2019年07月28日

比較2019'【高音質】ハイレゾヘッドホン25機の音質とおすすめ・選び方:SONY・パナソニック・JVC・ゼンハイザー・DENON・AKG・audio-technica (2)

前編からの続き記事です。前編は→こちら

今回の結論
ハイレゾ音源対応のおすすめヘッドホンはこの機種!

 というわけで、前編記事こちら)では、ハイレゾに対応する高音質のヘッドフォンを紹介しました。

 後編では、いつものように、Atlasのおすすめ機種!を提案したいと思います。


 第1に、スマホに向く入門用ヘッドホンとしておすすめなのは、

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 【2017年】【各色】

 4・SONY h.ear on 2 MDR-H600A
  ¥12,917 Amazon.co.jp
(7/28執筆時)

インピーダンス:24Ω
再生周波数帯域: 5Hz〜60kHz
重さ: 220グラム

1・音質の良さ ★★★★★
2・重低音   ★★★★★
3・原音再現性 ★★★★★
4・疲れにくさ 
★★★★★
5・総合評価  ★★★★★

 というわけで、以下では、いつものように、各製品を機種ごと比較します。

 ソニーのMDR-H600A が最適でしょう。密閉型の軽量モデルのため、自宅でも外出先でも使えます。

 再生周波数帯域も、5Hz〜60kHzと十分な幅を確保してあるため、ハイレゾ音源の音質の良さが十分味わえるでしょう。

 201810070941.jpg

 こちらは、ハイレゾ対応機器をプッシュしたいソニーが「戦略的に」低価格で損益を覚悟しても推しているような気もします。

 そのため、お買得感は高いです。外出用ヘッドフォンとして「ファッション性」も高いです。 


 第2に、自宅内外で楽しめる、高音質なハイレゾ対応機としておすすめなのは、

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 【2018年】

 9・SONY MDR-1AM2 B
  ¥21,470 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

インピーダンス:16Ω
再生周波数帯域: 3Hz〜100kHz
重さ: 187グラム

1・音質の良さ ★★★★★★
2・重低音   ★★★★★
3・原音再現性 ★★★★★★
4・疲れにくさ 
★★★★★
5・総合評価  ★★★★★★

 SONYMDR-1AM2 が良いでしょう。

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 ドライバーは、40mmHDドライバーユニットですが、アルミニウムコートの振動板など、独自の工夫があります。

 201810070957.jpg

 また、何といっても187gという軽量性は、持ち運んで聴くのにかなり向くでしょう。

 音質的には、100kHzとかなり余裕を持ったハイレゾ専用設計ですので、ハイレゾ音源の特質を、ハッキリ感じることができます。

 特にバランス接続ができる、ソニーの高級ウォークマンとの相性が良いと思います。

 なお、ウォークマンなどで、バランス接続に対応する製品での再生の場合以外は、ステレオミニ端子も付属します。


 第3に、比較的低予算で導入できるハイレゾ音源対応ヘッドホンとしておすすめできるのは、

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 【2017年】

 1・パナソニック ヘッドホン RP-HD5
  ¥7,580 Amazon.co.jp
  (7/28執筆時)

インピーダンス:44Ω
再生周波数帯域: 4Hz〜40kHz
重さ: 240グラム

1・音質の良さ ★★★★☆
2・重低音   ★★★★★
3・原音再現性 ★★★★☆
4・疲れにくさ 
★★★★★
5・総合評価  ★★★★☆

  パナソニックRP-HD5でしょう。

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 1万円以下という価格のヘッドホンの中では、ドライバーのサイズや再生周波数帯域の点で、ハイレゾに最も向いている製品だと思います。

 持ち運びやすさの面でも、「スイーベル機構」があり、ポータブル機器での使用も可能です。

 ただ、インピーダンスの点では、やはり、自宅の音響機器やPCなどで利用するヘッドホンとして向いていると思います。


 第4に、パソコンやスマホなどで利用する方に向くDAC内蔵製品としておすすめな機種は、

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 【2014年】

 12・SONY MDR-1ADAC/B ブラック
 13・SONY MDR-1ADAC/S シルバー
  ¥27,000 Amazon.co.jp
  (7/28執筆時)

インピーダンス:24Ω
再生周波数帯域: 4Hz〜100kHz
重さ: 300グラム

1・音質の良さ ★★★★★
2・重低音   ★★★★★★
3・原音再現性 ★★★★★★
4・疲れにくさ 
★★★★★
5・総合評価  ★★★★★★

 デジタルアンプが搭載されたSONY MDR-1ADACでしょう。

 充電式である点、やや重さがある点がネックですが、アンプを持ち歩くことを考えればこちらでしょう。

 とくに、iPhoneユーザーは、別売のポータブルアンプを介さないととハイレゾ出力とならないため、両方購入するならば、こちらが良いと思います。


 第5に、自宅専用のオープン型ヘッドホンとして、おすすめできるのは、

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 【通常型番】

 19・ゼンハイザー オープン型 HD 599
  ¥21,917 Amazon.co.jp
(7/28執筆時)  

 【Amazon限定】

 20・ゼンハイザー オープン型 HD598SR
  ¥14,980 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

インピーダンス:50Ω
再生周波数帯域: 12Hz〜38.5kHz
重さ:250g

1・音質の良さ ★★★★★
2・重低音   ★★★★☆
3・原音再現性 ★★★★★
4・疲れにくさ 
★★★★★★
5・総合評価  ★★★★★

 独特の「プリン型フォルム」もオシャレなゼンハイザーHD 599でしょう。

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 音の抜けの良さは、オープン型ヘッドホン共通の特長ですが、この機種もこの点で非常に良い性質を持っています。聴き疲れのしにくさでは定評があります。

 遮音性がないため自宅外では利用できませんが、自宅のAV機器で利用するならば、こうしたオープン型ヘッドホンを利用するのも選択肢として良いと思います。

補足:イヤホン・ヘッドホン関連記事の紹介

 というわけで、今回は、ハイレゾヘッドホンの紹介でした。

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 なお、このブログ「モノマニア」には、ヘッドホン・イヤホンについて、他に、以下のような比較記事があります。

1・Bluetoothヘッドホンの比較
2・Bluetoothイヤホンの比較
3・完全ワイヤレスイヤホンの比較
4・ハイレゾヘッドホンの比較
5・ハイレゾイヤホンの比較
6・ノイキャンヘッドホンの比較
7・ノイキャンイヤホンの比較
8・Beatsのヘッドホンの比較
9・ライトニング端子イヤホンの比較
10・ウェアラブルネックスピーカーの比較
11・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】

 よろしければ、これらの記事をご覧ください。

 とくに、11番の記事は、全記事の「まとめ」として、どのようにイヤホンを選ぶべきか、スペック表の読み方などをまとめています。

 よろしければご覧ください。

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アップルの iPod touchの比較
2・
ソニーのウォークマンの比較
3・ハイレゾ対応ポータブルアンプ

 また、このブログには、他にもオーディオ関係の記事がありますので、こちらもよろしくお願いします。

 最後になりましたが、記事がお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

 (前半からの続きとなりますので、前半記事をご紹介いただけると、一層嬉しいです!)

 ではでは。

posted by Atlas at 16:24 | オーディオ製品

比較2019'【高音質】ハイレゾイヤホン21機の音質とおすすめ・選び方:ソニー ONKYO JBLなど (1)

【今回レビューする内容】2019年 新製品のハイレゾイヤホンの性能とおすすめ:機種の違いと人気ランキング:カナル型・密閉型

【紹介する製品型番】ソニー h.ear in 2 IER-H500A MDR-EX750AP XBA-N1 XBA-N3BP XBA-300 XBA-Z5 SHE9730 WI-H700 WI-1000X IER-M7I ER-M9 PHILIPS SHE9730 ONKYO E700M RHA MA750i 270542オーディオテクニカ ATH-CKS1100 JVC WOODシリーズ HA-FW01 CLASS-S SOLIDEGE HA-FD01 beyerdynamic XELENTO REMOTE パイオニア SE-CH9T AVIOT WE-BD21d

今回のお題
ハイレゾ音源の再生に向くイヤホンのおすすめ機種はどのモデル?

 どもAtlasです。

 今日は、2019年7月現在、最新のハイレゾ対応イヤホンの話題です。

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 ハイレゾ対応機器は多少高価です。

 しかし、一部の機種は、CD音源を再生する場合も高音質化が可能です。しきいも高くないので、一般向きにもおすすめできます。

1・音質の良さ ★★★★★
2・重低音   ★★★★★
3・原音再現性 ★★★★★
4・ワイヤレス 
★★★★★
5・総合評価  ★★★★★

 というわけで、以下では、いつものように、各製品を機種ごと比較します。

 そして、最後の「結論」部分では、上表のようなポイントから、「Atlasのおすすめ機種!」を提案する形で記事を進めていきます。

1・ハイレゾイヤホンの選び方の基本

 具体的な機種の紹介に入る前に、ハイレゾ対応イヤホンの「選び方」における注意点に言及しておきます。

 それは、イヤフォンの再生周波数帯域 です。


 201806041249.jpg

 再生周波数帯域とは、イヤフォンの性能が分かる数少ない客観的なスペック数値です。

 製品のスペック表では、通常「5Hz〜40kHz」などと数値が出されます。

低音域
 =1Hzに向かって、数値が小さなほど充実
高音域

 =100kHZに向かって、数値が大きなほど充実

 数値の意味するものは、簡単で、上表の通りです。

 一方、ハイレゾ音源に対応したい場合重要になるのは、高音域のスペックです。

  201401261031.jpg

 CD音源は、音楽メーカーがマスター音源などを加工する際、高域帯の原音については約20kHz以上は切っています。これは、データ容量を節約するためです。

 ハイレゾ音源は、この部分が「切られない」ので、高音域の原音再生能力が高いといえます。

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 ただし、人間の耳は、(それ程高性能ではないので)高周波数域まで完全に知覚できるわけではありません。

 そのため、業界は、高音域40kHzまで出せることを一つの基準として「Hi-Res Audio」の認定マークを作りました。

 今回は、この規格に対応する、ハイレゾ対応イヤホンを、主に再生周波数帯域や重さなどに注目して比較します。

2・ソニーのハイレゾイヤホンの比較

 201805121036.jpg 

 では、具体的に比較・評価していきましょう。

 はじめに、最もハイレゾに力を入れているソニーの製品を紹介します。

 なお、以下の本文では、Atlasのおすすめポイント赤字で、イマイチと思う部分青字で記していきます


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 【2017年】

 1・ソニー イヤホン h.ear in 2 IER-H500A
  ¥8,570 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域: 5Hz〜40kHz
ドライバー口径:9mm

 ソニーIER-H500Aは、カジュアルデザインを採用した格安のハイレゾ対応イヤフォンです。

 201810070708.jpg 

 同社のウォークマンのハイレゾ化にあわせて発売された製品ですが、単体でも売られます。

 再生周波数帯域は、5Hz〜40kHzです。

 高音域は、40kHzと、ハイレゾ基準のスペックをクリアします。

 低音域は、5Hzですから、スペック的に低音も十分です。

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 音質面の仕組みは、9mmのドライバー1つで、全帯域をカバーするダイナミック型ドライバを利用する方式です。

 高音域は、ユニット1つの1WAY式は、高音域の再生に弱い印象があります。

 ただ、外磁型の磁気回路を搭載するなどの工夫で、ハイレゾ水準の40kHzの帯域をカバーしています。

 低音域は、ポート(通気孔)の工夫で、スペック的にも十分です。

 音質の特性は、試聴の限り、中音域での音の継ぎ目がなく聴き疲れしない音質でした。

 高音域については、ハイレゾ向きとしては標準的ですが、中音域については、逆に、1WAY式を採用する良い部分が出ていると思います。

 この部分で言えば、聴き疲れしにくいでしょう。

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 リモコンは、マイク付きで、ハンズフリー電話に対応します。

 ケーブルも、絡まないセレーションコードを採用しているため、断線の危険も少ないと言えます。割と安い価格ですが性能は十分です。

---

 以上、IER-H500Aの紹介でした。

 ソニーh.ear in 2シリーズを、同社の販売戦略のかなり重要なポジションに置いています。ハイレゾ普及により、音楽関連家電の首位奪還を狙っているようです。

 この製品は、ハイレゾ普及を狙い「戦略的な低価格」で出しており、特にお買得です。

ーーー

  201510301037.jpg

 【2016年】

 【リモコン無し】

 2・ソニー h.ear in MDR-EX750
  ¥10,798 Amazon.co.jp
(7/28執筆時)

 【リモコン付属】

 3・ソニー h.ear in MDR-EX750AP
  ¥10,244 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域: 5Hz〜40kHz
ドライバー口径:9mm

 なお、ソニーh.ear in 2シリーズには、2016年旧モデルが併売中です。

 新機種のIER-H500Aとの違いは、こちらにリモコンが付属しないモデルがある点です。

 それ以外の点は、色の部分だけであり、音質を含めて同等です。

 ただ、すでに価格差のない状況で、(セール以外)選ぶ必要性は乏しいです。


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【2016年】

 4・ソニー ハイレゾイヤホン XBA-N1
  ¥17,354 Amazon.co.jp
(7/28執筆時)

再生周波数帯域: 4Hz〜40kHz
ドライバー口径:9mm+BAD

  XBA-A2は、ソニーのハイレゾ音源に対応するイヤフォンの中級機です。

 再生周波数帯域は、ハイレゾに重要な高音域は下位機種と同じです。

 しかし、低音域は、4Hzとスペックが強化されています。

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 音質面の仕組みは、下位機種とドライバーユニットの構成が全く変わります。

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 まず、下位機種同様に、9mmのドライバーを搭載します。

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 その上で、高音域専用のトゥイーターとして「バランスド・アーマチュア・ドライバユニット」を搭載します。

 こうした、高音域低音域をそれぞれのパーツが担当する方式を「2WAY方式」と言います。

 小さなイヤホンで2WAY方式をとるには、高い技術力が必要ですから、価格は相応に高くなります。

 しかし、低音域4Hzとスペックも伸びているほか、高音域も、周波数帯域では表現できないレベルで、クリアさが増しています。

 なお、高音域のほか中音域のほとんどについては、小型のバランスドアーマーチェアの方が担当します。中音域と兼ねる方向性ですが、音質は良いです。

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 音質の特性は、2WAY方式ながら、聴き疲れしにくい音質です。

 高音域低音域を分けるユニットを採用する場合、安価な製品だと「音の受け渡し」が発生する「中音域」の音質が犠牲になりがちです。

 しかし、逆にこの部分は「ソニーの個性」とも言えます。

 伝統的な「ソニーサウンド」を踏襲する点で、下位機種より「ソニーらしい」音質だと思います。実際のところ、ハイレゾ音源には向いています。

 さらに、従来的な受け渡しの不自然さが緩和されており、聴き疲れしにくいです。これは、独立グラウンドケーブル方式を採用した点が大きいかもしれません。

---

 以上、 XBA-N1の紹介でした。

 MDR-EX750と較べると、全く異なる仕組みの上位のドライバーユニットを使っている機種です。価格の割に性能が充実しています。

 ハイレゾ対応の携帯プレーヤーで高音質で聴きたかったら、この機種はおすすめです。


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 【ステレオミニプラグ】【2016年】

 5・ソニー ハイレゾイヤホン XBA-N3
  ¥31,117 Amazon.co.jp
(7/28執筆時)

 【バランス接続】【2017年】

 6・ソニー ハイレゾイヤホン XBA-N3BP
  ¥35,671 Amazon.co.jp
(7/28執筆時)

再生周波数帯域: 3Hz〜40kHz
ドライバー口径:9mm+BAD

 XBA-N3は、ソニーのハイレゾ対応インナーイヤー型イヤホンの上位機種になります。

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 2機種ありますが、 XBA-N3BPは、2017年に追加販売されたものです。

 201810070731.jpg

 XBA-N3BP は、接続が一般的なステレオミニ端子ではなく、バランス端子用の製品です。ソニーのウォークマンの上位機用ですので、一般的にはXBA-N3を選んでください。

 再生周波数帯域は、こちらの機種は、高音域は下位機種と同じ40kHzまでです。一方、低音域は、3Hzとより対応範囲が伸びています。

 201806041311.jpg

 音質面の仕組みは、下位機種と同じです。

 つまり、 高音域用(バランスド・アーマチュア型)低音域用(ダイナミック型)を採用する2WAY式です。

 9mmというダイナミックドライバーのサイズも同じです。 

 音質の特性はしかし、、下位機種と比べると「透明感」が増した感じです。

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 というのも、こちらは、後部に拡張音響空間を持つ新しい通気構造を採用するからです。

 そのため、ドライバーユニットを2つ持つ「2WAY方式」として最も重要である「音域と音域の間のつながり」が自然です。この点で、周波数帯域の幅以上に、下位機種との音質面の差はあるでしょう。

---

 以上、XBA-N3の紹介でした。

 下位機種とユニット構成やサイズは同じですが、音質は価格なりに優れています。

 いわゆる、低音域と高音域が力強い「ドンシャリ系」が苦手ならば、中音域の改良が施されたこの機種に投資する価値はありそうです。


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 【2015年】

 7・ソニー ハイレゾイヤホン XBA-300
  ¥21,582 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域: 5Hz〜40kHz
ドライバー口径:3WAY式

 XBA-300も、ソニーのハイレゾ対応イヤフォンの上位機です。

 XBA-N3とは、搭載するユニットが異なる、別シリーズの製品です。

 再生周波数帯域は、ハイレゾに重要な高音域40kHzであり、迫力を出すために重要な低音域5Hzです。

 この点で、XBA-N3と比べると、やや低音のスペックが低いです。

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 音質面の仕組みは、しかしトリプル・バランスド・アーマチュア構造を採用する3WAY方式となります。

 文字通り、ユニットを3つ搭載している点で、音の解像感と分解度は、総じて良くなります。

 一方、3つを搭載するためには、各ユニットを小さくする必要があり、大きなダイナミック型ドライバーの搭載ができません。 

 そのため、この製品は、小型の「バランスドアーマチュア型」を低音部にも採用します。

 このような「理屈」で、さきほどの機種よりも、低域5Hzとややスペックが弱いということになります。

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 音質の特性は、しかし、3万円前後の機種では相当なレベルです。

 先述のように、ハイレゾに重要なのは「高音域」です。

 そして、中音域と高音域を別のユニットが担当する3WAY方式の方が、高音域専用のユニットがある分、ハイレゾには向いていると言えます。

 一方、複雑なシステムの場合、音の受け渡しが問題となります。しかし、小型ユニットの組み合わせに長けたSONYらしいサウンドを実現できています。

 とくに、低音域・高音域はとくに充実し、迫力のある同社らしいサウンドです。

---

 以上、XBA-300の紹介でした。

 価格相応の性能が期待できる高級機です。

 3WAY方式で、音のつながりの自然さが心配になりますが、音のバランス感はさすがにソニーです。人気度で言えば「地味」とは言えますが、現状では、Atlasがおすすめしたい製品の1つですね。

 「3つの音域の受け渡し」もうまくいっています。高い技術水準です。


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 8・ソニー ハイレゾイヤホン XBA-Z5  
  ¥64,208 Amazon.co.jp
(7/28執筆時)

再生周波数帯域:  3Hz〜40kHz
ドライバー口径:16mm(3WAY式)

 XBA-Z5 は、ソニーのインナーイヤー型のイアフォンの高級機です。

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 やや大きめのユニットで、上から回し入れる形状です。

 なお、こちらは、付属するケーブルは普通のステレオミニプラグですが、ケーブル交換でバランス端子にも対応できます。

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 5極バランス標準プラグ MUC-M12SB1  
  ¥17,195 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

 バランス標準プラグ MUC-M12NB1
  ¥8,942 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

 ケーブルは、ソニーからグレード別に複数売られています。

 再生周波数帯域は、低音域は3Hzで、高音域は40kHzまでです。

 いずれも十分でしょう。

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 音質面の仕組みは、3way方式です。

 しかしながら、この機種の場合、低音用のダイナミック型ドライバーが16mmとかなり大きいドライバーをしっかり採用します。そのため、下位機種に比べると全体としてパワーを感じます。

 実際、ハイレゾ特性を犠牲にせず、3Hzと相当程度の低音が確保されます。

 高音域も、バランスド・アーマチュア・ドライバユニットが、高音域専用のトゥイーターとフルレンジとに分けてある仕様であり、豪華です。

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 また、ハイレゾ音源にとって重要な高音域の質に関わるトゥイーターの振動板にマグネシウム合金が採用され音質が向上しています。

 ハウジングも、マグネシウム合金になっているので、音質に大敵である振動の軽減効果も期待できます。

 音質の特性は、試聴した限り、高音から低音まで、また、小音量でも大音量でも、かなりクリアに聴かせてくれました。

 異なるドライバーユニット感の音のつながりに問題ありません。

 実際、ロングセラーで構造の見直しも必要なく売れているものなので、投資する価値はある水準です。

---

 以上、XBA-Z5の紹介でした。

 低音用の大きなドライバーと2機のバランスドアーマチュア型ドライバと、良くもこれだけ詰めたものだと感心する設計です。価格は高いですが、買って後悔の無い品質は期待できます。


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 【2018年】

 【クワッド式】

 9・ソニー ハイレゾイヤホン IER-M7
  ¥70,752 Amazon.co.jp
(7/28執筆時)

 【ペンタ式】

 10・ソニー ハイレゾイヤホン IER-M9
  ¥111,300 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域: 5Hz〜40kHz
ドライバー口径:4/6WAY式

 IER-M7IER-M9は、ソニーのインナーイヤー型のイアフォンの最高級機です。

 201904221550.jpg

 こちらも、バランス接続対応ですが、バランスケーブルヘッドホンケーブル双方とも付属します。

 再生周波数帯域は、低音域は5Hzで、高音域は40kHzまでです。

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 音質面の仕組みは、良い意味で「作り込み過ぎ」とも思えますが、極小のバランスド・アーマチュアを4ないし5個搭載した特別なユニットです。

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 並列的に配置するようですが、「フルレンジ」用に2つと、「ウーファー・トゥイーター・スーパートゥイーター」という構成です。

 再生周波数帯域にこの特性がでそうなものですが「最大40kHz」とのことです。


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 音の受け渡しが5カ所で発生する仕様です。SONYは「相互補完的」と説明しますが、この部分の精度で音質評価は大きく変わるでしょう。

 音質の特性は、現状で試聴できていないため、時間を見つけて見学してきてから改めて書きたいと思います。

---

 以上、IER-M7IER-M9の紹介でした。

 購買層に想定しているのは、完全にプロとハイアマチュアでしょう。この手の製品は、生産数の絶対数が少ないため、一般的に技術水準に比べて「割高」ではあります。

 ただ、アーリーアダプタがいてこそ技術が下位機に降りてくる部分はあるので、その面を含めて大局的に考えられる方には、オススメできます。

 とはいえ、ユニット数の増加は「目に見えて試したくなる」要素であり、個人的には試すのが楽しみです。

3・SONYのワイヤレスイヤホン

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 続いてもSONYのハイレゾ対応イヤホンです。

 ただし、「ワイヤレスイヤホンでハイレゾ対応」な機種です。ややカテゴリーが違うので分けて紹介しました。


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 11・SONY h.ear in 2 Wireless WI-H700
   ¥19,800
Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:  3Hz〜40kHz
ドライバー口径:9mm
コーデック:SBC AAC, aptX LDAC
連続再生時間:6.5時間

 SONYWI-H700は、ソニーh.ear in 2シリーズに属する、高音質のイヤホンです。

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 この機種は、スマホや音楽プレーヤーからは、Bluetoothを利用して音楽データを飛ばす型式です。

 装着方法は、図のようなネックバンド型です。

 重さは38gありますが、装着時の重量感は気にならないでしょう。

 再生周波数帯域は、低音域は5Hzで、高音域は40kHzまでです。

 無線接続ながら、高音域が40kHz以上のため、ハイレゾ音源にも対応できます。

 201606171027.jpg

 音質面の仕組みは、こちらは1way式ですが、新開発の小型高感度9mmドライバーを採用します。

 方式は一般的なダイナミック型ですが、外磁型電気回路と堅めの振動板を採用するこで、1ウェイで弱くなりがちな高音域をカバーします。

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 加えて、DSEE HXという新しい技術が採用されます。

 こちらは、ハイレゾ音質に満たない通常のCDなどの音質を再計算し、ハイレゾ並みの音質にアップコンバート再生する機能です。

 音質の特性は、ダイナミック型のワイヤードの機種と同様です。従来のソニー製品に比べると中音域が充実し、聴き疲れしにくいと思います。

 201806071842.jpg

 Bluetooth無線は、一方、音源データを圧縮して送るため、通常の圧縮規格だと、ハイレゾ音源は劣化します。

 ただ、この機種は、ハイレゾを伝送できるLDACaptX-HDと に対応します。

 しかし、これには、機器側(スマホ・ウォークマン側)の規格への対応も必要です。対応プレーヤーは、【ウォークマンの比較記事】で説明しました。

 連続再生時間は、7.5時間です。充電はパソコンなどのUSBコネクターから充電する方式です。

---

 以上、h.ear in 2シリーズWI-H700の紹介でした。

 ワイヤレスでハイレゾに対応したい方には値頃な1台と言えます。とくに、動きながらの利用など、利便性を重視した場合は選択肢となるでしょう。


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 【2017年】

 12・SONYノイズキャンセリング WI-1000X 
  
¥30,691
Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:  3Hz〜40kHz
ドライバー口径:9mm+BAD
コーデック:SBC AAC, aptX LDAC
連続再生時間:10時間

 SONYWI-1000Xは、SONYのBluetoothイヤホンの上級機です。

 こちらも、ハイレゾ対応イヤホンとなります。

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 装着方法は、ネックバンド型です。ただ、見ての通りかなり太く、重さも71gです。

 これは、後ほど紹介するようにノイズキャンセラが搭載されているためです。その点で言えば、アクティブな運動には向かないという製品です。

 再生周波数帯域は、低音域が3Hz、高音域が40kHzまでです。

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 音質面の仕組みは、こちらは、ワイヤードモデルにも見られた2WAY方式を取ります。

 低音域と高音域をそれぞれ別のドライバーが対応するので、低音域も高音域も余裕があります。先述のように、専用のトゥイーターが付く点でハイレゾ向きです。

 もちろん、先ほど紹介したDSEE HXも搭載です。

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 Bluetooth無線は、この機種もSBC・AACに加えて、aptX-HDと LDACに対応します。

 連続再生時間は、10時間です。この点で不満を感じる方は殆どいないでしょう。


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 ノイズ対策については、この機種は、バッテリーを搭載する利点を生かし、本格的なノイズキャンセラを搭載します。

 ソニーの場合、通常のノイズキャンセルのほか、電車のアナウンスなどは聴き取れるようにする外音取り込みボイスモードと、走行中などに周囲の音もある程度聞き取れる外音取り込みノーマルモードが、スマホ操作で選べます。

 また、アダプティブサウンドコントロールという機能も同様に搭載し、3つのノイズキャンセルのモードをスマホの加速度センサーを利用し、自動的に最適化させることも可能です。

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 以上、WI-1000Xの紹介でした。

 対応音楽プレーヤーが必須とは言え、ハイレゾ・ノイキャン・ワイヤレス対応の「いいとこ取り」と言って良い機種です。

 伝統的なオーディオファンには納得のいかない部分もあるでしょうが、利便性を考えると、現代水準はこれで、この方式が今後進化し、突き詰められていくでしょう。

 ワイヤレスに抵抗感がない方は、ハイレゾ機としてこちらをおすすめします。

4・他社のハイレゾ対応イヤホン

 つづいて、ソニー以外の他社の人気製品(ワイヤード)を紹介していきます。

 ここまで見てきた各価格帯のソニー製品と比較しつつ見ていきましょう。


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 13・PHILIPS ハイレゾ対応 SHE9730
  ¥6,780 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域: 6Hz 〜40kHz
ドライバー口径:8.9mm

 SHE9730 は、オランダのフィリップスが販売するイヤホンです。

 ハイレゾ対応スペックがあるイヤフォンとしては、おそらく最も安いものの1つでしょう。

 再生周波数帯域は、高音域40kHzであり、ハイレゾ対応スペックです。低音域も、価格の割には、6Hzと健闘しています。

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 音質面の仕組みは、高音域から低音域まで1つのダイナミック型ドライバーで担う1Way方式です。

 やや角度が付いているのも特色で、音を鼓膜に直接届けられるよう指向性を高めるという工夫です。

 ドライバーのサイズは、8.9mmとソニーの下位機の水準で、お得感はあります。

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 イヤーピースも、他機種と同じで「3サイズ」です。

 音質の特性は、バランス重視ながら、どちらかといえば低音が強調されます。一方、ハイレゾに重要な高音域は、解像感に置いて物足りない水準です。値段的には仕方ないでしょう。

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 以上、SHE9730 の紹介でした。

 5000円台のインイヤー型としては、「飛び抜けた実力」があります。

 ただ、「ターボバス孔」の工夫を含めて、どちらかと言えば低音域の充実度を重視した作りであり、ハイレゾ音源に重要な高音域は、「平凡」です。


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 14・Pioneer ハイレゾイヤホンSE-CH9T
  ¥7,580 楽天市場 (7/28執筆時)

再生周波数帯域: 5Hz 〜50kHz
ドライバー口径:9.7mm

 SE-CH9T は、パイオニアが販売するハイレゾ対応のイヤホンです。

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 ヨリ線のツイストケーブルを採用する独特のデザインが面白い製品です。

 再生周波数帯域は、低音域は5Hz、高音域は50kHzです。

 SONYに比べて、スペック的には高音域に余裕のある製品です。

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 音質面の仕組みは、高音域から低音域まで1つのダイナミック型ドライバーで担う1Way方式です。

 1WAY方式としては、高音域の帯域が広いですが、解析による振動板の改良の結果とのことです。

 音質の特性は、ただ、試聴の限り、高音域の伸びよりも、中にこもらない低音と安定した中音域のほうに魅力を感じました。

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 以上、パイオニアのSE-CH9Tの紹介でした。

 再生周波数帯域は広めですが、「ハイレゾ的」なきらびやかな音質に向く仕様とは必ずしも言えません。

 ただ、聴きやすい落ち着いた音で、1万円前後の製品として、品質の高さとお買得感を感じます。

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 【2017】

 15・Pioneer ハイレゾイヤホンSE-CH5BL
  ¥6,293 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域: 8Hz 〜45kHz
ドライバー口径:9.7mm

 なお、この製品には、下位機種としてSE-CH5BLも併売されています。

 ドライバーの口径は同じですが、2層金属ノズル構造が非採用で、低音域のスペックがやや弱いほか、高音域も上位機に較べても出ていません。

 値段差を考えても、上位機を選ぶべきでしょう。


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 【リモコン無し】

 16・RHA MA750 270559
  ¥12,396 Amazon.co.jp
(7/28執筆時)

 【リモコンあり】

 17・RHA MA750i 270542
  ¥13,396 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:16Hz 〜40kHz
ドライバー口径:1way

  MA750は、イギリスの音響メーカーRHAのイヤフォンです。

 この機種は、リモコンが付いている機種と、そうでない機種があります。

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 再生周波数帯域は、高音域はハイレゾ水準です。

 しかし、低音域は、16Hzまでとソニーに比べると低音域の再現性がやや悪いです。

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 音質面の仕組みは、ソニーの入門機と同じで、ダイナミック型ドライバ1機で、フルレンジをまかなう1WAY方式です。

 ただ、独自設計のドライバは、ダイナミック型ならではの音のつながりの自然さを感じられ、聴き疲れしにくそうです。

 音質の特性は、試聴の限り、やはり低音域の迫力は弱く感じます。

 ただ、1WAY方式の利点で、イヤフォンとしては音のバランスが良く、ノイズも少なめです。

 設計思想として低音の迫力を強調するより、聴き疲れしなさやクリアさに力を入れた製品です。

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 この機種は、本体の作りも丁寧で、ケーブルやプラグの剛性も高そうです。ただ、通常イヤフォンとは10g程度ですが、36gと少々重い点が難点です。

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 以上、MA750の紹介でした。音質や耐久性重視で、プラグにステンレスを使うところなど、欧州風を感じる製品ですね。

 ハウジングのデザインもよく、オーバーイヤーでかける構造もファッションとしてもおしゃれですから、デザイン面で人と差を付けたい場合に良さそうです。


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 【2015年】

 17・オーディオテクニカ ATH-CKS1100
  ¥12,300 Amazon.co.jp
(7/28執筆時)

再生周波数帯域:5Hz 〜40kHz
ドライバー口径:12mm×2

  ATH-CKS1100は、オーディオテクニカの重低音強調モデルSOLID BASS シリーズの上位機種です。

 再生周波数帯域は、低音域が5Hzで、高音域が40kHzです。他社と比べても平均的ですね。

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 音質面の仕組みは、かなり特殊です。

 というのも、12.5mmダイナミック型ドライバーを2機配置するという構造で、さらに磁力で低音を強調する仕組みだからです。

 このシリーズは、重低音が注目されますが、ハイレゾ対応ということで高硬度の振動板を採用することで高音域を高めるなど、音の解像感やキレも全体的に高いです

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 音質の特性は、試聴の限り、スペック値以上に低音は豊かです。そのために、大きな空気孔が1つあります。

 ただ、ハイレゾに重要な高音域にこのシステムが向いているかと言われるとやや微妙です。どちらかといえば、バスサウンド重視の方で、高音もある程度こだわりたい方に向く製品です。


 以上、 ATH-CKS1100の紹介でした。

 ダイナミック型ドライバを2個搭載するという「荒技」ですが、それゆえに低音は豊かです。

 ただし、割と個性があるのは多品なので、素直な音を聞くことをハイレゾの本質と考える人には向かないでしょう。


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 18・JVC WOODシリーズ HA-FW01
  ¥37,029 Amazon.co.jp
(7/28執筆時)

再生周波数帯域:6Hz 〜50kHz
ドライバー口径:11mm

  HA-FW01は、JVCケンウッドの製品です。

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 この製品の特徴は、外側(ハウジング)が木製であることです。

 JVCのWOODシリーズは、名前の通り、全体として「木」にこだわった作りになっています。

 同社は、音響機器については、「天然木」にこだわるメーカーで、イヤホンにもその思想が現れています。

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 再生周波数帯域は、高音域について50kHzを表明しています。

 カナルタイプの場合、他社は上位機でも40kHzまでであり、非常に珍しいです。

 スペック的にいって「ハイレゾ向き」でしょう。一方、低音域については、6Hzとやや弱めですね。

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 音質面の仕組みは、この機種は、ダイナミック型ドライバ1機の1WAY方式です。

 ただし、小型の本体には大きめといえる11mmのドライバーを採用しています。

 また、特徴的なのは、木を組み合わせた新開発の振動板を採用している点です。

 音質の特性は、試聴の限り、やはり弦楽器・ピアノなどの音は素晴らしく聞こえました。

 コンセプト的にも、クラシックのハイレゾ音源にチューニングされたイヤホンのように思います。

 前モデルに比べて新搭載となったウッドスタビライザーの作用か、柔らか系の音から、よりハイレゾに向くクリアな音になりました。

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 以上、 HA-FW01の紹介でした。ウッドドライバーというハッキリとした「売り」がある製品です。

 中身は、ダイナミック型の伝統的なドライバですが、音のつながりも良く、安心感のあるサウンドでした。

 ただ、低音はあまり強調されないので、低音重視の方は、バランスの良いソニーのイヤホンを選んだ方が良いでしょう。


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 19・JVC CLASS-S SOLIDEGE HA-FD01
  ¥31,840 Amazon.co.jp
(7/28執筆時)

再生周波数帯域:8Hz 〜52kHz
ドライバー口径:11mm

  HA-FW01は、2017年に新展開になった新しいJVCの高級カナル型イヤホンです。

 WOODシリーズと真逆で、フルステンレスなメタリックな製品です。

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 ハウジングは、チタン合金振動板は、カーボンと現代的な素材をふんだんに使います。

 あきらかにWOODシリーズとの差を付けていて非常に面白いです。

 開発室はとても発想が柔軟なのでしょう。さらにマウントノズルをチタン、ステンレス・銅に自由に換装できるパーツもつきます。

 再生周波数帯域は、高音域について52kHzです。

 WOODシリーズよりわずかですが優秀です。一方、低音域は逆に8Hzと月並みなスペックです。この部分でも「真逆」な特性にしており、面白いです。

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 音質面の仕組みは、こちらも、ダイナミック型ドライバ1機の1WAY方式です。

 ドライバーのサイズも11mmです。「素材は違っても、哲学は同じ」なのでしょうね。

 音質の特性は、チタンノズルでの試聴の限り、透明感が非常に強調できる音質でした。

 おそらく、ターゲットはハイレゾを試聴する層であり、WOODシリーズよりハイレゾ向きのイヤホンに調整されている感じです。

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 以上、 HA-FW01の紹介でした。

 WOODシリーズとは異なる特性で、女性ボーカルやギターや金管楽器などに合いそうな特性です。比較すると面白いので、高いですが、使い比べてみたい製品です。


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 20・beyerdynamic XELENTO REMOTE
  ¥105,365 Amazon.co.jp
(7/28執筆時)

再生周波数帯域:8Hz 〜48kHz
ドライバー口径:1way

  XELENTO REMOTE は、ドイツの高級オーディオブランドのbeyerdynamicが販売するイヤホンです。

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 ひときわ高いですが、2017年の発売以来、専門誌のレビューを含めて絶賛されることが多かった製品です。

 海外製品のため、明示的に「ハイレゾ対応」は謳われませんが、事実上対応機と言って良いスペックです。

 再生周波数帯域は、8Hz〜48kHzです。

 したがって、目に見える形では、明示的に性能が高いという機種でもありません。

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 音質面の仕組みは、ドライバーは、サイズは非公開ながら、ダイナミック型の小型テスラドライバーを採用します。

 1万ガウスの強い磁力を持つドライバです。

 このメーカーは、第二次世界大戦前、ダイナミック型ドライバを最初に作った会社で、そこにこだわりがあります。

 音質の特性は、短時間の試聴の限りですが、さすがに解像感が高く、味付けもなく、高評価の理由の一端がわかりました。

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 以上、XELENTO REMOTEの紹介でした。

 価格的に完全に「ハイアマチュア向け」で、一般的には選択肢に入れる必要は無いでしょう。

 ただし、少量生産品で、コストもかかっているでしょうから価格は妥当でしょう。ただ、決定的な音質の差があるかと言われると、多少「魔術的要素」を感じないわけでもありません。


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 【2019年】

 21・AVIOT WE-BD21d
  ¥12,276 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:16Hz – 32kHz
コーデック:SBC AAC Apt-X HD
連続再生時間:13時間
ドライバー:BA×2+8.6mm
マイク: 搭載
重さ:13g×2

 WE-BD21は、日本のAVIOTが発売する、「高級機」です。

 日本の新興ブランドで、「クラシックから最新のアニソンまで」日本の音を知り尽くした技術者が作っているという触れ込みで、主にネットで人気です。

 ブランド運営会社は、バリュートレードという日本のオーディオ輸入業者で、先述のERATOの輸入にかかわったこともある企業です。

 再生周波数帯域は、16Hz – 32kHzです。

 なお、業界的な同意としてのハイレゾは、40kHz以上なのでハイレゾ機ではないですが、「それに準じる」とは言える水準です。

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 音質面の仕組みは、SONY機のように、複合的なハイブリッド・トリプルドライバー仕様です。

 8.6mmのダイナミック型ドライバー1機とバランスドアマチュア型小型ドライバー2機が組み合わされ、低音域と高音域を分担する仕様です。

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 また、イヤーピースは、この機種の注目点です。

 SpinFitに特注して、独自のCP355というイヤーピースを3サイズで同梱します。

 外耳道に向けて傾斜がある形状のため、感覚的な音質の改善が見込める仕様です。

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 Bluetooth無線は、一方、SBC AACのほか、ハイレゾ伝送規格のApt-X HDをフォローします。

 再生周波数帯域の問題はあるのでそれがボトルネックにはなるものの、伝送規格としては「それに準じる」水準には再生できるといえます。

 連続再生時間は、最長13時間です。

 伝送量の多いApt-X利用時は、2-3割低下しますが、長寿命と言えます。

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 以上、AVIOTが販売するWE-BD21dの紹介でした。

 同社は、最近イヤホンの点数を増やしていますが、その一環で出てきたワイヤレス製品です。Apt-X HD系でハイレゾに「準じる」能力を出せる無線製品として「市場のすき間」をついた、アイデア製品だと思います。

 ただ、再生周波数帯域として、しっかり、40kHzまで伸ばせたらなお良かったでしょうが、確実にニーズはあると思います。

後編につづく
ハイレゾ音源対応のおすすめイヤホンは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、ハイレゾに対応する高音質のイヤフォンを紹介しました。

 しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。

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1・音質の良さ ★★★★★
2・重低音   ★★★★★
3・原音再現性 ★★★★★
4・ワイヤレス 
★★★★★
5・総合評価  ★★★★★

 続く後編記事(こちら)では、今回紹介した全機種から、いつものように、Atlasのおすすめ機種!を提案したいと思います。

 引き続き、よろしくお願いします。

 後編記事は→こちら

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posted by Atlas at 15:58 | オーディオ製品

比較2019'【高音質】ハイレゾイヤホン21機の音質とおすすめ・選び方:ソニー ONKYO JBLなど (2)

前半記事からの続きです。前半は→こちら

今回の結論
ハイレゾ音源対応のおすすめイヤホンは結論的にこの機種!

 というわけで、前半記事(こちら)では、ハイレゾに対応する高音質のイヤフォンを紹介してきました。

 最後に、いつものように、Atlasのおすすめ機種!を提案したいと思います。


 第1に、ハイレゾ向きイヤホンとして、最もおすすめできるお買得機種は、

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【2016年】

 4・ソニー ハイレゾイヤホン XBA-N1
  ¥17,354 Amazon.co.jp
(7/28執筆時)

再生周波数帯域: 4Hz〜40kHz
ドライバー口径:9mm+BAD

1・音質の良さ ★★★★★
2・重低音   ★★★★★
3・原音再現性 ★★★★★
4・ワイヤレス 
☆☆☆☆☆
5・総合評価  ★★★★★

  XBA-N1でしょう。 

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 同社の上位機種と同じ方式である、高音域用(バランスド・アーマチュア型)低音域用(ダイナミック型)と、2つ積んでいる2WAY方式を採用している点を評価しました。

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 ハイレゾは高音域の再現性が重要です。

 しかし、1WAY式のダイナミック型ドライバだと、どうしてもこの部分が弱くなります。

 その点、高音域を担当する専用のトゥイーター(バランスドアーマチュア型)を採用しているこちらは、再生周波数帯域をみても技術的に信頼感が高いです。

 昨今のモデルチェンジで、ユニットの小型化も図られており、使い勝手の部分も良いです。

 もちろん、予算があれば、 XBA-N3がおすすめです。

 しかし、費用対効果の高さでは、むしろこちらでしょう。イヤホンは日々進化するため、あまり高いものを買うより、この程度のものを短期で買い換えていくほうがよいかなと思います。

 なお、ケーブルは、Y型着脱式なので、断線時にも交換対応できます。

−−

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 【2017年】

 10・SONYノイズキャンセリング WI-1000X 
  ¥30,691
Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:  3Hz〜40kHz
ドライバー口径:9mm+BAD
コーデック:SBC AAC, aptX LDAC
連続再生時間:10時間

1・音質の良さ ★★★★★
2・重低音   ★★★★★
3・原音再現性 ★★★★★
4・ワイヤレス 
★★★★★
5・総合評価  ★★★★★

 なお、これとほぼ同等のユニットをワイヤレスにした場合、グレードとしては、SONYWI-1000Xが同等と言えます。

 ワイヤレスで、ノイズキャンセリングが付く機種であるため値段が高いです。

 しかし、SONYのウォークマンやXperiaを含めて対応機をお持ちの方は、こちらでも良いと思います。


 第2に、比較的低価格でハイレゾ対応イヤホンを試してみたいかたにお勧めできる製品は、

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 【2017年】

 1・ソニー イヤホン h.ear in 2 IER-H500A
  ¥8,570 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域: 5Hz〜40kHz
ドライバー口径:9mm

1・音質の良さ ★★★★☆
2・重低音   ★★★★☆
3・原音再現性 ★★★★★
4・ワイヤレス 
☆☆☆☆☆
5・総合評価  ★★★★☆

 ソニーIER-H500Aでしょう。

 ハイレゾ音源に必要な周波数帯域を満たす製品でより安い機種は他にあります。

 しかし、十分に高音域の違いが感じ取れるという意味では、このグレードが「最安」です。

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 ダイナミック型1つで担う方式ですが、高・中・低音域ともに出ており、音質は評価できます。

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 ハイレゾ普及を狙い「戦略的な低価格」で出しており、入門用として特にお買得です。

 ハイレゾ技術で先を行くソニーから出ている製品と言うことで信頼性もあるでしょう。

 もちろん、ハイレゾ音源に限らず、水準の高い音が出せるので、入門用に良いと思います。

−−

  201711241143.jpg

 9・SONY h.ear in 2 Wireless WI-H700
  ¥19,800
Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:  3Hz〜40kHz
ドライバー口径:9mm
コーデック:SBC AAC, aptX LDAC
連続再生時間:6.5時間

1・音質の良さ ★★★★☆
2・重低音   ★★★★☆
3・原音再現性 ★★★★★
4・ワイヤレス 
★★★★★
5・総合評価  ★★★★☆

 こちらの場合、ほぼ同等のユニットを搭載するワイヤレス機は、SONYWI-H700となります。

 こちらについては、ノイズキャンセリングは対応しませんが、Bluetoothモデルで対応したい場合は、選択肢となり得ます。


 第3に、音質を重要視する場合におすすめできる上位機は、

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 18・JVC CLASS-S SOLIDEGE HA-FD01
  ¥31,840 Amazon.co.jp
(7/28執筆時)

再生周波数帯域:8Hz 〜52kHz
ドライバー口径:11mm

1・音質の良さ ★★★★★★
2・重低音   ★★★★☆
3・原音再現性 ★★★★★
4・ワイヤレス 
☆☆☆☆☆
5・総合評価  ★★★★★★

  JVCのHA-FW01でしょう。

 こちらは、1WAY方式のユニットです。

 しかし、チタン・カーボンなどの素材を複合させることで、解像感が高いクリアな音が出ます。また、「音の受け渡しがない」構造の分、聴き疲れはしにくいと思います。

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 その他、マウントノズルをチタン、ステンレス・銅に自由に換装できるので、「一台で音の違いを楽しめる」点も高く評価できます。

 ハイレゾ試聴に特化した場合は、よりオススメの機種はありますが、「ハイレゾ+通常の音源」で考えた場合、この機種はレベルが高いです。

 ーーー

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 【2015年】

 7・ソニー ハイレゾイヤホン XBA-300
  ¥21,582 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域: 5Hz〜40kHz
ドライバー口径:3WAY式

1・音質の良さ ★★★★★★
2・重低音   ★★★★★
3・原音再現性 ★★★★★
4・ワイヤレス 
☆☆☆☆☆
5・総合評価  ★★★★★★

 同時におすすめできるのは、ソニーのXBA-300です。

 ソニーの場合、音質の面ではさらにすぐれる最上位機もあります。

 しかし、コスパの面と、ユニットの大きさの面でやや不利です。日常的に多用するならば、こちらでしょう。

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 1WAY式のJVCに比べると、こちらは、トリプル・バランスド・アーマチュア構造を採用する3WAY方式です。

 そのため、高音域専用のユニットがあるため、ハイレゾに特化して考えるならば、こちらがより向いていると言えます。

 3Way方式は「音の受け渡しの調整」が難しいのですが、継ぎ目はほぼ感じません。中音域も割と充実しており、悪い意味での「ドンシャリ系」の音質ではありません。

 特にソニーのハイレゾ機器と合わせる場合は、こちらが良いと思います。


 第4に、バランス接続に対応する高級機としてお勧めできる製品は、

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 8・ソニー ハイレゾイヤホン XBA-Z5  
  ¥64,208 Amazon.co.jp
(7/28執筆時

再生周波数帯域:  3Hz〜40kHz
ドライバー口径:16mm(3WAY式)

1・音質の良さ ★★★★★★
2・重低音   ★★★★★★
3・原音再現性 ★★★★★
4・ワイヤレス 
☆☆☆☆☆
5・総合評価  ★★★★★★

 XBA-Z5 でしょう。とくに【ウォークマンの比較記事】で見たような、5万円を軽く超えるような専用再生機と合わせるならば、この程度の製品を使うと音質的な釣り合いがとれるでしょう。

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 音質面では、低音用のダイナミック型ドライバーが16mmとかなり大きいことで、高音域だけが不自然に強調されません。また、バランスも良いです。

 その点で、ワンランク高い音質を期待できます。

補足:イヤホン・ヘッドホン関連記事の紹介

 というわけで、今回は、ハイレゾイヤホンの紹介でした。

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 なお、このブログ「モノマニア」には、ヘッドホン・イヤホンについて、他に、以下のような比較記事があります。

1・Bluetoothヘッドホンの比較
2・Bluetoothイヤホンの比較
3・完全ワイヤレスイヤホンの比較
4・ハイレゾヘッドホンの比較
5・ハイレゾイヤホンの比較
6・ノイキャンヘッドホンの比較
7・ノイキャンイヤホンの比較
8・Beatsのヘッドホンの比較
9・ライトニング端子イヤホンの比較
10・ウェアラブルネックスピーカーの比較
11・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】

 よろしければ、これらの記事をご覧ください。

 とくに、11番の記事は、全記事の「まとめ」として、どのようにイヤホンを選ぶべきか、スペック表の読み方などをまとめています。

 よろしければご覧ください。

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アップルの iPod touchの比較
2・
ソニーのウォークマンの比較
3・ハイレゾ対応ポータブルアンプ

 また、このブログには、他にもオーディオ関係の記事がありますので、こちらもよろしくお願いします。

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posted by Atlas at 15:57 | オーディオ製品

比較2019'【高音質】Bluetoothイヤホン23機の音質とおすすめ:SONY Beats Bose JBL (1)

【今回レビューする内容】 2018-2019年 ワイヤレスBluetoothイヤフォンの性能・おすすめ・選び方:機種の違いと性能ランキング:人気のワイヤレスステレオヘッドセット ワイヤレスイヤホン

【評価する製品型番】 BOSE SoundSport wireless headphones QuietControl30 WLSS BLK JBL T110B JBLT110BTBLKJN EVEREST 110 REFLECT MINI 2 SONY h.ear in 2 Wireless WI-H700 WI-1000X MDR-NWBT20N WI-C600N WI-C400 WI-C310 WI-C200 WI-SP500 WI-SP600N SBH90C SBH82D フィリップス スポーツイヤホン TX2BT beats by dr.dre BeatsX Powerbeats3 wireless SOL REPUBLIC SOL SHADOW FUSION AKG N200 WIRELESS ATH-CKS770XBT

今回のお題
Bluetooth対応ワイヤレスイヤホンのおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今回は、2019年7月現在、最新のBluetoothイヤホン比較です。

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 写真のような、イヤーハンガー型ネックバンド型双方について20機種を比較しました。

 とくに、SONY・Beats・ Bose ・JBLの製品は、現行機種は全機種網羅しています。

 201810061319.jpg

 ただし、AppleAirPodsのように、左右間にもケーブルがないイヤホンについては、(特殊なので)記事を別に用意しました。

 このブログの【完全ワイヤレスイヤホンの比較記事】をご覧ください。

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 なお、「左右間にはケーブルがある」Bluetoothイヤホンは、左右独立型よりも、音の遅延やズレの問題が少なく同じ価格では音質は上位です。

 そのため、迷っている方は、今回の記事をお読み頂いてから、比べて決めても良いでしょう。

1・音質の良さ    ★★★★★
2・重低音      ★★★★★
3・ノイズキャンセル ★★★★★
4・軽量性      
★★★★★
5・防塵・防滴性   ★★★★★
6・ハイレゾ音源   ★★★★★
7・総合評価     ★★★★★

 というわけで、以下では、いつものように、各製品を機種ごと比較します。

 そして、最後の「結論」部分では、上表のようなポイントから、「Atlasのおすすめ機種!」を提案する形で記事を進めていきます。

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1・Bluetoothヘッドホンの比較
2・Bluetoothイヤホンの比較
3・完全ワイヤレスイヤホンの比較
4・ハイレゾヘッドホンの比較
5・ハイレゾイヤホンの比較
6・ノイキャンヘッドホンの比較
7・ノイキャンイヤホンの比較
8・Beatsのヘッドホンの比較
9・ライトニング端子イヤホンの比較
10・ウェアラブルネックスピーカーの比較
11・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】

 今回の記事は、このブログのヘッドホン・イヤホン比較シリーズの、第2回目記事として書きました。

1・Bluetoothイヤホンの選び方の基本

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 「左右間にはケーブルがある」Bluetoothは、独立型に比べて販売歴は長めです。

 そのため、大手の音響メーカーに限っても結構な数の製品があり、比較するのは容易ではありません。

 ただし、基本的には次の3点に注目すれば「外れる可能性は少ない」と言えます。

1・上級コーデックの採用

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 第1に、上級のBluetoothコーデックに対応することです。

 Bluetoothイヤホンの場合、スマホなどの再生機器からBluetoothイヤホンまで、音を圧縮して送っています。

 そのため、ワイヤレスでも「有線並み」の音質で聴きたい場合、AAC・Apt-X・LDACなどの上級のBluetooth用コーデックに対応しているのがベストです。

 そうしなければ、いくら良いドライバー(スピーカー)を実装していても、性能が活かせません。今回は、この点についても詳しく比較しています。

2・ノイズキャンセル機能の採用

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 第2に、騒音対策(ノイズキャンセル)の採用です。

 イヤホンは外出先で使う場合がほとんどでしょう。

 電車などの騒音下で使う場合は、実際の所、音質よりもノイズキャンセリング機能を装備していることが重要です

3・本体の形状と装着感

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 第3本体の形状と装着感です。

 人のいる静かな場所で使う場合は、密閉型(カナル型)のイヤホンが、スポーツ・ジョギング用には、イア−フック付きのモデルがおすすめです。

 とくに、イア−フック付きのモデルの一部は、密閉型構造ではなく、音漏れするので気をつけてください。また、逆に、スポーツの際に、カナル型を使うと、「ずり落ちて」しまうことがあります。

 今回は、以上3点に注目しながら、最新のBluetoothイヤホンを紹介したいと思います。

2・JBLのBluetoothイヤホンの比較

 では、具体的な製品の比較に入ります。

 はじめに、アメリカのJBLのBluetoothイヤホンからです。同社は「JBLサウンド」と呼ばれる、中音域が充実したサウンドが自慢です。

 なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤字系で、イマイチだと思う部分を青字系で書きます。


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 【2017年】

 1・JBL T110B JBLT110BTBLKJN
   ¥2,865 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC
連続再生時間:6時間
重さ:16.5g
防水性能:なし

 T110BTは、米国の音響メーカーのJBLが発売する入門機です。 2017年に発売された同社の最廉価モデルです。

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 装着方法は、図のような、ネックバンド型となります。受信機は、首の部分にあります。

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 音質面では、再生周波数帯域が、低音域が20Hz高音域が20kHzです。

 平均的なスペックですが、8.6mmサイズのドライバーを採用していることもあり、この価格帯の製品としては優秀です。

 試聴した限り、サイズの割に低音はしっかりと聞こえ、中音域もそれなりに充実しており、「ドンシャリ」感は低めでした。個人的には「良音」と感じます。

 イヤーピースは、3サイズ添付です。

 Bluetooth無線は、ただし、SBC規格ですので、動画音声の再生には向きません。

 連続再生時間は、6時間です。このタイプの製品としては短く、価格的限界が出ている部分ですね。

 ノイズ対策は、この機種は、ノイズキャンセリングに未対応です。

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 以上、T110BTの紹介でした。

 入門機としてコスパを重視した製品で、同じ価格帯の製品と比較すると、音質は「侮れない」印象です。

 ただ、以下で見ていくような1万円台の上級機と比べると音質の差はありますので、「音の綺麗さ」を重要視するならば、より上位の機種が良いでしょう。


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 【通常版】

 2・JBL EVEREST 110 JBLV110BTGM
  ¥10,670 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

 【Google Assistant搭載版】

 3・JBL EVEREST 110GA JBLV110GABTSIL
  ¥10,670 楽天市場 (7/28執筆時)

再生周波数帯域:10Hz-22kHz
コーデック:SBC
連続再生時間:8時間
重さ:16g
防水性能:なし

 EVERESTは、JBLの上級のイヤホンです。

 伝統的に、同社の高級機に付けられる名前の1つですが、この密閉型イヤホンにも付けられており、力の入れようが分かります。

 なお、JBL EVEREST 110GAについては、リモコン部のマイクでスマホのGoogleAssistantを呼び出せる仕様です

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 装着方法は、突起を耳に引っかけて固定するイヤーフック型となります。

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 音質面では、低音が10Hz、高音が22kHzまで対応です。

 後ほど紹介するソニーのh.ear inシリーズに比べると、広域に再生できるとは言えないスペックですが、1万円台前半の価格を考えれば優秀です。

 なにより、5.8mm径の超小型ドライバーでこの音域を達成しているのは、素晴らしい技術でしょう。これは、16gという軽量性にも貢献しています。

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 Bluetooth無線は、しかしながらSBCのみの対応です。

 先ほど書いたように、Bluetoothの場合、元々の音源をさらに圧縮して送ります。

 そして、SBCは音質の劣化と遅延の問題があります。

 自社にパソコン・スマホ関係の技術があるSONYは、そちらのBluetooth技術を早期に転用できますが、音響専業メーカーのJBLはこの方面では苦戦しているのかと思います。

 ただ、お持ちの音源がMP3など、元々圧縮されたファイルサイズの小さな音源が中心ならば、SBCによる圧縮でも十分高音質です。良いドライバーを搭載していますし、音質は期待して良いでしょう。

 ノイズ対策については、この機種は、マイクのエコーキャンセラのみで未装備です。

 連続再生時間は、8時間です。平均的な値ですが、十分です。

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 以上、JBLのEVEREST110の紹介でした。

 中音域が安定したJBLらしい音のする機種です。低音も邪魔にならない程度は出ており、同社のファンにはとくに良いでしょう。1万円前後の製品としては、特に優秀な製品の1つです。


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 【2018】

 4・JBL REFLECT MINI 2 BLREFMINI2BLK
  ¥8,062 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:10Hz-22kHz
コーデック:SBC
連続再生時間:8時間
重さ:16g
防水性能:IPX5等級

 JBL REFLECT MINI 2は、JBLが2018年に売り出した新製品です。

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 装着方法は、この製品も突起を耳に引っかけて固定するイヤーフック型となります。

 一方、EVEREST110と比べると、こちらは、IPX5等級の防水・防汗仕様で、さらに反射材付きのケーブルを採用するスポーツ向きの仕様となります。

 音質面では、ドライバーのサイズを含めて、1つ上で紹介したEVEREST110と同じ仕様です。

 JBL特有の中音域に強い仕様です。

 Bluetooth無線は、SBCのみの対応です。

 ノイズ対策については、ノイズキャンセリングは不採用となります。

 ただ、「スポーツモデル」という位置づけでしょうし、用途を考えると必要とも思いません。

 連続再生時間は、8時間です。平均的な値ですが、十分です。

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 以上、JBLのJBL REFLECT MINI 2の紹介でした。

 夜間のジョギングやトレーニング中に利用するのならば、有力な候補でしょう。1万円以下で、このレベルの防滴性能をもつこちらは貴重です。

3・SONYのBluetoothイヤホンの比較

 続いて、SONYのBluetoothイヤホンを紹介していきます。


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【2017年】

 5・SONY ワイヤレスイヤホン WI-C400
  ¥4,889 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:8Hz-20kHz
コーデック:SBC・AAC
連続再生時間:20時間
重さ:35g
防水性能:なし

 SONYWI-C400は、ソニーワイヤレスヘッドホンです。2017年から展開された、入門機です。

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 装着方法は、この製品は、図のようにクビにかけて利用するネックバンド型です。

 音質面では、再生周波数帯域が、低音域が8Hz高音域が20kHzです。

 こちらもドライバー(スピーカー)が1つの1way方式です。

 大きめの9mmのドライバーを採用し、さらに密閉型なので、低音域は価格の割に特に低音は力強いと言えます。

 視聴の限り、高音域も伸びやかで、日本的なオーディオの特長がでています。

 イヤーピースも、シリコン製のハイブリッドイヤーピースが3サイズ付属しています。

 Bluetooth無線は、標準的なSBC規格のほか、無線による遅延に強い、AAC規格が採用されています。

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 連続再生時間は、構造面の有利さもあって20時間です。

 その分重さは35gですが、ネックバンド型ですのであまり問題ないと思います。

 ノイズ対策は、しかしながら、この機種は、ノイズキャンセリングに未対応です。

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 以上、ワイヤレスイヤホン WI-C400の紹介でした。

 ネックバンド型のBluetoothイヤホンで安いモデルを探しているならば、候補の1つになりそうです。

 ただし、音質については、以下で紹介する上位機種と価格程度の差はあります。この部分に期待するならば、上位機種が良さそうです。


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【2019年】 

 6・SONY WI-C310【各色】 
  ¥3,727
Amazon.co.jp (7/28執筆時)

【2018年】 

 6'・SONY WI-C300【各色】 
  ¥2,791
Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:8Hz-22kHz
コーデック:SBC・AAC
連続再生時間:15時間
重さ:19g
防水性能:なし

 SONYWI-C310は、2019年に登場したBluetoothイヤホンです。

 同形状の2018年型が残っていますが、バッテリーが8時間と半分以下ですし、選ぶならば新機種でしょう。

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 装着方法は、こちらは、コード型となります。

 首に回して利用しますが、耳の部分にハンガーがないので、アクティブに歩きながら利用するのにはあまり向かないです。

 音質面では、再生周波数帯域が、低音域が8Hz高音域が22kHzです。

 問題ない数値です。大きめの9mmのドライバーを採用し、この価格としては、低音は力強いと言えます。

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 Bluetooth無線は、こちらも、標準的なSBC規格のほか、動画の遅延が少なく、音質の劣化も少ないAAC規格が採用されています。

 連続再生時間は、最大で15時間と相当長いです。

 充電はパソコンなどのUSBコネクターから充電する方式です。

 ノイズ対策は、この機種は、非対応です。値段的に仕方ないでしょう。

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 以上、WI-C310の紹介でした。

 「音楽用」として作られたソニーのBluetoothイヤホンとしては最安です。ただ、個性的な特徴はない印象です。同社からこの用途で選ぶのならば、上位機が良いでしょう。

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【2019年】 

 7・SONY WI-C200【各色】 
  ¥4,182
Amazon.co.jp (7/28執筆時)

 なお、この機種には下位機種として、 WI-C200という製品が併売中です。

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 相違点は、上位機と異なり、本体に光沢感がないデザイン性のほか、ケーブルの質が低グレードで、丸めてもからみにくいフラットケーブルが不採用です。

 価格差もほとんどない状況なので、この機種は選ばなくて良さそうです。


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 8・SONY WI-SP500【各色】 
  ¥6,554
Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC・AAC
連続再生時間:8時間
重さ:18g
防水性能:IPX4等級

 SONYWI-SP500は、2018年に発売されたソニーでは新しい製品です。

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 装着方法は、こちらは、(カテゴライズしにくい)変則設計です。

 形状的に言って運動時にも利用できますが、イヤホンが開放型です。

 そのため、図書館や電車などで利用すると激しく音漏れして「迷惑」になります。

 逆にトレーニング時に利用する場合は、環境音を取り込めるため安全性が高いでしょう。

 SONYもその用途を想定しているようで、IPX4等級の防滴性能を付与して、雨天に強くしています。

 音質面では、開放型を採用しているためか、スペック非開示です。

 13.5mmというかなり大きなドライバーを採用するものの、「音を綺麗に聴く」ことを目的とした製品ではないでしょう。

 試聴しましたが、トレーニング時と割り切っても音質面は「平凡」です。

 Bluetooth無線は、こちらも、標準的なSBC規格のほか、動画の遅延が少なく、音質の劣化も少ないAAC規格が採用されています。

 連続再生時間は、8時間です。

 ノイズ対策は、この機種は非対応です。

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 以上、WI-SP500の紹介でした。

 防滴性能を持ちスポーツ時に利用するのに向くタイプです。他社と比較した場合カナル型(密閉型)でないため、トレーニング時に(汗などで)耳に違和感を感じる方には「救い」となる製品でしょう。

 ただし、日常生活で利用する場合は音漏れがするので、トレーニング時に専門特化したイヤホンとして使いましょう。


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 9・SONY MDR-NWBT20N【各色】 
  ¥6,470
Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC・AAC
連続再生時間:6時間
重さ:16.5g
防水性能:なし

 SONYMDR-NWBT20Nは、ソニーのインイヤー型のBluetoothヘッドフォンです。SONYでは最も安い製品です。

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 装着方法は、クリップ型となります。シャツなどに止めて利用することを想定しています。

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 音質面では、再生周波数帯域が、低音域が20Hz高音域が20kHzです。ケーブル付のイヤホンと比較して、低音部・高音部とも不満のない数値です。

 ドライバー(スピーカー)は、1つのみ搭載されるダイナミック型(1WAY)です。

 ただし、ドライバーユニットなどの詳細は非公表です。音質面で優れた製品を選びたい方向けに作られた物ではないでしょう。

 とはいえ、中音域は充実し、バランス重視で聴き疲れしにくい音質です。

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 Bluetooth無線は、標準的なSBC規格のほか、動画の遅延が少なく、音質の劣化も少ないAAC規格が採用されています。

 AACは、iOS系のスマホのほか、ウォークマンなどの再生機器も対応する上位規格です。圧縮音源の再生について言えば、音の劣化は少ないでしょう。

 連続再生時間は、8時間です。充電はパソコンなどのUSBコネクターから充電する方式です。

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 ノイズ対策は、この機種は、ノイズキャンセリングに対応します。

 そのため、電車やバスの騒音を打ち消せます。ソニーによれば、98%の騒音低減率です。

 乗り物での通勤・通学には向いている機種です。ただし、後ほど紹介する上位機と比べると、技術水準は「入門機」のレベルではあります。

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 そのほか、操作のしやすそうな大きめリモコンの搭載も魅力でしょう。

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 以上、MDR-NWBT20Nの紹介でした。

 一般的なカナル型イヤホンです。 無線の伝送についてもAACに対応しますので、有線イヤホンと比較して音の劣化はさほどないでしょう。

 とくに、この価格でノイズキャンセリングにも対応する点は注目点です。通勤時に使うには良いと思います。


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 【Google Assistant対応】【2019年発売】

 10・SONY ワイヤレスイヤホン WI-C600N
  ¥11,625 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC, AAC, aptX
連続再生時間:6.5時間
重さ:27g
防水性能:

 SONYWI-C600N は、ソニーの中級Bluetoothイヤホンです。

 執筆時現在、次に紹介する上位機より価格が高いのは、2019年1月発売のためで、そのうち価格は下がります。

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 装着方法は、ネックバンド型です。

 重さはありますが、装着時の重量感はきにならないでしょう。

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 音質面では、再生周波数帯域が非公開です。

 圧縮音源の音質を向上させるDSEE技術は搭載ですが、ドライバーの口径の小ささもあり、総合的な、音質は価格からするとイマイチでしょう。

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 Bluetooth無線は、標準的なSBC規格のほか、動画の遅延が少なく、音質の劣化も少ないAAC規格が採用されています。

 加えて、低遅延のApt-Xにも対応しますので、Android系の対応スマホなどで、動画を見る場合はより有利でしょう。

 連続再生時間は、6.5時間です。

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 ノイズ対策は、この機種は、ノイズキャンセリングに対応します。

 そのため、スポーツでもジムなどの室内で集中したい場合のほか、通勤通学時も利用できる汎用性があります。

 ただし、その水準は下位機種同様で、SONYとしては「入門機」レベルではあります。

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 以上、WI-C600Nの紹介でした。

 ソニーの新しい中級ノイキャン機です。

 ただ、ドライバーが小さく、かつ、それを補う低音強調技術がないため、あまりオススメできる部分がないというのが、正直な感想です。

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 【Google Assistant対応】

 【2018年発売】

 11・SONY ワイヤレスイヤホン WI-SP600N
  ¥14,608 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC・AAC
連続再生時間:6時間
重さ:21g
防水性能:IPX4等級

 なお、この機種には、旧機種がまだあります。 

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 旧機種は、イヤーフック型ですが、ノイキャンその他の状況は同じレベルで、その上で防水性があります。

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 さらに、音質面でも、ドライバーは同じ口径ですが、電気的に低音をブーストさせるSONY独自のEXTRA BASS機構を持ちます。

 様々な製品に採用される技術ですが、搭載機は、ソニーのメーカー的特長の1つである、豊かな低音を出せます。

 その点をふまえると、こちらの機種については、ノイキャン・防滴性能・低音強調技術がそろうので、アクティブに活動する方を中心に、オススメできる機種です。

 重さも軽いため、在庫のあるうちは、選んで損はないでしょう。

  ただし、こちらについても、中音域・高音域はそう強調できる仕様ではないので、「自宅でゆっくり落ち着いて聴く」目的にはあまり向きません。


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 12・SONY h.ear in 2 Wireless WI-H700
  ¥19,800 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:5Hz-40kHz
コーデック:SBC AAC, aptX LDAC
連続再生時間:6.5時間
重さ:38g
防水性能:

 SONYWI-H700は、ソニーh.ear in 2シリーズに属する、高音質のイヤホンです。

 このシリーズは、「音質を重視した設計」です。(先ほどの機種とは逆で)じっくり「綺麗な音で」落ち着いて聴きたい場合に向きます。

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 装着方法は、ネックバンド型です。

 重さはありますが、装着時の重量感はきにならないでしょう。

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 音質面では、低音が5Hz、高音が40kHzまで対応です。

 高音域40kHz以上のため、ハイレゾ音源にも対応できます。

 もちろん、CDレベルの音源でも、クリアな中・高音域が得られるでしょう。

 低音域5Hzですから、下位機種に比べてスペックに余裕があります。

 新開発の小型高感度9mmドライバーがこれらを可能にしています。

 方式は、一般的なダイナミック型です。しかし、外磁型電気回路と堅めの振動板を採用するこで、高音域をカバーさせていると思われます。

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 また、DSEE HXという新しい技術も採用です。

 こちらは、ハイレゾ音質に満たない通常のCDなどの音質を再計算し、ハイレゾ並みの音質にアップコンバート再生する機能です。

 従来、ソニーの高級機には採用されていましたが、今回からこの機種でも採用になっています。

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 Bluetooth無線は、SBC・AACに加えて、aptX-HDと LDACにも対応します。

 Bluetoothイヤホンの場合、手持ちの音源が無圧縮の「ロスレス音源」でも、効率よく無線でとばすため、電送時に圧縮をかけています。

 しかし、aptX HDLDACの場合は、ハイレゾ音源を含めて、音質を劣化させずに送れます

 これには、機器側(スマホ・ウォークマン側)の対応も必要です。ただ、この部分は順次対応されていくでしょうから、気にして損がない部分です。

 ノイズ対策は、一方、ノイズキャンセリングに未対応です。

 ノイズキャンセリングの利用は音質を劣化させてしまう傾向があるので、音質重視の高級機にはあまり採用されません。なお、レシーバー部分にマイクが搭載されるため、スマホでの通話には対応します。

 連続再生時間は、7.5時間です。充電はパソコンなどのUSBコネクターから充電する方式です。

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 以上、h.ear in 2シリーズWI-H700の紹介でした。

 音質を重視してBluetoothイヤホンを探している方には、比較基準となり得るモデルです。

 ハイレゾ音源にも対応する最新仕様で、ドライバーも大きく、aptXと LDACにも対応と、高音質に必要と考えられる部分はが網羅されていますので。

 その点で言えば、「予算があれば、これを選べば後悔は少ない」といえる製品です。


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 【2017年】

 13・SONYノイズキャンセリング WI-1000X
  ¥30,691 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:3Hz-40kHz
コーデック:SBC AAC, aptX LDAC
連続再生時間:10時間
重さ:71g
防水性能:

 SONYWI-1000Xは、SONYのBluetoothイヤホンの上級機です。

 この機種は、Atlasも仕事・出張用に利用しています。

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 装着方法は、ネックバンド型です。

 ただ、見ての通りかなり太く、重さも71gです。

 これは、後ほど紹介するようにノイズキャンセラが搭載されているためです。その点で言えば、アクティブな利用には向かないという製品です。

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 音質面では、再生周波数帯域をみると、低音が3Hz、高音が40kHzまでです。

 下位機種と比べると、低音域に向けて性能がアップしています。とくに、ドライバーは、バランスド・アーマチュア型を採用したWドライバー仕様です。

 この場合、低音域と高音域をそれぞれ別のドライバー(スピーカー)が対応します。

 そのため、低音も高音も広く出ます。とくに高音域がしっかり出る点で、ハイレゾ向きなシステムであり、高音域における繊細な音の再生が可能です。

 また、低音域を担当するのは、9mmのダイナミックドライバーで十分です。

 もちろん、先ほど紹介したDSEE HXも搭載です。

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 Bluetooth無線は、この機種もSBC・AACに加えて、aptX-HDと LDACに対応します。

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 ノイズキャンセリング技術は、この製品から一次元高い「上級技術」が採用されます。

 下位機種の場合、外部マイク1つのみの構成でした。

 しかし、この製品は、内部にフィードバックマイクがあり、聴いている音楽自体もデジタル化し、同じくデジタル化した外音を打ち消す仕組みです。

 デュアルノイズセンサーテクノロジーとソニーは呼びますが、効果は下位機種よりも高いです。

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 また、フルオートAIノイズキャンセリング機能も追加搭載します。 

 これは、周囲の騒音状況をAIが判断し、3つのノイズキャンセルのモードを自動で選択するシステムです。

 そのほか、スマホを利用している場合、スマホの加速度センサーを利用してノイズキャンセルのレベルを設定できるアダプティブサウンドコントロールや、飛行機などを利用する際の気圧の変化を検知して、音を最適化する機能も搭載します。

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 そのほか、電車のアナウンスなどは聴き取れるようにする外音取り込みボイスモードと、走行中などに周囲の音もある程度聞き取れる外音取り込みノーマルモードが、スマホ操作で選べます。

 イヤホンのノイキャン技術としては、かなり高度です。

 連続再生時間は、10時間です。この点で不満を感じる方は殆どいないでしょう。

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 以上、WI-1000Xの紹介でした。

 ハイレゾ対応とノイキャン対応の「いいとこ取り」と言って良い機種です。通勤のほか、勉強時など静かな場所で着座しても利用する方には、便利でしょう。その場合に重要なバッテリーの保ちも良いです。

 難点は重さですが、これは、スポーツイヤホンではないので、個人的にはあまり気にしなくて良いと思います。


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 【2017年】

 14・SONY ワイヤレスイヤホン SBH90CJP
  ¥16,476 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-10kHz
コーデック:SBC AAC, aptX
連続再生時間:7.5時間
重さ:27.2g
防水性能:

 SONYSBH90Cは、SONYのBluetoothイヤホンのやや特殊なモデルです。

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 装着方法は、ネックバンド型です。

 ただ、写真のように、USB-C端子を装備し、そこからスマホ(iPhone/Android)に有線でつなげることができるモデルです。

 有線接続で音質を重視したい場合に、フレキシブルに使えるような設計です。

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 音質面では、再生周波数帯域をみると、低音が20Hz、高音が10kHzまでです。

 かなり良くない仕様ですが、この機種の場合、有線接続だと低音が20Hz、高音が40kHzまでと、ハイレゾ音質になります。

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 また、有線でiPhone/Androidにつなげた場合、この製品自体に192kHz/24bitのD/Aコンバーターを内蔵するため、ヘッドホン端子を利用するより音質は良いでしょう。この辺の話は【ポータブルアンプの比較記事】でも、以前説明しました。

 ただ、ハイレゾ音源以外の音源をアップコンバートする技術であるDSEE HXは未搭載です。

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 Bluetooth無線は、SBC・AAC・Apt-Xまでの対応です。

 ノイズ対策については、本格的なノイズキャンセラは非搭載です。

 連続再生時間は、7.5時間です。

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 以上、 SBH90CJP の紹介でした。

 相当ニッチな商品だと思います。ただ、スマホでハイレゾ音源を聴きたい方には、USB接続でD/Aコンバーターを搭載するこの機種は一定の魅力があるでしょう。

 ただ、逆に、Bluetoothイヤホンとしての音質はほとんど期待できないですし、ドライバーもソニーの高級機に比べると工夫がないです。

 SONYは優秀な製品が多いですが、これについては、かなり「人を選ぶ」でしょう。


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 【2019年】

 15・SONY オープンイヤーワイヤレス SBH82D
  ¥9,671 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC・AAC
連続再生時間:7.5時間
重さ:25.5g
防水性能:

 SONYSBH82Dも、SONYのBluetoothイヤホンとしてはやや特殊なモデルです。

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 というのも、こちらは、耳せん景色の密閉型(カナル)ではなく、耳にフタをしない、オープンイヤー型形状だからです。

 さらに、(iPhone付属のイヤホンのような)一般的なオープンイヤー型に較べて、さらに耳に圧迫感がないので、長時間利用時の不快感が低減できるという製品です。

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 このタイプの場合、(上位ノイキャン機に見られる)外部マイクによる、外音取り込みモードを利用せずとも、周囲の音が聞こえるため、人と話すシーンが多い方はこの形式にメリットがあります。

 一方、オープンイヤー型は、音漏れ問題があるので、図書館・停車中の電車などでは、周囲に迷惑になるので、場所を選ぶ点は注意が必要です。

 この機種は、音漏れしにくい「音導管設計」ではありますが、(それでも)環境音より大きな音で利用すると音が漏れます。

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 装着方法は、イヤーフック型です。

 下向きに装着します。基本的には、ワークアウトのような激しい動きには向かないでしょう。

 音質面では、再生周波数帯域をみると、低音が20Hz、高音が20kHzまでです。

 標準的な仕様です。

 ドライバーは、13.6mmと大きめのダイナミックドライバです。

 大きめですが、オープンイヤー型形状なので、没入感や迫力を期待するものではないでしょう。

 ただ、同様の理由でサラウンド感は得やすいので、一長一短です。

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 Bluetooth無線は、SBC・AACまでの対応です。

 ノイズ対策については、本格的なノイズキャンセラは非搭載です。

 連続再生時間は、7.5時間です。

---

 以上、 SBH82Dの紹介でした。

 「外音の取り込み」機能が付いたノイキャン対応機を買うほどの予算はないけれど、「外音は聞きたい」というニーズで開発された製品と思います。

 ただ、個人的には、「耳が蒸れる密閉型イヤホンが苦手」という方に訴求力がある製品かと思います。

 十分なドライバーサイズがありますし、この形式では音質も期待できそうです。

4・BOSEのBluetoothイヤホン

 続いて、アメリカのBOSEのイヤホンを紹介します。



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 16・ SoundSport wireless headphones
  ¥16,760 Amazon.co.jp (7/28執筆時)  

再生周波数帯域:
コーデック:SBC
連続再生時間:6時間
重さ:15.4g
防水性能:対応

 SoundSport wireless headphonesは、アメリカ東海岸の大手音響機器メーカBOSEが販売するイヤホンです。

 同社は、最近はBluetooth機器にも力を入れはじめています。

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 装着方法は、イヤーフック型です。

 外れにくい設計で、こちらも防滴設計です。

 音質面では、Boseも再生周波数帯域などの細かいデータは非開示です。

 ただ、同社の他製品と同じで、低音がしっかり出ています。中音域・高音域も犠牲にしない点で、バランスも良いです。

 なお、スポーツモデルなので、極度の遮音性は出しておらず、外音はきこえます。

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 Bluetooth無線は、SBCのみの対応です。

 ただ、BOSEはJBLと同じで、高圧縮ソースのアップコンバート技術に長けている会社です。

 そのため、音質はAAC対応機などと肩を並べられるレベルです。とはいえ、SBCは音の遅延問題があるため、動画と音声の音ズレなどは発生しやすいでしょうから、動画には向きません。

 ノイズ対策については、ノイズキャンセリングは未装備です。スマホ通話用のマイクは、リモコン部分に付く仕様です。

 連続再生時間は、6時間と短めです。

---

 以上、BoseのSoundSport wireless headphonesの紹介でした。

 防滴設計で、イア−フックが付属する、スポーツ専用モデルです。

 価格は高いですが、Boseの品質基準をクリアしており、音質は期待できるでしょう。


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 17・BOSE QuietControl30 WLSS BLK
    ¥29,700 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC
連続再生時間:10時間
重さ:65g
防水性能:

 QuietComfort 30は、ボーズ社の高級Bluetoothイヤホンです。

 価格的には3万を超えるかなりの高級オーディオ製品です。

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 装着方法は、写真のようにネックバンド型です。

 一方、重さは65gある製品ですから、アクティブな活動用に作られてはいません。防滴性能もありません。

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 イヤーピースは、独自の形状をなして、フィット感と遮音性が高いタイプです。

 この製品は、高い遮音性能を持ち、没入感を出せます。なお、S/M/Lサイズと耳の大きさに合わせて3種類のピースが付属します。

 音質の面では、インイヤータイプながら、BOSEらしい低音が効いたサウンドです。

 イコライザーは、音源の種類やノイズの大小にあわせて、適切に調整されるために聴きやすいです。

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 Bluetooth無線は、こちらも、Bluetoothを用いるワイヤレス式ですが、SBCで転送する方式です。

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 ノイズキャンセリング技術は、BOSEは独自の方法が取られます。

 内外に6つのマイクを確認できますが、これらの一部をノイキャン用に利用する方式です。

 SONYと比較した場合、ノイズキャンセリングのレベルを12段階で調整できる点が魅力です。

 空港の待合室など、出発時間などのアナウンスを聴き取りたい場合には、ノイキャンのレベルを下げるなどの利用法が可能ですね。

 連続再生時間は、10時間となります。余裕のバッテリー量でしょう。

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 以上、BOSE社のQuietComfort 30の紹介でした。

 価格は高いですが、ノイズキャンセリング技術に対応した無線イヤホンとしては格段に性能が高いです。

 ケーブルも強く、断線の危険も少ないし、やや高めですが、音質重視の方にはオススメしたい逸品です。

5・BeatsのBluetoothイヤホン

 続いて、Appleの傘下企業である、BeatsのBluetoothイヤホンを紹介します。

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 「b」のデザインは、流行に敏感なスポーツ選手が多く利用していることでも知られます。


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 【2018年発売モデル】

 18・beats by dr.dre BeatsX【各色】
  ¥9,416 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC AAC
連続再生時間:8時間
重さ:24g
防水性能:

 beatsは、アメリカの新興音響機器メーカーで、Apple社の傘下になった企業です。

 BeatsXは、なかでも、比較的安いモデルとして人気です。

 本体色は、ブラック(MTH52PA/A)と、サテンシルバー(MTH62PA/A)の2色のほか、スカイブルー(MV8R2PA/A)が最近加わりました。

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 装着方法は、ネックバンド型です。こちらは、雨天でも使える防沫設計は不採用です。

 音質面では、ドライバーユニットの情報が非開示です。ただ、上位機のような2WAY方式ではなさそうですが、わりと高音部もそれなりに出ています。

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 Bluetooth無線は、 SBCとAACに対応です。Apt-xには非対応です。

 稼働時間は8時間と割と長めです。これは、W1チップというAppleの新型チップを搭載したことも大きいです。

 ノイズ対策については、ノイズキャンセリングは未装備です。

 スマホ通話用のマイクは付属します。

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 連続再生時間は、8時間です。

 平均的な値ですが、十分です。充電端子はライトニングで、このあたりはiPhoneに合わせています。急速充電に対応し5分の充電で2時間の再生も可能です。

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 以上、BeatsXの紹介でした。

 同社の製品としては格安に買える製品です。ただ、この手の製品で、雨天でも使える防沫設計は不採用なのは残念な部分でしょう。

 ただ、あまりアクティブには使わないものの、この形状が好みの人には人気が出そうです。W1チップを含めてApple製品に最適化された作りで、iPhoneとのBluetooth接続は特にスムーズです。


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 19・beats by dr.dre Powerbeats3 wireless
  ¥17,881 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC, AAC
連続再生時間:12時間
重さ:24g
防水性能:対応

 Powerbeats3 wirelessは、Beatsのスポーツ用イヤホンの上位モデルです。

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 こちらの商品は、イヤーフックが付いたスポーツ向きモデルです。また、雨天・荒天でも使える防沫設計です。

 音質面では、この機種は2つドライバーを搭載する機種です。

 ソニーの上位機でも見られますが、音域が広いタイプです。ただし、再生再生周波数帯域などのスペックは非開示です。

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 Bluetooth無線は、 AACに対応です。iPhone系で使う場合において、現状では最高性能です。

 ノイズ対策については、ノイズキャンセリングは未装備です。スマホ通話用のマイクが付属します。

 連続再生時間は、12時間です。これは、AppleのW1チップの効能ですね。

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 以上、Powerbeats3 wirelessの紹介でした。

 イヤーフック型ではパワーが出せるといえる機種です。ファッション性も高いので、その方面を重視したい方にもおすすめできますiPhoneとのペアリングなども簡単です。

 試聴の限り、音質も帯域が広く良い感じに広がります。ただ、Appleの方針もあり、ハイレゾには対応しない点で、他社を出し抜けていない部分もあります。

6・他社のBluetoothイヤホン

 最後に、ここまで紹介したメーカー以外の製品で、Atlasが注目しているものをいくつか紹介します。


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 20・フィリップス スポーツイヤホン TX2BT
  ¥2,980 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:6Hz-22kHz
コーデック:SBC
連続再生時間:5.5時間
重さ:15.4g
防水性能:

 フィリップスは、オランダの総合家電メーカです。TX2BTは同社の人気シリーズをBluetooth対応にした新モデルです。

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 装着方法は、コード型です。

 首の後ろに回す方式ですが、耳に支えがないため、アクティブな活動には向かないでしょう。イヤホンの遮音性も高めで、外音がきこえず、防水機能もないので、電車移動などに向きます。

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 音質面では、低音が6Hz、高音が22kHzまで対応です。

 同程度の額の製品と比較すると、13.5mmという大きいダイナミック型ドライバーを搭載していることから、特に低音域のパワーはこちらが優位です。

 ただ、インピーダンスは32Ωですので、過度の大音量は控えた方が良いでしょう。

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 Bluetooth無線は、やはり、SBCのみの対応です。

 CD音質の無圧縮のロスレス音源をスマホなどに入れている方は、音質の劣化が問題になります。MP3などの圧縮音源については、さほど問題なく使えると思います。

 ノイズ対策については、ノイズキャンセリングは未装備ですが、スマホ通話用のマイクや通話用のノイズ対策は装備されています。

 連続再生時間は、5.5時間と短めなのがネックです。

---

 以上、フィリップスのTX2BTの紹介でした。

 大型で余裕のあるドライバーを装備し、また、イア−キャップの装着感も良いことで人気の機種です。

 ただし、コーデックがSBCのみ対応なので、CD音質の再生には向かないのが大きなネックでしょう。BOSE・JBLなどこの部分のアップコンバートに定評のある専業メーカーとはやや異なります。


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 【2019年】

 21・SOL REPUBLIC SOL SHADOW FUSION
  ¥13,479 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC aptX
連続再生時間:10時間
重さ:32g
防水性能:IPX5

 SOL REPUBLIC FUSIONは、アメリカ西海岸の音響メーカーです。

 ファッション性が売りのブランドです。

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 装着方法は、ネックバンド型です。

 32gとそれなりに重さもあるため、トレーニング時には向きません。防滴性能もありません。

 ただ、外観のフレックニット・ファブリックは、肌心地が良いので、快適です。

 音質面では、再生周波数帯域が20Hz-20kHzです。

 したがって、高音域も低音域もスペックだけでいえば「そこそこ」の域を出ません。

 ハイレゾにも未対応です。聴いた限りでは、どちらかと言えば、低音のが出ていた印象です。

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 Bluetooth無線は、一方、最新機で注目に値します。

 SBC・AAC・Apt-XとCD音質のロスレス伝送規格をフォローした上で、新しくApt-X LL規格に対応するからです。

 LLは「ローレイテンシ」の略で、要するに、Bluetooth最大の弱点である音の遅延の解決を図った規格です。この点で、ゲーム・映像視聴などには便利なのですが、やはり、受信機側の対応が必須です。

 LL対応機器は、ほとんど無い状況なので、「しばらくは宝の持ち腐れ」でしょう。

 ノイズ対策については、ノイズキャンセリングは未装備です。 

 連続再生時間は、10時間です。

---

 以上、SOL SHADOW FUSIONの紹介でした。1万円前後で買える「おしゃれな」イヤホンとして人気です。

 音質面もaptX LLに対応する点など先進的ですが、対応製品(レシーバー)の充実が課題です。

後編につづく!
Bluetoothイヤホンのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、音楽用のBluetoothイヤホンを紹介しました。

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1・音質の良さ    ★★★★★
2・重低音      ★★★★★
3・ノイズキャンセル ★★★★★
4・軽量性      
★★★★★
5・防塵・防滴性   ★★★★★
6・ハイレゾ音源   ★★★★★
7・総合評価     ★★★★★

 続く後編記事(こちら)では、オーストリアのAKGN200 WIRELESSとオーディオテクニカのATH-CKS770XBTを追加で紹介します。

 その上で、今回紹介したBluetoothイヤホン全機種から、価格別・目的別に「Atlasのおすすめ機種!」を提案していきます。

 引き続きよろしくお願いします。

 後半は→こちら

 今回の前半記事がお役に立ったようならば幸いです。Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

 ではでは。

posted by Atlas at 13:35 | オーディオ製品

比較2019'【高音質】Bluetoothイヤホン23機の音質とおすすめ:SONY Beats Bose JBL (2)

前半からの続きです。前半記事は→こちら


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 【2018年】

 22・AKG N200 WIRELESS AKGN200BTBLK
  ¥15,044 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC aptX
連続再生時間:8時間
重さ:30g
防水性能:

 AKGは、オーストリアの音響メーカーです。

 日本では高級製品に存在感があるブランドですが、Bluetoothイヤホンは、「割と安い」良心的な価格で出してきました。同社では「初」となります。

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 装着方法は、分類しがたい形状ですが、耳の形に合わせたオーバル型です。

 フィリップスの様に遮音性を重視したモデルですから、主に室内や電車移動中に適します。外音は取り込みはやや苦手でしょう。防水機能も内です。

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 音質面では、低音が20Hz、高音が20kHzまで対応です。

 平均的なスペックですが、ユーロ圏の製品らしく、過度に低音域を強調せず、高音域も落ち着いて聴ける音質です。

 ドライバーは、8.6mmダイナミック型ドライバーです。ソニーなどに比べると小さめです。

 ただ、背圧を調整するベンチレーションシステムを含めて、ワイドレンジを「落ち着いて聴かせる」設計ゆえでしょう。

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 Bluetooth無線は、SBC規格のほか、CD音質での電送に対応するaptXに対応する機種です。iPhone系でもAACに対応するため問題ありません。

 ノイズ対策については、ノイズキャンセリングは未装備です。

 連続再生時間は、8時間です。

---

 以上、AKG N200 WIRELESSの紹介でした。

 このジャンルで、音響の傾向において(プラスの意味で)「保守的な」メーカーとしては初参戦かと思います。

 中音域の充実は、聴き疲れしない良音なので、例えば、自宅や勉強中などで長時間利用するのに向く製品でしょう。没入感は高いです。


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 【2018年】

 23・オーディオテクニカ ATH-CKS770XBT
  ¥9,051 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:5Hz-42kHz
コーデック:SBC AAC aptX
連続再生時間:7時間
重さ:28g
防水性能:

 ATH-CKS770XBT は、日本のオーディオテクニカが販売するBluetoothイヤホンの最上位機です。

 古くからのイヤホンメーカーで、割と格安な製品に強いですが、中高級機も一定数出しています。

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 装着方法は、ネックバンド型ですね。

 アクティブな活動には向かない仕様で、防水機能も持ちません。

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 音質面では、低音が5Hz高音が40kHzまで対応です。かなりの高スペックで、性能だけならハイレゾレベルといえる音域の広さです。

 ドライバーサイズは11mmで、この価格帯の製品としても大きめです。1ウェイなので、ドンシャリ感もなく、試聴の限り、できがよい製品です。

 ただし、SOLID BASSという同社のシリーズに属し、その設計思想を踏襲しているため、どちらかと言えば、重低音を強調する特性です。

 AKGとは性質が異なりますが、それはそれで「面白い」でしょう。

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 Bluetooth無線は、SBC規格のほか、CD音質での電送に対応するaptXに対応する機種です。iPhone系でもAACに対応します。

 ただ、LDACには対応しないため、残念ながらハイレゾは未対応です。

 ノイズ対策については、ノイズキャンセリングは未装備です。

 連続再生時間は、7時間です。

---

 以上、オーディオテクニカATH-CKS770XBTの紹介でした。

 音質面でのスペックは、他社機と比べても高いです。あまり売れている製品ではないですが、2018年のVGPの金賞を受賞するなど、「識者」の評価もある製品です。

 一方、外観のデザインの「格好良さ」と、バランスを含めた装着感の良さはやや課題ですが、音の実力は侮れない製品です。

今回の結論!
Bluetoothイヤホンのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、前半記事(こちら)では、音楽用のBluetoothイヤホンを紹介しました。

 後半では、いつものように、Atlasのおすすめ機種!を提案しておきます。


 第1に、自宅や職場で使う高音質なイヤホンとして「音の綺麗さ」からおすすめできる機種は、

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 12・SONY h.ear in 2 Wireless WI-H700
  ¥19,800 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:5Hz-40kHz
コーデック:SBC AAC, aptX LDAC
連続再生時間:6.5時間
重さ:38g
防水性能:

1・音質の良さ    ★★★★★
2・重低音      ★★★★★
3・ノイズキャンセル ★★★☆☆
4・軽量性      
★★★★★
5・防塵・防滴性   ★★★☆☆
6・ハイレゾ音源   ★★★★★
7・総合評価     ★★★★★

 SONYh.ear in2シリーズWI-H700でしょう。

 自宅での深夜利用や、職場や図書館などで集中したいとき、良い音を聴くならばこちらでしょう。

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 装着方法は、ネックバンド型で、重さもないため、安定感を持ってつけられるでしょう。

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 音質面は、新開発の小型高感度9mmドライバーを採用し、低音が5Hz、高音が40kHzという余裕のあるスペックである点が高く評価できます。

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 加えて、LDACに対応できるため、ハイレゾ音源に対応する数少ない機種である点も魅力です。

 また、CDレベルの音源でも、ハイレゾ音質までアップコンバート再生できるDSEE HXを搭載します。そのため、イヤホンの性能を無駄にすることはないでしょう。

 ノイズ対策は、一方で不採用で、泡沫防水もないので、基本的には、徒歩での移動中や、自宅その他での利用に向きます。

 いずれにしても、ノイキャン機能が不要ならば、こちらがベストの選択肢でしょう。

ーーー

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 【2018年】

 22・AKG N200 WIRELESS AKGN200BTBLK
  ¥15,044 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

周波数特性:20Hz-20kHz
コーデック:SBC aptX
連続再生時間:8時間
重さ:30g
防水性能:

1・音質の良さ    ★★★★★
2・重低音      ★★★★☆
3・ノイズキャンセル ★★★☆☆
4・軽量性      
★★★★★
5・防塵・防滴性   ★★★☆☆
6・ハイレゾ音源   ★★★☆☆
7・総合評価     ★★★★★

 一方、低音域高音域の迫力よりも、ボーカルなどの中音域を重視した「聴き疲れしにくい」音質が好みならば、AKGがオススメです。

 「迫力や聴き応え」はSONYですが、落ち着いて聴きたい場合には、こちらでしょう。

 ただ、どちらかといえば、オーディオにある程度精通した「落ち着いた大人向き」の音質ですので、大ボリュームで聴くような機種ではありません。好みは分かれるでしょう。


 第2に、アクティブな活動にも利用できる高音質イヤホンとしておすすめなのは、

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 【Google Assistant対応】

 【2018年発売】

 11・SONY ワイヤレスイヤホン WI-SP600N
  ¥14,608 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC・AAC
連続再生時間:6時間
重さ:21g
防水性能:IPX4等級

1・音質の良さ    ★★★★★
2・重低音      ★★★★★
3・ノイズキャンセル ★★★★★
4・軽量性      
★★★★★
5・防塵・防滴性   ★★★★★
6・ハイレゾ音源   ★★★☆☆
7・総合評価     ★★★★★

 SONYWI-SP600N でしょう。

 201810061400.jpg

 ノイズ対策は、ノイズキャンセリングに対応します。

 また、ソニーの場合、外音取り込みも可能なので、電車のアナウンスなどを聞き逃したくない場合にも有利です。

 また、防滴性能もあるため、電車などの移動だけでなく、トレーニング時などにも強い機種です。

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 装着方法は、イヤーフック型です。このタイプは、夏場でも暑くないので、やはり外出先での利用は向くでしょう。

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 音質面では、電気的に低音をブーストさせるSONY独自のEXTRA BASS機構を採用します。

 乗り物など屋外で騒音のある状況での「綺麗な音」は、屋内の静かな環境での定義とは異なるため、この方式は却って有利とAtlasは考えます。

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 Bluetooth無線も、標準的なSBC規格のほか、動画の遅延が少なく、音質の劣化も少ないAAC規格が採用されています。iPhone系の利用にも向くでしょう。

 いずれにしても、ノイキャン・防滴性能・低音強調技術と三拍子揃っているため、主に外出先で利用する場合は、こちらが良いと思います。

ーーー

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 17・BOSE QuietControl30 WLSS BLK
    ¥29,700 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC
連続再生時間:10時間
重さ:65g
防水性能:

1・音質の良さ    ★★★★★
2・重低音      ★★★★★★
3・ノイズキャンセル ★★★★★
4・軽量性      
★★★☆☆
5・防塵・防滴性   ★★★☆☆
6・ハイレゾ音源   ★★★☆☆
7・総合評価     ★★★★★

 ただし、ノイズキャンセラーとしての性能は、2つのマイクを利用する方式のBOSEが性能的にはより上位です。

 ソニーの対応機に比べても、この部分については、こちらが優秀です。

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 デザイン性も高いため、普段の通勤・通学と言うより、出張時の飛行機や鉄道での利用を想定するならば、むしろオススメはこちらですね。

 出張の多いビジネスマンには、この機種はとくにおすすめできそうです。遮音性も高く、没入感も高めなので、自宅で、深夜一人で「残業」するのにも向きます。


 第3に、スポーツなどをしている際に利用するのに向いたイヤホンとしておすすめなのは、

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 【Google Assistant対応】

 11・SONY ワイヤレスイヤホン WI-SP600N
  ¥14,608 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

周波数特性:
コーデック:SBC・AAC
連続再生時間:6時間
重さ:21g
防水性能:IPX4等級

1・音質の良さ    ★★★★★
2・重低音      ★★★★★
3・ノイズキャンセル ★★★★★
4・軽量性      
★★★★★
5・防塵・防滴性   ★★★★★
6・ハイレゾ音源   ★★★☆☆
7・総合評価     ★★★★★

 トレーニング・ワークアウトで利用するならば、先ほど「おすすめ」とした、SONYWI-SP600N でも良いと思います。

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 19・beats by dr.dre Powerbeats3 wireless
  ¥17,881 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

周波数特性:
コーデック:SBC, AAC
連続再生時間:12時間
重さ:24g
防水性能:対応

1・音質の良さ    ★★★★★
2・重低音      ★★★★★
3・ノイズキャンセル ★★★☆☆
4・軽量性      
★★★★★
5・防塵・防滴性   ★★★★★
6・ハイレゾ音源   ★★★☆☆
7・総合評価     ★★★★★

 ただ、そのオルタナティブを揚げるとすれば、beatsの、Powerbeats3 wirelessでしょう。

 201810061639.jpg

 装着方法は、こちらも、外れにくいイヤーフック型で、かつ防滴設計な機種ですから。

 音質面でも、こちらはデュアルドライバーを採用し、安定した力を持ちます。その上で、この機種はAACが利用できますから、得意iPhoneの場合は、無線の伝送過程での音源の劣化は最低源で済むでしょう。

 音質はソニーと同程度でしょうが、バッテリーの保ちは有利です。ノイズキャンセリングは搭載しませんが、ワークアウトに必須ではないですし、この機種でも良いと思います。

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 【2018】

 4・JBL REFLECT MINI 2 BLREFMINI2BLK
  ¥8,062 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

周波数特性:10Hz-22kHz
コーデック:SBC
連続再生時間:8時間
重さ:16g
防水性能:IPX5等級

1・音質の良さ    ★★★★☆
2・重低音      ★★★★☆
3・ノイズキャンセル ★★★☆☆
4・軽量性      
★★★★★
5・防塵・防滴性   ★★★★★
6・ハイレゾ音源   ★★★☆☆
7・総合評価     ★★★★☆

 一方、1万円台で考えるならば、JBLのREFLECT MINI 2でしょう。

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 装着方法は、こちらも、外れにくいイヤーフック型で、こちらも安定度が高いです。

 また、防水等級はIPX5等級と、他社機よりも高いため、汗だけでなく、確実に濡れるような雨天のランニングなどで多用するならば、こちらの方が安心でしょう。

 価格的にも、1万円以内だと「壊れたら買い直し」と(ある程度)割り切れそうです。

補足:イヤホン・ヘッドホン関連記事の紹介

 というわけで、今回は、Bluetoothイヤホンの紹介でした。

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 なお、このブログ「モノマニア」には、ヘッドホン・イヤホンについて、他に、以下のような比較記事があります。

1・Bluetoothヘッドホンの比較
2・Bluetoothイヤホンの比較
3・完全ワイヤレスイヤホンの比較
4・ハイレゾヘッドホンの比較
5・ハイレゾイヤホンの比較
6・ノイキャンヘッドホンの比較
7・ノイキャンイヤホンの比較
8・Beatsのヘッドホンの比較
9・ライトニング端子イヤホンの比較
10・ウェアラブルネックスピーカーの比較
11・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】

 ワイヤードモデルなども含めて探しているかた、よろしければ、これらの記事をご覧ください。

 また、11番の記事は、全記事の「まとめ」として、どのようにイヤホンを選ぶべきか、スペック表の読み方などをまとめています。

 よろしければご覧ください。

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アップルの iPod touchの比較
2・
ソニーのウォークマンの比較
3・ハイレゾ対応ポータブルアンプ

 また、このブログには、他にもオーディオ関係の記事がありますので、こちらもよろしくお願いします。

 今回の記事がお役に立ったようならば幸いです。Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

 (前半からの続きとなりますので、前半記事をご紹介いただけると、一層嬉しいです!)

 ではでは。

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比較2019'【音質重視】完全ワイヤレスイヤホン29点のおすすめ・選び方:iPhone/Androidスマホ向け (1)

【今回レビューする内容】2019年 iPhone向け完全ワイヤレスイヤホンの音質・性能とおすすめ:ブルートゥースイヤホンiPhone Android SONY APPLE JBL ONKYO フィリップス JBL Apple AirPods SONY機種の違いとランキング

【評価する製品型番】 Apple AirPods MRXJ2J/A MV7N2J/A Powerbeats Pro JBL FREE X JBLFREEXBLKBT ONKYO W800BTB SONY WF-SP700N WF-1000X WF-SP900 WF-1000XM3 B ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless M3IETW  Bose SoundSport Free wireless headphones EARIN M-2 Aluminium EI-3001 EI-3002 Yell Acoustic Air2.0 Twins SOL REPUBLIC AMPS AIR fFLAT5 Aria One B&O PLAY Beoplay E8 2.0 Anker Zolo Liberty+ JVC XX HA-XC70BT-R NUARL NT01AX NUARL NT01AX AVIOT TE-BD21f TE-D01g  True Wireless ZERO TWZ-1000 オーディオテクニカ SOLID BASS ATH-CKS5TW

今回のお題
iPhone向けの「完全ワイヤレスイヤホン」のおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今回は、2019年7月現在、最新の左右独立した完全ワイヤレスイヤホンの比較です。

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 新しいタイプのBluetooth製品として注目されている、オーディオ機器です。

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1・音質の良さ   ★★★★★
2・ノイズキャンル ★★★★★
3・軽量性     
★★★★★
4・防塵・防滴性  ★★★★★
5・総合評価    ★★★★★

 以下では、いつものように、各機種を一機ずつ比較していきます。

 その上で、最後の「結論」部分では、上表のような観点から、目的別・予算別に、Atlasのおすすめ商品を紹介していきます。

ーー 

1・Bluetoothヘッドホンの比較
2・Bluetoothイヤホンの比較
3・完全ワイヤレスイヤホンの比較
4・ハイレゾヘッドホンの比較
5・ハイレゾイヤホンの比較
6・ノイキャンヘッドホンの比較
7・Beatsのヘッドホンの比較
8・ライトニング端子イヤホンの比較
9・ウェアラブルネックスピーカーの比較
10・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】

 なお、今回はヘッドホン・イヤホン比較シリーズの、3回目記事として書きました。

1・ワイヤレスイヤホンの選び方の基本

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 はじめに、Apple純正のAirPadsを紹介しながら、完全ワイヤレスヘッドホンを選ぶ場合に注意するべき点を紹介します。

 なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤字系で、イマイチだと思う部分を青字系で書きます。


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 【2019年 第2世代】

 【ワイヤレス充電ケース付属】

 1・Apple AirPods MRXJ2J/A
   ¥23,381 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

 【充電ケース付属】

 2・Apple AirPods MV7N2J/A
   ¥18,251 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:10Hz-22kHz
コーデック:SBC・AAC
連続再生時間:5時間
ドライバー:
マイク:搭載
ノイキャン:非対応  
重さ:8g(左右)

 AppleAirPodsは、完全ワイヤレスイヤホンを探している方は、おそらく一度は「比較対象」にするだろう、売れ筋の機種です。

 2019年に3月に「第2世代」へと更新されました。

 連続通話時間が延びたほか、「ワイヤレス充電ケース付属」モデルが新しく登場しています。ただし、音質の部分で、スペック的な変更はなく、旧機とデザインも同一です。

 重量は、8gです。

 装着性は良く、この重さは完全ワイヤレスイヤホンにおける1つの「快適性の基準」となりえます。

 音質面では、Appleの伝統ですが、「バランス重視」です。

 ただ、やはりBeats買収後のエンジニアの特性か、低音がやや強くでており、迫力重視の印象が強いです。

 一方で、高音域・中音域はあまり充実せず、この点ではライバルに負ける印象です。 

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 Bluetooth無線は、SBC規格AAC規格に対応です。

 Bluetoothイヤホンの場合、スマホなどからBluetoothイヤホンに音を飛ばす際に、音源を必ず圧縮して送ります。

 その際の圧縮規格を「Bluetoothコーデック」と言います。AirPodの場合、音質が良くないと言われるSBC規格のほか、AACという上級規格に対応します。

 そのため、基となる音質はSBCのみ対応する製品より基本的には上と言えます。また、動画なやゲームの音声を再生差せる場合に発生する音の遅延は、SBCに較べて約半分と優秀です。

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 ノイズ対策については、左右に指向性マイク(デュアルビームフォーミングマイクロフォン)が付属します。

 これで、周囲の音のノイズキャンセリングを行えます。混線対策としては、

 Bluetooth4.1対応ですので、干渉ノイズは少なめです。

 連続再生時間は、ステレオ再生で5時間です。

 平均以上のスタミナです。

 付属する収納ケースは、充電器を兼ねており、15分の充電でも3時間の再生ができます。

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 Belkin Boost Up Wireless Charging Pad
  ¥6,800 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

 なお、【ワイヤレス充電ケース付属】モデルについては、最新のiPhone8以上のスマホと同じで、(ケースが)ワイヤレスQI充電対応となっています。

 充電には、サードパーティのQI充電器が必要ですが、iPhoneでも利用するという方には良いでしょう。なお、Appleストアでは、上図の米国のベルキンの7Wチャージャーが売られていました。

 ちなみに、Apple純正の「AirPower」は、(だいぶ前に)発表だけして出ておらず、「結局出ない」という観測記事がでています。

 マイクは、搭載されます。スマホでの通話が可能です。

 そのほか、装着時に自動的にON/OFFになる機能など、使い勝手の配慮も高いです。

---

 以上、Apple AirPodsの基本性能を書きました。

 音質はそこそこですが、ノイズキャンセリングやAACの搭載など、利便性の良い純正品として、人気の理由が分かります。

ーーー

 ただし、以下の3点については、選ぶ場合注意が必要でしょう。

1・動画やゲームの音の遅延
2・装着時の音漏れ
3・割高と言える価格

 比較において「大事なポイント」となるので、順番に解説しておきます。

1・音の遅延問題

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 第1に、動画やゲームの音の遅延です。

 結論的に言って、動画と音声の音ズレ(=画像に対する音の遅延)を気にする方は、Appleを含めて完全ワイヤレスヘッドホンは不向きです。

 先述のように、AACに対応するAirPodsは、完全ワイヤレスヘッドホンでは遅延が少ない方です。

 しかし、「無遅延」ではないです。

 この部分が気になるような方は、そもそも(現状では)ワイヤレス製品を選ぶべきはありません。また、(完全独立型ではない)普通のBluetoothも、(遅延のない)Apt-x LL規格に対応する機種はないため、難しいです。

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 そのような利用の場合、【ハイレゾ対応イヤホンの比較記事】や【Lightning端子対応イヤホンの比較記事】で紹介したような、有線ケーブル式の高性能機を選ぶべきでしょう。

 そういった点で言えば、完全ワイヤレスヘッドホンというのは、(現状では)「音楽を聴く専用」です。

2・装着時の音漏れ

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 第2に、装着時の音漏れです。

 この部分は、「周囲に気遣う」日本社会では特に気にされる部分です。

 しかし、AirPodsは、従来のアップル製品のイヤホンの形状を踏襲し、完全な密閉型ではないため、音漏れがあります。この点で、没入感もやや低めです。

 こうした点が気になる方は、他社の完全ワイヤレスヘッドホンが良いでしょう。

3・割高と言える価格

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 第3に、価格です。

 どこでもほぼ定価販売のため、性能・音質の割に高いのが現状です。

 とくに音質の面では、同価格帯で音質がより期待できる他社製品もあります。

ーー

 以下では、こうした点を考慮しつつ、他社の完全ワイヤレスヘッドホンを比較していきましょう。

A・1万円以上の「売れ筋」機種
B・2万円以上の「高音質」機種
C・1万円以下の「激安」機種

 なお、紹介したい機種は多いので、主に値段の面で区分けし、上表の順番で紹介していきます。

2・完全ワイヤレスイヤホンの比較(1万円台)

 では、AirPods以外のワイヤレスイヤホンを比較していきましょう。

 はじめに1万円台の「売れ筋」製品からです。

 ここでも、Atlasのおすすめポイントを赤字系で、イマイチだと思う部分を青字系で書きます。


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 【2018年】

 3・JBL FREE X JBLFREEXBLKBT
 4・JBL FREE X JBLFREEWHTBT
   ¥10,165 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:10Hz-22kHz
コーデック:SBC
連続再生時間:4時間
ドライバー:5.8mm
マイク:搭載  
ノイキャン:非対応
重さ:7.5g

 JBL FREE Xは、アメリカの大手音響メーカーJBLが発売する完全ワイヤレスタイプイヤホンです。

 JBは、音響メーカーとしては老舗であり、高級オーディオも多数出しているブランドです。2018年10月発売のこちらは、同社の2世代目の完全ワイヤレスイヤホンです。

 新機種ですが、左右独立型としてはかなり安めです。

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 重量は、7.5gです。

 Bluetoothイヤホンは、バッテリーを搭載するために重めなモデルも多いですが、こちらは軽量です。使い勝手の部分も、JBLのロゴ部分がボタンとなっており、そこで音楽の再生操作ができる仕様です。

 イヤーピースは、各サイズ添付されます。

 音質面では、再生周波数帯域が、低音域が10Hz高音域が22kHzです。

 価格の割に大健闘のスペックです。ドライバーは、5.8mm径ドライバーとやや小さめですが、同社らしいバランスのとれた音質は価格以上でしょう。

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 Bluetooth無線は、SBC規格です。

 一部の音響大手は、独自にSBCを「アップコンバート」する独自技術を搭載する場合がありますが、こちらには言及がありません

 また、SBC規格の場合、AACに較べて動画再生の際に音ズレが起こりやすいので、この点で言えば「音楽再生専用機」です。

 ノイズ対策については、この機種は、ノイズキャンセラーなどは未付属です。

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 連続再生時間は、ステレオ再生で4時間と、平均以上のスタミナです。

 また、付属する収納ケースは、充電器を兼ねており、内蔵されるバッテリーで最大20時間の充電が可能です。また、15分の充電でも1時間の再生ができます。

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 また、IPX5等級の防滴仕様ですので、雨天の際などの装着も可能です。

 マイクは、搭載です。この機種もハンズフリー通話対応です。

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 以上、JBL FREE Xの紹介でした。

 スマホ用の完全ワイヤレスイヤホンとしては安価です。ただ、外出用として考えた場合、生活防水である点は嬉しいですが、ノイズキャンセリングが未搭載なのは難点です。


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 【2018年】

 5・ SONY ノイキャン WF-SP700N BM
   ¥19,378 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC・AAC
連続再生時間:3.5時間
ドライバー:6mm
マイク:搭載  
ノイキャン:対応  
重さ:7.6g

 WF-SP700N は、SONYが販売する完全ワイヤレスタイプのイヤホンです。

 SONYはこのジャンルに力を入れており、「2世代目」として売り出したモデルです。

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 重量は、7.6gです。

 他社に比べてやや重量感はありますが、重心バランスが良いので違和感はありません

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 イヤーピースは、ハイブリッドイヤーピースロングが別に3サイズ添付されます。

 その上で、外れにくいアークサポーターが2サイズ付属します。運動時の外れにくさは優れるでしょう。

 音質面では、再生周波数帯域が、低音域が20Hz高音域が20kHzです。

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 ドライバーは、6mmです。

 完全独立型では「平均値」程度です。

 ただ、この「2代目」からは、EXTRA BASSシリーズの名を冠し、同シリーズの個性である、低音面の迫力面での調整力を高めています。

 従来的な、ソニーの特色でもある高音域はしっかり聞こえますので、同社の目指す「ソニーサウンド」により近づいたと言えます。

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 Bluetooth無線は、ただし、標準的なSBC規格のほか、無線による遅延に強く、音質の劣化も少ないAAC規格が採用されています。

 AACは、AirPodsにもみられましたが、スマホのほか、ウォークマンなどの再生機器も一般的に対応する規格です。圧縮音源の再生について言えば、飛ばす際の音の劣化は少ないでしょう。

 ただし、音の遅延については、AACでも発生するため「音楽専用」にかぎっておすすめという点は、他モデルと変わりません。

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 ノイズ対策については、この機種の「売り」の部分です。

 SONYはノイズキャンセラの技術水準が高いメーカーです。

 通常のノイズキャンセルのほか、電車のアナウンスなどは聴き取れるようにする外音取り込みボイスモードと、走行中などに周囲の音もある程度聞き取れる外音取り込みノーマルモードが、スマホ操作で選べます。

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 連続再生時間は、ステレオ再生で3.5時間と、ONKYOなどのライバル機より長寿命化が図られています。

 バッテリーケースの仕様は先行する他社と同じで、こちらは2回のフル充電に対応します。

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 そのほか、こちらもIPX4相当の防滴対応です。JBLの方が等級は上ですが、問題ありません。

 マイクは、搭載で、ヘッドセットとして利用することができます。

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 以上、ソニーのWF-SP700Nの紹介でした。

 音質の面で、従来的よいr「ソニーらしさ」がより出ている機種です。

 ドライバーサイズは「平均的」ですが、定評あるEXTRA BASSを搭載し、高音域と低音域がハッキリした「ソニーらしいサウンド」が楽しめるでしょう。

 また、音質面では、MP3レベルの音質のSBCではなくAACにも対応するため、総合的な音質は差がなさそうです。また、ソニーのノイズキャンセラーの利便性は圧倒的です。

 通勤通学に使うならば、音質よりも外音ノイズ対策と防滴処理をしたこの機種を選ぶメリット性は高そうです。


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 【2019年】

 6・ SONY ノイキャン WF-1000XM3 B
   ¥32,800 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC・AAC
連続再生時間:6時間
ドライバー:6mm
マイク:搭載
ノイキャン:対応(Wマイク)
重さ:8.5g

 WF-1000XM3は、SONYが販売するノイキャン対応の完全ワイヤレスタイプのイヤホンの新型です。

 実質的に、WF-SP700Nの上位モデルで後継品です。

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 重量は、8.5gです。

 重みを感じない、「ぎりぎりの線」で攻めている感じです。

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 イヤーピースは、ハイブリッドイヤーピースロングトリプルコンフォートイヤーピースが3サイズ付属します。

 トリプルコンフォートイヤーピースは、遮音性をキープしたままで柔らかい素材なので、長時間の利用でも快適です。水洗いも可能です。

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 一方、WF-SP700Nと異なり、アークサポーターがない製品ですので、運動などアクティブなシーンで利用することはあまり想定されません。

 ただし、耳を三点で支えるエルゴノミック・トライホールド・ストラクチャーで、普通に歩行している程度では外れにくくなっています。

 音質面では、再生周波数帯域が、低音域が20Hz高音域が20kHzです。

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 ドライバーは、6mmで同じです。

 ただし、下位機種と異なり、重低音を強調するエキストラバスは不採用ですので、低音協調性は下位機種に負ける部分があるでしょう。

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 Bluetooth無線は、SBCとAACに対応します。

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 なお、AACはハイレゾ再生ができないため、この機種は、(CDより音質の良い)ハイレゾ再生は不可能です。

 しかし、DSEE HXという、AACなどの圧縮音源を「ハイレゾ相当」に再計算してアップスケーリングする機能をもちます。

 とはいえ、先述のように、再生周波数帯域が高音部で20kHzと「CDグレード」までですから、完全な「ハイレゾ」にはならない、というレベルです。

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 ノイズ対策については、ただし、後ほど紹介するソニーの上位機を含めても、「現状で業界最高レベル」です。

 なぜなら、外側と内側に集音マイクを装備するWマイク仕様だからです(デュアルノイズセンサーテクノロジー)。この方式の場合、耳側のノイズをセンシングして打ち消すため、ノイズ除去率が格段にアップします。

 (ワイヤード)Bluetoothイヤホンではすでに採用されている技術ですが、完全ワイヤレスでは初搭載です。

 多少重量が植えて「エキストラバス」を諦めたのは、この部分を強化するためでしょう。

 連続再生時間は、ステレオ再生/ノイキャンONで6時間と長寿命です。

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 バッテリーケースは、充電器を兼ねており、約3回分フル充電可能です。

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 そのほか、アプリを利用することで可能な「アダプティブサウンドコントロール」も注目点です。

 スマホの加速度センサーと連動し、歩行・走行・静止状態・電車内と状況を検知し、外音の取り込みレベルを自動調整してくれます。

 Atlasもこの機能を使っていますが、かなり便利です。

 マイクは、搭載で、ヘッドセットとして利用することができます。

 一方、防滴性能はありません。

---

 以上、ソニーのWF-1000XM3の紹介でした。

 通勤通学時は、ドライバに由来する音質より、「ノイズキャンセラの精度」がむしろ、良音を得るために最重要です。その点で言えば、移動時に主に利用する場合は、この機種は最適でしょう。

 一方、EXTRA BASS省略されますので、特に移動時に利用せず、重低音を含めてメリハリのある音質を得たい場合は、あまり向かないと思います。

 【2017年】

 7・ SONY ノイキャン WF-1000X
   ¥12,930 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

 なお、2017年後半に登場した「1代目」がまだ売られています。

 ただし、ノイズキャンセラについてWマイク非搭載となります。格安ですが、選ぶならば、新機種が良いでしょう。


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 8・Anker Zolo Liberty+【各色】
  ¥11,800 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBCAAC
連続再生時間:3.5時間
ドライバー:6mm(グラフェン)
マイク:搭載
ノイキャン:非対応  
重さ:(7g前後)

 Anker Zolo Liberty+ は、米国のバッテリーメーカーANKERが発売する完全ワイヤレスイヤホンです。

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 同社は、最近音響機器にも力を入れています。

 ただ、こちらは、キックスターターで「3億円」を集めたZoloの製品を販売しているものなので、正確には、音響ブランドの「ZOLO」のイヤホンと言えるでしょう。

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 重量は、非公開です。

 しかし、実測で7g前後の普通の重さです。

 イヤーピースは、シリコン製のイヤーチップが3サイズで同梱です。

 防滴処理は、こちらもなされており、IPX5等級です。

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 音質面では、再生周波数帯域が、低音域が20Hz高音域が20kHzです。

 他社並みの水準です。ドライバーは6mmです。

 グラフェン素材というところに面白みを感じます。

 音響工学的に最近欧米の大学で研究されている新素材です。音の鮮明感に特徴があります。

 Bluetooth無線は、SBCのほかAACに対応です。

 一方、通信規格としては、Bluetooth 5.0対応なので、対応機器間の通信安定性も期待できます。

 ノイズ対策については、未対応です。

 ただ、ジョギング用などに「外音取り込み機能」は搭載です。

 連続再生時間は、ステレオ再生で3.5時間となります。

 一方、充電ケースは、バッテリーに強みを持つAnkerらしく、最大で48時間という充実したバッテリー量です。

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 以上、Anker Zolo Liberty+ の紹介でした。

 最先端のグラフェン素材のドライバーというのが、所有欲をくすぐる製品です。

 最近は、大手が完全ワイヤレスイヤホンに参入してきたので、こうした素材部分の「目あたらしさ」で、「大手に勝負」になっていくのを予感させる製品でした。

ーーー

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 9・Anker Zolo Liberty
  ¥6,999 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBCAAC
連続再生時間:3.5時間
ドライバー:5.5mm(グラフェン)
マイク:搭載  
ノイキャン:非対応  
重さ:----

 なお、ANKERからは、下位機種としてZolo Libertyも販売されます。

 上位機と比べると、Bluetooth5.0に非対応のほか、充電ケースのバッテリー量が半分です。

 また、Zolo Lifeというイコライザーなどを調整するためのアプリに非対応となります。

 加えて、ドライバーも5.5mmのグラフェン製ドライバーとやや小さくなります。

 とはいえ、価格的には「激安」と言って良いですし、グラフェン製ドライバーをこの値段で試せるのは魅力です。


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 10・エム・ティ・アイ NUARL NT01AX
  ¥12,450 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBCAAC, Apt-xc
連続再生時間:7時間
ドライバー:6mm(グラフェン)
マイク:搭載
ノイキャン:非対応  
重さ:5g×2

 NUARL NT01AX は、MTIという、日本の中国系ファブレス企業が立ち上げた、新規音響ブランドの製品です。

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 重量は、片側5gですから、軽量です。

 装着感もよいです。

 これは、イヤーピースとして、専門メーカーのSpinFitCP350を使っている部分もありそうです。

 3サイズが同梱です。

 防滴処理は、こちらもなされておりIPX5等級です。

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 音質面では、Ankerより後発でしたが、グラフェン素材の6mmのドライバーを取り入れます。

 その上で、米国のTBIが持つ、HDSS技術が使われているのも見所です。

 これは、ETL(EMBEDDED TRANSMISSION LINE)モジュールを搭載し、音のゆがみやノイズを軽減させる新技術です。

 この搭載の有無が原因か分かりませんが、ANKERに比べると、中音域が穏やかでした。ただ、その反作用で、派手さはやや失われていますから、一長一短の部分ではあります。

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 Bluetooth無線は、SBCの・AACのは、Apt-Xにも対応します。

 Apt-XはAACよりさらに遅延は少ないので、ゲームなどにも使えないことはないです。

 ただ、(まともに対応するのは)Android系スマホ位ですし、遅延性が(ほぼ)皆無となる、最新のApt-X LLには対応しないので、「完全対応」とまでは行きません。

 ノイズ対策については、未対応です。

 連続再生時間は、一方で、7時間と長寿命です。ここは、ANKERより明確に優れる部分ですが、小さな本体で、バッテリー駆動時間が長い理由は謎です。

 マイクは、こちらも搭載です。 

---

 以上、NUARL NT01AXの紹介でした。

 新興の中華系ブランドですが、音の良さは感じられました。軽量小型な機種を探している方には良いでしょう。

 ただ、価格としてみると、老舗の音響メーカーの高級機も射程に入るため、コスパ面の向上は必要でしょう。


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 【2018年】

 11・JVC XX HA-XC70BT-R
 11・JVC XX HA-XC70BT-B
   ¥11,076 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC
連続再生時間:3時間
ドライバー:5.8mm
マイク:搭載   
ノイキャン:非対応  
重さ:5.5g×2

  XXシリーズは、JVCケンウッドが満を持して発売した完全ワイヤレスイヤホンです。

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 大手音響メーカーでは、最も遅かった会社の1つだと思います。それだけに「市場の隙間を練った」製品です。

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 重量は、5.5gと比較的軽い製品です。

 イヤーピースは、シリコン製のイヤーチップが3サイズで同梱です。

 防滴処理は、こちらもなされておりIPX5等級です。

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 音質面では、再生周波数帯域が、低音域が20Hz高音域が20kHzです。

 この製品の場合、ドライバーは5.8mmと平均以下です。

 しかし、大きなエクストリームディープバスポートが採用されているのが特長で、音が籠もらず、伸びやかな低音です。

 高音域も悪くないですが、バスブーストモードを使用したときの重低音の充実度が、やはりこの機種の「最大の個性」ですね。 

 Bluetooth無線は、SBCのほか、AACに対応です。

 ノイズ対策については、未対応です。

 ただ、ジョギング用などに「外音取り込み機能」は搭載です。

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 連続再生時間は、ステレオ再生で3時間となります。

 やや短いですが、12時間分の充電が可能なケースが付属します。

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 以上、JVCXXシリーズの完全ワイヤレスイヤフォンの紹介でした。

 良質の低音が得られる製品としては、BOSESoundSport Freeが先発です。

 ただ、やや価格が高く手を出せなかった方に、この機種は「待ちに待った」製品ではないでしょうか。

 音質的に尖った作りなので、万人にはオススメしませんが、ニーズは確実にあるでしょう。実際売れています。


 

 【2017年】

 12・fFLAT5 Aria One
  ¥15,984 楽天市場 (7/28執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-18kHz
コーデック:SBCAPT-X
連続再生時間:4時間
ドライバー:9mm
マイク:
ノイキャン:非対応  
重さ:----

 fFLAT5 Aria Oneは、日本出自のベンチャー企業が発売する新製品です。

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 重量は、非公開です。しかし、実測で7g前後の普通の重さです。

 イヤーピースは、3サイズ同梱されています。

 シリコン素材のイヤーピースと、低反発素材(コンプライ社製フォームチップ600シリーズ)がそれぞれ1組ずつです。

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 音質面では、再生周波数帯域が、低音域が20Hz高音域が18kHzです。

 ドライバーは9mmと大きく、とくに振動板は、古河電工のMCPET(超微細発泡光反射板)を利用している点が「売り」です。

 音に雑味が少なく、価格相応に高音質といえます。

 Bluetooth無線は、この機種も、CD音質の伝送が可能な圧縮規格であるAPT-Xに対応します。

 一方、それ以外の規格には対応しませんので、事実上iPhoneでの利用には向かない点に注意してください。

 ノイズ対策については、ヘッドセットとしての利用時に有効な CVCノイズキャンセル機能が搭載です。

 ただ、音楽再生には関わりません。

 連続再生時間は、ステレオ再生で4時間となります。

 なお、こちらは、生活防水なので、悪天候時にも安心して利用できます。

 マイクは、搭載が確認できません。

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 以上、fFLAT5 Aria Oneの紹介でした。

 振動板など音質に一定のこだわりが見られる独立タイプのイヤホンです。一方、難点は、対応コーデックの少なさで、iPhone系には合わないのが現状残念な部分でしょう。

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 13・fFLAT5 Aria Two
  ¥18,144 楽天市場 (7/28執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-18kHz
コーデック:SBC AAC APT-X
連続再生時間:4時間
ドライバー:9mm
マイク:
ノイキャン:非対応  
重さ:----

 なお、同社からは、後発機としてAria Twoが発売入れています。

 この機種からAACに対応し、防水性もIPX54にアップしています。

 そのほか、やや(多少)軽量化がなされましたが、ドライバーの種類・サイズは、先ほどの製品と同じです。

 ただ、形状的には、エルゴノミクスに配慮した形状ではなく、ファッション的にも多少個性的です。


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 【2019年】

 14・オーディオテクニカ SOLID BASS ATH-CKS5TW
   ¥18,048 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-18kHz
コーデック:SBCAAC APT-X
連続再生時間:15時間
ドライバー:10mm
マイク:搭載
ノイキャン:非対応  
重さ:8g×2

 ATH-CKS5TW は、日本のオーディオテクニカが販売する完全ワイヤレスイヤホンです。

 後発ですが、後述するように、音質面で個性がある機種で、最近注目されています。

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 重量は、片側が8gです。

 ソニーと同様で、「重く感じてしまう」ギリギリの線を攻めている感じです。

 その分、バッテリー量を増やしているため、バーターではあります。

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 イヤーピースは、4サイズ同梱されています。

 完全ワイヤレスイヤホンのための独自設計で、遮音性と装着感を増しています。

 もちろん、特殊形状なので、消耗品は同社のものが必要です。

 201907291045.jpg

 音質面では、再生周波数帯域が、低音域が5Hz高音域が40kHzです。

 高音域は、スペック的には、ハイレゾ対応水準です。

 201907291047.jpg

 ただ、この製品で強調されるべきはむしろ、低音域です。

 SOLID BASSの商標が付属する同社の製品は、重低音が「売り」です。

 スペック的にも5Hzまでカバーしているので、完全ワイヤレスでも妥協がないと言えます。

 ドライバーは、10mmです。

 大きめですが、さらに、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン樹脂)とTPU(熱可塑性ポリウレタン)と硬さの異なる素材を併用することで、低音の厚みを増しています。

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 Bluetooth無線は、一方、この機種は、AACのほか、CD音質の伝送が可能な圧縮規格であるAPT-Xに対応します。

 なお、周波数帯域の点では「ハイレゾ水準」ですが、伝送手段がないため、ハイレゾ認証マークはありません。

 ノイズ対策については、一方、付属しません。

 連続再生時間は、多少サイズがある製品ですから、ステレオ再生で15時間と長いです。

 付属の充電ケースは30時間(約2回分)の充電が可能で、合計で45時間保ちます。

 なお、こちらは、生活防水(IPX2)なので、悪天候時にも安心して利用できます。

 マイクは、搭載です。

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 以上、オーディオテクニカのATH-CKS5TWの紹介でした。

 低音を重視した機種としては、次に紹介するBose機が音質上のライバルとなるでしょう。

 それと比較すると、電池の保ちが長いため、長時間利用のヘビーユーザーは選択肢となると思います。

 最終的なおすすめは、最後に改めて考えたいと思います。

3・高級ワイヤレスヘッドホンの比較

 続いて、2万円を超える「高級モデル」を見ていきましょう。


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 【2017年】

 15・BOSE SoundSport Free wireless headphones
   ¥22,619 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC
連続再生時間:5時間
ドライバー:(6.5mm?)
マイク:搭載
重さ:9g

 こちらは、アメリカのBoseが販売する完全ワイヤレスタイプイヤホンです。

 201810061234.jpg

 重量は、9gです。

 試着するとやや大きめであり、それなりに存在感がある仕様です。

 ただ、ソニー同様に、防滴仕様のスポーツイヤホンとして販売されている機種ですから、フィット感・ジョギング中の安定感は期待できます。密閉性も十分です。

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 イヤーピースは、コンプライのStayHear+ Sportチップが3サイズ添付されます。

 密閉型で、フィット性は強めですね。

 音質面では、BOSEの伝統でスペックは「非公開」です。

 ただ、実機を見ると、少なくとも6.5mm程度の大きめのドライバーです。

 音質もBoseらしいです。ピュアサウンドではないですが、作り込まれた豊かな低音と、安定的な中音域で聴きやすいです。

 一方、イコライザーの品質が良く小音量でも聴きやすいですが、形状的に多少の音漏れは伴います。

 Bluetooth無線は、SBCです。

 ただし、Boseは伝統的に低音質ソースのアップコンバート再生に強いメーカーです、そのため、SBC規格で劣化した音源を上手に再生させています。

 しっかりした低音と、中音域と高音域のバランスを持ったBoseサウンドの傾向をしっかりもっています。音質も、AirPodと聞き比べた場合、ハッキリとした違いが分かり、価格相応に満足できます。

 ただ、SBC規格ゆえに、動画と音声の再生の場合は遅延は起こりやすいでしょう。あくまで、音楽専用端末です。

 ノイズ対策については、非対応です。

 ただ、おそらく大きめの本体にそれなりの回路をもたせたためか、Airpods同様に、混線に強い点では定評があります。

201802141048.jpg

 連続再生時間は、ステレオ再生で5時間と、かなりのスタミナです。

 本体が重めの分有利だったのでしょう。一方、充電ケースは、先行他社に準じる仕様で、2回のフル充電が可能です。

 マイクは、搭載です。

 デュアルマイク搭載タイプで、ハンズフリー通話にも高度に対応します。

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 以上、BoseSoundSport Free wireless headphonesの紹介でした。

 やや価格は高めですが、ワンランク上の音質が期待できます。防滴仕様で外れにくいタイプですので、ジョギングなどのさいには特に向く機種です。


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 【QI充電対応】【2019年】

 16・ B&O PLAY Beoplay E8 2.0
   ¥34,886 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

 【2018年】

 17・B&O PLAY Beoplay E8
   ¥30,205 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC・AAC
連続再生時間:4時間
ドライバー:5.7mm
マイク:搭載
重さ:7g

 こちらは、デンマークのBang&Olufsenが販売する完全ワイヤレスタイプイヤホンです。

  B&Oも世界的なオーディオブランドで、固定ファンが多いです。Boseに比べると(良い意味で)保守的な音響思想を持つメーカーだと思います。

 なお、2019年に新機種(Beoplay E8 2.0 )が登場しました。ユニットは同じで、Airpodの新型のようにワイヤレスQI充電対応ケースになったのが変更点です。

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 重量は、7gです。

 後発のライバル機として、AppleのAirPodより「軽い」ことを意識していそうです。実際、この程度の重さが快適に使える最大重量に近いでしょう。

 防滴処理は、しておらず、雨天には対応しません。ただし、装着感は良いので、外れにくいです。

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 イヤーピースは、シリコンイヤーチップが4サイズです。

 外国製は、日本人の耳に合わないこともあるので、多ければそれに越したことはないでしょう。

 加えて、低反発のComplyの Sportイヤーピースが「おまけ」で付きます。コアなファンがいるイヤーピースで、試したいと思っていた人も多そうです。

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 音質面では、再生周波数帯域が、低音域が20Hz高音域が20kHzです。

 ソニーと同程度のスペックですが、比較すると、低音が邪魔をせず、中音域と高音域がスッキリ聞こえます。

 欧州の音響機器らしく「落ち着いてキレイに聴かせる」大人向きなイヤホンと感じました。

 なお、スマホを使ったイコライジングに対応できます。ドライバーも、5.7mmと大きさを重視していません。

 Bluetooth無線は、SBCのほかAACに対応します。

 ノイズ対策については、この機種は未付属です。

 連続再生時間は、ステレオ再生で4時間となります。

 Boseには及びませんが、SONYより長めです。ただ、SONYはノイキャンがあるので、仕方ない部分はあるでしょう。

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 以上、Bang&OlufsenBeoplay E8 の紹介でした。

 あまり「安売り」しないブランドなので価格は、平均より高めです。

 コスパは良くないのですが、とくに中音域が良く、ボーカル曲が聴き疲れせずに聴けそうです。防滴構造や、ノイキャンに非対応など、「保守的な」作りながら、さすがの「北欧デザイン」で、所有欲が湧きます。


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 【2018年】

 18・EARIN M-2 Aluminium EI-3001
 19・EARIN M-2 Black EI-3002
  ¥32,184 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC, AAC, aptX
連続再生時間:3時間
ドライバー:6.5mm
マイク:搭載
重さ:3.6g×2

  EARIN M-2は、クラウドファンディング(キックスターター)から生まれたイヤホンです。

 「完全にワイヤレス」仕様で、左右のイヤホンをつなぐケーブルがないタイプとしては、最もはじめに作られたといえる製品の「第2世代」モデルです。

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 重量は、受信部分があるにもかかわらず3.6g(ペアで7.2g)と軽量です。

 装着感もよく、この点での不満は少ないと思います。サイズは、本当に小さく、装着しているのが分からないほどですね。

 イヤーピースも3サイズ同梱されており、装着感もよいです。

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 音質面では、再生周波数帯域が、低音域が20Hz高音域が20kHzです。

 ソニーと同等です。

 ドライバー6.5mmです。平均よりは多少大きめです。ただ、低音はソニーほど強調されず、バランス重視の印象です。

 Bluetooth無線は、こちらも、SBCのほか、遅延と音質の劣化も少ないAACコーデックに対応します。

 繰り返しますが、Bluetoothは、さほど太い電波回線ではないため、再生機器から本体までは音を圧縮して送るため、対応するコーデックが多いのは重要です。

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 さらに、CD音質の転送ができる、aptXコーデックにも対応するため、より優秀といえます。

 ただし、aptXはiPhone側が未対応ですので、ウォークマンなどか、Android系のスマホのみ利用できます。

 ノイズ対策については、ノイズキャンセリングは未装備です。

 カタログにノイズリダクション機能はありますが、これは、イヤーチップの形状がノイズを減少する(パッシブ)という意味です。

 連続再生時間は、ステレオ再生で3時間と短いです。

 ただ、銀色の専用ケースが予備バッテリーとなっており、ケースに入れておけば75分でフル充電可能です。この部分の欠点を十分に克服していますね。

 マイクは、Bose同様にデュアルマイク搭載です。通話品質は期待できるでしょう。

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 以上、EARIN M-2 の紹介でした。

 完全ワイヤレスを実現した野心的な製品として魅力です。

 試用した限り、左右の音ズレはありませんでした。音量バランスも左右で調整できるので、この点は心配無用でしょう。


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 【2019年】

 20・ゼンハイザー MOMENTUM True Wireless M3IETW
  ¥32,000 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC, AAC, aptX LL
連続再生時間:4時間
ドライバー:
マイク:搭載
重さ:6.6g×2

  M3IETW は、ドイツのゼンハイザーが最近日本発売した製品です。

 高音質な方向性で日本にファンが多い人気音響メーカーですが、こちらも、発売早々人気が出ています。

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 重量は、6.6g(ペアで13.2g)です。

 BOSEほど重くないですが、軽さに特化した機種でもなく、平均的です。

 イヤーピースは、4サイズ同梱されます。XSサイズがあるため、日本向けにも親切でしょう。

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 音質面では、再生周波数帯域が、低音域が5Hz高音域が21kHzです。

 スペックを公開している製品の中では、低音方向の数値に余裕があります。ただ、多少おとが籠もりがちという評価が多いのですが、個人的にはイコライザで調整できる範囲です。

 ドライバーは、サイズ非公開ですが、現物を見た限り、小さくはありません。

 Bluetooth無線は、注目点です。

 こちらも、SBCとAACとApt-Xに対応します。その上で、最近登場したApt-X LL(ローレーテンシー)に対応できるため、映像と音声の遅延の問題がほぼ解決されるからです。

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 Creative Bluetooth USB オーディオアダプター BT-W2
  ¥4,298 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

 もちろん、送信側のスマホの対応が必須ですから、どちらかと言えば、現状ではPCやゲームユーザーに関係した話でしょう。

 ノイズ対策については、ノイズキャンセリングは未装備です。

 連続再生時間は、4時間です。

 防水性は、日常生活防水対応です。

 マイクは、搭載され、ハンズフリー通話が可能です。

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 以上、 M3IETWの紹介でした。

 ゼンハイザー製の高級機ということで、音のひずみも少なく出来は良いです。買って損はないと思います。

 ただ、ドライバーを含め、この製品については、音質技術の部分でメーカーがほとんど情報を出していない点から考えて、「超音質重視」とは言いがたい部分はあります。

 後発の高級機なので、技術的な楽しさがもっとあればと、個人的には思いました。


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 【2018年】

 21・ SONY WF-SP900
   ¥22,394 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC・AAC
連続再生時間:3.5時間
ドライバー:BA型ドライバー
マイク:搭載  
ノイキャン:非対応  
重さ:7.3g×2

 WF-SP900 は、SONYが販売する完全ワイヤレスタイプのイヤホンの上位機です。

 ただ、こちらの場合、他機と比べるとやや特殊で、音楽プレーヤー機能を内蔵した完全ワイヤレスイヤホンです。

 MP2の場合、約920曲がメモリーに記録できます。そのほか、WMA・AAC・FLACなどの音源も利用可能です。

 本体色は、ブラック、ホワイト、イエローから選べます。

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 重量は、7.3gです。

 アンプ内蔵型ですが、重さは問題ない点は優れます。

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 イヤーピースは、4サイズから、アークサポーターも3サイズからと、フィット性は重視されます。

 防滴設定は、IP65/IP68対応です。水中でも使えるレベルなので、この点は優れます。

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 音質面では、この機種は、下位機種と仕組みが異なります。

 なぜなら、バランスド・アーマチュア型を採用するからです。複数の搭載ではないので、恐らく、音楽プレーヤー機能を搭載したことによる、スペースの節約的意味が強いです。

 独自の、T字のシンメトリックアーマチュアで、音源再現はよさそうですが、パワーの面では、下位機種の特長を引き継がない部分はあります。

 Bluetooth無線は、SBCとAACに対応です。

 ノイズ対策については、この機種は、ノンズキャンセラは非搭載です。下位機種との違いですね。

 ただ、外音取り込みモードは搭載です。マイクロホンで拾った外音を取り込む方式です。

 連続再生時間は、ステレオ再生で3時間となります。

 マイクは、こちらも搭載です。

---

 以上、ソニーのWF-SP900の紹介でした。

 スマホなどに依存せずに利用できる製品です。そのため、単純な比較が難しい機種です。

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 ただ、音質面では、単体のBA型ドライバーなので、やや迫力に欠けるでしょう。

 なお、プレイヤー内蔵タイプは、【ウォークマンの比較記事】の後半で紹介したように、完全ワイヤレスでなくてよいならば、1万円台から選択肢があります。そちらを検討しても良いでしょう。


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 【2019年】

 22・ Powerbeats Pro MV6Y2PA/A
   ¥22,394 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC・AAC
連続再生時間:9時間
ドライバー:
マイク:搭載  
ノイキャン:非対応  
重さ:20.3g(2個)

 Powerbeats Proは、Apple傘下のBeatsが販売する、完全ワイヤレスイヤホンです。

 本家のApple AirPodsに半年遅れで登場します。

 どちらかと言えば、ワークアウトでの利用やストリートを想定したデザインで、本家とは差を付けています

 本体色は、ブラック(MV6Y2PA/A)のほか、アイボリー(MV722PA/A )・ネイビー(MV702PA/A)から選べます。モスも追加発売される予定です。

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 重量は、(両側で)20.3gです。

 イヤーフック型の形状ですから、この程度は普通で、ケーブルがない分軽量です。

 フックがあるので、ジョギングを含めたワークアウトにおいて、ズレにくいと言えます。

 イヤーピースは、4サイズから選択可能です。

 防滴設定は、一方、等級の明記はないですが、耐汗/防沫仕様との記載であり、ある程度は耐用しそうです。

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 音質面では、最近のBeatsはドライバサイズを含めて技術面については、ほぼ情報非開示です。

 ただ、Powerbeats3とおそらく同等で、2ドライバーで音域が広い仕様と思われます。 

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 Bluetooth無線は、対応するコーデックの記載がないですが、iPhoneに最適化された仕様ですから、SBCと AACに対応でしょう。

 その上で、AppleH1チップを搭載するため、(iPhoneとの)通信安定性・音の遅延が減少に効果を発揮します。同社の人工知能、Siriも利用可能です。

 ノイズ対策については、この機種は、ノンズキャンセラは非搭載です。

 同社サイトには、「ノイズアイソレーション」の記載がありますが、これは、純粋に「物理的な耳せんによる遮音」のことです。

 連続再生時間は、ステレオ再生で9時間となります。

 充電ケースは24時間分の電源を保ち、5分の充電で1.5時間分の再生が可能です。とにかく省エネなのは、AppleのH1チップ搭載の部分も大きそうです。

 マイクは、こちらも搭載です。

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 以上、Powerbeats Proの紹介でした。

 iPhoneユーザーで、アクティブに活動したい方に向いた完全ワイヤレスイヤホンと言えます。

 操作系も、センサーによりワークアウトの開始と同時に音楽を再生する機能や、ワンボタンで着信拒否する機能、装着したままでのボリューム制御など、この目的に適った多くの機能があります。

 一方、ノイズキャンセラが未装備なので、乗り物での通勤通学時にはさほど向かない点には、注意が必要です。

次回につづく!
完全ワイヤレスイヤホンのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は音楽用の完全ワイヤレスヘッドホンを比較しました。

 記事はもう少し続きます。

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・AVIOT TE-BD21f
・MTI NUARL NT01AX
・Yell Acoustic Air Twins
・SOL REPUBLIC AMPS AIR2.0
・AVIOT TE-D01e
・AVIOT TE-D01g
・True Wireless ZERO TWZ-1000

 続く後編記事(こちら)では、前半記事で紹介できなかった、以上の商品を追加で比較します。

1・音質の良さ   ★★★★★
2・ノイズキャンル ★★★★★
3・軽量性     
★★★★★
4・防塵・防滴性  ★★★★★
5・総合評価    ★★★★★

 その上で、今回紹介した完全独立型のワイヤレスイヤホン「全機種」から、予算別・目的別に、最終的なAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。

 引き続きよろしくお願いします。

 後編記事は→こちら

ーーー

 なお、今回の前半記事がお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです!

 ではでは。

posted by Atlas at 11:57 | オーディオ製品

比較2019'【音質重視】完全ワイヤレスイヤホン29点のおすすめ・選び方:iPhone/Androidスマホ向け (2)

前半からの続き記事です。前編は→こちら


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 【2019年】

 23・AVIOT TE-BD21f
  ¥17,999 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:16Hz – 32kHz
コーデック:SBC AAC Apt-X HD
連続再生時間:7時間
ドライバー:BA×2+9mm
マイク: 搭載
重さ:5.9g×2

 TE-BD21fは、AVIOTが発売する、同社初の「高級機」です。

 日本の新興ブランドで、「クラシックから最新のアニソンまで」日本の音を知り尽くした技術者が作っているという触れ込みで、主にネットで人気です。

 ブランド運営会社は、バリュートレードという日本のオーディオ輸入業者で、先述のERATOの輸入にかかわったこともある企業です。

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 重量は、5.4gです。

 高級機は重くなりがちですが、軽量性をキープしている点に好感が持てます。

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 本体色は、バイオレット(TE-BD21f-VT)のほか、ブラック(TE-BD21f-BK)・シルバー(TE-BD21f-SL)から選べます。

 そのほか、限定仕様のTE-BD21f-pnkも発売される予定です。

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 イヤーピースは、高級機ではこだわる部分ですが、AVOTも、SpinFitに特注して、独自のCP355というイヤーピースを3サイズで同梱します。

 外耳道に向けて傾斜がある形状のため、感覚的な音質の改善が見込める仕様です。

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 音質面は、この機種は注目に値します。

 なぜなら、複合的なハイブリッド・トリプルドライバー仕様を採るからです。

 8.6mmのダイナミック型ドライバー1機と、SONYにも見られた、バランスドアマチュア型小型ドライバー2機が組み合わされ、低音域と高音域を分担する仕様です。

 一方、既成のBluetoothのSoCサイズの問題から、再生周波数帯域は、20Hz - 20kHzと、1ドライバー機と同等です。

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 Bluetooth無線は、一方、SBC AACのほか、Apt-Xをフォローします。

 ノイズ対策については、この機種は、ノンズキャンセラは非搭載です。

 ただ、外音取り込みモードは搭載です。マイクロホンで拾った外音を取り込む方式です。

 連続再生時間は、ステレオ再生で7時間となります。

 ユニット数が多い構成の製品としては長いと言えます。

 マイクは、こちらも搭載です。

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 以上、AVIOTTE-BD21fの紹介でした。

 言うまでもなく、ハイブリッド・トリプルドライバー仕様という技術的な面白さが注目点です。

 バランスドアマチュア型を利用した多ユニット機は、従来的に「SONYの得意分野」ですが、完全ワイヤレスでは、AVIOTが先行しました。

 多ユニット化は、スピード感の向上のほか、高音域の充実を図る効果が期待できます。一方、音の担当を複数のドライバで分担するため、不自然な音の継ぎ目が発生しやすいという部分があります。

 また、ハイレゾ対応のBluetoothコーデックを搭載できない点をふまえても、あえて(リスクもある)ハイブリッド化する意義は、(現状では)乏しい気もします。

 ただ、技術的には、面白そうです。

 SONYも(おそらく)、完全ワイヤレス「ハイレゾ」イヤフォンを開発する際に、この方式の製品を出すでしょうが、Atlasも現状、長期で試して見たい機種です。

4・激安な完全ワイヤレスヘッドホン

 最後に1万円以下の製品を含む格安製品の比較です。


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 24・Yell Acoustic Air Twins
  ¥7,823 Amazon.co.jp(7/28執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC
連続再生時間:3時間
重さ:5g×2

  Air Twins は、アマゾンなどで人気の独立型のBluetoothイヤホンです。

 Yell Acoustic自体は音響メーカとしては新興のようですが、日本の正規代理店(ロアインターナショナル)経由の製品です。保証は期待できるでしょう。

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 重量は、5gで、重さとしては平均的です。

 イヤーピースは、割と充実して3サイズが1つずつと、低反発素材のイヤーピース計4つが付属です。

 音質面では、再生周波数帯域が、低音域が20Hz高音域が20kHzです。ドライバーは、ダイナミック型の1WAYと思われますが、ユニットの大きさなどは非開示です。

 Bluetooth無線は、しかし、音質の他遅延問題のあるSBCのみの対応です。ゲームや動画視聴というよりも、音楽に限定して使うべき製品です。

 ノイズ対策については、ノイズキャンセリング機能未装備です。こちらもマイクが搭載で、ヘッドセットとして利用することができます。防水の表示はありません。

 連続再生時間は、ステレオ再生で3時間です。こちらも、専用ケースが充電器を兼ねている仕様です。

---

 以上、 Air Twinsの紹介でした。独立型Bluetoothイヤホンはまだ「ニッチ市場」なので、新興メーカーが大手に立ち向かえる段階で、こうした製品が多く出ています。賑やかなのは良いと思います。

 一方、ドライバーユニットについての情報がないなど、従来的なオーディオファン向け製品といはいえません。どちらかといえば、一般的なスマホユーザーのうち、「新しもの好き」をターゲットにした製品だと思います。


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 25・SOL REPUBLIC AMPS AIR2.0
  ¥11,652 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC
連続再生時間:3時間
ドライバー:6mm
マイク: 搭載
重さ:6g×2

  AMPS AIR は、アメリカ西海岸の新興のオーディオメーカーの製品です。日本では輸入商社の完実電気が代理店です。

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 重量は、6g軽量です。

 イヤーピースは、4サイズが1つずつ初期添付されます。

 音質面では、再生周波数帯域が、低音域が20Hz高音域が20kHzです。

 ドライバーは、6mmと平均サイズです。

 Bluetooth無線は、こちらも、音質の他遅延問題のあるSBCのみの対応です。

 ノイズ対策については、ノイズキャンセリングは未装備です。

 連続再生時間は、ステレオ再生で3時間です。こちらも、専用ケースが充電器を兼ねている仕様です。

 防水性は、 IPX4規格で、生活防水に対応します。

 マイクは、搭載です。

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 以上、 AMPS AIR の紹介でした。

 低価格製品は、ドライバーユニットの提供元の関係か、仕様面でほとんど差がありません。正直、選びがたい部分もありますが、おすすめ機種については最後に改めてまとめたいと思います。


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 26・AVIOT TE-D01e
  ¥7,580 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC AAC Apt-X
連続再生時間:9時間
ドライバー:6mm
マイク: 搭載
重さ:

  TE-D01e は、先ほども紹介した日本のAVIOTが販売する完全独立型のワイヤレスイヤホンです。

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 重量は、非開示ですが、触った感じで、5g前後だと思われます。

 イヤーピースは、 S・M・Lの3サイズ展開です。

 音質面では、一方、再生周波数帯域が情報非開示です。

 ドライバーは、平均値と言える6mmのダイナミック型という情報は開示です。素材的には、先ほども見たグラフェンを採用します。

 音の鮮明度では定評の素材なので、「日本の音楽」の傾向には合うと思います。

 201904221319.jpg

 Bluetooth無線は、一方、SBC AAC Apt-Xの対応です。

 iOSとAndroid系が双方多い、日本の状況をふまえた「親切設計」です。

 一方、「音が途切れにくい」という部分が強調されますが、これは、通信距離が長くなったBluetooth5.0に対応するほか、クアルコムQCC3026という通信部品(SoC)を採用するからです。

 iPhone8以降の場合、通信安定性は高いでしょう。一方、QCC3026は、スマホ側の対応が必須で、現状ではあまり普及していないので、「今後に期待」となります。

 ノイズ対策には、ノイズキャンセリングは未装備です。

 なお、カタログには、cVc8.0ノイズキャンセリングとあります。しかし、これは、ヘッドセットとして利用する場合の通話用のものです。

 連続再生時間は、ステレオ再生で9時間です。

 「高解像度のApt-Xなどを使わない前提」と註は付きますが優秀です。通信に使うQCC3026は、省電力性も優秀なので、それが活きています。

 充電器は、1800mAhの充電器で約10回分の容量で、スマホ等の充電にも利用できます。

 防水性は、 IPX4規格で、生活防水に対応します。

 マイクは、搭載です。

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 以上、TE-D01eの紹介でした。

 「日本製」という部分が強調されます。ただ、完全独立型のワイヤレスイヤホンで一番の難点である、「通信の途切れやすさ」と「バッテリー量」に注目した部分が、むしろ強調できるでしょう。

 一方、音響部分の説明は、「グラフェン採用」ほどの説明しかなく、あまり本格的とは言えません。

 ただ、試聴結果は良好で、この部分での評判もよいため、1万円以下では、有効な選択肢の1つとなりそうです。

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 27・エム・ティ・アイ NUARL NT01AX
  ¥9,803 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:20-20kHz
コーデック:SBC AAC Apt-X
連続再生時間:10時間
ドライバー:6mm
マイク: 搭載
重さ:5g×2

 なお、スマホ関連機器を輸入販売するMTIからも NUARL NT01AXという製品が販売されています。

 こちらも、クアルコムQCC3026を採用し、ドライバーも6mmのグラフェンで、スペック的にAVIOT TE-D01eと似通っています。

 防水周りの性能も同じで、Bluetooth5にも対応です。

 外観形状は、イヤーループを利用する方法で、大きく異なります。

 しかし、音と通信周りのユニットが「規格化」されたもので、同じという可能性は高そうです。

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 一方、価格は多少高いですが、その代わり、イヤーピースにスピンフィット CP350を使うなど、値段的な合理性はあります。

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 28・True Wireless ZERO TWZ-1000
  ¥11,983 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:20-20kHz
コーデック:SBC AAC Apt-X
連続再生時間:7時間
ドライバー:
マイク: 搭載
重さ:7g×2

 さらに、ZERO AUDIOTWZ-1000も、クアルコムQCC3026を採用し、ドライバーもグラフェンで、スペック的に似ています。

 バッテリーは、短めの表記で、ドライバーサイズは未記載ですが、Apt-XとAACで、表記上、30%ほどの時間差は出るので、ある程度の部分まで、パーツは共通という気もします。

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 一方、他機種に較べると、ブルーなLEDを採用して、、デザイン性は高いですし、IPX5対応と防水性も良いです。

 その分、本体がやや重いですが、フィット感を重視した造りですので、サイズ感に対しては、疲れにくいでしょう。

 いずれも2019年初頭の販売で時期も重なるため、蓋然性は高そうです。もちろん、形状が異なるゆえに、音質も変わるでしょう。

 しかし、3機とも「本質部分は同じ(海外製ユニット)」を利用している可能性は、意識して選ぶべきでしょう。


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 29・AVIOT TE-D01g
  ¥7,580 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC AAC Apt-X
連続再生時間:10時間
ドライバー:6mm
マイク: 搭載
重さ:

  TE-D01dも、日本の新興ブランドAVIOTが販売する完全独立型のワイヤレスイヤホンです。

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 重量は、非開示です。

 ただ、搭載されるSOCの大きさがやや大きいため、サイズ感はこちらのほうがややありそうです。

 イヤーピースは、 S・M・Lの3サイズ展開です。

 通常のピースのほか、ウレタン製のピースも付属です。

 音質面では、この機種も、再生周波数帯域が情報非開示です。

 ドライバーは、先ほどと同じ6mmのダイナミック型で、グラフェンを採用します。

 SoCの違いで音質の傾向は変わるでしょうが、メーカー間の違いほどはなく、実際の傾向は同じでしょう。

 Bluetooth無線は、こちらも、SBC AAC Apt-Xの対応です。

 ただ、SOCがクアルコムQCC3026ではなく、QCC3020となります。

 QCC3020がややユニットが大きいので部品単価は安いのですが、ほぼ同じグレード・スペックのエントリーモデルです。

 ノイズ対策には、ノイズキャンセリングは未装備です。

 連続再生時間は、ステレオ再生で10時間です。

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 防水性は、 IPX7規格で、性能は良いです。

 ワークアウトでの利用は形状的に向かないでしょうが、シャワーを浴びながら、というならば問題ない性能です。

 マイクは、搭載です。

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 以上、TE-D01gの紹介でした。

 SoCの違いで「音の違い」はあるでしょうが、「多少」というレベルです。

 ドライバユニットは同サイズですし、基本的には防水性を重視する場合に選ぶべき機種でしょう。

今回の結論
音楽用の完全ワイヤレスイヤホンのおすすめはこの機種!

 というわけで、今回は、前編記事(こちら)から、音楽用の完全ワイヤレスヘッドホンを比較してきました。

 最後にいつものように、Atlasのおすすめ機種!を提案しておきます。


 第1に、通勤など移動中に利用する場合におすすめできる完全ワイヤレスイヤホンは、

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 【2019年】

 6・ SONY ノイキャン WF-1000XM3 B
   ¥32,800 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC・AAC
連続再生時間:6時間
ドライバー:6mm
マイク:搭載
ノイキャン:対応(Wマイク)
重さ:8.5g

1・音質の良さ   ★★★★★
2・ノイズキャンル ★★★★★★★
3・軽量性     
★★★★☆
4・防塵・防滴性  ★★★☆☆
5・総合評価    ★★★★★

 以下では、いつものように、各機種を一機ずつ比較していきます。

 その上で、最後の「結論」部分では、上表のような観点から、目的別・予算別に、Atlasのおすすめ商品を紹介していきます。

 ソニーのWF-1000XM3 でしょう。

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 Wマイク仕様のノイズキャンセラを初採用しており、ワイヤードの上級機と同等のノイズキャンセルを可能にしている点が評価できます。

 先述のように、移動中の利用は、ドライバのサイズやコーデックより、ノイズキャンセラの精度が「良音を得るために最重要」です。

 この点で、この機種は革新的だと思います。

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 バッテリーも長寿命ですし、通勤通学時の利用については、隙が無いモデルだと言えます。


 第2に、ある程度アクティブな活動でも利用できる完全ワイヤレスイヤホンとしておすすめなのは、

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 【2018年】

 5・ SONY ノイキャン WF-SP700N BM
   ¥19,378 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC・AAC
連続再生時間:3.5時間
ドライバー:6mm
マイク:搭載  
ノイキャン:対応  
重さ:7.6g

1・音質の良さ   ★★★★★★
2・ノイズキャンル ★★★★★
3・軽量性     
★★★★☆
4・防塵・防滴性  ★★★★★
5・総合評価    ★★★★★

 SONYWF-SP700Nでしょう。

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 ノイズキャンセラの精度は、上位機がありますが、そちらにはない防滴処理を施している点、また、外れにくいアークサポーターを装備する点が評価できます。

 防滴性能が高い機種は他社機にもありますが、その上で、定評のあるノイズキャンセラーを装備する点が評価できます。

 外音の取り込みができるため、走行安全性も高いでしょう。

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 その上で、AirPodsに較べても遮音性が高いため、移動中に使うにはとても向いた機種です。SBC規格に加えてAAC規格も対応しますし、日々の通勤に独立タイプを使うならばこちらでしょう。

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 音質的にも、「2世代目」のこちらは、エキストラバス機能の搭載で、高音域と低音域が充実しているため、移動しながら利用するだろう、この手の製品には向くと思います。

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 【2019年】

 21・ Powerbeats Pro MV6Y2PA/A
   ¥22,394 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC・AAC
連続再生時間:9時間
ドライバー:
マイク:搭載  
ノイキャン:非対応  
重さ:20.3g(2個)

1・音質の良さ   ★★★★★
2・ノイズキャンル ★★★☆☆
3・軽量性     
★★★☆☆
4・防塵・防滴性  ★★★★☆
5・総合評価    ★★★★★

 ただし、iPhoneでの利用で、とくに、ジョギングなどのワークアウトで利用したい場合は、 Powerbeats Proが良いでしょう。

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 H1チップ搭載で、iPhone利用時に、Bluetoothの通信安定性が期待できるほか、Siriなどの運用においても、利便性は高いですから。

 ただ、ノイズキャンセラが未装備で、防滴性能が飛沫防水レベルである点、イヤーフック型はやや重い点は、注意点となります。


 第2に、音質面でも期待できる、高級な完全ワイヤレスイヤホンは、

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 【2017年】

 14・BOSE SoundSport Free wireless headphones
   ¥22,619 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC
連続再生時間:5時間
ドライバー:(6.5mm?)
マイク:搭載
重さ:9g

1・音質の良さ   ★★★★★★★
2・ノイズキャンル ★★★☆☆
3・軽量性     
★★★☆☆
4・防塵・防滴性  ★★★★★
5・総合評価    ★★★★★

 BOSESoundSport Free wireless headphonesでしょう。

 音質面ではSBCですが、BOSEは圧縮音源レベルでも高音質に聴かせる独自技術があり、実際、「高級完全ワイヤレスヘッドホン」のなかでも、聞き応えは抜群な機種の一つです。

 今回試聴できたモデルの中では、(作り込むタイプのBOSE系の音質ですが)単純に最も音質は良い!と感じました。

 屋外利用でこそ利便性を発揮する機種と考えると、BOSEの音質は向きますし、値段以上の価値はあり、良いと思います。

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 その上で、外れにくい形状と、Bluetoothの断線の少なさは定評があるため、この用途においては「最強」と言えそうです。

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 【2018年】

 17・EARIN M-2 Aluminium EI-3001
 18・EARIN M-2 Black EI-3002
  ¥32,184 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC, AAC, aptX
連続再生時間:3時間
ドライバー:6.5mm
マイク:搭載
重さ:3.6g×2

1・音質の良さ   ★★★★★★★
2・ノイズキャンル ★★★☆☆
3・軽量性     
★★★★★
4・防塵・防滴性  ★★★☆☆
5・総合評価    ★★★★★

 ただし、BOSEは、本体が割と大きめで、ファッションと考えると、微妙に感じる人はいるかもしれません。

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 その点で言えば、本体の口径が小さく、かつ音が良い製品となると、EARIN M-2だと思います。

 音質も良いですし、低音域も中音域も問題ありません。コーデックが豊富なのも良い部分です。

 EARINは、完全ワイヤレスイヤホンの「元祖」的な価値もあるので、買う意義はあると思います。


 第3に、左右独立タイプのイヤホンを、気軽な値段で試して見たい新しもの好きの方には、

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 【2018年】

 3・JBL FREE X JBLFREEXBLKBT
 4・JBL FREE X JBLFREEWHTBT
   ¥10,165 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:10Hz-22kHz
コーデック:SBC
連続再生時間:4時間
ドライバー:5.8mm
マイク:搭載  
ノイキャン:非対応
重さ:7.5g

1・音質の良さ   ★★★★☆
2・ノイズキャンル ★★★☆☆
3・軽量性     
★★★☆☆
4・防塵・防滴性  ★★★★★
5・総合評価    ★★★★☆

 JBL FREEでしょう。新機種ですが1万円前後で試せる機種です。

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 だいたい同じ価格のApple AirPodsと比較しても利便性は同等なうえ、カナル密閉型なので、没入感も高いです。

 後発の利点で徹底的に研究したからでしょう。予算が限られた状況で探す場合は、価格以上の価値がある製品だと思います。

ーーー

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 8・Anker Zolo Liberty+【各色】
  ¥11,800 Amazon.co.jp (7/28執筆時)

再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBCAAC
連続再生時間:3.5時間
ドライバー:6mm(グラフェン)
マイク:搭載
ノイキャン:非対応  
重さ:(7g前後)

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 一方、予算を1万円前後で考える場合は、Anker Solo Libertyが面白そうです。

 グラフェン製ドライバーの利用という明確な「チャームポイント」がありますから。AACにも対応しますし、価格以上の価値観があると思います。

 バッテリー量もANKERらしく充実しますし、入門機として優れるでしょう。

補足:イヤホン・ヘッドホン関連記事の紹介

 というわけで、今回は、完全ワイヤレスイヤホンの紹介でした。

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 なお、このブログ「モノマニア」には、ヘッドホン・イヤホンについて、他に、以下のような比較記事があります。

1・Bluetoothヘッドホンの比較
2・Bluetoothイヤホンの比較
3・完全ワイヤレスイヤホンの比較
4・ハイレゾヘッドホンの比較
5・ハイレゾイヤホンの比較
6・ノイキャンヘッドホンの比較
7・Beatsのヘッドホンの比較
8・ライトニング端子イヤホンの比較
9・ウェアラブルネックスピーカーの比較
10・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】

 ワイヤードモデルなども含めて探しているかた、よろしければ、これらの記事をご覧ください。

 また、10番の記事は、全記事の「まとめ」として、どのようにイヤホンを選ぶべきか、スペック表の読み方などをまとめています。

 よろしければご覧ください。

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アップルの iPod touchの比較
2・
ソニーのウォークマンの比較
3・ハイレゾ対応ポータブルアンプ

 また、このブログには、他にもオーディオ関係の記事がありますので、こちらもよろしくお願いします。

ーー

 最後になりましたが、もしこの記事がお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

 (前半からの続き記事なので、前半記事をご紹介いただけると、いっそう嬉しいです)

 ではでは。

posted by Atlas at 11:56 | オーディオ製品

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