 第2に、自動両面印刷機能が、搭載される点です。

 職場などに持って行く書類のかさが2分の1にできるため、人によってはかなりメリット性があります。

 年賀状などの印刷にも便利です。紙コストの削減にもなります。

201908161037.jpg

1・給紙量の増加(100枚)
2・メンテナンスユニット
3・名刺サイズ対応
4・コピーでのふちなし印刷  

 そのほか、以上の4点に、下位機種との違いが見られます。

 例えば、コピー機能が「オートフィット対応」となり、ふちなし印刷ができる点や、長年の利用後の廃液タンクに「交換式メンテナンスボックス」を採用した点など、です。

 ただ、パワーユーザー以外は、あまり関係ない部分だと思います。

 以上、EW-452Aの紹介でした。

 エプソンに、これまでなかった4色インクモデルの「中級機」です。

 自動両面印刷機能の搭載により、家庭内での利用を前提としつつ、ビジネスよりに便利になったと評価できます。

 ただ、その場合、搬送ユニットが下位機種と共通であり、他社に比べて、印刷速度が遅いという致命的な欠点があります。この部分はネックです。


 201807191530.jpg

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.14

 【2016年発売】

 3・EPSON Colorio PX-049A
  ¥5,556 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:顔料インク
カラーインク数:3色
黒インク数: 1色
印刷速度:約4枚/分(A4普通紙/黒)
サイズ:高さ146×長さ390×奥行300mm
自動両面印刷:

 PX-049Aも、エプソンのプリンター複合機です。

 上で紹介した機種の「旧型」となりますが、現在も「在庫限り」で売られています。

 2016年発売ですが、2018年現在も引き続き生産されている機種です。

 格安な機種ですが、スキャナとコピーも付いたプリンター「複合機」です。

 201905121017.jpg

 EPSON 4色パック RDH-4CL
  ¥3,342 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 EPSON 大容量ブラック RDH-BK-L
  ¥1,536 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 純正インクの単価は、以上です。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約27.5円  
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約20.6円
 フォト年賀状印刷 30.3円   
  A4Photoカラー 約113.6円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonでの実売価格をふまえた場合、上表のようになります。

 現行機と比較した場合、多少高めですが、「ほぼ同じ」水準です。

 201807191539.jpg

 印刷のクオリティは、一方、上で紹介した最新機とは、傾向が異なります。

 なぜなら、この機種は、4色全色が顔料インクだからです。

 最新機も黒は「顔料インク」でしたが、こちらは、カラーも「顔料インク」となります。顔料インクは、耐水性が強いので、カラー印刷でも、「にじみにくい」利点があります。

 この点では、普通紙のビジネス文書への印刷は、新機種以上に向くでしょう。

 ただ、印刷速度は低速であり、自動両面印刷機能もありません

 そのため、使い勝手は、必ずしも高くはないです。

---

 以上、PX-049Aの紹介でした。

 本体価格が安いため、「ほとんど使わない」方は、選択肢としても良いでしょう。実際、4色全色が顔料インクですから、普通紙への印刷は新型よりも強いと言えます。

 ただ、年賀状を含めた、専用紙への写真印刷には、発色の部分で新型に大きく及ばないので、格安機をエプソンから選ぶならば、新型のほうがバランスは良いでしょう。

ーーー

 201807182249.jpg

 なお、エプソンは、家庭用の4色プリンターは、後ほど紹介する「エコタンクプリンター」を除けば、これらのみです。

 上位機は【6色インクジェットの比較記事】で紹介している機種となります。価格面では1万円前後からです。詳しくは、上記リンク記事をご覧ください。

4・ブラザーのカラープリンター

 201807181900.jpg

 つづいて、ブラザーのカラープリンターを紹介しましょう。

 ブラザーは、伝統的に4色インクにこだわりを持ち、その高性能化を目指している企業です。


 201803301429.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.12〜10.14

 【2019年モデル】

 【下位機種】

 4・ブラザー PRIVIO DCP-J582N  【白】
  ¥13,098 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【中位機種】

 5・ブラザー PRIVIO DCP-J982N-W 【白】
 5・ブラザー PRIVIO DCP-J982N-B 【黒】
  ¥18,033 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【上位機種】

 6・ブラザー PRIVIO MCF-J903N 【黒】
  ¥23,021 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 201803301429.jpg

 【2018年モデル】

 Windows 7〜10 Mac 10.11〜10.14

 【下位機種】

 7・ブラザー PRIVIO DCP-J577N 【白】
  ¥10,500 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【中位機種】

 8・ブラザー PRIVIO DCP-J978N-W【白】
 8・ブラザー PRIVIO DCP-J978N-B【黒】
  ¥12,418 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【上位機種】

 9・ブラザー PRIVIO MCF-J898N【黒】
  ¥21,364 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料+顔料インク
カラーインク数:3色
黒インク数: 1色
印刷速度:約12枚/分(A4普通紙/黒)
サイズ:高さ172×奥行341×横幅400mm  
自動両面印刷:対応

 プリビオは、ブラザーのプリンターです。8月に発売された最新機です。

 一方、2018年旧モデルが残っていますが、今年度は、スマホアプリの改良がメインで、本体部分で進化がなく、インクも同じです。

 結論的にいえば、利用するアプリは旧機種も同じですから、値段の下がった旧機種を選んで良いです。

--

 一方、ブラザーは、毎年、【上位機種】【中位機種】【下位機種】3機種ラインナップを出しています。

 201807191554.jpg

 【中位機種】 は、以下で紹介していく基本機能に加えて、CDのレーベル印刷機能USBメモリーからの印刷機能が付属します。

 201807191555.jpg

 【上位機種】 は、さらに、コピー機のようなADF(複数の原稿の自動送り装置)FAX機能が搭載されます。

 これ以外の機能は、後ほど紹介する印刷速度の若干の差を除けば、3機種とも同じです。

 つまり、ブラザーの場合は、CDのレーベル印刷とADF機能の要不要で選ぶのが基本です。

 いずれも「省スペース」を売りにした設置しやすいモデルです。

 201809240811.jpg

 Brother 4色パック LC3111-4PK
  ¥3,239 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 Brother ブラック2個 LC3111BK-2PK
  ¥1,642 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 純正インクの単価は、上記の通りです。

 黒インクに2本入りの「お徳用パック」などもあり、お買得感は高いです。

メーカー公表印刷コスト
  L判光沢紙 約18.6円
  A4普通紙カラー 約8.4円
  A4モノクロ 約2.7円 
実際の印刷コスト
  L判光沢紙    約10.9円
  フォト年賀状印刷 約16.1円       
  A4Photoカラー 約60.3円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonにおけるインクの実売価格からすれば、上表のようになります。

 写真印刷のコストは、エプソンと比べると、平均で、約4割近く安いです。

 ランニングコストの面でも、日常に使用するプリンターとしておすすめできます。

 普通紙印刷のコストも、ブラザーは自信があるのか公開します。

 A4カラー印刷で、1枚8.4円前後、A4白黒印刷の場合は、約2.7円程度です。

 いずれも、入門機としては、他社の入門機比べても、圧倒的なコスパです。

 mymio_piezo2.jpeg

 カラー印刷のクオリティは、先述のように、ブラザーは、4色インクでの写真画質に力を入れています。

 したがって、画質はかなり高いです。

 ブラザーは、エプソン同様に、カラーインク3色は染料インクを利用し、黒のみ顔料インクという構成です。

 ヘッドも1.5plと細かいため、インクの粒状感も少なめです。4色機として、エプソンに次いでと言えます。

  201807191605.jpg

 FUJIFILM はがき写真用紙 画彩100枚
  ¥1,041 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

  なお、ブラザーは、キヤノン・エプソンと異なり高級写真専用紙を販売していません。

 しかし、富士フイルムとダッグを組んで、画彩シリーズに特化した印刷モードを採用しました。

 201807191606.jpg

 文字印刷のクオリティも、期待値は高いです。

 エプソンと同じでにじみにくい顔料インクだからです。

 そのため、4色モデルとしては、品質はエプソンと並び、「トップレベル」です。

 201905121024.jpg

 印刷速度は、【下位機種】のみ、1分間にカラー6枚・モノクロ12枚です。

 【中位機種】以上は、カラー10枚・モノクロ12枚です。また、いずれもファストプリントの速度が8秒と高速です。

 下位機種から印刷スピードを公開しているのは、同社の自信の表れです。

 エプソンのカラリオシリーズよりも約2倍は高速です。

 そのため、家庭で大量印刷を考えている方はブラザーがおすすめです。

201803301426.jpg

 Brother iPrint&Scan
  ¥0 iTunes Store
 Brother iPrint&Scan
  ¥0 Google Play

 ネットワーク機能は、この機種も、USB接続のほか、Wi-Fiに対応します。

 スマホから直接的に印刷できるため、今の時代には便利な機種だと思います。

 mfcj955dn_touchscreen.jpeg

 操作も、ブラザーは全機種とも、2.7型のTFT液晶を装備し、しかもタッチパネル式です。

 直感的な操作が可能です。液晶パネルが付属し、SDカードスロットもあるため、デジカメからの直接印刷にも便利です。

 201807191610.jpg

 自動両面印刷機能も搭載されます。

 職場などに持って行く書類のかさが2分の1にできるため、人によってはかなりメリット性があります。年賀状などの印刷にも便利ですね。紙コストの削減にもなります。  

---

 以上、ブラザーの4色インク採用モデルの紹介でした。

 4色インクモデルだけで比べれば、印刷スピード・コストの点で最も総合力が高いといえます。

 専用紙へのカラー印刷についも、4色機については、優秀なMASH方式のエプソン機と比較しても、さほど仕上がりに差はありません。

 仕事・プライベート・年賀状の利用を勘案した総合力ではブラザーのプリビオが間違いなくオススメできます。同社のCM風に言えば「賢く選べばブラザー」と言えそうです。


 201809240824.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.11〜10.14

 【2018年モデル】

 【FAXなし】

 7・BROTHER PRIVIO DCP-J988N
  ¥26,379 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【FAXあり】

 8・BROTHER PRIVIO MFC-J1500N
  ¥33,789 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料+顔料インク
カラーインク数:3色
黒インク数: 1色
印刷速度:約12枚/分(A4普通紙/黒)
サイズ:横幅435×奥行341×高さ195mm
自動両面印刷:対応  

 DCP-J983Nは、ブラザーの新しいファーストタンクモデル搭載モデルです。

 印字品質を落とさず、「インクコストが安い」のが、自慢という機種です。

 201809240831.jpg

 本体サイズは、大容量モデルですが、本体サイズとしては、横幅はほとんど同じです。

 数センチ高さが増しているだけなので、家庭用の省スペースモデルと言えます。

 本体色は、こちらは白色のみです。

 201809240837.jpg

 インクカートリッジLC3135【各色】
  ¥3,367 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 純正インクの単価は、上記の通りです。 

 注意点としては、この製品は、セット販売がなく単品販売の価格だと言うことです。

  201809240840.jpg

 ただし、「ファーストタンクモデル」として、モノクロにして6000枚の印刷可能枚数を実現しています。

メーカー公表印刷コスト
  L判光沢紙 約10円
  A4普通紙カラー 約3.7円
  A4モノクロ 約0.7円 
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約3.9円
  フォト年賀状印刷 5.7円 
  A4フォトカラー 約21.3円

 インクのコストパフォーマンスは、満を持して登場しただけに相当安いです。

 写真印刷のコストは、Amazonでの大容量インクの割引率が高いため実印刷コストはさらに安いです。

 普通紙印刷のコストは、公開印刷コストベースでも、A4カラー印刷1枚3.7円前後A4白黒印刷の場合は、約0.7円程度と、相当安いです。

 201905121029.jpg  

 こうした点で、普通紙カラービジネス文書を印字する場合の印刷コストは、従来機の半値であり、業界全体でも最安水準です。月200枚の印刷で、5年で3.9万円程度の差と、ブラザーは比較しています。

 ただし、1回のインク交換にかかるコストは、1本5000円前後と高めです。

 インクも使わず放置しておくと劣化しますから、「1回買って5年使おう!」というような動機ならば、この機種は止めた方が良いです。

 少なくとも1ヶ月に300枚は印刷する、個人事業主・商店経営の方にだけオススメします。

 201807191620.jpg

 カラー印刷のクオリティは、下位機種と同じく、4色モデルでは総合的に高水準です。

 大容量インク搭載のビジネスモデルだからといって、ヘッドの質などが妥協された作りではないです。

 201809240854.jpg

 他社大容量モデルは、最小液滴量を落とす場合もありますが、クオリティが確保されているのは素晴らしいでしょう。

 文字印刷のクオリティも、下位機種と同じ水準です。

 評判が良いため、期待して良い部分です。1枚目のプリント速度も14秒ですね。

 201809240900.jpg

 印刷速度は、カラー10枚・モノクロ12枚です。

 その他の点は、下位機種と同じです。ADFCDのレーベル印刷もできますし、Wi-Fiも装備されます。

 さらに上位機はFAXも装備します。液晶でFAX内容を確認してから印刷できるほか、自動的なEメールへの送付や、クラウドサービスへのアップロードにも対応できます。

---

 以上、 DCP-J988Nの紹介でした。

 本体価格がやや高額な分、インク価格を「相当やすくしている」というモデルです。

 例えば、PTA活動で大量のチラシの印刷が想定されるなどの場合は、総コスト面でこの機種は有利でしょう。一方、年間の印刷枚数が1000枚以下ならば、下位機種で良いと思います。

 もちろん、チラシなども毎月作成するような個人事業主のかたには「インク代が安い」機種として候補となるでしょう。

 インクのクオリティが「家庭機並み」という点も、この機種の美点です。

5・キヤノンのカラープリンター

 201807181908.jpg

 続いて、キヤノンの格安プリンタを紹介しましょう。

 同社の上位機は、「5本」のインクタンクを使う「4色」モデルもあります。


 201803301435.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.10〜10.14

 【2018年】

 10・Canon PIXUS TS3130S【各色】
  ¥5,095 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料+顔料インク
カラーインク数:3色(一体型)
黒インク数:1色
印刷速度:約7.7枚/分(A4普通紙/黒)
サイズ:高さ145×長さ435×奥行316mm
自動両面印刷:   

 TS3130Sは、最新機ではキヤノンのプリンターとしては、最も安い入門モデルです。

 201807191627.jpg

 本体のサイズは、高さ145×長さ435×奥行316mmです。

 他社に比べても、非常に小型で、設置性の良い機種です。ただし、液晶パネルは、モノクロですね。

 201809240912.jpg

 CANON BC-346XL 3色カラー (大容量)
  ¥2,141 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 CANON BC-345XL ブラック (大容量)
  ¥2,295 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 純正インクの単価は、上記の通りです。

 大容量タンクが利用できるので、その価格を示しました。

メーカー公表印刷コスト
  L判光沢紙 約21.7円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約20.5円
  フォト年賀状印刷 約30.2円    
  A4Photoカラー 約113.0円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonでの実売価格をみても、メーカーの公開印刷コストをみてもインクコストが決して安い機種ではありません

 201807191628.jpg

 また、こちらは、他社のように「4色独立タンク」を採用しておらず、「3色タンク」+「黒インクタンク」の構成です。

 カラーインクの1つがなくなると、カラータンク丸ごと交換になる機種です。

 使い方によってはさらに割高な場合もあり得る機種です。

 印刷速度は、A4普通紙へのカラー印刷は、1分間に4枚、モノクロ印刷は、1分間に7.7枚です。

 ブラザーに比べると遅い機種です。同社の昨年度の下位機種よりも遅く、この部分で性能を削っています。

 201503051559.jpg

 カラー印刷のクオリティは、インクの最小サイズが2ピコリットルです。

 1.5ピコリットルのエプソン・キヤノンより粗いです。写真画質に強い染料インクながら、やや魅力に欠けます。

 文字印刷のクオリティは、黒インクが顔料インクで耐水性の高い独自のインクを使っています。そのため、品質は他社並みです。

 ネットワーク機能は、USB接続のほかWi-Fi対応です。

 液晶窓で確認はできませんが、スマホからのダイレクト印刷に対応できます。ただし、こちらは自動両面印刷機能が非搭載です。 

---

 以上、キヤノンのPIXUS MG3630の紹介でした。

 今回の記事の趣旨で言えば、「カラーが独立タンクでない」という点は、難がある機種です。

 そのほか、画質面や自動両面印刷の不採用などの面でも難があるので、同社の製品から選ぶとすると、続く上位機のほうが良いでしょう。


 201909151427.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.11〜10.14

 【2019年】

 11・Canon PIXUS TS5330 【各色】
  ¥12,000 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料+顔料インク
カラーインク数:3色(一体型)
黒インク数:1色
印刷速度:約13枚/分(A4普通紙/黒)
サイズ:高さ148×長さ403×奥行315mm
自動両面印刷:対応  

 TS5330 は、最新機ではキヤノンで2番目に安いモデルです。

 なお、この機種は、2019年に本体とインクのモデルチェンジがあったので、2018年旧機種は後ほど別に紹介します。

 201909151434.jpg

 下位機種と異なり、前面「ふた付き」で、1.4型のモノクロ有機ELディスプレイが搭載です。

 コンセプトとしては、画面へのQRコード表示機能を作り、「操作に迷った場合はスマホで」という発想です。

 現在は「スマホ時代」なので、この仕様でも良いかもしれません。ただ、デジカメの直接プリントなどを考えている人は、モニター上で確認ができないため、注意点です。

 201807191638.jpg

 CANON BC-361XL 3色カラー(大容量)
  ¥3,078 Amazon.co.jp (9/15執筆時)
 CANON BC-360XL ブラック(大容量)
  ¥3,154 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 純正インクの単価は、上記の通りです。こちらは、昨年モデルと同じインクを流用しています。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約25.3円
実際の印刷コスト
 L判光沢紙  約14.3円     
 フォト年賀状印刷 約21.1円
 A4Photoカラー 約79.1円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonの実売価格からすると以上の通りです。

 下位機種と同じで「4色独立タンク」を採用しておらず、「3色タンク」+「黒インクタンク」の構成で、使い方によってはさらに割高な場合もありえる機種です。

 印刷速度は、A4普通紙へのカラープリントは1分間に6.8枚、モノクロは、1分間に13.0枚と、下位機種より向上しました。

 201807191646.jpg

 カラー印刷のクオリティは、下位機種と同じです。

 文字印刷のクオリティも、同じです。文字に強い仕様です。

 ネットワーク機能は、無線LAN搭載です。

 自動両面印刷機能は、搭載です。

---

 以上、PIXUS  TS5130の紹介でした。やはり、非独立タンクはインクコスト面で相当不利です。

 スタイリッシュな本体ですが、この機種は、今回の比較の観点からすると、あまりおすすめできる機種とはいえないでしょう。

ーーーーーー

 201807191634.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.10〜10.14

 【2018年】

 12・Canon PIXUS TS5130S 【各色】
   ¥10,400 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 なお、この機種は、2018年旧モデルが残っています。

 新機種と比較した場合、有機ELディスプレイは不採用で、大きな液晶が採用されています。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約18.6円
実際の印刷コスト
 L判光沢紙  約13.3円     
 フォト年賀状印刷 約19.5円
 A4Photoカラー 約73.1円

 一方、インクコストは、(新機種よりはましとはいえ)やはり、割高水準です。

 本体価格は「安い」とは言え、独立インクを採用しない部分をふくめ、あえて選ぶ必要はないでしょう。


 201909151458.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.11〜10.14

 【2019年モデル】

 【下位機種】

 13・Canon PIXUS TS6330 【各色】
  ¥15,698 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 201909151455.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.11〜10.14

 【上位機種】

 14・Canon PIXUS TS7330【各色】
  ¥22,813 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料+顔料インク
カラーインク数:3色
黒インク数:2色
印刷速度:約15枚/分(A4普通紙/黒)
サイズ:約372×315×139mm(下位機)
サイズ:約376×359×141mm(上位機)
自動両面印刷:対応  

 TS6330は、キヤノンの中級グレードのプリンターです。

 TS7430は、その1グレード上の製品ですが、利用するインクや印刷速度が同等なので同時に紹介します。

 201909151507.jpg

 TS6330TS7430の違いは操作性です。

 下位機のTS6330は、従来的な、3型のカラー液晶パネルを採用して、その部分を見つつ操作することになります。

 上位機のTS7430は、1.4型のモノクロ有機ELを採用して、QRコード経由でスマホで主に操作する「近未来的な」機種です。

 201909151510.jpg

 なんとなく、カラー液晶を採用する下位機のが「高級」に思えなくもないです。

 ただ、上位機は、プリントの際に自動で電源が入り、トレイが伸張し勝手にプリントを終える「スマートトレイ」対応なので、ギミックとしては、高級感があります。

---

 一方、プリント品質・コスト・速度などは共通するため、以下では同時に紹介します。 

 

 Canon BCI-381 5色マルチパック
  ¥4,776 Amazon.co.jp (9/15執筆時)
 Canon BCI-380XLPGBK ブラック大容量
  ¥1,507 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 純正インクの単価は、こちらになります。

 ポイントは、このグレードから1色ずつ交換できる独立タンクという点です。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約17.3円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約14.9円
 フォト年賀状印刷 約21.9円
  A4Photoカラー 約96.9円

 インクのコストパフォーマンスは、2019年現在の実売価格をふまえると、上表の通りです。

 写真印刷のコストは、びっくりするほど「安い」わけではないです。

 しかし、後述するように、印字品質からすると安めと言えます。

 201807191212.jpg

 普通紙印刷のコストは、明らかに安いです。

 A4カラー1枚24円前後、A4白黒印刷の場合は、約9.7円程度です。ブラザーの家庭用上位機に次ぐ水準でしょう。

 201807191652.jpg

 印刷速度は、特に、普通紙への印字スピードは、キヤノンが圧倒的に速いといえます。

 モノクロA4普通紙で15.0枚/分カラーA4普通紙でも10枚/分と、格安のレーザープリンターに比する速度を出せます。L判光沢紙の場合も31秒とやはり高速です。

 キヤノンは伝統的に「普通紙の印字速度の速さ」を売りにして、エプソンに対抗してきた経緯のある会社だということは言及に値するでしょう。

 ビジネス用で大量に印刷するならば、印刷の速いキヤノン機は、よい選択肢です。 

 201409282219.jpg

 カラー印刷のクオリティは、他社の4色モデルと比べると健闘しています。

 というのも、キヤノンのこの機種は、ブラザーのように黄色・赤色・青色染料インクを採用した上で、黒色についても、染料インクを搭載するからです。

 顔料黒インクだけだと、コントラストと濃度が強すぎるため、カラーの階調が重要な写真に適応するのがやや困難です。

 その点で言えば、発色の良さや階調性は、(6色以上の高画質機を除けば)明らかに良いです。

 201409282217.jpg

 モノクロ印刷のクオリティも、かなり良いです。

 というのも、この機種は、染料黒インクのほか、文字に強い顔料黒インクも積んでいるからです。

 ややカラー印刷のコストが高いのは、「4色モデル」ながら「5タンク式」を取るからですね。 

 201807191658.jpg

 ネットワーク機能は、この機種もUSB接続のほか、Wi-Fi対応です。スマホからのダイレクト印刷も可能です。

 自動両面印刷機能も、搭載です。

 そのほか、スキャナーの性能が良く、1200×2400dpiなので、他社より性能が良いです。

---

 以上、キヤノンのPIXUSの中級グレード2機の紹介でした。

 やや本体の値段はしますが、黒インクに顔料インク染料インクを搭載するため、写真の発色も、文字の鮮明度も下位機種より高いです。

 こうした点で言えば、文字印刷のクオリティと写真クオリティが両立した良機種です。普段は、モノクロ印刷だが、「年賀状はそれなりにこだわりたい」方には有力な候補です。

ーーーー

 201803301437.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.10〜10.14

 【2018年モデル】

 15・Canon PIXUS TS6230
  ¥12,763 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料+顔料インク
カラーインク数:3色
黒インク数:2色
印刷速度:約15枚/分(A4普通紙/黒)
サイズ:約372×315×126(mm
自動両面印刷:対応  

 なおこのグレードの製品については、2018年旧モデルがあります。

 要するに、カラー液晶を採用する、2019年の「下位機種」のTS6330の、旧モデルとなります。

 ただ、利用するインクは新機種と同じですから、コストも同じです。

 また、印刷速度など搬送部分も同じなので、(下位機種については)値下がりしたこちらを選んでも良いと思います。

今回の結論
インクジェット複合機のおすすめは結論的にこちら!


 201807191453.jpg

 というわけで、ここまでは、エプソン・ブラザー・キヤノンインクジェットプリンター複合機について見てきました。

・HP ENVY 5020/Z4A69A#ABJ
・HP OfficeJet 5220/Z4B27A#ABJ
・HP ENVY Photo 6222/Y0K14D#ABJ
・HP ENVY Photo 6220 K7G20D#ABJ
・HP ENVY Photo 7822
・エプソン ecotank EP-M552T
・エプソン ecotank EP-M752T
・エプソン ecotank EW-M770T
・Canon 特大容量タンク搭載 G3310
・Canon 特大容量タンク搭載 G1310

 続く第2回目【こちら】では、さらに、米国のHP(ヒューレットパッカード)の製品を紹介します。

 201807191847.jpg

 また、「桁違いのインク代の安さ」で評判のエプソンキヤノン大容量タンク(エコタンク)搭載プリンターを紹介します。

1・インクコスト ★★★★★
2・画質(普通紙)★★★★★
3・画質(写真) ★★★★★ 
4・印刷スピード ★★★★★
5・総合評価   ★★★★★

 その後、第3回目記事(こちら)では、全体の結論として、ここまでに見た「4色インクの機種すべて」から、価格別・目的別に「Atlasのおすすめ機種」を提案していきます。

 引き続きよろしくお願いします。

 第2回目記事は→こちら!

ーーー

 この記事が皆さんのお役に立ったなら、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 15:59 | プリンター

比較2019’【インクも安い】A4カラープリンター36機のおすすめ・選び方(2)

今回のお題
印刷コストの安いカラープリンターのおすすめはどれ?

 どもAtlasです。今回はプリンターの比較記事の第2回目です。

 201807191457.jpg

 前回の記事では、インク代が安いカラープリンター複合機について、エプソン・ブラザー・キヤノンのプリンタを比較しました。→【こちら

 201807191847.jpg

 今回の記事では、HPのカラープリンターを紹介した上で、インクコストがさらに安い!エプソンとキヤノンのエコタンク搭載プリンターを紹介するつもりです。

 その上で、全メーカーからのAtlasのおすすめ機種!を選定していきます。

6・HPのカラープリンター

 続いて、米国のHP(ヒューレットパッカード)のプリンターです。


 201807191711.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.9〜10.14

 16・HP ENVY 5020/Z4A69A#ABJ
  ¥5,720 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 17・HP OfficeJet 5220/Z4B27A#ABJ
  ¥8,468 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料+顔料インク
カラーインク数:3色(一体型)
黒インク数:1色
印刷速度:約9.5枚/分(A4普通紙/黒)
サイズ:幅445 ×奥行 367 × 高さ128 mm
自動両面印刷:対応  

 こちらは、アメリカヒューレット・パッカード入門機です。

 201807191714.jpg

 2機種ありますが、OfficeJet 5220のみ、上部に、ADF(原稿自動読み取り装置)とFAX機能が付属する点が相違点です。

 一方液晶は、2.2型のモノクロ液晶です。

  201905121051.jpg

 HP 63XL インク 黒 増量カードリッジ
  ¥2,447 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 HP 63XL 増量インクカートリッジ
  ¥2,470 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 純正インクの単価は、上記の通りです。

 キヤノンの下位機種のように、こちらの機種も「4色独立タンク」を採用していません

 つまり、カラーインクは、利用した色に偏りがあっても、一色がなくなれば「交換」です。

メーカー公表印刷コスト
  L判光沢紙 約22.9円
  A4カラー 約12.3円 
実際の印刷コスト
  L判光沢紙     約15.8円     
  フォト年賀状印刷 約23.3円
  A4Photoカラー  約87.2円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonの実売価格をふまえると、上表の通りです。

 写真印刷のコストは、L版写真約15.8円フォト年賀状印刷約23.3円A4縁なし印刷約87.2円です。

 ブラザーには及ばないものの、適度に安い値段です。しかし、独立タンクではないので、実際のコストはより高くなる可能性があります。

 201807191212.jpg

 普通紙印刷のコストは、A4カラー1枚12.3円とのデータが公開されます。

 A4モノクロは推定で、1枚8円程度です。こちらの場合も、ブラザーに次ぐ水準になるでしょう。

 一方、HPには他機種にないメリット性が2点あります。

 201807191718.jpg

 第1に、黒タンクだけでモノクロの印刷ができる点です。

 他社の場合は、「カラーインクの残量が限界値を下回った場合、(最長5日間)ブラックインクだけを使用して印刷できる」という、黒だけで「臨時的に」印刷ができる機能だけです。


 201807191739.jpg

 第2に、プリンターヘッドがインク一体型である点です。

 年賀状で「年1回」などほとんど日常的に使わない場合、「ヘッドの故障(目詰まり)」があり得ます。その場合、ブラザー・エプソンは「修理」となります。

 HPは、インク側にヘッドが付くため、まさかの際は「インク全交換」で対応できます。インクも大容量タイプでなければ、全色交換しても2000円位なので、経済的です。

 201503051517.jpg

 カラー印刷のクオリティは、カラー3色は染料インクです。

 そのため、「黒も染料インク」のキヤノンの最上位機を除けば、クオリティは同水準に高いです。

 ただし、「ピコリットル」単位で表す、1滴のサイズが非公開です。デュアルドロップボリューム テクノロジーという技術の採用はありますが、交換式ヘッドを採用する欠点で、染料インクを採用する他社より、精細感はないでしょう。

 文字印刷のクオリティは、顔料インク採用と言うことで、他社並みのクオリティは期待できます。

 印刷速度は、カラー6.8枚/分・モノクロ9.5枚/分というスペックです。

 ブラザーほど印刷は高速ではないですが、それに次ぐスピードで、十分です。

 201807191830.jpg

 ネットワーク機能は、HPのもうひとつの「売り」です。

 USB接続Wi-Fi対応という点では他機種と同じですが、HPは、5GHz帯のWi-Fiをサポートします。

 また、設定の際は、Android系スマホの場合、Bluetooth Smartによる接続アシストが受けられるため、接続の手順が(多少)簡単です。

 自動両面印刷機能も、全機とも搭載です。

---

 以上、HPの入門機を紹介しました。

 魅力は、ヘッド一体型インクの採用と、黒だけ印刷機能でしょう。

 特に前者は、日常的にあまりプリンターを利用しない方に、結構便利だと思います。印刷コストについては、ブラザーなどより安い機種もありますが、「まさかの際のメンテナンス出費」を考えると、こちらのほうが安く済む可能性はあるでしょう。

 一方、印字品質は、仕組み上他機に及ばないため、この部分を期待して選ぶ機種ではないと思います。


 201807191746.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.9〜10.14

 18・HP ENVY Photo 6222/Y0K14D#ABJ
  ¥7,680 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 19・HP ENVY Photo 6220 K7G20D#ABJ
  ¥15,773 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料+顔料インク
カラーインク数:3色(一体型)
黒インク数:1色
印刷速度:約13枚/分(A4普通紙/黒)
サイズ:幅454×奥行410×高さ161mm
自動両面印刷:対応  

 こちらは、HPの4色インク採用の中級機です。2機種あります。

 ホワイトは、デンキヤなどのもでる、ブラックは、HP直販限定モデルです。その関係で、価格差があります。

 なお、こちらは、上部にADF(原稿自動送り装置)がない機種です。

 201905121056.jpg

 HP HP804XL インク黒増量 T6N12AA
  ¥2,240 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 HP HP804XL インク カラー 増量 T6N11AA
  ¥2,608 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 純正インクの単価は、上記の通りです。

メーカー公表印刷コスト
  L判光沢紙
  A4カラー 約13.6円 
実際の印刷コスト
  L判光沢紙
  フォト年賀状印刷
  A4Photoカラー  

 インクのコストパフォーマンスは、ヒューレットパッカードは、このインク形式については、L判光沢紙の印刷費についての情報が非開示です。

 念のため、サポートにも訊きましたが、やはり非開示です。

 写真印刷のコストは、知る手段がありません。

 普通紙印刷のコストは、普通紙A4カラー1枚13.6円とのデータが公開されます。

 いずれにしても、独立インクではない点を考慮すればやや選びがたい点は同じでしょう。

 201807191821.jpg

 カラー印刷のクオリティは、新インクの場合向上しています。

 3色染料インクを利用する点では同じですが、アクティブ インクバランス機能で、色の混合比による再現性が上がっています。

 201807191824.jpg

 文字印刷のクオリティも、下位機種と同じ、文字に強い顔料インクを利用します。

 また、インク色についての新たな工夫がなされ、「真黒に近い表現」が可能になりました。これは、カラーの階調性にも奏功するでしょう。

 印刷速度は、モノクロ13枚/分・カラー8枚/分と、ブラザーやキヤノンの上位機と同じほどの水準ですね。

 その他の部分は、同社の下位機種と同じです。

---

 以上、HPの中級機の紹介でした。

 他社が公開するインクコストが非公表である点はネックです。

 ただ、印刷見本をみても、印字品質自体は明らかに向上しています。ヘッドも引き続き「インク一体式」ですし、「黒だけ印刷」も対応するため、この部分に魅力を感じるならば選んで良いでしょう。


 201807191837.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.9〜10.14

 20・HP ENVY Photo 7822
  ¥11,642 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料+顔料インク
カラーインク数:3色(一体型)
黒インク数:1色
印刷速度:約15枚/分(A4普通紙/黒)
サイズ:幅454×奥行410×高さ161mm
自動両面印刷:対応  

 HP ENVY Photo 7822 は、HPの4色インク採用の最上位機です。 

 HP ENVY Photo 7820という型番で兄弟機もありますが、そちらはHP直販限定です。

 この機種は、利用するインク・ヘッド構造は下位機種と同じです。

 印刷速度は、一方で、モノクロ15枚/分・カラー10枚/分と、いくぶん高速化しています。

 201807191844.jpg

 そのほか、1・上部にADF(原稿自動送り装置)が搭載される点、2・FAX機能が付く点、3・接続方法に有線LANが選べる点、4・SDカードからの印刷ができる点、5・液晶がカラー液晶となった点です。

 主に使い勝手の改良ですが、さほど価格差がないので、HPの中位機と比較して「選ぶ」ならばこの機種でしょうね。

7・エプソンのエコタンクプリンター

 201807181837.jpg

 それでは、エプソンエコタンクプリンターの紹介です。

 201807191853.jpg

 これは、通常のインクジェットとは異なる方式の「インク詰め替え式」プリンターです。

 低コスト・大容量インクという新方式を採用した注目のモデルです。エプソンが新興国で成功し、満を持して日本に「逆輸入」した新しいビジネスモデルの製品です。


 201908161119.jpg

 Windows XP〜10   Mac 10.6〜10.14

 【2019年】

 21・エプソン ecotank EP-M552T
  ¥32,963 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料(ボトル)
カラーインク数:3色
黒インク数:1色
印刷速度:約5枚/分(A4普通紙/黒)
サイズ:幅390×奥行324×高さ166mm
自動両面印刷:    

 EP-M552T は、エプソンの「エコタンク搭載プリンター」です。

 201908161123.jpg

 エコタンク機は、もともと「ビジネス用」でしたが、インクコストを重視するユーザーが多いため、家庭用にも、搭載してきました。

 実際、家庭でも利用できるように本体を小型化しています。

  201908161126.jpg

 エプソン TAK-4CL 4色セット
  ¥2,424 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 エプソン TAK-PB-L 増量黒
  ¥2,199 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 純正インクの単価は、上記の通りです。

 セットは、12mL(約1000枚分のインク)入りです。

 増量パックは単品構成で各色あり45mL(約4000枚分のインク)入りとなります。

 増量インクボトルは、黒以外に各色ともあります。

 201908161127.jpg

 従来の複合機との大きな違いは、インクについて、カードリッジではなく、ボトルを採用する点です。

 これにより、メーカーの公称値でも、破格と言えるインク代が実現しています。

 なお、1本で1000枚まで印刷可能です。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約8.4円
 A4普通紙カラー 約2.7円
実際の印刷コスト
 L判光沢紙 約3.8円
 フォト年賀状印刷 約5.6円
 A4Photoカラー 約20.8円  

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonの実売価格をふまえると、上記の通りです。

 写真印刷のコストは、ブラザーの上位機に比べても、相当の安値水準です。

 なお、上表は、いずれも増量インクを利用した場合のコストです。

 12mLの通常インクタンクの場合は、それぞれ、0.2-0.3円ほどのコスト増ですが、それでも、他社より、かなり安いです。

 201807191859.jpg

 普通紙印刷のコストは、メーカーの公称値ベースでもA4普通紙カラーで約2.7円です。

 ブラザーのファストタンクモデルに較べても、1/2程度の値段です。

 さらに言えば、購入時にインクボトルが付属するので1000ページ弱は印刷できます。

 201908161146.jpg

 カラー印刷のクオリティは、特に、写真印刷には、期待値が高いです。

 というのも、この機種については、黒インクも含めて、写真に強い「全量染料インク(つよインク)」を全色で利用するからです。

 201908161159.jpg

 その上で、高度な自動写真補正機能である「オートフォトファイン!EX」を使うため、同社の「フォト品質」の証と言える「Epson Color」の「称号」を、4色機としては、例外的に「名乗れて」います。

 プリントヘッドも、4色機のカラリオと同等の仕組み・解像度のヘッドであり、問題ないです。

 文字印刷のクオリティは、一方で、注意が必要です。

 この機種の場合、黒インクの染料インクだけのため、耐水性の面で弱く、普通紙に印字する場合、文字がにじむからです。

 印刷速度は、一方、A4カラー光沢紙への印刷で1分33秒、L判で33秒です。

 モノクロ普通紙の印刷速度は非開示ですが、最大でも1分間に5-6枚でしょう。

 201908161152.jpg

 ネットワーク機能は、USBのほか、Wi-Fiが利用可能です。

 なお、1.44型のカラー液晶も搭載ですが、タッチパネル式ではありません。

 スマホからのダイレクト印刷には、この機種も「対応」します。QRコードで簡単に接続できます。

 自動両面印刷機能は、未付属です。

 完全に写真専用機ですね。

---

 以上、エプソン ecotank EP-M552T の紹介でした。

 とにかく、インクの「ランニングコストを下げたい」方の選択肢といえます。子どもなどと「たくさん印刷して遊びたい」、写真を「格安に印刷して配布したい」など、こうしたニーズに叶っている機種です。

 ただし、文字印刷は不得意で、印刷速度が遅い点は注意が、必要です。

 本体価格もさほど安いわけではないため、総合的には機能のバランスが悪いので、初心者向けとは言えないでしょう。

 分かって使える「中級者以上」に向く機種です。


 201908161204.jpg

 Windows XP〜10   Mac 10.6〜10.14

 【2019年】

 22・エプソン ecotank EP-M752T
  ¥44,745 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料+顔料(ボトル)
カラーインク数:3色
黒インク数:2色
印刷速度:約6枚/分(A4普通紙/黒)
サイズ:幅390×奥行339×高さ166mm
自動両面印刷:対応   

 EP-M752T も、エプソンの「エコタンク搭載プリンター」です。

 201908161205.jpg

 本体サイズは、先ほどの機種より奥行が多少増していますが、十分小さいと言えるサイズです。 

  201908161207.jpg

 エプソン 5色セット KETA-5CL
  ¥2,975 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 エプソン TAK-PB-L 増量黒
  ¥2,160 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 純正インクの単価は、上記の通りです。

 下位機種と同じ型番のボトル式の「4色の染料インク」に加えて、黒のみ「顔料インク」が加わる構成です。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約8.6円
 A4普通紙カラー 約2.7円
実際の印刷コスト
 L判光沢紙 約4.0円
 フォト年賀状印刷 約5.8円
 A4Photoカラー 約21.9円  

 インクのコストパフォーマンスは、増量インクを利用した場合で、上記の通りです。

 写真印刷のコストは、下位機種と同じレベルで、低コストです。

 201807191859.jpg

 普通紙印刷のコストも、A4普通紙カラーで約2.7円ですから、下位機種と同じで、やはり安いです。

201908161214.jpg

 カラー印刷のクオリティは、染料インク4本という部分は下位機種と変わりません。

 そのため、同水準に「クオリティは高い」といえます。

 文字印刷のクオリティは、先述のように、こちらは「顔料黒インク」が使える機種です。

 そのため、下位機種の弱点だった「文字印刷が弱い」という部分を改善できています。

 総合的なバランスがかなり良くなった印象です。

 印刷速度は、一方、A4カラー光沢紙への印刷で1分1秒、L判で26秒です。

 「高速」とは言えないですが、下位機種よりだいぶ改善しています。

 モノクロ普通紙の印刷速度は非開示ですが、おそらく1分間に6-7枚程度は印刷できるでしょう。

 201908161152.jpg

 ネットワーク機能は、こちらも、USBのほか、Wi-Fiが利用可能です。

 201908161228.jpg

 自動両面印刷機能は、付属です。

 下位機種では省略されていましたが、こちらでは「復活」です。

---

 以上、エプソン ecotank EP-M752Tの紹介でした。

 下位機種の「弱点」だった、自動両面印刷機能文字印刷の部分が改善している機種です。

 インクコストの部分も引き続き格安なので、印刷費用を節約したい場合、ブラザーのファストタンクモデルより有利です。

 残された問題点は、日常で使うだろう普通紙への印刷速度です。この部分は、エプソンも、情報を開示せず「自信のない部分」でしょう。ブラザーのほうが、総合的には優秀です。


 201908161242.jpg

 Windows XP〜10   Mac 10.6〜10.14

 【2017年】

 【通常型番】

 23・エプソン ecotank EW-M770T
 23・エプソン ecotank EW-M770TW
  ¥58,203 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【Amazon限定】【3年保証】

 24・エプソン ecotank EW-M770TW1
 24・エプソン ecotank EW-M770TE

  ¥58,702 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料+顔料(ボトル)
カラーインク数:3色
黒インク数:1色
印刷速度:約13枚/分(A4普通紙/黒)
サイズ:幅425×奥行359×高さ161mm
自動両面印刷:対応   

  EW-M660FT は、エプソンの「エコタンク搭載プリンター」の上位モデルです。

 なお、Amazon限定型番がありますが、通常モデルと比して、保証が3年にサービスされます。

 通常製品は、保証もユーザー登録をすることで2年間に無償延長という規定です。

 201807191855.jpg

 本体サイズは、 EP-M752Tと較べると、幅が40cmを越えており、「やや大きめ」の作りです。

 家庭用でも、書斎に置き、ビジネスと併用する方などに向くサイズです。

  

 エプソン MKA-BK ブラック
  ¥2,356 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 エプソン HNA-PB フォトブラック
 エプソン HNA-M マゼンタ
 エプソン HNA-Y イエロー
  ¥1,181 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 純正インクの単価は、上記の通りです。

 201807191857.jpg

 こちらも、カードリッジではなくボトルを採用する点です。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約6.0円
 A4普通紙カラー 約1.3円
 A4モノクロ 約0.5円 
実際の印刷コスト
 L判光沢紙 約3.2円
 フォト年賀状印刷 約4.7円
 A4Photoカラー 約17.5円  

 インクのコストパフォーマンスは、上記の通りです。

 写真印刷のコストは、同社の下位機種と比較して「さらに一段安い」です。

 これは、上位機種の場合2017年発売なので、年数によるインク代の低減効果が一部反映されています。

 そのほか、140mLの「超大容量タンク」である点も影響しています。

  201807191859.jpg

 普通紙印刷のコストも安いです。

 A4普通紙カラーで約1.3円です。から、こちらは、他社の1/3程度の値段です。

 さらに言えば、購入時にインクボトルが付属するので5000〜8000ページほど印刷できます。

 ので、印刷が多い場合は、お得な機種です。交換インクタンクも安いです。

 201710041516.jpg

 カラー印刷のクオリティは、一方で注意が必要です。

 この機種の場合、解像度は同じですが、エプソンのMACH方式(マッハジェット式)射出方式が非採用です。

 加えて、「つよインク」が不採用であり、同社の「エプソンカラー」が名乗れないグレードとなります。

 とはいえ、文字用の顔料黒インクと、写真用の染料黒インクが別の5本タンク構成のため、「そこそこ綺麗」に印刷できます。

 文字印刷のクオリティは、さほどの解像度は不要なので、顔料インク搭載のこちらも期待できます。

 201908161301.jpg

 印刷速度は、カラー10枚/分・モノクロ13枚/分です。

 MACH方式を不採用にしたのは、ビジネスに耐えられるように速度を上げた部分もあるでしょう。

 印刷速度の点で、この機種は高速で優秀だと言えます。

 201710041519.jpg

 ネットワーク機能は、USBのほか、Wi-Fiが利用可能です。その他、有線LANも搭載です。

 なお、カラー液晶も搭載ですが、タッチパネル式ではありません。

 スマホからのダイレクト印刷にはこの機種も「対応」です。

 自動両面印刷機能は、付属です。この辺は「ビジネス仕様」ですね。

 そのほか、この機種は「5万枚」と、明確な耐久性を示している点も、評価できるポイントです。

---

 以上、エプソン ecotank EW-M660FT の紹介でした。

 本体が多少大きめです。しかし、普通紙への印刷は、カラー・白黒問わず、どちらも高速・低コストであり、優秀です。

 家庭用として考えた場合、1年間である程度の枚数(5000枚以上)印刷する方は、本体価格の高さを数年でペイできるでしょう。

 一方、MACH方式(マッハジェット式)射出方式が非採用で、本宅的な写真印刷のクオリティは期待できません。

 とはいえ、例えば、バザーのチラシを作成するなど、「ほどほどのクオリティ」で印刷物を大量印刷したい場合は向くでしょう。

 一方、年賀状印刷や写真印刷ならば、やはり同社の6色上位機などをおすすめします。

ーーー

 201807191911.jpg

 なお、エコタンクプリンタはこれ以外にも、複数のラインナップがあります。

 ただ、本体が大きく「仕事用」のため、このブログでは、【ビジネス用エコタンクプリンターの比較記事】で別に紹介しています。仕事用して探している方は、こちらのシリーズもご覧ください。

8・キヤノンの特大容量タンクプリンタ

 続いて、キャノンの発売する、インクタンク搭載プリンターです。

 2018年からの展開で、エプソンのエコタンクプリンタベンチマークしたものです。


 201905121119.jpg

 Windows 7〜10

 【2018年】

 【複合機】

 25・Canon 特大容量タンク搭載 G3310
  ¥23,928 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【プリンターのみ】

 26・Canon 特大容量タンク搭載 G1310
  ¥16,759 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料+顔料(ボトル)
カラーインク数:3色
黒インク数:1色
印刷速度:約8.8枚/分(A4普通紙/黒)
サイズ:幅455×奥行330×高さ163mm
自動両面印刷: 

 G3310 は、キヤノンの「特大容量タンク搭載プリンター」です。

 なお、単機能のプリンターバージョンもありますが、インクなどは同様です。

 201905121120.jpg

 本体サイズは、幅455×奥行330×高さ163mmです。

 エプソン機によりも、横幅があるが背は低い仕様です。体積としてはさほど変わらないでしょう。

 ただ、給紙トレイは後ろで、自動両面印刷も未対応という仕様は、非現代的で、相当古い形式です。

 201905121126.jpg

 GI-390BK ブラック
  ¥1,661 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 GI-390C シアン
 GI-390M マゼンタ
 GI-390Y イエロー
  ¥1,483 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 純正インクの単価は、上記の通りです。

 なお、本体にブラックインクが2本初期付属するのは「豪華」です。

 201905121129.jpg

 一方、交換方式は、エプソン同様にボトル式です。

メーカー公表印刷コスト
 A4普通紙カラー 約0.8円
 A4モノクロ 約0.3円 

 インクのコストパフォーマンスは、上記の通りです。

 201905121142.jpg

 写真印刷のコストは、算出できません

 というのも、キヤノンは、写真用のコストを一切出していないからです。

 機能としては、写真用紙は使えますが「基本向いていない」と判断しているからでしょう。

 201807191859.jpg

 普通紙印刷のコストは、一方、実際のA4普通紙カラーで約0.8円ですから、エプソンを上回る低コストと言えます。

 タンク自体は、ブラック6000枚、カラー7000枚ほどの印刷枚数です。

 201905121143.jpg

 カラー印刷のクオリティは、やはり、注意が必要です。

 インクが、黒が顔料インク、カラーが染料インクという点で、(写真はともかく)ビジネス文書には向きます。

 しかし、高密度プリントヘッド(FINE)を採用しないので、ノズル数はキヤノンの入門用の「最下位機種」を80%下回る水準です。

 文字印刷のクオリティも、ノズル数が最下位機の半分なので、ビジネス用としても、仕上がりの差があります。

 印刷速度は、カラー5枚/分・モノクロ8.8枚/分です。

 あまり高速ではないです。

 ネットワーク機能は、USBのほか、Wi-Fiが利用可能です。

 自動両面印刷機能は、先述のように、未対応です。

---

 以上、キヤノンのG3310の紹介でした。

 エプソンに比べると、ややインクのコスパは良いですが、それ以外の部分は、「相当性能に妥協した」機種です。

 正直なところ(消耗品的な実入りが少ないので)売りたくはないが、ライバル社のラインナップに揃えるため、仕方なく日本市場に出した製品のような気もします。 

 大量印刷用に買うとしても、後トレイ式ですし、耐用性の問題からイマイチおすすめできません。なお、Macへの対応も、非公表となります。

今回の結論
インクジェット複合機のおすすめは結論的にこちら!

 というわけで、今回は4色インクジェットプリンター複合機について比較しました。

 記事は、あと1回だけ続きます。

 201803301429.jpg

1・インクコスト ★★★★★
2・画質(普通紙)★★★★★
3・画質(写真) ★★★★★ 
4・印刷スピード ★★★★★
5・総合評価   ★★★★★

 最終回となる次回の3回目記事【こちら】では、ここまで紹介した全機種から、目的別・予算別に、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。

 「予算制限の中でもできるだけ画質や機能性を追求したい」という方の要望もふまえていますので、引き続きよろしくお願いします。

 第3回目記事は→こちら

--

 今回の記事がもしお役に立ったようならば、以下のTwitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 15:57 | プリンター

比較2019’【インクも安い】A4カラープリンター36機のおすすめ・選び方(3)

今回の結論
インクジェット複合機のおすすめは結論的にこちら!

 というわけで、第1回目記事第2回目記事と、今回は4色インクジェットプリンター複合機について比較しました。

 今回の3回目記事では、最後に、いつものように、目的別・予算別に「Atlasのおすすめ機種」を提案していきます。


 第1に、モノクロ・カラーにかかわらず、一定量の印刷枚数(例えば月に30枚以上とか)を考えている人には、

 201803301429.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.12〜10.14

 【2019年モデル】

 【下位機種】

 4・ブラザー PRIVIO DCP-J582N  【白】
  ¥13,098 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【中位機種】

 5・ブラザー PRIVIO DCP-J982N-W 【白】
 5・ブラザー PRIVIO DCP-J982N-B 【黒】
  ¥18,033 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【上位機種】

 6・ブラザー PRIVIO MCF-J903N 【黒】
  ¥23,021 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 201803301429.jpg

 【2018年モデル】

 Windows 7〜10 Mac 10.11〜10.14

 【下位機種】

 7・ブラザー PRIVIO DCP-J577N 【白】
  ¥10,500 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【中位機種】

 8・ブラザー PRIVIO DCP-J978N-W【白】
 8・ブラザー PRIVIO DCP-J978N-B【黒】
  ¥12,418 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【上位機種】

 9・ブラザー PRIVIO MCF-J898N【黒】
  ¥21,364 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料+顔料インク
カラーインク数:3色
黒インク数: 1色
印刷速度:約12枚/分(A4普通紙/黒)
サイズ:高さ172×奥行341×横幅400mm  
自動両面印刷:対応

メーカー公表印刷コスト
  L判光沢紙 約18.6円
  A4普通紙カラー 約8.4円
  A4モノクロ 約2.7円 
実際の印刷コスト
  L判光沢紙    約10.9円
  フォト年賀状印刷 約16.1円       
  A4Photoカラー 約60.3円

1・インクコスト ★★★★★★
2・画質(普通紙)★★★★★
3・画質(写真) ★★★★☆ 
4・印刷スピード ★★★★★
5・総合評価   ★★★★★

 ブラザーのプリビオ をオススメします。

 たくさん機種がありますが、2018年旧モデルと2019年新モデルについては、本体のスペックにおいて機能差がないので、純粋に「安い方を選んで良い」です。

 例年は「年賀状シーズン」が終わる頃まで旧機種のが安いのですが、今年は10月に増税があるため、旧機種を格安で押さえるならば早めがいいでしょう。

 すでに、昨年度の下位機種は、「在庫が尽きかけ」ですし。

 201807191555.jpg

 一方、【上位機種】【中位機種】【下位機種】3機種ラインナップからどれを選ぶかは難しいところです。

 基本的には、「下位機種」で良いでしょう。

 ただし、コピー機のようなADF(原稿自動送り装置)が欲しい場合は、【上位機種】でも良いでしょう。

 201807191918.jpg

 インクコストは、先ほども書いたように、どの機種も同じです。

 ただ、1万円以下の小型機種では、他社に比べて、圧倒的にインク単価が安いです。

 デンキヤで買うよりも本体価格も安いですし、無線LAN(Wi-Fi)も付いているし、印刷スピードも速いし性能的にも最もバランスがとれた良い製品です。

 ヒューレット・パッカードの上位機もインクコストは安そうですが、独立タンクではなく、コストが読めないので、やはりブラザーの方が安心でしょう。

 mymio_piezo2.jpeg

 印字品質も、ヘッドが1.5ピコリットルの精度ですから、4色モデルとしては上位です。

 カラーは染料インク・黒は顔料インクという、「写真も文字も得意!」という組み合わせで、クオリティを期待できます。

 そのほか、こちらは両面印刷機能が付属しており、書類の持ちはこびに有利です。年賀状などにも便利でしょう。

 印刷速度も、【下位機種】でも、1分間にカラー6枚・モノクロ12枚【中位機種】以上は、カラー10枚・モノクロ12枚とより高速です。

 201809240811.jpg

 Brother 4色パック LC3111-4PK
  ¥3,239 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 Brother ブラック2個 LC3111BK-2PK
  ¥1,642 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 なお「注意」ですが、プリンターに初期付属するインクは、各社とも「スターターインクカートリッジ」と呼ばれる「印刷枚数がやや少ないものです」。

 これは、ブラザーだけではなく、本体の実売価格を下げるため、どのメーカーもやっています。そのため、できれば、インクを1セット購入しておけば良いと思います。

 アマゾンでは、本体や交換インクなどブラザー製品がデンキヤよりもかなり安く売っているので、ランニングコストも低く済むでしょう。

 減りが早い黒インクは、最初にまとめて買っておけば送料と手間の節約になります。


 第2に、最大限のクオリティ(ベスト)は期待しておらず、人より優れた程度(ベター)のクオリティで満足できる人には、

  201908161021.jpg

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.14

 【2019年8月発売】

 1・EPSON Colorio EW-052A
  ¥7,753 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料+顔料インク
カラーインク数:3色
黒インク数: 1色
印刷速度:約4枚/分(A4普通紙/黒)
サイズ:高さ146×長さ390×奥行300mm
自動両面印刷:

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約25.7円
 A4普通紙カラー 約8.4円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約18.3円
 フォト年賀状印刷 27.0円   
  A4Photoカラー 約101.2円

1・インクコスト ★★★☆☆
2・画質(普通紙)★★★★☆
3・画質(写真) ★★★★☆ 
4・印刷スピード ★★★☆☆
5・総合評価   ★★★★☆

 エプソンのEW-052Aで十分だと思います。

 201908160956.jpg

 4色インクの構成ですが、黒が顔料インクであり、文字印刷にも強いため、「普通紙」や「普通紙年賀状」に印字するならば、こちらで良いと思います。

 ただし、写真印刷をしたい方、自動両面印刷が必要の方、印刷速度を要求する方は、ブラザーの機種のほうが良いでしょう。

 201908160942.jpg

 EPSON 4色パック MUG-4CL
  ¥3,592 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 EPSON ブラック RDH-BK-L
  ¥1,648 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 交換インクは、こちらです。

 なお、他メーカーの「入れ替えインク」を使うと、万一の場合保証が効かなくなるので、最低1年間は純正インクを使いましょう。

  

 Amazonベーシック USB2.0ケーブル
  ¥728 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 なお、EPSONのプリンターは基本的に無線LANでつなぐことを前提としてか、USBケーブルが別売りです。

 写真のような形状のケーブルがご自宅にない場合は、アマゾンで同時に購入されれば良いでしょう。


 第3に、「年末だけ」など、プリンターを使う時期が不定期な方には、

 201807191930.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.9〜10.14

 16・HP ENVY 5020/Z4A69A#ABJ
  ¥5,720 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料+顔料インク
カラーインク数:3色(一体型)
黒インク数:1色
印刷速度:約9.5枚/分(A4普通紙/黒)
サイズ:幅445 ×奥行 367 × 高さ128 mm
自動両面印刷:対応  

メーカー公表印刷コスト
  L判光沢紙 約22.9円
  A4カラー 約12.3円 
実際の印刷コスト
  L判光沢紙     約15.8円     
  フォト年賀状印刷 約23.3円
  A4Photoカラー  約87.2円

1・インクコスト ★★★★★
2・画質(普通紙)★★★★★
3・画質(写真) ★★★★☆
4・印刷スピード ★★★★☆
5・総合評価   ★★★★☆

 HP(ヒューレット・パッカード)の入門機をおすすめします。

 201807191739.jpg

 独立タンクを不採用で、インクのコスパもイマイチですが、ヘッドがインクタンクに付属するという、素晴らしい「美点」を評価しました。

  201905121051.jpg

 HP 63XL インク 黒 増量カードリッジ
  ¥2,447 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 HP 63XL 増量インクカートリッジ
  ¥2,470 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 長期間ヘッドを利用しないと、ヘッドの目詰まりなどのトラブルを抱えやすいです。

 その場合、インクをまるごと取り替えるだけで「新品ヘッド」になるため、(逆説的ですが)プリンタをあまり使わない方こそ使って欲しい機種です。

 そのほか、片方のインクタンクが切れた場合、「黒だけ」で、黒印刷も可能です。逆に「カラーインクだけを混ぜて」黒も疑似的に再現できるので、「買い忘れ」対応力が高い点も「あまり使わない人向け」です。

 こうしたニーズは、非常にありそうで、アメリカらしいメンテナンス性をよく考えたグローバル製品だと感じました。


 第4に、家庭で仕事をしている方などで、相当多くの枚数を印刷するだろう方におすすめな機種は、

 201809240824.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.11〜10.14

 【2018年モデル】

 【FAXなし】

 7・BROTHER PRIVIO DCP-J988N
  ¥26,379 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【FAXあり】

 8・BROTHER PRIVIO MFC-J1500N
  ¥33,789 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料+顔料インク
カラーインク数:3色
黒インク数: 1色
印刷速度:約12枚/分(A4普通紙/黒)
サイズ:横幅435×奥行341×高さ195mm
自動両面印刷:対応  

メーカー公表印刷コスト
  L判光沢紙 約10円
  A4普通紙カラー 約3.7円
  A4モノクロ 約0.7円 
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約3.9円
  フォト年賀状印刷 5.7円 
  A4フォトカラー 約21.3円

1・インクコスト ★★★★★★★
2・画質(普通紙)★★★★★
3・画質(写真) ★★★★☆ 
4・印刷スピード ★★★★★
5・総合評価   ★★★★★★

 ブラザーの大容量タンク搭載のDCP-J983Nでしょう。

 201809240831.jpg

 インク代の面では、A4普通紙の白黒印刷0.7円・カラーでも3.7円と相当安いです。

 もちろん、エプソンエコタンク搭載プリンターなどに及びませんが、クオリティは同等の上で、印刷速度はこちらが上位です。

 下位機種同様に、自動両面印刷ネットワーク機能スマホやデジカメとの連携など、全体的にも欠点がなく良い機種です。

 普段の仕事から、年賀状印刷まで幅広く使えるでしょう。

 201809240837.jpg

 インクカートリッジLC3135【各色】
  ¥3,367 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 純正インクの単価は、上記の通りです。先述のように、スターターカードリッジは印刷枚数がやや少ないので、念のため1セット購入しておけば良いでしょう。


 第5に、ビジネス用でも、カラーの図表・文字印刷がメインで、ある程度印刷のクオリティが必要な方は、

 201909151458.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.11〜10.14

 【2019年モデル】【下位機種】

 13・Canon PIXUS TS6330 【各色】
  ¥15,698 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 【2018年モデル】【下位機種】

 15・Canon PIXUS TS6230
  ¥12,763 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 201909151455.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.11〜10.14

 【上位機種】

 14・Canon PIXUS TS7330【各色】
  ¥22,813 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料+顔料インク
カラーインク数:3色
黒インク数:2色
印刷速度:約15枚/分(A4普通紙/黒)
サイズ:約372×315×126(mm
自動両面印刷:対応  

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約17.3円
実際の印刷コスト
 L判光沢紙 約14.9円
 フォト年賀状印刷 約21.9円
  A4Photoカラー 約96.9円

1・インクコスト ★★★★★
2・画質(普通紙)★★★★★★
3・画質(写真) ★★★★★ 
4・印刷スピード ★★★★★
5・総合評価   ★★★★★★

 キヤノンの中位機種をおすすめします。

 こちらも、多機種ありますが、印刷速度・品質・コストはどれも同じなので、(旧機種をふくめて)値段で決めて良いです。

 201909151510.jpg

 ただ、印刷する際に、勝手にトレイが空いてプリント完了してくれるのは2019年上位機のみです。

 このギミックは、他社ではもう少し上級機しか搭載しないので、「結構高級感を感じ」ます。この点で上位機を選んでも良いと思います。

 文字印刷は、どの機種も同等です。

 また、基本的には、1番目に「イチオシ」にした、ブラザーの4色モデルでも十分綺麗です。

 201409282219.jpg

 ただし、例えば、飲食店のメニュー表作りなど、白黒文字とカラー写真の混在文書を印刷する際に、特にカラー部分の4色インクでは限界があります。

 そのような用途に使いたい場合、予算が許すならば、5本インクタンクを使用しているキヤノンの上位機種 を選択するのも「あり」でしょう。 

 キヤノンの上位機種は、文字に強く、水でにじみにくい顔料黒インクと、写真に強い染料黒インクを独立して両方搭載しています。そのため、文字と写真が混在したビジネス文書には特に強いです。

 印字速度も、モノクロA4普通紙で15.0枚/分カラーA4普通紙でも10枚/分と、ブラザー並の速度です。

 印刷コストも、「ブラザー並み」まではいきませんが、安値水準ですので、コスト面でも安心して利用できます。

 

 Canon BCI-381 5色マルチパック
  ¥4,776 Amazon.co.jp (9/15執筆時)
 Canon BCI-380XLPGBK ブラック大容量
  ¥1,507 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 純正インクは、こちらになります。

2・A4インクジェット複合機(6色)の比較

 ただ、「上には上がある」もので、キヤノンには、中間色のグレーインクを採用した、文字・カラー印刷にさらに向く上位機があります。

 予算は2万円ほどからあるので、興味のある方は、上記の記事(こちら)をご覧ください。


第6に、写真印刷や年賀状など、クオリティがある程度必要なカラー写真印刷をメインに考えている人には

 201803301355.jpg

【2018】

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.14

 4・EPSON Colorio EP-881AW【各色】
   ¥15,921 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

【2019】

 4・EPSON Colorio EP-882AW【各色】
   ¥30,897 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

インク種類:染料インク
カラーインク数:5色
黒インク数: 1色
印刷速度:5.5枚/分(A4普通紙)
サイズ:349×340×142mm
自動両面印刷:対応  

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約20.6円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約14.0円
 フォト年賀状印刷 約20.7円
  A4Photoカラー 約77.4円

1・インクコスト ★★★★★
2・画質(普通紙)★★★★☆
3・画質(写真) ★★★★★★
4・印刷スピード ★★★★☆
5・総合評価   ★★★★★★

 大きさ:390x141x341mm(収納時)

 今回紹介してきた4色インクの商品だと品質が落ちます

 201807191219.jpg

 その場合、エプソンの6色インク採用の EP-881AWを選ぶとよいと思います。

 ただし、エプソンの6色インクの機種は、基本的に、文字に弱く写真に強い性質の染料インクを全量使うため、普通紙印刷にはさほど向きません。

 どちらかと言えば、カラー写真印刷用ですから、その点は留意しましょう。

 つまり、マット紙や光沢紙で写真年賀状を印刷するような用途ではなく、モノクロ普通紙への印刷や、普通紙にカラー印刷する程度の場合は、今回紹介した4色でも十分です。

 201907191112.jpg

 【 EP-881AW】

 EPSON 6色増量パック KAM-6CL-L
  ¥6,711 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 EPSON 大容量ブラック KAM-BK-L
  ¥1,001 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 純正インクは、こちらになります。

2・A4インクジェット複合機(6色)の比較

 なお、EP-780Aを含む、高品質な6色インクのインクジェット複合機については、最新モデルを含めて上記のリンク記事を参考になさってください。

補足:用紙やインクに関する注意点!

 ということで、今日は、最新機種のカラー複合機・インクジェットプリンターのオススメについて書いてみました。

 

 最後に、インクに関する、注意点です。

 第1に、スターターインクカートリッジについてです。

 この点は先ほど説明したように、「オマケ程度の容量」しか入っていません。

 アマゾンはプリンタ本体の価格もデンキヤより安いですが、純正インクは量販店よりかなり安いです。インク代と本体と総合的に考えれば、かなり費用を節約できます。

 第2に、互換トナーや詰め替えインクについてです。

 インクについては純正インクではない「互換インク」「入れ替えインク」があります。しかし、1年間の本体保証期間中は(少なくとも)純正インクを使いましょう。不良品も中にはありますし、まさかの場合にプリンタの無料修理保証が効きません

 なお、故障については、各社共にメーカーのサポートセンターに電話をかけて、宅急便での引き取って修理して貰う方式なので、実店舗で買っても、ネットで買っても手間は変わりありません。 


 続いて、用紙の話です。

 201807191946.jpg

 コクヨ PPC用紙 A4 500枚
  ¥763 Amazon.co.jp (9/15執筆時)  

 コクヨ プリンター用上質普通紙250枚 A4
  ¥423 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 富士フイルム 画彩 400枚【各サイズ】
  ¥1,101 Amazon.co.jp (9/15執筆時)

 プリンター複合機を買われた場合に適切な用紙ですが、「おすすめ」は上記のものです。

 普通紙については、コクヨのPPC用紙の品質が高いです。格安品は紙厚が薄いものがあり、紙詰まりの原因になりますが、品質が安定しています。

 上質普通紙は、高品質で仕上げたい場合利用する普通紙です。白色度が高く「にじみ」の少ない印刷を得ることができます。

 写真光沢紙は、富士フイルムの画彩シリーズが、価格と品質を備えています。自社生産できるのでメーカー純正品より安く、品質が良いです。

ーーー

 というわけで、今回は、前編と後編で4色インクのプリンターについて紹介しました。

 201807212147.jpg

1・A4インクジェット複合機(4色)
2・A4インクジェット複合機(6色)
3・A4ビジネスインクジェット
4・A3インクジェット複合機
5・A4モノクロレーザー
6・A4モノクロレーザー 複合機
7・A4カラーレーザープリンタ
8・A3カラーレーザープリンタ
9・プリンターの基本的な選び方 【まとめ】

 なお、プリンター関連の記事は他にもありますので、これらもよろしくお願いします。

 また、最後になりますが、今回の記事がもしお役に立ったようならば、以下のTwitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

 (なお、前半からの続き記事ですので、前半記事をご紹介いただけると、いっそう嬉しいです!)

 ではでは。

posted by Atlas at 15:56 | Comment(0) | プリンター

2019年08月17日

比較2019'【高画質/低コスト】最新プリンター85機の選び方:写真/文書・家庭用・ビジネス用

【今回レビューする内容】 2019年 種類・メーカー別のプリンターの賢い選び方の紹介【まとめ】複合機の選び方・メーカーごとの特長(ブラザー エプソン キヤノン)カラーインクジェット・モノクロレーザー・カラーレーザープリンターの機能の違いなど

今回のお題
目的に沿ったプリンターは、どのように選ぶのがおすすめ?

 ども、Atlasです。

 今日は、2019年8月現在、最新となるプリンターの選び方の「基本」の解説です。

 201807212147.jpg

 年賀状印刷など家庭向きの「カラーインクジェット」から、オフィス用の「カラーレーザー」まで、用途に合った「最新プリンター」を見つけるための「お手伝い」を目指した記事です。

1・A4インクジェット複合機(4色)
2・A4インクジェット複合機(6色)
3・A3インクジェット複合機
4・A4ビジネスインクジェット  
5・A3ビジネスインクジェット  
6・エコタンク搭載ビジネスプリンタ
7・A4モノクロレーザープリンタ
8・A4モノクロレーザー 複合機
9・A4カラーレーザープリンタ
10・A3カラーレーザープリンタ

 このブログでは、以上の比較記事で、新型だけで「85機」のプリンターを「1機種ずつ」比較してきました。

 個人でやっているブログで、個別解説を加える形式では、おそらく「日本一の網羅数」ではないかと思います。

 201807212153.jpg

 今回は、主に「初めて買う初心者」・「新しく買い直す中級者」の方にむけての補足記事です。

 「写真・年賀状を印刷したい」「レポートを印刷したい」「オフィスでプリンタ共有したい」など、目的に沿ってどのプリンタを選べばよいのかを、順序立てて、詳しく解説します。

1・写真印刷が得意なプリンター

  

 さしあたって、皆さんに伺いたいことは、「写真印刷」に関する希望です。

1・写真や年賀状を印刷する
2・写真や年賀状の印刷は不要

 201807212237.jpg

 お答えが、「写真や年賀状を印刷する」ならば、選ぶべきプリンターのジャンルは、インクタンクを利用する「家庭用インクジェットプリンター」しか選択肢はありえません。

 レーザープリンターの場合、厚みのある「写真専用紙の搬送に対応しないから」です。 

1・A4インクジェット複合機(4色)
2・A4インクジェット複合機(6色)
3・A3インクジェット複合機

 このブログでは、「家庭用インクジェットプリンター」は、3つの記事に分けて紹介してきました。

 201509301028.jpg

 このうち、デジカメを引き延ばして「A4用紙に印刷するのに向く」プリンタは、1番で紹介した、6色以上のインクジェット複合機です。

 このブログでは、2番(A4サイズ)と3番(A3サイズ)の記事で、それぞれ紹介しています。

 これらの製品は、ブラックシアンイエローマゼンダというCMYKカラーのほか、薄めの中間色や、黒・グレー系のインクを加えて、写真の彩度を増す工夫がなされています。

 201807191140.jpg

 とくに、最近のデジカメ・一眼レフの高性能に対応するため、「グレー」などの黒系のインクを新しく加えることが流行しています。

 なぜなら、TVの場合もそうですが、黒の表現力(深み)が増すと、カラー部分の階調性が高まるため、綺麗に印刷ができるからです。

 201807182249.jpg

2・A4インクジェット複合機(6色)

 こうした写真印刷が得意な機種を「狙う場合」、上記の2番のリンク先の記事で紹介した各機種で、「ある程度決め打ち」で良いと思います。

 一方、「写真」以外、特に「文字」も印刷したいというかたは多いでしょう。

 そこで、以下では、そうした場合、機種選びをどうするべきかについて、もう少し考えていきます。

2・写真/文書の印刷に対応できるプリンタ

 201409282243.jpg

 ここで、皆さんにお聴きしたいことは、「文書印刷」に関する希望です。

1・写真や年賀状「を」印刷する
2・写真や年賀状「も」印刷する

  「写真」もだが、「文字中心の文書」も印刷するという方は、とくに家庭用と考えている方には多いでしょう。

 201807181837.jpg

 この場合は、注意が必要です。

 なぜなら、写真に向く、「6色インクジェット」のうち、エプソンの「カラリオ」は(数機の例外を除き)全ての色で「染料インク」を利用しているからです。

 201807191209.jpg

 染料インクは、水性インクなので、普通紙にプリントアウトした文字は「にじみ」ます。写真には強い方式ですが、文字は「からきし」です。 

 エプソンは良心的なので、「カラリオ」については、「フォト向きのプリンタ」として売っています。


 201807181908.jpg

 一方、キヤノンは、「6色インクジェット」について、エプソンとは異なる方針を取っています。

 201807191347.jpg

 同社は、文字がにじみにくい「顔料黒インク」と写真に強い「染料黒インク」を「ダブルで搭載する方式」を取っています。

2・A4インクジェット複合機(6色)

 これにより「文字にも、写真にも」ある程度強いというのが同社のプリンターの「強み」となっています。

 したがって、「写真印刷」「文書印刷」を両方とも!という方は、上記のリンクから「キヤノン決め打ち」でお探しになると良いでしょう。

3・カラー文書の印刷が得意なプリンタ

 201807191555.jpg

 続いて、「写真はほぼ印刷しない」 というかたについてお聴きします。

1・カラービジネス文書は印刷する
2・カラービジネス文書も印刷しない

 「YES」の場合、今度は「普通紙(コピー用紙)へのカラー文書の印刷が上手にできるプリンタ」を探す必要があります。

 このような機種を選ぶ場合、3つの選択肢が考えられます。


 201807191453.jpg

1・A4インクジェット複合機(4色)

 第1に、本体価格やインクの安さを基準に選ぶ場合です。

 この場合は、1万円前後の予算で買える「4色インクジェット複合機」を購入するのが良いでしょう。

 

 家庭用の4色機は、ブラックシアンイエローマゼンダというCMYKカラーを混ぜるだけの仕組みです。

 しかし、ブラックインクについては、文字に強い「顔料ブラックインク」を利用します。

 また、シアンイエローマゼンダは、多くの機種で染料インクを利用する方式をとるため、「そこそこの文書印刷」と「そこそこの写真印刷」が両立しています。

 201807181900.jpg 

 印刷速度も、例えば、ブラザーは、1分間に10枚前後の印刷速度を出せる高速なプリンターも出しています。

 他にも、インクコストの安い機種もあるので、「コスト最優先」の場合は、【4色インクジェット複合機の比較記事】で紹介した機種を「決め打ち」で良いと思います。


201807181829.jpg

4・A4ビジネスインクジェット  
5・A3ビジネスインクジェット  

 第2に、インクのランニングコストのほか、ビジネスカラー文書のクオリティにもこだわりたい場合です。

 201803301055.jpg

 この場合は「ビジネスプリンター(ビジネスインクジェット)」が選択肢となります。

 ビジネスプリンターは、この分野の開拓者であるエプソンのほか、ブラザーとキヤノンが力を入れるジャンルです。

 201807182243.jpg

 ビジネスプリンターも、家庭用と同様にインクを利用します。

 しかし、ブラックシアンイエローマゼンダの全色が「顔料インク」です。(カラー染料インクに「こだわり」があるブラザーの一部機種は例外)

 B_business_018_img01.jpg   

 「顔料インク」は、写真印刷には弱いが、耐水性・にじみにくさの点では、「最強」です。

 そのため、カラービジネス文書に関しては、6色以上のインクを採用する家庭用の高級機を凌駕するクオリティを得られます。

 201807212336.jpg

 また、ビジネスプリンターは、ビジネス用として主に設計されており、基本的にすべて「複合機」です。

 単に「ファックス・コピー」ができるだけでなく、ファックス機能やADF(原稿自動送り装置)など、「プラスアルファ」の利便性を持つ機種が多いです。

 印刷速度も、少なくとも毎分20枚以上が普通です。

 201807182239.jpg

 本体の大きさも、小型機を選べば、設置性も確保できます。

 こうした点から、ビジネスマン個人事業主などの方が選ぶ「家庭用機」として、ビジネスインクジェットがは最適です。

 このブログの【ビジネスプリンターの比較記事】では、書斎向きの機種も多く紹介しています。よろしければ、ご覧ください。


 180721-0075-16%.png

9・A4カラーレーザープリンタ
10・A3カラーレーザープリンタ

 第3に、カラー文書のクオリティに最大限こだわりたい方です。

 201807220046.jpg

 印字品質は、顔料インクを採用したビジネスインクジェットもたいへん優秀です。

 しかし、「普通紙」に「カラー印刷」した場合の「インクの乗り」は、ビジネスプリンターでは、レーザープリンターに敵わないというのが、Atlasの(現在の)結論です。

 201807210033.jpg

 本体の大きさは、カラーレーザーの場合は、大問題です。

最小級のカラーレーザー
 幅410×奥行465×高さ240mm
最小級のカラーレーザー複合機
 幅410×奥行483×高さ410mm

 いずれの場合も、学習机や事務机に置くのは「無謀」です。

 とはいえ、サイズさえ都合がつけば、これほどビジネス文書に向くプリンタは、他にありません。

 印刷速度は、30枚/分を超える機種が多く、自動両面印刷機能も、基本装備されます。

 201807212352.jpg

 ランニングコストも、他機種に「勝負」できます。

家庭用インクジェットの印刷コスト
  A4普通紙カラー 約8.4円
  A4モノクロ 約2.7円
ビジネスインクジェットの印刷コスト
  A4普通紙カラー 約6.1円
  A4モノクロ 約1.8円
カラーレーザーの印刷コスト
  A4普通紙カラー 約10円
  A4モノクロ 約1.9円

 上表は、「家庭用のインクジェット」・「ビジネスインクジェット」・「カラーレーザー」に関する各記事で、Atlasがそれぞれ「おすすめ」とした機種の印刷コストを表したものです。

 結論的にいえば、しっかりと機種を選べば「他方式並のコストのレーザープリンターはある」と言えます。

 下手なインクジェット複合機より「安い」場合もあるので、コスト面だけで、レーザープリンターを除外して考える必要はないでしょう。

  201807211029.jpg

 設置についても、無線LAN【Wi-Fi】搭載機も多いため、例えば、書斎以外の場所に置いて、リモート印刷など、設置はフレキシブルに考えることができます。

 いずれにしても「カラー文書」を綺麗に印刷したい場合、とくに「勝負に使う!」ビジネス文書・レポートの印刷は、レーザープリンタが「一番よい」です。

 この方式で考えたい方は【A4カラーレーザープリンタの比較記事】に、多くの機種を紹介しました。

 複合機も同時に紹介しています。

4・モノクロ印刷が得意なプリンター

 201803301600.jpg

 最後に、「カラー印刷はそもそも不要」という方についてです。

1・A4モノクロレーザープリンタ
2・A4モノクロレーザー 複合機

 この場合は、上記のいずれかの機種を選べばよいでしょう。

  201510031242.jpg

 第1に、設置スペースを優先したい場合、モノクロレーザープリンタを選ぶとよいでしょう。

 本体のサイズは、幅364×奥行249×高さ199mmと、家庭用インクジェットより小型と言える機種もあります。 

 印刷速度は、20枚前後が平均値で、家庭用インクジェットの2倍は高速です。印字品質も、こと文字に特化して考えるならば、ビジネスプリンターを上回る鮮明度です。

 印字品質も、レーザー式は、レーザーやLEDでトナーを定着させる方式ですから、「にじまない」ため、「ビジネス文書」の印刷としては最もクオリティが出せます。

家庭用インクジェットの印刷コスト
  A4モノクロ 約2.7円
ビジネスインクジェットの印刷コスト
  A4モノクロ 約1.8円
モノクロレーザーの印刷コスト
  A4モノクロ 約1.8円

 印刷コストも、顔料黒インクを採用する、家庭用のインクジェット複合機よりも、1枚あたりの印刷コストは安いです。コスパの面からも十分おすすめできます。

 なお、こうした製品については【モノクロレーザープリンタの比較記事】で詳しく書きました。

 201807201258.jpg

 一方、印刷は白黒でも、スキャナ・コピー機能は欲しいという方は、モノクロレーザー複合機を選ぶとよいでしょう。

201807201939.jpg

 本体の大きさは、小型機でも、幅409×奥行399×高さ317mmと、ある程度のサイズ感があります。

 201806251953.jpg  

 そのため、省スペース化を狙う場合は、【フラッドベッドスキャナの比較記事】で、比較したようなコンパクト型のスキャナを別に買うという選択肢も「あり」でしょう。

 いずれにしても、モノクロレーザー複合機については【モノクロレーザー複合機の比較記事】で、詳しく説明しました。

今回の結論
目的に応じた適切なプリンターの選び方は結論的にこれ!

201807212147.jpg

 というわけで、今日は、モノマニアの関連記事の紹介をしながら、おすすめのプリンターについて紹介してきました。

1・A4インクジェット複合機(4色)
2・A4インクジェット複合機(6色)
3・A3インクジェット複合機
4・A4ビジネスインクジェット  
5・A3ビジネスインクジェット  
6・エコタンク搭載ビジネスプリンタ
7・A4モノクロレーザープリンタ
8・A4モノクロレーザー 複合機
9・A4カラーレーザープリンタ
10・A3カラーレーザープリンタ

 具体的な「おすすめメーカー・機種・型番」については、詳しくは、種類ごとにその機能を紹介した「上記リンク集の個別記事を見て欲しい」と思います。


 最後に、まだ迷っている方ですが、次のような指標から、ざっくりと決めましょう。

1・家庭で、文書から年賀状までマルチに使う方は、
 ・写真画質の良い=A4インクジェット複合機(6色)

2・仕事用で、コスト削減を最重要視したい方は、
 
・コスパと画質の両立する=ビジネスインクジェット  

3・仕事用で、カラー印刷を使わない方には、
 
・低コストで文字が鮮明な=モノクロレーザー複合機

4・仕事用で、十分な設置スペースがある方には、
 ・カラーの発色が強い=カラーレーザー

 基本的にはこれで良いと思います。

ーーー

 最後になりましたが、ここまでの記事がもしお役に立っているようならば、Twitter Facebook はてなブックマーク などで話題を共有していただければ嬉しいです。ではでは、

posted by Atlas at 15:54 | プリンター

比較2019' 安価なA3カラーレーザープリンタ11機のおすすめ・選び方(1)

【今回レビューする内容】2019年 最新A3カラーレーザープリンターの性能とおすすめ機種 EPSON CANON Sater 富士ゼロックス DocuPrint CCOREFIDO NEC DocuPrint 違いとランキング 人気機種の機能の違いや口コミランキング

【比較する製品型番】OKI COREFIDO C824dn C844dnw C835dnwt C835dnw LBP842C LBP841C C3450dII LP-S7160 LP-S7160Z LP-S6160 PR-L9010C2

今回のお題
コストの安いA3カラーレーザープリンターのおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今回は、2019年8月現在、最新のA3対応カラーレーザープリンタの比較です。

  201807211901.jpg

 今回は、3万円台から10万円台の予算で購入できるA3カラーレーザープリンタを紹介します。

1・印刷コスト  ★★★★★
3・画質の良さ  ★★★★★ 
4・印刷速度   ★★★★★ 
5・給紙量    ★★★★★
6・耐久性・保証 ★★★★★
7・総合評価   ★★★★★

 以下では、いつものように各社の製品を比較していきます。

 そしてた、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。

---

1・A4インクジェット複合機(6色)
2・A4インクジェット複合機(4色)
3・A3インクジェット複合機
4・ビジネスインクジェット
5・A4モノクロレーザー
6・A4モノクロレーザー 複合機
7・A4カラーレーザープリンタ
8・A3カラーレーザープリンタ
9・プリンターの基本的な選び方

 なお、今回の記事は、このブログのプリンター比較シリーズの第7回目記事として書きました。

各社のA3カラーレーザーの比較

 早速ですが、比較をはじめます。

 なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


 201905121843.jpg

 【2016年発売】

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.14

 【上位機種】【毎分31枚】

  1・CANON Satera LBP842C
   ¥99,900 Amazon.co.jp (5/12執筆時)

 【下位機種】【毎分26枚】

  2・CANON Satera LBP841C
   ¥64,800 Amazon.co.jp (5/12執筆時)

カラー印刷速度:26枚/分
モノクロ印刷速度:31枚 /分
トレイ給紙枚数:350枚
大きさ:545×591×361mm
保証年数:1年
両面印刷:対応
無線LAN:非対応
耐用枚数:不明
内蔵メモリー:512MB
解像度: 1200dpi

 キヤノンSatera LBP841CSatera LBP842Cは、A3カラーレーザープリンターの中では「売れ筋」と言って良い製品です。

 201807211908.jpg

 印刷速度は、下位機種が1分間にモノクロ26枚・カラー26枚で、上位機種が、モノクロ31枚・カラー31枚です。

 4色のトナーを1回の搬送で定着できる構造のため、モノクロとカラーの速度は同じです。

 紙の行き来がないため、故障も少なそうです。なお、この2機種は速度以外の点では相違点はありません。

 201807211909.jpg

 印字品質は、能力が高いです。

 カラー印刷でもあざやかに印刷できます。とくに、1200dpiでの高解像度印刷に対応している点が魅力です。スクリーン処理をする場合、最大9600dpiとなります。

 また、写真のような長尺印刷にも対応です。

 201807211911.jpg

 搭載メモリーは、標準512MBです。業務用として申し分ない量です。

 キャノンはLIPS LXという圧縮転送技術を重視しているため物理メモリーは少なくても心配しなくて良いのですが、やはり、メモリー量が多い機種の方が安定することは間違いないです。

ーー

 【純正黒トナー】

  CRG-335BLK (1.65万枚)
   ¥26,200 Amazon.co.jp (5/12執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)

  CRG-335CYN (1.65万枚)
   ¥32,970 Amazon.co.jp (5/12執筆時)

黒印刷のコスト
 ¥2.7/枚
カラー印刷のコスト
 ¥10.9/枚
初期付属トナー
 黒3100枚・カラー4000枚

 印刷コストは、上表の通りです。

 今回紹介する機種の中でカラーとモノクロのバランスを考えると、最もコストパフォーマンスが良好な機種です。

 10万枚毎にメンテナンスキットとITBユニットの交換も必要ですが、そこまでの量を使うことは希でしょう。なお、LBP9200は15万枚ごとです。

 上表の数値は、交換を織り込んだメーカーの公称値ですから、これ以上コストが上がることはありません。

 初期付属トナーは、黒が3100枚、カラーが4000枚分と量が多い点も魅力です。

 201807211915.jpg

 550枚ペーパーフィーダ―PF-E1
  ¥44,625 Amazon.co.jp (5/12執筆時)

 給紙トレイは、250枚対応です。

 増設トレイは、550枚対応のものが3段まで対応できます。フル装備すると、「コピー機」のようになります。

 自動両面印刷は、標準搭載です。

 ネットワークは、USB接続と有線LAN接続に対応します。

 本体保証は、1年間です。

 耐久性は、情報がありません

 しかし、ユニットを10万枚ごとに交換推奨していることから判断しても、他社並みの剛性はあるでしょう。

----

 以上、CANONのSateraの紹介でした。

 トナーの販売価格が安く、カラーの印刷速度も実用性を持っている点で、売れているのが分かる機種です。本体価格は高いですが、両面印刷ユニットが標準装備されている点で、お買得度は高いです。


 

 【2017年発売】

 Windows 7〜10 Mac 10.5〜10.14

 3・FUJIXEROX DocuPrint C3450dII
  ¥80,989 楽天市場 (5/12執筆時)

カラー印刷速度:32枚/分
モノクロ印刷速度:32枚 /分
トレイ給紙枚数:305枚
大きさ:幅499.5×奥行538×高さ422mm
保証年数:1年
両面印刷:標準対応
無線LAN:非搭載
耐用枚数:90万ページ
内蔵メモリー:256MB(最大1.25MB)
解像度: 1200dpi(速度低減有)

 富士ゼロックスのDocuPrint C3450dは、企業や官公庁でよく見かけるA4カラーレーザーです。

 201807211921.jpg

 本体の大きさは、幅499.5×奥行538×高さ406 mmですので、多少ですが他社よりも小型な機種です。

 また、メンテナンスが前面から可能なので、設置場所の融通は利きそうです。

 印刷速度は、モノクロ32枚・カラー32枚です。

 キャノンの上位機種よりも少し高速です。

 印字品質については、1200dpiでの高解像度印刷に対応している点で、キャノンと同等と言えます。

 搭載メモリーは、256MBと余裕の容量です。

 両面印刷は、この機種は標準対応です。

ーーー

 【純正黒トナー】

  CT202459 (5000枚)
   ¥9,953 Amazon.co.jp (5/12執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)

   CT202460 (6000枚)
   ¥17,350 Amazon.co.jp (5/12執筆時)

 【純正ドラム】(4本必要)

  CT350812 (2.4万枚)
   ¥8,920 Amazon.co.jp (5/12執筆時)

 【定着ユニット】

   CWAA0787 (10万枚)
   ¥16,157 Amazon.co.jp (5/12執筆時)

黒印刷のコスト
 ¥3.0/枚
カラー印刷のコスト
 ¥15.5/枚
初期付属トナー
 3000枚

 印刷コストは、実売価格からコストを算出すると、上表のようになります。他社機に比べるとやや高めです。

 初期付属トナーは、3000枚分とトナー量は多いですね。

 201807211927.jpg

 増設1段カセット QL300017(670枚)
  ¥48,959 Amazon.co.jp (5/12執筆時)

 給紙トレイは、標準トレイで305枚対応と多いです。増設トレイはこちらも3段まで追加できます。

 ネットワークは、USBと有線LANとなります。ギガビットは未対応です。

 本体保証は1年間です。

 耐久性は、90万ページと十分です。

---

 以上、富士ゼロックスのDocuPrint C3450の紹介でした。

 印刷スピードの他、比較的安く増設メモリーや増設トレイが手に入る点が魅力でしょう。

 一方、本体はややコンパクトで設置性も良いですが、その分、トナー容量が少なく、モノクロ印刷のコストはやや悪い点がネックでしょう。


 201905121851.jpg

 【2019年発売】

 Windows 7〜10 Mac 10.10〜10.14

 4・OKI COREFIDO C824dn
  ¥46,614 Amazon.co.jp (5/12執筆時)

カラー印刷速度:26枚/分
モノクロ印刷速度:26枚 /分
トレイ給紙枚数:320枚
大きさ:449×552×360mm
保証年数:5年
両面印刷:標準対応
無線LAN:オプション
耐用枚数:60万枚
内蔵メモリー:1GB
解像度: 600dpi

 沖電気(OKI)のCOREFIDO C824dnは、同社のA3カラーレーザーでは最も安いモデルです。

 201905121924.jpg

 本体の大きさは、449 x 552 x 360 mmです。

 小さくはないですが、A3対応のカラーレーザーでは「世界最小サイズ」という触れ込みです。

201807211932.jpg

 印刷速度は、モノクロ26枚・カラー26枚です。

 また、新開発のヒーターの効用で、ファーストプリントも20秒と短縮しています。

 印字品質は、定評があります。

 とくにカラー文書の印刷力は優秀です。Atlasも(コーヒーをかけてぶっ壊すまでは)OKIのカラーレーザーを使っていましたが、インクの「乗り」が素晴らしかったです。


 201807211812.jpg

 搭載メモリーは、2019年登場と新しいこともあり、1GBが標準装備です。

ーー

 【純正黒トナー】

  TC-C3BK1 / (5000枚)
   ¥12,228 Amazon.co.jp (5/12執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)

  TC-C3BC1 (5000枚)
   ¥13,102 Amazon.co.jp (5/12執筆時)

 【純正ドラム】(4本必要)

   DR-C3BK (3万枚)
   ¥12,467 Amazon.co.jp (5/12執筆時)

黒印刷のコスト
 ¥3.1枚
カラー印刷のコスト
 ¥13.1/枚
初期付属トナー
 2500枚

 印刷コストは、上表の通りです。

 モノクロ印刷は標準的ですが、カラー印刷のコストは優秀です。

 初期付属トナーは、2500枚分とトナー量も比較的多いですね。

 201905121906.jpg

 増設ユニット TRY-C3J1(580枚)
  ¥42,271 Amazon.co.jp (5/12執筆時)

 給紙トレイは、標準トレイで320枚対応と大容量です。

また、増設トレイは580枚までと大きいですが、5段まで追加できます。価格は他社よりも安めです。

 両面印刷は、この機種は標準装備です。

 ユニットは別に買うと高いですが、この本体価格で付属するのは優秀だと思います。

 201807211938.jpg

 本体保証は、沖電気の場合5年間無償保証です。

 レーザープリンターは、壊れた場合の修理費が3万円台になることも多く、その点で5年保証が付くのは安心です。装置寿命も60万枚までと、頑丈さも保証されています。

 さらに、定着器ユニット、転写ローラー、ベルトユニット、給紙ローラーセットなど、通常は「消耗品」とみなされるパーツについても、OKIは、5年間の無償提供となります。

 同社は、搬送構造をシンプルに作ることで、ユーザーでもこれらの部品を容易に交換できるようにした結果です。

 201905121910.jpg

 ネットワークは、USB接続有線LAN接続に対応します。

 オプションで無線LANモジュール(WL-A1)が用意されますが、メーカー直で頼む必要がありそうです。

---

 以上、OKIのCOREFIDO C824dnの紹介でした。

 印刷スピード・印字品質・両面対応・多めのメモリー・低価格なカラー印刷コストなど、見所の多い機種です。

 他社にも良い機種はありますが、コスト面で、5年間無償保証はかなり大きく、60万枚という耐久性をフルに行かせると思います。


 201905121851.jpg

 【2019年発売】

 Windows 7〜10 Mac 10.10〜10.14

 5・OKI COREFIDO C835dnw
  ¥81,130 Amazon.co.jp (5/12執筆時)

 【増設トレイ1段セット】

 6・OKI COREFIDO C835dnwt
  ¥35,964 Amazon.co.jp (5/12執筆時)

カラー印刷速度:36枚/分
モノクロ印刷速度:36枚 /分
トレイ給紙枚数:320枚
大きさ:449×552×360mm
保証年数:7年
両面印刷:標準対応
無線LAN:オプション
耐用枚数:100万枚
内蔵メモリー:1GB
解像度: 600dpi

  C835dnwは、OKIのCOREFIDOシリーズの上位機です。

 やや価格は高いですが、OKIの上位機も10万円以内で射程圏に入ります。

 201905121924.jpg

 本体の大きさは、下位機種と同じです。

 したがって、A3対応のカラーレーザーでは「世界最小サイズ」です。 

 【純正黒トナー】

  TC-C3BK2 (1万枚)
   
¥35,572 Amazon.co.jp (5/12執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)

  TC-C3BC2 (1万枚)
   
¥47,040 Amazon.co.jp (5/12執筆時)

 【純正ドラム】(4本必要)

   DR-C3BK (3万枚)
   ¥12,467 Amazon.co.jp (5/12執筆時)

黒印刷のコスト
 ¥2.7枚
カラー印刷のコスト
 ¥11.1/枚
初期付属トナー
 2500枚

 印刷コストは、しかし、同じ筐体サイズながら、1万枚の大容量トナーの利用を「開放」しているため、今回紹介する他社機を含めて「最安」水準です。

 201905121928.jpg

 印刷速度は、モノクロ36枚・カラー46枚ですから、搬送性能も向上しています。

 ファーストプリントも9.9秒とさらに短いです。

 201905121926.jpg

 本体保証は、さらに、耐用枚数が100万枚・保証期間が7年間に伸びています。

 その上で、下位機種は「オプション」だった、無線LANモジュールが「標準装備」になっていますし、価格差以上に性能差は大きいと言えます。

 その他の部分は、下位機種に準じます。

 以上、 C835dnwの紹介でした。

 10万円以内の予算で業務用で考えた場合、保証面・性能面で1ランク上位です。

 他社機を含めても、業務用に考えている方は、ワンランク上のこの機種は「良い選択肢」となるでしょう。

ーーーー

  201905121851.jpg

 【2019年発売】

 Windows 7〜10 Mac 10.10〜10.14

 7・OKI COREFIDO C844dnw
  ¥136,432 Amazon.co.jp (5/12執筆時)

カラー印刷速度:36枚/分
モノクロ印刷速度:36枚 /分
トレイ給紙枚数:320枚
大きさ:449×552×360mm
保証年数:7年
両面印刷:標準対応
無線LAN:オプション
耐用枚数:100万枚
内蔵メモリー:1GB
解像度: 600dpi

 なお、このシリーズの「最上位機」は、C844dnwです。

 やはり同じ筐体を採用しますが、C835dnwと比較して、印刷解像度について1200dpi(True1200)をフォローしつつ、ポストスクリプト3互換性能がプラスされます。

 ただ、いずれも、印刷業(DTP)以外の方は不要でしょうし、基本的には選ばなくて良いと思います。


 201905121940.jpg

 【2015年発売】

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.14

 8・EPSON A3カラーレーザー LP-S7160
  ¥59,800 Amazon.co.jp (5/12執筆時)

 【増設トレイ付属】

 9・EPSON A3カラーレーザー LP-S7160Z
  ¥122,821 Amazon.co.jp (5/12執筆時)

カラー印刷速度:30枚/分
モノクロ印刷速度:35枚 /分
トレイ給紙枚数:305枚
大きさ:499.5×610×452
保証年数:1年
両面印刷:標準対応
無線LAN:非対応
耐用枚数:60万枚
内蔵メモリー:1GB
解像度:最大 1200dpi

  LP-S7160 は、エプソンのA3カラーレーザープリンタです。2機種ありますが、後者は670枚分の増設トレイが付属するモデルです。

 201807211943.jpg

 大きさは、499.5×610×452mmと、多少背が高めです。やはり、オフィス向けの製品と言えます。。

 一方、この機種もフロントオペレーションなので、室内の隙間に入れることが可能です。

 印刷速度は、1分間にモノクロ・カラー共に30枚です。 

 201510041138.jpg

 印字品質は、エプソンは定評があります。

 純正トナーを使う場合は、独自開発のEAトナーを使うため、画質の鮮明度が高いです。解像度的にも1200dpiまで対応できるため、OKIに引けをとらないでしょう。

 また、エプソンの場合、RITPGIという、解像度・階調を強化する機能があるので、600dpiの通常印刷時も、2,400dpi相当で印刷します。そのため、文字の明瞭さなどが向上します。

 いずれにしても、エプソンは、富士ゼロックスのように、オイルレストナーを使うため、文字印刷は得意です。

 搭載メモリーは、1GB付属です。大きな画像ファイルの印刷でも余裕でこなせるでしょう。

 自動両面印刷は、対応します。

ーーー

 【純正黒トナー】

 LPC3T33KV (4700枚)
  ¥9,420 Amazon.co.jp (5/12執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)

 LPC3T33CV (5300枚)
  ¥12,276 Amazon.co.jp (5/12執筆時)

 【感光体ユニット】

  LPC3K17 (2.4万枚)
  ¥8,910 Amazon.co.jp (5/12執筆時)

黒印刷のコスト
 ¥2.9/枚
カラー印刷のコスト
 ¥12.9/枚
初期付属トナー
 1400枚

 印刷コストは、エプソンの公称値によると、上表の通りです。

 コスト的には、カラー印刷が多少高めですね。

   

 【増設トレイ付属】

 ・EPSON A3カラーレーザー LP-S7160Z
  ¥122,821 Amazon.co.jp (5/12執筆時)

 給紙トレイは、305枚まで対応です。増設トレイが必要な場合、最初から付属したモデルを購入すると良いでしょう。

 ネットワークは、USB接続と有線LAN接続に対応します。

 本体保証は1年間です。

 本体の耐久性は、60万枚と安定しています。

 実際60万台まで印刷が想定されない方も、この数値が多いほど、本体が頑丈だと判断できるので、重要視したい部分です。

---

 以上、エプソンの LP-S7160 の紹介でした。

 両面印刷対応で、印刷速度も速く、印字性能も高いといえる機種です。

 ただ、印刷コストは現在のところ「高め」です。そう考えると、耐久性など同様の能力を持つOKIのほうがおすすめと言えるかもしれません。


 201807211817.jpg

 【2016年発売】

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.14

 10・EPSON A3カラーレーザー LP-S6160
  ¥33,800 Amazon.co.jp (5/12執筆時)

カラー印刷速度:25枚/分
モノクロ印刷速度:25枚 /分
トレイ給紙枚数:190枚
大きさ:499.5×537×452
保証年数:1年
両面印刷:オプション
無線LAN:非対応
耐用枚数:60万枚
内蔵メモリー:1GB
解像度: 最大1200dpi

  LP-S6160 はエプソンから販売される格安のA3カラーレーザープリンタです。

 価格的にA4カラーレーザーよりも安い価格で売られているため人気のある機種です。

 201510041131.jpg  

 大きさは、499.5×537×452となります。しっかりとした設置場所が必要な機種です。

 印刷速度は、1分間に、カラー・モノクロ・25枚です。

 多くはないですが、本体価格が安いことを勘案すれば、この速度は健闘していると言って良いでしょう。

 201807211955.jpg

 印字品質は、先述のような同社の技術がLP-S6160には採用され、RITとPGIという技術が採用された上、ドライバーの改良で、文字のクリアさが一段と高まっています。

 普通紙に写真の多い文書を印刷するのはOKIのが得意ですが、文字については、EPSONに強みがあります。。

 搭載メモリーは、1GBと十分で、増設の必要ないでしょう。

 

 両面印刷ユニット LPA3CRU10
  ¥19,410 Amazon.co.jp (5/12執筆時)

 自動両面印刷機能は、オプション対応です。

 この価格帯の製品では標準対応のメーカーがあることを考えるとやや物足りないでしょう。

ーーー

 【純正黒トナー】

  LPC3T35KV (4100枚)
   ¥9,142 Amazon.co.jp (5/12執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)

  LPC3T35CV (3700枚)
   ¥9,051 Amazon.co.jp (5/12執筆時)

 【感光体ユニット価格】(4本必要)

   LPC3K17K (1.4万枚)
   ¥8,910 Amazon.co.jp (5/12執筆時)

黒印刷のコスト
 ¥2.3/枚
カラー印刷のコスト
 ¥14.9/枚
初期付属トナー
 1400枚

 印刷コストは、上表の通りです。

 純正のトナーと感光体ユニットを別に使う方式です。

 それを勘案しての価格とは言え、コスト的にはカラー・モノクロの印刷がやや悪いです。

 201807212002.jpg

 増設1段カセッ LPA3CZ1C12(670枚)
  ¥41,561 Amazon.co.jp (5/12執筆時)

 給紙トレイは、305枚対応です。

 ただ、増設トレイが3段まで追加できますので、A3用紙とA4用紙の併用も可能です。最大で3段まで増設可能です。

 ネットワークは、USB接続有線LAN接続に対応します。

 本体保証は1年間です。

 201807212001.jpg

 本体の耐久性は、60万枚と安定しています。

 実際60万台まで印刷が想定されない方も、この数値が多いほど、本体が頑丈だと判断できるので、重要視したい部分ですね。

---

 以上、エプソンのLP-S6160 の紹介でした。

 本体価格の安さが人気の機種ですね。ただ、次に紹介するNECのレーザープリンターとこの機種はほぼ同型であり、購入の場合は要比較検討です。


 201807212003.jpg

 【2018年発売】

 Windows 7〜10 Mac 10.5〜10.13

 11・NEC color MultiWriter PR-L9010C2
  ¥122,465 Amazon.co.jp (5/12執筆時)

カラー印刷速度:25枚/分
モノクロ印刷速度:25枚 /分
トレイ給紙枚数:350枚
大きさ:499.5×538×406
保証年数:1年
両面印刷:オプション
無線LAN:非対応
耐用枚数:60万枚
内蔵メモリー:256MB(最大1.25GB)
解像度: 最大1200pi

 PR-L9010Cは、NECが発売されているA3レーザープリンターです。

 流通が一部に限られているようですが、本体価格は現行品のA3プリンターでは最安レベルです。

 なお、1つ上で紹介したエプソンのプリンターとおそらく供給元が共通です。

 トナーなどの量を除けば、性能はほとんど同じですから。なお、近日中に型番が変更される予定です。

 印刷速度は、1分間にカラー・モノクロ25枚と、この機種は、エプソンと同じスピードです。

 印字品質については、EAトナーをつかう仕様のため、エプソンと同様に画質の鮮明度が高いです。

 201807211819.jpg

  PPR-L9100C-M2 (512MB)
  ¥86,916 Amazon.co.jp (5/12執筆時)

 搭載メモリーについては、NECも対応します。

 しかし、標準で256MBが標準搭載ですので、不要かもしれません。ただ、エプソンが1GBである点をふまえれば、やや少なめですね。

 

 両面印刷ユニット PR-L9100C-DL
  ¥29,011 Amazon.co.jp (5/12執筆時)

 自動両面印刷は、オプション対応です。

ーー

 【純正黒トナー】

   PR-L9010C-14 (4500枚)
   ¥11,935 Amazon.co.jp (5/12執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)

   PR-L9010C-13 (4500枚)
   ¥14,030 Amazon.co.jp (5/12執筆時)

 【純正ドラム】(4本必要)

  PR-L9100C-31 (2.4万枚)
   ¥10,740 Amazon.co.jp (5/12執筆時)

黒印刷のコスト
 ¥2.8/枚
カラー印刷のコスト
 ¥12.4/枚
初期付属トナー
 2100枚

 印刷コストは、上表の通りです。

 エプソンに較べると、インクコストは安いです。多少トナー量が多いことが影響しているのかもしれません。

 201807211831.jpg

 増設ユニット PR-L9100C-02(670枚)
  ¥50,436 Amazon.co.jp (5/12執筆時)

 給紙トレイは、同じく305枚対応です。増設トレイはこちらも3段まで追加できます。

 ネットワークは、USB接続と有線LAN接続に対応します。

 本体保証は1年間です。

 本体の耐久性は、この機種も60万枚です。

---

 以上、NECの MultiWriter の紹介でした。

 エプソン同様に本体価格が格安な点が魅力です。

 ただ、両面印刷機能が不要ならば、5万円以内で手に入りますから。トナーも、エプソンのエコトナーをOEMで利用しますので、品質が期待できるでしょう。価格も、ほぼ同型のエプソンの LP-S6160より安価です。

後編に続く!
A3カラープリンタのおすすめ結論的にこの機種!

 というわけで、今回の、10万円以内の予算で購入できるA3カラーレーザープリンタを比較しました。

 201807212005.jpg

1・印刷コスト  ★★★★★
3・画質の良さ  ★★★★★ 
4・印刷速度   ★★★★★ 
5・給紙量    ★★★★★
6・耐久性・保証 ★★★★★★
7・総合評価   ★★★★★★

 続く後編【こちら】では、ここまで紹介してきた機種全機種から、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案したいと思います。

 後編は→こちら!

---

 前編は最後になりましたが、今回の記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマーク などで話題を共有していただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 15:47 | プリンター

比較2019' 安価なA3カラーレーザープリンタ11機のおすすめ・選び方(2)

今回の結論
A3カラープリンターのおすすめ結論的にこの機種!

 ども、Atlasです。 

 201807211901.jpg 

 前編記事【こちら】では、10万円以内の予算で購入できるA3カラーレーザープリンタを比較しました。

 今回の後半では、いつものように、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案したいと思います。


 第1に、本体が安く、性能も期待できるA3レーザープリンターとしてオススメできるのは、

 201905121851.jpg

 【2019年発売】

 Windows 7〜10 Mac 10.10〜10.14

 4・OKI COREFIDO C824dn
  ¥46,614 Amazon.co.jp (5/12執筆時)

カラー印刷速度:26枚/分
モノクロ印刷速度:26枚 /分
トレイ給紙枚数:320枚
大きさ:449×552×360mm
保証年数:5年
両面印刷:標準対応
無線LAN:オプション
耐用枚数:60万枚
内蔵メモリー:1GB
解像度: 600dpi

黒印刷のコスト
 ¥3.1枚
カラー印刷のコスト
 ¥13.1/枚
初期付属トナー
 2500枚

1・印刷コスト  ★★★★☆
3・画質の良さ  ★★★★★ 
4・印刷速度   ★★★★☆ 
5・給紙量    ★★★★★
6・耐久性・保証 ★★★★★★
7・総合評価   ★★★★★

 沖電気(OKI)のCOREFIDO C824dnでしょう。

 5万円を切る低価格ながら、毎分26枚という充分な印刷速度を持ちます。

 201905122001.jpg

 【純正黒トナー】

  TC-C3BK1 /  (5000枚)
   ¥12,228 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)

  TC-C3BC1 (5000枚)
   ¥13,102 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【純正ドラム】(4本必要)

   DR-C3BK (3万枚)
   ¥12,467 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 さらに、画質面でも、OKIは、オイルトナーを利用する関係で、定着時の光沢感が良く、印字品質についても期待できます。

 201807211938.jpg

 その上、業務用で利用する場合、60万枚と抜群な耐久力がある上で、5年間のメンテナンス保証が得られる点で、ランニングコスト面でも、非常に力強いです。

 欠点は、無線LANモジュールがオプションである点だけですので、もともと有線で組もうと考えていたならば、この機種で良いと思います。

  201905121906.jpg

 増設ユニット TRY-C3J1(580枚)
  ¥42,271 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 給紙トレイの多段増設も対応するため、業務用にも問題ありません。


 第2に、オフィス業務に向いた、信頼性の高いA3カラーレーザーとしてオススメできる機種は、

 201905121851.jpg

 【2019年発売】

 Windows 7〜10 Mac 10.10〜10.14

 5・OKI COREFIDO C835dnw
  ¥81,130 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【増設トレイ1段セット】

 6・OKI COREFIDO C835dnwt
  ¥118,787 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

カラー印刷速度:36枚/分
モノクロ印刷速度:36枚 /分
トレイ給紙枚数:320枚
大きさ:449×552×360mm
保証年数:7年
両面印刷:標準対応
無線LAN:オプション
耐用枚数:100万枚
内蔵メモリー:1GB
解像度: 600dpi

1・印刷コスト  ★★★★★
3・画質の良さ  ★★★★★ 
4・印刷速度   ★★★★★ 
5・給紙量    ★★★★★
6・耐久性・保証 ★★★★★★
7・総合評価   ★★★★★★

 【純正黒トナー】

  TC-C3BK2 (1万枚)
   
¥35,572 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)

  TC-C3BC2 (1万枚)
   
¥47,040 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【純正ドラム】(4本必要)

   DR-C3BK (3万枚)
   ¥12,467 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

黒印刷のコスト
 ¥2.7枚
カラー印刷のコスト
 ¥11.1/枚
初期付属トナー
 2500枚

 沖電気(OKI)のCOREFIDO C811dnでしょう。

 201905121926.jpg

 業務用として多用する場合、耐久性と保証期間が重要ですが、いずれも、ダントツに性能が良いです。

 その上で、大容量トナーが利用できるので、印刷コストも充分安いです。

 無線LANもこのグレードならば対応しますし、筐体のサイズは、A3対応のカラーレーザーでは「世界最小サイズ」なので、設置性も良い機種です。


 第3に、本体とトナーの総ランニングコストを最大限に削りたい場合は、

 201905121843.jpg

 【2016年発売】

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.14

 【下位機種】【毎分26枚】

  2・CANON Satera LBP841C
   ¥64,800 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

カラー印刷速度:26枚/分
モノクロ印刷速度:31枚 /分
トレイ給紙枚数:350枚
大きさ:545×591×361mm
保証年数:1年
両面印刷:対応
無線LAN:非対応
耐用枚数:不明
内蔵メモリー:512MB
解像度: 1200dpi

1・印刷コスト  ★★★★★★
3・画質の良さ  ★★★★★
4・印刷速度   ★★★★★
5・給紙量    ★★★★★
6・耐久性・保証 ★★★★☆
7・総合評価   ★★★★★

 【純正黒トナー】

  CRG-335BLK (1.65万枚)
   ¥26,200 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)

  CRG-335CYN (1.65万枚)
   ¥32,970 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

黒印刷のコスト
 ¥2.7/枚
カラー印刷のコスト
 ¥10.9/枚
初期付属トナー
 黒3100枚・カラー4000枚

 CANONSatera LBP841Cでしょう。

 トナーコストについては、OKIの上位機種水準よりも多少良い程度です。

 ただ、初期付属トナーがとにかく多く、カラー印刷をあまり使わない方なら、耐用年数まで買わずに済むかもしれません。

 201905122013.jpg

 Canon CRG-335 4色セット
  ¥25,480 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 加えて、2016年発売と言うこともあり、リサイクルトナーが市場に充実する点は強調できます。

 OKIの場合、(市場規模の違いか、特殊な機構が原因かは不明ですが)リサイクルトナーや互換トナーが(発売から時間が経っても)ほとんど市場に出回らない傾向です。

 OKIは、保証期間が長いですが、それは「純正トナーを使い続けた限りでの保証」ですから、ニーズがない可能性もあります。

 機能面でも、キヤノン機は、充分な印刷速度を持ちますし、10万円以内で1200dpiでの高解像度印刷に対応しているのも優秀と言えます。

 201807211915.jpg

 550枚ペーパーフィーダ―PF-E1
  ¥44,625 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 なお、業務用で考えている方には3段までトレイが増設可能です。

補足:用紙について

 最後におまけ!

 201807212013.jpg

 コクヨ KB用紙 A4 500枚 KB-39N
  ¥614 Amazon.co.jp
(8/17執筆時)

 コクヨ KB用紙 A3 500枚 KB-38N
  ¥1,191 Amazon.co.jp
(8/17執筆時)

 レーザープリンターの場合は、普通紙(共用紙)を使って印刷するのが通例です。紙は結構重量があるので、一緒に揃えてしまうと楽です。

 201807212015.jpg

 ホワイトコピー用紙 A4 500枚x5冊/箱 高白色
  ¥2,023 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 ホワイトコピー用紙 A3 500枚x5冊/箱 高白色
  ¥3,258 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 また、業務用の5袋セットならば、こちらをAtlasは愛用しています。

 紙厚はコクヨのKB用紙と同じ64グラムで十分な厚さです。白色度も高く、紙詰まりも起こりにくい良い紙だと思います。また、なにより安いです!

 

 コクヨ カラーレーザー用光沢紙
  ¥680 Amazon.co.jp
(8/17執筆時)

 コクヨ カラーレーザー 両面印刷用マット紙
  ¥552 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 レーザープリンターでは、インクジェット用の用紙はあまり上手く使えません

 写真印刷などで光沢紙を使う場合はこちらを使いましょう。なお、両面印刷の場合はマット紙を使いましょう!

ーー

 201807201118.jpg

 なお、このブログ「モノマニア」では、各種プリンターの価格と性能の比較記事を9つ書いています。

1・A4インクジェット複合機(4色)
2・A4インクジェット複合機(6色)
3・A3インクジェット複合機
4・ビジネスインクジェット  
5・A4モノクロレーザー
6・A4モノクロレーザー 複合機
7・A4カラーレーザープリンタ
8・A3カラーレーザープリンタ
9・プリンターの基本的な選び方 【まとめ】

 A4サイズのレーザープリンタなどと比較を考えている方は、これらの記事もよろしくお願いします。

 また、最後になりましたが、今回の記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマーク などで話題を共有していただければ嬉しいです。

 ではでは。

posted by Atlas at 15:46 | プリンター

比較2019' 最新A4カラーレーザープリンタ30機の性能とおすすめ :複合機対応 (1)

【今回レビューする内容】2019年 新製品のA4カラーレーザープリンタ・複合機の価格・性能とおすすめの選び方:OKI・エプソン・キヤノン・ブラザー・リコー・日本電気・富士ゼロックス 1万円台〜5万円代の人気機種の違いや人ランキング・A4カラーLEDプリンタのコピー機化など

【今回評価する型番】NEC MultiWriter PR-L5800C PR-L5850C JUSTIO HL-3170CDW HL-L8360CDW HL-L9310CDW OKI COREFIDO2 C332DNW C542dnw C612dnw C712dnw Satera LBP7010C LBP621C LBP622C MF642Cdw MF644Cdw LBP661C LBP662C LBP664C MF741Cdw MF743Cdw MF745Cdw IPSiO SP C260L SP C261 DocuPrint CP210 CP310 dw EPSON Offirio LP-S950 MFC-9340CDW MFC-L8610CDW MFC-L9570CDW COREFIDO3 MC573DNW MC363dnw HL-L3230CDW MFC-L3770CDW

今回のお題
高画質でトナーが安いカラーレーザープリンターのおすすめは?

 ども、Atlasです。

 今回は、2019年8月現在、最新となる、カラーレーザープリンターとカラーレーザー複合機の比較です。

 180721-0075-16%.png

 1万円代で購入できる家庭用の激安の機種から、10万円前後のビジネス向けの高級機まで30機種を紹介します。

印刷コスト(純正)¥1,891
印刷コスト(リサイクル)¥429
初期付属トナー:8000ページ相当

1・コスト(純正品) ★★★★★
2・コスト(再生品) ★★★★★
3・画質の良さ    ★★★★★
4・印刷速度     ★★★★★ 
5・給紙量      ★★★★★
6・スキャナ性能   ★★★★★
7・耐久性・保証   ★★★★★
8・総合評価     ★★★★★

 以下では、各製品の100ページあたりの印刷コストをふまえつつ、各機を比較します。

 そして、最後の結論では、上表のような観点から、Atlasのおすすめ機種を提案してきます。

ーーー

1・A4インクジェット複合機(6色)
2・A4インクジェット複合機(4色)
3・A3インクジェット複合機   
4・ビジネスインクジェット  
5・A4モノクロレーザー
6・A4モノクロレーザー 複合機
7・A4カラーレーザープリンタ
8・A3カラーレーザープリンタ
9・プリンターの基本的な選び方

 なお、今回の記事は、このブログのプリンター比較シリーズの第7回目記事として書きました。

1・A4カラーレーザーの選び方の基本

 201807202215.jpg

 6年以上カラープリンターを比較記事を執筆しているAtlasですが、性能面で「間違いのない」プリンターを選ぶには、次の4つの指標が重要と考えています。

ーー

201807202232.jpg

 第1に、印刷速度の速さです。

 カラープリンターは、機種ごと印刷速度にバラツキがあります。快適に使いたい場合、1分間に20枚ほど印刷できるものが良いでしょう。

ーー

 201807202233.jpg

 第2に、自動両面印刷の対応です。

 自動両面印刷に対応する場合、トナーコストだけではなく、紙のコストも節約可能です。この点は軽視されがちですが、重要です。 

ーー

 201807202234.jpg

 第3に、消耗品のランニングコストです。

 プリンターのカタログをみると、印刷コストが「カラー1枚あたり○○円」と書いてあります。

 しかし、それは店頭販売価格をふまえたものではなく、トナーの実勢価格(値引率)は違います

 そこで、今回は、アマゾンの実売価格から、推定印刷コストを算出してみました。また、再生トナーの価格も調べます。

ーー

 201807202236.jpg

 第4に、保証年数です。

 カラーレーザープリンターは、どのメーカーも「出張修理」扱いで、派遣料が高い(部品含めず約3万円)ので、保証年数はわりと重要です。

ーーー

201807202239.jpg

 このほか、「複合機」については、「スキャナーの解像度」・「ADFの画質」・「FAX機能」なども重要なので、詳しく見ていこうと思います。

2・NEC/ゼロックスのカラーレーザー

 はじめに、NEC富士ゼロックスカラーレーザープリンタを紹介します。

 後述するように、両社は、ほぼ同じ性能・形状のプリンタを出しています。これは、富士ゼロックスが生産した製品を、NECが、OEM供給を受けているからです。

 いずれにしても、両社の製品は本体価格とランニングコストが抜群に安いので、家庭用としても人気のメーカーです。

 なお、以下の本文では、Atlasがおすすめできるポイントを「赤字」で、イマイチと思う部分を「青字」で記すこととします。


 201807202244.jpg

 【2016年】

 Windows 7〜10 Mac 10.7〜10.13

 1・NEC MultiWriter PR-L5800C
  ¥23,800 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

モノクロ印刷速度:23枚/分
カラー 印刷速度: 23枚/分
給紙トレイ:250枚
両面印刷:対応
無線LAN:対応
内蔵メモリー:512MB
大きさ:幅420×奥行481×高さ347mm
保証年数:1年

  PR-L5800C は、NECの発売する定番のカラープリンターです。

 2016年に登場のロングセラー機です。

 本体サイズは、420×481×347mmです。

 家庭用には決して小型ではないため、専用の設置場所が必要です。

 印刷速度は、モノクロ・カラーともに23枚/分です。

 より高速な機種もありますが、十分に高速です。

 内蔵メモリーも、512MBと相当多く、遅延などの心配はなく、「能力は高い」と言えます。

 201611091536.jpg

 印字品質については、NECはSuper EA-Ecoトナーを採用します。

 通常品に較べて粒子が細かく高画質です。いわゆる「重合トナー」の類でしょう。なお、あくまでトナーの工夫なので、リサイクルトナー・互換トナーなどを使った場合は、一般的な品質です。

 そのほか、文字の解像度を上げるイメージエンハンスメント処理技術などが見られます。

 印刷解像度は、1200×2400dpです。

 ただし、600dpi以上にする場合、(他機同様に)印刷速度が遅くなります。

 自動両面印刷機能は、搭載です。

 価格的に高価なプリンターなので、このあたりの妥協もありません。

 【純正黒トナー】

  PR-L5850C-14 (3000枚)
   ¥8,059 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)

  PR-L5850C-13 (3000枚)
   ¥11,245 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【互換トナー】

  PR-L5850C-19 (4色・6000枚)
   ¥10,912 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

純正トナー印刷費(100枚)
 黒印刷 ¥280
 カラー
 ¥1,320
互換トナー印刷費(100枚)
 黒印刷 ¥110
 
カラー ¥430

初期付属トナー
  800ページ相当

 印刷コストは、Amazonの平均売価を基準に、100枚あたりの印刷費を算出すると、上表のようになります。

 純正トナーの場合、黒印刷で100枚辺り280円、カラー印刷で1320円です。

 本体の実売価格が3万円以下の入門機は他社にもありますが、それと比較しても割と安いです。

 互換トナーの場合、黒印刷で100枚辺り110円、カラー印刷で430円です。

 純正を利用するより、だいぶコストが安く済みます。もちろんリスクはありますので、一長一短ですが。

 なお、製品に付属する初期トナー(スタータートナー)は800枚と少ないです。比較的早い時期にトナーを買うことになるでしょう。

 201811141704.jpg

 【純正ドラム】(4本必要)

  PR-L5800C-31K (黒・50000枚)
   ¥7,401 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

  PR-L5800C-31M (マゼンダ・50000枚)
   ¥6,966 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 なお、NECの場合、トナーとは別に、50000枚ごとにドラムの交換費用が発生します。

 ここまで印刷するかたは稀でしょうから、上表ではコストに加えていません。加える場合は、カラー印刷100枚あたり60円の追加コストです。

 201807202327.jpg

 給紙トレイは、250枚まで対応です。また、1段までなら増設も可能です。

 201807202329.jpg

 ネットワークは、USBのほか、Wi-Fi有線LANに対応です。有線LANはギガビット対応で、優秀です。

 スマホからの印刷のほか、AppleのAirPrintにも対応します。

---

 以上、NECの PR-L5850C・PR-L5850C の紹介でした。

 以前は、「圧倒的な本体価格の安さ」と「インクスとの安さ」で風靡したシリーズです。

 ただ、現状で実コストを比較すると「やや競争力が弱くなっている」気がします。NECはレーザー部門はOEMでこの機種もそうですが、供給元も「格安路線」で攻めている結果、かもしれません。


 201807202336.jpg

 【2016年】

 Windows 7〜10 Mac 10.7〜10.13

 2・ゼロックス DocuPrint CP210 dw
  
¥32,900 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

モノクロ印刷速度:23枚/分
カラー 印刷速度: 23枚/分
給紙トレイ:250枚
両面印刷:対応
無線LAN:対応
内蔵メモリー:512MB
大きさ:幅420×奥行481×高さ347mm
保証年数:1年

 DocuPrint CP210は、富士ゼロックスの販売するレーザープリンターです。

 この機種は、1つ上で紹介したNECと同一機で、OEM元の富士ゼロックスが発売しているものです。

 この点では、これらの機種から選ぶならば「安い方を選んでよい」とも言えます。

 ただ、利用するトナー(の形状)は異なるので、その部分は比較してみましょう。

 【純正黒トナー】

  CT202677 (3000枚)
   ¥7,400 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)

  CT202678 (3000枚)
   ¥8,260 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【互換トナー】

  CT202677 (4本組/3000枚)
   ¥14,200 Amazon.co.jp (8/17執筆時) 

 【純正ドラム】(4本必要)

  CT351110   (50000枚)
   ¥5,560 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

純正トナー印刷費(100枚)
 黒印刷 ¥250
 カラー ¥1,100
互換トナー印刷費(100枚)
 黒印刷 ¥160
 
カラー ¥630
初期付属トナー
  800ページ相当

 印刷コストは、Amazonの売価をふまえると上表のようになりました。

 純正トナーのカラー印刷は総じて富士通のほうが安いです。

 一方、互換トナーは流通量の関係かNECが安いので、互換トナーを使う前提ならばNEC、純正トナーを使っていくならば、富士通でしょう。

---

 以上、ゼロックスのDocuPrint CP210の紹介でした。

 NECの「兄弟機」でトナーの型番以外は同一です。消耗品コストは、変動がありますが、純正をつかうならば、今のところやや富士ゼロックスが「有利」でしょう。

 ただ、最終的な「結論」は、他メーカーの格安機を全て比較してから、改めて出したいと思います。


 201807202244.jpg

 【2016年】

 Windows 7〜10 Mac 10.7〜10.13

 3・NEC MultiWriter PR-L5850C  
  ¥55,200 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 4・富士ゼロックス DocuPrint CP310 dw
  
¥39,900
Amazon.co.jp (8/17執筆時)

モノクロ印刷速度:28枚/分
カラー 印刷速度: 28枚/分
給紙トレイ:250枚
両面印刷:対応
無線LAN:対応
内蔵メモリー:512MB
大きさ:幅420×奥行481×高さ347mm
保証年数:1年

 NECPR-L5850C富士ゼロックスCP310dwも、(メーカーは異なりますが)OEM製品で性能が同じの同型機です。

 いずれも、ここまで紹介してきた機種の「上位機」となります。

 また、これらのモデルは、下位機種と本体の形状・サイズが「同じ」です。

 相違点は、印刷速度が28枚/分と多少高速化している点と、大容量トナーが利用できる点だけです。

 【NEC】

 【純正黒トナー】

  PR-L5850C-19 (6000枚)
   ¥14,995 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)

  PR-L5850C-18 (6000枚)
    ¥17,677 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【互換トナー】

  PR-L5850C (6000枚×4色セット)
   ¥13,600 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

純正トナー印刷費(100枚)
 黒印刷   ¥240
 カラー
¥1,090
互換トナー印刷費(100枚)
 黒印刷 ¥60
 
カラー
¥260
初期付属トナー
  800ページ相当

 【富士ゼロックス】

 【純正黒トナー】

  CT202681 (6000枚)
   ¥12,200 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)

  CT202682 (6000枚)
   ¥13,300 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【互換トナー】

  CT202681 (6000枚×4色セット)
   ¥25,413 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【互換ドラム】

  CT202681 (4本組/6000枚)
   ¥29,841 Amazon.co.jp (8/17執筆時) 

純正トナー印刷費(100枚)
 黒印刷 ¥210
 カラー ¥920
互換トナー印刷費(100枚)
 黒印刷 ¥110
 
カラー ¥420
初期付属トナー
  800ページ相当

 純正トナー互換トナーいずれも、大容量トナーを利用できる分、両メーカー共に下位機種よりコストが優秀です。

 メーカーごとに見ると、富士ゼロックスのほうが純正トナーは格安で、NECのほうが互換トナーが格安ですね。

 OME供給元が富士ゼロックスで、供給を受けている側がNECなので、こうした差が出ているのだと思います。

 ただ、本体価格が5万円の他社機と比較した場合、とくに純正トナーを利用する場合については、さほど大きなコスト差はありません

 富士ゼロックスとNECの機種は「格安カラーレーザープリンターの代表格」として人気があるものの、やはり、他社機と丁寧に比較する必要はあるでしょう。

 最終的な「結論」は、他メーカーの格安機を全て比較してから、改めて出したいと思います。

3・ブラザーのカラーレーザー

 201807181900.jpg

 続いて、ブラザーA4カラーレーザープリンタを比較します。

 デザイン面で、家庭でも「使いやすい」機種は、ブラザーとキヤノンが「強い」です。

 ご家庭で利用したいと考えている方は、ブラザーの機種は「特に注目!」すると良いでしょう。


 201811141741.jpg

 【2018年】

 Windows 7〜10 Mac 10.11〜10.14

 【レーザープリンター】

 5・Brother JUSTIO HL-L3230CDW
  ¥24,322 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【レーザープリンター複合機】

 6・Brother JUSTIO MFC-L3770CDW
  ¥51,304 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

モノクロ印刷速度:24枚/分
カラー 印刷速度:24枚/分
給紙トレイ:250枚
両面印刷:対応
無線LAN:対応
内蔵メモリー:256MB
保証年数:1年

 HL-3230CDWMFC-L3770CDWは、ブラザーのプリンターの中級機です。

 2機種ありますが、高額な方は「スキャナ・コピー機能」を搭載した「複合機」になります。

 この部分以外変わらない機種なので、同時に紹介します。

 ちなみに、小型機のほうは、個人向けでは、他社を含めて「昨年最も売れていたプリンター」であるHL-3170CDWの後継機です。

 201811141536.jpg

 サイズは、小型機は、410×461×252mmで、複合機は、W410×D509×H414です。

 小型機は、背丈が低く、設置性が抜群に良いため、モノクロ複合機の買換ニーズから「爆発的に売れる」といえる機種です。NECや富士ゼロックスの製品の半分近い高さです。

 家庭で無理なく置ける数少ないカラーレーザープリンターとして「貴重」です。

 複合機は、背が高いですが、写真のように傾斜形状なので、意外と圧迫感なく置けるデザインです。

 印刷速度は、いずれの機種も、1分間に24枚分と、意外に実用性もある機種です。

 内蔵メモリー256MBあります。入門機としては十分以上の量です。

  201710161520.jpg

 印字品質は、ブラザーは定評があります

 2018年新型モデルからは新しい新型トナーが採用され、ビジネス文書の発色が良くなっています。

 また、レーザープリンタとしては珍しくコート紙に標準対応するため、例えばチラシやメニュー表などの印刷に向きます。

 ただ、これは純正トナーに依存する部分なので、リサイクルトナーを使う場合話は別です。

 一方、他社と較べた場合、とくに、モノクロのテキスト印字については、ブラザーはかなりシャープです。ただ、普通紙のカラー印刷のクオリティ(定着した色の質感)は、オイリーなOKIのほうがやや上位です。

 解像度は、600dpiです。

 2,400×600dpi相当」ではないので、「超解像度」的な処理をせずにこの数値が出せます。その点で言えば、下位機種より画質の基本スペックは高いです。

 自動両面印刷機能は、小型機ながら、こちらも対応です。ビジネスにも便利でしょう。

ーーー

 【純正黒トナー】

 TN-293BK (3000枚)
  ¥7,347 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)

 TN-297C (2300枚)
  ¥9,806 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【互換黒トナー】

 TN-293BK (3000枚)
  ¥2,680 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)

 TN-297C (2300枚)
  ¥2,980 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

純正トナー印刷費(100枚)
 黒印刷 ¥270
 カラー ¥1650
互換トナー印刷費(100枚)
 黒印刷 ¥100
 
カラー ¥490
初期付属トナー
  1000ページ相当

 印刷コストは、Amazonの実売価格をふまえると、100枚印刷した場合のコストは、上表の通りです。

 純正トナーは、黒印刷は、富士通やNECと同水準です。

 しかし、カラー印刷は「高め」です。小型化でトナーケースが小さい弊害です。

 互換トナーは、カラーも含めて、他社並みの水準ながら、安いです。

 【純正ドラム】

 DR-293CL  (4本組/18,000枚)
  ¥11,578 Amazon.co.jp(8/17執筆時)

 なお、ブラザーの場合、18000枚の印刷でドラムユニットの交換となります。

 ただ、純正でも4本セットで価格が安いので、費用的には100枚印刷辺り20円ほどで済むため、あまり考えなくて良いレベルです。

 給紙トレイは、250枚対応です。増設はできません。

 201811141556.jpg

 ネットワークは、USB・Wi-Fi・有線LANに対応します。有線LANは100BASE-Tですが、家庭用ならば全く問題ないでしょう。

 スマホからの印刷やAirPrintもフォローします。

 保証は、1年間です。

 先ほども書きましたが、レーザープリンターは基本的に出張修理になります。保証期間外の場合、出張修理のため、部品代・技術料の他に、出張費がかかりますので、1万円では済まない場合が大半です。

 ちなみに、故障した場合、修理するよりも買い換えた方が価格が安い場合がほとんどです。

 (エコではないですが)1年保証である分本体の安いブラザーの場合は、いざとなった場合買い換える心づもりで使うと良いです

 耐久性は、10万枚です。

 ブラザーの製品としては「そこそこ頑丈」といえ、作りは「業務用に耐えうる」ようなものです。

 201807210037.jpg

 スキャナーは、複合機のみ搭載です。

 解像度は1200×2400dpiですから、

 同社のモノクロ複合機の場合よりも上等なものです。

 ADF(原稿自動送り装置)も両面対応で、解像度の制限もかからない仕様(基本300dpi)です。35枚まで同時にスキャンできます。

 ADF転送速度は、最速で、A4カラー両面で約19枚/分という水準です。実用レベルでしょう。

 201807210050.jpg

 ファックスも、複合機のみ搭載です。PCファックスに対応し、PCへの送信とPCからの発進が可能です。FAX自体もスーパーG3対応ですから送信も高速ですね。

---

 以上、ブラザーのHL-3230CDWMFC-L3770CDWの紹介でした。

 いずれの機種も、それぞれのジャンルでは小型であり設置性が良いです。その上で、印字品質・スピード共に高い実用性を持つと言えるでしょう。

 一方、ランニングコスト面では、互換トナーはそれなりに安いですが、純正トナー利用時のカラーコストが高めである点がネックですね。


 201807210019.jpg

【2017年発売】

 Windows 7〜10 Mac 10.11〜10.14

 【メモリ512GB】

 7・BROTHER JUSTIO HL-L8360CDW
  ¥40,201 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【メモリ1GB】

 8・BROTHER JUSTIO HL-L9310CDW
  ¥45,680 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

モノクロ印刷速度:31枚/分
カラー 印刷速度:31枚/分
給紙トレイ:250枚
両面印刷:搭載 
無線LAN:搭載
内蔵メモリー:512MB/1GB
大きさ:W441×D486×H313 mm
保証年数:1年

 HL-L8360CDWHL-L9310CDWは、比較的最近発売された、ブラザーの中型機です。

 2モデルありますが、いずれも「プリント専用機」で「複合機」ではないです。2機の違いは、搭載されるメモリー量と、初期付属トナーの量となります。

 201807210149.jpg

 本体の大きさは、W441×D486×H313mmです。

 床や専用スペースに配置するサイズで、ビジネスオフィスや個人事業主向けのサイズです。

 ただ、横幅が40cm強で、背丈も30cmほどなので、意外と設置できるスペースは「ある」機種です。Atlasも職場で以前この系統の製品を利用していました。

 201807210059.jpg

 印刷スピードは、カラーモノクロともに1分間に31枚と十分です。この価格クラスでは最速機種の1つです。

 内蔵メモリーは、上位機種が1GB・下位機種が512GBです。後から増設はできない仕様ですが、512GBもあれば十分でしょう。

 201710161520.jpg

 印字品質は、下位機種同様に、新規格のトナーですから、従来よりビジネス文書の発色が良くなっています。コート紙にも対応します。

 さらに、PostScript 3互換であるため、DTPなどにも向いた仕様です。標準搭載のフォントもかなり多いです。

 解像度は、下位機種同様です。

 自動両面印刷機能は、こちらも対応です。

ーーー

 【純正黒トナー】

  TN-493BK4500枚)
   ¥7,830 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)

  TN-493C (4000枚)
   ¥15,155 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【互換トナー】

  TN-493  (4色組 4000枚)
   ¥7,390 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【純正ドラム】

  DR-491CL (4本組 30,000枚)
   ¥13,867 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

純正トナー印刷費(100枚)
 黒印刷  ¥180
 カラー ¥1320
互換トナー印刷費(100枚)
 黒印刷 ¥50
 カラー ¥240
初期付属トナー
  4000/1800ページ相当

 印刷コストは、Amazonの実売価格をふまえると、100枚あたりの印刷コストは上表の通りです。

 純正トナーは、黒印刷もカラー印刷も、「安さ」で評判だったNECや富士ゼロックスの中型機よりも安いと言って良い水準です。

 とくに、黒印刷は安いですね。

 互換トナーも、中型のカラーレーザー全体で比較しても「最安水準」です。

 ただし、先述のように、ブラザーの新型は、改良インクを採用した新トナーなので、「真の画質」を得たいならば、純正トナーを使うべきでしょう。

 201807210109.jpg

 初期付属トナーは、下位機種はブラック3000枚・カラー1800枚、上位機種は、ブラック4500枚・カラー4000枚分のトナーが初期添付されます。

 富士ゼロックスやNECは、800枚でしたからお得感が高いです。

 かなりの量なので、「カラーはたまに」という方にも(逆に)おすすめです。当分補充は不要でしょうから。

 なお、ブラザーについても、3万枚ごとにドラムの交換が必要です。

 それを勘案すると、カラー印刷100枚で60円ほどのコストアップになります。

 さらに、50000枚ごとにトナーボックスと、13万枚でベルトユニットの交換が必要です。ただ、ここまでの枚数使用するひとは少ないと思います

  201807210115.jpg

 brother LT-340CL(500枚)
  ¥16,826 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 brother LT-340CL(250枚)
  ¥10,098 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 brother TT-4000(2080枚)
  ¥101,727 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 トレイの給紙容量は、250枚です。ただ、ブラザーはこの価格帯の製品から500枚までの増設トレイを装備できるため、利便性は高いと言えます。

 201807210120.jpg

 また、2080枚まで一挙に増設できるセットもあります。

 また、このグレードからは、3.7型のタッチパネル式カラー液晶モニターなので、「本格的なカラーコピー機」としたい場合にも重宝するでしょう。

 ネットワークは、USB・Wi-Fi・有線LANに対応します。有線LANは、ギガビット対応ですね。

 保証は1年保証です。

 耐久性は、下位機種より伸びて20万枚と十分です。

---

 以上、ブラザーのHL-L8360CDWHL-L9310CDWの紹介でした。

 高速な印刷速度とクオリティの高い印刷が魅力の機種です。一方、純正トナーを利用する場合カラー印刷は標準的なコスパですが、モノクロ印刷はわりと安めです。

 カラー用の初期付属トナーも多めですから、普段はモノクロしか使わないが、たまにカラーを利用したいという場合、消耗品コストの面で有力な選択肢でしょう。

 家庭でも、広めの書斎などで場所が見つけられるならば、デザイン的にも違和感なしに使えそうです。

ーーーー

 201807210212.jpg

 【2017年発売】

 Windows 7〜10 Mac 10.11〜10.14

 【プリンター複合機】

 9・BROTHER JUSTIO MFC-L8610CDW
  ¥54,409 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【プリンター複合機】

 10・BROTHER JUSTIO MFC-L9570CDW
  ¥86,501 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

モノクロ印刷速度:31枚/分
カラー 印刷速度:31枚/分
給紙トレイ:250枚
両面印刷:搭載 
無線LAN:搭載
内蔵メモリー:512MB/1GB
保証年数:1年

 なお、これらの製品には、同じトナー、同じ印刷速度で「スキャナ・コピー機能」だけ付属させた、上記2台の複合機もあります。

  201807210115.jpg

 brother TT-4000(2080枚)
  ¥101,727 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 2機種ありますが、上位機がプリンター専用機と同じく増設トレイが最大4段まで対応するのに対して、下位機種は、増設トレイが最大1段までの「廉価版」となります。

 201807210140.jpg

 また下位機は、3.7インチのカラータッチパネル液晶と、上で見たプリンタ専用機と同じ液晶です。しかし、上位機は7インチの大型液晶となります。

 スキャナーは、いずれの機種も解像度は、1200×2400dpiです。

 ADF(原稿自動送り装置)も両面対応です。また、ブラザーの複合機としてはこのクラスからADFが50枚まで対応となっています。

 ADF転送速度は、最速で、A4カラー両面で約58枚/分という相当の水準です。ブラザーは100dpi解像度下の数値とは言え、300dpi程度でも実用性のある速度が期待できます。

 さらに、MFC-9340CDWと比較すると、これら2機種は、読取速度が約3倍高速化していますね。

 201807210147.jpg

 ファックスは、PCファックスに対応し、PCへの送信とPCからの発進が可能です。

 そのほか、このグレードから、インターネットファックスに対応できるため、PCを介在させずに、スマホなどにFaxをEメールで送れます。

 201807210150.jpg

 便利ですが、本体は、495×526×549mmですから、一般的に「オフィス用機器」であると考えてください。

5・キヤノンのカラーレーザー

 201807181908.jpg  

 続いて、キヤノンのカラーレーザープリンタと複合機を見ていきます。


 201811141759.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.7〜10.14

 11・CANON Satera LBP7010C
  ¥19,008 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

モノクロ印刷速度:16枚/分
カラー 印刷速度:4枚/分
給紙トレイ:150枚
両面印刷:非対応
無線LAN:非対応
内蔵メモリー:16MB
大きさ:400×398×223mm
保証年数:1年(持ち込み修理)

 LBP7010Cは、キヤノンから発売されている「超小型」のカラーレーザーです。

 compact.jpeg

 本体のサイズは、400×398×223mmです。

 ブラザーの小型機が410×461×252mmでしたが、それよりも「小型」です。

 高さが低いのは、自宅ユーザーには助かります。実際、これ以上の大きさになると置けないこともままあります。

 印字速度は、モノクロ印刷は、16枚/分と最低源ありますが、カラー4枚/分と遅いです。

 カラーは「おまけ」というユーザー以外は、注意が必要でしょう。

 メモリーは、16MBです。

 重いファイルの印刷については心配です。

 201807211204.jpg

 印字品質については、詳しいデータがありません。

 印刷解像度は、600dpiです。ソフト処理により2400dpi「相当」の高画質印刷には対応します。

 この点で、印字についてはさほど劣るわけでもないでしょう。印刷見本を見た限り、文字・画像の鮮明度は、同社の水準からすれば低いです。

 両面印刷は、未搭載です。コンパクト機ながらこの点は残念な部分です。

ーーー

 【純正黒トナー】

  CRG-329BLK (1200枚)
   ¥3,813 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)

  CRG-329CYN (1000枚)
   ¥4,639 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【純正ドラム】

  CRG-029DRM(4本組7000枚)
   ¥6,291 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【互換トナー】

  CRG-329(4本組/1000枚)
   ¥4,890 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

純正トナー印刷費(100枚)
 黒印刷   ¥290
 カラー ¥1,700
互換トナー印刷費(100枚)
  黒印刷 ¥100
  カラー ¥470
初期付属トナー
  500枚分 (黒550枚)

 印刷コストは、Amazonの実売価格から計算すると、100枚あたりの印刷コストは、上表の通りです。

 純正トナーは、カラー印刷の費用がかなり割高です。

 互換トナーは、一方、他社並みの水準ながら、安いです。

 純正トナーについて言えば、新製品でもないのにここまで価格が高いのは、やはりユニットの小ささが影響してのことです。

 加えて、7000枚でドラムの交換も必要で、その費用が100枚辺り90円となるため、さらにコストは高まるでしょう。

 201807211213.jpg

 トレイの給紙容量は、150枚です。

 ネットワークは、LANは有線も無線も未搭載です。USBでつなげることが前提です。

 なお、本体の耐久枚数などのデータは、正確な情報が非開示です。

---

 以上、キヤノンの LBP7010Cの紹介でした。

 コンパクト機である点が他機に優るメリット性という機種です。設置場所の関係で、この機種しか置けないという方は多いでしょうが、できれば、もう一回り大きな機種を設置した方が満足度は高いと思います。

 最初に付いてくるトナーの量も500枚分の分量しかないですし、この機種はあまりオススメできないです。


  201807210944.jpg

 【2019年】

 Windows 7〜10 Mac 10.7〜10.14

 【両面印刷なし】【18枚/分】

 12・CANON Satera LBP621C
  ¥22,356 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【両面印刷あり】【21枚/分】

 13・CANON Satera LBP622C
  ¥22,356 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

モノクロ印刷速度:21枚/分
カラー 印刷速度:21枚/分
給紙トレイ:150枚
両面印刷:搭載
無線LAN:(搭載)
内蔵メモリー:1GB
大きさ:430×418×274mm
保証年数:1年(訪問修理)

  LBP621CLBP622Cは、キヤノンでは最も人気のある機種です。

 「十分なクオリティ」を持つ機種では、この機種が最も安いです。

 201807210947.jpg

 本体のサイズは、430×418×274mmです。

 縦横のサイズ感は、トナーを4本搭載するだけにあります。

 とはいえ、上方面の圧迫感は傾斜があるので、感じにくいです。

 印刷速度は、 LBP621C18枚/分LBP622Cは、21枚/分となります。

 ブラザーのライバル機はHL-L8360CDWでしょうが、このクラスだと31枚/分のエンジンでしたので、いずれも性能は、やや劣ると言えます。

 メモリーは、一方で1GBあります。

 その上で、記述言語は、PCと作業負担を分担できるCARPS2ですので、印刷時の「もたつき」のなさは、相当程度期待して良い機種です。

 印字品質は、解像度的は、600dpiです。

 その上で、9600dpi「相当」まで高画質化が可能です。

 ただし「相当」と付く場合、TVでいう「超解像度」のような味付けをした印刷ですので、「相当」ではないブラザー上位機よりは画質は下です。

 201807211005.jpg

 一方、普通紙への印字品質は、ブラザーに比べると写真の発色とのりは良い印象です。

 この分野は、コニカミノルタがよいのですが、家庭用・小規模事業者に向いたシリーズは撤退したので、OKIとともに候補の1つです。

 一方、文字混在文書・ビジネスカラー文書は、ブラザーの「メリハリ」ある表現がAtlasは好きです。

 両面印刷は、LBP622C対応します。紙コストの削減となるでしょう。

ーーー

 【純正黒トナー】

 CRG-054HBLK (3100枚)
  ¥8,900 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)

 CRG-054HCYN (2300枚)
  ¥8,794 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【互換トナー】

 CRG-054H (4本組)
  ¥16,800 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

純正トナー印刷費(100枚)
 黒印刷 ¥290
 カラー ¥1,430

互換トナー印刷費(100枚)
  黒印刷 ¥140
  カラー ¥680

初期付属トナー
  680枚分 (黒910枚)

 印刷コストは、執筆時現在のAmazonの実勢価格からすると上表の通りです。

 純正トナーでの印刷コストは、ブラザーのライバル機と比較すると割高です。

 キヤノンはドラム・トナーが一体型ですので、「3万枚以上」印刷した場合、価格差は縮まるでしょうが、現状のトナー価格をふまえると、コスパはイマイチです。

 互換トナーは、豊富です。

 繰り返しますが、互換トナーは、一定の「リスク」があるのは、他社同様です。

 初期付属トナーは、一方、680枚分と少なく、インク交換はすぐでしょう。

 トレイの給紙容量は、コンパクト型のため150枚です。ブラザーは小型機でも250枚なので、やや少なめです。

 201807211029.jpg

 ネットワークは、USB有線LAN、そして、Wi-Fiも対応です。スマホとの連携も便利でしょう。有線LANはギガビット対応です。

 本体の耐久枚数は、非開示です。

 保証は、1年です。

---

 以上、LBP621CLBP622Cの紹介でした。

 新設計となって2代目の機種でまだ新味があります。内容も、1GBのメモリーなど見所があります。

 ただ、トナー価格がやや高め水準である点と、印刷速度がライバル機よりも遅いのがネックですが、設置性の良さと、家庭向きの良いデザイン性は、ライバルを「出し抜く」この機種の武器と言えます。

ーーー

 201807211034.jpg

 【2019年】

 Windows 7〜10 Mac 10.7〜10.14

  【プリンター複合機】【FAXなし】

 14・CANON Satera MF642Cdw
  ¥47,107 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

  【プリンター複合機】【FAX付き】

 15・CANON Satera MF644Cdw
  ¥52,959 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

モノクロ印刷速度:21枚/分
カラー 印刷速度:21枚/分
給紙トレイ:150枚
両面印刷:搭載
無線LAN:下で説明
内蔵メモリー1GB
大きさ:451×460×400mm
保証年数:1年(訪問修理)

 なお、キヤノンの場合も、上で紹介した、LBP622Cを「複合機」へと改装したモデルがあります。

 印刷速度や、印刷コストなどの部分は、それらと同じです。

 201807211040.jpg

 本体のサイズは、451×460×400mmと特に縦方向に大きいため、オフィス向けです。

 また、スキャナ・コピー機能が付くため、複合機モデルは5インチのタッチパネル液晶が付属です。同じ価格帯のブラザー機より液晶が大きい点が見所ですね。

 スキャナーは、下位機は片面対応ADFですが、上位機は両面対応のADF(原稿自動送り装置)付属です。

 最大50枚まで対応でき、解像度も600dpiまでと十分です。一方、ADFを使わない場合の最大解像度も600dpiですが、基本的にビジネス用の機種ですし、全く問題ないでしょう。

 ADF転送速度は、最速で、A4カラー両面で約14枚/分という相当の水準です。ブラザーの下位機種よりも速く、この部分は「優秀」ですね。

 ファックスは、上位機のみに付属です。スーパーG3高速通信と、PCでの送受信(閲覧・起稿)が可能です。

 ブラザーの上位機に比べると、Eメールとしての配信機能はありません。

 201807211048.jpg

 一方、両機種とも、PCの介在なしに、Eメールや供給フォルダにデータを送れるSEND Lite機能があります。

 ブラザーの場合は、PCの介在が必要になるため、この機能はキャノンの魅力と言えます。ただ、DropBoxなどのオンラインクラウドは、PCを介在させる必要がある点では、限界があります。

 なお、使用するトナー印刷速度などについては、上で紹介した「単機能プリンター」と同じです。

---

 以上、MF642Cdw などの紹介でした。

 プリンターとしての部分は、ブラザーの複合機に(引き続き)及ばない機種です。

 その代わり、大きな液晶パネルや、SEND Lite機能などの利便性を高めています。とくにスキャナのADFは、基本性能が良いため、「複合機」として総合評価するならば、この機種は「買って後悔しない機種」と言えるでしょう。

 魅力なのは、両面対応ADFが付属する上位機ですね。

次回につづく!
おすすめできるカラーレーザーは結論的にどの機種?

 というわけで、今回は、ブラザー・キヤノンのレーザープリンターを比較してきました。  

 記事は、もう少し続きます。

 201807211125.jpg

・CANON LBP661C LBP662C LBP664C
・CANON MF751Cdw MF753Cdw MF755Cdw

 第2回目の記事 では、上記のキヤノンの上位シリーズを紹介していきます。

 201807202236.jpg

 そのほか、「5年の長期保証」で有名な沖電気のCOREFIDO2 C332DNWのほか、リコー IPSiO SP C260LEPSON LP-S950などの「優秀な」カラーレーザープリンターも取り扱います。

 180721-0075-16%.png

1・コスト(純正品) ★★★★★
2・コスト(再生品) ★★★★★
3・画質の良さ    ★★★★★
4・印刷速度     ★★★★★ 
5・給紙量      ★★★★★
6・スキャナ性能   ★★★★★
7・耐久性・保証   ★★★★★
8・総合評価     ★★★★★

 その上で、全メーカーから、最終的にオススメできる機種を目的別・価格別に選定していきたいと思います。

 2回目の記事は→こちら

 引き続き、よろしくお願いいたします。

---

 また、ここまでの記事がもしお役に立っているようならば、Twitter Facebook はてなブックマーク などで話題を共有していただければ嬉しいです!

posted by Atlas at 15:05 | プリンター

比較2019' 最新A4カラーレーザープリンタ30機の性能とおすすめ :複合機対応 (2)

今回のお題
高画質なカラーレーザープリンターのおすすめはどれ?

 ども!Atlasです。

 201807202211.jpg

 今日は、A4カラーレーザープリンターの比較記事の2回目です。

 前回記事1回目)では、ブラザー・NEC・富士ゼロックス・キヤノンのカラーレーザープリンタを紹介してきました。

 今回は、キヤノンの上位機を紹介し、OKI・リソー・EPSONの製品を紹介していきます。続き記事なので、1回目からお読みの方が分かりやすいと思います。よろしくお願いします→こちら

5・キヤノンのカラーレーザー(続き)

 201807181908.jpg  

 前半記事を引き継いで、はじめに、キヤノンの上位機の紹介から入ります。 


 201807211125.jpg

 【2019年】

 Windows 7〜10 Mac 10.7〜10.14

 【LIPS LX非対応】

 16・CANON Satera LBP661C
  ¥59,750 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【LIPS LX対応】

 17・CANON Satera LBP662C
  ¥78,850 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【LIPS LX対応】【カラー液晶】

 18・CANON Satera LBP664C
  ¥94,994 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

モノクロ印刷速度:27枚/分
カラー 印刷速度:27枚/分
給紙トレイ:250枚
両面印刷:搭載
無線LAN:搭載
内蔵メモリー:1GB
大きさ:437×469×313mm
保証年数:1年(訪問修理)

 LBP661CLBP662Cは、キャノンカラーレーザープリンタの上位機種です。

 201807211126.jpg

 本体のサイズは、437×469×313mmです。

 カラープリンタは大型ですが、高さは低くできるため、ラックやカウンターにも入れやすいです。

 高さは、ブラザーのHL-L8360CDWと合わせており、「ライバル視」しています。

 なお、LBP664C に限っては、写真のような5インチのタッチパネル液晶とNFCが付属します。

 印刷速度は、カラー・モノクロ毎分27枚です。

 決して遅いスピードではないですが、やはりブラザーと比べると「数字は控えめ」です。

 201807211102.jpg

 印字品質は、下位機種と同等です。「写真が得意」と言えます。

 印刷解像度は、600dpiです。速度を落とし、またソフト的な処理を加える場合、9600dpi「相当」の高解像度印刷にも対応します。

 メモリーは、こちらも1GBで、増設を考えなくて良いほどの量です。

 201707191024.jpg

 その上で「上位機」については、LIPS LX対応です。これは、キヤノンの業務用機に搭載される記憶言語で、プリンタとPC双方に、印字情報を処理させ、大容量ファイルの印刷速度を向上させる技術です。オフィス向けです。

ーーー

 【純正黒トナー】

  CRG-055HBLK (7600枚)
   ¥18,730 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)

   CRG-055HCYN (5900枚)
   ¥19,748 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【互換トナー】

   CRG-055H (4本組)
   ¥-------- Amazon.co.jp (8/17執筆時)

純正トナー印刷費(100枚)
 黒印刷 ¥260
 カラー ¥1,250
互換トナー印刷費(100枚)
 黒印刷 ¥90
 
カラー ¥450

初期付属トナー
  1200枚分

 印刷コストは、Amazonの実売価格をふまえると、100枚あたりの印刷費は上表の通りです。

 純正トナーは、本体の発売時期の関係でまだ出回っていません。

 ただ、同型の旧型機の事例を参考にすると、最終的には上表の水準に落ち着くでしょう。

 いずれにしても、大容量トナーが利用できるため下位機種よりもコスパは良いです。

 ブラザーの HL-L8360CDWと比べるとやや高めですが、ブラザーは3万枚でのドラム交換が必要な点を考えれば、「同等程度」です。

 互換トナーは、相応に安いですが、リスクについては前述の通りです。

 初期付属トナーは、1200枚分です。

 あまり多くないため、この点では「最初に買うトナー代が本体価格に転嫁」されている面もあります。5万円を超える機種としては残念でしょう。

  201807211154.jpg

 キヤノン 640枚 1段カセットユニット AF1
  ¥24,289 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 トレイは、250枚まで給紙対応できる標準仕様です。ただし、上記のような、オプションの増設トレイも用意されます。1段のみ増設でき、最大で940枚の給紙です。

 ネットワークは、USBのほか、無線・有線LANを装備します。有線LANはギガビット対応です。

 本体の耐久枚数は、高級機を含めて非開示です。

 保証は、1年です。

----

 以上、キヤノンのLBP661C などの紹介でした。

 トナーのコストはブラザーのライバル機と同等水準です。一方、印刷速度は明らかに劣るため、基本的にビジネス文書中心の場合は、ブラザーのが良さそうです。

 一方、カラーの発色と大容量データ処理は、キヤノンは長けますので、写真印刷を主要用途とするならば、こちらの機種か、または、後ほど紹介するOKIのプリンタが候補となるでしょう。

ーーーー

 201807211144.jpg

 【2019年】

 Windows 7〜10 Mac 10.7〜10.14

 【レーザー複合機】

 【FAXなし】

 19・CANON Satera MF741Cdw
  ¥67,327 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【FAX付属】

 20・CANON Satera MF743Cdw
  ¥67,892 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【FAX付属】【LIPS LX対応】

 21・CANON Satera MF745Cdw
  ¥84,269 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

モノクロ印刷速度:27枚/分
カラー 印刷速度:27枚/分
給紙トレイ:250枚
両面印刷:搭載
無線LAN:搭載
内蔵メモリー:1GB
大きさ:451×469×460mm
保証年数:1年(訪問修理)

 なお、こちらの機種にも、プリンター機能に、スキャナ・コピー機能を加えたレーザー複合機が準備されます。

 201807211147.jpg

 本体の大きさは、451×469×460mmです。机の上に置けないこともないですが、基本的には専用スペースが必要です。

 スキャナーは、いずれも両面対応のADF(原稿自動送り装置)を装備します。キヤノンの下位機種と解像度などの水準は同じです。

 ADF転送速度は、最速で、A4カラー両面で約10.9枚/分という水準です。実用水準ですが、競合となるブラザーの上位機よりは速度が遅いです。

 ファックスは、上位機のみに付属です。こちらも、スーパーG3高速通信と、PCでの送受信(閲覧・起稿)が可能です。

 また、先ほども紹介した、PCの介在なしに、Eメールや供給フォルダにデータを送れるSEND Lite機能も付属し、この点でブラザーに優位します。

 なお、使用するトナー印刷速度などについては、上で紹介した「単機能プリンター」と同じです。なお、大容量データのやり取りに有利なLIPS LXは、複合機の場合、最上位機のみ搭載です。

---

 以上、MF741Cdwなどの紹介でした。実売6万円の「高級機」です。

 ただ、キヤノンの下位シリーズの複合機との違いは、主に印刷速度の部分だけですので、この部分に妥協できるならば、下位機種でも良いと思います。

6・沖電気のカラーレーザー

 201807211242.jpg

 続いて、OKIのプリンターを紹介します。

 家庭用としてはあまり知られていませんが、業務用レーザーについては、長期の技術蓄積があるメーカーです。


 201807211246.jpg

【2016年】

 Windows 7〜10 Mac 10.8〜10.14

 22・ OKI COREFIDO2 C332DNW
  ¥30,480 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

モノクロ印刷速度:30枚/分
カラー 印刷速度:26枚/分
給紙トレイ:280枚
両面印刷:対応
無線LAN:対応
内蔵メモリー:1GB
大きさ:410×504×242mm
保証年数:5年

 続いて、沖電気のC332dnwの紹介です。

 同社のプリンターとしては、最も安価な製品です。

 201501091545.jpg

 保証は、沖電気の場合、最初に言及するべき美点です。

 他社のカラープリンターは「出張修理」です。故障時にかかる人件費は、技術料と出張料でどのメーカーも1万円は必ず超えます。

 しかし、沖電気のプリンタは、メンテしやすいシンプルな搬送機構なので、ユーザーがアクセスできない部分での紙詰まりトラブルなどがほぼなくなっています。そのため、長期保証が可能です。

 ただ、保証は「純正のトナー」と「純正のドラム」を使った場合にかぎり「5年保証」ということになります。再生トナーを使った場合はその限りでないことは注意が必要です。

 201501091544.jpg

 また、基本的にメンテ部品が送られてきて、ユーザー自身が交換する方式なので、ある程度、そうした作業ができる中級者以上に向きます。

 説明書も、他社機のように「初心者フレンドリー」ではない「業務向け」なので、個人ユーザーの方は注意しましょう。

 201807211249.jpg

 なお、5年間の無償保証としているのは、プリンタの耐久面で「5年が買換適齢期」とOKIが判断しているからです。

 実際、耐久性が10万枚を超える機種でも、10万枚/5年など期間的な明記があるのが通常ですし、合理的です。

 本体サイズは、410×504×242mmです。

 他社に比べると横長の形状で、高さは低いです。両面印刷に対応するカラーレーザープリンターとしては、2番目に小型・省スペースな機種です。

 201807211301.jpg

 印刷速度は、カラー毎分30枚、モノクロ毎分26枚です。

 同価格帯のブラザーのHL-L8350CDW と較べても十分なスピードです。

 内蔵メモリーは、1GBです。

 かなり充実しています。増設の必要がないという点は美点でしょう。

201807211349.jpg

 印字品質は、良い印象です。

 マイクロファインHDトナーは、約5.6ミクロンと粒子が細かく、トナーの定着力と、発色が他社モデルよりかなり良いです。

 企画書など文章とカラー画像が混在した印刷物のクオリティがとてもよく、他メーカーにくらべて普通紙でも文字が鮮明に印刷できます。Atlasも職場で長いこと便利に使っていました。

 これは、同社のLEDプリントヘッド技術が優れている部分もあります。

 印刷解像度は、600dpiです。速度を落とす場合、600×1200dpiに対応です。

 自動両面印刷機能は対応です。

ーー

 【純正黒トナー】

 TNR-C4AK2 (5000枚)
  ¥9,519 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)

  TNR-C4AC2 (5000枚)
  ¥11,799 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【純正ドラム】(4本必要)

 ID-C4SP (4本組/20,000枚)
  ¥14,500 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【互換トナー】

 TNR-C4AK2 (4本組/5000枚)
  ¥22,405 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

純正トナー印刷費(100枚)
 黒印刷 ¥190
 カラー ¥1,000
互換トナー印刷費(100枚)
 黒印刷 ¥100
 
カラー ¥360
初期付属トナー
  2000ページ相当

 印刷コストは、Amazonでの販売価格をふまえると、100枚あたりの印刷コストは上表の通りです。

 純正トナーは、カラー印刷で1000円前後と、3万円前後の機種としてはコスパは抜群に良いです。

 互換トナーも安めですが、先述のように「5年間の無償保証が無駄」となるので、あまりおすすめしません。

 なお、2万枚ごとにドラム交換が必要です。ただ、その場合のコストを転嫁しても、100枚当たり80円ほどの追加コストで収まります。

 初期付属トナーは、2000枚を印刷することが可能です。他社に比べても多く、お買得です。


 201807211311.jpg

 TRY-C4G1増設トレイ(580枚)
  
¥21,863 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 トレイの給紙容量は250枚です。増設トレイは1段まで対応で、580枚です。

 ネットワークは、USB・有線LAN・無線LAN(Wi-Fi)にフル対応です。有線LANはギガビット対応です。

 耐久性も、装置寿命30万ページと十分な値です。

 以上、OKIのC332DNWの紹介でした。

 企業向けに売られている機種で、デンキヤでは「目立たない存在」ですが、保証期間の長さは、却って個人用に「向く」といえます。印刷速度・印字品質・搭載メモリー量もかなり優れるため、クオリティ部分でも評価できます。

 一方、家庭用を主軸とするブラザーなどに比べると、説明書などが「中級者以上向き」です。同社のサポートは親切で、詳しいとはいえ、この部分は留意しましょう。

ーーー

  201807211320.jpg

 【2016年】

 【レーザープリンター複合機】

 Windows 7〜10 Mac 10.8〜10.14

 23・OKI COREFIDO3 MC363DNW
  ¥50,500 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

モノクロ印刷速度:30枚/分 
カラー 印刷速度:26枚/分
給紙トレイ:280枚
両面印刷:搭載
無線LAN:搭載
内蔵メモリー:1GB
大きさ:427×509×444mm
保証年数:5年

 なお、他メーカー同様に、同じトナーを利用したカラープリンタ複合機も併売されています。

 印刷速度・印字品質は、プリンター部分の機構が同じのため、同品質です

 201807211322.jpg

 本体の大きさは、427×509×444mmです。

 キヤノンほどではないですが、高さが低く設置性は良い機種です。

 スキャナーは、600dpiの解像度という点で、他社と横並びです。

 ADF(原稿自動送り装置)は両面対応で、50枚まで処理できます。

 一方、ADFの速度はA4カラー両面の場合、最速7枚/分です。他社はCISセンサーの数が他社より少ないのは、スキャナ事業も展開するキヤノンとブラザーとの差でしょう。

 ファックスは、高速規格のスーパーG3に対応します。

 一方、PCファックスについては送信のみ対応です。受信はができません。ただし、インターネットファックスには対応し、Eメール形式での送受信は可能です。

---

 以上、MC363DNWの紹介でした。

 この機種の場合も、純正トナーの安さ・印刷速度・印字品質の良さ・5年間の無償保証が魅力です。

 一方、複合機として、スキャナ・コピー機能部分の使い勝手は「イマイチ」です。総合性能として考えるならば、他社機に及ばないと言えます。


 201807211400.jpg

【2016年】

 Windows 7〜10 Mac 10.8〜10.14

 24・OKI COREFIDO2 C542dnw
  ¥84,499 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

モノクロ印刷速度:30枚/分
カラー 印刷速度26枚/分
給紙トレイ:280枚
両面印刷:搭載
無線LAN:搭載
内蔵メモリー:1GB
大きさ:427×571×279mm
保証年数:5年

  C542dnwは、やや価格が離れますが、OKIの入門機C332DNWの次のグレードの上位機になります。

 本体の大きさは、427×571×279mmです。引き続き、背の高さが低くて設置は容易です。

 また、大型の7インチのタッチパネルを装備します。他機器との接続などの設定操作がやりやすいため、カラーコピー機の代替などを考えるオフィスにも向いたモデルです。

 印刷速度は、カラー毎分26枚、モノクロ毎分30枚と下位機種とほぼ同速です。

 搭載メモリー量も1GBと十分です。

 印字品質は、今回紹介する機種の中でも「良い」と言えます。

 なぜなら、印刷解像度が、1200dpi×1200dpi(LEDドットピッチ)だからです。業務として、高詳細な印刷が必要な場合、スピードを落とさず高画質が得られるため、有利です。

201807211420.jpg

 また、幅がA4ならば、長尺印刷にも対応できる点も注目点です。

 自動両面印刷機能は、こちらも対応です。

ーーー

 【純正黒トナー】

  TC-C4BK2 (7000枚)
   ¥14,072 Amazon.co.jp (8/17執筆時

 【純正カラートナー】(3色必要)

  TC-C4BC2 (6000枚)
   ¥12,480 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【純正ドラム】(4本必要)

  DR-C4BK (30,000枚)
   ¥9,799 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【互換トナー】

  TC-C4BK2 (4本組/7000枚)
   
¥32,980 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

純正トナー印刷費(100枚)
 黒印刷 ¥200
 カラー ¥860
互換トナー印刷費(100枚)
 黒印刷 ¥120
 
カラー ¥530
初期付属トナー
  2000ページ相当

 印刷コストは、Amazonでのトナー売価をふまえると上表の通りです。

 純正トナーでは、特にカラー印刷が1000円を大きく下回る水準で利用可能です。コスパは良いでしょう。

 互換トナーは、一方で下位機種と比べても一般的な値段ですね。

 なお、OKIは3万枚でドラム交換です。この枚数を超える印刷を考えると、100枚で130円程度の追加となり、1000円前後のコストと言えます。

 初期付属トナーは、2000枚と多めです。

 201807211411.jpg

 TRY-C4J1増設トレイ  
  
¥21,183 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 トレイは、2段まで対応できます。

 ネットワークは、USB・有線LAN・無線LAN(Wi-Fi)にフル対応です。

 耐久性は、さらに向上し、42万ページとなりました。保証はもちろん5年間です。

 以上、C542dnwの紹介でした。

 どちらかといえば、「コピー機の代替」としてオフィスに備えるための製品です。その場合、職場にある程度詳しい方がいれば、「メンテ費用も5年間削減が見込める」という点で嬉しい機種でしょう。

 その場合、純正トナーを利用することが前提となりますが、トナー価格は安めです。

−−−

  201807211418.jpg

【2016年】

 Windows 7〜10 Mac 10.8〜10.14

 25・OKI COREFIDO3 MC573DNW
  ¥145,848 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

モノクロ印刷速度:30枚/分
カラー 印刷速度:26枚/分
給紙トレイ:280枚
両面印刷:対応
無線LAN:対応
内蔵メモリー:1GB
大きさ:427×576×472mm
保証年数:5年

 この機種も、同じトナーを利用したカラープリンタ複合機も併売されています。

 印刷速度・印字品質は、プリンター部分の機構が同じのため、同品質です。

 本体の大きさは、427×576×472mmです。決して小さいとは言えないサイズで、業務用機ですね。

 201807211423.jpg

 スキャナーは、下位機種の場合と同じ性能です。50枚までの両面原稿に対応するADFが装備されます。

 他社に比べると、速度面で不利で、この部分は力が入っていません。

 201807211425.jpg

 一方で、キヤノンの上位機のように、PCに依存せずEメールなどとしてスキャンデータを送信できる機能が付属します。ソフト的な側面では、下位機種よりも充実しています。

 201807211427.jpg

 ファックスは、このグレードから、PCでの送受信双方に対応します。

 その上で、ブラザーの上位機のように、PCを介入させずにPDFとしてメール・フォルダ配信ができます。

---

 以上、MC363DNWの紹介でした。

 プリンタ部分と保証面での優秀性は繰り返すまでもないでしょう。その上で、ファックスとスキャンデータ双方の「メールでの送信」ができる点が魅力です。

 ブラザーとキャノン双方の良い部分を兼ね備えた機種だと思います。ただし、本体価格の高さはネックです。


 201811141831.jpg

【2016年】

 Windows 7〜10 Mac 10.8〜10.14

 26・OKI COREFIDO2 C612dnw
  ¥86,799 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

モノクロ印刷速度:36枚/分
カラー 印刷速度:34枚/分
給紙トレイ:270枚
両面印刷:搭載
無線LAN:搭載
内蔵メモリー:256MB(増設対応)
大きさ:435×604×340mm
保証年数:5年

 C612dnw は、OKIのもう一つの中級機です。

 こちらは、価格が先ほどのC542dnwとほとんど同じですが、大きな液晶ディスプレイが付属しません。その代わりに、印刷の基本スペックが良い製品です。

 本体のサイズは、435×604×340mmですので、完全に「オフィス用サイズ」です。

 201807211434.jpg

 印刷速度は、カラー毎分34枚、モノクロ毎分36枚と高速になっています。10万円以下のプリンターとしては最速クラスでしょう。

 201807211435.jpg

 OKIプリンタ用増設メモリ MEM512D
  ¥21,465 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

  内蔵メモリーは注意が必要で、この機種は256MBの搭載に止まります。増設には対応するのですが、基本的に高いです。

 印字品質は、一方で、注意が必要です。

 印刷解像度が、600dpiだからです。最大でも600×1200dpiであり、画質の潜在能力は、先ほどの機種を下回る水準です。

 自動両面印刷機能は、こちらも対応です。

---

 【純正黒トナー】

 TC-C4DK2 (8000枚)
  ¥15,583 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)

 TC-C4DC2 (6000枚)
  ¥12,670 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【純正ドラム】(4本必要)

 DR-C4DK (30,000枚)
  ¥11,969 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【互換トナー】

 TC-C4DK2 (8000枚)
  ¥−− Amazon.co.jp (8/17執筆時)

純正トナー印刷費(100枚)
 黒印刷 ¥200
 カラー ¥830
初期付属トナー
  2000ページ相当

 印刷コストは、Amazonでの販売価格をふまえると、上表の通りです。

 純正トナーを使用する場合、ドラムの価格を考慮に入れても、コストは先ほどの機種とあまり変わらない水準です。

 一方「ニッチな業務用機」なので、互換トナーの類は見あたりません。

 ドラムは3万枚で交換ですが、費用は100枚あたり40円ほどです。

 201807211440.jpg

  TRY-C4F1増設トレイ
  
¥32,628 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 トレイの給紙容量は270枚です。またこちらも増設トレイユニットが用意されます。最大2段までの増設に対応します。

 その他は、他機種とほぼ同じです。保証も5年間で、無線LANも付属します。

---

 以上、C612dnw の紹介でした。

 「印刷速度」をさらに高めた製品です。大量印刷には向くでしょう。ただ、画質はC542dnw下回る水準なので、一長一短でしょう。


 201807211444.jpg

 【2016】

 Windows 7〜10 Mac 10.8〜10.13

 27・OKI COREFIDO2 C712dnw  
  ¥102,323 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

モノクロ印刷速度:34枚/分
カラー 印刷速度:36枚/分
給紙トレイ:270枚
両面印刷:搭載
無線LAN:搭載
内蔵メモリー:256MB(増設対応)
大きさ:435×604×389mm
保証年数:5年  

 C712dnw は、10万円以下で購入できるOKIのカラーレーザープリンタとしては最上位の製品です。

 印刷速度は、カラー毎分34枚、モノクロ毎分36枚C612dnwと同等です。

 また、メモリー256MBの搭載に止まり、増設対応である点も同じです。

 印字品質は、一方で、印刷解像度が600dpiの機種です。高額機ですが、OKIの「最高水準」ではない機種です。

ーーー

【純正黒トナー】

  TC-C4CK2 (11000枚)
   ¥21,933 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

【純正カラートナー】(3色必要)

  TC-C4CC2(11000枚)
   ¥22,830 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

【純正ドラム】(4本必要)

  DR-C4CK (30000枚)
   ¥12,245 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

【互換トナー】

  TC-C4CK2 (11000枚)
   ¥---- Amazon.co.jp (8/17執筆時)

純正トナー印刷費(100枚)
 黒印刷 ¥200
 カラー ¥820
初期付属トナー
  2000ページ相当

 印刷コストは、執筆時現在のAmazonでの販売価格からすると上表通りです。

 純正トナーを利用する場合、大容量ながら、下位機よりランニングコスト面では変わりません

 容量で交換頻度が少なくて済む利点はありますが、イマイチ残念でしょう。

 ドラムについては3万枚で交換です。それを加味する追加で160円ほどかかるでしょう。

 201807211440.jpg

  TRY-C4F1増設トレイ
  
 ¥32,628 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 トレイの給紙容量は270枚です。増設トレイは、C612dnw と同じで、最大で2段580枚まで対応できます

 耐久性は、「装置寿命は5年または60万ページ」と記載されます。中位機種は「5年または42万ページ」となるため、全体的にこちらは堅牢な作りだと言えます。

 その他は、下位機種機種とほぼ同じです。保証は5年間で、無線LANも付属します。

---

 以上、 C712dnw の紹介でした。

 メリットは本体の耐久性ですね。日常的に大量印刷するオフィスの場合、堅牢性は重要視しても良いでしょう。ただ、印刷コストの面で言えば、より下位の機種でも十分だと思います。

 なお、最終的なおすすめ機種は、記事の最後で書こうと思います。

7・リコーのカラーレーザー

 続いて、リコーのカラーレーザープリンターの紹介です。


 201807211450.jpg

 【2017年】

 Windows 7〜10 Mac 10.9〜10.13

 28・リコー IPSiO SP C260L
  ¥17,778 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

モノクロ印刷速度:20枚/分
カラー 印刷速度:20枚/分
給紙トレイ:250枚
両面印刷:搭載
無線LAN:搭載
内蔵メモリー:128MB
大きさ:400×450×320mm
保証年数:1年(引き取り修理)

 C260Lは、リコーのプリンターです。

 2017年に発売された新発売機種としては格安です。こちらは、リコーが戦略的に安く売っている機種の後継機です。

 201807211452.jpg

 本体の大きさは、400×450×320mmです。

 さほど小型ではないですが、背の高さは低く圧迫感は少ないです。

 印刷速度は、モノクロ・カラーとも20枚/分です。

 キヤノンの小型機と同じほどで、やや遅めという水準ですね。ただ、格安モデルとしては十分実力があります。

 内蔵メモリーは、128MBです。

 業務用として多人数で共用する場合は少ないですが、個人用と考えると十分でしょう。他社の入門機並のスペックがあります。


201807211502.jpg

 印字品質は、リコーは、富士ゼロックスやエプソンと同じ、オイルレストナーを採用します。

 OKIやキヤノンと比して光沢感が乏しいですが、滲みにくいという特性があります。つまり、普通紙に対して写真印刷より、図・文字印刷に向くタイプです。

 印刷解像度は600dpiです。速度を落とし、ソフト処理する場合は9,600dpi「相当」までの対応です。キヤノンと同じ方式ですね。

 両面印刷は、こちらも対応します。

ーーー

 【純正黒トナー】

  SP C200 (2000枚)
   ¥6,173 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)

  SP C200 (2000枚)
   ¥7,270 Amazon.co.jp (8/17執筆時)  

 【互換トナー】

  SP C200(4本組/2000枚)
   ¥10,114 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

  廃トナーボトル C220 (20000枚)
   ¥2,519 Amazon.co.jp (8/17執筆時)  

純正トナー印刷費(100枚)
 黒印刷 ¥310
 カラー ¥1,180
互換トナー印刷費(100枚)
 黒印刷 ¥130
 
カラー ¥510

初期付属トナー
 
1000枚分

 印刷コストは、Amazonの実売価格から計算すると上表の通りです。

 純正トナーの場合、他社の格安機と比べても同じか、やや高めという水準です。

 互換トナーの場合、相応に安くなるため、この点が売れている理由でしょう。とくに、リコーは、旧機種とトナーを同一としていたので、互換品ではないリサイクルトナーも豊富です。

 なお、ドラムは一体型のため不要です。

 201807211458.jpg

 550枚増設トレイ C340
  ¥32,800 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 トレイは、250枚まで給紙対応できる点で標準的です。

 増設トレイは1段のみ増設できます。

 本体より増設トレイが高いのは、あくまで「(本体を)安売したいのは個人」ということでしょう。

 ネットワークは、USBのほか、無線・有線LANを装備します。

 この点を省略しなかったのは、利便性の上で素晴らしいと思います。

 耐久性は、8万枚となります。

---

 以上、リコーのC260Lの紹介でした。

 レーザーが製造できるメーカーならではの本体価格で人気の製品です。ある程度品質に期待できるリサイクルトナーも割と豊富なので、コスパ重視なら選んでも良さそうです。

 一方、純正トナーは割高で、このあたりは、注意点となります。


 201807211534.jpg

 【2017年】

 Windows 7〜10 Mac 10.9〜10.13

 29・リコー IPSiO SP C261
  ¥31,600 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

モノクロ印刷速度:20枚/分
カラー 印刷速度:20枚/分
給紙トレイ:250枚
両面印刷:搭載
無線LAN:搭載
内蔵メモリー:128MB
大きさ:400×450×320mm
保証年数:1年(引き取り修理)

 C261は、リコーのプリンターの上位機です。

 201807211538.jpg

 こちらは、上で紹介した下位機種と、本体の大きさ、印刷速度、内蔵メモリ、増設トレイ、印字品質、LAN対応は同じです。

ーーー

【純正黒トナー】

 IPSiOC310H (5000枚)
  ¥11,373 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

【純正カラートナー】(3色必要)

 IPSiO C310H (5000枚)
  ¥11,000 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

【互換トナー】

 SP C310H(5000枚)
  ¥11,310 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 IPSiO SP 廃トナーボトル C220 (20000枚)
  ¥2,532 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

純正トナー印刷費(100枚)
 黒印刷 ¥210
 カラー  ¥860

互換トナー印刷費(100枚)
 黒印刷 ¥50
 
カラー ¥320
初期付属トナー
  1000枚分

 印刷コストは、Amazonでの販売価格をふまえると、100枚あたりの印刷コストは安いです。

 純正トナーの場合は、カラーで1000円を切ってきます。ドラム一体型である点をふまえても安いです。

 互換トナーの場合も、他社標準より安いです。

 こちらも、20000枚ごとに廃トナーボトルの交換が必要ですが、価格は安いです。

 耐用枚数は、18万ページで、下位機種の2倍となります。

---

 以上、リコーのC261の紹介でした。

 C250Lと共通の筐体を採用するため、そちらでも大容量トナーを搭載できる余裕はあるはずですが、リコーはこちらのみの採用です。

 言いかえれば、下位機種は「本体は安くするが、トナーは高め」、上位機種は「本体は高いが、トナーは高め」という機種です。

 どちらが「お得」とは言えないですが、こちらは耐用枚数がそれなりに高いので、「純正トナーを使って、長期間、一定程度の枚数を印刷する」オフィスに向くでしょう。

8・エプソンのカラーレーザー

 201807181837.jpg

 続いて、EPSONのカラーレーザープリンターを紹介します。

 エプソンは、業務用としては、ビジネスインクジェットプリンター に力を入れています。

 そのために、A4のカラーレーザープリンタはこの1機種だけの展開です。


 201807211234.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.14

 30・EPSON Offirio LP-S950
  ¥90,711 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

モノクロ印刷速度:31枚/分
カラー 印刷速度:31枚/分
給紙トレイ:250枚
両面印刷:搭載
無線LAN:非対応
内蔵メモリー:1GB(1024MB)
大きさ:幅444x 奥行531x 高さ345mm
保証年数:6ヶ月間(訪問修理)

 LP-S950は、エプソンのカラーレーザープリンタです。どちらかというと小規模オフィス向けの製品で、高耐久性を売りにしている製品です。

 本体の大きさは、幅444.0x 奥行531.0 x 高さ345.0mmです。

 それなりに背は低いですが、あくまでオフィス用の「大きめ機種」と言えます。

 201807211542.jpg

 印刷速度は、カラー毎分31枚・モノクロ毎分31枚と高速です。

 比較的価格の高い製品だけあって、OKIの高級機に勝るとも劣らない速さです。

 内蔵メモリーは、本体価格が高額だけに1GBと十分な量です。 

 L_kosesai_0208_img01.jpg

 印字品質は高いです。

 エプソンの場合、RITPGIという技術を持ちます。

 これは、解像度と階調を補整する機能です。一般的な600dpiの解像度/最高速度の印刷でも2,400dpi相当の印字を再現する技術です。

 これにより、ビジネス文書の文字の明瞭さはかなり高いと言えます。他方、カラー写真や図面の印刷は、あまり得意とも言えない機種です。

 解像度は、OKI同様に1200dpi×1200dpiに対応です。

 現状では最高性能です。また、ソフト的スクリーン処理で最大9,600×1,200dpi「相当」まで画質が向上します。

 いずれにしても、本体価格から言えば一般向きな機種ではないです。しかし、印字のクオリティを重視したい方は、10万円以内の予算ならばこの機種は最適です。特にビジネス文書の美しさでは定評があります。

ーーー

 【純正黒トナー】

  LPC4T11KV (7300枚)
   ¥13,070 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)

  LPC4T11CV (8800枚)
   ¥15,760 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【純正感光体ユニット】(4本必要)

  LPC4K9K  (30000枚)
   ¥21,228 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【廃トナーBOX】

  LPC4H9 (9,000枚)
   ¥3,014 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 【定着ユニット】

  LPC4TCU11 (10万枚)
   ¥30,261 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

純正トナー印刷費(100枚)
 黒印刷 ¥180
 カラー ¥740
初期付属トナー
 
2000枚分

 印刷コストは、Amazonでの販売価格を考慮すると上表の通りです。

 純正トナーは、かなり安い水準です。

 ただ、「業務用」として考える場合、3万枚で4本交換の「感光体ユニット」と9000枚で交換の「廃トナーボックス」の価格は少なくとも考慮するべきです。

 合計してコストを算出すると、カラー印刷は1400円強です。本体価格が高い割に、コスト削減効果はあまり高くないと言えます。

 ネットワークは、有線LANとUSBに接続対応です。Wi-Fiは非対応ですね。

 201905121825.jpg

 増設トレイLPA4CZ1CU3(500枚)
  ¥32,205 Amazon.co.jp (8/17執筆時)

 トレイは、250枚と標準的なサイズです。ただ、こちらも500枚の増設トレイが付けられます。

 耐久性は、40万枚までとOKIと同様に長いです。

 これは信頼性の表れですから、OKI同様に業務に向いている機種ですね。ただし、保証は6ヶ月と非常に短い点が個人ユーザーにとってはマイナス要素です。

---

 以上、エプソンの LP-S950の紹介でした。

 True1200の高解像度に対応する機種はOKIにもあります。比較するとWi-Fiがない点や、ランニングコスト面で不利です。

 ただ、トナーの品質とRITPGI技術で、文字の品質は最高レベルなので、モノクロビジネス文書の印刷に焦点を合わせるならば、決して悪くない機種だと思います。

次回の予告!
A4カラーレーザーのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回はA4サイズのカラーレーザープリンターの紹介でした。

 記事はもう少しだけ続きます。

 180721-0075-16%.png

1・コスト(純正品) ★★★★★
2・コスト(再生品) ★★★★★
3・画質の良さ    ★★★★★
4・印刷速度     ★★★★★ 
5・給紙量      ★★★★★
6・スキャナ性能   ★★★★★
7・耐久性・保証   ★★★★★
8・総合評価     ★★★★★

 次回の第3回目の記事(こちら)では、ここまで紹介してきた全機種から、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。

 第3回目の記事は→こちら!

 引き続き、よろしくお願いします!

posted by Atlas at 15:04 | プリンター

このブログ家電批評モノマニアには「家電やモノの比較記事」が約350本あります!

よろしければ、下部のリンク集もご覧ください。

<広告>

 この記事がお役に立てたようならば、右のリンクから「家電ブログランキング」にクリック投票お願いします。  201302192014.jpg
          

Googleなどの検索エンジンでは

「モノマニア」「家電ジャンル」or「型番」

の単語入力で、このブログの個別記事検索ができます!

<PR>

約350記事の完全なリンク集は、【トップページ】の下部にあります。

今後の
記事は【Twitter アカウント】でツイートしています。お題も募集中!

monomani31.png