1回目記事からの続きです→こちら!
今回の結論
機能が充実していて、省エネ性能の良い温水洗浄便座はこれ!
というわけで、今回は、温水洗浄便座(ウォシュレット)について比較しました。
最後に、いつものように、予算別・目的別にAtlasのおすすめ機種を書いておきます。
ーーー
なお、一部機種については、楽天市場のテナントでリフォーム対応で販売されています。
業者によって一部地域に限られますが、工務店に頼まずとも、便器・便座ごとのリフォームも依頼できます。
以下では、その場合の値段も紹介しました。
第1に、本体価格と電気代とトータルで考えた場合、現状でおすすめできる高コスパ機は、
【2020/8】
【下位機種】
12・Panasonic DL-RP20
¥30,700 Amazon.co.jp (1/21執筆時)
【上位機種】(オート開閉あり)
13・Panasonic DL-RP40
¥39,480 Amazon.co.jp (1/21執筆時)
【取り付け工事対応】+6000〜
【下位機種】
12・Panasonic DL-RP20
¥35,000 楽天市場 (1/21執筆時)
【上位機種】(オート開閉あり)
13・Panasonic DL-RP40
¥38,800 楽天市場 (1/21執筆時))
年間消費電力量:83kWh/ 109kWh
1年の電気代:2,241円 (2,943円)
リモコン:あり
オート開閉 :
ウォシュレット節水:
温風乾燥:
オート脱臭:あり
泡洗浄:
1・清潔性 ★★★★★
2・経済性 ★★★★★
3・利便性 ★★★★☆
4・総合評価 ★★★★☆
パナソニックの瞬間式のDL-RP20でしょう。
貯湯式ならばより安い機種があるのは確かです。
ただ、貯湯式の場合、8時間オフの省エネ機能を使ってしまうと(便座だけでなく)、水まで冷たくなりますから、実際は、使用できないでしょう。
そうなると、年間電気代の差は3000円以上は付くので、2-3年で総コストが逆転します。
一方、瞬間式は他社機もあるわけですが、本体価格と年間電気代の安さをふまえた場合、パナソニックが最も良いと判断しました。
機能面でも、水流の選択肢が多いですし、オート脱臭機能も付属しますし、不便な部分はないでしょう。
予算があれば、人感センサーでのオート開閉に対応したDL-RP40が望ましいですが、コスパの面では、下位機種でしょう。
---
以上、パナソニックのRPシリーズの紹介でした。
光熱費の安い瞬間式の製品としては「最安」です。
貯湯式比べても「びっくりするほど」高い製品ではないですし、水道代も節約できる点を考慮すれば、エントリークラスでは最も「おすすめ」できる製品の1つです。
省エネ性を最大限評価するならば、パナソニックのDL-ENX10でしょう。
貯湯式としては、年間3010円と格安の電気代ですし、本体価格も抑えられていてお得です。
水流のパワーは他社よりも強く洗浄力はあるといえます。ただ、強めの水流が苦手な人には向かない機種です。
オート脱臭機能の付属する DL-ENX20もさして価格が変わりませんので、そちらを選ぶのも「あり」ですね。
色は3色から選べますが、経年変化と変色を考えると、アイボリー(黄色)色をおすすめします。
なお、楽天市場(楽天ビックカメラ)では、ビックカメラ・コジマの営業範囲に限りますが、取り付け工事の依頼も可能でした。
設置料金については【楽天ビックの案内】を見てください。注文画面でオーダー可能です。
ーー
【2010年】
【リモコンなし】
32・東芝 クリーンウォッシュ SCS-S300
¥22,380 Amazon.co.jp (1/21執筆時)
年間消費電力量:84kWh/ 120kWh
1年の電気代:2,268円 (3,240円)
リモコン:
オート開閉:
ウォシュレット節水:あり
温風乾燥:
オート脱臭: あり
泡洗浄:
1・清潔性 ★★★★☆
2・経済性 ★★★★☆
3・利便性 ★★★☆☆
4・総合評価 ★★★☆☆
一方、「予算をできるだけ節約」したい場合は、東芝のSCS-S300が良いでしょう。
貯湯式は、使い勝手も、光熱費も良くないため、予算が少ない中で選ぶならば、「瞬間式最安」の本機が良いかと思います。
その代わり、リモコンなしなので快適性は劣りますが、我慢するべきところかと思います。
清潔性の部分でも、しっかりオート脱臭は付きますし、水流の工夫もある機種です。
第2に、5万円前後の予算で、省エネ性や機能面を考えて最もおすすめと言える製品は、
【2020/6】
【オート便座開閉あり】
20・Panasonic DL-WP40
¥53,385 Amazon.co.jp (1/21執筆時)
【取り付け工事対応】+6000〜
【オート便座開閉あり】
20・Panasonic DL-WP40
¥54,980 楽天市場 (1/21執筆時)
年間消費電力量:58kWh/ 72kWh
1年の電気代:1,566円 (1,944円)
リモコン:あり
オート開閉 :上位機
ウォシュレット節水:あり
温風乾燥:
オート脱臭: あり(上位機)
泡洗浄:
1・清潔性 ★★★★★
2・経済性 ★★★★★★
3・利便性 ★★★★★
4・総合評価 ★★★★★
パナソニックのDL-WP40でしょう。
本機についても、楽天市場(楽天ビックカメラ)では、ビックカメラと同系列のコジマの営業範囲に限りますが、取り付け工事の依頼も可能でした。
設置料金については【楽天ビックの案内】で確認できます。
いずれも、脱臭効果が高くなる便ふたオート開閉や、人感センサーオート脱臭など、快適性に関わる重要な機能が網羅されています。
なお上位機種に搭載されていて、DL-WF40-CPに搭載されないのは、ナノイー脱臭機能と、温風乾燥機能です。
トイレの中の臭いについては、人感センサーを使ったオート脱臭機能がこの機種にはつきますし、それと連動する「便ふたオート開閉」機能で、使用後の除臭はほぼ完璧です。
ーーー
28・TOTO KMシリーズ TCF8GM53
¥54,700 楽天市場 (1/21執筆時)
年間消費電力量:66kWh/ 81kWh
1年の電気代:1,782円 (2,187円)
リモコン:あり
オート開閉:あり(一部)
ウォシュレット節水:
温風乾燥:あり(一部)
オート脱臭: あり
泡洗浄:
1・清潔性 ★★★★★
2・経済性 ★★★★★★
3・利便性 ★★★★★
4・総合評価 ★★★★★
同じく便ふたオート開閉が付くTOTOのモデルはこちらです。
値段も機能面も同程度なんどえ、どちらを選んでもOKだと思います。
TOTOの場合、「やわらか水流」については、パナソニックよりも優しいため、「とにかく優しい水流」を望むならばTOTOが良いでしょう。
逆に、「強めが好み」という場合は、パナソニックの方が相性が良いでしょう。
第3に、清潔性や、おそうじの手軽さを最重要視したい場合に選択肢になるハイエンド機は、
【2018年】
【上位機種】
24・Panasonic 泡コート DL-AWM600
¥95,958 楽天市場 (1/21執筆時)
【取り付け工事対応】+6000〜
24・Panasonic 泡コート DL-AWM600
¥94,800 楽天市場 (1/21執筆時)
年間消費電力量:66kWh/ 92kWh
1年の電気代:1,782円 (2,484円)
リモコン:あり
オート開閉:あり(上位機)
ウォシュレット節水:あり
温風乾燥:あり(上位機)
オート脱臭: ナノイー脱臭(上位機)
泡洗浄: 泡コート洗浄あり
1・清潔性 ★★★★★★
2・経済性 ★★★★★★
3・利便性 ★★★★★★
4・総合評価 ★★★★★★
予算が許せば、 DL-AWM600 が良いでしょう。
「泡コート」という新機軸が搭載されている点で、この機種は「プラスワン」があります。
その上で最もオススメなのは、温風乾燥が付く最上位機です。
便器一体型のシリーズの交換用ですが、そちらは、機能面で同等なものを付けようとすると、相当高額(30万以上)なので、(高いながらも)お買得感はあります。
この部分だけの「一点突破的な機種」ではありますが、実際面白い工夫であり、効果は期待できます。
ーーーー
【2018年発売】
【中位機種】
23・Panasonic 泡コート DL-AWM400
¥74,327 楽天市場 (1/21執筆時)
【取り付け工事対応】+6000〜
23・Panasonic 泡コート DL-AWM400
¥76,800 楽天市場 (1/21執筆時)
年間消費電力量:66kWh/ 92kWh
1年の電気代:1,782円 (2,484円)
リモコン:あり
オート開閉:あり(上位機)
ウォシュレット節水:あり
温風乾燥:
オート脱臭:あり
泡洗浄: 泡コート洗浄あり
1・清潔性 ★★★★★★
2・経済性 ★★★★★★
3・利便性 ★★★★★
4・総合評価 ★★★★★★
ただ、温風乾燥機能が不要ならば、このシリーズの中位機でも良いかと思います。
ナノイーの部分は、脱臭機能の「おまけ」なので、あまり惜しくないですし、こちらでも良いかと思います。
ーーーー
というわけで、今日は温水暖房便座の話でした!
補足:温水洗浄便座の取り付け
最後に、温水洗浄便座の取り付けを自分でされる場合の補足です。
それぞれのメーカーの設置手順書(上記リンク)を見れば分かりますが、(便座の交換だけならば)、最低限のDIY技術があれば個人でも設置可能です。
なお、先ほど紹介したような「楽天のコミコミプラン」ではなく、工務店に設置依頼する場合は、商品は工務店が商材屋から仕入れ、設置する方式です。
商材屋の中間マージンが生じることもあり、本体価格は上記のようにはいきません。このほか設置料として1万ほどが標準です。
KENOH モンキーレンチ 300mm
¥1,099 Amazon.co.jp (1/21執筆時)
設置に必要なものは、ドライバーがあれば、他にはモンキーレンチと軍手くらいなので、休日に挑戦するのも良いでしょう。
設置できなかったら、その時点で工務店さんにお願いすれば良いと思います。
Atlasも自分で設置できました。「設置できる」技術は、「取り外せる」技術を覚えることにもなるので、部分的にちょこっと外して「大掃除」もできるようになり、個人的には良い経験でした。
ーーー
一方、トイレのニオイ問題の対策については、このブログには、【脱臭機の比較記事】があります。
トイレで利用できる小型機も紹介していますので、興味のある方はご覧ください。
ーー
最後になりましたが、この記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。