2018年02月21日

比較2018’ 主要6社の空気清浄機40製品の性能と選び方(まとめ):おすすめ加湿空気清浄機・空気清浄機の最強機種は?(Aircleaner-5)

【今回レビューする内容】2018年 最新の空気清浄機・加湿空気清浄機の性能・選び方・おすすめ:機種の違いや性能ランキング

【比較する製品型番】シャープ KC-F40 KC-F50 KC-F70 KI-FX55 KI-FX75 KI-FX100 KC-G40-W KC-G50-W KI-GX75-W KI-GX100-N KI-GS50-W KI-GS70-W ダイキンTCK55R-W TCK55R-R MCK70S-W MCK40S-W MCK55S-W Panasonic F-VXL40F-VXL55 F-VXK70-W F-VXL90 KC-F40 KC-F50 KC-F70 KI-FX55 KI-FX75 KI-HP100-W MCK70U-W MCK55U-W ACK55U-W ACK70U-W MC80U-W MC55U-W Panasonic F-VXL40F-VXL55 F-VXK70-W F-VXL90 F-VXP70 KC-G40-W F-VXP55-W F-PXP55-K

今回のお題
空気清浄機・加湿空気清浄機のおすすめ機種や選び方は(まとめ)


 ども!Atlasです。

 今回は、2018年2月現在最新の加湿空気清浄機と空気清浄機の比較です。

 なお、このブログ「モノマニア」では、各メーカーの空気清浄機・加湿空気清浄機について、以下の5本の比較記事があります。

1・加湿空気清浄機の比較(1)
2・加湿空気清浄機の比較(2)
3・空気清浄機の比較(1)

4・空気清浄機の比較(2)
5・加湿・空気清浄機の選び方【結論】
 今回は、5回目の記事で、「全体のまとめ」です。

 ここまで紹介した加湿空気清浄機と空気清浄機全40製品から、皆さんの目的別・予算別にどの機種を選んだら良いか?について、空気清浄機の初心者向けに具体的にまとめていきたいと思います。

 また、その上で、記事の最後で、目的別・予算別にAtlasのおすすめ空気清浄機を数機種提案するつもりです。

 なお、検索エンジンから直接このページにいらした方、製品の詳しい機能については、1〜4回目の記事でそれぞれ詳しく書いています。製品ごとの細かいレビューや評価を知りたい方は、上記のリンク記事をご覧頂ければと思います。お手数ですが、よろしくお願いします。

空気清浄機の選び方の7つの基本!

 最初に、それぞれのご家庭の事情、目的に沿って、空気清浄機・加湿空気清浄機をどのように選ぶべきか?について、ポイントを7点解説しておきます。


pt.1・加湿機能の必要性

 第1に、空気清浄機を選ぶ場合、最も最初に考えるべきことは、「加湿機能が必要かどうか?」です。

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 冬場にエアコンなどの乾燥対策を考えているならば、「加湿空気清浄機」がよいでしょう。ただ、これは「当たり前」です。

 しかし、実は春先に大陸から飛来して最近問題になっている有害物質のPM2.5対策」を考えている場合も、「加湿空気清浄機」がかなり有効です。と言うのも、放出された水分にPM2.5に吸着させ、PM2.5をこそぎ落とすことができるからです。

 加湿空気清浄機は、空気清浄機に較べると、本体が大きなイメージがあります。しかし、風量が強く花粉・ハウスダストを効果的に落とせる優秀案空気清浄機は、加湿空気清浄機と同じほど大きいので、大きさと加湿機能は無関係です。実際、小型の加湿空気清浄機もあります。

 空気清浄機は、一方、加湿空気清浄機にはない、高性能フィルターを搭載する機種もあります。ただ、こういった機種は、5万円オーバーで、1年ごとに1万円ほどのランニングコストがかかる高級機に限定されます。5万円以下ならば、性能差はありません。

 つまり、設置面積(本体の大きさ)ではなく、PM2.5対策・乾燥対策が必要かどうかで選ぶべきです。本体価格も、加湿機能の有無では、さほど変わりません。


pt.2・ほこりフィルターの性能

 第2に、選ぶ際に重視するべきポイントは、集塵フィルター(ほこりフィルター)の性能です。

 201608301340.jpg

 フィルターは、花粉やホコリを吸着させるほこりフィルター(集塵フィルター)と、ニオイを吸着させる脱臭フィルターとがあります。基本的には、どの空気清浄機も、この2種類のフィルターが装備されています。

 ほこりフィルターを、選ぶ場合のポイントは2つです。

 第1に、HEPA規格に対応しているフィルタを選ぶことです。

 HEPAとは、「定格風量で粒径が0.3μmの粒子に対して、99.97%以上の粒子捕集率を持つフィルタ」に与えられるJIS規格のことです。現在、「信頼できる空気清浄機」は、1万円台のモデルでもHEPA規格をクリアしています。その点で言えば、対応の有無は、重要視するべきです。

 第2に、フィルターの寿命を考慮することです。

 現在のところ、大抵の機種が「10年間交換不要」です。ただし、一部の機種は、価格的な問題から「5年」「2年」と低寿命のフィルタを搭載する場合があります。

 ただし、「性能の向上のため」に、フィルタ寿命の短い製品をあえて発売しているメーカーもあります。

 

 【各色】

 39・バルミューダ AirEngine EJT-1100SD-WK
   ¥47,800 Amazon.co.jp (2/5執筆時)

 対応面積:洋室 36畳
 最大風量:最大6.0m3/分
 サイズ:幅250×奥行250×高さ700
 センサー :ニオイ・ほこりセンサー
 フィルタ寿命1年

 

 38・Blueair Blueair Classic 480i 200146
  ¥81,380 Amazon.co.jp
(2/5執筆時)

 対応面積:洋室 33畳
 最大風量:最大9.9m3/分
 サイズ:幅500×奥行275×高さ590
 センサー :ニオイ・ほこりセンサー
 フィルタ寿命6ヶ月

 例えば、バルミューダブルーエアです。

 いずれも、雑誌でも特集されることがある、高品質な空気清浄機です。このブログでは【空気清浄機の比較記事】で詳しく紹介しました。

  

 バルミューダ 360°酵素フィルター
   ¥8,990 Amazon.co.jp (2/5執筆時)

 ブルーエアダストフィルター F400PA
  ¥7,730 Amazon.co.jp (2/5執筆時)

 これらの製品は、HEPA規格のフィルターを何層構造にもした特殊なフィルタを採用します。そのため、目づまりが速く、メインフィルタの寿命が半年〜1年と短いです。一回の交換コストもかなり高いので、仮に10年使った場合、本体価格にプラスして、10万円前後の追加コストがかかる点は、覚悟する必要があります。

 ただ、Atlasは、「ここまで高性能なフィルタは一般的に不要」という立場です。それならば、10年保つHEPA規格フィルターを搭載する機種をを2台購入し、部屋を分けて運転した方が、総コストや集塵率は良いでしょう。

 つまり、まとめれば、現状では、「10年寿命」で「HEPA規格に対応する」メインフィルターを選ぶのが「おすすめ」と言えます。


pt.3・脱臭フィルターの性能

 第3に、空気清浄機を選ぶ際に重視するべきポイントは、脱臭フィルター(ニオイフィルター)の性能です。


 201608301401.jpg

 脱臭フィルターは、ニオイを吸着させるためのフィルターです。ホコリ用のフィルターでは、脱臭ができないため、大抵の空気清浄機には脱臭フィルターが別に付属します。大抵は活性炭フィルターを用いています。

 残念ながら、ほとんどのメーカーは、脱臭フィルターの部分にはさほど気を使っていません。業界団体も「タバコについては、ニオイの発生量の5割を除去できれば脱臭」と「緩い定義」を定めているに過ぎません。

 

 【2017年】

 34・ダイキン 光クリエール MC55U-W  
  ¥30,881 Amazon.co.jp (2/5執筆時)

 対応面積: 25畳まで
 最大風量:最大5.5m3/分
 サイズ:幅270×奥行270×高さ500
 センサー :
ニオイ・ほこりセンサー
 フィルタ寿命:10年間

 この部分の対策に力を入れているメーカーはダイキンです。

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 というのも、ダイキンは、独自の光ストリーマ放電を利用し、フィルターに付いた臭い物質を酸化分解することで、脱臭フィルターの吸引力の自動再生を行う構造だからです。

 脱臭フィルターは、「劣化」が速いため、こうした取り組みは重要で、ダイキンの多くの機種にこの機能が付属します。


 

 34・cado 空気清浄機 AP-C200
 
¥52,920 Amazon.co.jp (2/5執筆時)

 また、CADOも光触媒技術で活性炭フィルターの再生をする機構を装備します。

 結論的に言えば、ペットのニオイタバコのニオイ対策をメインに考えるならば、ダイキンやCADOは優秀です。(このブログではおすすめ空気清浄機の比較記事 で紹介しました)

 なお、ペットのニオイタバコのニオイ対策だけで良いならば、実は空気清浄機よりもふさわしい家電ジャンルがあります。

 詳しくは【家庭用の脱臭機の比較記事】をご覧ください。ただし、ニオイだけでなく、花粉やハウスダストなど「ほこり」の除去の必要もあるのならば、今回紹介する「空気清浄機」を選ぶべきです。


pt.4・集塵力の持続性

 第4に、選ぶ際に重視するべきポイントは、ほこりフィルターの集塵力の持続性です。

 201608301413.jpg

 先ほど紹介した、「10年交換不要HEPA規格フィルター」は、交換不要と言っても、経年変化で集塵力は、10年で50%前後まで低下します。

 しかし、この部分でもメーカーごとに対策があります。

   

 【2017年】

 【ホワイト】

 5・ダイキン加湿空気清浄機 MCK70U-W
  ¥41,254 Amazon.co.jp (2/5執筆時)

 対応面積:木造 11畳 洋室 18畳
 加湿量: 最大650mL/h
 最大風量:最大7.0m3/分
 静音性:強:54dB 静音:23dB
 サイズ:幅395×奥行287×高さ600
 除菌性能:アクティブプラズマ
 センサー :ニオイ/ホコリ/温湿度
 フィルタ寿命10年間

 例えば、ダイキンです。

 最新の上位機種の場合、TAHU(タフ)フィルターという、撥水性・撥油性の高いタイプのHEPAフィルターを採用し、10年後の吸塵力の低下をHEPAフィルターに比べて22%ほど向上させ、購入時の約72%まで高めています。

ーー

 

 【2016年】

 【各色】

 5’・ダイキン加湿空気清浄機 MCK70T-W
  ¥36,800 Amazon.co.jp (2/5執筆時)

 対応面積:木造 11畳 洋室 18畳
 加湿量: 最大630mL/h
 最大風量:最大7.0m3/分
 静音性:強:54dB 静音:23dB
 サイズ:幅395×奥行287×高さ620
 除菌性能:アクティブプラズマ
 センサー :ニオイ/ホコリ/温湿度
 フィルタ寿命10年間

 また、ダイキンの一部の廉価機種(2016年旧モデル)では、ほこりの粒子を電気で帯電させ、フィルタ繊維に密着させることで、目詰まりを防ぐ「静電フィルター」・「電気集塵」という2つの技術を採用しています。

 10年後の吸塵力の低下は、上位機に匹敵する70%に抑えています。

ーー

  

 【2017年】

 22・日立 クリエア EP-NVG90-N
   ¥53,694 Amazon.co.jp (2/5執筆時)

 対応面積:木造 13.5畳 洋室 22畳
 加湿量: 最大800mL/h
 最大風量:最大6.7m3/分
 静音性:強:48dB 静音:20dB
 サイズ:幅360×奥278×高さ669
 除菌性能:ー
 センサー :ニオイ・ホコリ・温度・湿度
 フィルタ寿命10年間

 一方、日立やシャープの上位機には、フィルターの自動掃除機能が付属します。 

  201608301227.jpg 

 10年ほど前に登場した「お掃除エアコン」のような機能で、フィルターのチリ汚れを自動吸引し、フィルターの目詰まりを防ぐ技術です。

 ただ、これはメインフィルタの掃除ではなく、プレフィルターの掃除であることには注意するべきです。メンテ上の利便性は高まりますが、フィルター自体の吸塵力は回復しません。

ーー

 いずれにしても、集塵力の持続性の面で、最も先を行っているのは、現在のところはダイキンです。


pt.5・自動運転用の各種センサー

 第5に、選ぶ際に重視するべきポイントは、搭載されるセンサーです。

 センサーのない空気清浄機は、ホコリやニオイの有無にかかわらず、ずっとファンが回転したままです。一部格安機種には、このような仕様のものもあるので、センサーも重要視したいポイントです。

 空気清浄機の場合、最も重要なセンサーは、ニオイセンサーほこりセンサーです。

 ニオイセンサーは、「タバコ・線香・料理のニオイ・化粧品・アルコール・スプレー類などのニオイ」を検知します。

 ほこりセンサーは、「花粉・ハウスダスト」などの粉じんや「煙・線香・タバコ」などの粒状物質を検知します。

 本体的には両方備わっているべきですが、格安機種は、いずれか片方、ないし両方が省略されています。そして、一部メーカーは、搭載されるセンサーを公開しないか、ボカして書く場合もあります。

 いずれにしても、空気清浄機の場合、ニオイセンサーほこりセンサーの搭載は必須と言え、搭載の有無はしっかり確認するべきです。

ーーー

 加湿空気清浄機の場合、これに加えて、温度・湿度センサーの搭載にも注目するべきです。

 メーカーによっては、湿度センサーのみ搭載で、温度センサーが省略されています。そして、湿度センサーのみの搭載では、室温に応じた加湿量の調整に非対応で、不快な結露などの危険性が高まります。

    

 【2017年】【各色】

 3・Panasonic 加湿空気清浄機 F-VXP70
  ¥52,350 Amazon.co.jp   (2/5執筆時)

 対応面積:木造 12畳 洋室 19畳
 加湿量: 最大700mL/h
 最大風量:最大6.3m3/分
 静音性:強:53dB 静音:25dB
 サイズ:幅388×奥245×高さ636
 除菌性能:ナノイー
 センサー :ニオイ/ホコリ/湿度/人感/明るさ
 フィルタ寿命10年間

 なお、センサーに強いと言われるのは、パナソニックダイキンです。

 とくにパナソニックは、人感センサー・明るさセンサーなどの省エネにつながるセンサーも搭載します。また、両メーカーの「ほこり」センサーは優秀で、PM2.5より細かい粒子も検出できます。


pt.6・加湿機能のメンテナンス性

 第6に、選ぶ際に重視するべきポイントは、メンテナンスの容易さです。


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 これは、加湿空気清浄機の場合に限りますが、とくに重要視するべきポイントです。

 加湿空気清浄機は、写真のような円形の「じゃばら」に水を通して、気化させる方式を取っています。加熱しない水を使うので、「じゃばら」を含めた水路が「ぬめる」ため定期的に洗浄する必要があります。

 

 【2016年】

 10・シャープ 加湿空気清浄機 KC-G40-W
  ¥15,760 Amazon.co.jp (2/5執筆時)

 対応面積:木造 〜7畳/洋室 〜11畳
 
加湿量: 最大400mL/h
 最大風量:最大2.7m3/分
 静音性:強:36dB 静音:19dB
 サイズ:幅399×奥行230×高さ613
 除菌性能:プラズマクラスター7000
 センサー :ニオイ・温湿度センサー
 フィルタ寿命:5年間

 しかし、シャープ・ダイキン・パナソニックなどは、抗菌剤や銀イオンなどを利用して、ヌメリを低減させる構造を持つ機種があります。さらに、パナソニックなど、ジャバラを押し洗いできる構造にして、ヌメリの発生を抑える機構を採用する機種もあります。

 加湿機能を冬場に多用する方は、この部分も重要視すると良いでしょう。


pt.7・空気清浄機の風量と風質

 第7に、選ぶ際に重視するべきポイントは、空気清浄機の風量です。

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 空気清浄機は、機種が大型であるほど、風量は強いです。このブログでは「最大風量○○m3/分」という形式で、空気清浄機の風量を比較してきました。

 基本的に、風量は、空気清浄機の適応面積(木造 ○○畳 洋室 ○○畳)に比例するので、その部分を注意していれば良いです。ただ、酷い花粉症の方は、例えば、6畳ほどの空間でも、風量の強い大型機種を使う「意味」はあります

 なぜなら、最大風速が強いため、帰宅後短時間で花粉が取り除けるからです。酷い花粉症の方は、適応畳数に左右されず、風力だけを見て、機種を選ぶのが良いでしょう。

 加湿空気清浄機で、加湿運転をする場合、ダイキンを除けば、どのメーカーも最大風力はやや減衰します。そのため、加湿空気清浄機を使い、PM2.5を落としながら、花粉対策もする場合は、多少大きめの機種を買っても良いでしょう。

   

 【2017年】【各色】

 2・Panasonic 加湿空気清浄機 F-VXP55-W
   ¥46,811 Amazon.co.jp (2/5執筆時)

 対応面積:木造 8.5畳 洋室 14畳
 加湿量: 最大500mL/h
 最大風量:最大4.9m3/分
 静音性:強:51dB 静音:25dB
 サイズ:幅360×奥230×高さ560
 除菌性能:ナノイー
 センサー :ホコリ・湿度・明るさ
 フィルタ寿命10年間

 また、風量以外の要素として、各社とも気流制御に力を入れています。この部分に強いのは、パナソニックとシャープです。

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 パナソニックの上位機種は、「ほこり」「ニオイ」「PM2.5」の発生状況を検知し、上下3つのルーパーの角度を自動で制御します。こうすることで、風力を有効活用しています。

  

 【2017年】

 16・シャープ 加湿空気清浄機 KI-HX75-W
  ¥54,800 Amazon.co.jp
(2/5執筆時)

 対応面積:木造 12.5畳 洋室 21畳
 加湿量: 最大750mL/h
 最大風量:最大6.3m3/分
 静音性:強:49dB 静音:20dB
 サイズ:幅405×奥行316×高さ666
 除菌性能:プラズマクラスター25000
 センサー :ニオイ/ほこり/温湿度/明るさ
 フィルタ寿命10年間

 シャープの上位機種は、IOT機能を駆使して、快適な気流制御を可能にしている点で目新しいです。

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 この製品は、AI(人工知能)の搭載し、例えば、その日の花粉状況のニュースをネットで取得し、「花粉にあった気流」を自動で出したり、ユーザーの操作の「クセ」を学習して、「夜は自動で静音モードにする」など学習していきます。

 複数の気流を賢く制御できる部分で、「最先端」です。

重要視しなくて良い部分

 さて、ここまで、空気清浄機・加湿空気清浄機を選びにあたり、重要視した方が良い部分を解説しました。

 一方で、カタログやCMで強調させているが、あまり重要視しなくて良いと思われる部分があります。


8・イオン放出機能

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 それは、イオン放出機能です。シャープのプラズマクラスター、パナソニックのナノイー、ダイキンのアクティブプラズマなどの名前で呼ばれる「マイナスイオン」発生機能です。

 マイナスイオンは、科学的にみて家庭における除菌などの効果はあまり期待できません。ただ、「全くの役立たず」ではなく、直接風を吹き付ける状況において、衣服や壁の付着臭の除去、ホコリの静電気の除去はある程度期待できます。

 しかし、空気清浄機としては、あくまで「おまけ」です。それよりも、搭載されるメインフィルターの性能などから機種を選ぶべきです。

今回の結論
空気清浄機・加湿空気清浄機のおすすめは結論的にこれ!

 というわけで、今回は、空気清浄機・加湿空気清浄機の選び方について書いてきました。

1・加湿空気清浄機の比較(1)
2・加湿空気清浄機の比較(2)
3・空気清浄機の比較(1)

4・空気清浄機の比較(2)

 最後に、1〜4回目の記事で個別に見てきた空気清浄機・加湿空気清浄機全29機種から、購入目的や、予算別に、Atlasのおすすめ機種を選定したいと思います。


 第1に、花粉・タバコ・ペット臭・PM2.5までマルチに対策できる加湿空気清浄機としておすすめできるのは、

 

 【2016年】

 5’・ダイキン加湿空気清浄機 MCK70T-W
  ¥36,800 Amazon.co.jp (2/5執筆時)

 5’・ダイキン加湿空気清浄機 ACK70T-W
  ¥36,800 Amazon.co.jp (2/5執筆時)

 対応面積:木造 11畳 洋室 18畳
 加湿量: 最大630mL/h
 最大風量:最大7.0m3/分
 静音性:強:54dB 静音:23dB
 サイズ:幅395×奥行287×高さ620
 除菌性能:アクティブプラズマ
 センサー :ニオイ/ホコリ/温湿度
 フィルタ寿命10年間

 空気清浄性能  ★★★★★★
 ランニングコスト★★★★★★

 ダイキンの2016年モデルである、MCK70T (通常型番)か、ACK70T-W(工務店型番)が良いと思います。次に紹介数琉新機種がでたため、かなり値が下がっており、2017年年末にAtlasが執筆している段階ではかなりのコスパです。

 サイズは、幅395×奥行287×高さ620と縦に長いタイプなので、ミドルサイズでも邪魔になりにくいです。リビング用としてはもちろん、ワンルームでも花粉などを高速かつ徹底して除去したいならば、この製品が適当です。

 ほこりフィルターは、10年寿命の静電HEPAフィルターを搭載しており、ダイキンの「売り」の電気集塵機能も搭載です。経年変化した後の、フィルターの集塵力の持続性は、10年後でも70%と、他機種よりも2割は良いでしょう。

 ニオイフィルターも、光ストリーマ放電を利用し、脱臭フィルターの再生を行う点で高度です。

 センサーは、ニオイセンサーとPM2.5に対応できる水準の高感度ほこりセンサーを完備します。温度に応じて加湿量を調整できる温湿度センサーももちろん装備です。

 風量は、加湿時でも最大7.0m3/分と強いです。なお、加湿時の適応畳数は、木造 11畳 洋室 18畳ですが、加湿機能を使わないならば、31畳まで対応というパワフルさを持ちます。

 加湿量も、630mL/hという十分以上の加湿量をもって、稼働から適湿になるまでの時間は短くて済むでしょう。もちろん、こちらもお掃除がしやすい機種です。

 

 バイオ抗体フィルタ KAF029A4
  ¥2,067 Amazon.co.jp (2/5執筆時)

 また、「オマケ」的ですが、別売のバイオ抗体フィルターを購入すれば、より効果的なインフルエンザ対策も可能です。

脱臭機の比較記事

 なお、花粉・タバコの空気清浄ではなくて、ペット臭や、トイレ臭の対策「だけ」できれば良いならば、脱臭機という家電もあります。上記のリンク記事で紹介しましたので、よろしければご覧ください。

ーーー

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 【2017年】

 【通常型番】

 5・ダイキン加湿空気清浄機 MCK70U-W
  ¥41,254 Amazon.co.jp (2/5執筆時)
 5・ダイキン加湿空気清浄機 MCK70U-T  
  ¥42,668 Amazon.co.jp (2/5執筆時)

 【工務店用型番】

 5・ダイキン加湿空気清浄機 ACK70U-W
  ¥50,330 Amazon.co.jp (2/5執筆時)
 5・ダイキン加湿空気清浄機 ACK70U-T
  ¥58,090 Amazon.co.jp (2/5執筆時)

 対応面積:木造 11畳 洋室 18畳
 加湿量: 最大650mL/h
 最大風量:最大7.0m3/分
 静音性:強:54dB 静音:23dB
 サイズ:幅395×奥行287×高さ600
 除菌性能:アクティブプラズマ
 センサー :ニオイ/ホコリ/温湿度
 フィルタ寿命10年間

 空気清浄性能  ★★★★★★★
 ランニングコスト★★★★★★

 なお、先ほどのMCK70T は、旧モデルです。そのため、皆さんが購入する時期によっては、すでに売り切れの場合もあるでしょう。

 その場合は「後継モデル」となるダイキンのMCK70Uか、その工務店用の型番にあたる MCK70U-T がおすすめです。

 性能面では、新開発の10年寿命のTAHU(タフ)フィルターを搭載します。旧機種は、電気集塵ユニット静電HEPAフィルターを組み合わせでしたが、それとほぼ同等、正確には2%程度上の吸引力の持続性が期待できます。

 ただ、総合的に言えば、空気清浄機としての性能差は殆どありません。その点で言えば、旧機種がなくなった場合・価格差がない場合にこちらを選ぶと良いと思います。

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 ただし、この機種からスマホでの操作やデータ確認が可能になっているため、その部分に魅力を感じるならば、こちらでしょう。


 第2に、加湿機能が不要な方で、花粉症対策を最重要視する場合におすすめといえる空気清浄機は、

 

 【2016年】

 33・ダイキン 光クリエール MC80T-W  
  ¥32,800 Amazon.co.jp (2/5執筆時)

 対応面積: 29畳まで
 最大風量:最大8.0m3/分
 サイズ:幅395×奥行230×高さ576
 センサー :
ニオイ・ほこりセンサー
 フィルタ寿命:10年間

 加湿機能が不要ならば、ダイキンのMC80T-Wでしょう。こちらも2016年モデルですので、新機種の登場で相当安くなっています。在庫のあるうちは、この機種はおすすめです。

 空気清浄機としては、最大29畳まで対応するため、広いリビングや事務所でも利用できます。一方、過度大きいわけでもないため、8畳程度でも徹底した除去を考えるならば、選択肢です。Atlasもこのサイズを(さほど広くない)仕事場に置いています。

 ほこりフィルターは、10年寿命フィルターが採用されるほか、集塵力の持続性の点では、この機種は、電気吸塵機能を搭載します。

 電気式というシステムを採用するため、正確にはHEPA規格ではないです。ただ、光触媒フィルターや静電集塵フィルターなどの6層フィルターで、それに相当する集塵力を持ちます。

 ニオイフィルターは、光ストリーマ放電を利用し、脱臭フィルターの再生を行えます。この点に気を使うメーカーは、少なく、ダイキンは貴重です。

 センサーも、ニオイ・ホコリセンサーを双方完備し、抜かりがありません。とくに、ほこりセンサーは、大きなホコリと、細かいほこりを別々に検知できる高感度ホコリセンサーであり、その能力は高いです。   

 風量も、最大8.0m3/分と強力であり、ターボ運転で、帰宅後短時間で空気を清浄できるでしょう。総合力は高いです。

 33・バイオ抗体フィルタ KAF979B4
  ¥2,100 Amazon.co.jp
(2/5執筆時)

 また、別売りですが、ウイルス対策ができるバイオ抗菌フィルターが取り付けられます。1年ごとの交換ですが、インフルエンザ対策などにつながるでしょう。

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 201802051342.jpg

 【2017年】

 【通常型番】

 5・ダイキン加湿空気清浄機 MCK70U-W
  ¥41,254 Amazon.co.jp (2/5執筆時)
 5・ダイキン加湿空気清浄機 MCK70U-T  
  ¥42,668 Amazon.co.jp (2/5執筆時)

 【工務店用型番】

 5・ダイキン加湿空気清浄機 ACK70U-W
  ¥50,330 Amazon.co.jp (2/5執筆時)
 5・ダイキン加湿空気清浄機 ACK70U-T
  ¥58,090 Amazon.co.jp (2/5執筆時)

 対応面積:木造 11畳 洋室 18畳
 加湿量: 最大650mL/h
 最大風量:最大7.0m3/分
 静音性:強:54dB 静音:23dB
 サイズ:幅395×奥行287×高さ600
 除菌性能:アクティブプラズマ
 センサー :ニオイ/ホコリ/温湿度
 フィルタ寿命10年間

 なお、MC80T-Wが「売り切れ」ていた場合ですが、「加湿空気清浄機」とはなりますが、 MCK70U(ACK70U)がおすすめです。

 なぜなら、ダイキンは2017年から、空気清浄機単体での高性能モデルを廃止したからです。同程度の花粉除去能力・フィルター性能・持続性を期待する場合、この機種が良いでしょう。

 サイズも、幅395×奥行287×高さ600と多少大きめですが、リビングでも邪魔にならないレベルです。


 第3に、できるだけ、格安で性能が良い加湿空気清浄機を探しているならば、

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 【2016年】

 12・シャープ 加湿空気清浄機 ホワイト KC-G50-W
 12・
シャープ 加湿空気清浄機 グレー KC-G50-H
   ¥16,837 Amazon.co.jp (2/5執筆時)

 【2015年】

 12・シャープ 加湿空気清浄機 ホワイト KC-F50-W
   ¥16,280 Amazon.co.jp (2/5執筆時)

 対応面積:木造 8.5畳 洋室 14畳
 加湿量: 最大500mL/h
 最大風量:最大3.4m3/分
 静音性:強:43dB 静音:24dB
 サイズ:幅399×奥230×高さ615
 除菌性能:プラズマクラスター7000
 センサー :ニオイ・ほこり・温湿度・明るさ
 フィルタ寿命10年間

 空気清浄性能  ★★★★★
 ランニングコスト★★★★★

 シャープのKC-EG0か、それと性能の変わらない旧モデルのKC-F50-W でしょう。

 ほこりフィルターは、10年寿命のHEPAフィルターを採用しており、格安機ながら充実します。

 ニオイフィルターも、10年寿命のガスもとーる脱臭フィルターが搭載です。各社の脱臭フィルタで、排気ガスまで対応できるのはシャープとダイキンだけです。

 センサーも、ニオイセンサー・ホコリセンサーが備わり、加湿空気清浄機には、結露の防止に有効な温度センサーも搭載しています。

 風量は、加湿運転時には最大3.0m3/分高速に空気清浄はできない点はネックです。

 しかし、8畳程度までの部屋で運用するならば十分です。もちろん、酷い花粉症の方は、より強力な機種が良いでしょう。しかし、2万円を切る低価格は費用対効果の点で相当魅力です。


 第5に、花粉症・タバコ対策ができる省スペース型の空気清浄機としておすすめできる機種は、

 201505181725.jpg

【2017】

  32・パナソニック 空気清浄機 F-PXP55-K
   ¥29,091 Amazon.co.jp (2/5執筆時)

 対応面積: 25畳まで
 最大風量:最大5.5m3/分
 サイズ:幅300×奥行195×高さ580
 センサー :
ニオイ/ほこり/照度センサー
 フィルタ寿命:10年間

 空気清浄性能  ★★★★★★
 ランニングコスト★★★★★

 パナソニックF-PXM55-Kが良いでしょう。縦長のスマートサイズで、設置性も良いと思います。

 ほこりフィルターは、10年寿命HEPAフィルタを搭載し、性能面で問題ありません。

 ニオイ用フィルターは、「スーパーナノテク脱臭フィルター」を採用します。これらのフィルターは、ダイキンに比べると、長期的に有効な再生能力こそありませんが、基本性能は十分高いです。

 センサーは、パナソニックの良い部分で、ニオイ・ホコリセンサーを双方完備する上、照度センサーを装備しているため、夜間の省エネなどにも配慮があります。

 201709171835.jpg

 風量は、最大5.5m3/分と、ダイキンの上位機には及ばないスペックながら、3つのルーパーが、センサーで感知した「ほこり(花粉)」「ニオイ」「PM2.5」の状況に合わせて気流制御するため、風量以上に捕捉率は高いです。

 構造的には、前方から吸引するモデルなので、壁際に置いても効果は高そうです。価格的にも3万円を切る値頃感がある機種で、デザイン性も良いといえる機種だと思います。


 第6に、コスト度外視で強力に花粉やニオイ対策ができる空気清浄機を探しているならば、

 

 38・バルミューダ AirEngine EJT-1100SD
   ¥47,800 Amazon.co.jp (2/5執筆時)

 対応面積:洋室 36畳
 最大風量:最大6.0m3/分
 サイズ:幅250×奥行250×高さ700
 センサー :ニオイ・ほこりセンサー
 フィルタ寿命1年

 空気清浄性能  ★★★★★★
 ランニングコスト★★☆☆☆

 ブルーエアと迷う部分もありますが、設置性とフィルタ構成の点でバルミューダデザインの空気清浄機でしょう。

 バルミューダ 360°酵素フィルター
   ¥8,990 Amazon.co.jp (2/5執筆時)

 ほこりフィルターは、特殊な形状の多層型HEPA規格フィルターで、1機での集塵力はここまで「おすすめ」したどの機種よりも高いです。ただ、フィルター寿命は1年間ですので、ランニングコストは(ブルーエアほどではないにせよ)良くはないです。

 ニオイ用フィルターも、一体型ですが、ブルーエアと異なり装備されます。日本の住宅事情をふまえると、ニオイフィルタは、最低限でもあった方が良いでしょう。

 センサーも、ニオイセンサー・ホコリセンサーという基本が押さえられており、問題ありません。

 201505181826.jpg

 風量は、最大6.0m3/分と、小型・コンパクトタイプなのでさほど強くないですが、フィルター上部からも空気を取り込む構造なので、空気のかくはん効果は、大型機に比するものがあります。面白い仕組みです。

 ランニングコストの点が許せば、小型でコンパクトで、デザイン性も良く、メカも面白いので、導入して良い機種ですね。

4・加湿機23製品の比較記事

 なお、バルミューダやブルーエアの製品は、加湿機能が付属しない機種です。そのため、PM2.5対策などを考えている方は、このブログ「モノマニア」の上記の記事をご覧ください。


 第7に、できるだけ格安で、なるべく性能が良い空気清浄機を探しているならば、

   

【2015年】

 26・シャープ 空気清浄機 FU-F51  
   ¥13,780 Amazon.co.jp (2/5執筆時)

【2016年】
 26・シャープ 空気清浄機 FU-G51  
   ¥14,774 Amazon.co.jp (2/5執筆時)

 対応面積: 24畳まで
 最大風量:最大5.1m3/分
 サイズ:幅356×奥行180×高さ520
 センサー :
ニオイ・ホコリセンサー
 フィルタ寿命:10年間

 空気清浄性能  ★★★★★
 ランニングコスト★★★★★

 シャープFU-F51でしょう。FU-G51の旧モデルですが、性能は変わりません。

 ほこりフィルターは、格安機ながら10年寿命HEPAフィルターを搭載します。

 ニオイフィルターも、上位機には及びませんが、活性炭を用いた「洗える脱臭フィルター」であり、10年交換不要と言う点で、ランニングコストは良いでしょう。

 センサーも、ニオイセンサー・ホコリセンサーと、空気清浄機として絶対不可欠なものを装備します。ほこりセンサーは、高感度検知に非対応ですが、このあたりは価格的に妥協するべき点です。

 風量は、最大5.1m3/分と、上位機よりさほど高速に空気清浄はできないですが、部屋単位なら十分なパワーと言えます。

 機能をコンパクトにまとめることで、2万円を切る価格に設定できたのは素晴らしいと思います。サイズもさほど大きくないので、価格を重視するならば、良い選択肢ですね。

 8畳間程度からリビングまで、色々な場所にマッチするでしょう。

ーーーー

 以上、今回は、空気清浄機の「まとめ」でした。
1・加湿空気清浄機の比較(1)
2・加湿空気清浄機の比較(2)
3・空気清浄機の比較(1)

4・空気清浄機の比較(2)

 なお、ここで紹介した機種や他の機種についてより詳しく知りたい方は、上記記事もご覧ください。

 最後になりましたが、この記事が皆さんのお役になったならば幸いです。

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posted by Atlas at 13:55 | 空気清浄機
          

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