2019年09月14日

比較2019’【詳しく解説!】サウンドバー28機の音質とおすすめ・選び方 (1)

【今回レビューする内容】2019年 新製品のTV向けサウンドバー・シアターバーの音質とおすすめ・選び方:高音質で安いテレビ用・ホームシアター用の小型サラウンドスピーカー: 機種の違いと人気ランキング:高級品から 安い製品 まで 外付けTV用スピーカー

【比較する製品型番】パナソニック SC-HTB250 SC-HTB200 SC-HTB01 SC-HTB900 SONY HT-S200F Y HT-S100F HT-S350 HT-X8500 HT-X9000F HT-Z9F HT-ST5000 ヤマハ YAS-109 MusicCast BAR 400 YAS-408YAS-209 YSP-2700 JBL BAR STUDIO LINK BAR BAR 3.1 BOSE Solo 5 TV sound system SOUNDBAR 500 700 DENON DHT-S316 SHARP 8A-C31AX1 ANKER Soundcore Infini Mini

今回のお題
最新のTVに向いたサウンドバーのおすすめはどの機種?

 ども!Atlasです。 

 今回は、2019年9月現在、TV用のサウンドバーを比較します。

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 大画面4Kテレビ購入し、「画質は良くなったけど、音質が不満」という方で、「あまりオーディオに詳しくない」方が、主要な購買層になっています。

 今回の記事では、「音質面のスペック」を重視しながら、詳しい説明をします。

 しかし、初心者向けに、「選び方の基本」となる部分も、ある程度詳しく説明しました。

1・音質の良さ  ★★★★★
2・聞きやすさ  ★★★★★
3・低音の迫力  ★★★★★
4・サラウンド感 ★★★★★
5・ネットワーク ★★★★★
6・総合評価   ★★★★★

 というわけで、以下では、いつものように、メーカーごと人気製品を比較します。

 そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、「Atlasのおすすめ機種」を提案していきます。

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1・サウンドバーの比較
2・ホームシアターシステムの比較
3・AVアンプの比較
4・PC用スピーカーの比較
5・ミニコンポの比較
6・Bluetoothスピーカーの比較
7・ブックシェルフスピーカの比較

 なお、今回の記事は、このブログ「モノマニア」のスピーカー関係の記事1回目の記事として書きました。

1・サウンドバーを選ぶ場合の注意点

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 サウンドバーは、テレビ番組の音質向上において、手軽に高音質を得られる良い手段です。

 設置面でも、【ホームシアターシステム】と異なり、複数のスピーカーや、【AVアンプ】が不要なので、気軽です。

 費用面でも、同じ予算で組んだ場合、総合的な音質はサウンドバーのが高いです。今回紹介するのは、製品は「全てこのタイプ」です。

 もちろん、サラウンドは「バーチャル」ですが、近年、各社とも格段の技術進歩を見せたため、違和感は感じにくいです。

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 一方、初心者のかたが、サウンドバーを選ぶ場合、とにかく「注意して欲しい点」があります。

 それは、「接続方法」と「4Kパススルー機能」にかかわる部分です。


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 ご家庭で4Kテレビを利用している方で、ブルーレイレコーダーPS4などの4K対応ゲーム機器・新4K放送用チューナーを使われている方は、まず、接続方法に注意してください。

 「4Kパススルー機能」にかかわる部分ですが、この部分を知っておかないと、せっかく買っても「音質の劣化」が生じてしまいます。

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 サウンドバーの配線ですが、多くの方は、4Kテレビ背面のHDMI端子から、HDMIケーブル経由で、サウンドバーとTVを接続する方法を考えているでしょう。

 ただ、この接続の場合、業界の著作権保護(HDCP2.2)規格に抵触するため、サウンドバーの音質が劣化します。

 なぜなら、一部のマルチチャンネルデータが消され、無圧縮(ロスレス)音声データが、圧縮音声へと自動的にダウンコンバートされてしまうからです。

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 結論的に言えば、このようにつなげる場合、音質を高めるためにサウンドバーを購入する意義は、相当薄くなる、と言えます。

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 解決するための方法は、「4Kパススルー機能」を持つ、サウンドバーを選ぶことです。

 その上で、上表のようなケーブル配線にすれば、音質は劣化しません。ゲーム機の場合も同じです。

 対応しない場合、サウンドバーからTVに「4K映像信号」が伝送できないので、さらにサウンドバーを導入する意味がなくなります。

 格安なサウンドバーは、「4Kパススルー非対応」のものがあります。

 今回の記事では、この部分については「特に詳しく説明」したいと思います。

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 ただし、例外があります。それは、SONYのサウンドバーです。

 SONYの最新機には(ARCではなく)「eARC対応のHDMI端子」があります。

 その場合、TVと直の接続でも音質情報を劣化させずに転送可能です。

 とはいえ、テレビ側の対応も必須で現状、BRAVIAの最新機くらいしか対応機がないので、多くのかたにとっては、関係のない話ですから、「忘れて良い」です。

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 以上、つなげ方に関する注意でした。

 結論的にいえば、4Kテレビ用のサウンドバーを選ぶ場合、「4Kパススルー機能」を持つ製品を選び、「ブルーレイ」との中間につなげるのが「正解」です。

 ただ、劣化した音源を独自の再計算で戻すアップコンバート技術が高く、TVから直接サウンドバーにつなげても「音質に問題ない」、と言い切るメーカー・機種もあります。

 そういった機種は、今回の記事の本文で、特に言及することにします。

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1・スピーカーのチャンネル数
2・音圧の強さ(パワー)
3・ドルビーアトモス対応
4・4KHDRパススルー
5・スマホとの連携

 そのほか、上表でまとめたように、選ぶにあたって、重要視するべきポイントは多いです。

 しかし、最初から説明してしまうと「情報過多」で、混乱してしまうでしょう。

 そのため、選ぶ際に大事な専門用語の意味やポイントについては、機種の紹介の中でおいおい書いていくことにします。

3・パナソニックのシアターバーの比較

 はじめに、パナソニックシアターバーを紹介します。

 なお、以下ではいつものように、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


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 【2018/4】

 【サブウーファー付属】

 1・パナソニック SC-HTB250-K
  ¥22,596 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

 【サブウーファーなし】

 2・パナソニック SC-HTB200-K
  ¥12,803 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:合計120W
TVとの接続:光音声・HDMI(入出力)
サブウーハ接続: 内蔵式
ネットワーク:Bluetooth (AAC対応)
ハイレゾ音源:
パススルー:
サイズ1:約450×51×135mm(本体)
サイズ2:約97×451×307mm(ウーハー)

 SC-HTB200シリーズは、パナソニックのシアターバーでは最も安い製品です。

 昨年まで売られていたSC-HTB175-Kの後継機として登場しました。

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 サイズは、長さが45cm、高さが5.1cmです。

 寸法的にTVの半分程度で、脚の下に収まる点で、設置しやすいといえる機種です。

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 チャンネル数は2.1ch方式です。

 中音域を再生する4×10cmの変則型のコーン型ウーハーと、サイズ不明ながら、高音域に対応するツイーターが2組搭載されるバスレフ式の2ウェイ2スピーカです

 本体価格が安い割にバランスの良い音質です。しかし、出力は合計で80W(ウーハー込みで120W)です。

 上位機と比較すると、サウンドバーとしての音圧は弱めです。

 ただ、この価格帯としては健闘していますし、TV内蔵スピーカーと比較すれば「雲泥の差」です。

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 サブウーファー(重低音)は、こちらの場合、上位機のSC-HTB250-Kのみ搭載です。

 置き方は、縦置きでも、横置きでも構いません。

 ただし、出力は40Wで、さほど強力とも言えません。ただし、ウーハーまでの配線は、Bluetoothにできるため、設置性は良いでしょう。

 一方、本体側については、新開発のダイナミックエアロポートで低音を補う形になっているので、これらを、合わせればある程度の迫力は出せる機種です。

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 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法とから選べます。

 いずれもケーブルは「別売」です。

 なお、HDMI-CEC規格に対応するため、パナソニックや他社のTVと、音声の電送のほか、TVと連動したON/OFFや音量のリモコン操作も可能です。

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 スマホなどの音源再生は、Bluetooth無線で対応できます。

 その場合の音質、はAAC対応です。MP3のような圧縮音源ならば、ほぼ劣化・遅延なしで送れるでしょう。

 一方、無線LAN/有線LANは非搭載です。そのため、iPhoneからボタン1つで接続可能なAirplayに非対応です。

 スマホの場合は、Bluetoothをペアリングしてから利用する必要があります。

 4Kパススルー機能は、非搭載です。

 この機能の詳細は、この次に紹介する対応機にて詳しく説明します。この部分は、4Kテレビ利用者には重要です。

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 ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

 ハイレゾ音源とは、CDの音質を超える、新しい世代の音源で、e-onkyoなどのサイトで販売されているものです。

 テレビの音声の場合、4Kの音声でもハイレゾに満たない情報量です。しかし、新4K放送でこの規格の採用が検討されています。

 また、高級な液晶TVは、地デジなど低質なテレビの音声を再計算し、ハイレゾ音質にアップコンバートできる場合もあるため、高級機の場合、対応していて損はないといえます。

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 以上、パナソニックの入門機SC-HTB200シリーズの紹介でした。

 パナソニック製のテレビユーザーには、特に導入しやすい機種です。

 また、「ワイヤレスサブウーファー付き」を選べば、2万円前後の製品として、スピーカー総合出力では遜色がないといえます。ただ、4K液晶TVに対応できない点は長期間使う予定ならばネックです。


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 【2019/1】

 3・パナソニック SC-HTB01
  ¥37,999 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:80W
TV接続:光音声・HDMI(入出力)
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:対応
パススルー:4K
サイズ:約430×52×130mm(据置時)

 SC-HTB01は、パナソニックのシアターバーの中級機です。

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 サイズは、長さが43cmとかなりコンパクトです。

 高さも5.2cmですから、設置性はよいです。

 こちらは、「ファイナルファンタジーXIV」推奨モデルで、小型の24-32インチ前後の小さめのTVユーザーにも売れている機種です。

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 チャンネル数は、下位機種と同じで、2.1ch方式です。

 中音域を再生する4cmコーン型ウーハーと、高音域に対応する1.4cmツイーターが2組搭載されます。

 専門用語で言えば、バスレフ式の2ウェイ2スピーカーです。

 下位機種(サブウーファーなし)と同じで、パワーも80Wと同じです。

 したがって、一般的なサウンドバーとしての音圧は弱めです。しかし、もともと、ゲーム用に「近接視聴」を前提に作られたサウンドバーですし、その用途では十分以上に良いです。

 聴いた感じのバランスも、近接視聴に配慮したバランス設計に感じました。

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 サブウーファー(重低音)は、 設置性の良さを重視するため、内蔵です。

 1ウェイ1スピーカー仕様ですが、単独でのパワーは非開示です。

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 バーチャルサラウンドは、DTS:Virtual:Xに対応します。

 DTS社の仮想的な立体音響技術で、ブルーレイなどのメディア側の対応なしでも「天井からの音」を再現できる再生モードです。

 映画館のような、天井からの音も再現可能です。

 なお、最近の映画やゲームは、メディア自体に立体的な音情報が記憶されている場合もあります。

 そちらの再生規格となる、Dolby AtmosDTS:Xにも本機は対応できます。

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 さらに、音については、内蔵ウーハーのほか、RPGモード・FPSモード・ボイス強調モードなど、ソフト的な処理で、効果を高める仕組みも加わります。

 TVとの接続は、こちらも、HDMIケーブルでつなげる方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)でつなげる方法とから選べます。「HDMI-CEC規格」にも対応し、TVのON/OFFと電源が連動できます。

 スマホなどの音源再生は、Bluetoothを用います。

 一方、この機種は転送規格がSBCで、それより音質の良いAACに非対応です。

 そのため、スマホからの再生の音質に限れば、性能は高くありません。

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 4Kパススルー機能は、搭載です。

 これについては、記事の冒頭で詳しく説明しました。

 繰り返せば、上表のように接続する限りにおいて、音質を劣化させずに、ブルーレイや4K対応ゲーム機の音情報を伝えられます。

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 ハイレゾ音源の再生は、対応です。

 この機種は、周波数帯域が50kHzの高音までフォローできるため、パナソニックで最初に対応した機種となります。

 ただ、ソニーなどに比べると、ハイレゾ音質がない音源(CD音源)のアップコンバート技術などは非採用です。

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 以上、パナソニックのSC-HTB01の紹介でした。

 24インチから32インチ程度の小型テレビないし小型モニターで、おもに「ゲーム用」に近接視聴で利用する場合、これ以上の機種はないでしょう。

 いままで、この層をターゲットにした製品がなかったので「すき間をうまく突いた」製品であるという印象です。

 Dolby AtmosやDTS:Xなどの最新のシネマサウンド規格が試せる点で「遊び心」も高いです。

 リビング用の大きなテレビには(用途的に)合わないですが、小さめのテレビならば、これが良いでしょう


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 【2019/6】

 4・パナソニック SC-HTB900-K
  ¥84,913 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:3.1ch
実用最大出力:合計505W
TV接続:光音声・HDMI(入力2出力1)
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (AAC対応)
ハイレゾ音源:対応
パススルー:4KHDR対応
サイズ1:約1050×78×129mm(据置時)
サイズ2:約1050×89×133mm (壁掛時)

 SC-HTB690は、パナソニックのシアターバーの最上位機種です。

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 サイズは、長さが95cmと下位機種よりは長いですので、大きなテレビに向けた製品です。

 パナソニックのサウンドバーは、設置性の面ではかなり有利なモデルが多いです

 こちらの機種は、壁掛け金具も同梱されているので、ネジで壁に取り付けすることも可能です。

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 チャンネル数は3.1ch方式です。

 他社の最上位機には、5.1ch式以上もあります。

 ただ、スピーカーの数としては、6.5cmのコーン型スピーカーが6本で、左右のみツイーター2本という豪華な構成ですから、ひけを取っていません。

 おそらく、いたずらにチャンネル数を増やすより、TVとして重要な「人の声の聞き取りやすさ」に配慮した結果だと思います。

 実際、今回は、パナソニックの高級オーディオ部門である「テクニクス」の監修なので、迫力とともに「音そのものの綺麗さ」を追う方向性です。

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 バーチャルサラウンドは、下位機種同様に、DTS社の、DTS:Virtual:Xシステムに対応します。

 メディに記録された3Dサラウンド情報も、Dolby AtmosDTS:Xにも対応できます。

 サブウーファー(重低音)は、Bluetooth接続タイプです。

 本体のスピーカーと合計で505Wの出力ですから、音圧も十分です。

 TVとの接続は、こちらも、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。

 「HDMI-CEC規格」にも対応し、TVのON/OFFと電源が連動できます。

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 スマホなどの音源再生は、こちらもBluetooth対応です。

 しかし、圧縮転送規格は、下位機種と比較すると、iPhoneで採用されるAAC対応なので、進化がみられます。

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 4Kパススルー機能は、搭載です。

 その上で、下位機種と比較すると、4KHDRパススルーにも対応する点が重要です。

 新しいU-HD規格のブルーレイを再生したい場合も、映像を劣化させず、そのままパススルー可能です。

 ただし、WQHD(2560×1440p)の解像度は非対応ですが、これは他機も同じです。

 この機能の詳細については、1つ上の機種で詳しく説明しました。

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 ハイレゾ音源の再生は、下位機種同様に対応します。

 Bluetooth経由だと、AACのみ対応なので、ハイレゾ音源は転送できません。

 【パナソニックのディーガの比較記事】で書いたように、最近の同社のレコーダーは、ハイレゾ音源も保存できますので、それ経由での利用を想定しているのでしょう。

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 以上、パナソニックのSC-HTB900の紹介でした。

 「テクニクスブランド」での新設計で、より音質が強化された最上位機として評価できます。

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 音の圧力より、「音の綺麗さ」「聞き取りやすさ」に重点が置かれているので、ゲームやシアターはもちろん、クラシックなど、「従来のオーディオ」が得意とするジャンルには特に向くでしょう。

 実際、ベルリンフィルのホールに出向いて、音響設計を反映しているそうです。

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 なお、パナソニックは、これら以外にいくつかの旧製品を継続販売しています。

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 【2015/4】

 5・パナソニック SC-HTB690-K
  ¥34,694 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

 【2017/3】

 6・パナソニック SC-HTB488-K
  ¥21,903 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:3.1ch
実用最大出力:合計350W
TV接続:光音声・HDMI(入出力)
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth(SBC)
ハイレゾ音源:対応
パススルー:4K対応
サイズ1:約950×55×120mm(据置時)
サイズ2:約950×125.5×57.2mm (壁掛時)

 SC-HTB690-Kは、2015年発売の旧型の中位機です。

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 新機種と異なり、Bluetooth接続方式のサブウーファーを採用した3チャンネル機です。

 ただ、フロントスピーカーは、6.5インチのフルレンジスピーカーが3本のみで、トゥイーターを装備しないため、高音域の再生力が弱いです。ハイレゾ音源にも対応できません。

 その上で、最近流行のサラウンド規格である、「天井跳ね返り音」を再現できる、Dolby AtmosやDTS:X、Virtual:X対応しないため、設計としては「古くさい」です。 

 下位機種のSC-HTB488-Kは、さらに、2.1chとなるほか、4Kパススルーに対応しません。

 全体的な出力も弱めですし、この値段の製品としても、選択肢にはなりにくいでしょう。

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 【2015/4】【在庫限り】

 7・パナソニック SC-HTB885-K
  ¥52,800 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:5.1ch
実用最大出力:合計500W
TV接続:光音声・HDMI(入力2出力1)
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (aptX AAC対応)
ハイレゾ音源:
パススルー:4K対応
サイズ1:約1125×51×121mm(据置時)
サイズ2:約1125×122.5×56.5mm (壁掛時)

 SC-HTB885は、「最上位機」の一世代前のモデルです。

 おそらく、SC-HTB900の登場で消えるだろう製品です。

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 新製品のSC-HTB900と比較すると、こちらは、5.1chチャンネルです。

 その上で、発売時期の関係で「天井跳ね返り音」のDolby AtmosやDTS:X、Virtual:X対応しない機種です。

 新機種が、5.1chから3.1chになったのは、「劣化」というより、バックスピーカーよりも、「天井跳ね返り音」をフォローした方が、(バーチャルなら)サラウンド感が良いからです。

 要するに、発想と設計がやや古い製品となるため、パナソニックから選ぶならば、この機種は除外して良いでしょう。

4・SONYのサウンドバーの比較

 続いて、ソニーのサウンドバーの紹介です。

 ソニーは、ハイレゾ音源の再生に力を入れた製品が多いです。


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 【2018/1】

 6・SONY HT-S200F 【各色】
  ¥21,130 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:合計80W
TV接続:光音声
サブウーハ接続:内蔵
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
パススルー:
サイズ:580x64x95mm

 HT-S200F は、2018年に登場したソニーの「ミニバータイプ」のサウンドバーです。

 小型で設置性の良さが「売り」の製品です。色は、黒のほか、白も選択できます。

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 サイズは、長さが58cmです。

 パナソニックの入門モデルと同じで、TVの下に無理なく収まる点で人気です。

 大画面TVはもちろんですが、32インチほどの小型でレビでも違和感なく設置できそうです。高さも6.4センチ低いです。

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 チャンネル数は2.1ch方式です。

 フロントスピーカーは、フルレンジの46mmのスピーカーが2機搭載です。

 方式は一般的なバスレフ形で、振動板はペーパーコーンです。

 小型でも低音がしっかり出る構造です。ただし、パワーは、2スピーカーで50Wと多少控えめです。小型機はこのあたりが「弱点」といえます。

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 音質面では、S-Masterというデジタルアンプが注目点です。

 D/Aコンバーターとパワーアンプの一体化を図ることで、出力直前までデジタル伝送するため、音質の劣化は低いと言えます。

 そのほか、小音量再生時に聞きやすくするサウンドオプティマイザーの採用も見所です。

 サブウーファー(重低音)は、スピーカーに内蔵される「オールインワン」方式です。

 ただし、パワーは、30Wと劇的に臨場感があるわけではないです。

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 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法が選べません。

 光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法のみになります。HDMIと比べてクオリティには影響はありません。

 HDMIは出力のみ対応できますが、こちらは、ソニーの液晶TVであるBRAVIAや他社製品とのON/OFF連動などの目的に使用します。

 スマホなどの音源再生は、Bluetoothにて対応です。

 ただ、SBC規格のみ対応であり、Bluetooth接続の音質にこだわるソニーとしては、性能はイマイチです。

 その他、4Kパススルー機能未搭載で、ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

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 以上、ソニーHT-S200Fの紹介でした。

 サブウーファーを内蔵して総計80Wの機種と言うことで、パナソニックの入門機と同等の性能は期待できます。

 一方、面白い部分は、小音量再生時に聞きやすくするサウンドオプティマイザーの搭載です。集合住宅などで夜間に利用する場合は、有利でしょう。

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 【2018/1】

 7・SONY HT-S100F
  ¥16,759 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:2ch
実用最大出力:合計100W
TV接続:光音声/ステレオミニ/USB
サブウーハ接続:
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
パススルー:
サイズ:960x164x150mm

 なお、ソニーからは、より下位の機種としてHT-S100Fも併売中です。

 ただし、こちらは、サブウーファー未搭載の機種です。その分センタースピーカーの出力が高いですが、さほど価格も変わらないので、上位機を選ぶと良いと思います。


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 【2019/3】

 8・SONY HT-S350 【各色】
  ¥25,082 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:合計230W
TV接続:光音声・HDMI
サブウーハ接続:有線
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
パススルー:
サイズ:約900mmx64mmx88mm

 HT-S350 は、ソニーの「ミニバータイプ」のサウンドバーの中級機です。

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 サイズは、長さが90cmと、長めです。

 バランスを考えると、40型以上のテレビに向くでしょう。

 チャンネル数は2.1ch方式です。

 フロントスピーカーは、フルレンジの52mm ×90mmコーン型スピーカーです。

 こちらは、一般的なバスレフ式ではなく、密閉型(アコースティックサスペンション型)スピーカーを採用しています。

 バスレフ型に比べて低音は出にくいですが、共鳴しにくく、中高音の信頼性が高いため、サウンドバー向きです。

 ただし、パワーは65Wと控えめです。

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 音質面では、下位機種同様に、S-Masterデジタルアンプが搭載です。

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 サブウーファー(重低音)は、100Wのものが搭載です。

 日本のリビング環境を考えても、このグレードでは十分でしょう。

 ただし、接続は有線となります。

 TVとの接続は、HDMIケーブルと使う方法が選べません。

 こちらは、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法のみになります。

 「HDMI-CEC規格」にも対応し、TVのON/OFFと電源が連動できます。 

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth対応です。

 ただ、低音質なSBC規格のみ対応であり、性能はイマイチです。

 4Kパススルー機能未搭載です。ハイレゾ音源の再生非対応です。

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 以上、ソニーHT-S350の紹介でした。

 サブウーファー付属機で、ソニーは「スタンダードサウンドバー」と名づけている標準機となります。

 価格も安く、音圧は十分で、テレビの音声も聞き取りやすい機種です。リビングで普通のニュースなどを見る際にも向く、まさに「標準機」です。


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 【2019/3】

 9・SONY HT-X8500
  ¥35,984 Amazon.co.jp
(9/14執筆時)

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:合計160W
TV接続:光音声・HDMI
サブウーハ接続:内蔵
ネットワーク:Bluetooth (SBC AAC)
ハイレゾ音源:
パススルー:4KHDR
サイズ:890×64×96mm

 HT-MT500 は、ソニーのサウンドバーのもうひとつの中級機です。

 先ほどの機種より、価格的には1グレード上になる製品です。

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 サイズは、長さが90cmと、長めです。

 大画面用に販売されているモデルです。

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 チャンネル数は、こちらも 2.1ch方式です。

 フロントスピーカーは、下位機種と同じで、フルレンジの52mm ×90mmコーン型スピーカーです。

 サブウーファー(重低音)は、この機種の場合、内蔵式となります。

 中央に2本のサブウーファーが、前方に向かって配置されています。

 パナソニックの内蔵機が、サブウーファーを上向き配置でユニークだったのに対して、割とオーソドックスな配置です。ただ音圧自体は期待できる水準で、内蔵ながら、サブウーファー2機で80Wの出力を確保します。

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 バーチャルサラウンドは、ソニーの場合は、自社開発のものを利用します。

 名称は、Vertical Surround Engineです。

 パナソニックが採用していたDTS:Virtual:Xと同じで、地デジ放送など、立体音声の情報のない番組でも、疑似的に「天井からの跳ね返り音」を再現できます。

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 さらに、SONYの場合、S-Force PROフロントサラウンド技術も採用です。

 これは、上からの立体方向に加え、後部スピーカーの音を疑似的に再現するソニーの独自技術です。

 DTS:Virtual:Xは、あくまで「前方横からの音」ですが、ソニーは、あくまで「後ろ」です。

 壁からの跳ね返り音を利用せず後ろからの音が再現できるため、部屋の形状にあまり影響されず高度です。

 ものが多いリビング向けでしょう。

 なお、メディアに記された立体音響の情報についても、Dolby AtmosDTS:Xにも対応ですので問題ありあません。

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 結論的にいえば、後ろ側の音をフォローしている分、3D再生技術は、仕組みとして高度です。

 おそらくコスト的にはDTS社のシステムを買った方が安いのでしょうが、自社開発のものを使うのは自信のあらわれでしょう。

 いずれにしても、「音の再設計」については、昔からソニーの強みです。

 ハイレゾ音源の再生は、この機種は非対応です。

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 TVとの接続は、光デジタル音声ケーブルのほか、HDMIケーブルの入力も受け付けます。

 ソニーとしてはこのグレードからの対応です。また、「HDMI-CEC規格」にも対応し、TVのON/OFFと電源が連動できます。 

 スマホなどの音源再生は、Bluetoothを用います。

 対応するコーデックは、SBCのほかAAC規格までの対応ですから、それなりに音質は期待できそうです。

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 4Kパススルー機能は、搭載です。

 さらに、パナソニックの最上位機と同じで、4K信号のほかHDR信号も通せる4KHDRパススルーにも対応します。

 なお、「eARC対応のHDMI入力端子」を採用するため、冒頭書いたように、ソニーの最新テレビで、テレビ側も対応する場合は、上のような接続でも、音声信号を劣化させずに送れます。

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 以上、ソニーHT-X8500 の紹介でした。

 ソニーの場合、「本格的」といえるのはこのグレードの製品からです。

 一方、他社より充実した「音響部門」をもつソニーの場合、地デジ放送など、音源自体に3D情報を持たない音の高度な「バーチャル化」技術が利用できるのがメリット性でしょう。

 とくに、前方スピーカーだけしかない、サウンドバーについてはソニーの仮想化技術との親和性は高く、効果は期待できるでしょう。

 いずれにしても、ソニーで選ぶならば、このグレード以上だと思います。


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 【2018/5】

 10・SONY HT-X9000F
  ¥46,000 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:合計300W
TV接続:光音声・HDMI(入力1出力1)USB
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (AAC)
ハイレゾ音源:
パススルー:4KHDR
サイズ:約1000×58×85

 HT-X9000F は、ソニーのサウンドバーの上級機です。

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 サイズは、長さが100cmと、明らかに大画面テレビ専用で開発されています。

 要するに、ソニーの大画面ブラビアの脚にすっぽりと入るサイズです。なお、長めですが、こちらはサブウーファーが内蔵されないタイプです。

 チャンネル数は、大型ですが、こちらも 2.1ch方式です。

 方式は、密閉型(アコースティックサスペンション型)で下位機種と同じです。

 ユニットサイズは大きめで、40 × 100mmコーン型になります。

 パワーは、2本で200Wとかなり充実しています。臨場感の面では、他社に引けを取らないでしょう。

 サブウーファー(重低音)は、ワイヤレスのサブウーファーを設置する方式です。

 一方、パワーは、100Wですから、5万円前後の製品としては、やや非力でしょう。

 ただ、先述のように、日本のリビング環境では、(壁の防音・防振処置の甘さを含め)このくらいが適当、という判断は可能です。

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 ハイレゾ音源の再生は、未対応です。

 バーチャルサラウンドは、下位機種同様、かなり充実します。

 TVとの接続は、HDMIケーブル・光音声ケーブル双方に対応します。

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth対応です。

 ただ、性能面ではAAC規格までの対応です。

 4Kパススルー機能は、搭載です。

 最新のHDRも対応する点は、さすがに最新機です。

 加えて、eARC対応のHDMI端子を装備するため、4K対応度は高いです。

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 以上、ソニーHT-X9000F の紹介でした。

 サブウーファー付属で100cm前後の機種としては、値段はそこそこで、お買得です。ただ、ウーファーが弱めなので、この価格帯の製品としてはイマイチです。


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 【2018/5】

 11・SONY HT-Z9F
  ¥70,509 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:3.1ch
実用最大出力:合計400W
TV接続:光音声・HDMI(入力2出力1)USB
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (LDAC)/LAN 無線LAN
ハイレゾ音源:
パススルー:4KHDR
サイズ1:約1000×64×98(据置時)

 HT-Z9F は、ソニーの「通常サイズ」のサウンドバーのハイスペック機です。

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 サイズは、長さが100cmと、先ほどの機種同様に50インチクラスの大画面に向く仕様です。

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 チャンネル数は3.1ch方式です。

 左右に加えて、バーの中央にセンタースピーカーがある方式です。TVの場合、ニュースなどの聞き取りはこの方式の方が優れます。

 ユニットは、46mmのスピーカーが3つです。一方、振動板の素材はマイカ(雲母)です。紙コーンに比べて剛性があり、音質も上です。ソニーの音楽用スピーカーでも採用します。

 パワーは3.0chのため、それに応じて300Wと向上しています。

 サブウーファー(重低音)は、下位機種と同じ100Wです。

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 ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

 バーチャルサラウンドは、下位機種同様に、再生支援機能が充実します。

 TVとの接続は、HDMIケーブルと、光デジタル音声ケーブルを使う方法から選べます。

 HDMIの入力は、多めの2系統です。

 スマホなどの音源再生は、複数の選択肢があります。

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 第1に、Bluetooth方式です。

 こちらは、SBC/AACのほか、LDAC形式に対応します。LDAC形式は、Bluetooth方式としては、唯一(容量の大きな)ハイレゾ音源に対応する形式です。ただ、音楽機器側の対応が必須で、ソニーのXperiaや、以前比較した【ウォークマンの上位機種】などしか現在は使えません。

 第2に、無線LAN・有線LANネットワーク方式です。

 Bluetoothより開戦が太いので、PCやNASなどに保存したハイレゾ音源のに対応できます。

 そのほか、MacやiPhoneユーザーは、ご自宅にWi-Fiがあれば、MacやiPhoneのAirplayボタンを押すだけで、スピーカーで音源の再生が可能です。

 4Kパススルー機能は、対応です。

 4KHDRのパススルーにも対応します。一方、発売時期の関係で、eARC対応ではない点は、注意点です。

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 以上、ソニーHT-Z9Fの紹介でした。

 3.1ch方式でセンタースピーカーを搭載するため、ニュースなどのボイス再生に強いです。その点で言えば、リビングに置く大画面用テレビには向くでしょう。

 一方、映画や音楽などについては、音質面で下位機種とさほどの差は感じないでしょう。重視する場合は、より上位の機種をオススメします。


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 【2017/10】

 12・SONY HT-ST5000
  ¥139,072 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:7.1,2chドルビーアトモス・DTS:X
実用最大出力:合計800W
TV接続:光音声・HDMI(入力3出力1)USB
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (LDAC)/LAN 無線LAN
ハイレゾ音源;対応
パススルー:4KHDR
サイズ1:約1130×64×133(据置時)

  HT-ST5000は、ソニーのサウンドバーでは、最も高価な機種です。

 Amazonのリンク先では、「新しいモデル」としてHT-Z9Fが提案されますが、そちらは、先ほど紹介した下位機種です。

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 サイズは、長さが113cmと先ほどの機種より多少長めです。

 他社製品を含めてもかなりのロングサイズなので、基本的には大型液晶TV用と言えます。


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 チャンネル数は、こちらは、7.1.2ch方式です。

 第1に、「フロントスピーカー」が左右合計で2機あります。

 こちらは、65mmコーン型ウーハーと同軸状に配置された14mmソフトドーム型トゥイーターがの、2ウェイ方式です。

 第2に、「センタースピーカー」は、中央に5機あります。

 サイズはフロントスピーカーと同じですが、中心のスピーカーのみトゥイーターがあります。

 これにより、要するにこれで「7ch」です。

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 加えて、ユニットの両側の内部に、上に向かうイネーブルドスピーカーが合計2機あります。

 これにサブウーファーを0.1chをあわせて、合計で、7.1.2chです。

 相当、複雑なシステムで、音の設計が難しいでしょうが、従来的にソニーは、このような部分が「得意」です。

 臨場感が増すのはもちろん、センタースピーカーも強化されているので、3.1ch方式同様に、ナレーションがはっきり聴き取れるような設計です。

 この点で「よりTV向け」だと言えます。

 パワー的にもサウンドバーの部分だけで800Wと、他社を含めてももっともパワフルです。

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 バーチャルサラウンドは、下位機種と同じく高度に対応します。

 Dolby AtmosDTS Xにも対応します。

 その上で、この機種は、バーチャルでない上向きのイネーブルドスピーカーがあるため、再現される「リアル感」は相当です。 

 一方、地デジなど、多チャンネルの音情報を収録していない番組は、こちらについては、ドルビー社の「Dolby Surround」、DTS社の「DTS Neural:X」技術でのアップコンバートです。

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 ただし、自社技術の「S-Force PROフロントサラウンド」は引き続き採用です。

 さらに、フロント配置の利点を活かして「波面制御技術」を加えることで研ぎ澄ましています。

 サブウーファー(重低音)も、200Wとパワーが増しています。

 接続は、ワイヤレスです。

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 ハイレゾ音源の再生は、この機種は対応します。

 また、単に対応するだけでなく、ハイレゾ以下の音質(圧縮音源や、CDやTVの音質)をハイレゾ相当までアップコンバートするDSEE HX技術も搭載します。

 そのため、特に、高音域での音質は、下位機種に比べても、相当良いです。

 TVとの接続は、光デジタル端子のほか、HDMIでも可能です。HDMI入力端子は3つあります。

 スマホなどの音源再生は、下位機種同等で、LDACを含むBluetoothと、無線LANと有線LANネットワークにももちろん対応です。

 4Kパススルー機能も、HDR10を含めて対応です。

 一方、eARCにも、この機種はファームウェアのアップデートで対応されます。

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 以上、ソニーHT-NT7の紹介でした。

 多スピーカーの複雑なシステムを商品化している点で、かなりソニーらしいです。

 実際、10万円を越えるサウンドバーとして音質面でかなりの期待が持てます。

 そのほか、例えば、サッカーのナレーションを消すなど映像に応じたサウンド調整機能も上位機種だけのものであり、使い勝手の部分でも期待できるでしょう。

 問題は価格面と本体のサイズですが、そこをクリアできるならば、買って後悔のない製品だと思います。

5・ヤマハのサウンドプロジェクター

 つづいて、ヤマハの製品を紹介します。


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 【2019/6】

 【サブウーファーなし】

 13・ヤマハ YAS-109-B
  ¥22,690 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:合計120W
TV接続:光音声・HDMI(入出力)
サブウーハ接続:内蔵式
ネットワーク:Bluetooth (AAC)
ハイレゾ音源:
パススルー:4KHDR
サイズ1:約890×53×131(据置時)
サイズ2:約890×131×62(壁掛時)

 YAS-109は、「フロントサラウンドシステム」というシリーズに属するヤマハの入門機です。

 昨年人気のあったYAS-108の後継機で、ヤマハが発売する製品としては、最も安価なサウンドバーです。

 同社はTVメーカーではないですが、独自の音響技術でテレビメーカーには出せない音質を追求しています。

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 サイズは、長さが89cmです。

 小型テレビに合わせるミニタイプを除けば、平均的なサイズよりは短めです。

 チャンネル数は2.1ch方式です。

 中音域を再生する5.5cmコーン型ウーハーと、高音域に対応する2.5cmドームツイータが2組搭載されるバスレフ式の2ウェイ2スピーカーです。

 仕様の面で言えば、本体のサイズ感に対してウーハーが多少小さいです。ただ、出力はサブウーファーと合計で120Wですので、数字として問題ないです。

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 バーチャルサラウンドは、パナソニック同様に、DTS社のDTS Virtual:Xを利用する方式です。

 地デジなど3Dサラウンド情報がないモデルもサラウンド感が楽しめます。

 その上で、ヤマハは「映画・TV番組・音楽・スポーツ・ゲーム」という5つのサラウンドプログラムと掛け合わせができます。

 SONYのように自社の技術だけ、というわけではないですあ、この部分が、独自性です。

 一方、Dolby AtmosDTS Xへの対応情報はないので、対応機に較べると、ブルーレイやゲームに記憶された立体音響の情報の再現性は低いです。

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 サブウーファー(重低音)は、内蔵です。

 出力は60Wです。同じ内蔵型がある、パナソニックと同等です。

 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。

 HDMI-CEC規格に対応するため、TVと連動したON/OFFや音量のリモコン操作も可能です。

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 スマホなどの音源再生は、Bluetoothで対応できます。

 音質もAACですので、それなりに音質は期待できます。

 その上で、ヤマハ機の場合、同社のアプリで本体の電源や音量が操作できるほか、Amazonの音声コントロールシステムが内蔵されるため、Amazonの音楽サービスの再生や、天気などの情報の取得も行えます。

 この部分は、今回の改変の「売り」ですね。

 なお、スマートスピーカーとしての機能・できることについては、このブログの【Amazon Echoの比較記事】が参考になるかもしれません。

 4Kパススルー機能は、4KHDRパススルーを含めてフル対応です。

 ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

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 以上、ヤマハのYAS-109 の紹介でした。

 実売2万円の入門機です。

 しかし、「3Dサラウンド」の再現にかかわるDTS Virtual:Xに対応し、さらに、ヤマハ独自の「5種類のサウンドプログラム」が利用できるという「面白み」と「実用性」があります。

  価格的に2.1chであるのは仕方ない部分ですが、4Kパススルー機能を入門機ながら持ちますし、サブウーファー内蔵タイプの入門機として、魅力度は高いと言えます。


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 【2018/7】

 14・ヤマハ MusicCast BAR 400 YAS-408
  ¥51,703 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:合計200W
TV接続:光音声・HDMI(入出力)
サブウーハ接続:Wi-Fi
ネットワーク:Bluetooth (SBC)/Wi-Fi
ハイレゾ音源:
パススルー:4KHDR
サイズ1:約980×60×110mm(据置時)

 YAS-408は、ヤマハが2018年に発売した新しい中級機です。

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 サイズは、長さが98cmです。

 ワイドサイズですので大画面テレビ向けです。一方、高さは60cmですから、スリムで設置性は良いです。

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 チャンネル数は2.1ch方式です。

 一方、ユニット構成は下位機種と異なります。

 中音域を再生する4cmコーン型ウーハーが左右合計で4機と、高音域に対応する2.5cmドームツイータが合計2機です。

 ウーハーは、センタースピーカーとして機能するものではないので、3スピーカーを左右に装備している構造です。

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 技術面では、下位機種同様にDTS Virtual:Xに対応し、その上で、同社の5つのサラウンドプログラムを重ね合わせられる仕組みです。

 一方、この機種も、Dolby AtmosDTS Xへの対応情報はないです。

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 サブウーファー(重低音)は、この機種の場合外付けです。

 ワイヤレス式で、しかも、無線安定性が高いWi-Fiによるワイヤレス仕様です安定性は高いでしょう。

 サブウーファーの出力は100Wです。テレビ用としては、この程度で十分でしょう。

 チャンネル数は、この機種も、最大2.1chです。

 なお、この機種は、同社のワイヤレス全方位スピーカーMusicCast50を利用することで、リアスピーカーをワイヤレスにできるため、設置自由度も高いです。

 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。

 HDMI-CEC規格に対応するため、TVと連動したON/OFFや音量のリモコン操作も可能です。

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 スマホなどの音源再生は、SBCのみ対応ながら、Bluetoothを搭載します。

 ただし、ソニーの上位機と同じで、Wi-Fiを搭載します。

 そのため、AppleのAirplayを含めて、音質面では、期待値が高いです。また、スマホアプリを介して、Spotifyなどのストリーミングにも対応します。

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 MusicCast 50
  ¥47,816 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

 一方、面白いのは、同社のWi-FiスピーカーとリンクできるMusicCastです。

 図のように、後方スピーカーをワイヤレス設置できるため、(疑似的ではない)リアルななサラウンドに「アップグレード」することも可能です。

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 一方、こちらは、Alexa自体にアクセスすることは、(発売時期の関係で)できません。

 ただ、【Amazon Alexa搭載スピーカーの比較記事】で紹介したAmazonのAlexaデバイスを持っていれば、音声入力で、音量の増減・電源の入切、ミュートなどの変更設定が可能です。

 4Kパススルー機能は、4KHDRパススルーを含めてフル対応です。

 ハイレゾ音源の再生は、可能です。

 ただ、スピーカーの部分で(高音域のスペックが足りてないからか)、ハイレゾ認証マークはないです。

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 以上、ヤマハのYAS-408 の紹介でした。

 試聴の限り、ニュースなどについての聞き取りも、下位機種よりさらにクリアで、TV向きだと思います。また、Wi-Fi搭載なので、こちらを音楽再生用と考える場合も(音質的に)有利でしょう。

 ただ、価格は相応に高いため、どちらかと言えば、MusicCast機能で、ワイヤレスの後方スピーカーを前提で「10万円程度の予算」で考える場合のみ、おすすめと言えます。

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【2019/7】

 13・ヤマハ YAS-209-B
  ¥37,980 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:合計200W
TV接続:光音声・HDMI(入出力)
サブウーハ接続:ワイヤレス
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
パススルー:4K対応
サイズ1:約980×60×110mm(据置時)

 なお、このモデルは、下位機種があります。

 こちらは、発売時期の関係で、AmazonAlexaを内蔵しますが、Wi-Fiが非搭載で、MusicCast機能が利用できません。

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 とはいえ、搭載されるスピーカーユニットは同じで、しかも3万円台なので、単純に「テレビのスピーカーだけで使う!」という場合は良いでしょう。

 同社の入門機の、YAS-108より、人間の声も聞き取りやすいので 同社の製品を選ぶ場合で、この値段を出せるならば、こちらでしょう。

後編に続く!
最新のTVに向いたサウンドバーのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、TV用のサウンドバーを比較しました。

 記事は、まだ続きます。

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16・ヤマハ YSP-2700
17・JBL BAR STUDIO JBLBARSBLKJN
18・JBL BAR 2.0 All-in-one
19・JBL LINK BAR
20・JBL BAR 3.1
21・BOSE Solo 5 TV sound system
22・BOSE SOUNDBAR 500
23・BOSE SOUNDBAR 700
25・DENON DHT-S316
26・シャープ 8A-C31AX1
27・ANKER Soundcore Infini
28・ANKER Soundcore Infini Mini

 次回の2回目記事こちら】では、ヤマハの最上位機のほか、上記の他社製品を順番に紹介していきます。

1・音質の良さ  ★★★★★
2・聞きやすさ  ★★★★★
3・低音の迫力  ★★★★★
4・サラウンド感 ★★★★★
5・ネットワーク ★★★★★
6・総合評価   ★★★★★

 また、その後、今回紹介した全機種から、目的別・予算別に「Atlasのおすすめ機種」を提案したいと思います。

 引き続き、よろしくお願いします。

 後編記事は→こちら

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 なお、この前編記事がお役に立ったようならば、SNSなどで話題を共有して頂ければ嬉しいです。

posted by Atlas at 20:38 | オーディオ製品

比較2019’【詳しく解説!】サウンドバー28機の音質とおすすめ・選び方 (2)

今回のお題
最新のTVに向いたサウンドバーのおすすめはどの機種?

 ども!Atlasです。

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 今回は、サウンドバー(シアターバー)の比較の2回目記事です。

 前編からの続き記事となりますので、検索エンジンから来られた方は、お手数ですが、こちらの【サウンドバーの比較記事(1) 】からご覧ください。→こちら

5・ヤマハのサウンドプロジェクター(続き)

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 【2016/8】

 16・ヤマハ DSプロジェクタ YSP-2700
  ¥76,980 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:7.1chリアルサラウンド
実用最大出力:合計107W
TV接続:光音声2・同軸・HDMI(入力3出力1)
サブウーハ接続:内蔵式
ネットワーク:Bluetooth (AAC) LAN Wi-Fi
ハイレゾ音源:
パススルー:4KHDR
サイズ1:約944×70×154mm(据置時)

 YSP-2700 は、ヤマハの「デジタル・サウンド・プロジェクター」の上位機です。

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 サイズは、長さが94.4cmです。

 大画面用ですが、設置性はさほど悪くないです。

 なお、ヤマハの場合、このグレードから「デジタル・サウンド・プロジェクター」というシリーズ名が付属し、あきらかにグレードが変わります。

 それは、こちらが、後述するように、リアルサラウンドシステムを採用する機種だからです。

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 チャンネル数は7.1chです。

 2.8cmと他社よりは小型のバスレフ型コーン型ウーハーでですが、16個の多連スピーカーです。

 ただ、それでも、総計32Wの出力と、数字的には低いです。

 サブウーファー(重低音)は、ワイヤレスのサブウーファーが付属するタイプです。

 ただ、75Wとこの価格帯の製品としては多少弱めです。本体とバランスをとったと思われますが、いずれにしても、この部分を重視した機種ではないです。

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 バーチャルサラウンドは、技術体系が異なるので、ここまでと説明がかわります。

 ヤマハの下位機種の場合、「バーチャルサラウンドシステム」を採用し、2.1chスピーカーを仮想化することで、臨場感を仮想的に再現しています。

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 一方、「デジタル・サウンド・プロジェクター」は、リアルサラウンドシステムを採用します。

 これは、サウンドバーの各スピーカーが発したビーム上のサウンドを壁に反射させることで、リアルサラウンドの実現を狙ったものです。

 これは、ヤマハの独自技術です。

 バーチャルサラウンドシステムと比較すると、リアルサラウンドシステムは、音の広がりがより自然で、映画館に近い感覚を得やすいです。

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 ただ、壁がある部屋であること、幅3-7m・奥行き3-7m・高さ2-3.5m以内の部屋であること、壁が吸音素材であること、など条件が厳しいです。

 部屋の形状で多少の微調整ができるインテリビーム機能があるため、多少の微調整は効くとはいえ、物がごちゃごちゃしていたり、複雑な形状のリビングではさほど高い効果は期待できないでしょう。

 ただ、こうした条件に合致した、例えば、TV・オーディオルームなどの場合は、高い効果が期待できます。

 一方、DTS Virtual:Xなど、天井からの立体音響については、フォローがない機種です。

 音質は良いですが、2016年登場機といういう意味で、最近の音の傾向からすると「古くさい」部分はあるでしょう。

 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。

 また、音楽専用機器などに搭載される同軸端子も付属します。

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 スマホなどの音源再生は、AACまでのBluetoothとWi-Fiのほか有線LANも対応します。

 なお、 Airplayに対応するほか、radiko.jpにも公式対応しています。 

 ただし、Amazonのスマートスピーカーにはこちらは非対応です。

 4Kパススルー機能は、下位機種と同じでHDR映像を含めて対応です。

 ハイレゾ音源の再生には、非対応です。

 一方、下位機種と同じで、Amazon Alexaによる操作には対応します。

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 以上、ヤマハのYAS-2700 の紹介でした。

 10万円前後クラスの製品としては、十分な能力がある機種だと思います。

 最近の他社機と比較した場合、総合出力は低いですが、(前方とは言え)しっかりそれぞれのスピーカーを採用し、7.1chリアルサラウンドシステムを採用する部分で、サラウンド感は最も期待できる機種でしょう。

6・JBLのサウンドバーの比較

 続いて、アメリカの大手音響メーカーであるJBLの製品を比較します。


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 【2017/10】

 17・JBL BAR STUDIO JBLBARSBLKJN
  ¥12,519 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:2.0ch
実用最大出力:30W
TV接続:光音声・HDMI
サブウーハ接続:なし
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:
サイズ1:約614×58×86mm(据置時)

 Bar Studioは、JBLのサウンドバーの入門機です。

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 サイズは、長さが61.4cmと、各社の入門モデルと同じく幅を狭めています。

 比較的小型のTVでも合うような設計ですね。

 チャンネル数は2.0ch方式です。

 中音域を再生する5cmウーハーと、高音域に対応する3.8cmドーム型トゥイータが2組搭載されるバスレフ式2ウェイ2スピーカです

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 サブウーファー(重低音)は、この機種は内臓を含めて未搭載です。

 低音は、バー内蔵の5cmウーハーが担当することになります。

 ただ、JBLは伝統的に、パワーが低くても重低音を充実させる技術に強いメーカーで、他メーカーの入門機と比較した場合に、物足りなさを感じることは、あまりありません。

 バーチャルサラウンドは、この機種の場合、特段、再生機能を持ちません

 TVとの接続は、HDMIケーブル光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法です。

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth対応です。

 ただ、米国製品に割とあるのですが、対応するBluetoothの圧縮規格が未開示です。おそらくSBCだけと思われますが、いずれにしても、Bluetooth経由の再生能力は高くないでしょう。

 4Kパススルー機能は、こちらも未対応で、ハイレゾ音源の再生も、非対応です。

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 以上、JBLBar Studioの紹介でした。

 サブウーファーが内蔵されないのは一長一短です。

 上述のように、内蔵ウーファーで低音の厚みは十分出ていますが、「JBLサウンド」に慣れた方には、やや物足りないでしょう。選ぶならば、上位機が良いと思います。


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 【2019/8】

 18・JBL BAR 2.0 All-in-one JBLBAR20AIOBLKJN
  ¥17,379 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:2.0ch
実用最大出力:80W
TV接続:HDMI(入出力1)
サブウーハ接続:
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:
サイズ:約855×125×145mm

 JBL BAR 2.0 All-in-oneは、JBLのサウンドバーでは、2番目に格安なモデルです。

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 サイズは、長さが80cmと、先ほどの機種よりも長めです。

 大画面テレビと基本合わせて利用する設計です。

 チャンネル数は、この機種も2.0ch方式のステレオです。

 内部ユニットのサイズ構成は非公開ですが、楕円形のサイズ不明のドライバーが左右に1つという構成です。

 下位機種と比較すると、総合出力は80Wと大きいため、たいていのTV付属のスピーカーよりは迫力が出るでしょう。

 周波数特性も公表(70Hz〜20KHz)されていますが、実際、サブウーファーなしの製品としては、低音は納得のいく水準でしょう。

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 サブウーファー(重低音)は、この機種も内臓を含めて未搭載です。

 バーチャルサラウンドは、この機種の場合、特段、再生機能を持ちません

 TVとの接続は、HDMIケーブル光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法です。

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth対応です。

 やはりSBCのみです。

 4Kパススルー機能は、こちらも未対応で、ハイレゾ音源の再生も、非対応です。

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 以上、JBLJBL BAR 2.0 All-in-oneの紹介でした。

 この製品のターゲット層ははっきりしていて、設置などを煩わしく感じる「初心者」です。

 4Kパススルーなど、システムを複雑化しない代わりに、「テレビにつなげるだけで、それなりの音圧で楽しめます」という商品ですから。

 実際、低品質音源のアップコンバートに長けるJBLですので、試聴すると、結構「聴け」ます。

 ただ、「立体的な3Dサラウンド」という最近の流行には乗っておらず、あくまで「TVスピーカーの延長線」な製品で、やや面白みに欠けるでしょう。


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 【2019/8】

 19・JBL LINK BAR
  ¥38,763 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:2.0ch
実用最大出力:100W
TV接続:光音声・HDMI(入力1出力3)
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:対応
サイズ1:約1020×60×93mm

 CINEMA SB450は、JBLのサウンドバーの上位モデルです。

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 サイズは、長さが102cmと、サウンドバーとしては長めといえるサイズです。

 チャンネル数は、こちらも、2.0ch方式です。

 ただし、スピーカー構成は下位機種より充実しており、中・低音域を再生する8cmレーストラック型ウーハーが合計4機、高音域に対応する2cmドーム型トゥイータが合計2機という構成です。

 片側にウーハー2個、トゥイーター1個の「3スピーカー式」です。

 サブウーファー(重低音)は、付属しません。

 それでも、総合出力が100Wなので、下位機種よりは音圧があるでしょう。

 バーチャルサラウンドは、JBLは特段の再生機能を持ちません

 TVとの接続は、HDMIケーブルに対応します。

 また、HDMI入力は3系統あるため、ハブ的に複数の機種の接続も可能です。

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 スマホなどの音源再生は、Bluetooth対応です。

 ただし、引き続きSBCのみ対応と、この面での音質は期待できないでしょう。

 一方、この機種は、Wi-Fiを装備し、しかも、AndroidTVを内蔵します。

 You Tubeを含めた、ネットコンテンツにアクセスできるため、実際には「サウンドバー+セットトップボックス」という製品です。

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 そのほか、ヤマハがアマゾンのAIを搭載していたように、JBLは、GoogleのAIを搭載します。

 4Kパススルー機能は、この機種については、対応です。

 ただし、ハイレゾ音源の再生非対応です。

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 以上、JBLJBL LINK BAR の紹介でした。

 他社と比較する場合、GoogleTVの搭載が面白いといえます。

 比較的古いテレビで、You TubeやNetflixなどの4Kのオンラインコンテンツにアクセスできない人には向くでしょう。その上で、スマートスピーカーを試したい人に向きます。

 一方、スピーカーの部分は、単純な2ch構成で、バーチャルサラウンドに対応しない部分は引き続き「古くさい」です。

 Atlasは、基本的には仮想的な立体音響の実現は、「前方にしかスピーカーがない」サウンドバータイプについては、割と重要で効果的な機能ですので。


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 【2018/3】

 20・JBL BAR 3.1
  ¥54,301 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:3.1ch
実用最大出力:合計450W
TV接続:光音声・HDMI(入力1出力3)
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:対応
サイズ1:約1018×58×78mm(本体)
サイズ2:約305×440×7305mm(ウーハ)

 BAR 3.1は、2018年に発売されたJBLのサウンドバーの最上位モデルです。

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 サイズは、長さが約102cmと、こちらも長めサイズです。

 ただし、少しスタイリッシュで、圧迫感がないデザインです。

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 チャンネル数は、この機種は、3.1ch式です。

 センタースピーカーが内蔵されるため、中音域用に5.8cmウーハーが6組と、高音域用に3.2cmのドーム型トゥイータが3組搭載です。

 なお、センタースピーカー搭載モデル(3.1ch 5.1ch)は、AtlasはTVに最適だと思っています。

 TVは映画ばかりではなく、ニュースなども見るわけで、その場合の声の定位がしっかりするからです。


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 サブウーファー(重低音)は、この機種は装備され250mmの大口径です。

 総合的な実用最大出力で450Wですし、音の厚みがあるJBLサウンドを再現できるでしょう。

 バーチャルサラウンドは、最上位機種ですが、再生機能を持ちません

 TVとの接続は、HDMIケーブルに対応します。

 こちらも、HDMIは3系統あるため、ハブ的に複数の機種の接続も可能です。また、下位機種同様にリモコン付属です。

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth対応です。

 ただし、引き続きSBCのみ対応となります。

 一方、AndroidTVやGoogleアシスタントの機能は付属しません。

 4Kパススルー機能は、こちらも対応です。ただし、ハイレゾ音源の再生非対応です。

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 以上、JBLBAR 3.1の紹介でした。

 3.1chスピーカーということで、特に音声が定位しやすく、リビングに最も向いた機種です。ニュース番組や、ソロボーカルの音楽などが得意でしょう。

 パワーの面でも、合計450Wの総合出力と十分です。とくに、低音のバランスと安定性は、JBLのもともとの「売り」ですが、こちらも十分です。実際、TV用として同社の音の傾向は向くような気がします。

 また、JBLは、ムービー・ミュージック・ボイス・スポーツと4つの特別なサラウンドモードも選択可能なので、様々なコンテンツに汎用的に合うでしょう。

7・BOSEのサウンドバーの比較

 つづいて、米国のBOSEの製品を紹介します。

 高級オーディオメーカーとして日本でも「老舗」ですが、極端に情報開示が少ない会社なので、比較が難しいメーカーです。


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 21・Bose Solo 5 TV sound system
  ¥29,838 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:2.0ch
実用最大出力:非公開
TV接続:光音声・同軸
サブウーハ接続:内蔵式
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:
サイズ1:約700×54.8×86mm

 Solo 5は、BOSEの「定番」といってよいサウンドバーです。

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 サイズは、長さが70cmと、サブウーファーが内蔵されるサウンドバーとしては最も短くコンパクトです。

 (重低音を犠牲にしない)小型化は、同社の「得意ジャンル」ですので、優秀なサウンドバーながら、この価格で出せています。

 デザインも、BOSEっぽい、メタルなデザインで、やはり「格好いい」です。

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 チャンネル数は、フロントに、ウーファーが2個配置された形式のシンプルな構成です。

 サブウーファー(重低音)は、付属せず、内蔵もされません。

 ただ、BOSEの場合、独自のバスレフ型構造と長いトンネル構造で、少ないユニットで驚くべき重低音を出します

 バーチャルサラウンドは、この機種の場合、特段、再生機能を持ちません

 ただ、音質は、「Boseサウンド」とも形容される独特の「色づけ」がされています。

 しかし、TV用のサウンドバーは、音楽用ステレオとことなり「聴きいる」ものではないこともあり、むしろ、BOSEのシステムが向いていると思います。

 TVとの接続は、HDMIケーブルに対応せず、光デジタル音声ケーブルと同軸ケーブルという仕様です。

 リモコン学習機能などは付属しませんので、電源は、TVとは別に消す必要があります。

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 スマホなどの音源再生は、Bluetoothのみ対応です。

 BOSEはSBCのみ対応です。

 先ほど書いたような「味付け」のせいか、Bluetoothでもさほど劣化してきこえないのが不思議です。ただ、もともと、高音・中音の「綺麗さ」に特長のあるメーカーではないからかもしれません。

 4Kパススルー機能は、非対応です。

 ハイレゾ音源の再生にも非対応です。

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 以上、BOSESolo 5の紹介でした。

 TVスピーカーとしては、4Kに対応せず、電源連動機能もない「使い勝手はさほど良くない機種」です。

 しかし、小型のサウンドバーで、外付けのウーファーが付属しないタイプとしては、低音を含めた臨場感、音の広がりを最も期待できるといえる商品です。

 「利便性度外視、音質重要視」で、とくに最近の立体サラウンドの実現に興味がないならば、この機種はとても良い製品です。


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 【2018/8】

 22・BOSE SOUNDBAR 500
  ¥63,720 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:2.0ch
実用最大出力:非公開
TV接続:光音声・HDMI(入力1出力1)・USB
サブウーハ接続:内蔵式
ネットワーク:Bluetooth (SBC)・Wi-Fi
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:非対応(注:eARC)
サイズ1:約800×44.4×101.6mm(据置時)

  BOSE SOUNDBAR 500 は、2018年に新展開された新しいボーズのサウンドバーです。

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 サイズは、長さが101.5cmと、先ほどの機種よりも大きくなっています。

 ただ、写真のように常識的な範疇です。

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 スピーカーは、フロントに、3セットの楕円形のフルレンジスピーカーを配置する構造です。

 加えて、両脇に2個の楕円形のフルレンジスピーカーを配置し、総計5個のスピーカーが見られます。

 ボーズは、壁の跳ね返りなどを利用した立体音響に力を入れていますが風変わりなこの構成も、同社の音響哲学が反映されてます。

 下位機種に採用されるQuietPortテクノロジーも引き続き採用です。

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 BOSE BASS MODULE 500
  ¥45,360 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

 サブウーファー(重低音)は、本体両脇後ろのQuietPortが優秀で、本体の音圧でもまかなえます。

 ただ、別売のウーファーを利用することも可能です。

 接続自体は、サウンドバー本体のBASSポートから、付属の3.5mのラインケーブルでつなげます。単なる3.5mmのステレオ音声ケーブルなので、別売品も利用可能です。

 バーチャルサラウンドは、この機種の場合も、特段、再生機能を持ちません

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 TVとの接続は、HDMIケーブル・光デジタルを利用します。

 4Kパススルー機能は、一方この機種は非対応です。

 2018年末発売の新製品の、しかも高級機での未対応はどうしてかと思いました。

 BOSEは、劣化した圧縮音源のアップコンバートに強く、さらに、そうした音源の再計算で、「自分流のサウンド」にすることに、絶対的な自信があるメーカーです。

 5つの変則的なスピーカー配置の製品ですし、上図のようなつなげ方で問題ないのかもしれません。

 さらに、4Kテレビに最新の「eARC対応のHDMI端子」があれば、上図の方法でも、劣化せずマルチチャンネルデータが送れます。

 (BOSEの場合)旧規格のARCでも(音質に)問題ないとも、判断しているようです。

 それならば、最近の4Kテレビならほぼどの機種も対応しているでしょう。

 結論的にいえば、BOSEの場合、4Kパススルーに関する問題点はクリアしていると言えます。同社の高級機を選ぶユーザーは(恐らく)テレビも高級だろうと、いう方向性かと思います。

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 スマホなどの音源再生は、Wi-FiとBluetoothです。Bluetoothは、やはりSBCのみ対応です。

 また、この機種は、前半記事でみたヤマハと同じでAmazonのAlexaに対応する機器です。したがって、音声入力で、音量の増減・電源の入切、ミュートなどの変更設定が可能です。

 ただ、ヤマハより高度です。

 なぜなら、EchoなどのAmazonのAlexaデバイスを購入せずとも、BOSEの本体にAlexa機能が内蔵されるからです。

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 つまり、BOSEの本体に搭載された8つのマイクで、アレクサを呼び出し、Wi-Fi経由で、音楽配信サービスを利用することも可能です。もちろん、天気や時間も訊けます。

 なお、対応する音楽配信サービスなど「Alexaに何ができるのか?」についての詳細は、【Amazon Alexa搭載スピーカーの比較記事】で紹介した情報をご覧ください。

 このほか、AppleのAirplay2にも対応予定です。

 ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

---

 以上、BOSE SOUNDBAR 500の紹介でした。サウンドバーというには、多機能な機種です。

 ただ、最も重要な音質の部分での工夫も面白いので、2017年以降の高級4K液晶テレビ利用者で「eARC対応のHDMI端子」がある機種ならば、これでも良いかと思います。


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 【2018/8】

 23・BOSE SOUNDBAR 700 【白】
 24・BOSE SOUNDBAR 700 【黒】
  ¥97,200 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:2.0ch
実用最大出力:非公開
TV接続:光音声・HDMI(入力1出力1)・USB
サブウーハ接続:内蔵式
ネットワーク:Bluetooth (SBC)・Wi-Fi
ハイレゾ音源::
4Kパススルー:非対応(注:eARC)
サイズ1:約978×57.2×108mm(据置時)

  BOSE SOUNDBAR 700 は、現状で最も高級なBOSEのサウンドバーです。

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 サイズは、長さが97.8cmと、下位機種より短いですが、太さは下位機種よりある製品です。

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 スピーカーは、下位機種と全く構成が異なります。

 まず、左右両脇の跳ね返り音用のスピーカーは採用しません。

 その代わり、中央に4基の楕円形のフルレンジスピーカーを配置します。さらに、中央部に挟まれるような形で、高音域をカバーするためのトゥイーターが1基という構成です。

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 真ん中に一基のトゥイーターというのも面白いですが、下位機種に採用されたQuietPortに加えて、本体両側などに配置されたBose PhaseGuideと呼ばれるサラウンド技術(管に開いた無数の孔から音を拡散させる)が採用されます。

 SOUNDBAR 500とは完全に異なる方式を採用しており、同社の「風呂敷の大きさ」を感じます。試聴する機会がありましたが、バーとは思えない立体感でした。

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 BOSE BASS MODULE 700
  ¥72,137 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

 サブウーファー(重低音)は、任意での増設も可能です。

 TVとの接続は、HDMIケーブル・光デジタルを利用します。

 201812021748.jpg

 4Kパススルー機能は、一方この機種は非対応です。

 ただ下位機種の場合と同じで、Boseとしては問題ないとの認識です。

 スマホなどの音源再生は、Wi-FiとBluetoothです。

 このあたりの情報は、BOSE SOUNDBAR 500と同じですので、1つ上の説明をご参照ください。

 ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

 以上、BOSE SOUNDBAR 700の紹介でした。

 BOSE SOUNDBAR 500より、音圧も立体感も良い製品です。

 音の傾向が異なるので一概に比較できませんが、値段分の差はあります。ただ、負担使いのTV用のサウンドバーとして考えた場合、中音域(ニュースなどの人の声の音域)の聴きとりやすさでは、下位機種も負けていないです。

 逆に、音楽(音質)中心に利用したいならば、この機種でしょう。解像感と立体感は価格差分はありますので。

8・DENONのサウンドバーの比較

 続いて、日本のDENONの製品を紹介します。

 同社は、伝統的に「しっかりしたコシのある低音」が評価される老舗音響メーカーです。



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 【2018/9】

 25・DENON DHT-S316
  ¥25,033 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:2.0ch
実用最大出力:非公開
TV接続:光音声・HDMI(出力1)・USB
サブウーハ接続:内蔵式
ネットワーク:Bluetooth (SBC)・Wi-Fi
ハイレゾ音源::
パススルー:
サイズ1:約900×54×83mm(据置時)

 DENON DHT-S316 は、2018年末に販売された、DENONでは唯一のサウンドバーです。

 先述のように、「膨らみのある低音」が売りで固定ファンがいるメーカーですから、同じ傾向を持つ、BOSEのSolo 5あたりが「価格的なライバル」でしょう。

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 サイズは、長さが90cmとなります。

 サイズ的には、リビング用の40インチ以上のテレビにふさわしい本格的なモデルと言えます。

 チャンネル数はウーハーと、ツイーター独立した2ウェイ4スピーカーです。

 一方、音響メーカーのDENONは通常ユニットサイズを公開しますが、この機種だけは非公開です。理由は不明ですが、その理由については、注意するべき点ではあります。

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 サブウーファー(重低音)は、パナソニックなどと同じ「ワイヤレス」であり、設置性が良いです。

 ただ、ウーファーについても、最大出力が非開示です。 

 音質は、BOSE同様に、スペック値がほとんど公開されないため、耳で判断するしかない部分があります。

 そのため、試聴の限りですが、シネマ的な重低音については「デノン」らしく十分に出ています。

 そのうえで、ダイアログ・エンハンサーで人の声も明瞭にできるので、中音域が聴きにくい老齢の方もある程度は対応できます。

 バーチャルサラウンドは、この機種の場合も、特段、再生機能を持ちません

 メディア規格としては、 Dolby Digital、DTSはフォローしますが、立体サラウンドをフォローする最近の上位規格は扱えません。

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 スマホなどの音源再生は、Bluetoothのみ対応で、SBCのみ対応です。

 4Kパススルー機能は、非対応で、ハイレゾ音源の再生にも非対応です。

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 以上、DENONDHT-S316の紹介でした。

 音質的には「デノン」らしい、豊かな重低音です。比較的格安で、しっかりした音を出す製品で、設計バランスは相変わらず良く感じました。

 同様の傾向を持つBOSEでは、この価格帯でサブウーファ付きを望めないため、2万円台で低音重視ならば、この機種でも良いと思います。

9・シャープのサウンドバーの比較

 続いて、シャープの販売するサウンドバーの紹介です。

 2018年からの登場ですが、鴻海傘下になってから、家電のラインナップを増やしている一環でしょう。


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 【2019/2】

 26・シャープ AQUOSオーディオ 8A-C31AX1
  ¥69,518 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:3.1.2ch
実用最大出力:合計450W
TV接続:光音声1 HDMI 1
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (AAC) LAN Wi-Fi
ハイレゾ音源:対応
パススルー:4K対応
サイズ1:約1200×140×85mm(据置時)

  8A-C31AX1は、シャープの販売するサウンドバーです。

 同社は、音響機器の販売からだいぶ前に撤退していたのですが、最近、ポツポツと復活してきました。

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 サイズは、長さが120cmです。

 他社機と較べても大きく、50インチ以上のテレビで利用するのが基本でしょう。

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 チャンネル数は3.1.2chです。

 左右スピーカーは、4×7cmのウーハー(4個)2cmのツイーター(2個)、また、センタースピーカーとして同様のサイズのウーハー(2個)とツイーター(1個)が搭載です。

 その上で、トップ上下に、上向きの「ドルビーイネーブルドスピーカー」として、5.7cmのフルレンジスピーカーが2機、総計で11機のスピーカーユニットが付属です。

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 同社は、AQUOS 8Kとして、先行的に8Kテレビをラインナップしますが、それに採用予定の22.2マルチチャンネル音響の再現を目指した、とされます。

 バーチャルサラウンドは、この機種の場合、特段、再生機能を持ちません

 ただ、実際のスピーカーであるドルビーイネーブルドスピーカーを持ちますので、「リアルサラウンド」でドルビーアトモスに対応です。

 なお、2ch/5.1ch音声信号についても、「アップミックス信号処理」で、3.1.2ch相当で出力可能にする技術も使われています。

 サブウーファー(重低音)は、ワイヤレスのサブウーファーが付属するタイプです。

 Bluetoothによる接続で、200Wの出力ですから十分でしょう。

 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。

 スマホなどの音源再生は、Bluetoothを利用しますが、SBC規格のみの対応です。

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 4Kパススルー機能は、明示的な言及はないものの、仕組み的に「対応」です。

 一方、eARCは非対応となりますので、ブルーレイレコーダーなどを配置する場合は、接続機器の中間に配置するのが原則となります。

 ハイレゾ音源の再生には、対応です。

---

 以上、シャープの 8A-C31AX1の紹介でした。

 一般向けの機種ではなく、8Kテレビをご利用中のAQUOSユーザーが導入を検討するべき機種となるでしょう。

 スペック的には、他社のハイエンド機に比する実力はあるため、この部分では安心できます。

9・ANKERのサウンドバーの比較

 続いて、米国のANKERのサウンドバーです。

 Bluetoothオーディオやバッテリーで成長した成長企業ですが、(とうとう)サウンドバーにも進出です。


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 【2018/4】

 27・ANKER Soundcore Infini
  ¥10,999 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:合計100W
TV接続:光音声・同軸
サブウーハ接続:内蔵
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:対応
サイズ1:約880×56×90mm(スピーカー)

  HTP-CS1は、ANKERの販売するサウンドバーです。

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 サイズは、横幅90cmです。

 大画面用に開発された幅広タイプです。

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 チャンネル数は、同社は、音響メーカーではないためか、コアなスペックは非公開です。

 ただ、2機のトゥイーターと2機と、(サブウーファー兼用の)ウーファー2機を搭載し、総計で100Wの出力です。

 格安ですが、入門機として「ギリギリ及第点」と言えるスペックです。

 他方、サラウンド技術については、「映画用」「音楽用」など3種のモードを搭載しますが、ドルビーアトモスを含めて、3Dサラウンドのの業界規格はフォローしません

 TVとの接続は、一方、光デジタルケーブル同軸ケーブル、またはアナログ音声ケーブルを用いる形式です。HDMIに対応しない機種です。

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 スマホなどの音源再生は、Bluetooth無線で対応できます。ただし、SBC規格のみの対応です。

 4Kパススルー機能ハイレゾ音源の再生バーチャルサラウンドは、非対応です。

---

 以上、アンカーのSoundcore Infiniの紹介でした。

 値段的には、音響メーカー・映像機器メーカーの製品よりやはり安いです。音質を求めて選ぶ機種とはいえないものの、米国企業らしく低音域は意外としっかりした作りでしょう。

ーー

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 【2018/4】

 28・ANKER Soundcore Infini Mini
  ¥10,999 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:合計100W
TV接続:光音声
サブウーハ接続:内蔵
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:対応
サイズ1:約550×63×94mm(スピーカー)

 なお、Ankerからは、幅が55cmとなる、下位機種も販売されています。

 ただ、こちらについては、中身のスピーカーユニットを含めて、情報が非開示です。この点で、おすすめできません。

次回に続く!
最新のTVに向いたサウンドバーのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、TV用のサウンドバーを比較しました。

 記事は、もう少しだけ「続き」ます。

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1・音質の良さ  ★★★★★
2・聞きやすさ  ★★★★★
3・低音の迫力  ★★★★★
4・サラウンド感 ★★★★★
5・ネットワーク ★★★★★
6・総合評価   ★★★★★

 次回の最終回記事(こちら)では、今回紹介した全機種から目的別・予算別に「Atlasのおすすめ機種」を提案していきます。

 最終回記事は→こちら

 長い記事ですが、引き続きよろしくお願いします!

posted by Atlas at 20:30 | オーディオ製品

比較2019’【詳しく解説!】サウンドバー28機の音質とおすすめ・選び方 (3)

第1回目からの続き記事です→こちら

今回の結論
最新のTVに向いたサウンドバーのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、TV用のサウンドバーを比較してきました。

 最後に、いつものように、今回紹介した全機種から目的別・予算別に「Atlasのおすすめ機種」を提案したいと思います。


 第1に、2万円台で購入できる入門機として、最もおすすめできる機種は、

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 【2019/6】

 【サブウーファーなし】

 13・ヤマハ YAS-109-B
  ¥22,690 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:合計120W
TV接続:光音声・HDMI(入出力)
サブウーハ接続:内蔵式
ネットワーク:Bluetooth (AAC)
ハイレゾ音源:
パススルー:4KHDR
サイズ1:約890×53×131(据置時)
サイズ2:約890×131×62(壁掛時)

1・音質の良さ  ★★★★☆
2・聞きやすさ  ★★★★☆
3・低音の迫力  ★★★★☆
4・サラウンド感 ★★★★☆
5・ネットワーク ★★★☆☆
6・総合評価   ★★★★☆

  ヤマハYAS-109だと思います。

 デノンと迷いましたが、サブウーファーのない設置性の良さで低音が充実し、高音質である点、スペックをしっかり明示している点で、ヤマハを推します。

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 本体サイズは、89cmで、多少小型のテレビでも使える邪魔にならない設置性です。

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 スピーカーは、中・高音域については、2組のウーハーとトゥイーターからなる堅実な2WAY式の構成であり、サブウーファーも本体内蔵で、使い勝手が良いと思います。

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 また、スピーカーは、2.1ch構成ですが、バーチャルサラウンド再生として、DTS社のDTS Virtual:Xをフォローします。

 その上に、ヤマハとして「映画・TV番組・音楽・スポーツ・ゲーム」という5つのサラウンドプログラムを選択できる仕様にして、メーカーとしての独自性も出しています。

 記事でも書いたように、サラウンドバーは、「部屋の後ろや横にスピーカーを置かない」ので、通常の音響機器よりも、「バーチャルサラウンド」が重要です。

 TVメーカー以外で、しっかりその点を理解して、やっているのは、ヤマハくらいですし、テレビメーカーも安い価格帯では、あまり重視しないので、この機種は貴重です。

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 新規性という部分では、AmazonのAIであるAlexaを搭載し、音声操作も可能です。

 スマホアプリでの操作にも対応します。

 その上で、4Kテレビとして不可欠な4KHDRパススルー機能ももつため、総合的にこの機種は、優秀だと思います。

 なお、YAMAHAはTVメーカーではありませんが、HDMI-CEC規格に対応します。

 そのためTVと連動したON/OFFや音量のリモコン操作も可能ですので、使い勝手の部分でも、値段以上の快適性を得れると思います。

ーーー

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 【2017/10】

 17・JBL BAR STUDIO JBLBARSBLKJN
  ¥12,519 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:2.0ch
実用最大出力:30W
TV接続:光音声・HDMI
サブウーハ接続:なし
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:
サイズ1:約614×58×86mm(据置時)

1・音質の良さ  ★★★★☆
2・聞きやすさ  ★★★★☆
3・低音の迫力  ★★★★☆
4・サラウンド感 ★★★☆☆
5・ネットワーク ★★★☆☆
6・総合評価   ★★★★☆

 一方、やや予算が厳しい場合は、JBLのBar Studioをおすすめします。

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 サブウーファーを搭載しないモデルで、バーチャルサラウンド再生もできませんが、他社にもこの値段で対応する製品はありません。

 ただ、JBLは本体のウーハーのみで良質な低音を出せるため、この価格帯の製品としては、総合的に優れた音を出せています。

 長さも61.4cmなので、32インチ・40インチ前後のTVでも違和感なく置ける設置性も良い部分でしょう。

 もちろん、上で紹介したヤマハ製品など、2万円台の製品とは機能面で差があります。10万円以内のテレビのスピーカーと比較すれば、TVの音質の底上げ効果は非常に大きいです。


 第2に、3万円台で購入できるリビング向けの中級機として、最もおすすめできる機種は、

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 【2019/3】

 9・SONY HT-X8500
  ¥35,984 Amazon.co.jp
(9/14執筆時)

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:合計160W
TV接続:光音声・HDMI
サブウーハ接続:内蔵
ネットワーク:Bluetooth (SBC AAC)
ハイレゾ音源:
パススルー:4KHDR
サイズ:890×64×96mm

1・音質の良さ  ★★★★★
2・聞きやすさ  ★★★★★
3・低音の迫力  ★★★★★
4・サラウンド感 ★★★★★
5・ネットワーク ★★★☆☆
6・総合評価   ★★★★★

 SONYの HT-X8500でしょう。

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 ソニーのテレビユーザーはもちろん、他社製のユーザーでもこの機種で問題ありません。

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 スピーカーは、2.1chですが、サブウーファー内蔵ですから、サウンドバーのメリット性である「コンパクトさ」の部分でまず優秀です。

 その上で、総合出力も160Wですから、テレビの付属スピーカーと明らかな音圧の違いを感じるでしょう。

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 バーチャルサラウンド技術は、ソニーの得意とするところです。

 サウンドバーとしても重要な部分ですが、Vertical Surround EngineS-Force PROフロントサラウンド技術で、立体方向・後ろ方向についてもフォローしますので、3万円台としてかなり優秀でしょう。

 ゲームやブルーレイをよく見るか他についても、Dolby AtmosDTS:Xにも対応しますので、情報をそのままにサウンドバーに遅れるでしょう。

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 パススルー機能も、最新の4KHDRパススルーに対応しますし、さらに、「eARC対応のHDMI入力端子」を採用しますので、接続において陳腐化しない点も良いでしょう。

ーーー

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 21・Bose Solo 5 TV sound system
  ¥29,838 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:2.0ch
実用最大出力:非公開
TV接続:光音声・同軸
サブウーハ接続:内蔵式
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:
サイズ1:約700×54.8×86mm

1・音質の良さ  ★★★★★
2・聞きやすさ  ★★★★☆
3・低音の迫力  ★★★★★★
4・サラウンド感 ★★★★☆
5・ネットワーク ★★★☆☆
6・総合評価   ★★★★★

 ただし、とにかく簡単に設置したいという場合は、BOSESolo 5が良いでしょう。

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 4Kパススルーに対応しない以上、TVから直接サウンドバーにつなげても問題のない機種です。

 音質についても、Boseは、圧縮音源の再計算によるアップコンバートと、独自に音を作り替える技術による「サラウンド感」の実現に長けています。

 要するに「何も考えないでただつなげて、かついい音を得たい」という「欲張り」な方は、確実にこの機種がニーズに合うでしょう。

 小型機種ですが、音質面では、このクラスでも「上位」と言える品質です。基本的にサウンド面で物足りないことはないと思います。

 電源の連動機能がないのは弱点ですが、その場合は、例えば、【多機能学習リモコンの比較】で紹介したような、学習リモコンを別に買うという手もあります。


 第3に、3万円台で購入できる「小型テレビ」におすすめの、ゲーム機向けの機種は、

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 【2019/1】

 3・パナソニック SC-HTB01
  ¥37,999 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:80W
TV接続:光音声・HDMI(入出力)
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:対応
パススルー:4K
サイズ:約430×52×130mm(据置時)

1・音質の良さ  ★★★★★
2・聞きやすさ  ★★★★☆
3・低音の迫力  ★★★★☆
4・サラウンド感 ★★★★★
5・ネットワーク ★★★☆☆
6・総合評価   ★★★★★

 パナソニックSC-HTB01でしょう。

 とくにパナソニックのTVでなくても、利用に問題ないです。

 サイズ感とパワーからして、リビング用としては不向きですが、32インチ程度までの小型テレビの場合、これ以上に良い機種はないと思います。

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 小型テレビの場合、「近接視聴」となるため、リビング用のサウンドバーだと、設置性が悪いほか、音が拡がりすぎて違和感が生じます。

 その点で言えば、サイズは、長さが43cmであり、スピーカーの配置も、近接視聴用にしっかり開発されています。

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 また、各種ゲームに最適化されたサラウンド設定が充実します。

 その上で、バーチャルサラウンド再生について、DTS社のDTS:Virtual:Xに対応しますし、流行の立体サラウンドも楽しめます。

 ゲーム機につなげる方も多いと思いますが、Dolby AtmosDTS:Xにも本機は対応できます。

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 スピーカーやパッシブラジエータの配置もこれまでにない斬新的なものですし、Atlasも試聴を超えて、長期で試したいと感じる製品です。


 第4に、5万円台で購入できる上位機で、音質にこだわる場合に最もおすすめできる機種は、

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 【2018/3】

 20・JBL BAR 3.1
  ¥54,301 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:3.1ch
実用最大出力:合計450W
TV接続:光音声・HDMI(入力1出力3)
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:対応
サイズ1:約1018×58×78mm(本体)
サイズ2:約305×440×7305mm(ウーハ)

1・音質の良さ  ★★★★★
2・聞きやすさ  ★★★★★★
3・低音の迫力  ★★★★★★
4・サラウンド感 ★★★★★
5・ネットワーク ★★★☆☆
6・総合評価   ★★★★★

 JBLBAR 3.1だと思います。

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 スピーカーの部分では、センタースピーカーがある、3.1ch式ですから、ボーカルやニュース音声の聞き取りやすさは評価できます。

 その上で、このクラスとしては、実際のスピーカーのパワーも相当強力です。50インチ以上の大画面の迫力に負けないクオリティを期待できるでしょう。

 米国ブランドですが、リモコン学習機能を持ちますし、4Kパススルー機能も付属する機種ですので、短い期間で「陳腐化」していまう危険も少ないと思います。

 一方、立体サラウンドの実現するためのバーチャルサラウンド再生については「弱い」部分もあります。

 ただ、そもそも、このクラスの他社機で、音質の面で同機に勝りそうなものはないですし、伝統的なスピーカーの思想の延長線上としては「とても素晴らしい」製品です。


 第5に、音質のほか、利便性も高いリビングルーム向き高級機を選ぶならば、

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 【2018/8】

 22・BOSE SOUNDBAR 500
  ¥63,720 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:2.0ch
実用最大出力:非公開
TV接続:光音声・HDMI(入力1出力1)・USB
サブウーハ接続:内蔵式
ネットワーク:Bluetooth (SBC)・Wi-Fi
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:非対応(注:eARC)
サイズ1:約800×44.4×101.6mm(据置時)

1・音質の良さ  ★★★★★★
2・聞きやすさ  ★★★★★
3・低音の迫力  ★★★★★★
4・サラウンド感 ★★★★★
5・ネットワーク ★★★★★
6・総合評価   ★★★★★

 リビングルームで、多人数が利用することを想定する場合最もオススメと言えるのは、BOSE SOUNDBAR 500 です。

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 利便性の面では、AmazonのAlexaに完全対応し、AIを呼び出せる点が評価できます。

 単にスピーカーの外部スピーカーとしてだけでなく、定額音楽配信サービスを利用しての音楽視聴のほか、天気予報その他、様々な用途で利用できます。

 何に利用できるか?については、【Amazon Alexa搭載スピーカーの比較記事】で紹介した情報が参考になるかと思います。

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 一方、音質面では、本体の中央に3基のほか、左右両側に2基のスピーカーを配置した、音響工学的にも相当珍しい製品です。

 サラウンド感(音の立体感)はかなり感じられます。一方、センタースピーカーがしっかりある構成なので、人の声は、音量にかかわらず聴きとりやすいです。この点は、上位機にも負けないでしょう。

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 【2018/8】

 23・BOSE SOUNDBAR 700 【白】
 24・BOSE SOUNDBAR 700 【黒】
  ¥97,200 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:2.0ch
実用最大出力:非公開
TV接続:光音声・HDMI(入力1出力1)・USB
サブウーハ接続:内蔵式
ネットワーク:Bluetooth (SBC)・Wi-Fi
ハイレゾ音源::
4Kパススルー:非対応(注:eARC)
サイズ1:約978×57.2×108mm(据置時)

1・音質の良さ  ★★★★★★
2・聞きやすさ  ★★★★★
3・低音の迫力  ★★★★★★
4・サラウンド感 ★★★★★
5・ネットワーク ★★★★★★
6・総合評価   ★★★★★★

 予算があれば、SOUNDBAR 700を選ぶのも良いでしょう。

 音楽番組や音楽配信サービス、映画のBGMなどについては、値段差を感じる質です。

 ただ、一般的には高すぎるので、費用対効果が高いのはむしろ500シリーズだと思います。そのため、そちらをイチオシとしました。


第6に、高級なハイエンド機から、最先端かつ最高品質のサウンドバーを選ぶ場合は、

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 【2017/10】

 12・SONY HT-ST5000
  ¥139,072 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:7.1,2chドルビーアトモス・DTS:X
実用最大出力:合計800W
TV接続:光音声・HDMI(入力3出力1)USB
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (LDAC)/LAN 無線LAN
ハイレゾ音源;対応
パススルー:4KHDR
サイズ1:約1130×64×133(据置時)

1・音質の良さ  ★★★★★★
2・聞きやすさ  ★★★★★
3・低音の迫力  ★★★★★★
4・サラウンド感 ★★★★★★
5・ネットワーク ★★★★★
6・総合評価   ★★★★★★

 SONY HT-ST5000がおすすめです。

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 スピーカーは、サウンドバーとしては驚きの7.1.2ch方式です。

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 上に向かうイネーブルドスピーカーまで備えており、まず、「リアル」なスピーカーの数で圧倒します。

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 ただ、それでも、サウンドバーは後ろにスピーカーを置かないので、バーチャル再生の部分が重要になってきます。

 その点で、ドルビー社の「Dolby Surround」、DTS社の「DTS Neural:X」技術、そして、自社の「S-Force PROフロントサラウンド」技術で、地デジなどを「立体的なサラウンド」に再計算する技術は、最も高度です。

 多スピーカー機は、ヤマハの上位機もあります。

 しかし、そちらは、バーチャル再生に非対応で、壁の反射を利用する仕組みなので、設置が難しいです。ソニーの方が難易度が低く、効果的に思います。

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 音質面では、ハイレゾ音源に対応するほか、低解像度の音をハイレゾ相当までアップコンバートするDSEE HX技術が採用されるため、全体の音質の「底上げもが可能です。

 その上で、4KHDRパススルーにも対応しますので、接続面でも有利でしょう。

 そのほか、無線LAN・有線LANを装備するため、TVだけではなく、PCにおいてある音楽データや、【NASの比較】で紹介したようなネットワーク対応ハードディスクを利用し、家中のメディアを1カ所に貯めて再生するような使い方にも向きます。

 加えて、スマホや音楽プレーヤーからの再生能力も、SONYは抜群で、Bluetoothはハイレゾ対応のLDACに対応しますし、無線LAN/有線LANを経由すれば、便利なAirplayなども使えます。

 TVに完結しない使い方を考えるならば、この機種は魅力だと思います。

ーーー

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 【2019/6】

 4・パナソニック SC-HTB900-K
  ¥84,913 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:3.1ch
実用最大出力:合計505W
TV接続:光音声・HDMI(入力2出力1)
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (AAC対応)
ハイレゾ音源:対応
パススルー:4KHDR対応
サイズ1:約1050×78×129mm(据置時)
サイズ2:約1050×89×133mm (壁掛時)

1・音質の良さ  ★★★★★
2・聞きやすさ  ★★★★★★
3・低音の迫力  ★★★★★
4・サラウンド感 ★★★★★
5・ネットワーク ★★★★★
6・総合評価   ★★★★★★

 ただし、ゲームや映画の迫力を求めるのではなく、クラシックなどの音楽番組の音質、ニュース番組や普通のドラマの「セリフの聞きやすさ」を重視するならば、パナソニックのほうが良いです。

  201909141409.jpg

 無理にチャンネル数を追わず、センタースピーカーを含めて3.1chで構成しているため、「聞きやすさ」に配慮があります。

  201909141408.jpg

 その上で、同社の「ピュアオーディオ」部門のテクニクスの技術を利用し、ベルリンフィルのホールをベンチマークして設計しているので、「落ち着いた世代」のかたが使うには、向いています。

 バーチャルサラウンド再生についても、自社技術の色は薄めですが、DTS:Virtual:Xシステムに対応します。

 機能面でも、、4KHDRパススルーにも対応しますので、今後の利用においても問題ないでしょう。

 値段的にも、新機種としては「割と値頃感」があるので、選択肢としては良いと思います。

補足:サウンドバー周辺機器について

 というわけで、今回の「モノマニア」は、サウンドバーの比較でした。

 なお、このブログモノマニアには、スピーカー関係の記事は以下の記事があります。

  201807091406.jpg

1・サウンドバーの比較
2・ホームシアターシステムの比較
3・AVアンプの比較
4・PC用スピーカーの比較
5・ミニコンポの比較
6・Bluetoothスピーカーの比較
7・ブックシェルフスピーカの比較

 本格的なシアターシステムなどについては、これらの記事もよろしくお願いします。

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1・学習リモコンの比較記事
2・Amazon Echoの比較記事
3・スマートスピーカーの比較記事

 また、今回紹介したサウンドバーは、基本的に、TVリモコンと共有して音声操作が可能です。

 ただ、TV・ブルーレイその他とAV機器がたくさんある方は、この際、学習リモコンを導入して、操作系を共通化してしまうのもよいでしょう。最近は、スマホをリモコン化できるものもあります。詳しくは、1番の記事 

 さらに、リモコンではなく「電気を付けて!」など、声でも操作したい方は、AmazonやGoogleの音声入力端末を購入するだけで、簡単に可能です。詳しくは、上記の2番と3番の記事をご覧ください。

 201909142028.jpg

 【4KHDRパススルー HDCP2.2対応】

 HORIC ハイスピードHDMIケーブル 1.5m〜
  ¥698 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

 なお、、今回紹介した各製品には、ケーブル類は基本未付属です。ネットで購入を検討されている方は、お忘れなく!非対応機を除いて、TVについては、HDMIケーブルで良いでしょう。

ーーー

 最後になりましたが、記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

 (今回は前半からの続きとなりますので、前半記事をご紹介いただけると、一層嬉しいです!)

 ではでは。

posted by Atlas at 20:29 | オーディオ製品

2019年09月09日

比較2019’ iPod touchとnano最新20製品のおすすめと選び方 :iPod shufflelも 32GB 64GB 128GB・値段の違いや新旧の比較【第5 第6 第7 第8世代】

【今回レビューする内容】2019年:第7世代 iPod touchや新型 第8世代iPod nano shuffle の価格・性能とおすすめ:アップルのアイポッドタッチ・アイポッドナノ・アイポッドシャッフル・機種の違いとランキング

【比較する製品型番iPod touch MVHW2J/A MVHU2J/A MVHR2J/A MVHV2J/A MVHT2J/A MVHX2J/A MVJ62J/A MVJ32J/A MVHY2J/A MVJ52J/A MVJ22J/A MVJ72J/A MVJE2J/A MVJC2J/A MVJ82J/A MVJD2J/A MVJ92J/A MVJF2J/A

今回のお題
最新のアップルのiPodの機種の違いとおすすめモデルはどれ?

 どもAtlasです。

 今日は、2019年9月現在最新の、AppleのiPod touch(アイポッドタッチ)iPod nano(アイポッドナノ)iPod shufflelの選び方と、おすすめモデル について書きます。

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 2019年5月27日に「予告なし」に(いきなり)発表された新型のiPod touchについても、速報的に情報を加えました。

 201809190659.jpg

 以下では、現行機種のほか、現在入手可能な機種を全てレビューします。

 その上で、最後にAtlasのオススメ機種について書いていきます。

1・現在のiPodの販売状況について

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 Appleは、2017年に音楽再生機器の大幅な整理を断行しました。

 結果、iPodについては、iOSが利用できる、大きめのiPod touch以外は、全て生産終了となりました。

 iPod touchは、2019年5月に、約4年ぶりに「待望の新機種」が登場しました。新しいA10チップを搭載する、CPU性能強化型の新モデルです。

 最新機のスペックについては、今回の記事の後半で、詳しく紹介しています。

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 一方、小型音楽プレーヤーのiPod nanoとiPod shufflelについては、完全に生産終了です。

 したがって、現在残っているのは、「在庫限り」の2017年以前の最終モデルだけです。

 また、最終モデルの在庫もほとんど尽きており、新品では入手は厳しい状態です。

 実際のところ、これらの既存ユーザーは、「代替手段」を考えざるを得ない状況です。

 しかし、Appleからは、代替となる純正品の発売がありませんから、他社機から選ぶ必要があります。

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ソニーのウォークマンの比較

 結論的にいえば、小型音楽プレーヤーの「オルタナティブ(代替案)」となるのは、 ソニーのウォークマンシリーズ です。

 ランニング・ウォーキング時に適した、「スマホより小型再生機器」から、ハイレゾに対応する「音質重視の機種」まで、大手では最も充実したラインナップがあり、新機種の開発にも熱心です。

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 AppleのiOS標準のiTunesとの親和性という点でも、Atlasは、ソニーのウォークマンシリーズ を推しています。

 移行の仕方などについても、このブログの【おすすめウォークマンの比較記事】では詳しく書いています。

ーー

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 こうした状況をふまえて、今回の記事では、iPod touchについては、目的別にどのように選んだら良いのか、新型と旧世代機との違いを含めて詳しく解説します。

 また、iPod nanoやiPod shuffleを利用していた方のために、その「代替手段」として、どのような機種を選べば良いのかについて、細かく説明していきます。

2・iPodの比較(在庫限りの機種)

 まずはじめに、iPod Touch 以外のiPodを紹介します。

 これらはどれも、iOSが搭載されていない、純粋な音楽プレーヤーになります。


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 【在庫枯渇】

 1・APPLE iPod shuffle 第6世代 [2GB]
  ¥−−- 楽天市場 (9/9執筆時)

 iPod shuffleは、iPodのなかでも最も安く、小型な音楽プレーヤーでした。

 バッテリーは、かなり保ちが良く、15時間の連続再生が可能でした。フル充電は3時間ほどです。

 本体サイズは、マッチ箱の半分のサイズです。

 記憶容量は、2GBのみ用意されていました。

 音楽データは、400曲ほど入ります。

 本体の重さは1、2.5グラムと無くしそうなくらい軽いです。

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 液晶パネルは、非搭載です。

 液晶画面がないため、曲目は選べません。シャッフルして聞くか、曲順通りにきくかのみ選択する単純構造。


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 ただ、この最終バージョンでは、ボイスオーバー機能(発声機能)が搭載されたので、曲名やプレイリストなどについて、イヤホンを通して伝えて貰えるようになりました。

 楽曲の管理は、WindowsMacのiTunesで行います。プレイリストや曲の順序などを設定できます。

 音源の転送もパソコンを通じて行います。

  specs_headphones_2x.jpg

 格安な機種ですが、アップル純正のイヤホンが付属します。

---

 以上、iPod shuffleの紹介でした。

 とても小型なiPod shuffleは、通勤時やジョギングなどの際に、邪魔にならないプレーヤーでした。

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 在庫状況は、調査時、新品では、楽天市場、Amazonとも既に手に入らない状況でした。(世代の古いものを除く)

 したがって、現状では、記事の最後に提示するような「代替案」を選択するのが良いでしょう。


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 【在庫限り】

 2・APPLE iPod nano 第7世代 [16GB]
  ¥38,500〜 楽天市場 (9/9執筆時)

 AppleのiPod nanoは、一時代を築いた同社の小型音楽プレーヤーでした。

 本体の重さは、31グラムと軽量なモデルです。

 記憶容量は、2017年の終売直前の第7世代モデルは、16GBが最終的に残りました。

 音楽デーは、1600曲ほど入ります。

 201507170857.jpg

 本体サイズは、縦が8センチ弱とiPod shuffleに較べると大きいです。

 ただ、胸のポケットでも余裕を持って収納できる携帯性が人気でした。

 バッテリーは、最終モデルは30時間再生可能で、充電時間は約3時間です。

 specs_external_buttons_2x.jpg

 液晶パネルは、2.5型の液晶画面です。

 図の各種ボタンが付属します。価格から想像つきますが、iOSは未搭載です。あらかじめインストールされている6つのアプリケーションが使えます。

 201401041739.jpg

 楽曲の管理は、液晶がある分、高度です。

 アルバム・アーティストごとなど整理が可能です。

 整理は、iTunesで行います。アルバムのアートワーク(ジャケット)もボタン1つで取得できます。操作は、画面がタッチパネルになっているので、指で動かします。

 201401041748.jpg

 面白い機能として、i活動量計としての機能が上げられます。

 この機種は、一日の歩数や消費カロリーなどが記録できます。Appleが説明するように、「ランニング中は、iPodやiPhoneが時間、距離、速度、消費カロリー」を音声で伝えてくれます。

 中間地点とゴール前での音声フィードバックのほか、走り終わってすぐにトレーニングの詳しい情報を確認することも」できます。「目標を決めない基本トレーニングはもちろん、時間、距離、カロリー目標を設定することも」できます。

 とくに別のアプリケーションや専用シューズなどは不要です。

 ネットワークは、はBluetoothが搭載されています。そのため、走り終わったらデータをiPhoneに自動的に転送できます。

 そのほか、動画をみることFMラジオを聞くこと、写真をみることも可能です。動画は、iTunesを通して管理します。

  specs_headphones_2x.jpg

 こちらも、アップル純正のイヤホンが付属します。

−−

 以上、iPod nanoの紹介でした。2017年の突然の終了が惜しまれる名機だったと思います。

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 在庫状況は、新品は多少ですがあります。

 ただ、相当なプレミアが付いており、手に入れにくい状況です。販売時価格より倍以上値上がりしています。

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 【SONY Sシリーズ】

 ・SONY NW-S315 [16GB]
   ¥14,012 Amazon.co.jp (9/9執筆時)

重さ:53g
バッテリー:最大52時間
ノイキャン:対応可
ハイレゾ音源:非対応

 そのため、「音楽プレーヤー」として、ほぼ同型同サイズの小型代替機を提案するとすれば、SONYSシリーズ44.3 x 94.6 x 9.9 mm )となります。

 音質については同等品で、重さも53gです。

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1・ソニーのウォークマンの比較

 このブログでは、より、上位で、ハイレゾ音源に対応し、各種の音質向上技術を搭載する小型機Aシリーズ(55.9mm x 97.5mm x 10.9mm )を含めて、【おすすめウォークマンの比較記事】でしょうかいしています。

 iTunesとの連携方法も書いていますので、興味のある方はご覧ください。

  201804081800.jpg  

2・リストバンド型活動量計の比較
3・ランニングウォッチの比較

 ただし、SONY製品は、iPod nanoと比べると、活動量計機能がない点が異なります。

 この点については、例えば、上記の記事で比較した、各種のリストバンド型製品を利用するなどの代替法が考えられます。

 201809131255.jpg

4・スマートウォッチの比較
5・Apple Watchの比較
6・Bluetoothイヤホンの比較

 一方、活動量計としての機能と、(スマホに依存しない)音楽プレーヤーとしての機能を「1つで兼ね備えたい」ならば、腕時計タイプの端末と、ワイヤレスなイヤホンを併用する手もあります。

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 Apple Watchが代表格でしょう。しかし、他社から安いモデルもでています。

 Apple Watchは(あまり知られませんが)、音楽を転送しておいて、(スマホ依存なしで)ワイヤレスイヤホンで利用することも可能です。

 上記の記事でも紹介しているので、よろしければ、後ほどご確認ください。

2・iPod touchの比較(現行機種)

 続いては、2019年5月に新機種の発表された、iPod Touchの紹介です。


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 【2019年5月28日発表】

 【32GB】

 3・iPod touch MVHW2J/A【スペースグレイ】
 4・iPod touch MVHU2J/A【ブルー】
 5・iPod touch MVHR2J/A【ピンク】
 6・iPod touch MVHV2J/A【シルバー】
 7・iPod touch MVHT2J/A【ゴールド】
 8・iPod touch MVHX2J/A【レッド】
  ¥23,533(+1176pt) ビックカメラ (9/9執筆時)

 【128GB】

 9・iPod touch MVJ62J/A【スペースグレイ】
 10・iPod touch MVJ32J/A【ブルー】
 11・iPod touch MVHY2J/A【ピンク】
 12・iPod touch MVJ52J/A【シルバー】
 13・iPod touch MVJ22J/A【ゴールド】
 14・iPod touch MVJ72J/A 【レッド】

  ¥35,413(+1770pt) ビックカメラ (9/9執筆時)

 【256GB】

 15・iPod touch MVJE2J/A【スペースグレイ】
 16・iPod touch MVJC2J/A【ブルー】
 17・iPod touch MVJ82J/A【ピンク】
 18・iPod touch MVJD2J/A 【シルバー】
 19・iPod touch MVJ92J/A【ゴールド】
 20・iPod touch MVJF2J/A【レッド】

  ¥47,293(+2310pt) ビックカメラ (9/9執筆時)

 iPod touchは、単なる音楽プレーヤーではなく、iPhoneと同じくiOSアプリが使える、スマートフォンライクな、音楽プレーヤーを「越えた」端末です。

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 在庫状況は、執筆時に確認したところ、Apple公式ストアのほか、ビックカメラ.comで販売が開始されました。

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 路面店やApple公式ストアでは、Apple製品は(お正月やブラックフライデー以外は)通常定価販売です。

 しかし、ビックカメラ.comは、5%のポイントが付くぶん、多少お買得です。

 加えて、ネット購入の場合、ビックカメラ系のクレジットカードでなくても、ポイント減額がないので、同社の路面店よりも(わずかながら)お得です。

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 【32GB】【各色】

 3・iPod touch MVHW2J/A【スペースグレイ】
 4・iPod touch MVHU2J/A 【ブルー】
 5・iPod touch MVHR2J/A 【ピンク】
 6・iPod touch MVHV2J/A 【シルバー】
 7・iPod touch MVHT2J/A 【ゴールド】
 8・iPod touch MVHX2J/A 【レッド】
  ¥25,533(+1177pt) Amazon.co.jp (9/9執筆時)

 【128GB】【各色】

 9・iPod touch MVJ62J/A【スペースグレイ】
 10・iPod touch MVJ32J/A 【ブルー】
 11・iPod touch MVHY2J/A 【ピンク】
 12・iPod touch MVJ52J/A 【シルバー】
 13・iPod touch MVJ22J/A 【ゴールド】
 14・iPod touch MVJ72J/A 【レッド】
  ¥35,413(+1771pt) Amazon.co.jp (9/9執筆時)

 【256GB】【各色】

 15・iPod touch MVJE2J/A【スペースグレイ】
 16・iPod touch MVJC2J/A 【ブルー】
 17・iPod touch MVJ82J/A 【ピンク】
 18・iPod touch MVJD2J/A  【シルバー】
 19・iPod touch MVJ92J/A 【ゴールド】
 20・iPod touch MVJF2J/A 【レッド】
  ¥47,993(+2365pt) Amazon.co.jp (9/9執筆時)

 一方、2018年からアップルの正規ディーラーになったAmazonでも、6月になって、販売が開始されています。

 こちらは、執筆時現在、(一部商品は)6%のポイント付与なので、多少お得です。ただし、一部の色は「売り切れ」でした。

 201906062225.jpg

 なお、比較する場合の注意点は、Amazonは、価格は「税込み表示」、ビックカメラ.comは(大文字の価格表記は)「税抜き表示」である点です。

 ややこしいので、このブログの価格は、全て税込み表示で統一しました。

 201808131902.jpg

 なお、Amazonの場合、「Amazonギフト券チャージタイプ 」の販売があります。

 銀行口座経由でプリペイドしておけば、実質、最大2%引で購入可能です。クレジットカードのポイントを除けば、この方法での購入は最もお得だと思います。

 ギフトカードは、Amazonの別の買い物でも利用でき、有効期限は10年です。このシステムについて、詳しくは【こちら】に解説があります。

 さて、本体の話のスペックの話に戻りましょう。

 201905282336.jpg

 最新世代は、iPod touch の場合、第7世代です。

 背面と側面については、6色(スペースグレイ・ブルー・ピンク・レッド・シルバー・ゴールド)から選べます

 レッドは、例によって「期間限定色」です。

 201905290050.jpg

 容量は、32GB・128GB・256GBの3種類です。

 重さや形状、バッテリー寿命などは、どれも同じです。

 32GBは「お子さんへのプレゼント向け」のサイズ、128GBは「やめられないコアユーザー向け」のサイズと言えます。

 加えて、今回、256GBの大容量モデルが加わりました。ただし、価格は1万円以上高い4万円台なので、(メモリーの部品単価をふまえて)割高感はあります。

 128GBまでは、(逆に)性能が上がったにもかかわらず、旧第6世代とほぼ同じ価格で出しており、お買い得感があります。

  201507170948.jpg

 利用できるアプリは、iOS対応アプリ全般です。

 iPhone用のiTunesストアが使えますので、音楽や、iPhone用のゲームなどがダウンロード可能です。

 メールも見れますし、iMessageLINEFacebookなどのアプリも使えます。

 なお、LINEの認証登録については、(電話回線がない)のですが、Facebook経由で可能です。

 それ以外にも、自宅の固定電話に登録番号をコールして貰えるため、(固定)電話回線があれば問題ありません。

 201905282340.jpg

 採用されるプロセッサーは、64bitのA10 Fusionチップです。

 2016年発売だったiPhone7と同じCPUです。

 旧機種は、iPhone6と同じ世代のA8チップでした。したがって、iPhoneSEiPhone6s世代のA9チップを抜き、一気に「2世代」新しいものとなりました。

 iPhone7発表時のデータでは、CPU処理速度は「2倍差」、GPU(グラフィックス)は「3倍差」でしたので、相当処理性能は高まったと言えます。

 結果、iPhone同様に、ARゲームへの対応も果たしています。この部分は、2019年からAppleが定額制ゲームに参入することが大きいとの報道です。

 バッテリーの持ちは、音楽再生最大40時間、ビデオ再生最大8時間と、旧機種と同じレベルでしっかりあります。

 201812221904.jpg

 液晶も、iPhoneと同じ、美しいRetinaグレードのディスプレイです。視認性は抜群です。

 ただし、液晶はやや小型の4インチディスプレイとなります。iPhoneSEと同じサイズです。

  201809190729.jpg

 本体の重さは、旧機種と同じ88gです。

 なお、最近終売になった、iPhoneSEに比べても、厚みがかなり薄いのが特徴です。

 携帯性に優れており、(惜しくも販売が終わった)小型のiPhoneSEの代替として購入したい人もいそうです。

 201812221906.jpg

 カメラは、iPhoneのように、背面に8メガピクセルiSightカメラが付属します。

 そのため、写真撮影も可能です。夜間撮影などに強い裏面照射型CMOS採用の性能の良いカメラです。

 動画についても、フルHD画質まで対応します。

 また、本体の表側に、ビデオチャットなどの際に自分を映す120万画素の前面カメラも付属します。

 201905290101.jpg

 充電は、iPhoneと同じくライトニング端子経由です。ケーブルと充電器は付属です。

 その他、性能に定評があるヘッドフォン(Apple EarPods)と、充電用のライトニングケーブルなどが付属品として添付されます。

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 201507170914.jpg

 【第6世代】

 【32GB】【第6世代】【一部欠品】

 3’・iPod touch MKJ02J/A 【ブラック】
 4'・iPod touch MKHQ2J/A 【ピンク】
 5'・iPod touch MKHV2J/A 【ブルー】
 6'・iPod touch MKHT2J/A【ゴールド】
 7'・iPod touch MKHX2J/A 【シルバー】
  ¥26,136〜 楽天市場 (9/9執筆時)

 【128GB】【第6世代】【一部欠品】

 8'・iPod touch MKWK2J/A 【ピンク】
 9'・iPod touch MKWM2J/A 【ゴールド】
 10'・iPod touch MKWR2J/A 【シルバー】
 11'・iPod touch MKWU2J/A 【ブラック】
 12'・iPod touch MKWP2J/A 【ブルー】
  ¥28,010〜 楽天市場 (9/9執筆時)

 なお、2015年発売の第6世代については、一部の色目でまだ在庫があります。

 201905282340.jpg

CPU→2倍
GPU→3倍

 新旧の違いは、先述のCPU(GPU)の変更のみです。

 本体の重さ・サイズを含めたその他の部分の性能は全く同じですから、CPU部分を入れ替えただけの「マイナーチェンジ」です。

 とはいえ、新品価格は、ほとんど差がない状況ですし、CPUパワーの違いは相当あるため(最低1万円以上の価格差がない限りは)新機種を選ぶべきでしょう。

今回の結論
最新のアップルのiPodのおすすめモデルはこの機種!

 以上、今回は、現在購入できるiPodについて書きました。

 201809190732.jpg

 恐らくですが、スマホの普及でシェアの拡大が見込めないため、iPod touchを除くと、今後の大々的な復活はないと思います。

 201809190733.jpg

 Appleは、近年、Beatsという音響メーカーを買収しているので、新しいタイプの機種(例えば、単体で完結するインイヤー型)などを出してくる可能性はあるでしょう。

 ただ、現在は(時計を除けば)、そういった観測記事すらない状況です。

 そのため、とりあえず、現行の最新機種を確保して、開発を気長に待つのが良いでしょう。

 なお、ipod shuffleやipod naoは在庫が尽きてきており、価格相場も値上がり気味なので注意してください。

 最後に、価格を見ながらおすすめ機種について書いていきたいと思います。


 第1に、お子さんへのプレゼント用として、オススメの格安モデルは、

 201905282331.jpg

 【2019年5月28日発表】

 【32GB】【各色】

 3・iPod touch MVHW2J/A【スペースグレイ】
 4・iPod touch MVHU2J/A【ブルー】
 5・iPod touch MVHR2J/A【ピンク】
 6・iPod touch MVHV2J/A【シルバー】
 7・iPod touch MVHT2J/A【ゴールド】
 8・iPod touch MVHX2J/A【レッド】
  ¥21,790(+1176pt) ビックカメラ (9/9執筆時)

 【32GB】【各色】

 3・iPod touch MVHW2J/A【スペースグレイ】
 4・iPod touch MVHU2J/A 【ブルー】
 5・iPod touch MVHR2J/A 【ピンク】
 6・iPod touch MVHV2J/A 【シルバー】
 7・iPod touch MVHT2J/A 【ゴールド】
 8・iPod touch MVHX2J/A 【レッド】
  ¥23,533(+1177pt) Amazon.co.jp (9/9執筆時)

 【32GB】【各色】

 3・iPod touch MVHW2J/A
  ¥25,422 楽天市場
(9/9執筆時)

 第7世代のiPod touch(32GB)でしょう。

 価格は高いですが、電話としての機能がない点(SIMがさせない点)を除けば、スマホとほぼ同じことができます。

 A10チップの採用で、性能的にもiPhone 7と同等クラスですから、相当期間現役で使えるでしょう。

 201809190729.jpg

 また、iPhoneSEより小型で、重さも88グラムですので、持ちはこびにはかなり有利です。

 なお、Atlasは、夜寝ながらスマホをいじる悪癖があるため、この軽量性はかなり魅力を感じており、一台保有しています。(寝ながらスマホをいじると手首や肩に負担がかかるため)。

 カメラも、裏面照射型CMOSとHDR機能採用で夜間撮影などに強く、手ぶれ補正機能もついている性能の良いカメラです。


 第2に、iPhoneSEの代替用小型機として利用した方オススメのモデルは、

 201905282331.jpg

 【2019年5月28日発表】

 【128GB】【各色】

 9・iPod touch MVJ62J/A【スペースグレイ】
 10・iPod touch MVJ32J/A【ブルー】
 11・iPod touch MVHY2J/A【ピンク】
 12・iPod touch MVJ52J/A【シルバー】
 13・iPod touch MVJ22J/A【ゴールド】
 14・iPod touch MVJ72J/A 【レッド】

  ¥32,790(+1770pt) ビックカメラ (9/9執筆時)

 【128GB】【各色】

 9・iPod touch MVJ62J/A【スペースグレイ】
 10・iPod touch MVJ32J/A 【ブルー】
 11・iPod touch MVHY2J/A 【ピンク】
 12・iPod touch MVJ52J/A 【シルバー】
 13・iPod touch MVJ22J/A 【ゴールド】
 14・iPod touch MVJ72J/A 【レッド】
  ¥35,413(+1771pt) Amazon.co.jp (9/9執筆時)

 128GBiPod touchでしょう。

 クラウド運用を考えればこのサイズでも充分です。音楽をたくさん入れて持ち歩くような用途を考えた場合、こちらが選択肢となります。

 256GBの大容量モデルを選びたいところですが、フラッシュメモリの価格を考えても、やや割高に思えます。

 ここは、120GBに抑えつつ、クラウドでのバックアップなどを考えるべきでしょう。


第3に、小型音楽端末として、通勤時・ジョギング時に利用したい場合は、

  201809171056.jpg

 【SONY Sシリーズ】

 ・SONY NW-S315 [16GB]
   ¥14,012 Amazon.co.jp (9/9執筆時)

重さ:53g
バッテリー:最大52時間
ノイキャン:対応可
ハイレゾ音源:非対応

  201702281036.jpg 

 【イヤホン型携帯音楽プレーヤー】

 ・SONY NW-WS414 [8GB]
   ¥14,980 Amazon.co.jp
(9/9執筆時)

重さ:132g
バッテリー:最大8時間
ノイキャン:非対応
ハイレゾ音源:非対応

 iPod nanoの代替としては、SONYのSシリーズが良いでしょう。

 通勤時ならば、こちらでしょう。

 iPod shuffleの代替手段としては、SONYのイヤホン内装型の音楽プレーヤーが適切でしょう。

 防水仕様なので、ジョギングにはもってこいです。

 予算があれば、途中で提案した、時計タイプを利用することも可能です。ただ、代替手段としてオススメするには、予算がかかりすぎの部分がありますから。

 201809170924.jpg

1・ソニーのウォークマンの比較

 なお、いずれの機種についても、上記の比較記事で、性能面について詳しく紹介しています。

 最新の上位機種を含めて紹介していますので、よろしければ、引き続きご覧ください。

補足:音楽プレーヤー関連記事の紹介

 というわけで、今回は、iPodについて紹介しました。

 なおこのブログ「モノマニア」では、携帯音楽プレーヤー関連機器について、以下のような比較記事があります。

  201809171058.jpg

1・アップルのiPod, iPod touchの比較
2・ソニーのウォークマンの比較

3・Bluetoothヘッドホンの比較
4・Bluetoothイヤホンの比較
5・完全ワイヤレスイヤホンの比較
6・ハイレゾヘッドホンの比較
7・ハイレゾイヤホンの比較

8・ノイキャンヘッドホンの比較
9・Beatsのヘッドホンの比較
10・ライトニング端子イヤホンの比較
11・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】

 例えば、iPhoneやMacでも問題なく利用できる、SONYのウォークマンについても書いています。

 SONYは携帯音楽プレーヤーの技術開発にまだかなり資金投資していて、ハイレゾに対応するなど技術水準は高いです。

 また、イヤホンなどについても各種記事を書いていますので、よろしければご覧ください。

---

 最後になりましたが、今回の記事がお役に立ったようならば幸いです。Twitter Facebook はてなブックマークボタンなどから話題を共有していただければ嬉しいです。

 ではでは。

posted by Atlas at 17:56 | オーディオ製品

2019年08月29日

比較2019’【新型】SONYのウォークマン21機の音質とおすすめ・選び方の解説

【今回レビューする内容】 2019年 新製品のSONYウォークマン人気機種の性能とおすすめ・選び方:WM1 ZX W S Aシリーズ ハイレゾ対応小型音楽プレーヤー iPhone iTunesからの移行方法 機種の違いとランキング

【紹介する製品型番】Sシリーズ・NW-S313 NW-S315 NW-S313K NW-S315K Aシリーズ NW-A55HN NW-A56HN NW-A55 NW-A57 NW-A55WI ZXシリーズ NW-ZX300 B NW-ZX100 SM NW-WM1A NW-WM1Z N Wシリーズ NW-WS413 NW-WS413 NW-WS414NW-WS623 NW-WS625 NW-ZX300G B WF-SP900

今回のお題
新製品のソニーの最新ウォークマンのおすすめ機種はどれ?

 どもAtlasです。

 今回は、2019年8月現在、最新のソニーのウォークマンの比較です。

 201809170924.jpg

 新しいA50シリーズを含めて、全機種をフォローします。

 201908291524.jpg

 期間限定のコラボ商品(PEANUTS SUMMER 2019・落語三昧)もしっかりフォローしました。

1・音質の良さ  ★★★★★
2・軽量性    ★★★★★
3・バッテリー量 ★★★★★
4・電車での利用 ★★★★★
5・運動時の利用 ★★★★★
6・総合評価   ★★★★★

 というわけで、以下では、いつものように、各製品を比較します。

 そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、利用目的別に、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。

ーー

1・ソニーのウォークマンの比較
2・ハイレゾイヤホンの比較
3・Bluetoothイヤホンの比較
4・Bluetoothヘッドホンの比較
5・ハイレゾヘッドホンの比較
6・ノイキャンヘッドホンの比較
7・iPod touchの比較
8・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】

 なお、今回の記事は、このブログのオーディオ製品関連記事の第1回目の記事として書きました。

1・最新のウォークマンのラインナップ

 201805231021.jpg

 最新ウォークマンは、液晶画面のある音楽プレーヤータイプとしてEシリーズ、Sシリーズ、Mシリーズ、A20シリーズ、ZXシリーズがラインナップされます。

 このほか、スポーツなど向けの液晶画面がないタイプとしてWシリーズもラインナップされます。

 201805231027.jpg

 各シリーズは、「サイズ」が違うほか、ハイレゾ音源に対応するなど「音質面」で差があります。

 シリーズ間で音質の統一をはかるAppleのiPodとは「選び方が異なる」ので、注意が必要です。

 そのため、以下の比較記事では、「音質面」を特に重視してスペックを比較しました。

2・入門用ウォークマンの比較

 201809171058.jpg

 はじめに、比較的「安い」入門用のシリーズを紹介します。

 なお、Appleの「iPod」と同じように、同じ「ウォークマン」という名前でも、シリーズによって機能が大きく異なりますので、順番に紹介します。

 なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


 201809171056.jpg

 【2017年発売開始】

 【単体モデル】

 1・SONY NW-S313 [4GB]
   ¥10,690 Amazon.co.jp (8/29執筆時)

 2・SONY NW-S315 [16GB]
   ¥14,312 Amazon.co.jp (8/29執筆時)

 【スピーカー付】

 3・SONY NW-S313K [4GB]
   ¥13,472 Amazon.co.jp (8/29執筆時)

 4・SONY NW-S315K [16GB]
   ¥16,900 Amazon.co.jp (8/29執筆時)

重さ:53g
バッテリー:最大52時間
ノイキャン:対応可
ハイレゾ音源:非対応

 Sシリーズは、現状手に入るウォークマンのなかでは、最も安価なラインです。

 2017年に発売となったS300シリーズが最新機です。

 201809170903.jpg

 こちらは、「オンガクを、手軽に楽しむ」をコンセプトにして、主に10代〜20代前半をターゲットにして売られている商品です。

 記憶容量は、4GBと16GBがあります。

 8GBの場合MP3で約1800曲ほど入る計算です。

 バッテリーは、52時間程度持ちます。

 使用状況にもよりますが、そう頻繁に充電する必要は無さそうです。

 201809171102.jpg

 本体の重さは、53グラムです。

 かなり、軽量なので、ポケットに入れて持ち運ぶことも可能でしょう。

 タッチパネルは未搭載ですが、視認性が良い1.77型のカラー液晶を搭載します。

 201809171127.jpg

 音質に関わる技術は、上位機と比べると物足りないです。

 なぜなら、音の明瞭感を上げる「クリアフェーズ」機能や、圧縮音源の音質を高めるDSEEなどの音質向上機能が付属しないからです。さらにハイレゾ音源の再生にも未対応です。

 その点でいえば、33gの「軽量小型」である部分を除けば、スマホに対する音質面の優位性はないですね。

 201809170905.jpg

 ヘッドフォンは、全機種とも有線イヤホンが付属します。音漏れしにくい密閉型(カナル型)です。

 こちらは、13.5mmの大きめのドライバーでを採用しており、音域が広く聴きやすい製品です。

 201809041535.jpg

 無線ネットワークは、この機種の場合、Bluetoothを搭載します。

 そのため、「別売」ですが、Bluetoothヘッドフォン・スピーカーへの出力に対応できます。

 ただし、Bluetooth通信を使う場合はバッテリーは最大23時間までしか保ちません。また、SBCという低スペックの圧縮技術しか採用しません。音質が劣化するため、

 この用途ならば、上位のAシリーズが良いでしょう。

  201805231038.jpg

 SONY MDR-NWNC33
  ¥2,820 Amazon.co.jp (8/29執筆時)

 ノイズキャンセリングは、搭載です。

 ただし、Sシリーズに付属するイヤホンはノイキャンに対応できないものです。

 そのため、対応させたい場合、「別売」となってしまうのは、この機種の「痛い」部分です。

 201809171059.jpg

 スピーカーは、上位機のみ付属します。

 小型ですが、机やベッドサイドに置いて使うのには良いサイズです。セット開発品らしく、お買得な小型機としてはしっかりした音が出ます。

 201805231046.jpg

 対応する音楽フォーマットは、MP3・WMA・AACなどスマホで一般的な圧縮音源は網羅します。

 しかし、、アップルロスレスなど、CDグレードの音質は非対応です。ただ、付属ソフトで自動的に圧縮して転送されるので、初心者のかたはこの部分に神経質になる必要はないでしょう。

 なお、FLACやリニアPCMなどのハイレゾ用フォーマットの再生もできますが、アンプ部分の性能の面で「音質はハイレゾ以下」です。

 音楽以外のメディアについては、FMラジオが搭載されます。

 その他、こちらは語学学習のサポート機能が充実します。

 再生する音のスピードを増減する「再生スピードコントロール」や、繰り返し練習に強い「A-Bリピート再生」などの語学学習に有用な機能が搭載されます。

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 以上、ウォークマンSシリーズの紹介でした。

 iPod nanoシリーズが「とうとう終焉を迎えた」今、小型の音楽プレーヤーとして貴重な選択肢です。

 音質面では、CD音質のロスレス方式に未対応な点や、ソニー独自の音質向上技術に対応しない点ノイズキャンセリング機能が別売な点が難点です。

 とはいえ、通勤時やジョギング時に利用する比較的小型の入門機としてはニーズがありそうです。

ーーーーー

 201908291524.jpg

 【Sシリーズ】【期間限定】

 5・PEANUTS SUMMER 2019 NW-S310/PNSU
  ¥15,380〜 ソニーストア限定 (8/29執筆時)

 【Sシリーズ】【期間限定】

 6・Sシリーズ 「落語三昧200席」NW-S315K/RKG
  ¥39,880〜 ソニーストア限定 (8/29執筆時)

 なお、Sシリーズには、「ピーナッツ(スヌーピー)FEEL THE MUSIC COLLECTION」と「落語三昧」との各コラボモデルもあります。

 ここまで紹介したSシリーズの「ソニーストア数量限定モデル」となります。

 性能部分は、S300シリーズのスピーカー付属モデルと全く同じです。

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 第1に、ピーナッツは、登場キャラクターの刻印が本体裏側になされる点で「スペシャル」です。

 なお、ピーナッツについては、「上位版」がもうひとつありますが、それは後ほど紹介します。

 第2に、落語三昧は、柄などは選べない仕様です。

 ただ、合計約100時間の演目を最初からインストールした状態で出荷されます。

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 いずれも、期間限定なので、過去の例からも復刻はないと思います。


 201809170916.jpg

 【有線イヤホン付属】

 7・SONY NW-A55HN [16GB]
  ¥26,400 Amazon.co.jp (8/29執筆時)

 8・SONY NW-A56HN [32GB]
  ¥32,100 Amazon.co.jp (8/29執筆時)

 【ワイヤレスイヤホン付属】

 9・SONY NW-A55WI [16GB]
  ¥31,313 Amazon.o.jp (8/29執筆時)

 【イヤホン未付属】

 10・SONY NW-A55 [16GB]
  ¥21,267 Amazon.o.jp (8/29執筆時)

 11・SONY NW-A57 [64GB]
  ¥20,873 Amazon.co.jp (8/29執筆時)

重さ:99g
バッテリー:最大45時間
ノイキャン:対応
ハイレゾ音源:対応

 Aシリーズは「ハイレゾ音源」に対応するウォークマンとしては最も安い機種です。

 最近機種は2018年10月発売予定のA50シリーズとなります。イヤホンの付属・未付属で3バージョンあります。

 201805231059.jpg

 「ハイレゾ音源」とは、CD音質を超える「新時代の音源」です。とくに、高音域の解像感は極めて高いです。

 すでに、SONYの【mora】やONKYOの【e-ONKYO】などで音源が売られています。

 iTunes Storeなどの対応はまだですが、状況を考えると、遠からず主流になっていくでしょう。新曲については、かなり対応しているので、Atlasは、この音質で楽曲を収集しています。

 201805231052.jpg

 Samsung microSDXCカード 64GB
  ¥1,697 Amazon.co.jp (8/29執筆時)

 記憶容量は、16GB・32GB・64GBの3種類から選べます。

 ただし、Aシリーズは、MicroSDメモリーカードを挿入できるスロットがあります。

 ハイレゾ音源はサイズが大きいので、増設できるのは嬉しい部分です。こちらのカードは格安ですが、30mb/秒を越えるスピードを持つので、音切れなどの問題はないでしょう。

 容量部分の目安としては、16GBの場合MP3で約3600曲が、ロスレス音源でも約1600曲ほど、ハイレゾ音源でも一般的なFLACなら1430曲ほど入る計算です。

 バッテリーは、最大45時間程度保ちます。使用状況にもよりますが、十分です。

 201809170928.jpg

 本体の重さは、98グラムです。

 Sシリーズより重いのは、この機種がタッチパネルを採用するからです。操作性は格段に良いですし、重さもスマホと較べれば軽量です。

 音質に関わる技術は、Aシリーズの場合次の2点がポイントです。

 201805231101.jpg

 第1に、S-Master HXの搭載です。

 具体的な効果は「ノイズの軽減」です。

 このフルデジタルアンプは、Aシリーズからの搭載で、音の解像感・空気感がワンランク上です。とくに、ハイレゾ音源を聴くのに相応しい技術です。

 201809171129.jpg

 第2に、DSEE HX技術の搭載です。

 具体的な効果は、「音質の向上」です。

 ソフト的な解析で、こちらは、CD音源・圧縮音源をハイレゾグ音質にアップスケーリングできます。つまり、ハイレゾ音源を持っていなくても、「ハイレゾ」を気軽に楽しめます。

 なお、DSEE HXは、AIを利用した音源別の解析ができるほか、MP3などの圧縮音源の音質も向上できる技術なので、総合的な音質向上が期待できます。

 その他、音の解像度を上げて、ボーカルと楽器などを識別できるように臨場感を上げる「クリアフェーズ」や「クリアオーディオプラス」機能も搭載です。

 201809171130.jpg

 SONY IER-NW500N 
  ¥10,259 Amazon.co.jp (8/29執筆時)

 有線ヘッドフォンモデルは、単品でも購入できるSONYのIER-NW500Nが付属します。

 全レンジをカバーする9mmのドライバーを搭載し、フラットな音質が期待できます。

 また、こちらは、ノイズキャンセリングがハイレゾ音源にも対応という新機軸があります。そのほか、外音が聴き取れる状況でノイズキャンセリングが可能など、本機と連動した機能が多く、魅力的です。

 201809171131.jpg

 SONY h.ear in 2 Wireless WI-H700
  ¥18,500 Amazon.co.jp (8/29執筆時)

 無線ヘッドフォンモデルは、首かけタイプのSONYの高級機、WI-H700が付属します。

 この機種については【Bluetoothイヤホンの比較記事】でもより詳しく紹介しましたが、新開発の小型高感度9mmドライバーの出来が良く、音質は相当良いです。

 スペック的にハイレゾ音源の再生にも対応します。ただし、ノイキャンには未対応です。また、 Bluetooth通信を使う場合、本機のバッテリーは最大13時間までとなります。

 201809170950.jpg

 無線ネットワークは、Bluetoothを搭載します。

 また、下位機種と比較する場合、次の2つの意味で「対応」する点で上位です。

 201805140948.jpg

 第1に、Bluetoothヘッドホンなどを利用するために「Bluetooth送信」に対応します。

 こちらの場合、転送時の圧縮規格は、低音質なSBCだけでなく、ハイレゾ音源でも音質が劣化せず、音も遅延しないLDACをサポートします。そのため、無線でも音質は良い機種です。

 ただし、ヘッドホン側もLDAC規格に対応する必要があります。別に選んで買いたい方は、【Bluetoothイヤホンの比較記事】でフォローしています。

 201809171132.jpg

 第2に、スマホやPCに保存した音楽を再生するための「Bluetooth受信」に対応します。

 スマホ自体でも音楽は再生できるため「意味ない」ように思えますが、先ほど紹介したS-Master HXやDSEE HXでの音質向上が可能なので、お手軽な「携帯アンプ」として利用できるでしょう。

 とくに、Spotifyなど「聴き放題」系のアプリを利用している方には意味がありそうです。

---

 ノイズキャンセリングは、この機種も搭載です。

 ただし、付属のイヤホンのほか、ノイズキャンセリング機能が利用できるヘッドホン・イヤホンである必要があります。対応する別売ヘッドホンについては、この記事の最後で紹介リンクを提示します。

 なお、他ブランドのノイズキャンセリングヘッドホンを利用する場合に比べて、コード付きながら電源不要なのが、純正品を買う場合のメリット性です。

 201805231110.jpg

 対応する音楽フォーマットは、MP3・WMA・AACなど一般的な圧縮音源は網羅します。

 ロスレス圧縮も、アップルのロスレスを含めて完全に網羅します。ハイレゾも、FLAC以外に、DSDも11.2MHzまで対応というのは、ハイアマチュアにも嬉しい部分です。

 音楽以外のメディアについては、FMラジオが搭載されます。

 機能面では、下位機種と同じく、各種の語学学習機能に対応しています。

---

 以上、Aシリーズの紹介でした。

 結論的にいえば、Sシリーズとは、音質面ではあ明らかに「格が違う」音質です。

 Atlasが思うに「音の善し悪し」は個人個人の好みです。だから他人が客観的にレビューできるものではないです。ただし、音質の補完は、機械的な処理として、源ソースを耳が疲れない音質に改善する効果は期待できると思います。

 いずれにしても、ハイレゾ音源を再生可能な小型プレーヤーを探している方には最適なシリーズでしょう。

3・高性能なウォークマンの紹介

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 続いて、5万円を超えるZXシリーズなどのハイアマチュア向けのウォークマンを紹介します。

 ZXシリーズは、音質をとことんまで極めた「最強・最高峰のハイレゾ対応ウォークマン」として、2014年ごろに大ブームとなり、品切れが続出しました。

 当時は10万円オーバーの高級機で、一般ユーザーが手が出しにくかったので、2015年から比較的価格が安いZXの下位モデルが登場しました。


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 【2017年10月発売】

 [64GB]

 12・SONY NW-ZX300 B 【黒】
 13・SONY NW-ZX300 S 【銀】
   ¥59,776 Amazon.co.jp (8/29執筆時)

 【2018年9月追加発売】

 [128GB]

 14・SONY NW-ZX300G B 【黒】
   ¥76,263 Amazon.co.jp (8/29執筆時)

重さ:157g
バッテリー:最大30時間
ノイキャン:非対応
ハイレゾ音源:対応

 ZX300は、高品質なZXシリーズの「入門機」という扱いです。

 本体色は、シルバーとブラックです。

 記憶容量は、64GBとなります。

 ただ、ブラック色のみ、2018年秋に128GBに容量が追加されたNW-ZX300Gが登場しています。

 64GBの容量ならば、ハイレゾ音源で1300曲ほど入る計算です。マイクロSDXCカードスロットもあるので、足りない場合は増設も可能でしょう。

 バッテリーは、最大30時間まで再生可能です。


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 本体の重さは、157グラムです。

 スマホ並みの重量があるのは、この機種が、3.1型タッチパネルを採用するからです。操作性は格段に良いですし、重さもスマホと較べれば軽量です。

 201809171008.jpg

 音質に関わる技術は、やはりこの機種の「売り」です。

 高性能オーディオのように、大型コンデンサーを採用するなど電源周りをとくに強化することで、中低音域の音質を大幅に改善しています。

 201805231124.jpg

 ただし、高級オーディオにはよくあることですが、数値的にそれを証明する手段は少ないです。

 しかし、音周りの部分は非常に丁寧に作られている製品です。

 試聴した限りでは、従来の上位機と同様の傾向の音質で、ハイレゾ音源の解像感を表現できるほど実力がありました。

 201809171009.jpg

 本体はアルミの削りだしで、とても精巧かつ丁寧に作られており、デザイン性が極めて高いです。

 堅牢な本体は不要な振動などもカットできるため音質アップの効果もあります。リアは、メッキを施したステンレス銅板が採用されます。

 記憶容量は、128GB搭載のため、MP3の場合20000曲です。

 ただし、ファイルサイズの大きなハイレゾは400曲ほどです。もちろん、microSDカードスロットが搭載されるので、対応するカードを購入すれば、より多くの音楽ファイルを持ち運べます。

 201711271550.jpg

 ・ソニー ヘッドホン MDR-1AM2 B
  ¥29,043 Amazon.co.jp (8/29執筆時)

 ・ソニー イヤホン XBA-N3BP
  ¥27,914 Amazon.co.jp
(8/29執筆時)

 ヘッドフォンは、この機種は「別売」です。

 なお、ZXシリーズからは、一般的なステレオケーブルだけでなく、バランスケーブルによる接続に対応します。バランス接続は、ステレオ感がより得やすい方式で音質がアップします。

 バランス接続は、従来から存在した形式ですがが、メーカーごとコネクタサイズが異なりました。しかし、近年「直径4.4mm」という業界規格ができました。例えば、上記の2機種は、バランス対応製品です。

 いずれにしても、高音質化を目指したいライト層も広まりそうです。先行的に投資するのは「あり」でしょう。

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 無線ネットワークは、Bluetoothを搭載します。

 もちろん、ハイレゾグレードでも音質が劣化しないLDACをサポートするため、無線でも音質は良いです。Bluetooth通信を使う場合、本機のバッテリーは最大28時間までとなります。

 ただし、A50シリーズと違い、Bluetoothの受信機能はありません。

 ノイズキャンセリングはは非対応です。対応したい場合は、ヘッドホン側で対応する必要があります。

 対応する音楽フォーマットは、圧縮・ロスレス・ハイレゾを含めてほぼ完全に対応します。DSDについても、11.2MHzまで対応となります。

 音楽以外のメディアについては、ラジオなどは未付属です。音質の劣化につながる要素は排除されます。語学学習用の機能などもありませんね。

---

 以上、ソニーのZX300の紹介でした。

 優れた機種だと思いますが、価格的に購入層を選ぶ機種ですね。ただ、音質面では保証できるため予算があれば「贅沢」するのもありでしょう。


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 【2016年発売】

 15・SONY NW-WM1A B[128GB]
   ¥105,000 Amazon.co.jp (8/29執筆時)

重さ:267g
バッテリー:最大33時間
ノイキャン:非対応
ハイレゾ音源:対応

  NW-WM1Aは、WMシリーズに属する高級機です。このシリーズはSONYでは最も高品質なシリーズになります。

 本体色は、ブラック1色のみです。液晶は4.0型と小型スマホ並みで、タッチパネルも採用です。

 記憶容量は、128GBのみとなります。

 この容量ならば、ハイレゾ音源で2600曲ほど入る計算です。マイクロSDXCカードスロットもあるので、容量的には問題ありません。

 バッテリーは、33時間と多少短いです。これは、高音質化の「代償」という部分と、4.0インチの液晶をタッチパネル式にしたためだと思います。

 本体の重さは、267gと重量感があります。。

 201612020554.jpg

 音質に関わる技術は、やはりこの機種の「売り」です。

 こちらは、新型のアルミの削り出しであるハイブリッドシャーシが採用されます。

 とくに銅板の部分に金メッキを施し、不要なノイズを発生させないような仕組みがとられます。内部にも、無酸素銅プレート、リアにもルソン系銅合金を採用します。

 本体素材の高品質化は、高級オーディオでは「常道」の方法です。電源供給を安定化させ、低音再生における鮮明さ、高音域のクリアさが向上します。

 201805231128.jpg

 その他、新型の高分子コンデンサーを採用するなど、電源ライン・信号回路・内部クロックなどを高レベルで最適化しています。

 これが作用して、高音から低音まで解像感がより強調されます。

 主観的な話にはなりますが、音質の点で聞き比べた場合、ZX100に比べると全体的にクリアになった印象です。

 ハイレゾらしい解像感が高い音に加えて、ノイズが少なく、クセがない素直な音を聞きたい場合、ZX300よりも上位ということになるでしょう。

 ただ、この価格帯の商品は、明示的な音質の差が下位機種よりも付きにくい、ひいて言えば、その違いは評論家レベルでないと「音質の違い」を言葉として表現できない「魔術」のレベルです。

 そういった点では、新機種の登場で価格が下がったNW-ZX300 は、性能が高く、お買得でしょう。

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 ヘッドフォンは、この機種は「別売」です。高級オーディオでは当然でしょう。なお、下位機種で説明したような、直径4.4mのバランス出力にも対応します。

 無線ネットワークは、Bluetoothを搭載します。ハイレでも音質が劣化しないLDACをサポートします。

 ノイズキャンセリングは、こちらは非対応です。このグレードは音質重視なので、むしろ無用でしょう。

 対応する音楽フォーマットは、下位機種同様です。FLAC・リニアPCMと、11.2896MHzまでのDSDです。

 音楽以外のメディアについては、ラジオなど音質の劣化につながる要素は排除されます。

---

 以上、NW-WM1Aの紹介でした。

 3年ぶりの「フルモデルチェンジ」で、新機能が網羅されている魅力的な製品です。

 価格の面で一般向けではないとはいえ、ハイアマチュア向け製品としては、価格もこなれており、導入しやすいでしょう。


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 【2016年発売】

 16・SONY NW-WM1Z N [256GB]
   ¥252,800 Amazon.co.jp
(8/29執筆時)

重さ:455g
バッテリー:最大33時間
ノイキャン:非対応
ハイレゾ音源:対応

  NW-WM1Zは、2016年度登場のソニーのフラッグシップ機です。

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 驚くべき価格になっているのは、主に、本体全体に無酸素銅を作った贅沢な筐体を採用しているからです。

 ケーブルの線材も変わっていますが、価格はやはりこの本体部分が主な理由です。

 その他の部分は、内蔵メモリーが256GBに増えた程度の違いしかありません。

 また、銅は重いので、重さは455gと持ちはこびに難がある重さになっています。

---

 以上、NW-WM1Zの紹介でした。

 「美術品」とも言える技巧を使い、音質は間違いなく良いでしょうが、この価格だと導入できる人は限られるでしょう。そこが最大のネックですね。

4・スポーツ用ウォークマンの比較

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 さて、ここからは、液晶画面が内蔵されないタイプのウォークマンについて紹介です。

 主にランニングやスイミングの際に使うことを想定したモデルです。

 なお、このタイプは、ここまでの製品とは用途が異なるため、比較基準を多少変えての紹介とします。


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 【2016年発売】

 17・SONY NW-WS413 [4GB] 【下位機】
   ¥10,290 Amazon.co.jp (8/29執筆時) 

 18・SONY NW-WS414 [8GB] 【上位機】
   ¥14,948 Amazon.co.jp (8/29執筆時)

重さ:132g
バッテリー:最大8時間
ノイキャン:非対応
ハイレゾ音源:非対応

 こちらは、Wシリーズの入門モデルになります。上位機種下位機種がありますが、いずれも32グラムと軽量なモデルです。

 防水性能は、両者共に、2メートルまでの防水機能があり、スイミングの際にも利用できます。

 そのほか、対寒・耐熱性能もあるため、冬も含めスポーツシーンにはもってこいの耐久性です。

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 Wシリーズは、液晶画面がありません。そのため、目でアルバム名や曲目を探すことはできません。

 パソコン上で、アルバムかプレイリストを作っておいて、順に再生していくのが基本的な使い方です。

 ただし、イヤフォンのボタン操作で、曲単位の他、アルバムやリスト単位のスキップには対応します。

 その他、4秒ほどずつザッピング再生し、聴きたい曲を耳で探す機能もあります。ただ、基本は聴きたい曲だけ入れておき、順番に聞いていくか、ランダム再生で聞くという使い方でしょう。

 記憶容量は、この機種の場合さほど要らないでしょうが、4GBの最下位モデルでも990曲が入るスペックがあります。

 バッテリーも、8時間あり通勤や運動時には十分な量です。

 また、充電が早いのも特徴で、90分で満充電できるほか、3分間の充電でも60分間利用できるようになっています。充電を忘れていた場合などに便利そうです。

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 イヤフォンはクビにかけるタイプになります。

 また、3段階の外音取り込みモードを選択した場合、周囲の音が聞きやすくなります。1人でのジョギングの際の安全性、チームジョギングでの話などに対応できます。

---

 以上、Wシリーズの紹介でした。

 ランニングなどの際に、再生機器を持ち歩きたくないユーザーにオススメの製品です。小型再生機という点では、AppleのiPod shuffleが廃盤となったので、その買い換えにも良さそうです。



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 【2017年発売】

 19・SONY NW-WS623 [4GB] 【下位機】
   ¥12,812 Amazon.co.jp (8/29執筆時)

 20・SONY NW-WS625 [16GB] 【上位機】
   ¥17,415 Amazon.co.jp (8/29執筆時)

重さ:132g
バッテリー:最大8時間
ノイキャン:非対応
ハイレゾ音源:非対応

 これらは、Wシリーズの高品質モデル(Bluetooth搭載モデル)です。先ほど見た入門用よりも多少高額です。

 2モデルありますが、NW-WS623については、黒の他、黄色と青色のモデルもあります。

 記憶容量は、NW-WS623については4GBと入門機と同じですが、NW-WS625については、16GBと大きめのメモリーを搭載します。

 ネットワークは、いずれの機種もブルトゥース無線が搭載されており、スマホ(iPhone/Android)とリンクが可能です。

 つまり、音楽プレーヤーとしてだけではなく、スマホ用のワイヤレスイヤホンとしても使えます

 この部分が、先ほどの入門機とこれらの2機種との最も大きな違いです。コーデックはSBCとAACのみフォローですが、用途的に問題ないでしょう。

 201805231133.jpg

 Bluetooth搭載は考え方によっては便利です。

 例えばジョギングの際に、ラップタイムなどを音声で教えてくれるスマホのランニングアプリを使ったり、ラディコなどのインターネットラジオを聞くにも便利です。

 そのほか、内蔵マイクがイヤホンに入っているためハンズフリー電話にも対応します。

 バッテリーは、ブルトゥースの場合はバッテリー消費が早く、利用する場合は4時間までとなります。

 利用しない場合、8時間あり通勤や運動時には十分な量です。


 201809171024.jpg

 音質に関係する技術も優れます。

 Wシリーズの下位機種は、液晶付きのウォークマンが持つような音質向上技術が搭載されませんでした。

 しかし、こちらは、音の解像度を上げ、ボーカルと楽器などを識別できるように臨場感を上げる「クリアフェーズ」機能が搭載されます。

 また、イヤーピースもハイブリッドシリコンを使った製品なので、この部分でも音質の向上が期待できます。

 201805231134.jpg

 防水性能は、2機種で異なります。

 下位機種のNW-WS623については、防水性は2mあるものの、耐寒性・耐熱性の保証がありません。

 一方、NW-WS625については、2mの防水・耐寒・防塵性能に加えて、塩水(海水)にも対応する機種となります。

 外音取り込み機能は、上位機種のNW-WS625のみ搭載になります。

 リモコンも、上位機種のみの搭載です。トレーニングなどの際に曲をスキップさせたいならば、こちらを選ぶのも良いでしょう。

---

 以上、NW-WS623NW-WS625の紹介でした。

 単独プレーヤーとしてだけではなく、スマホなどとリンクさせて、利用する場合に便利な製品です。運動時のりようには「もってこい」でしょう。


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 【2018年】

 21・ SONY WF-SP900【4GB】
   ¥25,113 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

重さ:7.3g×2
バッテリー:最大3.5時間
ノイキャン:非対応
ハイレゾ音源:非対応

 WF-SP900は、ソニーが発売する、左右独立型の「完全ワイヤレス」な、Bluetoothイヤホンです。

 最近ブームになっているイヤホンタイプで、このブログの【完全ワイヤレスイヤホンの比較記事】でも(イヤホンの1つとして)紹介しました。

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 正確には「ウォークマンシリーズ」ではないですが、同社のウォークマンサイトに載っているという「変わり種」です。

 この機種も、防水機能と、マイクによる外音取り込み機能があるので、ジョギングなどのワークアウトでも使いやすい製品です。

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 心配なのは「外れやすさ」でしょうが、外れにくいアークサポーターを利用することで、問題を解決しています。

 記憶容量は、4GBです。

 ネットワークは、Bluetoothを装備しますので、スマホ音源の再生も可能です。

 その場合、SBCとAACのコーデックをフォローします。

 201901221707.jpg

 音質の部分では、小型でも相応の音質を出せる、ソニーが得意のバランスド・アーマチュア型ドライバーを採用しています。

 このタイプの単体イヤホンではより大きなドライバーを搭載する機種もあります。しかし、音楽再生機能を内蔵してのことですし、総合力は高いです。

 バッテリーは、3.5時間と短いです。

 ただ、Bluetoothをオフにして、本体の4GBのメモリーから再生する場合、6時間持つため、大きな問題はないでしょう。

---

 以上、WF-SP900の紹介でした。

 スポーツや移動時に手軽に利用したい場合、現状では良い選択肢のひとつです。

 とくに、スマホを介さず、「ウォークマン」として単体利用する場合は、左右の音ズレの問題もほぼないでしょう。移動時の音質や利便性の期待値も高いです。

 201908291624.jpg

 なお、リモコンが付属せず、(スマホで操作しない場合)左右本体のタップで、音量や楽曲を調整します。ただ、一度覚えれば、簡単です。

5・iTunesからの曲データの移動方法

 201401041748.jpg 

 つづいて、「iPod」からの「難民」のための補足説明です。

 既報のように、Appleのミニサイズのipodが生産終了となりました。そのため、「代替機」として、ウォークマンを使いたいAppleファンは多いと思います。

 そういった方は、おそらく、スマホはiPhoneユーザーという方が多く、「iTunesは引き続き利用したい」と考えているでしょう。

 ウォークマンは、iTunesを使ったままでもさほど面倒なく使うことができます。

 なぜなら、パソコンからの楽曲の転送が容易だからです。

  imwwg02.jpg

 最も簡単な転送方法は、ウォークマンをパソコンにつなげて、iTunesのライブラリーから移したい曲やアルバムをドラック&ドロップする方法です。

 201710031531.jpg

 さらに便利な転送方法は、ソニーが用意する専用ソフトを利用する方法です。

 第1に、Macユーザーは、Content Transfer for Mac という無料ソフトがあります。

 第2に、Windowsユーザーは、Music Center for PC という無料ソフトがあります。

 これらの方法だと、完全に自動でメディアのフォルダ分けが可能です。プレイリストなども転送可できます。

 さらに言えば、このソフトでiTunesで購入した楽曲も転送可能です。

 なぜなら、iTunesは現在的にはDRMフリーだからです。ただし、かなり昔にダウンロードした曲(ファイル拡張子が.M4p)については転送制限があり不可能です。

 ファイル名が(.M4a)で終わっていれば大丈夫です。これは、AACという形式の圧縮ファイルなので、ウォークマンでも再生可能です。

 201710031542.jpg

 アルバムアート(カバーアート)は、以前は対応しない状況がありましたが、現状では取り込めます

 第1に、Macユーザーは、Content Transfer for Macで、カバーアートの取り込みに対応できます。

 第2に、Windowsユーザーは、Music Center for PCで、自動的に登録されます。手動登録も可能です。

 なお、単なるドラック&ドロップでも、iTuneで購入した音楽ならば、(カバーアートがファイルに埋め込まれているので)そのまま取り込めます。

今回の結論
ソニーの最新ウォークマンのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回はソニーの最新のウォークマンについて書きました。

 最後にいつものように、価格別・目的別に、Atlasのおすすめ機種を提案したいと思います。  


 第1に、通勤などの際の手軽な音楽プレーヤーとしておすすめなのは、

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 【2017年発売開始】

 【単体モデル】

 1・SONY NW-S313 [4GB]
   ¥10,690 Amazon.co.jp (8/29執筆時)

 2・SONY NW-S315 [16GB]
   ¥14,312 Amazon.co.jp (8/29執筆時)

重さ:53g
バッテリー:最大52時間
ノイキャン:対応可
ハイレゾ音源:非対応

1・音質の良さ  ★★★★☆
2・軽量性    ★★★★★★
3・バッテリー量 ★★★★★
4・電車での利用 ★★★★☆
5・運動時の利用 ★★★☆☆
6・総合評価   ★★★★★

 ウォークマンのSシリーズでしょう。

 容量的には、16GBモデルが値下がりしてきておりオススメです。

 201809171102.jpg

 53gというとても軽量な小型音楽プレーヤですが、カラー液晶を搭載します。

 使い勝手の部分でも、バッテリーの持続時間も十分で、入れられる楽曲も多いです。

 音質面では、率直に言って、上位のAシリーズとは差があります。

 しかし、お聴きになる音源がMP3やAACの圧縮音源がメインならば、さほど差は感じないと思います。

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 SONY MDR-NWNC33
  ¥3,820 Amazon.co.jp (8/29執筆時)

 ただし、標準添付のヘッドホンは、ノイズキャンセリング非対応です。

 通勤通学時にお使いの場合は、「追加購入」すると良いでしょう。


 第2に、音質を重要視して、1ランク上のウォークマンを選びたい方は、

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 【有線イヤホン付属】

 7・SONY NW-A55HN [16GB]
  ¥26,400 Amazon.co.jp (8/29執筆時)

 8・SONY NW-A56HN [32GB]
  ¥32,100 Amazon.co.jp (8/29執筆時)

 【ワイヤレスイヤホン付属】

 9・SONY NW-A55WI [16GB]
  ¥31,313 Amazon.o.jp (8/29執筆時)

 【イヤホン未付属】

 10・SONY NW-A55 [16GB]
  ¥21,267 Amazon.o.jp (8/29執筆時)

 11・SONY NW-A57 [64GB]
  ¥20,873 Amazon.co.jp (8/29執筆時)

重さ:99g
バッテリー:最大45時間
ノイキャン:対応
ハイレゾ音源:対応

1・音質の良さ  ★★★★★★
2・軽量性    ★★★★★
3・バッテリー量 ★★★★★
4・電車での利用 ★★★★★★
5・運動時の利用 ★★★☆☆
6・総合評価   ★★★★★

 ハイレゾ音源に対応する、A50シリーズが良いでしょう。

 201805231027.jpg

 ハイレゾ音源は最近増えており、iTunes(Apple Music)なども近い将来の対応の噂が絶えません。

 また、ハイレゾ音源でなくても、優れたアップコンバート技術で、CD音質の音源などをハイレゾに近づけることができるため、より「耳に優しく」聴ける点で優れます。

 液晶も大きめで見やすいですが、99gと軽量・小型のため持ちはこびの苦にはなりません。

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 イヤホンセットは、ワイヤレス式有線式が選べます。

 ただ、先述のように、ワイヤレス式はノイキャン非対応のほか、利用中はスマホからのBluetooth受信の併用はできない点に注意です。

 もちろん、好きなイヤホンを選びたい方などは【イヤホン未付属】で良いでしょう。

−−

 201805231052.jpg

 Samsung microSDXCカード 64GB
  ¥1,697 Amazon.co.jp (8/29執筆時)

 なお、A50シリーズは、マイクロSDカードに対応します。

 microSDカードは、Amazonなどでかなり安く手に入ります。MicroSDカードの転送速度などについては、【MicroSDカードの比較記事】の記事で詳しく書きました。

 201805231139.jpg

 純正ソフトケース CKS-NWA40
  ¥2,719 Amazon.co.jp (8/29執筆時)

 純正シリコンケース CKM-NWA50
  ¥1,855 Amazon.co.jp (8/29執筆時)

 A50シリーズ 液晶保護シート
  ¥974 Amazon.co.jp
(8/29執筆時)

 なお、ソフトケース保護シートなどはA40シリーズは、こちらのものが対応します。


 第3に、音質に最大限こだわった性能の高いウォークマンが欲しい方は、

 201805231121.jpg

 【2017年10月発売】

 [64GB]

 12・SONY NW-ZX300 B 【黒】
 13・SONY NW-ZX300 S 【銀】
   ¥59,776 Amazon.co.jp (8/29執筆時)

 【2018年9月追加発売】

 [128GB]

 14・SONY NW-ZX300G B 【黒】
   ¥76,263 Amazon.co.jp (8/29執筆時)

重さ:157g
バッテリー:最大30時間
ノイキャン:非対応
ハイレゾ音源:対応

1・音質の良さ  ★★★★★★★
2・軽量性    ★★★★★
3・バッテリー量 ★★★★★
4・電車での利用 ★★★★☆
5・運動時の利用 ★☆☆☆☆
6・総合評価   ★★★★★★

 ZX300が良いと思います。

 音質面では、こだわりが随所に見られ、下位機種と明示的に音質の違いが分かるります。

 高級機は、新製品の登場サイクルが長いので、出たばかりのこちらは「しばらくは陳腐化しない」点でもお勧めできます。

 いずれにしても、高級機種を買ったという満足感は高いでしょう。

 記憶容量は、ヘビーユーザーにとっては、64GBとやや少ないです。

 しかし、マイクロSDカードの増設にも対応するため、不安はないでしょう。

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 また、こちらは通常のヘッドホンでも利用できますが、バランス接続も対応できます。

1・ハイレゾイヤホンの比較
2・ハイレゾヘッドホンの比較

 対応機は、上のリンク記事で紹介しています。

 まださほど数はありませんが、よろしければご覧ください。

  201809171034.jpg

 純正レザーケース CKL-NWZX300
  ¥5,215 Amazon.co.jp (8/29執筆時)

 専用保護シート PRF-NWZX300
  ¥1,488 Amazon.co.jp
(8/29執筆時)

 なお、純正のレザーケースや、保護シートはこちらのものが対応します。


 第4に、移動中やスポーツに使うのに便利な、小型ウォークマンとしておすすめできるのは、

  201901221653.jpg

 【2018年】

 21・ SONY WF-SP900【4GB】
   ¥25,113 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

重さ:7.3g×2
バッテリー:最大3.5時間
ノイキャン:非対応
ハイレゾ音源:非対応

1・音質の良さ  ★★★★☆
2・軽量性    ★★★★★★
3・バッテリー量 ★★★☆☆
4・電車での利用 ★★★★☆
5・運動時の利用 ★★★★★★
6・総合評価   ★★★★★

 ソニーのWF-SP900がよいでしょう。

 やや値段がしますが、「スポーツ向け」でほぼ重さを感じず利用できるメリット性は、値段以上でしょうから。

 独立型は、ではじめのころ、左右の音ズレや接続安定性の問題が指摘されました。

 しかし、第2世代となり、この部分は、かなり改善されています。実際、この機種のように、「ウォークマン」として単体で利用するならば、全く問題とはならないといえます。

 外音取り込み機能があるため、通勤などの移動中でもある程度便利に使えるでしょう。

 イヤホンを選ぶ楽しみは亡くなるものの、セットで探していた方には、良い選択肢となりそうです。

ーー

 201809171036.jpg

 【2017年発売】

 20・SONY NW-WS625 [16GB] 【上位機】
   ¥17,415 Amazon.co.jp (8/29執筆時)

 なお、WF-SP900も、防水対応でスイミングにも利用できます。

 しかし、やはり、「なくすリスク」はあるので、その場合は、ワイヤードの上位機となる、 NW-WS625 を選ぶと良いでしょう。

補足:ウォークマンの周辺機器

 201809171038.jpg

 というわけで、今回は、ソニーのウォークマンの紹介でした。

 最後におまけです。 

1・ハイレゾヘッドホンの比較
2・ハイレゾイヤホンの比較

 ここまで書いてきたように、ウォークマンの場合「ハイレゾ対応」というのは大きな「売り」です。

  201805231027.jpg

 そのため、もし、ハイレゾ音源をより高音質で聞きたい場合は、ソニーから純正品を含めたヘッドホンやスピーカー製品が多く販売 されています。

 上で詳しく比較してありますので、本体と同時にお探しならば、ぜひご検討ください。

3・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】

 なお、3番の記事は、「多すぎて選び方が分からない」傾向のあるこれらの商品を、Atlas流に「まとめ」ています。

 そのため、こちらからお読みいただくのも良いかと思います。

 201809041535.jpg

4・PC用スピーカーの比較
5・ハイレゾ対応ミニコンポの比較
6・プリメインアンプの比較
7・Bluetoothスピーカーの比較
8・スマートスピーカーの比較
9・音楽用ICレコーダーの比較

 そのほか、ウォークマンと連携できる据え置きスピーカーなどについても比較しています。

 あわせてよろしくお願いします。

---

 最後になりますが、今回の記事がお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。ではでは。

posted by Atlas at 16:51 | オーディオ製品

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比較2019' Lightningイヤホン/ヘッドホン17機の音質とおすすめ : iPhone 向け

【今回レビューする内容】2019年 iPhone向け有線イヤフォン・ヘッドフォンの性能とおすすめ:ライトニング端子付きイヤホン 機種の違いと人気ランキング

【紹介する製品型番】Beats by Dr.Dre urbeats3 Apple EarPods MMTN2J/A RHA MA650i with Lightning radius HP-NHL11R HP-NHL21R HP-NHL21K パイオニア RAYZ Plus SE-LTC3R SE-LTC5R エレコム EHP-LF12CMBK EHP-LF12CMWH Razer Hammerhead for iOS LIBRATONE Q ADAPT LIGHTNING IN-EAR AZLA ORTA Lightning PHILIPS Fidelio M2L AUDEZ'E SP 675 EL8 SP634

今回のお題
Lightning端子対応イヤホン・ヘッドホンのおすすめ機種はどれ?

 どもAtlasです。

 今日は、2019年8月現在、最新のiPhone向けのヘッドフォン・イヤホンの比較です。

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 ライトニング端子で利用できるヘッドホン・イヤホンを17機紹介します。

1・音質の良さ ★★★★★
2・DAC性能 ★★★★★
3・重低音   ★★★★★
4・ノイズ対策 ★★★☆☆
5・総合評価  ★★★★☆

 今回も、いつものように、各機種を比較します。

 そして、最後に「結論」では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種!を提案します。

ーーー

1・Bluetoothヘッドホンの比較
2・Bluetoothイヤホンの比較
3・完全ワイヤレスイヤホンの比較
4・ハイレゾヘッドホンの比較
5・ハイレゾイヤホンの比較
6・ノイキャンヘッドホンの比較
7・ノイキャンイヤホンの比較
8・Beatsのヘッドホンの比較
9・ライトニング端子イヤホンの比較
10・ウェアラブルネックスピーカーの比較
11・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】

 なお、今回の記事はこのブログのヘッドホン比較シリーズの9回目記事として書きました。

1・iPhoneの対応状況と選び方の選択肢

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 最新のiPhoneX系を含めて、iPhone7以降、Appleは、防水性強化のため、ヘッドフォン端子を廃止しました。

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1・スピーカー端子変換プラグの利用
2・Bluetooth対応製品の導入
3・ Lightning端子対応製品の導入

 そのため、現在は、iPhoneで音楽を聴く場合の選択肢は、上表の3つの方法に絞られました。

 はじめに、これらの接続法の「メリット」と「デメリット」の確認からはいりましょう。

1・変換プラグを利用する

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 Lightning ヘッドフォンジャック変換アダプタ
  ¥1,140 楽天市場 (8/20執筆時)

 第1に、ヘッドフォン端子変換ケーブルを用いる方法です。

 メリット性は、現在所有するイヤホンなどがそのまま利用できる点です。

 デメリット性は、外観形状です。

 変換ケーブルは端子部分が大きく、見映えが良くないです。

 加えて、ケーブル内蔵DACの性能がイマイチなので、音質面も平均レベルの期待値です。

2・Bluetooth対応製品を買う

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 第2に、Bluetooth対応のヘッドフォン/イヤフォンを購入する方法です。

 メリット性は、ラインナップがとにかく多く、音質面で優秀な機種を選びやすい点です。

 デメリット性は、定期的な充電が必要な部分と音質です。

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 特に音質については、Appleは、Bluetoothを転送する際の圧縮規格として、SBC・AACしかサポートしない状況です。

 そのため、CDレベルの音源(ロスレス)の音質でも、AACグレードまで劣化します。

 また、AACは、動画試聴時の音ズレ(=音の遅延)が多少あるので、その部分も弱点となります。

3・Lightning端子対応製品を買う

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 第3に、Lightningコネクターに接続できるイヤフォン/ヘッドホンを使う方法です。

 こちらが、今回詳しく紹介する方式です。

 メリット性は、バッテリー不要である点、Bluetoothコーデックに由来する音の劣化がない点です。

 加えて、ライトニング端子経由の場合「デジタル信号」で電送するため、左右の音声のクロストークノイズが生じにくく、アナログ製品較べて、ステレオ感が出ます。

 また、音質の割には低価格なのも、良い部分です。

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 デメリット性は、音質がイヤホン内蔵のDAC部分の性能にも左右される面が大きい点です。

 ライトニング端子は、「デジタル端子」なので、人間の耳に聞こえる「アナログ」の音にするためには、DAC(デジタルアナログコンバーター)が必要です。

 そのため、低性能なDACしか搭載しない製品の場合、純正の変換アダプタを介した方法と、音質はさほど変わらない状況となります。

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 加えて、(Appleがあまり推していないゆえに)ハイレゾ音源に対応する機種が圧倒的に少ないのも問題点です。

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 というわけで、ここまでは、3通りの接続方法に見られる、「メリット」と「デメリット」を確認してきました。

1・低価格なイヤホン
2・高音質なイヤホン
3・高音質なヘッドホン

 以下では、3つカテゴリーに記事を分けながら、ライトニングコネクターを持つ各製品を比較します。

 また、記事の最後では、全機種の分析をふまえて、Atlasのおすすめ機種を提案します。

2・低価格なLightningイヤホン

 はじめに、安価なLightning対応イヤホンをみていきましょう。

 この価格帯では、オーディオメーカーとしてはあまり聞き慣れないメーカーが製品を出しています。どちらかといえば、PC系に強いメーカーが多い印象です。

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 なお、以下の記事では、Atlasのおすすめできるポイントを赤字で、イマイチと思う部分は青字で記していきます。


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 1・Apple EarPods MMTN2J/A
   ¥2,901 Amazon.co.jp
(8/20執筆時)  

再生周波数帯域:
入力信号:
重さ:約11g
ノイズキャンセリング:非対応

  EarPodsは、Apple純正のLightningコネクタ対応イヤフォンです。

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 iPhoneでも利用できるように改良が加えられた同社の純正品です。

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 なお、Appleは、傘下にBeatという音響メーカーを抱えますが、この性雛は(あくまで)Appleブランドとしての開発です。

 そのために、さほど音質的ないみで、高性能ではありません

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 装着方法は、オープンエアー(開放型)です。

 密閉型(カナル)ではないので、音が漏れます。

 したがって、屋外でボリュームを上げると周りに迷惑でしょう。開放型の中では音漏れしにくいとはいえ、オススメできません。

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 DAC(デジタル・アナログ・コンバーター)は、内蔵です。

 ただ、おそらく、変換ケーブル内蔵タイプと性能は同じで、音質の期待値は高くはないです。

 イヤフォンの音質は、Appleの場合、品質に関するスペック情報は全て非開示です。

 そのため、データ面から特性を掴むことができない機種です。

 試聴では、従来の純正スピーカー同様に、高音・低音とも強調されないフラットな音質でした。

 ただし、逆に言えば、高音質とは決して言えないイヤフォンです。したがって、音質を期待するならば他社製品が良いでしょう。

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 以上、EarPodsの紹介でした。

 純正品の安心感はあります。しかし、恐らく、今回の比較記事をご覧頂いているかたは、「これ以上」の製品をお探しでしょう。

 実際、飛び抜けた音質は期待できない、あくまで「おまけ的」な製品です。


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 【在庫限り】

 2・リンクス IC-Earphone ICEP-LT-04
  ¥3,480 Amazon.co.jp (8/20執筆時)  

再生周波数帯域:5Hz-20kHz
入力信号:48kHz/24bit
重さ:20g
ノイズキャンセリング:非対応  

 IC-Earphoneは、日本の周辺機器輸入業者のリンクスインターナショナルが販売する製品です。

 割と歴史は古く、Lightningコネクタに直結できるイヤフォンとしては、日本初上陸、という製品でした。

 もちろん、Apple認証済み製品です。

 装着方法は、音漏れしにくい密閉型(カナル型)です。

 シリコン製のイヤーピースが3サイズ同梱されます。

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 DACの性能は、48kHz/24bitに対応なので、こちらは、ハイレゾ音源が再生できるレベルです。

 なお、ハイレゾ音源とは、従来のCD音質よりも高音域が広く、高音質な音源で、最近流行しているものです。現在、e-onkyo などで対応音源が購入でき、iPhoneでも聴くことが可能です。

 ハイレゾは、業界での規格化がすすんでいるため、数年後には、ネット音源でも標準規格になる勢いがあります。そのため、長く使いたい場合は、イヤフォンを選ぶ際に重要視しても良い部分です。

 業界の規格では、DACとイヤフォンのドライバー(スピーカー)の再生周波数帯域の高音域が40kHz以上あれば、「ハイレゾ対応製品」となります。

 再生周波数帯域は、ただ、ユニットの部分で、高音域が20kHz表記です。

 そのため、残念ながらハイレゾ音源を再生できる基準にはなく、ハイレゾ認定マークもありません。

 「性能の良いDACは、宝の持ち腐れ」です。

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 イヤフォンの音質は、試聴の限り、この価格では「そこそこ良い音」が出ます。

 低音の音圧は一定程度期待できるでしょう。

 本体(ハウジング)は、アルミ合金製で、残響・振動対策も高いです。

 また、中間には、リモートコントローラも付属し使い勝手の部分も高いです。

 保証は、6ヶ月です。

 ライトニング端子はデリケートですが、とくに、初期の故障の際は保証が効く点は安心感もありますね。

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 以上、リンクスIC-Earphoneの紹介でした。

 2016年末と比較的早くに出た製品で、その当時は「おすすめ」にもしていた時期がある製品です。ただ、現在的には、競合機も多くなっており、必ずしもそうではない状況になりました。

 実際、販売も終息しており、投げ売り状況になっています。


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 【2019】

 3・エレコム EHP-LF12CMBK
 3・エレコム EHP-LF12CMBU
 3・エレコム EHP-LF12CMPN
 3・エレコム EHP-LF12CMRD
 3・エレコム EHP-LF12CMWH  
   ¥3,406 Amazon.co.jp (8/20執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
入力信号:
重さ:6g(注:コード除く)
ノイズキャンセリング:非対応  

 EHP-LF12CMBKは、日本のPC周辺機器メーカーELECOMが販売する、Lightning端子搭載イヤホンです。

 同社は、PC周りの音響製品は出しますが、純粋には音響メーカーではありません。格安なスマホ周辺機器の一環として出していると思われます。

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 装着方法は、音漏れしにくい密閉型(カナル型)です。

 4種類のイヤーピースで、超小型のXSサイズも付属する点が、特色です。

 DACの性能は、しかし、非開示です。

 ただ、「JEITAによるハイレゾオーディオの定義に準拠した高音質モデル」とあるため、おそらく48kHz /24bitあたりかと思われます。

 再生周波数帯域は、ただし、高音が20kHzなので、DACはともかく、ドライブの部分で、ハイレゾ対応とは決していえません

 低音部分も20Hzですので、低音部分のスペックも高くありません。とはいえ、これは、値段的には仕方ないでしょう。

 イヤフォンの音質は、音響的な説明はほとんどありません。

 ただ、ドライバーは90mmと比較的大きなドライバー(スピーカー)ですので、値段相応の音質は期待できるでしょう。

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 以上、ELECOMの製品でした。

 Lightning式は最近需要が下火の中だしてきた、高コスパ機です。

 音質的な部分は強調できませんが、ある程度需要はあるでしょう。

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 【在庫限り】

 4・サンワダイレクト 400-HPL002W
 4・サンワダイレクト 400-HPL002SV
   ¥4,500 Amazon.co.jp
(8/20執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
入力信号:
重さ:20g
ノイズキャンセリング:非対応  

 なお、同じく周辺機器メーカーのサンワダイレクトもLightning端子搭載イヤホンを販売していました。

 XSサイズのイヤーピースがないほか、ほぼ仕様は似通っています。

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 イヤフォンの音質は、ドライバーが9mmとELECOMに負けるものの、振動が少ないアルミ製のハウジング(本体)を採用している点で、総合的には「ややこちらが良い」といえました。

 ただ、在庫が尽きかけて割高なので、現状では、選ぶべき機種ではないでしょう。

3・高級なLightningイヤホンの比較

 続いて、独自で音響部品が開発できるオーディオ専業メーカーが開発する製品を紹介します。

 音質を重視している分、やや価格が高い製品が多いです。ただ、ノイズキャンセリング対応機があるなど、技術的には高度です。


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 5・Razer Hammerhead for iOS
   ¥11,159 Amazon.co.jp
(8/20執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
入力信号:
重さ:20g
ノイズキャンセリング:非対応  

 Hammerhead for iOS は、米国のRazerが発売するイヤホンです。

 同社も、オーディオが専業ではなく、プロゲーマー向けのPC周辺機器を多く出している、ゲーム周辺機器メーカーとなります。

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 装着方法は、音漏れしにくい密閉型(カナル型)です。

 イヤーピースは3サイズ同梱されます。こちらは、バイフランジ型イヤーチップですから、遮音性は高いでしょう。

 要するに、ゲームなどの没入感を重視する仕様です。

 DACの性能は、未開示です。

 再生周波数帯域は、20Hz 〜 20kHzです。

 CD音源レベルならば無難に再生できるスペックですが、性能は「月並み」です。

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 イヤフォンの音質は、低音を強調させた迫力のあるタイプです。

 要するに、ゲーム用にチューンした仕様です。

 ドライバーは、ダイナミック型の10mmのドライバーです。

 イヤホンとしては決して「特大」ではないですが、DACの傾向もあわせて、低音はかなりの程度強調されます。

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 以上、Hammerhead for iOSの紹介でした。

 独特の「平麺タイプ」のケーブルを採用し、フォルムとして面白い製品です。ただ、価格面ではやや割高でしょう。



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【2017年】【Lightningコネクタ付き】

 6・Beats by Dr.Dre urbeats3  
  ¥6,335 Amazon.co.jp
(8/20執筆時)
 

再生周波数帯域:
入力信号:
重さ:18g
ノイズキャンセリング:非対応  

 urbeats3は、米国のBeatsブランドのイヤフォンです。  201904241525.jpg

 ただし、同社は買収の結果、Apple傘下にになっているため、「Apple純正」と言えなくもない状況ではあります。

 実際同社のストアでは、大々的に売られています。

 本体色は、現在のところ、5色展開です。

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 装着方法は、音漏れしにくい密閉型(カナル型)です。

 Apple純正の EarPodsと大きく異なる部分です。

 外出先で利用するならば、(迷惑にならない)密閉型である必要があります。

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 イヤーチップは、4サイズ入っています。

 耳の大小にかかわらず、快適に聴けるでしょう。遮音性も高めです。

 DACの性能は、しかしながら、「非開示」です。

 Beatsは伝統的にスペックを公開しないブランドですが、Appleになっても、それは同じです。

 イヤフォンの音質は、他社と比べた場合、音質的にはフラットです。

 同社の強みである重低音をやや強調しつつも、あまり冒険していないフラットな感じです。

 なお、本体はアルミの削り出し立体成型が得意なAppleの技術を採用します。

 制振性がたかくノイズが乗りにくいです。

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 ドライバーは、新形状の軸合わせドライバです。

 2つのドライバーを積層的に配置して、小型機のスケールを超える低音域を実現します。

 ただ、試聴の限り、バランス重視で、高音も中音も素直に聴けるスタンダードなイヤフォンです。

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 以上、Beatsurbeats3の紹介でした。

 Apple純正の安心感がある製品です。音質的にフラットで、どんな音源でも利用しやすくなっているので、5000円前後の入門用として「Atlasが現在オススメ」するならば、これですね。


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 【2019年】

 7・RHA MA650i with Lightning
   ¥7,902 Amazon.co.jp (8/20執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
入力信号:
重さ:20g
ノイズキャンセリング:非対応  

  RHA MA650i は、UK・スコットランドの音響メーカーRHAのイヤフォンです。

 音響技術が伝統的に高い国ですが、代理店のナイコム経由で、最近日本市場で存在感を増しています。

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 装着方法は、音漏れしにくい密閉型(カナル型)です。

 イヤーピースは、かなり充実します。

 3サイズの標準イヤーピース(デュアルデンシティシリコンイヤーチップ)が各サイズ2組、それに、遮音性の高いダブルフランジイヤーチップが2サイズです。

 さらに、大手メーカーで、別に買うパワーユーザーも多い、Complyのフォームイヤーチップも「おまけ」で試せます。

 相当充実しますが、このクラスのイヤホンの音質は、イヤーピースのフィット性による部分も大きいため、良い構成に思えます。

 DACの性能は、未開示です。

 音響メーカーなので、下手なことはしていないと思いますが、この部分は難点です。

 再生周波数帯域は、16Hz 〜 20kHzです。

 ハイレゾに対応しないスペックながら、低音域の周波数特性は「少し良い」と言えます。

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 Lightningではない、MA650などと同じ、カスタムダイナミックドライバー(380.1)を採用します。

 バランスが良く評判が良いので、問題ないでしょう。

 イヤフォンの音質は、イヤーピースのこだわりの部分もあり、低音がこの値段としては充実します。

 CD音質ならば満足がいくでしょう。

 なお、「ノイズアイソレーション」の記述がありますが、これは、機械的なノイズキャンセルではなく、「耳せん」による物理的な遮断を意味するため、他社機と同等です。

 ただ、同社のエアロフォニック形状は、静粛性の評価が高いのは確かです。

 ドライバーは、サイズ非公開ですが、形状的に、小さいと言うことはないでしょう。

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 以上、RHA MA650i の紹介でした。

 Aerophonicの採用など、最近発売されたLightning対応イヤホンでは、音響的な面白さ・音の主張を最も感じる製品です。イヤーチップを含めた、総合力は高いでしょう。

 Beatsが強力なライバルとなりますが、1万円以下の価格の製品としては、現状でおすすめできる機種の1つです。

 イヤーピースをしっかり選べば、静粛性もある程度あるため、高度なノイキャンが不要ならば、選んで良いでしょう。


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 8・radius HP-NHL11R
  ¥15,780 Amazon.co.jp (8/20執筆時)  

再生周波数帯域:5Hz〜24kHz
入力信号:48kHz/24bit
重さ:14g
ノイズキャンセリング:非対応  

 HP-NHL11R は、米国の音響メーカーのRadiusが発売するイヤフォンです。

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 アップル出身の技術者が設立した会社となります。デジタルオーディオの面では最近強みのある会社です。

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 装着方法は、音漏れしにくい密閉型(カナル型)です。

 イヤーピースのフィット感もよく、遮音性もある程度まであります。

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 DACの性能は、48kHz/24bitですから、ハイレゾ対応水準です。

 再生周波数帯域は、しかし、イヤホン側 (ドライバ側)として24kHzまでの性能なので、ハイレゾ認証マークは持ちません。

 同社の(別売DACを通して使う)普通のイヤホン(HP-NHR31など)は、再生周波数帯域の部分でハイレゾ対応(40KHz)です。

 しかし、こちらの場合は、出口のドライバの部分でハイレゾ対応しない製品で、「宝の持ち腐れ」です。

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 NePLAYERという同社のハイレゾ専用プレーヤー(iPhoneアプリ)がこの製品をつなげた場合に、無料で使えるという特典がある機種ですが、肝心のイヤフォン部分が対応していないのは多少「謎」です。

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 イヤフォンの音質は、高級機として魅力があります。

 低音域については、とくに、背圧を逃がせるバスポート構造になっており、低音域のクリアさ・再現性は高レベルです。

 実際、周波数帯域をみても、低音域は5Hzと力強いです。

 とくに、ボリュームのある音が好きな人は、投資する価値がありそうです。

 ドライバーも、前方にマグネットを装備する同社独自のHigh-MFD構造を採用し、高音域・低音域にわたり、音のキレ味も良いです。。

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 以上、Radiusイヤフォンの紹介でした。

 DAC・イヤフォン共に、性能は十分で、1万円代の(Lightning対応でない)イヤフォンと較べても音質は上々です。

 イヤフォンがハイレゾ基準に達していないのは残念ですが、今後もしばらく、ハイレゾ音源を導入する予定がないならば、この機種はとても良い選択肢です。


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 9・radius HP-NHL21R  【赤】
 9・radius HP-NHL21K  【黒】
 
  ¥26,870 Amazon.co.jp (8/20執筆時)  

再生周波数帯域:5Hz〜24kHz
入力信号:48kHz/24bit
重さ:14g
ノイズキャンセリング:非対応  

 HP-NHL21K も、米国の音響メーカーのRadiusイヤフォンです。上位機種となります。

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 相違点は、コントローラーに、イコライザーやサラウンドを手元で調整できるノズルが装備された点です。

 これに伴い、DACも新型になっています。

 しかし、スペック部分は、下位機種と変化がありません。こちらも、イヤフォン部分ではハイレゾ未対応です。これ以外の点は、ドライバの口径を含めて下位機種と同じです。

 利便性は高いですが、価格も高いので、基本的には下位機種でよいでしょう。


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 【生産完了】

 10・JBL REFLECT AWARE JBLAWARETELI
   ¥9,980 Amazon.co.jp (8/20執筆時)

再生周波数帯域:10Hz〜22kHz
入力信号::48kHz/16bit
重さ:30g
ノイズキャンセリング:対応  

 JBLは、アメリカ西海岸の世界的な音響メーカーです。

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 1946年創業の老舗メーカーで、独特の「JBLサウンド」と呼ばれる音響哲学を持つ有名ブランドです。

 こちらREFLECT AWAREは、同社唯一のLightningコネクタ対応イヤフォンとなります。ただ、現在のところ、後継機がないまま、生産完了になり、在庫限りです。

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 装着方法は、音漏れしにくい密閉型(カナル型)ですが、イヤーフックが付くタイプです。

 多少アクティブに動いても落ちにくい仕様です。

 DACの性能は、48kHztとハイレゾ対応です。

 再生周波数帯域は、10Hz 〜 22kHzと、残念ながらハイレゾ音源には未対応で、ハイレゾ認定マークもありません。

 一方、低音域は、10Hzと、Radiusイヤフォンに較べれば弱いものの、低音は十分出ます

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 ノイズキャンセリングは、この機種の魅力の1つで、特長です。

 マイクを利用したハイブリッド式ノイズキャンセリングに対応できます。

 騒音のある通勤・通学で利用することを考えると、ハイレゾ対応よりも、こちらを重視した方が、総合的な音質は上でしょう。

 イヤフォンの音質も、ドライバーが、14.6mmという相当大きいため、全レンジに余裕のある「JBLサウンド」を実現しています。聴きやすい音質なので、通勤・通学時には性能が期待できます。

 また、こちらはIPX5等級の防水機能があります。スイミングなど、水中で利用しない限り防水されますので、スポーツ紙ながらの利用などにも向きます。

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 以上、JBLのREFLECT AWAREの紹介でした。

 ハイレゾ対応とは異なる方向で、高スペックなイヤフォンです。

 イヤフォンを外出先で主に使うならば、周波数域特性の面でハイレゾに対応しているよりも、ノイズキャンセリングや防水に対応するこの機種のほうが、満足度は高そうですね。良い機種だと思います。


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 【2017年】

 11・パイオニア RAYZ Plus SE-LTC3R
  ¥12,730 Amazon.co.jp (8/20執筆時)

再生周波数帯域:10Hz〜22kHz
入力信号::48kHz/24bit
重さ:5g(コード含まず)
ノイズキャンセリング:対応   

 SE-LTC3R は、パイオニアが発売するノイズキャンセリングイヤフォンです。

 こちらについては、第2世代Lightning Audio技術に対応する新型モジュール(LAM2)を採用します。

 これにより、電力消費効率は他機種よりも良くなっています。

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 装着方法は、音漏れしにくい密閉型(カナル型)です。

 DACの性能は、24bit/48kHzとハイレゾ対応水準です。

 再生周波数帯域は、10Hz 〜 22kHzです。

 高音域については、ハイレゾ音源には未対応なスペックです。

 低音域については、クラス平均よりスペックが良く10Hzですから、期待値は高いでしょう。

 イヤフォンの音質は、割と良いです。

 ドライバーは、9.2mmのダイナミック型ドライバーの搭載です。

 やや小さめですが、そこそこ低音はでており、ノイズキャンセリングに高度に対応できる部分を考えれば、優秀だと思います。

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 ノイズキャンセリングは、この機種の「売り」です。

 パイオニアは、イヤホンの内外に6つマイクを配置する「ダブル式のアクティブノイズキャンセル」に対応します。

 一般的な、他社のノイズキャンセル付きの上位機と比較しても「引けをとらない」仕様です。

 その上で、駅や飛行場などでアナウンスを聴きたい場合、外音を取り込めるHearTrueモードを搭載するなど、実用部分も優れます。

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 以上、SE-LTC3R の紹介でした。

 注目点は、性能の期待できるノイズキャンセラーの搭載です。

 ドライバーはさほど大きくないため、全体の音圧は標準的ですが、通勤・通学用として考えた場合、実際的には、この機種が最適です。

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 【2017年】

 12・パイオニア RAYZ Plus SE-LTC5R
  ¥15,660 Amazon.co.jp (8/20執筆時)

再生周波数帯域:10Hz〜22kHz
入力信号::48kHz/24bit
重さ:5g(コード含まず)
ノイズキャンセリング:対応

 なお、上位機種として SE-LTC5Rも同時に発売されています。

 下位機種との相違点は、ケーブルの中間に充電用Lightningポートがあり、iPhoneを充電しながら利用できる点です。

 これ以外は下位機種と同じです。


 

 13・LIBRATONE Q ADAPT LIGHTNING IN-EAR
  ¥21,868 Amazon.co.jp
(8/20執筆時)

再生周波数帯域:20Hz〜20kHz
入力信号:
重さ:20g
ノイズキャンセリング:非対応

 Q Adapt は、デンマークの音響メーカーLibratoneが販売する製品です。

 同社は、比較的新興の会社でデジタル音響機器に強みのあるメーカーです。独特の北欧風なデザインが魅力です。

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 装着方法は、音漏れしにくい密閉型(カナル型)です。

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 独特の形状ですが、イヤーチップ自体は多数から選択できるので、たいていの耳に合うでしょう。

 DACの性能は、この製品は未開示です。

 再生周波数帯域は、20Hz 〜 20kHzです。

 AKGと同様で帯域幅は狭く、バランスを重視したタイプです。

 ノイズキャンセリングは、この機種は、シングルマイクの普通タイプのものながら搭載します。

 また、パイオニア同様に、外音を取り込めるCityMix機能もあります。

 イヤフォンの音質は、傾向としては、同じく欧州系のAKGと同等で聴き疲れしないタイプです。

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 以上、Q Adapt の紹介でした。

 誤解を恐れずに言えば、AKGと同じ傾向で、ノイズキャンセリングに対応させた製品です。

 輸入商社を通すので価格は割高ですが、落ち着いたサウンドが好きな方は有効な選択肢となるでしょう。


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 14・AZLA ORTA Lightning 【各色】
  ¥17,980 Amazon.co.jp (8/20執筆時)

再生周波数帯域:20Hz〜20kHz
入力信号:
重さ:20g
ノイズキャンセリング:非対応

 ORTA Lightningは、新興音響メーカーのAZLAが販売するLightning対応イヤホンです。

 もともと、アイリバーにいた技術者が起業した高級音響ブランドで、日本でも数点のラインナップがあります。

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 装着方法は、音漏れしにくい密閉型(カナル型)です。

 構造的に、フックしても問題ないです。

 イヤーピースは、6サイズで、それぞれ2ペア付属です。

 SednaEarfit Lightという同社開発のシリコンイヤーチップで、装着性が自慢です。

 201908201133.jpg

 イヤフォンの音質は、技術的なこだわりの部分では「最もレベルが高い」です。

 AZLA自体、音の直進を邪魔せず、伝送ロスを防ぎつつ、スピード感をだしていく、ALC(アクティブロスコントロール)を売りにしていますが、この機種も採用です。

 ドライバーは8mmですが、40μ厚アルミ合金製振動板を採用し、素材特有の透明感を出せています。

 そのほか、ヨリ線のハイブリッド4芯構造ケーブルや、防振性に関する工夫など、技術的に「語るべきポイントの多い」製品です。

 その上で、周波数特性が8Hz 〜 40kHzですから、イヤホン部分については、ハイレゾ水準です。

 DACの性能は、一方、この製品は未開示です。

 ハイレゾに対応できるスペックであるかは不明で、こちらが大きな弱点となっています。

 ノイズキャンセリングは、この機種は、非対応です。

---

 以上、ORTA Lightningの紹介でした。

 普通にCD音質までの音源だけを聴くとすると、1万円台の製品では、音質的な部分の工夫が最も高度と言える製品です。

 ノイズキャンセル不要ならば、良い選択肢に思います。

4・Lightning端子対応ヘッドホンの比較

 つづいて、ヘッドホンタイプのLightningコネクタ対応製品を紹介します。

 かなり「ニッチ」なジャンルですから、機種のバリエーションは、イヤフォンほどないです。


  

 15・PHILIPS Fidelio 密閉型ヘッドホン M2L
   ¥12,800 Amazon.co.jp (8/20執筆時)

インピーダンス:16Ω
再生周波数帯域:7Hz〜25kHz
入力信号:48kHz/24bit
重さ:195g
ノイズキャンセリング:非対応

 こちらは、オランダフィリップスのヘッドホンです。

 201904241644.jpg

 本体の形状は、密閉型です。

 音漏れの心配のないので、屋外でも使える仕様です。重さも軽量で、ラテックス製のマフは、長時間つなげても疲れにくいでしょう。

 DACの性能は、48kHztと、ハイレゾに対応できる水準です。

 再生周波数帯域は、しかし、高音域の最大値が約25kHzと、現状のハイレゾ規格を満たしていない製品です。

 ただ、低音域の充実度は、さすがに「ヘッドホン」であり、音質は良いです。

 201806062114.jpg

 ヘッドフォンの音質は良いです。

 ドライバーは、40mmという大きめのもので、ネオジウム磁石を利用します。40mmというサイズは、(Lightning端子ではない)普通のヘッドホンでも標準的なサイズであり、余裕があります。

 また、密閉構造ゆえに、外部の音を遮断できるため、ノイズ対策の面でも優れた機種です。

---

 以上、フィリップスヘッドホンの紹介でした。

 Lightningコネクタ対応で、比較的格安なヘッドフォンとしては、現状唯一の選択肢です。性能は、十分高いので、密閉型が欲しい方は投資する価値があると思います。


 

 16・AUDEZ'E オーデジー SP 675
   ¥39,913 Amazon.co.jp (8/20執筆時)

インピーダンス:20Ω
再生周波数帯域:10Hz〜50kHz
入力信号:48kHz/24bit
重さ:230g
ノイズキャンセリング:非対応

 オーデジーは、米国の高級ヘッドホンメーカーです。

 201904241646.jpg

 高級ヘッドホンだけ出しているメーカーで、原音の再現性にとくに力を入れていることで知られます。

 201904241647.jpg

 本体の形状は、密閉型です。

 230gと比較的軽量なので、外出先でも使えます。

  201401261031.jpg

 ACの性能は、48kHz/24bitと、ハイレゾ対応水準です。

 再生周波数帯域も、ドライバーの部分で、高音域が50kHz対応ですから、ハイレゾ基準を満たしています。

 したがって、名実共に「ハイレゾ対応水準」と言えます。

 201609241543.jpg

 ヘッドフォンの音質は、高級なだけあり、抜群です。

 同社は、平面駆動型という方式のドライバーを独自開発しています。この機種もかなり大きな、80mm×70mmの長方形ドライバーを採用し、出力に余裕があるダイナミックな音響を実現しています。

---

 以上、オーデジーヘッドフォンの紹介でした。

 今回紹介する中では、数少ない(真の意味で)ハイレゾに対応するヘッドフォンです。

 また、単にハイレゾに対応するだけでなく、音質向上技術も相当高度なので、予算さえ許せば、買って後悔のない機種でしょう。


 

 17・AUDEZ'E EL8 SP634
   ¥73,152 Amazon.co.jp (8/20執筆時)

インピーダンス:30Ω
再生周波数帯域:10Hz〜50kHz
入力信号:48kHz/24bit
重さ:460g
ノイズキャンセリング:非対応

 SP634 も、オーデジーヘッドフォンです。

 先ほどの機種に較べると、自宅利用に向いた大きめの機種であり、耳を被うように使う製品です。

 201904241653.jpg

 本体の形状は、こちらも密閉型ですが、重さは460gあります。

 DACの性能は、48kHztとこちらも、ハイレゾ対応です。

 再生周波数帯域も、50kHz対応と、先ほどの機種と同じように、ハイレゾ基準を満たしています。


 201609241555.jpg

 ヘッドフォンの音質は、こちらも、平面駆動型です。

 また、通常よりも磁束密度が高いネオジウムドライバーは、高音質化に貢献しています。

 そのほか、空気の対流を制御し、音質のバランスを整えるFazor Technologyなどの、高音質化技術が網羅されます。

---

 以上、オーデジーの大きめのヘッドフォンの紹介でした。

 かなり高いですが、自宅用に、大きいサイズのヘッドフォンを探している場合は、充分な予算があれば、この機種がおすすめです。

今回の結論
ライトニングヘッドホン/イヤホンのおすすめは結論的にこれ!

 というわけで、今回は、ライトニング端子に対応するヘッドホンを紹介しました。

 最後にいつものように、Atlasのおすすめ機種!を提案したいと思います。


 第1に、通勤通学時向けの製品で、音質面で最も期待できるのは、

 201806062000.jpg

 【2017年】

 11・パイオニア RAYZ Plus SE-LTC3R
  ¥12,830 Amazon.co.jp (8/20執筆時)

再生周波数帯域:10Hz〜22kHz
入力信号::48kHz/24bit
重さ:5g(コード含まず)
ノイズキャンセリング:対応

1・音質の良さ ★★★★★
2・DAC性能 ★★★★★
3・重低音   ★★★★★
4・ノイズ対策 ★★★★★
5・総合評価  ★★★★★

 パイオニアのSE-LTC3R が良いでしょう。

  201810081105.jpg

 ドライバーのサイズは、9.2mmのダイナミック型ドライバーほどほどサイズです。

 しかし、ノイズキャンセリングはマイクを6つ搭載する新方式ですし、第2世代Lightning Audio技術に対応し、バッテリー消費効率が高いなど、独自の魅力があります。

 価格以上に性能は期待できるので、この機種を買うのも良いと思います。こちらも、日本にしっかりとした販売網があるので、断線時のサポートなども期待できます。


 第2に、イヤホンタイプで、低価格ながら信頼できる音質を持つのは、

 201901222136.jpg

【2017年】 【Lightningコネクタ付き】

 6・Beats by Dr.Dre urbeats3  
  ¥6,335 Amazon.co.jp
(8/20執筆時)
 

再生周波数帯域:
入力信号:
重さ:18g
ノイズキャンセリング:非対応  

1・音質の良さ ★★★★★
2・DAC性能 ★★★★★
3・重低音   ★★★★★
4・ノイズ対策 ★★★☆☆
5・総合評価  ★★★★☆

 米国のBeatsブランドのurbeats3でしょう。  201904241525.jpg

 実質上「Apple純正」ですが、 EarPodsとことなり、開放型でないため音漏れの心配がないです。

  201904241616.jpg

 音質面でも、同社の製品としては、どの音域もフラットなので使いやすいですし、入門用として良いと思います。

 なお、新形状の軸合わせドライバの採用で、サイズ感に比して低音域は出ているので、その部分も安心です。


 第3に、1万円台の製品で、最も音質面に工夫のある製品としておすすめなのは、

 201908201123.jpg

 14・AZLA ORTA Lightning 【各色】
  ¥17,980 Amazon.co.jp (8/20執筆時)

再生周波数帯域:20Hz〜20kHz
入力信号:
重さ:20g
ノイズキャンセリング:非対応

1・音質の良さ ★★★★★★
2・DAC性能 ★★★★☆
3・重低音   ★★★★★★
4・ノイズ対策 ★★★☆☆
5・総合評価  ★★★★★★

 AZLAが販売するORTA Lightningでしょう。

 201908201133.jpg

 Lightning機では、例外的に、ドライバー部分に高度な工夫がある機種として評価できます。

 ALC(アクティブロスコントロール)40μ厚アルミ合金製振動板は、音響に関する明確な方針に基づく採用であり、Lightning搭載イヤホンでは、「例外的なプレミアムイヤホン」といえます。

 その他の部分も工夫がなされるため、ノイズキャンセルが不要ならばこれで良いでしょう。

 DACがハイレゾに対応すればなお良いですが、現実的にそのような機種は他社にもないため、その部分は「あきらめる」べきでしょう。


 第4に、ライトニングに対応するヘッドホンとしておすすめなのは、

  

 15・PHILIPS Fidelio 密閉型ヘッドホン M2L
   ¥12,800 Amazon.co.jp (8/20執筆時)

インピーダンス:16Ω
再生周波数帯域:7Hz〜25kHz
入力信号:48kHz/24bit
重さ:195g
ノイズキャンセリング:非対応

1・音質の良さ ★★★★★
2・DAC性能 ★★★★★
3・重低音   ★★★★★
4・ノイズ対策 ★★★☆☆
5・総合評価  ★★★★★

 オランダフィリップスのM2L でしょう。

 2万円前後として十分大きなドライバーを搭載しますし、後に対応モデルが増えていっても陳腐化することは少ないでしょう。

 外出先で使う場合も密閉型で音漏れもしません。音質的にはやはり低音に迫力があるタイプとなりますが、高音も、それなりに「聴かせる」スペックで、物足りなさはないでしょう。


 第5に、ハイレゾに対応するヘッドホンとしておすすめなのは、

 

 16・AUDEZ'E オーデジー SP 675
   ¥39,913 Amazon.co.jp (8/20執筆時)

インピーダンス:20Ω
再生周波数帯域:10Hz〜50kHz
入力信号:48kHz/24bit
重さ:230g
ノイズキャンセリング:非対応

1・音質の良さ ★★★★★★
2・DAC性能 ★★★★★★
3・重低音   ★★★★★
4・ノイズ対策 ★★★☆☆
5・総合評価  ★★★★★

 オーデジーのヘッドフォンです。

 相当高いですが、ハイレゾに対応できるタイプは、これ以下ではありません。

 201904241647.jpg

 音質的には、同社独自の平面駆動型80mm×70mmの長方形ドライバーを採用しており、音の広がり、豊かさは、価格相応、価格以上の満足感が期待できると思います。

1・ハイレゾヘッドホンの比較
2・ハイレゾイヤホンの比較

 なお、イヤホンでは、ハイレゾ音源のスペックに完全に対応できるスペックを持つのは、皆無です。

 そのため、ハイレゾ音源に対応させる方は、Lightningコネクタにこだわらないほうが良いでしょう。

 有線でiPhoneにつなげるならば、上記2番の【ハイレゾイヤホンの比較】で書いたような、対応製品を購入し、変換ケーブルを利用する方式の方が音質が期待できるでしょう。

補足:イヤホン・ヘッドホン関連記事の紹介

 というわけで、今回は、ライトニング端子対応ヘッドホンの紹介でした。

 201810061305.jpg

 なお、このブログ「モノマニア」には、ヘッドホン・イヤホンについて、他に、以下のような比較記事があります。

1・Bluetoothヘッドホンの比較
2・Bluetoothイヤホンの比較
3・完全ワイヤレスイヤホンの比較
4・ハイレゾヘッドホンの比較
5・ハイレゾイヤホンの比較
6・ノイキャンヘッドホンの比較
7・ノイキャンイヤホンの比較
8・Beatsのヘッドホンの比較
9・ライトニング端子イヤホンの比較
10・ウェアラブルネックスピーカーの比較
11・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】

 よろしければ、これらの記事をご覧ください。

 とくに、11番の記事は、全記事の「まとめ」として、どのようにイヤホンを選ぶべきか、スペック表の読み方などをまとめています。

 よろしければご覧ください。

 201809170924.jpg

アップルの iPod touchの比較
2・
ソニーのウォークマンの比較
3・ハイレゾ対応ポータブルアンプ

 また、このブログには、他にもオーディオ関係の記事がありますので、こちらもよろしくお願いします。

 最後になりましたが、この記事がお役に立ったようでしたら幸いです。Twitter Facebook はてなブックマークボタンから記事を共有していただければ嬉しいです。

 ではでは。

posted by Atlas at 11:57 | オーディオ製品

2019年08月14日

比較2019'【高音質で安い】AVアンプ最新21機の性能とおすすめ・選び方【初心者〜中級者】(1)

【今回レビューする内容2019年 高音質なAVアンプの性能とおすすめ・選び方:AVレシーバー ヤマハ・ソニー・マランツ・DENON・オンキヨーの人気AVアンプの違い・価格別の性能ランキング:2万円・3万円〜10万円以内クラスDOLBY Vision HDR10対応

【紹介する製品型番】ONKYO TX-SR393 TX-NR696(B) TX-RZ830 TX-RZ840(B) ヤマハ RX-V385 RX-S602(B) RX-V585 RX-V485 RX-A780 RX-V383 RX-S601 TX-L50 RX-V583 AVENTAGE RX-A770 RX-A3080 RX-A1080 RX-A2080 パイオニア VSX-834 VSX-S520 VSX-LX304 SONY TX-NR686(B)STR-DH790 DENON AVR-X1600H AVR-X2600H マランツNR1710

今回のお題
ホームシアター向けのAVアンプのおすすめはどの機種?

 どもAtlasです。

 今日は、2019年8月現在、最新のAVアンプの比較です。

 201803101642.jpg

 「初めてのAVアンプ」に最適な、2-3万円前後の入門向け製品から、30万円程度の本格的な製品まで、最新機種を広く調査しました。

 YAMAHAをはじめとして、ONKYO・DENON・マランツ・SONYなどの人気メーカーのAVアンプを紹介します。

1・アンプのパワー  ★★★★★
2・チャンネル数   
★★★★★
3・仮想サラウンド  ★★★★★
3・ネットワーク再生 
★★★★★
4・設置性   
   ★★★★★
5・ノイズ対策    ★★★★★
6・総合評価     ★★★★★

 以下の記事では、いつものように、各製品を比較していきます。

 そして、最後の「結論」では、上表のような観点から、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。

ーー

1・プリメインアンプの比較
2・AVアンプの比較
3・サウンドバーの比較
4・ミニコンポの比較
5・ステレオスピーカーの比較

  なお、今回は、このブログモノマニアの音響関係比較記事の第2回目記事として書きました。

1・AVアンプの選び方の基本

 201807090943.jpg

 AVアンプは、ホームシアター構築に「マスト」のオーディオ機器として、ハウツー本などに紹介されます。

 しかし、ホームシアターを初めて構築しようという初心者の方に「必ずしもおすすめできる機器」でもないことを、あらかじめ断っておきます。

 理由は2つです。

1・本体が相当大きくて邪魔である点、
2・より省スペースで構築する手段もある点、

 です。

 どういうことか?、ヤマハのAVアンプを例にしつつ、説明してみましょう。


 201803101644.jpg

 AVアンプの設置位置は、ブルーレイプレーヤーとテレビの中間の位置になります。

 その際、プレーヤーから、映像信号音声信号双方を引き込む方式です。

 そして、AVアンプから、映像信号サラウンドスピーカーに、音声信号TVやプロジェクターにケーブルで信号をそれぞれに振り分けます。

 201803101649.jpg

 似たような機器の「プリメインアンプを利用する場合、アンプには映像信号が経由しません

 音声信号は、上図の様に【映像再生機器→TV→アンプ】の順、ないし、【映像関連機器→アンプ】の順での配線となります。

 この場合、音声信号だけがアンプを通過するため、AVアンプと同等性能の機種でも、本体は小型で済みます(左図)。

 AVアンプは、音声端子と映像端子も引き込むため、結構大きいです(右図)。

 高性能なものは、「背丈も高い」ため、オーディオラックの棚の高さに収まらない場合もあり、特段の注意が必要です。

 201803101705.jpg

 したがって、ホームシアターを構築する場合でも、スピーカー2本でステレオ構成にしたい場合(2ch構成)、または、それに低音を強調するウーハーのみ付ける構成(2.1ch)の場合は、基本的に、プリメインアンプ の方が、設置性において有利です。

 とくに、映像より、CDなどの音楽再生をメインに考えたいならば、音質面でもこの方式を「推し」ます。

 5.1chのサラウンド環境の構築が「マスト」ではないならば、この方式が良いでしょう。

 そうした方は、記事が別なので、このブログの【おすすめプリメインアンプの比較記事】をご覧ください。


 201803101704.jpg

 一方、映画館のような臨場感を得たいがために、サラウンドスピーカー(5.1chなど)を設置する場合は、音声出力端子の少ないプリメインアンプでは基本対応できません。

 その場合は、AVアンプが必要です。

 ただし、本格的にシステムを作る場合、部屋の後方への配線が必要である点や、先述のようにAVアンプが「馬鹿でかい」点など、難易度は高いと言えます。

 201803101710.jpg

 その点で言えば、ヤマハなどは、テレビの下の部分に「1つの長いスピーカー」を設置するだけで、壁の反響などを利用して、擬似的に(バーチャルに)5.1chを再現できる「アンプ内蔵スピーカー」を出しています。

 昔は「おもちゃ並み」の音質でした。

 しかし、最近は、4Kテレビなどの大型テレビの普及で需要が伸びた結果、製品の音質は飛躍的に向上しています。初心者には、こちらのほうが「手軽で良い」気がします。

 なお、こうした商品は、音響機器としては別ジャンルになります。

 そのため、このブログでは、【おすすめサウンドバーの比較記事】で、ヤマハの商品を含めて別に紹介しています。

 興味のある方はご覧ください。


 201807090951.jpg

 以上、AVアンプと、そのオルタナティブとなり得る、いくつかの音響機器を紹介しました。

---

 結論的に言えば、、AVアンプは、(バーチャルではない)本格的なサラウンド環境を構築したい覚悟のある方に「のみ」おすすめすできる、「本格派」です。

 とくに、サラウンドスピーカーの配線を有線ケーブルで構築する場合、ケーブルが部屋の美観を損ねて、家族の不興を買うのは必至なので、注意しましょう。

----

 と、ネガティブに書いてしまいました。

 しかし、AVアンプを使うホームシアターは、費用としては、割と安くできるので、挑戦しやすいのも事実です。

 また、正しく音場を構築できたときの「破壊力(迫力)は凄まじい」です。

 

 予算としては、例えばヤマハの場合、入門用のAVアンプが2.5万円前後5.1chスピーカーシステムが(安い構成で)2.5万円前後です。

 合計、5万円あれば、「だいぶ聴ける」システムが完成します。音楽中心ならば2.0chのステレオ構成をおすすめしますが、「映画好き」ならば、このシステムに挑戦すると良いでしょう!

ーー

 というわけで、以下では、AVアンプを紹介します。

1・入門用AVアンプ(5.1ch)
2・中級のAVアンプ(7.1ch)
3・上級 のAVアンプ(9.1ch)

 なお、今回は、紹介したい機種も多いため、チャンネル数別に、3つのカテゴリーに分けて順番に紹介します。

2・安い入門用AVアンプ:5.1ch

 では、具体的なAVアンプの比較に入りましょう。はじめに、実売価格で4万円を下回る「入門機」の紹介です。

 以下の本文では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


 201807091124.jpg

 【2018年】

 1・ヤマハ RX-V385 【Wi-Fiなし】
  ¥33,577 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:5.1ch
出力:各100W (6Ω)
周波数特性:10 Hz-100 kHz  
4K HDR10:対応
ドルビー:DOLBY TrueHD
DTS:DTS-HD Master Audio
HDMI入力:4系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光1/同軸2
ネットワーク:BT
サイズ:幅435x高さ151x奥行315mm

 ヤマハRX-V485は、ホームシアター入門用RXシリーズのAVアンプです。

 ヤマハの場合、AVアンプを「AVレシーバー」と呼び、旧来の用途に問わない多機能性をアピールしています。

 201803110838.jpg

 本体サイズは、幅435x高さ151x奥行315mmです。

 先述のように、AVアンプは基本的には、高さ方向に「デカい」の特徴で、この機種もそう言えます。

 チャンネル数は、最大5.1chです。

 つまり、センター1本・フロント2本・リア2本のスピーカーと、低音用のサブウーハー1機を、スピーカーセットの基本構成とします。

 テレビ出力は、4K/60pに対応します。

 4Kに対応するには、HDCP2.2などの新規格のHDMIなどに対応する必要があります。

 今回紹介する全製品は全て「4KTV対応」ですが、この部分で、中古や型落ち製品も選択肢に入れている方は注意しましょう。4Kアップスケーリングにも対応です。

 201803110844.jpg

 また、4Kに加えてHDR(HDR10)や、新4K放送に採用されるHLGにも対応します。

 HDRは、従来よりも輝度を上げ、映像のコントラストを上げられる技術です。次世代規格のUltra-HDブルーレイにも採用されました。

 【ブルーレイプレーヤーの比較記事】でも紹介したように、近年の映画のブルーレイ版でも採用されてきています。

 一方、最新のTVは、【4KTVの比較記事】でも紹介しましたが、HDRに対応しない画質をHDR並にアップコンバートする機能を搭載しているため、現状ではAVアンプのHDR対応は「マスト」と言えるでしょう。

 201807091002.jpg

 さらに、LGなどプレーヤー側の対応もはじまった、「HDRの上位互換」となるDOLBY VISIONにも対応します。

 したがって、対応メディアの点では「無双」です。


 201803110901.jpg

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して100W(6Ω)です。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。

 いずれも、他社に比べて引けをとりません。なお、重低音については、Extra Bass機能で、より強調することも可能です。

 201905101655.jpg

 ハイレゾ音源は、周波数帯域で言えばこなせます。

 また、D/Aコンバーターを、ハーブラウンの384kHz/32bitなどにするなど、この機種は「豪華」です。

 次世代のUltra HD Blu-rayは、(CDより音質の良い)ハイレゾ音源をフォローするので、この部分のスペックは、今後重要になります。

 ただ、音楽CDの再生については、主要コーデックに非対応のため、上位機には及びません。

 サラウンド技術は、DOLBY TrueHDDTS-HD Master Audioに対応します。

 一般的な、5.1chの再生に問題ない仕様です。

 201803110902.jpg

 仮想的な5.1ch再生も、対応します。

 後方に2スピーカーの設置が無理な場合など、前方にSPを設置しても、音の跳ね返りなどを利用して、擬似的に5.1chを再現できます。シネマDSPという名称です。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が4系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。

 これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が2つ付属する構成となります。

 201904241827.jpg

 ネットワーク機能は、Bluetoothのみです。

 Bluetoothは、SBCとAACの対応です。CDレベルの音質での伝送は無理です。

 この部分は期待できないでしょう。

 また、Wi-Fiが搭載されないため、DLNAにも未対応で、PCその他からの映像データの入力には対応できません。その他、Apple系のAirplayにも対応しません

 ラジオは、AM・FM・ワイドFMに対応できます。

 201807091011.jpg

 セッティングについても、外部マイクが付属し、室内の音響特性を最適化する技術(YPO)が使えます。

 他社に比べても設置の容易性では配慮があります。

---

 以上、ヤマハRX-V385 の紹介でした。

 ネットワーク機能など弱い部分もありますが、音声部分の出力は100Wと十分です。

 映像もHDR10や最新のDOLBY Visionに対応しますし、基本性能は充実します。ネットワーク機能の部分を除けば弱点らしい部分はないので、不要ならばこの機種は有力な選択肢です。


 201803110942.jpg

 【2018年8月発売】

 2・ヤマハ RX-S602(B) [ブラック]
 2・ヤマハ RX-S602(H) [チタン]

  ¥48,663 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:5.1ch
出力:各95W (6Ω)
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:DOLBY TrueHD
DTS:DTS-HD Master Audio
HDMI入力:6系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光1 同軸2
ネットワーク:Wi-Fi BT
サイズ:幅435x高さ110x奥行328mm

 ヤマハRX-S602は、設置性の良い比較的小型のAVアンプとして売れている製品です。

 201807091022.jpg

 本体サイズは、幅435x高さ110x奥行328mmです。

 背丈が意外と低いため、比較的狭いスペースでも設置可能な製品です。

 チャンネル数は、最大5.1chです。

 テレビ出力は、4Kに対応します。

 HDR10 HLGDolby visionも対応です。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して95W(6Ω)です。

 小型化しても引き続きパワーは十分です。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。

 201803110951.jpg

 ハイレゾ音源は、この機種は、対応がしっかり明示されます。

 WAV/Flac/Alac/DSDなど主要コーデックに対応します。

 DSDは、従来機は5.6MHzまででしたが、新機種から11.2MHzにも対応です。

 サラウンド技術は、DOLBY TrueHDDTS-HD Master Audioに対応しており、5.1chの再生に問題ない仕様です。

 201803110955.jpg

 仮想的な5.1ch再生は、前方スピーカーのみで擬似的再生を可能にするシネマDSPに対応します。

 その上で、シネマDSP<3Dモード>に対応する点が面白いです。

 こちらの場合、TVより後方のプレゼンススピーカーを擬似的に再現でき、より臨場感を得られます。 

 リアのサラウンドスピーカーをしっかり据え付けられる環境の場合でも、この機能は有効でしょう。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が6系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。

 これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が2つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、BluetoothとWi-Fiが搭載です。

 そのため、DLNA規格に準拠した製品ならば、ネットワーク再生が可能です。

 対応PC(ソフト)からの再生のほか、【おすすめNASの比較記事】で紹介したような、ネットワーク上のサーバーからの再生も可能です。Apple系のAirplayにも対応です。

 201807091024.jpg

 ラジオは、AM・FM・ワイドFMに対応できます。

 Spotifyとハイレゾ配信サービスのDeezer HiFiにも対応します。

 201807091058.jpg

 セッティングについては、外部マイクが付属し、室内の音響特性を最適化する技術(YPO)が使えます。

 また操作については、ファームウェア更新でAmazonのAlexaに対応です。【Amazon Echoの比較記事】で書いたように、音声入力で、AVアンプの操作ができます。

--

 以上、ヤマハRX-S602の紹介でした。

 AVアンプとしては、背が低くて設置性が良いのが「売り」です。

 小型でも十分な端子の数があるほか、ネットワーク機能も充実します。シネマDSP<3Dモード>も、ヤマハの独自技術であり、「おまけ」としては面白いです。

 こうした点で、このグレードのAVアンプとしては、初心者におすすめしやすい機種の一つとなります。


 201810310850.jpg

 【2016年】

 3・ONKYO TX-L50
  ¥33,942 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:5.1ch
出力:各80W (4Ω)
周波数特性:10 Hz-40 kHz
4K HDR10:
ドルビー:Dolby Atmos
DTS:DTS:X
HDMI入力:4系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光1 同軸1
ネットワーク:Wi-F BT
サイズ:幅435x高さ70x奥行325mm

 TX-L50は、日本のオーディオメーカーである、ONKYOの入門機です。

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 本体サイズは、幅435x高さ70x奥行325mmです。

 ヤマハのRX-S602と較べてもさらに背が低いため、設置性は「最高」と言えます。

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 チャンネル数は、最大5.1chです。

 テレビ出力は、4Kに対応します。

 一方、発売時期において最新機ではないため、HLGには対応せず、単純に「HDR対応」との表記です。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して80W(4Ω)です。

 4Ωという点を考慮に入れると、小型化の弊害か、ややパワーは控えめでしょう。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzですが、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で40 kHz となっています。

 CDグレードの音質ならば問題ないでしょうが、ハイレゾ相当の高音質の再生においては、やや不利でしょう。

 201905101655.jpg

 ハイレゾ音源は、対応が明示されます。

 WAV/Flac/Alac/DSDなど主要コーデックに対応します。DSDは5.6MHzまで対応です。

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 サラウンド技術は、こちらは、Dolby AtmosDTS:Xに対応です。

 今までに出てきた、DOLBY TrueHDDTS-HD Master Audioの上位互換です。

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 この規格は、ブルーレイ映画に「天井から降り注ぐ方向の音」の情報を記録できる規格です。

 「映画館の臨場感が再現」できる点で、ここ数年で人気になっているシステムです。

 AVアンプでこれを再現するためには、基本的に、高さ方向をフォローできるハイトスピーカー(Dolby Atmosイネーブルドスピーカー)を増設します。

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 ・ONKYO SKH-410(B)
  ¥8,384 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 ただ、ONKYOは専用品としてフロントスピーカーの上に置くだけの小型製品が用意されます。

 価格的にも手軽に再現可能で、ONKYOも「力を入れて推している」システムです。

 ただし、あくまで、AVアンプの出力は最大5.1chです。

 そのため、後ろに設置するサラウンドスピーカーを「諦め」て、3.1.2ch構成(=フロント3本・サブウーファ1本・アトモス2本)にする必要があります。

 仮想的な5.1ch再生は、言及がありません

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が4系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。

 これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が1つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、Bluetoothに加えて、Wi-Fiが搭載です。

 ただ、汎用的なDLNA規格には未対応で、ChromecastAirPlayでの運用となります。

 ラジオは、FM・ワイドFMのみの対応です。

 セッティングについては、AccuEQというヤマハのYPOのようにマイクを利用しつつ、自動でスピーカーの位置調整を行う機能が付属です。

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 以上、ONKYOTX-L50の紹介でした。

 コンパクトな機種ながら、Dolby AtmosDTS:Xに対応する機種ですが、スピーカーのチャンネル数が限定される点や、ネットワーク機能の面で、中途半端な製品と思えます。

 とくに、イネーブルドスピーカーを利用したい場合は、きちんと7.1chに対応できる上位機種を選んだ方が満足度が高そうです。


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 【2016年】

 4・パイオニア VSX-S520
  ¥31,393 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:5.1ch(6.1ch)
出力:各80W (4Ω)
周波数特性:10 Hz-40 kHz
4K HDR10:
ドルビー:Dolby Atmos
DTS:DTS:X
HDMI入力:4系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光1 同軸1
ネットワーク:Wi-Fi BT
サイズ:幅435x高さ70x奥行325mm

 パイオニアVSX-S520は、同社の入門用のAVアンプです。

 同社はオンキヨーと同系列であり、「兄弟ブランド」と見なせます。

 こちらの製品も、1つ上で紹介したONKYOTX-L50と部分的に似通った構成です。

 本体サイズは、幅435x高さ70x奥行325mmTX-L50と同じです。

 201905101558.jpg  

 チャンネル数も、同様の最大5.1chです。

 アンプを搭載しないパッシブサブウーファ用のスピーカー出力があるため、6.1chとも言えます。

 ただ、底につなげるべき製品(S-SLW500)は既に終売です。

 テレビ出力は、こちらも、4Kに対応します。

 ただし、この機種も発売時期の関係で、「HDR対応」の表記で、HLGとDOLBY Visionは未対応です。

 アンプのパワーも、各スピーカーに対して80W(4Ω)です。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で40 kHzです。

 この部分のスペックは、ONKYOTX-L50とそろっています。

 ハイレゾ音源は、対応が明示されます。WAV Flac Alac DSDなど主要コーデックに対応します。

 サラウンド技術は、こちらは、Dolby AtmosDTS:Xに対応です。

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 仮想的な5.1ch再生は、ONKYOTX-L50は言及がありませんでした。

 しかし、こちらは、「サラウンドエンハンサー」モードを搭載し、リアスピーカーを仮想的に表現することが可能です。

 さらに、センタースピーカーも無しで、2.0chだけでサラウンドを実現するフロントステージ・サラウンドも対応です。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が4系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。

 これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が1つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、Bluetoothに加えて、Wi-Fiが搭載です。

 ただ、こちらも、汎用的なDLNA規格には未対応です。AppleのAirPlayは対応です。  ラジオは、FM・ワイドFMのみの対応です。

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 セッティングについては、MCACCという自動調整システムが装備です。

 とくに、サブウーファーの低音の遅れについては、他社より配慮があります。

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 以上、パイオニアVSX-S520の紹介でした。

 事実上ONKYOの「兄弟機」です。後方にスピーカーを設置できない環境で使うならば、仮想的なサラウンド再生の豊富さで、ONKYOの TX-L50よりも性能は良いでしょう。


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 【2019年】

 5・ONKYO TX-SR393
  ¥33,777 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:5.2ch
出力:各80W (8Ω)
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:Dolby Atmos
DTS:DTS:X
HDMI入力:4系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光2 同軸1
ネットワーク:BT
サイズ:幅435x高さ160x奥行329mm

 オンキヨーTX-SR343 は、ONKYOが2019年に発表した新モデルです。

 本体サイズは、幅435x高さ160x奥行329mmです。

 サイズ感は、大きめといえる機種です。

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 チャンネル数は、最大5.2chです。

 要するに、一般的な5.1ch構成に、サブウーファ端子が1個余分に付属する構成です。

 アンプ内蔵スピーカー(ウーファ)を余計に1つ使えますが、実際使えるかと言えば、微妙です。

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 ・ONKYO SKH-410(B)
  ¥8,367 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 スピーカー端子が増えたわけではないので、天井方向の音を再現するハイトスピーカー(Dolby Atmosイネーブルドスピーカー)を2本増設する場合は、こちらも、後ろのサラウンドスピーカーを外した3.1.2ch構成となります。

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 テレビ出力は、4Kに対応します。

 また、最新機だけにHDR10にも対応しますが、さらに、新4K衛星放送用に使われるHLG規格も公式的に対応となります。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して80W(8Ω)です。

 必要充分でしょう。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。

 ハイレゾ音源は、対応します。

 ただし、Flacなど主要コーデックに非対応で、対応を明示しません

 サラウンド技術は、こちらも、Dolby AtmosDTS:Xに対応です。

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 仮想的な5.1ch再生は、Dolby Atmos Height VirtualizerDTS Virtual:Xに対応です。

 先述のように、天井方向の「ハイトスピーカー(Dolby Atmosイネーブルドスピーカー)」を増設する場合、この機種は、後方のサラウンドスピーカー2本が設置できません

 ただ、これらの機能を利用すると、疑似的に天井跳ね返り音が再現できます。ただし、ファームウェアのアップデートによる後日対応となります。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が4系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。

 これに、音声出力用の光端子が2つ、同軸端子が1つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、Bluetoothのみ(SBC・AAC)です。

 Wi-Fiが未搭載なのでDLNAにも未対応です。Apple系のAirplayにも対応しません

 ラジオは、AM・FM・ワイドFMに対応できます。

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 セッティングは、同社のAccuEQが利用可能です。

 その上で、天井跳ね返りスピーカーの位相ズレを調整するAccuReflexも対応ですので、ハイトスピーカーの設置には向くと言えます。

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 以上、オンキヨーTX-SR343の紹介でした。

 ONKYOが「推して」いる、3.1.2ch構成のDolbyAtmos構成を格安で楽しむための最新機と言えます。

 TX-L50でも、この構成は可能ですが、本体が大きな分、スピーカーを選ばず安定的に使えそうです。設定についても、AccuReflexを利用できる分、このような設置法の場合手軽でしょう。

 配線が邪魔になる後方スピーカーを「はじめから設置するつもりがない」場合、この機種は、割と有力な選択肢になりそうです。

3・中級者向けのAVアンプ:7.1ch

 続いて、チャンネル数が7.1ch以上のAVアンプを紹介します。

 5.1chで組もうと考えている場合も、性能が良い機種を選びたい場合(多チャンネルが不要でも)このグレードを選ぶ必要があります。


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 【2018年】

 6・SONY STR-DH790
  ¥39,193 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:7.1ch
出力:各90W (6Ω)
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:DOLBY TrueHD Atmos
DTS:DTS-HD Master Audio
HDMI入力:4系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光1 同軸1
ネットワーク:BT
サイズ:幅430x高さ156x奥行329.4mm

 ソニーSTR-DH770は、同社の入門用のAVアンプです。

 本体サイズは、幅430x高さ156x奥行329.4mmとなります。

 一般的なAVアンプと同じで、高さがある機種です。

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 チャンネル数は、最大7.1chです。

 基本的に5.1chの構成に、増えた2つのチャンネルは、自由に利用できます。

 例えば、ONKYOのように、「天井から降り注ぐ方向の音」の情報を再現する2つのハイトスピーカー(フロントハイ・スピーカ)」を増設して、5.1.2chとしても利用可能です。

 もちろん、5.1ch以下でも利用できます。

 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10とHKGにも対応します。

 DOLBY Visionにも対応であり、現状で全く問題ない水準です。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して80W(6Ω)です。

 YAMAHAなどのライバルに較べると少し数値が低いものの、一般的に全く問題ない水準です。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。

 十分な余裕があり、全く問題ありません。

 ハイレゾ音源は、しかしながら、対応が明示されません

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 サラウンド技術は、こちらは、DOLBY TrueHDDTS-HD Master Audioの対応です。

 7.1chでは、Dolby AtmosとDTS:Xに対応です。「上方降り注ぎ系」の音の再現も可能です。

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 仮想的な5.1ch再生は、S-Force PROフロントサラウンドを搭載です。

 他社と同じで、前方の3.1chのみでも、バーチャル的な5.1chを再現できます。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が4系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。

 これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が1つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、Bluetoothのみの構成です。

 そのため、DLNA規格をふくめて、ネットワーク再生はフォローしません

 ラジオは、FM・ワイドFMのみの対応です。

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 セッティングについては、ソニーも、「アドバンストD.C.A.C.」という付属マイクを利用し、置いたスピーカーの位置を最適化する技術が優秀です。

 ヤマハも反響音を制御するYPAO‐R.S.Cという技術を持ちますが、定位の容易さは、利用した限り、個人的にはソニーを推します。

 初心者むけの設置性の容易さと言う点ではこちらがおすすめです。

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 以上、ソニーSTR-DH770の紹介でした。

 この価格で7.1chが構成できるのは素晴らしいです。「フロントハイ・スピーカー」などを取り付けられそうならば、面白いでしょう。


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 【2019年】

 7・パイオニア VSX-834
  ¥44,900 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:7.1ch
出力:各80W (8Ω)
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:Dolby Atmos
DTS:DTS:X
HDMI入力:4系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光1 同軸1
ネットワーク: BT
サイズ:幅435x高さ148x奥行321mm

 パイオニアVSX-834は、同社の中級グレードのAVアンプです。

 新旧両機種ありますが、サラウンド部分で、Dolby Atmos Height VirtualizerDTS Virtual:Xに対応した程度の違いなので、価格で選んで良いでしょう。

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 本体サイズは、幅435x高さ173x奥行320.5mmとなります。

 AVアンプとしても、高さ17cm以上は大きい方なので、事前に設置可能かラックを確認しましょう。

 チャンネル数は、最大7.1chです。

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 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10やHLGにも対応します。DOLBY Visionも対応します。

 一方、パイオニア機の場合は、単なるアップコンバートではなく、再計算によるSuper Resolution(超解像度技術)も行う点が高度です。

 この部分は、基本再生機器(TV)任せで良いですが、安いプロジェクターなどの場合は、高度な補正機能がない場合もあるので、無意味とも言えないです。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して80W(8Ω)です。

 下位グレードの機種と較べても、あまり協力ではないです。

 もちろん、音質面ではパーツ構成も重要です。こちらは、ディスクリート構成で、高性能DAC搭載とのことですが、部品番号の開示はありません。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHzです。

 同社の下位機同様より、高音域への対応力が伸びています。

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 ハイレゾ音源は、対応が明示されます。

 規格もWAV Flac Alac DSDなど主要コーデックに対応します。

 サラウンド技術は、こちらは、Dolby AtmosDTS:Xの対応です。

 そのため、天井の降り注ぎ音に対応できます。

 ただし5.1chですので、端子数の関係で、リアスピーカーを付けない3.1.2ch構成が最大です。

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 仮想的な5.1ch再生は、同社の下位機種と同じです。

 前方の3.1chで擬似的に5.1chを再現するサラウンドエンハンサー」モードと、2.0chだけでサラウンドを実現するフロントステージ・サラウンドも対応です。

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 また2019年モデルについては、先ほども書いた、Dolby Atmos Height VirtualizerDTS Virtual:Xにも対応です。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が4系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。

 これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が1つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、Bluetoothのみ搭載です。

 ラジオは、AM・FM・ワイドFMの対応です。

 セッティングについては、この機種もMCACCという自動調整システムが装備です。

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 以上、パイオニアVSX-834の紹介でした。

 7.1ch機は、この価格帯でライバルが多いです。

 ただ、単に4Kアップコンバートするだけでなく、超解像度技術を搭載している点は「売り」でしょう。

 先述のように、最新の液晶TVに出力するなら別として、(あまり画質向上機能の充実しない)10万円以下のプロジェクターなどには、割と使える仕様だと思います。


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 【2018年モデル】

 8・ヤマハ RX-V585
  ¥47,142 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:7.1ch
出力:各115W (6Ω)
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:DOLBY TrueHD
DTS:DTS-HD Master Audio
HDMI入力:4系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光1 同軸2
ネットワーク:Wi-Fi BT
サイズ:幅435x高さ161x奥行327mm

 ヤマハRX-V585は、同社RXシリーズでは最も上位の製品です。

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 なお、この機種は、【ホームシアタースピーカーの比較記事】で紹介した、「ヤマハ推奨の構成」となる、THEATER SOUND 585 5.1ch に採用されるAVアンプでもあります。

 本体サイズは、幅435x高さ161x奥行327mmとなります。

 AVアンプとしても、高さ17cm以上は大きい方なので、事前に設置可能かラックを確認しましょう。

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 チャンネル数は、最大7.1chです。

 他社にも見られますが、2つのハイトスピーカー(フロントハイ・スピーカ)」を加える、5.1.2chの最新構成に対応できます。

 なお、ヤマハの場合、別室に、ステレオスピーカーを2個引き出すような使い方も提案しており、寝室兼用などにもできます。

 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10・HLG・DOLBY visionにも、対応します。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して115W(6Ω)です。余裕があり、十分です。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。

 この部分も、同社の下位機種同様に問題ないでしょう。

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 ハイレゾ音源は、対応が明示され、WAV Flac Alac DSDなど主要コーデックに対応します。

 再生周波数帯域も100kHzまで保証されるので、スペック上問題ないです。

 サラウンド技術は、Dolby AtmosとDTS:Xに対応です。

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 仮想的な5.1ch再生は、ヤマハの下位機種と同じです。

 前方スピーカーのみで擬似的な5.1ch再生を可能にするシネマDSPに対応します。同様に、5.1ch環境で、擬似的に7.1ch環境を再現するシネマDSP<3Dモード>にも対応です。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が4系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が2つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、AACまでのコーデックに対応するBluetoothに加えて、こちらもWi-Fiが搭載です。

 DLNA対応なので、PCやNASなどネットワーク上に保存した動画なども再生可能です。AppleのAirPlayにも対応です。

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 ラジオは、AM・FM・ワイドFMに対応できます。また、2018年モデルからは、Spotifyとハイレゾ配信サービスのDeezer HiFiに対応しました。

 セッティングについては、便利なYPOが利用可能です。また操作については、この機種も、音声操作が、AmazonのAlexaを介して対応可能です。電源・音量・プレイリスト選択・選曲に対応します。

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 以上、ヤマハRX-V585の紹介でした。

 現在的に、ないし、将来的に「7.1chを試して見たい!」という方には、おすすめできるAVアンプです。

 一方、「5.1ch」システムを買われる予定の方は、音質・映像の質の面で3万円以下の機種とおおきな差異がないため、より安い下位機種を選んでも良いと思います。

 ただ、 ただ、Wi-Fiの搭載で、ネットワーク再生を考える場合は、この機種は大きな魅力です。その意味、将来性の高いのはこちらでしょうね。

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 【2018年】

 9・ヤマハ RX-V485 【Wi-Fiあり】
  ¥37,620 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:5.1ch
出力:各115W(6Ω)
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:DOLBY TrueHD
DTS:DTS-HD Master Audio
HDMI入力:4系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光1 同軸2
ネットワーク:Wi-Fi BT
サイズ:幅435x高さ161x奥行327mm

 なお、同型の「下位機」としてRX-V485が同時発売されています。

 こちらは5.1chの対応です。

 ただし、幅435x高さ161x奥行327mmと、上位機と同型状でスリムではないです。

 基本的にチャンネル以外の部分は変わらないので、7.1chを導入するつもりがないならば、こちらでも良いでしょう。

 ただ、価格差はさほどないので、(将来中古で売る場合も含めて)将来性は上位機でしょう。


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 【2018年】【各色】

 10・ヤマハ AVENTAGE RX-A780
  ¥59,200 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:7.1ch
出力:各130W (8Ω)
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:Dolby Atmos
DTS:DTS:X
HDMI入力:5系統
HDMI出力:2系統
オーディオ:光2 同軸2
ネットワーク:Wi-Fi BT
サイズ:幅435x高さ171x奥行380mm

 ヤマハRX-A780は、同社のAVENTAGE<アベンタージュ>シリーズに属する、上級グレードのAVアンプです。

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 今回紹介する10万円以下グレードの機種でも「高級品」の1つです。

 ヤマハの場合、このグレードからが20万円以上に連なる「ハイエンド系」の技術が搭載されはじめます。

 フルディスクリート構成7ch低歪パワーアンプや、各種の防振・耐ノイズ設計など、プラスアルファが見られます。

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 本体サイズは、幅435x高さ171x奥行380mmとなります。

 大きめの機種です。

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 チャンネル数は、最大7.1chです。

 したがって「天井から降り注ぐ方向の音」の情報を再現できる、5.1.2chに対応します。

 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10 HLGにも対応します。

 加えてDOLBY Visionにも対応します。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して130W(8Ω)です。

 大きなトールボーイのような大型フロントスピーカーを利用する場合も、十分なスペックです。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。問題ありません。

 ハイレゾ音源は、対応が明示され、WAV Flac Alac DSDなど主要コーデックに対応します。

 サラウンド技術は、Dolby AtmosDTS:Xの対応です。

 先述のように、天井の降り注ぎ音に対応できます。

 201803110955.jpg

 仮想的な5.1ch再生は、同社の下位機種と同じです。

 シネマDSPのほか、擬似的に7.1ch環境を再現するシネマDSP<3Dモード>に対応です。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が5系統、HDMI出力(TVへ)が2系統です。

 これに、音声出力用の光端子が2つ、同軸端子が2つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、BluetoothとWi-Fiが搭載です。

 下位機種同様に、DLNA対応であり、AppleのAirPlayにも対応です。

 201807091139.jpg

 ラジオは、FM・ワイドFMの対応です。

 また、FMの空き帯域を利用したワイドAM(補完放送)にも対応します。また、ネットワークオーディオサービスとして、下位機種の2つに加えてradikoに対応します。

 セッティングについては、こちらも定評のあるYPOが利用可能です。

---

 以上、ヤマハRX-A770の紹介でした。

 下位機種と同じ7.1ch構成ですが、ドルビーアトモスに対応している点で「上位」です。対応させたい方は良い選択肢です。

 一方、5.1ch以下で検討されている場合について言えば、下位機種と同じDACながら、デジタル・映像・表示・アナログオーディオそれぞれに電源回路を分離するなど、こちらは、ノイズ処理や共振処理がより高グレードです。

 とはいえ、AVアンプは、ピュアオーディオ系機器ではないため、そこまで細かくこだわる必要性はないかもしれません。普通の方は気にせず下位機種で良いでしょう。

ーーー

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 【2018年】【各色】

 11・ヤマハ AVENTAGE RX-A880
  ¥71,540 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:7.1ch
出力:各130W (8Ω)
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:Dolby Atmos
DTS:DTS:X
HDMI入力:7系統
HDMI出力:2系統
オーディオ:光2 同軸2
ネットワーク:Wi-Fi BT
サイズ:幅435x高さ171x奥行380mm

 なお、同じ筐体を使った「1ランク上」のRX-A880も同時発売です。

 こちらについては、HDMI端子の数が増量されたほか、5年間に保証が延長される点、前面端子にアルミ製カバーがある点が相違点です。

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 また、セッティングについては、便利なYPOをパワーアップし、最大8地点の計測点でより正確にセッティングする「マルチポイント計測」に対応します。

 一方、それ以外の点では変わらないので、基本的には下位機で良いと思います。


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 【2017年】

 12・SONY STR-DN1080
  ¥58,029 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:7.1ch
出力:各100W (6Ω)
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:Dolby Atmos
DTS:DTS:X
HDMI入力:6系統
HDMI出力:2系統
オーディオ:光1 同軸1
ネットワーク:Wi-Fi BT(LDAC)
サイズ:幅430x高さ156x奥行331mm

 SONYSTR-DN1080は、同社の上級グレードのAVアンプです。

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 SONYの場合も、このグレードから明らかにパーツ構成を「ハイエンド」系にしており、本格派です。

 ソニーは社是としてハイレゾの普及を図っています。

 この機種もプリアンプ部を高精度にし、高音域の信号が潰れないよにしたり、パワーアンプまでの接続も無酸素銅の銅棒で直結するなど、面白い仕組みです。

 ハイレゾに欠かせない高速応答性も改良されています。Ultra HD Blu-ray規格は、音楽データがハイレゾ仕様ですし、AVアンプとしても今後欠かせない部分です。

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 本体サイズは、幅430x高さ156x奥行331mmとなります。

 AVアンプとして、標準的なサイズです。

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 チャンネル数は、この機種も、最大7.1chです「フロントハイ・スピーカーを2機」付ける構成のほか、天井に「トップミドルスピーカー」を取り付けて振り下ろし音を再現する方法も提案されます。

 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10・HLGにも対応します。Dolby Visionにも対応です。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して100W(6Ω)です。必要十分な性能です。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。問題ありません。

 ハイレゾ音源は、対応が明示され、WAV Flac Alac DSDなど主要コーデックに対応します。

 サラウンド技術は、Dolby AtmosDTS:Xの対応です。

 先述のトップミドルスピーカーや、イネーブルドスピーカーによる、振り下ろし音再生に対応できます。

 201803111210.jpg

 仮想的な5.1ch再生は、下位機種と同じで、S-Force PROフロントサラウンドを搭載です。

 他社と同じで、前方の3.1chのみで、バーチャル的な5.1chを再現できます。

 さらに、ファントム・サラウンドバック機能を用いた場合、5.1ch構成でも、背面に2本のバーチャルスピーカーを置いた7.1.2ch相当のサラウンド感を再現可能です。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が6系統、HDMI出力(TVへ)が2系統です。

 出力が2系統なので、例えば、TVとプロジェクターを併用したい場合などに有効です。これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が1つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、BluetoothとWi-Fiが搭載です。

  201904241827.jpg

 DLNA対応であり、AppleのAirPlayにも対応です。

 また、Bluetoothについては、LDACコーデックに対応するため、対応ヘッドホンなどに、ハイレゾ音質で出力することも可能です。

 なお、対応ヘッドホンについては【おすすめハイレゾ対応ヘッドホンの比較記事】に書きました。

 ラジオは、FM・ワイドFMの対応です。音楽配信サービスは、Spotifyに対応します。

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 セッティングについては、下位シリーズよりも進化したD.C.A.C.EXに対応します。

 この場合、Dolby Atmosなどの7.1ch設定についても最適化できます。それ以外の場合も、周波数特性の補正がより正確で上位です。

---

 以上、SONYSTR-DN1080の紹介でした。

 ヤマハRX-A770の事実上のライバル機といえるでしょう。パワーではヤマハにやや劣るものの、補正技術や、とくにハイレゾに関わる部分は期待値が高いです。

次回につづく
ホームシアター向けのAVアンプのおすすめは結論的にこちら

 というわけで、今回は、AVアンプを紹介しました。

 記事は、もう少し続きます。

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・ONKYO TX-NR696(B)
・ONKYO TX-RZ830(B)
・Pioneer VSX-LX304(B)  
・DENON AVR-X1600H-K
・DENON AVR-X2600H-K
・マランツ NR1710/FN
・ YAMAHA RX-A1080(H)
・ YAMAHA RX-A2080(H)
・ YAMAHA RX-A3080(H)

 次回の後編記事【こちら】では、今回紹介できなかった、各社の上位製品を紹介します。
posted by Atlas at 14:42 | オーディオ製品

比較2019'【高音質で安い】AVアンプ最新21機の性能とおすすめ・選び方【初心者〜中級者】(2)

今回のお題
ホームシアター向けのAVアンプのおすすめはどの機種?

 どもAtlasです。

 今回は、AVアンプを比較しています。

 なお、今回は、前編からの続きの記事となります。前編記事は【こちら】です。

4・中級者向けのAVアンプ:7.1ch

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 【2019年】

 13・ONKYO TX-NR696(B)
  ¥64,165 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:7.2ch
出力:各100W (8Ω)
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:Dolby Atmos
DTS:DTS:X
HDMI入力:7系統
HDMI出力:2系統
オーディオ:光2 同軸1
ネットワーク:Wi-Fi BT
サイズ:幅435x高さ173.5x奥行379.5mm

 ONKYOTX-NR696 は、同社の上級グレードのAVアンプです。

 本体サイズは、幅435x高さ173.5x奥行378mmと、ここまでの製品の中でも「最大級」です。

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 チャンネル数は、この機種は、最大7.2chです。

 要するに、「天井から降り注ぐ方向の音」の情報を再現できる、5.1.2ch (=7.1ch)と同様の構成でありつつ、サブウーファ出力が2系統ある構成です。

 実質的には、7.1chと同じと考えてください。

 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10・HLGにも対応します。ドルビービジョンにも対応します。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して100W(8Ω)です。劇的に高いわけではないですが、十分な性能です。なお、DACは、AKM384kHz 32bitを利用しているようです。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)

100 kHz となっています。問題ありません。

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 ハイレゾ音源は、対応が明示され、WAV Flac Alac DSDなど主要コーデックに対応します。

 DSDは、新モデルからは11.2MHzにも対応です。

 サラウンド技術は、こちらも、Dolby AtmosDTS:Xの対応です。

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 仮想的な5.1ch再生は、下位機種の場合と同じで、2019年モデルから、Dolby Atmos Height VirtualizerDTS Virtual:Xに対応となりました。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が7系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。これに、音声出力用の光端子が2つ、同軸端子が1つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、AACまで対応のBluetoothに加えて、Wi-Fiが搭載です。

 ただし、DLNA規格には未対応です。ただ、AirPlayに対応するほか、Chromecastにも対応します。

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 ラジオは、AM・FM・ワイドFMの対応です。

 加えて、radikoなどのサービスにもネイティブ対応です。他社に比べるとAmazon Musicに対応する点が面白いです。

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  セッティングについては、上下のバランスが難しい、イネーブルドスピーカーに特化したAccuReflexの搭載が魅力です。この部分は、他社より強いでしょう。

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 以上、ONKYOTX-NR676Eの紹介でした。

 7chモデルとしては人気がある製品です。映像・音声面ではとくに弱点もなく、良くまとまっている製品でしょう。DLNAに未対応というのは、唯一残念な部分です。


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 【2019年】

 14・DENON AVR-X1600H-K
  ¥44,466 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:7.2ch
出力:各80W (8Ω)
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:Dolby Atmos
DTS:DTS:X
HDMI入力:6系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光2 同軸0
ネットワーク:Wi-Fi BT
サイズ:幅434x高さ151x奥行339mm

  AVR-X1500Hは、日本のオーディオメーカーDENONの発売するAVアンプです。

 同社としては「エントリークラス」という位置づけです。

 本体サイズは、幅434x高さ151x奥行339mmとなります。AVアンプとしては標準的なサイズです。

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 チャンネル数は、この機種も、最大7.2chです。

 ライバルのONKYOは、「イネーブルドスピーカー推し」の構成でしたが、DENONは、どんな構成でも対応する!という宣伝方法です。

 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10 HLGにも対応します。Dolby Visionにも対応します。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して80Wです。

 やや低めですが、これは8Ωの数値なので、標準的でしょう。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。問題ありません。

 ハイレゾ音源は、対応が明示され、WAV/Flac/Alac/DSDなど主要コーデックに対応します。

 DSDは5.6MHzまでですが、一般的には問題ないでしょう。

  

 DENON SC-EN10-M
  ¥6,480 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 サラウンド技術は、こちらも、Dolby AtmosDTS:Xの対応です。

 なお、同社も(壁に取り付けなくても)簡単に「天井から降り注ぐ方向の音」を再生できる小型の専用スピーカーを販売します。

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 仮想的な5.1ch再生は、この機種も、 Atmos Height VirtualizerDTS Virtual:Xに対応となります。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が6系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。

 これに、音声出力用の光端子が2つ付属します。同軸は非対応です。

 なお、HDMIはeARC対応ですが、AVアンプですし、あまり関係なさそうです。

 ネットワーク機能は、BluetoothとWi-Fiが搭載です。

 また、DLNAに対応し、AirPlayも使えます。この部分の汎用性はONKYOより優れます。

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 ラジオは、AM・FM・ワイドFMの対応です。音楽配信サービスの対応の幅も広いです。

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 セッティングについては、マイクを利用して音場設定を補正できるAudyssey MultEQ XTが付属です。

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 以上、DENONのAVR-X1600Hの紹介でした。

 4万円台の7.2ch機ということで、ヤマハRX-V585などのライバルとなります。とくに、7.2ch構成で考えると、様々なスピーカー配置を想定している点で、面白く使えそうです。


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 【2019年】

 15・DENON AVR-X2600H-K
  ¥66,223 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:7.2ch
出力:各95W (8Ω)
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:Dolby Atmos
DTS:DTS:X
HDMI入力:8系統
HDMI出力:2系統
オーディオ:光2 同軸0
ネットワーク:Wi-Fi BT
サイズ:幅434x高さ167x奥行339mm

  AVR-X2400Hは、日本のオーディオメーカーDENONの発売するAVアンプの中級機です。

 1つ上で紹介した機種の上位機にあたります。

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 本体サイズは、幅434x高さ167x奥行339mmとなります。

 小型ではないですが、AVアンプとしては標準的なサイズです。

 チャンネル数は、最大7.2chであり、先ほどの機種と同等です。

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 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10 HLGにも対応します。また、

 ドルビービジョンにも対応です。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して95W(8Ω)です。

 パワーが改善された点が、下位機種との最も大きな相違点です。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。下位機種同様です。

 201905101655.jpg

 ハイレゾ音源は、対応が明示されます。

 WAV/Flac/Alac/DSDなど主要コーデックに対応します。

 サラウンド技術は、こちらも、Dolby AtmosDTS:Xの対応です。

 仮想的な5.1ch再生は、下位機種同様で、 Atmos Height VirtualizerDTS Virtual:Xに対応となります。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が8系統、HDMI出力(TVへ)が2系統です。

 これに、音声出力用の光端子が2つ付属します。同軸はこちらも非対応です。

 ネットワーク機能は、BluetoothとWi-Fiが搭載です。こちらも、DLNAに対応し、AirPlayも使えます。

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 ラジオは、AM・FM・ワイドFMの対応です。配信サービスへの対応は下位機種同様です。

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 セッティングについては、マイクを利用して音場設定を補正できるAudyssey MultEQ XTが付属です。

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 以上、DENONのAVR-X2600Hの紹介でした。

 AVR-X1600Hと比較すると、最大出力が高い機種です。

 ただ、それに関わる部分以外のパーツは同等程度と言うこともあり、セット販売のシアターシステムを導入するつもりならば、下位機種で良いでしょう。


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 【2019年】

 16・マランツ NR1710/FN
 16・マランツ NR1710/FB
  ¥66,096 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【2018年】

 16・マランツ NR1609/FN
 16・マランツ NR1609/FB
  ¥51,579 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:7.2ch
出力:各100W (6Ω)
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:Dolby Atmos
DTS:DTS:X
HDMI入力:8系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光1 同軸1
ネットワーク:Wi-Fi BT
サイズ:幅440x高さ105x奥行378mm

  NR1710は、高級オーディオメーカーのマランツが販売するAVアンプ入門機です。

 なお、旧機種の NR1609/FNが残っていますが、仮想的な5.1ch再生に非対応のほか、基板の再設計で音質も強化されました。

 音質の部分に手が加えられたので、マイナーチェンジとも言えませんし、選ぶならば新機種でしょう。

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 本体サイズは、幅440x高さ105x奥行378mmなります。

 AVアンプとしては小型です。5万円を超える機種だけで考えると、最も小型かもしれません。

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 また、比較的小型ですが、フルディスクリート構成のパワーアンプを採用するなど、ヤマハの上位機同様の技術を投入します。

 チャンネル数は、この機種も最大7.2chです。

 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10にも対応します。

 また、ドルビービジョンにも対応で、さらに、新4K放送の標準規格のHybrid Log-Gamma(HDL)にも対応です。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して各100W (6Ω)です。

 サイズ的に仕方ないですが、ライバル機と較べたらやや非力感があります。ただ、4Ωのスピーカにも対応を謳っています。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。

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 ハイレゾ音源は、対応が明示され、WAV/Flac/Alac/DSDなど主要コーデックに対応します。

 DSDは、DENONと同じく、5.6MHzまでの対応ですね。

 サラウンド技術は、こちらも、Dolby AtmosDTS:Xの対応です。

 201905101513.jpg

 仮想的な5.1ch再生は、この機種も、 Atmos Height VirtualizerDTS Virtual:Xに対応となります。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が8系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。

 これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸が1です。

 ネットワーク機能は、BluetoothとWi-Fiが搭載です。こちらも、DLNAに対応します。AirPlayも使えます。

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 ラジオは、AM・FM・ワイドFMの対応です。ネットワークオーディオサービスへの対応も充実します。

 セッティングについては、Odyssey MultEQを装備し、補整力も期待できます。

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 以上、マランツが販売するAVアンプの紹介でした。

 売上的には、たいへん人気のある機種です。セットアップもAudyssey MultEQの評判が良く、スピーカーの配置は容易でしょう。

 他社製品と較べるとスペック的に割高感がありますが、評判の旭化成AK4458VNをDACに使うなど、ピュアオーディオで実績のあるマランツは、音質面の信頼性は高いでしょう。

 ただ、AVアンプという性質上、この部分を過度に重視する必要性は微妙なところです。

5・上級者向けAVアンプ 9.1ch

 最後に、9.1chを超える、最上位クラスのAVアンプを見ていきます。


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 【2018年】

 17・ONKYO TX-RZ830(B)
  ¥79,800 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【2019年】

 17・ONKYO TX-RZ840(B)
  ¥128,000 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:9.2ch
出力:各130W (8Ω)
周波数特性5 Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:Dolby Atmos
DTS:DTS:X
HDMI入力:7系統
HDMI出力:2系統
オーディオ:光1 同軸2
ネットワーク:Wi-Fi BT
サイズ:幅435x高さ201.5x奥行398mm

 ONKYOTX-RZ840 は、同社のハイエンドクラスのAVアンプです。

 なお、この製品は2018年モデルが出たばかりでしたが、(果敢に)新機種を出しています。

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 ただし、主な差異は、仮想的な5.1ch再生が充実した点だけで、具体的には、Dolby Atmos Height VirtualizerDTS Virtual:Xに対応した部分だけです。

 そのほかは、THX Certified Selectの認定を通過した程度なので、価格差を正当化するほどの相違はないと言えます。旧機種で良いでしょう。

 本体サイズは、幅440x高さ201.5x奥行376mmとなります。高さは20cmを超え、最も大きな機種です。

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 チャンネル数は、この機種は、最大9.2chです。

 この場合、フロント2本・センター1本、サラウンドスピーカー2本、サラウンドバックスピーカー2本という「伝統的」な7ch構成を基本とします。

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 ・ONKYO SKH-410(B)
  ¥8,367 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 その上で、前半記事で見たような、「天井から降り注ぐ方向の音」の再現ができるハイトスピーカー(Dolby Atmosイネーブルドスピーカー)を増設する7.1.2ch構成が可能です。

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 その上で、サブウーファ用の端子が2系統あるので、合計して最大9.2chになります。

 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10 HLGにも対応します。

 また、ドルビービジョンに対応するほか、Hybrid Log-Gamma・BT.2020信号のパススルーにも公式対応します。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して130W(8Ω)です。

 大きさと価格に見合って、相当強力です。4Ωの難しいスピーカーでも使えそうです。一方、フィルター回路の工夫などにより、ノイズ対策も万全です。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)5Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。

 ここまで見た機種に較べて、スペック上低音域の再現性に強い点は言及に値するでしょう。

 201905101655.jpg

 ハイレゾ音源は、対応が明示され、WAV/Flac/Alac/DSDなど主要コーデックに対応します。DSDは11.2MHz対応です。

 サラウンド技術は、こちらも、Dolby AtmosDTS:Xの対応です。

 201905101513.jpg

 仮想的な5.1ch再生は、2019年モデルから、Dolby Atmos Height VirtualizerDTS Virtual:Xに対応となりました。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が7系統、HDMI出力(TVへ)が2系統です。

 これに、音声出力用の光端子が2つ、同軸端子が2つ付属する構成です。

 201807091218.jpg

 ネットワーク機能は、Bluetoothに加えて、Wi-Fiが搭載です。

 こちらも、DLNA規格には未対応ですが、radikoなどのサービスにもネイティブ対応する点などは、1つ上の機種と同じです。

 ラジオは、AM・FM・ワイドFMの対応です。

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 以上、ONKYOTX-RZ840の紹介でした。

 圧倒的なパワーが自慢の機種です。中級者以上で、ヨーロッパ製などのインピーダンス低めのスピーカーを利用する場合など、需要がありそうです。

 ただし、通常のシアター用スピーカーに使うには、相当程度「オーバースペック」でしょう。


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 【2019年】

 18・ Pioneer VSX-LX304(B)
  ¥96,980 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:9.2ch
出力:各90W (8Ω)
周波数特性10Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:Dolby Atmos
DTS:DTS:X
HDMI入力:7系統
HDMI出力:2系統
オーディオ:光1 同軸1
ネットワーク:Wi-Fi BT
サイズ:幅435x高さ173x奥行370.5mm

  VSX-LX304は、パイオニアの上級機となります。

 ONKYOとパイオニアは現在同会社の「別ブランド」となっています。この機種も新型でTHX Certified Selectの認定を通過しています。

 本体サイズは、幅435x高さ173x奥行370.5mmとなります。

 ONKYO機と比較して、高さが控えめで設置性は良いです。

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 チャンネル数は、この機種は、最大9.2chです。

 ONKYOのTX-RZ840と仕様は同じです。

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 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10 HLGにも対応します。

 また、ドルビービジョンHybrid Log-Gamma・BT.2020信号対応なのは、ONKYO機と揃えています。

 その上で、同社の下位機種と同じで、再計算によるSuper Resolution(超解像度技術)も行う点が高度です。

 最新の液晶TVの場合は特に意味は無いでしょうが、10万円以下のプロジェクターなど、画質補正機能がさほど充実しない機種に出力するならば、この機種は良いと思います。

 アンプのパワーは、一方、各スピーカーに対して90W(8Ω)です。

 充分なスペックですが、ONKYO機より弱めです。

 ただ、内部の回路がフルディスクリート構成になっているなど、ノイズ対策はかなりしっかりしています。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。

 201905101655.jpg

 ハイレゾ音源は、対応が明示され、WAV/Flac/Alac/DSDなど主要コーデックに対応します。DSDは11.2MHz対応です。

 サラウンド技術は、こちらも、Dolby AtmosDTS:Xの対応です。

 201905101513.jpg

 仮想的な5.1ch再生は、Dolby Atmos Height VirtualizerDTS Virtual:Xに対応します。

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 その上で独自の「サラウンドエンハンサー」モードを装備するため、リアスピーカーを仮想化させる前提ならば、ONKYOより向きます。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が7系統、HDMI出力(TVへ)が2系統です。

 これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が1つ付属する構成です。

 201905101840.jpg

 ネットワーク機能は、Bluetoothに加えて、Wi-Fiが搭載です。

 こちらも、DLNA規格には未対応ですが、radikoなどのサービスにもネイティブ対応する点などは、優秀な機種です。

 ラジオは、AM・FM・ワイドFMの対応です。

---

 以上、パイオニアのVSX-LX304の紹介でした。

 ONKYOTX-RZ840とどちらを選ぶかは難しいですが、画質系の補整が充実するので、プロジェクターへの出力ならば、こちらが(多少)向きそうです。

 本体のサイズ感はこちらの方が小さいため、設置性を考えた場合もこちらが良いでしょう。ただ、純粋に(特に音楽方面での)音質については、ONKYO機の方がスペックは良いです。


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 【2018年】【2019年秋再入荷予定】

 19・ YAMAHA RX-A2080(H)
  ¥177,000 楽天市場 (8/14執筆時)

チャンネル数:9.2ch
出力:各150W (6Ω)
周波数特性10Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:Dolby Atmos
DTS:DTS:X
HDMI入力:7系統
HDMI出力:3系統
オーディオ:光3 同軸3
ネットワーク:Wi-Fi BT
サイズ:幅435x高さ192x奥行474mm

  RX-A2080は、ヤマハの上級機となります。

 人気機種で、現在のところ在庫がないですが、秋以降に再入荷予定とのことです。

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 本体サイズは、幅435x高さ192x奥行474mmとなります。

 高さは、20cmに収まりますが、奥行は相当必要な機種です。

 ONKYO機と比較して、高さが控えめで設置性は良いです。


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 MusicCast 50
  ¥47,816 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 チャンネル数は、この機種も、最大9.2chです。

 なお、この機種は、同社のワイヤレス全方位スピーカーMusicCast50を利用することで、リアスピーカーをワイヤレスにできるため、設置自由度も高いです。

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 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10 HLGにも対応します。

 また、ドルビービジョンHybrid Log-Gamma・BT.2020信号対応なのは、ONKYO機と揃えています。

 一方、明示的に「超解像度技術」とは書かれませんが、ディテール強調、エッジ強調、映像信号調整は、機能として採用されています。

 アンプのパワーは、一方、各スピーカーに対して150W(6Ω)です。

 価格から考えて当然ですが、余裕があります。

 内部の回路がフルディスクリート構成で、DAコンバーターにES9007Sを2基搭載するなど、値段に見合った内部パーツです。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。

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 ハイレゾ音源は、対応が明示され、WAV/Flac/Alac/DSDなど主要コーデックに対応します。DSDは11.2MHz対応です。

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 サラウンド技術は、こちらも、Dolby AtmosDTS:Xの対応です。

 その上で、SURROUND:AIに対応し、コンテンツのシーンに応じて、音場効果を変更する独自技術が採用されます。

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 仮想的な5.1ch再生は、ヤマハのこだわる部分です。

 下位機種でも、シネマDSP<3Dモード>を搭載していましたが、このグレードでは、シネマ DSP HD3を搭載します。

 リアスピーカーなしに、再計算により9.1(9.2)の再現をなせるほか、リアルで7.1(7.2)が設置されている状態の場合、仮想11.1(11.2)chの再現に対応できます。

 Dolby AtmosDTS:Xとの併用もできる点は、かなり高度です。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が7系統、HDMI出力(TVへ)が3系統です。

 これに、音声出力用の光端子が3つ、同軸端子が3つ付属する構成です。

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 ネットワーク機能は、Bluetooth(SBC・AAC)に加えて、Wi-Fiが搭載です。

 対応メディアは割と限られますが、DLNA対応AirPlayも対応するため、ネット周りは充実していると言えます。

 また、Bluetoothについては、圧縮音源を再計算でハイレゾ相当にアップコンバートできる、ハイレゾリューション・ミュージックエンハンサーの搭載も魅力です。

 ラジオは、AM・FM・ワイドFMの対応です。

 セッティングについては、引き続き、便利なYPOが利用可能です。

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 以上、ヤマハのRX-A2080の紹介でした。

 価格は高いですが、オーディオグレードの高品質パーツと、相当難易度が高かっただろう、シネマ DSP HD3の搭載は、他機にない魅力です。

 ただ、ACアンプは、(音以外に映像を扱うため)陳腐化しやすいので、予算的に余裕のある幅を超えて、「長く使えるから!」という観点で、この機種を選ぶのはやめた方が良いでしょう。

 ただ、予算に余裕がある場合は、無論、この機種がイチオシです。

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 【2018年】

 20・ YAMAHA RX-A1080(H)
  ¥95,857 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:7.2ch
出力:各140W (6Ω)
周波数特性10Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:Dolby Atmos
DTS:DTS:X
HDMI入力:7系統
HDMI出力:3系統
オーディオ:光3 同軸3
ネットワーク:Wi-Fi BT
サイズ:幅435x高さ192x奥行474mm

 その点で言えば、7.2ch構成ながら、ほとんど性能が変わらない下位機種の RX-A1080-Hは「お買得」です。

 疑似的に11.1(11.2)chの再現ができるシネマ DSP HD3は、7chスピーカーで対応できることを考えても、選ぶならばこちらかと思います。

 重要な部分としては、ディテール強調、エッジ強調など、超解像度技術に類する映像部分の補整機能は省略です。

 ただ、格安プロジェクターなどに出力するのでなければ、問題ないと思います。現状では、かなり良い選択肢かと思います。


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 【2018年】

 21・ YAMAHA RX-A3080(H)
  ¥309,509 楽天市場 (8/14執筆時)

チャンネル数:9.2ch
出力:各200W (6Ω)
周波数特性10Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:Dolby Atmos
DTS:DTS:X
HDMI入力:7系統
HDMI出力:3系統
オーディオ:光3 同軸3
ネットワーク:Wi-Fi BT
サイズ:幅435x高さ192x奥行474mm

  RX-A2080は、ヤマハの上級機となります。

 こちらは、このブログの【ホームシアタースピーカーの比較記事】で紹介した、YAMAHAのハイエンドクラスのシアタースピーカーであるSoavoシリーズで推奨されるAVアンプです。

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 本体サイズは、幅435x高さ192x奥行474mmとなります。

 要するに、下位シリーズと筐体は同じものを採用します。

 一方、出力が多少強い部分以外は、(DAC構成の変更や、回路分離の徹底度など、パーツの洗練化はありますが)下位機種との価格差を正当化する要素がほとんどない製品です。

 先述のように、AVアンプは、映像信号を扱う以上、確実に陳腐化するオーディオ製品です。また、映像信号を扱う以上、ノイズ対策には限界もあります。

 結論的にいえば、基本的にこのグレードは、相当、限られた方向けだと思います。

今回の結論
ホームシアター向けのAVアンプのおすすめはこちら!

 というわけで、今回は、10万円以下グレードのAVアンプを紹介しました。

 最後に、いつものように、Atlasのおすすめ機種を提案しておきます。


 第1に、3万円台の予算で選べる入門用のAVアンプとしておすすめできるのは、

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 【2018年】

 1・ヤマハ RX-V385 【Wi-Fiなし】
  ¥33,577 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 1・ヤマハ RX-V385 【Wi-Fiなし】
  ¥25,268 楽天市場 (8/14執筆時)

チャンネル数:5.1ch
出力:各100W (6Ω)
周波数特性:10 Hz-100 kHz  
4K HDR10:対応
ドルビー:DOLBY TrueHD
DTS:DTS-HD Master Audio
HDMI入力:4系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光1/同軸2
ネットワーク:BT
サイズ:幅435x高さ151x奥行315mm

1・アンプのパワー  ★★★★☆
2・チャンネル数   
★★★★☆
3・仮想サラウンド  ★★★★☆
3・ネットワーク再生 
★★☆☆☆
4・設置性   
   ★★★★☆
5・ノイズ対策    ★★★★☆
6・総合評価     ★★★★☆

 ヤマハRX-V385 でしょう。

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 映像出力では、4K・HDR10を通せる点は、長く利用したい場合「マスト」ですが、こちらは対応できます。

 その上で、上位最新規格のDOLBY Visionに対応するので、相当長く使えそうです。

 音声出力は、その上で、100Wという十分なパワーを持ちますので、出力の弱さに振り回されることもないでしょう。

 201803110902.jpg

 5.1chスピーカーに向く機種です。

 しかし、シネマDSPに対応するため、後方にスピーカーを配置しなくても、擬似的にサラウンド感が得られる点も、初心者向きかと思います。

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 セッティングについても、多チャンネルスピーカーは、位置合わせが面倒ですが、定評のある室内の音響特性を最適化する技術(YPO)が付属します。こうした点で初心者向けです。

 難点は、ネットワークに未対応の点ですが、それが不要ならば、セットアップの用意さを含めて良い機種です。

ーー

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 【2018年】

 9・ヤマハ RX-V485 【Wi-Fiあり】
  ¥37,620 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:5.1ch
出力:各115W(6Ω)
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:DOLBY TrueHD
DTS:DTS-HD Master Audio
HDMI入力:4系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光1 同軸2
ネットワーク:Wi-Fi BT
サイズ:幅435x高さ161x奥行327mm

1・アンプのパワー  ★★★★★
2・チャンネル数   
★★★★☆
3・仮想サラウンド  ★★★★☆
3・ネットワーク再生 
★★★★☆
4・設置性   
   ★★★☆☆
5・ノイズ対策    ★★★★☆
6・総合評価     ★★★★☆

 なお、執筆時現在の価格状況で言えば、1つ上の上位機の RX-V485との価格差が詰まっています。

 比較すると、この機種については、Wi-FiとBluetoothを装備しており、ネットワーク面で有利です

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 Spotifyなどの配信サービスを利用できるほか、DLNAやAirPlay対応ですから、PCやNASなどネットワーク上に保存したソースの再生にも便利です。

 大きさの部分で許容できるならば、現状ではこれを選ぶのも良い選択肢です。

ーーー

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 【2016年】

 3・ONKYO TX-L50
  ¥33,942 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:5.1ch
出力:各80W (4Ω)
周波数特性:10 Hz-40 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:Dolby Atmos
DTS:DTS:X
HDMI入力:4系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光1 同軸1
ネットワーク:Wi-F BT
サイズ:幅435x高さ70x奥行325mm

1・アンプのパワー  ★★★☆☆
2・チャンネル数   
★★★★☆
3・仮想サラウンド  ★☆☆☆☆
3・ネットワーク再生 
★★★☆☆
4・設置性   
   ★★★★★★
5・ノイズ対策    ★★★★☆
6・総合評価     ★★★★☆

 一方で、ラックの関係で設置が難しい場合は、ONKYOTX-L50が選択肢です。

 映像出力では、4KとHDRに対応した上で、音声出力も、80Wと十分な出力を持つ点が評価できます。

 仮想的なサラウンド再生はできませんが、しっかり5.1chを構築するならば、十分な性能です。

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 ・ONKYOイネーブルドスピーカー SKH-410(B)
  ¥8,367 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 また、超小型で、フロントスピーカーの上に置くだけのこちらのスピーカーを利用して、3.1.2chにチャレンジするのも面白そうです。


 第2に、ワンランク上の高性能機として長く使えそうな機種は、

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 【2018年モデル】

 8・ヤマハ RX-V585
  ¥47,112 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:7.1ch
出力:各115W (6Ω)
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:DOLBY TrueHD
DTS:DTS-HD Master Audio
HDMI入力:4系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光1 同軸2
ネットワーク:Wi-Fi BT
サイズ:幅435x高さ161x奥行327mm

1・アンプのパワー  ★★★★★
2・チャンネル数   
★★★★★
3・仮想サラウンド  ★★★★☆
3・ネットワーク再生 
★★★★☆
4・設置性   
   ★★★☆☆
5・ノイズ対策    ★★★★★
6・総合評価     ★★★★★

 ヤマハRX-V585でしょう。

 映像出力では、4Kに対応し、HDR10・DOLBY Visionにも対応します。

 201803110955.jpg

 音声出力では、7.1chを構成できる機種ですが、5.1chの場合でも、擬似的に7.1ch環境を再現するシネマDSP<3Dモード>にも対応でき、面白さがありますから。

 パワー115Wと文句のない大きさです。3万円以下の機種より確実に実力のあると言える製品です。

 パーツ面でも、バーブラウン384kHz/32bitDACを利用するなどのこだわりがありますし、Wi-Fiに対応して、DLNAが利用できるのも良い部分です。

 やや価格が高いものの、便利に利用できるでしょう。

 201807091058.jpg

 セッティングについては、こちらも室内の音響特性を最適化する技術(YPO)が使えます。

 その上で、操作については、YAMAHAは、Wi-Fi対応機(=music cast対応機)全機種について、ファームウェア更新でAmazonのAlexaに対応します。

 AVアンプの面倒なリモコン操作が「音声入力」でできます。なお、この端末については【Amazon Echoの比較記事】で詳しく書きました。

 201905101657.jpg

 また、スピーカーと同時に揃える場合、 この機種は、【ホームシアタースピーカーの比較記事】で紹介した、THEATER SOUND 585 5.1ch で組むのが「ヤマハ推奨の構成」です。


 第3に、5万円を超える高級機で本格的なシアターシステムを整備したいならば、

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 【2017年】

 12・SONY STR-DN1080
  ¥58,029 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:7.1ch
出力:各100W (6Ω)
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:Dolby Atmos
DTS:DTS:X
HDMI入力:6系統
HDMI出力:2系統
オーディオ:光1 同軸1
ネットワーク:Wi-Fi BT(LDAC)
サイズ:幅430x高さ156x奥行331mm

1・アンプのパワー  ★★★★★
2・チャンネル数   
★★★★★
3・仮想サラウンド  ★★★★★★
3・ネットワーク再生 
★★★★★
4・設置性   
   ★★★★☆
5・ノイズ対策    ★★★★★★
6・総合評価     ★★★★★★

 SONYSTR-DN1080でしょう。

 201807091202.jpg

 5万円を超えてくると、機器内部のパーツ構成が明らかに「高級化」しますが、ソニーは、音楽やUltra HD Blu-rayの視聴に向く、高レベルのハイレゾ再生を目指す方向性のパーツ選びに好感が持てます。

 映像出力では、4Kに対応し、HDR10・DOLBY Visonに対応します。

201803111205.jpg

 音声出力では、7.1chを構成できる機種で、Dolby Atmos対応のため、5.1.2チャンネル構成で、天井からの反響音を活かした構成も可能です。

 また、5.1chの構成でも、ファントム・サラウンドバック機能で、7.1.2ch相当のサラウンド感を再現可能です。

 ネットワークの部分でも文句の付けられない構成ですし、マルチなAVレシーバーとしても活躍すると思います。スピーカーの位置調整がうまく、初心者むけの設置性の容易さと言う点でもおすすめです。


 第4に、10万円前後の予算で、本格的なシアターシステムを構築するならば

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 【2018年】

 20・ YAMAHA RX-A1080(H)
  ¥95,857 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:7.2ch
出力:各140W (6Ω)
周波数特性10Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:Dolby Atmos
DTS:DTS:X
HDMI入力:7系統
HDMI出力:3系統
オーディオ:光3 同軸3
ネットワーク:Wi-Fi BT
サイズ:幅435x高さ192x奥行474mm

1・アンプのパワー  ★★★★★★
2・チャンネル数   
★★★★★
3・仮想サラウンド  ★★★★★
3・ネットワーク再生 
★★★★★★
4・設置性   
   ★★★☆☆
5・ノイズ対策    ★★★★★★
6・総合評価     ★★★★★★

 YAMAHARX-A1080-Hでしょう。

 構成は7.2ch構成ですが、内部の音響パーツの品質が良いほか、疑似的なサラウンド再生の技術が、この価格帯では「抜けて」います。

 11.1(11.2)chの再現ができるシネマ DSP HD3は、リアルなスピーカーでは、ほぼ不可能な「感覚」を、感じられますし、臨場感を突き詰めるべき、シアター構築には、向く、面白いシステムだと思います。

 201905101944.jpg

 ちなみに、この機種は、【ホームシアタースピーカーの比較記事】で紹介した、YAMAHAのTheater Sound 1080 5.1chの、ヤマハ推奨AVアンプになります。

 セットで揃える場合はそちらが相性が良いと思うので、よろしければ、スピーカー記事もご覧ください。


 第5に、本格的なシアターシステムをできるだけ省スペースで整備したいならば、

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 【2019年】

 16・マランツ NR1710/FN
 16・マランツ NR1710/FB
  ¥66,096 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:7.2ch
出力:各100W (6Ω)
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:Dolby Atmos
DTS:DTS:X
HDMI入力:8系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光1 同軸1
ネットワーク:Wi-Fi BT
サイズ:幅440x高さ105x奥行378mm

1・アンプのパワー  ★★★★☆
2・チャンネル数   
★★★★★
3・仮想サラウンド  ★★★★★
3・ネットワーク再生 
★★★★★
4・設置性   
   ★★★★★★
5・ノイズ対策    ★★★★★★
6・総合評価     ★★★★★★

 マランツNR1710でしょう。

 201803111326.jpg

 本体サイズは、幅440x高さ105x奥行378mmなります。

 AVアンプとしてはかなり小型で設置性が良いです。

 201807091256.jpg

 中身のパーツ構成も、ヤマハの上位機のように、フルディスクリート構成であり、こだわりがあります。

 映像出力では、4Kに対応し、HDR10・DOLBY Visonに対応します。さらに、Hybrid Log-Gammaにも対応しており、充実します。

 音声出力では、7.1chを構成できる機種で、Dolby Atmos対応です。

 パワーは、さすがにサイズ的に80Wです。しかし、スピーカーは4Ωまで対応ですし、シアター用スピーカーセットを買う分には十分すぎるでしょう。

  201807091259.jpg

 ネットワークオーディオサービスの充実度も高いです。

 

 こうした「聴き放題サービス」をまだお試しでない方は、Amazon Music Unlimited30日間無料体験を登録して、自分に合った楽曲が利用できるか試すのは「あり」でしょう。

 聴き放題サービス自体は、スマホ・PC・Macで試すことができます。このサービスと加入については、【Amazon Music Unlimitedの説明サイト 】をご覧ください。

ーーー

 というわけで、今回はAVアンプの紹介でした。

 201803112023.jpg

1・シアタースピーカーの比較

 なお、今回同時にホームシアター向けのスピーカーをお探しの方、このブログには、AVアンプにつなげて利用する、スピーカーを比較した記事もあります。

 セット価格で、2万円程度から10万円前後まで紹介しています。

 また、このブログ「モノマニア」では、シアター関係の家電について次のような記事もあります。

2・プリメインアンプの比較
3・AVアンプの比較
4・サウンドバーの比較
5・ミニコンポの比較

6・ステレオスピーカーの比較
7・ブルーレイプレーヤーの比較
8・ブルーレイレコーダーの比較
9・液晶テレビの比較
10・
家庭用プロジェクターの比較

 これらの記事もよろしくお願いします。

 最後になりましたが、この記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークで話題を共有していただければ嬉しいです。

 (前編からの続き記事なので、前半記事をご紹介頂けるとなお嬉しいです!)

 ではでは!

posted by Atlas at 14:41 | オーディオ製品

比較2019'【45機】ホームシアタースピーカーの音質のおすすめ・選び方:5.1chシアターシステムセット (1)

【今回レビューする内容】2019年 主要5社の5.1chホームシアターシステム・ホームシアター用スピーカーセットの性能とおすすめ・選び方:ONKYO・DENON・YAMAHA・パイオニア・SONY・Bose:5.1ch 7.1ch 7.2ch 3.1.2ch対応:ドルビーアトモス対応 10万円以下の予算で組む単品コンポーネント構成のシアターセット

【比較する製品型番ONKYO D-109X D-309X D-509 D-109XE 2.1ch BASE-V60(B) SL-D501(B) D-509E YAMAHA THEATER SOUND 483 585 780 1080 5.1ch NS-F210(B) YST-SW200(B) NS-F350(B) NS-SW300(B) NS-F500(B) NS-SW500(B) NS-F700(BP) Soavo NS-F901 DENON 17 SC-T17 DSW-37-K SC-T37 NS-PA41 NS-P41 Logitech Z906 pioneer Theater Black SP-FS52 S-HS100 S-52W DSW-37-M SONY CS SS-CS3 Bose Lifestyle 650 600 home entertainment system

今回のお題
ホームシアター用スピーカーセットのおすすめはどの機種?

 どもAtlasです。

 今日は、2019年8月現在、最新のホームシアター用のスピーカーセットを比較します。

 201807091406.jpg

 最初からスピーカー5本とサブウーファーがセット販売されてる格安製品は、ほぼ全機種網羅しました。

 その上で、ONKYO・DENON・YAMAHA・SONY・BOSE単品コンポーネントの推奨セットについても、総額10万円以上のグレードを含めて、フォローします。

 加えて、2-3万円で導入可能な、最近人気のバータイプを合わせて、全45製品を紹介します。

ーー

1・重低音     ★★★★★
2・音場の立体感  
★★★★★
3・音の個性    
★★★★★
4・声の聞きやすさ ★★★★★
5・価格の安さ   ★★★★★
6・総合評価    ★★★★★

 というわけで、以下では、上表のようなポイントから、各製品を比較・紹介していきます。

 そして、最後にAtlasのおすすめ機種!」を提案する形で記事を書いていきます。

--

1・AVアンプの比較
2・サウンドバーの比較
3・小型スピーカーの比較
4・シアター用スピーカーの比較
5・ミニコンポの比較
6・プリメインアンプの比較
7・ブルーレイプレーヤーの比較
8・ブルーレイレコーダーの比較
9・液晶テレビの比較
10・家庭用プロジェクターの比較

 なお、今回の記事は、このブログのオーディオ機器比較シリーズの4回目記事として書きました。

1・シアターシステムの選び方の基本!

1・シアタースピーカー(17機)
2・サウンドバー(28機)

 今回は、総計で45機をフォローします。

 そのため、シアター構築の「入門者」の方に向けて、ホームシアターで利用するスピーカーの基本的な区別について、あらかじめ紹介しておきます。

1・本格的なシアター用スピーカー

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 第1に、本格的な「ホームシアター用スピーカー」です。

 一般的に、「ホームシアター入門キット」としてデンキヤで売られているのは、「スピーカー6本」を基本とするこの種のスピーカーセットです。2.1ch・5.1ch・7.2chまで網羅します。

 201807091124.jpg

 この場合、(Boseの高級品を除いて)スピーカーには、アンプが付属しないため、TVだけでは使えません

 そのため、【おすすめAVアンプの比較記事】で紹介したようなアンプを介して利用する必要があります。

2・バーチャルサラウンドスピーカー

 201807091348.jpg

 第2に、「バーチャルサラウンドスピーカー」です。

 基本的にテレビの下か横のみにスピーカーを配置し、後方などは、「バーチャルに音場を再現」する仕組みです。

 このタイプは、アンプ内蔵で、アンプなしでTVから直付けできます。加えて、後方へのスピーカー配線が不要なので「部屋の美観は良い」です。

 決して「本格的ではない」ですが、最近各社が技術競争を繰り広げた結果、「音質はびっくりするほどパワーアップ」しました。

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 なお、こうした製品も、本格的な製品はありますが、システムが異なるので記事を分けました。

 恐れ入りますが、「後方に配線したくない方」「アンプを別に買いたくない方」は、次回記事となる、【おすすめサウンドバーの比較記事】のほうをご覧ください。

ーー

 というわけで、「アンプを内蔵しない本格派タイプ」の紹介をはじめます。

2・各社のホームシアターセットの比較

 はじめに、各社が発売しているホームシアターセットについて紹介します。

 なお、以前は、多くのメーカーが発売していましたが、最近は、【サウンドバー】の流行で、こうした、アンプを内蔵しないセット商品は、一部オーディオメーカーが少数販売しているだけになりました。


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 【2018年】【10月上旬再入荷】

 1・YAMAHA NS-PA41
  ¥36,860 楽天市場 (8/14執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:7cm×2+2.5cm(2WAY式)
センター:7cm
サラウンド: 7cm
サブウーファー:50W 

 ヤマハNS-PA41は、ヤマハが2018年に発売したエントリークラスのスピーカーシステムです。

 常に人気の機種で、予約待ちの状況の製品です。

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 チャンネル数は、写真のように5.1chとなります。

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 フロントスピーカーは、細長いトールボーイ型を採用します。

 高音域を担当する2.5cmのトゥイーターと、中高音域を担当する7cmのウーファーとに分かれる、本格的な2WAY式です。

 図のように、ウーファーは、2つのユニットを搭載するため、2WAY3スピーカーシステムです。

 本体の細さに比してある程度パワフルに稼働がします。

 再生周波数帯域は、低音域方向が67Hz、高音域方向が30kHzです。

 レンジはさほど広くなく、この部分は「値段なり」の部分はありそうです。

 ハイレゾにも対応しません。なお、音量を-30dBと絞れば、100kHzまで対応とされます。こちらは他社にはみられない独特の表記法です。

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 センタースピーカー・サラウンドスピーカーは、いずれも7cmのフルレンジスピーカーユニットです。

 テレビのセリフ聞き取りに重要なセンタースピーカーは密閉型構造ですが、試聴では、聞き取りやすい音質でした。

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 ・ヤマハ NS-SW050
  ¥11,661 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 サブウーファーは、単品でも販売されているNS-SW050を付属させています。

 こちらは、20cmコーンを採用し、出力は50W(5Ω)となります。

 数値的にさほどパワーはないですが、A-YSTU方式をとるため、ユニットサイズに比して低音は出ています。

 いずれにしても、他のスピーカーとのバランスを考えると最良でしょう。

 サイズは、幅291×高さ292×奥行き341mmです。

 スピーカーケーブルは、24.5m付属します。ウーファーと接続するRCAケーブルも5m付属です。

--

 以上、ヤマハNS-PA41の紹介でした。

 人気機種の後継機で、シアター用として根強い人気のある機種です。

 セット販売の低価格機は、「スピーカーとしての主張がない」ものが多いですが、凝った作りのフロントスピーカーは、購買力をそそるでしょう。

 入門用としてとても良い製品です。

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 2・YAMAHA NS-P41
  ¥22,689 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:7cm(フルレンジ)
センター:7cm
サラウンド: 7cm
サブウーファー:30W 

 なお、上記の製品の「廉価版」として、NS-P41という製品もあります。

 こちらについては、フロントスピーカーが、小型(7cmウーファー)のフルレンジスピーカーです。また、それに応じて、サブウーファーも30Wと、実力を落としています。

 これらの点から言って、あまりオススメできない構成と言えます。


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 【並行輸入品】

 3・Logitech Z906 5.1ch サラウンドスピーカー
  ¥42,000 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:フルレンジ
センター:
サラウンド:
サブウーファー:165W 

 LogitechZ906 は、日本では「ロジクール」で知られるPC周辺機器メーカーが海外限定で発売している機種です。

 日本でも並行輸入品が手に入ります。

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 チャンネル数は、本格的な5.1chとなります。

 センタースピーカー・フロントスピーカー・サラウンドスピーカーは、ユニットサイズは非公開ながら、ヤマハ同様のフルレンジスピーカーです。

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 一方、この機種は(例外的に)アンプが同梱されます。

 そのため、別に買わなくても良い機種です。能力的には、トータル500Wの出力なので、日本で単品で買えば、2万円ほどの製品です。

 音声入力は、同軸×1・光端子×2・RCA×1という構成です。

 再生周波数帯域は、「非公開」です、

 米国中心に展開するメーカーは、このあたりには無頓着ですが、音は良いです。

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 サブウーファーは、一方で実用最大出力が165Wです。パワーは期待できそうです。サイズは、幅293×高さ291×奥行き319mmですから、ヤマハと同じほどです。

 スピーカーケーブルは、6本分が付属です。

---

 以上、LogitechZ906の紹介でした。

 アンプ部の価格が1万円、輸入送料を5000円と見込む場合、日本でスピーカーのみを買う場合は、ヤマハのNS-P40B同クラスです。

 ウーハーの強さは魅力で、実際の所、低音の重圧感は定評のあるユニット構成です。

 ただし、アメリカと日本では、コンセントは同じながら多少電圧が異なる点、並行輸入品として保証が得られない点で、リスクはあります。初心者は、手を出すべきではないでしょう。


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 【在庫限り】

 4・パイオニア S-HS100
  ¥25,039 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:7.7cm(フルレンジ)
センター:7.7cm
サラウンド: 7.7cm
サブウーファー:160W 

 S-HS100は、ONKYOが「パイオニア」ブランドでだしている、

 シアター入門者向けのスピーカーシステムです。

 2010年発売の息の長い製品ですが、定期的に再版があります(直近では2018年末)。

 ただ、現在は、在庫が尽きかけていますので、終売の可能性はあります。

 チャンネル数は、5.1chとなります。

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 センタースピーカー・フロントスピーカーとサラウンドスピーカーは、いずれも7.7cmのフルレンジスピーカーユニットです。

 センタースピーカー以外は、全て同じサイズのスピーカーになります。

 なお、センタースピーカーはTVの下に、フロントスピーカーは左右に、サラウンドスピーカーは部屋の後部左右に配置するスピーカーです。

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 ・パイオニア S-21W
  ¥14,800 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 サブウーファーは、パイオニアから単体でも発売されているこちらがセットされます。

 こちらは、16cmコーンを採用し、実用最大出力は160Wとなります。

 サイズは、幅91×高さ408×奥行き344 mmです。

 スピーカーケーブルは、4mが3本と10mが2本付属します。ウーファーと接続するRCAケーブルも3m付属です。そのため、買ってすぐにつなげることができるでしょう。

--

 以上、パイオニアS-HS100の紹介でした。

 格安のセット構成のスピーカーとしては、スピーカーの口径とウーハーの出力が高い点で、実力はあります。ウーハーの出力も強めですし、小型というサイズ感を感じさせない実力を持つでしょう。

  ただし、トールボーイ型のフロントスピーカーを採用するヤマハに比べると、音場感が出しにくいですし、別にスタンドを用意する場合は、価格差もなくなるため、現状では、イマイチです。

3・オンキョーのシアターシステム

 つづいて、メーカーが推奨する「単品スピーカーの5.1chセット」の構成について、紹介していきます。

 はじめに、オンキヨーのシアターシステムです。


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 【2016年】

 5・ONKYO D-109X Series 

 【フロントスピーカー 2本組】

 5・ONKYO D-109XE
  ¥31,940 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 5・ONKYO D-109XC
  ¥10,349 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【サラウンドスピーカー 2本組】

 5・ONKYO D-109XM
  ¥7,060 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【サブウーファー 】

 5・ONKYO SL-T300(B)
  ¥17,864 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 5・ONKYO SL-A251(B)
  ¥-------Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:8cm×2+2.0cm(2WAY)
センター:8cm×2+2cm
サラウンド:8cm+ 2cm
サブウーファー:95W 

 ONKYOD-109X Seriesは、同社の推奨するシアター用スピーカー構成では最も安いといえる構成です。

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 とはいえ、5.1chを構成するとして総額で7万円ほどになりますので「爆安」ではありません。


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 フロントスピーカーは、一番お金を掛けるべき部分ですが、かなり良いものを採用します。

 細長い「トールボーイ」タイプのスピーカーです。同社ではお馴染みのハイブリッド繊維N-OMFを採用した8cmのコーン型スピーカーを2機、2cmのバランスドーム型トゥイーターを1機搭載する、2ウェイ方式バスレフ型のユニットです。

 再生周波数帯域は、55Hz〜80kHzですので、低音も高音もそれなりに出ます。とくに、高音部は、ハイレゾ基準を超えており優秀です。

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 センタースピーカー・サラウンドスピーカーも、フロントスピーカーと同じサイズのユニットを装備し、方式も2ウェイ方式バスレフ型となります。

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 サブウーファーは、推奨構成での選択肢は2つです。

 ただし、SL-A251(B)は、生産終了なので、現在は、実用最大出力95Wの横型のSL-T300(B)が選択肢です。

 サイズは、幅435×高さ144×奥行き377mmです。

 スピーカーケーブルは、それぞれの単品ごとに付属します。

 サラウンドスピーカーは8Mもありますし、音質うんぬんを言わないならば、買い増さなくても即つながります。サブウーファー用の3mのピンケーブルも付属です。

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 以上、D-109X Seriesの紹介でした。

 このレベルのユニットをそろえると、オーディオとしての音に高い期待が持てます。また、本体にも高級感がでてくるため、部屋のインテリア性を考えても、このグレードは「おすすめ」と言えます。

 また、(サブウーファーを除き)全てのスピーカーユニットのサイズが統一的なシステムは割と珍しく、端正な音が聴けた一つの要因かなと思っています。

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 5・ONKYO AS-85H スピーカースタンド
  ¥8,877 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 なお、サラウンドスピーカーにスタンドを付ける場合は、上記が純正です。

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 5・ONKYOイネーブルドスピーカー SKH-410(B)
  ¥8,367 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 また、前回【AVアンプの比較記事】で紹介した、「天井からの音のデータ」を反映できる、新しいドルビーアトモス規格の映像ソフトに対応するため、上記のスピーカーを選んでも良いでしょう。

 こちらは、小型スピーカーであり、フロントスピーカーの上に設置します。この場合は、サラウンドスピーカーを買わず、3.1.2chという構成にするのがおすすめでしょうか。

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 5・ONKYO シネマパッケージ 2.1ch BASE-V60(B)
  ¥42,800 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 なお、ONKYOD-109X Seriesですが、アンプがセットになったBASE-V60(B)という2.1chセットが出ています。

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 付属するアンプは、【AVアンプの比較記事】で紹介した、ONKYOのTX-L50です。

 Wi-Fiを搭載するネットワーク対応型としては、最も安い入門機であり、3万円台の売価です。

 その上で、先ほど紹介した、サラウンドスピーカ(D-109XM)2本を、フロントスピーカーとして使っています。それに、オリジナルの80Wのサブウーファーが1本付属します。

 価格的には、単品で全て購入するよりもだいぶ安いので、コスパ重視ならば、このセットで選ぶのも良いでしょう。


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 【2017年】

 6・ONKYO D-309X Series 

 【フロントスピーカー 1本】

 6・ONKYO D-309XE
  ¥22,800 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 6・ONKYO D309XC
  ¥14,972 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【サラウンドスピーカー 1本】

 6・ONKYO D-309XM
  ¥12,196 楽天市場 (8/14執筆時)

 【サブウーファー 】

 6・ONKYO SL-D501(B)
  ¥25,239 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:10cm×2+3.0cm(2WAY)
センター:10cm×2+3.0cm
サラウンド:10cm+3.0cm
サブウーファー:100W 

 ONKYOD-309X Seriesは、オンキヨーの推奨するシアター用スピーカー構成では2番目に安い構成です。

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 本体色は、黒系統のほか、茶系統も選べます。

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 価格は、こちらの場合、スピーカー構成数が多いので、5.1chだと12万円前後の予算でそろえる場合におすすめの構成となります。

 なお、フロントスピーカーとサラウンドスピーカーが、下位機種の場合とは異なり「ペア2本組み販売ではない」点には注意しましょう。

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 フロントスピーカーは、写真で見ると同じに見えますが、グレードが異なります。

 ユニットは、ハイブリッド繊維N-OMFを採用した10cmのコーン型スピーカーを2機、3cmのリング型トゥイーターを1機搭載する、2ウェイ方式バスレフ型のユニットです。

 リングツィーターも、オンキヨーの「十八番」であり、このクラスからの採用です。

 そのほか、真鍮にメッキを施したプラグを使うなど、「オーディオグレードな」配慮が多くあります。

 再生周波数帯域は、65Hz〜80kHzです。

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 センタースピーカー・サラウンドスピーカーも、やはり同様の構成とし、バランスをとっています。

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 サブウーファーは、実用最大出力100Wです。

 サイズは、幅285×高さ476×奥行き447mmで、基本的に縦置きするタイプです。

 スピーカーケーブルは、こちらも、それぞれの単品ごとに付属します。

 サブウーファー用の3mのピンケーブルも付属です。

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 以上、D-309X Seriesの紹介でした。

 オンキヨーらしいサウンドという点ならば、N-OMFに加えて、リングツィーターを採用するこの機種は、良い構成に思えます。

 ただ、価格は、下位機種より性能に比してやや「割高」でしょう。

 オーディオはどのメーカーでもそうですが、上位機種になるほど「値段は倍々ゲーム」のように上がります。その点で言えば、ONKYOの場合、シアター用としては下位機種でも充分な音質であり、それでも問題ないと思います。

 また、発売時期の関係で、次に紹介する上位機も、割と価格が落ち着いているため、この機種は、グレード構成として「宙ぶらりん感」は多少あります。


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 【2012年】

 7・ONKYO D-509 Series 

 【フロントスピーカー 1本】

 7・ONKYO D-509E
  ¥37,407 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 7・ONKYO D509C
  ¥15,777 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【サラウンドスピーカー 1本】

 7・ONKYO D-509M
  ¥11,661 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【サブウーファー 】

 7・ONKYO SL-D501(B)
  ¥37,800 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:13cm×3+3.0cm(2WAY)
センター:13cm×2+3.0cm
サラウンド:13cm+3.0cm
サブウーファー:100W 

 ONKYOD-509 Seriesは、オンキヨーの推奨するシアター用スピーカー構成では、現状で最も高級な製品です。

 スピーカーの生産開始は、2012年からのロングセラーですが、オーディオの世界の更新速度としては「普通」ですし、陳腐化するものでもないため、問題ないでしょう。

 本体色は、黒系のみです。

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 価格は、キャビネットからインシュレーターまでこだわった作りなので、5.1chだと14万円前後の予算です。

 高いですが、発売から時間が経って、ネットでは単品価格が下がっているので、上位機として「お買得感」はありそうです。

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 フロントスピーカーは、かなり豪華な、3WAY4スピーカー式です。

 高音域を担当する3cmのリング型トゥイーター、低音域を担当する13cmのモノコックコーン型スピーカーを2機に加えて、中音域を専門に担当する13cmのコーン型のスコーカーを装備します。

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 素材は、引き続きハイブリッド繊維N-OMFですが、スコーカーについては、砲弾型イコライザーを装備する独特な形状です。

 多スピーカーのシステムは、音域ごとの音の受け渡しが難しいですが、中域を担当するスコーカーに工夫があるので、不自然さがなく、同社らしいナチュラルな音です。

 再生周波数帯域は、40Hz〜100kHzです。

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 センタースピーカー・サラウンドスピーカーは、下位機種と比較すると、13cmと大きめのコーンを採用します。

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 サブウーファーは、実用最大出力100Wで、下位機種の構成と同じです。

 サイズは、幅285×高さ476×奥行き447mmで、基本的に縦置きするタイプです。

 スピーカーケーブルは、こちらも、それぞれの単品ごとに付属します。

 サブウーファー用の3mのピンケーブルも付属です。

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 以上、D-509 Seriesの紹介でした。

 最も音質に影響するセンタースピーカーに3WAY4スピーカー式を採用するのが魅力です。

 単にスピーカーを増やしただけでなく、砲弾型イコライザーを装備するスコーカーを採用するなど、ユニットが増えることによる問題に対策があるため、純粋に音質は「下位機種より上」です。

 それでも、10万円を軽く超え、やや高い構成にはなるのですが、予算があれば、面白そうなシステムだと思います。


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 【2019年】

 8・pioneer Theater Black シリーズ

 【フロントスピーカー 1本】

 8・パイオニア SP-FS52
  ¥22,220 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 8・パイオニア SP-C22
  ¥21,246 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【サラウンドスピーカー 2本】

 8・パイオニア SP-BS22-LR
  ¥22,220 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【サブウーファー 】

 8・パイオニア S-52W
  ¥41,000 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:13cm×3+2.5cm(3WAY)
センター:10cm×2+2.5cm
サラウンド:10cm+2.5cm
サブウーファー:150W 

 pioneer Theater Black シリーズは、オンキヨーが「パイオニア」ブランドで売っている製品です。

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 ONKYOは、ピュアナチュラル志向の日本向けの音作りですが、パイオニアは、米国仕上げの、迫力重視のスピーカーです。

 とくに、このシリーズは、著名なスピーカーデザイナーであるAndrew Jonesがかかわったユニットで構成した、上位モデルとして話題です。

 価格は、フルセットで約13万円ですから、ONKYOブランドの上位機と同等です。

 ただ、低音重視で、サブウーファーに最も力を入れるなど設計思想が明確ですから、結構売れると思います。

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 フロントスピーカーは、1本ずつ購入する形態です。

 ユニットは、ハイブリッド繊維の高剛性振動板を採用した13cmのコーン型スピーカーを3機と、2.5cmのソフトドーム型トゥイーターを1機搭載します。

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 3ウェイ4スピーカーという構成は、ONKYOの最上位機と同じです。

 ただ、リング型トゥイーターや砲弾型コーンで、中音域・高音域にこだわりを持ったONKYOに比べると、エンボス加工した高剛性振動板の採用など、低音域に強くこだわったスピーカーです。

 価格は異なりますが、この部分で優れるDENONのシステム(後述)より、パワーを感じます。

 一方、音量を重視せず音楽を楽しむという視点では、国内仕様の上位機に及ばず、あくまで、「ハリウッド的」シアターを構築する場合に向きます。

 再生周波数帯域は、40Hz〜20kHzです。

 この部分にも傾向が現れ、充実した低音を重視した構成です。独特のウーファー構造もあり、低音の抜けも良いです。

 センタースピーカー・サラウンドスピーカーは、基本同様の構成とし、バランスをとっています。

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 サブウーファーは、推奨構成の製品を購入する場合、実用最大出力150Wです。口径20cmで、クラスDアンプを搭載します。

 サイズは、幅360×高さ382×奥行き402mmで、基本的に縦置きするタイプです。

 スピーカーケーブルは、未付属です。

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 ・パイオニア・SP-T22A-LR
  ¥24,167 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 一方、パイオニア/オンキヨーは、ドルビーアトモスに力を入れるため、こちらも、イネーブルドスピーカーの販売があります。

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 以上、pioneer Theater Black シリーズの紹介でした。

 音圧重視で考える場合、後ほど紹介するデノンかこちらがオススメです。シアター用途でいえば、この製品は、文句を言いたい部分はないです。

 ただし、クラシックなどの「音楽」や、ニュースや紀行番組をふくむ一般的なテレビ番組に向く機種ではないです。ただ、「映画」を映画館のサウンドで再生させたいという場合、10万円台のホームシアターシステムでは、実力は申し分ないでしょう。

 その場合、ある程度音量が必要と言えるため、リビングは、防音がしっかりした環境のほうが良いでしょう。

4・SONYのホームシアターシステム

 続いて、SONYのホームシアターシステムです。

 ソニーは、サブウーファーの販売があるため、自社ブランドで「シアターセット」が組める環境にあります。


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 9・SONY CSシリーズ

 【フロントスピーカー 1本】

 9・SONY SS-CS3
  ¥13,759 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 9・ソニー SS-CS8
  ¥8,107 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【サラウンドスピーカー 2本】

 9・ソニー SS-CS5
  ¥17,624 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【サブウーファー 】

 9・SONY SA-CS9
  ¥15,409 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:25cm×2+(3WAY式)
センター:13cm+1.9cm
サラウンド:10cm+1.9cm
サブウーファー:115W

 CSシリーズは、SONYのコンポーネントシアターシステムでは、最も安価な構成です。

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 5.1chを構築する場合、8万円弱の予算となり、価格的ONKYOの入門機などがライバルと言えそうです。

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 フロントスピーカーは、トールボーイタイプです。

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 25mmのソフトドーム型のトゥイーター・19mmのドーム型のスーパートゥイーター130mmのコーン型ウーハーで、完全な3WAYです。

 注目するべきは、広指向性スーパートゥイーターの搭載です。

 ソニーは、ハイレゾ対応機としてこの機種を売っているため、特に高音域の再現性には気をつけ、この構成にしているのだと思います。

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 ウーハーも13cmと相当に大きく、中音域・低音域で2つ装備します。

 素材的にもSONYがよく使う発泡マイカで特長が出ています。

 3WAYは、中音域のボーカルが弱くなる問題がありますが、この仕様が功を奏してか、ドンシャリ感は薄いです。

 再生周波数帯域は、45Hz〜50kHzです。 ハイレゾ対応の水準を満たします。

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 サラウンドスピーカーも、しっかりスーパートゥイーターを装備する3WAYで、13cmコーンは、サイズを素材をフロントスピーカーと合わせられます。

 センタースピーカーは、2WAYで、10cmコーンですが、素材は発泡マイカです。。

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 サブウーファーは、実用最大出力115Wです。

 28Hzからの低音再生力で、250mmのユニットはMRC(発泡マイカ)を採用し、素材を統一します。サイズは、幅295×高さ345×奥行400mmです。

 

【1メートル】

 ZONOTONE 6NSP-1500 Meister
  ¥864 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 Amazonベーシック 約15メートル
  ¥3,799 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 スピーカーケーブルは、一方で付属しません。上を見たらキリがないジャンルですが、Amazon製売品ならば、かなりやすく買えます。

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 以上、ソニーのCSシリーズでしょう。ハイレゾにスペック的に対応できる機種は他にもあります。ただ、高音域の再現性がとりわけ重要なハイレゾで、スーパートゥイーター式を採用するのは、恐らく「効果的」です。

 低音域の大きなウーハーとサブウーファーでカバーできますし、中音域の受け渡しもフロントスピーカーの試聴の限り問題ありません。

 ハイレゾ音源を聴かない場合も、次世代のUltra HD ブルーレイはこのグレードが標準採用ですので、音質を重視する場合は良い構成です。

5・ヤマハのシアターシステム

 つづいて、ヤマハのシアターシステムを紹介します。


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 10・YAMAHA THEATER SOUND 483

 【フロントスピーカー 1本】

 10・ヤマハ NS-F210(B)
  ¥7,819 楽天市場 (8/14執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 10・ヤマハ NS-C210(B)
  ¥3,067 楽天市場 (8/14執筆時)

 【サラウンドスピーカー 1本】

 10・ヤマハ NS-B210(B)
  ¥2,905 楽天市場 (8/14執筆時)

 【サブウーファー 】【SW210は廃盤】

 10・ヤマハ YST-SW200(B)【130W】
  ¥23,014 楽天市場 (8/14執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:8cm×2+2.2cm(2WAY)
センター:10cm×2+3.0cm
サラウンド:8cm
サブウーファー:130W 

 YAMAHATHEATER SOUND 483 5.1ch は、ヤマハのロングセラーシアター用サラウンドシステムです。

 なお、サブウーファーは、セット構成だとSW210ですが、後継機が出ており、そちらのが安くて性能が上なので、アレンジしています。

 価格は、単品コンポーネントにもかかわらず、5.1chだと、5万円以下の予算で組めるので、本格的な割に経済的と言えるでしょう。

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 フロントスピーカーは、「2本組」として考えても、オンキヨーの下位機よりも安いです。

 ユニットは、8cmのコーン型スピーカーを2機、2.2cmのバランスドーム型トゥイーターを1機搭載する、2ウェイ方式バスレフ型のユニットです。

 ONKYOの入門用のD-109X Seriesほぼ同じグレードと言えます。

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 音質の面では、ONKYOと異なり、アルミコーンウーファーを利用します。

 アルミコーンは(昔使っていたので)思い入れがありますが、音のスピード感でるので非常に好みです。クラシックコンサートを含む楽器演奏とは相性が良いと思います。

 再生周波数帯域は、50Hz〜45kHzで、一応、ハイレゾ基準を超える性能となります。

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 センタースピーカー・サラウンドスピーカーは、やはりアルミコーンが採用です。

 なお、サラウンドスピーカーについては、方式を揃えておらず、2ウェイ方式ではなく、8cmのコーン型スピーカー1機でフルレンジを賄っています。

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 なお、ヤマハは、小型スピーカーは「得意ジャンル」で、A-YSTU方式による低音の増幅で、小型スピーカーにしては低音は出やすい設計です。

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 サブウーファーは、実用最大出力130Wです。価格の割に健闘していると思います。このクラスで組むなら十分です。

 ヤマハの場合、低音再生技術A-YSTUを採用しています。なお、もともとの構成だったSW210は半番となっているので、その上位機を選んでいます。

 スピーカーケーブルは、ヤマハの場合も、それぞれの単品ごとに付属します。サブウーファー用の3mのピンケーブルも付属です。

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 以上、 YAMAHATHEATER SOUND 483の紹介でした。

 本格的に単品をそろえる構成の製品としては、ONKYOよりも低費用で可能です。

 アルミコーンを利用したヤマハサウンドは、好みがありますが、Atlasは好きな音質です。かけた費用以上の音は期待できるでしょう。


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 【2015年】

 11・YAMAHA THEATER SOUND 585 5.1ch

 【フロントスピーカー 1本】

 11・ヤマハ NS-F350(B)
  ¥30,550 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【スピーカーパッケージ】

 11・ヤマハ NS-P350(B)
  ¥24,310 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【サブウーファー 】

 11・ヤマハ NS-SW300(B)
  ¥32,409 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:16cm×2+13cm+3cm(3WAY)
センター:13cm+3.0cm
サラウンド:13cm+3.0cm
サブウーファー:250W 

 THEATER SOUND 585 5.1ch は、単品で、5.1ch以上が構築できるコンポーネントシアターシステムとしては、ヤマハでは、2番目に安い機種です。

 価格は、5.1chだと、10万円強の予算となり、下位機種とは「大差」があります。

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 フロントスピーカーは、3ウェイ・4スピーカーです。

 高音域を担当するトゥイーターはこの機種ではアルミ製で、3cmアルミドーム型です。アルミは、高音域の素材として非常に「響く」ので良いです。

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 中音域は、ヤマハ伝統のPMDコーンを採用した13cmのものが、低音域は、16cmPMDコーン型ウーファーが2機です。

 中音域を分ける3ウェイは、高音域と低音域が充実する傾向にありますが、中間のボーカルなどの中音域の受け渡しが難しく、やや「ドンシャリ感」出やすいです。

 ただ、多チャンネルのシアターシステムで利用する場合は、さほど気にならず、短時間の試聴時は好印象でした。

 再生周波数帯域は、35Hz〜45kHzで、低音域はやはり充実しています。

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 センタースピーカー・サラウンドスピーカーは、「スピーカーパッケージ」としてセット販売です。

 センタースピーカーは、2ウェイの密閉型で、13cmのコーン型ウーファー2機3センチのアルミドーム型トゥイーターです。サラウンドスピーカーは、2ウェイ方式バスレフ型で、同一のユニットとなります。

 トゥイーターをアルミコーンで統一している点にこだわりがあるようで、試聴時の「耳障りの良い綺麗な音」の要因だったのかと思います。

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 サブウーファーは、実用最大出力250Wです。相当な迫力を持って再生できるでしょう。サイズは、幅350×高さ366×奥行き420mmで、常識的なサイズです。

 スピーカーケーブルは、こちらも、それぞれの単品ごとに付属します。サブウーファー用の3mのピンケーブルも付属です。

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 以上、YAMAHATHEATER SOUND 585 の紹介でした。

 「約10万円」というキレの良い数字で組めるコンポーネントです。今回紹介する製品の中では、「やや高級」ですが、ある程度の予算を組めるならば、良いと思います。

 下位機種と較べても、3ウェイ方式を採用したり、強力なサブウーファーを採用したり、分かりやすい技術的優位性を感じられるため、投資の価値はあると思います。


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【2010年】

 12・YAMAHA THEATER SOUND 780 5.1ch

 【フロントスピーカー 1本】

 12・ヤマハ NS-F500(B)
  ¥39,780 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 12・ヤマハ NS-C500(B)
  ¥22,252 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【サラウンドスピーカー 1本】

 12・ヤマハ NS-B500(B)
  ¥12,916 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【サブウーファー 】

 12・ヤマハ NS-SW500(B)
  ¥34,137 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:16cm+13cm+3cm(3WAY)
センター:13cm+3.0cm
サラウンド:13cm+3.0cm
サブウーファー:250W 

 THEATER SOUND 780 5.1ch は、単品で、5.1ch以上が構築できるコンポーネントシアターシステムとしては、ヤマハでは、3番目に安い機種です。

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 こちらは、このブログの【AVアンプの比較記事】で紹介した、同社のRX-A780(2018年モデル)に推奨されているセット構成です。

 価格は、5.1chだと、17万円強の予算となる高級機です。

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 フロントスピーカーは、下位機種同様に、3ウェイです。

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 下位機種と比較すると3スピーカーですが、素材としては上位の新型A-PMDです。

 トゥイーターも下位機種と同じ3cmアルミドーム型ですが、こちらもDC-ダイヤフラム方式ドームツィーターであり、方式が異なります。

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 その上で、キャビネットの設計も、ヤマハのSoavoシリーズと同等の構造を採用しています。

 再生周波数帯域は、40Hz〜50kHzです。

 3スピーカーのため、低音域方面のスペックは下位機以下ですが、上位のトゥイーター採用が奏功して高音域のスペックは逆に良いです。

 センタースピーカーは、2ウェイの密閉型で、12cmのコーン型ウーファー2機3cmのアルミドーム型トゥイーターです。

 サラウンドスピーカーは、3ウェイ方式バスレフ型で、同一のユニットとなります。

 サブウーファーは、実用最大出力250Wです。

 スピーカーケーブルは、こちらも、それぞれの単品ごとに付属します。サブウーファー用の5mのピンケーブルも付属です。

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 以上、YAMAHATHEATER SOUND 780 の紹介でした。2010年発売のロングセラー機です。そのため、試聴の機会は多いですが、充分な音圧もあり、良い構成だと感じています。

 下位機種と比べると、音楽を聴く場合の音質には、相当の差を感じます。

 ただし、シアター用途で考えると、後から展開された下位機種のTHEATER SOUND 585下回る部分もあります。

 多チャンネル方式は、(メディア側の)技術革新もありましたし、音楽用としては価格相応の実力が期待できるものの、映画用としては、コスパを含めて「多少選びがたい」気もします。

今回の結論
ホームシアター用スピーカーセットのおすすめは結論的にこれ!

 というわけで、今回は、ホームシアター向けのスピーカーについて、紹介してきました。

 記事は、もう少し続きます。

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・YAMAHA THEATER SOUND 1080 5.1ch
・DENON 17シリーズ
・DENON 37シリーズ
・Bose Lifestyle 650
・Bose Lifestyle 600

 次回の後編(こちら)では、前編で紹介できなかったYAMAHAの上位機種のほか、DENONBOSEなどの製品を紹介します。

1・重低音     ★★★★★
2・音場の立体感  
★★★★★
3・音の個性    
★★★★★
4・声の聞きやすさ ★★★★★
5・価格の安さ   ★★★★★
6・総合評価    ★★★★★

 その上で、 今回紹介した全製品から、「結論」として、いつものように、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。

 引き続きよろしくお願いします。

 後編記事は→こちら

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 前編記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークで話題を共有していただければ嬉しいです。ではでは。

posted by Atlas at 13:12 | オーディオ製品

比較2019'【45機】ホームシアタースピーカーの音質のおすすめ・選び方:5.1chシアターシステムセット (2)

前編からの続きです。前編は→こちら


 201905101211.jpg

【2010年】

 13・YAMAHA THEATER SOUND 1080 5.1ch

 【フロントスピーカー 1本】

 13・ヤマハ NS-F700(BP)
  ¥54,270 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 13・ヤマハ NS-C700(BP)
  ¥28,302 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【サラウンドスピーカー 1本】

 13・ヤマハ NS-B700(BP)
  ¥15,653
Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【サブウーファー 】

 13・ヤマハ NS-SW700(BP)
  ¥47,844 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:16cm+13cm+3cm(3WAY)
センター:13cm+3.0cm
サラウンド:13cm+3.0cm
サブウーファー:300W

 THEATER SOUND 1080 5.1ch は、単品で、5.1ch以上が構築できるコンポーネントシアターシステムとしては、ヤマハでは、上位機にあたる製品です。

 201905101210.jpg

 こちらは、このブログの【AVアンプの比較記事】で紹介した、同社の10万円クラスのRX-A1080(2018年モデル)に推奨されているセット構成です。

 価格は、5.1chだと、23万円程度の予算となる高級機です。

 201905101212.jpg

 フロントスピーカーは、下位機種同様に、3ウェイ3スピーカーです。

 独特のキャビネット形状や各ユニットのサイズ感も似ており、音響面で目指す方向性は下位機種と同じだと思われます。

 違いは、キャビネット上部に伝統工芸の「曲げ練り」の技法を加えて、インテリア感を出した程度です。

 試聴すると音質は確かに違いますが、これは、どちらかと言えば、キャビネットのサイズ感の違いに由来するものでしょう。

 再生周波数帯域は、45Hz〜50kHzです。

 このスペックだけで音質は決まりませんが、低音域方向のスペックは、やや悪いのは気になります。

 センタースピーカーは、2ウェイの密閉型で、13cmのコーン型ウーファー2機3cmのアルミドーム型トゥイーターです。サラウンドスピーカーは、3ウェイ方式バスレフ型で、同一のユニットとなります。

 いずれも、形状としては、やはり「曲げ練り」の技法を利用します。

  201905101220.jpg

 サブウーファーは、実用最大出力300Wです。

 スピーカーケーブルは、こちらも、それぞれの単品ごとに付属します。サブウーファー用の5mのピンケーブルも付属です。

---

 以上、YAMAHATHEATER SOUND 1080 の紹介でした。

 下位機種よりもフロントスピーカーが大きいので、重圧感はヤマハ製品としては最も感じ、シアター向きです。

 ただ、下位機種との値段差はおそらく、主に、デザイン面の変更と言える「曲げ練り」の技法を採用した部分が最も大きいです。

 音質面での価格差とも言えないので、この機種についても、「多少選びがたい」気がします。


 201905101233.jpg

【2015年】

 13・YAMAHA Soavo 5.1ch

 【フロントスピーカー 1本】

 13・ヤマハ NS-F901
  ¥174,550 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 13・ヤマハ NS-C901
  ¥77,569 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【サラウンドスピーカー 1本】

 13・ヤマハ NS-B901
  ¥76,863
Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【サブウーファー 】

 13・ヤマハ NS-SW901
  ¥175,400 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:16cm×2+13cm+3cm(3WAY)
センター:13cm+3.0cm
サラウンド:13cm+3.0cm
サブウーファー:600W 

 YAMAHA Soavo は、ヤマハの販売するコンポーネントシアターシステムハイエンド機です。

 201905101232.jpg

 価格は、5.1chで組む場合、75万円程度の予算です。

 多くの方には「検討対象外」でしょうが、下位機種を購入する場合も、上位機の技術水準を理解した方が納得できる部分もあるかと思います。

 201905101241.jpg

 フロントスピーカーは、下位機種同様に、3ウェイ4スピーカーです。

 2010年発売のヤマハの上位機は、3ウェイ3スピーカーでしたが、2015年前後に出たこちらは、下位機種のTHEATER SOUND 780と同様に、ウーファーを2つ装備する構成です。

 要するに、最近のシアター用の音質構成としては、低音域が充実した方が良いという方向性です。

 201905101245.jpg

 一方、トゥイーターウーファーの基本サイズは、下位機種と同じです。

 素材部分も 新型のA-PMDや、アルミ性のトゥイーターなど、基本仕様は同じです。

 価格の違いは、徹底した共振対策や音響パーツのアップグレードの部分です。

 これらは、確かに音質は変わるのですが、費用対効果としては微妙で、少なくとも総額で数十万円分の差はありません。

 再生周波数帯域は、32Hz〜50kHzです。

 ウーファーをダブルで搭載することもあり、やはり低音域のスペックは良いです。

 センタースピーカーは、2ウェイの密閉型で、13cmのコーン型ウーファー2機3cmのアルミドーム型トゥイーターです。サラウンドスピーカーは、3ウェイ方式バスレフ型で、同一のユニットとなります。

 ユニットサイズは、下位機種と共通します。

  201905101251.jpg

 サブウーファーは、実用最大出力600Wです。

 価格相応の実力でしょう。

 スピーカーケーブルは、こちらも、それぞれの単品ごとに付属します。サブウーファー用の5mのピンケーブルも付属です。

---

 以上、YAMAHAYAMAHA Soavoの紹介でした。

 高級オーディオの常套手段として、音響パーツのアップグレードが計られた機種です。

 外観の高級感も相当出てきており、「100万円予算」のシアタールーム構築には候補として良い機種です。

 ヤマハの場合、他社に比べると「音楽用」としての水準も高めているので、ハイレゾ音源をふくめ、「音楽重視で、シアター兼用」の方向性で考える場合は、他社の同グレードに較べても良いでしょう。

 一方、価格は、下位機種に比べると、相当割高感があります。

 201803111955.jpg

 逆に、同じ年度にでた、2番目に安い THEATER SOUND 780シリーズは、ヤマハの「新発想」といえる、3ウェイ4スピーカーを採用した上で安いので、そちらのお買得感が強調されます。

6・DENONのシアターシステム

 つづいて、日本の音響メーカーのDENONのシステムを紹介します。

 10万円以下グレードで組めるのは、2機種です。



 201803112035.jpg

 【2016年】

 14・DENON 17シリーズ

 【フロントスピーカー 1本】

 14・DENON SC-T17
  ¥13,158 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 14・DENON SC-C17
  ¥7,616 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【サラウンドスピーカー 1本】

 14・DENON SC-A17
  ¥7,616 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【サブウーファー 】

 14・DENON DSW-37-K
  ¥20,509 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:8cm×2+2cm(2WAY式)
センター:5.7cm×2+2cm
サラウンド:8cm×2+2cm
サブウーファー:100W

 DENON17シリーズは、単品コンポーネントシアターシステムでは、最も安価な構成です。

 5.1chを構築する場合、8万円弱の予算となり、価格的にはONKYOの入門機がライバルと言えそうです。

 201810311029.jpg

 フロントスピーカーは、トールボーイタイプです。3スピーカーから構成されますが、2ウェイ方式バスレフ型です。

 ウーファーは、8cmのDDL(デノン・ダブルレイヤー)コーンです。二重の振動板を採用することで、主に中音域に厚みを出しています。シアターシステムには向いた構成でしょう。

 一方、高音域を担当するのは、2cmのソフトドーム型トゥイーターです。こちらについては、あまり設計思想が強調されず、エントリークラスとして設計されたことが分かります。

 再生周波数帯域は、45Hz〜60kHzです。低音域よりも高音域にある程度比重が置かれているので、サブウーファーの充実度が問われると言えるでしょうか。

 201803121042.jpg

 サラウンドスピーカーは、2ウェイ方式バスレフ型で、コーンのサイズなどをフロントスピーカーと合わせています。

 センタースピーカーは、一方で、5.7cmののDDL(デノン・ダブルレイヤー)コーンであり、設置性を考えてか、径がが小さめですね。トゥイーターは、同じく、2cmのソフトドーム型トゥイーターです。

  201807091535.jpg

 サブウーファーは、実用最大出力100Wです。20Hzからの低音再生力を持ち、低音域を充実させています。

 サイズは、幅225×高さ375×奥行370mmで、意外とコンパクトです。

 スピーカーケーブルは、こちらも、それぞれの単品ごとに付属します。サブウーファー用の3mのケーブルが付属です。

---

 以上、DENON17シリーズの紹介でした。

 先述のように、比較対象は、ONKYOの入門機D-109X Seriesでしょう。スペックも似通っており、どちらを選んでも基本的には問題ないと思います。

 あまり「詩的」な音質表現は好きではないですが、DENONのほうが、低音域が充実した「重厚サウンド」で、あえて言えば、オーディオを聞き慣れた「大人向け」の「静かだが濃い」味付けです。

 一方、ONKYOやYAMAHAが持つスピード感やクリアさはやや欠けますが、慣れてしまうと「このメーカーから抜け出せない」中毒性はありそうです。

 DENONは、音質的に言えば、どのようなアンプでも、割と適応的にならせるタイプですし、スピーカーユニットだけの買い換えにも向くでしょう。


 201803112023.jpg

 【2016年】

 15・DENON 37シリーズ

 【フロントスピーカー 1本】

 15・DENON SC-T37
  ¥22,685 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 15・DENON SC-C37
  ¥12,037 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【サラウンドスピーカー 1本】

 15・DENON SC-A37
  ¥12,259 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【サブウーファー 】

 15・DENON DSW-37-M
  ¥17,145 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:10cm×2+2cm(2WAY式)
センター:8cm×2+2cm
サラウンド:8cm×2+2cm
サブウーファー:100W

 DENON37シリーズは、10万円前後のグレードで考えた場合、DENONでは最も高額と言える構成です。

 5.1chを構築する場合、10万円強の予算となり、価格的には、ヤマハの上位機のTHEATER SOUND 583 がライバルでしょう。

   

 フロントスピーカーは、トールボーイタイプです。下位機種と同じで、2ウェイ方式バスレフ型です。

 ウーファーは、10cmのDDL(デノン・ダブルレイヤー)コーンです。下位機種よりも2cmほど大きいですが、コーンの材質や構造などの明示的変化はありません。

 一方、高音域を担当するのは、2cmのソフトドーム型トゥイーターです。こちらも詳しい言及はないですが、下位機種と同等程度のものと思われます。

 再生周波数帯域は、30Hz〜60kHzです。ウーファーサイズが大きな分、低音域は充実し、よりDENONらしくなっています。

 201803121110.jpg

 サラウンドスピーカーは、2ウェイ方式バスレフ型で、こちらも、コーンのサイズなどをフロントスピーカーと合わせています。

 センタースピーカーは、一方で、8cmののDDL(デノン・ダブルレイヤー)コーンで、こちらの場合も、たのスピーカーユニットと較べると径がが小さめですね。トゥイーターは、同じく、2cmのソフトドーム型トゥイーターです。

 サブウーファーは、下位機種と色が違うだけの同等品で、実用最大出力100Wです。したがって、サイズも同じで、幅225×高さ375×奥行370mmです。

 スピーカーケーブルは、それぞれの単品ごとに付属します。サブウーファー用の3mのケーブルが付属です。

---

 以上、DENON37シリーズの紹介でした。

 17シリーズとの大きな違いは、ウーファーの大きさの部分だけと言えるので、音の傾向は同じでしょう。ただ、デノンらしい「重厚なサウンド」という点では、ウーファーの部分は大きいので、10万円前後の予算を確保できそうならば、こちらでも良いでしょう。

 なお、メーカー推奨は、木目構成ですが、上記の製品リンク先からは、ブラック構成の写真も見れますので、色で難色があるも大丈夫です。

ーー


  

 【イネーブルドスピーカー】

 11・DENON SC-EN10
  ¥7,527 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 なお、ONKYO同様に、フロントスピーカーの上に置くイネーブルドスピーカーも発売されており、ドルビーアトモスへの対応可能です。3.1.2chなどを構成したいかたにも向く機種です。

7・BOSEのシアターシステム

 続いて、米国のBoseのホームシアタースピーカーです。

 昔は、ある程度入門者向けの価格の製品があったのですが、最近は「高価格路線」のみの展開です。


 201905101335.jpg

 【2018年】 

 16・Bose Lifestyle 650 home entertainment system

 【スピーカー・アンプセット】

 16・Bose Lifestyle 650 【白】
  ¥529,920 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 16・Bose Lifestyle 650 【黒】
  ¥529,920 楽天市場 (8/14執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:
センター:
サラウンド:
サブウーファー:

 Bose Lifestyle 650 は、米国のBoseが2018年から展開しているホームシアターシステムです。

 価格は、50万円程度の予算です。

 ただし、Boseの場合、アンプ部分もセットの価格なので、スピーカーだけならば40万円程度となるでしょう。

 201905101342.jpg

 フロントスピーカーは、この機種の場合、全方位スピーカーです。

 この方式については、【スマートスピーカーの比較記事】でも、数機種紹介しましたが、2018年以降の小型スピーカーのトレンドです。

 音の指向性を持たせずに、全方位に音を飛ばすように設計しています。上下反対方向に据えられた2つのドライバーが、全方位に向かって発生します。

 スピーカーユニットはアルミ製です。

 201905101350.jpg

 サラウンドスピーカーも、フロントスピーカーと同型のものを採用します。

 他社と異なるのは、2つのワイヤレスレシーバーで、後方2つのスピーカーがワイヤレス化できる点です。

 おそらく、Wi-Fi無線を利用しての伝送となっていると思われます。

 再生周波数帯域は、Boseは非公開です。

 201905101341.jpg

 センタースピーカーは、横長の形状です。

 こちらは、有線でアンプ(ベースユニット)からつなげる方式です。

 201905101401.jpg

 サブウーファーは、出力不明ながら付属します。

 天面にガラスが貼られた面白いデザインです。

 201905101403.jpg

 アンプ(ベースユニット)は、スペック的な部分の詳細は、Boseは伝統的に非開示です。

 端子としては、HDMI端子入力5・出力1系統、光デジタル・同軸が2系統ずつ、加えてRCAが2系統と充分な数です。

 一方、Dolby Digital、Dolby Digital Plus、Dolby TrueHD、DTSあたりのフォーマットはフォローしますが、Atmos系は対応しません

---

 以上、Bose Lifestyle 650 の紹介でした。

 「小型スピーカー」ながら、360°広がる全方位スピーカーを採用し、高いレベルのサラウンド感が得られる製品です。

 サイズに見合わない豊かな音を鳴らすのは、Boseらしいです。

 「音をBOSE的に作り込む(作り替える)」形式なので、ハイレゾ音源など、高解像度音源をそのまま楽しむのにも向きませんが、一般的なシアター用ならば問題ないでしょう。

 「全てが統合された製品」だけに、設置しやすいため、初心者が、それなりの音がする「高級オーディオ一式」を「簡単に設置したい」場合は、最も適切な製品と言えます。

ーーーー

 201905101417.jpg

【スピーカー・アンプセット】

 17・Bose Lifestyle 600 【黒】
 17・Bose Lifestyle 600 【白】
   ¥421,200 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:
センター:
サラウンド:
サブウーファー:

 なお、下位機種として、Bose Lifestyle 600 も売られています。

 201905101337.jpg 

 ただ、この機種については、Boseの従来モデルの延長線上として、全方位スピーカーではない普通のユニットJewel Cubeスピーカー)が使われます。

 後方スピーカーのワイヤレス化などは対応しますが、やはり新型に比べると面白みが欠けるでしょう。跳ね返り音などをしっかり計算したオーディオ室以外ならば、新型にメリット性があります。

今回の結論
ホームシアター用スピーカーセットのおすすめは結論的にこれ!

 ども!Atlasです。

 前編記事(こちら)では、ホームシアター向けのスピーカーについて、紹介してきました。

 最後に、いつものように、Atlasのおすすめ機種を提案しておきたいと思います。


 第1に、比較的低予算で組める入門用シアターシステムとしておすすめしたいのは、

 201902041242.jpg

 【2018年】

 1・YAMAHA NS-PA41
  ¥35,035 楽天市場 (8/14執筆時)

 1・YAMAHA NS-PA41
  ¥32,168 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:7cm×2+2.5cm(2WAY式)
センター:7cm
サラウンド: 7cm
サブウーファー:50W 

1・重低音     ★★★☆☆
2・音場の立体感  
★★★★☆
3・音の個性    
★★★☆☆
4・声の聞きやすさ ★★★★☆
5・価格の安さ   ★★★★★
6・総合評価    ★★★★☆

 YAMAHANS-PA41でしょう。 

 201902041250.jpg

 人気機種で予約が必要な機種ですが、メインとなるフロントスピーカーに「明確な主張」があり「AVシステムを構築した達成感」を得られるの製品としては最安です。

  201902041305.jpg

 サブウーファーをふくめて設置性のよい小型構成ですが、単品で買うと1.5万円のサブウーファーを搭載するなど、コスパ面でも魅力があります。

 もちろん、ヤマハ製品を含めて上位機とは主に音圧面で差があるのは間違いないです。しかし、エントリークラスとしては、充実した構成です。入門用にはこれくらいで良いでしょう。


 第2に、6万円前後の予算で、リビング用の本格的なシアターシステムを構築するには、

 201803111826.jpg

 【2016年】

 5・ONKYO D-109X Series 

 【フロントスピーカー 2本組】

 5・ONKYO D-109XE
  ¥31,940 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 5・ONKYO D-109XC
  ¥10,349 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【サラウンドスピーカー 2本組】

 5・ONKYO D-109XM
  ¥7,060 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【サブウーファー 】

 5・ONKYO SL-T300(B)
  ¥17,864 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:8cm×2+2.0cm(2WAY)
センター:8cm×2+2cm
サラウンド:8cm+ 2cm
サブウーファー:95W 

1・重低音     ★★★★★
2・音場の立体感  
★★★★☆
3・音の個性    
★★★★★
4・価格の安さ   
★★★★☆
5・声の聞きやすさ ★★★★☆
6・総合評価    ★★★★★

 ONKYOD-109X Seriesでしょう。

 単品からなる構成では、他社に比べても非常にお買得です。

 201807091508.jpg

 低価格のスピーカーは、メーカーの個性が出ない場合もあります。

 しかし、ONKYOの場合、サブウーファーを除けば、ハイブリッド繊維N-OMFを採用しているという明示的な個性があるので、低価格製品ながら「ONKYOサウンド」を感じられるでしょう。

 また、全てのスピーカーユニットのサイズが統一的なシステムは割と珍しく、ある程度「説得力」をもって、こちらを選ぶ利用になるでしょう。

 いずれにしても、単品コンポーネントからシアターシステムを作ると、セット品では味わいにくい、シアターシステムを「組んだ」という達成感を得られると思います。その点でもオススメできます。

ーーー

 201807091537.jpg

 ・ONKYO AS-85H スピーカースタンド
  ¥8,877 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 なお、サラウンドスピーカーにスタンドを付ける場合は、上記が純正です。

 201807091557.jpg

 ・ONKYOイネーブルドスピーカー SKH-410(B)
  ¥8,367 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 また、先ほど紹介したように、ドルビーアトモスへ対応したい場合は、イネーブルドスピーカーを選ぶのも手でしょう。

ーーーー

 201902041132.jpg

 5・ONKYO シネマパッケージ 2.1ch BASE-V60(B)
  ¥42,800 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【フロントスピーカー 2本組】

 5・ONKYO D-109XE
  ¥31,940 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 5・ONKYO D-109XC
  ¥10,349 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:8cm×2+2.0cm(2WAY)
センター:8cm×2+2cm
サラウンド:8cm+ 2cm
サブウーファー:80W 

1・重低音     ★★★★☆
2・音場の立体感  
★★★★☆
3・音の個性    
★★★★★
4・価格の安さ   
★★★★★
5・声の聞きやすさ ★★★★☆
6・総合評価    ★★★★★

 一方、先ほど書いたように、この製品は、ONKYOの3万円台のネットワーク対応型アンプであるTX-L50をセットにした販売モデルとして、BASE-V60という構成があります。

 本来的には、サラウンドスピーカーのD-109XMを「フロント」として2.1chで使う構成です。しかし、以上の2製品を買い増せば、TX-L50を使った D-109Xが構築できます。

 正確には、サブウーファーの出力が80Wとなりますが、アンプ込みで8万円以内で揃うため、お買得感は高いです。

 201902041156.jpg

 なお、アンプ部分の性能は、【AVアンプの比較記事】で書きました。 


 第3に、8万円以上の予算で、リビング用の本格的なシアターシステムを構築するには、

 201807091617.jpg

 9・SONY CSシリーズ

 【フロントスピーカー 1本】

 9・SONY SS-CS3
  ¥13,759 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 9・ソニー SS-CS8
  ¥8,107 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【サラウンドスピーカー 2本】

 9・ソニー SS-CS5
  ¥17,624 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【サブウーファー 】

 9・SONY SA-CS9
  ¥15,409 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:25cm×2+(3WAY式)
センター:13cm+1.9cm
サラウンド:10cm+1.9cm
サブウーファー:115W

1・重低音     ★★★★★★
2・音場の立体感  
★★★★★
3・音の個性    
★★★★★★
4・価格の安さ   
★★★★☆
5・声の聞きやすさ ★★★★★
6・総合評価    ★★★★★★

  SONYCSシリーズが、おすすめです。

 201807091614.jpg

 価格的には、8万円弱の予算で構築できる機種は多くありますが、その中でも、ハイレゾ音源への対応力が高いのは魅力です。

  201810311033.jpg

 最も重要なフロントスピーカーは、メインユニットに3WAY方式を採用します。高音域を担当するのが、スーパートゥイーターが単独ですから、ハイレゾに向きます。

 その上で、ダブルウーハーですから、低音域も充実します。中音域も犠牲になっておらず、やや派手な音質ながら、良い出来です。

 8万円前後で購入可能なユニットの中では、もっとも、次世代のシアター向きの音質と言えます。

 

【1メートル】

 ZONOTONE 6NSP-1500 Meister
 ¥864 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 Amazonベーシック 約15メートル
 ¥3,799 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 スピーカーケーブルが未付属なのは痛いですが、例えばゾノトーンの高級ケーブルを試すなど「遊ぶ」こともできますし、Amazonのケーブルなら「激安」です。同時に1巻買っておけば良いでしょう。


 第4に、10万円の予算で、リビングに本格的なシアターシステムを構築するには、

 201803111955.jpg

 11・YAMAHA THEATER SOUND 585 5.1ch

 【フロントスピーカー 1本】

 11・ヤマハ NS-F350(B)
  ¥30,550 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【スピーカーパッケージ】

 11・ヤマハ NS-P350(B)
  ¥24,310 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【サブウーファー 】

 11・ヤマハ NS-SW300(B)
  ¥32,409 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:18cm×2+13cm+3cm(3WAY式)
センター:13cm+3.0cm
サラウンド:13cm+3.0cm
サブウーファー:250W 

1・重低音     ★★★★★★
2・音場の立体感  
★★★★★★
3・音の個性    
★★★★★★
4・価格の安さ   
★★☆☆☆
5・声の聞きやすさ ★★★★★★
6・総合評価    ★★★★★★

 ヤマハのTHEATER SOUND 583 でしょう。

 Atlasが今回試聴できたパッケージのなかでは、最も「好感度の高い」音色を得られた機種です。

 とくに、フロントスピーカーは、アルミ製のトゥイーターの採用で、高音が綺麗にでている上で、ヤマハ伝統のPMDコーン型ウーファーが、シアターに重要な中音や低音をしっかりカバーしています。

 201803112001.jpg

 先述のように、セット構成で50万円をゆうに超えるYAMAHASoavoシリーズと同時期の開発で、こちらも、3ウェイ・4スピーカーです。

 同社の他機にはない「分かりやすい注目ポイント」であり、シアターを構築したする際の「哲学」の一つとして、家族や友人にも説明できそうです。

 音的にも面白いです。

 サブウーファーも力強く、映画やゲームにも向きますし、音楽を聴く際のステレオ運用もしっかり使えます。

ーーー

 201810311032.jpg

 ハヤミ工産 SB-109
  ¥7,377 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 スピーカースタンドは、純正品がありませんが、スタンドシェア大手のハヤミ工業のスタンドなら合わせやすいでしょう。


 第5に、とにかく、映画の迫力重視!で、シアタールームを構築する場合におすすめなのは、

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 【2019年】

 8・pioneer Theater Black シリーズ

 【フロントスピーカー 1本】

 8・パイオニア SP-FS52
  ¥22,220 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 8・パイオニア SP-C22
  ¥21,246 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【サラウンドスピーカー 2本】

 8・パイオニア SP-BS22-LR
  ¥22,220 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【サブウーファー 】

 8・パイオニア S-52W
  ¥41,000 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:13cm×3+2.5cm(2WAY式)
センター:10cm×2+2.5cm
サラウンド:10cm+2.5cm
サブウーファー:150W 

1・重低音     ★★★★★★★
2・音場の立体感  
★★★★★
3・音の個性    
★★★★★★
4・価格の安さ   
★★★★☆
5・声の聞きやすさ ★★★★☆
6・総合評価    ★★★★★★

 約13万円の構成となりますが、pioneer Theater Black シリーズでしょう。

 201902041426.jpg

 強力なサブウーファーと、2ウェイ4スピーカーのフロントシステムを採用し、音圧面では他の追随を許さない製品です。

 その上で、低音域は、抜けを重視した設計で、音が籠もらず、非常に充実した設計です。

 試聴の限り、高音域・中音域も悪くないです。それでも、リビングに置いて、ニュースや音楽番組その他を見る目的には、やや向かない構成です。

 ただ、日常生活をしないプライベートルームなどで、「映画専用」ないし「ゲーム用」と考えると、この機種が最も良いと思います。そういった意味で、ニッチな製品ですが、「尖っている」のは、個人的には好感が持てました。

ーーー

 201803112035.jpg

 【2016年】

 14・DENON 17シリーズ

 【フロントスピーカー 1本】

 14・DENON SC-T17
  ¥13,158 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 14・DENON SC-C17
  ¥7,616 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【サラウンドスピーカー 1本】

 14・DENON SC-A17
  ¥7,616 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 【サブウーファー 】

 14・DENON DSW-37-K
  ¥20,509 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:8cm×2+2cm(2WAY式)
センター:5.7cm×2+2cm
サラウンド:8cm×2+2cm
サブウーファー:100W

1・重低音     ★★★★★★★
2・音場の立体感  
★★★★★
3・音の個性    
★★★★★★
4・価格の安さ   
★★★★☆
5・声の聞きやすさ ★★★★★
6・総合評価    ★★★★★★

 一方、予算をやや節約するとすると、同じ傾向を持つ、DENON17シリーズがおすすめです。

 同社の10万円グレードの上位機とウーファーサイズ以外は同様な構成で、デノンらしい重厚なサウンドが聴けます。また、こちらの場合、聴き疲れしにくい落ち着いた「大人」な音質ですので、リビングでもそれなりに使いやすいでしょう。


 第6に、予算が相当ある状況で、シアター入門者に向けておすすめできるのは、

 201905101335.jpg

 【2018年】 

 16・Bose Lifestyle 650 home entertainment system

 【スピーカー・アンプセット】

 16・Bose Lifestyle 650 【白】
  ¥529,920 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 16・Bose Lifestyle 650 【黒】
  ¥529,920 楽天市場 (8/14執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:
センター:
サラウンド:
サブウーファー:

1・重低音     ★★★★★★
2・音場の立体感  
★★★★★★
3・音の個性    
★★★★★★★
4・価格の安さ   
★★★☆☆
5・声の聞きやすさ ★★★★★
6・総合評価    ★★★★★★

 Bose Lifestyle 650 でしょう。

 201905101342.jpg

 比較的最近の発売であることもあり、確実に今後増えていくだろう全方位スピーカーを採用する点が魅力です。

 その上で、後方スピーカーがワイヤレスであること、アンプを含めた販売であることなど、設置性や初期設定のしやすさでは、「高級機らしからぬ」良さがあります。

 「Bose音」に音を作り込む傾向にあるので、音楽用としてはクセがありますが、シアター用やジャズ・ロックなどの視聴には、向く機種です。

補足:ホームシアター関連記事の紹介

  201803101642.jpg

 というわけで、今回は、ホームシアター向けスピーカーの紹介でした。

 なお、このブログには、ホームシアター関連の記事として、以下のようなものがあります。

1・AVアンプの比較
2・サウンドバーの比較
3・小型スピーカーの比較
4・シアター用スピーカーの比較
5・ミニコンポの比較
6・プリメインアンプの比較
7・ブルーレイプレーヤーの比較
8・ブルーレイレコーダーの比較
9・液晶テレビの比較
10・家庭用プロジェクターの比較

 これらの記事もよろしくお願いします。とくに、同時に必要だろうアンプの記事は、かなり詳しく書いたつもりです。

---

 また、最後になりましたが、今回の記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークで話題を共有していただければ嬉しいです。

 (前半からの続きとなりますので、前半記事をご紹介いただけると、いっそう嬉しいです!)

 ではでは。

posted by Atlas at 13:11 | オーディオ製品

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