2019年07月12日

比較2019'【ランク別】Bluetoothスピーカー56機の音質とおすすめ:ハイレゾ対応 (1)

【今回レビューする内容】2019年 グレード別のBluetoothスピーカーの性能とおすすめ・選び方: 無線スピーカーの違いと性能ランキング:ハイレゾ・防水/お風呂/海/野外対応のワイヤレススピーカーの口コミ:SONY JBL Bose ANKER Beats

【評価する製品型番】SONY SRS-XB12 SRS-XB01 SRS-XB22 SRS-XB32 SRS-HG10 LSPX-S2 JBL GO 2 FLIP4 CHARGE3 Bose SoundLink Mini Bluetooth speaker II  SoundLink Micro Bluetooth speaker SoundLink Color Bluetooth speaker II Revolve Bluetooth speaker Revolve+ Beats Pill+ ML4M2PA/A Panasonic SC-MC30-K ANKER Soundcore Motion Q A3108011 Flare A3161011 Sport XL A3181011 Boost A3145011 AK-A3142013 Anker Soundcore Motion+ AK-A3116011 Bang&Olufsen B&O play Beoplay A1

今回のお題
価格・グレード別のBluetoothスピーカーのおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今回は、2019年7月現在、最新モデルのポータブルBluetoothスピーカの比較します。 

 1万円前後で買える格安モデルから、ハイレゾ音源に対応する音質重視モデルまで、各社の製品を比較していきます。

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1・Bluetoothスピーカーの比較
2・大型Bluetoothスピーカーの比較

3・スマートスピーカーの比較

 ただ、Bluetoothスピーカーは、新製品だけでも非常に数が多いです。このブログだけでも、全部で56機比較しています。

 一度に全部紹介しても分かりにくいので、記事を3つに分けています。

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 1回目記事(今回)では、「重さが1kg未満」で、軽量で持ち運べる、カジュアルなBluetoothスピーカーを紹介します。

 1万円以下の製品を含めて、主に、家庭で持ち運んで使ったり、屋外で使う、小型で、防水性のあるモデルを多く紹介します。

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 2回目記事こちら)では、「重さが1kg以上」で、やや高額なBluetoothスピーカーを扱います。

 屋外などでの音楽やダンス用のほか、家庭用でも、しっかりした低音が欲しい場合は、2回目の記事をお読み下さい。

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 3回目記事こちら)では、GoogleやAmazonなど音声Assistant付きBluetoothスピーカーを紹介します。

 音楽用に使える高音質な機種をふまえて、音声アシスト付きについては、全てそちらで紹介しました。

 なお、「選び方が良く分からない」という方は、今回の記事で「選び方の基本」もフォローしますので、とりあえず、今回の1回目記事からご覧ください。

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4・PC用スピーカーの比較
5・TV用サウンドバーの比較

 そのほか、PC専用・TV専用と考えている方は、専用設計のスピーカーを紹介している、以上の記事もあります。

 こちらも、よろしくお願いします。

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1・音質    ★★☆☆☆
2・重低音   ★☆☆☆☆
3・防水性   ★★☆☆☆
4・軽量性   ★★★★☆
5・バッテリー ★★★★☆

6・総合評価  ★★★★☆

 というわけで、以下では、上表のような基準から、各製品を比較・紹介していきます。

 そして、最後にAtlasのおすすめ機種!」を提案する形で記事を書いていきます。

1・Bluetoothスピーカーの選び方の基本

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 Atlasは、ここ数年、相当数のBluetoothスピーカーを試聴し、また、記事として比較してきました。

 その成果をふまえて、今のところの「結論」をいえば、「Bluetoothスピーカー選びに失敗しない」ための選び方のポイントは次の「3点」です。

1・スピーカーユニットのサイズ
2・Bluetooth圧縮規格のグレード
3・本体の重さと防水等級の高さ

 上表の「3点」を押さえておけば、予算や用途の違いはあるにせよ「的外れなスピーカーを選ぶことはまずない」と言えます。

 これらは、重要な部分なので、あらかじめ、順番に解説しておきます。

1・スピーカーユニットのサイズ

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 第1に、スピーカーユニットのサイズです。

 Bluetoothスピーカーは、他方式のスピーカーに比べて、本体の「コンパクト性」を売りにするスピーカージャンルです。

 そのため、スピーカーユニット(=音の鳴る部分)の口径(サイズ)を過度に小さくしている製品があります。

 この点から言えば、見た目のデザインの良さからだけスピーカーを選んでしまうと、音質・音圧的に満足しない「音の悪いBluetoothスピーカー」を選んでしまう危険性が高く、十分な注意が必要です。

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 ただし、(良い意味での)例外もあります。

 例えば、SONY・BOSE・JBL・Beatsなどの音響メーカーは、構造上の工夫や、バックユニットの工夫で、小型でも素晴らしい音質を実現しているスピーカーを出しています。

 こうした機種・機能は、今回の記事では個別にしっかりと説明し、また、高く評価していこうと思います。

2・対応する圧縮規格のグレード

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 第2に、対応するコーデック(圧縮規格)のグレードです。

 Bluetoothは、Wi-Fiに比べて、電力を使わない分、「回線が細い」無線方式です。

 そのため、スマホなどの再生機器から、音源を特定の圧縮規格で縮めてから、スピーカーに送っています。

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 圧縮転送規格は、上表に示したように、主に4種類あります。

 このうち、どの製品でも対応するのがSBC規格です。

 しかし、Bluetoothスピーカーとスマホなど再生機器と双方が「より上位の規格」に対応していると、上位圧縮規格が自動で使われ、音質がかなり良くなります。

 それぞれの音質面の特徴を簡単に解説すると以下のようになります。

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 第1に、SBC規格は、音質がMP3並に劣化するほか、音の遅延が起こるため、動画音声の再生などに向きません

 第2に、AAC規格は、iPhone/iTunesでも採用される規格で、音質や遅延がSBCより格段に改善します。

 第3に、Apt-X規格は、Android系の多くのスマホが採用する規格で、音質がCD音源同等で転送できます。

 第4に、LDAC規格は、SONYのWalkmanやXperiaが採用する規格で、ハイレゾ音源にも対応可能です。

ーー

 結論的にいえば、iPhoneの場合は、上位規格であるAAC規格、Android系ならばApt-X規格に準じた製品を選ぶと満足度が高いでしょう。

 ただし、米国のBOSE社など、SBC規格の劣化した音質を「アップコンバート」する技術に長けるメーカーもあります。そのため、今回の記事では、音質の部分について、機種ごと個別に説明を加えます。

3・重さと防水等級の高さ

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 第3に、本体の重さと防水等級の高さです。

 本体の重さは、大部分がバッテリーの重量が占めます。そのため、重さとバッテリー寿命とのバランスがとれた製品を選ぶのがポイントです。

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 その上で、お風呂や野外で利用されたい場合は、防水性を考える必要があります。

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 防水性については、上表のように、JIS規格による等級分けがあります。

 そのため、スピーカーに「どの程度の防水性」「どの程度の防塵(砂・泥)」があるのか、消費者が分かるようになっています。

 今回は、この部分をしっかり「ランクわけ」して説明していきます。

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 結論的にいえば、Atlasとしては、少なくともお風呂や野外で利用するならば、IPX5は最低クリアして欲しいと考えます。

 さらに、海岸など、砂や泥が飛ぶような環境ならば、「最強クラス」のIPX67規格をオススメします。

 ただし、完全防水の製品は、シールをする関係で、本体が重くなったり、音質に悪影響を与えている場合もあります。そのため、性能のバランスが重要となるため、今回はこの点にも注意して比較します。

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 というわけで、Bluetoothスピーカーを選ぶにあたって重要視すべき点を3つ紹介しました。

 以下の記事では、これらの3点を特に重視しながら、各社のBluetoothスピーカーを比較します。

2・ソニーのBluetoothスピーカー

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 はじめにSONYのBluetoothスピーカーを紹介します。

 下位機種については、XBシリーズという重低音を強調するスタイルを特長とするスタイルです。

 上位機種については、h.ear goシリーズという、低音域と高音域が充実する音質重視のハイレゾ機です。

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 なお、ハイレゾ音源とは、E-ONKYOMoraなどで入手可能な高音質の音源です。

 ハイレゾ音源は、CDではカットされてしまう高音域まで再生できるものです。

 急速に広まりつつある次世代の音源規格ですが、対応するには、スピーカーもその規格に対応する必要があります。Moraでは、「お試し版の無料音源」もあるので、気軽に試せるでしょう。

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 なお、以下では、Atlasのおすすめのポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で書いていきます。


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 【2019年発売】

 1・SONY SRS-XB12【各色】
   ¥6.930 Amazon.co.jp (7/12執筆時)

 【2017年発売】

 1'・SONY SRS-XB10【各色】
   ¥6.979 Amazon.co.jp (7/12執筆時)

スピーカー出力:5W
スピーカー直径:46mm×1
高音再生力:20kHz
低音再生力:20Hz
対応コーデック: SBC
再生可能時間:16時間
本体サイズ: 75×91×75(mm)
重さ: 243g

1・音質    ★★☆☆☆
2・重低音   ★★☆☆☆
3・防水性   ★★★★★
4・軽量性   ★★★★★
5・バッテリー ★★★★★

6・総合評価  ★★★☆☆

 SONY SRS

 SONY SRS-X12は、ソニーでは最も安いスピーカーです。

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 現在、SRS-XB10という旧機種が残っています。新機種とほぼ値段は変わりませんが、グリルの開口率を30%拡げることで、軽量化を図るとともに、音質アップを図っています。

 音質にかかわる部分の変更は重要ですし、選ぶならば新機種でしょう。

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 本体の重さは、243gです。

 サイズも手に載るほどの超小型のBluetoothスピーカーです。

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 防水性は、IPX67規格に対応します。

 水深1メートル×30分の耐用性があります。さらに、この規格の場合は、防塵性も保証されますから、雨天の泥水や砂被りにも強い「耐久性最強」な機種です。防錆(さび)でもあるので、海辺でも問題ないです。

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 スピーカーの性能は、さほど良い機種ではありません。

 迫力のある音楽を鳴らすのに必要なパワーは、5Wと小さく、スピーカーの径も46mmと小さいです。音質は期待できません。

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 マルチペアリングは、対応します。

 そのため、どちらかと言えば、2台購入してステレオ化するべき製品です。

 Bluetoothも、一般的なSBC規格のみ対応です。音質は期待できないでしょう。

 バッテリーは、16時間もちます。充電は付属のMicroUSBケーブルでパソコンから行う仕様です。

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 以上、SONY SRS-X12の紹介でした。

 水に強い、というのが唯一の特長です。音質は、(1台では)あまり重視されていない設計なので、2台分買うならば、基本的に、続いて紹介するような上位機種がコスパは良いでしょう。 

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 2・SONY SRS-XB01 【各色】
   ¥3,419 Amazon.co.jp (7/12執筆時)

スピーカー出力:3W
スピーカー直径:37.5mm×1
高音再生力:20kHz
低音再生力:20Hz
対応コーデック: SBC
再生可能時間:6時間
本体サイズ: 81.5mm×57.5mm×56.5mm
重さ: 160g

 なお、SONYからは、さらに小口径のSRS-XB01という製品も出ています。

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 160gと軽量で、なにより小さいので、発想次第で色々な用途に使えそうです。

 ただ、その場合、IPX5相当水没や砂ホコリなどに負ける耐久性なので、注意が必要です。音質面を期待して導入する機種でもないでしょう。


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 【2019年発売】

 3・SONY SRS-XB22 【各色】
   ¥10,609 Amazon.co.jp( 7/12執筆時)

 【2018年発売】

 3'・SONY SRS-XB21 【各色】
   ¥9,800 Amazon.co.jp( 7/12執筆時)

スピーカー出力:14W
スピーカー直径:42mm×2
高音再生力:非公表
低音再生力:非公表
対応コーデック: SBC AAC LDAC
再生可能時間:12時間
本体サイズ: 約201×72×68mm
重さ: 540g

1・音質    ★★★★☆
2・重低音   ★★★★☆
3・防水性   ★★★★★
4・軽量性   ★★★★☆
5・バッテリー ★★★★☆

6・総合評価  ★★★★☆

 SONY SRS-XB22は、ソニーの入門用のBluetoothスピーカーです。

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 この機種の場合も2018年発売の旧機種が残っています。

 新機種は、ユニット自体は同じですが、外観・側面のデザインが変更されました。これに伴い、スピーカーの開口部が拡がったことで、多少の音質アップが期待できます。値段差を考えても、選ぶならば新機種でしょう。

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 本体の重さは、540グラムです。

 先ほどの製品より重量感はありますが、スマホ2台と少しの重さですから、まだまだ「軽量」と言えます。 

 本体の長さは、20センチほどですから、気軽に持ち運びんで利用するには便利な機種です。

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 防水性は、相当高い機種です。IPX67規格に対応します。

 水深1メートル×30分の耐用性があります。さらに、この規格の場合は、防塵性も保証されますから、雨天の泥水や砂被りにも強い「耐久性最強」な機種です。防錆(さび)でもあるので、海辺でも問題ないです。

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 スピーカーの性能は、総合出力が14Wです。ソニーはこのグレードから、ステレオです。

 42mmのスピーカーが左右2つ付属しており、それぞれが、低音域から高音域の音まで全てカバーする仕様です。なお、このような全レンジを1機でまかなうスピーカーユニットを「フルレンジ」と言います。

 低音域の再生力は、スピーカー単体ではさほど強くないです。

 ただし、この機種は、空気振動を利用して低音を強調するパッシブラジエーターが使われているため、小型の割には迫力のある低音が出ます。

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 Bluetoothは、一般的なSBC規格のほか、音質が良く、音の遅延も少ないAACに対応します。そのため、スマホや携帯音楽プレーヤーの圧縮音源の再生力は高いといえます。

 さらに、ハイレゾ音源の転送ができるLDAC規格に対応します。しかし、スピーカー性能の関係でハイレゾ音質の再生はできず、したとしても音質は劣化します。

 マルチペアリングは、この機種も対応します。

 そのため2台購入して左右の「ステレオ」、ないし「ダブルモード」での試聴が可能です。ただし、その場合は、コーデックは、SBCの利用に限定化されます。

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 「パーティ」機能は、ソニーのXBシリーズの得意とするところです。

 他社機にも見られるライティング機能のほか、本体を叩くことで15種の効果音を出せるパーティーブースターや、同時に100台までチェーン(数珠つなぎ再生)できる、ワイヤレスパーティーチェーン機能も搭載です。

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 音質の再現力については、DSEEという独自技術が採用される点が注目点です。

 Bluetoothスピーカーの場合、スマホ等からBluetoothで飛ばす場合、ロスレスのCD音質の音源でも一度圧縮してから送ります。そのため、スピーカー側で劣化した音質を再現する技術が重要になります。DSEEはそのための技術で、高い音源再現力があります。

 このほか、ClearAudio+S-Masterなど、ノイズを軽減し、音をクリアにする諸技術が搭載されます。

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 スマホアプリは、SONYのMusic Centerアプリ(iOS/Android)に対応します。

 そのため、楽曲の再生・停止だけでなく、イコライザーなどの操作も、スマホだけで可能です。

 バッテリーは、12時間保ちます。

 充電はこちらも付属のMicroUSBケーブルでパソコンから行う仕様です。また、USB用のACアダプターが付属するため、コンセントからも充電できます。

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 以上、SONY SRS-XB22の紹介でした。

 1万円前後で買える小型Bluetoothスピーカーとしては良いスピーカーを搭載します。また、DSEEをはじめとする音質再現技術も高度です。大きさも小型で、気軽に持ち運びできますし、1万円前後の予算で選ぶならば、良いスピーカーでしょう。

 説明書もわかりやすく、スマホ(iPhone/android)や音楽プレーヤと簡単につなげられると思います。その点、「初心者に優しい」モデルです。


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 【2019年発売】

 4・SONY SRS-XB32  【各色】
  ¥16,049 Amazon.co.jp (7/12執筆時)

 【2018年発売】

 4'・SONY SRS-XB31 【各色】
  ¥14,049 Amazon.co.jp
(7/12執筆時)

スピーカー出力:30W
スピーカー直径:48mm×2
高音再生力:非公表
低音再生力:非公表
対応コーデック: SBC AAC LDAC
再生可能時間:24時間
本体サイズ: 約 238×85×83 mm
重さ: 900g

1・音質    ★★★★★
2・重低音   ★★★★★★
3・防水性   ★★★★★
4・軽量性   ★★☆☆☆
5・バッテリー ★★★★★

6・総合評価  ★★★★★

 SONY SRS-XB32 は、先ほどの機種の上位機種です。

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 この機種も2018年発売の旧機種が残っています。下位機種の場合と同じで、中身のユニットは同じであり、外観の変更が主なポイントです。

 開口部の拡張に伴って、音質アップが期待できるため、やはり新機種が良いでしょう。

 本体の重さは、890グラムとなります。

 まだ、1kgを超えないため持ち運べる重さですが、「気軽に」と形容詞をつけるのはやや難しい重さでしょう。 

 防水性は、下位機種同様に、IPX67規格に対応します。

 防水・防塵・防さび対応で、他社モデルを含めて最高クラスです。

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 スピーカーの性能は、総合出力が40Wと下位機種よりも力強いです。

 低音域の再生力は、とくに強調できます。

 こちらには、下位機種よりも大きな48mmのフルレンジスピーカーが左右2つ付属しているため、比較的大きな音量に対応すると共に、とくに低音の力強さが増しています。

 バッテリーは、24時間持ちます。

 充電はや付属のMicroUSBケーブルでパソコンから行う仕様です。また、XBシリーズはこの機種から、野外でのスマホへの給電に対応できます。結構ユニークな機能です。

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 「パーティ」機能は、下位機種同様に搭載です。

 ただ、ライティングについては、下位機種より多彩で、12種類のLEDライティング機能を持ちます。イルミネーションの色も、スマホで変更可能です。

 一方、そのほかの技術は、マルチペアリングの部分を含めてSRS-XB22と同じです。

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 以上、SONY SRS-XB32の紹介でした。

 下位機種よりもスピーカーユニットが大きい点が魅力です。「音質重視」で家で日常的に聴くならば、この程度のサイズは最低限欲しいでしょう。

 ただ、次に紹介する同型の上位機とどちらを選ぶべきかは、難しいところですね。


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 5・SONY h.ear go SRS-HG10 【各色】
  ¥21,344 Amazon.co.jp (7/12執筆時)

スピーカー出力:24W
スピーカー直径:35mm×2
高音再生力:40kHz
低音再生力:60Hz
対応コーデック:SBC AAC LDAC
再生可能時間:12時間
本体サイズ: 約204×62×60mm
重さ:790g

1・音質    ★★★★★★
2・重低音   ★★★★☆
3・防水性   ★★☆☆☆
4・軽量性   ★★★☆☆
5・バッテリー ★★★★☆

6・総合評価  ★★★★★


  SRS-HG1 は、ソニーの h.ear goシリーズに属する高音質なポータブルスピーカーです。

 このグレードの製品から、冒頭で示した「ハイレゾ音源対応機」となります。

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 ハイレゾ未対応の同社のXBシリーズと比較して、(イルミネーションがないなど)パーティ的な機能は省略されます。

 デザインも落ち着いており、家庭に置いても違和感のない、大人向けのテーストです。

 本体の重さは、790グラムとなります。

 長さは20センチほどで、持ち運べるサイズです。

 防水性は、音質重視の機種なので、防塵・防滴性能性能はなく、お風呂などでの利用は無理な製品となります。

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 スピーカーの性能は、総合出力が24Wです。

 また、35mmのスピーカーが左右2つ付属する構造です。

 低音域の再生力は、60Hz値が大きいので、スペック的には大きくは強調できないでしょう。

 ただ、XBシリーズと比較すると、スピーカーユニットの構造が下位機種と異なり、パッシブラジエーターが前後に2つ付く仕様です。

 そのため、少なくともSONYの1万円台の機種と比較して、低音のパワー不足はそれほど感じないでしょう。もちろん、Atlasの試聴の限り、音質の面でも上位です。

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 高音域の再生力については、一方、再生周波数帯域が40kHzまでなので、スペックが上位です。

 再生周波数帯域が40kHz以上だと、スペック的に言えば、CDより音質の良い「ハイレゾ音源の再生に対応」することになります。

 最近ハイレゾ音源はブームで、今後は増えていくと思いますので、重視しても良い部分です。

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 Bluetoothは、下位機種同様に、SBCとAAC規格に対応します。

 また、ハイレゾが伝送可能なLDAC規格にも対応します。

 ただし、再生機器側がLDACに対応している必要があります。iPhoneは未対応であり、最新のSONY製のスマホやソニーのウォークマンや、Xperia以外は難しい状況です。
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 ただし、ハイレゾレベルの音質を得たい場合、Wi-Fi経由ならどのスマホやPCからも再生できます。

 その場合、SongPalというスマホアプリ(iPhone/Android)を使えば、簡単にリンクできます。

 マルチペアリングは、この機種も対応します。

 2台揃えて、左右専用にすれば、ステレオ感はより高まります。

 ただし、Wi-Fi方式での接続時に限られますが、音質劣化・遅延は基本的にないので、安定性は高いです。

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 音質の再現力については、DSEEをさらに強化したDSEE HXが採用されます。

 通常のDSEEは、圧縮した音源をCD音質に高めるための技術でした。

 しかし、こちらは、40kHzまで対応できるこの機種のスピーカーの能力をフルに生かすため、ハイレゾ音質まで高めます(=アップコンバート)。そのため、ハイレゾ音源ではない普通の音楽データについても、高レベルで再生可能です。

 バッテリーは、この機種は12時間保ちます。充電方式は下位機種と同じです。

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 以上、SONY h.ear go SRS-HG1 の紹介でした。

 ハイレゾ音源の再生に対応する高性能スピーカーです。

 また、低音域についても、デュエルパッシブラジエーターの搭載で、再生能力が高いと言える機種です。音質的には、期待できる技術が多く搭載されているため、音質を重視したい方ならば、「選んで後悔の少ない」機種でしょう。


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 【2019年】

 6・SONY LSPX-S2
  ¥39,486 Amazon.co.jp (7/12執筆時)

スピーカー出力:11W
スピーカー直径:35mm+α
高音再生力:40kHz
低音再生力:60Hz
対応コーデック: SBC AAC LDAC
再生可能時間:8時間
本体サイズ:90mm×277mm
重さ: 1100g

1・音質    ★★★★★
2・重低音   ★★★☆☆
3・防水性   ★★☆☆☆
4・軽量性   ★★☆☆☆
5・バッテリー ★★★☆☆

6・総合評価  ★★★★★

 SONY LSPX-S1は、若干特殊なBluetoothスピーカーです。

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 本体の重さは、1100gです。

 バッテリー式のLEDランタン(ライト)としても使える、デザイン家電ですから、その分重さはあります。

 1kgを超えますが、Φ9cm×28cmというサイズのため、用途的な部分で、小型機として紹介しています。

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 スピーカーの性能は、総合出力が11Wです。

 表面のガラスが振動板の役割をしているユニークな製品です。2016年に発売された初代に続き、2世代目となりますが、初号機の音質はかなり高かったです。

 楽器と同じ振動方法で、静かなところで聴くと、つややかな音を奏でていました。寝室BGM向きです。

 加振器が円状に音を発生させるため、音が広がりやるく、臨場感が高いスピーカーです。

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 高音域の再生力については、2世代目のこのモデルからハイレゾ対応機となっています。

 構造的には、ガラスの部分が有高域を再生するトゥイーターとなっているため、結構特徴的な高音域が楽しめます。

 低音域の再生力は、60Hzからですので、スペック的に強調する部分ではありません。

 ただ、用途的に考えると、「響く重低音」というのは、かえって「邪魔」でしょう。

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 Bluetoothは、この機種は、SBC・AACのほか、LDACにも対応します。

 音質の再現力については、先ほどの機種と同じで、DSEE HXが採用されます。

 バッテリーは、8時間ですが、ランタンの輝度を最大/音量半分にした状態の数値です。

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 以上、SONY LSPX-S2のスピーカーでした。

 従来よりも小型化し、ガラスの部分をハイレゾ対トゥイーターとした機種です。初代とは、音の傾向が結構変わっているので、気に入っていた方は、一度試聴すると良いかと思います。

 Atlasは(自宅がスピーカーだらけなのですが)、なんとか導入を検討しています。

4・JBLの防水スピーカーの比較

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 続いて、アメリカのJBL社が発売している防水タイプのスピーカーを紹介します。

 JBLは、世界的な音響メーカーです。「JBLサウンド」と呼ばれる独特の音響哲学をもち、味付けの少なめな、中音域が充実するサウンドが得意です。


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 【2018年発売】

 7・JBL GO 2 【各色】
  ¥3,302 Amazon.co.jp (7/12執筆時)

スピーカー出力:3W
スピーカー直径:40mm×1
高音再生力:20Hz
低音再生力:180Hz
対応コーデック: SBC
再生可能時間:5時間
本体サイズ:71.2 x 86 x 31.6(mm)
重さ: 184g

1・音質    ★★☆☆☆
2・重低音   ★★☆☆☆
3・防水性   ★★★★★
4・軽量性   ★★★★★
5・バッテリー ★★☆☆☆

6・総合評価  ★★★☆☆

 GO 2 は、JBLが2018年に販売した初級者向けのBluetoothスピーカーです。

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 本体の重さは、184グラムで、長さは8センチほどです。

 要するに、スマホ並みの重さで、「手のひらサイズ」というコンセプトのスピーカーです。

 防水性は、IPX7準拠です。

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 この点がこの機種の2つめの「売り」で、「水に30分浸けても壊れない」性能です。

 ただし、IPX67基準は示されないため、防塵・防錆については対応度が不明です。とはいえ、野外でも常識的な範囲では使えます。

 スピーカーの性能は、ただし注意が必要です。

 なぜなら、40mmのスピーカーが1つ内蔵であり、ステレオではないからです。出力も3Wなので、音圧もサイズ並みです。

 周波数帯域をみても、低音域を鳴らしきる実力はないでしょう。

 Bluetoothは、一般的なSBC規格のみに対応です。

 マルチペアリングは、この機種は非対応です。

 バッテリーは、5時間保ちます。

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 以上、JBL GO 2 の紹介でした。

 音質を重視する場合、あまり向かない機種です。ただし、圧倒的に小型で、持ち運びやすいので、相当なニーズが生じている状況です。

 音質重視の今回のコンセプトでは「選外」とせざるを得ないものの、コンパクト機として存在感のある機種です。ハンズフリー通話にも対応します。


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【2017年発売】

 7・JBL BluetoothスピーカーFLIP4【各色】
  ¥7,313 Amazon.co.jp (7/12執筆時)

スピーカー出力:16W
スピーカー直径:40mm×2
高音再生力:20kHz
低音再生力:70Hz
対応コーデック: SBC
再生可能時間:12時間
本体サイズ: 64×169×64(mm)
重さ: 440g

1・音質    ★★★☆☆
2・重低音   ★★★★☆
3・防水性   ★★★★★
4・軽量性   ★★★★☆
5・バッテリー ★★★★☆

6・総合評価  ★★★★☆

 FLIP4は、JBLが出しているBluetoothスピーカーです。

 本体の重さは、440グラムです。長さは16センチほどで、(下位機種ほどではないにせよ)かなり小型です。

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 防水性は、こちらはIPX7準拠です。

 浴室で質の良い音楽が聴きたい場合や、屋外で利用したい場合は、良い選択肢でしょう。

 ただし、IPX67基準は示されないため、防塵・防錆については対応度が不明です。とはいえ、野外でも常識的な範囲では使えます。

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 スピーカーの性能は、総合出力が16Wです。

 本体の中に、40mmのスピーカーが左右2つ内蔵され、パッシブラジエーターが補うという、ソニーにもみられた構造です。小型・防水モデルですが、口径が小さい割に良く「鳴る」モデルです。

 低音域の音質は、したがって、それなりに価格からすると、結構強調されます。

 ただ、バランス的にJBLの製品としては若干聴き疲れしやすいとはいえます。 

 マルチペアリングは、ただ、この機種の場合、対応します。

 複数のスピーカーにコネクトできるJBL Connect+に準拠するため、面白く使えます。

 Bluetoothは、しかし、一SBC規格のみに対応です。

 ただ、携帯して屋外で利用したり、お風呂で利用するタイプの製品なので、この面はさほど重視しなくて良いでしょう。

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 バッテリーは、12時間保ちます。

 本体サイズも小型で450gと軽量で、屋外で利用するには最適な機種だと思います。

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 以上、FLIP4の紹介でした。

 「完全防水」ですので、ソニーよりも水辺やお風呂での利用に向くでしょう。

 Atlasも(類似の)JBLの円筒タイプを1機所有中です。「ドンシャリ」せずに、ボーカルなどの中音域が聴きとりやすいので、気に入っています。


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 【各色】

 8・JBL Bluetoothスピーカー CHARGE3
   ¥10,402 Amazon.co.jp (7/12執筆時)

スピーカー出力:20W
スピーカー直径:50mm×2
高音再生力:20kHz
低音再生力:65Hz
対応コーデック: SBC
再生可能時間:20時間
本体サイズ: 88.5×213×87(mm)
重さ: 800g

1・音質    ★★★★☆
2・重低音   ★★★★☆
3・防水性   ★★★★★
4・軽量性   ★★★★☆
5・バッテリー ★★★★☆

6・総合評価  ★★★★★

 CHARGE3は、JBL防水スピーカーの最新機種です。

 「チャージ」の名前の由来は、この機種のバッテリーから、USB経由でスマホの充電に対応するためです。

 本体の重さは、これが理由で、800gと多少重量が増しています。

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 防水性能は、こちらも、IPX7に対応します。万一水没してしまっても安心な完全防水です。

 スピーカーの性能は、総合出力が20Wで、50mmのスピーカーが左右2つ付属している製品です。

 音響思想は下位機種と同じですので、鳴る音の傾向は同様です。

 低音域の音質は、しかしながら、単純にスピーカーの口径が大きいという理由で、豊かでしょう。

 高音域の音質は、ハイレゾ対応機ではないので、あまり変わりませんが、下位機種より中音域は充実します。。

 マルチペアリングは、対応します。

 ただし、「プラス」のないJBL Connectですから、下位機種と異なり、「パーティモード」には非対応であり、左右をステレオに振り分けるという使い方です。

 Bluetoothは、やはりSBC規格のみに対応です。

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 バッテリーは、20時間と下位機種に較べると2倍に増量しています。

 先述のように、スマホの充電に利用可能です。

 その他の部分は、上位機と同じです。

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 以上、CHARGE3の紹介でした。

 下位機種ほど「低音が爆発しない」ので、ボーカルなどの音の帯域である「中音域」を邪魔しない、いわゆるJBLサウンドです。

 JBLで、1kgを切るスピーカーはこの機種が最も上位です。Atlasも、これと同系統の別機を保持していますが、一時期割と気に入って、BGM用に普段使いしていました。(色々テストするので、ずっとは使っていません)

5・BOSEのサウンドリンクの比較

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 つづいて、BoseBluetoothスピーカーの紹介です。

 Boseは、JBLと同じくアメリカ初の世界的な音響メーカーです。

 やはり独特の音響哲学があり、「小さなスピーカーでどれだけ低音を膨らませるか」を重視しています。

 「BOSEサウンド」は、Bluetoothスピーカーのようにサイズの限られるスピーカーにおいて特に力を発揮します。


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 【2017年発売】

 9・Bose SoundLink Micro Bluetooth speaker
  ¥13,770 Amazon.co.jp (7/12執筆時)

対応コーデック:SBC
再生可能時間:6時間
本体サイズ: 98(W) x 98(H) x 35(D)mm
重さ: 290g

1・音質    ★★★☆☆
2・重低音   ★★★★☆
3・防水性   ★★★★★
4・軽量性   ★★★★☆
5・バッテリー ★★★☆☆

6・総合評価  ★★★★☆

 Bose SoundLink Micro Bluetooth speaker は、アメリカのBOSEの小型Bluetoothスピーカーです。

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 本体の重さは、290グラムです。

 長さは10センチほどですので、完全に持ちはこび用です。写真のように、「登山時の熊よけの提案」はおもしろいですね。完全防水にも対応します。

 防水性は、こちらも、JBLと同じでIPX7準拠です。お風呂やプールで安全に使えます。

 泥や砂などの粉じんに関する指標はないものの、上位機的な範囲なら、野外でも問題ないでしょう。

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 スピーカーの性能は、注意が必要で、単体ではステレオに非対応です。

 ユニットは、高音域から低音域までカバーする1つのフルレンジスピーカーに、低音を補うための電磁気回路がないスピーカー(パッシブラジエーター)を2つという構成です。

 低音域の音質は、BOSEの製品らしく、小型でも充実します。

 大音量の再生には向きませんが、適度な音量ならば、バランス良く聴けます。1万円以下の防水スピーカーと比較すると、明らかに音質の程度が異なります。

 高音域の音質は、同社の製品は、(鳴らないわけではないですが)従来からさほど強調されません。

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 マルチペアリングは、対応します。

 2台用意して、左右の「ステレオ再生」や、同じ音を鳴らす「パーティモード」に対応します。同社の場合、スマホでペアリング対応するため、利便性は良いです。

 Bluetoothは、一般的なSBC規格のみ対応です。

 バッテリーは、6時間のバッテリーと長くは持ちません。

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 以上、Bose SoundLink Micro Bluetooth speaker の紹介でした。

 アウトドアでの利用を考えていて、できるだけ軽量で、防水性が期待できる製品を選ぶならばこれでしょう。ただし、ステレオではない点は注意です。


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 【2017年発売】

 10・SoundLink Color Bluetooth speaker II
   ¥14,727 Amazon.co.jp (7/12執筆時)

対応コーデック:SBC
再生可能時間:8時間
本体サイズ: 127(W) x 1321H) x 56(D)mm
重さ: 540g

1・音質    ★★★★☆
2・重低音   ★★★★☆
3・防水性   ★★★☆☆
4・軽量性   ★★★☆☆
5・バッテリー ★★★☆☆

6・総合評価  ★★★★☆

 BOSESoundLink Color Bluetooth speaker II は、BOSEの中位機で、こちらはステレオです。

 高価なBOSE製品としては値頃感があり、人気もあります。

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 本体の重さは、540グラムです。

 長さも12センチほどです。こちらは、片手でも持ち運べるポータブルサイズです。

 防水性は、一方で、等級情報がなく「防滴仕様」とだけあります。

 おそらくIPX4かそれ以下でしょう。とはいえ、水に沈没させない限りは、お風呂でも使えそうなグレードです。

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 スピーカーの性能面では、Bose社はスペックの多くが非公開です。

 しかし、この製品も、少なくとも2つのスピーカーユニットと2つのパッシブラジエータを搭載する機種です。

 低音域の再生力は、短時間ですが静かな環境で視聴しましたが、音質的にはしっかり低音が強調されるBoseサウンドを踏襲しており、大音量再生時の音割れも少ないです。

 高音域の再生力も、分離構造が作用してそれなりに高いです。

 しかし、やはり強調するべきは「豊かな低音」という機種です。

 Bluetoothは、SBCのみに対応です。

 ただ、Boseは、DSP(デジタル・シグナル・プロセッシング)技術に伝統的に優れます。同社は、圧縮音源の失われた音の再現や、ノイズの軽減力については格段にうまいです。

 音質がさほど良くないSBC音源を綺麗に再生する用途に向くため、遅延はともかく、音質は期待できます。

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 マルチペアリングは、こちらも、対応します。

 2台用意して、左右の「ステレオ再生」や、同じ音を鳴らす「パーティモード」に対応します。設定は、この機種の場合も、スマホアプリが利用できるため、容易です。

 バッテリーは、一方で、8時間のバッテリーとさほど長くは持ちません。

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 以上、SoundLink Color Bluetooth speaker II の紹介でした。

 音質は、最近流行の「ワイドに広がる」感じです。BOSE製品として、同じほどの価格の防水スピーカーに比べると、低音の厚みが感じられるスピーカーです。


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 【2015年発売】

 11・Bose SoundLink Mini Bluetooth speaker II
   ¥17,820 Amazon.co.jp (7/12執筆時)

対応コーデック:SBC
再生可能時間:10時間
本体サイズ: 180(W) x 51(H) x 59(D)mm
重さ: 670g

1・音質    ★★★★★
2・重低音   ★★★★★
3・防水性   ★★☆☆☆
4・軽量性   ★★★☆☆
5・バッテリー ★★★☆☆

6・総合評価  ★★★★☆

 BOSESoundLink Mini Bluetooth speaker II は、同社の定番製品で、息の長いロングセラーです。

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 以前は、白色モデルもありましたが、現在は黒モデルのみのこります。

 本体の重さは、670グラムです。

 軽いとも言えませんが、長さは18センチほどですから、持ち運べるサイズです。

 防水性は、一方で、等級情報がない製品です。

 頑丈ですが、保証がなくなるため、酷使はできない機種です。

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 スピーカーの性能面は、やはり多くの情報が非公開です。

 ただ、左右に1つずつのフルレンジ型ウーファーに、低音を補うパッシブラジエータが前後1機ずつです。

 音質は、やはり強調するべきは「豊かな低音」という機種です。縦長の形状が奏功して、下位機種よりも、全音域のステレオ感は良好です。

 Bluetoothは、やはり、SBCのみに対応です。

 マルチペアリングは、機能として持ちません。

 バッテリーは、10時間となります。

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 以上、BoseSoundLink Mini Bluetooth speaker II はの紹介でした。

 ロングセラーだけあり、小型機としてはBoseらしい豊かな低音を鳴らせる機種です。

 一方、設計がやや古いため、防水性の部分が弱いほか、スピーカー部分の「個性」が、同社の最近の機種と比較すると薄く、「昔ながらのステレオ」という感じはあります。

 個人的には、「音の革新性」という点で、BOSEから選ぶとしたら、続く上位機のほうがおすすめです。


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 12・Bose SoundLink Revolve Bluetooth speaker
   ¥25,579 Amazon.co.jp (7/12執筆時)

対応コーデック:SBC
再生可能時間:12時間
本体サイズ:82x 152x 82 mm
重さ: 670g

1・音質    ★★★★★★★
2・重低音   ★★★★★
3・防水性   ★★★★☆
4・軽量性   ★★★☆☆
5・バッテリー ★★★☆☆

6・総合評価  ★★★★★

 Revolve Bluetooth speaker は、BOSEの小型スピーカーの上位機です。

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 本体の重さは、670gです。

 軽くはないですが、持ち運べますね。

 サイズも、直径8cm・高さ15cmほどの円筒形です。

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 防水性は、IPX4です。防滴性はありますが、水没や強烈な水流には耐えられない水準です。

 とはいえ、お風呂程度ならば、全く問題ないでしょう。ただし、お風呂は、規格基準外の「お湯」なので、Atlas的にはメイン利用ならば、IPX5以上は欲しいと考えています。

 高額ですが、モダンなデザインで本体の質感と格好良さは圧倒的です。

 また、「今どき」なのは、マイクを利用し、iOSのSiriやGoogleの音声コマンド入力に対応できる点です。また、スマホとリンクした場合、スピーカーをスピーカーフォンとして利用することもできます。

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 面白い部分では、一般的なカメラ三脚に取り付けられるユニバーサルマウントに対応する点です。

 カメラ三脚はどれも共通企画なので、安いもので構いません。なお三脚はこのブログの【カメラ・ビデオ用三脚の比較記事】で特集しています。

 その場合、多少凝った利用法も可能です。

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 スピーカーの性能面は、この機種もスペック非公開です。

 仕組みは、最近流行の「全周囲360度スピーカー」なので、音の広がり(サラウンド感)は相当期待です。このタイプは、部屋の中央でもどこでも置けるため、大手音響メーカーは、このタイプのスピーカーの研究をかなり進めています。

 ユニットは、1つのフルレンジスピーカーを反響を利用し拡散させる方式です。

 一方、低音は2つのパッシブラジエータを搭載するものの、BOSE製品としては、さほど強調されないレベルです。

 逆に言えば、聴き疲れないので、持ち出して使うだけでなく、抜群のインテリア性を活かしワンルームマンションなどに気軽に備えるのに向く気がします。

 Bluetoothは、SBC規格です。

 しかし、下位機種で説明したように、Boseは「音を独自色で作り直す」ような部分があるので、この部分のクオリティは度外視しても良いでしょう。

 マルチペアリングは、こちらも、対応します。

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 バッテリーは、12時間持ちます。

 充電は、専用クレードルを使いますが、この出来も良くデザイン性は高いです。

---

 以上、SoundLink Revolve Bluetooth speakerの紹介でした。

 「部屋の真ん中に置けるスピーカー」というのはこれまであまりなかったジャンルで、個人的にもより長い期間試したいと思える機種です。持ちはこび向きに作られたモデルですが、自宅でも便利に使えそうです。


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 13・SoundLink Revolve+ Bluetooth speaker
   ¥37,800 Amazon.co.jp (7/12執筆時)

対応コーデック:SBC
再生可能時間:16時間
本体サイズ:105x 184x 105mm
重さ: 910g

1・音質    ★★★★★★★
2・重低音   ★★★★★★
3・防水性   ★★★★☆
4・軽量性   ★★☆☆☆
5・バッテリー ★★★★☆

6・総合評価  ★★★★★★

 Revolve+ Bluetooth speaker は、上で紹介した機種の上位モデルです。先ほどの機種と似た形状ですが、こちらは直径10cm・高さ18cmほどとやや大きい円筒形です。

 本体の重さは、下位機種の670gから、910gに増加しています。

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 防水性は、IPX4です。高水準な防水ではありませんが、(泥を伴わない)雨などならば濡れても壊れない水準です。

 スピーカーの性能面は、やはりスペック非公開です。

 低音域の再生力は、ただし、スピーカーユニットのサイズが大型化しており、音圧が増しています。大きめのリビングや野外での利用ならばこれくらいのパワーがあっても邪魔ではないでしょう。

 Bluetoothは、こちらもSBC規格だと思います。その他の点は、下位機種と同様ですね。

 マルチペアリングは、こちらも、対応します。

 バッテリーは、16時間持ちます。充電は、こちらも専用クレードルを使います。

---

 以上、Revolve+ Bluetooth speaker の紹介でした。

 重さがある点をどう評価するかで、評価が分かれそうな機種です。その場合、ハンドルを装備する点はプラスに働くでしょうが、見かけはイマイチスマートさに欠けますね。選ぶならば、下位機種だと思います。

後編につづく!
Bluetoothスピーカーのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、Bluetoothスピーカーを紹介してきました。

 記事はもう少し続きます。

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・beats by dr.dre Beats Pill+ ML4M2PA/A
・Anker SoundCore 2 A3105011
・Anker Soundcore Mini 2 A3107011
・Anker Soundcore Motion Q A3108011
・Anker Soundcore Flare A3161011
・Anker SoundCore Sport XL A3181011
・Anker Soundcore Motion+ AK-A3116011
・Anker SoundCore Boost A3145011
・Bang&Olufsen B&O play Beoplay A1
・パナソニック SC-MC30-K

 次回の後編記事こちら)では、米国のBeatsAnkerなどの人気スピーカーをさらに紹介します。

 その上で、紹介した全機種から、最終的な、Atlasのおすすめ機種!を提案したいと思います。

 予算別・目的別に提案するのでぜひご覧ください。

 後編記事は→こちら

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 今回の前編記事がお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題をシェアしていただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 16:37 | オーディオ製品

比較2019'【ランク別】Bluetoothスピーカー56機の音質とおすすめ:ハイレゾ対応(2)

前編からの続きです。前編は→こちら

今回のお題
価格・グレード別のBluetoothスピーカーのおすすめはどの機種?

 ども!Atlasです。

 今回は、Bluetoothスピーカーの比較の後編記事です。

 201801261317.jpg

 前編記事(こちら)では、各社のBluetoothスピーカーを紹介してきました。

 後編記事では、前編に紹介しきれなかった製品を比較するほか、最後の「結論」として、Atlasのおすすめ機種を提案していきたいと思います。

7・BeatsのBluetoothスピーカー

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 続いて、アメリカのBeatsのBluetoothスピーカーの紹介です。現在は、Appleの傘下企業です。

 音質的には、最近はBluetoothスピーカーについては、高音域と低音域を強調したサウンドです。ソニーに割と近いタイプですが、高音域は過度には重視しません。


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 【2017年】【各色】

 14・beats by dr.dre Beats Pill+ ML4M2PA/A
  ¥16,793 Amazon.co.jp (7/12執筆時)

対応コーデック:SBC AAC
再生可能時間:7時間
本体サイズ:約高さ62mm
重さ: 740g

1・音質    ★★★★★
2・重低音   ★★★★★
3・防水性   ★★☆☆☆
4・軽量性   ★★☆☆☆
5・バッテリー ★★★☆☆

6・総合評価  ★★★★☆

 こちらは、BeatsBluetoothスピーカーPill+の紹介です。

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 本体の重さは、約740gで、長さ21cmです。

 防水性は、意外とこの製品は記載がなく、屋外やお風呂での使用は不可です。

 スピーカーの性能は、Bose以上に情報非開示です。

 ただ、みたかぎり、高音域用のツイーターと低音域用のウーファーを4つ並べた、2Way方式です。高音域が意外とでているのは、このためでしょう。

 低音域の再生力は、同社のヘッドホンに比べれば、低音の厚みは軽めです。

 多少、バランス重視のように思います。スピーカーの場合は、聴き疲れのしにくさを重視しているのかもしれません。

 Bluetoothは、一般的なSBCのほか、遅延の少ないAAC規格に対応します。

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 マルチペアリングは、こちらも、対応します。

 スマホで設定ができます。他社もそうですが、Bluetoothスピーカーは、2台用意し、左右をしっかり離して設置し、真ん中に位置すれば、かなり良好なステレオ感が得られます。

 ワイヤレスで設置できるので、ワンルームなどでも邪魔になりにくいでしょう。

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 バッテリーは、12時間保ちます。

 充電はUSB経由で、ACアダプターも同梱され3時間で充電可能です。また、ライトニングケーブル経由でiPhoneが充電できる点は、この機種のユニークな部分です。

---

 以上、Pill+の紹介でした。

 コーデックAAC対応ということで、このコーデックに対応するiPhoneとの相性は良さそうです。

 また、iPhoneの予備バッテリーとしても利用できる点もユニークですね。音楽を聴く際に、スマホのバッテリーが切れてしまったという事態は避けられそうです。   

8・ANKERのスピーカーの比較

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 つづいて、米国のANKERBluetoothスピーカーを紹介します。

 同社は、音響メーカーではなく、世界的なバッテリーメーカーです。しかし、最近は、Bluetoothスピーカーの展開もはじめました。性能に比して、比較的価格が安いので人気です。


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 【各色】

 15・Anker SoundCore 2 A3105011
   ¥4,999 Amazon.co.jp
(7/12執筆時)

スピーカー出力:12w
対応コーデック:SBC
再生可能時間:24時間
本体サイズ:165 × 45 × 54mm
重さ: 414g

1・音質    ★★☆☆☆
2・重低音   ★★☆☆☆
3・防水性   ★★★☆☆
4・軽量性   ★★★★☆
5・バッテリー ★★★★★★
6・総合評価  ★★★☆☆

 Anker SoundCore 2 は、バッテリーメーカーのアンカーが発売する激安Bluetoothスピーカーです。


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 本体の重さは、414gです。

 スマホ約2台分の重さで、軽量で持ちはこびやい機種です。

 防水性は、IPX5等級です。

 したがって、こちらは、風呂や水場で利用できるものの、完全防水ではないため、水没は不可です。

 また、泥が飛び跳ねるような場所での利用もできません。

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 スピーカーの性能は、一方、情報開示が不十分です。

 仕組みとしては、左右の1ウェイスピーカーに、低音を補うカタツムリ型のバスポートが付属する「ラジカセ」以来の伝統的な構造です。

 低音域の音質は、価格的には頑張っていますが、出力は総計12Wですので、1万円前後の高級機に較べるとやや非力です。

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 Bluetoothは、SBC規格のみです。

 バッテリーは、メーカの特長が最も出ている部分で、最大24時間持ちます。

 マルチペアリングは、2017年以降発売機( SoundCore 2改善版)ならば、2台のステレオ再生に対応しますう。

---

 以上、Anker SoundCoreの紹介でした。

 持ち運べる軽量機としては「ダントツ安い」のが特長ですね。音質は他社ほど期待できないにせよ、5000円前後の予算で考えるならば、他にノンブランド品しかないので、大手のANKERという安心感はあるでしょう。


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 16・Anker Soundcore Mini 2 A3107011
   ¥3,999 Amazon.co.jp (7/12執筆時)

スピーカー出力:6w
対応コーデック:SBC
再生可能時間:15時間
本体サイズ:69.5 x 69.5 x 80mm
重さ: 207g

1・音質    ★★☆☆☆
2・重低音   ★★☆☆☆
3・防水性   ★★★★☆
4・軽量性   ★★★★★
5・バッテリー ★★★★★
6・総合評価  ★★★☆☆

 Anker SoundCore mini2 は、アンカーの防水対応Bluetoothスピーカーです。

 形状は、

 201904051502.jpg

 本体の重さは、207gです。

 手持ちサイズの超小型機となります。

 スピーカーの性能は、ドライバーのサイズなどは非公開です。

 ただ、ステレオではなく1ユニットなので、ステレオ再生に非対応です。

 低音域の再生力は、ただし、スピーカーのほかに、パッシブラジエータを装備します。

 その上で、低音域周波数帯を分析して強調するBassUpテクノロジーを持ちますので、小型サイズにしては、ですが豊かです。

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 防水性は、IPX7等級です。

 完全防水性能を持っており、水に沈没しても基本大丈夫なタフさです。一方、泥や砂にタイする防塵性は、指標は占められませんが、対応との言語表記が見られます。

 バッテリーは、最大15時間と健闘しています。

 Bluetoothは、SBC規格のみです。

 マルチペアリングは、対応します。

 この機種は、スピーカーユニットは1つなので、おそらく、2台買ってつなげた方が音質は良いでしょう。

----

 以上、Anker SoundCore mini2の紹介でした。

 基本的に、音質を重視する場合は、2台で使って欲しい製品です。

 1台だと、音質面ではさほど期待できません。ただ、ネットラジオなどをお風呂まで電送して利用するなどの目的に特化するならば、その用途でも、価格的に魅力のある機種です。


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 17・ANKER Soundcore Motion Q A3108011
   ¥4,999 Amazon.co.jp (7/12執筆時)

スピーカー出力:16w
対応コーデック:SBC
再生可能時間:10時間
本体サイズ:約88 x 88 x 108mm
重さ: 416g

1・音質    ★★★☆☆
2・重低音   ★★★☆☆
3・防水性   ★★★★☆
4・軽量性   ★★★★☆
5・バッテリー ★★★★☆
6・総合評価  ★★★☆☆

 ANKER Soundcore Motion Q は、アンカーの中位機です。

 外観形状は SoundCore mini2と似ていますが、こちらは、BOSEでみたような360度スピーカーですので、音質の方向性は異なります。 

 201904051518.jpg

 本体の重さは、416gです。

 持ち運べはしますが、重さはそこそこあります。

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 スピーカーの性能は、ドライバーのサイズなどは非公開です。

 ただ、フルレンジのドライバーを左右に対に配置し、2機のパッシブラジエータで低音を補う形式です。

 先述のように、360度スピーカーなので、1スピーカーでの音の広がりは得やすいです。

 低音域の再生力は、この機種もBassUpテクノロジーでフォローされます。

 防水性は、同じく、IPX7等級です。

 バッテリーは、最大10時間です。

 大きな分、下位機種ほどではないですが、十分な水準です。

 Bluetoothは、SBC規格のみです。

 マルチペアリングは、2機まで対応します。

 左右に振り分けてのステレオ再生になります。

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 以上、ANKER Soundcore Motion Q の紹介でした。

 1台のみでの再生に限っていえば、だいたい同じ価格の製品ならば、360度スピーカーの方が臨場感が得やすいです。スピーカーの配置を選ばなくてよいので、気軽に高音質が得れます。

 そのようなこともあり、最近は、各社とも360度スピーカーに力を入れるようになっています。 

ーーーー

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 18・ANKER Soundcore Flare A3161011
   ¥5,999 Amazon.co.jp (7/12執筆時)

スピーカー出力:12w
対応コーデック:SBC
再生可能時間:12時間
本体サイズ:約89 x 89 x 151 mm
重さ: 530g

 なお、ANKERからは、同じ360度スピーカーとして、Soundcore Flareの販売があります。

 201904051531.jpg

 アプリで制御できるイルミネーションがあって面白いのですが、中身のユニットは総計12Wなので、スピーカーとしての性能はこちらが低いと思われます。

 BassUpテクノロジーはフォローされ、ペアリングも可能ですが、基本的には下位機で良いでしょう。


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 【執筆時在庫切れ】

 19・Anker SoundCore Sport XL A3181011
   (¥5,999) Amazon.co.jp (7/12執筆時)

スピーカー出力:16w
対応コーデック:SBC
再生可能時間:15時間
本体サイズ:175x78x43mm
重さ: 600g

1・音質    ★★★☆☆
2・重低音   ★★★★☆
3・防水性   ★★★★★
4・軽量性   ★★★☆☆
5・バッテリー ★★★★★
6・総合評価  ★★★★☆

 Anker SoundCore Sport XLも、アンカーの防水対応のBluetoothスピーカーです。

 本体の重さは、600gです。持ち運べる水準でしょう。

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 防水性は、IPX67等級です。

 つまり、この機種の場合、完全防水に加えて、防塵性も持つ機種です。

 したがって、SONYの上位機と同じく、タフに利用できる機種です。

 スピーカーの性能面では、こちらは、8Wの小型スピーカーを2機搭載したステレオ対応機になります。

 簡単に言えば、1つ上の機種を大型化して、スピーカーを2つ付けたような仕様です。

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 低音域の再生力は、スピーカーのほか、2機の小型サブウーファーが内蔵されているため、ここまでみた機種よりもパワー的に上位です。

 防水性能を持っている格安スピーカーとしては優秀と言えそうです。

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 バッテリーは、最大15時間と、下位機種よりも伸びています。

 また、バッテリーとしての機能もあり、スマホに充電も可能です。

 Bluetoothは、SBC規格のみです。

 マルチペアリングは、この機種は対応しません。

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 以上、Anker SoundCore Sport XLの紹介でした。

 比較的大きめのユニットを搭載して6000円を切る製品として注目されています。

 アウトドアでハードに使う場合、(ある程度無茶をしても惜しくはない?)値段の機種として、良い選択肢でしょう。


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 20・Anker SoundCore Boost A3145011
   ¥6,999 Amazon.co.jp (7/12執筆時)

スピーカー出力:20w
対応コーデック:SBC
再生可能時間:10時間
本体サイズ:204x72x69mm
重さ: 660g

1・音質    ★★★☆☆
2・重低音   ★★★★☆
3・防水性   ★★★☆☆
4・軽量性   ★★★☆☆
5・バッテリー ★★★★☆
6・総合評価  ★★★★☆

 Anker SoundCore Boostは、アンカーの上位機です。

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 本体の重さは、660gです。

 下位機種とさほど変わらない水準で、やはり持ち運べる重さです。

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 防水性は、一方でIPX5に止まるため、積極的に屋外でハードに利用することはあまりオススメできません。お風呂やプール程度です。もちろん、水にかかった程度ならば問題ないです

 スピーカーの性能面では、出力が20WとソニーやJBLの入門機並の出力を確保します。

 左右のスピーカーに、低音部を補うために、サブウーファーが2つという構成です。

 低音域の再生力は、したがって、この機種も、値段の割に期待できる製品です。

 バッテリーは、最大10時間と十分です。

 Bluetoothは、SBC規格のみです。

 マルチペアリングは、この機種は対応しません。

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 以上、Anker SoundCore Boostの紹介でした。

 1万円以下で考えた場合、360度スピーカーを選ぶか、サブウーファー付きのこのタイプを選ぶかは難しい選択肢です。

 低音域の迫力を重視するならば、このタイプが良いでしょう。ただ、2台でのマルチペアリングができないため、将来的な拡張性はイマイチです。

 その場合は、360度スピーカーの方が、満足感は得やすいでしょう。


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 【2019年発売】

 21・Anker Soundcore Motion+ AK-A3116011
   ¥10,999 Amazon.co.jp (7/12執筆時)

 【2018年発売】

 21'・Anker SoundCore Pro+ AK-A3142013
   ¥9,980 Amazon.co.jp (7/12執筆時)

スピーカー出力:25w
高音再生力:50Hz
低音再生力:40kHz
対応コーデック:SBC
再生可能時間:12時間
本体サイズ:95x76x36mm
重さ: 1050g

1・音質    ★★★★☆
2・重低音   ★★★★☆
3・防水性   ★★★★☆
4・軽量性   ★★☆☆☆
5・バッテリー ★★★★☆
6・総合評価  ★★★★☆

 Anker Soundcore Motion+は、アンカーが2019年に発売した最新の最上位機です。

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 なお、現在、昨年の最上位機のAnker SoundCore Pro+も残っています。

 しかし、スピーカー出力が5Wほど弱いほか、形状も異なります。素直に新機種が良いでしょう。

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 本体の重さは、1050gと重めです。

 ただ、サイズ感からすると、幅が10cm未満と、設置性に配慮がある製品です。

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 防水性は、IPX7等級の防水です。

 1m程度ならば、最長30分間水没しても平気という水準です。

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 スピーカーの性能面では、出力が30Wと、1万円前後の製品として優秀です。

 ユニットサイズは、非公表ですが、ツイーターウーファーが左右1組という2ウェイ型です。

 低音域の再生力は、ウーファーをパッシブラジエータが補う形式であり、本体のサイズ感からすれば余裕があります。

 リアルタイムでの低音解析機能であるBsssUpテクノロジーも持つため、「充実した低音」を表現できます。

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 高音域の再生力については、ソニーのh.ear goシリーズと同じく、ハイレゾ対応です。

 トゥイーターの再生力について40kHzが保証されているためです。

 再生周波数帯域が40kHz以上だと、スペック的に言えば、CDより音質の良い「ハイレゾ音源の再生に対応」することになります。

 最近ハイレゾ音源はブームで、今後は増えていくと思いますので、重視しても良い部分です。

 バッテリーは、一方、ユニットサイズの関係もあり、最大12時間となります。

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 Bluetoothは、SBCとApt-Xに対応します。

 Android系スマホはApt-Xに対応できますので、CD音質での伝送が可能です。

 一方、ハイレゾ音源が再生できるわけですが、ソニーと異なり、ハイレゾが再生できるコーデックがないです。 

 要するに、この機種は、オーディオケーブルで有線接続した場合に限って「ハイレゾ」対応ということです。

 マルチペアリングは、2台のペアリングが可能で、ステレオ再生できます。

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 以上、Anker Soundcore Motion+の紹介でした。

 10cmを切る小型・防水機ですが、2ウェイ式の充実したスペックで音質面にもこだわりがある機種と言えます。

 本体サイズ以上の音質を得られるお買得感がある「格安機」といえます。特にAndroid系スマホとの相性は良いでしょう。

 ただ、iOS系との相性は必ずしもよくなく、ハイレゾについても、Bluetoothで対応できないなど、「謎仕様」な部分もあるため、合う人と、合わない人はいる機種です。

9・B&OのBluetoothスピーカー

 最後にデンマークのB&Oから発売されているBluetoothスピーカーを紹介します。



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 22・Bang&Olufsen B&O play Beoplay A1
   ¥25,792 Amazon.co.jp (7/12執筆時)

スピーカー出力:----
スピーカー直径:45mm×2+62mm
高音再生力:20Khz
低音再生力:60Hz
Bluetooth規格:aptX対応
対応コーデック:
再生可能時間:24時間
本体サイズ:82mm×133mm
重さ: 600g

1・音質    ★★★★☆
2・重低音   ★★★☆☆
3・防水性   ★★★☆☆
4・軽量性   ★★★☆☆
5・バッテリー ★★★★★
6・総合評価  ★★★★☆

 Bang&Olufsenplay Beoplay A1は、ヨーロッパで評判のモデルの輸入版です。

 201805141237.jpg

 本体の重さは、円形の可愛らしい形状をしていますが、600gです。

 携帯用としてはBOSEの製品に較べても3倍の重さです。

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 防水性は、明示的なJIS規格では示されません。

 ただし、屋外利用も想定しており、言葉でも防水防塵の記載はあります。

 なお、本体素材は、凹みやキズがつきやすい仕様です。ただ、これは、「キズも旅の記念」という意味で、あえてそのようにしているそうです。

 スピーカーの性能は、この機種も360度スピーカーの一種です。

 音が四方に広がるような構造(True360オムニディレクショナルサウンド)を採用しています。部屋の真ん中に置いても能力を発揮しやすいでしょう。

 高音域の再生力は、アルミコーンのフルレンジユニットのほか、シルクドーム型のツイーターを装備する2WAY仕様です。音の分離や解像感は高いでしょう。

 ただし、高音域が20Khzまでなので、ソニーと異なりハイレゾには対応しません

 Bluetoothは、一般的なSBC・AAC規格のほか、CD音質を無圧縮で送れるaptXに対応します。音質転送の安定感は高いでしょう。

 バッテリーは、最大24時間持ちます。

 マルチペアリングは、この機種も対応し、その場合は、ステレオ再生が可能です。

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 以上、Bang&Olufsenplay Beoplay A1の紹介でした。

 小型スピーカーとしては、とくに、音の広がりと臨場感の点で、レベルの高い製品です。これは、スペックには中々出にくい部分ですが、店頭で試聴をした限り、高レベルに仕上がったモデルと感じました。

10・パナソニックのBluetoothスピーカーの比較

 続いて、パナソニックのBluetoothスピーカーの紹介です。

 ラインアップは少なめながら、面白い製品も多いです。


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 【2019年】

 23・パナソニック SC-MC30-K【各色】
   ¥12,044 楽天市場 (7/12執筆時)

スピーカー出力:2w
対応コーデック:SBC
再生可能時間:10時間
本体サイズ:91x91x43.5mm
重さ: 155g

1・音質    ★★☆☆☆
2・重低音   ★☆☆☆☆
3・防水性   ★★☆☆☆
4・軽量性   ★★★★☆
5・バッテリー ★★★★☆
6・総合評価  ★★★★☆

 パナソニック SC-MC30は、パナソニックの小型のBluetoothスピーカーです。円形の面白い形状をしています。

 この製品の特長は、テレビ用として専用設計されている点です。

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 Bluetoothは、この場合、最近話題のaptXの改良版である、aptX LL(Low Latency)でつながるので、遅延問題がほとんど片づいています。

 パナソニック SC-MC30は、パナソニックの小型のBluetoothスピーカーです。円形の面白い形状をしています。

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 この製品の特長は、テレビ用として専用設計されている点です。

 お年寄りなどで、テレビの中音域が聴き取れない方が手元スピーカーとして利用したり、キッチンで仕事しながら、テレビ音を手元で聴きたい方に便利な製品です。

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 転送は、テレビ下に置くボックスから行います。Bluetoothスピーカーなので、テレビのBluetoothでも原理的には津上がりますが、TVの場合、音と映像(口パク)がズレるのが致命的なので、専用ユニットを採用しています。

 Bluetoothは、この場合、最近話題のaptXの改良版である、aptX LL(Low Latency)でつながるので、遅延問題がほとんど片づいています。

 本体の重さは、191グラムと今回紹介した機種の中でも図抜けて軽い機種です。

 防水性、とくに付与されてはいません。

 スピーカーの性能は、出力は2Wと弱いです。

 音楽再生にも使えますが、用途的には「おまけ」でしょう。

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 以上、パナソニックの SC-MC30の紹介でした。

 特殊な用途ですが、絶対にニーズはあります。多くの読者の皆さんは不要でしょうが、ご家族に「TVの音が聞こえにくい」ご両親などがいる場合は、プレゼントとして良いでしょう。

今回の結論
Bluetoothスピーカーのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、Bluetoothスピーカーを紹介してきました。

 後編記事では、いつものように、Atlasのおすすめ機種!を提案したいと思います。


 第1に、音質の点で最もバランスの取れているBluetoothスピーカーとしておすすめなのは、

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 5・SONY h.ear go SRS-HG10 【各色】
  ¥21,344 Amazon.co.jp (7/12執筆時)

スピーカー出力:24W
スピーカー直径:35mm×2
高音再生力:40kHz
低音再生力:60Hz
対応コーデック:SBC AAC LDAC
再生可能時間:12時間
本体サイズ: 約204×62×60mm
重さ:790g

1・音質    ★★★★★★
2・重低音   ★★★★☆
3・防水性   ★★☆☆☆
4・軽量性   ★★★☆☆
5・バッテリー ★★★★☆
6・総合評価  ★★★★★

 SONYh.ear go SRS-HG1 でしょう。

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 ハイレゾに対応する高音質スピーカーと言う点で現在的なトレンドをふまえている点を重視しました。

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 音質については、SONYは高音域の解像感と低音域の迫力を重視し、反面中音域がやや弱い傾向があります。ただ、この機種は、フルレンジスピーカーを使っているためか、かなりバランス重視で、全体の出来は良く感じます。

 一方、ハイレゾ音源を持っていない方についても、DSEE HX通常音源をハイレゾ音源水準にアップコンバートできるため、総合的な音質の改善力は高いです。

 201809041626.jpg

 とくに自宅で使うには最適な機種です。しかし、持ち運びでの利用を考えても、700g台とさほど重い機種ではないですし、12時間のバッテリー持続時間ならば、問題ないでしょう。

 予算が許せば、この機種がおすすめです。ただし、防水性はない点は注意です。


 第2に、お風呂のほか、アウトドアでハードに使うのに最適な機種としてオススメできるのは、

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 【各色】

 8・JBL Bluetoothスピーカー CHARGE3
   ¥10,402 Amazon.co.jp (7/12執筆時)

スピーカー出力:20W
スピーカー直径:50mm×2
高音再生力:20kHz
低音再生力:65Hz
対応コーデック: SBC
再生可能時間:20時間
本体サイズ: 88.5×213×87(mm)
重さ: 800g

1・音質    ★★★★☆
2・重低音   ★★★★☆
3・防水性   ★★★★★
4・軽量性   ★★★★☆
5・バッテリー ★★★★☆
6・総合評価  ★★★★★

 JBLCHARGE3 でしょう。

 201611051013.jpg

 防水性能は、こちらも、IPX7に対応します。万一水没してしまっても安心な完全防水です。その点で言えば、お風呂やプールサイド、キャンプなどでの簡単な利用にはオススメできます。

 屋外で、汚れても洗えるからです。

 音質もJBLらしい「質実剛健」なサウンドで、味付けが少なく、中音域が充実する点で、ボーカルには特に良いでしょう。出力も大きく低音も響く仕様です。

 また、アウトドア用途考えると、バッテリーから、USB経由でスマホの充電に対応する点も便利そうです。お家ならお風呂用、屋外なら、例えば、自動車の中に一台置いておくのにも最適です。


 第3に、1万円以内の予算で選ぶ場合、最も音質に期待が持てるのは、

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 【2019年発売】

 3・SONY SRS-XB22 【各色】
   ¥10,609 Amazon.co.jp( 7/12執筆時)

スピーカー出力:14W
スピーカー直径:42mm×2
高音再生力:非公表
低音再生力:非公表
対応コーデック: SBC AAC LDAC
再生可能時間:12時間
本体サイズ: 約201×72×68mm
重さ: 540g

1・音質    ★★★★☆
2・重低音   ★★★★☆
3・防水性   ★★★★★
4・軽量性   ★★★★☆
5・バッテリー ★★★★☆
6・総合評価  ★★★★☆

 音質の安定性の面から言えば、SONYのSRS-XB22が良いでしょう。

 201805141020.jpg 

 約1万円という価格ですが、大きめのスピーカーユニットと、パッシブラジエータを搭載しています。 

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 また、Bluetoothスピーカの音質向上に欠かせないDSEE技術も搭載しており、1万円前後のモデルとしての総合的な能力は高いと言えます。

 重さも、590gと十分「軽量」といえるサイズです。

 201809041556.jpg

 防水性は、IPX67規格に対応します。、自宅だけではなく、野外でも便利に利用できるでしょう。

ーーーー

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 18・ANKER Soundcore Motion Q A3108011
   ¥4,999 Amazon.co.jp (7/12執筆時)

スピーカー出力:16w
対応コーデック:SBC
再生可能時間:10時間
本体サイズ:約88 x 88 x 108mm
重さ: 416g

1・音質    ★★★☆☆
2・重低音   ★★★☆☆
3・防水性   ★★★★☆
4・軽量性   ★★★★☆
5・バッテリー ★★★★☆
6・総合評価  ★★★☆☆

 一方、もう少し予算が限られる場合は、ANKER Soundcore Motion Q が良いでしょう。

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 先述のように、格安スピーカーの場合、今までのステレオスピーカーより、360度スピーカーのほうが、容易に臨場感を得やすいです。

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 本体の重さは、416gで、防水設計ですし、野外でも利用できます。

 ステレオ感に不満を感じた場合は、360度スピーカーのマルチペアリングステレオにするのも面白いでしょう。 


 第4に、部屋の配置場所を気にせず、どこにおいても良音を得られる機種としては、

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 12・Bose SoundLink Revolve Bluetooth speaker
   ¥25,579 Amazon.co.jp (7/12執筆時)

対応コーデック:SBC
再生可能時間:12時間
本体サイズ:82x 152x 82 mm
重さ: 670g

1・音質    ★★★★★★★
2・重低音   ★★★★★
3・防水性   ★★★★☆
4・軽量性   ★★★☆☆
5・バッテリー ★★★☆☆
6・総合評価  ★★★★★

 BOSEの全周囲スピーカーが良いでしょう。

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 このシステムを取るスピーカーは、部屋のどこにおいてもサラウンド感を得られるので、「スピーカーをどこに置くか」という問題について完全に自由になれる製品です。

 Atlasも全周囲スピーカーを使っていますが、従来的な2chステレオとは違う面白さと音の良さを感じています。

 BGM的に流し聴きするならば、この機種は特に良い選択肢でしょう。音質も、充実する低音で、サイズを感じさせません。

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 防水性能はIPX4ですから、泡沫防水はありますが、この部分はあまり力強くないので、部屋やキッチンにオススメします。


 第5に、TV用の手元スピーカーとして、オススメできる便利なBluetoothスピーカーは、

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 【2019年】

 23・パナソニック SC-MC30-K【各色】
   ¥12,044 楽天市場 (7/12執筆時)

スピーカー出力:2w
対応コーデック:SBC
再生可能時間:10時間
本体サイズ:91x91x43.5mm
重さ: 155g

1・音質    ★★☆☆☆
2・重低音   ★☆☆☆☆
3・防水性   ★★☆☆☆
4・軽量性   ★★★★☆
5・バッテリー ★★★★☆
6・総合評価  ★★★★☆

 パナソニックSC-MC30でしょう。

 201904051558.jpg 

 テレビの音が聞き取りにくく、手元で聴きたい場合の選択肢としては、これほど良い機種はありません。

 最近のテレビには、中音域(人間の言葉の音域)を強調して聞き取りやすくする機能が付属します。ただ、そのモードにすると、家族が聞き取りにくくなる弊害があります。

 テレビの音を一般的なスピーカーから出した上で、手元でも出力できるこのスピーカーは、このニーズに叶うでしょう。プレゼント用として良いと思います。

補足:オーディオ機器関連の記事の紹介

 というわけで、今日は、Bluetoothスピーカーの紹介でした。

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1・サウンドバーの比較
2・ホームシアターシステムの比較
3・AVアンプの比較
4・PC用スピーカーの比較
5・ミニコンポの比較
6・Bluetoothスピーカーの比較
7・大型Bluetoothスピーカーの比較
8・ブックシェルフスピーカの比較

 なお、このブログには、スピーカー・音楽関連の記事が他にもあります。よろしければ、これらの記事もご覧ください。

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 また、最後になりましたが、今回の記事がお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題をシェアしていただければ嬉しいです。

 (前半からの続きとなりますので、前半記事をご紹介いただけると、一層嬉しいです!)

 ではでは。

posted by Atlas at 16:36 | オーディオ製品

比較2019'【大迫力!】大型Bluetoothスピーカー13機のおすすめ・選び方:ハイレゾ対応 (3)

【今回レビューする内容】2019年 大型Bluetoothスピーカーの性能とおすすめ・選び方:大音量・大音圧・超重低音の「最強」Bluetoothスピーカー:据置型・屋外・学校行事・ダンス・ミニライブ・パーティーチェーンなど

【評価する製品型番】SONY SRS-XB41 SRS-XB60 SRS-XB501G JBL XTREME 2 Anker Soundcore Model Zero Marshall Kilburn II ZMS-1001896 Fender INDIO BT Speaker JBL PartyBox 300 200

今回のお題
サイズの大きいのBluetoothスピーカーのおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今回は、2019年7月現在、最新モデルのポータブルBluetoothスピーカの比較をします。

1・Bluetoothスピーカーの比較
2・大型Bluetoothスピーカーの比較
3・スマートスピーカーの比較
4・PC用スピーカーの比較
5・TV用サウンドバーの比較

 201904051637.jpg

 前回1回目記事こちら)では、「重さが1kg未満」で持ち運べる形状の、一般的なBluetoothスピーカーを紹介しました。

 201904051634.jpg

 今回2回目記事では、「重さが1kg以上」ですが、スピーカーユニットが大きく、屋外などでの音楽やダンス用の製品を紹介するつもりです。

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 なお、大型のBluetooth対応スピーカーでも、上図の様なTV用の専用機をお考えならば、今回の記事ではなく、専用設計製品を紹介した【TV用サウンドバーの比較記事】をご覧ください。

 TVについては、(ニュースやセリフが聞き取りやすいように)中音域を充実した設計が好ましいので、専用製品の利用が良いと思います。

ーー

 というわけで、以下では、大型の音楽向けBluetoothスピーカーを順番に紹介し、最後にAtlasのおすすめ機種を紹介する形式で書いていきます。

1・SONYの大型スピーカーの比較

201809041607.jpg

 はじめにSONYの大型Bluetoothスピーカーを紹介します。

 同社の製品は、用途によって2シリーズあります。

 第1に、XBシリーズは、重低音を強調するスタイルを特長とするスタイルです。

 第2に、Xシリーズは、低音域と高音域が充実する音質重視のハイレゾ機です。

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 なお、ハイレゾ音源とは、E-ONKYOMoraなどで入手可能な高音質の音源です。

 ハイレゾ音源は、CDではカットされてしまう高音域まで再生できるものです。

 急速に広まりつつある次世代の音源規格ですが、対応するには、スピーカーもその規格に対応する必要があります。Mora では、「お試し版の無料音源」もあるので、気軽に試せるでしょう。

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 なお、以下では、Atlasのおすすめのポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で書いていきます。


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 1・SONY XBシリーズ SRS-XB41 B
 2・SONY XBシリーズ SRS-XB41 W
  ¥19,800 Amazon.co.jp (7/12執筆時)

スピーカー出力:50W
スピーカー直径:58mm×2
高音再生力:非公表
低音再生力:非公表
対応コーデック: SBC AAC LDAC
再生可能時間:24時間
本体サイズ: 約291×104×105mm
重さ: 1.5kg

1・音質    ★★★★★
2・重低音   ★★★★☆
3・防水性   ★★★★★
4・軽量性   ★★★★★
5・バッテリー ★★★★★
6・総合評価  ★★★★★

 SONY SRS-XB41は、1kgを超える本格的なソニー機では、格安と言える製品です。

 201809041602.jpg

 本体の重さは、1.5kgです。

 ノートPC程の重量感があります。持ち歩けないこともないですが、基本的には室内か、車での持ちはこび用でしょう。

 201809041853.jpg

 防水性は、相当高い機種です。IPX67規格に対応します。

 水深1メートル×30分の耐用性があります。

 さらに、この規格の場合は、防塵性も保証されますから、雨天の泥水や砂被りにも強い「耐久性最強」な機種です。防錆(さび)でもあるので、海辺でも問題ありません。

 

 201805141031.jpg

 スピーカーの性能は、総合出力が50Wと、このグレードの製品としては良いです。

  50mmのフルレンジスピーカーが左右2つ付属し、この重量のスピーカーとしては、豊かな低音が響きます。

 また、中央前後に配置される2機のパッシブラジエータが低音を強調します。

 201904051715.jpg

 低音域の再生力は、この機種は強調できます。

 パッシブラジエータが効果を発揮するほか、低音域を計算により強調するEXTRA BASSモードが搭載されるからです。

 また、この機種は低音量でも重低音が聞き取りやすくする配慮があるので、音量をセーブするべき屋外での利用でも、ある程度豊かなビートを感じられるでしょう。

 201805141044.jpg

 高音域の再生力については、再生周波数帯域が40kHzに及ばないので、ハイレゾには非対応です。

 201805140948.jpg

 BluetoothSBC規格のほか、音質が良く、音の遅延も少ないAACに対応します。

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 SBC規格は、音質がMP3並に劣化するほか、音の遅延が起こるため、動画音声の再生などに向きません

 AAC規格は、iPhone/iTunesでも採用される規格で、音質や遅延がSBCより格段に改善します。

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 さらに、ハイレゾ音源の転送ができるLDAC規格に対応しますが、この機種の場合、スピーカーが対応しないので、あまり意味はないでしょう。

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 マルチペアリングは、対応します。

 これは、複数のスピーカーを「数珠つなぎ」して、パーティなどで利用する機能です。100台までリンクできるので、仲間・サークルで機種を統一するなどすれば、便利でしょう。。

 バッテリーは、24時間持ちます。

 充電は付属のMicroUSBケーブルでパソコンから行う仕様です。なお、バッテリー量の多さを活かして、野外でのスマホへの給電に対応できます。

 201904051707.jpg

 ライティング機能は、大型Bluetoothスピーカーは、パーティ用として多くが搭載します。

 ソニーの場合、Fiestable対応で、スマホでイルミネーションの制御も可能です。このほか、スピーカー本体を叩く(クラップ)すると、効果音が鳴る「パーティーブースター」機能も、搭載です。

 グローバルに展開するソニーらしい構成です。

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 以上、SONY SRS-XB41の紹介でした。

 大きめのスピーカーとしては、1.5kgと常識的な重さです。音圧も、パッシブラジエータやEXTRA BASSモードが功を奏して充実します。

 値段的にも、納得感がある機種で、防水性もあるため、野外用で考えている場合は、低価格な製品ではかなり良さそうな選択肢です。


  201907121334.jpg

 【2018年】

 3・SONY XBシリーズ SRS-XB501G
  ¥31,358 Amazon.co.jp (7/12執筆時)

スピーカー出力:90W
スピーカー直径:45mm×2+125mm
高音再生力:非公表
低音再生力:非公表
対応コーデック: SBC AAC
再生可能時間:16時間
本体サイズ: 約232×228×210mm
重さ: 3.1kg

1・音質    ★★★★★
2・重低音   ★★★★★★
3・防水性   ★★★★☆
4・軽量性   ★★★★☆
5・バッテリー ★★★★★
6・総合評価  ★★★★★

 SRS-XB501Gは、ソニーでは2番目に大きなサイズのBluetoothスピーカーです。

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 本体の重さは、3.1kgです。

 ある程度の重さはありますが、自動車などで持ち運ぶと考えれば、苦にはならないサイズはキープします。

 201809041853.jpg

 防水性は、IPX5なので、プールサイドなどで水流がかかっても平気です。ただし、水没すると壊れる水準です。

 一方、砂については、粉じん対策があるため、海でも問題なく利用できるでしょう。

 201907121342.jpg

 スピーカーの性能は、総合出力が90Wと、大きく重くなった分だけパワーが上がっています。

 45mmのフルレンジスピーカーが左右2つ付属します。

 この点で言えば、下位機種より小さなユニットなのですが、下部に125mmのサブウーファーを搭載するので、重低音は、下位機種よりも充実します。

 スピーカーのコーンは、SONYのステレオでも利用される発泡マイカ素材を利用しており、音質重視の設計です。

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 低音域の再生力は、サブウーファーを採用するほか、ユニットが密閉型構造ということもあり、質が良いです。

 引き続き、音域を計算により強調するEXTRA BASSモードも搭載です。

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 高音域の再生力については、再生周波数帯域が40kHzに及ばないので、ハイレゾ非対応です。

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 Bluetoothは、SBCAACに対応します。

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 その上で、この機種は、DSEE技術がされます。これは、Bluetooth伝送過程で失われた音源を「CD音質レベル」に再計算する機能です。

 一般的に、音質がよくなるため、Bluetoothスピーカーに向く技術で、搭載は「売り」の1つです。

 一方、ハイレゾに対応しない機種であるため、LDACは省略されます。

 マルチペアリングは、一方、この機種は非対応です。

 複数の端末を購入して、同時に演奏させることはできません。

 バッテリーは、16時間持ちます。

 充電は、付属のACアダプターなどからUSB-C端子を通して行う仕様です。

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 ライティング機能は、搭載です。

 ストロボフラッシュ・ラインライト・スピーカーライトが利用できます。

 ただし、叩く(クラップ)すると、効果音が鳴る「パーティーブースター」機能はないです。

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 一方、この機種は、Google Assistantを搭載するため、ニュースや天気予報の再生、(無料版)Radikoの利用、TVなどの家電の音声操作にも対応できます。

 なお、こうした機能については、このブログでは、【スマートスピーカーの比較記事】で、詳しく紹介しています。

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 以上、SONYSRS-XB501Gの紹介でした。

 本体価格は、やや高いですが、普段は家庭に置いて、Google Assistantを利用したり、音楽を聴いたりし、キャンプなどレジャーの際は、自動車などで運んで、野外で使うなど、汎用性がある製品です。

 サブウーファー搭載ですが、視聴の限り、小音量でもバランス良く聴けたので、家庭で利用も問題ないでしょう。


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 4・SONY XBシリーズ SRS-XB60
  ¥29,500 Amazon.co.jp (7/12執筆時)

スピーカー出力:150W
スピーカー直径:130+50mm×2
高音再生力:非公表
低音再生力:非公表
対応コーデック: SBC AAC LDAC
再生可能時間:14時間
本体サイズ:約264×552×272mm
重さ: 8kg  

1・音質    ★★★★★★
2・重低音   ★★★★★★★
3・防水性   ★☆☆☆☆
4・軽量性   ★★☆☆☆
5・バッテリー ★★★★☆
6・総合評価  ★★★★★

 SONY SRS-XB41は、ソニーのXBシリーズの最上位機です。

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 本体の重さは、8kgです。

 いうまでもなく、自動車など、持ち運ぶ手段を考えなければいけない製品です。

 間違いなく、ストリート用のモデルです。

 防水性は、ただし、この機種は明示的な記載がないため、雨天などでは利用できない機種です。

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 スピーカーの性能は、総合出力が150Wと、さすがに良いです。

 ユニットは、中音・低音域を担当する13cmウーファーと高音域を担当する5cmのツイーターを装備する2WAY式で、後ろのバスポートがあります。ソニーが「得意」とする構成で、「ソニーサウンド」を味わえます。

 低音域の再生力は、ウーファーユニットの大きさから、Bluetoothスピーカーでは最高クラスの音圧でしょう。

 さらに、EXTRA BASSボタンで、重低音を抜き出して強調することも可能です。

 高音域の再生力は、ハイレゾは対応しませんが、5cmのツイーターを2機別に搭載しています。

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 結論的にいえば、高音域と低音域が強調できる構成で、「ジャパニーズサウンド」特有の迫力が期待できます。BGMを家でゆっくり聴くようなモデルではないため、用途を考えると、これで良いと思います。

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 Bluetoothは、下位機種と同じ構成です。

 SBC規格・AAC・LDACに対応します。

 バッテリーは、14時間持ちます。

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 ライティング機能は、もちろん搭載です。

 イルミネーションだけでなく、ストロボフラッシュもあるのは、バッテリー出力に余裕があるからでしょう。

 201904051737.jpg

 マルチペアリングにも、対応します。最大10台まで対応します。

 最大10台まで対応です。SRS-XB20以降のXBシリーズならば、他機でもパーティーチェーンに対応できます。また、SRS-XB60ならば、ワイヤードでもつなげられるため、イベントなどでは良いかもしれません。

 このほか、2台で左右に音を振り分けて「ステレオ再生」するSpeaker Add機能もあります。

---

 以上、SONY SRS-XB60の紹介でした。

 ソニーのBluetoothスピーカーで、「音圧」という側面では、同社では「最強」といえる製品です。

 なお、家庭で普段使うにはユニットが大きめで、小音量再生の品質はイマイチです。ストリートで「ガンガン鳴らす」用途で用いるものだと考えて選んでください。

2・JBLの大型スピーカーの比較

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 続いて、アメリカのJBL社が発売している防水タイプのスピーカーを紹介します。

 同社の大型スピーカーは、どちらかと言えば、音楽シーンというより、野外活動用のフィールドギアの延長として、海やキャンプなどに便利そうな仕様です。

 音質的には、「JBLサウンド」と呼ばれる独特の音響哲学をもち、味付けの少なめな、中音域が充実するサウンドが得意です。


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【2018年】【各色】

 5・JBL XTREME 2 JBLXTREME2BLKJN
   ¥23,313 Amazxon.co.jp (7/12執筆時)

 6・JBL XTREME 2 JBLXTREME2BLUJN
   ¥23,313 Amazxon.co.jp (7/12執筆時)

 7・JBL XTREME 2 JBLXTREME2BLUJN
   ¥23,313 Amazxon.co.jp (7/12執筆時)

スピーカー出力:40W
スピーカー直径:63mm×2+35mm×2
高音再生力:20kHz
低音再生力:65Hz
対応コーデック: SBC
再生可能時間:15時間
本体サイズ: 126×282×122(mm)
重さ: 2.4kg

1・音質    ★★★★★
2・重低音   ★★★☆☆
3・防水性   ★★★★★★
4・軽量性   ★★★★☆
5・バッテリー ★★★★★
6・総合評価  ★★★★★

 XTREME2は、円筒タイプでは、JBLの「最高級」の防水スピーカーです。

 本体の重さは、2.4kgです。

 重さ的には、自動車などで運ぶものです。

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 防水性能は、IPX7に対応します。

 つまり、万一水没してしまっても安心な完全防水です。

 スピーカーの性能は、総合出力が40Wです。

 ソニーのXBシリーズのと比較すると

 ユニット構成は、中・低音域を担当する63mmのウーファーが2つと、高音域を担当するトゥイーターが2つという構成です。それに2つのパッシブラジエーターが搭載されるという、本格的な2ウェイスピーカーです。

 低音域の再生力は、ソニーのSRS-XB41と比較すると、出力は10Wほど低いです。

 また、再生周波数帯域でみても、65Hzに止まります。

 ただ、大きめのウーファーユニットとパッシブラジエータが功を奏し、音圧は期待できるレベルです。低音域を過度に強調せず、中音域も大事にする「JBLサウンド」はこの機種の場合も、貫徹しています。

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 高音域の再生力については、再生周波数帯域が40kHzに及ばないので、ハイレゾ非対応です。

 201805140948.jpg 

 Bluetoothは、JBLの場合、SBC規格のみに対応です。

 SBCは、遅延があるので、例えば、スマホでYouTubeを再生する場合、映像とズレが生じます。

 加えて、音質も劣化するのですが、JBLの場合は、低音質の圧縮音源を独自にアップコンバートする技術に長けるため、あまり問題とならないでしょう。

 ある意味、音を「自社ブランド仕様に作り込む」部分は、BOSEと似ていると感じます。

 バッテリーは、15時間です。

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 マルチペアリングは、対応します。

 JBLコネクトプラス対応なので、この規格に対応するJBLの他機を含めた100機以上、原理的にはつながります。

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 ライティング機能は、(パーティ用ではないので)非搭載です。

 一方、ハンズフリーホンになったり、付属ストラップに、(なぜか)ボトルオープナーが付属したり、冒頭で書いたように、フィールドギアとして、結構な優秀性があります。

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 以上、XTREME2の紹介でした。

 他社と比べると、確実に「野外活動」に向く機種です。日本では、おそらくキャンプやビーチなどで家族・友人が利用する野外用として、おすすめできると思います。

 音質も、圧縮音源などもともとのソースが良くないものでも、しっかり鳴らすので、持ち寄ったスマホ等で、みんなで楽しめるでしょう。


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 【2019年発売】

 【バッテリーあり】

 8・JBL PartyBox 300  
  ¥53,343 Amazon.co.jp (7/12執筆時)

 【バッテリーなし】

 9・JBL PartyBox 200  
  ¥------- Amazon.co.jp (7/12執筆時)

スピーカー出力:120W
スピーカー直径:
高音再生力:18kHz
低音再生力:45Hz
対応コーデック: SBC
再生可能時間:18時間
本体サイズ:約310×690×320mm
重さ: 15.8kg  

1・音質    ★★★★★★
2・重低音   ★★★★★★
3・防水性   ★☆☆☆☆
4・軽量性   ★☆☆☆☆
5・バッテリー ★★★★★
6・総合評価  ★★★★★

 JBL PartyBox 300 は、JBLが2019年に売り出した新機種です。

 なお、同時にJBL PartyBox 200という下位機も発表になっていますが、こちらは、バッテリーを搭載しない点、注意してください。

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 ソニーのXBシリーズの最上位機と同じで、幅30センチ・高さ60センチの大きめサイズの製品です。

 本体の重さは、15.8kgです。

 ソニーの本体は8kgですから、スピーカーのサイズ感が同じながら倍以上重い機種です。

 スピーカーは、重量も音質に大きく作用する部分があるため一長一短です。ただ、持ちはこびたい重さではないでしょう。

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 マイクやエレキギター用の端子がある機種ですし、どちらかと言えば、置きっぱなしのスタジオ用でしょう。

 防水性は、とくに担保されず、荒天には対応できません。

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 スピーカーの性能は、総合出力が120Wです。

 ソニーには及ばないですが、十分な音圧を確保します。

 ユニットサイズは非公開ですが、10cmを越えるウーファーが2機のほか、高音域用のトゥイーターが上下に合計3機つくという、ユニークな構成です。

 音質は、ソニーのような「きらびやか」なテーストはないですが、JBLらしく、JBLは、中音域が充実する、ある種「質実剛健」なサウンドが楽しめます。

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 Bluetoothは、一方、この機種の弱い部分であり、SBC規格のみの対応です。

 バッテリーは、18時間持ちます。

 201907121728.jpg

 ライティング機能は、搭載です。

 マルチペアリングは、しかしながら、非対応です。

---

 以上、JBL PartyBox 300の紹介でした。

 重さの部分が「無問題」の状況ならば、かなり能力が高い製品と言えます。

 BluetoothがSBC規格のみという点は、多少問題ですが、劣化した音源をある程度の水準に戻す技術は、JBLも高いため、過度に気にする必要はないでしょう。

 ただ、マルチペアリングに対応しないなど、拡張性の部分は課題とは言え、1台かって「置きっぱなし」で使える製品として、気軽だと思います。

3・ANKERのスピーカーの比較

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 つづいて、米国のANKERBluetoothスピーカーを紹介します。

 同社は、音響メーカーではなく、世界的なバッテリーメーカーです。しかし、最近一部の高級機で、音響メーカーとタッグを組み、オーディオ的な実力がある機種を出してきています。


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 【2018年発売】

 10・Anker Soundcore Model Zero
   ¥19,800 Amazxon.co.jp (7/12執筆時)

スピーカー出力:60W
スピーカー直径:
高音再生力:
低音再生力:
対応コーデック: SBC
再生可能時間:10時間
本体サイズ: 256 × 128 × 240mm
重さ: 2.4kg

1・音質    ★★★★☆
2・重低音   ★★★★☆
3・防水性   ★★★★☆
4・軽量性   ★★★★☆
5・バッテリー ★★★★☆
6・総合評価  ★★★★☆

 Soundcore Model Zeroは、ANKERの発売するBluetoothスピーカーです。

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 本体の重さは、2.4kgです。

 家庭用としての設計ですが、デザイン家電的な要素を出しています。穴の部分は、取ってであり、持ち運ぶ際にもって良い構造です。

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 防水性は、意外と持っており、IPX5等級です。

 お風呂でも利用はできます。

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 スピーカーの性能は、総合出力が60Wです。

 ドライバーサイズは、63mmのウーファー2つ19mmのツイーター2つ、そして、低音域のために、2つのパッシブラジエータという構成です。

 形状は面白いですが、中身はよくみる、オーソドックスな構成で、信頼性はありそうです。

 低音域の再生力は、ユニット面のほかは、BassUp Technologyが強調できます。

 ソニーにも見られた、低音域を計算により強調する機能です。

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 高音域の再生力は、再生周波数帯域は非公開ながら、ハイレゾ対応機の明示があるため、少なくとも40kHz以上はあるでしょう。

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 Bluetoothは、SBC規格のみに対応です。

 このあたりは、後発としてはやや弱い部分です。

 バッテリーは、10時間保ちます。

 マルチペアリングは、非対応です。

 ライティング機能も、ありません。

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 以上、Soundcore Model Zeroの紹介でした。

 寝室向きの出力が大きいモデルとして、ソニーのXシリーズのライバルでしょう。

 比較した場合、ハイレゾ対応ながら、アップコンバート機能がない点は、音響メーカーではない弱みでしょう。また、SBCしか対応しない以上、アップコンバート能力が気になりますが、詳しい説明がないのがやや端点です。

 ただ、デザインはよく、インテリア性を兼ね備えた設計は、良い部分であり、導入する理由として、十分強調できるでしょう。

4・他社の大型スピーカーの比較

 最後に、ここまで紹介したメーカー以外の大きめのBluetoothスピーカーを見ていきます。


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 【2018】

 11・Marshall Kilburn II ZMS-1001896
   ¥53,852 Amazon.co.jp (7/12執筆時)

スピーカー出力:36W
スピーカー直径:
高音再生力:52Hz
低音再生力:20kHz
対応コーデック: SBC
再生可能時間:20時間
本体サイズ: 243 × 162 × 140mm
重さ: 2.5kg

1・音質    ★★★★☆
2・重低音   ★★★★☆
3・防水性   ★★☆☆☆
4・軽量性   ★★★★☆
5・バッテリー ★★★★★
6・総合評価  ★★★★☆

 Marshall Kilburn IIは、スウェーデンのZIIが展開するMarshallブランドのスピーカーです。

 ヘッドホンでも有名な会社ですが、ギターアンプのイギリスのマーシャルとの提携商品になるようで、ロゴ入りで格好良いです。

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 本体の重さは、2.5kgです。

 クラシックなアンプのようなデザインですが、手に持てるサイズです。

 防水性は、輸入品のため、JIS基準の耐久性は不明です。ただ、基本屋内用でしょう。

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 スピーカーの性能は、総合出力が36Wです。

 この部分だけで音質は決まりませんが、数値としては平均以下です。

 ユニットは、サイズ不明ながら20Wのウーファー8ワットのツイーターという構成です。そのほか、おそらく、後ろにパッシブラジエータが備わります。

 低音域の再生力は、むしろ高音域より強調されるべき部分でしょう。

 低音重視の製品は、他社の場合、再生周波数帯域を公開しない場合が多いですが、52Hzとしっかり公開し、スペック的にも良いです。

 高音域の再生力は、一方、トゥイーターを採用する構造です。

 ただ、帯域は20KHzなので、ハイレゾ音質では再生できない製品です。

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 Bluetoothは、SBCApt-Xという構成です。

 Apt-Xは、Android系のスマホなどに搭載が多い規格で、CD音質のロスレス音源ならば、圧縮なしで送れます。

 一方、iOS系は非対応で、その場合、SBCの転送となるので、音質の評価は、利用するスマホ・音楽プレーヤーに依拠しそうな構成です。

 バッテリーは、20時間保ちます。

 マルチペアリングは、非対応です。

 ライティング機能は、ありません。

---

 以上、Marshall Kilburn IIの紹介でした。

 ギターのマーシャルのロゴが格好良い製品です。一方、使い勝手の部分でいえば、ハイレゾ非対応な部分はよいとして、SBCApt-Xという部分で、iOSのシェア率が圧倒する日本市場には、やや合わない部分があります。

 Bluetoothスピーカーの場合、音質面と通信部分と両方で評価するべき点で言えば、Atlasとしてはイマイチです。


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 【2019】

 12・Fender INDIO BT Speaker Black
   ¥35,050 楽天市場 (7/12執筆時)

 13・Fender INDIO BT Speaker Blonde
   ¥35,500 楽天市場 (7/12執筆時)

スピーカー出力:60W
スピーカー直径:
高音再生力:20Hz
低音再生力:20kHz
対応コーデック: SBC AAC Apt-x
再生可能時間:25時間
本体サイズ: 245x216x122 mm
重さ: 4kg

1・音質    ★★★★★
2・重低音   ★★★★★
3・防水性   ★★☆☆☆
4・軽量性   ★★★☆☆
5・バッテリー ★★★★★
6・総合評価  ★★★★☆

  Fender INDIO BT Speakerは、アメリカのフェンダーブランドのBluetoothスピーカーです。

 こちらもギターアンプで有名な会社で、そのデザインを踏襲した新型です。こちらは、製造社名もフェンダーです。

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 本体の重さは、4kgです。

 しっかりした重みがある製品です。

 防水性は、輸入品のため、JIS基準の耐久性は不明です。

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 スピーカーの性能は、総合出力が60Wです。

 重さからすれば当然ですが、しっかりしています。

 ユニットは、8.9cmの大きめのウーファーと、16mmのツイーターがそれぞれ2つずつです。後部は密閉された密閉型構造です。

 低音域の再生力は、スペック的にも20Hzという数値が出ており、優秀です。

 高音域の再生力は、一方20kHzですから、ハイレゾ音質では再生できない製品です。

 結論的にいえば、大音量で再生する場所で使う場合、ギターブランドの2社の製品だけで言うならば、実力はこちらの方が上位です。重さは負けているので、総合的にはイーブンではあります。

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 Bluetoothは、一方、SBCApt-Xに加えて、AACもフォローします。

 アップルのお膝元のCalifornia設計なので、ある程度iOS系でもいけそうです。

 一方、ソニーと比較する場合、Wi-Fiが非搭載なので、とくに、自宅用として利用する場合は、やや不便な場合もあるでしょう。

 バッテリーは、25時間保ちます。

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 マルチペアリングは、対応です。

 左右に分けてのステレオ再生と、同じ音を出す「パーティモード」両方対応します。

 ライティング機能は、ありません。

---

 以上、Fender INDIO BT Speakerの紹介でした。

 重さの部分はネックですが、ある意味、大音量でしっかり使えるように設計されている製品と感じます。

 ただ、既存のオーディオメーカーに比べて、一芸に秀でた部分があるかと言われると微妙で、やや懐古的な色はあるでしょう。

今回の結論
サイズの大きいのBluetoothスピーカーのおすすめはどの機種?

 というわけ絵で、今回は、サイズが大きなBluetoothスピーカーを比較してきました。

 最後に、いつものように、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。


 第1に、普段は自宅用として常用し、たまに、キャンプなどで利用するのにおすすめできるのは、

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 【2018年】

 3・SONY XBシリーズ SRS-XB501G
  ¥31,358 Amazon.co.jp (7/12執筆時)

スピーカー出力:90W
スピーカー直径:45mm×2+125mm
高音再生力:非公表
低音再生力:非公表
対応コーデック: SBC AAC
再生可能時間:16時間
本体サイズ: 約232×228×210mm
重さ: 3.1kg

1・音質    ★★★★★
2・重低音   ★★★★★★
3・防水性   ★★★★☆
4・軽量性   ★★★★☆
5・バッテリー ★★★★★
6・総合評価  ★★★★★

 SONYSRS-XB501Gでしょう。

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 左右のフルレンジスピーカーのほか、サブウーファー搭載搭載で、低音域に力強さがある機種で、家庭で音楽を聴く場合、聴きごたえがあります。

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 音量をある程度絞った状態でも、ソニーのデジタルアンプS-Masterの力で、バランスの良い音で再生されます。

 スマホなどから転送した音源も、DSEE技術の採用で、音質アップ効果が期待できるため、大きめのBluetoothスピーカーでは、総合的な音質が最も期待できるでしょう。

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 その上で、この機種は、Google Assistantを搭載するため、使途も広いと言えます。

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 野外利用についても、SONYの最上位機と異なり、(水没刺せない限りにおいて)防水性・防塵性が保証されるため、問題ありません。重さも3.1kgですから、車ならば難なく運べます。

 マルチペアリング対応しないので、野外の音楽シーンには不向きでしょうが、家族用・家庭用としては、最もバランスが取れており、おすすめできます。


 第2に、野外でパーティや「音楽活動系」に利用するのに向く軽量機としては、

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 1・SONY XBシリーズ SRS-XB41 B
 2・SONY XBシリーズ SRS-XB41 W
  ¥19,800 Amazon.co.jp (7/12執筆時)

スピーカー出力:50W
スピーカー直径:58mm×2
高音再生力:非公表
低音再生力:非公表
対応コーデック: SBC AAC LDAC
再生可能時間:24時間
本体サイズ: 約291×104×105mm
重さ: 1.5kg

1・音質    ★★★★★
2・重低音   ★★★★☆
3・防水性   ★★★★★
4・軽量性   ★★★★★
5・バッテリー ★★★★★
6・総合評価  ★★★★★

 SONY SRS-XB41でしょう。

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 本体の重さが1.5kgと軽量で、持ちはこびやすい点が評価できます。

 同社の上位機でも良いですが、手持ちだと、例えば、夏場に重いスピーカーを運ぶのが面倒になります。その点、半分の重さですむこの機種は優位性があると思います。

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 防水性は、相当高い機種で、多少乱暴に扱っても、耐久性があるため、外で利用するには良い機種です。

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 スピーカーの性能も、2機のパッシブラジエータが奏功して、本体のサイズ感からすれば十分な音圧を得られます。

 上位機同様に、EXTRA BASSモードが搭載されるため、イコライザーをいじらずとも、簡単に調整できます。

 また、この機種は、ユニットが小さいことが幸いして、ボリュームを抑えた状態でも納得できる低音が得やすいため、かならずしも「爆音」を出せない場所での利用にも向くでしょう。

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 また、マルチペアリング対応するため、不十分なら複数のスピーカーを「数珠つなぎ」する方法も、後に考えられます。


 第3に、主に、キャンプやビーチなどに向く、頑丈なフィールドギアとしておすすめできるのは、

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【2018年】【各色】

 5・JBL XTREME 2 JBLXTREME2BLKJN
   ¥23,313 Amazxon.co.jp (7/12執筆時)

 6・JBL XTREME 2 JBLXTREME2BLUJN
   ¥23,313 Amazxon.co.jp (7/12執筆時)

 7・JBL XTREME 2 JBLXTREME2BLUJN
   ¥23,313 Amazxon.co.jp (7/12執筆時)

スピーカー出力:40W
スピーカー直径:63mm×2+35mm×2
高音再生力:20kHz
低音再生力:65Hz
対応コーデック: SBC
再生可能時間:15時間
本体サイズ: 126×282×122(mm)
重さ: 2.4kg

1・音質    ★★★★★
2・重低音   ★★★☆☆
3・防水性   ★★★★★★
4・軽量性   ★★★★☆
5・バッテリー ★★★★★
6・総合評価  ★★★★★

 JBLJBL XTREME 2でしょう。

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 IPX7に対応する防水性は他機でもあります。

 ただ、本体が酷使されることを前提に設計がされて、傷が付いてもみっともなくない点がとくに評価できます。

 その上で、ボトルオープナー付きストラップが付属する点を含めて、フィールドギアとして、最初から設計されているため、この用途では他社に及ぶものはないでしょう。

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 スピーカーの性能は、総合出力が40Wと、十分な実力がありますし、不十分ならば、JBLコネクトプラスに対応する他機をあとで入手すれば良いでしょう。

 音質については、類似のシステムを取る製品を、Atlasは長期間使っていましたが、聴き疲れしにくい良い機種でした。

補足:オーディオ機器関連の記事の紹介

 というわけで、今日は、大きめのBluetoothスピーカーの紹介でした。

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1・サウンドバーの比較
2・ホームシアターシステムの比較
3・AVアンプの比較
4・PC用スピーカーの比較
5・ミニコンポの比較
6・Bluetoothスピーカーの比較
7・大型Bluetoothスピーカーの比較
8・ブックシェルフスピーカの比較

 なお、このブログには、スピーカー・音楽関連の記事が他にもあります。よろしければ、これらの記事もご覧ください。

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 また、最後になりましたが、今回の記事がお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題をシェアしていただければ嬉しいです。

 ではでは。

posted by Atlas at 14:35 | オーディオ製品

2019年06月25日

比較2019’【高音質!】全31機のミニコンポの性能とおすすめ:ハイレゾ・スマホ・iPhone/Android対応(1)

【今回紹レビューする内容】2019年ハイレゾ/スマホ対応ミニコンポの性能とおすすめ・選び方:音質の違い・デザイン性など口コミと人気ランキング

【評価する製品型番】SONY CMT-SX7 パナソニック SC-HC300 SC-HC410 SC-PMX90 SC-PMX150-S SC-RS75 SC-RS60 DENON D-T1 RCD-N10 ONKYO X-NFR7FX X-U6 CR-N775 D-112EXT パイオニア X-SMC02 JVC NX-W30 EX-S55 EX-HR55 EX-HR5 EX-HR99 EX-HR9 EX-HR7 SANSUI SMC-300BT YAMAHA CRX-N470マランツ M-CR612

今回のお題
スマホやハイレゾ対応の高音質ミニコンポのおすすめはどれ?

 どもAtlasです。

 今回は、2019年6月現在、最新のミニコンポの比較をします。

 180830-0016-20%.png 

 オーディオ入門用の音楽再生機器として20年を超える歴史を持つ商品です。

 今回は、Atlasの長年の経験をふまえつつ、「音質」にこだわって比較しました。

 201808301007.jpg

 以下では、スマホやPCからの利用に便利なネットワーク対応のミニコンポや、高音質なハイレゾ音源に対応するミニコンポなど、売れ筋の人気商品を紹介します。

1・高音域再生力 ★★★★★
2・低音域再生力 ★★★★★
3・アンプ性能  ★★★★☆
4・ネットワーク ★★★★★
5・設置性の良さ ★★★★☆
6・総合評価   ★★★★★

 その後、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種!を提案する形式で書いていきます。

ーー

1・PC用スピーカーの比較
2・
ミニコンポの比較
3・Bluetoothスピーカーの比較

 なお、今回は、このブログのスピーカー比較シリーズの2回目記事として書きました。

1・ミニコンポの選び方の基本

 201808301009.jpg

 最新ミニコンポの現状をみると、音質重視」のモデル「デザイン重視」のモデルに、二極化されてきています。

 今回は「よい音を鳴らすミニコンポ!」を探す企画ですが、その場合、とくに、次の2つの要素に注目する必要があります。


 201805101424.jpg

 第1にスピーカーの性能です。

 スピーカーの音質は、スピーカーの大きさ構造周波数帯域などのスペック数値から、ある程度その「音質」が予測できます

 そのため、今回の記事は、実際に試聴した結果と合わせながら、スペックを中心に比較しました。

 そして、高音域中/低音域の音について、それぞれの製品が「どの程度の実力」があるか、できるだけ客観的に分析します。

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 スピーカーのハイレゾ対応は、今回のもうひとつの注目点です。

 「CDを超える音質の音源」であり、iTunesなのでも今後5年で「主流」になっていく可能性が高い、ハイレゾ音源に対応できる実力を持つかについても、詳しく説明します。


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 第2に、スマホやパソコンからのネットワーク再生時の音質です。

 Wi-FiやBluetoothなどで転送して音楽を聴こうと思っている人は多いでしょう。

 しかし、とくにBluetoothで転送する場合は、圧縮規格の関係で、ミニコンポによっては音質がかなり劣化します。

 今回は、この側面にも注目して、信頼性の高いミニコンポを紹介していくつもりです。

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 以上、今回は、この2点に注目しながら、予算別に「音質が良いと言えるミニコンポ」を探していきたいと思います。

2・激安ミニコンポの比較と選び方

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 はじめに、1万円前後の予算でも買える、比較的価格が安く、売れ筋のミニコンポの比較から入ります。

 なお、以下では、高評価できるポイントを赤字で、イマイチな部分を青字で、表記していきます。


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 【2018】【各色】

 1・パナソニック SC-HC300-W
 2・パナソニック SC-HC300-K
  ¥14,369 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

ハイレゾ音源:未対応
スマホ転送: Bluetooth
ラジオ: FM/ワイドFM
アンプ出力:10W×2 (8Ω)
スピーカー直径:8cm
高音域再生力:★★★☆☆
低音域再生力:★★★☆☆

 SC-HC230 は、日本の家電メーカーのパナソニックのミニコンポ(コンパクトステレオ)です。

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 本体サイズは、幅409×高さ198×奥行107mmです。

 設置性を重視した、かなりスタイリッシュな形状です。スピーカー込みで40cmの幅なので、どこにでも置けるでしょう。

 実際に、小型で設置性が良い点と、デザイン性の高さで、ミニコンポとしては、最も売れている製品の1つです。

 CDの再生は、、通常の音楽CDに対応できます。

 そのほか、MP3やWMAに圧縮して焼き付けたCD-Rの再生にも対応できる機種です。

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 スピーカー構成は、左右に1つずつスピーカーのあるステレオです。

 左と右で、低・中・高音域を1つのスピーカーユニットでならすという、1ウェイ方式です。

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 一般的なミニコンポの場合、スピーカーネットの下には、2つのスピーカーを収容しています。

 中・低音域の音の再生を担当する上段の「トゥイーター」と、高音域の音の再生を担当する下段の「ウーファー」です。「2ウェイ方式」と呼び、ミニコンポでは最も多い構成です。

 パナソニックの採用する「1ウェイ方式」は、「2ウェイ方式」と比較すると、高音域が出にくい難点があります。

 しかし、中音域で2つのスピーカーユニットの音の受け渡し(つなぎ目)がないため、ボーカルなどの中音域は逆に充実します。

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 結論的にいえば、「1ウェイ方式」という部分は、「欠点」ではなく、「個性」と理解して良いです。

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 スピーカーユニットは、8cmのコーン型スピーカーを搭載します。

 このパーツは、基本的に大きなほど音は安定します。

 この製品は、スピーカー自体の奥行がない割に大きめなので「割と良く鳴る」製品です。

 ただし、サイズやユニット数の関係で、音の自然な重圧感は、高級機に及びません。

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 アンプは、電流・電圧を増幅して、スピーカーに音を出させる回路/機構です。

 この部分を比較する場合、ワット数で示される出力が重要です。

 しかし、この機種は、10W×2と出力が弱めです。

 ただ、LincsD-Amp Vの採用で、旧機種に比べてノイズ対策の部分では進化が見られます。

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 スマホ・PCからの再生は、いずれも対応します。

 方式としては、Bluetooth無線を用います。そのため、iOS系でもAndroid系でも、スマホから接続が可能です。

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 Bluetoothは、回線が狭いので、デジタル音声信号を「圧縮」してミニコンポに送っています。

 業界の定める圧縮規格がいくつかありますが、こちらは、低音質で、音が遅延するSBC規格のみ対応です。

 そのため、例えば、iPhone(itunes)が標準採用するAACの圧縮音源も、劣化した音での再生となってしまいます。

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 ただし、この機種の場合、MP3リマスター機能という、圧縮音源のアップコンバート機能があります。そのため、音質はそれなりには期待できます。

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 USB端子からの再生は、この機種は対応できます。

 音源を入れた USBメモリでも、ポータブルHDDでも音楽再生が可能です。ただ、この方法だと、曲名が選べない(基本シャッフル再生)ので、BGM用以外には使いにくそうです。

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 ラジオは、FMのほか、高音質でAMが受信可能なワイドFMに対応します。ただし、インターネットラジオは未対応です。

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 以上、 パナソニックSC-HC230の紹介でした。

 思想的には「薄型スピーカーでどれだけ音質を高めるか」という哲学のもとで設計された機種と言えます。

 そのため外観のデザイン性は「抜群」です。音質面でも、XBS Masterの効用で低音はそれなりに出ていますので、1万円前後で、スマホからの再生がメインならば、よい選択肢です。


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 【2018】【各色】

 3・パイオニア Pioneer X-SMC02 (W)
 4・パイオニア Pioneer X-SMC02 (B)
  ¥14,980 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

ハイレゾ音源:未対応
スマホ転送: Bluetooth
ラジオ: FM/ワイドFM
アンプ出力:10W×2 (8Ω)
スピーカー直径:8cm
高音域再生力:★★★☆☆
低音域再生力:★★★☆☆

  X-SMC02は、日本のオーディオ機器メーカーであるパイオニアのミニコンポです。

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 同社は、格安製品に強く、X-CM35X-HM26など、低価格なミニコンポのラインナップが多かったメーカーです。

 しかし、2019年にパイオニア(ONKYO)がミニコンポ事業から撤退を表明しています。

 こちらは継続販売中ながら、格安モデルのラインナップは「縮小」しています。

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 本体サイズは、451 mm×215 mm×132 mmです。

 似た形状のパナソニックの製品と比較すると、一回り大きいです。

 ただ、スピーカーユニットが外側に向けて配置されており、小型ながらサラウンド感重視の設計になっています。

 真正面で聞いた際の、ステレオ感はイマイチでしょうが、「音の広がり」は感じられます。BGMなどを流しっぱなしにする用途には、意外と向きそうです。

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 CDの再生は、、通常の音楽CDに対応できます。

 そのほか、MP3やWMAに圧縮して焼き付けたCD-Rの再生にも対応できる機種です。

 スピーカー構成は、パナソニック同様の1ウェイ方式です。

 ユニットは、8cmのコーン型スピーカーですので、パナソニックと同等です。

 アンプも、同じく10Wです。

 ただ、パナソニック製品と異なり、特別なノイズ対策への言及はないです。

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 スマホ・PCからの再生は、いずれも対応します。

 ただし、低音質で、音が遅延するSBC規格のみ対応です。

 パナソニックと異なり、リマスター機能もないため、この部分は期待できないでしょう。

 USB端子からの再生は、この機種は、MP3音源のみですが、対応できます。

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 ラジオは、FMのほか、高音質でAMが受信可能なワイドFMに対応します。

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 以上、パイオニアのX-SMC02の紹介でした。

 格安でインテリア性が高い点で、パナソニックSC-HC230のライバルです。

 比較した場合、外側に向けてスピーカーを配置する構造で、サラウンド感を得やすいメリットがあり、(家事をしながら歩き回りつつ聴くなどの)BGM用には向くでしょう。

 ただ、ノイズ対策やリマスター機能など、音質向上にかかわる部分は、パナソニックが有利です。

 スピーカーの配置的にも、個人で1カ所に座りながら聴く場合は、パナソニックのほうが良いと思います。


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 【2019】【各色】

 5・パナソニック ミニコンポ SC-HC410
  ¥24,467 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

ハイレゾ音源:未対応
スマホ転送: Bluetooth
ラジオ: FM/ワイドFM
アンプ出力:20W×2 (8Ω)
スピーカー直径:
高音域再生力:★★★☆☆
低音域再生力:★★★★☆

  SC-HC410 は、パナソニックが2019年から展開するコンパクト機の中級機です。

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 本体サイズは、420mm×225mm×102 mmです。

 同社の下位機種と較べると、上に向けてやや大きいですが、幅は42cmで済むので、設置性は良いです。

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 CDの再生は、通常の音楽CD・CD-Rの再生が可能です。

 一方、「売り」はデジタル5チェンジャー機能です。この機種には、4GBの内蔵フラッシュメモリに対する、CDの録音機能があります。

 CD音質で5枚(MP3音質で25枚)まで録音し、お気に入りボタンでそのCDが再生できる仕組みがあります。

 昭和時代の「ジュークボックス」的な機能で、年配の方の受けが良さそうです。

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 スピーカー構成は1ウェイ方式です。

 ユニットは、8cmのコーン型スピーカーですので、下位機種と同じです。ただ、低音域を強化するため、225mmのツイステッドポートが装備されています。

 Boseなどでも見られる仕組みですが、この方式の場合、小型のユニットでも膨らみのある低音が実現されます。上位機として良い工夫でしょう。ノイズ対策としてLincsD-Amp Vも装備です。

 アンプも、20Wです。

 下位機種より2倍になっており、この部分でも、主に低音域への効果が期待できます。

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 スマホ・PCからの再生は、SBC規格のみ対応です。

 ラジオは、FMのほか、高音質でAMが受信可能なワイドFMに対応します。

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 以上、パナソニックのSC-HC410 の紹介でした。

 言うまでもなく、デジタル5チェンジャー機能が売りの製品です。ターゲット層は、落ち着いた年代の方や、商売を営んでいる方でしょう。

 音質的にも、ツイステッドポートの採用で、小型機の弱点である低音が、ハード的に解決を目指されていて好感触です。

 スタイリッシュな形状で、できるだけ音質に期待できる機種を探している方には、有力な候補でしょう。


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 【2018】【各色】

 6・JVC NX-W30
  ¥18,800 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

ハイレゾ音源:未対応
スマホ転送: Bluetooth
ラジオ: FM/ワイドFM
アンプ出力:10W×2 (8Ω)
スピーカー直径:8cm
高音域再生力:★★★☆☆
低音域再生力:★★★☆☆

 NX-W30 は、JVCケンウッドが販売する、ノスタルジックな外観のミニコンポです。

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 昭和を意識させる最近にない「渋い」デザインで、デンキヤ店頭でも「異彩を放つ」存在です。

 本体サイズは、幅405×高さ123×奥行284mmです。

 奥行はありますが、最も問題の幅は40cmなので、設置性は良いです。

 CDの再生は、市販のCDのほか、CD-Rなどに焼き付けたMP3に対応します。

 スピーカー構成は、この製品も1ウェイ方式です。

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 スピーカーユニットは、5cm強です。

 あまり大きくないです。しかし、キャビネットを、単品スピーカーのような木製(MDF)にすることで、音質表現としての「木のあたたかみ」を出そうという工夫は評価できます。

 なお、JVCは、音響における木材の使い方が上手で、後ほど紹介する上位機は、コーンまで木で作られています。

 アンプは、15W×2です。

 パナソニックよりもわずかですが、強めです。

 スマホ・PCからの再生は、Bluetoothにより対応します。

 ただ、SBC規格ですので音質がMP3並に劣化します。

 USB端子からの再生は、MP3に限定ですが対応します。

 ラジオは、この機種のみ対応です。

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 以上、、JVCケンウッドNX-W30 の紹介でした。

 小型で設置性が良い機種として、パナソニックの製品と比べると対極的で面白さを感じます。

 一方、音質面で言えば、工夫はイマイチで、とくに、低音域方面には、いっそうの限界を感じました。


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 【2018】【各色】

 7・SANSUI SMC-300BT
  ¥29,800 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

ハイレゾ音源:未対応
スマホ転送: Bluetooth
ラジオ: FM/ワイドFM
アンプ出力:30W×2 (6Ω)
スピーカー直径:8cm
高音域再生力:★★★☆☆
低音域再生力:★★★☆☆

 SMC-300BT は、サンスイのミニコンポです。

 老舗のオーディオメーカーで、昔はBOSEの供給元だったりしましたが、倒産のあと、現在はドウシシャの傘下にあるブランドになっています。

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 デンキヤではあまり目立ちません。しかし、ネットでは、「プリアンプ部に真空管を採用」したアンプとして、にわかに人気がある製品です。

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 なお、真空管を利用するアンプは、(解像感や立ち上がりの悪さから)一般市場では「ほぼ駆逐」されて久しいです。

 しかし、独特な「柔らかい音質」で、コア的なファンの支持を集めるオーディオジャンルです。

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 本体サイズは、幅250×奥行243×高さ146mmです。

 スピーカーは16cmの幅なので、60cmの設置幅が必要ですね。十分コンパクトです。

 CDの再生は、市販のCDのほか、CD-Rなどに焼き付けたMP3 WMAに対応します。

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 スピーカー構成は、この機種は、2ウェイ方式です。

 この方式の場合、左右それぞれに、「トゥイーター」と「ウーファー」と呼ばれる2つのスピーカーユニットがあります。

 第1に、ウーファーは、中・低音域の音の再生を担当します。

 この機種は11cmサイズと、このクラスでは大きめです。

 第2に、トゥイーターは、高音域の音の再生を担当します。

 サイズは、3.8cmとなります。

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 ウーファーの素材は、一般的なペーパーコーンです。

 しかし、和紙素材W-RPM)である点に面白みがあります。表面と裏側で弾性の異なる素材を貼り合わせることで、音質を高める工夫です。

 ただ、「紙」素材自体の一般的なコーン素材に対する優位性は、議論がある部分です。

 他社高級機でも和紙製造技術を利用する場合がみられますが、その場合でも原料素材の部分で、工夫し剛性などを担保します。

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 アンプは、プリアンプ部に真空管を採用します。上図の様に「しっかり見える」ようにしている部分がデザイン的に「そそり」ます。

 一方、パワーアンプ部はデジタルアンプの「ハイブリッド構成」なので、完全な真空管アンプではないです。パワーは30Wですし、十分でしょう。

 スマホ・PCからの再生は、Bluetoothにて対応します。

 ただし、こちらも圧縮規格がSBC規格ですので音質がMP3並に劣化します。

 USB端子からの再生は、入力系統がないので非対応です。

 ラジオは、この機種もFMワイドFMに対応です。

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 以上、 サンスイのSMC-300BTの紹介でした。

 ペーパーコーンと真空管の相性の良さもあって、「暖かみのある良い音」が聴ける質の良いオーディオです。低音域のパワーもそこそこあるので、良い音と言うより「個性的な音」を望む場合、確実な選択肢のでしょう。

 一方、この製品は、相当に「個性的な音」なので、ネットレビューでは、(それへの驚きから)「高い評価(満足感)」が目立ちます。ただ、公平を期して言えば、他機に比較すると、聴き疲れしにくい一方、解像感が不足気味のレトロな音調です。

 価格帯的に言えば、より優秀なスピーカーユニットを積み、ハイレゾ音源にも対応できる(現代的な)「良い音」の他社機もあるため、以下て紹介していく製品群との比較は重要です。

3・ハイレゾ音源対応ミニコンポの比較

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 つづいて、ここからは、ハイレゾ音源に対応する機種を紹介していきます。

 ハイレゾ音源は、とくに高音域の部分で従来CD音源では聞こえなかった音をフォローできる新しい高音質音源です。

 現在、急速に普及しつつあるため、そのうち、例えば、iTuneも対応の噂が絶えません。

 いずれにしても、同じミニコンポを5年以上使うならば、対応機を買うべきでしょう。


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 【2018年】

 8・ONKYO X-NFR7FX
  ¥38,360 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送: Bluetooth
ラジオ: FM/ワイドFM
アンプ出力:26W×2 (4Ω)
スピーカー直径:13cm+3cm
高音域再生力:★★★★★ 100kHz
低音域再生力:★★★★☆ 50Hz

 X-NFR7X(D)は、日本のONKYOのミニコンポです。

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 FRシリーズは、とても永い伝統があるONKYOの「顔」であり、Atlasが学生の頃からありました。こちらは、ハイレゾに対応させた「20周年モデル」の最新機です。

 本体サイズは、アンプの幅が21.5cmで、スピーカーが16.3cmです。幅60cm×奥行40cmほどの机や棚のスペースがあれば設置可能です。

 CDの再生は、市販のCDに対応し、CD-Rなどに焼かれたMP3・WMA・WAVにも対応します。

 また、この機種は、CD-Rへの録音(焼付)にも対応します。再生だけでなく、録音にも対応する点が、この機種の昔からの特長です。

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 スピーカー構成は、2ウェイバスレフ型」を採用します。

 中低音域の再生に用いる13cmモノコックコーン型のウーファーと、高音域用の3cmのリング型トゥイーターが別に用意されます。

 なお、目立つ白色のコーンは、オンキヨー自慢のN-OMFコーンです。単品のスピーカーにも搭載されるもので、アラミド繊維が混ぜられたハイブリッド式です。

 「音質」の面で思想のあるスピーカーは、コーン素材にこだわりがあり、音質に「」を付けます。

 ウーファー中央部の砲弾型イコライザーは、一方技術的な工夫と言えます。2016年前モデルから取り入れられた新技術で、中音域の音質向上に寄与します。リング型トゥイーターも音響の「顔」ですし、低価格ながら「ONKYOらしい」モデルです。

 なお、ONKYOの場合、「再生周波数帯域」というスペックが公開され、その能力や開発思想が、一定程度分かります。

 第1に、高音域の周波数帯域(数値が高いほど高音が出る)は、100kHzです。

 50kHz以上でハイレゾ音源に対応となるので、ハイレゾ音源に余裕を持って対応できるスペックです。

 第2に、低音域の周波数帯域(数値が低いほど低音が出る)は、50Hzです。

 大きめのウーファを搭載し、しっかりした開口部を下部に持つため、そこそこ高レベルですね。

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 アンプの性能も、実用最大出力が26Wと余裕があります。

 機能面でも、重低音を響かせたい場合、アンプ側で、2段階のスーパーバス回路を持ち、馬力も出せる仕様です。

 とりわけ、小音量再生には強い機種で、ゲインを美味く調整することで、聴きやすい音質に電子的に調整されます。

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 スマホからの再生は、Bluetoothを利用します。

 しかし、SBC規格です。スマホに、AACやCD音質で保存してある音源も、無線で飛ばすことにより劣化します。アップコンバート技術も未搭載です。

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 PCからの再生は、Bluetoothのほか、後面の端子経由で、USBケーブルでのデジタル伝送にも対応します。

 この場合「有線」ですが、Bluetoothと異なりノイズを受けにくいため、音質は良いです。ただし、ハイレゾには対応せず44.1kHz/16bitまでのCD音源のみ圧縮せずに送れます。

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 USB端子からの再生も、対応します。

 PC用のUSB端子とは別に、前面に専用の端子があります。

 対応する規格は、MP3、WMA、WAV、FLACです。

 この機種の場合、96kHz/24bitのハイレゾ音源に対応できるのは、前面の端子に差した時のみなので、ハイレゾを重視する場合は面倒な機種です。

 そのほか、この機種は市販のSDカードについても、対応できます。USBメモリーへの録音にも対応でき、ラジオやCDのダビングが可能です。

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 ラジオは、FMのほか、高音質でAMが受信可能なワイドFMに対応します。

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 以上、ONKYOのX-NFR7Xシリーズでした。

 今も昔も高校生や大学生が「初めて買う」ミニコンポとして、FRシリーズは人気です。

 良いスピーカーを搭載しているため、比較的どのような音源でも素直に音を出してくれます。

 ただし、他メーカーの最新機と比べると、ハイレゾ音源に対応が前面のUSB端子のみと限定的です。光デジタル端子を持つPCも限られるため、ハイレゾを重視しなくても良いという方のみオススメできます。

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 【2016年】

 9・ONKYO X-U6 (W) 【各色】
  ¥19,240 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

ハイレゾ音源:未対応
スマホ転送: Bluetooth
ラジオ: FM/ワイドFM
アンプ出力:15W×2 (6Ω)
スピーカー直径:9.4+5cm
高音域再生力:★★☆☆☆ 20kHz
低音域再生力:★★★☆☆ 80Hz

 なお、ONKYOからはX-U6 という、50cm幅で設置できる小型シリーズも販売があります。

 ただし、スピーカー部分、アンプ部分ともハイレゾに対応しないほか、N-OMFコーンリング型トゥイーターを採用しない割り切った仕様です。

 トゥイーターも2cmと相当小さめですし、低価格機として考えても、あまりオススメできません。ONKYOサウンドの入門用としてはやはりFRシリーズ以上が良いでしょう。


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 【2019】

 10・パナソニック SC-PMX90-S
  ¥33,734 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

 【2017】

 11・パナソニック SC-PMX80
  ¥25,255 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送: Bluetooth
ラジオ: FM/ワイドFM
アンプ出力:60W×2
スピーカー直径:14cm+1.9cm+1.5cm
高音域再生力:★★★☆☆ 50kHz
低音域再生力:★★★★★ 41Hz

  SC-PMX90は、パナソニックのミニコンポです。

 新旧ありますが、型番のみの変更なので、値段で決めて良いでしょう。

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 本体サイズは、中型サイズです。

 アンプ部分の横幅が21.1cmで、スピーカーが16.1cmです。したがって、60cm×30cmほどのボードならば設置可能です。見かけより「小型」ですね。

 CDの再生は、市販のCDのほか、CD-Rなどに焼き付けたMP3に対応します。

 ただし、録音(焼付)には未対応です。

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 スピーカー構成は、片方のスピーカーに3つのユニットがある「3ウェイシステム」を採用します。

 低音域用14cmのウーファー中音域用1.9cmのドーム型ツイーター高音域用1.5cmのピエゾ型スーパーツイーターという構成です。

3ウェイシステム」は、高音と低音が伸びやかに出やすいメリット性がある一方で、ユニット間で、音の受け渡しが2カ所で発生するため、つなぎ目になる中音域の音質が犠牲になる場合があります。

 ただ、うまくバランス設計したスピーカーの場合、メリット性の方が上回ります。実際、この価格帯ではなかなかの音質です。

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 なお、素材としては、孟宗竹の竹炭材を利用した紙素材のPPコーンを使っています。

 ONKYO同様に「こだわり」があるのも嬉しいです。特性としては、スピーカーの応答性の向上に奏功するようです。

 再生周波数帯域は、41Hz〜50kHzです。

 大きなウーファーを搭載しているだけあって、低音域のスペックは良いです。高音域は、ハイレゾにギリギリ対応できるレベルですから、どちらかといえば、「重低音重視」の作りでしょう。

 アンプ出力は、60W×2と相当強力です。

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 スマホからの再生は、Bluetoothのみ対応です。

 ただし、圧縮規格はSBCのみ対応ですので、再生音質は悪いです。

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 PCからの再生は、Bluetoothのほか、本体後面のUSB端子からの接続が選べます。

 また、ONKYOと違い、USB接続でも、FLACのほか、DSD 2.8MHzまでのハイレゾ音源に対応できます。

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 USB端子からの再生も、対応します。

 前面端子でも、MP3・AAC・AIFF・FLAC・WAV・DSDと主要規格をほぼ網羅するため、初心者でもあまり考えずに便利に使えるでしょう。ハイレゾ音源の再生も、この方法で対応します。

 ラジオは、一方で、FMAMに対応です。ワイドFMにも対応です。

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 以上、パナソニックSC-PMX70の紹介でした。

 USBケーブル経由でハイレゾに本格対応できる機種としては、最も安価な機種でしょう。将来性を考えた場合、利便性があります。

 スピーカー部分について言えば高音域と低音域が強調されやすい傾向があります。

 また、どちらかといえば、小音量で、高音質を楽しむと言うよりも、通常音源を大きめの音量で、重低音を強調しながら聞きたい方に向いたミニコンポでしょう。


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 【2017年】

 12・パナソニック SC-PMX150-S
  ¥53,728 Amazon.co.jp (6/25執筆時)   

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送: Bluetooth+Wi-Fi
ラジオ:   FM/ワイドFM
アンプ出力:60W×2
スピーカー直径:14cm+1.9cm+1.2cm
高音域再生力:★★★★★ 100kHz
低音域再生力:★★★★★ 41Hz

  SC-PMX150は、パナソニックのミニコンポの上位機種です。

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 本体サイズは、この機種も中型サイズです。

 アンプ部分の横幅が21.1cmで、スピーカーが16.1cmです。したがって、先ほどの機種と外形は同じで、60cm×30cmほどのボードならば設置可能です。

 CDの再生は、音楽CDのほか、CD-Rなどに焼き付けたMP3の再生に対応できます。

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 スピーカー構成は、こちらも、3ウェイシステムを採用します。

 低音域用の14cmのウーファー中音域用1.9cmのシルクドームツイーター高音域用1.2cmのスーパーソニックツイーターという構成です。

 下位機種と同じ構成です。

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 しかし、品質はこちらのほうが高レベルです。

 とくに、高音域用のスーパーソニックツイーターは、高音域の周波数帯域が100kHzまで対応と、下位機種の約2倍の性能です。高解像度のハイレゾ音源再生も余裕でこなせるスペックです。

 アンプ出力は、60Wと下位機種と同じです。

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 スマホからの再生は、BluetoothとWi-Fi方式に対応します。

 第1に、Bluetoothの場合、SBCのみ対応ですので、音質はMP3並に劣化します。

 第2に、Wi-Fiの場合、圧縮せずに音声を送れるため、再生音源の劣化は基本的にありません

 特にこの機種は、iOS系のAppleの音楽機器のWi-Fi再生規格であるAirPlayにも対応します。そのため、MacやiPhoneの場合、Mac/スマホ側の設定で「1ボタンで」ミニコンポに音が飛ばせます。

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 ハイレゾ音源も、iOS/Android系双方で、パナソニックが無料配布する専用アプリ(Panasonic Music Streaming)経由でWi-Fi伝送できます。

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 加えて、CDハイレゾリマスター機能が付属している点もポイントです。

 これは、ハイレゾに満たないCDグレードの音源を再計算でハイレゾ並に「アップサンプリング」する機能があります。その点では、通常音源の音質の底上げ効果を期待できます。

 それ以下の音質の音源についても、MP3 リマスター機能・Bluetoothリマスター機能が働きますので、音質補整面は期待できますね。

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 音楽ストリーミング配信は、Wi-Fiを装備するため、Spotifyに限っては再生できます。

 Panasonic Music Streamingという専用アプリ(iOS/Android用)を通して、操作する形式です。

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 USB端子からの再生は、この機種もハイレゾ音源を含めて再生に対応できます。WAVFLAC規格に対応しますので、E-ONKYOなどのハイレゾ音源購入サイトの音源がそのまま使えます。

 ラジオは、FMAMに対応です。下位機種同様に、ワイドFMには未対応です。

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 以上、パナソニックの SC-PMX100の紹介でした。

 スピーカーとセットで売っているタイプのミニコンポとしては、今回紹介する中でも高価なモデルの1つです。

 ただ、音質劣化がないWi-Fi接続を選べるため、スマホ・PCから手軽にCD音質やハイレゾ音質の再生ができる点が魅力です。

 やや高いですが、無線接続による利便性と・劣化しない転送方式高性能なスピーカーハイレゾリマスターと、「現在のトレンド」と言える部分を網羅しています。

 これらの点で、5万円前後のスピーカーとしては、相当オススメできる製品の1つです。


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 【2018】

 13・パナソニック SC-RS75 【上位機種】
  ¥39,805 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

 14・パナソニック SC-RS60 【下位機種】
  ¥20,205 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送: Bluetooth+Wi-Fi
ラジオ: FM/AM
アンプ出力:40W×2
スピーカー直径:6.5cm+4cm+
高音域再生力:★★★☆☆ 50kHz
低音域再生力:不明

  SC-RS75SC-RS60 は、パナソニックのミニコンポです。

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 本体サイズは、幅45x高さ10.7x奥行24.5cmです。

 「外観デザイン重視の小型設計」ながら、ハイレゾ音源に対応できるミニコンポです。なお、これらは、以前人気のあったSC-RS55の後継機です。

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 CDの再生は、対応します。

 その上で、下位機種にもみられましたが、内蔵する4GBのメモリーに、CDを5枚分自動録音し、「お気に入りボタン」で呼び出せるデジタル5チェンジャーが採用です。

 スピーカー構成は、他社でも見られた「2ウェイ方式」です。

 低音域と中音域再生につかう6.5cmのウーファーと、高音域用4cmのドーム型ツイーターという構成です。

 再生周波数帯域は、非公開です。

 ただし、ハイレゾ音源に対応を表明していることから、規格上、高音域については、50kHzはあるでしょう。

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 低音域は、スペック不明です。 

 ただし、曲線型のツイステッドポートの採用で、本体の大きさの割には、低音を響かせることは可能でしょう。

 試聴の限り、スピーカーの大きさ以上の迫力は感じます。素材としては、こちらも孟宗竹の竹炭材を利用した紙素材のPPコーンを使っています。

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 スマホからの再生は、SC-RS60 はBluetoothのみです。

 しかし、SC-RS75は、Bluetoothに加えてWi-Fiでの再生に対応します。

 そのため、上位機は、スマホやPCからハイレゾ・CD音質で音源の転送ができる仕様です。

 スマホアプリ(Panasonic Music Streaming)を使えば、Wi-Fi経由でハイレゾ音源再生に対応します。

 USB端子からの再生は、ハイレゾ音源をふくめて、こちらも「対応」です。

 ラジオは、FMAMに対応し、ワイドFMにも対応しています。

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 以上、パナソニックの SC-PMX70の紹介でした。

 ハイレゾに対応する機種としては、小型で設置性が良い機種です。デジタル5チェンジャーなど「面白く実用的」な機能も目をひきます。

 ただ、スピーカーのスペックが非公開など、音質を追求した機種では決してないですね。ただ、キッチンに置いたり、営業店舗でBGM利用するなどには利便性が高そうです。


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 【2018】

 【上位機種】

 15・JVC コンポ EX-S55-T【茶】
 16・JVC コンポ EX-S55-B【黒】
  ¥43,546 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

 【下位機種】

 17・JVC コンポ EX-S5-T
  ¥29,940 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送: Bluetooth +USB
ラジオ: FM/ワイドFM
アンプ出力:25W×2 (4Ω)
スピーカー直径:8.5cm
高音域再生力:★★★★☆ 40kHz
低音域再生力:★★★★★ 30Hz

 EX-S55は、JVCの販売するミニコンポです。

 なお、Amazonでは、「新しいモデル」として EX-NW1が提示されています。しかし、EX-NW1は、CD再生機能がない別製品ですから注意してください。

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 本体サイズは、アンプが21.9cmでスピーカーが14cmです。したがって、幅40cm×奥行30cmほどのボードで設置が可能です。

 なお、こちらはEX-S5-Tという下位機種が販売されていますが、「ハイレゾ未対応」の旧機種となります。そのため、以下は上位機に準じたスペック説明となります。

 CDの再生は、音楽CDのほか、CD-Rなどに焼き付けたMP3・WMAに対応します。一方、CD-Rへの録音は未対応です。

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 スピーカー構成は、1ウェイ方式です。

 高音域と低音域を分けずに、1つのユニットで高音から低音までまかなう方式です。中音域の音の継ぎ目を感じず、落ち着いて音楽が聴ける製品です。

 高音域は、40kHzの再生周波数帯域なので、ハイレゾに(ギリギリながら)対応している製品です。

 低音域は、30Hzの再生周波数帯域と充実し、かなり力を入れている印象です。

 EX-S55は、振動板を木製にするJVC独自の方式を採用します。JVCは、素材としての木にかなりのこだわりのあるメーカーで、ヘッドフォンなどにも木が多く採用されます。

 試聴した限り、コンパクトスピーカーとしては、かなりよい音です。ケブラー繊維などを使う最近のスピーカーと比べると、解像感よりも、聞きやすさを重視した音質だと思います。1Way方式のスピーカーの美点ですね。

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 スマホからの再生は、Bluetooth方式で対応します。ただし、圧縮転送機はSBCのみですので、再生音質はMP3並の音質となります。

 PCからの再生は、Bluetoothのみの対応であり、USBケーブルでは対応しません

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 USB端子からの再生は、対応します。

 なお、この機種の場合、Wi-Fiがないので、ハイレゾ音源の再生は、こちらは、前面のUSB端子を使った場合のみ対応です。この点で、他機種と比べると対応がやや簡易的と言えるでしょう。

 ただし、USBメモリやHDDへのMP3規格での録音に対応しており、CDのダビングなどは可能です。

 ラジオは、FMワイドFMに対応です。

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 以上、JVCのEX-S55の紹介でした。

 小型製品では、デザインのオシャレさのほか、ウッドデザインの振動板など音質面での面白さも兼ね備えた機種です。

 一方、ハイレゾ対応の部分は、やや「オマケ的」ながら、CD音源クラスまでの再生ならば、本体の大きさ以上の音質が期待できるでしょう。

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 木製スピーカー構成は、とくに、クラシック(弦楽器・ピアノ)との相性が良いので、「大人」にも良さそうです。

 もちろん、音圧の点では、中型スピーカーには敵いません。

 ただし、スピーカーとスピーカーと幅があまり取れない場合(1m以上)や、耳までの距離が十分取れない場合(1m以上)は、むしろ、このような小型機の方が良質なステレオ感を得られるでしょう。その点では、机の上や、机上棚に設置して、座りながら聴くのに向きますね。


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 【2019年】

 18・JVC コンポ EX-HR55
  ¥76,800 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

 【2014年】

 19・JVC コンポ EX-HR5
  ¥45,780 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送: Bluetooth +USB
ラジオ: FM/ワイドFM
アンプ出力:50W×2 (4Ω)
スピーカー直径:8.5cm
高音域再生力:★★★★★
低音域再生力:★★★★★

 EX-HR55は、JVCの販売するミニコンポの上位ラインです。

 2019年に「5年ぶり」でた新機種です。旧機種の在庫がありますが、主にネット周りの陳腐化が激しいため、長く使うならば、新機種が良いと思います。

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 本体サイズは、アンプ部の幅が24.8cmでスピーカーが12cmです。60cm×30cmほどのボードならば設置できる中型ですね。

 CDの再生は、市販の音楽CDのほか、CD-Rなどに焼き付けたMP3・WMAに対応します。

 一方、CD-Rへの録音は未対応です。

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 スピーカー構成は、こちらも「ウッドコーン」を採用した1way方式です。下位機種と、同サイズのユニットを採用します。

 アンプは、しかしながら、2倍の50Wであり、「同社のウッドコーンスピーカーの実力」を十分に支えられる余裕を持たせています。

 小型モデルとしては、十分なスペックでしょう。音質的には下位機種の「延長線上」といえるもので、低音・高音を過度に強調しないため、聴き疲れしにくいとも言えます。

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 また、こちらは、DEUSというデジタルアンプを採用します。

 その上で、パナソニックの「ハイレゾリマスター機能」のように、CD音質をハイレゾ並みに拡張するNEW「K2テクノロジー」を搭載します。ただ、その分、価格はかなり高めです。

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 スマホからの再生は、旧機種と大きく変わった部分です。

 Bluetoothを新しく装備し、AACとaptXに対応しました。無線では、ハイレゾ音質の再生はできませんが、現状では十分な水準です。

 PCからの再生は、あえて言えば、デジタル入力端子が利用できます。

 光と同軸が1端子ずつです。そのため、デスクトップPCなど、これらの接続端子がある場合に限って伝送できます。192kHz/24bit対応なので、これでもハイレゾ音源に対応できます。

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 USB端子からの再生は、対応できます。

 ハイレゾについても、FLAC/WAV(192kHz/24bit)に対応します。新機種になって大きく仕様が変わった部分です。

 ラジオは、FMワイドFMに対応です。

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 以上、JVCのEX-HR55の紹介でした。

 下位機種よりもアンプの出力や音源の補整機能が優れる機種です。

 その点で言えば基礎能力は高い機種でしょう。あまり音量を出さずに、落ち着いてゆっくり聴きたい方で、「単品システムを組まずに手軽に高音質を得たい」方は、こちらを選ぶと、高い満足感を得られるでしょう。

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 【2019年モデル】

 20・JVC コンポ EX-HR99
  ¥121,687 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

 【2014年モデル】

 21・JVC コンポ EX-HR9
  ¥94,959 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

 【2014年モデル】

 22・JVC コンポ EX-HR7
  ¥49,800 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

 なお、JVCのウッドコーンシリーズには、上位機もあります。

 第1に、EX-HR99は、EX-HR5と同じシステムですが、ウッドコーンが9cmとやや大きいモデルです。

 そのほか、削り出し部品を増やすなど木製パーツの洗練化がなされています。ただ、内部のシステム的に核心的な変化はなく、性能に比べるとやや割高でしょう。

 なお、 EX-HR9は、その旧モデルにあたりますが、先ほどの製品の場合と同様に、Bluetoothやハイレゾ対応の面で、陳腐化が進んでいます。

 第2に、EX-HR7は、スピーカーを2つ搭載した2Way方式を採用する機種です。

 出力は相応に大きくなりますが、ウッドコーンの良さである「フラットな音質」という意味では特長が削がれています。また、こちらも、旧機種になるため、Bluetoothやハイレゾ周りの性能は低いです。

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 結論的にいえば、JVCからのウッドコーンから選ぶならば、値段と性能のバランスが取れた、EX-HR55がAtlasとしては、費用対効果が高いと感じています。


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 23・SONY CMT-SX7
  ¥43,533 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送:BT+Wi-Fi+USB対応
ラジオ: FM ワイドFMAM radiko
アンプ出力:50W×2
スピーカー直径:10cm+2.7cm
高音域再生力:★★★★★
低音域再生力:★★★★☆

 CMT-SX7は、ソニーの一体型のミニコンポです。

 ソニーは最近、ハイレゾにかなり力を入れてきていますが、ミニコンポも良い製品を出しています。

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 本体サイズは、アンプ部が22.5cmで、スピーカーが14.5cmです。したがって50cm×30cmほどのボードで置ける小型機です。

 CDの再生は、市販の音楽CDのほか、MP3 の圧縮音源を、CD-Rに焼き付けたメディアに対応します。ただし、録音には未対応です。

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 スピーカー構成は、「2ウェイバスレフ型」です。

  中低音域の再生に用いる10cmコーン型のウーファーと、高音域用の2.7cmドーム型トゥイーターのセットです。

 試聴の限り、過度に低音が過度に強調されず、中音域がむしろ充実し、同社の製品としては、ボーカルが聴きとりやすい音質です。

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 高音域は、ソフトドームトゥイーターの出来がよいようで、高音域が重要なハイレゾ音源が十分活かせると思います。

 また、比較的、小音量での再生も綺麗に聞こえました。

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 なお、SONYは独自技術として、DSEE HXという技術が採用されています。

 これは、TVで言うところの「超解像度技術」の音楽版のようなものです。他社にもありましたが、CDグレードの音質を再計算でハイレゾグレードにアップスケール(高音質化)させる技術です。

 ウォークマンなどにも採用される技術ですが、通常音源のアップグレードができるため、音質重視派にはオススメです。

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 スマホ・PCからの再生は、Bluetooth・USB接続・Wi-Fiにて対応します。

 Bluetoothは、SBCのほか音質が良いAACに対応します。

 さらに、LDAC規格にも対応します。LDACは、従来の4倍の情報量を伝送できる新規格です。そのため、Bluetoothでも例外的にハイレゾ対応できます。

 とはいえ、LDAC対応する周辺機器がまだ少なく、ソニーのXperia系端末のほか、【おすすめウォークマンの比較記事】で紹介しているハイレゾ対応のウォークマンやソニー製のスマホなどが現在の選択肢です。

 ただし、パソコンへの搭載を含めて、今後の展開には期待できるでしょう。

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 USB端子からの再生は、この機種も対応します。もちろん、ハイレゾ再生対応です。

 そのほか、CDから、USBメモリやウォークマンへの録音(ダビング)にも対応できます。録音はMP3音源に限定されますが便利だと思います。

 なお、この機種は、ヘッドホンでもハイレゾ音源に対応するほか、有線LANに対応します。DLNAにも対応するので、ミュージックサーバを組んでいる方にオススメできる機種です。

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 音楽ストリーミング配信は、かなり力を入れており、複数のサービスの再生が可能です。

 Music Centerという専用アプリから、例えば、Your Tube Spotify Amazon Music, radiko.jpなどが、ミニコンポで再生できます。

 もちろん、スマホやPCに保存してある自分の音楽データもこのアプリで再生できます。

 Music Centerは、ハイレゾ音源にも対応できるため、上級者まで便利に使えます。

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 その上で、iOS系のAirplayと、Android系のChromecast built-inにも対応します。そのため、iTunesなどからの再生ならば、そもそもアプリ不要で再生可能です。

 ラジオは、FM・AMとワイドFMに対応します。

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 以上、ソニーのCMT-SX7の紹介でした。

 Bluetooth無線や、ハイレゾの音質に関わる部分で新技術を多く取り入れており、最先端といえるミニコンポだと思います。スピーカーの部分も、専業メーカーの銅製品にくらべて劣らないので、予算があればオススメできる機種の一つと言えます。

後編に続く!
高音質なミニコンポのおすすめ機種は結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、ミニコンポの最新機を比較してきました。

 しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。

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・DENON D-T1
・DENON RCD-N10  
・YAMAHA CRX-N470

・ONKYO CR-N775-S
・ONKYO CR-N775-B
・ONKYO D-112EXT(D)
・ONKYO D-112EXT(T)
・marantz M-CR612

 続く後編【こちら】では、前編で紹介しきれなかった、DENON・YAMAHA・ONKYO・マランツのシステムコンポを紹介します。

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1・高音域再生力 ★★★★★
2・低音域再生力 ★★★★★
3・アンプ性能  ★★★★☆
4・ネットワーク ★★★★★
5・設置性の良さ ★★★★☆
6・総合評価   ★★★★★

 その上で、ここまで見た全機種のなかから、目的別、予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。

 引き続き、よろしくお願いします。

 後編記事は→こちら

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posted by Atlas at 12:58 | オーディオ製品

比較2019’【高音質!】全31機のミニコンポの性能とおすすめ:ハイレゾ・スマホ・iPhone/Android対応(2)

前編からの続きの記事です。前編は→こちら

今回のお題
スマホ再生やハイレゾ対応する高音質なミニコンポのおすすめはどの機種?

 どもAtlasです。

 今回は、最新のミニコンポの比較記事2回目です。

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 前編記事【こちら】では、ミニコンポの最新機を比較してきました。

 後編では、引き続き、前半で紹介しきれなかった機種を紹介します。その上で、目的別、予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。


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 24・DENON CDレシーバーシステム D-T1
  ¥26,972 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送: Bluetooth
ラジオ: FM ワイドFMAM radiko
アンプ出力:15W×2
スピーカー直径:12cm+2.5cm
高音域再生力:★★★★☆ 20kHz
低音域再生力:★★★★☆ 50Hz

 D-T1 は、日本のオーディオメーカー、DENONの販売するの一体型のミニコンポです。

 「CDレシーバーシステム」という製品名ですが、スピーカーもセットです。

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 本体サイズは、本体が、幅210 × 高さ105 × 奥行296mm、スピーカーが、幅152 × 高さ242 × 奥行255mmです。

 存在感はありますが、60cm×30cmほどあれば、設置は可能です。

 CDの再生は、市販の音楽CDのほか、MP3 WMAの圧縮音源を、CD-Rに焼き付けたメディアに対応します。

 ただし、録音には未対応です。

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 スピーカー構成は、後ろ面にバスレフポートがある「2ウェイバスレフ型」です。

  中低音域の再生に用いる12cmペーパーコーンウーファーと、高音域用の2.5cmソフトドーム型トゥイーターのセットです。

 DENONは、充実した低音が「売り」の音響メーカーです。そのため、大きめのウーファーを採用しています。

 一方、先述のように「CDレシーバーシステム」という製品名で売られていることからも分かるように、「スピーカーは脇役」扱いです。

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 とくに、この機種は、アンプ・スピーカーの周波数帯域が50 Hz 〜 20 kHzです。

 96 kHz / 24 bit 対応の光デジタル端子を持つため、ハイレゾマークは付きますが、高音域の再生能力として、現実的に対応するかは、疑問です。

 アンプは、15W×2です。

 ハイレゾ対応を銘打ったモデルとしては弱いです。

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 スマホ・PCからの再生は、 Bluetoothに対応します。

 Bluetoothは、SBCのほか音質が良いAACに対応します。

 USB端子からの再生は、一方、非対応です。

 最近のニーズから考えると謎な仕様です。

 ラジオは、FM・AMとワイドFMに対応します。

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 以上、DENOND-T1の紹介でした。

 主な魅力は、大きめのウーファーの採用でしょう。ただ、USB端子がないなどの仕様や、ハイレゾに準じるとは言えない、スピーカーの周波数帯域など、仕様面で多少疑問と思える部分も目立つ機種です。

4・高音質なミニコンポの比較

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 ここからは、実売価格で5万円を超えるグレードのハイレゾ対応コンポを紹介します。

 なお、このグレードの製品の多くは、スピーカーアンプ部分がそれぞれ「単品」で売られています。

 しかし、デンキヤの店頭では並んでおかれていますし、メーカーのカタログでも、「常にセット販売」を前提に宣伝されているモデルです。

 いずれにしても、音質面で期待できる機種が多いのが特長です。

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 なお、5万円を超えるグレードの製品の購入を考えていない方は、この部分を飛ばして、今回の記事の結論部こちら】で、Atlasのおすすめ機種をご確認ください!


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 【ネットワークCDレシーバ】

 25・YAMAHA CRX-N470
  ¥42,238 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

 【スピーカー2本組】

 25・YAMAHA NS-BP182
  ¥11,296 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送: 有線LAN/無線LAN
ラジオ:   FM・radiko
アンプ出力:22W×2
スピーカー直径:12cm+3cm
高音域再生力:★★★★★ 100kHz
低音域再生力:★★★☆☆ 60Hz

 こちらは、YAMAHAのネットワークCDレシーバのCRX-N560NS-BP182のセットです。

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 本体サイズは、本体の幅が27cmで、スピーカーが15.4cmです。幅70cm×奥行40cmほどのボードが必要でしょう。

 CDの再生は、市販のCDと、MP3 WMAなどの圧縮音源を、CD-Rに焼き付けたメディアにも対応します。

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 スピーカー構成は、2WAY方式です。

 中低音域の再生に用いる12cmコーン型のウーファーと、高音域用の3cmのソフトドーム型トゥイーターが別に用意される「2ウェイバスレフ型」を採用します。

 ウーファーは、A-PMDという紙と樹脂を混合した特性を持つ素材が使われます。ヤマハの高級機でも使われるもので、「ヤマハサウンド」の重要な構成要素です。

 再生周波数帯域をみると、60Hzと低音域の弱さがやや気になる部分です。

 しかし、実際、ペア1万円前後の単品スピーカーとしてもやや迫力は抑え気味かな、と感じました。ただ、ナチュラルで、味付けの少ない点で、ヤマハらしいとはいえます。

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 スマホ・PCからの再生は、Bluetooth・Wi-Fiにて対応します。

 Bluetoothは、SBCのみ対応で、圧縮音源クラスの音質です。 

 USB端子からの再生も、対応できますが、同じようにハイレゾ音源は非対応です。

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 音楽ストリーミング配信は、SONYと同じく「対応」します。

 ヤマハの場合、MusicCast CONTROLLERというアプリを使います。

 ただし、サービスの対応幅は、Spotify Connect・Deezer HiFi・radiko.jpに止まります。Airplayには対応しますが、イマイチ数が少ないです。

 ラジオは、ワイドFMに対応です。

 また、ネットラジオについては、vTunerサービスが利用できます。また、radiko.jpについても、一度プリセットすれば、リモコンでチャンネル操作ができるため、SONYよりこの部分は充実します。コアなラジオ好きには良いでしょう。

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 以上、YAMAHAのネットワークCDレシーバのCRX-N560とスピーカーNS-BP182のセットの紹介でした。

 「無個性の個性」というか、ヤマハらしい音作りが好感できるモデルです。

 難点は、アンプ部分でハイレゾに非対応である点でしょう。ただ、ハイレゾが不要で、多少本格的なコンポを狙うならば、選んで良いモデルの一つだと思います。


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 【2017年】【ネットワークCDレシーバー】

 26・ONKYO CR-N775-S【シルバー】
 27・ONKYO CR-N775-B【ブラック】
  ¥48,417 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

 【2017年】【スピーカー2本組】

 26・ONKYO D-112NFX(D)
 27・ONKYO D-112NFX(B)
    ¥32,800 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送: Wi-Fi+USB
ラジオ:   FM AM Radiko Spotify
アンプ出力:40W×2
スピーカー直径:10cm+3cm
高音域再生力:★★★★★ 100kHz
低音域再生力:★★★★☆ 60Hz

 こちらは、ONKYOのセット販売のミニコンポです。

 以前は、 D-112EXTというスピーカーが推奨構成でしたが、最近は、こちらのD-112NFXがカタログ的に同社の推奨となっています。今回は、そのコンビで紹介します。 

 本体サイズは、アンプの幅が21.5cmで、スピーカーが 19.1cmです。

 そのため、設置スペースは、幅65cm×奥行50cmほどは欲しいです。

 なお、こちらは、スピーカーとレシーバーがそれぞれ2色展開なので、色の組み合わせとしては4通り考えられるのが「売り」です。

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 その上で、パイオニアと同じように、大きなカラー液晶を採用し、ハイレゾ音源販売サイト(e-onkyo)からの直接ダウンロードにも対応します。

 ちなみに、パイオニアとオンキヨーは現在「同会社」なので、スペック的に似通った機種が多くなっています。

 CDの再生は、市販の音楽CDのほか、MP3 ・WMAなどの圧縮音源をCD-Rに焼き付けたメディアにも対応します。

 ただし、ONKYOのFRシリーズと異なり、録音には未対応です。

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 スピーカー構成は、中低音域の再生に用いる10cmのウーファーと、高音域用の3cmのリング型トゥイーターという構成の、「2ウェイバスレフ型」です。

 低音域のウーファーのコーンは、セルロースナノファイバーを配合したONF(Onkyo Nano Fiber)振動板です。同社の素材としては新しいです。

 ただ、砲弾型のイコライザーや、リング型トゥイーターの採用など、同社らしさを残します。

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 ダクトも十分なサイズがあるので、ブックシェルフスピーカーとしては十分低音が響きます。ただ、口径の関係で、低音域の音圧は、平均よりやや弱めです。再生周波数帯域で見ても、60Hzに止まっています。

 傾向としては耳疲れせず、飽きの来ない音だと思います。1本1万円の低価格ながら、きっちり設計されたスピーカーです。

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 スマホ・PCからの再生は、Bluetooth・Wi-Fi・USB・有線LANとフル対応します。

 Bluetoothを除けば、ハイレゾ音源が伝送できます。

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 音楽ストリーミング配信は、基本的にパイオニアと同じで、DTS Play-Fi を利用する方式です。

 こちらも、「音楽プレーヤーのような感覚」で操作できるため便利です。加えて、Chromecast built-in系のAirplayにも対応します。

 その上で、YAMAHAで紹介したハイレゾ音源の定額配信サービスのDeezer HiFiにもアップデートで対応するため、ハイレゾ音源好きには良い構成です。

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 ラジオは、FMとAMに対応します。

 その上で、この機種は、スマホに依存せずとも、ネットワークラジオ(Radiko.jpとtunein)の操作が可能です。Spotify Conectも同様なので、この部分は力強い構成です。

 Radiko.jpの場合は、PCで登録したメアドを入力するだけです。プレミアムにも対応です。 いずれにしても、ラジオ周りの使い勝手の部分では、ONKYOは優れています。

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 以上、ONKYOCR-N775D-112NFXの紹介でした。

 単品で売られているものをセットにした製品ですが、低音・高音のバランスが良く飽きの来ないONKYO的なサウンドが得られる商品だと思います。単品のアンプとスピーカーとを別に購入するのは、「オーディオマニアへの入り口」とも言え、本格的なオーディオへの入門用としても良いと思います。

 また、ワイヤレスでハイレゾが扱える点でも「今どき」なので、長く便利に使えるでしょう。なお、スピーカーケーブルもセットされていますので、別に買わなくても使えます。

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 【2017年】【ネットワークCDレシーバー】

 28・ONKYO CR-N775-S【シルバー】
  ¥48,417 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

 【2017年】【スピーカー2本組】

 28・ONKYO D-012EXT(D)
  ¥15,580 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送: Wi-Fi+USB
ラジオ:   FM AM Radiko Spotify
アンプ出力:40W×2
スピーカー直径:10cm+3cm
高音域再生力:★★★★★ 100kHz
低音域再生力:★★★★☆ 60Hz

 なお、CR-N775は、下位グレードのスピーカーとなる、D-012EXTとのセットも推奨されています。

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 スピーカー構成は、中低音域の再生に用いる10cmのウーファーと、高音域用の3cmのリング型トゥイーターという構成で、要するにサイズは上位機と同じです。

 ただ、ウーファーの素材が、同社が昔からこのグレードに利用するアラミド繊維のN-OMF振動板となります。トゥイーターは、同じくリング型ですが、内部のパーツ構成が異なります。

 ただ、同じ構造のバスレフダクトがあり、音質的な傾向は、上位機とあまり変わりません。費用対効果の高さから言えば、この高性能ほうがおすすめです。


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 【2019年】

 29・marantz CDレシーバー M-CR612
  ¥41,256 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

  201903291444.jpg

 29・DALI SPEKTOR1  【ウォルナット】
 29・DALI SPEKTOR1 B   【ブラック】
 29・DALI SPEKTOR1 W   【ホワイト】
  ¥23,598 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送:BT+Wi-Fi+USB対応
ラジオ: FM ワイドFM AM radiko
アンプ出力:60W×2
スピーカー直径:10cm+2.7cm
高音域再生力:★★★★☆
低音域再生力:★★★★☆

 M-CR611 は、マランツのネットワークレシーバーです。

 こちらは単体ですが、ダリZENSOR 1や、その事実上の後継機であるSPEKTOR1 が、デンキヤではセットで並んでいます。

 本体サイズは、アンプ部分が幅29.2cmで、スピーカーが16.2cmです。したがって、70×40cmほどのスペースは最低限必要です。

 CDの再生は、市販のCDのほか、MP3MMAの圧縮音源を、CD-Rに焼き付けたメディアに対応します。

 録音には未対応です。

 201902021143.jpg

 スピーカー構成は、「2ウェイバスレフ型」です。

 SPEKTOR1 は、11.5cmコーン型のウーファーと、高音域用の2.1cmドーム型トゥイーターの構成です。

 ウーファーは、一般的なパルプ製ですが、微粒子パルプを利用するウッドファイバーコーンです。ツイーターは、新開発の高速振動タイプのです。

 ただ、周波数特性は59Hz〜26.0kHzと、高音域においてハイレゾに満たないため、推奨セットとはいえ、物足りないです。

 アンプは、60W×2です。

 かなり余裕のあるスペックです。

 ただ、周波数帯域は、アンプ側も5Hz 〜 40 kHzと「ギリギリ」ハイレゾ水準となるため、この用途には向かないかもしれません。

 201805101843.jpg

 スマホ・PCからの再生は、BluetoothWi-Fi(無線LAN)USB接続・有線LANにてフル対応します。

201903291451.jpg

 その上で、【Amazon Alexa対応端末の比較記事】で紹介したようなAlexa対応端末による音声操作に対応します。

 201805140948.jpg

 Bluetoothは、音質が良いAACに対応しますが、ハイレゾ音源には未対応です。

 Wi-Fiは、ハイレゾ音源に対応できます。

 iPhone系はAirplayに対応です。また、Android系でも、Denon Hi-Fi Remoteという再生アプリで対応可能です。こちらも、ハイレゾ音源の規格として、WAVやFlacのほか、DSDに対応しています。

 USB端子からの再生は、この機種の場合も、ハイレゾ再生対応です。

 201903291632.jpg

 音楽ストリーミング配信は、マランツは、HEOS というアプリを使います。

 ちなみに、マランツと経営統合をした音響機器メーカーのDENONも同じものを使っています。

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 使途は、DTS Play-Fiと、基本に同じです。

 ただし、対応する配信サービスは、Amazon Music・Spotify・Tunes inなどは網羅されますが、Radiko.jpなど、日本ローカルのサービスには、弱いです。

 ただし、AppleのAirplayには対応します(Airplay2)。

 ラジオは、FM・AMに対応します。

---

 以上、マランツのM-CR612 の紹介でした。

 単体のアンプ兼CDレシーバーと考えると、60Wの出力を含めて実力がある製品です。

 ただ、ハイレゾに実質非対応な部分と、この値段を出すとすると、単品のアンプ(プリ/メイン)+スピーカーも買えそうなので、選択肢としては多少微妙でしょうか。


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 【2018年】【ネットワークCDレシーバー】

 30・DENON CEOL RCD-N10-W 【ホワイト】
 31・DENON CEOL RCD-N10-K 【ブラック】
  ¥41,256 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

 【2018年】【スピーカー・2本】

 30・DENON CEOL SC-N10-WTEM  【ホワイト】
 31・DENON CEOL SC-N10-BKEM  【ブラック】
  ¥12,132 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送:BT+Wi-Fi+USB対応
ラジオ: FM ワイドFM AM radiko
アンプ出力:65W×2
スピーカー直径:12cm+1.2cm
高音域再生力:★★★★☆
低音域再生力:★★★★☆

  RCD-N10は、デノンの販売するネットワークCDレシーバーです。

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 同社では、SC-N10というスピーカーが同時発表され、実質的に「セットコンポ」で売られています。

 本体色は、黒モデルもあり、組み合わせも可能です。

 本体サイズは、アンプ部分が幅28cmで、スピーカーが15.4cmです。

 マランツとだいたい同じですが、70×30cmほどのスペースがあると、設置可能でしょう。

 CDの再生は、市販のCDのほか、MP3MMAの圧縮音源を、CD-Rに焼き付けたメディアに対応します。

 録音には未対応です。

 201906251214.jpg

 スピーカー構成は、「2ウェイバスレフ型」です。

 12cmコーン型のウーファーと、高音域用の1.2cmドーム型トゥイーターの構成です。

 周波数特性は50Hz〜20kHzです。デノンの場合、やや大きめのウーファーを採用することで、低音域を無理なく再生できる用にしています。この部分が、同社のサウンドの特長です。

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 一方、高音域が20kHzですので、「ハイレゾ認証」マーク付き機種ながら、しっかり音源を鳴らせる水準にあるとも言えないです。

 ただ、充実する低音域・無理のない中・高音域というのが同社の「個性」なので、その傾向が好きな方が選ぶべきでしょう。「きらびやか」な音が苦手、という方にはむしろマッチします。

 アンプは、60W×2です。

 マランツ同様、かなり余裕のあるスペックで、本格的です。

 201903291451.jpg

 スマホ・PCからの再生は、BluetoothWi-Fi(無線LAN)USB接続・有線LANにてフル対応します。

 その上で、【Amazon Alexa対応端末の比較記事】で紹介したようなAlexa対応端末による音声操作に対応します。

 201805140948.jpg

 Bluetoothは、SBCのみの対応です。

 Wi-Fiは、ハイレゾ音源に対応できますが、先述のように、スピーカーとアンプのスペックの部分で、「フル対応」というのは疑問符が付きます。

 iPhone系はAirplay 2に対応です。ハイレゾ音源の規格として、WAVやFlacのほか、DSDに対応しています。

 USB端子からの再生は、この機種の場合も対応です。

 201903291632.jpg

 音楽ストリーミング配信は、DENONも、HEOS というアプリを使います。

 先述のようにマランツと経営統合をしたので、この部分は、上で紹介したマランツ機と同じです。

 ラジオは、FM・AMに対応します。

---

 以上、デノンのRCD-N10の紹介でした。

 「兄弟ブランド」のマランツの場合と同じで、65Wの出力を含めて本体部分に実力がある製品です。その上で、セットスピーカーのウーファーを強化して、低音域を充実させた部分が「個性」です。

 引き続き、ハイレゾ対応マークが表示される点は「疑問」ながら、特に高音域にはこだわらず、小型スピーカー構成で音の迫力を求めるならば、こちらは選択肢でしょう。

今回の結論
高音質なミニコンポのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、ミニコンポの最新機を比較でした。

 最後に、ここまで見た全機種のなかから、目的別、予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案しておきます。


 第1に、「音質重視」でミニコンポを選ぶ場合に、最もおすすめと言える機種は、

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 23・SONY CMT-SX7
  ¥43,533 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送:BT+Wi-Fi+USB対応
ラジオ: FM ワイドFMAM radiko
アンプ出力:50W×2
スピーカー直径:10cm+2.7cm

1・高音域再生力 ★★★★★★★
2・低音域再生力 ★★★★★
3・アンプ性能  ★★★★☆
4・ネットワーク ★★★★★★
5・設置性の良さ ★★★★☆
6・総合評価   ★★★★★★★

 SONYCMT-SX7でしょう。

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 最新のミニコンポとして「これは備わって欲しい」という機能が、全て網羅できている点が評価できます。

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 最も重要なスピーカーの部分の性能も、3WAYシステムを取り入れるなどの工夫が見られ、ユニットの大きさ的にも、低温の迫力は十分でしょう。

  201808301152.jpg

 高音域については、特に、2.7cmドーム型トゥイーターは、「ハイレゾ」にこだわるソニーらしく高品質を期待できます。

   201805101438.jpg

 その上で、Bluetoothを含めてハイレゾ音源の再生に対応できるため、スマホやPCからのワイヤレスでも高音質で楽しめます。

 冒頭でも書きましたが、CDを超える音質のハイレゾ音源は、ここ5年スパンで考えた場合、CD音質にとって代わる可能性が高いです。その際に、先んじてこの規格に対応するこの機種を導入することは、意味があるでしょう。

  201601161507.jpg

 さらに、CD音源しか持っていない方も、ハイレゾ音源でない音源をアップスケールする技術を搭載するため、「宝の持ち腐れ」にはならないでしょう。

 201903291537.jpg

 音楽ストリーミング配信も、他社と比較して、高度な再生対応が可能です。

 セットコンポでは最も充実し、Music Centerを通して、Yout Tube Spotify Amazon Music radiko.jpなど各種サービスの再生が可能なので、この部分で不便はないでしょう。

 やや高価ですが、長く使い込んでも楽しそうなコンポなので、大事に使えば、十分もとがとれるでしょう。


 第2に、3万円以内で音質を重要視した場合、おすすめできるハイレゾ対応機は、

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 【2019】

 10・パナソニック SC-PMX90-S
  ¥33,734 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

 【2017】

 11・パナソニック SC-PMX80
  ¥25,255 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送: Bluetooth+Wi-Fi
ラジオ:   FM/ワイドFM
アンプ出力:60W×2
スピーカー直径:14cm+1.9cm+1.2cm

1・高音域再生力 ★★★★★★ 100kHz
2・低音域再生力 ★★★★★ 41Hz
3・アンプ性能  ★★★★★
4・ネットワーク ★★★★☆
5・設置性の良さ ★★★★☆
6・総合評価   ★★★★★

 パナソニックSC-PMX90でしょう。

 もちろん、価格差がある場合、基本性能が変わらない SC-PMX80でも構いません。

  201808301102.jpg

 スピーカーの音質は、14cmと大きめのウーファーを使っており、低音の再現性は今回紹介した中では最も高いと思います。

 高音部についても、スーパーツイーターの性能が良く、バランスが取れています。高音域も50kHzですので、USB経由とはなるものの、ハイレゾ音源に対応できます。

 なお、3WAY方式は、音域間の受け渡しが「3箇所」発生するため、必ずしも音質が向上するわけでもない、難しい技術です。

 ただ、パナソニックは3WAY式を昔からかなり「頑張って」おり、利点である音場表現の豊かさを十分に引き出しています。

ーーー

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 【2017年】

 12・パナソニック SC-PMX150-S
  ¥53,728 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送: Bluetooth+Wi-Fi
ラジオ:   FM/ワイドFM
アンプ出力:60W×2
スピーカー直径:14cm+1.9cm+1.2cm
高音域再生力:★★★★★
低音域再生力:★★★★★ 41Hz

1・高音域再生力 ★★★★★★ 100kHz
2・低音域再生力 ★★★★★ 41Hz
3・アンプ性能  ★★★★★
4・ネットワーク ★★★★★
5・設置性の良さ ★★★★☆
6・総合評価   ★★★★★★

 一方、パナソニックには3WAY式の上位機もあり、こちらはWi-Fiでのハイレゾにも対応し、Wi-Fiに関する諸サービスが利用できます。

 201903291655.jpg

 音楽ストリーミング配信は、ソニーほどは対応度が高くないですが、Spotifyは利用可能です。

 AirPlayにも対応できます。

 ただ、ネット部分の利便性をふまえても、本体はやや高額です。費用対効果を考えると、オススメなのは、SC-PMX80でしょう。


 第3に、小型で設置性がよく、かつ格安のスピーカーとしておすすめできるのは

  201812160837.jpg

 【2018】【各色】

 1・パナソニック コンパクトステレオ SC-HC300-W
 2・パナソニック コンパクトステレオ SC-HC300-K
  ¥14,369 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

ハイレゾ音源:未対応
スマホ転送: Bluetooth
ラジオ: FM/ワイドFM
アンプ出力:10W×2 (8Ω)
スピーカー直径:8cm

1・高音域再生力 ★★★☆☆
2・低音域再生力 ★★★☆☆
3・アンプ性能  ★★★☆☆
4・ネットワーク ★★★☆☆
5・設置性の良さ ★★★★★★
6・総合評価   ★★★★☆

 パナソニックSC-HC300でしょう。

 201812160838.jpg

 本体サイズは、幅409×高さ198×奥行107mmです。

 スピーカー込みで40cmの幅があれば設置できるので、この点この製品は優秀です。

 201808301026.jpg

 同価格帯の他社製品には、単体のスピーカー独立型もあります。

 しかし、限られたスペースで、上図の様に「近接して」利用せざるを得ない場合、ステレオ感を出しにくく、共振などで、かえって音質が悪いです。

 その点で、スピーカーが一体で、音の拡がる方向性を含めてセットアップされたSC-HC300の方が、音質を期待できる側面があります。

 201906250911.jpg

 スピーカーは、1ウェイ方式(フルレンジ)です。

 格安機でも2ウェイ式は、あります。ただ、部品コストの関係で(工夫のない)格安のユニットを使わざるを得ないため、音質がさほど高くないです。

 その点で言えば、低価格機では「1ウェイ式のほうが安定」していると言えます。また、2ウェイ式より中音域が充実することもあり、方式としても決して劣らないでしょう。

  201906250912.jpg

 スマホ音源の再生は、Bluetoothで対応できます。

 SBC規格のみの対応ですが、MP3リマスター機能でアップコンバートされるため、この部分の性能も一定程度期待できます。

 こうした点で、この製品は、価格以上の音質は期待できます。

ーーーー

  201906250954.jpg

 【2019】【各色】

 5・パナソニック ミニコンポ SC-HC410
  ¥24,467 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

ハイレゾ音源:未対応
スマホ転送: Bluetooth
ラジオ: FM/ワイドFM
アンプ出力:20W×2 (8Ω)
スピーカー直径:

1・高音域再生力 ★★★☆☆
2・低音域再生力 ★★★★☆
3・アンプ性能  ★★★★☆
4・ネットワーク ★★★☆☆
5・設置性の良さ ★★★★★★
6・総合評価   ★★★★★

 ただし、十分に予算のある場合は、上位機のSC-HC410でも良いでしょう。

 201906251004.jpg

 下位機種と比較する場合、4GBのメモリーを内蔵し、ジュークボックス的に利用できる部分が目立ちます。

 201906251007.jpg

 しかし、むしろ注目したいのは、音を強化するため225mmのツイステッドポートが装備されている点です。小型機の弱点をかなりの程度緩和できる工夫であり、音質面では、下位機種より強化されています。

 とはいえ、1万円の価格差は大きいので、(ジュークボックス的に利用しないならば)基本的には下位機種で良いと思います。


 第4に、デスクサイドやキッチン用として、最も音質が期待できるコンパクトな機種は、

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 【2018】

 【上位機種】

 15・JVC コンポ EX-S55-T【茶】
 16・JVC コンポ EX-S55-B【黒】
  ¥43,546 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

 【下位機種】

 17・JVC コンポ EX-S5-T
  ¥29,940 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送: Bluetooth +USB
ラジオ: FM/ワイドFM
アンプ出力:25W×2 (4Ω)
スピーカー直径:8.5cm

1・高音域再生力 ★★★★☆ 40kHz
2・低音域再生力 ★★★★★ 30Hz
3・アンプ性能  ★★★★☆
4・ネットワーク ★★★☆☆
5・設置性の良さ ★★★★★★
6・総合評価   ★★★★★

 JVCEX-S55-Tでしょう。

 幅40cm×奥行30cmほどの設置スペースで設置できる小型機ですから。

 180830-0016-20%.png 

 先ほど書いたように、スピーカーは大きければ大きいほど良いわけではなく、十分な幅が取れなかったり、近くで聴く場合は、小型スピーカーの方が、ステレオ感は得やすいです。

 201601161120.jpg

 小型スピーカーにもかかわらず、スピーカー部分がかなり作り込まれているこちらの機種は、そういった用途に最も向く機種だと思います。

 とくに1WAY方式のスピーカーは、2WAYと違って「ユニット間での音の受け渡し」がないため、歌のボーカルを含む中音域が割と充実します。

 聴き疲れしにくい高級ミニコンポとして、非常に優秀だと思います。なお、ハイレゾに対応する必要がないならば、下位機種を選んでもよいでしょう。

ーー

 201903291400.jpg

 【2019年】

 18・JVC コンポ EX-HR55
  ¥76,800 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送: Bluetooth +USB
ラジオ: FM/ワイドFM
アンプ出力:50W×2 (4Ω)
スピーカー直径:8.5cm

1・高音域再生力 ★★★★★ 40kHz
2・低音域再生力 ★★★★★ 30Hz
3・アンプ性能  ★★★★☆
4・ネットワーク ★★★☆☆
5・設置性の良さ ★★★★★★
6・総合評価   ★★★★★★

 一方、もう少し予算があるならば、EX-HR55を選んでも良いと思います。

 201710291345.jpg

 同じウッドコーン機ですが、CD音質をハイレゾ並みに拡張するNEW「K2テクノロジー」を搭載した点で、性能が優れます。

 なお、先ほど書いたように、執筆時現在、Amazonでは、「後継機」として EX-NW1が提示されています。しかし、EX-NW1は、CD再生機能がない別製品ですから注意してください。この機種はまだ「現行機」です。


 第5に、外付けHDDを接続し、ミュージックサーバー的に利用する場合におすすめできるのは、

 201805101821.jpg

 【2017年】【ネットワークCDレシーバー】

 28・ONKYO CR-N775-S【シルバー】
  ¥48,417 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

 【2017年】【スピーカー2本組】

 28・ONKYO D-012EXT(D)
  ¥15,580 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送: Wi-Fi+USB
ラジオ:   FM AM Radiko Spotify
アンプ出力:40W×2
スピーカー直径:10cm+3cm
高音域再生力:★★★★★ 100kHz
低音域再生力:★★★★☆ 60Hz

1・高音域再生力 ★★★★★★ 100kHz
2・低音域再生力 ★★★★★ 60Hz
3・アンプ性能  ★★★★★
4・ネットワーク ★★★★★★
5・設置性の良さ ★★★★☆
6・総合評価   ★★★★★★

 ONKYO CR-N775-SD-012EXTのセット購入が良いでしょう。

 201805101828.jpg

 本体にカラー液晶が付く点で、音楽の管理がしやすい点を評価しました。スマホをリモコンにもできますし、外付けHDDに貯めた音楽の検索・再生もこれなら比較的容易でしょう。

 スマホをリモコンにできるという利便性を含め、実用的だと思います。

 201906251110.jpg

 スピーカーについては、上位構成もありますが、ユニットサイズや構造、バスレフポートの構造がほぼ同一なので、むしろお得感があるのは、下位構成でしょう。

 「下位」といっても、ミニコンポとしては相当良いユニットなので、音質的には「ワンランク上」を期待できます。

 ハイレゾ対応ですし、アンプの出力も強力です。さらに、Radiko対応や、Spotify対応も、便利な部分と言えます。

   

 【アマゾン限定】

 【2TB】バッファロー HD-AD2U3
  ¥8,480 Amazon.co.jp
(6/25執筆時)

 なお、外付けハードディスクは「別売」になります。ないと「宝の持ち腐れ」といえる機種なので、できれば入手しましょう。なお、ポータブルHDDだと、安定しない場合もあるので、ファンレスで静かな電源付きHDDが良いでしょう。

 もし同時にお探しの方がいれば、このブログに比較記事があります。このブログの【おすすめのハードディスクの比較記事】をご覧ください。


 第6に、個性的で暖かみのある真空管式を試して見たい場合は、

  201812161006.jpg

 【2018】【各色】

 7・SANSUI SMC-300BT
  ¥29,800 Amazon.co.jp (6/25執筆時)

ハイレゾ音源:未対応
スマホ転送: Bluetooth
ラジオ: FM/ワイドFM
アンプ出力:30W×2 (6Ω)
スピーカー直径:8cm
高音域再生力:★★★☆☆
低音域再生力:★★★☆☆

1・高音域再生力 ★★★☆☆
2・低音域再生力 ★★★☆☆
3・アンプ性能  ★★★★☆
4・ネットワーク ★★☆☆☆
5・設置性の良さ ★★★★☆
6・総合評価   ★★★★☆

 サンスイSMC-300BT が候補でしょう。

 真空管とペーパーコーン特有の「個性的で暖かみのあるサウンド」が期待できます。今お持ちのミニコンポと明確な音の違いを楽しみたい場合は、このシステムは良いでしょう。

 最初聴いたときの「驚き」は、とびきりです。

 ただ、立ち上がりの悪さ解像感不足などを考えると、やはり「レトロジャンル」な製品です。CD音質でも、細かい部分の音のニュアンスは省略されるでしょう。

 スピーカー部分も、再生周波数帯域の情報は、この価格帯の国産品にしては珍しく一切非開示です。

 180830-0016-20%.png 

 その点で言えば、とくに真空管である必要がなく、「落ち着いた暖かい音」を聴きたいだけなら、むしろ、上でオススメにした、ウッドコーンの【JVC コンポ EX-S55-T】を選んだ方が良いでしょう。

補足:ミニコンポのオルタナティブについて

 というわけで、今回は、ミニコンポの話でした。

 最後に、ミニコンポ以外に「とり得る選択肢」について、補足しておきます。

1・小型スピーカーの比較
2・プリメインアンプの比較
3・ミニコンポの比較
4・PC用スピーカーの比較
5・Bluetoothスピーカーの比較

 201611050927.jpg 

 第1に、「CDの再生機能は不要で、スマホからだけ再生できれば良い!」とお考えならば、ミニコンポよりも、Bluetoothスピーカーを選ばれたほうが良いかもしれません。

 これについては、上記5番のリンク記事で紹介しています。

 201805101909.jpg

 第2に、オーディオ中級者のように、スピーカーとアンプを自分で組み合わせたい!とお考えならば、「プリメインアンプ」+「小型スピーカー」の構成を考えましょう。

 もし、CDレシーバーが不要なら、こちらの方が同じ予算で、高音質なオーディオが入手できる可能性があります。

 その場合、上記1番・2番の記事をご覧ください。合わせて5万円前後の予算から購入できるでしょう。

---

 最後になりましたが、今回の記事が皆さんのお役に立ったようならば幸いです。Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題をシェアしていただければ嬉しいです。

 (前半からの続きとなりますので、前半記事をご紹介いただけると、一層嬉しいです!)

 ではでは。

posted by Atlas at 12:56 | オーディオ製品

2019年06月19日

比較2019'【大迫力】ウェアラブルネックスピーカーおすすめ21機の選び方:SONY BOSE JBL SHARP JVCケンウッド LG

【今回レビューする内容】2019年 実機所有!ウェアラブルネックスピーカーの性能とおすすめ・選び方・SONY BOSE JBLなどの人気機種の性能や音質の違い・TVやゲーム利用の場合の音の遅延・ズレ

【紹介する製品型番】SONY ウェアラブルネックスピーカー SRS-WS1 Bose SoundWear Companion speaker JBL SoundGear JBLSOUNDGEARBABLK BTA JBLSOUNDGEARGRY LG TONE Studio HBS-W120 シャープ AQUOSサウンドパートナー AN-SX7A AN-SS1 SPB01SEOBIOG JVC NAGARAKU SP-A10BT-B EM-Tech MY THEATER EM-W100 CAX-NS1BT

今回のお題
最新のウェアラブルネックスピーカーはどのように選ぶべき?

 どもAtlasです。

 今日は、2019年6月現在、最新のウェアラブルネックスピーカーの比較です。

 181008-0053-16%.png

 先行的にSONYの発売したSRS-WS1はもちろん紹介します。

 そのほか、BoseSoundWear Companion speakerや、JBLSoundGearなど、代表的なライバル機を網羅しました。

 201810081152.jpg

 BOSEなどは、実機を購入し長期間試聴できているので、使用感を含めて書きました。

1・サラウンド感 ★★★★★
2・低音の迫力  ★★★★★
3・テレビ利用  ★★★★★
4・軽量性    ★★★★★
5・総合評価   ★★★★★

 以下では、各社のネックスピーカーを一機ずつ比較していきます。

 そして、最後の「結論」では、上表の5つの観点から、Atlasのおすすめネックスピーカーを提案していきます。

1・ネックスピーカー共通の特長

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 ネックスピーカーに興味がある方は、おそらく、ヘッドホンやスピーカーの代替として、「音楽試聴」・「TV視聴」・「ゲーム用」などに考えていると思います。

 はじめに、他の音響機器と比べた場合の「ネックスピーカーの善し悪し」について、簡単に書いておきます。

1・ネックスピーカーの音質


 201806071738.jpg

 第1に、音質です。

 ネックスピーカーは、一般的なヘッドホンに比べた場合、「音の広がり・サラウンド感の良さ」が強調できます。オープンエア型のヘッドホンと比べても、臨場感は高いです。

 一方、個体のスピーカーに比べると、ステレオ的な解像感は皆無で、どちらかといえば、「カーオーディオ」のような方向性です。これはこれで味があるので、Atlasは「あり」だと思っています。サウンドへの「没入感」も高めですね。

ーー

 一方、ネックスピーカーだけで比較する場合、音質やステレオ感は、メーカーごと「個性」があります。今回は、この部分も重視しながら、説明します。

2・ネックスピーカーの疲れにくさ

 201806071449.jpg

 第2に、疲れにくさです。

 耳の圧迫性から、短時間でも「ヘッドホンが苦手」という方は、おそらく、ネックスピーカーは「相当お気に入り」になると思います。電池の続く限り聴いても、全く疲れません。鼓膜への負担についても、(音量を制御すれば)優しいです。

 一方、「聴き疲れのしにくさ」という点でも、据置のスピーカーに近く優秀です。実際、Atlasは今、ウェアラブルネックスピーカーを付けながら執筆中ですが、違和感は全くありません。

 「初回装着時から1時間」くらいは、「慣れない音の方向性」ゆえに、バリバリの違和感を感じますが、勝ったばかりの多種のスピーカー同様に、慣れると、全くもって「自然」です。

ーー

 ただ、メーカーによって装着感や重さは変わってくるため、今回は、その部分もふまえつつ比較します。

3・ネックスピーカーの音の遅延

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 第3に、音の遅延です。

 ネックスピーカーは、Wi-Fi無線Bluetoothで、無線的に利用します。

 Wi-Fi無線方式の場合、回線が太いので問題ないのですが、Bluetooth方式の場合は、回線が細いので注意が必要です。

 Bluetooth回線は、転送量が「細い」規格なので、一般的に、音源を自動圧縮して送っています

 その際の圧縮基準を「コーデック」といいますが、これは複数あり、それぞれ音質が異なります。

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 例えば、最も低品質のSBC規格のコーデック場合、音質の劣化が見られるほか、動画との相性が悪く、音の遅延が起こります。

 逆に、Apt-XなどCD音源レベルの伝送に対応し音の遅延もない規格もあります。

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 ウェアラブルネックスピーカーの場合、音楽を聴くニーズのほか、TV視聴やゲームになどを見たいという方も多いと思います。

 しかし、Bluetooth方式を取る一部機種は音の遅延があり、快適に見えるとは言えません。今回は、そのあたりの情報もふまえて比較していきます。

2・音質重視のネックスピーカーの比較

 では、具体的な製品の比較に入ります。

 はじめに、多くのかたが比較して考えたいと思っているだろう「BOSE」「SONY」「JBL」という世界駆使の音響ブランドから、製品を順番に比較します。

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 以下では、いつものように、Atlasのおすすめポイントは赤字で、イマイチと思う部分は青字で記していきます。


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 1・Bose SoundWear Companion speaker
   ¥29,700 Amazon.co.jp (6/19執筆時)  

重さ:約260g
方式:ネックスピーカー式
接続:Bluetooth(SBC)
スピーカー:片側2本+ウェーブガード
再生周波数帯域:
バッテリー持続時間:最大12時間

 はじめに紹介するのは、BOSESoundWear Companion speakerです。

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 装着方法は、ネックスピーカー方式で、重さは、260gです。

 長時間つけていても肩が凝らない絶妙なサイズと重さです。

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 なお、カバーは交換式で、付属の黒のほか、3色から選べます。

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 スピーカーの構造は、左右の下部に2つのスピーカーユニットを配置するステレオです。

 スピーカーユニットは、耳方向に向けられているため、小音量でも視聴性が高いです。

 なお、頭の部分に「ウェーブガイド」という2本の金管が回されています。これは、ボーズ博士以来、半世紀以上続くBOSEのサウンドの根幹技術で、同社の低音の豊かさはこの部分に由来します。

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 音質は、視聴できた全メーカーの製品の中でも、最も低音が充実しています。

 実は、BOSE仕様の店頭デモ機では、不自然にイコライザがかかった「(変に)派手な音」で心配でした。

 自宅で試した限り、従来の「BOSEの哲学」に則った、低音の膨らみを重視しつつ、ボーカルも聴きとりやすいという、「出来の良さ」を感じるものでした。

 ヘッドホンに比べると、(耳の圧迫がない分)聴き疲れしないほか、サラウンド感(奥行き感)も出せています。最も近い表現としては「カーオーディオ」のような「包み込むような」音場です。

 一方、他の製品とスピーカーの配置が異なり、耳下から音が聞こえてくるため、音の定位という点で、(家庭用の)ステレオファンからすると、違和感は感じるでしょう。ただ、Atlasとしては、面白い「個性」として評価しています。

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 装着感も、おそらく主要メーカーの中では最も良いです。

 頭部のウェーブガイド(ネックバンド)の部分ですが、シリコンラバーの下に形状固定ワイヤーが仕込んであり、どの角度でも調整が可能です。

 JBLなど、他社のネックバンドは、プラスチック的な硬質素材であるのに比して、相当の取り回しやすさがあります。

 バッテリー持続時間は、USB充電で最大12時間と長持ちです。

 防水性は、iPX4ですので、飛沫防水対応です。雨でも問題ありません。

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 Bluetoothコーデックは、ただし、注意が必要です。

 BOSEの場合、SBC規格のみ対応だからです。

 ただ、BOSEの場合、に「音を作り込む(BOSEサウンドに作り直す)」タイプのメーカーです。その上で、圧縮音源のアップコンバートが伝統的にうまいので、「音質の悪さ」はありません。実際、同社の独特のサラウンド感は、ネックスピーカーに親和性が高いと感じます。

 一方、音の遅延は、正直なところ「解決されていません」。そのため、動きのあるゲームは「音ズレ」が深刻ですし、TVなどの動画視聴も、「口パクズレ」があります。あくまで、パソコンやスマホの音源を聴くためネックスピーカーとお考え下さい。

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 以上、BOSESoundWear Companion speakerの紹介でした。

 音楽を聴く「だけの」目的で買うならば、個人的にこれ以上の機種は(現状では)手に入らないと思います。臨場感を重視したいならば、こちらでしょう。ただし、TV向けにはオススメしません


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 【トランスミッターなし】

 2・JBL SoundGear JBLSOUNDGEARBABLK
   ¥10,670 Amazon.co.jp (6/19執筆時)

 3・JBL SoundGear JBLSOUNDGEARGRY
   ¥13,984 Amazon.co.jp (6/19執筆時)  

 【トランスミッターあり】

 4・JBL SoundGear BTA JBLSOUNDGEARBABLK
   ¥19,715 Amazon.co.jp (6/19執筆時)

 5・JBL SoundGear BTA JBLSOUNDGEARGRY
  ¥18,460 Amazon.co.jp (6/19執筆時)

重さ:370g
方式:ネックスピーカー式
接続:Bluetooth(SBC Apt-X)
スピーカー:31mmドライバー
再生周波数帯域:100Hz 〜 20kHz
バッテリー持続時間:最大6時間

 続いて紹介するのは、JBLSoundGearです。

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 JBLも、アメリカの古くからの音響メーカーです。

 ただ、BOSEに比べると、低音域よりも、中音域の充実度、全レンジのナチュラルさを重視するブランドです。派手さはないので、「店頭での試聴の評価は低くなりがち」です。

 しかし、聴き疲れしないその音は、ファンが多いという音響ブランドです。

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 装着方法は、ネックスピーカー方式です。

 重量は、約370gですから、多少重いです。

 おそらく店頭で比較された方は「BOSEに比べて重いなあ」と感じるでしょう。

 ただ、バランスは良いので、疲れてしまうことはないでしょう。重さは、高性能なヘッドホンと同じほどですから。

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 装着感は、一方で、やや課題があります。

 堅く柔軟性がないので、「コルセットを巻いている感」があるからです。ただし、柔軟性はありませんが、大きな人の多いアメリカというお国柄もあり、日本人ならほぼフィットするでしょう。

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 スピーカーの構造は、左右の首もとに2基ずつ、31mm径ドライバーを配置した構造で、それをバスブーストユニットで膨らます構造です。

 出力は、3Wで膨らみはありますが、「ウェーブガイド」があるBOSEに比べると「低音のずっしり感・サラウンド感」はありません。

 ただ、冒頭で書いたように、「聴き疲れしなささ」と「声の聴きとりやすさ」は、TVやゲーム用として秀でた特徴と言えます。

 音質は、中音域が充実した仕様です。

 また、質の良い音源ならば、高音域もそれなりに再生されます。「全レンジに素直」な特性は、こちらでも感じられます。

 再生周波数帯域も公開されています。

 100Hz 〜 20kHzなので、やはり低音域はさほど重視しない仕様ですね。

 バッテリー持続時間は、USB充電で最大6時間とやや弱めですね。

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 Bluetoothコーデックは、一方、この機種のチャームポイントです。

 SBCのほか、遅延が少なく音質もCDグレードな、Apt-Xに対応するからです。この点で言えば、TVやゲームに利用するには「もってこい」の製品です。

 公式記載にはないですが、より遅延が少ない、Bluetooth Low latency(aptX LL) に(おそらく)対応しています。

 代理店のハーマンの方もそう仰っていました。

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 なお、「トランスミッターあり」のモデルは、TV Bluetoothワイヤレストランスミッターが付属します。

 これは、TVなどの光デジタル出力や、ヘッドホン出力をBluetoothに変化する装置です。

 導入した場合は、aptX LL規格での伝送なので、CD並の音質・最高レベルの遅延のなさで送れます。

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 サンワサプライ MM-BTUD43
   ¥1,442 Amazon.co.jp (6/19執筆時)

 一方、PCを「ジュークボックス」にしている方は、apt-Xコーデック対応のレシーバーを購入する手もあります。

 ただし、先述のように、Bluetooth Low latency(aptX LL) に対応する小型レシーバーはないので、やはり、付属のトランスミッターを使った方が良いでしょう。

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 AUKEY SPDIF/TosLink 光デジタル分配
   ¥2,399 Amazon.co.jp (6/19執筆時)  

 TVなどの光デジタル端子が埋まっている場合は、分配器を買うと良いと思います。

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 そのほか、通話時のノイズキャンセル機能が、Wマイク仕様と高性能で、TV電話にも向きます。

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 以上、JBLSoundGearの紹介でした。

 TVやゲーム用に、現状手に入れる場合は「最高の選択肢の1つ」です。価格もこなれていますし、この用途では「これを選んで間違いない」でしょう。


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 6・SONY ウェアラブルネックスピーカー SRS-WS1
   ¥21,275 Amazon.co.jp (6/19執筆時)

重さ:335g
方式:ネックスピーカー式
接続:Wi-Fi接続式
スピーカー:30mmドライバー
再生周波数帯域:
バッテリー持続時間:最大7時間

 続いて紹介するのは、SONYのSRS-WS1です。

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 装着方法は、ネックスピーカー方式です。

 重量は、約335gです。JBLより軽量で、BOSEよりも重い程度です。

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 装着感は、BOSEほどの柔軟性はないものの、JBLに比べると「ゆったり感」があり優しい感じです。

 かなり、出来が良いと思います。面白いのは、送信機に対して2機までペアリングできるため、2人で同じ番組を視聴できる点ですね。

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 スピーカーの構造は、左右の首もとに1基の、30mm径のフルレンジドライバーを配置する方式です。

 上部に空気振動を利用して低音域を強調するパッシブラジエーターを搭載します。

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 パッシブラジエーターで低音を補う方式は、TVなスピーカーにも採用されます。

 ネックスピーカーは振動がダイレクトに伝わるので、ゲーム機の「ショックパッド」のように、「今までにない感覚」を味わえるのが評判です。

 なお、振動は3段階で調整可能です。

 音質は、一方で、BOSEのようにサラウンド感を重視した仕様です。

 ただし、補強されるとは言え、メインユニットは1Wとさほど出力がないため、単純な「スピーカーとしての音質」は、2機に及ばないでしょう。

 この点で言えば、SONYの他製品は再生周波数帯域を必ず公開しますが、この製品については、非公開です。

 バッテリー持続時間は、USB充電で最大7時間とやや弱めです。

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 Bluetoothコーデックは、一方、SONYの場合は問題になりません。

 なぜなら、付属の送信機からWi-Fi【2.4Ghz帯】で飛ばすからです。

 なお、TVなどから、送信機までは、光デジタルケーブルか、ヘッドホンケーブルで有線接続します。この場合、Bluetoothのような音の遅延が発生しないので、TVでの利用においては、JBL同様の利便性があります。

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 ただし、Bluetoothがない点で不便な場合もあります。

 例えば、スマホとは有線(ステレオミニケーブル)でつながざるを得ません

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 以上、SONYのSRS-WS1の紹介でした。

 BOSEとは逆に音楽再生端末としてはやや物足りない一方、TVやゲーム用としては、その「振動」をふくめて、面白い製品です。

 ライバルは、JBLになるでしょう。それに比べると、「振動」という新しい基軸を打ち出している一方で、Bluetoothに非対応という点で、汎用性では弱いです。

 SONYは、Bluetoothコーデック技術も高いので、この部分をさらに改良した「新機種」がでるといいと感じます。


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 【シャープ】

 7AQUOSサウンドパートナー AN-SX7A
   ¥24,000 Amazon.co.jp (6/19執筆時)

重さ:280g
方式:ネックスピーカー式
接続:Bluetooth(SBC )
スピーカー:30mmドライバー
再生周波数帯域:
バッテリー持続時間:最大13.5時間

 続いて紹介するのは、シャープのAN-SX7-Aです。

 2019年2月に登場した製品で、恐らく、ソニー製品をベンチマークして、「一歩上」を目指した製品です。

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 装着方法は、ネックスピーカー方式です。

 重量は、約280gです。

 ソニーより軽量で、後発のメリット性を出しています。

 装着感は、BOSEのように柔軟性はない固定式です。

 一方、ソニーのようなペアリング利用は想定せず、基本的に「一人用」と言えます。

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 スピーカーの構造は、ソニーを踏襲します。

 下部にスピーカーユニットを配置し、バスレフダクトで増幅した低音を利用し、振動を生み出す方式です。

 一方、ユニットサイズは非公開ですが、実寸で30mm径で、ソニーと同様です。

 振動は、ソニーと比較すると強弱が調節できない仕様です。

 音質は、高音域と低音域が充実する「派手目」な印象です。

 ただ、パッシブラジエータが発する「振動」については、ソニーに比べて弱めですから、重低音の迫力はイマイチでした。

 一方、標準・ダイナミック・ボイスと3つのサウンドモードが選択できる点は魅力です。例えば、加齢で、中音域が聞き取りにくい方には、ボイスモードは割と良いと思います。

 バッテリー持続時間は、一方、USB充電で最大13.5時間とかなりタフです。

 SONYの弱点であった部分ですから、この部分ではこの機種は優秀です。

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 Bluetoothコーデックは、JBLのようにBluetooth Low latency(aptX LL)に対応するため、同梱の送信機を利用する分には問題にならないです。ただし、Bluetoothは回線が細めなので、ソニーのWi-Fi方式のほうが安定しているとは言えます。

 その代わり、スマホ等では利用しやすいので一長一短ですが。

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 以上、シャープのAN-SX7-Aの紹介でした。

 音響事業から撤退して久しかった同社による久しぶりの製品として注目されています。

 比較対象はソニーでしょうが、迫力・振動という部分では及ばないものの、音質自体は、評価できます。

 この点で言えば、映画音楽を含むシアター・ゲーム用途ではソニーが良く、(普通の)音楽やニュース番組などの個人視聴では、シャープが良さそうです。

3・軽量なネックスピーカーの比較

 続いて、シャープ・JVC・EM-Techが販売するウェアラブルネックスピーカーです。

 いずれも100gを切る軽量機ですが、これらは(まず間違いなく)共同開発製品です。

 仕様が似ていますので、違いが分かるように書きました。


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 【2018年】

 8・JVC NAGARAKU SP-A10BT-B
 9・JVC NAGARAKU SP-A10BT-W
   ¥10,601 Amazon.co.jp (6/19執筆時)

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 【2018年】

 10・ケンウッド CAX-NS1BT-B
 11・ケンウッド CAX-NS1BT-W
   ¥12,095 Amazon.co.jp (6/19執筆時)

重さ:88g
方式:ネックスピーカー式
接続:Bluetooth(SBC Apt-X)
スピーカー:20×15mmドライバー
再生周波数帯域:
バッテリー持続時間:最大20時間

 SP-A10BT-B は、JVCケンウッドが販売するウェアラブルワイヤレススピーカーです。

 JVCレーベルとケンウッドレーベルと双方出ていますが、外観デザイン以外は同じ製品です。

 ケンウッドの方が、やや若者向きの「ごてっと」した外観です。

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 装着方法は、ネックスピーカー方式です。

 重量は、約88gです。

 音響大手では後発の発売でしたが、圧倒的な軽量性を他社との「差」として発売しました。

 装着感は、軽量なので、アクティブに動いても気にならない仕様です。

 山道の「熊よけ」などにも良いでしょう。ただし、構造的に、柔軟性はないです。

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 スピーカーの構造は、左右の首もとに、20×15mmのフルレンジドライバーが2機搭載です。

 サイズはソニーより小さいですが、下部に(スピーカーの電気ユニットのない振動板だけの)同サイズのパッシブラジエーターが2機あります。これにより低音が補えるため、軽量機としてはある程度の音圧が期待できます。

 音質は、JBLが比較対象としては近いです。ただ、やはりユニットが小さな分、音圧やバランスは、イマイチです。

 バッテリー持続時間は、出力がほどほどであるため、最大20時間保ちます。

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 Bluetoothコーデックは、遅延のあるSBCのほか、低遅延のApt-Xを採用します。

 スマホなどでの動画視聴には便利だと思います。一方、TVでの利用は基本想定されず、TVユニットは未付属です。

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 以上、JVCケンウッドのSP-A10BTの紹介でした。

 軽量性を活かし、主に外出先で(ハンズフリー本をかねて)利用する場合に選択肢でしょう。1万円と安く、ウェアラブルスピーカーが試せるのも良い部分です。

 音も、JVCらしく、格安機の範疇では十分に良いと言えます。

 なお、「TV機能はない」と書きましたが、実は、その機能が付いた「OEM姉妹機」がシャープから発売されています。続いて紹介しようと思います。


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 【2018年】【シャープ】

 12・AQUOSサウンドパートナー AN-SS1-B
 13・AQUOSサウンドパートナー AN-SS1-A
 14・AQUOSサウンドパートナー AN-SS1-W
 15・AQUOSサウンドパートナー AN-SS1-G
 16・AQUOSサウンドパートナー AN-SS1-P
   ¥10,604 Amazon.co.jp (6/19執筆時)

重さ:88g
方式:ネックスピーカー式
接続:Bluetooth(SBC)
スピーカー:非公開
再生周波数帯域:
バッテリー持続時間:最大14時間

 AN-SS1-B は、SHARPの発売するウェアラブルネックスピーカーです。

 JVCとほとんど同じ仕様なので、おそらく、この製品は、OEMか共同開発製品だと思われます。

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 装着方法は、ネックスピーカー方式です。

 重量は、約88gで、一つ上で紹介したJVCと全く同じです。

 装着感もしたがって同様です。

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 スピーカーの構造は、おそらく、提供を受けている側がシャープであるため、ドライバーユニットの詳細は非公開です。

 ただ、フルレンジの上向きドライバーとパッシブラジエーターという組み合わせは、JVCと同様なので、音質も同じです。 

 バッテリー持続時間は、一方、後述するようなBluetoothの仕組みの違いのため最大14時間となります。

 十分長いですが、JVCよりは劣ります。

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 Bluetoothコーデックは、JVCとの違いです。

 遅延のあるSBCのみの採用で、JVCは対応している低遅延のApt-Xに非対応です。

 ただ、この製品はシスコ社の低遅延コーデック技術のFastStreamに対応します。そのため、「テレビ用」に限っては、遅延は起こらないと言えます。Atlasも確認しました。


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 ただし、FastStream技術は、発信側の対応も必要です。

 上図のようにTVのUSB端子の先に、USB送信機を取り付けることになります。そのため、スマホ・タブレットなどで映像を見る場合は、Apt-Xに非対応のため、遅延が発生します。

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 以上、シャープのAN-SS1-B の紹介でした。

 JVCの兄弟機ですが、TVで利用できるのがメリットです。また外出先で音楽やハンズフリー通話もできる「万能機」でもあります。欠点は、スマホ・タブレットでの映像視聴において、映像と音のズレが生じる点です。

 したがって、映像を見るにしても、スマホ・タブレットからならば、JVCの兄弟機が良いでしょう。それ以外の場合は、シャープがオススメです。

 ただ、(ややこしいのですが)同じ筐体の「第3の兄弟」が他社から出ているので、それとも比較する必要があります。次に見てみましょう。


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 【2018年】

 17・EM-Tech MY THEATER EM-W100BK
 18・EM-Tech MY THEATER EM-W100WH

   ¥11,960 Amazon.co.jp (6/19執筆時)

重さ:88g
方式:ネックスピーカー式
接続:Bluetooth(SBC Apt-X)
スピーカー:非公開
再生周波数帯域:
バッテリー持続時間:最大14時間

 EM-W100は、韓国のEM-Techが生産し、ソフトバンクグループが販売するウェアラブルネックスピーカーです。

 この製品についても、OEM供給元がシャープとJVCと同じであり、OEMか、共同開発製品だと思われます。

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 仕様面では、のFastStreamに対応するTV用のBluetooth送信機が付属する構造である点から、シャープと同等品と思われます。

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 その上で、この製品はJVCと同様に、BluetoothのコーデックについてApt-Xに対応するため、「シャープ」及び「JVC」の事実上の「上位互換機」です。

 あまり日本ではオーディオブランドですが、販売元がソフトバンク コマース&サービスである、1年保証も付くため、「ブランドロゴ」にこだわらないならば、基本的にこの機種を選ぶべきでしょう。

 音質の部分では、JVCとシャープと変わらないので、詳しい説明はそちらをご覧ください。

4・その他のネックスピーカーの比較

 最後に、市場のシェアは少ないものの、ネットで人気な機種をいくつか紹介します。


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 【並行輸入】

 19・LG TONE Studio HBS-W120
   ¥22,620 Amazon.co.jp (6/19執筆時)

重さ:125g
方式:ネック&イヤホン式
接続:Bluetooth(SBC)
スピーカー:4スピーカー
再生周波数帯域:
バッテリー持続時間:最大16時間

  HBS-W120は、LGエレクトロニクスが販売する、ウェアラブルネックスピーカーです。

 日本では未発売の並行輸入品です。

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 装着方法は、ネックスピーカー方式です。

 ただ、イヤホンも利用できる型式です。

 重量は、一方で約125gと軽量です。ドライバーをイヤホン型にしているメリット性が出た形です。

 スピーカーの構造は、ネックスピーカーとしては、4つのスピーカーが搭載されます。イヤホンは普段は収納されており、音漏れで利用できない場所について、引き出して利用します。

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 音質は、他機と仕組みが違うので一概に比較できませんが、DTS規格のDTSデジタルサラウンドに公式対応です。

 拡張規格には未対応ですが、「イヤホンとしては初」です。いずれにしても「シネマ用」の仕様ですね。

 バッテリー持続時間は、16時間と長めですね。

 Bluetoothコーデックは、未公表です。最低限SBCは対応しているでしょう。

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 以上、HBS-W120の紹介でした。

 現状では「謎の多い」製品です。日本にないパターンの製品なので、正規発売は「ありうる」でしょう。現状で言えば、シアター用途に買うには「コーデック的」にやや危険で、音楽再生用として考えるべきでしょう。

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 20・SEOBIOG Bluetooth イヤホン & スピーカー
 21・SEOBIOG Bluetooth イヤホン & スピーカー
   ¥4,999 Amazon.co.jp (6/19執筆時)

重さ:125g
方式:ネック&イヤホン式
接続:Bluetooth(SBC)
スピーカー:
再生周波数帯域:
バッテリー持続時間:最大3時間

 なお、日本未参入の間隙を突く形で、中国のSEOBIOGがほぼ同型の「ジェネリック的」製品を出しています。

 バッテリー量については、イヤホン利用時は30時間ですが、ネックスピーカーとしては3時間です。

今回の結論
ウェアラブルネックスピーカーのおすすめはこの機種!

 というわけで、今回は、ウェアラブルネックスピーカーを比較しました。

 最後に、いつものように、予算別・目的別にAtlasのおすすめ機種!を提案しておきます。


 第1に、音楽再生をメインに考えている場合に、最もオススメできるのは、

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 1・Bose SoundWear Companion speaker
   ¥29,700 Amazon.co.jp (6/19執筆時)  

重さ:約260g
方式:ネックスピーカー式
接続:Bluetooth(SBC)
スピーカー:片側2本+ウェーブガード
再生周波数帯域:
バッテリー持続時間:最大12時間

1・サラウンド感 ★★★★★★
2・低音の迫力  ★★★★★★
3・テレビ利用  ☆☆☆☆☆
4・軽量性    ★★★★★
5・総合評価   ★★★★★★

 BOSESoundWear Companion speakerです。

 最も、「ネックスピーカーしか出せない良質の音」を出せていると感じました。

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 本文でも書いたように、「ウェーブガイド」を基幹とするBOSEの従来の「サウンド思想」は、おそらくネックスピーカーという形状に「親和性がかなり高い」です。

 その上で、フレキシブルな装着性と軽量性は、さすがの設計技術で、使い勝手も良いです。

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 難点は、Bluetooth規格で、SBCしか対応しない点です。

 音質については、SBCのアップコンバート技術に定評のあるBOSEの場合、全く問題になりません。ネックスピーカーとしては音質最も良いです。

 動画については、しかしながら、音ズレの問題がありますので、この点は注意してください。

 BOSEは、この点は重々承知のはずなのですが、頑なに長年SBCしか対応させないので、「次の後継機を待つ」というのは、「期待薄」です。

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 とはいえ、音楽再生については「他社を大きく上回る」ため、映像に対応する必要がない蹴ればこれで良いでしょう。重さも軽く、デザイン面も良くできた製品であり、Atlasも愛用しています。


 第2に、TV・ゲームでの利用をメインに考えている方にオススメできるのは、

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 【トランスミッターなし】

 2・JBL SoundGear JBLSOUNDGEARBABLK
   ¥10,670 Amazon.co.jp (6/19執筆時)

 3・JBL SoundGear JBLSOUNDGEARGRY
   ¥13,984 Amazon.co.jp (6/19執筆時)  

 【トランスミッターあり】

 4・JBL SoundGear BTA JBLSOUNDGEARBABLK
   ¥19,715 Amazon.co.jp (6/19執筆時)

 5・JBL SoundGear BTA JBLSOUNDGEARGRY
  ¥18,460 Amazon.co.jp (6/19執筆時)

重さ:370g
方式:ネックスピーカー式
接続:Bluetooth(SBC Apt-X)
スピーカー:31mmドライバー
再生周波数帯域:100Hz 〜 20kHz
バッテリー持続時間:最大6時間

1・サラウンド感 ★★★★★
2・低音の迫力  ★★★★☆
3・テレビ利用  ★★★★★★
4・軽量性    ★★★★☆
5・総合評価   ★★★★★

 JBLSoundGearのトランスミッター付きモデルでしょう。

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 Bluetooth接続ですが、Apt-X LLに対応するため、固有の音の遅延の問題がありません

 音質についても、「JBLサウンド」らしく、「聴き疲れしなささ」と「声の聴きとりやすさ」は、TVやゲーム用として向いていると言えます。

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 ネックスピーカー方式の製品としては、約370gで多少重いが難点です。

 しかし、主に座って利用するTV用と考えれば、問題ないと思います。

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 AUKEY SPDIF/TosLink 光デジタル分配
   ¥2,399 Amazon.co.jp (6/19執筆時)  

 なお、接続は、デジタル伝送の方が良いでしょう。TVなどの光デジタル端子が既に埋まっている場合は、分配器を買うと良いと思います。


 第3に、ゲームなどで「音の衝撃」という「新感覚」を味わいたい方には、

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 6・SONY ウェアラブルネックスピーカー SRS-WS1
   ¥21,275 Amazon.co.jp (6/19執筆時)

重さ:335g
方式:ネックスピーカー式
接続:Wi-Fi接続式
スピーカー:30mmドライバー
再生周波数帯域:
バッテリー持続時間:最大7時間

1・サラウンド感 ★★★★★★
2・低音の迫力  ★★★★★
3・テレビ利用  ★★★★★★
4・軽量性    ★★★★☆
5・総合評価   ★★★★★★

 現状ではやや高いのですが、SONYのSRS-WS1でしょう。

 ゲーム機の販売メーカーの「ノウハウ」かは分かりませんが、パッシブラジエーターを利用しつつ、フィジカルに「音の衝撃」を伝達するという仕組みはかなりユニークです。

  201806071633.jpg

 Wi-Fi接続で、音の遅延も問題ないですし、映画用には良いでしょう。ただし、Bluetoothに対応しないなど汎用性の面では劣るため、事実上TV専用と考えましょう。

 汎用的に利用したい場合は、JBLにしましょう。そちらも、十分に「新技術」を感じられます。


 第4に、比較的低価格で、ウェアラブルネックスピーカーを楽しめる入門機としては

 201901071848.jpg

 【2018年】

 8・JVC NAGARAKU SP-A10BT-B
 9・JVC NAGARAKU SP-A10BT-W
   ¥10,601 Amazon.co.jp (6/19執筆時)

重さ:88g
方式:ネックスピーカー式
接続:Bluetooth(SBC Apt-X)
スピーカー:20×15mmドライバー
再生周波数帯域:
バッテリー持続時間:最大20時間

1・サラウンド感 ★★★★☆
2・低音の迫力  ★★★★☆
3・テレビ利用  ★★★★☆
4・軽量性    ★★★★★★
5・総合評価   ★★★★☆

 201901071810.jpg

 【2018年】【シャープ】

 12・AQUOSサウンドパートナー AN-SS1-B
 13・AQUOSサウンドパートナー AN-SS1-A
 14・AQUOSサウンドパートナー AN-SS1-W
 15・AQUOSサウンドパートナー AN-SS1-G
 16・AQUOSサウンドパートナー AN-SS1-P
   ¥10,604 Amazon.co.jp (6/19執筆時)

重さ:88g
方式:ネックスピーカー式
接続:Bluetooth(SBC)
スピーカー:非公開
再生周波数帯域:
バッテリー持続時間:最大14時間

1・サラウンド感 ★★★★☆
2・低音の迫力  ★★★★☆
3・テレビ利用  ☆☆☆☆☆
4・軽量性    ★★★★★★
5・総合評価   ★★★★☆

 201901071933.jpg

 【2018年】

 17・EM-Tech MY THEATER EM-W100BK
 18・EM-Tech MY THEATER EM-W100WH

   ¥11,960 Amazon.co.jp (6/19執筆時)

重さ:88g
方式:ネックスピーカー式
接続:Bluetooth(SBC Apt-X)
スピーカー:非公開
再生周波数帯域:
バッテリー持続時間:最大14時間

1・サラウンド感 ★★★★☆
2・低音の迫力  ★★★★☆
3・テレビ利用  ★★★★☆
4・軽量性    ★★★★★★
5・総合評価   ★★★★☆

 これら3社のウェアラブルスピーカーが良いでしょう。

 ノンブランドのファブレス企業が出す製品にはより安いものもありますが、音響メーカーが生産したしっかりした製品としては「最安」ですから。

 2万円前後の機種とは、音質や利用技術に差はありますが、「ネックスピーカー独特のおもしろい音場表現」は、これらの機種でも十分以上に楽しめます。

 選び方としては、先述のように、Apt-Xに対応しつつ、TV受信機も持つEM-Techの製品が最上位です。性能を重視する場合は、基本的にこちらで良いです。

 一方、有名音響メーカーのブランド(のロゴ)が欲しい場合は、スマホ・タブレットで映像を見る方はJVCが、TVで利用する方はシャープが良いでしょう。

補足・このブログの関連記事の紹介

 というわけで、今回は、ウェアラブルネックスピーカーを比較しました。

  201809170924.jpg

1・Bluetoothヘッドホンの比較
2・Bluetoothイヤホンの比較
3・完全ワイヤレスイヤホンの比較
4・ハイレゾヘッドホンの比較
5・ハイレゾイヤホンの比較
6・ノイキャンヘッドホンの比較
7・ノイキャンイヤホンの比較
8・Beatsのヘッドホンの比較
9・ライトニング端子イヤホンの比較
10・ウェアラブルネックスピーカーの比較
11・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】

 なお、今回の記事以外に、上記のような、イヤホン・ヘッドホンの比較記事もあります。これらもよろしくお願いします。

---

 最後になりましたが、今回の記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。ではでは。

posted by Atlas at 14:55 | オーディオ製品

2019年06月12日

比較2019’【音質で選ぶ】サウンドバー人気31機の性能とおすすめ・選び方 (1)

【今回レビューする内容】2019年 TV向けのサウンドバー・シアターバーの音質とおすすめ・選び方:テレビ用・ホームシアター用の小型サラウンドスピーカー: 機種の違いと人気ランキング:高級品から 安い製品 まで 外付けTV用スピーカー

【比較する製品型番】BOSE パナソニック ソニー JBL パイオニア ヤマハ DENON ANKER シャープ SOUNDBAR 500 700 SoundTouch 300 sounder Solo 5 TV sound system SC-HTB250- KSC-HTB200-K SC-HTB690-K SC-HTB885-K SC-HTB01 HT-S350  HT-X8500 HT-CT380 HT-X9000F HT-Z9F HT-NT5 HT-ST5000 HT-S200F YSP-1600 YAS-108 YAS-207 YSP-2700 HTP-CS1 FS-EB70 JBL BAR 3.1 BAR STUDIO CINEMA SB250 SB350 SB450 DHT-S316 SC-HTB488-K YAS-408 8A-C31AX1 Soundcore Infini mini

今回のお題
最新のTVに向いたサウンドバーのおすすめはどの機種?

 ども!Atlasです。 

 今回は、2019年6月現在、最新のオーディオ製品の比較で、SONYなど各社のTV用のサウンドバーを比較します。

 201804211207.jpg

 最近のサウンドバーの技術革新は素晴らしく、壁の反響音を利用するなどして、本格的なサラウンドシステムといえるレベルまで音質が向上してきました。

 TV内蔵スピーカーとは音質は雲泥の差ですので、音楽・映画のほか、ゲームをやる方にも最適です。

 201804211203.jpg

 今回は、TVの下に設置するサウンドバー単体で利用できる製品のほかに、サブウーファーが1つ付く低音重視タイプも紹介します。

 以下では、いつものように、メーカーごと人気製品を比較した後で、最後に、「結論」として「Atlasのおすすめ機種」を提案する形式で書いていきます。

---

1・サウンドバーの比較
2・ホームシアターシステムの比較
3・AVアンプの比較
4・PC用スピーカーの比較
5・ミニコンポの比較
6・Bluetoothスピーカーの比較
7・ブックシェルフスピーカの比較

 なお、今回の記事は、このブログ「モノマニア」のスピーカー関係の記事の1回目の記事として書いています。

1・サウンドバーを選ぶ場合の注意点

 サウンドバーを探す場合に最初に注意するべきは、サウンドバーと「ホームシアターシステム」の違いをしっかり把握して探すという点です。

 心ない一部のデンキヤでは、両製品が同じ場所に陳列されており、初心者は間違えやすいと言えます。


 201906120955.jpg

 第1に、サウンドバーです。

 設置法は、基本的にテレビの下に「1本のバー」を設置するだけでで簡単です。

 ただし、製品によっては、脇に「サブウーファー」を置くものもあります。

 音質は、サラウンド感については、擬似的(=バーチャル)に再現する形式です。

 ただ、各社とも技術レベルが高く、綿密な計算で、2.1ch、5.1ch、7.1chの「シネマサウンド」を再現できます。

---

 したがって、アンプが不要で、小型で設置性が良く、リビングでも無理なく置ける製品で人気です。


  201807091516.jpg

 第2に、ホームシアターシステムです。

 設置法は、部屋の全周に、5つ以上のスピーカーを配置して利用する方式です。

 ただし、こちらは、アンプを内蔵しないため、TVのほか、【AVアンプの比較記事】で紹介したようなアンプの設置が必要です。

 音質は、基本的に映画館のスピーカーシステムを「リアルな再現」を意図しているため、映画館並の立体的な臨場感が、得やすいです。

ーー

 以上、2方式の「違い」について説明しました。

 結論的に言えば、一般的な意味でのテレビ番組の音質向上において、サウンドバーは、手軽に高音質を得られる良い手段です。

 費用面でも、同じ予算で組んだ場合、総合的な音質はサウンドバーのが高いです。今回紹介するのは、製品は「全てこのタイプ」です。

 ただし、中級者以上で「リアル」な再現性を重視する場合は、上級コースの選択も「あり」です。その場合、【ホームシアターシステムの比較記事】をご覧ください。

2・サウンドバーの比較基準と選び方

 このブログ、「モノマニア」は、単なる「おすすめ」ランキング形式ではありません。スペックを元に比較基準を明確にした上で、「おすすめ機種」を提案する形式のブログです。

 そして、今回サウンドバーを比較するにあたって定める「比較のポイント」は次のようになります。

1・音質(中音・高音)の良さ
2・音質(低音)の迫力
3・ TVとの接続の容易さ
4・4KTVやスマホとの接続性

 音質に関連する要素のほか、TVなどとの接続の容易性などにも注目して比較するつもりです。

 なお、「4Kパススルー機能」や「ハイレゾ」など、選ぶ際に大事な専門用語の意味については、機種の紹介の中でまとめて書いています。

 できれば、最初から順番にお読みいただければと思います。

3・パナソニックのシアターバーの比較

 はじめに、パナソニックシアターバーを紹介します。

 なお、以下ではいつものように、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


 201804211241.jpg

 【2018/4】

 【サブウーファー付属】

 1・パナソニック SC-HTB250-K
  ¥23,396 Amazon.co.jp (6/12執筆時)

 【サブウーファーなし】

 1・パナソニック SC-HTB200-K
  ¥13,824 Amazon.co.jp (6/12執筆時)

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:合計120W
TVとの接続:光音声・HDMI(入出力)
サブウーハ接続: 内蔵式
ネットワーク:Bluetooth (AAC対応)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:
サイズ1:約450×51×135mm(本体)
サイズ2:約97×451×307mm(ウーハー)

 SC-HTB200シリーズは、パナソニックのシアターバーでは最も安い製品です。

 昨年まで売られていたSC-HTB175-Kの後継機として登場しました。

 201812021446.jpg

 サイズは、長さが45cm、高さが5.1cmです。

 寸法的にTVの半分程度で、脚の下に収まる点で、設置しやすいといえる機種です。

 201808191504.jpg

 スピーカー(中・高音)は、2.1ch方式です。

 中音域を再生する4×10cmの変則型のコーン型ウーハーと、サイズ不明ながら、高音域に対応するツイーターが2組搭載されるバスレフ式の2ウェイ2スピーカです

 本体価格が安い割にバランスの良い音質です。しかし、出力は合計で80W(ウーハー込みで120W)です。

 上位機と比較すると、サウンドバーとしての音圧は弱めです。

 ただ、この価格帯としては健闘していますし、TV内蔵スピーカーと比較すれば「雲泥の差」です。

 201808191435.jpg

 サブウーファー(重低音)は、こちらの場合、上位機のSC-HTB250-Kのみ搭載です。

 置き方は、縦置きでも、横置きでも構いません。

 ただし、出力は40Wで、さほど強力とも言えません。ただし、ウーハーまでの配線は、Bluetoothにできるため、設置性は良いでしょう。

 一方、本体側については、新開発のダイナミックエアロポートで低音を補う形になっているので、これらを、合わせればある程度の迫力は出せる機種です。

 201703211512.jpg

 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法とから選べます。

 いずれもケーブルは「別売」です。

 なお、HDMI-CEC規格に対応するため、パナソニックや他社のTVと、音声の電送のほか、TVと連動したON/OFFや音量のリモコン操作も可能です。

 201812021447.jpg

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth無線で対応できます。

 その場合の音質、はAAC対応です。MP3のような圧縮音源ならば、ほぼ劣化・遅延なしで送れるでしょう。

 一方、無線LAN/有線LANは非搭載です。そのため、iPhoneからボタン1つで接続可能なAirplayに非対応です。

 スマホの場合は、Bluetoothをペアリングしてから利用する必要があります。

 4Kパススルー機能は、非搭載です。

 この機能の詳細は、この次に紹介する対応機にて詳しく説明します。この部分は、4Kテレビ利用者には重要です。

 201703211534.jpg

 ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

 ハイレゾ音源とは、CDの音質を超える、新しい世代の音源で、e-onkyoなどのサイトで販売されているものです。

 テレビの音声の場合、4Kの音声でもハイレゾに満たない情報量です。しかし、新4K放送でこの規格の採用が検討されています。

 また、高級な液晶TVは、地デジなど低質なテレビの音声を再計算し、ハイレゾ音質にアップコンバートできる場合もあるため、高級機の場合、対応していて損はないといえます。

---

 以上、パナソニックの入門機SC-HTB200シリーズの紹介でした。

 パナソニック製のテレビユーザーには、特に導入しやすい機種です。

 また、「ワイヤレスサブウーファー付き」を選べば、2万円前後の製品として、スピーカー総合出力では遜色がないといえます。ただ、4K液晶TVに対応できない点は長期間使う予定ならばネックです。


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 【2019/1】

 2・パナソニック SC-HTB01
  ¥31,045 Amazon.co.jp (6/12執筆時)

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:80W
TV接続:光音声・HDMI(入出力)
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:対応
4Kパススルー:対応
サイズ:約430×52×130mm(据置時)

 SC-HTB01は、パナソニックのシアターバーの中級機です。

 201903121054.jpg

 サイズは、長さが43cmとかなりコンパクトです。

 高さも5.2cmですから、設置性はよいです。

 こちらは、「ファイナルファンタジーXIV」推奨モデルで、小型の24-32インチ前後の小さめのTVユーザーにも売れている機種です。

 201808191504.jpg

 スピーカー(中・高音)は、下位機種と同じで、2.1ch方式です。

 中音域を再生する4cmコーン型ウーハーと、高音域に対応する1.4cmツイーターが2組搭載されます。

 専門用語で言えば、バスレフ式の2ウェイ2スピーカーです。

 下位機種(サブウーファーなし)と同じで、パワーも80Wと同じです。

 したがって、一般的なサウンドバーとしての音圧は弱めです。しかし、もともと、ゲーム用に「近接視聴」を前提に作られたサウンドバーですし、その用途では十分以上に良いです。

 聴いた感じのバランスも、近接視聴に配慮したバランス設計に感じました。

 201903121109.jpg

 サブウーファー(重低音)は、 設置性の良さを重視するため、内蔵です。

 1ウェイ1スピーカー仕様ですが、単独でのパワーは非開示です。

201903121106.jpg

 一方、スピーカーの配置は面白く、上向きに向いています。

 上向き配置は、Dolby AtmosDTS:X、Virtual:Xという、新しい音の規格に対応するための、新しい処理です。

 なお、これらの規格は、PS4やブルーレイなどに記録された「音データ」の1つで、「天井方向からの音データ」がフォローするものです。

 201903121101.jpg 

 さらに、音については、内蔵ウーハーのほか、RPGモード・FPSモード・ボイス強調モードなど、ソフト的な処理で、効果を高める仕組みも加わります。

 TVとの接続は、こちらも、HDMIケーブルでつなげる方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)でつなげる方法とから選べます。「HDMI-CEC規格」にも対応し、TVのON/OFFと電源が連動できます。

 スマホなどの音源再生は、Bluetoothを用います。

 一方、この機種は転送規格がSBCで、それより音質の良いAACに非対応です。

 そのため、スマホからの再生の音質に限れば、性能は高くありません。

 201812021738.jpg

 4Kパススルー機能は、搭載です。

 4Kパススルー機能とは、HDMIケーブルで接続する際に、ブルーレイやPS4などの4K対応機器液晶TVとの中間にサウンドバーを設置しても、映像信号を4Kテレビに送れることを示す、業界の「規格」です。

 対応しない場合、上図のように配置すると、サウンドバーからTVへ「4K映像信号」の伝送ができません

 201812021740.jpg

 未対応機でも、上図の様に、4KテレビとブルーレイをHDMIケーブルでつなげ、4Kテレビからサウンドバーに音声信号を送る配置ならば、TVに4K映像信号を送ること自体は可能です。

 しかし、著作権保護(HDCP2.2)の関係で、TVからサウンドバーへの音声伝達において、一部のマルチチャンネルデータが消され、無圧縮(ロスレス)な音声データも、圧縮音声へとダウンコンバートされる仕組みです

 つまり、音質が劣化します。

---

 結論的にいえば、4Kテレビをお使いの場合で、スカパー4Kチューナー、PS4などのゲーム機、UHD対応ブルーレイなどを利用したい場合、4Kパススルー機能の付いた機種を選ぶ方が無難ということです。

 TVが最新で「eARC対応HDMI端子」を持つならば話は別です。しかし、情報過多で分かりにくくなるので、この部分は、後ほど紹介します。

 201703211534.jpg

 ハイレゾ音源の再生は、対応です。

 この機種は、周波数帯域が50kHzの高音までフォローできるため、パナソニックで最初に対応した機種となります。

 ただ、ソニーなどに比べると、ハイレゾ音質がない音源(CD音源)のアップコンバート技術などは非採用です。

---

 以上、パナソニックのSC-HTB01の紹介でした。

 24インチから32インチ程度の小型テレビないし小型モニターで、おもに「ゲーム用」に近接視聴で利用する場合、これ以上の機種はないでしょう。

 いままで、この層をターゲットにした製品がなかったので「すき間をうまく突いた」製品であるという印象です。

 Dolby AtmosやDTS:Xなどの最新のシネマサウンド規格が試せる点で「遊び心」も高いです。

 リビング用の大きなテレビには(用途的に)合わないですが、小さめのテレビならば、これが良いでしょう。


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 【2015/4】

 3・パナソニック SC-HTB690-K
  ¥34,694 Amazon.co.jp (6/12執筆時)

チャンネル数:3.1ch
実用最大出力:合計350W
TV接続:光音声・HDMI(入出力)
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth(SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:対応
サイズ1:約950×55×120mm(据置時)
サイズ2:約950×125.5×57.2mm (壁掛時)

 SC-HTB690は、パナソニックのシアターバーの中位機種です。

 201808191317.jpg

 サイズは、長さが95cmと下位機種よりは長いですので、大きなテレビに向けた製品です。

 ただ、40インチクラスのTVの幅サイズに収まります。一方、高さも5.5cmで設置性はよいです。

 パナソニックのサウンドバーは、設置性の面ではかなり有利なモデルが多いです

 こちらの機種は、壁掛け金具も同梱されているので、ネジで壁に取り付けすることも可能です。

 201703211547.jpg

 スピーカー(中・高音)は、 3.1ch方式です。

 スピーカーは、フルレンジの6.5cmコーン型スピーカーに総計3つ配置される形状です。

 そのため、同じパナソニックでも2ウェイ式の下位機種とは音質が異なります。

 201808191505.jpg

 比較すると、こちらの方が、センタースピーカーがある分、人の声が聴き取りやすくTV向きだと思います。

 パワーも、3スピーカー計で210Wですので、下位機種と比べて臨場感も優れます。

 201808191436.jpg

 サブウーファー(重低音)は、付属します。

 下位機種と同じで、サブウーファーは、Bluetooth接続が可能ですので設置性は良いです。一方、出力は140Wで、低音の音圧も感じられ、ゲームや映画などには特に向く仕様です。

 TVとの接続は、こちらも、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。

 「HDMI-CEC規格」にも対応し、TVのON/OFFと電源が連動できます。

 スマホなどの音源再生は、こちらもBluetooth対応です。

 しかし、圧縮転送規格がSBCのみで、AACに非対応です。スマホからの再生の音質に限れば、さほど性能は高くありません。

 4Kパススルー機能は、搭載です。

 この機能の詳細については、1つ上の機種で詳しく説明しました。

 ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

---

 以上、パナソニックのSC-HTB690の紹介でした。

 サブウーファーが別に付くタイプですが、サウンドバーとしては価格は値頃で、特に低音のパワーは期待できるでしょう。

 「ドカンドカン」音がするようなゲームや、映画の場合は、これほどの能力があると、満足感が高いと言えます。4Kに対応する点も、今後に向けて安心でしょう。

ーーー

 201804211304.jpg

 【2017/3】

 4・パナソニック SC-HTB488-K
  ¥21,903 Amazon.co.jp (6/12執筆時)

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:合計200W
TV接続:光音声・HDMI(入出力)
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:
サイズ1:約853×90×60.5mm(据置時)

 なお、この機種の「下位グレード」となる、SC-HTB488-Kが2017年に追加されました。

 価格は安いですが、2.1chとなるほか、4Kパススルーに対応しません。全体的な出力も弱めですし、基本的には上位機を選ぶべきだと思います。


 201804211307.jpg

 【2015/4】

 5・パナソニック SC-HTB885-K
  ¥61,078 Amazon.co.jp (6/12執筆時)

チャンネル数:5.1ch
実用最大出力:合計500W
TV接続:光音声・HDMI(入力2出力1)
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (aptX AAC対応)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:対応
サイズ1:約1125×51×121mm(据置時)
サイズ2:約1125×122.5×56.5mm (壁掛時)

 SC-HTB885は、パナソニックのサウンドバーでは、最も高級な最上位機です。

 201808191319.jpg

 サイズは、長さが112.5cmと、わりと長めです。

 例えば、40インチの液晶TVの場合、本体の長さは90cmほど、49インチの液晶TVの場合、115cmほどです。

 それを考慮に入れれば、少し大きめのTVボードが必要な機種です。ただ、こちらも壁掛け金具が同梱されているので、ネジで壁に取り付けすることも可能です。

 201808191506.jpg

 スピーカー(中・高音)は、 5.1ch方式です。

 中位機種は3.1chでした。それに比較すると、さらに2本サラウンドスピーカーが追加で内蔵されています。 

 201703211603.jpg

 センタースピーカー1本・左右のフロントスピーカー2本・左右のサラウンドスピーカー2本は、中位機と同じフルレンジの6.5cmコーン型スピーカーです。

 ただ、左右のフロントスピーカーは、2.5cmセミドーム型のツイーターが別に付属し、総計で250Wという強力な音圧を持ちます。

 また、新型のLincsD-Amp IIの搭載で、ジッター(音のズレ)や歪みも少ない仕様です。

 201808191436.jpg 

 サブウーファー(重低音)は、この機種も、ワイヤレスのサブウーファーを設置する方式です。

 中位機種に比べると出力は250Wとかなり期待ができるスペックです。

 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。

 HDMIの入力が2系統あるため、TVのほか、CDプレーヤーの直付なども可能です。

 201904241827.jpg

 スマホなどの音源再生は、Bluetoothを使います。

 また、圧縮規格として、SBCやAACよりもランクの高いAptXに対応します。

 この点で、Android系スマホとは相性が良いです。iPhoneはAACとして接続されます。

 4Kパススルー機能は、こちらも搭載ですが、ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

---

 以上、パナソニックのSC-HTB885の紹介でした。

 50インチ以上の大型液晶TVで、臨場感を重視したい場合は良い選択肢です。また、電源連動などの面でパナソニックの液晶TVとは特に相性が良く、同社TVのユーザーには、最もおすすめできる機種ですね。

4・SONYのサウンドバーの比較

 続いて、ソニーのサウンドバーの紹介です。

 ソニーは、ハイレゾ音源の再生に力を入れた製品が多いです。


 201804211315.jpg

 【2018/1】

 6・SONY HT-S200F 【各色】
  ¥21,130 Amazon.co.jp (6/12執筆時)

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:合計80W
TV接続:光音声
サブウーハ接続:内蔵
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:
サイズ:580x64x95mm

 HT-S200F は、2018年に登場したソニーの「ミニバータイプ」のサウンドバーです。

 小型で設置性の良さが「売り」の製品です。色は、黒のほか、白も選択できます。

 201804211322.jpg

 サイズは、長さが58cmです。

 パナソニックの入門モデルと同じで、TVの下に無理なく収まる点で人気です。

 大画面TVはもちろんですが、32インチほどの小型でレビでも違和感なく設置できそうです。高さも6.4センチ低いです。

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 スピーカー(中・高音)は、 2.1ch方式です。

 フロントスピーカーは、フルレンジの46mmのスピーカーが2機搭載です。

 方式は一般的なバスレフ形で、振動板はペーパーコーンです。

 小型でも低音がしっかり出る構造です。ただし、パワーは、2スピーカーで50Wと多少控えめです。小型機はこのあたりが「弱点」といえます。

 201703211648.jpg

 音質面では、S-Masterというデジタルアンプが注目点です。

 D/Aコンバーターとパワーアンプの一体化を図ることで、出力直前までデジタル伝送するため、音質の劣化は低いと言えます。

 そのほか、小音量再生時に聞きやすくするサウンドオプティマイザーの採用も見所です。

 サブウーファー(重低音)は、スピーカーに内蔵される「オールインワン」方式です。

 ただし、パワーは、30Wと劇的に臨場感があるわけではないです。

 201808191501.jpg

 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法が選べません。

 光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法のみになります。HDMIと比べてクオリティには影響はありません。

 HDMIは出力のみ対応できますが、こちらは、ソニーの液晶TVであるBRAVIAや他社製品とのON/OFF連動などの目的に使用します。

 スマホなどの音源再生は、Bluetoothにて対応です。

 ただ、SBC規格のみ対応であり、Bluetooth接続の音質にこだわるソニーとしては、性能はイマイチです。

 その他、4Kパススルー機能未搭載で、ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

---

 以上、ソニーHT-S200Fの紹介でした。

 サブウーファーを内蔵して総計80Wの機種と言うことで、パナソニックの入門機と同等の性能は期待できます。

 一方、面白い部分は、小音量再生時に聞きやすくするサウンドオプティマイザーの搭載です。集合住宅などで夜間に利用する場合は、有利でしょう。

ーーー


 201804211336.jpg

 【2018/1】

 7・SONY HT-S100F
  ¥17,848 Amazon.co.jp (6/12執筆時)

チャンネル数:2ch
実用最大出力:合計100W
TV接続:光音声/ステレオミニ/USB
サブウーハ接続:
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:
サイズ:960x164x150mm

 なお、ソニーからは、より下位の機種としてHT-S100Fも併売中です。

 ただし、こちらは、サブウーファー未搭載の機種です。その分センタースピーカーの出力が高いですが、さほど価格も変わらないので、上位機を選ぶと良いと思います。


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 【2019/3】

 8・SONY HT-S350 【各色】
  ¥27,800 Amazon.co.jp (6/12執筆時)

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:合計230W
TV接続:光音声・HDMI
サブウーハ接続:有線
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:
サイズ:約900mmx64mmx88mm

 HT-S350 は、ソニーの「ミニバータイプ」のサウンドバーの中級機です。

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 サイズは、長さが90cmと、長めです。

 バランスを考えると、40型以上のテレビに向くでしょう。

 スピーカー(中・高音)は、 2.1ch方式です。

 フロントスピーカーは、フルレンジの52mm ×90mmコーン型スピーカーです。

 こちらは、小型機に一般的なバスレフ式ではなく、密閉型(アコースティックサスペンション型)スピーカーを採用しています。

 バスレフ型に比べて低音は出にくいですが、共鳴しにくく、中高音の信頼性が高いため、サウンドバー向きだと思います。ただし、パワーは、2スピーカーで、パナソニックと較べると65Wと多少控えめです。

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 音質面では、下位機種同様に、S-Masterデジタルアンプが搭載です。

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 サブウーファー(重低音)は、100Wのものが搭載です。

 パワー自体はパナソニックの中位機ほどはないですが、日本のリビング環境を考えても、このグレードでは十分でしょう。ただし、接続は有線となります。

 TVとの接続は、HDMIケーブルと使う方法が選べず、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法のみになります。

 「HDMI-CEC規格」にも対応し、TVのON/OFFと電源が連動できます。 

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth対応です。

 ただ、低音質なSBC規格のみ対応であり、性能はイマイチです。

 4Kパススルー機能未搭載です。ハイレゾ音源の再生非対応です。

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 以上、ソニーHT-S350の紹介でした。

 サブウーファー付属機で、ソニーは「スタンダードサウンドバー」と名づけている標準機となります。

 価格も安く、音圧は十分で、テレビの音声も聞き取りやすい機種です。リビングで普通のニュースなどを見る際にも向く、まさに「標準機」です。

 一方、同じ長さのパナソニックの SC-HTB690あたりが「ライバル」でしょう。

 ただ、ソニーの音質の「基礎」と言える高度なサラウンド技術を搭載せず、(パナソニックに較べて)スピーカー部分にも特段の工夫がない点をふまえると、魅力は乏しい機種です。


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 【2019/3】

 9・SONY HT-X8500
  ¥32,775 Amazon.co.jp (6/12執筆時)

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:合計160W
TV接続:光音声・HDMI
サブウーハ接続:内蔵
ネットワーク:Bluetooth (SBC AAC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:
サイズ:890×64×96mm

 HT-MT500 は、ソニーのサウンドバーのもうひとつの中級機です。

 先ほどの機種より、価格的には1グレード上になる製品です。

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 サイズは、長さが90cmと、長めです。

 大画面用に販売されているモデルです。

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 スピーカー(中・高音)は、こちらも 2.1ch方式です。

 フロントスピーカーは、下位機種と同じで、フルレンジの52mm ×90mmコーン型スピーカーです。

 サブウーファー(重低音)は、この機種の場合、内蔵式となります。

 中央に2本のサブウーファーが、前方に向かって配置されています。

 パナソニックの内蔵機が、サブウーファーを上向き配置でユニークだったのに対して、割とオーソドックスな配置です。ただ音圧自体は期待できる水準で、内蔵ながら、サブウーファー2機で80Wの出力を確保します。

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 一方、ソニー製品は、このグレードから、「天井からの跳ね返り音」を再現できる、ドルビーアトモスとDTS:X対応となります。ただし、上向きに配置したスピーカーユニットがないので、「疑似的な」再現となります。

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 なお、ソニーの場合、これらの音情報を収録しない(地デジなどの)コンテンツでも、疑似的に「天井からの跳ね返り音」を再現できるVertical Surround Engineを搭載します。

 後部スピーカーの音を疑似的に再現するS-Force PROフロントサラウンド技術を合わせて、「音の再設計」については、従来通り、ソニーの強みです。

 パナソニックの中位機は、スピーカー配置の工夫でそれを再現していましたので、この部分は「ソニーの特色」でしょう。

 ハイレゾ音源の再生は、この機種は非対応です。

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 TVとの接続は、この機種については、光デジタル音声ケーブルに加えて、HDMIケーブルの入力も受け付けます。

 ソニーとしてはこのグレードからの対応です。また、「HDMI-CEC規格」にも対応し、TVのON/OFFと電源が連動できます。 

 スマホなどの音源再生は、Bluetoothを用います。

 対応するコーデックは、SBCのほかAAC規格までの対応ですから、それなりに音質は期待できそうです。

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 4Kパススルー機能は、引き続き未搭載です。

 ただし、この機種は、「eARC対応のHDMI入力端子」を採用しているため、お使いの4KTVが最新で「eARC対応のHDMI出力端子」があれば、音声信号を劣化させずに送れます。

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 以上、ソニーHT-X8500 の紹介でした。

 サブウーファー内蔵タイプは、パナソニックでも見ました。

 比較した場合、パナソニックはスピーカー配置で、ソニーは、サラウンド技術を利用する方式で、「天井からの跳ね返り音」や「後方スピーカー」などのサラウンド感を再現している点が相違点です。

 甲乙つけがたいですが、こちらは90cmと長いだけに、ユニット自体の配置にゆとりがある分、大きなテレビに合わせやすく、サラウンド感も良いでしょう。

 いずれにしても、最終的な「おすすめ機種」は、この記事の結論部で改めて書くつもりです。


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 【2018/5】

 10・SONY HT-X9000F
  ¥47,739 Amazon.co.jp (6/12執筆時)

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:合計300W
TV接続:光音声・HDMI(入力1出力1)USB
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (AAC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー: 対応(HDR10)
サイズ:約1000×58×85

 HT-X9000F は、ソニーのサウンドバーの上級機です。

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 サイズは、長さが100cmと、明らかに大画面テレビ専用で開発されています。

 要するに、ソニーの大画面ブラビアの脚にすっぽりと入るサイズです。なお、長めですが、こちらはサブウーファーが内蔵されないタイプです。

 スピーカー(中・高音)は、大型ですが、こちらも 2.1ch方式です。

 方式は、密閉型(アコースティックサスペンション型)で下位機種と同じです。

 ユニットサイズは大きめで、40 × 100mmコーン型になります。

 パワーは、2本で200Wとかなり充実しています。臨場感の面では、他社に引けを取らないでしょう。

 サブウーファー(重低音)は、ワイヤレスのサブウーファーを設置する方式です。

 一方、パワーは、100Wですから、5万円前後の製品としては、やや非力でしょう。ただ、先述のように、日本のリビング環境では、(壁の防音・防振処置の甘さを含め)このくらいが適当、という判断は可能です。

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 ハイレゾ音源の再生は、未対応です。

 この機種も、下位機種と同方式にて、新しい映画館・ブルーレイのサラウンド規格となる、Dolby AtmosとDTS:X規格に対応です。

 TVとの接続は、HDMIケーブルは出力端子だけなので、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法となります。

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth対応です。

 ただ、性能面ではAAC規格までの対応です。

 4Kパススルー機能は、搭載です。最新のHDR10も対応する点は、さすがに最新機です。

 加えて、eARC対応のHDMI端子を装備するため、4K対応度は高いです。

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 以上、ソニーHT-X9000F の紹介でした。

 サブウーファー付属で100cm前後の機種としては、値段はそこそこで、お買得です。ただ、ウーファーが弱めなので、この価格帯の製品としてはイマイチです。


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 【2018/5】

 11・SONY HT-Z9F
  ¥67,402 Amazon.co.jp (6/12執筆時)

チャンネル数:3.1ch
実用最大出力:合計400W
TV接続:光音声・HDMI(入力2出力1)USB
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (LDAC)/LAN 無線LAN
ハイレゾ音源:
4Kパススルー: 対応 (4K/HDR対応)
サイズ1:約1000×64×98(据置時)

 HT-Z9F は、ソニーの「通常サイズ」のサウンドバーのハイスペック機です。

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 サイズは、長さが100cmと、先ほどの機種同様に50インチクラスの大画面に向く仕様です。

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 スピーカー(中・高音)は、 3.1ch方式です。

 左右に加えて、バーの中央にセンタースピーカーがある方式です。TVの場合、ニュースなどの聞き取りはこの方式の方が優れます。

 ユニットは、46mmのスピーカーが3つです。一方、振動板の素材はマイカ(雲母)です。紙コーンに比べて剛性があり、音質も上です。ソニーの音楽用スピーカーでも採用します。

 パワーは3.0chのため、それに応じて300Wと向上しています。

 サブウーファー(重低音)は、下位機種と同じ100Wです。

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 ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

 ただし、下位機種同様に、Dolby AtmosとDTS:Xの「バーチャルな」再生には対応です。

 TVとの接続は、こちらも、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。

 HDMIの入力は、多めの2系統です。

 スマホなどの音源再生は、複数の選択肢があります。

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 第1に、Bluetooth方式です。

 こちらは、SBC/AACのほか、LDAC形式に対応します。LDAC形式は、Bluetooth方式としては、唯一(容量の大きな)ハイレゾ音源に対応する形式です。ただ、音楽機器側の対応が必須で、ソニーのXperiaや、以前比較した【ウォークマンの上位機種】などしか現在は使えません。

 第2に、無線LAN・有線LANネットワーク方式です。

 いずれもBluetoothより開戦が太いので、PCやNASなどに保存したハイレゾ音源のに対応できるほか、MacやiPhoneユーザーは、ご自宅にWi-Fiがあれば、MacやiPhoneのAirplayボタンを押すだけで、スピーカーで音源の再生が可能です。

 4Kパススルー機能は、対応です。

 HDR10のパススルーにも対応します。一方、発売時期の関係で、eARC対応ではない点は、注意点です。

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 以上、ソニーHT-Z9Fの紹介でした。

 3.1ch方式でセンタースピーカーを搭載するため、ニュースなどのボイス再生に強いです。その点で言えば、リビングに置く大画面用テレビには向くでしょう。

 一方、映画や音楽などについては、音質面で下位機種とさほどの差は感じないでしょう。重視する場合は、より上位の機種をオススメします。


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 【2017/10】

 12・SONY HT-ST5000
  ¥144,618 Amazon.co.jp (6/12執筆時)

チャンネル数:7.1,2chドルビーアトモス・DTS:X
実用最大出力:合計800W
TV接続:光音声・HDMI(入力3出力1)USB
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (LDAC)/LAN 無線LAN
ハイレゾ音源;対応
4Kパススルー:対応 (4K/HDR10対応)
サイズ1:約1130×64×133(据置時)

  HT-ST5000は、ソニーのサウンドバーでは、最も高価な機種です。

 Amazonのリンク先では、「新しいモデル」としてHT-Z9Fが提案されますが、そちらは、先ほど紹介した下位機種です。

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 サイズは、長さが113cmと先ほどの機種より多少長めです。

 他社製品を含めてもかなりのロングサイズなので、基本的には大型液晶TV用と言えます。


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 スピーカー(中・高音)は、こちらは、7.1ch方式です。

 密閉型の65mmコーン型スピーカーが7個付属し、さらに、中央と左右のウーファーについては、14mmソフトドーム型トゥイーターが内蔵される同軸スピーカー仕様です。

 臨場感が増すのはもちろん、明示的にセンタースピーカーを付属させたことで、3.1ch方式同様に、ナレーションがはっきり聴き取れるようになりました。

 この点で「よりTV向け」だと言えます。パワー的にもサウンドバーの部分だけで800Wと、他社を含めてももっともパワフルです。

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 その上で、ドルビーアトモス・DTS:Xに「完全対応」します。

 下位機種と異なり、専用のスピーカーユニットがあるため、「バーチャルではない」です。

 繰り返しの説明となりますが、ドルビーアトモスは、高さ方向の音情報もブルーレイなどに入れることで、頭上の航空機の上からの走行音を再現するという方向性の規格です。

 対応していないメディアやTV番組でも、「Dolby Surround」「Neural:X」技術で、擬似的にアップコンバートし、天井からのサウンドを体感できます。

 サブウーファー(重低音)も、200Wとパワーが増しています。

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 ハイレゾ音源の再生は、この機種は対応します。

 また、単に対応するだけでなく、ハイレゾ以下の音質(圧縮音源や、CDやTVの音質)をハイレゾ相当までアップコンバートするDSEE HX技術も搭載します。そのため、特に、高音域での音質は、下位機種に比べても、相当良いです。

 TVとの接続は、光デジタル端子のほか、HDMIでも可能です。HDMI入力端子は3つあります。

 スマホなどの音源再生は、下位機種同等で、LDACを含むBluetoothと、無線LANと有線LANネットワークにももちろん対応です。

 4Kパススルー機能も、HDR10を含めて対応です。

 一方、eARCにも、この機種はファームウェアのアップデートで対応されます。

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 以上、ソニーHT-NT7の紹介でした。

 10万円を越えるサウンドバーとして音質面でかなりの期待が持てます。

 そのほか、例えば、サッカーのナレーションを消すなど映像に応じたサウンド調整機能も上位機種だけのものであり、使い勝手の部分でも期待できるでしょう。

 問題は価格面と本体のサイズですが、そこをクリアできるならば、買って後悔のない製品だと思います。

5・ヤマハのサウンドプロジェクター

 つづいて、ヤマハの製品を紹介します。


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 【2018/7】

 13・ヤマハ YAS-108
  ¥21,000 Amazon.co.jp (6/12執筆時)

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:合計120W
TV接続:光音声・HDMI(入出力)
サブウーハ接続:内蔵式
ネットワーク:Bluetooth (AAC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:対応
サイズ1:約890×53×131(据置時)
サイズ2:約890×131×62(壁掛時)

 YAS-108は、「フロントサラウンドシステム」というシリーズに属するヤマハの入門機です。

 ヤマハが発売する製品としては、最も安価なサウンドバーです。同社はTVメーカーではないですが、独自の音響技術でテレビメーカーには出せない音質を追求しています。

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 サイズは、長さが89cmです。

 小型テレビに合わせるミニタイプを除けば、平均的なサイズよりは短めです。

 スピーカー(中・高音)は、 2.1ch方式です。

 中音域を再生する5.5cmコーン型ウーハーと、高音域に対応する2.5cmドームツイータが2組搭載されるバスレフ式の2ウェイ2スピーカーです。

 仕様の面で言えば、本体のサイズ感に対してウーハーが多少小さいです。ただ、出力は合計で60Wですので、数字として問題ないです。

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 技術面では、DTS Virtual:Xに対応します。

 この機種自体は、天井方向から「跳ね返り音」を収録した、ドルビーアトモスとDTS:Xには対応しません。

 しかし、ソニーのVertical Surround EngineS-Force PROフロントサラウンド技術と同じで、通常のソースを含めて、「再計算」で「天井からの跳ね返り音」と「後方スピーカー」を「バーチャルに」再現できます。

 ただ、ヤマハの場合は、自社の上位製品には上位のバーチャルサラウンドシステムを搭載するので、どちらかといえば、「エントリーモデルの底上げ」をねらったものです。 

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 サブウーファー(重低音)は、内蔵です。

 出力は60Wです。同じ内蔵型がある、パナソニックと同等です。

 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。

 HDMI-CEC規格に対応するため、TVと連動したON/OFFや音量のリモコン操作も可能です。

 スマホなどの音源再生は、Bluetoothで対応できます。

 音質もAACですので、それなりに音質は期待できます。

 4Kパススルー機能は、この機種には、搭載されます。

 ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

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 以上、ヤマハのYAS-107 の紹介でした。

 入門機ですが、、DTS Virtual:Xに対応するなど面白い部分があります。

 一方、TVメーカーではないですが、4Kパススルー機能を入門機ながら持つため、(最新ではない)4Kテレビと合わせやすいでしょう。

 音質の点でも、サブウーファー内蔵タイプの入門機としては期待できるため、魅力度は高いと言えます。


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 【2018/7】

 14・ヤマハ MusicCast BAR 400 YAS-408
  ¥56,799 Amazon.co.jp (6/12執筆時)

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:合計200W
TV接続:光音声・HDMI(入出力)
サブウーハ接続:Wi-Fi
ネットワーク:Bluetooth (SBC)/Wi-Fi
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:対応
サイズ1:約980×60×110mm(据置時)

 YAS-408は、ヤマハが2018年に発売した新しい中級機です。

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 サイズは、長さが98cmです。

 ワイドサイズですので大画面テレビ向けです。一方、高さは60cmですから、スリムで設置性は良いです。

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 スピーカー(中・高音)は、 2.1ch方式です。

 一方、ユニット構成は下位機種と異なります。

 中音域を再生する4cmコーン型ウーハーが左右合計で4機と、高音域に対応する2.5cmドームツイータが合計2機です。一方、ウーハーは、センタースピーカーとして機能するものではないので、基本2.1chとなります。

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 技術面では、下位機種同様にDTS Virtual:Xに対応しますので、疑似的に、3Dサラウンドが再生できます。

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 サブウーファー(重低音)は、この機種の場合外付けです。

 ワイヤレス式で、しかも、無線安定性が高いWi-Fiによるワイヤレス仕様です安定性は高いでしょう。

 サブウーファーの出力は100Wです。テレビ用としては、この程度で十分でしょう。

 チャンネル数は、この機種も、最大9.2chです。

 なお、この機種は、同社のワイヤレス全方位スピーカーMusicCast50を利用することで、リアスピーカーをワイヤレスにできるため、設置自由度も高いです。

 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。

 HDMI-CEC規格に対応するため、TVと連動したON/OFFや音量のリモコン操作も可能です。

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 スマホなどの音源再生は、SBCのみ対応ながら、Bluetoothを搭載します。

 ただし、ソニーの上位機と同じで、Wi-Fiを搭載するため、AppleのAirplayを含めて、音質面では、期待値が高いです。また、スマホアプリを介して、Spotifyなどのストリーミングにも対応します。

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 MusicCast 50
  ¥52,007 Amazon.co.jp (6/12執筆時

 一方、面白いのは、同社のWi-FiスピーカーとリンクできるMusicCastです。図のように、後方スピーカーをワイヤレス設置できるため、(疑似的ではない)リアルななサラウンドに「アップグレード」することも可能です。

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 また、YAMAHAのサウンドバーは、このグレード以降はAlexaに対応です。

 そのため、【Amazon Alexa搭載スピーカーの比較記事】で紹介したAmazonのAlexaデバイスを利用して、音声入力で、音量の増減・電源の入切、ミュートなどの変更設定が可能です。

 4Kパススルー機能は、この機種には、搭載されますが、、eARC対応ではない点は注意点です。

 ハイレゾ音源の再生は、可能です。

 ただ、スピーカーの部分で(高音域のスペックが足りてないからか)、ハイレゾ認証マークはないです。

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 以上、ヤマハのYAS-408 の紹介でした。

 試聴の限り、ニュースなどについての聞き取りも、下位機種よりさらにクリアで、TV向きだと思います。また、Wi-Fi搭載なので、こちらを音楽再生用と考える場合も(音質的に)有利でしょう。

 ただ、価格は相応に高いため、どちらかと言えば、MusicCast機能で、ワイヤレスの後方スピーカーを前提で「10万円程度の予算」で考える場合のみ、おすすめと言えます。

ーーー

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【2017/6】

 15・ヤマハ YAS-207
  ¥32,480 Amazon.co.jp (6/12執筆時)

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:合計200W
TV接続:光音声・HDMI(入出力)
サブウーハ接続:ワイヤレス
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:対応
サイズ1:約980×60×110mm(据置時)

 なお、このモデルは、下位機種があります。

 こちらは、Wi-Fiが非搭載で、MusicCast機能が利用できません。

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 とはいえ、搭載されるスピーカーユニットは同じで、しかも3万円台なので、単純に「テレビのスピーカーだけで使う!」という場合は良いでしょう。

 同社の入門機の、YAS-108より、人間の声も聞き取りやすいので 「後1万円出せる!」ならば、こちらでしょう

後編に続く!
最新のTVに向いたサウンドバーのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、TV用のサウンドバーを比較しました。

 記事は、まだ続きます。

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16・ヤマハ DSプロジェクタ YSP-2700
17・パイオニア HTP-CS1
18・パイオニア FS-EB70
19・JBL BAR STUDIO JBLBARSBLKJN
20・JBL CINEMA SB250
21・JBL CINEMA SB350
22・JBL CINEMA SB450
23・JBL BAR 3.1
24・BOSE Solo 5 TV sound system
25・BOSE SoundTouch 300 sounder
26・BOSE SOUNDBAR 500
27・BOSE SOUNDBAR 700
28・DENON DHT-S316
29・シャープ AQUOSオーディオ 8A-C31AX1
30・ANKER Soundcore Infini
31・ANKER Soundcore Infini Mini

 次回の2回目記事こちら】では、ヤマハの最上位機のほか、上記の他社製品を順番に紹介していきます。

 また、その後、今回紹介した全機種から、目的別・予算別に「Atlasのおすすめ機種」を提案したいと思います。

 引き続き、よろしくお願いします。

 後編記事は→こちら

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 なお、この前編記事がお役に立ったようならば、SNSなどで話題を共有して頂ければ嬉しいです。

posted by Atlas at 17:30 | オーディオ製品

比較2019’【音質で選ぶ】サウンドバー人気31機の性能とおすすめ・選び方 (2)

今回のお題
最新のTVに向いたサウンドバーのおすすめはどの機種?

 ども!Atlasです。

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 今回は、サウンドバー(シアターバー)の比較の2回目記事です。

 前編からの続き記事となりますので、検索エンジンから来られた方は、お手数ですが、こちらの【サウンドバーの比較記事(1) 】からご覧ください。→こちら

5・ヤマハのサウンドプロジェクター(続き)

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 【2016/8】

 16・ヤマハ DSプロジェクタ YSP-2700
  ¥83,380 Amazon.co.jp (6/12執筆時)

チャンネル数:7.1chリアルサラウンド
実用最大出力:合計107W
TV接続:光音声2・同軸・HDMI(入力3出力1)
サブウーハ接続:内蔵式
ネットワーク:Bluetooth (AAC) LAN Wi-Fi
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:対応
サイズ1:約944×70×154mm(据置時)

 YSP-2700 は、ヤマハの「デジタル・サウンド・プロジェクター」の上位機です。

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 サイズは、長さが94.4cmです。

 大画面用ですが、設置性はさほど悪くないです。

 なお、ヤマハの場合、このグレードから「デジタル・サウンド・プロジェクター」というシリーズ名が付属し、あきらかにグレードが変わります。

 それは、こちらが、リアルサラウンドシステムを採用する機種だからです。

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 ヤマハの下位機種や、ソニーパナソニックなどの他社の場合、バーチャルサラウンドシステムを採用し、1スピーカーで、5.1chなどの臨場感を仮想的に再現しています。

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 一方、「デジタル・サウンド・プロジェクター」は、リアルサラウンドシステムを採用します。

 これは、サウンドバーの各スピーカーが発したビーム上のサウンドを壁に反射させることで、5.1chなどの環境の再現を目指したものです。これは、ヤマハの独自技術です。

 バーチャルサラウンドシステムと比較すると、リアルサラウンドシステムは、音の広がりがより自然で、映画館に近い感覚を得やすいです。

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 ただ、壁がある部屋であること、幅3-7m・奥行き3-7m・高さ2-3.5m以内の部屋であること、壁が吸音素材であること、など条件が厳しいです。

 部屋の形状で多少の微調整ができるインテリビーム機能があるため、多少の微調整は効くとはいえ、物がごちゃごちゃしていたり、複雑な形状のリビングではさほど高い効果は期待できないでしょう。

 ただ、こうした条件に合致した、例えば、TV・オーディオルームなどの場合は、高い効果が期待できます。

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 スピーカー(中・高音)は、7.1chリアルサラウンドシステムです。

 2.8cmと他社よりは小型のバスレフ型コーン型ウーハーでですが、16個の多連スピーカーです。

 ただ、それでも、総計32Wの出力と、数字的には低いです。

 サブウーファー(重低音)は、ワイヤレスのサブウーファーが付属するタイプです。

 ただ、75Wとこの価格帯の製品としては多少弱めです。本体とバランスをとったと思われますが、いずれにしても、この部分を重視した機種ではないです。

 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。

 また、音楽専用機器などに搭載される同軸端子も付属します。

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 スマホなどの音源再生は、AACまでのBluetoothとWi-Fiのほか有線LANも対応します。

 なお、 Airplayに対応するほか、radiko.jpにも公式対応しています。

 4Kパススルー機能は、下位機種と同じでこちらも搭載です。

 ハイレゾ音源の再生には、非対応です。

 一方、下位機種と同じで、Amazon Alexaによる操作には対応します。

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 以上、ヤマハのYAS-2700 の紹介でした。

 10万円前後クラスの製品としては、十分な能力がある機種だと思います。

 最近の他社機と比較した場合、総合出力は低いですが、(前方とは言え)しっかりそれぞれのスピーカーを採用し、7.1chリアルサラウンドシステムを採用する部分で、サラウンド感は最も期待できる機種でしょう。

6・パイオニアのサラウンドシステム

 つづいて、パイオニアサウンドシステムを紹介します。


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 【2016/5】

 17・パイオニア HTP-CS1
  ¥25,690 Amazon.co.jp (6/12執筆時)  

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:合計80W
TV接続:光音声・HDMI(入力3出力1)
サブウーハ接続:スピーカーケーブル
ネットワーク:Bluetooth (Apt-X)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:対応
サイズ1:約150×57mm(スピーカー)
サイズ2:約435×115mm(ウーファー)

  HTP-CS1は、パイオニアのサウンドバーの入門機です。

 この製品は、他社機と異なり、サブウーファーの部分が「本体」です。

 そして、サブウーファーの本体から、有線ケーブル(スピーカーケーブル)でサウンドバーやサラウンドバーに配線する仕様です。

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 サイズは、スピーカー部分は約150×57mmと小型です。

 小型なので設置の自由度が売りです。サブウーファー部分の本体は、サイドボードに内蔵して横置きすることも可能です。

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 スピーカー(中・高音)は、4×7cmと変則的なサイズコーンを用いた、密閉型です。

 ユニットとしてはやや小さめです。出力は、サブウーファーと総計で80Wで、このあたりはサイズ的限界が見られます。

 サブウーファー(重低音)は、先ほど書いたように本体兼用ですが、40Wと大して出力は強くない仕様です。

 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。

 HDMI CECにも対応するため、電源や音量調整はTVと同様にできます。

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 スマホなどの音源再生は、Bluetooth無線で対応できます。

 音質もapt-X/AACに対応ですので、iPhoneでもAndroidでも、問題なく使えます。

 4Kパススルー機能ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

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 以上、パイオニアのHTP-CS1 の紹介でした。

 ポイントは設置性の良さでしょう。ただ、パワー面では限界が見られるため、これでなければ設置が難しい場合を除けば、他機種が良いでしょう


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 【2016/11】

 18・パイオニア FS-EB70
  ¥72,499 Amazon.co.jp (6/12執筆時)   

チャンネル数:3.1.2chドルビーアトモス・DTS:X
実用最大出力:合計100W
TV接続:HDMI(入3出1)/光音声1
サブウーハ接続:Bluetooth(レシーバは有線)
ネットワーク:Bluetooth (AAC) LAN 無線LAN
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:対応
サイズ1:約950×53×80mm(スピーカー)
サイズ2:約445×69×302mm(AVレシーバ)

 FS-EB70は、パイオニアのサウンドバーの上位機機です。

 同社の場合、中間的な価格はなく、いきなりこのグレードになります。

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 この機種の特長は、ソニーの上位機にもみられたドルビーアトモス・DTS:Xリアルで対応できる点です。

 一方、こちらの機種は、スピーカーを完全に上に向け、天井に反射させることでこれを擬似的に再現しようと試みている機種です。

 上向き専用の「ドルビーイネーブルドスピーカー」採用機と言えるため、3.1.2chという表記が妥当です。

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 一方、この規格に対応しない、地デジを含む、他のメディアについても考えられています。

 例えば、サラウンドエンハンサーで擬似的にそれを再現したり、天井の照射場所を切り替えて、ヤマハのように背面のリアスピーカーのように感じさせるなど、面白い技術を取り入れているからです。

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 サイズは、長さが950cmと平均的です。

 こちらは、本体とスピーカーバーが別の製品で、接続ケーブルでつなげる必要があります。

 ただ、下位機種のように複数のスピーカー線があるのではなく、1本線でデータも電源も供給できるため、設置性は良いと思います。

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 スピーカー(中・高音)は、フロントスピーカーが4×7cmの密閉式のコーン型ウーファー3組と下位機種tお同様の構成です。

 さらに、天井反射用に2組の5.8cmコーン型ウーファーが付属する構成です。なお、パイオニアは、トゥイーターとウーファーを別にしない仕様です。

 しかし、それでも再生周波数帯域で20kHzを確保できる独自技術があります。

 ただし、パワーは、合計で50Wとさして大きくないです。とはいえ、方式が異なるので、単純な比較はできません。

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 サブウーファー(重低音)は、ワイヤレスのサブウーファーが付属します。

 ただ、出力は、50Wと大して強くない仕様です。

 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。この部分は下位機種と同じです。

 スマホなどの音源再生は、下位機種と大きく異なる部分です。

 なぜなら、Bluetoothのほか、有線LAN・無線LANにも対応するからです。

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 Bluetooth接続は、AACのみ対応です。

 一方、有線LAN・Wi-Fiが利用できるため、NASやPCからのネットワーク的な運用や、Apple系ならばAirplayにも対応できます。

 4Kパススルー機能は、下位機種同様に搭載で、ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

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 以上、パイオニアのFS-EB70の紹介でした。

 天井から降り注ぐ3Dサラウンドという新機軸を家庭用のサウンドバーでいち早く取り上げた野心的な製品です。

 ネットワーク機能など、他の部分も十分な機能を持つため、先進技術をいち早く試したい「新しもの好き」の方には、特におすすめできます。

7・JBLのサウンドバーの比較

 続いて、アメリカの大手音響メーカーであるJBLの製品を比較します。


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 【2017/10】

 19・JBL BAR STUDIO JBLBARSBLKJN
  ¥12,159 Amazon.co.jp (6/12執筆時)   

チャンネル数:2.0ch
実用最大出力:30W
TV接続:光音声・HDMI
サブウーハ接続:なし
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:
サイズ1:約614×58×86mm(据置時)

 Bar Studioは、JBLのサウンドバーの入門機です。

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 サイズは、長さが61.4cmと、各社の入門モデルと同じく幅を狭めています。

 比較的小型のTVでも合うような設計ですね。

 スピーカー(中・高音)は、2ch方式です。

 中音域を再生する5cmウーハーと、高音域に対応する3.8cmドーム型トゥイータが2組搭載されるバスレフ式2ウェイ2スピーカです

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 サブウーファー(重低音)は、この機種は内臓を含めて未搭載です。

 低音は、バー内蔵の5cmウーハーが担当することになります。

 ただ、JBLは伝統的に、パワーが低くても重低音を充実させる技術に強いメーカーで、他メーカーの入門機と比較した場合に物足りなさを感じることは、あまりありません。

 TVとの接続は、HDMIケーブル光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法です。

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth対応です。

 ただ、米国製品に割とあるのですが、対応するBluetoothの圧縮規格が未開示です。おそらくSBCだけと思われますが、いずれにしても、Bluetooth経由の再生能力は高くないでしょう。

 4Kパススルー機能は、こちらも未対応で、ハイレゾ音源の再生も、非対応です。

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 以上、JBLBar Studioの紹介でした。

 サブウーファーが内蔵されないのは一長一短です。

 上述のように、内蔵ウーファーで低音の厚みは十分出ていますが、「JBLサウンド」に慣れた方には、やや物足りないでしょう。選ぶならば、上位機が良いと思います。


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 【在庫限り】

 21・JBL CINEMA SB350
  ¥31,767 Amazon.co.jp (6/12執筆時)   

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:合計320W
TV接続:光音声・HDMI(入出力1)
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:
サイズ:約1000×62×78mm

 CINEMA SB350は、JBLのサウンドバーでは、2番目に格安なモデルです。

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 サイズは、長さが100cmです。

 丸みを帯びた、デザイン性は同社のスピーカーの特長ですが、「格好いい」です。

 スピーカー(中・高音)は、2.1ch方式です。

 中音域を再生する5.5cmウーハーと、高音域に対応する3.2cmドーム型トゥイータ4組搭載されるバスレフ式2ウェイ2スピーカです

 トゥイーターとウーハーの分離型ということで、中音・高音は、信頼性があります。また、再生音の力強さと臨場感は、同価格帯の他社製品と比べても優れます。

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 サブウーファー(重低音)は、こちらもワイヤレスのサブウーファーを設置する方式です。

 パワーは、スピーカーとの合算値になりますが、実用最大出力で320Wですので、3万円前後のスピーカーとしては、能力の期待できる製品です。

 TVとの接続は、この機種は、HDMIケーブル光デジタル音声ケーブルの双方に対応します。

 また、リモコン学習機能があり、TVのリモコンでサウンドバーの音量が操作できるように赤外線信号を登録できます。この点で、外国メーカーの弱点を克服しています。

 スマホなどの音源再生は、こちらもBluetooth対応です。ただ、SBC対応とこの面での音質は期待できないでしょう。

 4Kパススルー機能は、こちらも未対応で、ハイレゾ音源の再生非対応です。

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 以上、JBLCINEMA SB350の紹介でした。

 多少価格は高くなりますが、50インチ前後の液晶TV用のサウンドバーとしては、下位機種よりもこちらの方が臨場感があると思います。

 使い勝手の部分も、リモコン学習機能が搭載され、下位機種よりも改善が見られますし、デザインと性能のバランスの取れた良い機種です。


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 【在庫限り】

 22・JBL CINEMA SB450
  ¥37,566 Amazon.co.jp (6/12執筆時)   

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:合計440W
TV接続:光音声・HDMI(入力1出力3)
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:対応
サイズ1:約1100×97×76mm

 CINEMA SB450は、JBLのサウンドバーの上位モデルです。

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 サイズは、長さが110cmと、サウンドバーとしては大きめといえるサイズです。ただ、やはり丸みを帯びたデザインは、圧迫感の少なく、インテリア性も高いです。

 スピーカー(中・高音)は、こちらも、2.1ch方式です。また、サラウンドバーのスピーカーの部分は、下位機種と同じシステムで、中音域を再生する5.5cmウーハーと、高音域に対応する3.2cmドーム型トゥイータ4組搭載される仕様です。

 サブウーファー(重低音)は、その一方で、こちらは大型のドライバーを採用しており、実用最大出力で440Wと下位機種よりも、低音の広がりがさらに強力です。その点、映画には特に向くでしょう。

 TVとの接続は、HDMIケーブル光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)の双方に対応します。また、HDMIは3系統あるため、ハブ的に複数の機種の接続も可能です。

 また、リモコン学習機能が「TV Remote Control Learningリモコン学習機能」にパワーアップしており、音量調節のほか、電源・消音操作も、TV側のリモコンに登録できるようになりました。この点で、日本製品に完全に「追いついた」と言えます。

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth対応です。ただし、引き続きSBCのみ対応と、この面での音質は期待できないでしょう。

 4Kパススルー機能は、こちらからは対応です。ただし、ハイレゾ音源の再生非対応です。

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 以上、JBLCINEMA SB450の紹介でした。

 4Kに対応した、2.1chのサウンドバーとしては、音質とパワーに期待ができる機種です。クラシック・ジャズなどの「きれい系」の音は、ハイレゾ対応のソニーの方が良いでしょうが、映画のようにガンガン鳴らすのは、こちらが最適です。


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 23・JBL BAR 3.1
  ¥53,856 Amazon.co.jp (6/12執筆時)   

チャンネル数:3.1ch
実用最大出力:合計450W
TV接続:光音声・HDMI(入力1出力3)
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:対応
サイズ1:約1018×58×78mm(本体)
サイズ2:約305×440×7305mm(ウーハ)

 BAR 3.1は、2018年に発売されたJBLのサウンドバーの最上位モデルです。

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 サイズは、長さが約102cmと、こちらも長めサイズです。

 ただし、下位機種よりは少しスタイリッシュで、引き続き圧迫感がないデザインです。

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 スピーカー(中・高音)は、パナソニックの中級機と同じ3.1ch式です。

 センタースピーカーが内蔵されるため、中音域用に5.8cmウーハーが6組と、高音域用に3.2cmのドーム型トゥイータが3組搭載です。

 なお、センタースピーカー搭載モデル(3.1ch 5.1ch)は、AtlasはTVに最適だと思っています。

 TVは映画ばかりではなく、ニュースなども見るわけで、その場合の声の定位がしっかりするからです。


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 サブウーファー(重低音)は、250mmの大口径です。総合的な実用最大出力で450Wですし、音の厚みがあるJBLサウンドを再現できるでしょう。

 TVとの接続は、HDMIケーブル光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)の双方に対応します。

 こちらも、HDMIは3系統あるため、ハブ的に複数の機種の接続も可能です。また、下位機種同様にリモコン付属です。

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth対応です。ただし、引き続きSBCのみ対応となります。

 4Kパススルー機能は、こちらからは対応です。ただし、ハイレゾ音源の再生非対応です。

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 以上、JBLBAR 3.1の紹介でした。

 3.1chスピーカーということで、特に音声が定位しやすく、リビングに最も向いた機種です。ニュース番組や、ソロボーカルの音楽などが得意でしょう。

 パワーの面でも、合計450Wの総合出力と十分です。とくに、低音のバランスと安定性は、JBLのもともとの「売り」ですが、こちらも十分です。実際、TV用として同社の音の傾向は向くような気がします。

 また、JBLは、ムービー・ミュージック・ボイス・スポーツと4つの特別なサラウンドモードも選択可能なので、様々なコンテンツに汎用的に合うでしょう。

8・BOSEのサウンドバーの比較

 つづいて、米国のBOSEの製品を紹介します。

 高級オーディオメーカーとして日本でも「老舗」ですが、極端に情報開示が少ない会社なので、比較が難しいメーカーです。


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 24・Bose Solo 5 TV sound system
  ¥19,440 Amazon.co.jp (6/12執筆時)

チャンネル数:2.0ch
実用最大出力:非公開
TV接続:光音声・同軸
サブウーハ接続:内蔵式
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:
サイズ1:約700×54.8×86mm

 Solo 5は、BOSEの「定番」といってよいサウンドバーです。

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 サイズは、長さが70cmと、サブウーファーが内蔵されるサウンドバーとしては最も短くコンパクトです。

 (重低音を犠牲にしない)小型化は、同社の「得意ジャンル」ですので、優秀なサウンドバーながら、この価格で出せています。デザインも、BOSEっぽい、メタルなデザインで、やはり「格好いい」です。

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 スピーカー(中・高音)は、フロントに、ウーファーが2個配置された形式のシンプルな構成です。

 サブウーファー(重低音)は、付属せず、内蔵もされませんが、BOSEの場合、独自のバスレフ型構造と長いトンネル構造で、少ないユニットで驚くべき重低音を出します

 音質は、「Boseサウンド」とも形容される独特の「色づけ」がされたものです。

 しかし、TV用のサウンドバーは、音楽用ステレオとことなり「聴き入る」ものではないこともあり、むしろ、BOSEのシステムが向いていると思います。

 TVとの接続は、HDMIケーブルに対応せず、光デジタル音声ケーブルと同軸ケーブルという仕様です。

 リモコン学習機能などは付属しませんので、電源は、TVとは別に消す必要があります。

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 スマホなどの音源再生は、Bluetoothのみ対応です。

 BOSEはSBCのみ対応です。先ほど書いたような「味付け」のせいか、Bluetoothでもさほど劣化してきこえないのが不思議です。ただ、もともと、高音・中音の「綺麗さ」に特長のあるメーカーではないからかもしれません。

 4Kパススルー機能は、非対応で、ハイレゾ音源の再生にも非対応です。

---

 以上、BOSESolo 5の紹介でした。

 TVスピーカーとしては、4Kに対応せず、電源連動機能もない「使い勝手はさほど良くない機種」です。

 しかし、小型のサウンドバーで、外付けのウーファーが付属しないタイプとしては、低音を含めた臨場感、音の広がりを最も期待できるといえる商品です。

 「利便性度外視、音質重要視」で選ぶならば、この機種はとても良い製品です。


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 25・Bose SoundTouch 300 sounder
  ¥81,000 Amazon.co.jp (6/12執筆時)

チャンネル数:2.0ch
実用最大出力:非公開
TV接続:光音声・HDMI(入力1出力1)・USB
サブウーハ接続:内蔵式
ネットワーク:Bluetooth (SBC)・LAN
ハイレゾ音源::
4Kパススルー:対応
サイズ1:約978×57.8×108mm(据置時)
サイズ2:

  SoundTouch 300 sounderは、BOSEサウンドバーの上位機です。

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 サイズは、長さが97.8cmと、先ほどの機種よりも大きくなっていますが、サウンドバーとしては平均的なサイズでしょう。

 スピーカーは、フロントに、ウーファーが2個配置された形式は、下位機種を踏襲しています。

 ただ、それ以外にトゥイーターが1基装備され、中・高音の広がりを下位機種よりもサポートしています。独自のトンネル構造は、機種が長い分、さらに強化されており、スペックは非公開ながら、臨場感は相当です。

  

 サブウーファー(重低音)は、本体の音圧でもまかなえますが不十分と感じる場合は、Bose Acoustimass 300 bass module が販売されています。ただ、高額ですし、また、本体とは有線接続です。

 TVとの接続は、HDMIケーブルを利用します。

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth対応です。やはりSBCのみ対応ですが、先ほど書いたように、Bluetoothでもさほど劣化してきこえないです。

 4Kパススルー機能はこの機種は対応します。ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

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 以上、BOSESoundTouch 300の紹介でした。

 8万円前後の高級サウンドバーのなかでは、臨場感が高い機種です。サブウーファーなしでもかなり広がりを持った音が鳴りますので、「サウンドバー1本」で、スピーカーを完結させたい方には最も良い選択肢でしょう。

 4Kパススルー機能も付属し現代的な仕様ですし、ハイレゾ音源のような、中高音域の「きれい系の音」にこだわりがないならば、こちらがおすすめです。


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 【2018/8】

 26・BOSE SOUNDBAR 500
  ¥63,720 Amazon.co.jp (6/12執筆時)

チャンネル数:2.0ch
実用最大出力:非公開
TV接続:光音声・HDMI(入力1出力1)・USB
サブウーハ接続:内蔵式
ネットワーク:Bluetooth (SBC)・Wi-Fi
ハイレゾ音源::
4Kパススルー:非対応(注:eARC)
サイズ1:約800×44.4×101.6mm(据置時)

  BOSE SOUNDBAR 500 は、2018年に新展開された新しいボーズのサウンドバーです。

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 サイズは、長さが101.5cmと、先ほどの機種よりも大きくなっています。ただ、写真のように常識的な範疇です。

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 スピーカーは、フロントに、3セットの楕円形のフルレンジスピーカーを配置する構造です。

 加えて、両脇に2個の楕円形のフルレンジスピーカーを配置し、総計5個のスピーカーが見られます。

 ボーズは、壁の跳ね返りなどを利用した立体音響に力を入れていますが風変わりなこの構成も、同社の音響哲学が反映されてます。

 下位機種に採用されるQuietPortテクノロジーも引き続き採用です。

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 BOSE BASS MODULE 500
  ¥45,360 Amazon.co.jp (6/12執筆時)

 サブウーファー(重低音)は、本体両脇後ろのQuietPortが優秀で、本体の音圧でもまかなえます。

 ただ、別売のウーファーを利用することも可能です。

 接続自体は、サウンドバー本体のBASSポートから、付属の3.5mのラインケーブルでつなげます。単なる3.5mmのステレオ音声ケーブルなので、別売品も利用可能です。

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 TVとの接続は、HDMIケーブル・光デジタルを利用します。

 4Kパススルー機能は、一方この機種は非対応です。

 2018年末発売の新製品の、しかも高級機での未対応はどうしてかと思いました。

 BOSEは、劣化した圧縮音源のアップコンバートに強く、さらに、そうした音源の再計算で、「自分流のサラウンド」にすることに、絶対的な自信があるメーカーです。5つの変則的なスピーカー配置の製品ですし、上図のようなつなげ方で問題ないのかもしれません。

 さらに、4Kテレビに最新の「eARC対応のHDMI端子」があれば、上図の方法でも、劣化せずマルチチャンネルデータが送れます。(BOSEの場合)旧規格のARCでも(音質に)問題ないとも、判断しているようです。

 結論的にいえば、BOSEの場合、4Kパススルーに関する問題点はクリアしていると言えます。同社の高級機を選ぶユーザーは(恐らく)テレビも高級だろうと、いう方向性かと思います。

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 スマホなどの音源再生は、Wi-FiとBluetoothです。Bluetoothは、やはりSBCのみ対応です。

 また、この機種は、前半記事でみたヤマハと同じでAmazonのAlexaに対応する機器です。したがって、音声入力で、音量の増減・電源の入切、ミュートなどの変更設定が可能です。

 ただ、ヤマハより高度です。

 なぜなら、EchoなどのAmazonのAlexaデバイスを購入せずとも、BOSEの本体にAlexa機能が内蔵されるからです。

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 つまり、BOSEの本体に搭載された8つのマイクで、アレクサを呼び出し、Wi-Fi経由で、音楽配信サービスを利用することも可能です。もちろん、天気や時間も訊けます。

 なお、対応する音楽配信サービスなど「Alexaに何ができるのか?」についての詳細は、【Amazon Alexa搭載スピーカーの比較記事】で紹介した情報をご覧ください。

 このほか、AppleのAirplay2にも対応予定です。

 ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

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 以上、BOSE SOUNDBAR 500の紹介でした。サウンドバーというには、多機能な機種です。

 ただ、最も重要な音質の部分での工夫も面白いので、2017年以降の高級4K液晶テレビ利用者で「eARC対応のHDMI端子」がある機種ならば、これでも良いかと思います。


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 【2018/8】

 27・BOSE SOUNDBAR 700 【白】
 27・BOSE SOUNDBAR 700 【黒】
  ¥97,200 Amazon.co.jp (6/12執筆時)

チャンネル数:2.0ch
実用最大出力:非公開
TV接続:光音声・HDMI(入力1出力1)・USB
サブウーハ接続:内蔵式
ネットワーク:Bluetooth (SBC)・Wi-Fi
ハイレゾ音源::
4Kパススルー:非対応(注:eARC)
サイズ1:約978×57.2×108mm(据置時)

  BOSE SOUNDBAR 700 は、現状で最も高級なBOSEのサウンドバーです。

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 サイズは、長さが97.8cmと、下位機種より短いですが、太さは下位機種よりある製品です。

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 スピーカーは、下位機種と全く構成が異なります。

 まず、左右両脇の跳ね返り音用のスピーカーは採用しません。

 その代わり、中央に4基の楕円形のフルレンジスピーカーを配置します。さらに、中央部に挟まれるような形で、高音域をカバーするためのトゥイーターが1基という構成です。

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 真ん中に一基のトゥイーターというのも面白いですが、下位機種に採用されたQuietPortに加えて、本体両側などに配置されたBose PhaseGuideと呼ばれるサラウンド技術(管に開いた無数の孔から音を拡散させる)が採用されます。

 SOUNDBAR 500とは完全に異なる方式を採用しており、同社の「風呂敷の大きさ」を感じます。試聴する機会がありましたが、バーとは思えない立体感でした。

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 BOSE BASS MODULE 700
  ¥76,950 Amazon.co.jp (6/12執筆時)

 サブウーファー(重低音)は、任意での増設も可能です。

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 TVとの接続は、HDMIケーブル・光デジタルを利用します。

 4Kパススルー機能は、一方この機種は非対応です。

 スマホなどの音源再生は、Wi-FiとBluetoothです。

 このあたりの情報は、BOSE SOUNDBAR 500と同じですので、1つ上の説明をご参照ください。

 ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

 以上、BOSE SOUNDBAR 700の紹介でした。

 BOSE SOUNDBAR 500より、音圧も立体感も良い製品です。

 音の傾向が異なるので一概に比較できませんが、値段分の差はあります。ただ、負担使いのTV用のサウンドバーとして考えた場合、中音域(ニュースなどの人の声の音域)の聴きとりやすさでは、下位機種も負けていないです。

 逆に、音楽(音質)中心に利用したいならば、この機種でしょう。解像感と立体感は価格差分はありますので。

9・DENONのサウンドバーの比較

 続いて、日本のDENONの製品を紹介します。

 同社は、伝統的に「しっかりしたコシのある低音」が評価される老舗音響メーカーです。



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 【2018/9】

 28・DENON DHT-S316
  ¥22,686 Amazon.co.jp (6/12執筆時)

チャンネル数:2.0ch
実用最大出力:非公開
TV接続:光音声・HDMI(出力1)・USB
サブウーハ接続:内蔵式
ネットワーク:Bluetooth (SBC)・Wi-Fi
ハイレゾ音源::
4Kパススルー:非対応
サイズ1:約900×54×83mm(据置時)

 DENON DHT-S316 は、2018年末に販売された、DENONでは唯一のサウンドバーです。

 先述のように、「膨らみのある低音」が売りで固定ファンがいるメーカーですから、同じ傾向を持つ、BOSEのSolo 5あたりが「価格的なライバル」でしょう。

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 サイズは、長さが90cmとなります。

 サイズ的には、リビング用の40インチ以上のテレビにふさわしい本格的なモデルと言えます。

 スピーカー(中・高音)は、ウーハーと、ツイーター独立した2ウェイ4スピーカーです。

 一方、音響メーカーのDENONは通常ユニットサイズを公開しますが、この機種だけは非公開です。理由は不明ですが、その理由については、注意するべき点ではあります。

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 サブウーファー(重低音)は、パナソニックなどと同じ「ワイヤレス」であり、設置性が良いです。

 ただ、ウーファーについても、最大出力が非開示です。 

 音質は、BOSE同様に、スペック値がほとんど公開されないため、耳で判断するしかない部分があります。

 そのため、試聴の限りですが、シネマ的な重低音については「デノン」らしく十分に出ています。

 そのうえで、ダイアログ・エンハンサーで人の声も明瞭にできるので、中音域が聴きにくい老齢の方もある程度は対応できます。

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 スマホなどの音源再生は、Bluetoothのみ対応で、SBCのみ対応です。

 4Kパススルー機能は、非対応で、ハイレゾ音源の再生にも非対応です。

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 以上、DENONDHT-S316の紹介でした。

 音質的には「デノン」らしい、豊かな重低音です。比較的格安で、しっかりした音を出す製品で、設計バランスは相変わらず良く感じました。

 同様の傾向を持つBOSEでは、この価格帯でサブウーファ付きを望めないため、2万円台で低音重視ならば、この機種でも良いと思います。

8・シャープのサウンドバーの比較

 続いて、シャープの販売するサウンドバーの紹介です。

 2018年からの登場ですが、鴻海傘下になってから、家電のラインナップを増やしている一環でしょう。


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 【2019/2】

 29・シャープ AQUOSオーディオ 8A-C31AX1
  ¥73,900 Amazon.co.jp (6/12執筆時)

チャンネル数:3.1.2ch
実用最大出力:合計450W
TV接続:光音声1 HDMI 1
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (AAC) LAN Wi-Fi
ハイレゾ音源:対応
4Kパススルー:対応
サイズ1:約1200×140×85mm(据置時)

  8A-C31AX1は、シャープの販売するサウンドバーです。

 同社は、音響機器の販売からだいぶ前に撤退していたのですが、最近、ポツポツと復活してきました。

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 サイズは、長さが120cmです。

 他社機と較べても大きく、50インチ以上のテレビで利用するのが基本でしょう。

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 スピーカー(中・高音)は、3.1.2chです。

 左右スピーカーは、4×7cmのウーハー(4個)2cmのツイーター(2個)、また、センタースピーカーとして同様のサイズのウーハー(2個)とツイーター(1個)が搭載です。

 その上で、トップ上下に、上向きの「ドルビーイネーブルドスピーカー」として、5.7cmのフルレンジスピーカーが2機、総計で11機のスピーカーユニットが付属です。

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 同社は、AQUOS 8Kとして、先行的に8Kテレビをラインナップしますが、それに採用予定の22.2マルチチャンネル音響の再現を目指した、とされます。

 規格的には、ドルビーアトモスに対応です。なお、2ch/5.1ch音声信号についても、「アップミックス信号処理」で、3.1.2ch相当で出力可能にする技術も使われています。

 サブウーファー(重低音)は、ワイヤレスのサブウーファーが付属するタイプです。

 Bluetoothによる接続で、200Wの出力ですから十分でしょう。

 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。

 スマホなどの音源再生は、Bluetoothを利用しますが、SBC規格のみの対応です。

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 4Kパススルー機能は、明示的な言及はないものの、仕組み的に「対応」です。

 一方、eARCは非対応となりますので、ブルーレイレコーダーなどを配置する場合は、接続機器の中間に配置するのが原則となります。

 ハイレゾ音源の再生には、対応です。

---

 以上、シャープの 8A-C31AX1の紹介でした。

 一般向けの機種ではなく、8Kテレビをご利用中のAQUOSユーザーが導入を検討するべき機種となるでしょう。

 スペック的には、他社のハイエンド機に比する実力はあるため、この部分では安心できます。

9・ANKERのサウンドバーの比較

 続いて、米国のANKERのサウンドバーです。

 Bluetoothオーディオやバッテリーで成長した成長企業ですが、(とうとう)サウンドバーにも進出です。


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 【2018/4】

 30・ANKER Soundcore Infini
  (¥10,999)Amazon.co.jp (6/12執筆時)  

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:合計100W
TV接続:光音声・同軸
サブウーハ接続:内蔵
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:対応
サイズ1:約880×56×90mm(スピーカー)

  HTP-CS1は、ANKERの販売するサウンドバーです。

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 サイズは、横幅90cmです。

 大画面用に開発された幅広タイプです。

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 スピーカー(中・高音)は、同社は、音響メーカーではないためか、コアなスペックは非公開です。

 ただ、2機のトゥイーターと2機と、(サブウーファー兼用の)ウーファー2機を搭載し、総計で100Wの出力です。

 格安ですが、入門機として「ギリギリ及第点」と言えるスペックです。

 他方、サラウンド技術については、「映画用」「音楽用」など3種のモードを搭載しますが、ドルビーアトモスを含めて、3Dサラウンドのの業界規格はフォローしません

 TVとの接続は、一方、光デジタルケーブル同軸ケーブル、またはアナログ音声ケーブルを用いる形式です。HDMIに対応しない機種です。

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 スマホなどの音源再生は、Bluetooth無線で対応できます。ただし、SBC規格のみの対応です。

 4Kパススルー機能ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

---

 以上、アンカーのSoundcore Infiniの紹介でした。

 値段的には、音響メーカー・映像機器メーカーの製品よりやはり安いです。音質を求めて選ぶ機種とはいえないものの、米国企業らしく低音域は意外としっかりした作りでしょう。

ーー

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 【2018/4】

 31・ANKER Soundcore Infini Mini
  ¥7,999 Amazon.co.jp (6/12執筆時)  

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:合計100W
TV接続:光音声
サブウーハ接続:内蔵
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:対応
サイズ1:約550×63×94mm(スピーカー)

 なお、Ankerからは、幅が55cmとなる、下位機種も販売されています。

 ただ、こちらについては、中身のスピーカーユニットを含めて、情報が非開示です。この点で、おすすめできません。

次回に続く!
最新のTVに向いたサウンドバーのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、TV用のサウンドバーを比較しました。

 記事は、もう少しだけ「続き」ます。

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 次回の最終回記事(こちら)では、今回紹介した全機種から目的別・予算別に「Atlasのおすすめ機種」を提案していきます。

 最終回記事は→こちら

 長い記事ですが、引き続きよろしくお願いします!

posted by Atlas at 15:16 | オーディオ製品

比較2019’【音質で選ぶ】サウンドバー人気31機の性能とおすすめ・選び方 (3)

第1回目からの続き記事です→こちら

今回の結論
最新のTVに向いたサウンドバーのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、TV用のサウンドバーを比較してきました。

 最後に、いつものように、今回紹介した全機種から目的別・予算別に「Atlasのおすすめ機種」を提案したいと思います。


 第1に、2万円台で購入できる入門機として、最もおすすめできる機種は、

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 【2018/7】

 13・ヤマハ YAS-108
  ¥21,000 Amazon.co.jp (6/12執筆時)

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:合計120W
TV接続:光音声・HDMI(入出力)
サブウーハ接続:内蔵式
ネットワーク:Bluetooth (AAC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:対応
サイズ1:約890×53×131(据置時)
サイズ2:約890×131×62(壁掛時)

1・音質の良さ  ★★★★☆
2・聞きやすさ  ★★★★☆
3・低音の迫力  ★★★★☆
4・サラウンド感 ★★★★☆
5・ネットワーク ★★★☆☆
6・総合評価   ★★★★☆

 ヤマハYAS-108だと思います。

 デノンと迷いましたが、サブウーファーのない設置性の良さで低音が充実し、高音質である点、スペックをしっかり明示している点で、ヤマハを推します。

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 サウンドバーのスピーカーは、中・高音域については、2組のウーハーとトゥイーターからなる堅実な2WAY式の構成であり、サブウーファーも本体内蔵で、使い勝手が良いと思います。

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 パナソニックなどのライバル機と比較しても、4Kパススルー機能のほか、疑似的に3Dサラウンドを再生可能なDTS Virtual:Xに対応します。

 その上で、汎用性の高いBluetoothのAACコーデックに対応するなど、総合的にこの機種は、優秀だと思います。

 YAMAHAはTVメーカーではありませんが、HDMI-CEC規格に対応します。そのためTVと連動したON/OFFや音量のリモコン操作も可能ですので、使い勝手の部分でも、値段以上の快適性を得れると思います。


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 デザイン面でも、液晶の邪魔にならないサイズで、曲線も綺麗で、インテリア性もそれなりに高いと言えます。

ーーー

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 【2017/10】

 19・JBL BAR STUDIO JBLBARSBLKJN
  ¥12,159 Amazon.co.jp (6/12執筆時)

チャンネル数:2.0ch
実用最大出力:30W
TV接続:光音声・HDMI
サブウーハ接続:なし
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:
サイズ1:約614×58×86mm(据置時)

1・音質の良さ  ★★★★☆
2・聞きやすさ  ★★★★☆
3・低音の迫力  ★★★★☆
4・サラウンド感 ★★★☆☆
5・ネットワーク ★★★☆☆
6・総合評価   ★★★★☆

 一方、やや予算が厳しい場合は、JBLのBar Studioをおすすめします。

 201808191437.jpg

 サブウーファーを搭載しないモデルですが、JBLは本体のウーハーのみで良質な低音を出せるため、この価格帯の製品としては、優れた音を出せています。

 長さも61.4cmなので、32インチ・40インチ前後のTVでも違和感なく置ける設置性も良い部分でしょう。

 もちろん、上で紹介したYAS-107など、2万円台の製品とは機能面で差がありますが、10万円以内のテレビのスピーカーと比較すれば、TVの音質の底上げ効果は非常に大きいです。


 第2に、3万円台で購入できるリビング向けの中級機として、最もおすすめできる機種は、

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 【2015/4】

 3・パナソニック SC-HTB690-K
  ¥34,694 Amazon.co.jp (6/12執筆時)

チャンネル数:3.1ch
実用最大出力:合計350W
TV接続:光音声・HDMI(入出力)
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth(SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:対応
サイズ1:約950×55×120mm(据置時)
サイズ2:約950×125.5×57.2mm (壁掛時)

1・音質の良さ  ★★★★★
2・聞きやすさ  ★★★★★★
3・低音の迫力  ★★★★★
4・サラウンド感 ★★★★☆
5・ネットワーク ★★★☆☆
6・総合評価   ★★★★★

 パナソニックのSC-HTB690でしょう。

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 TV用のサウンドバーとして考えた場合、映画などのほか、ニュースその他の「人の声が中心となる番組」を見る場合も想定しないといけません。

 その場合、3.1chのサウンドバーとなるこちらは、中央にセンタースピーカーを搭載するため、特に、声が明瞭に聞こえます。

 サラウンドスピーカーとしても、チャンネル数が多いのは有利ですし、ウーファー出力も3万円代クラスでは強力な140Wです。こうした点で、便利に使えると思います。

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 4Kパススルー機能も搭載し、TVと連動したON/OFFや音量のリモコン操作も可能ですので、使い勝手の部分でも全く問題ありません。

ーーー

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 24・Bose Solo 5 TV sound system
  ¥19,440 Amazon.co.jp (6/12執筆時)

チャンネル数:2.0ch
実用最大出力:非公開
TV接続:光音声・同軸
サブウーハ接続:内蔵式
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:
サイズ1:約700×54.8×86mm

1・音質の良さ  ★★★★★
2・聞きやすさ  ★★★★☆
3・低音の迫力  ★★★★★★
4・サラウンド感 ★★★★☆
5・ネットワーク ★★★☆☆
6・総合評価   ★★★★★

 ただし、サブウーファーなしで、サウンドバー単体で完結させたいならば、BOSESolo 5が良いでしょう。

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 小型機種ですが、音質面では、このクラスでも「上位」と言える品質ですし、基本的にサウンド面で物足りないことはないと思います。

 電源の連動機能がないのは弱点ですが、その場合は、例えば、【多機能学習リモコンの比較】で紹介したような、学習リモコンを別に買うという手もあります。


 第3に、3万円台で購入できる「小型テレビ」におすすめの、ゲーム機向けの機種は、

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 【2019/1】

 2・パナソニック SC-HTB01
  ¥31,045 Amazon.co.jp (6/12執筆時)

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:80W
TV接続:光音声・HDMI(入出力)
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:対応
4Kパススルー:対応
サイズ:約430×52×130mm(据置時)

1・音質の良さ  ★★★★★
2・聞きやすさ  ★★★★☆
3・低音の迫力  ★★★★☆
4・サラウンド感 ★★★★★
5・ネットワーク ★★★☆☆
6・総合評価   ★★★★★

 パナソニックSC-HTB01でしょう。

 リビング用としては不向きですが、32インチ程度までの小型テレビの場合、これ以上に良い機種はないと思います。

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 小型テレビの場合、「近接視聴」となるため、リビング用のサウンドバーだと、設置性が悪いほか、音が拡がりすぎて違和感が生じます。

 その点で言えば、サイズは、長さが43cmであり、スピーカーの配置も、近接視聴用にしっかり開発されています。

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 また、各種ゲームに最適化されたサラウンド設定のほか、Dolby AtmosDTS:X、Virtual:Xなどのシネマサウンド規格に対応するため、2.1chスピーカーとしては、良好なサラウンド感も得られるでしょう。

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 スピーカーやパッシブラジエータの配置もこれまでにない斬新的なものですし、Atlasも試聴を超えて、長期で試したいと感じる製品です。


 第4に、5万円台で購入できる上位機で、音質にこだわる場合に最もおすすめできる機種は、

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 23・JBL BAR 3.1
  ¥53,856 Amazon.co.jp (6/12執筆時)   

チャンネル数:3.1ch
実用最大出力:合計450W
TV接続:光音声・HDMI(入力1出力3)
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:対応
サイズ1:約1018×58×78mm(本体)
サイズ2:約305×440×7305mm(ウーハ)

1・音質の良さ  ★★★★★★
2・聞きやすさ  ★★★★★★
3・低音の迫力  ★★★★★★
4・サラウンド感 ★★★★★
5・ネットワーク ★★★☆☆
6・総合評価   ★★★★★★

 JBLBAR 3.1だと思います。

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 サウンドバーの最大の魅力である臨場感は、このクラスでも飛び抜けた性能がある機種と言え、実際のスピーカーのパワーも相当強力です。

 50インチ以上の大画面の迫力に負けないクオリティを期待できるでしょう。

 また、こちらはセンタースピーカー搭載の3.1chですので、ニュース番組などの声が定位しやすく、聴きとりやすいというメリット性もあります。

 米国ブランドですが、リモコン学習機能を持ちますし、4Kパススルー機能も付属する機種ですので、短い期間で「陳腐化」していまう危険も少ないと思います。

 なにより、デザイン性が優れた機種ですので、リビングのインテリア性の向上も望めるでしょう。


 第5に、音質のほか、利便性も高いリビングルーム向き高級機を選ぶならば、

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 【2018/8】

 26・BOSE SOUNDBAR 500
  ¥63,720 Amazon.co.jp (6/12執筆時)

チャンネル数:2.0ch
実用最大出力:非公開
TV接続:光音声・HDMI(入力1出力1)・USB
サブウーハ接続:内蔵式
ネットワーク:Bluetooth (SBC)・Wi-Fi
ハイレゾ音源::
4Kパススルー:非対応(注:eARC)
サイズ1:約800×44.4×101.6mm(据置時)

1・音質の良さ  ★★★★★★★
2・聞きやすさ  ★★★★★
3・低音の迫力  ★★★★★★
4・サラウンド感 ★★★★★
5・ネットワーク ★★★★★★
6・総合評価   ★★★★★★

 リビングルームで、多人数が利用することを想定する場合最もオススメと言えるのは、BOSE SOUNDBAR 500 です。

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 利便性の面では、AmazonのAlexaに完全対応し、AIを呼び出せる点が評価できます。

 単にスピーカーの外部スピーカーとしてだけでなく、定額音楽配信サービスを利用しての音楽視聴のほか、天気予報その他、様々な用途で利用できます。

 何に利用できるか?については、【Amazon Alexa搭載スピーカーの比較記事】で紹介した情報が参考になるかと思います。

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 一方、音質面では、本体の中央に3基のほか、左右両側に2基のスピーカーを配置した、音響工学的にも相当珍しい製品です。

 サラウンド感(音の立体感)はかなり感じられます。一方、センタースピーカーがしっかりある構成なので、人の声は、音量にかかわらず聴きとりやすいです。この点は、上位機にも負けないでしょう。

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【2018/8】

 27・BOSE SOUNDBAR 700 【白】
 27・BOSE SOUNDBAR 700 【黒】
  ¥97,200 Amazon.co.jp (6/12執筆時)

チャンネル数:2.0ch
実用最大出力:非公開
TV接続:光音声・HDMI(入力1出力1)・USB
サブウーハ接続:内蔵式
ネットワーク:Bluetooth (SBC)・Wi-Fi
ハイレゾ音源::
4Kパススルー:非対応(注:eARC)
サイズ1:約978×57.2×108mm(据置時)

1・音質の良さ  ★★★★★★★★
2・聞きやすさ  ★★★★★
3・低音の迫力  ★★★★★★
4・サラウンド感 ★★★★★
5・ネットワーク ★★★★★★
6・総合評価   ★★★★★★★

 予算があれば、SOUNDBAR 700を選ぶのも良いでしょう。

 音楽番組や音楽配信サービス、映画のBGMなどについては、値段差を感じる質です。

 ただ、一般的には高すぎるので、費用対効果が高いのはむしろ500シリーズだと思います。そのため、そちらをイチオシとしました。


第6に、高級なハイエンド機から、最先端かつ最高品質のサウンドバーを選ぶ場合は、

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 【2017/10】

 12・SONY HT-ST5000
  ¥144,618 Amazon.co.jp (6/12執筆時)

チャンネル数:7.1,2chドルビーアトモス・DTS:X
実用最大出力:合計800W
TV接続:光音声・HDMI(入力3出力1)USB
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (LDAC)/LAN 無線LAN
ハイレゾ音源;対応
4Kパススルー:対応 (4K/HDR10対応)
サイズ1:約1130×64×133(据置時)

1・音質の良さ  ★★★★★★★
2・聞きやすさ  ★★★★★
3・低音の迫力  ★★★★★★★
4・サラウンド感 ★★★★★★★
5・ネットワーク ★★★★★
6・総合評価   ★★★★★★★

 SONY HT-ST5000がおすすめです。

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 音質面では、ハイレゾ音源に対応する点は、ソニーの場合高く評価できます。

 もちろん、ハイレゾ音源をお持ちの方は限られるでしょうが、こちらは、低解像度の音をハイレゾ相当までアップコンバートするDSEE HX技術が採用されるため、全体の音質の「底上げ」が可能です。

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 臨場感の面では、疑似的でなく、スピーカーによりドルビーアトモス・DTS:Xに「完全対応」する点が評価できます。

  対応していないメディアやTV番組でも、「Dolby Surround」「Neural:X」技術で、擬似的にアップコンバートし、天井からのサウンドを体感できます。

 そのほか、無線LAN/有線LANを装備するため、TVだけではなく、PCにおいてある音楽データや、【NASの比較】で紹介したようなネットワーク対応ハードディスクを利用し、家中のメディアを1カ所に貯めて再生するような使い方にも向きます。

 加えて、スマホや音楽プレーヤーからの再生能力も、SONYは抜群で、Bluetoothはハイレゾ対応のLDACに対応しますし、無線LAN/有線LANを経由すれば、便利なAirplayなども使えます。

 TVに完結しない使い方を考えるならば、この機種は魅力だと思います。

 なお、ヤマハの最上位機も同じように7.1chリアルサラウンドですが、総合出力の部分で多少弱いので、現状ではSONYかと思います。

ーーー

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 【2016/11】

 18・パイオニア FS-EB70
  ¥72,499 Amazon.co.jp (6/12執筆時)

チャンネル数:3.1.2chドルビーアトモス・DTS:X
実用最大出力:合計100W
TV接続:HDMI(入3出1)/光音声1
サブウーハ接続:Bluetooth(レシーバは有線)
ネットワーク:Bluetooth (AAC) LAN 無線LAN
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:対応
サイズ1:約950×53×80mm(スピーカー)
サイズ2:約445×69×302mm(AVレシーバ)

1・音質の良さ  ★★★★★★
2・聞きやすさ  ★★★★★
3・低音の迫力  ★★★★★
4・サラウンド感 ★★★★★
5・ネットワーク ★★★★★
6・総合評価   ★★★★★★

 ただし、予算が厳しい場合は、3.1.2chドルビーアトモス・DTS:Xはとはなりますが、パイオニアのこちらを選んでもよいでしょう。

補足:サウンドバー周辺機器について

 というわけで、今回の「モノマニア」は、サウンドバーの比較でした。

 なお、このブログモノマニアには、スピーカー関係の記事は以下の記事があります。

  201807091406.jpg

1・サウンドバーの比較
2・ホームシアターシステムの比較
3・AVアンプの比較
4・PC用スピーカーの比較
5・ミニコンポの比較
6・Bluetoothスピーカーの比較
7・ブックシェルフスピーカの比較  

 本格的なシアターシステムなどについては、これらの記事もよろしくお願いします。

 201804211505.jpg

1・学習リモコンの比較記事
2・Amazon Echoの比較記事
3・スマートスピーカーの比較記事

 また、今回紹介したサウンドバーは、基本的に、TVリモコンと共有して音声操作が可能です。

 ただ、TV・ブルーレイその他とAV機器がたくさんある方は、この際、学習リモコンを導入して、操作系を共通化してしまうのもよいでしょう。最近は、スマホをリモコン化できるものもあります。詳しくは、1番の記事 

 さらに、リモコンではなく「電気を付けて!」など、声でも操作したい方は、AmazonやGoogleの音声入力端末を購入するだけで、簡単に可能です。詳しくは、上記の2番と3番の記事をご覧ください。

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 Amazon オプティカルケーブル 1.8m
  ¥538 Amazon.co.jp (3/12執筆時)
 Amazon HDMIケーブル 1.8m
  ¥554 Amazon.co.jp (3/12執筆時)

 なお、、今回紹介した各製品には、ケーブル類は基本未付属です。ネットで購入を検討されている方は、お忘れなく!非対応機を除いて、TVについては、HDMIケーブルで良いでしょう。

ーーー

 最後になりましたが、記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

 (今回は前半からの続きとなりますので、前半記事をご紹介いただけると、一層嬉しいです!)

 ではでは。

posted by Atlas at 15:15 | オーディオ製品

2019年06月06日

比較2019’ iPod touchとnano最新20製品のおすすめと選び方 :iPod shufflelも 32GB 64GB 128GB・値段の違いや新旧の比較【第5 第6 第7 第8世代】

【今回レビューする内容】2019年:第7世代 iPod touchや新型 第8世代iPod nano shuffle の価格・性能とおすすめ:アップルのアイポッドタッチ・アイポッドナノ・アイポッドシャッフル・機種の違いとランキング

【比較する製品型番iPod touch MVHW2J/A MVHU2J/A MVHR2J/A MVHV2J/A MVHT2J/A MVHX2J/A MVJ62J/A MVJ32J/A MVHY2J/A MVJ52J/A MVJ22J/A MVJ72J/A MVJE2J/A MVJC2J/A MVJ82J/A MVJD2J/A MVJ92J/A MVJF2J/A

今回のお題
最新のアップルのiPodの機種の違いとおすすめモデルはどれ?

 どもAtlasです。

 今日は、2019年6月現在最新の、AppleのiPod touch(アイポッドタッチ)iPod nano(アイポッドナノ)iPod shufflelの選び方と、おすすめモデル について書きます。

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 2019年5月27日に「予告なし」に(いきなり)発表された新型のiPod touchについても、速報的に情報を加えました。

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 以下では、現行機種のほか、現在入手可能な機種を全てレビューします。

 その上で、最後にAtlasのオススメ機種について書いていきます。

1・現在のiPodの販売状況について

 201812221909.jpg

 Appleは、2017年に音楽再生機器の大幅な整理を断行しました。

 結果、iPodについては、iOSが利用できる、大きめのiPod touch以外は、全て生産終了となりました。

 iPod touchは、2019年5月に、約4年ぶりに「待望の新機種」が登場しました。新しいA10チップを搭載する、CPU性能強化型の新モデルです。

 最新機のスペックについては、今回の記事の後半で、詳しく紹介しています。

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 一方、小型音楽プレーヤーのiPod nanoとiPod shufflelについては、完全に生産終了です。

 したがって、現在残っているのは、「在庫限り」の2017年以前の最終モデルだけです。

 また、最終モデルの在庫もほとんど尽きており、新品では入手は厳しい状態です。

 実際のところ、これらの既存ユーザーは、「代替手段」を考えざるを得ない状況です。

 しかし、Appleからは、代替となる純正品の発売がありませんから、他社機から選ぶ必要があります。

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ソニーのウォークマンの比較

 結論的にいえば、小型音楽プレーヤーの「オルタナティブ(代替案)」となるのは、 ソニーのウォークマンシリーズ です。

 ランニング・ウォーキング時に適した、「スマホより小型再生機器」から、ハイレゾに対応する「音質重視の機種」まで、大手では最も充実したラインナップがあり、新機種の開発にも熱心です。

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 AppleのiOS標準のiTunesとの親和性という点でも、Atlasは、ソニーのウォークマンシリーズ を推しています。

 移行の仕方などについても、このブログの【おすすめウォークマンの比較記事】では詳しく書いています。

ーー

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 こうした状況をふまえて、今回の記事では、iPod touchについては、目的別にどのように選んだら良いのか、新型と旧世代機との違いを含めて詳しく解説します。

 また、iPod nanoやiPod shuffleを利用していた方のために、その「代替手段」として、どのような機種を選べば良いのかについて、細かく説明していきます。

1・iPodの比較(在庫限りの機種)

 まずはじめに、iPod Touch 以外のiPodを紹介します。

 これらはどれも、iOSが搭載されていない、純粋な音楽プレーヤーになります。


 201507170836.jpg

 【在庫枯渇】

 1・APPLE iPod shuffle 第6世代 [2GB]
  ¥−−- 楽天市場 (6/6執筆時)

 iPod shuffleは、iPodのなかでも最も安く、小型な音楽プレーヤーでした。

 バッテリーは、かなり保ちが良く、15時間の連続再生が可能でした。フル充電は3時間ほどです。

 本体サイズは、マッチ箱の半分のサイズです。

 記憶容量は、2GBのみ用意されていました。

 音楽データは、400曲ほど入ります。

 本体の重さは1、2.5グラムと無くしそうなくらい軽いです。

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 液晶パネルは、非搭載です。

 液晶画面がないため、曲目は選べません。シャッフルして聞くか、曲順通りにきくかのみ選択する単純構造。


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 ただ、この最終バージョンでは、ボイスオーバー機能(発声機能)が搭載されたので、曲名やプレイリストなどについて、イヤホンを通して伝えて貰えるようになりました。

 楽曲の管理は、WindowsMacのiTunesで行います。プレイリストや曲の順序などを設定できます。

 音源の転送もパソコンを通じて行います。

  specs_headphones_2x.jpg

 格安な機種ですが、アップル純正のイヤホンが付属します。

---

 以上、iPod shuffleの紹介でした。

 とても小型なiPod shuffleは、通勤時やジョギングなどの際に、邪魔にならないプレーヤーでした。

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 在庫状況は、調査時、新品では、楽天市場、Amazonとも既に手に入らない状況でした。(世代の古いものを除く)

 したがって、現状では、記事の最後に提示するような「代替案」を選択するのが良いでしょう。


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 【在庫限り】

 2・APPLE iPod nano 第7世代 [16GB]
  ¥32,443〜 楽天市場 (6/6執筆時)

 AppleのiPod nanoは、一時代を築いた同社の小型音楽プレーヤーでした。

 本体の重さは、31グラムと軽量なモデルです。

 記憶容量は、2017年の終売直前の第7世代モデルは、16GBが最終的に残りました。

 音楽デーは、1600曲ほど入ります。

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 本体サイズは、縦が8センチ弱とiPod shuffleに較べると大きいです。

 ただ、胸のポケットでも余裕を持って収納できる携帯性が人気でした。

 バッテリーは、最終モデルは30時間再生可能で、充電時間は約3時間です。

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 液晶パネルは、2.5型の液晶画面です。

 図の各種ボタンが付属します。価格から想像つきますが、iOSは未搭載です。あらかじめインストールされている6つのアプリケーションが使えます。

 201401041739.jpg

 楽曲の管理は、液晶がある分、高度です。

 アルバム・アーティストごとなど整理が可能です。

 整理は、iTunesで行います。アルバムのアートワーク(ジャケット)もボタン1つで取得できます。操作は、画面がタッチパネルになっているので、指で動かします。

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 面白い機能として、i活動量計としての機能が上げられます。

 この機種は、一日の歩数や消費カロリーなどが記録できます。Appleが説明するように、「ランニング中は、iPodやiPhoneが時間、距離、速度、消費カロリー」を音声で伝えてくれます。

 中間地点とゴール前での音声フィードバックのほか、走り終わってすぐにトレーニングの詳しい情報を確認することも」できます。「目標を決めない基本トレーニングはもちろん、時間、距離、カロリー目標を設定することも」できます。

 とくに別のアプリケーションや専用シューズなどは不要です。

 ネットワークは、はBluetoothが搭載されています。そのため、走り終わったらデータをiPhoneに自動的に転送できます。

 そのほか、動画をみることFMラジオを聞くこと、写真をみることも可能です。動画は、iTunesを通して管理します。

  specs_headphones_2x.jpg

 こちらも、アップル純正のイヤホンが付属します。

−−

 以上、iPod nanoの紹介でした。2017年の突然の終了が惜しまれる名機だったと思います。

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 在庫状況は、新品は多少ですがあります。

 ただ、相当なプレミアが付いており、手に入れにくい状況です。販売時価格より倍以上値上がりしています。

  201809171056.jpg

 【SONY Sシリーズ】

 ・SONY NW-S315 [16GB]
   ¥14,469 Amazon.co.jp (6/6執筆時)

 そのため、「音楽プレーヤー」として、ほぼ同型同サイズの小型代替機を提案するとすれば、SONYSシリーズ44.3 x 94.6 x 9.9 mm )となります。

 音質については同等品で、重さも53gです。

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1・ソニーのウォークマンの比較

 このブログでは、より、上位で、ハイレゾ音源に対応し、各種の音質向上技術を搭載する小型機Aシリーズ(55.9mm x 97.5mm x 10.9mm )を含めて、【おすすめウォークマンの比較記事】でしょうかいしています。

 iTunesとの連携方法も書いていますので、興味のある方はご覧ください。

  201804081800.jpg  

2・リストバンド型活動量計の比較
3・ランニングウォッチの比較

 ただし、SONY製品は、iPod nanoと比べると、活動量計機能がない点が異なります。

 この点については、例えば、上記の記事で比較した、各種のリストバンド型製品を利用するなどの代替法が考えられます。

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4・スマートウォッチの比較
5・Apple Watchの比較
6・Bluetoothイヤホンの比較

 一方、活動量計としての機能と、(スマホに依存しない)音楽プレーヤーとしての機能を「1つで兼ね備えたい」ならば、腕時計タイプの端末と、ワイヤレスなイヤホンを併用する手もあります。

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 Apple Watchが代表格でしょう。しかし、他社から安いモデルもでています。

 Apple Watchは(あまり知られませんが)、音楽を転送しておいて、(スマホ依存なしで)ワイヤレスイヤホンで利用することも可能です。

 上記の記事でも紹介しているので、よろしければ、後ほどご確認ください。

2・iPod touchの比較(現行機種)

 続いては、2019年5月に新機種の発表された、iPod Touchの紹介です。


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 【2019年5月28日発表】

 【32GB】

 3・iPod touch MVHW2J/A【スペースグレイ】
 4・iPod touch MVHU2J/A【ブルー】
 5・iPod touch MVHR2J/A【ピンク】
 6・iPod touch MVHV2J/A【シルバー】
 7・iPod touch MVHT2J/A【ゴールド】
 8・iPod touch MVHX2J/A【レッド】
  ¥23,533(+1176pt) ビックカメラ (6/6執筆時)

 【128GB】

 9・iPod touch MVJ62J/A【スペースグレイ】
 10・iPod touch MVJ32J/A【ブルー】
 11・iPod touch MVHY2J/A【ピンク】
 12・iPod touch MVJ52J/A【シルバー】
 13・iPod touch MVJ22J/A【ゴールド】
 14・iPod touch MVJ72J/A 【レッド】

  ¥35,413(+1770pt) ビックカメラ (6/6執筆時)

 【256GB】

 15・iPod touch MVJE2J/A【スペースグレイ】
 16・iPod touch MVJC2J/A【ブルー】
 17・iPod touch MVJ82J/A【ピンク】
 18・iPod touch MVJD2J/A 【シルバー】
 19・iPod touch MVJ92J/A【ゴールド】
 20・iPod touch MVJF2J/A【レッド】

  ¥47,293(+2310pt) ビックカメラ (6/6執筆時)

 iPod touchは、単なる音楽プレーヤーではなく、iPhoneと同じくiOSアプリが使える、スマートフォンライクな、音楽プレーヤーを「越えた」端末です。

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 在庫状況は、執筆時に確認したところ、Apple公式ストアのほか、ビックカメラ.comで販売が開始されました。

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 路面店やApple公式ストアでは、Apple製品は(お正月やブラックフライデー以外は)通常定価販売です。

 しかし、ビックカメラ.comは、5%のポイントが付くぶん、多少お買得です。

 加えて、ネット購入の場合、ビックカメラ系のクレジットカードでなくても、ポイント減額がないので、同社の路面店よりも(わずかながら)お得です。

 201905282331.jpg

 【32GB】【各色】

 3・iPod touch MVHW2J/A【スペースグレイ】
 4・iPod touch MVHU2J/A 【ブルー】
 5・iPod touch MVHR2J/A 【ピンク】
 6・iPod touch MVHV2J/A 【シルバー】
 7・iPod touch MVHT2J/A 【ゴールド】
 8・iPod touch MVHX2J/A 【レッド】
  ¥25,533(+1411pt) Amazon.co.jp (6/6執筆時)

 【128GB】【各色】

 9・iPod touch MVJ62J/A【スペースグレイ】
 10・iPod touch MVJ32J/A 【ブルー】
 11・iPod touch MVHY2J/A 【ピンク】
 12・iPod touch MVJ52J/A 【シルバー】
 13・iPod touch MVJ22J/A 【ゴールド】
 14・iPod touch MVJ72J/A 【レッド】
  ¥35,424(+1783pt) Amazon.co.jp (6/6執筆時)

 【256GB】【各色】

 15・iPod touch MVJE2J/A【スペースグレイ】
 16・iPod touch MVJC2J/A 【ブルー】
 17・iPod touch MVJ82J/A 【ピンク】
 18・iPod touch MVJD2J/A  【シルバー】
 19・iPod touch MVJ92J/A 【ゴールド】
 20・iPod touch MVJF2J/A 【レッド】
  ¥47,304(+2377pt) Amazon.co.jp (6/6執筆時)

 一方、2018年からアップルの正規ディーラーになったAmazonでも、6月になって、販売が開始されています。

 こちらは、執筆時現在、(一部商品は)6%のポイント付与なので、多少お得です。ただし、一部の色は「売り切れ」でした。

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 なお、比較する場合の注意点は、Amazonは、価格は「税込み表示」、ビックカメラ.comは(大文字の価格表記は)「税抜き表示」である点です。

 ややこしいので、このブログの価格は、全て税込み表示で統一しました。

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 なお、Amazonの場合、「Amazonギフト券チャージタイプ 」の販売があります。

 銀行口座経由でプリペイドしておけば、実質、最大2%引で購入可能です。クレジットカードのポイントを除けば、この方法での購入は最もお得だと思います。

 ギフトカードは、Amazonの別の買い物でも利用でき、有効期限は10年です。このシステムについて、詳しくは【こちら】に解説があります。

 さて、本体の話のスペックの話に戻りましょう。

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 最新世代は、iPod touch の場合、第7世代です。

 背面と側面については、6色(スペースグレイ・ブルー・ピンク・レッド・シルバー・ゴールド)から選べます

 レッドは、例によって「期間限定色」です。

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 容量は、32GB・128GB・256GBの3種類です。

 重さや形状、バッテリー寿命などは、どれも同じです。

 32GBは「お子さんへのプレゼント向け」のサイズ、128GBは「やめられないコアユーザー向け」のサイズと言えます。

 加えて、今回、256GBの大容量モデルが加わりました。ただし、価格は1万円以上高い4万円台なので、(メモリーの部品単価をふまえて)割高感はあります。

 128GBまでは、(逆に)性能が上がったにもかかわらず、旧第6世代とほぼ同じ価格で出しており、お買い得感があります。

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 利用できるアプリは、iOS対応アプリ全般です。

 iPhone用のiTunesストアが使えますので、音楽や、iPhone用のゲームなどがダウンロード可能です。

 メールも見れますし、iMessageLINEFacebookなどのアプリも使えます。

 なお、LINEの認証登録については、(電話回線がない)のですが、Facebook経由で可能です。

 それ以外にも、自宅の固定電話に登録番号をコールして貰えるため、(固定)電話回線があれば問題ありません。

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 採用されるプロセッサーは、64bitのA10 Fusionチップです。

 2016年発売だったiPhone7と同じCPUです。

 旧機種は、iPhone6と同じ世代のA8チップでした。したがって、iPhoneSEiPhone6s世代のA9チップを抜き、一気に「2世代」新しいものとなりました。

 iPhone7発表時のデータでは、CPU処理速度は「2倍差」、GPU(グラフィックス)は「3倍差」でしたので、相当処理性能は高まったと言えます。

 結果、iPhone同様に、ARゲームへの対応も果たしています。この部分は、2019年からAppleが定額制ゲームに参入することが大きいとの報道です。

 バッテリーの持ちは、音楽再生最大40時間、ビデオ再生最大8時間と、旧機種と同じレベルでしっかりあります。

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 液晶も、iPhoneと同じ、美しいRetinaグレードのディスプレイです。視認性は抜群です。

 ただし、液晶はやや小型の4インチディスプレイとなります。iPhoneSEと同じサイズです。

  201809190729.jpg

 本体の重さは、旧機種と同じ88gです。

 なお、最近終売になった、iPhoneSEに比べても、厚みがかなり薄いのが特徴です。

 携帯性に優れており、(惜しくも販売が終わった)小型のiPhoneSEの代替として購入したい人もいそうです。

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 カメラは、iPhoneのように、背面に8メガピクセルiSightカメラが付属します。

 そのため、写真撮影も可能です。夜間撮影などに強い裏面照射型CMOS採用の性能の良いカメラです。

 動画についても、フルHD画質まで対応します。

 また、本体の表側に、ビデオチャットなどの際に自分を映す120万画素の前面カメラも付属します。

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 充電は、iPhoneと同じくライトニング端子経由です。ケーブルと充電器は付属です。

 その他、性能に定評があるヘッドフォン(Apple EarPods)と、充電用のライトニングケーブルなどが付属品として添付されます。

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 【第6世代】

 【32GB】【一部は欠品】

 3'・iPod touch MKJ02J/A【ブラック】
 4'・iPod touch MKHQ2J/A【ピンク】
 5'・iPod touch MKHV2J/A【ブルー】
 6・iPod touch MKHT2J/A【ゴールド】
 7'・iPod touch MKHX2J/A【シルバー】
  ¥20,407〜 Amazon.co.jp (6/6執筆時)

 【32GB】【第6世代】【取り寄せ】

 3’・iPod touch MKJ02J/A 【ブラック】
 4'・iPod touch MKHQ2J/A 【ピンク】
 5'・iPod touch MKHV2J/A 【ブルー】
 6'・iPod touch MKHT2J/A【ゴールド】
 7'・iPod touch MKHX2J/A 【シルバー】
  ¥22,776〜 楽天市場 (6/6執筆時)

 【128GB】【一部は欠品】

 8'・iPod touch MKWK2J/A【ピンク】
 9'・iPod touch MKWM2J/A【ゴールド】
 10'・iPod touch MKWR2J/A 【シルバー】
 11'・iPod touch MKWU2J/A【ブラック】
 12'・iPod touch MKWP2J/A【ブルー】
  ¥31,597〜 Amazon.co.jp (6/6執筆時)

 【128GB】【第6世代】【取り寄せ】

 8'・iPod touch MKWK2J/A 【ピンク】
 9'・iPod touch MKWM2J/A 【ゴールド】
 10'・iPod touch MKWR2J/A 【シルバー】
 11'・iPod touch MKWU2J/A 【ブラック】
 12'・iPod touch MKWP2J/A 【ブルー】
  ¥31,800〜 楽天市場 (6/6執筆時)

 なお、2015年発売の第6世代については、一部の色目でまだ在庫があります。

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CPU→2倍
GPU→3倍

 新旧の違いは、先述のCPU(GPU)の変更のみです。

 本体の重さ・サイズを含めたその他の部分の性能は全く同じですから、CPU部分を入れ替えただけの「マイナーチェンジ」です。

 とはいえ、新品価格は、ほとんど差がない状況ですし、CPUパワーの違いは相当あるため(最低1万円以上の価格差がない限りは)新機種を選ぶべきでしょう。

今回の結論
最新のアップルのiPodのおすすめモデルはこの機種!

 以上、今回は、現在購入できるiPodについて書きました。

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 恐らくですが、スマホの普及でシェアの拡大が見込めないため、iPod touchを除くと、今後の大々的な復活はないと思います。

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 Appleは、近年、Beatsという音響メーカーを買収しているので、新しいタイプの機種(例えば、単体で完結するインイヤー型)などを出してくる可能性はあるでしょう。

 ただ、現在は(時計を除けば)、そういった観測記事すらない状況です。

 そのため、とりあえず、現行の最新機種を確保して、開発を気長に待つのが良いでしょう。

 なお、ipod shuffleやipod naoは在庫が尽きてきており、価格相場も値上がり気味なので注意してください。

 最後に、価格を見ながらおすすめ機種について書いていきたいと思います。


 第1に、お子さんへのプレゼント用として、オススメの格安モデルは、

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 【2019年5月28日発表】

 【32GB】【各色】

 3・iPod touch MVHW2J/A【スペースグレイ】
 4・iPod touch MVHU2J/A【ブルー】
 5・iPod touch MVHR2J/A【ピンク】
 6・iPod touch MVHV2J/A【シルバー】
 7・iPod touch MVHT2J/A【ゴールド】
 8・iPod touch MVHX2J/A【レッド】
  ¥23,533(+1176pt) ビックカメラ (6/6執筆時)

 【32GB】【各色】

 3・iPod touch MVHW2J/A【スペースグレイ】
 4・iPod touch MVHU2J/A 【ブルー】
 5・iPod touch MVHR2J/A 【ピンク】
 6・iPod touch MVHV2J/A 【シルバー】
 7・iPod touch MVHT2J/A 【ゴールド】
 8・iPod touch MVHX2J/A 【レッド】
  ¥25,533(+1411pt) Amazon.co.jp (6/6執筆時)

 【32GB】【各色】

 3・iPod touch MVHW2J/A
  ¥31,700 楽天市場 (6/6執筆時)

 第7世代のiPod touch(32GB)でしょう。

 価格は高いですが、電話としての機能がない点(SIMがさせない点)を除けば、スマホとほぼ同じことができます。

 A10チップの採用で、性能的にもiPhone 7と同等クラスですから、相当期間現役で使えるでしょう。

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 また、iPhoneSEより小型で、重さも88グラムですので、持ちはこびにはかなり有利です。

 なお、Atlasは、夜寝ながらスマホをいじる悪癖があるため、この軽量性はかなり魅力を感じており、一台保有しています。(寝ながらスマホをいじると手首や肩に負担がかかるため)。

 カメラも、裏面照射型CMOSとHDR機能採用で夜間撮影などに強く、手ぶれ補正機能もついている性能の良いカメラです。


 第2に、iPhoneSEの代替用小型機として利用した方オススメのモデルは、

 201905282331.jpg

 【2019年5月28日発表】

 【128GB】【各色】

 9・iPod touch MVJ62J/A【スペースグレイ】
 10・iPod touch MVJ32J/A【ブルー】
 11・iPod touch MVHY2J/A【ピンク】
 12・iPod touch MVJ52J/A【シルバー】
 13・iPod touch MVJ22J/A【ゴールド】
 14・iPod touch MVJ72J/A 【レッド】

  ¥35,413(+1770pt) ビックカメラ (6/6執筆時)

 【128GB】【各色】

 9・iPod touch MVJ62J/A【スペースグレイ】
 10・iPod touch MVJ32J/A 【ブルー】
 11・iPod touch MVHY2J/A 【ピンク】
 12・iPod touch MVJ52J/A 【シルバー】
 13・iPod touch MVJ22J/A 【ゴールド】
 14・iPod touch MVJ72J/A 【レッド】
  ¥35,424(+1783pt) Amazon.co.jp (6/6執筆時)

 128GBiPod touchでしょう。

 クラウド運用を考えればこのサイズでも充分です。音楽をたくさん入れて持ち歩くような用途を考えた場合、こちらが選択肢となります。

 256GBの大容量モデルを選びたいところですが、フラッシュメモリの価格を考えても、やや割高に思えます。

 ここは、120GBに抑えつつ、クラウドでのバックアップなどを考えるべきでしょう。


第3に、小型音楽端末として、通勤時・ジョギング時に利用したい場合は、

  201809171056.jpg

 【SONY Sシリーズ】

 ・SONY NW-S315 [16GB]
   ¥14,469 Amazon.co.jp (6/6執筆時)

  201702281036.jpg 

 【イヤホン型携帯音楽プレーヤー】

 ・SONY NW-WS414 [8GB]
   ¥14,990 Amazon.co.jp
(6/6執筆時)

 iPod nanoの代替としては、SONYのSシリーズが良いでしょう。

 通勤時ならば、こちらでしょう。

 iPod shuffleの代替手段としては、SONYのイヤホン内装型の音楽プレーヤーが適切でしょう。

 防水仕様なので、ジョギングにはもってこいです。

 予算があれば、途中で提案した、時計タイプを利用することも可能です。ただ、代替手段としてオススメするには、予算がかかりすぎの部分がありますから。

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1・ソニーのウォークマンの比較

 なお、いずれの機種についても、上記の比較記事で、性能面について詳しく紹介しています。

 最新の上位機種を含めて紹介していますので、よろしければ、引き続きご覧ください。

補足:音楽プレーヤー関連記事の紹介

 というわけで、今回は、iPodについて紹介しました。

 なおこのブログ「モノマニア」では、携帯音楽プレーヤー関連機器について、以下のような比較記事があります。

  201809171058.jpg

アップルのiPod, iPod touchの比較
2・ソニーのウォークマンの比較

3・Bluetoothヘッドホンの比較
4・Bluetoothイヤホンの比較
5・完全ワイヤレスイヤホンの比較
6・ハイレゾヘッドホンの比較
7・ハイレゾイヤホンの比較
8・ノイキャンヘッドホンの比較

9・Beatsのヘッドホンの比較
10・ライトニング端子イヤホンの比較
11・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】

 例えば、iPhoneやMacでも問題なく利用できる、SONYのウォークマンについても書いています。

 SONYは携帯音楽プレーヤーの技術開発にまだかなり資金投資していて、ハイレゾに対応するなど技術水準は高いです。

 また、イヤホンなどについても各種記事を書いていますので、よろしければご覧ください。

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 最後になりましたが、今回の記事がお役に立ったようならば幸いです。Twitter Facebook はてなブックマークボタンなどから話題を共有していただければ嬉しいです。

 ではでは。

posted by Atlas at 23:01 | オーディオ製品

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