2019年03月12日

比較2019’【音質で選ぶ】サウンドバー人気28機の性能とおすすめ・選び方(1):TVの音質を高めるシアターバー・外付けTV用スピーカー

【今回レビューする内容】2019年 TV向けのサウンドバー・シアターバーの音質とおすすめ・選び方:テレビ用・ホームシアター用の小型サラウンドスピーカー:BOSE パナソニック ソニー JBL パイオニア ヤマハ DENON メーカー別機種の違いと人気ランキング高級品から 安いサウンドバーまで

【今回評価する製品一覧】BOSE SOUNDBAR 500 700 SoundTouch 300 sounder Solo 5 TV sound system SC-HTB250- KSC-HTB200-K SC-HTB690-K SC-HTB885-K SC-HTB01 HT-MT300 HT-MT500 HT-CT380 HT-X9000F HT-Z9F HT-NT5 HT-ST5000 HT-S200F デジタル・サウンド・プロジェクター YSP-1600 YAS-108 YAS-207 YSP-2700 HTP-CS1 FS-EB70 JBL BAR 3.1 BAR STUDIO CINEMA SB250 SB350 SB450 DHT-S316

今回のお題
最新のTVに向いたサウンドバーのおすすめはどの機種?

 ども!Atlasです。 

 今回は、2019年3月現在、最新のオーディオ製品の比較で、SONYなど各社のTV用のサウンドバーを比較します。

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 最近のサウンドバーの技術革新は素晴らしく、壁の反響音を利用するなどして、本格的なサラウンドシステムといえるレベルまで音質が向上してきました。

 TV内蔵スピーカーとは音質は雲泥の差ですので、音楽・映画のほか、ゲームをやる方にも最適です。

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 今回は、TVの下に設置するサウンドバー単体で利用できる製品のほかに、サブウーファーが1つ付く低音重視タイプも紹介します。

 以下では、いつものように、メーカーごと人気製品を比較した後で、最後に、「結論」として「Atlasのおすすめ機種」を提案する形式で書いていきます。

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1・サウンドバーの比較
2・ホームシアターシステムの比較
3・AVアンプの比較
4・PC用スピーカーの比較
5・ミニコンポの比較
6・Bluetoothスピーカーの比較
7・ブックシェルフスピーカの比較  

 なお、今回の記事は、このブログ「モノマニア」のスピーカー関係の記事の1回目の記事として書いています。

1・サウンドバーを選ぶ場合の注意点

 サウンドバーを探す場合に最初に注意するべきは、サウンドバーと「ホームシアターシステム」の違いをしっかり把握して探すという点です。

 心ない一部のデンキヤでは、両製品が同じ場所に陳列されており、初心者は間違えやすいと言えます。


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 第1に、サウンドバーです。

 こちらは、基本的に「1本のバー」、ないし「ウーファー」をTV脇に設置するだけで擬似的(=バーチャル)2.1ch、5.1ch、7.1chの「シネマサウンド」を再現する製品です。

 アンプが不要で、小型で設置性が良く、リビングでも無理なく置ける製品で人気です。


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 第2に、ホームシアターシステムです。

 部屋の全周に5つ以上のスピーカーを配置して利用する方式で、映画館並の立体的な臨場感はより得やすいシステムです。

 ただし、こちらは、アンプを内蔵しないため、TVのほか、【AVアンプの比較記事】で紹介したようなアンプが別に必要です。

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 結論的に言って、あまり手間と予算ををかけずにシアターオーディオを構築するならば、サウンドバーが向きます。同じ予算で組んだ場合、総合的な音質はサウンドバーのが高いでしょう。今回紹介するのは全てこのタイプです。

 ただし、中級者以上で「リアル」な再現性を重視する場合は、【ホームシアターシステムの比較記事】をご覧ください。

2・サウンドバーの比較基準と選び方

 「モノマニア」は、単なるランキング形式ではなく、一定の比較基準を明確にした上で、「おすすめ機種」を提案する形式のブログです。

 そして、今回サウンドバーを比較するにあたって定める「比較のポイント」は次のようになります。

1・音質(中音・高音)の良さ
2・音質(低音)の迫力
3・ TVとの接続の容易さ
4・4KTVやスマホとの接続性

 音質に関連する要素のほか、TVなどとの接続の容易性などにも注目して比較するつもりです。

 なお、「4Kパススルー機能」や「ハイレゾ」など、専門用語の意味については、機種の紹介の中でまとめて書いています。そのため、「メーカーと機種決め打ち」で探している方も、できれば、最初から順番にお読みいただければと思います。

3・パナソニックのシアターバーの比較

 はじめに、パナソニックシアターバーを紹介します。

 なお、以下ではいつものように、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


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【サブウーファー付属】

 1・パナソニック SC-HTB250-K
  ¥22,141 Amazon.co.jp (3/12執筆時)

【サブウーファーなし】

 1・パナソニック SC-HTB200-K
  ¥12,467 Amazon.co.jp (3/12執筆時)

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:合計120W(80W)
TVとの接続:光音声・HDMI(入出力)
サブウーハ接続: 内蔵式
ネットワーク:Bluetooth (AAC対応)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:
サイズ1:約450×51×135mm(本体)
サイズ2:約97×451×307mm(ウーハー)

 SC-HTB200シリーズは、パナソニックのシアターバーでは最も安い製品です。

 昨年まで売られていたSC-HTB175-Kの後継機として登場しました。

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 サイズは、長さが45cm、高さが5.1cmです。

 寸法的にTVの半分程度で、脚の下に収まる点で設置しやすいといえる機種です。

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 スピーカー(中・高音)は、2.1ch方式です。

 中音域を再生する4×10cmの変則型のコーン型ウーハーと、サイズ不明ながら、高音域に対応するツイーターが2組搭載されるバスレフ式の2ウェイ2スピーカです

 本体価格に比してバランスの良い音質ながら、出力は合計で80W(ウーハー込みで120W)です。上位機と比較すると、サウンドバーとしての音圧は弱めですが、この価格帯としては健闘しています。

 もちろん、TV内蔵スピーカーと比較すれば「雲泥の差」です。

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 サブウーファー(重低音)は、こちらの場合、上位機のSC-HTB250-Kのみ搭載です。

 置き方は、縦置きでも、横置きでも構いません。

 ただし、出力は40Wなので、さほど強力とも言えません。ただし、ウーハーまでの配線はBluetoothにできるため、設置性は良いでしょう。

 一方、本体側については、新開発のダイナミックエアロポートで低音を補う形になっているので、合わせればある程度の迫力は出そうです。

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 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。

 いずれもケーブルは「別売」です。なお、HDMI-CEC規格に対応するため、パナソニックや他社のTVと、音声の電送のほか、TVと連動したON/OFFや音量のリモコン操作も可能です。

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 スマホなどの音源再生は、内蔵するBluetooth無線で対応できます。

 その場合の音質はAAC対応です。MP3のような圧縮音源ならば、ほぼ劣化・遅延なしで送れるでしょう。

 一方、無線LAN/有線LANは非搭載ですので、iPhoneからボタン1つで接続可能なAirplayには非対応です。Bluetoothをペアリングしてから利用する必要があります。

 4Kパススルー機能は、非搭載です。

 この機能の詳細は、この次に紹介する対応機にて詳しく説明しますが、対応は、4Kテレビ利用者には重要です。

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 ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

 ハイレゾ音源とは、CDの音質を超える、新しい世代の音源で、e-onkyoなどのサイトで販売されているものです。

 V音声の場合、4Kの音声でもハイレゾに満たない情報量なのですが、高級な液晶TVは、低質な音声を再計算し、ハイレゾにアップコンバートできる場合もあるため、高級機の場合、対応していて損はないといえます。

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 以上、パナソニックの入門機SC-HTB200シリーズの紹介でした。

 パナソニック製のテレビユーザーには、特に導入しやすい機種です。

 また、「ワイヤレスサブウーファー付き」を選べば、2万円前後の製品として、スピーカー総合出力では遜色がないといえます。ただ、4K液晶TVに対応できない点は長期間使う予定ならばネックです。


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 【2019】

 2・パナソニック SC-HTB01
  ¥34,940 Amazon.co.jp (3/12執筆時)

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:80W
TV接続:光音声・HDMI(入出力)
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:対応
4Kパススルー:対応
サイズ:約430×52×130mm(据置時)

 SC-HTB01は、パナソニックのシアターバーの新しい中位機種です。

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 サイズは、長さが43cmとかなりコンパクトです。

 高さも5.2cmで設置性はよいです。こちらは、「ファイナルファンタジーXIV」推奨モデルで、小型の24-32インチ前後のちいさめのTVユーザーに、かなり売れている機種です。

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 スピーカー(中・高音)は、下位機種と同じで、2.1ch方式です。

 中音域を再生する4cmコーン型ウーハーと、高音域に対応する1.4cmツイーターが2組搭載されるバスレフ式の2ウェイ2スピーカです

 方式は先ほどの機種(サブウーファーなし)と同じで、パワーも80Wと同じです。

 したがって、一般的なサウンドバーとしての音圧は弱めですが、もともと、ゲーム用に近接視聴を前提に作られたモノですし、その用途では十分以上に良いです。

 実際、聴いた感じのバランスも、近接視聴に配慮したバランス設計に感じます。

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 サブウーファー(重低音)は、 設置性の良さを重視するため、内蔵です。

 1ウェイ1スピーカー仕様ですが、単独でのパワーは非開示です。

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 ただし、配置は面白く、上向きに向いています。

 こうした配置は、おそらく、下位機種と比較して、Dolby AtmosDTS:X、Virtual:Xなどの新しい音の規格に対応するための、新しい処理でしょう。

 したがって、PS4やブルーレイなどに記録された「音データ」の1つである「天井方向からの音データ」がフォローできます。

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 さらに、音については、内蔵ウーハーのほか、RPGモード・FPSモード・ボイス強調モードなど、ソフト的な処理で、効果を高める方向性です。

 TV用としては、ミュージックモード・シネマモードなどが搭載です。

 TVとの接続は、こちらも、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。「HDMI-CEC規格」にも対応し、TVのON/OFFと電源が連動できます。

 スマホなどの音源再生は、こちらはBluetooth対応です。

 引き続き、圧縮転送規格がSBCで、AACに非対応です。そのため、スマホからの再生の音質に限れば、さほど性能は高くありません。

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 4Kパススルー機能は、この機種の場合、搭載です。

 4Kパススルー機能とは、HDMIケーブルで接続する際に、ブルーレイやPS4などの4K対応機器液晶TVとの中間にサウンドバーを設置しても、映像信号を4Kテレビに遅れることを示す「規格」です。

 対応しない場合、上図のように配置すると、サウンドバーからTVへ「4K映像信号」の伝送ができません

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 未対応機でも、上図の様に、4KテレビとブルーレイをHDMIケーブルでつなげ、4Kテレビからサウンドバーに音声信号を送る配置ならば、TVに4K映像信号を送ること自体は可能です。

 しかし、著作権保護(HDCP2.2)の関係で、TVからサウンドバーへの音声伝達において、一部のマルチチャンネルデータが消され、無圧縮(ロスレス)な音声データもダウンコンバートされる仕組みです。つまり、音質が劣化します。

 結論的にいえば、4Kテレビをお使いの場合で、スカパー4Kチューナー、PS4などのゲーム機、UHD対応ブルーレイなどを利用したい場合、4Kパススルー機能の付いた機種を選ぶ方が無難ということです。

 TVが最新で「eARC対応HDMI端子」を持つならば話は別ですが、情報過多で分かりにくくなるので、この部分は、BOSEの製品の項目で後ほど紹介します。

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 ハイレゾ音源の再生は、対応です。

 この機種は、周波数帯域が50kHzの高音までフォローできるため、パナソニックで最初に対応した機種となります。

 ただ、ソニーなどに比べると、ハイレゾ音質がない音源(CD音源)のアップコンバート技術などは非採用です。

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 以上、パナソニックのSC-HTB01の紹介でした。

 24インチから32インチ程度の小型テレビないし小型モニターで、おもに「ゲーム用」に近接視聴で利用する場合、これ以上の機種はないでしょう。

 いままで、この層をターゲットにした製品がなかったので「すき間をうまく突いた」製品であるという印象です。

 Dolby AtmosやDTS:Xなどの最新のシネマサウンド規格が試せる点で「遊び心」も高いです。

 リビング用の大きなテレビには(用途的に)合わないですが、小さめのテレビならば、これが良いでしょう。


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 3・パナソニック SC-HTB690-K
  ¥34,633 Amazon.co.jp (3/12執筆時)

チャンネル数:3.1ch
実用最大出力:合計350W
TV接続:光音声・HDMI(入出力)
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth(SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:対応
サイズ1:約950×55×120mm(据置時)
サイズ2:約950×125.5×57.2mm (壁掛時)

 SC-HTB690は、パナソニックのシアターバーの中位機種です。

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 サイズは、長さが95cmと下位機種よりは長いですので、大きなテレビに向けた製品です。

 ただ、40インチクラスのTVの幅サイズに収まります。一方、高さも5.5cmで設置性はよいです。

 パナソニックのサウンドバーは、設置性の面ではかなり有利なモデルが多いですこちらの機種は、壁掛け金具も同梱されているので、ネジで壁に取り付けすることも可能です。

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 スピーカー(中・高音)は、 3.1ch方式です。

 スピーカーは、フルレンジの6.5cmコーン型スピーカーに総計3つ配置される1ウェイ方式です。

 そのため、同じパナソニックでも2ウェイ式の下位機種SC-HTB175とは音質が異なります。

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 比較すると、こちらの方が、センタースピーカーがある分、人の声が聴き取りやすくTV向きだと思います。パワーも、3スピーカー計で210Wですので、下位機種と比べて臨場感も優れます。

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 サブウーファー(重低音)は、付属します。

 下位機種と同じで、サブウーファーは、Bluetooth接続が可能ですので設置性は良いです。一方、出力は140Wですので、低音の音圧も感じられ、ゲームや映画などには特に向く仕様です。

 TVとの接続は、こちらも、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。「HDMI-CEC規格」にも対応し、TVのON/OFFと電源が連動できます。

 スマホなどの音源再生は、こちらはBluetooth対応ですが、圧縮転送規格がSBCで、AACに非対応です。そのため、スマホからの再生の音質に限れば、さほど性能は高くありません。

 4Kパススルー機能は、搭載です。この機能の詳細については、1つ上の機種で詳しく説明しました。

 ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

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 以上、パナソニックのSC-HTB690の紹介でした。

 サブウーファーが別に付くタイプですが、サウンドバーとしては価格は値頃で、特に低音のパワーは期待できるでしょう。

 「ドカンドカン」音がするようなゲームや、映画の場合は、これほどの能力があると、満足感が高いと言えます。4Kに対応する点も、今後に向けて安心でしょう。


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 4・パナソニック SC-HTB885-K
  ¥59,268 Amazon.co.jp (3/12執筆時)

チャンネル数:5.1ch
実用最大出力:合計500W
TV接続:光音声・HDMI(入力2出力1)
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (aptX AAC対応)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:対応
サイズ1:約1125×51×121mm(据置時)
サイズ2:約1125×122.5×56.5mm (壁掛時)

 SC-HTB885は、パナソニックのサウンドバーでは、最も高級な最上位機です。

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 サイズは、長さが112.5cmと、わりと長めです。

 例えば、40インチの液晶TVの場合、本体の長さは90cmほど、49インチの液晶TVの場合、115cmほどです。

 それを考慮に入れれば、少し大きめのTVボードが必要な機種です。ただ、こちらも壁掛け金具が同梱されているので、ネジで壁に取り付けすることも可能です。

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 スピーカー(中・高音)は、 5.1ch方式です。

 中位機種は3.1chでした。それに比較すると、さらに2本サラウンドスピーカーが追加で内蔵されています。 

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 センタースピーカー1本・左右のフロントスピーカー2本・左右のサラウンドスピーカー2本は、中位機と同じフルレンジの6.5cmコーン型スピーカーです。

 ただ、左右のフロントスピーカーは、2.5cmセミドーム型のツイーターが別に付属し、総計で250Wという強力な音圧を持ちます。

 また、新型のLincsD-Amp IIの搭載で、ジッター(音のズレ)や歪みも少ない仕様です。

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 サブウーファー(重低音)は、この機種も、ワイヤレスのサブウーファーを設置する方式です。

 中位機種に比べると出力は250Wとかなり期待ができるスペックです。

 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。HDMIの入力が2系統あるため、TVのほか、CDプレーヤーの直付なども可能ですね。

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth対応です。

 また、圧縮規格として、SBCやAACよりもランクの高いAptXに対応するため、特にAndroid系スマホとは相性が良いです。iPhoneはスマホ側が対応しないので、AACとして接続されます。

 4Kパススルー機能は、こちらも搭載ですが、ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

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 以上、パナソニックのSC-HTB885の紹介でした。

 50インチ以上の大型液晶TVで、臨場感を重視したい場合は良い選択肢です。また、電源連動などの面でパナソニックの液晶TVとは特に相性が良く、同社TVのユーザーには、最もおすすめできる機種ですね。

4・SONYのサウンドバーの比較

 続いて、ソニーのサウンドバーの紹介です。

 ソニーは、ハイレゾ音源の再生に力を入れた製品が多いです。


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 5・SONY HT-S200F 【各色】
  ¥24,183 Amazon.co.jp (3/12執筆時)

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:合計80W
TV接続:光音声
サブウーハ接続:内蔵
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:
サイズ:580x64x95mm

 HT-S200F は、2018年に登場したソニーの「ミニバータイプ」のサウンドバーです。

  小型で設置性の良さが「売り」の製品です。。色は一般的な黒の他、白色のモデルも選択できます。

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 サイズは、長さが58cmと、パナソニックの入門モデルと同様に、TVの下に無理なく収まる点で人気です。

 大画面TVはもちろんですが、32インチほどの小型でレビでも違和感なく設置できそうです。高さも6.4センチ低いです。

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 スピーカー(中・高音)は、 2.1ch方式です。

 フロントスピーカーは、フルレンジの46mmのスピーカーが2機搭載です。

 方式は一般的なバスレフ形で、振動板はペーパーコーンです。小型でも低音がしっかり出る構造です。ただし、パワーは、2スピーカーで50Wと多少控えめです。小型化はこのあたりが弱点といえます。

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 音質面では、ソニーのS-Masterというデジタルアンプは、性能面で定評があります。D/Aコンバーターとパワーアンプの一体化を図ることで、出力直前までデジタル伝送するため、音質の劣化は低いと言えます。

 そのほか、小音量再生時に聞きやすくするサウンドオプティマイザーの搭載は、もうひとつの見所です。

 サブウーファー(重低音)は、こちらの場合、センタースピーカーに内蔵する「オールインワン」方式です。

 パワーは、30Wと劇的に臨場感があるわけではないですね。

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 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法が選べず、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法のみになります。

 HDMIと比べてもクオリティには影響はありません。HDMIは出力のみ対応できますが、こちらは、ソニーの液晶TVであるBRAVIAや他社製品とのON/OFF連動などの目的に使用します。

 スマホなどの音源再生は、Bluetoothに対応です。ただ、SBC規格のみ対応であり、Bluetooth接続の音質にこだわるソニーとしては、性能はイマイチです。

 その他、4Kパススルー機能未搭載で、ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

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 以上、ソニーHT-S200Fの紹介でした。

 サブウーファーを内蔵して総計80Wの機種と言うことで、パナソニックの入門機と同等の性能は期待できます。

 一方、面白い部分は、小音量再生時に聞きやすくするサウンドオプティマイザーの搭載です。集合住宅などで夜間に利用する場合は、有利でしょう。

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 6・SONY HT-S100F
  ¥22,239 Amazon.co.jp (3/12執筆時)

チャンネル数:2ch
実用最大出力:合計100W
TV接続:光音声/ステレオミニ/USB
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:
サイズ:960x164x150mm

 なお、ソニーからは、より下位の機種としてHT-S100Fも併売中です。

 ただし、こちらは、サブウーファー未搭載の機種です。その分センタースピーカーの出力が高いですが、さほど価格も変わらないので、上位機を選ぶと良いと思います。


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 7・SONY HT-MT300 【各色】
  ¥17,800 Amazon.co.jp (3/12執筆時)

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:合計100W
TV接続:光音声/ステレオミニ/USB
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:
サイズ:約500×55×103mm

 HT-MT300 は、ソニーの「ミニバータイプ」のサウンドバーの中級機です。

 下位機種よりセンタースピーカーは短いですが、その代わりに、サブウーファーは外付けという機種です。

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 サイズは、長さが50cmと、各社の中級サウンドバーのなかでもひときわ短い点が「売り」です。

 大画面TVはもちろんですが、32インチほどの小型でレビでも違和感なく設置できそうです。高さも55センチと背も低いです。

 スピーカー(中・高音)は、 2.1ch方式です。

 フロントスピーカーは、フルレンジの40mm ×100mmコーン型スピーカーです。

 こちらは、小型機に一般的なバスレフ式ではなく、密閉型(アコースティックサスペンション型)スピーカーを採用しています。バスレフ型に比べて低音は出にくいですが、共鳴しにくく、中高音の信頼性が高いため、サウンドバー向きだと思います。

 実際、スピーカー部分だけ取れば、ハイレゾ音源に対応できるだけの品質があります。反面、パワーは、2スピーカーで50Wと多少控えめです。小型化はこのあたりが弱点といえます。

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 音質面では、ソニーのS-Masterというデジタルアンプは、性能面で定評があります。

 D/Aコンバーターとパワーアンプの一体化を図ることで、出力直前までデジタル伝送するため、音質の劣化は低いと言えます。

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 サブウーファー(重低音)は、ワイヤレスのサブウーファーを設置する方式です。

 この機種はウーファーも小さめで、ソファの下に入るサイズですが、パワーは、メインスピーカーとのバランスからか50Wとあまり高いとは言えないですね。

 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法が選べず、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法のみになります。

 ただ、HDMIと比べてもクオリティに影響はありません。一方、こちらは前面のUSB端子から、USBフラッシュメモリなどに保存した音源(AACなど)が再生可能です。一方、USBは、LPCM対応ながら、PCなどの外部スピーカーに使うような仕様ではありません。

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth対応です。ただ、低音質なSBC規格のみ対応であり、性能はイマイチですね。

 その他、4Kパススルー機能未搭載で、ハイレゾ音源の再生は、スピーカー部分は規格対応しそうですが、アンプの部分の問題で非対応です。

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 以上、ソニーHT-MT300の紹介でした。

 サブウーファー付属機種ですが、サウンドバーは今回紹介する機種の中で最も小型ですので、設置性は良いです。

 もちろん、スピーカーを多く搭載する大きな機種よりもサラウンド感は弱いですが、同社のバーチャルサラウンド技術(S-Force PROフロントサラウンド)は割と評判が良いので、この面でさほどの性能差は感じないと思います。

 とくに、32インチなどの小型TVで音質にこだわりたい場合はこちらの機種が良いでしょう。


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 8・SONY HT-MT500
  ¥51,943 Amazon.co.jp (3/12執筆時)   

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:合計145W
TV接続:光音声・HDMI(出力のみ)USB
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (LDAC)/LAN 無線LAN
ハイレゾ音源: 対応
4Kパススルー:
サイズ:約500×64×110mm

 HT-MT500 は、ソニーの「ミニバータイプ」のサウンドバーの上位機種です。

 後ほど説明するように、この機種は、ハイレゾ音源に対応し、無線LAN/有線LANネットワークに接続できる機種です。

 その点で、TVでだけで利用するのは「もったいない」機種です。ネットワーク上のハイレゾ音源なども再生に利用したい「マルチユーザー」にオススメです。

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 サイズは、長さが50cmと、サイズは先ほどの機種と同じで「最小サイズ」です。ただ、高さは64cmと少しだけ背が高いです。

 スピーカー(中・高音)は、こちらも 2.1ch方式です。

 スピーカーは、こちらも、密閉型(アコースティックサスペンション型)40mm ×100mmコーン型スピーカーです。密閉型は、高音部分でハイレゾ対応しやすいので、特に意識して採用したのだと思います。

 パワーも60Wと多少向上しています。試聴の限り、音質もサウンドバーとしてはかなりクリアで素直でした。

 サブウーファー(重低音)は、こちらもワイヤレスのサブウーファーを設置する方式です。

 下位機種に比べると85Wと小型のサウンドバーとしてはそれなりに強いです。

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 ハイレゾ音源の再生は、この機種は対応します。

 また、単に対応するだけでなく、ハイレゾ以下の音質(圧縮音源や、CDやTVの音質)をハイレゾ相当までアップコンバートするDSEE HX技術も搭載します。そのため、特に、高音域での音質は、下位機種に比べても、相当良いです。

 TVとの接続は、こちらも光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法です。

 HDMIは出力のみ対応できますが、こちらは、ソニーの液晶TVであるBRAVIAや他社製品とのON/OFF連動などの目的に使用します。

 スマホなどの音源再生は、複数の選択肢があります。

 第1に、Bluetooth方式です。

 こちらは、SBC/AACのほか、LDAC形式に対応します。LDAC形式は、Bluetooth方式としては、唯一(容量の大きな)ハイレゾ音源に対応する形式です。ただ、音楽機器側の対応が必須で、ソニーのXperiaや、以前比較した【ウォークマンの上位機種】などしか現在は使えません。

 第2に、無線LAN・有線LANネットワーク方式です。

 いずれもBluetoothより開戦が太いので、PCやNASなどに保存したハイレゾ音源のに対応できるほか、MacやiPhoneユーザーは、ご自宅にWi-Fiがあれば、MacやiPhoneのAirplayボタンを押すだけで、スピーカーで音源の再生が可能です。

 4Kパススルー機能は、未搭載です。4K放送に対応させたい場合は、この機種は避けた方が良いでしょう。

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 以上、ソニーHT-MT500の紹介でした。

 小型サウンドバーとしては、音質の面で最も評価できる機種です。サブウーファーで低音も強化されますが、むしろ、ハイレゾやDSEE HX技術の採用で、中音・高音域を綺麗に鳴らせるサウンドバーと言えます。

 TVだけでなく、スマホ・パソコン・NASなどに保存した音源の再生用にも使いたいという方には最もおすすめです。小型ですし、こうした機能面を考えても、寝室のサブテレビ用にも良いですね。


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 【2018年】

 9・SONY HT-X9000F
  ¥47,365 Amazon.co.jp (3/12執筆時)   

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:合計300W
TV接続:光音声・HDMI(入力1出力1)USB
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (AAC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー: 対応(HDR10)
サイズ:約1000×58×85

 HT-X9000F は、ソニーの「通常サイズ」のサウンドバーの入門機です。

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 サイズは、長さが100cmと、先ほどの「ミニバータイプ」よりも40cmほど長い機種です。

 ソニーの大画面ブラビアの脚にすっぽりと入るサイズです。なお、長めですが、ウーファーが内蔵されないタイプです。

 スピーカー(中・高音)は、大型ですが、こちらも 2.1ch方式です。

 一方、「ミニバータイプ」と同じ密閉型(アコースティックサスペンション型)です。サイズは一方で、大きめですが、40mmX100mmと変則サイズのコーン型スピーカーになります。

 パワーは2本で200Wとかなり向上しています。臨場感の面では、ミニバータイプより上ですね。

 サブウーファー(重低音)は、ワイヤレスのサブウーファーを設置する方式です。

 一方、ウーファーは下位機種よりも大きいですが、パワーは100Wとさして変わりません。その点で、長めの本体の機種としては、重低音は強調できません

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 ハイレゾ音源の再生は、この機種の場合、未対応です。

 一方、ブルーレイディスクの独自再生規格であるDolby True HDDTS-HDのほか、新しい映画館・ブルーレイのサラウンド規格となる、Dolby AtmosとDTS:X規格に対応する点が見所です。

 これらは、最近のブルーレイなどに記録されている新しいサウンドデータで、天井からの跳ね返り音をフォローするものです。ただし、専用のスピーカーユニットは搭載せず、Vertical Surround Engineによる「バーチャル」な再生です。

 単独の天井用スピーカーを持たないので、この部分の有無はさほど気にしなくても良いと思います。

 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth対応です。ただ、性能面ではSBC/AAC規格までの対応ですので、極めて優れているとは言えないですね。

 4Kパススルー機能は、搭載です。また、最新のHDR10も対応する点は、さすがに最新機です。

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 以上、ソニーHT-X9000F の紹介でした。

 サブウーファー付属で100cm前後の機種としては、値段はそこそこで、お買得です。ただ、ウーファーが弱めなので、この価格帯の製品としてはイマイチです。


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 10・SONY HT-Z9F
  ¥67,402 Amazon.co.jp (3/12執筆時)   

チャンネル数:3.1ch
実用最大出力:合計400W
TV接続:光音声・HDMI(入力2出力1)USB
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (LDAC)/LAN 無線LAN
ハイレゾ音源:
4Kパススルー: 対応 (4K/HDR対応)
サイズ1:約1000×64×98(据置時)

 HT-Z9F は、ソニーの「通常サイズ」のサウンドバーの中位機種です。

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 サイズは、長さが100cmと、先ほどの機種同様に50インチクラスの大画面に向く仕様です。

 スピーカー(中・高音)は、 3.1ch方式です。左右に加えて、バーの中央にセンタースピーカーがある方式です。TVの場合、ニュースなどの聞き取りはこの方式の方が優れます。

 ユニットは、46mmのスピーカーが3つです。一方、振動板の素材はマイカ(雲母)です。紙コーンに比べて剛性があり、音質も上です。ソニーの音楽用スピーカーでも採用します。

 パワーは3.0chのため、それに応じて300Wと向上しています。

 サブウーファー(重低音)は、下位機種と同じ100Wです。

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 ハイレゾ音源の再生は、非対応です。ただし、下位機種同様に、Dolby AtmosとDTS:Xの「バーチャルな」再生には対応です。

 TVとの接続は、こちらも、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。HDMIの入力は、多めの2系統ですね。

 スマホなどの音源再生は、AACのほか、LDAC形式に対応するBluetoothが採用されます。

 また、無線LANと有線LANネットワークにも対応です。アンプ部の性能面でハイレゾ音質にはならないですが、Airplayをはじめ、ネットワーク上の音源再生には便利と言える機種です。

 4Kパススルー機能は、対応です。

 さらに4Kと並行して進化している画像規格であるHDR10のパススルーにも対応します。ただ、コンテンツ数が圧倒的に少ないため、HDR対応の有無は現状ではさほど重要なファクターではありません。

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 以上、ソニーHT-Z9Fの紹介でした。

 3.1ch方式でセンタースピーカーを搭載するため、ニュースなどのボイス再生に強いです。その点で言えば、リビングに置く大画面用テレビには向くでしょう。

 一方、映画や音楽などについては、音質面で下位機種とさほどの差は感じないでしょう。重視する場合は、より上位の機種をオススメします。


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 【在庫限り】

 11・SONY HT-NT5
  ¥58,800 Amazon.co.jp (3/12執筆時)   

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:合計400W
TV接続:光音声・HDMI(入力3出力1)USB
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (LDAC)/LAN 無線LAN
ハイレゾ音源:対応
4Kパススルー: 対応 (4K/HDR10対応)
サイズ1:約1080×64×127(据置時)
サイズ2:約1080×135×80(壁掛時)

 HT-NT5は、ソニーの「通常サイズ」のサウンドバーでは2番目に高価な機種です。

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 サイズは、長さが108cmと、下位機種よりも多少大型化しています。

 50インチ以上の大型液晶TVに向く仕様ですが、壁掛け対応もできるため、設置の仕方によっては便利に使えるでしょう。


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 スピーカー(中・高音)は、高級機としては珍しいですが、2スピーカーの2.1ch方式です。

 ただ、スピーカーユニットが下位機種と明確な差があります。というのも、こちらは、60mmコーン型スピーカーに加えて、14mmソフトドーム型トゥイーター両側の上下に計4つ配備するからです。多数のトゥイーターの併用は、技術的に難しいのですが、音質はその分高いです。

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 ハイレゾ音源の再生は、この機種は対応です。

 また、「ミニバータイプ」の上位機同様に、ハイレゾ以下の音質(圧縮音源や、CDやTVの音質)をハイレゾ相当までアップコンバートするDSEE HX技術も搭載します。スピーカーユニットが大きい分だけ、ミニバータイプにくらべても「より解像感の高い」音の再生が可能です。

 サブウーファー(重低音)も、130Wとパワーが増しています。

 一方、面白いのは、せっかくのハイレゾ音質を過剰な低音で犠牲にさせないため、シグマ型磁気回路を採用している点です。原音からみて、過剰な低音を抑制する作用があります。

 TVとの接続は、こちらも、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。HDMIの入力は下位機種同様に3系統です。

 スマホなどの音源再生は、こちらも、AAC・LDAC形式に対応するBluetoothのほか、無線LANと有線LANネットワーク対応です。ハイレゾ対応機種ですので、ネットワーク上の高音質な音源を再生するのにも向くでしょう。

 4Kパススルー機能は、搭載で、こちらもHDRにも対応します。

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 以上、ソニーHT-NT5の紹介でした。

 高性能な4KTV用のサウンドバーとして魅力のある製品です。とくに、音楽番組のほか、ネットワーク上の音楽を再生するのならば、こちらはイチオシと言っても良い機種です。

 一方、スピーカーの音質が良いとは言え、こちらは2.1chの製品ではあるので、映画館のような臨場感を擬似的に再現するという点では、他社製品に負ける部分もあります。

 とはいえ、これは、「ハイレベル」な部分でのサラウンドの話であって、映画と言っても、BSやネット上のコンテンツをみる程度で、ブルーレイディスクを日常的に買うような人でないならば、この点は全く問題にならないでしょう。


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 12・SONY HT-ST5000
  ¥111,696 Amazon.co.jp (3/12執筆時)   

チャンネル数:7.1,2chドルビーアトモス・DTS:X
実用最大出力:合計800W
TV接続:光音声・HDMI(入力3出力1)USB
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (LDAC)/LAN 無線LAN
ハイレゾ音源;対応
4Kパススルー:対応 (4K/HDR10対応)  
サイズ1:約1130×64×133(据置時)

 HT-NT9は、ソニーの「通常サイズ」のサウンドバーでは、最も高価な機種です。

 Amazonのリンク先では、「新しいモデル」としてHT-Z9Fが提案されますが、そちらは、先ほど紹介した下位機種です。

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 サイズは、長さが113cmと先ほどの機種より多少長めです。

 他社製品を含めてもかなりのロングサイズなので、基本的には大型液晶TV用と言えます。


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 スピーカー(中・高音)は、こちらは、7.1ch方式です。

 密閉型の65mmコーン型スピーカーが7個付属し、さらに、中央と左右のウーファーについては、14mmソフトドーム型トゥイーターが内蔵される同軸スピーカー仕様です。

 臨場感が増すのはもちろん、明示的にセンタースピーカーを付属させたことで、3.1ch方式同様に、ナレーションがはっきり聴き取れるようになりました。

 この点で「よりTV向け」だと言えます。パワー的にもサウンドバーの部分だけで800Wと、他社を含めてももっともパワフルです。

 サブウーファー(重低音)も、200Wとパワーが増しています。

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 ハイレゾ音源の再生は、この機種は対応です。

 また、この機種の特長は、ドルビーアトモス・DTS:Xに完全対応します。下位機種の場合と異なり、専用のスピーカーユニットがあるため、「バーチャルではない」という意味です。

 なお、ドルビーアトモスは、高さ方向の音情報もブルーレイなどに入れることで、頭上の航空機の上からの走行音を再現するという方向性の規格です。

 これらはメディア側の対応が必須ですが、対応していないメディアやTV番組でも、「Dolby Surround」「Neural:X」技術で、擬似的にアップコンバートし、天井からのサウンドを体感できます。

 一方、スピーカーユニット以外の部分は、基本的に下位機種を踏襲しています。

 例えば、TVとの接続は、HDMIケーブル・光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)に両対応です。また、LDACを含むBluetoothと、無線LANと有線LANネットワークにももちろん対応です。

 4Kパススルー機能も、HDR10を含めて対応です。

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 以上、ソニーHT-NT7の紹介でした。

 10万円を越えるサウンドバーとして音質面でかなりの期待が持てます。

 そのほか、例えば、サッカーのナレーションを消すなど映像に応じたサウンド調整機能も上位機種だけのものであり、使い勝手の部分でも期待できるでしょう。

 問題は価格面と本体のサイズですが、そこをクリアできるならば、買って後悔のない製品だと思います。

5・ヤマハのサウンドプロジェクター

 つづいて、ヤマハの製品を紹介します。


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【2019年】

 13・ヤマハ YAS-108
  ¥20,957 Amazon.co.jp (3/12執筆時)

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:合計120W
TV接続:光音声・HDMI(入出力)
サブウーハ接続:内蔵式
ネットワーク:Bluetooth (AAC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:対応
サイズ1:約890×53×131(据置時)
サイズ2:約890×131×62(壁掛時)

 YAS-108は、「フロントサラウンドシステム」というシリーズのヤマハ製品です。

 ヤマハが発売する製品としては、最も安価なサウンドバーです。同社はTVメーカーではないですが、独自の音響技術でテレビメーカーには出せない音質を追求しています。

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 サイズは、長さが89cmです。

 パナソニックのSC-HTB175と同じく、サブウーファー付属しないオールインワンタイプとしてはかなり小型です。壁掛け対応も可能な機種ですね。

 スピーカー(中・高音)は、 2.1ch方式です。

 中音域を再生する5.5cmコーン型ウーハーと、高音域に対応する2.5cmドームツイータが2組搭載されるバスレフ式の2ウェイ2スピーカーです。

 仕様の面で、パナソニックのSC-HTB175と較べると、ウーハーが多少小さいですが、出力は合計で60Wですので、基本的には同等だと思います 

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 一方、技術の面では、この製品は、天井方向からの音の再生方であるDTS Virtual:Xに対応します。

 SONYでも紹介したように、前方・後方・左右に加えて、上方向からの音を「バーチャルに」再現するものです。この価格帯での採用は珍しく、試聴でも好評です。「セリフがサウンドバーではなく、テレビから聞こえてくるような」サラウンド感を得られます。

 ただ、同社の上位機種に採用される5.1ch相当の音場を再現できる、バーチャルサラウンドシステムよりも下位の技術であり、どちらかといえば、「エントリーモデルの底上げ」をねらったものです。

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 サブウーファー(重低音)は、この機種はサウンドバーにシステムが内蔵です。

 出力は60Wとこちらもパナソニックと同等ですね。

 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。

 ヤマハも、HDMI-CEC規格に対応するため、音声の電送のほか、TVと連動したON/OFFや音量のリモコン操作も可能です。

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth無線で対応できます。

 音質もAACですので、こちらも、パナソニックのSC-HTB175と同じです。

 4Kパススルー機能は、一方、パナソニックとことなり搭載です。4K映像コンテンツはまだ少ないですが、スカパーなどで見ようと思っている方は、こちらの方が良いでしょう。

 ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

---

 以上、ヤマハのYAS-107 の紹介でした。正パナソニックの入門機SC-HTB175とスペックが似ていいます。ただ、こちらは、4Kパススルー機能とDTS Virtual:Xに対応する点で、音質の点で魅力度はより高いと言えます。

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【2017年】

 14・ヤマハ YAS-207
  ¥38,800 Amazon.co.jp (3/12執筆時)

 なお、このモデルは上位機種があります。

 サウンドバー自体の品質は同等ですが、100W出力のサブウーファーが搭載され3.1chとなっている点が唯一の相違点です。もちろん、4Kパススルー機能やDTS Virtual:Xに対応します。

 ただ、この価格を出すのならば、基本性能がダントツに良い、以下の上位機種が良いでしょう。


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 15・ヤマハ DSプロジェクタ YSP-1600
  ¥32,500 Amazon.co.jp (3/12執筆時)  

チャンネル数:5.1chリアルサラウンド
実用最大出力:合計76W
TV接続:光音声・HDMI(入出力)
サブウーハ接続:内蔵式
ネットワーク:Bluetooth (AAC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:対応
サイズ1:約1000×65×130(据置時)
サイズ2:

 YSP-1600 は、ヤマハが発売するサウンドバーの中位機種です。

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 ヤマハの場合、このグレードから「デジタル・サウンド・プロジェクター」というシリーズ名が付属し、あきらかにグレードが変わります。

 それは、こちらが、リアルサラウンドシステムを採用する機種だからです。

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 ヤマハの下位機種や、ソニーパナソニックなどの他社の場合、バーチャルサラウンドシステムを採用し、1スピーカーで、5.1chなどの臨場感を仮想的に再現しています。

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 一方、「デジタル・サウンド・プロジェクター」はリアルサラウンドシステムを採用します。

 これは、サウンドバーの各スピーカーが発したビーム上のサウンドを壁に反射させることで、5.1chなどの環境の再現を目指したものです。これは、ヤマハの独自技術です。

 バーチャルサラウンドシステムと比較すると、リアルサラウンドシステムは、音の広がりがより自然で、映画館に近い感覚を得やすいです。

 ただ、壁がある部屋であること、幅3-7m・奥行き3-7m・高さ2-3.5m以内の部屋であること、壁が吸音素材であること、など条件が厳しいです。

 少なくとも、物がごちゃごちゃしていたり、複雑な形状のリビングではさほど高い効果は期待できないでしょう。

 ただ、こうした条件に合致した、例えば、TV・オーディオルームなどの場合は、高い効果が期待できます。また、ドルビーアトモスなどと異なり、メディア側の対応が不要で使える点に汎用性があるとも言えます。

 以下、こうした点をふまえつつ、基本スペックを見ていきます。

 サイズは、長さが100cmとなります。さほど長くもありませんが、基本的には大画面テレビに合いそうです。

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 スピーカー(中・高音)は、5.1chリアルサラウンドシステムです。2.8cmと他社よりは小型のバスレフ型コーン型ウーハーで、総合的な出力も総計16Wと小さいです。ただ、先ほど書いたように、8基搭載して、壁に反射させる方式なので、単純に比較はできません。

 サブウーファー(重低音)は、この機種もサウンドバーにシステムが内蔵です。本体の上下に付属する、パナソニックの一体型と同じような作りですが、パワーは出力は60Wとやはり同じほどです。

 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth無線で対応できます。音質もAACですので、ヤマハの下位機種同様に「可もなく不可もなし」ですね。

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 なお、YAMAHAのサウンドバーは、Alexaに対応する機器です。

 そのため、【Amazon Alexa搭載スピーカーの比較記事】で紹介したAmazonのAlexaデバイスを利用して、音声入力で、音量の増減・電源の入切、ミュートなどの変更設定が可能です。

 4Kパススルー機能はこちらも搭載で、ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

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 以上、ヤマハのYAS-1600 の紹介でした。

 ヤマハの「デジタル・サウンド・プロジェクター」については、システムが他社と大きく異なるため、一概に比較できないというのが正確な表現です。ただ、設置場所の設定を詰めれば、この方式は「理に適った」音を出すのは確実です。

 サウンドバーとしては、他にはない感じのサラウンド感を得れますので、部屋の仕組みが許す中級者以上方は、検討しても良いでしょう。ニュースなどの普段使いというよりも、映画などの視聴に向くと思います。


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 16・ヤマハ DSプロジェクタ YSP-2700
  ¥83,380 Amazon.co.jp (3/12執筆時)  

チャンネル数:7.1chリアルサラウンド
実用最大出力:合計107W
TV接続:光音声2・・HDMI(入力3出力1)
サブウーハ接続:内蔵式
ネットワーク:Bluetooth (AAC) LAN 無線LAN
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:対応
サイズ1:約944×70×154mm(据置時)

 YSP-2700 は、ヤマハの「デジタル・サウンド・プロジェクター」の上位機です。

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 サイズは、長さが94.4cmとなり先ほどよりも多少小型です。ただ、これは、ワイヤレスのサブウーファーが付属するためですので、一概に小型とは言えません。

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 また、設置条件の厳しさは下位機種と同じですが、こちらは、部屋の形状で多少の微調整ができるインテリビーム機能があるため、多少の微調整は効く仕様です。

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 スピーカー(中・高音)は、7.1chリアルサラウンドシステムです。下位機種と同じ、2.8cmのバスレフ型コーン型ウーハーですが、16個の多連スピーカーで、総計32Wと下位機種の倍のパワーです。

 サブウーファー(重低音)は、こちらは、ワイヤレスのサブウーファーが付属するタイプです。ただ、75Wとこの価格帯の製品としては多少弱めです。このシリーズは重低音を強調したものではないので、問題ないでしょう。

 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。また、音楽専用機器などに搭載される同軸端子も付属します。

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 スマホなどの音源再生は、Bluetoothのほか、有線LAN・無線LANにも対応します。

 第1に、Bluetooth接続の場合、こちらは、下位機種と違い、CD音質のaptXに非対応です。ただ、iPhone系にも親和性のあるAACが搭載されます。

 第2に、有線LAN・無線LANの場合は、Airplayに対応するほか、radiko.jpにも公式対応しています。

 4Kパススルー機能は、下位機種と同じでこちらも搭載です。

 ハイレゾ音源の再生には、非対応です。

 一方、下位機種と同じで、Amazon Alexaによる操作には対応します。

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 以上、ヤマハのYAS-2700 の紹介でした。

 10万円前後クラスの製品としては、十分な能力がある機種だと思います。

 また、下位機種に比べて、インテリビーム機能があるため多少設置の自由は利きやすいので、この方式のサウンドバーを試して見たい方にもおすすめできそうです。

後編に続く!
最新のTVに向いたサウンドバーのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、TV用のサウンドバーを比較しました。

 記事は、もう少し続きます。

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17・パイオニア HTP-CS1
18・パイオニア FS-EB70
19・JBL BAR STUDIO JBLBARSBLKJN
20・JBL CINEMA SB250
21・JBL CINEMA SB350
22・JBL CINEMA SB450
23・JBL BAR 3.1
24・BOSE Solo 5 TV sound system
25・BOSE SoundTouch 300 sounder
26・BOSE SOUNDBAR 500
27・BOSE SOUNDBAR 700
28・DENON DHT-S316

 次回の後編記事こちら】では、今回紹介できなかった、日本のパイオニア・デノンの製品と、アメリカの2メーカー、つまり、JBLBOSEのサウンドバーを紹介します。

 また、その後、今回紹介した全機種から、目的別・予算別に「Atlasのおすすめ機種」を提案したいと思います。

 後編記事は→こちら

 最後になりましたが、この記事がお役に立ったようならば、SNSなどで話題を共有して頂ければ嬉しいです。

posted by Atlas at 12:19 | オーディオ製品

比較2019’【音質で選ぶ】サウンドバー人気28機の性能とおすすめ・選び方(2)

今回のお題
最新のTVに向いたサウンドバーのおすすめはどの機種?

 ども!Atlasです。

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 今回は、サウンドバー(シアターバー)の比較の2回目記事です。

 前編からの続き記事となりますので、検索エンジンから来られた方は、お手数ですが、こちらの【サウンドバーの比較記事(1) 】からご覧ください。→こちら

6・パイオニアのサラウンドシステム

 つづいて、パイオニアサウンドシステムを紹介します。


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 17・パイオニア HTP-CS1
  ¥30,980 Amazon.co.jp (3/12執筆時)  

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:合計80W
TV接続:光音声・HDMI(入力3出力1)
サブウーハ接続:スピーカーケーブル
ネットワーク:Bluetooth (Apt-X)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:対応
サイズ1:約150×57mm(スピーカー)
サイズ2:約435×115mm(ウーファー)

  HTP-CS1は、パイオニアのサウンドバーの入門機です。

 この製品は、サブウーファーの部分が本体です。

 そして、サブウーファーの本体から、有線ケーブル(スピーカーケーブル)でサウンドバーやサラウンドバーに配線する仕様です。

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 サイズは、スピーカー部分は約150×57mmと小型です。

 小型なので設置の自由度が売りです。サブウーファー部分の本体は、サイドボードに内蔵して横置きすることも可能です。

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 スピーカー(中・高音)は、4×7cmと変則的なサイズコーンを用いた密閉型です。

 2チャンネルのステレオスピーカーで、ユニットとしてはやや小さめです。出力は、サブウーファーと総計で80Wで、このあたりはサイズ的限界が見られます。

 サブウーファー(重低音)は、先ほど書いたように本体兼用ですが、40Wと大して出力は強くない仕様です。

 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。HDMI CECにも対応するため、電源や音量調整はTVと同様にできます。

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 スマホなどの音源再生は、Bluetooth無線で対応できます。

 音質もapt-X/AACに対応ですので、iPhoneでもAndroidでも、問題なく使えます。

 4Kパススルー機能ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

---

 以上、パイオニアのHTP-CS1 の紹介でした。

 ポイントは設置性の良さでしょう。ただ、パワー面では限界が見られるため、これでなければ設置が難しい場合を除けば、他機種が良いでしょう


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 18・パイオニア FS-EB70
  ¥70,245 Amazon.co.jp (3/12執筆時)   

チャンネル数:3.1.2chドルビーアトモス・DTS:X
実用最大出力:合計100W
TV接続:HDMI(入3出1)/光音声1
サブウーハ接続:Bluetooth(レシーバは有線)
ネットワーク:Bluetooth (AAC) LAN 無線LAN
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:対応
サイズ1:約950×53×80mm(スピーカー)
サイズ2:約445×69×302mm(AVレシーバ)

 FS-EB70は、パイオニアのサウンドバーの上位機機です。

 同社の場合、中間的な価格はなく、いきなりこのグレードになります。

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 この機種の特長は、ソニーの上位機にもみられたドルビーアトモス・DTS:Xリアルで対応できる点です。

 一方、こちらの機種は、ソニーより徹底していて、スピーカーを完全に上に向け、天井に反射させることでこれを擬似的に再現しようと試みている機種です。そのため、3.1.2chという表記が妥当です。

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 この規格に対応しない大抵のメディアについても考えられています。

  サラウンドエンハンサーで擬似的にそれを再現したり、天井の照射場所を切り替えて、ヤマハのように背面のリアスピーカーのように感じさせるなど、面白い技術を取り入れているからです。

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 サイズは、長さが950cmと平均的です。

 こちらは、本体とスピーカーバーが別なので、接続ケーブルでつなげる必要がありますが、下位機種のように複数のスピーカー線があるのではなく、1本線でデータも電源も供給できるため、設置性は良いと思います。

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 スピーカー(中・高音)は、フロントスピーカーが4×7cmの密閉式のコーン型ウーファー3組と下位機種tお同様の構成です。

 さらに、天井反射用に2組の5.8cmコーン型ウーファーが付属する構成です。

 なお、パイオニアは、トゥイーターとウーファーを別にしない仕様。

 しかし、それでも再生周波数帯域で20kHzを確保できる独自技術があります。一方、パワーは、合計で50Wと、さして大きくないですが、ヤマハ同様に方式が異なるので、比較はできません。

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 サブウーファー(重低音)は、ワイヤレスのサブウーファーが付属します。ただ、出力は、50Wと大して強くない仕様です。

 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。この部分は下位機種と同じですね。

 スマホなどの音源再生は、下位機種と大きく異なる部分です。

 なぜなら、Bluetoothのほか、有線LAN・無線LANにも対応するからです。

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 Bluetooth接続は、AACのみ対応ですが、有線LAN・無線LANが利用できるため、NASやPCからのネットワーク的な運用や、Apple系ならばAirplayにも対応できます。

 4Kパススルー機能は、下位機種同様に搭載で、ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

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 以上、パイオニアのFS-EB70の紹介でした。

 天井から降り注ぐ3Dサラウンドという新機軸を家庭用のサウンドバーでいち早く取り上げた野心的な製品です。

 ネットワーク機能など、他の部分も十分な機能を持つため、先進技術をいち早く試したい「新しもの好き」の方には、特におすすめできます。

7・JBLのサウンドバーの比較

 続いて、アメリカの大手音響メーカーであるJBLの製品を比較します。


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 19・JBL BAR STUDIO JBLBARSBLKJN
  ¥11,823 Amazon.co.jp (3/12執筆時)   

チャンネル数:2.0ch
実用最大出力:30W
TV接続:光音声・HDMI
サブウーハ接続:なし
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:
サイズ1:約614×58×86mm(据置時)

 Bar Studioは、JBLのサウンドバーの新しい入門モデルです。

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 サイズは、長さが61.4cmと、各社の入門モデルと同じく幅を狭めています。比較的小型のTVでも合うような設計ですね。

 スピーカー(中・高音)は、2ch方式です。中音域を再生する5cmウーハーと、高音域に対応する3.8cmドーム型トゥイータが2組搭載されるバスレフ式2ウェイ2スピーカです

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 サブウーファー(重低音)は、この機種は内臓を含めて未搭載です。

 低音は、バー内蔵の5cmウーハーが担当することになります。

 ただ、JBLは伝統的に、パワーが低くても重低音を充実させる技術に強いメーカーで、他メーカーの入門機と比較した場合に物足りなさを感じることは、あまりありません。

 TVとの接続は、HDMIケーブル光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法です。

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth対応です。ただ、米国製品に割とあるのですが、対応するBluetoothの圧縮規格が未開示です。おそらくSBCと思われますが、いずれにしても、Bluetooth経由の再生能力は高くないでしょう。

 4Kパススルー機能は、こちらも未対応で、ハイレゾ音源の再生も、非対応です。

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 以上、JBLBar Studioの紹介でした。

 サブウーファーが内蔵されないのは一長一短です。

 上述のように、内蔵ウーファーで低音の厚みは十分出ていますが、「JBLサウンド」に慣れた方には、やや物足りないでしょう。選ぶならば、上位機が良いと思います。


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 【在庫限り】

 21・JBL CINEMA SB350
  ¥32,434 Amazon.co.jp (3/12執筆時)   

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:合計320W
TV接続:光音声・HDMI(入出力1)
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:
サイズ:約1000×62×78mm

 CINEMA SB350は、JBLのサウンドバーでは、2番目に格安なモデルです。

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 サイズは、長さが100cmです。

 丸みを帯びた、デザイン性は同社のスピーカーの特長ですが、「格好いい」です。

 スピーカー(中・高音)は、2.1ch方式です。

 中音域を再生する5.5cmウーハーと、高音域に対応する3.2cmドーム型トゥイータ4組搭載されるバスレフ式2ウェイ2スピーカです

 トゥイーターとウーハーの分離型ということで、中音・高音は、信頼性があります。また、再生音の力強さと臨場感は、同価格帯の他社製品と比べても優れます。

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 サブウーファー(重低音)は、こちらもワイヤレスのサブウーファーを設置する方式です。

 パワーは、スピーカーとの合算値になりますが、実用最大出力で320Wですので、3万円前後のスピーカーとしては、能力の期待できる製品です。

 TVとの接続は、この機種は、HDMIケーブル光デジタル音声ケーブルの双方に対応します。

 また、リモコン学習機能があり、TVのリモコンでサウンドバーの音量が操作できるように赤外線信号を登録できます。この点で、外国メーカーの弱点を克服しています。

 スマホなどの音源再生は、こちらもBluetooth対応です。ただ、SBC対応とこの面での音質は期待できないでしょう。

 4Kパススルー機能は、こちらも未対応で、ハイレゾ音源の再生非対応です。

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 以上、JBLCINEMA SB350の紹介でした。

 多少価格は高くなりますが、50インチ前後の液晶TV用のサウンドバーとしては、下位機種よりもこちらの方が臨場感があると思います。

 使い勝手の部分も、リモコン学習機能が搭載され、下位機種よりも改善が見られますし、デザインと性能のバランスの取れた良い機種です。


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 【在庫限り】

 22・JBL CINEMA SB450
  ¥35,628 Amazon.co.jp (3/12執筆時)   

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:合計440W
TV接続:光音声・HDMI(入力1出力3)
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:対応
サイズ1:約1100×97×76mm

 CINEMA SB450は、JBLのサウンドバーの上位モデルです。

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 サイズは、長さが110cmと、サウンドバーとしては大きめといえるサイズです。ただ、やはり丸みを帯びたデザインは、圧迫感の少なく、インテリア性も高いです。

 スピーカー(中・高音)は、こちらも、2.1ch方式です。また、サラウンドバーのスピーカーの部分は、下位機種と同じシステムで、中音域を再生する5.5cmウーハーと、高音域に対応する3.2cmドーム型トゥイータ4組搭載される仕様です。

 サブウーファー(重低音)は、その一方で、こちらは大型のドライバーを採用しており、実用最大出力で440Wと下位機種よりも、低音の広がりがさらに強力です。その点、映画には特に向くでしょう。

 TVとの接続は、HDMIケーブル光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)の双方に対応します。また、HDMIは3系統あるため、ハブ的に複数の機種の接続も可能です。

 また、リモコン学習機能が「TV Remote Control Learningリモコン学習機能」にパワーアップしており、音量調節のほか、電源・消音操作も、TV側のリモコンに登録できるようになりました。この点で、日本製品に完全に「追いついた」と言えます。

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth対応です。ただし、引き続きSBCのみ対応と、この面での音質は期待できないでしょう。

 4Kパススルー機能は、こちらからは対応です。ただし、ハイレゾ音源の再生非対応です。

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 以上、JBLCINEMA SB450の紹介でした。

 4Kに対応した、2.1chのサウンドバーとしては、音質とパワーに期待ができる機種です。クラシック・ジャズなどの「きれい系」の音は、ハイレゾ対応のソニーの方が良いでしょうが、映画のようにガンガン鳴らすのは、こちらが最適です。


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 23・JBL BAR 3.1
  ¥55,413 Amazon.co.jp (3/12執筆時)   

チャンネル数:3.1ch
実用最大出力:合計450W
TV接続:光音声・HDMI(入力1出力3)
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:対応
サイズ1:約1018×58×78mm(本体)
サイズ2:約305×440×7305mm(ウーハ)

 BAR 3.1は、2018年に発売されたJBLのサウンドバーの最上位モデルです。

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 サイズは、長さが約102cmと、こちらも長めサイズです。

 ただし、下位機種よりは少しスタイリッシュで、引き続き圧迫感がないデザインです。

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 スピーカー(中・高音)は、パナソニックの中級機と同じ3.1ch式です。

 センタースピーカーが内蔵されるため、中音域用に5.8cmウーハーが6組と、高音域用に3.2cmのドーム型トゥイータが3組搭載です。

 なお、センタースピーカー搭載モデル(3.1ch 5.1ch)は、AtlasはTVに最適だと思っています。TVは映画ばかりではなく、ニュースなども見るわけで、その場合の声の定位がしっかりするからです。


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 サブウーファー(重低音)は、250mmの大口径です。総合的な実用最大出力で450Wですし、音の厚みがあるJBLサウンドを再現できるでしょう。

 TVとの接続は、HDMIケーブル光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)の双方に対応します。こちらも、HDMIは3系統あるため、ハブ的に複数の機種の接続も可能です。また、下位機種同様にリモコン付属です。

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth対応です。ただし、引き続きSBCのみ対応となります。

 4Kパススルー機能は、こちらからは対応です。ただし、ハイレゾ音源の再生非対応です。

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 以上、JBLBAR 3.1の紹介でした。

 3.1chスピーカーということで、特に音声が定位しやすく、リビングに最も向いた機種です。ニュース番組や、ソロボーカルの音楽などが得意でしょう。

 パワーの面でも、合計450Wの総合出力と十分です。とくに、低音のバランスと安定性は、JBLのもともとの「売り」ですが、こちらも十分です。実際、TV用として同社の音の傾向は向くような気がします。

 また、JBLは、ムービー・ミュージック・ボイス・スポーツと4つの特別なサラウンドモードも選択可能なので、様々なコンテンツに汎用的に合うでしょう。

8・BOSEのサウンドバーの比較

 つづいて、米国のBOSEの製品を紹介します。

 高級オーディオメーカーとして日本でも「老舗」ですが、極端に情報開示が少ない会社なので、比較が難しいメーカーです。


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 24・Bose Solo 5 TV sound system
  ¥25,920 Amazon.co.jp (3/12執筆時)

チャンネル数:2.0ch
実用最大出力:非公開
TV接続:光音声・同軸
サブウーハ接続:内蔵式
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:
サイズ1:約700×54.8×86mm

 Solo 5は、BOSEの「定番」といってよいサウンドバーです。

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 サイズは、長さが70cmと、サブウーファーが内蔵されるサウンドバーとしては最も短くコンパクトです。

 (重低音を犠牲にしない)小型化は、同社の「得意ジャンル」ですので、優秀なサウンドバーながら、この価格で出せています。デザインも、BOSEっぽい、メタルなデザインで、やはり「格好いい」です。

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 スピーカー(中・高音)は、フロントに、ウーファーが2個配置された形式のシンプルな構成です。

 サブウーファー(重低音)は、付属せず、内蔵もされませんが、BOSEの場合、独自のバスレフ型構造と長いトンネル構造で、少ないユニットで驚くべき重低音を出します

 音質は、「Boseサウンド」とも形容される独特の「色づけ」がされたものですが、TV用のサウンドバーは、音楽用ステレオとことなり「聴き入る」ものではないこともあり、むしろ、BOSEのシステムが向いていると思います。

 TVとの接続は、HDMIケーブルに対応せず、光デジタル音声ケーブルと同軸ケーブルという仕様です。リモコン学習機能などは付属しませんので、電源は、TVとは別に消す必要があります。

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 スマホなどの音源再生は、Bluetoothのみ対応です。

 BOSEはSBCのみ対応です。先ほど書いたような「味付け」のせいか、Bluetoothでもさほど劣化してきこえないのが不思議です。ただ、もともと、高音・中音の「綺麗さ」に特長のあるメーカーではないからかもしれません。

 4Kパススルー機能は、非対応で、ハイレゾ音源の再生にも非対応です。

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 以上、BOSESolo 5の紹介でした。

 TVスピーカーとしては、4Kに対応せず、電源連動機能もない「使い勝手はさほど良くない機種」です。

 しかし、小型のサウンドバーで、外付けのウーファーが付属しないタイプとしては、低音を含めた臨場感、音の広がりを最も期待できるといえる商品です。「利便性度外視、音質重要視」で選ぶならば、この機種はとても良い製品です。


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 25・Bose SoundTouch 300 sounder
  ¥72,900 Amazon.co.jp (3/12執筆時)

チャンネル数:2.0ch
実用最大出力:非公開
TV接続:光音声・HDMI(入力1出力1)・USB
サブウーハ接続:内蔵式
ネットワーク:Bluetooth (SBC)・LAN
ハイレゾ音源::
4Kパススルー:対応
サイズ1:約978×57.8×108mm(据置時)
サイズ2:

  SoundTouch 300 sounderは、BOSEサウンドバーの上位機です。

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 サイズは、長さが97.8cmと、先ほどの機種よりも大きくなっていますが、サウンドバーとしては平均的なサイズでしょう。

 スピーカーは、フロントに、ウーファーが2個配置された形式は、下位機種を踏襲しています。

 ただ、それ以外にトゥイーターが1基装備され、中・高音の広がりを下位機種よりもサポートしています。独自のトンネル構造は、機種が長い分、さらに強化されており、スペックは非公開ながら、臨場感は相当です。

  

 サブウーファー(重低音)は、本体の音圧でもまかなえますが不十分と感じる場合は、Bose Acoustimass 300 bass module が販売されています。ただ、高額ですし、また、本体とは有線接続です。

 TVとの接続は、HDMIケーブルを利用します。

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth対応です。やはりSBCのみ対応ですが、先ほど書いたように、Bluetoothでもさほど劣化してきこえないです。

 4Kパススルー機能はこの機種は対応します。ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

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 以上、BOSESoundTouch 300の紹介でした。

 8万円前後の高級サウンドバーのなかでは、臨場感が高い機種です。サブウーファーなしでもかなり広がりを持った音が鳴りますので、「サウンドバー1本」で、スピーカーを完結させたい方には最も良い選択肢でしょう。

 4Kパススルー機能も付属し現代的な仕様ですし、ハイレゾ音源のような、中高音域の「きれい系の音」にこだわりがないならば、こちらがおすすめです。


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 【2018年】

 26・BOSE SOUNDBAR 500
  ¥71,280 Amazon.co.jp (3/12執筆時)

チャンネル数:2.0ch
実用最大出力:非公開
TV接続:光音声・HDMI(入力1出力1)・USB
サブウーハ接続:内蔵式
ネットワーク:Bluetooth (SBC)・Wi-Fi
ハイレゾ音源::
4Kパススルー:非対応(注:eARC)
サイズ1:約800×44.4×101.6mm(据置時)

  BOSE SOUNDBAR 500 は、2018年に新展開された新しいボーズのサウンドバーです。

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 サイズは、長さが101.5cmと、先ほどの機種よりも大きくなっています。ただ、写真のように常識的な範疇です。

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 スピーカーは、フロントに、3セットの楕円形のフルレンジスピーカーを配置する構造です。加えて、両脇に2個の楕円形のフルレンジスピーカーを配置し、総計5個のスピーカーが見られます。

 ボーズは、壁の跳ね返りなどを利用した立体音響に力を入れていますが風変わりなこの構成も、同社の音響哲学が反映されてます。下位機種に採用されるQuietPortテクノロジーも引き続き採用です。

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 BOSE BASS MODULE 500
  ¥50,760 Amazon.co.jp (3/12執筆時)

 サブウーファー(重低音)は、本体両脇後ろのQuietPortが優秀で、本体の音圧でもまかなえます。

 ただ、別売のウーファーを利用することも可能です。接続自体は、サウンドバー本体のBASSポートから、付属の3.5mのラインケーブルでつなげます。単なる3.5mmのステレオ音声ケーブルなので、別売品も利用可能です。

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 TVとの接続は、HDMIケーブル・光デジタルを利用します。

 4Kパススルー機能は、一方この機種は非対応です。2018年末発売の新製品の、しかも高級機での未対応はどうしてかと思いました。

 BOSEは、劣化した圧縮音源のアップコンバートに強く、さらに、そうした音源の再計算で、「自分流のサラウンド」にすることに、絶対的な自信があるメーカーです。5つの変則的なスピーカー配置の製品ですし、上図のようなつなげ方で問題ないのかもしれません。

 また、4Kテレビに最新の「eARC対応のHDMI端子」があれば、上図の方法でも、劣化せずマルチチャンネルデータが送れます。さらに、(BOSEの場合)旧規格のARCでも(音質に)問題ないと判断しているようです。

 結論的にいえば、BOSEの場合、4Kパススルーに関する問題点はクリアしていると言えます。同社の高級機を選ぶユーザーは(恐らく)テレビも高級だろうと、いう方向性かと思います。

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 スマホなどの音源再生は、Wi-FiとBluetoothです。Bluetoothは、やはりSBCのみ対応です。

 また、この機種は、前半記事でみたヤマハと同じでAmazonのAlexaに対応する機器です。したがって、音声入力で、音量の増減・電源の入切、ミュートなどの変更設定が可能です。

 ただ、ヤマハより高度です。

 なぜなら、EchoなどのAmazonのAlexaデバイスを購入せずとも、BOSEの本体にAlexa機能が内蔵されるからです。

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 つまり、BOSEの本体に搭載された8つのマイクで、アレクサを呼び出し、Wi-Fi経由で、音楽配信サービスを利用することも可能です。もちろん、天気や時間も訊けます。

 なお、対応する音楽配信サービスなど「Alexaに何ができるのか?」についての詳細は、【Amazon Alexa搭載スピーカーの比較記事】で紹介した情報をご覧ください。

 このほか、AppleのAirplay2にも対応予定です。

 ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

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 以上、BOSE SOUNDBAR 500の紹介でした。サウンドバーというには、多機能な機種です。

 ただ、最も重要な音質の部分での工夫も面白いので、2017年以降の高級4K液晶テレビ利用者で「eARC対応のHDMI端子」がある機種ならば、これでも良いかと思います。


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 【2018年】

 27・BOSE SOUNDBAR 700 【白】
 27・BOSE SOUNDBAR 700 【黒】
  ¥103,680 Amazon.co.jp (3/12執筆時)

チャンネル数:2.0ch
実用最大出力:非公開
TV接続:光音声・HDMI(入力1出力1)・USB
サブウーハ接続:内蔵式
ネットワーク:Bluetooth (SBC)・Wi-Fi
ハイレゾ音源::
4Kパススルー:非対応(注:eARC)
サイズ1:約978×57.2×108mm(据置時)

  BOSE SOUNDBAR 700 は、現状で最も高級なBOSEのサウンドバーです。

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 サイズは、長さが97.8cmと、下位機種より短いですが、太さは下位機種よりある製品です。

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 スピーカーは、下位機種と全く構成が異なります。

 まず、左右両脇の跳ね返り音用のスピーカーは採用しません。その代わり、中央に4基の楕円形のフルレンジスピーカーを配置します。さらに、中央部に挟まれるような形で、高音域をカバーするためのトゥイーターが1基という構成です。

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 真ん中に一基のトゥイーターというのも面白いですが、下位機種に採用されたQuietPortに加えて、本体両側などに配置されたBose PhaseGuideと呼ばれるサラウンド技術(管に開いた無数の孔から音を拡散させる)が採用されます。

 SOUNDBAR 500とは完全に異なる方式を採用しており、同社の「風呂敷の大きさ」を感じます。試聴する機会がありましたが、バーとは思えない立体感でした。

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 BOSE BASS MODULE 700
  ¥76,950 Amazon.co.jp (3/12執筆時)

 サブウーファー(重低音)は、任意での増設も可能です。

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 TVとの接続は、HDMIケーブル・光デジタルを利用します。

 4Kパススルー機能は、一方この機種は非対応です。

 スマホなどの音源再生は、Wi-FiとBluetoothです。

 このあたりの情報は、BOSE SOUNDBAR 500と同じですので、1つ上の説明をご参照ください。

 ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

 以上、BOSE SOUNDBAR 700の紹介でした。

 BOSE SOUNDBAR 500より、音圧も立体感も良い製品です。音の傾向が異なるので一概に比較できませんが、値段分の差はあります。ただ、負担使いのTV用のサウンドバーとして考えた場合、中音域(ニュースなどの人の声の音域)の聴きとりやすさでは、下位機種も負けていないです。

 逆に、音楽(音質)中心に利用したいならば、この機種でしょう。解像感と立体感は価格差分はありますので。

4・DENONのサウンドバーの比較

 最後に、日本のDENONの製品を紹介します。

 同社は、伝統的に「しっかりしたコシのある低音」が評価される老舗音響メーカーです。



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 【2018年】

 28・DENON DHT-S316
  ¥26,784 Amazon.co.jp (3/12執筆時)

チャンネル数:2.0ch
実用最大出力:非公開
TV接続:光音声・HDMI(出力1)・USB
サブウーハ接続:内蔵式
ネットワーク:Bluetooth (SBC)・Wi-Fi
ハイレゾ音源::
4Kパススルー:非対応
サイズ1:約900×54×83mm(据置時)

 DENON DHT-S316 は、2018年末に販売された、DENONでは唯一のサウンドバーです。

 先述のように、「膨らみのある低音」が売りで固定ファンがいるメーカーですから、同じ傾向を持つ、BOSEのSolo 5あたりが「価格的なライバル」でしょう。

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 サイズは、長さが90cmとなります。

 サイズ的には、リビング用の40インチ以上のテレビにふさわしい本格的なモデルと言えます。

 スピーカー(中・高音)は、ウーハーと、ツイーター独立した2ウェイ4スピーカーです。

 一方、音響メーカーのDENONは通常ユニットサイズを公開しますが、この機種だけは非公開です。理由は不明ですが、その理由については、注意するべき点ではあります。

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 サブウーファー(重低音)は、パナソニックなどと同じ「ワイヤレス」であり、設置性が良いです。

 ただ、ウーファーについても、最大出力が非開示です。 

 音質は、BOSE同様に、スペック値がほとんど公開されないため、耳で判断するしかない部分があります。

 そのため、試聴の限りですが、シネマ的な重低音については「デノン」らしく十分に出ています。

 そのうえで、ダイアログ・エンハンサーで人の声も明瞭にできるので、中音域が聴きにくい老齢の方もある程度は対応できます。

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 スマホなどの音源再生は、Bluetoothのみ対応で、SBCのみ対応です。

 4Kパススルー機能は、非対応で、ハイレゾ音源の再生にも非対応です。

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 以上、DENONDHT-S316の紹介でした。

 音質的には「デノン」らしい、豊かな重低音です。比較的格安で、しっかりした音を出す製品で、設計バランスは相変わらず良く感じました。

 同様の傾向を持つBOSEでは、この価格帯でサブウーファ付きを望めないため、2万円台で低音重視ならば、この機種でも良いと思います。

今回の結論
最新のTVに向いたサウンドバーのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、TV用のサウンドバーを比較しました。

 最後に、いつものように、今回紹介した全機種から目的別・予算別に「Atlasのおすすめ機種」を提案したいと思います。


 第1に、2万円台で購入できる入門機として、最もおすすめできる機種は、

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【2019年】

 13・ヤマハ YAS-108
  ¥20,957 Amazon.co.jp (3/12執筆時)

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:合計120W
TV接続:光音声・HDMI(入出力)
サブウーハ接続:内蔵式
ネットワーク:Bluetooth (AAC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:対応
サイズ1:約890×53×131(据置時)
サイズ2:約890×131×62(壁掛時)

 ヤマハYAS-107だと思います。

 デノンと迷いましたが、サブウーファーのない設置性の良さで低音が充実し、高音質である点、スペックをしっかり明示している点で、ヤマハを推します。

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 サウンドバーのスピーカーは、中・高音域については、2組のウーハーとトゥイーターからなる堅実な2WAY式の構成であり、サブウーファーも本体内蔵で、使い勝手が良いと思います。

 パナソニックなどのライバル機と比較しても、4Kパススルー機能とDTS Virtual:Xに対応し、汎用性の高いBluetoothのAACコーデックに対応するなど、総合的にこちらが優秀だと思います。

 YAMAHAはTVメーカーではありませんが、HDMI-CEC規格に対応するためTVと連動したON/OFFや音量のリモコン操作も可能ですので、使い勝手の部分でも、値段以上の快適性を得れると思います。


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 デザイン面でも、液晶の邪魔にならないサイズで、曲線も綺麗で、インテリア性もそれなりに高いと言えます。

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 19・JBL BAR STUDIO JBLBARSBLKJN
  ¥11,823 Amazon.co.jp (3/12執筆時)   

チャンネル数:2.0ch
実用最大出力:30W
TV接続:光音声・HDMI
サブウーハ接続:なし
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:
サイズ1:約614×58×86mm(据置時)

 一方、やや予算が厳しい場合は、JBLのBar Studioをおすすめします。

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 サブウーファーを搭載しないモデルですが、JBLは本体のウーハーのみで良質な低音を出せるため、この価格帯の製品としては、優れた音を出せています。

 長さも61.4cmなので、32インチ・40インチ前後のTVでも違和感なく置ける設置性も良い部分でしょう。

 もちろん、上で紹介したYAS-107など、2万円台の製品とは機能面で差がありますが、10万円以内のテレビのスピーカーと比較すれば、TVの音質の底上げ効果は非常に大きいです。


 第2に、3万円台で購入できるリビング向けの中級機として、最もおすすめできる機種は、

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 3・パナソニック SC-HTB690-K
  ¥34,633 Amazon.co.jp (3/12執筆時)

チャンネル数:3.1ch
実用最大出力:合計350W
TV接続:光音声・HDMI(入出力)
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth(SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:対応
サイズ1:約950×55×120mm(据置時)
サイズ2:約950×125.5×57.2mm (壁掛時)

 パナソニックのSC-HTB690でしょう。

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 TV用のサウンドバーとして考えた場合、映画などのほか、ニュースその他の「人の声が中心となる番組」を見る場合も想定しないと行けません。その場合、3.1chのサウンドバーとなるこちらは、中央にセンタースピーカーを搭載するため、特に、声が明瞭に聞こえます。

 サラウンドスピーカーとしても、チャンネル数が多いのは有利ですし、ウーファー出力も3万円代クラスでは強力な140Wです。こうした点で、便利に使えると思います。

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 4Kパススルー機能も搭載し、TVと連動したON/OFFや音量のリモコン操作も可能ですので、使い勝手の部分でも全く問題ありません。

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 24・Bose Solo 5 TV sound system
  ¥25,920 Amazon.co.jp (3/12執筆時)

チャンネル数:2.0ch
実用最大出力:非公開
TV接続:光音声・同軸
サブウーハ接続:内蔵式
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:
サイズ1:約700×54.8×86mm

 ただし、サブウーファーなしで、サウンドバー単体で完結させたいならば、BOSESolo 5が良いでしょう。

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 小型機種ですが、音質面では、このクラスでも「上位」と言える品質ですし、基本的にサウンド面で物足りないことはないと思います。

 電源の連動機能がないのは弱点ですが、その場合は、例えば、【多機能学習リモコンの比較】で紹介したような、学習リモコンを別に買うという手もあります。


 第3に、3万円台で購入できる「小型テレビ」におすすめの、ゲーム機向けの機種は、

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 【2019】

 2・パナソニック SC-HTB01
  ¥34,940 Amazon.co.jp (3/12執筆時)

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:80W
TV接続:光音声・HDMI(入出力)
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:対応
4Kパススルー:対応
サイズ:約430×52×130mm(据置時)

 パナソニックSC-HTB01でしょう。

 リビング用としては不向きですが、32インチ程度までの小型テレビの場合、これ以上に良い機種はないと思います。

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 小型テレビの場合、「近接視聴」となるため、リビング用のサウンドバーだと、設置性が悪いほか、音が拡がりすぎて違和感が生じます。

 その点で言えば、サイズは、長さが43cmであり、スピーカーの配置も、近接視聴用にしっかり開発されています。

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 また、各種ゲームに最適化されたサラウンド設定のほか、Dolby AtmosDTS:X、Virtual:Xなどのシネマサウンド規格に対応するため、2.1chスピーカーとしては、良好なサラウンド感も得られるでしょう。

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 スピーカーやパッシブラジエータの配置もこれまでにない斬新的なものですし、Atlasも試聴を超えて、長期で試したいと感じる製品です。


 第4に、5万円台で購入できる上位機で、音質にこだわる場合に最もおすすめできる機種は、

  201808191445.jpg

 23・JBL BAR 3.1
  ¥55,413 Amazon.co.jp (3/12執筆時)   

チャンネル数:3.1ch
実用最大出力:合計450W
TV接続:光音声・HDMI(入力1出力3)
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:対応
サイズ1:約1018×58×78mm(本体)
サイズ2:約305×440×7305mm(ウーハ)

 JBLBAR 3.1だと思います。

  201804211435.jpg

 サウンドバーの最大の魅力である臨場感は、このクラスでも飛び抜けた性能がある機種と言え、実際のスピーカーのパワーも相当強力です。50インチ以上の大画面の迫力に負けないクオリティを期待できるでしょう。

 また、こちらはセンタースピーカー搭載の3.1chですので、ニュース番組などの声が定位しやすく、聴きとりやすいというメリット性もあります。

 米国ブランドですが、リモコン学習機能を持ちますし、4Kパススルー機能も付属する機種ですので、短い期間で「陳腐化」していまう危険も少ないと思います。

 なにより、デザイン性が優れた機種ですので、リビングのインテリア性の向上も望めるでしょう。


 第5に、音質のほか、利便性も高いリビングルーム向き高級機を選ぶならば、

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 【2018年】

 26・BOSE SOUNDBAR 500
  ¥71,280 Amazon.co.jp (3/12執筆時)

チャンネル数:2.0ch
実用最大出力:非公開
TV接続:光音声・HDMI(入力1出力1)・USB
サブウーハ接続:内蔵式
ネットワーク:Bluetooth (SBC)・Wi-Fi
ハイレゾ音源::
4Kパススルー:非対応(注:eARC)
サイズ1:約800×44.4×101.6mm(据置時)

 リビングルームで、多人数が利用することを想定する場合最もオススメと言えるのは、BOSE SOUNDBAR 500 です。

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 利便性の面では、AmazonのAlexaに完全対応し、AIを呼び出せる点が評価できます。

 単にスピーカーの外部スピーカーとしてだけでなく、定額音楽配信サービスを利用しての音楽視聴のほか、天気予報その他、様々な用途で利用できます。

 何に利用できるか?については、【Amazon Alexa搭載スピーカーの比較記事】で紹介した情報が参考になるかと思います。

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 一方、音質面では、本体の中央に3基のほか、左右両側に2基のスピーカーを配置した、音響工学的にも相当珍しい製品です。

 サラウンド感(音の立体感)はかなり感じられます。一方、センタースピーカーがしっかりある構成なので、人の声は、音量にかかわらず聴きとりやすいです。この点は、上位機にも負けないでしょう。

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 【2018年】

 27・BOSE SOUNDBAR 700 【白】
 27・BOSE SOUNDBAR 700 【黒】
  ¥103,680 Amazon.co.jp (3/12執筆時)

 予算があれば、SOUNDBAR 700を選ぶのも良いでしょう。音楽番組や音楽配信サービス、映画のBGMなどについては、値段差を感じる質です。

 ただ、一般的には高すぎるので、費用対効果が高いのはむしろ500シリーズだと思います。そのため、そちらをイチオシとしました。


第6に、高級なハイエンド機から、最先端かつ最高品質のサウンドバーを選ぶ場合は、

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 12・SONY HT-ST5000
  ¥122,457 Amazon.co.jp (3/12執筆時)   

チャンネル数:7.1,2chドルビーアトモス・DTS:X
実用最大出力:合計800W
TV接続:光音声・HDMI(入力3出力1)USB
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (LDAC)/LAN 無線LAN
ハイレゾ音源;対応
4Kパススルー:対応 (4K/HDR10対応)  
サイズ1:約1130×64×133(据置時)

 SONY HT-ST5000がおすすめです。

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 音質面では、ハイレゾ音源に対応する点は、ソニーの場合高く評価できます。

 もちろん、ハイレゾ音源をお持ちの方は限られるでしょうが、こちらは、低解像度の音をハイレゾ相当までアップコンバートするDSEE HX技術が採用されるため、全体の音質の「底上げ」が可能です。

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 臨場感の面では、天井からの跳ね返りを利用する7.1.2chドルビーアトモス・DTS:Xは、最先端の技術で、採用例が他になく、非常に面白い技術だと感じます。対応するメディアは一部ですが、Dolby Surround」「Neural:X」で、2chや5.1ch 7chの音声でも、再計算により擬似的に再現できます。

 また、無線LAN/有線LANを装備するため、TVだけではなく、PCにおいてある音楽データや、【NASの比較】で紹介したようなネットワーク対応ハードディスクを利用し、家中のメディアを1カ所に貯めて再生するような使い方にも向きます。

 加えて、スマホや音楽プレーヤーからの再生能力も、SONYは抜群で、Bluetoothはハイレゾ対応のLDACに対応しますし、無線LAN/有線LANを経由すれば、便利なAirplayなども使えます。

 TVに完結しない使い方を考えるならば、この機種は魅力だと思います。

ーーー

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 18・パイオニア FS-EB70
  ¥66,800 Amazon.co.jp (3/12執筆時)   

チャンネル数:3.1.2chドルビーアトモス・DTS:X
実用最大出力:合計100W
TV接続:HDMI(入3出1)/光音声1
サブウーハ接続:Bluetooth(レシーバは有線)
ネットワーク:Bluetooth (AAC) LAN 無線LAN
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:対応
サイズ1:約950×53×80mm(スピーカー)
サイズ2:約445×69×302mm(AVレシーバ)

 ただし、予算が厳しい場合は、3.1.2chドルビーアトモス・DTS:Xはとはなりますが、パイオニアのこちらを選んでもよいでしょう。

ーーー

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 16・ヤマハ DSプロジェクタ YSP-2700
  ¥88,500 Amazon.co.jp (3/12執筆時)  

チャンネル数:7.1chリアルサラウンド
実用最大出力:合計107W
TV接続:光音声2・・HDMI(入力3出力1)
サブウーハ接続:内蔵式
ネットワーク:Bluetooth (AAC) LAN 無線LAN
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:対応
サイズ1:約944×70×154mm(据置時)

 一方、既存技術の延長線上で、優れた機種を選ぶならば、ヤマハのYSP-2700 でしょう。

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 壁の跳ね返りを利用する「デジタル・サウンド・プロジェクター」の上位機で、7.1chリアルサラウンドに対応するのは、このメーカーだけです。

 ただ、先ほど書いたように、ある程度「オーディオ専用部屋」でない場合は思ったほど効果は出ません。しかし、キッチリ設定したい場合、もっともサラウンド感があるのは、こちらだと思います。じっくり、オーディオに取り組みたい方にはおすすめできます。

補足:サウンドバー周辺機器について

 というわけで、今回の「モノマニア」は、サウンドバーの比較でした。

 なお、このブログモノマニアには、スピーカー関係の記事は以下の記事があります。

  201807091406.jpg

1・サウンドバーの比較
2・ホームシアターシステムの比較
3・AVアンプの比較
4・PC用スピーカーの比較
5・ミニコンポの比較
6・Bluetoothスピーカーの比較
7・ブックシェルフスピーカの比較  

 本格的なシアターシステムなどについては、これらの記事もよろしくお願いします。

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1・学習リモコンの比較記事
2・Amazon Echoの比較記事
3・スマートスピーカーの比較記事

 また、今回紹介したサウンドバーは、基本的に、TVリモコンと共有して音声操作が可能です。

 ただ、TV・ブルーレイその他とAV機器がたくさんある方は、この際、学習リモコンを導入して、操作系を共通化してしまうのもよいでしょう。最近は、スマホをリモコン化できるものもあります。詳しくは、1番の記事 

 さらに、リモコンではなく「電気を付けて!」など、声でも操作したい方は、AmazonやGoogleの音声入力端末を購入するだけで、簡単に可能です。詳しくは、上記の2番と3番の記事をご覧ください。

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 Amazon オプティカルケーブル 1.8m
  ¥538 Amazon.co.jp (3/12執筆時)
 Amazon HDMIケーブル 1.8m
  ¥554 Amazon.co.jp (3/12執筆時)

 なお、、今回紹介した各製品には、ケーブル類は基本未付属です。ネットで購入を検討されている方は、お忘れなく!非対応機を除いて、TVについては、HDMIケーブルで良いでしょう。

ーーー

 最後になりましたが、記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

 (今回は前半からの続きとなりますので、前半記事をご紹介いただけると、一層嬉しいです!)

 ではでは。

posted by Atlas at 12:18 | オーディオ製品

2019年02月27日

比較2019’ iPod touchとnano最新10製品のおすすめと選び方 :iPod shufflelも 32GB 64GB 128GB・値段の違いや新旧の比較【第5 第6 第7 第8世代】

【今回レビューする内容】2019年:第6世代 iPod touchや新型 第8世代iPod nano shuffle の価格・性能とおすすめ:アップルのアイポッドタッチ・アイポッドナノ・アイポッドシャッフル・機種の違いとランキング

今回のお題
最新のアップルのiPodの機種の違いとおすすめモデルはどれ?


 どもAtlasです。

 今日は、AppleのiPod touch(アイポッドタッチ)iPod nano(アイポッドナノ)iPod shufflelの選び方と、おすすめモデル について書きます。

 201809190659.jpg

 以下では、現行機種のほか、現在入手可能な機種を全てレビューします。

 その上で、最後にAtlasのオススメ機種について書いていきます。

1・現在のiPodの販売状況について

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 Appleは、2017年に音楽再生機器の大幅な整理を断行しました。

 その結果、小型端末のiPod nanoとiPod shufflelについては、「生産終了となりました。

 現在残っているのは「在庫限り」の最終モデルです。

 今回は、販売終了に伴う「代替手段」を含め、これらの機種についても詳しく紹介しています。

 201812221909.jpg

 一方、iOSが利用できる、大きめのiPod touchについては、今後も、辛うじて生産を続けるようです。

 後述するように、最近になって128GBの新モデルも展開しましたので、当分続ける心つもりはあるようです。


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ソニーのウォークマンの比較

 その点をふまえると、現状で一番お困りだろう方は、小型音楽プレーヤーとしてiPodを利用してきた方でしょう。

 こうした状況で、小型音楽プレーヤーの「オルタナティブ(代替案)」となるのは、 ソニーのウォークマンシリーズ です。

 ランニング・ウォーキング時に適した、「スマホより小型再生機器」から、ハイレゾに対応する「音質重視の機種」まで、大手では最も充実したラインナップがあり、新機種の開発にも熱心です。

 201710031531.jpg

 AppleのiOS標準のiTunesとの親和性という点でも、Atlasは、ソニーのウォークマンシリーズ を推しています。

 移行の仕方などについても、このブログの【おすすめウォークマンの比較記事】では詳しく書いています。

ーー

 201812221912.jpg

 とはいえ、iOSが使えるiPod Touchなどは、子どもへのプレゼントなども含めて、まだまだ需要はあるでしょう。

 また、iPod nanoとiPod shuffleにしても、電器店からは消えて久しいとは言え、「ネットには最終在庫がわずかに入手可能」です。

 そのため、「在庫が尽きる前に買ってしまう」のは手です。

1・iPodの比較(在庫限りの機種)

 まずはじめに、iPod Touch 以外のiPodを紹介します。

 これらはどれも、iOSが搭載されていない、純粋な音楽プレーヤーになります。


 201507170836.jpg

 【在庫限り】

 1・APPLE iPod shuffle 第6世代 [2GB]
  ¥14,800 楽天市場 (2/27執筆時)

 iPod shuffleは、iPodのなかでも最も安く、小型な音楽プレーヤーでした。

 バッテリーは、かなり保ちが良く、15時間の連続再生が可能でした。フル充電は3時間ほどです。

 本体サイズは、マッチ箱の半分のサイズです。

 記憶容量は、2GBのみ用意されていました。

 音楽データは、400曲ほど入ります。

 本体の重さは1、2.5グラムと無くしそうなくらい軽いです。

 201401041725.jpg

 液晶パネルは、非搭載です。

 液晶画面がないため、曲目は選べません。シャッフルして聞くか、曲順通りにきくかのみ選択する単純構造。


 201401041726.jpg

 ただ、この最終バージョンでは、ボイスオーバー機能(発声機能)が搭載されたので、曲名やプレイリストなどについて、イヤホンを通して伝えて貰えるようになりました。

 楽曲の管理は、WindowsMacのiTunesで行います。プレイリストや曲の順序などを設定できます。

 音源の転送もパソコンを通じて行います。

  specs_headphones_2x.jpg

 格安な機種ですが、アップル純正のイヤホンが付属します。

---

 以上、iPod shuffleの紹介でした。

 とても小型なiPod shuffleは、通勤時やジョギングなどの際に、邪魔にならないプレーヤーでした。

 在庫状況は、2017年の最終生産モデルが、「さほどプレミアが付かない価格」で、手に入る状況です。ただ、新品の在庫数はわずかで、Amazonにはありませんでした。


 201507170855.jpg

 【在庫限り】

 2・APPLE iPod nano 第7世代 [16GB]
  ¥32,607〜 楽天市場 (2/27執筆時)

 AppleのiPod nanoは、一時代を築いた同社の小型音楽プレーヤーでした。

 本体の重さは、31グラムと軽量なモデルです。

 記憶容量は、2017年の終売直前の第7世代モデルは、16GBが最終的に残りました。

 音楽デーは、1600曲ほど入ります。

 201507170857.jpg

 本体サイズは、縦が8センチ弱とiPod shuffleに較べると大きいです。

 ただ、胸のポケットでも余裕を持って収納できる携帯性が人気でした。

 バッテリーは、最終モデルは30時間再生可能で、充電時間は約3時間です。

 specs_external_buttons_2x.jpg

 液晶パネルは、2.5型の液晶画面です。

 図の各種ボタンが付属します。価格から想像つきますが、iOSは未搭載です。あらかじめインストールされている6つのアプリケーションが使えます。

 201401041739.jpg

 楽曲の管理は、液晶がある分、高度です。

 アルバム・アーティストごとなど整理が可能です。

 整理は、iTunesで行います。アルバムのアートワーク(ジャケット)もボタン1つで取得できます。操作は、画面がタッチパネルになっているので、指で動かします。

 201401041748.jpg

 面白い機能として、i活動量計としての機能が上げられます。

 この機種は、一日の歩数や消費カロリーなどが記録できます。Appleが説明するように、「ランニング中は、iPodやiPhoneが時間、距離、速度、消費カロリー」を音声で伝えてくれます。

 中間地点とゴール前での音声フィードバックのほか、走り終わってすぐにトレーニングの詳しい情報を確認することも」できます。「目標を決めない基本トレーニングはもちろん、時間、距離、カロリー目標を設定することも」できます。

 とくに別のアプリケーションや専用シューズなどは不要です。

 ネットワークは、はBluetoothが搭載されています。そのため、走り終わったらデータをiPhoneに自動的に転送できます。

 そのほか、動画をみることFMラジオを聞くこと、写真をみることも可能です。動画は、iTunesを通して管理します。

  specs_headphones_2x.jpg

 こちらも、アップル純正のイヤホンが付属します。

−−

 以上、iPod nanoの紹介でした。2017年の突然の終了が惜しまれる名機だったと思います。

 在庫状況は、新品は、相当なプレミアが付いており、やや手に入れにくい状況です。販売時価格より倍以上値上がりしています。

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 【SONY Sシリーズ】

 ・SONY NW-S315 [16GB]
   ¥14,760 Amazon.co.jp (2/27執筆時)

 そのため、「音楽プレーヤー」として、ほぼ同型同サイズの小型代替機を提案するとすれば、SONYSシリーズ44.3 x 94.6 x 9.9 mm )となります。

 音質については同等品で、重さも53gです。

 201809170924.jpg

1・ソニーのウォークマンの比較

 このブログでは、より、上位で、ハイレゾ音源に対応し、各種の音質向上技術を搭載する小型機Aシリーズ(55.9mm x 97.5mm x 10.9mm )を含めて、【おすすめウォークマンの比較記事】でしょうかいしています。

 iTunesとの連携方法も書いていますので、興味のある方はご覧ください。

  201804081800.jpg  

2・リストバンド型活動量計の比較   
3・ランニングウォッチの比較

 ただし、SONY製品は、iPod nanoと比べると、活動量計機能がない点が異なります。

 この点については、例えば、上記の記事で比較した、各種のリストバンド型製品を利用するなどの代替法が考えられます。

 201809131255.jpg

4・スマートウォッチの比較
5・Apple Watchの比較
6・Bluetoothイヤホンの比較

 一方、活動量計としての機能と、(スマホに依存しない)音楽プレーヤーとしての機能を「1つで兼ね備えたい」ならば、腕時計タイプの端末と、ワイヤレスなイヤホンを併用する手もあります。

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 Apple Watchが代表格でしょう。しかし、他社から安いモデルもでています。

 Apple Watchは(あまり知られませんが)、音楽を転送しておいて、(スマホ依存なしで)ワイヤレスイヤホンで利用することも可能です。

 上記の記事でも紹介しているので、よろしければ、後ほどご確認ください。

2・iPod touchの比較(現行機種)

 続いては、現状でもまだ生産が続く、iPod Touchの紹介です。


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 【32GB】【第6世代】【一部は欠品】

 3・iPod touch MKJ02J/A【ブラック】
 4・iPod touch MKHQ2J/A【ピンク】
 5・iPod touch MKHV2J/A【ブルー】
 6・iPod touch MKHT2J/A【ゴールド】  
 7・iPod touch MKHX2J/A【シルバー】

  ¥21,477〜 Amazon.co.jp (2/27執筆時)

 【128GB】【第6世代】【一部は欠品】

 8・iPod touch MKWK2J/A【ピンク】
 
9・iPod touch MKWM2J/A【ゴールド】
 
10・iPod touch MKWR2J/A 【シルバー】
 
11・iPod touch MKWU2J/A【ブラック】
 
12・iPod touch MKWP2J/A【ブルー】
  ¥33,462〜 Amazon.co.jp (2/27執筆時)

 iPod touchは、単なる音楽プレーヤーではなく、iPhoneと同じくiOSアプリが使えるスマートフォンライクな、音楽プレーヤーを越えた端末です。

 在庫状況は、執筆時現在、かなり不安定で、一部配色について、Amazonでも「売り切れ」でした。

 iPhone全盛でニーズが減って、流通量を絞っているためでしょう。

 201507170914.jpg

 【32GB】【第6世代】【取り寄せ】

 3・iPod touch MKJ02J/A 【ブラック】
 4・iPod touch MKHQ2J/A 【ピンク】
 5・iPod touch MKHV2J/A 【ブルー】
 6・iPod touch MKHT2J/A【ゴールド】  
 7・iPod touch MKHX2J/A 【シルバー】

  ¥21,477〜
楽天市場 (2/27執筆時)

 【128GB】【第6世代】【取り寄せ】

 8・iPod touch MKWK2J/A 【ピンク】
 
9・iPod touch MKWM2J/A 【ゴールド】
 
10・iPod touch MKWR2J/A  【シルバー】
 
11・iPod touch MKWU2J/A 【ブラック】
 
12・iPod touch MKWP2J/A 【ブルー】
  ¥33,756〜 楽天市場 (2/27執筆時)

 一方、楽天市場の場合は、現行品の128GBについては、「お取り寄せ」という形で全色注文できます。

 なお、Amazonは、2018年からアップルの正規ディーラーになり、Amazonが直接Apple製品を販売する形式になっています。そのかわりに、出品者(業者)がAmazonでApple製品を売れない状況になりました。

 こうした事情から、Amazonでは最近アップル製品が「在庫不安定」な場合が多くみられます。

 ただ、都度在庫状況は変わるので、念のため、Amazonもチェックすることをおすすめします。

 さて、本体の話に戻ります。

 201812221938.jpg

 最新世代は、第6世代です。

 背面と側面については、以上の5色(ブルー・イエロー・スペースグレイ・ピンク・ホワイト&シルバー)から選べます

 容量は、現在、Appleで生産が続いているのは、32GB128GBです。

 「お子さんへのプレゼント向け」価格のものと、「止められないコアユーザー向け」のサイズがそれぞれ生き残りました。

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 利用できるアプリは、iOS対応アプリ全般です。

 iPhone用のiTunesストアが使えますので、音楽や、iPhone用のゲームなどがダウンロード可能です。

 メールも見れますし、iMessageやLINEFacebook等のアプリも使えます。

 なお、LINEの認証登録については、(電話回線がない)のですが、Facebook経由で可能です。それ以外にも、自宅の固定電話に登録番号をコールして貰えるため、(固定)電話回線があれば問題ありません。

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 採用されるプロセッサーは、iPhone6と同じ世代の64bitのA8チップです。

 スマホで言えば、iPhone 6 Plusや、iPad mini 4と同じ世代なので、まだ当分「現役」として使えるでしょう。

 実際、この世代の革新は大きく、従来のiPodtouchの最大6倍、GPUは最大10倍でした。

 バッテリーの持ちは、音楽再生最大40時間、ビデオ再生最大8時間と、旧機種と同じレベルでしっかりあります。

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 液晶もiPhone6と同じ美しいRetinaグレードのディスプレイです。視認性は抜群です。

 形は、小型で、4インチディスプレイを搭載しますが、

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 本体の重さは、88gです。

 最近終売になった、iPhoneSEに比べても、厚みがかなり薄いのが特徴です。携帯性に優れており、(惜しくも販売が終わった)小型のiPhoneSEの代替として購入したい人もいそうです。

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 カメラは、iPhoneのように、背面に8メガピクセルiSightカメラが付属します。

 そのため、写真撮影も可能です。また、本体の表側に、ビデオチャットなどの際に自分を映す1.2メガピクセルのカメラも付属します。夜間撮影などに強い裏面照射型CMOS採用の性能の良いカメラです。

 充電は、iPhoneと同じくライトニング端子経由です。ケーブルと充電器は付属です。

 その他、性能に定評があるヘッドフォン(Apple EarPods)と、充電用のライトニングケーブルなどが付属品として添付されます。

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 201407061227.jpg  

 【在庫限りのサイズ】

 13・ iPod touch 16GB 第6世代
  ¥21,477 Amazon.co.jp (2/27執筆時)

 14・iPod touch 64GB 第6世代
  ¥21,427 Amazon.co.jp (2/27執筆時)

 なお、【在庫限り】で、第6世代で、容量が64GBと32GBのモデルが売られています。

 性能は同じですが、値段的にあまり変わらないので、現行の機種を選んだ方が良いと思います。

今回の結論
最新のアップルのiPodのおすすめモデルはこの機種!

 以上、今回は、現在購入できるiPodについて書きました。

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 恐らくですが、スマホの普及でシェアの拡大が見込めないため、今後の大々的な復活はないと思います。特に「終了」を宣言せずに、終わらせてしまったことは、個人的に残念です。

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 Appleは、近年、Beatsという音響メーカーを買収しているので、新しいタイプの機種(例えば、単体で完結するインイヤー型)などを出してくる可能性はあるでしょう。

 だた、現在は(時計を除けば)、そういった観測記事すらない状況です。

 そのため、とりあえず、現行の最新機種を確保して、開発を気長に待つのが良いでしょう。なお、ipod shuffleはある程度在庫がありますが、ipod naoはそろそろ尽きてきており、価格相場も値上がり気味なので注意してください。

 最後に、価格を見ながらおすすめ機種について書いていきたいと思います。


 第1に、お子さんへのプレゼント用として、オススメの格安モデルは、

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 【32GB】【第6世代】【一部は欠品】

 3・iPod touch MKJ02J/A【ブラック】
 4・iPod touch MKHQ2J/A【ピンク】
 5・iPod touch MKHV2J/A【ブルー】
 6・iPod touch MKHT2J/A【ゴールド】  
 7・iPod touch MKHX2J/A【シルバー】

  ¥21,477〜 Amazon.co.jp (2/27執筆時)

 【32GB】【第6世代】【取り寄せ】

 3・iPod touch MKJ02J/A 【ブラック】
 4・iPod touch MKHQ2J/A 【ピンク】
 5・iPod touch MKHV2J/A 【ブルー】
 6・iPod touch MKHT2J/A【ゴールド】  
 7・iPod touch MKHX2J/A 【シルバー】

  ¥21,477〜
楽天市場 (2/27執筆時)

 第6世代のiPod touchでしょう。

 価格は高いですが、電話としての機能がない点(SIMがさせない点)を除けば、スマホとほぼ同じことができます。

 現状で生産が続いているモデルですし、A8チップの採用で、性能的にもiPhone 6 Plusと同等クラスです。

 201809190729.jpg

 また、iPhoneSEより小型で、重さも88グラムですので、持ちはこびにはかなり有利です。

 なお、Atlasは、夜寝ながらスマホをいじる悪癖があるため、この軽量性はかなり魅力を感じており、一台保有しています。(寝ながらスマホをいじると手首や肩に負担がかかるため)。

 カメラも、裏面照射型CMOSとHDR機能採用で夜間撮影などに強く、手ぶれ補正機能もついている性能の良いカメラです。

   

 iPod touch 6 (5) 世代用 ガラスフィルム
  ¥598 Amazon.co.jp (2/27執筆時)

 なお、保護フィルムはこちらです。

  

  iPod touch 6 専用TPUケース
  ¥700 Amazon.co.jp (2/27執筆時)

 ケースは、好みで良いと思います。

 ただ、この端末は、バックパネルの色がカラフルであり、それを選ぶのがアイデンティティである製品なので、クリアタイプが良いかなと思います。


 第2に、iPhoneSEの代替用小型機として利用した方オススメのモデルは、

 201507170914.jpg

 【128GB】【第6世代】【一部は欠品】

 8・iPod touch MKWK2J/A【ピンク】
 
9・iPod touch MKWM2J/A【ゴールド】
 
10・iPod touch MKWR2J/A 【シルバー】
 
11・iPod touch MKWU2J/A【ブラック】
 
12・iPod touch MKWP2J/A【ブルー】
  ¥33,462〜 Amazon.co.jp (2/27執筆時)

 【128GB】【第6世代】【取り寄せ】

 8・iPod touch MKWK2J/A 【ピンク】
 
9・iPod touch MKWM2J/A 【ゴールド】
 
10・iPod touch MKWR2J/A  【シルバー】
 
11・iPod touch MKWU2J/A 【ブラック】
 
12・iPod touch MKWP2J/A 【ブルー】
  ¥33,756〜 楽天市場 (2/27執筆時)

 128GBiPod touchでしょう。

 2018年現在、中間サイズの64GBがなくなってしまったので、特に、音楽をたくさん入れて持ち歩くような用途を考えた場合、こちらが選択肢となります。

 ただ、多少高いので、容量を工夫して32GBで運用する方が良いかもしれません。


第3に、小型音楽端末として、通勤時・ジョギング時に利用したい場合は、

  201809171056.jpg

 【SONY Sシリーズ】

 ・SONY NW-S315 [16GB]
   ¥14,760 Amazon.co.jp (2/27執筆時)

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 【イヤホン型携帯音楽プレーヤー】

 ・SONY NW-WS414 [8GB]
   ¥15,980 Amazon.co.jp
(2/27執筆時)

 iPod nanoの代替としては、SONYのSシリーズが良いでしょう。

 通勤時ならば、こちらでしょう。

 iPod shuffleの代替手段としては、SONYのイヤホン内装型の音楽プレーヤーが適切でしょう。

 防水仕様なので、ジョギングにはもってこいです。

 予算があれば、途中で提案した、時計タイプを利用することも可能です。ただ、代替手段としてオススメするには、予算がかかりすぎの部分がありますから。

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1・ソニーのウォークマンの比較

 なお、いずれの機種についても、上記の比較記事で、性能面について詳しく紹介しています。

 よろしければ、引き続きご覧ください。

補足:音楽プレーヤー関連記事の紹介

 というわけで、今回は、iPodについて紹介しました。

 なおこのブログ「モノマニア」では、携帯音楽プレーヤー関連機器について、以下のような比較記事があります。

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アップルのiPod, iPod touchの比較
2・ソニーのウォークマンの比較

3・Bluetoothヘッドホンの比較
4・Bluetoothイヤホンの比較
5・完全ワイヤレスイヤホンの比較
6・ハイレゾヘッドホンの比較
7・ハイレゾイヤホンの比較
8・ノイキャンヘッドホンの比較

9・Beatsのヘッドホンの比較
10・ライトニング端子イヤホンの比較
11・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】

 例えば、iPhoneやMacでも問題なく利用できる、SONYのウォークマンについても書いています。

 SONYは携帯音楽プレーヤーの技術開発にまだかなり資金投資していて、ハイレゾに対応するなど技術水準は高いです。

 また、イヤホンなどについても各種記事を書いていますので、よろしければご覧ください。

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 最後になりましたが、今回の記事がお役に立ったようならば幸いです。Twitter Facebook はてなブックマークボタンなどから話題を共有していただければ嬉しいです。

 ではでは。

posted by Atlas at 15:21 | オーディオ製品

比較2019’ 新製品のウォークマン全21機の音質とおすすめ【SONY WM1 ZX W S Aシリーズ】ハイレゾ対応

【今回レビューする内容】 2019年 人気のSONYウォークマンの性能とおすすめ・選び方:ソニー「最強」の小型MP3音楽プレーヤー iPhone iTunesからの移行方法や機種の違いとランキング

【紹介する製品型番】Sシリーズ・NW-S313 NW-S315 NW-S313K NW-S315K Nシリーズ NW-A45HN NW-A46HN NW-A45 NW-A47 NW-A45/HIKY NW-A55HN NW-A56HN NW-A55 NW-A57 NW-A55WI ZXシリーズ NW-ZX300 B NW-ZX100 SM NW-WM1A NW-WM1Z N Wシリーズ NW-WS413 NW-WS413 NW-WS414NW-WS623 NW-WS625

今回のお題
新製品のソニーの最新ウォークマンのおすすめ機種はどれ?

 どもAtlasです。

 今回は、2019年2月現在、最新のソニーのウォークマンの比較です。

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 新しいA50シリーズを含めて、全機種をフォローします。

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 期間限定のコラボ商品(キングダムハーツ・ピーナッツ・落語三昧など)もしっかりフォローしました。

 以下では、いつものように、各機種を個別に紹介したあと、最後に「結論」として、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。

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1・ソニーのウォークマンの比較
2・ハイレゾイヤホンの比較
3・Bluetoothイヤホンの比較
4・Bluetoothヘッドホンの比較
5・ハイレゾヘッドホンの比較
6・ノイキャンヘッドホンの比較
7・iPod touchの比較
8・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】

 今回の記事は、このブログのオーディオ製品関連記事の第1回目の記事として書きました。

最新のウォークマンのラインナップ

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 最新ウォークマンは、液晶画面のある音楽プレーヤータイプとしてEシリーズ、Sシリーズ、Mシリーズ、A20シリーズ、ZXシリーズがラインナップされます。

 このほか、スポーツなど向けの液晶画面がないタイプとしてWシリーズもラインナップされます。

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 各シリーズは、「サイズ」が違うほか、ハイレゾ音源に対応するなど「音質面」で差があります。

 シリーズ間で音質の統一をはかるAppleのiPodとは「選び方が異なる」ので、注意が必要です。

 そのため、以下の比較記事では、「音質面」を特に重視してスペックを比較しました。

1・入門用ウォークマンの比較

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 はじめに、比較的「安い」入門用のシリーズを紹介します。

 なお、Appleの「iPod」と同じように、同じ「ウォークマン」という名前でも、シリーズによって機能が大きく異なりますので、順番に紹介します。

 なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


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 【2017年発売】

 【単体モデル】

 1・SONY NW-S313 [4GB]
   ¥11,111 Amazon.co.jp (2/27執筆時)
 2・SONY NW-S315 [16GB]
   ¥14,760 Amazon.co.jp (2/27執筆時)

 【スピーカー付】

 3・SONY NW-S313K [4GB]
   ¥13,756 Amazon.co.jp (2/27執筆時)
 4・SONY NW-S315K [16GB]
   ¥17,729 Amazon.co.jp (2/27執筆時)

重さ:53g
バッテリー:最大52時間
ノイキャン:対応可
ハイレゾ音源:非対応

 Sシリーズは、現状手に入るウォークマンのなかでは、最も安価なラインです。

 2017年に発売となったS300シリーズが最新機です。

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 こちらは、「オンガクを、手軽に楽しむ」をコンセプトにして、主に10代〜20代前半をターゲットにして売られている商品です。

 記憶容量は、4GBと16GBがあります。8GBの場合MP3で約1800曲ほど入る計算です。

 バッテリーは、52時間程度持ちます。使用状況にもよりますが、そう頻繁に充電する必要は無さそうです。

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 本体の重さは、53グラムと軽量なので、ポケットに入れて持ち運ぶことも可能でしょう。

 タッチパネルは未搭載ですが、視認性が良い1.77型のカラー液晶を搭載します。

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 音質に関わる技術は、上位機と比べると物足りないです。

 なぜなら、音の明瞭感を上げる「クリアフェーズ」機能や、圧縮音源の音質を高めるDSEEなどの音質向上機能が付属しないからです。さらにハイレゾ音源の再生にも未対応です。

 その点でいえば、33gの「軽量小型」である部分を除けば、スマホに対する音質面の優位性はないですね。

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 ヘッドフォンは、全機種とも有線イヤホンが付属します。音漏れしにくい密閉型(カナル型)です。

 こちらは、13.5mmの大きめのドライバーでを採用しており、音域が広く聴きやすい製品です。

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 無線ネットワークは、この機種の場合、Bluetoothを搭載します。

 そのため、「別売」ですが、Bluetoothヘッドフォン・スピーカーへの出力に対応できます。

 ただし、Bluetooth通信を使う場合はバッテリーは最大23時間までしか保ちません。また、SBCという低スペックの圧縮技術しか採用しません。音質が劣化するため、

 この用途ならば、上位のAシリーズが良いでしょう。

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 SONY MDR-NWNC33
  ¥4,082 Amazon.co.jp (2/27執筆時)

 ノイズキャンセリングは、搭載です。

 ただし、Sシリーズに付属するイヤホンはノイキャンに対応できないものです。そのため、対応させたい場合、「別売」となってしまうのは、この機種の「痛い」部分です。

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 スピーカーは、上位機のみ付属します。

 小型ですが、机やベッドサイドに置いて使うのには良いサイズです。セット開発品らしく、お買得な小型機としてはしっかりした音が出ます。

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 対応する音楽フォーマットは、MP3・WMA・AACなどスマホで一般的な圧縮音源は網羅します。

 しかし、、アップルロスレスなど、CDグレードの音質は非対応です。ただ、付属ソフトで自動的に圧縮して転送されるので、初心者のかたはこの部分に神経質になる必要はないでしょう。

 なお、FLACやリニアPCMなどのハイレゾ用フォーマットの再生もできますが、アンプ部分の性能の面で「音質はハイレゾ以下」です。

 音楽以外のメディアについては、FMラジオが搭載されます。

 その他、こちらは語学学習のサポート機能が充実します。

 再生する音のスピードを増減する「再生スピードコントロール」や、繰り返し練習に強い「A-Bリピート再生」などの語学学習に有用な機能が搭載されます。

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 以上、ウォークマンSシリーズの紹介でした。

 iPod nanoシリーズが「とうとう終焉を迎えた」今、小型の音楽プレーヤーとして貴重な選択肢です。

 音質面では、CD音質のロスレス方式に未対応な点や、ソニー独自の音質向上技術に対応しない点ノイズキャンセリング機能が別売な点が難点です。

 とはいえ、通勤時やジョギング時に利用する比較的小型の入門機としてはニーズがありそうです。

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 【Sシリーズ】【期間限定】

 PEANUTS LET’S CHEER! Collection
  ¥15,380〜 ソニーストア限定 (2/27執筆時)

 【Sシリーズ】【期間限定】

 Sシリーズ 「落語三昧200席」
  ¥39,880〜 ソニーストア限定 (2/27執筆時)

 なお、ピーナッツ(スヌーピー)と落語三昧の各コラボモデルは、ここまで紹介したSシリーズの「数量限定モデル」です。

 性能部分は、S300シリーズのスピーカー付属モデルと全く同じです。しかし、柄が選べる点と、英数字14字までの刻印が選べる点が、「スペシャル」です。

 落語三昧は、柄などは選べないものの、合計約100時間の演目を最初からインストールした状態で出荷されます。

 いずれも、期間限定なので、過去の例からも復刻はないと思います。


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 【有線イヤホン付属】

 5・SONY NW-A55HN     [16GB]
  ¥26,626 Amazon.co.jp (2/27執筆時)
 6・SONY NW-A56HN  [32GB]
  ¥31,814 Amazon.co.jp (2/27執筆時)

 【ワイヤレスイヤホン付属】

 7・SONY NW-A55WI  [16GB]
  ¥38,708 Amazon.o.jp (2/27執筆時)

 【イヤホン未付属】

 8・SONY NW-A55 [16GB]
  ¥20,538 Amazon.o.jp (2/27執筆時)
 9・SONY NW-A57   [64GB]
  ¥34,900 Amazon.co.jp (2/27執筆時)

重さ:99g
バッテリー:最大45時間
ノイキャン:対応
ハイレゾ音源:対応

 Aシリーズは「ハイレゾ音源」に対応するウォークマンとしては最も安い機種です。

 最近機種は2018年10月発売予定のA50シリーズとなります。イヤホンの付属・未付属で3バージョンあります。

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 「ハイレゾ音源」とは、CD音質を超える「新時代の音源」です。とくに、高音域の解像感は極めて高いです。

 すでに、SONYの【mora】やONKYOの【e-ONKYO】などで音源が売られています。

 iTunes Storeなどの対応はまだですが、状況を考えると、遠からず主流になっていくでしょう。新曲については、かなり対応しているので、Atlasは、この音質で収集します。

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 Samsung microSDXCカード 64GB
  ¥1,980 Amazon.co.jp (2/27執筆時)

 記憶容量は、16GB・32GB・64GBの3種類から選べます。

 ただし、Aシリーズは、MicroSDメモリーカードを挿入できるスロットがあります。ハイレゾ音源はサイズが大きいので、増設できるのは嬉しい部分です。こちらのカードは格安ですが、30mb/秒を越えるスピードを持つので、音切れなどの問題はないでしょう。

 容量部分の目安としては、16GBの場合MP3で約3600曲が、ロスレス音源でも約1600曲ほど、ハイレゾ音源でも一般的なFLACなら1430曲ほど入る計算です。

 バッテリーは、最大45時間程度保ちます。使用状況にもよりますが、十分です。

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 本体の重さは、98グラムです。

 Sシリーズより重いのは、この機種がタッチパネルを採用するからです。操作性は格段に良いですし、重さもスマホと較べれば軽量です。

 音質に関わる技術は、Aシリーズの場合次の2点がポイントです。

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 第1に、S-Master HXの搭載です。

 具体的な効果は「ノイズの軽減」です。

 このフルデジタルアンプは、Aシリーズからの搭載で、音の解像感・空気感がワンランク上です。とくに、ハイレゾ音源を聴くのに相応しい技術です。

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 第2に、DSEE HX技術の搭載です。

 具体的な効果は、「音質の向上」です。

 ソフト的な解析で、こちらは、CD音源・圧縮音源をハイレゾグ音質にアップスケーリングできます。つまり、ハイレゾ音源を持っていなくても、「ハイレゾ」を気軽に楽しめます。

 なお、DSEE HXは、AIを利用した音源別の解析ができるほか、MP3などの圧縮音源の音質も向上できる技術なので、総合的な音質向上が期待できます。

 その他、音の解像度を上げて、ボーカルと楽器などを識別できるように臨場感を上げる「クリアフェーズ」や「クリアオーディオプラス」機能も搭載です。

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 SONY IER-NW500N 
  ¥8,636 Amazon.co.jp (2/27執筆時)

 有線ヘッドフォンモデルは、単品でも購入できるSONYのIER-NW500Nが付属します。

 全レンジをカバーする9mmのドライバーを搭載し、フラットな音質が期待できます。

 また、こちらは、ノイズキャンセリングがハイレゾ音源にも対応という新機軸があります。そのほか、外音が聴き取れる状況でノイズキャンセリングが可能など、本機と連動した機能が多く、魅力的です。

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 SONY h.ear in 2 Wireless WI-H700
  ¥15,873 Amazon.co.jp (2/27執筆時)

 無線ヘッドフォンモデルは、首かけタイプのSONYの高級機、WI-H700が付属します。

 この機種については【Bluetoothイヤホンの比較記事】でもより詳しく紹介しましたが、新開発の小型高感度9mmドライバーの出来が良く、音質は相当良いです。

 スペック的にハイレゾ音源の再生にも対応します。ただし、ノイキャンには未対応です。また、 Bluetooth通信を使う場合、本機のバッテリーは最大13時間までとなります。

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 無線ネットワークは、Bluetoothを搭載します。

 また、下位機種と比較する場合、次の2つの意味で「対応」する点で上位です。

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 第1に、Bluetoothヘッドホンなどを利用するために「Bluetooth送信」に対応します。

 こちらの場合、転送時の圧縮規格は、低音質なSBCだけでなく、ハイレゾ音源でも音質が劣化せず、音も遅延しないLDACをサポートします。そのため、無線でも音質は良い機種です。

 ただし、ヘッドホン側もLDAC規格に対応する必要があります。別に選んで買いたい方は、【Bluetoothイヤホンの比較記事】でフォローしています。

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 第2に、スマホやPCに保存した音楽を再生するための「Bluetooth受信」に対応します。

 スマホ自体でも音楽は再生できるため「意味ない」ように思えますが、先ほど紹介したS-Master HXやDSEE HXでの音質向上が可能なので、お手軽な「携帯アンプ」として利用できるでしょう。

 とくに、Spotifyなど「聴き放題」系のアプリを利用している方には意味がありそうです。

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 ノイズキャンセリングは、この機種も搭載です。

 ただし、付属のイヤホンのほか、ノイズキャンセリング機能が利用できるヘッドホン・イヤホンである必要があります。対応する別売ヘッドホンについては、この記事の最後で紹介リンクを提示します。

 なお、他ブランドのノイズキャンセリングヘッドホンを利用する場合に比べて、コード付きながら電源不要なのが、純正品を買う場合のメリット性です。

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 対応する音楽フォーマットは、MP3・WMA・AACなど一般的な圧縮音源は網羅します。

 ロスレス圧縮も、アップルのロスレスを含めて完全に網羅します。ハイレゾも、FLAC以外に、DSDも11.2MHzまで対応というのは、ハイアマチュアにも嬉しい部分です。

 音楽以外のメディアについては、FMラジオが搭載されます。

 機能面では、下位機種と同じく、各種の語学学習機能に対応しています。

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 以上、Aシリーズの紹介でした。

 結論的にいえば、Sシリーズとは、音質面ではあ明らかに「格が違う」音質です。

 Atlasが思うに「音の善し悪し」は個人個人の好みです。だから他人が客観的にレビューできるものではないです。ただし、音質の補完は、機械的な処理として、源ソースを耳が疲れない音質に改善する効果は期待できると思います。

 いずれにしても、ハイレゾ音源を再生可能な小型プレーヤーを探している方には最適なシリーズでしょう。

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 【Aシリーズ】【限定数】

 『KINGDOM HEARTS III』Edition NW-A55/KH3
  ¥28,880〜 ソニーストア限定 (2/27執筆時)

 なお、キングダムハーツコラボモデルは、16GBNW-A55の塗装などを変更したモデルとなります。

 性能はしたがって、通常のAシリーズと同じです。ただしオマケで「OP・EDソング」がハイレゾでプリインストールされています。そのほか、専用刻印が本体になされていますね。

 なお、ソニーのヘッドホン(h.ear on 2 Mini WirelessWH-H800)も同デザインで手に入ります(24800円)。なお、このヘッドホンの原型モデルの詳細については、【ワイヤレスBluetoothヘッドホンの比較記事】で詳しく書いています。

 詳しくは、そちらをご確認ください。

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 【2017年10月発売】

 【ヘッドホン付属】

 10・SONY NW-A45HN    [16GB]
 11・SONY NW-A46HN [32GB]
   ¥21,863〜 Amazon.co.jp (2/27執筆時)

 【ヘッドホン未付属】

 12・SONY NW-A45 [16GB]
 13・SONY NW-A47   [64GB]
   ¥18,500〜 Amazon.co.jp (2/27執筆時)

 一方、Aシリーズ(通常版)には、2017年10月発売の旧製品のA40シリーズもまだ在庫があり、併売中です。

 音質に関わる部分では、アルミの削り出しのシャーシをが不採用です。

 ハード的な振動対策は音楽専用機としては重要で、音質は新機種に負けるでしょう。

 ソフト的にも、DSEE HXが旧バージョンで、人工知能による音源別の解析に未対応です。

 そのほか、Bluetoothの受信機能がないため、スマホに保存した音源やSpotifyなどの再生に対応できない機種です。

 これらの点でいえば、今年のバージョンアップは「メジャーアップグレード」ですから、予算に都合がつけば、新機種が良いでしょう。

2・高性能なウォークマンの紹介

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 続いて、5万円を超えるZXシリーズなどのハイアマチュア向けのウォークマンを紹介します。

 ZXシリーズは、音質をとことんまで極めた「最強・最高峰のハイレゾ対応ウォークマン」として、2014年ごろに大ブームとなり、品切れが続出しました。

 当時は10万円オーバーの高級機で、一般ユーザーが手が出しにくかったので、2015年から比較的価格が安いZXの下位モデルが登場しました。


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 【2017年10月発売】

 14・SONY NW-ZX300 B 【黒】[64GB]
  ¥60,158 Amazon.co.jp (2/27執筆時)

重さ:157g
バッテリー:最大30時間
ノイキャン:非対応
ハイレゾ音源:対応

 ZX300は、高品質なZXシリーズの「入門機」という扱いです。最新モデルは、2017年10月に発売のZX300シリーズです。

 本体色は、シルバーとブラックです。

 記憶容量は、64GBとなります。この容量ならば、ハイレゾ音源で1300曲ほど入る計算です。マイクロSDXCカードスロットもあるので、足りない場合は増設も可能でしょう。

 バッテリーは、最大30時間まで再生可能です。


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 本体の重さは、157グラムです。

 スマホ並みの重量があるのは、この機種が、3.1型タッチパネルを採用するからです。操作性は格段に良いですし、重さもスマホと較べれば軽量です。

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 音質に関わる技術は、やはりこの機種の「売り」です。

 高性能オーディオのように、大型コンデンサーを採用するなど電源周りをとくに強化することで、中低音域の音質を大幅に改善しています。

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 ただし、高級オーディオにはよくあることですが、数値的にそれを証明する手段は少ないです。

 しかし、音周りの部分は非常に丁寧に作られている製品です。試聴した限りでは、従来の上位機と同様の傾向の音質で、ハイレゾ音源の解像感を表現できるほど実力がありました。

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 本体はアルミの削りだしで、とても精巧かつ丁寧に作られており、デザイン性が極めて高いです。

 堅牢な本体は不要な振動などもカットできるため音質アップの効果もあります。リアは、メッキを施したステンレス銅板が採用されます。

 記憶容量は、128GB搭載のため、MP3の場合20000曲です。

 ただし、ファイルサイズの大きなハイレゾは400曲ほどです。もちろん、microSDカードスロットが搭載されるので、対応するカードを購入すれば、より多くの音楽ファイルを持ち運べます。

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 ・ソニー ヘッドホン MDR-1AM2 B
  ¥22,242 Amazon.co.jp (2/27執筆時)

 ・ソニー イヤホン XBA-N3BP
  ¥34,069 Amazon.co.jp
(2/27執筆時)

 ヘッドフォンは、この機種は「別売」です。

 なお、ZXシリーズからは、一般的なステレオケーブルだけでなく、バランスケーブルによる接続に対応します。バランス接続は、ステレオ感がより得やすい方式で音質がアップします。

 バランス接続は、従来から存在した形式ですがが、メーカーごとコネクタサイズが異なりました。しかし、近年「直径4.4mm」という業界規格ができました。例えば、上記の2機種は、バランス対応製品です。

 いずれにしても、高音質化を目指したいライト層も広まりそうです。先行的に投資するのは「あり」でしょう。

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 無線ネットワークは、Bluetoothを搭載します。

 もちろん、ハイレゾグレードでも音質が劣化しないLDACをサポートするため、無線でも音質は良いです。Bluetooth通信を使う場合、本機のバッテリーは最大28時間までとなります。

 ただし、A50シリーズと違い、Bluetoothの受信機能はありません。

 ノイズキャンセリングはは非対応です。対応したい場合は、ヘッドホン側で対応する必要があります。

 対応する音楽フォーマットは、圧縮・ロスレス・ハイレゾを含めてほぼ完全に対応します。DSDについても、11.2MHzまで対応となります。

 音楽以外のメディアについては、ラジオなどは未付属です。音質の劣化につながる要素は排除されます。語学学習用の機能などもありませんね。

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 以上、ソニーのZX300の紹介でした。

 優れた機種だと思いますが、価格的に購入層を選ぶ機種ですね。ただ、音質面では保証できるため予算があれば「贅沢」するのもありでしょう。


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 【2016年発売】

 16・SONY NW-WM1A B[128GB]
   ¥109,586 Amazon.co.jp (2/27執筆時)

重さ:267g
バッテリー:最大33時間
ノイキャン:非対応
ハイレゾ音源:対応

  NW-WM1Aは、WMシリーズに属する高級機です。このシリーズはSONYでは最も高品質なシリーズになります。

 本体色は、ブラック1色のみです。液晶は4.0型と小型スマホ並みで、タッチパネルも採用です。

 記憶容量は、128GBのみとなります。

 この容量ならば、ハイレゾ音源で2600曲ほど入る計算です。マイクロSDXCカードスロットもあるので、容量的には問題ありません。

 バッテリーは、33時間と多少短いです。これは、高音質化の「代償」という部分と、4.0インチの液晶をタッチパネル式にしたためだと思います。

 本体の重さは、267gと重量感があります。。

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 音質に関わる技術は、やはりこの機種の「売り」です。

 こちらは、新型のアルミの削り出しであるハイブリッドシャーシが採用されます。

 とくに銅板の部分に金メッキを施し、不要なノイズを発生させないような仕組みがとられます。内部にも、無酸素銅プレート、リアにもルソン系銅合金を採用します。

 本体素材の高品質化は、高級オーディオでは「常道」の方法です。電源供給を安定化させ、低音再生における鮮明さ、高音域のクリアさが向上します。

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 その他、新型の高分子コンデンサーを採用するなど、電源ライン・信号回路・内部クロックなどを高レベルで最適化しています。これが作用して、高音から低音まで解像感がより強調されます。

 主観的な話にはなりますが、音質の点で聞き比べた場合、ZX100に比べると全体的にクリアになった印象です。ハイレゾらしい解像感が高い音に加えて、ノイズが少なく、クセがない素直な音を聞きたい場合、ZX300よりも上位ということになるでしょう。

 ただ、この価格帯の商品は、明示的な音質の差が下位機種よりも付きにくい、ひいて言えば、その違いは評論家レベルでないと「音質の違い」を言葉として表現できない「魔術」のレベルです。そういった点では、新機種の登場で価格が下がったNW-ZX100 は、性能が高く、お買得でしょう。

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 ヘッドフォンは、この機種は「別売」です。高級オーディオでは当然でしょう。なお、下位機種で説明したような、直径4.4mのバランス出力にも対応します。

 無線ネットワークは、Bluetoothを搭載します。ハイレでも音質が劣化しないLDACをサポートします。

 ノイズキャンセリングは、こちらは非対応です。このグレードは音質重視なので、むしろ無用でしょう。

 対応する音楽フォーマットは、下位機種同様です。FLAC・リニアPCMと、11.2896MHzまでのDSDです。

 音楽以外のメディアについては、ラジオなど音質の劣化につながる要素は排除されます。

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 以上、NW-WM1Aの紹介でした。

 3年ぶりの「フルモデルチェンジ」で、新機能が網羅されている魅力的な製品です。価格の面で一般向けではないとはいえ、ハイアマチュア向け製品としては、価格もこなれており、導入しやすいでしょう。


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 【2016年発売】

 17・SONY NW-WM1Z N[256GB]
   ¥289,700 Amazon.co.jp
(2/27執筆時)

重さ:455g
バッテリー:最大33時間
ノイキャン:非対応
ハイレゾ音源:対応

  NW-WM1Zは、2016年度登場のソニーのフラッグシップ機です。

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 驚くべき価格になっているのは、主に、本体全体に無酸素銅を作った贅沢な筐体を採用しているからです。ケーブルの線材も変わっていますが、価格はやはりこの本体部分が主な理由です。

 その他の部分は、内蔵メモリーが256GBに増えた程度の違いしかありません。また、銅は重いので、重さは455gと持ちはこびに難がある重さになっています。

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 以上、NW-WM1Zの紹介でした。「美術品」とも言える技巧を使い、音質は間違いなく良いでしょうが、この価格だと導入できる人は限られるでしょう。そこが最大のネックですね。

3・スポーツ用ウォークマン

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 さて、ここからは、液晶画面が内蔵されないタイプのウォークマンについて紹介です。

 主にランニングやスイミングの際に使うことを想定したモデルです。

 なお、このタイプは、ここまでの製品とは用途が異なるため、比較基準を多少変えての紹介とします。


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 【2016年発売】

 18・SONY NW-WS413 [4GB] 【下位機】
   ¥10,234 Amazon.co.jp (2/27執筆時) 
 19・SONY NW-WS414 [8GB] 【上位機】
   ¥15,980 Amazon.co.jp (2/27執筆時)

重さ:132g
バッテリー:最大8時間
ノイキャン:非対応
ハイレゾ音源:非対応

 こちらは、Wシリーズの入門モデルになります。上位機種下位機種がありますが、いずれも32グラムと軽量なモデルです。

 防水性能は、両者共に、2メートルまでの防水機能があり、スイミングの際にも利用できます。そのほか、対寒・耐熱性能もあるため、冬も含めスポーツシーンにはもってこいの耐久性です。

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 Wシリーズは、液晶画面がありません。そのため、目でアルバム名や曲目を探すことはできません。

 パソコン上で、アルバムかプレイリストを作っておいて、順に再生していくのが基本的な使い方です。ただし、イヤフォンのボタン操作で、曲単位の他、アルバムやリスト単位のスキップには対応します。

 その他、4秒ほどずつザッピング再生し、聴きたい曲を耳で探す機能もあります。ただ、基本は聴きたい曲だけ入れておき、順番に聞いていくか、ランダム再生で聞くという使い方でしょう。

 記憶容量は、この機種の場合さほど要らないでしょうが、4GBの最下位モデルでも990曲が入るスペックがあります。

 バッテリーも、8時間あり通勤や運動時には十分な量です。

 また、充電が早いのも特徴で、90分で満充電できるほか、3分間の充電でも60分間利用できるようになっています。充電を忘れていた場合などに便利そうです。

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 イヤフォンはクビにかけるタイプになります。

 また、3段階の外音取り込みモードを選択した場合、周囲の音が聞きやすくなります。1人でのジョギングの際の安全性、チームジョギングでの話などに対応できます。

--

 以上、Wシリーズの紹介でした。

 ランニングなどの際に、再生機器を持ち歩きたくないユーザーにオススメの製品です。小型再生機という点では、AppleのiPod shuffleが廃盤となったので、その買い換えにも良さそうです。



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 【2017年発売】

 20・SONY NW-WS623 [4GB] 【下位機】
   ¥11,692 Amazon.co.jp (2/27執筆時)

 21・SONY NW-WS625 [16GB] 【上位機】
   ¥15,845 Amazon.co.jp (2/27執筆時)

重さ:132g
バッテリー:最大8時間
ノイキャン:非対応
ハイレゾ音源:非対応

 これらは、Wシリーズの高品質モデル(Bluetooth搭載モデル)です。先ほど見た入門用よりも多少高額です。

 2モデルありますが、NW-WS623については、黒の他、黄色と青色のモデルもあります。

 記憶容量は、NW-WS623については4GBと入門機と同じですが、NW-WS625については、16GBと大きめのメモリーを搭載します。

 ネットワークは、いずれの機種もブルトゥース無線が搭載されており、スマホ(iPhone/Android)とリンクが可能です。

 つまり、音楽プレーヤーとしてだけではなく、スマホ用のワイヤレスイヤホンとしても使えます。この部分が、先ほどの入門機とこれらの2機種との最も大きな違いです。

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 Bluetooth搭載は考え方によっては便利です。

 例えばジョギングの際に、ラップタイムなどを音声で教えてくれるスマホのランニングアプリを使ったり、ラディコなどのインターネットラジオを聞くにも便利です。

 そのほか、内蔵マイクがイヤホンに入っているためハンズフリー電話にも対応します。

 バッテリーは、ブルトゥースの場合はバッテリー消費が早く、利用する場合は4時間までとなります。利用しない場合、8時間あり通勤や運動時には十分な量です。


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 音質に関係する技術も優れます。

 Wシリーズの下位機種は、液晶付きのウォークマンが持つような音質向上技術が搭載されませんでした。

 しかし、こちらは、音の解像度を上げ、ボーカルと楽器などを識別できるように臨場感を上げる「クリアフェーズ」機能が搭載されます。

 また、イヤーピースもハイブリッドシリコンを使った製品なので、この部分でも音質の向上が期待できます。

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 防水性能は、2機種で異なります。

 下位機種のNW-WS623については、防水性は2mあるものの、耐寒性・耐熱性の保証がありません。

 一方、NW-WS625については、2mの防水・耐寒・防塵性能に加えて、塩水(海水)にも対応する機種となります。

 外音取り込み機能は、上位機種のNW-WS625のみ搭載になります。リモコンも、上位機種のみの搭載です。トレーニングなどの際に曲をスキップさせたいならば、こちらを選ぶのも良いでしょう。

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 以上、NW-WS623NW-WS625の紹介でした。

 単独プレーヤーとしてだけではなく、スマホなどとリンクさせて、利用する場合に便利な製品です。運動時のりようには「もってこい」でしょう。

4・iTunesからの曲データの移動方法

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 つづいて、「iPod」からの「難民」のための補足説明です。

 既報のように、Appleのミニサイズのipodが生産終了となりました。そのため、「代替機」として、ウォークマンを使いたいAppleファンは多いと思います。

 そういった方は、おそらく、スマホはiPhoneユーザーという方が多く、「iTunesは引き続き利用したい」と考えているでしょう。

 ウォークマンは、iTunesを使ったままでもさほど面倒なく使うことができます。なぜなら、パソコンからの楽曲の転送が容易だからです。

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 最も手軽な転送方法は、ウォークマンをパソコンにつなげて、iTunesのライブラリーから移したい曲やアルバムをドラック&ドロップするだけです。

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 さらに便利な方法は、ソニーが用意する専用ソフトを利用することです。

 第1に、Macユーザーは、Content Transfer for Mac という無料ソフトがあります。

 第2に、Windowsユーザーは、Music Center for PC という無料ソフトがあります。

 これらの方法だと、完全に自動でメディアのフォルダ分けが可能です。プレイリストなども転送可できます。

 さらに言えば、このソフトでiTunesで購入した楽曲も転送可能です。

 なぜなら、iTunesは現在的にはDRMフリーだからです。ただし、かなり昔にダウンロードした曲(ファイル拡張子が.M4p)については転送制限があり不可能です。ファイル名が(.M4a)で終わっていれば大丈夫です。これは、AACという形式の圧縮ファイルなので、ウォークマンでも再生可能です。

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 アルバムアートは、ただし、上記の方法の場合、アルバムアートのインポートができません。

 Windowsユーザーは、この場合は、MediaGo という、itunesに似たSONY純正の無料管理ソフトに一度音楽を登録してから、アルバムアートを再取得するのが最も楽でしょう。楽曲は、iTunesから楽曲やアルバムを選択してドロップすれば、簡単に登録できます。

 Macユーザーは、やや困難です。なぜなら、MediaGoはWindows専用アプリだからです。

 ネットでは色々な方法が提案されています。しかし、【Mac仮想化ソフトの比較記事】で紹介したような「Mac上でWindowsを動かすソフト」を導入し、WindowsのiTunesに一旦迂回させた上で、MediaGoで処理するのが、一番効率的でしょう。

今回の結論
ソニーの最新ウォークマンのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回はソニーの最新のウォークマンについて書きました。す。

 最後にいつものように、価格別・目的別に、Atlasのおすすめ機種を提案したいと思います。  


 第1に、通勤などの際の手軽な音楽プレーヤーとしておすすめなのは、

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 【2017年発売】

 【単体モデル】

 1・SONY NW-S313 [4GB]
   ¥11,111 Amazon.co.jp (2/27執筆時)
 2・SONY NW-S315 [16GB]
   ¥14,760 Amazon.co.jp (2/27執筆時)

重さ:53g
バッテリー:最大52時間
ノイキャン:対応可
ハイレゾ音源:非対応

 音質   ★★★★☆
 携帯性  ★★★★★★
 総合評価 ★★★★★

 ウォークマンのSシリーズだと思います。

 容量的には、16GBモデルが値下がりしてきておりオススメです。

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 53gというとても軽量な小型音楽プレーヤですが、カラー液晶を搭載します。

 使い勝手の部分でも、バッテリーの持続時間も十分で、入れられる楽曲も多いです。

 音質面では、率直に言って、上位のAシリーズとは差があります。

 しかし、お聴きになる音源がMP3やAACの圧縮音源がメインならば、さほど差は感じないと思います。

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 SONY MDR-NWNC33
  ¥4,082 Amazon.co.jp (2/27執筆時)

 ただし、標準添付のヘッドホンは、ノイズキャンセリング非対応です。

 通勤通学時にお使いの場合は、「追加購入」すると良いでしょう。


 第2に、音質を重要視して、1ランク上のウォークマンを選びたい方は、

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 【有線イヤホン付属】

 5・SONY NW-A55HN     [16GB]
  ¥26,626 Amazon.co.jp (2/27執筆時)
 6・SONY NW-A56HN  [32GB]
  ¥31,814 Amazon.co.jp (2/27執筆時)

 【ワイヤレスイヤホン付属】

 7・SONY NW-A55WI  [16GB]
  ¥38,708 Amazon.o.jp (2/27執筆時)

 【イヤホン未付属】

 8・SONY NW-A55 [16GB]
  ¥20,538 Amazon.o.jp (2/27執筆時)
 9・SONY NW-A57   [64GB]
  ¥34,900 Amazon.co.jp (2/27執筆時)

重さ:99g
バッテリー:最大45時間
ノイキャン:対応
ハイレゾ音源:対応

 音質   ★★★★★★
 携帯性  ★★★★★
 総合評価 ★★★★★★

 ハイレゾ音源に対応する、A50シリーズが良いでしょう。

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 ハイレゾ音源は最近増えており、iTunes(Apple Music)なども近い将来の対応の噂が絶えません。

 また、ハイレゾ音源でなくても、優れたアップコンバート技術で、CD音質の音源などをハイレゾに近づけることができるため、より「耳に優しく」聴ける点で優れます。

 液晶も大きめで見やすいですが、99gと軽量・小型のため持ちはこびの苦にはなりません。

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 イヤホンセットは、ワイヤレス式有線式が選べます。

 ただ、先述のように、ワイヤレス式はノイキャン非対応のほか、利用中はスマホからのBluetooth受信の併用はできない点に注意です。

 もちろん、好きなイヤホンを選びたい方などは【イヤホン未付属】で良いでしょう。

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 Samsung microSDXCカード 64GB
  ¥1,980 Amazon.co.jp (2/27執筆時)

 なお、A50シリーズは、マイクロSDカードに対応します。

 microSDカードは、Amazonなどでかなり安く手に入ります。MicroSDカードの転送速度などについては、【MicroSDカードの比較記事】の記事で詳しく書きました。

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 純正ソフトケース CKS-NWA40
  ¥2,160 Amazon.co.jp (2/27執筆時)

 純正シリコンケース CKM-NWA50
  ¥1,600 Amazon.co.jp (2/27執筆時)

 A50シリーズ 液晶保護シート
  ¥1,031 Amazon.co.jp
(2/27執筆時)

 なお、ソフトケース保護シートなどはA40シリーズは、こちらのものが対応します。


 第3に、音質に最大限こだわった性能の高いウォークマンが欲しい方は、

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 【2017年10月発売】

 14・SONY NW-ZX300 B 【黒】[64GB]
  ¥60,518 Amazon.co.jp (2/27執筆時)

重さ:157g
バッテリー:最大30時間
ノイキャン:非対応
ハイレゾ音源:対応

 音質   ★★★★★★★★
 携帯性  ★★★★☆
 総合評価 ★★★★★★★

 ZX400が良いと思います。

 音質面では、こだわりが随所に見られ、下位機種と明示的に音質の違いが分かるります。

 高級機は、新製品の登場サイクルが長いので、出たばかりのこちらは「しばらくは陳腐化しない」点でもお勧めできます。

 いずれにしても、高級機種を買ったという満足感は高いでしょう。

 記憶容量は、ヘビーユーザーにとっては、64GBとやや少ないです。

 しかし、マイクロSDカードの増設にも対応するため、不安はないでしょう。

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 また、こちらは通常のヘッドホンでも利用できますが、バランス接続も対応できます。

1・ハイレゾイヤホンの比較
2・ハイレゾヘッドホンの比較

 対応機は、上のリンク記事で紹介しています。

 まださほど数はありませんが、よろしければご覧ください。

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 純正レザーケース CKL-NWZX300
  ¥4,276 Amazon.co.jp (2/27執筆時)

 専用保護シート PRF-NWZX300
  ¥1,075 Amazon.co.jp
(2/27執筆時)

 なお、純正のレザーケースや、保護シートはこちらのものが対応します。


 第4に、スポーツやスイミングなどに使う小型ウォークマンが欲しい方は、

 201809171037.jpg 

 21・SONY NW-WS625 [16GB]
   ¥15,845 Amazon.co.jp (2/27執筆時)

重さ:132g
バッテリー:最大8時間
ノイキャン:非対応
ハイレゾ音源:非対応

 音質   ★★★★☆
 携帯性  ★★★★★★
 総合評価 ★★★★★

 Wシリーズの上位機種が良いでしょう。同じ首掛けタイプの下位機種と比べて音質の向上が見られます。

 そのほか、スマホと連動が取れるのは便利だと思います。また、手元で操作できるリモコンが付けられるため、スキップが容易にできるのも魅力です。

 淡水と海水の耐水性があるため、スイミングや海水浴でも使えます。

補足:ウォークマンの周辺機器

 201809171038.jpg

 というわけで、今回は、ソニーのウォークマンの紹介でした。

 最後におまけです。 

1・ハイレゾヘッドホンの比較
2・ハイレゾイヤホンの比較

 ここまで書いてきたように、ウォークマンの場合「ハイレゾ対応」というのは大きな「売り」です。

  201805231027.jpg

 そのため、もし、ハイレゾ音源をより高音質で聞きたい場合は、ソニーから純正品を含めたヘッドホンやスピーカー製品が多く販売 されています。

 上で詳しく比較してありますので、本体と同時にお探しならば、ぜひご検討ください。

3・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】

 なお、3番の記事は、「多すぎて選び方が分からない」傾向のあるこれらの商品を、Atlas流に「まとめ」ています。

 そのため、こちらからお読みいただくのも良いかと思います。

 201809041535.jpg

4・PC用スピーカーの比較
5・ハイレゾ対応ミニコンポの比較
6・プリメインアンプの比較
7・Bluetoothスピーカーの比較
8・スマートスピーカーの比較
9・音楽用ICレコーダーの比較

 そのほか、ウォークマンと連携できる据え置きスピーカーなどについても比較しています。

 あわせてよろしくお願いします。

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 最後になりますが、今回の記事がお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。ではでは。

posted by Atlas at 14:16 | オーディオ製品

2019年02月04日

比較2019'【極上】本格ホームシアタースピーカー39機のおすすめと選び方:5.1chシアターシステムセット (1)

【今回レビューする内容2019年 主要4社の5.1chホームシアターシステム・ホームシアター用スピーカーセットの性能とおすすめ・選び方:ONKYO・DENON・YAMAHA・パイオニア・SONY:5.1ch 7.1ch 7.2ch 3.1.2ch対応:ドルビーアトモス対応 10万円以下の予算で組む単品コンポーネント構成のシアターセット

【比較する製品型番パイオニア S-HS100 pioneer Theater Black SP-FS52 ヤマハ NS-PA41 NS-P41 ONKYO D-109X Series BASE-V60(B) D-109XE D-109XC D-109XM SL-T300(B) SKH-410(B) D-309X Series D-309XE D309XC D-309XM SL-D501(B) YAMAHA THEATER SOUND 483 5.1ch NS-F210(B) NS-C210(B) NS-B210(B) NS-SW210(B) THEATER SOUND 583 5.1ch NS-F350(B) NS-P350(B) NS-SW300(B) DENON 17シリーズ SC-T17 SC-C17 SC-A17 DSW-37-K 37シリーズ SC-T37 SC-C37 SC-A37 DSW-37-MS CSシリーズ SS-CS3 SS-CS8 SS-CS5 SA-CS9

今回のお題
ホームシアター用スピーカーセットのおすすめはどの機種?

 どもAtlasです。

 今日は、2019年2月現在、最新のホームシアター用のスピーカーセットを比較します。

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 最初からスピーカー5本とサブウーファーがセット販売されてる格安製品は、ほぼ全機種網羅しました。

 その上で、ONKYO・DENON・YAMAHA・SONY単品コンポーネントの推奨セットについても、総額10万円前後のグレードまでフォローしています。

 加えて、最近人気のバータイプを合わせて、全35製品を紹介しました。

 以下の記事では、いつものように、各商品を個別に紹介した後、最後にAtlasのおすすめ機種を提案する形式で書いていきます。

--

1・AVアンプの比較
2・サウンドバーの比較
3・小型スピーカーの比較
4・シアター用スピーカーの比較
5・ミニコンポの比較
6・プリメインアンプの比較
7・ブルーレイプレーヤーの比較
8・ブルーレイレコーダーの比較
9・液晶テレビの比較
10・家庭用プロジェクターの比較

 なお、今回の記事は、このブログのオーディオ機器比較シリーズの4回目記事として書きました。

1・シアターシステムの選び方の基本!

1・シアタースピーカー(12機)
2・サウンドバー(27機)

 今回は、総計で35機をフォローします。

 そのため、シアター構築の「入門者」の方に向けて、ホームシアターで利用するスピーカーの基本的な区別について、あらかじめ紹介しておきます。

1・本格的シアター用スピーカー

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 第1に、本格的な「ホームシアター用スピーカー」です。

 一般的に、「ホームシアター入門キット」としてデンキヤで売られているのは、「スピーカー6本」を基本とするこの種のスピーカーセットです。2.1ch・5.1ch・7.2chまで網羅します。

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 この場合、スピーカーにはアンプが内蔵されないため、TVだけでは使えません

 【おすすめAVアンプの比較記事】で紹介したようなアンプを介して利用する必要があります。

2・バーチャルサラウンドスピーカー

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 第2に、「バーチャルサラウンドスピーカー」です。

 基本的にテレビの下か横のみにスピーカーを配置し、後方などは、「バーチャルに音場を再現」する仕組みです。

 このタイプは、アンプ内蔵で、アンプなしでTVから直付けできます。加えて、後方へのスピーカー配線が不要なので「部屋の美観は良い」です。

 決して「本格的ではない」ですが、最近各社が技術競争を繰り広げた結果、「音質はびっくりするほどパワーアップ」しました。

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 なお、こうした製品も、本格的な製品はありますが、システムが異なるので記事を分けました。

 恐れ入りますが、「後方に配線したくない方」「アンプを別に買いたくない方」は、次回記事となる、【おすすめサウンドバーの比較記事】のほうをご覧ください。

ーー

 というわけで、「アンプを内蔵しない本格派タイプ」の紹介をはじめます。

1・各社のホームシアターセットの比較

 はじめに、各社が発売しているホームシアターセットについて紹介します。

 なお、以前は、多くのメーカーが発売していましたが、最近は、【サウンドバー】の流行で、こうした、アンプを内蔵しないセット商品は、一部オーディオメーカーが少数販売しているだけになりました。



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 【2018年12月再入荷予定】

 1・パイオニア S-HS100
  ¥30,651 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:7.7cm(フルレンジ)
センター:7.7cm
サラウンド: 7.7cm
サブウーファー:160W 

 S-HS100は、ONKYOが「パイオニア」ブランドでだしている、シアター入門者向けのスピーカーシステムです。

 チャンネル数は、5.1chとなります。

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 センタースピーカー・フロントスピーカーとサラウンドスピーカーは、いずれも7.7cmのフルレンジスピーカーユニットです。また、センタースピーカー以外は、全て同じサイズのスピーカーになります。

 なお、センタースピーカーはTVの下に、フロントスピーカーは左右に、サラウンドスピーカーは部屋の後部左右に配置するスピーカーです。

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 2・パイオニア S-21W
  ¥15,310 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 サブウーファーは、パイオニアから単体でも発売されているこちらがセットされます。

 こちらは、16cmコーンを採用し、実用最大出力は160Wとなります。

 サイズは、幅91×高さ408×奥行き344 mmです。

 スピーカーケーブルは、4mが3本と10mが2本付属します。ウーファーと接続するRCAケーブルも3m付属です。そのため、買ってすぐにつなげることができるでしょう。

--

 以上、パイオニアS-HS100の紹介でした。

 格安のセット構成のスピーカーとしては、スピーカーの口径とウーハーの出力が高い点で、実力はあります。

 ウーハーの出力も強めですし、小型というサイズ感を感じさせない実力を持つでしょう。ただし、あくまで「2万円台」で組むならば、良い構成でしょう。


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 【2019年4月入荷予定】

 2・YAMAHA NS-PA41
  ¥36,860 楽天市場 (2/4執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:7cm×2+2.5cm(2WAY式)
センター:7cm
サラウンド: 7cm
サブウーファー:50W 

 ヤマハNS-PA41は、ヤマハが2018年に発売したエントリークラスのスピーカーシステムです。

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 チャンネル数は、写真のように5.1chとなります。

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 フロントスピーカーは、細長いトールボーイ型を採用します。

 高音域を担当する2.5cmのトゥイーターと、中高音域を担当する7cmのウーファーとに分かれる、本格的な2WAY式です。

 とくにウーファーは、2つのユニットを搭載するため、2WAY3スピーカーシステムです。本体の細さに比してある程度パワフルに稼働がします。

 再生周波数帯域は、低音域方向が67Hz、高音域方向が30kHzです。

 レンジはさほど広くなく、この部分は「値段なり」の部分はありそうです。ハイレゾにも対応しません。なお、音量を-30dBと絞れば、100kHzまで対応とされます。こちらは他社にはみられない独特の表記法です。

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 センタースピーカー・サラウンドスピーカーは、いずれも7cmのフルレンジスピーカーユニットです。

 テレビのセリフ聞き取りに重要なセンタースピーカーは密閉型構造ですが、試聴では、聞き取りやすい音質でした。

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 ・ヤマハ NS-SW050
  ¥15,400 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 サブウーファーは、単品でも販売があるNS-SW050を付属させています。

 こちらは、20cmコーンを採用し、出力は50W(5Ω)となります。

 数値的にさほどパワーはないですが、A-YSTU方式をとるため、ユニットサイズに比して低音は出ています。

 いずれにしても、他のスピーカーとのバランスを考えると最良でしょう。

 サイズは、幅291×高さ292×奥行き341mmです。

 スピーカーケーブルは、24.5m付属します。ウーファーと接続するRCAケーブルも5m付属です。

--

 以上、ヤマハNS-PA41の紹介でした。

 人気機種の後継機で、シアター用として根強い人気のある機種です。セット販売の低価格機は、「スピーカーとしての主張がない」ものが多いですが、凝った作りのフロントスピーカーは、購買力をそそるでしょう。

 入門用としてとても良い製品です。

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 3・YAMAHA NS-P41
  ¥24,181 楽天市場 (2/4執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:7cm(フルレンジ)
センター:7cm
サラウンド: 7cm
サブウーファー:30W 

 なお、上記の製品の「廉価版」として、NS-P41という製品もあります。

 こちらについては、フロントスピーカーが、小型(7cmウーファー)のフルレンジスピーカーです。また、それに応じて、サブウーファーも30Wと、実力を落としています。

 これらの点から言って、あまりオススメできない構成と言えます。


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 【並行輸入品】

 4・Logitech Z906 5.1ch サラウンドスピーカー
  ¥50,000 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:フルレンジ
センター:
サラウンド:
サブウーファー:165W 

 LogitechZ906 は、日本では「ロジクール」で知られるPC周辺機器メーカーが海外限定で発売している機種です。日本でも並行輸入品が手に入ります。

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 チャンネル数は、本格的な5.1chとなります。

 センタースピーカー・フロントスピーカー・サラウンドスピーカーは、ユニットサイズは非公開ながら、ヤマハ同様のフルレンジスピーカーです。

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 一方、この機種は(例外的に)アンプが同梱されます。そのため、別に買わなくても良い機種です。能力的には、トータル500Wの出力なので、日本で単品で買えば、2万円ほどの製品です。

 音声入力は、同軸×1・光端子×2・RCA×1という構成です。

 再生周波数帯域は、「非公開」です、米国中心に展開するメーカーは、このあたりには無頓着ですが、音は良いです。

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 サブウーファーは、一方で実用最大出力が165Wです。パワーは期待できそうです。サイズは、幅293×高さ291×奥行き319mmですから、ヤマハと同じほどです。

 スピーカーケーブルは、6本分が付属です。

---

 以上、LogitechZ906の紹介でした。

 アンプ部の価格が1万円、輸入送料を5000円と見込む場合、日本でスピーカーのみを買う場合は、ヤマハのNS-P40B同クラスです。

 ウーハーの強さは魅力で、実際の所、低音の重圧感は定評のあるユニット構成です。ただし、アメリカと日本では、コンセントは同じながら多少電圧が異なる点、並行輸入品として保証が得られない点で、リスクはあるため、初心者は、手を出すべきではないでしょう。

2・オンキョーのシアターシステム

 つづいて、メーカーが推奨する「単品スピーカーの5.1chセット」の構成について、紹介していきます。

 はじめに、オンキヨーのシアターシステムです。


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 5・ONKYO D-109X Series 

 【フロントスピーカー 2本組】

 5・ONKYO D-109XE
  ¥28,008 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 5・ONKYO D-109XC
  ¥9,807 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 【サラウンドスピーカー 2本組】

 5・ONKYO D-109XM
  ¥7,127 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 【サブウーファー 】

 5・ONKYO SL-T300(B)
  ¥19,130 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 5・ONKYO SL-A251(B)
  ¥19,332 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:8cm×2+2.0cm(2WAY式)
センター:8cm×2+2cm
サラウンド:8cm+ 2cm
サブウーファー:95W 

 ONKYOD-109X Seriesは、同社の推奨するシアター用スピーカー構成では最も安いといえる構成です。

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 とはいえ、5.1chを構成するとして総額で7万円ほどになりますので「爆安」ではありません。


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 フロントスピーカーは、一番お金を掛けるべき部分ですが、かなり良いものを採用します。

 細長い「トールボーイ」タイプのスピーカーです。同社ではお馴染みのハイブリッド繊維N-OMFを採用した8cmのコーン型スピーカーを2機、2cmのバランスドーム型トゥイーターを1機搭載する、2ウェイ方式バスレフ型のユニットです。

 再生周波数帯域は、55Hz〜80kHzですので、低音も高音もそれなりに出ます。とくに、高音部は、ハイレゾ基準を超えており優秀です。

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 センタースピーカー・サラウンドスピーカーも、フロントスピーカーと同じサイズのユニットを装備し、方式も2ウェイ方式バスレフ型となります。

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 サブウーファーは、推奨構成での選択肢は2つです。

 横型な、SL-T300(B)は、実用最大出力95Wです。サイズは、幅435×高さ144×奥行き377mmです。

 タテ型な、SL-A251(B)は、実用最大出力75Wです。サイズは、幅255×高さ399×奥行き443mmです。

 おすすめはタテ型で、こちらは、他のスピーカーと同じ、ハイブリッド繊維N-OMF素材20cmのスピーカーを採用します。個人的には、システムを組む場合は、素材を揃えたほうが良いと考えていますので。

 スピーカーケーブルは、それぞれの単品ごとに付属します。サラウンドスピーカーは8Mもありますし、音質うんぬんを言わないならば、買い増さなくても即つながります。サブウーファー用の3mのピンケーブルも付属です。

---

 以上、D-109X Seriesの紹介でした。このレベルのユニットをそろえると、オーディオとしての音に高い期待が持てます。また、本体にも高級感がでてくるため、部屋のインテリア性を考えても、このグレードは「おすすめ」と言えます。

 また、全てのスピーカーユニットのサイズが統一的なシステムは割と珍しく、端正な音が聴けた一つの要因かなと思っています。

ーーー

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 5・ONKYO AS-85H スピーカースタンド
  ¥13,290 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 なお、サラウンドスピーカーにスタンドを付ける場合は、上記が純正です。

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 5・ONKYOイネーブルドスピーカー SKH-410(B)
  ¥7,014 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 また、前回【AVアンプの比較記事】で紹介した、「天井からの音のデータ」を反映できる、新しいドルビーアトモス規格の映像ソフトに対応するため、上記のスピーカーを選んでも良いでしょう。

 こちらは、小型スピーカーであり、フロントスピーカーの上に設置します。この場合は、サラウンドスピーカーを買わず、3.1.2chという構成にするのがおすすめでしょうか。

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 5・ONKYO シネマパッケージ 2.1ch BASE-V60(B)
  ¥36,980 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 なお、ONKYOD-109X Seriesですが、アンプがセットになったBASE-V60(B)という2.1chセットが出ています。

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 付属するアンプは、【AVアンプの比較記事】で紹介した、ONKYOのTX-L50です。

 Wi-Fiを搭載するネットワーク対応型としては、最も安い入門機であり、3万円台の売価です。

 その上で、先ほど紹介した、サラウンドスピーカ(D-109XM)2本を、フロントスピーカーとして使っています。それに、オリジナルの80Wのサブウーファーが1本付属します。

 価格的には、単品で全て購入するよりもだいぶ安いので、コスパ重視ならば、このセットで選ぶのも良いでしょう。


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 6・ONKYO D-309X Series 

 【フロントスピーカー 1本】

 6・ONKYO D-309XE
  ¥24,637 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 6・ONKYO D309XC
  ¥15,215 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 【サラウンドスピーカー 1本】

 6・ONKYO D-309XM
  ¥13,134 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 【サブウーファー 】

 6・ONKYO SL-D501(B)
  ¥28,020 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:10cm×2+3.0cm(2WAY式)
センター:10cm×2+3.0cm
サラウンド:10cm+3.0cm
サブウーファー:100W 

 ONKYOD-309X Seriesは、オンキヨーの推奨するシアター用スピーカー構成では2番目に安い構成です。

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 本体色は、黒系統のほか、茶系統も選べます。

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 価格は、こちらの場合、スピーカー構成数が多いので、5.1chだと12万円前後の予算でそろえる場合におすすめの構成となります。

 なお、フロントスピーカーとサラウンドスピーカーが、下位機種の場合とは異なり「ペア2本組み販売ではない」点には注意しましょう。

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 フロントスピーカーは、写真で見ると同じに見えますが、グレードが異なります。

 ユニットは、ハイブリッド繊維N-OMFを採用した10cmのコーン型スピーカーを2機、3cmのリング型トゥイーターを1機搭載する、2ウェイ方式バスレフ型のユニットです。

 リングツィーターも、オンキヨーの「十八番」であり、このクラスからの採用です。その他、真鍮にメッキを施したプラグを使うなど、「オーディオグレードな」配慮が多くあります。

 再生周波数帯域は、65Hz〜80kHzです。

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 センタースピーカー・サラウンドスピーカーも、やはり同様の構成とし、バランスをとっています。

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 サブウーファーは、実用最大出力100Wです。サイズは、幅285×高さ476×奥行き447mmで、基本的に縦置きするタイプです。

 スピーカーケーブルは、こちらも、それぞれの単品ごとに付属します。サブウーファー用の3mのピンケーブルも付属です。

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 以上、D-309X Seriesの紹介でした。

 オーディオはどれでもそうですが、上位機種になるほど「値段は倍々ゲーム」のように上がります。正直、上位機になるほど、部材費の上昇率に比例せず、あきらかに「プレミア価格」の度合いが増します

 Atlas自身も、オーディオについては「身の丈に確実に合わないスピーカー」を使っているので、人のことは言えませんが、下位機種との価格差ほどの音の差は(多分)さほどはありません


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 【2019年】

 6・pioneer Theater Black シリーズ

 【フロントスピーカー 1本】

 6・パイオニア SP-FS52
  ¥25,404 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 6・パイオニア SP-C22
  ¥21,480 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 【サラウンドスピーカー 2本】

 6・パイオニア SP-BS22-LR
  ¥28,459 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 【サブウーファー 】

 6・パイオニア S-52W
  ¥48,968 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:13cm×3+2.5cm(2WAY式)
センター:10cm×2+2.5cm
サラウンド:10cm+2.5cm
サブウーファー:150W 

 pioneer Theater Black シリーズは、オンキヨーが「パイオニア」ブランドで売っている製品です。

 ONKYOは、ピュアナチュラル志向の日本向けの音作りですが、パイオニアは、米国仕上げの、迫力重視のスピーカーです。

 とくに、このシリーズは、著名なスピーカーデザイナーであるAndrew Jonesがかかわったユニットで構成した、上位モデルとして話題です。

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 価格は、フルセットで15万円で、今回紹介するシステムでも「金食い虫」な構成です。ただ、設計思想が明確ですから、結構売れると思います。

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 フロントスピーカーは、1本ずつ購入する形態です。

 ユニットは、ハイブリッド繊維の高剛性振動板を採用した13cmのコーン型スピーカーを3機と、2.5cmのソフトドーム型トゥイーターを1機搭載します。

 2ウェイ4スピーカーという構成は、「音圧重視」の米国的設計だと思います。価格は異なりますが、この部分で優れるDENONのシステム(後述)より、パワーを感じます。

 一方、音量を重視せず音楽を楽しむという視点では、国内仕様の上位機に及ばず、あくまで、「ハリウッド的」シアターを構築する場合に向きます。

 再生周波数帯域は、40Hz〜20kHzです。

 この部分にも傾向が現れ、充実した低音を重視した構成です。独特のウーファー構造もあり、低音の抜けも良いです。

 センタースピーカー・サラウンドスピーカーは、基本同様の構成とし、バランスをとっています。

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 サブウーファーは、推奨構成の製品を購入する場合、実用最大出力150Wです。口径20cmで、クラスDアンプを搭載します。

 サイズは、幅360×高さ382×奥行き402mmで、基本的に縦置きするタイプです。

 スピーカーケーブルは、未付属です。

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 7・パイオニア・SP-T22A-LR
  ¥31,370 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 一方、パイオニア/オンキヨーは、ドルビーアトモスに力を入れるため、こちらも、イネーブルドスピーカーの販売があります。

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 以上、pioneer Theater Black シリーズの紹介でした。

 音圧重視で考える場合、後ほど紹介するデノンかこちらがオススメです。発売時期の関係で価格的に高い部分を除けば、文句を言いたい部分はないです。

 ただし、クラシックなどの「音楽」や、ニュースや紀行番組をふくむ一般的なテレビ番組に向く機種ではないです。ただ、「映画」を映画館のサウンドで再生させたいという場合、10万円台のホームシアターシステムでは、実力は申し分ないでしょう。

 その場合、ある程度音量が必要と言えるため、リビングは、防音がしっかりした環境のほうが良いでしょう。

3・ヤマハのシアターシステム

 つづいて、ヤマハのシアターシステムを紹介します。


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 8・YAMAHA THEATER SOUND 483

 【フロントスピーカー 1本】

 8・ヤマハ NS-F210(B)
  ¥7,107 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 8・ヤマハ NS-C210(B)
  ¥2,846 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 【サラウンドスピーカー 1本】

 8・ヤマハ NS-B210(B)
  ¥2,954 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 【サブウーファー 】【SW210は廃盤】

 8・ヤマハ YST-SW200(B)【130W】
  ¥21,820 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:8cm×2+2.2cm(2WAY式)
センター:10cm×2+3.0cm
サラウンド:8cm
サブウーファー:130W 

 YAMAHATHEATER SOUND 483 5.1ch は、ヤマハのロングセラーシアター用サラウンドシステムです。

 なお、サブウーファーは、セット構成だとSW210ですが、後継機が出ており、そちらのが安くて性能が上なので、アレンジしています。

 単品コンポーネントにもかかわらず、5.1chだと、5万円以下の予算で組めるので、本格的な割に経済的と言えるでしょう。

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 フロントスピーカーは、「2本組」として考えても、オンキヨーの下位機よりも安いです。

 ユニットは、8cmのコーン型スピーカーを2機、2.2cmのバランスドーム型トゥイーターを1機搭載する、2ウェイ方式バスレフ型のユニットです。

 ONKYOの入門用のD-109X Seriesほぼ同じグレードと言えます。音質の面では、ONKYOと異なり、アルミコーンウーファーを利用します。

 アルミコーンは(昔使っていたので)思い入れがありますが、音のスピード感でるので非常に好みです。クラシックコンサートを含む楽器演奏とは相性が良いと思います。

 再生周波数帯域は、50Hz〜45kHzで、一応、ハイレゾ基準を超える性能となります。

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 センタースピーカー・サラウンドスピーカーは、やはりアルミコーンが採用です。

 なお、サラウンドスピーカーについては、方式を揃えておらず、2ウェイ方式ではなく、8cmのコーン型スピーカー1機でフルレンジを賄っています。

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 なお、ヤマハは、小型スピーカーは「得意ジャンル」で、A-YSTU方式による低音の増幅で、小型スピーカーにしては低音は出やすい設計です。

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 サブウーファーは、実用最大出力130Wです。価格の割に健闘していると思います。このクラスで組むなら十分です。

 ヤマハの場合、低音再生技術A-YSTUを採用しています。なお、もともとの構成だったSW210は半番となっているので、その上位機を選んでいます。

 スピーカーケーブルは、ヤマハの場合も、それぞれの単品ごとに付属します。サブウーファー用の3mのピンケーブルも付属です。

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 以上、 YAMAHATHEATER SOUND 483の紹介でした。

 本格的に単品をそろえる構成の製品としては、ONKYOよりも低費用で可能です。

 アルミコーンを利用したヤマハサウンドは、好みがありますが、Atlasは好きな音質です。かけた費用以上の音は期待できるでしょう。



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 9・YAMAHA THEATER SOUND 483

 【フロントスピーカー 1本】

 9・ヤマハ NS-F350(B)
  ¥25,597 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 【スピーカーパッケージ】

 9・ヤマハ NS-P350(B)
  ¥24,828 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 【サブウーファー 】

 9・ヤマハ NS-SW300(B)
  ¥32,309 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:18cm×2+13cm+3cm(3WAY式)
センター:13cm+3.0cm
サラウンド:13cm+3.0cm
サブウーファー:250W 

 THEATER SOUND 585 5.1ch は、単品で、5.1ch以上が構築できるコンポーネントシアターシステムとしては、ヤマハでは、2番目に安い機種です。

 とはいえ、5.1chだと、10万円強の予算となり、下位機種とは「大差」があります。

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 フロントスピーカーは、3ウェイ・バスレフ型です。

 高音域を担当するトゥイーターはこの機種ではアルミ製で、3cmアルミドーム型です。アルミは、高音域の素材として非常に「響く」ので良いです。

 中音域は、ヤマハ伝統のPMDコーンを採用した13cmのものが、低音域は、16cmPMDコーン型ウーファーが2機です。

 中音域を分け3ウェイは、高音域と低音域が充実する傾向にありますが、中間のボーカルなどの中音域の受け渡しが難しく、やや「ドンシャリ感」出やすいです。ただ、多チャンネルのシアターシステムならば気にならず、短時間の試聴時は好印象でした。

 再生周波数帯域は、35Hz〜45kHzで、低音域はやはり充実しています。

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 センタースピーカー・サラウンドスピーカーは、「スピーカーパッケージ」としてセット販売です。

 センタースピーカーは、2ウェイの密閉型で、13cmのコーン型ウーファー2機3センチのアルミドーム型トゥイーターです。サラウンドスピーカーは、2ウェイ方式バスレフ型で、同一のユニットとなります。

 トゥイーターをアルミコーンで統一している点にこだわりがあるようで、試聴時の「耳障りの良い綺麗な音」の要因だったのかと思います。

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 サブウーファーは、実用最大出力250Wです。相当な迫力を持って再生できるでしょう。サイズは、幅350×高さ366×奥行き420mmで、常識的なサイズです。

 スピーカーケーブルは、こちらも、それぞれの単品ごとに付属します。サブウーファー用の3mのピンケーブルも付属です。

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 以上、YAMAHATHEATER SOUND 585 の紹介でした。

 「約10万円」というキレの良い数字で組めるコンポーネントです。今回紹介する製品の中では、「やや高級」ですが、ある程度の予算を組めるならば、良いと思います。

 下位機種と較べても、3ウェイ方式を採用したり、強力なサブウーファーを採用したり、分かりやすい技術的優位性を感じられるため、投資の価値はあると思います。

4・DENONのシアターシステム

 つづいて、日本の音響メーカーのDENONのシステムを紹介します。

 10万円以下グレードで組めるのは、2機種です。



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 10・DENON 17シリーズ

 【フロントスピーカー 1本】

 10・DENON SC-T17
  ¥13,873 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 10・DENON SC-C17
  ¥7,863 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 【サラウンドスピーカー 1本】

 10・DENON SC-A17
  ¥7,161 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 【サブウーファー 】

 10・DENON DSW-37-K
  ¥17,764 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:8cm×2+2cm(2WAY式)
センター:5.7cm×2+2cm
サラウンド:8cm×2+2cm
サブウーファー:100W

 DENON17シリーズは、単品コンポーネントシアターシステムでは、最も安価な構成です。

 5.1chを構築する場合、8万円弱の予算となり、価格的にはONKYOの入門機がライバルと言えそうです。

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 フロントスピーカーは、トールボーイタイプです。3スピーカーから構成されますが、2ウェイ方式バスレフ型です。

 ウーファーは、8cmのDDL(デノン・ダブルレイヤー)コーンです。二重の振動板を採用することで、主に中音域に厚みを出しています。シアターシステムには向いた構成でしょう。

 一方、高音域を担当するのは、2cmのソフトドーム型トゥイーターです。こちらについては、あまり設計思想が強調されず、エントリークラスとして設計されたことが分かります。

 再生周波数帯域は、45Hz〜60kHzです。低音域よりも高音域にある程度比重が置かれているので、サブウーファーの充実度が問われると言えるでしょうか。

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 サラウンドスピーカーは、2ウェイ方式バスレフ型で、コーンのサイズなどをフロントスピーカーと合わせています。

 センタースピーカーは、一方で、5.7cmののDDL(デノン・ダブルレイヤー)コーンであり、設置性を考えてか、径がが小さめですね。トゥイーターは、同じく、2cmのソフトドーム型トゥイーターです。

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 サブウーファーは、実用最大出力100Wです。20Hzからの低音再生力を持ち、低音域を充実させています。

 サイズは、幅225×高さ375×奥行370mmで、意外とコンパクトです。

 スピーカーケーブルは、こちらも、それぞれの単品ごとに付属します。サブウーファー用の3mのケーブルが付属です。

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 以上、DENON17シリーズの紹介でした。

 先述のように、比較対象は、ONKYOの入門機D-109X Seriesでしょう。スペックも似通っており、どちらを選んでも基本的には問題ないと思います。

 あまり「詩的」な音質表現は好きではないですが、DENONのほうが、低音域が充実した「重厚サウンド」で、あえて言えば、オーディオを聞き慣れた「大人向け」の「静かだが濃い」味付けです。

 一方、ONKYOやYAMAHAが持つスピード感やクリアさはやや欠けますが、慣れてしまうと「このメーカーから抜け出せない」中毒性はありそうです。

 DENONは、音質的に言えば、どのようなアンプでも、割と適応的にならせるタイプですし、スピーカーユニットだけの買い換えにも向くでしょう。


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 11・DENON 37シリーズ

 【フロントスピーカー 1本】

 11・DENON SC-T37
  ¥24,107 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 11・DENON SC-C37
  ¥12,615 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 【サラウンドスピーカー 1本】

 11・DENON SC-A37
  ¥11,484 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 【サブウーファー 】

 11・DENON DSW-37-M
  ¥17,764 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:10cm×2+2cm(2WAY式)
センター:8cm×2+2cm
サラウンド:8cm×2+2cm
サブウーファー:100W

 DENON37シリーズは、10万円前後のグレードで考えた場合、DENONでは最も高額と言える構成です。

 5.1chを構築する場合、10万円強の予算となり、価格的には、ヤマハの上位機のTHEATER SOUND 583 がライバルでしょう。

   

 フロントスピーカーは、トールボーイタイプです。下位機種と同じで、2ウェイ方式バスレフ型です。

 ウーファーは、10cmのDDL(デノン・ダブルレイヤー)コーンです。下位機種よりも2cmほど大きいですが、コーンの材質や構造などの明示的変化はありません。

 一方、高音域を担当するのは、2cmのソフトドーム型トゥイーターです。こちらも詳しい言及はないですが、下位機種と同等程度のものと思われます。

 再生周波数帯域は、30Hz〜60kHzです。ウーファーサイズが大きな分、低音域は充実し、よりDENONらしくなっています。

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 サラウンドスピーカーは、2ウェイ方式バスレフ型で、こちらも、コーンのサイズなどをフロントスピーカーと合わせています。

 センタースピーカーは、一方で、8cmののDDL(デノン・ダブルレイヤー)コーンで、こちらの場合も、たのスピーカーユニットと較べると径がが小さめですね。トゥイーターは、同じく、2cmのソフトドーム型トゥイーターです。

 サブウーファーは、下位機種と色が違うだけの同等品で、実用最大出力100Wです。したがって、サイズも同じで、幅225×高さ375×奥行370mmです。

 スピーカーケーブルは、それぞれの単品ごとに付属します。サブウーファー用の3mのケーブルが付属です。

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 以上、DENON37シリーズの紹介でした。

 17シリーズとの大きな違いは、ウーファーの大きさの部分だけと言えるので、音の傾向は同じでしょう。ただ、デノンらしい「重厚なサウンド」という点では、ウーファーの部分は大きいので、10万円前後の予算を確保できそうならば、こちらでも良いでしょう。

 なお、メーカー推奨は、木目構成ですが、上記の製品リンク先からは、ブラック構成の写真も見れますので、色で難色があるも大丈夫です。

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 【イネーブルドスピーカー】

 11・DENON SC-EN10
  ¥6,764 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 なお、ONKYO同様に、フロントスピーカーの上に置くイネーブルドスピーカーも発売されており、ドルビーアトモスへの対応可能です。3.1.2chなどを構成したいかたにも向く機種です。

5・SONYのホームシアターシステム

 続いて、SONYのホームシアターシステムです。

 ソニーは、サブウーファーの販売があるため、自社ブランドで「シアターセット」が組める環境にあります。


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 12・SONY CSシリーズ

 【フロントスピーカー 1本】

 12・SONY SS-CS3
  ¥11,553 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 12・ソニー SS-CS8
  ¥8,041 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 【サラウンドスピーカー 2本】

 12・ソニー SS-CS5
  ¥19,530 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 【サブウーファー 】

 12・SONY SA-CS9
  ¥18,162 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:25cm×2+(3WAY式)
センター:13cm+1.9cm
サラウンド:10cm+1.9cm
サブウーファー:115W

 CSシリーズは、SONYのコンポーネントシアターシステムでは、最も安価な構成です。

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 5.1chを構築する場合、8万円弱の予算となり、価格的にデノンの17シリーズや、ONKYOの入門機がライバルと言えそうです。

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 フロントスピーカーは、トールボーイタイプです。

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 25mmのソフトドーム型のトゥイーター・19mmのドーム型のスーパートゥイーター130mmのコーン型ウーハーで、完全な3WAYです。

 注目するべきは、広指向性スーパートゥイーターの搭載です。ソニーは、ハイレゾ対応機としてこの機種を売っているため、特に高音域の再現性には気をつけ、この構成にしているのだと思います。

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 ウーハーも13cmと相当に大きく、総計で2セット付属します。素材的にもSONYがよく使う発泡マイカで特長が出ています。

 3WAYは、中音域のボーカルが弱くなる問題がありますが、この仕様が功を奏してか、ドンシャリ感は薄いです。

 再生周波数帯域は、45Hz〜50kHzです。 ハイレゾ対応の水準を満たします。

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 サラウンドスピーカーも、しっかりスーパートゥイーターを装備する3WAYで、13cmコーンは、サイズを素材をフロントスピーカーと合わせられます。

 センタースピーカーは、2WAYで、10cmコーンですが、素材は発泡マイカです。。

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 サブウーファーは、実用最大出力115Wです。

 28Hzからの低音再生力で、250mmのユニットはMRC(発泡マイカ)を採用し、素材を統一します。サイズは、幅295×高さ345×奥行400mmです。

 

【1メートル】

 ZONOTONE 6NSP-1500 Meister
 ¥864 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 Amazonベーシック 約15メートル
 ¥1,362 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 スピーカーケーブルは、一方で付属しません。上を見たらキリがないジャンルですが、Amazon製売品ならば、かなりやすく買えます。

 以上、ソニーのCSシリーズでしょう。ハイレゾにスペック的に対応できる機種は他にもあります。ただ、高音域の再現性がとりわけ重要なハイレゾで、スーパートゥイーター式を採用するのは、恐らく「効果的」です。

 低音域の大きなウーハーとサブウーファーでカバーできますし、中音域の受け渡しもフロントスピーカーの試聴の限り問題ありません。

 ハイレゾ音源を聴かない場合も、次世代のUltra HD ブルーレイはこのグレードが標準採用ですので、音質を重視する場合は良い構成です。

今回の結論
ホームシアター用スピーカーセットのおすすめは結論的にこれ!

 というわけで、今回は、ホームシアター向けのスピーカーについて、紹介してきました。

 記事は、もう少し続きます。

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 次回の後編(こちら)では、今回紹介した全製品から、「結論」として、いつものように、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。

 引き続きよろしくお願いします。

 後編記事は→こちら

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 前編記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークで話題を共有していただければ嬉しいです。ではでは。

posted by Atlas at 14:54 | オーディオ製品

比較2019'【極上】本格ホームシアタースピーカー39機のおすすめと選び方:5.1chシアターシステムセット (2)

前編からの続きです。前編は→こちら

今回の結論
ホームシアター用スピーカーセットのおすすめは結論的にこれ!

 ども!Atlasです。

 前編記事(こちら)では、ホームシアター向けのスピーカーについて、紹介してきました。

 最後に、いつものように、Atlasのおすすめ機種を提案しておきたいと思います。


 第1に、比較的低予算で組める入門用シアターシステムとしておすすめしたいのは、

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 【2019年4月入荷予定】

 2・YAMAHA NS-PA41
  ¥36,860 楽天市場 (2/4執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:7cm×2+2.5cm(2WAY式)
センター:7cm
サラウンド: 7cm
サブウーファー:50W 

 YAMAHANS-PA41でしょう。 

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 人気機種で予約が必要な機種ですが、メインとなるフロントスピーカーに「明確な主張」があり「AVシステムを構築した達成感」を得られるの製品としては最安です。

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 サブウーファーをふくめて設置性のよい小型構成ですが、単品で買うと1.5万円のサブウーファーを搭載するなど、コスパ面でも魅力があります。

 もちろん、ヤマハ製品を含めて上位機とは主に音圧面で差があるのは間違いないです。しかし、エントリークラスとしては、充実した構成です。入門用にはこれくらいで良いでしょう。


 第2に、6万円前後の予算で、リビング用の本格的なシアターシステムを構築するには、

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 5・ONKYO D-109X Series 

 【フロントスピーカー 2本組】

 5・ONKYO D-109XE
  ¥28,008 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 5・ONKYO D-109XC
  ¥9,807 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 【サラウンドスピーカー 2本組】

 5・ONKYO D-109XM
  ¥7,127 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 【サブウーファー 】

 5・ONKYO SL-T300(B)
  ¥19,130 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 5・ONKYO SL-A251(B)
  ¥19,332 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:8cm×2+2.0cm(2WAY式)
センター:8cm×2+2cm
サラウンド:8cm+ 2cm
サブウーファー:95W 

 ONKYOD-109X Seriesでしょう。

 単品からなる構成では、他社に比べても非常にお買得です。

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 低価格のスピーカーは、メーカーの個性が出ない場合もあります。

 しかし、ONKYOの場合、ウーファー【SL-A251】にハイブリッド繊維N-OMFを採用しているという明示的な個性があるので低価格製品ながら「ONKYOサウンド」を感じられるでしょう。

 また、全てのスピーカーユニットのサイズが統一的なシステムは割と珍しく、ある程度「説得力」をもって、こちらを選ぶ利用になるでしょう。

 いずれにしても、単品コンポーネントからシアターシステムを作ると、セット品では味わいにくい、シアターシステムを「組んだ」という達成感を得られると思います。その点でもオススメできます。

ーーー

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 9・ONKYO AS-85H スピーカースタンド
  ¥8,877 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 なお、サラウンドスピーカーにスタンドを付ける場合は、上記が純正です。

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 10・ONKYOイネーブルドスピーカー SKH-410(B)
  ¥8,717 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 また、先ほど紹介したように、ドルビーアトモスへ対応したい場合は、イネーブルドスピーカーを選ぶのも手でしょう。

ーーーー

 201902041132.jpg

 6・ONKYO シネマパッケージ 2.1ch BASE-V60(B)
  ¥36,980 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 【フロントスピーカー 2本組】

 5・ONKYO D-109XE
  ¥28,008 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 5・ONKYO D-109XC
  ¥9,807 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 一方、先ほど書いたように、この製品は、ONKYOの3万円台のネットワーク対応型アンプであるTX-L50をセットにした販売モデルとして、BASE-V60という構成があります。

 本来的には、サラウンドスピーカーのD-109XMを「フロント」として2.1chで使う構成です。しかし、以上の2製品を買い直せば、TX-L50を使った D-109Xが構築できます。

 正確には、サブウーファーの出力が80Wとなりますが、アンプ込みで7万円以内で揃うため、お買得感は高いです。

 201902041156.jpg

 なお、アンプ部分の性能は、【AVアンプの比較記事】で書きました。 


 第3に、8万円以上の予算で、リビング用の本格的なシアターシステムを構築するには、

 201807091617.jpg

 12・SONY CSシリーズ

 【フロントスピーカー 1本】

 12・SONY SS-CS3
  ¥11,553 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 12・ソニー SS-CS8
  ¥8,041 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 【サラウンドスピーカー 2本】

 12・ソニー SS-CS5
  ¥19,530 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 【サブウーファー 】

 12・SONY SA-CS9
  ¥18,162 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:25cm×2+(3WAY式)
センター:13cm+1.9cm
サラウンド:10cm+1.9cm
サブウーファー:115W

  SONYCSシリーズが、おすすめです。

 201807091614.jpg

 価格的には、8万円弱の予算で構築できる機種は多くありますが、その中でも、ハイレゾ音源への対応力が高いのは魅力です。

  201810311033.jpg

 最も重要なフロントスピーカーは、メインユニットに3WAY方式を採用します。高音域を担当するのが、スーパートゥイーターが単独ですから、ハイレゾに向きます。

 その上で、ダブルウーハーですから、低音域も充実します。中音域も犠牲になっておらず、やや派手な音質ながら、良い出来です。

 8万円前後で購入可能なユニットの中では、もっとも、次世代のシアター向きの音質と言えます。

 

【1メートル】

 ZONOTONE 6NSP-1500 Meister
 ¥864 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 Amazonベーシック 約15メートル
 ¥1,362 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 スピーカーケーブルが未付属なのは痛いですが、例えばゾノトーンの高級ケーブルを試すなど「遊ぶ」こともできますし、Amazonのケーブルなら「激安」です。同時に1巻買っておけば良いでしょう。


 第4に、10万円の予算で、リビングに本格的なシアターシステムを構築するには、

 201803111955.jpg

 9・YAMAHA THEATER SOUND 483

 【フロントスピーカー 1本】

 9・ヤマハ NS-F350(B)
  ¥25,597 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 【スピーカーパッケージ】

 9・ヤマハ NS-P350(B)
  ¥24,828 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 【サブウーファー 】

 9・ヤマハ NS-SW300(B)
  ¥32,309 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:18cm×2+13cm+3cm(3WAY式)
センター:13cm+3.0cm
サラウンド:13cm+3.0cm
サブウーファー:250W 

 ヤマハのTHEATER SOUND 583 でしょう。

 Atlasが今回試聴できたパッケージのなかでは、最も「好感度の高い」音色を得られた機種です。

 とくに、フロントスピーカーは、アルミ製のトゥイーターの採用で、高音が綺麗にでている上で、ヤマハ伝統のPMDコーン型ウーファーが、シアターに重要な中音や低音をしっかりカバーしています。

 中音域を分離する3ウェイ・バスレフ型という、他にはない「分かりやすい注目ポイント」もあり、シアターを構築したする際の「哲学」の一つとして、家族や友人にも説明できそうです。音的にも面白いです。

 サブウーファーも力強く、映画やゲームにも向きますし、音楽を聴く際のステレオ運用もしっかり使えます。

ーーー

 201810311032.jpg

 ハヤミ工産 SB-109
  ¥7,865 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 スピーカースタンドは、純正品がありませんが、スタンドシェア大手のハヤミ工業のスタンドなら合わせやすいでしょう。


 第5に、リビング用ではなく、映画専用のシアタールームを構築する場合におすすめなのは、

 201902041406.jpg

 【2019年】

 6・pioneer Theater Black シリーズ

 【フロントスピーカー 1本】

 6・パイオニア SP-FS52
  ¥25,404 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 6・パイオニア SP-C22
  ¥21,480 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 【サラウンドスピーカー 2本】

 6・パイオニア SP-BS22-LR
  ¥28,459 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 【サブウーファー 】

 6・パイオニア S-52W
  ¥48,968 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:13cm×3+2.5cm(2WAY式)
センター:10cm×2+2.5cm
サラウンド:10cm+2.5cm
サブウーファー:150W 

 pioneer Theater Black シリーズでしょう。

 201902041426.jpg

 強力なサブウーファーと、2ウェイ4スピーカーのフロントシステムを採用し、音圧面では他の追随を許さない製品です。

 その上で、低音域は、抜けを重視した設計で、音が籠もらず、非常に充実した設計です。

 試聴の限り、高音域・中音域も悪くないです。それでも、リビングに置いて、ニュースや音楽番組その他を見る目的には、やや向かない構成です。

 ただ、日常生活をしないプライベートルームなどで、「映画専用」ないし「ゲーム用」と考えると、この機種が最も良いと思います。そういった意味で、ニッチな製品ですが、「尖っている」のは、個人的には好感が持てました。

ーーー

 201803112035.jpg

 10・DENON 17シリーズ

 【フロントスピーカー 1本】

 10・DENON SC-T17
  ¥13,873 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 10・DENON SC-C17
  ¥7,863 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 【サラウンドスピーカー 1本】

 10・DENON SC-A17
  ¥7,161 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 【サブウーファー 】

 10・DENON DSW-37-K
  ¥17,764 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:8cm×2+2cm(2WAY式)
センター:5.7cm×2+2cm
サラウンド:8cm×2+2cm
サブウーファー:100W

 一方、予算をやや節約するとすると、同じ傾向を持つ、DENON17シリーズがおすすめです。

 同社の10万円グレードの上位機とウーファーサイズ以外は同様な構成で、デノンらしい重厚なサウンドが聴けます。また、こちらの場合、聴き疲れしにくい落ち着いた「大人」な音質ですので、リビングでもそれなりに使いやすいでしょう。

補足:ホームシアター関連記事の紹介

  201803101642.jpg

 というわけで、今回は、ホームシアター向けスピーカーの紹介でした。

 なお、このブログには、ホームシアター関連の記事として、以下のようなものがあります。

1・AVアンプの比較
2・サウンドバーの比較
3・小型スピーカーの比較
4・シアター用スピーカーの比較
5・ミニコンポの比較
6・プリメインアンプの比較
7・ブルーレイプレーヤーの比較
8・ブルーレイレコーダーの比較
9・液晶テレビの比較
10・家庭用プロジェクターの比較

 これらの記事もよろしくお願いします。とくに、同時に必要だろうアンプの記事は、かなり詳しく書いたつもりです。

---

 また、最後になりましたが、今回の記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークで話題を共有していただければ嬉しいです。

 (前半からの続きとなりますので、前半記事をご紹介いただけると、いっそう嬉しいです!)

 ではでは。

posted by Atlas at 14:53 | Comment(0) | オーディオ製品

比較2019'【高音質で安い】AVアンプ17機の性能とおすすめと選び方【初心者〜中級者】(1)

【今回レビューする内容2019年 高音質なAVアンプ15機の性能と選び方:AVレシーバー ヤマハ・ソニー・マランツ・DENON・オンキヨーの人気AVアンプの違い・価格別の性能ランキング:2万円・3万円〜10万円以内クラスDOLBY Vision HDR10対応

【紹介する製品型番】ONKYO TX-SR343O ONKYO TX-NR686(B) TX-RZ830 ヤマハ RX-V385 RX-S602(B) RX-V585 RX-V485 RX-A780 RX-V383 RX-S601 TX-L50 RX-V583 AVENTAGE RX-A770(B) パイオニア VSX-832 VSX-S520 SONY TX-NR686(B)STR-DH790 DENON AVR-X1500H-K AVR-X2500H-K マランツNR1609

今回のお題
ホームシアター向けのAVアンプのおすすめはどの機種?

 どもAtlasです。

 今日は、2019年2月現在、最新のAVアンプの比較です。

 201803101642.jpg

 「初めてのAVアンプ」に最適な、2万円前後の製品から10万円程度の製品まで全15機種ほど紹介しました。

 YAMAHAをはじめとして、ONKYO・DENON・マランツ・SONYなどの人気メーカーのAVアンプを紹介します。

 以下の記事では、いつものように、各製品を比較したあと、最後に「結論」として、Atlasのおすすめ機種を提案する形式で書いていきます。

ーー

1・プリメインアンプの比較
2・AVアンプの比較
3・サウンドバーの比較
4・ミニコンポの比較

5・ステレオスピーカーの比較

  なお、今回は、このブログモノマニアの音響関係比較記事の第2回目記事として書きました。

1・AVアンプの選び方の基本

 201807090943.jpg

 AVアンプは、ホームシアター構築に「マスト」のオーディオ機器として、ハウツー本などに紹介されます。

 しかし、ホームシアターを初めて構築しようという初心者の方に「必ずしもおすすめできる機器」でもないことを、あらかじめ断っておきます。

 理由は2つです。

1・「本体が相当大きくて邪魔である」点、
2・「より省スペースで構築する手段もある」点、

 です。

 どういうことか?、ヤマハのAVアンプを例にしつつ、説明してみましょう。


 201803101644.jpg

 AVアンプの設置位置は、ブルーレイプレーヤーとテレビの中間の位置になります。

 その際、プレーヤーから、映像信号音声信号双方を引き込む方式です。

 そして、AVアンプから、映像信号サラウンドスピーカーに、音声信号TVやプロジェクターにケーブルで信号をそれぞれに振り分けます。

 201803101649.jpg

 似たような機器の「プリメインアンプを利用する場合、アンプには映像信号が一切経由しません

 音声信号は、【映像再生機器→TV→アンプ】の順、ないし、【映像関連機器→アンプ】の順での配線となります。

 この場合、音声信号だけがアンプを通過するため、AVアンプと同等性能の機種でも、本体は小型で済みます(左図)。

 AVアンプは、音声端子と映像端子も引き込むため、結構大きいです(右図)。

 高性能なものは、「背丈も高い」ため、オーディオラックの棚の高さに収まらない場合もあり、特段の注意が必要です。

 201803101705.jpg

 したがって、ホームシアターを構築する場合でも、スピーカー2本でステレオ構成にしたい場合(2ch構成)、または、それに低音を強調するウーハーのみ付ける構成(2.1ch)の場合は、基本的に、プリメインアンプ の方が、設置性において有利です。

 とくに、映像より、CDなどの音楽再生をメインに考えたいならば、音質面でもこの方式を「推し」ます。

 5.1chのサラウンド環境の構築が「マスト」ではないならば、この方式が良いでしょう。そうした方は、記事が別なので、このブログの【おすすめプリメインアンプの比較記事】をご覧ください。


 201803101704.jpg

 一方、映画館のような臨場感を得たいがために、サラウンドスピーカー(5.1chなど)を設置する場合は、音声出力端子の少ないプリメインアンプでは基本対応できません。

 その場合は、AVアンプが必要です。

 ただし、本格的にシステムを作る場合、部屋の後方への配線が必要である点や、先述のようにAVアンプが「馬鹿でかい」点など、難易度は高いと言えます。

 201803101710.jpg

 その点で言えば、ヤマハなどは、テレビの下の部分に「1つの長いスピーカー」を設置するだけで、壁の反響などを利用して、擬似的に(バーチャルに)5.1chを再現できる「アンプ内蔵スピーカー」を出しています。

 昔は「おもちゃ並み」の音質でした。

 しかし、最近は、4Kテレビなどの大型テレビの普及で需要が伸びた結果、製品の音質は飛躍的に向上しています。初心者には、こちらのほうが「手軽で良い」気がします。

 なお、こうした商品は、音響機器としては別ジャンルになります。

 そのため、このブログでは、【おすすめサウンドバーの比較記事】で、ヤマハの商品を含めて別に紹介しています。

 興味のある方はご覧ください。


 201807090951.jpg

 以上、AVアンプと、そのオルタナティブとなり得る、いくつかの音響機器を紹介しました。

---

 結論的に言えば、、AVアンプは、(バーチャルではない)本格的なサラウンド環境を構築したい覚悟のある方に「のみ」おすすめすできる、「本格派」です。

 とくに、サラウンドスピーカーの配線を有線ケーブルで構築する場合、ケーブルが部屋の美観を損ねて、家族の不興を買うのは必至なので、注意しましょう。

----

 と、ネガティブに書いてしまいました。

 しかし、AVアンプを使うホームシアターは、費用としては、割と安くできるので、挑戦しやすいのも事実です。

 また、正しく音場を構築できたときの「破壊力(迫力)は凄まじい」です。

 

 予算としては、例えばヤマハの場合、入門用のAVアンプが2.5万円前後5.1chスピーカーシステムが(安い構成で)2.5万円前後です。

 合計、5万円あれば、「だいぶ聴ける」システムが完成します。音楽中心ならば2.0chのステレオ構成をおすすめしますが、「映画好き」ならば、このシステムに挑戦すると良いでしょう!

ーー

 というわけで、以下では、AVアンプを紹介します。今回は、3万円台までの格安製品と、4万円以上10万円以下の上級製品とに分けて説明しました。

 なお、10万円以上のグレードの製品は、十分な試聴・調査ができていないので、「次回以降の課題」とさせて頂きます。

2・比較的安いAVアンプ

 では、具体的なAVアンプの比較に入りましょう。はじめに、実売価格で4万円を下回る「入門機」の紹介です。

 以下の本文では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


 201807091124.jpg

 【2018年】【2019年4月再入荷予定】

 1・ヤマハ RX-V385 【Wi-Fiなし】
  ¥-------- Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 1・ヤマハ RX-V385 【Wi-Fiなし】
  ¥32,540 楽天市場 (2/4執筆時)

チャンネル数:5.1ch
出力:各100W/115W
インピーダンス:6Ω
周波数特性:10 Hz-100 kHz  
4K HDR:両対応
ドルビー対応:DOLBY TrueHD,
DTS対応:DTS-HD Master Audio
ハイレゾ音源:未対応/対応
HDMI入力:4系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光1/同軸2
ネットワーク:BT(Wi-Fi)
AirPlay :未対応
DLNA: 未対応
ラジオ:AM/FM/ワイドFM
サイズ:幅435x高さ151x奥行315mm

 ヤマハRX-V485は、ホームシアター入門用RXシリーズのAVアンプです。

 人気のAVアンプですが、製造元欠品で、2019年4月に再入荷予定です。ただ、楽天市場の場合、予約を受け付けていました。2019年1月分のロットは、予約のみで売り切れた「人気」機種です。

 ヤマハの場合、AVアンプを「AVレシーバー」と呼び、旧来の用途に問わない多機能性をアピールしています。

 201803110838.jpg

 本体サイズは、幅435x高さ151x奥行315mmです。

 先述のように、AVアンプは基本的には、高さ方向に「デカい」の特徴で、この機種もそう言えます。

 チャンネル数は、最大5.1chです。つまり、センター1本・フロント2本・リア2本のスピーカーと、低音用のウーハー1機を、スピーカーセットの基本構成とします。

 テレビ出力は、4K/60pに対応します。

 4Kに対応するには、HDCP2.2などの新規格のHDMIなどに対応する必要があります。今回紹介する全製品は全て「4KTV対応」ですが、この部分で、中古や型落ち製品も選択肢に入れている方は注意しましょう。4Kアップスケーリングにも対応です。

 201803110844.jpg

 また、4Kに加えてHDR(HDR10)にも対応します。

 HDRは、従来よりも輝度を上げ、映像のコントラストを上げられる技術です。次世代規格のUltra-HDブルーレイにも採用されました。

 【ブルーレイプレーヤーの比較記事】でも紹介したように、近年の映画のブルーレイ版でも採用されてきています。

 一方、最新のTVは、【4KTVの比較記事】でも紹介しましたが、HDRに対応しない画質をHDR並にアップコンバートする機能を搭載してるため、現状ではAVアンプのHDR対応は「マスト」と言えるでしょう。

 201807091002.jpg

 さらに、LGなどプレーヤー側の対応もはじまった、「HDRの上位互換」となるDOLBY VISIONにも対応し、対応メディアの点では「無双」ですね。


 201803110901.jpg

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して100W(6Ω)です。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。いずれも、他社に比べて引けをとりません。なお、重低音については、Extra Bass機能で、より強調することも可能です。

 ハイレゾ音源は、周波数帯域で言えばこなせますが、主要コーデックに非対応のため、対応を明示しません。とはいえ、D/Aコンバーターを、ハーブラウンの384kHz/32bitなどにするなど、この機種は「豪華」です。

 サラウンド技術は、DOLBY TrueHDDTS-HD Master Audioに対応しており、5.1chの再生に問題ない仕様です。

 201803110902.jpg

 仮想的な5.1ch再生も、ヤマハの場合対応します。後方に2スピーカーの設置が無理な場合など、前方にSPを設置しても、音の跳ね返りなどを利用して、擬似的に5.1chを再現できます。シネマDSPという名称です。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が4系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が2つ付属する構成となります。

 ネットワーク機能は、Bluetoothのみです。Bluetoothは、SBCとAACの対応です。CDレベルの音質での伝送は無理ですね。この部分は期待できないでしょう。

 また、Wi-Fiが搭載されないため、DLNAにも未対応で、PCその他からの映像データの入力には対応できません。その他、Apple系のAirplayにも対応しません

 ラジオは、AM・FM・ワイドFMに対応できます。

 201807091011.jpg

 セッティングについても、外部マイクが付属し、室内の音響特性を最適化する技術(YPO)が使えます。他社に比べても設置の容易性では配慮があります。

---

 以上、ヤマハRX-V385 の紹介でした。

 ネットワーク機能など弱い部分もありますが、音声部分の出力は100Wと十分です。映像もHDR10や最新のDOLBY Visionに対応しますし、基本性能は充実します。ネットワーク機能の部分を除けば弱点らしい部分はないので、不要ならばこの機種は有力な選択肢です。


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 2・ONKYO TX-SR343
  ¥20,467 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

チャンネル数:5.1ch
出力:各65W
インピーダンス:8Ω
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR:HDR10未対応
ドルビー対応:DOLBY TrueHD
DTS対応:DTS-HD Master Audio
ハイレゾ音源:WAV
HDMI入力:4系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光2/同軸1
ネットワーク:BT
AirPlay :未対応
DLNA: 未対応
ラジオ:AM/FM/ワイドFM
 サイズ:幅435x高さ160x奥行329mm

 オンキヨーTX-SR343 は、日本のオーディオメーカーである、ONKYOが販売する、ホームシアター入門機です。

 本体サイズは、幅435x高さ160x奥行329mmです。ヤマハよりも多少「大きめ」な機種です。

 チャンネル数は、最大5.1chです。この部分は、ヤマハと変わりません。

 201803110918.jpg

 テレビ出力は、4Kに対応します。しかし、HDR10以降に未対応である点がこの機種の最大の問題点です。新機種の登場が望まれます。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して65Wです。インピーダンスが8Ωであることをふまえても、あまり能率の良いタイプではないでしょう。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。ヤマハと同様です。

 ハイレゾ音源は、スペック的には可能なはずですが、Flacなど主要コーデックに非対応で、対応を明示しません

 サラウンド技術は、こちらも、DOLBY TrueHDDTS-HD Master Audioに対応しており、5.1chの再生に問題ない仕様です。

 201803110928.jpg

 仮想的な5.1ch再生は、Theater-Dimensionalに対応します。こちらは、2.1chのスピーカー構成で、擬似的に5.1chを楽しむという仕組みですね。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が4系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。これに、音声出力用の光端子が2つ、同軸端子が1つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、Bluetoothのみで、Wi-Fiが未搭載なのでDLNAにも未対応です。Apple系のAirplayにも対応しません

 ラジオは、AM・FM・ワイドFMに対応できます。

 セッティングについては、ヤマハのYPOのようなシステムは未搭載ですね。

---

 以上、オンキヨーTX-SR343 の紹介でした。

 2015年登場機種ということで、とくに映像方面の技術はやや古くさいです。同社は良い製品も多く出しますが、この機種は除外して良いでしょう。


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 【2018年8月発売】

 3・ヤマハ RX-S602(B) [ブラック]
 3・ヤマハ RX-S602(H)
[チタン]

  ¥50,116 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

チャンネル数:5.1ch
出力:各95W
インピーダンス:6Ω
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR:HDR10未対応
ドルビー対応:DOLBY TrueHD
DTS対応:DTS-HD Master Audio
ハイレゾ音源:WAV/Flac/Alac/DSD
HDMI入力:6系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光1/同軸2
ネットワーク:Wi-Fi/BT
AirPlay :対応
DLNA: 対応
ラジオ:AM/FM/ワイドFM
サイズ:幅435x高さ110x奥行328mm

 ヤマハRX-S602は、設置性の良い比較的小型のAVアンプとして売れている製品です。

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 本体サイズは、幅435x高さ110x奥行328mmです。背丈が意外と低いため、比較的狭いスペースでも設置可能な製品です。

 チャンネル数は、最大5.1chです。

 テレビ出力は、4Kに対応します。また、2018年モデルについては、HDR10Dolby visionへの対応を果たしました。 旧機種は未対応でした。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して95W(6Ω)です。小型化しても引き続きパワーは十分です。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。

 201803110951.jpg

 ハイレゾ音源は、対応が明示されます。WAV/Flac/Alac/DSDなど主要コーデックに対応します。DSDは、従来機は5.6MHzまででしたが、新機種から11.2MHzにも対応です。

 サラウンド技術は、こちらも、DOLBY TrueHDDTS-HD Master Audioに対応しており、5.1chの再生に問題ない仕様です。

 201803110955.jpg

 仮想的な5.1ch再生は、ヤマハの下位機種同様に、前方スピーカーのみで擬似的再生を可能にするシネマDSPに対応する上で、シネマDSP<3Dモード>にさらに対応する点が面白いです。

 こちらの場合、TVより後方のプレゼンススピーカーを擬似的に再現することで、より臨場感を得る仕組みとなります。リアスピーカーをしっかり据え付けられる環境の場合、この機能が有効です。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が6系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が2つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、Bluetoothに加えて、Wi-Fiが搭載です。そのため、DLNA規格に準拠した製品ならば、ネットワーク再生が可能です。

 対応PC(ソフト)からの再生のほか、【おすすめNASの比較記事】で紹介したような、ネットワーク上のサーバーからの再生も可能です。Apple系のAirplayにも対応です。

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 ラジオは、AM・FM・ワイドFMに対応できます。その上で2018年モデルについては、Spotifyとハイレゾ配信サービスのDeezer HiFiに対応します。

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 セッティングについては、外部マイクが付属し、室内の音響特性を最適化する技術(YPO)が使えます。

 また操作については、ファームウェア更新でAmazonのAlexaに対応です。【Amazon Echoの比較記事】で書いたように、音声入力で、AVアンプの操作ができます。

--

 以上、ヤマハRX-S602の紹介でした。

 AVアンプとしては、背が低くて設置性が良いのが「売り」です。小型でも十分な端子の数があるほか、ネットワーク機能も充実します。シネマDSP<3Dモード>も、ヤマハの独自技術であり、「おまけ」としては面白いです。

 こうした点で、このグレードのAVアンプとしては、初心者におすすめしやすい機種の一つとなります。

 一方、旧機種の RX-S601は価格はお買得ですが、HDR10に対応しない点など、仕様としては旧式です。


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 4・ONKYO TX-L50
  ¥33,800 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

チャンネル数:6.1ch
出力:各80W
インピーダンス:4Ω
周波数特性:10 Hz-40 kHz
4K HDR:両対応
ドルビー対応:Dolby Atmos
DTS対応:DTS:X
ハイレゾ音源:WAV/Flac/Alac/DSD
HDMI入力:4系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光1/同軸1
ネットワーク:Wi-Fi/BT
AirPlay :対応
DLNA: 未対応
ラジオ:FM/ワイドFM
サイズ:幅435x高さ70x奥行325mm

 ONKYOTX-L50も、比較的小型と言えるボディの人気製品です。

 201807091304.jpg

 本体サイズは、幅435x高さ70x奥行325mmです。

 ヤマハのRX-S601と較べてもさらに背が低いため、設置性は「最高」と言えます。

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 チャンネル数は、最大6.1chです。

 5.1chの構成、つまり、センター1本・フロント2本・リア2本のスピーカーと低音用のウーハー1機に加えて、後方ソファの背後にさらに1本付属させる構成です。

 ただ、その後7.1chが登場した関係で、現在では一般的とは言えないシステムになっています。基本的には、5.1chで使う機種です。

 テレビ出力は、4Kに対応し、またHDR10にも対応します。

 Dolby visionには対応しませんが、パワーユーザー以外は問題ありません。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して80W(4Ω)です。4Ωという点を考慮に入れると、小型化の弊害か、ややパワーは控えめでしょう。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzですが、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で40 kHz となっています。

 CDグレードの音質ならば問題ないでしょうが、ハイレゾ相当の高音質の再生においては、やや不利でしょう。

 ハイレゾ音源は、対応が明示されます。

 WAV/Flac/Alac/DSDなど主要コーデックに対応します。DSDは5.6MHzまで対応です。

 201810310851.jpg

 ・ONKYOイネーブルドスピーカー SKH-410(B)
  ¥8,717 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 サラウンド技術は、こちらは、Dolby AtmosDTS:Xに対応です。今までに出てきた、DOLBY TrueHDDTS-HD Master Audioの上位互換です。

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 これらは、ブルーレイ映画に記録された「天井から降り注ぐ方向の音」の情報をフォローできます。

 そのためには、天井に方向にぶつけるイネーブルドスピーカーをフロントスピーカーの上に2本増設します。

 ただ、この機種は先述のように、最大6.1chです。5.1chに追加で2本増設するには端子の数が足りないため、リアの2本を利用しない3.1.2chでしか利用できません

 省スペースモデルの限界ですが、この点で「中途半端」な製品です。

 仮想的な5.1ch再生は、この製品については言及がありません

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が4系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が1つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、Bluetoothに加えて、Wi-Fiが搭載です。ただ、汎用的なDLNA規格には未対応で、ChromecastAirPlayでの運用となります。

 ラジオは、FM・ワイドFMのみの対応です。

 セッティングについては、AccuEQというヤマハのYPOのようにマイクを利用しつつ、自動でスピーカーの位置調整を行う機能が付属です。

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 以上、ONKYOTX-L50の紹介でした。

 コンパクトな機種ながら、Dolby AtmosDTS:Xに対応する機種ですが、スピーカーのチャンネル数が限定される点や、ネットワーク機能の面で、中途半端な製品と思えます。

 とくに、イネーブルドスピーカーを利用したい場合は、きちんと7.1chに対応できる上位機種を選んだ方が満足度が高そうです。


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 5・パイオニア VSX-S520
  ¥37,790 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

チャンネル数:6.1ch
出力:各80W
インピーダンス:4Ω
周波数特性:20 Hz-20 kHz
4K HDR:両対応
ドルビー対応:Dolby Atmos
DTS対応:DTS:X
ハイレゾ音源:WAV/Flac/Alac/DSD
HDMI入力:4系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光1/同軸1
ネットワーク:Wi-Fi/BT
AirPlay :対応
DLNA: 未対応
ラジオ:FM/ワイドFM
サイズ:幅435x高さ70x奥行325mm

 パイオニアVSX-S520は、同社の入門用のAVアンプです。同社はオンキヨーと同系列(子会社)であり、現在ではオンキヨーの「別ブランド」と見なせます。

 こちらの製品も、1つ上で紹介したONKYOTX-L50と部分的に似通った構成です。

 本体サイズは、幅435x高さ70x奥行325mmTX-L50と同じです。

 チャンネル数も、同様の最大6.1chです。

 テレビ出力は、こちらも、4Kに対応し、HDR10にも対応します。DOLBY Visionは未対応です。

 アンプのパワーも、各スピーカーに対して80W(4Ω)です。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)20 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で20 kHzです。この部分のスペックは、ONKYOTX-L50と比較しても「低い」です。

 ハイレゾ音源は、対応が明示されます。WAV/Flac/Alac/DSDなど主要コーデックに対応します。

 サラウンド技術は、こちらは、Dolby AtmosDTS:Xに対応です。

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 仮想的な5.1ch再生は、ONKYOTX-L50は言及がありませんでした。

 しかし、こちらは、「サラウンドエンハンサー」モードを搭載し、リアスピーカーを仮想的に表現することが可能です。さらに、センタースピーカーも無しで、2.0chだけでサラウンドを実現するフロントステージ・サラウンドも対応です。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が4系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が1つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、Bluetoothに加えて、Wi-Fiが搭載です。ただ、こちらも、汎用的なDLNA規格には未対応です。AppleのAirPlayは対応です。

 ラジオは、FM・ワイドFMのみの対応です。

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 セッティングについては、MCACCという自動調整システムが装備です。とくに、サブウーファーの低音の遅れについては、他社より配慮があります。

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 以上、パイオニアVSX-S520の紹介でした。

 事実上ONKYOの「兄弟機」です。やや仕様は異なるものの、6.1chという現在では変則的な構成は、引き続きネックでしょう。一方、後方にスピーカーを設置できない環境で使うならば、仮想的なサラウンド再生の豊富さで、ONKYOの TX-L50よりも性能は良いでしょう。


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 【2018年】

 6・SONY STR-DH790
  ¥32,015 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

チャンネル数:7.1ch
出力:各90W
インピーダンス:6Ω
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR:両対応
ドルビー対応:DOLBY TrueHD/Atmos
DTS対応:DTS-HD Master Audio
ハイレゾ音源:未対応
HDMI入力:4系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光1/同軸1
ネットワーク:BT
AirPlay :未対応
DLNA: 未対応
ラジオ:FMのみ
サイズ:幅430x高さ156x奥行329.4mm

 ソニーSTR-DH770は、同社の入門用のAVアンプです。

 本体サイズは、幅430x高さ156x奥行329.4mmとなります。

 一般的なAVアンプと同じで、高さがある機種です。

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 チャンネル数は、最大7.1chです。

 基本的に5.1chの構成に加えて、TVの後ろに「フロントハイ・スピーカーを2機」付ける構成が推奨されます。もちろん、5.1ch以下でも利用できます。

 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10にも対応します。

 DOLBY Visionにも対応であり、現状で全く問題ない水準です。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して80W(6Ω)です。

 YAMAHAなどのライバルに較べると少し数値が低いものの、一般的に全く問題ない水準です。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。

 十分な余裕があり、全く問題ありません。

 ハイレゾ音源は、しかしながら、対応が明示されません

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 サラウンド技術は、こちらは、DOLBY TrueHDDTS-HD Master Audioの対応です。

 7.1chでは、Dolby AtmosとDTS:Xに対応です。「上方降り注ぎ系」の音の再現も可能です。

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 仮想的な5.1ch再生は、S-Force PROフロントサラウンドを搭載です。他社と同じで、前方の3.1chのみで、バーチャル的な5.1chを再現できます。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が4系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が1つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、Bluetoothのみの構成です。そのため、DLNA規格をふくめて、ネットワーク再生はフォローしません

 ラジオは、FM・ワイドFMのみの対応です。

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 セッティングについては、ソニーも、「アドバンストD.C.A.C.」という付属マイクを利用し、置いたスピーカーの位置を最適化する技術が優秀です。ヤマハも反響音を制御するYPAO‐R.S.Cという技術を持ちますが、定位の容易さは、利用した限り、個人的にはソニーを推します。

 初心者むけの設置性の容易さと言う点ではこちらがおすすめです。

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 以上、ソニーSTR-DH770の紹介でした。

 この価格で7.1chが構成できるのは素晴らしいです。「フロントハイ・スピーカー」などを取り付けられそうならば、面白いでしょう。

3・高音質な上級AVアンプ

 続いて、4万円以上、10万円以下の上級グレードのAVアンプを紹介します。

 引き続き、以下の本文では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


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 7・パイオニア VSX-832
  ¥38,115 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

チャンネル数:5.1ch
出力:各80W
インピーダンス:8Ω
周波数特性:20 Hz-20 kHz
4K HDR:両対応
ドルビー対応:Dolby Atmos
DTS対応:DTS:X
ハイレゾ音源:WAV/Flac/Alac/DSD
HDMI入力:4系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光1/同軸1
ネットワーク:Wi-Fi/BT
AirPlay :対応
DLNA:未対応
ラジオ:AM/FM/ワイドFM
サイズ:幅435x高さ173x奥行320.5mm

 パイオニアVSX-832は、同社の中級グレードのAVアンプです。

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 本体サイズは、幅435x高さ173x奥行320.5mmとなります。

 AVアンプとしても、高さ17cm以上は大きい方なので、事前に設置可能かラックを確認しましょう。

 チャンネル数は、最大5.1chです。

 高級グレードの機種では7ch以上が普通なので、ややコスパは悪いようにも思えます。

 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10にも対応します。DOLBY Visionは未対応です。

 ただし、普及は相当先ですし、最新のTVでも十分対応できるでしょう。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して80W(8Ω)です。

 下位グレードの機種と較べても、あまり協力ではないです。もちろん、音質面ではパーツ構成も重要です。こちらは、ディスクリート構成で、高性能DAC搭載とのことですが、部品番号の開示はありません。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)20 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で20 kHzです。同社の下位機同様に、この部分は、さほど重視しない作りに思えます。

 ハイレゾ音源は、対応が明示されます。WAV/Flac/Alac/DSDなど主要コーデックに対応します。ただ、再生周波数帯域の面で、高音域が20kHzまでの情報もあり、真の意味で再生できるのかは不明です。

 サラウンド技術は、こちらは、Dolby AtmosDTS:Xの対応です。そのため、天井の降り注ぎ音に対応できます。

 ただし5.1chですので、端子数の関係でこちらも、フロントの3.1chに、イネーブルドスピーカーを加える構成です。

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 仮想的な5.1ch再生は、下位機種と同じです。前方の3.1chで擬似的に5.1chを再現する「サラウンドエンハンサー」モードと、2.0chだけでサラウンドを実現するフロントステージ・サラウンドも対応です。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が4系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が1つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、Bluetoothに加えて、こちらもWi-Fiが搭載です。ただ、汎用的なDLNA規格には未対応です。AppleのAirPlayには対応です。

 ラジオは、AM・FM・ワイドFMの対応です。

 セッティングについては、この機種もMCACCという自動調整システムが装備です。

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 以上、パイオニアVSX-832の紹介でした。

 5.1ch運用のシステムとしてはやや割高に感じます。スピーカーのパワーや、周波数帯域の面でも、スペック的に言えば、積極的に「推す」理由は乏しいですね。


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 【2018年モデル】

 8・ヤマハ RX-V585
  ¥41,533 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

チャンネル数:7.1ch
出力:各115W
インピーダンス:6Ω
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR:両対応
ドルビー対応:DOLBY TrueHD
DTS対応:DTS-HD Master Audio
ハイレゾ音源:WAV/Flac/Alac/DSD
HDMI入力:4系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光1/同軸2
ネットワーク:Wi-Fi/BT
AirPlay :対応
DLNA:対応
ラジオ:AM/FM/ワイドFM
サイズ:幅435x高さ161x奥行327mm

 ヤマハRX-V585は、同社RXシリーズでは最も上位の製品です。

 本体サイズは、幅435x高さ161x奥行327mmとなります。

 AVアンプとしても、高さ17cm以上は大きい方なので、事前に設置可能かラックを確認しましょう。

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 チャンネル数は、最大7.1chです。先述のソニー機のように、5.1ch構成に加えて、TVの後ろに「フロントハイ・スピーカーを2機」付ける構成が普通です。

 ただ、ヤマハの場合、別室に、ステレオスピーカーを2個引き出すような使い方も提案しており、寝室兼用などにもできます。

 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10・DOLBY visionにも、対応します。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して115W(6Ω)です。余裕があり、十分です。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。

 この部分も、同社の下位機種同様に問題ないでしょう。

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 ハイレゾ音源は、対応が明示され、WAV/Flac/Alac/DSDなど主要コーデックに対応します。再生周波数帯域も100kHzまで保証されるので、スペック上問題ないですね。

 サラウンド技術は、DOLBY TrueHDDTS-HD Master Audioの対応です。

 7.1chとしては、2018年モデルからは、イネーブルドスピーカーにより降り注ぎ音を表現できるDolby AtmosとDTS:Xに対応となりました。

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 仮想的な5.1ch再生は、ヤマハの下位機種と同じです。

 前方スピーカーのみで擬似的な5.1ch再生を可能にするシネマDSPに対応します。同様に、5.1ch環境で、擬似的に7.1ch環境を再現するシネマDSP<3Dモード>にも対応です。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が4系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が2つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、AACまでのコーデックに対応するBluetoothに加えて、こちらもWi-Fiが搭載です。

 DLNA対応なので、PCやNASなどネットワーク上に保存した動画なども再生可能です。AppleのAirPlayにも対応です。

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 ラジオは、AM・FM・ワイドFMに対応できます。また、2018年モデルからは、Spotifyとハイレゾ配信サービスのDeezer HiFiに対応しました。

 セッティングについては、便利なYPOが利用可能です。また操作については、この機種も、音声操作が、AmazonのAlexaを介して対応可能です。電源・音量・プレイリスト選択・選曲に対応します。


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 以上、ヤマハRX-V585の紹介でした。

 現在的に、ないし、将来的に「7.1chを試して見たい!」という方には、おすすめできるAVアンプです。

 一方、「5.1ch」システムを買われる予定の方は、音質・映像の質の面で3万円以下の機種とおおきな差異がないため、より安い下位機種を選んでも良いと思います。

 ただ、 ただ、Wi-Fiの搭載で、ネットワーク再生を考える場合は、この機種は大きな魅力です。その意味、将来性の高いのはこちらでしょうね。

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 【2018年】

 9・ヤマハ RX-V485 【Wi-Fiあり】
  ¥35,955 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

チャンネル数:5.1ch
出力:各115W
インピーダンス:6Ω
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR:両対応
ドルビー対応:DOLBY TrueHD
DTS対応:DTS-HD Master Audio
ハイレゾ音源:WAV/Flac/Alac/DSD
HDMI入力:4系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光1/同軸2
ネットワーク:Wi-Fi/BT
AirPlay :対応
DLNA:対応
ラジオ:AM/FM/ワイドFM
サイズ:幅435x高さ161x奥行327mm

 なお、同型の「下位機」としてRX-V485が同時発売されています。

 こちらは5.1chの対応です。ただし、幅435x高さ161x奥行327mmと、上位機と同型状でスリムではないです。

 基本的にチャンネル以外の部分は変わらないので、7.1chを導入するつもりがないならば、こちらでも良いでしょう。ただ、価格差はさほどないので、(将来中古で売る場合も含めて)将来性は上位機でしょう。


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 【2018年】【各色】

 10・ヤマハ AVENTAGE RX-A780
  ¥60,362 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

チャンネル数:7.1ch
出力:各130W
インピーダンス:8Ω
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR:両対応
ドルビー対応:Dolby Atmos
DTS対応:DTS:X
ハイレゾ音源:WAV/Flac/Alac/DSD
HDMI入力:6系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光2/同軸2
ネットワーク:Wi-Fi/BT
AirPlay :対応
DLNA:対応
ラジオ:FM/ワイドFM/ワイドAM
サイズ:幅435x高さ171x奥行380mm

 ヤマハRX-A780は、同社のAVENTAGE<アベンタージュ>シリーズに属する、上級グレードのAVアンプです。

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 今回紹介する10万円以下グレードの機種でも「高級品」の1つになるでしょう。ヤマハの場合、このグレードからが20万円以上に連なる「ハイエンド系」の技術が搭載されはじめます。

 フルディスクリート構成7ch低歪パワーアンプや、各種の防振・耐ノイズ設計など、プラスアルファが見られます。

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 本体サイズは、幅435x高さ171x奥行380mmとなります。大きめの機種です。

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 チャンネル数は、最大7.1chです。

 先述のソニー機のように、5.1ch構成に加えて、TVの後ろに「フロントハイ・スピーカーを2機」付ける構成のほか、5.1chにイネーブルドスピーカーを2機搭載し、「天井降り注ぎ系」のシステム(5.1.2ch)構成も、公式に対応します。

 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10にも対応します。加えてDOLBY Visionにも対応します。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して130W(8Ω)です。大きなトールボーイのような大型フロントスピーカーを利用する場合も、十分なスペックです。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。問題ありません。

 ハイレゾ音源は、対応が明示され、WAV/Flac/Alac/DSDなど主要コーデックに対応します。

 サラウンド技術は、Dolby AtmosDTS:Xの対応です。先述のように、天井の降り注ぎ音に対応できます。

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 仮想的な5.1ch再生は、ヤマハの下位機種と同じです。繰り返しになりますが、前方スピーカーのみで擬似的な5.1ch再生を可能にするシネマDSPに対応します。同様に、5.1ch環境で、擬似的に7.1ch環境を再現するシネマDSP<3Dモード>に対応です。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が6系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。これに、音声出力用の光端子が2つ、同軸端子が2つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、Bluetoothに加えて、こちらもWi-Fiが搭載です。下位機種同様に、DLNA対応であり、AppleのAirPlayにも対応です。

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 ラジオは、FM・ワイドFMの対応です。また、FMの空き帯域を利用したワイドAM(補完放送)にも対応します。また、ネットワークオーディオサービスとして、下位機種の2つに加えてradikoに対応します。

 セッティングについては、こちらも定評のあるYPOが利用可能です。

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 以上、ヤマハRX-A770の紹介でした。

 下位機種と同じ7.1ch構成ですが、ドルビーアトモスに対応している点で「上位」です。対応させたい方は良い選択肢です。

 一方、5.1ch以下で検討されている場合について言えば、下位機種と同じDACながら、デジタル・映像・表示・アナログオーディオそれぞれに電源回路を分離するなど、こちらは、ノイズ処理や共振処理がより高グレードです。

 とはいえ、AVアンプは、ピュアオーディオ系機器ではないため、そこまで細かくこだわる必要性はないかもしれません。普通の方は気にせず下位機種で良いでしょう。

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 【2018年】【各色】

 11・ヤマハ AVENTAGE RX-A880
  ¥76,537 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

チャンネル数:7.1ch
出力:各130W
インピーダンス:8Ω
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR:両対応
ドルビー対応:Dolby Atmos
DTS対応:DTS:X
ハイレゾ音源:WAV/Flac/Alac/DSD
HDMI入力:6系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光2/同軸2
ネットワーク:Wi-Fi/BT
AirPlay :対応
DLNA:対応
ラジオ:FM/ワイドFM/ワイドAM
サイズ:幅435x高さ171x奥行380mm

 なお、同じ筐体を使った「1ランク上」のRX-A880も同時発売です。

 こちらについては、5年間に保証が延長される点、前面端子にアルミ製カバーがある点が相違点です。

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 また、セッティングについては、便利なYPOをパワーアップし、最大8地点の計測点でより正確にセッティングする「マルチポイント計測」に対応します。

 一方、それ以外の点では変わらないので、基本的には下位機で良いと思います。


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 12・SONY STR-DN1080
  ¥56,645 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

チャンネル数:7.1ch
出力:各100W
インピーダンス:6Ω
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR:両対応
ドルビー対応:Dolby Atmos
DTS対応:DTS:X
ハイレゾ音源:WAV/Flac/Alac/DSD
HDMI入力:6系統
HDMI出力:2系統
オーディオ:光1/同軸1
ネットワーク:Wi-FiBT(LDAC)
AirPlay :対応
DLNA:対応
ラジオ:FM/ワイドFM
サイズ:幅430x高さ156x奥行331mm

 SONYSTR-DN1080は、同社の上級グレードのAVアンプです。

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 SONYの場合も、このグレードから明らかにパーツ構成を「ハイエンド」系にしており、本格派です。

 ソニーは社是としてハイレゾの普及を図っています。

 この機種もプリアンプ部を高精度にし、高音域の信号が潰れないよにしたり、パワーアンプまでの接続も無酸素銅の銅棒で直結するなど、面白い仕組みです。

 ハイレゾに欠かせない高速応答性も改良されています。Ultra HD Blu-ray規格は、音楽データがハイレゾ仕様ですし、AVアンプとしても今後欠かせない部分です。

 本体サイズは、幅430x高さ156x奥行331mmとなります。AVアンプとして、標準的なサイズです。

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 チャンネル数は、この機種も、最大7.1chです「フロントハイ・スピーカーを2機」付ける構成のほか、天井に「トップミドルスピーカー」を取り付けて振り下ろし音を再現する方法も提案されます。

 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10にも対応します。Dolby Visionにも対応です。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して100W(6Ω)です。必要十分な性能です。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。問題ありません。

 ハイレゾ音源は、対応が明示され、WAV/Flac/Alac/DSDなど主要コーデックに対応します。

 サラウンド技術は、Dolby AtmosDTS:Xの対応です。先述のトップミドルスピーカーや、イネーブルドスピーカーによる、振り下ろし音再生に対応できます。

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 仮想的な5.1ch再生は、下位機種と同じで、S-Force PROフロントサラウンドを搭載です。他社と同じで、前方の3.1chのみで、バーチャル的な5.1chを再現できます。

 さらに、ファントム・サラウンドバック機能を用いた場合、5.1ch構成でも、背面に2本のバーチャルスピーカーを置いた7.1.2ch相当のサラウンド感を再現可能です。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が6系統、HDMI出力(TVへ)が2系統です。出力が2系統なので、例えば、TVとプロジェクターを併用したい場合などに有効です。これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が1つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、Bluetoothに加えて、こちらもWi-Fiが搭載です。

 DLNA対応であり、AppleのAirPlayにも対応です。

 また、Bluetoothについては、LDACコーデックに対応するため、対応ヘッドホンなどに、ハイレゾ音質で出力することも可能です。なお、対応ヘッドホンについては【おすすめハイレゾ対応ヘッドホンの比較記事】に書きました。

 ラジオは、FM・ワイドFMの対応です。音楽配信サービスは、Spotifyに対応します。

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 セッティングについては、下位シリーズよりも進化したD.C.A.C.EXに対応します。

 この場合、Dolby Atmosなどの7.1ch設定についても最適化できます。それ以外の場合も、周波数特性の補正がより正確で上位です。

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 以上、SONYSTR-DN1080の紹介でした。

 ヤマハRX-A770の事実上のライバル機といえるでしょう。パワーではヤマハにやや劣るものの、補正技術や、とくにハイレゾに関わる部分は期待値が高いです。


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 【2018年】

 13・ONKYO TX-NR686(B)
  ¥52,580 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

チャンネル数:7.2ch
出力:各100W
インピーダンス:
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR:両対応/ドルビービジョン
ドルビー対応:Dolby Atmos
DTS対応:DTS:X
ハイレゾ音源:WAV/Flac/Alac/DSD
HDMI入力:7系統
HDMI出力:2系統
オーディオ:光2/同軸1
ネットワーク:Wi-Fi/BT
AirPlay :対応
DLNA:未対応
ラジオ:AM/FM/ワイドFM
サイズ:幅435x高さ173.5x奥行379.5mm

 ONKYOTX-NR686 は、同社の上級グレードのAVアンプです。

 本体サイズは、幅435x高さ173.5x奥行378mmと、ここまでの製品の中でも「最大級」です。

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 ・ONKYOイネーブルドスピーカー SKH-410(B)
  ¥8,717 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 チャンネル数は、この機種は、最大7.2chです。利用法としては、通常の5.1ch構成に、ONKYOのイネーブルドスピーカーをフロントスピーカーの上に設置し、天井からの反響音をフォローする5.1.2ch構成が推奨されます。

 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10にも対応します。ドルビービジョンにも対応します。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して100W(8Ω)です。劇的に高いわけではないですが、十分な性能です。なお、DACは、AKM384kHz/32bitを利用しているようです。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。問題ありません。

 ハイレゾ音源は、対応が明示され、WAV/Flac/Alac/DSDなど主要コーデックに対応します。DSDは5.6MHz対応です。

 サラウンド技術は、こちらも、Dolby AtmosDTS:Xの対応です。

 仮想的な5.1ch再生は、この機種の場合、言及がありません

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が7系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。これに、音声出力用の光端子が2つ、同軸端子が1つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、AACまで対応のBluetoothに加えて、Wi-Fiが搭載です。ただし、DLNA規格には未対応です。ただ、AirPlayに対応するほか、Chromecastにも対応します。

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 ラジオは、AM・FM・ワイドFMの対応です。加えて、radikoなどのサービスにもネイティブ対応です。他社に比べるとAmazon Musicに対応する点が面白いです。

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  セッティングについては、上下のバランスが難しい、イネーブルドスピーカーに特化したAccuReflexの搭載が魅力です。この部分は、他社より強いでしょう。

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 以上、ONKYOTX-NR676Eの紹介でした。

 7chモデルとしては人気がある製品です。映像・音声面ではとくに弱点もなく、良くまとまって製品でしょう。DLNAに未対応というのは、唯一残念な部分ですね。

次回につづく
ホームシアター向けのAVアンプのおすすめは結論的にこちら

 というわけで、今回は、10万円以下グレードのAVアンプを14機紹介しました。

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 15・マランツ NR1609
  ¥48,900 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 次回の後編記事【こちら】では、今回紹介できなかった、ONKYOの9.2ch対応のTX-RZ830(B)をはじめ、DENONマランツのAVアンプを紹介します。

 そして、ここまで紹介した全製品から、最終的なAtlasのおすすめ機種を提案しようと思います。

 後編記事は→こちら

 また、前編最後になりましたが、この記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークで話題を共有していただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 11:13 | オーディオ製品

比較2019'【高音質で安い】AVアンプ17機の性能とおすすめと選び方【初心者〜中級者】(2)

今回のお題
ホームシアター向けのAVアンプのおすすめはどの機種?

 どもAtlasです。

 今回は、AVアンプを比較しています。

 なお、今回は、前編からの続きの記事となります。前編記事は【こちら】です。

3・高音質な上級AVアンプ

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 【2018年】

 14・ONKYO TX-RZ830(B)
  ¥88,747 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

チャンネル数:9.2ch
出力:各130W
インピーダンス:8Ω
周波数特性5 Hz-100 kHz
4K HDR:両対応/ドルビービジョン
ドルビー対応:Dolby Atmos
DTS対応:DTS:X
ハイレゾ音源:WAV/Flac/Alac/DSD
HDMI入力:7系統
HDMI出力:2系統
オーディオ:光1/同軸2
ネットワーク:Wi-Fi/BT
AirPlay :対応
DLNA:未対応
ラジオ:AM/FM/ワイドFM
サイズ:幅435x高さ201.5x奥行398mm

 ONKYOTX-RZ830 は、同社のハイエンドクラスのAVアンプです。

 本体サイズは、幅440x高さ201.5x奥行376mmとなります。高さは20cmを超え、最も大きな機種です。

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 ・ONKYOイネーブルドスピーカー SKH-410(B)
  ¥8,717 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 チャンネル数は、この機種は、最大9.2chです。

 要するに7chに、天井に向けて設置する跳ね返りスピーカーを使って、天井からの反響音をフォローする7.1.2ch構成が可能なAVアンプです。

 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10にも対応します。

 また、ドルビービジョンに対応するほか、Hybrid Log-Gamma・BT.2020信号のパススルーにも公式対応します。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して130W(8Ω)です。

 大きさと価格に見合って、相当強力です。4Ωの難しいスピーカーでも使えそうです。一方、フィルター回路の工夫などにより、ノイズ対策も万全です。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)5Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。

 ここまで見た機種に較べて、スペック上低音域の再現性に強い点は言及に値するでしょう。

 ハイレゾ音源は、対応が明示され、WAV/Flac/Alac/DSDなど主要コーデックに対応します。DSDは11.2MHz対応です。

 サラウンド技術は、こちらも、Dolby AtmosDTS:Xの対応です。

 仮想的な5.1ch再生は、この機種の場合、言及がありません

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が7系統、HDMI出力(TVへ)が2系統です。これに、音声出力用の光端子が2つ、同軸端子が2つ付属する構成です。

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 ネットワーク機能は、Bluetoothに加えて、Wi-Fiが搭載です。

 こちらも、DLNA規格には未対応ですが、radikoなどのサービスにもネイティブ対応する点などは、1つ上の機種と同じです。

 ラジオは、AM・FM・ワイドFMの対応です。

---

 以上、ONKYOTX-RZ830の紹介でした。圧倒的なパワーが自慢の機種です。中級者以上で、ヨーロッパ製などのインピーダンス低めのスピーカーを利用する場合など、需要がありそうです。

 ただし、通常のシアター用スピーカーに使うには、相当程度「オーバースペック」でしょう。


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 15・DENON AVR-X1500H-K
  ¥41,904 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

チャンネル数:7.2ch
出力:各80W
インピーダンス:
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR:両対応
ドルビー対応:Dolby Atmos
DTS対応:DTS:X
ハイレゾ音源:WAV/Flac/Alac/DSD
HDMI入力:6系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光2/同軸0
ネットワーク:Wi-Fi/BT
AirPlay :対応
DLNA:対応
ラジオ:AM/FM/ワイドFM
サイズ:幅434x高さ151x奥行339mm

  AVR-X1500Hは、日本のオーディオメーカーDENONの発売するAVアンプです。同社としては「エントリークラス」という位置づけです。

 本体サイズは、幅434x高さ151x奥行339mmとなります。AVアンプとしては標準的なサイズです。

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 チャンネル数は、この機種も、最大7.2chです。ライバルのONKYOは、「イネーブルドスピーカー推し」の構成でしたが、DENONは、どんな構成でも対応する!という宣伝方法です。

 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10にも対応します。Dolby Visionにも対応します。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して80Wです。やや低めですが、これは8Ωの数値なので、標準的でしょう。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。問題ありません。

 ハイレゾ音源は、対応が明示され、WAV/Flac/Alac/DSDなど主要コーデックに対応します。DSDは5.6MHzまでですが、一般的には問題ないでしょう。

  

 DENON イネーブルドスピーカー 木目 SC-EN10-M
  ¥6,764 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 サラウンド技術は、こちらも、Dolby AtmosDTS:Xの対応です。なお、同社もイネーブルドスピーカーの販売をしています。

 仮想的な5.1ch再生は、この機種の場合、言及がありません

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が6系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。これに、音声出力用の光端子が2つ付属します。同軸は非対応です。

 ネットワーク機能は、Bluetoothに加えて、Wi-Fiが搭載です。また、DLNAに対応し、AirPlayも使えます。この部分の汎用性はONKYOより優れます。

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 ラジオは、AM・FM・ワイドFMの対応です。音楽配信サービスの対応の幅も広いです。

 201807091245.jpg

 セッティングについては、マイクを利用して音場設定を補正できるAudyssey MultEQ XTが付属です。

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 以上、DENONのAVR-X1500Hの紹介でした。

 4万円台の7.2ch機ということで、ヤマハRX-V585などのライバルとなります。とくに、7.2ch構成で考えると、様々なスピーカー配置を想定している点で、面白く使えそうです。

 ただ、バーチャルサラウンドに未対応ですので、完全に7.2chを設置して、活かす予定の方以外は、選ばない方が良いでしょう。


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 16・DENON AVR-X2500H-K
  ¥56,018 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

チャンネル数:7.2ch
出力:各95W
インピーダンス:
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR:両対応/ドルビービジョン
ドルビー対応:Dolby Atmos
DTS対応:DTS:X
ハイレゾ音源:WAV/Flac/Alac/DSD
HDMI入力:8系統
HDMI出力:2系統
オーディオ:光2/同軸0
ネットワーク:Wi-Fi/BT
AirPlay :対応
DLNA:対応
ラジオ:AM/FM/ワイドFM
サイズ:幅434x高さ167x奥行339mm

  AVR-X2400Hは、日本のオーディオメーカーDENONの発売するAVアンプの中級機です。1つ上で紹介した機種の上位機にあたります。

 本体サイズは、幅434x高さ167x奥行339mmとなります。AVアンプとしては標準的なサイズですね。

 チャンネル数は、最大7.2chであり、先ほどの機種と同等です。

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 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10にも対応します。また、ドルビービジョンにも対応です。

 他社同様に、4Kアップスケーリングデータのスルーにも公式対応です。これは、地デジや普通のブルーレイなど、4Kに満たない映像をアップコンバートする技術です。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して95W(8Ω)です。パワーが改善された点が、下位機種との最も大きな相違点です。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。下位機種同様です。

 ハイレゾ音源は、対応が明示され、WAV/Flac/Alac/DSDなど主要コーデックに対応します。

 サラウンド技術は、こちらも、Dolby AtmosDTS:Xの対応です。

 仮想的な5.1ch再生は、この機種の場合も言及がありません

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が8系統、HDMI出力(TVへ)が2系統です。これに、音声出力用の光端子が2つ付属します。同軸はこちらも非対応です。

 ネットワーク機能は、BluetoothとWi-Fiが搭載です。こちらも、DLNAに対応し、AirPlayも使えます。

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 ラジオは、AM・FM・ワイドFMの対応です。配信サービスへの対応は下位機種同様です。

 201807091245.jpg

 セッティングについては、マイクを利用して音場設定を補正できるAudyssey MultEQ XTが付属です。

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 以上、DENONのAVR-X2500Hの紹介でした。

 AVR-X1500Hと比較すると、最大出力が高い機種です。

 ただ、それに関わる部分以外のパーツは同等程度と言うこともあり、セット販売のシアターシステムを導入するつもりならば、下位機種で良いでしょう。


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 17・マランツ NR1609/FN
 17・マランツ NR1609/FB
  ¥48,900 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

チャンネル数:7.2ch
出力:各50W
インピーダンス:8Ω
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR:両対応
ドルビー対応:Dolby Atmos
DTS対応:DTS:X
ハイレゾ音源:WAV/Flac/Alac/DSD
HDMI入力:8系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光1/同軸1
ネットワーク:Wi-Fi/BT
AirPlay :対応
DLNA:対応
ラジオ:AM/FM/ワイドFM
サイズ:幅440x高さ105x奥行376mm

  NR1608は、高級オーディオメーカーのマランツが販売するAVアンプ入門機です。

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 本体サイズは、幅440x高さ105x奥行376mmなります。AVアンプとしては小型です。5万円を超える機種だけで考えると、最も小型かもしれません。

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 また、比較的小型ですが、フルディスクリート構成のパワーアンプを採用するなど、ヤマハの上位機同様の技術を投入します。

 チャンネル数は、この機種も最大7.2chです。

 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10にも対応します。また、ドルビービジョンにも対応で、Hybrid Log-Gammaにも対応です。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して50W(8Ω)です。サイズ的に仕方ないですが、ライバル機と較べたらやや非力感があります。ただ、4Ωのスピーカにも対応を謳っています。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。

 ハイレゾ音源は、対応が明示され、WAV/Flac/Alac/DSDなど主要コーデックに対応します。DSDは、DENONと同じく、5.6MHzまでの対応ですね。

 サラウンド技術は、こちらも、Dolby AtmosDTS:Xの対応です。

 仮想的な5.1ch再生は、マランツも言及がありません

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が8系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸が1です。

 ネットワーク機能は、BluetoothとWi-Fiが搭載です。こちらも、DLNAに対応します。AirPlayも使えます。

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 ラジオは、AM・FM・ワイドFMの対応です。ネットワークオーディオサービスへの対応も充実します。

 セッティングについては、Odyssey MultEQを装備し、補整力も期待できます。

 以上、マランツが販売するAVアンプの紹介でした。

 売上的には、たいへん人気のある機種です。セットアップもAudyssey MultEQの評判が良く、スピーカーの配置は容易でしょう。

 他社製品と較べるとスペック的に割高感がありますが、割と評判の旭化成の旭化成AK4458VNをDACに使うなど、ピュアオーディオで実績のあるマランツは、音質面の信頼性は高いでしょう。ただ、AVアンプという性質上、この部分を過度に重視する必要性は微妙なところです。

今回の結論
ホームシアター向けのAVアンプのおすすめはこちら!

 というわけで、今回は、10万円以下グレードのAVアンプを10機紹介しました。

 最後に、いつものように、Atlasのおすすめ機種を提案しておこうと思います。


 第1に、3万円台の予算で選べる入門用のAVアンプとしておすすめできるのは、

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 【2018年】【2019年4月再入荷予定】

 1・ヤマハ RX-V385 【Wi-Fiなし】
  ¥-------- Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 1・ヤマハ RX-V385 【Wi-Fiなし】
  ¥32,540 楽天市場 (2/4執筆時)

チャンネル数:5.1ch
出力:各100W/115W
インピーダンス:6Ω
周波数特性:10 Hz-100 kHz  
4K HDR:両対応
ドルビー対応:DOLBY TrueHD,
DTS対応:DTS-HD Master Audio
ハイレゾ音源:未対応/対応
HDMI入力:4系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光1/同軸2
ネットワーク:BT(Wi-Fi)
AirPlay :未対応
DLNA: 未対応
ラジオ:AM/FM/ワイドFM
サイズ:幅435x高さ151x奥行315mm

 ヤマハRX-V385 でしょう。

 先述のように、人気機種のため、「製造元品切」状態です。4月再入荷予定とのことですから、納期には注意しましょう。

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 映像出力では、4K・HDR10を通せる点は、長く利用したい場合「マスト」ですが、こちらは対応できます。その上で、上位最新規格のDOLBY Visionに対応するので、相当長く使えそうです。

 音声出力は、その上で、100Wという十分なパワーを持ちますので、出力の弱さに振り回されることもないでしょう。

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 5.1chスピーカーに向く機種です。しかし、シネマDSPに対応するため、後方にスピーカーを配置しなくても、擬似的にサラウンド感が得られる点も、初心者向きかと思います。

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 セッティングについても、多チャンネルスピーカーは、位置合わせが面倒ですが、定評のある室内の音響特性を最適化する技術(YPO)が付属します。こうした点で初心者向けです。

 難点は、ネットワークに未対応の点ですが、それが不要ならば、セットアップの用意さを含めて良い機種です。

ーー

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 【2018年】

 9・ヤマハ RX-V485 【Wi-Fiあり】
  ¥35,955 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

チャンネル数:5.1ch
出力:各115W
インピーダンス:6Ω
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR:両対応
ドルビー対応:DOLBY TrueHD
DTS対応:DTS-HD Master Audio
ハイレゾ音源:WAV/Flac/Alac/DSD
HDMI入力:4系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光1/同軸2
ネットワーク:Wi-Fi/BT
AirPlay :対応
DLNA:対応
ラジオ:AM/FM/ワイドFM
サイズ:幅435x高さ161x奥行327mm

 なお、執筆時現在の価格状況で言えば、(在庫が尽きていない)1つ上の上位機の RX-V485との価格差が詰まっています。

 比較すると、この機種については、Wi-FiとBluetoothを装備しており、ネットワーク面で有利です。DLNAやAirPlay対応で、PCやNASなどネットワーク上に保存した動画再生には、より便利です。

 大きさの部分で許容できるならば、現状ではこれを選ぶのも良い選択肢です。

ーーー

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 4・ONKYO TX-L50
  ¥33,800 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

チャンネル数:6.1ch
出力:各80W
インピーダンス:4Ω
周波数特性:10 Hz-40 kHz
4K HDR:両対応
ドルビー対応:Dolby Atmos
DTS対応:DTS:X
ハイレゾ音源:WAV/Flac/Alac/DSD
HDMI入力:4系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光1/同軸1
ネットワーク:Wi-Fi/BT
AirPlay :対応
DLNA: 未対応
ラジオ:FM/ワイドFM
サイズ:幅435x高さ70x奥行325mm

 一方で、ラックの関係で設置が難しい場合は、ONKYOTX-L50が選択肢です。

 映像出力では、4KとHDRに対応した上で、音声出力も、80Wと十分な出力を持つ点が評価できます。仮想的なサラウンド再生はできませんが、しっかり5.1chを構築するならば、十分な性能です。

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 ・ONKYOイネーブルドスピーカー SKH-410(B)
  ¥8,717 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

 また、同社のイネーブルドスピーカーを利用して、3.1.2chにチャレンジするのも面白そうです。


 第2に、ワンランク上の高性能機として長く使えそうな機種は、

 201810310859.jpg

 【2018年モデル】

 8・ヤマハ RX-V585
  ¥41,533 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

チャンネル数:7.1ch
出力:各115W
インピーダンス:6Ω
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR:両対応
ドルビー対応:DOLBY TrueHD
DTS対応:DTS-HD Master Audio
ハイレゾ音源:WAV/Flac/Alac/DSD
HDMI入力:4系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光1/同軸2
ネットワーク:Wi-Fi/BT
AirPlay :対応
DLNA:対応
ラジオ:AM/FM/ワイドFM
サイズ:幅435x高さ161x奥行327mm

 ヤマハRX-V585でしょう。

 映像出力では、4Kに対応し、HDR10・DOLBY Visionにも対応します。

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 音声出力では、7.1chを構成できる機種ですが、5.1chの場合でも、擬似的に7.1ch環境を再現するシネマDSP<3Dモード>にも対応でき、面白さがありますから。

 パワー115Wと文句のない大きさです。3万円以下の機種より確実に実力のあると言える製品です。

 パーツ面でも、バーブラウン384kHz/32bitDACを利用するなどのこだわりがありますし、Wi-Fiに対応して、DLNAが利用できるのも良い部分です。

 やや価格が高いものの、便利に利用できるでしょう。

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 セッティングについては、こちらも室内の音響特性を最適化する技術(YPO)が使えます。

 その上で、操作については、YAMAHAは、Wi-Fi対応機(=music cast対応機)全機種について、ファームウェア更新でAmazonのAlexaに対応します。

 AVアンプの面倒なリモコン操作が「音声入力」でできます。なお、この端末については【Amazon Echoの比較記事】で詳しく書きました。


 第3に、5万円を超える高級機で本格的なシアターシステムを整備したいならば、

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 12・SONY STR-DN1080
  ¥56,645 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

チャンネル数:7.1ch
出力:各100W
インピーダンス:6Ω
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR:両対応
ドルビー対応:Dolby Atmos
DTS対応:DTS:X
ハイレゾ音源:WAV/Flac/Alac/DSD
HDMI入力:6系統
HDMI出力:2系統
オーディオ:光1/同軸1
ネットワーク:Wi-FiBT(LDAC)
AirPlay :対応
DLNA:対応
ラジオ:FM/ワイドFM
サイズ:幅430x高さ156x奥行331mm

 SONYSTR-DN1080でしょう。

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 五万円を超えてくると、機器内部のパーツ構成が明らかに「高級化」しますが、ソニーは、音楽やUltra HD Blu-rayの視聴に向く、高レベルのハイレゾ再生を目指す方向性のパーツ選びに好感が持てます。

 映像出力では、4Kに対応し、HDR10・DOLBY Visonに対応します。

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 音声出力では、7.1chを構成できる機種で、Dolby Atmos対応のため、5.1.2チャンネル構成で、天井からの反響音を活かした構成も可能です。

 また、5.1chの構成でも、ファントム・サラウンドバック機能で、7.1.2ch相当のサラウンド感を再現可能です。

 ネットワークの部分でも文句の付けられない構成ですし、マルチなAVレシーバーとしても活躍すると思います。スピーカーの位置調整がうまく、初心者むけの設置性の容易さと言う点でもおすすめです。


 第4に、本格的なシアターシステムをできるだけ省スペースで整備したいならば、

 201807091232.jpg

 17・マランツ NR1609/FN
 17・マランツ NR1609/FB
  ¥48,900 Amazon.co.jp (2/4執筆時)

チャンネル数:7.2ch
出力:各50W
インピーダンス:8Ω
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR:両対応
ドルビー対応:Dolby Atmos
DTS対応:DTS:X
ハイレゾ音源:WAV/Flac/Alac/DSD
HDMI入力:8系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光1/同軸1
ネットワーク:Wi-Fi/BT
AirPlay :対応
DLNA:対応
ラジオ:AM/FM/ワイドFM
サイズ:幅440x高さ105x奥行376mm

 マランツNR1609でしょう。

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 本体サイズは、幅440x高さ105x奥行376mmなります。AVアンプとしてはかなり小型で設置性が良いです。

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 中身のパーツ構成も、ヤマハの上位機のように、フルディスクリート構成であり、こだわりがあります。

 映像出力では、4Kに対応し、HDR10・DOLBY Visonに対応します。さらに、Hybrid Log-Gammaにも対応しており、充実します。

 音声出力では、7.1chを構成できる機種で、Dolby Atmos対応です。

 パワーは、さすがにサイズ的に50Wです。しかし、スピーカーは4Ωまで対応ですし、シアター用スピーカーセットを買う分には十分すぎるでしょう。

  201807091259.jpg

 ネットワークオーディオサービスの充実度も高いです。

 

 こうした「聴き放題サービス」をまだお試しでない方は、Amazon Music Unlimited30日間無料体験を登録して、自分に合った楽曲が利用できるか試すのは「あり」でしょう。

 聴き放題サービス自体は、スマホ・PC・Macで試すことができます。このサービスと加入については、【Amazon Music Unlimitedの説明サイト 】をご覧ください。

ーーー

 というわけで、今回はAVアンプの紹介でした。

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1・シアタースピーカーの比較

 なお、今回同時にホームシアター向けのスピーカーをお探しの方、このブログには、AVアンプにつなげて利用する、スピーカーを比較した記事もあります。

 セット価格で、2万円程度から10万円前後まで紹介しています。

 また、このブログ「モノマニア」では、シアター関係の家電について次のような記事もあります。

2・プリメインアンプの比較
3・AVアンプの比較
4・サウンドバーの比較

5・ミニコンポの比較

6・ステレオスピーカーの比較
7・ブルーレイプレーヤーの比較
8・ブルーレイレコーダーの比較
9・液晶テレビの比較
10・家庭用プロジェクターの比較

 これらの記事もよろしくお願いします。

 最後になりましたが、この記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークで話題を共有していただければ嬉しいです。

 (前編からの続き記事なので、前半記事をご紹介頂けるとなお嬉しいです!)

 ではでは!

posted by Atlas at 11:12 | オーディオ製品

2019年02月02日

比較2019'【詳しい】最新プリメインアンプ27機の音質とおすすめ・選び方:ハイレゾ対応(1)

【今回レビューする内容】2019年 高音質で安い!予算別のプリメインアンプの音質とおすすめ・選び方:ネットワークアンプ レシーバーの人気ランキング Wi-Fi・DLNA・Airplay対応

【紹介する製品型番】FOSTEX AP20d DENON PMA-390RE ケンウッド Kseries KA-NA7 ONKYO A-9110 A-9150 TX-8150 ヤマハ A-S501 R-N602 R-N303 R-N803 マランツ PM6006 PM5005 PM8006 PMA-1600NE-SP PMA-60 PMA-2500NE PMA-800NE パイオニア SX-S30 パイオニア A-70DA ONKYO INTEC R-N855 A-S801 B WXA-50 PM7005 FN DENON PMA-30-SP パナソニック Technics SU-G30 SONY STR-DH190 Cambridge Audio TOPAZ AM5

今回のお題
音質が良い!プリメインアンプのおすすめはどの機種?

 ども!Atlasです。

 今回は、2019年2月現在、最新のプリメインアンプ・ネットワークアンプ比較します。

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 1万円代の入門機から、10万円前後の中級機、20万を超える高級機まで、Atlasが試聴などの結果「良い!」と感じたものを選びました。

 あまりオーディオに詳しくない人の検討材料とできるように、できるだけ簡単な言葉で、かつ、詳しく書きました。

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 Atlasは、学生時代は入門機、社会人となって中級機、現在は「そこそこ高級機」と言えるだろうテクニクスのプリメインアンプを利用するに至っています。

 オーディオ好きに評価される、プリアンプパワーアンプが分かれる複雑なシステムは好きではないので、配線のシンプルなプリメインアンプを愛用しています。

 失敗を繰り返しては「売ったり、あげたり」してきましたが、今回はこのような経験をふまえて、「購入時の間違いのない選び方の基本」を紹介するつもりです。

ーー

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 今回は、ハイレゾ対応機・Wi-Fi搭載機を含め、各製品を紹介します。

 その上で、最後に、目的別・価格別に「Atlasのおすすめプリメインアンプ」を提案する形式で書いていきます。

1・プリメインアンプの選び方の基本

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 プリメインアンプは、初めて買われる方は、自分の用途に合わないものを買ってしまいがちです。

1・プリメインアンプ
2・ネットワークアンプ
3・AVアンプ

 少なくともプリメインアンプ」「ネットワークアンプ」「AVアンプの違いだけは、必ず理解してから購入されてください。

 ネット上の比較記事をみても、これらを混同して紹介している場合が見られます。

 多少詳しい人でも、違いが分かっていない場合があるので、簡単にその意味を説明しましょう。


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 第1に、プリメインアンプです。

 インテグレーテッドアンプとも呼ばれますが、ごくごく簡単に言えば「ミニコンポの本体部分」のことです。

 元々、アンプは、弱い電気信号を増幅させるプリアンプ(コントロールアンプ)と、それをブーストするパワーアンプ(メインアンプ)に分かれていました。

 しかし、これは、設置性が悪いし、価格も高くなるので、中級者以下向けに一体型設計にしたのが、プリメインアンプです。

 もちろん、CDプレーヤーなどは内蔵されません。そういった機種をお探しの場合、このブログでは【ミニコンポの比較記事】をご覧ください。音質面では、同価格のプリメインアンプに負けない製品も多いですから。 


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 第2に、ネットワークアンプです

 ごくごく簡単に言えば「プリメインアンプにWi-Fi・Bluetoothを付け足したもの」です。

 PCオーディオの普及で、最近ではじめた新しいタイプのプリメインアンプです。多くの製品はWi-FiとBluetoothが搭載され、CPプレーヤーやTVのほか、PCやNASないし、スマホの音楽も再生にも対応します。

 通常の、光・同軸入力もあるため、普通のプリメインアンプとても利用できます。ただ、無線機能は「ノイズ源」でもあるので、上級者には嫌われる場合もあるカテゴリです。


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 第3に、AVアンプです

 この製品も「プリメインアンプ」と機能が同じです。

 ただし、プリメインアンプが、2chステレオ、ないし、それにウーハーを付けた2.1chステレオまでの対応に対して、ウーハーとスピーカー5本を使う5.1chサウンド・7.2chサウンドまで対応できる製品です。

 ただ、ステレオで利用する場合は、音質は専門機に劣る機種です。また、その仕組みからいって、とにかく「でかい」です。

 プリメインアンプとは毛色が異なるので、このブログでは、【おすすめAVアンプの比較記事】で、別記事として詳しく紹介しています。

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 なお、TVを中心に、音楽再生も兼ねた音楽再生機器を揃える場合、「AVアンプ」がマストという固定観念があります。

 ただ、最近のプリメインアンプやネットワークアンプは、出力端子が複数あるので、5.1ch対応が不要ならば、プリメインアンプ・ネットワークアンプのが総合的な音質が高く、また、設置スペースを圧迫しません

 今回は、このような意味で、音楽再生機器・TVなどに向く、プリメインアンプとネットワークアンプを比較していきたいと思います。

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1・アンプのサイズ
2・アンプの音質(ハイレゾ含む)
3・ネットワーク対応(Wi-Fiなど

 また、比較にあたっては、以上の3つの観点を特に重要視していきます。

 気になる音質面では、ハイレゾ再生への対応を示すほか、「低音域・中音域・高音域をどの程度鳴らせるか」もスペックや試聴結果をふまえて書いていきます。

2・入門用プリメインアンプの比較

 では、比較をはじめます。

 はじめに、1万円台から3万円前後まで予算で購入可能なモデルを紹介します。ミニコンポから「ワンランク上のシステム」にグレードアップさせたい方に向く製品クラスでしょう。

 なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤字系で、イマイチと思う部分を青字系で記していきます。


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 1・FOSTEXパーソナル・アンプ AP20d
   ¥14,726 Amazon.co.jp (2/2執筆時)

定格出力(8Ω):20W×2
定格出力(4Ω):12W×2
インピーダンス: 4~8Ω
周波数帯域:20Hz~40kHz
アナログ端子:2
デジタル端子:  
DAC:
ネットワーク:
スピーカー出力:1 (バナナP非対応)
サイズ:幅108×高42×奥行138mm

 AP20d は、日本のフォスター電機が発売する、マイクロサイズのプリメインアンプです。

 機能を最小限に絞った「D級アンプ」で、手のひらにも載りそうな小型です。

 本体の大きさは、幅108×高42×奥行138mmです。

 アンプのパワーは、4Ω時に最大12Wです。

 この部分は「一体型コンポ並み」のスペックです。ただ、大抵のブックシェルフスピーカーを鳴らすのに問題ない水準といえます。

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 インピーダンスも、欧米に多いと、日本に多いのスピーカーに公式対応しています。

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 周波数帯域は、低音域20Hz(値が小さいほど低音域が出る傾向)、高音域40kHz(値が大きいほど高音域が出る傾向)となります。

 この数値は、過信はできない指標です。しかし、少なくともメーカーの設計思想の方向性を、客観的に理解できる「数字」として重要です。実際、たいていのメーカーが開示します。

 高音域が40kHzを超えるので、「CD音源に次ぐ」規格として採用がはじまり、iTunesなどでも採用が噂されるハイレゾ音源にも対応します。

 ただ、後述するように「デジタル入力」ができないため、他社機では「対応を表明しない水準の機器」ではあります。

 また、数値的にも「ギリギリ対応」といったレベルであり、帯域は狭いです。

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 アナログ入力は、RCA端子(オーディオ端子)が2系統です。

 デジタル入力は、この機種は、DAC=デジタル信号をアナログに変換する装置)を搭載しないので非対応です。

 そのため、例えば、TVやPCならば一般的なオーディオケーブルで接続する必要があります。

 ただし、この手のAV家電はノイズ問題があるので、「音質はさほど良くない」と考えてください。

 スピーカー端子は、1系統です。バナナプラグが使えない仕様です。

 ネットワーク機能は、BluetoothやWi-Fiを含めて未搭載です。

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 以上、AP20d の紹介でした。

 1万円前後の予算で探しているならば、わりと「手堅い選択肢」と言えます。予算が限られている場合は、費用対効果の面で「おすすめ」できます。

 一方、ハイレゾに対応しますが、デジタル入力ができない点で、音質重視の方には「物足りない」でしょう。とくに「音源の進化」を考えると、そう長く使える機種とも言えません。


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 2・SONY ステレオアンプ STR-DH190
  ¥19,074 Amazon.co.jp (2/2執筆時)

定格出力(8Ω):100W×2
定格出力(4Ω):
インピーダンス: 6~16Ω
周波数帯域:10Hz~100kHz
アナログ端子:4
デジタル端子:  
DAC:
ネットワーク:Bluetooth
スピーカー出力:1 (バナナP非対応)
サイズ:幅430×高133×奥行284mm

 STR-DH190 は、ソニーが発売する入門用のプリメインアンプです。SONYは、これ以上のグレードは5.1chとなるため、プリメインアンプはこれだけですね。

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 本体の大きさは、幅430×高133×奥行284mmです。入門機としては「大ぶり」なのは、先述のように、多チャンネルの上位機と筐体設計を共通化しているためでしょう。

 アンプのパワーは、8Ω時に100Wです。

 かなり余裕を持った設計なのは、やはり上位機との兼ね合いですね。この部分は逆に良い点でしょう。

 インピーダンスは、ただし欧米製に多い4Ωについて公式に対応しません。日本製の10万円以内のスピーカーは6Ω以上ばかりなので、心配不要でしょう。

 周波数帯域は、低音域10Hz(値が小さいほど低音域が出る)、高音域100kHz(値が大きいほど高音域が出る)となります。

 高音域が40kHzを超えるので、やはりハイレゾ音源に対応です。ただ、SONYの場合「デジタル入力」ができない機種は「対応機種」として認定していないですね。

 一方、低音域のスペックを含めて、帯域自体は広いため、低音域と高音域に強い「SONYサウンド」の哲学は感じられるでしょう。

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 アナログ入力は、RCA端子(オーディオ端子)が4系統です。レコード用のフォノもありますね。

 デジタル入力は、この機種はDACを搭載しないので非対応です。

 スピーカー端子は、2系統です。バイワイヤリング用というよりも、複数のスピーカーに分けるための実装のようです。

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 ネットワーク機能は、下位機種では珍しくBluetoothに対応します。

 コーデックは、SBCとAACまでなので、圧縮音源と同等音質です。言いかえれば、iPhoneで採用されるAACと音質は同じです。ネットの「聴き放題」音源程度ならば、再生において問題ないです。その他、ワイドFMチューナーが内蔵です。

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 以上、ソニーのSTR-DH190の紹介でした。

 TV用に、ステレオスピーカーを導入したいと考えている方には「最適」なプリメインアンプでしょう。スマホ音楽の再生もできるため、便利です。

 一方、「純粋なオーディオ機器用」と考えると、「端子部の作り」や「対応インピーダンス」など、上位とは言えない部分も混在します。


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 3・Cambridge Audio TOPAZ AM5
   ¥19,540 Amazon.co.jp (2/2執筆時)

定格出力(8Ω):25W×2
定格出力(4Ω):
インピーダンス: 6~16Ω
周波数帯域:10Hz~100kHz
アナログ端子:4
デジタル端子:  
DAC:
ネットワーク:
スピーカー出力:1 (バナナP対応)
サイズ:幅430×高80×奥行340mm

 TOPAZ AM5は、英国のケンブリッジオーディオの製品です。

 日本には、バリュートレードが代理店として販売しています。VGPで「2018年度」のエントリーモデルの最高金賞を取っている機種で、案の定、かなり人気になっています。

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 本体の大きさは、幅430×高さ80×奥行340mmです。

 背丈がない機種なので、ラックなどへの設置性はかなり良さそうです。CDプレイヤーと重ね置きでも問題ないでしょう。 

 アンプのパワーは、8Ω時に25Wです。

 さほど余裕のあるとは言えない設計です。

 インピーダンスは、こちらも4Ωについて公式に対応しません。対応は8Ωという表示です。

 周波数帯域は、低音域が10Hz高音域30kHzです。

 上位機のAM10については、低音・高音域双方ともより余裕があることを考えると、哲学に基づくのではなく、コストカットのための仕様でしょう。

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 アナログ入力は、RCA端子(オーディオ端子)が4系統です。

 デジタル入力は、非対応です。

 スピーカー端子は、1系統です。バナナプラグには対応します。

 ネットワーク機能は、非対応となります。

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 以上、ケンブリッジオーディオのTOPAZ AM5の紹介でした。

 フラットで味付けのないサウンドという「哲学」のあるブランドです。アンプのパワーを控えめにすることで、「低価格でも音質のバランスをとった設計」という点では、その路線の製品でしょう。

 ただ、試聴の限りでは、価格相応の音であり、「5万円前後のミドルクラス」に匹敵するというのはややオーバーな表現かなと思います。音質は、確かに日本の賞を得やすいサウンドですね。


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 【2018年発売開始】

 4・ONKYO A-9110
  ¥34,524 Amazon.co.jp (2/2執筆時)

定格出力(8Ω):50W×2
定格出力(4Ω):75W×2
インピーダンス: 4~16Ω
周波数帯域:10Hz~100kHz
アナログ端子:5
デジタル端子:  
DAC:
ネットワーク:
スピーカー出力:1 (バナナP対応)
サイズ:幅435×高129×奥行330mm

 A-9110は、日本の老舗音響機器メーカーのONKYOが販売する格安のプリメインアンプです。

 初心者向けのプリメインアンプです。

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 本体の大きさは、幅435×高129×奥行330mmです。

 個人的経験で言えば、ラックに入れる場合は特に「高さ」に注意するべきですが、こちらは、背が12.9cmと低いので、この点で問題ありません。リモコンも付属です。

 アンプのパワーは、4Ω時に最大75Wです。

 大抵のブックシェルフ型・トールボーイ型スピーカーを鳴らすのに問題ないスペックです。

 インピーダンスも、4~16Ωのスピーカーに公式対応するため、相性に悩む必要はないでしょう。ミニコンポなどの手持ちのスピーカーを「とりあえず利用」していく場合に便利です。

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 周波数帯域は、低音域が10Hz、高音域が100kHzと、全レンジに余裕がある仕様です。入力音源やスピーカーの性能をプリメインアンプが妨害することはないでしょう。

 一方、スペック的に、高音域が40kHz以上ですから、(ここだけ見ると)ハイレゾには対応です。ただ、ONKYOは、デジタル入力できない機種は「ハイレゾ非推奨」のようで、対応機として売っていません。

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 アナログ入力は、5系統入ります。そのため、CDプレーヤーやTVその他の多数の機器をつなげられます。

 デジタル入力は、この機種は、DAC=デジタル信号をアナログに変換する装置)を搭載しないので、この機種も「非対応」です。

 スピーカー端子は、一方、接続に便利な「バナナプラグ」にも対応するうネジ式の本格的なスピーカー端子を搭載します。

 ネットワーク機能は、BluetoothやWi-Fiを含めて未搭載です。

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 以上、ONKYOのA-9110の紹介でした。

 周波数帯域に余裕があり、本体性能は良い機種です。ただ、2015年発売開始機種ということで、デジタル入力非対応など、多少「古くさい仕様」です。

 単体のCDプレーヤーなどだけから接続をする場合は、デジタル系のノイズの問題がないのは利点とも言えます。しかし、使い勝手の部分では、あまり「おすすめ」とは言えません


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 5・マランツ PM5005
  ¥20,606 Amazon.co.jp (2/2執筆時)

定格出力(8Ω):40W×2
定格出力(4Ω):55W×2
インピーダンス: 4~8Ω
周波数帯域:10Hz~50kHz
アナログ端子:4
デジタル端子:
DAC:
ネットワーク:
スピーカー出力:1
サイズ:幅440×高105×奥行370mm

  PM5005は、米国発祥の老舗音響メーカーであるマランツの入門機です。

 日本でも古くから進出しているメーカーで、中級グレードの人気機種を多く出していました。現在は日本企業となり、DENONと同グループになっています。

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 本体の大きさは、幅440×高さ105×奥行370mm です。

 とくにこの機種は「背が低い」ので、AVラックに入れる際にメリット性があるでしょう。

 アンプのパワーは、4Ω時に最大55Wです。実用水準とは言え、能力は平均的です。ただ、20万円以下のブックシェルフ型スピーカーならば、インピーダンスを含めて大抵問題なくつながるでしょう。

 周波数帯域は、低音域が10Hz、高音域が50kHzです。

 ONKYOに比べると、高音域にさほど余裕のない仕様です。音質面では、内部の回路がフルディスクリート構成になっている点で、ノイズ対策などの面で有利でしょうが、決定的に音の差が生じているかというと微妙な部分です。

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 アナログ入力は、4系統と充実します。フォノ(レコード)用の端子もあるほどですね。

 デジタル入力は、この機種もDACを搭載しないので非対応です。ハイレゾ音源にも対応を表明していない機種です。

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 スピーカー端子は、バイワイヤリング対応です。

 通常のスピーカーは、スピーカー1つに黒と赤の2芯ケーブルを挿しますが、こちらは、4芯ケーブルも対応します。ただし、これにも、スピーカー側の対応も必要ですので、初心者は気にしなくて良い部分です。

 ネットワーク機能もBluetoothやWi-Fiを含めて未搭載です。

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 以上、マランツPM5005の紹介でした。

 ライバル機のONKYOと比べると多少パワーが落ち、周波数帯域についても、スペック的に劣ります。

 ただ、マランツのアンプは、音の個性が出しやすいフルディスクリート構成ですから、「音の傾向の固定ファン」は一定数いるのも確かですね。


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 6・DENON PMA-390RE【各色】
  ¥25,758 Amazon.co.jp (2/2執筆時)

定格出力(8Ω):50W×2
定格出力(4Ω):100W×2
インピーダンス: 4~8Ω
周波数帯域:5Hz~100kHz
アナログ端子:4
デジタル端子:
DAC:
ネットワーク:
スピーカー出力:1
サイズ:幅434×高121×奥行308mm

 PMA-390REは、日本のDENONが発売するプリメインアンプです。

 現在は、マランツの「姉妹会社」ですが、音の傾向は明らかに異なります。デノンは、バランス重視ですが、マランツに比べると、「低音重視」の傾向です。

 本体色は、黒色と銀色から選べます。

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 本体の大きさは、幅434×高121×奥行308mm  です。

 奥行が短いので、底の浅いAVラックへの配置に適しています。スピーカー端子は、こちらもネジ式で、全体的に高級感があります。

 アンプのパワーは、4Ω時に最大100WとONKYOと同じく能力が高いです。インピーダンスも4~8Ωに公式対応ですので、問題ありません。

 周波数帯域は、低音域が5Hz、高音域が100kHzです。

 ONKYOと比較すると高音域はそのままに、低音域の出力範囲は、こちらに余裕があります。高音域は、スペックだけならば、ハイレゾ音源にも対応できる品質ですが、残念ながら、ハイレゾ未対応機ですね。

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 アナログ入力は、4系統入ります。

 デジタル入力は、この機種もDACを搭載しないので非対応です。

 スピーカー端子は、2系統あり、この機種もバイワイヤリング対応です。

 ネットワーク機能もBluetoothやWi-Fiを含めて未搭載です。このあたりの仕様は入門機として共通していますね。

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 以上、DENONPMA-390REの紹介でした。

 格安機種のなかでは、周波数帯域が広く、基本性能は他機種を凌駕しているともいえる機種です。

 また、音のクリアさを重視したS.L.D.C.などの本体構造も作用して、音の解像度(分解能)も良いです。とくにバイワイヤ対応ケーブルを使えば、その実力はさらに発揮されるでしょう。「ハイレゾ対応」が当面不要ならば、最も良い選択肢でしょう。

3・中級者向けプリメインアンプの比較

 つづいて、3万円台から5万円前後までの予算で購入できる中級者向けアンプを紹介します。

 なお価格的に「中級者」と分類しましたが、初心者が購入されても全く問題なく、音質面でもワンランク上の水準を体験できます。


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 7・ケンウッド Kseries KA-NA7
  ¥24,307 Amazon.co.jp (2/2執筆時)

定格出力(4Ω):10W×2
定格出力(4Ω):
インピーダンス: 4Ω
周波数帯域:30Hz~40kHz
アナログ端子:1
デジタル端子:光×1
DAC:192kHz/24bit
ネットワーク:Bluetooth(SBC)
スピーカー出力:1
その他:
サイズ:幅110×高50-×奥行179mm

  KA-NA7は、日本のケンウッドが発売する小型のプリメインアンプです。

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 本体の大きさは、幅110×高50-×奥行179mmです。

 超小型ですので、どこでも置けます。ミニコンポ(システムコンポ)の「上位互換」としての買い換えにも向く仕様です。

 アンプのパワーは、4Ω時に最大10Wです。

 ブックシェルフでも小型のスピーカー以外ではパワー不足です。インピーダンスも対応が4Ωのみですので、こちらは、ケンウッドのスピーカーLS-NA7LS-K901-Mに合わせるべきプリメインアンプでしょう。

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 周波数帯域は、低音域が30Hz、高音域が40kHzです。

 この機種は、40kHzの水準を超えるのでハイレゾ音源対応を表明しています。しかし、高音域が40kHzは最低限のスペックであり、他機と比べた場合も優れているとは言いがたいでしょう。

 さらに、低音域は30Hzからとスペックが低いです。小型ですので、仕方ない部分ではあります。

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 アナログ入力は、1系統です。それも3.5mmステレオミニ端子なので、この製品は、基本的にアナログは「おまけ」です。

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 Amazonベーシック オプティカルケーブル 1.8m
  ¥538 Amazon.co.jp (2/2執筆時)

 デジタル入力は、対応します。

 ただし、光デジタル音声ケーブルでの接続になります。DAC=デジタル信号をアナログに変換する装置)は192kHz/24bitに対応しており、高音質なハイレゾ音源に対応できます。

 スピーカー端子は、1系統です。しかし端子の作りがレバー式であり、品質的にはミニコンポの延長線上とも言える製品ではあります。

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 以上、ケンウッドのKA-NA7の紹介でした。

 「40kHzの周波数帯域」と、「DAC内蔵でデジタル入力対応」という2点で、(真の意味で)ハイレゾ対応プリメインアンプと言えるのは、このグレード以上でしょう。

 ただし、アンプのパワーは10W小さく本格的なプリメインアンプとは言いがたい機種ですね。


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 8・ヤマハ A-S501
  ¥34,165 Amazon.co.jp (2/2執筆時)

定格出力(8Ω):85W×2
定格出力(6Ω):100W×2
インピーダンス: 6~8Ω
周波数帯域:10Hz~50kHz
アナログ端子:5
デジタル端子:光×1・同軸×1
DAC:192kHz/24bit
ネットワーク:
スピーカー出力:2(5.1ch出力対応)
サイズ:幅435×高151×奥行387mm

 A-S501は、ヤマハの中級グレードのプリメインアンプです。

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 本体の大きさは、幅435×高151×奥行387mmです。

 多少奥行がある機種ですが、標準的なサイズの域に収まっています。外面端子を含めて、プリメインアンプらしいしっかりとした重量感ある作りです。端子構成的に、TVとの相性も高いでしょう。

 アンプのパワーは、4Ω時に最大100Wと十分なサイズです。ただ、インピーダンスも、 6~8Ωまでと中級アンプとしては多少狭いです。

 周波数帯域は、低音域が10Hz、高音域が50kHzです。

 高音域は40kHzを超えるので、ハイレゾ音源を扱えるスペックです。ただし、他社に比べると、音域にさほど余裕があるわけではありません

 ただ、クリアで中音の厚みに富む「ヤマハサウンド」の特長がみられる設計です。

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 アナログ入力は、5系統と多いです。余り多いと、本体のダイヤル数が増えて却って不便なのですが、場合によっては実用性はあるでしょう。

 デジタル入力は、光デジタル音声ケーブル端子が1系統同軸端子が1系統です。

 TVやオーディオ機器きによってはいずれか一方しか搭載しない場合もあるため、この点は便利です。またPCとTVなど複数とつなげることも可能です。Atlas的には、アナログ端子よりも、デジタル端子が充実していた方が「現代的」だと思います。

 DAC192kHz/24bitに対応です。したがって、ハイレゾ音源が再生可能です

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 スピーカー端子は、2系統あり、この機種もバイワイヤリング対応です。

 ネットワーク機能は、BluetoothやWi-Fiを含めて未搭載です。

 なお、こちらは、スピーカー端子の他、5.1ch用に5系統の出力端子があります。この点では、純粋にステレオ用の「プリメインアンプ」と言えるのか、やや微妙なところですね。

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 以上、ヤマハA-S501の紹介でした。

 「味付けの少ない」サウンドという明確な「思想」があるヤマハサウンドを体験できる中級機です。一定の「企業哲学」を楽しめるのも、オーディオ機器の「楽しみ方」ですから、そういった部分では「面白い機種」です。

 ただし、ハイレゾ再生時の音域の広さやネットワーク機能などの点では、多少「古くささ」も感じる機種です。そういった点では、次に紹介する上位機のが良いでしょう。


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 【2017年】

 9・ONKYO A-9150
  ¥39,607 Amazon.co.jp (2/2執筆時)

定格出力(8Ω):30W×2
定格出力(4Ω):60W×2
インピーダンス: 4~16Ω
周波数帯域:10Hz~100kHz
アナログ端子:5
デジタル端子:光×2・同軸×2
DAC:768kHz/32bit
ネットワーク:
スピーカー出力:1(5.1ch出力対応)
サイズ:幅435×高139×奥行331mm

 A-9150は、ONKYOの中級グレードのプリメインアンプです。

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 本体の大きさは、幅435×高139×奥行331mmです。

 写真では割と大きく見えますが、プリメインアンプの標準サイズからすると標準かそれより小さいです。四角いフォルムが大きく見せている部分はありそうです。

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 一方、この機種は、(ヤマハのライバルの)河合楽器の電子ピアノ用に提供するためにカスタマイズされたアンプモジュール(Discreate SpectraModule)とDIDRCフィルターを採用していることを「売り」としています。

 こういった部分の評価は、プラシーボが入りやすく難しいです。ただ、試聴の限り、従来のONKYO同様に味付けのない素直な音でした。

 アンプのパワーは、4Ω時に最大60Wです。弱くはないですが、強調もできないでしょう。

 インピーダンスは、 4~16Ωまでと、対応の幅は高いです。

 周波数帯域は、低音域が10Hz、高音域100kHzです。

 したがって、スペック的にハイレゾに対応します。

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 アナログ入力は、5系統と多めです。

 デジタル入力は、光デジタル音声ケーブル端子が2系統同軸端子が2系統です。

 この部分が充実するのは、設計が新しいゆえでしょう。

 DACは、192kHz/24bitに対応です。

 最大で、768kHz/32bitに対応できる余裕のある設計です

 スピーカー端子は、2系統あり、バイワイヤリング対応です。

 ネットワーク機能は、BluetoothやWi-Fiを含めて未搭載です。

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 一方、この機種は、新製品には珍しく、新設計のフォノアンプを採用します。その意味で、レコード世代のファンへの訴求力が高そうです。

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 以上、ONKYOA-9150の紹介でした。

 知り合いに頼まれてそれなりに試聴した機種です。コラボ効果はよく分かりませんでしたが、ONKYOらしく味付けなしに音を出してくれる点で評価できます。

 定格出力の部分で、スピーカーの合う合わないはでそうですが、特性として、デジタル音源をアナログチックに聴かせるところがある点と、フォノアンプなどの充実などの点、または、ネットワーク機能を省略している点からすれば、落ち着いた年代の方によさそうです。


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 【2017】

 10・ヤマハ R-N303【各色】
   ¥29,500 Amazon.co.jp (2/2執筆時)

定格出力(6Ω):80W×2
定格出力(6Ω):120W×2
インピーダンス: 6Ω
周波数帯域:10Hz~100kHz
アナログ端子:4
デジタル端子:光×1・同軸×1
DAC:192kHz/24bit (DSD 5.6)
ネットワーク:Bluetooth/有線/無線LAN
スピーカー出力:1(2.1ch対応)
サイズ:幅435×高151×奥行340mm

 R-N602も、ヤマハの上級のプリメインアンプです。

 本体色は、シルバーとブラックが選択できます。

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 本体の大きさは、幅435×高151×奥行340mmです。先ほどの機種とさほど変わらない仕様です。

 このクラスになると、筐体を含めて「存在感」「高級感」が増していきます。

 アンプのパワーは、6Ω時に最大120Wと先ほどの機種と同レベルです。

 インピーダンスは、定格 ですが、能力の上で4Ω~8Ω程度のスピーカーに対応するでしょう。20万円以下クラスのスピーカーならば、問題ありません。

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 周波数帯域は、低音域が10Hz、高音域100kHzです。

 このクラスの製品としては、ONKYO同様に優秀なスペックであり、ハイレゾ向きです。

 なお、ヤマハの場合、PURE DIRECTモードの場合にこの周波数帯域になります。このモードをOFFにもできますが、その場合のほうが、従来的なYamahaユーザーの感性に向く音かもしれません。

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 アナログ入力は、こちらも4系統と多いです。

 デジタル入力は、光デジタル・同軸ケーブル端子がそれぞれ1系統です。十分でしょう。

 DACは、192kHz/24bitに対応し、ハイレゾ音源が再生可能です。また、この機種は、より高音質なDSD音源にも対応で、DSD5.6MHzまで対応できます。

 スピーカー端子は、2系統あり、この機種もバイワイヤリング対応です。

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 ネットワーク機能は、この機種の最も特長と言える部分です。

 AAC規格に対応するBluetooth接続が可能なので、iPhoneなどのスマホなどの音源が直接送れ、また、音量その他の操作も可能です。

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 さらに、Wi-Fiと有線LAN端子も装備されます。

 そのため、ご自宅のPCやタブレットまたは、以前【NASの比較記事】で紹介したような、ネットワーク上のハードディスクなどに、ワイヤレスで接続することが可能です。MacやiPhoneならばAirplayに対応できるので、iTunesからワンボタンで音源再生できます。

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 この機種は、ワイドFM/AM対応のラジオ機能も付属します。Wi-Fi網を利用すれば、radiko.jpや Spotifyなどのラジオや音楽も再生できるため、システムを「多機能ラジオ」的に構築できるのも魅力だと思います。

 以上、ヤマハR-N303の紹介でした。

 5万円前後の製品で選ぶならば、「ベスト」と言って良い製品です。ハイレゾ音源に対応できること、ネットワーク機能が充実していること、この2点は、プリメインアンプが短い期間で「陳腐化」しないためには重要な部分なので、多少高くてもこの機種を選ぶメリット性は高いです。

 その上で、スマホで操作できる利便性も、この機種のたいへん良い部分です。

 費用対効果が高いので、「迷ったらこれを選べば良い機種」だと思います。個人的にも、音質にクセが無いので、友人におすすめしやすいモデルです。

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 11・ヤマハ R-N602
  ¥42,500 Amazon.co.jp (2/2執筆時)

定格出力(6Ω):70W×2
最大出力(6Ω):110W×2
インピーダンス: 6Ω
周波数帯域:10Hz~100kHz
アナログ端子:5
デジタル端子:光×2・同軸×2・USB×1
DAC:192kHz/24bit (DSD 5.6対応可)
ネットワーク:Bluetooth・有線/無線LAN
スピーカー出力:1(2.1ch対応)
サイズ:幅435×高151×奥行392mm

 なお、こちらはR-N602という2015年発売の製品があります。

 型番上「上位機種」でノイズ対策などは「上位」で、豊富な入力端子の他、AVアンプのようにサブウーファー端子も装備される点で上位なのですが、無線のセキュリティ規格が古いなど、劣る部分もあります。

 新機種で良いと思います。


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 12・マランツ PM6006 FN
  ¥40,438 Amazon.co.jp (2/2執筆時)

定格出力(8Ω):40W×2
定格出力(4Ω):55W×2
インピーダンス: 4~8Ω
周波数帯域:10Hz~70kHz
アナログ端子:4
デジタル端子:光×2 同軸×1
DAC:192kHz/24bit
ネットワーク:なし
スピーカー出力:1
サイズ:幅440×高105×奥行370mm

 PM6006は、元米国、現日本のマランツの発売する、中級グレードのプリメインアンプです。最近試聴しましたが、マランツらしい、高音域に余裕のあるサウンドでした。

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 本体の大きさは、幅440×高さ105×奥行370mmです。

 高さがなく、設置しやすい機種ですね。ただ、重量感は十分あり、安定性は高いでです。

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 アンプのパワーは、4Ω時に最大55Wです。

 他社よりも多少スペックが低いですが、実用面では問題ないでしょう。下位機種同様に、ノイズがのりにくいフルディスクリート構成ですが、さらに、高速アンプモジュールHDAMを採用し、スピード感あるサウンドです。

 インピーダンス4~8Ωまでと対応性が高いです。

 周波数帯域は、低音域が10Hz、高音域が70kHzです。マランツの下位機種と比べると、高音域に余裕があり、ハイレゾ音源に向く仕様です。

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 アナログ入力は、4系統です。

 デジタルノイズが載らないように、しっかりとシールドされた設計ですので、アナログ・デジタル双方使う方にもおすすめできます。

 デジタル入力は、光デジタル端子が2系統同軸端子が1系統です。コンバータを介さずに済むので、端子の多さは魅力的です。

 DACは、こちらも192kHz/24bitに対応し、ハイレゾ音源が再生可能です。一方、DSD音源には未対応ですね。

 ネットワーク機能は、BluetoothやWi-Fiを含めて未搭載です。

 スピーカー端子は、2系統あり、この機種もバイワイヤリング対応です。

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 以上、マランツPM6006の紹介でした。

 厳選されたパーツによる高音域の「綺麗さ」はマランツの特長ですが、デジタル化された最近の機種にもその傾向は見られます。ネットワーク機能がないなど「古くさい」部分もありますが、純粋にステレオを楽しめる機種です。


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 【2018年】

 13・DENON PMA-800NE
  ¥41,713 Amazon.co.jp (2/2執筆時)

定格出力(8Ω):50W×2
定格出力(4Ω):100W×2
インピーダンス: 8~16Ω
周波数帯域:5Hz~100kHz
アナログ端子:5
デジタル端子:光×3 同軸×1
DAC:192kHz/24bit
ネットワーク:
スピーカー出力:2
サイズ:幅434×高122×奥行307mm

 PMA-800NEは、日本のDENONの発売するプリメインアンプです。多機種と較べると、多少特殊なアンプです。

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 本体の大きさは、幅434×高さ122×奥行307mmです。

 幅はありますが、マランツ同様に、高さはさほどでもないため、設置性は良いです。

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 アンプのパワーは、4Ω時に最大100Wです。

 背丈の低いタイプとしては、出力に余裕があります。余裕を持った電源は同社の伝統で、シングルプッシュプル回路の採用をふくめ、入門機でも電源回りで「ケチっていない」点が好感が持てます。

 マランツをスピード感と形容するなら、デノンは、低音の圧力を含む重層感が「売り」であり個性です。そのための駆動力へのこだわりです。

 インピーダンス8~16Ωまでの対応です。

 周波数帯域は、低音域が5Hz、高音域が100kHzです。

 低音域に余裕があるのはもちろん、ハイレゾに対応するべく、高音域のスペックも優れます。

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 アナログ入力は、5系統です。

 デジタル入力は、光デジタル端子が3系統と同軸が1系統です。

 DACは、こちらも192kHz/24bitに対応し、ハイレゾ音源が再生可能です

 ネットワーク機能は、マランツ同様に、BluetoothやWi-Fiを含めて未搭載です。

 スピーカー端子は、2系統あり、バイワイヤリング対応です。

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 以上、デノンPMA-800NE の紹介でした。最近デンキヤで人気のある機種です。

 音圧表現が強いとデンキヤではわりと良く聞こえてしまう部分はありますが、特に電源回りについて、同社の上位の技術をよく下ろしてきており、人気の理由も分かります。

 ただ、プリメインアンプにおいてこの価格帯は「激戦区」ですので、最終的なオススメ機種は、最後に改めて考えたいと思います。


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 14・パイオニア SX-S30
  ¥38,128 Amazon.co.jp (2/2執筆時)

定格出力(4Ω):85W×2
定格出力(4Ω):
インピーダンス: 4Ω
周波数帯域20Hz~40kHz
アナログ端子:2
デジタル端子:光×2 同軸×2 USB HDML×4
DAC:192kHz/24bit (DSD 5.6対応可)
ネットワーク:Bluetooth・有線/無線LAN
スピーカー出力:1(2.1ch対応)
サイズ:幅435×高151×奥行392mm

 SX-S30は、日本のパイオニアの発売するプリメインアンプです。

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 本体の大きさは、幅435×高さ78×奥行330mm です。D級プリメインアンプとしては、背が低い仕様です。ただし、Wi-Fiアンテナを立てると、+5cmになる点は、設置の上では留意事項です。

 アンプのパワーは、4Ω時に最大85Wです。

 このクラスとしては標準的で、十分なスペックです。インピーダンスは、推奨値でですが、出力からすれば、8Ω程度のスピーカーまでなら問題ないです。

 周波数帯域は、低音域が10Hz、高音域40kHzです。

 ハイレゾ音源に対応できるギリギリの水準で、高音域にあまり余裕がないスペックです。

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 アナログ入力は、2系統です。多少少ないですが、この機種はデジタル向きの機種ですので、仕方ない部分です。

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 デジタル入力は、光デジタル端子が2系統同軸端子が2系統・USBが1系統と豊富です。

 さらに、HDMI端子が4つ付属するのが特長です。通常TVとは光デジタル端子でつなぎますが、こちらはHDMIでもつなげます。HDMIは映像を送れるので、この本体で受信した映像情報もスルーして表示できます。

 ちなみに、4K映像をTVで見る祭は、4Kパススルー機能を搭載したアンプにHDMI接続をした上で、TVに配線しないと、著作権の関係で再生できません。この機種の場合は「対応」できます。プリメインアンプでは唯一でしょう。ただし、4K以外は無関係です。

 スピーカー端子は、1系統あり、この機種はバイワイヤリング非対応です。

 ネットワーク機能は、AAC規格に対応するBluetooth接続Wi-Fiと無線LANも装備されます。

 ヤマハと同様の仕様です。こちらも、MacやiPhoneならばAirplayに対応できるので、iTunesからワンボタンで音源再生できます。

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 以上、パイオニアSX-S30の紹介でした。

 プリメインアンプを、TVメインで利用する方で、4K放送の部分を重視するならば、この機種が良いでしょう。

 ただ、4K放送はまだ行われていませんし、同時並行してすすむ、情報量が多い4KHDR放送の音声再生は、この機種では対応できませんので、現状の買い換えで重視しなくても良い部分かもしれません。


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 15・DENON PMA-30-SP
  ¥25,234 Amazon.co.jp (2/2執筆時)

定格出力(8Ω):25W×2
定格出力(4Ω):40W×2
インピーダンス: 4~16Ω
周波数帯域:非公開
アナログ端子:
デジタル端子:光×2 同軸×1
DAC:192kHz/24bit
ネットワーク:Bluetooth(APT-X)
スピーカー出力:1 (2.1ch対応)
サイズ:幅200×高86×奥行258mm

  PMA-50は、日本のDENONの発売するプリメインアンプです。多機種と較べると、多少特殊なアンプです。

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 本体の大きさは、幅200×高86×奥行258mmです。小型で設置性についてはかなり利点がある機種です。

 アンプのパワーは、4Ω時に最大50Wと、小型機としては健闘しています。

 さほど出力は高いとは言えませんが、この機種と合わせるのは、大抵が小型ブックシェルフでしょうから十分です。インピーダンスも4~8Ωに対応できます。

 周波数帯域は、一方で、非公開です。ただし、ハイレゾ音源への対応は表明しています。

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 アナログ入力は、1系統と少ないです。

 というのも、このアンプは、デジタル信号をアンプまでアナログに変換すること無しに直通できる、DDFA技術を利用したフルデジタルアンプだからです。

 デジタル入力は、光デジタル端子が2系統同軸端子が1系統です。

 プリメインアンプ的に使える10万円以下のデジタルアンプは、現行ではこの機種だけだと思います。フルデジタル構成がアナログ構成を完全に凌駕するとは言えませんが、それでも音の歪みの改善には確実な効果があり、ファンは多いです。

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 ネットワーク機能は、AAC規格に加えて、より音質の良いapt-X規格に対応するBluetooth接続を装備します。正確にはapt-X LL規格なので、遅延は少なめです。

 ただ、無線/有線LANは装備しないので、ハイレゾ音源については、光デジタル端子などを介して再生します。

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 以上、DENONPMA-30の紹介でした。

 DENON製品としては特殊なアンプで音の傾向も異なりますが、5万円前後のアンプでは、良質と言える音を得られます。「2台目」として試す価値は確実にあります。

 ただ、個人的に、過去にいくつかフルデジタルアンプを所有したことがあります。他のスピーカーにない特徴的な音が出るのは確かですが、音質面で同じ価格帯のアナログアンプを「上回る」ということはありません

 経験上、デジタルという表現には何かしら惹きつける「魔力」があるので、選ぶ際は、多少「冷静」になる必要はあるでしょう。

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 16・DENON PMA-60
  ¥43,970 Amazon.co.jp (2/2執筆時)

定格出力(8Ω):25W×2
定格出力(4Ω):50W×2
インピーダンス: 4~8Ω
周波数帯域:非公開
アナログ端子:
デジタル端子:光×2 同軸×1 USB×1
DAC:192kHz/24bit (DSD 11.2)
ネットワーク:Bluetooth(APT-X)
スピーカー出力:1 (2.1ch対応)
サイズ:幅200×高86×奥行258mm

 なお、同じ筐体を採用する上位機種としてPMA-60も併売中です。

 以前人気があったPMA-50の後継機です。

 こちらは、出力が50Wと増えているほか、下位機種に比べるとUSB出力に対応します。ハイレゾ再生も、実際的に音源は少ないですが、DSD 11.2対応で、PCMについても、PCM 384 kHz / 32 bitまでとなります。

 ただ、FLACなどの普通のハイレゾ音源の再生を成す分には、音質部分の核心的構造は下位機種と同じですので、コスパは下位機種のが良さそうです。

4・高性能プリメインアンプの比較

 つづいて、各社の上位機と言える価格帯のプリメインアンプを紹介しましょう。 


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 17・ONKYO INTEC R-N855
  ¥55,300 Amazon.co.jp (2/2執筆時)

定格出力(4Ω):70W×2
定格出力(6Ω):85W×2
インピーダンス: 4~16Ω
周波数帯域:5Hz~60kHz
アナログ端子:2
デジタル端子:光×1・同軸×1・USB
DAC:192kHz/24bit(DSD 11.2対応)
ネットワーク:Bluetooth/有線/無線LAN
スピーカー出力:1
サイズ:幅275×高87.7×奥行283.2mm

 INTEC R-N855は、ONKYOのプリメインアンプの上位シリーズです。

 こちらには「ネットワークレシーバー」という名前が付いており、同社では、このクラスからネットワーク接続に対応します。

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 本体の大きさは、幅275×高87.7×奥行283.2mmです。プリメインアンプとしては、十分に小型サイズで、設置性の面で有利といえそうです。

 アンプのパワーは、6Ω時に最大85Wと、標準的なパワーを持ちます。

 インピーダンスの幅も広く、このクラスの製品に合わせる20万円以下のスピーカーならば、問題なく合いそうです。こちらはアンプ部分はデジタルアンプですが、入力はアナログにも対応するVL Digital形式です。

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 周波数帯域は、低音域が5Hz、高音域が60kHzです。

 ハイレゾ音源にも余裕があるスペックですが、下位機種よりも高音域でスペックダウンしているのは、デジタルアンプの採用にみられるように、設計思想が下位機種と異なるからでしょう。

 実際、こちらは、低音域については5Hzまで伸びており、ステレオの臨場感という意味では、価格なりのバージョンアップが見られます。

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 アナログ入力は、2系統です。少ないのは、やはりデジタル優先の設計だからでしょう。

 デジタル入力は、光デジタル音声ケーブル端子が1系統、同軸端子が1系統、USB接続が1系統という構成です。DAC192kHz/24bitに対応し、ハイレゾ音源が再生可能です。DSD音源については、11.2Mhzまで対応します。

 スピーカー端子は、1系統あり、この機種は(無理やり2本差す方法以外)バイワイヤリングには非対応です。

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 ネットワーク機能は、AAC規格に対応するBluetooth接続Wi-Fiと無線LANとに対応します。

 Airplayやradiko.jpにも公式対応しており、スマホでの各種操作に対応するなど、この面で優れるヤマハ同様の使い勝手があります。一方、ヤマハに比べると、ワイドAM/FMに未対応ですね。

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 以上、ONKYOINTEC R-N855の紹介でした。

 機能面では、ネットワーク再生において必要な機能が「完備された」といえるモデルです。

 ただ、こうした機能は、他社の場合、もう少し下の価格帯でも実現している点で、多少割高感はあります。その点では、デジタルアンプを使用した新設計にどの程度の「価値」を見いだせるか、という話になりそうです。


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 18・ヤマハ A-S801 B 【黒】
 19・ヤマハ A-S801 S 【シルバー】
  ¥60,200 Amazon.co.jp (2/2執筆時)

定格出力(8Ω):100W×2
定格出力(6Ω):120W×2
インピーダンス: 6~8Ω
周波数帯域:10Hz~50kHz
アナログ端子:5
デジタル端子:光×1 同軸×1 USB×1
DAC:192kHz/24bit(DSD 5.6)
ネットワーク:
スピーカー出力:1(5.1ch出力)
サイズ:幅435×高152×奥行387mm

 A-S801は、ヤマハの高級プリメインアンプです。色違いで2機種の展開です。

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 本体の大きさは、幅435×高さ152×奥行387mmです。

 プリメインアンプとしては、標準的なサイズです。大きくて重量感のあるほうが、基本性能的には良いのですが、高さの方面で設置スペースは考える必要はありそうです。

 アンプのパワーは、6Ω時に最大120Wと、プリメインアンプとしては上位クラスのパワーです。

 鳴らないスピーカーというのはまずないでしょう。ただ、

 インピーダンスは、推奨値で6~8Ωの幅なので、低インピーダンスのスピーカーは、ボリュームに多少気を使っても良いでしょう。

 周波数帯域は、低音域が10Hz、高音域が50kHzです。ハイレゾ対応とはいえ、あまり余裕のないスペックです。


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 アナログ入力は、5系統です。筐体が大きな分、数にも余裕があります。

 デジタル入力は、光デジタル端子が1系統同軸端子が1系統、USB接続が1系統という構成です。

 DAC192kHz/24bitに対応し、ハイレゾ音源が再生可能です。DSD音源については、5.6Mhzまで対応します。

 スピーカー端子は、2系統あり、この機種もバイワイヤリング対応です。なお、こちらは、「プリメインアンプ」として売られているものの、例外的に、スピーカー端子の他、5.1ch用に5系統の出力端子もあります。

 ネットワーク機能は、非搭載です。この部分は、価格を考えると残念です。

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 以上、YAMAHAA-S801の紹介でした。

 ステレオ再生機器と考えると、パワーもあり良い機種ですが、ネットワーク機能未搭載と考えると、価格面で多少割高感はありますね。ヤマハから選ぶ場合でも、別の機種が良いでしょう。

後編につづく!
音質が良いプリメインアンプのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回の「モノマニア」は、新製品のプリメインアンプを比較・紹介してきました。

 記事はもう少し続きます。

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20・ヤマハ WXA-50
21・ヤマハ R-N803
22・マランツ PM7005 FN
23・マランツ PM8006
24・パイオニア A-70DA
25・DENON PMA-1600NE-SP
26・DENON PMA-2500NE
27・パナソニック Technics SU-G30

 次回の後編記事【こちらでは、今回紹介しきれなかった、機種を順番に紹介していきます。

 Atlasが導入したTechnics SU-G30をはじめ、良い機種はまだまだ多くありますから。

 その上で、今回紹介した全てのアンプから、価格別・目的別にAtlasのおすすめ機種を提案したいと思います。

 引き続き、よろしくお願いします!

 後編はこちら

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posted by Atlas at 15:25 | オーディオ製品

比較2019'【詳しい】最新プリメインアンプ27機の音質とおすすめ・選び方:ハイレゾ対応(2)

今回のお題
音質が良いプリメインアンプのおすすめはどの機種?

 ども!Atlasです。

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 今回は、【プリメインアンプの比較記事】の後編記事です。

 前編記事では、低価格製品から10万円程度の製品を計17製品を比較しました。→こちら

 後編記事では、「ハイエンド」な高級プリメインアンプを比較します。

 その上で、前編記事で紹介した機種を含め、全機種から、価格別・性能別にAtlasのおすすめ機種を提案していきたいと思います。

5・高級なプリメインアンプの比較

 ここからは、いわゆる「ハイエンドクラス」をふくむ、高級なプリメインアンプを紹介します。

 上を見れば「GOLDMUND Telos 590 」など300万円を超えるプリメインアンプもあります。しかし、今回の記事の主旨にそぐわないので、最高でも「50万円以内」を目安として選びました。

 いずれにしても、「オールインワン」タイプのプリメインアンプは、際限なく高い「ハイエンド機」は、存在しなくはないですが、数は少ないです。


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 20・ヤマハ WXA-50
  ¥43,835 Amazon.co.jp (2/2執筆時)

定格出力(6Ω):50W×2
定格出力(4Ω):115W×2
インピーダンス: 4~6Ω
周波数帯域:10Hz~80kHz
アナログ端子:1
デジタル端子:光×1 USB×1
DAC:192kHz/24bit (DSD 5.6)
ネットワーク:Bluetooth/有線/無線LAN
スピーカー出力:1(2.1ch対応)
サイズ:幅215×高51.5×奥行251.4mm

 WXA-50は、ヤマハの高級プリメインアンプです。A-S801と異なり、小型モデルとなります。

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 本体の大きさは、幅215×高51.5×奥行251.4mmです。

 ヤマハ製品としてはかなり小型で、設置性がよいモデルです。

 アンプのパワーは、4Ω時に最大1115Wです。

 小型機ですがパワーは十分確保されます。こちらもデジタルアンプを採用した機種ですね。推奨インピーダンスは4~8Ωの幅なので、大抵のスピーカーで問題ありません。

 周波数帯域は、低音域が10Hz、高音域が80kHzです。

 小型機種ですが、ハイレゾ音源にも余裕で対応できる能力です。

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 アナログ入力は、1系統です。こちらについては、デジタル優先設計です。

 デジタル入力は、光デジタル端子が1系統USB接続が1系統という構成です。

 同軸端子が付属しませんが、たいていの場合は問題ないでしょう。DAC192kHz/24bitに対応し、ハイレゾ音源が再生可能です。DSD音源は、5.6Mhzまで対応します。

 スピーカー端子は、1系統でバイワイヤリングには非対応です。一方、サブウーファー用の端子があるので、2.1chとしても利用できます。

 ネットワーク機能は、AAC規格に対応するBluetooth接続と、Wi-Fiと有線LANに対応します。こちらも、Apple製品ならAirplayに対応し、radiko.jpなども対応します。もちろん、スマホでの音量などの操作に対応するなど、機能面でも充実します。

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 以上、YAMAHAWXA-50の紹介でした。

 小型のデジタル搭載機ですが、十分な出力が保証されます。ネットワーク機能もほぼフルスペックで搭載されますし、音質面でもウルトラロージッターPLL回路の採用など、クリアさに定評のあるヤマハのクオリティを確保できていると思います。


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 【2017】

 21・ヤマハ R-N803 【各色】
   ¥74,273 Amazon.co.jp (2/2執筆時)

定格出力(6Ω):120W×2
定格出力(4Ω):170W×2
インピーダンス: 6Ω
周波数帯域:10Hz~100kHz
アナログ端子:5
デジタル端子:光×2・同軸×2 USB×1
DAC:192kHz/24bit (DSD 5.6)
ネットワーク:Bluetooth/有線/無線LAN
スピーカー出力:1(2.1ch対応)
サイズ:幅435×高151×奥行392mm

  R-N803 は、ヤマハの上位グレードプリメインアンプです。ネットワーク機能が付属するため、ネットワークアンプという言い方もできるでしょう。

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 本体の大きさは、幅435×高151×奥行392mmです。やや背丈はありますが、このクラスのプリメインアンプとしては普通ですね。

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 アンプのパワーは、6Ω時に最大170Wと、価格相応に強力です。インピーダンスは、定格 ですが、能力の上で4Ω~16Ω程度のスピーカーにも対応するでしょう。

 なお、ヤマハは、「ハイエンド機」に限り、パワーアンプをシンメトリック(左右対称)配置としたうえで、回路を可能な限りミニマムで通すToP-ART技術を採用します。

 これは、ヤマハの「ピュアオーディオ」における核心的技術の1つで、同社は「思想」とまで言い切っているものです。プリメインアンプの場合、このグレードから採用ですね。

 周波数帯域は、低音域が10Hz、高音域が100kHzです。

 ヤマハの場合は、先ほども書いたようにPURE DIRECTモードの場合にこの周波数帯域になります。なお、このスピーカーは、外部マイクを搭載し、室内の音響特性を測定し、スピーカーを最適化する「YPAO」を搭載しますが、これもハイレゾ信号に対応しています。

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 アナログ入力は、5系統と多いです。

 デジタル入力は、光デジタル音声ケーブル端子が1系統です。最新機としては「少なめ」です。

 DACは、192kHz/24bitに対応し、ハイレゾ音源が再生可能です。DSD音源にもDSD5.6MHzまでは対応します。

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 ネットワーク機能は、Wi-Fi・Bluetooth・有線LANが搭載です。

 無線はノイズ源となるので、嫌われる場合がありますが、こちらは、ノイズが少ない専用回路を搭載し、対策があります。一方、Bluetoothは、SBCとAAC規格のみ対応で、音質はCD以下のグレードに限定される点はネックです。高級機だけに改善が欲しい部分です。

 その他、この機種は、ワイドFMradiko.jpSpotifyなどのラジオや音楽も再生できるため、システムを「多機能ラジオ」的に構築できるのも魅力だと思います。また、出力側は、サブウーファーに対応しますね。

 以上、ヤマハR-N903の紹介でした。

 やや価格が高いですが、ヤマハの「ピュアオーディオ系」の音が楽しめるネットワークアンプを探しているならば、良い選択肢です。音質部分も、ToP-ART技術の採用など、同じ系統の本体を採用する同社の下位機種とは格段に違う音を出してくれるでしょう。


 

 22・マランツ PM7005 FN
  ¥58,604 Amazon.co.jp (2/2執筆時)

定格出力(8Ω):60W×2
定格出力(4Ω):80W×2
インピーダンス: 4~8Ω
周波数帯域:5-100 kHz
アナログ端子:4
デジタル端子:光×1 同軸×1 USB×1
DAC:192kHz/24bit (DSD 5.6)
ネットワーク:
スピーカ出力:1
サイズ:幅435×高125×奥行379mm

 PM7005 FNは、マランツの上級アンプです。どっしりとした重量感が感じられる外観ですが、実際10kgの重さがあります。

 本体の大きさは、幅435×高さ125×奥行379mmです。以外と背丈が低いので、設置性は良いと思います。

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 アンプのパワーは、4Ω時に最大80Wです。

 この価格帯の製品としては標準的な実力です。パワーの点では全く問題ありません。インピーダンスも 4~8Ω対応であり、大抵のスピーカーは問題なく駆動します。もちろん、下位機種同様のフルディスクリート構成で、同社の特長とも言えるスピード感を感じられます。

 周波数帯域は、低音域が5Hz、高音域が100kHzです。

 高音域はハイレゾ音源にも余裕で対応できる能力で、この方面の得意なマランツの特長が生きるでしょう。また、低音域も5Hzと相当能力が良いので、お持ちのスピーカーの特性は十分引き出せると思います。


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 アナログ入力は、4系統です。これだけあれば十分だと思います。

 デジタル入力は、光デジタル端子同軸端子USB接続端子がそれぞれ1系統という構成です。DACは、192kHz/24bitに対応し、ハイレゾ音源が再生可能です。DSD音源は、5.6Mhzまで対応します。

 スピーカー端子は、1系統でバイワイヤリングには非対応です

 ネットワーク機能は、この機種の場合、未搭載です。新機種ではありますが、最近のプリメインアンプの傾向を取り入れない「堅実路線」のアンプですね。

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 以上、マランツPM7005 FNの紹介でした。

 高音域が綺麗に出るマランツの特長をキープしたまま、低音域についても実力を伸ばした良い機種です。本体の作りも堅実で、パーツも良いものを選んでおり、プリメインアンプとして、スピーカーの性能をフルに出し切れる性能があると思います。

 一方、ネットワークに未対応である点、「オールインワン」の設置性に魅力のあるといえるプリメインアンプとしては、多少残念かと思います。

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 【2017年】

 23・マランツ PM8006
  ¥102,280 Amazon.co.jp (2/2執筆時)

定格出力(8Ω):70W×2
定格出力(4Ω):100W×2
インピーダンス: 4~8Ω
周波数帯域:5 - 100 kHz
アナログ端子:5
デジタル端子:
DAC:
ネットワーク:
スピーカ出力:2
サイズ:幅435×高125×奥行379mm

 なお、上位機として2017年にPM8006が発売されました。

 ただこちらは、デジタル入力・DACを搭載しないタイプで、どちらかといえば、レコードを含む「アナログユーザー」をターゲットにした仕様です。

 ネットワーク関係の機能もない、ハイアマチュア向けの製品になりますので、注意しましょう。


  

 24・パイオニア インテグレーテッドアンプ A-70DA
  ¥100,156 Amazon.co.jp (2/2執筆時)

定格出力(4Ω):90W×2
定格出力(4Ω):
インピーダンス: 4~16Ω
周波数帯域:5-50 kHz
アナログ端子:7
デジタル端子:光×1 同軸×1 USB×1
DAC:192kHz/24bit (DSD 11.2
ネットワーク:
スピーカ出力:1
サイズ:幅435×高141.5×奥行370mm

  A-70DA は、パイオニアの上級のプリメインアンプです。

 姉妹機にA-70Aもあります。そちらは、デジタル入力が付属しないタイプですので、付属するこちらの機種が上位です。

 本体の大きさは、幅435×高141.5×奥行370mmです。こちらは、普通の背丈の製品なので設置場所の寸法は気にかけましょう。

 201709041352.jpg

 アンプのパワーは、定格出力のみ開示です。

 定格出力は4Ω時に最大90Wですので、10万円前後のグレードの他機種と同等レベルです。その上で、同グレードのヤマハやマランツと同じように、ダイレクトでシンプルな回路構成でスピード感を高める仕組みDirect Power FET)をやはり採用します。

 その上で、プリアンプ・パワーアンプ部・電源部を3室に区切り、一体型のプリメインアンプでもノイズに悩まされないような配慮があります。

 周波数帯域は、低音域が5Hz、高音域が50kHzです。

 マランツのPM7005 FNと比較すると、高音域においてややスペックが低いので、ハイレゾ再生はあまり強調されません。というより、中音域の充実を最優先した設計なのだと思います。自然な音質ですね。

 201806231236.jpg

 アナログ入力は、7系統です。これだけあれば足りない端子はないでしょう。

 デジタル入力は、光デジタル端子同軸端子USB接続端子がそれぞれ1系統という構成です。DACは、192kHz/24bitに対応し、ハイレゾ音源が再生可能です。DSD音源は、USB入力時に11.2Mhzまで対応します。

 ネットワーク機能は、この機種も未搭載です。ノイズ対策重視という意味では好感がもてますが、最近のオーディオ事情からすると利便性は悪いです。

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 以上、パイオニアA-70DAの紹介でした。

 効果ですが、値段相応の音質を期待できます。マランツPM7005 FNと選ぶのが難しいですが、ハイレゾ音源も使うならば高音域に余裕があるマランツで、そうでないならば、こちらが良いでしょう。


  

 25・DENON PMA-1600NE-SP
  ¥107,775 Amazon.co.jp (2/2執筆時)

定格出力(6Ω):70W×2
定格出力(4Ω):140W×2
インピーダンス: 4~16Ω
周波数帯域:5Hz~100kHz
アナログ端子:3
デジタル端子:光×2 同軸×2 USB×1
DAC:384 kHz/ 32 bit (DSD 11.2)
ネットワーク:
スピーカ出力:2
サイズ:幅435×高135×奥行410mm

 PMA-1600NEは、DENONのプリメインアンプの上位機です。

201806231408.jpg

 本体の大きさは、幅435×高135×奥行410mmです。

 上位機はあえて重量感を増し、ノイズ・振動対策とするものですが、こちらも17.6kgと「ずっしり重い」安心感のある機種です。

 アンプのパワーは、4Ω時に最大140Wと10万円前後のレンジの製品としてはかなり強いです。

 大抵のスピーカーは鳴しきるでしょう。

 201401261031.jpg

 周波数帯域は、低音域が5Hz、高音域が100kHzです。

 DENONは、従来的に中音・低音方面に強い印象でしたが、ハイレゾ時代になってからは、バランスをより重視した構成になっている気がします。あくまでスピーカーが主役と考えると、これは良い傾向に思います。

 201806231410.jpg

 アナログ入力は、3系統です。

 また、アナログ接続の際は、デジタルへの給電を完全に断った上で、ランプまで消灯させる徹底したノイズ管理をしているので、アナログ・デジタルを併用したい方には、この機種はかなり良い選択肢です。

 デジタル入力は、光デジタル端子が2系統、、同軸端子・USB接続端子が1系統という構成です。

 DACは、最大384kHz/32bitに対応します。あまり見かけないスペックで、プリメインアンプではこの機種だけでしょう。DSD音源は、11.2Mhzまで対応します。

 スピーカー端子は、2系統あり、この機種もバイワイヤリング対応です。

 ネットワーク機能は、この機種の場合、未搭載です。おそらく、ノイズ面を考えてあえて搭載していないのだとは思いますが、こちらも、利用しない時は完全に「オフにする」モードなどは(作ろうと思えば)作れるとは思います。

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 以上、DENONPMA-1600NEの紹介でした。

 およそ音質の点で言えば、非の打ち所がない機種です。デジタル・アナログ共に、スピーカーの実力を邪魔しない再生が可能だと思います。


 

 26・DENON PMA-2500NE
  ¥194,910 Amazon.co.jp (2/2執筆時)

定格出力(6Ω):80W×2
定格出力(4Ω):160W×2
インピーダンス: 4~8Ω
周波数帯域:5Hz~100kHz
アナログ端子:4
デジタル端子:光×2 同軸×2 USB×1
DAC:384 kHz/ 32 bit (DSD 11.2)
ネットワーク:
スピーカ出力:1
サイズ:幅435×高182×奥行431mm

 PMA-2500NEは、DENONのプリメインアンプの最上位機です。1つ上で紹介したPMA-1600NEの上位機ですね。

 201806231414.jpg

 本体の大きさは、幅435×高182×奥行431mmです。

 下位機種も重量感がありましたが、さらに、こちらは、25kgと「下手に持つと腰が抜けそうなほど重い」機種です。制震性は高いでしょう。。

 アンプのパワーは、4Ω時に最大160Wと、下位機種より上位です。

 周波数帯域は、一方で、低音域が5Hz、高音域が100kHzと基本仕様は同じです。

 要するに、下位機種よりもパワーを持たせた製品です。安定的な再生が可能ですが、その分消費電力は高く、また、夏場に発熱するので、このクラスの導入は、「苦労を厭わないオーディオ好き」意外にはオススメしません


 201806231418.jpg

 アナログ入力は、下位機より1系統多く、4系統です。デジタルノイズの管理は、下位機種同様の仕様です。

 デジタル入力は、光デジタル端子同軸端子が2系統、USB接続端子が1系統という構成です。

 DACは、最大384kHz/32bitに対応します。

 スピーカー端子は、2系統あり、この機種もバイワイヤリング対応です。

 ネットワーク機能は、この機種の場合、未搭載です。

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 以上、DENONPMA-2500NEの紹介でした。

 下位機種に比較すると、アンプ回路の見直しで、デノンの「哲学」である低域再生力が向上しています。回路的な安定性も増しています。ただ、下位機種の方が発売が新しいため、そちらには、高速デジタルアイソレーターなど新技術が搭載されています。

 発熱や商品電力の問題もあるため、結論的にいえば、現状では、PMA-1600NEのほうがよいかなと思います。

 ただ、Atlasの試聴結果は良好で、デジタル・アナログ共に、スピーカーの実力を邪魔しない再生が可能だと思います。こちらは、Atlasの「買い換え候補」でしたが、ネットワーク再生にはやはり対応して欲しかったです。


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 27・パナソニック Technics SU-G30
  ¥432,000 Panasonic(受注生産) (2/2執筆時)

定格出力(6Ω):50W×2
定格出力(4Ω):100W×2
インピーダンス: 4~16Ω
周波数帯域:5Hz~90kHz
アナログ端子:1
デジタル端子:光×1 同軸×2 USB×1
DAC:384 kHz / 32 bit (DSD 11.2)
ネットワーク:Bluetooth(APT-X)有線/無線LAN
スピーカ出力:1(2.1ch対応)
サイズ:幅430×高98×奥行424mm

  SU-G30は、テクニクスというブランド名でパナソニックが販売しているプリメインアンプです。

 テクニクスは、アナログ時代には有名なオーディオブランドでしたが、最近「デジタル時代」に合わせた製品をうるブランドとして再登場しました。ただ、受注生産品で、ネットでは購入できない量販店専売モデルです。

 Atlasは結局、これに買い換えました。なお、本体の液晶は、曲名表示に対応します。

 201806231429.jpg

 本体の大きさは、幅430×高さ98×奥行424mmです。

 背丈については、プリメインアンプとしてもかなり低いので、高級機としては設置性が良い機種です。重さは11.5kgとそれなりにあります。

 アンプのパワーは、4Ω時に最大100Wと、DENONには及びませんが、十分な能力がある機種です。インターネットも、4~16Ωと大抵のスピーカーに問題なく利用できるスペックです。

 201401261031.jpg

 周波数帯域は、低音域が5Hz、高音域が90kHzです。自身が所有して使っている製品は「詩的で主観的な表現」が出がちなので、自省しますが、音源の種類を問わず、素直に音が出る点で気に入っています。

 ただ、公平を期して言えば、10万円以下のプリメインアンプでも、十分な音は出ていましたし、受注生産品という分、かなり割高だとは思います。

 201806231430.jpg

 アナログ入力は、1系統です。端子数からも分かりますが、アナログ利用前提なら、この機種は全くおすすめできません。とくに核心的技術も使われていませんから。

 デジタル入力は、光デジタル端子が1系統、同軸端子が2系統、USB接続端子が1系統という構成です。

 DACは、最大384 kHz / 32 bitに対応します。ただし、USB接続時に限ります。同軸だと最大192kHz/24bit、光端子だと最大 96kHz/24bitです。DSD音源は、11.2Mhzまで対応します。

 スピーカー端子は、1系統あり、この機種はバイワイヤリング非対応です。


 201703221925.jpg

 なお、ハイレゾについて言えば、パナソニックは、High Res Re-masterというソフト的な技術を採用します。

 こちらは、ハイレゾに満たない低音質の音源をアップコンバートする技術です。こうした技術は、どちらかといえばAV家電によくみられる技術で、パナソニックは家電メーカーとしてのノウハウがあるので、採用できたのだと思います。Airplayなどで再生する圧縮音源・ロスレス音源の再生品質は確かに高いです。

 201805140948.jpg

 ネットワーク機能は、AACとapt-X規格に対応するBluetooth接続と、Wi-Fiと有線LANに対応します。

 Airplayに対応し、radiko.jpなども対応します。専用のアプリで、スマホでの音量などの操作に対応するなど、他社同様の使い勝手があります。

 なお、SU-G30のスピーカーは、バナナプラグにも対応できる仕様です。バイワイヤではないです。

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 以上、テクニクスSU-G30の紹介でした。

 背丈が低く設置性が良くネットワークにフル対応するハイレゾ機種で、アップコンバート技術で、通常音源の再生能力も高い機種といえます。

 ただ、価格が高い点と受注生産品でなかなかおない点は間違いなくネックです。

 10万円代のスピーカーでも能力が高い機種はありますし、ネットワーク系を搭載しているので、プリメインアンプとしては故障の頻度と陳腐化の危険性が高い点がネックでしょう。

今回の結論
音質が良いプリメインアンプのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回はプリメインアンプの紹介でした。

 最後に、いつものように、Atlasのおすすめ機種!を提案しておきます。

--

 なお、オーディオ専門誌は、専門家が各機で聴いた音源を「鋭い感性」で表現していくやり方をとっています。

 ただ、聴覚(音の感じ方)は、音響心理学的に言っても個人差があります。また、このブログの普段の書き方と比べて、詩的・文学的になりすぎるので、控えました。

 そのため、今回は、(一般的な消費者が選ぶの場合同じように)、試聴をふまえつつも、メカ的な仕様の違いを軸に選ぶという方法で、おすすめを提案しています。


 第1に、3万円以内の入門用のプリメインアンプとしておすすめできる機種は、

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 6・DENON PMA-390RE【各色】
  ¥25,758 Amazon.co.jp (2/2執筆時)

定格出力(8Ω):50W×2
定格出力(4Ω):100W×2
インピーダンス: 4~8Ω
周波数帯域:5Hz~100kHz
アナログ端子:4
デジタル端子:
DAC:
ネットワーク:
スピーカー出力:1
サイズ:幅434×高121×奥行308mm

 日本の音響メーカーDENONPMA-390REがおすすめです。

 201806231028.jpg

 こちらは、4Ω時に最大100Wと十分なアンプのパワーがあり、インピーダンス 4Ωからとなるため、スピーカー側のインピーダンスに左右されず、十分に「鳴らして」くれるでしょう。

 周波数帯域幅も、5Hz~100kHzと、低音域、高音域ともに広がりがあるため、お持ちのスピーカーの実力を引き出してくれると思います。

 

 カナレ/CANARE ★切売販売★ 4心スピーカーケーブル
  ¥330 Amazon.co.jp (2/2執筆時)

 4芯ケーブルの「バイワイヤ対応」ですので、対応スピーカーならば、こちらを使ってみるのも面白いでしょう。

201806231033.jpg

 ただ、この価格帯の製品の場合、ネットワーク再生やデジタル接続に対応しませんので、こういった性能を求める場合は、もう少し予算が必要です。


 第2に、ネットワーク対応の中級者向けのプリメインアンプとしておすすめできる機種は、

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 【2017】

 10・ヤマハ R-N303【各色】
   ¥29,500 Amazon.co.jp (2/2執筆時)

定格出力(6Ω):80W×2
定格出力(6Ω):120W×2
インピーダンス: 6Ω
周波数帯域:10Hz~100kHz
アナログ端子:4
デジタル端子:光×1・同軸×1
DAC:192kHz/24bit (DSD 5.6)
ネットワーク:Bluetooth/有線/無線LAN
スピーカー出力:1(2.1ch対応)
サイズ:幅435×高151×奥行340mm

 ヤマハR-N303でしょう。

 120Wというパワーと、ハイレゾにも対応できる10Hz~100kHz という余裕のある再生周波数帯域を持つ点上、ネットワーク再生やデジタル接続にフルで対応できる機種だからです。

 201806231102.jpg

 とくに、ネットワーク再生については、この価格で付属するのは非常にお買得です。ご自宅にWi-Fi環境さえあれば、PCなどに保存したオーディオも手軽に遠隔再生できますので、ニーズは確実にあると思います。

 また、【NASの比較記事】で紹介したような、ネットワーク対応のハードディスクを導入すれば、より便利に使えることでしょう。

 そういった用途に興味のない方でも、スマホでシステムが操作できたり、AirplayやBluetoothで、「ちょっとスマホ音源を再生したい」場合などに、この機種は便利です。Bluetoothならば、訪れた友人も接続できますね。

 201806231105.jpg

 入力系統も多く、デジタルも2系統ですし、音質面と機能面からすれば、最も「買って後悔のしないだろうモデル」だと思います。 


 第3に、小型で高性能な高級プリメインアンプとしておすすめできる機種は、

  201806231213.jpg

 20・ヤマハ WXA-50
  ¥43,835 Amazon.co.jp (2/2執筆時)

定格出力(6Ω):50W×2
定格出力(4Ω):115W×2
インピーダンス: 4~6Ω
周波数帯域:10Hz~80kHz
アナログ端子:1
デジタル端子:光×1 USB×1
DAC:192kHz/24bit (DSD 5.6)
ネットワーク:Bluetooth/有線/無線LAN
スピーカー出力:1(2.1ch対応)
サイズ:幅215×高51.5×奥行251.4mm

 ヤマハのWXA-50でしょう。

 201806231215.jpg

 小型機種ですが、デジタルアンプの採用で115Wというパワーをもつ優秀な機種です。

 周波数帯域幅も10Hz~80kHz と十分なものがあり、ハイレゾ音源も余裕を持って対応します。機種のサイズで性能が決まらないという、好例といえるでしょう。

 201806231217.jpg

 難点は、デジタル接続できる系統の数ですが、光端子をオーディオ機器に、USBをPCになどと工夫すれば良いでしょう。

 ネットワーク再生の部分でもBluetooth・無線LAN・有線LANに完全対応していますので、購入してから、どのようにシステムを構築したら良い音が得られるかなど、色々楽しんで使えると思います。

 なお、必ずしも小型である必要がない場合は、5万円以下クラスですが、先ほど紹介したヤマハ R-N602 で十分かと思います。10万円以下クラスの他製品は、先ほど書きましたが多少割高ですので。


 第4に、音質と機能性を最大限重視するならば、

 

 22・マランツ PM7005 FN
  ¥58,604 Amazon.co.jp (2/2執筆時)

定格出力(8Ω):60W×2
定格出力(4Ω):80W×2
インピーダンス: 4~8Ω
周波数帯域:5-100 kHz
アナログ端子:4
デジタル端子:光×1 同軸×1 USB×1
DAC:192kHz/24bit (DSD 5.6)
ネットワーク:
スピーカ出力:1
サイズ:幅435×高125×奥行379mm

 マランツPM7005 FNがおすすめです。

 例えば、オーディオだけであったり、同じ部屋にあるTVとCDプレーヤーの出力に使うなどの場合は、ネットワーク再生未対応ながら、この機種は最適でしょう。

 マランツのシステムは、「スピード感」と形容できる小気味よい音がなります。こちらは、本体の重さも十分あり、振動やノイズ対策もきっちりなされているため、普段の使い方において、ネットワーク再生が不要ならば最もおすすめできる機種です。

 パワーも80Wと十分ありますし、再生周波数帯域も5 - 100 kHzと広いです。マランツがもともと得意な高音域に加えて、低音域もしっかりとした製品ですので、スピーカーの実力を遺憾なく発揮してくれるでしょう。

 201806231232.jpg

 端子も多く、デジタル入力の2系統あるため、この部分でも安心です。

ーー

 201810201633.jpg

 12・マランツ PM6006 FN
  ¥40,438 Amazon.co.jp (2/2執筆時)

定格出力(8Ω):40W×2
定格出力(4Ω):55W×2
インピーダンス: 4~8Ω
周波数帯域:10Hz~70kHz
アナログ端子:4
デジタル端子:光×2 同軸×1
DAC:192kHz/24bit
ネットワーク:なし
スピーカー出力:1
サイズ:幅440×高105×奥行370mm

 なお、予算が不足しているようならば、同じくフルディスクリート構成である下位機種を選んでも良いでしょう。

 201806231116.jpg

 サイズも高さがなく、コンパクトですし、ネットワーク再生の部分を考慮に入れないならば、5万円以下クラスでも「おすすめ」にしたい機種です。

ーー

 201902021455.jpg

 【2018年】

 13・DENON PMA-800NE
  ¥41,713 Amazon.co.jp (2/2執筆時)

定格出力(8Ω):50W×2
定格出力(4Ω):100W×2
インピーダンス: 8~16Ω
周波数帯域:5Hz~100kHz
アナログ端子:5
デジタル端子:光×3 同軸×1
DAC:192kHz/24bit
ネットワーク:
スピーカー出力:2
サイズ:幅434×高122×奥行307mm

 DENONのライバル機のPMA-800NEも候補となるでしょう。

 躍動感と言うより、重層感のある音が好みならば、余裕のある電源部を活かしたこちらの方が合います。

 このアンプは、古いスピーカーだったり、大きなスピーカーを駆動させるような方は、特に向くと思います。


 第5に、予算10万円前後で、音質と機能性を最大限重視した場合おすすめできるのは、

 201810201639.jpg

 【2017】

 21・ヤマハ R-N803 【各色】
   ¥74,273 Amazon.co.jp (2/2執筆時)

定格出力(6Ω):120W×2
定格出力(4Ω):170W×2
インピーダンス: 6Ω
周波数帯域:10Hz~100kHz
アナログ端子:5
デジタル端子:光×2・同軸×2 USB×1
DAC:192kHz/24bit (DSD 5.6)
ネットワーク:Bluetooth/有線/無線LAN
スピーカー出力:1(2.1ch対応)
サイズ:幅435×高151×奥行392mm

  R-N803 でしょう。Atlasも2017年に新調したとすればこの機種を選んでいたと思います。

 音質面は、ハイレゾの再生を余裕でこなす上で、ヤマハの高級機に採用されるToP-ART技術で、マランツなどの他機同様に、そのスピード感が期待できます。中音域は元々強いので、ピュアオーディオ系にも向く製品です。

 その上で、ネットワーク機能を標準装備するため、Wi-Fiなどで、ネットワークを構築する方は、この機種が良いでしょう。

ーーー

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 27・パナソニック Technics SU-G30
  ¥432,000 Panasonic(受注生産) (2/2執筆時)

定格出力(6Ω):50W×2
 定格出力(4Ω):100W×2
 インピーダンス: 4~16Ω
 周波数帯域:5Hz~90kHz
 アナログ端子:1
 デジタル端子:光×1 同軸×2 USB×1
 DAC:384 kHz / 32 bit (DSD 11.2
 ネットワーク:Bluetooth(APT-X)有線/無線LAN
 スピーカ出力:1(2.1ch対応)
 その他:
 サイズ:幅430×高98×奥行424mm

 ネットワークに対応する上位のプリメインアンプは、1つ上位グレードだとテクニクスの SU-G30です。

 価格差がある点で一般的にはオススメできませんが、「生涯の買い物」と考えるならば、選択肢になるでしょう。アップデートも頻繁にあり、現在の所、陳腐化の心配もありません。


 第6に、1万円代の低予算で、おもに、TVシステムのオーディオ用として考えたい場合は、

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 2・SONY ステレオアンプ STR-DH190
  ¥19,074 Amazon.co.jp (2/2執筆時)

定格出力(8Ω):100W×2
定格出力(4Ω):
インピーダンス: 6~16Ω
周波数帯域:10Hz~100kHz
アナログ端子:4
デジタル端子:  
DAC:
ネットワーク:Bluetooth
スピーカー出力:1 (バナナP非対応)
サイズ:幅430×高133×奥行284mm

 SONYSTR-DH190でしょう。

 201806231305.jpg

 デジタル入力系統はないものの、定格出力が高く、TVやゲーム用として割と好ましい仕様かと思います。やや大きいですが、テレビ用のラックに入るならば、これでしょう。

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 Bluetoothにも、AAC規格まで対応するため、スマホなどの音楽も「テレビと同じシステム」再生再生させるには良い選択肢です。

ーー

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1・サウンドバーの比較
2・ホームシアターシステムの比較
3・AVアンプの比較
4・ミニコンポの比較

 一方、「TV用」としては、アンプ内蔵型で、サラウンド感が強い「サウンドバー」や「5.1chホームシアターシステムAVアンプのコンビ」という選択肢も考えられます。

補足:合わせて買いたいスピーカー

 というわけで、今回は、プリメインアンプの紹介でした。

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5・ブックシェルフスピーカの比較  
6・PC用スピーカーの比較
7・Bluetoothスピーカーの比較

 なお、合わせてスピーカーを選びたい方、このブログ「モノマニア」にはスピーカーの記事もあります。

 プリメインアンプ用は、アクティブスピーカーでは駄目なので、上記5番の記事をご覧ください。

ーー

 201806231448.jpg


7・学習リモコンの比較記事
8・スマートスピーカーの比較記事

 また、アンプをTVなどと同時に利用する場合など、複数の機器を操作できる高性能リモコンがあります。 

 リモコンだけではなく「電気を付けて!」など、声でも操作したい方は、AmazonやGoogleの音声入力端末を購入するだけで、簡単に可能です。詳しくは、上記の記事をご覧ください。


 

 Amazon オプティカルケーブル 1.8m
  ¥538 Amazon.co.jp (2/2執筆時)

 なお、今回紹介した各製品には、ケーブル類は基本未付属ですので、ネットで購入を検討されている方は、お忘れなく。

ーー

 以上、前後編に渡った記事はこれで終わりです。

 最後になりましたが、この記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

 (前半からの続きなので、前半記事を共有して頂けると、なお嬉しいです)

 ではでは。

posted by Atlas at 15:24 | オーディオ製品

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