2019年09月02日

比較2019’ 冬と春に強い!加湿空気清浄機57機の性能とおすすめ・選び方:花粉・PM2.5対策(Aircleaner-1)

今回レビューする内容】2019年 加湿空気清浄機の性能とおすすめ・選び方【高性能で安い】:タバコ臭・花粉・PM2.5・ハウスダスト対策の最強小型モデル:電気代 静音性 掃除のしやすさ プラズマクラスターNEXTとナノイーX:人気機能の違いと性能ランキング

【比較する製品型番】シャープ・ダイキン・パナソニック・日立・アイリスオーヤマF-VXS40 F-VXR40 F-VXS55 F-VXR55 F-VXS70 F-VXR70 F-VXS90 F-VXR90 MCK70V ACK70V MCK70W ACK70W MCK55V ACK55V MCK55W ACK55W HXF-B25 HXF-A25HXF-B40 KC-G50 KC-H50 KI-HS40 KI-GS50 KI-HS70 EP-NVG70 EP-NVG90 EP-NVG110

今回のお題
冬も春も使える加湿空気清浄機・空気清浄機おすすめはどれ?

 ども、Atlasです。

 今日は、2019年9月現在、最新の加湿空気清浄機・空気清浄機の比較です。

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 50機以上の製品について機種ごとの良い部分イマイチの部分を丁寧に比較しました。

1・加湿空気清浄機の比較(1)
2・加湿空気清浄機の比較(2)
3・空気清浄機の比較(1)
4・空気清浄機の比較(2)
5・加湿 / 空気清浄機の選び方【結論】

 なお、このブログ「モノマニア」では、加湿・空気清浄機について5つの記事を書いています。

 今回は「1番」の記事です。

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 パナソニックダイキン・アイリスオーヤマシャープ・日立加湿空気清浄機をレビューします。

 もし、加湿機能のない空気清浄機に限定してお探しの方がいましたら、上記「3番」のリンク記事【こちら】をご覧ください。

 また、単機能の加湿器 をお探しの方は【こちら】をご覧ください。

 というわけで、比較をはじめます。

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5・加湿 / 空気清浄機の選び方【結論】

 ただし、今回は、紹介が50機種以上に渡る点で、「相当長い記事」です。

 そのため、「あまりお時間がない方」で、「おすすめ」機種だけ知りたい方は、上記5番の「まとめ記事」(こちら をお読みください。

1・フィルター性能 ★★★★★
2・集塵スピード  ★★★★★
3・センサー運転  ★★★★★
4・加湿力     ★★★★★
5・消耗品コスト  ★★★★★
6・お手入れ    ★★★★★
7・コンパクトさ  ★★★★★

8・総合評価    ★★★★★

 選りすぐった製品について、上表の様なポイントから、選び方のポイントおすすめ機種について「結論」的に解説しています。

 一方、「高い買い物だし、真剣に比較して選びたい!」という方は、ぜひ、今回の記事から順番にお読みください!

1・加湿空気清浄機を選ぶメリット!

 具体的な製品紹介に入る前に、1つ解説しておくべきことがあります。

 それは、「加湿空気清浄機にすべきかか?」「(加湿機能のない)空気清浄機にすべきか?」という点です。


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 第1加湿空気清浄機を選ぶメリットは、部屋を適湿に保てる点です。

 適度な湿度を保つことで「インフルエンザ対策になる点」は見逃せないでしょう。

 一方、春先に「大陸」からやってくる汚染物質である「PM2.5の対策にもなるという点」もメリットと言えます。これは、汚染物質を水分に吸着させて落としてしまうことが可能だからです。

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 第2空気清浄機を選ぶメリットは、比較的小型で高性能な機種が選べる点です。

 ブルーエアバルミューダの製品など、風量が強く、最高水準のフィルターを搭載する高級機はこのタイプです。

 また シャープの「蚊取空気清浄機」や、ダイソンの冷暖房兼用タイプなど、特別な機能を持つ製品もみられます。

ーーー

 加湿空気清浄機空気清浄機どちらを選ぶべきかは「難しい」部分です。

 ただ、加湿機能は、空気清浄機の持つ「風邪予防」「PM2.5対策」という部分の「底上げ」になる部分が多いです。

 そのため、Atlasは 基本的に「加湿空気清浄機」をおすすめしています。

2・加湿空気清浄機の比較基準

 さて、今回の加湿空気清浄機を比較するにあたって、基準とするのは、次の4点です。

1・ホコリの除去性能

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 第1に、花粉・PM2.5など「ほこり」の除去性能です。

 花粉やハウスダストを取るために、最も重要なのは、フィルターの性能と、ファンの風量です。

 今回は、PM2.5や花粉の集塵に高度に対応しているかどうかを、最も重要な比較基準にします。

2・ニオイの除去性能

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 第2に、タバコや料理などの「ニオイ」の除去性能です。

 ニオイというものは、その正体は、花粉などより細かい「微粒子」です。

 効果的に「におい」を除去するためには、専用の「ニオイ」フィルターが必要です。

 ニオイフィルターを装備していない機種もあるため、この点も注目します。

3・センサーの性能

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 第3に、センサーの性能です。

 空気清浄機は、常時運転していると電気代もかかるし、騒音もします。

 そのため、ニオイやホコリを検知したときだけ自動運転させる「センサー」の有無が重要です。

 ただ、「ニオイ」と「ホコリ」はセンサーが別で、片方しか搭載していない機種も多いです。

 さらに、ほこりセンサーについては、感度が弱く、PM2.5などの極小の粒状物質を検出できない製品もあります。

 そこで、今回は、便利なセンサーを搭載しているか、しっかり説明します。

4・掃除のしやすさ

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 第4に、掃除のしやすさです。

 「加湿空気清浄機」の加湿部分は、冬シーズン、加湿部分を1ヶ月に1回ほど洗う必要があります。

 しかし、その際に、お手入れが面倒な機種があります。

 今回は、水の汚れを防止し、掃除の頻度を少なくさせる工夫があるかどうかという点にも注目します。

 以上、空気清浄機の「選び方の基本」の紹介でした。

 これ以外にも「空気清浄機の風量・気流制御」「加湿量」など重要な指標は多いですが、それらは、具体的な製品説明の中で解説していきます。

3・パナソニックの加湿空気清浄機 

 はじめに、パナソニックの加湿空気清浄機を紹介をします。格安な機種から順番に紹介します。

 なお、以下では、いつものように、オススメできるポイントは赤字で、イマイチな部分は青字で書いていきます。


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 【2019年モデル】

 1・Panasonic 加湿空気清浄機 F-VXS40-S
   ¥42,442 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 【2018年モデル】

 1・Panasonic 加湿空気清浄機 F-VXR40-S
   ¥27,400 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積:木造 6畳 洋室 10畳
加湿量: 350mL/h
最大風量:4.0m3/分
加湿時風量:3.7m3/分
静音性:強:49dB 静音:22dB
サイズ:幅360×奥200×高さ560
除菌性能:ナノイー
センサー :ほこり・湿度・明るさセンサー
フィルタ寿命:5年間(空気清浄)10年間(加湿 

 パナソニックF-VXS40-Sは、同社では最も安い加湿空気清浄機です。

 後ほど紹介するように、シャープなどは1万円台から入門機があるので、それに比べるとパナソニックは「やや高級路線」とも言えます。

 なお、この機種は、2018年モデルの F-VXR40もネットの場合在庫があります。

 今年は、型番の変更だけで、性能は同じなので、値段で選んで良いでしょう。

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 適応面積は、木造6畳洋室 10畳です。 

 本体サイズは、幅360×奥200×高さ560mmです。

 平均的な加湿空気清浄機のサイズより小さく、子ども部屋でも使える「小型製品」です。

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 「ほこり」用フィルターは、空気清浄機では最も重要なパーツです。

 パナソニックの場合、最安グレードの製品から、HEPA規格のフィルターを採用します。

 HEPAとは、JIS規格(日本工業規格)で、0.3 μmのほこりの捕捉率が99.97%以上の紙フィルタに与えられる特別な「称号」です。

 そのため、小さめな機種とは言え、花粉からPM2.5まで十分に対応可能です。

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 なお、これを上回る規格に「ULPA規格フィルタ」という規格もあります。

 しかし、たいへん目が詰まりやすいので、現在は医療用に限って利用されています。

 つまり、HEPA規格フィルターは、現在の空気清浄機のフィルターとしては「最高」です。

 フィルター寿命は、5年となっています。

 最近は10年交換不要が標準なので、短いと言えるでしょう。

 交換フィルターは安くないので、この部分には注意が必要です。

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 「ニオイ」用フィルターは、活性炭を使った脱臭フィルターが採用されます。

 しかし、こちらについては高い性能が期待できません

 こちらは、脱臭フィルターと一体型のフィルター(フュージョンフィルター)であり、効果は、以下で紹介していくような高性能機には遠く及びません。

 本体の風量は、加湿機能利用時に3.7m3/分、空気清浄機運転時に、4.0m3/分です。

 10畳クラスの小型製品としては、標準よりすこしだけ強力です。


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 気流制御は、メーカーとしてパナソニックが最もこだわる部分です。

 ただし、下位機種については、同社の技術確信である「ツインルーパー」を採用しません。

 この部分について言えば、「同社らしくない製品」と言えます。

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 ほこりセンサーは、搭載されます。

 上位機に搭載の高感度センサーではありません。

 しかし、花粉・ハウスダスト・タバコの煙・PM2.5などの微粒子を検知できます。このセンサーがあると、空気清浄機の自動運転・停止が可能になり、実用的です。

 においセンサーは、非搭です。

 そのため、タバコ臭・線香のニオイ・ガス臭・料理やペットのニオイは検知できません

 ただし、タバコについては、「粒状物質(けむり)」でもあるので「ほこり」センサーで検知できます。ただし、検知力は低水準です。

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 マイナスイオン発生機能は、同社のナノイーを搭載します。

 ナノイーは、ペルチェ素子方式という水イオンを使う方式です。

 マイナスイオンは、各社とも様々な仕組みのものを搭載しますが、強力な酸化力を利用し、空気中のニオイの分解を促す点は共通します。

 服などの付着臭の除去と、静電気の除去効果は、実空間でもその効果は検証できるものであり、風を直接吹きかけることで衣類やソファの脱臭や静電気除去には効果が期待できます。

 ただし、ナノイーは、ウイルスやアレル物質の除去については、紙フィルターほど効果が立証されたものではない点は、注意が必要です。

 とくに、イオンのみでは、花粉症の対策にはなりません。

 この点で言えば、空気清浄機に最も重要なのは「フィルターの性能」です。

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 加湿機能は、1時間あたり最大350mLの加湿量とやや非力です。

 また、水タンク容量が1.6リットルと小さめなので、連続加湿時間も4.6時間と控えめです。

 ただ、加湿方式は、水車を使った気化式なので、電気代は1日1円台です。加湿空気清浄機の電気代は、基本的に「安い」です。

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 本体のお手入れは、フィルターについては、「水洗い不要」です。

 しかしながら、加湿機部分は、それを利用するシーズンにおいては、1ヶ月に1度の手入れが必要です。

 洗う必要があるのは、フロートと、丸い円柱形の部分の加湿フィルターです。掃除を怠ると、本体のカビ臭などの原因となります。

 ただし、パナソニックは、「イオン除菌・防かびユニット」が搭載されています。これにより、水の「ヌメリ」の発生を抑制できるため、掃除の頻度は少なくて済みます

 また、パナソニックは、加湿フィルターが布製なので、衣服のようにかなり強く押し洗いができます

 ニオイの原因となるしつこい汚れを落としやすいので、加湿機能のお手入れのしやすさは、パナソニックが「他社をリード」します。

 静音性は、小型機ですが配慮があります。

 子ども部屋向けの「勉強モード運転時」は、34dB以下という高い静音性を保ちます。

 その上で、パナソニックの加湿空気清浄機は、全機とも明るさセンサーが付属するため、寝室にも向くでしょう。

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 以上、パナソニックのF-VXS40-Sの紹介でした。

 小部屋に向いた小型機種は、各メーカーから出ており、ライバルが多い状況です。それらと比べると、加湿機能は弱いです。また、フィルター寿命も5年と短いです。

 しかし、風量と気流制御は優れており、短時間で花粉などが除去できるというメリット性があります。

 高感度の「ほこり」センサーPM2.5検知機能など、6畳間程度の空気清浄機としては、価格も安く、ある程度のパワーは期待できそうです。


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 【2019年】【各色】

 2・Panasonic 加湿空気清浄機 F-VXS55
   ¥57,025 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 【2018年】【各色】

 2・Panasonic 加湿空気清浄機 F-VXR55-W
   ¥40,400 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積:木造 8.5畳 洋室 14畳
加湿量:500mL/h
最大風量:5.4m3/分
加湿時風量:4.9m3/分
静音性:強:51dB 静音:25dB
サイズ:幅360×奥230×高さ560
除菌性能:ナノイー
センサー :ホコリ・湿度・明るさ
フィルタ寿命:10年間

 F-VXR55は、パナソニックの中型機種です。

 先ほどの機種よりも本体は大きく、リビングでの利用を前提にした設計です。

 こちらも、2018年機の在庫がありますが、性能は新機種と同じです。デンキヤでの値引き対策のため、毎年型番が変わります。

 どのメーカーもですが、花粉症の時期(春先)までは、空気清浄機は旧機種が「激安」です。

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 本体色は、2色展開です。

 (F-VXS55-W)のほか、( F-VXS55-K)もあります。

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 適応面積は、木造 8.5畳 洋室 14畳までです。 

 本体サイズは、幅360×奥230×高さ560mmと、多少奥行はあります。

 それでも十分「省スペース」と言えるサイズです。

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 「ほこり」用フィルターは、10年間の寿命のHEPA規格フィルターを装備します。

 下位機種は装備されていませんでした。

 パナソニックでは「この機種からが本格的な製品」と言って良いでしょう。

 なお、HEPAフィルタは、高性能だけに目詰まりしやすいという難点もあります。

 しかし、こちらは「ほこりフィルター」の手前に大きなゴミを取り除く「プレフィルター」を採用することで、ほこりフィルター10年間交換不要にしているのが大きな特長です。

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 「ニオイ」用フィルターは、活性炭を用いたスーパーナノテク脱臭フィルターです。

 単独フィルターなので、下位機より性能は期待できます。 

 煙草・生ゴミ・ペットなどのニオイを効果的に吸収します。

 こちらも10年交換不要です。他社に比べても遜色ない性能が期待できるでしょう。

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 本体の風量は、加湿機能利用時に、最大4.9m3/分です。

 リビング用の中型機としては、他社と比べて、数値上及ばない風量です。

 気流制御技術は、一方で、かなり優れます

 なぜなら、この機種は、センサーに応じて気流が連動で変化する機能を持つからです。

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 例えば、ニオイを伴うようなけむりを感知しているときは、上部に気流を送って吸収しやすくします。

 ただ、「ニオイセンサー」は未搭です。

 完璧を期する場合は次に紹介する上位機種のほうが高性能です。

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 一方、ホコリを検知した場合は、下部に気流を送り、床に漂うホコリを吸いこむ仕組みです。

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 また、PM2.5を検知した場合は、ルーパーが自動スイングする独自の気流を生み出します。

 これら機能については他社にはなく、パナソニックの目玉機能と言えます。

 このほか、ゴミが浮遊している床上30cmについて強力に吸引する仕組みをもちます。

 こうした点を考慮すれば、若干の風量の弱さは問題ではなく、効果的に吸引力する能力の点では、レベルが相当高いといえます。

 ほこりセンサーは、高感度ハウスダストセンサーが搭載です。

 上位機は、約0.3㎛まで検知できる、「新型」の高感度センサーを採用します。しかし、この機種でも、他社の高級機並みの水準は期待できます。

 においセンサーは、非搭です。

 マイナスイオン発生機能は、通常のナノイーを搭載します。

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 加湿機能は、加湿量が500mL/hと、14畳間までの洋室でも対応できるパワーになっています。

 ただし、水タンク容量は2.3リットルサイズです。

 3Lのダイキンや、2.5Lのシャープに比べて小さく、給水の頻度は高いでしょう。

 ただ、給水タンクは、写真のように簡単に取り外しできます。

 また、お手入れは、先ほど書いたように、他社に比してパナソニックが最も楽です。なお、こちらも、水車を使った気化式を採用するため、電気代は1日1円台です。

 本体のお手入れは、下位機種と同じです。

 特に、加湿部分のフィルターが衣服のようにかなり強く押し洗いができる点で、加湿空気清浄機の最大の欠点を克服しているという点で優れます。

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 静音性は、中型機以上は、特に気にしても良い部分です。

 パナソニックの場合、音の気になる夜間について、センサーを利用して制御できます。

 明るさセンサーが搭載され、夜中にセーブ運転させることができるため、常に自動運転にしている場合は、あまり問題は感じないかもしれません。

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 以上、パナソニックのF-VXR55の紹介でした。

 10年間保つHEPAフィルタを搭載した上で、センサーと連動する気流制御を採用します。

 ゴミを巻き込む独自機能が搭載されているため、吸引力の点で花粉症対策に高い効果が期待ができます。ただ、ニオイセンサーが搭載されないのが難点です。


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 【2019年】

 3・Panasonic 加湿空気清浄機 F-VXS70
  ¥72,404 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 【2018年】

 3・Panasonic 加湿空気清浄機 F-VXR70
  ¥59,000 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積:木造 12畳 洋室 19畳
加湿量:700mL/h
最大風量:6.7m3/分
加湿時風量:6.3m3/分
静音性:強:53dB 静音:25dB
サイズ:幅388×奥245×高さ636
除菌性能:ナノイー
センサー :ニオイ/ホコリ/湿度/人感/明るさ
フィルタ寿命:10年間

  F-VXR70は、パナソニックの中型の加湿空気清浄機です。

 こちらも、新旧両機種ありますが、今年度は、明示的な新機能がないため、値段で決めて良いです。

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 本体色は、ホワイト(F-VXS70-W)のほか、ブラック(F-VXS70-K)と木目調(F-VXS70-TM)の3色展開です。

 なお、三色ともデザインは、世界的産業で座0ナーの深沢直人によるもので、モダンなリビングにマッチさせるというコンセプトです。

 適応面積は、木造12畳 洋室19畳までです。

 空気清浄機は、やや大きめのサイズを選んだ方が、花粉除去時間が早くなります。

 そのため、除去スピードを期待するならば、8畳程度でもこのサイズを選ぶのも「あり」です。

 本体サイズは、こちらの機種は、幅388×奥245×高さ636mmと、やや高さがある製品です。

 「ほこり」用フィルターは、10年間の寿命のHEPA規格フィルターを装備します。

 「ニオイ」用フィルターは、スーパーナノテク脱臭フィルターです。

 いずれのフィルターも、下位機種と変わりません。

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 本体の風量は、下位機種と比較して、加湿機能利用時に、最大6.3m3/分と強くなっています。

 センサーを使った気流制御が優秀であるため、実際的な風量は、そのスペックよりも高いでしょう。

 気流制御について補足すると、このモデルから、ルーパーを前後に配置することで、従来機と同じ風量でも花粉をより捕まえやすくする、ダブルフロー花粉撃退気流も追加されます。

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 ほこりセンサーは、このグレードから進化します。

 なぜなら、約0.3㎛の検知が可能な超高感度ハウスダスト検知センサーが搭載されるからです。

 普通の「ほこりセンサー」もPM2.5クラスは検知可能です。ただ、最近はそれよりも細かいPM1.0の存在が問題になっています。そ

 のため、精度はできるだけ高いに越したことはないでしょう。

 においセンサーも、搭載されます。

 料理臭や線香のニオイ・ガスやペットのニオイが検知できるほか、タバコ臭もより高度に検知が可能です。

 jn130725-1-5.jpg  

 センサーについて補足すると、こちらは、ほこり・ニオイ・明るさセンサーのほかに、「ひとセンサー」も搭載されます

 これにより、気流を上図のように、人の在/不在で制御できます。

 先ほど書いたほこりセンサーに応じて気流を制御する仕組みと合わせて使うため、この機種は、気流制御の点で全機種を通して最も優秀です。

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 マイナスイオン発生機能は、ナノイーX搭載となります。

 ナノイーの発生量を約10倍に高めたもので、付着臭の除去効果などは下位機種よりも期待できるでしょう。

 加湿機能は、加湿量が最大700mL/hと十分な量です。

 本体サイズが大きい分、水タンクは3.2Lです。

 最大運転でも5時間弱は保ちます。

 こちらも、水車を使った気化式を採用するため、電気代は1日1円台です。

 一方、弱点は、湿度センサーのみで温湿度センサーが搭載されない点があげられます。

 室内温度に合わせた適切な加湿は、この機種はやや苦手といえます。ただし、湿度を60%〜40%まで手動で設定できるため、弱点はマニュアル操作で緩和できます。

 本体のお手入れは、下位機種と同じです。

 繰り返しになりますが、加湿部分のフィルターが衣服のようにかなり強く押し洗いができる点は、パナソニックの良い部分です。

 静音性も、下位機種同様、配慮がある製品です。

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 以上、パナソニックの F-VXR70 の紹介でした。

 パナソニック上位機として、とくに気流制御に力が入った機種です。

 こちらは、人の出入りを監視する人感センサーを搭載するため、気流制御がより実用的になっているほか、省エネ性能も高いです。

 他方、加湿機能の部分で温湿度センサーが未搭載である点は、結露対策を考える場合、多少弱い部分でしょう。


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 【2019年】

 4・Panasonic 加湿空気清浄機 F-VXS90
  ¥94,999 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 【2018年】

 4・Panasonic 加湿空気清浄機 F-VXR90
  ¥64,107 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積:木造 14畳 洋室 23畳
加湿量:830mL/h
最大風量:8.7m3/分
加湿時風量:7.6m3/分
静音性:強:55dB 静音:25dB
サイズ:幅398×奥268×高さ640
除菌性能:ナノイー
センサー :ニオイ/ホコリ/湿度/人感/明るさ
フィルタ寿命:10年間

  F-VXP90 は、パナソニックの加湿空気清浄機では、最も高級なモデルです。

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 新旧両機種ありますが、2019年新型のみ、Wi-Fiを搭載します。

 スマホで空気状態・給水状態などを確認したり、通知を受けたりできます。

 そのほかは、花粉撃退コース(一時的な気流の強化)の頻度が増えた程度のマイナーチェンジですが、スマホ連動(IOT化)は、かなり大きな変化ではあります。

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 適応面積は、木造14畳 洋室 23畳です。

 かなり大きなリビングに導入することができる「大型機種」です。

 本体サイズは、幅398×奥268×高さ640mmです。

 幅が広いので、設置スペースは一定程度必要な機種です。

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 本体の風量は、加湿機能利用時で最大7.6m3/分です。

 加湿機能付きの空気清浄機としては「業界最高」でしょう。

 加湿機能を利用しない状態だと、8.7㎥/分のターボ運転も可能です。風量の点で不満に感じる人は少ないでしょう。

 気流制御は、下位機種同様で水準は業界最高クラスです。

 加湿機能は、加湿量が最大830mL/hと十分です。

 水タンクは4Lで、最大量の運転で5時間保ちます

 こちらも、水車を使った気化式を採用するため、電気代は1日1円台です。

 サイズが大型化しても電気代がほぼ変わらないのが、水車式(気化式)加湿方式共通の利点ですね。

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 IOT対応は、先述のように、2019年からの「目玉」です。

 他社よりかなり遅れていた部分ですが、パナソニックにも搭載されました。

 同社の「ミエルア」アプリで空気の質などを分析・表示できます。ただ、Atlasの経験上、この手のアプリで最も実用的なのは、「給水タンクの残量警告通知」ですね。

 もちろん、パナソニックも対応です。

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 なお、パナソニックではこの機種のみデジタルの湿度計がつきます。

 やはりついているとデザイン的にしまりがあります。

 そのほかの点は、フィルターやセンサーを含めて、1つ上で紹介したモデルと同じですので、説明は省略します。

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 以上、F-VXR90の紹介でした。

 適応面積の広い「大型機種」は他社からも出ています。それに比べると、性能はもちろん、デザイン性もかなり良いので、リビングのインテリア性を重視する場合にも魅力がある機種です。

 高度な気流制御という「メーカーの独自性」もあるため、性能面だけでいっても、「買って後悔することは少ない」でしょう。

4・ダイキンの加湿空気清浄機

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 続いて、ダイキンの加湿空気清浄機を紹介していきます。

 エアコン(うるるとさらら)で有名な、日本の大手空調メーカーです。同社は、空気清浄機についても、特長があり、面白い機種を多く販売してます。

 ここでも、パナソニックと同じ方式でオススメできるポイントは赤字で、イマイチな部分は青字で書いていきます。


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 【2018年】

 【通常型番】

 5・ダイキン加湿空気清浄機 MCK70V-W
 5・ダイキン加湿空気清浄機 MCK70V-T
  ¥39,744 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 【工務店用型番】

 5・ダイキン加湿空気清浄機 ACK70V-W
 5・ダイキン加湿空気清浄機 ACK70V-T
  ¥37,980 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 【2019年9月発売予定】

 【通常型番】(近日登場)

 5・ダイキン加湿空気清浄機 MCK70W-W  
 5・ダイキン加湿空気清浄機 MCK70W-T
  ¥59,184 楽天市場 (9/2執筆時)

 【工務店用型番】(近日登場)

 5・ダイキン加湿空気清浄機 ACK70W-W  
 5・ダイキン加湿空気清浄機 ACK70W-T
  ¥-------- Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積:木造 11畳 洋室 18畳
加湿量:650mL/h
最大風量:7.0m3/分
加湿時風量:7.0m3/分
静音性:強:54dB 静音:23dB
サイズ:幅395×奥行287×高さ600
除菌性能:アクティブプラズマ
センサー :ニオイ/ホコリ/温湿度
フィルタ寿命:10年間

 MCK70Uは、ダイキンの中型サイズの加湿空気清浄機です。

 2019年9月に新機種が登場します。ただ、今年は、型番のみの変更で、機能面の変更はありません。

 また、ダイキンは、各年度ごと2種類の型番があります。

 MCKから始まるのが通常の型番で、ACKが工務店用の型番です。いずれも性能は同じです。

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 結論的にいえば、年度や型番にかかわらず、色だけを見て、最も安いものを選んで良いという状況です。

 とくに、2018年モデルは、新機種の登場で値下がり幅が大きいです。

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 本体色は、ホワイトのほか、ブラウンが選べます。

 適応面積は、木造 11畳 洋室 18畳までです。

 パナソニックの中型機と同様です。

 本体サイズは、幅395×奥行287×高さ620mmです。

 中型機としては標準的なサイズと言えるでしょう。

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 「ほこり」用フィルターは、新開発の10年寿命のTAHU(タフ)フィルターを採用します。

 これは、HEPAフィルターに、ダイキン独自の改良を加えて2017年に登場した揮発撥水素材フィルターです。

 他社が採用する(静電)HEPAフィルターは、99.97%という脅威の捕捉率をもつものの、高性能すぎて目詰まりしやすいという難点があります。

 そのため、年数が経つごとに吸着力は50%程度まで減衰していきます。

 しかし、TAHU(タフ)フィルターは、揮発性・撥油性の高い新型複合素材を用いるため、10年後のフィルター減衰率が72%と圧倒します。

 この2点で、10年単位で見た場合の性能は、ダイキンは他社の静電HEPA搭載機種に比べても「上位」とも言えます。

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 「ニオイ」用フィルターは、同社も活性炭を用いる方式です。

 しかし、ダイキンの場合、脱臭フィルターの性能の持続性も配慮されています。

 というのも、ダイキンは、プラズマ放電(ツインストリーマ)を用いて、フィルターの付着したニオイ粒子を酸化分解させているからです。

 この方式だと、ニオイフィルターは脱臭フィルタの目詰まりが生じにくく、脱臭機能が長持ちします。

 さらに、ダイキンのフィルタは、ニオイだけではなく、排気ガス(NOx)も分解できるため高度です。

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 本体の風量は、最大7.0m3/分です。

 パナソニックの最上位機には及びません。

 しかし、5万円以下の価格の中位機のなかではダントツにスペックが高いです。

 なお、ダイキンは、他社と異なり風の経路が独立しています。

 そのため、加湿運転時でも、空気清浄運転時でも同じ風量をキープできています。

 気流制御は、風力を活かして、前方下部とと左右から巻き込んで上から吹き出すことで、部屋全体に風を循環させる方式です。

 ただ、パナソニックのような、複数のルーパーとセンサーを利用した高度な気流の搭載は不採用です。

 ルーパー操作は完全に手動であり、アナログ感がありますが、風量を活かして強力に吸引する方向性ですから、あくまで「設計思想」の違いでしょう。

 結論的にいえば、風量気流制御を合計した総合力においては、両メーカーの差はわずかでしょう。

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 ほこりセンサーは、W(ダブル)のホコリセンサーを搭載します。

 これは、2.5μm以下の小さなホコリ用のセンサーと、より大きなホコリ用のセンサーを別にすることで、微小粒子の検知速度を高める仕組みで、PM2.5対策に効果的です。

 ただ、パナソニックの最上位機は、PM1.0にも対応する、約0.3㎛の検知が可能な新方式なので、それと較べると劣る水準ではあります。

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 においセンサーも、付属します。

 タバコやペットなどのニオイは、通常より高度に検知されるでしょう。

 こちらについては、、パナソニックに見劣りしません。

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 マイナスイオン発生機能は、アクティブプラズマイオン(除菌イオン)放出機能が付属します。

 ナノイーは、水イオン(OHラジカル)を用いる方式でした。

 ダイキンは、通常のイオンです。ただ、空気清浄機において、両者の性能はほぼ均衡しており、風による衣類などの付着臭の除去や、静電気の除去効果は、同様に期待できます。

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 加湿機能は、加湿量が最大650mL/hです。

 リビング用の中型機種として十分です。とくに、水タンクは3.6Lと大きめで、長時間の加湿運転が可能です。

 こちらも、他社同様に水車を使った気化式を採用するため、電気代は1日1円台と安いです。

 気化式は、冬場には室温がわずかに低下するという弱点があります。

 しかし、ダイキンは、乾燥したままの空気を混ぜて放出するダブルパスミキシング方式を採用し、温度低下問題において「2度」ほど有利です。

 さらに、ダイキンの場合、湿度センサーのみだったパナソニックに比べて、温度も計測可能な温度・湿度センサーを搭載します。温度に合わせた加湿運転が可能なので、結露対策としてより高度です。

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 本体のお手入れは、基本的に手軽です。

 第1に、空気清浄機は、日常的な掃除が必要なのは、プレフィルターです。

 掃除に時間はかからないでしょう。ストリーマユニットも、掃除機だけで基本OKです。

 洗浄ランプが転倒したら掃除になりますが、Atlasの場合2年間点灯していません

 第2に、加湿部分は、水汚れ防止のための交換不要の銀イオンカードリッジがつきます。

 これで水のヌメリを抑制できます。

 加えて、ダイキンの場合、プラズマ(光速ストリーマ)を水路に放出する機能が付いています。

 これで、水中の雑菌が除菌できるため、加湿機能を使う際の悩みである水のヌメリについて、最も悩まされない機種と言えます。

 加湿フィルターは、繊維質のフィルターを「つけおき洗い」するのが基本です。

 パナソニックのように、押し洗いに対応しない点は不便です。ただ、中性洗剤やクエン酸を混ぜてつけ置き洗いできるので、「相当面倒」というわけでもありません。

 静音性も、静音性を最重要視した「しずか」モードがあり、その際は23dbとかなり静かな機種です。

 ただし、基本的に、ルーパー制御ではなく「風量で吸引力を維持する」仕組みなので、パナソニックに較べると「弱い」でしょう。

 また、パナソニックのような、明るさセンサーは装備しないため、この部分は手動調節です。

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 IOT対応は【Amazon Echoの比較記事】で紹介したAmazonのスマートスピーカーに対応しす。

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 そのうえで、スマホで、空気の汚染状況をみたり、運転操作切替を行うことが可能です。

 (パナソニックと異なり)ダイキン製のエアコンと同じアプリですので、統一して利用できる点もメリットです。もちろん、給水タンクの残量も確認可能です。

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 以上、ダイキンMCK70Uの紹介でした。

 畳数的に同じの、パナソニックF-VXR70がライバルとなるでしょう。

 比較すると、気流制御・静音性・高感度センサーの性能の部分では、やや見劣りします。

 一方、フィルターと風量の部分では、ダイキンは性能が良く、ニオイ・ホコリ双方について、他社を凌駕する性能を持っているといえます。

 最も魅力的なのは、吸塵力が10年間落ちにくい点でしょう。

 途中で買い換えず、10年間利用するつもりならば、トータルコストもかなり低い、コスパの良い機種です。


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 【2018年】

 【通常型番】

 6・ダイキン 加湿空気清浄機 MCK55V-W
 6・ダイキン 加湿空気清浄機 MCK55V-T
 6・ダイキン 加湿空気清浄機 MCK55V-A
  ¥30,800 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 【工務店用型番】

 7・ダイキン 加湿空気清浄機 ACK55V-W
 7・ダイキン 加湿空気清浄機 ACK55V-T
 7・ダイキン 加湿空気清浄機 ACK55V-A
  ¥32,500 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 【2019年9月発売予定】

 【通常型番】(近日登場)

 6・ダイキン 加湿空気清浄機 MCK55W-W
 6・ダイキン 加湿空気清浄機 MCK55W-T
 6・ダイキン 加湿空気清浄機 MCK55W-H
  ¥53,784 楽天市場 (9/2執筆時)

 【工務店用型番】】(近日登場)

 7・ダイキン 加湿空気清浄機 ACK55W-W
 7・ダイキン 加湿空気清浄機 ACK55W-T
 7・ダイキン 加湿空気清浄機 ACK55W-H
  ¥-------- Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積:木造 8.5畳 洋室 14畳
加湿量:500mL/h
最大風量:5.5m3/分
加湿時風量:5.5m3/分
静音性:強:53dB 静音:25dB
サイズ:高さ700×奥行270×幅270
除菌性能:アクティブプラズマ
センサー :ニオイ/ホコリ/温湿度センサー
フィルタ寿命:10年間

 MCK55は、ダイキンの発売するスリムタイプの加湿空気清浄機です。

 こちらも、新機種が登場しますが、基本性能は、2018年と同等です。

 また、MCKから始まるのが正規の型番で、ACKが工務店用の型番です。

 性能はいずれも同じですから、値段で決めて安いものを選んで良いでしょう。

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 本体色は、白・ブラウン・ダークグレーの3色から選べる構成です。

 適応面積は、木造 8.5畳 洋室 14畳までです。

 スリムタイプとはいえ、モーターの力は強く、リビングでも利用できそうです。

 パワーの面で言えば、小型機というより中型機の範疇でしょう。

 本体サイズは、高さ700×奥行270×幅270mmと、縦長のスリムなデザインです。

 あまり設置面積を必要としないリビング用モデルを探している方は、こちらは良い候補です。

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 「ほこり」用フィルターは、10年寿命のHEPAフィルターを含む多層フィルターを搭載します。

 ただし、本体の大きな(1つ上で紹介した)上位機が採用するTAHUフィルターが未搭載です。

 そのため、10年後の吸引力の持続性は負けます。

 とはいえ、静電フィルターは搭載するため、10年間の吸引力の持続性は、小型のスリム機だけで比較すると、最も期待できる機種の1つです。

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 「ニオイ」用フィルターは、この機種も活性炭を用いる方式です。

 また、ダイキン独自のプラズマ放電(ストリーマ)を用いた脱臭フィルターの再生機能を搭載します。

 ツインストリーマ搭載の大型機に比べるとストリーマ発生装置は1機です。ただ、他社の小型機に較べると、この機種は吸引力の持続性がより期待できます。

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 本体の風量は、加湿機能の利用の有無にかかわらず最大5.5m3/分です。

 スリムタイプでは最も強力であり、ダイキンの「売り」です。

 下部から風を吸引し、排気を上部で行う構造です。この機種は側面吸引なので、壁際でもある程度パワーを発揮できます。 

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 ほこりセンサーは、こちらも、W(ダブル)のホコリセンサーです。

 下位機種と同じで、2.5μmの小さなホコリ用のセンサーと、より大きなホコリ用のセンサーを別にすることで、微小粒子の検知速度を高めています。

 パナソニックの上位機を除けばこれ以上の性能のものは無く、PM2.5対策に効果的でしょう。

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 においセンサーも、付属します。

 「タバコのニオイ・化粧品・ガスなどのニオイ」は、高度に検知可能です。

 マイナスイオン発生機能は、こちらも、アクティブプラズマイオン(除菌イオン)放出機能が付属します。

 加湿機能は、加湿量が最大500mL/hとなります。

 「中型機」と考えれば、やや少なめです。

 水タンクのサイズも、2 .7Lと同じですので、広い空間で利用する場合水替えの頻度は多少多そうです。

 こちらも、水車を使った気化式を採用するため、電気代は1日1円台です。

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 本体のお手入れは、非常に楽で、掃除の頻度も少ないタイプです。

 水タンクも上部からワンタッチで外せるため、水の補給も楽です。

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 静音性は、静音モードで23dbと上位機と同じです。

 一方、強風時も上位機と同等の騒音値ながら、生理学的に感じる不快音については、30%ほどさらに軽減できています。

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 以上、ダイキンのMCK55の紹介でした。

 スリム形状のうえ、風力が強い機種です。

 その点で、インテリア性だけでなく、花粉除去性能も期待できる機種です。できるだけ、省スペースで、花粉対策をしたい場合は、この機種がオススメです。

5・アイリスオーヤマの加湿空気清浄機

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 続いて、アイリスオーヤマ加湿空気清浄機の紹介です。

 同社は、この分野では「新規参入組」です。

 しかし、富士通ゼネラルが撤退した今、ユーザーの購入選択肢が広がるという意味でAtlasとしては嬉しいです。同社の製品は他社と比べる加湿機能に特色があります。


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 【2018年】

 8・アイリスオーヤマ 加湿空気清浄機 HXF-B25
  ¥9,720 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 【2016年】

 8・アイリスオーヤマ 加湿空気清浄機 HXF-A25
  ¥9,666 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積:木造 5畳 洋室 8畳
加湿量:300mL/h
最大風量:2.1m3/分
加湿時風量:
静音性:強:42dB 静音:23dB
サイズ:幅297×奥247×高さ510
除菌性能:ー
センサー :ーー
フィルタ寿命2年間

 HXF-A25 は、アイリスオーヤマの加湿空気清浄機です。

 新旧両機種ありますが、上部の色が多少変更された程度の差です。どちらでも良いでしょう。

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 適応面積は、木造 5畳 洋室 8畳までです。子供部屋などに向く小型の機種です。

 本体サイズは、幅297×奥247×高さ510mmと、設置性も良いです。

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 「ほこり」用フィルターは、この機種も、HEPAフィルターを採用します。

 「ニオイ」用フィルターも、炭活性炭フィルターを搭載するため、空気清浄機としての能力は他社並みにあります。

 ただし、それぞれのフィルター寿命は2年間と短く、2つのフィルターの交換に5000円近くかかる機種です。

 この点で言えば、ランニングコストが悪いです。

 本体の風量は、最大2.1m3/分です。

 対応面積も洋室8畳までと狭いです。花粉などを取り切るまでは時間のかかる機種です。

 気流制御は、左右で給気し、後方から吹き出す構造です。気流を壁にぶつけて空気を循環させて吸いこむ一般的な構造となります。

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 センサーは、この機種の注意するべきポイントです。

 価格が安いのでしかたないのですが、ニオイセンサー・ほこりセンサーともに未採用です。

 さらに、加湿に関わるセンサーも未搭載なので、基本的に風速を洗濯して「付けっぱなし」が前提の製品です。

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 加湿機能は、最大300mL/hとさほど強力ではありません。

 ただ、アイリスオーヤマは、全メーカーで唯一スチーム方式の加湿機能を採用します。

 スチーム式は、水を加熱して加湿をするタイプであり、加湿にかかる時間が短いというメリットがあります。

 また、水タンクは上部に差す構造で、この構造は従来ないものですが、入れ替えはしやすいと思います。

 ただし、スチーム式は電気代が問題です。なぜなら、他社の加湿空気清浄機の10倍以上の288Wの消費電力だからです。この点で言えば、ランニングコストが悪い機種です。

 本体のお手入れは また、スチーム式は加湿フィルターがないため、お手入れは楽です。

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 以上、アイリスオーヤマのHXF-A25の紹介でした。

 1万円を切る加湿空気清浄機です。ただ、フィルター寿命や、加湿方式の違いから、ランニングコストはかなり高いと言えます。

 その点で言えば、コスト面ではなく、「スチーム式の加湿機能が欲しい方におすすめできる機種」と言えるでしょう。


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 【2017年】

 9・アイリスオーヤマ 加湿空気清浄機 HXF-B40
  ¥12,407 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積:木造 6畳 洋室 10畳
加湿量: 350mL/h
最大風量:4.0m3/分
加湿時風量:
静音性:強:49dB 静音:23dB
サイズ:幅297×奥285×高さ662
除菌性能:ーーーーー
センサー :ほこりセンサー
フィルタ寿命:2年間

 HXF-A25 は、アイリスオーヤマの加湿空気清浄機の上位モデルです。

 下位機種に比べると背が高くなっており、縦長の製品です。

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 適応面積は、木造 6畳 洋室 10畳までです。こちらについては、リビングでも利用できるでしょう。

 本体サイズは、幅297×奥285×高さ662mmと、高さはありますが、設置性は良いでしょう。

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 「ほこり」用フィルターは、この機種も、HEPAフィルターを採用します。

 「ニオイ」用フィルターも、炭活性炭フィルターと同じです。

 ただし、フィルター寿命は2年間と短く、2つのフィルターの交換に5000円近くかかる機種です。

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 本体の風量は、一方で、最大4.0m3/分です。

 パナソニックの入門機を上回る水準で、1万円台前半の機種としてはお得感があります。

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 センサーは、こちらについては、ほこりセンサーは搭載します。ただ、感度は非公表であり、ニオイセンサーは付属しない部分は、注意点と言えます。

 加湿機能は、最大350mL/hと、やはりさほど強力ではありません。

 こちらも、スチーム方式の加湿機能を採用しており、372Wの消費電力量です。

 本体のお手入れは また、スチーム式は加湿フィルターがないため、お手入れは楽です。

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 以上、アイリスオーヤマHXF-A25 の紹介でした。

 温度低下がなく、手入れが楽なスチーム方式の加湿機能を「指名買い」したい方は、ほこりセンサーが付いている分、こちらの機種のほうが良いでしょう。

 ただ、2年間で消耗品が交換になるため、10年間総計のランニングコストは、やはり、プラスで15000円ほどかかる計算です。

次回に続く!
加湿空気清浄機・空気清浄機のおすすめ結論的にどれ?

 というわけで、今回は、パナソニック・ダイキン・アイリスオーヤマの加湿空気清浄機の紹介でした。

 記事は、まだ続きます。

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 「第2回目記事」【こちら】では、シャープと日立の加湿空気清浄機を紹介します。

ーーー

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 シャープ 加湿空気清浄機 KC-G40
  ¥12,760 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

1・シャープ KC-G50
2・シャープ KC-H50
3・シャープ KI-HS40
4・シャープ KI-GS50
5・シャープ KI-HS70
6・日立 EP-NVG70-W
7・日立 EP-NVG90-N
8・日立 EP-NVG110-T

 特に、シャープは、 KC-G40をはじめ、本体価格やランニングコストが安い人気機種を抱えます。「激安価格」の型落ち品も多いです。

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 同社の特長であるプラズマクラスターなどを含めて、詳しくみていきたいと考えています。

 また、今回の記事を含めて、加湿空気清浄機全機種のうちから、機能や、使用する部屋の広さ、値段などの点から「Atlasのオススメ機種を数機種選定したいと思います。

  第2回記事は→こちら

 最後になりますが、この記事がもしお役に立ったようならば幸いです。Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 19:23 | 空気清浄機

比較2019’ 冬と春に強い!加湿空気清浄機57機の性能とおすすめ・選び方:花粉・PM2.5対策(Aircleaner-2)

【今回レビューする内容】2019年 加湿空気清浄機のおすすめ40機種の性能と選び方:タバコ臭・花粉・PM2.5対策最強モデル:シャープ・日立

今回のお題
花粉・PM2.5の除去力が高い加湿空気清浄機おすすめ機種はどれ?

 ども、Atlasです。

 今回は、2019年9月現在、最新の加湿空気清浄機の比較記事です。

 201807081138.jpg

 この「モノマニア」ブログでは、各メーカーの空気清浄機・加湿空気清浄機について5つの記事があります。

1・加湿空気清浄機の比較(1)
2・加湿空気清浄機の比較(2)
3・空気清浄機の比較(1)
4・空気清浄機の比較(2)
5・加湿 / 空気清浄機の選び方【結論】

 今回は、第2回目の記事です。

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 シャープ日立加湿空気清機の比較をします。

 その上で、「まとめ」として、ダイキン・パナソニック・アイリスオーヤマを含めた、全機種から、目的別・予算別に「Atlasのおすすめ加湿空気清浄機」を提案していきたいと思います。

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 なお、記事としては、第1回目の記事からの続きです。

 そのため、もしお時間があれば『選び方の基本』なども示した、1回目からお読み頂いた方が分かりやすいと思います。なお、前回記事はこちらです。→【こちら

6・シャープの加湿空気清浄機

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 ここからは、シャープの加湿空気清浄機について、機種ごとに個別の特長を見ていきます。

 なお、以下では、いつものように、オススメできるポイントは赤字で、イマイチな部分は青字で書いていきます。


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 【2018年】

 10・シャープ 加湿空気清浄機 KC-J50-W
   ¥23,782 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 【2017年】

 10・シャープ 加湿空気清浄機 KC-H50-W
   ¥15,980 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 【2016年】

 10・シャープ 加湿空気清浄機 KC-G50-W
 10・
シャープ 加湿空気清浄機 KC-G50-H
   ¥15,800 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積:木造 〜8.5畳/洋室 〜14畳
加湿量:500mL/h
最大風量:5.1m3/分
加湿時風量:3.4m3/分
静音性:強:43dB 静音:24dB
サイズ:幅399×奥230×高さ615
除菌性能:プラズマクラスター7000
センサー :ニオイ・ほこり・温湿度・明るさ
フィルタ寿命10年間

 KC-J50は、シャープの格安なスタンダードモデルです。

 シャープは、旧機種が2016年モデルから2年分まだ在庫があります。

 しかし、いずれも、性能は新機種と同じです。デンキヤ店頭には既にない製品ですが、ネットでは「セール品」として大人気です。

 結論的にいえば、この機種については、年度は無視して、値段の安さで決めて良いです。

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 適応面積は、木造 8.5畳 洋室 14畳です。

 他社にもラインナップがあった「中型機種」の典型的なスペックです。

 実際、デンキヤでの一番売れ筋はこのサイズで、リビングでも小部屋でも使える点で、利便性があります。

 本体サイズは、幅399×奥230×高さ615mmです。

 同じスペックの他社機と比べると体積はやや大きめでしょう。

 ただ、邪魔になるほど大きいわけではなく、丸形のフォルムの採用で、圧迫感は少ないです。

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 「ほこり」用フィルターは、10年間交換不要のHEPA規格フィルターが搭載です。

 初回記事でも書いたように、「HEPA」は、除去率が99.97%以上のフィルターの製品が名乗れるJIS(日本標準)規格です。

 例えば、PM2.5は、花粉より小さな微粒子です。

 HEPAフィルターはこういった微粒子の多くを捕捉できる性能を表す規格です。対応製品だと、ハウスダストや花粉など多くの「ほこり」が集塵できます。

 一方、HEPAフィルターは、高性能がゆえに、目が詰まりやすいという欠点があります。

 その点で言えば、帯電しやすい繊維を採用し(多少)目詰まりしにくくなる、静電HEPAフィルターが採用され、弱点の緩和が図られています。

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 シャープ 使い捨てプレフィルター FZPF51F1
   ¥741 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 その上で、使い捨てプレフィルター(6枚入)も用意され、目詰まりを防止する仕組みをとっています。

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 「ニオイ」用フィルターは、ダブル脱臭フィルターが搭載です。

 こちらは、活性炭のほか、無機吸着剤人工酵素科学吸着剤を使って吸着させる四段方式をとります。

 そのため、VOCなどの排気ガスも対応します。

 ガスに対応するのは、ダイキンの上位機を除けばシャープだけです。

 フィルター自体の性能は高いでしょう。

 ただし、ダイキンに備わるような、脱臭力の再生機能は非搭載です。この点で言えば、脱臭力は、経年変化で弱まるとは言えます。

 なお、こちらも、10年交換不要です。

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 本体の風量は、加湿機能利用時に、最大3.4m3/分です。

 14畳クラスの中型機種として考えると、これは弱めです。

 加湿機能を用いない場合は、5.1m3/分と平均的な力になります。

 ただ、未使用の場合はPM2.5対策力が落ちますし、加湿利用時のスペックの方が重要です。

 気流制御は、一方で、背面から強力に吸引することで空気の流れを作り出すスピード循環気流が採用されます。

 これにより、風量の弱さという弱点を、多少緩和できています。

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 ほこりセンサーは、未付属です。

 花粉の多い時期に「強めの自動運転」はできますが、粒状物質の検知自体はできないので、不徹底です。

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 においセンサーは、搭載します。

 そのため、タバコのニオイ・化粧品・ガスなどのニオイは検知可能です。

 なお、ニオイセンサーは、「タバコ・線香・料理のニオイ・化粧品・アルコール・スプレー類などのニオイ」などに反応し、空気清浄機を自動運転させる機能です。

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 そのほか、部屋が暗くなると運転音を押さえられる明るさセンサーが搭載される点も、省エネ対策のためには魅力です。

 また、加湿時に、室温をふまえた加湿ができる温湿度センサーも搭載するため、結露予防になります。

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 マイナスイオン発生機能は、プラズマクラスター7000が搭載です。

 プラズマクラスターは、シャープの「マイナスイオン」のブランド名です。

 プラズマクラスターはイオンの発生量で2種類あります。

 こちらは、プラズマクラスター7000という下位グレードのものを搭載します。

 他社製品と同じく、衣類の付着臭の除去などに一定程度の効果を期待できます。

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 加湿機能は、加湿量が、最大500mL/hになります。

 ダイキンよりは小さめですが、14畳間でのリビング用としては、平均点といえます。

 水タンクは、2.5Lです。

 こちらは、他社よりやや大きめ水準です。

 こちらも気化式を利用するため、1時間あたり1円台です。

 なお、シャープは、温度・湿度センサーを搭載するため、ダイキン同様に、温度に合わせた加湿運転が可能です。

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 本体のお手入れは、フィルター部分は掃除機で軽くほこりを取るだけです。

 他社に較べても簡単と言えます。

 水回りは、その一方で、こまめの手入れが必要です。

 1ヶ月に1度は、加湿フィルターとトレーを取り出して、水道でゆすがないといけません。怠ると吹き出し口からカビ臭がます。 

 とくに、上の写真にある青色のプラスチック繊維の「じゃばら」の部分は汚れるので、定期的に水洗いする必要があります。

 シャープのジャバラは押し洗いできず、すすぎ洗いしかできませんので、メンテナンスに少し時間がかかります。

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 Ag+イオンカートリッジ FZ-AG01K1
  ¥778 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 ただし、この欠点を緩和する仕組みもあります。

 水のニオイを抑制し、掃除頻度を減らすために、銀イオン(Ag+)で、水のヌメリを抑制する機能を付けています。

 しかし、この部品は消耗品であり、1年で交換になります。

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 以上、シャープの、KC-J50の紹介でした

 比較的価格に値頃感がある上で、10年寿命のHEPAフィルターと脱臭フィルターを搭載する点が魅力です。

 一方、14畳まで対応できるリビング用として考えると、やや風量が弱い点、ほこりセンサーが未搭載な点など、欠点はある機種です。

 とはいえ、加湿と、ニオイの除去をメインに考えて、6畳〜10畳あたりの部屋で利用する機種としては、価格面で魅力的です。

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 【2016年】

 11・シャープ 加湿空気清浄機 KC-G40-W
  ¥12,300 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積:木造 〜7畳/洋室 〜11畳
加湿量:400mL/h
最大風量:4.0m3/分
加湿時風量:2.7m3/分
静音性:強:36dB 静音:19dB
サイズ:幅399×奥行230×高さ613
除菌性能:プラズマクラスター7000
センサー :ニオイ・温湿度センサー
フィルタ寿命:5年間 

 なお、こちらの機種は(だいぶ古いですが)2016年製造の旧機種として、KC-G40という製品も(ネットでは)売れ残っています。

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 適応面積は、洋室で11畳、木造で7畳であり、子ども部屋などに向くサイズです。

 ただし、吸塵力の高く「業界標準」となっているHEPA規格の高性能フィルターを搭載していません。

 風量も弱く、ほこりセンサーも未搭載で、花粉やハウスダストが検知できない機種です。

 そのため、基本的にずっとファンが回しっぱなしで使う機種です。価格が安いとは言え、電気代と静音性の面ではネックです。

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 結論的にいえば、小部屋用としても、現在では選択肢に入れない方が良い機種です。


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 【2018年】

 12・シャープ 加湿空気清浄機 KI-JS40-W
  ¥26,944 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 【2017年】

 12・シャープ 加湿空気清浄機 KI-HS40-W
  ¥13,859 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積:木造 〜7畳/洋室 〜12畳
加湿量:280mL/h
最大風量:4.0m3/分
加湿時風量:2.5m3/分
静音性:強:48dB 静音:19dB
サイズ:幅280×奥行260×高さ622
除菌性能:プラズマクラスター25000
センサー :ニオイ・温湿度センサー
フィルタ寿命2年間

 KI-JS40は、シャープのコンパクト型の加湿空気清浄機です。

 新旧両機種ありますが、性能はありません。シャープは、毎年長期間在庫が残り、旧機種が他社よりお買得です。

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 適応面積は、木造 7畳 洋室 12畳ほどです。

 リビングでもギリギリ使える水準とはいえ、やや非力でしょう。

 本体サイズは、幅280×奥行260×高さ622mmと「スリム」です。

 この形状の空気清浄機は、バルミューダが発売して以降、各社が追随しているデザインです。

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 「ほこり」用フィルターは、しかし、HEPAフィルター未採用です。

 さらに、フィルターも2年寿命です。

 これらの点で言えば、完全に「入門機レベル」か、それ以下のスペックです。コスパの良い機種ではありません。

 「ニオイ」用フィルターは、付属します。

 しかし、ほこり用フィルターと一体型ですから、性能は期待できないでしょう。

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 本体の風量は、加湿機能利用時に最大2.5m3/分となります。

 10分間のパワフル吸塵機能を持つものの、小型機種としては、最弱クラスです。 

 気流制御は、先ほども説明した、コアンダ効果を利用したスピード循環気流を採用します。

 とはいえ、根本的に風量が足りないので、即効的な花粉対策にはならないでしょう。

 ほこりセンサーは、非搭載です。

 この点も、空気清浄機としての「弱さ」を示します。

 においセンサーは、搭載します。

 「タバコ・化粧品・ガスなどのニオイ」については検知可能です。

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 マイナスイオン発生機能は、プラズマクラスター25000が搭載です。

 下位機種にも採用例がありますが、プラズマクラスター7000よりも放出数が多いです。

 イオンの放出数が多く、前編で紹介したダイキンのアクティブプラズマイオンと同等数になっています。 

 濃度が高いため、壁などの静電気の耐電除去だけでなく、壁やクローゼットの服に付いた付着臭の除去効果も期待できます。

 加湿機能は、加湿量が最大280mL/hになります。

 やはり小型機としても弱めのパワーです。水タンクは2Lです。

 本体のお手入れは、HSシリーズに限っては、ジャバラ式ではない加湿フィルターが搭載されます。ただ、こちらも、ヌメリを防止するイオンカードリッジは消耗品であり、1年で交換になります。

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 以上、シャープのKI-JS40の紹介でした。

 新形状のコンパクト設計が魅力の機種です。ただ、デザイン性を優先したためか、価格に見合った性能が期待できない機種です。あまりおすすめできません。


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【2018年】

 13・シャープ 加湿空気清浄機 KI-JS50-W
 13・シャープ 加湿空気清浄機 KI-JS50-H
  ¥33,300 Amazon.co.jp
(9/2執筆時)

【2017年】

 13・シャープ 加湿空気清浄機 KI-HS50-W
 13・シャープ 加湿空気清浄機 KI-HS50-H

  ¥23,402 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積:木造 〜9畳/洋室 〜15畳
加湿量:550mL/h
最大風量:5.1m3/分
加湿時風量:4.7m3/分
静音性:強:52dB 静音:24dB
サイズ:幅345×奥行262×高さ631
除菌性能:プラズマクラスター25000
センサー :ニオイ/ほこり/温湿度/明るさ
フィルタ寿命10年間

 KI-JS50は、シャープのスリムタイプの中級機です。

 新旧両機種ありますが、搭載AIの若干の進化(犬猫に合わせた専用の運転モードの搭載)くらいの進化でマイナーチェンジです。値下がりした旧機種が良いでしょう。

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 適応畳数は、和室で9畳洋室15畳です。

 スリムタイプながら、中型機ほどのパワーを持つ機種です。

小さめのリビングでも使えるでしょう。

 本体サイズは、幅345×奥行262×高さ631mmです。

 サイズで言えば、ダイキンのMCK55シリーズとほぼ同じで、そのライバルとなる機種です。

 こちらは、やや横長ながら、体積の上ではほぼ同じです。

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 「ほこり」用フィルターは、10年保つHEPAフィルターが搭載です。

 ただし、メインフィルターの吸塵力の低下を防ぐための「プレフィルター」は消耗品です。

 「ニオイ」用フィルターは、こちらも、ガスに対応する、W脱臭フィルターであす。

 この部分は、問題ありません。

 本体の風量は、加湿機能利用時に最大4.7m3/分です。

 加湿機能をオフにしても、5.1m3/分ですから、ダイキンの小型機較べると、風量は劣ります。

 気流制御は、こちらもスピード循環気流を備えます。

 風量の割に吸引力は良いでしょう。

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 ほこりセンサーは、高感度ほこりセンサーを採用します。

 0.5μmの微小な粒子まで検知できるためPM2.5のモニタリングもできる製品です。

 においセンサーも、搭載します。

 タバコのニオイ・化粧品・ガスなどが検知可能です。

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 マイナスイオン発生機能は、プラズマクラスター25000が搭載です。

 加湿機能は、加湿量が最大550mL/hとなります。

 小型機にしては加湿量は多く、他社のスリムタイプよりも優れます。

 また、小型化していますが、加湿タンクは2.5Lと標準サイズをキープしていて、利便性は削がれていません。電気代も1時間あたり1円台の水準をキープします。

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 本体のお手入れは、一方で、ジャバラ式ではない加湿フィルターが搭載されます。

 押し洗いができる分、手入れも楽です。イオンカードリッジも使えますし、このシリーズは、シャープの加湿空気清浄機のなかでは手入れは楽な部類です。

 静音性も、最小運転で24db相当ですので、配慮があります。

 ただ、ダイキンのように、強運転での運転音の低減には、取り立てて配慮はみられない機種です。

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 IOT対応は、シャープが昔から、力を入れている部分です。

 Wi-Fiは、他社も上位機では採用していますが、この価格帯から採用されているのがシャープの「売り」といえます。

 他社同様に、Wi-Fiを利用し、空気の状況をスマホで分析できます。

 ライフロガー系の方には興味をそそるでしょう。

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 その上で、この機種は、ココロエア(人工知能)を搭載しています。

 こちらは、部屋の空気状況の解析結果から最適な自動運転ができるほか、ユーザーの好みを学習して、運転方法を最適化できます。

 例えば、花粉の多い時期、ネット経由で花粉に関する情報を収集すると、自動的に花粉モードに設定するなど、AIの賢さはかなりの評判です。

 必須機能ではないですが、あると便利でしょう。

 そのほか、2018年新型モデルについては、【スマートスピーカーの比較記事】で紹介した、AmazonとGoogleの端末で、音声操作ができるのが新機軸です。

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 以上、シャープのKI-JS50の紹介でした。

 Wi-Fiと人工知能搭載が目を引きます。

 ただ、より重要な本質の部分、つまり、センサー・フィルター・風量の部分で、省スペース機としては、性能がかなり安定しています。

 洋室15畳まで対応するコンパクト機・格安機としては、相当レベルの高い機種です。

 さらに、HEPAフィルター・ニオイ・ほこりセンサーもしっかり採用している点も魅力でしょう。性能と(特にタテヨコの)省スペース性を重視したいならば、この機種は良い選択肢でしょう。

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【2016年】

 14・シャープ 加湿空気清浄機 KI-GS50-H
 14・シャープ 加湿空気清浄機 KI-GS50-W

  ¥24,989 Amazon.co.jp
(9/2執筆時)

対応面積:木造 〜9畳/洋室 〜15畳
加湿量:550mL/h
最大風量:5.1m3/分
加湿時風量:4.7m3/分
静音性:強:52dB 静音:24dB
サイズ:幅345×奥行262×高さ631
除菌性能:プラズマクラスター25000
センサー :ニオイ/ほこり/温湿度/明る
フィルタ寿命10年間

 一方、同型の2016年発売モデルとなるKI-GS50シリーズが売れ残っています。

 こちらは、Wi-Fiとココロエア(人工知能)こそ搭載しないものの、その他は同じ能力のモデルです。

 つまり、小型でありつつ、、センサー・フィルター・風量など高いレベルをキープした機種です。

 ただ、そろそろ在庫が尽きて、値段も高めになっているため、選択肢にはせずとも良いでしょう。


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 【2018年】

 15・シャープ 加湿空気清浄機 KI-JS70-W
 15・シャープ 加湿空気清浄機 KI-JS70-H
  ¥35,466 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 【2017年】

 15・シャープ 加湿空気清浄機 KI-HS70-W
 15・シャープ 加湿空気清浄機 KI-HS70-H
  ¥25,222 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積:木造 〜11畳/洋室 〜19畳
加湿量:630mL/h
最大風量:6.7m3/分
加湿時風量:5.2m3/分
静音性:強:49dB 静音:24dB
サイズ:幅370×奥行293×高さ660
除菌性能:プラズマクラスター25000
センサー :ニオイ/ほこり/温湿度/明るさ
フィルタ寿命10年間

 KI-JS70は、コンパクトなGSシリーズの「大型機種」です。

 新旧両モデルありますが、先ほどの機種とおなじで、搭載AIの若干の進化(犬猫に合わせた専用の運転モードの搭載)くらいの進化でマイナーチェンジです。

 この機種についても、値下がりした旧機種が良いでしょう。

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 適応面積は、和室で11畳洋室19畳までの対応です。

 本体のサイズは、幅370×奥行293×高さ660mmです。

 スペック的には「大型機種」で、背も高いです。

 しかし、幅と奥行のコンパクトさは、このクラスでも保っています。スペースが限られ、設置が難しい場所でも対応できそうです。

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 「ほこり」用フィルターは、10年保つHEPAフィルターが搭載です。

 「ニオイ」用フィルターは、W脱臭フィルターです。

 フィルターについては、下位機種と仕様は同じですが、高水準ですので問題ありません。

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 本体の風量は、加湿機能利用時に、最大5.2m3/分となります。

 小型化を優先しており、20畳前後のクラスとしては、風量は弱いです。

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 気流制御は、下位機種と同じでスピード循環気流を備えます。

 同クラスのパナソニック機のように、センサーを駆使してモードに合わせたルーパーの自動調整はしないものの、ダイキンと同程度か、それをやや上回る気流制御技術だといえます。

 ただ、風量がさほど強くないため、総合力では主要3社に及ばない面もあります。

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 ほこりセンサーは、高感度ほこりセンサーを採用します。PM2.5に対応できる水準です。

 においセンサーも、搭載します。タバコのニオイ・化粧品・ガスなどが検知可能です。

 マイナスイオン発生機能は、こちらも、プラズマクラスター25000が搭載です。

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 加湿機能は、加湿量が最大630mL/hです。

 畳数が広いわけですが、水タンクも3.0Lと増やしていますので、その点でも安心です。

 本体のお手入れは、一方で、ジャバラ式ではない加湿フィルターが搭載されます。

 そのため、シャープの機種としては「楽」なほうです。

 IOT対応は、この機種も、Wi-Fiとココロエア(人工知能)を搭載します。

 その上で、2018年モデルは、AmazonとGoogleのスマートスピーカーにも対応です。

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 以上、シャープのKI-JS70の紹介でした。

 「できるだけ設置面積が節約できる」上で「できるだけパワフル」な機種を選ぶとすると候補に挙げて良い機種かと思います。

 ただ、小型機には他社のライバルも多いので、最終的に「Atlasがおすすめ」する機種については、記事の最後の「結論」で、改めて考えてみたいと思います。

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 【2016年】

 16・シャープ 加湿空気清浄機 KI-GS70-H
 17・シャープ 加湿空気清浄機 KI-GS70-W
  ¥25,950 Amazon.co.jp (9/2執筆時)  

対応面積:木造 〜11畳/洋室 〜19畳
加湿量:630mL/h
最大風量:m3/分
加湿時風量:5.2m3/分
静音性:強:49dB 静音:24dB
サイズ:幅370×奥行293×高さ660
除菌性能:プラズマクラスター25000
センサー :ニオイ/ほこり/温湿度/明るさ
フィルタ寿命10年間

 なお、このシリーズも、2016年モデルが売っています。

 やはり、Wi-Fiとココロエア(人工知能)こそ搭載しないものの、その他は同じ能力のモデルです。

 ただ、かなりの程度価格差は縮まっているため、現状では(特売がない限り)より新しい機種が良いかもしれません。


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 【2018年】

 18・シャープ 加湿空気清浄機 KI-JX75-W
  
¥51,461 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 【2017年】

 19・シャープ 加湿空気清浄機 KI-HX75-W
  ¥37,800 Amazon.co.jp
(9/2執筆時)

対応面積:木造 12.5畳 洋室 21畳
加湿量:750mL/h
最大風量:7.5m3/分
加湿時風量:6.3m3/分
静音性:強:49dB 静音:20dB
サイズ:幅405×奥行316×高さ666
除菌性能:プラズマクラスター25000
センサー :ニオイ/ほこり/温湿度/明るさ
フィルタ寿命10年間

 KI-JX75 は、洋室 20畳以上まで対応できる大型機です。

 このグレードからシャープでは「ハイグレードモデル」の位置づけとなります。

 新旧両機種ありますが、この機種の場合も、人工知能の若干の改良とスマートスピーカーの対応くらいです。

 新機種の発表で値段が安くなっている昨年モデルが良いでしょう。

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 適応面積は、和室で12.5畳洋室21畳までの対応です。

 本体サイズは、幅410×奥行306×高さ643となります。

 コンパクト型ではないですが、三角形のため、壁際配置なら圧迫感は少ないでしょう。

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 「ほこり」用フィルターは、10年保つHEPAフィルターが搭載になります。 

 「ニオイ」用フィルターは、ガスに対応できるW脱臭フィルターです。

 いずれも、下位機種で見たものと同等の水準であり、問題ないでしょう。

 マイナスイオン発生機能は、プラズマクラスター25000が搭載です。

 これらの点では、上で紹介した機種と同じです。

 ただ、このモデルについては、ホコリフィルターの手前に、きめの細かい「ホコリブロックプレフィルター」を採用します。

 このフィルターは、消耗品ではなく繰り返し利用可能です。HEPAフィルターは「経年変化で目が詰まる」のですが、「目詰まり問題」の解決が目指されている点は好感が持てます。

 本体の風量は、加湿機能利用時に、最大6.3m3/分です。

 ダイキンの大型機と比較すると多少弱めです。

 ただ、加湿機能を利用しない場合は、最大7.5m3/分ですから、ダイキンを逆転します。

 先述のように、(花粉の時期でも)加湿機能はPM2.5対策として効果があるため、比較するならば、加湿機能利用時のスペックでしょう。

 そうなると、多少弱め、ということになります。

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 気流制御も、新型のワイドスピード循環気流です。

 花粉などを除去するスピードについては、この形状のほうがやはり「有利」です。帰宅直後などについては、助かります。

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 ほこりセンサーは、こちらも、高感度ほこりセンサーを採用です。

 においセンサーも、搭載します。

 加湿機能は、加湿量が最大750mL/hとなります。

 加湿のパワフルさでは、ここまで紹介した機種のなかでは最高です。

 広い場所でもパワフルに加湿できると思います。もちろん、シャープの場合、温度センサーと湿度センサーが別に搭載されるので、冬場の結露の心配も少ないでしょう。

 本体のお手入れは、この機種も、加湿器シーズンの「じゃばら」の水洗いがやや面倒な機種です。

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 一方、下位機種と比べるとプレフィルターを自動的に掃除するロボットの搭載も言及に値するでしょう。

 掃除機能は、日立が先行的に搭載していましたが、シャープでも採用されました。プレフィルター掃除を忘れがちな人には便利でしょうが、必要不可欠ではないです。

 IOT対応は、この機種もWi-Fiとココロエア(人工知能)を搭載します。

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 さらに、下位機種にはない、音声発生機構(ココロボ)を搭載することで、利便性の幅は増しています。2018年機は、AmazonとGoogleのスマートスピーカーにも対応です。

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 以上、KI-JX75の紹介でした。

 リビング用の多少大きめの機種を狙っているならば、この機種を選ぶのも「あり」でしょう。

 フィルター寿命も、下位機種同様に、「ホコリブロックプレフィルター」の採用で長めになっていますので、経年劣化も少なそうな機種です。


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 【2018年】

 20・シャープ 加湿空気清浄機 KI-JP100-W
   ¥67,300 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 【2017年】

 20・シャープ 加湿空気清浄機 KI-HP100-W
   ¥54,800 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積:木造 15.5畳 洋室 26畳
加湿量:930mL/h
最大風量:10m3/分
加湿時風量:8.8m3/分
静音性:強:53dB 静音:22dB
サイズ:幅427×奥行371×高さ738
除菌性能:プラズマクラスターNEXT
センサー :ニオイ/ほこり/温湿度/明るさ/人感
フィルタ寿命10年間

  KI-JP100は、シャープの2018年モデルの最上位機です。

 新旧両機種ありますが、この機種の場合も、人工知能の若干の改良とスマートスピーカーの対応くらいです。

 2機種から選択するならば、新機種の発表で値段が安くなっている2017年モデルが良いでしょう。

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 適応面積は、和室で15.5畳洋室26畳までです。

 これは、今回紹介する機種の中では最もパワフルと言え、事務所などで利用するには最適な「大型機種」です。

 本体サイズは、幅427×奥行371×高さ738mmです。

 少なからず、大きさはあります。

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 「ほこり」用フィルターは、こちらも、10年寿命のHEPAフィルターが搭載になります。 

 「ニオイ」用フィルターは10年保つW脱臭フィルターです。

 マイナスイオン発生機能は、プラズマクラスターネクストが搭載されます。

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 こちらは、イオン濃度をプラズマクラスター25000より高めたものです。

 ただし、従来的なプラズマクラスターとの比較値の説明などが不十分のため、今のところは、あまり魅力に感じません。

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 本体の風量は、一方で、加湿機能利用時でも、最大8.9m3/分と、業界最高クラスです。

 洋室26畳まで使えるパワーです。12畳以下のリビングでも有用です。

 とくに、花粉症の方は帰宅後、どれだけ短時間で花粉が落とせるかが重要なので、風量は大きければ大きいに越したことはありません

 加湿機能は、加湿量が最大930mL/hとなります。

 加湿空気清浄機として、これ以上の加湿量を持つ機種は見あたらず、シャープが「満を持して出した」高スペック機だと言えます。もちろん、温度センサーを搭載し、結露対策もなされます。

 本体のお手入れは、この機種もフィルターの自動お掃除機能が付属します。

 IOT対応は、下位機種と同水準で、Wi-Fiとココロエア(人工知能)を搭載します。

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 以上、KI-JP100の紹介でした。

 パワフルで、事務所にも向きそうな機種です。 ただ、再図面で、家庭で使うには多少大きすぎて圧迫感があるかもしれません。

 とはいえ、家族皆が花粉症のかたは、これくらいのモデルを入れても良いのかもしれません。

 その点で言えば、AIを利用する自動制御機能は、家族が多く出入りする広いリビングに限っては、他の場合よりも有効度が高いです。

 そのため、この部分に魅力を感じる方は選んでもよいでしょう。

7・日立の加湿空気清浄機

 続いて、日立加湿空気清浄機を紹介します。

 主要3社(ダイキン・シャープ・パナソニック)よりもラインナップが少ないものの、デンキヤではよく見かける機種ですね。


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 【2017年】

 21・日立 クリーン クリエア EP-NVG70-W
  ¥31,968 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積:木造 12畳 洋室 19畳
加湿量:700mL/h
最大風量:7.2m3/分
加湿時風量:6.0m3/分
静音性:強:47dB 静音:20dB
サイズ:幅380×奥254×高さ669
除菌性能:ー
センサー :ニオイ・ホコリ・温度・湿度
フィルタ寿命:10年間

  EP-NVG70 は、日立では最も安い入門機です。

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 適応畳数は、木造 12畳 洋室 19畳までの対応となります。

 日立では「最も安い」モデルながら、リビングにも対応できる「中型機種」です。

 本体サイズは、幅380×奥254×高さ669mmです。

 奥行があまりない機種ですが、横幅と高さはそれなりにあるため、設置性はイマイチでしょう。

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 「ほこり」用フィルターは、他社と同様に、PM2.5などに対応する高性能のHEPA規格フィルターです。

 また、日立の場合、プレフィルターにステンレスフィルターを使っている点に特長があります。

 ステンレスに含まれる金属イオンによる除菌効果を狙ったものです。科学的に効果は確認できていますが、いずれにしても「おまけ」機能です。

 「ニオイ」用フィルターは、活性炭フィルターが付属です。

 日立の場合「洗える脱臭フィルター」ですが、このタイプは、脱臭力がさほど高くない場合が多いです。また、NO3などのガスには対応していないフィルタです。

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 本体の風量は、加湿機能利用時に最大6m3/分となります。

 10畳クラスの中型機としては「そこそこ強い」です。 「モーターの日立」らしく、高効率モーターを採用することで、高速な吸塵を可能にしています。

 日立も加湿機能利用時に風速が落ちる仕様なので、加湿機能を使わなければ、7.2m3/分と、より優秀になります。

 気流制御は、後方から吸塵し、上部に出すというオーソドックスな構造です。

 パナソニックなどと比較しても、特に強調する部分はありません。

 ほこりセンサーは、採用です。

 ただ、高感度センサーは不採用であり、この点は、他社の中位機に劣る部分です。

 においセンサーは搭載します。

 「タバコ・化粧品・ガス」のニオイなどが検知可能です。

 マイナスイオン発生機能は、未付属です。

 ただ、これは、空気清浄機として本質的に必要な部分ではありませんし、大きな問題点ではないでしょう。

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 加湿機能は、最大700mlと、他社に比べても負けていません。

 タンクの大きさも2.5Lあるため、水替えの頻度はさほど多くなくて済むと思います。電気代も1時間あたり1円台の水準をキープします。温度センサーと湿度センサーも搭載です。

 本体のお手入れは、加湿フィルター部分が押し洗いできない構造です。

 多少その点はネックです。ただ、フィルターは、抗菌防かび仕様ですので、ある程度の清潔性は期待できます。

 静音性は、他社水準です。

 ただし、加湿フィルターが水車式ではないため、水車の回転音は気になりにくいでしょう。

 その他、本体にデジタル式の加湿量表示がある点などが魅力でしょう。

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 以上、日立のEP-NVG70 の紹介でした。

 3万円前後の中・大型機としては「無難な作り」です。買って後悔することはないでしょうが、抜きんでた部分もあまりない、という機種ですね。


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 【2017年】

 22・日立 クリエア EP-NVG90-N 【茶】
 22・日立 クリエア EP-NVG90-W 【白】
   ¥29,350 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積:木造 13.5畳 洋室 22畳
加湿量:800mL/h
最大風量:9.2m3/分
加湿時風量:6.7m3/分
静音性:強:48dB 静音:20dB
サイズ:幅360×奥278×高さ669
除菌性能:ー
センサー :ニオイ・ホコリ・温度・湿度
フィルタ寿命:10年間

  EP-NVG90 は、 EP-NVG70を大型化させたモデルです。

 適応畳数は、木造 13.5畳 洋室 22畳までの対応で、他社にもあるリビング用の「大型機種」です。

 本体サイズは、幅360×奥278×高さ669となります。

 長細くはありますが、体積的には割とコンパクトな設計だと思います。

 本体の風量は、加湿機能利用時に最大6.7m3/分となります。

 下位機種よりもパワフルです。しかも、加湿機能を利用しない場合は、9.2m3/分です。

 そのため、例えば、「加湿は、元々所有している加湿器を使う」という場合などは、この値段だと強力といえる製品の1つです。

 気流制御の技術は、下位機種と同じです。

 加湿機能は、800mlです。

 ただし、タンクの大きさは2.5Lで大型機種としてはやや小さめで、使い勝手の部分はイマイチでしょう。

 その他、フィルターやセンサーの部分は、下位機種同様ですので、説明を省略します。

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 本体のお手入れは、シャープ同様に、加湿フィルター部分が押し洗いできない構造です。

 一方、この機種は、シャープの新しい最上位機と同じで、自動お掃除機能が搭載されます。エアコンなどによく見られるものですが、プレフィルターを掃除機が自動で掃除します。

 ダストボックスの掃除は1年1回で済みます。プレフィルターの掃除は案外忘れがちですし、良い仕組みだと思います。ただ、油汚れは取れませんし、必要不可欠な機能とは言えないでしょう。

---

 以上、日立のEP-NVG90 の紹介でした。

 自動掃除機能が「売り」という機種です。他社に見られない面白い取り組みですが、完全にメンテフリーではない点は注意しましょう。


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 【2017年】

 23・日立 クリエア EP-NVG110-T 【茶】
 23・日立 クリエア EP-NVG110-N 【金】

  ¥40,194 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積:木造 13.5畳 洋室 22畳
加湿量:800mL/h
最大風量:11.0m3/分
加湿時風量:6.7m3/分
静音性:強:48dB 静音:20dB
サイズ:幅360×奥291×高さ673
除菌性能:ー
センサー :ニオイ・ホコリ・温度・湿度
フィルタ寿命:10年間

  EP-NVG110 は、日立の最上位機種です。

 こちらも、リビング向けの「大型機種」です。

 201810232148.jpg

 適応畳数は、この機種も木造 13.5畳 洋室 22畳までの対応で先ほどと同じですね。

 本体サイズは、幅360×奥291×高さ673mmとなります。

 多少背がが大きいですが、やはり下位機種とさほど変わりません。

 本体の風量は、加湿機能利用時は、下位機種同様に、最大6.7m3/分となります。

 ただ、この機種は、加湿を用いない場合、最大11m3/分まで出せるワイドスピード吸塵が「売り」です。

 騒音もそれなりにするわけですが、同じ畳数ならば、空気清浄にかかる速度は最短クラスでしょう。

 加湿機能は、加湿量は同じく800ml/hです。

 やはり、タンクの大きさは2.5Lで大型機種としてはやや小さめで、使い勝手の部分はイマイチでしょう。

 その他、フィルターやセンサーの部分は下位機種同様で、自動お掃除機能も付属します。

---

 以上、 EP-NVG110の紹介でした。

 下位機種よりも強力なモーターで、空気清浄機としてのパワーは「加湿空気清浄機」としてはトップクラスです。

 ただ、他社と較べた場合、フィルター吸引力のの持続性を担保できる機能や、イオン放出機能、水回りのヌメリ防止機能など、一部不採用の機能も目立つのは、同社の製品を選ぶ場合の注意点と言えます。

次回の予告!
加湿空気清浄機のおすすめ機種結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、花粉やPM2.5対策として有効な加湿機能付き空気清浄機の2回目の記事でした。

 記事は、もう少し続きます。

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5・加湿・空気清浄機の選び方(まとめ)

 続く、まとめ記事では、ここまで紹介した全メーカーの製品から、「Atlasのおすすめ」としたい機種を、「最終的に」提案します。 

1・フィルター性能 ★★★★★
2・集塵スピード  ★★★★★
3・センサー運転  ★★★★★
4・加湿力     ★★★★★
5・消耗品コスト  ★★★★★
6・お手入れ    ★★★★★
7・コンパクトさ  ★★★★★

8・総合評価    ★★★★★

 上表の様なポイントから、オススメしたい理由や選び方を含めて、詳しく書いています。

 よろしければ引き続き、ご覧ください。。

 結論編は→こちら

posted by Atlas at 19:06 | 空気清浄機

比較2019’【花粉に強い!】空気清浄機57機の性能とおすすめ:PM2.5・花粉対応(Aircleaner-3)

【今回レビューする内容】2019年:花粉に強い!空気清浄機最新40機の性能とおすすめ(加湿機能なし):1人暮らし 赤ちゃん向け小型・中型・強力空気清浄機:花粉 タバコ ハウスダスト ペット PM2.5 PM1.0:蚊取 空気清浄機 ダイキン バルミューダデザイン ブルーエアー 日立 アイリスオーヤマ カドー パナソニック・ シャープ 無印良品 ダイソン

【比較する製品型番】EP-PZ30 FU-J30 FU-H30 FU-J50 FU-H50 FU-JK50 FP-AT3 FP-140EX F-PDR30 F-PXS55 F-PXR55 MC55U ACM55U MC55W ACM55W The Pure A01A-WH Blue Pure 231 411 Sense+ PK120PAC Classic 280i 205 480i 405 680i 605 103682 MJ-AP1 AP-C200 XQH-C030 PMAC-100-S PMMS-AC100 PMAC-100 PMMS-DC100

今回のお題
花粉やPM2.5に強い空気清浄機のおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今回は、2019年9月現在、最新の空気清浄機の比較です。

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 執筆時現在、最新モデルとなる空気清浄機を50機以上紹介する予定です。

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 今回の場合、特に「花粉対策」という観点を重要視した記事となります。

 しかし、「タバコ臭」「生活臭」などに関わる情報もしっかりフォローしています。

ーーー

1・フィルター性能 ★★★★★
2・集塵スピード  ★★★★★
3・センサー運転  ★★★★★
4・加湿力     ★★★★★
5・消耗品コスト  ★★★★★
6・お手入れ    ★★★★★
7・コンパクトさ  ★★★★★

8・総合評価    ★★★★★

 というわけで、以下では、各製品の良い部分イマイチな部分について丁寧に比較していきます。

 その上で、最後の「結論編」では、上表のような観点から、目的別・予算別に「Atlasのおすすめ機種」を提案していきます。

1・空気清浄機の種類

  具体的な製品紹介に入る前に、加湿空気清浄機空気清浄機との違いと選び方について、解説しておきます。

1・加湿空気清浄機

  201807081142.jpg

 第1に、加湿空気清浄機です。

 加湿機能が付属し湿度が保てるため、インフルエンザ対策になる点で人気です。

 201909021820.jpg

 良い部分は、PM2.5対策力です。

 空気中に漂う汚染物質を水分に吸着させて床に落とせるので、花粉・タバコ臭だけでなく、PM2.5対策になるという点で人気です。

 201807081148.jpg

 イマイチな部分は、加湿部分のメンテが必要な点です。

 とくに加湿部分は(利用する時期は)数週間に1度洗わないと、ニオイの元になります。

 ただし、最近は、水洗いを容易にしたり、ニオイを抑える工夫をする機種も多くあります。

201909021824.jpg

 主要メーカーは、パナソニック・シャープ・ダイキンという国内大手家電メーカーです。

 各社とも、空気清浄フィルターが10年保つなど、耐久性(ランニングコスト)が高い機種を多く販売しています。

 一方、3社とも、空気清浄機の「上位機」は、全機種を「加湿空気清浄機」として販売しています。

 そのため、加湿機能が不要でも、風量や気流制御技術の高い高性能機を選びたい場合は、「加湿空気清浄機」を選ぶ必要があります。

2・空気清浄機

  201807081144.jpg

 第2に、空気清浄機です。

 ここでは、加湿機能がないタイプの機種を示します。

 良い部分は、小型の高性能機が多い点です。

 小型でも風量が強いため、設置性を確保したまま、花粉やタバコ臭が吸塵できます。

 イマイチな部分は、加湿機能を利用してのPM2.5対策ができない点です。

 主要メーカーは、ブルーエアバルミューダなど、国内外の新興企業が高性能機を出しています。

 高級機は、最高水準の高性能フィルターを搭載しますので、フィルターは1年以内の交換が原則ですが、その分花粉対策にはより効果的と言えます。

ーーーー

 以上、 加湿空気清浄機と空気清浄機の簡単な違いを説明しました。

1・空気清浄機の比較(1)
2・空気清浄機の比較(2)
3・加湿空気清浄機の比較(1)
4・加湿空気清浄機の比較(2)

 空気清浄機は、全機種合わせると、新機種だけで、50機以上あるため、このブログでは、記事を複数に分けています。

 今回は、1回目の記事で、(加湿機能のない)空気清浄機を扱います。

 ただ、どちらから読んでも「問題ない」ように書いてありますの。

 「加湿空気清浄機」のほうが、自分に合っていそうだと感じた方は、3番の記事からご覧ください。

  201802051411.jpg

5・加湿・空気清浄機の選び方【結論】

 一方、「お時間がない方」で、「おすすめ」機種だけ知りたい方は、「結論編」となる、最終回記事だけご覧ください。

 選りすぐった製品について、選び方のポイントおすすめ機種について「結論」的に解説しています。

 よろしくお願いします。

2・空気清浄機の選び方の基本

 以下では、各社の空気清浄機を一機ずつ比較していきます。

 しかし、その前に、比較にあたって重要視するポイントを、「4点」示しておます。

1・ホコリの除去性能

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 第1に、ほこり用フィルター性能です。

 ほこりフィルターとは、花粉やPM2.5、またそれらが組み合わさった大気汚染物質(アジュバント)を吸着するためのフィルターです。

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 ほこりフィルターの性能は、メーカーごとに集じん率「99%」から「99.97%」の範囲の数値で示されます。

 100%に近い方が優秀な空気清浄機です。

 これらはミクロンの差で殆ど差がないようにも思えます。しかし、集める花粉や煙草の煙もミクロなものですから、その性能の差は大きいです。

 201807081706.jpg

 なお、除去率が99.97%のフィルターは、JIS規格の認定を受けた「HEPA規格フィルター」と呼ばれるもので高機能です。

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  201807081707.jpg

 一方、「プラズマクラスター」や「ナノイー」といったマイナスイオン(除菌イオン)は、花粉やウイルスなどには無力です。

 現実的な部屋サイズでの効果は期待できません。(ただし除臭と静電気除去には一定の効果が見られます)

 結論的にいえば、空気清浄機を選ぶ場合、フィルターの性能になによりも注意を払うべきです。

 とくにPM2.5は、花粉より小さな微粒子です。「99.97%」のHEPA規格フィルターでも、初回補足率は90%を下回ります。HEPAフィルターを搭載する機種などできるだけ高性能なものが良いでしょう。

 なお、PM2.5対策ができる空気清浄機は、(より細かい)PM1.0にも対応できます。

2・ニオイの除去性能

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 第2に、ニオイ用フィルター性能です。

 この部分は良く誤解されていますが、ニオイを取り除く脱臭フィルターは、ホコリ用の集塵フィルターとは別です。

 また、ブルーエアなどの高性能機の一部では、脱臭フィルターが非搭載の機種もあります。

 日本の住宅事情を考えると、ニオイフィルタも不可欠だと思います。今回は、この部分にも注目して比較しました。

3・風量の強さ

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 第3に、本体の風量と気流制御です。

 空気清浄機に吸引できる風量が少なければ、花粉や煙草の煙が効果的に吸い込めません

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 そのため、メーカーはこれについて、1分間に何立方メートル吸い込めるかの数値を出しています。

 今回はこの数値にも注目します。

 また、どのように気流を作り、ゴミを巻き込むかという点で、「気流制御」技術も重要です。風量と合わせて、今回重要な比較ポイントとします。

4・センサーの性能

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 第4に、センサーの性能です。

 空気清浄機を自動運転させる際に、花粉やタバコ臭を感知できなければ意味がありません

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 とくに花粉などの微粒子を感知する「ホコリセンサー」とタバコや料理の臭いを検知する「ニオイセンサー」有無が重要なポイントになります。

 今回の記事では、その部分にも注目します。

ーーー

 以上、今回は上記4点を重要な比較基準としながら、比較したいと思います。

3・日立の空気清浄機の比較

 では、具体的な説明をはじめます。はじめに日立の空気清浄機の比較からです。

 なお、以下では、高評価できる部分を赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


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 【2018年11月】

 24・日立 空気清浄機 クリエア EP-PZ30
  ¥9,000
Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積: 15畳まで
最大風量:最大3.2m3/分
サイズ:高さ424×幅400×奥行133mm
センサー :-----
フィルタ寿命:2年間

  EP-PZ30 は、日立クリエアシリーズの空気清浄機です。

 1万円前後の小型の空気清浄機としては、売れている機種の1つです。

 適応面積は、最大15畳までです。

 ただ、これは密閉性の高い洋間の数値なので、木造の場合は12畳程度までが限界でしょう。いずれにしても、小さな部屋用の「小型機種」になります。

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 本体サイズは、高さ424×幅400×奥行133mmです。

 奥行が13cmほどで、設置性は素晴らしく良いといえるモデルです。

 ただ、幅と高さはそれなりにあるので、体積としてみると、他機種とさほど変わりないとも言えます。

 本体の風量は、最大3.2m3/分です。

 空気清浄機は風量が強いほど、花粉などの吸引に要する時間が短くてすみます。

 こちらは、小型機種としては、強めの風量をもち、8畳間を18分ほどで清浄できます。

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 「ほこり」用フィルターは、しかし、この機種の弱点です。

 冒頭で説明した、JISのHEPA規格をみたさない能力の低いフィルターの搭載です。

 また、フィルターは2年で寿命です。「10年交換不要」というのが、業界標準です。ランニングコストも悪い製品です。

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 「ニオイ」用フィルターも、イマイチです。

 日立の場合、ホコリ用と一体型だからです。一体型では、高い脱臭力は期待できません

 特にタバコは、ニオイを取るだけで、煙自体の成分は対応できません。フィルター寿命も2年と短いです。

 センサーは、未搭載です。

 そのため、空気の汚れにかかわらず、常に一定速度で運転します。電気代の点で、この部分も不利です。

---

 以上、日立クリエアシリーズの紹介でした。

 地方のビジネスホテルでよく見かける機種です。

 しかし、家庭用としてはセンサー・フィルターという重要な部分が貧弱なので、おすすめしかねる機種です。

4・シャープの空気清浄機

 続いて、シャープの空気清浄機の比較です。


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 【2018年】

  25・シャープ FU-J30-A【ホワイト】
   ¥13,985 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 【2017年】

  26・シャープ FU-H30-A【ブルー】
  26・シャープ FU-H30-P【ピンク】
   ¥7,980 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積: 13畳まで
最大風量:最大3.0m3/分
サイズ:幅400×奥行182×高さ463mm
センサー :
フィルタ寿命:2年間

 FU-H30-Aは、シャープの空気清浄機では最も小型の製品です。

 新旧機種があります。

 しかし、色のみの変更で、機能差はありません。シャープを含めて各社とも、デンキヤの値引き対策などのために、毎年型番を替えています。

 結論的にいえば、年度にかかわらず、値段の最も安い機種を選んで問題ありません。

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 適応面積は、最大13畳までです。

 リビングには集塵スピードの点でやや余裕に欠けると言えるでしょう。8畳程度の小部屋用の小型機と言えます。

 本体サイズは、幅400×奥行182×高さ463mmです。

 コンパクト性を重視した設計です。

 実際、こちらは「寝室用」をコンセプトとした製品で、デスクトップにも置けそうな設置性の良さがあります。

 本体の風量は、最大3.0m3/分です。

 決して、強くはないものの、小型機の標準風量はクリアしています。

 気流制御は、背面吸気・上面排出ですので、壁際に設置するのは向かない機種です。

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 「ほこり」用フィルターは、HEPA規格の明示が無いものです。

 さらに、2年間の寿命しかありません

 「ニオイ」用フィルターは、ほこり用と一体型の製品です。

 単独でないフィルターの場合、性能はあまり期待できません。

 センサーも、未搭載です。

 そのため、自動運転機能を持たず、常にファンが回り続ける仕様です。

 この点で、例えば、寝室用として年中使うには向きません。

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 マイナスイオン発生機能は、プラズマクラスター7000です。

 静電気の抑制効果は期待できますが、放出されるイオン数は、同社で最も少ない仕様です。

---

 以上、FU-J30の紹介でした。

 花粉対策用としてみると、風量はそれなりに期待できます。

 しかし、フィルターとセンサーは「値段なり」の作りです。この点であまりおすすめできません。


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 【2018年】

  27・シャープ 空気清浄機 FU-J50-W
   ¥16,799 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 【2017年】

  28・シャープ 空気清浄機 FU-H50-W
   ¥14,800 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積: 23畳まで
最大風量:最大5.1m3/分
サイズ:幅383×奥行209×高さ540mm
センサー :ニオイセンサー
フィルタ寿命:10年間

 FU-J50は、シャープのFU-J30の中級機です。

 こちらも新旧機種があります。

 しかし、型番のみの変更なのです。ネットでは在庫がまだあるので、旧機種がオススメです。

 適応面積は、最大23畳までです。

 下位機種より、適応範囲が上昇しています。

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 本体サイズは、幅383×奥行209×高さ540mmです。

 やや高さはあります。

 しかし、設置に最も邪魔な「幅」がスリム化したのは良い部分です。デザイン性を重視して、「一目惚れの衝動買い」を狙ってもいそうです。

 201709171805.jpg

 風量は、最大5.1m3/分です。

 12畳程度のリビングでも、寄託直の花粉の除去スピードは期待できます。

 気流制御は、この機種については工夫があります。

 ルーパーと吸気口の形状を最適化して、空力的にコアンダ効果を得やすくしており、室内で空気を効果的に循環させることができます。

 シャープは、スピード循環気流と呼びます。より高度な制御をする上位機もありますが、このグレードの製品としては優秀です。

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 「ほこり」用フィルターは、高性能です。

 なぜなら、捕捉率が、99.97%を誇るHEPA規格に準拠した上で、10年交換不要の長寿命だからです。

 なお、HEPA規格のフィルターは目が細かいため、実際には、経年変化で捕捉率が低下していきます。

 しかし、シャープは、静電HEPAフィルター技術を採用し、繊維にしっかり吸着させることで、減衰率を下げる工夫があり、弱点は緩和されています。

 「ニオイ」用フィルターは、活性炭フィルターです。

 独立した単独フィルターを採用していますが、こちらも10年交換不要です。

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 センサーは、一方、注意が必要です。

 タバコなどのニオイを検知する「ニオイセンサー」は付属するものの、花粉やハウスダストを検知する「ほこりセンサー」が未搭載でだからです。

 花粉に連動した自動運転ができないため、花粉の時期は、「常に稼働し続けるしかない」製品です。

 マイナスイオン発生機能は、この機種も、高濃度プラズマクラスター7000が採用されます。

---

 以上、FU-J50の紹介でした。

 サイズに比べて強力と言える風量と、ニオイセンサーを持つため、タバコや生活臭対策には良いでしょう。フィルターも、HEPA規格のホコリフィルターと脱臭フィルターが別搭載であり、性能は良いです。

 ただし、ほこりセンサーがない点はたいへん残念です。花粉対策や、ペットなどが巻き上げたホコリに連動した運転はできません。この点ではイマイチです。


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 【2018年】

  29・シャープ 蚊取 空気清浄機 FU-JK50-B
   ¥19,701 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 【2016年】

  30・シャープ 蚊取 空気清浄機 FU-GK50-B
   ¥21,800 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積: 23畳まで
最大風量:最大5.1m3/分
サイズ:幅391×奥行281×高さ540
センサー :ほこりセンサー
フィルタ寿命:10年間

 FU-GK50-B は、通称「蚊取空清」と呼ばれる空気清浄機です。

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 名前の通り「蚊を取る機能」を持った特殊な空気清浄機です。

 もともと、東南アジア諸国限定で売られていたモデルですが、2016年から日本市場にも投入されました。

 なお、2018年の新機種は、パワフル蚊取りモードを搭載した点が相違点です。

 利用時「1.4倍の収集力」を謳います。価格も逆転しているので選ぶならこちらでしょう。

 適応面積は、最大20畳です。

 本体サイズは、幅391×奥行281×高さ540mmです。

 他社にも見られる「中型サイズ」の空気清浄機です。リビング用としては常識的なサイズでしょう。

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 蚊取空気清浄機用蚊取シート FZ-GK50KS 
  ¥1,058 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 蚊を獲る仕組みは、シート式です。ただ、薬剤を使用するタイプではなく、その点で安全です。

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 本体に、蚊がよってくる習性のある「紫外線ライト」「黒色のボディ」「蚊が隠れられる小窓」があり、そこに引き寄せられた蚊をこのシートで絡め取る仕組みです。

 同社の測定によると、6畳相当の実験室で約1日で88%から93%の蚊が捕捉できたようです。

 殺虫剤のような即効性は期待できませんが、空気を汚さない点でメリットがあるでしょう。

 シートは2ヶ月で寿命なので、1シーズンに2回ほど交換が必要です。ただ、シートはよく考えられており、セットは簡単です。使用後に触ること無く捨てられるのも良い部分です。

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 本体の風量は、最大5.1m3/分です。

 中型の空気清浄機として、合格といえる数値で、「真面目に」作られています。

 「ほこり」用フィルターは、こちらも、10年交換不要のHEPAフィルターを採用します。

 「ニオイ」用フィルターも、単独の脱臭フィルターが搭載で、同じく10年交換不要です。

 センサーは、しかし、「ほこりセンサー」の搭載に止まります。

 花粉には反応しますが、ニオイセンサーを搭載していないのは残念です。

 なお、タバコの煙は「ほこり」でもあるため検知できます。

 しかし、ニオイ全般の検知度は、総合的には弱いです。

 マイナスイオン発生機能は、付着臭の除去に力を発揮するプラズマクラスター7000が採用されます。

---

 以上、シャープのFU-GK50-B の紹介でした。

 独特な発想で作られたシャープらしい機種です。夏場に買い換える空気清浄機としては売れ筋になるでしょう。

 なお、消耗品としての蚊取りシートは空気清浄機に内蔵されるため、清潔に使うためには、定期的な入れ替えを忘れないようにしてください。


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 【2019年】

  31・シャープ FP-AT3-W
   ¥42,799 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積: 14畳まで
最大風量:最大3.1m3/分
サイズ:幅625×奥行626×高さ172mm
センサー:ニオイセンサー
フィルタ寿命:2年間

 FP-AT3-W は、通称「天井空清」と呼ばれる空気清浄機です。

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 LEDシーリングライト一体型空気清浄機です。

 そのため、このブログの【LEDシーリングライトの比較記事】で取りあげるべきか迷いました。

 ただ、用途として「空気清浄機」の部分の方にスポットライトがあたった製品ですので、今回紹介します。

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 適応面積は、最大14畳までです。

 一方、照明器具としては12畳用までです。

 ただ、一般的な12畳用と比較すると、器具光束(明るさの単位)が5000ルーメンで暗めです。

 そのため、実際的には、12畳用としてはやや暗く、10畳程度までに向きます。

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 照明器具としては、調光と調色(昼光色・電球色)に対応する上で、「さくら色」系の2種の明かりを出せるのが、「売り」です。

 シャープが昔からこだわっていた部分で、「リラックス系」効果があるとされます。

 本体サイズは、直径62cm×高さ17cmです。

 8畳程度の世帯用のシーリングライトと同型です。

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 本体の風量は、最大3.1m3/です。

 気流制御は、天井設置なので、仕組みが異なります。

 通常の床置き型と違って、舞い上がったホコリの一部しか吸引できないため、格安機と比較しても、総合的な清浄力は「期待できない」と言えます。

 ただ、エアコンの花粉フィルターと同程度には、空気清浄機の「補助的」な役割ならば十分にこなせるでしょう。

 補助的な用途としてならば、評価することは可能です。

 「ほこり」用フィルターは、小型化の弊害で、2年間で交換です。

 性能面では、HEPA規格ですから、問題ないでしょう。

 「ニオイ」用フィルターは、一方、一体型となるため、あまり高性能ではありません。

 センサーは、ニオイセンサーのみ付属です。

 マイナスイオン発生機能は、放出量の多いプラズマクラスター25000が採用されます。

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 お手入れは、1ヶ月に一度、プレフィルターの掃除が必要です。

 この部分は、別売の「使い捨てプレフィルター」を利用してもよいですが、コスパは悪いです。

---

 以上、シャープのFP-AT3-Wの紹介でした。

 照明としては10畳程度ならば便利に使える製品です。

 一方、空気清浄機としては、天井設置の点で、吸引力に疑問があるほか、花粉が検知できないニオイセンサーのみ付属で、フィルター寿命が短いため、使いどころは選びそうです。

 また、1ヶ月に1度の天井部分の掃除が必要になるため、背の低い方には不便です。

 機能面として言えば、床置き空気清浄機の補助的な役割としてならば効果が期待できるでしょうが、このような「ハイブリッド」が効果的なのかは、Atlasには疑問です。


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 【2015年】

  32・シャープ 空気清浄機 FP-140EX-W
   ¥114,000 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積: 65畳まで
最大風量:最大14m3/分
サイズ:幅549×奥行327×高さ818mm
センサー :ニオイ・ほこりセンサー
フィルタ寿命2年

 FP-140EX-Wは、シャープの空気清浄機の最上位機です。

 加湿機能を持たない製品としては、最も高性能な機種です。

 大型ですが、後ほど紹介する、ブルーエアの680iに匹敵する製品で、国内大手家電メーカーが販売している市販モデルでは、最も強力な製品です。

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 適応面積は、最大65畳までです。

 本体サイズは、幅549×奥行327×高さ818mmです。

 適応畳数に応じて、相当程度大きいと言えます。

 本体の風量は、14m3/分です。

 家庭用として認められる基準では、最大に近いですが、残念ながら、ブルーエアーの大型機にわずかに及びません

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 気流制御は、他機種に較べても「ユニーク」です。

 大型機ゆえでしょうが、ファンとモーターを2つ装備して、左右から風を放出する形式です。

 ただし、後方吸気なので、壁際の設置は効果を大きく減じるでしょう。

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 「ほこり」用フィルターは、静電HEPAフィルターです。

 大型なので、2年寿命です。

 ブルーエアなどは6ヶ月で交換なので、フィルターコストを考えても、業務向けでは安上がりと言えます

 「ニオイ」用フィルターは、高性能脱臭フィルターですが、寿命は同じです。

 センサーは、ニオイ・ホコリセンサーをダブルで搭載します。

 また、ほこりセンサーは、高感度センサーなので、PM2.5も検知できる制度です。

 静音性も、最大運転時で55dBですから、風量差を勘案しても、悪くないスペックです。

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 メンテナンス性についても、エアコンのような、可動式のプレフィルター自動掃除機能があるため、仕様面でも優れます。

 マイナスイオン発生機能(プラズマクラスター25000)が付属します。

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 以上、FP-140EX-Wの紹介でした。

 相当広い病院の待合室や、飲食店に一台おくならば、この機種は候補です。

 ただし、本体は相当大きいので、家庭用のリビングには大きすぎる機種でしょう。

5・パナソニックの空気清浄機の比較

 続いて、パナソニックの空気清浄機の比較です。


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【2018】【在庫限り】

 33・ パナソニック 空気清浄機 F-PDR30
   ¥13,730 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積: 12畳まで
最大風量:最大2.7m3/分
サイズ:幅311×奥行210×高さ540mm
センサー :ニオイセンサー
フィルタ寿命:2年間

 F-PDR30 は、パナソニックのコンパクトタイプの空気清浄機です。

 パナソニックは、このサイズの小型機は2018年で製造を終えたため、在庫限りとなります。

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 適応面積は、最大12畳までで。

 リビング用にも使えそうですが、風量の関係で、6−8畳の小部屋用といえます。

 リビングにはやや非力でしょう。実際、子ども部屋向きに採用されたデザインです。

 本体サイズは、幅311×奥行210×高さ540となります。

 省スペース設計と言えます。

 本体の風量は、最大2.7m3/分です。

 コンパクト機の水準としても弱めです。

 その点で言えば、ドアで仕切ってある部屋で使うのが基本の空気清浄機です。また、花粉対策用としては、帰宅して直後の花粉の高速除去には向きません。

 気流制御は、特段の工夫はされません

 ただ、前方吸引なので、部屋の隅に空気清浄機を置いても効果的だと思います。

 「ほこり」用フィルターは、HEPAフィルターが未採用です。

 また2年の寿命と短い点も注意が必要です。ただ、子ども部屋で使う前提なら、タバコなどもないでしょうし、実際は2年以上持つかもしれません。

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 「ニオイ」用フィルターは、スーパーナノテク脱臭フィルターが採用です。

 単独の活性炭フィルターを採用しているため、ニオイにはある程度効果がありそうです。ただし、2年で交換となります。

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 センサーは、ニオイセンサーのみです。

 花粉に反応するほこりセンサーは非採用です。

 そのため、花粉対策用として使う場合は、常に「ファンを回し続ける」必要があります。小型機で、寝室にも向きそうですが、やはりこの点は難点です。

 マイナスイオン発生機能は、パナソニックの製品ながら、ナノイーは、未搭載です。

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 以上、パナソニックのF-PDR30 の紹介でした。

 取っ手がついて持ちはこびがしやすいデザインで、子供部屋などにも向く製品です。

 ただ、ほこりセンサーがない点と、HEPAフィルターが不採用な点で言えば、花粉対策用としては非力ですね。風力も弱いです。


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【2019】

  34・パナソニック 空気清浄機 F-PXS55-K
  34・パナソニック 空気清浄機 F-PXS55-W  
   ¥39,468 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

【2018】【各色】

  35・パナソニック 空気清浄機 F-PXR55
   ¥37,700 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積: 25畳まで
最大風量:最大5.5m3/分
サイズ:幅300×奥行195×高さ580
センサー :ニオイ/ほこり/照度
フィルタ寿命:10年間

  F-PXS55 は、パナソニックの空気清浄機の上位機種です。

 新旧機種ありますが、型番のみの変更ですので、値段で決めて良いです。

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 適応面積は、最大25畳までとなります。

 花粉対策用としても15畳前後までの部屋で強力に使えます。

 本体サイズは、幅300×奥行195×高さ580mmです。

 サイズ的にはスリムで高さがあるタイプですが、省スペース設計と言えます。

 パナソニックは、前面吸気のため、部屋の隅に設置することも問題ないため、壁際でも「どこでも置ける機種」です。

 本体の風量は、風量は最大5.5m3/分です。

 8畳程度ならば11分で清浄できます。

 個人的には、風量が5.0m3/分以上というのが、「ワンルーム」で花粉症対策に使う場合の1つの目安になると思っています。

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 気流制御は、同社メーカーとして、最もこだわる部分であり、「高度」です。

 この機種の場合、エアコンのように、ルーパー(羽根)がモーターで自動で動く構造で、用途に合わせて、風向きを自動で調整しています。

 例えば、「花粉などホコリが多い場合」は、「床を掃くような気流」を作ります。

 また、「タバコ臭などニオイが多い場合」は「上方から巻き込むような気流」を作ります。

 いずれも、センサーと連蔵して、上下のルーパーの角度を自動調整し、効果的に気流を制御します。

 これ以外にもPM2.5を感知した場合の専用気流など、気流制御はパナソニックの「独壇場」です。

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 なお、吸引部は床上30センチの場所にファンが付いています。

 これは、大きなハウスダストが舞っているのがこの高さだからです。

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 「ほこり」用フィルターは、HEPAフィルターを採用しています。

 10年交換不要ですから、性能面やランニングコストの面で問題ないでしょう。

 一方、シャープやダイキンは、経年変化で目詰まりしにくい「静電HEPAフィルター」ですが、パナソニックの場合は、そのような記載はありません

 「ニオイ」用フィルターも、「スーパーナノテク脱臭フィルター」を採用します。

 10年交換不要ですし、性能面で問題ないでしょう。

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 センサーは、ニオイセンサー・ホコリセンサーをダブルで装備します。

 加湿機能がない機種で、センサーを両方とも搭載する機種は最近少なくなってきており、貴重です。

 正確を期して言えば、同社の「加湿機能付き上位機」は、微小粒子を感知できる高感度センサーを採用するため、それにはは「及ばない」仕様です。

 ただ、値段と実用性を考えれば、ニオイと花粉対策にはこれでも十分です。

 その上で、照度センサーも付属します。

 部屋が暗い場合、表示パネルが消え、また、風量を抑えた運転に自動的に切り替わります

 これにより、消費電力は60%節電できます。

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 マイナスイオン発生機能は、シャープのプラズマクラスターに相当するナノイー発生機能が付属します。

 パナソニックの場合は、水イオンを利用する「ペルチェ素子方式」を用います

 ただ、静電気の抑制効果など、効果の部分で大きな差は無いでしょう。

 一方、花粉の抑制効果も謳われますが、実空間の実験結果ではないため、本質的には、フィルター性能を重視するべきです。

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 以上、パナソニックのF-PXS55 の紹介でした。

 同程度の面積をカバーするシャープFU-J50のライバルでしょう。

 ただ、エアコンのような気流制御技術を採用する上、ダブルセンサー搭載し、センサーに連動した気流制御を行う点で、実際の効果は価格差ほどはあるでしょう。

 価格差はありますが、性能で考えれば、こちらを選んでも後悔はしないと思います。

6・ダイキンの空気清浄機

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 続いて、ダイキンの空気清浄機の紹介です。

 ダイキンは、日本の空調メーカーで、エアコンのシェア率も高いです。空気清浄機も国内三大メーカー」の一角で、独自色の強く、実用的な機種を出しています。

 ただ、最近は、(加湿機能のない)空気清浄機については、シャープやパナソニックと同じく、高機能な機種の販売をやめています。


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 【2017年】

 【通常型番】

 36・ダイキン 光クリエール MC55U-W  
  ¥30,800 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 【量販店用型番】

 37・ダイキン 光クリエール ACM55U-W
  ¥30,000 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 【2019年9月発売予定】

 【通常型番】(近日登場)

 38・ダイキン 光クリエール MC55W-W   
  ¥42,984 楽天市場 (9/2執筆時)

 【量販店用型番】(近日登場)

 39・ダイキン 光クリエール ACM55W-W
  ¥----- Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積: 25畳まで
最大風量:最大5.5m3/分
サイズ:幅270×奥行270×高さ500
センサー :ニオイ・ほこりセンサー
フィルタ寿命:10年間

 MC55U-Wは、ダイキンの発売する、空気清浄機です。

 先述のように、(加湿機能のない)空気清浄機は、パナソニック同様あまり力を入れないため、現在は、こちらの入門機のみの展開です。

 2019年9月に、2年ぶりに新機種が出ますが、性能面は旧機種と同等です。

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 適応面積は、最大25畳までです。

 スリムですが、パワフルな機種と言えます。

 本体サイズは、幅270×奥行270×高さ500mmです。

 小さいので、設置については問題ないでしょう。

 本体の風量は、最大5.5m3/分です。

 割と小型の設計ながら、パナソニックの上位機との風量で「優秀」です。

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 気流制御は、ファンやフィルターの配置がユニークです。

 とはいえ、下方の左右から吸引して上部に放出するという、論に適った構造であり、問題はなさそうです。

 一方、気流をルーパーで制御するパナソニックと比較する場合、機能面では負けるでしょう。

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 「ほこり」用フィルターは、静電HEPAフィルターを採用します。

 捕捉率の高さは他社と同じで99.7%で、10年間交換不要です。

 加湿機能が付属する、同社の上位機はTAFUフィルターという、さらに目詰まりしにくいフィルターを採用します。

 こちらは、一般的なものですが、シャープ同様に、静電HEPAフィルターなので、経年変化による減衰には、ある程度まで対策があると評価できます。

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 「ニオイ」用フィルターは、脱臭触媒を用いる方式です。

 なお、ダイキンの場合、脱臭フィルターの性能の持続性も配慮されています。

 というのも、ダイキンは、プラズマ放電(光速ストリーマユニット)を用いて、フィルターの付着したニオイ粒子を酸化分解させているからです。

 この方式だと、ニオイフィルターは脱臭フィルタの目詰まりが生じにくく、脱臭機能が長持ちします。

 センサーは、パナソニック同様に、ニオイ・ほこりセンサーをダブルで搭載します。

 ほこりセンサーは、高感度ホコリセンサーではないです。しかし、花粉の検知ならば、このほこりセンサーでも十分にこなせるでしょ

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 マイナスイオン発生機能は、アクティブプラズマイオン(除菌イオン)放出機能を搭載です。

 単純な能力(放出数)としては、プラズマクラスター25000と同等水準です。付着臭の除去や、静電気の除去効果面では期待できるでしょう。

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 以上、ダイキンの空気清浄機MC55U-Wの紹介でした。

 風両面で「互角」である、パナソニックのF-PXS55-Kがライバルでしょう。

 比較する場合、気流制御技術はパナソニックが上位なので、「花粉などを取りきる力」は、パナソニックの方が期待できます。

 一方、10年間のフィルターの持続性の面では、静電フィルターの採用と、プラズマ放電(ストリーマ)の力で、ダイキンが上回ります。

 どちらを選ぶかは、難しい部分です。ただ、フィルターを10年間の途中で交換しない前提ならば、ダイキンがわずかに有利だと思います。

7・バルミューダの空気清浄機

 つづいて、バルミューダデザインの空気清浄機を紹介します。

 同社は、空調家電に限らず、さまざまな「デザイン家電」「ユニークな家電」を販売している日本企業です。比較的高価な製品で、付加価値のある製品を得意ジャンルにしています。


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 【2019年】

 40・バルミューダ The Pure A01A-WH
   ¥56,160 Amazon.co.jp
(9/2執筆時)

対応面積:洋室 36畳
最大風量:最大7.3m3/分
サイズ:幅260×奥行260×高さ700
センサー :ニオイ・ほこりセンサー
フィルタ寿命1年

  BALMUDA The Pureは、バルミューダデザインから2019年発表した新しい空気清浄機です。

 「Jet Clean」「AirEngine」と続いた旧機につづく3代目の機種です。2013年から更新がなかったので、実に5年ぶりの新機種となります。

 過去の例をふまえると、発売後品薄になりそうですので、オンシーズン中に欲しい場合は、予約するのも良いでしょう。

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 適応面積は、最大36畳まで対応です。

 スペック的にいって、広めのリビングにも対応できるハイパワー機です。

 本体サイズは、幅260×奥行260×高さ700mmになります。

 背は高いですが、設置面積はコンパクト設計です。床の専有面積が26cmの正方形というのはかなり優秀です。

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 本体の風量は、最大7.3m3/分 です。

 設置面積はダイキンの小型機と同等ですが、風力はこちらが優秀です。

 したがって、縦長のスリムサイズ機としては、風力が強い機種と言えます。

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 気流制御は、ユニークです。

 ホコリの溜まる下部から空気を吸引した上で、上向きに最大7.3m3/分 の強烈な風を起こし、天井に当てることで、室内の空気循環を促します。

 マンションや一軒家など、一般的な形状の家庭の場合、高い効果が期待できます。

 この部分は、今回の新機種の大きな改良点で、設置しやすい小型機種では最も風量が強く、パワーがある機種となりました。

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 集じん・脱臭フィルターセット A01A-P100
   ¥10,260 楽天市場 (9/2執筆時)

 「ほこり」用フィルターは、角形のフィルターを採用します。

 HEPA規格準拠ですが、同社は「TrueHEPAフィルター」呼んでいます。ただ、TrueHEPAは、いわゆる「業界の宣伝用語」です。実際は、他社のHEPAフィルターと基本的に同じ意味です。

 一方、注意点は、寿命が1年である点です。10年間のランニングコストを考えると、「割高感」は感じます。

 「ニオイ」用フィルターは、セットで付属します。ただし、脱臭面では、さほどの機能性を謳ってはいないです。

 センサーは、ニオイセンサー・ホコリセンサー搭載です。

 基本はしっかり押さえられています。ただ、ほこりセンサーは、高感度センサーではないので、他社の未搭載機同様に、微小粒子を感知することはできません。

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 加えて、この機種は照度センサーも付属します。

 この機種は、下部のホコリの取り込み口をライトアップして、デザイン性を高めるとともに、ホコリを見えやすくして効果を実感しやすくするという工夫があります。

 部屋の照明の明るさに応じて、明るさを調整するために、照度センサーが付属するわけです。

 上部も光るため、空気の流入・流出が可視しやすいです。消灯させることも可能ですが、オシャレな「間接」照明的に使えます。実用性はともかくとして、デザイン家電メーカーらしい、良い工夫でしょう。

---

 以上、BALMUDA The Pureの紹介でした。

 フィルター寿命が短い高級・高性能機としては、風量・フィルタ性能などの性能が期待できる機です。

 とくに、デザイン性は「とびきり」ですので、インテリア性も重視して選ぶならば、次に紹介するブルーエアの製品と並び、良い機種でしょう。

 おもに、花粉対策用として揃えるならば、良い選択肢ですね。

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 【在庫限り】

 40’・バルミューダ AirEngine EJT-1100SD-WK
   ¥29,800 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積:洋室 36畳
最大風量:最大6.6m3/分
サイズ:幅250×奥行250×高さ700
センサー :ニオイ・ほこりセンサー
フィルタ寿命1年

  なお、2018年まで最新機だったAirEngineの在庫が多少あります。

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 本体の風量は、最大6.6m3/分 です。新機種と比較すると、わずかに及びませんがこちらも強いです。

 その上で、フィルター上部からも風を吸いこむ構造ですので、(フィルターを経由しない風を含めて)上部に吹き出る風の風量は最大10.0m3/分 と新機種より強いです。

 その点で言えば、空気の循環の部分では実は旧機種のこちらのほうが優れる部分もあります。

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 バルミューダ 360°酵素フィルター
   ¥9,031 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 「ほこり」用フィルターは、新機種と異なり、円筒形のフィルターを採用します。

 HEPA規格準拠ですが、同社は「酵素フィルター」呼んでいます。表面に酵素加工がなされており、微生物の増殖を抑える効果があるとされます。

 「ニオイ」用フィルターは、ホコリフィルターと一体成形です。

 そのため「搭載」ということになります。ただし、脱臭面では、さほどの機能性を謳ってはいないです。

 センサーは、ニオイセンサー・ホコリセンサー搭載です。

 基本はしっかり押さえられていますが、新機種と異なり、照明機能は持ちません。

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 以上、バルミューダのAirEngineの紹介でした。

 「風量」や「インテリア性」の部分で新機種に負けるものの、差はわずかです。また、巻き上げる風量は最大10.0m3/分 とこちらのほうが強いため、空気のかくはん効果の期待値は、こちらのほうが高いとも言えます。

 量産効果で、フィルターも値下がりしています。ネットではまだ在庫もあるので、旧製品があるうちは、こちらを選ぶと「お得」だとおもいます。

8・ブルーエアーの空気清浄機

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 続いて、ブルーエアーの製品を紹介します。

 ブルーエアは、スウェーデンの空調メーカーです。

 環境先進国北欧のメーカーということで、それを強調して高級路線で売り出しています。


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 【2019年】

 41・Blue Pure 231 Particle+Carbon 1031984
  ¥23,500 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積:洋室 39畳
最大風量:最大10.3m3/分
サイズ:幅330×奥行330×高さ522
センサー :なし
フィルタ寿命6ヶ月

 Blue Pure 231 Particle+Carbon は、ブルーエアのデザイン性が高い空気清浄機です。

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 適応面積は、最大39畳までとなります。

 本体サイズは、正方形の機種ですが、幅330×奥行330×高さ522です。

 ダイキンの小型機とだいたい同じですね。

 本体の風量は、最大10.3m3/分 です。

 サイズからすると「問答無用の強力さ」です。

 花粉の除去スピードに最も影響する部分ですし、その点で言えば、この機種はかなりの「高性能」です。

 静音性は、最小でも37dbと静けさには配慮がない機種です。

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 ・ブルー ピュア 220 パーティクル フィルター  
  ¥7,617
Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 「ほこり」用フィルターは、独特の形状です。

 性能面は、HEPA規格ですが、複数の層があり、0.1μmまで吸いこめる高性能フィルターです。

 ただ、すぐ目詰まりするため、6ヶ月に1回フィルターを交換する必要があります。

 10年間で考えれば、15万円以上の消耗品コストです。ので、この点は「熟慮」が必要でしょう。詰まったフィルターを使っていても全くの「電気の無駄」ですから。

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 「ニオイ」用フィルターは、フィルター内部に活性炭(カーボン)フィルターが内蔵されます。

 ただし、メインフィルターに比べると作りは単純です。

 センサーは、未搭載です。

 速度を3段階で選び、付けっぱなしにして使う仕様です。こういった仕様も、定格のフィルター寿命の短さに影響しているのかもしれません。

 マイナスイオン発生機能は、搭載です。

 ブランド名はないですが、帯電したホコリの静電気を除去して吸いこむ仕組みです。

---

 以上、Blue Pure 231 Particle+Carbon の紹介でした。

 ほこりフィルター性能と風量は申し分ありません

 しかし、その消耗品コストとセンサー非搭載である点はやはりネックです。また、センサーもない機種で、静音性も配慮がない点も、注意が必要です。ややクセがある機種ですね。

−−

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 【2017年】

 42・Blue Pure 411 Particle+Carbon 101436
  ¥23,500 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 なお、この製品には、適応畳数13畳までの小型機種があります。

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 サイズは、直径20cm×高さ425cmですから、設置性は良いですが、自慢の風量は最大3.3m3/分 と弱くなります。

 この点で、あまりオススメできません。

次回につづく!
単機能の空気清浄機でおすすめは結論的にどの機種?

 というわけで、今回の前編記事では、最新モデルの空気清浄機について紹介してきました。

 記事は、もう少し続きます。

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43・Blueair Sense+ PK120PAC
44・Blueair Blueair Classic 280i 200138
45・Blueair Classic 205 200403
46・Blueair Blueair Classic 480i 200146
47・Blueair Blueair Classic 405 103681  
48・Blueair Blueair Classic 680i 200154
49・Blueair Blueair Classic 605 103682  

 つづく、第4回目の記事こちら】では、ブルーエアの空気清浄機をもう数台紹介します。

 その上で、比較的価格が安いアイリスオーヤマの空気清浄機のほか、無印良品・ダイソン・CADO・プラスマイナスゼロなど、インテリア性の高い製品を紹介します。

 その上で、全記事の結論として、これまでの記事内容をふまえて、サイズ別のAtlasのおすすめ空気清浄機・加湿空気清浄機を選定し、提案していきたいと思います。

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 次回記事は→こちら

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posted by Atlas at 18:52 | 空気清浄機

比較2019’【花粉に強い!】空気清浄機57機の性能とおすすめ:PM2.5・花粉対応(Aircleaner-4)

前編からの続き記事です。前編記事は→こちら

8・ブルーエアーの空気清浄機(続き)

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 【2016年】

 43・Blueair Sense+ PK120PAC
  ¥40,905 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積:洋室 12畳
最大風量:最大4.25m3/分
サイズ:幅470×奥行170×高さ492
センサー :なし
フィルタ寿命6ヶ月

 Blueair Sense+は、ブルーエアの人気製品だった 270E SlimsenseK 110PACの後継機となる中型製品です。

 こちらは、他社にも見られる長方形のデザインですが、多色展開している「デザイン重視」の空気清浄機です。

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 適応面積は、最大12畳までです。

 ブルーエアー製品ですが、強力な機種ではありません。

 本体サイズは、幅470×奥行170×高さ492mmです。

 適応面積の狭さの割に、本体が大きめです。

 本体の風量は、最大4.25m3/分 です。

 したがって、この機種は、日本メーカーのが発売が優秀な状況です。

 おそらく、性能よりもデザインを重視した設計なのでしょう。

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 「ほこり」用フィルターは、3ステップHEPASilentフィルターを採用します。

 これは、三層のフィルターを圧着した高性能HEPAフィルターです。

 ダイキンの光ストリーマのようにイオナイザーで帯電させてから、3層のHEPAフィルターで吸引するため、吸引力の点では、現在水準で高い水準の能力を持ちます。

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 ブルーエア交換用フィルターFSENSEPAC  
  ¥5,711
Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 ただし、やはり、高価であり、6ヶ月に1回フィルターを交換する必要があります。

 「ニオイ」用フィルターは、「装備していない」点も注意が必要です。

 センサーは、未搭載です。

 3段階の風量を選択して付けっぱなしにするタイプです。

 消費電力は36Wですから、それなりにあります。

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 以上、ブルーエアのBlueair Sense+の紹介でした。

 デザイン家電で、オシャレな製品ですが、中身のフィルターのコストはやはりネックです。

 また、風量も、国産機種に較べて優れてもいないため、「花粉対策用」という実用性の面ではあまりおすすめできません。


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 【2016年】

 44・Blueair Blueair Classic 280i 200138
  ¥62,942 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積:洋室 25畳
最大風量:最大6.2m3/分
サイズ:幅530×奥行210×高さ530
センサー :ニオイ・ほこりセンサー
フィルタ寿命6ヶ月

 280iは、ブルーエア・クラシックシリーズに属する製品です。

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 適応面積は、最大25畳までです。

 日本に最も最初に入ってきたタイプの後継機で、大型製品です。

 過去製品に比べると、形状がスマートになり、「かわいく」なりました。

 本体サイズは、幅530×奥行210×高さ530です。

 昔ながらの「ブルーエアのサイズ」で、国産機の大型機と比べても「相当のスペースを専有する」機種です。

 本体の風量は、やや高価な製品ながら、最大6.2m3/分 と、国内企業の製品と比較しても弱めです。

 ただ、本体が大型なので、大風量時の静音性には従来よりも配慮のある機種です。

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 ・交換用ダストフィルター F200300PA
  ¥5,307 Amazon.co.jp  (9/2執筆時)

 「ほこり」用フィルターに、三層のフィルターを圧着した高性能HEPAフィルターを採用します。

 一方、この機種は、チリを帯電させることで、フィルタに強く吸着させることで目詰まりを防ぐHEPASlientテクノロジーが採用されます。

 昔のダイキン機に採用されていた、電気集塵方式と同じです。

 ただし、このシステムは、フィルター寿命の延長には寄与せず、交換頻度は6ヶ月です。

 「ニオイ」用フィルターは、「ニオイ用の脱臭フィルターを装備していない」製品です。

 センサーは、ニオイ・ホコリセンサーを搭載します。

 しかし、ほこりセンサーは、高感度ではないです。

 本体価格からすると、残念です。

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 一方、温湿度センサーが付属します。

 これは、スマホで、空気の汚れや質をモニタリングするために主に利用されます。

 なお、今バージョンからは、いわゆる「IOT家電」となっており、スマホとWi-Fiでつなげることで、リモコン化できるほか、空気状態のモニタリングが可能です。

 Android系・iOS系どちらにも対応可能です。

---

 以上、280iの紹介でした。

 北欧らしいデザインで、ブランドイメージや高級感はあります。

 ただ、やはり、ランニングコストがネックです。花粉などの除去性能は良いのですが、飛び抜けた風量がないため、帰宅直後の除去時間は、同社の平均からすると、長めでしょう。

 また、他機種が2台以上購入できてしまう価格のため、費用対効果はやや悪いといえます。

ーーーー

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 【2019年】【センサーなし】

 45・Blueair Classic 205 200403
  ¥47,600 Amazon.co.jp
(9/2執筆時

対応面積:洋室 25畳
最大風量:最大6.2m3/分
サイズ:幅530×奥行210×高さ530
センサー :
フィルタ寿命6ヶ月

 なお、2019年から、280iの下位機種(機能限定版)が発売されています。

 ただ、こちらは、センサーが2つとも付属しませんので、Atlas的にはオススメしかねます。


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 【センサーあり】

 46・Blueair Blueair Classic 480i 200146 
  ¥78,818
Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 【センサーなし】

 47・Blueair Blueair Classic 405 103681  
  ¥62,320
Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積:洋室 33畳
最大風量:最大9.9m3/分
サイズ:幅500×奥行275×高さ590
センサー :ニオイ・ほこりセンサー
フィルタ寿命6ヶ月

 480iは、ブルーエア・クラシックシリーズの上位機です。

 基本性能は、下位機種の280iと同じで、IOT家電としてスマホと連携した利用が可能です。 

  201807082010.jpg

 適応面積は、最大33畳までです。

 大きいので、事務所にも向きます。

 本体サイズは、幅500×奥行275×高さ590mmです。

 とくに幅が広く、「相当のスペースを専有する」機種です。

 本体の風量は、一方で、9.9m3/分という高水準の風量・風圧を出せる機種です。

 ただ、その場合、静音性は最大運転時では52dBです。

 ダイキンのターボ運転時(50dB)以上の音がする点は、注意が必要でしょう。

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 交換用ダストフィルター F400PA
  ¥7,735 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 「ほこり」用フィルターには、本体が大型なため、フィルターのコストも、より高いです。交換頻度は、6ヶ月と同じです。

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 以上、480iの紹介でした。

 大風量で、帰宅直後の花粉の除去時間は、下位機よりかなり速くなっています。相当広いリビングなどの場合、風量の強いこの機種は重宝するかもしれません。

 一方、静音性も従来の同クラスのブルーエアよりは改善しているとはいえ、日本仕様として考えると、まだ「うるさめ」です。


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 【センサーあり】

 48・Blueair Blueair Classic 680i 200154 
  ¥105,267
Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 【センサーなし】

 49・Blueair Blueair Classic 605 103682  
  ¥84,269
Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積:洋室 75畳
最大風量:最大18.41m3/分
サイズ:幅500×奥行340×高さ660
センサー :ニオイ・ほこりセンサー
フィルタ寿命6ヶ月

 680iは、ブルーエア・クラシックシリーズの最上位機です。

 基本性能は、下位機種の280iと同じです。また、IOT家電としてスマホと連携した利用も可能です。 

  201902081339.jpg

 適応面積は、家庭用として販売されているものでは「業界最高」で、最大75畳まで対応です。

 本体サイズは、幅500×奥行340×高さ660mmになります。

 大きいですので、完全にリビングや事務所向けです。

 空気清浄機単独のモデルでは、専有面積も最大級でしょう。

 本体の風量は、しかしながら、18.31m3/分と、格段に強いです。

 201901241327.jpg

 静音性は、一方で、最大運転時では62dBです。

 また、最小でも32dBとなりますので、寝室向きではないです。

 以上、ブルーエアの680iの紹介でした。

 今回の比較の趣旨(家庭用)という点では、確実にオーバースペックです。

 例えば、学習塾や病院の待合室用として揃えるならば、割と良い選択肢でしょう。

 その場合、用途としてセンサーは不要でしょうから、(安めの)Blueair Classic 605 を選んでも良いでしょう。

9・無印の空気清浄機の比較

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 【各色】

 50・無印良品 空気清浄機 MJ-AP1
   ¥38,900 無印良品 (9/2執筆時)

対応面積:洋室 30畳
最大風量:最大6.7m3/分
サイズ:幅250×奥行250×高さ498mm
センサー :ニオイ・ほこりセンサー
フィルタ寿命1年

  MJ-AP1 は、無印良品の販売する空気清浄機です。

 201807082014.jpg

 バルミューダデザインのような「円筒形」ですが、プロダクトデザインは、同社に依頼している製品です。

 その点では、前編記事で紹介した、バルミューダ製品の姉妹品と言えるものです。

 適応面積は、最大30畳まで対応です。

 ただ、構造が異なるため、比較すれば、適用床面積は控えめです。

 本体サイズは、幅250×奥行250×高さ498mmです。

 高さは、エアエンジンに較べても2/3程度で、設置性は良さそうです。

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 本体の風量は、バルミューダとは、やや異なります。

 バルミューダの「エアエンジン」(左図)は、下部のターボファン最大6.6m3/分で吸引し、上部のグリーンファンが外部から巻き込んだ風とともに、最大10.0m3/分 の風を巻き起こす構造でした。

 無印のMJ-AP1(右図)は、それに対して、逆回転する2つの「グリーンファン」で構成されているため、集塵の際の最大風量が最大6.7m3/分 とバルミューダをわずかに超えます。

 201807082016.jpg

 気流制御は、したがって、バルミューダと異なり、上部では気流を巻き込まない構造です。

 そのため、部屋の中の空気を強制循環させる能力は、本家のバルミューダが優ると言え、それゆえに、適応畳数の差が出ています。

 言いかえれば、ターボ運転で花粉が取れるスピードは、スペック的に本家のエアエンジンに負けるでしょう。

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 無印良品 MJ-AP1-FL
   ¥6,790 無印良品 (9/2執筆時)

 「ほこり」用フィルターは、バルミューダ本家より多少安いです。

 しかし、1年ごとに交換を要するフィルターです。

 また、吸引力については、準HEPAフィルターという記載です。三層構造のホコリフィルタですが、「HEPA」を称していません。また、酵素フィルターでもありません

 「ニオイ」用フィルターは、一体形成で、活性炭フィルターが内蔵です。

 こちらも、脱臭面では、さほどの機能性を謳ってはいないです。

 センサーは、ニオイセンサー・ホコリセンサー搭載です。

 ただし、高感度のほこりセンサーは未搭載です。

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 以上、無印良品MJ-AP1の紹介でした。

 雑誌レビューでは、「エアエンジンに優る」という実証実験記事もありました。ただ、「モノマニア」的に言えば、フィルターの機能性や、空気循環性は、スペック面で「劣る」という結論です。

 ただ、巻き込み風圧が同等ですので、限られた面積(小部屋)に設置するならば、差は感じられないでしょう。その場合、小型で設置性が良いのがメリットとなります。

 なお、エアエンジンとMJ-AP1のどちらをオススメとするか?は、記事最後の結論で改めて考えます。

10・ダイソンの空気清浄機

 続いて、ダイソンの空気清浄機の紹介です。


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 51・Dyson Pure hot +Cool Link 【銀】
 51・Dyson Pure hot + Cool Link 【青】
  ¥42,550 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積:洋室 23畳
最大風量:
サイズ:幅222×奥行222×高さ632mm
センサー :ニオイセンサー
フィルタ寿命1年

 Dyson Pure hot and Cool Linkは、2016年冬に出たダイソンの空気清浄機です。

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 こちらは、他の機種と異なり、空気清浄機能以外に、暖房機能送風機能も付属します。

 色々な機能を1つの製品で兼ねるタイプの家電です。

 適応面積は、最大23畳まで対応です。

 スペック的には、リビングにも対応できる「中型機種」と言えます。

 本体サイズは、幅222×奥行222×高さ632mmです。

 バルミューダ同様、専有面積の部分では優位性があります。

  201807082050.jpg

 本体の風量は、この機種は「ファンレスの送風機」なのでかなり強力です。

 ただし、花粉を取り切るまで8畳で30分というスペックは、普通の形状の空気清浄機として優秀ではありません

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 ダイソン HP/DP用交換フィルター
  \4,980 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 「ほこり」用フィルターは、HEPAフィルター採用です。

 ただし、交換フィルターは1年ごとに交換するタイプですので、ランニングコストは悪いです。

 201807082022.jpg

 ニオイフィルターは、ホコリ用フィルター内部に活性炭フィルタが内蔵されているので「搭載」です。

 また、ダイキンと同様に、有害ガスに対応できます。

 201807082023.jpg

 センサーは、ニオイセンサーを搭載するため、自動運転には対応します。

 一方で、ほこりセンサーが付属しないタイプです。これは、花粉やハウスダストが検知できないことになりますし、この部分は「弱い」です。

 静音性は、最小運転音がクラス最高性能といえる16.3デシベルです。

 ダイソンのこのタイプは、以前は騒音が問題でしたが、こちらは機能改善されています。

 そのほか、スマホアプリ(iPhone/Android)で操作できるほか、空気の汚染状況についてもスマホでモニタリング可能だからです。

---

 以上、Dyson Pure Cool LinK テーブルファンの紹介でした。

 オールシーズン出しっ放しで何かしらに使える面白い家電です。

 空気清浄機単体として見た場合は、構造的に風量の割に取り切るまでの時間はかかりますが、最終的に逃さず取れるので、性能面では問題ないでしょう。

 201807082025.jpg

 なお、この機種については、(ほこりセンサー内蔵タイプを含めて)様々な機能を持つ類似の機種が複数あります。

 そのため、このブログでは【ダイソンの空調家電の比較】において、空気清浄機以外の面を含めた機種の比較をしています。

 興味のある方は、そちらもよろしくお願いします。

11・カドーの空気清浄機

 続いて、日本のカドーの製品の紹介です。


  201807082025.jpg

 52・cado 空気清浄機 AP-C200
  ¥43,800 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積:洋室 22畳
最大風量:最大4.3m3/分
サイズ:幅242×奥行242×高さ652
センサー :ニオイ・ほこりセンサー
フィルタ寿命1年

 AP-C200 は、日本の空調メーカーのカドーが販売している空気清浄機です。

 同社の空調家電のなかでも人気のモデルで、大手のデンキヤでも陳列されている製品です。

 グローバル展開を意識する点では、日本の「ブルーエア」と言えるでしょう。

 201807082028.jpg

 適応面積は、最大22畳まで対応です。

 後発の各社は、あきらかにバルミューダのAirEngineをターゲットにして、デザインしていそうです。

 本体サイズは、幅242×奥行242×高さ652です。

 バルミューダ同様、専有面積の部分では優位性があります。

 201807082029.jpg

 本体の風量は、一方、バルミューダ製品と、ほぼ同じ大きさながら、最大4.31m3/分弱いです。

 気流制御は、バルミューダのAirEngineに比べると、全周に吸入口があるため、風量の割には補足する量は多いでしょう。

 もちろん、部屋の真ん中に設置することが前提の製品とないます。

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 FL-C320 [AP-C200用 交換フィルター]
   ¥7,830 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 「ほこり」用フィルターは、こちらもHEPA規格のフィルターを採用します。消耗品は1年で交換です。

  201807082030.jpg

 「ニオイ」用フィルターも搭載です。

 なお、こちらは、新型光触媒技術で、フィルターの吸着力を再生する機能があります。

 なお、ニオイフィルターとホコリフィルターは一体形成ですが、こちらで回復するのは、脱臭の部分です。ホコリフィルタ部分には効かないので、注意してください。

 センサーは、ニオイセンサー・ホコリセンサー搭載です。

 このあたりの基本は押さえらている機種ですが、高感度のほこりセンサーは未搭載ですね。花粉レベルまでの検知力です。

---

 以上、カドーAP-C200の紹介でした。

 デザイン的にはバルミューダに近い形状で、こちらもインテリア性が高いです。一方、風量は普通で、ファンの部分の技術的工夫はバルミューダに及ばない印象です。

 ただし、フィルターの寿命を回復するという新型光触媒にどの程度期待を持てるかで評価は変わる機種です。

 その点で言えば、花粉などの対応より、ペットなどの脱臭面に期待するならば、高級機でも期待が持てそうです。

11・プラスマイナスゼロの空気清浄機

 続いて、日本のプラスマイナスゼロの紹介です。

 2003年創業の割と老舗のデザイン家電メーカーですね。

 シンプルなデザインを信条にする傾向で、無印良品と傾向が似ています。


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 【2018年】

 53・±0 プラスマイナスゼロ XQH-C030【青】
 53・±0 プラスマイナスゼロ XQH-C030【白】
  ¥45,360 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積:洋室 30畳
最大風量:最大6.3m3/分
サイズ:幅298.5×奥行298.5×高さ503
センサー :ニオイ・ほこりセンサー
フィルタ寿命1年

 XQH-C030は、プラスマイナスゼロが2018年に発売した空気清浄機です。

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 デンキヤというより、ライフスタイルショップ中心の展開ですが、斜めのスチールパイプを利用する行灯形状は、和的な意味でインテリア性が高いです。

 適応面積は、最大30畳まで対応です。

 本体サイズは、幅298.5×奥行298.5×高さ503になります。

 設置面積は、径が太いので、バルミューダなどより必要ですが、形状的な優位性から圧迫感は少ないです。

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 本体の風量は、最大6.3m3/分です。

 下面と側面吸引・上面排出です。パイプを利用することで、フィルターまでの経路を塞がないようにして、取り込み風量を高めています。

 高さが50cmという設置性の良さをふまえると、大健闘のスペックです。

 気流制御は、一方、後発メーカーとしての「新機軸」は乏しく、この点は残念です。

 ただ、十分な風量があるため、問題ないと言えば、そうです。

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 C030用 脱臭抗菌フィルター XQC-C030
   ¥8,640 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 「ほこり」用フィルターは、しかしながら、注意を要する部分です。

 というのも、この製品は、H12準HEPAフィルターで、捕捉率が99.5%です。

 目が粗いので、その分風量を高められる部分がありますが、PM2.5などの細かい粒子には完全に対応しきれません。

 消耗品は1年で交換です。フィルターがHEPAではない点をふまえると、高めです。

 「ニオイ」用フィルターは、一体型として搭載です。

 センサーは、ニオイセンサー・ホコリセンサー搭載です。

 ただし、PM2.5を検知できる高感度センサーは未搭載です。

---

 以上、プラスマイナスゼロXQH-C030の紹介でした。

 フェイスが良いので、ライフスタイル系の雑誌や、テレビなどで取りあげられることが多い家電です。実際、この部分で、受賞もしています。

 ただ、「基本の基本」のフィルターの部分で準HEPAフィルターである点はたいへん残念です。

 風量の強さも、目の粗いこのフィルターを利用しているゆえですから、やはり(実用性より)「デザイン重視」と言えます。

12・アイリスオーヤマの空気清浄機

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 つづいて、アイリスオーヤマの空気清浄機です。

 ホームセンターではお馴染みのメーカーですが、旧来の「総合家電メーカー」同様、幅広い家電ジャンルに参入しています。とくに、格安製品が充実します。


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 【2017年】

 54・アイリス ペット用空気清浄機 PMAC-100-S
  ¥9,680
Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積: 14畳まで
最大風量:最大3.2m3/分
サイズ:高さ480×幅405×奥行162mm
センサー :
フィルタ寿命2年間

 PMAC-100-S は、アイリスオーヤマでは最も安価な空気清浄機です。

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 こちらは、その値段の安さと、「ペット用空気清浄機」という一芸で、人気のある機種です。

 適応面積は、最大14畳までです。

 本体サイズは、高さ480×幅405×奥行162mmです。

 冒頭で紹介した日立の空気清浄機と同じで、奥行きがあまり必要ないタイプです。

ただ、体積は、他社モデル並みにあり、全体的には、「コンパクト」とも言えないです。

 本体の風量は、最大3.2m3/分です。

 奥行の狭い小型機としては十分な風量で、小部屋ならば問題なく機能を発揮するでしょう。帰宅後も、8畳で20分ほどで清浄できます。

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 「ほこり」用フィルターは、イマイチです。

 「HEPA規格に満たない水準」の能力の低いものです。フィルター寿命も2年です。この点では、コスパには期待できないでしょう。

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 活性炭フィルター ペット臭用 IA300PF
 活性炭フィルター タバコ臭用 IA300TF
 活性炭フィルター 玄関家庭臭用 IA300GF
  ¥2,080〜 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 「ニオイ」用フィルターは、面白いです。

 一方で、ペット用に専用開発された特殊加工活性炭フィルターが付属します。

 ペット臭(アンモニア臭)に特化したフィルターですが、別売フィルタを追加購入すれば、最大3枚挿入できる構造です。

 なお、同社からはタバコ向け、玄関・家庭臭向けの活性炭フィルターも販売されています。

 これらを組み合わせて利用することも可能です。

 ただし、活性炭フィルターは、いずれも2年の寿命です。

 201807082037.jpg

 センサーは、ほこりセンサーが搭載です。

 ペットの毛や巻き上げたホコリを感知して動きます。

 ただし、ニオイセンサーは未付属です。ペット用としては、この部分かかなり「残念」です。

---

 以上、アイリスオーヤマPMAC-100-Sの紹介でした。

 ニオイの部分に注目した格安空気清浄機として、面白いと思います。 

 ただ、フィルターの寿命が短い点はネックです。この部分をふまえると、ランニングコストが抜群に良いというわけでもないでしょう。

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 201802211238.jpg

 なお、花粉などに対応する必要がなく、純粋にペットを含めた生活臭の対策として、空気清浄機の購入を考えている場合、別のジャンルの家電の方が相当程度効果的です。

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 このブログでは、【脱臭機の比較記事】でまとめていますので、よろしければそちらをご覧ください。

 ただし、空気清浄機としての役割は、基本的にありません。両者を兼ねたいならば、今回紹介したような空気清浄機が適当です。


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 【2017年】

 55・アイリスオーヤマ PMMS-AC100
  ¥11,900
Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積: 14畳まで
最大風量:最大3.7m3/分
サイズ:高さ586×幅400×奥行164
センサー :
フィルタ寿命2年間

 PMMS-AC100は、アイリスオーヤマが販売する空気清浄機です。

 201802211301.jpg

 適応面積は、この機種は、最大17畳までです。

 本体サイズは、高さ586×幅400×奥行164mmとなります。

 先ほどの機種に較べると、一回り大きいサイズですね。

 201807082039.jpg

 本体の風量は、最大3.7m3/分です。値段の割に最大風量はかなり強いと言えます。

 気流はシャープなどに見られる下方側面吸引で、後方から出すコアンダ効果を狙ったものです。

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 「ほこり」用フィルターは、この製品からHEPA規格のフィルターです。

 この点で、吸引力は他社モデル並みに期待できる水準となります。

 ただし、フィルター寿命は引き続き2年です。

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 活性炭フィルター ペット臭用 IA300PF
 活性炭フィルター タバコ臭用 IA300TF
 活性炭フィルター 玄関家庭臭用 IA300GF
  ¥2,080〜 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 「ニオイ」用フィルターは、先述のペット用機と共通のフィルターです。

 ただし、初期添付されるのは、タバコ用という違いはあります。

 この場合も、様々な組み合わせで、最大3枚挿入できる構造です。

 センサーは、こちらも、ほこりセンサーが搭載ですが、ニオイセンサーは未付属です。

---

 以上、アイリスオーヤマPMMS-AC100の紹介でした。

 除去スピードが速く、格安な空気清浄機を探している場合は選択肢となります。

 ただ、フィルター寿命はネックであり、10年単位のコストで考えると、あまりお買得とは言えないでしょう。

ーー

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 【2017年】

 56・アイリス 空気清浄機 PMAC-100
  ¥8,280
Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積: 14畳まで
最大風量:最大3.3m3/分
サイズ:高さ480×幅405×奥行162
センサー :
フィルタ寿命2年間

 なお、この機種には、PMAC-100という姉妹品があります。

 形状は、ペット用とほぼ同じですが、ほこりセンサーが未付属です。

 価格もさほど変わらないため、選ぶ必要はないでしょう。


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 【2017年】

 57・アイリスオーヤマ PMMS-DC100
  ¥16,800
Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積: 25畳まで
最大風量:最大5.6m3/分
サイズ:高さ586×幅400×奥行164
センサー :-----
フィルタ寿命:2年間

 PMMS-AC100は、アイリスオーヤマが販売する空気清浄機です。

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 適応面積は、この機種は、最大24畳までです。

 本体サイズは、高さ536×幅400×奥行164mmと、先ほどと変わりません。

 本体の風量は、しかし、最大5.6m3/分です。

 他社の上位機並みの風力をこの価格で実現しているのは、かなり優秀と言えるでしょう。

 201807082040.jpg 

 「ほこり」用フィルターは、この製品もHEPA規格のフィルターです。

 ただ、残念なことに、フィルター寿命は2年です。

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 活性炭フィルター タバコ臭用 IA300TF
  ¥2,175 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 「ニオイ」用フィルターは、こちらも共通です。最大3枚挿入できる構造です。

 センサーは、こちらも、ほこりセンサーのみ搭載であり、ニオイセンサーは未付属です。

---

 以上、アイリスオーヤマMMS-DC100の紹介でした。

 風力は申し分なく、帰宅直後の除去スピードは高速でしょう。花粉除去についても、HEPA規格で性能が保証されています。

 こういった点で能力の高い機種ですが、残念なのは、フィルターの交換頻度です。この点で言えば、シャープなどの他社の「型落ち」で、10年寿命のフィルタを選んだ方が、総合的には「高コスパ」です。

次回に続く!
空気清浄機でおすすめは結論的にこの機種!!

 というわけで、今回の記事では、最新モデルの空気清浄機について紹介してきました。

 記事はもう少しだけ続きます。

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1・加湿空気清浄機の比較(1)
2・加湿空気清浄機の比較(2)
3・空気清浄機の比較(1)
4・空気清浄機の比較(2)
5・加湿・空気清浄機の選び方【結論】

 つづく、第5回目の記事【こちら】は、これまでの全記事の結論編です。

1・フィルター性能 ★★★★★
2・集塵スピード  ★★★★★
3・センサー運転  ★★★★★
4・加湿力     ★★★★★
5・消耗品コスト  ★★★★★
6・お手入れ    ★★★★★
7・コンパクトさ  ★★★★★

8・総合評価    ★★★★★

 記事内容をふまえて、紹介した全機種から、Atlasのおすすめ空気清浄機・加湿空気清浄機を選定し、提案していきたいと思います。

 また、選び方のポイントも改めて整理したいと考えています。

 次回記事は→こちら

 最後になりましたが、この記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ幸いです。

posted by Atlas at 18:10 | 空気清浄機

比較2019’【最終結論!】最新57機の空気清浄機の性能と選び方(まとめ)おすすめ加湿空気清浄機・空気清浄機の最強機種は?(Aircleaner-5)

【今回レビューする内容】2019年 最新の空気清浄機・加湿空気清浄機の性能・選び方・おすすめ:機種の違いや性能ランキング

【比較する製品型番】ダイキン MC55U-W ACM55U MCK70V ACK70V MCK70U ACK70U-W MC80U ACM80U シャープ KI-JP100 KI-HP100 KC-J50 KC-H50 KC-G50 KI-JX75-W KI-HX75 KI-GS50 FU-G51 パナソニック F-VXR70 F-VXP70 F-VXR55 F-VXP55 F-PXR55 F-PXP55 バルミューダ AirEngine EJT-1100SD-WK Blueair Classic 280i 200138 cado 空気清浄機 AP-C200 日立 EP-NVG90

今回のお題
空気清浄機/加湿空気清浄機のおすすめ機種の選び方は?

 ども!Atlasです。

 今回は、2019年9月現在、最新の加湿空気清浄機と空気清浄機の比較です。

 201807082059.jpg

1・加湿空気清浄機の比較(1)
2・加湿空気清浄機の比較(2)
3・空気清浄機の比較(1)
4・空気清浄機の比較(2)
5・加湿・空気清浄機の選び方【結論】

 このブログでは、上表の5記事で、(新機種だけ)で総計50機以上の空気清浄機を比較してきました。

 型落ちを含めると、100機近く調べています。

 今回の記事(5回目)は、最終的な「結論編」です。

1・フィルター性能 ★★★★★
2・集塵スピード  ★★★★★
3・センサー運転  ★★★★★
4・加湿力     ★★★★★
5・消耗品コスト  ★★★★★
6・お手入れ    ★★★★★
7・コンパクトさ  ★★★★★

8・総合評価    ★★★★★

 上表の様な評価点を軸に、「性能面」と「価格面」から、「最終的にAtlasがおすすめする機種!」を提案していきます。

  201807081138.jpg

 そのほか、皆さんの自宅環境に合わせて、「損をしない」空気清浄機の「選び方の基本」も解説します。

 検索エンジンから来て頂いた方も、今回の記事からお読み頂くと分かりやすいと思います。

 よろしくお願いします。

A・空気清浄機の選び方の7つの基本!

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 はじめに、空気清浄機の「各機能」について、「ざっくり」とした説明をしておきます。

1・空気清浄機の加湿力
2・ホコリフィルターの性能
3・脱臭フィルターの性能
4・集塵力の持続性
5・自動運転用のセンサー
6・メンテナンスしやすさ
7・空気清浄機の風量

 それぞれのご家庭の事情や目的に沿って、空気清浄機加湿空気清浄機を選ぶ場合に、「重要視するべきポイント」を「7点」を「順番に解説」します。

1・空気清浄機の加湿力

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 第1に、空気清浄機の「加湿機能」です。 

 この機能は、「加湿機能の要不要」は、最も最初に考えるべきことです。

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 あまり知られていませんが、春先に大陸から飛来して最近問題になっている有害物質のPM2.5対策」に、「加湿空気清浄機」の「加湿機能」が「有効」です。

 なぜなら、加湿空気清浄機は、放出された水分にPM2.5に吸着させ、PM2.5をこそぎ落とすことができるからです。

 冬場にエアコンなどの乾燥対策を考えている方だけでなく、春先のPM2.5対策を同時に考える場合、加湿空気清浄機を選ぶ意味は大きいです。

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 本体の大きさは、水タンクのある分、空気清浄機に較べると大きいというマイナスイメージがあります。

 しかし、最近は小型の加湿空気清浄機もあります(右図)。中型機についても、奥行が5cm程度増えるだけで、同じクラスの(単機能な)空気清浄機と設置性はほぼ変わりません(左図)。

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 加湿空気清浄機の加湿機能は、基本的に、水車が回転することによる自然蒸発に頼る「気化方式」をとります。

 多くの電気を使うスチーム式加湿器と異なって、電気代はほぼかからない仕様であり「経済的」です。

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 空気清浄機は、一方、コンパクトで設置性がよいイメージがあります。

 しかし、風量が強く、花粉を強力に吸いこむ優秀な空気清浄機は、左図のように、一般的な加湿空気清浄機に較べても「相当大きく設置性が悪い」場合があります。

 フィルター性能面の違いについては後で説明します。

 予告的に言えば、2万円以上5万円以下程度の機種ならば、加湿空気清浄機空気清浄機の花粉などの除去性能は、「同一水準」と言えます。

ーー

 以上、加湿機能の必要性についてまとめました。

 結論的に言えば、空気清浄機加湿空気清浄機とは、本体の大きさやフィルター性能ではなく、PM2.5対策と乾燥対策とが必要かどうかを考えて、選ぶべきです。

 なお、空気清浄機における国内大手3社(パナソニック・シャープ・ダイキン)については、最高の除去性能を持つ上位機は、「加湿空気清浄機」です。

 そのため、能力を重視したいならば、加湿機能不要でも、「加湿空気清浄機」を選ぶ必要があります。

2・ホコリフィルターの性能

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 第2に、集塵フィルター(ほこりフィルター)の性能です。

 こちらも、選ぶ際に重視するべきポイントです。

 「ほこりフィルター」を、選ぶ場合のポイントは「2つ」です。

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 第1に、HEPA規格に対応しているフィルタを選ぶことです。

 HEPAとは、「定格風量で粒径が0.3μmの粒子に対して、99.97%以上の粒子捕集率を持つフィルタ」に与えられるJIS規格のことです。

 現在、「信頼できる空気清浄機」は、1万円台のモデルでもHEPA規格をクリアしています。その点で言えば、対応の有無は、重要視するべきです。

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 第2に、フィルターの寿命を考慮することです。

 現在のところ、大抵の機種が「10年間交換不要」です。ただし、一部の機種は、価格的な問題から「5年」「2年」と低寿命のフィルタを搭載する場合があります。

 また、「性能の向上のため」に、フィルタ寿命の短い製品をあえて発売しているメーカーもあります。

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 44・Blueair Blueair Classic 280i 200138
  ¥62,942 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積:洋室 25畳
最大風量:最大6.2m3/分
サイズ:幅530×奥行210×高さ530
センサー :ニオイ・ほこりセンサー
フィルタ寿命6ヶ月

 【2019年】

 40・バルミューダ The Pure A01A-WH
   ¥56,160 Amazon.co.jp
(9/2執筆時)

対応面積:洋室 36畳
最大風量:最大7.3m3/分
サイズ:幅260×奥行260×高さ700
センサー :ニオイ・ほこりセンサー
フィルタ寿命1年

 例えば、ブルーエアバルミューダの空気清浄機です。

 いずれも、雑誌でも特集されることがある、高品質な(加湿機能のない)空気清浄機です。

 このブログでは【空気清浄機の比較記事】で詳しく紹介しました。

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 ブルーエアダストフィルター F400PA
  ¥7,735 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 集じん・脱臭フィルターセット A01A-P100
   ¥10,260 楽天市場 (9/2執筆時)

 これらの製品は、HEPA規格のフィルターを何層構造にもした特殊なフィルタを採用します。そのため、目づまりが速く、メインフィルタの寿命が半年〜1年と短いです。

 一回の交換コストもかなり高いので、仮に10年使った場合、本体価格にプラスして、10万円前後の追加コストがかかる点は、覚悟する必要があります。

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 ただ、Atlasは、「ここまで高性能なフィルタは一般的に不要」という立場です。

 それならば、10年保つHEPA規格フィルターを搭載する機種をを2台購入し、部屋を分けて運転した方が、総コストや集塵率は良いからです。

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 結論的に言えば、現状で「10年寿命」で「HEPA規格に対応する」メインフィルターを選ぶのが「おすすめ」と言えます。

 なお、こういった特長をもつ「おすすめ機種」については、この記事最後の「結論で複数台紹介する予定です。

3・脱臭フィルターの性能

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 第3に、脱臭フィルター(ニオイフィルター)の性能です。

 脱臭フィルターは、ニオイを吸着させるためのフィルターです。

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 ホコリ用のフィルターでは脱臭ができないため、脱臭フィルターが別に付属します。

 仕組みはどのメーカーも同じで、活性炭を用いています。

 ただ、ほとんどのメーカーは、脱臭フィルターの部分にはさほど気を使っていません

 業界団体も「タバコについては、ニオイの発生量の5割を除去できれば脱臭」と「緩い定義」を定めているに過ぎません。

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 【2017年】

 【通常型番】

 36・ダイキン 光クリエール MC55U-W  
  ¥30,800 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 【量販店用型番】

 37・ダイキン 光クリエール ACM55U-W
  ¥30,000 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積: 25畳まで
最大風量:最大5.5m3/分
サイズ:幅270×奥行270×高さ500
センサー :ニオイ・ほこりセンサー
フィルタ寿命:10年間

 しかし、ダイキンは、例外的に、この部分に力を入れています。

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 同社は、光ストリーマ放電(プラズマ)を利用し、フィルターに付いた臭い物質を酸化分解することで、脱臭フィルターの吸引力の自動再生を行う構造を採用します。

 脱臭フィルターは、「劣化」が速いため、こうした取り組みは重要です。

 ダイキンの多くの機種にこの機能が付属します。

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 52・cado 空気清浄機 AP-C200
  ¥43,800 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積:洋室 22畳
最大風量:最大4.3m3/分
サイズ:幅242×奥行242×高さ652
センサー :ニオイ・ほこりセンサー
フィルタ寿命1年

 また、CADOも光触媒技術で活性炭フィルターの再生をする機構を装備します。

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 結論的に言えば、ペットのニオイタバコのニオイ対策をメインに考えるならば、ダイキンやCADOは優秀です。(このブログではおすすめ空気清浄機の比較記事 で紹介しました)

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 なお、ペットのニオイタバコのニオイ対策「だけ」で良いならば、空気清浄機よりもふさわしい別の家電ジャンルがあります。

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 詳しくは、このブログの【家庭用の脱臭機の比較記事】をご覧ください。

 ただし、ニオイだけでなく、花粉やハウスダストなど「ほこり」の除去の必要もあるのならば、今回紹介する「空気清浄機」から「ニオイ除去に配慮がある機種」を選ぶべきです。

4・集塵力の持続性

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 第4に、ほこりフィルターの集塵力の持続性です。

 先ほど紹介した、「10年交換不要HEPA規格フィルター」は、「交換不要」と言っても、経年変化で集塵力は、10年で50%前後まで低下します。

 しかし、この部分でもメーカーごとに対策があります。

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 【2018年】

 【通常型番】

 5・ダイキン加湿空気清浄機 MCK70V-W
 5・ダイキン加湿空気清浄機 MCK70V-T
  ¥39,744 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 【工務店用型番】

 5・ダイキン加湿空気清浄機 ACK70V-W
 5・ダイキン加湿空気清浄機 ACK70V-T
  ¥37,980 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積:木造 11畳 洋室 18畳
加湿量: 最大650mL/h
最大風量:7.0m3/分
加湿時風量:7.0m3/分
静音性:強:54dB 静音:23dB
サイズ:幅395×奥行287×高さ600
除菌性能:アクティブプラズマ
センサー :ニオイ/ホコリ/温湿度
フィルタ寿命:10年間

 例えば、ダイキンです。

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 同社の上位機種の場合、TAHU(タフ)フィルターという、撥水性・撥油性の高い素材をのHEPA規格フィルターを採用します。

 10年間の吸塵力の低下は、一般的なHEPAフィルターに比べて22%ほど向上し、購入時の約72%までの減衰で止めています。

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 【2017年】

 22・日立 クリエア EP-NVG90
   ¥29,350 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積:木造 13.5畳 洋室 22畳
加湿量: 最大800mL/h
最大風量:7.2m3/分
加湿時風量:6.0m3/分
静音性:強:48dB 静音:20dB
サイズ:幅360×奥278×高さ669
除菌性能:ー
センサー :ニオイ・ホコリ・温度・湿度
フィルタ寿命:10年間

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 【2018年】

 20・シャープ 加湿空気清浄機 KI-JP100-W
   ¥67,300 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 【2017年】

 20・シャープ 加湿空気清浄機 KI-HP100-W
   ¥54,800 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積:木造 15.5畳 洋室 26畳
加湿量: 最大930mL/h
最大風量:10m3/分
加湿時風量:8.8m3/分
静音性:強:53dB 静音:22dB
サイズ:幅427×奥行371×高さ738
除菌性能:プラズマクラスターNEXT
センサー :ニオイ/ほこり/温湿度/明るさ/人感
フィルタ寿命10年間

 一方、日立シャープの上位機には、フィルターの自動掃除機能が付属します。 

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 「お掃除エアコン」と同じで、ロボットがフィルターのチリ汚れを自動吸引し、フィルターの目詰まりを防ぐ技術です。

 ただ、これはメインフィルタの掃除ではなく、プレフィルターの掃除であることには注意するべきです。

 メンテ上の利便性は高まりますが、フィルター自体の吸塵力は回復しません

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 いずれにしても、集塵力の持続性の面で、最も先を行っているのは、現在のところはダイキンです。

5・自動運転用のセンサー

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 第5に、選ぶ際に重視するべきポイントは、搭載されるセンサーです。

 空気清浄機は、センサーのない場合、ホコリやニオイの有無にかかわらず、ずっとファンが回転したままです。

 最も重要なセンサーは、ニオイセンサーほこりセンサーです。

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 第1に、ニオイセンサーです。

 こちらは、「タバコ・線香・料理のニオイ・化粧品・アルコール・スプレー類などのニオイ」を検知します。

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 第2に、ほこりセンサーです。

 こちらは、「花粉・ハウスダスト」などの粉じんや「煙・線香・タバコ」などの粒状物質を検知します。

 両方備わっているべきですが、格安機種は省略されています。

 また、一部メーカーは、搭載されるセンサーを公開しないか、ボカして説明する場合もあります。

 空気清浄機の場合、ニオイセンサーほこりセンサーの搭載は必須と言え、搭載の有無はしっかり確認するべきです。

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 加湿空気清浄機の場合、これに加えて、温度・湿度センサーの搭載にも注目するべきです。

 メーカーによっては、湿度センサーのみ搭載で、温度センサーが省略されています。

 湿度センサーのみの搭載では、室温に応じた加湿量の調整に非対応で、不快な結露などの危険性が高まります。

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 【2019年】

 3・Panasonic 加湿空気清浄機 F-VXS70
  ¥72,404 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 【2018年】

 3・Panasonic 加湿空気清浄機 F-VXR70
  ¥59,000 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積:木造 12畳 洋室 19畳
加湿量: 最大700mL/h
最大風量:6.7m3/分
加湿時風量:6.3m3/分
静音性:強:53dB 静音:25dB

 【2019年】

 4・Panasonic 加湿空気清浄機 F-VXS90
  ¥94,999 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 【2018年】

 4・Panasonic 加湿空気清浄機 F-VXR90
  ¥64,107 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積:木造 14畳 洋室 23畳
加湿量: 最大830mL/h
最大風量:8.7m3/分
加湿時風量:7.6m3/分
静音性:強:55dB 静音:25dB
サイズ:幅398×奥268×高さ640
除菌性能:ナノイー
センサー :ニオイ/ホコリ/湿度/人感/明るさ
フィルタ寿命:10年間

 センサーに強いと言われるのは、パナソニックダイキンです。

 とくにパナソニックは、人感センサー・明るさセンサーなどの省エネにつながるセンサーも搭載します。

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 また、両メーカーの「高感度ほこり」センサーは優秀で、PM2.5より細かい粒子も検出できます。

6・空気清浄機のメンテナンス性

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 第6に、選ぶ際に重視するべきポイントは、メンテナンスの容易さです。

 これは、加湿空気清浄機の場合に限りますが、とくに重要視するべきポイントです。

 加湿空気清浄機は、写真のような円形の「じゃばら」に水を通して、気化させる方式を取っています。加熱しない水を使うので、「じゃばら」を含めた水路が「ぬめる」ため定期的に洗浄する必要があります。

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 【2018年】

 10・シャープ 加湿空気清浄機 KC-J50-W
   ¥27,979 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 【2017年】

 10・シャープ 加湿空気清浄機 KC-H50-W
   ¥16,800 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積:木造 〜8.5畳/洋室 〜14畳
加湿量: 最大500mL/h
最大風量:最大3.4m3/分
静音性:強:43dB 静音:24dB
サイズ:幅399×奥230×高さ615
除菌性能:プラズマクラスター7000
センサー :ニオイ・ほこり・温湿度・明るさ
フィルタ寿命10年間

 しかし、シャープ・ダイキン・パナソニックなどは、抗菌剤や銀イオンなどを利用して、ヌメリを低減させる構造を持つ機種があります。


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 また、パナソニックは、ダブルラッシェル構造フュージョン繊維で、簡単に押し洗いできる構造にして、ヌメリの発生を抑える機構を採用する機種もあります。

 加湿機能を冬場に多用する方は、この部分も重要視すると良いでしょう。

7・空気清浄機の風量

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 第7に、選ぶ際に重視するべきポイントは、空気清浄機の風量です。

 空気清浄機は、機種が大型であるほど、風量は強いです。

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 このブログでは「最大風量○○m3/分」という形式で、空気清浄機の風量を比較してきました。

 基本的に、風量は、空気清浄機の適応面積(木造 ○○畳 洋室 ○○畳)に比例するので、その部分を注意していれば良いです。

 ただ、酷い花粉症の方は、例えば、6畳ほどの空間でも、風量の強い大型機種を使う「意味」はあります

 なぜなら、最大風速が強いため、帰宅後短時間で花粉が取り除けるからです。酷い花粉症の方は、適応畳数に左右されず、風力の部分のデータをみて機種を選ぶのが良いでしょう。

 加湿空気清浄機で加湿運転をする場合、経路に工夫のあるダイキンを除けば、どのメーカーも最大風力はやや減衰します。

 そのため、加湿空気清浄機を使い、PM2.5を落としながら、花粉対策もする場合は、多少大きめの機種を買っても良いでしょう。

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 【2018年】【各色】

 2・Panasonic 加湿空気清浄機 F-VXR55-W
   ¥40,400 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積:木造 8.5畳 洋室 14畳
加湿量: 最大500mL/h
最大風量:最大4.9m3/分
静音性:強:51dB 静音:25dB
サイズ:幅360×奥230×高さ560
除菌性能:ナノイー
センサー :ホコリ・湿度・明るさ
フィルタ寿命:10年間

 気流制御は、風量と同様に重要な部分です。

 この部分に強いのは、パナソニックシャープです。

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 パナソニックの上位機種は、「ほこり」「ニオイ」「PM2.5」の発生状況を検知し、上下3つのルーパーの角度を自動で制御します。

 そうすることで、風力を有効活用しています。

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 【2018年】

 17・シャープ 加湿空気清浄機 KI-JX75-W
  ¥51,461 Amazon.co.jp
(9/2執筆時)

 【2017年】

 17・シャープ 加湿空気清浄機 KI-HX75-W
  ¥37,800 Amazon.co.jp
(9/2執筆時)

対応面積:木造 12.5畳 洋室 21畳
加湿量: 最大750mL/h
最大風量:最大6.3m3/分
静音性:強:49dB 静音:20dB
サイズ:幅405×奥行316×高さ666
除菌性能:プラズマクラスター25000
センサー :ニオイ/ほこり/温湿度/明るさ
フィルタ寿命10年間

 シャープの上位機種は、IOT機能を駆使して、快適な気流制御を可能にしている点で目新しいです。

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 この製品は、AI(人工知能)の搭載します。

 例えば、その日の花粉状況のニュースをネットで取得し、「花粉にあった気流」を自動で出したり、ユーザーの操作の「クセ」を学習して、「夜は自動で静音モードにする」など学習していきます。

 複数の気流を賢く制御できる部分で、「最先端」です。

B・あまり重要視しなくて良い部分

 さて、ここまで、空気清浄機・加湿空気清浄機を選びにあたり、重要視した方が良い部分を解説しました。

 一方で、カタログやCMで強調させているが、あまり重要視しなくて良いと思われる部分があります。

8・イオン放出機能

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 それは、イオン放出機能です。

 シャープのプラズマクラスター、パナソニックのナノイー、ダイキンのアクティブプラズマなどの名前で呼ばれる「マイナスイオン」発生機能です。

 マイナスイオンは、科学的にみて家庭における除菌などの効果はあまり期待できません。ただ、「全くの役立たず」ではなく、直接風を吹き付ける状況において、衣服や壁の付着臭の除去、ホコリの静電気の除去はある程度期待できます。

 しかし、空気清浄機としては、あくまで「おまけ」です。それよりも、搭載されるメインフィルターの性能などから機種を選ぶべきです。

今回の結論
空気清浄機・加湿空気清浄機のおすすめは結論的にこれ!

 というわけで、今回は、空気清浄機・加湿空気清浄機の選び方について書いてきました。

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 最後に、ここまでの記事で個別に見てきた空気清浄機・加湿空気清浄機全機種から、購入目的や、予算別に、Atlasのおすすめ機種を選定したいと思います。


 第1に、花粉・ニオイからPM2.5まで対策できる高性能「加湿空気清浄機」としておすすめできるのは、

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 【2018年】

 【通常型番】

 5・ダイキン加湿空気清浄機 MCK70V-W
 5・ダイキン加湿空気清浄機 MCK70V-T
  ¥39,744 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 【工務店用型番】

 5・ダイキン加湿空気清浄機 ACK70V-W
 5・ダイキン加湿空気清浄機 ACK70V-T
  ¥37,980 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 【2019年9月発売予定】

 【通常型番】(近日登場)

 5・ダイキン加湿空気清浄機 MCK70W-W  
 5・ダイキン加湿空気清浄機 MCK70W-T
  ¥59,184 楽天市場 (9/2執筆時)

 【工務店用型番】(近日登場)

 5・ダイキン加湿空気清浄機 ACK70W-W  
 5・ダイキン加湿空気清浄機 ACK70W-T
  ¥-------- Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積:木造 11畳 洋室 18畳
加湿量: 最大650mL/h
最大風量:7.0m3/分
加湿時風量:7.0m3/分
静音性:強:54dB 静音:23dB
サイズ:幅395×奥行287×高さ600
除菌性能:アクティブプラズマ
センサー :ニオイ/ホコリ/温湿度
フィルタ寿命:10年間

1・フィルター性能 ★★★★★★
2・集塵スピード  ★★★★★★
3・センサー運転  ★★★★★
4・加湿力     ★★★★★
5・消耗品コスト  ★★★★★
6・お手入れ    ★★★★★
7・コンパクトさ  ★★★★☆

8・総合評価    ★★★★★★

 ダイキンの、2018年モデルであるMCK70V (通常型番)か、ACK70V-W(工務店型番)が良いと思います。

 すでに、2019年9月発売の「最新モデル」が発表されています。

 しかし、今年度は、(主に店頭での根切り対策のため)型番を変更しただけで、性能は昨年モデルと同じです。

 2018年旧モデルは値下がりが激しいです。

 出はじめから50%近く安くなっていますので、この時期に買うのは「賢い」と思います。

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 サイズは、幅395×奥行287×高さ620です。

 縦に長いタイプなので、ミドルサイズでも邪魔になりにくいです。

 リビング用としてはもちろん、ワンルームでも花粉などを高速かつ徹底して除去したいならば、この製品が適当です。

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 ほこりフィルターは、10年寿命のTAHU(タフ)フィルターを搭載します。

 ダイキンの新型フィルターでHEPAフィルターの弱点だった吸引力の持続性を大幅に改善できています。

 経年変化した後の、フィルターの集塵力の持続性は、10年後でも72%と、他機種よりも2割は良いでしょう。

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 ニオイフィルターも、ストリーマ放電(プラズマ放電)を利用し、脱臭フィルターの再生を行う点で高度です。

 センサーは、ニオイセンサーとPM2.5に対応できる水準の高感度ほこりセンサーを完備します。

 温度に応じて加湿量を調整できる温湿度センサーももちろん装備です。

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 風量は、加湿時でも最大7.0m3/分と強いです。

 加湿時の適応畳数は、木造 11畳 洋室 18畳ですが、加湿機能を使わないならば、31畳まで対応というパワフルさを持ちます。

 加湿量も、630mL/hという十分以上の加湿量をもって、稼働から適湿になるまでの時間は短くて済むでしょう。

 お手入れの部分も、ダイキンは、水回りをふくめて、お掃除がしやすい機種です。

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 バイオ抗体フィルタ KAF029A4
  ¥1,833 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 また、「オマケ」的ですが、別売のバイオ抗体フィルターを購入すれば、より効果的なインフルエンザ対策も可能です。

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 そのほか、この機種からスマホでの操作やデータ確認が可能になっているため、その部分に魅力を感じるならば、こちらでしょう。

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 なお、「加湿機能」が不要な場合でも、ダイキンから選ぶならば、こちらの最上位機が良いといえます。

 なぜなら、ダイキンは、「高性能機は加湿機能付きしか出さない」方針だからです。

 したがって、加湿機能が付属しないモデルで、大風量で、かつ、TAFUフィルター・ツインストリーマ・スマホ連携機能などが付属した機種は、「ありません」。

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 とはいえ、本体サイズは、加湿機能付(左図)でも、幅39.5×奥行28.7×高さ60.0cmです。同社の「加湿機能なし」が、幅39.5×奥行23.0×高さ57.6cmでしたから、サイズ感は同じです。

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 結論的にいえば、「加湿機能が不要」な場合でも、加湿機能が付属する上位機を買うべきでしょう。

 実際、加湿機能は、「PM2.5の粒子を水分でこそぎ落とす」効果も期待できるため、花粉の時期にも有効ですから。

 いずれにしても、現在のところ、性能面で、「迷ったらこの機種を買えば良い!」といえるのはこの機種です。


 第2に、可能な限りコンパクトな「空気清浄機」をお探しの方におすすめなのは、

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【2019】

  34・パナソニック 空気清浄機 F-PXS55-K
  34・パナソニック 空気清浄機 F-PXS55-W  
   ¥39,468 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

【2018】【各色】

  35・パナソニック 空気清浄機 F-PXR55
   ¥37,700 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積: 25畳まで
最大風量:最大5.5m3/分
サイズ:幅300×奥行195×高さ580
センサー :ニオイ/ほこり/照度
フィルタ寿命:10年間

1・フィルター性能 ★★★★★
2・集塵スピード  ★★★★★
3・センサー運転  ★★★★★
4・加湿力     ☆☆☆☆☆
5・消耗品コスト  ★★★★★
6・お手入れ    ★★★★★
7・コンパクトさ  ★★★★★★

8・総合評価    ★★★★★

 加湿機能が不要ならば、パナソニックF-PXM55-Kが良いでしょう。

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 縦長のスマートサイズで、設置性も良いと思います。

 ほこりフィルターは、10年寿命HEPAフィルタを搭載し、性能面で問題ありません。

 ニオイ用フィルターは、「スーパーナノテク脱臭フィルター」を採用します。

 これらのフィルターは、ダイキンに比べると、長期的に有効な再生能力こそありませんが、基本性能は十分高いです。

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 センサーは、パナソニックの良い部分で、ニオイ・ホコリセンサーを双方完備する上、照度センサーを装備しているため、夜間の省エネなどにも配慮があります。

 また、ほこりセンサーはPM2.5にも対応できる高感度のほこりセンサーです。この部分も優秀です。

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 風量は、加湿機能利用時に、最大5.5m3/分です。

 ダイキンの加湿空気清浄機には及ばないスペックです。

 しかし、その代わりに、気流制御技術が優秀です。

 パナソニックは、複数のルーパーが、センサーで感知した「ほこり(花粉)」「ニオイ」「PM2.5」の状況に合わせて自動で移動します。

 そのため、風量と総合して言えば、このサイズでは、捕捉率がかなり優秀な機種といえます。

 構造的には、前方から吸引するモデルなので、壁際に置いても効果は高そうです。

 設置性の他、デザイン性も良いといえる機種です。


 第3に、コスト度外視で強力に花粉やニオイ対策ができる空気清浄機を探しているならば、

   201807081942.jpg

 【旧モデル】

 40’・バルミューダ AirEngine EJT-1100SD-WK
   ¥29,800 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積:洋室 36畳
最大風量:最大6.6m3/分
サイズ:幅250×奥行250×高さ700
センサー :ニオイ・ほこりセンサー
フィルタ寿命1年

   201902251133.jpg

 【2019年3月発売】

 40・バルミューダ The Pure A01A-WH
   ¥56,160 Amazon.co.jp
(9/2執筆時)

対応面積:洋室 36畳
最大風量:最大7.3m3/分
サイズ:幅260×奥行260×高さ700
センサー :ニオイ・ほこりセンサー
フィルタ寿命1年

1・フィルター性能 ★★★★★★★
2・集塵スピード  ★★★★★★
3・センサー運転  ★★★★☆
4・加湿力     ☆☆☆☆☆
5・消耗品コスト  ★☆☆☆☆
6・お手入れ    ★★★★★
7・コンパクトさ  ★★★★★★

8・総合評価    ★★★★★★

 ブルーエアと迷う部分もあります。

 しかし、設置性とフィルタ構成の点でバルミューダデザインの空気清浄機でしょう。

 また、上図の様に、新旧両機種ありますが、前回記事(こちら)でくわしく比較・説明したように、価格差を正当化するほど、実用面での差がないため、値段の安い方で良いでしょう。

 201810232018.jpg

 【旧モデル専用】

 バルミューダ 360°酵素フィルター
   ¥9,031 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 ほこりフィルターは、特殊な形状の多層型HEPA規格フィルターで、1機での集塵力はここまで「おすすめ」したどの機種よりも高いです。

 ただ、フィルター寿命は1年間ですので、ランニングコストは(ブルーエアほどではないにせよ)良くはないです。

 ニオイ用フィルターも、一体型ですが、ブルーエアと異なり装備されます。日本の住宅事情をふまえると、ニオイフィルタは、最低限でもあった方が良いでしょう。

 センサーも、ニオイセンサー・ホコリセンサーという基本が押さえられており、問題ありません。

 201505181826.jpg

 風量は、最大6.6m3/分と、小型・コンパクトタイプとしては強いです。

 また、フィルター上部からも空気を取り込む構造なので、空気のかくはん効果は、大型機に比するものがあります。面白い仕組みです。

  201807081944.jpg

 ランニングコストの点が許せば、小型でコンパクトで、デザイン性も良く、メカも面白いので、導入して良い機種ですね。

4・加湿機23製品の比較記事

 なお、バルミューダやブルーエアの製品は、加湿機能が付属しない機種です。

 そのため、PM2.5対策などを考えている方は、このブログ「モノマニア」の上記の記事をご覧ください。


 第4に、できるだけ格安で、なるべく性能が良い「空気清浄機」「加湿空気清浄機」を探しているならば、

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 【2018年】

 10・シャープ 加湿空気清浄機 KC-J50-W
   ¥23,782 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 【2017年】

 10・シャープ 加湿空気清浄機 KC-H50-W
   ¥15,980 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 【2016年】

 10・シャープ 加湿空気清浄機 KC-G50-W
 10・
シャープ 加湿空気清浄機 KC-G50-H
   ¥15,800 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積:木造 〜8.5畳/洋室 〜14畳
加湿量:500mL/h
最大風量:5.1m3/分
加湿時風量:3.4m3/分
静音性:強:43dB 静音:24dB
サイズ:幅399×奥230×高さ615
除菌性能:プラズマクラスター7000
センサー :ニオイ・ほこり・温湿度・明るさ
フィルタ寿命10年間

1・フィルター性能 ★★★★★
2・集塵スピード  ★★★★☆
3・センサー運転  ★★★★☆
4・加湿力     ★★★☆☆
5・消耗品コスト  ★★★★★
6・お手入れ    ★★★★☆
7・コンパクトさ  ★★★★★

8・総合評価    ★★★★☆

 シャープの加湿空気清浄機である、KC-H50 が良いでしょう。

 2017年モデルですから、デンキヤの店頭にはすでにないですが、(ネットならば)かなり安く買えます。

 他社と比べても、十分な風量・ほこりセンサー・ニオイセンサー、10年間フィルターを備えた機種で、これ以上安いモデルはないため、Atlasとしては、この機種を推します。

 201807081503.jpg

 比較的スリムな形状ですが、洋室15畳までと、リビングでも使えそうな機種です。

 ほこりフィルターは、10年寿命のHEPAフィルターを採用しており、格安機ながら充実します。

 ニオイフィルターも、10年寿命のW脱臭フィルターが搭載です。各社の脱臭フィルタで、排気ガスまで対応できるのはシャープとダイキンだけです。

 201807081506.jpg

 センサーも、ニオイセンサー・ホコリセンサーが備わり、加湿空気清浄機には、結露の防止に有効な温度センサーも搭載しています。

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 風量は、加湿運転時でも最大3.4m3/分と、意外と風量も確保されるため、この点でもお買得感はあります。

 さらに言えば、シャープは、(加湿を使わず)空気清浄機能だけ利用する場合は、風量が最大5.1m3/分(最大23畳)となるため、「ミドルクラス並の風量」が確保されます。

 その点で言えば、加湿機能が不要な方も、この機種を買うメリット性はあります。

 マイナスイオン発生機能は、プラズマクラスター7000が搭載です。

---

 結論的にいえば、「ニオイ・ほこりセンサー」をダブルで備えた上で、大風量である機種はそうそうなく、コストパフォーマンスだけで言えば、この機種が「最強」でしょう。

 シャープの「弱点」だった加湿フィルターのメンテ部分も、新型機構で改善されているため、費用対効果は相当高いです。

 もちろん、酷い花粉症の方は、より強力な機種が良いでしょう。しかし、繰り返して言えば、2万円を切りそうな低価格は費用対効果の点で、相当魅力です。


 第5に、「1万円代前半」で、できるだけ安く「空気清浄機」を手に入れたい方には、

  201810231850.jpg

 【2018年】

  27・シャープ 空気清浄機 FU-J50-W
   ¥16,799 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

 【2017年】

  28・シャープ 空気清浄機 FU-H50-W
   ¥14,800 Amazon.co.jp (9/2執筆時)

対応面積: 23畳まで
最大風量:最大5.1m3/分
サイズ:幅383×奥行209×高さ540mm
センサー :ニオイセンサー
フィルタ寿命:10年間

1・フィルター性能 ★★★★★
2・集塵スピード  ★★★★☆
3・センサー運転  ★★★☆☆
4・加湿力     ☆☆☆☆☆
5・消耗品コスト  ★★★★★
6・お手入れ    ★★★★☆
7・コンパクトさ  ★★★★★

8・総合評価    ★★★☆☆

 予算的に1万円前後しか許されない場合は、シャープのFU-H50-Wが選択肢となり得るでしょう。

 新機種もありますが、型番のみの変更なので、(ネットでは在庫がある)2017年モデルは割安です。

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 本体も、加湿部分がないだけ、多少コンパクトです。

 10年保つフィルターも採用されており、価格も安いので、実用面で問題ないでしょう。10年間のトータルコストで考えると、現状でこの機種は「激安モデル」です。

 一方、この機種は、ニオイセンサーだけで、ほこりセンサーが省略されています。

 花粉に応じた自動運転ができないため、少なくともスギ花粉シーズンは、「回しっぱなし」にする妥協は必要です。

 この部分が気になるならば、1つ上でおすすめにした、加湿空気清浄機のKC-H50-Wが良いとは思います。そちらは、ほこりセンサーがつきますから。

ーーーー

 以上、今回は、空気清浄機の「まとめ」でした。

1・加湿空気清浄機の比較(1)
2・加湿空気清浄機の比較(2)
3・空気清浄機の比較(1)
4・空気清浄機の比較(2)

 なお、ここで紹介した機種や他の機種についてより詳しく知りたい方は、上記記事もご覧ください。

 最後になりましたが、この記事が皆さんのお役になったならば幸いです。

  また、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。ではでは。

posted by Atlas at 17:56 | 空気清浄機

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