2019年08月09日

比較2019'【グレード別】小型スピーカー35機の音質とおすすめ:ブックシェルフ型小型ステレオスピーカー(2)

前編からの続きです。前編は→こちら

今回のお題
小型で快適な音が出るスピーカーのおすすめはどの機種?

 ども!Atlasです。

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 今回は、オーディオ製品の比較で、小型スピーカーの比較の2回目記事です。

 前編記事(こちら)で紹介できなかった機種を紹介していきます。

5・ペア5万円前後のスピーカーの比較

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 32・SONY SS-HW1 【ペア】
  ¥55,000 Amazon.co.jp (8/9執筆時)

インピーダンス:4Ω
再生周波数帯域:50Hz〜50kHz
許容入力:
最大入力:100W
バナナプラグ: 対応
サイズ:幅171×高さ309×奥行273mm

 SS-HW1 は、ソニーの中級グレードのスピーカーです。

 SS-CS5 の上位機です。

 201806221345.jpg

 本体のサイズは、幅171×高さ309H×奥行273mmです。

 下位機種と同じように、多少縦方向に長いです。

 インピーダンスは、一方こちらはです。

 最近のアンプならば問題ないでしょうが、ミニコンポの場合は、お持ちのシステムの対応状況を確認しましょう。

 パワーは、最大入力が100Wです。

 4Ωでこれなら問題のない水準です。

 再生周波数帯域は、低音域(数値が小さいほど優秀)が50Hz、高音域(数値が高いほど優秀)が50kHzです。

 201806221347.jpg

 スピーカーは、中・低音域を担当する13cmコーン型ウーファーと、高音域を担当する2.5cmのソフトドーム型トゥイーター、そして超高音域を担当する1.9cmのドーム型スーパトゥイーターという3ウェイバスレフ型のユニットです。

 この点では2万円前後の下位機種と同じです。

 201703231742.jpg

 しかし、こちらはスーパートゥイーター上下に二系統ある点でとても斬新です。

 音の鳴る部分が多いと、調整がたいへんそうですが、鳴る音の解像感は高いので、たいへんな技術水準だと思います。

 また、上方向への照射は、リスニングポイントが広がる点でもメリットがあるため、スピーカーの配置の自由度は高いです。

 音質は、解像感の高さがやはりソニーのポイントです。

 その上で、サラウンド感も強調できます。おそらく、このグレードでは最も良いと言える水準です。

 ヤマハのナチュラルサウンドとは真逆の特性ですが、綺麗で華やかな「ソニーサウンド」を堪能できます。ハイレゾ音源にも向くでしょう。

 バナナプラグには、対応します。

---

 以上、SONYのSS-HW1 の紹介でした。

 5万円前後で、ハイレゾ音源などに対応させたい場合は、良い選択肢の製品だと思います。

 高音域は、スペック値以上に綺麗にでますので。リスニングポイントの自由度も高いため、初心者でも無理なく使いこなせるでしょう。


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 33・JVC SX-WD9VNT [ペア]
  ¥62,354 Amazon.co.jp (8/9執筆時)

インピーダンス:8Ω
再生周波数帯域:55Hz〜30kHz
許容入力:
最大入力:50W
バナナプラグ: 対応
サイズ:幅120×高さ161×奥行264mm

 SX-WD9VNT は、日本の音響メーカーJVCが発売する小型高級スピーカーです。

 201806221354.jpg

 本体のサイズは、:幅120×高さ161H×奥行264mmと、ここまで紹介してきたブックシェルフ型に比べてかなり小さく、設置性に富む製品です。

 インピーダンスは、です。

 欧米で売れるメーカーで、そちらの基準に合わせてあるようです。

 パワーは、最大入力が50Wまでとなります。

 再生周波数帯域は、低音域(数値が小さいほど優秀)が55Hz、高音域(数値が高いほど優秀)が30kHzです。

 高音域について、さほど性能が高くなく、ハイレゾ未対応です。1WAY方式ですので仕方ないでしょう。

 201709041148.jpg

 スピーカーは、1WAY方式で、90mmウッドコーンが1つ搭載されています。

 面白いのは、本当の木である「チェリー材」をコーンに貼り付けている点です。これ以外にも、内部に人工熟成チェリー響棒を採用するなど、木を音響に最大限利用しているのがこの製品の特長です。

 同社の音響製品は、このような製品が最近多いですが、それらと同じで、中音域が充実した音質で人気です。

 音質は、1ユニットで全域をまわすため、継ぎ目無く豊かな中音域です。「ドンシャリ(低音+高音重視)」とは正反対な性質です。

 バナナプラグには、対応します。

--

 以上、SX-WD9VNT の紹介でした。

 単に小型なだけでなく、音質も評判の製品です。中音域に厚みがある、落ち着いて音楽が聴ける良いスピーカーですね。


 201810201409.jpg

 33・JVC SX-WD9VNT [ペア]
  ¥62,354 Amazon.co.jp (8/9執筆時)

インピーダンス:8Ω
再生周波数帯域:55Hz〜30kHz
許容入力:
最大入力:50W
バナナプラグ: 対応
サイズ:幅120×高さ161×奥行264mm

 SX-WD9VNT は、日本の音響メーカーJVCが発売する小型高級スピーカーです。

 201806221354.jpg

 本体のサイズは、幅120×高さ161H×奥行264mmと、ここまで紹介してきたブックシェルフ型に比べてかなり小さく、設置性に富む製品です。

 インピーダンスは、です。

 欧米で売れるメーカーで、そちらの基準に合わせてあるようです。

 パワーは、最大入力が50Wまでとなります。

 再生周波数帯域は、低音域(数値が小さいほど優秀)が55Hz、高音域(数値が高いほど優秀)が30kHzです。

 高音域について、さほど性能が高くなく、ハイレゾ未対応です。1WAY方式ですので仕方ないでしょう。

 201709041148.jpg

 スピーカーは、1WAY方式で、90mmウッドコーンが1つ搭載されています。

 面白いのは、本当の木である「チェリー材」をコーンに貼り付けている点です。これ以外にも、内部に人工熟成チェリー響棒を採用するなど、木を音響に最大限利用しているのがこの製品の特長です。

 同社の音響製品は、このような製品が最近多いですが、それらと同じで、中音域が充実した音質で人気です。

 音質は、1ユニットで全域をまわすため、継ぎ目無く豊かな中音域です。「ドンシャリ(低音+高音重視)」とは正反対な性質です。

 バナナプラグには、対応します。

---

 以上、JVCSX-WD9VNT の紹介でした。

 単に小型なだけでなく、音質も評判の製品です。中音域に厚みがある、落ち着いて音楽が聴ける良いスピーカーです。


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 【2017年】

 34・KEF Q350B [サテンブラック ペア]
 35・KEF Q350WN [ウォルナット ペア]
  ¥73,400 Amazon.co.jp (8/9執筆時)

インピーダンス:8Ω
再生周波数帯域:63Hz〜28kHz
許容入力:
最大入力:120W
バナナプラグ: 対応
サイズ:幅210×高さ362×奥行306mm

 Q350は、イギリスの音響メーカーKEFが製造するスピーカーです。

 201905051455.jpg

 本体のサイズは、幅210×高さ362×奥行306mmです。

 、形状はJVCに似ていますが、実際は割と大きめです。

 インピーダンスは、です。

 パワーは、最大入力が120Wまでとなります。

 再生周波数帯域は、低音域(数値が小さいほど優秀)が63Hz、高音域(数値が高いほど優秀)が28kHzです。

 低音域も、高音域も「冒険しない」欧州らしい構成です。

 したがって、ハイレゾ未対応です。

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 スピーカーは、一見すると1WAYに見えます。

 しかし、ウーファーの中心にツイーターを埋め込んでいるので「2WAY」です。

 KEFは、1960年代からこの方式の一点突破で成長した企業であり、それが特色です。

 UNI-Qシステムと言いますが、割とフランクにスピーカーを置いても、定位しやすく、ステレオ感を得やすいです。

 素材は、ツイーター・ウーハーとも、アルミニウムを利用しており、響きが良いです。

 音質は、ハイレゾに対応しない点から分かるように、(ダリのように)「落ち着いてゆっくり聴く」タイプです。

 ただ、アルミ素材を利用していることもあり、弦楽器・金管楽器がきらびやかで、都会的とも言えます。

 バナナプラグには、対応します。

---

 以上、KEFQ350の紹介でした。

 特定機種が、周期的に流行する「ブックシェルフスピーカー」ですが、この機種もその傾向で流行ったものと言えます。アルミコーンUNI-Qシステムという明確な「思想」がある点で高評価できます。難点は値段とそのサイズ感でしょう。

 定位させやすいので、初心者にも向きますが、できれば、スタンドを利用したいところです。

今回の結論
小型スピーカーのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、最新の小型スピーカーの比較でした。

 最後に、いつものように、、目的別・予算別に、Atlasのおすすめ機種を提案していきたいと思います。


 第1に、比較的低予算で購入できるスピーカーのなかでオススメな機種は、

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 5・SONY SS-CS5 【ペア】 
  ¥18,345
Amazon.co.jp (8/9執筆時)

インピーダンス:6Ω
再生周波数帯域:53Hz〜50kHz
許容入力:
最大入力:100W
バナナプラグ: 対応
サイズ:幅178×高さ335×奥行220mm

1・中音域の聴きやすさ ★★★★☆
2・重低音の迫力    
★★★★★
3・高音域の伸び    
★★★★★
4・
小音量の音質    ★★★★☆
5・音のユニークさ   ★★★★★

6・総合評価      ★★★★☆

 ソニーのSS-CS5 がおすすめです。

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 他機種が2ウェイが多い中で、3ウェイバスレフ型のユニットを採用し、技術的にも面白い機種だと思います。

 こうした「差異」から「音質の違い」を楽しめるのは、オーディオ機器の良い部分だと思います。

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 実際、3ウェイシステムが奏功して、音の分離はしっかりしており、クリアです。

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 低音も、高音も十分な広がりがあり、ハイレゾ音源にも対応できる機種です。

 とくにウーハーは、MRC素材で、この部分も面白いですね。

 どの音源にも合いやすいですし、ミニコンポなどの付属スピーカーのグレードアップを狙うならば、こちらでしょう。

 

【1メートル】

 ZONOTONE 6NSP-1500 Meister
 ¥864 Amazon.co.jp (8/9執筆時)  
 

 なお、こちらはスピーカーケーブルが付属しませんので、別に購入しておきましょう。

 ちなみに、Atlasは、ZONOTONEのケーブルを愛用しています。

ーーーー

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 【2018年】

 15・JBL STAGE A130 【ペア】
  ¥19,613 Amazon.co.jp (8/9執筆時)

インピーダンス:6Ω
再生周波数帯域:55Hz〜40kHz
許容入力:125W
最大入力:
バナナプラグ: 対応
サイズ:幅190×高さ321×奥行245mm

1・中音域の聴きやすさ ★★★★★
2・重低音の迫力    
★★★★☆
3・高音域の伸び    
★★★★☆
4・
小音量の音質    ★★★★★
5・音のユニークさ   ★★★★★

6・総合評価      ★★★★☆

 ただし、ソニーは、解像感が高く華やかさが際立つ「若々しい」音がするスピーカーです。

 そのため、小さめの音量で、落ち着いてじっくり聴きたい「オトナ世代」な方には、この価格帯ならば、JBLのSTAGE A130 のほうが合うと思います。

 201810201508.jpg

 充実した中・低音域をキープしつつ、ホーン型トゥイーターで高音も綺麗に出ます。

 ただし、逆に言えば「迫力不足」ではあるため、バンド音楽やロックなどを大きめに出すならば、ソニーをオススメします。また、ハイレゾ音源に対応させたい場合についても、SONYでしょう。


第2に、2万円台の予算で選ぶ場合に、最もおすすめできる製品は、

 

 【9月下旬入荷予定(予約可)】

 11・ヤマハ NS-BP401【ペア】
  ¥22,525 楽天市場 (8/9執筆時)  

インピーダンス:6Ω
再生周波数帯域:50Hz〜40kHz/100kHz
許容入力:60W
最大入力:120W
バナナプラグ: 対応
サイズ:幅176×高さ310×奥行327mm

1・中音域の聴きやすさ ★★★★★
2・重低音の迫力    
★★★★★
3・高音域の伸び    
★★★★★
4・
小音量の音質    ★★★★☆
5・音のユニークさ   ★★★★★

6・総合評価      ★★★★★

 ヤマハNS-BP401です。

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 アルミ製ウーファーを採用し、とくに中音域で高い音質を感じられる点を評価しました。

 ヤマハらしい「綺麗な音」が出る一方で、低音域も品があり、2万円前後では最もバランスが取れていると思います。

 アルミコーンでは、昔、ALR/JORDANEntrySが一世を風靡しましたが、こちらも同じような傾向を感じました。得意なクラシック系に加えて、ヴォーカルなども綺麗に聞こえるでしょう。

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 サイズ的はやや大きめですが、その分余裕を持った音質です。

 なお、こちらは、スピーカーケーブルが付属します。


第3に、3万円前後の予算で選ぶ場合に、最もおすすめできる製品は、

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 20・ヤマハ NS-B330 B 【黒・ペア】
 21・ヤマハ NS-B330 MB 【茶・ペア】
  ¥28,092 Amazon.co.jp (8/9執筆時)  

インピーダンス:6Ω
再生周波数帯域:55Hz〜45kHz/100KHz
許容入力:40W
最大入力:120W
バナナプラグ: 対応
サイズ:幅183×高さ320×奥行267mm

1・中音域の聴きやすさ ★★★★★
2・重低音の迫力    
★★★★★
3・高音域の伸び    
★★★★★★
4・
小音量の音質    ★★★★☆
5・音のユニークさ   ★★★★★

6・総合評価      ★★★★★

 ヤマハNS-B330 でしょう。

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 ナチュラルで聞き心地のよいダリと迷いました。

 しかし、最近のアンプと合わせやすいのは、ハイレゾ音源に対応できるスペックのあるこちらだと思います。

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 こちらもアルミ製ウーファーを採用した、艶やかなサウンドで、クラシックや女性ボーカルなどの再生はとりわけ得意です。

 低音も出るため、メディアを選ばず使える汎用性もあります。バランスが良く味付けも少ないため、ピュアオーディオ系におすすめできます。

  

 WYVERN AUDIO バナナプラグ付属ケーブル
  ¥2,980 Amazon.co.jp (8/9執筆時)

 なお、こちらの機種は、スピーカーケーブルは付属しません

 あわせて購入を検討しましょう。「ケーブルで音質が劇的に変わる」とは言いませんが、バナナプラグ付属の製品を購入すると、面倒なスピーカー線の処理をしなくて済みます。

ーーー

 201810201326.jpg

 【2017年】

 23・ONKYO D-112NFX(D)【ペア】
 24・ONKYO D-112NFX(B)【ペア】
  ¥26,999 Amazon.co.jp (8/9執筆時)

インピーダンス:6Ω
再生周波数帯域:60Hz〜100kHz
許容入力:
最大入力:80W
バナナプラグ: 対応
サイズ:幅162×高さ267×奥行272.5mm

1・中音域の聴きやすさ ★★★★★
2・重低音の迫力    
★★★★★
3・高音域の伸び    
★★★★★
4・
小音量の音質    ★★★★☆
5・音のユニークさ   ★★★★☆

6・総合評価      ★★★★★

 一方、ヤマハのNS-B330は、ピュアオーディオ志向であり、良い音源の音楽はそれ以上によく再生します。

 しかし、イマイチな音源は、素直に、イマイチなまま再生してしまうところがあります。

 そのため、再生する音源の質にこだわらず、「普段着」で楽しみたいという場合は、ONKYOのD-112NFXのほうが相性が良いと思います。

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 ウーファー素材に、ペア50万クラスのONKYOの上位機にも使われるセルロースナノファイバーが初めて使われた中級機で、音源的な楽しみもあります。

 トゥイーターも、定評のあるONKYOのリング型トゥイーターを採用しますし、実力は引けを取らない機種だと言えます。


第3に、5万円前後の予算で選ぶ場合に、最もおすすめできる製品は、

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 32・SONY SS-HW1 【ペア】
  ¥55,000 Amazon.co.jp (8/9執筆時)

インピーダンス:4Ω
再生周波数帯域:50Hz〜50kHz
許容入力:
最大入力:100W
バナナプラグ: 対応
サイズ:幅171×高さ309×奥行273mm

1・中音域の聴きやすさ ★★★★★
2・重低音の迫力    
★★★★★★
3・高音域の伸び    
★★★★★★
4・
小音量の音質    ★★★★☆
5・音のユニークさ   ★★★★★★

6・総合評価      ★★★★★★

 SS-HW1が良いと思います。 

 姉妹機のSS-HA1の方がスピーカーとしての性能は上ですが、やはりデザイン性の面では万人にお勧めできません。

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 上下に二系統あるスーパートゥイーターを含む3ウェイバスレフ型のユニットというのはやはり斬新で、音質にも好影響しています。ハイレゾ音源に対応できる音域もありますし、パワーもあります。

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 多少高いですが、スピーカーが壊れることはまずないので、長く使うことを考えれば買って後悔することはないでしょう。

 

【1メートル】

 ZONOTONE 6NSP-1500 Meister
  ¥864 Amazon.co.jp (8/9執筆時)

 なお、こちらは、スピーカーコードが付属ですが、こだわりたい場合は、購入しても良いでしょう。

ーーーー

 201902021215.jpg

 【2018年】【ペア】

 27・DALI OBERON3 DW 【ウォルナット】
 28・DALI OBERON3 BA 【ブラック】
 29・DALI OBERON3 LO 【ライトオーク】
 30・DALI OBERON3 WH 【ホワイト】
  ¥65,580 Amazon.co.jp (8/9執筆時)

インピーダンス:6Ω
再生周波数帯域:47Hz〜26kHz
許容入力:150W(推奨)
最大入力:
バナナプラグ: 対応
サイズ:幅200×高さ350×奥行315mm

1・中音域の聴きやすさ ★★★★★★
2・重低音の迫力    
★★★★☆
3・高音域の伸び    
★★★★☆
4・
小音量の音質    ★★★★★
5・音のユニークさ   ★★★★★★

6・総合評価      ★★★★★★

 ただし、ソニーは、サラウンド感と解像感を重視した、どちらかと言えば、華やかな音質のスピーカーです。

 ジャズ・ロックから、ボーカルまで相当高レベルに再生されるのは、間違いありません。

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 とはいえ、ピュアオーディオ系の方で、「落ち着いて聴きたい」というニーズを追求するならば、ダリのOBERON3のほうが適合的だと思います。

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 スピーカーの間隔をとって、クラシック音楽などをゆっくりじっくり聴きたい「落ち着いた世代」の方は、こちらでしょう。

 たしかに、再生するソースは(割と)選びますし、ハイレゾ音源には向かない点で「クラシック」なスピーカーではあります。

 しかし、ウッドコーンウーファーを(頑なに)利用するという哲学もありますし、その上で、SMCマグネット4層CCAWなどを取り入れるという進取の気風もあります。

ーー

 201902021215.jpg

 31・DALI OBERON1 【各色】
  ¥48,100 Amazon.co.jp (8/9執筆時)

インピーダンス:6Ω
再生周波数帯域:47Hz〜26kHz
許容入力:150W(推奨)
最大入力:
バナナプラグ: 対応
サイズ:幅162×高さ274×奥行234mm

1・中音域の聴きやすさ ★★★★★★
2・重低音の迫力    
★★★★☆
3・高音域の伸び    
★★★★☆
4・
小音量の音質    ★★★★★
5・音のユニークさ   ★★★★★

6・総合評価      ★★★★★

 なお、価格的・サイズ的な面からDALI OBERON1を選んでも良いと思います。

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 同じ、OBERONシリーズですから、音の良さは同じです。

 とくに、設置場所にこだらずフランクに聴く場合、また、さほど大きな音量で聴かないならば、こちらの方が、小気味よい音を鳴らしてくれるでしょう。

補足:スピーカー関連記事の紹介

 というわけで、今回は、小型スピーカーの紹介でした。

  201809041634.jpg 

1・プリメインアンプの比較
2・ミニコンポの比較

3・PC用スピーカーの比較
4・Bluetoothスピーカーの比較

 なお、このブログ「モノマニア」では、スピーカー関連製品として次のような記事があります。

 こちらの記事もよろしくお願いします。

 最後になりましたが、この記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

 (今回は後編なので、前編記事を共有して頂ければなお嬉しいです)

 ではでは。

posted by Atlas at 11:50 | オーディオ製品

比較2019'【グレード別】PCスピーカー53機の音質とおすすめ・選び方:ハイレゾ対応(1)

【今回紹介する内容】2019年 パソコン用スピーカー人気46製品の性能とおすすめ:ハイレゾ対応アクティブスピーカー・アンプ内蔵デスクトップスピーカー・機種の違いやグレード別ランキング ONKYO JBL BOSE Fostex SONY YAMAHA マランツ DENON クリプトン

【紹介する製品型番】FOSTEX PM0.1e PM0.4c PEBBLES JEMBE JEMBEBLKJ NX-50 (B) Companion 2 Series III multimedia speaker system FOSTEX PM0.3(B) Bose Companion20 multimedia speaker system Bose M2 Computer MusicMonitor 77monitor GX-77M(B) WAVIO GX-70HD2(B) GX-D90(B) GX-100HD(B) GX-500HD SONY CAS-1 NX-N500(B) PM0.3H MACKIE CR3 Denon Professional DN-304SKRIPTON KS-3HQM KS-1HQM KS-9Multi Edifier ED-R1280T Creative GigaWorks T40 T20

今回のお題
最新のPC用スピーカーのおすすめはどの機種?

 どもAtlasです。

 今日は、2019年8月現在、最新のPC用のデスクトップスピーカー比較です。

201810201107.jpg

 Atlasが所有したり、試聴した、最新のPC用スピーカーを「音質重視」で46機種紹介します。

 格安な機種から、ハイレゾ音源対応機まで扱います。

ーー

1・音質の良さ  ★★★★★
2・重低音の迫力 
★★★★★
3・小音量の音質 
★★★★★
4・ハイレゾ再生 ★★★★★
5・設置スペース ★★★★★

6・総合評価   ★★★★★

 というわけで、以下では、上表のような基準から、各製品を比較・紹介していきます。

 そして、最後にAtlasのおすすめ機種!」を提案する形で記事を書いていきます。

ーーー

1・PC用スピーカーの比較【有線】
2・Bluetoothスピーカーの比較【無線】

 なお、今回は、有線方式(29機)Bluetooth形式(24機)と多いので2回続きの記事としています。

 201809041634.jpg

 そのため、Bluetoothでつなぐ方式でお考えの方は、恐れ入りますが、2番の記事【こちら】をご覧ください。

 よろしくお願いします。

1・PC用スピーカーの選び方の基本!

 「PC用のスピーカー」を選ぶ場合に最も重要なのは、「オーディオ用のスピーカーとの違い」を知ることです。

 両者は仕組みが異なるため、選び方自体も異なると言えます。特に、次の3点は必ず理解してから、具体的な購入製品を検討しましょう。

1・スピーカーにアンプが内蔵される点

 201601121735.jpg   

 第1に、PCスピーカーは、アンプが内蔵されたスピーカーであるという点です。

 パソコンの場合、本体で音を十分に増幅する機構がないため、アンプが内蔵されたスピーカーでないと音が出ません

 その点で、PCスピーカーとは、「ミニコンポ」の本体部分が内蔵されたスピーカー」と理解できるでしょう。

ーー

 結論的に言えば、PCスピーカーは、音質を重視する場合、アンプ部分の性能も考慮に入れながら製品を選ぶ必要があります。

2・視聴距離が近接視聴になるという点

 201810200940.jpg

 第2に、PCスピーカーは、耳の近くでの近接視聴するスピーカーだあるという点です。

 机の上に設置するため、スピーカーが大きすぎると、良好なステレオ感が得られません

 とくに小音量で再生したい場合、大きなスピーカーだと中・低音域が相当「劣化」します。ボーカルの再生や、セリフのある動画の再生がひどく聴き取りにくくなってしまう場合もあります。

ーー 

 結論的に言えば、PCスピーカーは、サイズを考慮して選ぶ必要があります。

 「オーディオ用スピーカー」は「サイズが大きい」ほど音質が良いというのが基本であり「常識」ですが、PCスピーカーの場合は異なる点、注してください。

3・スピーカーユニットが小さい点

 201806211740.jpg

 第3に、PCスピーカーに搭載されるユニットが小さい点です。

 PCスピーカーは小さいので、構造的な工夫がないと「低音域が弱くスカスカな音」しかでません。

 ピュアオーディオ系の音を好まれる方は、低音/高音が無理に強調される傾向のサウンドを嫌う人が多いです。

 しかし、PC用のスピーカーの場合、ボリュームを下げた場合など、(特に)低音域が足りない場合の支障が大きいです。

 そのため、ある程度「妥協」して、「PC用とはそういう類のスピーカー」だと思って楽しんだ方が、納得のいくスピーカーが選べるでしょう。

 201806211759.jpg

 なお、今回の記事では、高音域の再生力が高いハイレゾ音源に対応できる高級PCスピーカーも紹介します。

 ハイレゾ対応高級機の場合も、(多少ドンシャリしても)「低音が強い」という観点で選ぶと、近接視聴に向いたスピーカーを選べると思います。

ーーー

 というわけで、PC用スピーカーの選び方において「とくに重要な部分」を3点紹介しました。

 こうした観点に基づいて、以下具体的な機種の比較に入ります。

2・格安で音質の良いPCスピーカーの比較

 最初に比較するのは、「格安」で購入できるPCスピーカーです。

 音質面で良い傾向を持つ製品を中心に選びました。

 なお、以下の本文では、Atlasのおすすめできるポイントについては赤字で、イマイチな部分については青字で書いていきます。


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 【2017年】

 1・FOSTEX アクティブスピーカー PM0.1e
  ¥7,031 Amazon.co.jp (8/9執筆時)

ハイレゾ音源:未対応
スピーカー出力:5W
スピーカー直径:5.5cm
高音再生力:★★★☆☆ 35kHz
低音再生力:★★★☆☆ 80Hz
小音量再生:★★★★☆
ボリューム:調整可
PC接続方法:アナログ
サイズ:幅8.6×高さ17.5×奥行15.2cm

  PM0.1eは、日本の音響機器メーカーであるFOSTEX(フォスター電機)の発売するPC用スピーカーです。

 同社は、iPhoneの部品を供給するOEM企業としても有名ですが、「フォステクス」ブランドでPC用スピーカーも直売しています。

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 大きさは、幅8.6cm× 高さ17.5cm× 奥行15.2cmです。

 写真にあるように、小さいですので、耳までの視聴距離が短くても、ステレオ感が比較的得やすいです。本体は木製です。

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 PCとの接続は、アナログ方式です。

 1.5mのオーディオケーブルをパソコン本体の音声出力(ヘッドフォン端子)に接続すればそのまま使えます。ケーブルは付属しますが、音質面から市販のケーブルに替えることも可能です。

 定格出力は、5Wです。問題ないでしょう。

 201806211821.jpg

 スピーカーユニットの直径は、5.5cmです。

 トゥイータなしで、全音域をならすフルレンジユニットです。素材はグラスファイバー繊維です。

 あまり大きなユニットではないですが、低音が得やすいリアバスレフ構造を採用するため、試聴の限り、このクラスでは、それなりの音圧がありました。 

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 ボリューム調節は、調整つまみが本体の裏側にあります。

 そのため、普段の音量調整はパソコン側の音量で行うのが良いでしょう。

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 以上、FOSTEXPM0.1eの紹介でした。

 1万円以下の格安スピーカー中では安定した音が得られる製品です。音質は上位機種には及びませんが、費用対効果は高いです。


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 【ブラック】

 2・JBL PEBBLES JBLPEBBLESBLKJN
 3・JBL PEBBLES JBLPEBBLESWHTJN
  ¥4,661 Amazon.co.jp (8/9執筆時)

ハイレゾ音源:未対応
スピーカー出力:−−
スピーカー直径:5cm
高音再生力:★★★☆☆
低音再生力:★★★☆☆
小音量再生:★★★★☆
ボリューム:調整不可
PC接続方法:USB接続/アナログ
サイズ:幅7.8cm× 高さ13.2cm× 奥行15.0cm

 JBL PEBBLES は、アメリカの音響機器メーカーであるJBL発売するPC用スピーカーです。

 格安製品から超高級製品までラインナップがあり、味付けの少ない「JBLサウンド」は世界中にファンを持ちます。

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 大きさは、幅7.8cm× 高さ13.2cm× 奥行15.0cm です。

 机に無理なく置けるサイズです。

 PCとの接続は、この製品はデジタル方式です。

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 そのため、パソコン(Win&Mac)とは、付属のUSBケーブルでつなぐのが標準です。

 デジタル信号(0と1)でデータを送るためノイズに強く、雑味が少ない点で高音質です。

 ただし、デコードに使うコンバーター(D/Aコンバーター)の種類は不明です。

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 スピーカーは、直径は5cmのフルレンジユニットです。

 低音については、こちらもリアバスレフ構造を採用し、そこそこ低音がでます。入力ソースを選ばないでしょう。

 ボリューム調節は、調整つまみが本体の側面にあります(回転式)。電源スイッチもかねるので、背面にあるフォスター電機の製品より操作はしやすいでしょう。

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 以上、JBL PEBBLESの紹介でした。

 D/Aコンバーター内蔵の製品ですので、音質の劣化が少なく、クリアなサウンドが得られます。

 面白い形状をしていますが、奇をてらったものではなく、音質は良いです。価格も安いですし、音質を重視した場合、5000円前後の製品としては、この機種はおすすめです。


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 【各色】

 4・ヤマハ パワードスピーカー NX-50 (W)
 5・ヤマハ パワードスピーカー NX-50 (B)
  ¥11,485 Amazon.co.jp (8/9執筆時)

ハイレゾ音源:未対応
スピーカー出力:7w
スピーカー直径:7cm
高音再生力:★★★☆☆ 20kHz
低音再生力:★★★★☆ 55Hz
小音量再生:★★★★★
ボリューム:調整可(フロント)
PC接続方法:アナログ
サイズ:幅8.3×高さ18.4×奥行18.4cm

 NX-50 は、日本の音響機器メーカーであるヤマハから発売されているPC用スピーカーです。

 本体色は、多様で、白・黒・オレンジ・紫・シルバーから選択可能です。

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 大きさは、幅8.3cm× 高さ18.4cm× 奥行18.4cm  です。

 多少「背の高さ」があるモデルですが、実際は写真のように、台形をしているため圧迫感はありません。

 机に無理なく置けるサイズですし、斜め上に向かう形状的に、ステレオ感が得やすいフォルムです。


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 PCとの接続は、アナログ方式です。

 付属のケーブルをPCのステレオミニジャックにつないで使いますD/A変換は、PC側任せです。

 定格出力は、7Wです。小さめモデルとしては、割と余裕があります。

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 スピーカーの直径は、7cmです。

 フルレンジを再生する7cmのユニットが下部に付き、上部のバスレフポートが低音を補う構造です。

 チューニングもさほど偏りがなく、低音域が伸びやかに強調されつつも、バランスの取れた、ヤマハらしいサウンドです。

 また、この機種には、入力音量の大小により自動で低音域の補整する機能が付属します。そのため、小音量でもボーカルや台詞などが飛ばない点で優れます。

 ただ、この機能は、オフにできない仕様なので、小音量でも、低音を強調せずフラットに再生するのを好む方は、選ばない方が良いでしょう。

 ボリューム調節は、調整つまみが本体の前面にあるため、PCのほか、本体でも音量調節が可能です。

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 以上、ヤマハのNX-50 の紹介でした。

 1万円前後のスピーカーでは、音質が良く、オススメできる製品の一つです。スピーカーのサイズを含めて、基本スペックが上位のため、5000円前後のPCスピーカーとの機能差は明確に感じられます

 とくに、小音量でリスニングすることが予想できる方には、続いて紹介するBoseの機種と共に、オススメしたい機種の1つです。


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 6・Creative GigaWorks T20 Series II GW-T20-IIR
  ¥7,477 Amazon.co.jp (8/9執筆時)

ハイレゾ音源:未対応
スピーカー出力:14w
スピーカー直径:約6.8cm(実測)
高音再生力:★★★☆☆ 20kHz
低音再生力:★★★★☆ 50Hz
小音量再生:★★★★☆
ボリューム:調整可(フロント)
PC接続方法:アナログ
サイズ:幅8.46×高さ23×奥行14.3cm

 GigaWorks T20 は、シンガポールのCreativeが販売するPCスピーカーです。

 MIDI時代からサウンドカードが有名なPCオーディオブランドですね。。

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 大きさは、幅8.46×高さ23×奥行14.3cm です。

 ヤマハ以上に「背の高さ」があるモデルです。

 ただ、この製品も台形形状であり、圧迫感はありません。

 PCとの接続は、アナログ方式です。

 RCA-ステレオミニプラグ変換アダプタと両端ステレオミニプラグの2mのケーブルでつなげます。

 したがって、こちらもD/A変換は、PC側任せです。

 定格出力は、14Wです。

 サウンド面での音圧は、同社の昔からの「売り」です。純粋に迫力という部分だけとれば、ヤマハより鳴ります。

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 スピーカーの直径は、2ウェイ型を採用します。

 低音再生用のウーハーが、実測で6.8cm高音再生用のツイーターが1cmほどです。

 素材的には、ウーハーは、グラスファイバーコーン、ツイーターは、シルクコーンです。

 スピーカーが片方に2つある2ウェイ型の場合、一般的に、低音域と高音域の品質がアップします。一方で、「音の受け渡し」のある中音域(ボーカルなどの音域)は難が出る場合もあります。

 2WAY式として見ても、ツイーターが下方に配置される面白い構造ですが、ヤマハに比べると、低音域と高音域が強調される「派手め」のドンシャリした味付けですね。

 好みは分かれるでしょうが、「ファイナルファンタジーXIV推奨スピーカー」でもあるこちらは、ゲームには向くでしょう。

 ボリューム調節は、調整つまみが本体の前面にあります。

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 以上、CreativeGigaWorks T20 の紹介でした。

 個性的にスピーカーで、ユーザー評価が二分されやすいモデルです。

 小型でも、ゲームサウンドなど「ドンシャリ系」が「はまる」ジャンルに利用する場合は「向く」でしょう。

 しかし、万能選手ではなく、(オーディオ的な意味で)音楽も聴くという意味では、極端な仕上げのため、ヤマハの方がよいという機種です。

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 7・Creative GigaWorks T40 Series II GW-T40-IIR
  ¥7,853 Amazon.co.jp(8/9執筆時)

ハイレゾ音源:未対応
スピーカー出力:16w
スピーカー直径:約6.8cm×2(実測)
高音再生力:★★★☆☆ 20kHz
低音再生力:★★★★☆ 50Hz
小音量再生:★★★☆☆
ボリューム:調整可(フロント)
PC接続方法:アナログ
サイズ:幅8.46×高さ23×奥行14.3cm

 なお、この機種には上位機として、ウーハーをWで搭載する、3WAY式を採用する上位機があります。

 下位機種より中音域は補完された印象で、音圧(迫力)という意味でも有利です。ただ、この構成の場合、音量がある程度ないと、音がぼやける(ばらける)傾向です。

 基本的に下位機種の構成のほうが使い勝手が良く、「同社らしい」サウンドという気がしました。


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 8・Bose Companion 2 Series III
  ¥12,420 Amazon.co.jp (8/9執筆時)

ハイレゾ音源:未対応
スピーカー出力:ーーー
スピーカー直径:ーーー
高音再生力:★★★★☆
低音再生力:★★★★☆
小音量再生:★★★★★
ボリューム:調整可(フロント)
PC接続方法:アナログ
サイズ:幅8.0× 高さ19.0×奥行15.0cm

  Companion 2 Series III multimedia speaker systemは、アメリカの大手音響機器メーカーであるBOSEのエントリーモデルのPC用スピーカーです。

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 BOSEは、世界的な音響メーカーです。

 創業者のボーズ博士の「アコースティックマス理論」以来、伝統的に「低音の迫力を重視」した構造を社是としています。

 独特の「味付け」を嫌う人もいますが、低音を重視するべきPCスピーカーには、その傾向がマッチしていると言えます。

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 大きさは、幅8.0cm× 高さ19.0cm× 奥行15.0cm  とヤマハとほぼ同様のサイズです。

 机に無理なく置けるサイズです。また、この機種も斜め上に向かう形状で、ステレオ感が得やすいフォルムです。

 PCとの接続は、アナログ方式です。

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 スピーカーの直径は、Boseは一切非開示です。

 ただ、目測数値で、5cmほどです。低音域は、リアダクトのバスレフ式ですが、ヤマハ以上に出ている印象です。

 また、入力した音源を独自にデジタル処理しているので、明瞭感も高いです。とくに無音時のノイズのなさは、BOSEは定評があります。

 小音量の再生も、ヤマハのように、入力音量の大小により自動で低音量の補整する機能が付属します。

 さらに、「TrueSpace ステレオ・デジタル・シグナル・プロセッシング回路」を搭載しています。近接視聴時は、音の広がりを得にくいことが多いですが、 これにより、同社特有のサラウンド感を得ることができます。

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 以上、Companion 2 Series IIIの紹介でした。おそらく、ヤマハのNX-50 とどちらを選ぶか悩ましい機種です。

 優秀な機種で「BOSEサウンド」特有の「低音の味付け」も好ましい方向で作用していると思います。一方、外国ブランドである分だけ、ヤマハに比べるとやや「プレミア価格」ですね。


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 9・Edifier ED-R1280T
  ¥12,420 Amazon.co.jp (8/9執筆時)

ハイレゾ音源:未対応
スピーカー出力:21w
スピーカー直径:10.1m+1.3cm
高音再生力:★★★☆☆
低音再生力:★★★★☆
小音量再生:★★★☆☆
ボリューム:調整可(フロント)  
PC接続方法:アナログ×2
サイズ:幅14.6c×高さ23.4×奥行19.6cm

 ED-R1280T は、中国の音響メーカーのエディファイヤーが販売するマルティメディアスピーカーです。

 日本では、PC周辺機器メーカーのプリンストンが代理店となっています。米Amazonで売れ筋となり、ワールドワイドで知名度が上がりました。

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 大きさは、幅14.6cm× 高さ23.4cm× 奥行19.6cmです。

 幅が10cmを超えており、机におくと多少圧迫感があるかもしれません。棚などに置きたいところです。

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 PCとの接続は、アナログ方式です。

 付属のケーブルをPCのステレオミニジャックにつないで使います。また、こちらの機種の場合は、アナログRCAケーブルにも対応します。RCAポートは2つあるため、複数の機器が同時に利用できます。

 まお、ステレオジャックとの接続は、付属の3.5mm-RCAケーブルで利用する形式です。

 定格出力は21Wです。本体が大きいこともあり、PC用スピーカーとしてはパワーがあります

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 スピーカーの直径は、2WAY式ですので、低音再生用のウーハーが10.1cm高音再生用のツイーターが1.3cmです。

 素材的には、ツイーターがシルクコーンで、ウーハーがPPコーンです。割とよく見られる構成です。

 前面に大きめのバスレフポートがあります。このタイプの場合、低音域の音抜けがよくなるのでPC向きです。ただ、小さめなツイーターとも合わせて、キレは多少悪い印象で、もっさり感は多少あります。

 小音量での再生は、一方、ここまで大きなスピーカーユニットの場合、夜間など、近接して小音量で再生する場合に、バランスが取れなくなる(もわっとした感じになりやすい)傾向です。

 ある程度の音量で聴く「デイタイム用」のPCスピーカーです。

 ボリューム調節は、サイド及びリモコンで可能です。こちらの場合、高音域と低音域のバランスもダイヤル調整できるので、しっかり調整し、じっくり使い込めば、Atlasの印象も変わるかも知れません。

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 以上、エディファイヤのED-R1280Tの紹介でした。

 試聴の限り、米国Amazonで人気が火がついた、という理由が分かる気がする製品でした。低音の重層感は、1万円前後の製品としては良いです。

 その点で人気があった、マランツのStudio Scope 3が終売気配なので、代替機として割とよさげです。

 ただ、デスクトップ用として、日本の環境で利用する場合、本体サイズの点と、特に小音量で再生をする場合は、慎重になるべき部分もあります。


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 【2014】

 10・MACKIE マッキー CR3 ペア
  ¥11,968 Amazon.co.jp (8/9執筆時)

ハイレゾ音源:未対応
スピーカー出力:50w
スピーカー直径:7.6cm+2.5cm
高音再生力:★★★☆☆ 20kHz
低音再生力:★★★☆☆ 80Hz
小音量再生:★★★☆☆
ボリューム:調整可(フロント)  
PC接続方法:アナログ
サイズ:幅14.0×高さ20.8×奥行15.8cm

 CR3 は、MACKIEの販売するマルチメディア対応スピーカーです。

 マッキーは、ミキサーなどスタジオの音響機器の会社で、この機種もDTM用のスピーカーという位置づけです。

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 大きさは、幅14.0cm× 高さ20.8cm× 奥行15.8cm となります。

 こちらも、幅が10cmを超えており、机におくと多少圧迫感があるかもしれません。もちろん、DTM用として、スピーカーが「主要な仕事」をすべき環境ならば、良いでしょう。

 PCとの接続は、アナログ方式です。

 付属のケーブルをPCのステレオミニジャックにつないで使います。

 また、こちらの機種の場合は、アナログRCAケーブルにも対応します。

 仕組み上面白いのは、アンプや電源が搭載される側のスピーカーを左右どちらでも選べる仕様である点です。このための切替スイッチがあります。

 定格出力は、DTM用の音楽専用機と言うことで、かなり強めの50Wです。

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 スピーカーの直径は、低音再生用のウーハーが7.6cm高音再生用のツイーターが1.9cmです。

 「ツイン構造」である点で、マランツと同じ特長欠点を抱えるでしょう。

 小音量での再生は、とくに、音圧を重視した設計であるため、得意ではない仕様です。ワンルームマンションなど、隣人がいる環境では、夜中に使わない方が良いでしょう。

 ボリューム調節は、調整つまみが本体の表面にあるため、便利です。

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 以上、マッキーのCR3 の紹介でした。

 ホームスタジオを作ろうと考えている方向けの実用モデルでしょう。

 ただ、「聴き疲れしやすい」仕様とも言えますので、ゲームなど普段使い用・長時間再生用に向いている機種ではないと言えます。


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 【2019】

 11・JBL 同軸パワードステレオモニター 104-Y3
  ¥17,496 Amazon.co.jp (8/9執筆時)

ハイレゾ音源:未対応
スピーカー出力:30W
スピーカー直径:11.4cm+1.9cm
高音再生力:★★★☆☆ 20kHz
低音再生力:★★★☆☆ 60Hz
小音量再生:★★★★☆
ボリューム:調整可(フロント)  
PC接続方法:アナログ
サイズ:幅15.4×高さ12.5×奥行12.5cm

 104-Y3は、アメリカのJBLの販売するマルチメディア対応スピーカーです。

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 大きさは、幅15.4×高さ12.5×奥行12.5cmとなります。

 写真では多少小さめに見えますが、実際は、結構大きいです。

 PCの脇と言うより、左右の専用スペースに広く置きたい製品です。

 実際「パワード・スタジオモニター」として、プロが、「サブスピーカー」として利用することを想定しています。

 PCとの接続は、こちらもアナログ方式です。

 マスタースピーカーには、全面にヘッドホン端子があり、やはり、スタジオモニターとして便利です。

 定格出力は、30Wです。

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 スピーカーの直径は、低音再生用のウーハーが11.9cm高音再生用のツイーターが1.9cmです。

 ウーハーの中にツイーターが内蔵される同軸型です。最近の新設計では珍しい構成ですが、この方式は昔からあります。

 音の発生源が分散しないため、定位感(ステレオ感)が良くなると言われます。

 音質的には、JBLらしく、中音域を充実させつつ、聴き疲れしない程度の低音がなる構成です。意外とモダンな形状ですが、実際は味付けの少なめの音です。

 小音量での再生は、JBLもわりと優秀です。

 ボリューム調節は、調整つまみが本体の表面にあるため、便利です。

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 以上、JBLの104-Y3の紹介でした。

 新設計で、形状的に「格好良い」オーディオです。

 音も「同軸型」という他社にはない「ワンポイント」があるため、そちらが「選ぶ理由」になると思います。

 1万円前後の製品としは「哲学」を感じる、面白い機種です。


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 12・FOSTEX アクティブスピーカーPM0.4c
  ¥21,230 Amazon.co.jp (8/9執筆時)

ハイレゾ音源:未対応
スピーカー出力:30w
スピーカー直径:1.9cm+10cm
高音再生力:★★★☆☆ 20kHz
低音再生力:★★★★☆ 20Hz
小音量再生:★★☆☆☆
ボリューム:調整可(フロント)  
PC接続方法:アナログ
サイズ:幅13× 高さ22× 奥行16.9cm

  PM0.4cは、日本のフォスター電機が発売するステレオスピーカーです。

 本体色は、白と黒から選択可能です。

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 大きさは、スピーカーユニット単体で、幅13× 高さ22× 奥行16.9cmです。

 アンプ内蔵スピーカーですが、机の幅で納めるには大きすぎるでしょう。近接視聴には向きません。

 PCとの接続は、アナログ方式です。

 アナログRCAケーブルのみ付属します。

 定格出力は30Wです。

 ほぼ同じサイズのマッキーと比べると出力は控えめです。

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 スピーカーの直径は、低音再生用のウーハーが10cm高音再生用のツイーターが1.9cmです。

 ウーハーは、割と大きめですので低音は充実するでしょう。ただし、音場を作るにはある程度スピーカーを離さないと行けないため、やはり、デスクトップ用ではないですね。

 ボリューム調節は、後部にあります。

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 以上、フォスター電機のPM0.4cの紹介でした。

 今回はPC用スピーカーと銘打った比較なので、残念ながら選外とはなりそうです。ただ、アンプ搭載型のアクティブスピーカーと考えれば、値段以上の働きをしてくれそうです。

 近接視聴をする必要がない環境ならば、こちらを導入するのも手でしょう。


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 13・Bose Companion20
  ¥27,494 Amazon.co.jp (8/9執筆時)

ハイレゾ音源:未対応
スピーカー出力:ーーー
スピーカー直径:7.0cm
高音再生力:★★★★☆
低音再生力:★★★★★
小音量再生:★★★★★
ボリューム:調整可(コントールポッド)
PC接続方法:アナログ(オーディオケーブル)
サイズ:幅9.0× 高さ22.0×奥行14.7cm

 BOSECompanion20 multimedia speaker systemは、アメリカのBOSEのPC用スピーカーの最上位機です。

 なお、以前は、Bose M2 Computer MusicMonitorというハイエンド製品がありました。

 しかし、2018年2月に生産終了となっており、これが「最上位」です。

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 大きさは、幅9.0cm× 高さ22.0cm× 奥行14.7cmとなります。

 先ほど紹介したBoseのスピーカーより僅かに大きいです。ただ、机に無理なく置けるサイズである点では同じです。

 PCとの接続は、他社同様に、ステレオミニケーブルを使うアナログ方式です。

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 スピーカーの直径は、直径7cmです。

 下位機種と同じく、ウーハーとツイーターを分けない、フルレンジタイプです。

 低音域は、Bose独自の「カタツムリ型」バスレフ構造とあわせて、省スペースモデルの能力を越えた音圧です。

 中・高音域の再生力についても、優れており、音潰れが少ないと言えます。綿密な筐体設計をするBOSEらしく、無音時のノイズもなく、また、再生時の臨場感もかなり高いです。

 小音量での再生は、もちろん、バランス感があり高レベルです。

 PCとの接続は、アナログ方式です。ただ、入力してからはやはりDSP技術でデジタル処理がなされ、音質は高いです。

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 ボリューム調整は、丸いコントローラーで行います。こちらは、電源ボタンとしても機能するほか、ヘッドホン端子も付属します。

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 以上、Bose Companion20の紹介でした。

 下位機種と2万円ほどの差がありますが、そもそもスピーカーユニットのサイズや構造が異なるため、聞き比べてもその違いは明確に分かります。

 PC用として音質は相当良いので、予算があれば、選んで良い機種だと思います。

3・ハイレゾ対応のPCスピーカーの比較

 つづいて、ハイレゾ音源に対応するタイプのPC用スピーカーについて書きます。

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 ハイレゾとは、業界ではSONYなどが主導している、CDを超える音質の音源です。

 CD音源や無圧縮音源は、音楽メーカーが録音したマスター音源などを加工する際、高域帯の原音については約20kHzで切られてしまいます。データ容量を節約するためです。

 しかし、アーティストがスタジオで録音する際のマスターテープは、これ以上のクオリティで取るのが普通です。電子化される以前のものも然りで、クラシックやジャズの名盤が、最近ハイレゾで再編集されて販売されています。

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 例えば、E-ONKYO やSONYのMoraどが有名で、多くのアーティストの作品がハイレゾ音源で入手できます。

 なお、現在的には、こうした音源をお持ちでない方が大半でしょう。しかし、この先数年で、Apple itunesその他が導入するという観測もあります。

 また、通常音源の再生についても、音質が期待できるモデルですから、よろしければ、引き続きご覧ください。

ーー

高音再生力:★★★★☆ 40kHz

 なお、規格値としては、各製品の「スペック表」で出している高音再生力の値が40kHz以上であるスピーカーが「ハイレゾ対応機」となります。

 以下では、こうした機種だけを選りすぐって紹介していきます。


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 14・FOSTEX PM0.3H(B) 【黒】
 14・FOSTEX PM0.3H(W)【白】
  ¥11,661 Amazon.co.jp (8/9執筆時)

ハイレゾ音源:未対応
スピーカー出力:15w
スピーカー直径:7.5cm+1.9cm
高音再生力:★★★★☆ 40kHz
低音再生力:★★★☆☆ 110Hz
小音量再生:★★★☆☆
ボリューム:調整可(リア)  
PC接続方法:アナログ
サイズ:幅10.0× 高さ18.5×奥行13.0cm

 PM0.3Hは、FOSTEX(フォスター電機)が販売するハイレゾ音源対応スピーカーです。

 全メーカー通してみても、ハイレゾに対応するスピーカーとしては最安レベルです。

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 大きさは、幅10.0cm× 高さ18.5cm× 奥行13.0cm  となります。

 同社の下位シリーズと異なり新しく設計した本体で、全体的にコンパクトです。こちらも、机に無理なく置けるサイズです。

 PCとの接続は、アナログ方式です。付属のケーブルをPCのステレオミニジャックにつないで使います。ケーブルは、1.5メートルのものが付属します。

 定格出力は15Wです。

 スピーカーの直径は、低音再生用のウーハーは7.5cm高音再生用のツイーターは1.8cmです。

 同社の下位機と同じですが、改良により、ハイレゾに最低限必要な40kHzに対応させています。

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 13・FOSTEX PM-SUBmini2
  ¥14,186 Amazon.co.jp (8/9執筆時)

 なお、メーカーでは、上図のような出力50Wのサブウーハーとのセットも提案されています。

 配線は、PCからサブウーハーのRCA(アナログ端子)に付属ケーブルでつなぎ、そこから付属ケーブルで、PCスピーカーに接続する方法です。難点は、配線が複雑で、机上の美観の維持が難しい点ですね。

 ボリューム調節は、同社の下位機種と同じで、調整つまみが本体の裏面にあるため、レベル設定後は、PC本体で調整するのが通常の使用法です。

---

 以上、フォステックスPM0.3Hの紹介でした。

 ハイレゾ対応の「入門機」としてコスパが圧倒的に良い製品です。

 DTMでのハイレゾ再生を試してみたい方に良いでしょう。ただ、イレゾ再生に重要な高音再生力は、40kHzと最低限である点で、入門機の域を脱してはいません。


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【各色】

 15・ONKYO WAVIO GX-70HD2(B)
 16・ONKYO WAVIO GX-70HD2(W)
  ¥15,980 Amazon.co.jp(8/9執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スピーカー出力:11w
スピーカー直径:10cm+2cm
高音再生力:★★★★ 100kHz
低音再生力:★★★★☆ 48Hz
小音量再生:★★★☆☆
ボリューム:調整可(フロント)
PC接続方法:アナログ×2
サイズ:幅12.3×高さ22.5×奥行20.3cm

 GX-70HD2は、ONKYOのハイレゾ対応スピーカーです。

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 スピーカーの大きさは、幅12.3m× 高さ22.5cm× 奥行20.3cm  となります。

 幅が10cmを超えます。ギリギリの水準で机に置けないこともないですが、書棚やスピーカースタンドなどに置くのが望ましそうです。

 PCとの接続は、アナログ方式です。ハイレゾ音源の再生については、PCのDACの品質に左右される部分もあるでしょう。

 定格出力は、11Wです。サイズ感からすれば、平均値より低いでしょうか。

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 スピーカーの直径は、低音再生用のウーハーが10cmで、高音再生用のツイーターが2cmです。

 ツイーターとウーハーのツイン構造です。ハイレゾに多く見られる構成ですが、高音域の解像感は高いです。

 ただ、低音は、スピーカー出力が11Wと小さいことや、オンキヨースピーカーの「売り」であるA-OMFコーン素材をウーファーに採用していない点が作用して、イマイチです。

 小音量での再生も、イマイチです。

 ボリューム調節は、こちらも、前面で調整が可能です。また、ボリューム以外に、高音と低音のトーンの調整も可能です。

---

 以上、ONKYOGX-70HD2の紹介でした。

 あまり小さいとは言えないため、机上ではステレオ感は得られないでしょう。ただ、比較的広めの机で利用する、デスクトップPC用の中型スピーカーとしては、優秀なモデルの1つだと思います。


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 17・ONKYO WAVIO GX-D90(B)【黒】
 18・ONKYO WAVIO GX-D90(Y)【木目】
  ¥19,281 Amazon.co.jp (8/9執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スピーカー出力:15w
スピーカー直径:9cm+2cm
高音再生力:★★★★☆ 90kHz
低音再生力:★★★★☆ 48Hz
小音量再生:★★★☆☆
ボリューム:調整可(フロント)
PC接続方法:アナログ+光デジタル
サイズ:幅12.3×高さ22.9×奥行19.5cm

 GX-D90(B) も、ONKYOの中位モデルのハイレゾ対応スピーカーです。

 スピーカーの大きさは、幅12.3m× 高さ22.9cm× 奥行19.5cm となります。

 サイズ感は、1つ上の製品とほぼ同じです。無理なく机における「ギリギリ」でしょう。

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 PCとの接続は、この製品は、アナログ方式デジタル方式が選べます。

 ただし、デジタル入力は、光デジタル入力を利用します。

 この場合、内蔵されるDAC(デジタル方式の際に、信号をスピーカーに出力するためアナログに変換する回路)は、24bit/96kHz対応となり、「ハイレゾ基準」です。

 定格出力は15Wです。

 スピーカーの直径は、低音再生用のウーハーが9cmで、高音再生用のツイーターが2cmです。

 こちらも、A-OMFコーン素材をウーファーに採用していない機種は残念です。

 ハイレゾ再生については、高音再生力90kHzと余裕があります。一方、低音については、フロントのバスレフ式で、わりと充実します。

 小音量での再生は、ある程度の距離をとらないと、音質的には、やや「厳しい」でしょう。

 ボリューム調節は、こちらも、前面で調整が可能です。また、ボリューム以外に、高音と低音のトーンの調整も可能です。

---

 以上、ONKYOGX-D90の紹介でした。

 デジタル接続に対応する本格的な機種です。

 お持ちのPCに光出力端子がある場合は、良い選択肢でしょう。ハイレゾ用と考えた場合も高音再生力90kHzと十分なスペックです。


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 【在庫限り】

 19・ONKYO 77monitor GX-77M(W)
 20・ONKYO 77monitor GX-77M(B)
  ¥23,544 楽天市場 (8/9執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スピーカー出力:15w
スピーカー直径:10cm+2cm
高音再生力:★★★★ 100kHz
低音再生力:★★★★☆ 40Hz
小音量再生:★★★☆☆
ボリューム:調整可(フロント)
PC接続方法:アナログ+光デジタル
サイズ:幅13.7× 高さ22.9×奥行19.6cm

  GX-77M も、日本の音響機器メーカーであるONKYOのハイレゾ対応スピーカーです。

 スピーカーの大きさは、幅13.7m× 高さ22.9cm× 奥行19.6cm と、こちらも幅がある機種です。

 大きいため、長さ1〜1.2メートルほどの標準的な学習机・事務机ほどのサイズだと、ステレオ感が若干得にくいと思います。どちらかと言えば、机上棚などのラックに入れて、机に向けて音楽を流すのに向くサイズです。

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 PCとの接続は、こちらも、アナログ方式デジタル方式が選べます。

 内蔵されるDACは、イギリスのWolfson社の高性能DACが採用されています。ソニーのアンプなどにも採用されている実績のあるDACです。24bit/192kHzの音源まで対応できます。

 定格出力は、15Wです。それなりのパワーです。

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 スピーカーの直径は、低音再生用のウーハーが10cmで、高音再生用のツイーターが2cmです。

 下位機種と見比べて貰うと分かりやすいですが、こちらは、ツイーターがウーハーの真ん中に内装されており、同心円構造になっています。ONKYOの上位機にも搭載される方式です。

 音波の到達距離が一致することなどから、「ツイン方式」の難点である、音を受け渡す「中音域の音質のつながりの違和感」が緩和できています。

 また、ツイーターにイコライザーを搭載することで、再生周波数範囲が広く100kHzという広い再生域を持ちます。ハイレゾ再生機として十分なスペックです。

 低音域40Hzまで再生可能です。ONKYOらしく、4重構造のA-OMFコーンを採用しており、低音域の再生力は高いです。

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 小音量での再生は、意外に大丈夫です。

 口径の大きなスピーカーですが、キチンと調整したら小音量でも聴かせてくれます。同社の最上位機のスピーカー(50万クラス)で培ったTAS方式(同心円構造)であるからでしょうか。

 ボリューム調節は、前面で調整が可能です。また、ボリューム以外に、高音と低音のトーンの調整も可能です。

---

 以上、ONKYOGX-77Mの紹介でした。

 ハイレゾに高度に対応するスピーカーとしては価格も安く、導入しやすいスピーカーです。ONKYOのスピーカー限定で考えても、このグレードから「A-OMFコーン」や「TAS方式」など、独自技術が使われます。

 ただ、サイズ的な問題で、一般的なサイズの机の上にスピーカーを置いて利用する場合、(ギリギリまで)両脇によせるなどの工夫は必要でしょう。


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 21・ONKYO GX-100HD(B)
  ¥28,012 Amazon.co.jp  (8/9執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スピーカー出力:15w
スピーカー直径:12cm+3cm
高音再生力:★★★★★ 100kHz
低音再生力:★★★★☆ 50Hz
小音量再生:★★★☆☆
ボリューム:調整可(フロント)
PC接続方法:アナログ+光デジタル
サイズ:幅14.0×高さ26.0×奥行18.0cm

 GX-100HDは、ONKYOのハイグレードなハイレゾ対応スピーカーです。

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 スピーカーの大きさは、幅14.0m× 高さ26.0cm× 奥行18.0cmです。

 ここまで紹介してきた機種よりも一回り大きいです。机で置く場合は、幅と高さについてよくよく注意してください。

 PCとの接続は、こちらはデジタル方式が可能です。内蔵されるDACは、24bit/96kHz対応GX-D90と同じです。

 定格出力は12Wです。

 201806220948.jpg

 スピーカーの直径は、低音再生用のウーハーが12cmで、高音再生用のツイーターが3cmです。

 下位機種と比べた場合、こちらは「ツイン方式」です。また、ツイーターが高性能なリングツィーターです。

 そのため、ノイズレスで伸びやかな高音を得ることができます。実際、高音再生力も100kHzとなります。さらに伸びやかですね。 高音域のボーカルなどがより鮮明に聞こえるでしょう。低音域についても4重構造のA-OMFコーンを採用し、十分な音量が出ます。

 小音量での再生は、一方で、あまり向かない仕様で、昼間限定に利用したいものです。

 ボリューム調節は、こちらも、前面で調整が可能です。また、ボリューム以外に、高音と低音のトーンの調整も可能です。

---

 以上、ONKYOGX-100HDの紹介でした。

 価格は高いですが、高性能なリングツィーターと性能の良いA-OMFコーンを採用している点で、下位機種と明確な性能差があると言える機種です。「ちょっと高級な」ハイレゾ対応スピーカーを選びたいならば、選んで良い機種です。

 ただし、サイズの面と音量の面で、完全に「音楽再生用途にPCを利用する方」以外は「邪魔」でしょう。


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 22・ONKYO GX-500HD
  ¥44,125 Amazon.co.jp
  (8/9執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スピーカー出力:40w
スピーカー直径:10cm+3cm
高音再生力:★★★★★ 100kHz
低音再生力:★★★★★ 50Hz
小音量再生:★★★☆☆
ボリューム:調整可(フロント)
PC接続方法:アナログ+光デジタル
サイズ:幅16.9×高さ26.3× 奥行24.0cm

 GX-100HDは、ONKYOの、最も高級なハイレゾ対応PCスピーカーです。

 スピーカーの大きさは、幅16.9m× 高さ26.3cm× 奥行24.0cmです。

 GX-100HDに比べても一回り大きなスピーカーです。PC用スピーカーの部類とは言え、専用スタンドが必須の機種と言えます。

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 PCとの接続は、こちらについてもデジタル方式が可能です。内蔵されるDACは、24bit/96kHz対応GX-100HDと同じです。

 定格出力は40Wとかなり強力です

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 スピーカーの直径は、低音再生用のウーハーが10cmで、高音再生用のツイーターが3cmです。 

 ウーハーについては、この機種は一体成形の新型ユニットを採用します。

 そのため、低音域の力強さは、下位モデルと明確な機能差があります。また、電源周りも高性能部品を使うなど強化されており、低ノイズ化と強力なパワーを両立させています。

 小音量での再生は、近接視聴を前提とした機種ではないので比較できません。ただ、スタンド利用など、ある程度離れた場所から聴く場合は、それなりです。

---

 以上、ONKYOGX-500HD の紹介でした。

 GX-100HDとは5000円ほどの価格差ですが、とくに低音再生に影響する部分の強化が見られます。ある程度広い部屋で、スタンドなどで運用するつもりならば、この機種を選ぶのもありでしょう。

 ただし、下位機種と同じく、USB接続非対応なので、デジタル接続には、光デジタル端子が必要な点は注意してください。


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 23・SONY CAS-1 W
 24・SONY CAS-1 B
  ¥78,427 Amazon.co.jp (8/9執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スピーカー出力:24w
スピーカー直径:6.2cm+1.4cm
高音再生力:★★★★★ 50kHz
低音再生力:★★★★★ 60Hz
小音量再生:★★★★★★
ボリューム:調整可(フロント)
PC接続方法:USB/アナログ/光デジタル/無線
サイズ:幅9.5× 高さ17.8×奥行17.2cm

 CAS-1コンパクトオーディオシステムは、SONYから発売されているハイレゾ対応スピーカーです。

 ONKYO同様に、SONYもハイレゾに力を入れているメーカーです。

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 スピーカーの大きさは、幅9.5m× 高さ17.8cm× 奥行17.2cm  です。

 こちらについてはかなり小さく机の上に置いても、ステレオ感を得られるサイズです。

 こちらの場合、写真のように、幅5.5cm×高さ17.8mm×奥行き21.0mmのコントロールユニットが別に必要です。

 ただ、それを加味しても、写真のように机に十分置けるサイズです。70センチほどスピーカーから距離が取れれば十分です。

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 PCとの接続は、複数選べますが、デジタル方式をオススメします。

 WindowsやMacから付属のUSBケーブルで接続すれば、ハイレゾ音質のデータ転送が可能です。

 また、こちらはブルトゥース接続にも対応します。ただし、ハイレゾ音質で転送したい場合、LDACという圧縮規格に機器側が対応する必要があります。PCで対応しているものはありませんので、現状はUSB接続を選ぶ必要があります。

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 定格出力は、24Wと強力です

 スピーカーの直径は、低音再生用のウーハーが6.2cmで、高音再生用のツイーターが3.4cmです。

 下部にバスレフ用ダクトがある設計です。長めのスパイクを採用し、空いた空間を上手に利用しています。特にウーハーは、カーボンファイバー製で低音の響きが良いです。

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 小音量再生については、ON/OFF式のLow Volume Modeが採用されます。

 これが結構良くできており、BOSEのスピーカーなどと同じく、音量を下げてもボーカルなどが隠れずに再生してくれます。この部分の性能はONKYOよりもだいぶ良いと思います。

 ボリューム調節は、コントロールユニットが付属するため、こちらも前面で調整が可能です。また、この機種はリモコンも付属するため、リモコンでの操作も可能です。

---

 以上、SONYCAS-1の紹介でした。

 現在的にデスクトップで近接視聴できるハイレゾスピーカーとしては唯一の選択肢です。音質も良く、小音量再生も対応できるため、「ハイレゾ対応スピーカーとして買って間違いない機種」だと思います。

 なお、AtlasもiMacをハイレゾに対応させるため、このスピーカーを導入しています。

 Boseとの音質の違いになれるまで1週間ほど費やしましたが、導入した甲斐がありました。通常音源(CD音源や圧縮音源)の再生も、スピーカーに搭載されるDSEE HXにより、ハイレゾ音質までアップスケーリングしているためか、音質が高いです。

後編の予告!
パソコンスピーカーのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、PC用スピーカーを比較・紹介しました。

 記事はもう少し続きます。

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ヤマハ パワードスピーカー NX-N500(B)
クリプトン KRIPTON KS-3HQM
クリプトン KRIPTON KS-1HQM
クリプトン KRIPTON KS-9Multi

 続く後編記事(こちら)では、今回紹介が漏れたヤマハ製品のほか、日本のオーディオブランド「クリプトン」の製品を紹介します。

1・音質の良さ  ★★★★★
2・重低音の迫力 
★★★★★
3・小音量の音質 
★★★★★
4・ハイレゾ再生 ★★★★★
5・設置スペース ★★★★★

6・総合評価   ★★★★★

 その上で、今回紹介した全機種から、目的別・予算別に「Atlasのおすすめ機種!」を提案していきます。

 引き続きよろしくお願いします。

 後編は→こちら

 最後になりましたが、今回の前編記事がお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 11:04 | オーディオ製品

2019年07月31日

比較2019'【ハイレゾ対応】ポータブルアンプ20機のおすすめ・選び方:iPhone Android スマホ対応

【今回レビューする内容】2019年 ハイレゾ対応ポータブルヘッドホンアンプの性能とおすすめ・選び方:人気機種の違いと人気ランキング iPhone iOS Android対応

【紹介する製品型番】ONKYO DAC-HA200(B) DENON DA-10SPEM TEAC HA-P50SE-B HA-P90SD-B SONY PHA-1A PHA-2A PHA-3 JVC SU-AX01 Pioneer XPA-700 iFI Audio USBDAC nano iDSD Black Label FiiO Q1 MarkII Fiio A5 A3 CHORD Mojo MOJO-BLK iFi xDSD FiiO Q5 FIO-Q5-AM3B FIO-Q5-AM3A FIO-K3

今回のお題
音質の良いハイレゾ対応ヘッドホンアンプのおすすめはどれ?

 ども、Atlasです。

 今日は、2019年7月現在、最新のハイレゾ対応ポータブルヘッドフォンアンプを比較します。

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 ポタアンは、スマホPCなどの音質アップにおいて、最も手軽かつ最適な機器です。

 以下の記事では、「ポタアンの選び方の基本」を紹介したあと、それに基づき、最新製品のスペックを詳しく比較します。

---

1・軽量性    ★★★★★
2・音質の良さ  ★★★★★
3・対応音源の幅 ★★★★★
4・スマホ接続  ★★★★★
5・バッテリー  ★★★★★

6・総合評価   ★★★★★

 そして、最後の「結論」部分では、上表のようなポイントから、「Atlasのおすすめ機種!」を提案する形で記事を進めていきます。

1・ポータブルアンプの選び方の基本

 ポータブルアンプは、かなりニッチな製品です。

 そのため、5年以上前に製造された機種もまだ「最新機」だったりします。

 物によっては、「在庫があるから仕方なく売っている」という製品もあるため、「現在の水準」に見合った製品を選ばないと、「失敗」することもあります。

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 結論的にいえば、10万円以内のポタアンを選ぶ場合、「ハイレゾ音源に対応」できていれば、陳腐化が進んでいない「現在水準の機種」と見なせます。

1・サンプリング周波数
 = 96kHz以上
2・ビット数
 = 24bit以上

 「ハイレゾ音源に対応」させる場合、各製品のサンプリング周波数ビット数でいう2つの数値が、上表の基準を(最低限)上回る必要があります。

 CD音源時代は、33.1kHz/16bitあれば良かったため、要求水準は「厳しい」と言えます。

 今回の記事は、こうした基準をクリアした機種「だけ」紹介しています。


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 ハイレゾ音源は、E-ONKYO や、MORA など売られています。これらのハイレゾ音源(Flac/WAV)は、たいていのソースは、96kHz/24bitの音源です。

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 5万円以上の高性能なポタアンは、このスペックを超えた周波数・ビット数の音源も再生できます。

 ただ、こうした音源は、「多くの音楽を楽しむ」というより「音の良さを楽しむ」類のものです。そのため、「音楽を聴きたい」方は、あまり考慮に入れなくて良いでしょう。

 結論的にいえば、96kHz/24bit基準さえ超えたポタアンなら、そうそう「ハズレ」はありません。十分な性能なポータブルアンプと言えるでしょう。


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 一方、ハイレゾの音質を「フル」に活かして聴きたい場合、ポタアンに付ける再生機器(イヤホン/ヘッドフォン/スピーカー)もハイレゾに対応する必要があります。

 具体的に言えば、高音域の再生周波数帯域40kHz以上出せる再生機器(イヤホン/ヘッドフォン)でないと、ポタアンの性能を活かせません

 それぞれの対応機器の探し方については、今回のポタアン紹介記事の記事の最後で、改めて説明します。

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 なお、iOS系のスマホで再生したい場合、iTunesはハイレゾ再生に未対応です。

 そのため、ONKYOのHFプレーヤーなどの、ハイレゾ音源専用のアプリをダウンロードして使います。こちらは無料でダウンロードできます。

---

 以上、ポータブルアンプを選ぶ場合の基本を紹介しました。

 こうした要素をふまえつつ、以下で、価格別にポタアンを細かく比較していきます。

2・低価格なポータブルアンプの比較

 ここからは、ハイレゾ対応のポタアンとしては、比較的値頃と言える1万円〜3万円台の製品を紹介します。

 なお、以下の本文では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


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 1・ONKYO DAC-HA200(B) ブラック
  ¥19,800 Amazon.co.jp
(7/31執筆時)

サンプリング周波数: 96kHz/24bit
バッテリー:8時間
サイズ:64x21.7x112 mm
重さ:210g
対応OS:iPhone Android Windows Mac  

 DAC-HA200は、オンキヨーから発売されている、ハイレゾ対応ポータブルアンプです。

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 重さは、210gと比較的軽量小型です。

 バッテリー持続時間も8時間と長めで、サイズ的にポケットインで持ち運べないこともないため、使い勝手の部分からも人気な製品です。

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 DACは、デジタル音声をアナログ音声に変換する回路です。音質傾向に影響を与える部品です。

 この製品の場合、DACは、バーブラウン社PCM5102 搭載します。

 I/V(電流-電圧)変換回路を搭載する製品で、据え置き型のアンプだと、5万円〜7万円ほどの機種によくみかけるもので、性能は良いです。

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 オペアンプは、アナログ音声を増幅する回路で、やはり音質傾向に影響を与える部品です。

 この製品は、新日本無線のMUSES892を搭載します。こちらも評判の良いもので、パーツ単位でも売れています。

 音質は、原音に忠実なオンキヨーの特長が出ており、また、突き抜ける感じのスピード感もありレベルは高いです。

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 サンプリング周波数は、96kHz/24bit対応となります。

 問題ない数値ですが、最近のポタアンは、192kHz/24bit対応がまでが標準となりつつあることを考えると「やや物足りない」とも言えます。

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 スマホへの接続については、USB端子を利用します。

 iPhoneの場合、本体のUSB端子をケーブルでつなげるだけでハイレゾ音質を得られます。

 Androidの場合、AOA2.0に対応していますので、USB端子を利用して接続すれば同じクオリティを得られます。

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 スマホでハイレゾ音源を聞くには、先ほど紹介したように、ONKYOのHFプレーヤーというアプリを使います。

 他社のポタアンでも、このソフトは利用できます。しかし、こちらの機種は、通常1000円のアプリ内課金のあるHDプレーヤーパックが無料で利用できるため、実質的には「1000円分」お得です。

---

 以上、オンキヨーDAC-HA200の紹介でした。

 ハイレゾ特有のクリアさ・のびが良く、音の解像感もしっかり出ています。この価格帯のハイレゾ音源用のアンプとして、「比較基準」となりえる優秀作です。


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 【在庫限り】

 2・TEAC HA-P50SE-B 【黒】
 3・TEAC HA-P50SE-R 【赤】

  ¥14,685 Amazon.co.jp (7/31執筆時)

サンプリング周波数:96kHz/24bit
バッテリー:8時間
サイズ:64×21.7×130mm
重さ:210g
対応:iPhone Android Windows Mac

 HA-P50SEは、日本の音響メーカーであるTEAC(ティアック)から発売されているポータブルアンプです。

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 重さは、210gです。

 サイズはONKYOより一回り大きいですが、持ち運べないこともないでしょう。

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 DACは、オンキヨーと同じです。バーブラウン社PCM5102を搭載します。

 オペアンプは、テキサスインスツルメンツのOPA1602を採用します。旧製品はOPA1652の採用でしたが、新型のこちらはさらにレンジが広がった上位機です。

 音質は、オンキヨーに比べると、味付けがないクリアな感じです。この組み合わせは、いわゆる「原音に忠実な」ピュアオーディオ系の音です。

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 サンプリング周波数は、こちらのアンプも、96kHz/24bitまでの対応です。

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 スマホへの接続は、こちらもUSB端子を通します。

 iPhone系端末も、Android系端末も、つなげ方はONKYOと同じです。両者は昨年まで協業関係にあったため、機構も似ています。

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 TEAC HR Audio Player for iOS
 ¥0 iTunes Store

 再生ソフトは、Windows用Mac用と両方用意されています。また、iPhone向けに、TEAC HR Audio Player for iOS という専用再生アプリも用意されています。

---

 以上、TEACHA-P50-Bの紹介でした。

 音質面で優れた機種で、サイズも、バッテリーの持続時間(8時間)も、DACもオンキヨーと同様なものを装備しています。

 味付けがないクリアな感じの音質が好みならば、TEACを選ぶのもありでしょう。



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 4・TEAC HA-P90SD-R
 5・TEAC HA-P90SD-B
  ¥19,080 Amazon.co.jp (7/31執筆時) 

サンプリング周波数: 192kHz/24bit
バッテリー:7時間
サイズ:69.6×21.5×123mm
重さ:280g
対応:iPhone Android Windows Mac

  HA-P90SDは、TEAC(ティアック)のポータブルアンプの上位機種です。

 重さは、280gです。

 上位機種の宿命とは言え、本体サイズと重さは下位機種より増えてきます。

 どちらかと言えば、メインは自宅で楽しみたい方向けのサイズでしょう。

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 DACは、先ほどの機種よりも上位のテキサスインストルメントのPCM1795を搭載します。

 高級機にも利用される品質の良い製品です。

 オペアンプは、下位機種と同じでテキサスインストルメンツ社のOPA1652を採用します。

 こちらも比較的新しく、特に増幅時の音の歪みが生じにくいと評判です。

 音質は、TEACの下位機種を踏襲したナチュラル系です。

 一方、2種のマスタークロックを採用するなど、音質はさらに洗練されています

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 サンプリング周波数192kHz/24bitまで対応と、下位機種よりも高音質な音源の再生に対応します。

 そのため、通常のハイレゾ音源のほか、特に高音質な、DSD 5.6MHzPCM 192kHz/24bitの音源にも対応できます。

 ただ、対応する音源(音楽)は、少ない状況です。

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 スマホへの接続は、USB端子を利用します。一方、この機種は前面に液晶モニターが、側面にmicroSDカードスロットが装備されており、単体の音楽プレーヤーとしても利用できる構造です。

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 再生ソフトは、下位機種と同じです。ただし、高性能化に伴って、本体の重さは280gとやや増加していますね。

---

 以上、TEACHA-P90の紹介でした。

 多少高価な機種ですが、プレーヤーとして使える利便性や、対応音源の多さ、使われているパーツのグレードなど、多方面にわたりパワーアップしている機種です。

 こうした点で、この機種を選ぶのも「あり」でしょう。


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 6・SONY ポータブルアンプ PHA-1A
  ¥20,480 Amazon.co.jp
(7/31執筆時)

サンプリング周波数:192kHz/24bit
バッテリー:6時間
サイズ:約62 ×18.5×109 mm
重さ:145g
対応:iPhone Android Windows Mac

  PHA-1A は、SONYのポータブルヘッドフォンアンプです。

 同社は、ポタアンのラインナップが多めですが、こちらは、現状において最も安いモデルです。

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 デザインは、アルミケースを使用したスタイリッシュなものです。

 重さも、145グラムです。

 ここまで見てきた製品よりも30%は軽量化されています。サイズも小さいので、持ちはこびも楽でしょう。

 アルミの採用で、外部からのノイズにも強くなっています。ただし、バッテリー持続時間は6時間と少し短いです。

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 DACは、定評のあるイギリスのWolfson社の高性能DAC(WM8740)を使っています。

 オペアンプは、テキサスインストルメンツ社のLME49860です。部品単価は他社機とそうかわりません。

 音質は、他社にないパーツの組み合わせから、割と個性的です。

 とはいえ、高音から低音までのバランス感覚が良く、音の広がりが楽しめるものです。味付けもなく、ハイレゾ向きです。

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 サンプリング周波数は、 192kHz/24bitまで対応です。

 TEACの上位機と同様に、高音質なハイレゾ(PCM音源)にも対応できます。クラシックや過去の名曲は、少数ですがこのグレードの音源もあるので、ファンには嬉しいでしょう。

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 スマホへの接続は、こちらは本体にUSB端子が付きます。

 iPhoneは、スマホに付属している通常のUSBケーブルで利用可能です。

 iPhoneの場合は、ONKYOと同じで、最大96 kHz/24 bitまでの対応です。

 Androidは、ソニー社のXperiaウォークマンに限って対応します。

 こちらは、 192kHz/24bitまで対応です。

 パソコンの場合は、付属するUSBケーブルで利用できます。

 面白い部分は、この機種にUSB給電機能があることです。ポタアンを充電している際、本体につなげたウォークマンも充電できます。ただ、出力は弱く、スマホの充電は非対応です。

---

 以上、SONYの PHA-1Aの紹介でした。

 パソコンなどで使う場合、 192kHz/24bitまで対応という余裕のあるスペックが魅力です。

 オンキヨーTEACのポタアンよりも30%は軽いために、持ちはこびの利便さを得たい場合は選択した製品と言えます。


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 7・iFI Audio USBDAC nano iDSD Black Label
  ¥29,160 Amazon.co.jp (7/31執筆時)

 【旧製品】

 8・iFi Audio iFi nano iDSD
  ¥31,726 Amazon.co.jp
(7/31執筆時)

サンプリング周波数: 384kHz/32bit
バッテリー:10時間
サイズ:96x94x25 mm
重さ: 139g
対応:iPhone Windows Mac  

 こちらは、iFi Audioのハイレゾ対応アンプです。

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 台湾のオーディオメーカーの製品でシルバーモデルに続く、このグレードの「二代目」となります。

 また、初代にくらべて、新型は小型化しているほか、出力が35%ほど上がっています。ヘッドホン端子も2系統に増えているため、選ぶなら、新型が良いという状況です。

 なお、DACなどのパーツや、対応フォーマットなどは旧機に準じます。

 本体の重さは、139gです。

 わりと軽量です。

 DACは、バーブラウンのDACです。型番がでておらず、独自モデルのようです。

 オペアンプも、型番非公開です。

 音質は、定評通りです。発売から5年経ちますが、価格以上の解像感を得られる点ではさすがに「名機」です。

 サンプリング周波数は、 384kHz/32bitまで対応しています。

 上表で示した一般的な音源レベルを超える、32bitのPCM音源や、12.4MHzまでのDSD256(Direct Stream Digital)音源の再生にも対応します

 ただ、これは「規格としての対応」であり、このレベルの音源は、ほぼ普及していません

 その点で言えば、好きな音楽を聴く」のではなく、「音質の良い音楽を聴く」ことを楽しみにする人以外は、さほど意味がありません

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 一方、新型になってから、ハイレゾを超圧縮してストリーミング再生に適応できるMQA方式にも対応しました。ただ、こちらも、普及はしていない、という状況です。

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 とはいえ、96kHz/24bitの音源の再生の場合も、AMRの「クリスタルクロック」を採用しているため、デジタルノイズやジッターの軽減は期待できます。

 メーカー曰く、この性能は「もっとずっと高価なDACと争える」とのこと。専門誌での評価も高いです。

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 A・アップル カメラアダプタ MD821 AM/A
  ¥2,876 Amazon.co.jp
(7/31執筆時)

 B・変換名人 USB3.0接続ケーブル
   ¥490 Amazon.co.jp
(7/31執筆時)

 スマホへの接続については注意が必要です。

 第1に、iOS系端末との接続は、カメラアダプタ(A)を経由させてから、その先に変換ケーブル(B)をつける型式にしないと、音質が劣化します。

 第2に、Android系端末は、お使いのスマホがUSB On-The-Goに対応ならば、市販のUSB-OTGケーブルを利用すれば可能と思います。

 しかし、しっかりとした対応の明示がない状況です。

 パソコンは、付属のUSBケーブルだけで対応可能です。

---

 以上、 iFi nano iDSDの紹介でした。

 高音質音源が聴けますが、スマホの場合接続は面倒なのが難点です。

 多数の変換ケーブルを利用しないとスマホには接続できないため、ケーブルが不格好になるのが最大のネックです


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 【2018年3月発売】

 9・FiiO Q1 MarkU FIO-Q1MK2
  ¥14,096 Amazon.co.jp
(7/31執筆時)

サンプリング周波数: 384kHz/32bit(PC)
バッテリー:10時間
サイズ:99x59x12.5mm
重さ:101g
対応:iPhone Windows Mac

  FIO-Q1MK2 は、アキバの有名音楽家電店オヤイデ電気が輸入しているポータブルアンプです。

 性能からすると、価格が信じられないほど安い製品です。

 重さは、101gと軽量・コンパクトで、携帯性も良い機種です。

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 DACは、旭化成エレクトロニクスAK4452です。市販のポタアンではあまり見かけた記憶がないですが、3-4万ほどのパワーアンプに搭載される製品ですね。

 オペアンプは、OPA926です。こちらは、注文生産品で市販されていないものです。恐らく、Ti製だと思います。

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 サンプリング周波数は、 384kHz/32bitまで対応しています。 iFi nano iDSDと同水準です。

 音質は、100g程度の超軽量機としては健闘しています。

 全体の解像感は入門機クラスですが、高解像度音源を試聴する場合、値段以上に音質は良いと言えます。

 ただし、価格以上の価値があるわけではなく、3万円以上の高級機には及びません

 スマホへの接続は、iOS系のみフォローし、Androidは明示がない機種です。

 iOS系については、AppleのMFI認証を取っておりリンクは保証されます。また、Lightning-to-micro USBケーブルが付属します。

 その他、Windows/MacにもUSBケーブルでつなげられます。

---

 以上、FIO-Q1MK2 の紹介でした。

 同社の旧機種に較べて、基本的スペックが大幅に上がった製品です。バッテリーも10時間保ちますし、入門用のハイレゾ対応ポタアンとして、有力な製品が現れた印象です。

 3万円台のポタアンとは解像感や性弱度の面で差は感じます。しかし、気軽にiOSにつなげて利用するならば、こちらで良いと思います。価格も下落し、入門機としてのお買得感も増しました。

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 10・Fiio A5 ヘッドホンアンプ
  ¥13,000 Amazon.co.jp
(7/31執筆時)

  11・Fiio A3 ヘッドホンアンプ
  ¥9,968 Amazon.co.jp (7/31執筆時)

 なお、同社のヘッドホンアンプとしては、Aシリーズが人気です。

 fiio DAコンバーター D03K-E
  ¥3,520 Amazon.co.jp (7/31執筆時)

 ただし、これらはDAC未搭載のアンプで、別に単体のDACが必要です。なお、同社からは同軸とオプティカルケーブルを変換できるDACが売られています。

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 12・FiiO K3 FIO-K3-B
   ¥12,444 Amazon.co.jp (7/31執筆時

 また、FiiO K3も人気機種で、こちらは、DACに、旭化成エレクトロニクスAK4452、オペアンプにOPA926をそれぞれ採用する点で、Q1の「兄弟機」です。

 ただ、バッテリーを内蔵せず、USB-C給電となる点で、形はポータブルアンプですが、やや特殊です。

3・高性能なポータブルアンプの比較

 続いて、5万円を超えるグレードの、高性能なポータブルヘッドホンアンプを比較します。 


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 13・SONY ポータブルヘッドホンアンプ PHA-2A
  ¥47,304 楽天市場
(7/31執筆時)

サンプリング周波数: 192kHz/32bit
バッテリー:5時間
重さ:290g
サイズ:80x23x133 mm
対応:iPhone Android Windows Mac  

 PHA-2A は、SONYのポータブルアンプの中級機です。

 重さは、290グラムです。

 軽量だった同社の下位機種と比較すると、性能が良い分、小型のデジカメほどの重さがあります。

 バッテリーは、5時間持ちます。

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 DACは、米国のESSテクノロジーES9018K2Mを搭載します。

 初見ですが、ESSにデータスペックはありました。メーカーによると、S/N耐ジッターに優れたDACです。

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 オペアンプは、テキサスインストルメンツ社のTPA6120です。

 JVCも採用していましたが、こちらはWで採用です。やはり、原音への忠実性がより高い仕様です。

 サンプリング周波数は、 PCM音源は192kHz/32bitまで、DSDもPCならば、5.6MHzまで対応しています。一般的に販売されている音源は、どれにも対応できます。

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 音質は、静寂感が下位機種より相当上がっている上で、ノイズも少なく解像感も上位です。

 高音域も余裕があり、一昔前ならば10万円近いグレードはしただろう音質です。バランス接続に対応しているので、可能ならば、試して見ると良いでしょう。

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 スマホへの接続については、USB端子を経由します。

 iOS系は、付属のデフォルトのケーブルでそのままデジタル接続可能です。

 ただし、その場合は(92kHz/24bit)が最大です。ハイスペック対応したい場合は、先述の他機のように、カメラアダプタを利用する型式です。

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  Androidは、市販のOTG対応のUSBケーブルで利用可能です。もちろん、お使いのスマホがUSB On-The-Goに対応していることが必要です。

 ただし、ソニーのXperiaやウォークマンならば、専用デジタル端子により192kHz/24bitの出力に対応します。

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 以上、PHA-2A の紹介でした。

 上位機として平均以上のスペックのある機種です。利用方法としては、重さが270グラムである点から言えば、USBオーディオを使って自宅で利用するために開発された製品と思います。


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 【2018年】

 14・iFi Audio iFi xDSD
  ¥58,320 Amazon.co.jp
(7/31執筆時)

サンプリング周波数: 768kHz/24bit
バッテリー:6時間
サイズ:158x68x28mm
重さ:127g
対応:iPhone Windows Mac Android

 xDSDは、iFi Audioのハイレゾ対応アンプの最新機です。

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 重さは、127gと従来機同様の軽量性を保ちます。

 バッテリー量も6時間と十分でしょう。


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 DACは、バーブラウンDSD1793です。生産は、テキサスインスツルメンツですが、合併する前のバーブラウンの設計となる「最終モデル」です。

 オペアンプは、情報非開示です。

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 サンプリング周波数は、 768kHzまで対応します。音源的には完全に「ほぼ皆無」な世界でしょう。

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 音質は、一方で、従来機よりも低音の充実度とサラウンド感を重視した仕様になったようです。

 XBass+システムの効果で、やや「品の良すぎる」感のあった従来機の特性を改善しています。

 また、ヘッドホン特有の「耳の中からきこえてしまう」という位置感覚を是正する3D+Matrixは、もうひとつの魅力でしょう。

 その上で、新しい、サイバードライブ・アンプ設計ノイズ対策も高度化しました。バランス接続にも対応します。

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 スマホへの接続については、下記の通りです。

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 A・アップル カメラアダプタ MD821 AM/A
  ¥2,905 Amazon.co.jp
(7/31執筆時)

 第1に、iPhone系との接続は、音質を重視したいならば、カメラアダプターを利用し、その先にUSBAケーブル(オス-オス)を差せば良いでしょう。

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 【純正ケーブル】

 USB On-The-Goケーブル
   ¥4,046 Amazon.co.jp (7/31執筆時)

 第2に、Android系は、USB OTGに対応するケーブルを買えば良いでしょう。こちらには、スマホ側USB-Cタイプと、Micro USBタイプがあります。

 パソコンの場合は、付属のUSBケーブルだけで対応可能です。

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 一方、この機種は、Bluetooth接続にも対応します。ただし、コーデックが、AACaptXなので、ハイレゾ音源の伝送には非対応です。この場合はCD音源レベルとなります。

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 以上、iFi Audio xDSDの紹介でした。

 2018年の「最新設計」であり、5万円台のライバル機を研究して、それを上回ることを目標にしただろう機種です。

 音質的には、より力強く、ノイズレスですから、iFi Audioの既存ユーザーの買い替え需要もありそうです。SONYPHA-2A がライバルでしょう。

 その場合、デスクトップで利用することを前提とするならば、恐らく音質は(後発の)こちらの方が良いでしょう。一方、スマホ利用時は、音質を優先すれば、カメラアダプターを利用せざるを得ない点がネックです。

 一長一短があるので「高級機を狙う初心者」はSONYが良いでしょうが、細かい設定を厭わない中級者以上は、こちらでしょう。


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 15・CHORD Mojo MOJO-BLK
  ¥49,980 Amazon.co.jp (7/31執筆時)

サンプリング周波数:768kHz/32bit(PC)
バッテリー:8時間
サイズ:82x 60x22mm
重さ:180g
対応:iPhone Android Windows Mac  

 MOJO(モジョ)は、英国の音響メーカーのCHORDが発売する、小型のポータブルアンプです。

 2015年の発売ですが、サンプリング周波数の広さから、オーディオフリーク中心に人気が出た機種です。

 重さは、180gと高性能なポータブルヘッドホンアンプとしては軽量です。バッテリー量も8時間と十分な水準です。

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 DACは、XilinxArtix7 FPGAを採用しています。

 オペアンプは、型番は非公開です。

 サンプリング周波数は、高性能なDACなどが奏功し、他社にはみられない、PCM 768kHz/32bitDSD256(11.2MHz/1bit)に対応します。

 ただ、市販でここまでの音源はほぼないので、完全に趣味の世界のものではあります。

 音質は、一方、このような超高音質音源は、世の中にさほどないわけですが、パーツ自体が高品質な組み合わせであるため、音の分解性・立体感は定評があります。

 その他、新世代のデジタル信号処理技術で最近注目される FPGAを最大限活かした設計で、音のスピード感、ノイズ処理、分解性などを高める工夫がなされます。

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 A・アップル カメラアダプタ MD821 AM/A
  ¥2,905 Amazon.co.jp (7/31執筆時)

 B・エレコム 変換アダプター USBケーブル
  ¥541 Amazon.co.jp (7/31執筆時)

 スマホへの接続については、やや面倒ですが、小型なので、工夫できそうです。

 iPhone系端末の場合、付属ケーブルとカメラアダプターで接続できます。

 Android系は、市販のUSB OTGケーブルでつなげられます。

 なお、ソニーのハイレゾ対応ウォークマンの場合は、専用ケーブルであるSony WMC-NWH10にて接続が可能です。

---

 以上、MOJOの紹介でした。

 iFi Audio xDSDと、おそらく購入層が重複しているだろう機種です。

 ただ、聴き疲れしなさそうという傾向から言えば、どちらかといえば、こちらは第1の選択肢としてよい製品です。技術的にも独自の路線を行っており、面白いポタアンです。


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 【4.4mmバランス出力】(欠品中)

 16・FiiO Q5 FIO-Q5-AM3B
  ¥−−− Amazon.co.jp (7/31執筆時)

 【2.5mmバランス出力】

 17・FiiO Q5 FIO-Q5-AM3A
  ¥57,600
楽天市場 (7/31執筆時)

サンプリング周波数: 384kHz/32bit(PC)
バッテリー:10時間
サイズ:99x 59x12.5mm
重さ:101g
対応:iPhone Windows Mac

  FIO-Q5は、アキバの有名音楽家電店オヤイデ電気が輸入しているポータブルアンプの上位機です。

 重さは、195gです。

 ポタアンとしては十分軽量と言えます。バッテリー量は、最大で10時間とスタミナもあります。

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 なお2機種あります。この機種は、下部のアンプがモジュール式で交換可能ですが、バランス接続時の端子の幅がことなる仕様です。いずれも、普通のヘッドホン端子は付属します。

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 DACは、旭化成エレクトロニクスAK4490ENです。割とマイナーですが、「小型高級機向けハイエンド」として、2016年に出されたものです。これを、左右にWで搭載する仕様です。

 オペアンプは、AD8620と、テキサスインスツルメンツのOPA92の改良型が利用されています。

 サンプリング周波数は、 384kHz/32bitまで対応しています。

 音質は、バランス接続でヘッドホンに出した際の解像感は、言及に値します。気持ちよい音が鳴りました。

 スマホへの接続については、一部対応します。

 iOS系端末の場合、Lightning-to-micro USBケーブルは付属します。そのまま利用が可能です。AppleのMFi認証もとっています。

 Android系の場合、公式にはフォローされません。

 その他、Windows/MacにもUSBケーブルでつなげられます。また、Bluetooth接続もフォローされますが、コーデックはApt-Xまでなので、CD音源レベルです。

---

 以上、FIO-Q5の紹介でした。

 高級機として、かなり作り込まれた製品です。パーツ選びも、コストより音質を優先した傾向が見られ、値段以上の音質を確認できました。

 ポタアン初心者には、ややオーバースペックで、クセが強い気もしますが、バランス接続を目的に購入する中級者以上には、オススメできる新機種ですね。


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 18・SONY ヘッドホンアンプ PHA-3
  ¥56,265 Amazon.co.jp
(7/31執筆時)

サンプリング周波数:384kHz/32bit(PC)
バッテリー:5時間
サイズ:80×29×140.5mm
重さ:290g
対応:iPhone Android Windows Mac  

 PHA-3は、ソニーの最新ポータブルアンプ最上位機です。

 重さは、290gと重い機種です。一方、バッテリー量は、下位機種と同じ水準で5時間ですね。

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 DACは、定評のある32bit対応の高級DACであるES9018Sを搭載します。ES9018K2Mに先行した製品ですが、全体の性能はこちらが上位です。

 オペアンプは、OPA2604LME49860をダブルで使っており、ノイズの少ないクリアな音質です。

 サンプリング周波数は、 PCM音源は192kHz/32bitまで、DSDもPCならば、5.6MHzまで対応しています。

 音質は、このグレードの製品まで来るとPHA-2Aとの差を言葉で表すのは難しいです。

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 しかし、この機種は、次に紹介すJVCのポタアンに採用されていたK2テクノロジーと同じく、ハイレゾに満たない音質の通常音源を最大192kHz/24bit相当までアップコンバートするDSEE HXに対応する機能が付属します。

 その点で言えば、通常音源の音質向上は期待できる点では有利です。


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 スマホへの接続は、対応します。制限などについては、ソニーの下位機種のPHA-2Aと同じです。

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 以上、PHA-3の紹介でした。

 重さがある製品ですが、使われている部品の品質は上位です。

 DSEE HXに対応する部分で音質の底上げもできています。ただ、PHA-2Aとの価格差を正当化するほどの明示的な音質差は感じられない機種ではあります。


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 【2016年】

 19・JVC ポータブルヘッドホンアンプ SU-AX01
   ¥105,800 楽天市場 (7/31執筆時)

サンプリング周波数: 384kHz/32bit(PC)
バッテリー:5.5時間
サイズ:80.4× 28.5 ×153.5mm
重さ:400g
対応:iPhone Windows Mac

  SU-AX01 は、JVCのポータブルアンプです。

 同社は、SU-AX7という普及価格帯の製品もありましたが、現在ではハイエンドのこちらのみの展開です。

 価格や性能的に言えば、SONYPHA-3と近く「ライバル」と言える機種ですね。

 重さは、400gです。

 ソニーと比べると、モバイル性についてはあまり重視されない作りです。バッテリーは、5.5時間の持続力です。

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 DACは、米国のESSテクノロジーES9018K2Mを搭載します。

 SONYでは中級機で採用が見られました。グレードとしては、SONYPHA-3の採用するES9018Sより下です。

 しかし、JVCとしては、音の傾向で選んだようです。いずれにしても、S/N比耐ジッターに優れたDACです。

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 オペアンプは、情報としては非公開です。

 ただ、単体のオペアンプではなく、テキサスインストルメンツ社のLME49713など、複数のチップを組み合わせた高級仕様で、この部分では、SONYに引けを取らないでしょう。

 実際、重量が増えたのは、シャーシが堅牢な部分もありますが、アンプ出力を含めたパーツ構成を充実させた副作用とも言えます。

 ただ、最終的な出力は、電流帰還型を採用するSONYのPHA-3の方が上ではあります。

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 音質は、ポータブルアンプとして、バッテリー駆動で聴いても、音の解像感、無音時の静寂感、大口径のヘッドホンに必要案パワーは、入門機よりワンランク上という印象です。

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 Anker PowerPort 2 Elite
 ¥2,099 Amazon.co.jp (7/31執筆時)

 一方、音質面で言えば、据置で利用する場合、iPad対応の2.1A(2.4A)アダプターを利用すれば、より音の解像感を高められるハイインテンシティモードを搭載します。

 ただ、この部分は良かれ悪しかれで、最も良い音で聴きたい場合、配線が1本が余計に必要とい設計は、ポータブル性の否定であり、ややスマートさに欠けます

 サンプリング周波数(ビット数)としては、 384kHz/32bitですので、ソニーと同等です。

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 また、メカ的に言えば、K2テクノロジーという音源の再計算・アップコンバート技術は注目に値します。

 ハイレゾ音源の補整だけでなく、非ハイレゾ音源(通常音源)のハイレゾ相当へのアップコンバートに対応できますので、通常音源メインのユーザーには最適です。

 ただ、先述のように、SONYDSEE HXという同等のコンバート技術をもっていますので、優位というわけではありません。

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 スマホへの接続は、こちらも本体にUSB端子が付きます。

 iPhoneは、AppleのMFi認証をとっており公式に対応します。USB-A形状の専用端子を利用した接続となります。

 Androidも、市販のUSB OTGケーブルでつなげられます。

 パソコンも、USBケーブルで利用できます。

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 以上、JVCのポータブルアンプの紹介でした。

 ライバルは、SONYPHA-3でしょう。このグレードになると、単純な試聴では、解像感や音圧・音質上の違いはさほど見られません

 パーツ構成において、JVCは多少「伝統的」で賞を取りやすい構成、SONYは幾分「革新的」で新しい音と言えそうです。ただ、携帯性は皆無なので、こちらは自宅で利用するべき機種となるでしょう。


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 20・Chord Electronics Hugo 2 Black
  ¥189,800 Amazon.co.jp
(7/31執筆時)

サンプリング周波数:768kHz/32bit(PC)
バッテリー:内蔵(7時間)
サイズ:130x100x22mm
重さ:450g
対応:iPhone Android Windows Mac  

 Hugo 2 は、英国の音響メーカーのCHORDが発売する超高性能なポータブルアンプです。前モデルのHugoの後継機種として2017年に発売されるものです。

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 DACは、MOJOと同じく、XilinxArtix7 FPGAを採用します。

 オペアンプは、型番は非公開です。

 PCM 768kHz/32bitDSD256(11.2MHz/1bit)に対応します。

 サンプリング周波数は、Mojoと同じです。

 音質は、しかし、パーツを含めて性能はこちらが圧倒します。

 ポータブルアンプでは同社が唯一であるFPGA技術を活かしながら、音の立体感やノイズ処理を高度に行える端末ですね。パーツも航空機グレード堅牢なシャーシを採用し、外的な振動要因を排除するなど、高レベルにまとめています。

 スマホへの接続は、対応します。

 この機種は、USBのほか、オプティカルケーブル・同軸端子・Bluetoothでも接続が可能です。

 ただし、Bluetoothの場合は、CDグレードの音質です。ただ、同軸端子にせよ、USB以外の接続手段は、基本的には、PCM 768kHz/32bitには対応できないので、基本的にはUSBで楽しむべきものです。

---

 以上、Hugo 2 の紹介でした。

 非常に高額な製品もラインアップする同社の中位機種の新製品です。音質は、後日確認する物の、いずれにしても、趣味性の強い製品であり、本格的に極めるつもりがなければ選ぶ必要はなさそうです。

今回の結論
ポータブルヘッドフォンアンプのおすすめは、結論的にこれ!

 というわけで、今回は、ポータブルヘッドフォンアンプを紹介しました。

 最後に、いつものように、Atlasのオススメ機種を提案しておきます。


 第1に、スマホ用・自宅PC用として、軽量性と音質が両立した機種としておすすめなのは、

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 6・SONY ポータブルアンプ PHA-1A
  ¥20,480 Amazon.co.jp (7/31執筆時)

サンプリング周波数:192kHz/24bit
バッテリー:6時間
サイズ:約62 ×18.5×109 mm
重さ:145g
対応:iPhone Android Windows Mac

1・軽量性    ★★★★★
2・音質の良さ  ★★★★★
3・対応音源の幅 ★★★★☆
4・スマホ接続  ★★★★★
5・バッテリー  ★★★★★

6・総合評価   ★★★★★

 SONYのポータブルアンプPHA-1Aが良いと思います。

 まず、本体の重さが145gと他社モデルよりも軽量で持ち運びやすい点が、評価できます。

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 音質面でも、スマホ利用時でも 96kHz/24bitまでの音源に対応し、iPhoneでもiPhone付属のケーブルで使えるというメリットがあります。

 高性能で高価な機種もありますが、人間の聴覚可能領域や費用対効果・発売されている音源の数を考えると、この機種がベストだと思います。

 さらに、自宅でPCなどで使う場合には、192kHz/24bitまで再生可能ですし、持ちはこびと、自宅兼用としてもオススメできます。

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  Logitec LHC-UAL01BK
  ¥1,214 Amazon.co.jp
(7/31執筆時)

 なお、短めのライトニングケーブルを別に購入すると、携帯が楽です。【Lightningケーブルの比較記事】でより詳しく各種ケーブルを紹介してありますので、興味のある方はご覧ください。


 第2に、iOS用・自宅PC用として、格安で音質が良いと言える機種は、

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 【2018年3月発売】

 9・FiiO Q1 MarkU FIO-Q1MK2
  ¥14,096 Amazon.co.jp (7/31執筆時)

サンプリング周波数: 384kHz/32bit(PC)
バッテリー:10時間
サイズ:99x59x12.5mm
重さ:101g
対応:iPhone Windows Mac

1・軽量性    ★★★★★
2・音質の良さ  ★★★★☆
3・対応音源の幅 ★★★★★★
4・スマホ接続  ★★★☆☆
5・バッテリー  ★★★★★

6・総合評価   ★★★★☆

 FiiO Q1 MarkUでしょう。

 同じ価格帯の入門機である、ONKYODAC-HA200と迷いました。

 しかし、改めて試聴して較べた場合、解像感や音圧・音質などの面で、こちらのほうが良くきこえたため、評価を改めました。

  冒頭にも書きましたが、ONKYOを含めて、大手は、格安機について本体の更新が滞っています。

 こちらは新興メーカーですが、 発売が新しく、パーツの陳腐化も少ない点も評価できます。しかも、 人気機種の「2世代目」として、初代の弱点を潰せている点も、評価できるでしょう。

 とくに、サンプリング周波数の幅の広さは、実用度はともかく、(実験的な意味での)ハイレゾの楽しみを広げるという意味で評価できます。

 現在的に言えば、入門用としてはこの機種が最適でしょう。


 第3に、スマホ用・自宅PC用として、高音質を求める方におすすめできるのは、

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 13・SONY ポータブルヘッドホンアンプ PHA-2A
  ¥47,304 楽天市場 (7/31執筆時)

サンプリング周波数: 192kHz/32bit
バッテリー:5時間
重さ:290g
サイズ:80x23x133 mm
対応:iPhone Android Windows Mac  

1・軽量性    ★★★★☆
2・音質の良さ  ★★★★★★
3・対応音源の幅 ★★★★★
4・スマホ接続  ★★★★★
5・バッテリー  ★★★★☆

6・総合評価   ★★★★★★

 SONYのPHA-2 が良いでしょう。

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  同社には、PHA-3という上位機もあります。しかし、サンプリング周波数的に考えると、「良音を楽しむ」のでなく、「音楽を楽しむ」のならば、ややオーバースペックだと感じます。

 音質の相違も、価格差ほどは感じませんし、このグレードで良いと思います。

 一方、3万円台の製品と比較すると、ノイズも少なく解像感において明らかな音質差を感じます。「ちょっと良い」製品を探しているならば、この機種は有力な選択肢です。

ーーーー

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 【2018年】

 14・iFi Audio iFi xDSD
  ¥58,320 Amazon.co.jp (7/31執筆時)

サンプリング周波数: 768kHz/24bit
バッテリー:6時間
サイズ:158x68x28mm
重さ:127g
対応:iPhone Windows Mac Android

1・軽量性    ★★★★★
2・音質の良さ  ★★★★★★
3・対応音源の幅 ★★★★★★
4・スマホ接続  ★★★★★
5・バッテリー  ★★★★☆

6・総合評価   ★★★★★★

 ただ、自主録音した音源の再生など、「楽曲を楽しむ」というより「ハイレゾを楽しむ」面が強いならば、技術的・性能的には、iFi Audio iFi xDSDが面白いと思います。

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 完全に「趣味の品」で、それも輸入品なので、詳しい説明書などは期待できません。ただ、使っているパーツは洗練されており、「価格以上の音」という同社の良い部分を受け継いだ最新機です。

 スマホは、iPhoneでもAndoridでも割と簡単につなげられますが、USB-OTGケーブルで直付できる点で、Andoridには(見映えの面でも)特にオススメでしょう。

補足:ハイレゾ再生に必要な機器について

 というわけで、今回は、USBポータブルヘッドフォンアンプの話でした。

 なお、このブログには、ハイレゾ再生に対応する音楽関連機器について、以下のような比較記事があります。

 181007-0022-24%.png

1・ハイレゾ対応ヘッドホンの比較
2・ハイレゾ対応イヤホンの比較

 先述のように、ハイレゾ音源に対応するためには、再生機器側の対応も必須です。

 ポタアンと一緒にそうしたヘッドホンを探している方、「ハイレゾ対応」製品を紹介したこれらの記事もよろしくお願いします。

3・Bluetoothヘッドホンの比較
4・Bluetoothイヤホンの比較
5・完全ワイヤレスイヤホンの比較
6・ノイキャンヘッドホンの比較
7・ノイキャンイヤホンの比較
8・Beatsのヘッドホンの比較
9・ライトニング端子イヤホンの比較
10・ウェアラブルネックスピーカーの比較

11・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】

 その他、再生機器については、総計で8つの記事があります。こちらもよろしくお願いします。

 なお、11番は、「多すぎて選び方が分からない」傾向のあるこれらの商品をAtlas流に「まとめ」ています。

ーー

 最後になりましたが、もし今回の記事がお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ、嬉しいです。

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2019年07月28日

比較2019'【結論】最新ヘッドホン/イヤホン81機のおすすめ・選び方

【今回レビューする内容】2019年 最新のヘッドホン/イヤホン全60機種の音質・選び方とおすすめ・選び方:密閉型・オープンエア型・インイヤー型・カナル型・オーバーヘッド型など:Bluetooth・ハイレゾ対応など人気の高音質イヤフォン・ヘッドフォンのランキング

今回のお題
最新のヘッドホン・イヤホンのおすすめ機種の「賢い」選び方は?

 ども!Atlasです。

 今日は、2019年7月現在、最新のヘッドフォンイヤフォンの比較です。

 201810061305.jpg

 ここ5年来、Atlasはヘッドホンの比較記事に力を入れており、11本の記事を定期的に更新しています。

1・Bluetoothヘッドホンの比較
2・Bluetoothイヤホンの比較
3・完全ワイヤレスイヤホンの比較
4・ハイレゾヘッドホンの比較
5・ハイレゾイヤホンの比較
6・ノイキャンヘッドホンの比較
7・ノイキャンイヤホンの比較
8・Beatsのヘッドホンの比較
9・ライトニング端子イヤホンの比較
10・ウェアラブルネックスピーカーの比較
11・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】

  多くのカテゴリーのヘッドホン・イヤホンについて、現行製品だけで、80機種以上比較できています。

 201809170924.jpg

1・音質の良さ    ★★★★★
2・ノイズキャンセル ★★★★★
3・防塵・防滴性   ★★★★★
4・疲れにくさ    ★★★★★
5・ワイヤレス    ★★★★★
6・総合評価     ★★★★★

 今回の記事は、11回目の最終回の記事で、全記事の「まとめ」です。

 「ヘッドホン・イヤホンの選び方」を解説したあと、上表のようなポイントから、「最もオススメな機種」を提案していきたいと思います。

1・ヘッドホン/イヤホン選びの基本

 201810071115.jpg

 このブログでは、80種類以上の新製品を紹介してきました。

 特に初心者には「多すぎて選びがたい」ともいえる数です。

 しかし、形状や用途から分類する場合、これらは「大ざっぱに」4つのカテゴリー分けが可能です。

1・密閉型のヘッドホン
2・開放型のヘッドホン
3・開放型のイヤホン

4・密閉型のイヤホン

 以下では、「選び方の第一段階」として、上記4つのカテゴリーに沿って、利用時のメリット性デメリット性について説明していきます。

1・密閉型ヘッドホン

 201806061904.jpg

 第1に 密閉型ヘッドホンです。

 こちらは、最も一般的なヘッドホンで、やや圧迫感があるが、音が漏れにくいタイプです。

 代表的な「入門機」と「高級機」を2機種だけ挙げておきます。


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 1・JBL TUNE 500BT JBLT500BTBLK
  ¥4,791 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

タイプ:密閉型
ハイレゾ:
Bluetooth:
ノイキャン:
再生周波数帯域:20Hz〜20kHz
重さ:155g

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 2・SONY WH-1000XM3 B
  ¥33,980 Amazon.co.jp (4/24執筆時)

タイプ:密閉型
ハイレゾ:対応
Bluetooth:対応
ノイキャン:対応
再生周波数帯域:4Hz〜100kHz
重さ:275g

 価格は、格安なものでは、小型で人気なJBLの製品をはじめとして、5000円以下から購入可能です。

 しかし、SONYのMDR-1000XM3のような、3万円を超える高級機もあります。 

 201810071426.jpg

 遮音性は、「密閉型」という名前が示すように、遮断性が高く、没入感を得やすいです。

 外出先で利用しても、周囲に騒音を出しません。また、周囲の雑音を気にせずに、音楽に集中できます。

 201806061946.jpg

 重さは、例外もありますが、高級・高音質になればるほどに、その重量感が増します。

 なぜなら、音質を高めるには内部のドライバーユニット(音の振動板)が大きくなるからです。

 装着の快適性は、パッドの材質など価格による差がかなり大きいです。

 ただ、「密閉型」に共通するのは、密閉度が高いため、長時間装着すると聴き疲れしやすい点です。

 例えば、「ゲーマー」の方など、長時間付けっぱなして使うようには、意図して設計されていません。

 音質は、ドライバーの口径を大きくとりやすいので、他の形式に比べて「低価格で良い音を得やすい」です。

---

【良い部分】
 ・遮音性が高い
 ・音質が良い
【悪い部分】
 ・やや聴き疲れしやすい

 以上、密閉型ヘッドホンの説明でした。改めてまとめれば、上表のようになります。

 結論的にいえば、ヘッドホンタイプを探す場合は、多くの場合、この方式を選ぶのが標準です。

2・開放型ヘッドホン

 第2に 開放型ヘッドホンです。 

 特長は、ヘッドホンの外側が「開放」され、音が籠もらない構造になっている点です。

 こちらも、代表的な「入門機」と「高級機」を2機種だけ挙げておきましょう。


  201806061157.jpg

 3・ゼンハイザー オープン型 HD 599
  ¥21,917 Amazon.co.jp
(4/24執筆時)  

タイプ:開放型(オープンエア型)
ハイレゾ:対応
Bluetooth:
ノイキャン:
再生周波数帯域:12Hz〜38.5kHz
重さ:250g

  201810081318.jpg

 4・オーディオテクニカ ATH-AD500X
  ¥6,859 Amazon.co.jp (4/24執筆時)  

タイプ:開放型(オープンエア型)
ハイレゾ:
Bluetooth:
ノイキャン:
再生周波数帯域:5Hz〜25kH
重さ:235g

 開放型のヘッドホンは、かなりニッチな分野のヘッドホンで、中級者以上に限られます。

 価格は、そのため、あまり安いモデルが用意されません

 信頼のできるものに限定すれば、最低1万円程が「相場」です。

 低価格帯では、日本のオーディオテクニカ、高級価格帯では、ドイツのゼンハイザーが存在感があります。

  201810071022.jpg

 遮音性は、構造的に、全く期待が持てません

 電車の中、歩行中など、周囲の人の迷惑になります。完全に自宅用で個人的に楽しむべきものです。

 重さは、以前は密閉型の製品に比べると、軽量なモデルが多かったといえます。

 ただし、最近は、さして変わらなくなってきました。

  201810071021.jpg

 装着の快適性は、高いです。

 なぜなら、開放型は、長時間付けても不快感をださない工夫がなされている機種が多いからです。

 大音量で自室でゲームや音楽を「長時間」聴きたいならば、このタイプが最適です。

 音質は、音が外にも広がり、中にこもならいので、全体的に臨場感があります。

----

【良い部分】
 ・聴き疲れしにくい
 ・音質がかなり良い
【悪い部分】
 ・ 音漏れする

 以上、開放型ヘッドホンについての説明でした。

 形式だけで言うならば、開放型は、今回紹介するなかでも、良音が最も得やすいといえます。

 結論的にいえば、自宅専用として考える場合は良い選択肢ですが、外出先では決して使わないと断言できる人以外は、選ぶべきではないジャンルです。

3・開放型のイヤホン

 第3に 開放型(インナーイヤー型)のイヤホンです。

 以前はこの方式が主流でしたが「とある欠点」から、「レア」になり、主に高級機だけのラインナップとなっています。


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 5・Apple AirPods MRXJ2J/A
  ¥24,163 AppleStore (4/24執筆時)

タイプ:インナーイヤー型
ハイレゾ:非
Bluetooth:対応
ノイキャン:非対応
再生周波数帯域:非開示
重さ:8g(左右)

 201806072007.jpg

 6・Bose SoundSport wireless headphones
  ¥16,760 Amazon.co.jp (4/24執筆時)

タイプ:開放型
ハイレゾ:
Bluetooth:対応
ノイキャン:
再生周波数帯域:
重さ:23g(左右)

 開放型イヤホンは、割とラインナップが多いジャンルです。

 価格は、100円ショップにあるほど安いものから、高級品まで広くラインナップされます。

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 わかりやすい例は、iPhoneなどに付属する純正のイヤフォンや、Bluetooth対応のAirPodsなどです。Beatsなどの「耳かけ型のイヤフォン」もこの分類で良いでしょう。

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 遮音性は、「開放型」のものがほとんどで、期待が持てません

 電車の中で利用している人もいますが、音漏れを気にする人は多いです。実際、仕組みを知らずに使ってしまっている方も多そうです。

 重さは、このタイプは言うまでもなく「軽量」です。

 装着の快適性は、次に紹介するカナル型に比べると、耳への圧迫感がないので快適性は高いです。取り外しも容易です。

 音質は、ヘッドホンタイプに比べると、自然な音の広がりという意味では劣ります。

 最近の音響学は、聴覚についての生理学・心理学的研究が進んでおり、高級品では、その成果を活かして自然な音を再生できるモデルも増えました。

 そのため、決して、この方式が劣っているという状況はありませんが、同じ値段の製品を比較するとやや微妙です。

---

【良い部分】
 ・聴き疲れしにくい
【悪い部分】
 ・音漏れする 

 以上、開放型イヤホンについての説明でした。

 結論的にいえば、このタイプは音漏れの問題と切り離せないため、ランニング時など確実に迷惑にならない場所以外の利用には、向きません。

 一般的には、次に紹介する、密閉型が良いでしょう。

4・密閉型のイヤホン

 第4に カナル型の密閉型イヤホンです。

 耳の形状に合わせ、いくつかの着脱式の「耳せん」が付属するのが特徴のイヤホンですね。イヤホン版の「密閉型ヘッドホン」と言えるでしょう。

 こちらは、「高級機」を2機種だけ挙げておきましょう。


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 7・SONY h.ear in 2 Wireless WI-H700
  ¥19,800 Amazon.co.jp (4/24執筆時)

タイプ:カナル型(密閉型)
ハイレゾ:対応
Bluetooth:対応
ノイキャン:対応
再生周波数帯域:5Hz-40kHz
重さ:38g

 201806072005.jpg

 8・ソニー 密閉型 XBA-N3
  ¥31,117 Amazon.co.jp
(4/24執筆時)

タイプ:カナル型(密閉型)
ハイレゾ:対応
Bluetooth:
ノイキャン:対応
再生周波数帯域:3Hz〜40kHz
重さ:23g(左右)

 密閉型型イヤホン価格は、数千円代から高級品では10万円台までかなりの幅があります。

 ただし、SONYXBA-N3をはじめ、このタイプの人気機種は1万円台〜3万円台に多いです。

 201810081332.jpg

 装着方式は、一般的なスタイルのほか、図のようなネックバンド型や、イヤーフック型など多彩です。

 ただ、耳せんの部分が遮音性のあるカナル型である点は、同じです。

 201810072021.jpg

 遮音性は、「耳せん」を耳に挿入するようなイメージです。

 そのため、「自分の世界」への没入感は「最強」です。

 ただ、米国のShureのイヤホンのように、あまりに遮音性がキツすぎて、歩きながらの利用は相当「危険」と言えるものも一部あります。

 Atlasも若かりし頃、それでちょっと危険な目にあいました・・。  

 重さは、基本カナル型は軽量です。

 ただ、ネックバンド型の一部は、大きめのノイズキャンセル用ユニットを載せているので、多少重い場合があるので注意は必要でしょう。

 とはいえ、ヘッドホンに比べたら重さなどないに等しいわけですが。

 201806041139.jpg

 装着の快適性は、人によって意見が分かれる部分です。

 ただ、取り替え式の「耳せん」のサイズを適切なものに合わせれば、深いに感じる人は少ないと言えます。

 音質は、価格によります。

 ドライバーユニット(=振動板を振動させて音を出す部分)は、低価格の製品は、ダイナミック型ドライバー1機から音を鳴らす「1WAY方式」が多いです。単純にコストが安いからです。

 201711241158.jpg

 一方、価格が上がってくると、これに加え、バランスドアーマチュア型などの超小型ドライバーを複数搭載する機種が現れます。

 そして、2WAY・3WAY・5WAYと、高音域・中音域・低音域をそれぞれのユニットで鳴り分けさせ、音質を向上させている製品も見られます。

 もちろん、ダイナミック型にこだわる「職人気質」ブランドもありますが、全体から見れば「例外的」です。

 なお、ドライバーユニットを多く搭載する製品は、後述するようなハイレゾ再生に強いほか、低音が豊かに出るなど、多くのメリット性もあります。

 ただし、繰り返しになりますが、価格がそれに応じて上昇していくわけです。

ーーー

【良い部分】
 ・聴き疲れしにくい
 ・音質が良い

 ・音漏れしない

【悪い部分】
 ・
ながら歩きが危険

 以上、密閉型イヤホンについての説明でした。

 結論的にいえば、通勤通学用で探している方は、基本的にこのタイプを選ぶのが基本です。

 ただし、種類はかなり多いので、以下で説明していくような、その他の要素を考えつつ選ぶ必要があります。

5・初心者におすすめなのはどれか?

 以上、ここまでは、4つのヘッドホン分類について、メリットデメリットを紹介しました。

 201810081330.jpg

 結論的に言えば、現状において、ヘッドホンなら「密閉型」、イヤフォンなら「密閉型(カナル型)」を選ぶのが初心者には「最適」です。

 その理由は、以下の2点です。

1・種類が豊富
 = 同じ価格なら音質が総じて優れる
2・音漏れしにくい
 = どこで使っても人に迷惑をかけない

---

 とはいえ、「密閉型」「カナル型」だけでも、デンキヤにいけば100種類近くはあるわけです。

 このブログでも60種類以上の製品を紹介していますが、とても全機種を網羅することはできません

 そのため、以下では、もう少し別の角度からさらに絞る方法について書いていきます。

2・Bluetooth方式の長所と短所

 201810061318.jpg

 続いて、ここから考えていくのは、「ワイヤレスが良いか?」「有線が良いか?」という点です。

 これについても、メリット性デメリット性があります。

 ここで、Bluetoothを使うワイヤレスヘッドホンのうち、最もラインナップの多いSONYの商品を2つあげておきます。


  201806061443.jpg

 【2017年】【GoogleAssistan・Alexa対応】

 9・BOSE QuietComfort 35 U
  ¥35,640 Amazon.co.jp (4/24執筆時)

タイプ:密閉型
ハイレゾ:
Bluetooth:対応
ノイキャン:対応
再生周波数帯域:
重さ:240g

 201901221900.jpg

 10・SONY ワイヤレスイヤホン WI-C600N
  ¥14,608 Amazon.co.jp (4/24執筆時)

タイプ:カナル型
ハイレゾ:
Bluetooth:対応
ノイキャン:対応
再生周波数帯域:
重さ:27g

 いずれも人気製品ですが、公平を期して言えば、Bluetooth製品には、有線モデルに比べて「イマイチな部分」と「良い部分」とが混在しています。

 順番に確認していきましょう。

1・Bluetoothヘッドホンのデメリット

 はじめに、Bluetooth製品の「イマイチな部分」の確認です。

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 第1に、ヘッドホンの再生時間です。

 Bluetoothの場合、バッテリー(電池)が必要です。そのため、連続再生時間に限りがあります。

 最大で35時間保つものもありますが、ヘッドホンタイプだと平均10時間、イヤホンタイプだと7時間程度で充電が必要です。

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 第2に、ヘッドホンの重さです。

 バッテリーの分だけ、音質に比して、本体の重量がやや重くなります。

 ヘッドホンの場合、だいたい同じ音質のユニットを搭載しているもので比較すると、50gほどの違いです。

 ただ、この2点を理由として「ワイヤレスヘッドホンは駄目」とはなりません。なぜなら、確実にメリット性のほうが多いからです。

2・Bluetoothヘッドホンのメリット

 つづいて、Bluetooth製品の「良い部分」の確認です。

 201806071840.jpg

 第1に、装着時の快適性です。

 ケーブルがないと、体の動きに制限がかからないため、アクティブに活動できます。

 言葉にすれば単純ですが、この利点はかなり大きいです。肩こりなども緩和するでしょう。

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 第2に、スマホとの相性です。

 特にiPhoneですが、現在、ヘッドホン端子が廃止されました。

 そのため、見映えの悪い変換ケーブルか、このブログで紹介した「Lightning対応イヤホンを使う」という迂回手段」を用いなければ、有線モデルは選択肢として利用できなくなっています。

 201806060919.jpg

 第3音質の良さです。

 たしかに、無線で圧縮して伝送するために有線よりも音質は悪化します。

 一昔前に、Bluetoothオーディオに関心のあって試して見た経験がある方は、「あんな音質の悪いものを使いたくない」と言います。

 しかし、現在の技術水準では、ハイレゾ音源に対応できるほど品質が高まっています。とくに、新しい音声圧縮規格(コーデック)の開発と採用で、(規格上)ワイヤードに音質は(少なくとも)追いついています。

 ただ、コーデックについては、「たいへんややこしい」部分があるため、別に項目を立てて、詳しく説明しておきます。

3・Bluetoothのコーデックとは?

 201904241827.jpg

 Bluetoothヘッドホン/イヤホンと音楽再生機器とをつなげる場合、以上の音声圧縮規格(コーデック)のどれかが使われます。

 こちらも順番に4つ確認していきましょう。

ーー

 第1に、SBC方式です。

 (例外もありますが)基本的に、音質は相当悪いです。また、転送時の遅延問題があり、動画再生時に、絵と音声がずれる場合があります。

 第2に、AAC方式です。

 こちらの場合、音楽再生機器側に保存してある音源が圧縮音源ならば、劣化なしに聴くことが可能です。遅延も、SBCより改善しています。

 第3に、aptX方式です。

 この規格は、1万円以上のヘッドホン/イヤフォンの一部に採用される上位規格です。CD並での音質が保証されるため、スマホ側でロスレスでCDを保存している方に人気があります。

 第4に、AptX-HDLDAC方式です。

 こちらは、DSD音源を除き、ハイレゾ音源の再生に対応できる高音質のコーデックです。

ーー

 結論的に言えば、音質を重視する場合は、ヘッドホンのスペックを見て、より上位の規格を採用している機種を選んだ方が音質が良いと言えます。


 201802051651.jpg

 ただし、上位のコーデックにヘッドホンが対応していても、スマホなどの音楽再生機器側が非対応であるならば、利用できません。

 また、どの上位規格にも対応しない場合は、業界の標準規格であるSBC方式が自動的に使われます。

1・iOS
 
= 対応するのはAACが最高
2・Android
 =多くの機種は Apt-Xに対応
3・SONY(Xperia Walkman)
 =LDACを含めてほぼ全て対応
4・Mac OSX
 =AAC/Apt-Xに対応
5・Windows
 =AAC/Apt-Xに対応

 一般的な対応状況を挙げると上表の通りです。

 結論的にいえば、AACApt-Xに対応している機種を選ぶのが、現状ではよさそうです。

ーー

 以上、コーデックの紹介でした。

 iPhone系ユーザーの場合、AACを利用することになりますが、iPhoneにCDグレードの音質で保存していないならば、Bluetoothヘッドホンを選んでも問題ないと言えます。

 Android系はAptxに公式対応しますので、音質の面でも安心して、ワイヤレスを選べると思います。

4・SBC規格のアップコンバート

 一方、「コーデック至上主義」に走るのは、ヘッドホンの評価の部分で「危険」なことも確かです。


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 11・BOSE QuietComfort 35
  ¥35,640 Amazon.co.jp (4/24執筆時)

タイプ:密閉型
ハイレゾ:
Bluetooth:
ノイキャン
再生周波数帯域:
重さ:240g

 201711251534.jpg

 【2017年】

 12・Beats by Dr.Dre Studio3 Wireless
  ¥33,500 Amazon.co.jp (4/24執筆時)

タイプ:密閉型
ハイレゾ:
Bluetooth:対応
ノイキャン:対応
再生周波数帯域:
重さ:260g

 特に、高級オーディオで有名な米国Boseの製品や、Apple傘下のBeatsの製品の場合はそうです。

 この2社の場合は、「SBCだけか、AACのみ対応」です。

 しかし、試聴すれば、音質面で他社に全く負けていないと感じます。これは、両者が、低音質の音源のアップコンバート技術に長けているからです。

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 ただ、それでも、SBCである以上、遅延問題からは逃げられないのは確かでしょう。動画を見る予定の人は、心にとどめておいても良い部分です。

5・「新ジャンル」のBluetooth製品

 最近は、AppleのAirPodsほか、JBLやSONYからも「完全ワイヤレスイヤホン」という新ジャンルの製品が登場しています。


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 【2019年】

 13・ Powerbeats Pro MV6Y2PA/A
   ¥22,394 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

タイプ:密閉型(イヤーフック)
ハイレゾ:
Bluetooth:対応
ノイキャン:非対応
再生周波数帯域:
重さ:20.3g(2個)

 写真のように左右のケーブルをなくした、より身体の動きの自由度の高い製品です。

1・バッテリー寿命
 =5時間以上保つモデルが少ない
2・イヤホンの音質
 =遅延問題・左右の音ズレ

 このような形状の製品は従来、バッテリー寿命と音ズレの問題がありました。 

 ただ、Apple社の別ブランドとなる「Beats」が発売する Powerbeats Proを含め、この問題を解決した機種が登場しつつあります。

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 一方、このほか「新ジャンル系」としては、「首かけタイプ」も登場しています。

1・完全ワイヤレスイヤホンの比較
2・ウェアラブルネックスピーカーの比較

 この2つのジャンルの製品は特殊です。

 そのため、より詳しく知りたい方は、個別の製品を具体的に比較しているこれらの記事をご覧ください。

3・ノイキャンヘッドホンの選び方

 ここまでの記事で、「Bluetoothヘッドホンか?」「有線ヘッドホンか?」を決断できたでしょうか。

 201806061905.jpg

 続いて、考えるべきなのは、「ノイズキャンセリング機能」の必要性です。

 人気の対応機を「イヤホン」と「ヘッドホン」で2機種だけ挙げておきましょう。


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 14・SONY h.ear on 2 Wireless NC WH-H900N
  ¥27,800 Amazon.co.jp (4/24執筆時)

タイプ:密閉型
ハイレゾ:対応
Bluetooth:対応
ノイキャン:対応
再生周波数帯域:5Hz-40kHz
重さ:290g 

 201810061627.jpg

 15・BOSE QuietControl30 WLSS BLK
    ¥29,700 Amazon.co.jp (4/24執筆時)

タイプ:密閉型
ハイレゾ:
Bluetooth:対応
ノイキャン:対応
再生周波数帯域:
重さ:65g 

 ノイズキャンセリング搭載製品は、イヤホン・ヘッドホンを問わずあります。

 201407271006.jpg

 基本的な仕組みは、集音マイクで周囲のノイズを集音し、感知した騒音を打ち消す逆の傾向を持つ音を発生させ、ノイズを打ち消すというものです。

 しかし、同じ「ノイキャン」でも製品ごとに精度に差があります。 

1・搭載されるマイクの数
2・制御するプロセッサーの処理能力
3・騒音の種類・気圧など状況判断力

 なぜなら、主に上記の3点について製品ごとに「優劣」があるからです。

 とくに、SONYとBOSEの高級機については、下位機種とは「格段の精度差」があるので、このブログでも細かく紹介しました。

 201806061958.jpg

 ノイズキャンセリングのメリットは、密閉式やカナル式でも防げないレベルの騒音を打ち消せる点です。

 ただし、イズキャンセリングだから完全に無音を達成できる、というわけではありません。

 201810071558.jpg

 例えば、電車の走行音や、オフィスの空調の音、自動車の騒音などは消せますが、電車のアナウンスや話し声、プリンター機器の駆動音など、高い周波数が含まれる音は消せません。

 201806061915.jpg

 ノイズキャンセリングのデメリットは、動かすのにバッテリーを必要とするため、電池寿命がある点です。

 一部機種では、バッテリーが切れても、ノイズキャンセリングをOFFにすれば聞き続けられる機種もあります。しかし、基本的には電池に左右される製品です。また、バッテリーを搭載する分、ヘッドホンも多少重めです。

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 音質は、「異音」をいれているわけで、通常より劣化することは間違いありません。

 ただ、そもそもノイズキャンセリングを必要とするシーンは、極度に音質を気にする場所ではないため、使わないより使った方が、高い没入感を得られることは間違いありません。また、オフにすることも可能です。

 通勤通学で快適に利用したいならば、とくに、この機能を搭載したモデルを選ぶことは一定の意味があります。

1・ノイキャン有線ヘッドホンの比較

 なお、このブログでは、ノイズキャンセリング技術を搭載したおすすめヘッドホン・イヤホンは、これら上記記事で専門的にフォローしています。

 興味のある方はご覧ください。

4・音質面からのヘッドホンの選び方

 ここまで、ヘッドホン・イヤホンを選ぶ基準として、ここまで、Bluetoothノイズキャンセリングと順番にみてきました。

 続いて紹介したいのが「音質」面での選び方です。

1・再生周波数帯域の広さ

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 16・SONY h.ear on 2 MDR-H600A
  ¥12,917 Amazon.co.jp
(4/24執筆時)

タイプ:密閉型
ハイレゾ:対応
Bluetooth:
ノイキャン:
再生周波数帯域:5Hz〜60kHz
重さ:220グラム

 さて、ここまで、いくつかの製品を紹介する際、「スペックシート」に「再生周波数帯域」というデータを載せてきました。

 201806072001.jpg

 「再生周波数帯域」は、各製品のスペックシートに、「5Hz〜40kHz」などの形状で書かれます。

低い方の帯域(5Hz)
 =値が小さいほど低音域に強い
高い方の帯域(40kHz)
 =値が大きいほど高音域に強い

 上表のように、これは、低音域と高音域をどれくらい出せるスペックがあるのかを示しています。

 これらは、絶対的な指標ではないですが、購入を検討する際の重要な客観的な指標になります。

 では、どの程度のスペックがあれば良いのでしょうか?

低い方の帯域
 =5Hzを下回ると満足度が高い
高い方の帯域
 =40kHZを上回ると満足度が高い

 結論的に言えば、Atlasの経験上、上表が1つの基準となります。

 もちろん、この2つの数値の幅が広いものほど、音域が広く臨場感が豊かなヘッドホンと言えるでしょう。

ーー

 なお、再生周波数帯域は、BOSEBeatsなどは、この手の測定指数に懐疑的です。そのため、再生周波数帯域を開示しない場合もあります。

 ただ、SONY・オーディオテクニカ・パナソニック・DENON・ケンウッドをはじめ、ほとんどのメーカーは、軒並み再生周波数帯域を「開示」しています。

 さらに、同じメーカーの製品を比較する場合、上位モデルになるほど、数値が高いのは言及に値するでしょう。重要視して良い部分と言えます。

2・ドライバーのサイズと数

 もちろん、再生周波数帯域だけで音質が決まるわけではありません。

 スピーカー(ドライバー)自体の性能も重要です。各社で技術体系が異なるのですが、比較する場合の「観点」となるのは、そのサイズです。

ーー

 201702281331.jpg

 第1に、ドライバー(振動板)のサイズです。

 イヤホンでも、ヘッドホンでもドライバーは大きなほど性能は良いです。ヘッドホンは40mm以上、イヤホンは9mm以上あれば、それなりに良質です。

ーー

 201708251430.jpg  

 第2に、ドライバーの数です。

 イヤホンの場合、ドライバーユニット(音を出す部分)を複数組み合わせる製品が一部にあります。こうすると、再生周波数帯域が広がるからです。

 しかし、同時に、高音域と中・低音域の境目の部分が、うまく表現できるか?が問題なります。結果、スペックは優れるにもかかわらず、中音域がスカスカの「ドンシャリ系」で音質は冴えないという場合があります。

 いずれも判断が難しい部分ですが、このブログの「結論」では、試聴結果をふまえつつ、各機種についてこれらの部分をふまえて「おすすめ」を提案しています。

3・ハイレゾ音源への対応

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 17・ソニー 密閉型イヤホン XBA-N1
  ¥17,354 Amazon.co.jp
(4/24執筆時)

タイプ:カナル型(密閉型)
ハイレゾ:対応
Bluetooth:
ノイキャン:
再生周波数帯域: 4Hz〜40kHz
重さ:23g(左右)

 音質で、ヘッドホン/イヤホンを選ぶ場合、再生周波数帯域と同時に重要視して良いポイントがもう1つあります。

 それは、ハイレゾ音源に対応するかどうかです。この記事では、ここまで紹介した機種のスペックシートにも、ハイレゾ対応の有無を書いてきました。

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 ハイレゾとは、業界ではSONYなどが主導している、CDを超える音質の音源です。

 CD音源や無圧縮音源は、音楽メーカーが録音したマスター音源などを加工する際、高域帯の原音については約20kHzで切られてしまいます。データ容量を節約するためです。

 しかし、アーティストがスタジオで録音する際のマスターテープは、これ以上のクオリティで取るのが普通です。電子化される以前のものも然りで、クラシックやジャズの名盤が、最近ハイレゾで再編集されて販売されています。

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 例えば、E-ONKYO やSONYのMoraどが有名で、多くのアーティストの作品がハイレゾ音源で入手できます。

 ハイレゾの再生には、Bluetoothコーデックの場合と同じで、スマホや音楽再生機器側の対応も必須です。

 例えば、iPhoneやAndroidの場合、標準では対応しません。しかし、上記のプレーヤーを入手し、かつ、ハイレゾ対応ヘッドホン・イヤホンを使うことで、再生可能です。

ーー

 一方、 ハイレゾ対応ヘッドホンは、電子情報技術産業協会(JEITA)などによる、明確な業界基準があります。

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 それは、再生周波数帯域のうち、高音域の部分が40kHz以上があることです。

 高級ヘッドホンには、100kHzの周波数帯をフォローする製品もあります。

 しかし、人間の認識可能な音の範囲をふまえて、業界のカンファレンスは、40kHzを一つの基準として「Hi-Res Audio」の規格を設定し、認定マークを作っています。

 なお、業界筋の観測情報では、iPhone系(iTunes)でもハイレゾを公式対応するのではないかと言われています。

 正確には、MacのiTunesでは、現在でも一部のハイレゾ音源規格を「非公式にフォロー」しているのですが、スマホを含めて公式になるのではないかと言われます。Android系も然りでしょう。

 音楽再生機器では、「SONYのウォークマンの比較記事」で書いたように、SONYがかなり積極的に携帯音楽プレーヤーに取り入れています。

今回の結論
最新ヘッドホン/イヤホンのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、全記事の「まとめ」として、ヘッドホン・イヤフォンの選び方について書いてきました。

 最後に、個々までの話をふまえつつ、いつものように、目的別・用途別にAtlasのおすすめ機種を提案しておきたいと思います。


 第1に、電車などでの通勤・通学時に便利なイヤホンとしておすすめできるのは、

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 18・パイオニア RAYZ Plus SE-LTC5R
  ¥13,900 Amazon.co.jp (4/24執筆時)

タイプ:カナル型(密閉型)
ハイレゾ:
Bluetooth:
ノイキャン対応
再生周波数帯域:10Hz-22kHz
重さ:71g(左右)

1・音質の良さ   ★★★★☆
2・ノイキャン効果 ★★★★★
3・重低音     ★★★★☆
4・ハイレゾ再生  ★★★☆☆
5・ワイヤレス対応 ☆☆☆☆☆
6・総合評価    ★★★★★

 この場合、「ノイズキャンセリング」性能を重視するべきです。あまり費用をかけたくない場合パイオニア RAYZ Plus SE-LTC3Rが最適でしょう。

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 こちらは割と安めの「カナル式」の密閉タイプイヤホンですが、6つのマイクを搭載する強力なノイズキャンセリングを搭載します。その点で、乗り物での通勤・通学に特に向いている機種です。

 音質面では、他に良い機種がありますが、通勤・通学時で最も問題になるのは、騒音ですので、最適なのはこちらでしょう。

 ただ、こちらは有線モデルで、iPhoneのライトニング端子専用製品ですので注意してください。

ーーー

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 【2017年】

 19・SONYノイズキャンセリング WI-1000X
  ¥30,691 Amazon.co.jp(4/24執筆時)

タイプ:カナル型(密閉型)
ハイレゾ:対応
Bluetooth:対応
ノイキャン対応
再生周波数帯域:3Hz-40kHz
重さ:71g(左右)

1・音質の良さ   ★★★★★★
2・ノイキャン効果 ★★★★★
3・重低音     ★★★★★
4・ハイレゾ再生  ★★★★★
5・ワイヤレス対応 
★★★★★
6・総合評価    ★★★★★

 ただし、予算が確保できそうならば、SONYの WI-1000Xがおすすめです。

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 カナル型の首掛け型形状で、Bluetooth無線に対応するため、配線もスッキリです。

 「ノイズキャンセリング」は、高度なW方式を使用しており、キャンセル技術はかなり高いです。

 音質面では、こちらは、ハイレゾの再生に対応します。

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 ドライバーユニットは、Wドライバー仕様ですが、音の受け渡しも問題ないです。Bluetoothのコーデックも、SBC・AACに加えて、aptX-HDと LDACに対応し、音質の劣化問題もありません。

 価格は高いですが、作りはしっかりしていて高級感があります。例えば、出張の多いビジネスマンなどには向くでしょう。

 Atlasも、ノマドワークする際は、この製品を持参して利用しています。

1・ノイキャンヘッドホンの比較
2・ノイキャンイヤホンの比較

 また、ノイズキャンセリング機能は欲しいが、特にBluetoothであることに意味を見いだせない方は、こちらの記事が参考になると思います。


 第2に、イヤホンを「音質重視」で選ぶ場合、おすすめできる製品は、

   201810070714.jpg

 20・ソニー 密閉型イヤホン XBA-N1
  ¥17,354 Amazon.co.jp
(4/24執筆時)

タイプ:カナル型(密閉型)
ハイレゾ:対応
Bluetooth:
ノイキャン
再生周波数帯域: 4Hz〜40kHz
重さ:23g(左右)

1・音質の良さ   ★★★★★★
2・ノイキャン効果 ★★★☆☆
3・重低音     ★★★★★
4・ハイレゾ再生  ★★★★★
5・ワイヤレス対応 
☆☆☆☆☆
6・総合評価    ★★★★★

 特にハイレゾ音源を持っていない場合でも、ハイレゾに対応するレベルのイヤフォンが良いと思います。

 そもそも、高音質に作ってあるため、通常音源の再生力も高いからです。

 選ぶならばソニーの XBA-N1でしょう。

 再生周波数帯域は、高音域は40kHzとハイレゾに対応する水準を保ち、低音域も4Hzまでと、広くフォローするため、音の広がりや臨場感が期待できると思います。

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 この製品は、このような音の広がりを高音域用(バランスド・アーマチュア型)と低音域用(ダイナミック型)と2つ積んでいる2WAY方式を採用することで出しています。

 しかし、音のつながりも良く、高レベルでまとまっています。ハイレゾ音源に向いた製品ながら、通常音源についても高品質で聴けるでしょう。ケーブルは、Y型着脱式なので、断線時にも交換対応できます。

 なお、こちらはBluetooth無線非対応のケーブル付き(ワイヤード)モデルで、ノイズキャンセリングにも非対応です。

 高価ですが、この点をネックに感じるならば、1つ上で「おすすめ」としたWI-1000Xを選ぶのが良いと思います。

4・ハイレゾ対応イヤホンの比較

 なお、ハイレゾに対応するイヤホンは、上記の記事でより多くの機種を比較しています。

 よろしければ、ご覧ください。


 第3に、「音質重視」で「有線」のヘッドホンを選ぶ場合おすすめできる製品は、

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 【2017年】

 21・SONY h.ear on 2 MDR-H600A
  ¥12,917 Amazon.co.jp
(4/24執筆時)

タイプ:カナル型
ハイレゾ:対応
Bluetooth:
ノイキャン
再生周波数帯域:5Hz〜60kHz
重さ:220グラム

1・音質の良さ   ★★★★★★
2・ノイキャン効果 ★★★☆☆
3・重低音     ★★★★★★
4・ハイレゾ再生  ★★★★★★
5・ワイヤレス対応 
☆☆☆☆☆
6・総合評価    ★★★★★

 再生周波数帯域の広い製品を選ぶと良いと思います。

 おすすめは、ハイレゾに対応するMDR-100です。密閉型の軽量モデルのため、自宅でも外出先でも使えます。

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 高音質モデルとしては割と安価な製品ながら、40mmHD大きなドライバーユニットで軽量性・デザイン性も兼ね備えており、高レベルでまとまっています。

 高音域から低音域まで、バランスが良く、小音でもきちっとしっかり鳴らすので、価格以上の性能が期待できます。また、外出用ヘッドフォンとして「ファッション性」も高いと言えます。

 なお、こちらは、ケーブル付きモデルで、ノイズキャンセリングに非対応です。ただ、密閉型ヘッドホンなので、通常ならば、雑音はさほど気にならないと思います。

3・ハイレゾ対応ヘッドホンの比較

 なお、これ以外の高音質なヘッドホンについては、以上の記事で15機種ほど紹介しています。


 第4に、Bluetooth対応ヘッドホンとして「音質」の部分でおすすめできる製品は、 

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 23・SONY WH-1000XM3
  ¥33,980 Amazon.co.jp (4/24執筆時)

タイプ:密閉型
ハイレゾ:対応
Bluetooth:対応
ノイキャン対応
再生周波数帯域:4Hz-100kHz
重さ:275g

1・音質の良さ   ★★★★★★
2・ノイキャン効果 ★★★★★★
3・重低音     ★★★★★★
4・ハイレゾ再生  ★★★★★
5・ワイヤレス対応 
★★★★★
6・総合評価    ★★★★★★

 SONYのBluetooth搭載ヘッドホンのMDR-1000XM2をおすすめします。

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 Bluetoothの場合、無線転送するので、音質の劣化対策が必要です。

 しかし、この製品はSBC、AAC、aptX、LDACと今回紹介した全てのコーデックに対応しており、再生機器側の性能を阻害しない点が魅力です。

 バッテリーも30時間と長いです。

 さらに、今回詳しく紹介しませんでしたが、こちらには、DSEE HXというアップスケーリング技術を採用します。

 そのため、圧縮音源やCD音源であっても、ハイレゾに準じる水準まで音質をアップコンバートできます。 

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 Bluetoothモデルとしては、音質の点では非の打ち所がない機種だと言えます。

 加えて、ソニーでも最も高度な、ノイズキャンセリング技術も搭載するので、出張時の利用にも便利そうですね。

1・Bluetoothヘッドホンの比較

 なお、これ以外の「もう少し安め」のBluetoothヘッドホンの「おすすめ」については、以上の記事をご覧ください。

ーーーー

 というわけで、今回はヘッドホン・イヤホンの「賢い選び方」の話題でした。 

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12・ソニーのウォークマンの比較

 オーディオ関係の記事がありますので、こちらもよろしくお願いします。

 最後になりましたが、今回の記事がお役に立ったようならば幸いです。Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 19:31 | オーディオ製品

比較2019' Beatsのヘッドホン/イヤホン全27機の音質とおすすめ・選び方:Beats by Dr.Dre

【今回レビューする内容 】2019年 最新のビーツのヘッドホン・イヤホンの価格・性能とおすすめ「最強機種」の選び方:Beats by Dr.Dre Studio 3 Wireless Pro urbeats 3 Powerbeats2 tours2 Powerbeats2 Wireless Powerbeats3 Wireless Solo2 Wireless Solo3 Wireless BeatsX Powerbeats Pro 機能の違いや評価・口コミランキング

今回のお題
ビーツのヘッドフォンやイヤフォンのおすすめ機種はどれ?

 どもAtlasです。

 今日は、2019年7月現在最新の、Beatsヘッドフォン(Beats by Dr.Dre)の比較です。

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 アメリカで大ヒットし、世界のスポーツ選手などを使ったコマーシャル戦略が功を奏して有名になったビーツ・エレクトロニクスのヘッドフォンを紹介します。

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 Apple約3000億円で買収されたことでも話題となりました。

 近年「かなり製品数を整理」しましたので、今回は、最新機種を全機種紹介できています。

1・音質の良さ    ★★★★★
2・ノイズキャンセル ★★★★★
3・防塵・防滴性   ★★★★★
4・疲れにくさ    ★★★★★
5・ワイヤレス    ★★★★★
6・総合評価     ★★★★★

 というわけで、以下では、いつものように、各製品を機種ごと比較します。

 そして、最後の「結論」部分では、上表のようなポイントから、「Atlasのおすすめ機種!」を提案する形で記事を進めていきます。

1・Bluetoothヘッドホンの比較
2・Bluetoothイヤホンの比較
3・完全ワイヤレスイヤホンの比較
4・ハイレゾヘッドホンの比較
5・ハイレゾイヤホンの比較
6・ノイキャンヘッドホンの比較
7・ノイキャンイヤホンの比較
8・Beatsのヘッドホンの比較
9・ライトニング端子イヤホンの比較
10・ウェアラブルネックスピーカーの比較
11・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】

 なお、今回の記事はこのブログのヘッドホン比較シリーズの8回目記事として書きました。

1・Beats製品比較基準と選び方

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 ビーツのヘッドフォン・イヤフォンの比較はとても難しいです。

 なぜなら、会社の方針で、ほとんどスペックデータを公開しないからです。

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 特に低音域・高音域の特性を知るための手がかりになる「再生周波数帯域」と、対応機器をしる手がかりになる「インピーダン」が、ほぼ全機種で、情報非公開です。

 このため、音質面での客観的データからの比較、特に他社との比較はかなり「難解」です。

 それでも、試聴結果や、アメリカ本国を含めた評価・評判にあたって、今回、比較記事を書きあげました。

 というわけで、以下、具体的な機種の比較に入ります。

2・Beatsのヘッドホンの比較(有線)

 はじめに紹介するのは、スマホなどと有線ケーブルで接続するタイプのヘッドホンです。

---

 なお、以下の記事では、、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記しています。


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 【2016年】

 1・Beats EP ML9A2PA/A【ホワイト】
 2・Beats EP ML9D2PA/A
【ブルー】
 3・Beats EP ML992PA/A
【ブラック】
 4・Beats EP ML9C2PA/A
【レッド】
  ¥9,707 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

接続方法:ケーブルあり
再生周波数帯域:
ノイズキャンセリング:非対応
重さ:200g

  Beats EPオンイヤーヘッドフォンは、2016年に発売されたBeatsのエントリーモデルです。

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 高級路線で売られていた同製品としては初めて1万円を切るスペックです。

 201810080834.jpg

 本体の重さは、約200gです。

 Beatsのワイヤードヘッドホンでは最も軽いです。

 装着感において問題ありませんし、持ち運び用のポシェットも付属します。

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 ヘッドフォンジャックアダプタ MMX62J/A
  ¥1,041 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

 接続方法は、ケーブルによる有線接続です。

 端子は、3.5mmのステレオジャックですので、iPhone7以降との接続は変換ケーブルが必要です。

 再生周波数帯域非公開です。

 音質は、試聴の限りでは、Beatsのその他の印象とは違い、低音域の音圧、というより、バランスに優れる感じです。

 ドライバーが小さめという理由もありますが、音楽でもシアター用でも利用できるようなAppleとしての方向性に近づけた気がします。

 とはいえ、小口径の小型モデルと考えれば、低音も十分出ており、Beatsらしい音の作りは感じます。

 ノイズキャンセリングには、非対応です。

---

 以上、Beats EPの紹介でした。

 デザイン性を犠牲にせずに、パーツの省略・小型化・軽量化をなしてこの値段を実現できたのは、素晴らしいと思います。

 音質も1万円前後の他社モデルと較べても遜色なく、良い出来だと思います。装着感も良いので、予算重視ならば、この機種はおすすめですね。


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 【2014年】

 5・Beats by Dr.Dre Pro MHA22PA/B
  ¥39,800 ビックカメラ.com (7/28執筆時)

接続方法:ケーブルあり
再生周波数帯域:20Hz〜20kHz
ノイズキャンセリング:アナログ
重さ: 400グラム

  Pro は、ビーツのフラッグシップ機(最高級機)です。

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 2012年発売開始(2014年型番変更)ですが、現在も「現役」のロングセラーです。

 ただ、ほぼ終息しており、販売店は相当限られています。Appleではまだ手に入ります。

 本体色は、一方で、2018年に整理されたので、現在はブラックのみです。

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 本体の重さは、その分犠牲となっており400グラムと重めです。

 スマホ等でも使えますが、基本的には自宅用でしょう。

 接続方法は、有線で、音質が重視されています。

 ノイズキャンセリングは、「対応」します。

 ただ、マイクを使うアクティブな補整ではなく、回転式の大きなイヤ−カップを使い、耳を密閉する「パッシブ」式です。

 そのため、バッテリーは不要で、かつ、音質の劣化がありません。なお、イア−パッドは、外して洗える仕様です。

 再生周波数帯域は、非公開です。

 しかし、(主観的な話ですが)低音・高音ともに下位機種との音の差は感じられました。

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 品質的に言えば、スチールやアルミフレームを採用しており、剛性が高く音質にも貢献しているのでしょう。

 重低音のレベルが最高なmixr と比べると、「落ち着きをもって、鮮明な重低音」と形容できます。

---

 以上、BeatsPro の紹介でした。

 クリアで綺麗な重低音が欲しければオススメできる機種です。ただ、比較的重めなので、自宅で使う人に限って購入検討したほうが良いでしょう。

3・Beatsのヘッドホンの比較(無線)

 続いて、Bluetoothを搭載するワイヤレスモデルです。

 Appleは、最近は「無線推し」であり、ラインナップは充実しています。


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 【2016年】beats by dr.dre

 6・ Solo3 Wireless MP582PA/A【ブラック】
 7・ Solo3 Wireless MNEP2PA/A【ホワイト】
 8・ Solo3 Wireless MP582PA/A 【ローズゴールド】
 9・ Solo3 Wireless MNEQ2PA/A【シルバー】
  ¥26,808 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

接続方法:Bluetooth
再生周波数帯域:
ノイズキャンセリング:非対応
重さ: 215グラム

 Solo3 Wireless は、ビーツのワイヤレスモデルです。

 スマホやPCなどのBluetooth対応機器からワイヤレスで転送できます。

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 本体の重さは、215gです。

 ワイヤレスモデルは電池を内蔵しますが、常識的な重さの範疇に収まっており優秀です。

 接続方法は、Bluetoothです。

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 Bluetoothコーデックは、SBC AAC apt-xに対応します。

 iPhoneとの接続の場合、AAC規格での接続となりますので、音質もそこそこ良く、動画の遅延もないでしょう。

 また、Android系スマホなどの場合はapt-x対応なので、CD音質での転送ができます。

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 ただし、CD音質を越える音質をほこる、ハイレゾ音源は「未対応」です。

 対応したい場合は、他社の【ハイレゾ対応の有線ヘッドフォン 】を選ぶしかありません。

 なお、こちらは、通信範囲が100mというBluetooth class1に対応するため、通信について他機種よりも安定的です。音は途切れにくいでしょう。

 連続再生可能時間は、40時間です。

 新しい製品ということもあり、この部分は優れます。充電は付属のUSBケーブルで行います。

 再生周波数帯域は、非公開です。

 音質の点では、Beatsの本線をいっており、低音が充実した重層感のあるサウンドです。

 ノイズキャンセリングには、非対応です。

---

 以上、 Solo2 Wireless の紹介でした。

 軽量で、密閉率の点で優秀な機種です。

 また、軽量モデルとしては重低音がとびきりなので、最大限重視したいならば、これが良いでしょう。ただし、長時間の付け心地は、他機種の方が上です。


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 【2017年】

 【シャドーグレー】

 10・Studio3 Wireless MQUF2PA/A
  ¥33,800 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

 【ミッドナイトブラック】

 11・Studio3 Wireless MTQW2PA/A
  ¥33,217 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

 【マットブラック】

 12・Studio3 Wireless MQ562PA/A
  ¥33,500 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

 【ホワイト】

 13・Studio3 Wireless MQ572PA/A
  ¥34,498 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

 【レジスタンスブラックレッド】 【10周年限定】

 14・Studio3 Wireless
  ¥34,498 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

 【レッド】

 15・Studio3 Wireless MQD02PA/A
  ¥33,128 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

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 【グレイ】

 16・Studio3 Wireless MTQY2PA/A
   ¥34,499 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

 【ブルー】

 17・Studio3 Wireless MQCY2PA/A
   ¥33,128 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

 【デザートサンド】

 18・Studio3 Wireless MTQX2PA/A
   ¥34,498 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

 【クリスタルブルー】

 19・Studio3 Wireless MTU02PA/A
   ¥34,498 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

接続方法:Bluetooth
再生周波数帯域:
ノイズキャンセリング:搭載
重さ: 260グラム

 Studio 3 Wirelessは、Solo2 Wirelessの上位モデルで、ワイヤレスです。

 本体色は、最も人気のある製品なので、相当数あります。

 要するに、iPhoneの色目のほか、【Apple Watchの比較記事】で書いたような、同社の時計バンドともコーディネートできるように、揃えていると感じます。

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 本体の重さは、260gと、こちらも重さは、ほどほどです。

 接続方法は、Bluetoothです。基本的に下位機種と同じです。

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 Bluetoothコーデックは、SBC AACのみ対応です。

 iPhone系は支障がないでしょうが、apt-xに非対応です。その点で、Android系には、やや不利でしょう。

 再生周波数帯域は、非公開です。

 音質は、試聴の限り、低音域を強調しつつも、中高音もある程度まで聴ける印象です。

 やはり、ジャンル的には「ヒップホップやメタル、ジャズやエレクトロ・R&B」といったジャンルに強みがありそうです。

 バッテリー、22時間まで保ちます。

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 ノイズキャンセリングは、対応します。

 こちらは、ピュアアダプティブノイズキャンセリング(Pure ANC)であり、周囲の騒音の種類をAIが識別し、自動的にモード調整する高度な仕組みを持ちます。

 なお、この機種は【ノイズキャンセリング対応のヘッドホンの比較記事】でも紹介しています。そちらでは、他社のノイキャン方式との違いなどを比較しています。

---

 以上、 Studio Wirelessの紹介でした。

 ノイズキャンセリングとBluetooth無線が採用された利便性の高いモデルです。この2つの機能が必要ならば、この機種が良いでしょう。

4・Beatsのイヤフォンの比較

 つづいて、ここからは、イヤフォンタイプの製品を紹介していきます。



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【2018年】

 20・Beats by Dr.Dre urbeats3 MU982PA/A
 21・Beats by Dr.Dre urbeats3 MUFQ2PA/A
  ¥6,335 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

接続方法:ケーブルあり
再生周波数帯域:
ノイズキャンセリング:なし
重さ: 18グラム

 urbeats3は、最も一般的といえるビーツのイヤフォンです。

 こちらは、iPhone向けに、Lightningコネクタ付きモデルも発売ですが、それについては【ライトニング対応イヤホンの比較記事】で別に紹介しました。

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 軽量性は、18グラムとかなり優秀です。

 装着に違和感がありません。本体もアルミで剛性が高く、ケーブルの剛性もあるので、耐久性はかなり高いと言えます。

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 接続方法は、通常のステレオミニプラグを利用する有線方式です。

 音質は、他社と比べた場合、重低音を強調しつつも、高音もしっかり出るタイプです。

 こちらは、アルミの削り出し立体成型が得意なAppleの技術を採用し、これが功を奏して、制振性が高くノイズが乗りにくいです。

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 さらに、ドライバーは新形状の軸合わせドライバです。

 2つのドライバーを積層的に配置して、小型機のスケールを超える低音域を実現します。

 ただ、試聴の限り、バランス重視で、高音も中音も素直に聴けるスタンダードなイヤフォンです。

 イヤーチップは、4サイズ入っています。

 耳の大小にかかわらず、快適に聴けるでしょう。

---

 以上、urbeats3の紹介でした。

 イヤフォンはいくつかありますが、音質の点では、カナルタイプで余計な機能が付かないこの製品が最も高いでしょう。


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【2016年】【Beats by Dr.Dre】

 22・Powerbeats3 Wireless MRQ92PA/A【赤黒】
 23・Powerbeats3 Wireless ML8V2PA/A【黒】
 24・Powerbeats3 WirelessML8W2PA/A 【白】
  ¥19,623 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

接続方法:Bluetooth
再生周波数帯域:
ノイズキャンセリング:なし
重さ: 26.7グラム

 Powerbeats3 Wirelessは、イヤホンタイプでは最も人気のある製品です。

 本体色は、頻繁に「限定色」がでますが、現行はこの3色です。

 接続方法は、Bluetoothを採用したワイヤレスモデルです。

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 軽量性は、Bluetooth無線モデルでは、26.7グラムと高水準の軽量性です。

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 制汗・防滴性能もあるため、荒天でも対応できます。ジョギングやワークアウトにも良いでしょう。

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 Bluetoothコーデックは、AACに対応するため、有線モデルに比べても、劣化は少ないでしょう。

 音質は、Bluetooth無線を使いますが、コーデックは、こちらも、高音用・低音用のドライバを2つ搭載します。低音を重視するならば、満足できる性能でしょう。

バッテリーは12時間まで保ち、充電は付属のUSBケーブルで行う仕様です。また、安定性の高いBluetooth One規格に対応しているため、接続障害は少ないです。もちろん、耐水設計です。

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 以上、Powerbeats3 Wireless の紹介でした。

 ジョギングなどの場合、ワイヤレスの方が、違和感が少ないでしょう。お使いの機種が、Bluetooth無線に対応しているならば、こちらが良いでしょう。

 なお、iPhoneの場合、Beats製品は同社のW1チップを採用するなど、標準対応を進めているため、簡単にペアリングできます。


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 【2018年発売】

 25・beats by dr.dre BeatsX MTH52PA/A
 26・beats by dr.dre BeatsX MTH62PA/A
  ¥9,273 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

接続方法:Bluetooth
再生周波数帯域:
ノイズキャンセリング:なし
重さ: 24グラム

 BeatsX は、ネックバンドが付いたモデルの廉価版です。2017年に追加発売されました。

 このタイプは、スポーツ用というより、ウォーキングしながら聴くタイプですね。

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 軽量性は、24グラムと高水準です。

 音質面では、ドライバーユニットの情報が非開示です。

 ただ、上位機のような2WAY方式ではなさそうです。

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 Bluetoothコーデックは、 SBCとAACには対応していました。Apt-x系は、AppleにBeatsが参入してからの機種はほとんどの場合、非対応です。

 こちらも、AppleのW1チップを採用しますが、バッテリーは8時間までと上位機には及びません。

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 以上、BeatsX の紹介でした。

 Powerbeatsと形状は似ていますが、ドライバーユニットを含め、音の作りは別なので同列には考えられない機種でしょう。

 また、スポーツ用として設計されて折らず、泡沫防水性能がない点なども注意が必要ですね。ただ、W1チップを含めてApple製品に最適化された作りで、iPhoneとのBluetooth接続は特にスムーズです。


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 【2019年】

 27・ Powerbeats Pro MV6Y2PA/A
   ¥22,394 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

接続方法:Bluetooth
再生周波数帯域:
ノイズキャンセリング:なし
重さ: 20.3グラム

 Powerbeats Proは、Beatsが2019年に発売したBluetoothイヤホンです。

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 こちらは、左右の間の有線もない「完全ワイヤレスイヤホン」です。同様の仕組みを採る、本家のApple AirPodsに半年遅れで登場しました。

 本体色は、ブラック(MV6Y2PA/A)のほか、アイボリー(MV722PA/A )・ネイビー(MV702PA/A)から選べます。モスも追加発売される予定です。

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 重量は、(両側で)20.3gです。

 イヤーフック型の形状ですから、この程度は普通で、ケーブルがない分軽量です。

 フックがあるので、ジョギングを含めたワークアウトにおいて、ズレにくいと言えます。

 イヤーピースは、4サイズから選択可能です。

 防滴設定は、一方、等級の明記はないですが、耐汗/防沫仕様との記載であり、ある程度は耐用しそうです。

 201907281355.jpg

 音質面では、最近のBeatsはドライバサイズを含めて技術面については、ほぼ情報非開示です。

 ただ、Powerbeats3とおそらく同等で、2ドライバーで音域が広い仕様と思われます。 

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 Bluetooth無線は、対応するコーデックの記載がないですが、iPhoneに最適化された仕様ですから、SBCと AACに対応でしょう。

 その上で、AppleH1チップを搭載するため、(iPhoneとの)通信安定性・音の遅延が減少に効果を発揮します。同社の人工知能、Siriも利用可能です。

 ノイズ対策については、この機種は、ノンズキャンセラは非搭載です。

 同社サイトには、「ノイズアイソレーション」の記載がありますが、これは、純粋に「物理的な耳せんによる遮音」のことです。

 連続再生時間は、ステレオ再生で9時間となります。

 充電ケースは24時間分の電源を保ち、5分の充電で1.5時間分の再生が可能です。とにかく省エネなのは、AppleのH1チップ搭載の部分も大きそうです。

 マイクは、こちらも搭載です。

---

 以上、Powerbeats Proの紹介でした。

 「スマートで最先端」なBeats製品でコーディネートしたい場合は、この機種が選択肢です。

 左右分離型は、「左右の音ズレ」が心配ですが、H1チップ搭載で、iPhone利用時の不安は(音楽については)解消したとも言えます。

 とくに、ジョギングなどのワークアウトには、とくに向くでしょう。

 操作系も、センサーによりワークアウトの開始と同時に音楽を再生する機能や、ワンボタンで着信拒否する機能、装着したままでのボリューム制御など、この目的に適った多くの機能があります。

今回の結論
ビーツ製品のおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、Beats by Dr.Dreのイヤフォンとヘッドホンを10機種紹介しました。

 最後に、いつものように、Atlasのおすすめ機種!を提案しておきたいと思います。


 第1に、通勤時にも利用するiPhoneユーザーと相性が最も良いと言える製品は、

  201904241457.jpg

【2017年】

 【シャドーグレー】

 10・Studio3 Wireless MQUF2PA/A
  ¥33,800 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

 【ミッドナイトブラック】

 11・Studio3 Wireless MTQW2PA/A
  ¥33,217 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

 【マットブラック】

 12・Studio3 Wireless MQ562PA/A
  ¥33,500 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

 【ホワイト】

 13・Studio3 Wireless MQ572PA/A
  ¥34,498 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

 【レジスタンスブラックレッド】 【10周年限定】

 14・Studio3 Wireless
  ¥34,498 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

 【レッド】

 15・Studio3 Wireless MQD02PA/A
  ¥33,128 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

 201904241510.jpg

 【グレイ】

 16・Studio3 Wireless MTQY2PA/A
   ¥34,499 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

 【ブルー】

 17・Studio3 Wireless MQCY2PA/A
   ¥33,128 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

 【デザートサンド】

 18・Studio3 Wireless MTQX2PA/A
   ¥34,498 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

 【クリスタルブルー】

 19・Studio3 Wireless MTU02PA/A
   ¥34,498 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

接続方法:Bluetooth
再生周波数帯域:
ノイズキャンセリング:搭載
重さ: 260グラム

1・音質の良さ    ★★★★★
2・ノイズキャンセル ★★★★☆
3・防塵・防滴性   ★★☆☆☆
4・疲れにくさ    ★★★★☆
5・ワイヤレス    ★★★★☆
6・総合評価     ★★★★★

 まず前提として、iPhoneの場合は、ワイヤレスモデルでないと利便性が落ちます。

  201810080852.jpg

 その点で言えば、Studio3 Wirelessでしょう。

 音質は、下位機種とあまり変わりませんが、この機種に装備される強力なノイズキャンセル機能は、通勤通学時こそ最も有効です。

 多少高いですが、iPhoneに最適化されていて、ペアリングも楽ですし、「Apple純正品」としてこちらを選ぶ価値は高いでしょう。

 音質も、重低音の効いた綺麗なサウンドです。

 201810080851.jpg  。

 本体色は、かなりの数があります。

 ただ、愛用する場合は、長年の利用で汚れや退色が目立ちやすいため、(ファッション性を度外視すれば)恋色の方が長く使えます。

1・Bluetoothヘッドホンの比較
2・ノイキャンヘッドホンの比較

 なお、iPhone以外のユーザーは、コーデックの面でapt-xの非採用がやや痛い部分です。

 Beats製品にこだわりがないならば、他メーカーの製品と比較して考えた方が良いでしょう。

 良かれ悪しかれ、Beats製品は、Appleに最適化が進んでいますから。その場合、上記2つのリンク記事をお使いください。


 第2に、主に自宅で利用する場合に、iPhoneやMacユーザーにおすすめと言える製品は、

 201612021215.jpg

 【2016年】beats by dr.dre

 6・ Solo3 Wireless MP582PA/A【ブラック】
 7・ Solo3 Wireless MNEP2PA/A【ホワイト】
 8・ Solo3 Wireless MP582PA/A 【ローズゴールド】
 9・ Solo3 Wireless MNEQ2PA/A【シルバー】  
  ¥26,808 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

接続方法:Bluetooth
再生周波数帯域:
ノイズキャンセリング:非対応
重さ: 215グラム

1・音質の良さ    ★★★★★
2・ノイズキャンセル ★★☆☆☆
3・防塵・防滴性   ★★☆☆☆
4・疲れにくさ    ★★★★★
5・ワイヤレス    ★★★★☆
6・総合評価     ★★★★★

 Solo3 Wirelessを推します。

 201810080847.jpg

 この用途の場合、ノイズキャンセリングは不要です。搭載されると、却って、バッテリー・重さ・音質に負の作用があるため、こちらの機種のが良いでしょう。

ーーー

 201612021258.jpg

 【2016年】

 1・Beats EP ML9A2PA/A【ホワイト】
 2・Beats EP ML9D2PA/A
【ブルー】
 3・Beats EP ML992PA/A
【ブラック】
 4・Beats EP ML9C2PA/A
【レッド】
  ¥9,707 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

接続方法:ケーブルあり
再生周波数帯域:
ノイズキャンセリング:非対応
重さ:200g 

1・音質の良さ    ★★★★★
2・ノイズキャンセル ★★☆☆☆
3・防塵・防滴性   ★★☆☆☆
4・疲れにくさ    ★★★★★
5・ワイヤレス    ☆☆☆☆☆
6・総合評価     ★★★★★

 もちろん、必ずしもワイヤレスでなく手も良いならば、Beats EPという手もあります。

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 ヘッドフォンジャックアダプタ MMX62J/A
  ¥1,031 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

 ただ、最近のiPhoneはステレオミニプラグがないため、変換ケーブルが必須です。価格は安いですが、見映えの悪さはいかんともしがたいですね。


 第4に、ジョギングなどワークアウトの利用時に向く、ワイヤレスイヤフォンとしては、

201907281345.jpg

 【2019年】

 21・ Powerbeats Pro MV6Y2PA/A
   ¥22,394 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

接続方法:Bluetooth
再生周波数帯域:
ノイズキャンセリング:なし
重さ: 20.3グラム

1・音質の良さ    ★★★★★
2・ノイズキャンセル ★★☆☆☆
3・防塵・防滴性   ★★★★☆
4・疲れにくさ    ★★★★★
5・ワイヤレス    ★★★★★
6・総合評価     ★★★★★

 Powerbeats Proでしょう。

 201907281355.jpg 

 完全ワイヤレスの問題点である、左右の音ズレと通信安定性の部分について、H1チップ搭載で高度に改善している点が評価できます。

 その部分がクリアされるならば、左右の線は「不要」ですし、逆に「時代遅れ」とも言えます。 

 ノイズキャンセラがなく、耳せんによる遮音(ノイズアイソレーション)しかないのが残念ですが、この部分については、Beatsの他のワイヤレスイヤホンも同じですし、問題にはならないでしょう。

3・完全ワイヤレスイヤホンの比較

 一方、通勤通学時をメインに考える場合は、やはりノイズキャンセル機能はあった方が良いです。

 その場合は、上のリンクで、SONYの搭載機を紹介していますので、検討してみてください。 

補足:イヤホン・ヘッドホン関連記事の紹介

 というわけで、今回は、Beatsのヘッドホンの紹介でした。

 201810061305.jpg

 なお、このブログ「モノマニア」には、ヘッドホン・イヤホンについて、他に、以下のような比較記事があります。

1・Bluetoothヘッドホンの比較
2・Bluetoothイヤホンの比較
3・完全ワイヤレスイヤホンの比較
4・ハイレゾヘッドホンの比較
5・ハイレゾイヤホンの比較
6・ノイキャンヘッドホンの比較
7・ノイキャンイヤホンの比較
8・Beatsのヘッドホンの比較
9・ライトニング端子イヤホンの比較
10・ウェアラブルネックスピーカーの比較
11・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】

 よろしければ、これらの記事をご覧ください。

 とくに、11番の記事は、全記事の「まとめ」として、どのようにイヤホンを選ぶべきか、スペック表の読み方などをまとめています。

 よろしければご覧ください。

 201809170924.jpg

アップルの iPod touchの比較
2・ソニーのウォークマンの比較
3・ハイレゾ対応ポータブルアンプ

 また、このブログには、他にもオーディオ関係の記事がありますので、こちらもよろしくお願いします。

 最後になりましたが、この記事がお役に立ったようでしたら幸いです。Twitter Facebook はてなブックマークボタンから記事を共有していただければ嬉しいです。

 ではでは。

posted by Atlas at 19:05 | オーディオ製品

比較2019'【静音】ノイキャンヘッドホン18機の音質とおすすめ・選び方

【今回レビューする内容】2019年 通勤通学向けのノイズキャンセリングヘッドホンの性能とおすすめ・選び方:電車・飛行機でのノイズキャンセル:iPhone Android対応ノイズキャンセリング対応ヘッドホン

【比較する製品型番】ソニー MDR-ZX110NC WH-CH700N B MDR-XB950N1 G h.ear on 2 Wireless NC WH-H900N WH-1000XM3 B WH-1000XM2 B&O Play BeoPlay H8i BOSE QuietComfort 35 U Beats by Dr.Dre Studio3 Wireless DENON AH-GC25NC Skullcandy VENUE S6HCW-L003-A

今回のお題
ノイズキャンセリング対応ヘッドホンのおすすめはどれ?

 どもAtlasです。

 今回は、2019年7月現在、最新のノイズキャンセリング対応ヘッドホンの比較です。

 電車通勤や飛行機などに向いているノイズキャンセリング(ノイキャン)機能が付いたヘッドホンを比較します。

 201810071115.jpg

 格安な機種を紹介するほか、Bluetooth無線ハイレゾ音源に対応する高級なノイキャンヘッドホンも網羅しました。

1・ノイキャン効果 ★★★★★
2・音質の良さ   ★★★★★
3・重低音     ★★★★★
4・ハイレゾ再生  ★★★★★
5・ワイヤレス対応 ★★★★★
6・総合評価    ★★★★★

 というわけで、以下では、いつものように、各製品を機種ごと比較します。

 そして、最後の「結論」部分では、上表のようなポイントから、「Atlasのおすすめ機種!」を提案する形で記事を進めていきます。

 201810061318.jpg

1・ノイキャンヘッドホンの比較
2・ノイキャンイヤホンの比較

 なお、最近対応機種が増えてきたため、インナーイヤータイプについては記事を分けました

 恐れ入りますが、上記2番の【おすすめノイズキャンセリングイヤホンの比較記事】をご覧ください。

1・ノイキャンヘッドホンの選び方

 201806061904.jpg

 はじめに、各ヘッドホンに搭載されるノイズキャンセリング技術について、その基本的な仕組みと、製品ごとの違い特長について説明しておきます。

1・ノイズキャンセリングの仕組み

 201407271006.jpg

 ノイキャンの基本となる技術は、どのメーカーの製品も同じです。

 つまり、本体外部につけられた「マイク」がノイズ(騒音)を拾い、それと逆の傾向を持つ音を発生させて、ノイズを打ち消すというものです。

 しかし、同じ「ノイキャン」でも製品ごとに精度に差があります。 

1・搭載されるマイクの数
2・制御するプロセッサーの処理能力
3・騒音の種類・気圧など状況判断力

 これは、主に、上表の3点において各製品ごとに搭載技術が異なるためです。

 結論的にいえば、上記技術が揃った製品が「最も優秀」となります。

 ただ、乗り物の発するノイズと、日常生活上のノイズとは音の周波数が異なります。

 そのため、例えば「搭載マイク数が多いほど優秀な製品!」とはならない点が、難しい部分です。

 201806061903.jpg

 そのため、今回は、各製品のノイズキャンセリングの「仕組み」や「得意分野」も、できるだけかみ砕いた形で説明していくつもりです。

2・キャンセルできる音・できない音

 201810071558.jpg

 ノイズキャンセリングは、名前の通り、全ての音を完全に無音化できる、というわけではありません。

 例えば、電車の走行音や、オフィスの空調音自動車騒音などは、音の軽減は得意です。

 しかし、電車のアナウンスや話し声、プリンターの駆動音など、高い周波数の音の軽減は不得意です。

 201806061905.jpg

 結論的にいえば、自宅用と言うより、移動中に使うことを想定して作られている製品です。

 そのため、最近は、必要な音を消してしまわないように、手が本体にふれたときに外音を聞きやすくする外音取り込みモードを備える機種も出はじめました。(BOSEやSONYなど)

3・ノイキャンヘッドホンの音質

 201810071618.jpg

 音質については、昔と違って、ノイキャン機でも優れたドライバー(スピーカー)を搭載し、高音質なハイレゾ音源に対応できる機種も出そろっています。

 ノイズキャンセリングヘッドホンを選ぶ場合、騒音下という状態の悪い場所で音楽を聴くと言うことが前提です。

 そのため、原音に忠実な再生を好む「音質重視」の人が好まない「低音域・高音域双方が強調されるドンシャリ系」か、「小音量再生でも低音域がしっかり出せるBOSE系」の方が、現実的には音が良いとAtlasは思います。

 今回は、こうした点も含めつつ、「オススメ機種」を考えていきたいと思います。

2・ノイキャン対応のヘッドホン(有線)

 それでは、早速紹介をはじめます。

 なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記しています。


  201904241216.jpg

 1・ソニー MDR-ZX110NC
  ¥2,386 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:10Hz-22kHz
ドライバー: 30mm
連続再生時間:80時間
重さ:150g

 MDR-ZX110NCは、ソニーが発売するノイズキャンセリングヘッドホンです。

 同社の製品としては、最も安い製品です。

 接続方法は、付属の有線ケーブルを使う方式です。

201612020727.jpg

 本体の重さは、乾電池の重さを入れても150gと軽量です。

サイズもコンパクトですし、折りたためるので持ちはこびに便利です。

 201612020729.jpg

 ノイズキャンセリング技術は、マイクを1つだけ使う最も基本的な技術のみ用いられています。

 そのため、騒音の抑制量が劣ります。

 スペックとして言っても、上位機種の総騒音抑制量は、17デシベル(98%)に対して、こちらは13デシベル(95%)までです。

 音質の面では、30mmのドーム型ドライバー(振動板)を採用します。

 サイズとしてやや小さめで、ネオジウムマグネット採用とは言え、多少非力ではあります。

 再生周波数帯域も、低音域10Hz高音域22kHzとなります。

 「再生周波数帯域」は、「Hz」の数値が小さいほどに低音域が、「kHz」の数値が高いほどに高音域が出せることを意味します。

 その点で言えば、可もなく不可もなしという感じの平均的な製品です。

 稼働時間は、80時間と長いです。

 ただし、この機種は、乾電池式であり、単4乾電池を利用する点には注意が必要でしょう。

 電池切れ後の可動は、可能です。

 この製品の場合、ノイズキャンセリングが非可動になるだけになります。

---

 以上、ソニーMDR-ZX110NCの紹介でした。

 非常に安く手に入る点が、最大の魅力です。

 手軽に試せるのは良いですが、ノイキャンの精度は最低限で、ドライバも小さくあまり音質には期待できない製品です。


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 2・DENON AH-GC25NC
  ¥13,195 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:5Hz-50kHz
ドライバー: 40mm
連続再生時間:40時間
重さ:287g

 AH-GC25NCは、日本の老舗音響メーカーであるDENONが販売するヘッドホンです。

 接続方法は、ケーブル方式です。 

 1万円前後の有線式については、ソニー(MDR-1RNCMK2)が撤退したので、貴重な選択肢です。

 201904241226.jpg

 本体の重さは、287gです。

 重くもないですが、決して軽くもない、存在感のあるヘッドホンです。ただ、側面に形状記憶フォームを利用するなど、フィット感は良く、疲れにくいです。

 201904240958.jpg 

 ノイズキャンセリング技術は、値段相応に「高度」です。

 この機種は、外側の集音マイク(フィードバック)と内側の集音マイク(フィードフォワード)を持つハイブリッド式(ダブル方式)です。

 ダブル方式は、耳周辺の聴いている音楽の音をふまえて、キャンセリングレベルを調整するため、より高度です。

 また、「飛行機」・「シティ」・「オフィス」の3モードを搭載します。

 飛行場などで、アナウンスのため、外音を取り込みたい場合に、「周囲音ミックス機能」も利用できるため、有線式では「例外的に高機能な機種」です。

  201904240950.jpg

 音質の面では、40mmの大きなドーム型ドライバーを採用します。

 しかも、デノンの単体スピーカーと同じ、カーボンファイバー・フリーエッジ・ドライバーです。

 外観も「スピーカーユニット」のようですが、実際、外周をロールエッジで支えるフリーエッジ構造で、振動の均一性に効果があります。

 一方、素材のカーボンファイバーは、剛性と軽量性を併せ持つ素材で、スピーカーに適していると言えます。ただ、処理が難しいようで、採用するメーカーはレアです。

  201810071129.jpg

 再生周波数帯域は、低音域5Hzまでと伸びています。高音域についても、50kHzまでとスペックが上がっています。

 とくに、高音域は40kHzを超えるため、ハイレゾ音源に対応できる水準です。

 なお、再生周波数帯域だけで、音の善し悪しは決まりません。音の傾向が分かる数少ない客観データとしてAtlasは(割と)重視しています。

 音質は、Denonは、伝統的に充実した中音域と、迫力のある低音域が自慢です。

 一方、この機種は、どちらかと言えば、ハイレゾ対応という部分からも分かるように、高音域の伸びやかさにむしろ特長を感じます。

 一方、低音域も豊かではありますが、ドライバーサイズもあり、従来よりは「無理しないレベル」です。

 稼働時間は、40時間です。

 電池切れ後の可動は、有線ケーブル式のため可能です。もちろん、ノイキャンは「オフ」ですが。

---

 以上、DENONAH-GC25NCの紹介でした。

 Bluetoothが不要の方で、ワイヤードで性能の良いモデルを探している方には、良い選択肢と思います。

 音質面でもフリーエッジ・ドライバーの採用など面白い部分もありますし、この部分で「オススメ度」は高いです。

ーーー

  201904240940.jpg

 【2019年】

 3・ DENON AH-GC30
  ¥30,991 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:5Hz-50kHz
ドライバー: 40mmドーム型
コーデック: SBC AAC aptX HD
連続再生時間:20時間
ノイズキャンセル:対応
重さ:287g

 なお、この製品には、Bluetooth機能付属の上位機もあります。

 この機種は、このブログの【Bluetoothヘッドホンの比較記事】のほうで紹介しましたが、Bluetooth部分のほかはAH-GC25NCと変わらない製品です。

 したがって、無線である必要が無いならば、AH-GC25NCは「相当にお買得」と言えます。

3・ノイキャン対応のヘッドホン(無線)

 201810071133.jpg

 続いて、Bluetoothを搭載する、ノイズキャンセル対応ヘッドホンを紹介していきます。

 201904241100.jpg

 なお、Bluetoothの場合は、ヘッドホンまで音データを圧縮して送ります。

 その際に、音の劣化が起こるため、有線モデルよりも音質は悪化する場合があります。

 ただし、圧縮規格(コーデック)によっては、その弱点をカバーできる場合もあるため、その点も詳しく書いていきます。


 201806061912.jpg

 【2018】【各色】

 4・SONY WH-CH700N B
 5・SONY WH-CH700N H
 6・SONY WH-CH700N L
  ¥14,608 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:7Hz-20kHz
ドライバー: 40mmドーム型
コーデック: SBC, AAC, aptX
連続再生時間:35時間
ノイズキャンセル:対応
重さ:245g

 WH-CH700Nは、ソニーのノイキャン対応のヘッドホンとしては中位機種となります。

 201810071206.jpg

 本体の重さは、245gです。

 ノイキャン対応機としては割と軽いです。

 接続方法は、Bluetoothとなります。

 ただ、ヘッドホンケーブルも付属するので、有線での接続も選択可能です。

 201904241100.jpg

 なお、Bluetoothは(Wi-Fiと比較して)回線が細いです。

 そのため、スマホなどから音源を「圧縮」してヘッドホンに飛ばしています。

 その際の圧縮方式を「コーデック」と言いますが、SBC規格などの劣った圧縮方式の場合、「音質の劣化」・「動画視聴時の音ズレ(遅延)」が生じます。

 201805140948.jpg

 Bluetoothのコーデックは、ただ、この機種の場合、「割と優秀」です。

 なぜなら、SBC規格のほか、iOS系などに対応する遅延の少ないAACや、PCのほか、Android系に広く対応するaptX規格に対応するからです。

 201904241256.jpg

 ノイズキャンセリング技術は、一方、ランク的には「下位ランク」です。

 なぜなら、内外にマイクを持つ「ダブル方式」ではないからです。

 ただ、ソニーの「売り」とも言える、騒音に合わせて、3つのモードを自動で選ぶAIノイズキャンセリング機能は対応しますし、抑制効果も17デシベル(98%)と、(下位とは言え)それなりにはあります。

 とはいえ、先ほどのDENON機や、ソニーの上位機に比べると「確実に差はある」と言えます。

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 音質の面では、40mmのドーム型ドライバーを採用します。

 最近の中級機以上で標準とされるサイズであり、問題ありません。

 その上で、圧縮音源をCDレベルの音質に再計算によりアップコンバートするDSEE技術も採用です。

 再生周波数帯域は、高音域は、ハイレゾに対応しない水準です。

 ただ、低音域は、8Hzまで対応できていますし、価格相応には「優秀」と言えるでしょう。

 201806061915.jpg

 稼働時間は、35時間と十分です。

 デジタル化処理のほか、無線にも電池は利用しています。

 電池切れ後の可動は、有線ケーブルを使えば、ノイズキャンセリングなしでの利用が可能です。

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 装着性も、フィット感が高く、自然にフィットする「インワードアクシスストラクチャー」構造で、安定しています。

---

 以上、ソニー社のヘッドフォンWH-CH700Nの紹介でした。

 1万円前後で、Bluetooth+ノイキャン搭載という意味で、「コスパの良い」製品です。

 ノイキャン中心に考えると(上位機より)能力がやや劣りますが、はじめて買う、ノイキャン入門機としては、費用対効果も良く、オススメできます。


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 【2017年】

 7・ SONY MDR-XB950N1 G
 8・ SONY MDR-XB950N1 B
  ¥20,000 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
ドライバー: 40mmドーム型
コーデック: SBC, AAC, aptX
連続再生時間:22時間
ノイズキャンセル:対応
重さ:290g

 MDR-XB950N1 は、ソニーのノイキャンヘッドホンの中級機です。

 201810071216.jpg

 本体の重さは290gです。

 下位機種よりも増加しています。とはいえ、バランスが良いので重量感はないです。

 接続方法は、こちらはBluetoothとなります。

 また、下位機種同様に、付属音声ケーブルを利用する場合、有線利用も可能です。

 201612020735.jpg

 ノイズキャンセリング技術は、下位機種と同等水準のものが搭載です。

 3モード搭載のSONYの標準的なもので、機能面の省略はありません。

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 音質の面では、ドライバーは下位機種と40mmと同じ口径です。

 再生周波数帯域は、低音域20Hz(数値が低いほど優秀)、高音域20kHz(数値が高いほど優秀)です。

 したがって、データだけでは、スペック的に下位機種に劣ります。

 しかし、こちらは、重低音が出やすい新型のエクストラベース振動板と、高出力内蔵アンプ(エレクトロ・ベース・ブースター)を搭載するため、重低音の拡幅は、スペック数値以上です。

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 簡単に言えば、この製品は、ソニーの「重低音重視」傾向のエクストラバスシリーズに属する製品で、音圧を感じたい方に向く製品です。

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 スマホアプリのSony Headphones Connectを使用することで、サウンドエフェクトの微調整にも対応します。

 201805140948.jpg

 Bluetoothコーデックは、下位機種と同じで、SBC・AACとaptXに対応です。

 稼働時間は、一方で、22時間とこちらのほうが長いです。

 電池切れ後の可動は、有線ケーブルを使えば、ノイズキャンセリングなしでの利用が可能です。

---

 以上、ソニーのMDR-XB950N1 の紹介でした。

 このシリーズについては、とくに重低音に期待できるでしょう。

 一方、ノイキャンも搭載されますが、音質は、重低音に比重を置いたものですので、自然な音質を期待されるならば、このシリーズは向きません。


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 【2017年】

 9・h.ear on 2 Wireless NC WH-H900N
  ¥27,800 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:5Hz-40kHz
ドライバー: 40mmドーム型
コーデック: SBC AAC aptX HD LDAC
連続再生時間:28時間
ノイズキャンセル:対応
重さ:290g

 WH-H900Nは、ソニー「h.ear on 2」シリーズに属する、ワイヤレスヘッドホンです。

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 このシリーズ名は、CD音質を超えるハイレゾ音源の再生に対応できる「再生周波数帯域40kHz以上」の高級機のうち、デザイン性の高いモデルに付けられています。

 5色展開で、スタイリッシュなモデルですね。

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 本体の重さは、290gです。

 重さから言えば、多少の重量感のあるモデルです。

 ただ、本体は折りたためますし、イヤーパッドは立体縫製で付け心地が良いため、重さは気になりません。利便性の目では、タッチパネル内蔵で、音量などの操作が感覚的に可能です。

 接続方法は、Bluetoothとなります。

 下位機と同じで、音声ケーブルでの利用もか脳です。

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 ノイズキャンセリング機能は、下位機種より優れる上位仕様です。

 なぜなら、マイクを内部・外部に2つ配置したハイブリッド式(デュアル方式)を採用するからです。

 聴いている音楽に応じて、キャンセリングレベルを制御するため、外音マイクが1つの下位機より、徹底度が高いです。ノイズの低減率は、ソニーでは「2番目に良い水準」となっています。

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 その上で、下位機種にみられたような、AIがシーンを判別し、自動でキャンセルモードを選択するフルオートAIノイズキャンセリングに対応します。

 さらに、人と話すときなど、センサーに手を添えることで、外音を取り込めるクイックアテンションモードも搭載となります。

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 音質の面では、ドライバーサイズは40mmと十分です。

 ハイレゾ音源用に開発されているだけあり、振動板にチタンコートを施したり、銅被膜のCCAWボイスコイルを利用するなど、ユニット構成は複雑で、音響的な配慮が行き届きます

 再生周波数帯域は、低音域が5Hz(数値が低いほど優秀)、高音域が40kHz(数値が高いほど優秀)です。

 ハイレゾ音源に対応するためには、高音域が40kHz必要ですが、この製品はクリアしています。

 音としては、高音域が伸びやかに、低音域もしっかりきかせる、「ソニーサウンド」らしい、華やかな作りです。広範な音源には向くでしょう。

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 さらに、音質補正機能として、この機種にはDSEE HXが搭載されます。

 同社のDSEEの上位技術で、こちらの場合、音源をCDレベルの音源ではなく、ハイレゾ音源レベルでアップコンバートできます。

 したがって、ハイレゾ音源を持っていない方でも、CD以下の音源の底上げ効果が期待できます。

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 Bluetoothコーデックは、SBC・AAC・apt-xのほか、Apt-x HDとLDACに対応します。

 Apt-x HDLDACは、Bluetoothによるハイレゾ音源の電送に対応する規格です。

 品質面では「現状最強」になります。ただ、対応する再生機器は、現在のところ、ウォークマンなどに限られる状況です。

 稼働時間は、余裕のある28時間です。

 やはり、MicroUSBケーブルで充電することになります。

 電池切れ後の可動は、有線ケーブルを使えば、ノイズキャンセリングなしでの利用が可能です。

---

 以上、ソニーのWH-H900Nの紹介でした。

 下位機種よりもハイスペックなノイズキャンセル機能が搭載されている製品です。外音取り込み機能も、実用性が高そうです。

 それだけでなく、音質面でもハイレゾに対応できるほどの広音域に対応する能力のあるヘッドホンです。DSEE HX技術の採用で、さほど良い音源でなくても、高水準に再生することもできます。

 価格はそれなりに高いですが、音質面での総合能力は価格以上で、現在的にはおすすめできる製品の1つです。


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 【2018年】

 10・SONY WH-1000XM3 B
 11・SONY WH-1000XM3 S
  ¥33,980 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:4Hz-40kHz
ドライバー: 40mmドーム型
コーデック: SBC AAC aptX HD LDAC
連続再生時間:30時間
ノイズキャンセル:対応
重さ:255g

 MDR-1000XM2は、ソニーのノイズキャンセリング対応製品の中でも、ひときわ高級な製品です。

 「h.ear on 」シリーズに比べると、外見が落ち着いていますが、音質的な能力はこちらが上位です。

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 本体の重さは255gです。

 多少重量はありますが、ウレタン製のイヤーパッドを採用するなど、付け心地も良い製品です。

 接続方法は、こちらはBluetoothとなります。

 音声ケーブルも利用可能です。

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 ノイズキャンセリング機能は、この機種は、ここまで紹介してきた「上級方式」より優れた「最高級」な仕組みをとります。

 具体的には、新開発のQN1プロセッサーを利用することで、計算処理能力を高めたため、ノイズキャンセルの精度が高めています。

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 その上で、この機種には、パーソナルNCオプティマイザーが採用されます。

 これは、装着時の個人差(髪型・メガネなど)を音波センサーで検知し、適切にノイズキャンセリングを行える仕組みであり、かなり高度です。

 また、気圧計も内蔵され、飛行機では、気圧に応じた適切なノイズキャンセルを行えます。

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 その上で、スマホのジャイロからデータが取れるため、歩行時、電車乗車時などのシーンに合わせて、キャンセリングレベルや外音の取り込みが選択できる、アダプティブサウンドコントロールにも対応します。

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 ドライバーは、大きさとしては、下位機種と同じく40mmです。

 ただし、ソニーが高級機に乗せているアルミニウムコートLCP振動板が採用される独自開発のユニットです。

 通気口の工夫で、低音再現性も強化されています。

 再生周波数帯域は、4Hz-40Hzというスペックです。

 数値的に言っても、今回紹介する中で最も音域に余裕がある仕様です。とくに、低音域は、小音量でも十分に感じられる設計で、充実します。

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 Bluetoothコーデックは、下位機種と同じく、SBC・AAC・apt-x HD・LDACに対応します。

 iPhoneの場合は、最新機種でもiPhone側の限界で、AACまでの対応です。

 しかし、先ほどと同じく、DSEE HXというアップスケーリング技術を採用するため、圧縮音源やCD音源であっても、ハイレゾに準じる水準まで音質を向上させられます。

 稼働時間は、30時間です。これだけ長ければ問題ないでしょう。

 電池切れ後の可動は、有線ケーブルを使えば、ノイズキャンセリングなしでの利用が可能です。

 そのほか、GoogleAssistantに対応する機種でもあります。 

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 以上、ソニーのMDR-1000XM2の紹介でした。

 高級な製品ですが、高度なノイズキャンセル機能を装備している点では、有線モデルを含めて同社では最高レベルです。

 音質面も、とくに高音域の部分で対応範囲に余裕があり、高級機ながら「隙の無い」モデルだとも言えます。

 「h.ear on 2」シリーズよりも落ち着いた配色なので、ビジネス万などの「大人」に向きそうです。

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 【2017年】

 12・SONY WH-1000XM2
  ¥29,363 Amazon.co.jp
(7/28執筆時)

再生周波数帯域:4Hz-40kHz
ドライバー: 40mmドーム型
コーデック: SBC AAC aptX HD LDAC
連続再生時間:30時間
ノイズキャンセル:対応
重さ:275g

 なお、旧機種としてMDR-1000XM2が併売中です。

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 しかし、この機種は、QN1プロセッサー未搭載なので、ノイズキャンセリング精度が新機種よりも劣ります。

 ただ、NCオプティマイザーも搭載する点では、同じくノイキャンを搭載するWH-H900Nよりは本格的なので、3万円前後の予算ならば選択肢として良いと思います。


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 【2018年】

 13・Bang&Olufsen B&O Play BeoPlay H8i
  ¥45,814 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-22kHz
ドライバー:40mmドーム型
コーデック: SBC AAC aptX
連続再生時間:30時間
ノイズキャンセル:対応
重さ:255g

  Play BeoPlay H8は、デンマークのバング&オルフセンの製品です。

 高級オーディオメーカーとして知られている会社ですね。

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 本体の重さは255gです

 高級機としては軽量です。折りたたみはできませんが、専用のポーチが付属します。

 接続方法は、こちらはBluetoothとなります。有線は対応できません。

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 ノイズキャンセリング機能は、搭載です。

 ただし、ソニーのBluetoothヘッドホン入門機と同じ水準であり、この点を強調ではありません。

 ただし、ワンタッチで外音を聞きやすくする機能は付属しており、便利です。

 音質面では、他社同様の40mmのドライバーを採用します。

 再生周波数帯域は、低音域が20Hz(数値が低いほど優秀)、高音域が22Hz(数値が高いほど優秀)です。

 低音よりも、バランスを重視した設計と言えるでしょう。

 ただし、インピーダンスは、33Ωと高めですから、スマホよりも家庭用のAV機器用として設計されています。大音量でガンガン聴くのには不向きな印象です。

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 Bluetoothコーデックは、SBC, AAC, aptXに対応します。

 ハイレゾに対応しない機種なので、この3つがあれば十分でしょう。

 稼働時間は、14時間です。高級機としては多少短めですが、大きな問題ではないでしょう。

---

 以上、Play BeoPlay H8の紹介でした。

 高級機としてデザイン性はかなり高い機種です。低音を聞かせてバリバリ聴くタイプのヘッドホンではありませんが、余裕を持ってリスニングできる「大人」なモデルだと思います。

 ただし、ノイズキャンセリングの部分は一般レベルですので、過度な期待は禁物でしょう。

 また、インピーダンスの関係で、スマホなどには合わない(音は出るがボリュームを上げる必要がある)といえます。


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 【2017年】【GoogleAssistan・Alexa対応】

 14・BOSE QuietComfort 35 U【黒】
 15・BOSE QuietComfort 35 U【銀】
  ¥35,640 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:
ドライバー:
コーデック: SBC
連続再生時間:20時間
ノイズキャンセル:対応
重さ:240g

 BOSE QuietComfort 35は、アメリカの音響機器メーカーであるBoseのノイズキャンセリング対応ヘッドフォンです。

 日本でも、高級機の分野でSONYの「ライバル」としてノイキャン製品を売り出している会社です。

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 本体の重さは240gとそれなりに軽量です。

 細部も、合成プロテインレザーを使ったイヤークッションをはじめ、「柔らかな」あたりで、長時間快適に利用できます。

 折りたたみはできませんが、キャリングケースが付属します。

 接続方法は、Bluetoothと、有線接続ができます。

 ただし、有線は「緊急時の予備」と言った位置づけです。

 201407281055.jpg  

 ノイズキャンセリング技術は、ヘッドホンに4つのマイク配置し、ノイズキャンセリングを行うクアッド方式です。

 プロセッサの精度や数値としての軽減率の開示はありません。ただ、デジタル方式で、AIが周囲の状況を判断して自動で3段階で出力を調整しています。

 BOSEは古くからノイズキャンセリング技術に取り組んできた会社で、その精度には定評があります。

 特に、(アメリカらしく)飛行機のノイズのキャンセル力は高いです。

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 音質の面では、BOSEは再生周波数帯域などを開示しないのですが、音質の部分には安定した性能を期待できます。

 とくに、あまり品質の良い音源を綺麗に鳴らす精緻化技術は高いので、SBCコーデックのみの対応でも綺麗になるのだと思います。

 テクノロジー的には、TriPortという低音再生技術をもち、重低音に強いというメーカー固有の特性があります。

 また、中音域以上もバランスが良く値段相応の性能も期待できます。

 SONYやBeatsが、現在的な若者音楽をターゲットにしているとすれば、こちらは、少し大人世代でジャズやロックを低音を響かせながら使いたい人に向く、ヘッドフォンといえます。

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 Bluetoothコーデックは、遅延問題のある、SBCのみ対応です。

 ただ、Boseは、先述のように「音を作り込む」タイプのメーカーです。その上で、圧縮音源のアップコンバートがうまいので、この部分の不満は、ユーザーからは少ないです。

 ただし、SBCの欠陥といえる音の遅延はあるので、動画再生には全く向かないでしょう。

 稼働時間は、20時間です。

 無線を利用しないタイプとしては高寿命です。

 電池切れ後の可動は、このモデルは、付属ケーブルを使えば可能です。

 ただ、ノイズキャンセリングとともに、イコライザーもオフになるため、「BOSEの音質」ではありません。とはいえ、稼働時間は長めであり、問題ありません。

 本体の重さは、234グラムです。

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 加えてこの機種は、GoogleAssistantとAmazon Alexaに対応です。これらは、【スマートスピーカーの比較】で紹介した音声コントロールシステムです。

 この場合、音声による音楽コントロールや、アシスタントへの質問・お願いをマイク経由で可能としています。

---

 以上、BoseQuietComfort 35の紹介でした。

 ノイズキャンセリング技術は、ソニー同様に優秀です。飛行機文化が発達しているアメリカ製らしく、飛行機の中でもエンジン音が完全にシャットアウトできます。

 とくに、イアーパッドはかなり柔らかめなので、長時間装着でも疲れませんし、この点でもおすすめできます。


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 【2017年】

 16・Beats by Dr.Dre Studio3 Wireless
  ¥34,498 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
ドライバー:
コーデック: SBC AAC
連続再生時間:22時間
ノイズキャンセル:対応
重さ:260g

 Studio 3 Wirelessは、Apple傘下のBeatsの製品です。

 こちらも、ノイズキャンセル機能を搭載する製品です。

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 本体の重さは260gです。

 ノイズキャンセルに対応する分、多少重量があります。ただ、こちらも、折りたためるため持ち運びやすい機種です。

 接続方法は、Bluetoothとなります。ケーブル接続も予備的に対応します。

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 ノイズキャンセリング技術は、搭載です。

 BOSEの場合、ピュアアダプティブノイズキャンセリング(Pure ANC)と呼ばれます。性能の多くは非開示です。

 ソニーの上位機のように、周囲の騒音の種類をAIが識別し、自動的にモード調整する仕組みのようです。ただ、BOSEやソニーの最新上位機ほどは強めではないです。

 音質の面では、BOSE同様に、Beatsも詳しい情報は非開示です。

 ただし、似た形状の旧モデルは、低音域が20Hz(数値が低いほど優秀)、高音域20Hz(数値が高いほど優秀)でした。

 試聴の限り、低音のパワーは十分です。

 Bluetoothコーデックは、SBC AACのみ対応します。

 iOS系スマホはapt-Xに非対応ですので、Appleとしては、それに合わせたのでしょう。

 ただ、BOSEと同じで、低解像度音源のアップコンバート再生には自信があるメーカーです。再計算により、AACレベルでも音質のレベルは高いです。

 連続再生時間は、22時間となります。

---

 以上、BeatsStudio 3Wirelessの紹介でした。

 Beatsのデザインや低音重視の音の傾向が気に入った方で、通勤・通学で使うなど、ノイズキャンセル機能が欲しい場合に選ぶと良い機種です。


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 【2017年】

 17・Skullcandy VENUE S6HCW-L003-A
 18・Skullcandy VENUE S6HCW-L568-A
  ¥18,648 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
ドライバー:40mmドーム型
コーデック: SBC
連続再生時間:24時間
ノイズキャンセル:対応
重さ:275g

 VENUEは、アメリカのSkullcandyが販売するノイキャン対応ヘッドホンです。

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 ドクロのロゴで有名な、ストリート系のヘッドホンで、2003年ユタ州で創業された比較的新しいメーカーです。


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 本体の重さは、275gです。

 外観的には、存在感がある製品です。

 接続方法は、Bluetoothとなります。

 ただし、音声ケーブルが付属し、それでも利用可能です。

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 ノイズキャンセリング機能は、対応です。

 ただ、Beatsのように詳細情報は未開示です。形状からハイブリッド式(ダブル式)ではない、1万円前後の機種によく見られる、外部マイクのみの方式に思えます。

 ただ、(パッド形状による)パッシブなノイズ軽減については、期待感があります。外音取り込みは、可能です。

 音質の面では、40mmのドライバーが採用される点以外、情報非公開です。

 再生周波数帯域は、低音域が20Hz(数値が低いほど優秀)、高音域が20kHz(数値が高いほど優秀)と、数値的には平凡ですね。

 メーカーとしては、ストリート系に好まれるような、低音域に力を入れる傾向があるのですが、こちらについては、ノイキャン搭載が作用してか、多少その傾向は薄いです。

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 Bluetoothコーデックも、SBC以外は搭載されず、増幅に関する説明もありません。

 稼働時間は、24時間です。

---

 以上、SkullcandyVENUEの紹介でした。

 Beatsと似た感じに、データ非公開の部分が多く、ある意味、謎多きヘッドホンです。

 一応、遮音効果は感じますが、パッシブな締め付けによる部分も作用していそうですし、ノイキャンの機構については、もう少し説明が欲しいところです。

今回の結論
ノイキャン対応ヘッドホンのオススメはこの機種!

 というわけで、今回は、各社のノイズキャンセリング対応ヘッドフォンを紹介してきました。

 最後にいつものように、Atlasのオススメ機種!について書いておきたいと思います。


 第1に、比較的安価で導入しやすいノイズキャンセリング対応ヘッドホンとして最もおすすめな機種は、

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 2・DENON AH-GC25NC
  ¥13,195 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:5Hz-50kHz
ドライバー: 40mm
連続再生時間:40時間
重さ:287g

1・ノイキャン効果 ★★★★★
2・音質の良さ   ★★★★★
3・重低音     ★★★★★
4・ハイレゾ再生  ★★★★★
5・ワイヤレス対応 ☆☆☆☆☆
6・総合評価    ★★★★★

 有線ケーブル方式で良い場合は、DENONのヘッドホンでしょう。

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 Bluetoothは搭載しませんが、ノイズキャンセリング技術は、内部と外部にマイクを持つ信頼性の高い、ハイブリッド式(ダブル方式)ですから高度です。

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 音質の面でもカーボンファイバー・フリーエッジ・ドライバーを採用するなど、音響的な面白さがあります。

 音域的にも、ハイレゾ音源に対応できる水準です。

 こうした点で、1万円前後のノイキャンヘッドホンでは、最も費用対効果が高いと言えます。

ーーー

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 【2018】【各色】

 4・SONY WH-CH700N B
 5・SONY WH-CH700N H
 6・SONY WH-CH700N L
  ¥14,608 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:7Hz-20kHz
ドライバー: 40mmドーム型
コーデック: SBC, AAC, aptX
連続再生時間:35時間
ノイズキャンセル:対応
重さ:245g

1・ノイキャン効果 ★★★★☆
2・音質の良さ   ★★★★★
3・重低音     ★★★★☆
4・ハイレゾ再生  ★★★☆☆
5・ワイヤレス対応 ★★★★★
6・総合評価    ★★★★☆

 一方、Bluetoothも欲しい場合は、ソニーのWH-CH700Nでしょう。

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 ノイズキャンセリング技術は、ダブル方式ではないですが、フルオートAIノイズキャンセリング技術が搭載されるなど、利便性は高いです。

 価格を考えると、値頃感が最もある機種です。 

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 Bluetoothコーデックは、SBCとAACのほか、CD並の音質が得られるaptXに対応です。

 スマホ利用者が多いと思いますが、iPhoneでは遅延の少ないAAC、Android系スマホやPCでは、CD音源のクオリティで電送できるaptX規格に対応する点で、この機種は問題ないでしょう。

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 装着性も、フィット感が高く、自然にフィットする「インワードアクシスストラクチャー」構造で、安定しています。重さも軽いため、出張にもよいでしょう。

 稼働時間も、35時間と十分です。


 第2に、ノイズ対策だけでなく、音質にもこだわったヘッドホンを選びたいならば、

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 【2017年】

 9・h.ear on 2 Wireless NC WH-H900N
  ¥27,800 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:5Hz-40kHz
ドライバー: 40mmドーム型
コーデック: SBC AAC aptX HD LDAC
連続再生時間:28時間
ノイズキャンセル:対応
重さ:290g

1・ノイキャン効果 ★★★★★
2・音質の良さ   ★★★★★★
3・重低音     ★★★★★
4・ハイレゾ再生  ★★★★★
5・ワイヤレス対応 ★★★★★
6・総合評価    ★★★★★★

 SONYの WH-H900Nでしょう。 

 201806061920.jpg

 ポップなデザインですが、ノイズキャンセリングにおいて、2つのマイクを搭載するデュアル方式を採用するなどノイキャンの実力は「ソニーの上位水準」で高いです。

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 また、音質面でもハイレゾ音源に対応できるレベルの再生周波数帯域を誇ります。

 また、ハイレゾ音源をお持ちでない場合も、低解像度音源をハイレゾレベルまでアップコンバート再生できるDSEE HX技術は音質面での魅力度が高いといえます。

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 コーデックも、 Apt-x HDLDACなど、Bluetoothによるハイレゾ音源の電送に対応する規格をフォローしますし、将来性の面でもこの機種がいちばんです .

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 また、最近流行りの外音の取り込みにも対応できますので、利便性の上でも良い機種です。

 収納性の面でもポーチが付属します。なお、非常時には、ケーブルをつなげて有線で使えば、バッテリーが切れた状態でも利用可能です。

 価格はそれなりに高いですが、総合能力は価格以上で、現在的にはおすすめできる製品の1つです。


 第3に、出張用に主に利用することを考えているビジネスマン向けにおすすめなのは、

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 【2017年】【GoogleAssistan・Alexa対応】

 14・BOSE QuietComfort 35 U【黒】
 15・BOSE QuietComfort 35 U【銀】
  ¥35,640 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:
ドライバー:
コーデック: SBC
連続再生時間:20時間
ノイズキャンセル:対応
重さ:240g

1・ノイキャン効果 ★★★★★★
2・音質の良さ   ★★★★★★
3・重低音     ★★★★★★
4・ハイレゾ再生  ★★★☆☆
5・ワイヤレス対応 ★★★★☆
6・総合評価    ★★★★★★

 BOSEのQuietComfort 35 wireless headphones2が良い選択肢です。

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 ノイズキャンセリング機能は、4つのマイクを利用する高度な方式です。

 同社は、この分野の研究のパイオニアで、効果については、おそらく現状のBluetoothヘッドホンでは最高だと思います。

 とくに、アメリカは、飛行機で移動する社会なので、航空機の雑音耐性には定評があります。

 音質も、同社独自のアップコンバート技術で、豊かな低音域の再生が可能です。音量でも低音をきちんと聴きたいような方には、とくにおすすめです。

ーーー

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 【2018年】

 10・SONY WH-1000XM3 B
 11・SONY WH-1000XM3 S
  ¥33,980 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:4Hz-40kHz
ドライバー: 40mmドーム型
コーデック: SBC AAC aptX HD LDAC
連続再生時間:30時間
ノイズキャンセル:対応
重さ:255g

1・ノイキャン効果 ★★★★★★
2・音質の良さ   ★★★★★★
3・重低音     ★★★★★
4・ハイレゾ再生  ★★★★★
5・ワイヤレス対応 ★★★★★
6・総合評価    ★★★★★★

 ただし、BOSEは、SBCのみ対応という弱点があります。

 音楽は良いのですが、動画再生においては遅延するため、その場合はソニーのWH-H900Nがよいでしょう。

 201904241827.jpg

 ハイレゾ対応機ですが、上位の主要コーデックに全て対応できるため、スマホ・タブレットでの遅延問題が起きにくいでしょう。

 ソニーには、ノイキャンに対応するより下位の機種もありますが、このシリーズから、QN1プロセッサーを採用し、BOSEに比べて及ばないとされたノイキャン性能の向上が見られます。

 飛行機での動画閲覧も含めて選ぶならばこちらでしょう。

補足:イヤホン・ヘッドホン関連記事の紹介

 というわけで、今回は、ノイズキャンセリング対応ヘッドホンの紹介でした。

 201810061305.jpg

 なお、このブログ「モノマニア」には、ヘッドホン・イヤホンについて、他に、以下のような比較記事があります。

1・Bluetoothヘッドホンの比較
2・Bluetoothイヤホンの比較
3・完全ワイヤレスイヤホンの比較
4・ハイレゾヘッドホンの比較
5・ハイレゾイヤホンの比較
6・ノイキャンヘッドホンの比較
7・ノイキャンイヤホンの比較
8・Beatsのヘッドホンの比較
9・ライトニング端子イヤホンの比較
10・ウェアラブルネックスピーカーの比較
11・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】

 よろしければ、これらの記事をご覧ください。

 とくに、11番の記事は、全記事の「まとめ」として、どのようにイヤホンを選ぶべきか、スペック表の読み方などをまとめています。

 よろしければご覧ください。

 201809170924.jpg

アップルの iPod touchの比較
2・
ソニーのウォークマンの比較
3・ハイレゾ対応ポータブルアンプ

 また、このブログには、他にもオーディオ関係の記事がありますので、こちらもよろしくお願いします。

 最後になりましたが、記事がお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 18:12 | オーディオ製品

比較2019'【静音】ノイキャンイヤホン13機の音質とおすすめ・選び方

【今回レビューする内容】2019年 通勤通学向けのノイズキャンセリングイヤホンの性能とおすすめ・選び方:電車・飛行機でのノイズキャンセル

【比較する製品型番】 SONY MDR-NWBT20N WI-SP600N WI-1000X B N WF-SP700N BM WF-1000X MDR-NWNC33 IER-NW500N BOSE QuietControl30 WLSS BLK パイオニア RAYZ Plus SE-LTC5R SE-LTC3R WI-C600N WF-1000XM3 B

今回のお題
ノイキャン対応イヤホンのおすすめはどの製品?

 ども、Atlasです。

 今回は、2019年7月現在、最新のノイズキャンセリング対応イヤホンの比較です。

 201810061318.jpg

 電車通勤や飛行機などに向いているノイズキャンセリング(ノイキャン)機能が付いたイヤホンを比較します。

 格安な機種を紹介するほか、Bluetooth無線ハイレゾ音源に対応する高級なイヤホンも網羅しました。

1・ノイキャン効果 ★★★★★
2・音質の良さ   ★★★★★
3・重低音     ★★★★★
4・ハイレゾ再生  ★★★★★
5・ワイヤレス対応 
★★★★★
6・総合評価    ★★★★★

 というわけで、以下では、いつものように、各製品を機種ごと比較します。

 そして、最後の「結論」部分では、上表のようなポイントから、「Atlasのおすすめ機種!」を提案する形で記事を進めていきます。

---

1・ノイキャンヘッドホンの比較
2・ノイキャンイヤホンの比較

 なお、今回の記事は、このブログのノイキャン機器比較シリーズの2回目記事として書きました。

1・ノイキャン対応イヤホンの選び方

  はじめに、イヤホンに搭載されるノイズキャンセリング技術について、その基本的な仕組みと、製品ごとの違い特長について説明しておきます。

1・ノイズキャンセリングの仕組み

 201407271006.jpg

 ノイキャンの基本となる技術は、どのメーカーの製品も「同じ」です。

 つまり、本体外部につけられた「マイク」がノイズ(騒音)を拾い、それと逆の傾向を持つ音(逆位相音)を発生させて、ノイズを打ち消すというものです。

 しかし、同じ「ノイキャン」でも製品ごとに精度に差があります。 

1・搭載されるマイクの数
2・制御するプロセッサの処理能力
3・加速度など状況判断力

 これは、主に、上表の3点において各製品ごとに搭載技術が異なるためです。

 結論的にいえば、これらの技術を備えた製品が「最も優秀」となります。

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 ただ、前回、【ノイキャンヘッドホンの比較記事】で説明した技術に比べると、小型でスペースが限られる筐体で、どのようにノイキャン技術を搭載するかを、各メーカー競っていると言えます。

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 そのため、今回の記事では、各製品のノイズキャンセリングの「仕組み」や「得意分野」も、できるだけかみ砕いた形で説明していくつもりです。

2・キャンセルできる音・できない音

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 ノイズキャンセリングは、名前の通り、全ての音を完全に無音化できる、というわけではありません。

 例えば、電車の走行音や、オフィスの空調音自動車騒音などは、音の軽減は得意です。

 しかし、電車のアナウンスや話し声、プリンターの駆動音など、高い周波数の音の軽減は不得意です。

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 結論的にいえば、ノイキャンイヤホンは、移動中に使うことを想定して作られている製品です。

 とはいえ、カナル型イヤホン(密閉型)の場合は、それ自体ある程度の遮音性があります。

 そのため、複数のパターンを自動で切り替えることで、生活雑音などに広く対応できるため、汎用的に遮音利用することができます。

3・ノイキャン対応イヤホンの音質

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 音質については、昔と違って、ノイキャン機でも優れたドライバー(スピーカー)を搭載し、高音質なハイレゾ音源に対応できる機種も出そろっています。

 ノイズキャンセリングイヤホンの場合、先述のように、イヤーピースの部分でもかなり遮音性を得られます。

 そのため、ノイキャンを利用しなくて良い場所での視聴も多いため、音質面にこだわったイヤホンをえらぶことは意味があると思います。

 今回は、こうした点も含めながら、ノイキャンイヤホンの「オススメ機種」を考えていきます。

2・ノイキャン対応のイヤホン(無線)

 それでは、早速紹介をはじめます。 はじめに、Bluetoothを利用するワイヤレスイヤホン型式の製品の紹介からです。

 なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記しています。


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 1・SONY MDR-NWBT20N【各色】 
  ¥6,470 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

周波数特性:20Hz-20kHz
コーデック:SBC・AAC
連続再生時間:6時間
重さ:16.5g
防水性能:なし

 MDR-NWBT20Nは、ソニーのノイキャン対応のイヤフォンです。価格が値頃なので売れ筋の商品です。

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 装着方法は、クリップ型となります。

 シャツなどに止めて利用することを想定しています。

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 ノイズキャンセリング技術は、ややレベルが低いです。

 なぜなら、集音マイクが外側に1つしかないからです。

 スペックでは98%の騒音低減ですが、上位機に比べると明らかな違いがあります。

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 音質面では、「再生周波数帯域」が、低音域が20Hz、高音域が20kHzです。

 「再生周波数帯域」とは、イヤホンの音域の広がりを示す指標です。「Hz」の数値が低いほど低音域が、「kHz」の数値が高いほど高音域が出せることを意味します。

 この機種は、低音域は出にくそうなスペックです。

 ドライバーは、音が鳴る「スピーカー」の部分です。

 ソニーの場合、サイズや数が多いほど、「音のランク」が上がりますが、この製品は詳細が、非公表です。

 外観から判断すると、ユニットが1つのダイナミック型(1WAY)であり、音質を重視した作りではないです。

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 Bluetoothは、「搭載」です。

 ワイヤレス式のイヤホンの場合、Bluetoothは通信回線が細いので、音源を圧縮してイヤホンに飛ばしています。

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 その際の圧縮方法は複数あり、それを「コーデック」と呼びます。

 このうち、最下位のSBC規格は、音質の劣化が問題になります。また、動画を見る際に、映像に対して音声が遅延するのも問題です。

 しかし、この機種は、SBC規格のほか、遅延の少ないAACでの通信に対応する点でやや優れます。

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 AACは、iOS系のスマホのほか、ウォークマンなどの再生機器も対応する上位規格です。

 そのため、これらを使う限り、圧縮音源ならば、音質の劣化は少ないでしょう。

 一方、Android系は、AACには非対応なので、SBC規格での転送となります。

 連続再生時間は、8時間です。

 充電はパソコンなどのUSBコネクターから充電する方式です。

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 ノイズ対策は、この機種は、ノイズキャンセリングに対応します。

 そのため、電車やバスの騒音を打ち消せます。

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 そのほか、操作のしやすそうな大きめリモコンの搭載も魅力でしょう。

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 以上、MDR-NWBT20Nの紹介でした。

 一般的なカナル型イヤホンです。 無線の伝送についてもAACに対応しますので、音質の劣化や音の遅延もさほど感じられないでしょう。

 ただ、今回の比較の趣旨から言えば、ノイキャン技術はさほど良いものを使っていないため、積極的にはオススメしかねる製品ではあります。


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 【Google Assistant対応】

 2・SONY ワイヤレスイヤホン WI-SP600N
  ¥14,608 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

周波数特性:
コーデック:SBC・AAC
連続再生時間:6時間
重さ:21g
防水性能:IPX4等級

 SONYWI-SP600N は、1万円を超える価格帯のソニーのミドルグレードのBluetoothイヤホンです。

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 装着方法は、イヤーフック型となります。

 この方式は、耳から外れにくいので、トレーニング時などにも利用可能です。

 IPX4等級の防滴性能もあるため、雨や汗にも強いです。

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 ノイズキャンセリング技術は、しかし、集音マイクが1つだけであり、下位機種と同等のレベルに止まります。

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 音質面では、再生周波数帯域は、非公開です。

 ただ、電気的に低音をブーストさせるSONY独自のEXTRA BASS機構を持ちます。

 この技術を搭載する製品は、ソニーの「特長」の1つである、豊かな低音を出せます。

 ドライバーは、6mmと大きくはないですが、こうした機構のため、問題は感じません。

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 Bluetooth無線は、標準的なSBC規格のほか、動画の遅延が少なく、音質の劣化も少ないAAC規格が採用されています。

 連続再生時間は、8時間です。

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 以上、MDR-NWBT20Nの紹介でした。

 ノイキャン技術を搭載する機種ですが、ソニーの上位機と比較すれば、あまり高精度ではないです。

 とはいえ、電車や飛行機などの騒音源・周波数帯が多い状況においても、効果は十分実感できる水準でしょう。

 ただし、ノイズに対して完全な対策をしたい方、毎日通勤で利用する方は、ノイズキャンセリングの精度がもう少し高いものを選んだ方が満足度は高そうです。

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 【2019年発売】

 【Google Assistant対応】 

 3・SONY ワイヤレスイヤホン WI-C600N
  ¥11,625 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC, AAC, aptX
連続再生時間:6.5時間
重さ:27g
防水性能:

 なお、この機種については後継機が発表されています。

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 形状は、安定性の高いネックバンド型になりますが、上で紹介したEXTRA BASS機構が未搭載です。

 Bluetoothコーデックが、Apt-X対応にはなるものの、防水性もないなど、完全に「上位」とは言えない状況です。

 結論的にいえば、現状で、下位機種があるうちは、そちらで良いと思います。


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 【2017年】

 4・SONYノイズキャンセリング WI-1000X B
 4・SONYノイズキャンセリング WI-1000X N
  ¥30,691 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:3Hz-40kHz
コーデック:SBC AAC, aptX LDAC
連続再生時間:10時間
重さ:71g
防水性能:

 SONYWI-1000Xは、SONYのノイズキャンセリングイヤホンの上級機です。

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 装着方法は、ネックバンド型です。

 見ての通りかなり太く、重さも71gです。

 その点で言えば、アクティブな運動には向かないという製品です。

 ただし、これは、高精度のノイズキャンセラが搭載されているからであり、重さには「理由がある」と言えます。

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 ノイズキャンセリング技術は、この製品から一次元高い「上級技術」が採用されます。

 下位機種の場合、外部マイク1つのみの構成でした。

 しかし、この製品は、外部マイクのほか、内部にフィードバックマイクがある「ダブル方式」です。

 聴いている音楽自体も「デジタル化」し、同じく「デジタル化」した外音を打ち消す仕組みです。

 ソニーは、「デュアルノイズセンサーテクノロジー」と呼びますが、非常に性能は良いです。

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 フルオートAIノイズキャンセリング機能も搭載します。

 これは、周囲の騒音状況をAIが判断し、3つのノイズキャンセルのモードを自動で選択するシステムです。

 そのほか、スマホの加速度センサーを利用して、ノイズキャンセルのレベルを設定できるアダプティブサウンドコントロールや、飛行機などを利用する際の気圧の変化を検知して、音を最適化する機能も搭載します。

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 そのほか、電車のアナウンスなどを聴き取れるようにする外音取り込みボイスモードと、走行中などに周囲の音もある程度聞き取れる外音取り込みノーマルモードが、スマホ操作で選べます。

 結論的にいえば、イヤホンのノイキャン技術としては、かなり高度です。

 音質の面では、再生周波数帯域は、低音域が3Hz、高音域が40kHzまで対応です。

 ハイレゾ音源に対応できる40kHz水準を超えるほか、低音域についても、3Hzまでカバーしており、優秀です。

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 ドライバーも、仕組みが変わります。

 9mmのドライバーのほか、小型のバランスド・アーマチュア・ドライバを採用した、Wドライバー仕様です。

 下位機種は、ダイナミックドライバのみのシングル構成でしたが、こちらは、高音域専用の小型ユニットを追加搭載します。再生周波数帯域が広いのは、この仕組みを採用するためで、ハイレゾ向きな構成です。

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 また、ハイレゾ音源を持っていない方でも、CD以下の音質を再計算で「ハイレゾ音源相当」にする、DSEE HXも搭載です。

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 Bluetoothコーデックは、SBC・AACに加えて、aptX・aptX-HD・LDACに対応します。

 Apt-Xは、Android系で多く採用されるもので、CD音質(ロスレス)の音源を劣化なしに送れる形式です。

 aptX-HD・LDACは、ハイレゾも再生できる上位規格です。

 なお、今回はノイキャン中心の話なので、この部分に興味のある方は【ハイレゾ対応イヤホンの比較記事】でもっと詳しく紹介しています。

 稼働時間は、10時間です。

 ワイヤレスでも、ここまであれば、不満を感じる方はあまりいないでしょう。

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 以上、WI-1000Xの紹介でした。

 ハイレゾ対応とノイキャン対応の「いいとこ取り」と言って良い機種です。

 通勤のほか、勉強時など静かな場所で着座しても利用する方には、便利でしょう。その場合に重要なバッテリーの保ちも良いです。

 難点は重さですが、これは、スポーツイヤホンではないので、個人的にはあまり気にしなくて良いと思います。


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 5・BOSE QuietControl30 WLSS BLK
  ¥29,700 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC
連続再生時間:10時間
重さ:65g
防水性能:

 QuietComfort 30は、アメリカのBoseの発売するBluetoothイヤホンです。

 同社は「原音を忠実に」聴かせるというより、「味付けして作り込んだ、Boseサウンド」を聴かせるタイプのメーカーです。

 こうしたタイプは、屋外利用時に強い音なので、「ノイキャン」製品と相性も良いです。 

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 装着方法は、写真のようにネックバンド型です。

 ただし、重さは65gある製品ですから、アクティブな活動用に作られてはいません。防滴性能もありません。

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 ノイズキャンセリング技術は、BOSEは独自の方法が取られます。

 内外に6つのマイクを確認できますが、これらの一部をノイキャン用に利用する方式です。

 「外音取り込み」は、ソニーは、(打ち消しつつ)外部マイクを利用する方式ですが、Boseは、ノイキャンレベルを下げて対応する方式です。

 どちらかと言えば、ソニーの方が(外音を)聴きやすいです。ただ、Boseは、ノイズキャンセリングのレベルを12段階で調整できるようにしているので、不便というほどではないです。

 ただし、ソニーのように、スマホのジャイロを利用して、自動でモードを変更する自動調整機能はないです。

 その点で射場、「歩く」「電車乗る」「バス乗る」など、複数の移動パターンで職場に向かう日本の場合、そのーのほうが「気が利いている」部分があります。

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 イヤーピースは、独自の形状をなして、フィット感と遮音性が高いタイプです。

 この製品は、高い遮音性能を持ち、没入感を出せます。

 なお、S/M/Lサイズと耳の大きさに合わせて3種類のピースが付属します。

 音質の面では、Boseは伝統的に再生周波数帯域などのデータは非公表です。

 そのため、試聴の限りですが、インイヤータイプながら、BOSEらしい低音が効いたサウンドです。

 イコライザーは、音源の種類やノイズの大小にあわせて、適切に調整されるために聴きやすいです。

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 Bluetooth無線は、こちらも、Bluetoothを用いるワイヤレス式ですが、SBCで転送する方式です。

 連続再生時間は、10時間となります。余裕のバッテリー量でしょう。

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 以上、BOSE社のQuietComfort 30の紹介でした。

 BOSEはソニーに比べて、技術情報をあまり開示しませんが、ノイキャン部分の技術は確かであり、定評があります。

 一方、ノイキャンの部分は「ソニー派」と「Bose派」双方がいます。

 Atlasとしては、「お国柄」ですが、電車・バス・徒歩などの移動の場合は「ソニー」が、飛行機の移動の場合は、(飛行機のシステムへの接続を含め)「Bose」が良いと思います。

 音質面では、Boseは、小音量に絞っても低音をしっかり出しやすいので、そういった傾向の音源を好む場合は良いでしょう。一方、高音域のキレイさを強調する、ハイレゾのような高解像度音源には不向きです。


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 【2018年】

 6・ SONY ノイキャン WF-SP700N BM
  ¥19,378 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

周波数特性:20Hz-20kHz
コーデック:SBC・AAC
連続再生時間:3.5時間
重さ:7.6g
防水性能: IPX4等級

 WF-SP700N は、SONYが販売する完全ワイヤレスタイプのイヤホンです。

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 重量は、7.6gです。

 他社に比べてやや重量感はありますが、重心バランスが良いので違和感はありません

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 イヤーピースは、ハイブリッドイヤーピースロングが別に3サイズ添付されます。

 その上で、外れにくいアークサポーターが2サイズ付属します。運動時の外れにくさは優れるでしょう。

 防滴設定も、この機種については「対応」なので、雨天時のジョギングなども問題なく利用できます。

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 ノイズキャンセリング技術は、このタイプではソニーが「初搭載」でした。

 ただし、外音用のマイクを1つだけ使う「入門機と同等」な水準です。左右独立する構造で搭載できた技術水準は高いと思います。

 この機種も、通常のノイズキャンセルのほか、電車のアナウンスなどは聴き取れるようにする外音取り込みボイスモードと、走行中などに周囲の音もある程度聞き取れる外音取り込みノーマルモードが、スマホ操作で選べます。

 音質面では、再生周波数帯域が、低音域が20Hz高音域が20kHzです。

 スペック的には低音が「弱い」ことになります。また、この機種は、ドライバーは6mmで、小さめです。

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 しかし、この製品は、ソニーでは低音が強いことをしめす、EXTRA BASSシリーズの名を冠します。

 ソニーの特色でもある、高音域はしっかり聞こえ、聴き疲れしにくいバランスの良さを感じます。

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 Bluetooth無線は、標準的なSBC規格のほか、無線による遅延に強く、音質の劣化も少ないAAC規格が採用されています。

 その他、マイクが搭載で、ヘッドセットとして利用することができます。

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 連続再生時間は、ステレオ再生で3.5時間です。

 ただし、付属の小型ケースは充電器を兼ねていて、2回のフル充電に対応します。

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 以上、ソニーのWF-SP700Nの紹介でした。

 独立型ですが、気になる音ズレもなく、音質も高音域と低音域がハッキリした「ソニーらしいサウンド」が楽しめます。

 一方、この分野でのノイキャン技術の搭載がソニーの「売り」の部分です。ただし、キャンセル技術のレベルは、次に紹介する新型のほうが上位です。


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 【2019年】

 7・ SONY ノイキャン WF-1000XM3 B
   ¥32,800 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

周波数特性:20Hz-20kHz
コーデック:SBC・AAC
連続再生時間:6時間
重さ:8.5g
防水性能:

 WF-1000XM3は、SONYが販売するノイキャン対応の完全ワイヤレスタイプのイヤホンの新型です。

 実質的に、WF-SP700Nの上位モデルで後継品です。

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 重量は、8.5gです。

 重みを感じない、「ぎりぎりの線」で攻めている感じです。

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 イヤーピースは、ハイブリッドイヤーピースロングトリプルコンフォートイヤーピースが3サイズ付属します。

 トリプルコンフォートイヤーピースは、遮音性をキープしたままで柔らかい素材なので、長時間の利用でも快適です。水洗いも可能です。

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 一方、WF-SP700Nと異なり、アークサポーターがない製品ですので、運動などアクティブなシーンで利用することはあまり想定されません。

 ただし、耳を三点で支えるエルゴノミック・トライホールド・ストラクチャーで、普通に歩行している程度では外れにくくなっています。

 音質面では、再生周波数帯域が、低音域が20Hz高音域が20kHzです。

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 ドライバーは、6mmで同じです。

 ただし、下位機種と異なり、重低音を強調するエキストラバスは不採用ですので、低音協調性は下位機種に負ける部分があるでしょう。

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 Bluetooth無線は、SBCとAACに対応します。

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 なお、AACはハイレゾ再生ができないため、この機種は、(CDより音質の良い)ハイレゾ再生は不可能です。

 しかし、DSEE HXという、AACなどの圧縮音源を「ハイレゾ相当」に再計算してアップスケーリングする機能をもちます。

 とはいえ、先述のように、再生周波数帯域が高音部で20kHzと「CDグレード」までですから、完全な「ハイレゾ」にはならない、というレベルです。

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 ノイズ対策については、ただし、後ほど紹介するソニーの上位機を含めても、「現状で業界最高レベル」です。

 なぜなら、外側と内側に集音マイクを装備するWマイク仕様だからです(デュアルノイズセンサーテクノロジー)。この方式の場合、耳側のノイズをセンシングして打ち消すため、ノイズ除去率が格段にアップします。

 (ワイヤード)Bluetoothイヤホンではすでに採用されている技術ですが、完全ワイヤレスでは初搭載です。

 多少重量が植えて「エキストラバス」を諦めたのは、この部分を強化するためでしょう。

 連続再生時間は、ステレオ再生/ノイキャンONで6時間と長寿命です。

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 バッテリーケースは、充電器を兼ねており、約3回分フル充電可能です。

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 そのほか、アプリを利用することで可能な「アダプティブサウンドコントロール」も注目点です。

 スマホの加速度センサーと連動し、歩行・走行・静止状態・電車内と状況を検知し、外音の取り込みレベルを自動調整してくれます。

 Atlasもこの機能を使っていますが、かなり便利です。

 マイクは、搭載で、ヘッドセットとして利用することができます。

 一方、防滴性能はありません。

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 以上、ソニーのWF-1000XM3の紹介でした。

 今回のバージョンアップで、ソニーの最高水準のノイズキャンセル技術が搭載となりました。通勤通学時をメインに考えて、完全ワイヤレス機を選ぶならば、こちらで良いでしょう。

 一方、下位機種と比較した場合、EXTRA BASS省略されますので、特に移動時に利用せず、重低音を含めてメリハリのある音質を得たい場合は、あまり向かないと思います。

 また、防滴性能がないため、ジョギングなどのワークアウトでの利用は、下位機種と異なり向かないでしょう。

 【2017年】

 8SONY ノイキャン WF-1000X
   ¥12,930 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

 なお、2017年後半に登場した「1代目」がまだ売られています。

 ただし、ノイズキャンセラについてWマイク非搭載となります。格安ですが、選ぶならば、新機種が良いでしょう。

3・ノイキャン対応のイヤホン(有線)

 続いてに、有線タイプのノイキャンイヤホンを紹介します。

 ただ、この手のタイプは「どこから電源をとるのか?」という問題があるため、基本的には「特定の音楽プレーヤー専用製品」です。


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 【SONY ウォークマン専用品】

 9・SONY MDR-NWNC33
  ¥4,698 Amazon.co.jp (7/28執筆時

再生周波数帯域: 50Hz〜20kHz
ドライバー口径:13.5mm

 MDR-NWNC33 は、ソニーのノイキャン対応のイヤフォンです。

 接続方法は、音質が保証される、ケーブルでのステレオミニプラグ接続です。

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 ノイズキャンセリング技術は、この機種の場合「注意」が必要です。

 なぜなら、この製品自体には集音マイクがないからです。

 ノイズキャンセルに対応させるためには、SONYのウォークマンなど、対応機器の利用が必須だからです。

 一般発売されていますが、この点は注意しましょう。

 音質の面では、13.5mmのドライバー(スピーカー)を1つ搭載する製品です。

 低価格なイヤホンとしては割と大きなドライバーです。

 しかし、素材などの情報開示がなく、性能面での不安が残る製品です。

 再生周波数帯域は、低音域50Hz高音域20kHzとなります。

 他機と比較する場合、低音域部分のスペックが特に悪いです。

 稼働時間は、有線方式ですので、本体の電源が続く限り利用できます。

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 以上、MDR-NWNC33の紹介でした。

 先述のように、SONYのウォークマン専用の製品です。

 ただ、その用途で買われる場合も、音質を決定づけるドライバーユニットの性能が悪いため、積極的にはオススメしかねるという製品です。

 ほかのモデルを選んだ方が良いと思います。


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  【SONY ウォークマン専用品】

 10・ SONY IER-NW500N
  ¥8,932 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域: 5Hz〜40kHz
ドライバー口径:9mm

 MDR-NWNC33 も、ソニーのノイキャン対応のイヤフォンです。

 接続方法は、こちらもケーブル式です。普通のステレオミニプラグ接続です。

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 ノイズキャンセリング技術は、マイク未搭載で、「ウォークマン専用」となります。

 一方、ノイキャンの技術水準は、こちらの方が1ランク高いです。

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 SONYは、デジタル方式でノイズ処理しますが、その際に、周囲の騒音状況からAIが自動的にノイズキャンセル方式を自動選択するフルオートAIノイズキャンセリング機能が搭載されるからです。

 ただし、その際利用される集音マイクは「シングル」です。

 その点で、SONYの技術体系から言えば「入門レベル」の処理です。

 なお、SONYの場合、ハイレゾ音源の場合もノイズキャンセリングが働きます。

 音質の面では、ダイナミック型の9mmのドライバーです。

 純粋に口径として言えば、下位機種よりも小さいです。

 再生周波数帯域は、しかし、低音域(値が小さいほど良い)が5Hz高音域(値が大きいほど良い)40kHzとなります。

 駆動力を磁気回路でブーストする仕組みをとるため、ドライバーは小型でも、全レンジで音質の良さはこちらの方が上です。

 稼働時間は、有線方式ですので、本体の電源が続く限り利用できます。

---

 以上、IER-NW500N の紹介でした。

 ハイレゾ対応のウォークマン専用製品ですので、まずはその点に注意してください。

 その要件を満たす皆さんについては、

 ドライバーは小型ですが、ハイレゾに対応する品質です。

 また、ノイズキャンセリング機能は、有線式の下位機種よりも高度なので、対応機器をお持ちの場合は、通勤用には特にこちらが向くでしょう。


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 【iPhone専用設計】

 11・パイオニア RAYZ Plus SE-LTC5R-S
 12・パイオニア RAYZ Plus SE-LTC5R-T
  ¥13,900 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域: 10Hz〜22kHz
ドライバー口径:9mm
重さ:5g

 SE-LTC5R は、パイオニアが発売するノイズキャンセリングイヤホンです。

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 接続方法は、こちらも、有線です。

 ただし、プラグはこの機種の場合、Lightningコネクターであり、iPhone7以降の専用設計です。

 なお、ケーブルの途中にLightningコネクタがあるので、外部バッテリーで充電しながらでも音楽を聴ける仕様です。

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 ノイズキャンセリング技術は、搭載です。

 システム的には、6つのマイクを内外に搭載する「ダブル方式」で他社高級機のように凝った作りです。

 一方、外音を取り込めるHearThruモードを搭載しますが、スマホのジャイロなどと連動した、ノイズレベルの自動調整には非対応です。

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 音質の面では、9.2mmのダイナミック型ドライバーの搭載です。

 やや小さめですが、ノイズキャンセリングに高度に対応させるためには、仕方のない部分です。

 再生周波数帯域は、10Hz〜22kHzです。

 ハイレゾには向きませんが、CD音源以下ならば問題ない音質で聴けるでしょう。

 なお、Lightningコネクタを通すため、こちらはデジタル伝送となります。左右の音声のクロストークノイズが生じにくく、通常のアナログイヤフォンに較べて、ステレオ感が出やすいでしょう。

 稼働時間は、iPhoneのバッテリー次第です。ただ、低電力消費技術の採用で、バッテリーを過度に消費しません。

---

 以上、SE-LTC5 の紹介でした。

 iPhone専用とはなりますが、高度なノイズキャンセリング技術を採用し、iPhone用としては選んでよい製品です。

ーーー

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 【2017年】

 13・パイオニア RAYZ Plus SE-LTC3R
  ¥12,730 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

 なお、下位機種のSE-LTC3Rも同時に発売されています。

 こちらも、Lightningコネクタ専用ですが、ケーブルの中間に充電用Lightningポートがないモデルです。

 iPhoneを充電しながら利用しない予定ならばこちらで良いでしょう。

今回の結論
ノイキャン対応イヤフォンのオススメは結論的にこれ!

 というわけで、今回は、各社のノイズキャンセリング対応イヤフォンを紹介してきました。

 最後にいつものように、Atlasのオススメ機種!について書いておきたいと思います。


 第1に、おもに出張時に利用したい方で、ノイズ対策が最も完璧にできるイヤホンと言えるのは、

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 5・BOSE QuietControl30 WLSS BLK
  ¥29,700 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC
連続再生時間:10時間
重さ:65g
防水性能:

1・ノイキャン効果 ★★★★★★
2・音質の良さ   ★★★★★
3・重低音     ★★★★★★
4・ハイレゾ再生  ★★★☆☆
5・ワイヤレス対応 
★★★★★
6・総合評価    ★★★★★

 ボーズのQuietComfort 30でしょう。

 ノイズキャンセリング技術については、SONYの上位機も優れており、飛行機の気圧に合わせた制御など見所が多く迷いました。

 201810061629.jpg

 ただ、ゲインをいじらず、ノイズキャンセリングのレベルを12段階で調整できる点は、飛行機・電車・空港・駅など、騒音状況が異なる出張において、実用性が高いです。

 SONYも自動制御が卓越していますが、個人である程度制御したい方は、とくに、この方式の方が現状では良いと感じます。

 201805140948.jpg

 音質面では、SBCで転送する方式ですが、先述のように、BOSEは、音源に独自のアップコンバートを施し「自社の音(BOSEサウンド)」にする会社ですから、問題ないでしょう

 ただし、SBCは、遅延問題があるので、動画などの視聴時に、音と映像がずれる点は注意です。


 第2に、おもに通勤時に利用したい方で、ノイズ対策が最も完璧にできるイヤホンと言えるのは、

  201711241152.jpg

 【2017年】

 4・SONYノイズキャンセリング WI-1000X B
 4・SONYノイズキャンセリング WI-1000X N
  ¥30,691 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:3Hz-40kHz
コーデック:SBC AAC, aptX LDAC
連続再生時間:10時間
重さ:71g
防水性能:

1・ノイキャン効果 ★★★★★★
2・音質の良さ   ★★★★★★
3・重低音     ★★★★★
4・ハイレゾ再生  ★★★★★
5・ワイヤレス対応 
★★★★★
6・総合評価    ★★★★★★

 ソニーの WI-1000Xの方が良いでしょう。 

 201810061557.jpg

 SONYの場合、電車・徒歩・室内など、スマホのジャイロから取得した「動き」の情報から、ノイズキャンセラのモードを自動変更する、フルオート機能があります。

 出張時の長時間の乗り物などではあまり意味が無いですが、(日本の)通勤・通学を考えると、こうしたシステムは便利です。

 ノイズキャンセリング技術も、「ダブル方式」で、Boseに引けをとりません。

 201810061553.jpg

 音質面でも、高音域は、ハイレゾに対応できる品質である上で、低音域についても、十分出るため、日本人の好みに合った音質です。

 また、Boseと異なりコーデックの対応幅が広いため、移動中に動画を見るような方にも向くでしょう。


 第3に、iPhone系で気軽にノイキャン対応できる製品としておすすめできるのは、

 201806062000.jpg

 【2017年】

 12・パイオニア RAYZ Plus SE-LTC3R
  ¥12,730 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域: 10Hz〜22kHz
ドライバー口径:9mm
重さ:5g

1・ノイキャン効果 ★★★★★
2・音質の良さ   ★★★★★
3・重低音     ★★★★☆
4・ハイレゾ再生  ★★★☆☆
5・ワイヤレス対応 
☆☆☆☆☆
6・総合評価    ★★★★☆

パイオニアのSE-LTC3R を、推します。

 201806061958.jpg 

 ノイズキャンセリング技術は、マイクを6つ搭載する方式で、独創的で効果も高い点を評価しました。

 その上で、iPhone用のLightning端子も付属するため、デジタル伝送によりステレオ感が出やすい点も評価できます。

 充電しながらも利用できる上位機もありますが、まあ、こちらで良いと思います。 


 第3に、ワイヤレスで気軽にノイキャン対応できる格安製品としておすすめできるのは、

 201810061522.jpg

 【Google Assistant対応】

 2・SONY ワイヤレスイヤホン WI-SP600N
  ¥14,608 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

周波数特性:
コーデック:SBC・AAC
連続再生時間:6時間
重さ:21g
防水性能:IPX4等級

1・ノイキャン効果 ★★★★☆
2・音質の良さ   ★★★★☆
3・重低音     ★★★★☆
4・ハイレゾ再生  ★★★☆☆
5・ワイヤレス対応 
★★★★☆
6・総合評価    ★★★★☆

 SONYWI-SP600N でしょう。

 201810061531.jpg

 イヤーフック型で、泡沫防水機能が付くトレーニング用ながら、入門用のノイキャン技術が採用され得ていますので。

 201810061400.jpg

 ノイズキャンセリング技術は、マイクが1つだけであり、極度に専門的ではないです。

 ただ、それでも、98%程度の軽減率は得られるわけで、電車や飛行機などの騒音源・周波数帯が多い状況においても、効果は十分実感できる水準でしょう。

 201810061533.jpg

 音質面でも、電気的に低音をブーストさせるSONY独自のEXTRA BASS機構を搭載するという、個性もあります。

 Bluetoothコーデックも、標準的なSBC規格のほか、動画の遅延が少なく、音質の劣化も少ないAAC規格が採用されています。

 いずれにしても、1万円前後の製品で「音質面もある程度期待できるノイキャンイヤホン」として、オススメできます。

補足:イヤホン・ヘッドホン関連記事の紹介

 というわけで、今回は、ノイキャン対応イヤホンの紹介でした。

 201810061305.jpg

 なお、このブログ「モノマニア」には、ヘッドホン・イヤホンについて、他に、以下のような比較記事があります。

1・Bluetoothヘッドホンの比較
2・Bluetoothイヤホンの比較
3・完全ワイヤレスイヤホンの比較
4・ハイレゾヘッドホンの比較
5・ハイレゾイヤホンの比較
6・ノイキャンヘッドホンの比較
7・ノイキャンイヤホンの比較
8・Beatsのヘッドホンの比較
9・ライトニング端子イヤホンの比較
10・ウェアラブルネックスピーカーの比較
11・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】

 よろしければ、これらの記事をご覧ください。

 とくに、11番の記事は、全記事の「まとめ」として、どのようにイヤホンを選ぶべきか、スペック表の読み方などをまとめています。

 よろしければご覧ください。

 201809170924.jpg

アップルの iPod touchの比較
2・
ソニーのウォークマンの比較
3・ハイレゾ対応ポータブルアンプ

 また、このブログには、他にもオーディオ関係の記事がありますので、こちらもよろしくお願いします。

 最後になりましたが、記事がお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

 ではでは。

posted by Atlas at 17:51 | オーディオ製品

比較2019'【高音質】Bluetoothヘッドホン18機の音質とおすすめ:iPhone Androidも対応 (1)

【今回レビューする内容】2019年 新製品のBluetooth対応ワイヤレスヘッドホンの性能とおすすめ:機種の違いと口コミ評価「最強」ランキング iPhone Android対応

【紹介する製品型番】パイオニア SE-MJ561BT JBL T500BT SONY WH-CH700N MDR-XB650BT MDR-XB950N1 h.ear on 2 Wireless NC WH-H900N NC WH-H800 WH-1000XM3 WH-1000XM2 AKG Y50BT DENON AH-GC30 AH-GC25W ゼンハイザー MOMENTUM Wireless B&O Play BeoPlay H8i BOSE QuietComfort 35 wireless headphones U beats by dr.dre Solo3 Wireless Studio3 Wireless

今回のお題
ワイヤレスBluetoothヘッドホンのおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今回は、2019年7月現在、最新のBluetooth対応ワイヤレスヘッドフォンの比較です。

 201810071115.jpg

 今回は、5000円以下の格安品から、通勤に向くノイキャン対応ヘッドホン音質重視のハイレゾヘッドホンなどの高品質モデルまで網羅します。

 201810061318.jpg

 ただし、インイヤータイプのヘッドホン探している方は、記事が別になります。

 お手数ですが、上表2番の【Bluetoothイヤホンの比較記事】をご覧ください。

1・音質の良さ    ★★★★★
2・重低音      ★★★★★
3・ノイズキャンセル ★★★★★
4・ハイレゾ再生   ★★★★★
5・バッテリー量   
★★★★★
6・総合評価     ★★★★★

 というわけで、以下では、いつものように、各製品を機種ごと比較します。

 そして、最後の「結論」部分では、上表のようなポイントから、「Atlasのおすすめ機種!」を提案する形で記事を進めていきます。

1・Bluetoothヘッドホンの比較
2・Bluetoothイヤホンの比較
3・完全ワイヤレスイヤホンの比較
4・ハイレゾヘッドホンの比較
5・ハイレゾイヤホンの比較
6・ノイキャンヘッドホンの比較
7・ノイキャンイヤホンの比較
8・Beatsのヘッドホンの比較
9・ライトニング端子イヤホンの比較
10・ウェアラブルネックスピーカーの比較
11・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】

 なお、今回の記事はこのブログのヘッドホン比較シリーズの4回目記事として書きました。

1・Bluetoothヘッドホンの選び方の基本

 201810071122.jpg

 Bluetoothヘッドホンは、性能を問わなければ、デンキヤに「選びきれないほど多数の製品」が並んでいます。

1・Bluetoothの圧縮転送規格
2・ノイズキャンセリング機能
3・再生周波数帯域
4・ヘッドホンの重さと形状

 結論的にいえば、音質が良く、自分の目的に合った最も良いモデルを見つけたい場合、基本的にこれら4つの要素に注目すると「良い製品が選びやすい!」と言えます。

 重要な部分ですから、各製品の紹介に入る前に、やや詳しめに紹介しておきます。

1・Bluetoothの転送規格

 201806071842.jpg

 第1に、Bluetoothの圧縮転送規格です。

 Bluetoothは、Wi-Fiなどに比べて回線が細いので、スマホや音楽プレーヤーから音を転送する前に、音源を自動的に圧縮して送っています。

 その際の圧縮基準を「コーデック」といいます。上表のように、コーデックは複数あり、それぞれ音質が異なります。

 例えば、最も低品質のSBC規格の場合、音質の劣化が見られるほか、動画との相性が悪く音の遅延が起こります。

 201810071129.jpg

 逆に、Apt-X HD や LDAC 対応の場合、CD以上の音質であるハイレゾ音源の音質でも劣化なしに伝送できます。

 ただし、スマホ側がこれらの規格で出力できても、ヘッドホン側で対応しない場合は、SBC音質での転送になります。

 結論的にいえば、スマホなどで利用する場合、(少なくとも)AAC規格以上に対応していることが、音質を重視する場合には重要です。

 ただ、BOSEやJBLなどの米国ブランドは、SBC圧縮音源のアップコンバート(再計算)に長けており、未対応でも音質が良い場合もあります。その点を含めて、今回の記事では詳しく書いていきます。

2・ノイズキャンセル機能

  201810071133.jpg

 第2に、ノイズキャンセル機能の有無です。

 電車や飛行機で利用する場合、音質よりも、こちらの機能の方が、高音質で聴く場合重要となります。

 201407271006.jpg

 ノイズキャンセルは、マイクから感知した騒音を打ち消す逆の傾向を持つ音を発生させ、ノイズを打ち消すという仕組みです。

 例えば、電車の走行音や、オフィスの空調の音、自動車の騒音は、効果的に打ち消せます。一方、電車のアナウンスや話し声、プリンター機器の駆動音など、高い周波数が含まれる音は不得意です。

 結論的にいえば、主な利用場所が「乗り物」の場合、ノイズキャンセリングの搭載は「マスト」です。ヘッドホンの音質そのものより重要で、未搭載だと没入感を得にくいでしょう。

3・再生周波数帯域

 201806060932.jpg

 第3に、再生周波数帯域です。

 この値は、ヘッドホンのスペック表に掲載されています。

 左値(Hz)が、小さいほど「低音域がしっかり聞こえるヘッドホン」であること、右値(kHz)が大きいほど「高音域が削られずに聞こえるヘッドホン」であることを意味します。

201810071137.jpg

 ヘッドホンの音質は、ドライバー(スピーカー/振動板)の大きさや素材などで大きく変わります。ただ、メーカー横断的にこうした要素は、比較しづらい部分があります。

 その点言えば、再生周波数帯域という数値は、低音域と高音域の品質が分かる数少ないデータで、比較にあたって重要な部分です。

 結論的にいえば、各製品の素材や駆動方法をしっかり見る必要はあるにせよ、再生周波数帯域は、はじめに見るべき重要な指標と言えます。

 とくに、ハイレゾ音源に対応させたい場合、40kHz以上が必須ですから、その部分も含めて、今回は詳しく比較します。

4・ヘッドホンの重さと形状

 201810071142.jpg

 第4に、ヘッドホンの重さと形状です。

 一般的に軽量の方が疲れにくいといえます。

 ただし、イヤーパッドの形状の工夫で、多少重くても疲れにくい機種もあります。

 また、多少サイズが大きくても、コンパクトに折りたため、持ち運びしやすい機種などもあります。そういった部分の説明も詳しくしていくつもりです。

5・バッテリーの保ち


201810071143.jpg

 第5に、連続再生時間です。

 ワイヤレス製品は、ヘッドホン側にバッテリーを搭載します。

 そのため、機種によっては重量感があります。そういった機種は持ちは個帯びやすさの点ではデメリットです。また、今回は、バッテリーの持続時間についても説明を加えていきます。

2・安めのBluetoothヘッドホンの比較

 というわけで、ここからは、上記の観点を重視しつつ、具体的にヘッドホンの紹介をはじめます

 はじめに、1万円以内の予算でも購入できる「お買得」なBluetoothヘッドホンの性能を見ていきます。

 なお、以下では、Atlasのおすすめポイントについては赤字系で、イマイチだと思う部分は青字系で書いていきます。


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 【2014年】

 1・パイオニア SE-MJ561BT
   ¥3,680 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:9Hz-22kHz
ドライバー: 40mm
コーデック: SBC・AAC
連続再生時間:15時間
ノイズキャンセル:未対応
重さ:160g

 SE-MJ561BTは、パイオニアが発売する密閉型ヘッドフォンです。

 大手音響機器メーカーの製品として、お買得感のある値段設定です。

 201810071149.jpg

 本体の重さは、160gです。

 Bluetoothヘッドホンとしては、特段に軽い機種です。

 スピーカー部分は折りたためる仕様で持ち運びに便利です。

 201806061256.jpg

 再生周波数帯域は、9Hz-22kHzというスペックです。

 低音域は、9Hzです。

 低価格ながら、「そこそこ」スペックが良いです。

 高音域は、22kHzです。

 したがって、40kHz以上必要なハイレゾ音源には対応できず、音域の広さは従来的です。

 むろん、CDレベルの音源までならば問題ありません。

 201904240919.jpg

 ドライバーは、40mmです。

 40mmは現行水準では軽量ヘッドホンの「標準サイズ」で、その部分で問題ないサイズです。

 より大きいと音圧はアップしますが、重量が増しますから。

 201805140948.jpg

 Bluetoothコーデックは、SBC規格のほか、遅延が少なく、音質も高いAACに対応です。

 iPhone系で使う場合、AACが最高音質ですから、iOS系ユーザにとっては良いでしょう。

 一方、Android系で対応の多い、CD並の再生音質が得られるaptXには未対応です。

 201806061259.jpg

 連続再生時間は、15時間です。

 Bluetoothの場合、無線伝送なのでバッテリーを積んでおり、MicroUSBケーブルで充電することになります。これだけ再生できれば十分ですね。

 ノイズキャンセリング機能は、未搭載です。

 音漏れのしにくい密閉型なので屋外でも使えますが、電車などの騒音を打ち消す力は持ちません

 ハンズフリー電話は、スピーカー搭載のため利用できます。ただ、ノイズ対策など特別な機能はありません。

---

 以上、パイオニアのSE-MJ561BTの紹介でした。

 1万円以下の価格ということを考えれば、性能は十分です。

 重さも軽量ですし、コンパクトサイズですので、電車など騒音の多い場所で使わないのならば、良い機種です。

 また、AAC対応ということでiPhone系には特に向きます。


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 【2019年】

 2・JBL TUNE 500BT JBLT500BTBLK
 2・JBL TUNE 500BT JBLT500BTWHT
  ¥4,791 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
ドライバー: 32mm
コーデック: SBC
連続再生時間:16時間
ノイズキャンセル:未対応
重さ:155g

 T500BT は、世界的な音響機器メーカーである米国JBLが発売するBluetoothヘッドホンです。

 Bluetoothヘッドホンとしては格安で、この価格帯では、パイオニアと並ぶ人気製品です。

 201907281640.jpg

 本体の重さは、155gです。

 こちらも特段に軽い機種です。折りたためる仕様である点もパイオニアと共通で、持ちはこびようの手軽なモデルとして売れ筋です。

 再生周波数帯域は、20Hz-20kHzというスペックです。

 高音域について、ハイレゾに対応しない水準であるのに加えて、低音域も、スペック数値が悪いです。

 ドライバーは、32mmサイズです。低音域のスペックの低さは、ドライバーの口径が平均よりも小さいゆえですね。

 Bluetoothコーデックは、SBCのみ対応です。

 先述のように、音質が悪く、遅延もある方です。とくに、スマホ用としては動画と音声の音のズレは一定程度あるでしょう。

 連続再生時間は、16時間です。

 ノイズキャンセリング機能は、未搭載です。

---

 以上、JBLT450BT の紹介でした。

 個人的に好みの音を出すメーカーの1つです。

 しかし、このグレードの製品は、価格重視で、ドライバーがあまりに小さすぎます。パイオニアと比べてもスペック的に負けると言えます。


 201702281152.jpg

 【2017年】

 4・SONY MDR-XB650BT
  ¥8,700 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
ドライバー: 30mm
コーデック: SBC, AAC, aptX
連続再生時間:30時間
ノイズキャンセル:未対応
重さ:190g

 MDR-XB650BTは、2017年から新展開になった、SONYEXTRA BASSシリーズの無線ヘッドホンです。

 201810071201.jpg

 本体の重さは190gです。

 従来的なSONYのヘッドホンと比べて軽量で、折りたたみして収納もしやすい持ち歩きにも向く仕様です。

 もちろん、密閉型で音の漏れない構造です。

 再生周波数帯域は、20Hz-20kHzというスペックです。

 この機種は、音域の広さはさほどない仕様です。

 201702281200.jpg

 ドライバーも、30mmとかなり小さいです。

 ただし、試聴の限りで言えば、その割には低音が充実していました。

 これは、改良型の振動板であるエクストラベース振動板を採用した上で、重低音用の通気ダクトや、デジタル信号処理の上で工夫をしているからです。

  201806040943.jpg

 したがって、ソニーのEXTRA BASSシリーズの一角として、「小型ながら重低音については、充実している」といえます。

 音質の傾向は、したがって、ソニーの他シリーズとやや異なり「低音重視」と言えます。

 この方面の「味付け」をあまり好まない傾向にある、同社の上位機とはやや異なる製品です。

 201805140948.jpg

 Bluetoothコーデックは、SBC・AACのほか、CD音質に対応できるaptXに対応です。CD音質までならば、快適に鳴らせるでしょう。

 連続再生時間は、30時間とかなり長寿命です。

 ノイズキャンセリング機能は、その一方で、未搭載です。

 低音を大きめの音で聴く構造なので、不要と判断したのかもしれません。その分、価格は安めです。

 ハンズフリー電話も、こちらも、外面に指向性のマイクが搭載されるため利用できます。

 ただ、音質面の配慮は、先ほどの機種とはことなりありません。

---

 以上、ソニーのMDR-XB650BTの紹介でした。

 軽量な機種をお探しの方で、外出先で重低音を強調した音楽を聴きたい方には向くモデルです。

 ただ、この仕様は、後ほど紹介するBeatsなどの競合もありますので、よくよく比較して選ぶ必要はあります。


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 【2018年】

 4・SONY WH-CH700N
  ¥14,608 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:7Hz-20kHz
ドライバー: 40mmドーム型
コーデック: SBC, AAC, aptX
連続再生時間:35時間
ノイズキャンセル:対応
重さ:245g

 WH-CH700Nも、ソニーの密閉型ヘッドフォンです。

 こちらは、後述するように、ノイキャン対応のBluetoothヘッドホンです。

 201810071206.jpg

 本体の重さは、245gです。

 割と重いですが、その分機能面では充実します。また、このクラスでは(まだ)比較的軽量と評価できるレベルです。装着感も良いです。

 再生周波数帯域は、7Hz-20kHzというスペックです。

 注目するべきは低音域であり、こちらは7Hzです。20kHzまでとなるJBLに比べても、かなり充実します。

  201806061332.jpg

 ドライバーは、40mmです。このグレードの製品としては十分です。

 素材面では、高磁力ネオジウムマグネットの採用で、音質面では余裕がある印象です。

 インピーダンスは23Ωで、スマホでも、音割れは生じない性能です。

 201810071209.jpg

 音質は、スペック的な部分から分かるように、基本的に低音域を重視した作りです。

 低音は通気孔の作用であまり籠もらず、中音域までは充実していると言って良いでしょう。

 また、ソニーの独自技術となるDSEEに対応するため、再計算により、圧縮音源をCDレベルまで高め音質をアップさせる効果も期待できます。

 201806071842.jpg

 Bluetoothコーデックは、SBCとAACのほか、CD並の音質が得られるaptXに対応です。

 一方、ハイレゾ音質対応のaptX HDも対応ですが、ヘッドホンの再生周波数帯域がハイレゾ水準に満たないので、ハイレゾ音質の再現性はありません

 連続再生時間は、35時間です。やはり、MicroUSBケーブルで充電することになります。

 201606171849.jpg

 ノイズキャンセリング機能は、デジタルノイズキャンセリング機構が搭載されます。

 周囲の騒音をマイクで拾い、解析した上で、自動的に最適なモードが3つから選択され、騒音を打ち消す逆位相の音で不快な雑音の軽減を図ります。

 ノイズキャンセルはSONYが昔から力を入れてきた部分で、能力は期待できます。

 ハンズフリー電話も、外面に指向性のマイクが搭載されるため利用できます。

 音質の面でもエコーキャンセレーションノイズサプレッションが可能なので、期待できます。

----

 以上、ソニーのMDR-ZX770BNの紹介でした。

 「売り」は、強力なノイズキャンセル機能です。ヘッドホンで移動中に使おうと考えている場合、最適な格安機種の1つです。


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 【2017年】

 5・SONY MDR-XB950N1
  ¥19,990 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
ドライバー: 40mmドーム型
コーデック: SBC, AAC, aptX
連続再生時間:22時間
ノイズキャンセル:対応
重さ:290g

 MDR-XB950N1 は、SONYEXTRA BASSシリーズの上位機です。

 201810071216.jpg

 本体の重さは290gです。

 下位機種よりも増加しています。とはいえ、バランスが良いので重量感はないです。

 201702281200.jpg

 再生周波数帯域は、20Hz-20kHzというスペックです。 

 ドライバーは、一方で40mmと十分です。

 音質は、再生周波数帯域のスペックに比して低音がかなり豊かな印象です。

 同社のEXTRA BASSシリーズの一角として、エクストラベース振動板を採用した上で、独自の信号処理を課します。

 その上で、こちらは、高出力内蔵アンプ(エレクトロ・ベース・ブースター)を搭載するため、スペック以上の膨らみを感じさせるのでしょう。

 201810071218.jpg

 また、スマホアプリのSony Headphones Connectを使用することで、サウンドエフェクトの微調整にも対応します。

 下位機種との約1万円の価格差は、こうした音質面の向上にあります。

 音質面では、したがって、(ソニーの上位機と異なり)、低音の重層感を前面に出した製品です。

 後述のBeatsなどがライバルと鳴ってくるでしょう。

 Bluetoothコーデックは、下位機種と同じで、SBC・AACとaptXに対応です。 

 連続再生時間は、一方で、22時間と多少短くなっています。

 ノイズキャンセリング機能は、下位機種同様に搭載されます。

 ハンズフリー電話も対応です。

---

 以上、ソニーのMDR-XB950N1 の紹介でした。

 同社の下位機種よりもドライバーが大きく、重低音を含めた音質には期待できるでしょう。

 下位機種ノイズキャンセリング機能は搭載しますが、その上で、低音を一層重視したい場合はこちらがオススメです。

 低音の振動だで言えば、以下で紹介するソニーの上位機よりも能力は高いです。


  201810071258.jpg

 【2018年】

 6・AKG Y500 WIRELESS【各色】
  ¥8,920 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:16Hz-22kHz
ドライバー: 40mmドーム型
コーデック:SBC, AAC
連続再生時間:33時間
ノイズキャンセル:非対応
重さ:230g

 Y500 WIRELESSは、オーストリアの音響機器メーカAKGの新型ヘッドホンです。

  201810071306.jpg

 本体の重さは、230gと軽量です。

 折りたたんで運ぶこともできます。

 再生周波数帯域は、16Hz-22kHzです。

 低音域も高音域もそれと言った特徴は見られません。

 201810071308.jpg

 ドライバーは、一方で、スタイリッシュなモデルながら、40mmを確保します。

 音質は、前機種のY50BTの 試聴の限りですが、同社の製品は味付けなしでとても素直です。

 無理に低音域を強調せず、充実した中音域を特長とします。

 この場合、良かれ悪しかれ、音源の善し悪しが出やすいので、どちらかといえば、「中級者以上」向けです。

  201806071842.jpg

 Bluetoothコーデックは、SBC・AACのみ対応します。

 音質補正機能は、SONYのDSEE技術に相当するようなものは、未搭載です。

 連続再生時間は、20時間です。

 ノイズキャンセリング機能は、未搭載です。デザイン的に「持ち歩いてファッションとして見せる」類のモデルですが、それでも電車などの通勤・通学にはあまり向きません

 ハンズフリー電話も利用できますが、ノイズ対策については言及がないですね。

----

 以上、AKGのY50BTの紹介でした。

 最近多いファッション性の高いデザインのBluetoothヘッドホンです。

 低音を強調するモデルとは一線を画する製品です。質の良い音源を、落ち着いて聴きたい場合は、味付けが少ないこういった機種が良いでしょう。

3・ハイレゾ対応Bluetoothヘッドホン

 201810071129.jpg

 続いて、上位のコーデックに対応し、再生周波数帯域的にハイレゾ対応できる製品を比較します。


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 【2017年】

 7・h.ear on 2 Wireless NC WH-H900N
  ¥27,800 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:5Hz-40kHz
ドライバー: 40mmドーム型
コーデック: SBC AAC aptX HD LDAC
連続再生時間:28時間
ノイズキャンセル:対応
重さ:290g

 WH-H900Nは、ソニー「h.ear on 2」シリーズに属する、ワイヤレスヘッドホンです。

 このシリーズ名は、ハイレゾ音源の再生に対応する高級機のうち、デザイン性の高いモデルに付けられています。

 5色展開で、スタイリッシュなモデルです。

 201810071227.jpg

 本体の重さは、290gです。重さから言えば、やや重量感のあるモデルです。

 音質が良いモデルですので、このあたりはしょうがないです。

 ただ、本体は折りたためますし、イヤーパッドは立体縫製で付け心地が良いため、重さは気になりません。利便性の目では、タッチパネル内蔵で、音量などの操作が感覚的に可能です。

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 再生周波数帯域は、5Hz-40kHzというスペックです。 

 高音域が40kHzを超えているため、こちらは、「ハイレゾ音源対応」の機種です。

 SONYのBluetoothヘッドホンの場合、このグレードの製品から「音質的に本気度が高い機種」と言えるでしょう。

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 ドライバーは、40mmと十分です。

 性能面も、振動板にチタンコートを施したり、銅被膜のCCAWボイスコイルを利用するなど、ユニット構成は複雑で、音響的な配慮が行き届きます

 音質は、このグレードから良い意味で「ソニーらしい」音質です。

 低音域のパワーをベースに高音域も聴かせ切るスカッとした音です。ソースをあまり選ばずに、何でもよくきこえる、という方向性です。

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 Bluetoothコーデックは、SBC・AAC・apt-xのほか、Apt-x HDとLDACに対応します。

 これらは、Bluetoothによるハイレゾ音源の電送に対応する規格で、品質面では「現状最強」になります。

 ただ、対応する再生機器は、現在のところ、ウォークマン・Xperiaなどに限られる状況ではあります。

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 音質補正機能として、この機種にはDSEE HXが搭載されます。

 先ほど書いたように、Bluetoothで、SBC・AACなどのコーデックを使い転送する場合、さらに圧縮して送るため、音質の劣化が生じます。

 DSEEは、失われてしまった音を復元し、ハイレゾ音質に近づける技術です。圧縮音源でも比較的クリアに聴くことが可能です。

 連続再生時間は、余裕のある28時間です。やはり、MicroUSBケーブルで充電することになります。

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 ノイズキャンセリング機能は、下位機種同様に、デジタルノイズキャンセリング機構が付属します。

 ただし、その方式は、マイクを内部・外部に2つ配置したハイブリッド式(ダブル方式)を採用します。ソニーの高級機の「売り」とも言える技術で、下位機種より能力は高いです。

 また、無音化ではなく外音を一定程度取り込める外音取り込みモードも搭載となります。

 ハンズフリー電話も、外面に指向性のマイクが搭載されるため利用できます。エコーキャンセレーションノイズサプレッションが可能です。

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 以上、ソニーのWH-H900Nの紹介でした。

 価格は非常に高いですが、ハイレゾに対応できるほどの広音域に対応する能力のあるヘッドホンです。

 DSEE HX技術の採用で、さほど良い音源でなくても、高水準に再生することもできます。

 よりハイスペックなノイズキャンセル機能も搭載されており、どのようなシーンでも使えそうな「万能」なヘッドホンです。


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 【2017年】

 8・ h.ear on 2 Mini Wireless NC WH-H800
  ¥27,800 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:5Hz-40kHz
ドライバー: 40mmドーム型
コーデック: SBC AAC aptX HD LDAC
連続再生時間:24時間
ノイズキャンセル:未対応
重さ:180g

 WH-H900Nは、ソニー「h.ear on 2」シリーズに属する、もう一つの製品です。

 色も形状も似通った、先ほどの製品の「姉妹機」ですが、小型性・軽量性をより突き詰めたモデルです。

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 本体の重さは190gです。

 先ほどのモデルよりも100g軽量化されています。高性能機ながら装着後も重さを感じない点が良いです。

 再生周波数帯域は、5Hz-40kHzというスペックで、下位機種と同じです。

 したがって、「ハイレゾ音源対応」です。

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 ドライバーは、一方、小型化しているにもかかわらず、ドライバーのサイズが40mmです。

 小型、軽量化で、音質が極度に犠牲になっていない点が良い部分です。

 大きさを保ったままで軽量化を図るため、超小型の振動板を開発し搭載しているからです。

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 Bluetoothコーデックは、下位機種と同じく、SBC・AAC・apt-x HD・LDACに対応します。

 音質補正機能としては、この機種にもDSEE HXが搭載されます。

 連続再生時間は、小型化したものの24時間です。

 ノイズキャンセリング機能は、この機種の残念な部分で、未対応です。

 やはり、小型/軽量のユニットにノイズキャンセルを搭載することは(音質を犠牲にしないと)無理だったのでしょう。

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 以上、ソニーのWH-H800の紹介でした。

 小型機種でデザイン性も音質も良い機種として評価が高そうな機種です。ただ、外出先で利用する場合は、ノイズキャンセルの未搭載がネックでしょう。


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 【2018年】

 9・SONY WH-1000XM3
  ¥33,980 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:4Hz-40kHz
ドライバー: 40mmドーム型
コーデック: SBC AAC aptX HD LDAC
連続再生時間:30時間
ノイズキャンセル:対応
重さ:255g

 MDR-1000XM2は、ソニーのBluetoothヘッドホンとしては、最も高級な製品です。

 「h.ear on 」シリーズに比べると、外見が落ち着いていますが、音質的な能力はこちらが上位です。

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 本体の重さは255gです。

 多少重量はありますが、ウレタン製のイヤーパッドを採用するなど、付け心地も良い製品です。 

 再生周波数帯域は、4Hz-40kHzというスペックです。

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 ドライバーは、大きさとしては同じく40mmです。

 ソニーが高級機に乗せているアルミニウムコートLCP振動板が採用される独自開発のユニットです。通気口の工夫で、低音再現性も強化されています。

 Bluetoothコーデックは、下位機種と同じく、SBC・AAC・apt-x HD・LDACに対応します。

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 音質補正機能も、この機種の優秀な部分です。

 下位機種同様に、DSEE HXというアップスケーリング技術を採用するため、圧縮音源やCD音源であっても、ハイレゾに準じる水準まで音質を向上させられます。

 連続再生時間は、30時間です。高性能機ですが、十分な時間です。 

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 ノイズキャンセリング機能は、新開発のQN1プロセッサーを利用することで下位機種よりその精度を高めています。

 マイク数や方式は同一ですが、計算処理能力を高めたため、ノイズキャンセルの精度が高まっています。

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 また、NCオプティマイザーも搭載されます。

 これは、装着時の個人差(髪型・メガネなど)を音波センサーで検知し、適切にノイズキャンセリングを行える仕組みであり、かなり高度です。

 また、気圧計も内蔵され、飛行機では、気圧に応じた適切なノイズキャンセルを行えます。

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 さらに、シーンに合わせて自動でノイズキャンセルの動作を最適化するフルオートAIノイズキャンセリングや、タッチするだけで周囲の音を聞きやすくできる「クイックアテンションモード」も搭載です。

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 以上、ソニーのMDR-1000XM2の紹介でした。

 外出先での利用に向く高度なノイズキャンセル機能を装備している点が最大の魅力でしょう。

 その上で、ハイレゾに対応しBluetooth接続できるという点で、「隙の無い」モデルだとも言えます。難点は価格の高さ、でしょうね。

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 【2017年】

 10・SONY WH-1000XM2
  ¥29,363 Amazon.co.jp
(7/28執筆時)

 なお、旧機種としてMDR-1000XM2が併売中です。

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 しかし、この機種は、QN1プロセッサー未搭載なので、ノイズキャンセリング精度が新機種よりも劣ります。

 価格もすでに大差ないレベルなので、現状では、選ばなくて良いでしょう。


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 【2019年】

 11・ DENON AH-GC30
  ¥30,991 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:5Hz-50kHz
ドライバー: 40mmドーム型
コーデック: SBC AAC aptX HD
連続再生時間:20時間
ノイズキャンセル:対応
重さ:287g

 AH-GC30は、日本の老舗の音響メーカーDENONが出してきた新製品です。

 同社では、Bluetoothとハイレゾに本格対応した初の普及モデルとして、同社のコアファンに人気です。

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 本体の重さは287gす。

 軽量性を重視した造りではないです。

 逆に、ハンガーは鋳造したアルミダイキャストを採用するなど、音響的な配慮を優先している部分に、逆に好感が持てる機種です。

 試した限り、つけ心地も重量感を感じず、良いです。

 再生周波数帯域は、5Hz-50lHzというスペックです。

 ここがもうひとつのポイントで、高音域について、50kHzというスペックは、(2WAY)にできない、ヘッドホンタイプでは、高スペックです。

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 ドライバーは、他社と同じく40mmです。

 ただ、デノンの単体スピーカーと同じ、カーボンファイバー・フリーエッジ・ドライバーです。

 見た感じもスピーカーユニットのようですが、実際、外周をロールエッジで支えるフリーエッジ構造で、振動の均一性に効果があります。

 一方、素材のカーボンファイバーは、剛性と軽量性を併せ持つ素材で、スピーカーに適していると言えます。ただ、処理が難しいようで、採用するメーカーはレアです。

 Bluetoothコーデックは、SBC・AAC・apt-x HDに対応します。

 したがって、ハイレゾには、apt-x HDで対応させることとなります。

 連続再生時間は、20時間です。 

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 ノイズキャンセリング機能は、DENONも搭載となります。

 「飛行機」・「シティ」・「オフィス」の3モードを搭載します。マイクの数は不明ですが、マイクを内部・外部に2つ配置したハイブリッド式(ダブル方式)です。

 SONYと比較すると、周囲音を取り込む機能はありますが、状況に合わせてAIがモードを自動選択する機能などはありません

 面白い部分としては、ケーブルでの有線接続のほか、48 kHz / 16 bitのUSB-DAC機能を内蔵し、PCにUSB接続ができる点です。

 ただし、音質にこだわるものではないです。

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 以上、DENONのAH-GC30の紹介でした。

 フリーエッジ・ドライバーを採用するなど、音の作りの部分でも面白い製品です。

 印象としては、従来のDENON製品に比べて、高音域の伸びに優れる製品に感じます。

 また、安定した中音域はさすがのDENONですが、低音は、安定感はあるものの、DENONらしい迫力は多少落ちる感じです。

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 結論的にいえば、従来のDENONファンを狙ったというより、新しい顧客層を狙った「新コンセプト」な機種と言えそうです。新機軸満載なので、新しい音を「発見」したいかたに、おすすめです。

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 【2019年】

 12・ DENON AH-GC25W
  ¥22,619 楽天市場 (7/28執筆時)

再生周波数帯域:5Hz-40kHz
ドライバー: 40mmドーム型
コーデック: SBC AAC aptX HD
連続再生時間:30時間
ノイズキャンセル:未対応
重さ:284g

 なお、ほぼ同形状の下位機種として、AH-GC25Wが発売されています。

 ただし、こちらは、ノイキャン機能がないほか、カーボンファイバー・フリーエッジ・ドライバーを採用しません

 安いですが、面白みに欠けるため、選ぶならば上位機でしょう。

4・高級Bluetoothヘッドホンの比較

 最後に、ハイレゾには非対応ながら、音質面で期待できる高級機を紹介していきます。 

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 【2017年】【GoogleAssistan・Alexa対応】

 13・BOSE QuietComfort 35 U
   ¥35,640 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:
ドライバー:
コーデック: SBC
連続再生時間:20時間
ノイズキャンセル:対応
重さ:240g

 QuietComfort 35wireless headphones II は、アメリカのBOSEの製品です。

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 本体の重さは240gとそれなりに軽量です。

 折りたたみはできませんが、キャリングケースが付属します。

 再生周波数帯域は、BOSEは、スペックが未開示です。そのため、きちんとした比較ができない状況です。

 ただし、試聴の限り、ドライバーの大きさを感じさせないレベルで、低音は豊かで音もこもらずさすがの品質です。とくに、小音量再生でも、しっかり低音部が聞こえるの同社の製品の特長は、従来通りです。

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 音質は、独特の味付けのある「BOSEサウンド」ですが、「BOSE指名買い」の愛好者は多いです。

 テクノロジー的には、TriPortという低音再生技術をもち、重低音に強いというメーカー固有の特性があります。

 また、中音域以上もバランスが良く値段相応の性能も期待できます。

 SONYやBeatsが、現在的な若者音楽をターゲットにしているとすれば、こちらは、少し大人世代でジャズやロックを低音を響かせながら使いたい人に向く、ヘッドフォンといえます。

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 Bluetoothコーデックは、しかしながら、SBCのみに対応します。

 ただ、BOSEは、先述のように「音を作り込む」タイプのメーカーです。その上で、圧縮音源のアップコンバートも伝統的にうまいので、この部分の不満は、ユーザーからは少ないです。

 ただし、SBCの欠陥といえる音の遅延はどうにもできないので、動画用には向かないでしょう。

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 ノイズキャンセリング機能は、搭載されます。

 BOSEのノイズキャンセルは従来的に評判が良いです。特に、(アメリカらしく)飛行機のノイズのキャンセル力は高いです。

 おそらく、ノイキャンの精度の部分だけで言えばSONYの上位機以上で、4つのマイクを利用しつつ、AIが周囲の状況を判断して自動で3段階で出力を調整します。

 連続再生時間は、20時間で、長時間のフライトにも向いた仕様ですね。

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 加えてこの機種は、GoogleAssistantとAmazon Alexaに対応です。これらは、【スマートスピーカーの比較】で紹介した音声コントロールシステムです。

 この場合、音声による音楽コントロールや、アシスタントへの質問・お願いをマイク経由で可能としています。

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 以上、BOSEQuietComfort 35の紹介でした。

 とくに飛行機に向いたノイズキャンセル機能は、海外出張の多い方に向くと思います。イヤーパッドも長時間付けていても憑かれにくい仕様です。

 ただ、SBCのみ対応なので、例えば、飛行機の中で動画を見る用途には向かない点だけは注意が必要です。


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 【2016年】

 14・beats by dr.dre Solo3 Wireless
  ¥26,809 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:
ドライバー:
コーデック: SBC AAC aptX
連続再生時間:40時間
ノイズキャンセル:非対応
重さ:215g

 Solo2 Wirelessは、アメリカのBeatsの製品です。

 Appleが買収したことでも有名ですね。「」のロゴは、日本でも最近、町中でよく見かけます。

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 本体の重さは215gと軽量です。

 比較的小型の本体で、折りたためる仕様なので、持ち運びしやすいモデルです。

 再生周波数帯域は、非公開です。

 ただ、メーカーの傾向としてはストリート系の音楽に強いブランドで、低音域が強めに出る傾向があります。

 こうした、特性はBOSEに似た部分がありますが、どちらかと言えば、こちらは、ある程度の音を出して楽しむ人向けの気がします。

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 Bluetoothコーデックは、SBC AAC aptXに対応します。

 BOSEに比べて柔軟性が高いです。また、こちらは、通信範囲が100mというBluetooth class1に対応するため、受信環境は他機種よりも安定的です。

 ノイズキャンセリング機能は、未搭載です。軽量・コンパクト星を重視した設計なので、このあたりは仕方ないでしょう。

 連続再生時間は、40時間です。スタミナはこの機種の自慢ですね。

 ハンズフリー電話には対応し、ますが、ノイズ対策などは特段の記述がないですね。

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 以上、BeatsSolo2 Wirelessの紹介でした。

 ファッション性・ブランド性が先行している印象の製品ですが、高性能コーデックの採用など音質の面でも妥協していない点で好印象ですね。軽量で装着感も良いため、電車などで利用しないならば、良い選択肢の1つです。


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 【2017年】

 15・Beats by Dr.Dre Studio3 Wireless
  ¥33,500 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
ドライバー:
コーデック: SBC AAC
連続再生時間:22時間
ノイズキャンセル:対応
重さ:260g

 Studio 3 Wirelessも、Beatsの製品です。こちらは、ノイズキャンセル機能を搭載する製品です。

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 本体の重さは260gです。

 ノイズキャンセルに対応する分、多少重量があります。

 ただ、こちらも、折りたためるため持ち運びやすい機種です。

 再生周波数帯域は、未開示です。

 ただ、こちらの旧モデルは、低音域が20Hz(数値が低いほど優秀)、高音域が2k0Hz(数値が高いほど優秀)でした。

 今回も、他社と比べて、さほど強調する点はない、平均的な仕様だと思います。ただ、低音のパワーは十分です。

 Bluetoothコーデックは、今回からapt-xに非対応となり、SBC AACのみ対応します。

 iOS系スマホはapt-Xに非対応ですので、Appleとしては、それに合わせたのでしょう。

 ただ、BOSEと同じで、低解像度音源のアップコンバート再生には自信があるメーカーです。再計算により、AACレベルでも音質のレベルは高いです。

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 ノイズキャンセリング機能は、先ほど書いたように搭載です。

 こちらの場合、ピュアアダプティブノイズキャンセリング(Pure ANC)と呼ばれます。

 性能の多くは非開示ですが、ソニーの上位機のように、周囲の騒音の種類をAIが識別し、自動的にモード調整する仕組みのようです。

 連続再生時間は、22時間となります。

 こちらも、ハンズフリー電話には対応しますが、ノイズ対策などは特段の記述がないです。

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 以上、Studio 3Wirelessの紹介でした。

 Beatsのデザインや低音重視の音の傾向が気に入った方で、通勤・通学で使うなど、ノイズキャンセル機能が欲しい場合に選ぶと良い機種です。


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 【2015年】【在庫希少】

 16・ゼンハイザー MOMENTUM Wireless M2 AEBT
  ¥37,354 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:16Hz-22kHz
ドライバー:40mmドーム型
コーデック: SBC, aptX
連続再生時間:22時間
ノイズキャンセル:対応
重さ:256g

 MOMENTUM Wireless M2は、ドイツのゼンハイザーの製品です。日本にもコアなファンが多いブランドです。

 なお、この製品については、現在、在庫が減っており、生産完了の可能性があります。

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 本体の重さは、256gです。高級ヘッドホンとしては比較的軽めの重さです。

 持ち運ぶ際はかなりコンパクトに折りたためる仕様ですね。デザイン面でも、レザーが多用されており、大人向けの落ち着いた感じのヘッドホンです。こちらもキャリーケース付きです。

 再生周波数帯域は、16Hz-22Hzです。

 低音域は、そこそこ充実します。ハイレゾに対応しないモデルとしては平均的な音域です。

 ドライバーは、こちらも、40mmを確保します。

 音質は、ゼンハイザーは、過度に低音を強調しない音の作りです。スペック的にもそれが表れています。聴き疲れしにくいでしょう。

 Bluetoothコーデックは、SBC・Aptxのみ対応します。iOS系で使うにはSBCしか使えず、能力面で不具合があるでしょう。

 ノイズキャンセリング機能は、同社のノイズガードが搭載です。試した限り、他社と性能は変わらない水準ですね。

 連続再生時間は、22時間です。

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 以上、MOMENTUM Wirelessの紹介でした。

 価格も高いですが、高級感のあるデザインでチープさがないヘッドホンです。

 所有欲をくすぐるタイプの製品です。一方、音質面では、さほど強調する部分がありません。

 他社も含めてですが、Bluetoothは「音質が劣る」という先入観があるからか、本格的に音質を重視する高級機を作っているメーカーは、やはり一部に限られます。

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 17・ゼンハイザー MOMENTUM Wireless M2 OEBT
  ¥37,354 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

 なお、ゼンハイザーからは、重さが210gとなる軽量化モデルも併売中です。周波数帯域は同じですが、ドライバーは小さめですね。

 やや非力に思えたので、ゼンハイザーの古参のファンはとくに、上位機が良いでしょう。


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 【2018年】

 18・Bang&Olufsen B&O Play BeoPlay H8i
  ¥45,814 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-22kHz
ドライバー:40mmドーム型
コーデック: SBC AAC aptX
連続再生時間:30時間
ノイズキャンセル:対応
重さ:255g

  Play BeoPlay H8は、デンマークのバング&オルフセンの製品です。

 高級オーディオメーカーとして知られている会社ですね。

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 本体の重さは255gです

 高級機としては軽量です。折りたたみはできませんが、専用のポーチが付属します。

 再生周波数帯域は、20Hz-22Hzです。

 CD音質レベルまではそつなくこなしますが、ハイレゾは非対応です。また、インピーダンスは、33Ωと高めですし、大音量でガンガン聴くのには不向きな印象です。

 ドライバーは、クラス平均の40mmを確保します。

 Bluetoothコーデックは、SBC AAC aptXに対応します。ハイレゾに対応しない機種なので、この3つがあれば十分でしょう。

 ノイズキャンセリング機能は、アクティブノイズキャンセルが搭載です。マイク数などの説明はないですが、BOSEとソニーの上位機に次ぐ性能は期待できるでしょう。

 連続再生時間は、30時間です。新機種となり、改善が見られました。

---

 以上、Play BeoPlay H8の紹介でした。高級機としてデザイン性はかなり高い機種です。

 音質は、低音を聞かせてバリバリ聴くタイプのヘッドホンではありませんが、余裕を持ってリスニングできる「大人」なモデルだと思います。

 対応コーデックも問題ないため、高級感のある機種を狙う場合、選択肢に入れても良いでしょう。

次回に続く!
Bluetoothヘッドホンのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、Bluetooth対応のスマホ・音楽用ヘッドフォンの比較をしました。

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1・音質の良さ    ★★★★★
2・重低音      ★★★★★
3・ノイズキャンセル ★★★★★
4・ハイレゾ再生   ★★★★★
5・バッテリー量   
★★★★★
6・総合評価     ★★★★★

 次回の後編記事こちら)では、ここまで紹介してきたBluetoothヘッドホン全てから、価格別・目的別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。

 引き続きよろしくお願いします。

 後編記事は→こちら

 今回の前編記事がお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。ではでは。

posted by Atlas at 16:59 | オーディオ製品

比較2019'【高音質】Bluetoothヘッドホン18機の音質とおすすめ:iPhone Androidも対応 (2)

前編からの続きです。前編は→こちら

今回の結論
Bluetoothヘッドホンのおすすめは結論的にこの機種!

 ども、Atlasです。

 前編記事(こちら)では、Bluetooth対応のスマホ・音楽用ヘッドフォンの比較をしました。

 今回の後編では、最後の結論として、目的別・価格別に「Atlasのおすすめ機種!」を提案しておきます。


 第1に、音質を重視した場合、最もおすすめできるBluetoothヘッドホンは、

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 【2017年】

 7・h.ear on 2 Wireless NC WH-H900N
  ¥27,800 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:5Hz-40kHz
ドライバー: 40mmドーム型
コーデック: SBC AAC aptX HD LDAC
連続再生時間:28時間
ノイズキャンセル:対応
重さ:290g

1・音質の良さ    ★★★★★
2・重低音      ★★★★★
3・ノイズキャンセル ★★★★★
4・ハイレゾ再生   ★★★★★
5・バッテリー量   
★★★★★
6・総合評価     ★★★★★

 SONYWH-H900Nでしょう。

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 より高性能な上位機もありますが、ノイズキャンセリング技術の高度化以外はほぼ同等です。

 上位機と同じサイズのドライバーを搭載しつつ、再生周波数帯域の面でもハイレゾ音源の再生や、それへのアップコンバートにも対応し、値段も安いためお買得感があります。

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 コーデックの面でも、SBC、AAC、aptX HD、LDACコーデックは全て網羅されています。

 どのようなソースの音源でも音質面で制限を受けないという点で有利です。

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ノイズキャンセリングヘッドホンとしも、マイクを内部・外部に2つ配置したハイブリッド式(ダブル方式)を採用します。

 こうした点で穴がないヘッドホンですから、自宅でも、外出先でも便利に使えると思います。

 性能に比して、価格的にはかなり値頃なので、費用対効果はMDR-1000X以上です。現状で選ぶならばこれでしょう!

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 【2018年】

 9・SONY WH-1000XM3
  ¥33,980 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:4Hz-40kHz
ドライバー: 40mmドーム型
コーデック: SBC AAC aptX HD LDAC
連続再生時間:30時間
ノイズキャンセル:対応
重さ:275g

1・音質の良さ    ★★★★★
2・重低音      ★★★★★★
3・ノイズキャンセル ★★★★★★
4・ハイレゾ再生   ★★★★★
5・バッテリー量   
★★★★★
6・総合評価     ★★★★★★

 ただ、現在、上位機の型落ち品となるWH-1000XM2が値下がりしています。

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 こちらの方が、NCオプティマイザーも搭載するなど、ノイズキャンセリング技術は高いです。

 また、本体もやや軽量で、つけ心地も良いため、「在庫限り」とはなりますが、こちらを選んでも良いでしょう。デザイン性も、 WH-H900Nに比較すると「大人向き」の高級感のあるデザインだと思います。


 第2に、比較的格安で手に入るBluetoothヘッドホンとしておすすめなのは、

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 【2014年】

 1・パイオニア SE-MJ561BT
   ¥3,680 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:9Hz-22kHz
ドライバー: 40mm
コーデック: SBC・AAC
連続再生時間:15時間
ノイズキャンセル:未対応
重さ:160g

1・音質の良さ    ★★★★☆
2・重低音      ★★★★☆
3・ノイズキャンセル ★☆☆☆☆
4・ハイレゾ再生   ★☆☆☆☆
5・バッテリー量   
★★★★☆
6・総合評価     ★★★★☆

 パイオニアSE-MJ561BTでしょう。

 1万円を切る機種ですが音質は価格以上と言え、実力は高いです。Bluetoothコーデックも、AACに対応するため、特にiPhone系との相性は高く、音質も期待できます。

 本体も軽量ですし、入門用のヘッドフォンとしては、「最強」と言えるヘッドフォンの1つですね。


 第3に、「新しい音」を楽しめる、最新の高級ヘッドフォンとしておすすめなのは、

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 【2019年】

 11・ DENON AH-GC30
  ¥30,991 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:5Hz-50kHz
ドライバー: 40mmドーム型
コーデック: SBC AAC aptX HD
連続再生時間:20時間
ノイズキャンセル:対応
重さ:287g

1・音質の良さ    ★★★★★
2・重低音      ★★★★★★
3・ノイズキャンセル ★★★★★
4・ハイレゾ再生   ★★★★★
5・バッテリー量   
★★★★☆
6・総合評価     ★★★★★

 DENONAH-GC30でしょう。

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 ここ数年、「新機軸」を搭載するヘッドホンが出ない中、「カーボンファイバー・フリーエッジ・ドライバー」という、久しぶりに目を引く新技術を搭載している点が高く評価できます。

 音質的にも、中音域について従来のDENONの良さをキープした上、素材的な特性か、高音域が充実するため、ハイレゾ向きです。

 ノイズキャンセラなどの技術面では、ソニーに及ばない部分もありますし、ドライバーサイズからすると重めですが、「新しい音」を楽しむという側面で、買って損はないでしょう。


 第4に、主に電車や飛行機での移動に利用するという方におすすめなのは、

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 【2017年】【GoogleAssistan・Alexa対応】

 13・BOSE QuietComfort 35 U【黒】
 13・BOSE QuietComfort 35 U【銀】
   ¥35,640
Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:
ドライバー:
コーデック: SBC
連続再生時間:20時間
ノイズキャンセル:対応
重さ:240g

1・音質の良さ    ★★★★★
2・重低音      ★★★★★★
3・ノイズキャンセル ★★★★★★
4・ハイレゾ再生   ★★★☆☆
5・バッテリー量   
★★★★☆
6・総合評価     ★★★★★★

 BOSEのQuietComfort 35 wireless headphones2が良い選択肢です。

 201810071330.jpg 

 ノイズキャンセリング機能は、4つのマイクを利用する高度な方式です。

 同社は、この分野の研究のパイオニアで、効果については、おそらく現状のBluetoothヘッドホンでは最高だと思います。

 とくに、アメリカは、飛行機で移動する社会なので、航空機の雑音耐性には定評があります。

 音質も、同社独自のアップコンバート技術で、豊かな低音域の再生が可能です。音量でも低音をきちんと聴きたいような方には、とくにおすすめです。

ーーー

 201810071438.jpg

 【2018年】

 9・SONY WH-1000XM3
  ¥33,980 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:4Hz-40kHz
ドライバー: 40mmドーム型
コーデック: SBC AAC aptX HD LDAC
連続再生時間:30時間
ノイズキャンセル:対応
重さ:255g

1・音質の良さ    ★★★★★★
2・重低音      ★★★★★
3・ノイズキャンセル ★★★★★★
4・ハイレゾ再生   ★★★★★
5・バッテリー量   
★★★★★
6・総合評価     ★★★★★★

 ただし、BOSEは、SBCのみ対応という弱点があります。

 音楽は良いのですが、動画再生においては遅延するため、その場合はソニーのWH-H900Nがよいでしょう。

 201806071842.jpg

 ハイレゾ対応機ですが、上位の主要コーデックに全て対応できるため、スマホ・タブレットでの遅延問題が起きにくいでしょう。

 201810071429.jpg

 ソニーには、ノイキャンに対応するより下位の機種もありますが、このシリーズから、QN1プロセッサーを採用し、BOSEに比べて及ばないとされたノイキャン性能の向上が見られます。

 飛行機での動画閲覧も含めて選ぶならばこちらでしょう。

補足:イヤホン・ヘッドホン関連記事の紹介

 というわけで、今回は、Bluetooth対応ヘッドホンの紹介でした。

 201810061305.jpg

 なお、このブログ「モノマニア」には、ヘッドホン・イヤホンについて、他に、以下のような比較記事があります。

1・Bluetoothヘッドホンの比較
2・Bluetoothイヤホンの比較
3・完全ワイヤレスイヤホンの比較
4・ハイレゾヘッドホンの比較
5・ハイレゾイヤホンの比較

6・ノイキャンヘッドホンの比較
7・ノイキャンイヤホンの比較
8・Beatsのヘッドホンの比較
9・ライトニング端子イヤホンの比較
10・ウェアラブルネックスピーカーの比較

11・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】

 よろしければ、これらの記事をご覧ください。

 とくに、11番の記事は、全記事の「まとめ」として、どのようにイヤホンを選ぶべきか、スペック表の読み方などをまとめています。

 よろしければご覧ください。

 201809170924.jpg

アップルの iPod touchの比較
2・
ソニーのウォークマンの比較
3・ハイレゾ対応ポータブルアンプ

 また、このブログには、他にもオーディオ関係の記事がありますので、こちらもよろしくお願いします。

 最後になりましたが、記事がお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

 (前半からの続きとなりますので、前半記事 をご紹介いただけると、一層嬉しいです!)

 ではでは。

posted by Atlas at 16:58 | オーディオ製品

比較2019'【高音質】ハイレゾヘッドホン25機の音質とおすすめ・選び方:SONY・パナソニック・JVC・ゼンハイザー・DENON・AKG・audio-technica (1)

【今回レビューする内容】2019年 ハイレゾ対応ヘッドフォンの性能とおすすめ・選び方 :高音質・高級ヘッドホン:オンイヤー密閉型・オープンエア型製品の違いと人気ランキング

【紹介する製品型番】パナソニック RP-HD5 RP-HD7 RP-HD10 SONY h.ear on 2 MDR-H600A MDR-100A MDR-1ABPMDR-Z7M2 MDR-1ADAC/B MDR-1AM2 B オーディオテクニカ ATH-WS1100 ATH-MSR7b BK ATH-A900Z ATH-ADX5000 JVC WOOD 01 HA-SW01 HA-SW02 DENON AH-D1200 AH-D5200 ゼンハイザー HD 599 HD598SR AKG K702 K712 PRO beyerdynamic DT 1990 PRO

今回のお題
高音質なハイレゾヘッドホンのおすすめはどれ?

 どもAtlasです。

 今日は、2019年7月現在、最新のハイレゾ対応ヘッドフォンを比較します。

 181007-0022-24%.png

 スピーカーなど、オーディオ機器として揃えるとハイレゾはまだまだ高価です。

 ヘッドホンの場合は、しかしながら、現在では1万円程度の予算でもハイレゾ再生が可能です。

 また、一部の機種は、CD音源のアップコンバートにも対応できますから、(iPhoneなど)近い将来の「ハイレゾの音源の一般化」を見こして購入するのもオススメです。

---

1・音質の良さ ★★★★★
2・重低音   ★★★★★
3・原音再現性 ★★★★★
4・疲れにくさ 
★★★★★
5・総合評価  ★★★★★

 というわけで、以下では、いつものように、各製品を機種ごと比較します。

 そして、最後の「結論」部分では、上表のようなポイントから、「Atlasのおすすめ機種!」を提案する形で記事を進めていきます。

ーーー

 201806060924.jpg

1・ハイレゾヘッドホンの比較
2・
Bluetoothヘッドホンの比較

 なお、今回の記事(1回目)では、ケーブルでつなげる有線モデルしか扱いません。

 もし、ハイレゾに対応するBluetoothヘッドホン をお探しの方は、2回目記事こちら】でフォローしています。

 恐れ入りますが、そちらをご覧ください。

 なお、無線の場合、価格的には3万円台からとなります。ただ、音質を重視するならば、ケーブルモデルが良いでしょう。

1・Bluetoothヘッドホンの比較
2・Bluetoothイヤホンの比較
3・完全ワイヤレスイヤホンの比較
4・ハイレゾヘッドホンの比較
5・ハイレゾイヤホンの比較
6・ノイキャンヘッドホンの比較
7・ノイキャンイヤホンの比較
8・Beatsのヘッドホンの比較
9・ライトニング端子イヤホンの比較
10・ウェアラブルネックスピーカーの比較
11・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】

 なお、今回の記事はこのブログのヘッドホン比較シリーズ4回目記事として書きました。

1・ハイレゾヘッドホンの選び方の基本

 201810071618.jpg

 ハイレゾに対応するヘッドホン製品は、業界団体による認証マークが付与されています。

 認定基準としては、ヘッドホンの周波数帯域のうち数値の大きい方が、40kHZを超えていることが条件となっています。

ーー

 201806060932.jpg

 再生周波数帯域とは、ヘッドフォンの仕様を表す数値の1つです。

 スペック表では、「4Hz〜40kHz」などと数値が出されます。

 この数値の読み方は簡単です。

 左値(4Hz)が、小さいほど「低音がしっかり聞こえるヘッドホン」であること、右値(40kHz)が大きいほど「高音が削られずに聞こえるヘッドホン」であることを意味します。

ーー

 201806060937.jpg

 CD音源の時代は、メディアの容量の関係から、20kHz以上の高音域は削られていました。

 そのため、大抵のヘッドホンは、高音域は20kHzほどのスペックでした。

 したがって、ハイレゾ音源に対応させたい場合は、今回紹介するような「ハイレゾ対応ヘッドホン」が必要です。

ーー

 今回の記事では、この業界基準に合致した、ハイレゾ対応ヘッドホン「だけ」を紹介します。

1・再生周波数帯域の広さ
2・ドライバーの大きさ(音質)
3・ヘッドホンの重さ・遮音性

 その際、「再生周波数帯域の広さ」のほか、音質に直結するドライバー(=音を出す振動板)のサイズも詳しく紹介します。

 また、使い勝手に直結する重さ遮音性などに注目して比較します。

 なお、以下の製品紹介では、試聴が「趣味」なAtlasの調査結果に基づきつつも、スペック数値も重視して、ある程度客観的に選んでいます。

2・ハイレゾヘッドホンの比較(密閉型)

 はじめに、音漏れの少ない密閉型ヘッドホンを比較していきます。

 開放型に比べて遮音性があるので、外出先でも利用できる点、没入感が高い点が「売り」です。

 なお、以下の本文では、Atlasのおすすめポイント赤字系で、イマイチと思う部分青字系で記していきます。


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 【2017年】

 1・パナソニック ヘッドホン RP-HD5
  ¥7,580 Amazon.co.jp
  (7/28執筆時)   

インピーダンス:44Ω
再生周波数帯域: 4Hz〜40kHz
重さ: 240グラム

  RP-HD5は、パナソニックが発売するハイレゾヘッドホンの入門機です。

 201810070931.jpg

 1万円以下で購入可能な「超お買得」なハイレゾヘッドホンです。

 201702281313.jpg

 重さは、240グラムです。

 平均的な密閉型ヘッドホンより軽量ですから、装着製を重視する方にも向くでしょう。

 こちらは、(折り返せる)スイーベル機構があるため、収納性も良い製品です。

 201806060932.jpg

 再生周波数帯域は、低音域4Hzで、高音域40kHzです。

 高音域は、「ハイレゾ認定」の最低水準の40kHzをギリギリ確保します。

 とはいえ、低価格ながら、音源の違いを感じるには十分な水準であり、高音域は綺麗に出ます。

 低音域は、4kHzと、スペック的には充実します。

 201806060947.jpg

 ドライバーは、40mmHDドライバーユニットです。

 ドライバー(振動板)は基本的に大きな程音質は良いと言えます。

 こちらは、大きさとしては平均的ですが、振動板をハイレゾに対応させるために新形状としています。

 201806060950.jpg

 音質は、ハイレゾ製品に共通しますが、高音域の繊細さと伸びはこちらでも感じられました。

 一方、開口部が大きめのためか、低音部もこのサイズの製品としては良く出ています。

 インピーダンスは、44Ωです。

 インピーダンスは高いので、スマホなどの小型再生機器ではやや不利です。

 ボリュームを上げないと音量が小さいので、どちらかと言えば、自宅のAV機器用でしょう。

 201806060951.jpg

 デザイン性は、最近の流行に沿った、継ぎ目のない一体感のあるデザインです。

 明るい色目もラインナップされます。

 耳あたりは優しく、密閉型なので、音も漏れにくい仕様です。

---

 以上、RP-HD5の紹介でした。

 1万円台以上の製品に比べると、本体の作りや音質の作り込みの差はあります。

 しかし、同価格帯の非ハイレゾ製品と比べると、高音域のグレードは明らかに高いです。ハイレゾ入門機として、良い製品だと思います。

ーーー

  201810070934.jpg

 【2015年】【在庫限り】

 2・パナソニック ヘッドホン RP-HD7
  ¥5,999 Amazon.co.jp
  (7/28執筆時)

インピーダンス:44Ω
再生周波数帯域: 5Hz〜40kHz
重さ: 216グラム

 なお、【在庫限り】で、旧機種の RP-HD7が併売中です。

 こちらは、216グラムとさらに軽量ですが、小型化の弊害で、低音域は5Hzまでとなります。

 その他の部分は、ほぼ同じですが、設計も2015年とやや古いため、現状では選ばない方が良いと思います。


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 3・パナソニック ヘッドホン RP-HD10
  ¥16,980 Amazon.co.jp
  (7/28執筆時)   

インピーダンス:18Ω
再生周波数帯域: 4Hz〜50kHz
重さ: 340グラム

  RP-HD10は、パナソニックが発売するハイレゾヘッドホンの上位機です。

 201810070939.jpg

 重さは、下位機種よりも100g重い340グラムです。

 しっかりとした重さがある機種ですが、その分、サウンドのスケール感は高いです。

 また、水平方向にもスライドできる構造を含め、バランスがよいので 、付け心地も悪くありません。

 再生周波数帯域は、低音域4Hzで、高音域が50kHzです。

 高音域は、50kHzと下位機種よりも向上しています。ただ、1万円台の他社製品に比べると、さほど高いわけではありません

 低音域は、4kHzと、下位機種同様にスペック的に充実します。

 201702281331.jpg

 ドライバーは、下位機種より大きな50mmHDドライバーユニットです。

 本体重量の増加は、大きめのドライバーを採用したことが影響しています。

 音質は、試聴の限り、中・低音域について臨場感の向上が感じられました。

 もちろん、ドライバーの大型化が影響してのことでしょう。

 インピーダンスは、18Ωです。

 余裕があるので、AV機器でもスマホでも利用可能でしょう。

 201806061003.jpg

 デザイン性は、渋い黒い色目で、下位機種に比べて、明らかにターゲット層が違うことを示しています。

---

 以上、RP-HD10の紹介でした。

 ハイレゾ音源対応の製品ですが、どちらかと言えば、重低音がより感じられるヘッドホンです。

 低音の奥行感を最も重視したい方で、「流行りの」ハイレゾ音源にも対応したい方にオススメできるでしょう。


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 【2017年】【各色】

 4・SONY h.ear on 2 MDR-H600A
  ¥12,917 Amazon.co.jp
(7/28執筆時)

インピーダンス:24Ω
再生周波数帯域: 5Hz〜60kHz
重さ: 220グラム

 MDR-H600A は、ソニーの「h.ear on2」シリーズの「入門機」です。

 ソニーは、特にハイレゾ音源の普及に力を入れているメーカーですが、この機種も、低価格帯ながら本格的にハイレゾに対応する「戦略的」なモデルと言えます。

 201810070941.jpg

 重さは、220グラムです。

 密閉型ヘッドホンとしては、軽量です。音が漏れないので、外出先で使う用途にも向きます。

 本体は、はっきりした明るい色合いのデザインですね。

  201401261031.jpg

 再生周波数帯域は、低音域5Hzで、高音域60kHzです。

 高音域は、60kHzと「ハイレゾ認定」の最低水準の40kHzより余裕を持たせ、 60kHzと余裕があります。

 実際に試聴すると、クラシックなどの細かい音まで分解しています。

 低音域は、5Hzと平均的ですが、本体が軽いことを考えると、相応でしょう。

 201806061015.jpg

 ドライバーは、40mmHDドライバーユニットです。

 パナソニックの下位機種と同じサイズです。一方、素材面では、チタンコートで、不必要な振動に強い仕様となっています。このあたりの工夫は一日の長がありそうです。

 音質は、良く調整されており、低音・高音域にバランスも良いです。

 ハイレゾ用なので、過度は味付けもないですが、低音と中高音もしっかり聞こえる傾向です。

 インピーダンスは、24Ωですので、AV機器でもスマホなどでも万能に使えますね。

 201806061019.jpg

 デザインは、シンプルさのなかにも、曲線的な柔らかな主張があります。

 ソニーらしいデザインですし、ファッションとして選ばれるのにも良いと思います。

 エルゴノミック立体縫製イヤーパッドの付け心地も良く、長時間のリスニングも快適です。

---

 以上、MDR-H600Aの紹介でした。

 ポップな色合いですが、再生周波数帯域に余裕があるなど、音質面も期待できるヘッドホンです。

 装着感も良く、価格相応のクオリティは期待できる良い製品です。

ーーー

 201510301008.jpg

 【2015年】【各色】

 5・SONY h.ear on MDR-100A
  ¥16,370 Amazon.co.jp
(7/28執筆時)

インピーダンス:24Ω
再生周波数帯域: 5Hz〜60kHz
重さ: 220グラム

 なお、この機種は、「在庫限り」ですが、1世代前のモデルが併売中です。

 相違点は、色のみで、ドライバーのサイズなどは同じです。

 ちなみに、新機種は、【おすすめウォークマンの比較記事】で書いた、同社の音楽プレーヤーと合わせた配色の変更などのマイナーチェンジでした。


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 【2015年】

 6・オーディオテクニカ ATH-A900Z
  ¥20,250 Amazon.co.jp
(7/28執筆時)

インピーダンス:42Ω
再生周波数帯域: 5Hz〜40kHz
重さ: 330グラム

 ATH-A900は、オーディオテクニカのヘッドフォンです。

 ハイレゾに対応するモデルとしては、同社では最も安いシリーズです。


 201810070947.jpg

 重さは、330グラムとやや重めの機種です。ヘッドバンド部分を見た感じ軽量に見えますが、そうでもありません。

 再生周波数帯域も、ソニーと較べた場合、 5Hz〜40kHzとハイレゾに必要なスペックをギリギリ満たす水準で、多少劣ります。

 201810070948.jpg

 ドライバーは、しかしながら、口径が大きい53mmです。

 ソニーはチタンコーティングでしたが、こちら硬質カーボンによるコーティングですね。いずれにしても、口径の大きさが奏功して、ストレスのない広がりのある音が聴けます。

 音質は、オーディオテクニカらしい、無個性で味付けがない(邪魔にならない)感じです。この部分については好き嫌いがあるでしょう。

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 デザインは、若干本体デザインが古風ですが、フィット感はソニーと同様に良いです。

 インピーダンスは、42Ωです。スマホや携帯音楽プレーヤーというよりも、本格的なオーディオ製品用でしょう。

---

 以上、オーディオテクニカATH-A900の紹介でした。

 ソニーの入門機に較べると大口径のドライバを採用するのが魅力な機種です。

 とくに、低音域に余裕がありそうです。なお、密閉型ですが、オーディオテクニカの製品は遮音性がさほどなく、「セミオープン」ともいえます。自宅用でしょう。


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 【2018年】

 7・オーディオテクニカ ATH-MSR7b BK
 7・オーディオテクニカ ATH-MSR7b GM
  ¥18,640 Amazon.co.jp
(7/28執筆時)

インピーダンス:35Ω
再生周波数帯域: 5Hz〜50kHz
重さ: 237グラム

 ATH-MSR7bは、オーディオテクニカのヘッドフォンです。

 先ほどの製品と比べると、ヘッドバンド部分は一般的な製品と同じです。

 201904221643.jpg

 重さは、237グラムと軽量と言って良い水準です。

 再生周波数帯域も、 5Hz〜50kHzですから、高音域のスペックが伸びています。

 201904221645.jpg

 ドライバーは、この製品の場合、小さめの45mmです。

 一方、設計的には軽量化が優先されており、ユニット構成も同社の製品としては結構「単純」に思えます。

 2つの音響スペースと3つの空気孔(ベント)を採用するなど、音はあまりこもらず中低音の音質は良いですが、全体的な迫力は、やや控えめです。

 音質は、引き続き、無個性で味付けがない感じです。

 インピーダンスは、35Ωです。こちらも、本格的なオーディオ製品用でしょう。

---

 以上、オーディオテクニカATH-MSR7bの紹介でした。

 軽量性を意識した機種です。ただ、ユニットサイズの問題もあるため、個人的には、やや音圧が物足りないです。いずれにしても、オーディオテクニカらしい音色は、ATH-A900のほうでしょう。


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 【2015年】

 8・オーディオテクニカ ATH-WS1100
  ¥24,000 Amazon.co.jp
(7/28執筆時)

インピーダンス:38Ω
再生周波数帯域: 5Hz〜40kHz
重さ: 281グラム

 ATH-WS1100は、オーディオテクニカの別系統のモデルです。

 201904221656.jpg

  重低音が強調されたSolid Bassシリーズの上位機となります。

 再生周波数帯域は、 5Hz〜40kHzです。

 ハイレゾに必要なスペックをギリギリ満たす水準に止まっています。

 インピーダンスは、38Ωですので、どちらかというと本格的なオーディオ機器向けです。

 ポータブル用としては開発されていさそうです。

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 ドライバは、口径は、一般的な53mmです。

 低音域は、しかし、ただ、ディープモーション・ハイレゾオーディオドライバーという一連のパーツで、低域出力の能率が高い仕様です。大型の高磁束磁気回路と広い開口部が奏功しています。

 中高音域も、損なわない配慮がなされていますが、傾向としては低音重視の人が選ぶモデルでしょう。

 重さは、その一方で、281グラムと軽量化に成功でしています。

 ただ、他社の同価格帯の商品に比べるとやや重めです。

---

 以上、オーディオテクニカATH-WS1100の紹介でした。

 低音をしっかり聞かせる同社のSolid Bassシリーズの特長が良くでている機種です。

 一方、ハイレゾ用と考えた場合、高音域にあまり余裕がない、と言えるでしょう。ただ「ドンシャリ」系ヘッドホンとしては、良くできています。


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 【2018年】

 9・SONY MDR-1AM2 B
  ¥21,470 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

インピーダンス:16Ω
再生周波数帯域: 3Hz〜100kHz
重さ: 187グラム

 SONY MDR-1AM2は、ソニーの密閉型ヘッドフォンの中級機です。

 201806061044.jpg

 こちらは、通常のステレオミニプラグのほか、φ4.4mmバランスケーブルも付属するモデルです。

 ソニーは、ウォークマンの上位機で、音質の良いバランス接続に対応するようになっており、それに対応するためです。

 201810070957.jpg

 重さは、187グラムです。

 ヘッドホンは大型化するほど重くなるものですが、ソニーは違います。

 ヘッドバンドを改良し、長時間装着時の快適性に配慮しました。音質に影響させずの改良ですので、その部分でも、問題ないでしょう。

 再生周波数帯域は、3Hz〜100kHzと、下位機種よりも、低音域・高音域共に性能がアップしています。

 高音域の100kHzは、人間の耳の可聴域とはいえませんが、設計に余裕があるに越したことはありません。

 201806061053.jpg

 ドライバーは、40mmHDドライバーユニットです。

 他社と比較してサイズは平均的です。しかし、アルミニウムコートの振動板や、上部の通気孔による振動板の制御により、低音・高音域共に、口径以上の性能を実現しています。

 音質は、100kHzと優れた高音域のスペックである点から想像できますが、解像感がとても良いです。

 「空気感まで再現される」というその音質は期待できます。

  201806061047.jpg

 ヘッドフォンの装着感は、フィット感の方向性としては下位機種と同じです。

 ヘッドバンド部の改良で軽量化している点と、イヤーパットに吸湿性のある合皮を採用している点などで、快適度はより増しています。

 インピーダンスは、16Ωです。

 ハイレゾ対応のスマホや、小型音楽プレーヤーでも使えます。

---

 以上、SONY MDR-1AM2の紹介でした。

 3万円前後の予算で買える製品として考えると、スペックがかなり高い製品です。

 重さもさほどないので、携帯音楽機器に使う「ちょっと高級なヘッドホン」として需要が多そうです。

ーーー

 201810070959.jpg

 【ステレオミニ端子用】【2014年】

 10・SONY MDR-1A/B ブラック
  ¥24,000 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

 【バランスケーブル付属】【2017年】

 11・SONY MDR-1ABP ブラック
  ¥29,770 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

インピーダンス:24Ω
再生周波数帯域: 3Hz〜100kHz
重さ: 225グラム

 なお、 MDR-1AM2は、2機種の旧機種が付属します。

 再生周波数帯域が同じことから推測できるように、ドライバーなどの音響部分は新機種とほとんど同じです。

 一方、軽量化処理がなされていないため、同等の音質ながら、やや重さがあります。

 価格差のない状況ですし、新機種の方が良いと思います。


 201806061100.jpg

 【2014年】

 12・SONY MDR-1ADAC/B ブラック
 13・SONY MDR-1ADAC/S シルバー
  ¥27,000 Amazon.co.jp
  (7/28執筆時)

インピーダンス:24Ω
再生周波数帯域: 4Hz〜100kHz
重さ: 300グラム

 SONY MDR-1ADACは、やや特殊なラインナップです。

 重さは、300グラムです。

 かなり重量があるのは、USB-DAC内蔵タイプのヘッドホンだからです。、

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 DACを内蔵しているので、ハイレゾ対応のポータブルアンプなしで、再生機から利用できる利便性があります。

 PCやXperiaは、192kHz/24bitまでの音源に対応できます。

 iOS系は、Apple側の仕様で44.1kHz/48kHzでの再生です。

 ただ、一般的に売っているflac音源などなら品質は変わらないでしょう。また、Lightningケーブルも同梱されます。

 再生周波数帯域は、4Hz〜100kHzです。

 十分なスペックです。


 201810071000.jpg

 ドライバーは、下位機種と同じ、40mmHDドライバーユニットです。

 音質は、DAC込みの評価となりますが、S-Master HXという、ハイレゾ専用のデジタルアンプを搭載します。

 Android端末(Xperia)、iPhone・iPad・iPodは、アナログ出力のほか、デジタル出力に対応しますので、ノイズのより少ない、また広がりを持った音質で音源を聞くことができるでしょう。

 なお、デジタルアンプを搭載するため、こちらの機種は充電式です。

 フル充電で7.5時間、充電時間は4時間です。

---

 以上、SONY MDR-1ADACの紹介でした。やや特殊な製品です。

 利便性を感じる方は、現在ポータブルアンプな経由で、スマホからつないでいる方でしょう。それ以外の方は、あまり選ぶメリット性はあまりないでしょう。


 201810071003.jpg

 【2018年】

 14・ソニー ステレオヘッドホン MDR-Z7M2
  ¥66,821 Amazon.co.jp
(7/28執筆時)

インピーダンス:70Ω
再生周波数帯域: 4Hz〜100kHz
重さ: 340グラム

 MDR-Z7は、ソニーのハイレゾ対応ヘッドフォンの最高峰のモデルです。

 201810071005.jpg

 重さは、335グラムです。その点では、「しっかり音楽を聴く」ための高級機です。

 再生周波数帯域は、4Hz〜100kHzと、下位機種と同じく広いです。

 201806061117.jpg

 ドライバーは、耳全体をすっぽり被うサイズと言える大口径70mmHDドライバーユニットを搭載します。

 アルミニウムコートLCP振動板の採用など、基本システムは同じです。

 しかし、口径が大きな分、とくに低音域にパワーに功を奏しています。

 音質は、特に、低音域に向かって余裕があります。

 そのため、大音量にしなくても、迫力のある音が聞こえる傾向です。

 201810071006.jpg

 こちらも、通常のヘッドホンケーブルと、多くの情報量を送れるバランスケーブルが付属しています。

 以前紹介したソニーのウォークマンにこのケーブルで接続することで高音質を得られます。

 201810070746.jpg

 5極バランス標準プラグ MUC-M12SB1  
  ¥17,195 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

 バランス標準プラグ MUC-M12NB1
  ¥8,942 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

 また、上記のような高品質ケーブルに換装することで音質の向上を狙えます。

 もちろん、従来的なヘッドホン端子用のステレオミニプラグも付属するため、バランス接続に対応できない機器でもOKです。

 インピーダンスは、70Ωです。

 したがって、こちらは本格的なオーディオにつなげて使うよう設計されたモデルです。

---

 以上、MDR-Z7の紹介でした。

 大きめのドライバーを採用したモデルですね。バランスケーブル接続に対応しますし、呼応級音楽プレーヤーと接続して利用するとその能力を発揮できると思います。


  201904221715.jpg

 【上位機種】

 15・JVC WOOD 01 HA-SW01
  ¥46,961 Amazon.co.jp (7/28執筆時)    

 【下位機種】

 16・JVC WOOD 02 HA-SW02
  ¥31,780 Amazon.co.jp (7/28執筆時)   

インピーダンス:56Ω
再生周波数帯域: 8Hz〜45kHz
重さ:330g / 320g

 WOOD 01は、JVCケンウッドの高級ラインCLASS-Sシリーズに属するハイレゾ対応機です。

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 重さは、330gです。

 したがって、軽量化のために音質は犠牲にしないタイプの「音質重視」の機種です。

 再生周波数帯域も、8Hz〜45kHzです。

 ドライバーは、ソニーの下位機種と同等で口径は40mmと小さめです。

 再生周波数帯域の狭さは、小口径のドライバーを用いたことの弊害といえそうです。ただ、「聴き疲れしにくさ」と「中音域の良さ」で選ばれるメーカーですし、これでも良いでしょう。

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 音質は、独特です。

 JVCは、ヘッドホンに限らず、天然木を利用した振動板・ハウジングを利用することに「こだわり」があります。

 中・低音域に安定感のあるのは、材質的なこだわりがあるからでしょう。

 高音域については、一方で、さほどの工夫があるとも言えません。

 インピーダンスは、大きいので、携帯機器には向かない可能性があります。

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 なお、【上位機種】は、内部ユニットのいくつかに、木製パーツが増えるほか、音響用ハンダで接着した点が、下位機種と異なります。

 ただ、値段差分の音の差は、基本的には感じられないレベルでしょう

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 以上、JVCWOOD 01の紹介でした。

 「ハイレゾ向き」かは留保せざるを得ないですが、同社伝統のWOODシリーズらしく、「温もりのある自然な響き」は期待できます。

 あまり大きなボリュームにせず、自宅でゆったり聴きたい製品です。


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 【2018年】

 17・DENON AH-D1200-BK
  ¥13,182 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

インピーダンス:24Ω
再生周波数帯域: 5Hz〜40kHz
重さ:260g

 AH-D600EMは、DENONの発売する、密閉型ヘッドフォンです。

 同社は、日本の音響メーカーで、特に「中・低音域の充実度」に個性を発揮することが多いメーカーです。

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 重さは、260グラムです。

 それなりの重量感はありますが、ドライバーは大きめですし、優秀でしょう。

 再生周波数帯域は、5Hz〜40kHzです。

 高音域がハイレゾに対応するギリギリの水準です。

 実際、ハイレゾ音源を主に狙って開発した製品ではないでしょう。

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 ドライバーは、50mmと大きいです。

 デノンはドライバーの質はよいと思ういます。

 ただ、同社の上位機とは振動板やハウジングのグレードに差を付けているため、この機種については「傾向を引き継ぎつつも廉価仕様」と言えます。

 音質は、DENONらしいと言えます。

 つまり、音節的には高音域にも冒険をしない、堅実な音作りです。SONYと聞き比べると、分かりやすいでしょう。

 低音域は、バランスを崩さない程度に重視しており、バランスを意識しつつも、低音重視で使いたい人はおすすめできます。

 インピーダンスは、25Ωです。

 ポータブルな携帯機器でも使いやすいでしょう。

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 デザインは、日本の会社ですが、ユーロ圏でも「受けそう」なデザインです。

 従来は「ごつい」」アメリカっぽいデザインしたが、傾向が変わりました。イヤーパッドは柔らかめで疲れにくいです。

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 以上、AH-D600EMの紹介でした。

 ハイレゾ対応のスペックながら、どちらかと言えば、そこに関わらない中音・低音部分を評価したい機種です。

 密閉型でどこでも使える点も魅力です。


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 【2018年】

 18・DENON AH-D5200
  ¥50,909 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

インピーダンス:24Ω
再生周波数帯域: 5Hz〜40kHz
重さ:385g

 AH-D5200 は、DENONの密閉型ヘッドフォンの上位機です。

 この上には、AH-D7200という最上位機がありますが、価格的には「ハイアマチュア向け」となります。

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 重さは、385グラムです。

 ドライバーが大きいという理由もありますが、ハウジングにゼブラウッドを利用するなど、軽量感よりも高級感を重視した仕様ゆえでしょう。

  もちろん、木製ハウジングは、音質面にも特徴を与えるため、重さは無駄ではありません。

 再生周波数帯域は、5Hz〜40kHzです。

 やはり、高音域がハイレゾに対応するギリギリの水準です。

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 ドライバーは、50mmです。

 サイズの部分では下位機種と同じですが、最上位機同様のフリーエッジ型ドライバーです。

 とくに低域の安定感に寄与すると思われますが、デノンのスピーカーと同様のシステムです。

 音質は、傾向としては下位機種と同じで、バランスの良い聴き疲れしにくい作りです。

 その上で、低音の重層感はさらに増しているため、「音楽を聴く」というより「音の良さを楽しむ」感じに使いたい場合には、向くでしょう。

 インピーダンスは、24Ωです。ポータブルな携帯機器でも使えます。

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 以上、AH-D600EMの紹介でした。

 ヘッドホンの音質がイマイチ「ピン」と来なかった、ステレオスピーカーユーザーに試して欲しいヘッドホンです。

 その評価基準だと、かなり得点が高いでしょう。ただし、重さや素材などを考えると、自宅で利用するものですね。

3・ハイレゾヘッドホンの比較(開放型)

 つづいて、開放型のハイレゾ対応ヘッドホンの紹介です。

 このタイプは、音漏れするので外出先では使えない仕様です。

 ただ、音の広がりの点で一定のメリットがあるため、割とファンが多いジャンルでもあります。


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 【通常型番】

 19・ゼンハイザー オープン型 HD 599
  ¥21,917 Amazon.co.jp
(7/28執筆時)  

 【Amazon限定】

 20・ゼンハイザー オープン型 HD598SR
  ¥14,980 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

インピーダンス:50Ω
再生周波数帯域: 12Hz〜38.5kHz
重さ:250g

 HD 599は、ドイツの音響メーカーであるゼンハイザーのヘッドフォンです。

 オープン型の「代表格」とも言えるモデルであり、独特の「プリン型」は根強いファンがいます。

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 重さは、250グラムと、オープン型としては平均的です。

 再生周波数帯域は、しかしながら、12Hz〜38.5kHzと、この部分の数値でとらえると、低音・高音共に余裕が少ない状況です。

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 ドライバーは、サイズ非公開ですが、およそ40mmです。

 音質は、味付けの少ない「まろやかな」サウンドです。

 解像感・メリハリよりも、聞きやすさが重視されているヘッドフォンで、固定ファンも多いですね。

 インピーダンスは、50Ωと高めです。

 実際、開放型なので、自宅のオーディオ機器で聴くのに向いている機種です。

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 以上、ゼンハイザーのHD598の紹介でした。

 再生周波数帯域の点で、決して「ハイレゾ向き」とは言えない機種ですが、良い音が出せるのは変わりません。

 実力がある機種ですので、ヘッドフォンアンプなどのDACを通すとより真の性能が発揮されそうです。

 なお、この製品には、アマゾン限定の廉価版があります。形状に多少の差はありますが、スペック数値は同じで、リモコンが付属ですね。


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 【2017年】

 21・ゼンハイザー オープン型 HD 660S
  ¥50,233 Amazon.co.jp
(7/28執筆時)  

インピーダンス:150Ω
再生周波数帯域: 10Hz〜41kHz
重さ:250g

 HD 660sも、ドイツの音響メーカーであるゼンハイザーのヘッドフォンです。

 重さは、260グラムと、下位機種とほぼ変わりません。

 再生周波数帯域は、しかしながら、10Hz〜41kHzと、下位機種より向上しています。

 ただし、高音域は「ハイレゾ」ギリギリの水準ではあります。

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 ドライバーは、サイズ非公開ですが、こちらもおよそ40mmです。

 音質は、下位機種の傾向を引き継ぐ味付けの少ない「まろやかな」サウンドです。ただ、高音域と中音域については、音の安定性が増している印象です。

 インピーダンスは、しかし、150Ωですので、本格的なシステムにつなげるべき製品です。

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 以上、ゼンハイザーのHD 660sの紹介でした。

 ちまたでは「5万円で買えるリファレンスグレード」のヘッドホンとして評判が高まっています。

 たしかに良い音がする製品です、インピーダンスの関係で入門者向きではないですが、中級者以上には、逆に費用対効果は高いでしょう。


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 【2011年】

 22・AKG K702 オープンエアー型ヘッドホン
  ¥16,650 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

インピーダンス:62Ω
再生周波数帯域: 10Hz〜39.8kHz
重さ:235g

 K702は、AKGのハイレゾ対応製品です。

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 AKGは、オーストリアの音響メーカーです。

 JBLなどと同じくHarman傘下で、そのルートで日本にやってきているようです。

 イヤーパッドに低反発性素材を使って、長時間かけても疲れないと評判のあるヘッドフォンです。

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 重さは、235グラムと軽量です。

 装着感も良いため、疲れにくいヘッドホンです。

 ただし、密閉型ではないため、自宅で使うオープンタイプのヘッドフォンです。

 再生周波数帯域は、しかしながら、10Hz〜39.8kHzと、さほど重要視した作りではありません

 インピーダンスも、62Ωと能率が悪いので、携帯音楽プレーヤーには向かないと言える機種です。

 自宅やスタジオで使うと真価が発揮できるタイプのヘッドフォンですね。

 音質は、低音が強調されず、中・高音域で勝負をかけるような感じです。

 耳疲れしにくい音質と言えます。ゼンハイザーと割と似た傾向でね。ドイツとオーストリアはお隣同士ですし傾向は似るのでしょうか。

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 以上、K702の紹介でした。

 恐らく、統計を取れば最も評価を得るだろう「ハイレベルのオーソドックスさ」がある機種です。ハイレゾに向いている機種ではないですが、クラシックには、このメーカーが個人的にはおすすめです。


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 【2013年】

 23・ AKG K712 PRO
  ¥32,832 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

インピーダンス:62Ω
再生周波数帯域: 10Hz〜39.8kHz
重さ:235g

 K712PROは、AKGのハイエンドモデルで、唯一モニタリング用ヘッドフォンという高級オーディオの称号?を付けられています。

 デザインも下位機種よりもスタイリッシュで、価格相応の高級感があります。。

 再生周波数帯域は、10Hz〜39.8kHzというハイレゾを満たす最低水準です。

 数字に表れない部分の能力は高そうですが、スペック的には、先ほどの機種と同等です。

 インピーダンス62Ωです。

 こちらもオープンタイプの構造なので、携帯用ハイレゾプレーヤーではなく、自宅やスタジオ向きのヘッドフォンだといえます。


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 【2016年】

 24・beyerdynamic DT 1990 PRO
  ¥66,400 Amazon.co.jp
(7/28執筆時)

インピーダンス:250Ω
再生周波数帯域: 5Hz〜40kHz
重さ:370g

 DT 1990 PROは、ドイツの音響メーカーのbeyerdynamicの発売する高級モニタリング用ヘッドホンです。

 ドイツは、優秀なオープン型が多い印象ですが、日本のメーカーがあまり手を付けないから、輸入されるという部分もありそうです。

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 重さは、370グラムと重量感があります。

 再生周波数帯域は、5Hz〜40kHzです。

 高音域はハイレゾを満たす最低水準ですが、低音は5Hzと豊かに出せるタイプですね。なかなか試聴できる機会が無かったのですが、先日試したところ、かなり好印象でした。

 ドライバーは、45mmとさほど大きくはないです。

 ただし、前シリーズを踏襲するテスラ2.0ドライバーは、その解像感で定評があります。

 インピーダンス250Ωです。

 かなり高いので、機器側が対応するか調べた方が良いでしょう。接続は、ステレオミニプラグでも可能です。

 音質は、定評通り、たしかに伸びやかな音が鳴ります。

 とくに低音がわりに力強かったので、その点ではハイレゾ向きかは微妙です。

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 以上、 DT 1990 PROの紹介でした。

 機会があれば、しっかり試聴したいと考えていたのが、やっと聴けました。

 個人的には、臨場感重視でとても好印象でした。ただ、今回の趣旨に沿ってハイレゾの再生に向くか?といわれると、自信はありません


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 【2017年】

 25・オーディオテクニカ ATH-ADX5000
  ¥248,229 Amazon.co.jp
(7/28執筆時)

インピーダンス:420Ω
再生周波数帯域: 5Hz〜50kHz
重さ:270g

 ATH-ADX5000は、オーディオテクニカの最高級機です。

 オープン型の超高級なレファレンスモデルですね。日本のメーカーとしては挑戦的な価格設定です。

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 重さは、同じく高級機のDT 1990 PROと比べて270gと軽量です。

 実物を見ると、オープン型の利点を活かした軽量化が各所に見られますが、その部分をつきつめた「産業デザイン」としても美しい本体です。

 再生周波数帯域は、5Hz〜50kHzです。ハイレゾに重要な高音域について、従来モデルよりも柔軟に対応させてきました。

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 ドライバーは、58mmです。

 ドライバーを一体成形して入る点が贅沢です。

余分なパーツを含めないことで、純粋な音の振動をそのまま伝える工夫ですね。音のスピード感は最初の試聴時から感じられました。この部分は、ピュアオーディオには重要な部分です。

 インピーダンスは、ただし420Ωです。

 能率は良くないので、相当「趣味性」の強い製品と言えます。接続は、6.3mmのステレオプラグです。

 音質は、オーディオテクニカの「味付けのなさ」をつきつめた印象です。

 耳心地の良い「詩的な表現」は得意ではないので、音に関する説明はしませんが、「場の再現性」を強く感じられました。

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 以上、 ATH-ADX5000の紹介でした。

価格的には、1つ抜けた高級品ですが、優れた性質を持つ製品です。ただ、ニッチ市場の製品ですので、割高ではあります。

基本的に10万円以上の製品は「魔術と泥沼が支配する別世界」ですので、上級者に限定しておすすめです。

次回に続く!
ハイレゾ対応のおすすめヘッドホンは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、ハイレゾに対応する高音質のヘッドフォンを紹介しました。

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1・音質の良さ ★★★★★
2・重低音   ★★★★★
3・原音再現性 ★★★★★
4・疲れにくさ 
★★★★★
5・総合評価  ★★★★★

 次回の後編記事(こちら)では、ここまで紹介してきた製品全てから、価格別・目的別に、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。

 引き続きよろしくお願いします。

 後編記事は→こちら

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posted by Atlas at 16:26 | オーディオ製品

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