2018年09月24日

比較2018'【全部で100機】家庭/仕事用プリンターの選び方の解説書:写真印刷・文書印刷

【今回レビューする内容】 2018年 種類・メーカー別のプリンターの賢い選び方の紹介【まとめ】複合機の選び方・メーカーごとの特長(ブラザー エプソン キヤノン)カラーインクジェット・モノクロレーザー・カラーレーザープリンターの機能の違いなど

今回のお題
目的に沿ったプリンターは、どのように選ぶのがおすすめ?

 ども、Atlasです。

 今日は、最新プリンターの選び方の「基本」の解説です。

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 年賀状印刷など家庭向きの「カラーインクジェット」から、オフィス用の「カラーレーザー」まで、用途に合った「最新プリンター」を見つけるための「お手伝い」を目指した記事です。

1・A4インクジェット複合機(4色)
2・A4インクジェット複合機(6色)

3・A3インクジェット複合機
4・A4ビジネスインクジェット  
5・A3ビジネスインクジェット  
6・エコタンク搭載ビジネスプリンタ

7・A4モノクロレーザープリンタ

8・A4モノクロレーザー 複合機

9・A4カラーレーザープリンタ

10・A3カラーレーザープリンタ

 このブログでは、以上の比較記事で「100機を上回る」数のプリンターを「1機種ずつ」比較してきました。

 個人でやっているブログで、個別解説を加える形式では、おそらく「日本一の網羅数」ではないかと思います。

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 今回は、主に「初めて買う初心者」・「新しく買い直す中級者」の方にむけての補足記事です。

 「写真・年賀状を印刷したい」「レポートを印刷したい」「オフィスでプリンタ共有したい」など、目的に沿ってどのプリンタを選べばよいのかを、順序立てて、詳しく解説します。

1・写真印刷が得意なプリンター

  

 さしあたって、皆さんにお聴きしたいことは、「写真印刷」に関する希望です。

1・写真・年賀状印刷をする
2・写真・年賀状印刷は不要

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 お答えが、「写真・年賀状印刷をする」ならば、選ぶべきプリンターのジャンルは、インクタンクを利用する「家庭用インクジェットプリンター」しか選択肢はありえません。

 レーザープリンターの場合、厚みのある「写真専用紙の搬送に対応しないから」です。 

1・A4インクジェット複合機(4色)
2・A4インクジェット複合機(6色)
3・A3インクジェット複合機

 このブログでは、「家庭用インクジェットプリンター」は、3つの記事に分けて紹介してきました。

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 このうち、デジカメを引き延ばして「A4用紙に印刷するのに向く」プリンタは、1番で紹介した、6色以上のインクジェット複合機です。このブログでは、2番(A4サイズ)と3番(A3サイズ)の記事で、それぞれ紹介しています。

 これらの製品は、ブラックシアンイエローマゼンダというCMYKカラーのほか、薄めの中間色や、黒・グレー系のインクを加えて、写真の彩度を増す工夫がなされています。

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 とくに、最近のデジカメ・一眼レフの高性能に対応するため、「グレー」などの黒系のインクを新しく加えることが流行しています。

 なぜなら、TVの場合もそうですが、黒の表現力(深み)が増すと、カラー部分の階調性が高まるため、綺麗に印刷ができるからです。

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2・A4インクジェット複合機(6色)

 こうした写真が得意な機種を「狙う場合」、上記の2番のリンク先の記事で紹介した各機種で、「ある程度決め打ち」で良いと思います。

 一方、「写真」以外、特に「文字」も印刷したいというかたは多いでしょう。

 そこで、以下では、そうした場合、機種選びをどうするべきかについて、もう少し考えていきます。

2・写真/文書の印刷に対応できるプリンタ

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 ここで、皆さんにお聴きしたいことは、「文書印刷」に関する希望です。

1・写真・年賀状「を」印刷する
2・写真・年賀状「も」印刷する

  「写真」もだが、「文字中心の文書」も印刷するという方は、とくに家庭用と考えている方には多いでしょう。

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 この場合は、注意が必要です。

 なぜなら、写真に向く、「6色インクジェット」のうち、エプソンの「カラリオ」は(数機の例外を除き)全ての色で「染料インク」を利用しているからです。

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 染料インク水性なので、普通紙にプリントアウトした文字は「にじみ」ます。写真には強い方式ですが、文字は「からきし」です。 

 エプソンもは良心的なので、「カラリオ」については、「フォト向きのプリンタ」として売っています。


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 一方、キヤノンは、「6色インクジェット」についてエプソンとは異なる方針を取っています。

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 それは、文字がにじみにくい「顔料黒インク」と写真に強い「染料黒インク」を「ダブルで搭載する方式」です。

2・A4インクジェット複合機(6色)

 これにより「文字にも、写真にも」ある程度強いというのが同社のプリンターの「強み」となっています。

 したがって、「写真印刷」「文書印刷」を両方とも!という方は、上記のリンクから「キヤノン決め打ち」でお探しになると良いでしょう。

3・カラー文書の印刷が得意なプリンタ

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 続いて、「写真はほぼ印刷しない というかたについてお聴きします。

1・カラービジネス文書は印刷する
2・カラービジネス文書も印刷しない

 「YES」の場合、今度は「普通紙(コピー用紙)へのカラー文書の印刷が上手にできるプリンタ」を探す必要があります。

 このような機種を選ぶ場合、3つの選択肢が考えられます。


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1・A4インクジェット複合機(4色)

 第1に、本体価格やインクの安さを基準に選ぶ場合です。

 この場合は、1万円前後の予算で買える「4色インクジェット複合機」を購入するのが良いでしょう。

 

 家庭用の4色機は、ブラックシアンイエローマゼンダというCMYKカラーを混ぜるだけの仕組みです。

 しかし、ブラックインクについては、文字に強い「顔料ブラックインク」を利用します。

 また、シアンイエローマゼンダは、多くの機種で染料インクを利用する方式をとるため、「そこそこの文書印刷」と「そこそこの写真印刷」が両立しています。

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 印刷速度も、例えば、ブラザーは、1分間に10枚前後の印刷速度を出せる高速なプリンターも出しています。

 他にも、インクコストの安い機種もあるので、「コスト最優先」の場合は、【4色インクジェット複合機の比較記事】で紹介した機種を「決め打ち」で良いと思います。


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4・A4ビジネスインクジェット  
5・A3ビジネスインクジェット  

 第2に、インクのランニングコストのほか、ビジネスカラー文書のクオリティにもこだわりたい場合です。

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 この場合は「ビジネスプリンター(ビジネスインクジェット)」が選択肢となります。

 ビジネスプリンターは、この分野の開拓者であるエプソンのほか、ブラザーとキヤノンが力を入れるジャンルです。

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 ビジネスプリンターも、家庭用と同様にインクを利用します。

 しかし、ブラックシアンイエローマゼンダの全色が「顔料インク」です。(カラー染料インクに「こだわり」があるブラザーは例外)

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 「顔料インク」は、写真印刷には弱いが、耐水性・にじみにくさの点では、「最強」です。

 そのため、カラービジネス文書に関しては、6色以上のインクを採用する家庭用の高級機を凌駕するクオリティを得られます。

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 また、ビジネスプリンターは、ビジネス用として主に設計されており、基本的にすべて「複合機」です。

 単に「ファックス・コピー」ができるだけでなく、ファックス機能やADF(原稿自動送り装置)など、「プラスアルファ」の利便性を持つ機種が多いです。

 印刷速度も、少なくとも毎分20枚以上が普通です。

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 本体の大きさも、小型機を選べば、設置性も確保できます。

 こうした点から、ビジネスマン個人事業主などの方が選ぶ「家庭用機」として、ビジネスインクジェットがは最適です。

 このブログの【ビジネスプリンターの比較記事】では、書斎向きの機種も多く紹介しています。よろしければ、ご覧ください。


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9・A4カラーレーザープリンタ
10・A3カラーレーザープリンタ

 第3に、カラー文書のクオリティに最大限こだわりたい方です。

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 印字品質は、顔料インクを採用したビジネスインクジェットもたいへん優秀です。

 しかし、「普通紙」に「カラー印刷」した場合の「インクの乗り」は、ビジネスプリンターでは、レーザープリンターに敵わないというのが、Atlasの(現在の)結論です。

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 本体の大きさは、カラーレーザーの場合は、大問題です。

最小クラスのカラーレーザー
 幅410×奥行465×高さ240mm
最小クラスのレーザー複合機
 幅410×奥行483×高さ410mm

 いずれの場合も、学習机や事務机に置くのは「無謀」です。

 とはいえ、サイズさえ都合がつけば、これほどビジネス文書に向くプリンタは、他にありません。

 印刷速度は、30枚/分を超える機種が多く、自動両面印刷機能も、基本装備されます。

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 ランニングコストも、他機種に「勝負」できます。

家庭用インクジェットの印刷コスト
  A4普通紙カラー 約8.4円
  A4モノクロ 約2.7円
ビジネスインクジェットの印刷コスト
  A4普通紙カラー 約6.1円
  A4モノクロ 約1.8円
カラーレーザーの印刷コスト
  A4普通紙カラー 約10円
  A4モノクロ 約1.9円

 上表は、「家庭用のインクジェット」・「ビジネスインクジェット」・「カラーレーザー」に関する各記事で、Atlasがそれぞれ「おすすめ」とした機種の印刷コストを表したものです。

 結論的にいえば、しっかりと機種を選べば「他方式並のコストのレーザープリンターはある」と言えます。

 下手なインクジェット複合機より「安い」場合もあるので、コスト面だけで、レーザープリンターを除外して考える必要はないでしょう。

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 設置についても、無線LAN【Wi-Fi】搭載機も多いため、例えば、書斎以外の場所に置いて、リモート印刷など、設置はフレキシブルに考えることができます。

 いずれにしても「カラー文書」を綺麗に印刷したい場合、とくに「勝負に使う!」ビジネス文書・レポートの印刷は、レーザープリンタが「一番よい」です。

 この方式で考えたい方は【A4カラーレーザープリンタの比較記事】に、多くの機種を紹介しました。

 複合機も同時に紹介しています。

4・モノクロ印刷が得意なプリンター

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 最後に、「カラー印刷はそもそも不要」という方についてです。

1・A4モノクロレーザープリンタ
2・A4モノクロレーザー 複合機

 この場合は、上記のいずれかの機種を選べばよいでしょう。

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 第1に、設置スペースを優先したい場合、モノクロレーザープリンタを選ぶとよいでしょう。

 本体のサイズは、幅364×奥行249×高さ199mmと、家庭用インクジェットより小型と言える機種もあります。 

 印刷速度は、20枚前後が平均値で、家庭用インクジェットの2倍は高速です。印字品質も、こと文字に特化して考えるならば、ビジネスプリンターを上回る鮮明度です。

 印字品質も、レーザー式は、レーザーやLEDでトナーを定着させる方式ですから、「にじまない」ため、「ビジネス文書」の印刷としては最もクオリティが出せます。

家庭用インクジェットの印刷コスト
  A4モノクロ 約2.7円
ビジネスインクジェットの印刷コスト
  A4モノクロ 約1.8円
モノクロレーザーの印刷コスト
  A4モノクロ 約1.8円

 印刷コストも、顔料黒インクを採用する、家庭用のインクジェット複合機よりも、1枚あたりの印刷コストは安いです。コスパの面からも十分おすすめできます。

 なお、こうした製品については【モノクロレーザープリンタの比較記事】で詳しく書きました。

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 一方、印刷は白黒でも、スキャナ・コピー機能は欲しいという方は、モノクロレーザー複合機を選ぶとよいでしょう。

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 本体の大きさは、小型機でも、幅409×奥行399×高さ317mmと、ある程度のサイズ感があります。

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 そのため、省スペース化を狙う場合は、【フラッドベッドスキャナの比較記事】で、比較したようなコンパクト型のスキャナを別に買うという選択肢も「あり」でしょう。

 いずれにしても、モノクロレーザー複合機については【モノクロレーザー複合機の比較記事】で、詳しく説明しました。

今回の結論
目的に応じた適切なプリンターの選び方は結論的にこれ!

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 というわけで、今日は、モノマニアの関連記事の紹介をしながら、おすすめのプリンターについて紹介してきました。

1・A4インクジェット複合機(4色)
2・A4インクジェット複合機(6色)

3・A3インクジェット複合機
4・A4ビジネスインクジェット  
5・A3ビジネスインクジェット  
6・エコタンク搭載ビジネスプリンタ

7・A4モノクロレーザープリンタ

8・A4モノクロレーザー 複合機

9・A4カラーレーザープリンタ

10・A3カラーレーザープリンタ

 具体的な「おすすめメーカー・機種・型番」については、詳しくは、種類ごとにその機能を紹介した「上記リンク集の個別記事を見て欲しい」と思います。


 最後に、まだ迷っている方ですが、次のような指標から、ざっくりと決めましょう。

1・家庭で、文書から年賀状までマルチに使う方は、
 ・写真画質の良い=A4インクジェット複合機(6色)

2・仕事用で、コスト削減を最重要視したい方は、
 
・コスパと画質の両立する=ビジネスインクジェット  

3・仕事用で、カラー印刷を使わない方には、
 
・低コストで文字が鮮明な=モノクロレーザー複合機

4・仕事用で、十分な設置スペースがある方には、
 ・カラーの発色が強い=カラーレーザー

 基本的にはこれで良いと思います。

ーーー

 最後になりましたが、ここまでの記事がもしお役に立っているようならば、Twitter Facebook はてなブックマーク などで話題を共有していただければ嬉しいです。ではでは、

posted by Atlas at 10:53 | プリンター

比較2018'【写真/文字】高画質なカラープリンター29機のおすすめ・選び方(1)6色インクジェットプリンター:エプソン カラリオ キヤノン ピクサス

【今回レビューする内容】2018年 年賀状/写真印刷対応!高画質な6色A4インクジェット複合機の価格・性能とおすすめ:エプソン・キヤノン カラリオとピクサスの画質の違いインクジェットの値段:写真印刷や年賀状向けの高画質プリンターの機能の違いと人気ランキング Widows 10 Mac OSX 10.13対応

【比較する製品型番】Colorio EP-708A EP-808AW EP-10VA PIXUS EP-710A EP-810A EP-880A EP-711A EP-811AW AB EP-881AW TS8130 TS8230 XK50 PIXUS XK50  XK80 XK70 EP-30VA EP-879AW EP-709A プロセレクション SC-PX3V SC-PX5VII

今回のお題
高画質なインクジェット複合機のおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今日は、インクジェットプリンター複合機を比較します。

1・A4インクジェット複合機(6色)
2・A4インクジェット複合機(4色)

 家庭用のインクジェット複合機は、合計29機と多いので、記事を2つに分けています。

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 今回は1番の記事で、「画質重視」で高画質な6色以上のタンクを採用する、高品質なA4インクジェット複合機の比較です。

 なお、「画質」より「インクの安さや印刷の速さ」を重視したい方は、2番の記事をご覧ください。

 以下では、いつものように、各機種を比較してから、最後に、「結論」として、価格別・目的別に、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。

ーーーー

1・A4インクジェット複合機(6色)
2・A4インクジェット複合機(4色)
3・A3インクジェット複合機   
4・ビジネスインクジェット  
5・A4モノクロレーザー
6・A4モノクロレーザー 複合機
7・A4カラーレーザープリンタ
8・A3カラーレーザープリンタ
9・プリンターの基本的な選び方

 今回の記事は、このブログ「モノマニア」のプリンタ比較シリーズの第1回目記事として書きました。

1・高画質プリンタの選び方の基本!

  「年賀状」や「デジカメプリント」に向く機種を選ぶ場合、中間色を含む「6色以上のインクタンク」でないと、「21世紀水準」のクオリティは得にくいと言えます。

1・高性能機を展開する2大メーカー

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 この多色印刷の技術を家庭用に出しているのは、現在、エプソンキヤノンの2社となります。

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 4色インクプリンタは、ブラザーHPも品質の良い製品を出しています。しかし、ハイアマチュア以上のニーズに対応する、フォト用のハイグレード機種はラインナップがありません。

 この分野では、20年以上の技術的蓄積があるエプソン・キヤノンのプリンターが市場を寡占しており、他メーカーが手を出せない状況です。これは、海外も同じです。

 今回は、この2社が「家庭用プリンタ」として出している「高画質機を全機種比較」します。

2・選ぶ際の比較のポイント!

1・インク構成
2・インクコスト
3・印刷速度

 今回の記事で、「特に重要視する比較ポイント」は、以上の3点です。

 順番に解説します。

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  第1に、「インク構成」です。

 最近の傾向を見ると、インクの工夫による「高画質化」の方向性は2系統あります。

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 第1に、シアンイエローマゼンダブラックという発色の基本となる色に、ライトシアンライトマゼンダなど「カラーの中間色」を入れて、色調表現を鮮やかにする方向性です。

 比較的昔からある方式ですが、彩度・発色が高まるため、スナップ写真の印刷や年賀状印刷には向きます。

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 第2に、シアンイエローマゼンダブラックという発色の基本となる色に、グレー・レッドなどの濃いめの色を混ぜる方法です。

 以上は、エプソンの例ですが、キヤノンもグレー・ブルーのなどを入れて、この部分を工夫しています。

 これは最近の傾向です。一眼レフの高性能化で「階調表現」「色域」が充実し、ハイアマチュアの理想とする「綺麗な写真の基準」が代わってきたためでしょう。

 黒つぶれせず、色彩の鮮やかさと奥行感を出すため、インク構成が変化してきたと思われます。もちろん、逆に太陽光の下での写真など低彩度写真の画質向上にも効果があります。

 現在お持ちのプリンタより「プレスアルファ」のクオリティを期待するなら、こうした色構成にも注目すると良いでしょう。

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 第3に、ブラックインクの種類です。エプソンは家庭用(カラリオ)については、黒インクを染料インクとしています。

 一方、キヤノンは、上位機を含めて顔料系黒インク染料系黒インクWで搭載するため、写真印刷にも文字印刷にも強い機種が多いです。

 年賀状・写真だけでなく、ビジネスにも利用したい方は、注目しておきましょう。


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  第2に、「インクコスト」です。

 多色インクモデルは、機種によって相当コストが異なります。

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 しかし、エプソンキヤノンも、カタログでは、L判用紙(8.9 × 12.7 センチ)のカラー印刷の場合の印刷コスト以外は「非公開」です。

 そのため、今回の記事では、メーカーが検証に使用した用紙やインクについてのデータを使いながら、A4サイズ(21 × 29.7 センチ)に換算した推定印刷コストも含めて試算しました。

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 印刷コストは、インクの希望小売価格ではなく、アマゾンの実売価格をふまえたものにしてあります。

 そのため、ある程度まで、現実的なコストをお伝えできると思います。面積比や原価と売価の差など、簡単なExcel計算式を作ってやりました。もちろん提示するデータは、あくまで「目安」です。


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  第3に、「印刷速度」です。

 エプソンの場合、基本的に高画質機は、スピードを重視せず、L判などの写真印刷速度しか公開しません。実際、実測値で、普通紙の印刷はA4で4枚/分程度です。

 キヤノンの場合、先述の顔料黒インクの採用など、ある程度まで「ビジネス的利用」も織り込んでいるため、普通紙で15枚/秒程度の機種もあります。

 速度性については、重要視するならば「キヤノンの指名買い」でも良いでしょう。

ーーー

 以上、プリンターの選び方の基本部分を紹介しました。

 これ以外の部分については、各機種を紹介しつつ、解説します。

3・エプソンのカラープリンタ

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 はじめにEPSONのプリンター複合機「カラリオ」から紹介します。

 以下では、Atlasのおすすめポイントは赤字で、イマイチと思う部分は青字で記していきます。

 なお、今回紹介する製品は、全てWindows10のほか、MacOSX に対応します。また、OSX10.13については、対応の有無を記載しています。


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 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

【2017年発売】

 1・EPSON Colorio EP-710A
  ¥8,316 Amazon.co.jp  (9/24執筆時)

【2018年発売】

 2・EPSON Colorio EP-711A
  ¥17,318 Amazon.co.jp  (9/24執筆時)

 縁なし印刷:○
 印字速度:19秒(L版・光沢紙)
 大きさ:390×338×163(mm)(収納時)

 Colorio EP-710Aは、ここで紹介する中では最も安い機種です。

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 こちらは、EPSONのCMで言うところの、業界最小の「サメさん(ちいサメ)」モデルになります。

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 なお、このモデルは2017年秋モデルのEP-710Aが併売中です。

 今年は、スマホによるWi-Fi接続設定においてQRコードを使えるようになった点が見所です。ただ、旧機でもWi-Fiも搭載しますし、画質その他の部分は変更がないです。

 ネット販売に限っては、旧機種がまだ在庫豊富ですから、格安な旧機種がお買得です。 

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 インクの色数は、6色インクになります。

 前回紹介した、1万円以下のEPSONやキヤノンのプリンター複合機では、インクは全て4色でした。クオリティ重視でカラー印刷をしたければ、4色インクは性能的に限界があるので、最低この程度の予算は、プリンタにかける必要があります。

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 カラー印刷のクオリティは、黒・赤・青・黄のほか、中間色となるライトマゼンダライトシアンを使っている点に特長があります。

 20年来の同社独自の配色ですが、他社よりも細かい「マイクロピエゾヘッド」と合わせて、フォト印刷のクオリティは他社の追随を許しません

 ただし、発色については、新インクを搭載し緑系の発色が向上した上位機種よりも多少劣るとは言えます。とはいえ、マイナーチェンジです。

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 なお、エプソンの最上位機種( PX-7V )では、すでに9色インクが搭載されています。

 しかし、エプソンは、6色以上のインクを搭載する自社の高品位印刷機種と位置づけており、それらの機種は「エプソンカラー」として、4色インクの機種とは一線を画すものとエプソンは表明しています。

 そのため、こちらは、格安ながら、「同社を代表する機種」の1つと言えます。

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 EPSON ITH-BK ブラック
  ¥857 Amazon.co.jp  (9/24執筆時)
 EPSON ITH-6CL 6色セット
  ¥4,914 Amazon.co.jp  (9/24執筆時)

 純正インクの単価は、こちらになります。

 互換インクなどもありますが、エプソンの高画質モデルは、インクが特殊なので、互換インクだと十分な性能が発揮できない場合が多いです。また、1年保証も得られなくなるので、画質重視の場合は、ネットの特売を利用しながら、純正品を買うのが良いでしょう。

 なお、実売インク価格をふまえた場合、そのコストは以下のようになります。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約26.5円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約18.7円
 フォト年賀状印刷 約27.5円
  A4Photoカラー 約103.0円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonでのインクの実売価格をふまえて計算すると以上のようになります

 カラー印刷のコストは、1枚あたりが、L版の印刷約18.7円フォト年賀状約27.5円A4縁なし印刷で、約103円のコストです。

 6色インクモデルとして、これは他機種よりも高めの水準です。

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 普通紙印刷のコストは、エプソンは非公開です。

 しかし、用紙サイズや印刷密度から試算すれば、A4普通紙印刷では(多く見積もって)約26円ほど、A4白黒印刷では、約10円で済むでしょう。比較的低コストです。

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 印刷速度は、その一方で、あまり重要視されません

 L版写真で19秒で、A4カラー印刷で、原稿1枚あたり67秒です。また、実測値ですが、A4普通紙印刷は、約4枚/分になります。他社に較べて高速とはいえないですが、家庭用としては十分です。

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 本体の使い勝手は、良いです。液晶画面は上図のような感じです。

 ナビ画面も大きく見やすいです。一方、自動両面印刷機能は、最近のプリンタ複合機では標準装備となりつつありますが、こちらの機種は両面印刷機能が付属しません

 スキャナーは、複合機のため装備されます。こちらは、1200×2400dpiの解像度を持ちます。上位機には及びませんが、コピーを含め問題ありません。

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 ネットワークは、USBWi-Fiです。

 最近は、どのメーカーの格安機もそうですが、スマホからのダイレクト印刷に対応します。

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 以上、EP-710Aの紹介でした。

 6色以上の「エプソンカラー」搭載モデルとしては最も値段が安く、クオリティも期待できる製品です。本体のコスパを重視しつつ、高画質の複合機を選ぶ場合は、特に「おすすめ」といって良いでしょう。

 「低予算でできるだけ綺麗なプリンター」が欲しいのならば、この機種を候補になります。


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 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2017】

 3・EPSON Colorio EP-810AW ホワイト
 3・EPSON Colorio EP-810AB ブラック

   ¥10,404 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 【2018】

 3・EPSON Colorio EP-811AW ホワイト  
 3・EPSON Colorio EP-811AB ブラック
   ¥23,094 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 縁なし印刷:○
 印字速度:13秒(L版・光沢紙)
 大きさ:390×339×141(mm)(収納時)

 EP-811は、エプソンの6色インク機では2番目に安い製品です。

 こちらも2017年旧モデルが併売中です。

 相違点は、下位機種の場合と同じで、スマホでのWi-Fi接続設定が簡単になった程度です。画質その他は変わらないため、旧機種がお買得です。

 年賀状シーズンが終わるまでの時期は、「在庫一掃」旧モデルがネットでは「オススメ」です。

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 本体は、はじめに紹介した機種に比べてデザインが新しく、真四角に違いスッキリした形状です。

 それに伴い大きさも多少小型化しています。

 本体色は、白のほかブラックも用意されます。

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 インクの色数は、こちらも6色インクの製品になります。

 カラー印刷のクオリティは、下位機種と全く同じインクタンク・ヘッドを利用するため、性能は下位機種と同じです。

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 EPSON ITH-BK ブラック
  ¥857 Amazon.co.jp  (9/24執筆時)
 EPSON ITH-6CL 6色セット
  ¥4,914 Amazon.co.jp  (9/24執筆時)

 純正インクの単価は、下位機種と同じインクを使うので同じですが、再掲しておきましょう。

 なお、実売インク価格をふまえた場合、そのコストは以下のようになります。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約26.5円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約18.7円
 フォト年賀状印刷 約27.5円
  A4Photoカラー 約103.0円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonでの実売価格を考慮すると、他機種よりも高めの水準ですね。

 印刷速度は、L版写真で13秒で、A4のカラーで原稿1枚あたり61秒程度かかります。

 下位機種と比較すると、本体の搬送性能の改良で、やや高速化しています。

 ただし、あくまでフォトプリンタなので、A4普通紙のビジネス文書を印刷する場合は、4.5枚/分程度になります。

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 本体の使い勝手は、良好です。

 液晶は下位機種よりもやや大きめな2.7型で、こちらはタッチパネル式です。

 201709061246.jpg

 両面印刷機能は、下位機種は未搭載でした。

 しかし、こちらは、自動両面印刷に対応します。はがきの両面印刷にも対応するため、宛名印刷などの場合に便利でしょう。

 スキャナーは、下位機種と同様で、1200×2400dpiの解像度を持ちます。

 201309041231.jpg

 ネットワークは、USBWi-Fiです。スマホからのダイレクト印刷に対応します。

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 以上、EP-810の紹介でした。新型の本体を利用して自動両面印刷に対応させた点が、機構上の最も重要な変化でしょう。

 ただ、インクコスパを含めるとランニングコストに差がないと言える上位機種がある点で、現状ではイマイチ選択肢としておすすめしがたい機種です。


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 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2017】

 4・EPSON Colorio EP-880AW 【白】
 4・EPSON Colorio EP-880AB
【黒】
 4・EPSON Colorio EP-880AR 【赤】
 4・EPSON Colorio EP-880AN 【木調】
   ¥15,482 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 【2018】

 5・EPSON Colorio EP-881AW 【白】
 5・EPSON Colorio EP-881AB 【黒】
 5・EPSON Colorio EP-881AR 【赤】
 5・EPSON Colorio EP-881AN 【木調】
   ¥30,786 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 縁なし印刷:○
 印字速度:13秒(L版・光沢紙)
 大きさ:349mm×340mm×142mm(収納時)

 EP-880Aは、「エプソンカラー」搭載モデルの上位機となります。こちらもスキャナ機能を搭載した複合機です。

 2017年秋モデルも併売中です。やはり下位機種で見たのと同じで、スマホのWi-Fi設定が多少便利になった程度の相違点です。

 在庫のあるうちは、ネットでは、例年以上に値下がりしている2017年旧モデルが良いでしょう。

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 本体色は、ホワイトのほか、ブラック・レッドが用意されます。また、「ニュートラルベージュ」という、主に木調のデスクのような場所にマッチする色彩の製品もあります。

 201807191138.jpg

 インクの色数は、この機種の場合も、6色インクの「エプソンカラー」製品になります。

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 カラー印刷のクオリティは、この機種は、2016年開発の新系統のインクを搭載しており、下位機種に較べて、緑系の色の再現性が高まりました。

 発色の良さは、比較すると視認できるレベルで、クオリティは高いです。

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 EPSON KUI-BK-L ブラック増量
  ¥1,196 Amazon.co.jp  (9/24執筆時)

 EPSON KUI-6CL-L 増量6色セット
  ¥7,045 Amazon.co.jp  (9/24執筆時)

 純正インクの単価は、こちらになります。

 先ほどの製品に比べると、インクタンクが大きいため、1回あたりの交換コストは高めです。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約20.6円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約14.0円
 フォト年賀状印刷 約20.7円
  A4Photoカラー 約77.4円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonでのインクの実売価格を考慮すると、上表のようになります。

 カラー印刷のコストは、L版光沢紙で約14.2円、フォト年賀状印刷で約30.3円、A4縁なし印刷で約78.1円のコストです。

 普通紙印刷のコストは、試算すれば、A4普通紙印刷では約19円ほど、A4白黒印刷では、約7円で済むでしょう。

 こうした点から言えば、下位機種よりも軒並みランニングコストが良いといえます。これは、大容量インクを使っているからです。最近は、互換インクなどを到達するためか、純正品のインク単価が軒並み下がって買いやすくなっています。

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 印刷速度は、A4カラー印刷の速度が50秒と時間短縮しています。

 こちらの機種は高速MACHヘッドを採用するためです。L判の写真用紙で最速13秒とエプソンとしては速めです。普通紙でビジネス文書を印刷する場合も、実測値で、5.5枚/分程度まで改善しました。

 本体の使い勝手は、下位機種と比べて多くの点で改善が見られます。

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 第1に、液晶パネルの性能です。

 こちらは、液晶パネルが4.0型のタッチパネル式になっており、スマートフォンのように感覚的に操作することができます。

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 第2に、印刷の性能です。

 こちらは、自動両面印刷機能CDのレーベル印刷機能が搭載されます。ビジネス用にテキストなどを自宅で印刷する場合、両面印刷機能が付いていると持参する書類が少なくて済みますし、年賀状の宛名印刷にも便利でしょう。

ph_vds01_01.jpg

 第3に、操作性です。

 こちらの機種は、自動オープン機能自動電源オン/オフ機能が搭載されます。

 パソコンから印刷が指令されると、連動して自動的にスリープ状態から起動して印刷を開始します。そして、写真のように、自動で排紙トレイ・用紙カバー・操作パネルが開き、印刷が終わると自動で収納され、自動的に電源もオフになります。

 自動開閉機能は、実際にあると「格好良く、高級感もある」ので、Atlasは、おすすめです。

 201807191226.jpg

 スキャナーは、このグレードから、1200×2400dpiに解像度が上がっています。

 単品のフラットベッドスキャナーに較べると当然劣りますが、複合機としては十分で実用レベルの性能にといえます。そのため、手持ちの写真をスキャナで綺麗に取り込む用途に使うことを考えているのならば、このクラスは欲しいところです。

 201309041231.jpg

 ネットワークは、USBWi-Fiでの接続に対応です。なお、EPSONはどの機種も、一般的な2.4GHz帯のWi-Fiです。

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 以上、EPSONEP-880Aの紹介でした。

 下位機種と比較すると、インクのコスパ、印刷クオリティ、印刷速度という、最も重要な三要素が確実にパワーアップしていると言える機種です。

 その上で、利便性の面でも、自動オープン機能自動電源オン・オフ機能は、無線LANで離れた所にプリンターを設置する場合、いちいちプリンターの電源を入れたりせずとも良いので、とても便利です。また、他社を含めても、6色以上のプリンタでは最もコンパクトな機種で、設置性も良いです。

 このように、「隙がない機種」なので、現状では、「選ぶのに迷ったらこれを買って後悔しない機種」の一つと言えます。


   

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2016】

 6・EPSON Colorio EP-10VA
  ¥47,510 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 縁なし印刷:○
 大きさ:479x148x395mm (収納時)

 EP-10VA は、エプソンの6色シリーズでは最上位機です。最高級機は、毎年型番を更新しないのが普通なので、2016年モデルが最新版です。

 今回は「A4対応プリンター」を紹介する記事です。しかし、こちらは、手差し印刷時のみですがA3印刷にも対応できるプリンターです。

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 本体サイズは、479x148x395mm ですから、さほど大きいわけではありません。

 201807191140.jpg

 インクの色数は、こちらも同じ6色インクです。

 ただし、冒頭で書いた「高性能デジカメに対応」する、「最近流行のインク構成」となっています。基本となる4色以外のインクを、赤とグレーに変更した新6色インクを採用しています。

 201509301028.jpg

 カラー印刷のクオリティは、インク色の変更、特にレッドインクが功を奏します。

 特に赤色系統についてはあざやかな印刷ができます。従来、インクジェットの赤の発色はイマイチでしたので、その点のパワーアップは嬉しい部分です。

 モノクロ印刷のクオリティも、グレーインクの採用で、階調表現がより精緻にできるように改変されました。これは、カラー印刷における表現能力の向上にも寄与します。 

 いずれにしても、デジカメ写真のプリントアウトに最適といえます。

  201807191343.jpg

 EPSON YTH-BK ブラック
  ¥537 Amazon.co.jp
(9/24執筆時)

 EPSON YTH-6CL 6色セット
  ¥4,363 Amazon.co.jp
(9/24執筆時)

 純正インクの単価は、こちらになります。

 高画質機であるため、大容量インクは不採用です。ただし、エプソンは、2016年末にこの製品のインクの売価の大幅な引き下げをおこなっており、コスパは良いです。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約12.7円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約6.7円
 フォト年賀状印刷 約9.8円
  A4Photoカラー 約36.9円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonでのインク売価をふまえた場合、上表のようになります。

 カラー印刷のコストは、L版光沢紙で約6.7円、フォト年賀状で約9.8円、A4縁なし印刷で約36.9円です。 

 写真印刷は、下位機種に較べても半値以上安い価格です。半額程度で済むため、相当写真を印刷する方には、かなりおすすめできます。

 201807191212.jpg

 普通紙印刷のコストは、エプソンは非公開です。

 試算すれば、A4普通紙カラー印刷では約10円ほど、A4白黒印刷では約4円で済むでしょう。

 印刷速度は、メーカー公表スペックでは、A3用紙の光沢印刷で2分23秒になります。

 A4のカラーで原稿1枚あたり80秒程度で印刷できると思います。そのため、速さの点では下位機種に多少劣りそうです。

 また、推測値ですが、普通紙で文字中心のビジネス文書を印刷する場合は5枚/分程度になります。高画質化した分、印刷速度は下位機種よりもやや遅いです。

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 本体の使い勝手は、自動両面印刷など下位機種に備わる機能は網羅されています。自動開閉機能タッチパネル式液晶・CDレーベル印刷機能も付属です。

 スキャナーも、下位機種と同じ1200×2400dpiに対応する高いグレードのものが採用です。こちらは、A4までの原稿に対応します。

 ネットワークは、USBWi-Fiでの接続に対応です。また、このグレードは、100Base-Tの有線LAN接続にも対応します。

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 以上、EPSONのA3プリンターのEP-10VAの紹介でした。

 本体価格は高いですが、今年度から新採用された新しいインクを使っているため、画質の面ではA4プリンターを含めて最上位です。とくに、インクコストが相当割安であり、その点でもとても魅力的な機種です。


  

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2016】

 7・EPSON Colorio EP-30VA
   ¥44,190 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 縁なし印刷:○
 大きさ:390×339×141 (収納時)

  EP-30VAは、基本的には、 1つ上で紹介した「EP-10VA弟分」といえるインクジェット複合機です。

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 相違点は、A4用紙までの対応である点です。

 その分、本体サイズは、特に横幅がコンパクト化しており、設置性は良いでしょう。液晶は、上位機同様の4.3型ワイドで、視認性は犠牲になっていません。

  201807191343.jpg

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約12.7円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約6.7円
 フォト年賀状印刷 約9.8円
  A4Photoカラー 約36.9円

 インクのコストパフォーマンスは、EP-10VAと全く同じ型番の高品質インクを採用しているので、コストは同じです。また、印刷速度も同等です。

 以上、EP-30VAの紹介でした。A3が不要で、最高画質を狙うならば、新発売のこの機種を選んでも良いでしょう。


  

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 【A2ノビ】

 8・EPSON プロセレクション SC-PX3V
  ¥140,810 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 【A3ノビ】

 9・EPSON プロセレクション SC-PX5VII
  ¥79,300 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 EPSON プロセレクションは、現状エプソンの家庭用プリンターでは「最高画質」と言える製品群です。

 それぞれ、A3ノビ/A2ノビまで印刷可能です。

201807191251.jpg

 本体サイズは、684×376×250mm/616×369×228ですから、スキャナ機能のない機種としては「大きい」です。

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 インクの色数は、8色インク搭載です。

 こちらは、光沢系のフォトブラックマットブラックを(入れ替えずに)選択して使える点で、プロ用の印画紙に印刷したい写真愛好家に売れている機種です。

 なお、この機種は、「全量顔料インク」です。下位の「カラリオ」シリーズは発色を良くするため染料インクを利用していました。

 一方、この上位機は「美術作品」を印刷する機種という位置づけであるため、保存性の高い顔料インクを採用します。顔料インクは定着(乾き)が早いため、色合いの確認・補整が必要な「プロ」向きとなります。

 ただし、8色という(並外れた)色数だから顔料インクでも実現できるのであって、一般的には「染料インク」のが「顔料インク」のほうが写真向きです。

 201807191254.jpg

 カラー印刷のクオリティは、従来の「エプソンカラー」構成を軸に、階調表現を高める方向性です。

 グレー系のインクを充実することでこれを可能にしました。一方、黒インクはマッドブラッグとも利用可能です。マット系専用紙での定着感・インクの重層感を出すための工夫です。

 モノクロ印刷のクオリティも、より細かいグレーインクの採用で、階調表現に期待が持てます。

  

 EPSON IC9CL79  9色セット
  ¥19,116 Amazon.co.jp
(9/24執筆時)  

 純正インクの単価は、上記の通りです。

 高性能のEpson UltraChrome K3インクを9本使うため、やはり消耗品単価は高めです。写真の世界で費用がかかるのはアナログの昔からそうなので、これは仕方ないでしょう。

 なお、SC-PX3Vは、ICBK89という別型番の顔料インクです。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約18.9円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約13.5円
 フォト年賀状印刷 約29.3円
  A4Photoカラー 約74.4円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonのインク売価をふまえた場合、上表のようになります。

 カラー印刷のコストは、L版光沢紙で約13.5円、フォト年賀状で約29.3円、A4縁印刷で約74.1円です。 

 決して安価ではないですが、驚くほどは高くないという計算です。A3にのばして印刷しても、1回150円ほどのコストなので、ハイアマチュア以上なら、趣味の範囲として許される額でしょう。

 201807191212.jpg

 普通紙印刷のコストは、試算すれば、A4普通紙印刷では約16円ほど、A4白黒印刷では約6円ほどです。

 ただ、このプリンターは、フォト用紙への印字に最適化された製品なので、このスペックはあまり関係ないかもしれません。

 印刷速度は、L判の写真用紙の場合37秒というスペックです。また、A3ノビの写真用紙を利用する場合、約2分33秒になります。

 本体の使い勝手は。液晶は、タッチパネル式ではありませんが、確認用に搭載され、利便性の面で問題は感じません。

 201807191312.jpg

 自動両面印刷は、構造的に不可能ですが、CDのレーベル印刷機能などは付属します。また、ロール紙にも対応するため、ポスター作成などにも便利です。

 スキャナーは、こちらはプリンタ専用機のため未付属です。

 ネットワークは、USBWi-Fiでの接続に対応です。100Base-Tの有線LAN接続にも対応します。

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 以上、プロセレクションシリーズ SC-PX5VIIの紹介でした。

 「写真用」としては最高峰です。展覧会作品に向けての個人用途のほか、ロール紙を利用したポスターなど業務用機を所有したい場合選択肢となります。

 とはいえ、実際のインクコストは、下位機種に比べてさほど高いわけではないです。その点で言えば、初期コストさえなんとかなれば、誰でも長期間楽しめるでしょう。

 いずれにしても、デジカメ写真のプリントアウトに最適といえます。なお、この機種は、【おすすめA3カラープリンターの比較記事】でも簡単に紹介しました。

2・キヤノンのプリンターの比較

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 続いて、キヤノンの複合機を比較したいと思います。

 キヤノンについても、今回紹介する製品は、全てWindowsのほか、MacOSに対応します。ただし、キヤノンはWindows XPのサポートを終了していますので、その点は注意です。


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 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2017】

 10・Canon PIXUS TS8130 【各色】
  ¥15,012 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 【2018】

 10・Canon PIXUS TS8230 【各色】
  ¥29,504 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

  縁なし印刷:可能
  大きさ:約372×324×139(mm)(収納時)

 PIXUS TS8130は、キヤノンの6色インク採用の高画質モデルでは、最も安い機種です。

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 キヤノンの場合も2017年旧機種が売られています。

 新旧の相違点は、「ネイルシールの印刷に対応」した点と、LINEの写真をダイレクトで印刷できるようになった点です。画質にかかわる変更が全くないので、キヤノンの場合も旧機種をオススメします。

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 本体の大きさは、約372×324×139mmです。

 エプソンの競合機より小型です。本体色は、3色から選べます。

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 インクの色数は、6種類です。

 シアンイエローマゼンダブラックという発色の基本となる色に顔料系黒インク染料系黒インクグレーが網羅されます。 

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 カラー印刷のクオリティは、キヤノンとしてはだいぶ良いです。

 とくに、エプソンの上位機同様にグレーインクが採用されるため、色安定性と階調表現については優秀です。一般的に言えば「満足できる高画質」だと言えます。

 とはいえ、染料インクを6系統搭載するEPSONと較べると、5系統となるキヤノンは、カラー写真における発色色再現性については、やはりエプソンに及びません

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 モノクロ印刷のクオリティは、相当に強調すべき部分です。

 エプソンは、染料黒インクだけですが、キヤノンは、顔料黒インクも採用しており、6色モデルのなかでは文字印刷に圧倒的に強いからです。

 一方、染料黒インクグレーインクも搭載するので、エプソンの上位機のように、モノクロ写真・カラー写真の階調表現を強化も期待できます。

 こうした点で言えば、カラーのグラフや写真、そしてテキストが混在するビジネス文書の印刷に向いていると言えるでしょう。

 いずれにしても、テキスト印刷を併用する場合は、キヤノンの方が優れるので、この日本の二大プリンターメーカーはうまく住み分けができていると言えます。

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  BCI-381 +380 6色マルチパック
  ¥5,994
Amazon.co.jp (9/24執筆時)
 Canon BCI-380XLPGBK ブラック大
  ¥1,937
Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 純正インクの単価は、こちらになります。

この機種も新機種のため、アマゾンではなく、キヤノン直販価格を表示しました。グレイ以外のインクは、下位機種の5色モデルと同じインクタンクです。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約19.4円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約14.6円
 フォト年賀状印刷 約21.5円
  A4Photoカラー 約95.0円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonでの売価をふまえると、上表の通りです。

 カラー印刷のコストは、L版写真約15.9円フォト年賀状約28.8円A4縁なし印刷約103.4円です。

 こちらは、やや高めです。

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 普通紙印刷のコストは、キヤノンも非公開です。

 しかし、試算すれば、A4普通紙カラー印刷では約28円ほど、A4白黒印刷では約11円ほどです。

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 印刷速度は、モノクロA4印刷15.0枚/分カラーA4印刷でも10枚/分となります。

 エプソンに比べて、明らかに高速なので、ビジネス用と考えられます。L判光沢紙の場合も、18秒と高速です。て


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 本体の使い勝手は、自動両面印刷機能に対応します。

 液晶はこちらもタッチパネル式で、大きさは、エプソンの上位機を超える4.3型です。また、キヤノンは、このグレードからSDカードからのダイレクト印刷にも対応します。

 スキャナーは、2400×4800dpiなので、エプソンの上位機を超えた優れたスペックです。やはり、キヤノンの場合、ビジネス用としても使える仕様です。

 201807191333.jpg

 ネットワークは、USBWi-Fiでの接続に対応です。キヤノンもスマホアプリが用意され、ダイレクト印刷が可能ですね。

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 以上、キヤノンのPIXUS TS8130の紹介でした。

 格安な機種と比べると、グレーインクの採用で画質が向上した点が最大の見所です。モノクロ印刷にも・カラー印刷にも影響するため、見逃せない部分です。また、地味ながら、スキャナ性能の向上は嬉しい部分です。


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 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2017】【液晶4.3型+無線LAN】

 11・Canon PIXUS XK50
  ¥37,584 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

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 【2018】【液晶4.3型+無線LAN】

 12・Canon PIXUS XK80
  ¥39,617 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

  縁なし印刷:可能
  大きさ:約372×324×139(mm)(収納時)

  201710162007.jpg

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2017】【液晶5型+有線・無線LAN】

 13・Canon PIXUS XK70
  ¥42,500 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

  縁なし印刷:可能
  大きさ:約372×324×140(mm)(収納時)

 PIXUS PIXUS XK50は、キヤノンの新製品のインクジェット複合機の上位ラインです。

 3シリーズあります。

 XK50XK80は、色と本体の形状が多少異なるだけで、印刷性能その他は同じです。

 XK70は、昨年度から継続販売されている上位機です。液晶が5インチという「クラス最大サイズ」の液晶を採用します。また、有線LANも搭載する点が異なります。

 ただ、違いはこれらの点に止まりますので、以下、同時に紹介していきます。

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 インクの色数は、下位機種と同じ6色です。

 ただし、こちらは、色域を向上させた新開発のプレミアム6色ハイブリッドインクです。下位機種に採用されたグレーインクを廃して、「フォトブルー」インクを加えて6色としています。

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 カラー印刷のクオリティは、そのため、粒状感はグレーインク採用モデルより軽減され、より写真向きになりました。

 一方、グレーインクが廃止されており、暗部の階調表現については、下位機のが良いでしょう。キヤノンもこの機種の説明では、その部分を「省略」しています。

 言いかえれば、「画質の方向性は、(グレーインクを採用しない)エプソン機に近づいた」と言えます。

 モノクロ印刷のクオリティは、引き続き、黒が顔料インクのためクオリティは高いと言えます。

 ただ、グレーインクが不採用のため、モノクロ階調表現の点では下位機種に劣るでしょう。ただ、染料インクを採用する、エプソンのカラリオシリーズよりは引き続き、この面の性能は期待できます。

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 XKI-N11XL XKI-N10XL 6色大容量
  ¥5,253
Amazon.co.jp (9/24執筆時)
 XKI-N10XL PGBK ブラック[大容量]
  ¥1,419
Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 純正インクの単価は、こちらになります。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約12.5円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約9.3円
 フォト年賀状印刷 約13.7円
  A4Photoカラー 約60.5円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonの実売価格をふまえると、上表の通りです。

 カラー印刷のコストは、L版写真約9.3円フォト年賀状約13.7円A4縁なし写真印刷約60.5円です。

 コスパを比較すると、このモデルは、エプソンの上位機種には及びませんが、6色タンク以上のモデルではキヤノンでは最安水準です。

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 普通紙印刷のコストは、試算すれば、A4普通紙カラー印刷では約15円ほど、A4白黒印刷では約6円ほどです。

 印刷速度は、モノクロA4印刷15.0枚/分カラーA4印刷でも10枚/分、L判光沢紙の場合と、下位機種と同じで、搬送系は、部品が共通仕様です。

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 本体の使い勝手は、もちろん、Wi-Fi(無線LAN)の他、自動両面印刷機能に対応します。液晶はこちらもタッチパネル式です。特に上位機は5.0型ですから液晶の視認性は良いです。

 スキャナーは、2400×4800dpiと、下位機種同様に良いです。

 ネットワークは、USBWi-Fiでの接続に対応です。また、キヤノンは、このグレードからSDカードからのダイレクト印刷にも対応します。

 以上、キヤノンのPIXUS PIXUS XK50と70の紹介でした。印刷速度と印刷コストを最重要視したら、今年度については間違いなくこれが選択肢でしょう。

 写真画質も、「フォトブルー」インクの採用で、優位性のあるエプソンに追いついてきています。ビジネス面では、グレーインクこそ不採用でしたが、顔料黒インクの採用は引き続きエプソンに比して有利です。本体価格は高いですが、性能面では「まとまった」良機種です。

次回記事の予告!
高画質なプリンタ複合機のおすすめは、結論的にこれ!

 さて、今回の記事ではエプソン・キヤノンの最新機種について見てきました。

 201807191358.jpg

 次回の記事こちら】では、今回紹介した全機種の中から、価格や使い勝手から皆さんにもっともオススメできる機種について、提案していきます。

 引き続き、よろしくお願いします。

 →次回の記事はこちら

 なお、今回の前編記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 10:42 | プリンター

比較2018'【写真/文字】高画質なカラープリンター29機のおすすめ・選び方(2)

 前回からの続きの記事です。→前回の記事はこちら!

今回の結論
クオリティ重視のカラープリンタ複合機のおすすめはこの機種!

 どもAtlasです。

 前回の記事 では、エプソンキヤノン6色インクのプリンターを比較しました。

 最後に、いつものように、目的別におすすめ機種を選定したいと思います。


 第1に、クオリティを最重要視して、カラー写真の印刷をしたいと考えている方は、

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 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2017】

 4・EPSON Colorio EP-880AW 【白】
 4・EPSON Colorio EP-880AB
【黒】
 4・EPSON Colorio EP-880AR 【赤】
 4・EPSON Colorio EP-880AN 【木調】
   ¥15,482 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 【2018】

 5・EPSON Colorio EP-881AW 【白】
 5・EPSON Colorio EP-881AB 【黒】
 5・EPSON Colorio EP-881AR 【赤】
 5・EPSON Colorio EP-881AN 【木調】
   ¥30,786 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 縁なし印刷:○
 印字速度:13秒(L版・光沢紙)
 大きさ:349mm×340mm×142mm(収納時)

 文字印刷力:★★★★★
 写真印刷力:★★★★★★★
 印刷コスト:★★★★☆
 総合評価 :★★★★★★

 EPSONのEP-881A をオススメします。

 もちろん、本体性能差がなく、ネットでは安い旧機種で構いません。

 201609011232.jpg

 「エプソンカラー搭載モデル」では、最も新しいインクを採用し、発色が良い点で下位機種と明確が差がある点を評価しました。

 また、カラー写真印刷を重要視する場合、キヤノンとエプソンとではカラーインクの数の差による性能差が明らかに見られます。そういった点で、信頼性の高い6色カラーインクのこのモデルを選ぶのはとても良い選択です。とくに、年賀状などカラー印刷を重視したい方は、こちらの機種が良いでしょう。

 201807191219.jpg

 使い勝手の部分でも、コンパクト型の上、スキャナが搭載されるほか、 両面印刷機能タッチパネル式ディスプレイという日頃の使い勝手にとって重要な機能を搭載しています。

 さらに、自動オープン機能自動電源オン/オフ機能も、無線LANで離れた所にプリンターを設置する場合、いちいちプリンターの電源を入れたりせずとも良いので、とても便利だと思います。また、自動開閉時のギミックは、近未来的で高級感があります。

 201807191342.jpg

 EPSON KUI-BK-L ブラック増量
  ¥1,196 Amazon.co.jp  (9/24執筆時)

 EPSON KUI-6CL-L 増量6色セット
  ¥7,045 Amazon.co.jp  (9/24執筆時)

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約20.6円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約14.0円
 フォト年賀状印刷 約20.7円
  A4Photoカラー 約77.4円

 インクのコストパフォーマンスも、新インクながら、大容量インクタンクモデルであるため良好と言えます。

 なお、保証が受けられなくなる可能性があるので。少なくとも1年間は純正インクを使いましょう。デンキヤでは消耗品はあまり割り引かないので、消耗品だけでもネットで買った方がお得です。

 また、どのメーカーの製品もそうですが、付属品として添付されるのは「セットアップ用インクカートリッジ」であり、通常よりも用量が少ないタンクです。そのため、少なくとも黒インクは、同時に1本買って置いた方が良いと思います。

 印刷速度は、さほど速くないですが、ビジネス文書ならば、5.5枚/分程度まで出せるため、そう毎日印刷しないのであれば、十分快適だと思います。

 

 EPSON 写真用紙L判 50枚 KL50PSKR
  ¥700 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 EPSON 写真用紙A4 50枚 KA450PSKR
   ¥3,047 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 写真を印刷しようと考えている方、最初は純正の光沢紙を使ってみることをオススメします!

 というのも、メーカーはこれを基準にプリンターの印刷品質を設定しているからです。これを最初に使っておけば、自分のプリンターの潜在能力を理解できるでしょう

 とにかく、迷ったらこれを買えば、画質的に公開しないだろう機種ですね。


 第2に、印刷クオリティとインクのコスパが両立した高級機として最もおすすめできるのは、

   

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2016】

 6・EPSON Colorio EP-10VA
  ¥47,510 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 縁なし印刷:○
 大きさ:479x148x395mm (収納時)

 エプソンEP-10VA で間違いないでしょう。

 201807191232.jpg

 こちらは、A3対応機ということもあり、サイズは、479x148x395mmと、A4機の390x141x341mmよりもやや大きめです。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約12.7円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約6.7円
 フォト年賀状印刷 約9.8円
  A4Photoカラー 約36.9円

 しかし、写真印刷については、EP-10VA は、インクコストがA41枚で約39.0円と、全機種通して見ても、最高水準です。

  201807191343.jpg

 EPSON YTH-BK ブラック
  ¥537 Amazon.co.jp
(9/24執筆時)

 EPSON YTH-6CL 6色セット
  ¥4,363 Amazon.co.jp
(9/24執筆時)

 本体は多少高いものの、フォト印刷を多用される方は、コスト面からこちらをおすすめします。 

 201509301028.jpg

 カラー印刷のクオリティも、高いです。とくに、一眼レフなどで撮影した写真をできるだけ高画質でA4やA3に引き延ばしたいと考えている方は、赤系のあざやかな発色が得られるこの機種は魅力でしょう。

 モノクロ印刷についても、グレーインクの採用で、鮮明度が向上しており、全方向に能力が高いといえます。

 201807191140.jpg

 インク構成も、冒頭で述べた「最新デジカメに適応させた新配色」であり、とくに階調性については、期待値が高いです。

 もちろん、年賀状やスマホやさほどグレードの高くないコンパクトデジカメの印刷については、A4対応機のEP-879AW で、十分こなせます。また、印刷速度もそちらの方が高速です。ただ、少し「クリエイティブ」な写真印刷がしたいならば、こちらを選ぶ価値はあります。

 なお、A3対応のプリンターについてより詳しく知りたい方は、A3対応インクジェット複合機 をレビューした【こちら】をご覧ください。


 第2に、モノクロ文書やテキストと画像が混在した文章を多く印刷するだろう人は、

  201710162006.jpg

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2017】【液晶4.3型+無線LAN】

 11・Canon PIXUS XK50
  ¥37,584 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 201809241026.jpg

 【2018】【液晶4.3型+無線LAN】

 12・Canon PIXUS XK80
  ¥39,617 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

  縁なし印刷:可能
  大きさ:約372×324×139(mm)(収納時)

  201710162007.jpg

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2017】【液晶5型+有線・無線LAN】

 13・Canon PIXUS XK70
  ¥42,500 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

  縁なし印刷:可能
  大きさ:約372×324×140(mm)(収納時)

 文字印刷力:★★★★★★★
 写真印刷力:★★★★★
 印刷コスト:★★★★☆
 総合評価 :★★★★★★

 キヤノンのPIXUS PIXUS が最適でしょう。

 3機種ありますが、印刷性能は同じですから、値段で選んで構いません。

 予算が許せば、液晶が大きく高級感もあPIXUS XK70が良いでしょう。2017年からの継続販売のため安めですし。

 一方、モノクロ・カラー混在文書の印刷というニーズの場合、画質同様に印字速度が重要になってきます。

 その点、キヤノンはモノクロA4普通紙で15枚/分カラーA4普通紙でも10枚/分と2倍以上高速です。

 201709061507.jpg

 カラー印刷のクオリティは、今年度はブルーインクの採用で、5色インクながら、従来弱いとされた発色の豊かさが旧機種より改善されています。評判も良いので、年賀状印刷も高クオリティが期待できます。

 モノクロ印刷は、文字印刷に強く、文字が滲みにくい顔料黒インクを搭載ですから、この部分では、ライバルのエプソンより期待値は高いですね。

 201807191212.jpg

 いずれにしても、普通紙の印字速度はエプソンを圧倒します。文字印刷のクオリティも顔料インク採用で文字のにじみや荒さが目立たず高品質です。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約12.5円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約9.3円
 フォト年賀状印刷 約13.7円
  A4Photoカラー 約60.5円

 インクコストも、エプソンの高級機を除けば、「最も安い」水準です。

 201807191351.jpg

 XKI-N11XL XKI-N10XL 6色大容量
  ¥5,253
Amazon.co.jp (9/24執筆時)
 XKI-N10XL PGBK ブラック[大容量]
  ¥1,419
Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 交換インクは、文字の印刷を考えて、大容量の顔料ブラックインクは少なくともプリンター本体と同時に購入しておくことをおすすめします。

 

 CANON 普通紙 A4 250枚 SW-101A4
  ¥795 Amazon.co.jp
(9/24執筆時)

 用紙はどれでも良いです。

 しかし大事な書類や、ビジネス用のDTP文書などについては、専用紙を使うと良いと思います。白色度が高く、コントラストの高い印字が得られますから。Atlasも大事な申請書類などは、白色度の高い用紙を使って出しています。

 また、光沢紙には及びませんが、買ったばかりのプリンターの品質もわかるでしょう。

 

 キヤノン写真用紙光沢 L判 400枚
  ¥1,977 Amazon.co.jp
(9/24執筆時) 

 キヤノン写真用紙光沢 A4 20枚
  ¥1,251 Amazon.co.jp
(9/24執筆時)

 純正の写真専用用紙はこちらになります。

−−

 201807191313.jpg

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2017】

 10・Canon PIXUS TS8130 【各色】
  ¥15,012 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 【2018】

 10・Canon PIXUS TS8230 【各色】
  ¥29,504 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

  縁なし印刷:可能
  大きさ:約372×324×139(mm)(収納時)

 なお、本体価格の安さを考えると、下位機種のTS8110も選択肢に入ります。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約19.4円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約14.6円
 フォト年賀状印刷 約21.5円
  A4Photoカラー 約95.0円

 ただし、印刷コストはあまり良くないので、一定数印刷するならば、上位機のが良いでしょう。

   201807191335.jpg

  BCI-381 +380 6色マルチパック
  ¥5,994
Amazon.co.jp (9/24執筆時)
 Canon BCI-380XLPGBK ブラック大
  ¥1,937
Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 純正インクの単価は、こちらになります。

補足:他方式のプリンターの紹介

 というわけで、今回は、6色インクジェットプリンター複合機を紹介してきました。

 201807191453.jpg

1・A4インクジェット複合機(6色)
2・A4インクジェット複合機(4色)
3・A3インクジェット複合機   
4・ビジネスインクジェット  
5・A4モノクロレーザー
6・A4モノクロレーザー 複合機
7・A4カラーレーザープリンタ
8・A3カラーレーザープリンタ
9・プリンターの基本的な選び方

 なお、予算的にこの価格帯のプリンターに手が出せないようならば、4色インクのプリンターが選択肢になります。

 4色インクのおすすめ機種については第2回目に書きました。【インク代の安いカラープリンターの比較記事】からその記事を見てください。

 201803301046.jpg

 また、ビジネス用で考えているならば、「黒インクだけでなく、カラーも顔料インク」とし、ビジネスに重要な「文字の耐水性」を高めたインクジェット複合機も選択肢に入ります。

 その場合、上記4番の【おすすめビジネスインクジェットの比較記事】をご覧ください。

 201411050818.jpg

 そのほか、年賀状・宛名ソフトを同時に購入することをお考えの方は【こちら】に、Atlasによる年賀状・宛名ソフトの比較記事を書いておりますので、よろしければご覧ください!Windowsのほか、Mac用についても掲載しました。

ーー

 というわけで、長かった記事もこれで最後になりました。

 今回の記事がもしお役に立ったようならば幸いです。Twitter Facebook はてなブックマーク で話題を共有していただければ嬉しく思います。

 (今回は前編からの続き記事なので、前編記事をご紹介いただけると、一層嬉しいです)

 ではでは。

posted by Atlas at 10:38 | プリンター

比較2018’【インク代も安い】A4カラープリンター29機のおすすめ・選び方(1)プリンター複合機:EPSON CANON ブラザー HP

【今回レビューする内容】 2018年 新製品のA4カラープリンター複合機の性能とおすすめ:1万円前後の人気プリンターなど:Wi-Fi/スマホ対応インクジェット複合機インク価格の違い・印刷コスト「最強」機種ランキング windows10 Mac OSX10.13対応

【紹介する製品型番】 Colorio PX-049A PRIVIO DCP-J988N MFC-J1500N DCP-J983N DCP-J577N DCP-J978N MCF-J898N PIXUS TS3130S TS5130S TS6130 TS6230 HP ENVY Photo 5020 6222 6220 7822 7820 HP OfficeJet 5220 ecotank EW-M770T EW-M571T EP-880

今回のお題
印刷コストの安いカラープリンターのおすすめはどれ?

 どもAtlasです。

 今回は、A4カラープリンター複合機の比較です。

 201807191457.jpg

 主要4社の2018年最新モデル全機種を、初心者の方にも「できるだけ分かりやすく」比較します。

 201807191459.jpg

 今回は、「画質」はもちろん、インクの販売価格をふまえた「印刷コスト」を「独自の方法」で計算して、「インク代の安い」機種を調査しました。

 以下では、いつものように、各製品を比較したあと、最後に「結論」として予算別・目的別にAtlasの「おすすめ機種」を数機種提案します。

1・プリンターの選び方の基本!

 201807191503.jpg

 このブログ「家電批評モノマニア」では、プリンター比較記事9本書いています。

1・A4インクジェット複合機(4色)
2・A4インクジェット複合機(6色)
3・A4ビジネスインクジェット  
4・A3インクジェット複合機
5・A4モノクロレーザー
6・A4モノクロレーザー 複合機
7・A4カラーレーザープリンタ
8・A3カラーレーザープリンタ
9・プリンターの基本的な選び方 【まとめ】

 今回は、「A4カラーインクジェット複合機」を比較する「1回目」の記事となります。

 201803301410.jpg

 「インクジェット複合機」とは、プリント・コピー・スキャナ機能が全て付属するプリンタのことです。1万円前後の格安プリンターも、現在は、ほぼすべてが「複合機」です。

 「インクジェット複合機」は、現行製品だけで29機種あります。

 そのため、記事は3つに分けてあります。

 201609011232.jpg

 第1に、4色インク搭載で、家庭向きの1万円前後の機種は、今回の記事で比較します。

 初心者に最適な製品で、世の中で「最も売れている」プリンタです。

 写真/文字印刷にオールマイティに力を発揮する機種が多いです。

 201807200149.jpg

 第2に、6色インク搭載の「高画質インクジェット複合機」は、2回目記事こちら)で比較します。

 年賀状・写真印刷において、クオリティを重視したい上級者向けです。

 201807200150.jpg

 第3に、4色インク搭載で、「ビジネス向けインクジェット複合機」は、3回目記事こちら)で比較します。

 普通紙で文字がにじみにくいインクを採用するので、家庭でも仕事用ならばこのジャンルが適します。

ーー

 「どのグレードの製品にするか検討中の方」は、さしあたって、今回の記事から読み進めて頂くと、分かりやすいと思います。

 ただし、レーザープリンタを含めて迷っている場合は、「全体の導入記事」となる【プリンターの選び方の基本記事】をはじめにご覧いただくと良いと思います。

2・4色インクジェットの選び方の基本!

 201807191453.jpg

 4色インクジェット複合機は、1万円以下の激安製品が主流です。

 そのため、「本体価格の安さ」を優先して「選んでしまう」方が多いと言えます。

 201807191517.jpg

 しかし、「安いプリンタ」には、水準より「インク代を高く設定」し、実は、ランニングコストが相当悪い機種もあります。

 201807191157.jpg

 そこで、今回は、「インクコスト」について、メーカーによる参考価格ではなく、アマゾンにおけるインクの実売価格を調べてコストを比較しました。

 201807191516.jpg

 もちろん、「印刷の美しさ」や「本体の機能性」なども「選ぶ際の基準」として、最大限注目して、解説していきます。

 例えば、画質を重要視し優秀なヘッドを搭載するブラザーや、印刷速度や文字印刷のクオリティを重視するキヤノン、黒インクだけでも印刷できるHPなど、よい特長をもった機種も多くあります。

ーー

1・印刷コスト
2・写真や文字のクオリティ

 というわけで、今回は、上記2点についてとくに注目しながら、各機を比較します。

3・エプソンのカラープリンター

 201807181837.jpg

 はじめに、比較するのは、エプソンの「カラリオ」です。

 なお、以下の本文では、高評価できる部分は赤字で、イマイチな部分は青字で書いていくことにします。


 201807191530.jpg

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2016】

 1・EPSON Colorio PX-049A  
  ¥5,909 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 高さ145×長さ390×奥行300mm (収納時)  

 PX-049A は、エプソンのプリンター複合機の入門機です。2016年発売ですが、2018年現在も引き続き生産されている機種です。

 201807191531.jpg

 格安な機種ですが、スキャナとコピーも付いたプリンター「複合機」です。

 

 EPSON 4色パック RDH-4CL
  
¥3,654 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
 EPSON 大容量ブラック RDH-BK-L

  ¥1,637 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 純正インクの単価は、以上です。

メーカー公表印刷コスト
  L判光沢紙 約27.5円  
実際の印刷コスト
   L判光沢紙 約20.6円
  フォト年賀状印刷 30.3円   
   A4Photoカラー 約113.6円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonでの実売価格をふまえた場合、上表のようになります。

 写真印刷のコストは、L版写真約27.5円フォト年賀状約30.3円A4縁なしフォト印刷約113.6円です。

 201807191212.jpg

 普通紙印刷のコストは、非公表です。

 しかし、用紙の表面積などからコストを計算すれば、普通紙A4カラー印刷28円前後、A4白黒印刷ので約11.4円程度です。

 カラーもモノクロも、コストはさほど安くないです。

201602111330.jpg

 カラー印刷のクオリティは、格安機としては高いです。

 しかし、同社が「エプソンカラー」と呼び、「画質に力を入れるのは」6色モデルです。このような、4色モデルは、「廉価版」の扱いで、画質も落ちます

 とはいえ、5000円前後という値段の製品としては、印字品質は良く、階調性も良好で、デジカメ写真などの「黒つぶれ」も少なめです。

 201807191539.jpg

 文字印刷のクオリティも、意外に良いです。

 注目するべきは、4色全色が顔料インクである点です。一般的な染料インクよりも耐水性が強いので、普通紙印刷でも、「にじみ」ません。ビジネス用プリンターに力を入れるエプソン「ならでは」なポイントです。

 さらに、文字の輪郭を鮮明化させる「文字クッキリモード」の搭載も魅力です。

 エプソンの場合、「領域判定コピー」という機能が付属します。これは、文字と画像とを区別して認識し、それに合わせた適切な印刷を行う技術です。エプソンプリンターの核心的技術であり、格安機の割に文字印刷が良いのは、この部分が大きいです。

 印刷速度は、しかし、重要視されません。カラーの印刷速度が約105秒と入門機としても遅めです。

 また、普通紙へのA4のビジネス文書(黒・カラー)の印刷の場合、実測値で15秒/枚ほどで、毎分約4枚印刷できる速度です。

 印刷スピードに期待するならば、ブラザーやキヤノンの方が数倍速いです。ストレスはあるでしょう。

 201608120833.jpg

 Epson iPrint(スマホアプリ)
  ¥0 iTunes Store
 Epson iPrint(スマホアプリ)
  ¥0 Google Play

 ネットワーク機能は、この機種の場合、USB接続のほかWi-Fi(無線LAN)が搭載されます。そ

 のため、スマホアプリから直接印刷ができます(iPrint機能)。一方、この機種は、液晶パネルとSDカードスロットがないので、デジカメなどのSDカードからの印刷には未対応です。

---

 以上、PX-049の紹介でした。ポイントは、「飛び抜けて安い」ことと、4色とも顔料インクであることです。

 「文字がにじみにくい」点ため、普段使いには良いでしょう。明らかに遅い印刷速度に目をつぶれば、普通紙への印刷はカラー・白黒問わず強いでしょう。

 顔料インクは、「写真印刷のクオリティはイマイチ」なので、マット紙や光沢紙を使った年賀状やL判写真などには「全く向かない」点は注意が必要です。

 こうした側面に期待する場合は、カラーに染料インクを利用する他社機をおすすめします。

ーーー

 201807182249.jpg

 なお、エプソンは、家庭用の4色プリンターは、後ほど紹介する「エコタンクプリンター」を除けば、これ1台のみです。

 上位機は【6色インクジェットの比較記事】で紹介している機種となります。価格面では1万円前後からです。詳しくは、上記リンク記事をご覧ください。

4・ブラザーのカラープリンター

 201807181900.jpg

 つづいて、ブラザーのカラープリンターを紹介しましょう。

 ブラザーは、伝統的に4色インクにこだわりを持ち、その高性能化を目指している企業です。


 201803301429.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2018年モデル】

 【下位機種】

 2・ブラザー PRIVIO DCP-J577N 【白】
  
¥14,008 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 【中位機種】【通常型番】

 3・ブラザー PRIVIO DCP-J978N-W 【白】
 3・ブラザー PRIVIO DCP-J978N-B【黒】  
  ¥19,409 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 【上位機種】

 4・ブラザー PRIVIO MCF-J898N 【黒】  
  ¥22,246 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 高さ172×奥行341×横幅400mm   

 プリビオは、ブラザーのプリンターです。2017年10月に発売された最新機です。

 毎年、【上位機種】【中位機種】【下位機種】3機種ラインナップを出しています。

 201807191554.jpg

 【中位機種】 は、以下で紹介していく基本機能に加えて、CDのレーベル印刷機能USBメモリーからの印刷機能が付属します。

 Amazon限定モデルがありますが、サンプル用のA4用紙がつくのみの構成で、仕様は同じです。

201807191555.jpg

 【上位機種】 は、さらに、コピー機のようなADF(複数の原稿の自動送り装置)FAX機能が搭載されます。

 これ以外の機能は、後ほど紹介する印刷速度の若干の差を除けば、3機種とも同じです。

 つまり、ブラザーの場合は、CDのレーベル印刷とADF機能の要不要で選ぶのが基本です。いずれも「省スペース」を売りにした設置しやすいモデルです。

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 Brother 4色パック LC3111-4PK
  ¥3,520 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 Brother ブラック2個 LC3111BK-2PK
  ¥1,829 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 純正インクの単価は、上記の通りです。

 黒インクに2本入りの「お徳用パック」などもあり、お買得感は高いです。

メーカー公表印刷コスト
  L判光沢紙 約18.6円
  A4普通紙カラー 約8.4円
  A4モノクロ 約2.7円 
実際の印刷コスト
  L判光沢紙    約10.9円
  フォト年賀状印刷 約16.1円       
  A4Photoカラー 約60.3円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonにおけるインクの実売価格からすれば、上表のようになります。

 写真印刷のコストは、エプソンと比べると、約4割近く安いです。ランニングコストの面でも、日常に使用するプリンターとしておすすめできます。

 普通紙印刷のコストは、メーカーが公開しており、A4カラー印刷1枚8.4円前後、A4白黒印刷の場合は、約2.7円程度です。

 いずれも、入門機としては、他社に比べても、圧倒的なコスパです。

 mymio_piezo2.jpeg

 カラー印刷のクオリティは、先述のように、ブラザーは4色インクでの写真画質に力を入れており画質はかなり高いです。

 エプソンは全色が「顔料インク」でした。しかし、ブラザーは、カラーインク3色は染料インクを利用します。写真の発色について染料インクは優位です。エプソンでも「6色インク以上」はそうしています。

 4色機だけで比較すると、最も画質が良いのはこちらでしょう。ヘッドも1.5plと細かいため、インクの粒状感も少なめです。

  201807191605.jpg

 FUJIFILM はがき写真用紙 画彩100枚
  ¥1,031 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

  なお、ブラザーは、キヤノン・エプソンと異なり高級写真専用紙を販売していませんが、今年度から富士フイルムとダッグを組んで、画彩シリーズに特化した印刷モードを採用しました。

 201807191606.jpg

 文字印刷のクオリティも、注目に値します。

 なぜなら、ブラザーは、カラーは染料インクですが、黒インクはエプソンと同じでにじみにくい顔料インクだからです。そのため、4色モデルとしては品質はトップレベルに高いです。

 印刷速度は、【下位機種】のみ、1分間にカラー6枚・モノクロ12枚です。【中位機種】以上は、カラー10枚・モノクロ12枚です。また、いずれもファストプリントの速度が8秒と高速です。

 下位機種から印刷スピードを公開しているのは、同社の自信の表れです。エプソンのカラリオシリーズよりも約2倍は高速です。そのため、家庭で大量印刷を考えている方はブラザーがおすすめです。

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 Brother iPrint&Scan
  ¥0 iTunes Store
 Brother iPrint&Scan
  ¥0 Google Play

 ネットワーク機能は、この機種も、USB接続のほか、Wi-Fiに対応します。

 スマホから直接的に印刷できるため、今の時代には便利な機種だと思います。

 mfcj955dn_touchscreen.jpeg

 操作も、ブラザーは全機種とも、2.7型のTFT液晶を装備し、しかもタッチパネル式です。

 直感的な操作が可能です。液晶パネルが付属し、SDカードスロットもあるため、デジカメからの直接印刷にも便利です。

 201807191610.jpg

 自動両面印刷機能も搭載されます。

 エプソンは、入門機では不採用でした。職場などに持って行く書類のかさが2分の1にできるため、人によってはかなりメリット性があります。年賀状などの印刷にも便利ですね。紙コストの削減にもなります。  

---

 以上、ブラザーの4色インク採用モデルの紹介でした。

 4色インクモデルだけで比べれば、印刷スピード・品質・コストの点で最も総合力が高いといえます。

 仕事・プライベート・年賀状の利用を勘案した総合力ではブラザーのプリビオが間違いなくオススメできます。同社のCM風に言えば「賢く選べばブラザー」と言えそうです。


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 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2017年モデル(2018年継続販売)】

 5・BROTHER PRIVIO DCP-J983N
  
¥25,354 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 横幅420×奥行341×高さ172mm

 DCP-J983Nは、ブラザーの大容量インクタンク搭載モデルです。

 こちらはAmazonでは「2018年新モデル」が表示されますが、実際は現行機種です。新機種は次に別に紹介します。

 180924-0003-20%.png

 DCP-J983Nは、大容量モデルですが、本体サイズとしては、横幅は他機種と同じです。

 数センチ高さが増しているだけなので、家庭用の省スペースモデルと言えます。本体色は、こちらは白色のみです。

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 大容量お徳用4色パック LC21E-4PK
  ¥5,543 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 純正インクの単価は、上記の通りです。

 セットインクは、通常の倍の価格ですが、その分大容量で、交換頻度が少なくて済みます

メーカー公表印刷コスト
  L判光沢紙 約15.1円
  A4普通紙カラー 約4.6円
  A4モノクロ 約1円 
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約15円
  フォト年賀状印刷 22円   
  A4フォトカラー 約82.5円

 インクのコストパフォーマンスは、アマゾン実売価格からすれば、以上の通りです。

 写真印刷のコストは、下位機種と比べて、実質的に差はありません。

 普通紙印刷のコストは、その一方で、公開印刷コストベースでも、A4カラー印刷1枚4.6円前後、A4白黒印刷の場合は、約1円程度と相当安い水準です。

 201807191618.jpg

 こうした点で、普通紙カラービジネス文書を印字する場合の印刷コストは、従来機の半値であり、業界全体でも最安水準です。月200枚の印刷で、5年で3万円程度の差と、ブラザーは比較しています。

 また、単純計算で、インク交換無しに1500枚程度は印刷できるので、「インク替えの煩わしさ」から解放されたい方にも向きます。

 201807191620.jpg

 カラー印刷のクオリティは、下位機種と同じく、4色モデルでは総合的に高水準です。大容量インク搭載のビジネスモデルだからといって、ヘッドの質などが妥協された作りではないです。

 文字印刷のクオリティも、下位機種と同じ水準です。評判が良いため、期待して良い部分です。

 印刷速度は、カラー印刷で10枚/分モノクロで12枚/分です。下位機種と同じ機構を採用しているようで、このあたりのスペックも同じです。

 その他の点は、下位機種と同じです。ADFCDのレーベル印刷もできますし、Wi-Fiも装備されます。

--

 以上、 DCP-J983Nの紹介でした。本体価格がやや高額な分、インク価格を「相当やすくしている」というモデルです。

 例えば、PTA活動で大量のチラシの印刷が想定されるなどの場合は、総コスト面でこの機種は有利でしょう。一方、年間の印刷枚数が1000枚以下ならば、下位機種で良いと思います。


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 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2018年モデル】

 【FAXなし】

 6・BROTHER PRIVIO DCP-J988N
  
¥33,903 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 【FAXあり】

 6・BROTHER PRIVIO MFC-J1500N
  
¥38,763 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 横幅435×奥行341×高さ195mm

 DCP-J983Nは、ブラザーの新しいファーストタンクモデル搭載モデルです。

 201809240831.jpg

 本体サイズは、先ほどの機種と比較すると2cmあまり背が高いですが、ほぼ変わりません。

 ビジネスでも使える製品ですが、家庭用の省スペースモデルとして売られます。

 201809240837.jpg

 インクカートリッジLC3135【各色】
  ¥4,753 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 純正インクの単価は、上記の通りです。 

 注意点としては、この製品は、セット販売がなく単品販売のみだと言うことです。

  201809240840.jpg

 ただし、今年度登場のこの機種は「ファーストタンクモデル」として、モノクロにして6000枚の印刷可能枚数を実現しています。

メーカー公表印刷コスト
  L判光沢紙 約10円
  A4普通紙カラー 約3.7円
  A4モノクロ 約0.7円 
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約4.5円
  フォト年賀状印刷 6.7円   
  A4フォトカラー 約24.9円

 インクのコストパフォーマンスは、満を持して登場しただけに相当安いです。

 写真印刷のコストは、Amazonでの大容量インクの割引率が高いため実印刷コストはさらに安いです。

 普通紙印刷のコストは、公開印刷コストベースでも、A4カラー印刷1枚3.7円前後、A4白黒印刷の場合は、約0.7円程度と、先ほどの』機種より相当安いです。

 ただし、1回のインク交換にかかるコストは、1本5000円前後と高めです。インクも使わず放置しておくと劣化しますから、「1回買って5年使おう!」というような動機ならば止めた方が良いです。

 少なくとも1ヶ月に300枚は印刷する、個人事業主・商店経営の方にだけオススメします。

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 カラー印刷のクオリティは、技術水準として下位機種と同じグレードです。

 他社大容量モデルは、最小液滴量を落とす場合もありますが、クオリティが確保されているのは素晴らしいでしょう。

 文字印刷のクオリティも、下位機種と同じ水準です。

 印刷速度は、カラー印刷で10枚/分モノクロで12枚/分です。下位機種と同じです1枚目のプリント速度も14秒ですね。

 201809240900.jpg

 その他の点は、下位機種と同じです。ADFCDのレーベル印刷もできますし、Wi-Fiも装備されます。

 さらに上位機はFAXも装備します。液晶でFAX内容を確認してから印刷できるほか、自動的なEメールへの送付や、クラウドサービスへのアップロードにも対応できます。

--

 以上、 DCP-J988Nの紹介でした。

 家庭用としてはかなりオーバースペックですが、年賀状などの家庭用のほか、チラシなども毎月作成するような個人事業主のかたには「インク代が安い」機種として候補となるでしょう。

 インクのクオリティが「家庭機並み」という点は、この機種の美点です。

5・キヤノンのカラープリンター

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 続いて、キヤノンの格安プリンタを紹介しましょう。

 同社の上位機は、「5本」のインクタンクを使う「4色」モデルもあります。


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 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2017年】

 7・Canon PIXUS TS3130S  【各色】
  
¥8,543 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 【2017年】

 7・Canon PIXUS TS3130  【各色】
  
¥6,102 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 高さ145×長さ435×奥行316mm

 TS3130は、最新機ではキヤノンのプリンターとしては、最も安い入門モデルです。

 新旧両機ありますが、印刷機能など全て旧機種と同じです。型番は、主に、デンキヤの値引き対策のために毎年替えるだけですから。

 とくに「オマケの年賀状ソフト」などがあるわけでもないため、安いほうの機種で良いでしょう。

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 本体のサイズは、高さ145×長さ435×奥行316mmです。

 他社に比べても、非常に小型で、設置性の良い機種です。ただし、液晶パネルは、モノクロですね。

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 CANON BC-346XL 3色カラー(大容量)
  ¥2,182 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 CANON BC-345XL ブラック(大容量)
  ¥2,850 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 純正インクの単価は、上記の通りです。

 大容量タンクが利用できるので、その価格を示しました。

メーカー公表印刷コスト
  L判光沢紙 約21.7円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙    約20.5円
  フォト年賀状印刷 約30.2円    
  A4Photoカラー 約113.0円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonでの実売価格をみても、メーカーの公開印刷コストをみてもインクコストが決して安い機種ではありません

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 また、こちらは、他社のように「4色独立タンク」を採用しておらず、「3色タンク」+「黒インクタンク」の構成です。カラーインクの1つがなくなると、カラータンク丸ごと交換になる機種です。

 使い方によってはさらに割高な場合もあり得る機種です。

 印刷速度は、A4普通紙へのカラー印刷は、1分間に4枚、モノクロ印刷は、1分間に7.7枚です。

 ブラザーに比べると遅い機種です。同社の昨年度の下位機種よりも遅く、この部分で性能を削っています。

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 カラー印刷のクオリティは、インクの最小サイズが2ピコリットルです。1.5ピコリットルのエプソン・キヤノンより粗いです。写真画質に強い染料インクながら、やや魅力に欠けます。

 文字印刷のクオリティは、黒インクが顔料インクで耐水性の高い独自のインクを使っています。そのため、品質は他社並みです。

 ネットワーク機能は、USB接続のほかWi-Fi対応です。液晶窓で確認はできませんが、スマホからのダイレクト印刷に対応できます。ただし、こちらは自動両面印刷機能が非搭載です。 

 以上、キヤノンのPIXUS MG3630の紹介でした。今回の記事の趣旨で言えば、「カラーが独立タンクでない」という点は、難がある機種です。

 そのほか、画質面や自動両面印刷の不採用などの面でも難があるので、同社の製品から選ぶとすると、続く上位機のほうが良いでしょう。


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 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2018年】

 8・Canon PIXUS TS5130S   【各色】
  ¥12,405 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 【2017年】

 8・Canon PIXUS TS5130   【各色】
  ¥9,216 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 高さ147×長さ435×奥行315mm

 TS5130 は、最新機ではキヤノンで2番目に安いモデルです。

 この機種も型番に「S(econd)」が追加された2018年新モデルが出ましたが、下位機種の場合と同じく、基本性能は同じです。安い方で構いません。

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 下位機種と異なり、前面「ふた付き」で、2.5型のカラー液晶も採用された、デザイン性の高い小型機です。

 ただし、本体の液晶は、ブラザーと異なり、タッチパネルではないですね。

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 CANON BC-341XL 3色カラー(大容量)
  ¥2,456 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
 CANON BC-340XL ブラック(大容量)
  ¥2,295 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 純正インクの単価は、上記の通りです。こちらは、昨年モデルと同じインクを流用しています。

メーカー公表印刷コスト
  L判光沢紙 約18.6円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙  約13.3円     
  フォト年賀状印刷 約19.5円
  A4Photoカラー 約73.1円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonの実売価格からすると以上の通りです。

 下位機種と同じで「4色独立タンク」を採用しておらず、「3色タンク」+「黒インクタンク」の構成で、使い方によってはさらに割高な場合もありえる機種です。

 印刷速度は、A4普通紙へのカラープリントは1分間に6.8枚、モノクロは、1分間に13.0枚と、下位機種より向上しました。

 201807191646.jpg

 カラー印刷のクオリティは、下位機種と同じです。

 文字印刷のクオリティも、同じです。文字に強い仕様です。

 ネットワーク機能は、無線LAN搭載です。

 自動両面印刷機能は、搭載です。

 以上、PIXUS  TS5130の紹介でした。やはり、非独立タンクはインクコスト面で相当不利です。

 スタイリッシュな本体ですが、この機種は、今回の比較の観点からすると、あまりおすすめできる機種とはいえないでしょう。


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 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2018】

 9Canon PIXUS TS6230 WH ホワイト
 9・Canon PIXUS TS6230 BK ブラック  
  
¥23,943 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 【2017】

 9Canon PIXUS TS6130 WH ホワイト
 9・Canon PIXUS TS6130 BK ブラック  
  
¥12,454 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

  大きさ:約372×315×126(mm)(収納時)

 PIXUS TS6130は、キヤノンの中級機です。

 こちらも新旧両機ありますが、プリンターの基本性能は同等で、インクも同じです。安い方で構いません。

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 本体の大きさは、かなり小型です。

 液晶も、このグレードからはブラザーと同じタッチパネル式で、サイズも3.0型とみやすいです。

 

 Canon BCI-381 5色マルチパック
  
¥5,022 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
 Canon BCI-380XLPGBK ブラック大容量
  
¥1,937 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 純正インクの単価は、こちらになります。

 ポイントは、このグレードから1色ずつ交換できる独立タンクという点です。

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約17.3円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約14.9円
 フォト年賀状印刷 約21.9円
  A4Photoカラー 約96.9円

 インクのコストパフォーマンスは、2018年現在の実売価格をふまえると、上表の通りです。

 写真印刷のコストは、L版写真約15円フォト年賀状印刷約22円A4縁なし印刷約97円のコストです。

 びっくりするほど「安い」わけではないですが、後述するように、印字品質からすると安めと言えます。

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 普通紙印刷のコストは、明らかに安いです。

 A4カラー1枚24円前後、A4白黒印刷の場合は、約9.7円程度です。ブラザーの家庭用上位機に次ぐ水準でしょう。

 201807191652.jpg

 印刷速度は、特に、普通紙への印字スピードは、キヤノンが圧倒的に速いといえます。

 モノクロA4普通紙で15.0枚/分カラーA4普通紙でも10枚/分と、格安のレーザープリンターに比する速度を出せます。L判光沢紙の場合も31秒とやはり高速です。

 キヤノンは伝統的に「普通紙の印字速度の速さ」を売りにして、エプソンに対抗してきた経緯のある会社だということは言及に値するでしょう。ビジネス用で大量に印刷するならば、印刷の速いキヤノンがよいです。 

 201409282219.jpg

 カラー印刷のクオリティは、他社の4色モデルと比べると健闘しています。

 というのも、キヤノンのこの機種は、ブラザーのように黄色・赤色・青色染料インクを採用した上で、黒色についても、染料インクを搭載するからです。

 顔料黒インクだけだと、コントラストと濃度が強すぎるため、カラーの階調が重要な写真に適応するのがやや困難です。その点で言えば、発色の良さや階調性は、(6色以上の高画質機を除けば)明らかに良いです。

 201409282217.jpg

 モノクロ印刷のクオリティも、かなり良いです。

 というのも、この機種は、染料黒インクのほか、文字に強い顔料黒インクも積んでいるからです。ややカラー印刷のコストが高いのは、「4色モデル」ながら「5タンク式」を取るからですね。 

 201807191658.jpg

 ネットワーク機能は、この機種もUSB接続のほか、Wi-Fi対応です。スマホからのダイレクト印刷も可能です。

 自動両面印刷機能も、搭載です。

 そのほか、スキャナーの性能が良く、1200×2400dpiなので、他社より性能が良いです。

---

 以上、キヤノンのPIXUS TS6130の紹介でした。やや本体の値段はしますが、黒インクに顔料インク染料インクを搭載するため、写真の発色も、文字の鮮明度も下位機種より高いです。

 こうした点で言えば、文字印刷のクオリティと写真クオリティが両立した良機種です。普段は、モノクロ印刷だが、「年賀状はそれなりにこだわりたい」方には有力な候補です。

6・HPのカラープリンター

 続いて、米国のHP(ヒューレットパッカード)のプリンターです。


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 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 10・HP ENVY 5020/Z4A69A#ABJ
  ¥7,171 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 11・HP OfficeJet 5220/Z4B27A#ABJ
  ¥9,553 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 幅445 ×奥行 367 × 高さ128 mm

 こちらは、アメリカヒューレット・パッカード入門機です。

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 2機種ありますが、OfficeJet 5220のみ、上部に、ADF(原稿自動読み取り装置)とFAX機能が付属する点が相違点です。一方液晶は、2.2型のモノクロ液晶です。

 

 HP 63XL インク 黒 増量カードリッジ  
  
¥1,273 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
 HP 63XL 増量インクカートリッジ
  
¥2,059 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 純正インクの単価は、上記の通りです。

 キヤノンの下位機種のように、こちらの機種も「4色独立タンク」を採用していません。つまり、カラーインクは、利用した色に偏りがあっても、一色がなくなれば「交換」です。

メーカー公表印刷コスト
  L判光沢紙 約22.9円
  A4カラー 約12.3円 
実際の印刷コスト
  L判光沢紙     約15.8円     
  フォト年賀状印刷 約23.3円
  A4Photoカラー  約87.2円

 インクのコストパフォーマンスは、Amazonの実売価格をふまえると、上表の通りです。

 写真印刷のコストは、L版写真約15.8円フォト年賀状印刷約23.3円A4縁なし印刷約87.2円です。

 ブラザーには及ばないものの、適度に安い値段です。しかし、独立タンクではないので、実際のコストはより高くなる可能性があります。

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 普通紙印刷のコストは、A4カラー1枚12.3円とのデータが公開されます。A4モノクロは推定で、1枚8円程度です。こちらの場合も、ブラザーに次ぐ水準になるでしょう。

 一方、HPには他機種にないメリット性が2点あります。

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 第1に、黒タンクだけでモノクロの印刷ができる点です。

 他社の場合は、「カラーインクの残量が限界値を下回った場合、(最長5日間)ブラックインクだけを使用して印刷できる」という、黒だけで「臨時的に」印刷ができる機能だけです。


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 第2に、プリンターヘッドがインク一体型である点です。

 年賀状で「年1回」などほとんど日常的に使わない場合、「ヘッドの故障(目詰まり)」があり得ます。その場合、ブラザー・エプソンは「修理」となります。

 HPは、インク側にヘッドが付くため、まさかの際は「インク全交換」で対応できます。インクも大容量タイプでなければ、全色交換しても2000円位なので、経済的です。

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 カラー印刷のクオリティは、カラー3色は染料インクです。そのため、「黒も染料インク」のキヤノンの最上位機を除けば、クオリティは同水準に高いです。

 ただし、「ピコリットル」単位で表す、1滴のサイズが非公開です。デュアルドロップボリューム テクノロジーという技術の採用はありますが、交換式ヘッドを採用する欠点で、染料インクを採用する他社より、精細感はないでしょう。

 文字印刷のクオリティは、顔料インク採用と言うことで、他社並みのクオリティは期待できます。

 印刷速度は、カラー6.8枚/分・モノクロ9.5枚/分というスペックです。ブラザーほど印刷は高速ではないですが、それに次ぐスピードで、十分です。

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 ネットワーク機能は、HPのもうひとつの「売り」です。

 USB接続Wi-Fi対応という点では他機種と同じですが、HPは、5GHz帯のWi-Fiをサポートします。また、設定の際は、Android系スマホの場合、Bluetooth Smartによる接続アシストが受けられるため、接続の手順が(多少)簡単です。

 自動両面印刷機能も、全機とも搭載です。

--

 以上、HPの入門機を紹介しました。

 魅力は、ヘッド一体型インクの採用と、黒だけ印刷機能でしょう。

 特に前者は、日常的にあまりプリンターを利用しない方に、結構便利だと思います。印刷コストについては、ブラザーなどより安い機種もありますが、「まさかの際のメンテナンス出費」を考えると、こちらのほうが安く済む可能性はあるでしょう。

 一方、印字品質は、仕組み上他機に及ばないため、この部分を期待して選ぶ機種ではないと思います。

次回の予告!
インク代の安いカラープリンタのおすすめは結論的にこれ!

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 というわけで、ここまでは、エプソン・ブラザー・キヤノン・HPインクジェットプリンター複合機について見てきました。

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 続く第2回目【こちら】では、今回紹介しきれなかったHPの上位機を紹介します。

 さらに、「桁違いのインク代の安さ」で評判のエプソンエコタンク搭載プリンターEW-M571T EP-M570Tを紹介します。

 その後、結論として、ここまでに見た「4色インクの機種すべて」から、価格別・目的別に「Atlasのおすすめ機種」を提案していきたいと思います。その後、6色インクタンクの機種の紹介に入ります。

 第2回目記事は→こちら!

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 最後になりましたが、この記事が皆さんのお役に立ったなら、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 09:49 | プリンター

比較2018’【インク代も安い】A4カラープリンター29機のおすすめ・選び方(2)

今回のお題
印刷コストの安いカラープリンターのおすすめはどれ?

 どもAtlasです。今回はプリンターの比較記事の第2回目です。

 201807191457.jpg

 前回の記事では、インク代が安いカラープリンター複合機について、エプソン・ブラザー・プリンター・HPを比較しました。→【こちら

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 今回の記事では、前回紹介できなかったHPの上位機を紹介します。

 さらに、インクコストがさらに安い!エプソンのエコタンク搭載プリンターを紹介するつもりです。

 その上で、全メーカーからのAtlasのおすすめ機種!を選定していきます。

6・HPのカラープリンター(続き)


 201807191746.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 15・HP ENVY Photo 6222/Y0K14D#ABJ
  ¥7,500 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 15・HP ENVY Photo 6220 K7G20D#ABJ
  
¥16,033 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 幅454×奥行410×高さ161mm

 こちらは、HPの4色インク採用の中級機です。2機種あります。

 ホワイトは、デンキヤなどのもでる、ブラックは、HP直販限定モデルです。その関係で、価格差があります。

 なお、こちらは、上部にADF(原稿自動送り装置)がない機種です。

 

 HP HP804XL インク黒増量 T6N12AA
  ¥3,166 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 HP HP804XL インク カラー 増量 T6N11AA
  ¥3,030 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 純正インクの単価は、上記の通りです。

メーカー公表印刷コスト
  L判光沢紙
  A4カラー 約13.6円 
実際の印刷コスト
  L判光沢紙
  フォト年賀状印刷
  A4Photoカラー  

 インクのコストパフォーマンスは、ヒューレットパッカードは、このインク形式については、L判光沢紙の印刷費についての情報が非開示です。念のため、サポートにも訊きましたが、やはり非開示です。

 写真印刷のコストは、知る手段がありません。

 普通紙印刷のコストは、普通紙A4カラー1枚13.6円とのデータが公開されます。

 いずれにしても、独立インクではない点を考慮すればやや選びがたい点は同じでしょう。

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 カラー印刷のクオリティは、新インクの場合向上しています。

 3色染料インクを利用する点では同じですが、アクティブ インクバランス機能で、色の混合比による再現性が上がっています。

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 文字印刷のクオリティも、下位機種と同じ、文字に強い顔料インクを利用します。また、インク色についての新たな工夫がなされ、「真黒に近い表現」が可能になりました。これは、カラーの階調性にも奏功するでしょう。

 印刷速度は、モノクロ13枚/分・カラー8枚/分と、ブラザーやキヤノンの上位機と同じほどの水準ですね。

 その他の部分は、同社の下位機種と同じです。

 以上、HPの中級機の紹介でした。

 他社が公開するインクコストが非公表である点はネックです。ただ、印刷見本をみても、印字品質自体は明らかに向上しています。ヘッドも引き続き「インク一体式」ですし、「黒だけ印刷」も対応するため、この部分に魅力を感じるならば選んでも良いでしょう。


 201807191837.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 15・HP ENVY Photo 7822
  
¥11,402 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 幅454×奥行410×高さ161mm

 HP ENVY Photo 7822 は、HPの4色インク採用の最上位機です。HP ENVY Photo 7820という型番で兄弟機もありますが、そちらはHP直販限定です。

 この機種は、利用するインク・ヘッド構造は下位機種と同じです。

 印刷速度は、一方で、モノクロ15枚/分・カラー10枚/分と、いくぶん高速化しています。

 201807191844.jpg

 そのほか、1・上部にADF(原稿自動送り装置)が搭載される点、2・FAX機能が付く点、3・接続方法に有線LANが選べる点、4・SDカードからの印刷ができる点、5・液晶がカラー液晶となった点です。

 主に使い勝手の改良ですが、さほど価格差がないので、HPの中位機と比較して「選ぶ」ならばこの機種でしょうね。

7・エプソンのエコタンクプリンター

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 それでは、エプソンエコタンクプリンターの紹介です。

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 これは、通常のインクジェットとは異なる方式の「インク詰め替え式」プリンターです。


  

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2017年】

 16・エプソン ecotank EW-M770T
  
¥57,237 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 幅425×奥行359×高さ161mm

 エプソン ecotank EW-M660FT は、エプソンの「エコタンク搭載プリンター」です。

 201807191855.jpg

 2017年の新製品で、家庭でも利用できるように本体を小型化した点に特色が見られます。

  

 エプソン MKA-BK ブラック
  ¥1,732 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 エプソン HNA-PB フォトブラック
 エプソン HNA-C シアン
 エプソン HNA-M マゼンタ
 エプソン HNA-Y イエロー
  ¥897 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 純正インクの単価は、上記の通りです。

 201807191857.jpg

 従来の複合機との大きな違いは、インクについて、カードリッジではなくボトルを採用する点です。

 これにより、メーカーの公称値でも、破格と言えるインク代が実現しています。なお、1本で6500枚まで印刷可能です。

メーカー公表印刷コスト
  L判光沢紙 約6.0円
  A4普通紙カラー 約1.3円
  A4モノクロ 約0.5円 
実際の印刷コスト
   L判光沢紙 約6.0円
  フォト年賀状印刷 約8.9円
   A4Photoカラー 約32.7円  

 インクのコストパフォーマンスは、上記の通りです。

 写真印刷のコストは、L版写真の印刷コスト約6円フォト年賀状印刷コスト約8.9円A4用紙の縁なしフォト印刷のコスト約32.7円です。

 価格だけで言えば、最安だったブラザーの上位機と比べても、半額以下です。

 201807191859.jpg

 普通紙印刷のコストは、A4普通紙カラーで約1.3円ですから、こちらは1/4程度の値段です。

 さらに言えば、購入時にインクボトルが付属するので5000〜8000ページほど印刷できます。

 保証もユーザー登録をすることで2年間に無償延長できますので、印刷が多い場合は、お得な機種です。交換インクタンクも安いです。

 201710041516.jpg

 カラー印刷のクオリティは、一方で注意が必要です。

 エプソン製品ではありますが、ノズルを含めて、カードリッジ式とは技術体系が異なります。そのため、印刷の解像度が従来機種に比べても劣ります。水に強い「つよインク」でもありません。

 つまり、年賀状や写真の印刷は不得意です。

 とはいえ、文字用の顔料黒インクと、写真用の染料黒インクが別の5本タンク構成のため、「そこそこ綺麗」に印刷できます。

 例えば、家庭でも、例えば、バザーのチラシを作成するなど、「クオリティをさほど必要としない」印刷物の大量印刷には向くでしょう。

 文字印刷のクオリティは、さほどの解像度は不要なので、顔料インク搭載のこちらは期待できます。

 印刷速度は、カラー10枚/分・モノクロ13枚/分です。印刷速度の点でも、これらの機種は高速で優秀だと言えます。

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 ネットワーク機能は、USBのほか、Wi-Fiが利用可能です。その他、有線LANも搭載です。

 なお、カラー液晶も搭載ですが、タッチパネル式ではありません。スマホからのダイレクト印刷にはこの機種も「対応」です。

 自動両面印刷機能は、付属です。この辺は「ビジネス仕様」ですね。スキャナーも搭載です。 

 以上、エプソン ecotank EW-M660FT の紹介でした。

 低コスト・大容量インクという新方式を採用した注目のモデルです。エプソンが新興国で成功し、満を持して日本に「逆輸入」した新しいビジネスモデルの製品です。

 家庭用として考えた場合、1年間である程度の枚数(5000枚以上)印刷する方は、本体価格の高さを数年でペイできるでしょう。ただし、印刷クオリティは、通常のインクジェットに負けるため、年賀状印刷や写真印刷ならば、やはり通常機をおすすめします。


 

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2017年】

 17・エプソン ecotank EW-M571T
  
¥33,200 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

  幅375×奥行347×高さ187mm

 エプソン EW-M571T も、エプソンのエコタンク搭載プリンターです。


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 形状は背の高いタイプですが、サイズはこちらも「コンパクト」といえる小型機で、家庭でも利用可能です。

  

 エプソン YAD-BK インクボトル ブラック
  ¥1,792 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 エプソン HAR-C インクボトル シアン
 
エプソン HAR-M インクボトル マゼンタ
 エプソン HAR-Y インクボトル イエロー
  ¥895 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

メーカー公表印刷コスト
  L判光沢紙 約5,9円
  A4普通紙カラー 約0.9円
  A4モノクロ 約0.4円 
実際の印刷コスト
   L判光沢紙 約6.0円
  フォト年賀状印刷 約8.9円
   A4Photoカラー 約32.7円  

 純正インクの単価は、上位機種と異なり、インクタンク4本構成のため、普通紙における印刷コストはさらに軽減しています。

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 カラー印刷のクオリティは、しかしながら、黒インクが顔料インクのみなので、先ほどの機種以上に「向いていない」製品です。

 文字印刷のクオリティは、こちらの場合も顔料インクですから期待できます。

 印刷速度は、先ほどの機種とほぼ変わらず、カラー5枚/分・モノクロ10.5枚/分です。上十分「高速」と言えますね。

 ネットワーク機能は、Wi-Fiが搭載されスマホからの印刷に対応します。ただし、液晶パネルが非搭載のため、デジカメからの直接印刷はできません。

 自動両面印刷機能は、こちらも「標準対応」です。

 以上、エプソン EW-M571T の紹介でした。

 チラシ印刷などで「とにかく普通紙印刷のコストを下げたい」という場合は、これ以上の選択肢はないでしょう。5万枚が本体の耐用枚数ですが、それを5年ほどで使い切れるな自営業などの方などならば、長期的なコスト削減につながりそうです。ただ、家庭用として、「年賀状」などの印刷は全く向いていない機種です。

ーーー

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 なお、エコタンクプリンタはこれ以外にも、複数のラインナップがあります。

 ただ、本体が大きく「仕事用」のため、このブログでは、【ビジネス用エコタンクプリンターの比較記事】で別に紹介しています。仕事用して探している方は、こちらのシリーズもご覧ください。

今回の結論
インクジェット複合機のおすすめは結論的にこちら!

 というわけで、今回は4色インクジェットプリンター複合機について比較しました。

 ここからは、インクコストの他に、「予算制限の中でもできるだけ画質や機能性を追求したい」という方の要望もふまえて、4色インクモデルの中でAtlasがおすすめする機種を数台あげておきます。


第1に、モノクロ・カラーにかかわらず、一定量の印刷枚数(例えば月に30枚以上とか)を考えている人には、

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 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2018年モデル】

 【下位機種】

 2・ブラザー PRIVIO DCP-J577N 【白】
  
¥14,008 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 【中位機種】【通常型番】

 3・ブラザー PRIVIO DCP-J978N-W 【白】
 3・ブラザー PRIVIO DCP-J978N-B【黒】  
  ¥19,409 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 【上位機種】

 4・ブラザー PRIVIO MCF-J898N 【黒】  
  ¥22,246 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 高さ172×奥行341×横幅400mm

メーカー公表印刷コスト
  L判光沢紙 約18.6円
  A4普通紙カラー 約8.4円
  A4モノクロ 約2.7円 
実際の印刷コスト
  L判光沢紙    約10.9円
  フォト年賀状印刷 約16.1円       
  A4Photoカラー 約60.3円

 インク価格:★★★★★
 本体性能 :★★★★★

 ブラザーのプリビオ をオススメします。基本的には「下位機種」で良いでしょう。ただし、コピー機のようなADF(原稿自動送り装置)が欲しい場合は、「上位機種」でも良いでしょう。

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 1万円以下の小型機種では、圧倒的にインク単価が安い機種です。

 デンキヤで買うよりも本体価格も安いですし、無線LANも付いているし、印刷スピードも速いし性能的にも最もバランスがとれた良い製品です。

 ヒューレット・パッカードの上位機もインクコストは安そうですが、独立タンクではなく、コストが読めないので、やはりブラザーの方が安心でしょう。

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 印字品質も、ヘッドが1.5ピコリットルの精度ですから、4色モデルとしては上位です。カラーは染料インク・黒は顔料インクという、「写真も文字も得意!」という組み合わせで、クオリティを期待できます。

 そのほか、こちらは両面印刷機能が付属しており、書類の持ちはこびに有利です。年賀状などにも便利でしょう。

 印刷速度も、【下位機種】でも、1分間にカラー6枚・モノクロ12枚【中位機種】以上は、カラー10枚・モノクロ12枚とより高速です。

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 Brother 4色パック LC3111-4PK
  ¥3,520 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 Brother ブラック2個 LC3111BK-2PK
  ¥1,829 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 なお「注意」ですが、プリンターに初期付属するインクは、各社とも「スターターインクカートリッジ」と呼ばれる「印刷枚数がやや少ないものです」。

 これは、ブラザーだけではなく、本体の実売価格を下げるため、どのメーカーもやっています。そのため、できれば、インクを1セット購入しておけば良いと思います。

 アマゾンでは、本体や交換インクなどブラザー製品がデンキヤよりもかなり安く売っているので、ランニングコストも低く済むでしょう。減りが早い黒インクは、最初にまとめて買っておけば送料と手間の節約になります。


 第2に、最大限のクオリティ(ベスト)は期待しておらず、人より優れた程度(ベター)のクオリティで満足できる人には、

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 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2016】

 1・EPSON Colorio PX-049A  
  ¥5,909 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 高さ145×長さ390×奥行300mm (収納時)

メーカー公表印刷コスト
  L判光沢紙 約27.5円  
実際の印刷コスト
   L判光沢紙 約20.6円
  フォト年賀状印刷 30.3円   
   A4Photoカラー 約113.6円

 インク価格:★★★★☆
 本体性能 :★★★★

 エプソンのPX-49Aで十分だと思います。

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 全色顔料インク」ですが、「普通紙」や「普通紙年賀状」に印字するならば、「にじみのなさ」の点で、むしろこの構成の方が好ましいと思います。

 ただし、写真印刷をしたい方、自動両面印刷が必要の方は、ブラザーの機種のほうが良いでしょう。

 

 EPSON 4色パック RDH-4CL
  
¥3,654 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
 EPSON 大容量ブラック RDH-BK-L

  ¥1,637 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 交換インクは、こちらです。なお、他メーカーの「入れ替えインク」を使うと、万一の場合保証が効かなくなるので、最低1年間は純正インクを使いましょう。

  

 Amazonベーシック USB2.0ケーブル 3m
  
¥608 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 なお、EPSONのプリンターは基本的に無線LANでつなぐことを前提としてか、USBケーブルが別売りです。

 写真のような形状のケーブルがご自宅にない場合は、アマゾンで同時に購入されれば良いでしょう。


 第3に、「年末だけ」などプリンターを使う時期が不定期な方には、

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 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 10・HP ENVY 5020/Z4A69A#ABJ
  ¥7,171 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 幅445 ×奥行 367 × 高さ128 mm

メーカー公表印刷コスト
  L判光沢紙 約22.9円
  A4カラー 約12.3円 
実際の印刷コスト
  L判光沢紙     約15.8円     
  フォト年賀状印刷 約23.3円
  A4Photoカラー  約87.2円

 インク価格:★★★☆☆
 本体性能 :★★★★☆

 HP(ヒューレット・パッカード)の入門機をおすすめします。

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 独立タンクを不採用で、インクのコスパもイマイチですが、ヘッドがインクタンクに付属するという、素晴らしい「美点」を評価しました。

 

 HP 63XL インク 黒 増量カードリッジ  
  
¥1,273 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
 HP 63XL 増量インクカートリッジ
  
¥2,059 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 長期間ヘッドを利用しないと、ヘッドの目詰まりなどのトラブルを抱えやすいです。その場合、インクをまるごと取り替えるだけで「新品ヘッド」になるため、(逆説的ですが)プリンタをあまり使わない方こそ使って欲しい機種です。

 そのほか、片方のインクタンクが切れた場合、「黒だけ」で、黒印刷も可能です。逆に「カラーインクだけを混ぜて」黒も疑似的に再現できるので、「買い忘れ」対応力が高い点も「あまり使わない人向け」です。

 こうしたニーズは、非常にありそうで、アメリカらしいメンテナンス性をよく考えたグローバル製品だと感じました。


 第4に、家庭用として印刷コストとクオリティが両立したモデルとしておすすめな機種は、

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 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2017年モデル(2018年継続販売)】

 5・BROTHER PRIVIO DCP-J983N
  
¥25,354 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 横幅420×奥行341×高さ172mm

メーカー公表印刷コスト
  L判光沢紙 約15.1円
  A4普通紙カラー 約4.6円
  A4モノクロ 約1円 
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約15円
  フォト年賀状印刷 22円   
  A4フォトカラー 約82.5円

 インク価格:★★★★★★
 本体性能 :★★★★★★

 ブラザーの大容量タンク搭載のDCP-J983Nでしょう。

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 インク代の面では、A4普通紙の白黒印刷1円・カラーでも4.6円と相当安いです。もちろん、エプソンエコタンク搭載プリンターなどに及びませんが、印刷クオリティはこちらが上位です。

 下位機種同様に、印刷速度も速いですし、自動両面印刷ネットワーク機能スマホやデジカメとの連携など、全体的にも欠点がなく良い機種です。普段の仕事から、年賀状印刷まで幅広く使えるでしょう。

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 大容量お徳用4色パック LC21E-4PK
  ¥5,543 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 純正インクの単価は、上記の通りです。先述のように、スターターカードリッジは印刷枚数がやや少ないので、念のため1セット購入しておけば良いでしょう。

 なお、【Amazon限定モデル】は、瀬能は同じですが、「オマケ」として用紙が付属します。価格も安いので、こちらを選んで良いでしょう。


第5に、ビジネス用でも、カラーの図表・文字印刷がメインで、ある程度印刷のクオリティが必要な方は、

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 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2018】

 9Canon PIXUS TS6230 WH ホワイト
 9・Canon PIXUS TS6230 BK ブラック  
  
¥23,943 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 【2017】

 9Canon PIXUS TS6130 WH ホワイト
 9・Canon PIXUS TS6130 BK ブラック  
  
¥12,454 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

  大きさ:約372×315×126(mm)(収納時)

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約17.3円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約14.9円
 フォト年賀状印刷 約21.9円
  A4Photoカラー 約96.9円

 インク価格:★★★★★
 本体性能 :★★★★★★

 文字印刷は、基本的には、1番目に「イチオシ」にした、ブラザーの4色モデルでも十分綺麗です。

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 ただし、例えば、飲食店のメニュー表作りなど、白黒文字とカラー写真の混在文書を印刷する際に、特にカラー部分のクオリティを最大限求めたい場合、やはり4色インクでは限界があります。

 そのような用途に使いたい場合、予算が許すならば、5本インクタンクを使用しているキヤノンの上位機種 を選択するのも「あり」でしょう。 

 キヤノンの上位機種は、文字に強く、水でにじみにくい顔料黒インクと、写真に強い染料黒インクを独立して両方搭載しています。そのため、文字と写真が混在したビジネス文書には特に強いです。

 印字速度も、モノクロA4普通紙で15.0枚/分カラーA4普通紙でも10枚/分と、ブラザー並の速度です。

 印刷コストも、「ブラザー並み」まではいきませんが、安値水準ですので、コスト面でも安心して利用できます。

 

 Canon BCI-381 5色マルチパック
  
¥5,022 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
 Canon BCI-380XLPGBK ブラック大容量
  
¥1,937 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 純正インクは、こちらになります。

2・A4インクジェット複合機(6色)の比較

 ただ、「上には上がある」もので、キヤノンには、中間色のグレーインクを採用した、文字・カラー印刷にさらに向く上位機があります。

 予算は2万円ほどからあるので、興味のある方は、上記の記事をご覧ください。


第6に、写真印刷や年賀状など、クオリティがある程度必要なカラー写真印刷をメインに考えている人には

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 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 【2017】

 4・EPSON Colorio EP-880【各色】
   ¥15,482 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 【2018】

 4・EPSON Colorio EP-881AW【各色】
   ¥30,786 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

メーカー公表印刷コスト
 L判光沢紙 約20.6円
実際の印刷コスト
  L判光沢紙 約14.0円
 フォト年賀状印刷 約20.7円
  A4Photoカラー 約77.4円

 インク価格:★★★★☆☆
 本体性能 :★★★★★★★

 大きさ:390x141x341mm(収納時)

 今回紹介してきた4色インクの商品だと品質が落ちます

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 その場合、エプソンの6色インク採用の EP-879Aを選ぶとよいと思います。

 ただし、エプソンの6色インクの機種は、基本的に、文字に弱く写真に強い性質の染料インクを全量使うため、普通紙印刷にはさほど向きません。

 どちらかと言えば、カラー写真印刷用ですから、その点は留意しましょう。

 つまり、マット紙や光沢紙で写真年賀状を印刷するような用途ではなく、モノクロ普通紙への印刷や、普通紙にカラー印刷する程度の場合は、今回紹介した4色でも十分です。

2・A4インクジェット複合機(6色)の比較

 なお、EP-780Aを含む、高品質な6色インクのインクジェット複合機については、最新モデルを含めて上記のリンク記事を参考になさってください。

補足:用紙やインクに関する注意点!

 ということで、今日は、最新機種のカラー複合機・インクジェットプリンターのオススメについて書いてみました。

 

 最後に、インクに関する、注意点です。

 第1に、スターターインクカートリッジについてです。

 この点は先ほど説明したように、「オマケ程度の容量」しか入っていません。

 アマゾンはプリンタ本体の価格もデンキヤより安いですが、純正インクは量販店よりかなり安いです。インク代と本体と総合的に考えれば、かなり費用を節約できます。

 第2に、互換トナーや詰め替えインクについてです。

 インクについては純正インクではない「互換インク」「入れ替えインク」があります。しかし、1年間の本体保証期間中は(少なくとも)純正インクを使いましょう。不良品も中にはありますし、まさかの場合にプリンタの無料修理保証が効きません

 なお、故障については、各社共にメーカーのサポートセンターに電話をかけて、宅急便での引き取って修理して貰う方式なので、実店舗で買っても、ネットで買っても手間は変わりありません。 


 続いて、用紙の話です。

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 コクヨ PPC用紙 A4 500枚
  ¥755 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
  

 コクヨ プリンター用上質普通紙250枚 A4
  ¥419 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 富士フイルム 画彩 400枚  【各サイズ】
  ¥1,040 Amazon.co.jp (9/24執筆時)

 プリンター複合機を買われた場合に適切な用紙ですが、「おすすめ」は上記のものです。

 普通紙については、コクヨのPPC用紙の品質が高いです。格安品は紙厚が薄いものがあり、紙詰まりの原因になりますが、品質が安定しています。

 上質普通紙は、高品質で仕上げたい場合利用する普通紙です。白色度が高く「にじみ」の少ない印刷を得ることができます。

 写真光沢紙は、富士フイルムの画彩シリーズが、価格と品質を備えています。自社生産できるのでメーカー純正品より安く、品質が良いです。

ーーー

 というわけで、今回は、前編と後編で4色インクのプリンターについて紹介しました。

1・A4インクジェット複合機(4色)
2・A4インクジェット複合機(6色)
3・A4ビジネスインクジェット  
4・A3インクジェット複合機
5・A4モノクロレーザー
6・A4モノクロレーザー 複合機
7・A4カラーレーザープリンタ
8・A3カラーレーザープリンタ
9・プリンターの基本的な選び方 【まとめ】

 なお、プリンター関連の記事は他にもありますので、これらもよろしくお願いします。

 また、最後になりますが、今回の記事がもしお役に立ったようならば、以下のTwitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

 (なお、前半からの続き記事ですので、前半記事をご紹介いただけると、いっそう嬉しいです!)

 ではでは。

posted by Atlas at 09:48 | プリンター

2018年08月29日

比較2018'【超小型】スマホ用フォトプリンタ8機の性能とおすすめ・選び方;モバイルフォトプリンター

【今回レビューする内容】スマホの写真印刷!モバイルフォトプリンターの性能とおすすめ・選び方

【評価する製品型番】富士フイルム スマホdeチェキ instax SHARE SP-2 SP-3ポラロイド Zip インスタントモバイルプリンター タカラトミー プリントス SORA TPJ-03SO TPJ-03SU TPJ-03SA

今回のお題
外出先で写真印刷できるスマホプリンタのおすすめはどれ?

 ども、Atlasです。

 今日は、スマホ対応モバイルフォトプリンターを比較します。

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 超小型で超軽量サイズながら、コンセントなしで、最大で8.6cm×5.4cmほどの写真が印刷できる製品です。

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 Wi-Fiなどで接続し、パーティでその場で配る写真などの印刷もできる新しいタイプのプリンタとなります。

 以下では、いつものように各機種を比較したあと、最後にAtlasのおすすめ機種!を提案する型式で書いていきます。

6・富士フイルムのスマホdeチェキの比較

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 はじめに、この分野の先駆けとなった、富士フイルムのスマホdeチェキを紹介します。

 なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


  180509-0116-25%.png

 1・スマホdeチェキ instax SHARE SP-2【金】
 1・スマホdeチェキ instax SHARE SP-2【銀】
  ¥16,178 Amazon.co.jp
(5/9執筆時)

 フジフィルムinstax SHARE SP-2は、スマホ用として初めて販売された富士通のモバイル用のフォトプリンタの「2代目」の機種です。

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 本体のサイズは、101.6mm×42mm×122.5mmです。

 重さも、253gと軽量ですから、気兼ねなく持ち運べる製品です。現地の方とのコミュニケーションの手段として、海外旅行に持っていくのも面白そうです。

 その点で言えば、本体裏面にリプリントスイッチがあり、複数枚印刷する場合は、そのボタンを押すだけで「焼き増し(再印刷)」ができる便利な仕様です。

 201808291815.jpg

 スマホ de チェキ
  ¥0 iTunes Store
 スマホ de チェキ
  ¥0 Google Play

 写真の印刷は、上のようなスマホ(iOS/android)の専用アプリを利用します。  

 撮った写真をこのアプリで開き、必要なら加工(モノトーン調・セピア調)などをして、 instax SHARE SP-1本体に、このアプリから送信します。

 3ステップで印刷できてしまう、簡単操作な製品です。

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 スマホアプリでは、その他、画像の明るさ、コントラスト、彩度をあらかじめ好みに合わせて調整できるカスタムフィルタを搭載し、その場でアートな写真を印刷できます。

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 INSTAX MINI JP 2【20枚入】
  ¥1,264 Amazon.co.jp (8/29執筆時)

 INSTAX MINI JP 【50枚入】
  ¥3,193 Amazon.co.jp (8/29執筆時)

 利用するフィルムは、こちらです。シートフィルム式ですから、インクがなくても印刷できる仕様です。

 一方、この種のタイプは、現像できるフィルムのサイズが決まっていて、こちらの場合は、上記ISO800のフィルムで、サイズは86×54mmです。 

 バッテリーは、USB充電のバッテリー式です。一回の充電には90分かかりますが、フル充電で、100枚程度まで印刷可能です。そのため、パーティなどの集合写真でも問題ないでしょう。

 以上、フジフィルムinstax SHARE SP-2の紹介でした。画質、フィルム価格、バッテリーの保ちなどを見ても、バランスが取れており、最も堅実な製品がこちらだと思います。

 INSTAX MINI のフィルムは、日本のデンキヤならどこでも、海外でも欧米なら手に入りやすいため、その点でもオススメです。


 201801211543.jpg

 3・FUJIFILM instax SHARE SP-3【黒】
 4・FUJIFILM instax SHARE SP-3【白】
  ¥19,206 Amazon.co.jp (5/9執筆時)

 nstax SHARE SP-3は、2017年10月に追加販売になったスクエアフィルム専用のスマホdeチェキです。

 201805092218.jpg

  INSTAX SQUARE WW 1【10枚】
  ¥1,070 Amazon.co.jp (5/9執筆時)

 基本的に仕様は同じですが、先述のように、プリンターごとに用紙サイズが決まる仕様のため、この機種は、ISO 800で、6.2cmX6.2cmというスクエア型のフィルムとなります。

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 真四角のフィルムは、富士フイルムが目下「売り出し中」の規格で、「場の空気感」まで撮影できるとしています。

 人間が視覚的に見慣れないサイズだという心理的な側面が大きいような気もしますが、たしかに珍しいので、印刷してお友達などに配るには良いと思います。

2・ポラロイドのモバイルフォトプリンタ

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 続けて、アメリカのポラロイド社の出しているフォトプリンタを紹介します。


 

 5・ポラロイド Zip モバイルプリンター
  ¥9,799 Amazon.co.jp (5/9執筆時)

  Zipは、アメリカのポラロイドが販売するスマホ用プリンターです。

 Bluetooth無線を搭載しており、スマホで選んだ画像をそのまま印刷できます。

 201808291832.jpg

 本体のサイズは、7.5×2.2×11.5cmです。

 重さは、290gですので、富士フイルムのスマホ de チェキと比べると多少小型です。

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 Polaroid Zip
  ¥0 iTunes Store

 Polaroid Zip
  ¥0 Google Play

  スマホアプリは、 iOS用、Android用双方が用意されます。

 富士フイルムのスマホ de チェキと比べると、米国製ということもあり、加工できるデコレーションが独特です。

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 Polaroid ZINK Paper 20枚
  ¥1,728 Amazon.co.jp
(8/29執筆時)
 Polaroid ZINK Paper 50枚
  ¥3,898 Amazon.co.jp
(8/29執筆時)

 利用するフィルムは、「ZINKペーパー」フィルムとなります。米国のZINK社の製品ですが、世界中の各社に供給しているので、かつてはLG製なども見られました。サイズが同じならば、それぞれ互換します。


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 感熱紙に似た方式のフォトペーパーで、5cm×7.6cmサイズです。

 なお、ZINKペーパーの場合、写真のように四隅が縁なし印刷できる点で、通常の写真と異なります。ZINKは、化学的な現像方式ではないため、写真自体の保ち(色あせ)には強いとされます。

 バッテリーは、富士フイルムと同じく、バッテリーを搭載する形式です。ただ、一回の充電で25枚ほど印刷可能と、この部分では富士フイルムに負けています。

 以上、ポラロイド Zipの紹介でした。

 富士のスマホ de チェキとどちらを選ぶか迷う製品ですね。充電池方式や格安フォトペーパーであるため、消耗品コストはこちらの方が有利そうです。

 また、撮影される写真の品質は、富士フイルムは、良い意味で、インスタントカメラ的な味のある写真なのに足して、ポラロイドの場合(下降しなければ)、普通の家庭用フォトプリンターに近い画質です。

 これを「素晴らしい」とみなすか、「面白みがない」とみなすかは、皆さんの考える用途に寄るでしょうね。

3・タカラトミーのプリントスの比較

 続いて、タカラトミーが発売しているモバイルフォトプリンタを紹介します。


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 6・タカラトミー プリントス SORA TPJ-03SO
 7・タカラトミー プリントス SORA TPJ-03SU
 8・タカラトミー プリントス SORA TPJ-03SA
  ¥3,595 Amazon.co.jp (8/29執筆時)

 タカラトミープリントスも、スマホ用のフォトプリンターです。

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 玩具メーカーとして、「おもちゃとして楽しめる」価格で出している製品です。

 本体のサイズは、収納時のサイズが143mm×55mm×130mmです。

 重さは、350gとなります。十分に軽量・コンパクトと言えます。

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 写真の印刷は、アプリ不要・電池電源不要で可能です。

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 仕組みは単純で、スマホに写真が表示された状態で本体上部に置き、シャッターを切り、フィルをダイヤルで回して排出するだけです。

 単純な仕組みなので、写真も、良い意味で「味のある」トイ風の写真です。

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 INSTAX MINI JP 2【20枚入】
  ¥1,264 Amazon.co.jp (8/29執筆時)

 INSTAX MINI JP 【50枚入】
  ¥3,193 Amazon.co.jp (8/29執筆時)

 利用するフィルムは、富士通のチェキです。もちろん、現像される画質は、異なります。

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 一方、注意点としては、印字できるサイズが、46cm×62cmに表示されている部分だけであること、スマホに移された自体を利用する方式なので、スマホに汚れやヒビがあるとうまく撮影できないこと、液晶保護フィルムを利用した場合、やや現像が暗くなってしまうことです。

 以上、タカラトミープリントスの紹介でした。よく考えられた製品だと素直に思いました。対象年齢15才以上という製品ですが、子どもと遊びながら撮影したり、楽しめそうです。

 もちろん、あくまで玩具の範疇なので、他の製品と画質面で比べるべきものではないでしょう。

今回の結論
スマホプリンタのオススメは結論的にはこれ!

 というわけで、今回は、3社のスマホ用のフォトプリンターを紹介してきました。

 最後に、いつものように、Atlasのおすすめ機種!を提案しておきたいと思います。


 第1に、友人との旅行や、個人の海外旅行などの際、コミュニケーションツールとして利用する場合におすすめなのは、

  180509-0116-25%.png

 1・スマホdeチェキ instax SHARE SP-2【金】
 1・スマホdeチェキ instax SHARE SP-2【銀】
  ¥16,178 Amazon.co.jp
(5/9執筆時)

 フジフィルムinstax SHARE SP-2でしょう。

 201805092216.jpg

 シートフィルム式で、封入された薬剤を化学的に反応させて写真とするため、普段見慣れたデジカメ写真とは一線を画する面白い写真が撮れますから。

 この方式を採用するため、写真の枠が生じますが、それも「味」として楽しむならばこれでしょう。

  201805092121.jpg

 INSTAX MINI JP 2【20枚入】
  ¥1,264 Amazon.co.jp (8/29執筆時)

 INSTAX MINI JP 【50枚入】
  ¥3,193 Amazon.co.jp (8/29執筆時)

 フィルムは、日本のデンキヤならどこでも、欧米でも手に入りやすいため、この目的に適うでしょう。


 第2に、自宅プリンターの代わりとして、パーティなどで利用する場合におすすめなのは、

 

 5・ポラロイド Zip モバイルプリンター
  ¥9,799 Amazon.co.jp (5/9執筆時)

  ポラロイドが販売するZipでしょう。

 富士フイルムのプリンターと異なり、こちらは、普通のフォトプリンタに近い解像感で、しかも、縁なしで出すことができますから。

 難点は、一回の充電で25枚ほどというバッテリー量となります。

 ただ、少人数の宴会や、スマホを持っていないなど、(恩師など)を交えたようなパーティで限定的に利用するならばこちらだと思います。

  201805092205.jpg

 Polaroid ZINK Paper 20枚
  ¥1,728 Amazon.co.jp
(8/29執筆時)
 Polaroid ZINK Paper 50枚
  ¥3,898 Amazon.co.jp
(8/29執筆時)

 「ZINKペーパー」もわりと耐久性があるフィルムなので、この用途には向くでしょう。


 第3に、子どもと遊びながら利用するのに向くフォトプリンターは、

  201808291857.jpg

 6・タカラトミー プリントス SORA TPJ-03SO
 7・タカラトミー プリントス SORA TPJ-03SU
 8・タカラトミー プリントス SORA TPJ-03SA
  ¥3,595 Amazon.co.jp (8/29執筆時)

 タカラトミープリントスでしょう。

  201805092121.jpg

 INSTAX MINI JP 2【20枚入】
  ¥1,264 Amazon.co.jp (8/29執筆時)

 INSTAX MINI JP 【50枚入】
  ¥3,193 Amazon.co.jp (8/29執筆時)

 昔ながらのカメラの仕組みを知る方法ともなるので、自由研究的な教材にもなりそうです。玩具としては、消耗品費が高めですので、親子で楽しむのが良いでしょう。

ーーー

 というわけで、今回は、スマホ用のフォトプリンターの紹介でした。

 201808291604.jpg

1・インスタントカメラの比較記事

 なお、隣接ジャンルの記事としては、カメラ自体にプリンター機能が内蔵される方式のものが挙げられます。

 こういった機種と比較検討されたいかたは、上記のリンク記事をご覧ください。ポラロイドや富士フイルムからいくつか機種が出ています。

 また、最後になりましたが、今回の記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどから話題をシェアしていただければ嬉しいです。ではでは。

posted by Atlas at 19:35 | Comment(0) | プリンター

2018年08月23日

比較2018'【初心者脱出】最新デジタル一眼15機の性能とおすすめ:キヤノン・ニコン・SONY・ペンタックス:APS-C( DSLR Camera -1)

【今回レビューする製品】2018年 高性能で安い!デジタル一眼レフカメラの性能とおすすめ・メーカー別選び方:5万円以内・10万円以内の激安一眼レフ 10万円台のミドルクラスAPS-C 中級一眼レフ:機種の違いと人気ランキング:キヤノン・ニコン・ペンタックス・ソニー

【今回評価する型番】 CANON EOS Kiss X8i X9 X9i EOS 9000D 80D 7D Mark II EOS7DMK2 Nikon D3400 D5300 D5600 D7500 PENTAX KP K-70 SONY α77II

今回のお題
安くて高性能なデジタル一眼カメラのおすすめはどれ?

 ども、Atlasです。

 今回は、2018年最新モデルのデジタル一眼レフカメラの比較です。

 201808231631.jpg

 コンデジから初めて買替える方のほか、上位機への「グレードアップ」を狙う中級者にも向けて、カメラごと詳しいスペックを比較します。

 いつものように、各機種を紹介した後で、最後に「Atlasのおすすめ機種」を選定していきます。

ーー

1・一眼レフカメラの比較
2・ミラーレス一眼の比較
3・デジカメ全体の選び方【まとめ】

 なお、今回は 本格的なデジタル一眼レフカメラ(光学ファインダのある一眼レフ)を紹介します。

  201808231647.jpg

 光学ファインダはないけれども、ファミリー層向けで、小型で軽量な「ミラーレス一眼カメラ」をお探しの方は、2番の記事で別に紹介しています。

 そちらをよろしくお願いします。

1・デジタル一眼の選び方の基本

 201403141250.jpg

 本格的な光学ファインダーを持つデジタル一眼カメラは、5万円前後の製品から、100万円を超えるプロ用まで、幅広いラインナップがあります。

 デンキヤの店頭で観察していると、初めて買う方は、「主に値段とズーム倍率だけ」で決めているように思います。

 201808231653.jpg

 しかし、10万円以下の入門機だけ見ても、各メーカーの機種には、明らかに、センサー・手ぶれ補正・フォーカス速度など、「初心者がきれいに撮るために欠かせない要素」において性能が異なります。

 あまり安い買い物でもないので、その辺も考えて買うことを、Atlasは「オススメ」します。

1・画質に関わる性能
   =撮像素子・画素数・画像エンジン
2・セットレンズの品質
  =レンズの種類・レンズの明るさ(F値)
3・撮影時の利便性
  =手ブレ補正・連写・ピント合わせの速度
4・使い勝手に関わる性
 =本体重量・モニタのチルト(自分撮影)

 このブログでは、以上4つのポイントを重要視しながら、メーカーごとに製品を比較しています。

 「撮像素子」「画像エンジン」「レンズのF値」などのカメラの「専門用語」が分からない方にも配慮して書いたつもりです。

A・デジカメ全製品からのおすすめ 【まとめ】

 ただ、初心者の方で、正確な用語の意味が知りたい方は、上の「A」のリンク記事で解説してあります。そちらをご覧になってから、お読みいただいても良いかと思います。

2・キヤノンのデジタル一眼レフ

 201804271006.jpg

 さて、一眼レフカメラの紹介をはじめましょう。最初にキヤノンの入門機の紹介です。

 ここからは、高評価できるポイントは「赤字」で、イマイチなところは「青字」で表記していきます。


 201808231700.jpg

 【2015年登場】

 【18-55 STMレンズキット】

 1・Canon EOS Kiss X8i
  ¥56,900 Amazon co.jp
(8/23執筆時)

 【18-135 USMレンズキット】

 1・Canon EOS Kiss X8i 
  ¥99,320 Amazon co.jp
(8/23執筆時)

 【ダブルズームキット】

 1・Canon EOS Kiss X8i 
  ¥72,980
Amazon co.jp (8/23執筆時)

  【ボディのみ】

 1・Canon EOS Kiss X8i
  ¥51,800 Amazon co.jp
(8/23執筆時)

撮像素子:APS-C  
ファインダー視野角:95/95 倍率0.82
画素数:2420万画素
液晶パネル:3インチ 104万ドット  
画像エンジン:DIGIC 6  
フォーカス:19点AF(オールクロス)
シャッター: 連続5コマ/秒 
重さ:510 g(電池込550g)
動画性能: 1920x1080(フルHD)

 EOS Kiss X8iは、2015年に新規投入された上位機種です。

 ただ、現在的にはより新しい機種ができたので「格安の入門機」という位置づけになりつつあります。そして、発売当初から比較すると半値近くまで値下がりして、お買得感が高い製品です。

 201804271030.jpg

 撮像素子は、一眼レフとしては標準サイズのAPS-C型を採用し、画素数2400万画素です。高画質を得るために重要なこの2つのスペックは、上位機と比べても高水準です。カメラの基本性能は高いと言えます。

201808231709.jpg

 画像エンジンは、2015年に開発された高性能な画像エンジンDIGIC 6の搭載です。当時はこのグレードからの搭載でした。

 カメラの画素数を上げると、ノイズが発生しやすいなどデメリットがあるのですが、力のあるこちらの新エンジンでそれを解決しているので、細部まで鮮明な撮影が可能です。

 本体の軽量性は、電池込みで550gとなります。500g前後はキープしているものの「軽い」機種ではありません。

 201512021457.jpg

 液晶モニターは、その一方で可動式の液晶モニターが付属します。

 バリアングル液晶モニターと呼ばれるタイプで、アングルを自由に変えられるので撮影の自由度が高い区なっています。とりわけ、流行の「自分自身の撮影」に便利でしょう。ちなみに、重量がやや重いのは、可動式モニターを搭載するためです。

201510051331.jpg

 オートフォーカス性能は、10万円台の機種であるEOS 70D と同じで、測距点が19点ある、オールクロスAFセンサーを搭載します。

 なお、「測距点」とは、カメラのシャッターを押ししたとき、自動にピントが合わせられる(フォーカスできる)場所を意味します。この機種の場合、オールクロスセンサーを搭載しているため、中央部以外の場所でのピント合わせが高精度です。

 結論的にいえば、精度の高いフォーカスが搭載されると、オートモードの際のピント合わせが楽なので、一眼初心者の強い味方です。

 live-onepoint-af.jpg

 また、オート撮影モードの性能は良いです。

 デジカメ入門者向けの機種として、オート撮影モードが充実しています。新機能の「シーンインテリジェントオート」で、自動的に、ホワイトバランスや露出、ピントなどを最適化し、初心者でも「プロ並み」の写真を撮ることを可能にします。

 また、タッチ式のオートフォーカス機能も見所です。デジカメのように液晶画面を見ながら撮影する場合、こちらの機種の場合は、液晶画面を指で押した部分にピントが合う仕様です。

 201804271031.jpg

 連写は、毎秒5枚で、とくに強い機種ではありません。

 オートフォーカス同様に、動きのある子供を撮影する場合など重要な部分です。ただ、この機種はオートフォーカスが強いですし、スナップなどが中心ならば、この水準でも十分です。

 動画性能は、画質はフルHDまでとなります。ただし、フレームレートは30枚/秒ですので、画質は標準的です。

  201503051848.jpg

 Canon Camera Connect
  ¥0 iTunes Store
 Canon Camera Connect
  ¥0 Google Play   

 ネットワーク機能は、この機種の魅力の1つです。

 というのも、無線LANが搭載されるからです。例えば、Wi-Fiで経由で直接プリンターからプリントアウトしたり、アプリ(iPhone/Android)経由で、外出先で友人に撮った写真を送ることが可能です。

 その他、スマホをリモートシャッターにする機能などがあります。

 201808231834.jpg

1・EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM
2・EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM

 レンズキットに付属するレンズは、以上の3種です。

 ダブルズームキットの場合、1番2番がセットとなります。

  201808231829.jpg

 18-55 STMレンズキットの場合、最大で55mmほどの望遠の幅です。スポーツなどの望遠撮影を希望される方は、 250mm望遠まで対応するレンズが付属するダブルズームキットが良いでしょう。

201808231713.jpg

 キヤノンはカメラ本体には手ぶれ補正が付かず、イメージスタビライザー(手ぶれ補正)がレンズ側に内蔵されます。型番に「IS」と付くモデルが、手ブレ対応のレンズですので、こちらは3本とも対応です。

 例えば、EF-S18-55mmの場合、レンズの重さは200グラムで、シャッター速度3.5段補正です。

 201808231838.jpg

3・EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM

 なお、18-135 USMレンズキットは、3番のレンズがセットされます。

 201512021522.jpg

 これは、1本で広角18mmから135mmまで対応できる優秀なレンズです。こうした点で、高倍率ズームが欲しいけれども、レンズを持ち運ぶのは嫌だという方は、このモデルが良いです。

 また、STMも手ぶれ対応機ですが、USM超音波モーター採用で、駆動速度が速いのでオートフォーカス性能が上位です。

  201808231715.jpg

 Canon 単焦点レンズ EF50mm F1.8 STM
  ¥13,961 Amazon co.jp
(8/23執筆時)

 なお、写真の「ぼけ味」を出したい人には、スナップ写真に向いているこちらの単焦点の50ミリレンズが人気です。

201808231716.jpg

 (レンズの明るさを示す)F値が1.8と極めて明るいレンズです。背景のボケも出しやすく、クオリティの高い撮影ができます。これを追加で1本買われると、カメラ本体の「本当の」実力が分かります。

 その他に注目するべきは、ゴミ取り機構です。一眼レフカメラは、レンズ交換をする際に、ゴミがセンサーに付いてしまうことがあります。ゴミは撮影の際に、ノイズになってしまい、最悪メーカー修理になります。しかし、この機種はゴミをセンサーから振動で振り落とす機能になります。

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 以上、EOS Kiss X8iの紹介でした。現在は「最も安い入門機」ですが、新型の画像エンジンを搭載し画素数が上がった点と、より精度の良いオートフォーカス(ピント合わせ)が搭載された点など、現在も色あせない性能が見られます。

 Wi-Fi搭載という利便性もありますので、初心者の「最初の一台」としては魅力度が高いと言えます。


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 【2017年登場】

 【18-55 STMレンズキット】

 2・Canon EOS Kiss X9【ブラック】
 3・Canon EOS Kiss X9【ホワイト】
 4・Canon EOS Kiss X9【ブラウン】
  ¥60,000 Amazon co.jp (8/23執筆時)

 【ダブルズームキット】

 2・Canon EOS Kiss X9
  ¥67,000 Amazon co.jp
(8/23執筆時)

 【ボディのみ】

 2・Canon EOS Kiss X9
  ¥52,118 Amazon co.jp
(8/23執筆時)

撮像素子:APS-C  
ファインダー視野角:95/95 倍率0.87
画素数:2420万画素
液晶パネル:3インチ 104万ドット  
画像エンジン:DIGIC 7  
フォーカス:9点AF
シャッター: 連続5コマ/秒 
重さ:406 g(電池込453g)
動画性能: 1920x1080(フルHD)

 EOS Kiss X9は、2017年に新規投入されたKissシリーズの新型です。EOS Kiss X8iの上位機となります。デザイン的に、3種類の本体を用意するなど「女子カメラ」を意識した展開です。

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 撮像素子は、一眼レフとしては標準サイズのAPS-C型を採用し、画素数2400万画素です。この点では、入門機のEOS Kiss X8i同じ水準です。


201804271054.jpg

 画像エンジンは、しかしながら、2016年に開発されたDIGIC 7の搭載です。この点で言えば、明確に、EOS Kiss X8iよりこちらが上位で、ノイズ処理はさらに高度化しています。

 201804271058.jpg

 本体の軽量性は、電池込みで453gです。軽量・コンパクト性を突き詰めたと言える機種です。

 一眼レフは、画質に注目が行きますが、「持ち運びやすさ」という観点も重視しないと、「持ち歩きたくなくなる」ため、この点の改良は重要でしょう。

 201804271059.jpg

 液晶モニターは、その一方で可動式の液晶モニターが付属します。

 201804271101.jpg

 オートフォーカス性能は、一方で、測距点が9点と少ない中央クロス9点AFセンサーです。

 したがって、ピントが合うまでの速度は、EOS Kiss X8iより遅く、ファインダーを利用した撮影において不利です。新機種なのに劣るのは、X9シリーズは「小型の格安機」として設計されたためでしょう。

 201804271104.jpg

 ただし、ファインダーではなく、液晶モニターを利用したライブビュー撮影時のピント合わせは、EOS Kiss X8iよりも高度です。

 なぜなら、デュアルピクセル CMOS AFを新採用しているからです。これは、ミラーレスをふくめキヤノンが最近力を入れている部分で、位相差AFのみで高速にピント合わせができる技術です。

 最近は、一眼レフでもファインダーを使わない撮影法を撮る方も多いですが、この撮り方ならば「世界最速のAF速度」です。

 201804271031.jpg

 連写は、毎秒5枚と下位機種と同じです。

 動画性能は、新型の画像エンジンのパワーで、フルHD時に60pのフレームレートでの撮影に対応します。「ビデオカメラ並」に撮れるのは、このグレードからですね。

 201804271111.jpg

 ネットワーク機能は、下位機種に比べると、Bluetoothにも対応した点がポイントです。

 Wi-Fiをいちいち設定し直さずに、ペアリングするだけでスマホにつながるため、外出先での画像転送が極めて容易になりました。ただ、消費電力が低い、Bluetooth Smartは非搭載ですので、スマホバッテリーの消費は注意です。

  201808231834.jpg

1・EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM
2・EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM

 レンズキットに付属するレンズは、以上の2種です。下位機種の場合と同じです。ただし、高性能レンズがセットされるモデルはないですね。

 以上、EOS Kiss X9の紹介でした。だいたい同じ値段なので、この機種と、EOS Kiss X8iと迷う方が多いでしょう。

 ただ、画像エンジン・軽量コンパクト性・Bluetooth対応・動画の画質向上と、総合的にはこの機種が上です。問題はオートフォーカス速度の部分です。

 ただ、9点AFでも「相当劣る」という水準ではなく、ファインダーを利用しない撮影ならば、合焦速度はこちらが上です。その点で言えば、初心者でも安心して使えるのはこちらですね。運動会などの混み合った場所での撮影にも有利ですし、投資する価値は十分あります


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 【2017年登場】

 【18-135 USMレンズキット】

 5・Canon EOS Kiss X9i
  ¥114,480 Amazon co.jp
(8/23執筆時)

 【ダブルズームキット】

 5・Canon EOS Kiss X9i
  ¥87,610 Amazon co.jp
(8/23執筆時)

 【ボディのみ】

 5・Canon EOS Kiss X9i
  ¥76,005 Amazon co.jp
(8/23執筆時)

撮像素子:APS-C  
ファインダー視野角:95/95 倍率0.82
画素数:2420万画素
液晶パネル:3インチ 104万ドット  
画像エンジン:DIGIC 7  
フォーカス:45点AF(オールクロス)
シャッター: 連続6コマ/秒 
重さ:485 g(電池込532g)
動画性能: 1920x1080(フルHD)

 EOS Kiss X9iは、2017年に発売されたキヤノンの最上位機です。X9の上位機になりますが、こちらが数ヶ月先行発売でした。

 撮像素子は、こちらも、Kiss X9と同じAPS-C型を採用し、画素数も同じ2400万画素です。

 画像エンジンも、同じく最新のDIGIC 7です。

 201804271124.jpg

 本体の軽量性は、電池込みで532gと、Kiss X9よりも重量があります。軽量性よりも性能を重視した「本格的な」設計だからです。

 液晶モニターは、とくに下位機種と変化はなく、3インチの可動式の液晶モニターが付属します。

 201808231725.jpg

 オートフォーカス性能は、しかし、パワーアップしていると言えます

 201808231726.jpg

 こちらについては、オールクロス45点AFセンサーを搭載し、下位機種よりも5倍以上の測距点となりました。先ほども書きましたが、測距点が多いほど、オート撮影時の際のピント合わせが楽なので、一眼初心者の強い味方です。言いかえれば、誰でもピントが合った写真が撮りやすいカメラです。

 もちろん、液晶モニターを利用したライブビュー撮影時のオートフォーカス速度もデュアルピクセル CMOS AFの効果で、下位機種同様に「世界最速」です。
 201804271126.jpg

 連写は、新エンジンの効果で、毎秒6枚と下位機種とより多少向上しました。

 動画性能は、画質はフルHDまでと同等で、フレームレートも60枚/秒です。

 201804271111.jpg

 ネットワーク機能は、この機種も、無線LANとBluetoothが搭載です。利便性は高いと言えます。

  201808231834.jpg

1・EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM
2・EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM

 レンズキットに付属するレンズは、以上の2種です。下位機種の場合と同じです。

  201808231838.jpg

3・EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM

 ただし、先ほど説明した、手ぶれ補正4段で、オートフォーカスも速い18-135 USMレンズキットを選ぶことは可能です。

 201512021522.jpg

 セット価格は相当高いですが、レンズ交換の手間が要らないのは助かる部分ですね。

 以上、EOS Kiss X9iの紹介でした。EOS Kiss X9に比べると、ファインダーを使ってのオートフォーカスに強い点がポイントでしょう。この部分は、現在の一眼レフでは最も重要な部分ですので、ファインダーメインの方は、こちらを選んでもよいでしょう

 一方、その他の部分はあまり変わりませんので、タッチパネルを利用して主に撮影するならば、EOS Kiss X9で良いでしょう。


 201808231727.jpg

 【2017年登場】

 【18-135 STMレンズキット】

 6・Canon EOS 9000D  
  ¥108,500 Amazon co.jp
(8/23執筆時)

 【ダブルズームキット】
 6・Canon EOS 9000D  
  ¥106,900 Amazon co.jp
(8/23執筆時)

 【ボディのみ】
 6・Canon EOS 9000D  
  ¥86,398 Amazon co.jp
(8/23執筆時)

撮像素子:APS-C  
ファインダー視野角:95/95 倍率0.82
画素数:2420万画素
液晶パネル:3インチ 104万ドット  
画像エンジン:DIGIC 7  
フォーカス:45点AF(オールクロス)
シャッター: 連続6コマ/秒 
重さ:493 g(電池込540g)
動画性能: 1920x1080(フルHD)

 EOS 9000Dは、EOS Kiss X9iと同時に投入された2017年の新機種です。

 ただし、基本性能は同じで、撮影素子・視野角・画素数・液晶パネルの大きさ・画像エンジン・連写速度・バリアングルモニターを含めて、EOS Kiss X9iと同じ性能です。 

 201510051333.jpg

 相違点は、主に操作性の部分で、カメラ上部に撮影情報を確認できる液晶画面が付属します。EOS 8000Dにも搭載されましたが、10万円台後半の高級機には必ず付属する中級者向けの装備です。

 その他、不意の回転を防ぐためのロックスイッチが搭載された点、メインのダイヤルに加え、背面に2つめのサブダイヤルがあるなど、マニュアル撮影も楽しみたい方向けの「ちょっとだけ上位機」となります。

 セットレンズの品質など、その他の点は、EOS Kiss X9iと同様です。いずれにしても、マニュアル撮影部分の使い勝手の強化なので、初心者は選択肢に入れる必要が少ないカメラでしょうね。


 201808231821.jpg

 【2016年登場】

 7・Canon EOS 80D【18-135レンズ】
  ¥116,000 Amazon co.jp (8/23執筆時)

 7・Canon EOS 80D【18-55レンズ】
  ¥104,500 Amazon co.jp (8/23執筆時)

 7・Canon EOS 80D【ダブルズーム】
  ¥116,161Amazon co.jp (8/23執筆時)

 7・Canon EOS 80D【ボディ】
  ¥88,480 Amazon co.jp (8/23執筆時)

撮像素子:APS-C  
ファインダー視野角:100/97 倍率:0.95
画素数:2420万画素
液晶パネル:3インチ 104万ドット 
画像エンジン:DIGIC 6
フォーカス:45点AF
シャッター: 連続7コマ/秒
重さ:650g(電池込730g)
動画性能: 1920x1080(フルHD)

 EOS 80Dは、2016年に発売された、70Dに代わるキヤノンのミドルレンジの一眼レフです。

 撮像素子は、APS-C、画素数は、2420万画素、最新の画像エンジンであるDIGIC6の採用など、このあたりのスペックは10万円以下の入門機と同じです。

 201804271311.jpg

 オートフォーカス性能は、ファインダーについては、オールクロス45点AFセンサーを採用します。測距点が多いため、合焦速度は一般的な入門機を超える水準です。

 また、キヤノンの新技術のデュアルピクセルCMOS AFを採用します。これは、液晶モニターを利用したライブビュー撮影時において、合焦までの速度がこれまで以上に向上しています。

 ただし、これらの機能は、2017年発売の下位機種Kiss X9i9000Dでも採用されたので、明確にこの機種が優れる部分ではなくなっています。ただし、優秀なのには変わりありません。

 連写は、連続7コマ/秒まで伸びています。

 本体の軽量性は、一方で、730gと下位機種より200g以上重いので、この点は入門者には不適当でしょう。

 201409080712.jpg

 液晶モニターは、バリアングル液晶モニターを採用します。た

 だ、重さの関係で「自分撮影用」というよりも、運動会など混雑している場所で、無理のない姿勢で撮影できるというのが、目的です。

 なお、本体は、雨に強い防塵防滴仕様になります。堅牢性を重視するのは、キヤノンの場合このグレードからです。

 ファインダーは、この製品から視野率100%になります。倍率も0.95倍と性能が向上しています。

 201808231834.jpg

1・EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM
2・EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM
3・EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM

 セットレンズは、以上の構成です。上級のレンズがある点を含めて、下位機種と同じですね。

 動画撮影は、60フレーム/秒のフルHD画質に対応します。

 4K動画には非対応ながら、白飛びを押さえるHDR動画が撮影できますし、先ほど書いたデュアルピクセルCMOS AFが動画にも有効なので、動画撮影時のフォーカス送りが高性能です。ミドルレンジの一眼レフカメラとしては、高機能と言えそうです。

 ネットワーク機能は、無線LANを搭載し、外出先でのスマホ転送が可能です。Bluetooth未対応は残念な部分です。

 以上、EOS 70D の紹介でした。発売当初はこのブログでも「オススメ」と上げていた機種です。ただ、後発の入門機(Kiss X9i9000D)が軒並み性能を上げてきたので、ややオススメしにくい状況になっています。

 また、操作系は充実しますが、その分重量感があるため、「手軽に持ち歩きたい」ならば、10万円以下のカメラのほうが良いでしょう。個人的経験から言えば、重いと使わなくなる可能性も高いです。


 201808231826.jpg

 【2014年登場】

 【本体のみ】

 8・Canon EOS 7D Mark II EOS7DMK2
  ¥118,480 Amazon co.jp
(8/23執筆時)

 【レンズキット】

 8・Canon EOS 7D Mark II EOS7DMK2
  ¥149,800 Amazon co.jp (8/23執筆時)

撮像素子:APS-C  
ファインダー視野角:100/100 倍率:1.00
画素数:2020万画素
液晶パネル:3インチ 104万ドット 
画像エンジン:DIGIC 5+
フォーカス:65点AF
シャッター: 連続10コマ/秒
重さ:820 g(重さ910g)
動画性能: 1920x1080(フルHD) 

 EOS7DMK2は、EOS 70D の上位機です。

 比較した場合、目立つのがその重さで、910gとたいへんな「重量級」です。中級者にはその分、持ちやすかったり、操作性が良いのですが、「初心者向け」という場合、確実にネックとなります。

 撮像素子画素数は、下位機種と同水準です。

 201804271321.jpg

 オートフォーカスは、一方で、オールクロス65点AFセンサーと、測距点では、下位機種より明確に上位です。

 また、このクラスから、光源検知センサー・AFセンサー・AEセンサーのトリプルセンサーを搭載するため、位相差AFの不得意な、暗い場所での合焦などにおいても、高速なAFが実現します。

 連写は、10コマ/秒と、上位機として遜色のないレベルです。

201702061201.jpg

 液晶モニターは、この機種の場合、バリアングル液晶モニターやタッチパネルは不採用です。

 重いのは、本体に防塵防滴性能が付与されて、堅牢になっているからです。ただ、一眼レフカメラの場合、レンズも防滴性能がないと意味が無いので注意が必要です。ペンタックスと異なり、レンズに必ずしも防滴性能があるわけではありません。

 ファインダーは、視野率100%である上、この機種からは倍率も1倍となりました。

  201808231849.jpg

1・EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM

 セットレンズは、注意が必要で、こちらは、18-135mmの広いズーム範囲をもつ高級モデルながら、発売が古いため、高速オートフォーカスに対応しないSTMレンズです。下位機より劣るのは、発売時期の関係です。

 手ブレ補正にも対応します。ただし、こちらのセットレンズは、防塵防滴性能がありません。ただ、別売りのEFレンズには、防滴構造を持つ製品もあります。また、シグマなどの互換レンズで、防滴構造のものは多いので、さほどは心配ないでしょう。

 動画撮影は、60フレーム/秒のフルHD画質に対応します。こちらも、デュアルピクセルCMOS AFが、下位機種同様に動画撮影にも作用しますが、こちらはHDR動画などに未対応です。動画撮影だけとれば、下位機が上位でしょう。

 ネットワーク機能も、下位機種と異なり無線LANなどがありません

 以上、Canon EOS 7D Mark IIの紹介でした。

 オートフォーカス性能の向上など、基本性能は下位機種より上がっています。ただ、画像エンジンが1世代旧式である点動画やネットワーク機能が省略されている点などは、注意する必要があります。重さもあるため、やはり、初心者向けの一眼レフとは言えない部分がありますね。

3・ニコンのデジタル一眼レフ

 201804271133.jpg

 さて、ここからは、ニコンの一眼レフを紹介していきます。キヤノンと同様に、ニコンも古くからの光学専業メーカーです。

 世界的に有名ブランドで、ハイアマチュアの方にもファンが多いです。キヤノンと同じく、交換レンズも多く準備されています。Atlasも、現在はニコンの一眼ユーザーです。


 さて、最初に紹介するのはニコンのD3300です。

 201702060849.jpg

 【2016年登場】

 【18-55レンズキット】
 9・Nikon D3400【ブラック】
 10・Nikon D3400【レッド】
  ¥43,611 Amazon co.jp (8/23執筆時)

 【ダブルズームキット】
 9・
Nikon D3400   
  ¥49,370 Amazon co.jp
(8/23執筆時)

 【ボディのみ】
 9・
Nikon D3400
  ¥37,739 Amazon co.jp
(8/23執筆時)

撮像素子:APS-C  
ファインダー視野角:95/95 倍率0.85
画素数:2416万画素
液晶パネル:3インチ 92万ドット 
画像エンジン:EXPEED 4  
フォーカス:11点AF(クロス)
シャッター: 連続5コマ/秒 
重さ:395g(電池込445g)
動画性能: 1920x1080(フルHD)

 D3400は、ニコンの入門機になります。

 ニコンの現行機種では最も安価なモデルです。ライバル機種は、キヤノンのEOS Kiss X9でしょう。そのため、この両機種を「ライバル」として、主に比較していきましょう。

 201808231731.jpg

 撮像素子は、画質に最も影響を与える部分ですが、こちらはEOS Kissシリーズと同じサイズのAPS-C型を採用します。

 画素数も、新型のEOS Kiss 9とほぼ同様で2416万画素になります。

 201808231732.jpg

 画像エンジンは、定評のあるEXPEED 4 を用いており、EOS Kiss 9と勝るとも劣らない性能です。

 評判が良いエンジンで、全体的にノイズレスな写真が撮れます。ISO感度も十分下げられますので、より、夜景や室内撮影に強いカメラと言えます。

 imgfaad02.jpg

 一方、この機種については、ローパスフィルターが外されて、ローパスレス(=ローパス無し)になっている点が重要です。

 ローパスとは、写真のモアレを防ぐために、写真の輪郭を故意にぼかす機構です。従来のカメラにはどれも搭載されてきた機能ですが、写真の鮮明度が下がるためハッキリとシャープな写真、解像感を重視する写真を志向する人には、不評でした。

 そのために、最近の20万円前後の一眼レフカメラではこのローパスが取られた(=ローパスがレスな)ローパスレスモデルが主流になりつつあります。キヤノンは(同社の哲学から)ローパスを取る予定はないようですが、ニコンのD3000シリーズはローパスレスになりました。

 さらに、青い空や窓の外が白っぽくとんでしまう白とびや、暗いところが黒くつぶれてしまう(黒つぶれ)」を防止するアクティブD-ライティングという新機能も搭載になりました。

 これは、逆光撮影に強いことを意味しますので、とても重要な機能です。類似の機能にSONY社のHDR機能がありますが、複数の写真を「貼り合わせる」SONYとは異なるシステムです。

 201405281605.jpg

 本体の軽量性は、この機種の特長です。

 重さは410 gで、EOS Kiss X9より軽く、全体のサイズもコンパクトです。本体の剛性も高く、新設計のモノコック構造を採用しているためボディが頑丈です。もちろん、カメラのダスト対策もキヤノンと同様に力を入れています。

 液晶モニターは、ただし、小ささを売りにした機種であるために、自由にアングルを変えて「自分撮影」ができる、流行の可動式のバリアングル液晶モニターではありません。キヤノンのKiss X9は対応するため、この部分はこちらが「弱い」と言えるでしょう。

 img_04.jpg

 オートフォーカスは、キヤノンのEOS Kiss X9よりわずかに良い水準です。

 こちらは、中央1点のみクロス対応の11点オートエリアフォーカスです。入門機としては、十分以上に動く被写体に対応できるスペックであり、この点は過度に心配する必要はないでしょう。

 連写は、5コマ/秒の連続撮影が可能です。オート撮影モードの性能も良いです。ガイドモードを使えば、初心者でも比較的簡単に背景がボケた芸術的な写真を撮ることができます。

 動画性能は、新しい画像エンジンEXPEED 4 の採用で、60枚/秒対応のフルHDムービーが撮影可能です。

 201702060915.jpg

 ネットワーク機能はの使い勝手も良いです。

 Wi-Fiより利便性の高いBluetoothを搭載するからです。Bluetoothの利点は、一度設定してしまえば勝手にスマホに自動転送されていくという点です。

 外出先でのWi-Fiの場合、いちいちアプリを起動して、接続するWi-Fiを選び直さないと利用できませんので、こちらの方がかなり利便性が高いです。SNSへの自動転送も対応するので、即座に「世界」に公開することも可能です。

 201808231735.jpg

1・AF-S DX 18-55mm f/3.5-5.6G VR II
2・AF-S DX 55-200mm f/4-5.6G IF-ED

 レンズキットには、以上のセットレンズが搭載されます。

 201512021524.jpg

 18-55mmのレンズは、キヤノンと同じ倍率で、性能はほぼ同じです。ただ、沈胴機構の採用で、ニコンの方が小型・軽量です。また、手ぶれ補正の段数も4段です。

 55-200mmのレンズは、ダブルズームキットに付属します。こちらについては、望遠力も明るさも、キヤノンにやや及ばないと言えるでしょう。

 したがって、スナップ的に使うにはニコンが強く、遠くのものを撮影する場合は、キヤノンの方が対応幅は広いです。ただし、一眼レフはレンズがあとから交換できるため、レンズ部分に過度に意識する必要はありません。

 あくまで、本体(ボディ)の性能で機種を決めるべきです。 

----

 以上、D3400の紹介でした。

 キヤノンのEOS Kiss X9シリーズと比べると、小型・軽量である点、ローパスレスになっている点、新レンズが採用される点、小型化している点などが魅力です。

 比較した場合、こちらはバリアングルモニターが搭載されない点だけは、「自分撮影」をする方は、注意するべきでしょう。ただ、その分コンパクトであり、ローパススレスで画質の解像感が良い点はキヤノンのEOS Kiss X9にはない特長と言えます。

 ニコンはカメラメーカーとしての「ブランド力」もありますし、こちらのモデルは男女とも違和感なく持てるため、最新機種ではAtlasのおすすめ機種の1つです。


 201808231736.jpg

 【2017年登場】

 【18-55VR2レンズキット】

 11・Nikon D5300LKP  
  ¥53,960 Amazon co.jp (8/23執筆時)

 【18-140レンズキット】

 11・Nikon D5300LK  
  ¥86,655 Amazon co.jp (8/23執筆時)

 【各色・ボディのみ】

 11・Nikon D5300   
  ¥47,050 Amazon co.jp (8/23執筆時)

総合評価:★★★★★
撮像素子:APS-C  
ファインダー視野角:95/95 倍率0.8
画素数:2478万画素
液晶パネル:3.2インチ 104万ドット 
画像エンジン:EXPEED 4  
フォーカス:39点AFシステム(クロス)
シャッター: 連続5コマ/秒  
重さ480 g(電池込530g)
動画性能: 1920x1080(フルHD)

 D5300は、ニコンの中級機です。こちらは、2017年に型番とセット構成の変更がありましたので、「2017年モデル」として紹介します。

 撮像素子は、下位機種と同じでAPS-C型を採用します。

 画素数は、多少向上し、2478万画素になります。

 画像エンジンも、下位機種と同等でEXPEED 4 を用いており、こちらもローパスレス仕様となっています。

 201804271147.jpg

 オートフォーカスは、その一方で、 39点AFシステムが採用されています。

 測距点の数では、同じ価格帯のキヤノンのEOS Kiss X9iに次ぐ水準です。価格が半値近いことを考えると大健闘でしょう。

 201704241348.jpg

 液晶モニターは、一方、自由度の高いバリアングル液晶モニターになっています。運動会など、人混みでの撮影の際にこの機種は便利だと思います。

 本体の軽量性は、その一方で、バリアングル液晶モニターの搭載などで、電池込みで530gと重さが増しています。500gは重さの1つの分岐点で、それを超えるとやや重く感じることが多いです。

 連写は、5コマ/秒の連続撮影と下位機種を踏襲してます。動画性能も、60p対応のフルHDムービーが撮影可能と同等です。

 ネットワーク機能は、その一方で、こちらは、無線LANも搭載されるものの、Bluetoothが非搭載です。先ほど書いたように、こちらは「第二世代」で、設計が下位機種よりも古いからでしょう。

 201808231747.jpg

1・AF-S DX 18-55mm f/3.5-5.6G VR II
2・
AF-S DX 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR 

 レンズキットはAのレンズ、18-140レンズキットはBのレンズが付属します。

 18-55mmのレンズは、下位機種にもあったもので、小型・軽量・4段分の手ぶれ補正と、優れた製品です。

 201512021522.jpg

 18-140mmのモデルは、ズーム範囲が7.8倍と広い高級品です。似たものがキヤノンにもありました。

 静音モーター(超音波モーター)を採用し、AFも速い高級品ですね。手ぶれ補正は4段です。

 以上、D5300の紹介でした。

 バイアングルモニターの搭載が魅力でしょう。そうなると、同様に搭載するキヤノンのEOS Kiss X9シリーズがライバルです。

 比較した場合、重めでやや取り回しにくい反面、ローパスの搭載は引き続き魅力です。風景撮りならばこちらかもしれません。一方、オートフォーカス性能は、キヤノンがワンランク上ですから、人物や動く被写体などは、キヤノンが良いでしょう。


 201808231745.jpg

【2017年登場】

 12・Nikon D5600 【18-55VRレンズ】
  ¥67,268 Amazon co.jp
(8/23執筆時)
 12・Nikon D5600 【ダブルズームレンズ】
  ¥74,580 Amazon co.jp
(8/23執筆時)
 12・
Nikon D5600 【18-140レンズ】
  ¥86,655 Amazon co.jp
(8/23執筆時)
 12・Nikon D5600 【ボディのみ】
  ¥61,196 Amazon co.jp (8/23執筆時)

総合評価:★★★★★
撮像素子:APS-C  
ファインダー視野角:95/95 倍率0.8
画素数:2478万画素
液晶パネル:3.2インチ 104万ドット 
画像エンジン:EXPEED 4  
フォーカス:39点AFシステム(クロス)
シャッター: 連続5コマ/秒  
重さ:412g(電池込み465g)
動画性能: 1920x1080(フルHD)

 D5600は、ニコンの上位モデルです。

 こちらは、D5300と同じサイズの撮像素子同じ画像エンジンを搭載します。簡単に言えば、基本性能面では大差ありません

 一方、D5300との相違点は、2点です。

 201512021625.jpg

 第1に、液晶モニターです。

 こちらも「自分撮り」に対応する、可動式のバリアングル液晶モニターが搭載ですが、さらに、液晶はタッチパネル操作ができるようになりました。タッチシャッターなど、「自分撮影」の際に便利でしょう。

 201503051724.jpg

 Wireless Mobile Utility
  ¥0 iTunes Store
 Wireless Mobile Utility
  ¥0 Google Play  

 第2に、ネットワーク機能です。

 こちらは下位機種と同じく、スマホと常時接続可能なBluetoothを搭載する上、無線LAN(Wi-Fi)も対応します。そのため、直接プリンターに写真を送りプリントアウトできるほか、自宅での画像転送が高速に行えます。

  201808231747.jpg

1・AF-S DX 18-55mm f/3.5-5.6G VR II
2・
AF-S DX 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR 
3・
AF-S DX 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR

 付属するレンズはこちらです。レンズキットは1のレンズ、ダブルズームは1と3のレンズ、18-140レンズキットは2のレンズが付属します。

  18-55mm18-140mmのレンズは先ほども説明しました。軽量でシャッター速度4段分の手ぶれ補正がある優秀な機種です。

 201808231907.jpg

  55-300mmは初めて出てきたレンズですが、300mmまでカバーでき、相当遠くの撮影に対応できる機種です。セットレンズとしては、最も望遠力があり、優秀です。手ぶれ補正は、3.5段です。

 ただし、530gの重さですから、250mm望遠のキヤノンが375gであることを考えると、軽量化は考慮されないものです。

 以上、ニコンの新型の中級機D5600の紹介でした。

 D3400と同様に、新しい画像エンジンが採用されている点、ローパスレスである点、新レンズが採用される点、小型化している点などが魅力ですね。

 加えて、D5600は、高性能な39点AFシステムWi-Fi機能が搭載されている点などで、D5300よりも高性能です。ただ、価格差もありますし、「自分撮り」をしたい人と、WI-FI機能を使いたい人以外は、下位機種で良いでしょう。バリアングル液晶モニター採用機種では、全メーカーで「最軽量」というのも利点です。

 この点で言えば、キヤノンのEOS Kiss X9シリーズと十分に対応できる機種でしょう。

次回へ続く!
一眼レフカメラのおすすめは結論的にこの機種!

 以上、今回の前編では、キヤノン、ニコンの10万円以下のモデルを紹介しました。

   201512021743.jpg

・ニコンD7500
・PENTAX K-70
・PENTAX KP 
SONY α77II

 続く第2回目記事では、ニコンのAPS-C搭載の最上位機であるD7500を紹介します。

 また、タフな用途において特徴的なモデルを出しているペンタックスのカメラも紹介します。

 その後、「結論」として、全メーカーから、予算別、目的別でオススメできる機種についてのランキングを書いていきたいと思います。

 →2回目記事は【こちら 

 なお、この前編記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです!

posted by Atlas at 20:23 | プリンター

2018年07月21日

比較2018' 安価なA3カラーレーザープリンタ8機のおすすめ(前編)

【今回レビューする内容】2018年 最新A3カラーレーザープリンターの性能とおすすめ機種 EPSON CANON Sater 富士ゼロックス DocuPrint OKI COREFIDO CCOREFIDO NEC DocuPrint 違いとランキング 人気機種の機能の違いや口コミランキング

今回のお題
コストの安いA3カラーレーザープリンターのおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今回はA3対応カラーレーザープリンタの比較です。

  201807211901.jpg

 今回は、3万円台から10万円台の予算で購入できるA3カラーレーザープリンタを紹介します。 

 いつものように各社の製品を比較したあと、最後に「結論」としてAtlasのおすすめ機種を提案していきます。

---

1・A4インクジェット複合機(6色)
2・A4インクジェット複合機(4色)
3・A3インクジェット複合機   
4・ビジネスインクジェット  
5・A4モノクロレーザー
6・A4モノクロレーザー 複合機
7・A4カラーレーザープリンタ
8・A3カラーレーザープリンタ
9・プリンターの基本的な選び方

 なお、今回の記事は、このブログのプリンター比較シリーズの第7回目記事として書きました。

各社のA3カラーレーザーの比較

 早速ですが、比較をはじめます。

 なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


  

 【下位機種】

  1・CANON Satera LBP841C【毎分26枚】
   ¥67,500 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 【上位機種】

  2・CANON Satera LBP842C【毎分31枚】
   ¥100,900 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 印刷速度:モノクロ/カラー:26枚/31枚
 トレイ給紙枚数:350枚
 大きさ:545×591×361mm
 保証年数:1年
 両面印刷:対応
 無線LAN:非対応
 耐用枚数:不明
 内蔵メモリー:512MB
 解像度: 1200dpi

 キヤノンSatera LBP841CSatera LBP842Cは、A3カラーレーザープリンターの中では「売れ筋」と言って良い製品です。

 201807211908.jpg

 印刷速度は、下位機種が1分間にモノクロ26枚・カラー26枚で、上位機種が、モノクロ31枚・カラー31枚です。

 4色のトナーを1回の搬送で定着できる構造のため、モノクロとカラーの速度は同じです。紙の行き来がないため、故障も少なそうです。なお、この2機種は速度以外の点では相違点はありません。

 201807211909.jpg

 印字品質は、能力が高いです。

 カラー印刷でもあざやかに印刷できます。とくに、1200dpiでの高解像度印刷に対応している点が魅力です。スクリーン処理をする場合、最大9600dpiとなります。

 また、写真のような長尺印刷にも対応です。

 201807211911.jpg

 搭載メモリーは、標準512MBです。業務用として申し分ない量です。

 キャノンはLIPS LXという圧縮転送技術を重視しているため物理メモリーは少なくても心配しなくて良いのですが、やはり、メモリー量が多い機種の方が安定することは間違いないです。

ーー

 【純正黒トナー】

  CRG-335BLK (1.65万枚)
  ¥26,900 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)
  
CRG-335CYN (1.65万枚)
  ¥32,800 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

【黒印刷】
 ¥2.7/枚

【カラー印刷】
 ¥10.9/枚
【初期付属トナー】

 黒3100枚・カラー4000枚

 印刷コストは、上表の通りです。今回紹介する機種の中でカラーとモノクロのバランスを考えると、最もコストパフォーマンスが良好な機種です。

 10万枚毎にメンテナンスキットとITBユニットの交換も必要ですが、そこまでの量を使うことは希でしょう。なお、LBP9200は15万枚ごとです。

 上表の数値は、交換を織り込んだメーカーの公称値ですから、これ以上コストが上がることはありません。

 初期付属トナーは、黒が3100枚、カラーが4000枚分と量が多い点も魅力です。

 201807211915.jpg

 550枚ペーパーフィーダ―PF-E1
  ¥44,625 Amazon.co.jp
(7/21執筆時)

 給紙トレイは、250枚対応です。増設トレイは、550枚対応のものが3段まで対応できます。フル装備すると、「コピー機」のようになります。

 自動両面印刷は、標準搭載です。

 ネットワークは、USB接続と有線LAN接続に対応します。

 本体保証は、1年間です。

 耐久性は、情報がありません。しかし、ユニットを10万枚ごとに交換推奨していることから判断しても、他社並みの剛性はあるでしょう。

 以上、CANONのSateraの紹介でした。

 トナーの販売価格が安く、カラーの印刷速度も実用性を持っている点で、売れているのが分かる機種です。本体価格は高いですが、両面印刷ユニットが標準装備されている点で、お買得度は高いです。


 

 3・FUJIXEROX DocuPrint C3450dII
   ¥66,400 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 印刷速度:モノクロ32枚 カラー:32枚
 トレイ給紙枚数:305枚
 大きさ:幅499.5×奥行538×高さ422mm
 保証年数:1年
 両面印刷:標準対応
 無線LAN:非搭載
 耐用枚数:90万ページ
 内蔵メモリー:256MB(最大1.25MB)
 解像度: 1200dpi(速度低減有)

 富士ゼロックスのDocuPrint C3450dは、企業や官公庁でよく見かけるA4カラーレーザーです。

 201807211921.jpg

 本体の大きさは、幅499.5×奥行538×高さ406 mmですので、多少ですが他社よりも小型な機種です。

 また、メンテナンスが前面から可能なので、設置場所の融通は利きそうです。

 印刷速度は、モノクロ32枚・カラー32枚です。

 キャノンの上位機種よりも少し高速です。

 印字品質については、1200dpiでの高解像度印刷に対応している点で、キャノンと同等と言えます。

 搭載メモリーは、256MBと余裕の容量です。

 両面印刷は、この機種は標準対応です。

ーーー

 【純正黒トナー】
  CT202459 (5000枚)
  ¥11,734 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)
  
CT202460 (6000枚)
  ¥11,734 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 【純正ドラム】(4本必要)
  CT350812 2.4万枚)
  ¥11,734 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 【定着ユニット】
   CWAA0787 (10万枚)
  ¥11,734 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

【黒印刷】
 ¥3.0/枚

【カラー印刷】
 ¥15.5/枚
【初期付属トナー】

 3000枚

 印刷コストは、実売価格からコストを算出すると、上表のようになります。他社機に比べるとやや高めです。

 初期付属トナーは、3000枚分とトナー量は多いですね。

 201807211927.jpg

 増設1段カセット QL300017(670枚)
  ¥35,000 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 給紙トレイは、標準トレイで305枚対応と多いです。増設トレイはこちらも3段まで追加できます。

 ネットワークは、USBと有線LANとなります。ギガビットは未対応です。

 本体保証は1年間です。

 耐久性は、90万ページと十分です。

 以上、富士ゼロックスのDocuPrint C3450の紹介でした。

 印刷スピードの他、比較的安く増設メモリーや増設トレイが手に入る点が魅力でしょう。一方、本体はややコンパクトで設置性も良いですが、その分、トナー容量が少なく、モノクロ印刷のコストはやや悪い点がネックでしょう。


 201807211840.jpg

 4・OKI COREFIDO C811dn
  ¥47,000 Amazon.co.jp
(7/21執筆時)

 【増設トレイ付】

 5・OKI COREFIDO C811dn-T  
  ¥71,929
Amazon.co.jp
(7/21執筆時)

 印刷速度:モノクロ35枚 カラー:35枚
 トレイ給紙枚数:320枚
 大きさ:449×552×360mm
 保証年数:1年
 両面印刷:オプション
 無線LAN:オプション
 耐用枚数:60万枚
 内蔵メモリー:256MB(最大768MB)
 解像度: 600dpi

 沖電気(OKI)のCOREFIDO C811dnは、同社のA3カラーレーザーでは最も安いモデルです。

 本体の大きさは、449 x 552 x 360 mmでしっかりした大きさがあります。


201807211932.jpg

 印刷速度は、モノクロ35枚・カラー35枚と、他社に比べて最も高速な搬送力を持ちます。

 また、新開発のヒーターの効用で、ファーストプリントも32秒と短縮しています。

 印字品質は、定評があります。

 とくにカラー文書の印刷力は優秀です。Atlasも(コーヒーをかけてぶっ壊すまでは)OKIのカラーレーザーを使っていましたが、インクの「乗り」が素晴らしかったです。


 201807211812.jpg

 増設メモリ:MEM512D(512MB)
  ¥19,856 Amazon.co.jp
(7/21執筆時)

 搭載メモリーは、こちらも256MBと余裕です。また、増設メモリー用意されますので、足りなくなった場合も安心です。

ーー

 【純正黒トナー】
  
TNR-C3LK2   (1万枚)
  ¥11,734 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)
  
TNR-C3LC2 (1万枚)
  ¥11,734 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 【純正ドラム】(4本必要)
  
ID-C3LK (3万枚)
  ¥11,734 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

【黒印刷】
 ¥2.8/枚

【カラー印刷】
 ¥11.7/枚
【初期付属トナー】

 2500枚

 印刷コストは、上表の通りです。

 モノクロ印刷は標準的ですが、カラー印刷のコストは優秀です。

 初期付属トナーは、2500枚分とトナー量も比較的多いですね。

 201807211815.jpg

 増設ユニット TRY-C3F1(670枚)
  ¥40,640 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 給紙トレイは、標準トレイで320枚対応と大容量です。また、増設トレイは670枚までと大きいですが、こちらも3段まで追加できます。価格は他社よりも安めですね

 両面印刷は、この機種は標準装備です。ユニットは別に買うと高いですが、この本体価格で付属するのは優秀だと思います。

 201807211938.jpg

 本体保証は、沖電気の場合5年間無償保証です。

 レーザープリンターは、壊れた場合の修理費が3万円台になることも多く、その点で5年保証が付くのは安心です。装置寿命も60万枚までと、頑丈さも保証されています。

 さらに、定着器ユニット、転写ローラー、ベルトユニット、給紙ローラーセットなど、通常は「消耗品」とみなされるパーツについても、OKIは、5年間の無償提供となります。

 同社は、搬送構造をシンプルに作ることで、ユーザーでもこれらの部品を容易に交換できるようにした結果です。

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 無線LANユニット WN-AG300EXA
  ¥2,476 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 ネットワークは、USB接続有線LAN接続に対応します。ただ、こちらの無線LANユニットの利用が可能のため、無線化も可能です。

 以上、OKIのCOREFIDO C811dnの紹介でした。

 印刷スピード・印字品質・両面対応・多めのメモリー・低価格なカラー印刷コストなど、見所の多い機種です。ネックは本体価格がやや高めな点でしょう。

 しかし、ランニングコストを考えた場合、初期投資の差額は回収できると思います。5年間無償保証も付きますしね。


 

 6・EPSON A3カラーレーザー LP-S7160
  ¥76,000 Amazon.co.jp
(7/21執筆時)

 【増設トレイ付属】
 6・EPSON A3カラーレーザー LP-S7160Z
  ¥121,100 Amazon.co.jp
(7/21執筆時)

 印刷速度:モノクロ35枚 カラー:30枚
 トレイ給紙枚数:305枚
 大きさ:499.5×610×452
 保証年数:1年
 両面印刷:標準対応
 無線LAN:非対応
 耐用枚数:60万枚
 内蔵メモリー:1GB
 解像度:最大 1200dpi

  LP-S7160 は、エプソンのA3カラーレーザープリンタです。2機種ありますが、後者は670枚分の増設トレイが付属するモデルです。

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 大きさは、499.5×610×452mmと、多少背が高めです。やはり、オフィス向けの製品と言えます。。

 一方、この機種もフロントオペレーションなので、室内の隙間に入れることが可能です。

 印刷速度は、1分間にモノクロ・カラー共に30枚です。 

 201510041138.jpg

 印字品質は、エプソンは定評があります。

 純正トナーを使う場合は、独自開発のEAトナーを使うため、画質の鮮明度が高いです。解像度的にも1200dpiまで対応できるため、OKIに引けをとらないでしょう。

 また、エプソンの場合、RITPGIという、解像度・階調を強化する機能があるので、600dpiの通常印刷時も、2,400dpi相当で印刷します。そのため、文字の明瞭さなどが向上します。

 いずれにしても、エプソンは、富士ゼロックスのように、オイルレストナーを使うため、文字印刷は得意です。

 搭載メモリーは、1GB付属です。大きな画像ファイルの印刷でも余裕でこなせるでしょう。

 自動両面印刷は、対応します。

ーーー

 【純正黒トナー】

 LPC3T33KV (4700枚)
  ¥10,640 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)

 LPC3T33CV (5300枚)
  ¥13,580 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 【感光体ユニット】

  LPC3K17 (2.4万枚)
  ¥8,910 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

【黒印刷】
 ¥2.9/枚

【カラー印刷】
 ¥12.9/枚
【初期付属トナー】

 1400枚

 印刷コストは、エプソンの公称値によると、上表の通りです。

 コスト的には、カラー印刷が多少高めですね。

   

 【増設トレイ付属】

 6・EPSON A3カラーレーザー LP-S7160Z
  ¥121,100 Amazon.co.jp
(7/21執筆時)

 給紙トレイは、305枚まで対応です。増設トレイが必要な場合、最初から付属したモデルを購入すると良いでしょう。

 ネットワークは、USB接続と有線LAN接続に対応します。

 本体保証は1年間です。

 本体の耐久性は、60万枚と安定しています。

 実際60万台まで印刷が想定されない方も、この数値が多いほど、本体が頑丈だと判断できるので、重要視したい部分です。

 以上、エプソンの LP-S7160 の紹介でした。

 両面印刷対応で、印刷速度も速く、印字性能も高いといえる機種です。ただ、印刷コストは現在の所高めです。そう考えると、耐久性など同様の能力を持つOKIのほうがおすすめと言えるかもしれません。


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 7・EPSON A3カラーレーザー LP-S6160
  ¥36,000 Amazon.co.jp
(7/21執筆時)

 印刷速度:カラー・モノクロ:25枚
 トレイ給紙枚数:190枚
 大きさ:499.5×537×452
 保証年数:1年
 両面印刷:オプション
 無線LAN:非対応
 耐用枚数:60万枚
 内蔵メモリー:1GB
 解像度: 最大120dpi

  LP-S6160 はエプソンから販売される格安のA3カラーレーザープリンタです。

 価格的にA4カラーレーザーよりも安い価格で売られているため人気のある機種です。

 201510041131.jpg  

 大きさは、499.5×537×452となります。しっかりとした設置場所が必要な機種です。

 印刷速度は、1分間に、カラー・モノクロ・25枚です。

 多くはないですが、本体価格が安いことを勘案すれば、この速度は健闘していると言って良いでしょう。

 201807211955.jpg

 印字品質は、先述のような同社の技術がLP-S6160には採用され、RITとPGIという技術が採用された上、ドライバーの改良で、文字のクリアさが一段と高まっています。

 普通紙に写真の多い文書を印刷するのはOKIのが得意ですが、文字については、EPSONに強みがあります。。

 搭載メモリーは、1GBと十分で、増設の必要ないでしょう。

 

 両面印刷ユニット LPA3CRU10
  ¥19,407 Amazon.co.jp  
(7/21執筆時)

 自動両面印刷機能は、オプション対応です。

 この価格帯の製品では標準対応のメーカーがあることを考えるとやや物足りないでしょう。

ーーー

 【純正黒トナー】
  LPC3T35KV (4100枚)
  ¥11,734 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)
  LPC3T35CV (3700枚)
  ¥11,734 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 【感光体ユニット価格】(4本必要)
   LPC3K17K (1.4万枚)
  ¥11,734 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

【黒印刷】
 ¥2.3/枚

【カラー印刷】
 ¥14.9/枚
【初期付属トナー】

 1400枚

 印刷コストは、上表の通りです。

 純正のトナーと感光体ユニットを別に使う方式です。それを勘案しての価格とは言え、コスト的にはカラー・モノクロの印刷がやや悪いです。

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 増設1段カセッ LPA3CZ1C12(670枚)
  ¥40,830 Amazon.co.jp
(7/21執筆時)

 給紙トレイは、305枚対応です。ただ、増設トレイが3段まで追加できますので、A3用紙とA4用紙の併用も可能です。最大で3段まで増設可能です。

 ネットワークは、USB接続有線LAN接続に対応します。

 本体保証は1年間です。

 201807212001.jpg

 本体の耐久性は、60万枚と安定しています。

 実際60万台まで印刷が想定されない方も、この数値が多いほど、本体が頑丈だと判断できるので、重要視したい部分ですね。

 以上、エプソンのLP-S6160 の紹介でした。本体価格の安さが人気の機種ですね。ただ、次に紹介するNECのレーザープリンターとこの機種はほぼ同型であり、購入の場合は要比較検討です。


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 【在庫限り】

 8・NEC color MultiWriter PR-L9010C
  ¥35,800
Amazon.co.jp   (7/21執筆時)

 【近日発売】

 8・NEC color MultiWriter PR-L9010C2
  ¥-------
Amazon.co.jp   (7/21執筆時)

 印刷速度:カラー・モノクロ:25枚
 トレイ給紙枚数:350枚
 大きさ:499.5×538×406
 保証年数:1年
 両面印刷:オプション
 無線LAN:非対応
 耐用枚数:60万枚
 内蔵メモリー:256MB(最大1.25GB)
 解像度: 最大120dpi

 PR-L9010Cは、NECが発売されているA3レーザープリンターです。

 流通が一部に限られているようですが、本体価格は現行品のA3プリンターでは最安レベルです。

 なお、1つ上で紹介したエプソンのプリンターとおそらく供給元が共通です。トナーなどの量を除けば、性能はほとんど同じですから。なお、近日中に型番が変更される予定です。

 印刷速度は、1分間にカラー・モノクロ25枚と、この機種は、エプソンと同じスピードです。

 印字品質については、EAトナーをつかう仕様のため、エプソンと同様に画質の鮮明度が高いです。

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  PPR-L9100C-M2(512MB)
  ¥83,499 Amazon.co.jp
(7/21執筆時)

 搭載メモリーについては、NECも対応します。しかし、標準で256MBが標準搭載ですので、不要かもしれません。ただ、エプソンが1GBである点をふまえれば、やや少なめですね。

 

 両面印刷ユニット PR-L9100C-DL
  ¥22,216 Amazon.co.jp
(7/21執筆時)

 自動両面印刷は、オプション対応です。

ーー

 【純正黒トナー】
 
 PR-L9010C-14 (4500枚)
  ¥11,734 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)
  
PR-L9010C-13 (4500枚)
  ¥11,734 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 【純正ドラム】(4本必要)

  PR-L9100C-31 (2.4万枚)
  ¥11,734 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

【黒印刷】
 ¥2.8/枚

【カラー印刷】
 ¥12.4/枚
【初期付属トナー】

 2100枚

 印刷コストは、上表の通りです。

 エプソンに較べると、インクコストは安いです。多少トナー量が多いことが影響しているのかもしれません。

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 増設ユニット PR-L9100C-02(670枚)
  
¥52,227 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 給紙トレイは、同じく305枚対応です。増設トレイはこちらも3段まで追加できます。

 ネットワークは、USB接続と有線LAN接続に対応します。

 本体保証は1年間です。

 本体の耐久性は、この機種も60万枚です。

 以上、NECの MultiWriter の紹介でした。

 エプソン同様に本体価格が格安な点が魅力です。

 ただ、両面印刷機能が不要ならば、5万円以内で手に入りますから。トナーも、エプソンのエコトナーをOEMで利用しますので、品質が期待できるでしょう。価格も、ほぼ同型のエプソンの LP-S6160より安価です。

後編に続く!
A3カラープリンタのおすすめ結論的にこの機種!

 というわけで、今回の、10万円以内の予算で購入できるA3カラーレーザープリンタを比較しました。

 201807212005.jpg

 続く後編【こちら】では、ここまで紹介してきた機種全機種から、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案したいと思います。

 後編は→こちら!

 最後になりましたが、今回の記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマーク などで話題を共有していただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 20:19 | プリンター

比較2018' 安価なA3カラーレーザープリンタ8機のおすすめ(後編)

今回の結論
A3カラープリンターのおすすめ結論的にこの機種! 

 ども、Atlasです。 

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 前編記事【こちら】では、10万円以内の予算で購入できるA3カラーレーザープリンタを8機種比較しました。

 今回の後半では、にいつものように、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案したいと思います。


 第1に、印刷コストが安いA3レーザープリンターとしてオススメできる機種は、

  

 【下位機種】

  1・CANON Satera LBP841C【毎分26枚】
   ¥67,500 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 【上位機種】

  2・CANON Satera LBP842C【毎分31枚】
   ¥100,900 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 印刷速度:モノクロ/カラー:26枚/31枚
 トレイ給紙枚数:350枚
 大きさ:545×591×361mm
 保証年数:1年
 両面印刷:対応
 無線LAN:非対応
 耐用枚数:不明
 内蔵メモリー:512MB
 解像度: 1200dpi

 【純正黒トナー】

  CRG-335BLK (1.65万枚)
  ¥26,900 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)
  
CRG-335CYN (1.65万枚)
  ¥32,800 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

【黒印刷】
 ¥2.7/枚

【カラー印刷】
 ¥10.9/枚
【初期付属トナー】

 黒3100枚・カラー4000枚

 CANONSatera LBP841Cでしょう。

 大容量トナーを使えるため、黒印刷もカラー印刷も、他機種よりも安い水準で印刷できますから。

 初期付属トナーはカラーが3500枚分と多いため、カラー印刷をあまり使わない方なら、耐用年数まで買わずに済むかもしれません。

 機能面では、両面印刷ユニットが標準装備されている点に大きな魅力があります。

 印字品質も、1200dpiでの高解像度印刷に対応しているため、クオリティの面でも安心です。

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 550枚ペーパーフィーダ―PF-E1
  ¥44,625 Amazon.co.jp
(7/21執筆時)

 なお、業務用で考えている方には3段までトレイが増設可能です。


 第2に、オフィスでの利用に向いた本体の剛性の高いA3レーザープリンターとしてオススメできる機種は、

 201807211840.jpg

 4・OKI COREFIDO C811dn
  ¥47,000 Amazon.co.jp
(7/21執筆時)

 【増設トレイ付】

 5・OKI COREFIDO C811dn-T  
  ¥71,929
Amazon.co.jp
(7/21執筆時)

 印刷速度:モノクロ35枚 カラー:35枚
 トレイ給紙枚数:320枚
 大きさ:449×552×360mm
 保証年数:1年
 両面印刷:オプション
 無線LAN:オプション
 耐用枚数:60万枚
 内蔵メモリー:256MB(最大768MB)
 解像度: 600dpi

 【純正黒トナー】
  
TNR-C3LK2   (1万枚)
  ¥11,734 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)
  
TNR-C3LC2 (1万枚)
  ¥11,734 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 【純正ドラム】(4本必要)
  
ID-C3LK (3万枚)
  ¥11,734 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

【黒印刷】
 ¥2.8/枚

【カラー印刷】
 ¥11.7/枚
【初期付属トナー】

 2500枚

 沖電気(OKI)のCOREFIDO C811dnでしょう。

 201807211938.jpg

 修理代がかさむことの多いプリンターですが、5年間保証・メンテナンス部品保証が無料で付属する点は、安心です。

 本体価格も5万円を切る水準ですし、お買得感もあります。

 また、60万枚の装置寿命がある点は、実際にこの枚数を使用しないとしても、装置の剛性を示すものなので、信頼性の必要なオフィスでの利用には最適でしょう。

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 増設メモリ:MEM512D(512MB)
  ¥19,856 Amazon.co.jp
(7/21執筆時)

 搭載メモリー256MBと余裕です。増設メモリー用意されますので、ネットワークを組む場合も有用でしょう。

 印刷速度モノクロ・カラー35枚と他社よりも速いですし、両面印刷にも対応します。欠点らしい欠点が見あたらない機種と言えます。

 

 増設ユニット TRY-C3F1(670枚)
  ¥40,640 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 給紙トレイは、A4とA4を同時に使用する場合増設すると便利です。OKIは比較的ユニットが安い上、最初から増設トレイがセットされる機種も売られています。

  この機種も最大3段まで増設可能です。

 201807211842.jpg

 無線LANユニット WN-AG300EXA
  ¥2,476 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 配線の面でも、無線LANユニットに対応するため、設置の自由も利きやすいでしょう。オフィス用で迷ったらこの機種を買えば間違いないでしょう。

補足:用紙について

 最後におまけ!

 201807212013.jpg

 コクヨ KB用紙 A4 500枚 KB-39N
  ¥525 Amazon.co.jp   (7/21執筆時)

 コクヨ KB用紙 A3 500枚 KB-38N
  ¥1179 Amazon.co.jp   (7/21執筆時)

 レーザープリンターの場合は、普通紙(共用紙)を使って印刷するのが通例です。紙は結構重量があるので、一緒に揃えてしまうと楽です。

 201807212015.jpg

 ホワイトコピー用紙 A4 500枚x5冊/箱 高白色
  ¥1,750
Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 ホワイトコピー用紙 A3 500枚x5冊/箱 高白色
  ¥3,691
Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 また、業務用の5袋セットならば、こちらをAtlasは愛用しています。

 紙厚はコクヨのKB用紙と同じ64グラムで十分な厚さです。白色度も高く、紙詰まりも起こりにくい良い紙だと思います。また、なにより安いです!

 

 コクヨ カラーレーザー用光沢紙
  ¥688 Amazon.co.jp
(7/21執筆時)

 コクヨ カラーレーザー 両面印刷用マット紙
  ¥545 Amazon.co.jp
(7/21執筆時)

 レーザープリンターでは、インクジェット用の用紙はあまり上手く使えません。写真印刷などで光沢紙を使う場合はこちらを使いましょう。なお、両面印刷の場合はマット紙を使いましょう!

ーー

 なお、このブログ「モノマニア」では、各種プリンターの価格と性能の比較記事を9つ書いています。

1・A4インクジェット複合機(4色)
2・A4インクジェット複合機(6色)
3・A3インクジェット複合機
4・ビジネスインクジェット  
5・A4モノクロレーザー
6・A4モノクロレーザー 複合機
7・A4カラーレーザープリンタ
8・A3カラーレーザープリンタ
9・プリンターの基本的な選び方 【まとめ】

 A4サイズのレーザープリンタなどと比較を考えている方は、これらの記事もよろしくお願いします。

 また、最後になりましたが、今回の記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマーク などで話題を共有していただければ嬉しいです。

 ではでは。

posted by Atlas at 20:17 | プリンター

比較2018' 最新のA4カラーレーザープリンタ30機の性能とおすすめ (1) A4 カラーレーザー複合機

【今回レビューする内容】2018年 新製品のA4カラーレーザープリンタ・複合機の価格・性能とおすすめの選び方:OKI・エプソン・キヤノン・ブラザー・リコー・日本電気・富士ゼロックス 1万円台〜5万円代の人気機種の違いや人ランキング・A4カラーLEDプリンタのコピー機化など

【今回評価する型番】NEC MultiWriter PR-L5800C PR-L5850C JUSTIO HL-3170CDW HL-L8360CDW HL-L9310CDW OKI COREFIDO2 C332DNW C542dnw C612dnw C712dnw Satera LBP7010C LBP611C LBP612C LBP651C LBP652C LBP654C IPSiO SP C260L SP C261 DocuPrint CP210 CP310 dw EPSON Offirio LP-S950 MFC-9340CDW MFC-L8610CDW MFC-L9570CDW MF632Cdw MF735Cdw MF634Cdw MF733Cdw MF731Cdw COREFIDO3 MC573DNW MC363dnw

今回のお題
高画質でトナーが安いカラーレーザープリンターのおすすめは?

 ども、Atlasです。

 今回は、2018年最新となる、カラーレーザープリンターとカラーレーザー複合機の比較です。

 180721-0075-16%.png

 1万円代で購入できる家庭用の激安の機種から、10万円前後のビジネス向けの高級機まで30機種を紹介します。

 いつものように、各機種を紹介し、最後にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。

ーーー

1・A4インクジェット複合機(6色)
2・A4インクジェット複合機(4色)
3・A3インクジェット複合機   
4・ビジネスインクジェット  
5・A4モノクロレーザー
6・A4モノクロレーザー 複合機
7・A4カラーレーザープリンタ
8・A3カラーレーザープリンタ
9・プリンターの基本的な選び方

 なお、今回の記事は、このブログのプリンター比較シリーズの第7回目記事として書きました。

1・A4カラーレーザーの選び方の基本

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 6年以上カラープリンターを比較記事を執筆しているAtlasですが、性能面で「間違いのない」プリンターを選ぶには、次の4つの指標が重要と考えています。

 201807202232.jpg

 第1に、印刷速度の速さです。

 カラープリンターは、機種ごと印刷速度にバラツキがあります。快適に使いたい場合、1分間に20枚ほど印刷できるものが良いでしょう

 201807202233.jpg

 第2に、自動両面印刷の対応です。

 自動両面印刷に対応する場合、トナーコストだけではなく、紙のコストも節約可能です。この点は軽視されがちですが、重要です。 

 201807202234.jpg

 第3に、消耗品のランニングコストです。

 プリンターのカタログをみると、印刷コストが「カラー1枚あたり○○円」と書いてあります。

 しかし、それは店頭販売価格をふまえたものではなく、トナーの実勢価格(値引率)は違います。そこで、今回は、アマゾンの実売価格から、推定印刷コストを算出してみました。また、再生トナーの価格も調べます。

 201807202236.jpg

 第4に、保証年数です。

 カラーレーザープリンターは、どのメーカーも「出張修理」扱いで、派遣料が高い(部品含めず約3万円)ので、保証年数はわりと重要です。

ーーー

201807202239.jpg

 このほか、「複合機」については、「スキャナーの解像度」・「ADFの画質」・「FAX機能」なども重要なので、詳しく見ていこうと思います。

2・NECのカラーレーザー

 はじめに、NECのカラーレーザープリンタを紹介します。

 同社のカラーレーザーは、本体価格が抜群に安いので、家庭用としても人気のメーカーですね。

 なお、以下の本文では、Atlasがおすすめできるポイントを「赤字」で、イマイチと思う部分を「青字」で記すこととします。


 201807202244.jpg

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 【上位機種】

 1・NEC MultiWriter PR-L5850C  
  ¥52,480 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 【下位機種】

 2・NEC MultiWriter PR-L5800C
  ¥24,220
Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 モノクロ印刷速度:23/28
 カラー 印刷速度: 23/28
 トレイの 給紙枚数:250枚
 両面印刷:対応
 無線LAN:対応
 内蔵メモリー:128MB
 大きさ:幅420×奥行481×高さ347mm
 保証年数:1年

  PR-L5800C は、NECの発売する定番のカラープリンターです。2016年に登場のロングセラー機です。今回は、同形状の上位機となる、PR-L5850Cと同時に紹介します。

 本体サイズは、420×481×347mmです。家庭用には決して小型ではないため、専用の設置場所が必要です。

  201807202257.jpg

 印刷速度は、2機種で異なる部分です。

 下位機種は、モノクロ・カラー23枚、上位機種は、モノクロ・カラー28枚高速です。

 内蔵メモリーも、512MBと相当多く、遅延などの心配はなく、「能力は高い」と言えます。

 201611091536.jpg

 印字品質については、新開発のSuper EA-Ecoトナーを採用します。

 従来モデルに較べて粒子が細かく高画質です。いわゆる「重合トナー」の類でしょう。あくまでトナーの工夫なので、リサイクルトナー・互換トナーなどを使った場合は従来と同じです。

 そのほか、文字の解像度を上げるイメージエンハンスメント処理技術などが見られます。

 印刷解像度は、1200×2400dpです。ただし、600dpi以上にする場合、(他機同様に)印刷速度が遅くなります。

 自動両面印刷機能は、搭載です。

 価格的に高価なプリンターなので、このあたりの妥協もありません。

ーーー

 【純正黒トナー】

  PR-L5850C-14 (3000枚)
   ¥7,970 Amazon.co.jp (7/21執筆時)
  PR-L5850C-19 (6000枚)
  ¥14,423 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)

  PR-L5850C-13 (3000枚)
   ¥8,800 Amazon.co.jp (7/21執筆時)
  PR-L5850C-18 (6000枚)
    ¥17,797 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 【純正ドラム】(4本必要)

  PR-L5800C-31K (黒・50000枚)
   ¥7,034 Amazon.co.jp (7/21執筆時)
  PR-L5800C-31K (50000枚)
   ¥7,034 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 【互換トナー】

  PR-L5850C-14 (4色・6000枚)
   ¥17,280 Amazon.co.jp (7/21執筆時)
  PR-L5850C-19 (4色・6000枚)
   ¥19,958 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

純正トナー印刷コスト(100枚)
 黒印刷   ¥340
 カラー ¥1,220
互換トナー印刷コスト(100枚)
  黒印刷 ¥140
 
カラー ¥580
初期付属トナー
  800ページ相当

 印刷コストは、Amazonの平均売価を基準に、100枚あたりの印刷費を算出すると、上表のようになります。

 純正トナーの場合、カラーで1000円を超えてきており、やややや割高と言える価格です。

 互換トナーの場合も、あまり安くないです。

純正トナー印刷コスト(100枚)
 黒印刷   ¥240
 カラー ¥1,130
互換トナー印刷コスト(100枚)
  黒印刷 ¥110
 
カラー ¥440

 ただし、上位機種の PR-L5850Cについては、「6000枚」の大容量トナーも選べます。

 この場合、100枚あたりの印刷費は、上表のように割安となります。

 ただし、上位機は本体価格が高いので、このクラスのプリンタとしては、ランニングコストは普通です。

 加えて、製品に付属する初期トナー(スタータートナー)は800枚と少ないので、比較的早い時期にインクを買うことになるでしょう。

 800枚印刷できる分量のトナーが付属します。
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 給紙トレイは、250枚まで対応です。また、1段までなら増設も可能です。

 201807202329.jpg

 ネットワークは、USBのほか、Wi-Fi有線LANに対応です。有線LANはギガビット対応で、優秀です。

 スマホからの印刷のほか、AppleのAirPrintにも対応します。

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 以上、NECの PR-L5850C・PR-L5850C の紹介でした。以前は、「圧倒的な本体価格の安さ」と「インクスとの安さ」で風靡したシリーズです。

 ただ、現状で実コストを比較すると「やや競争力が弱くなっている」気がします。NECはレーザー部門はOEMでこの機種もそうですが、供給元も「格安路線」で攻めている結果、かもしれません。

3・富士ゼロックスのカラーレーザー

 つづいて、富士ゼロックスのカラーレーザープリンターの紹介です。


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 【2016年発売】

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 【下位機種】

3・ゼロックス DocuPrint CP210 dw
 
¥23,600 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 【上位機種】

4・ゼロックス DocuPrint CP310 dw
 ¥39,798 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 モノクロ印刷速度:23/23
 カラー 印刷速度: 28/28
 トレイの 給紙枚数:250枚
 両面印刷:対応
 無線LAN:対応
 内蔵メモリー:512MB
 大きさ:幅420×奥行481×高さ347mm
 保証年数:1年

 富士ゼロックスDocuPrint CP100 bDocuPrint CP200 w は、最近発売されたレーザープリンターです。

 この機種は、1つ上で紹介したNECと同一機で、OEM元の富士ゼロックスが発売しているものです。

 この点では、これらの機種から選ぶならば「安い方を選んでよい」とも言えます。ただ、利用するトナー(の形状)は異なるので、その部分は比較してみましょう。

ーーー

 【純正黒トナー】

  CT202681 (6000枚)
  ¥11,734 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)

  CT202682 (6000枚)
  ¥14,045 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 【純正ドラム】(4本必要)

  CT351110   (50000枚)
  ¥5,560 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 【互換トナー】

  CT202681 (4本組/6000枚)
  ¥31,887 Amazon.co.jp (7/21執筆時)  

純正トナー印刷コスト(100枚)
 黒印刷 ¥200
 カラー ¥900
互換トナー印刷コスト (100枚)
  黒印刷 ¥130
 
カラー ¥530
初期付属トナー
  800ページ相当

 印刷コストは、Amazonの売価をふまえると上表のようになりました。

 大容量純正トナーを利用した場合、カラー100枚の印刷で1000円を下回る水準となっています。

 価格は時期で変動するものの、OEM供給元のゼロックスの方が、現状では(上位機の)本体価格もトナー価格も安めですね。

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 以上、ゼロックスの大型カラープリンタの紹介でした。

 NECの「兄弟機」でトナーの型番以外は同一です。消耗品コストは、変動がありますが、今のところやや富士ゼロックスが「有利」でしょう。

 ただ、最終的な「結論」は、他メーカーの格安機を全て比較してから、改めて出したいと思います。

4・ブラザーのカラーレーザー

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 続いて、ブラザーA4カラーレーザープリンタを比較します。

 デザイン面で、家庭でも「使いやすい」機種は、ブラザーとキヤノンが「強い」です。

 ご家庭で利用したいと考えている方は、ブラザーの機種は「特に注目!」すると良いでしょう。


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 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 【レーザープリンター】

 5・Brother JUSTIO HL-3170CDW
  ¥21,260 Amazon.co.jp
(7/21執筆時)

 【Amazon限定】【おまけ用紙付】

 5・Brother JUSTIO HL-3170CDW
  ¥18,490 Amazon.co.jp
(7/21執筆時)

 【レーザープリンター複合機】

 6・Brother JUSTIO MFC-9340CDW
  ¥37,224 Amazon.co.jp
(7/21執筆時)

 モノクロ印刷速度:22
 カラー 印刷速度:22
 トレイの 給紙枚数:250枚
 両面印刷:対応
 無線LAN:対応
 内蔵メモリー:128MB
 保証年数:1年

 HL-3170CDWMFC-9340CDWは、ブラザーのプリンターの中級機です。2機種ありますが、大きな方は「スキャナ・コピー機能」を搭載した「複合機」です。

 この部分以外変わらない機種なので、同時に紹介します。なお、小型機のほうは、個人向けでは、他社を含めて「最も売れているプリンター」です。

 なお、【Amazon限定】とあるのは、オマケに用紙が付属するだけで、性能は通常の小型機と同じモデルです。

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 サイズは、小型機は、410×465×240mmで、複合機は、W410×D483×H410です。

 小型機は、背丈が低く、設置性が抜群に良いため、モノクロ複合機の買換ニーズから「爆発的に売れている」といえる機種です。家庭で無理なく置ける数少ないカラーレーザープリンターとして「貴重」です。

 複合機は、背が高いですが、写真のように傾斜形状なので、意外と圧迫感なく置けるデザインです。

 印刷速度は、いずれの機種も、1分間に22枚分と、意外に実用性もある機種です。

 内蔵メモリー128MBあります。入門機としては十分な量です。

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 印字品質については、ブラザーは定評があります

 普通印刷の場合も、とくに、モノクロのテキスト印字については、シャープです。ただ、普通紙のカラー印刷のクオリティ(定着した色の質感)は、OKIなどのほうが上位です。

 解像度は、600dpiです。他機でも普通に印刷する場合はこの解像度なので問題ありません。その上で、ソフト処理することにより、2400dpi相当の高画質印刷に対応します。

 自動両面印刷機能は、小型機ながら、こちらも対応です。ビジネスにも便利でしょう。

ーーー

 【純正黒トナー】

 TN-291BK (2500枚)
 ¥5,873 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)

 TN-296C (2200枚)
 ¥8,548 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 【純正ドラム】

 DR-291CL4本組/15,000枚)
 ¥7,859 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 【互換トナー】

 TN-291 296 (4色組/2500枚)
 ¥3,400 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

純正トナー印刷コスト(100枚)
 黒印刷   ¥230
 カラー ¥1410
互換トナー印刷コスト (100枚)
  黒印刷 ¥30
 
カラー ¥150
初期付属トナー
  1000ページ相当

 印刷コストは、Amazonの実売価格をふまえると、100枚印刷した場合のコストは、上表の通りです。

 純正トナーは、黒印刷は「そこそこ安い」ですが、カラー印刷は「高め」です。小型化でトナーケースが小さい弊害ですね。

 互換トナーは、しかしながら、相当安い水準で多数出回っています。そのため、100枚あたりのカラー印刷で約150円という「驚くべき」数字が出ました。

 もちろん、互換トナーは少なくない「リスク」があります。この「コスパ」が評判で「相当売れている」のは間違いないでしょう。

 給紙トレイは、250枚対応です。増設はできません。

 201807210013.jpg

 ネットワークは、USB・Wi-Fi・有線LANに対応します。有線LANは100BASE-Tですが、家庭用ならば全く問題ないでしょう。

 スマホからの印刷やAirPrintもフォローします。

 保証は、1年間です。

 先ほども書きましたが、レーザープリンターは基本的に出張修理になります。保証期間外の場合、出張修理のため、部品代・技術料の他に、出張費がかかりますので、1万円では済まない場合が大半です。

 ちなみに、故障した場合、修理するよりも買い換えた方が価格が安い場合がほとんどですか。(エコではないですが)1年保証である分本体の安いブラザーの場合は、いざとなった場合買い換える心づもりで使うと良いです

 耐久性は、10万枚です。ブラザーの製品としては「そこそこ頑丈」といえ、作りは「業務用に耐えうる」ようなものです。

 201807210037.jpg

 スキャナーは、複合機のみ搭載です。

 解像度は1200×2400dpiですから、同社のモノクロ複合機の場合よりも上等なものです。ADF(原稿自動送り装置)も両面対応で、解像度の制限もかからない仕様(基本300dpi)です。35枚まで同時にスキャンできます。

 ADF転送速度は、最速で、A4カラー両面で約7.1枚/分という水準です。実用レベルでしょう。

 201807210050.jpg

 ファックスも、複合機のみ搭載です。PCファックスに対応し、PCへの送信とPCからの発進が可能です。FAX自体もスーパーG3対応ですから送信も高速ですね。

 以上、ブラザーのHL-3170CDWMFC-9340CDWの紹介でした。

 いずれの機種も、それぞれのジャンルでは小型であり設置性が良いです。その上で、印刷コスト・印字品質・スピード共に高い実用性を持つと言えるでしょう。

 ランニングコスト面を考えても、家庭用、個人用としては最もおすすめできる機種の1つと言えます。


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【2017年発売開始】

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 【メモリ512GB】

 7・BROTHER JUSTIO HL-L8360CDW
  ¥44,552 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 【メモリ1GB】

 8・BROTHER JUSTIO HL-L9310CDW
  ¥74,608 Amazon.co.jp
(7/21執筆時)

 モノクロ印刷速度:31
 カラー 印刷速度:31
 トレイの 給紙枚数:250枚
 両面印刷:対応 
 無線LAN:下で説明
 内蔵メモリー:512MB/1GB
 大きさ:W441×D486×H313 mm
 保証年数:1年

 HL-L8360CDWHL-L9310CDWは、比較的最近発売された、ブラザーの中型機です。

 2モデルありますが、いずれも「プリント専用機」で「複合機」ではないです。2機の違いは、搭載されるメモリー量と、初期付属トナーの量となります。

 201807210149.jpg

 本体の大きさは、W441×D486×H313mmです。

 床や専用スペースに配置するサイズで、ビジネスオフィスや個人事業主向けのサイズです。ただ、横幅が40cm強で、背丈も30cmほどなので、意外と設置できるスペースは「ある」機種です。Atlasも職場で以前この系統の製品を利用していました。

 201807210059.jpg

 印刷スピードは、カラーモノクロともに1分間に31枚と十分です。この価格クラスでは最速機種の1つです。

 内蔵メモリーは、上位機種が1GB・下位機種が512GBです。後から増設はできない仕様ですが、512GBもあれば十分でしょう。

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 印字品質は、下位機種より優秀です。

 このモデルから新しい新型トナーが採用され、ビジネス文書の発色が良くなっています。また、レザープリンタとしては珍しくコート紙に標準対応するため、例えばチラシやメニュー表などの印刷に向きます。

 ただ、これは純正トナーに依存する部分なので、リサイクルトナーを使う場合話は別です。なお、PostScript 3互換であるため、DTPなどにも向いた仕様です。標準搭載のフォントもかなり多いです。

 解像度は、下位機種同様の600dpiです。ただし、速度を落とす場合、2,400×600dpiにまで解像度を高められます。

 2,400×600dpi相当」ではないので、「超解像度」的処理をせずこの数値です。その点で言えば、下位機種より画質の基本スペックは高いです。

 自動両面印刷機能は、こちらも対応です。

ーーー

 【純正黒トナー】

  TN-493BK4000枚)
  ¥7,724 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)

  TN-493C (4500枚)
  ¥15,269 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 【純正ドラム】(4本必要)

  DR-491CL (4本組 30,000枚)
  ¥12,584 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 【互換トナー】

  TN-493  (4色組 4000枚)
  ¥9,599 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

純正トナー印刷コスト(100枚)
 黒印刷   ¥190
 カラー ¥1130
互換トナー印刷コスト(100枚)
  黒印刷 ¥70
 
カラー ¥360
初期付属トナー
  4000/1800ページ相当

 印刷コストは、Amazonの実売価格をふまえると、100枚あたりの印刷コストは上表の通りです。

 純正トナーは、黒印刷もカラー印刷も、「安さ」で評判だったNECや富士ゼロックスの中型機と同水準ですから、「優秀」と言えます。とくに、黒印刷は安いですね。

 互換トナーは、ブラザーの下位機種ほど「爆発的」でないにせよ、「十分安い」です。ただし、先述のように、改良インクを採用した新トナーなので、「真の画質」を得たいならば、純正トナーを使うべきでしょう。

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 初期付属トナーは、下位機種はブラック3000枚・カラー1800枚分、上位機種は、ブラック4500枚・カラー4000枚分のトナーが初期添付されます。

 かなりの量なので、「カラーはたまに」という方にも(逆に)おすすめです。当分補充は不要でしょうから。

 なお、3万枚ごとにドラムの交換が必要です。それを勘案すると、カラー印刷100枚で60円ほどのコスト増になります。さらに、50000枚ごとにトナーボックスと、13万枚でベルトユニットの交換が必要です。ただ、ここまでの枚数使用するひとは少ないと思います。

  201807210115.jpg

 brother LT-340CL(500枚)
  ¥25,009 Amazon.co.jp (7/21執筆時)
 brother LT-340CL
(250枚)
  ¥14,277 Amazon.co.jp (7/21執筆時)
 brother TT-4000 (2080枚)
  ¥10,8140 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 トレイの給紙容量は、250枚です。ただ、ブラザーはこの価格帯の製品から500枚までの増設トレイを装備できるため、利便性は高いと言えます。

 201807210120.jpg

 なお、2080枚まで一挙に増設できるセットもあります。また、このグレードからは、3.7型のタッチパネル式カラー液晶モニターなので、「本格的なカラーコピー機」としたい場合にも重宝するでしょう。

 ネットワークは、USB・Wi-Fi・有線LANに対応します。有線LANは、ギガビット対応ですね。

 保証は1年保証です。

 耐久性は、下位機種より伸びて20万枚と十分です。

 以上、ブラザーのHL-L8360CDWHL-L9310CDWの紹介でした。高速な印刷速度とクオリティの高い印刷が魅力の機種です。一方、純正トナーを利用する場合カラー印刷は標準的なコスパですが、モノクロ印刷はわりと安めです。

 カラー用の初期付属トナーも多めですから、普段はモノクロしか使わないが、たまにカラーを利用したいという場合、消耗品コストの面で有力な選択肢でしょう。

 家庭でも、広めの書斎などで場所が見つけられるならば、デザイン的にも違和感なしに使えそうです。

ーーーー

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【2017年発売開始】

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 【プリンター複合機】

 9・BROTHER JUSTIO MFC-L8610CDW
  ¥63,453 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 【プリンター複合機】

 10・BROTHER JUSTIO MFC-L9570CDW
  ¥112,685 Amazon.co.jp
(7/21執筆時)

 モノクロ印刷速度:31
 カラー 印刷速度:31
 トレイの 給紙枚数:250枚
 両面印刷:対応 
 無線LAN:下で説明
 内蔵メモリー:512MB/1GB
 保証年数:1年

 なお、これらの製品には、同じトナー、同じ印刷速度で「スキャナ・コピー機能」だけ付属させた、上記2台の複合機もあります。

  201807210115.jpg

 brother TT-4000 (2080枚)
  ¥10,8140 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 2機種ありますが、上位機がプリンター専用機と同じく増設トレイが最大4段まで対応するのに対して、下位機種は、増設トレイが最大1段までの「廉価版」となります。

 201807210140.jpg

 また下位機は、3.7インチのカラータッチパネル液晶と、上で見たプリンタ専用機と同じ液晶です。しかし、上位機は7インチの大型液晶となります。

 スキャナーは、いずれの機種も解像度は、1200×2400dpiです。

 ADF(原稿自動送り装置)も両面対応です。また、ブラザーの複合機としてはこのクラスからADFが50枚まで対応となっています。

 ADF転送速度は、最速で、A4カラー両面で約58枚/分という相当の水準です。ブラザーは100dpi解像度下の数値とは言え、300dpi程度でも実用性のある速度が期待できます。

 さらに、MFC-9340CDWと比較すると、これら2機種は、読取速度が約3倍高速化していますね。

 201807210147.jpg

 ファックスは、PCファックスに対応し、PCへの送信とPCからの発進が可能です。そのほか、このグレードから、インターネットファックスに対応できるため、PCを介在させずに、スマホなどにFaxをEメールで送れます。

 201807210150.jpg

 便利ですが、本体は、495×526×549mmですから、一般的に「オフィス用機器」であると考えてください。

5・キヤノンのカラーレーザー

 201807181908.jpg  

 続いて、キヤノンのカラーレーザープリンタと複合機を見ていきます。


 

 Windows XP〜10 Mac 10.6〜10.13

 11・CANON Satera LBP7010C
  ¥19,636 Amazon.co.jp
(7/21執筆時)

 モノクロ印刷速度:16
 カラー 印刷速度:4
 トレイの 給紙枚数:150枚
 両面印刷:非対応
 無線LAN:非対応
 内蔵メモリー:16MB
 大きさ:400×398×223mm
 保証年数:1年(持ち込み修理)

 LBP7010Cは、キヤノンから発売されている「超小型」のカラーレーザーです。

 compact.jpeg

 本体のサイズは、400×398×223mmです。ブラザーの小型機が410×465×240mmでしたが、それよりも「小型」です。高さが低いのは、自宅ユーザーには助かります。実際、これ以上の大きさになると置けないこともままあります。

 印字速度は、モノクロ印刷は、16枚/分と最低源ありますが、カラー4枚/分と遅いです。カラーは「おまけ」というユーザー以外は、注意が必要でしょう。

 メモリーは、16MBです。重いファイルの印刷については心配です。

 201807211204.jpg

 印字品質については、詳しいデータがありません。

 印刷解像度は、600dpiです。ソフト処理により2400dpi「相当」の高画質印刷には対応します。

 この点で、印字についてはさほど劣るわけでもないでしょう。印刷見本を見た限り、文字・画像の鮮明度は、同社の水準からすれば低いです。

 両面印刷は、未搭載です。コンパクト機ながらこの点は残念な部分です。

ーーー

 【純正黒トナー】
  CRG-329BLK (1200枚)
  ¥3,239 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)
  CRG-329CYN (1000枚)
  ¥4,497 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 【純正ドラム】
  CRG-029DRM(4本組7000枚)
  ¥6,494 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 【互換トナー】
  CRG-329(4本組/1000枚)
   ¥4,890 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

純正トナー印刷コスト(100枚)
 黒印刷   ¥270
 カラー ¥1,620

互換トナー印刷コスト(100枚)
 
黒印刷 ¥140
 
カラー ¥620
初期付属トナー
 
500枚分 (黒550枚)

 印刷コストは、Amazonの実売価格から計算すると、100枚あたりの印刷コストは、上表の通りです。

 純正トナーは、カラー印刷の費用がかなり割高です。

 互換トナーも、カラー印刷は費用削減効果が低いです。

 やはりユニットの小ささが影響しています。加えて、7000枚でドラムの交換も必要なので、さらにコストは高まるでしょう。

 201807211213.jpg

 トレイの給紙容量は、150枚です。

 ネットワークは、LANは有線も無線も未搭載です。USBでつなげることが前提です。

 なお、本体の耐久枚数などのデータは、正確な情報が非開示です。

 以上、キヤノンの LBP7010Cの紹介でした。

 コンパクト機である点が他機に優るメリット性という機種です。設置場所の関係で、この機種しか置けないという方は多いでしょうが、できれば、もう一回り大きな機種を設置した方が満足度は高いと思います。

 最初に付いてくるトナーの量も500枚分の分量しかないですし、この機種はあまりオススメできないです。


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 【2017年】

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 【有線LANのみ】

 12・CANON Satera LBP611C
  ¥38,009 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 【無線LAN付】

 13・CANON Satera LBP612C
  ¥41,467 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 モノクロ印刷速度:18
 カラー 印刷速度:18
 トレイの 給紙枚数:150枚
 両面印刷:対応
 無線LAN:下で説明
 PostScript 3:非対応
 内蔵メモリー:1GB
 大きさ:430×418×274mm
 保証年数:1年(訪問修理)

  LBP611CLBP612C は、キヤノンでは最も売れている機種です。なお、2機種ありますが、違いはネットワークで、後者のみ無線LANを搭載します。

 より小型な機種はのちほど紹介しますが、「十分なクオリティ」を持つ機種では、この機種が最も安いです。

 201807210947.jpg

 本体のサイズは、430×418×274mmです。縦横のサイズ感は、トナーを4本搭載するだけにあります。

 とはいえ、上方面の圧迫感は傾斜があるので、感じにくいです。

 印刷速度は、1分で18枚となります。ブラザーのライバル機はHL-L8360CDWでしょうが、このクラスだと31枚/分のエンジンでしたので、性能はやや劣ると言えます。

 メモリーは、一方で1GBあります。その上で、記述言語は、PCと作業負担を分担できるCARPS2ですので、印刷時の「もたつき」のなさは、相当程度期待して良い機種です。

 印字品質は、解像度的は、600dpiです。その上で、9600dpi「相当」まで高画質化が可能です。

 ただし「相当」と付く場合、TVでいう「超解像度」のような味付けをした印刷ですので、「相当」ではないブラザー上位機よりは画質は下です。

 201807211005.jpg

 一方、普通紙への印字品質は、ブラザーに比べると写真の発色とのりは良い印象です。この分野は、コニカミノルタがよいのですが、家庭用・小規模事業者に向いたシリーズは撤退したので、OKIとともに候補の1つです。

 一方、文字混在文書・ビジネスカラー文書は、ブラザーの「メリハリ」ある表現がAtlasは好きです。

 両面印刷は、対応します。紙コストの削減となるでしょう。

ーーー

 【純正黒トナー】

 CRG-045HBLK (2800枚)
  ¥7,219 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 【純正カラートナー】(3色必要)

 CRG-045HCYN (2200枚)
  ¥8,269 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 【互換トナー】

 CRG-045H (4本組/2800枚)
  ¥11,200 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

純正トナー印刷コスト(100枚)
 黒印刷   ¥260
 カラー ¥1,390

互換トナー印刷コスト(100枚)
 
黒印刷 ¥100
 
カラー ¥480

初期付属トナー
 
690枚分 (黒550枚)

 印刷コストは、執筆時現在のAmazonの実勢価格からすると上表の通りです。

 純正トナーでの印刷コストは、ブラザーのライバル機と比較すると割高ですね。

 キヤノンはドラム・トナーが一体型ですので、「3万枚以上」印刷した場合、価格差は縮まるでしょうが、現状のトナー価格をふまえると、コスパはイマイチです。

 互換トナーは、豊富です。割と中国輸入の互換トナーが多いのですが、キヤノンはトナーがグローバル仕様なのかもしれません。繰り返しますが、互換トナーは、一定の「リスク」があるのは、他社同様です。

 初期付属トナーは、一方、690枚分と少なく、インク交換はすぐでしょう。

 トレイの給紙容量は、コンパクト型のため150枚です。ブラザーは小型機でも250枚なので、やや少なめです。

 201807211029.jpg

 ネットワークは、USB有線LAN、そして上位機についてはWi-Fiも対応です。スマホとの連携も便利でしょう。有線LANはギガビット対応です。

 本体の耐久枚数は、非開示です。

 保証は、1年です。

 以上、SateraSatera LBP611Cなどの紹介でした。

 新設計のカラーレーザーを見たのは久しぶりです。1GBのメモリーなど見所があります。

 ただ、トナー価格がやや高め水準である点と、印刷速度がライバル機よりも遅いのがネックですが、設置性の良さと、家庭向きの良いデザイン性は、ライバルを「出し抜く」この機種の武器と言えます。

ーーー

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 【2017年】

 Windows 7〜10 Mac 10.6〜10.13

 【レーザー複合機】【ファックスなし】

 14・CANON Satera MF632Cdw
  ¥51,499 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 【レーザー複合機】【FAX付き】

 15・CANON Satera MF634Cdw
  ¥52,370 Amazon.co.jp (7/21執筆時)

 モノクロ印刷速度:18
 カラー 印刷速度:18
 トレイの 給紙枚数:150枚
 両面印刷:対応
 無線LAN:下で説明
 PostScript 3:非対応
 内蔵メモリー:1GB
 大きさ:451×460×400mm
 保証年数:1年(訪問修理)

 なお、これらの機種にも、プリンターから「複合機」へと改装したモデルが2機種あります。

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 本体のサイズは、451×460×400mmと特に縦方向に大きいため、オフィス向けです。

 また、スキャナ・コピー機能が付くため、複合機モデルは5インチのタッチパネル液晶が付属です。同じ価格帯のブラザー機より液晶が大きい点が見所ですね。

 スキャナーは、下位機は片面対応ADFですが、上位機は両面対応のADF(原稿自動送り装置)付属です。

 最大50枚まで対応でき、解像度も600dpiまでと十分です。一方、ADFを使わない場合の最大解像度も600dpiですが、基本的にビジネス用の機種ですし、全く問題ないでしょう。

 ADF転送速度は、最速で、A4カラー両面で約14枚/分という相当の水準です。ブラザーの下位機種よりも速く、この部分は「優秀」ですね。

 ファックスは、上位機のみに付属です。スーパーG3高速通信と、PCでの送受信(閲覧・起稿)が可能です。ブラザーの上位機に比べると、Eメールとしての配信機能はありません。

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 一方、両機種とも、PCの介在なしに、Eメールや供給フォルダにデータを送れるSEND Lite機能があります。ブラザーの場合は、PCの介在が必要になるため、この機能はキャノンの魅力と言えます。ただ、DropBoxなどのオンラインクラウドは、PCを介在させる必要がある点では、限界があります。

 なお、使用するトナー印刷速度などについては、上で紹介した「単機能プリンター」と同じです。

 以上、MF632Cdwなどの紹介でした。プリンターとしての部分は、ブラザーの複合機に(引き続き)及ばない機種です。

 その代わり、大きな液晶パネルや、SEND Lite機能などの利便性を高めています。とくにスキャナのADFは、基本性能が良いため、「複合機」として総合評価するならば、この機種は「買って後悔しない機種」と言えるでしょう。魅力なのは、両面対応ADFが付属する上位機ですね。

次回につづく!
おすすめできるカラーレーザーは結論的にどの機種?

 というわけで、今回は、ブラザー・キヤノンのレーザープリンターを比較してきました。  

 記事は、もう少し続きます。

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 ・CANON Satera LBP651C
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 第2回目の記事 では、キヤノンの上位シリーズとなる、 LBP651C・LBP652CLBP654C・MF731Cdw・MF733CdwMF735Cdwを紹介していきます。

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 また、5年の長期保証で有名な沖電気のCOREFIDO2 C332DNWのほか、リコー IPSiO SP C260LEPSON LP-S950などの「優秀な」カラーレーザープリンターも取り扱います。

 その上で、全メーカーから、最終的にオススメできる機種を目的別に選定していきたいと思います。

 2回目の記事は→こちら

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posted by Atlas at 17:50 | プリンター

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