2018年09月19日

比較2018' iPod touchとnano最新7製品のおすすめと選び方 :iPod shufflelも16GB 32GB 64GB・値段の違いや新旧の比較【第5 第6 第7 第8世代】

【今回レビューする内容】2018年:第6世代 iPod touchや新型 第8世代iPod nano shuffle の価格・性能とおすすめ:アップルのアイポッドタッチ・アイポッドナノ・アイポッドシャッフル・機種の違いとランキング

今回のお題
最新のアップルのiPodの機種の違いとおすすめモデルはどれ?


 どもAtlasです。

 今日は、AppleのiPod touch(アイポッドタッチ)iPod nano(アイポッドナノ)iPod shufflelの選び方と、おすすめモデル について書きます。

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 以下では、現行機種のほか、現在入手可能な機種を全てレビューします。その上で、最後にAtlasのオススメ機種について書いていきます。

1・現在のiPodの販売状況について

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 報道にもありましたが、Appleは、2017年に音楽再生機器の大幅な整理を断行しました。

 その結果、iPod nanoとiPod shufflelについては、「生産終了としました。

 そのため、現在残っているのは「在庫限り」の最終モデルです。今回は、これらの機種を詳しく紹介しています。

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 一方、やや大きなiPod touchについては、辛うじて生産を続けるようです。

 しかし、同社の「力の要れなさ具合」からすると、近々、廃止になる可能性も捨てきれない状況です。


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ソニーのウォークマンの比較

 こうした状況で、小型音楽プレーヤーの「オルタナティブ」となるのは、 ソニーのウォークマンシリーズ でしょう。

 ランニング・ウォーキング時に適した、「スマホより小型再生機器」から、ハイレゾに対応する「音質重視の機種」まで、大手では最も充実したラインナップがあり、新機種の開発にも熱心です。

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 AppleのiTunesとの親和性という点でも、Atlasは、ソニーのウォークマンシリーズ を推しています。

 移行の仕方などについても、このブログの【おすすめウォークマンの比較記事】では詳しく書いています。

ーー

 とはいえ、iOSが使えるiPod Touchなどは、子どもへのプレゼントなども含めて、まだまだ需要はあるでしょう。

 また、iPod nanoとiPod shuffleにしても、電器店からは消えて久しいとは言え、「ネットには最終在庫がわずかに入手可能」です。そのため、「在庫が尽きる前に買ってしまう」のは手です。

1・iPodの比較(在庫限りの機種)

 まずはじめに、iPod Touch 以外のiPodを紹介します。

 これらはどれも、iOSが搭載されていない、純粋な音楽プレーヤーになります。


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 【在庫限り】

 1・APPLE iPod shuffle 第6世代 [2GB]
  ¥7,680 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 iPod shuffleは、iPodのなかでも最も安く、小型な音楽プレーヤーです。15時間の連続再生が可能です。フル充電は3時間ほど。

 マッチ箱の半分のサイズもない小型のプレーヤーです。容量は2GBの1モデル。400曲ほど入ります。小型である代わりに、液晶画面などが存在しません。重さは12.5グラムと無くしそうなくらい軽いです。

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 液晶画面がないため、曲目は選べません。シャッフルして聞くか、曲順通りにきくかのみ選択する単純構造。


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 ただ、この世代からボイスオーバー機能(発声機能)が搭載され、曲名やプレイリストなどについて、イヤホンを通して伝えて貰えるようになりました。

 プレイリストや曲順などの楽曲の管理は、WindowsMacのパソコンで作ります。iTunesという無料ソフトが用意されているので、それを使って作ります。なお、音源の転送もパソコンを通じて行います。

 とても小型なiPod shuffleは、通勤時やジョギングなどの際に、邪魔にならないプレーヤーとして人気です。図のようにクリップで好きな場所に付けられます。

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 格安な機種ですが、アップル純正のイヤホンが付属します。



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 【在庫限り】

 2・APPLE iPod nano 第8世代 [16GB]
  ¥29,800〜 Amazon.co.jp
(9/17執筆時)

 つづいて、AppleのiPod nanoです。こちらも小型で、重量も31グラムと軽量な端末です。容量は、16GBの1モデルです。1600曲ほど入ります。


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 縦が8センチ弱とiPod shuffleに較べると大きいですが胸のポケットでも余裕を持って収納できるサイズですね。

 バッテリーは30時間再生可能、充電時間は約3時間です。

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 2.5型の液晶画面のほか、このような各種ボタンが付属します。なお、価格から想像つきますが、iOSは未搭載です。あらかじめインストールされている6つのアプリケーションが使えます。

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 音楽は、アルバム・アーティストごとなど整理が可能です。整理は、先ほど紹介したiTunesというソフト上で行います。同ソフトで、アルバムのアートワーク(ジャケット)もボタン1つで取得できます。操作は、画面がタッチパネルになっているので、指で動かします。

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 あと、面白い機能では、iPad nanoに限っては、活動量計としての機能もあります。一日の歩数や消費カロリーなどが記録できます。メーカーが説明するように、「ランニング中は、iPodやiPhoneが時間、距離、速度、消費カロリーを音声で伝えます。

 中間地点とゴール前での音声フィードバックのほか、走り終わってすぐにトレーニングの詳しい情報を確認することも」できます。「目標を決めない基本トレーニングはもちろん、時間、距離、カロリー目標を設定することも」できます。

 とくに別のアプリケーションや専用シューズなどは不要です。

 iPod nanoはBluetoothが搭載されています。そのため、走り終わったらデータをiPhoneに自動的に転送できます。ちなみに腕時計タイプの活動量計については、【こちら】のページで活動量計(歩数計)を特集したときにも話したので、この用途に興味がある方は、そちらもどうぞ!

 そのほか、動画をみることFMラジオを聞くこと、写真をみることも可能です。動画は、iTunesを通して管理します。

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 こちらも、アップル純正のイヤホンが付属します。

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 【SONY Sシリーズ】

 ・SONY NW-S315 [16GB]
   ¥13,599 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 なお、iPod nanoはすでに「希少価値」になっており、販売時価格より値上がりしています。

 そのため、ほぼ同型同サイズの小型代替機を提案するとすれば、SONYのSシリーズ44.3 x 94.6 x 9.9 mm )となります。音質については同等品で、重さも53gです。

 上位で、ハイレゾ音源に対応し、各種の音質向上技術を搭載する小型機Aシリーズ(55.9mm x 97.5mm x 10.9mm )を含めて、【おすすめウォークマンの比較記事】で比較しました。

 iTunesとの連携方法も書いています。

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1・リストバンド型活動量計の比較   
2・ランニングウォッチの比較
3・Apple Watchの比較

 ただし、SONY製品は、iPod nanoと比べると、活動量計機能がない点が異なります。

 この点については、例えば、上記の記事で比較した、各種のリストバンド型製品を利用するなどの代替法が考えられます。

2・iPod touchの比較(現行機種)

 続いては、現状でもまだ生産が続く、iPod Touchの紹介です。


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 【在庫限り】

 5・Apple iPod touch 16GB 第6世代
  ¥21,150 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 【現行機】

 6・Apple iPod touch 32GB 第6世代
  ¥21,477 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 【現行機】

 7・Apple iPod touch 64GB 第6世代
  ¥30,980 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 こちらは、単なる音楽プレーヤーではなく、iPhoneと同じくiOSアプリが使えるスマートフォンライクな、音楽プレーヤーを越えた端末です。

 16GB, 32GB, 64GBと3モデルありますが、性能は同様です。

 ただし、16GBモデルは、2017年夏より「廃盤」で在庫限りの販売です。

 背面と側面については、以上の5色(ブルー・イエロー・スペースグレイ・ピンク・ホワイト&シルバー)から選べます

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  iPhone用のiTunesストアが使えますので、音楽や、iPhone用のゲームなどがダウンロード可能です。メールも見れますし、iMessageやLINEやFacebook等のアプリも使えます。

 また、第6世代の今回の機種はCPU/GPUに、iPhone6と同様の高性能な64bitのA8チップを採用しました。CPUの性能は従来のiPodtouchの最大6倍、GPUは最大10倍と、大幅にパワーアップしました。

 ゲームなどパワーが必要なアプリに大きな恩恵がありますが、バッテリーの持ちは、音楽再生最大40時間、ビデオ再生最大8時間と、旧機種と同じレベルでしっかりあります。

 液晶もiPhone6と同じ美しいRetinaグレードのディスプレイですので、視認性は抜群です。

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 形は、小型で、4インチディスプレイを搭載しますが、重さは88gです。iPhoneSEに比べても厚みがかなり薄いのが特徴です。携帯性に優れており、(惜しくも販売が終わった)小型のiPhoneSEの代替として購入したい人もいそうです。

 iPhoneのように、背面に8メガピクセルiSightカメラが付属し、写真撮影も可能です。また、本体の表側に、ビデオチャットなどの際に自分を映す1.2メガピクセルのカメラも付属します。

 iPad touchはiPhone同様に、夜間撮影などに強い裏面照射型CMOS採用の性能の良いカメラです。

 その他、性能に定評があるヘッドフォン(Apple EarPods)と、充電用のライトニングケーブルなどが付属品として添付されます。

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 5'・Apple iPod touch 16GB MGG12J/A
  ¥22,680 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 6'・Apple iPod touch 32GB MD717J/A
  ¥-------- Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 7'・Apple iPod touch 64GB MD718J/A
  ¥28,000 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 なお、【在庫限り】で、iPod touchについても旧モデルが売られています。ただ、こちらは、最新のA8チップが使われず、背面のカメラも5メガピクセルと、基本性能は新機種に比べてやや劣ります。

 価格もさほど異ならないため、新機種を選んだ方が良いと思います。

今回の結論
最新のアップルのiPodのおすすめモデルはこの機種!

 以上、今回は、現在購入できるiPodについて書きました。

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 恐らくですが、スマホの普及でシェアの拡大が見込めないため、今後の復活はないと思います。特に「終了」を宣言せずに、終わらせてしまったことは、個人的に残念です。

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 Appleは、近年、Beatsという音響メーカーを買収しているので、新しいタイプの機種(例えば、単体で完結するインイヤー型)などを出してくる可能性はあるでしょう。

 だた、現在はそういった観測記事すらない状況です。

 そのため、とりあえず、現行の最新機種を確保して、開発を気長に待つのが良いでしょう。なお、ipod shuffleはある程度在庫がありますが、ipod naoはそろそろ尽きてきており、価格相場も値上がり気味なので注意してください。

 最後に、価格を見ながらおすすめ機種について書いていきたいと思います。



第1に、通勤時・ジョギング時の小型モデルとして、最もオススメできるのは、

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 【在庫限り】

 2・APPLE iPod nano 第8世代 [16GB]
  ¥29,800〜 Amazon.co.jp
(9/17執筆時)

 活動量計(歩数計)としての機能を持つ、アップル社のiPod nanoがおすすめです。音楽プレーヤーとしても液晶画面上で管理できる点で、iPod shuffleより利便性が高いと言えます。


 なお、スイミングなどに便利な防水設計の携帯音楽プレーヤーは、Apple社は未対応ですが、ソニーから出されています【こちら】。興味のある方は、リンク先の記事をご覧ください。  

 第2に、性能と費用対効果が両立したスマホ的モデルとして、最もオススメできるのは、

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 【現行機】

 6・Apple iPod touch 32GB 第6世代
  ¥21,477 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 【現行機】

 7・Apple iPod touch 64GB 第6世代
  ¥30,980 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 第5世代のiPod touchの新モデルです。価格は高いですが、電話として機能がない点(SIMがさせない点)を除けば、スマホとほぼ同じことができます。A8チップの採用で、性能的にもiPhoneと並びました。

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 とくに、iPhoneSEより小型で、重さも88グラムですので、持ちはこびにはかなり有利です。

 なお、Atlasは、夜寝ながらスマホをいじる悪癖があるため、この軽量性はかなり魅力を感じており、一台保有しています。(寝ながらスマホをいじると手首や肩に負担がかかるため)。

 カメラも、裏面照射型CMOSとHDR機能採用で夜間撮影などに強く、手ぶれ補正機能もついている性能の良いカメラです。

補足:音楽プレーヤー関連記事の紹介

 というわけで、今回は、iPodについて紹介しました。

 なおこのブログ「モノマニア」では、携帯音楽プレーヤー関連機器について、以下のような比較記事があります。

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アップルのiPod, iPod touchの比較
2・ソニーのウォークマンの比較

3・Bluetoothヘッドホンの比較
4・Bluetoothイヤホンの比較
5・完全ワイヤレスイヤホンの比較
6・ハイレゾヘッドホンの比較
7・ハイレゾイヤホンの比較
8・ノイキャンヘッドホンの比較

9・Beatsのヘッドホンの比較
10・ライトニング端子イヤホンの比較
11・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】

 例えば、iPhoneやMacでも問題なく利用できる、SONYのウォークマンについても書いています。

 SONYは携帯音楽プレーヤーの技術開発にまだかなり資金投資していて、ハイレゾに対応するなど技術水準は高いです。

 また、イヤホンなどについても各種記事を書いていますので、よろしければご覧ください。

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 最後になりましたが、今回の記事がお役に立ったようならば幸いです。Twitter Facebook はてなブックマークボタンなどから話題を共有していただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 07:42 | オーディオ製品

2018年09月17日

比較2018’ 新製品のウォークマン全21機の音質とおすすめ【SONY WM1 ZX W S Aシリーズ】ハイレゾ対応

【今回レビューする内容】 2018年 人気のSONYウォークマン16機種の性能とおすすめ・選び方:ソニー「最強」の小型MP3音楽プレーヤー iPhone iTunesからの移行方法や機種の違いとランキング

【紹介する製品型番】Sシリーズ・NW-S313 NW-S315 NW-S313K NW-S315K Nシリーズ NW-A45HN NW-A46HN NW-A45 NW-A47 NW-A45/HIKY NW-A55HN NW-A56HN NW-A55 NW-A57 NW-A55WI ZXシリーズ NW-ZX300 B NW-ZX100 SM NW-WM1A NW-WM1Z N Wシリーズ NW-WS413 NW-WS413 NW-WS414NW-WS623 NW-WS625

今回のお題
2018年新製品のソニーの最新ウォークマンのおすすめ機種はどれ?

 どもAtlasです。

 今回は、ソニーのウォークマンの比較です。

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 2018年の最新モデルは、10月発売のA50シリーズを含めて、全機種をフォローします。

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 もちろん、期間限定のコラボ商品(ピーナッツなど)もしっかりフォローしました。

 以下では、いつものように、各機種を個別に紹介したあと、最後に「結論」として、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。

ーー

1・ソニーのウォークマンの比較
2・ハイレゾイヤホンの比較
3・Bluetoothイヤホンの比較
4・Bluetoothヘッドホンの比較
5・ハイレゾヘッドホンの比較
6・ノイキャンヘッドホンの比較
7・iPod touchの比較
8・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】

 今回の記事は、このブログのオーディオ製品関連記事の第1回目の記事として書きました。

最新のウォークマンのラインナップ

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 最新ウォークマンは、液晶画面のある音楽プレーヤータイプとしてEシリーズ、Sシリーズ、Mシリーズ、A20シリーズ、ZXシリーズがラインナップされます。

 このほか、スポーツなど向けの液晶画面がないタイプとしてWシリーズもラインナップされます。

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 各シリーズは、「サイズ」が違うほか、ハイレゾ音源に対応するなど「音質面」で差があります。

 シリーズ間で音質の統一をはかるAppleのiPodとは「選び方が異なる」ので、注意が必要です。

 そのため、以下の比較記事では、「音質面」を特に重視してスペックを比較しました。

1・入門用ウォークマンの比較

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 はじめに、比較的「安い」入門用のシリーズを紹介します。

 なお、Appleの「iPod」と同じように、同じ「ウォークマン」という名前でも、シリーズによって機能が大きく異なりますので、順番に紹介します。

 なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


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 【2017年発売】

 【単体モデル】

 1・SONY NW-S313 [4GB]
   ¥10,615 Amazon.co.jp (9/17執筆時)
 2・SONY NW-S315 [16GB]
   ¥13,599 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 【スピーカー付】

 3・SONY NW-S313K [4GB]
   ¥14,249 Amazon.co.jp (9/17執筆時)
 4・SONY NW-S315K [16GB]
   ¥17,114 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

重さ:53g
バッテリー:最大52時間
ノイキャン:対応可
ハイレゾ音源:非対応

 Sシリーズは、現状手に入るウォークマンのなかでは、最も安価なラインです。

 2017年に発売となったS300シリーズが最新機です。

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 こちらは、「オンガクを、手軽に楽しむ」をコンセプトにして、主に10代〜20代前半をターゲットにして売られている商品です。

 記憶容量は、4GBと16GBがあります。8GBの場合MP3で約1800曲ほど入る計算です。

 バッテリーは、52時間程度持ちます。使用状況にもよりますが、そう頻繁に充電する必要は無さそうです。

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 本体の重さは、53グラムと軽量なので、ポケットに入れて持ち運ぶことも可能でしょう。

 タッチパネルは未搭載ですが、視認性が良い1.77型のカラー液晶を搭載します。

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 音質に関わる技術は、上位機と比べると物足りないです。

 なぜなら、音の明瞭感を上げる「クリアフェーズ」機能や、圧縮音源の音質を高めるDSEEなどの音質向上機能が付属しないからです。さらにハイレゾ音源の再生にも未対応です。

 その点でいえば、33gの「軽量小型」である部分を除けば、スマホに対する音質面の優位性はないですね。

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 ヘッドフォンは、全機種とも有線イヤホンが付属します。音漏れしにくい密閉型(カナル型)です。

 こちらは、13.5mmの大きめのドライバーでを採用しており、音域が広く聴きやすい製品です。

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 無線ネットワークは、この機種の場合、Bluetoothを搭載します。

 そのため、「別売」ですが、Bluetoothヘッドフォン・スピーカーへの出力に対応できます。

 ただし、Bluetooth通信を使う場合はバッテリーは最大23時間までしか保ちません。また、SBCという低スペックの圧縮技術しか採用しません。音質が劣化するため、

 この用途ならば、上位のAシリーズが良いでしょう。

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 SONY MDR-NWNC33
  ¥4,113 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 ノイズキャンセリングは、搭載です。

 ただし、Sシリーズに付属するイヤホンはノイキャンに対応できないものです。そのため、対応させたい場合、「別売」となってしまうのは、この機種の「痛い」部分です。

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 スピーカーは、上位機のみ付属します。

 小型ですが、机やベッドサイドに置いて使うのには良いサイズです。セット開発品らしく、お買得な小型機としてはしっかりした音が出ます。

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 対応する音楽フォーマットは、MP3・WMA・AACなどスマホで一般的な圧縮音源は網羅します。

 しかし、、アップルロスレスなど、CDグレードの音質は非対応です。ただ、付属ソフトで自動的に圧縮して転送されるので、初心者のかたはこの部分に神経質になる必要はないでしょう。

 なお、FLACやリニアPCMなどのハイレゾ用フォーマットの再生もできますが、アンプ部分の性能の面で「音質はハイレゾ以下」です。

 音楽以外のメディアについては、FMラジオが搭載されます。

 その他、こちらは語学学習のサポート機能が充実します。

 再生する音のスピードを増減する「再生スピードコントロール」や、繰り返し練習に強い「A-Bリピート再生」などの語学学習に有用な機能が搭載されます。

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 以上、ウォークマンSシリーズの紹介でした。

 iPod nanoシリーズが「とうとう終焉を迎えた」今、小型の音楽プレーヤーとして貴重な選択肢です。

 音質面では、CD音質のロスレス方式に未対応な点や、ソニー独自の音質向上技術に対応しない点ノイズキャンセリング機能が別売な点が難点です。

 とはいえ、通勤時やジョギング時に利用する比較的小型の入門機としてはニーズがありそうです。

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 【Sシリーズ・スピーカーなし】

 PEANUTS SPORTS COLLECTION NW-S310/PNP
  ¥15,380〜 ソニーストア (9/17執筆時)

 【Sシリーズ・スピーカー付属】

 PEANUTS SPORTS COLLECTION NW-S310/PNP
  ¥18,380〜 ソニーストア (9/17執筆時)

 なお、ピーナッツスポーツコレクションのスヌーピー柄の製品は、Sシリーズの「デコレーションモデル」です。

 性能部分は、S300シリーズと全く同じですが、スヌーピー柄が選べる点と、英数字14時までの刻印が選べる点が、「スペシャル」です。

 9月28日までソニーストアで限定発売しているモデルです。過去の例からも復刻はないと思います。


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 【2018年10月発売予定】

 【有線イヤホン付属】

 5・SONY NW-A55HN     [16GB]
  ¥31,190 Amazon.co.jp (9/17執筆時)
 6・SONY NW-A56HN  [32GB]
  ¥36,590 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 【ワイヤレスイヤホン付属】

 7・SONY NW-A55WI  [16GB]
  ¥43,070 Amazon.o.jp (9/17執筆時)

 【イヤホン未付属】

 8・SONY NW-A55 [16GB]
  ¥23,630 Amazon.o.jp (9/17執筆時)
 9・SONY NW-A57   [64GB]
  ¥35,690 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

重さ:99g
バッテリー:最大45時間
ノイキャン:対応
ハイレゾ音源:対応

 Aシリーズは「ハイレゾ音源」に対応するウォークマンとしては最も安い機種です。

 最近機種は2018年10月発売予定のA50シリーズとなります。イヤホンの付属・未付属で3バージョンあります。

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 「ハイレゾ音源」とは、CD音質を超える「新時代の音源」です。とくに、高音域の解像感は極めて高いです。

 すでに、SONYの【mora】やONKYOの【e-ONKYO】などで音源が売られています。

 iTunes Storeなどの対応はまだですが、状況を考えると、遠からず主流になっていくでしょう。新曲については、かなり対応しているので、Atlasは、この音質で収集します。

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 Samsung microSDXCカード 64GB
  ¥2,480 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 記憶容量は、16GB・32GB・64GBの3種類から選べます。

 ただし、Aシリーズは、MicroSDメモリーカードを挿入できるスロットがあります。ハイレゾ音源はサイズが大きいので、増設できるのは嬉しい部分です。こちらのカードは格安ですが、30mb/秒を越えるスピードを持つので、音切れなどの問題はないでしょう。

 容量部分の目安としては、16GBの場合MP3で約3600曲が、ロスレス音源でも約1600曲ほど、ハイレゾ音源でも一般的なFLACなら1430曲ほど入る計算です。

 バッテリーは、最大45時間程度保ちます。使用状況にもよりますが、十分です。

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 本体の重さは、98グラムです。

 Sシリーズより重いのは、この機種がタッチパネルを採用するからです。操作性は格段に良いですし、重さもスマホと較べれば軽量です。

 音質に関わる技術は、Aシリーズの場合次の2点がポイントです。

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 第1に、S-Master HXの搭載です。

 具体的な効果は「ノイズの軽減」です。

 このフルデジタルアンプは、Aシリーズからの搭載で、音の解像感・空気感がワンランク上です。とくに、ハイレゾ音源を聴くのに相応しい技術です。

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 第2に、DSEE HX技術の搭載です。

 具体的な効果は、「音質の向上」です。

 ソフト的な解析で、こちらは、CD音源・圧縮音源をハイレゾグ音質にアップスケーリングできます。つまり、ハイレゾ音源を持っていなくても、「ハイレゾ」を気軽に楽しめます。

 なお、DSEE HXは、AIを利用した音源別の解析ができるほか、MP3などの圧縮音源の音質も向上できる技術なので、総合的な音質向上が期待できます。

 その他、音の解像度を上げて、ボーカルと楽器などを識別できるように臨場感を上げる「クリアフェーズ」や「クリアオーディオプラス」機能も搭載です。

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 SONY IER-NW500N 
  ¥9,810 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 有線ヘッドフォンモデルは、単品でも購入できるSONYのIER-NW500Nが付属します。

 全レンジをカバーする9mmのドライバーを搭載し、フラットな音質が期待できます。

 また、こちらは、ノイズキャンセリングがハイレゾ音源にも対応という新機軸があります。そのほか、外音が聴き取れる状況でノイズキャンセリングが可能など、本機と連動した機能が多く、魅力的です。

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 SONY h.ear in 2 Wireless WI-H700
  ¥9,810 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 無線ヘッドフォンモデルは、首かけタイプのSONYの高級機、WI-H700が付属します。

 この機種については【Bluetoothイヤホンの比較記事】でもより詳しく紹介しましたが、新開発の小型高感度9mmドライバーの出来が良く、音質は相当良いです。

 スペック的にハイレゾ音源の再生にも対応します。ただし、ノイキャンには未対応です。また、 Bluetooth通信を使う場合、本機のバッテリーは最大13時間までとなります。

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 無線ネットワークは、Bluetoothを搭載します。

 また、下位機種と比較する場合、次の2つの意味で「対応」する点で上位です。

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 第1に、Bluetoothヘッドホンなどを利用するために「Bluetooth送信」に対応します。

 こちらの場合、転送時の圧縮規格は、低音質なSBCだけでなく、ハイレゾ音源でも音質が劣化せず、音も遅延しないLDACをサポートします。そのため、無線でも音質は良い機種です。

 ただし、ヘッドホン側もLDAC規格に対応する必要があります。別に選んで買いたい方は、【Bluetoothイヤホンの比較記事】でフォローしています。

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 第2に、スマホやPCに保存した音楽を再生するための「Bluetooth受信」に対応します。

 スマホ自体でも音楽は再生できるため「意味ない」ように思えますが、先ほど紹介したS-Master HXやDSEE HXでの音質向上が可能なので、お手軽な「携帯アンプ」として利用できるでしょう。

 とくに、Spotifyなど「聴き放題」系のアプリを利用している方には意味がありそうです。

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 ノイズキャンセリングは、この機種も搭載です。

 ただし、付属のイヤホンのほか、ノイズキャンセリング機能が利用できるヘッドホン・イヤホンである必要があります。対応する別売ヘッドホンについては、この記事の最後で紹介リンクを提示します。

 なお、他ブランドのノイズキャンセリングヘッドホンを利用する場合に比べて、コード付きながら電源不要なのが、純正品を買う場合のメリット性です。

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 対応する音楽フォーマットは、MP3・WMA・AACなど一般的な圧縮音源は網羅します。

 ロスレス圧縮も、アップルのロスレスを含めて完全に網羅します。ハイレゾも、FLAC以外に、DSDも11.2MHzまで対応というのは、ハイアマチュアにも嬉しい部分です。

 音楽以外のメディアについては、FMラジオが搭載されます。

 機能面では、下位機種と同じく、各種の語学学習機能に対応しています。

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 以上、Aシリーズの紹介でした。

 結論的にいえば、Sシリーズとは、音質面ではあ明らかに「格が違う」音質です。

 Atlasが思うに「音の善し悪し」は個人個人の好みです。だから他人が客観的にレビューできるものではないです。ただし、音質の補完は、機械的な処理として、源ソースを耳が疲れない音質に改善する効果は期待できると思います。

 いずれにしても、ハイレゾ音源を再生可能な小型プレーヤーを探している方には最適なシリーズでしょう。

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 【2017年10月発売】

 【ヘッドホン付属】

 10・SONY NW-A45HN    [16GB]
   ¥27,764 Amazon.co.jp (9/17執筆時)
 11・SONY NW-A46HN [32GB]
   ¥30,012 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 【ヘッドホン未付属】

 12・SONY NW-A45 [16GB]
   ¥19,240 Amazon.o.jp (9/17執筆時)
 13・SONY NW-A47   [64GB]
   ¥32,722 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 一方Aシリーズ(通常版)には、2017年10月発売の旧製品のA40シリーズもまだ在庫があり、併売中です。

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 音質に関わる部分では、A50シリーズが上位機同様のアルミの削り出しのシャーシを新採用する一方、A40シリーズは、不採用です。ハード的な振動対策は音楽専用機としては重要で、音質は新機種に負けるでしょう。

 さらに、ソフト的にもDSEE HXが旧バージョンで、人工知能による音源別の解析に未対応です。

 この2点でいえば、今年のバージョンアップは「メジャーアップグレード」ですから、予算に都合がつけば、新機種が良いでしょう。

 そのほか、Bluetoothの受信機能がないため、スマホに保存した音源やSpotifyなどの再生に対応できない機種です。

2・高性能なウォークマンの紹介

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 続いて、5万円を超えるZXシリーズなどのハイアマチュア向けのウォークマンを紹介します。

 ZXシリーズは、音質をとことんまで極めた「最強・最高峰のハイレゾ対応ウォークマン」として、2014年ごろに大ブームとなり、品切れが続出しました。

 当時は10万円オーバーの高級機で、一般ユーザーが手が出しにくかったので、2015年から比較的価格が安いZXの下位モデルが登場しました。


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 【2017年10月発売】

 14・SONY NW-ZX300 B 【黒】[64GB]
  ¥61,500 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 15・SONY NW-ZX300 S 【銀】[64GB]
  ¥61,500 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

重さ:157g
バッテリー:最大30時間
ノイキャン:非対応
ハイレゾ音源:対応

 ZX300は、高品質なZXシリーズの「入門機」という扱いです。最新モデルは、2017年10月に発売のZX300シリーズです。

 本体色は、シルバーとブラックです。

 記憶容量は、64GBとなります。この容量ならば、ハイレゾ音源で1300曲ほど入る計算です。マイクロSDXCカードスロットもあるので、足りない場合は増設も可能でしょう。

 バッテリーは、最大30時間まで再生可能です。


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 本体の重さは、157グラムです。

 スマホ並みの重量があるのは、この機種が、3.1型タッチパネルを採用するからです。操作性は格段に良いですし、重さもスマホと較べれば軽量です。

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 音質に関わる技術は、やはりこの機種の「売り」です。

 高性能オーディオのように、大型コンデンサーを採用するなど電源周りをとくに強化することで、中低音域の音質を大幅に改善しています。

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 ただし、高級オーディオにはよくあることですが、数値的にそれを証明する手段は少ないです。

 しかし、音周りの部分は非常に丁寧に作られている製品です。試聴した限りでは、従来の上位機と同様の傾向の音質で、ハイレゾ音源の解像感を表現できるほど実力がありました。

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 本体はアルミの削りだしで、とても精巧かつ丁寧に作られており、デザイン性が極めて高いです。

 堅牢な本体は不要な振動などもカットできるため音質アップの効果もあります。リアは、メッキを施したステンレス銅板が採用されます。

 記憶容量は、128GB搭載のため、MP3の場合20000曲です。

 ただし、ファイルサイズの大きなハイレゾは400曲ほどです。もちろん、microSDカードスロットが搭載されるので、対応するカードを購入すれば、より多くの音楽ファイルを持ち運べます。

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 ・ソニー ヘッドホン MDR-1AM2 B
  ¥23,959 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 ・ソニー イヤホン XBA-N3BP
  ¥27,280 Amazon.co.jp
(9/17執筆時)

 ヘッドフォンは、この機種は「別売」です。

 なお、ZXシリーズからは、一般的なステレオケーブルだけでなく、バランスケーブルによる接続に対応します。バランス接続は、ステレオ感がより得やすい方式で音質がアップします。

 バランス接続は、従来から存在した形式ですがが、メーカーごとコネクタサイズが異なりました。しかし、近年「直径4.4mm」という業界規格ができました。例えば、上記の2機種は、バランス対応製品です。

 いずれにしても、高音質化を目指したいライト層も広まりそうです。先行的に投資するのは「あり」でしょう。

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 無線ネットワークは、Bluetoothを搭載します。

 もちろん、ハイレゾグレードでも音質が劣化しないLDACをサポートするため、無線でも音質は良いです。Bluetooth通信を使う場合、本機のバッテリーは最大28時間までとなります。

 ただし、A50シリーズと違い、Bluetoothの受信機能はありません。

 ノイズキャンセリングはは非対応です。対応したい場合は、ヘッドホン側で対応する必要があります。

 対応する音楽フォーマットは、圧縮・ロスレス・ハイレゾを含めてほぼ完全に対応します。DSDについても、11.2MHzまで対応となります。

 音楽以外のメディアについては、ラジオなどは未付属です。音質の劣化につながる要素は排除されます。語学学習用の機能などもありませんね。

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 以上、ソニーのZX300の紹介でした。優れた機種だと思いますが、価格的に購入層を選ぶ機種ですね。ただ、音質面では保証できるため予算があれば「贅沢」するのもありでしょう。


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 【2016年発売】

 16・SONY NW-WM1A B[128GB]
  ¥105,600 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

重さ:267g
バッテリー:最大33時間
ノイキャン:非対応
ハイレゾ音源:対応

  NW-WM1Aは、WMシリーズに属する高級機です。このシリーズはSONYでは最も高品質なシリーズになります。

 本体色は、ブラック1色のみです。液晶は4.0型と小型スマホ並みで、タッチパネルも採用です。

 記憶容量は、128GBのみとなります。

 この容量ならば、ハイレゾ音源で2600曲ほど入る計算です。マイクロSDXCカードスロットもあるので、容量的には問題ありません。

 バッテリーは、33時間と多少短いです。これは、高音質化の「代償」という部分と、4.0インチの液晶をタッチパネル式にしたためだと思います。

 本体の重さは、267gと重量感があります。。

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 音質に関わる技術は、やはりこの機種の「売り」です。

 こちらは、新型のアルミの削り出しであるハイブリッドシャーシが採用されます。

 とくに銅板の部分に金メッキを施し、不要なノイズを発生させないような仕組みがとられます。内部にも、無酸素銅プレート、リアにもルソン系銅合金を採用します。

 本体素材の高品質化は、高級オーディオでは「常道」の方法です。電源供給を安定化させ、低音再生における鮮明さ、高音域のクリアさが向上します。

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 その他、新型の高分子コンデンサーを採用するなど、電源ライン・信号回路・内部クロックなどを高レベルで最適化しています。これが作用して、高音から低音まで解像感がより強調されます。

 主観的な話にはなりますが、音質の点で聞き比べた場合、ZX100に比べると全体的にクリアになった印象です。ハイレゾらしい解像感が高い音に加えて、ノイズが少なく、クセがない素直な音を聞きたい場合、ZX300よりも上位ということになるでしょう。

 ただ、この価格帯の商品は、明示的な音質の差が下位機種よりも付きにくい、ひいて言えば、その違いは評論家レベルでないと「音質の違い」を言葉として表現できない「魔術」のレベルです。そういった点では、新機種の登場で価格が下がったNW-ZX100 は、性能が高く、お買得でしょう。

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 ヘッドフォンは、この機種は「別売」です。高級オーディオでは当然でしょう。なお、下位機種で説明したような、直径4.4mのバランス出力にも対応します。

 無線ネットワークは、Bluetoothを搭載します。ハイレでも音質が劣化しないLDACをサポートします。

 ノイズキャンセリングは、こちらは非対応です。このグレードは音質重視なので、むしろ無用でしょう。

 対応する音楽フォーマットは、下位機種同様です。FLAC・リニアPCMと、11.2896MHzまでのDSDです。

 音楽以外のメディアについては、ラジオなど音質の劣化につながる要素は排除されます。

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 以上、NW-WM1Aの紹介でした。

 3年ぶりの「フルモデルチェンジ」で、新機能が網羅されている魅力的な製品です。価格の面で一般向けではないとはいえ、ハイアマチュア向け製品としては、価格もこなれており、導入しやすいでしょう。


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 【2016年発売】

 17・SONY NW-WM1Z N[256GB]
   ¥288,162 Amazon.co.jp
(9/17執筆時)

重さ:455g
バッテリー:最大33時間
ノイキャン:非対応
ハイレゾ音源:対応

  NW-WM1Zは、2016年度登場のソニーのフラッグシップ機です。

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 驚くべき価格になっているのは、主に、本体全体に無酸素銅を作った贅沢な筐体を採用しているからです。ケーブルの線材も変わっていますが、価格はやはりこの本体部分が主な理由です。

 その他の部分は、内蔵メモリーが256GBに増えた程度の違いしかありません。また、銅は重いので、重さは455gと持ちはこびに難がある重さになっています。

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 以上、NW-WM1Zの紹介でした。「美術品」とも言える技巧を使い、音質は間違いなく良いでしょうが、この価格だと導入できる人は限られるでしょう。そこが最大のネックですね。

3・スポーツ用ウォークマン

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 さて、ここからは、液晶画面が内蔵されないタイプのウォークマンについて紹介です。

 主にランニングやスイミングの際に使うことを想定したモデルです。

 なお、このタイプは、ここまでの製品とは用途が異なるため、比較基準を多少変えての紹介とします。


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 【2016年発売】

 18・SONY NW-WS413 [4GB] 【下位機】
   ¥10,411 Amazon.co.jp (9/17執筆時) 
 19・SONY NW-WS414 [8GB] 【上位機】
   ¥13,980 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

重さ:132g
バッテリー:最大8時間
ノイキャン:非対応
ハイレゾ音源:非対応

 こちらは、Wシリーズの入門モデルになります。上位機種下位機種がありますが、いずれも32グラムと軽量なモデルです。

 防水性能は、両者共に、2メートルまでの防水機能があり、スイミングの際にも利用できます。そのほか、対寒・耐熱性能もあるため、冬も含めスポーツシーンにはもってこいの耐久性です。

 Wシリーズは、液晶画面がありません。そのため、目でアルバム名や曲目を探すことはできません。パソコン上で、アルバムかプレイリストを作っておいて、順に再生していくのが基本的な使い方です。ただし、イヤフォンのボタン操作で、曲単位の他、アルバムやリスト単位のスキップには対応します。

 その他、4秒ほどずつザッピング再生し、聴きたい曲を耳で探す機能もあります。ただ、基本は聴きたい曲だけ入れておき、順番に聞いていくか、ランダム再生で聞くという使い方でしょう。

 記憶容量は、この機種の場合さほど要らないでしょうが、4GBの最下位モデルでも990曲が入るスペックがあります。

 バッテリーも、8時間あり通勤や運動時には十分な量です。

 また、充電が早いのも特徴で、90分で満充電できるほか、3分間の充電でも60分間利用できるようになっています。充電を忘れていた場合などに便利そうです。

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 イヤフォンはクビにかけるタイプになります。

 また、3段階の外音取り込みモードを選択した場合、周囲の音が聞きやすくなります。1人でのジョギングの際の安全性、チームジョギングでの話などに対応できます。

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 以上、Wシリーズの紹介でした。

 ランニングなどの際に、再生機器を持ち歩きたくないユーザーにオススメの製品です。小型再生機という点では、AppleのiPod shuffleが廃盤となったので、その買い換えにも良さそうです。



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 【2017年発売】

 20・SONY NW-WS623 [4GB] 【下位機】
   ¥13,144 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 21・SONY NW-WS625 [16GB] 【上位機】
   ¥17,064 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

重さ:132g
バッテリー:最大8時間
ノイキャン:非対応
ハイレゾ音源:非対応

 これらは、Wシリーズの高品質モデル(Bluetooth搭載モデル)です。先ほど見た入門用よりも多少高額です。

 2モデルありますが、NW-WS623については、黒の他、黄色と青色のモデルもあります。

 記憶容量は、NW-WS623については4GBと入門機と同じですが、NW-WS625については、16GBと大きめのメモリーを搭載します。

 ネットワークは、いずれの機種もブルトゥース無線が搭載されており、スマホ(iPhone/Android)とリンクが可能です。

 つまり、音楽プレーヤーとしてだけではなく、スマホ用のワイヤレスイヤホンとしても使えます。この部分が、先ほどの入門機とこれらの2機種との最も大きな違いです。

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 Bluetooth搭載は考え方によっては便利です。

 例えばジョギングの際に、ラップタイムなどを音声で教えてくれるスマホのランニングアプリを使ったり、ラディコなどのインターネットラジオを聞くにも便利です。そのほか、内蔵マイクがイヤホンに入っているためハンズフリー電話にも対応します。

 バッテリーは、ブルトゥースの場合はバッテリー消費が早く、利用する場合は4時間までとなります。利用しない場合、8時間あり通勤や運動時には十分な量です。


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 音質に関係する技術も優れます。

 Wシリーズの下位機種は、液晶付きのウォークマンが持つような音質向上技術が搭載されませんでした。

 しかし、こちらは、音の解像度を上げ、ボーカルと楽器などを識別できるように臨場感を上げる「クリアフェーズ」機能が搭載されます。

 また、イヤーピースもハイブリッドシリコンを使った製品なので、この部分でも音質の向上が期待できます。

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 防水性能は、2機種で異なります。

 下位機種のNW-WS623については、防水性は2mあるものの、耐寒性・耐熱性の保証がありません。

 一方、NW-WS625については、2mの防水・耐寒・防塵性能に加えて、塩水(海水)にも対応する機種となります。

 外音取り込み機能は、上位機種のNW-WS625のみ搭載になります。リモコンも、上位機種のみの搭載です。トレーニングなどの際に曲をスキップさせたいならば、こちらを選ぶのも良いでしょう。

 以上、NW-WS623NW-WS625の紹介でした。単独プレーヤーとしてだけではなく、スマホなどとリンクさせて、利用する場合に便利な製品です。運動時のりようには「もってこい」でしょう。

4・iTunesからの曲データの移動方法

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 つづいて、「iPod」からの「難民」のための補足説明です。

 既報のように、Appleのミニサイズのipodが生産終了となりました。そのため、「代替機」として、ウォークマンを使いたいAppleファンは多いと思います。

 そういった方は、おそらく、スマホはiPhoneユーザーという方が多く、「iTunesは引き続き利用したい」と考えているでしょう。

 ウォークマンは、iTunesを使ったままでもさほど面倒なく使うことができます。なぜなら、パソコンからの楽曲の転送が容易だからです。

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 最も手軽な転送方法は、ウォークマンをパソコンにつなげて、iTunesのライブラリーから移したい曲やアルバムをドラック&ドロップするだけです。

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 さらに便利な方法は、ソニーが用意する専用ソフトを利用することです。

 第1に、Macユーザーは、Content Transfer for Mac という無料ソフトがあります。

 第2に、Windowsユーザーは、Music Center for PC という無料ソフトがあります。

 これらの方法だと、完全に自動でメディアのフォルダ分けが可能です。プレイリストなども転送可できます。

 さらに言えば、このソフトでiTunesで購入した楽曲も転送可能です。

 なぜなら、iTunesは現在的にはDRMフリーだからです。ただし、かなり昔にダウンロードした曲(ファイル拡張子が.M4p)については転送制限があり不可能です。ファイル名が(.M4a)で終わっていれば大丈夫です。これは、AACという形式の圧縮ファイルなので、ウォークマンでも再生可能です。

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 アルバムアートは、ただし、上記の方法の場合、アルバムアートのインポートができません。

 Windowsユーザーは、この場合は、MediaGo という、itunesに似たSONY純正の無料管理ソフトに一度音楽を登録してから、アルバムアートを再取得するのが最も楽でしょう。楽曲は、iTunesから楽曲やアルバムを選択してドロップすれば、簡単に登録できます。

 Macユーザーは、やや困難です。なぜなら、MediaGoはWindows専用アプリだからです。

 ネットでは色々な方法が提案されています。しかし、【Mac仮想化ソフトの比較記事】で紹介したような「Mac上でWindowsを動かすソフト」を導入し、WindowsのiTunesに一旦迂回させた上で、MediaGoで処理するのが、一番効率的でしょう。

今回の結論
ソニーの最新ウォークマンのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回はソニーの最新のウォークマンについて書きました。す。

 最後にいつものように、価格別・目的別に、Atlasのおすすめ機種を提案したいと思います。  


 第1に、通勤などの際の手軽な音楽プレーヤーとしておすすめなのは、

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 【2017年発売】

 【単体モデル】

 1・SONY NW-S313 [4GB]
   ¥10,615 Amazon.co.jp (9/17執筆時)
 2・SONY NW-S315 [16GB]
   ¥13,599 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

重さ:53g
バッテリー:最大52時間
ノイキャン:対応可
ハイレゾ音源:非対応

 音質   ★★★★☆
 携帯性  ★★★★★★
 総合評価 ★★★★★

 ウォークマンのSシリーズだと思います。

 容量的には、16GBモデルが値下がりしてきておりオススメです。

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 53gというとても軽量な小型音楽プレーヤですが、カラー液晶を搭載します。

 使い勝手の部分でも、バッテリーの持続時間も十分で、入れられる楽曲も多いです。

 音質面では、率直に言って、上位のAシリーズとは差があります。

 しかし、お聴きになる音源がMP3やAACの圧縮音源がメインならば、さほど差は感じないと思います。

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 SONY MDR-NWNC33
  ¥4,113 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 ただし、標準添付のヘッドホンは、ノイズキャンセリング非対応です。

 通勤通学時にお使いの場合は、「追加購入」すると良いでしょう。


 第2に、音質を重要視して、1ランク上のウォークマンを選びたい方は、

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 【2018年10月発売予定】

 【有線イヤホン付属】

 5・SONY NW-A55HN     [16GB]
  ¥31,190 Amazon.co.jp (9/17執筆時)
 6・SONY NW-A56HN  [32GB]
  ¥36,590 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 【ワイヤレスイヤホン付属】

 7・SONY NW-A55WI  [16GB]
  ¥43,070 Amazon.o.jp (9/17執筆時)

 【イヤホン未付属】

 8・SONY NW-A55 [16GB]
  ¥23,630 Amazon.o.jp (9/17執筆時)
 9・SONY NW-A57   [64GB]
  ¥35,690 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

重さ:99g
バッテリー:最大45時間
ノイキャン:対応
ハイレゾ音源:対応

 音質   ★★★★★★
 携帯性  ★★★★★
 総合評価 ★★★★★★

 ハイレゾ音源に対応する、A50シリーズが良いでしょう。

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 ハイレゾ音源は最近増えており、iTunes(Apple Music)なども近い将来の対応の噂が絶えません。

 また、ハイレゾ音源でなくても、優れたアップコンバート技術で、CD音質の音源などをハイレゾに近づけることができるため、より「耳に優しく」聴ける点で優れます。

 液晶も大きめで見やすいですが、99gと軽量・小型のため持ちはこびの苦にはなりません。

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 イヤホンセットは、ワイヤレス式有線式が選べます。

 ただ、先述のように、ワイヤレス式はノイキャン非対応のほか、利用中はスマホからのBluetooth受信の併用はできない点に注意です。

 もちろん、好きなイヤホンを選びたい方などは【イヤホン未付属】で良いでしょう。

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 Samsung microSDXCカード 64GB
  ¥2,480 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 なお、A50シリーズは、マイクロSDカードに対応します。

 microSDカードは、Amazonなどでかなり安く手に入ります。MicroSDカードの転送速度などについては、【MicroSDカードの比較記事】の記事で詳しく書きました。

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 純正ソフトケース CKS-NWA40
  ¥3,324 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 純正シリコンケース CKM-NWA50
  ¥1,458 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 A50シリーズ 液晶保護シート
  ¥1,109 Amazon.co.jp
(9/17執筆時)

 なお、ソフトケース保護シートなどはA40シリーズは、こちらのものが対応します。


 第3に、音質に最大限こだわった性能の高いウォークマンが欲しい方は、

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 【2017年10月発売】

 14・SONY NW-ZX300 B 【黒】[64GB]
  ¥61,500 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 15・SONY NW-ZX300 S 【銀】[64GB]
  ¥61,500 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

重さ:157g
バッテリー:最大30時間
ノイキャン:非対応
ハイレゾ音源:対応

 音質   ★★★★★★★★
 携帯性  ★★★★☆
 総合評価 ★★★★★★★

 ZX400が良いと思います。

 音質面では、こだわりが随所に見られ、下位機種と明示的に音質の違いが分かるります。

 高級機は、新製品の登場サイクルが長いので、出たばかりのこちらは「しばらくは陳腐化しない」点でもお勧めできます。

 いずれにしても、高級機種を買ったという満足感は高いでしょう。

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 Samsung microSDXCカード 64GB
  ¥2,480 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 記憶容量は、ヘビーユーザーにとっては、64GBとやや少ないです。

 しかし、マイクロSDカードの増設にも対応するため、不安はないでしょう。

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 また、こちらは通常のヘッドホンでも利用できますが、バランス接続も対応できます。

1・ハイレゾイヤホンの比較
2・ハイレゾヘッドホンの比較

 対応機は、上のリンク記事で紹介しています。

 まださほど数はありませんが、よろしければご覧ください。

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 純正レザーケース CKL-NWZX300
  ¥5,215 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

 専用保護シート PRF-NWZX300
  ¥1,236 Amazon.co.jp
(9/17執筆時)

 なお、純正のレザーケースや、保護シートはこちらのものが対応します。


 第4に、スポーツやスイミングなどに使う小型ウォークマンが欲しい方は、

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 【2017年発売】【上位機種】

 21・SONY NW-WS625 [16GB] 【上位機】
   ¥17,064 Amazon.co.jp (9/17執筆時)

重さ:132g
バッテリー:最大8時間
ノイキャン:非対応
ハイレゾ音源:非対応

 音質   ★★★★☆
 携帯性  ★★★★★★
 総合評価 ★★★★★

 Wシリーズの上位機種が良いでしょう。同じ首掛けタイプの下位機種と比べて音質の向上が見られます。

 そのほか、スマホと連動が取れるのは便利だと思います。また、手元で操作できるリモコンが付けられるため、スキップが容易にできるのも魅力です。

 淡水と海水の耐水性があるため、スイミングや海水浴でも使えます。

補足:ウォークマンの周辺機器

 201809171038.jpg

 というわけで、今回は、ソニーのウォークマンの紹介でした。

 最後におまけです。 

1・ハイレゾヘッドホンの比較
2・ハイレゾイヤホンの比較

 ここまで書いてきたように、ウォークマンの場合「ハイレゾ対応」というのは大きな「売り」です。

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 そのため、もし、ハイレゾ音源をより高音質で聞きたい場合は、ソニーから純正品を含めたヘッドホンやスピーカー製品が多く販売 されています。

 上で詳しく比較してありますので、本体と同時にお探しならば、ぜひご検討ください。

3・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】

 なお、3番の記事は、「多すぎて選び方が分からない」傾向のあるこれらの商品を、Atlas流に「まとめ」ています。

 そのため、こちらからお読みいただくのも良いかと思います。

 201809041535.jpg

4・PC用スピーカーの比較
5・ハイレゾ対応ミニコンポの比較
6・プリメインアンプの比較
7・Bluetoothスピーカーの比較
8・スマートスピーカーの比較
9・音楽用ICレコーダーの比較

 そのほか、ウォークマンと連携できる据え置きスピーカーなどについても比較しています。

 あわせてよろしくお願いします。

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 最後になりますが、今回の記事がお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。ではでは。

posted by Atlas at 11:35 | オーディオ製品

2018年09月04日

比較2018'【ランク別】Bluetoothスピーカー24機の音質とおすすめ:ハイレゾ対応 (1)

【今回レビューする内容】2018年 グレード別のBluetoothスピーカーの性能とおすすめ・選び方: 無線スピーカーの違いと性能ランキング:ハイレゾ・防水/お風呂/海/野外対応のワイヤレススピーカーの口コミ:SONY JBL Bose ANKER Beats

【評価する製品型番】SONY SRS-XB10 SRS-XB21 SRS-XB41 SRS-XB60 LSPX-S1 h.ear go SRS-HG10 SRS-ZR7 SRS-X99 Bose SoundLink Micro Bluetooth speaker  Revolve+ Revolve Bluetooth speaker ANKER SoundCore Boost A3145011 SoundCore2 A3143 Beats Pill+  MQ312PA/A B&O play Beoplay A1 Sport XL A3181011 パナソニック SC-MC20-W JBL FLIP3 FLIP4 CHARGE3 XTREME2

今回のお題
価格・グレード別のBluetoothスピーカーのおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今回は、2018年最新モデルのポータブルBluetoothスピーカの比較をします。

 201809041535.jpg

 1万円前後で買える格安モデルから、ハイレゾ音源に対応する音質重視モデルまで、24機種を紹介します。

 201809041536.jpg

 もちろん、人気の防水タイプも相当数を紹介します。

 以下では、いつものように、各製品を比較・紹介したあと、最後にAtlasのおすすめ機種!」を提案する形で記事を書いていきます。

1・PC用スピーカーの比較
2・
ミニコンポの比較
3・Bluetoothスピーカーの比較
4・ブックシェルフ型スピーカーの比較
5・スマートスピーカーの比較

 今回の記事は、スピーカー比較シリーズ3回目記事として書きました。

 201803191116.jpg
 なお、Bluetoothスピーカーでも、GoogleやAmazonなど音声Assistant付きスピーカーをお探しの方は、別記事となります。

 上記5番のリンクをご覧ください。相当数の製品の実機比較をしています。

1・Bluetoothスピーカーの選び方の基本

 201809041542.jpg

 Atlasは、ここ数年、相当数のBluetoothスピーカーを試聴し、また、記事として比較してきました。

 その成果をふまえて、今のところの「結論」をいえば、「Bluetoothスピーカー選びに失敗しない」ための選び方のポイントは次の「3点」です。

1・スピーカーユニットのサイズ
2・Bluetooth圧縮規格のグレード
3・本体の重さと防水等級の高さ

 上表の「3点」を押さえておけば、予算や用途の違いはあるにせよ「的外れなスピーカーを選ぶことはまずない」と言えます。

 これらは、重要な部分なので、あらかじめ、順番に解説しておきます。

1・スピーカーユニットのサイズ

 201606101500.jpg

 第1に、スピーカーユニットのサイズです。

 Bluetoothスピーカーは、他方式のスピーカーに比べて、本体の「コンパクト性」を売りにするスピーカージャンルです。

 そのため、スピーカーユニット(=音の鳴る部分)の口径(サイズ)を過度に小さくしている製品があります。

 この点から言えば、見た目のデザインの良さからだけスピーカーを選んでしまうと、音質・音圧的に満足しない「音の悪いBluetoothスピーカー」を選んでしまう危険性が高く、十分な注意が必要です。

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 ただし、(良い意味での)例外もあります。

 例えば、SONY・BOSE・JBL・Beatsなどの音響メーカーは、構造上の工夫や、バックユニットの工夫で、小型でも素晴らしい音質を実現しているスピーカーを出しています。

 こうした機種・機能は、今回の記事では個別にしっかりと説明し、また、高く評価していこうと思います。

2・対応する圧縮規格のグレード

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 第2に、対応するコーデック(圧縮規格)のグレードです。

 Bluetoothは、Wi-Fiに比べて、電力を使わない分、「回線が細い」無線方式です。

 そのため、スマホなどの再生機器から、音源を特定の圧縮規格で縮めてから、スピーカーに送っています。

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 圧縮転送規格は、上表に示したように、主に4種類あります。

 このうち、どの製品でも対応するのがSBC規格です。

 しかし、Bluetoothスピーカーとスマホなど再生機器と双方が「より上位の規格」に対応していると、上位圧縮規格が自動で使われ、音質がかなり良くなります。

 それぞれの音質面の特徴を簡単に解説すると以下のようになります。

ーー

 第1に、SBC規格は、音質がMP3並に劣化するほか、音の遅延が起こるため、動画音声の再生などに向きません

 第2に、AAC規格は、iPhone/iTunesでも採用される規格で、音質や遅延がSBCより格段に改善します。

 第3に、Apt-X規格は、Android系の多くのスマホが採用する規格で、音質がCD音源同等で転送できます。

 第4に、LDAC規格は、SONYのWalkmanやXperiaが採用する規格で、ハイレゾ音源にも対応可能です。

ーー

 結論的にいえば、iPhoneの場合は、上位規格であるAAC規格、Android系ならばApt-X規格に準じた製品を選ぶと満足度が高いでしょう。

 ただし、米国のBOSE社など、SBC規格の劣化した音質を「アップコンバート」する技術に長けるメーカーもあります。そのため、今回の記事では、音質の部分について、機種ごと個別に説明を加えます。

3・重さと防水等級の高さ

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 第3に、本体の重さと防水等級の高さです。

 本体の重さは、大部分がバッテリーの重量が占めます。そのため、重さとバッテリー寿命とのバランスがとれた製品を選ぶのがポイントです。

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 その上で、お風呂や野外で利用されたい場合は、防水性を考える必要があります。

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 防水性については、上表のように、JIS規格による等級分けがあります。

 そのため、スピーカーに「どの程度の防水性」「どの程度の防塵(砂・泥)」があるのか、消費者が分かるようになっています。

 今回は、この部分をしっかり「ランクわけ」して説明していきます。

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 結論的にいえば、Atlasとしては、少なくともお風呂や野外で利用するならば、IPX5は最低クリアして欲しいと考えます。さらに、海岸など、砂や泥が飛ぶような環境ならば、「最強クラス」のIPX67規格をオススメします。

 ただし、完全防水の製品は、シールをする関係で、本体が重くなったり、音質に悪影響を与えている場合もあります。そのため、性能のバランスが重要となるため、今回はこの点にも注意して比較します。

ーーー

 というわけで、Bluetoothスピーカーを選ぶにあたって重要視すべき点を3つ紹介しました。

 以下の記事では、これらの3点を特に重視しながら、各社のBluetoothスピーカーを比較します。

2・ソニーのXBシリーズの比較

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 SONYXBシリーズからレビューしていきます。

 SONYは複数のシリーズ展開をしていますが、こちらのXBシリーズは、重低音を強調するスタイルを特長とする機種です。

 なお、以下では、Atlasのおすすめのポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で書いていきます。


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 1・SONY SRS-XB10  【各色】
   ¥6.100 Amazon.co.jp (5/14執筆時)

スピーカー出力:5W
スピーカー直径:46mm×1
高音再生力:20kHz
低音再生力:20Hz
対応コーデック: SBC
再生可能時間:16時間
本体サイズ: 75×91×75(mm)

 SONY SRS-X1は、ソニーでは最も安いスピーカーです。4色展開です。

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 手に載るほどのサイズのBluetoothスピーカーです。

 防水性は、IPX5相当です。水圧のかかる状況下には対応しませんが、、風呂にちょっと落としたり、水がかかったりする程度では壊れない等級です。

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 スピーカーの性能は、さほど良い機種ではありません。

 迫力のある音楽を鳴らすのに必要なパワーは、5Wと小さく、スピーカーの径も46mmと小さいです。音質は期待できません。また、スピーカーユニットは1機なので、ステレオ再生したい場合は、2機購入してペアリングする必要があります。

 Bluetoothも、一般的なSBC規格のみ対応です。音質は期待できないでしょう。

 バッテリーは、16時間もちます。充電は付属のMicroUSBケーブルでパソコンから行う仕様です。

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 以上、SONY SRS-X1の紹介でした。

 水に強い、というのが唯一の特長です。音質は、あまり重視されていない設計なので、基本的に、続いて紹介するような上位機種が良いでしょう。 


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 【2018】

 2・SONY SRS-XB21 【各色】
   ¥8,440 Amazon.co.jp
(5/14執筆時)

スピーカー出力:14W
スピーカー直径:42mm×2
高音再生力:非公表
低音再生力:非公表
対応コーデック: SBC AAC LDAC
再生可能時間:12時間
本体サイズ: 約198×68×69mm

 SONY SRS-XB20は、ソニーの入門用のBluetoothスピーカーです。

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 長さは20ンチほどで、重さも590グラムと小型・軽量なので、気軽に持ち運びんで利用するには便利な機種です。

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 防水性は、相当高い機種です。IPX67規格に対応します。

 水深1メートル×30分の耐用性があります。さらに、この規格の場合は、防塵性も保証されますから、雨天の泥水や砂被りにも強い「耐久性最強」な機種です。防錆(さび)でもあるので、海辺でも問題ないです。

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 スピーカーの性能は、総合出力が14Wです。ソニーはこのグレードから、ステレオです。

 42mmのスピーカーが左右2つ付属しており、それぞれが、低音域から高音域の音まで全てカバーする仕様です。なお、このような全レンジを1機でまかなうスピーカーユニットを「フルレンジ」と言います。

 低音の再生力は、スピーカー単体ではさほど強くないです。

 ただし、この機種は、空気振動を利用して低音を強調するパッシブラジエーターが使われているため、小型の割には迫力のある低音が出ます。

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 Bluetoothは、一般的なSBC規格のほか、音質が良く、音の遅延も少ないAACに対応します。そのため、スマホや携帯音楽プレーヤーの圧縮音源の再生力は高いといえます。

 さらに、ハイレゾ音源の転送ができるLDAC規格に対応します。しかし、スピーカー性能の関係でハイレゾ音質の再生はできず、したとしても音質は劣化します。

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 音質の再現力については、DSEEという独自技術が採用される点が注目点です。

 Bluetoothスピーカーの場合、スマホ等からBluetoothで飛ばす場合、ロスレスのCD音質の音源でも一度圧縮してから送ります。そのため、スピーカー側で劣化した音質を再現する技術が重要になります。DSEEはそのための技術で、高い音源再現力があります。

 このほか、ClearAudio+S-Masterなど、ノイズを軽減し、音をクリアにする諸技術が搭載されます。

 バッテリーは、12時間保ちます。充電はこちらも付属のMicroUSBケーブルでパソコンから行う仕様です。また、USB用のACアダプターが付属するため、コンセントからも充電できます。

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 以上、SONY SRS-XB21 の紹介でした。

 1万円前後で買える小型Bluetoothスピーカーとしては良いスピーカーを搭載します。また、DSEEをはじめとする音質再現技術も高度です。大きさも小型で、気軽に持ち運びできますし、1万円前後の予算で選ぶならば、良いスピーカーでしょう。

 説明書もわかりやすく、スマホ(iPhone/android)や音楽プレーヤと簡単につなげられると思います。その点、「初心者に優しい」モデルです。


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 【2018】

 3・SONY SRS-XB31 【各色】
  ¥14,758 Amazon.co.jp
(5/14執筆時)

スピーカー出力:30W
スピーカー直径:48mm×2
高音再生力:非公表
低音再生力:非公表
対応コーデック: SBC AAC LDAC
再生可能時間:24時間
本体サイズ: 約 231×87×81 mm

 SONY SRS-XB30 は、先ほどの機種の上位機種です。

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 このグレードの製品からは、外観的に12種類のLEDライティング機能を持ちます。

 本体の重さは、先ほどの機種と比較すると、重さが890グラムと、ノートパソコンほどの重量の機種です。

 もちろん、持ち運べる重さですが「気軽に」と形容詞をつけるのはやや難しい重さでしょう。 

 防水性は、下位機種同様に、IPX67規格に対応します。防水・防塵・防さび対応で、他社モデルを含めて最高クラスです。

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 スピーカーの性能は、総合出力が40Wと下位機種よりも力強いです。

 こちらには、下位機種よりも大きな48mmのフルレンジスピーカーが左右2つ付属しているため、比較的大きな音量に対応すると共に、とくに低音の力強さが増しています。

 バッテリーは、24時間持ちます。

 充電はや付属のMicroUSBケーブルでパソコンから行う仕様です。また、XBシリーズはこの機種から、野外でのスマホへの給電に対応できます。結構ユニークな機能ですね。

 一方、その他の技術はSRS-XB21と同じです。

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 以上、SONY SRS-XB30の紹介でした。

 下位機種よりもスピーカーユニットが大きい点が魅力です。「音質重視」で家で日常的に聴くならば、この程度のサイズは最低限欲しいでしょう。

 ただ、次に紹介する同型の上位機とどちらを選ぶべきかは、難しいところですね。


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 4・SONY SRS-XB41  
   ¥25,520 Amazon.co.jp
(5/14執筆時)

スピーカー出力:50W
スピーカー直径:58mm×2
高音再生力:非公表
低音再生力:非公表
対応コーデック: SBC AAC LDAC
再生可能時間:24時間
本体サイズ: 約291×104×105mm

 SONY SRS-XB41は、ここまで紹介しているソニーのXBシリーズの上位機です。

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 本体の重さは、重さが1500グラムと、それなりに重量のあるスピーカーです。持ち歩けないこともないですが、基本的には室内か、車での持ちはこび用でしょう。

 防水性は、下位機種同様に、IPX67規格に対応し、最高クラスです。

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 イルミネーションにも対応しますが、こちらはFiestable対応で、スマホでライティングの制御も可能です。

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 スピーカーの性能は、総合出力が50Wと、このグレードの製品としては良いです。

  50mmのフルレンジスピーカーが左右2つ付属します。本体構造はXBシリーズで共通なので音の傾向は同じですが、重低音はこの機種が最も強調されます。ソニーは、EXTRA BASSモードも搭載するので、迫力面で優れます。

 バッテリーは、24時間持ちます。充電はやはり付属のMicroUSBケーブルでパソコンから行う仕様です。こちらも、野外でのスマホへの給電に対応できます。

 一方、その他の技術はSRS-XB31と同じです。

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 以上、SONY SRS-XB41の紹介でした。

 大きめのスピーカーユニットを搭載しており、音質の上では期待できます。ハイレゾに対応する必要がないならば、特に低音域の迫力を重視するならば、音質面で期待できます。


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 5・SONY SRS-XB60  
   ¥33,846 Amazon.co.jp
(5/14執筆時)

スピーカー出力:150W
スピーカー直径:130+50mm×2
高音再生力:非公表
低音再生力:非公表
対応コーデック: SBC AAC LDAC
再生可能時間:14時間
本体サイズ:約264×552×272mm

 SONY SRS-XB41は、ソニーのXBシリーズの最上位機です。

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 本体の重さは、8kgですから、持ち運ぶ手段を考えなければいけない製品です。ストリート用のモデルですが、同じスピーカーを2つ購入すると、ステレオ再生させることも可能です。

 防水性は、ただし、この機種は明示的な記載がないため、雨天などでは利用できない機種です。

 スピーカーの性能は、総合出力が150Wと、さすがに良いです。

 ユニットは、中音・低音域を担当する13cmウーファーと高音域を担当する5cmのツイーターを装備する2WAY式です。ソニーが「得意」な構成で、特に高音と低音は強調できます。

 バッテリーは、14時間持ちます。

 一方、その他の技術はSRS-XB41と同じです。

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 以上、SONY SRS-XB60の紹介でした。

 最上位機ですが「特殊用途」の製品です。家庭で普段使うにはユニットが大きめで、小音量再生の品質はイマイチです。ストリートで「ガンガン鳴らす」用途の製品です。


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 6・SONY LSPX-S1
  ¥69,800 Amazon.co.jp (5/14執筆時)

スピーカー出力:13W
スピーカー直径:45mm×2+62mm
高音再生力:40kHz
低音再生力:60Hz
対応コーデック: SBC AAC aptX LDAC
再生可能時間:4時間
本体サイズ:82mm×303mm

 SONY LSPX-S1は、若干特殊なBluetoothスピーカーです。

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 LEDのランタン(ライト)としても使える、デザイン家電です。

 そして、表面のガラスが振動板の役割をしているユニークな機種です。

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 ただ、単なる「色物」ではなく、音質的にも考えられた機種です。加振器が円状に音を発生させるため、音が広がりやるく、臨場感が高いスピーカーです。

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 Bluetoothは、この機種はaptXというコーデックにも対応します。そのため、CD音質ならば、圧縮しないでやり取りが可能です。ただ、これには、スマホや音楽プレーヤなどの側の対応が必要です。

 対応再生機器は、LDACよりも多くなり、例えばAndroid系のスマホの多くが対応します。

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 以上、SONY LSPX-S1のスピーカーでした。

 インテリア性重視とは言え、360度広がるスピーカーとしておもしろい製品です。ただ、最近は360度スピーカーは、より安い製品が出てきたため、スピーカーとしてみると、市場的な役割は終えたとも言える製品です。

3・ソニーのハイレゾ対応機の比較

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 つづいて、SONYのハイレゾ音源対応の高級ワイヤレススピーカーを紹介します。h.ear goシリーズとして、売られる機種です。

 音の特長としては、低音域と高音域が充実する「ジャパニーズサウンド」です。 

 なお、ハイレゾ音源とは、E-ONKYOMoraなどで入手可能な高音質の音源です。

 ハイレゾの場合、CDではカットされてしまう高音域まで再生できるものです。急速に広まりつつある次世代の音源規格ですが、対応するには、スピーカーもその規格に対応する必要があります。


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 7・SONY h.ear go SRS-HG10 【各色】
   ¥19,595 Amazon.co.jp
(5/14執筆時)

スピーカー出力:24W
スピーカー直径:35mm×2
高音再生力:40kHz
低音再生力:60Hz
対応コーデック:SBC AAC LDAC
再生可能時間:12時間
本体サイズ: 約204×62×60mm

 SONY h.ear go SRS-HG1 は、ソニーのハイレゾ音源対応の高音質なポータブルスピーカーです。

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 ハイレゾ未対応の下位機種と比較して、(イルミネーションがないなど)デザイン的に落ち着いています。落ち着いた大人向けのテーストですね。

 本体の重さは、重さも790グラムとなります。長さは20センチほどで、持ち運べるサイズですね。

 防水性は、一方、音質重視の機種であり、防塵・防滴性能性能はなく、お風呂などでの利用は無理な製品となります。

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 スピーカーの性能は、総合出力が24Wです。

 また、35mmのスピーカーが左右2つ付属する構造です。これらの数値を見ると分かりますが、スピーカーについてだけ言えば、上で紹介したSRS-XB2よりこちらの方が能力が下位です。

 ただ、こちらは、スピーカーユニットの構造が下位機種と異なる新型です。また、パッシブラジエーターが前後に2つ付く仕様です。そのため、下位機種に比べての低音のパワー不足は感じないでしょう。もちろん、Atlasの試聴の限り、音質の面でも上位です。

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 高音域については、再生周波数帯域が40kHzまでなので、こちらの方がスペックが上です。

 再生周波数帯域が40kHz以上だと、スペック的に言えば、CDより音質の良い「ハイレゾ音源の再生に対応」することになります。最近ハイレゾ音源はブームで、今後は増えていくと思いますので、重視しても良い部分です。

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 Bluetoothは、下位機種同様に、SBCとAAC規格に対応します。

 また、ハイレゾが伝送可能なLDAC規格にも対応します。ただし、再生機器側がLDACに対応している必要があります。iPhoneは未対応であり、最新のSONY製のスマホやソニーのウォークマン以外は難しい状況です。
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 ただし、ハイレゾレベルの音質を得たい場合、Wi-Fi経由ならどのスマホやPCからも再生できます。その場合、SongPalというスマホアプリ(iPhone/Android)を使えば、簡単にリンクできます。

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 音質の再現力については、DSEEをさらに強化したDSEE HXが採用されます。

 通常のDSEEは、圧縮した音源をCD音質に高めるための技術でした。しかし、こちらは、40kHzまで対応できるこの機種のスピーカーの能力をフルに生かすため、ハイレゾ音質まで高めます(=アップコンバート)。そのため、ハイレゾ音源ではない普通の音楽データについても、高レベルで再生可能です。

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 バッテリーは、この機種は12時間保ちます。充電方式は下位機種と同じです。

 以上、SONY h.ear go SRS-HG1 の紹介でした。

 ハイレゾ音源の再生に対応する高性能スピーカーです。また、低音域についても、デュエルパッシブラジエーターの搭載で、再生能力が高いと言える機種です。音質的には、期待できる技術が多く搭載されているため、音質を重視したい方ならば、「選んで後悔の少ない」機種でしょう。


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 8・SONY SRS-ZR7 【各色】
   ¥31,530 Amazon.co.jp  
(5/14執筆時)

スピーカー出力:92W
スピーカー直径:45mm×2+62mm
高音再生力:40kHz
低音再生力:60Hz
対応コーデック:SBC AAC LDAC
再生可能時間:-----
本体サイズ:約300×93×86mm

 SONY SRS-ZR7  は、ソニーのハイレゾ音源対応の上位のスピーカーです。

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 こちらは、充電に対応しない据え置き型のモデルで、長さも30cmある機種です。自宅などに置きぱなしで使うのがデフォルトです。

 防水性は、こちらも、防塵・防滴性能性能がありません。

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 Bluetoothは、下位機種同様に、SBCとAAC規格に対応します。

 また、ハイレゾ音源を利用する場合は、こちらもLDAC形式に対応しており、Bluetooth無線でハイレゾデータの転送が可能です。ただ、LDACに対応するのは、現在こちらで比較したSONYのウォークマン などの一部端末に限られます。

 そのため、スマホなど一般的な端末の場合、同時搭載されているWi-Fiを利用して接続することになります。

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 スピーカーの性能は、下位機に比べて格段に向上します。

 ここまで紹介した機種は、「フルレンジ式」スピーカーをパッシブラジエーターで補完する方式でした。しかし、この機種は、42mmのフルレンジスピーカー2つの他、中央部分に、低音専用の62mmのサブウーファーが2つ搭載されます。

 低音域は、このサブウーファーと、後部に搭載される大型のパッシブラジエータの力でより豊かで余裕のある再生が可能です。

 高音域も、サブウーファーと再生音質の役割分担ができる関係で、音質は高まっています。もちろん、ハイレゾ音源対応機種であり、再生周波数が40kHzまで対応です。


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 入力端子は、下位機種にも搭載されるBluetoothWi-Fiのほか、背面にUSB端子が付属します。

 そのため、USB経由でiPhoneなどのスマホや、音楽ファイルをインストールしたUSBメモリーにつなげて、音楽を再生することも可能です。他に、HDMI端子LAN端子も配備されており、TVやNASなどの運用・再生にも対応します。

 その他の部分は、下位機種と同じです。もちろん、音質を向上させるDSEE HXも搭載されます。

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 以上、SONY  SONY SRS-ZR7 の紹介でした。

 自宅で使うBluetoothスピーカーとしては、同社の中では、最も音質が良いモデルでしょう。価格が高いのがネックですが、TVなどでも使えますし、予算が許せば購入を検討したい機種です。


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 9・SONY SRS-X99
   ¥64,130 Amazon.co.jp(5/14執筆時)

スピーカー出力:154W
スピーカー直径:5mm×2+19mm×4+94mm
高音再生力:40kHz
低音再生力:45Hz
対応コーデック: SBC AAC LDAC
再生可能時間:-----
本体サイズ:約430mm×133mm×125mm

 SONY SRS-X99 は、ソニーのハイレゾ音源対応の最高級モデルです。

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 先ほどの機種に較べて、サイズが一回り大きく、その分、相当大きなスピーカーを搭載する機種となります。

 ハイレゾ音源は、Bluetooth・Wi-Fiにて対応できます。ただし、下位機種同様に、Bluetoothの場合は、LDAC対応の機種に限定されるため、基本的にはWi-Fiを利用します。

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 スピーカーの性能は、下位機種に較べて、スピーカーユニットが総計7個と非常に複雑な構成です。

 多くのスピーカーを小さな本体に組み合わせるのは難しいことですが、培われた高度な技術で、バランスの取れたサウンドを実現しています。低音域・中音域・高音域をそれぞれ分担して鳴らすため、音質もクリアです。

 低音域は、94mmのサブウーファーと、2つのパッシブラジエータで、小型機種では音圧を最高に高める仕組みです。

 高音域は、高音を担当する4つのトゥイーターと中音を担当する2つの磁性流体スピーカーで分担する仕組みです。

 とくにハイレゾに重要なトゥイーターについては、本体の前面のほか、上部にも2つ配置する面白い形で、音の広がりに配慮しています

 その他の部分は、下位機種と同じです。入力端子も、下位機種と同じで、背面にUSB端子・HDMI端子LAN端子も配備されます。

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 以上、SONY  SONY SRS-X99 の紹介でした。

 音質面はもちろん、デザイン性も高いため、予算が許せば是非欲しい機種です。ただ、価格面では他機種に比して高い部分が悩みどころでしょう。その点で、入門向けには下位機種が良いでしょう。

4・JBLの防水スピーカーの比較

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 続いて、アメリカのJBL社が発売している防水タイプのスピーカーを紹介します。

 JBLは、世界的な音響メーカーです。「JBLサウンド」と呼ばれる独特の音響哲学をもち、味付けの少なめな、中音域が充実するサウンドが得意です。


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【2017年】

 10・JBL BluetoothスピーカーFLIP4  【各色】
   ¥9,272 Amazon.co.jp(5/14執筆時)

スピーカー出力:16W
スピーカー直径:40mm×2
高音再生力:20kHz
低音再生力:70Hz
対応コーデック: SBC
再生可能時間:12時間
本体サイズ: 64×169×64(mm)

 FLIP4は、JBLが出しているBluetoothスピーカーです。

 本体の重さは、440グラムで、長さは16センチほどで、かなり小型です。

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 防水性は、こちらはIPX7準拠です。

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 ソニー同様に、「水に30分浸けても壊れない」性能です。浴室で質の良い音楽が聴きたい場合や、屋外で利用したい場合は、良い選択肢でしょう。

 ただし、IPX67基準は示されないため、防塵・防錆については対応度が不明です。とはいえ、野外でも常識的な範囲では使えます。

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 スピーカーの性能は、総合出力が16Wです。

 本体の中に、40mmのスピーカーが左右2つ内蔵され、パッシブラジエーターが補うという、ソニーにもみられた構造です。小型・防水モデルですが、口径が小さい割に良く「鳴る」モデルです。

 Bluetoothは、一般的なSBC規格のみに対応です。ただ、携帯して屋外で利用したり、お風呂で利用するタイプの製品なので、この面はさほど重視しなくて良いでしょう。

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 バッテリーは、12時間保ちます。

 本体サイズも小型で450gと軽量で、屋外で利用するには最適な機種だと思います。

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 以上、FLIP4の紹介でした。

 「完全防水」ですので、ソニーよりも水辺やお風呂での利用に向くでしょう。AtlasもJ(類似の)BLの円筒タイプを1機所有中です。「ドンシャリ」せずに、ボーカルなどの中音域が聴きとりやすいので、気に入っています。


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 11・JBL Bluetoothスピーカー CHARGE3 【各色】
   ¥13,638 Amazon.co.jp (5/14執筆時)

スピーカー出力:20W
スピーカー直径:50mm×2
高音再生力:20kHz
低音再生力:65Hz
対応コーデック: SBC
再生可能時間:20時間
本体サイズ: 88.5×213×87(mm)

 CHARGE3 は、JBL防水スピーカーの最新機種です。

 「チャージ」の名前の由来は、この機種のバッテリーから、USB経由でスマホの充電に対応するためです。

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 防水性能は、こちらも、IPX7に対応します。万一水没してしまっても安心な完全防水です。

 スピーカーの性能は、総合出力が20Wで、50mmのスピーカーが左右2つ付属している製品です。

 音響思想は下位機種と同じですので、鳴る音の傾向は同様です。ただし、ユニットが大きな分、とくに低音域の方向により迫力がある仕様です。

 Bluetoothは、やはりSBC規格のみに対応ですね。

 バッテリーは、20時間と下位機種に較べると2倍に増量しています。その分、重さは800gと多少重量が増していますので、この部分では一長一短ですね。


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【2018年】

 12・JBL XTREME 2(エクストリーム2) 【各色】
   ¥59,480 Amazxon.co.jp
(5/14執筆時)

【2016年】【在庫限り】

 12・JBL XTREME(エクストリーム) 【各色】
   ¥29,043 Amazon.co.jp
(5/14執筆時)

スピーカー出力:40W
スピーカー直径:63mm×2+35mm×2
高音再生力:20kHz
低音再生力:65Hz
対応コーデック: SBC
再生可能時間:15時間
本体サイズ: 126×282×122(mm)

 XTREME2は、円筒タイプでは、JBLの「最高級」の防水スピーカーです。

 こちらは「チャージ」の上位機種にあたるため、USB経由でスマホの充電に対応します。

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 防水性能は、IPX7に対応します。万一水没してしまっても安心な完全防水です。なお、前モデルの2015年発売機は、IPX5等級だったので、新機種では進化したことになります。

 スピーカーの性能は、総合出力が40Wと下位機種の2倍です。

 こちらは、低音を担当する63mmのウーファーが2つと、中高音を担当するトゥイーターが2つという構成で、さらにパッシブラジエーターが搭載されるという、本格的な2ウェイスピーカーです。音質の点では、下位機種を凌駕します。

 Bluetoothは、ただし、こちらもSBC規格のみに対応です。

 バッテリーは、15時間と2ウェイ方式を利用しているため多少短くなっています。重さも2.39kgと、大きなノートPCほどの重さがあるため、基本的には自動車などで持ち運んでアウトドアで利用する機種ですね。

 ーー

 以上、XTREME2の紹介でした。

 大きなスピーカーユニットを搭載するJBL機ですね。屋外仕様ではありますが、味付けが少なめで、中音域が充実するJBLサウンドが好きな方には、カジュアルな室内用としても良いでしょう。

 なお、旧機種XTREMEは、防水水準が少ないほか、電話として使う場合のマイクにノイズキャンセラがない点、Bluetooth4.1でやや転送速度が落ちる点が相違点ですね。

5・BOSEのサウンドリンクの比較

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 つづいて、BoseBluetoothスピーカーの紹介です。

 Boseは、JBLと同じくアメリカ初の世界的な音響メーカーです。

 やはり独特の音響哲学があり、「小さなスピーカーでどれだけ低音を膨らませるか」を重視しています。「BOSEサウンド」は、Bluetoothスピーカーのようにサイズの限られるスピーカーにおいて特に力を発揮します。


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 【2017】

 13・Bose SoundLink Micro Bluetooth speaker
   ¥13,770 Amazon.co.jp (9/4執筆時)

対応コーデック:SBC
再生可能時間:6時間
本体サイズ: 98(W) x 98(H) x 35(D)mm

 Bose SoundLink Micro Bluetooth speaker は、BOSEの小型モデルです

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 本体の重さは、290グラムです。

 長さは10センチほどですので、完全に持ちはこび用です。写真のように、「登山時の熊よけの提案」はおもしろいですね。完全防水にも対応します。

 防水性は、こちらも、JBLと同じでIPX7準拠です。お風呂やプールで安全に使えます。

 泥や砂などの粉じんに関する指標はないものの、上位機的な範囲なら、野外でも問題ないでしょう。

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 スピーカーの性能は、注意が必要で、単体ではステレオに非対応です。ステレオ再生するには2台必要な機種です。

 ユニットは、高音域から低音域までカバーする1つのフルレンジスピーカーに、低音を補うための電磁気回路がないスピーカー(パッシブラジエーター)を2つという構成です。

 大音量の再生には向きませんが、適度な音量ならば、バランス良く聴けます。1万円以下の防水スピーカーと比較すると、明らかに音質の程度が異なります。

 Bluetoothは、一般的なSBC規格のみ対応です。

 バッテリーは、6時間のバッテリーと長くは持ちません。

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 以上、Bose SoundLink Micro Bluetooth speaker の紹介でした。

 アウトドアでの利用を考えていて、できるだけ軽量で、防水性が期待できる製品を選ぶならばこれでしょう。ただし、ステレオではない点は注意です。


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 【2017】

 14・SoundLink Color Bluetooth speaker II
   ¥16,200 Amazon.co.jp (9/4執筆時)

対応コーデック:SBC
再生可能時間:8時間
本体サイズ: 127(W) x 1321H) x 56(D)mm

 BOSESoundLink Color Bluetooth speaker II は、BOSEの中位機で、こちらはステレオです。高価なBOSE製品としては値頃感があり、人気もあります。

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 本体の重さは、540グラムです。長さも12センチほどです。こちらは、片手でも持ち運べるポータブルサイズです。

 防水性は、一方で、等級情報がなく「防滴仕様」とだけあります。おそらくIPX4かそれ以下でしょう。とはいえ、水に沈没させない限りは、お風呂でも使えそうなグレードです。

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 スピーカーの性能面では、Bose社はスペックの多くが非公開です。

 しかし、少なくとも2つのスピーカーユニットと2つのパッシブラジエータを搭載する機種です。短時間ですが静かな環境で視聴しましたが、音質的にはしっかり低音が強調されるBoseサウンドを踏襲しており、大音量再生時の音割れも少ないです。

 高音の再生力は、分離構造が作用してそれなりに高いです。しかし、やはり強調するべきは「低音」という機種ですね。

 Bluetoothは、SBCのみに対応です。

 ただ、Boseは、DSP(デジタル・シグナル・プロセッシング)技術に伝統的に優れます。同社は、圧縮音源の失われた音の再現や、ノイズの軽減力については格段にうまいです。

 音質がさほど良くないSBC音源を綺麗に再生する用途に向くため、遅延はともかく、音質は期待できます。

 バッテリーは、一方で、8時間のバッテリーとさほど長くは持ちません。

 以上、SoundLink Color Bluetooth speaker II の紹介でした。

 音質は、最近流行の「ワイドに広がる」感じで、次に説明する上位機を踏襲します。BOSE製品として、同じほどの価格の防水スピーカーに比べると、低音の厚みが感じられるスピーカーです。


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 15・Bose SoundLink Revolve Bluetooth speaker
   ¥27,000 Amazon.co.jp (9/4執筆時)

  対応コーデック:SBC
  再生可能時間:12時間
  本体サイズ:82x 152x 82 mm

 Revolve Bluetooth speaker は、BOSEの小型スピーカーの上位機です。

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 本体の重さは、670gです。軽くはないですが、持ち運べますね。サイズも、直径8cm・高さ15cmほどの円筒形です。

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 防水性は、IPX4です。防滴性はありますが、水没や強烈な水流には耐えられない水準です。とはいえ、お風呂程度ならば、全く問題ないでしょう。ただし、お風呂は、規格基準外の「お湯」なので、Atlas的にはメイン利用ならば、IPX5以上は欲しいと考えています。

 高額ですが、モダンなデザインで本体の質感と格好良さは圧倒的です。また、「今どき」なのは、マイクを利用し、iOSのSiriやGoogleの音声コマンド入力に対応できる点です。また、スマホとリンクした場合、スピーカーをスピーカーフォンとして利用することもできます。

 面白い部分では、一般的なカメラ三脚に取り付けられるマウンターが付属しているため、多少凝った利用法も可能です。

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 スピーカーの性能面は、この機種もスペック非公開です。

 仕組みは、最近流行の「全周囲360度スピーカー」なので、音の広がり(サラウンド感)は相当期待です。このタイプは、部屋の中央でもどこでも置けるため、大手音響メーカーは、このタイプのスピーカーの研究をかなり進めています。

 ユニットは、1つのフルレンジスピーカーを反響を利用し拡散させる方式です。一方、低音は2つのパッシブラジエータを搭載するものの、BOSE製品としては、さほど強調されないレベルです。

 逆に言えば、聴き疲れないので、持ち出して使うだけでなく、抜群のインテリア性を活かしワンルームマンションなどに気軽に備えるのに向く気がします。

 Bluetoothは、SBC規格です。しかし、下位機種で説明したように、Boseは「音を独自色で作り直す」ような部分があるので、この部分のクオリティは度外視しても良いでしょう。

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 バッテリーは、12時間持ちます。充電は、専用クレードルを使いますが、この出来も良くデザイン性は高いです。

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 以上、SoundLink Revolve Bluetooth speakerの紹介でした。

 「部屋の真ん中に置けるスピーカー」というのはこれまであまりなかったジャンルで、個人的にもより長い期間試したいと思える機種です。持ちはこび向きに作られたモデルですが、自宅でも便利に使えそうです。


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 16・SoundLink Revolve+ Bluetooth speaker
   ¥37,800 Amazon.co.jp (9/4執筆時)

  対応コーデック:SBC
  再生可能時間:16時間
  本体サイズ:105x 184x 105mm

 Revolve+ Bluetooth speaker は、上で紹介した機種の上位モデルです。先ほどの機種と似た形状ですが、こちらは直径10cm・高さ18cmほどとやや大きい円筒形です。

 本体の重さは、下位機種の670gから910gに増加しています。

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 防水性は、IPX4です。高水準な防水ではありませんが、(泥を伴わない)雨などならば濡れても壊れない水準です。

 スピーカーの性能面は、やはりスペック非公開ですが、スピーカーユニットのサイズが大型化しており、とくに低音方向に音圧が増しています。大きめのリビングや野外での利用ならばこれくらいのパワーがあっても邪魔ではないでしょう。

 Bluetoothは、こちらもSBC規格だと思います。その他の点は、下位機種と同様ですね。

 バッテリーは、16時間持ちます。充電は、こちらも専用クレードルを使います。

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 以上、Revolve+ Bluetooth speaker の紹介でした。

 重さがある点をどう評価するかで、評価が分かれそうな機種です。その場合、ハンドルを装備する点はプラスに働くでしょうが、見かけはイマイチスマートさに欠けますね。選ぶならば、下位機種だと思います。

7・BeatsのBluetoothスピーカー

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 続いて、アメリカのBeatsのBluetoothスピーカーの紹介です。現在は、Appleの傘下企業です。

 音質的には、最近はBluetoothスピーカーについては、高音域と低音域を強調したサウンドです。ソニーに割と近いタイプですが、高音域は過度には重視しません。


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 【2017年】【各色】

 17・beats by dr.dre Beats Pill+ MQ312PA/A
   ¥18,323 Amazon.co.jp (9/4執筆時)

対応コーデック:SBC AAC
再生可能時間:7時間
本体サイズ:約高さ62mm

 こちらは、BeatsBluetoothスピーカーPill+の紹介です。

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 本体の重さは、約740gで、長さ21cmです。

 防水性は、意外とこの製品は記載がなく、屋外やお風呂での使用は不可です。

 スピーカーの性能は、Bose以上に情報非開示です。

 ただ、視認の限り、高音域用のツイーターと低音域用のウーファーを4つ並べた、2Way方式です。高音域が意外とでているのは、このためでしょう。

 一方、同社のヘッドホンに比べれば、低音の厚みは軽めで、多少、バランス重視のように思います。スピーカーの場合は、聴き疲れのしにくさを重視しているのかもしれません。

 Bluetoothは、一般的なSBCのほか、遅延の少ないAAC規格に対応します。

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 バッテリーは、12時間保ちます。

 充電はUSB経由で、ACアダプターも同梱され3時間で充電可能です。また、ライトニングケーブル経由でiPhoneが充電できる点は、この機種のユニークな部分です。

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 以上、Pill+の紹介でした。

 コーデックAAC対応ということで、このコーデックに対応するiPhoneとの相性は良さそうです。また、iPhoneの予備バッテリーとしても利用できる点もユニークですね。音楽を聴く際に、スマホのバッテリーが切れてしまったという事態は避けられそうです。

5・ANKERのスピーカーの比較

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 つづいて、米国のANKERBluetoothスピーカーを紹介します。

 同社は、音響メーカーではなく、世界的なバッテリーメーカーです。しかし、最近は、Bluetoothスピーカーの展開もはじめました。性能に比して、比較的価格が安いので人気です。


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 18・Anker SoundCore2 A3105011【各色】
   ¥4,999 Amazon.co.jp(5/14執筆時)

スピーカー出力:12w
対応コーデック:SBC
再生可能時間:24時間
本体サイズ:165 × 45 × 54mm

 Anker SoundCore は、バッテリーメーカーのアンカーが発売する激安Bluetoothスピーカーです。


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 本体の重さは、414gと軽量で持ちはこびやい機種です。

 防水性は、IPX5等級です。したがって、こちらは、風呂や水場で利用できるものの、完全防水ではないため、水没は不可です。また、泥が飛び跳ねるような場所での利用もできません。

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 スピーカーの性能は、一方、情報開示が不十分です。

 仕組みとしては、左右の1ウェイスピーカーに、低音を補うカタツムリ型のバスポートが付属する「ラジカセ」以来の伝統的な構造です。価格的には頑張っていますが、それでも出力は総計12Wですので、1万円前後の高級機に較べるとやや非力です。

 Bluetoothは、SBC規格のみです。

 バッテリーは、メーカの特長が最も出ている部分で、最大24時間持ちます。

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 以上、Anker SoundCoreの紹介でした。

 持ち運べる軽量機としては「ダントツ安い」のが特長ですね。音質は他社ほど期待できないにせよ、5000円前後の予算で考えるならば、他にノンブランド品しかないので、大手のANKERという安心感はあるでしょう。

後編につづく!
Bluetoothスピーカーのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、Bluetoothスピーカーを12機種紹介してきました。

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Anker SoundCore Sport A3182011
Anker SoundCore Sport XL A3181011
Anker SoundCore Boost A3145011
・Anker SoundCore Pro+ AK-A3142013

 次回の後編記事こちら)では、ANKERの上位機をさらに4機種紹介します。

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・パナソニック SC-MC20-W
・Bang&Olufsen B&O play Beoplay A1

 また、ここまで紹介しできなかったパナソニックやB&OのBluetoothスピーカーも紹介します。

 その上で、紹介した全機種から、最終的な、Atlasのおすすめ機種!を提案したいと思います。

 予算別・目的別に提案するのでぜひご覧ください。

 後編記事は→こちら

 また、前半記事は最後になりましたが、今回の前編記事がお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題をシェアしていただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 19:43 | オーディオ製品

比較2018'【ランク別】Bluetoothスピーカー24機の音質とおすすめ:ハイレゾ対応(2)

前編からの続きです。前編は→こちら

今回のお題
価格・グレード別のBluetoothスピーカーのおすすめはどの機種?

 ども!Atlasです。

 今回は、Bluetoothスピーカーの比較の後編記事です。

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 前編記事(こちら)では、各社のBluetoothスピーカーを紹介してきました。

 後編記事では、前編に紹介しきれなかった製品を比較するほか、最後の「結論」として、Atlasのおすすめ機種を提案していきたいと思います。

5・ANKERのスピーカーの比較(続き)

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 19・Anker SoundCore Sport A3182011
   ¥2,999 Amazon.co.jp(5/14執筆時)

スピーカー出力:3w
対応コーデック:SBC
再生可能時間:10時間
本体サイズ:85x85x45mm

 Anker SoundCore Sport は、アンカーの防水対応のBluetoothスピーカーです。

 スピーカーの性能は、ユニットは先ほどの機種と同等のものを採用します。しかし、こちらはステレオ再生に非対応です。

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 防水性は、IPX7等級です。完全防水性能を持っており、水に沈没しても基本大丈夫なタフさです。一方、泥や砂にタイする防塵性は、指標は占められませんが、対応との言語表記が見られます。

 バッテリーは、最大10時間と健闘しています。

 以上、Anker SoundCore Sportの紹介でした。

 音質面ではさほど期待できませんが、ネットラジオなどをお風呂まで電送して利用するなどの目的に特化するならば、価格的に魅力のある機種です。


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 20・Anker SoundCore Sport XL A3181011
   ¥5,999 Amazon.co.jp (5/14執筆時)

スピーカー出力:16w
対応コーデック:SBC
再生可能時間:15時間
本体サイズ:175x78x43mm

 Anker SoundCore Sport XLも、アンカーの防水対応のBluetoothスピーカーです。

 本体の重さは、600gです。持ち運べる水準でしょう。

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 防水性は、IPX67等級です。つまり、この機種の場合、完全防水に加えて、防塵性も持つ機種で、SONYの上位機と同じく、タフに利用できる機種です。

 スピーカーの性能面では、こちらは、8Wの小型スピーカーを2機搭載したステレオ対応機になります。簡単に言えば、1つ上の機種を大型化して、スピーカーを2つ付けたような仕様です。

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 また、スピーカーのほか、2機の小型サブウーファーも内蔵されているため、Anker SoundCoreに較べても低音は引けを取らないでしょう。防水性能を持っている格安スピーカーとしては優秀と言えそうです。

 バッテリーは、最大15時間と、下位機種よりも伸びていますね。

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 以上、Anker SoundCore Sport XLの紹介でした。

 比較的大きめのユニットを搭載して6000円を切る製品として注目されています。アウトドアでハードに使う場合、(ある程度無茶をしても惜しくはない?)値段の機種として、良い選択肢でしょう。


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 21・Anker SoundCore Boost A3145011
   ¥6,999 Amazon.co.jp (5/14執筆時)

スピーカー出力:20w
対応コーデック:SBC
再生可能時間:10時間
本体サイズ:204x72x69mm

 Anker SoundCore Boostは、アンカーの上位機です。

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 本体の重さは、660gです。下位機種とさほど変わらない水準で、やはり持ち運べる重さです。

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 防水性は、一方でIPX5に止まるため、積極的に屋外でハードに利用することはあまりオススメできません。お風呂やプール程度です。もちろん、水にかかった程度ならば問題ないです

 スピーカーの性能面では、出力が20WとソニーやJBLの入門機並の出力を確保します。

 スピーカーは左右に2つ搭載します。

 低音部を補うために、電磁気回路がないスピーカーであるパッシブラジエーターが2つという構成です。ウーファーの代わりに、パッシブラジエーター方式に変更した点が相違点ですが、重低音が響くのは、ANKERの下位機種同様の特性ですね。

 バッテリーは、最大10時間と十分で、重さも585gですので、持ち運んでの利用も可能です。

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 以上、Anker SoundCore Boostの紹介でした。

 もちろん、1万円台の機種とは比較できないわけですが、同社の下位機種よりも出力が高いです。特に低音は強いでしょう。格安で、できるだけ低音が響く機種としてニーズがあるだろう入門機ですね。


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 【2018】

 22・Anker SoundCore Pro+ AK-A3142013
   ¥13,480 Amazon.co.jp (5/14執筆時)

スピーカー出力:25w
対応コーデック:SBC
再生可能時間:18時間
本体サイズ:204x72x69mm

 Anker SoundCore Pro+は、アンカーが2018年に発売した最新の最上位機です。

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 本体の重さは、だいたい同じソニーのSRS-XB20シリーズと比べると760gと重めです。

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 防水性は、等級が低いIPX4等級の防水です。

 長時間沈没しない限り、お風呂場でも大丈夫な規格です。ただ、先述のように、お風呂は「お湯」ですから、規格外になることをふまえると、その用途ならば、IPX5以上が良い気もします。

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 スピーカーの性能面では、しかし、出力が25Wと、同価格帯の他社機よりも力強いです。

 サイズは非公表ですが、ウーハーとトゥイーターの2Way方式を採用しています。BsssUpテクノロジーという、リアルタイムでの低音解析機能を持つため、ソニーのように「充実した低音」を表現できます。

 バッテリーは、最大18時間と、十分です。

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 以上、Anker SoundCore Pro+の紹介でした。

 25W以上のパワーがある機種としてはかなり安いです。価格重視で、パワーのある機種を探しているならばこの機種でしょう。

8・他社のBluetoothスピーカーの比較

 ここまで紹介した以外のメーカーから発売されているBluetoothスピーカーを紹介します。

 ラインアップは少なめながら、面白い製品も多いです。


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 23・パナソニック SC-MC20-W【各色】
   ¥9,800 Amazon.co.jp (5/14執筆時)

スピーカー出力:2w
対応コーデック:SBC
再生可能時間:10時間
本体サイズ:64x169x64mm

 パナソニック SC-MC20-Wは、パナソニックの小型Bluetoothスピーカーです。円形の面白い形状をしています。

 本体の重さは、191グラムと今回紹介した機種の中でも図抜けて軽い機種です。

 防水性は、とくに付与されてはいません。

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 この機種は、スマホなどからは、Bluetoothで直接転送できますが、BluetoothのないTVなどのためにワイヤレス送信機が付属します。これを使って、スピーカーまで音声を転送することも可能です。

 スピーカーの性能は、出力は2Wと弱いです。

 ユニットは、36mmのスピーカーが2つ付属していますが、どちらかと言えば、音楽を聴く機器というよりも、能力の低いTVのスピーカー音を再生・転送するための端末になります。この用途では、かなり便利に使えます。

 Bluetoothのコーデックも、SBCのみの対応です。やはり、音楽再生機器としては、イマイチの機種です。



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 24・Bang&Olufsen B&O play Beoplay A1
   ¥27,174 Amazon.co.jp (9/4執筆時)

スピーカー出力:----
スピーカー直径:45mm×2+62mm
高音再生力:20Khz
低音再生力:60Hz
Bluetooth規格:aptX対応
対応コーデック:
再生可能時間:24時間
本体サイズ:82mm×133mm

 Bang&Olufsenplay Beoplay A1は、ヨーロッパで評判のモデルの輸入版です。

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 本体の重さは、円形の可愛らしい形状をしいますが、重さは600gと、携帯用としてはBOSEの製品に較べても3倍の重さです。

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 防水性は、明示的なJIS規格では示されません。ただい、屋外利用も想定しており、言葉でも防水防塵の記載はあります。

 なお、本体素材は、凹みやキズがつきやすい仕様です。ただ、これは、「キズも旅の記念」という意味で、あえてそのようにしているそうです。

 スピーカーの性能は、出力情報は非公表です。また、2台購入しないとステレオ再生に非対応です。

 ただ、スピーカーは、アルミコーンのフルレンジユニットと、シルクドーム型のツイーターを装備する2WAY仕様です。音の分離や解像感は高いでしょう。

 また、音が四方に広がるような構造(True360オムニディレクショナルサウンド)を採用しています。部屋の真ん中に置いても能力を発揮しやすいでしょう。

 一方、スピーカーの能力としては、高音域が20Khzまでなので、ソニーと異なりハイレゾには対応しません

 Bluetoothは、一般的なSBC・AAC規格のほか、CD音質を無圧縮で送れるaptXに対応します。音質転送の安定感は高いでしょう。

 バッテリーは、最大24時間持ちます。

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 以上、Bang&Olufsenplay Beoplay A1の紹介でした。

 小型スピーカーとしては、とくに、音の広がりと臨場感の点で、レベルの高い製品です。これは、スペックには中々出にくい部分ですが、店頭で試聴をした限り、高レベルに仕上がったモデルと感じました。

今回の結論
Bluetoothスピーカーのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、Bluetoothスピーカーを紹介してきました。

 後編記事では、いつものように、Atlasのおすすめ機種!を提案したいと思います。


 第1に、音質の点で最もバランスの取れているBluetoothスピーカーとしておすすめなのは、

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 7・SONY h.ear go SRS-HG10 【各色】
   ¥19,595 Amazon.co.jp
(9/4執筆時)

スピーカー出力:24W
スピーカー直径:35mm×2
高音再生力:40kHz
低音再生力:60Hz
対応コーデック:SBC AAC LDAC
再生可能時間:12時間
本体サイズ: 約204×62×60mm

 本体サイズ: 約204×62×60mm SONYh.ear go SRS-HG1 でしょう。

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 ハイレゾに対応する高音質スピーカーと言う点で現在的なトレンドをふまえている点を重視しました。

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 音質については、SONYは高音域の解像感と低音域の迫力を重視し、反面中音域がやや弱い傾向があります。ただ、この機種は、フルレンジスピーカーを使っているためか、かなりバランス重視で、全体の出来は良く感じます。

 一方、ハイレゾ音源を持っていない方についても、DSEE HX通常音源をハイレゾ音源水準にアップコンバートできるため、総合的な音質の改善力は高いです。

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 とくに自宅で使うには最適な機種です。しかし、持ち運びでの利用を考えても、700g台とさほど重い機種ではないですし、12時間のバッテリー持続時間ならば、問題ないでしょう。

 予算が許せば、この機種がおすすめです。ただし、防水性はない点は注意です。


 第2に、お風呂のほか、アウトドアでハードに使うのに最適な機種としてオススメできるのは、

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 11・JBL Bluetoothスピーカー CHARGE3 【各色】
   ¥13,638 Amazon.co.jp (9/4執筆時)

スピーカー出力:20W
スピーカー直径:50mm×2
高音再生力:20kHz
低音再生力:65Hz
対応コーデック: SBC
再生可能時間:20時間
本体サイズ: 88.5×213×87(mm)

 JBLCHARGE3 でしょう。

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 防水性能は、こちらも、IPX7に対応します。万一水没してしまっても安心な完全防水です。その点で言えば、お風呂やプールサイド、キャンプなどでの簡単な利用にはオススメできます。

 屋外で、汚れても洗えるからです。

 音質もJBLらしい「質実剛健」なサウンドで、味付けが少なく、中音域が充実する点で、ボーカルには特に良いでしょう。出力も大きく低音も響く仕様です。

 また、アウトドア用途考えると、バッテリーから、USB経由でスマホの充電に対応する点も便利そうです。お家ならお風呂用、屋外なら、例えば、自動車の中に一台置いておくのにも最適ですね。

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 4・SONY SRS-XB41  
   ¥25,520 Amazon.co.jp
(9/4執筆時)

スピーカー出力:50W
スピーカー直径:58mm×2
高音再生力:非公表
低音再生力:非公表
対応コーデック: SBC AAC LDAC
再生可能時間:24時間
本体サイズ: 約291×104×105mm

 ただし、屋外でも、海岸などの砂がある場所や、キャンプでも、テントなど泥ハネが想定できるような製品の場合、屋外のスポーツその他の練習中に利用する場合、JBLはやや不安です。

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 その場合、泥や砂にも対応できると、JIS規格が示すIPX67規格に対応するソニー系の上位機が良いでしょう。

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 オススメは、スピーカーユニットが大きく、音が良いこちらの機種です。重さが1500グラムと、それなりに重量のあるスピーカーですが、この用途ならば、自動車での運搬になるでしょうし、問題ないでしょう。


 第3に、1万円前後の予算で選ぶ場合、最も音質に期待が持てるのは、

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 【2018】

 2・SONY SRS-XB21 【各色】
   ¥8,440 Amazon.co.jp
(9/4執筆時)

スピーカー出力:14W
スピーカー直径:42mm×2
高音再生力:非公表
低音再生力:非公表
対応コーデック: SBC AAC LDAC
再生可能時間:12時間
本体サイズ: 約198×68×69mm

 音質の安定性の面から言えば、SONYのSRS-XB20 が良いでしょう。

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 約1万円という価格ですが、大きめのスピーカーユニットと、パッシブラジエータを搭載しています。 

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 また、Bluetoothスピーカの音質向上に欠かせないDSEE技術も搭載しており、1万円前後のモデルとしての総合的な能力は高いと言えます。

 重さも、590gと十分「軽量」といえるサイズです。

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 防水性は、IPX67規格に対応します。、自宅だけではなく、野外でも便利に利用できるでしょう。

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 【2018】

 22・Anker SoundCore Pro+ AK-A3142013
   ¥13,480 Amazon.co.jp (9/4執筆時)

スピーカー出力:25w
対応コーデック:SBC
再生可能時間:18時間
本体サイズ:204x72x69mm

 ただし、音圧を重視する場合は、Anker SoundCore Pro+が良い選択肢です。

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 この価格で、出力25Wというのは、従来的にあまりなく、音量をある程度出す場合は、こちらが向きます。

 総合的な音質については、Bluetoothコーデックやユニット精度の関係でSRS-XB20 などには及ばないでしょう。ただ、格安機種で犠牲となりがちである重低音について、サブウーファーを前後に搭載するため、迫力では2万円台の機種と「張れる」製品です。

 思想的な意味で、従来的なオーディオメーカーの製品にこだわらないならばこちらでしょう。

 ただし、防水性は、IPX4等級とあまり高くないので、室内利用に限り「オススメ」します。


 第4に、音質を最大限重視して選ぶ場合におすすめな機種は、

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 8・SONY SRS-ZR7 【各色】
   ¥31,530 Amazon.co.jp  
(9/4執筆時)

スピーカー出力:92W
スピーカー直径:45mm×2+62mm
高音再生力:40kHz
低音再生力:60Hz
対応コーデック:SBC AAC LDAC
再生可能時間:-----
本体サイズ:約300×93×86mm

 低音域から高音域を含めた総合的な音質で言えば、SONY  SRS-ZR7 がおすすめです。

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 かなり大きいスピーカーユニットを搭載しているので、ハイレゾやハイレゾ音源へのアップコンバートに対応するからです。

 2Way方式なので、高音域と低音域の充実度はやはり高いです。一方、音を受け渡す中音域の充実度が心配でしたが、試聴した限り、割とバランス良くまとまっていました。値段相応の音質が期待できます。

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 より上位の機種もありますが、価格と音質面のバランスを考えれば、ソニーならこの機種が「最強」でしょうね。寝室用の気の利いたスピーカーとしてオススメします。

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 5・SONY SRS-XB60  
   ¥33,846 Amazon.co.jp
(9/4執筆時)

スピーカー出力:150W
スピーカー直径:130+50mm×2
高音再生力:非公表
低音再生力:非公表
対応コーデック: SBC AAC LDAC
再生可能時間:14時間
本体サイズ:約264×552×272mm

 ただし、音質というより音圧を重視する場合は、XBシリーズの最上位機を推します。

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 150Wと圧倒的なスピーカー出力を持つにもかかわらず、14時間とタフに持つため、(雨のかからない)屋外での利用には向くでしょう。ただし、防水性はない機種である点だけは、ふまえる必要があります。


 第5に、部屋の配置場所を気にせず、どこにおいても良音を得られる機種としては、

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 15・Bose SoundLink Revolve Bluetooth speaker
   ¥27,000 Amazon.co.jp (9/4執筆時)

  対応コーデック:SBC
  再生可能時間:12時間
  本体サイズ:82x 152x 82 mm

 BOSEの全周囲スピーカーが良いでしょう。

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 このシステムを取るスピーカーは、部屋のどこにおいてもサラウンド感を得られるので、「スピーカーをどこに置くか」という問題について完全に自由になれる製品です。

 Atlasも全周囲スピーカーを使っていますが、従来的な2chステレオとは違う面白さと音の良さを感じています。

 BGM的に流し聴きするならば、この機種は特に良い選択肢でしょう。音質も、充実する低音で、サイズを感じさせません。

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 防水性能はIPX4ですから、泡沫防水はありますが、この部分はあまり力強くないので、部屋やキッチンにオススメします。

補足:オーディオ機器関連の記事の紹介

 というわけで、今日は、Bluetoothスピーカーの紹介でした。

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1・サウンドバーの比較
2・ホームシアターシステムの比較
3・AVアンプの比較
4・PC用スピーカーの比較
5・ミニコンポの比較
6・Bluetoothスピーカーの比較
7・ブックシェルフスピーカの比較  

 なお、このブログには、スピーカー・音楽関連の記事が他にもあります。よろしければ、これらの記事もご覧ください。

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 また、最後になりましたが、今回の記事がお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題をシェアしていただければ嬉しいです。

 (前半からの続きとなりますので、前半記事をご紹介いただけると、一層嬉しいです!)

 ではでは。

posted by Atlas at 18:46 | Comment(0) | オーディオ製品

2018年08月30日

比較2018’【高音質】全22機のミニコンポの性能とおすすめ:ハイレゾ・スマホ・iPhone/Android対応(1)

【今回紹レビューする内容】2018年ハイレゾ/スマホ対応ミニコンポ21機の性能とおすすめ・選び方:音質の違い・デザイン性など口コミと人気ランキング

【評価する製品型番】SONY CMT-SX7 パイオニア X-EM12 X-EM22 ONKYO X-NFR7X JVC EX-S5-T EX-S55-B EX-HR5 EX-HR9 EX-HR7パナソニックSC-PMX150 SC-PMX80 ONKYO CR-N765D -55EX UWF-1 XC-HM82-S S-HM82-LR YAMAHA CRX-N560 NS-BP182 SC-RS55 SC-RS75 ONKYO X-NFR7TX SC-HC295 XC-HM86-S CRX-N470 marantz CDレシーバー M-CR611 SC-RS60-K CR-N775(S) D-112EXT

今回のお題
スマホやハイレゾ対応の高音質ミニコンポのおすすめはどれ?

 どもAtlasです。

 今回は、2018年最新のミニコンポの比較をします。

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 オーディオ入門用の音楽再生機器として20年を超える歴史を持つ商品です。

 今回は「音質」にこだわって比較しました。

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 以下では、スマホやPCからの利用に便利なネットワーク対応のミニコンポや、高音質なハイレゾ音源に対応するミニコンポなど、売れ筋の人気商品を紹介します。

 その後で、いつものように、Atlasのおすすめ機種!を提案する形式で書いていきます。

ーー

1・PC用スピーカーの比較
2・
ミニコンポの比較
3・Bluetoothスピーカーの比較

 なお、今回は、このブログのスピーカー比較シリーズの2回目記事として書きました。

1・ミニコンポの選び方の基本

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 最新ミニコンポの現状をみると、音質重視」のモデル「デザイン重視」のモデルに、二極化されてきています。

 今回は「よい音を鳴らすミニコンポ!」を探す企画ですが、その場合、とくに、次の2つの要素に注目する必要があります。

1・スピーカーの能力と音質

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 第1にスピーカーの性能です。

 スピーカーの音質は、スピーカーの大きさ構造周波数帯域などのスペック数値から、ある程度その「音質」が予測できます

 そのため、今回の記事は、実際に試聴した結果と合わせながら、スペックを中心に比較しました。

 そして、高音域中/低音域の音について、それぞれの製品が「どの程度の実力」があるか、できるだけ客観的に分析します。

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 スピーカーのハイレゾ対応は、今回のもうひとつの注目点です。

 「CDを超える音質の音源」であり、iTunesなのでも今後5年で「主流」になっていく可能性が高い、ハイレゾ音源に対応できる実力を持つかについても、詳しく説明します。

2・スマホやPCからの再生時の音質

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 第2に、スマホやパソコンからのネットワーク再生時の音質です。

 Wi-FiやBluetoothなどで転送して音楽を聴こうと思っている人は多いでしょう。

 しかし、とくにBluetoothで転送する場合は、圧縮規格の関係で、ミニコンポによっては音質がかなり劣化します。

 今回は、この側面にも注目して、信頼性の高いミニコンポを紹介していくつもりです。

ーーー

 以上、今回は、この2点に注目しながら、予算別に「音質が良いと言えるミニコンポ」を探していきたいと思います。

2・激安ミニコンポの比較と選び方

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 はじめに、1万円前後の予算でも買える、比較的価格が安く、売れ筋のミニコンポの比較から入ります。

 なお、以下では、高評価できるポイントを赤字で、イマイチな部分を青字で、表記していきます。


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 【2016年】

 1・パイオニア CDミニコンポ X-CM56 【黒/緑/赤】
 1・パイオニア CDミニコンポ X-CM56 【白】
  ¥13,209 Amazon.co.jp (8/30執筆時)

ハイレゾ音源:未対応
スマホ転送: Bluetooth
ラジオ: FM/ワイドFM
アンプ出力:15W×2 (6Ω)
スピーカー直径:9.4+5cm
高音再生力:★★★☆☆
低音再生力:★★★☆☆

 X-CM35は、日本のオーディオ機器メーカーであるパイオニアのミニコンポです。

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 本体サイズは、とても小型です。

 スピーカーを縦置きすれば、50cmほどのスペースで置けるという省スペース設計で、ワンルーム向きですね。

 CDの再生は、通常の音楽CDに対応できます。

 そのほか、MP3やWMAに圧縮して焼き付けたCD-Rの再生にも対応できる機種です。

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 スピーカー構成は、左右にスピーカーのあるステレオです。

 左図のように、スピーカーネットの下には、「トゥイーター」と「ウーファー」と呼ばれる2つのスピーカーユニットがあります。これを「2ウェイ方式」と言い、ミニコンポではよく見かけます。

 第1に、ウーファーは、中・低音域の音の再生を担当します。

 この機種は9.4cmサイズですが、基本的に大きなほど音は安定します。

 第2に、トゥイーターは、高音域の音の再生を担当します。

 サイズは、5cmとなります。

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 1万円前後という価格を考えると、この機種は、そこそこ大きめで豪華なスピーカー構成であり、お買得度は高いです。

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 アンプは、電流・電圧を増幅して、スピーカーに音を出させる回路/機構です。

 この部分を比較する場合、ワット数で示される出力が重要です。

 しかし、この機種は、15W×2ということでやや小さめです。とはいえ、スピーカーが小型なので、出力はこれほどで十分でしょう。

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 スマホ・PCからの再生は、いずれも対応します。

 方式としては、Bluetooth無線を用います。そのため、iOS系でもAndroid系でも、スマホから接続が可能です。

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 Bluetoothは、回線が狭いので、デジタル音声信号を「圧縮」してミニコンポに送っています。業界の定める圧縮規格がいくつかありますが、こちらは、低音質で、音が遅延するSBC規格のみ対応です。

 そのため、例えば、iPhone(itunes)が標準採用するAACの圧縮音源も、劣化した音での再生となってしまいます。

 高級機には、劣化した音を「補修(アップコンバート)」する技術を搭載しますが、こちらについては、それも未採用です。

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 USB端子からの再生は、この機種は対応できます。

 音源を入れた USBメモリでも、ポータブルHDDでも音楽再生が可能です。ただ、この方法だと、曲名が選べない(基本シャッフル再生)ので、BGM用以外には使いにくそうです。

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 ラジオは、FMのほか、高音質でAMが受信可能なワイドFMに対応します。ただし、インターネットラジオは未対応です。

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 以上、PioneerのX-EM56の紹介でした。

 1万円前後という価格を考えると、比較的良質なスピーカーを搭載しています。その点で言えば、CDやUSB経由の再生ならば、それなりの音質で聴けそうです。一方、スマホからの音質は、やや能力が落ちます

−−

 なお、この機種にはいくつかの「姉妹モデル」もあります。

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 【2016】

 2・パイオニア CDミニコンポ X-HM26
  ¥ 18,780 Amazon.co.jp
(8/30執筆時)

 X-HM26は、外観にアルミ素材を利用した高級感のあるミニコンポです。

 スピーカー構成は、中低音を担当する10cmウーファーと、高音域用の2cmトゥイーターの組み合わせです。

 総合的には、X-CM56 と同等のパワーを確保しているとも言えますが、高音がややパワー不足で、X-CM56 のほうが総合的に上回る印象です。

 デザイン面と設置性は良さそうですが、選ぶならば、X-EM56でしょう。

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 【2016】

 3・パイオニア CDミニコンポ X-EM26
  ¥ 11,147 Amazon.co.jp (8/30執筆時)

 X-EM26は、スピーカー自体の小型化を目指したモデルです。

 スピーカー構成は、こちらは、左右に1つずつのスピーカーを搭載する1ウェイ方式です。この場合、中低音域も高音域も1つのユニットで賄っています。

 1ウェイ式は、中音域が充実するので、高音域と低音域だけ強調される「ドンシャリ」感が軽減される美点もあります。しかし、この機種については、サイズ的に考えてもパワー不足でしょう。

 やはり、パイオニアから選ぶならば、X-EM56でしょう。


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 【2016】【後継機あり】

 4・パナソニック コンパクトステレオ SC-HC295
  ¥13,652 Amazon.co.jp
(8/30執筆時)

ハイレゾ音源:未対応
スマホ転送: Bluetooth
ラジオ: FM/ワイドFM
アンプ出力:10W×2 (4Ω)
スピーカー直径:8cm
高音再生力:★★★☆☆
低音再生力:★★★☆☆

 SC-HC295 は、パナソニックのミニコンポです。

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 本体サイズは、幅400×高さ197×奥行107mmです。スピーカー込みで40cmの幅なので、どこにでも置けるでしょう。

 実際に、小型で設置性が良い点と、デザイン性の高さで、ミニコンポとしては、最も売れている製品の1つです。

 CDの再生は、市販のCDのほか、CD-Rなどに焼き付けたMP3・WMAにも対応します。

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 スピーカー構成は、左右にスピーカーがあるステレオですが、2ウェイ方式ではなく、低・中・高音域を1つのスピーカーユニットで担う、1ウェイ方式です。

 1ウェイ方式は、一般的に、高音域が出にくい難点がありますが、中音域で2つのスピーカーユニットの音の受け渡し(つなぎ目)がないため、ボーカルなどの中音域が充実します。つまり、1ウェイ方式自体は、欠点ではなく、「個性」と考えても良いでしょう。

 スピーカーユニットは、8cmのコーン型スピーカーを搭載します。

 スピーカー自体の奥行がない割に大きめなので「割と良く鳴る」製品です。ただし、同じ格安機のパイオニアのX-EM56に比べると、サイズやユニット数の関係で、音の自然な重圧感は及びません

 アンプも、10W×2と出力が弱めです。

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 スマホ・PCからの再生は、対応します。パイオニアと同じで、圧縮規格がSBC規格ですので音質がMP3並に劣化します。

 ただし、この機種の場合、XBS Masterという低音の補整機能と、MP3リマスター機能という、圧縮音源のアップコンバート機能があります。そのため、音質はそれなりには期待できます。

 USB端子からの再生は、MP3に限定ですが対応します。ポータブルHDDも利用可能です。

 ラジオは、この機種もFMワイドFMに対応です。

---

 以上、 パナソニックSC-HC295 の紹介でした。

 思想的には「薄型スピーカーでどれだけ音質を高めるか」という哲学のもとで設計された機種と言えます。

 そのため外観のデザイン性は「抜群」です。音質面でも、XBS Masterの効用で低音はそれなりに出ていますので、1万円前後で、スマホからの再生がメインならば、よい選択肢です。

ーーー

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 【2018】【注意】

 4'・パナソニック コンパクトステレオ SC-HC300
  ¥21,400 Amazon.co.jp (8/30執筆時)

 なお、この機種は、2018年5月にSC-HC300という後継機が登場しています。

 こちらについては、スピーカーユニットのサイズ自体は変わらないようです。

 しかし、XBSやMP3リマスターなどの補整機能の説明が現状でなく、やや心配です。SC-HC295 とは音質の傾向が異なる可能性が高いため、注意しましょう。

3・ハイレゾ音源対応ミニコンポの比較

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 つづいて、ここからは、ハイレゾ音源に対応する機種を紹介していきます。

 ハイレゾ音源は、とくに高音域の部分で従来CD音源では聞こえなかった音をフォローできる新しい高音質音源です。

 現在、急速に普及しつつあるため、そのうち、例えば、iTuneも対応の噂が絶えません。

 いずれにしても、同じミニコンポを5年以上使うならば、対応機を買うべきでしょう。


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 5・ONKYO X-NFR7TX
  ¥27,799 Amazon.co.jp
(8/30執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送: Bluetooth
ラジオ: FM/AM
アンプ出力:26W×2 (4Ω)
スピーカー直径:13cm+3cm
高音再生力:★★★★★ 100kHz
低音再生力:★★★★☆ 50Hz

 X-NFR7Xは、日本のONKYOのミニコンポです。

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 FRシリーズは、とても永い伝統があるONKYOの「顔」であり、私が学生の頃からありました。こちらは、ハイレゾに対応させた最新機です。

 本体サイズは、アンプの幅が21.5cmで、スピーカーが16.3cmです。幅60cm×奥行40cmほどの机や棚のスペースがあれば設置可能です。

 CDの再生は、市販のCDに対応し、CD-Rなどに焼かれたMP3・WMAにも対応します。

 また、この機種は、CD-Rへの録音(焼付)にも対応します。再生だけでなく、録音にも対応する点が、この機種の昔からの特長です。

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 スピーカー構成は、2ウェイバスレフ型」を採用します。

 中低音域の再生に用いる13cmモノコックコーン型のウーファーと、高音域用の3cmのリング型トゥイーターが別に用意されます。

 なお、目立つ白色のコーンは、オンキヨー自慢のN-OMFコーンです。単品のスピーカーにも搭載されるもので、アラミド繊維が混ぜられたハイブリッド式です。

 「音質」の面で思想のあるスピーカーは、コーン素材にこだわりがあり、音質に「」を付けます。

 また、ONKYOの場合、「再生周波数帯域」というスペックが公開され、その能力や開発思想が、一定程度分かります。

 第1に、高音域の周波数帯域(数値が高いほど高音が出る)は、100kHzです。

 50kHz以上でハイレゾ音源に対応となるので、ハイレゾ音源に余裕を持って対応できるスペックです。

 第2に、低音域の周波数帯域(数値が低いほど低音が出る)は、50Hzです。

 大きめのウーファを搭載し、しっかりした開口部を下部に持つため、そこそこ高レベルですね。

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 アンプの性能も、実用最大出力が26Wと余裕があります。

 機能面でも、重低音を響かせたい場合、アンプ側で、2段階のスーパーバス回路を持ち、馬力も出せる仕様です。

 とりわけ、小音量再生には強い機種で、ゲインを美味く調整することで、聴きやすい音質に電子的に調整されます。

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 スマホからの再生は、Bluetoothを利用します。

 しかし、SBC規格です。スマホに、AACやCD音質で保存してある音源も、無線で飛ばすことにより劣化します。アップコンバート技術も未搭載です。

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 PCからの再生は、Bluetoothのほか、後面の端子経由で、USBケーブルでのデジタル伝送にも対応します。

 この場合「有線」ですが、Bluetoothと異なりノイズを受けにくいため、音質は良いです。ただし、ハイレゾには対応せず44.1kHz/16bitまでのCD音源を圧縮せずに送れます。

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 USB端子からの再生も、対応します。

 PC用のUSB端子とは別に、前面に専用の端子があります。

 対応する規格は、MP3、WMA、WAV、FLACです。この機種の場合、96kHz/24bitのハイレゾ音源に対応できるのは、前面の端子に差した時のみなので、ハイレゾを重視する場合は面倒な機種です。

 そのほか、この機種は市販のSDカードについても、対応できます。USBメモリーへの録音にも対応でき、ラジオやCDのダビングが可能です。

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 ラジオは、FMのほか、高音質でAMが受信可能なワイドFMに対応します。

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 以上、ONKYOのX-NFR7TXシリーズでした。

 今も昔も高校生や大学生が「初めて買う」ミニコンポとして、FRシリーズは人気です。良いスピーカーを搭載しているため、比較的どのような音源でも素直に音を出してくれます。

 ただし、他メーカーの最新機と比べると、ハイレゾ音源に対応が前面のUSB端子のみと限定的です。光デジタル端子を持つPCも限られるため、ハイレゾを重視しなくてもよいかたにのみオススメできます。


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 6・パナソニック SC-PMX80 【2017】
  ¥26,555 Amazon.co.jp
(8/30執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送: Bluetooth
ラジオ: FM/AM
アンプ出力:60W×2
スピーカー直径:14cm+1.9cm+1.5cm
高音再生力:★★★☆☆ 50kHz
低音再生力:★★★★★ 41Hz

  SC-PMX80は、パナソニックのミニコンポです。

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 本体サイズは、中型サイズです。

 アンプ部分の横幅が21.1cmで、スピーカーが16.1cmです。したがって、60cm×30cmほどのボードならば設置可能です。見かけより「小型」ですね。

 CDの再生は、市販のCDのほか、CD-Rなどに焼き付けたMP3に対応します。

 ただし、録音(焼付)には未対応です。

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 スピーカー構成は、片方のスピーカーに3つのユニットがある「3ウェイシステム」を採用します。

 低音域用14cmのウーファー中音域用1.9cmのドーム型ツイーター高音域用1.5cmのピエゾ型スーパーツイーターという構成です。

3ウェイシステム」は、高音と低音が伸びやかに出やすいメリット性がある一方で、ユニット間で、音の受け渡しが2カ所で発生するため、つなぎ目になる中音域の音質が犠牲になる場合があります。

 ただ、うまくバランス設計したスピーカーの場合、メリット性の方が上回ります。実際、この価格帯ではなかなかの音質です。

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 なお、素材としては、孟宗竹の竹炭材を利用した紙素材のPPコーンを使っています。ONKYO同様に「こだわり」があるのも嬉しいです。特性としては、スピーカーの応答性の向上に奏功するようです。

 再生周波数帯域は、41Hz〜50kHzです。

 大きなウーファーを搭載しているだけあって、低音域のスペックは良いです。高音域は、ハイレゾにギリギリ対応できるレベルですから、どちらかといえば、「重低音重視」の作りでしょう。

 アンプ出力は、60W×2と相当強力です。

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 スマホからの再生は、Bluetoothのみ対応です。た

 だし、圧縮規格はSBCのみ対応ですので、再生音質は悪いです。

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 PCからの再生は、Bluetoothのほか、本体後面のUSB端子からの接続が選べます。

 また、ONKYOと違い、USB接続でも、FLACのほか、DSD 2.8MHzまでのハイレゾ音源に対応できます。

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 USB端子からの再生も、対応します。

 前面端子でも、MP3・AAC・AIFF・FLAC・WAV・DSDと主要規格をほぼ網羅するため、初心者でもあまり考えずに便利に使えるでしょう。ハイレゾ音源の再生も、この方法で対応します。

 ラジオは、一方で、FMAMに対応です。ワイドFMには未対応である点、やや古くさい仕様です。

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 以上、パナソニックSC-PMX70の紹介でした。

USBケーブル経由でハイレゾに本格対応できる機種としては、最も安価な機種でしょう。将来性を考えた場合、利便性があります。

 スピーカー部分について言えば高音域と低音域が強調されやすい傾向があります。また、どちらかといえば、小音量で、高音質を楽しむと言うよりも、通常音源を大きめの音量で、重低音を強調しながら聞きたい方に向いたミニコンポでしょう。


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 7・パナソニック SC-PMX150 【2017】
  ¥59,027 Amazon.co.jp
(8/30執筆時)   

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送: Bluetooth+Wi-Fi
ラジオ:   FM/ワイドFM
アンプ出力:60W×2
スピーカー直径:14cm+1.9cm+1.2cm
高音再生力:★★★★★ 100kHz
低音再生力:★★★★★ 41Hz

  SC-PMX150は、パナソニックのミニコンポの上位機種です。

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 本体サイズは、この機種も中型サイズです。

 アンプ部分の横幅が21.1cmで、スピーカーが16.1cmです。したがって、先ほどの機種と外形は同じで、60cm×30cmほどのボードならば設置可能です。

 CDの再生は、音楽CDのほか、CD-Rなどに焼き付けたMP3の再生に対応できます。

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 スピーカー構成は、こちらも、3ウェイシステムを採用します。

 低音域用の14cmのウーファー中音域用1.9cmのシルクドームツイーター高音域用1.2cmのスーパーソニックツイーターという構成です。

 下位機種と同じ構成です。

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 しかし、品質はこちらのほうが高レベルです。

 とくに、高音域用のスーパーソニックツイーターは、高音域の周波数帯域が100kHzまで対応と、下位機種の約2倍の性能です。高解像度のハイレゾ音源再生も余裕でこなせるスペックです。

 アンプ出力は、60Wと下位機種と同じです。

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 スマホからの再生は、BluetoothとWi-Fi方式に対応します。

 第1に、Bluetoothの場合、SBCのみ対応ですので、音質はMP3並に劣化します。

 第2に、Wi-Fiの場合、圧縮せずに音声を送れるため、再生音源の劣化は基本的にありません

 特にこの機種は、iOS系のAppleの音楽機器のWi-Fi再生規格であるAirPlayにも対応します。そのため、MacやiPhoneの場合、Mac/スマホ側の設定で「1ボタンで」ミニコンポに音が飛ばせます。

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 ハイレゾ音源も、iOS/Android系双方で、パナソニックが無料配布する専用アプリ(Panasonic Music Streaming)経由でWi-Fi伝送できます。

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 加えて、CDハイレゾリマスター機能が付属している点もポイントです。

 これは、ハイレゾに満たないCDグレードの音源を再計算でハイレゾ並に「アップサンプリング」する機能があります。その点では、通常音源の音質の底上げ効果を期待できます。

 それ以下の音質の音源についても、MP3 リマスター機能・Bluetoothリマスター機能が働きますので、音質補整面は期待できますね。

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 USB端子からの再生は、この機種もハイレゾ音源を含めて再生に対応できます。WAVFLAC規格に対応しますので、E-ONKYOなどのハイレゾ音源購入サイトの音源がそのまま使えます。

 ラジオは、FMAMに対応です。下位機種同様に、ワイドFMには未対応です。

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 以上、パナソニックの SC-PMX100の紹介でした。

 スピーカーとセットで売っているタイプのミニコンポとしては、今回紹介する中でも高価なモデルの1つです。

 ただ、音質劣化がないWi-Fi接続を選べるため、スマホ・PCから手軽にCD音質やハイレゾ音質の再生ができる点が魅力です。

 やや高いですが、無線接続による利便性と・劣化しない転送方式高性能なスピーカーハイレゾリマスターと、「現在のトレンド」と言える部分を網羅しているため、5万円前後のスピーカーとしては、相当オススメできる製品の1つですね。


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 9・パナソニック SC-RS75 【上位機種】
  ¥36,111 Amazon.co.jp (8/30執筆時)

 10・パナソニック SC-RS60 【下位機種】
  ¥30,987 Amazon.co.jp (8/30執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送: Bluetooth+Wi-Fi
ラジオ: FM/AM
アンプ出力:40W×2
スピーカー直径:6.5cm+4cm+
高音再生力:★★★☆☆ 50kHz
低音再生力:不明

  SC-RS75SC-RS60 は、パナソニックのミニコンポです。

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 本体サイズは、幅45x高さ10.7x奥行24.5cmです。

 「外観デザイン重視の小型設計」ながら、ハイレゾ音源に対応できるミニコンポです。なお、これらは、以前人気のあったSC-RS55の後継機です。

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 CDの再生は、もちろん対応します。

 その上で、この機種は内蔵する4GBのメモリーに、CDを5枚分自動録音し、「お気に入りボタン」で呼び出せるデジタル5チェンジャーというユニークな機能も搭載します。

 スピーカー構成は、他社でも見られた「2ウェイ方式」です。

 低音域と中音域再生につかう6.5cmのウーファーと、高音域用4cmのドーム型ツイーターという構成です。

 再生周波数帯域は、非公開です。ただし、ハイレゾ音源に対応を表明していることから、規格上、高音域のは、50kHzはあるでしょう。

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 低音域は、スペック不明です。 

 ただし、曲線型のツイステッドポートの採用で、本体の大きさの割には、低音を響かせることは可能でしょう。なお、こうした「音のトンネル」で低音を豊かにするのはBOSE社も有名で、効果があります。

 試聴の限り、スピーカーの大きさ以上の迫力は感じます。素材としては、こちらも孟宗竹の竹炭材を利用した紙素材のPPコーンを使っています。

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 スマホからの再生は、SC-RS60 はBluetoothのみですが、SC-RS75は、Bluetoothに加えてWi-Fiでの再生に対応します。

 そのため、上位機は、スマホやPCからハイレゾ・CD音質で音源の転送ができる仕様です。スマホアプリ(Panasonic Music Streaming)を使えば、Wi-Fi経由でハイレゾ音源再生に対応します。

 USB端子からの再生は、ハイレゾ音源をふくめて、こちらも「対応」です。

 ラジオは、FMAMに対応し、ワイドFMにも対応しています。

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 以上、パナソニックの SC-PMX70の紹介でした。

 ハイレゾに対応する機種としては、小型で設置性が良い機種です。デジタル5チェンジャーなど「面白く実用的」な機能も目をひきます。

 ただ、スピーカーのスペックが非公開など、音質を追求した機種では決してないですね。ただ、キッチンに置いたり、営業店舗でBGM利用するなどには利便性が高そうです。


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 【上位機種】

 11・JVC コンポ EX-S55-T【茶】
 11・JVC コンポ EX-S55-B【黒】
  ¥44,900 Amazon.co.jp (8/30執筆時)

 【下位機種】

 12・JVC コンポ EX-S5-T
  ¥35,308 Amazon.co.jp (8/30執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送: Bluetooth +USB
ラジオ: FM/ワイドFM
アンプ出力:25W×2 (4Ω)
スピーカー直径:8.5cm
高音再生力:★★★★☆ 40kHz
低音再生力:★★★★★ 30Hz

 EX-S55は、JVCの販売するミニコンポです。

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 本体サイズは、アンプが21.9cmでスピーカーが14cmです。したがって、幅40cm×奥行30cmほどのボードで設置が可能です。

 なお、こちらはEX-S5-Tという下位機種が販売されていますが、「ハイレゾ未対応」の旧機種となります。そのため、以下は上位機に準じたスペック説明となります。

 CDの再生は、音楽CDのほか、CD-Rなどに焼き付けたMP3・WMAに対応します。一方、CD-Rへの録音は未対応です。

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 スピーカー構成は、1ウェイ方式です。高音域と低音域を分けずに、1つのユニットで高音から低音までまかなう方式です。中音域の音の継ぎ目を感じず、落ち着いて音楽が聴ける製品です。

 高音域は、40kHzの再生周波数帯域なので、ハイレゾに(ギリギリながら)対応している製品です。

 低音域は、30Hzの再生周波数帯域と充実し、かなり力を入れている印象です。

 EX-S55は、振動板を木製にするJVC独自の方式を採用します。JVCは、素材としての木にかなりのこだわりのあるメーカーで、ヘッドフォンなどにも木が多く採用されます。

 試聴した限り、コンパクトスピーカーとしては、かなりよい音です。ケブラー繊維などを使う最近のスピーカーと比べると、解像感よりも、聞きやすさを重視した音質だと思います。1Way方式のスピーカーの美点ですね。

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 スマホからの再生は、Bluetooth方式で対応します。ただし、圧縮転送機はSBCのみですので、再生音質はMP3並の音質となります。

 PCからの再生は、Bluetoothのみの対応であり、USBケーブルでは対応しません

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 USB端子からの再生は、対応します。

 なお、この機種の場合、Wi-Fiがないので、ハイレゾ音源の再生は、こちらは、前面のUSB端子を使った場合のみ対応です。この点で、他機種と比べると対応がやや簡易的と言えるでしょう。

 ただし、USBメモリやHDDへのMP3規格での録音に対応しており、CDのダビングなどは可能です。

 ラジオは、FMワイドFMに対応です。

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 以上、JVCのEX-S55の紹介でした。

 小型製品では、デザインのオシャレさのほか、ウッドデザインの振動板など音質面での面白さも兼ね備えた機種です。

 一方、ハイレゾ対応の部分は、やや「オマケ的」ながら、CD音源クラスまでの再生ならば、本体の大きさ以上の音質が期待できるでしょう。

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 木製スピーカー構成は、とくに、クラシック(弦楽器・ピアノ)との相性が良いので、「大人」にも良さそうです。

 もちろん、音圧の点では、中型スピーカーには敵いません。

 ただし、スピーカーとスピーカーと幅があまり取れない場合(1m以上)や、耳までの距離が十分取れない場合(1m以上)は、むしろ、このような小型機の方が良質なステレオ感を得られるでしょう。その点では、机の上や、机上棚に設置して、座りながら聴くのに向きますね。


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 13・JVC コンポ EX-HR5
  ¥54,447 Amazon.co.jp (8/30執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送: Bluetooth +USB
ラジオ: FM/ワイドFM
アンプ出力:50W×2 (4Ω)
スピーカー直径:8.5cm
高音再生力:★★★★★
低音再生力:★★★★★

 EX-HR5は、JVCの販売するミニコンポの上位ラインです。

 執筆時現在、Amazonでは、「後継機」として EX-NW1が提示されます。しかし、EX-NW1は、CDの再生機能がない別製品ですから、注意してください。この機種はまだ「現行機」です。

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 本体サイズは、アンプ部の幅が25.5cmでスピーカーが12cmです。60cm×30cmほどのボードならば設置できる中型ですね。

 CDの再生は、市販の音楽CDのほか、CD-Rなどに焼き付けたMP3・WMAに対応します。

 一方、CD-Rへの録音は未対応です。

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 スピーカー構成は、こちらも「ウッドコーン」を採用した1way方式です。下位機種と、同サイズのユニットを採用します。

 アンプは、しかしながら、2倍の50Wであり、「同社のウッドコーンスピーカーの実力」を十分に支えられる余裕を持たせています。

 小型モデルとしては、十分なスペックでしょう。音質的には下位機種の「延長線上」といえるもので、低音・高音を過度に強調しないため、聴き疲れしにくいとも言えます。

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 また、こちらは、DEUSという新しいデジタルアンプを採用します。

 その上で、パナソニックの「ハイレゾリマスター機能」のように、CD音質をハイレゾ並みに拡張するNEW「K2テクノロジー」を搭載します。ただ、その分、価格はかなり高めですね。

 スマホからの再生は、Bluetooth・Wi-Fiが不採用です。iPhoneのみ、USBケーブルでの再生に対応します。

 PCからの再生は、あえて言えば、デジタル入力端子が利用できます。

 光と同軸が1端子ずつです。そのため、デスクトップPCなど、これらの接続端子がある場合に限って伝送できます。192kHz/24bit対応なので、これでハイレゾ音源に対応できます。

 USB端子からの再生は、対応できます。ただし、こちらはハイレゾ音源は非対応で、MP3、WMA、AAC規格の圧縮音源のみです。

 ラジオは、FMAMに対応で、ワイドFMに対応できません。

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 以上、JVCのEX-HR5の紹介でした。

 下位機種よりもアンプの出力や音源の補整機能が優れる機種です。その点で言えば基礎能力は高い機種でしょう。一方、5万円オーバーの機種と考えた場合、ワイヤレスでのハイレゾ再生に非対応など、他社よりシステム的には、やや「古くさい」です。

 ただ、あまり音量を出さずに、落ち着いてゆっくり聴きたい方で、「単品システムを組まずに手軽に高音質を得たい」方は、こちらを選ぶと、高い満足感を得られるでしょう。

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 14・JVC コンポ EX-HR9
  ¥79,800 Amazon.co.jp (8/30執筆時)

 15・JVC コンポ EX-HR7
  ¥72,480 Amazon.co.jp (8/30執筆時)

 なお、JVCのウッドコーンシリーズには、2種類の上位機があります。

 第1に、EX-HR9は、EX-HR5と同じシステムですが、ウッドコーンが9cmとやや大きいモデルです。

 そのほか、削り出し部品を増やすなど木製パーツの洗練化がなされています。ただ、内部のシステム的に核心的な変化はなく、性能に比べるとやや割高でしょう。

 第2に、EX-HR7は、スピーカーを2つ搭載した2Way方式とした機種です。

 出力は相応に大きくなりますが、ウッドコーンの良さである「フラットな音質」という意味では特長が削がれています。

 音質の違いの割には価格が高いので、JVCから選ぶならば、5万円以下の機種でしょう。


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 16・SONY CMT-SX7
  ¥43,100 Amazon.co.jp (8/30執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送:BT+Wi-Fi+USB対応
ラジオ: FM ワイドFM AM radiko
アンプ出力:50W×2
スピーカー直径:10cm+2.7cm
高音再生力:★★★★★
低音再生力:★★★★☆

 CMT-SX7は、ソニーの一体型のミニコンポです。

 ソニーは最近、ハイレゾにかなり力を入れてきていますが、ミニコンポも良い製品を出しています。

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 本体サイズは、アンプ部が22.5cmで、スピーカーが14.5cmです。したがって50cm×30cmほどのボードで置ける小型機です。

 CDの再生は、市販の音楽CDのほか、MP3 の圧縮音源を、CD-Rに焼き付けたメディアに対応します。ただし、録音には未対応です。

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 スピーカー構成は、「2ウェイバスレフ型」です。

  中低音域の再生に用いる10cmコーン型のウーファーと、高音域用の2.7cmドーム型トゥイーターのセットです。

 試聴の限り、過度に低音が過度に強調されず、中音域がむしろ充実し、同社の製品としては、ボーカルが聴きとりやすい音質です。

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 高音域は、ソフトドームトゥイーターの出来がよいようで、高音域が重要なハイレゾ音源が十分活かせると思います。

 また、比較的、小音量での再生も綺麗に聞こえました。

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 なお、SONYは独自技術として、DSEE HXという技術が採用されています。

 これは、TVで言うところの「超解像度技術」の音楽版のようなものです。他社にもありましたが、CDグレードの音質を再計算でハイレゾグレードにアップスケール(高音質化)させる技術です。

 ウォークマンなどにも採用される技術ですが、通常音源のアップグレードができるため、音質重視派にはオススメです。

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 スマホ・PCからの再生は、BluetoothWi-Fi(無線LAN)USB接続にて対応します。

 Bluetoothは、ソニーの場合、SBCのほか、音質が良いAACに対応します。さらに、LDAC規格にも対応します。

 LDACは、従来の4倍の情報量を伝送できる新規格です。そのため、Bluetoothでも例外的にハイレゾ対応できます。

 とはいえ、LDAC対応する周辺機器がまだ少なく、ソニーのXperia系端末のほか、【おすすめウォークマンの比較記事】で紹介しているハイレゾ対応のウォークマンやソニー製のスマホなどが現在の選択肢です。

 ただし、パソコンへの搭載を含めて、今後の展開には期待できるでしょう。

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 Wi-Fiは、他社と同じように専用のアプリが用意されます。ハイレゾ転送にも対応できますし、iPhone系はAirplayに対応ですので、あまり考えずに、CD音源グレードの音質での転送ができます。

 USB端子からの再生は、この機種も対応します。もちろん、ハイレゾを再生対応です。そのほか、CDから、USBメモリーやウォークマンへの録音(ダビング)にも対応できます。録音はMP3音源に限定されますが、多少便利だと思います。

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 なお、この機種は、ヘッドホンでもハイレゾ音源に対応するほか、有線LANでの伝送にも対応します。DLNAにも対応するので、ミュージックサーバを組んでいる方にもオススメできる機種です。

 ラジオは、FM・AMとワイドFMに対応します。また、それらに加えて、インターネットラジオ(Google Cast)に対応します。

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 以上、ソニーのCMT-SX7の紹介でした。

 Bluetooth無線や、ハイレゾの音質に関わる部分で新技術を多く取り入れており、最先端といえるミニコンポだと思います。スピーカーの部分も、専業メーカーの銅製品にくらべて劣らないので、予算があればオススメできる機種の一つと言えます。

4・高音質なミニコンポの比較

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 続いて、実売価格で5万円を超えるグレードのハイレゾ対応コンポを紹介します。

 なお、このグレードの製品の多くは、スピーカーアンプ部分がそれぞれ「単品」で売られています。

 しかし、デンキヤの店頭では並んでおかれていますし、メーカーのカタログでも、「常にセット販売」を前提に宣伝されているモデルです。

 いずれにしても、音質面で期待できる機種が多いのが特長です。

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 なお、5万円を超えるグレードの製品の購入を考えていない方は、この部分を飛ばして、今回の記事の結論部こちら】で、Atlasのおすすめ機種をご確認ください!


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 【ネットワークCDレシーバ】

 17・YAMAHA CRX-N470
  ¥37,668 Amazon.co.jp
(8/30執筆時)

 【スピーカー2本組】

 17・YAMAHA NS-BP182
  ¥10,514 Amazon.co.jp
(8/30執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送: 有線LAN/無線LAN
ラジオ:   FM・radiko
アンプ出力:22W×2
スピーカー直径:12cm+3cm
高音再生力:★★★★★ 100kHz
低音再生力:★★★☆☆ 60Hz

 こちらは、YAMAHAのネットワークCDレシーバのCRX-N560NS-BP182のセットです。

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 本体サイズは、本体の幅が27cmで、スピーカーが15.4cmです。幅70cm×奥行40cmほどのボードが必要でしょう。

 CDの再生は、市販のCDと、MP3 WMAなどの圧縮音源を、CD-Rに焼き付けたメディアにも対応します。

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 スピーカー構成は、2WAY方式です。

 中低音域の再生に用いる12cmコーン型のウーファーと、高音域用の3cmのソフトドーム型トゥイーターが別に用意される「2ウェイバスレフ型」を採用します。

 ウーファーは、A-PMDという紙と樹脂を混合した特性を持つ素材が使われます。ヤマハの高級機でも使われるもので、「ヤマハサウンド」の重要な構成要素です。

 再生周波数帯域をみると、60Hzと低音域の弱さがやや気になる部分です。

 しかし、実際、ペア1万円前後の単品スピーカーとしてもやや迫力は抑え気味かな、と感じました。ただ、ナチュラルで、味付けの少ない点で、ヤマハらしいとはいえます。

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 スマホ・PCからの再生は、Bluetooth・Wi-Fiに対応します。

 Bluetoothの場合、こちらもSBCのみ対応で、圧縮音源クラスの音質です。

 Wi-Fiは、この機種の場合、アンプ側の周波数特性がハイレゾ規格に満たないので、残念ですが「ハイレゾ非対応」となります。

 USBからの再生は、対応できます。ただし、ハイレゾは非対応です。

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 ラジオは、ワイドFMに対応です。また、ネットワークレシーバーとして単独でradiko.jpに対応できるため、ラジオ好きには良いでしょう。

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 以上、YAMAHAのネットワークCDレシーバのCRX-N560とスピーカーNS-BP182のセットの紹介でした。「無個性の個性」というか、ヤマハらしい音作りが好感できるモデルです。

 難点は、アンプ部分でハイレゾに非対応である点でしょう。ただ、ハイレゾが不要で、多少本格的なコンポを狙うならば、選んで良いモデルの一つだと思います。


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 18・Pioneer XC-HM86-S【ネットCDレシーバ】
  ¥31,250Amazon.co.jp
(8/30執筆時)

 18・Pioneer S-HM86-LR【スピーカー2本組】
  ¥24,484 Amazon.co.jp
(8/30執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送: BT+Wi-Fi 対応
ラジオ: FM AM ワイドFM vTunes
アンプ出力:65W×2
スピーカー直径:13cm+3cm
高音再生力:★★★★☆ 55kHz
低音再生力:★★★★★ 40Hz

 XC-HM86-SS-HM86-LRは、パイオニアが薦めるコンポとスピーカーのセットです。

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 サイズは、アンプ部分が29cmで、スピーカーが16.5cmです。やはり、70cm×40cmほどの設置スペースが欲しい機種です。

 一方、この機種は、かなり人気の機種ですが、その理由は次の3つの特長からでしょう。

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 第1に、その視認性です。

 こちらは、日本語表示対応の3.5インチのカラー液晶が採用され、再生中の曲が容易に分かる便利な仕様です。

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 第2に、ハイレゾ音源の扱いやすさです。

 こちらは、e-onkyoというハイレゾ販売サイトと連携しています。

 ハイレゾ音源をスマホアプリで買うと、ハイレゾ音源販売サイト(e-onkyo)から、Wi-Fi経由で本体につなげた外付ハードディスクにデータを自動でダウンロードしてくれるからです。パソコンに保存したハイレゾ音源を、Wi-Fi経由で外付ハードディスクに転送することも可能です。

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 第3に、スマホをリモコン代わりにできる点です。

 再生関係の他、電源のオンオフまで可能で便利だと思います。

ーー

 もちろん、音質的にも優れます。以下、基本性能を確認していきましょう。

 CDの再生は、市販の音楽CDのほか、CD-Rに焼き付けたメディアにも対応します。ただし、録音には未対応です。

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 スピーカー構成は、2ウェイバスレフ型」を採用します。

 中低音域用13cmコーン型のウーファーと、高音域用の2.5cmのドーム型トゥイーターから構成されます。特に、ウーファーは、グラスファイバー繊維を使ったもので、豪華です。

 再生周波数帯域を見ても、低音域・高音域と問題のないスペックです。試聴の限り、中音域の受け渡しもうまく行っていたので、出来がよいスピーカーだと思います。

 アンプ出力は、65W×2と力強いです。やや大きめの音を鳴らしたときの性能は高そうです。

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 スマホ・PCからの再生は、Bluetooth・Wi-Fi・USB経由で対応可能です。

 Bluetoothは、圧縮音源としては音質が良いAAC規格に対応します。そのため、通常よりも音質が良いです。iPhone系では、ユーザーが特に指定しない場合AAC規格ですので、ブルトゥース無線でも高音質が得られます。

 Wi-Fiは、ハイレゾを含めて再生対応できます。ハイレゾ音源については、Pioneer Remote AppというiPhone/Android用の無料アプリで再生可能です。

 USBは、FLAC・AIFF・DSDなどのハイレゾ音源を含め再生可能です。ただ、せっかくですし、USB接続のハードディスクを別に購入し、そこに保存するのが、この機種の場合は「スマート」でしょう。

 ラジオは、FM・AMとワイドFMに対応します。また、それらに加えて、インターネットラジオ(vTunes)にも対応します。

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 以上、PioneerのネットワークCDレシーバ XC-HM82-Sスピーカー S-HM82-LRの紹介でした。

 他社機と比較した場合、ネットワーク関係の利便性の良さが「売り」です。出力も、ONKYOに較べると強いので、レシーバー(アンプ)部分の性能はこちらが上位ですね。

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 19・Pioneer S-HM76-S【セット】
  ¥35,424 Amazon.co.jp
(8/30執筆時)

 なお、この機種には、スピーカーとセット販売になる下位機種S-HM76-Sもラインナップされます。

 比較した場合、レシーバー(アンプ)の出力が10W低いほか、スピーカーが、2.5cmのトゥイータ―と 12cm のウーファーと一回り小さい機種と言えます。

 また、こちらについては、実効周波数帯域が非公開のため、スピーカーがハイレゾ再生に向くかどうかは、判断できません。

後編に続く!
高音質なミニコンポのおすすめ機種は結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、ミニコンポの最新機を比較してきました。

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・ONKYO CR-N775-S
・ONKYO CR-N775-B
・ONKYO D-112EXT(D)
・ONKYO D-112EXT(T)

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・marantz CDレシーバー M-CR611
・DALI スピーカー ZENSOR 1

 続く後編【こちら】では、前編で紹介しきれなかったONKYOとマランツのシステムコンポを紹介します。

 その上で、ここまで見た全機種のなかから、目的別、予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。

 後編記事は→こちら

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posted by Atlas at 12:40 | オーディオ製品

比較2018’【高音質】全22機のミニコンポの性能とおすすめ:ハイレゾ・スマホ・iPhone/Android対応(2)

前編からの続きの記事です。前編は→こちら

今回のお題
スマホ再生やハイレゾ対応する高音質なミニコンポのおすすめはどの機種?

 どもAtlasです。

 今回は、2018年最新のミニコンポの比較記事2回目です。

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 前編記事【こちら】では、ミニコンポの最新機を比較してきました。

 後編では、引き続き、前半で紹介しきれなかった機種を紹介します。その上で、目的別、予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。

4・高音質なミニコンポの比較(続き)

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 20・ONKYO CR-N775-S【レシーバ・シルバー】
 21・ONKYO CR-N775-B【レシーバ・ブラック】
  ¥44,500 Amazon.co.jp (8/30執筆時)

 20・ONKYO D-112EXT(D)【スピーカー2本組】
 21・ONKYO D-112EXT(T)【スピーカー2本組】
  ¥26,900 Amazon.co.jp (8/30執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送: Wi-Fi+USB
ラジオ:   FM AM Radiko Spotify
アンプ出力:40W×2
スピーカー直径:10cm+3cm
高音再生力:★★★★★ 100kHz
低音再生力:★★★★☆ 60Hz

 こちらは、ONKYOのセット販売のミニコンポです。2017年末に出たばかりの機種で、価格もセットで7万円と、本格的な「お値段」がします。

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 本体サイズは、アンプの幅が21.5cmで、スピーカーが 16.2cmです。そのため、設置スペースは、65×50cmほどは欲しいですね。

 なお、こちらは、スピーカーとレシーバーがそれぞれ2色展開なので、色の組み合わせとしては4通り考えられるのが「売り」ですね。

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 その上で、パイオニアと同じように、大きなカラー液晶を採用し、ハイレゾ音源販売サイト(e-onkyo)からの直接ダウンロードにも対応します。

 ちなみに、パイオニアとオンキヨーは現在「同会社」なので、スペック的に似通った機種が多くなっています。

 CDの再生は、市販の音楽CDのほか、MP3 ・WMAなどの圧縮音源をCD-Rに焼き付けたメディアにも対応します。ただし、ONKYOのFRシリーズと異なり、録音には未対応です。

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 スピーカー構成は、中低音域の再生に用いる10cmモノコックコーン型のウーファーと、高音域用の3cmのリング型トゥイーターが別に用意される「2ウェイバスレフ型」を採用します。

 低音域のウーファーのコーンは、複数の繊維を組み合わせたONKYO独自のN-OMFを採用します。

 ダクトも十分なサイズがあるので、ブックシェルフスピーカーとしては十分低音が響きます。ただ、口径の関係で、低音域の音圧はやや弱めです。再生周波数帯域で見ても、60Hzに止まっています。

 傾向としては耳疲れせず、飽きの来ない音だと思います。1本1万円の低価格ながら、きっちり設計されたスピーカーです。


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 スマホ・PCからの再生は、Bluetooth・Wi-Fi・USB・有線LANとフル対応します。

 このうち、Bluetoothを除けば、ハイレゾ音源が伝送できます。Apple系のAirplayにも対応します。Androidも専用の再生アプリが用意されるため、問題なく利用できるでしょう。

 ラジオは、FMとAMに対応するほか、ネットワークラジオ(Radiko.jpとtunein)に対応します。さらに、音楽聴き放題のSpotifyにも対応し、この部分は力強い構成です。

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 以上、ONKYOCR-N775D-112EXTの紹介でした。

 単品で売られているものをセットにした製品ですが、低音・高音のバランスが良く飽きの来ないONKYO的なサウンドが得られる商品だと思います。単品のアンプとスピーカーとを別に購入するのは、「オーディオマニアへの入り口」とも言え、本格的なオーディオへの入門用としても良いと思います。

 また、ワイヤレスでハイレゾが扱える点でも「今どき」なので、長く便利に使えるでしょう。なお、スピーカーケーブルもセットされていますので、別に買わなくても使えます。


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 22・marantz CDレシーバー M-CR611
  ¥44,478 Amazon.co.jp (8/30執筆時)

 22・DALI スピーカー ZENSOR 1
  ¥26,730 Amazon.co.jp (8/30執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送:BT+Wi-Fi+USB対応
ラジオ: FM ワイドFM AM radiko
アンプ出力:60W×2
スピーカー直径:10cm+2.7cm
高音再生力:★★★★☆
低音再生力:★★★★☆

 M-CR611 は、マランツのネットワークレシーバーです。こちらは単体ですが、ダリZENSOR 1が、デンキヤではセットで並んでいます。

 本体サイズは、アンプ部分が幅29.2cmで、スピーカーが16.2cmです。したがって、70×40cmほどのスペースは最低限必要です。

 CDの再生は、市販のCDのほか、MP3MMAの圧縮音源を、CD-Rに焼き付けたメディアに対応します。録音には未対応です。

 

 スピーカー構成は、「2ウェイバスレフ型」です。

 こちらは、13.5cmコーン型のウーファーと、高音域用の2.5cmドーム型トゥイーターの構成です。ウーファーは、一般的なパルプ製ですが、微粒子パルプを利用するウッドファイバーコーンです。ツイーターは、新開発の高速振動タイプのです。

 ただ、周波数特性は53Hz〜26.5kHzと、高音域においてハイレゾに満たないため、推奨セットとはいえ、物足りないです。アンプ側も5Hz 〜 40 kHzと「ギリギリ」ハイレゾ水準となるため、この用途では向かないかもしれません。

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 スマホ・PCからの再生は、BluetoothWi-Fi(無線LAN)USB接続・有線LANにてフル対応します。

 Bluetoothは、ソニー同様に、音質が良いAACに対応しますが、ハイレゾ音源には未対応です。

 Wi-Fiは、ハイレゾ音源に対応できます。iPhone系はAirplayに対応です。また、Android系でも、Denon Hi-Fi Remoteという再生アプリで対応可能です。こちらも、ハイレゾ音源の規格として、WAVやFlacのほか、DSDに対応しています。

 USB端子からの再生は、この機種の場合も、ハイレゾ再生対応です。

 ラジオは、FM・AMとワイドFMに対応します。また、それらに加えて、Spotifyにも対応ですね。

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 以上、マランツのM-CR611 の紹介でした。

 単体のアンプ兼CDレシーバーと考えると、60Wの出力を含めて実力がある製品です。ただ、ハイレゾに実質非対応な部分と、この値段を出すとすると、単品のアンプ(プリ/メイン)+スピーカーも買えそうなので、選択肢としては多少微妙でしょうか。

今回の結論
高音質なミニコンポのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、ミニコンポの最新機を比較でした。

 最後に、ここまで見た全機種のなかから、目的別、予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案しておきます。


 第1に、「音質重視」でミニコンポを選ぶ場合に、最もおすすめと言える機種は、

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 16・SONY CMT-SX7
  ¥43,100 Amazon.co.jp (8/30執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送:BT+Wi-Fi+USB対応
ラジオ: FM ワイドFM AM radiko
アンプ出力:50W×2
スピーカー直径:10cm+2.7cm
高音再生力:★★★★★
低音再生力:★★★★☆

 SONYCMT-SX7でしょう。

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 最新のミニコンポとして「これは備わって欲しい」という機能が、全て網羅できている点が評価できます。

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 最も重要なスピーカーの部分の性能も、3WAYシステムを取り入れるなどの工夫が見られ、ユニットの大きさ的にも、低温の迫力は十分でしょう。

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 高音域については、特に、2.7cmドーム型トゥイーターは、「ハイレゾ」にこだわるソニーらしく高品質を期待できます。

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 その上で、Bluetoothを含めてハイレゾ音源の再生に対応できるため、スマホやPCからのワイヤレスでも高音質で楽しめます。

 冒頭でも書きましたが、CDを超える音質のハイレゾ音源は、ここ5年スパンで考えた場合、CD音質にとって代わる可能性が高いです。その際に、先んじてこの規格に対応するこの機種を導入することは、意味があるでしょう。

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 さらに、CD音源しか持っていない方も、ハイレゾ音源でない音源をアップスケールする技術を搭載するため、「宝の持ち腐れ」にはならないでしょう。

 また、使い勝手の部分で、Radikoなどを含めてリスニングできるラジオの充実は、もう一つの見所です。

 やや高価ですが、長く使い込んでも楽しそうなコンポなので、大事に使えば、十分もとがとれるでしょう。


 第2に、3万円以内で音質を重要視した場合、おすすめできるハイレゾ対応機は、

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 6・パナソニック SC-PMX80 【2017】
  ¥26,555 Amazon.co.jp
(8/30執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送: Bluetooth
ラジオ: FM/AM
アンプ出力:60W×2
スピーカー直径:14cm+1.9cm+1.5cm
高音再生力:★★★☆☆ 50kHz
低音再生力:★★★★★ 41Hz

 パナソニックSC-PMX80でしょう。

  201808301102.jpg

 スピーカーの音質は、14cmと大きめのウーファーを使っており、低音の再現性は今回紹介した中では最も高いと思います。

 高音部についても、スーパーツイーターの性能が良く、バランスが取れています。高音域も50kHzですので、USB経由とはなるものの、ハイレゾ音源に対応できます。

 なお、3WAY方式は、音域間の受け渡しが「3箇所」発生するため、必ずしも音質が向上するわけでもない、難しい技術です。

 ただ、パナソニックは3WAY式を昔からかなり「頑張って」おり、利点である音場表現の豊かさを十分に引き出しています。

ーーー

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 7・パナソニック SC-PMX150 【2017】
  ¥59,027 Amazon.co.jp
(8/30執筆時)   

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送: Bluetooth+Wi-Fi
ラジオ:   FM/ワイドFM
アンプ出力:60W×2
スピーカー直径:14cm+1.9cm+1.2cm
高音再生力:★★★★★ 100kHz
低音再生力:★★★★★ 41Hz

 一方、パナソニックには3WAY式の上位機もあり、こちらはWi-Fiでのハイレゾにも対応します。

 ただ、やや高額です。費用対効果を考えると、オススメなのは、SC-PMX80でしょう。


 第3に、比較的低予算で購入できるミニコンポとしておすすめできるのは、

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 【2016年】

 1・パイオニア CDミニコンポ X-CM56 【黒/緑/赤】
 1・パイオニア CDミニコンポ X-CM56 【白】
  ¥13,209 Amazon.co.jp (8/30執筆時)

ハイレゾ音源:未対応
スマホ転送: Bluetooth
ラジオ: FM/ワイドFM
アンプ出力:15W×2 (6Ω)
スピーカー直径:9.4+5cm
高音再生力:★★★☆☆
低音再生力:★★★☆☆

 パイオニアX-EM22でしょう。

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 1万円前後で売られているミニコンポは、今回扱わなかったモデルを含めて「デザイン重視(音質軽視)」のモデルが多いです。

 そのようななか、大きめの9.4cmのウーファー・5cmのトゥイーターの採用は嬉しい部分でしょう。

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 スマホ音源の再生についても、Bluetoothでの伝送に対応しています。もちろん、上位機種に比べると、SBC規格とはなりますが、スマホやPCの保存は、MP3などの圧縮音源が中心ならば問題ないですし、価格以上の音質は期待できます。

 設置スペースについても、50cmほどのスペースで置ける小型ですから、問題ないでしょう。


 第4に、デスクサイドやキッチン用として、最も音質が期待できるコンパクトな機種は、

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 【上位機種】

 11・JVC コンポ EX-S55-T【茶】
 11・JVC コンポ EX-S55-B【黒】
  ¥44,900 Amazon.co.jp (8/30執筆時)

 【下位機種】

 12・JVC コンポ EX-S5-T
  ¥35,308 Amazon.co.jp (8/30執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送: Bluetooth +USB
ラジオ: FM/ワイドFM
アンプ出力:25W×2 (4Ω)
スピーカー直径:8.5cm
高音再生力:★★★★☆ 40kHz
低音再生力:★★★★★ 30Hz

 JVCEX-S55-Tでしょう。幅40cm×奥行30cmほどの設置スペースで設置できる小型機ですから。

 180830-0016-20%.png 

 先ほど書いたように、スピーカーは大きければ大きいほど良いわけではなく、十分な幅が取れなかったり、近くで聴く場合は、小型スピーカーの方が、ステレオ感は得やすいです。

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 小型スピーカーにもかかわらず、スピーカー部分がかなり作り込まれているこちらの機種は、そういった用途に最も向く機種だと思います。

 とくに1WAY方式のスピーカーは、2WAYと違って「ユニット間での音の受け渡し」がないため、歌のボーカルを含む中音域が割と充実します。

 聴き疲れしにくい高級ミニコンポとして、非常に優秀だと思います。なお、ハイレゾに対応する必要がないならば、下位機種を選んでもよいでしょう。

ーー

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 13・JVC コンポ EX-HR5
  ¥54,447 Amazon.co.jp (8/30執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送: Bluetooth +USB
ラジオ: FM/ワイドFM
アンプ出力:50W×2 (4Ω)
スピーカー直径:8.5cm
高音再生力:★★★★★
低音再生力:★★★★★

 一方、もう少し予算があるならば、EX-HR5を選んでも良いと思います。

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 同じウッドコーン機ですが、CD音質をハイレゾ並みに拡張するNEW「K2テクノロジー」を搭載した点で、性能が優れます。

 なお、先ほど書いたように、執筆時現在、Amazonでは、「後継機」として EX-NW1が提示されています。しかし、EX-NW1は、CD再生機能がない別製品ですから注意してください。この機種はまだ「現行機」です。


 第5に、外付けHDDを接続し、ミュージックサーバー的に利用する場合におすすめできるのは、

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 18・Pioneer XC-HM86-S【ネットCDレシーバ】
  ¥31,250Amazon.co.jp
(8/30執筆時)

 18・Pioneer S-HM86-LR【スピーカー2本組】
  ¥24,484 Amazon.co.jp
(8/30執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スマホ転送: BT+Wi-Fi 対応
ラジオ: FM AM ワイドFM vTunes
アンプ出力:65W×2
スピーカー直径:13cm+3cm
高音再生力:★★★★☆ 55kHz
低音再生力:★★★★★ 40Hz

 PioneerのXC-HM86-SS-HM86-LRのセット購入が良いでしょう。

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 本体にカラー液晶が付く点で、音楽の管理がしやすい点を評価しました。スマホをリモコンにもできますし、外付けHDDに貯めた音楽の検索・再生もこれなら比較的容易でしょう。

 スマホをリモコンにできるという利便性を含め、実用的だと思います。

 201601161412.jpg

 スピーカーについても、ハイレゾ対応ですし、アンプの出力も強力です。さらに、Radiko対応や、Spotify対応も、便利な部分と言えます。

   

 【アマゾン限定】

 【2TB】バッファロー HD-AD2U3
  ¥8,899 Amazon.co.jp
(8/30執筆時)

 なお、外付けハードディスクは「別売」になります。ないと「宝の持ち腐れ」といえる機種なので、できれば入手しましょう。なお、ポータブルHDDだと、安定しない場合もあるので、ファンレスで静かな電源付きHDDが良いでしょう。

 もし同時にお探しの方がいれば、このブログに比較記事があります。このブログの【おすすめのハードディスクの比較記事】をご覧ください。

補足:ミニコンポのオルタナティブについて

 というわけで、今回は、ミニコンポの話でした。

 最後に、ミニコンポ以外に「とり得る選択肢」について、補足しておきます。

1・小型スピーカーの比較
2・プリメインアンプの比較
3・ミニコンポの比較
4・PC用スピーカーの比較
5・Bluetoothスピーカーの比較

 201611050927.jpg 

 第1に、「CDの再生機能は不要で、スマホからだけ再生できれば良い!」とお考えならば、ミニコンポよりも、Bluetoothスピーカーを選ばれたほうが良いかもしれません。

 これについては、上記5番のリンク記事で紹介しています。

 201805101909.jpg

 第2に、オーディオ中級者のように、スピーカーとアンプを自分で組み合わせたい!とお考えならば、「プリメインアンプ」+「小型スピーカー」の構成を考えましょう。

 もし、CDレシーバーが不要なら、こちらの方が同じ予算で、高音質なオーディオが入手できる可能性があります。

 その場合、上記1番・2番の記事をご覧ください。合わせて5万円前後の予算から購入できるでしょう。

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 最後になりましたが、今回の記事が皆さんのお役に立ったようならば幸いです。Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題をシェアしていただければ嬉しいです。

 (前半からの続きとなりますので、前半記事をご紹介いただけると、一層嬉しいです!)

 ではでは。

posted by Atlas at 12:36 | オーディオ製品

2018年08月19日

比較2018' 音質で選ぶ!サウンドバー人気25製品の性能とおすすめ(1):TVの音質を高めるシアターバー・外付けTV用スピーカー

【今回レビューする内容】2018年 TV向けのサウンドバー・シアターバーの音質とおすすめ・選び方:テレビ用・ホームシアター用の小型サラウンドスピーカー:BOSE・パナソニック・ソニー・JBL・パイオニア・ヤマハ メーカー別機種の違いと人気ランキング高級品から 安いサウンドバーまで

【今回評価する製品一覧】Bose SoundTouch 300 sounder Solo 5 TV sound system SC-HTB250- KSC-HTB200-K SC-HTB690-K SC-HTB885-K HT-MT300 HT-MT500 HT-CT380 HT-X9000F HT-Z9F HT-NT5 HT-ST5000 HT-S200F デジタル・サウンド・プロジェクター YSP-1600 YAS-107 YAS-207 YSP-2700 HTP-CS1 FS-EB70 JBL BAR 3.1 BAR STUDIO CINEMA SB250 SB350 SB450

今回のお題
最新のTVに向いたサウンドバーのおすすめはどの機種?

 ども!Atlasです。 

 今回は、オーディオ製品の比較で、SONYなど各社のTV用のサウンドバーを比較します。

 201804211207.jpg

 最近のサウンドバーの技術革新は素晴らしく、壁の反響音を利用するなどして、本格的なサラウンドシステムといえるレベルまで音質が向上してきました。

 TV内蔵スピーカーとは音質は雲泥の差ですので、音楽・映画のほか、ゲームをやる方にも最適です。

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 今回は、TVの下に設置するサウンドバー単体で利用できる製品のほかに、サブウーファーが1つ付く低音重視タイプも紹介します。

 以下では、いつものように、メーカーごと人気製品を比較した後で、最後に、「結論」として「Atlasのおすすめ機種」を提案する形式で書いていきます。

---

1・サウンドバーの比較
2・ホームシアターシステムの比較
3・AVアンプの比較
4・PC用スピーカーの比較
5・ミニコンポの比較
6・Bluetoothスピーカーの比較
7・ブックシェルフスピーカの比較  

 なお、今回の記事は、このブログ「モノマニア」のスピーカー関係の記事の1回目の記事として書いています。

1・サウンドバーを選ぶ場合の注意点

 サウンドバーを探す場合に最初に注意するべきは、サウンドバーと「ホームシアターシステム」の違いをしっかり把握して探すという点です。

 心ない一部のデンキヤでは、両製品が同じ場所に陳列されており、初心者は間違えやすいと言えます。


 201703211432.jpg

 第1に、サウンドバーです。

 こちらは、基本的に「1本のバー」、ないし「ウーファー」をTV脇に設置するだけで擬似的(=バーチャル)2.1ch、5.1ch、7.1chの「シネマサウンド」を再現する製品です。

 アンプが不要で、小型で設置性が良く、リビングでも無理なく置ける製品で人気です。


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 第2に、ホームシアターシステムです。

 部屋の全周に5つ以上のスピーカーを配置して利用する方式で、映画館並の立体的な臨場感はより得やすいシステムです。

 ただし、こちらは、アンプを内蔵しないため、TVのほか、【AVアンプの比較記事】で紹介したようなアンプが別に必要です。

ーー

 結論的に言って、あまり手間と予算ををかけずにシアターオーディオを構築するならば、サウンドバーが向きます。同じ予算で組んだ場合、総合的な音質はサウンドバーのが高いでしょう。今回紹介するのは全てこのタイプです。

 ただし、中級者以上で「リアル」な再現性を重視する場合は、【ホームシアターシステムの比較記事】をご覧ください。

2・サウンドバーの比較基準と選び方

 「モノマニア」は、単なるランキング形式ではなく、一定の比較基準を明確にした上で、「おすすめ機種」を提案する形式のブログです。

 そして、今回サウンドバーを比較するにあたって定める「比較のポイント」は次のようになります。

1・音質(中音・高音)の良さ
2・音質(低音)の迫力
3・ TVとの接続の容易さ
4・4KTVやスマホとの接続性

 音質に関連する要素のほか、TVなどとの接続の容易性などにも注目して比較するつもりです。

 なお、「4Kパススルー機能」や「ハイレゾ」など、専門用語の意味については、機種の紹介の中でまとめて書いています。そのため、「メーカーと機種決め打ち」で探している方も、できれば、最初から順番にお読みいただければと思います。

3・パナソニックのシアターバーの比較

 はじめに、パナソニックシアターバーを紹介します。

 なお、以下ではいつものように、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


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【サブウーファー付属】

 1・パナソニック SC-HTB250-K
  ¥19,373 Amazon.co.jp (8/19執筆時)

【サブウーファーなし】

 2・パナソニック SC-HTB200-K
  ¥15,757 Amazon.co.jp (8/19執筆時)

 チャンネル数:2.1ch
 実用最大出力:合計120W(80W)
 TVとの接続:光音声・HDMI(入出力)
 サブウーハ接続: 不要(内蔵方式
 ネットワーク:Bluetooth
(AAC対応)
 ハイレゾ音源:
 4Kパススルー:
 サイズ1:約450×51×135mm(本体)
 サイズ2:約97×451×307mm(ウーハー)

 SC-HTB200シリーズは、パナソニックのシアターバーでは最も安い製品です。

 昨年まで売られていたSC-HTB175-Kの後継機として登場しました。

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 サイズは、長さが45cm、高さが5.1cmです。寸法的にTVの半分程度で、脚の下に収まる点で設置しやすいといえる機種です。

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 スピーカー(中・高音)は、2.1ch方式で、中音域を再生する4×10cmの変則型のコーン型ウーハーと、サイズ不明ながら、高音域に対応するツイーターが2組搭載されるバスレフ式の2ウェイ2スピーカです

 本体価格に比してバランスの良い音質ながら、出力は合計で80W(ウーハー込みで120W)です。上位機と比較すると、サウンドバーとしての音圧は弱めですが、この価格帯としては健闘しています。

 もちろん、TV内蔵スピーカーと比較すれば「雲泥の差」です。

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 サブウーファー(重低音)は、こちらの場合、上位機のSC-HTB250-Kのみ搭載です。ただし、出力は40Wなので、さほど強力とも言えません。ただし、ウーハーまでの配線はBluetoothにできるため、設置性は良いでしょう。

 一方、本体側については、新開発のダイナミックエアロポートで低音を補う形になっているので、合わせればある程度の迫力は出そうです。

 201703211512.jpg

 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。いずれもケーブルは「別売」です。なお、HDMI-CEC規格に対応するため、パナソニックや他社のTVと、音声の電送のほか、TVと連動したON/OFFや音量のリモコン操作も可能です。

 スマホなどの音源再生は、内蔵するBluetooth無線で対応できます。その場合の音質はAAC対応ですので、MP3のような圧縮音源ならば、ほぼ劣化・遅延無しで送れると思います。

 一方、無線LAN/有線LANは非搭載ですので、iPhoneからボタン1つで接続可能なAirplayには非対応です。Bluetoothをペアリングしてから利用する必要があります。

 4Kパススルー機能は、非搭載です。

 なお、4Kパススルー機能とは、HDMIケーブルで接続する際に、ブルーレイなどの4K対応機器と液晶TVとの中間に本機をできることを示す規格です。TVからも音声は伝送できるのですが、サウンドバーの場合、保護規格(HDCP2.2)の関係で、中間に配置しないと4K音声が再生されない面倒な仕組みです。

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 ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

 ハイレゾ音源とは、CDの音質を超える、新しい世代の音源で、e-onkyoなどのサイトで販売されているものです。TV音声の場合、4Kの音声でもハイレゾに満たない情報量なのですが、高級な液晶TVは、低質な音声を再計算し、ハイレゾにアップコンバートできる場合もあるため、高級機の場合、対応していて損はないといえます。

 以上、パナソニックの入門機SC-HTB200シリーズの紹介でした。

 パナソニック製のテレビユーザーには、特に導入しやすい機種です。また、「ワイヤレスサブウーファー付き」を選べば、2万円前後の製品として、スピーカー総合出力では遜色がないといえます。ただ、4K液晶TVに対応できない点は長期間使う予定ならばネックです。


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 3・パナソニック SC-HTB690-K
  ¥38,869 Amazon.co.jp (8/19執筆時)

 チャンネル数:3.1ch
 実用最大出力:合計350W
 TV接続:
光音声・HDMI(入出力)
 サブウーハ接続:
Bluetooth
 ネットワーク:Bluetooth(SBC)
 ハイレゾ音源:
 4Kパススルー: 対応
 サイズ1:約950×55×120mm(据置時)
 サイズ2:約950×125.5×57.2mm (壁掛時)

 SC-HTB690は、パナソニックのシアターバーの中位機種です。

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 サイズは、長さが95cmと下位機種よりは長いですが、TVの幅サイズに収まります。一方、高さも5.5cmで設置性はよいですね。

 パナソニックのサウンドバーは、設置性の面ではかなり有利なモデルが多いですこちらの機種は、壁掛け金具も同梱されているので、ネジで壁に取り付けすることも可能です。

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 スピーカー(中・高音)は、 3.1ch方式です。

 スピーカーは、フルレンジの6.5cmコーン型スピーカーに総計3つ配置される1ウェイ方式です。そのため、同じパナソニックでも2ウェイ式の下位機種SC-HTB175とは音質が異なります。

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 比較すると、こちらの方が、センタースピーカーがある分、人の声が聴き取りやすくTV向きだと思います。パワーも、3スピーカー計で210Wですので、下位機種と比べて臨場感も優れます。

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 サブウーファー(重低音)は、付属します。下位機種と同じで、サブウーファーは、Bluetooth接続が可能ですので設置性は良いです。一方、出力は140Wですので、低音の音圧も感じられ、ゲームや映画などには特に向く仕様です。

 TVとの接続は、こちらも、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。先ほど説明した、「HDMI-CEC規格」にも対応し、TVのON/OFFと電源が連動できます。

 スマホなどの音源再生は、こちらはBluetooth対応ですが、圧縮転送規格がSBCで、AACに非対応です。そのため、スマホからの再生の音質に限れば、さほど性能は高くありません。

 4Kパススルー機能は、搭載です。著作権に「うるさい」4Kテレビでも音の再生が可能です。

 ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

 以上、パナソニックのSC-HTB690の紹介でした。

 サブウーファーが別に付くタイプですが、サウンドバーとしては価格は値頃で、特に低音のパワーは期待できるでしょう。「ドカンドカン」音がするようなゲームや、映画の場合は、これほどの能力があると、満足感が高いと言えます。4Kに対応する点も、今後に向けて安心でしょう。


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 4・パナソニック SC-HTB885-K
  ¥61,372 Amazon.co.jp (8/19執筆時)

 チャンネル数:5.1ch
 実用最大出力:合計500W
 TV接続:
光音声・HDMI(入力2出力1)
 サブウーハ接続:
Bluetooth
 ネットワーク:Bluetooth (aptX AAC対応)
 ハイレゾ音源:
 4Kパススルー: 対応
 サイズ1:約1125×51×121mm(据置時)
 サイズ2:約1125×122.5×56.5mm (壁掛時)

 SC-HTB885は、パナソニックのサウンドバーでは、最も高級な最上位機です。

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 サイズは、長さが112.5cmと、わりと長めです。

 例えば、40インチの液晶TVの場合、本体の長さは90cmほど、49インチの液晶TVの場合、115cmほどです。それを考慮に入れれば、少し大きめのTVボードが必要な機種です。ただ、こちらも壁掛け金具が同梱されているので、ネジで壁に取り付けすることも可能です。

 201808191506.jpg

 スピーカー(中・高音)は、 5.1ch方式です。

 中位機種は3.1chでした。それに比較すると、さらに2本サラウンドスピーカーが追加で内蔵されています。 

 201703211603.jpg

 センタースピーカー1本・左右のフロントスピーカー2本・左右のサラウンドスピーカー2本は、中位機と同じフルレンジの6.5cmコーン型スピーカーです。

 ただ、左右のフロントスピーカーは、2.5cmセミドーム型のツイーターが別に付属し、総計で250Wという強力な音圧を持ちます。また、新型のLincsD-Amp IIの搭載で、ジッター(音のズレ)や歪みも少ない仕様です。

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 サブウーファー(重低音)は、この機種も、ワイヤレスのサブウーファーを設置する方式です。中位機種に比べると出力は250Wとかなり期待ができるスペックです。

 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。HDMIの入力が2系統あるため、TVのほか、CDプレーヤーの直付なども可能ですね。

 スマホなどの音源再生は、こちらもBluetooth対応です。また、圧縮規格として、SBCやAACよりもランクの高いAptXに対応するため、特にAndroid系スマホとは相性が良いです。iPhoneはスマホ側が対応しないので、AACとして接続されます。

 4Kパススルー機能は、こちらも搭載ですが、ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

 以上、パナソニックのSC-HTB885の紹介でした。50インチ以上の大型液晶TVで、臨場感を重視したい場合は良い選択肢です。また、電源連動などの面でパナソニックの液晶TVとは特に相性が良く、同社TVのユーザーには、最もおすすめできる機種ですね。

4・SONYのサウンドバーの比較

 続いて、ソニーのサウンドバーの紹介です。

 ソニーは、ハイレゾ音源の再生に力を入れた製品が多いです。


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5・SONY HT-S200F 【各色】
 ¥21,184 Amazon.co.jp (8/19執筆時)

 チャンネル数:2.1ch
 実用最大出力:合計80W
 TV接続:光音声

 サブウーハ接続:内蔵

 ネットワーク:
Bluetooth (SBC)
 ハイレゾ音源:
 4Kパススルー:
 サイズ1:580x64x95mm(据置時)
 サイズ2:------

 HT-S200F は、2018年に登場したソニーの「ミニバータイプ」のサウンドバーです。

  小型で設置性の良さが「売り」の製品です。。色は一般的な黒の他、白色のモデルも選択できます。

 201804211322.jpg

 サイズは、長さが58cmと、パナソニックの入門モデルと同様に、TVの下に無理なく収まる点で人気です。大画面TVはもちろんですが、32インチほどの小型でレビでも違和感なく設置できそうです。高さも6.4センチ低いです。

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 スピーカー(中・高音)は、 2.1ch方式です。

 フロントスピーカーは、フルレンジの46mmのスピーカーが2機搭載です。方式は一般的なバスレフ形で、振動板はペーパーコーンです。小型でも低音がしっかり出る構造です。ただし、パワーは、2スピーカーで50Wと多少控えめです。小型化はこのあたりが弱点といえます。

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 音質面では、ソニーのS-Masterというデジタルアンプは、性能面で定評があります。D/Aコンバーターとパワーアンプの一体化を図ることで、出力直前までデジタル伝送するため、音質の劣化は低いと言えます。

 そのほか、小音量再生時に聞きやすくするサウンドオプティマイザーの搭載は、もうひとつの見所です。

 サブウーファー(重低音)は、こちらの場合、センタースピーカーに内蔵する「オールインワン」方式です。パワーは、30Wと劇的に臨場感があるわけではないですね。

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 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法が選べず、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法のみになります。

 HDMIと比べてもクオリティには影響はありません。HDMIは出力のみ対応できますが、こちらは、ソニーの液晶TVであるBRAVIAや他社製品とのON/OFF連動などの目的に使用します。

 スマホなどの音源再生は、Bluetoothに対応です。ただ、低音質なSBC規格のみ対応であり、ソニーとしては、性能はイマイチです。

 その他、4Kパススルー機能未搭載で、ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

 以上、ソニーHT-S200Fの紹介でした。

 サブウーファーを内蔵して総計80Wの機種と言うことで、パナソニックの入門機と同等の性能は期待できます。一方、面白い部分は、小音量再生時に聞きやすくするサウンドオプティマイザーの搭載です。集合住宅などで夜間に利用する場合は、有利でしょう。

ーーー


 201804211336.jpg

 6・SONY HT-S100F
  ¥21,184 Amazon.co.jp (8/19執筆時)

 チャンネル数:2ch
 実用最大出力:合計100W
 TV接続:光音声/ステレオミニ/
USB
 サブウーハ接続:
Bluetooth
 ネットワーク:
Bluetooth (SBC)
 ハイレゾ音源:
 4Kパススルー:
 サイズ1:960x164x150mm(据置時)

 なお、ソニーからは、より下位の機種としてHT-S100Fも併売中です。

 ただし、こちらは、サブウーファー未搭載の機種です。その分センタースピーカーの出力が高いですが、さほど価格も変わらないので、上位機を選ぶと良いと思います。


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 7・SONY HT-MT300 【各色】
  ¥27,180 Amazon.co.jp (8/19執筆時)

 チャンネル数:2.1ch
 実用最大出力:合計100W
 TV接続:光音声/ステレオミニ/
USB
 サブウーハ接続:
Bluetooth
 ネットワーク:
Bluetooth (SBC)
 ハイレゾ音源:
 4Kパススルー:
 サイズ1:約500×55×103mm(据置時)
 サイズ2:

 HT-MT300 は、ソニーの「ミニバータイプ」のサウンドバーの中級機です。

 下位機種よりセンタースピーカーは短いですが、その代わりに、サブウーファーは外付けという機種です。

 201703211627.jpg

 サイズは、長さが50cmと、各社の中級サウンドバーのなかでもひときわ短い点が「売り」です。大画面TVはもちろんですが、32インチほどの小型でレビでも違和感なく設置できそうです。高さも55センチと背も低いです。

 スピーカー(中・高音)は、 2.1ch方式です。フロントスピーカーは、フルレンジの40mm ×100mmコーン型スピーカーです。

 こちらは、小型機に一般的なバスレフ式ではなく、密閉型(アコースティックサスペンション型)スピーカーを採用しています。バスレフ型に比べて低音は出にくいですが、共鳴しにくく、中高音の信頼性が高いため、サウンドバー向きだと思います。

 実際、スピーカー部分だけ取れば、ハイレゾ音源に対応できるだけの品質があります。反面、パワーは、2スピーカーで50Wと多少控えめです。小型化はこのあたりが弱点といえます。

 201703211648.jpg

 音質面では、ソニーのS-Masterというデジタルアンプは、性能面で定評があります。D/Aコンバーターとパワーアンプの一体化を図ることで、出力直前までデジタル伝送するため、音質の劣化は低いと言えます。

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 サブウーファー(重低音)は、ワイヤレスのサブウーファーを設置する方式です。この機種はウーファーも小さめで、ソファの下に入るサイズですが、パワーは、メインスピーカーとのバランスからか50Wとあまり高いとは言えないですね。

 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法が選べず、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法のみになりますが、HDMIと比べてもクオリティには影響はありません。一方、こちらは前面のUSB端子から、USBフラッシュメモリなどに保存した音源(AACなど)が再生可能です。一方、USBは、LPCM対応ながら、PCなどの外部スピーカーに使うような仕様ではありません。

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth対応です。ただ、低音質なSBC規格のみ対応であり、性能はイマイチですね。

 その他、4Kパススルー機能未搭載で、ハイレゾ音源の再生は、スピーカー部分は規格対応しそうですが、アンプの部分の問題で非対応です。

 以上、ソニーHT-MT300の紹介でした。

 サブウーファー付属機種ですが、サウンドバーは今回紹介する機種の中で最も小型ですので、設置性は良いです。もちろん、スピーカーを多く搭載する大きな機種よりもサラウンド感は弱いですが、同社のバーチャルサラウンド技術(S-Force PROフロントサラウンド)は割と評判が良いので、この面でさほどの性能差は感じないと思います。

 とくに、32インチなどの小型TVで音質にこだわりたい場合はこちらの機種が良いでしょう。


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 8・SONY HT-MT500
  ¥56,830 Amazon.co.jp (8/19執筆時)   

 チャンネル数:2.1ch
 実用最大出力:合計145W
 TV接続:
光音声・HDMI(出力のみ)USB
 サブウーハ接続:
Bluetooth
 ネットワーク:
Bluetooth (LDAC)/LAN 無線LAN
 ハイレゾ音源: 対応
 4Kパススルー:
 サイズ1:約500×64×110mm(据置時)

 HT-MT500 は、ソニーの「ミニバータイプ」のサウンドバーの上位機種です。

 後ほど説明するように、この機種は、ハイレゾ音源に対応し、無線LAN/有線LANネットワークに接続できる点で、TV単体利用と言うより、ネットワーク上のハイレゾ音源なども再生利用したい上級者にオススメです。

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 サイズは、長さが50cmと、サイズは先ほどの機種と同じで、「最小サイズ」です。ただ、高さは64cmと少しだけ背が高いですね。

 スピーカー(中・高音)は、こちらも 2.1ch方式です。

 スピーカーは、こちらも、密閉型(アコースティックサスペンション型)40mm ×100mmコーン型スピーカーです。密閉型は、高音部分でハイレゾ対応しやすいので、特に意識して採用したのだと思います。パワーも60Wと多少向上しています。試聴の限り、音質もサウンドバーとしてはかなりクリアで素直でした。

 サブウーファー(重低音)は、こちらもワイヤレスのサブウーファーを設置する方式です。下位機種に比べると85Wと小型のサウンドバーとしてはそれなりに強いです。

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 ハイレゾ音源の再生は、この機種は対応します。また、単に対応するだけでなく、ハイレゾ以下の音質(圧縮音源や、CDやTVの音質)をハイレゾ相当までアップコンバートするDSEE HX技術も搭載します。そのため、特に、高音域での音質は、下位機種に比べても、相当良いです。

 TVとの接続は、こちらも光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法です。HDMIは出力のみ対応できますが、こちらは、ソニーの液晶TVであるBRAVIAや他社製品とのON/OFF連動などの目的に使用します。

 スマホなどの音源再生は、複数の選択肢があります。

 第1、Bluetooth方式です。

 こちらは、SBC/AACのほか、LDAC形式に対応します。LDAC形式は、Bluetooth方式としては、唯一(容量の大きな)ハイレゾ音源に対応する形式です。ただ、音楽機器側の対応が必須で、ソニーのXperiaや、以前比較した【ウォークマンの上位機種】などしか現在は使えません。

 第2に、無線LAN/有線LANネットワーク方式です。

 いずれもBluetoothより開戦が太いので、PCやNASなどに保存したハイレゾ音源のに対応できるほか、MacやiPhoneユーザーは、ご自宅にWi-Fiがあれば、MacやiPhoneのAirplayボタンを押すだけで、スピーカーで音源の再生が可能です。

 4Kパススルー機能未搭載です。4K放送に対応させたい場合は、この機種は避けた方が良いでしょう。

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 以上、ソニーHT-MT500の紹介でした。

 小型サウンドバーとしては、音質の面で最も評価できる機種です。サブウーファーで低音も強化されますが、むしろ、ハイレゾやDSEE HX技術の採用で、中音・高音域を綺麗に鳴らせるサウンドバーと言えます。

 TVだけでなく、スマホ・パソコン・NASなどに保存した音源の再生用にも使いたいという方には最もおすすめです。小型ですし、こうした機能面を考えても、寝室のサブテレビ用にも良いですね。


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 【2018年】

 9・SONY HT-X9000F
  ¥48,156 Amazon.co.jp (8/19執筆時)   

 チャンネル数:2.1ch
 実用最大出力:合計300W
 TV接続:
光音声・HDMI(入力1出力1)USB
 サブウーハ接続:
Bluetooth
 ネットワーク:
Bluetooth (AAC)
 ハイレゾ音源:

 4Kパススルー: 対応(HDR10)
 サイズ1:
約1000×58×85(据置時)

 HT-X9000F は、ソニーの「通常サイズ」のサウンドバーの入門機です。

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 サイズは、長さが100cmと、先ほどの「ミニバータイプ」よりも40cmほど長い機種です。ソニーの大画面ブラビアの脚にすっぽりと入るサイズです。なお、長めですが、ウーファーが内蔵されないタイプです。

 スピーカー(中・高音)は、大型ですが、こちらも 2.1ch方式です。

 一方、「ミニバータイプ」と同じ密閉型(アコースティックサスペンション型)です。サイズは一方で、大きめですが、40mmX100mmと変則サイズのコーン型スピーカーになります。

 パワーは、2本で200Wとかなり向上しています。臨場感の面では、ミニバータイプより上ですね。

 サブウーファー(重低音)は、ワイヤレスのサブウーファーを設置する方式です。

 一方、ウーファーは下位機種よりも大きいですが、パワーは100Wとさして変わりません。その点で、長めの本体の機種としては、重低音は強調できません

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 ハイレゾ音源の再生は、この機種の場合、未対応です。

 一方、ブルーレイディスクの独自再生規格であるDolby True HDDTS-HDのほか、新しい映画館・ブルーレイのサラウンド規格となる、Dolby AtmosとDTS:X規格に対応する点が見所です。

 これらは、最近のブルーレイなどに記録されている新しいサウンドデータで、天井からの跳ね返り音をフォローするものです。ただし、専用のスピーカーユニットは搭載せず、Vertical Surround Engineによる「バーチャル」な再生です。

 単独の天井用スピーカーを持たないので、この部分の有無はさほど気にしなくても良いと思います。

 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth対応です。ただ、性能面ではSBC/AAC規格までの対応ですので、極めて優れているとは言えないですね。

 4Kパススルー機能は、搭載です。また、最新のHDR10も対応する点は、さすがに最新機です。

 以上、ソニーHT-X9000F の紹介でした。サブウーファー付属で100cm前後の機種としては、値段はそこそこで、お買得です。ただ、ウーファーが弱めなので、この価格帯の製品としてはイマイチです。


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 10・SONY HT-Z9F
  ¥70,700 Amazon.co.jp (8/19執筆時)   

 チャンネル数:3.1ch
 実用最大出力:合計400W
 TV接続:
光音声・HDMI(入力2出力1)USB
 サブウーハ接続:
Bluetooth
 ネットワーク:
Bluetooth (LDAC)/LAN 無線LAN
 ハイレゾ音源:

 4Kパススルー: 対応 (4K/HDR対応)
 サイズ1:約1000×64×98(据置時)

 HT-Z9F は、ソニーの「通常サイズ」のサウンドバーの中位機種です。

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 サイズは、長さが100cmと、先ほどの機種同様に50インチクラスの大画面に向く仕様です。

 スピーカー(中・高音)は、 3.1ch方式です。左右に加えて、バーの中央にセンタースピーカーがある方式です。TVの場合、ニュースなどの聞き取りはこの方式の方が優れます。

 ユニットは、46mmのスピーカーが3つです。一方、振動板の素材はマイカ(雲母)です。紙コーンに比べて剛性があり、音質も上です。ソニーの音楽用スピーカーでも採用します。

 パワーは、3chのため、それに応じて300Wと向上しています。

 サブウーファー(重低音)は、下位機種と同じ100Wです。

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 ハイレゾ音源の再生は、非対応です。ただし、下位機種同様に、Dolby AtmosとDTS:Xの「バーチャルな」再生には対応です。

 TVとの接続は、こちらも、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。HDMIの入力は、多めの2系統ですね。

 スマホなどの音源再生は、AACのほか、LDAC形式に対応するBluetoothが採用されます。無線LANと有線LANネットワークにも対応です。アンプ部の性能面でハイレゾ音質にはならないですが、Airplayをはじめ、ネットワーク上の音源再生には便利と言える機種です。

 4Kパススルー機能は、対応です。さらに4Kと並行して進化している画像規格のHDR10にも対応します。ただ、コンテンツ数が圧倒的に少ないため、HDR対応の有無は現状ではさほど重要なファクターではありません。

 以上、ソニーHT-Z9Fの紹介でした。

 3.1ch方式でセンタースピーカーを搭載するため、ニュースなどのボイス再生に強いです。その点で言えば、リビングに置く大画面用テレビには向くでしょう。

 一方、映画や音楽などについては、音質面で下位機種とさほどの差は感じないでしょう。重視する場合は、より上位の機種をオススメします。


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 11・SONY HT-NT5
  ¥59,200 Amazon.co.jp (8/19執筆時)   

 チャンネル数:2.1ch
 実用最大出力:合計400W
 TV接続:
光音声・HDMI(入力3出力1)USB
 サブウーハ接続:
Bluetooth
 ネットワーク:
Bluetooth (LDAC)/LAN 無線LAN
 ハイレゾ音源:対応

 4Kパススルー: 対応 (4K/HDR対応)
 サイズ1:
約1080×64×127(据置時)
 サイズ2:約1080×135×80(壁掛時)

 HT-NT5は、ソニーの「通常サイズ」のサウンドバーでは2番目に高価な機種です。

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 サイズは、長さが108cmと、下位機種よりも多少大型化しています。

 50インチ以上の大型液晶TVに向く仕様ですが、壁掛け対応もできるため、設置の仕方によっては便利に使えるでしょう。


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 スピーカー(中・高音)は、高級機としては珍しいですが、2スピーカーの2.1ch方式です。

 ただ、スピーカーユニットが下位機種と明確な差があります。というのも、こちらは、60mmコーン型スピーカーに加えて、14mmソフトドーム型トゥイーター両側の上下に計4つ配備するからです。多数のトゥイーターの併用は、技術的に難しいのですが、音質はその分高いです。

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 ハイレゾ音源の再生は、この機種は対応です。

 また、「ミニバータイプ」の上位機同様に、ハイレゾ以下の音質(圧縮音源や、CDやTVの音質)をハイレゾ相当までアップコンバートするDSEE HX技術も搭載します。スピーカーユニットが大きい分だけ、ミニバータイプにくらべても「より解像感の高い」音の再生が可能です。

 サブウーファー(重低音)も、130Wとパワーが増しています。

 一方、面白いのは、せっかくのハイレゾ音質を過剰な低音で犠牲にさせないため、シグマ型磁気回路を採用している点です。原音からみて、過剰な低音を抑制する作用があります。

 TVとの接続は、こちらも、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。HDMIの入力は下位機種同様に3系統です。

 スマホなどの音源再生は、こちらも、AAC・LDAC形式に対応するBluetoothのほか、無線LANと有線LANネットワーク対応です。ハイレゾ対応機種ですので、ネットワーク上の高音質な音源を再生するのにも向くでしょう。

 4Kパススルー機能は、搭載で、こちらもHDRにも対応します。

 以上、ソニーHT-NT5の紹介でした。

 高性能な4KTV用のサウンドバーとして魅力のある製品です。とくに、音楽番組のほか、ネットワーク上の音楽を再生するのならば、こちらはイチオシと言っても良い機種です。

 一方、スピーカーの音質が良いとは言え、こちらは2.1chの製品ではあるので、映画館のような臨場感を擬似的に再現するという点では、他社製品に負ける部分もあります。とはいえ、これは、「ハイレベル」な部分でのサラウンドの話であって、映画と言っても、BSやネット上のコンテンツをみる程度で、ブルーレイディスクを日常的に買うような人でないならば、この点は全く問題にならないでしょう。


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 12・SONY HT-ST5000
  ¥126,117 Amazon.co.jp (8/19執筆時)   

 チャンネル数:7.1,2chドルビーアトモス・DTS:X
 実用最大出力:合計800W
 TV接続:
光音声・HDMI(入力3出力1)USB
 サブウーハ接続:
Bluetooth
 ネットワーク:
Bluetooth (LDAC)/LAN 無線LAN
 ハイレゾ音源;対応

 4Kパススルー:対応
 サイズ1:
約1130×64×133(据置時)

 HT-NT9は、ソニーの「通常サイズ」のサウンドバーでは、最も高価な機種です。

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 サイズは、長さが113cmと先ほどの機種より多少長めです。他社製品を含めてもかなりのロングサイズなので、基本的には大型液晶TV用と言えます。


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 スピーカー(中・高音)は、こちらは、7.1ch方式です。

 密閉型の65mmコーン型スピーカーが7個付属し、さらに、中央と左右のウーファーについては、14mmソフトドーム型トゥイーターが内蔵される同軸スピーカー仕様です。

 臨場感が増すのはもちろん、明示的にセンタースピーカーを付属させたことで、3.1ch方式同様に、ナレーションがはっきり聴き取れるようになりました。よりTV向けだと言えます。パワー的にもサウンドバーの部分だけで800Wと、他社を含めてももっともパワフルです。

 サブウーファー(重低音)も、200Wとパワーが増しています。

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 ハイレゾ音源の再生は、この機種は対応です。

 また、この機種の特長は、ドルビーアトモス・DTS:Xに完全対応します。下位機種の場合と異なり、専用のスピーカーユニットがあるため、「バーチャルではない」という意味です。

 なお、ドルビーアトモスは、高さ方向の音情報もブルーレイなどに入れることで、頭上の航空機の上からの走行音を再現するという方向性の規格です。

 これらはメディア側の対応が必須ですが、対応していないメディアやTV番組でも、「Dolby Surround」「Neural:X」技術で、擬似的にアップコンバートし、天井からのサウンドを体感できます。

 一方、スピーカーユニット以外の部分は、基本的に下位機種を踏襲しています。

 例えば、TVとの接続は、HDMIケーブル・光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)に両対応です。また、LDACを含むBluetoothと、無線LANと有線LANネットワークにももちろん対応です。

 4Kパススルー機能も、HDR10を含めて対応です。

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 以上、ソニーHT-NT7の紹介でした。

 10万円を越えるサウンドバーとして音質面でかなりの期待が持てます。そのほか、例えば、サッカーのナレーションを消すなど映像に応じたサウンド調整機能も上位機種だけのものであり、使い勝手の部分でも期待できるでしょう。問題は価格面と本体のサイズですが、そこをクリアできるならば、買って後悔のない製品だと思います。

5・ヤマハのサウンドプロジェクター

 つづいて、ヤマハの製品を紹介します。


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【2017年】

 13・ヤマハ YAS-107
  ¥21,418 Amazon.co.jp (8/19執筆時)

 チャンネル数:2.1ch
 実用最大出力:合計120W
 TV接続:
光音声・HDMI(入出力)
 サブウーハ接続:
不要(内蔵方式
 ネットワーク:
Bluetooth (AAC)
 ハイレゾ音源:

 4Kパススルー: 対応
 サイズ1:
約890×53×131(据置時)
 サイズ2:約890×131×62(壁掛時)

 YAS-107は、「フロントサラウンドシステム」というシリーズのヤマハ製品です。

 ヤマハが発売する製品としては、最も安価なサウンドバーです。同社はTVメーカーではないですが、独自の音響技術でテレビメーカーには出せない音質を追求しています。

 サイズは、長さが89cmと、パナソニックのSC-HTB175と同じく、サブウーファー付属しないオールインワンタイプとしてはかなり小型です。壁掛け対応も可能な機種ですね。

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 スピーカー(中・高音)は、 2.1ch方式です。

 中音域を再生する5.5cmコーン型ウーハーと、高音域に対応する2.5cmドームツイータが2組搭載されるバスレフ式の2ウェイ2スピーカです。仕様の面で、パナソニックのSC-HTB175と較べると、ウーハーが多少小さいですが、出力は合計で60Wですので、基本的には同等だと思います 

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 一方、技術の面では、この製品は、天井方向からの音の再生方であるDTS:Xに対応します。

 SONYでも紹介したように、前方・後方・左右に加えて、上方向からの音を「バーチャルに」再現するものです。この価格帯での採用は珍しく、試聴でも好評です。「セリフがサウンドバーではなく、テレビから聞こえてくるような」サラウンド感を得られます。

 ただ、同社の上位機種に採用される5.1ch相当の音場を再現できる、バーチャルサラウンドシステムよりも下位の技術であり、どちらかといえば、「エントリーモデルの底上げ」をねらったものです。

 サブウーファー(重低音)は、この機種はサウンドバーにシステムが内蔵です。出力は60Wとこちらもパナソニックと同等ですね。

 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。ヤマハの場合も、HDMI-CEC規格に対応するため、音声の電送のほか、TVと連動したON/OFFや音量のリモコン操作も可能です。

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth無線で対応できます。音質もAACですので、こちらも、パナソニックのSC-HTB175と同じです。

 4Kパススルー機能は、一方、パナソニックとことなり搭載です。4K映像コンテンツはまだ少ないですが、スカパーなどで見ようと思っている方は、こちらの方が良いでしょう。

 ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

 以上、ヤマハのYAS-107 の紹介でした。正パナソニックの入門機SC-HTB175とスペックが似ていいます。ただ、こちらは、4Kパススルー機能とDTS Virtual:Xに対応する点で、音質の点で魅力度はより高いと言えます。

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【2017年】

 14・ヤマハ YAS-207
  ¥41,000 Amazon.co.jp (8/19執筆時)

 なお、このモデルは上位機種があります。

 サウンドバー自体の品質は同等ですが、100W出力のサブウーファーが搭載され3.1chとなっている点が唯一の相違点です。もちろん、4Kパススルー機能やDTS Virtual:Xに対応します。

 ただ、この価格を出すのならば、基本性能がダントツに良い、以下の上位機種が良いでしょう。


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 15・ヤマハ DSプロジェクタ YSP-1600
  ¥45,101 Amazon.co.jp (8/19執筆時)  

 チャンネル数:5.1chリアルサラウンド
 実用最大出力:合計76W
 TV接続:
光音声・HDMI(入出力)
 サブウーハ接続:
不要(内蔵方式
 ネットワーク:
Bluetooth (AAC)
 ハイレゾ音源:

 4Kパススルー: 対応
 サイズ1:
約1000×65×130(据置時)
 サイズ2:

 YSP-1600 は、ヤマハが発売するサウンドバーの中位機種です。

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 ヤマハの場合、このグレードから「デジタル・サウンド・プロジェクター」というシリーズ名が付属し、あきらかにグレードが変わります。

 それは、こちらが、リアルサラウンドシステムを採用する機種だからです。

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 ヤマハの下位機種や、ソニーパナソニックなどの他社の場合、バーチャルサラウンドシステムを採用し、1スピーカーで、5.1chなどの臨場感を仮想的に再現しています。

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 一方、「デジタル・サウンド・プロジェクター」はリアルサラウンドシステムを採用します。これは、サウンドバーの各スピーカーが発したビーム上のサウンドを壁に反射させることで、5.1chなどの環境の再現を目指したものです。これは、ヤマハの独自技術です。

 バーチャルサラウンドシステムと比較すると、リアルサラウンドシステムは、音の広がりがより自然で、映画館に近い感覚を得やすいです。ただ、壁がある部屋であること、幅3-7m・奥行き3-7m・高さ2-3.5m以内の部屋であること、壁が吸音素材であること、など条件が厳しいです。少なくとも、物がごちゃごちゃしていたり、複雑な形状のリビングではさほど高い効果は期待できないでしょう。

 ただ、こうした条件に合致した、例えば、TV・オーディオルームなどの場合は、高い効果が期待できます。また、ドルビーアトモスなどと異なり、メディア側の対応が不要で使える点に汎用性があるとも言えます。

 以下、こうした点をふまえつつ、基本スペックを見ていきます。

 サイズは、長さが100cmとなります。さほど長くもありませんが、基本的には大画面テレビに合いそうです。

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 スピーカー(中・高音)は、5.1chリアルサラウンドシステムです。2.8cmと他社よりは小型のバスレフ型コーン型ウーハーで、総合的な出力も総計16Wと小さいです。ただ、先ほど書いたように、8基搭載して、壁に反射させる方式なので、単純に比較はできません。

 サブウーファー(重低音)は、この機種もサウンドバーにシステムが内蔵です。本体の上下に付属する、パナソニックの一体型と同じような作りですが、パワーは出力は60Wとやはり同じほどです。

 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth無線で対応できます。音質もAACですので、ヤマハの下位機種同様に「可もなく不可もなし」ですね。

 4Kパススルー機能はこちらも搭載で、ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

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 以上、ヤマハのYAS-1600 の紹介でした。

 ヤマハの「デジタル・サウンド・プロジェクター」については、システムが他社と大きく異なるため、一概に比較できないというのが正確な表現です。ただ、設置場所の設定を詰めれば、この方式は「理に適った」音を出すのは確実です。

 サウンドバーとしては、他にはない感じのサラウンド感を得れますので、部屋の仕組みが許す中級者以上方は、検討しても良いでしょう。ニュースなどの普段使いというよりも、映画などの視聴に向くと思います。


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 16・ヤマハ DSプロジェクタ YSP-2700
  ¥76,682 Amazon.co.jp (8/19執筆時)  

 チャンネル数:7.1chリアルサラウンド
 実用最大出力:合計107W
 TV接続:
光音声2・同軸・HDMI(入力3出力1)
 サブウーハ接続:
不要(内蔵方式
 ネットワーク:
Bluetooth (AAC) LAN 無線LAN
 ハイレゾ音源:

 4Kパススルー: 対応
 サイズ1:
約944×70×154mm(据置時)
 サイズ2:

 YSP-2700 は、ヤマハの「デジタル・サウンド・プロジェクター」の上位機です。

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 サイズは、長さが94.4cmとなり先ほどよりも多少小型です。ただ、これは、ワイヤレスのサブウーファーが付属するためですので、一概に小型とは言えません。

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 また、設置条件の厳しさは下位機種と同じですが、こちらは、部屋の形状で多少の微調整ができるインテリビーム機能があるため、多少の微調整は効く仕様です。

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 スピーカー(中・高音)は、7.1chリアルサラウンドシステムです。下位機種と同じ、2.8cmのバスレフ型コーン型ウーハーですが、16個の多連スピーカーで、総計32Wと下位機種の倍のパワーです。

 サブウーファー(重低音)は、こちらは、ワイヤレスのサブウーファーが付属するタイプです。ただ、75Wとこの価格帯の製品としては多少弱めです。このシリーズは重低音を強調したものではないので、問題ないでしょう。

 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。また、音楽専用機器などに搭載される同軸端子も付属します。

 スマホなどの音源再生は、Bluetoothのほか、有線LAN・無線LANにも対応します。

 第1に、Bluetooth接続の場合、こちらは、下位機種と違い、CD音質のaptXに非対応です。ただ、iPhone系にも親和性のあるAACが搭載されます。

 第2に、有線LAN・無線LANの場合は、Airplayに対応するほか、radiko.jpにも公式対応しています。

 音質のグレードは、再生側の音源によりますが、少なくともスピーカー・アンプの面でハイレゾに対応していないので、サラウンド感の優劣はともかくとして、再生音質は、同じ7.1chでもソニーの上位機のほうが高いと言えます。

 4Kパススルー機能は、下位機種と同じでこちらも搭載です。ハイレゾ音源の再生には、非対応です。

 以上、ヤマハのYAS-2700 の紹介でした。10万円前後クラスの製品としては、十分な能力がある機種だと思います。また、下位機種に比べて、インテリビーム機能があるため多少設置の自由は利きやすいので、この方式のサウンドバーを試して見たい方にもおすすめできそうです。

6・パイオニアのサラウンドシステム

 つづいて、パイオニアサウンドシステムを紹介します。


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 17・パイオニア HTP-CS1
  ¥22,204 Amazon.co.jp (8/19執筆時)  

 チャンネル数:2.1ch
 実用最大出力:合計80W
 TV接続:
光音声・HDMI(入力3出力1)
 サブウーハ接続:スピーカーケーブル
 ネットワーク:
Bluetooth (Apt-X)
 ハイレゾ音源:

 4Kパススルー: 対応
 サイズ1:
約150×57mm(スピーカー)
 サイズ2:約435×115mm(ウーファー)

  HTP-CS1は、パイオニアのサウンドバーの入門機です。

 この製品は、サブウーファーの部分が本体であり、サブウーファーの本体から、有線ケーブル(スピーカーケーブル)でサウンドバーやサラウンドバーに配線する仕様です。

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 サイズは、スピーカー部分は、4×7cmと小型です。小型なので設置の自由度が売りですね。サブウーファー部分の本体は、サイドボードに内蔵して横置きすることも可能です。

 スピーカー(中・高音)は、4×7cmと変則的なサイズコーンを用いた密閉型です。2チャンネルのステレオスピーカーで、ユニットとしてはやや小さめです。出力は、サブウーファーと総計で80Wで、このあたりはサイズ的限界が見られます。

 サブウーファー(重低音)は、先ほど書いたように本体兼用ですが、40Wと大して出力は強くない仕様です。

 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。HDMI CECにも対応するため、電源や音量調整はTVと同様にできます。

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth無線で対応できます。音質もapt-X/AACに対応ですので、iPhoneでもAndroidでも、問題なく使えます。

 4Kパススルー機能ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

 以上、パイオニアのHTP-CS1 の紹介でした。ポイントは設置性の良さでしょう。ただ、パワー面では限界が見られるため、これでなければ設置が難しい場合を除けば、他機種が良いでしょう。


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18・パイオニア FS-EB70
 ¥69,990 Amazon.co.jp (8/19執筆時)   

 チャンネル数:3.1.2chドルビーアトモス・DTS:X
 実用最大出力:合計100W
 TV接続:
HDMI(入3出1)/光音声1
 サブウーハ接続:Bluetooth(レシーバとは有線
 ネットワーク:
Bluetooth (AAC) LAN 無線LAN
 ハイレゾ音源:

 4Kパススルー: 対応
 サイズ1:
約950×53×80mm(センタースピーカー)
 サイズ2:約445×69×302mm(AVレシーバ)

 FS-EB70は、パイオニアのサウンドバーの上位機機です。同社の場合、中間的な価格はなく、いきなりこのグレードになります。

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 この機種の特長は、ソニーの上位機にもみられたドルビーアトモス・DTS:Xリアルで対応できる点です。

 一方、こちらの機種は、ソニーより徹底していて、スピーカーを完全に上に向け、天井に反射させることでこれを擬似的に再現しようと試みている機種です。そのため、3.1.2chという表記が妥当です。

 もちろん、この規格に対応しない大抵のメディアについてサラウンドエンハンサーで擬似的にそれを再現したり、天井の照射場所を切り替えて、ヤマハのように背面のリアスピーカーのように感じさせるなど、面白い技術を取り入れています。

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 サイズは、長さが950cmと平均的です。

 こちらは、本体とスピーカーバーが別なので、接続ケーブルでつなげる必要がありますが、下位機種のように複数のスピーカー線があるのではなく、1本線でデータも電源も供給できるため、設置性は良いと思います。

 スピーカー(中・高音)は、フロントスピーカーが4×7cmの密閉式のコーン型ウーファー3組と下位機種tお同様の構成ですが、これに、天井反射用に2組の5.8cmコーン型ウーファーが付属する構成です。なお、パイオニアは、トゥイーターとウーファーを別にしない仕様ですが、それでも再生周波数帯域で20kHzを確保できる独自技術があります。一方、パワーは、合計で50Wと、さして大きくないですが、ヤマハ同様に方式が異なるので、比較はできません。

 サブウーファー(重低音)は、ワイヤレスのサブウーファーが付属します。ただ、出力は、50Wと大して強くない仕様です。

 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。この部分は下位機種と同じですね。

 スマホなどの音源再生は、下位機種と大きく異なる部分で、Bluetoothのほか、有線LAN・無線LANにも対応します。Bluetooth接続は、AACのみ対応ですが、有線LAN・無線LANが利用できるため、NASやPCからのネットワーク的な運用や、Apple系ならばAirplayにも対応できます。

 4Kパススルー機能は、下位機種同様に搭載で、ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

 以上、パイオニアのFS-EB70の紹介でした。天井から降り注ぐ3Dサラウンドという新機軸を家庭用のサウンドバーでいち早く取り上げた野心的な製品です。ネットワーク機能など、他の部分も十分な機能を持つため、先進技術をいち早く試したい「新しもの好き」の方には、特におすすめできます。

後編に続く!
最新のTVに向いたサウンドバーのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、TV用のサウンドバーを比較しました。

 記事は、もう少し続きます。

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19・JBL BAR STUDIO JBLBARSBLKJN
20・JBL CINEMA SB250
21・JBL CINEMA SB350
22・JBL CINEMA SB450
23・JBL BAR 3.1
24・Bose Solo 5 TV sound system
25・Bose SoundTouch 300 sounder

 次回の後編記事こちら】では、今回紹介できなかった、アメリカの2メーカー、つまり、JBLBOSEのサウンドバーを紹介します。

 また、その後、今回紹介した全機種から、目的別・予算別に「Atlasのおすすめ機種」を提案したいと思います。

 後編記事は→こちら

 最後になりましたが、この記事がお役に立ったようならば、SNSなどで話題を共有して頂ければ嬉しいです。

posted by Atlas at 15:14 | オーディオ製品

比較2018' 音質で選ぶ!サウンドバー人気25製品の性能とおすすめ(2)

今回のお題
最新のTVに向いたサウンドバーのおすすめはどの機種?

 ども!Atlasです。

 201703211627.jpg

 今回は、サウンドバー(シアターバー)の比較の2回目記事です。

 前編からの続き記事となりますので、検索エンジンから来られた方は、お手数ですが、こちらの【サウンドバーの比較記事(1) 】からご覧ください。→こちら

7・JBLのサウンドバーの比較

 続いて、アメリカの大手音響メーカーであるJBLの製品を比較します。


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19・JBL BAR STUDIO JBLBARSBLKJN
 ¥14,244 Amazon.co.jp (8/19執筆時)   

 チャンネル数:2.0ch
 実用最大出力:30W
 TV接続:
光音声・HDMI
 サブウーハ接続:なし
 ネットワーク:
Bluetooth (SBC?)
 ハイレゾ音源:

 4Kパススルー:
 サイズ1:
約614×58×86mm(据置時)
 サイズ2:

 Bar Studioは、JBLのサウンドバーの新しい入門モデルです。

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 サイズは、長さが61.4cmと、各社の入門モデルと同じく幅を狭めています。比較的小型のTVでも合うような設計ですね。

 スピーカー(中・高音)は、2ch方式です。中音域を再生する5cmウーハーと、高音域に対応する3.8cmドーム型トゥイータが2組搭載されるバスレフ式2ウェイ2スピーカです

 サブウーファー(重低音)は、この機種は内臓を含めて未搭載です。

 低音は、バー内蔵の5cmウーハーが担当することになります。ただ、JBLは伝統的に、パワーが低くても重低音を充実させる技術に強いメーカーで、他メーカーの入門機と比較した場合に物足りなさを感じることは、あまりありません。

 TVとの接続は、HDMIケーブル光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法です。

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth対応です。ただ、米国製品に割とあるのですが、対応するBluetoothの圧縮規格が未開示です。おそらくSBCと思われますが、いずれにしても、Bluetooth経由の再生能力は高くないでしょう。

 4Kパススルー機能は、こちらも未対応で、ハイレゾ音源の再生も、非対応です。

 以上、JBLBar Studioの紹介でした。

 サブウーファーが内蔵されないのは一長一短です。上述のように、内蔵ウーファーで低音の厚みは十分出ていますが、「JBLサウンド」に慣れた方には、やや物足りないでしょう。選ぶならば、上位機が良いと思います。


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 20・JBL CINEMA SB250
  ¥26,428 Amazon.co.jp (8/19執筆時)   

 チャンネル数:2.1ch
 実用最大出力:合計200W
 TV接続:
光音声のみ
 サブウーハ接続:Bluetooth
 ネットワーク:
Bluetooth (SBC?)
 ハイレゾ音源:

 4Kパススルー:
 サイズ1:
約831×65×78mm(据置時)
 サイズ2:

 CINEMA SB250は、JBLのサウンドバーでは、最も格安なモデルです。

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 サイズは、長さが83cmと、ソニーの小型機ほどではないですが、本体が短く圧迫感が少ない製品です。丸みを帯びた、デザイン性は同社のスピーカーの特長ですが、「格好いい」です。

 スピーカー(中・高音)は、2.1ch方式です。

 中音域を再生する5.5cmウーハーと、高音域に対応する3.2cmドーム型トゥイータが2組搭載されるバスレフ式2ウェイ2スピーカです。トゥイーターとウーハーの分離型ということで、中音・高音は、信頼性があります。

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 サブウーファー(重低音)は、こちらもワイヤレスのサブウーファーを設置する方式です。

 パワーは、スピーカーとの合算値になりますが、実用最大出力で200Wですので、3万円前後のスピーカーとしては、それなりに能力の期待できる製品です。

 TVとの接続は、HDMIケーブルには未対応です。この点は注意してください。

  光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法のみです。こちらは、音質面で問題はありませんが、TVとのオンオフの連動やリモコンによる音量調整が統一できないのはやや不便です。このあたりは、国産メーカーに負ける部分です。

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth対応です。ただ、SBC規格のみ対応のため、Bluetooth経由の再生能力は高くないでしょう。

 4Kパススルー機能は、こちらも未対応で、ハイレゾ音源の再生も、非対応です。

 以上、JBLCINEMA SB250の紹介でした。

 試聴した限り3万円前後の2.1chスピーカーで比べると、確かな再生能力を感じられた製品です。

 TVとの電源連動機能や、4K非対応という部分は残念ですが、40インチ前後のTVに合う絶妙なサイズですので、比較的値頃なサウンドバーで、TV用として音質の良いものを選びたい方には良い選択肢でしょう。


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 21・JBL CINEMA SB350
  ¥32,706 Amazon.co.jp (8/19執筆時)   

 チャンネル数:2.1ch
 実用最大出力:合計320W
 TV接続:
光音声・HDMI(入出力1)
 サブウーハ接続:Bluetooth
 ネットワーク:
Bluetooth (SBC?)
 ハイレゾ音源:
未対応
 4Kパススルー:未対応
 サイズ1:
約1000×62×78mm(据置時)
 サイズ2:

 CINEMA SB350は、JBLのサウンドバーの中位モデルです。

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 サイズは、長さが100cmと、下位機種に比べるとすこし大型化しています。ただ、丸みを帯びた圧迫感の少ないデザインは踏襲されており、インテリア性も高そうな製品です。

 スピーカー(中・高音)は、こちらも、2.1ch方式です。

 ただ、中音域を再生する5.5cmウーハーと、高音域に対応する3.2cmドーム型トゥイータが、下位機種の2倍の4組搭載される点で異なります。再生音の力強さと臨場感は、同価格帯の他社製品と比べても優れます。

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 サブウーファー(重低音)は、こちらもワイヤレスのサブウーファーを設置する方式です。

 パワーは、JBLの場合、スピーカーとの合算値になりますが、実用最大出力で320Wと下位機種よりもだいぶ強力です。

 TVとの接続は、この機種は、HDMIケーブル光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)の双方に対応します。また、リモコン学習機能があり、TVのリモコンでサウンドバーの音量が操作できるように赤外線信号を登録できます。この点で、外国メーカーの弱点を克服しています。

 スマホなどの音源再生は、こちらもBluetooth対応です。ただ、SBC対応とこの面での音質は期待できないでしょう。

 4Kパススルー機能は、こちらも未対応で、ハイレゾ音源の再生非対応です。

 以上、JBLCINEMA SB350の紹介でした。

 多少価格は高くなりますが、50インチ前後の液晶TV用のサウンドバーとしては、下位機種よりもこちらの方が臨場感があると思います。使い勝手の部分も、リモコン学習機能が搭載され、下位機種よりも改善が見られますし、デザインと性能のバランスの取れた良い機種です。


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 22・JBL CINEMA SB450
  ¥49,800 Amazon.co.jp (8/19執筆時)   

 チャンネル数:2.1ch
 実用最大出力:合計440W
 TV接続:
光音声・HDMI(入力1出力3)
 サブウーハ接続:Bluetooth
 ネットワーク:
Bluetooth (SBC?)
 ハイレゾ音源:

 4Kパススルー:対応
 サイズ1:
約1100×97×76mm(据置時)
 サイズ2:

 CINEMA SB450は、JBLのサウンドバーの上位モデルです。

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 サイズは、長さが110cmと、サウンドバーとしては大きめといえるサイズです。ただ、やはり丸みを帯びたデザインは、圧迫感の少なく、インテリア性も高いです。

 スピーカー(中・高音)は、こちらも、2.1ch方式です。また、サラウンドバーのスピーカーの部分は、下位機種と同じシステムで、中音域を再生する5.5cmウーハーと、高音域に対応する3.2cmドーム型トゥイータ4組搭載される仕様です。

 サブウーファー(重低音)は、その一方で、こちらは大型のドライバーを採用しており、実用最大出力で440Wと下位機種よりも、低音の広がりがさらに強力です。その点、映画には特に向くでしょう。

 TVとの接続は、HDMIケーブル光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)の双方に対応します。また、HDMIは3系統あるため、ハブ的に複数の機種の接続も可能です。

 また、リモコン学習機能が「TV Remote Control Learningリモコン学習機能」にパワーアップしており、音量調節のほか、電源・消音操作も、TV側のリモコンに登録できるようになりました。この点で、日本製品に完全に「追いついた」と言えます。

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth対応です。ただし、引き続きSBCのみ対応と、この面での音質は期待できないでしょう。

 4Kパススルー機能は、こちらからは対応です。ただし、ハイレゾ音源の再生非対応です。

 以上、JBLCINEMA SB450の紹介でした。

 4Kに対応した、2.1chのサウンドバーとしては、最も音質とパワーに期待ができる機種です。クラシック・ジャズなどの「きれい系」の音は、ハイレゾ対応のソニーの方が良いでしょうが、映画のようにガンガン鳴らすのは、こちらが最適です。


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 23・JBL BAR 3.1
  ¥58,203 Amazon.co.jp (8/19執筆時)   

 チャンネル数:3.1ch
 実用最大出力:合計450W
 TV接続:
光音声・HDMI(入力1出力3)
 サブウーハ接続:Bluetooth
 ネットワーク:
Bluetooth (SBC?)
 ハイレゾ音源:

 4Kパススルー:対応
 サイズ1:
約1018×58×78mm(本体)
 サイズ2:約305×440×7305mm(ウーハ)

 BAR 3.1は、2018年に発売されたJBLのサウンドバーの最上位モデルです。

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 サイズは、長さが約102cmと、こちらも長めサイズです。ただし、下位機種よりは少しスタイリッシュで、引き続き圧迫感がないデザインです。

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 スピーカー(中・高音)は、パナソニックの中級機と同じ3.1ch式です。

 センタースピーカーが内蔵されるため、中音域用に5.8cmウーハーが6組と、高音域用に3.2cmのドーム型トゥイータが3組搭載です。

 なお、センタースピーカー搭載モデル(3.1ch 5.1ch)は、AtlasはTVに最適だと思っています。TVは映画ばかりではなく、ニュースなども見るわけで、その場合の声の定位がしっかりするからです。


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 サブウーファー(重低音)は、250mmの大口径です。総合的な実用最大出力で450Wですし、音の厚みがあるJBLサウンドを再現できるでしょう。

 TVとの接続は、HDMIケーブル光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)の双方に対応します。こちらも、HDMIは3系統あるため、ハブ的に複数の機種の接続も可能です。また、下位機種同様にリモコン付属です。

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth対応です。ただし、引き続きSBCのみ対応となります。

 4Kパススルー機能は、こちらからは対応です。ただし、ハイレゾ音源の再生非対応です。

 以上、JBLBAR 3.1の紹介でした。3.1chスピーカーということで、特に音声が定位しやすく、リビングに最も向いた機種です。ニュース番組や、ソロボーカルの音楽などが得意でしょう。

 パワーの面でも、合計450Wの総合出力と十分です。とくに、低音のバランスと安定性は、JBLのもともとの「売り」ですが、こちらも十分です。実際、TV用として同社の音の傾向は向くような気がします。

 また、JBLは、ムービー・ミュージック・ボイス・スポーツと4つの特別なサラウンドモードも選択可能なので、様々なコンテンツに汎用的に合うでしょう。

8・BOSEのサウンドバーの比較

 つづいて、米国のBOSEの製品を紹介します。

 高級オーディオメーカーとして日本でも「老舗」ですが、極端に情報開示が少ない会社なので、比較が難しいメーカーです。


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 24・Bose Solo 5 TV sound system
  ¥32,400 Amazon.co.jp (8/19執筆時)

 チャンネル数:2.0ch
 実用最大出力:非公開
 TV接続:
光音声・同軸
 サブウーハ接続:不要(内蔵方式
 ネットワーク:
Bluetooth (SBC)
 ハイレゾ音源:

 4Kパススルー:
 サイズ1:
約700×54.8×86mm(据置時)
 サイズ2:

 Solo 5は、BOSEの「定番」といってよいサウンドバーです。

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 サイズは、長さが70cmと、サブウーファーが内蔵されるサウンドバーとしては最も短くコンパクトです。

 (重低音を犠牲にしない)小型化は、同社の「得意ジャンル」ですので、優秀なサウンドバーながら、この価格で出せています。デザインも、BOSEっぽい、メタルなデザインで、やはり「格好いい」です。

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 スピーカー(中・高音)は、フロントに、ウーファーが2個配置された形式のシンプルな構成です。

 サブウーファー(重低音)は、付属せず、内蔵もされませんが、BOSEの場合、独自のバスレフ型構造と長いトンネル構造で、少ないユニットで驚くべき重低音を出します

 音質は、「Boseサウンド」とも形容される独特の「色づけ」がされたものですが、TV用のサウンドバーは、音楽用ステレオとことなり「聴き入る」ものではないこともあり、むしろ、BOSEのシステムが向いていると思います。

 TVとの接続は、HDMIケーブルに対応せず、光デジタル音声ケーブルと同軸ケーブルという仕様です。リモコン学習機能などは付属しませんので、電源は、TVとは別に消す必要があります。

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth対応です。

 BOSEはSBCのみ対応ですが、先ほど書いたような「味付け」のせいか、Bluetoothでもさほど劣化してきこえないのが不思議です。ただ、もともと、高音・中音の「綺麗さ」に特長のあるメーカーではないからかもしれません。

 4Kパススルー機能は、非対応で、ハイレゾ音源の再生にも非対応です。

 以上、BOSESolo 5の紹介でした。

 TVスピーカーとしては、4Kに対応せず、電源連動機能もない「使い勝手はさほど良くない機種」です。

 しかし、小型のサウンドバーで、外付けのウーファーが付属しないタイプとしては、低音を含めた臨場感、音の広がりを最も期待できるといえる商品です。「利便性度外視、音質重要視」で選ぶならば、この機種はとても良い製品です。


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 25・Bose SoundTouch 300 sounder
  ¥77,202 Amazon.co.jp (8/19執筆時)

 チャンネル数:2.0ch
 実用最大出力:非公開
 TV接続:
光音声・HDMI(入力1出力1)・LAN・USB
 サブウーハ接続:不要(内蔵方式
 ネットワーク:
Bluetooth (SBC)
 ハイレゾ音源::

 4Kパススルー:対応
 サイズ1:
約978×57.8×108mm(据置時)
 サイズ2:

  SoundTouch 300 sounderは、BOSEサウンドバーの上位機です。

  201808191451.jpg

 サイズは、長さが97.8cmと、先ほどの機種よりも大きくなっていますが、サウンドバーとしては平均的なサイズでしょう。

 スピーカーは、フロントに、ウーファーが2個配置された形式は、下位機種を踏襲していますが、

 それ以外にトゥイーターが1基装備され、中・高音の広がりを下位機種よりもサポートしています。独自のトンネル構造は、機種が長い分、さらに強化されており、スペックは非公開ながら、臨場感は相当です。

  

 サブウーファー(重低音)は、本体の音圧でもまかなえますが不十分と感じる場合は、Bose Acoustimass 300 bass module が販売されています。ただ、高額ですし、また、本体とは有線接続です。

 TVとの接続は、HDMIケーブルに対応せず、光デジタル音声ケーブルと同軸ケーブルという仕様です。こちらも、リモコン学習機能などは付属しません

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth対応です。やはりSBCのみ対応ですが、先ほど書いたように、Bluetoothでもさほど劣化してきこえないです。

 4Kパススルー機能はこの機種は対応します。ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

---

 以上、BOSESoundTouch 300の紹介でした。

 8万円前後の高級サウンドバーのなかでは、臨場感が高い機種です。サブウーファーなしでもかなり広がりを持った音が鳴りますので、「サウンドバー1本」で、スピーカーを完結させたい方には最も良い選択肢でしょう。

 4Kパススルー機能も付属し現代的な仕様ですし、ハイレゾ音源のような、中高音域の「きれい系の音」にこだわりがないならば、こちらがおすすめです。

今回の結論
最新のTVに向いたサウンドバーのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、TV用のサウンドバーを比較しました。

 最後に、いつものように、今回紹介した全機種から目的別・予算別に「Atlasのおすすめ機種」を提案したいと思います。


 第1に、2万円台で購入できる入門機として、最もおすすめできる機種は、

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【2017年】

 13・ヤマハ YAS-107
  ¥21,418 Amazon.co.jp (8/19執筆時)

 チャンネル数:2.1ch
 実用最大出力:合計120W
 TV接続:
光音声・HDMI(入出力)
 サブウーハ接続:
不要(内蔵方式
 ネットワーク:
Bluetooth (AAC)
 ハイレゾ音源:

 4Kパススルー: 対応
 サイズ1:
約890×53×131(据置時)
 サイズ2:約890×131×62(壁掛時)

 ヤマハYAS-107だと思います。

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 サウンドバーのスピーカーは、中・高音域については、2組のウーハーとトゥイーターからなる堅実な2WAY式の構成であり、サブウーファーも本体内蔵で、使い勝手が良いと思います。

 パナソニックなどのライバル機と比較しても、4Kパススルー機能とDTS Virtual:Xに対応し、汎用性の高いBluetoothのAACコーデックに対応するなど、総合的にこちらが優秀だと思います。

 YAMAHAはTVメーカーではありませんが、HDMI-CEC規格に対応するためTVと連動したON/OFFや音量のリモコン操作も可能ですので、使い勝手の部分でも、値段以上の快適性を得れると思います。


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 デザイン面でも、液晶の邪魔にならないサイズで、曲線も綺麗で、インテリア性もそれなりに高いと言えます。

ーーー

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19・JBL BAR STUDIO JBLBARSBLKJN
 ¥14,244 Amazon.co.jp (8/19執筆時)   

 チャンネル数:2.0ch
 実用最大出力:30W
 TV接続:
光音声・HDMI
 サブウーハ接続:なし
 ネットワーク:
Bluetooth (SBC?)
 ハイレゾ音源:

 4Kパススルー:
 サイズ1:
約614×58×86mm(据置時)
 サイズ2:

 一方、やや予算が厳しい場合は、JBLのBar Studioをおすすめします。

 201808191437.jpg

 サブウーファーを搭載しないモデルですが、JBLは本体のウーハーのみで良質な低音を出せるため、この価格帯の製品としては、優れた音を出せています。

 長さも61.4cmなので、32インチ・40インチ前後のTVでも違和感なく置ける設置性も良い部分でしょう。

 もちろん、上で紹介したYAS-107など、2万円台の製品とは機能面で差がありますが、10万円以内のテレビのスピーカーと比較すれば、TVの音質の底上げ効果は非常に大きいです。


 第2に、3万円台で購入できる中級機として、最もおすすめできる機種は、

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 3・パナソニック SC-HTB690-K
  ¥38,869 Amazon.co.jp (8/19執筆時)

 チャンネル数:3.1ch
 実用最大出力:合計350W
 TV接続:
光音声・HDMI(入出力)
 サブウーハ接続:
Bluetooth
 ネットワーク:Bluetooth(SBC)
 ハイレゾ音源:
 4Kパススルー: 対応
 サイズ1:約950×55×120mm(据置時)
 サイズ2:約950×125.5×57.2mm (壁掛時)

 パナソニックのSC-HTB690でしょう。

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 TV用のサウンドバーとして考えた場合、映画などのほか、ニュースその他の「人の声が中心となる番組」を見る場合も想定しないと行けません。その場合、3.1chのサウンドバーとなるこちらは、中央にセンタースピーカーを搭載するため、特に、声が明瞭に聞こえます。

 サラウンドスピーカーとしても、チャンネル数が多いのは有利ですし、ウーファー出力も3万円代クラスでは強力な140Wです。こうした点で、便利に使えると思います。

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 4Kパススルー機能も搭載し、TVと連動したON/OFFや音量のリモコン操作も可能ですので、使い勝手の部分でも全く問題ありません。

ーーー

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 24・Bose Solo 5 TV sound system
  ¥32,400 Amazon.co.jp (8/19執筆時)

 チャンネル数:2.0ch
 実用最大出力:非公開
 TV接続:
光音声・同軸
 サブウーハ接続:不要(内蔵方式
 ネットワーク:
Bluetooth (SBC)
 ハイレゾ音源:

 4Kパススルー:
 サイズ1:
約700×54.8×86mm(据置時)
 サイズ2:

 ただし、サブウーファーなしで、サウンドバー単体で完結させたいならば、BOSESolo 5が良いでしょう。

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 小型機種ですが、音質面では、このクラスでも「上位」と言える品質ですし、基本的にサウンド面で物足りないことはないと思います。

 電源の連動機能がないのは弱点ですが、その場合は、例えば、【多機能学習リモコンの比較】で紹介したような、学習リモコンを別に買うという手もあります。


 第3に、5万円台で購入できる上位機で、音質にこだわる場合に最もおすすめできる機種は、

  

 23・JBL BAR 3.1
  ¥53,203 Amazon.co.jp (8/19執筆時)   

 チャンネル数:3.1ch
 実用最大出力:合計450W
 TV接続:
光音声・HDMI(入力1出力3)
 サブウーハ接続:Bluetooth
 ネットワーク:
Bluetooth (SBC?)
 ハイレゾ音源:

 4Kパススルー:対応
 サイズ1:
約1018×58×78mm(本体)
 サイズ2:約305×440×7305mm(ウーハ)

 JBLBAR 3.1だと思います。

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 サウンドバーの最大の魅力である臨場感は、このクラスでも飛び抜けた性能がある機種と言え、実際のスピーカーのパワーも相当強力です。50インチ以上の大画面の迫力に負けないクオリティを期待できるでしょう。

 また、こちらはセンタースピーカー搭載の3.1chですので、ニュース番組などの声が定位しやすく、聴きとりやすいというメリット性もあります。

 米国ブランドですが、リモコン学習機能を持ちますし、4Kパススルー機能も付属する機種ですので、短い期間で「陳腐化」していまう危険も少ないと思います。

 なにより、デザイン性が優れた機種ですので、リビングのインテリア性の向上も望めるでしょう。


 第4に、音質にとことんこだわった高級機を選ぶならば、

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 11・SONY HT-NT5
  ¥59,200 Amazon.co.jp (8/19執筆時)   

 チャンネル数:2.1ch
 実用最大出力:合計400W
 TV接続:
光音声・HDMI(入力3出力1)USB
 サブウーハ接続:
Bluetooth
 ネットワーク:
Bluetooth (LDAC)/LAN 無線LAN
 ハイレゾ音源:対応

 4Kパススルー: 対応 (4K/HDR対応)
 サイズ1:
約1080×64×127(据置時)
 サイズ2:約1080×135×80(壁掛時)

 ソニーのHT-NT5が良いでしょう。

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 このクラスでは、ハイレゾ音源に対応する珍しい機種だからです。もちろん、ハイレゾ音源をお持ちの方は限られるでしょうが、こちらは、低解像度の音をハイレゾ相当までアップコンバートするDSEE HX技術が採用されるため、全体の音質の「底上げ」が可能です。

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 また、個人的には、2chのステレオスピーカー方式の方が、多チャンネル機よりも、(ステレオ録音の)ハイレゾ音源の再生にはむしろ向いているとも思えます。なぜなら、音楽用のマスター音源がステレオ以上ということは、まずないからです。

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 ただ、「臨場感」という部分でも、サラウンド感を増すS-Force PROフロントサラウンド機能は定評があるため、総合的に見てもこの機種はこのクラスで優位だと思います。

 また、無線LAN/有線LANを装備するため、TVだけではなく、PCにおいてある音楽データや、【NASの比較】で紹介したようなネットワーク対応ハードディスクを利用し、家中のメディアを1カ所に貯めて再生するような使い方にも向きます。

 加えて、スマホや音楽プレーヤーからの再生能力も、SONYは抜群で、Bluetoothはハイレゾ対応のLDACに対応しますし、無線LAN/有線LANを経由すれば、便利なAirplayなども使えます。

 TVに完結しない使い方を考えるならば、この機種は魅力だと思います。


第5に、高級なハイエンド機から、最先端かつ最高品質のサウンドバーを選ぶ場合は、

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 12・SONY HT-ST5000
  ¥126,117 Amazon.co.jp (8/19執筆時)   

 チャンネル数:7.1,2chドルビーアトモス・DTS:X
 実用最大出力:合計800W
 TV接続:
光音声・HDMI(入力3出力1)USB
 サブウーハ接続:
Bluetooth
 ネットワーク:
Bluetooth (LDAC)/LAN 無線LAN
 ハイレゾ音源;対応

 4Kパススルー:対応
 サイズ1:
約1130×64×133(据置時)

 SONY HT-ST5000がおすすめです。

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 天井からの跳ね返りを利用する7.1.2chドルビーアトモス・DTS:Xは、最先端の技術で、採用例が他になく、非常に面白い技術だと感じます。対応するメディアは一部ですが、Dolby Surround」「Neural:X」で、2chや5.1ch 7chの音声でも、再計算により擬似的に再現できます。

 使い勝手の部分でも、4Kパススルー機能や学習リモコン機能などを網羅しますし、なにより、無線LAN/有線LANを搭載するため、PCを含めたネットワーク上の音源を遠隔再生したい場合にも良いと思います。

ーーー


 201804211405.jpg

18・パイオニア FS-EB70
 ¥69,990 Amazon.co.jp (8/19執筆時)   

 チャンネル数:3.1.2chドルビーアトモス・DTS:X
 実用最大出力:合計100W
 TV接続:
HDMI(入3出1)/光音声1
 サブウーハ接続:Bluetooth(レシーバとは有線
 ネットワーク:
Bluetooth (AAC) LAN 無線LAN
 ハイレゾ音源:
未対応
 4Kパススルー: 対応
 サイズ1:
約950×53×80mm(センタースピーカー)
 サイズ2:約445×69×302mm(AVレシーバ)

 ただし、予算が厳しい場合は、3.1.2chドルビーアトモス・DTS:Xはとはなりますが、パイオニアのこちらを選んでもよいでしょう。

ーーー

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【2017年】

 13・ヤマハ YAS-107
  ¥21,418 Amazon.co.jp (8/19執筆時)

 チャンネル数:2.1ch
 実用最大出力:合計120W
 TV接続:
光音声・HDMI(入出力)
 サブウーハ接続:
不要(内蔵方式
 ネットワーク:
Bluetooth (AAC)
 ハイレゾ音源:

 4Kパススルー: 対応
 サイズ1:
約890×53×131(据置時)
 サイズ2:約890×131×62(壁掛時)

 一方、既存技術の延長線上で、優れた機種を選ぶならば、ヤマハのYSP-2700 でしょう。

 201710151156.jpg

 壁の跳ね返りを利用する「デジタル・サウンド・プロジェクター」の上位機で、7.1chリアルサラウンドに対応するのは、このメーカーだけです。

 ただ、先ほど書いたように、ある程度「オーディオ専用部屋」でない場合は思ったほど効果は出ませんが、キッチリ設定したい場合、もっともサラウンド感があるのは、こちらだと思います。じっくり、オーディオに取り組みたい方にはおすすめできます。

補足:サウンドバー周辺機器について

 というわけで、今回の「モノマニア」は、サウンドバーの比較でした。

 なお、このブログモノマニアには、スピーカー関係の記事は以下の記事があります。

1・PC用スピーカーの比較
2・
ミニコンポの比較
3・Bluetoothスピーカーの比較
4・サウンドバーの比較
5・ブックシェルフスピーカーの比較  

 これらの記事もよろしくお願いします。

 201804211505.jpg

1・学習リモコンの比較記事
2・Amazon Echoの比較記事
3・スマートスピーカーの比較記事

 また、今回紹介したサウンドバーは、基本的に、TVリモコンと共有して音声操作が可能です。

 ただ、TV・ブルーレイその他とAV機器がたくさんある方は、この際、学習リモコンを導入して、操作系を共通化してしまうのもよいでしょう。最近は、スマホをリモコン化できるものもあります。詳しくは、1番の記事 

 さらに、リモコンではなく「電気を付けて!」など、声でも操作したい方は、AmazonやGoogleの音声入力端末を購入するだけで、簡単に可能です。詳しくは、上記の2番と3番の記事をご覧ください。

 201808191501.jpg

 Amazon オプティカルケーブル 1.8m
  ¥498 Amazon.co.jp (8/19執筆時)
 Amazon HDMIケーブル 1.8m
  ¥554 Amazon.co.jp (8/19執筆時)

 なお、、今回紹介した各製品には、ケーブル類は基本未付属です。ネットで購入を検討されている方は、お忘れなく!非対応機を除いて、TVについては、HDMIケーブルで良いでしょう。

 最後になりましたが、記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

 (今回は前半からの続きとなりますので、前半記事をご紹介いただけると、一層嬉しいです!)

 ではでは。

posted by Atlas at 15:09 | オーディオ製品

2018年07月09日

比較2018'【極上】本格ホームシアタースピーカー35機のおすすめと選び方:5.1chシアターシステムセット

【今回レビューする内容2018年 主要4社の5.1chホームシアターシステム・ホームシアター用スピーカーセットの性能とおすすめ・選び方:ONKYO・DENON・YAMAHA・パイオニア・SONY:5.1ch 7.1ch 7.2ch 3.1.2ch対応:ドルビーアトモス対応 10万円以下の予算で組む単品コンポーネント構成のシアターセット

【比較する製品型番パイオニア S-HS100 ヤマハ NS-P40B NS-PA40B ONKYO D-109X Series D-109XE D-109XC D-109XM SL-T300(B) SKH-410(B) D-309X Series D-309XE D309XC D-309XM SL-D501(B) YAMAHA THEATER SOUND 483 5.1ch NS-F210(B) NS-C210(B) NS-B210(B) NS-SW210(B) THEATER SOUND 583 5.1ch NS-F350(B) NS-P350(B) NS-SW300(B) DENON 17シリーズ SC-T17 SC-C17 SC-A17 DSW-37-K 37シリーズ SC-T37 SC-C37 SC-A37 DSW-37-MS ONY CSシリーズ SS-CS3 SS-CS8 SS-CS5 SA-CS9

今回のお題
ホームシアター用スピーカーセットのおすすめはどの機種?

 どもAtlasです。

 今日は、ホームシアター用のスピーカーセットを比較します。

 201807091406.jpg

 最初からスピーカー5本とサブウーファーがセット販売されてる格安製品は、ほぼ全機種網羅しました。

 その上で、ONKYO・DENON・YAMAHA・SONY単品コンポーネントの推奨セットについても、総額10万円前後のグレードまでフォローしています。

 加えて、最近人気のバータイプを合わせて、全35製品を紹介しました。

 以下の記事では、いつものように、各商品を個別に紹介した後、最後にAtlasのおすすめ機種を提案する形式で書いていきます。

1・シアターシステムの選び方の基本!

1・シアタースピーカー(10機)
2・サウンドバー(25機)

 今回は、総計で35機をフォローします。

 そのため、シアター構築の「入門者」の方に向けて、ホームシアターで利用するスピーカーの基本的な区別について、あらかじめ紹介しておきます。

1・本格的シアター用スピーカー

 201807091516.jpg

 第1に、本格的な「ホームシアター用スピーカー」です。

 一般的に、「ホームシアター入門キット」としてデンキヤで売られているのは、「スピーカー6本」を基本とするこの種のスピーカーセットです。2.1ch・5.1ch・7.2chまで網羅します。

 201807091124.jpg

 この場合、スピーカーにはアンプが内蔵されないため、TVだけでは使えません

 【おすすめAVアンプの比較記事】で紹介したようなアンプを介して利用する必要があります。

2・バーチャルサラウンドスピーカー

 201807091348.jpg

 第2に、「バーチャルサラウンドスピーカー」です。

 基本的にテレビの下か横のみにスピーカーを配置し、後方などは、「バーチャルに音場を再現」する仕組みです。

 このタイプは、アンプ内蔵で、アンプなしでTVから直付けできます。加えて、後方へのスピーカー配線が不要なので「部屋の美観は良い」です。

 決して「本格的ではない」ですが、最近各社が技術競争を繰り広げた結果、「音質はびっくりするほどパワーアップ」しました。

 201804211203.jpg

 なお、こうした製品も、本格的な製品はありますが、システムが異なるので記事を分けました。

 恐れ入りますが、「後方に配線したくない方」「アンプを別に買いたくない方」は、次回記事となる、【おすすめサウンドバーの比較記事】のほうをご覧ください。

ーー

 というわけで、「アンプを内蔵しない本格派タイプ」の紹介をはじめます。

1・各社のホームシアターセットの比較

 はじめに、各社が発売しているホームシアターセットについて紹介します。

 なお、以前は、多くのメーカーが発売していましたが、最近は、【サウンドバー】の流行で、こうした、アンプを内蔵しないセット商品は、一部オーディオメーカーが少数販売しているだけになりました。


201807091430.jpg

 1・パイオニア S-HS100
  ¥26,784 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数:5.1ch

 パイオニアS-HS100は、同社がシアター入門者向けに売っているスピーカーシステムです。

 チャンネル数は、5.1chとなります。

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 センタースピーカー・フロントスピーカーとサラウンドスピーカーは、いずれも7.7cmのフルレンジスピーカーユニットです。また、センタースピーカー以外は、全て同じサイズのスピーカーになります。

 なお、センタースピーカーはTVの下に、フロントスピーカーは左右に、サラウンドスピーカーは部屋の後部左右に配置するスピーカーです。


 2・パイオニア S-21W
   ¥10,705 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 ウーファーは、パイオニアから単体でも発売されているこちらがセットされます。

 こちらは、16cmコーンを採用し、実用最大出力は160Wとなります。

 サイズは、幅230×高さ408×奥行き344 mmです。

 スピーカーケーブルは、4mが3本と10mが2本付属します。ウーファーと接続するRCAケーブルも3m付属です。そのため、買ってすぐにつなげることができるでしょう。

--

 以上、パイオニアS-HS100の紹介でした。格安のセット構成のスピーカーとしては、スピーカーの口径とウーハーの出力が高い点で、実力はあります。

 ウーハーの出力も強めですし、小型というサイズ感を感じさせない実力を持つでしょう。ただし、あくまで「2万円台」で組むならば、良い構成でしょう。


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 【並行輸入品】

 2・Logitech Z906 5.1ch サラウンドスピーカー
  ¥50,900 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数:5.1ch

 LogitechZ906 は、日本では「ロジクール」で知られるPC周辺機器メーカーが海外限定で発売している機種です。日本でも並行輸入品が手に入ります。

 201807091440.jpg

 チャンネル数は、本格的な5.1chとなります。

 センタースピーカー・フロントスピーカー・サラウンドスピーカーは、ユニットサイズは非公開ながら、ヤマハ同様のフルレンジスピーカーです。

 201807091443.jpg  

 一方、この機種は(例外的に)アンプが同梱されます。そのため、別に買わなくても良い機種です。能力的には、トータル500Wの出力なので、日本で単品で買えば、2万円ほどの製品です。

 音声入力は、同軸×1・光端子×2・RCA×1という構成です。

 再生周波数帯域は、「非公開」です、米国中心に展開するメーカーは、このあたりには無頓着ですが、音は良いです。

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 サブウーファーは、一方で実用最大出力が165Wです。パワーは期待できそうです。サイズは、幅293×高さ291×奥行き319mmですから、ヤマハと同じほどです。

 スピーカーケーブルは、6本分が付属です。

 以上、LogitechZ906の紹介でした。アンプ部の価格が1万円、輸入送料を5000円と見込む場合、日本でスピーカーのみを買う場合は、ヤマハのNS-P40B同クラスです。

 ウーハーの強さは魅力で、実際の所、低音の重圧感は定評のあるユニット構成です。ただし、アメリカと日本では、コンセントは同じながら多少電圧が異なる点、並行輸入品として保証が得られない点で、リスクはあるため、初心者は、手を出すべきではないでしょう。

2・オンキョーのシアターシステム

 つづいて、メーカーが推奨する「単品スピーカーの5.1chセット」の構成について、紹介していきます。

 はじめに、オンキヨーのシアターシステムです。


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 4・ONKYO D-109X Series 

 【フロントスピーカー 2本組】

 4・ONKYO D-109XE
  ¥34,134 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 5・ONKYO D-109XC
  ¥11,000 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 【サラウンドスピーカー 2本組】

 6・ONKYO D-109XM
  ¥8,512 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 【サブウーファー 】

 7・ONKYO SL-T300(B)
  ¥16,289 Amazon.co.jp (7/9執筆時)
 8・ONKYO SL-A251(B)
  ¥21,274 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数:5.1ch(7.1ch可)

 ONKYOD-109X Seriesは、同社の推奨するシアター用スピーカー構成では最も安いといえる構成です。

 201807091508.jpg

 とはいえ、5.1chを構成するとして総額で7万円ほどになりますので「爆安」ではありません。


  201807091514.jpg

 フロントスピーカーは、一番お金を掛けるべき部分ですが、かなり良いものを採用します。

 細長い「トールボーイ」タイプのスピーカーです。同社ではお馴染みのハイブリッド繊維N-OMFを採用した8cmのコーン型スピーカーを2機、2cmのバランスドーム型トゥイーターを1機搭載する、2ウェイ方式バスレフ型のユニットです。

 再生周波数帯域は、55Hz〜80kHzですので、低音も高音もそれなりに出ます。とくに、高音部は、ハイレゾ基準を超えており優秀です。

 201803111849.jpg

 センタースピーカー・サラウンドスピーカーも、フロントスピーカーと同じサイズのユニットを装備し、方式も2ウェイ方式バスレフ型となります。

 201807091509.jpg

 サブウーファーは、推奨構成での選択肢は2つです。

 横型な、SL-T300(B)は、実用最大出力95Wです。サイズは、幅435×高さ144×奥行き377mmです。

 タテ型な、SL-A251(B)は、実用最大出力75Wです。サイズは、幅255×高さ399×奥行き443mmです。

 おすすめはタテ型で、こちらは、他のスピーカーと同じ、ハイブリッド繊維N-OMF素材20cmのスピーカーを採用します。個人的には、システムを組む場合は、素材を揃えたほうが良いと考えていますので。

 スピーカーケーブルは、それぞれの単品ごとに付属します。サラウンドスピーカーは8Mもありますし、音質うんぬんを言わないならば、買い増さなくても即つながります。サブウーファー用の3mのピンケーブルも付属です。

 以上、D-109X Seriesの紹介でした。このれべるのユニットをそろえると、オーディオとしての音に高い期待が持てます。また、本体にも高級感がでてくるため、部屋のインテリア性を考えても、このグレードは「おすすめ」と言えます。

 また、全てのスピーカーユニットのサイズが統一的なシステムは割と珍しく、端正な音が聴けた一つの要因かなと思っています。

ーーー

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 9・ONKYO AS-85H スピーカースタンド
  ¥8,877 Amazon.co.jp (3/11執筆時)

 なお、サラウンドスピーカーにスタンドを付ける場合は、上記が純正です。

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 10・ONKYOイネーブルドスピーカー SKH-410(B)
  ¥7,890 Amazon.co.jp (3/11執筆時)

 また、前回【AVアンプの比較記事】で紹介した、「天井からの音のデータ」を反映できる、新しいドルビーアトモス規格の映像ソフトに対応するため、上記のスピーカーを選んでも良いでしょう。

 こちらは、小型スピーカーであり、フロントスピーカーの上に設置します。この場合は、サラウンドスピーカーを買わず、3.1.2chという構成にするのがおすすめでしょうか。


 201803111903.jpg

 5・ONKYO D-309X Series 

 【フロントスピーカー 1本】

 11・ONKYO D-309XE
  ¥28,540 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 12・ONKYO D309XC
  ¥16,831 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 【サラウンドスピーカー 1本】

 13・ONKYO D-309XM
  ¥15,000 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 【サブウーファー 】

 14・ONKYO SL-D501(B)
  ¥30,000 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数:5.1ch(7.1ch可)

 ONKYOD-309X Seriesは、オンキヨーの推奨するシアター用スピーカー構成では2番目に安い構成です。 

 201807091517.jpg

 ただし、スピーカー構成数が多いので、5.1chだと12万円前後の予算でそろえる場合におすすめの構成となります。

 なお、フロントスピーカーとサラウンドスピーカーが、下位機種の場合とは異なり「ペア2本組み販売ではない」点には注意しましょう。

  201807091514.jpg

 フロントスピーカーは、写真で見ると同じに見えますが、グレードが異なります。

 ユニットは、ハイブリッド繊維N-OMFを採用した10cmのコーン型スピーカーを2機、3cmのリング型トゥイーターを1機搭載する、2ウェイ方式バスレフ型のユニットです。リングツィーターも、オンキヨーの「十八番」であり、このクラスからの採用です。その他、真鍮にメッキを施したプラグを使うなど、「オーディオグレードな」配慮が多くあります。

 再生周波数帯域は、65Hz〜80kHzです。

 201803111916.jpg

 センタースピーカー・サラウンドスピーカーも、やはり同様の構成とし、バランスをとっています。

  201807091515.jpg

 サブウーファーは、実用最大出力100Wです。サイズは、幅285×高さ476×奥行き447mmで、基本的に縦置きするタイプです。

 スピーカーケーブルは、こちらも、それぞれの単品ごとに付属します。サブウーファー用の3mのピンケーブルも付属です。

 以上、D-309X Seriesの紹介でした。オーディオはどれでもそうですが、上位機種になるほど「値段は倍々ゲーム」のように上がります。正直、上位機になるほど、部材費の上昇率に比例せず、あきらかに「プレミア価格」の度合いが増します

 Atlas自身も、オーディオについては「身の丈に確実に合わないスピーカー」を使っているので、人のことは言えませんが、下位機種との価格差ほどの音の差は(多分)ありません

3・ヤマハのシアターシステム

 つづいて、ヤマハのシアターシステムを紹介します。


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 6・YAMAHA THEATER SOUND 483

 【フロントスピーカー 1本】

 15・ヤマハ NS-F210(B)
  ¥9,266 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 16・ヤマハ NS-C210(B)
  ¥2,883 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 【サラウンドスピーカー 1本】

 17・ヤマハ NS-B210(B)
  ¥3,068 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 【サブウーファー 】【SW210は廃盤】

 18・ヤマハ YST-FSW150(B)【70W】
  ¥12,261 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数:5.1ch(7.1ch可)

 YAMAHATHEATER SOUND 483 5.1ch は、ヤマハのロングセラーシアター用サラウンドシステムです。

 なお、サブウーファーは、セット構成だとSW210ですが、後継機が出ており、そちらのが安くて性能が上なので、アレンジしています。

 単品コンポーネントにもかかわらず、5.1chだと、5万円以下の予算で組めるので、本格的な割に経済的と言えるでしょう。


 フロントスピーカーは、「2本組」として考えても、オンキヨーの下位機よりも安いです。

 ユニットは、8cmのコーン型スピーカーを2機、2.2cmのバランスドーム型トゥイーターを1機搭載する、2ウェイ方式バスレフ型のユニットです。

 ONKYOの入門用のD-109X Seriesほぼ同じグレードと言えます。音質の面では、ONKYOと異なり、アルミコーンウーファーを利用します。

 アルミコーンは(昔使っていたので)思い入れがありますが、音のスピード感でるので非常に好みです。クラシックコンサートを含む楽器演奏とは相性が良いと思います。

 再生周波数帯域は、50Hz〜45kHzで、一応、ハイレゾ基準を超える性能となります。

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 センタースピーカー・サラウンドスピーカーは、やはりアルミコーンが採用です。なお、サラウンドスピーカーについては、2ウェイ方式ではなく、8cmのコーン型スピーカー1機でフルレンジを賄っています。

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 なお、ヤマハは、小型スピーカーは「得意ジャンル」で、A-YSTU方式による低音の増幅で、小型スピーカーにしては低音は出やすい設計です。

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 サブウーファーは、実用最大出力70Wです。価格の割に健闘していると思います。このクラスで組むなら十分です。ヤマハの場合、低音再生技術A-YSTUを採用しています。

 スピーカーケーブルは、ヤマハの場合も、それぞれの単品ごとに付属します。サブウーファー用の3mのピンケーブルも付属です。

 以上、 YAMAHATHEATER SOUND 483の紹介でした。

 本格的に単品をそろえる構成の製品としては、ONKYOよりも低費用で可能です。アルミコーンを利用したヤマハサウンドは、好みがありますが、Atlasは好きな音質です。かけた費用以上の音は期待できるでしょう。



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 7・YAMAHA THEATER SOUND 483

 【フロントスピーカー 1本】

 19・ヤマハ NS-F350(B)
  ¥25,660 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 【スピーカーパッケージ】

 20・ヤマハ NS-P350(B)
  ¥25,611 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 【サブウーファー 】

 21・ヤマハ NS-SW300(B)
  ¥31,060 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数:5.1ch(7.1ch可)

 THEATER SOUND 585 5.1ch は、単品で、5.1ch以上が構築できるコンポーネントシアターシステムとしては、ヤマハでは、2番目に安い機種です。

 とはいえ、5.1chだと、10万円強の予算となり、下位機種とは「大差」があります。

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 フロントスピーカーは、3ウェイ・バスレフ型です。高音域を担当するトゥイーターはこの機種ではアルミ製で、3cmアルミドーム型です。アルミは、高音域の素材として非常に「響く」ので良いです。

 中音域は、ヤマハ伝統のPMDコーンを採用した13cmのものが、低音域は、16cmPMDコーン型ウーファーが2機です。

 中音域を分け3ウェイは、高音域と低音域が充実する傾向にありますが、中間のボーカルなどの中音域の受け渡しが難しく、やや「ドンシャリ感」出やすいです。ただ、多チャンネルのシアターシステムならば気にならず、短時間の試聴時は好印象でした。

 再生周波数帯域は、35Hz〜45kHzで、低音域はやはり充実しています。

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 センタースピーカー・サラウンドスピーカーは、「スピーカーパッケージ」としてセット販売です。

 センタースピーカーは、2ウェイの密閉型で、13cmのコーン型ウーファー2機3センチのアルミドーム型トゥイーターです。サラウンドスピーカーは、2ウェイ方式バスレフ型で、同一のユニットとなります。

 トゥイーターをアルミコーンで統一している点にこだわりがあるようで、試聴時の「耳障りの良い綺麗な音」の要因だったのかと思います。

  201807091533.jpg

 サブウーファーは、実用最大出力250Wです。相当な迫力を持って再生できるでしょう。サイズは、幅350×高さ366×奥行き420mmで、常識的なサイズです。

 スピーカーケーブルは、こちらも、それぞれの単品ごとに付属します。サブウーファー用の3mのピンケーブルも付属です。

 以上、YAMAHATHEATER SOUND 585 の紹介でした。「約10万円」というキレの良い数字で組めるコンポーネントです。今回紹介する製品の中では、「やや高級」ですが、ある程度の予算を組めるならば、良いと思います。

 下位機種と較べても、3ウェイ方式を採用したり、強力なサブウーファーを採用したり、分かりやすい技術的優位性を感じられるため、投資の価値はあると思います。

4・DENONのシアターシステム

 つづいて、日本の音響メーカーのDENONのシステムを紹介します。

 10万円以下グレードで組めるのは、2機種です。



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 8・DENON 17シリーズ

 【フロントスピーカー 1本】

 22・DENON SC-T17
  ¥16,286 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 23・DENON SC-C17
  ¥8,520 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 【サラウンドスピーカー 1本】

 24・DENON SC-A17
  ¥8,024 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 【サブウーファー 】

 25・DENON DSW-37-K
  ¥17,972 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数:5.1ch(7.1ch可)

 DENON17シリーズは、単品コンポーネントシアターシステムでは、最も安価な構成です。

 5.1chを構築する場合、8万円弱の予算となり、価格的にはONKYOの入門機がライバルと言えそうです。

   

 フロントスピーカーは、トールボーイタイプです。3スピーカーから構成されますが、2ウェイ方式バスレフ型です。

 ウーファーは、8cmのDDL(デノン・ダブルレイヤー)コーンです。二重の振動板を採用することで、主に中音域に厚みを出しています。シアターシステムには向いた構成でしょう。

 一方、高音域を担当するのは、2cmのソフトドーム型トゥイーターです。こちらについては、あまり設計思想が強調されず、エントリークラスとして設計されたことが分かります。

 再生周波数帯域は、45Hz〜60kHzです。低音域よりも高音域にある程度比重が置かれているので、サブウーファーの充実度が問われると言えるでしょうか。

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 サラウンドスピーカーは、2ウェイ方式バスレフ型で、コーンのサイズなどをフロントスピーカーと合わせています。

 センタースピーカーは、一方で、5.7cmののDDL(デノン・ダブルレイヤー)コーンであり、設置性を考えてか、径がが小さめですね。トゥイーターは、同じく、2cmのソフトドーム型トゥイーターです。

  201807091535.jpg

 サブウーファーは、実用最大出力100Wです。20Hzからの低音再生力を持ち、低音域を充実させています。

 サイズは、幅225×高さ375×奥行370mmで、意外とコンパクトです。

 スピーカーケーブルは、こちらも、それぞれの単品ごとに付属します。サブウーファー用の3mのケーブルが付属です。

 以上、DENON17シリーズの紹介でした。

 先述のように、比較対象は、ONKYOの入門機D-109X Seriesでしょう。スペックも似通っており、どちらを選んでも基本的には問題ないと思います。

 あまり「詩的」な音質表現は好きではないですが、DENONのほうが、低音域が充実した「重厚サウンド」で、あえて言えば、オーディオを聞き慣れた「大人向け」の「静かだが濃い」味付けです。

 一方、ONKYOやYAMAHAが持つスピード感やクリアさはやや欠けますが、慣れてしまうと「このメーカーから抜け出せない」中毒性はありそうです。

 DENONは、音質的に言えば、どのようなアンプでも、割と適応的にならせるタイプですし、スピーカーユニットだけの買い換えにも向くでしょう。


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 9・DENON 37シリーズ

 【フロントスピーカー 1本】

 26・DENON SC-T37
  ¥24,324 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 27・DENON SC-C37
  ¥13,137 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 【サラウンドスピーカー 1本】

 28・DENON SC-A37
  ¥12,835 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 【サブウーファー 】

 29・DENON DSW-37-M
  ¥17,972 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数:5.1ch(7.1ch可)

 DENON37シリーズは、10万円前後のグレードで考えた場合、DENONでは最も高額と言える構成です。

 5.1chを構築する場合、10万円強の予算となり、価格的には、ヤマハの上位機のTHEATER SOUND 583 がライバルでしょう。

   

 フロントスピーカーは、トールボーイタイプです。下位機種と同じで、2ウェイ方式バスレフ型です。

 ウーファーは、10cmのDDL(デノン・ダブルレイヤー)コーンです。下位機種よりも2cmほど大きいですが、コーンの材質や構造などの明示的変化はありません。

 一方、高音域を担当するのは、2cmのソフトドーム型トゥイーターです。こちらも詳しい言及はないですが、下位機種と同等程度のものと思われます。

 再生周波数帯域は、30Hz〜60kHzです。ウーファーサイズが大きな分、低音域は充実し、よりDENONらしくなっています。

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 サラウンドスピーカーは、2ウェイ方式バスレフ型で、こちらも、コーンのサイズなどをフロントスピーカーと合わせています。

 センタースピーカーは、一方で、8cmののDDL(デノン・ダブルレイヤー)コーンで、こちらの場合も、たのスピーカーユニットと較べると径がが小さめですね。トゥイーターは、同じく、2cmのソフトドーム型トゥイーターです。

  

 サブウーファーは、下位機種と色が違うだけの同等品で、実用最大出力100Wです。したがって、サイズも同じで、幅225×高さ375×奥行370mmです。

 スピーカーケーブルは、それぞれの単品ごとに付属します。サブウーファー用の3mのケーブルが付属です。

 以上、DENON37シリーズの紹介でした。

 17シリーズとの大きな違いは、ウーファーの大きさの部分だけと言えるので、音の傾向は同じでしょう。ただ、デノンらしい「重厚なサウンド」という点では、ウーファーの部分は大きいので、10万円前後の予算を確保できそうならば、こちらでも良いでしょう。

 なお、メーカー推奨は、木目構成ですが、上記の製品リンク先からは、ブラック構成の写真も見れますので、色で難色があるも大丈夫です。

ーー


  

 【イネーブルドスピーカー】

 30・DENON SC-EN10
  ¥8,026 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 なお、ONKYO同様に、フロントスピーカーの上に置くイネーブルドスピーカーも発売されており、ドルビーアトモスへの対応可能です。3.1.2chなどを構成したいかたにも向く機種です。

5・SONYのホームシアターシステム

 続いて、SONYのホームシアターシステムです。

 ソニーは、サブウーファーの販売があるため、自社ブランドで「シアターセット」が組める環境にあります。


 201807091617.jpg

 10・SONY CSシリーズ

 【フロントスピーカー 1本】

 31・SONY SS-CS3
  ¥13,566 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 32・ソニー SS-CS8
  ¥9,326 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 【サラウンドスピーカー 2本】

 33・ソニー SS-CS5
  ¥17,163 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 【サブウーファー 】

 34・SONY SA-CS9
  ¥16,862 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数:5.1ch(7.1ch可)

 CSシリーズは、SONYのコンポーネントシアターシステムでは、最も安価な構成です。

 201807091614.jpg

 5.1chを構築する場合、8万円弱の予算となり、価格的にデノンの17シリーズや、ONKYOの入門機がライバルと言えそうです。

   201807091620.jpg

 フロントスピーカーは、トールボーイタイプです。

 201807091625.jpg

 25mmのソフトドーム型のトゥイーター・19mmのドーム型のスーパートゥイーター130mmのコーン型ウーハーで、完全な3WAYです。

 注目するべきは、広指向性スーパートゥイーターの搭載です。ソニーは、ハイレゾ対応機としてこの機種を売っているため、特に高音域の再現性には気をつけ、この構成にしているのだと思います。

 201807091626.jpg

 ウーハーも13cmと相当に大きく、総計で2セット付属します。素材的にもSONYがよく使う発泡マイカで特長が出ています。

 3WAYは、中音域のボーカルが弱くなる問題がありますが、この仕様が功を奏してか、ドンシャリ感は薄いです。

 再生周波数帯域は、45Hz〜50kHzです。 ハイレゾ対応の水準を満たします。

 201807091631.jpg

 サラウンドスピーカーも、しっかりスーパートゥイーターを装備する3WAYで、13cmコーンは、サイズを素材をフロントスピーカーと合わせられます。

 センタースピーカーは、2WAYで、10cmコーンですが、素材は発泡マイカです。。

  201807091634.jpg

 サブウーファーは、実用最大出力115Wです。28Hzからの低音再生力で、250mmのユニットはMRC(発泡マイカ)を採用し、素材を統一します。サイズは、幅295×高さ345×奥行400mmです。

 

【1メートル】

 ZONOTONE 6NSP-1500 Meister
 ¥864 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 Amazonベーシック 約15メートル
 ¥1296 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 スピーカーケーブルは、一方で付属しません。上を見たらキリがないジャンルですが、Amazon製売品ならば、かなりやすく買えます。

 以上、ソニーのCSシリーズでしょう。ハイレゾにスペック的に対応できる機種は他にもあります。ただ、高音域の再現性がとりわけ重要なハイレゾで、スーパートゥイーター式を採用するのは、恐らく「効果的」です。

 低音域の大きなウーハーとサブウーファーでカバーできますし、中音域の受け渡しもフロントスピーカーの試聴の限り問題ありません。

 ハイレゾ音源を聴かない場合も、次世代のUltra HD ブルーレイはこのグレードが標準採用ですので、音質を重視する場合は良い構成です。

今回の結論
ホームシアター用スピーカーセットのおすすめは結論的にこれ!

 というわけで、今回は、ホームシアター向けのスピーカーについて、紹介してきました。

 最後に、いつものように、Atlasのおすすめ機種を提案しておきたいと思います。


 第1に、比較的低予算で組める入門用シアターシステムとしておすすめしたいのは、

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 1・パイオニア S-HS100
  ¥26,784 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数:5.1ch

 パイオニアNS-P40Bでしょう。ヤマハやONKYOが格安のシアター用スピーカーから「撤退」したので、現在はこちらが「唯一の選択肢」です。

 とはいえ、小口径スピーカーとしては、口径の大きなスピーカーユニットと、単品で1万円台の出力の強いサブウーファーの搭載で、お買得感はあります。

 5.1chの入門用としては良い構成です。


 第2に、5万円前後の予算で、単品ユニットからなる本格的なシアターシステムを構築するには、

 201803111826.jpg

 4・ONKYO D-109X Series 

 【フロントスピーカー 2本組】

 4・ONKYO D-109XE
  ¥34,134 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 5・ONKYO D-109XC
  ¥11,000 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 【サラウンドスピーカー 2本組】

 6・ONKYO D-109XM
  ¥8,512 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 【サブウーファー 】

 7・ONKYO SL-T300(B)
  ¥16,289 Amazon.co.jp (7/9執筆時)
 8・ONKYO SL-A251(B)
  ¥21,274 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数:5.1ch(7.1ch可)

 ONKYOD-109X Seriesでしょう。単品からなる構成では、他社に比べても非常にお買得です。

 201807091508.jpg

 低価格のスピーカーは、メーカーの個性が出ない場合もあります。

 しかし、ONKYOの場合、ウーファー【SL-A251】にハイブリッド繊維N-OMFを採用しているという明示的な個性があるので低価格製品ながら「ONKYOサウンド」を感じられるでしょう。

 また、全てのスピーカーユニットのサイズが統一的なシステムは割と珍しく、ある程度「説得力」をもって、こちらを選ぶ利用になるでしょう。

 いずれにしても、単品コンポーネントからシアターシステムを作ると、セット品では味わいにくい、シアターシステムを「組んだ」という達成感を得られると思います。その点でもオススメできます。

ーーー

 201807091537.jpg

 9・ONKYO AS-85H スピーカースタンド
  ¥8,877 Amazon.co.jp (3/11執筆時)

 なお、サラウンドスピーカーにスタンドを付ける場合は、上記が純正です。

 201807091557.jpg

 10・ONKYOイネーブルドスピーカー SKH-410(B)
  ¥7,890 Amazon.co.jp (3/11執筆時)

 また、先ほど紹介したように、ドルビーアトモスへ対応したい場合は、イネーブルドスピーカーを選ぶのも手でしょう。


 第3に、8万円以上の予算で、本格的なシアターシステムを構築するには、

 201807091617.jpg

 10・SONY CSシリーズ

 【フロントスピーカー 1本】

 31・SONY SS-CS3
  ¥13,566 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 32・ソニー SS-CS8
  ¥9,326 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 【サラウンドスピーカー 2本】

 33・ソニー SS-CS5
  ¥17,163 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 【サブウーファー 】

 34・SONY SA-CS9
  ¥16,862 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数:5.1ch(7.1ch可)

 SONYのSCSシリーズが、おすすめです。

 201807091614.jpg

 価格的には、8万円弱の予算で構築できる機種は多くありますが、その中でも、ハイレゾ音源への対応力が高いのは魅力です。

   201807091620.jpg

 最も重要なフロントスピーカーは、メインユニットに3WAY方式を採用します。高音域を担当するのが、スーパートゥイーターが単独ですから、ハイレゾに向きます。

 その上で、ダブルウーハーですから、低音域も充実します。中音域も犠牲になっておらず、やや派手な音質ながら、良い出来です。

 8万円前後で購入可能なユニットの中では、もっとも、次世代のシアター向きの音質と言えます。

 

【1メートル】

 ZONOTONE 6NSP-1500 Meister
 ¥864 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 Amazonベーシック 約15メートル
 ¥1296 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 スピーカーケーブルが未付属なのは痛いですが、例えばゾノトーンの高級ケーブルを試すなど「遊ぶ」こともできますし、Amazonのケーブルなら「激安」です。同時に1巻買っておけば良いでしょう。

ーーー

 201803112035.jpg

 8・DENON 17シリーズ

 【フロントスピーカー 1本】

 22・DENON SC-T17
  ¥16,286 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 23・DENON SC-C17
  ¥8,520 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 【サラウンドスピーカー 1本】

 24・DENON SC-A17
  ¥8,024 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 【サブウーファー 】

 25・DENON DSW-37-K
  ¥17,972 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数:5.1ch(7.1ch可)

 一方、DENON17シリーズもおすすめです。同社の10万円グレードの上位機とウーファーサイズ以外は同様な構成で、デノンらしい重厚なサウンドが聴けますの。

 ソニーと較べた場合、派手さよりも、聴き疲れしにくい落ち着いた「大人」な音質です。そのため、ゆったり、じっくり、聴きたい方には特に向くでしょう。


 第4に、10万円の予算で、本格的なシアターシステムを構築するには、

201803111955.jpg

 7・YAMAHA THEATER SOUND 483

 【フロントスピーカー 1本】

 19・ヤマハ NS-F350(B)
  ¥25,660 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 【スピーカーパッケージ】

 20・ヤマハ NS-P350(B)
  ¥25,611 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 【サブウーファー 】

 21・ヤマハ NS-SW300(B)
  ¥31,060 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数:5.1ch(7.1ch可)

 THEATER SOUND 583 でしょう。Atlasが今回試聴できたパッケージのなかでは、最も「好感度の高い」音色を得られた機種です。

 とくに、フロントスピーカーは、アルミ製のトゥイーターの採用で、高音が綺麗にでている上で、ヤマハ伝統のPMDコーン型ウーファーが、シアターに重要な中音や低音をしっかりカバーしています。

 中音域を分離する3ウェイ・バスレフ型という、他にはない「分かりやすい注目ポイント」もあり、シアターを構築したする際の「哲学」の一つとして、家族や友人にも説明できそうです。音的にも面白いです。

 サブウーファーも力強く、映画やゲームにも向きますし、音楽を聴く際のステレオ運用もしっかり使えます。

ーーー

  

 ハヤミ工産 SB-109
  ¥8,335 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 スピーカースタンドは、純正品がありませんが、スタンドシェア大手のハヤミ工業のスタンドなら合わせやすいでしょう。

ーーー

 というわけで、今回は、ホームシアター向けスピーカーの紹介でした。

 なお、このブログには、ホームシアター関連の記事として、以下のようなものがあります。

 201803101649.jpg

1・AVアンプの比較
2・サウンドバーの比較
3・小型スピーカーの比較
4・シアター用スピーカーの比較
5・ミニコンポの比較
6・プリメインアンプの比較
7・ブルーレイプレーヤーの比較
8・ブルーレイレコーダーの比較
9・液晶テレビの比較
10・家庭用プロジェクターの比較

 これらの記事もよろしくお願いします。とくに、同時に必要だろうアンプの記事は、かなり詳しく書いたつもりです。

 また、最後になりましたが、の記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークで話題を共有していただければ嬉しいです。ではでは。

posted by Atlas at 16:53 | オーディオ製品

比較2018'【高音質で安い】AVアンプ17機の性能とおすすめと選び方【初心者〜中級者】(1)

【今回レビューする内容2018年 高音質なAVアンプ15機の性能と選び方:AVレシーバー ヤマハ・ソニー・マランツ・DENON・オンキヨーの人気AVアンプの違い・価格別の性能ランキング:2万円・3万円〜10万円以内クラスDOLBY Vision HDR10対応

【紹介する製品型番】ONKYO TX-SR343O ONKYO TX-NR686(B) TX-RZ830 ヤマハ RX-V385 RX-S602(B) RX-V585 RX-V485 RX-A780 RX-V383 RX-S601 TX-L50 RX-V583 AVENTAGE RX-A770(B) パイオニア VSX-832 VSX-S520 SONY TX-NR686(B)STR-DH790 DENON AVR-X1500H-K AVR-X2500H-K マランツNR1609

今回のお題
ホームシアター向けのAVアンプのおすすめはどの機種?

 どもAtlasです。

 今日は、AVアンプの比較です。

 201803101642.jpg

 「初めてのAVアンプ」に最適な、2万円前後の製品から10万円程度の製品まで全15機種ほど紹介しました。

 YAMAHAをはじめとして、ONKYO・DENON・マランツ・SONYなどの人気メーカーのAVアンプを紹介します。

 以下の記事では、いつものように、各製品を比較したあと、最後に「結論」として、Atlasのおすすめ機種を提案する形式で書いていきます。

ーー

1・プリメインアンプの比較
2・AVアンプの比較
3・サウンドバーの比較
4・ミニコンポの比較

5・ステレオスピーカーの比較

  なお、今回は、このブログモノマニアの音響関係比較記事の第2回目記事として書きました。

1・AVアンプの選び方の基本

 201807090943.jpg

 AVアンプは、ホームシアター構築に「マスト」のオーディオ機器として、ハウツー本などに紹介されます。

 しかし、ホームシアターを初めて構築しようという初心者の方「全てにおすすめできる機器」ではないことを、あらかじめ断っておきます。

 理由は2つです。

 第1に、「本体が相当大きくて邪魔である」という点、

 第2に、より省スペースで構築する手段もあるという点、

 です。

 どういうことか?、ヤマハのAVアンプを例にしつつ、説明してみましょう。


 201803101644.jpg

 AVアンプの配線は、他の形式のアンプとは異なり、ブルーレイプレーヤーなどの映像再生機器の映像信号音声信号双方を引き込む方式です。

 そして、その後にAVアンプから、音声サラウンドスピーカーに、映像をTVやプロジェクターにケーブルで信号をそれぞれに振り分けます。

 201803101649.jpg

 似たような機器の「プリメインアンプを利用する場合、【映像再生機器→TV→アンプ】の順、ないし、【映像関連機器→TV】と】【映像関連機器→アンプ】を個別に配線します。

 この場合、音声信号がプリメインアンプを通過するため、だいたい同等の性能の機種でも、比較的本体は小型で済みます(左図)。

 AVアンプは、先述のように、音声端子と映像端子も引き込むため、結構大きいです(右図)。

 高性能なものは、「背丈も高い」ため、オーディオラックの棚の高さに収まらない場合もあり、特段の注意が必要です。

 201803101705.jpg

 したがって、ホームシアターを構築する場合でも、スピーカー2本でステレオ構成にしたい場合(2ch構成)、または、それに低音を強調するウーハーのみ付ける構成(2.1ch)の場合は、基本的に、プリメインアンプ の方が、設置性において有利です。

 とくに、映像より、CDなどの音楽再生をメインに考えたいならば、音質面でもこの方式を「推し」ます。

 5.1chのサラウンド環境の構築が「マスト」ではないならば、この方式が良いでしょう。そうした方は、このブログの【おすすめプリメインアンプの比較記事】をご覧ください。


 201803101704.jpg

 一方、映画館のような臨場感を得たいがために、サラウンドスピーカー(5.1chなど)を設置する場合は、音声出力端子の少ないプリメインでは基本対応できないので、AVアンプが必要です。

 ただし、本格的にシステムを作る場合、部屋の後方への配線などが必要である点や、先述のようにAVアンプが「馬鹿でかい」点など、ステレオ作成より難易度は高いと言えます。

 201803101710.jpg

 その点で言えば、ヤマハなどは、テレビの下の部分に「1つの長いスピーカー」を設置するだけで、壁の反響などを利用して、擬似的に(バーチャルに)5.1chを再現できる「アンプ内蔵スピーカー」を出しています。

 昔は「おもちゃ並み」の音質でした。しかし、最近は、4Kテレビなどの大型テレビの普及で需要が伸びた結果、製品の音質は飛躍的に向上しています。初心者には、こちらのほうが「手軽で良い」気がします。

 なお、こうした商品は、音響機器としては別ジャンルになります。そのため、このブログでは、【おすすめサウンドバーの比較記事】で、ヤマハの商品を含めて別に紹介しています。

 興味のある方はご覧ください。


 201807090951.jpg

 以上、AVアンプと、そのオルタナティブとなり得る、いくつかの音響機器を紹介しました。

 結論的に言えば、、AVアンプは、(バーチャルではない)本格的なサラウンド環境を構築したい覚悟のある方に「のみ」おすすめすできる、「本格派」と言えます。

 とくに、サラウンドスピーカーの配線を有線ケーブルで構築する場合、ケーブルが部屋の美観を損ねて、家族の不興を買うのは必至なので、注意しましょう。

ーー

 と、ネガティブに書いてしまいました。

 しかし、AVアンプを使うホームシアターは、費用としては、割と安くできるので、挑戦しやすいのも事実です。また、正しく音場を構築できたときの「破壊力(迫力)は凄まじい」です。

 

 予算としては、例えばヤマハの場合、入門用のAVアンプが2.5万円前後5.1chスピーカーシステムが(安い構成で)2.5万円前後です。

 合計、5万円あれば、「だいぶ聴ける」システムが完成します。音楽中心ならば2.0chのステレオ構成をおすすめしますが、「映画好き」ならば、このシステムに挑戦すると良いでしょう!

ーー

 というわけで、以下では、AVアンプを紹介します。今回は、3万円台までの格安製品と、4万円以上10万円以下の上級製品とに分けて説明しました。

 なお、10万円以上のグレードの製品は、十分な試聴・調査ができていないので、「次回以降の課題」とさせて頂きます。

2・比較的安いAVアンプ

 では、具体的なAVアンプの比較に入りましょう。はじめに、実売価格で4万円を下回る「入門機」の紹介です。

 以下の本文では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


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 【2018年】

 1・ヤマハ RX-V385 【Wi-Fiなし】
  ¥28,562 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数:5.1ch
 出力:各100W/115W
 インピーダンス:6Ω
 周波数特性:10 Hz-100 kHz  
 4K HDR:両対応
 ドルビー対応:DOLBY TrueHD,
 DTS対応:DTS-HD Master Audio
 ハイレゾ音源:未対応/対応
 HDMI入力:4系統
 HDMI出力:1系統
 オーディオ:光1/同軸2
 ネットワーク:BT(Wi-Fi)
 AirPlay :未対応
 DLNA: 未対応
 ラジオ:AM/FM/ワイドFM
 サイズ:幅435x高さ151x奥行315mm

 ヤマハRX-V485は、ホームシアター入門用RXシリーズのAVアンプです。

 ヤマハの場合、AVアンプを「AVレシーバー」と呼び、旧来の用途に問わない多機能性をアピールしています。

 201803110838.jpg

 本体サイズは、幅435x高さ151x奥行315mmです。

 先述のように、AVアンプは基本的には、高さ方向に「デカい」の特徴で、この機種もそう言えます。

 チャンネル数は、最大5.1chです。つまり、センター1本・フロント2本・リア2本のスピーカーと、低音用のウーハー1機を、スピーカーセットの基本構成とします。

 テレビ出力は、4K/60pに対応します。

 4Kに対応するには、HDCP2.2などの新規格のHDMIなどに対応する必要があります。今回紹介する全製品は全て「4KTV対応」ですが、この部分で、中古や型落ち製品も選択肢に入れている方は注意しましょう。4Kアップスケーリングにも対応です。

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 また、4Kに加えてHDR(HDR10)にも対応します。HDRは、従来よりも輝度を上げ、映像のコントラストを上げられる技術です。次世代規格のUltra-HDブルーレイにも採用されました。

 【ブルーレイプレーヤーの比較記事】でも紹介したように、近年の映画のブルーレイ版でも採用されてきています。

 一方、最新のTVは、【4KTVの比較記事】でも紹介しましたが、HDRに対応しない画質をHDR並にアップコンバートする機能を搭載してるため、現状ではAVアンプのHDR対応は「マスト」と言えるでしょう。

 201807091002.jpg

 さらに、LGなどプレーヤー側の対応もはじまった、「HDRの上位互換」となるDOLBY VISIONにも対応し、対応メディアの点では「無双」ですね。


 201803110901.jpg

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して100W(6Ω)です。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。いずれも、他社に比べて引けをとりません。なお、重低音については、Extra Bass機能で、より強調することも可能です。

 ハイレゾ音源は、周波数帯域で言えばこなせますが、主要コーデックに非対応のため、対応を明示しません。とはいえ、D/Aコンバーターを、ハーブラウンの384kHz/32bitなどにするなど、この機種は「豪華」です。

 サラウンド技術は、DOLBY TrueHDDTS-HD Master Audioに対応しており、5.1chの再生に問題ない仕様です。

 201803110902.jpg

 仮想的な5.1ch再生も、ヤマハの場合対応します。後方に2スピーカーの設置が無理な場合など、前方にSPを設置しても、音の跳ね返りなどを利用して、擬似的に5.1chを再現できます。シネマDSPという名称です。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が4系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が2つ付属する構成となります。

 ネットワーク機能は、Bluetoothのみです。Bluetoothは、SBCとAACの対応です。CDレベルの音質での伝送は無理ですね。この部分は期待できないでしょう。

 また、Wi-Fiが搭載されないため、DLNAにも未対応で、PCその他からの映像データの入力には対応できません。その他、Apple系のAirplayにも対応しません

 ラジオは、AM・FM・ワイドFMに対応できます。

 201807091011.jpg

 セッティングについても、外部マイクが付属し、室内の音響特性を最適化する技術(YPO)が使えます。他社に比べても設置の容易性では配慮があります。

 以上、ヤマハRX-V385 の紹介でした。

 ネットワーク機能など弱い部分もありますが、音声部分の出力は100Wと十分です。映像もHDR10や最新のDOLBY Visionに対応しますし、基本性能は充実します。ネットワーク機能の部分を除けば弱点らしい部分はないので、不要ならばこの機種は有力な選択肢です。


 

 2・ONKYO TX-SR343
  ¥24,710 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数:5.1ch
 出力:各65W
 インピーダンス:8Ω
 周波数特性:10 Hz-100 kHz
 4K HDR:HDR10未対応
 ドルビー対応:DOLBY TrueHD
 DTS対応:DTS-HD Master Audio
 ハイレゾ音源:WAV
 HDMI入力:4系統
 HDMI出力:1系統
 オーディオ:光2/同軸1
 ネットワーク:BT
 AirPlay :未対応
 DLNA: 未対応
 ラジオ:AM/FM/ワイドFM
 サイズ:幅435x高さ160x奥行329mm

 オンキヨーTX-SR343 は、日本のオーディオメーカーである、ONKYOが販売する、ホームシアター入門機です。

 本体サイズは、幅435x高さ160x奥行329mmです。ヤマハよりも多少「大きめ」な機種です。

 チャンネル数は、最大5.1chです。この部分は、ヤマハと変わりません。

 201803110918.jpg

 テレビ出力は、4Kに対応します。しかし、HDR10以降に未対応である点がこの機種の最大の問題点です。新機種の登場が望まれます。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して65Wです。インピーダンスが8Ωであることをふまえても、あまり能率の良いタイプではないでしょう。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。ヤマハと同様です。

 ハイレゾ音源は、スペック的には可能なはずですが、Flacなど主要コーデックに非対応で、対応を明示しません

 サラウンド技術は、こちらも、DOLBY TrueHDDTS-HD Master Audioに対応しており、5.1chの再生に問題ない仕様です。

 201803110928.jpg

 仮想的な5.1ch再生は、Theater-Dimensionalに対応します。こちらは、2.1chのスピーカー構成で、擬似的に5.1chを楽しむという仕組みですね。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が4系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。これに、音声出力用の光端子が2つ、同軸端子が1つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、Bluetoothのみで、Wi-Fiが未搭載なのでDLNAにも未対応です。Apple系のAirplayにも対応しません

 ラジオは、AM・FM・ワイドFMに対応できます。

 セッティングについては、ヤマハのYPOのようなシステムは未搭載ですね。

 以上、オンキヨーTX-SR343 の紹介でした。2015年登場機種ということで、とくに映像方面の技術はやや古くさいです。同社は良い製品も多く出しますが、この機種は除外して良いでしょう。


 201803110942.jpg

 【2018年8月発売】

 3・ヤマハ RX-S602(B) [ブラック]
 3・ヤマハ RX-S602(H)
[チタン]

  ¥60,376 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 【2015年旧モデル】

 3・ヤマハ RX-S601(B) [チタン]
 3・ヤマハ RX-S601(H)
[ブラック]

  ¥35,557 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数:5.1ch
 出力:各95W
 インピーダンス:6Ω
 周波数特性:10 Hz-100 kHz
 4K HDR:HDR10未対応
 ドルビー対応:DOLBY TrueHD
 DTS対応:DTS-HD Master Audio
 ハイレゾ音源:WAV/Flac/Alac/DSD
 HDMI入力:6系統
 HDMI出力:1系統
 オーディオ:光1/同軸2
 ネットワーク:Wi-Fi/BT
 AirPlay :対応
 DLNA: 対応
 ラジオ:AM/FM/ワイドFM
 サイズ:幅435x高さ110x奥行328mm

 ヤマハRX-S602は、設置性の良い比較的小型のAVアンプとして売れている製品です。

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 本体サイズは、幅435x高さ110x奥行328mmです。背丈が意外と低いため、比較的狭いスペースでも設置可能な製品です。

 チャンネル数は、最大5.1chです。

 テレビ出力は、4Kに対応します。また、2018年モデルについては、HDR10Dolby visionへの対応を果たしました。 旧機種は未対応でした。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して95W(6Ω)です。小型化しても引き続きパワーは十分です。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。

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 ハイレゾ音源は、対応が明示されます。WAV/Flac/Alac/DSDなど主要コーデックに対応します。DSDは、従来機は5.6MHzまででしたが、新機種から11.2MHzにも対応です。

 サラウンド技術は、こちらも、DOLBY TrueHDDTS-HD Master Audioに対応しており、5.1chの再生に問題ない仕様です。

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 仮想的な5.1ch再生は、ヤマハの下位機種同様に、前方スピーカーのみで擬似的再生を可能にするシネマDSPに対応する上で、シネマDSP<3Dモード>にさらに対応する点が面白いです。

 こちらの場合、TVより後方のプレゼンススピーカーを擬似的に再現することで、より臨場感を得る仕組みとなります。リアスピーカーをしっかり据え付けられる環境の場合、この機能が有効です。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が6系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が2つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、Bluetoothに加えて、Wi-Fiが搭載です。そのため、DLNA規格に準拠した製品ならば、ネットワーク再生が可能です。

 対応PC(ソフト)からの再生のほか、【おすすめNASの比較記事】で紹介したような、ネットワーク上のサーバーからの再生も可能です。Apple系のAirplayにも対応です。

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 ラジオは、AM・FM・ワイドFMに対応できます。その上で2018年モデルについては、Spotifyとハイレゾ配信サービスのDeezer HiFiに対応します。

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 セッティングについては、外部マイクが付属し、室内の音響特性を最適化する技術(YPO)が使えます。

 また操作については、ファームウェア更新でAmazonのAlexaに対応です。【Amazon Echoの比較記事】で書いたように、音声入力で、AVアンプの操作ができます。

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 以上、ヤマハRX-S602の紹介でした。

 AVアンプとしては、背が低くて設置性が良いのが「売り」です。小型でも十分な端子の数があるほか、ネットワーク機能も充実します。シネマDSP<3Dモード>も、ヤマハの独自技術であり、「おまけ」としては面白いです。

 こうした点で、このグレードのAVアンプとしては、初心者におすすめしやすい機種の一つとなります。

 一方、旧機種の RX-S601は価格はお買得ですが、HDR10に対応しない点など、仕様としては旧式です。


 

 4・ONKYO TX-L50
  ¥30,902 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数:6.1ch
 出力:各80W
 インピーダンス:4Ω
 周波数特性:10 Hz-40 kHz
 4K HDR:両対応
 ドルビー対応:Dolby Atmos
 DTS対応:DTS:X
 ハイレゾ音源:WAV/Flac/Alac/DSD
 HDMI入力:4系統
 HDMI出力:1系統
 オーディオ:光1/同軸1
 ネットワーク:Wi-Fi/BT
 AirPlay :対応
 DLNA: 未対応
 ラジオ:FM/ワイドFM
 サイズ:幅435x高さ70x奥行325mm

 ONKYOTX-L50も、比較的小型と言えるボディの人気製品です。

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 本体サイズは、幅435x高さ70x奥行325mmです。ヤマハのRX-S601と較べてもさらに背が低いため、設置性は「最高」と言えます。

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 チャンネル数は、最大6.1chです。5.1chの構成、つまり、センター1本・フロント2本・リア2本のスピーカーと低音用のウーハー1機に加えて、後方ソファの背後にさらに1本付属させる構成です。

 ただ、その後7.1chが登場した関係で、現在では一般的とは言えないシステムになっています。基本的には、5.1chで使う機種です。

 テレビ出力は、4Kに対応し、またHDR10にも対応します。Dolby visionには対応しませんが、パワーユーザー以外は問題ありません。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して80W(4Ω)です。4Ωという点を考慮に入れると、小型化の弊害か、ややパワーは控えめでしょう。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzですが、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で40 kHz となっています。CDグレードの音質ならば問題ないでしょうが、ハイレゾ相当の高音質の再生においては、やや不利でしょう。

 ハイレゾ音源は、対応が明示されます。WAV/Flac/Alac/DSDなど主要コーデックに対応します。DSDは5.6MHzまで対応です。

 

 ・ONKYOイネーブルドスピーカー SKH-410(B)
  ¥8,001 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 サラウンド技術は、こちらは、Dolby AtmosDTS:Xに対応です。今までに出てきた、DOLBY TrueHDDTS-HD Master Audioの上位互換です。

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 これらは、ブルーレイ映画に記録された「天井から降り注ぐ方向の音」の情報をフォローできます。そのためには、天井に方向にぶつけるイネーブルドスピーカーをフロントスピーカーの上に2本増設します。

 ただ、この機種は先述のように、最大6.1chです。5.1chに追加で2本増設するには端子の数が足りないため、リアの2本を利用しない3.1.2chでしか利用できません。省スペースモデルの限界ですが、この点で「中途半端」な製品です。

 仮想的な5.1ch再生は、この製品については言及がありません

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が4系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が1つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、Bluetoothに加えて、Wi-Fiが搭載です。ただ、汎用的なDLNA規格には未対応で、ChromecastAirPlayでの運用となります。

 ラジオは、FM・ワイドFMのみの対応です。

 セッティングについては、AccuEQというヤマハのYPOのようにマイクを利用しつつ、自動でスピーカーの位置調整を行う機能が付属です。

 以上、ONKYOTX-L50の紹介でした。コンパクトな機種ながら、Dolby AtmosDTS:Xに対応する機種ですが、スピーカーのチャンネル数が限定される点や、ネットワーク機能の面で、中途半端な製品と思えます。

 とくに、イネーブルドスピーカーを利用したい場合は、きちんと7.1chに対応できる上位機種を選んだ方が満足度が高そうです。


 

 5・パイオニア VSX-S520
  ¥37,915 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数:6.1ch
 出力:各80W
 インピーダンス:4Ω
 周波数特性:20 Hz-20 kHz
 4K HDR:両対応
 ドルビー対応:Dolby Atmos
 DTS対応:DTS:X
 ハイレゾ音源:WAV/Flac/Alac/DSD
 HDMI入力:4系統
 HDMI出力:1系統
 オーディオ:光1/同軸1
 ネットワーク:Wi-Fi/BT
 AirPlay :対応
 DLNA: 未対応
 ラジオ:FM/ワイドFM
 サイズ:幅435x高さ70x奥行325mm

 パイオニアVSX-S520は、同社の入門用のAVアンプです。同社はオンキヨーと同系列(子会社)であり、現在ではオンキヨーの「別ブランド」と見なせます。

 こちらの製品も、1つ上で紹介したONKYOTX-L50と部分的に似通った構成です。

 本体サイズは、幅435x高さ70x奥行325mmTX-L50と同じです。

 チャンネル数も、同様の最大6.1chです。

 テレビ出力は、こちらも、4Kに対応し、HDR10にも対応します。DOLBY Visionは未対応です。

 アンプのパワーも、各スピーカーに対して80W(4Ω)です。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)20 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で20 kHzです。この部分のスペックは、ONKYOTX-L50と比較しても「低い」です。

 ハイレゾ音源は、対応が明示されます。WAV/Flac/Alac/DSDなど主要コーデックに対応します。

 サラウンド技術は、こちらは、Dolby AtmosDTS:Xに対応です。

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 仮想的な5.1ch再生は、ONKYOTX-L50は言及がありませんでした。

 しかし、こちらは、「サラウンドエンハンサー」モードを搭載し、リアスピーカーを仮想的に表現することが可能です。さらに、センタースピーカーも無しで、2.0chだけでサラウンドを実現するフロントステージ・サラウンドも対応です。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が4系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が1つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、Bluetoothに加えて、Wi-Fiが搭載です。ただ、こちらも、汎用的なDLNA規格には未対応です。AppleのAirPlayは対応です。

 ラジオは、FM・ワイドFMのみの対応です。

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 セッティングについては、MCACCという自動調整システムが装備です。とくに、サブウーファーの低音の遅れについては、他社より配慮があります。

 以上、パイオニアVSX-S520の紹介でした。

 事実上ONKYOの「兄弟機」です。やや仕様は異なるものの、6.1chという現在では変則的な構成は、引き続きネックでしょう。一方、後方にスピーカーを設置できない環境で使うならば、仮想的なサラウンド再生の豊富さで、ONKYOの TX-L50よりも性能は良いでしょう。


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 【2018年】

 6・SONY STR-DH790
  ¥37,800 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数:7.1ch
 出力:各90W
 インピーダンス:6Ω
 周波数特性:10 Hz-100 kHz
 4K HDR:両対応
 ドルビー対応:DOLBY TrueHD/Atmos
 DTS対応:DTS-HD Master Audio
 ハイレゾ音源:未対応
 HDMI入力:4系統
 HDMI出力:1系統
 オーディオ:光1/同軸1
 ネットワーク:BT
 AirPlay :未対応
 DLNA: 未対応
 ラジオ:FMのみ
 サイズ:幅430x高さ156x奥行329.4mm

 ソニーSTR-DH770は、同社の入門用のAVアンプです。

 本体サイズは、幅430x高さ156x奥行329.4mmとなります。一般的なAVアンプと同じで、高さがある機種です。

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 チャンネル数は、最大7.1chです。基本的に5.1chの構成に加えて、TVの後ろに「フロントハイ・スピーカーを2機」付ける構成が推奨されます。もちろん、5.1ch以下でも利用できます。

 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10にも対応します。DOLBY Visionにも対応であり、現状で全く問題ない水準です。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して80W(6Ω)です。YAMAHAなどのライバルに較べると少し数値が低いものの、一般的に全く問題ない水準です。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。十分な余裕があり、全く問題ありません。

 ハイレゾ音源は、しかしながら、対応が明示されません

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 サラウンド技術は、こちらは、DOLBY TrueHDDTS-HD Master Audioの対応です。7.1chでは、Dolby AtmosとDTS:Xに対応です。「上方降り注ぎ系」の音の再現も可能です。

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 仮想的な5.1ch再生は、S-Force PROフロントサラウンドを搭載です。他社と同じで、前方の3.1chのみで、バーチャル的な5.1chを再現できます。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が4系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が1つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、Bluetoothのみの構成です。そのため、DLNA規格をふくめて、ネットワーク再生はフォローしません

 ラジオは、FM・ワイドFMのみの対応です。

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 セッティングについては、ソニーも、「アドバンストD.C.A.C.」という付属マイクを利用し、置いたスピーカーの位置を最適化する技術が優秀です。ヤマハも反響音を制御するYPAO‐R.S.Cという技術を持ちますが、定位の容易さは、利用した限り、個人的にはソニーを推します。

 初心者むけの設置性の容易さと言う点ではこちらがおすすめです。

 以上、ソニーSTR-DH770の紹介でした。

 この価格で7.1chが構成できるのは素晴らしいです。「フロントハイ・スピーカー」などを取り付けられそうならば、面白いでしょう。

3・高音質な上級AVアンプ

 続いて、4万円以上、10万円以下の上級グレードのAVアンプを紹介します。

 引き続き、以下の本文では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


 

 7・パイオニア VSX-832
  ¥35,900 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数:5.1ch
 出力:各80W
 インピーダンス:8Ω
 周波数特性:20 Hz-20 kHz
 4K HDR:両対応
 ドルビー対応:Dolby Atmos
 DTS対応:DTS:X
 ハイレゾ音源:WAV/Flac/Alac/DSD
 HDMI入力:4系統
 HDMI出力:1系統
 オーディオ:光1/同軸1
 ネットワーク:Wi-Fi/BT
 AirPlay :対応
 DLNA:未対応
 ラジオ:AM/FM/ワイドFM
 サイズ:幅435x高さ173x奥行320.5mm

 パイオニアVSX-832は、同社の中級グレードのAVアンプです。

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 本体サイズは、幅435x高さ173x奥行320.5mmとなります。AVアンプとしても、高さ17cm以上は大きい方なので、事前に設置可能かラックを確認しましょう。

 チャンネル数は、最大5.1chです。高級グレードの機種では7ch以上が普通なので、ややコスパは悪いようにも思えます。。

 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10にも対応します。DOLBY Visionは未対応です。ただし、普及は相当先ですし、最新のTVでも十分対応できるでしょう。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して80W(8Ω)です。下位グレードの機種と較べても、あまり協力ではないです。もちろん、音質面ではパーツ構成も重要です。こちらは、ディスクリート構成で、高性能DAC搭載とのことですが、部品番号の開示はありません。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)20 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で20 kHzです。同社の下位機同様に、この部分は、さほど重視しない作りに思えます。

 ハイレゾ音源は、対応が明示されます。WAV/Flac/Alac/DSDなど主要コーデックに対応します。ただ、再生周波数帯域の面で、高音域が20kHzまでの情報もあり、真の意味で再生できるのかは不明です。

 サラウンド技術は、こちらは、Dolby AtmosDTS:Xの対応です。そのため、天井の降り注ぎ音に対応できます。

 ただし5.1chですので、端子数の関係でこちらも、フロントの3.1chに、イネーブルドスピーカーを加える構成です。

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 仮想的な5.1ch再生は、下位機種と同じです。前方の3.1chで擬似的に5.1chを再現する「サラウンドエンハンサー」モードと、2.0chだけでサラウンドを実現するフロントステージ・サラウンドも対応です。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が4系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が1つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、Bluetoothに加えて、こちらもWi-Fiが搭載です。ただ、汎用的なDLNA規格には未対応です。AppleのAirPlayには対応です。

 ラジオは、AM・FM・ワイドFMの対応です。

 セッティングについては、この機種もMCACCという自動調整システムが装備です。

 以上、パイオニアVSX-832の紹介でした。5.1ch運用のシステムとしてはやや割高に感じます。スピーカーのパワーや、周波数帯域の面でも、スペック的に言えば、積極的に「推す」理由は乏しいですね。



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 【2018年モデル】

 8・ヤマハ RX-V585
  ¥51,194 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 【2017年モデル】

 8・ヤマハ RX-V583
  ¥44,351 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数:7.1ch
 出力:各115W
 インピーダンス:6Ω
 周波数特性:10 Hz-100 kHz
 4K HDR:両対応
 ドルビー対応:DOLBY TrueHD
 DTS対応:DTS-HD Master Audio
 ハイレゾ音源:WAV/Flac/Alac/DSD
 HDMI入力:4系統
 HDMI出力:1系統
 オーディオ:光1/同軸2
 ネットワーク:Wi-Fi/BT
 AirPlay :対応
 DLNA:対応
 ラジオ:AM/FM/ワイドFM
 サイズ:幅435x高さ161x奥行327mm

 ヤマハRX-V585は、同社RXシリーズでは最も上位の製品です。

 旧製品としてRX-V583がありますが、既に新機種が出ています。2018年は、DOLBY vision規格登場の関係で、(マイナーな)更新が激しいです。

 本体サイズは、幅435x高さ161x奥行327mmとなります。AVアンプとしても、高さ17cm以上は大きい方なので、事前に設置可能かラックを確認しましょう。

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 チャンネル数は、最大7.1chです。先述のソニー機のように、5.1ch構成に加えて、TVの後ろに「フロントハイ・スピーカーを2機」付ける構成が普通です。

 ただ、ヤマハの場合、別室に、ステレオスピーカーを2個引き出すような使い方も提案しており、寝室兼用などにもできます。

 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10・DOLBY visionにも、対応します。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して115W(6Ω)です。余裕があり、十分です。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。この部分も、同社の下位機種同様に問題ないでしょう。

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 ハイレゾ音源は、対応が明示され、WAV/Flac/Alac/DSDなど主要コーデックに対応します。再生周波数帯域も100kHzまで保証されるので、スペック上問題ないですね。

 サラウンド技術は、DOLBY TrueHDDTS-HD Master Audioの対応です。

 7.1chとしては、2018年モデルからは、イネーブルドスピーカーにより降り注ぎ音を表現できるDolby AtmosとDTS:Xに対応となりました。

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 仮想的な5.1ch再生は、ヤマハの下位機種と同じです。

 前方スピーカーのみで擬似的な5.1ch再生を可能にするシネマDSPに対応します。同様に、5.1ch環境で、擬似的に7.1ch環境を再現するシネマDSP<3Dモード>にも対応です。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が4系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が2つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、AACまでのコーデックに対応するBluetoothに加えて、こちらもWi-Fiが搭載です。DLNA対応なので、PCやNASなどネットワーク上に保存した動画なども再生可能です。AppleのAirPlayにも対応です。

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 ラジオは、AM・FM・ワイドFMに対応できます。また、2018年モデルからは、Spotifyとハイレゾ配信サービスのDeezer HiFiに対応しました。

 セッティングについては、便利なYPOが利用可能です。

 以上、ヤマハRX-V585の紹介でした。

 現在的に、ないし、将来的に「7.1chを試して見たい!」という方には、おすすめできるAVアンプです。

 一方、「5.1ch」システムを買われる予定の方は、音質・映像の質の面で3万円以下の機種とおおきな差異がないため、より安い下位機種を選んでも良いと思います。

 ただ、 ただ、Wi-Fiの搭載で、ネットワーク再生を考える場合は、この機種は大きな魅力です。その意味、将来性の高いのはこちらでしょうね。

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 【2018年】

 9・ヤマハ RX-V485 【Wi-Fiあり】
  ¥44,241 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数:5.1ch
 出力:各115W
 インピーダンス:6Ω
 周波数特性:10 Hz-100 kHz
 4K HDR:両対応
 ドルビー対応:DOLBY TrueHD
 DTS対応:DTS-HD Master Audio
 ハイレゾ音源:WAV/Flac/Alac/DSD
 HDMI入力:4系統
 HDMI出力:1系統
 オーディオ:光1/同軸2
 ネットワーク:Wi-Fi/BT
 AirPlay :対応
 DLNA:対応
 ラジオ:AM/FM/ワイドFM
 サイズ:幅435x高さ161x奥行327mm

 なお、同型の「下位機」としてRX-V485が同時発売されています。

 こちらは5.1chの対応です。ただし、幅435x高さ161x奥行327mmと、上位機と同型状でスリムではないです。

 基本的にチャンネル以外の部分は変わらないので、7.1chを導入するつもりがないならば、こちらでも良いでしょう。ただ、価格差はさほどないので、(将来中古で売る場合も含めて)将来性は上位機でしょう。


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 【2018年】【各色】

 10・ヤマハ AVENTAGE RX-A780
  ¥70,250 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数:7.1ch
 出力:各130W
 インピーダンス:8Ω
 周波数特性:10 Hz-100 kHz
 4K HDR:両対応
 ドルビー対応:Dolby Atmos
 DTS対応:DTS:X
 ハイレゾ音源:WAV/Flac/Alac/DSD
 HDMI入力:6系統
 HDMI出力:1系統
 オーディオ:光2/同軸2
 ネットワーク:Wi-Fi/BT
 AirPlay :対応
 DLNA:対応
 ラジオ:FM/ワイドFM/ワイドAM
 サイズ:幅435x高さ171x奥行380mm

 ヤマハRX-A780は、同社のAVENTAGE<アベンタージュ>シリーズに属する、上級グレードのAVアンプです。

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 今回紹介する10万円以下グレードの機種でも「高級品」の1つになるでしょう。ヤマハの場合、このグレードからが20万円以上に連なる「ハイエンド系」の技術が搭載されはじめます。

 フルディスクリート構成7ch低歪パワーアンプや、各種の防振・耐ノイズ設計など、プラスアルファが見られます。

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 本体サイズは、幅435x高さ171x奥行380mmとなります。大きめの機種です。

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 チャンネル数は、最大7.1chです。

 先述のソニー機のように、5.1ch構成に加えて、TVの後ろに「フロントハイ・スピーカーを2機」付ける構成のほか、5.1chにイネーブルドスピーカーを2機搭載し、「天井降り注ぎ系」のシステム(5.1.2ch)構成も、公式に対応します。

 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10にも対応します。加えてDOLBY Visionにも対応します。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して130W(8Ω)です。大きなトールボーイのような大型フロントスピーカーを利用する場合も、十分なスペックです。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。問題ありません。

 ハイレゾ音源は、対応が明示され、WAV/Flac/Alac/DSDなど主要コーデックに対応します。

 サラウンド技術は、Dolby AtmosDTS:Xの対応です。先述のように、天井の降り注ぎ音に対応できます。

 201803110955.jpg

 仮想的な5.1ch再生は、ヤマハの下位機種と同じです。繰り返しになりますが、前方スピーカーのみで擬似的な5.1ch再生を可能にするシネマDSPに対応します。同様に、5.1ch環境で、擬似的に7.1ch環境を再現するシネマDSP<3Dモード>に対応です。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が6系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。これに、音声出力用の光端子が2つ、同軸端子が2つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、Bluetoothに加えて、こちらもWi-Fiが搭載です。下位機種同様に、DLNA対応であり、AppleのAirPlayにも対応です。

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 ラジオは、FM・ワイドFMの対応です。また、FMの空き帯域を利用したワイドAM(補完放送)にも対応します。また、ネットワークオーディオサービスとして、下位機種の2つに加えてradikoに対応します。

 セッティングについては、こちらも定評のあるYPOが利用可能です。

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 以上、ヤマハRX-A770の紹介でした。

 下位機種と同じ7.1ch構成ですが、ドルビーアトモスに対応している点で「上位」です。対応させたい方は良い選択肢です。

 一方、5.1ch以下で検討されている場合について言えば、下位機種と同じDACながら、デジタル・映像・表示・アナログオーディオそれぞれに電源回路を分離するなど、こちらは、ノイズ処理や共振処理がより高グレードです。

 とはいえ、AVアンプは、ピュアオーディオ系機器ではないため、そこまで細かくこだわる必要性はないかもしれません。普通の方は気にせず下位機種で良いでしょう。

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 【2018年】【各色】

 11・ヤマハ AVENTAGE RX-A880
  ¥89,670 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数:7.1ch
 出力:各130W
 インピーダンス:8Ω
 周波数特性:10 Hz-100 kHz
 4K HDR:両対応
 ドルビー対応:Dolby Atmos
 DTS対応:DTS:X
 ハイレゾ音源:WAV/Flac/Alac/DSD
 HDMI入力:6系統
 HDMI出力:1系統
 オーディオ:光2/同軸2
 ネットワーク:Wi-Fi/BT
 AirPlay :対応
 DLNA:対応
 ラジオ:FM/ワイドFM/ワイドAM
 サイズ:幅435x高さ171x奥行380mm

 なお、同じ筐体を使った「1ランク上」のRX-A880も同時発売です。

 こちらについては、5年間に保証が延長される点、前面端子にアルミ製カバーがある点が相違点です。

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 また、セッティングについては、便利なYPOをパワーアップし、最大8地点の計測点でより正確にセッティングする「マルチポイント計測」に対応します。

 一方、それ以外の点では変わらないので、基本的には下位機で良いと思います。


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 12・SONY STR-DN1080
  ¥61,200 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数:7.1ch
 出力:各100W
 インピーダンス:6Ω
 周波数特性:10 Hz-100 kHz
 4K HDR:両対応
 ドルビー対応:Dolby Atmos
 DTS対応:DTS:X
 ハイレゾ音源:WAV/Flac/Alac/DSD
 HDMI入力:6系統
 HDMI出力:2系統
 オーディオ:光1/同軸1
 ネットワーク:Wi-FiBT(LDAC)
 AirPlay :対応
 DLNA:対応
 ラジオ:FM/ワイドFM
 サイズ:幅430x高さ156x奥行331mm

 SONYSTR-DN1080は、同社の上級グレードのAVアンプです。

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 SONYの場合も、このグレードから明らかにパーツ構成を「ハイエンド」系にしており、本格派です。ソニーは社是としてハイレゾの普及を測っていますが、この機種もプリアンプ部を高精度にし、高音域の信号が潰れないよにしたり、パワーアンプまでの接続も無酸素銅の銅棒で直結するなど、面白い仕組みです。

 ハイレゾに欠かせない高速応答性も改良されています。Ultra HD Blu-ray規格は、音楽データがハイレゾ仕様ですし、AVアンプとしても今後欠かせない部分です。

 本体サイズは、幅430x高さ156x奥行331mmとなります。AVアンプとして、標準的なサイズです。

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 チャンネル数は、この機種も、最大7.1chです「フロントハイ・スピーカーを2機」付ける構成のほか、天井に「トップミドルスピーカー」を取り付けて振り下ろし音を再現する方法も提案されます。

 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10にも対応します。Dolby Visionにも対応です。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して100W(6Ω)です。必要十分な性能です。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。問題ありません。

 ハイレゾ音源は、対応が明示され、WAV/Flac/Alac/DSDなど主要コーデックに対応します。

 サラウンド技術は、Dolby AtmosDTS:Xの対応です。先述のトップミドルスピーカーや、イネーブルドスピーカーによる、振り下ろし音再生に対応できます。

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 仮想的な5.1ch再生は、下位機種と同じで、S-Force PROフロントサラウンドを搭載です。他社と同じで、前方の3.1chのみで、バーチャル的な5.1chを再現できます。

 さらに、ファントム・サラウンドバック機能を用いた場合、5.1ch構成でも、背面に2本のバーチャルスピーカーを置いた7.1.2ch相当のサラウンド感を再現可能です。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が6系統、HDMI出力(TVへ)が2系統です。出力が2系統なので、例えば、TVとプロジェクターを併用したい場合などに有効です。これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が1つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、Bluetoothに加えて、こちらもWi-Fiが搭載です。DLNA対応であり、AppleのAirPlayにも対応です。また、Bluetoothについては、LDACコーデックに対応するため、対応ヘッドホンなどに、ハイレゾ音質で出力することも可能です。なお、対応ヘッドホンについては【おすすめハイレゾ対応ヘッドホンの比較記事】に書きました。

 ラジオは、FM・ワイドFMの対応です。音楽配信サービスは、Spotifyに対応します。

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 セッティングについては、下位シリーズよりも進化したD.C.A.C.EXに対応します。

 この場合、Dolby Atmosなどの7.1ch設定についても最適化できます。それ以外の場合も、周波数特性の補正がより正確で上位です。

 以上、SONYSTR-DN1080の紹介でした。ヤマハRX-A770の事実上のライバル機といえるでしょう。パワーではヤマハにやや劣るものの、補正技術や、とくにハイレゾに関わる部分は期待値が高いです。


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 【2018年】

 13・ONKYO TX-NR686(B)
  ¥82,386 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数:7.2ch
 出力:各100W
 インピーダンス:
 周波数特性:10 Hz-100 kHz
 4K HDR:両対応/ドルビービジョン
 ドルビー対応:Dolby Atmos
 DTS対応:DTS:X
 ハイレゾ音源:WAV/Flac/Alac/DSD
 HDMI入力:7系統
 HDMI出力:2系統
 オーディオ:光2/同軸1
 ネットワーク:Wi-Fi/BT
 AirPlay :対応
 DLNA:未対応
 ラジオ:AM/FM/ワイドFM
 サイズ:幅435x高さ173.5x奥行379.5mm

 ONKYOTX-NR686 は、同社の上級グレードのAVアンプです。

 本体サイズは、幅435x高さ173.5x奥行378mmと、ここまでの製品の中でも「最大級」です。

 

 ・ONKYOイネーブルドスピーカー SKH-410(B)
  ¥8,001 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数は、この機種は、最大7.2chです。利用法としては、通常の5.1ch構成に、ONKYOのイネーブルドスピーカーをフロントスピーカーの上に設置し、天井からの反響音をフォローする5.1.2ch構成が推奨されます。

 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10にも対応します。ドルビービジョンにも対応します。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して100W(8Ω)です。劇的に高いわけではないですが、十分な性能です。なお、DACは、AKM384kHz/32bitを利用しているようです。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。問題ありません。

 ハイレゾ音源は、対応が明示され、WAV/Flac/Alac/DSDなど主要コーデックに対応します。DSDは5.6MHz対応です。

 サラウンド技術は、こちらも、Dolby AtmosDTS:Xの対応です。

 仮想的な5.1ch再生は、この機種の場合、言及がありません

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が7系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。これに、音声出力用の光端子が2つ、同軸端子が1つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、AACまで対応のBluetoothに加えて、Wi-Fiが搭載です。ただし、DLNA規格には未対応です。ただ、AirPlayに対応するほか、Chromecastにも対応します。

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 ラジオは、AM・FM・ワイドFMの対応です。加えて、radikoなどのサービスにもネイティブ対応です。他社に比べるとAmazon Musicに対応する点が面白いです。

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  セッティングについては、上下のバランスが難しい、イネーブルドスピーカーに特化したAccuReflexの搭載が魅力です。この部分は、他社より強いでしょう。

 以上、ONKYOTX-NR676Eの紹介でした。7chモデルとしては人気がある製品です。映像・音声面ではとくに弱点もなく、良くまとまって製品でしょう。DLNAに未対応というのは、唯一残念な部分ですね。

次回につづく
ホームシアター向けのAVアンプのおすすめは結論的にこちら

 というわけで、今回は、10万円以下グレードのAVアンプを14機紹介しました。

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 15・マランツ NR1609
  ¥65,979 Amazon.co.jp (3/10執筆時)

 次回の後編記事【こちら】では、今回紹介できなかった、ONKYOの9.2ch対応のTX-RZ830(B)をはじめ、DENONマランツのAVアンプを紹介します。

 そして、ここまで紹介した全製品から、最終的なAtlasのおすすめ機種を提案しようと思います。

 後編記事は→こちら

 また、前編最後になりましたが、この記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークで話題を共有していただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 13:31 | オーディオ製品

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